最初に「それ」を発見したのは、ヴェイトス市へと向かうフォーウン船だった。
航路にでん、と居座る真っ黒な国籍不明のガレオン船。
すわ海賊船かと警戒するも、一切の反応なし。
船員が死に絶えて漂流しているのか。
しかしその割に船体はきれいだ。
調査のために乗り込んだところ、驚いたことに船内には人っ子一人どころか死体の一つさえないくせ、その他の全てはそろっていた。
羅針盤から船長室の白紙の航海日誌、生活用品まで全てだ―――。
つい先ほどまで誰かいた、という痕跡すら、「ない」。
最初からそういう風になっていて、最初からそういう風に航海してきたかのように、なにもなかった。
不審ながらも、危険性も見受けられず、その場は判断を保留された。
本来ならばそこで話が終わるはずだったのだが、念を押して調査隊を派遣したところ、恐ろしい事実が発覚した。

船は、最大でも数ノットながら、確かに航行していたのだ！
風に逆らい！波に逆らい！調査隊の船を押しのけて！

計算によれば、このまま進めば船はヴェイトス港へ侵入し、そして「その先」まで突っ込み、多大なる被害を出すだろうことが判明した。
やけに頑丈ながら、幸い破壊は可能なようで、その破壊を誰に依頼するか、ということが更に問題を複雑にからませていき……。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あー、依頼内容はシンプルだ。
魔法、呪術、召喚術、爆薬、大砲、何なら拳でも構わないが、なにを使用してでもいいから期限までに《黒船》を破壊することだ。
場所は海―――周囲への被害を考えなくていい状況で、目的はただただシンプルに破壊。大破壊。
つまり大規模な技術の実験及び「披露」が出来る場ってーことでもあるな。
当初は単純に爆薬で破壊するっつー手段を考えていたんだが、一部ギルドから是非、との声があってな。
そんなわけで、ギルド所属者はギルドから多少の援助はあるそうだ。
逆に言えば、ギルド非所属者や素性の怪しいヤツはあんまりいい待遇はされねえ。
それでもいいってんなら、ま、詳しいこと聞いてきな。

◆《黒船》
黒塗りの三本マストのガレオン船
排水量500トン（推定）
全長55メートル
最大幅11メートル
ガレオン船にしては異常に安定性があり、非常に頑丈。
国籍不明。
正体不明。
意味不明。

◆募集対象
遠距離攻撃が可能なもの。
投石器等の道具を貸し出しますので爆薬も可。
また、できれば破壊力の高い技能を有するほうがよい。
ただし《黒船》に直接乗り込むのは（周囲からの攻撃で）危険なので禁止。
よって近接格闘技能のみのものは禁止。
犯罪者は禁止。
身元の保証・保護者の許可があるのならばどんな種族・身分でも可。

◆期間
2月1日から2月28日（最大で翌朝まで延長）まで。
期間は五期に分かれます。
第一期は2月1日から2月7日まで。
第二期は2月8日から2月14日まで
第三期は2月15日から2月21日まで。
第四期は2月22日から2月28日まで。

第四期終了までに四日間ロールを回してください。

◆場所
フィールド「海」です。
第三期後半、第四期ではヴェイトス市「海岸」からも遠いながら確認はできます。

◆援助
移動手段である船は市が援助します。
乗船中の寝床、食事は提供します。
巻き添え、或いは故意の妨害があったとしても治療費は出ません。
その代わり故意の妨害に対する責任言及も市からはしません。
ただし船を破損した場合は弁償していただきます。
遠距離攻撃スキルがなく射程が及ばない場合、投石器等を貸し出します。

なんらかのギルド所属者にはギルドからの援助があります。
消費系のアイテムなどは経費で落ちます。
ただし自分の能力・職業に合わないものは駄目です。
また期間中に使用しなかった分は全て返却です。

◆報酬
基本報酬は一日につき10,000エン。完遂で戦闘ポイント3。

第一期、第二期にロールした方は市から「先制」を評価され、
基本報酬に危険手当として一日につき＋5,000エンされます。

第三期、第四期にロールした方は、なんらかのギルド所属者に限りギルドから、「披露」を評価され、
基本報酬に特別手当として一日につき＋2,000エン、
そして形のないステータスとしてギルド内外での「知名度」「認識」が上がります。

つまり、なんらかのギルド所属者が四日間のロールのうち、
一日目と二日目を第一期、第二期で行い、
三日目と四日目を第三期、第四期で行った場合、
基本報酬で40,000エンが確実に入ります。
そして一日目と二日目の分にはそれぞれ5,000エン、
三日目と四日目ではそれぞれに2,000エンが追加され、
合計で54,000エンを報酬として受け取ることになります。

◆判定
一日に一回まで、攻撃描写と同時に秒数下一桁で【判定】ロールを行ってください。
下一桁1、4、7でポイント１（小ダメージ）
　〃　2、5、8でポイント２（中ダメージ）
　〃　3、6、9でポイント３（大ダメージ）
　〃　0でスカ、外す、失敗
ぞろ目が出た場合はポイント４（特大ダメージ）

判定は報酬には関係しませんが、《決戦、ヴェイトス港》の発生に関係します。
必ず四日間終了時点で合計ポイントを報告してください。


質問等は私書箱「kurohune」まで。

《黒船、来航》において判定ポイントが50に満たなかった場合発生します。
《黒船》は破壊されずヴェイトス港まで向かってきてしまいます。
猶予はありません。ここで間違いなく破壊しなければなりません。
そのためこの展開が発生した場合は市は本腰を入れるでしょう。

◆《黒船》
《黒船、来航》による破壊状況によって多少変わりますが、
一定のヒットポイントを有し、これを削って破壊するのが目的です。
ＥＭが操作します。
国籍不明。
正体不明。
意味不明。

◆募集内容
遠距離攻撃が可能なもの。
投石器等の道具を貸し出しますので爆薬も可。
また、できれば破壊力の高い技能を有するほうがよい。
ただし《黒船》に直接乗り込むのは（周囲からの攻撃で）危険なので禁止。
よって近接格闘技能のみのものは禁止。
犯罪者は禁止。
身元の保証・保護者の許可があるのならばどんな種族・身分でも可。
《黒船、来航》時から念のために応募しても構いません。
《黒船、来航》参加者は四日間全てを終えた後に応募してください。

◆期間
3月2日の22時から最大延長翌朝まで。

◆場所
フィールド「海」です。
ヴェイトス市「海岸」からはドンパチが見えるでしょう。

◆援助
移動手段である船は市が援助します。
乗船中の寝床、食事は提供します。
巻き添え、或いは故意の妨害があったとしても治療費は出ません。
その代わり故意の妨害に対する責任言及も市からはしません。
ただし船を破損した場合は弁償していただきます。
遠距離攻撃スキルがなく射程が及ばない場合、投石器等を貸し出します。
触媒、爆薬をはじめとする各種アイテムを申請した場合、無償で提供します。
ただし自分の能力・職業に合わないものは駄目です。
また期間中に使用しなかった分は全て返却です。

◆報酬
基本報酬は50,000エン。完遂で戦闘ポイント3。

報酬は条件を満たすことでボーナス追加されます。
《止め》：《黒船》に最後の一撃を加えた方に、＋10,000エン。早い者勝ちです。
《猛攻》：《黒船》に与えた累積ダメージが最も多い方に、＋10,000エンです。ただし《止め》との二重取りはできません。

何らかのギルド所属者は、これとは別にそ形のないステータスとしてギルド内外での「知名度」「認識」が上がります。

◆判定
攻撃描写と同時に秒数下一桁で【判定】ロールを行ってください。
下一桁1、4、7でポイント１（小ダメージ）
　〃　2、5、8でポイント２（中ダメージ）
　〃　3、6、9でポイント３（大ダメージ）
　〃　0でスカ、外す、失敗
ぞろ目が出た場合はポイント４（特大ダメージ）

ポイント分、ＥＭ扮する《黒船》にダメージを与えられます。
累積ダメージが《黒船》ヒットポイントを超えると勝利です。


質問等は私書箱「kurohune」まで。

まだ壊れてないらしいな、あの船。
よっしゃ、そんじゃ最初の一撃だけでなく最後の一撃もオレが貰うとしようか。
最終決戦、オレも参加させて貰いたい

んで、その時なんだが攻撃を連射する事になるんだよな？
オレの「技」は一日一回しか使えないから、
今回は箭に爆弾を括り付けて撃ちまくろうと思ってる。
・・・で。今回なんだが、申請すれば無償提供して貰えるんだって？
じゃあ箭と爆弾をタップリ用意してもらおうかな。頼むぜ。

おうおうおう、その心意気やよし！
あの不気味な《黒船》を破壊してくれ！

爆弾は大量に用意してやる！
火の海にしてやりな！

お前さんのおかげで随分助かった！
ま、止めじゃなかったが、アレだけがたがたにしたんだ、
お前さんの武勇は永遠に残るぜ！
俺の胸の中でな。

報酬の50,000と戦闘ポイント3を受け取ってくれ！

さ、かますわよ。

頼むぜ魔女さんよ！
そのストレス全部《黒船》に叩きつけてくんな！
支援はするからよ、木っ端微塵にしてくれや！

結構派手な一発決めてくれたじゃないか！
あの拳、かーっ、あいつは効いたぜ！

報酬の50,000と戦闘ポイント3を受け取ってくれ！

黒船破壊まで後一歩辺りか。
念の為に考え、参加を希望する。

あんたの魔法はすげえって聞いてるぜ！
ここは一発、塵も残さず焼いてくれや！
港からきれいに見えるくらいな！

いやぁ、予想以上の魔法だったぜ！
さすが自警団だ、恐れ入ったぜ！

報酬の50,000と戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

うわっと！
参加申し込み期限大丈夫かぁ！？
このままいかせてもらうぜっ！！

（ぎりぎりの滑り込み申し込みです〜（爆））

ええええ！？
せ、先輩もう行っちゃったし……
あ、でもいいですよね、セーフってことで。
というわけでお願いしますね。

ぎりぎりだったみてえだなぁおい。
だが成果は出してくれたみてえだな。
《止め》をさしたって事で、色つけたぜ。

報酬の60,000と戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

元雷電所属、現在フリーの”弩箭術師”レッドフォックスだ。
武器は名の通り弩。
遠距離攻撃の破壊力にゃ自信有りでね、うってつけの技を持っている。
修行も兼ねて是非参加したい。よろしく。

そうか、ギルドからの援助はないが、市はできる限り援助する。
あのわけのわからん《黒船》を自慢の弩でぶっ壊してくんな！

”弩箭術師”レッドフォックス、ここに依頼終了を報告する。

一日目（2/1）：ダメージポイント１
二日目（2/3）：ダメージポイント３
三日目（2/6）：ダメージポイント１
四日目（2/9）：ダメージポイント３
《トータルダメージ：８》

総合的なダメージは少々奮わなかったかもしれないが、
様々な面で実に良い経験となった。
後の事は他の参加者達に頼む事にする。
また何かあったら呼んでくれよ。

《黒船》破壊の先陣を切ってくれたことは言葉にできねえくらいありがたい！
危険手当こみで報酬60,000エン＋戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

空を飛べる能力っていうのを役立ててみたかったの。
丁度何かに八つ当たりしたい気分だし。
魔女ギルドスターブルーム所属、ヒルデガルド・グレーテよ。
爆弾でも岩でも上からブチこんでやろうじゃないのさ。

ただ、右手を怪我してるんだけど――　問題ないわ。
大分治ってるし、やれっていうんなら手放しでも空は飛べるから。

飛行能力か！
上空からの攻撃というのは盲点だったが……
ありがてえ、どかんと派手にやってくんな！
怪我に関しては自己裁量で頼む。
よほど無理がない限りこっちは何も言わん。

頼むぜ、ヒルデガルド・グレーテ！

一日目：２ポイント
二日目：２ポイント
三日目：１ポイント
四日目：３ポイント

合計：８ポイント

――このまま引き下がるのは癇に障るじゃない？
それに壊そうと思ってるのに壊れないなんて、
これじゃスカッとする所かストレスが溜まる一方だわ。

そういう訳だから、キッチリ材木の破片になるまで面倒みてあげようじゃないの。

(「決戦、ヴェイトス港」の参加を希望します。)

よくやってくれた！
やはり空からだと効率がいいな。
危険手当・特別手当込みで57,000エンと戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

最終防衛線での防衛が近々予定されている。
そっちは《決戦、ヴェイトス港》に別途申し込んでくれ。

どうやら厄介な事態になっているみてぇじゃねーか。
ギルドじゃねぇが、沿岸警備隊ラサート＝カルディス、当然ながら手を貸させてもらうぜ！
資料によると……何？ガレオン？？砲門何門積んでんの？？
び…びびったんじゃねーからな！
未だファルコン号が現役だって事を証明してやるぜ！
（武器は船側砲のカルヴァリン砲です。）

ほう、軍人さんかい。
《黒船》は砲門がないどころか反撃もねえ。
ぶっちゃけ解体作業ってとこだが………
ファルコン号とやらが如何ほどのもんか、見せてくれや！

ラサート・カルディス士官候補生、任務報告であります！

1日目：ダメージ3
2日目：ダメージ3
3日目：ダメージ0
4日目：ダメージ3

って、なんなんだ、あの船は！？
あんだけ船首にぶち当てたのにびくともしねぇ！
こうなりゃ、最後まで面倒見なきゃ気がすまねぇ！
海軍の名にかけて、海の藻屑にしてやるっ！

（と、言うことでどうやら“決戦ヴェイトス港”が発生しそうなので、エントリーさせてください〜）

砲撃までしてくれたことに感謝するぜ！
ま、今回は相手がちっと頑丈だったが……。
危険手当・特別手当込みで54,000エンと戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

近々最終防衛線での防衛を行うんだが、
それに参加する場合は《決戦、ヴェイトス港》に別途申し込んでくれ。

ヴェイトス大学魔術科の、アトノ　マツリです。
ヒルダさんが請けてるって聞いたんだけど…　いえ、後輩ってわけじゃないわ。
前、一緒に仕事をしたことがある知り合いで…　ああ、本当ね。

単位修得はまだだけど、飛行術を使えます。
他の弾道に重ならないよう飛んで行って、爆弾落とすくらいなら出来る。
本物の爆弾落とせる機会なんてまず無いでしょうし、請けたいんだけど、大丈夫かしら？

楽しそうよね、花火みたいで。　え、不謹慎？

おうおう学生さんか、バラエティに富んできたな。
飛べるってンなら、それだけでも役立つぜ。
ドカンと一発海に花火を浮かべてくれや！

（　先ずは乗船した船の船長に相談した。　次いでその要望は、一応市に届けられるだろうか。
　　『例の大学生が、黒船への乗船を希望している』と。　）


流石の黒船もそろそろ本当に沈みそうで、そうなると急に惜しく思えてくるのよね。　このまま海の藻屑になるっていうのが。
市の調査で何も出なかったのは百も承知してるけど。　やっぱりこの目で見た方が、後学のためになりそうじゃない。

理由は学術的な興味よ。　学生だしね？　　契約書にはサインしたんだから、危ないっていうのも分かってる。
何だったら『竜骨に爆薬仕掛けて来る』っていうのを理由にするわ。
あちこち穴だらけな今、飛べる私なら出入りは簡単でしょうし。

どうかしら。　黒船見学、させてくださらない？


（＊ＰＬ：級友が来てくれるかもしれない…！　というわけで突然すみません。
禁止なのは承知の上で…　ＰＬとしては、今は明かされる予定でなかったり、そもそも設定されていないかもしれない？真相を明らかにしようというのではなく、ロールのネタとしての乗船希望です。
ヴェイトス市としては許可を下ろせなくても、ＥＭさんとしてはＯＫ（バレないように忍び込む！）など、もしかしたら許可をいただけるのではと書き込みさせていただきました。
状況を変に乱してしまうかもしれないと考えれば出来なくて当然と思いますし、ダメで元々。
気軽な要望ですので、難しいと考えられるようでしたら無理はなさらないでください。
よろしくおねがいします。　）

豪気な嬢ちゃんだなおい……。
悪いが破壊中だけでなく半壊状態ってのもあってな、危険すぎて市は認められねえ。

………と、言いたいところなんだがな。
実は各所から調査隊の実力不足を訴える声やら、
追加調査を願い出る連中やらが出ているわけだ。
確かに市の調査は、専門家を揃えたって訳じゃねえ。
回す予算がなかったってのもあるしな。
だから不満の声に強くは出れねえ、
かといって再調査は今更できねえ。
このまま押し切ったほうが、途中で仕切りなおしなんてことより面子が保てる。

あっちを立てればこっちが立たずってヤツだな。
正式には調査隊は組めないっつーことで………
モノは相談だが「非公式」にやる気はあるか？

日にちと時刻を前もって通達してくれりゃ、
その時間を破壊活動の小休止ってことにしてやる。
一日、ただの一日だけだぞ？
危険の中に放りこむっつーのは市としては認められないんでな。
報酬も保障もないが、その代わり必要なものは揃えてやる。
調査報告と引き換えだがな。

ああ……こいつは独り言だが、もし忍び込んで調査したりしたら、
市の船から報告が来るかもしれないなあ。
そうしたら勿論、事情聴取もあり得るなあ、「非公式」の。


ま、その気になったら連絡をくれや。


（EM：調査に関してはそういう意見もあるかと少し前に気づいて慌てていたところです。
ですが大掛かりな「公的」破壊作業となってしまったいま、市としては危険を認められないでしょう。
ですから、面倒とは思いますが上記のような形で提案をお受けします。
通達していただいた時刻に私も参加できましたら、《黒船》の情報を少し開示する、ということもできるかもしれません。
それでよろしければ、どうぞご連絡ください。）

―――え？　いいの？　ほんとに？　あらそ。


（　凄く意外そうに目をしばたいた。
　　流石に無断で忍び込むような真似は控えようと思うけど、ダメで元々申し出てはおかないと、後々悔いを残しそう…
　　そんな思いで、許可が下りるとは思っていなかったから　）


勿論よ。　やらせていただきます。
大学の評価に私がアルバイトで何をしたかなんて加味されないでしょうし、元々売名には興味ない。
一日攻撃を休止して貰えれば十分。　非公式なのは気にしないわ。　調査報告？　それは…　何か分かればね？
一応、空振りの覚悟はしておいて。　それから、万一その一日の為に黒船が港まで到達する事になったって私達は知らない。　非公式でしょう？

―――いやぁ、言ってみる物ね。　正直本当に許可が貰えるとは思ってなかったのよ。　流石ヴェイトス市だわ、ありがとう。
…ああ、『私達』っていうのは…　大学から応援を二人ね、呼ぼうと思って。


（　既に海岸から飛んで、間近まで黒船を見に来た事があるとは知らない。
　　けれど、彼女達ならきっと来ると…　片方は怪しいけど、もう片方が引っ張って連れて来ると信じてる。
　　連絡船に預けられた手紙が、寒河江未希とナンテコッタ・ワカラネーヤに届けられるのは、もう少し後の話。
　　『黒船に潜るわよ。　非公式だけど市の了解は貰ってるから大丈夫。　一日限定、遅刻しないでね。　―――』　）


（＊PL：ありがとうございますー！　是非よろしくおねがいします！
ねだってしまったみたいで申し訳なく…　けれど色良いお返事をいただけて小躍り中…っ！
参加者は跡野末理、寒河江未希、ナンテコッタの三名、
日時は　２月２３日（金）の２１時頃から　を予定しています。
よろしければ、EMさんの参加できそうな時間帯を教えていただけないでしょうか。
参加できれば、と言ってくださるのなら狙わないわけには…！

改めて、無理を聞いていただいて、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。　）

そいじゃあ、たっぷり調査してもらおうか。
ま、大掛かりなもんでもないし、報告も期待はしちゃいねえ。
実を言えば何もないことを確認してもらいたいぐらいだしな。

ええと、お前さんとあと二人だな。
船は手配してやるからよ、頼むぜ？


（EM：子細了解いたしました。
2月23日の21時ごろからでしたら丁度私も参加できます。
当日には「＠調査」とつけてお願いいたします。

こちらとしてもイベントに彩りも増えたと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。）

ありがとうございました。　それなりに楽しかったわ。

成果は―――
2/6　海：判定33＝4ダメージ。ヒルダさんと爆撃。
2/10　海：判定51＝1ダメージ。
2/14　海：判定11＝4ダメージ。
2/23　海：判定24＝1ダメージ。エミキー、コッタと黒船調査。
―――と、そんな感じね。

調査結果は…　何度も言わせないで。　空振りよ。
船体下部に『何か』あるのは確かみたいだけど、船倉で調べた時には『それ』が全体みたいに感じたとか何とか…　とにかく、漠然としたイメージだけで具体的な事はさっぱりだった。
『それ』はこちらのことを知ろうとしていたみたいだけど、魔術士だとか、それなりのチャンネルを持つ者でないと、互いに存在を認識することすら出来ないみたいね。
ちなみに礼儀知らず。　感情や意識みたいなものがあるのか怪しいところだけど、先ずは挨拶からなんて生易しい接触じゃないわ。
名刺交換も抜きに解剖する感じ。　まだ誰か送り込むなら気をつけて。

…やっぱり沈めるの？　そう。　残念よ、そりゃ。
それじゃ、あと一息がんばって。　

いい感じに焼いてくれたみてえだな。
おかげで随分助かったぜ。

調査報告も感謝する。
前調査隊は専門魔術師なんかいなかったからな……。
あんまりいいもんでもなさそうだし、やはり破壊は続行する。

なにはともあれ、多大なる協力感謝するぜ！
危険手当及び特別手当こみ、57,000エンと戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

自警団本部を所属とする、森羅炎涼だ。遠距離魔法を扱う。

黒船を破壊しなければ、多大な被害を及ぶのでは此方とて困る。
単純に黒船を破壊するだけなら、持ち前の魔法を最大限に生かせる。

其の仕事は遣らせて貰えないか。自警団本部にも気を配るようにする。

大御所自警団登場たぁ渡りに船だ。
ここは一発、ド派手に《黒船》のやつをぼろくそにしてくんな！

終わった。結果を報告する。

１日目→「2/6」ダメージポイント１
２日目→「2/8」ダメージポイント３
３日目→「2/14」ダメージポイント４
４日目→「2/16」ダメージポイント１
総合的→ダメージポイント９

と…、こんな感じか。
黒船を半壊以上、進めただけで上出来かも知れない。
後の者達に任せ、黒船を破壊することを祈っていよう。

予想以上に破壊が進んだようで、助かってるぜ！
危険手当こみで報酬60,000エン＋戦闘ポイント３を受け取ってくれ！

《黒船》の破壊作業は完了した。
ヴェイトス港もこれで心配は無くなった。
漁業への影響も少なく済みそうだ。
まったくこれも、お前らのおかげだ、ありがとよ。
市としては今回の《黒船》に関してこれ以上は手を出さない。
まあぶっちゃけ予算の問題で手が出ないんだが……。
ええいうるせえ、予想被害額よりは出費少なかったんだからいいんだよ！
ま、一応軽い調査程度はしたが……、
残った破片なんだが、壊れちまったからか普通の木材と変わらなくなっていた。
ま、いまだ持ってどこのなんつー木なんだかさっぱりわかってねえ。
正体も不明だ。
目的も不明だ。
意味も不明だ。
調査不備？
ええい、つっつくなつっつくな。

ともあれ、協力感謝する！
今後も何か事あるときは助力を、
（先輩先輩！大変ですって！）
ええいうるせえな、俺が喋ってるときはって、なに？
今度はフェアリンで《黒船》だぁ―――？



to be continue...?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
EM:イベント終了です。
皆様ご参加ありがとうございました。