ヴェイトス市内に多数の奴隷が逃亡し、それを追って処刑人が派遣されました。
　あなたは奴隷、或いは処刑人として、この狩りに参加する事になります。


《処刑人側募集内容》

・募集人数
　３人

・募集内容
　ヴェイトス市内に逃げ込んだ奴隷を追跡し、これを処刑、或いは捕縛する。
　＠ランナーとつけて、期間内に合計８回のロールをお願いします。

・期間
　八月七日〜九月七日

・報酬
　前金２万エン、後金２万エン
　処理、捕獲奴隷１体につき１万エン
　日常経験Ｐ８点。
　ロールを８回以上回した際には
　２回まで追加で１Ｐ。

《奴隷側募集内容》

・募集人数
　７人

・募集内容
　逃亡奴隷としてヴェイトス市内で逃げ、一月の間生き延びる。
　＠スレイブとつけて、期間内に合計８回のロールをお願いします。

・期間
　八月七日〜九月七日

・報酬
　現金で２０万エン
　ＰＬ経験値１点
　ロールを８回以上回した際には
　２回まで追加でＰＬ日常経験値１Ｐ。

・追記
　新規で逃亡奴隷ＰＣを作って参加して頂けた場合、
　更に追加でＰＬ経験値１点を進呈します。
　既存の奴隷ＰＣでの参加も可能ではありますが、
　死亡する可能性が高く、また生き延びても犯罪者となる為、
　それなりにリスクが存在しますので、ご了承ください。


《乱入に関して》

・乱入の是非
　ＰＣ，ＮＰＣ共に乱入を歓迎いたします。

・内容
　奴隷に関する情報提供者、奴隷に物を盗まれた等の被害者、或いは奴隷を匿う人物など、ご自由に演出し、イベントに関わっていただければ幸いです。

・報酬
　乱入一回につき日常経験Ｐ１、
　ＮＰＣでしたらＰＬ日常経験Ｐ１。
　乱入で報酬がもらえるのは、合計で５回までとします。


《質問に関して》

私書箱[runner]の方まで、お気軽にどうぞ。

送信用ＵＲＬ：http://minamo.sakura.ne.jp/cgi/pob/pob.cgi?mode=send&id=runner

・依頼仲介者
　奴隷ギルド《プロスパンダ》
　
・依頼概要
　逃亡奴隷の追跡・処理・捕獲。
　市街に逃亡した奴隷を探し出し、
　処理、または捕獲を行う。
　
・予測される障害
　逃亡奴隷からの反撃。
　
・募集人数
　３名

・期間
　八月七日〜九月七日

・与えられる支援
　身分証明書

・報酬
　前金２万エン、後金２万エン
　処理、捕獲奴隷１体につき１万エン


この依頼文に興味を持ったキミが奴隷ギルドを訪れると、
夏だというのにロングコートを着込んだ男が出迎えてくれた。
彼は何でも本職の逃亡奴隷追跡処刑人であるという。
今回の依頼に当たって、キミに色々と説明をしてくれるらしい。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

――祭りの後は仕事の時間だ。

さて、数日前にある貴族のお屋敷から７体の奴隷が逃げ出した。
逃亡奴隷って奴だな。この街じゃ珍しくも何とも無い。
そいつらを追跡し、処刑し、あるいは捕獲するのが俺の仕事だ。
走り回らなきゃならんので『ランナー』って呼ばれてる。
今回の依頼は――つまりアンタに臨時ランナーになってもらって、
市街に逃げ込んだ奴隷どもを処理、或いは捕縛して貰う。

本来ならさっき言った通り俺の仕事なんだが――。
"お客"の意向でね。自分で狩人を雇ってしとめたいんだと。
つまりギルドは仲介役だ。まったく、悠長なもんだね。

ともかくだ、此方からは身分証を渡す。仕事の間は携帯してくれ。
無くても構わんが、いざ処理するって時に自警団に止められるのも面倒だ。
ま、面倒ごとに巻き込まれたいんなら構わないが。

それと逃げ出した奴隷の情報だ。
外見とか、等級とか……登録情報って言えばわかるか？
プロフィールだ、プロフィール。
見たけりゃ名簿で検索するか名前を選べ。
意味がわからない？　わかる奴はわかるだろうさ。

ま、死なない程度に頑張ってくれ。
奴隷相手だと油断してると、痛い目に合うぜ。

Ｑ．処理って何をすれば良いの？

Ａ．ああ、そりゃあ『外向き』の言葉でな。
　　正確に言えば『処刑』だ。ま、捕獲しても構わないんだが。
　　要するにデッドオアアライブって奴だ。
　　生かすも殺すもご自由に、って所か。
　　別に処理しても捕獲しても報酬は変わらないから、
　　捕獲するのが面倒だって奴は、ばっさり殺しちまえ。
　　逆に殺すのは夢見が悪いって奴は捕まえてくれれば良い。

Ｑ．捕獲した奴隷はどうなる？

Ａ．はっきり言えば、その奴隷次第って事になる。
　　従順になるようであれば、商品として調教を施されるだろう。
　　勿論、前科持ちだからな。普通の調教よりも大分厳しくなるが。
　　ただ、捕まってまだ反抗的な連中よりはマシだ。
　　散々痛めつけた後、やっぱり処刑されるってのが常だ。
　　ああ、アレだ。ギルド内での公開処刑って奴になるのか？
　　何にせよ、二度と逃げ出そうなんて考えはしなくなるな。

Ｑ．逃亡奴隷は処刑しなきゃいけないの？

Ａ．当たり前だ。連中は犯罪者どころか寄生虫だぞ？
　　時々勘違いして連中を匿う奴が出てくるから先に言っておくか。
　　当たり前の話だが、逃亡奴隷ってのは金が稼げない。
　　金が稼げないんじゃ、飯も食えないわけだ。
　　――つまり、生きる為に形振り構わず何でもやらかす。
　　吸血鬼みたいな存在って言えば理解できる奴もいるか？
　　ま、連中は好き好んでそういう風になったわけじゃない。
　　吸血しなきゃ生きていけない身体に生まれちまっただけ。
　　だから同情するって奴の気持ちも理解はできるが……ね。
　　―――逃亡奴隷は別だ。
　　奴隷は多少過酷だろうと、普通に生きてる限り飯は食える。
　　逃亡奴隷って連中は自らの意思で、他人を貪って生きると決めたんだ。
　　自由の為だろうが何だろうが、その点だけは絶対に変わらない。
　　手加減無用だ。煮るなり焼くなり好きにしろ。

Ｑ．ランナーは奴隷相手に何が出来るの？

Ａ．簡単に言えば『何でも』だな。別にいつもと変わらんよ。
　　奴隷ギルドが逃亡奴隷を処理、捕獲する権利をやる、って所か。
　　まあ、別に上から目線じゃない。要するにお墨付きって程度さ。
　　だから其処までの過程でアンタが奴隷を犯そうが何しようが、知ったこっちゃない。
　　別に普段だって咎めないだろ？　そういう事だ。
　　ま、今回の場合は勿論、仕事さえキッチリやってくれれば、だが。
　　さすがに情が移ったので匿いました、なんてやらかされたら困るからな。

Ｑ．気をつけなきゃならない事は？

Ａ．これにしたって別に普段と変わりはしない。
　　法律を破るな、人に迷惑をかけるな……ま、そんな所だ。
　　特に気をつけなきゃならんのは『他人の保有してる奴隷』『商品である奴隷』だ。
　　間違えたなんて言い訳は通じないからな。其の辺は慎重にやってくれよ。
　　バレたら弁償か、罰金か、或いはとっ捕まって牢屋行きかもしれんぞ。
　　ま、それも普段と変わるわけじゃあない。
　　他人の物を盗んだり壊したりしちゃいけないって小さい頃習ったろ？
　
Ｑ．ランナーは奴隷の捕縛、処理以外に何が出来るの？

Ａ．結論から先に言っておこう。『何も出来ない』だ。
　　ランナーは奴隷ギルドの職員であり、あんたらは臨時職員でしかない。
　　逃亡奴隷を匿ってる奴がいようが、商売に利用してる奴がいようが、問答無用の立ち入りはできん。
　　身分証を見せて、同意を貰って、それから入って――ってわけだ。手続きが大事なんだよ。
　　何せ俺たちは兵士でもなけりゃ、自警団でも、ましてや騎士でもないからな。
　　ただ、もしもアンタらの中に、その手の権限を持ってる奴なんかがいたら、それは使える。
　　というか、使ってくれ。あるものは何でも。

Ｑ．奴隷の逃亡先は何処？

Ａ．市内だ。もっと具体的に？　自分で調べろ。
　　主に逃げ込む先はスラム、暗黒街、淫売窟か。
　　ま、要するに治安の悪い辺りが多い。確実ってわけじゃないがね。
　　生きてくには食い物がいる。食い物を得るには金がいる。
　　その為には働くか盗むかだが、ま、真っ当な商人が連中を雇うわけがない。
　　大概は、盗むか、身体を売るか、だな。――ただ例外も幾つかある。
　　剣闘奴隷なら暗黒街でボディガードや用心棒になってる可能性もあるし、
　　奴隷印を隠せる程度に智恵の回る連中は、お天道様の下で働いてることもある。
　　厄介だぞ、連中は。逆に狩られないよう気をつけろ。

Ｑ．市外には逃げ出さない？

Ａ．ああ。逃亡した奴隷の情報と、奴隷印については既に兵士にも回してる。
　　ま、今アンタがたに渡したリストと同じ物だけどな。
　　つまり兵士達が勤勉である限りは、市外への脱出は不可能だ。
　　第一、奴隷が一人でノコノコと外へ出ようとしたり、
　　或いは荷物の中に潜んでたりすりゃ、怪しまれるに決まってる。
　　ま、主人からの許可状でも持ってりゃ別だがね。

Ｑ．奴隷が一ヶ月逃げ切ったら？

Ａ．そりゃ、どっかで野垂れ死にしたって考えるのが筋だ。
　　逃げ切ったのかもしれんが、わざわざ報酬だしてまで追う程じゃない。
　　依頼としては打ち切りだ。後は俺の平常業務になる。
　　ま、もし生き延びてたとして、それが知られるようになりゃ、
　　その奴隷はまた逃げる嵌めになるだろうな。

我、狩人違う、が、金、積まれたなら、やろう。

それ、傭兵、だ。

ＰＬ：参加表明です。よろしくお願いします。

ああ、仕事だからな。
金は払う。道具も出そう。だからしっかり片付けろ。
ま、傭兵だってんなら安心かね。

ＯＫだ。道具――つっても簡易身分証だがな、をやる。
しっかりやってくれよ『ランナー』。

ちょうどお仕事を探しておりましたの。
参加させて頂きますわ。

（黒服の少女は優雅に受付へと訪れる。

PL：狩人として参加表明させていただきます。

　二人目は、と……女の子か。
　血生臭い仕事だが――ま、わかってんなら良い。
　どうもアンタも傭兵らしいしな。

　こいつが『ランナー』の身分証だ。
　遠慮はいらん。追いかけて、追い詰めて、やっちまえ。

（ランナーとして参加中の少女は問いを向けるために訪れる）

ひとつ質問がありますの。
逃亡奴隷を手助けした人間への扱いはどのようにすればよろしいのかしら？

逃亡に加担した、として処分対象になるのかしら？
それとも、特にお咎めはなし？
さてさて、どのようにすればよろしくて？
もちろん、攻撃をしてきたのならば防衛するのは当然ですけれど、
こちらから積極的にしかけても構わないものか、が一番気になるところですわね。

逃亡補助者の場合か。

ま、先も言った通り俺達にゃ、そういった権限は無い。
自警団へ引き渡しちまうのが一番だぁな。
吸血鬼に協力した時ほどの重罪じゃないにしろ
―――俺としては同等以上だと思うんだが――
犯罪に類する行為なのは間違い無い。
罰金か、強制労働か、教会での奉仕か――
ま、そんなところだろうな。

奴隷名：グロリア

心身ともに健康。
逃亡奴隷の自覚は無く、逃亡は誰かに唆されたとの証言。
その証言の信憑性はともかく、従順さはあり後は教育次第と思われる。
判断はギルドに一任します。

（このように記載された書類と共にグロリアを引き渡すことだろう。

お、意外に早かったな。
しかも生け捕りか。
別に殺してくれてもかまわなかったんだが。
了解だ、身柄はこっちで引き受ける。

さて、再調教の時間だ。
事情を理解できていない？
なら、できるように『躾』るまでさ

捕獲完了しました。

奴隷名：アダ・ナギ
逃亡生活の疲労で抵抗の意思は既に弱いようです。
再教育を施せば奴隷として扱えるかと。
そこはギルドの判断で私が口を出すことではないでしょうが。

（報告書にはそう書かれていた）

二匹目か。腕が良いな、あんたは。

ともかく残りは５匹だ。頼んだぜ。

（職員の所へと訪れた少女はこの仕事のランナーにあった場合の伝言を残すだろう）

大ホールにて逃亡奴隷達の情報交換の場が設けられている模様。
細かい場所までは突き止められなかったが、
奴隷達が連絡を取り合っていたメモが残っていたことから間違いはないと思われる。
しかし、ランナーにこの情報が流れたと逃亡奴隷に知られれば逃げられる可能性も高い。
慎重に行動して欲しい。

（そして更に少女は念を押す。
この情報を伝えるのは自分以外のランナー二人だけ。
もし第三者に伝えれば逃亡奴隷の逃走幇助として自警団に報告する、と脅しも付け加えておこう）

あなたの情報のお陰で、こっちも一人捕まえられるかもしれない。
このお礼は必ずする。情報料っていう形になるだろうけどな。
これだけでは何なので、私からも情報を。

とは言ってももう感づいているかもしれないけど、
どうやら私たちランナーの事を奴隷たちに漏らした人物が居るみたいだ。
メモにもそうはっきり書いてあるしな。

それと恐らくだけど、奴隷に金銭の援助を行っている奴がいる。
そいつが私たちランナーの情報を漏らしたのか、それとも全く関係が無いのか判らないけど、
心当たりがあるので、とにかくそれを餌に奴隷を釣ってみる。

レビュナートをどうにかすれば、お金の供給を断たれた奴隷たちは
私たちの目に付き易いところに出てくると思うんだ。

二人とも、情報、感謝、する。慎重に、動くことに、しよう。

こちらからも、一つ、情報を。

淫売窟の、とある安宿で、レピュナート、と思われる、奴隷を、発見するも、取り逃した。場所を、明記しておく。

もっとも、十日ほど前の、話だから、すでに、いないかも、しれないが・・・。

情報の、提示、遅れて、すまない。

（情報と共に淫売窟の安宿の地図が張られていた。ランナー以外には絶対にいきわたらないよう、慎重に慎重を期して、二人に配られたようだ。）

…豪天寺艶子だ。
まだ処刑人の募集をしているのなら、参加したい。

( やってきたイエロティアの傭兵の表情は硬い。それは緊張のものなのか、
　それとも奴隷とはいえ人間を狩りに行く事への不快感によるものなのか。
　或いはもっと別の何かなのか。　)

--------------------------
PL:処刑人側として参加表明を希望します。宜しくお願い致します。

さて、これにて〆切だ。

まあ、何度も言っておくが奴らに人権は無い。
生きてく為に他人を貪ると決めた連中だ。
遠慮はいらないからな。

ごめん、しくじった。
あと一歩のところまで追い詰めたんだけど、
逆に肩をぶっすりやられちゃった。

申し訳ないけど、私はここでリタイアだ。
期限一杯まで頑張りたいけど、逆にみんなの足を引っ張っちゃうからな。

報酬の方はそちらの判断で決めてくれて良い。

キミは奴隷だ。
長い間ヴェイトス市の奴隷ギルドにいたのか、それとも新規に入荷されたのか、
それはわからないが、ともかく、キミはヴェイトス市にいる奴隷だ。
この度、ある貴族の跡取り息子に購入されたキミは、豪華な応接間に連れて行かれた。
不可思議な事に、キミ以外にも奴隷が何人かいて、不安げに周囲を見回している。
キミを含めて全部で七人の奴隷達を前にして、安楽椅子に座っていた青年が笑みを浮かべた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　――お祭りの後には次のお祭りが待ってるもんさ。
　さて、キミ達は何故ボクに買われたのか不思議に思ってるかもしれない。
　簡単な事さ。ボクは『狩り』が好きなんだ。
　実際にやるよりも、見物するのが大好きでね。
　だから闘技場には良く行ってたんだけど――最近はそういう興行が無い。
　そこでだ！　ボクは思いついた。　無いなら自分でやれば良いじゃないか、とね！
　と、言うわけでキミ達には、ボクの家から逃げていただく事にする。
　逃亡奴隷さ。わかるだろう？　そう、殺されても文句が言えない逃亡者ってわけ。
　追跡するのはハンターが３人。勿論、捕まれば死が待ってるだろうね。
　ああ、勘違いしないでくれよ。
　ボクは別に理不尽にキミ達が殺されるのを見たいわけじゃない。
　フェアなゲームとでも言うのかな。そういうのがみたいんだ。
　だから多少の支援はしてあげるし、生き延びたら報酬もあげよう。
　斡旋所の依頼に倣って書くと、こんな感じかな。

・所有者
　某貴族の跡取り息子
　
・命令概要
　屋敷から逃げ、逃亡奴隷となること。
　期間間、市内を逃走し、
　処刑人の追跡から生き延びる。
　
・予測される障害
　処刑人３名からの追跡。

・購入した奴隷人数
　７人
　
・期間
　八月七日〜九月七日

・与えられる支援
　逃走資金５千エン
　ナイフ１本
　食糧３日分

・報酬
　現金２０万エン。

　どうだい？　一ヶ月生き延びるだけで２０万エンだ。
　奴隷身分にまで落とされたキミ達にとっては、良い仕事だろ？
　あ、解放なんてしないからね。
　一ヶ月も逃亡できたなら、これから先も大丈夫だろうし。
　それからキミ達の情報は、当然処刑人たちにも渡しておくよ。
　言ったろ、フェアなゲームがみたい、ってさ。

　さて、それじゃあお祭りのスタートだ。
　精々ボクを楽しませておくれよ？

（たとえ仮初の自由でも、手に入れるためなら犬は走り出す。）

PL：参加表明致します。

さて、それじゃあお手並み拝見といこうか。
ふむ……犬が逃げるのでは立場が逆かな？

（主人に命令されて獲物を狩る側。
　　　派手に逃げ回る度胸もなく、ただ身を潜めるしか出来なかった。）

８・８　墓地
８・11　暗黒街
８・14　墓地
８・16　海岸
８・25　憩いの川辺
８・28　墓地
９・５　憩いの川辺
９・６　墓地

（犬は一度主のもとへと戻るだろう。
　　目的は面白い逃げ方が出来なかった事への謝罪。）

…其れが命令なら従うまでです。
きっと上手く逃げ延びて見せます…から…。

（　支給されたお金とナイフと食料を手に取り、屋敷から走り去る一人の奴隷エルフ―。　その理不尽な「ゲーム」に駆り立てられていく…。）

――――――――――――――――――――――――――――――
ＰＬより
新規作成奴隷にて「逃亡奴隷」に参加表明いたします。

森の妖精さんってわけだね。
ま、運が良ければ生き残れるよ。実力のうちだそうし。

（　主の命にそれ以外の返事はない。
　　内心の戸惑いは瞳の揺れに表しながら、その考えまでは口にしないまま、ハーフエルフはそれとなく一同を見回した。
　　屋敷を出て、自分を含むこの奴隷達が散り散りになる前に、主の眼が届かないところで口を開く機会はあるだろうか。
　　あるのなら…　）


　　…読み書きできる？


（　ぽつりと尋ねて、先を続ける。　機会がなければ、その言葉は胸の内に。　）

エルフの奴隷が二匹、か。
まあ見目麗しい女性が逃げ惑う姿もまた良し、さ。
或いは、狩人たちに牙を剥く姿も、かもしれないが。

ああ、別に屋敷を出た後の行動は自由だとも。
相談したり共同行動をしたり、或いは一匹狼になっても。

（　主催者の指定した期日は過ぎたけれど、何かが変わるわけじゃない。　自主的に主催者や奴隷ギルドの元へ戻る気はないし、逃げ続けるだけ。
　　匿われた安アパルトメントの一室で、数え初めて３２回目の朝を迎えた。
　　何かが変わるわけではないけど、数えるのは、止めようかと思う。　）


ロール回数１７。
810 海岸：貴族風の青年（レイド）に声をかけられるけれど、擦れ違い。
811 居住区
813 大ホール>商業地区：レピュナートと鉢合わせ。
814 居住区
815 淫売窟
817 大ホール：何者か（ペセル）に追われる。
818 芸能横丁：昨日の少女（ペセル）と鉢合わせ。
820 憩いの川辺：こちらの素性に気付いた女（ヴェルセリオス）を殺そうとするけれど失敗。
821 居住区
822 スラム
823 FS3
824 スラム：ロッティ・アレンビーに逃亡奴隷かと問われ殺そうとするけれど、丸め込まれ彼女の自宅で家事手伝いをすることに。
825 スラム：廃屋で、ゴウテンジとＭＪに対峙するレピュナートとスズネ。成り行きをうかがい、不意打ちを仕掛ける。バイ、ぺセルに見送られ逃走。
826 FS2：スズネ、レピュナートと身を隠した安宿。ゴウテンジの仲間？（君影）に見つかる。
829 FS2
904 暗黒街：ロッティとラーメン屋に。
907 FS4

良い、主。

（そうヒトガタは口にして、周囲の漂う空気に数度目を瞬かせた）

………逃げる？
何故逃げねばならぬのか。私には分からん。
…其れが仕事？
……何故、逃げるのか。

だが、私は既にそなたが主。
拒むことは出来ぬ。

ならば逃げるしかなかろうな。

この髪を切り渡すことしか知らぬが、逃げよう。
祭と言うならば、主が参加しろと命じるのならば、致し方ない。

（長い髪を手早く結い上げ、人形は動く）

…さて、主よ。

フェア、というなれば、我等の情報が狩人にも渡される以上、
我等、兎にも狩人の情報は頂けるのであろうか？

（支給品を受け取り、人形は首をかしげた）

狩人はウサギのことを知っているけれど、
ウサギは狩人のことを知らないものさ。

ま、そういう意見は他からも聞くしね。
一週間生き延びたら、教えてあげようかな。

主、約束の期間は終わった。

次の命は何だ。
さぁ、何でも命じるが良い。

（人形は再び逃げろ、と背をたたかれた場所を訪れる）

----------------------------------------------------
申し訳ございません。

海岸・大ホール・日時計の公園・芸能横丁・商業地区・墓場・日時計の公園

と７回しかロールがまわせておりません。

一度足りておりません。
せっかく参加させて頂いたのにまことに申し訳ございませんでした。
一応、逃げ切り、命は果たしたと戻って来た、と記載しております。

参加させていただき、ありがとうございました。

（何とも理不尽なものだ。自分の意思など関係なく逃亡奴隷にされるとは。
ため息の一つも吐きたくなる。
だが拒否権等ある筈もなく……）

……了解しました、ご主人サマ。
仰せのままに。

（仰々しく一礼の後、支給品を拾い上げる。
そして踵を返そうとしたが――）

……申し訳ありません。ご主人サマ、つかぬ事をお聞き致しますが、この首輪は外して頂けるのでしょうか？

（思い出した様に振り返り、問いを投げかけた）


PL：既存キャラにて参加表明致します。
　　全く動いてなかったので新規と変わらない様な気もしますが（…。

今度は獅子の子か。
良いね、猛獣狩りというのは未経験なんだ。
首輪もはずしてあげるとも。
さあ、行き給え。

ご主人様の命令ならば、命の限りだけ逃げ回ろう。

>>PL
新規登録奴隷ＰＣにより、逃亡奴隷として参加表明します。

素直なのは良い事だね。
まあ、頑張って逃げてくれたまえよ。
生き延びれば、それなりに良い生活が待っているのだから。

丁度、二週間目を迎えた。
その時に、鬼の子は彼女（ペセル）の後に付いて来た。

暫くの間は、言葉ですらまともに話せなくなった。
但し、職員らの与えられた命令だけは聞き、理解は成せる。

（　檻の中で、鬼の子は只管と黙り込んでいた。　）

良い腕だ、羨ましいね。

――さて、どうしたもんかな。
服やら何やら、何処から盗んだか何かしたか。

まずはそれを吐くまでは拷問だぁな。

（大ホールのソファの下。
　奴隷たちがメッセージボード代わりに使ってる其処に
　一枚の紙が新しく張られていた）

　やあ逃亡奴隷諸君、元気かな？
　まずは君たちも気になってるだろう事から教えてあげよう。
　一週間の時点で、脱落者は１人だ。
　ふぅん。狩人もなかなかだけど、君たちもやるじゃないか。

　さて、続きはお待ちかね。狩人に対しての情報だ。

　・バイ・チャンホン
　　彼はあれかな。カンフーとやらの使い手なのかな？
　　ま、フォーワン出身の傭兵さ。
　　今までも結構な数の仕事をこなしているらしい。
　　かなりの手練なのは間違いなさそうだ。

　・ぺセル
　　新人の少女傭兵、って所らしい。
　　おっと、でも侮っちゃいけないよ。
　　彼女は既に撃墜数１だからね。
　　戦闘スタイルについてはまだ良くわからないなぁ。

　・艶子
　　おっと、こいつはすごいぞ。あの「ゴウテンジツヤコ」だ。
　　知らない？　まあ、奴隷なら仕方ないか。
　　魔界から魔族が攻めてきた時に活躍した英雄の1人だよ。
　　得物は大剣。当たったら身体が残るかどうか。


　ま、こんな所かな。
　一週間後、２１日にまだ君たちが生き延びていたら、
　また少し支援はできるかもしれないけどね。

　バイ・チャンホンではなく、バイ・チャンフォンですね。
　私書箱で指摘されるまで気付いておらず、
　また記事訂正用のパスワードを打ち込んでいなかった為、
　こういう形で訂正し、謝罪いたします。
　不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

逃げるの？
わかった！　グロリア　わかった！
逃げる　グロリア　逃げる！

（　竜人の子は鬼ゴッコが始めると喜びながら走り出す　）




ＰＬ：参加表明します

ああ、頑張って逃げてくれたまえよ。
怖い怖い鬼が追いかけてくるからね。






さて、これにて七匹揃ったわけだけれど。
何匹生き延びて、何匹死んで、何匹が捕まるかな？
まさか全員死ぬ事も、生き延びる事もないだろうけど。
楽しみにしているよ。

一週間も経たずにまず一匹目が檻の中に戻ってきた。

檻の隅でしょんぼりと大人しくしながら、自分の処置を待つ
（尻尾の先で地に小さく円を書きながら）

（貴女の檻を覗きに来た奴隷ギルド職員は、どうしたもんかという顔をした後に、指示を出す）

　当面の間、食料は水と塩のみ。
　ただし死なせないよう体調管理に気をつけること。
　その上で『奴隷』と『逃亡奴隷』について
　しっかりと思考に刷り込ませるように。
　仮に反抗的な態度をとるようであれば、
　鞭、棒などによる体罰の類も可とする。

質問を私書に送りましたのでご確認お願いいたします

質問の内容を確認しました。
これは此方で回答したほうが良いと思うので、
ＢＢＳにて返答させて頂きます。


まず捕獲された奴隷ＰＬの方は、捕獲された旨、報告をお願いします。
その後、ＥＭが各奴隷の行動に合わせて「処置」をレスしますので、
それを伴った上での通常奴隷ＰＣ化、という形になります。


勿論、ある程度以上の犯罪行為を繰り返し、それが発覚していた場合、
依頼文に明記してある通り、極めて重大な罪になりますので、
その「処置」が「死」を伴うものになる可能性はあります。

―――――かくて、様々な波紋を起こしながらも、物語は終わる。

貴族は貴族である以上、公平である。


逃げ切った奴隷たちには報酬を。
夜明けと共に、隠れ場所なり、枕元なりに、
金貨の詰まった皮袋を見つけるだろう。


獲物を追い立てた狩人たちには報酬を。
奴隷ギルドの職員が、労をねぎらいながら、
貴方に金貨の入った小袋を手渡してくれる。


囚われた奴隷たちには罰則を。
如何なる理由があろうと逃亡は罪。
敗者には敗者としての、厳しい調教が課せられる。


とはいえ、逃げ切り、主人の元に戻った奴隷はその限りではあるまい。
金銭こそ渡されぬものの、それなりの待遇を確約した上で、
奴隷ギルドの方へと返却されることだろう。


貴族を追跡する試みは失敗に終わる。
官憲の手も伸びるだろう。或いは雇われた者も迫るだろう。

しかし保身に長けていることもまた、貴族の条件なのだから。


かくしてスレイブランナー、これにてお開き。