タイトル | : EVIL DEAD |
記事No | : 7749 |
投稿日 | : 2009/08/30(Sun) 12:17 |
投稿者 | : 霧に閉ざされた村 |
【留意点】 死亡・負傷・その他の悲惨な出来事がPCに訪れるイベントです。 無傷で生還できる可能性は、はっきり言うとかなり低いかと思われます。 本イベントは「皆で頑張って絶望的な状況を打開する」事ではなく、 「絶望的な状況に陥ったロールプレイを楽しむ」事を主目的としています。 よって、どんなに強く、魅力的なキャラクターが、必死になって足掻いても、 その行動が報われるという保障は全くといって良いほどありません。
覚悟完了した方のみ参加するよう、お願いいたします。
【物語】 ヴェイトス北方の地方村ウォッシュベアーと連絡が取れない。
全ての始まりは、そんな報せがヴェイトス市へと届いた事だった。 鉱山採掘で生計を立てている、特に変わった点の無い、普通の村。 そのウォッシュベアーが、ほんの何日か前から音信不通になっているというのだ。
あなたはコレが吸血鬼や、怪物の仕業かもしれないと捜査しに来たのかもしれない。 或いは、単に交易や旅の途中で立ち寄って、不幸にも巻き込まれたのかもしれない。 もしかすると、ただ事件が起きていると聞いて、愚かにも首を突っ込んでしまったのかもしれない。
理由はわからない。 だが、あなたは村を訪れてしまい、この災厄に巻き込まれてしまった。 重要なのは其処だけだ。
山間の村を覆いつくす、青く煌く不気味な霧。 徘徊するのは、醜く崩れた肉体を持つ怪物――村人達。
それがゾンビであったならば、まだしも救いがあっただろう。 脳まで腐敗した輩なら、出し抜くことも不可能ではなかったのだから。 それが吸血鬼であったならば、まだ戦うのは楽に違いなかったろう。 夜が明けるか、流水の向こうに逃げるか、聖句でも唱えれば済んだのだ。
だが、彼らはゾンビではなく、吸血鬼でもない。 欲望に従って行動するが、知恵の名残を持ち、人間を喰らう、人間の成れの果て。 即ち、喰人鬼(グール)。
そして、ウォッシュベアーから逃れる道は閉ざされている。 折からの雨続きで緩んでいた地盤が崩れ、街道は山津波に呑まれたのだ。 村には採掘道具が残されているものの、街道からの脱出は不可能に等しい。 これほどの土砂を除去して街道が復旧するには、恐らく一ヶ月はかかる。
あなたはこの難局をなんとかして乗り越えなければならない。 街道が復旧して救援が来るまで、奴らの目を盗んで耐え忍ぶか。 あるいは山中を強引に突破し、ウオッシュベアーからの脱出を試みるか。 腕に覚えがあるならば、襲撃者に立ち向かって命を繋ぐのも良いだろう。
――その試みが成功するかどうかはわからないが。
【概要】 期間:九月一日〜九月三十日 ロール回数:5回 @霧の村 ロール場所:フリースペースF1〜フリースペースF4 募集上限:無し 捌けそうな範囲で、適当に締め切ります PT参加も可 金銭報酬:無し 経験報酬:経験値1点 死亡した場合はPL経験値1点 乱入報酬:3回までPL日常経験2P。 追加報酬:5回終了後、1ロールにつきPL日常経験1P 備考:参加申請する際《隠密》《脱出》《戦闘》の方針から一つ選択すること。
PCは九月一日の時点でウォッシュベアーに到着。 同日に土砂崩れで村の入り口は閉鎖され、完全に孤立する。 街道の復旧が終わり、救援が来るのが九月三十日である。
【舞台】 ヴェイトス北方の地方村ウォッシュベアー。 市からは徒歩で約1日。周囲を山に囲まれており、村へ続く道は一本のみ。 住民は300名程度。主要な産業は鉱山採掘による鉱石の販売・精錬。 食料品店、武器・防具屋、雑貨店、酒場、宿屋、教会など、基本的な施設は全て存在する。 極めて平凡で、何の変哲も無い村であった筈だが……。 青く発光する霧に閉ざされ、喰人鬼たちが徘徊する魔境へと成り果ててしまった。
【喰人鬼】 皮膚の崩壊した、人間の成れの果て。単体での強さは☆2〜3程度。 見るからに動く屍といった風体だが死んでいない。ゾンビや吸血鬼とは全く別種の生命体。 それ故、特に弱点らしきものは存在せず、頭部か心臓を破壊しない限り停止しない。
彼らは欲求に従って行動する一方、人間としての知性も残っている。そして常に集団で行動する。 ただし暴力衝動・食欲・性欲が極めて増大化しており、最重要目的は村に紛れ込んだ人間の捕縛である。 はっきり言って説得・和解は『ありえない』。人間と見れば喰人鬼は必ず襲い掛かってくる。
この災厄の原因は鉱山から発掘された、特殊な魔力を周囲へと放つ、青く輝く鉱石である。 鉱石の光と魔力を長時間浴びていると徐々に欲求が増大、皮膚が崩壊し、喰人鬼へと変貌してしまう。 喰人鬼たちの目的は自分達の欲求を処理することと、同時に仲間である喰人鬼を増やす事である。 それ故に彼らは村を訪れた無関係な人々を襲い、拠点としている鉱山へと捕縛しているのだ。 結果300名いた村人の殆どは喰人鬼と化しており、人間を求めて村を徘徊するようになっている。
【イベント内容】 あなたはウォッシュベアーを訪れてしまい、この災厄に巻き込まれた不運な人間である。 雨で地盤が緩んでいた為に土砂崩れが発生し、外部へと続く道は完全に塞がれてしまった。 加えて村の人間は全て喰人鬼へと変貌しており、人間を見るなり襲い掛かってくる。 あなたは一ヶ月の間、何とかこの村の中で生き延びるか、脱出しなければならない。
「@霧の村」とつけ、フリースペースF1〜F4で最低5回ロールし、【捕縛判定】を行う。 この結果如何で喰人鬼に捕縛されるが、捕縛以降は【災厄判定】を行うこと。
【乱入について】 喰人鬼(☆2〜3)、生き残った村人(☆1〜2)で乱入してくださる方を募集します。 喰人鬼の詳細に関しては前述の通りであり、それに従ったロールをお願いします。 乱入してくださった方には、3回までPL日常経験2Pを進呈します。
また村人の場合、彼らが知っている情報は以下の通りです。 ・青く輝く鉱石を発見した日から、このような災厄が発生した。 ・捕縛された人間は鉱山に囚われている。喰人鬼の数が多いので助けるのは不可能。 ・どこかの鉱洞を通れば村の外へ逃げられるかもしれないが、監視は厳しい。 ・村の地理情報と、何処に何があるのか。 これ以外の情報を彼らは知りませんし、また存在もしません。 加えて彼らもまた青く輝く鉱石の影響を受けている為、PCに襲い掛かってくる可能性もあります。 村人も生き残る為に必死であり、極限状態において無条件で信頼できる相手では無いのです。 尚、乱入があり戦闘となった場合でも、勝利後に【捕縛判定】は通常通り行って下さい。 (無論、敗北した場合は問答無用で捕縛され、【災厄判定】へと移行します)
【質問について】 イベントの内容などに関して質問があれば、この記事に返信をお願いします。
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