【概要】
　ウォッシュベアー村へ続く街道を埋めていた土砂がある程度除去された為、道が開通しました。
　ただし一人〜二人が通るので精一杯の上、とてもではありませんが馬車などは通れません。
　必然的に、ウォッシュベアー村への突入は少人数に限定されてしまいます。

　しかし貴方はウォッシュベアー村には喰人鬼が存在することを知っています。
　きちんと装備を整え、心構えを持ち、更に背後には頼れる仲間と退路があるので、
　突入し、調査し、帰還するだけならば、其処まで困難な状況ではないでしょう。

　…………ウォッシュベアー村は喰人鬼の徘徊する地獄へと成り果てました。
　同行していた魔術師によれば、その原因は村を満たす「青白い霧」――その発生源であるようです。
　この霧には何らかの魔力・呪いの類が混ざっており、それに宛てられた人間が喰人鬼に変貌してしまう……。
　村が一月もの間、この霧に満たされていた事を考えると、生存者の数は限りなく少ないでしょう。

　ヴェイトス市上層部は、この状況と、喰人鬼が共食いしているという事実から、村の閉鎖を決定しました。
　そうすれば食料の供給を立たれた喰人鬼達は、互いに喰いあった挙句全滅するだろう、という予想からです。
　九月末日には再び街道を土砂で埋めた上、しばらくの間は衛兵を置いて、村への出入りを禁止する予定です。

　しかし村の内部に生存者がいる可能性も残っています。ならば、助けなければなりません。

　貴方はウォッシュベアー村へ赴き、生存者の居場所を調査。
　坑道へと突入し、彼らの救出を試みる事ができます。


　特に参加宣言などをする必要はありません。
　ご自由にウォッシュベアー村へ突入して下さい。

　基本的に外部から突入したＰＣは捕縛されませんが、ＰＬの任意で捕縛される事は可とします。
　その場合は【災厄】に移ってください。
　捕縛後に坑道からの脱出した場合は、再び外部突入ＰＣとして扱います。


【報酬】
　ロール一回につきＰＬ日常経験Ｐ２。

　金銭報酬：市上層部から３万エン　一人救出毎に５千エン。


【期間】
　９／２０〜９月末日まで
　＠外部突入　とつけてロールをお願いします。


【方針】
　　これらの方針を選択できるのは、外部から訪れたＰＣのみです。

　《調査》
　　外部から来たＰＣは、当初この方針しか選択できません。
　　乱数で判定を行い、１桁の数字の結果に遭遇する。
　１〜３：まだ正気を保っている生存者に出会う。救出する事ができる。
　４〜５：傷を負った生存者に遭遇。坑道から脱出してきたらしい。救出する事ができる。
　　　　　坑道の情報を獲得。《突入》の方針が解禁される。
　６〜７：霧の発生している坑道を発見。中からは人の悲鳴や、血の臭いが……。
　　　　　坑道の情報を獲得。《突入》の方針が解禁される。
　８〜９：グールによって貪り喰われた死体を発見する。見るに耐えない凄惨なものだ。
　　　０：霧の中で道に迷ってしまった。救出どころではない。散々歩き回って、辛うじて帰還に成功した。

　　これで獲得した情報は、外部から訪れたＰＣ間で共有することができる。
　　村内で健在の生存者ＰＣに遭遇した場合、相手が望むならば街道まで案内し、脱出させる事ができる。


　《突入》
　　坑道に突入し、喰人鬼を蹴散らし、監視の目を掻い潜り、囚われている生存者を脱出させる。
　　乱数で判定を行い３０以上であれば、彼らを村外へと連れ出す事に成功するだろう。
　　捕縛済ＰＣが同室にいた場合、判定に成功すれば対象と共に脱出する事ができる。
　　尚、判定に失敗した場合、脱出させる事はできず、貴方一人だけが帰還することになる。