残念だが、君達の世界は滅びた。
家は焼かれ財産は奪われ、ありとあらゆる文化は破壊しつくされた。
混乱の中で大きな戦争がいくつも起きて、誰が本当の敵で誰が本当の味方なのか、何もわからないまま皆死んでいった。
英雄も何人かいたが、もはや彼らの名前が語られることもない。
君の家族や友人や大事な人は皆死に絶え、夢や希望や幸福は業火の中で灰となった。
化け物や悪党が我が物顔で歩きまわり、既に人が住める環境ではなくなってしまっている。

私か。
私は君だ。
未来からやってきた、君だ。
しかし、この状況を打破しようと努力したが、私の命もまた尽きてしまった。

何故、世界がここまで荒廃してしまったかはわからない。
ある日を境に、奇病でばたばたと人が死に絶え、そうでない者は気が狂い互いに殺し合った。
その原因はわからない、わからないが――　君のいるその時代、その瞬間から破滅の種は蒔かれていたかもしれないのだ。

どうか私の代わりに戦ってほしい。
そして災厄の原因を突き止め、君自身の時代を救って欲しい。
未来を変えることはできない。変えられるのは、”今”だけだ。


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【更新履歴】
・(7/16)伝言板を設けました。自警団本部にて活用できます。
・(7/8)参加NPCを更新しました。また、NPCの募集を一旦締め切らせて頂いております。
チャットルームを一つ追加しました。
・(7/6)参加NPCを更新しました。【人々、モンスター】の項目に夜会を追加し、自警団の項目を更新しました。
・(7/5)NPC申請時の登録内容を掲示板に書き込ませて頂きました。
　【人々、モンスター】の項目に人狼、血族(サングェ)を追記しました。
・(7/3)参加申請やご質問を頂いております、ありがとうございます。質問があったNPC申請の際の、NPCの強さについて追記しました。また、申請の為にテンプレを追記しました。
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【イベントの概要】

現在から先の未来。
ヴェイトス島は滅んでしまいました。
その過酷な未来の「あなた」は、志半ばにして倒れ、土へと還ります。
しかしその魂だけが現在のあなたの元に現れ、あなたを未来へと誘いました。
そして災厄の原因を突き止め、元の時代で進行しつつあるその災厄を断つのです。

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【世界観】

ヴェイトス市の見慣れた町並みは破壊の限りを尽くされ、廃墟が広がっています。
辛うじて形を残している建物もあるでしょうが、それも崩壊を待つ運命です。
雨は数年前から降るのを止め、乾季に強い一部のものを除き、全ての植物は枯れ果ててしまいました。
水や食料は大変貴重なものとなり、それを奪い合って尚も殺し合いが続いています。
海を渡れる大きな船は全て失われ、外からの交易船も途絶えており、島の外がどうなっているかは不明です。

また、旧ヴェイトス市では数多くの化け物がうろついています。
あなたは彼らを食料とするか、彼らに食料にされるかどちらかを選ぶことができますし、後者の選択は容易です。
※★1〜★6まであらゆる脅威が出現します。

こんな世界においても、まだ僅かに生きている人間はいます。
遠からずその全てが死に絶えるでしょうが、その最後の時間を懸命に生きています。

PCとしてイベントに参加し、災厄の原因を突き止めるか。
もしくはNPCとして手持ちのPCの違った姿をロールするか、
またその両方で参加することができます。
ただし、PC側とNPC側の両方で参加する場合、キャラクターは被らないようにしてください。


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【場所】

・ヴェイトス中央病院跡
現代医療の最先端を誇っていたヴェイトス中央病院も、今は見る影もありません。
ですが、貴重な治療用の薬や包帯などの品が見つかるかもしれません。

・旧商業地区
一番最初に略奪の対象となり、様々な品物が並べられていた店の棚は殆ど空です。
ですがまだ手付かずの店があるかもしれません。
また、一部の店ではしぶとく経営を続けているものもあるようです。

・墓地
ここが死者を弔う場所であったことを覚えている者はいるのでしょうか。
一時的に遺体置き場にされていた時期があり、死体の山が積み上げられています。

・大聖堂
混乱の中、神と敵対する者達から真っ先に狙われました。
建物はほぼ原型を留めていますが、聖性は穢され吸血鬼たちの住処となっています。

・コロセウム跡
比較的原型を残したコロセウム跡です。
深夜に何者かが集まり、捕らえた人間と化け物を戦わせるデスマッチが行われています。
滅びの中にあっても、コロセウムは最後までその娯楽としての機能を失いませんでした。

・自警団本部
有志の者達が集まり、この街の秩序を取り戻そうとする、健気で儚い最後の抵抗が行われています。
彼らの目的は秩序の回復ではなく、最後まで人間らしくあろうとすることです。

・ヴェイトス市正門跡
ヴェイトス騎士団は、市内に攻め入ろうとするアングリマーラ軍と勇敢に戦い、そして死んでいきました。
今は崩れた門と、死しても尚街を守ろうとする騎士の不死者がうろつくのみです。

・ヴェイトス市の外
荒れ果てた荒野が広がっています。
クリスティアもアマウラもアングリマーラもティアンも滅び、誰一人生きていません。

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【人々、モンスター】

・襲撃者★2〜★4
徒党を組み、見境無く人を襲い数少ない物資を奪いにくる者達です。
彼らも生きるのに必死ですが、略奪を楽しんでいる節があります。
人の頭をサッカーボールにして遊ぶのが流行っています。

・クリーチャー★1〜★6
突然変異、巨大化、凶暴化した虫や動物です。
彼らは人間を食料と考えています。

・自警団
辛うじて残った自警団本部に食料と武器と有志の人間を集め、
市内の治安維持にあたっている者達です。
彼らは市内のパトロールに出発する際、
それが仲間との最後の別れになるかもしれないことを覚悟しなければなりません。
今ではその数は十数人程度しかいません。
リーダーは藤崎豪人という男です。

・コロセウム
コロセウムを取り仕切る武闘派の一団です。
市内の生き残りを浚っては、化け物と戦わせるデスマッチを行っています。
また、襲撃者の一部は彼らの命令で動いているようです。

・商人
驚くべきことに、この世界ではまだyenに価値があります。
生き残った商人たちが、頑なにyenでの取引に拘り続けているからです。
そうして通貨に価値を持たせることは、つまるところそれを扱う自分達の力を強めることであり、
最終的に生きる手段となると商人たちは考えています。
また、多くの商人はその力で傭兵を雇い、武装しています。

・吸血鬼
彼らはついに世界の覇者となりました。
神の威光は消え去り、夜を我が物とし、人は滅びの道を歩みます。
しかしそんな世界は、彼らにとって価値あるものになるのでしょうか？

・人狼
人間の勢力が衰えた頃、徐々に力をつけ勢力範囲を拡大させつつある者達です。
かつてライカニアを迫害していた人間達への報復なのか、人間に対しては敵対的な行動をとります。
生身で高い戦闘力を持つ彼らは、敵対した場合脅威となるでしょう。

・血族（サングェ)
旧暗黒街東区エリアに根城を構える、銃で武装した集団です。
高い塀に囲まれた土地を確保し、そこで農園を営んでいます。
元はマフィアだったようですが、周りの物資を奪うだけの襲撃者とは違うようです。

・夜会
カルミラ率いる吸血鬼の集団です。聖性が失われた教会を根城としています。
人間に対する直接的な脅威という意味では、
他の人間のコミュニティの方が恐ろしい場合があります。皮肉な話ですが。

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【その他】

【食料、水、武器、薬、物資】
あなたはどうにかして、これらを手に入れなければならないでしょう。
特に細かいルールは設けませんが、これらを手に入れるロールを推奨します。

【カニバリズム】
食糧難が続くこの世界において、それは既に禁忌ではありません。
頑なにそれを拒むものも居ますが、貴重なタンパク源です。
そしてその一線を越えた時、この世界はまだまだ食料に満ちていることに気付くでしょう。

【スタート時の状態について】
きちんと準備を整えた状態で挑んでも良いですし、
着の身着のままでこの世界に連れてこられたという形にしても構いません。
ただしお金だけはどんなに裕福なPCであっても、5万が最大とします。

【アイテムの売買について】
運よく金のある状態で商業地区の商人に出会えた場合、
鉄の鋳造技術や設備は殆ど失われ、鍛冶職人も残っていない為、
購入できる金属類を用いた武器は限られています。
また、水と食料は日持ちしない上にとても高価です。
一日分をまともに食べようとすれば、5万程度かかるでしょう。

その他の武具に関しては、ナイフやショートソード、手斧といった簡素なものしか扱っていません。
これらの値段は幻の水面のルール通りの値段とします。

【チャットルームに関して】
今回、GM様にご協力いただき専用のチャットルームを用意していただきました。
ヴェイトス市→未来へから移動できるので、そちらをお使いください。
リンクが表示されない場合は、F5を押してみるといいですよ。

【イベント期間について】
約一ヶ月程度を予定しております。前後するかと思います。

【EMより】
滅びてしまったヴェイトス市の未来を舞台に、ifの物語を楽しむイベントです。
アドリブと思いつきと勢いで行ってください。
イベントを稼動させる前に、参加申請や質問、要望を受け付ける期間を設けたいと思います。
参加申請自体はできますので、参加して頂ける方はどうぞ！

このイベントに関して何かありましたら、私書箱[hiruda]までお願いします。

【PCでの参加】
手持ちのPCは未来の世界に移動し、過酷な環境を生き延びながら災厄の原因を突き止めます。
有益な情報を集めるたびに情報値が加算され、イベント全体でその情報値が幾つまで集まったかによって、
イベント目的が達成できたかどうか変わります。

未来に行っている間の出来事は、現代世界では一瞬のことであり、
誰もあなたが未来に行っていたことに気付かないでしょう。

もし参加PCが死亡した場合は、その魂は時空を越えて元の時代に戻ります。
そして未来へと旅立ったあなたより、数瞬前のあなたのところに現れ、その意思と情報を託すでしょう。
それは復活ではありません。それは再生ではありません。
死んだあなたと、意思を託されたあなたは別人なのです。あなたは確かに死んだのです。

参加される方はこのスレッドに返信をお願いします。

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【NPCでの参加】
手持ちのPCがその荒廃した時代においても生きていたとして、NPCの形でロールすることが出来ます。
ただし、過酷な経験によって、そのPCは元の時代より大きく変化している可能性があります。
参加PCと協力するかもしれませんし、敵対するかもしれません。自由に設定してください。

NPCでの参加は参加申請無しでも参加できますが、私書にて参加申請して頂ければ、
イベントの解決に必要な情報を断片的にお伝えします。それを参加PCに情報提供してください。
もちろん、PC側とNPC側の両方で参加した場合は、両方のキャラクターが同時に会うことは出来ないため、直接情報を伝えることはできません。
ロールの際には説明覧にNPCであることを明記してください。

参加させることができるNPCは、1PL様につき2名程度までとさせて頂きますが、
ぽっと出の一回きりのNPCであれば、申請無しで何名でも出せます。

そのNPCの強さや能力に関しては、元のPCの能力値より高く設定できます。その場合は必ず参加申請をお願いします。
しかしあまりに強すぎる設定、便利すぎる設定は控えてください。世界に大きな影響を与えることもありません。
参加PCの引き立て役となることが条件となりますが、長期に渡り参加PCを守り有利にすることも控えください。
申請の際、キャラの能力、設定等を私書にてお伝えください。
またもしかしたら、EMの方からこういう役割をお願いしたいという形で依頼するかもしれません…！

7/3追記-----------------------------------------------------
◆申請するNPCの強さについて

元となるPCが低級の場合:
能力値は中級なりたての45〜50程度まで上げることが出来る事とします。
逆に弱くすることも出来ます。強さは★で表してください。

元となるPCが中級の場合:
現在の能力値+5程度まで上げることが出来る事とします。
逆に弱くすることも出来ます。強さは★で表してください。

◆申請テンプレ
【名前】:
【所属する団体、立場】:
【種族】:
【背景】:
【能力】:
【強さ】:(★の数で記入してください。)

7/5追記-----------------------------------------------------
また、申請して頂いた内容はこの掲示板に書き込ませて頂きます。
各NPCに与える情報は重複する部分があります。
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上記のルールに従う形で、EMのPCもNPCとして参加させて頂きたいと思っています。
勿論、従来通りオリジナルのNPCでの乱入も歓迎いたします。

NPCで参加する場合は、このスレッドに返信しなくても構いません。

唐突に部屋に現れた彼女は、何故か泣いていた。
頬を伝う涙には赤色が滲み、震える肩は酷く小さく見えた。
原因は自身を抱く事も躊躇われる程の後悔か、或いは瞳の奥に湛えられた深い絶望か。
無力で、無力でもう一つおまけに無力で、それ故に泣いたのだと考えた。
だから、彼女が最初の言葉を発するまで、トリス・クラクハインドは気がつかなかった。
無残な有様のその女が、自分自身であることにさえ。

時間が無いといわれたので、急いで準備を整える。
寝室に飾られた二振りの剣と、意味があるかは知れないがお金が5万エン。
厚篭手と、ナイフ。徒歩戦闘用の軽鎧を纏うのは、最早騎士の有様は望むべくもない未来の為に。
翻す青いマントコートは、ついに英雄として語られる事はなかった、未来のトリス・クラクハインドのために。


かくして人知れず、214回目のトリスの終末旅行は始まった。


--------以下PL欄----------
PC参加の申請です。キャラクターはトリス。
騎士ですが軽装・騎鳥なし・上記通りの武装による参加となります。また、基本情報は漠然と把握しつつも、起こったことの「ひどさ」はしらない状態での参戦とさせていただきます。
よろしくおねがいします。

　永遠のような深い眠りの中で私はその声を聞いた。
叶わぬ未来を私に託すという悲痛な願い、或いは祈り、或いは叫び。
けれども地下深く眠る私にはそれを叶えるだけの力が足りなくて、
日ごと増す嘆きに胸は痛み、鎖に繋がれた掌が宙を掻く。
　不意にその掌が確かに覚えのある黄金の柄を探り当て、眩い光が差し込んだ。

　それが滅びゆく後日談の世界であっても、陽光は等しくそこに降り注いで居た。


-------------------------------------------------------------------
　生命力の欠損した身体に限界をきたし、大聖堂の地下に封印されていた
聖女認定セレスティアの掌に収まった金色の柄―――剣の柄の部分しかない
それこそ、嘗てこの街で秘密裏に行われた「聖剣戦争」の際にセレスティアが
クリスティア聖教会に託され、現在は聖教会に保存されている筈の聖剣、
【聖典概念χ-O-WAS（カイオヴァス）】であった。

※詳しくは（ttp://minamo.sakura.ne.jp/cgi/event_bat/event_bat.cgi?no=6359&reno=6336&oya=6336&mode=msgview&page=80）

　聖剣は当時のような超人的な力こそ発揮しないが、常に聖性を纏わなければ
教会から出るだけで命を磨り減らしていく筈のセレスティアを外界へと誘い、
身を守る為の武器になる程度には力を帯びている。
　聖女認定セレスティア―――セレスはその柄しか無い奇妙な聖剣をベルトに挿し、
薄暗い階段を自らの脚で登り始める。かつて大聖堂と呼ばれ、今は吸血鬼の巣窟と
なったその場所が彼女のスタート地点だ。



◆セレスに関する特殊設定
・聖剣、聖衣、聖鎖の3つの内一つでも失うと見る見るうちに消耗し始め、数日で命を落とします。
・その代わり「聖典概念カイオヴァス」は物理的防御が出来ず、肉体では無く精神にダメージを与える強力な武器として機能します。
・イベント「聖剣戦争」当時程のパワーはありません。


-------------------------------------------------------------------
・PLより、同一PLの他PCについて
　手持ちPCが多い都合、ナィナPL様の書式に倣ってその他PCについて追記。
関係PC等の描写の参考などになれば。

◆アイリーン・アルベント
　初期のアングリマーラ軍との戦争に異を唱え、市内外の混乱の収拾の為に奔走するが、戦乱の中多くの敵を道連れにして戦死。
やがて次に続く騎士の為に道を作り、屍を踏み越えられていく番がやって来る。常々そう口にしていた様に、騎士という一塊の魂として運命に殉じたようだ。
　その屍は正門周辺に積み上がった騎士たちの屍の山に埋もれ、行方は分からない。紅色の竜鱗鎧は其処に埋まっているかもしれない。
対巨獣用アトランティス大剣は最期の戦いの時使用される事は無く、今もギルド地区にある「ヴェイトス市駐留クリスティア王国騎士団領」の
紅鱗騎士団寮の倉庫に（既に持ち去られていなければ）埋もれているものと思われる。

◆ラティーシャ・リンドとラングフォード私設魔女傭兵団
　社長、シンディ・ラングフォードの指針に従い、ラングフォードP.W.M.Cは生存者の保護と治安維持活動に従事したが、混乱の中多くの魔女が死亡、
または行方不明になり事実上組織として残っていない。ギルド地区にあった社屋周辺を時折奇妙な光を放つ飛行物体が目撃される事があると噂される。
　ラティーシャ・リンドは生存者が集った中規模コロニーの防衛線に狙撃手として参加。大規模戦闘の混乱の中通信が途絶え、現在も消息不明。
「超越の魔女トランスツェンデラ」の別名を持つラティーシャは暴漢に襲われて死亡する直前に覚醒し、「死の運命を超越する手段」を探す為に
その時間軸に留まり時の止まった世界で最善の未来へ至る方法を模索している。ラティーシャがそこに留まったこの世界では、突然ラティーシャだけが
そこからブッツリと存在しない事になるという異常な現象が起こっているようだ。

◆ヤーナ・アールト
　ヴェイトス湾岸警備隊隊員としてアングリマーラとの初期の大規模海戦を生き延びる。その後、数人の生き残りと共に自警団と合流。
ある日、自警団との合流を求める旅人を案内する途中、旅人に後ろから刺されて死亡。屍姦されて屍を持ち去られ更に数日間玩ばれた後、
頭部を残して全て食肉用にバラされて頭と骨だけが発見される。装備一式も持ち去られたようだ。

◆エリシャ・ハミルトン
　事態発生当時トワンで現地人と共に生活していた。消息不明。

◆マガツヒ
　事態の発生以降、依代を操って市内を徘徊する事は無くなる。今目の前に広がっているこの事態（イベント）こそがマガツヒそのものだ。
何度も触れているように、邪其禍津卑は生きとし生けるものの住まう凡ての世界に薄く広く地平の果てまで拡がっているのだ。


◆その他
　特に描かれていない限りその他の同ＰＬのキャラクターは早い段階であっけなく死亡しているか、
消息が掴めていない（※単発乱入ネタが出るかもしれないので変更しました）。

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大聖堂の中庭。
いつものように倉庫の整理を手伝っている最中。ふと視界に片隅に
それは映った。
のどかな陽気の芝生の庭に、黒い影が座り込んでいる。

うつむいた顔の付け根からは、やけに白い布が伸び、ドアノブから
ぶら下がっている。その両腕は、溶けた子供たちの遺体を抱きしめて
いた。

「戦え」

つぶれた声が聞こえる。ああ、彼女はもう戦う意味を失ったのだろう。
私にはまだ、戦う意味があるのだろう。

彼女が自分自身であることを確信しながら、修道女は小さく頷いた。

それが私の存在意義だ。

沈んだ視線を元に戻すと、そこは戦場だった。

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装備はプロフィールにあるものすべて十全に。
所持金は5万エン
食糧の類はなし
所持品は遺体袋とロープ。

私は"私"に託された。

それは闇を払うだけの銀の剣。
夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど　燦然と輝く偉大な力
それはすべてをなくしたときにうまれでる
無より生じるどこにでもある贈り物
それは悲しみを終らせる為に抜かれた刃
世界のどこにあろうとも、かならずさしのばされるただの幻想
失われそうになれば舞い戻り、忘れそうになれば蘇る、最弱にして最強の、ただ一つの聖なる力

この手には何も残っては居ないが、私は確かに受け取った。
それはこの胸で、受け継いだ名と共に青く輝くだろう。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

準備を整えた状態で武装は万全

武器
てつのつるぎ（特大）/グレートソード
ふくごうゆみ（特大）/大弓・鉄弓
てつのナイフ/脇差
てつのや/20本

防具
てつかぶと/オープンヘルム（角兜含む・朱鷺京式
てつのむねあて/ブレストアーマー
てつのこて/ガントレット
かわのよろい/ソフトレザー
かわのマント/革の外套

所持金は持たないが、保存の利く食料と水を鞄一杯に（干し飯、味噌、水を3日分、鰹節1本程度）

私は目の前に現れた、何処かで見たことがあるような、
でも全く知らないような、汚れたみすぼらしい女を信じられなかった。

けれど、彼女が言う言葉は何処か真実味と非現実さの両方を持っていて
全てを「戯言」という事は出来なかった。

「仕事もあるの、わかってるけれど、でも、
そんな場合じゃないんですよぅ。
出世して悪魔と戦う前にやらなきゃいけないことがあるんですよ…」

汚れた女の言葉と、背中に背負った見覚えのある其れを見て、
ちょっとだけ信じてみる事にした。

何度も何度も気をつけてと繰り返して消えていった彼女の言葉が気になって、
余り戦闘力が高いわけでもないから、身支度は念入りに。

時の流れを変えるなんて主にしか出来ない筈だけれど。
そんな不届き物が居るなら真っ赤に血で塗りたくってあげよう。
出来るのならば。

夢幻ならば其れでもよし。私は店に「Close」の看板を下げた。

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所持品
・通常携行用の小型ハンマー
・戦闘用の大型ハンマー
・２日分程度の水、生活用品の中から火打ち石、タオル、数日分の着替え
・装備は機動力重視の為、特になし
・現金５万エン

まるで通い猫のように、我が物顔でカイン宅のソファにて居眠りしている野生児。

居眠りから目覚め、んーっと体を伸ばした時に目の前に現れた存在にびっくりして眠気も吹き飛んだ。

誰だ、の誰何の声を上げる前に、失われた片腕を押さえながら座り込む姿は確かに竜化した自分だと思った。

それは泣きながら何かを必死に伝えようとしているのだけど、よくわからなかった。

「守れなかった」「全部なくなった」「何もない」「悔しい」「食われた」「危険」

たまにリンリンとかもよくわからない事言うと思ったけれど、ナィナ自身もよくわからない事を言ってるんだなと思ったぞ。

反省して今度からもう少しわかりやすく言わないと駄目だなと思ったぞ。

とりあえず、なんとなくナィナがナィナの敵討ちをすればいいんだなとわかったぞ。

わかった、ナィナに任せるといいぞ。と伝えると、申し訳なさそうな顔をしてそれは消えた。

ナィナってあんな顔なんだなと関係ないことを思いながら、自分のでも泣いている顔は見たくないと思ったぞ。

「カイン、ちょっと行ってくるぞ」

そう言って、カイン宅においてある槍を抱えるとソファに身を預け野生児は目をつぶった。

-------------------------------------------------------------
ＰＬより
ナィナにて参戦いたします。
所持品は登録欄にあるうち
黒曜石のナイフ、自作の槍、ボーラ、カイリー、装飾品、保存食（ほしにく１日分）
たいまつ、フード付き革マント、腹痛薬
を持参でやってきます。

同一ＰＬの他のＰＣについて
未来ではどうなっているのか適当に書かせていただきますので参考までに
オリヴィア：輸送部隊襲撃に際し、最後まで足止めの為に奮戦し死亡。その身体は穢され無残に晒し者にされた。
キュビエ：乱暴され、殺される寸前で活動の拠点を精神世界に移し現世へ干渉する気はなし。表向きは殺された事になっている。
このまま、人間が全滅したら精神世界ごと消滅しかねないけどそれは仕方ないねと諦め気味。
ツカサ：真っ先に殺された。どこまでもついてない。いや、ついてるか。
ビリー・ウォン：そういえばいたなこんなやつ。

目を開いた先にある光景はもうそこだった。
さて、悪趣味と言うべきかそれとも愚かだと評するべきなのか。

「未練だな」

ガキに頼るとは藁にでも縋りたくなったか。せいぜい足掻いてみせよう。

―――――――

：参加申請です。

・所持品
　唐突に連れてこられた為に着の身着のままの状態。
　財布には３万所持するも持ち物はほぼ無し。

夜明けに少女は、自分と良く似た女と逢う。
「 時間が無いの、お願い 」
自分ととても良く似た声で、涙を流しながら女は云う。
他にも何かを伝えているようだったけれど、夢現の中　断片的な言葉しか聞き取る事が出来ず―――。
「 ――― 助けて 」
最後に　自分と良く似た女はそう言葉を紡いで――――

気がつけば少女は、破壊され尽くした廃墟の中に倒れていた。


-------------------------------------------------
・参加申請です。　よろしくお願いいたします。
・持ち物
ナイフ4本
ショートソード1本
現金4万エン

斡旋所で仕事を探す男の前に現れたのは今にも倒れそうな身を
手にした杖で何とか支えている全身を外套で覆った人影だった。
「今すぐ仕事を頼みたいから日の入りまでに支度をしろ。」
その見た目には合わない鬼気迫る様子に
何故か素直に従わなくてはいけないと思った男は身支度をした。

そして全ての身支度が終わった瞬間
「己の力を過信するな、友の力を過信するな、英雄の力を過信するな。」
背後に現れた依頼者はグングスニク時代に
上司からよく言われた言葉を呪文のように唱える。
意味の分からない相手の様子にどんな仕事かと聞いたが
「常に警戒しろ、誰も信用するな、その武器を絶対に手放すな。」
答えにならない言葉の後に風が吹けば依頼者の外套が舞い上がり
その視界を隠して男の見る世界は暗転した。

男は外套が顔を覆う間際に気づいた。
その杖が折られた自分の三日月斧の柄だったという事に
依頼者が死してスケルトンとなった自分だという事に
自分から自分に託された意思のバトンだという事に。
___________________________________________________
PL
参加申請になります。
所持品は登録シートの「バルディッシュ」「鉈×２」
「鎧・手袋・外套・ブーツ」等の戦闘用の装備一式と荷袋が一つ。
水・食料は３日分、所持金は１万エン

己の残滓は他の者たちよりも少々“手前”からやってきた。
荒廃した世界にそもそも己は存在していなかった。
その前の戦乱にも存在していなかった。
己は終わりの宴が始まる前に既に命尽きていた。
戦う機会すら与えられずに、身内より毒を盛られ…
戦士として耐え難き屈辱が終わりの世界にて振るわれる事のなかった刃を持ち込まんとする。

-----------------------------------------------------------
間に合うようであれば、サンナ・マドゥーにての参加申請です。
装備はプロフィールにあるフル装備に、保存食を少々。

誰がNPCとして参加してるかわかったほうがPCで参加しやすいとご意見を頂きましたので、
参加申請して頂いたNPCの情報をここに掲載させて頂きます。

尚、予想していたより沢山の方々にNPC参加して頂きました。
EMとしても大変喜んでいるのですが、EMのイベント進行パワー的に
現在NPCの募集を一旦中止させて頂いております。申し訳ありませぬ…！

一発NPCの方は、引き続き申請なしでの参加が可能です。

-------------------------------------------------------------------------------------------

【名前】
ジゼル・シャリオ

【所属する団体、立場】
娼婦(商人)

【種族】
ホワイティア

【背景】
元騎士の娼婦。
物資輸送中、何者かの襲撃を受けて仲間を皆殺しにされた結果、心が折れてしまう。
その後、吸血鬼に凌辱されるも戯れに食糧と金貨を支払われた事から、体を売って暮らすようになった。

【能力】
特に無し。ある程度の物資備蓄

【強さ】
★２

-------------------------------------------------------------------------------------------

【名前】
イディリア・エスピオール

【所属する団体、立場】
なし

【種族】
ドリームズ

【背景】
地位を保証するクリスティアも滅び、お菓子店であった事を生かしての食料の原材料の集積にて力を得るつもりだったが、
それも暴力が支配する状況下では上手くいかず。夢魔として夢へと逃げ込んだ存在。現在は夢を渡り続けて生活している。

【能力】
キャラクターシート通り夢へと潜り込んで、悪夢か淫夢へと操作する能力に加えて、
バクの様に自分で操作をしていない悪夢を喰らうことが出来るようになり、
また人々の夢を渡って、自身が移動する”夢渡り”と呼ばれる能力を習得している。
”夢渡り”は自分が中に入っている夢を見ている人物からある程度近い距離で夢を見ている人物の夢へと移動、
夢を伝って遠くへと移動する事が出来る。
自分がいる夢の人物が目覚めてしまえば、その人物の直ぐそばにはじき出される仕様。

【強さ】
★４（夢の中でないならば非戦闘職のまま肉体能力が成長していないので★１）

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【名前】
マルギット

【所属する団体、立場】
人狼集団の頭目。

【種族】
人狼

【背景】
荒廃した世界で人間を中心にしたルールが崩れたことで散り散りになっていた群れ仲間が再び集まり、これを機に人間の上に立とうと計画した。
だが、集まった際に元の群れの頭目の腑抜け振りから決闘にて殺害。新たな頭目として力を基準にした序列と規則で群れを纏め上げている。
元の群れ以外の人狼もその群れの頭目を殺すことで統合して自身の群れの拡大させていっている。
虐げられた時の仕返しと言わんばかりに力ない人間は見下し、虐げる対象としている。


【能力】
・従来通りの変身能力に加えて、身体の一部だけの変身。
・後天的な人狼を作る力。人狼になれるかどうかは運次第である。その運がある者は素質があるものとしている。
なので、まずは第一の篩いとしてある程度能力のある人間のみに変異を試す。
人狼の力は立場によって強くなる。頭目になるためには前の頭目を殺す必要がある。
そして、殺した時にその血肉を喰らうことで力を引き継ぐのである。

【強さ】
☆５

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【名前】
ヴァリス・ファングレー

【所属する団体、立場】
アウトロー

【種族】
ミックス

【背景】
荒廃したヴェイトス市で暮らすアウトロー。人間らしく生きることを追求する自警団に参加もせず、
かといって吸血鬼などに加担することもない。どちらとも敵対し、どちらとも協力する。
その実力はエルダー級吸血鬼に比肩する。
しかし、元妻がエルダー級吸血鬼であったため、同クラス以上の吸血鬼による吸血でなくては吸血鬼化せず、
また元吸血鬼と所帯を持った者という経歴から人間側にも受け入れられていないのが現状。
ヴェイトス市内を探索、放浪しながら獲物を探している。
全てにおいてその場の気分と欲求に従うため、彼の獲物の対象は人間、吸血鬼、クリーチャーなど多岐に渡る。
理性は失していないため会話や交渉は可能だが、利益などを勘定にいれていない場合が多いので交渉が決裂する場合もある。
『鬼』という通称は再び意味を持ち、人間側にも吸血鬼側にも面が割れている場合がある。

【能力】
基本的には現代のプロフに明記されている能力と変わりは無い。

【強さ】
☆6

【装備】
刀を一本。
脇差よりもやや長い刀が一本。
鉄板入りのブーツ。
ガントレット。

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【名前】
アーリィ（姓は捨てたので名前だけ名乗る）

【所属する団体、立場】
元騎士、襲撃者の中の一人。敵対的、場合により中立

【種族】
人間

【背景】
どこで道を過ったのか、選択を間違えたのか…最初など今更な話しだろう。
結果的に仲間を裏切り、人々の思いを裏切り、この時代まで生き残ってしまった。
今は生きたいのか、逝きたいのか、本人にも判らないが…。
現状では、元騎士の腕を見込まれ、ある野盗団の用心棒をしている。
世界に絶望しながらも、自分で死ぬことも出来ず、心は弱くなった。
相手を倒しても、男は食料用に体の一部（腕や足など）を切り取ってから見逃し、女の場合は犯してから見逃すことが多い。

【能力】
力：７　素早さ：７　タフネス：７　感覚：５　知力：５　集中力：５　精神力：５　器用さ：５

【強さ】
★４（能力値合計46）

【武装】
この世界では珍しい鉄製のロングソードに、チェインメイル、木製のバックラーを装備。
殺されると倒したPCの手に武装が行く可能性もある。

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【名前】
レイ・シェリダン

【所属する団体、立場】
コロセウム

【種族】
人間？

【背景】
ヴェイトス市壊滅に伴いコロセウムに戻ってきた。
最後まで剣奴らしく終わるのもいいし、
自らを縛っていた鎖は何の意味もなさなくなったのなら好きにしよう。
コロセウムに残った剣闘奴隷達も生きていかなくてはならないし、
かつて自分達を虐げてきた者たちに復讐したいと言うものがいるならば、それをすればいいと思っている。
結局、戦いの中で死ぬ事を望む程度には剣奴であったと言うことである。

【能力】
単純なパワーとタフネス

【強さ】
★５〜６

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【名前】:クリスティーナ・バルトロッツィ
【所属する団体、立場】:旧暗黒街東区コミュニティ「血族（サングェ）」リーダー
【種族】:人間（ホワイティア）
【背景】:以下参照
【能力】:財力、貴重な所持品、情報網
【強さ】:☆5

　旧暗黒街東区エリア。そう呼ばれる一角に、僅かに生き残って自衛と共生の為に集い合う人々の集落がある。
粗悪品ではあるが、今では非常に珍しい「銃」と「火薬」を武器にするそのグループは「血族（サングェ）」と名乗り、
クリーチャーやその他の無法なグループから痩せた農園と貴重な水源を守り、逞しく生きている。
　「自警団本部」に比べて攻撃的な側面（危険と判断したものを積極的に排除する性質等）を持ち、
対立こそしないものの、住人の性質の違いによる棲み分けが行われているようだ。

　その一団を纏めるリーダーの名はクリスティーナ・バルトロッツィ。有力マフィア「薔薇の血族」の次期当主
として期待された若い女で、未だ自体の根本的解決方を求めて街中、島中に手掛かりを探す人員を送っている。
ここは何でもありの不思議の島、ヴェイトス島だぞ？どうにかならない事なんてあるものか。今度だってそうだ。
きっとそうだ。



　生き残った人類を導く1グループのリーダーです。財産のような物はほぼ意味をなさない世界ですが、
持ち前の行動力とリーダー、経営者としての経験、限りある旧時代の遺産を持って人々を纏め、3、40人程度の
生き残りを「薔薇の血族」が所有していた高い塀と広い土地のある邸を中心に構成しています。
　敷地内には芋とトウモロコシと根菜を育てる痩せた農場と、貧弱な魚の僅かに獲れる水源を所有。
クリスティーナ個人の能力値は低級NPCボーナスとして「力+2、素早さ+1、タフネス+2」の総能力値45中級。


　彼女は街中に情報網を張り巡らし、興味深い情報たり得るPC達を積極的にコンタクトを取り、味方に引き入れる為に
精度の低い火薬や手作り銃を与えたり、衣食住の世話をしたり、助力を惜しまず可能な限りの援助を施そうとします。
　元がマフィアであるせいか、何処か野心的で利害に敏感で、ダーティーな手段も厭わない一面も垣間見えます。

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【名前】
カルミラ・アイレンベルク

【所属する団体、立場】
夜会/アイレンベルク侯爵家 当主

【種族】
吸血鬼

【背景】
貴族を名乗る吸血鬼たちの合議体「夜会」の盟主。
嘗て動乱に乗じ方々に潜ませた半吸血鬼たちを率いて市内を撹乱、人類廃絶を加速させた張本人でもある。
増えすぎ、種族的にも品性の劣化が著しい吸血鬼の現状を憂い、
捕食者・被食者の釣り合いを取ろうと奔走しているらしい。
数少ない人類の庇護者、と呼んでも差し支えないが、
それは文字通りの血税を元に生存権のみを約束する、豚の暮らしへの保障に過ぎない。
人類集団の盟主的立場の人物、或いはある程度の腕を持つ人物を見つけると積極的に接触を計るため、
存在と名称が知られている時がある。

【能力】
現在よりやや力強く、武器を携帯する可能性がある程度。
能力値に大きな変化はないが、その領地の範囲は既にヴェイトス全域を覆っている。
夜間であれば、野外でも結界を発動できるという事。
また、立場上は吸血鬼たちを統率する存在だが、身勝手な吸血鬼たちは余り命令に従ってくれない。

【強さ】
武装状態によって★4〜5(結界発動時、★6に見える。)

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【名前】
ソフィア

【所属する団体、立場】
カバリスト団体「セラ」

【種族】
人間。　自称：新人祖

【背景】
人類の苦境に対して彼女が出した答えは恐ろしいものだった。人類の創造に対し、ついにダメ出しを下したのだ。
彼女は今や人間種の天敵。かみさまの失敗作に取って代わるべく、
強力な人工生命体を創造、新人類と称して野に放っている。
ヴェイトスを闊歩する怪獣魔獣の中にも、そうした存在が混じっている筈だ。
テストと称して人間を襲わせ、種としての強さを測る事も頻繁に行うが、
負ければ酷い目に合い、勝てば勝ったで来週はより強い怪物をつれてくるため、性質が悪い。

【能力】
ゴーレムを製造する程度の能力
彼女のゴーレム技術はフレッシュゴーレムに最適化しており、いびつな怪物を作り出す。
ゴーレム独特の欠点である動作の緩慢さ、素材の希少性による性能劣化には期待しないほうが良いだろう。
頭部があり、其処が弱点である事を除いては姿も性能も多種多様。(★2〜5くらい)

【強さ】
本体は★1〜2　ただし、精神10が正常稼動してるかどうかはわからない。

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【名前】:豪人

【所属する団体、立場】:自警団(リーダー)

【種族】:フェザリアン

【背景】:この街に起こっている異変には少しずつ警邏の度に気付いていた。
　　　　　然し、組織の一部であり、末端である自警団員には何も出来ず。
　　　　　少しずつ狂っていく街で、誰かを守る、誰を守る、自分を守る、
　　　　　それだけに必死になってただただ生き縋ってきた。
　　　　　生きる屍に自分の身を渡すくらいなら、死んだ人間になる方がマシ。
　　　　　最後までせめて人としての尊厳を、せめて少しの笑顔を、
　　　　　見苦しく情けなく、此の状況を変える動きをとりきれずに
　　　　　死を待つ人々の一人。

自警団としての長年の経験から、自警団のリーダーポジションについている。(EM側からの依頼しての地位となります)

【能力】:現在よりも能力値は上昇。凡そ45程度になっている。
　　　　　生き残る為に必要だったのだろう。
　　　　　鞭術が変わらず主な攻撃源だが、鞭の形状が変わっている。
　　　　　通常の皮鞭だったのが、蛇腹のように棘のような形をした
　　　　　鉄と銀が連なる鎖染みたものになっている。
　　　　　勿論、是は幅を利かせる吸血鬼から「人間」を守る為に。
　　　　　
【強さ】:★4〜5

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【名前】:ウヴァ

【所属する団体、立場】:無所属。吸血され、ライカニアでありながら吸血種の子に。

【種族】:フェイク（ライカニアが吸血されたことにより）

【背景】:変わり出した街の様子を複雑な想いで見ていたが、世界が変わり行くなら
　　　　自分も変わる必要がある、と必死に孤独に生き延びてきた一人。
　　　　スラムや暗黒街を中心に「人は餌」であると思い、人を狩る事を楽しみとする。
　　　　獣としても、吸血種になったことによっても、其れは生きる為にも当然であり
　　　　本能的な快感でもある。此の街が如何変わるか、如何なるかには全く興味はないが
　　　　何が起こったのか、何が原因だったのか、これからどうすべきか、は
　　　　家族を置いて出た群れに戻り、これからを決める為に必要であると考え、
　　　　気侭に誰に味方するでも敵対するでもなく、のらりくらりとしながら、情報を集める。
　　　　全ては今や残っているのかも分からない群れの発展の為に。

【能力】:現在よりも能力値は上昇。凡そ50程度になっている。
　　　　生き残る為に必要だったのだろう。
　　　　スピードと瞬発的な力を生かした狩りを行う。
　　　　自分の弱点でもある為、銀は所持できない。
　　　　武器の類は現状の世界線と同じナイフが数本。　
　　　　
【強さ】:★5

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【名前】
ラーヴェン

【所属する団体、立場】
襲撃者

【種族】
ウォータリアン

【背景】
海底国の残党であったウォータリアンの兵士。
残った同胞達がヴェイトスからの者の手に掛かった事により
ヴェイトスへの復讐を果たすべく悪魔と契約し
軍人から怪物へと成り果てる。
劇的な環境の変化に地上のウォータリアンが滅亡しているだろう今
地上に存在する人も獣も吸血鬼も彼にとっては
復讐の対象であると同時に食料でしかない。

【能力】
「乾きの力」
悪魔との契約により得たウォータリアンとしての体質を捨て
一切の水を補給せずとも活動に支障をきたさない事を可能にした力。
同時に本来であれば水を操る為に刻まれた呪術印も
今は砂を操り急所等を守る防具を作る力に変化した。

なお悪魔との契約により魚人から変質した影響からか
吸血鬼を捕食しても転化する事がないらしく
夜以外の時間帯においてもヴェイトス内の脅威として存在する。

【持ち物】
ラーヴェンが復讐の為に悪魔と契約する少し前に
メア島の工場へと潜入した同胞が回収した
穂先から石突までの全てが虹色鉱石で作られた槍。
機兵や地炎砲の生産を優先された為に試作品しか作られなかった物だが
当時から劣化する事無くそのままの形でラーヴェンの手に握られている。

【強さ】
★４
能力割り振り（総合計48）
力７　素早さ１１　タフネス８　感覚５
知力４　集中力５　精神力５　器用さ３

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【名前】:黒兎
【所属する団体、立場】:自警団員
【種族】:ライカニア
【背景】:元は従者として騎士団に所属。　アングリマーラ軍との戦いに参加後一時は騎士団を離れていたが、
　　　　 どうせ死ぬなら少しでも役に立ってから死のうと自警団へ参加。
　　　　 常備していたクスリが無くなっている為　精神面が不安定なのと、一部 記憶の欠乏がある。
【能力】:ステータスについては現在のプロフィールと同じ。
　　　　 深刻な水と食糧不足に対応する為、エネルギー消費が少なめの兎の姿に自由に変化可能となっている。
【強さ】:★5

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【名前】:
ライヴィス

【所属する団体、立場】:
無所属

【種族】:
吸血鬼

【背景】:
元奴隷の吸血鬼。
衰退していく人類を前に、主人を裏切り、捕食者側へと回った。
奴隷であった立場の反動からか其の性格は好戦的な上に大喰らい。
故に、何処にも所属せず、好き勝手に殺戮を続けている。

【能力】:
現在よりも能力値は上昇。凡そ45程度
力、タフネス値の上昇と、使役術の強化

【強さ】:
★4

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【名前】:
スゥ

【所属する団体、立場】:
自警団

【種族】:
獣人（ライカニア）

【背景】:
逃げ続ける事で生き延びた獣人。
獣人であるも、人間として生きて人間として死にたいという意識が強い
今は自警団として活動しながら、最期の時を待っている

【能力】
銀のナイフを2本所持
痛み止めや消毒液、包帯等、応急処置の薬も少ないながら所持

【強さ】:
★3

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イベントの進行と解決に必要な情報があった場合、そのログの一部分と共にここに掲載させて頂きます。
情報を出したのに掲載されてないよ、といった場合にはお手数ですが私書にて連絡を頂ければと思います。
尚、ログをそのまま貼り付ける形になってしまいますが、ご了承ください。
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【人類解放戦線の状況について】

・レイ・シェリダン率いるコロセウムが自警団本部を襲撃しました。自警団側は辛くもこれを撃退しました。
・弥生率いる正義の砦が、夜会が巣窟としている大聖堂に砲弾を浴びせました。
・血族と正義の砦が共同歩調をとりました。
・マルギット率いる人狼の一団は、血族と自警団に対し敵対行動をとる方針を固めました。
・弥生が30体もの戦闘ゴーレムと、大砲を含めた多くの物資を持ち帰り、人類解放を謳う正義の砦をヴェイトス市庁舎に設けました。
・ラーカーと名乗る襲撃者グループのリーダーが、各組織に血族と自警団を共に攻撃しようと呼びかけました。


【レイジについて】


　　◆カルミラ >　貴女…本当に覚えてないの？　”レイジ”の氾濫とかアングリマーラとの…。　：(ジャスティス、穢された大聖堂にて。)

　　◆イディリア > 皆様は、夢術、と言う物をご存知でしょうか？私自身は、それを用いて夢に住む事で”レイジ”の氾濫から生き長らえる事に成功しましたわ。　：(ルァ、ユナフェウ、自警団本拠地にて。)

　　◆弥生 > （　やよい　は　レイジ　に　かんせんした。　）　：(フリースペースTにて。)

　　◆地下 > (　部屋へと非難したのならば、一番最初に目に付くのは、机の上に置いてある古い本だ。そこには「研究日誌(ttp://minamo.sakura.ne.jp/rage.html)」と書かれている。　) 　：(ルァ、セレス、ルキア、トリス。ヴェイトス中央病院跡にて。)


【ヴェイトス中央病院について】

　　◆スゥ >　うントネ、ヴェイトス中央病院って、分かる？ソコの地下にね、すっごいお宝が眠ってるッてハナシ。　……デモ、地下には化け物がいっぱい居て、近づけナイ　とも聞いた。　：(ルシエル、自警団本拠地にて。)　

　　◆ヴァリス > ―――先ほど話したように、多くの戦争と多くの暴動と多くの略奪と多くの内紛と多くの戦いが起きた。その原因は――レイジと呼ばれる奇病だ。　当然のことながら、その奇病を治療しようと研究していた場所がある。　ヴェイトス中央病院だ。　：(ルァ、フリースペースT1にて。)　　

　　◆マルギット > 中央病院の連中を、呼び戻せ…ッ。　どうせ、あそこは…他の連中には開けん。　（　先に奪われるのではと危惧する声にはそう言ってやる。　） ：(フリースペースT2に。)

　　◆マルギット > 中央病院の地下にやけに厳重に守られている扉があるらしい。厳重って言ってもな、ただ単に合言葉とやらが必要なだけだ。 「セブルラキス」だ。　：(ナィナ、ジャスティス。フリースペースT2にて。)


【？？？？について】

　　◆アーリィ > …物理攻撃に頼るな。名前は知らないが、壁をすり抜けた「アレ」には効果がないだろう。 ：(トリス、ヴェイトス市正門跡にて。)

　　◆ジゼル >。）…………悲鳴、です。　悲鳴だけが聞こえるんです。　……そして、見えない何かが、襲ってきて、それで――私は、逃げたんですけど、みんな、消えてしまって……。　：(セレス、フリースペースT2にて。)

　　◆地下へと降りる階段 > (　あなたは危険を回避した。だが、そこで妙なものを見る。中庭へと移動したあなたは、別の割れた窓から廊下まで出てきた腐った死体の姿が僅かに見ることができる。あなたを見失い、その場から動かないでいたのだが――。　)　(　カッ、という一瞬の眩い光が放たれると、その姿は消え去っていた。　) ：(弥生、ヴェイトス中央病院跡にて。)　

　　◆悲鳴 > (　青白い肌は発光し、目と口から不気味な光を発している。そしてそいつはあなたに向かって手を伸ばし、あなたの顔をしっかりと掴もうとするだろう。　)　：(ルァ、ヴェイトス中央病院跡にて。)

　　◆イディリア > それに――私程度では、夢の世界でも適わない存在がいる事も確かですもの。　：(ルァ、ユナフェウ、自警団本拠地にて。)

　　◆黄金の風 >　青白い肌をした人間が、黄金に輝く卵？のようなものを幾つもその身体にぶら下げた状態で鎮座している。狂気に満ちた表情、グロテスクな体。光を発する瞳は、侵入者をじっと見つめている。ぱか、という音と共に卵の一つが割れ、そこから黄金の粒子が噴出した。　)　：(弥生、フリースペースTにて。)

　　◆弥生 > （　聖水には反応が無い、アンデッドではないという事。　)（　黄金の粒子が消失し、薄れていくことを確認。　つまり、こいつ等は頭部を破壊すればいいようだ。　ナイフを投げつける程度では足りなかったか・・・。　）　：(フリースペースTにて。)



【人類の明日】

　　◆クリスティーナ > （　「黄金の草原」の情報も相変わらず届かない。　それが実在するのなら、その内容から考えても旧地方村の方面か、下手をすると市外―――妖精の森やポワイ川方面か、或いは（旧）憩いの川辺を遡った水源の近くにあると思うのだが―――見落としがあるのか？　：(フリースペースT2にて。)　

　　◆暗黒の塔 > （　――――黄金の種籾は、荒涼の大地奥深くの洞窟に眠っている。　）　：(弥生、フリースペースT2にて。)

　　◆レイ・シェリダン > ………あいつが失敗してから、みんな腰が引けやがって、な（あたしの持っている情報を元に、他の連中に言ってやったのさ。もし、こいつを取って来れたならあたしはそいつの部下になってやる。もちろん、取って来たモノはそいつのものだ、とな。情報は確かだ。実際にあたしが見ているし運び込んだものもある。　：(コロセウム跡にて。)　

　　◆ラーヴェン >この街であれば勢力をひっくり返せる程の武器、鎧、火器、そして機兵もどき…いや、お前達の世界ではゴーレムと呼ぶんだったかな？そういった物があると言っておこうか。それもお前一人では運び出すは困難だろう量だ。　：(弥生、フリースペースTにて。)

　　◆黄金の風 > (　木箱の中身はこうだ。プレートメイル100、状態の良いマスケット銃50丁、及び十分な弾薬。クロスボウ130丁、及び十分な矢。百人程度が半年食うに困らない量の、防腐魔法処理済み食料。車輪つき大砲10台。そして「CRZ」書かれた半永久型バトルゴーレム30体。　)　：(弥生、フリースペースTにて。)

　　◆弥生＠市外 > 武器、防具、弾薬、大砲、食料――　ここにある全ての物資を携えてここから南に150kmのヴェイトス市に赴き役目を果たせ！　うち少数は物資を持たずにポワイ河へ赴き、塞き止められた水を開放した後にヴェイトス市に向かえ。　ヴェイトス市の指揮官はレイ・シェリダン、クリスティーナ・バルトロッツィ、自警団団長だ。　ヴェイトス市についてからはそれらの指示に従え。　：(弥生、フリースペースTにて。)



【黄金の殻】

　　◆ソフィア > (ひとしきり喚き散らしたら胸元から取り出した　金色の綺麗な殻みたいなものを眺めてうっとり。)　：(ルァ、自警団本拠地にて。)

　　◆ソフィア > えと、”中央に物が転がってました”で判りますか。西の空が輝いた、っていうんで調査に同行しましたが――爆発や火災だとしたら、外周にこそあるべきですよね？コレ。(当事の調査隊は帰還後、ソフィアを除き全員行方不明。そして――レイジの発症者が確認されたのは、その時からである。) (この黄金の卵の殻、本体と切り離すとたちどころに朽ちてしまうのが特徴らしいが、これは未だに黄金色を保っている。その特異性も含め区別の為に以降は「はじまりのレイジ」とでも呼称するべきだろうか。)　：(ルキア、ジャスティス、旧商業地区にて。)

それは自警団本部に設けられた伝言板だ。
連絡や情報のやり取りにつかうと良い。
但し、自警団にくれば誰でも閲覧可能だということの意味を考えた方がいい。
------------------------------------------------------------
EMより
セレスPC様の提案で、自警団に伝言板を設けてあります。
参加PC同士の連絡にお使いください。
また、自警団にくればここに書かれている情報を入手したものとしても結構です。

　そう書かれた場違いな張り紙の残る掲示板に、先ず一番最初に自分の素性と指針、
持ち得る情報を書き込んだのは発案者だった。

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　-1610年からお越しの皆様へ-
クリスティア聖教会、聖女認定セレスティアと申します。
私と同じように過去からこの時代へ「招かれ、応えた」方が
まだ何人かいらっしゃると聞き、情報交換の場を設けて見ました。
　当面の目的が定まらず、まずは中央病院に出没する謎の怪物に
ついて調査に向かおうと思います。
　何か情報が御座いましたら宜しくお願いします。

（以下、セレスが得た情報「レイジについて」「悲鳴を上げる怪物」
大聖堂の危険性（ログ参照）、墓地の状態（ログ参照）、などの情報共有が出来る）

その発案者に並ぶ形で、ラングフォード魔女傭兵団のルキア・フィンケルの名が記される。
持っている情報は同じだけれども、自分という存在がいることを明確に示しておいた方がいいだろう。

大和弥生は、立ち寄った自警団の詰め所で掲示板を見つけると
それを暫く眺めた跡、白墨を手にし

　　　　　正

　　　　　義

　　　　　最

　　　　　後

　　　　　の

　　　　　砦

と、右端のスペースいっぱいにでかでかと縦書きに記し、満足そうに頷いた。
その後、己の氏名、素性の他に書かれる情報は以下の通り。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

・ヴェイトス市に起きた大きな戦争と「レイジ」による混乱について（NPCクリスティーナ・バルトロッツィより）
・商業地区からギルド地区辺りに出没するクリーチャーと「ゴーレム使いの女」（NPCソフィア）について（同上）
・ヴェイトス市の大きな勢力（血族、コロセウム、自警団、人狼、夜会）の大まかな勢力図と方向性について（同上）
・中央病院跡での体験（地下室より這い出てきた腐乱死体が光と共に消えた事）と、地下室の位置（ヴェイトス中央病院跡7/8）
・「黄金の草原」についてと、黄金の種籾が荒涼の大地奥深くの洞窟に在るらしいこと。（NPCクリスティーナ・バルトロッツィ、アイゼンリッターの手記より）
・ヴェイトス市から北150kmにあるヴェイトス市奪還作戦本部について（NPCレイ・シェリダンより）
・トリス・クラクハインドなるクリスティア騎士と、ジャスティスなる来訪者（ビジター）が居る事。

最後に、自分は中央病院には赴かず、市外に出て黄金の種籾とヴェイトス市奪還作戦本部の捜索に当たる事が書かれ、縦書きの文字は締められている。

ヴェイトス市の北150km地点で「黄金の草原」及び「ヴェイトス市奪還作戦本部跡」を発見した。
それについて記載する。

私はポワイ河を北上し、その上流で水場を発見した。
水量は減っているもののまだ水源は生きており、水の確保が出来ると思う。
兵糧攻めの為か塞き止められてあったので、開放しておいた。

■黄金の草原について
結論から言えば、「黄金の草原」とは、決して枯れない麦畑の事ではなく、「ヴェイトス市奪還作戦本部跡」に巣食っていた「悲鳴の怪物」が撒き散らしていた黄金色の粒子が天に昇って舞い上がるある種幻想的な情景の事であった。
これは見た目の美しさと裏腹に、危険を感じさせるものに感じられた。
発見した場合、悲鳴の怪物が巣食っている事の証左であるため、安易に立ち入らぬ事を勧める。

■ヴェイトス市奪還作戦本部跡について
上記の「黄金の草原」――　いや黄金色の粒子で満たされた空間の中に、洞窟があり、そこにヴェイトス奪還の為に用意された大量の物資と30体のゴーレムを発見。
同時に、その洞窟の最奥にて「悲鳴の怪物」と遭遇した。

■悲鳴の怪物について
それは全身が青白い色をした人間のようであるが、グロテスクに両目や口から光を放っており、これに理性や知性を感じなかった。
体には金色に輝く卵のようなものを体にぶら下げており、その卵が割れる事で黄金色の粒子が噴出していたと思う。
この卵は体から切り離されると黒ずんで朽ちた。
これと交戦し、ナイフを突き刺し、真っ二つに切り裂いた筈だが、何事も無かったかのように元通りになった。
ゴーレムの協力で追い詰め、頭に矢を打ち込むことで動かなくなった。
物理的な攻撃は意味が無い事は無い（ゴーレムの攻撃で追い詰められていた事実）が、有効打にはならず、仕留める為には頭部を破壊する必要があるようだ。

また、荒涼の大地を移動中に、多数の傷を負い内蔵を露出させた象と交戦したが、これも体表の一部が青白く輝いていた。
恐らくコイツは「なりかけ」だったのではないだろうか？
この象に発光を伴って瞬間的に移動（転移、あるいは瞬間移動）する現象が確認された。上記の悲鳴の怪物も発光現象が見られた事から、共通する特徴だと思われる。
これも、頭部を破壊する事で仕留める事が出来た。
この共通項から「悲鳴の怪物」は物理的な攻撃は通用しないが、頭部を破壊する事で仕留める事が出来るものと思う。

交戦の最中、これらの悲鳴の怪物と共に瞬間的な転移をする事があり、この際にこのヴェイトス市に来た時と同じ感覚を感じた。これが意味する所はわから無いが、来訪者の皆は心に留めておいて欲しい。

■中央病院跡から持ち帰られた研究日誌を読んでの私見
ヴェイトス中央病院跡から持ち帰られた情報と、自分の体験を合わせて考えると、「悲鳴の怪物」とは「レイジ」に感染した人間の慣れの果てのように思える。
レイジの最初の発見者が確認される前、西の空で黄金色の光――　「黄金の草原」が確認されたという事は、アングリマーラ方面でレイジが発生し、これに感染した事で戦争が起きたのだろう。

研究日誌に書かれたレイジ感染者と「悲鳴の怪物」との共通項から考えるに、私が遭遇した全身を青白く染め、黄金色の卵をぶら下げた個体は第四段階からさらに病状の進んだ状態であるものと思われる。
治療法については消失しているようだが、1610年に起きた図書館の火事を未然に防ぐ事で守られるだろう。

この日誌の著者は、発光を伴った転移を獲得したレイジ感染者によって殺害されたのではないか？

■物資およびゴーレム、今後の自分について
残されていた物資は、ゴーレムを使いヴェイトス市に運び込んだ。
私はこれを使って人類の敵を排除し、ヴェイトス市を奪還するつもりだ。
この世界を救う志のあるものはヴェイトス市庁舎に集い、共に戦って欲しい。

（　この後、何かを書こうとして塗りつぶされた跡がある。　）

略奪者が襲撃を企てている。
戦いに備えた方が良い。

※戦闘イベント「アルマゲドンの誘い」について情報、および各勢力の動向（7/24現在）が自警団の掲示板にリークされます。

・ちゅうおうびょーいん
　・レイジ　のコト、　　が　わかる　かも　？
　・おおかみも、　びょーいん　ねらってる？　
　・ひめい　　ばけもの。　　　→　にげたほうが　　いい。しぬ。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　るぁ


（ 学校に行った事がないスラムの孤児 は、　文字を読むことは出来るようになったけれど書くのはまだ苦手。
汚い字ではないけれど、書き方が分からない　そんな文章。　　他にもいろいろ書きたいことがあるのに
どう伝えたらいいのか分からず 、　書けなかった　とか。　）
　

（タイトルは頑張って野生児が書いた名前である）

病院合言葉セブルラキスにしにいくぞ

（ナィナが忘れる前に自警団に寄って、その場にいた人間に取り合えず書かせた文言である。
当人がよくわかってないため、説明は何も書かれていない。
そして、さらなる書き込みが余計に混乱を招きかねない）

君達来訪者が元の時代に戻る手段が判明したらしい。
荒涼の大地の西、以前調査隊が向かった所から帰れるらしい。
そのひずみは今だ存在しており、行き来も可能であるらしい。
西に向かった来訪者達はレイジ解決の手段を模索中らしい。
この事を広く来訪者達に伝えて欲しいと言っている。
詳しくは別の来訪者達に聞けというが、
具体的に誰だか言わずに出て行ったため詳細は不明だ。

次があるなら、彼女に竜人の姿で扉を蹴破るような事がないよう伝えてくれると助かる。
（と、ナィナが喋った事をまとめて記載してくれた自警団員がいたようだ）

ユナフェウはそんな一文を書くと
その下に自分の簡単な素性と外見的な特徴を書いた後で
以下の情報を書き残していくだろう。
________________________________________________________________________

自警団に突如現れたイディリアという名乗る夢魔の存在と
上記の夢魔から提供された情報の場所には食料などが無かった事。
（7/13自警団本拠地のログを参照）

ソフィアと名乗る襲撃者が（弥生の情報と合致する部分が多く同一人物と思われる）
既に情報として出ているゴーレムとは別に
装備品に擬態した戦闘用の魔法生物（大まかな特徴も記載）を
身に着けている可能性がある事。
また時期と発見した物に関しては不明だが
ソフィアがヴェイトス西側の空で発生した光の調査に
荒涼の大地の方へ向かいその中で何かしらの成果を出したらしいという事。
（7/19フリスペT2のログを参照）
________________________________________________________________________
これらの情報が書かれる形になるだろう。
ちなみに病院で発見した吸血鬼の死体や
雷電の跡地に物資がないという情報も書かれてあるが
優先度や危険性を考えると無視しても良い情報かもしれない。

中央病院から帰還すれば、共有情報としてそこで知りえた情報を開示する。

これがもっと早く知られていれば、或いはここまでの現状にはならなかったのかもな。
研究日誌に記されていた情報の要点を掲示板に書き込みながら、フードを被った人影は小さく呟いた。

――――――――――

中央病院にて入手した「研究日誌」と戦闘した「悲鳴の怪物」に関しての情報を開示します。

レイジ感染の大元となった可能性がある西の荒涼の大地へ向かう。
今更かも知れないが、何せ今までの状況が状況だ。
追加の調査も行えていなかったようだし、調べることによって新たに何かがわかる可能性はある。

それからイカれたゴーレム使いから黄金の卵の殻を奪わせてもらった。
ゴーレム使いが言うには、調査した西の地で“中央に”転がっていたそうだ。
これと類似した金の卵が爆発し、黄金の粒子をばら撒かれたのは身を持って体験をした。
推測に過ぎないがこれが感染の元となった可能性もある。これと類似することを見るものがあったら皆も気をつけてくれ。レイジとやらが再び広まるなどゾッとしない話だ。

―――――――――
ソフィアから入手した「始まりのレイジ」に関しての情報を公開しました。
また事態の解決の可能性を探る為に、西の地へ行くことを他ＰＣに提案します。

襲撃者の一団を束ねる、ラーカーという赤い髪の男が、
夜会、人狼、コロセウム、そして各地で自由に活動している
力のあるアウトロー達に使者を寄越してきた。

「このままじゃあ、いけすかねえ旧暗黒街の血族の連中が、
この街を支配するようになるのは確実だ。
目障りな連中がいれば、潰せる時に潰すってのがこの世界の法律。
目障りな連中ってのは、オレや、あんたたちのことさ。
奴らは出来るようになったらやるだろう。

そうなる前に、何とかしなくちゃいけないはずだろ？
おおっと、安心しなよ。
仲良くお茶会に興じて、お次はトランプ遊びをしようってんじゃあねえ。
『全員で各々血族の奴らを攻撃し、そして奴らが潰れるまでお互い攻撃をやめる。』
これだけさ。略奪品は早い者勝ちってことにしようや。互いの利益になれば何でもいい。

まずは自警団の連中を襲撃し、宣戦布告としよう。
お祭り好きの奴らは集まるといいさ。」

――それは恐らく、あまりに脆い同盟の輪となるだろう。
ラーカーとて、どこかのタイミングで周りを出し抜き、利益を得ようとしている。
勿論、それはあなたたちとて同じかもしれないが。

そして人間は最後の最後まで、愚かな戦争にその残りわずかな時間を費やす。
それを乗り越え明日を見るのか、それとも共に闇に沈むのか。

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EMより

イベントも一つの局面を迎えました。
イベントの最終目的とは直接の関係はありませんが、
人類の明日の命運をかけた戦闘イベントを起こします。

対立の構図として「血族、自警団、参加PC」対
「ラーカー、夜会、コロセウム、人狼、その他アウトローのNPC」という形でひとまず呼びかけましたが、
それまでのロールの流れなどで、どちらに付くか判断して頂いて構いません。
但し中立の立場を取ると、相手側に加担する前に双方から攻撃を受ける可能性もある、とします。
アウトローとして申請しているNPCの場合は、基本PC側と敵対する立場で動いて頂けるとありがたいです。

このイベントを契機に、全ての場所で攻撃を受ける可能性があるものとします。
NPC同士の戦闘も発生するでしょう。

また、ラーカーというNPCは基本的にイベント進行役を担いますが、
必要に応じて戦闘の乱入を行います。

最初の目標は自警団本部とさせて頂きましたが、それに拘らず戦闘を起こして頂いて構いません。

先ずは自己紹介から。コロセウムの支配者を襲名したトリス・クラクハインドよ。
まぁ知った顔ではあるのだけれど、立場が変わったので以後よろしく、という所かしら。

さて、いきなりの話だけれど――休戦、いかがかしら。
コロセウムの一団は”血族”および”正義最後の砦”の両者と同盟関係を結び、以降対等の間柄として生きることになったわ。
そして今はその基盤を確立させているところ。　相互理解と組織改革の時間、というわけね。
あなたたち人狼とは長らく対立していたようだけれど、同盟としては、今のタイミングでこれ以上血を流す事態は避けたいの。
互いの利益にならないのはもとより、第三勢力に脇腹を突かれる恐れが強いから・・・
有体に言えば「回復した河川の水を再度汚染する無差別攻撃を開始した吸血鬼の勢力に、後顧の憂いなく対処したい」という理由よ。
其方にとっても、今回の攻撃を座視する事は出来ないと思うし――悪い話ではないと思うわ。

その上で、以降も対等の関係として互いの存在を認め合い、同じ世界で未来を歩む意思があるなら、同胞として歓迎する用意があるわ。
ひとつ所に棲む事はできなくても、お互いの縄張りを定め尊重して――たまには交易なんか出来る間柄になると、素敵だとは思わない？

-----------PL説明-------------------
手紙かあるいは伝言か、いずれにせよ上記の内容が伝えられる事になります。　吸血鬼対策の必要を好機とした、不可侵＆ゆるい同盟のお誘い、といった感じでス。

現在イベントは、今回の事件そのものの原因を探る「レイジの解決」と、
荒廃してしまった未来を救うための「人類の明日」という二つの目的を中心に動いています。

多くの情報が出ており、状況も幾つかの場面において平行して進んでいるので、混乱を防ぐ為にも今後のイベントの指針を書いておこうと思います。

公開されている情報にもある通り、イベントの元凶となったと思われる何かは、
ヴェイトス市の西側の荒涼の大地にあり、レイジの解決を目指すPCは今後西に向かって頂く形になります。
西側に出発したPCのロールを確認次第、それに乱入させて頂こうと思います。

人類の明日の為に活動するPCは、混沌とする市内の勢力争いに立ち向かい、あらゆる手段でそれを解決していきます。
それは武力によるものかもしれませんし、話し合いによるものかもしれません。
こちらはレイジの解決というメイン目的に対し、サブクエストのようなものになります。
PCやNPCの行動によって、結果は変わってくるでしょう。
こちらを解決しなくとも、イベント自体の目的は達成されます。

また、イベント期間は一ヶ月を予定していましたが、
期間内で終わらせることは難しいので、このまま延長したいと思います。

イベント解決のロールが中心となっていますが、それに拘らずこの機会に
色んなPC、NPCの心情や描写をロールして頂けたらなと思います。

それでは、今しばらくお付き合いくださいませ。

レイジの脅威を打ち破り、また未来において復興の足がかりを得ました。
イベントはこれにて終了となります。

経験点、報酬、その後の顛末など細かい点は後ほど追加させて頂きます。

予定していた一ヶ月というイベント期間を過ぎてしまいましたが、
イベントの目的が達成された為、これにて終了となります。

EMからの情報開示のバランスが偏っていたり、役割が集中し参加者様に大きな負担をかけてしまったりと、
色々問題が露呈してしまいました。
またその反面、EMからの関わりが中々できなかった場面もありました。
イベントの流れが不鮮明で、途中から付いて行きづらくなったと感じた方もいらっしゃるかと思います。

更に、荒廃した世界の雰囲気を楽しむことも目的の一つとしていたのに、
イベントの解決ばかりに集中してしまい、参加者の方がやりたいことが出来なかった…など、
反省点を挙げればきりがありません。
情報自体も、あとから辻褄あわせの為にどんどん追加してしまい、
わかりにくいものになってしまいました。

全てはEMのイベント進行力不足にあります。
ですが、それでもまあちょっとは楽しめたぜ？と言って下さるのなら、とても幸いです。
イベントの参加PC様、イベント進行にお力を貸していただいたNPC様、専用ルームを用意して頂いたGM様、本当にありがとうございました。
無事にイベントを終えることが出来たのは皆様のお陰です。

また、未来編のチャットルームの「終わりへ」を更新させて頂きました。


・PC枠参加の方への報酬について
PC枠で参加して頂いた場合は、戦闘経験ポイント13/10をお受け取りください。

・NPC枠参加の方への報酬について
NPC参加枠の方全員にPL日常経験ポイント4/7を差し上げます。
また、4回以上NPCでロールして頂いた方は、PL日常経験ポイント2/7を差し上げます。

更に追加として

1,EMから与えられた情報を、参加PCに伝えた…PL日常経験ポイント2/7
2,参加PCへの脅威として戦闘した、PCとの戦闘を行った…初回の戦闘でPL日常経験ポイント+2/7、2回目以降は+1/7ずつ
3,情報提供以外の形でPCを支援した(物資の提供、戦力の提供など)…PL日常経験ポイント+1/7
4,団体のトップを勤めた…PL日常経験ポイント+4/7

・一回きりのNPC(名無しの敵などを含む)の報酬について
幻の水面ルール規定の経験点に加え、PL日常経験ポイント2/7をお受け取りください。


以上になります。
それでは、本当にお疲れ様でした。

尚、チャットルームは今月一杯まで残す形になりますので、
残りの時間をお楽しみください。
それを過ぎると現在と未来を繋ぐゲートが閉じ、行き来できなくなります。
また、あえて未来に残ることもできます。

(ただし、レイジの解決と共にPC死亡時の救済は無くなります。死亡した場合の復活はありませんので、ご注意ください。)

ご質問がありましたので、追記させて頂きます。
未来から現在へのアイテムの持ち帰りは、
高価すぎるものや、特殊なもの(マジックアイテムなど)を除き、
ロール中に取得したものであるなら、一品に限り持ち帰ることが出来るものとします。

店で購入できるもの程度ならば、基本的にＯＫです。
「どうしてもこれを持ち帰りたい！」という方がいたら、
お手数ですが私書にてお知らせください。