傭兵ギルド雷電だ。

平和が続けば、仕事に困る傭兵は出てくる。
平時のサムライは畑を耕すそうだが、傭兵はそんな勤勉な連中じゃあない。
その手には武器がある。そしてちょっぴり汚い仕事だけど、金を払ってくれるっていう依頼主もいる。

実際、ギルドの規定を破りアウトローの仕事に手を出し始める奴らがでてきている。
人身売買、脅迫、誘拐、麻薬取引…どんな犯罪にも、荒事専門の手ってのは必要だ。
今まで暗黒街の犯罪者どもとの付き合いがまったく無かったわけじゃあないが、
それでも選択する仕事の内容には一定のルールを設けていたつもりだ。

ルールを破った奴らへの制裁を行う。
そうしなければ、ギルドそのものの立場が危うくなる。

対象となる傭兵の名前、住所、容姿をお前たちに開示する。
奴らのところに赴き、このような仕事をやめてギルドに出頭するよう伝えろ。
(恐らく大半が応じないだろう。犯罪の仕事に片足を突っ込んでおいて裏切れば、
今度はアウトローどもの恨みを買うことになる。)
交渉が決裂したら、仕方が無い。二度と傭兵が出来ない身体にしてやれ。方法は任せる。

これは雷電の中の、傭兵同士の揉め事だ。
しかし当然のことだが、暗黒街という特殊なエリアに立ち入ることになる。
あの辺りのお偉方には一応断りは入れてあるが、アウトローどもとのトラブルは避けろ。
傭兵ギルド雷電は、不良品の回収に来ただけなのだ。

かなり血なまぐさい事件になるだろう。
可能な限り、居住区などの地域での斬り合いは避けてくれ。
可能な限り、な。

本来なら雷電だけで片付けたいところだが、
同業でやりあいたい連中は少ない。
皆がほしがってた大口の仕事なんだが、仕方が無いな。
雷電以外からも募集を受け付ける。腕に自信のある奴は、声をかけてくれ。

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◆EMより
傭兵ギルド雷電に所属しながら、アウトローに雇われ犯罪の手助けをしている傭兵を討伐する戦闘イベントです。
基本的に暗黒街での戦闘となりますが、対象の傭兵はヴェイトス市内で普通に暮らしています。
街中などでの戦闘も起こる可能性があります。当然ながら、一般市民に被害が及べば処罰の対象となります。
名前の後ろに「@傭兵討伐」などをつけてロールしてください。

期限:およそ一ヶ月を予定
募集条件:戦えること
募集人数制限:なし
出現する敵の強さ:★3〜★5
報酬:基本報酬7万、傭兵一人を撃破(または説得)につき＋2万
　　 撃破した傭兵がその時点で所持していた財産の没収を認める
　　 戦闘経験点1

◆乱入に関して
敵の傭兵としてNPCを演じてくれた方は、
参加者の乱入が無かった場合でもPL経験ポイント＋2/7を何度でも差し上げます。

また傭兵ギルド雷電より通達は渡っているという設定ではありますが、
それでも暗黒街の人たちにとっては好ましくない状況といえます。
(雷電の標的はあくまで傭兵ですが、間の悪さというものはあります)。

暗黒街の犯罪者として、トラブルを起こす演出のロールをして頂いた方に、
参加者の乱入が無かった場合でもPL経験ポイント＋2/7を何度でも差し上げます。

その他暗黒街、居住区など関連ロールをして頂いた方に、
PL経験ポイント＋1/7を一度まで差し上げます。

何かありましたら私書箱【hiruda】までどうぞ。
それでは、よろしくお願いいたします。

犯罪の片棒担いだ社会のゴミどもをとッ捕まえてェ
手足の二、三本へし折ってお帰り願えばオッケェ☆ってコト？
ギルド公認で喧嘩できて身包み剥いで良くて駄賃までもらえちゃうとかサイッコーじゃん、やるやるゥ。

大体こういうのが混ざッてくると迷惑なンだよな――　ッて、あァ、何だ。こっちの話。
まァともかく、アウトロー気取りのマザーファッカー共をファックしてくりゃあ良いンだろ？任せな。

2016/2/21　ソロ/市内宿屋・酒場
ジョーンズさんの下宿にお邪魔してェ、説得（物理）してきましたァ☆

2016/03/12　路地裏の男（☆4NPC　イチバ・ケンシロー）/暗黒街
通り魔失敗（報酬なし）

　何だ、アイツ先に来てたのか…っていうかやっぱ乗り気だったか。
組織の構成員になるからにはルールを守らにゃあならんよなぁ？
それが嫌なら独立でも何でもすればいいんだ。
　ま、見かけたらちょっとその辺問い質してみるよ。ちょっとだけな。

◆イチバ・ケンシロー(36)☆4
　後ろ髪だけ伸ばして結わえたぼさぼさの黒髪。太い眉毛に濃い目のもみあげ。三白眼にニヤついた口元が胡散臭いイエロティア風貌。
トキノミヤコ人、イチバ・ケンシローを名乗るが時折フォーウン人ではないかという言動素行も見受けられる。
　傭兵としての腕前は程々で、二本の片刃短刀と鉄板入りの革篭手などを用いる。投擲武器を幾つか隠し持っているという情報あり。
　もっぱら対人スキルを活かす仕事を受け、フィールドワークや重装備、モンスターとの戦闘を含む仕事を好まない。

　暗黒街イエロティア系住人の多いエリアに多く出入りしているようで、ここ最近は住処にしている宿には戻っていない。


◆チコ・ハーポ・グルーチョ(27)(32)(38)☆3
　スキンヘッドに髭面、両腕に入れ墨を入れた蛮刀使いの「チコ」、気取った白スーツ姿で鎖分銅を振り回す身軽な優男「ハーポ」、
腕力自慢の大男でサンドグローブを嵌めて素手で殴る「グルーチョ」の3人。全員ホワイティアで芸能横丁出身のチンピラで名前は芸名。
　3人組で行動し、暗黒街、淫売窟、芸能横丁、商業地区辺りで見かける機会が多い。荒々しくあまり評判のいいとは言えない連中だ。


◆ヌーハ・ホルマト・イブンラシード(23)☆4
　ピラミダ出身の謎多き踊り子。芸能横丁で踊り子を生業とする傍ら、傭兵ギルドでは魔術、呪術的なサポートを提供する。
　黒髪ショートカット、褐色イエロティア。薄い絹の様なローブの下には、鍛えられた美しい身体の殆どを露出させるような踊り子衣装を
纏っている。愛用の武器はピラミダ地方では裕福な人間にのみ出回っている赤い刀身の曲刀。この武器の詳細は不明。

　芸能横丁や暗黒街に居る事が多いが、自宅はスラム。アララマ教徒の多いエリアに住んでいるようだ。


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　※EMに許可を頂いて出現する非EMのNPCです。必ず全て登場するかは分かりませんが、ギルド所属員ならプロフィールの公開くらいは
　　あってもおかしくないかと思い許可を頂きました。捜索の指針、対策準備、或いはロールのフレーバー等にご利用ください。
　　ご質問等は私書箱【etoire】にて。

>>キャンディ
コールガールを呼んだ覚えは…いや待て、どうやら見た目だけで判断しちゃいかんらしい。
こうなってしまったからには、こっちも手段を選んでいられないのだ。
頼んだぞ。

>>ドルチェ
雷電の揉め事の解決に、傭兵以外の手を借りなければならんとは皮肉なものだ。
説得した、という事実があればいい。それがこちらが守るべきルールだ。
働きに期待する。

もとより外道の仕置きは忍者の仕事、拙者などは適任のはず。
それに物の怪退治などで戦働きの折には雷電側にも面通しをする手前、
全く他人事という訳でもござらん。

さらに！正直今月苦しいのでござる！
　訳が3つも揃えば受けぬ道理が無い。

拙者こと槙島煉慈も、この一件任されたいが、いかに。

お前のように、仕事がなけりゃ素直に副業してくれる連中ばかりなら、
今回みたいなことにはなかなかったんだがな…。
雷電の傭兵が全く参加しないのはまずいと思っていたところだ、よろしく頼む。

最近薪割ばっかりしてたし、たまにはまじめに人間を割るのも悪くない。
何かと出費もあるし、お金も欲しいし、大義名分がつくなら何でもやるよ。

ところで、問題児傭兵のヤサを破壊して倒壊させたりしたら経費で落ちます？
落ちませんよねえ。

薪より人間の頭のほうが、簡単に割れるさ。
それより建物を倒壊させた時の話だが――　程度による。
というか、建物の倒壊なんて言葉が出てきたことに俺は驚きを隠せない。

…まあ、なるべく穏便にやれ。

俺はミグラント商会のラーヴェンってもんだが
うちの所の偉いさんからあんたらの手伝いをしてくれって言われてな。
まぁ、そんな訳であんたらの依頼って奴を受けさせちゃくれないかね？
一応、本業は水夫なんだが海賊どもとやりあう事もあるから
恐らくはあんた等が思うよりは戦えるだろうから問題は無いと思うんだがな。

あと念の為に確認したいんだが説得が通じない相手を制圧する際に
運悪く相手が死んじまっても俺らのほうに文句は言ってこないよな？

腕に自信のある奴を募集していたが、まさか水夫のお出ましとはな。
いや、バカにしているわけじゃない。海の連中の容赦の無さは理解している。
陸にあがっても同じ働きができるなら、断る理由は無い。

そうだな…暴力には弾みってものが付き物だ。
文句を言うのは殺された相手だけだろうよ。喋れる口は無いが。

いやー・・・近頃顔出さなかったら全然知らなかった・・・
不景気って嫌な話だ。まあ同情はするけど同調はしない。


仕事に気付けばなんとも私向けだ。
こんなのやらない理由を探し出す方が難しい。

姓は鈴宮。名前は凛。夢想真伝流として推して参る。

お前が腕のいい傭兵だっていうのは知っている。
そして傭兵紹介時の備考欄に「油断するのが玉に瑕」と
書かれているのも知っている。

嫌味で言ってるんじゃあないぞ。
しっかりやれ、そして無事に帰れ。検討を祈る。

指名手配された雷電の傭兵たちは大半が、治安維持組織に引き渡され服役するか、ギルドを辞めさせられるか、殺された。
事態は沈静化、傭兵ギルド雷電は組織の自浄に成功し、次に行われる市内でのギルド長会議での責任追及を回避することができるだろう。

しかし、傭兵が傭兵になるのには理由がある。
学の無かった者。才の無かった者。根気の足りなかった者。
鍬を握る労働をつまらないと感じた者。股を開くことを拒んだ者。
人に頭を下げることを嫌った者。

晴れて自由の身となった彼等は、堂々と大手を振って暗黒街の連中に雇われに行くだろう。
雷電のように仲介料をとられることもないし、給料もいい。ヤバい仕事なのはわかっているし、そこから抜け出すのも難しいが、それでもだ。

貧乏人が金貨の詰まった袋の”じゃらじゃら”という音を聞くための、チョロい手段の一つなのだから。
そして荒事の得意な連中が犯罪組織に流れ、治安は悪化していく。

多分、雷電はそうなることに気づいていた。
誰かが制御しなければ、傭兵なんて所詮その程度のものなのだから。
それでも尚、自分たちに批判の矛先が向くことを嫌ったのだ。
そういう仕組みを理解してくれる人は少ないし、理解していても批判する側になりたいが為に、気づかない振りをする人が多いからだ。
雷電はそこまでする義理はないと思っているし、何より――。

治安が悪化してくれたほうが、雷電の仕事も増える。
Win-Winって奴だ。


イエーイ。


【EMより】
お疲れ様でした。EMが積極的に乱入できず、申し訳ありませんでした。
少しでも楽しんで頂けていたら幸いです。
参加して頂いたかたは、規定の報酬をお受け取りください。