―― 華胥の国にて夢遊ぶ
宵夜（よいや）
本名は神宮司華宵（じんぐうじ かよい）
桜蜜のフレイバー
前髪も綺麗に揃えた癖無しの黒髪は背まで。顔横で段つけた姫髪。
桜色の双眸は何処か茫洋と。
ホワイティアのより淡く柔らか味帯びた乳白色の肌。
背に薄い妖精羽のようなものがある。感覚は繋がっているが飛べはしない。
喪服に近しい漆黒の着物が主な装い。
洋装も嗜み程度に纏うもやはり黒が主。
如何な時分にも黒紗にて顔隠す為の帽子を頭に。
意識してみれば仄かに漂うは桜蜜の薫り。焚き染めた薫に混じりて密かと。
性質は至極穏やか。されど奔放。
四季を愛で景色を楽しみ日々過ごす。
散策と墓参りは日課。
朱鷺京貴族『神宮司』先代が妻。
人間であった夫は大往生。息子が当主として無事に立ったを見届けて隠居。
――異郷に渡りて墓守を名乗るは戯れか。それとも必要、だったのか。
※トキノミヤコ、アマウラ系のＰＣ様はご自由に既知材料としてお使い下さい。
街外れに構えた中規模の朱鷺京風屋敷で暮らす。半ば隠居暮らし。
本家よりの仕送りが毎月50万。現在連れている使用人への給料は本家よりの払い。
現地にて雇うなれば収入より遣り繰りする事と相成る。
緩々と散在し、日々を過ごせば月に消費すは20万程。その月の暮らし振りにて変動す。
財産は庭付きの屋敷が300万相当。動かせる金銭が250万程。
始まりは昔々の恋物語。異国の地にて出逢うた男女。
生まれの地こそ同じくしながらも、隔たるは身分と種の隠せぬ違い。
それでも想いは通じるもの。数多の反対捻じ伏せた華燭の典も遠き話。
異種族を妻と迎えた事への反発や困難も数多存在したも、睦まじく添い遂げた果てには別離が待つ。
子も無事に元服を済ませ成人し、当主としても申し分無くやっているようだ。
此処で己に出来る事はもう無いだろう。ゆるり余生を過ごすだけならば。
旦那様の言伝を果たしに参りましょう。若かりし日、旦那様と初めて出逢ったあの街にて。
骨壷から白茶けた欠片を一つ胸に抱きて海渡る。
日常1
※初期能力値19スタートの裕福ＰＣです。
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