フレッシェンカ・ハウザーストーン(Frechenca Hauser-Storn)
序、ハウザーストーン家の没落 ハウザーストーン家の没落の噂が話題を集めたのは、一ヶ月ほど前の事だった。 当主、オットー・ハウザーストーンの急逝と致命的な事業の失敗が重なり、 転げ落ちるようにして社交界からその姿を消した。残ったのは1.200万yenの借金と、 途方に暮れるたった一人残った娘――フレッシェンカ・ハウザー・ストーンだけだった。
2、フレッシェンカ フレッシェンカ・ハウザーストーンは自分が箱入りだという自覚くらいはしていた。 大学のクラスメイト達にもとろいとか物知らずだとか人見知りだとかよく言われるし、 普段自分から声をかけられる相手なんてお父さんと召使いくらいのもので、 分からない事があったら誰かが困っている自分に気づいてくれるまでおろおろして いるばかり。それでどうにでもなっていたから。
3、プロモーター ヴェイトス市コロセウムの話題が長らく盛り上がっていない。なにせここ数年、 市内での大量の人死にが出るような戦争やらなにやらが立て続き、すっかり市民が 残虐なだけのショーに食傷気味になっていたものだから。 そんな時にプロスパンダで見つけたのが、巷で噂になっていたその、 ハウザーストーンの娘だった。こいつぁ、使える。
◆素性 そんな気まぐれな事情で本来2級か1級奴隷かと査定を控えていた元資産家の娘が 剣闘士奴隷に登録された。素養は限りなく0。容姿と話題性が売りの、完全な見世物、 エンターテイメントとして晒し者にされる事になった。 登録名は家名まで含めた本名。コロセウムのパンフレットには赤裸々にその素性が 説明されている。ハウザーストーンの娘だとか、ヴェイトス大学文芸科2回生だとか、 借金が幾ら残っているとか、年齢からスリーサイズから何から何まで。 最初から剣闘士など出来る筈のない哀れな娘、というショーレスリング的な演出として その惨めな素性すら晒し者にされ、精神的に辱められる姿を見世物にされている。
羞恥プレイの一環として、試合以外の時は今まで通り自宅(コロセウムに売却済み) で一人暮らし生活を続けさせられ、世間の目に晒されている。 コロセウムでのあられもない姿がよりいっそう引き立つように。
親族は居ない。母は幼い頃病気で他界、父の死因は病死だとされているが定かではない。 祖父の代から輸入業で成り上がった家であり、親戚筋からの救済も絶望的。 既にコロセウム所有の2級剣闘士奴隷であり、友人等にどうにかできる額ではなく、 成金の娘として元々内心快く思っていなかったような級友などは掌を返した ようにその姿を笑いに来ている。
◆容姿と人格 元々身体の強い方ではなく、運動の類はまともにした事がなかった本の虫。 あばらが浮くほど細い身体はセクシーとは程遠く、ほとんど裸同然のビキニアーマーを 着せられて、羞恥に顔を真っ赤にして俯くばかり。勿論演出家の目論見通り。 下着は履いていない。対戦相手は「あれを脱がせばボーナス1万yen」と言われている。 与えられた武器は平均的なサイズのバトルアックスだが、両手で保持するのが精一杯。 筋力ではなくほぼ遠心力で振り回すだけ。血を見るだけで立ち竦むし、故意に他人に 怪我をさせるという事を想像するだけで泣きそうになる。 ただの女学生に刃物を持たせて「やれ」と言われてもそんなもの。
ブルネットの長い髪、薄いブルーグレイの瞳、北欧系ホワイティア人種。 奴隷の焼印の位置は左肩甲骨の上辺り。プロスパンダのギルド章。 試合や見世物の時以外はごく一般的なブラウスにエプロンドレススカート等。 性格は温厚でマイペース。引っ込み思案で声が小さく、読書と温かい珈琲が好き。 のんびりと自室で珈琲を飲みながら本を読み、たまに散歩に出かけたりする。 そんな普通の生活が好きだった。
◆特技、趣味について 【学問】 学業全般に関する才能。いわゆる優等生スキル。本を読んだり講義を聴いたり ノートを取ってまとめたりする事で理屈を理解する能力と、学問に対しての興味、知識欲 を持ち、学ぶことを純粋に楽しむ事が出来る素養。
【本】 毎週のように図書館に通い、2、3冊とりとめもなく借りていく。 現状唯一の心の支えであり、現実逃避。ヴェイトスの作家に詳しい。
◆パートナー 100万yenでコロセウムが購入済。 ただし試合後の1晩レンタルは可。一晩7万yen。(ギルドに5万、本人に2万) 妊娠させると商品価値を失うので本番はなし。 その他の性行為(尻、口、手などを使ったもの)は可。 返却後、処女膜の有無を確かめられる。
◆財産 貯蓄:-11.970.000yen 衣食住とコロセウム装備だけは保障されている。 試合に勝てば7万yen、負ければ1万yen。
◆持ち物 ・戦斧:平均的な戦斧。斧、鎚矛、メイルピアッサー、鎖、と無駄に多機能。 ・ビキニアーマー:凡そ防具としての意味の無い辱め装備。肩と胸と腰のみ防御効果。 ・ガントレット:一見頼れる防具のようだが、非力な娘にとっては余計な負荷。 ・ヘッドギア:額を叩き割られる可能性だけは幾らか軽減。簡単に死なれても面白くない。 ・グリーブ:見栄え重視の金ピカ。右膝当てとか馬に乗る予定もないのについている拍車とか高いヒールとか。 ・バックラー:恐らく最も良心的な装備。ただしひ弱なもやしなので盾を掴まれて捩じられると泣く。
◆成長 日常:2/7(3) バトル: 感覚+2、集中力+1
◆近況 お友達ができました! お仲間ができました! お仲間ができました! 地味必殺技、ショートアンダースロー! オークション売り出し開始! スカーレット邸での新生活開始。
◆面識 アリシア・レイカート:同じような境遇のもと貴族の奴隷。もっと色々話したい。 ペセル:鍛錬所で少しだけお話しした女性。どういった方かは、知らない。 レイ・シェリダン:教官?一級剣闘士らしい。凄く怖かった。 エリザベス・エイミー・レミントン:同じ境遇になった剣闘士後輩さん。最近はもう頼りっきり。 ノエル=E= ラトゥール:一級剣闘士…って言う事はあの怖いレイ・シェリダンクラス! アルテキア・スカーレット:新しい主人。歳の近い女性。 グロリア:主人のもう一人の奴隷。獣の様で怖い。
◆種族限界(人間) 力:7 素早さ:7 タフネス:7 感覚:7 知力:12 集中力:7 精神力:7 器用さ:7
◆乱入は基本的に歓迎します。 ただし無理のある登場、多窓でのロールはご遠慮下さい。 状況が分かり難い毎レス1行の短文ロールも苦手です。 あまり対応出来ないかも知れませんがご了承下さい。 アドリブには柔軟に対応致します。
私書箱「etoire」 |
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