【名前】
グレアム・ハンバート
【容姿】
ボサボサの灰色髪に、鋭い印象を与える青い瞳。
鷲のような鉤鼻が特徴の、長身痩躯な男。
日頃から黒いインバネスコートを着ている。
【詳細】
デビューしてから一年ほどの小説家。
自称『怪奇作家』だが、あまり売れ行きは芳しくなく、さほど有名でもない。
喰っていく為に仕方なく冒険小説や、安っぽい官能小説を書いて収入を得ている。
どうにもこうにも怪異だの狂気だの名状し難きものと言ったモチーフから離れられず、
そういったのが好きな人からは評価もしてもらえるが、大衆受けしないのが悩みの種。
と言っても、別にスランプに陥るほどではないし、やはり書かなければ喰っていけないので、
今日も今日とてウンウン唸りながらネタを考え、頭を掻きながらペンを走らせている。
特段ペンネームなどは使わないが、官能小説に関しては別の名義を使う。
【著作】
『見えざるもの』……２０
クリスティアからヴェイトス市へ向けて、順調に航海を続ける豪華客船エメラルド号。
しかし次々に乗客が惨殺され……不可視の殺人鬼に、私立探偵ダン・コバックスが挑む。
オカルトに関する詳細な記述、難解な言い回しが特徴の怪奇推理小説。
記念すべきデビュー作。それなりの評価を獲得し、売れ行きもまあまあ。
『不浄の神々』……１５
怪死した親友の仇を討つべく、ただ一人調査を開始した私立探偵ダン・コバックス。
事件の背後に蠢く異端宗教、そして恐るべき邪神に、彼は如何にして立ち向かうのか。
ダン・コバックスシリーズの第二作目。形容詞過多な文体や特徴は相変わらず。
それが良いという人もいるが、変わり映えしない為か、あまり売れていない。
『幽霊狩人（Ghost Finder）』……１８
ヴェイトス市でも名うての幽霊狩人ジャック・アバライン。
彼は魔術と科学とオカルト知識を駆使し、異界より迫り来る怪異と対決する。
青少年向けの冒険小説で、現代で言うライトノベルの類。コイン１枚で買える。
どうやら読者に受けたようで、続刊が予定されている。
『鎖錠聖典（Shackle Scripture）』幽霊狩人２巻……２４
幽霊狩人ジャック・アバラインの元に、突如として現れた東洋人の少女クザク。
長い黒髪と宝石のような碧眼を持った彼女は、ジャックに護衛を依頼する。
時を同じくしてヴェイトス市で発生する、猟奇連続殺人事件。
開腹されぬまま臓器を抜き取られた死体。空から降り注ぐ内臓。
やがて全ての事件の背後に、ジャックは邪神教団の存在を突き止める。
しかし時既に遅し。巫女であるクザクを生贄にするべく、教団は彼女を誘拐してしまう。
儀式が迫る中、外法を記した『鎖錠教典』を駆り、ジャックは教団との対決に臨む。
謎めいた美少女、妖しげな悪漢、次々に現れる謎、怪奇、という冒険活劇。
完全に娯楽作品に徹した結果、この手の小説としてはなかなかの快作である。
著者の特徴として、形容詞過多な所や、オカルトに関する詳細な記述が上げられるが、
徐々にこなれてきたのか、あまり鼻につかない文章に仕上がっている。
『シスターはエクソシスト！ 淫妖触手地獄』……５
アリシアは悪魔祓いをするシスター。しかし毎回、触手に襲われて犯されてしまう。
言うまでもなく官能――というよりエロ小説。文章よりも挿絵の方が人気だったり。
題名は編集者がつけた。別名義だが特徴的な文体の為、比べれば似ていることがわかる。
単行本は無く、粗雑な月刊官能小説本に毎回数ページずつ連載されている。
【常に持ち歩いているもの】
財布：中身は数千エン程度。
手帳、鉛筆：一組になっている。メモ用。
煙草、燐寸：気分を紛らわせる為に吸う。
【財産】
アパート：６０万エン
商業地区の近く。賃貸ではなく持ち部屋。
貯金：３９万エン
【収入】
別名義による官能小説連載が定期収入源。
これは月に５万エンほどだが、生活費として消滅する。
【執筆について】
《判定》を４回行い、発言秒数一桁の数値を合計する。
この数値が小説の出来となり、合計×１万エンが収入となる。
【執筆状況】
【出会い】
鶯
【経験値】
日常：０／７
戦闘：０／１０
経験点：１ |
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