笑ったり喜んだりすることを我慢して こんなに頑張っているんだから きっとわたしが世界でいちばん 何もかも出来るのだと思っていた
姓名:最上銭衛門煌耀(Mogami=Sen-emon=Kouyou) 真名:最上綺羅(Mogami=Kira)「煌耀」は拵匠名 職業:アマウラ東部地方伊駿河(イスルガ)藩新刀拵匠師 五代目「最上銭衛門」 内容:伊駿河藩将軍家お抱えの新刀拵匠師。平たい話が出来あがった刀身の「こしらえ」部分を担う技術者。 通称「きんぴか最上のお飾り姫」。将軍の刀持ちのほか鑑定や試し斬りも仕事のうち。 普段は小姓宜しく将軍の下段右隣に座する。 秘密:月に一度、数日の休暇を申請するのを「餓鬼が腰が引けたか」と諸侯は笑う。けれど。 *現在ヴェイトス市在。櫻ノ守家へ暫定居候させて頂けることに。 退院した現在は櫻ノ守邸へ出戻り。長期入院生活のため免疫力低下中。 櫻ノ守邸宅で小間仕事をさせて貰ったり道具の手入れしたり自責ウダウダしたりの現状。いまもそう。
【容姿】 Ψ髪Ψ 腰でキッチリ切り揃えた、癖の少なく色素の薄い胡桃色。 頬に掛かる両サイドの髪のみを項で緩く纏め、後ろは流す。 Ψ瞳Ψ くりくりとした渋紙色の大きな垂れ目。光彩が深く、黒目部分が水晶体の三分の二を占める。 良く泣くせいで常に瞳が潤んで赤っぽい。疵の入ったシャンパントパーズみたいな印象。 Ψ肌Ψ 子供らしく肌理の細かい色白の肌質だが、両手肘から先だけは、 年齢に似つかわしくなく水仕事宛らぼろぼろに荒れている。 Ψ造作Ψ 小作りな鼻とふっくらした唇の、眉がくっきり太くポヨポヨした、染みや黒子のない童顔。 歳相応の童女らしい愛くるしい顔立ちだが、表情は常にはったと睨みつけるような眼の据わった真顔。 強張った各パーツが相好を崩す事はない。唇はデフォルトで強情っぽい一文字結び。 平たく言えば妙に大人びていて可愛げのない子供。思うさま諸侯に舐められがち。 Ψ体躯Ψ 薄い肩に膨らみ掛けた乳房とやや括れた腰付近。人形宛ら起伏の少ないストンとした体型。 イカ腹に非ず。体格そのものは無力で小さな子供の物腰だが、 ちっこい全身から発する隠そうともしない敵意と警戒と隙のなさが、要らない敵を作りまくる。 Ψ装飾Ψ 頭髪の纏めた部分にのみ鈴飾り付きの綾紐を括る。 歩くとちりちり鳴るのは不承不承のご愛嬌。元は全盲のじいやの為だった。 Ψ服装Ψ 平素は極凡庸な白い木綿の胴衣と、茄子紺の袴姿に草鞋履き。 正装時には浅葱色の紋付裃姿。髷のかわりに浪人結い(*ポニテ崩れ)。 Ψ家紋Ψ 円鍔型。柊の葉の中央に左右から抜き身の番い刀を模した紋。
【常備品(財産)】 *年代物の砥石七種(平島砥・大村砥・天草砥・対馬砥・三河名倉砥・青砥・合砥) (*地皮(ぢづや)と刃皮(はづや)もこの中に入る) *年代物のはばき数種(金・銀・銅燻し・染め・水戸金等) *年代物の柄巻き数種(鉄・茶・黒等) *年代物の目貫数種(花・鶴・牡丹・鎧。鯉等) *たがね、鍛鉄、鑿、カスリなど年代物の象嵌道具。 上記含め、全て古色蒼然としすぎて売ることもできない先代の遺産。 *二本差しの竹光。柄こそ鮫革菱文字の業物に見せかけてはいるものの、刀身部分は自作ですが何か。 *塗りの剥げかけた印籠・下部がささくれた竹筒・裏が毛羽立った紋付扇子 数本折れた漆櫛・外見だけで中身のない懐紙 *料亭熊倉で頂いた金平糖 *あと草ぼうぼうで傾きかけた武家屋敷も不動産のうち。
【伊駿河藩・特色】 *地域扱いは概ね外様藩仕様。 *名産品は燻製と干物。 *海の幸が豊富。 *伝統工芸は漆器と彫刻と細工物。 *さざんおーるすたーずッて何ですか。 *「と言うか神奈川のへん的な」「そうとも言うかも知れません」
【ひととなり】 人前では、誇り高く行儀よく弁が立つと、見てて高慢なほど凛々しく重々しく振舞うが、 一人になった途端、極端な泣き虫・意地っぱり・癇癪持ちの地が出る三重苦に陥ると言う、 二面性のハッキリした娘。平たく言えば格好の付けたがり。 厳しい環境としつけが、喜怒哀楽の「喜」と「楽」の抜け落ちた、厳めしい顔の子供を否応なしに造り上げた。 生まれは、アマウラ東部の小さく地味な藩、伊駿河藩の将軍に仕える四代目新刀拵匠師、 通称『きんぴか最上』こと最上銭衛門丞耀の一人娘。 いつも将軍の刀を磨いている事を皮肉られた軽い蔑称だが、 それだけ“将軍のお気に入り”と言う意味の羨望も含まれていた。 しかし父丞耀の病死により、急遽五代目「最上銭衛門」を継いだ 紛うことなき名ばかり諸侯は、12歳の童女だったと言う笑えないはなし。 本人の実力と言えば、父や、技術指南役兼匠頭の田所兵衛に技術を習い始めて、 十年に足がかかるとは言うものの、実際は刀身磨きや紋入れしかした事がないと言う程度の、 知識ばかりで膨れ上がった頭でっかち。まさに『お飾り姫』付きの蔑称が相応しい体たらく。 性格と言えば、諸侯と対等な話が出来るぐらいの教養や知識こそあるが、 小生意気な理詰めの口調や睨むような顔つきが可愛げなく、 そのくせ「これでお前達と等角の身分だ」と言いたげな、 背筋の伸びた姿勢が鼻持ちならない、実に小憎たらしい子供。
【贋作師】 そんなものだから先代からの信用は徐々に無くなり、 次第に将軍は愚か、小姓、下侍の声すらかからなくなり、 仕事のなくなった家計はアッサリ傾き、借財暮らしの果てに、 家財は勿論、忠実な家臣達すらヴェイトスなる異国へ奴隷として売らねば立ち行かなくなってしまった。 がらんどうの裸屋敷にぽつんと一人取り残され、途方に暮れた子供が稚拙な焦燥と苦悶の挙句、 中途半端に賢しらな頭で考えた急速な金策は、まず『二界戦争』の爪痕も新しい幾多の戦場跡に目を付けた。 まだ復興してない土地から、ボロだが折れていない廃刀を拾って来ては、 長い長い時間をかけて、刀身を磨き上げ、はばきを取り換え、つりあう鞘を塗り直し、 目貫を与え、それらしい紋を入れれば「見た目が立派な年代物っぽい刀」の出来上がり。 風のうわさに聞けば、くだんのヴェイトスやらは陸続きではあるものの、 アングリマーラと同じくらいの尺度の異なる異邦らしい。 刀について詳細な仕立てが解る人間もいまいと決めつけて、 一月に一度ペースの行商を早々に決意。飾り立てたボロ刀を高額で売りつける腹。 早いはなしが未熟で浅慮な贋作師。ませた子供がやらかす詐欺罪。 上手く事が運ぶ未来しか見据えてないっぽい頑固娘が考えた、所詮浅知恵な金儲け法。
【職業技術(加工一覧)】 [紋入れ技術](*後述になるほど難易度高し) *葵:葵の花を描いた丸紋。代表的な丸紋で紋入れ技術の初歩に習う。この程度はらくらく。 *剣花菱:上下左右が対称となる一般的な花菱紋。少し時間はかかるがきちんと完成はさせられる。 *五三桐:桐の葉に三つ草を添えた異形紋。丸や菱と違い、全体的なかたちを造るのが難しい。 *六文銭:一文幣を上下三つずつ並べた武家紋。文の間隔さえ取れれば何とか出来上がる。 *丸四方剣花菱:剣花菱を円の中に入れた丸紋。円も花もいびつな出来あいになりがち。 *丸三つ葵:葵紋を円の中に入れた丸紋。丸四方剣花菱より更に高度で、粗が目立つ出来となる。 *下がり藤:中央から円形に二房の枝垂れ藤を描く丸紋。難易度がかなり高く、気を抜くとかたちにならない。 *九曜紋:中央の大円を小円で囲む丸紋。シンプルだがバランスの取り方が難しく滅多に成功しない。 *つがい蝶:二羽の斑目蝶を円形に象る丸紋。形状も模様も複雑で、よしんば成功しても目も当てられない出来になる。 *違い鷹:鷹の羽のつがい紋。現在最難度級。全体的なバランスは愚か、かたちにするのがやっと。
…つまり現技術では対極図式がせいいっぱい。 器用さ:知力の両方1UPに付き1紋GET。技術力の甲乙は以上の二点を足した塩梅。
[鞘塗り技術] *黒石目:少しざらついた質感の黒塗り漆。一般的な侍鞘。 *茶石目:黒石目よりやや明るい茶塗り漆。やや装飾的。 *黒呂:黒石目を更に磨きあげた光沢のある黒塗り鞘。黒石目よりは見栄えが良い。 *茶呂:茶石目を更に磨きあげた光沢のある茶塗り鞘。やや華奢なこしらえ。 *金粉:黒呂に貴重な金粉を散らして、更に磨いた黒塗りの贅沢な鞘。高価に見えるよ!
…蒔絵入れは簡単な物のみ可能。精神力:集中力の両方1UPに付き1塗りGET。 技術力は以下同文。1GETは他技術と両方会得する事は出来ない。
[鍔工技術](*後述になるほど難易度高し) *丸碁石:鯉口近くの左右に松型を彫り抜く単純な鍔工。これぐらいは普通に出来る。 *丸鍔花巴:左右対称で霞と梅を散らしたきれいな鍔工。見栄を張って難しい技術を習ったものの、出来上がりに不安が残る。 *なまこ武蔵:鯉口の両隣になまこ型の空洞を彫った飾り鍔。今の技術で無茶をやらかすな的な感覚。 *碁石梅:向かって鯉口の左に小瓜、右に大小の梅花の飾り彫りを三輪施した上品な丸鍔。小刀向け。
…ようやくかたちになるのがやっと4種。基本的に碁石鍔。こつこつ勉強はしてるがなかなか追い付かない。 器用さ:集中力の両方1UPに付き1抜きGET。技術力は以下同文。 1GETは他技術と両方会得する事は出来ない。
[柄巻き技術] *綿鉄:蒼碧色の綿柄。シアン色に似ている感じ。 *綿黒:黒鼠色の綿柄。あまり装飾的ではない。 *綿茶:明るい枯茶色の綿柄。技術は同じでも高価に見える。
…全て菱型結び。柄巻き綿は買い出しに出るしかないので、基本上から磨くだけ。 力:感覚の両方1UPに付き1巻きGET。技術力は以下同文。1GETは他技術と両方会得する事は出来ない。
[刀身彫り](*後述になるほど難易度高し) *護摩箸:仏具彫りの基本のひとつ。時間はかかるが、どうにかそつない仕上がりにはなる。 *梵字:梵字彫り。これも基本だけど梵字の種類と文字数に寄って出来上がりの都合が違う。 *不動明王:最高難度。明王彫りだけで一週間以上かけて彫り上げる。まだ勉強で習っただけ。
…技術的にはちょう難しい部類。万全の体調でも綺麗に仕上がるか如何か解らない。 すごく丁寧に工程を進めて立派に見せている感じ。 精神力:集中力:器用さのそれぞれ1UPに付き1彫りGET。1GETは他技術と両方会得する事は出来ない。
仕事技術…上記通り仕事上の実質経験は浅いものの、職工場や鍛冶場には良く出入りして手伝っていた。 ただ身内評価が仕事上で通じるか否かは別のはなしと言う意味合いでのプロ級技術。 社会地位…姓も取り上げられず、屋敷や身分はかろうじて残されている具合。 将軍は可愛がってくれるがそれと仕事のはなしは別で、現在は名ばかり統領。
【家用人】(*現在ヴェイトスの奴隷ギルドで雑多〜二級奴隷として扱われている)
*重蔵:50歳。元最上家筆頭家老。涙もろくてイチイチ大げさだが親よりも良くしてくれた。全盲のじいや。 *ふじ:46歳。元女中頭。穏やかな口調が特徴の恰幅の良いおばさん。気の優しいばあや。 *金治:18歳。元お庭番。混血の金髪児で銀治の双子の兄。明朗快活で頭がわるい。 *銀治:18歳。元お庭番。混血の銀髪児で金治の双子の弟。冷静沈着で愛想なし。 *お美輪:14歳。最年少の元女中。とても気が弱くて怖がりのお姉さん分。身体が弱くてすぐ寝込む。 *兵衛:31歳。隻眼の元指南役。技術は全て彼と父に厳しく叩きこまれてきた。 気風のいい親分肌の男だが好かない。 *一太郎:26歳。元学術師範。線が細く風采の上がらない容姿の和み系。喧嘩事はからきし駄目。 詳細はこちら。 【動産・収入】 総財産:上記不動産含めて総財産は100万程度。主に屋敷と土地の値段。 録のうちなので売る事もできない。本来は貧乏のはずのコレが標準値の理由。 現在手持ち金額の総額は38,000エン(10/20:一般イベント報酬+35,000エン) 収入:先代と同じ月10万エン。嫌がらせ含み。 「お子様は仕事しないで年棒貰えるからいいでちゅね」等、馬鹿にする為の等角年棒。 住居:最上屋敷。屋敷と言えば聞こえはいいがほぼ廃屋。土地質が良く自然災害こそ起こらないのが唯一の救い。
【経験値】(5/25:戦闘経験値1を使用して集中力UP。主に雑念排除用。技術種類GETは後日) 日常:4/7:3PT 戦闘:9/10:0PT
【能力限界】 低級(力:7 素早さ:7 タフネス:7 感覚:7 知力:12 集中力:7 精神力:7 器用さ:7)
【イベント履歴】 短期仲居の募集:09,10/18済 天才画家エイブラハムの世界:10,5/20済
【稼動履歴】 5/24:――わたしはまた、歩き出さなくッちゃならないンだ 5/25:わたしは、浅ましい、娘だ 6/8:――ごめンなさい、などと言えない 6/17:辛いことばかりじゃ、なかッたと、思えるンだ
【邂逅履歴】(*敬称略) 是宗頼光 マンジ (エル) メルティカ(*めるさま) (鶯) キヨ(*おきよさま) (ミニー) (アルマ) (銀嶺) (ディーバ) (キャシー) 【PL】 レス長考気味。その上長文。二項目とも救いようのない不治の病。 熟考が短くても十分前後で平身低頭。時にソロでも矢鱈長考な事が判明(死)。 贋作の元となる廃刀は原価表にあるような武器として機能する刀ではありません。 叩き直しても砥いでも紙一つ切れない完全な鉄くれ(鉄の棒?)で、紛うことなき見かけ倒しのなまくらです。 オンボロな鉄の棒っ切れを物凄い飾り立てただけと言う感が正しいかも知れません。 そんな贋作刀ですから趣味か特技に「買物」があればアッサリ見ぬかれる程度だと思って下さい。 「感覚」が高ければ訝しむのも普通だと思います。無理矢理感のない流れで。 そういえば刀身磨きもするんだし鞘を払っただけならセーフ範囲かと思いなおすも、 目利系スキル持ちの方や試し斬りされればヤッパリバレます。その辺りはお相手様の匙加減で。 乱入・既知・アドリブ歓迎。恋愛ですか。場合によっては淫行罪に引っかかりますよ。 資料引っ張り廻した挙句、刀剣美術館に足を運んでしても駄目な設定が満艦飾ですが、 色々と突っ込まないで欲しい気持ちでいっぱいです。何気なく修正。
【私書箱:Hermit】連絡等、雑事何でも。
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