アラクネと呼ばれる半人半蜘蛛の怪物。人間変身はできず、この姿のみなのでインセクティアではなく妖怪に分類されている。アマウラでは女郎蜘蛛と呼ばれている種族。
<容姿> 若い女性の下腹部から連続するように8本の蜘蛛の脚と蜘蛛の腹が繋がっている。 鉄錆色の長めの髪に青白い肌、赤い瞳の目。額には3対の水晶のような副眼を備えている。 人間同様の乳房を持つが両手は外骨格で覆われ、指先は鋭い爪になっている。下半身の蜘蛛部分はセアカゴケグモのような黒と赤模様で艶光りしている外骨格。 生殖器と尿道口は人間と同様の部位…ちょうど人間部分の下腹部、…人間と蜘蛛部分との境目あたりにある。 蜘蛛の腹の最後尾に出糸管があり、その少し上に肛門がある。
<性格> 基本的に臆病、非好戦的。 共通語を理解し、知性を持つが、その行動理念は完全に野生である。腹が減れば獲物をとって食べるし、腹がいっぱいなら無駄に襲ったりはしない。相手が自分より大きかったり強そうだったら、さっさと逃げる。そこに悪意も善意も無い。 ただし、言葉は通じるのでうまくやれば襲われても説得が可能かも知れない。
※現在の人間に対する反応…警戒。武器を持つ相手は敵と見なされるかもしれない。
<能力>
「粘着糸」 蜘蛛の腹の先端から粘着性と伸縮性に富む糸を排出する。一本で体重を支えられるほどの強度は無いが、何重にも絡み付けば、常人なら動けなくなってしまうだろう。 基本的には森などでこの糸を張り巡らし、野球場ぐらいの範囲のテリトリーを形成している。テリトリーに足を踏み入れ、気づかないでいるといつの間にか多量の糸が全身に絡み付いており、動きを封じられることになるだろう。ちなみに火等で簡単に焼き切ることは可能。熊のような猛獣レベルの力があればむりやり引きちぎることもできるだろう。でもべたべたして動きずらいだろうが…
「感知」 自分で形成したテリトリーに侵入者があれば、糸を通じてその者の場所、大きさなどを大体把握できる。もし、糸に触れなかったら感知できない。
「神経毒」 唾液に神経毒を持つ。糸に絡まって動けなくなった獲物に噛み付いてじっくりと染み込ませて仕留める。大量に注入されれば呼吸筋の麻痺が起きるため死に至る。少し噛まれた程度ではほとんど問題無いレベルの毒性なので、戦闘には使えない。
「再生」 致命傷でなければ、四肢なども含め再生できる。ただしそのスピードは普通に人間が怪我が治るスピードと一緒。途中で体力が尽きたり感染症が進行したりしたら普通に死んでしまう。
<所持品> なし
<現在の生息地> 地下迷宮内及び周辺
<出会い> トト、ザラ、黒兎、エステル
日常3/7(1点使用) 戦闘3/10 (PL0)
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