【姿他】 〔髪〕 長髪の黒髪(Not ファッション 床屋代がない) 〔目〕 黒い瞳 〔肌〕 色白の肌 〔体〕 痩せ型 〔服〕 みすぼらしい黒いローブ、靴
【経歴】 元は人間。悪魔崇拝黎明期の著名な悪魔学者の一人。 召還と使役に長け、魔王との間に契約を持った。 その魔王が現世への降臨をたくらんだ際には、己の肉体を偉大なる魔王の分霊の依代として差し出そうとする。 このたくらみはばれることもなく、実行段階にこぎつけたが、ものの見事に失敗し、生涯を無駄死にで終えた筈だった。 その魂は、魔王の配下によって、魔王のもとへと引き立てられる。 何の気の迷いか、魔王は手に入れたこの魂を惜しみ。 おのれの小指を噛み千切って、食うはずの魂を封入して吐き出した。 小指は生前の学者の姿を模し、学者は悪魔の末席に連なることとなった。 その後は忠実な臣下として、その魔王にしたがう。 人間の姿であったため、他の臣下らからはずいぶん迫害を受けた。 しかしそれにめげずに忠勤し、頭角をあらわし、配下を与えられ、下級悪魔を用いた、数々の魔術実験を任されるようになる。 研究開始から三百年程後に、アゲィモス、と呼ばれる魔法生物を作り出すに至った。 これは魔力を与えると、鋼鉄並みの硬度となる、人為的操作が産んだ、悪魔をベースとした半液状の魔法生物である。 主はこれを用いて戦争をはじめたが、それは敗北で終わった。 裏切った元の味方が玉座へと迫る最中、ただ一人裏切らずに残ったこの学者を不憫にでも思ったのか。 魔王は学者に強力な封印を施し、敵の目を誤魔化せるようにした後、追放の呪文を用いて魔界から退去させた。
放逐後に目覚めたのはトキノミヤコ。 最初は封印によって、五体麻痺したような状態で、四つん這いで這いずるくらいの状態であった。 木の皮に口で噛り付く、辛酸を嘗め尽くしながら、徐々に人間離れした力を取り戻しはじめる。 現在では、足の速さだけは、悪魔らしい域へと回復した。 トキノミヤコで数年潜伏し、ひそかに研究所を作り上げていたが、露見してしまい、逃げ出さざるをえなかった。 逃亡の果てに、つい最近ヴェイトス市に流れ着いた。
【能力】 <<人間そっくり>> あくまで外見上、適切な能力による調査であっさりバレる。 <<アゲィモス製造>> 下級悪魔の死骸を媒介として用いる召喚の一種。 召喚失敗した際に、稀に不定形生物が生まれることがある。 この現象を意図的に引き起こす技術を下地にしている。 これに悪魔の死骸と砂鉄を混ぜ込み、独自の術式を用いて育て上げる。 アゲィモスは魔力を与えられることで、鋼鉄並の強度誇る硬さとなる。 魔力を与える際に、型などで特定の形にしておくことで、魔力を与えると、その形になって硬質化するように調教が可能。 <<聖属性にとことん弱い>>
【魔術】 悪魔崇拝黎明期の、洗練されてない召喚魔術をベースとする。 契約一つに三ヶ月、召喚一つで六ヶ月、そんな気長なもの。 現在の悪魔召喚術の水準からは、とても召喚師とは呼べない代物。 ただし、魔界での数々の研究の経験から、悪魔の死体を利用した、魔法生物創造の魔術へと変貌を遂げており、そちらの価値は高いやも。
【所持品】 金(3)、旅行鞄(着替え一式、自前の食器セット一つ、オイルのきれたランプ、真鍮製の実験器具数点)
【相棒】 NPC アゲィモス一体1ℓ程度 討伐された下級悪魔の死骸をくすね、やっとの思いで生み出した。 普段は水袋の中にしまい、必要となっても、やはり仕舞ったままである。 なぜなら、武器の形状をとらせようが、扱う腕前がない! これはパトロンを探す為の大事なサンプルなのである。 体を細かい破片、ないし水滴として散らばらせられるような状態になると死んでしまうため、それはもう大切にしている。 水分と魔力の定期摂取が絶たれても三日程度は生き延びる。
【性格】 探究心旺盛。善悪に対する線引きは希薄。 虚栄心はやや強く、前人未到、という言葉に惹かれる傾向。 悪魔への崇拝も、教義がはっきりしている神々より、ミステリアスに思えたからに過ぎない。 魔王との関係で忠節を尽くしたのは、人の身を悪魔へと引き立てたことへの恩返し。 早合点、軽率等の欠点を持ち、それが元で空回りする事も多々。 悪魔の肉体を与えてくれた、主人が姦淫にまつわる系譜であった為、性欲旺盛。
【状況】 ヴェイトス市に腰を落ち着け、とりあえずの定職につこうと考えている。 飢え死に一歩手前の財布事情から、えり好みをせずに日雇いの仕事を転々。 定職を得て蓄財ができたら、ゆくゆくは研究所を再建して、徒弟を育てようと考えている。 その徒弟らを用い、アゲィモスの量産で一財産築くのがその先にあるひそかな野望。 財産を築いてからの計画は白紙。 【募集】 小銭稼ぎネタ募集中。 体は売りません。これは押し売りするものです。
【経験値】 なし |
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