【名前】 ジランダ(Zilant) 「竜と蛇の間に立つ者」「群を守る者」「平和を求むる者」の意。
【容姿】 直立二足歩行の蜥蜴。 黒鱗に金色の瞳、頭頂部には赤い羽毛が生えている。 両手両足の中指は鋭い鉤爪。長く細い尾。 筋肉もついているが、腕力よりも敏捷さを優先したもの。
平素は黒い外套で、頭の先から尾の先まで覆っている。
【詳細】 『恐るべき竜の子ら(Saurischia)』なる宗教団体の暗殺者。
『恐るべき竜の子ら』とは先祖である「恐るべき竜」を崇拝する宗教だが、
「天の火石の降り注いだ日により、大いなる冬が訪れるより以前、 世界を支配していたのは我らが先祖である恐るべき竜であった。 よって地上は鼠の末裔、猿の孫である人の子の物ではなく、 我ら恐るべき竜の子らこそが霊長の座に相応しい存在なのだ」
という、およそパプテス、アララマ、その他の宗教とは全く異なる教義を掲げており、 また基本的に被差別対象であるレプリチアンの宗教であった為、 異端と認定され、激しい弾圧を受け続けてきていた。
これに対抗するべく『恐るべき竜の子ら』はテロを繰り返していたが、 アングリマーラの要人暗殺テロを境に神殿が襲撃され、信者は離散。 現在、彼らはヴェイトス島中で市民に紛れて暮らしながら、息を潜めている……。
ジランダはオスモルスカエ(Osmolskae )氏族において生まれた、 黒鱗、赤羽、金眼の子にのみ、与えられる特別な名前である。 同時にジランダは親元から離れて、指導者である《山の翁》のもと、 教団の暗殺者として教育される事が定められた、特別な者である。
彼以外にも何人かジランダを名乗る者はいたが、教団壊滅と共に多くが死亡。 少なくとも“この”ジランダが知る限り、他の者は存在しない。
幸運にも襲撃から逃れることができた“この”ジランダは、今後を決めかねている。
【特技】 ・種族特性 爬虫類である。 敏捷な肉体、姿勢を保ち武器にもなる長い尾、 凶器である牙と、優れた刺突性能を持った爪、 赤外線による暗視、皮膚を守る鱗などを有する。
ただし被差別対象であると共に、寒さに非常に弱い。 加えて薬効のある種類以外は草を食べれず、基本的に肉食である。
・軽業 爪を利用した高所の移動能力を有する。 密林、市街地、山岳部などを得意とし、突起があれば壁面でも移動可能。 種族特性に半ば以上依存した技能である為、 肉体が欠損するなどした場合は困難になる。
【財産】 特に無し。 ――基本的にその日暮らしであり、財産という概念を有さない。 狩りを行い、金を得て、肉を買い、喰らい、寝床を捜し、眠り、目覚め、狩りに向かう。
【経験値】 5/7 0/10 |
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