「父よ… 主よ… 思いは… 継ぎます」
■容姿 真っ赤に濡れたルージュ色の肉厚な唇に、 燃え上がる様な、鮮血色の長髪を腰まで靡かせる。 襟元辺りから、ウェーブを描くような柔和さを秘めている。
前分け髪型で、硝子の様な無機質な右眼が隠れている。 普通に見える左眼は髪と同様に情熱的な真紅色を秘める。
極限に無駄を省いた、華奢で筋肉質なスレンダー体型をする。 身に纏うのは、妖力で生み出す真っ赤なドレスにヒール。下着の着用はしない。
■性格 冷静沈着。頭脳明晰。極めて好戦的。 非情で冷酷であるが、律儀な一面を持つ。
落ち着きのある淑女だけれど、隠れ戦闘狂である。 認めた者、心を許した者には身を挺してでも守る騎士道。
自らを打った鍛冶師を「父」と、持ち主であった女騎士を「主」と呼び、今も慕っているが、他の人間は大嫌い。
■付喪神 「付喪神」は当て字で、正確に「九十九」と書かれる。 九十九は長い時(九十九年)や経験を積み重ねたもの。 そして「多種多様な万物(九十九種類)」と象徴された。
九十九年の時を経た太刀は、付喪神・妖刀と化した。 生まれ持った自我に、相応しい能力や妖術を備えている。
直接攻撃系、特殊系、炎熱系、氷雪系、流水系など存在する。 妖刀には善悪の意思を持ち、人間と同じ感情を持つ付喪神である。
全ての妖刀の共通点は、自らの擬似的な肉体を作り出せること。 (竜華樹様プロフィールより転載。)
■遍歴 別大陸の異国の女騎士が、数多の功績を挙げては昇進が確定された。 昇格記念として、街一番の鍛冶師に、最高級レイピアの製作を申し込んだ。 今迄も、此れからも、武勲を挙げ続けた。ある夜に、クーデターが起きた。 共に歩き出す部下に裏切られ、女騎士は集団に嬲り殺されてしまった。
刃毀れしない最高級のレイピアを握った裏切りの部下は、余りにも強欲が過ぎた。 此れほど美しくも強い刃は二つと在ってはならない、と街一番の鍛冶師をも殺したのだ。 街の為に身を削り続けた女騎士と、騎士の帰りを願う為に打ち続けた鍛冶師の歴史は無い。
二人の生きた証は、最高を誇る美しいレイピアだけだった。真っ赤な血に染まり上げた。 怒り、悲しみ、恨み、憎しみの想いが渦巻き続けた。長き年月が、魂を宿らせたのだ。 直ぐ傍の裏切りの戦士や集団もまた、歴史から消されたのだ。物語や噂話となった。
■種族特性 最高級のレイピア。繊細な装飾を施され、極限に省かれた美しさを誇る。 白銀色の刀身(約100cm)を持ち、拳を保護する護拳が取り付けられている。 刺突に特化しており、鎧の隙間や、鎖帷子をも貫く。貫通と殺傷力が非常に高い。
近接戦に備えており、直刃の芯が特製のもので、通常の斬撃や鍔競り合いも可能。
『 滴る紅 』 自らの妖気を刀身に集中させ、紅くなった刃先から滴る紅い液体が溢れ出す。 1Tで刀身に纏わせ剣の切れ味を増す。 2Tで斬撃として飛ばす。威力・射程など強力なもので、対象との距離が近ければ近いほど、破壊力が増す。 3Tで纏った紅を剣の刃と化し、ツーハンデッドソード『血華美刃』と変化。全妖力の開放となるため、使用後は気絶する。
■財産 なし。
■経験 日常 0/7 戦闘 7/10 経験点 1
■私書箱 【rouge】 |
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