我武者羅に果敢に勇猛に 自らを貫く若者達が
それは眩しくて眼に染みる 時には霞んで見えなくなる
名前:八頭黒狼平衛(Kuro-be=Yagashira)
人語:普通に堪能
獣人語:問題なし
勤務歴:割合長い(足掛け数年単位)
団内管轄:刑務官兼獣人保護監視官(*団内では多分ちょう窓際) 元現場捜査官
【容姿】
◎髪◎
どこから毛髪なのかは不明。頭部から背中を抜け尾に掛けて背面一色は真ッ黒の獣毛。
◎瞳◎
小さくて円らな黒瞳。瞬きはゆッくりとしがち。獣毛に紛れて眼の位置が分かりにくい。
老眼の兆しがあって、最近は有事に柄持ちの老眼鏡を掛けるようにしている。
◎肌◎
肌と言うか毛。手足は黒い獣毛に覆われているが眉や顎、腹部など一部のみ白い。
◎造作◎
黒柴。黒い柴犬。黒毛の柴犬の顔。顎回りと眉の部分(まろ眉)が白毛。鼻は黒くて濡れている。
白髪が混じり始めた長いヒゲが数本水平に突き出ている。黒柴以外の何物でもない。
◎体躯◎
横にも縦にも充分に大きなサイズのフサフサ。頭部から額に掛けて濃い黒縞模様が一本。
頭の毛はちょッと固い手触りのモコモコ。顎部から腹に掛けては白くてモコモコ。
腕や脚は犬そのものの造りだが、掌や爪先などは人間のように五指と甲が整っている。フサフサ。
◎装飾◎
首輪は付けていない。
◎服装◎
自警団の制服がサイズ的に合わない(と言うか獣毛が邪魔で上手く着衣できない)ので、
自前の胴丸と着流しの上に上着だけを羽織る形状。乾毛期は毛玉だらけになる。下駄刷き。
◎尻尾◎
表面が黒く内側が白いモサモサ尻尾。珠に意味なく揺れている。
【装備】
◎太刀 虎鉄◎
…柄丈八寸(約24p)・刃渡り二尺四寸(約73p)・反り五分五厘(1，7p)九狼兵衛愛用の大太刀。
黒鮫利休茶の柄巻きと黒蝋塗り鞘仕上げの業物。もッぱら手入ればッかり。
◎脇差 国ノ九狼◎
…柄丈八寸(約24p)・刃渡り一尺七寸(約54p)・反り六分(1，8p)の脇差。
本鮫地黒捻り巻き黒漆塗り鞘仕上げ。抜刀経験は過去数度きり。
◎胴丸◎
…胴丸と言うか腹部を守る腹巻。なめし皮の吊り肩当てに黒糸威腰取りで補強した旧式の物。
◎柄持ち眼鏡◎
…折畳式のトキノミヤコ製老眼鏡。丸いレンズの左横から柄が伸びる仕組みになっている。
◎煙管◎
…樫製。漆塗りの高級な愛用品。家で嗜むと妻と嫁に叱られるので、めっきり外で吹かすようになった。
【ひととなり】
警官・公務員よりサラリーマン気質。
うらぶれた中年の哀愁と孤独をそのまま犬にしたようなフサフサの小父さん。
即ち職務に忠実で聞き上手で痩せ我慢が得意な、どこかいつも疲れ気味だけど古風でのんびりした性格。
捜査官時代も犯罪者確保のような派手な働きではなく、
コツコツした地道な痕跡調査や聞き込み作業のほうが好きだッた。
窓際に甘んじている分ムダに耳年増で情報通だが、彼に相談に来る自警団員は滅多にいない。
若い団員達に耳をモシャーと引っ張られつつ、適当に事件記録帳処理を押しつけられたり、
概要会議で事件のあらましや見解とか振られても、ひとくさりの説明の後、
上の人から裏付けが甘いと叱責されるのが日課(?)。
それでも若い団員(*特に「年端も行かない子」と黒狼平衛が認識するあたりの10〜20代の娘)が単身で
暗黒街やスラム、暴虐の酒場など物騒な区域に警邏に行こうとすれば、慌てて同行を名乗り出たりする。
(*そして大概、断られるか鼻で笑われて終わるオチ)
体格といい特技といい本来は荒事向きであるはずだが、有能な他の団員に翳んで目立たないため、
(*そもそも窓際団員のレッテルが剥がれないため、なかなか外回りの許可が貰えない)実働は結構ゼロ目。
そンな地味すぎる捜査官生活を終えれば、輪を掛けて地味な刑務所看守官の身分に収まり、現在に至る。
家に帰れば奥さんと鬼嫁に薄給、ごくつぶしとイビられつつ、息子と酒で語りあったり、
珠には若い者にイイ台詞を言いたくて空回りしたり、
飲みに連れて行ってやりたいと思っても言いだせなかったり、
そのくせ呑み屋の会計は何故か自分持ちになってたりする、
心配性で要領悪くて気の良い犬の公務員さんである。
【獣人保護監視官・八頭黒狼平衛の憂鬱】
刑務官兼獣人保護監視官、八頭黒狼平衛は密かに困惑していた。昔はまだ良かったのだ。
逞しい男達が市制を牛耳っていた時代は、彼らが手柄を立てるたび、まるで自分の事のように誇らしかった。
かつては威勢の良いウサギ小僧がいた。観察眼の鋭い眼鏡の青年がいた。
大槌を振り回す屈強なブラティリアさえいた。
しかし彼等の姿が自警団から消えて久しい現在、活動名簿を見るに如何なものだろうかと自問する。
なべて有事を取り仕切っているのは息子の嫁より若い少女、娘、婦人。
圧倒的に女性の割合が高くなかろうか。別に不快や妬みでそう思う訳ではない。
彼女達の英進は同じように嬉しいし、彼等の内で出世でもすれば感涙もひとしおだ。
しかしだ。本来頼みにするべき男性陣より、率先して鉄火場に入り浸っている様子はどうだろう。
不快である筈もないが、ただこれが心配で心配でハラハラする。自分の娘だったらと思うと気が気じゃない。
うら若い娘達が自らの身の危険をも顧みず、事件に飛び込む姿勢を見るつど胃が痛くなる。
乱暴を働かれたらどうするのだ。怪我でもして跡が残ったら? 悪くすれば命を落とす事さえあると言うのに。
大人しくしていて欲しい。修羅場に出かけないで欲しい。出来れば早くいい人を見つけて寿退職して欲しい。
無根拠な男の優越感で言うンじゃない。助平心の問題でもない。
いち刑務官が現場に口を出すなと言われればそれまでだ。
しかし侮辱と罵られても、実力を見下していると気に障られても、ひたすら心配なものは心配なのだ。
勇敢で誠実な自警団の乙女達を守ってくれるなら誰でもいいから味方になってくれと思ってる。
そンなふうに気を揉みながら今日も彼はクリームパンとコーヒー牛乳を片手に獣人達の更生を見守っている。
【財産・収入】
総財産:全額貯金40万エンのプラマイ。
ここから毎月末−家賃+市税金+生活雑費+嫁のへそくり=22万エン前後に落ち込む。
収入:20万エン前後。ここで上記財産額の埋め合わせ。
夏と冬はボーナス+αだけど基本的に月極めサラリーがそのまま収入額。
住居:居住区外れ。鰻の寝床型3LDK長屋住まい。
住人にアマウラ・トキノミヤコ系ライカニア人種が多く住まう連棟敷地。
妻・長男・長男の嫁と一緒にちょっと珍しい拡大家族暮らし。当然のようにカカア天下。
【経験値】
日常：2/7：0PT
戦闘：0/10：0PT
総合PL：0/0:0PT
能力限界
低級（力10 素早さ10 タフネス10 感覚15 知力5 集中力5 精神力5 器用さ5）
【イベント履歴】
…Not
仕事技術:責任感と忍耐力だけはあるので看守役他尋問等、
ねばり仕事をやらせれば、時間はかかるが取りあえず失敗はない認知。
特技の居合術は早さ、正確さ、力強さに重きを置いた詰まる所の水鴎流居合拳法。
「無心奉行以て天下無怖の極處に徹せんにあり」と言う大層な謳い文句の真髄が理解できない。
社会地位:役に立つのか立たないのか解らない感じで細々と勤め上げる事数年。
意見は一通り聞いて貰えはするものの取り立て重要視されない微妙な発言権が不動の地位。
現在の所、普段は牢番(囚人監督)、勤務時間外は更生支援活動に血道を上げてる変わり者の古株扱い。
【稼動履歴】
6/20:奴の生活が安定するまで気長に見守るさ
6/23:どうにもならン事よりどうにかなりそうな事から取り組むさ
【邂逅履歴】
…Not
【獣人保護監視官】
実動内容は現代で言う保護観察官。看守役を足したような。保護監視官職自体はボランティアに近い。
刑務官職を果たしながら年端も行かない(*主に二十代未満の)獣人達の更生に粉骨砕身する職務。
ヴェイトス司法を基盤に医学・心理学・社会学・教育学など専門知識に基づいて各種事務に当たる。
簡単に言えば犯罪者(*年齢不問)の補導や取調、刑務中の生活面の世話、社会復帰の各種手続き、
メンタルケアなど、更正活動全般的に面倒を見る職種。要カウンセラー資格。犬は準一級持ち。
現在は自警団が犯罪者の送検から処罰・刑務期間留意や、拘留所兼留置所までを取り扱ッている
(*自警団員さんのロールを参照)ようなので形は所属しているが本来は多分都市公務員の枠。法務省的な。
ヴェイトスに法務ギルド等が設立されればそちらに移籍されると思われる職務。
職業的に自警団に属すには微妙な立場なので、問題がありそうならご一報下されば異動を…ば…。
【PL】
レス長考気味。その上長文。二項目とも救いようのない不治の病。
熟考が短くても十分前後で平身低頭。時にソロでも矢鱈長考な事が判明（死）。
乱入・既知・アドリブ歓迎。恋愛観念っていうか奥さん子供嫁がいます。
設定的に割と博識な犬の人ですが、ライカニア種に習って表記の知力以上の賢さはありません。
(*最低限知識として頭に叩き込んでいる感じ。頭脳明晰と言う訳では全く無)
現在推敲中。試運転期間内。今でも許される設定なのかは解らない…。
【私書箱：Hermit】
連絡等、雑事何でも。 |
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