『名前』 モルガナ・フォルセンナーレ
『容姿・性格』 肩甲骨辺りまで伸びた黒髪、肌はホワイティアらしい白。 瞳は淡いブラウン。 着る服はどれも大人しいものばかり。日常生活で人と接するときも、その見た目通りに大人しく控えめ。
夜、街へと趣味の為に出向くときは、豪奢なドレスを着るときもあれば、男装のようなタキシードを着るときもある。しかし、服装が何であれ、顔の上半分を隠す仮面だけは変わらない。時に自分は観客だと主張するためにオペラグラスを持ち歩くこともある。
『現状』 結婚してすぐに病気で夫をなくし、未亡人となる。子供もおらず、街の中心から離れた屋敷には本人と使用人だけが住んでいる。 その使用人の数は少なく、必要最低限の人数しか居ない。社交の場に招かれれば、赴くが呼ばれない限りは自分から進んでいくことはない。 夫が生きていた短い間は、今よりもよく表に出ていたが、亡くなってからは招かれない限りは行くことはなくなった。
『狂行』 何も予定の無い昼を屋敷の中で過ごす彼女だが、夜になると街中へと馬車を走らせる。 彼女には趣味があった。人が苦しむこと、人が死ぬこと、人が絶望すること、人が争うことが好きで好きでたまらなかった。その趣向が芽生えたのは子供の頃、親に連れて行ってもらったサーカスで、綱を渡っていた道化師が足を滑らせて堕ちて死んだのを目の当たりにした。悲鳴を上げ、目を逸らす観客たち。親もすぐに彼女の目を覆ってその死に様を見せまいとしたが、彼女はしっかりと見ていた。綱から落ちて手や足がおかしな方向に曲がり、落ちどころが悪かったのか、血ではない何かも漏れ出ていた。その光景は彼女の瞳にしっかりと焼き付けられていた。その時、彼女は初めて性的な興奮を覚えた。 それからというもの、あの光景をまた見たいと強く願っていた。だけど、親の目がある。彼女は親の前では良き娘であった。親が用意した男と結婚もした。結婚した矢先に両親は病気でなくなってしまう。死因は毒殺だった。毒を盛ったのは彼女自身だ。自分の欲望を妨げる両親がいつからか邪魔になっていたのだ。両親を診た医者には金を握らせて黙らせた。 そこまでしておきながら、まだ邪魔なものがあった。死ぬ間際に両親が用意した結婚相手だ。死ぬ前に面倒なものを残してくれたものだと思っていた。その矢先、夫が病気に掛かり死んだ。今度こそ本当の病気だった。その時初めて彼女は神に感謝した。これで自分を妨げるものは無くなったのだと。 こうして、彼女は解き放たれた。舞踏会の仮面を被り、人を使い、金を使って自分の欲望を満たすために動き出す。 彼女の行動は秘密的ではなかった。その素晴らしいことを他者と共有したいのだ。
『持ち物・財産』 住居:街の中心部から離れた400万エン相当の屋敷。 衣類・嗜好品・等々:150万エン 大型のマスケット銃:100万エン
所持金315万 収入:45万(このうち使用人への給料として、20万。その他浪費で10万。残るのが15万)
面識(括弧付きは名前知らず) (リーザ)、(カイン)、(煤)、カルミラ
日常経験点9 |
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