私ってばいったい誰なんでしょう?
誰かとても大切な人がいたような気がするし
どこか別の場所で働いていた気もするし
駄目だわ、ぜんぜん思い出せないわ
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▽ネコのライカニア(種類はロシアンブルー) 頭から生える大きめな耳と、スカートをはみ出してくる長めの尻尾さえなければ普通の女の子。 毛の色は青みがかったシルバー。
▽みすぼらしい格好 着ているものはぼろぼろのメイド服。 もともとは立派なものだったけれども、スラムで長く暮らすうちに汚れ、破れ、今のようなぼろぼろに。 でも一着しか服は持ってないから基本的にはこれで。
▽経歴など どこかの貴族の家に、メイドとして仕えていた。 それほど裕福な家ではなかったのだけれども、それでも主人を慕い幸せな生活だった。 そのころには確か恋人もいたはず。 とってもとっても好きな人がいたはず。 そんな生活も、一晩で消し炭になってしまった。 野党が敷地に入り込んで、略奪や殺人など。 気づけば川の中。 逃げている途中に飛び込んだのか、その野党たちに放り込まれたのか。
翌朝、川から引き上げられた私は記憶の大半を失っていた。 私が何者なのか、誰に仕えていたのか。 自分の名前さえも。
今は、川に流されているところを助けてくれたスラムの人たちのために、野党や他のアウトローたちから彼らを守っている。
▽武術 記憶は飛んでも、体は覚えていたらしい。
▽収入 基本的には無い。 スラムの人たちと共に残飯をあさったり、河で魚を獲ったり。 おいしいご飯にありつけることなんて滅多に無い。
▽名前 スラムの人たちは私のことをこう呼ぶ。 主人を失ったかわいそうな野良猫・・・ノラ。
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