ジャン・ラダム・ド・ラ・アンジュー アンジュー辺境伯ジャン・ラダム
クリスティア出身の元冒険者にして貴族。 ヴェイトス地方村「アンジュー」の領主。
白髪混じりの赤毛に青い瞳を持つ、隻眼隻腕の老人。 失われた左目には布が巻かれ、空の左袖を隠すように外套を引っ掛ける。
現在は「敵国アングリマーラに対する最前線」という名目に基づいて、 クリスティアの飛び地であるヴェイトス地方村「アンジュー」を治めている。 とはいえ「辺境伯」とは業績を称えて贈られた名誉職のようなものであり、 事実上、単なる地方の弱小領主に過ぎず、実際に辺境伯として軍を任される事は無い。 余程の事態が起きない限りは、だが。
「アンジュー」村自体、住民は数十人ほどと規模の小さな集落であり、 農耕と狩猟、畜産、駐屯地の騎士団を相手にした商売で成り立っている。 その為、宿屋兼酒場と雑貨屋は(この程度の集落にしては)大きく、 また緊急時に備えた早馬、マウーラ藩国側に向いた防塁なども備わっている。 「ボンバ」という、小さな林檎に似た甘い果実が特産品。少量だが酒を作ることもある。 が、医者といえば薬草に詳しい老婆くらいしかおらず、学問も小さな教会で読み書き程度。 ようするに多少の特徴はあっても、何処にでもある小さな村である。
少年時代にクリスティア北端の寒村を飛び出して島中を旅してまわり、 その冒険行で大雪山の登頂に挑んだ際、結膜炎で左目を失う。 かつてはクリスティア王国騎士団に雇われて密偵紛いの依頼を多くしており、 35年前の戦争で左腕を失うまでは「剣匠」とも呼ばれた冒険者であった。 爵位を賜ったのも(貢献は勿論事実だが)遠回しな口止め料としての意味が強い。 単身でマウーラ藩王の城に潜入した、竜と戦ったなどという噂話もあったが、 そんな冒険談も、今ではもうすっかり皆から忘れ去られてしまっている。
【財産】 月収:50万yen 領民の土地賃借代=1/10税から、更に国庫へ規定料金を収めた残り。 無論、領地運営費用でもある為、ポケットマネーとして残るのは10万yen
領主の屋敷:400万yen 書庫、家具などを含む。規模は小さいが、ある程度は戦争も想定された館。
片手半剣(BastardSword):20万yen 片手、両手の双方での使用を想定してバランスの取られた両刃剣。 無銘の業物。冒険者時代からの愛用品。
早馬:30万yen 緊急時用の駿馬。
豚30頭:150万yen 牛10頭:100万yen 乳牛3頭:150万yen 領民達に貸し与える形になっている。 無論、出荷や繁殖によって多少の上下はあるので、 あくまで「おおよそ」の数である。
現金:108万yen
【経験】 5/7 0/10
※年齢補正PCです |
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