家令悪魔ヘンドリック 古の盟約により、人間に従属するよう定められている悪魔。 矍鑠たる老人の姿。殆ど人間と変わらない姿だが 眼鏡の奥の瞳は燃えるような血の色。強い魔力を有するが 主人の命無き限り用いず、家令としての分を過ぎる事無く忠節をつくす。
島の中心部から離れた、とある旧家に仕えていたが、最後の当主が病没したため 主を求めて市内へと、ふらりと出かけていった。 そこで知ったのは主人の遺言により、既に解放の手続きの為された己の立場。 …ならば己は如何するべきか? 老魔は、ヴェイトス市の人の間を泳ぎながら、思索を続ける。
本質は最下層の餓鬼魂のような悪魔で、なんでも貪り食う悪魔だったが、人に仕えるうちにすっかり紳士に。 曰く、『節制と矜持さえあれば、最低の悪魔でも紳士たりえる。自らがそうあろうと願い、それを信じる誰かがともに在るならば。』だそうで。 人間に対しては中立的。人間の美しさも醜さも同じくらい知っている。
格闘術は、拳闘奴隷の闘技ボクシング。 洗練された紳士の動きで、散る花の如く老人は舞う。(笑)
カイン・グレイホークに仕える執事。 給金は月額15万。来月以降は滞る予定。 しばらくは出稼ぎで稼ぐ必要があるだろうか。
中級(力: 7 素早さ: 7 タフネス: 7 感覚: 7 知力:14 集中力:14 精神力:14 器用さ: 4)
魔術:【紋章魔術】 イメージ:多層魔方陣の隠し刺繍の施された白い手袋を嵌め、身体を動かして魔力を誘導し、術を発動させる。
・呪紋励起 (発動準備1ターン) 手袋の魔文字を活性化させます。 効果:魔法準備と戦闘行動が同時に行えるようになる。 但し、段階を踏んで準備しなければならず それを崩すような挙動を取ると準備が無駄となってしまう。
・術構築(準備1〜3ターン) 元素(エレメント)に指向(フォーム)を与えて性質(アライメント)を付与する。
呪紋 | 名前 | 効果 | 地 | 土作成 | 何も無い空間に土を作り出す | 水 | 水作成 | 何も無い空間に水を作り出す | 風 | 空気作成 | 何も無い空間に空気を作り出す | 火 | 火作成 | 何も無い空間に火を作り出す | 無 | 空間作成 | 非生物、被創造物を消去して空間作り出す | 逆 | 魔素作成 | 魔法を分解してマナに還元する |
呪紋 | 名前 | 効果 | 地・侵食 | 石化 | 土を石に。パワー次第で肉を石に。 | 水・侵食 | 液化 | 固形物を液状に。 | 風・侵食 | 風化 | 腐敗させずに劣化させる。食材を柔らかくも出来る | 火・侵食 | 熔融 | 二つの物体を熔かし融合させる。普通混じらない物も混ぜられる。 | 無・侵食 | 固定化 | 物体を壊れにくくする | 逆・侵食 | 修理 | 破損、風化した器物の再生 | 地・知覚 | 鉱物感知 | 任意の鉱物の存在を探知する | 水・知覚 | 対象探査 | 水盆を媒介に物体、人物の場所を探す。関係ある物体が必要 | 風・知覚 | 遠距離知覚 | 視聴覚を10m/sの速度で飛ばす。 | 火・知覚 | 温度知覚 | 視界範囲の物が温度で色分けされる。インフラビジョン | 無・知覚 | 不可知 | 感知魔法に対するジャミング。 | 逆・知覚 | 来歴探査 | サイコメトリー。触れたものの来歴を探る | 地・衝撃 | | | 水・衝撃 | | | 風・衝撃 | 雷光 | 雷の矢を飛ばす | 火・衝撃 | | | 無・衝撃 | 対非実体攻撃 | 霊的存在にダメージを与える | 逆・衝撃 | | | 地・浮遊 | 魔盾 | 攻撃を阻む魔法の盾を構築する | 水・浮遊 | 水渡り | 水の上を歩けるor高速泳行 | 風・浮遊 | 飛行 | 飛行能力付与。走る倍の速さ | 火・浮遊 | 火球 | 俗に言うファイアボール | 無・浮遊 | 矢落とし | 自分に向けて飛んでくる飛び道具を反らす。 | 逆・浮遊 | 移動封じ | 0〜5ターンの間移動を封じる | 地・補助 | 軽量化 | 重い荷物を軽くする | 水・補助 | 水生化 | 水中呼吸・水圧抵抗含む水中活動能力付与 | 風・補助 | 静寂 | 効果時間内、音を立てない | 火・補助 | 耐熱 | 暑さ、寒さによる悪影響を緩和する。 | 無・補助 | | | 逆・補助 | | | 地・強化 | 頑強 | 対象の固さを強化する | 水・強化 | 活性 | 対象の治癒力を強化する | 風・強化 | 加速 | 対象の速度を強化する | 火・強化 | 怪力 | 対象の威力を強化する | 無・強化 | 強化打消 | 強化魔法を打ち消す | 逆・強化 | 弱体化 | 集中ターン分、能力総計が下がる程度の弱体 |
Step1:手袋を活性化させると魔文字が浮かび上がる。 (1ターン) Step2:宙に浮かんだ魔文字を定められた順に触れ、術を構築する。
エレメント (地・水・風・火・無・逆) →フォーム (侵食・知覚・衝撃・浮遊・補助・強化) →アライメント(肉体・外界・理性・感情・光・闇)
の順。一つ触れるのに1動作必要とする。(1〜3ターン) 何か行動しながら、一つシンボルに触れることも出来るし 1ターン掛けてシンボルを全て触ることも可能。 Step3:魔力を注ぎ込み(0〜5ターン)、魔術発動。 繰り返し魔法を使う際は、Step1は省略できる。
結構、即興で魔法拵えたりしますが、主に使う魔法については 説明を加えておきます。
※呪紋に外界を組み込む事で遅発魔術に変更可能。 その場合、準備に1ターン(触れるだけ)。効果時間1ターン。 (使用者も術士であれば、集中で効果の拡大可。) 使いきりであれば、精神力はヘンドリック負担。 何度でも使える類のものであれば、使用者が負担。 10000エンの触媒(カード分)で一回使えば効果切れ。 50000エンの触媒で、何度でも使える。 こういう具合で。 呪紋そのものは、1週間程度で効果が切れる。 魔術を発動できるのは効果期間中のみ。 何度でも、いつまでも使用可能な呪紋付与は、相応のコストが必要になる。(十万、百万単位。)
金:540000 ストック経験値:0
日常生活(3/7) 戦闘経験(2/A) 私書箱:motiduki
おまけ:ミュンヒハウゼンの紳士論
「いついかなる時も、服装を正しなさい。 まず形から入るのです。 そして心から、らしく振る舞いなさい。 例え死んでもらしく振る舞うのです」
「人はそこに紳士を見る。死んで灰になった 紳士の誇りは、そこから再び生まれてくる」
「誇りを見て男はまた思うのです。我もまた紳士となろうと。 紳士とは手本。紳士とは先駈け。 それが真実かどうかさして重要ではありません。 らしく振る舞って女性がそれを最後まで信じきれば、 紳士はその役割を果たしたことになります」
「我々が喩え偽物で途中で死んでも、手本がある限り、 いつか本物がやってきます。 だから、我々が偽物であろうと本物であろうと、 やることは同じです。 エレガントに。エレガントに!」
「エレガントに、あくまでエレガントに! 不幸な女性のために戦うのであれば、 ただ勝てばいいというものではありません。 不幸な女性のその心に光を灯さねば、 なんの意味もない!」
「それでこそ紳士。それでこそ、ただ生きているだけで 不幸にさせられた女性が最後に頼る男!」
「我々は振り上げられた男子としての最後の意地。 生存本能を超えてなおも戦わんとする他人への心づかい。 生きるか死ぬかの段になって、 愛を選ぶ男子の誇り。それが紳士」
「紳士に悪魔も神もない。まして人など」
「典雅と愛がすべて。典雅と愛がすべて! 糞汚い最低の悪魔でも、 愛のために徹頭徹尾女性のために典雅に ふるまいつづければ、紳士になれます!」
ヘンドリック的には、概ね同意、だそうです。(笑 |
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