『名前』 オランピア・ナイン
『容姿』 肩くらいまでのブルネットに生気のない碧い瞳に白い肌。 服装は黒を基調としたメイド服を基本としているが、目的によって変わる。大体の場合は両手に手袋をして人形関節を隠している。 服に隠れて見えないが、首から下は全て球体関節人形となっている。施された魔術によって動く。魔術回路の殆どは頭部に集中している。 身体は凹凸の控えめな人形ボディ。
今も発見されていない魔術師の工房にある起動失敗したほかの人形からパーツを取ることで損傷の修理が可能となっている。
『内面』 創造主を敬愛し、それ以外はどうでもいい。創造主の為ならば何の犠牲も厭わないし、手段も選ばない。 丁寧な口調と態度が基本だが、頭の中は残虐的で螺子が外れている。時折、それが口に出ることもある。
『ギミック』 ○360度可動関節○ 球体関節により胴体も含めて全ての関節が360度全方位に可動できる。その分、関節部は脆弱である。
○仕込み刃(腕)○ 両手首に一本ずつ仕込まれている麻痺性の毒が塗られた短剣。麻痺毒致死性はなく、深い傷を与えれば少しずつ身体の自由を奪っていく。浅い傷も何度もつけられれば麻痺性は高まっていく。
○仕込み刃(足)○ 両足の裏に仕込まれている短剣。麻痺性の毒が塗られている。効果は仕込み針と同じ。
○搾取○ 口の中にある魔術印を利用した一種の魔術。粘膜同士の接触により相手の生命力、魂を吸収する魔術。口の中に魔術の本体がある為、接吻での吸収が基本となる。接触時間が長ければ長いほど吸収量は増えていく。魔法に何か耐性のあるものや生命力、意思が強いものでない場合は数分と持たない。 生命や魂という概念がないものにとっては何も意味を成さない。寿命が長すぎる種族などに対しても、吸いきれない為あまり意味が無い。
○精製○ 搾取によって奪った生命力や魂を結晶化させる魔術。同じく口の中に魔術印が存在する。吸収した生命や魂が強ければ強いほど美しい結晶が出来上がる。
『概要』 とある魔術師が悪魔召喚の為の生命と魂を集める為に作った人形。 首謀者の魔術師の他に魔法医師、人形師が製作に関わっている。 首から下は修復しやすくパーツ交換ですぐに修復できる故の人形の身体。頭は生命と魂の搾取の為の魔術と行動の為に必要な思考を定着させやすいという理由から生身を使用している。 この人形を利用した企みは動き出す前に阻止されており、公式の記録の中では人形を作るうえでの実験過程を記した書物や失敗作は発見されたが、稼動可能なものは発見されていない。 だが、人形は完成していた。企みを察知され、追手によって瀕死の重傷を負った魔術師が完成品と思い込んでいる人形たちを起動させ、その殆どは起動に失敗したがただ1体だけが奇跡的にも起動に成功していた。 死の間際に魔術師が命じた言葉は復活の為の生命と魂を収集せよという言葉だった。この時、魔術師には丁寧に説明する余裕などなかった。その言葉を何とか搾り出したところで魔術師は息絶えたのだ。
ここで魔術師にとっての誤算が生まれる。魔術師は考えなかった。限りなく酷い人格があり、そしてそれが魔術師の言葉は酷く間違えて認識してしまったということに。 人形は動き出す。『創造主の復活に必要な生命と魂を集める為に』
集めたものの正しい利用方法も知らないまま、ただ自分の一番深いところにある生命と魂の収集を間違った目的である創造主の復活の為に始めるのだった。
『経験』 日常2/7 戦闘0/10
中級死亡経験値2使用 |
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