(リビングのテーブルの上。和柄の便箋に書かれた言葉は―)………儂が満足するまで菓子を作れ。(その一言で。近くの屑篭には何度も書き直された便箋が捨てられていて―)PL:(お暇なお時間がありましたら教えてください。)
今晩十時頃に私の家に居て下されば、思う存分御馳走させて頂きますよ。(その便箋に書き足された丁寧な文字)−−{PL}−−−−−−−−−−−−13日は事故を起こした知り合いの見舞いがありますので今晩の方が都合が良いです。