あいたい、です…

　　　　　　　　Lear


（たったそれだけ。
イタズラみたいな、桃の香かおるそのカード。
お馬サンなら、わかってくれるだろう、か。）

――了解。
20日21時頃で大丈夫か。
都合が合わないならば日時の指定を頼む。

　　　　　　　　　　　 Lettfeti

（馬宛、と書かれたカァドを己宛だと分かるまでに数瞬要した。桃の香りのほのかに香る其れを眺めながら、こっそりと溜息をつく。
確かに間違っては居ないけれど。
カァドを剥がして、代わりに白いカァドを貼り付けた）

レートフェティさんへ

　こちらは明日…もう、今日でしょうか。
１８日でも構いません…が、少々会い辛い、という事がありまして。
２２、２３日。この辺りはいかがでしょうか。
無理そうでしたら、１８日でも構いませんし、また新たに指定してくださっても構いません。
場所は、「月の滴」という宿屋さんで。
お部屋は、受付に尋ねていただければ、と。

――ちなみに２２日は２０時以降、２３日は２２時以降でしたら大丈夫です。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リア




（白いカァド。
一体どんな顔して、自分のカードを受け取ったのだろうか。
…多分、不機嫌そうな、呆れたような。
そんなカオだろうと、思い。
くすり。　微苦笑。
でも、間違ってはいないでしょう…？
思いながら、己のカードをピンで留めれば。
白いそのカァドは、そっと手に取り、持ち帰って。）

22日の21時に。　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Lettfeti
（矢張り飾り気のない白いカァドは、前よりも少しだけ、厚い。
要点だけを書いて、リアのカァドを剥がし、貼り付けた）

わかりました。
では、お待ちしております。

　　　　　　Yours sincerely
　　　　　　　　　　 　Lear


（敬辞と結辞に少々悩みつつ、書いたカード。
昨日届けてもらった彼のカァドがどこにあったかはわからぬが
以前自身が貼り付けたのと、同じくらいの位置にはって。）