（　どうしよう。って。悩み顔。
むー・・・　と、小さく小さく声をもらして　掲示板とにらめっこ。

・・・けれども結局　淡い若葉色の小さな手紙をひとつ。
ピンで、留めた　）


エーサンさんへ

　　こんにちは。先日は、…その、色々とありがとうございました。
　えぇと、今回お手紙を書かせていただいたのは、お掃除の件でして。
　どうしましょう。おうちの場所はお伺いしましたけれども…
　勝手に、あがらせていただいても。　よろしいのでしょう、か…？
　…あと、手をつけないで欲しい所など。ありましたら、お教え願いたい所存です。
　お手数をおかけしますが、ご返答のほどよろしくお願いいたします。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リア


（　わざわざ尋ねる事に遠慮はあったけれども。
口先だけ、に。　したくはなかったから。

掲示板に留めた手紙。
しばし不安げに見つめて、　　…そうして、その場を離れた　）

リアちゃんへ

こちらこそ、この間はどうもどうも。
それから、…嗚呼、わざわざ掃除の事を訊ねてくれるなンて！
うン、俺が居ない時でも上がってくれて大丈夫。
と云うか鍵とか壊れてるン だ…！　すんなり入れると、思う。

入ってすぐの元リビングを生活スペースにしようかなーと思っててね。
蜘蛛の巣はあらかた取ったンだけど、まだまだ埃や染みが…。
其処をお願いできるかな？

奥の一室もあるンだけれど、其処は仕事場にする予定だから、
俺一人で何とかします。

本当、助かるよ！　ありがとう…！
またゆっくりお話しようね。

　　　　　　　　　　　―― A3