（自宅に箱包みと、小さな手紙が取り付けられている。）

「

夢見月へ

外出は前も同じように自由だ。
最近、なにか良いことがあったか？

箱の中に洋服とか入れてあるからプレゼントみたいなもんだ。

」

（箱の中身は、月の形したペンダント、リボンや洋服など数着に入れられている。色は夢見月の好きそうな色だ。）

「

ごしゅじんさまへ。

ありがとうございます。
さいきんは、おともだちが、できました　！
とっても、とっても、たのしいことが、いっぱい、なんです。
いろんな、ところへ、おさんぽに、いったりしてます。

ぷれぜんと、ありがとうございます。
こんど、このおようふくをきて、いっしょに、おでかけしたいです。

」

（小さな慣れない拙い文字で　書かれた手紙が一枚。）

「
どういたしまして。
それなら良かった・・・
幸せが感じる、君だけの世界だ。
これからも友達が出来るといいな。

ほんのプレゼントの気持ちだ。
喜んでもらってくれたらうれしい。
そうだな、そう云ってくれたらうれしいものだ。

本とか欲しいものあったら言ってくれ？
土、日曜日には余裕ができるかもしれない。
」

（慣れない手書きに気づいて、読み終えば読み辛くならないように簡単にした。）