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タイトル白の封書 (メルビル宛)
記事No2735
投稿日: 2006/04/19(Wed) 01:01
投稿者チェーザレ
(中央病院のレターボックスに投函された手紙。表書きには”セブルラキス女史へ”とだけ。
 封筒に収まる便箋に綴られた、ブルーグリーンの細い文字。)

親愛なるメルビルへ

以前、私を家に招いてくれるという話をしてくれたね。覚えているだろうか。
最近、店の周囲が何かと不穏当だから、私から貴女を訪ねて良いかな?
私は、今月は平日なら21時以降、今のところ土・日曜は終日空いてるけれど。
貴女の予定はどうかな? 返事を待っているよ。

 -C-

タイトル休憩時間、コッソリと。
記事No2738
投稿日: 2006/04/19(Wed) 18:39
投稿者メルビル
(「ああ、担当した患者さんかな?」などと笑顔で誤魔化して、
人気のない休憩室にて一人。緊張と歓びの入り混じったような複雑な顔で。
 文面を2回、3回読み返して返事の内容を考え始め―――。)


 御状拝読。此方から誘っておいてその後連絡も出来なくて御免なさい。
其方の物騒な話は聞いているし、うちに招待する丁度良い機会といえばそうかもしれないわね。
 あまり先の予定までは分からないけれど、折角久しぶりに会うのだからゆっくり時間をとれる日が良いわ。
今週の金曜夜、次の日曜夜なら確実だけれど―――そこで都合が合わなければ、
来週に持ち越しましょう。日曜朝には予定が分かると思う。

 広いばかりであまり物の無い家だけど、掃除はしっかりしておくわ。
それじゃ、お返事待っています。職員休憩所にて、草々。

 M.C

タイトル再び、白の封書
記事No2739
投稿日: 2006/04/20(Thu) 00:26
投稿者チェーザレ
(再び、病院のレターボックスに投函された白の封書。
 前回同様、表書きのみのそれに収まっていた便箋に、青緑インキで綴られた文字。)
 
背筋がぴんと伸びるような返事をありがとう。
便りが無いのは元気な証拠というからね。気にして ない よ? (字が僅かに乱れている)
―――それじゃあ今週の金曜夜、21:30頃に。そちらに向かうよ。
尤も、誰かさんの寝言から密かに聞き出した道順だから。無事に辿り着けるか、少し心配だけれど。
貴女の広い家で遭難する前に、道で迷子にならないよう気をつけるよ。

Love, -C-