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タイトル騎士団、自警団、医療ギルドへと其々に届けられる書状
記事No3017
投稿日: 2006/08/28(Mon) 03:40
投稿者ルフシュ・ヴァッフェ・グラヴツェフリン
(それは、明け方辺り・・・老執事を伴った、目に隈を作った少年が直々に手渡しに来た書状だった)

 私は、母ヴァッフェと、父グラフツェッペリンの子ルフシュと言う、異郷…其方で言う所の貴族にあたるであろう者である
 今回、街に敷かれた厳戒態勢と、巷に広がる魔物や悪魔類の噂・・・そして、それらとの戦になるのではと言う噂を聞きつけ、この書状を出させて頂いた次第である。

 それで、早速本題に移りたいのだが・・・もし、本当に戦になった時、私の住む屋敷の部屋や設備を皆様に何かしらの形でお貸ししたいと思っている。
 特に、戦となれば多くの怪我人が出て、病室が足らなくなるであろうと思われるので、その様な事に利用して頂けると幸いに思う。
 貴族の酔狂や、単なる偽善と思って頂いても構わない。
 だが我が最愛の家臣である爺は言った『腕力であれ知力であれ、財力であれ、力は正しく使うべき時に使うものである』と。
 私は、その敬愛する者の言葉と…そして、自らが戦狼の一族であると言う誇りに従い、数少ない自分自身の持つ力を御貸し致したい。
 具体的な利用方法は、私の様に半端な知識も持たぬ者よりも皆様方の判断に御任せ致したい。
 それでは、何卒宜しく申し上げる。

 月に栄光あれ 大地に慈悲と平穏あれ。
  ルフシュ・ヴァッフェ・グラヴツェフリン

(と言う、文面と、屋敷への地図や部屋の間取りなどが書かれた図面が、徹夜の眠気であろうか?少しフラフラな状態の彼…ルフシュ自身の手で直々に届けられるだろう。
 そして、去り際、老執事は何処か悪戯っぽい感じの笑顔で「拙い文では御座いますが…何卒宜しくの程を」と頭を下げるだろうか)