彼らが窓口としている宿へ、一通の手紙が届けられた。「仕事の相談、ないし依頼ををしたい。 都合のよい時に会いたい、週末以外の夜は大体大丈夫」簡素な文がかかれていて
偶然、その手紙を手にしたのは気まぐれな悪魔貴族。「昨日の敵は今日の友って状況、好きだよ♪1日夜10時、そちらに出向く、という形でどう?」と、同じく簡素な形で返事を出しておいた。
「了解、けれどできれば場所は違うところがいいわね”月の滴”でどうかしら? 宿で使う偽名らしき名前とともにそう書かれている」
「了解♪ちょっとはおめかししていくかもね♪」どうでもいいことを加えつつ、相手の条件を飲んだ。