（スラム街の何処かに貼り付けられる張り紙）

ヴェイトス市の外、こっそり連れ出してくれる方、募集。
お礼、5万エン。但し、別の場所にお金を隠してあるので、後払いです。

（木炭で描いた下手糞な箱の絵が添えてあると認識すべし）

（誰も手に取らなかった場合は、何時しか消える張り紙）

（NPCに取り剥がされたという流れに）

（その下にさらに張り紙一枚ぺたり）
「何時がいいですかー？」
（その紙の右下には、白い角を生やした黒い毛を持つ物体が描かれていた）

（気付いたらお返事来てた！）

おへんじ、ありがと、ございます
20時辺りからなら、いつでも、5日以外で
【PL/週末（金・土）は遅くまで活動可】
よろしくおねがい、します

（箱の絵に触手が万歳しているのが継ぎ足される張り紙三枚目ぺたり）

「では、三日の夜21時からでいかがですかー？」

（どう見ても体の赤い水牛にしか見えない謎生物が隅に描かれた四枚目、ぺたり）

おっけーですともっ

待ち合わせ場所はスラムの（以下具体的な辺鄙な廃墟群辺りが集まっている区画の住所）で、どうでしょう？

（赤い布切れをひらひら闘牛士みたいにひらめかせている箱絵の五枚目がぺたぺたり）

（いつの間にか、場所を示した部分だけが破りとられていた）
（そして布を振る箱の左側に、謎の紅い水牛のような絵が書き加えられていたのでした）

（委細承知）