ヴェイトス地方村 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『( 帰るときは途中まで送っていこう。 さりげなく宿屋をチェックして )』 [Fri 25 Feb 2011 00:24:28]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『(――あの女は暫く泳がせないといけない。暫く滞在する事になりそうだ。)』 [Fri 25 Feb 2011 00:15:33]
フィリーネ > ( 初めのころは女の子の服を着せてみようとも思った。でも、結局その機会には恵まれなかったけど。 ) ――そ、そう…なんだ… ( ホッとした。 そう何を心配しているんだろう。ロランはもう何も攻められるようなことは無くて、そういうものはあの夜で全部綺麗になったんだ。 だから、ロランが命の危険に晒されることだってもうこれから無いはずなんだ。 でも、何故か不安は心の奥底に潜んだまま。 ) じゃあ、一緒に食べましょう? ( 私はさっき帰ってきたばかりだ。 折角ロランが家に久しぶりに戻ってきてくれたんだし、今日は少し豪華に過ごすのもいい。 豪華と言っても普段よりも多い肉とパン。あと寒かったり体調が悪いときしか飲まないお酒を今日は飲んだりするくらいだ。 )( ロランとの食事なんて本当に久しぶり。そのまま、二人で部屋でゆっくりお話したり出来ないのは残念だけど、その分食事の時に一杯喋ろう。 洗物とかも前みたいに一緒にやったりして、帰る前に一緒に動物達を見て回るのもいいかもしれない。 やりたいことがたくさんあって、何かしていいのか、全部出来るのか心配になってきてしまう。 でも、この心配は楽しい心配だ。 ) じゃあ、一緒に準備しましょう! ( お母さんを急かすように席を立って、台所へと向かおう。お母さんもそれに仕方が無いなんて良いながら、少し笑いながらついていくだろう。 ) [Fri 25 Feb 2011 00:11:27]
マガツヒ > ( 笑われたらちょっとショックだけど、昔はピンク色のドレスを着せられて髪の毛だって凄く長かったのだ。 それっぽく振舞って見せれば―――余計笑われそうだ。 どうも私はもう、男装で通す運命らしい。 いいけれど。 ) 任されはしましたけど、出来るだけ荒っぽい事にならない様に交渉するのが僕の仕事ですから。 ( 危険はありませんよ、と続ける。 ―――嘘は言っていない。 荒っぽい事をするのは主に、同行している体格のいい男達の仕事だ。 勿論、それ無しで大人しくしてくれるのがいちばんだけれど。 散々警告はしたのだ。 それでも抵抗するというのならば―――――。 ) あ、いえ、とりあえず荷物を置いて直ぐに来ましたから。 ( 夕食か。 ここでテーブルを囲むくらい、構わないだろう。 話せる範囲で話したい事はあるし、あまりに素っ気なさ過ぎて不安にさせたくもない。 是非御馳走になろう。 久し振りに一緒に用意して洗い物とか手伝うのも良い。 ) [Thu 24 Feb 2011 23:58:44]
フィリーネ > ( もしロランが女の子の格好をしたら、どうだろう。笑ってしまうかもしれない。別に悪気は無い。純粋に初めて見る女の子の格好になるからだ。 ) え、宿ってこの村の? ( 村で宿屋なんて数えるほどしかない。 そのうちの一つは卵売りの少女が手伝いをしている宿屋だ。 家に泊まれなくても、この村の近くにいるのなら会いにいけたりするのかな。と考えてしまう。でも、きっと会いに行こうとしたらロランの迷惑になってしまうだろう。 ) ――ロランが、その…お金を取りにいってるの? ( そんな大金を扱う仕事なんて、またロランが何か命の危険とかに晒されているのではないかと思ってしまう。 ロランの仕事がなんなのかをよくわかっていない。 )( お父さんとお母さんはロランの話に静かに頷いた。 どんな家でも厄介ごとは嫌われる。 このことは村の他の家にも伝わっていくかもしれない。村とはそういうもので、自然とその家が村八分なっていくだろう。 ) あ、そうだ…! ロランはご飯もう食べちゃった? ( 泊まる事ができなくても、一緒に食事をすることくらいは出来ないかと思って切り出そう。 ) [Thu 24 Feb 2011 23:46:44]
マガツヒ > ( 仕事柄、前以上に意識して男っぽく振舞う事を要求されている。 特に力の無い下っ端である今はその方が良いだろうと言われているし、実際そう思う。 まぁ、個人的にはあまり気にならなくなってきているし、今更あんまり昔みたいな恰好をするのも気恥しいからこれでいいかとも思う。 何となくフィリーネの前でも格好つかないっていうか。 ) ―――調べてみたらこの辺りだったんです。 村の宿の方に部屋を取ってます。 仕事の連れが何人か居ますし、連絡が取れないのは不味いですから少ししたらお暇しますね。 ( 此処で一泊したいという誘惑を努めて振り払い、口調が事務的になった。 カジノの件で私とフィリーネの事は暗黒街では知れ渡っている。 だから宿を抜ける時も正直にフィリーネの家に行って来ると告げたら、散々囃し立てられた。 そういうんじゃない、と言ったけれど、一晩帰らなくても彼らは別に焦りはしないだろう。 だから―――泊ってしまっても良いのだけれど、駄目だ。 なにかあった時、彼らがこの家に来るのは嫌だ。 そういう事とは無縁の場所にしておきたいのだ。 この家だけは。 ) 彼女とは関わらないで下さい。 マフィアのお金を100万程踏み倒して逃げてきた女です。 不当な物ではなくて、きちんとした誓約書のあるお金です。  [Thu 24 Feb 2011 23:29:04]
フィリーネ > ( 思い出してみれば、ここに初めてロランが来たときは私はロランの事を男の子だと思っていた。 女の子と分かっていながらも今も時折、男の子のように見えてしまう。 格好だけで言えば昔よりも男の子に近くなったようにも思える。 )( 前みたいに食事をするときのような決まった場所に座って、久しぶりに帰ってきたロランに家を長く離れていた子供が帰ってきたかのような反応をする。 お父さんに至ってはやはり、時折ロランを男の子のような扱いをしてしまったりする。 ) 仕事、なんだ ( 会いに来るためにやってきたんじゃないのには少し残念そうな表情を浮かべる。 ロランだって仕事が忙しいのは分かっているけれど、つい本音が顔に出てしまう。 )( お父さんはロランの言葉を聞いて、多分街の方で住む場所を見つけたのだと悟って、家に置けないという話は何も切り出さず、ロランの言った女性の事で考え込む。 )( 女性の話はついこの間村の中で少し噂になった。村に人がやってくるとすぐに広まるのだ。 それが普段来ないような人間だと尚更。 ただ、このことに関してはお父さんではなく、お母さんの方が先に口を開いた。「近くの農場に新しい村に住んでいない人が来た」と。 ) 親戚じゃ…ないかな? その人に用事? ( ロランの仕事の関係かどうかは分からない。 ただ、思ったことを口にしただけだ。 その探している女性が誰なのか、何をした人なのかも。 ) [Thu 24 Feb 2011 23:16:46]
マガツヒ > ( 小さな家だったんだな、と思った。 安全な寝床を確保できればとりあえずいい、と思っていた頃と違って、今は豪華と言う程じゃないけれど、都市部のホテルで暮らしている。 揃えた家具も特別贅沢をしたわけじゃないけれど、此処より上等かもしれない。 ―――そんな事は関係ないけれど。 たったの2ヶ月離れただけで妙に懐かしくて、過去の場所みたいで、それが酷く寂しい。 此処で暮らしている間に色んな事が合った。 何もかもが忘れ難い事ばかりだ。 ) ――――急な事ですみません。 仕事で近くまで来たので、挨拶に来ないのもおかしいかなって。 ( フィリーネと両親、皆揃った所でそう切り出す。 仕事の事、はっきりと言っておくべきだろうか? 部外者に喋るべきじゃあないのか? ) ―――数日前に村に女性が来ませんでしたか? 30前後で、農場に親戚がいるという。 [Thu 24 Feb 2011 22:58:20]
フィリーネ > ( 別に広くも無い部屋だったけれど、ロランが居なくなってからは少し広く感じてしまった。ベッドも同じだ。 食事の時も会話のない家じゃないけど、少し静かになった気もする。それも最近やっと慣れてきたところだった。 ) ……………っ ( 顔を左右に振るだけで答えることは出来なかった。 会ったら渡しそびれていたバレンタインカードを渡そうとか、ちょっと怒ってやろうとか思ったりしていたのに会ってみたら全部出来なくて、言えなかった。 ) ――うん。 ( ロランに言われて初めて、そうだ外だと気が付いたようにハッとして、急いで落とした傘とカンテラを拾ってくる。 )( 長居は出来ない。分かっていたけれど、寂しかった。でも、こうして会いに着てくれたということはこれからも会えるということだと思って、その寂しさを振り払おう。 )( 家の中では、暖炉で暖められた空気と久しぶりに見る顔に驚く両親が出迎えてくれるだろう。 ) [Thu 24 Feb 2011 22:47:28]
マガツヒ > ( 何とも言えない感情に息が詰まる。 2か月前までの、毎朝フィリーネ同じ部屋で寝起きして、朝食を食べて、動物たちの世話をして、たまに街まで買い物に出かけて、夜はまた一緒に眠る、そんな生活に簡単に戻れるような気がして、でもそれは思い違いだと首を振る。 散々嘘を吐いたり無茶をした私だけれど、これ以上の不義理は許されない。 ある意味何処よりも厳しいルールに縛られた所に私は居るんだから。 ) いえ、その―――もっと早く来れれば良かったんですけど、何だか色々あって、それで来てみればこんな雨の日で。 ( 言い訳を並べて無理して笑って見せるのも相変わらずだ。 久し振りに会うっていうのに。 ) あの、とりあえず外、寒いですし―――長居は出来ないんですけど。 ( ご両親にも挨拶したいし、とりあえず、と遠慮がちに扉に促す。 毎日過ごした家に外からの来客としてまた入るっていうのは変な気分だ。 少し、寂しい。 ) [Thu 24 Feb 2011 22:38:42]
フィリーネ > ( あのロランが生き残った一夜の後、彼と会うことはなかった。 街に出てみたりしても、彼と出くわすことは無かった。 時折、もう会えないんじゃないかとも思ったけど、ずっとそんなことは無いと言い聞かせて過ごしてきた。 ロランは絶対に来る。忙しいだけだと。 ) ―――ロラン! ( 近づくにつれ、家の前にいる人物の顔が見えてくる。 次第に見えていくに従って足取りは早足から駆けるようなものに変っていた。 ) ――おかえりなさいっ ( 足は駆け、手に持っていた傘もカンテラも落としてロランにぶつかるように胸に飛び込んでいく。 前よりもいい服を着ているけど、ロランだ。 着ているものが変ってもロランはロランだ。 近づけばとても懐かしい匂いしてくる気がする。 ) なんで…謝るの? ずっと待ってたんだよっ ( 胸からこみ上げてくる気持ちは言い表しようの無いものだった。胸の鼓動が跳ね上がって、顔が赤くなってしまっているかもしれない。 久しぶりに会って、顔を見たいのに恥ずかしくて顔をあげられない。 ) [Thu 24 Feb 2011 22:25:34]
マガツヒ > ( 宛がわれた部屋の掃除だの買い物だの、新しい仕事が忙しいだのと、なにかと色々理由を付けて此処に来るのを避けてきた。 別に2度と来ないなんてつもりじゃなくて、兎に角、本当に忙しいのもあったけど、ほとぼりを冷ますとでも言うか―――来ていいのかって迷っていた。 私は疫病神だ。 逃亡奴隷で、人殺しで、嘘吐きで、それらはまるで清算されたかのように周りは言うけれど―――私がそうであったという事実は何一つ変わっていない。 その上今度はマフィアの構成員だ。 関わって面倒がないわけがない。 平穏を壊したく無かった。 ) ――――御免なさい、来ちゃいました。 ( 来る、言い訳が出来てしまったくらいの事で。 向こうから早足に向かって来るフィリーネの姿を認め、曖昧な笑顔で言った。 前よりもずっと上等な黒い皮のジャケット姿、自分でも鏡の前に立ってみて似合ってるのかどうか分からない。 違和感があるかもしれない。 ) [Thu 24 Feb 2011 22:16:37]
フィリーネ > ( 街での手伝いの帰りだった。 酷い雨で傘はお店のおじさんに貸してもらった。 明かりのカンテラもこの雨の中だと弱々しく思えてしまう。 )( そんな視界の中で、ようやく家が見えるところまで辿りついて激しい雨でか霞む視界の向こうに人影が見えた。 ) ――ろ、らん? ( 何も確証は持てなかった。顔もまだ見えるような距離じゃない。 ただ私の心の中でそうあって欲しいと強く願っていた。 それを確かめるために家へと近づく足取りは早足になるだろう。 ) [Thu 24 Feb 2011 22:07:25]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『あれは』 [Thu 24 Feb 2011 22:01:49]
マガツヒ > ( これで回収したお金は40万。 あと60万――で本当は済んだ話だったのに、こんな事をするから痛い目を見るんだ。 利子付きで200万回収してこい、との事。 足りない分はそれこそ、彼女に身体で払って貰う事になる。 見れる容姿なら淫売窟にでも流されるか、最悪奴隷ギルド行きか。 鉱山とか地下で働くのとどっちを望むか知らないけれど、それは私の関与する所じゃない。 ) ――――2カ月ぶり、かな。 ( そんなつまらない事を考えている内に、そこに辿り着いた。 一月以上暮らした場所だ。 考え事しながらだって辿り着ける。 鶏小屋の鶏は元気みたいだ。 激しく降る雨の中、何となく戸口の前で立ち尽くして雨宿りする。 此処まで来て、扉をたたくのを何となく躊躇った。 ) [Thu 24 Feb 2011 21:54:56]
マガツヒ > ( 100万yenの借金を踏み倒して逃げた女の行き先はあっさりと割れた。 元々夫婦仲もそう上手く行っていなかったらしく、突然の取り立てに女の夫は怯え、怒り、洗いざらい話した。 妻がそんな借金をしていたなんて事も知らずに男は30万を立替え、女が消えたであろう行き先として、この村を指定した。 女の親戚の農場だそうだ。 ―――――よりにもよってこの村でなくても良いだろうに。 私は一人、雨の中を歩きながらまた溜息を吐く。 オルガさんに借りた数人の私兵達は既に村の宿に拠点を張り、女の所在を調べにかかっている。 私は一言残して宿を離れ、目的の家へ向かっていた。 こんな仕事の時に顔を出すもんじゃない、とも思ったけれど、この村の人間は私を知っている。 顔を出さない方がむしろ不自然に思われかねない。 ) ( まぁ、それもある種言い訳か。 ) [Thu 24 Feb 2011 21:43:33]
マガツヒ > ―――ついてないな。 暫く降らなかったのに。 ( 酷い雨が降っている。 何もこんな日にこんなタイミングで降りださなくても良いのに―――いや、まぁ、悪い事ばかりでも無いか。 少なくとも、こんな雨の日にいちいち隣家を訪ねようなんて人間は減るだろうし、雨音が物音を掻き消し、雨雲は月明かりを覆い隠してくれる。 今日すぐに片付ける必要はないが、下準備は済ませておきたい。 既に猟犬は放たれている。 ) [Thu 24 Feb 2011 21:34:11]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『Black hound set loose. 』 [Thu 24 Feb 2011 21:21:36]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『何も心配することはない』 [Tue 22 Feb 2011 21:17:11]
フィリーネ > ( 食器を洗い終わる頃になってお母さんは思い出したように言い出した。 )( あの余所からやってきた人って、あの家の親戚の人だったような気がしたけど。 ) 知ってる人? ( 興味があるわけじゃないけれど、反射で聞き返すとお母さんは見たことがあった気がしただけよ、と返した。 ) ふぅん ( 知らない人だから興味もないけれど、まったく村に関係ない人が来たわけじゃないから、変な事件とかが起きたりなんかはしないだろう。 この間やったアマウラのお祭りで村も少し活気が戻ってきたし、だからきっと何も起こらない。 ) [Tue 22 Feb 2011 21:15:57]
フィリーネ > ( もちろん村にやってきた余所の人間はロランではなかった。 お父さんの話だとうちの近くの農場の関係がある人らしいけれど、やってきたという話が出回っていこう。その人を一度も見たことがないとかで次第に噂も消えていった。 ) こんな時期に誰なんだろうね ( 食器を洗いながらお母さんに聞いてみるけど、お母さんはさぁ、とだけ答えてまた片づけを黙々とこなしていく。 ) [Tue 22 Feb 2011 21:05:15]
フィリーネ > ( 無理はないと思う。 アリシアのことがあってから、戸締りに加えて村にやってくる人間も気にしている。 ) ………ロランじゃないよ、ね…うん ( 私も村にやってくる余所の人は気になっていた。 村から見ればロランも余所の人間だ。だから、余所の人が村にやってきたという事を聞くとロランが帰ってきたんじゃないかと思ってしまう。 でも、ロランにはあのオルガという人が近くにいるみたいだし、ばれないで村に入ってくるのも容易なのかもしれない。 ) [Tue 22 Feb 2011 21:02:04]
フィリーネ > ( お母さんと一緒に後片付けをしている最中だ。 あまり食事は多くは取らなくて、片付けるものも少ない。 特別足りないとかはないから何も気にならないけど、多分身体がもう慣れてしまったんだろう。 ) ねぇ、お母さん。食事の時にお父さんが言っていたのってさ… ( 食事の時にお父さんが言っていたことがあった。 また村に余所者が来たという話だった。思えばここ最近は余所の人が村にくることが多くなったように思う。 ロランにアリシア、逃亡奴隷を探す人にアマウラ人の旅人。 こういった旅人にお父さんは少し敏感になっていた。 ) [Tue 22 Feb 2011 20:55:20]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『食事が終わって』 [Tue 22 Feb 2011 20:46:57]
お知らせ > 翠碧さんが帰りました。 [Mon 21 Feb 2011 20:57:21]
翠碧 >  ……… !  思いついたのです。翠碧は、良いことを思いついたのですよ。  ( ちょい、としゃがむと落ちていた木の枝を拾い上げ。地に垂直に立てると指を離す、自然、枝はこてんと地に倒れる。 それを見届けた少女は、枝の倒れた方角へと歩きだすのでした ―― 。 ) [Mon 21 Feb 2011 20:57:17]
翠碧 >   そうなのです。 さっきから同じ場所を く〜るく〜る回ってるような気がするのは、きっと目的地が…… 近付いている証拠なのです よ !  (… あ。この風景を見たのは幾度目だった、か。)  ( 目的地である、ご主人さまのお店になかなか辿りつけず…… ぴた、と立ち止まった少女は両腕に抱えている荷物袋を持ち直し。 きょときょと、周囲を見渡し始め。 ) [Mon 21 Feb 2011 20:31:49]
翠碧 > (   ―― てくてく。 夜の地方村の道をキリバナの少女が歩いて、 おり。 )   お買い物なのです、翠碧はお買い物の出来る子なのです。 ひとりでだって、ちゃんとお買い物出来る子なのです。 ですから、ひとりでだってちゃんとおうちまで戻れるのです …  ( 何やら。呪詛めいた言をぶつぶつ、呟きながら。少女は歩いております。 ) [Mon 21 Feb 2011 20:26:55]
お知らせ > 翠碧さんが来ました。 [Mon 21 Feb 2011 20:23:16]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『家の中にもどったら早速聞いてみよう』 [Wed 16 Feb 2011 22:22:17]
フィリーネ > ( クッキーだって、バレンタインの為に作ったものじゃなければいけない理由なんて無い。 ロランが家に来てくれたときに焼いたっていい。私がロランの住んでいる所に行って作ったっていいんだ。 ) あっ、それだったらお菓子でなくてもいいのか… ( 家の方へと向かいながら、お菓子に拘っていることが少し可笑しくて小さく笑ってしまう。 )( 普通の食事は一緒に暮らしているときに作っていたから、その時に作っていなかったものを作ってあげたかったのかもしれない。 何か食事を作るとしたら、お母さんにまだ教えてもらっていない料理を教えてもらおう。 今だとお芋を使った料理になりそうだ。 ) [Wed 16 Feb 2011 22:18:15]
フィリーネ > ( 冷たい風が吹いてきて、身体が寒さに震える。 吐き出す白い息は風に押し流されていく。 ) そのうち会えるよね。 ( うん、そうだ。 別にロランは死んでしまったわけでも、ヴェイトス市でない別の遠い場所に行ってしまったわけでもない。 きっと今は忙しいんだろう。 新しいお仕事は覚えるまで中々上手くいかないものだろうし、身体も慣れるまですぐに疲れてしまうだろう。 )( それにクッキーは駄目でも、カードは渡すまでとっておける。 バレンタインがずっと過ぎた後でも構わない。 渡せそうに無くても、ロランに会えたのならそれだけでもいい。 もしかしたら、笑って受け取ってくれるかもしれないじゃないか。 ) [Wed 16 Feb 2011 22:03:56]
フィリーネ > やっぱり駄目だった… ( 結局バレンタインに贈り物を渡すことは出来なかった。 作ったクッキーは商業地区でお手伝いをしているお父さんの知り合いにあげた。 渡せなかったバレンタインの贈り物だったということは伏せて、遅くなったときに泊めてもらっていることのお礼だと言って渡した。 )( 今、私の手元に残っているものは、クッキーに添えて渡そうとしたバレンタインのカードだけだった。 お父さんの知り合いの家で紙と余ってた色紙で薄い桃色の花を作って貼った。 カードに書いた字はおじさんに教えてもらいながら書いた。 字をちゃんと勉強したことが無くて、書くのは少し苦労した。 ) [Wed 16 Feb 2011 21:54:21]
フィリーネ > ( 驢馬、山羊と来て鶏小屋の戸締りを確認したところだった。 これが毎日の日課になっている。鶏の死とアリシアの一件があったからだ。 )( 鶏小屋の戸締りで最後。今日の天気は雲の無い空で星がよく見える。だから、曇りや雨の時と比べると心なしか明るく感じる。それでもカンテラなしでは外を出歩くことなん出来ないけど。 ) よし、大丈夫 ( しっかりと鍵を閉めた戸を引いたり押したりと動かして、ちゃんと鍵が掛かっていることを確認して一息つく。 息が白かった。まだまだ寒さは続いている。 ) [Wed 16 Feb 2011 21:47:29]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『戸締り確認』 [Wed 16 Feb 2011 21:42:27]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『原因は分からずとも、村は明るくなった。』 [Thu 3 Feb 2011 23:51:17]
フィリーネ > あ、ありがとう…ですか? ( そんなさらりとありがとうなんて言えないし、言わない方がいいとも言ってるし、やっぱりどうしたらいいかわからない。 ) 本当に悪いものがいたら、サカモリ・ツカサ様にお話すればいいんですからね。 あ、旅行中に本当にすいませんでした…っ ( なんか、せっかくの旅行なのに余計にお金を使わせてしまった気がして、申し訳ない気がしてしまう。 )( 代わりにお酒のお酌とかして差し上げよう。 今日が滞在最終日なんだから、気分よくなってもらいたい。 ) [Thu 3 Feb 2011 23:50:00]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『(一応、任務完了かな? 原因がなんだったのかは気になるけども…)』 [Thu 3 Feb 2011 23:41:02]
ツカサ > (こう言う事を金稼ぎに繋げられない甘さも自覚しながら、まぁ…村人の顔も明るくなったしいいか、なんて)そう言う時には笑ってありがとう、とか言っておけばいいのさ。でも、そんな大人の対応されると一抹の寂しさも感じてしまうけどもね(じゃあどうしろと言った話だが、気にせず普段通り振舞えばいいよとか、そんな人間である)そう、特に悪いモノはなかったしね。あったとしてももう追い払えているだろうから、私の仕事はないからね。さすがに、そのまま旅行としゃれ込むには懐が寂しい事情もあるわけでね(金と力はなかりけり、かななんて笑いながら)そうだね。またそちらのお祭りの時には寄らせてもらうよ。そちらの無事を祈っているよ(乾杯するにはホットミルクだけど、とりあえず今日は温かな料理を楽しませていただこう) [Thu 3 Feb 2011 23:40:37]
フィリーネ > ( お祭りというには短すぎるものかもしれないけれども、村の雰囲気は確かに前よりも明るくなった。 それに異文化だけれども、悪いものを追い出したんだという気持ちは、安心感にも繋がっていた。 ) お、お姫様なんていませんよっ ( こういう冗談には未だに慣れず、慌てた様子で応える。 日頃、物語の中の王子様やお姫様には憧れたりする時はあるけれど、冗談でも実際に言われると恥ずかしくて堪らなくなる。 ) ――あ…っ、明日には帰ってしまうんですね…。 あ、でも…珍しい物は特にないですし、お仕事だったんですよね…っ ( 確かに物珍しい物はない村だ。 元々仕事だったということも知っているし、短い滞在ということも知っている。だけど、もう少しいてもよかったのにと思ってしまうのは、やっぱりアマウラの人が珍しいということもあったからかもしれない。 ) せめて、今日はゆっくりと楽しんでいってください。料理は沢山あるみたいですし ( 豆のスープやチリビーンズみたいなものまで、時期が時期でそこまでバリエーションに富んではいないけれど、量だけは十分にある。 暫らくすれば、ホットミルクも出来上がるだろう。 ) [Thu 3 Feb 2011 23:32:34]
ツカサ > そうそう、ちょっとしたお祭りみたいなものだからね(異文化の行事と言うかイベントだけど、ちょっとした刺激と言うかお祭りとして楽しんでもらえたなら幸いと言ったところ、村の雰囲気も明るくなってくれれば一石二鳥だものね)助かったよ。さすがにお姫様に豆をぶつける不届き者はいなかったようだね(そんな事をのたまいながら二人で宿に戻って…暖かな豆料理はそれだけで十分なご馳走といったところ)いやいや、最後に私の故郷の風習に付き合ってもらってこちらこそ感謝させてもらうよ。明日にでも街に戻ろうと思っていたところだったからね(いい思い出になったと笑って) [Thu 3 Feb 2011 23:19:33]
フィリーネ > 確かに、こういうのは普段やらなくて、なんか楽しいですっ ( まだ仕事の上では春は先だけど、気持ちの上では少し早めの春が来たみたいに軽くなった気がする。 ) ――あ、はいっ! 外、寒いですよね… ( 外に出るまで豆を投げ続けた辺りで村人達も豆を投げるのをやめて、卵売りの少女が外に急いで呼びに戻るだろう。 )( そのまま、中では豆まきが始まる少し前くらいから、準備されていた豆料理をテーブルに並べ始めるところだろう。 ホットミルクは今準備をしている最中といったところ。 ) あの、ご苦労様でした ( 羽織る物とかは持っていなくて申し訳ないけれど、寒くないかとても心配しながら早く部屋の中まで案内しよう ) [Thu 3 Feb 2011 23:14:38]
ツカサ > 色々な風習が混じったり変化したりしてね。でも、こうして普段やらない事とかをすると、気持ちも新たになると言うかね(明日からの春を迎える前のちょっとした狂想曲と言ったところか、そこまで大げさではないけども。少しばかり憂さ晴らしの相手になりながら)さあ、もう、降参降参…、これだけ鬼を払ったのだから、これから良い事があるに違いないね(本当は人型の式が打てればそれを相手にさせてたのだろうけども、村人の前でそう言うのを見せるのもなんだし、技量的に難しいし、これが精一杯か)ささ、降参したんだから中にいれておくれよ。このまま締め出されたら風邪引いてしまうし、寂しくて泣いてしまうよ?(あとホットミルクもできたらお願いとずうずうしく要求してみる) [Thu 3 Feb 2011 23:04:00]
フィリーネ > ( その気のせいであるものが今、まだ村にいるかは分からないが、溜まっていた村人の陰気を取り払うには十分かもしれない。 ) 本当にアマウラの方は変ったお祭りをするんですね…あ、別におかしいって言うわけじゃないんですよ? ( 物を投げるなんてことをしたことがないし、いくらお祭りといえ人に豆をぶつけるのは気が引けてしまうから、自然と強くない物になるだろう。 それでも、一部の村人が投げる豆はちょっと痛いかもしれないけれども、さっきまで控えめにお呪いを叫んでいた村人達も気持ちが乗ってきたのか、豆を投げる強さに比例して、声も大きくなっていくだろう。 ) [Thu 3 Feb 2011 22:57:41]
ツカサ > (人間嫌いのくせにおせっかいとか、本当手の施しようのないひねくれ者である。まぁ、これが私の気のせいってだけならいいのだけど、昔取った杵柄と言うか気づいてしまって無視すると言うのはちょっとできない性格とか色々難儀なものだと思う)そう、本来は鬼役の人がいたりするのだけどね、かわりに私がやろうって話。遠慮しなくていいさ、日頃の憂さ晴らしも兼ねてとかね(色々溜まったり鬱屈したりするものがあるのをこの機会に豆まきと言う異国のイベントに乗じて発散するがいいさーってなもので)大丈夫大丈夫、炒ったとは言え豆だもの、当たったところで…あ、でも大人の人は手加減してもらえれば、嬉しいかな?(フィリーネさんのように可愛い人にぶつけられるならいいけど、こー一部本気で石つぶてのよーにぶつけてやろうって人がいると切ないと言うかちょっと痛いと言うか、まぁそれで少し明るくなれば幸いってところだけど) [Thu 3 Feb 2011 22:47:08]
フィリーネ > ( 村に陰気なものが溜まっていることは村人は気が付かない。 今年の冬は良くないことが続くな程度の事で、戦争もあったからそういう良くないことが起こっているのは自分たちのむらだけではないんだと思って、気にはしていなかった。 ) ま、的ですか? ( 人に豆をぶつけるなんてことには抵抗がある。 だって痛いだろうし、何だかとても申し訳ない気持ちになってしまう。 けど、このお祭りを知っているアマウラの人が、率先して言っているなら、そういうお祭りなのかもしれない。 多分、あれは物語や劇での悪役みたいなものなんだ。 ) じゃあ…いきますよ? ( 豆を一掴みして ) おにはそとーっ! ( アマウラ人みたいな正しい発音とは少し外れているけれども、お腹から声を出して豆を鬼の役を買って出た、黒髪の旅行者に向かって投げつけよう。 村人も徐々にそれに合わせて一緒に豆を投げ始めるだろう ) [Thu 3 Feb 2011 22:40:50]
ツカサ > (まぁ、さすがにこの村で感じた瘴気と言うか陰気と言うかそう言うのまで説明して不安を煽るわけにもいかないし、ちょっとしたイベント程度で付き合ってもらえればいいかなってところで…なぜそこまでするかと言われても困るけどね、こう言う人助けがしたくて根無し草やってるんだから)そうそう、そうすれば悪いモノが追い出されて、良いものが招かれるって寸法で…よし、的がないとやりにくいと言うのであれば、私がその豆を受けようじゃないか(かかってこーいと、ちょっと玄関先に立って…ほら、追い出す的なイメージが湧きやすいんじゃないかな?と、さすがに鬼の面とかまでは用意してないし) [Thu 3 Feb 2011 22:31:05]
フィリーネ > ( 異文化のものということに対する抵抗か、それとも慣れていないのか、中々始めない村人の中から大きな声があがる。 )( それと一緒に炒った豆を撒きながら、卵売りの少女は黒髪の旅行者に軽く会釈をしながら、やってくるだろう。 ) ――こんな感じで…いいですかね? ( お父さんとお母さんはちょっと困惑していたけど、家の方では済ませてきた。 鶏小屋でやったら、撒いた豆を鶏が食べてしまったけど、撒いた豆は勿体無いから後で鶏に挙げようと思っていたから丁度よかったのかもしれない。 )( 聞きなれない言葉で、ちゃんとあっているかは分からないけど、確かに豆を撒きながら声を出すとスッとする。 ここに集まっている村人も、徐々にまだ声は小さいけれども豆を撒いて、同じようにお呪いを言い出すだろう。 ) [Thu 3 Feb 2011 22:27:07]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『おにはそとー!』 [Thu 3 Feb 2011 22:20:25]
ツカサ > なんてことはないよ。ただ思い切り大きな声で玄関から外に鬼は外と叫びながら豆を3回撒いて、あとは福は内と言いながら3回、それで十分。まぁ日頃出せないような大声だっておっけーだから、気晴らしと思ってやってくれていいさ(それだけでも気分が明るくなるってものだと) [Thu 3 Feb 2011 22:10:07]
ツカサ > (滞在費やらなんやら含めて結局2万エンくらい出費しつつ準備を整えてもらったわけで…まぁ、色々細かな作法もあるけど無視して、村に残ってる陰気をこの際根こそぎ追い払ってしまえというもので…)ああ、全部撒いてはだめだよ。後で年の数+1個食べるからね(先に避けておいてもらった方がいいかな?とか。その後でチリビーンズだとか豆料理祭りとかだろうか) [Thu 3 Feb 2011 22:03:28]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『節分。アマウラやトキノミヤコ以外で行われるには奇妙な風習だけども、気にしない』 [Thu 3 Feb 2011 22:00:28]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『来訪者が持ち込んだ変わった風習…まぁ、イワシの頭も信心からって事で受け入れてもらえれば幸い』 [Thu 3 Feb 2011 02:05:44]
ツカサ > (祭りの気配とか準備は天気がよければ式神を飛ばせばわかるだろうし、その時には少しお邪魔させていただこう。その後の状況とかもわかるだろうし)フィリーネさんだね。良かった、このまま名前も聞けずに帰ったのではきっと後悔していただろうからね(などとまた困惑させるような事をのたまいながら)それじゃ、その分の用意も頼んでしまおうかな(その分の特別料金は主人に渡しておこう。食べ物を粗末にするのではなく、次の豊穣や健康を祈るものだから)そうだね、ミルクごちそうさま。そして、おやすみなさい、良い夢を(カップを返せば自分も眠ろう。そういえばいい時間だ) [Thu 3 Feb 2011 02:05:12]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『豆を撒くだけだというのに、なんだかとても楽しみだ』 [Thu 3 Feb 2011 02:00:38]
フィリーネ > はい! 是非いらしてくださいね! ( お祭りの時に来てもらったら、沢山楽しんでもらおう。 こうして、訪れる人が少ないから少し忘れてしまっていたけれど、この方はお仕事で村に来たんだ。 お祭りの話とかをしていたから、ただの旅行の人のように感じてしまっていた。 ) サカモリ・ツカサ…様、ですねっ。 お渡しできるものとかはないんですが、私はフィリーネ・アルヴェーンと申します。 ( 名刺を渡されるなんてことは初めてで、少し困惑しながら受け取ってしまうけれど、自己紹介をしてもらったのにこちらが名乗らないのは失礼だと思って、少し慌ててトレイを脇に挟んでスカートを端を少し摘み上げながらお辞儀をしよう。 ) じゃあ、豆を炒ったりは私がやりますっ ( だから、せっかくやる異国のお祭りなんだから、ちゃんと実演を後で見せてもらおう。 ちょっと普段と違ったことが出来ることにはわくわくしてしまう。 後でお父さんやお母さん、今度会ったらロランにも話そう。 アマウラには、こういう変ったお祭りがあるんだよって。 ) では、明日までには炒った豆を用意しておきますからっ ( 思えば時間も大分遅い時間になってしまった。 然程家から遠くないとはいえ、お父さんとお母さんが心配するだろう。 もう一度頭を下げてから、トレイを置いてから、帰る支度をしよう。 ) [Thu 3 Feb 2011 01:59:06]
ツカサ > そうだね。また良い季節になったら、来させてもらうよ。今度は仕事絡みではなく、純粋に観光にね。そうそう…ただの旅人って形でも良かったのだけど、こうして顔を合わせたのも何かの縁…。サカモリ・ツカサと言うエクソシストもする何でも屋ってところでね(名前を書いた名刺を渡そうか。相談事があるならその連絡先みたいなのも含めてね)あいにくと、私の友人は意地の悪い連中ばかりでね(そう言う連中よりはカードよりももうちょっとスパイスと毒が効いたモノでないと効果はなかろうと言うわけで…ちょっと考えてみるのもいいかもしれないとか)まぁ、異なる国の習慣はわからないと思うよ。私もどうしてそうなるのかまでは説明できないからね(理由を付けて説明する事はできてもなぜそうなのか、までは説明しきれない。そのようなお呪いとかオカルトの分野は時としていい加減なもので)豆はなんでも大丈夫だよ。安いもので十分…ちょっとやる分だったら私が出すからね(まぁ、これで少しでも穢れが祓われれば私のおせっかいな気苦労も減ると言うものだし…炒った豆を用意してもらえれば、このようにするとか実演を交えて行おうか) [Thu 3 Feb 2011 01:47:14]
フィリーネ > 冬が寒くて長いほど、皆すごく賑わうものなんですよね。 それまで滞在はしないとは思いますけど、その時期には村に訪れてみてくださいっ、きっと楽しいですよ! ( このアマウラの旅行者の人がそんなに長くここにいるとは思えないけれど、立ち去った後でもヴェイトス市にいるなら、来て欲しいと思う。 楽しいことは沢山の人と一緒に楽しむのが一番楽しい。 ) カードを作ったりするだけでも、楽しいですから作ったりしてみるだけでもやってみるといいですよっ。 街の方はもっとそういうのが盛んだと思いますし ( でも、今の時期はどうなんだろう。 まだ、戦争に終止符が打たれていない様だし、そういうお祭りをしている余裕があるのかは少し心配だ。 ) 区切り、ですか ( 流れとかそういうものの捉え方はよくは分からなかった。 でも、気持ちを切り替えるという風に思えば、少しは納得できる。 心機一転と言ったようなところなんだろうか。 ) おにはそと? ふくはうち? ( 変った言葉だ。 何かの呪文のように感じる。鬼というのは、悪魔みたいなものだろうか、福は幸運か。 なんでそれで豆を撒くかまでは想像が付かなかった。 ) ちょっと面白そうだし、やってみませんか? ( 村ではあまりいいことは続いていなかったし、街では戦争があったとかで今年の冬は余計に沈んだ気持ちになってしまうものだった。 だから、春のお祭りの前にちょっと気分転換くらいはいいんじゃないかと思って。 宿の人は大々的にやるのは乗り気じゃないけど、簡単に少しやるくらいならと言ったところ。 ) あの、撒く豆はやっぱり…アマウラの豆の方がいいんですか? ( そうだったとしたら、街に買い付けに行ったほうがいいと思った。 あまり余計なお金は使えないけれど、家で管理しているお金じゃなくて、私のお小遣いで買える範囲だったら、買ってもいい気がした。 ) [Thu 3 Feb 2011 01:38:40]
ツカサ > そうだね。この冬は寒かったし、その鬱憤を晴らす意味でもぱぁっとお祭りしたい気分になるものね(ここのお祭りがいつかはわからないけれども、ささやかながらも楽しく行われるのだろうとか)その習慣はこちらにはなかった習慣でね、始め聞いた時には新鮮におもったものさ(祭りとかイベントも色々あるものだねとか…。生憎、こちらは渡す相手もいないと言うか習慣がないと言うか、冗談半分でならいそうだけども)新たに火を切って、区切りとするって意味だけどもね。それまでの悪い流れを断ち切る意味でとかね(一つの区切りであり、あとは先ほど独り言や思考の中で説明済みだからそれ参照ってところで)そう「鬼は外、福は内」と言いながらね、悪いものを追い払い、良いものを呼び込むお呪いの言葉を口にしながらね(豆は魔滅に転ずるってのは言いすぎだろうけども、そのようなお呪い)んー、いくらかなら私も出せるから、協力してもらえれば嬉しいかな?(そんな旅の人間が持ち込んだちょっと風変わりなイベントとしてでも受け入れてくれるなら、対処療法的だけどちょっとはマシになるかなーとか) [Thu 3 Feb 2011 01:18:51]
フィリーネ > でも、お祭りって楽しいから、私は好きですよ? ( 確かに忙しいけれども、お祭りの間は皆楽しそうにしているし、普段の生活とは違う変った世界にいるみたいで好きだ。 ) 渡せる人がいる方は、渡したりしているみたいですけど…っ ( カードを渡したりする人もいると聞いたけれども、卵売りの少女はやったことが無かった。 相手がいなかったということが一番の原因だ。 でも、今年だったらちょっと作ってみてもいいかもしれないと思いはした。ちゃんと渡せるかどうかは別問題だとして。 ) 窯の火を…ですか? ( トレイを抱え込むようにもちながら、小さく首を傾げる。 窯の火を熾しなおすというのは、今までも聞いたことは無い。 アマウラには本当に変った風習がある。むしろ、火は絶やさないほうがいい気がするくらいだ。 火は周りを明るくしてくれて安心できるし、火がある場所に悪いものは来ないっていう話もたまに聞く。 ) 火はちょっとわからないですけど、お豆を撒くっていうのは簡単そうですし…ね? ( 宿の人にも同意を求めるように聞いてみれば、満更でもないような返事が帰ってくるだろう。 豆を撒いてはいけないという決まりごとはないし、完璧なパプテスというわけでもない。むしろ、日々、傍らにいる自然を愛する人々だ。 ) あの、単に撒くだけのお祭りなんですか? ( その後に豆料理をいっぱい作ったり、そういう事をしたりするのかと想像して。 ) [Thu 3 Feb 2011 01:06:27]
ツカサ > 考え事も同じだね。結局煮詰まった後に出てきたものは大して使えるアイディアでもないからね(チップはそう言う文化なんだと聞いているからで、渡したお金がどうなろうと私の知った事ではないわけで…少なくとも貴女の境遇を知っての同情や困惑させる為に渡したわけではないらしい)そう考えると、アマウラ人の祭り好きは大概なのだね…。ああ、そうそう、バレンタインカードのやり取りとかはあるのだったけ?(3月は桃の節句5月は端午の節句…まぁ毎月祭りをしているようなものかなんて。そして、ヴェイトスでの祭りと言うかイベントを思い出せばちょっと水を向けてみる。ここで行われているかは知らないけれど…)そう、ちょっとしたおまじないも兼ねてね。ささやかながらできれば良かったのだけど…、そうカマドの火を新たに熾しなおすだけでも違うものだからね(そこらへんのお呪いはきっと理解できないと思うけど…まぁ、まく豆は落花生でも別に構いはしないのがアマウラ文化のおおらかなところ) [Thu 3 Feb 2011 00:53:57]
フィリーネ > 煮詰まったミルクは美味しくないですから… ( 渡したカップと入れ替わりに渡されるチップに困惑した表情を浮かべながらも、宿の人が視線で受け取りなさいと促してくるのを見て、ひとまずはそのまま受け取ってしまおう。 でも、後で宿屋の主人に渡そう。別にチップが欲しいとかそういうつもりはなかったのだし、私はあくまでもお手伝いでしているだけで、その分は宿の人から家に送られる。 ) 村で、ですか? 冬が終わったくらいの時期にちょっとご馳走を作ったりして、賑やかにするお祭りはありますけど…? ( 村の厄除けというよりかは、長い冬があけたことを祝うようなお祭りだ。 宿の人にも、大体そんなお祭りですよね?と確認するように視線を送る。 春のお祭りといえるもので、手伝いとかで忙しい印象が強かったりするお祭りだ。でも、今年はロランとお祭りを楽しめるんじゃないかと思ったけれど、そのロランが今はもう家にはいないことが少し淋しい。 ) アマウラの方も、そういうお祭りはされるんですか? ( さっき言っていた豆をまくやつだろうか。 イメージの中の豆が大豆ではなくて、そら豆のようなもので、少しおかしな感じに思えてしまう。 ) [Thu 3 Feb 2011 00:46:23]
ツカサ > ああ、ありがとう。丁度煮詰まってたところなんだ。考えもミルクも煮詰まったらダメだね(ミルクの代金にプラスしてチップ500エンを渡してホットミルクを受け取ろうか)そう、アマウラの方ではこの時期、無病息災などを願ってちょっとしたお祭をするのだけど、旅の空だからせめて形だけでもできないかなってね(本当の事に平然と嘘を混ぜるペテン師の基本。さすがにこの村にある陰気を祓えないか考えているなんて言えやしないわけで…)ここでは、春を迎えるにあたってお祭とかはしないのかな?(そして軽く話を逸らしてみようとする) [Thu 3 Feb 2011 00:35:04]
フィリーネ > ( ここにいる人数分の温かいミルクの入ったカップが乗ったトレイを持って、宿の手伝いをしにきている卵売りの少女は入ってくる。 ) あの、寒いでしょうからこちらを ( 今、話をしているお客さんは知っている。 最近、この村にやってきた旅行者の人だ。 髪の毛の色や目の色が村の人達と違うからとても印象的だった。 そういえば、名前は聞いていなかったけど、出会ったのもお手伝いの中の一時だったし。 ) お祭りか、何かのお話ですか? ( カップをテーブルの上に置きながら、何か考え込んでしまっている黒髪の方に尋ねよう。 ここに来るまでに豆をまくとかそういうことが聞こえてきたけど、どうしてやるかどうかはよく知らなかったから、お祭りの事かと思った。 ) [Thu 3 Feb 2011 00:28:11]
ツカサ > (陰陽道的な五行思想で言えば春は木気であり、これは成長とか繁栄を示すものであり、この木気を助ける意味で、火気により木気の妨げになる金気を滅する(火剋金)と言うわけだが…)むむむ…(こうしてみると、いかに外の世界を知らなかったと言うか、西洋かぶれを気取ったところで、結局トキノミヤコ・アマウラの常識、ルール以外は知らないので太刀打ちできないと言うか…) [Thu 3 Feb 2011 00:16:40]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『カップが乗ったトレイを手に』 [Thu 3 Feb 2011 00:13:41]
ツカサ > (さすがに村の中央でキャンプファイヤーなど出来るはずもなく、色々却下していった結果残ったのが豆まきだけと言う次第)…せめて、竈の火を新たに熾しなおすくらいできればいいのだけどもね(ままならないねと肩を竦める。こう言う瘴気だか妖気だかの影響があったのがアマウラ系だったらと改めて思ったりしながら) [Thu 3 Feb 2011 00:11:09]
ツカサ > (本当は、桃の枝だとか、柊の葉、イワシの頭etcetcあればいいのだが、それは流石に無理だろうし理解しがたいだろうから、パスしておこう。それこそ信心からなのだけども、多分信仰するカミサマが違う)…村長さんに許可をもらえるかと言われれば難しいからなぁ(他にも色々、冬を終わらせ春を迎える為の祓いや呪いもあるのだけども…) [Thu 3 Feb 2011 00:07:07]
ツカサ > (季節を分けると書いて節分。明後日の立春からもう春なので、明日が冬の最後の日。季節の分かれ目には鬼が生じると言う事で、追儺と言う宮廷行事と組み合わさって鬼祓いの儀式が出来たわけだが)…大豆でなくてもいいから、少々豆類があれば助かるのだけど、炒り豆にしてくれるかな?(と言う訳で、宿兼酒場な一階部分で交渉中…) [Thu 3 Feb 2011 00:00:20]
ツカサ > (まだこの村に滞在しているのかと言われたら返す言葉はないけれども、ともあれ明日の節分が過ぎたら戻ろうとは思っている)その為の準備と言っても…なぁ(せめて、ここがアマウラ系の村だったら良かったのに…とか思う。見慣れない異邦人がなんぞ怪しげな儀式をしているとか言われたらいくら効果があったとしても胡散臭いどころの話ではない) [Wed 2 Feb 2011 23:56:17]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『追儺(ついな)及び、節分について…』 [Wed 2 Feb 2011 23:54:13]
お知らせ > ツカサさんが帰りました。 『…せめて、大豆でもあればなぁ…(鬼打ち豆として当座の祓いの役に立てられただろうに)』 [Sun 30 Jan 2011 23:15:29]
ツカサ > …ああ、寒い…こういう日には、鍋と熱燗を用意してもらって引っ込んでるに限る…(空咳をしながら、もしこの凶兆そのものが現れたら私にはどうする事もできないし、調査だけして帰ろう。アマウラなら道祖神なり地蔵なり何かしら土地神を祀っているものがあれば大体はわかるのだけど、こういう村では無理かな、とか…) [Sun 30 Jan 2011 23:12:35]
ツカサ > (でも、それを考えるとこの凶事の気配を放置したままでいいのかとか…)…しまったなぁ。何かあったら連絡ちょうだいって、あの子に名刺の一つでも渡しておけば良かった(暗黒街の事務所は無理だから行きつけの喫茶店の一つに、マスターに伝言しておいてもらえばわかるようにしておけば、もし怪異があった場合でも気付けただろうし)…何より雨に降られてたとは言え、ああ言う良い子の名前すら聞けてなかったのは、この坂守司、一生の不覚(うん、普通にそう思った) [Sun 30 Jan 2011 23:07:59]
ツカサ > (これはこれで拝み屋としては商売のチャンスだとは思うのだけど…ちょっとした祓いものを用意して、これを買ったお陰で他の家で起こったような災難から逃れる事ができました、とか…)…でも、それはやりたくないしなぁ(人助けしながらのんびり暮らすってのが人生の目的であって、人の弱みに付け込むのはそれと相反するわけで…) [Sun 30 Jan 2011 23:02:39]
ツカサ > (この感覚が風邪でなく、凶兆だとしたら手に負えないと思う。濃くはないけど、全体に…村全体に霧とか靄のような感覚で広がっている残滓と言うか、そういうのを何となく感じる。これでもう少しまともに修行していればわかったのだろうけども…)…見なかった事にするのが一番かもなぁ…(ハラエに投げ文? お勧めしないなぁ、多分村人は気付いてないだろうし、そもそもこの黒髪黒瞳の異邦人を見る目は奇異と言うか、何しに来た的な物をちょっと感じるわけで) [Sun 30 Jan 2011 22:58:38]
ツカサ > (ようやく雨が止んだから、この村の様子を見てみようかと思ったのだけど、スーツにコート姿であっても、寒風は容赦なく体温を奪っていって…そして、何よりも)悪寒がするって、こう言う事なんだと思うのだけど…(背筋からぞくぞくとくる感覚もある…これが、風邪の症状と言う可能性もあるけど、少し頭もぼぅとしているわけだし…) [Sun 30 Jan 2011 22:53:34]
お知らせ > ツカサさんが入室されました。 『…寒い』 [Sun 30 Jan 2011 22:51:12]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『ああ、お安い御用さ(はい、とイワシの頭も信心からってその程度のお札だけどもね)』 [Fri 28 Jan 2011 00:58:36]
ツカサ > 君がこう言う言葉に笑顔でありがとうと受け流せるようになってしまったら、それはそれで喜ぶ人悲しむ人色々でてきそうだね(成長したと喜ぶべきか、彼女も大人になってしまったと嘆くべきかともあれ、あまり気にしなくてもいいと思うのにとか加害者はのたまう)そうだね…そうやって、前を向いていれば、いつかはお天道様は応えてくれるさ、きっとね(その前向きさがちょっとまぶしく思った。自分はちょっとそこから捻くれて道を外してしまったのだし)ありがとう、大丈夫。荒事にはならないし、ちょっと気脈を確認したり、奉られているモノを見てまわるだけだよ(わからないと思うけど…ちょっと気になる点があるわけだし)ありがとう、それじゃ、お休み…(そうして部屋に戻った後で、彼女の名前を聞いてなかった事をちょっと悔やんだりするわけだけど) [Fri 28 Jan 2011 00:58:08]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『あ…、あのお札ってもう1枚もらえたりしないですか? ( 鶏小屋に貼っておきたいと思った )』 [Fri 28 Jan 2011 00:54:15]
フィリーネ > あのっ、そういう訳じゃなくて… ( やっぱり、こういうのは苦手なのかもしれない。 悪意が無いとかも分かっているのに、何ていったらいいのかわからなくなってしまうのだから。 ) でも、起きてしまったことですから…仕方がないで済ませるのも変かもしれないですけど、落ち込んでるだけだとご飯食べられないので… ( 落ち込みもしたし、悲しみもしたけれど、ずっとそうしていてもどこからかお金が湧いてくるわけでもない。 働かなきゃいけない。 ) 私の方は大丈夫ですからっ、何もない方がいいのかもしれないですけど、お仕事頑張ってくださいね! ( このお客の人の仕事は悪いことが起こるところであるから、本当はない方がいいのだろうけれども、何も仕事がないというのはきっと辛いことだろうし、何だか気持ちが複雑だ。 ) 風邪を引かないように気をつけてくださいね ( 返されたカップを受け取って、それをご主人に返してから、コートとマントを持って部屋まで案内しよう。 部屋に案内したら、私も家に帰ろう。 雨がまだ降り続いているのは少し嫌だけれども、それほど遠いわけでもないから、我慢しよう。 ) [Fri 28 Jan 2011 00:53:06]
ツカサ > おや、お気に召さなかったらごめんね。でも、お世辞で言ったのではないと信じてもらえれば嬉しいかな(なんてしれっと言う訳だけど。とりあえず、アマウラの神秘とかそんなイメージで張っておいてもらえればそれでいいと思うよ。作った本人が言うのもなんだけど、毒にも薬にもならないものだし、それ)そう…それは、大変だっただろうね…(こう言う村だと鶏一羽と言え貴重な財産だ。それを失ったら経済的に大変だし、何よりこの目の前の優しい娘さんは悲しむのは想像できて)そうかぁ…まぁ、私も数日だけどこの村で天候の回復を待つ事になりそうだから…何かあれば、気づいた事があれば、対応しなくてはいけないだろうし、その中で力になれる事があればいいのだけどもね(こういう時に、もっと真面目に修行をしておけば良かったとか後悔の念に駆られるのだけど…今は言っても詮無き事。自分の感覚に引っかかった嫌な感じをちょっと探ろうと思いながら…)あふ…、ありがとう…だいぶ暖まったよ(ホットミルクのカップを返しながら…あとは部屋に案内してもらって、動くとしたら明日かな?雨が止まないと動きようがないのだけどもね) [Fri 28 Jan 2011 00:40:01]
フィリーネ > あんまりからかわないでくださいっ ( 困ったようでも、少しだけ笑いながら話そう。 こういう冗談はよく言われるし、苦手でもないけれどもいつもなんて返してたらいいかわからなくなってしまう。 ) あ、ありがとうございますっ ( これは後で宿のご主人に渡しておこう。 やっぱりこういう宿だと色んな人の出入りがあるだろうし、何か気休めがあったりするといいかもしれない。 宗教とかそういう面ではよく分からないけれど、こういう紙を一枚貼っておくだけなら別にいいのかなとも思えるし。 ) 私は別に大丈夫でしたけど、ただ鶏が死んでしまったりして… ( 鶏小屋の痛ましい事故だ。 あれは雨の夜だったか、もう人も寝静まった夜の出来事だったから人間に被害はなかったけれども、鶏が何羽も死んでしまった。 今思い出しても、胸の奥がちくりとして痛い。 ) でも、他の家族には何にも起きて無かったですから…お父さんが小屋をしっかりと直した後は鶏小屋では何も起きてないですし… ( その後には、アリシアの件があったし、他の家では死んだ人が出たとかあった。 でも、摘み上げていけば悪いことなんて沢山あるし、偶然重なったから目立つだけだろうとも思えるし。 ) [Fri 28 Jan 2011 00:31:50]
ツカサ > いやいや、この雨と寒さで凍りつきそうな私の心は確かに貴女の元気さに解きほぐされたからね(ようやく温まってきて口の方の調子も出てきたか、そんな事をのたまいつつ…。そんな中で正解は両方ですとか、きっと想像の外だろう)そうだね。悪い霊が入ってこないようにと言うおまじないみたいなものだけどね。一枚あげるから、安全を祈念したいところとかに張ってみるといいよ。たとえば、こういう宿屋だと厨房とかだね(食中毒とか火災とかから避けられる…かもしれないとか気のせいとか、まぁどちらにしてもたまにみて気をつけると言う意味でも効果はあるようなとかで)そう、それで噂話でもあればとかね、小さなきっかけからつかめる事もあるわけだし…(ホットミルクを口にしながら、何か思い当たる節があるのかな?とか小さく首を傾げつつ)そう、それは大変だったね…貴方の身に危害はなかった?(大なり小なり、悪霊のせいにしたいこととかはあるだろうけども、何となく空気が悪い気がするし、続きを促すようにちょっと沈黙してみよう) [Fri 28 Jan 2011 00:17:00]
フィリーネ > ふふ、冗談は止めてください ( くすりと笑いながらウィンクをするお客に笑いかける。 お客の印象はとても不思議なものだ。男性的でも女性的でもある気がする。 自分で言うのも変かもしれないけれど、男の人か女の人かの差は前よりも分かるようになった気がするんだ。 ) ――これで…お仕事するんですか? アマウラのエクソシストの方は珍しいもので仕事をするんですね ( 取り出されたお札をまじまじと見つめるけれども、それをどう仕事で使うのかはまったくわからない。 書いてある字も読めるものじゃないとは思う。 本物のエクソシストだって見たことは無いから、どういう風に仕事をするかは知らないけれど、イメージ的なものならば掴んでいるといったところ。 ) 悪い霊ですか… ( その言葉に少し考え込んでみる。 この人がいうにはあまり良くないことが続くと、そのこっちでいう悪魔とかそういうものが悪いことをしているかもしれないということらしい。 実際にこの村ではよくないことは続いた。うちでいうなら、鶏が死んだし、村でも人が死んだ。 ) 偶然だと思いますけど、ちょっとした事件は…続けて起こりました ( 仕事をしているというなら、こういう話はしておいた方がいいのかと思って、ちょっとした噂話をするように言っておこうと思った。 ) [Fri 28 Jan 2011 00:07:53]
ツカサ > ああ、そうなのか、てっきりここの娘さんかと思ってしまったよ。確かに貴方のような元気な人が看板娘だったらもっと繁盛しているだろうしね…っと、これは主人には内緒でね(なんて冗談っぽく笑いながら自分の唇に立てた人差し指を当ててウィンクしてみよう)そう、まぁ…何でも屋が一番近いのだけど…見せた方がはやいかな?(商売道具の霊符とかを取り出して、見たことないかな?とか)ああ、そう…だった、うん、えくそしすとだ、そう、アマウラのエクソシスト、わかるかな?(悪霊払いとか、そう言うの…とか、これでわかってもらえなかったらちょっと手のうちようがないとか)ありがとう…そう、そう言う悪い霊とかがいないか、見にきたんだけど…(ホットミルクを受け取りながら、まだ飲まずに指先にじんわり広がる熱さを感じながら…それでも、体が温まらないと言うか、妙な悪寒がして困る…風邪引くのかなぁと思うけど、それとはまた違うような感じだし) [Thu 27 Jan 2011 23:54:20]
フィリーネ > すいません…私、お手伝いで来ているもので…っ ( あまり慣れてなくてごめんなさい、と一言謝っておこう。 元々、人と接することの多い仕事をしているし、自分がこうして元気に振舞っていると周りの人も元気になってくれると思うからだ。 ) ―――探偵? おがみや? ( あまり聞きなれない仕事の名前だった。 村に無いということはもちろんだけれども、街でもあまり聞かない名前のような気がしたからだ。 ) ――え、あ…よくわからないですけど、ようかい…というのは、怪物か悪魔みたいなものですか? ( 吸血鬼とか悪魔とかそういうのだったら、イメージが出来る。 でも、その吸血鬼とかが人の運を悪くするとかそういうこととは結びつかないし、イメージはしにくかった。 )( そうこうしているうちにホットミルクが出来上がったらしく、また急いで取りにいってから、戻ってくるだろう。 零したり、かけてしまったりとかそういうハプニングはきっとないはずだ。 ) [Thu 27 Jan 2011 23:45:24]
ツカサ > (それに誰かからもらったお守りと言うのはその人の無事でいて欲しいと言う念が伝わるもので、それだけでも心丈夫と言うもの…)あ、ああ…慌てなくていいからね?(元気な人だなぁとか思ったり…でも、そのままの勢いでホットミルクをぶちまけられるのは勘弁なので少しやんわりと声を掛けながら…無意識に浮かべた愛想笑いにそんなに反応があるとは思ってもいない)そう…ええと、私は探偵…、と言いたい所なのだけど、どちらかと言えば拝み屋…と言ってもわからないか、どう言ったらいいのかなぁ…(うーんと、腕を組んで考え中…)そう、例えば…急に良くない事が降りかかったりと、そう言うことってあるかな? それが、その人の運が悪いだけなのか、何かしら土地神様に問題があったり、悪い妖怪の仕業だったりとか…ああ、えっと…頭が変な人と思わないで欲しいかな?(まったく知らない人に突然そんな事を言ってもわからないよね・・・なんて、困ったように笑って) [Thu 27 Jan 2011 23:30:50]
フィリーネ > ( 持っているときに何も起こらないとお守りが守ってくれたんだろうと思ってしまうのが、お守りの実際の効果だと思う。 だけど、持っているだけで何か安心してしまうのも、また事実だ。 私が今身につけているお守りも身につけているだけでとても安心する。 ) はい、ありますよ! 少し待っててくださいねっ ( 受け取ったコートとマントをハンガーにかけて、一番乾きそうな場所に吊るしておこう。 不意に返される微笑にびっくりして、慌てて視線を外そう。 街とかにいる紳士の方とは違う突然の微笑みには驚いた。 ) ―――調査、ですか? ( ご主人にホットミルクを頼みにいって、戻ってきてから返答に対して心臓がドクンと跳ねた。 別に何も変なことを考えることはない。逃亡奴隷なんて、もうこの村は関係ないのだ。だから、調査というのも、それとは別のことだろう。 だけど、別の調査ということもまた、何を?と思って首を小さく捻らせる。 ) [Thu 27 Jan 2011 23:23:36]
ツカサ > (もう、本当に懐に忍ばせたお守りのお陰か事故とか盗賊とかには遭わないけども、この雨にはどうしようもない。ヴェイトス市に帰るにも外に出て歩かねばならないのだから尚更…この村には乗り合いの馬車はあるのかなぁ…とか)そうだね…寒い。えっと…そう、ホットミルクがあれば、頼んでもらってもいいかな?(それじゃ、申し訳ないけれどお願いするよと、コートとマントを渡しながら、注文をお酒よりもまず冷えた指先も暖めたいと。自分を見る視線に気付いて軽い微笑みを返してみる。アマウラ人が理解しにくいと言われる愛想笑いと言うものなのだけどもね)そう。ちょっとした調査も兼ねてね(長期滞在希望ではないよと言う意味での返答だけども、村の現状を知らないからどう受け止められるかもわからずに、短い返答をしつつ暖炉の前をお借りしようか) [Thu 27 Jan 2011 23:11:01]
フィリーネ > ( この時期の雨は冷たいし、風が吹いていると余計に寒さを増してくる。 風邪でも引いてしまったら一大事だ。こじらせたら命にも関わることだし、村だとちゃんとしたお医者様に診て貰うにも時間が掛かってしまう。 ) いえ、大丈夫ですっ。仕事ですし、それよりも早く身体を温めないと… ( 宿の食堂のような場所になるだろうか。 暖炉のある間まで案内しよう。 マントとコートを脱いでいるところを改めてみると、村ではあまり見ないタイプの人だ。 黒い髪に黒い目だ。そういう人は村にはいないけれども、最近そんな人を見たような記憶がある。 あれはいつだったか、此処の所は色んなことが忙しく駆け抜けていったから、すぐには思い出せない。 ) あの、旅の方ですか? ( ただそれとなく切り出そう。 実際、何の他意もなかったし、余所の人が来るのはあまり無いことだから、つい聞いてしまっただけだ。 でも、この村では最近、余所から来た人間のことで、ちょっとした騒ぎがあったから、少しだけ余所者に対して敏感になっているのかもしれない。 それは良くも悪くもだ。 ) [Thu 27 Jan 2011 23:04:54]
ツカサ > (迂闊と言えば迂闊。前の村でここの村までの距離をさほど遠くないよと聞いたのだけど、村人の感覚のさほど遠くないってのを甘く見すぎていた。あとこの雨の中でぬかるんだ地面とか色々あってこんな時間に到着となったわけで…)大丈夫か、大丈夫でないかで言えば、大丈夫ではない、かな。ああ、でも、慌てないでいいから、別に今すぐ倒れるわけでもないからね…(この宿屋の娘さんだろうか、慌てるような対応にどうにか余裕を持った態度を見せようとするけど、とにかく寒いし、拭くものがあれば助かるのは本音。あと暖炉があればあたらせて欲しいし)ありがとう…それでは、今晩ご厄介になると伝えてくれるかな…ああ、えっと…君を濡らしてしまうわけにもいかないから…ハンガーがあれば私がやるよ(マントとコートを脱ぎながら…こんなに雨が続くなら、西洋かぶれを気取ってマントのみで過ごさず番傘の一つでも持ってくれば良かったと後悔中) [Thu 27 Jan 2011 22:53:05]
フィリーネ > ( こんな時間になるとお客さんの食事も終わって、そんなに仕事も残っていないから、一段落といったところだけれども ) あ、はーい! ( 誰かが来た声がして、反射的に入り口の方まで駆け寄っていく。 そこで目にしたのはびしょ濡れの姿をした人物が目に入ってくる。 ) あ、大丈夫ですか…?! 今、拭くものを持ってきますっ! ( その姿に、そのまま宿の主人のところに取って返して、拭くものをもらってこよう。 あ、そういえば泊まれるかどうかと聞いていた、それもご主人に聞かなきゃ。 あ、いけない…少々お待ちくださいも言わずに着ちゃった。 )( ―――と、考えながら急いで拭くものを手に戻ってくるだろう。 ) あ、泊まるのは…大丈夫だそうです ( 慌ただしくしていたのが恥ずかしく思えてきて、恥ずかしさを隠すように濡れたコートやマントを受け取ろうとするだろう。 ) [Thu 27 Jan 2011 22:46:24]
ツカサ > (もう何かの悪い意思が私に風邪を引けと天に願ったとしか思えないくらい降り続く雨。その雨の中、男物のスーツにコートとマントのいでたちで地方村めぐりをしている男装と言うか何と言うかな存在は今回はこちらの村へ足を運び…とりあえず、宿へと足早へ歩を進めるだろう)…本日は、泊まれるかな?(濡れ鼠で、雨水が気管に入ったのか、けほ、こほと咳をしながら、その宿の扉を開けよう。今はともかく屋根の下にいたい) [Thu 27 Jan 2011 22:35:57]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『(降り続く雨の中、一つの村にずっと滞在しているわけにも行かず…)』 [Thu 27 Jan 2011 22:32:34]
フィリーネ > ( 雨が降って何もやることがないからと部屋の中でのんびりとしていられるほど余裕がないのが我が家だ。 )( 大きくは無い小さい宿で、掃除から食事の準備片付けといった殆どの仕事の手伝いをしていた。 雨の日で、小さい宿だからすごく忙しいということは無かったけれど、一日中動いていた気はする。 ) よい、しょ…っと ( 抱えていた木箱はすぐに適当に端の方に置いておけばいいといわれて、それを床に降ろしてから、小さい息と一緒に声を漏らした。 )( 働くことは好きだし、変にじっとしていると色んなことが頭の中に浮かんできて、時折嫌な気分になってしまう。 だから、忙しい方が好きだ。 ) [Thu 27 Jan 2011 22:32:19]
フィリーネ > ( わざわざ雨の日に街の知り合いのところまで手伝いに行くようなことはなく、今日は別の場所での手伝いだった。 )( 他の畜産の家とは違って規模の大きくない卵売りの家は、人手が余っているときは他の所の手伝いをすることで少ないながらも、小さい収入を手に入れたりしている。 ) あの、これ…ここでいいですか? ( 両手で抱えているのは空になった酒瓶が入った木箱だ。 今日の場所は村でも数少ない宿。そこで雑用をさせてもらっている。 ) [Thu 27 Jan 2011 22:20:10]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『雨の日』 [Thu 27 Jan 2011 22:15:37]
お知らせ > ツカサ@宿泊所さんが退室されました。 『まぁいいや、幸い時間はまだあるのだし(のんびりのんびり…)』 [Sun 23 Jan 2011 23:19:44]
ツカサ@宿泊所 > (基本的にこんな時期に観光と言うのも妙な余所者ってスタンスになってしまっているので誰かとのんびりお話と言うのも難しいか。これなら、村の実力者のところに壷とかお札売りつけ…もとい、押し付けたりして信頼得た方がいいのかなとか) [Sun 23 Jan 2011 23:19:25]
ツカサ@宿泊所 > (さて、それにも増して、雨の日は動きようがない。元々雨は苦手なのだし、私の出来る事の殆どがなくなってしまうし、村人だって好き好んで外に出るわけでもなし…手掛かりも途絶えてしまうわけで)・・・それに、寒いし…(こんなところでうっかり風邪を引くわけにはいかないと思うのだが…余計な心配をかけさせたくない意地ってものがあるわけでっ) [Sun 23 Jan 2011 23:11:40]
ツカサ@宿泊所 > (人に災いをもたらす妖魔の噂などがあったら、私の耳に入る前にハラエなりに届いてそうだし…まぁ、噂話レベルでいいと言うからのんびり聞いてまわるつもりだけど)…たいてい天狗のせいで片付けられていたりね(「はいはい、ワシのせいワシのせい」とか投槍な態度を見せる天狗様とか幻視できそうだよ) [Sun 23 Jan 2011 23:07:34]
ツカサ@宿泊所 > (ヴェイトス市を出た時から天気は良くはなかったけども、ついに降り出したらまたしばらく降るのか地方村をいくつか散策して話を聞いてまわろうかと言う計画も滞り中)…参ったな、特にこれって手掛かりになりそうな話もないと言うのに(ただ雨に降られにきたと言うのはちょっと間抜けすぎるから勘弁して欲しいとか) [Sun 23 Jan 2011 23:03:31]
お知らせ > ツカサ@宿泊所さんが来ました。 『降ってきちゃったなぁ…』 [Sun 23 Jan 2011 23:01:49]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『お守りを胸に抱いて眠ろう』 [Sun 23 Jan 2011 00:07:02]
フィリーネ > ( お父さんたちは戻ってこないかもしれないなんて事を言っているけれど、私は戻ってきてくれると思っている。 だから、ロランがいつ戻って気もいい様に着替えだって用意しているし、お父さんに頼んで、まだ食料は4人分で考えてもらうようにしている。 戻ってきたロランが一日、一晩だけしかいることが出来なかったとしても、ロランには帰ってきたときにおかえりなさいを言ってあげることの出来るようにしておきたい。 ) ……………。 ( 目を瞑って、声には出さずに「待ってる」と自分の中で小さく呟いて。 ) [Sun 23 Jan 2011 00:06:52]
フィリーネ > ( カジノから馬車で帰ってきてから、数日を過ごした後にロランは一度家を離れた。 それから、両親との話でロランをずっとは家に置いておくことはできないことが決まってしまった。 ただ、両親はその話をロランにはしていない。それはロランがまだこの家に戻ってきていないからだ。 ) 今頃なにしてるんだろう… ( 誰が聞くでもない言葉が部屋の中に響き渡って、そのまま溶けていく。 未だに顔を見せないロランにお父さんとお母さんは不信感を抱いてはいなかった。むしろ、あの子は要領がいい子みたいだったから、自分から何かを察したのかもしれないというくらいだった。そういうお父さんの表情は少し淋しそうに見えた。 ) [Sat 22 Jan 2011 23:50:35]
フィリーネ > ( この部屋に一人しかいないことは当然の事だった。 元々両親と自分の三人で住んでいた家で、この部屋もベッドも一人で使っていた物だ。 ただ、それは元々の話で、少し前までは違っていた。 )( この家にはロランがいた。それといい思い出はないけれどもアリシアもいた。 思えば短い時間だったけれども、この家がとても賑やかだったように思う。 )( それも今は元に戻って、お父さん、お母さん、私。 元の通りに戻ってしまった。 ) [Sat 22 Jan 2011 23:43:20]
フィリーネ > ( 寒い冬。決して立派じゃない家は部屋の中に入っても外と然程変らないと思うくらいに寒い。そして、静かだった。 )( 卵売りの少女は暗く、寒く、静かな部屋のベッドの上に座り込んでいた。 吐く息は白く、深く息をするとその呼吸音が部屋の中に響くような静かな部屋だ。 ) [Sat 22 Jan 2011 23:38:10]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『静かになった家』 [Sat 22 Jan 2011 23:31:31]
お知らせ > 夏鈴さんが退室されました。 [Sat 22 Jan 2011 00:33:41]
夏鈴 >  (たどり着いた部屋。そぉっと聞き耳をたて、寝ているっぽいのを確認するとそのままそっと部屋へと忍び込む。そうして、部屋の主・・・ことルードの布団の側へと近づくとその場で猫へと姿を変化させ、彼の上にのってぬくぬくしながら寝ようとする。・・・・別に、最近こうしてくっついたりそばにいたりしてないからさびしいとか、そんなんじゃないんだからね。別に、夜中に会いたくなったからきた、とかじゃないんだからね。ただ、寒かったから…。そう、寒いからここにくるしかなかったわけで。だから、えっとこれは私の意思じゃなくて、寒いからそうせざるをえなかったわけで・・・えぇっと、そう。これは仕方なかったことなのよ…なんて、変化の途中聞こえるか聞こえないかの声でつぶやいていた。・・・つぶやいていたからもしかしたら、彼は起きてしまったかもしれない。だから、ちゃんと眠れたかどうかは…二人のみが知るということで・・・・暗転。) [Sat 22 Jan 2011 00:33:34]
夏鈴 > あー・・・でもやっぱり寒い… (服も着ずに布団に包まったままの恰好で、鼻にしわをよせてうなる。服を着込んでもう一度布団にもぐりこめば解決しそうな気もするのだが) うーん・・・うーん、新しい布団が買えないんだったら、仕方ないわよね・・・ (などとぶつぶつぶつ誰に聞かれているわけでもないのに口にすると、そのまま布団に包まった格好で、靴をはくとベッドから立ち上がる。そうして部屋から抜け出すといっそすがすがしい程一目散に某御仁の部屋へと向かおうか。)) [Sat 22 Jan 2011 00:26:10]
夏鈴 > じゃぁ、うーんうーん、羊毛とか…?あれはあわれはで気持ちいいのよねぇ・・・ (はふぅ、なんてまたうっとりとした表情を浮かべて、想像上の、新たな羊毛布団を得た自分の姿を想像して、なんだかとってもほわわわわんとした表情を浮かべる。しかしその数秒後には、布団を汚してこっぴどく主人に怒られているような雰囲気の光景に想像はたどり着いていて)  あー・・・。うーん、羊毛もだめよねぇ・・・ (なんて、結局布団を買うのはダメだ、という結論にいたったりする) [Sat 22 Jan 2011 00:22:50]
夏鈴 > (ゆえに、時々…いや、ある意味割と頻繁に、自分から解放資金に手をつけているような節がある。もっともその事実に気づいていることもなく、猫自身としては自分の浪費癖には際限がないわね、位の感覚でしかとらえられていないのだが) んふふ♪新調するならやっぱりあれかなぁ…羽毛布団♪あれはふわっふわで気持ちいいのよね…!(目を閉じてうっとりとした表情を浮かべる。目を閉じた先。空想上では、新しい羽毛布団を手に入れた自身の様子が描かれているのだが・・・・いつのまにか、猫の姿になって暴れて(?)中の羽毛を部屋中にぶちまけてそれで満足そうにしている光景を思い描き・・・はた、っと我にかえる。) だめだめ!羽毛は、なんていうか、狩りをしたくなるからだめだめ! (などと、本人にしか理解できないようなことを口走って頭をふった) [Sat 22 Jan 2011 00:18:34]
夏鈴 > (布団の手前を抑えるようにしながら、少し前に作っておいた紅茶に手を伸ばす) ぅーん、やっぱ寒いのは嫌いだなぁ・・・・ 。もう1枚位布団ふやそっかなぁ・・・ (ちら、と部屋のある一点に目を向けてしばし考え込んだり。そこには、月収および色々な手当で得たお小遣いがしまってあって) 中々たまってきたし、お布団位新調したってさ、ほら、全然痛みがないというか・・・ (解放資金としてためているものではあるのだけれど、体を執拗に要求されることを除けば好条件すぎるこの環境。慣れとは恐ろしいもので、猫自身は無自覚にではあるが、時がたつほどにこの生活を手放すのが惜しくなってきていたりもする)) [Sat 22 Jan 2011 00:14:14]
夏鈴 > (前足が伸びながら徐々に人の手、腕へとかわるのにあわせ、顔も、体も人のそれへと姿をかえていく。) んーょぃ・・・っと・・・(謎の掛け声或いは気合いの入っていそうで入ってないような間のぬけたよーなことを口にする頃には変化は終わっている。首から上だけを布団から出すようにして体を起こし) さむっ…! (ぶるり、布団の中で大きく背を震わせる。) [Sat 22 Jan 2011 00:07:35]
夏鈴 > (右良し、左よし、ななめよ・・・し・・・なんて、内心で言いつつ辺りを確認し…少なくとも猫が感知できる範囲には誰もいないことを確認したのち、再び布団の中へと潜る。そして、まず、前足をぐっとつっぱらせ、背中を伸ばすように心持ち頭をさげ、同時に腰は高い位置にあげる。そのまま、ぐっと、力をこめると少しずつ、猫の姿から、人の姿へと変化をしはじめる) [Fri 21 Jan 2011 23:59:41]
夏鈴 > (人の姿、であれば、服を着たりしてもう少しあったかいのかもしれないが…、ほら、やっぱり人間の体と子猫の体だと、さ、色々と違うものがある。・・・・・たとえば、表面積とか(?)! 体感としては同じこと…なのかもしれないが、直接冷たい布団に触れる面積が多ければ多いほど・・・なんか寒さが倍増したような損したような気がする。いったん布団があたたまってしまえば、どちらの体型であってもかわりはないのかもしれないが…) ぅー・・・。さーむぅーぃー・・・ (不満気に文句を口にすると、ぶーたれた表情といっても猫なので見る人によってはあまり変化はわからないかもしれないがのそのそと顔だけ布団からはいでてくる。外気にぷるるると震えた後、目を大きく見開き耳をぴぃんとのばして静かにあたりの様子をうかがう)) [Fri 21 Jan 2011 23:55:48]
夏鈴 > (ゆぅきやこんこん あられやこん♪ 冬といえば、おなじみのあのフレーズ。あの歌の中での猫はこたつで丸くなっていたが、ここルード宅の猫はというと…自室のベッドの上、猫の姿になって布団を2重、3重に重ねた所にもぐりこむのが最近の日課となっていた) くしゅっ! (時折、小さなくしゃみをしては、落ち着かな気に体の向きをかえたり、まるめたり。ずぅっと同じ場所に入っているのだから布団は大分あったまっている筈なのだけれども、それでもやっぱりどこか寒く感じる。) ぅ−… (布団の中、お腹を上に見せ、前足を顔の高さのところにもっていってこすり、そのまま、腰のあたりから左右に上半身をゆすり・・・・・・・要するに暴れていた。だって、寒いんだもの。)) [Fri 21 Jan 2011 23:47:19]
お知らせ > 夏鈴さんが入室されました。 『(ぷるるぷる)』 [Fri 21 Jan 2011 23:42:40]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『はいともいいえとも言えずに、ただ冷たい空気の中黙っていることしか出来なかった』 [Fri 14 Jan 2011 01:24:20]
フィリーネ > ( そんな言葉を聴いても、お父さんは続ける。 それは責める様な言葉じゃなくて、諭し説き伏せるように優しくだ。 ロランは確かに優しい子だ。だけど、ロランはマフィアに関わることになるのだ。 まだ村でそれを知っている人間は居ないだろう。知っているのはアルヴェーン家の人間だけだ。 だけど、マフィアと関係がある人間と関係を持っているということが村に知れたらどうなる。 ここは街とは違う村だ。村の中で危険要因はすぐに排除されてしまう。 ここで暮らしていけなくなるということだ。 ) ――でもっ! 急に出て行けだなんて言ったら……ロラン困るわ… ( 家ではお父さんが決めたことがもっとも優先される。だけど、私はロランに出て行って欲しくない。 でも、駄々を捏ねるだけじゃ駄目なのも分かっていた。 )( それを見たお父さんが、ゆっくりと同じ調子で続ける。 別にロランと縁を切れといっているわけじゃない。ただ、村の中でロランと一緒に同じ家で暮らすのは危ないといっているだけで、ロランがここに来ることも、ロランと会うことも駄目と言っているわけではないと。 もちろん、それのどれもがマフィアとの関係がばれないならばという事に繋がっている。 ) [Fri 14 Jan 2011 01:23:05]
フィリーネ > ( その話はロランの事で、もっと細かく言うならロランを家に置いておくかどうかということだ。 ロランがいる間に話してもよかったが、私たちの家に何の悪いこともしていなかったし、足りない労働力になってくれたロランが居るときにこんな話は出来なかった。 ロランが家にやってきて家が少し賑やかになったのは事実だ。 ) …………私、嫌 ( ロランを家から出さなければならない事なんて反対だった。 だって、ロランはもう全部悪いことは清算して、自由なのにどうして。 ) [Fri 14 Jan 2011 01:13:38]
フィリーネ > ( こうして全員で集まって、空気が重たいことには訳がある。 ロランについてだ。 )( あのギャンブルから帰った後全てを説明してくれたロランの事を両親は怒ったり、非難したりはしなかった。 それは私も一緒にいて、時折を口を挟んだからということもあるかもしれない。 )( それから数日たって、ロランが今後の事に関わることで家から離れた今日。 お父さんが話があるといって家族を集めた。 ) [Fri 14 Jan 2011 01:03:32]
フィリーネ > ( 夜遅くに珍しく両親と私だけで居間に集まっていた。 普段だったら、もう両親が寝てしまっていたり、私は自分の部屋にいたりするのだ。 でも、今夜は違った。 ) ………………。 ( 居間にはいつもと違う少し重たい空気が流れていた。 お父さんは黙って腕を組んで、お母さんは俯き加減にお父さんの顔を時折伺っている。 私はお母さんと同じように俯いている。視線はどこにも動かさずに、ただ俯いている。 ) [Fri 14 Jan 2011 00:56:42]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『夜遅く』 [Fri 14 Jan 2011 00:51:33]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『残ったは恐怖ではなくて、奇妙な空白感だった』 [Thu 6 Jan 2011 23:14:40]
フィリーネ > ( 喋っている言葉は何も分からないし、確実に余所者であろう少女だけど、どこから来たかも分からない。 お父さんとお母さんもいるように思えないけれど、少女は淋しそうな様子を見せることも無いのが少し不気味だ。 )( それが人ならざるものだと言うことは知らない。知っていれば、こうしてこんな風に話していることなんて出来なかっただろう。 これがロランの運命に関わっているというなら、尚の事。 ) え、お空? ( 少女が指差した空を見上げても、そこに何かがあるというわけではない。 でも、上を指差したということは空しかない。鳥とでも言うのかと思って、 ) そんな冗談言って、そんな訳……あれ? ( 空から少女に視線を戻そうとしたら、そこにはもう誰もいなかった。 ) [Thu 6 Jan 2011 23:13:41]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 そして次の瞬間、其処には誰も居ない。 小さく白い息が霞んで消える 』 [Thu 6 Jan 2011 23:00:03]
マガツヒ > ( ふわ、と少女が裸足の足で一歩後ずさった。 思いのほか長く共に暮らす事になった彼女らに一先ず、別れの挨拶をしに来たのだ。 ロラン、又はローラが死絶えるのならまた別の何処かに漂う事になるであろうし、運命に逆らい生きながらえるなら矢張り、其処にはマガツヒは居ないのだ。 逆説的な言い方になるが、ロランが賭けに勝利するなら、その瞬間其処には既にマガツヒは存在しなければ辻褄が合わないということ。 ) 孰復汝 逢事在也? ( そう言ってもう一歩下がり、ふと貴女の問いかけに立ち止まる。 暫し思索の様相、不意に両手を広げて掲げ、長い爪の生えた掌いっぱいに空を示す。 この寄り代の身体でヤソマガツヒの来たる処を示すなら、この程度の表現が限界だ。 ) 禍津卑把須蔓延居 汝等識凡総世 [Thu 6 Jan 2011 22:58:57]
フィリーネ > ( 自分よりも小さい子供と接する機会は少なかったけど、人間に興味を持った動物がたまに、今みたいに自分の周りにくっ付くようにしながら見てくることはある。 でも、それを人間にやられると動物にやられるのとはまた違った感じがする。 コミュニケーションが取れない分、一体何がしたいのか気になって落ち着かない。 ) 困ったなぁ、全然わからない…。 ( どうしよう、家に連れていった方がいいのだろうか。 でも、お父さんもお母さんもアリシアの一件があったから、見知らぬ人を家の中に入れるのは抵抗があるかもしれない。 それにこれでロランと過ごす時間に何か影響が出たら嫌だ。 二人でゆっくり過ごせる時間はもう残り少ないんだ。  ) ねぇ、どこから…来たの? ( 遠くを指差してから、ここを自分の足元を指差す。 ジェスチャーも含めて何とかコミュニケーションを取ろうとするけれど、半分は途方にくれている。一度話しかけてしまった以上、途中で放り投げて無視するわけにもいかないと思うから。 ) [Thu 6 Jan 2011 22:45:20]
マガツヒ > ( 少女は無遠慮に貴女を横から後ろから隅々まで観察し、また貴女の正面に戻って来る。 会話をしようというペースも何処か少しタイミングがずれ、何と表現するべきか―――人と人という、対等の生き物、同質の構造を持つ生物のコミュニケーションとして何処か異常だ。 それを正確に認識できない人間にとっては、ただ単に「気持ちが悪い」とか「落ち着かない」とか「苛々する」とか、そういう抽象的な違和感としてしか捉えられないかもしれないが。 そして、貴女の問いかけに対してもはや返事をする気が無いのかというくらいの無視―――沈黙の後、また不意に口を開く。 ) 汝哀縡無莫 汝怯縡無莫耶 須緯別離訪祚 ( 貴女の問いとは無関係のような、何か貴女に向けて言葉をかけるようなニュアンス。 ) 屍尸手別離屡者募 孰廻来時在徂 [Thu 6 Jan 2011 22:31:37]
フィリーネ > ( 近づいてくるに連れて、その人影が奇妙であることに気が付いた。 驚くほどに白いことなんて何の問題でもない。 古くても、村では見ることの無いようなドレスで、しかも裸足だ。 裸足ということには近くに来てやっと気が付くことができた。 ) えっ、どうしよう… ( 少女の口から放たれた言葉に困惑の表情を浮かべてしまう。 この辺りでは聞かない言葉だ。何かよく分からない言葉だけれど、その格好と吐かれる息が白いのを見て、寒いのかもしれないと想像して ) 貴女、一人? えっとお父さんやお母さんは? ( 何を言っているかは分からなかったけれど、その言葉には見た目に反した重みがあるように思えた。 話しかけながらも、言葉が分かるかどうか不安に駆られてしまう。 靴も履いていないし、もしかしてこの少女も逃亡奴隷なんじゃないかと変に勘ぐっても仕舞う。 他の遠い国から連れられてきたから、話す言葉とかが違うのかもしれないと考えてはいるけれど、それは全部想像の中の話だ。 ) [Thu 6 Jan 2011 22:17:59]
マガツヒ > ( 前髪を分けた額の広い、睫毛の長くて整った顔立ちの娘だ。 当然村にはこんな娘―――こんな時間にこんな寒そうな恰好をした小さな娘は居ないし、手荷物も無ければ靴も履いて居ない、誰か保護者が居るでも無い様は異常と言えるだろう。 娘はゆっくりとたどたどしい足取りで貴女に近付き、斜め下から見上げるような距離でまた白い息を吐いて立ち止まった。 あなたの【感覚】は低過ぎて、それがなにか異常な存在だと感覚的に悟る事が出来ない。 「それ」――――マガツヒが操る寄り代の少女の姿を見る事は出来るし、容姿やその口から放たれる言動から何かを感じ取ることは出来るかもしれないが。 「少女」はただの器であって、「マガツヒ」ではないから。 ) 佳宵也 纔寒耶訥 ( 薄く小さな声で、少女が何か言った。 何処か厳かな、子供らしからぬ声色だ。 ) [Thu 6 Jan 2011 22:04:53]
フィリーネ > ( 動いた。見間違いじゃない。 カンテラをかざしてよく見てみれば、白い人の形をしたものが幽霊のように浮かび上がってくるような錯覚がする。 そんな錯覚がする程に白い肌の人型だ。 ) ―――こ、こんばんは? ( カンテラで照らしながら、一歩ずつ人影に向かって歩み寄っていく。こんな時間に人がいるなんて事は村では珍しい。しかも、パッと見たときにすぐに誰か分からなかったから、きっと村の人間ではないのだろう。 怖さもあったけれど、最近はこの村にやってくる人も多かった。だから、あの人もそれと同じような人かと思った。 ) [Thu 6 Jan 2011 21:43:24]
マガツヒ > ( その小さな人影はずっと貴女の事を観ていた。 貴女と、貴女を取り巻く環境と、それらが捻じれて狂って行く様を。 それは紛れも無く「それ」が今此処に居る事が原因ではあるが、然し「それ」を招くのはいつも人間だ。 人間の居ない所に「それ」は現れない。 そして「それ」には悪意も私意も無い。 ただ須く在るべくして世界中に薄く広く蔓延っている現象に過ぎない。 警告しているのだ。 地表を支配せんと切り拓いていく生き物に。 何もかもが思う通りにはならないという仕組みについて。 ) ( 黒い小さな人影はゆらりと長い黒髪を揺らして動いた。 黒い髪、黒くて古めかしいドレス、屍のように白い肌、裸足の爪先。 10かそこらの幼い娘が独り、白い息を吐いて貴女を凝視している。 ) [Thu 6 Jan 2011 21:33:21]
フィリーネ > ( 招待状によれば馬車の出迎えが来るらしい。 両親に本当の事を言うわけにもいかないから、何かしら理由をつけて出て行くことになりそうだ。 )( 扉に手をかけたあたりで何かの視線が向けられているような気がして、ふと振り向いてみるが何か人がいるようには見えなくて、首を傾げてしまう。 ) 気のせい…かな? ( 昔にお父さんに言われたことを思い出す。 怖いと思うから、何かがいるように感じるのであって、怖いと思わなければ大丈夫なんだ。 でも、一度気になってしまったら、すぐには頭の中から払拭できなくて ) …………… ( つい違和感のある方をじっと見つめてしまう。 何かが見えてきそうな気もする。 ) [Thu 6 Jan 2011 21:19:27]
マガツヒ > ( 真冬の長雨を抜けてようやく晴れた日の夜。 それでも寒さはピークを迎え、空気は刺さるように冷たい。 遅い時間、こんな田舎で外を出歩く理由など無く、この道の先にそう幾つも家があるわけでもなく、然し、人影は家の脇の暗い夜道の向こうでじっと佇み、貴女をじっと視ていた。 黒く黒く背後の森と闇夜に溶けて行きそうな、小さな人影。 ) [Thu 6 Jan 2011 21:09:17]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 人影 』 [Thu 6 Jan 2011 21:04:42]
フィリーネ > ( 招待状が来て、初めに浮かんだことがあった。 もしかしたら、私はロランと一緒にいることが出来るのは残り少ないんじゃないか。 ) 大丈夫、大丈夫だよね… ( 身体が寒さに震えるのを感じて、早足で家まで戻ろう。 きっと寒くて暗い外に出たから少し不安になっただけだ。 家の中で暖まればすぐにそんな不安は無くなるはずだ。 ) [Thu 6 Jan 2011 20:53:49]
フィリーネ > ( 私はあのマフィアの人に言われた通り、ロランには何も悟られないように過ごしてきたはずだ。 悟られないといっても、ロランもあの事に関しての話題は振ってはこなかったし、私も自分から聞くようなことはしなかっただけだ。 ) よし、大丈夫… ( 鶏小屋の鍵はしっかりとかかっている。 金銭的に大きな打撃を受けたからか、お父さんは家にあるものの管理をとても厳しくしている。 今までは夜中に鍵をかけたかのチェックなんて無かったけれど、ここ最近は日課というほどにやっている。 ) [Thu 6 Jan 2011 20:41:29]
フィリーネ > ( 長く続いた雨はようやく止んだけれども、寒さは相変わらず。 真っ暗で寒空の下、カンテラの明かりを頼りに鶏小屋の施錠を確かめていた。 ただ頭の中は別の事でいっぱいになっていた。 ) 本当にきた…。 ( つい漏らしてしまう言葉は街であったマフィアの人が信じられなかったからではない。 招待の手紙が来たことで、本当にロランが命を賭けた何かをするんだという事を再認識させられたからだ。 ) [Thu 6 Jan 2011 20:34:40]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『きた』 [Thu 6 Jan 2011 20:28:15]
お知らせ > ティナ@自宅さんが退室されました。 [Mon 3 Jan 2011 22:37:37]
ティナ@自宅 > ( こんな孤立した家の中。 もっと面白い事があればいいが、何もない。 小さな魔女の家は、クスリと草の匂いにみち、何がなんだかわからない呪いの道具で溢れている。 それらは勝手に触るとひどい目に合わされる。 何度、瓶詰めの刑にされた事か。 ) …――― ぬん、ぬん。 瓶詰めは困るの… 怖いの… ( がたぶる。一見おもちゃだらけにも見えるこの部屋も、この小さな存在にとっては何もない部屋とかわらないようだ。仕方なく妖精は怠惰なポーズのまま過ごすしかないようで。 もう、魔女が戻ってくるまで眠っていよう。 ) [Mon 3 Jan 2011 22:37:33]
ティナ@自宅 >  もぅちっとやることがあればいいの... ( 薬草の仕分けも、何やら全部終わってしまって、もう手持ち無沙汰。 せめて外にお出かけできれば薬草集めとか、お友達のレプラコーンや、ブラウニーと世間話も出来るのに、なんて嘆いてもしょうがない。 あの扉や窓に掛かった呪いがある限り自由に外には出れないのだ。 ) ぬん、ぬん。 最近 お客さんも来ないの... ( 世間が騒がしいのにあわせて、妖精たちも姿を潜めてしまったものが多い。 一部を除いて皆人間の争いに興味ないのだろう。 全てが過ぎ去るのを待つのがほとんどだろうか。 お陰で遊びに来るものはいなくなった。) [Mon 3 Jan 2011 22:25:54]
ティナ@自宅 > ( 留守を任されたからには家を出ようにも、魔女の呪いで出る事は許されず。 しょうがないので、こうしてゴロゴロしてるしかないのだ。 すっかり寝正月だったりする。 ) ぬん…  ぬん…   ( 作業台のランプがちかちか揺れる。 その傍で怠惰なポーズ。  最近まであんなに騒がしいかった世間はすっかり静かになったような気がする。 妖精の生活には大した変化はなかったが、主人である魔女は、クスリを作ったり呪いを施したりで忙しそうだった。 そのお手伝いはしたものの、役立たずの妖精。大した仕事はしなかったのだ。) [Mon 3 Jan 2011 22:18:07]
ティナ@自宅 > ( 小さな口を大きくあけて。 妖精は魔女の作業台へつまらなそうに転がっている。 ) …―――― なんだか退屈なの ( 魔女は不在。知り合いの魔女と出掛けてまだ戻らない。 妖精はぼんやり灯りのついた静かな部屋でつまらない正月を過ごしていた。が、妖精には正月の概念は無い。 ) [Mon 3 Jan 2011 22:07:17]
お知らせ > ティナ@自宅さんが入室されました。 『ふぁー… 』 [Mon 3 Jan 2011 21:58:13]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 恆常在妾 傍側汝 其為邪其禍津卑 』 [Mon 3 Jan 2011 11:39:33]
マガツヒ > ( 私は罪を重ねてきたんだ。 ) ( 我知其。 ) ( 私は逃げ続けたんだ。 ) ( 我知其。 ) ( 幾つも幾つも、大切な人に嘘を吐いている。 ) ( 我知其。 ) ( 今も逃げ出したいと思っているし、生きたいと思っている。 大切な人と一緒に居たいし、大切な人の幸せを望んでいる。 ) ( 我知其。 ) ( 沢山の人の幸せを奪ってきたのに。 ) ( 我知其。 即其人哉。 ) ( それでいいのだろうか? ) ( 我知不。 汝其己謂給。 ) [Mon 3 Jan 2011 11:35:31]
マガツヒ > ( 古めかしい黒のドレスに背中まである長くて黒い髪。 青白い肌。 濡れた長い睫毛。 泥を踏む裸足の爪先。 十かそこらくらいの幼い娘。 この世の物とは思えない非現実的な光景に私は息をのみ、間近まで歩み寄るその小さな姿に言葉をかけた。 凍えてしまうよ。 ) ( 答えは無い。 ただ少女は私を見上げて白い息を吐き、じっと視線を合わせて来る。 ) ( 貴方は死神か? ) ( 二言目と共に手を伸ばして少女の頬に触れると、氷のように冷たかった。 ) ( 死を告げに来たのか ) ( 返事は無い。 ) [Mon 3 Jan 2011 11:25:51]
マガツヒ > ( 霧雨の中、黒い少女が立っていた。 ) [Mon 3 Jan 2011 11:18:08]
マガツヒ > ( 私は遠からず、ただ純粋な運だけを頼りにするならば、半分の確率で死ぬ。 誰だって不意に突然死んでしまう事はあるだろう。 確実な死を告げられたり、或いは自ら悟ったりする事もあるかもしれない。 ――――半分の確率で死ぬ、なんていうのが確定しているのは一番息苦しくて嫌な感じだ。 冷たい空気を薄く吸い込んで、吐き出し、それでも案外自分が落ち着いている事を酷く客観的に感じる。 飛び出して、彷徨って、出会って、また迷って、こうしてある程度の解答みたいなものを得られたからだろうか? フィリーネと一緒に生きていきたいという思いはある。 でも同時に、此処に至るまでにツケにしてきた物の全てを身をもって清算させられるなら、それも仕方が無いんじゃないかって思う。 最後だけ都合良くハッピーエンドみたいなのは都合が良すぎる。 ) [Mon 3 Jan 2011 11:13:46]
マガツヒ > ( 道はただただ何も無く緩やかに上り坂を描き、やがていつか辿り着いた行き止まりで終わる。 切り立った崖が右にも左にもずっと遠くまで続いていて、でもそれは、あの晩絶望したほど堆くそそり立っているわけでも無く、本当に本気で登ろうと思えば乗り越えて行けるようにも見えた。 この先に這ってでも登って行かなかったのは多分単に、私にそんな勇気が無かっただけの事なんだろう。 当てもなく本当に完全に独りで自由に歩いて行く勇気とか、僅かに触れた暖かい物を全て振り払って行く勇気とか、最後まで我儘を突き通す勇気とか。 ) ( それはそれで別に、間違いとかそんな単純なものでも無いんじゃないかと思う。 主人を刺して安全な檻の中から飛び出してまで求めた物は思った程大したものじゃなくて、絶望的な壁に囲まれた世界のように見えた物は、結局私自身が作っていた幻想だ。 何処に居たとしても、どんな立場にあったとしても、大抵の人は有限の自由の中で取捨選択をしているだけだったのだ。 ) [Mon 3 Jan 2011 11:04:32]
マガツヒ > ( 雨はまだうっすらとぽつぽつと降り続いているけれど、歩けない程じゃない。 私は不意に独りになりたくて表に出て、農道を歩いた。 何処までも牧草と木々が続いていて、長く暮らしたヴェイトス市街が何処か遠くの国の様だった。 けれど、やっぱり世界は地続きで、あの場所と此処は繋がっていて、全て無かった事にはならないんだろうな、と思った。 ) ( 一月の雨は冷たく、指先は凍え、吹き抜ける風が頬と耳に刺さる。 うっすらと白んで霞む風景は幽玄としていて、このまま歩いていけば話に聞く死出の門に辿り着きやしないかと歩を進めた。 ) [Mon 3 Jan 2011 10:53:04]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 Questions and answers. (She answers. ) 』 [Mon 3 Jan 2011 10:45:15]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 全て一人で抱え込んで眠る。 それはアリシアと同じ過ちだと気付かない。 』 [Thu 30 Dec 2010 01:09:13]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『怖いくらいに幸せな夜だ』 [Thu 30 Dec 2010 01:02:00]
フィリーネ > ( ロランが今どんな気持ちでどんな事を吐き出していたいかを卵売りは知らなかった。 ロランの事を想っているのに気が付くことも出来なかった。 卵売りが鈍いのかそれほどにまでロランが隠し通すのが上手いのかは分からない。ただ、今頭の中がロランとの口付けでいっぱいになってしまってちゃんと考えることなんて出来なくなってしまっているのだけは確かだった。 )     っ  ( ロランの唇が離れて、その唇が触れ合っていた自身の唇に指をそっと這わせる。 お話の中だけみたいな素敵な口付けだった。それから先の事なんて想像することすら出来なくて、ただ今さっきまで重なっていた唇の感触を思い出すことしか出来ない。 ) ―――ぅ、ん ( 小さい返事しか出来なかった。 頬が赤くて、耳はもっと赤くなっている。 今日は眠れなさそうだ。胸も頭の中もぎゅっと締め付けられるみたいだ。でも、苦しいんじゃなくて、心地がいい。 ) [Thu 30 Dec 2010 01:01:32]
マガツヒ > ( 整理しきらない複雑な感情のまま、勢いで動いた。 残酷な事をしているのかもしれない。 一方的にこの先にある事を知っていて、それが怖くてこんな自分勝手な事を。 此処まで来て私はまだ、嘘を吐き通す。 咽喉まで出かかっている弱音を呑み込んで。 ) ――――えっと、そういう、事ですから。 今はこれが精一杯です。 ( 初めてではないにせよ慣れない感じのキスの後、おずおずとそう言って姿勢を正した。 この先の経験がまるで無いわけじゃあないけれど、あれは「ご主人様と奴隷」っていう上下関係が前提に在る、こう、ちょっと、特殊な物だったと思う。 つまりようするに、それをフィリーネとするのはどうかっていう内容の。 ) その、もう遅いですし…ね、寝ましょう。 ( とんだへたれっぷりだが、今の今まで自分の事を完全に女子以外の何物でもないと認識していたのだ。 いきなりそれらしく振舞えというのは難易度が高過ぎる。 男装までしておいてなんだが、時々オトコマエなのは素である。 ) [Thu 30 Dec 2010 00:49:42]
フィリーネ > それだったら、私に言ってくれればよかったのに…。 ( ロランでもアリシアでもよかった。それを言っていてくれれば私は変な誤解をしなかったはずなのに。 仕事が分からないと素直に着ていたら私もちゃんとアリシアに教えてあげたりしたと思う。 ) ロラン…それ、すごく楽しそうで素敵! ( 一年間。そこまで親しい友達も居なくて、一年中家の仕事をして過ごしてきた。それだけでも十分に満足していた。だけど、今ロランが提案してくれたことは一年間をもっと素敵な物に変えてくれる。 物語の王子様みたいに綺麗なロランとそんな風に過ごせたら幸せなんだろう。 なら、私もロランに言うんだ。ずっとずっと仕舞っていた言葉を言うんだ。今だったら勇気だってある。きっと大丈夫。 ) ロランわたs――― ( でも、言おうとした言葉は全部いえなかった。 唇に温かくて柔らかい感触伝わってくる。顔全体が熱くなって胸の鼓動がおかしくなってしまうほどに早くなっていく。 ロランが女の子だとかそういうことはもう何も気にならなくなっていた。 瞳が潤んでこのままロランの腕の中に抱かれてしまいたい気持ちでいっぱいになる。 ) [Thu 30 Dec 2010 00:29:49]
マガツヒ > それは…だって、ほら、あの子にも居場所っていうか、居る意義みたいなのを作ってあげないと居心地悪いだろうと思って仕事を覚えて貰おうと…ほら、何だか世間知らずっぽくて、教えてあげないと何も出来無さそうだった、し。 ( 誤解を解くのに妙に一生懸命になってしまう。 アリシアには男装の事言っていなかったし、どう思われてたかまではわからないけど―――それは誤解だ。 そうとも知らずにフィリーネを除け者みたいにして、ああ、そりゃあ機嫌だって悪くなる。 今更気付く自分の馬鹿さ具合も相当だ。 思わず項垂れる。 ) ―――春になったら賑やかな所に二人で出掛けましょう。 夏になったら何処か涼しい所へ、秋は食べ物がおいしい所へ、また冬になったら変わらずこうしていましょう。 ( そう言って最後に ) ( 私はフィリーネの唇に自分の唇を近付けた。 ) [Thu 30 Dec 2010 00:08:53]
フィリーネ > ( 卵売りの少女はロランが厄介な物を持ってきたとは未だ思ってことは無い。 ロランと知り合えたこと。卵売りの少女にとっては悪いことは起こっては居ない。 家を絶対から見ると違ってくるのだろうけれど。 ) ――だ、だって、ロランとアリシアがいつも一緒に居て、今まで私がロランとやっていたこともロランはアリシアとやっちゃうし…。 だから、私…ロランはアリシアの事が好きか、アリシアがロランの事を好きだと思って…。 だから―― ( 私はアリシアに辛く当たってしまっていたのに、ロランにそんな気持ちが無かったのなら、もっとアリシアに優しくしてあげればよかった。 そうしたら、もう少し違ってきていたかもしれないのに、今はもう手遅れな分、悔やむ以上の思いがこみ上げてくる。 でも、それと同時にロランがアリシアの事をそういう目で見ていなかったのなら、私はどうなんだろうと思ってしまった。 こうやって手を握っていることもロランはどう思っているんだろうと。 ) 絶対よ? 冬の間だけじゃなくて、ロランはずっと居て良いんだから、お父さんとお母さんは私が頑張って説得するから、だからロランの家はここで良いんだからね…! ( 握られている手を握り返して、言葉が続くほどに握る手は強く強くなっていく。こんなに強く握っているのにロランの手が今にもすり抜けてしまいそうな気がしてしまうのは何故だろう。 何にも根拠が無いけれど、広がる不安が止まらない。 ) [Wed 29 Dec 2010 23:52:45]
マガツヒ > ( 不味いな、と内心思う。 今日は暗い顔をしないで居ようと思ったのに。 今日一日上手くやれて、幸せな一日だったって、眠れるようにしたかったのに。 どうしたってフィリーネやアリシアが悲しい目に会っている事を考え出すと表情は曇ってしまう。 今でも思う。 私が来なければ悲しい事も、同時に嬉しい事もだけど―――何事も無く過ごせたんじゃないかって。 ) …えっ? え? アリシアの…え? あ…じゃなくって! そういう風に見えてたんですか? ええっ。 ( じわじわと言葉の意味が浸透してきて、随分と遅れて慌てて首を振った。 全然そういう意識はなかったのだ。 似たような境遇に同情して普通以上に気にかけていたかもしれないけれど、そういうのじゃない。 というか、そういう表現をされると今まさに両手を繋いで向かい合ってる様が途端に恥ずかしく感じる。 頭の中で色々と合致が行って今までの事をあれこれ思い出す程度には。 ) ――――大丈夫。 僕は、その。 フィリーネの所に帰ってきますから。 ( それが現実になるように手繰り寄せる心算で根拠のない言葉に力を込めた。 ) [Wed 29 Dec 2010 23:36:17]
フィリーネ > ―――――。 ( 急に出てきたアリシアの話題に黙り込んでしまう。 ロランが普段よりもはっきりと言うのがやはりアリシアと何かあると思ってしまって、今はもういないというのに未だにロランの中にいることが悔しかった。 ただ、私だってアリシアの事は今どうしているか、どうしてあんなことをしたのか、分からないこともない。 だけど、ロランを取っていきそうになったことがそう思うことを邪魔している。 ) 聞かなくてもいいかと思っていたんだけど、やっぱり聞くことにする ( アリシアが居なくなったから、もう聞かなくてもいいと思っていた事だけれど、やっぱり聞かなければすっきり出来ない。 ) ロランはアリシアの事…好きだったの? ( もう居なくなってしまったし、髪の毛も貰ったから、少しだけ自信を持っていた。だから、最初にこのことを聞こうと思ったときほど、緊張はしていない。 ) ―――ロラン、止めてよ…何だかロランがどこかに行っちゃうみたいに聞こえるから ( 握ってくれる手は温かくて大好きなロランの手だ。 でも、その温かさが少し不安になってくる。 ロランの言葉を深読みしてしまいそうになる。そんなことは無いはずと何度も自分の中で否定はしているけれども。 ) [Wed 29 Dec 2010 23:21:03]
マガツヒ > ―――赦してあげて下さいとは言えません。 けど、ただ、少しだけ、あの子の事情を哀れんであげて下さい。 怖かったと思うんです。 自分を殺しに来た人が現れて、目の前で自分の事を喋っていたんですから。 死にたく無くて、逃げるしか無くて、今もきっと寂しくて、悲しくて、後悔している筈です。 短い間でしたけど、アリシアは悪意でああいう事が出来る子じゃなかったと思います。 ( 触れないでおこうと思った事が不意に話題に上がって、急に饒舌になった。 今、この事は言っておかないと。 生活の糧を盗まれたフィリーネ達にしてみれば到底受け入れられない話だろうけれど、私はあの子が今とても悲しい思いをしているんじゃないかって思うと、言わずには居られなかった。 ) ……ありがとうございます。 フィリーネには感謝してもし足りないし、本当に、あの、言葉に、出来ないくらいで、 ( 感謝、では言葉として足りないけれど、なんて表現すればいいのか分からなくて詰まった。 代わりにフィリーネの両手を包み込むように握って、足りない言葉を補おうと思う。 ) [Wed 29 Dec 2010 23:09:03]
フィリーネ > うん、街はロランの方が詳しそうだからお願いね ( どんな場所でもロランが選んでくれた場所でロランと一緒だったらどこでも楽しめると思う。 でも、実を言うとそれ以上に嬉しいことはロランが暫らくは街に出ないという事が嬉しくて堪らなかった。 今まで一緒に居る時間が少なくなってしまったこともあるけれど、その分ロランがお休みだというならたっぷりと一緒に居ることができる。 ) ――もっと大変なこと? アリシアのことだったら、もう居なくなっちゃったから…。 ( もっと大変なこととは何だろう。アリシアの事だろうか。 確かに今の今までいろんなことが起きていたけれど、もうアリシアはいない。実際にいなくなってみると、あそこまで酷く当たらなくてもよかった気もするけれど、それは今ロランと一緒に自分が居るからだろう。 ) 迷惑なんてない! とっても頼りになるよ! あ、私小さい袋持ってるからそれに入れてあげるね ( すごく真面目な顔で言われたことには吃驚したけれど、それは同時に凄く嬉しかった。 引き出しから小さいお守りのような袋を取り出して、自身の髪の毛にも鋏を入れてから、その少量の髪の毛の束を糸でまとめてから袋の中へと入れて ) ――これで、違う場所にいても一緒にいられるね ( その袋を差し出しながら、気が付かないうちに頬を赤くしながら恥ずかしそうに言って。 ) [Wed 29 Dec 2010 22:52:43]
マガツヒ > 街に出た時にでも何処かいい所が無いか探してみます。 …暫くはお休みでずっと此処に居る事になりそうですけど。 ( 街に行く理由は無くなってしまったし。 オルガさんの準備がいつ整うかは分からないし、それは直ぐかもしれない。 …行方の分からないアリシアを探しに行くのも良いかもしれない。 説得して、オルガさんの事を話して、しばらく大人しくしているようにって。 今彼女はどうしてるだろう? 一人で寂しくはないか? 怖い思いはしてないだろうか? 幾らかでも後悔をして泣いてないだろうか。 ) ―――いえ、もっと大変な事かと思いました。 最近その、ちょっと、ありましたし。 色々と。 ( やっぱりアリシアが来た後辺りから雰囲気がおかしくなっていたと思う。 今更気付いたのはひょっとして私だけかもしれないけれど。 今でも二人に仲良くして貰いたいと思っているのは甘い話だろうか? アリシアはきっと、怖かったのだ。 追い詰められて、相談する相手も無くて、他に選択肢も無くて、処刑、っていう言葉がいよいよ現実味を帯びて来て。 私は味方だって、最初に言ってあげて居れば良かったんだ。 ) 頼りになってますか? 何だか、ずっと迷惑かけてばっかりだって―――――あ、は、はい、欲しい。 欲しいです。 ( 真顔で背筋を伸ばして。 どうしよう、なにか入れる物とかあったっけ、などと見渡して。 ) [Wed 29 Dec 2010 22:32:59]
フィリーネ > 本当っ? 約束よ、破ったら泣いちゃうんだから ( ロランが嘘をつくなんて思っていない。そう考えると不安な冬の明けが楽しみになってくる。 それを実現させる為にもこの冬に頑張らないといけないけど、こんなに素敵な目的があるならいくらでも頑張れる。 ) 本当、ごめんね。急に変なこと言って―― ( ロランから許しが出たことに表情が明るくなって、急いで机の引き出しから使い古された鋏を一つ取り出す。 家でずっと昔から使っている古い鋏だ。お母さんが子供の頃から使っていた物を貰ったものだ。 ) 小さい袋に入れてお守りにしようと思うの。 ロランって街に一人で行ってもちゃんと帰ってくるし、何か頼りになるから…なんて ( 頭を差し出すロランの格好が少しおかしく思えて小さい笑いを零しながら、鋏でロランの髪の毛をほんの少しだけ切り取る。 それこそ外見からはどこを切ったのか分からないほどに少ない量だ。 ) か、代わりに私の髪の毛もあげちゃおうかっ…なんてね ( ロランの髪の毛を使い古されたハンカチに包みながら、冗談のように言い出してみよう。 お互いの髪の毛をお守りみたいにしてもっているって何だか素敵なことのように思えたから。 ) [Wed 29 Dec 2010 22:19:24]
マガツヒ > ―――冬を越して暖かくなったら何処か行きましょう。 その頃には街の方の戦争も終わっているかもしれません。 ( 安請け合いだ。 簡単に約束なんかして守れるかもわからないけれど、こんなその場凌ぎでも喜ばせたいと思ったし、これは私の願望でもある。 オルガさんが言ったように、生きたいと思わなければ最善を尽くす事は出来ないだろう。 そうだ、全部終わったら一緒に何処か楽しい所に行こう。 ) え…髪の毛、ですか? いい、ですけど―――急に、何だか、ええっと…どうぞ。 ( 改まって出て来たお願いに拍子抜けするような気恥しいような、一緒になって少し頬を染めておずおずと姿勢を正す。 どうぞ、と頭を差し出す様が何だか変な感じ。 ) [Wed 29 Dec 2010 22:05:52]
フィリーネ > 街の方は何だかんだで賑やかだもんね。 音楽とか踊りとかで賑やかな場所とかもあるんでしょう? ( 口には出さないけれど、そういう場所をロランと一緒に行ったり出来たらきっと楽しいに違いない。 面白い出し物を見て、お腹が空いたら屋台で何かを買って食べたりする。 今はお金がないから無理だけど、絶対に楽しいに違いない。 ロランが隠していることには微塵も気が付くことなどない。そういう騙し騙されての世界からは遠い場所で生きてきたし、ロランの事を信じているから。 ) そんな難しいことじゃないの。 変だと思うかもしれないけどねっ、ロランの髪の毛を少しだけ欲しいなって ( 何に使うとかどうしてとかもっと言うことがあるはずだけど、いざ口に出してみるよく分からなくなって、全部は出てこない。 頬も何だか熱くなってきたし、胸もとても跳ね上がっている。 ) 駄目…かな? ( ロランの顔をそっと覗き込むように見て ) [Wed 29 Dec 2010 21:55:49]
マガツヒ > 昨日遅くなったのもそう、それですよ? 市内に居るとまだ全然遅い時間だって感じ無くなっちゃってつい、こう。 ( わざと言い訳っぽく言って笑ってみせる。 なるべく普通で居ようと思う。 変に張り詰めて心配させないよう、覚られない様に。 若し無事に戻って来る事が出来たらそんな事も含めて全部話したいと思う。 あの時本当は凄く緊張してて、ばれない様に必死だったんです、なんて。 ) お願い? ―――出来る事なら。 出来ない事でも努力しますけど。 ( フィリーネの為に頑張るなら案外、出来るかもしれない。 大抵の事は。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:44:57]
フィリーネ > そっか、冬はあんまりやることないしね ( 隣に座ったロランの顔を横から見ながら、今日一日の事を思い出せば、ロランは一日家に居てくれた。楽しい一日だった。勿体無いくらいに楽しい一日だった。 ) あのね、ロラン…お願いがあるんだけどいい? ( 落ち着かない様子で膝の上で指を絡ませながら、俯き加減になって話し出す。 今言えなかったら一生言う機会がなくなってしまう気がした。 自分でも変だと思う。ロランはこうして帰ってきたから大丈夫なはずなのに。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:37:05]
マガツヒ > ( 昨日は少し大変だった。 遅い時間になってしまったし、オルガさんの用意してくれた馬車で家に音が届かない程度の所まで送って貰って帰ると、まだフィリーネが起きていて。 余計な心配をかけないようにって途中で考えたアレコレ言い訳をして、沢山宥めて、明日はずっと一緒に過ごそうなんて言って。 ―――これが最後の嘘になると良いけれど、必要なら最後まで私は嘘を吐かなきゃいけない。 オルガさんの家での事が頭の中を延々と巡って息が詰まりそうになったけれど、疲れもあって眠ってしまって―――今日の話に繋がる。 ) あ、いえ、特に眠いとかでも―――今日は割とゆっくりでしたし。 ( 自然にフィリーネの隣に腰掛ける。 片隅に遠ざけるように置いてあったマスケット銃はもう無い。 もうその事で怯えるのは止そうと思う。 これで良いのだ。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:28:43]
フィリーネ > ( ロランが戻ってきてから過ごした一日は今までの中でももっとも穏やかだった気がする。 それは今までが街の方が物騒だからと色んな準備をしたり、ロランが来たり、鶏が死んでしまったり、アリシアがやってきたり、アリシアが盗みをして逃げたりとあわただしい物だったからかもしれない。 とにかく今日は一時の平和が戻ってきたように静かでゆっくりとした一日だったと思う。 ) あ、ロラン…もう寝るの? ( ベッドに腰を下ろしながら、部屋に戻ってきたロランの顔を見て安堵した表情を浮かべて迎える。 ちゃんとロランが部屋に戻ってきた。これできっとロランはどこにも行かないでくれる。そう思えたから。違う、そう思いたかったから。 )( こんな不安も全部取り払ってくれるんじゃないかと思えるものを手に入れるために私は切り出さなきゃいけない。 もし寝ると言われたら少しでいいから待ってもらおう。本当はもっと早くお昼でも言えたはずなのに、いざ言おうと思うとつい腰が引けてしまって言い出せなくて、今に至ってしまっている。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:21:38]
マガツヒ > ( 今日一日を穏やかに過ごした。 アリシアが持ち出したお金の事はあったけれどその事には出来るだけ触れないで、年を越す前の掃除を手伝って、皆で昼食を取って、初めに此処に来た時と同じようにフィリーネと二人で鶏小屋の世話をして、夜はただ静かに暖炉の前で温かいお茶を飲んで、そろそろ休もうかと部屋に戻る。 アリシアが居なくなってしまったからまたあの部屋に戻ろうかとも思ったけれど、やめた。 昨日もフィリーネの部屋で眠ったし、今日も戻る部屋はフィリーネの部屋だ。 迷惑がられてない事はもう何となく、わかっていた。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:11:43]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 peacefully spent. 』 [Wed 29 Dec 2010 21:06:45]
フィリーネ > ( 部屋でも吐く息が白く寒い。 )( 私の部屋にはロランの上着とかが戻っている。 ロランが居るということだ。ただ少しだけ気になったのは今まで大事そうにしていた長い袋が見当たらないということだけれど、ロランが帰ってきた事と比べれば些細なことですぐに気にならなくなった。 ) そうだ ( ロランが帰ってきたからそんな心配をしなくてもいいのだけれど、昨日考えたことをロランに聞いてみようか。 別に深い意味はなくて、単なるお守り代わりにくらいの感じで聞けば良いって言ってくれるかもしれないし。それに別に変なことじゃないと思うし。 ) [Wed 29 Dec 2010 20:55:00]
フィリーネ > ( 家に起こった事に反して私の心の中は少し明るくなっている。 だってロランが帰ってきたのだ。そしてアリシアは居なくなった。 家の事を思うとアリシアが捕まった方が言いと思うけれど、捕まった後アリシアがどうなるかを冷静に考えると単純にそうは言えない。 だけど、村では平穏な村で盗みが行われたということもあって、その犯人でもあり、逃亡奴隷の可能性が高いアリシアの捜索は続いている。 まだ見つかったという話は聞いていないけれど。 ) [Wed 29 Dec 2010 20:43:43]
フィリーネ > ( ロランが帰ってきた。 真夜中だったけれど、ロランはちゃんと帰ってきた。 お父さんは帰ってきたロランを見て驚いた表情をしていた。ロランも逃げたものだと思っていたからだ。 だけど、帰ってきた以上お父さんは何も言わなかった。 元々ロランとアリシアの関係性を証明できる物なんて何一つ無いんだ。ロランが帰ってきたから尚の事ロランの疑いは晴れてくれるはずだ。 ) [Wed 29 Dec 2010 20:39:36]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『帰ってきた』 [Wed 29 Dec 2010 20:32:58]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『いつでも温かい飲み物を用意できるようにしておこう。 私はロランが帰ってくるのを信じている』 [Wed 29 Dec 2010 01:48:34]
フィリーネ > ( 駄目。そんなんじゃ駄目だ。 私は信じているんだ。ロランは絶対に帰ってくるって。 だったら、ロランがいつ帰って来ても大丈夫なようにしていないといけない。 )( 泣いて腫れてしまった眼を擦って、被っていた毛布を払いのける。 毛布の外の空気がひんやりとして冷たい。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:47:15]
フィリーネ > ( 気が付けば手が震えていることに気が付いた。 寒さでも緊張でもない不安を抑えきれなくなった時に出る震えだ。 )( ただロランが帰ってこないだけでこんなに心細くなってしまっている。 もしも、ロランが二度と帰ってこなかったらなんてことを考えると気を失ってしまいそうだ。 でも、嫌な想像の通りロランが自分から出て行って今一人で居たとしたら、どれほど心細く感じているだろう。 ロランは頼る当てもないって言っていた。ロランだって不安で心細くしているかもしれない。 本当はここしか帰ってくる場所が無いかもしれない。 そうだとしたら、私が心細くて泣いて震えていていいのか。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:42:57]
フィリーネ > ( ロランの匂いは残っていても、ロラン自身は家にはいない。 出て行ってしまったのだろうか。お父さんが言うようなロランがアリシアの仲間だったなんてことは絶対にない。 今家に居ないのも、いつもの街での仕事があって、それが少し長引いてしまっているんだ。 ) っ ( そう思いたいのに、私の胸の奥はそれを否定するように締め付けるみたいに痛む。 ロランはもう帰ってこなくて、二度と会うことが出来ない。そう言われているみたいに感じてしまう。 例えば連れてきたアリシアがしたことに責任を感じて出て行ったということだってありえる。もし、そうだとしたらロランは帰ってこないことになる。 ) 嫌だよぉ… ( 搾り出すような声で胸の中に詰まっている気持ちを言葉にして出す。 ロランと二度と会えないなんて嫌だ。 今、私の周りにはロランが残してくれたものが何もない。ロランが最初から居なかったと言われてるような気持ちにさせられる。 今になっては遅いけど、ロランの髪の毛を貰っておけばよかった。 きっとそれがあったら私は希望を持ってロランの事をいつまでも待っていることが出来たかもしれない。 今の私は恐ろしい程に心細い。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:27:24]
フィリーネ > ( お父さんだって大変だということは分かっているのに、ロランの事を言われた瞬間、頭の中がカッとなってしまった。 ) ロラン…どこに行っちゃったの… ( 毛布の暗闇の中に零れた声は小さいのにとても大きく聞こえた。 初めは何で自分が泣いているのかも分からないくらいに混乱していたけど、毛布を被っているとロランの匂いがしてくる気がして、不思議と気持ちが落ち着いてきた。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:14:04]
フィリーネ > ( 私は今ベッドの中で毛布を被って引き篭もっている。 顔が腫れてしまったみたいに熱い。 私は泣いていた。 )( 今から数十分前。 私はお父さんと酷い喧嘩をした。喧嘩なんて言っても大層な物じゃなくて、ロランの事を疑っているお父さんに「ロランがそんなことするわけない。 お父さんの馬鹿。」と言ってしまったのだ。 そのまま、自分の部屋に戻って毛布を被って気が付いたら泣いていた。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:08:20]
フィリーネ > ( ロランがいない。 部屋にはロランの荷物はなくなっている。大切そうにしていた長い袋もなくなっている。 )( アリシアが消えてから、帰ってきたロランにお父さんはとてもきつく問い詰めていた。 アリシアとロランが仲間じゃないかとか、お父さんは酷く疑っていた。 アリシアを連れてきたのはロランだけれど、ロランが酷いことをするなんて信じることは私は到底出来ない。 それは今も変わらない。 )( じゃあ何でロランは今いない。 ) [Wed 29 Dec 2010 01:04:55]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『いない』 [Wed 29 Dec 2010 00:58:45]
お知らせ > さんが退室されました。 [Tue 28 Dec 2010 00:40:25]
> …何にせよ、もう少し話を聞いてみるべきだな。アリシアの行方は他の仲間が追っていますと説明して。 ( 本当はもうロランはこの近くには居ないんじゃないか?という考えも出来るが、自分達はここに潜伏しているものとして調査を依頼されている。それを判断するのは依頼主だ。 ) [Tue 28 Dec 2010 00:29:42]
> ( この事件を受けてロランはどう動くだろうか?他の奴隷が槍玉にあがってほっと一安心?それともこのままだと自分もいずれ疑われると考えるだろうか。他の村人の動向も気になる。もっと他に逃亡奴隷が逃げ込んでいるのではないかという疑いの声が高まれば、彼らは勝手に犯人探しを始めるだろう。――その部分は自分達次第だ。「もっと居る筈です」と呼びかければ探すだろうし、「見つかりました、ご協力有難うございました」といえば取りあえず沈静化するだろう。 ) ( 自分達は危険を察知したロランがまたどこかに逃げてしまう事を避けねばならないし、同時に自分達が本当にロランを捕まえることも避けなくてはならない。何故ならそのまま依頼主の所に連れて行くわけにも当然いかないし、奴隷ギルドに引き渡すわけにもいかないのだ。 だから、ロランがどう動くかが一番重要だ。そしてどう手綱を操るかも考えなくてはならない。逃げ出した娘―― 名前をアリシアと言ったか。それを全く追わないのも不自然だし。 ) [Tue 28 Dec 2010 00:22:27]
> ( 村はある民家で起きた盗みの話で持ちきりだった。先日自分が聞き込みに行った家だ。最近になって余所者が家の仕事を手伝うようになったっていう。そこがまさしくビンゴだったって訳だ―― いや、ある意味ではビンゴではない。何故なら、その娘がロランでない事だけは自分がこの目で確認したからだ。つまりロラン以外の逃亡奴隷がここに逃げ込んでいた事になる。不運な奴だ、自分たちは本当は奴隷ギルドの人間ではないのに。しかし、これで村人からの自分たちへの信用は高まっただろう。本当に逃亡奴隷が潜伏していたのだから。だが、自分たちの目的はあくまでロランである。 ) [Mon 27 Dec 2010 23:59:29]
> ( 二階建ての小さな宿は、6〜7人泊まれればいいところだった。馬車の停車駅近くにあるとはいえ繁盛する事は少なく、ましてや満室になることは殆ど無い。だが、逃亡奴隷――もっとはっきり言えばロランという名前の奴隷を探しにやってきた男たちによって、今の時期だけは全ての部屋が埋っていた。 ) ………。 ( 数人の男たちが一階に併設された酒場でカードゲームに興じながらぼんやりと時間を潰していた。普段ならもう酒場も閉める時間帯だったが、いつでも村人たちから情報の提供を受けれるように宿の主人に無理を聞いて貰ったのだ。勿論、宿賃は弾むっていう条件付きで。もっとも、留守番役なら一人居ればいいのに何人も集まっているのは、単にゲームに熱中しているからなのだが。その内の一人―― やや太った中年の男が神妙な面持ちでゲームにも加わらず考え事をしていた。 ) [Mon 27 Dec 2010 23:48:02]
お知らせ > さんが入室されました。 『 捻れ牛の角亭にて。 』 [Mon 27 Dec 2010 23:38:26]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『( 時間はそう長く無い )』 [Mon 27 Dec 2010 11:41:06]
マガツヒ > ( ―――あの人の所に行ってみようと思う。 出来るだけ早くにだ。 彼女は言った。 『いよいよ逃げ切れぬとなった時に、私のところにきたまえ。』 今がその時じゃないのか? ) ( 逃げる事は出来る。 フィリーネを裏切って、アリシアを見捨てて、また何処か遠い田舎の果てにでも逃げ込んで、優しい真面目ないい人のフリをして誰かに着け込めばいい。 得意だろう? ご主人様に愛して貰えるよう、誠実で、有能で、人当たり良く、望まれれば身体さえ差し出して。 そうすればいい。 まだまだ上手いこと逃げられるかもしれないし、次に行きつく先じゃあこんな失敗はしないかもしれない。 ) 違う。 ( もう逃げるのは終わりにしないと。 立ち上がり、僅かな荷物と長細いマスケット銃の袋を手に取る。 私は私自身の嘘や、弱さや、罪から逃げるのをもうやめなくちゃいけない。 フィリーネの為に、優しいフィリーネの為に、元の平和で幸せな暮らしを取り戻してあげなくちゃいけない。 私が自分一人助かる為に手を差し伸べる事を躊躇って、罪を背負わざるを得なくなるまで追い詰められたアリシアを助けなくちゃいけない。 もう、強盗とかそういうのは無しだ。 この銃を持っていくのは人を撃つ為じゃない。 あの人に返しに行く為だ。 ) ( 私の勝手なお願いに耳を貸す義理も道理もあの人には無い。 なにせ、被害者の一人なんだから。 一方的に私を捕獲して奴隷ギルドに差し出す事だって出来る筈だ。 でも彼女は聞いてくれると思う。 たった二度の話で、何となくそう確信している。 勿論、対価の無いお願いなんて鼻で笑って切り捨てるだろう。 あの人は私との関係を、「勝負」と捉えている。 奇妙な人だ。 ) ( それでも他に私にできる事は無い。 この台無しの現状を打開する一発逆転の手札は、冷静に考えたって他に見当たりはしないだろう。 ) [Mon 27 Dec 2010 11:40:10]
マガツヒ > ( 沢山の人を犠牲にしても、ここでの暮らしを手放したくないと思ってしまった。 他の誰を不幸せにしても、フィリーネと家族達を守りたいと思った。 私と違って誰を殺してきたでもない、ただ運が無かっただけで奴隷になったであろうアリシア。 可哀そうなアリシア。 どうにかしてあげたいと思った。 皆でどうにか上手いこと、小さな平穏を守れれば良いと思った。 ) ( でももう駄目だ。 アリシアは全て台無しにしてしまったし、フィリーネの家族は春の分の蓄えを失って途方に暮れている。 ちっぽけな私に出来ることなんて何があるだろう? ) ( 最初から破綻していたのに眼を逸らし続けた結果がこれだ。 自分の幸せの為に他人を傷つけ続けて、都合良く自分のテリトリーだけを守るなんて。 私はいい。 私はもうここで、十分なくらい優しい時間を過ごす事が出来た。 屋敷を飛び出した時に描き願ったものに、ほんの一時だけでも触れる事が出来た。 ) ( それを台無しにしたのも私だ。 ) ( だからそれを償うのも私じゃなければいけない筈だ。 ) [Mon 27 Dec 2010 11:03:58]
マガツヒ > ( フィリーネのお父さんはいつに無く険しい顔をして、街から帰ってきた私を問い詰めた。 最初からアリシアとは知り合いで、頃合いを見て連れて来たんじゃないのか。 ほとぼりが冷めた頃この家を去って、アリシアと一緒に逃げるんじゃないのか。 最初は遠慮がちに話し始めた彼も少しずつ語気を強め、最後はそんな風に私を責め立てた。 ) ( 違うと証明できる証拠がない。 誠意を見せ続ければ信じて貰えるだろうか? アリシアとの共犯が本当に無いとしても、私は嘘吐きだ。 彼らの信用を既に最初から裏切り続けていて、どんな風に潔白の顔をすれば良いんだろう? ) ( 小さく呻いて唇を噛むと、涙腺が緩んで嗚咽が止まらなくなった。 何もかも全部私が悪い気がして、皆に謝ってしまいたいと思った。 御免なさいフィリーネ。 御免なさいお父さんお母さん。 御免なさいアリシア。 御免なさいオルガさん。 御免なさい私が今日まで傷つけて来た名前も知らない人達。 御免なさい、ご主人様。 ) [Mon 27 Dec 2010 10:53:19]
マガツヒ > ( フィリーネのベッドに腰掛け、なにか全てを上手く行かせる為の打開策を思いつかないかと項垂れたままただぐるぐると空回りしている。 いつの間にかこのベッドにも少し愛着が湧いてきている。 眼を閉じるとフィリーネの匂いがして、少しだけ落ち付いた。 ) ( なんて事をしてくれたんだろう。 最初は疑ったけれど、最近のアリシアはとても前向きで、一所懸命で、どうにかいい方向に向かおうとする努力すら感じられたのに。 …どうしてこんな事をしたんだろう。 頼ってくれれば何か出来たかも知れないのに。 彼女の肩に奴隷の印を見つけた時、私は敵じゃないと言ってやればよかったのか。 そうすればこんな事をする前に私に相談してくれただろうか? ) ( あの晩アリシアを連れてきたりしなければ、この家にそもそもこんな災いを呼びこむ事も無かったのだろうか? ) ( フィリーネと出会った時、家に泊めて欲しいなんて言い出さなければ。 ) ( そもそも、あんな些細な理由で主人を刺して逃げ出すなんていう短絡に走りさえしなければ。 ) ( 私の選択は常に悪い方へと進んでいる気がする。 その時その時私は確かに真剣に考えて、よりベストな道を選ぼうとしていた筈なのに。 ) [Mon 27 Dec 2010 10:43:27]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 Loran or Laura's decision 』 [Mon 27 Dec 2010 10:32:43]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『盗みの話は次の日には村中に知れ渡っていることだろう』 [Mon 27 Dec 2010 01:09:53]
フィリーネ > ( お母さんは家の片付け。お父さんは村で盗みを働いた人間が居ることを他の村人に知らせにいく。 卵売りの少女は例の男が居る宿までアリシアの事を伝えに行く。 ) [Mon 27 Dec 2010 01:08:44]
フィリーネ > ( 娘から告げられたことにお父さんも腕を組んで考え込む。 ロランはまだ帰っていないみたいだが、アリシアもいないわけだ。 どちらが怪しいかと考えれば最初から決まっている。 ただ、お父さんも単純にアリシア一人を責めるだけの形は取れない。 アリシアを連れてきたロランにも少なからず話を聞かなくてはいけない。 ただ、あのロランが何かに加担しているとは思えなかった。ロランはアリシアが物取りかもしれないといって見張っていたくらいだ。 事実、ロランの予想が的中してしまった形となる。むしろ、ロラン程に考えていなかった方が悪い。 )( 整理するべきことは沢山あるけれど、優先してやらなければならないことはたくさんある。 まず、村に強盗が出たということを村中に知らせなければならない。 それともう一つ、逃亡奴隷を探しに来たという男にアリシアの事を伝えにいくのだ。 ) [Mon 27 Dec 2010 01:07:14]
フィリーネ > ( お父さんは二つの可能性を考えていた。 アリシアかロランか。 ただ怪しいのがどちらかと言われれば真っ先にアリシアと答えるくらいの差はある。 ) ――お父さん、これはアリシアよ ( 確信を持った言葉でお父さんに告げた。 継げる言葉は静かだけど、胸のうちは震えるほどに怒りがこみ上げてきていた。 アリシアが居なくなるのは大賛成だった。でも、どうせ居なくなるなら何もしないで静かに居なくなって欲しかった。 だけど、その怒りが表に出てこない理由があった。 それはこれだけの事をアリシアが起こせば、アリシアが逃亡奴隷だったということは誰が考えても揺るがない物になるからだ。 そうなれば、ロランが逃亡奴隷ということはなくなるはずだ。 ) [Mon 27 Dec 2010 01:00:42]
フィリーネ > ( アリシアしかいない。 お父さんもお母さんもそう考えているはずだ。 盗みなんていうことは村の人間ならば絶対にやらない。この村にやってきた余所者はロランとアリシアだけれど、ロランは盗みをする理由なんて欠片もない。 ロランはちゃんと泊まっている代わりにお金を入れてくれている。そんなロランがお金を盗って逃げるなんてことは考えられない。それに私の服とアリシアの靴を盗んでいくことだって説明がつかない。 残った可能性はアリシアだけだ。 )( 私は頭の中を何度も整理して、何度も理由付けをしてもそれ以外の答えにたどり着かなかった。 アリシアとロランが一緒になって逃げると言うことは? ありえない、絶対にありえない。 もし、万が一でもロランとアリシアが一緒に逃げるのならお金をとる必要なんて無い。ロランはお金を持っている。 それにロランは絶対にこんな酷いことをするような子じゃないって私は信じている。 )( だから、私はお父さんに告げなければいけないことがある。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:54:13]
フィリーネ > ( ―――――アリシアだ。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:32:05]
フィリーネ > ( ひとしきり言い終えるとお父さんは黙り込んでしまった。 お父さんの頭の中では家を荒らされたことへの怒りと同時にこれから先をどうするべきかを考え始めているのだ。 この冬の間は問題なく過ごすことはできるだろうけれど、冬があけてからが問題だ。 すぐに困る問題ではないにしろ、遠い未来の事ではないのだ。 )( お母さんは未だに頭を抱えたまま、今目の前にある現実から逃げようとしている。 その中で、私の頭の中はお父さんの報告を聞いて酷く冷静になってきている。 お金とアリシアに近い体格の私の服、それにアリシアにあげた靴がなくなっているのだ。 これが意味をすることはただ一つだ。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:30:50]
フィリーネ > ( 暫らくして、お父さんがお母さんと私の元へと戻ってきた。 その表情から、何も取られずに荒らされただけということは決してないという事を汲み取ることが出来た。 お母さんは頭を抱え込んで、お父さんは拳を握り締めて一家の大黒柱として気持ちに任せて取り乱すことの出来ない故の気持ちを押し殺していた。 ) ――お父さん、何を…盗られたの? ( 何も言えないお母さんの代わりに、お父さんに小さい声で尋ねる。 お父さんは声を荒げたい気持ちを抑えて静かに答える。 食料と動物達の飼料には手は付けられていなかった。 棟物たちも一匹も盗まれては居ない。 荒らされたのは家の中ばかりで、両親の部屋にある引き出しが壊されていた。 その中には冬を越してから、春の分の生活に必要な物を揃える為のお金が入っていたらしい。 それと引き出しを壊す為に使ったと思われる包丁と卵売りが使っている冬用の衣服が一着とアリシアにあげたお古の靴がなくなっている。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:23:38]
フィリーネ > ( お母さんの傍に居ながら、私も頭の中が混乱していた。 まさか自分の家がこんなことになるなんて思いもしなかった。 ここは平和な村だ。ここ最近は人が死んだりもしたけれど、それでも平和な村だ。 死んだ人はきっと偶然運が悪く死んでしまった。その位に考えていた。それは私だけじゃなくて、村人の誰もがそう思っていたはずだ。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:12:19]
フィリーネ > ( 質素ながらも、ちゃんと整理されていた棚やクローゼットはこれでもかと言うくらいに散らかされている。 )( 私とお母さんはその惨状を見て、すぐには何がどうなったのかを理解できなかった。 その中でお父さんだけがすぐに家の中を探し回り始めた。お父さんはすぐにピンと来たのだ。 これは物取りだと、そして同時に何を取られたかを確かめようとしたのだ。 )( 私は未だに言葉が出てこないお母さんを椅子に座らせて、肩に手を置いて出来るだけ落ち着けるようにする。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:09:25]
フィリーネ > ( 数十分前。 両親と一緒に村の中での用事を済ませて帰ってきて、その惨状にお父さんもお母さんも私も全身の血が引いていくような感覚を覚えた。 )( 居候で家に居る人間の数は増えたけれど、いつもと変らない朝を迎えていつもと変らない昼を迎え、村の中での用事があるからと両親と共に出かけた。 その時の家は普段と変らない住み慣れた決して綺麗とは言えないけれど、暖かな家だった。 )( しかし、それが今は見るも無残な姿になっている。 ) [Mon 27 Dec 2010 00:03:52]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『酷い有様』 [Sun 26 Dec 2010 23:59:43]
お知らせ > アリシアさんが帰りました。 『( もう見えないその家は散々に荒らされたまま。 )』 [Sun 26 Dec 2010 22:42:21]
アリシア > ( 頬を撫でる風は冷たかった。涙が流れるから余計に寒かった。 )( 走って逃げた。息が切れても走り続けた。動けなくなるまでずっと走っていた。 )  ―――――……うぁ……ぁぁ……… ぁぁぁぁっ …… ひっ ……うっぐ……… !! ( 涙は止まらなかった。なんでこんな事をしてしまったんだろう。どうしてこんな、こんな―――なんで――――― ) [Sun 26 Dec 2010 22:40:10]
アリシア > ( 上着を着る。勝手にクローゼットを荒らして選んだ暖かそうな服だ。靴を履く。――――ここに来た時は裸足だった。この家の人がくれた靴だ――――少しサイズは合わなかった。 ……………… ) ( ボロボロの包丁を握り締めて、そのお金が入っている袋を懐にしまいこんで。いくらほど入っているかもわからないし、確認している時間なんて無い。その金額が少なければ私にとっては不幸であるし、もしも沢山入っていたのならばそれはこの家にとって不幸なのである。どちらに転んだ所でその結果が***である事に変わりは無い。 ) ( 玄関から外に出るのは怖かった。鉢合わせになりたくは無かった。ただ今の自分を誰かに見られるのが怖かった。私は部屋の窓を開けてそこから家の外へと出ていく。 ) [Sun 26 Dec 2010 22:36:33]
アリシア > ( それがやっとのことで開いたのは、女が息を弾ませ始めて、そして乱暴に取り扱った包丁の刃零れが一目で分かり始めた辺りの事。 ) ( ――――そこには袋が入っていた。手に取ってみたそれはチャラチャラと金属が擦れ合う音が響き合っており、恐らくは硬貨なのであろうというのが袋越しにもわかった。 )( 生活費?それとも予備の蓄えか。ロランが入れているというお金、もしかしたらへそくりなんかとか――――どれほど入っているのかもわからない。枚数の予想は付くけれども、それが金貨か銀貨で価値も変わるだろうし。 )  ヒッ !!?  ( 強い風が吹いて窓が嫌な音を立てて軋んだ。――――もしかしたら今この瞬間にも家の扉が開くかもしれない。もうダメだ。時間を掛け過ぎた。逃げないと―――― ) [Sun 26 Dec 2010 22:27:52]
アリシア > ( どうしてこんな事をしてしまっているのだろうか。この家の人達に私は助けられたじゃないか。唐突に転がり込んできても我が儘を聞いてくれて、看病もしてくれた。私はあそこで野垂れ死んでいてもおかしくなかったけれど、この家の人達に助けて貰えた筈なのに。――――必死にそれではないと主張すれば良かったのかもしれない。あるいは奴隷印をこ削ぎ落としたりだとか。もしかしたら何だただの思い過ごしかと笑っていられたのかもしれない。 ) このっ!このっ、このぉっ!! ( なんで私はこんな事をしてしまっているのだろう―――どうして悪い方向にしか物事を考えられないのだろう。けれどもうダメだ。もう私はやってしまった。どれほど後悔した所で、後戻りをする事は出来なくなってしまったんだ。 )  ッッ …… !  ( いくら引いても開かない引き出し。まるで嘲笑っているみたいで、その開かない引き出しがこれから先のどうしようもない未来を暗示しているようであって。業を煮やした女は台所へと包丁を取りに駆け出すと、再びすぐに夫妻の部屋へと戻ってきた。 ) 開きなさいって言ってるじゃないのぉっ!! ( ガンっ!ガンっ!! ガンっ!!! ) ( その引き出しを壊すように包丁を叩きつける。何度も何度も。 ) [Sun 26 Dec 2010 22:07:32]
アリシア > ( もうダメだ。私はきっと突き出されてしまう。あの酷い雨の日。アイツが来てから私に向けられる視線は変わってしまった。 )   ( ――――本当は変わっていないのかもしれない。 )   ( きっと疑われている。私が逃亡奴隷だとバレてしまったに決まっている。時期も一致してしまう。素性の保証も出来ない。もうダメだ。ダメに決まっている。そして私は突き出されて、捕まえられて、そして殺されてしまう。 )( どんな酷い事をされて処刑されてしまうのだろうか。二度とこんな事をする奴が現れないようにと、惨くて苦しくて辛い方法で殺されるに決まっている。許してだなんて言っても聞く耳を持ってくれる訳が無い。もうダメだ。死ぬしか無いんだ。ここにいたら死んでしまうんだ。だけど逃げても死んでしまうんだ。私には何も無い物。 )  (  ガキッ!   )  ――――――…………ッッッ………!!!  ( 乱暴に開けようとした引き出し。けれども鍵が掛かっているのか、それは力強く引っ張った程度では少し揺れる程度の反応しか示してくれなかった。 )  開きなさい…………  ( ガキッ!ガッ! )  開きなさい  !!  ( ガッ、ガッ、ガッ、ガッ )  開きなさいよ!開きなさい開きなさい!!何よ、何なのよ!!私が何をしたのよ!!! 開きなさいわよ!!!  ( ヒステリックに叫びながら戸棚を揺らす――――けれども開かない。 ) [Sun 26 Dec 2010 21:48:07]
アリシア >       ( アルヴェーン一家が住む家。その中は今は酷い有り様だ。あちらこちらに衣服や物が地面に散らばっており、まるで粗雑な物盗りや空き巣にあった後かのような惨状である。 )   ない …  ない ………… !!   ( いや、あったかのような、ではなく。現在進行形であっている所か。 )( アルヴェーン夫妻の部屋を必死な様子で物色しているのはアリシア・レイカート。元貴族の娘。現逃亡奴隷。そして犯罪者。 ) [Sun 26 Dec 2010 21:38:24]
アリシア > ( それは勘違いによる偶然。たまたまで生まれた空白の時間であり、そしてだからといって普段ならば何かが起こると言う訳ではない時間。更に重ねて間の悪さを言うならば、この家の娘でもあるフィリーネもまたどこかに出かけていることか。彼女がどこに出かけているかをアリシア・レイカートは知らない。もしかしたら5分後には帰ってきてしまうのかもしれない。あるいはロランや両親と一緒に出かけていて暫くはいないのかもしれない。アリシア・レイカートは知らない。 ) [Sun 26 Dec 2010 21:22:31]
アリシア > ( 例えば両親は今日はロランが家にいるからと安心して家を開けてどこかに出かけて、そしてロランはすぐに両親が帰ってくる物だと勘違いしてヴェイトス市内の方にまで出かけてしまう。そんな間の悪い偶然という物が起こる事が時にある。 ) [Sun 26 Dec 2010 21:18:21]
お知らせ > アリシアさんが来ました。 『 偶然の間の悪さというものがある 』 [Sun 26 Dec 2010 21:15:01]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『アリシアだ』 [Sun 26 Dec 2010 02:08:18]
フィリーネ > ( 一番怪しくて、両親も疑っていて、ロランの疑いを晴らすために突き出さなければいけない人物。それは――― ) [Sun 26 Dec 2010 02:07:50]
フィリーネ > ( 今の私は楽しい話を考えるだけの余裕は無い。 だから今も誰かに見られているような小さい子供の時みたいな感覚に襲われている。 でも、誰もいるわけはない。今、廊下には一人だ。 ) ぁっ ( 白い息と一緒に小さな声が漏れた。 私は今、とても悪いことを思いついてしまった。 ううん、悪いことなんかではない。これは正しいことで、お父さんとお母さんだってそれをきっと望んでいるし、きっとそれが真実に決まっている。 )( 逃亡奴隷を探している人も、その逃亡奴隷が見つかれば帰ってくれるんじゃないか。 探している逃亡奴隷が見つかれば疑われている人間も、やっぱり違ったんだって皆思ってくれるはず。 納得できるだけの証拠が必要だ。それを見つけて、探している人が居る宿へ言いに行けばいいんだ。 ) [Sun 26 Dec 2010 02:05:50]
フィリーネ > ( 暗い場所では誰かに見られているような気がしてしまう。 歩けば誰かが後ろから付いて来る様な気持ちだ。 小さい頃にお父さんに夜の道が怖い、誰かが付いて来ると言ったら、お父さんは「それはお前が怖いと思うからそう感じるだけだ」と応えてくれた。 お父さんが楽しい話をし始めてくれたら、そのときは不思議と誰かが付いてくるような不気味な気持ちはなくなっていた。 今もそれに似た気持ちなんだ。 )( 私は悩んでいた。このままではロランも怪しまれて家から追い出されてしまうのではないか。 どんなにロランがいい子でも、他の村の人間から疑われてしまったら、お父さんとお母さんだって追い出さざる得なくなってしまうかもしれない。 何とかしなくちゃロランがどこかに行ってしまう。 ) [Sun 26 Dec 2010 01:56:05]
フィリーネ > ( 暗い廊下は自分一人のはずなのに、誰かが暗闇のどこかに居るようなそんな錯覚をさせる。 居るようで居ない。居るわけがないから。 )( 両親はロランまで怪しいのではないかと思い始めていたのだ。 アリシア程ではないにしても、ロランも余所者であることには変りはない。 でも、ロランは奴隷ギルドが襲撃された噂よりもずっと前に村に来た。 アリシアと同じ余所者でも、ロランは絶対に違うという自信が私にはある。 何で男装をしているのかとか、未だに分からない街での仕事など、冷静に思えば不審な点は幾つもあるけれど、それはすべて頭の中に入り込んでこなかった。 ) [Sun 26 Dec 2010 01:48:20]
フィリーネ > ( 真っ暗だけど、吐く息が白くなっているのは分かった。 それ程に寒いけれど、ベッドに戻ってぐっすり寝るなんてことは出来なかった。 )( 両親が話していたことは、やはり逃亡奴隷の話だった。 お父さんもお母さんもアリシアの事を怪しんでいた。 当然だ、時期的にもアリシアが一番怪しいんだ。 それだけだったら、私は安心してベッドで眠ることが出来た。 だけど、両親の話はまだ続いた。 ) [Sun 26 Dec 2010 01:41:46]
フィリーネ > ( ベッドをこっそりと抜け出して、寒くて暗い廊下に立っていた。 住み慣れた家だから明かりが無くても、どこに何があるかは分かる。 )( トイレに行く為に起きた時に両親が何かを話しているのを偶然立ち聞きしてしまった。両親が遅くまで起きていることは時折あるし、普段だったら気にもしなかったのだけれど、この間のお客さんの事もあって、その事を話しているのではないかと思って立ち止まってしまったのだ。 ) [Sun 26 Dec 2010 01:36:06]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『眠れない』 [Sun 26 Dec 2010 01:30:53]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『  ■■■■■■■。 』 [Sun 26 Dec 2010 00:38:59]
マガツヒ > ( 闇の中で微かに気配が動いた。 ふと父親が顔を上げ、部屋の隅の闇に眼を凝らしたが、其処にはなにも居なかった。 ) ( 薄ら寒い廊下をマガツヒが蠢く。 時折床をきしりと軋ませて、壁に頬をくっつけて耳を澄ませ、白い息を吐きながら。 この家には6人の気配が常にある。 最初は三人。後から二人。最後に一人。 ――――早く気付いた方が良いのか、気付いてしまわない方がマシなのか。 ) [Sun 26 Dec 2010 00:31:01]
マガツヒ > ( 暗闇の中、マガツヒはそっと囁く。 決して自ら手を振り上げたりはしない。 ■■■■■? ■■■■■■■。 ) ( 母親は大きな溜息を吐き、眼を伏せた。 疲れた顔だ。 田舎の近所付き合いは敏感だ。 隣近所に奇異の目を向けられる事は、疑いの目を向けられる事は避けたい。 ) ( ■■■■■。 分かっている。 それがいい。 それが普通に考えたら一番簡単で文句の出ないやり方だ。 ) ( 良心の呵責なんていうものを感じなければ。 ) [Sun 26 Dec 2010 00:22:47]
マガツヒ > ( マガツヒが憑いている。 ローラという逃亡奴隷個人にではなく、この家に、この村に、この国に、じわじわと範囲を広げて確実にマガツヒは拡がっている。 本来一箇所に留まる事無く普遍的に存在するそれがじっと腰を据えて其処に居るという異常事態。 当事者たちはまだ気付かない。 今此処に誰か相応の人物が現れるなら、この凶事に背筋を凍らせるだろう。 個体としてここまで肥大化してしまった凶事が、個としての我を持って徘徊しているという事実。 只そこに居るだけでも酷いというのに、意図を持って稀に介在しようとする恐怖。 あってはならない事だ。 「悪運」とか「不幸」とか呼ばれる物が意志を持って其処に居座るなんて言う事は。 ) [Sun 26 Dec 2010 00:11:49]
マガツヒ > ( ロランは? 逃亡奴隷の話よりも暫く早い時期に訪れたけれど、ロランも余所者だ。 フィリーネが良しとして連れて来たというが、先に泊めて欲しいと頼んだのはロランでは? ) ( いや、誰も彼も疑い出すとキリが無い。 ) ( そんな、机の上で話していても前身の見えない話。 再び沈黙。 ) ( そんなやり取りを視線―――観測者は暖炉の灯りが作りだす相対的な闇の中に蹲って凝視オーヴァールックしている。 古来より凝視は不吉な行為だ。 まじまじとじぃっと、他人や他人の財産、家畜を凝視する行為は、世界中の何処の文化圏でも嫌悪され、視線には嫉妬や欲望を運ぶ呪いがあるとさえ言われている。 ) [Sun 26 Dec 2010 00:00:15]
マガツヒ > ( 時期的に見ても、素性の知れなさから見ても、存在の曖昧さから見ても、アリシア・レイカートを証明するものが何も無い。 逃亡奴隷だと考える方がごく自然な事で、正直――――調べようと思えば調べられるんじゃないか、という言葉を二人は口に出すべきか出すまいか迷っているように見える。 知らずに匿っていたとしたら? どうあれ匿った、という結果が知れたら? 奴隷ギルドは何と言うだろうか? 周囲の村の人間はどう見る? ――――只でさえ、3人の生活で丁度だった家計が5人に膨らんでいるのだ。 ロランが定期的に数万yenの金を入れているから維持しているような状態で。 )  [Sat 25 Dec 2010 23:42:46]
マガツヒ > ( 重苦しい闇が其処に横たわっている。 古い木造のテーブルを挟んで、夫婦が深刻な顔をして黙りこんでいる。 テーブルの上でお茶は冷め、暖炉の炎だけが音を立てていた。 長雨はようやく止んだというのに酷く寒い。 まだ冬は長い。 ) ( アルヴェーン夫妻―――フィリーネ・アルヴェーンの両親は暫しそうして黙り込んでいたが、不意に父親が低く声を出した。 やっぱりそうなんじゃないのか、と。 ) ( アリシアは逃亡奴隷なんじゃないか。 ) [Sat 25 Dec 2010 23:33:43]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『overlook on gaze』 [Sat 25 Dec 2010 23:23:55]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 ( 思索に沈む―――。 ) 』 [Thu 23 Dec 2010 21:12:52]
マガツヒ > ( …のんびりしている余裕はないのかもしれない。 現状をもっとより安全にする事を考えないと―――…そう思っているのなら、もうこの村を出て市外にでも逃げてしまうべきだ。 それを直ぐに出来ないのがいつか自分の首を絞める事になる。 この家が好きだ。 ここでの暮らしが好きだ。 フィリーネが好きだ。 出て行きたくない。 そんな事を言っている場合じゃないのに。 ) ( … …… ……… どうする? どうする。 ) ( あの人―――暗黒街のカジノの支配人とかいう、あの女の人の所に行ってみるべきか。 あの人は私の存在を楽しんで入るけれど、見つけて直ぐ殺すような心算はない筈だ。 駆け引きとか、展開を楽しんでいる感じがする。 ) [Thu 23 Dec 2010 21:09:00]
マガツヒ > ( ―――――奴隷狩りが来た。 プロスパンダの人間が、ウォータリアンの襲撃で逃げ出した逃亡奴隷を探してこの家まで来たという。 私は丁度家を出ていて、フィリーネとアリシアが対応したらしい。 ) … …… ………。 ( 逃げる準備をしなくて大丈夫か? 私の事は話していないようだ。 …アリシアはもう駄目かもしれない。 あの娘は逃亡奴隷だ。 確証を持っているのは多分私だけ。 でもフィリーネ達ももう疑っているだろう。 アリシアにとって有利な要素がまるで無いのだ。 時期的にも、身の証のない素性も、何もかも彼女が怪しいと物語っている。 ) ( どうする? 切るか? 利用するか? 見捨ててしまうのが一番安全な気もするけれど、露骨な事をして此方に目を向けられるのも嫌だ。 上手い事助けてあげる代わりに強盗の手伝いをさせるというのは? …あんな鈍い子に出来るだろうか? 足手纏いじゃないのか。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:51:00]
マガツヒ > ――――――――。 ( 暫くそのまま眼を瞑って思考を整理して、何か漠然と、不快な夢を見たという記憶が薄れていくのを感じる。 思い出したいとも思わない。 ただ、吐き気がする程不快だ。 水を貰ってこよう――――気分が悪い。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:44:37]
マガツヒ > うわあぁ!!! ( びくん、と大きく跳ねて声を上げ、ベッドの上で眼を覚ます。 ――――暗い闇の中、記憶が混濁して暫く現状の理解に時間を割いた。 木の匂いと雨の音―――昨日よりはマシになったみたいだ。 お嬢様のベッドみたいな大きくて天蓋の付いたさらさらした布団じゃない。 二人で寝るには少しスペースを詰めるような――フィリーネのベッドだ。 じわじわと現状を思い出して、額の汗を拭う。 部屋は暗い。 フィリーネは居ない。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:32:51]
マガツヒ > 禍 津 卑 !!! [Thu 23 Dec 2010 20:20:17]
マガツヒ > ( 黒いドレスを着た小さな女の子が独り、暗闇の中にぼんやりと立っている。 私が近付いても逃げる様子もなく、睫毛の長い瞳で此方を見上げた。 こんな小さな子供がこんな格好で、とても金目の物は望めないな、と溜息を吐いてその場を離れようとすると、女の子が私の袖を掴まえる。 何か小さく口を動かして白い息を吐いているけれど聞き取れず、私はしゃがみ込んで耳を近付けた。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:19:19]
マガツヒ > ( 手に入れた金貨と銀貨の数を数える。 酔っ払いの割にはお金を持っている方だった。 強盗には慣れて来た。 無害な相手をちゃんと見定めるんだ。 運動不足そうな体型の、酔っ払いの、身なりはそこそこの男がいい。 歳は40を過ぎていて、独りで歩いていて、お金使いにだらしなさそうなのが良い。 ギャンブルとか、風俗とか、そういうのが好きそうなの。 顔と立ち振舞いを見て何となく区別はつく。 ――――危機感が足りないからお、傍から見ても分かるくらい酒を飲んで一人で夜道を歩いたりするんだ。 このご時世にそんな、あなたが悪い。 ) ( 多少気は引けても、どうしてもなら女子供、老人だって狙える。 自分の命がかかっている私に選り好みをしている余裕はない。 行けそうな時は迷わず行くんだ。 ) ( ほら、女の子が独りで歩いている。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:10:54]
マガツヒ > ( フェードアウト ) [Thu 23 Dec 2010 20:04:50]
マガツヒ > ( それくらいで十分なのに。 殺すまでそれを続けるの? どうして。 憎くはないのでしょう? ただ、貴女はお金が欲しいだけだ。 本当にそんなやり方しか無かったのだろうか。 ) ( もうやめればいいのに。 ) ( 私はただ、その一部始終を見守って、白い息を吐く。 ああ、嫌な気分だ。 ) ( 彼女は男から僅かな金を―――男にとっては有り金全てを毟り取って、豪雨の中を駆けて行った。 その場に残るのは血と泥にまみれ、折れた鼻を抑えながら低く凶暴な呻きを上げながら地面を拳で叩く男の姿だけ。 男は言葉にならない唸り声を上げ続け、何度も何度も何度も地面を叩き続けた。 ) [Thu 23 Dec 2010 20:03:18]
マガツヒ > ( 降り頻る豪雨の中、暗い路地裏に人影が一つ…否、二つ。 顔を腫らし鼻からうっすらと赤い血を流し泥水に蹲る男と、その男を何か長い棒状の物の柄で執拗に叩く少年のような姿。 ごうごうと降り頻る雨の音で少年の声は聞こえない。 ただ、這う男の憎しみと怯えばかりが鮮明に見えている。 私はただ、それで、結局どうなるのかというのをぼんやりと観測している。 季節外れの雨は冷たく、身体は冷えていた。 ) [Thu 23 Dec 2010 19:57:18]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 魘 』 [Thu 23 Dec 2010 19:51:36]
お知らせ > さんが帰りました。 『 その存在に、男もその雇い主も気付いていない。いや、誰一人―― 』 [Thu 23 Dec 2010 02:30:59]
> あぁ、そうそう。 ( 一応これだけは言っておくか。奴隷に馴染みがないと意外と知らないことだし、知ってても意識していないと気付かないものだ。 立ち去りかけた男はくるりともう一度二人の方を向いて、閉じかけた扉の隙間越しに。 ) 奴隷は身体のどこかに必ず烙印がおされているンです。ナンバーであったり、奴隷の名前であったり。ヴェイトス市に流通している奴隷全員に当てはまる特徴です。もしそういうのを見かけても教えてください。勿論、不審者とか最近ここにやってきた連中の情報でも歓迎しますから。 ( 今回の仕事とは無関係だが、もし後ろに居るのが本当に襲撃の際に逃げ出した奴隷なら、奴隷ギルドに引き渡せば小遣い稼ぎが出来るかもしれない。それに報告するのが市民の義務ってもんだろう? …それから暫く歩き、男は濡れた顔の水滴を手で拭う。 ) やれやれ、手伝いが増えたって言ってたからここが怪しいと思ったんだがねえ、外れか。やっぱりクリスマスまでに終わらせられなかったよ、畜生め。 ( と、男は呟いた。――手伝いが”二人増えた”と聞かされたわけではなかったのだ。それを説明した村人も、偶然それを抜かしてしまった。そう、偶然だ―― そんな偶然が無かったら、不用意にアリシアに疑いが掛かるような言い方はしなかったかもしれない。男の目的はあくまでロランなのだから。だが、そうはならなかった。そもそも二人の誤解を解くチャンスを潰したことも酷い偶然だ。まるで良くないものがこの場に渦巻いているかのような。 ) [Thu 23 Dec 2010 02:28:29]
お知らせ > アリシアさんが帰りました。 『( 震えていた。泣いていた。やだ、やだやだやだ怖いよ。 )』 [Thu 23 Dec 2010 02:21:10]
アリシア > ( 恩人に対して罵倒するにはその理由は些か理不尽が過ぎる。言い訳をするならば、それ程に切羽詰まっているからなんだ。逃亡奴隷―――それも私の階級は価値の無い雑多。そんな者が捕まって奴隷ギルドに戻されてしまえば、あとは見せしめに処刑されるしか道は有り得ない。嫌だ。痛いのは嫌だ。怖いのは嫌だ。辛いのは嫌だ。死ぬのはもっと嫌だ。 )( 恐怖をぐっと胸の中で抑える事は出来るけれども、別段話術が上手いわけでも頭の巡りが目立って早いわけでもない。事実真っ黒な人間は、その怪しさを払拭させる事が出来ずに。この場の会話を打ち切った代償は、相手の心に疑いの種を芽生えさせてしまったこと。 ) はい。何かわかりました事がありましたら、その時は。 ( ―――なんてまあ、白々しい言葉。 )( 彼が帰ったあと、私はすぐに自分の部屋に帰ってベッドの中に包まった。――――フィリーネと何かを話そうとしていた事なんて覚えても居ない。誤解は解けないまま、むしろ不協和音はキリキリと音を立てて大きくなっていき、その歪な関係は留まる事無く広がり続けていく。 ) [Thu 23 Dec 2010 02:20:36]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『( この事はロランにも話さなくちゃ。 とても、重要なことのように思えたから )』 [Thu 23 Dec 2010 02:09:05]
フィリーネ > ( アリシアに内心で罵倒されていることなど知る由もない。 そもそも、現状で嘘を言う必要なんてなかったのだ。 ロランの事を除いては。 ) あ、でも…ちょっと残念ですね。うちは卵売ったりしてるんで、鶏さんは食べちゃ駄目なんです ( 街で卵を売っているときのような感覚がに少し懐かしさを覚えながら、その頃の気持ちで自然と営業スマイルみたいなものが浮かんでくる。 ) ――そんなにたくさん… ( じゃあ、今後ろに居るアリシアだって。 そんな人を疑うことなんていけない事なのだろうけれど、今の私は自然に人を疑ってしまう。 自分でも、どうしてだか分からない。 ) あ、本当にすいません。ずっと外で…、父が起きている時間でしたらいいんですけど… ( アリシアが何か帰って欲しそうにしている。 何でだ、アリシアはやっぱり…。 勝手な妄想はどんどん膨れ上がっていく。でも、アリシアが言うことももっともだとも言える。家に上げることができないのに、ずっと雨の降る中外に居てもらうのも悪い。 ) はい、何かありましたら、そちらの方へ伺わせて貰います ( 彼らが泊まっている場所は大体分かる。 行くことがあるかは分からないけれど、あまり大きくない村だし、変ったことはあまり無いから、一度聞いてしまえばすぐに覚えて忘れることは無いだろう。 ) [Thu 23 Dec 2010 02:03:11]
> ( 奴隷ギルド襲撃の前と後。その条件付けはデリケートな扱いを要する。男とその雇い主が探しているのは襲撃前に逃げ出した奴隷なのだが、それに限定するとロランを過度に刺激することになり、またどうして襲撃前の奴隷に限定するのかという疑問を村人達に抱かせることになる。何か他の意図があるんじゃないかって。襲撃後に限定すれば時期的に自然ではあるが、今度は肝心のロランが見つからない可能性が高くなる。 ) ほほー、鶏を。チキンも卵も好物なんですよォ…。 ( そんなどうでも良い話。ああ、どうでもいい。チキンも卵も好きだが。ああ、腹が減った。 ) どういう見た目っていうか――… ( 赤毛で――とロランの事を説明するのは簡単だが、やはり特定しすぎるのは不味いか。さてどうしたものか。 ) 逃げたのは沢山いましたねぇ。それこそ老若男女、東洋人から西洋人まで。だからこれと特定することは難しくて。なので、最近ここにやってきた連中は疑わしいんです。調べる必要があるんですよ。 ( 話を聞いた限りではロランの容姿は整っているらしいが。 ) ………。 ( この後ろの娘が手伝いか。だが、ちょっと色々あってってどういうことだ?何があった?急にこちらを帰そうとしているし。いや、相手の言い分ももっともなのだが…この娘、もしかして。しかし、どちらにせよこの娘はロランではない。それだけは確かだ。 ) ――まあ、そうですね。夜も遅いですし、あたしはこれで失礼します。ともあれ、何か思い出したりしたらお知らせください。あたしら、馬車の停車駅近くにある「捻れ牛の角亭」ってところに暫く滞在しておりますンで。 ( あまり食い下がるのも不審がられる。それに何か知っているなら、後で連絡してくれるかもしれない。 ) [Thu 23 Dec 2010 01:45:09]
アリシア > ( 落ち着くの。慌てちゃダメ。動揺を見せちゃいけない。ただ普段通りに振る舞えば良いんだ。じゃないと。  ――――――   ) はい。御厄介にさせていただいておりますわ。わざわざこんな酷い雨の日まで、お疲れ様でございます。 ( どんな関係かというのは説明せずに、社交辞令を並べておく。深く突っ込んで問い詰められるのは私には拙い。フィリーネとの意見の食い違いが出れば怪しさしか生まれない。………気の利かない!遠縁だとか従姉妹だとかでも適当に答えておいてくれれば色々と楽になったのに、このグズ!! ) ( 私が来た時は丁度その時期と前後してしまう。男に看破されても、フィリーネに気付かれても、どちらにせよそうなったら私にはもう未来は無い。何とかしなくてはいけないというのに、男は更に雨に打たれたままに色々と聞いてこようとする。内心が気が気では無く、それを何とか表に出さないようにすることが私に出来る精いっぱい。 ) ―――――― ( ! ) ( 聞くなっ!と。内心で罵声を浴びせ掛けたくなる。余計な事なんて何もしなければいい。何も無かった。ここは『何も無かった』。ただ普通の畜産農家で、それで納得して帰してしまえばいいのに!! ) ―――――あの。 ( 唐突に後ろに控えている女は口を挟むように ) ( にっこりと笑んでいた表情を、相手を気遣うように心配するようなものへと変えて。 ) ………雨も酷くなる一方ではございませんこと?夜も遅いですから上がって頂く事も出来ませんし……この時期にお風邪を引いてしまっては大変ですわ。 ( 遠まわしに帰れ!と。婉曲な表現でそんな彼らの話を何とか打ち切ろうとする。 ) [Thu 23 Dec 2010 01:32:17]
フィリーネ > ( もっと早い時間だったら、多少身体を温める為に家に上げてもよかったけれど、今はお父さんも眠ってしまっているみたいだし、両親の許しも得ずに知らない人を家にあげるわけにはいかない。 ) 最近、この辺りに来た余所の人です…か… ( 最近は村で色んな人にあった記憶がある。 街であって一緒にやってきたロランに街から来たシスター。あとどこかでロランが連れてきたアリシアだ。 ) いえ、姉妹ではないんですよ。ちょっと色々とあって家に置いているんです。 ( 別にこの人を疑っているわけでもない。だから、聞かれたことには素直に応えた。 そう、彼女は村にやってきた余所者だ。 そう考えたときに、もう一つ浮かんだことがあった。 ロランは? ) えっと、うちは鶏とか山羊とか飼ってます ( 雨の降る中でする話かどうか疑問を持つことは幾つかあるけれども、それも大して気になるというほどでもなかった。 むしろ、さっき浮かんだ事。村に来た余所者はロランも入るのでは?それが浮かんだ。だけど、それは自分の中ですぐに掻き消した。 ロランと知り合ったときは奴隷ギルドが襲撃されたなんて話は聞かなかったし、ロランは自分から来たんじゃなくて、私が連れてきたんだから、ロランは違う。 ロランは絶対に違う。 ) あの、その逃げた奴隷ってどういう見た目なんですか? 綺麗だとか、髪の色が何色とか ( 綺麗と口にした時、無意識にアリシアはもしかしたら―――。なんて、思ってしまった。ほんの一瞬だけれど。 私がそう望んでいたということもあったのかもしれない。ここで、アリシアが連れて行かれてしまったら、ロランとアリシアを離すことが出来る。 私は自分で考えたことに少し怖さを感じつつ。 ) [Thu 23 Dec 2010 01:07:01]
> はい。ほらぁ、奴隷ギルドが襲撃されて奴隷が逃げたでしょ?その一部がこっちに来てるんじゃないかって思いましてね…。治安が悪いわけじゃないですが、人が少ない分見つかりにくいって考えるンじゃないかって思って。 どうでしょう、最近この辺りに来た余所者の話は聞かないですか? ( この二人、姉妹だろうか?髪の色が一緒だ。顔かたちは似ているわけじゃないが。でも確かここは一人娘だって聞いている。それじゃあ、どっちかが例の最近来たお手伝い?ロランは赤毛だって話だし、外れだろうか。――ちょっとかまかけてみるか。 ) あはは、お二人は姉妹で?大変でしょう、この寒い中で動物の面倒を見るってのは。ご両親のお手伝いをしているンでしょう?何を飼ってらっしゃるんで? ( 他愛も無い世間話ではあるが、雨を受けながら降る話じゃない。そこの所を不審に思われないか。 いやぁ、だがこんな田舎の娘にそこまでの洞察力は―― しかし人は見かけによらないってのが、この仕事をやってて学んだことだ。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:53:18]
アリシア > ( 正直余裕が出てきて男女の間柄というのを意識してしまえば、トキメクのが自然なのである。――――お互いが逃亡奴隷同士であるという身の上だし――――まあ、それは私は、知らない事だが。 )( 随分と遅い時間にやってきた来訪者。………いや、まあ私もお邪魔になったのはこれぐらいの時間だしそんなに人の事は言えないか。そんな事を思いながらも、私は彼が夜分に訊ねてきた理由をフィリーネと一緒に聞いていて。 ) ―――――っぁ ( 体の芯から凍えるような。脳天から爪先までつららを差しこまれたような、そんな錯覚。 )( 頭を下げる相手に合わせるように、私もまたぺこりと丁寧に頭を下げたお辞儀をする――――いま、私はどんな顔をしているのだろう?動揺してしまってる?ちゃんとそれは隠せているの?――――見られたくはない。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:46:44]
フィリーネ > ( 卵売り自身はロランの事を女の事わかっているけれども、アリシアはそれを知らない。ここにもある差があるということを卵売り自身は気が付いてはいない。 アリシアは女の子、ロランも女の子。だから、大丈夫。 自分の事は棚に上げて。 ) ―――どうも、こんばんわ ( 扉の向こうにいる人物もまた、村ではあまり見ないような人だった。そもそも村の人間だったらこんな時間に外を出歩いては居ないか。 家の中に入ってこようとはしないから、そこまで不審だという印象は受けなかった。 ) 奴隷ギルドの…方ですか。 逃亡奴隷って言いますと、あのこの村に? ( 自分の村でそんなことがあるなんて思わなかったし、もしどこかの村とかでも起こっていることでも、自分のところでそんなことは無いだろうと思っていたから。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:35:59]
ノックの音 > ( 全く酷い雨だ。降るなとは言わないが、せめて自分が宿に居る間に降ってくれればいいのに。 ) ( この地方村に到着してから聞き込みを行っていた男は、この畜産農家を今日の仕事の最後にしようと思い尋ねてきた。もっとも、この雨と暗さでは何を飼っているのかまではよく見えなかったが。時間も遅いし、もしかしたら出ないかもしれない。それはそれで構わない、今日はさっさと引き上げてまた日を改めてここにこよう。飛ばしても良かったのだが、近所の聞き込みの中でこの農家に最近手伝いが増えたようだっていう話を聞いたんだ。だから少し気にはなっている部分はある。そう思っていると―― 扉が開かれた。 ) ( フィリーネの前には、身形はそこそこ良い太った中年の男が雨よけのコートを着て立っていた。そしてフィリーネに笑顔を向ける。 ) 夜分遅くすいません。少しお尋ねしたいことがありましてねェ。 ( 家の中に入りたいとは思ったが、そう長くかかる話ではないし、何より不用意に入ろうとするのは警戒されるだろう。 ) 私、奴隷ギルドに雇われてここに来た者でして―― 奴隷ギルドから逃げた逃亡奴隷を探しているンですよ。 ( それからフィリーネの後ろに立っていた娘に気付き、そちらにぺこりと頭を下げて挨拶する。まさか、その逃亡奴隷だとはこの男もまだ思っていないが。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:20:00]
アリシア > ( 言葉を交わしてみれば難しい事なんて何も無い。私にとってロランはただのロランだ。恩人であり、色々感謝している相手だけれども、色々と切羽詰まっている今はそれ以上でもそれ以下でもない。 )( ――――けれど冷静に彼を意識してみれば、それは杞憂にはならないのかもしれないが。良い人だし、端正な顔立ちだし、恩人だし。――――最も『彼』だからなのだけれど。私に同色の気は無い。 ) ―――――――あっ。 ( ノックの音。フィリーネがそのたった十数文字の言葉を言う前に聞こえてくるそれ。入口の戸を叩く音に私もまた釣られたようにそちらを向いた。 ) あ、待ってくださいまし。 ( 席を立ちあがり入口へと向かう彼女に続くように。なにせこんな時間だ。一人で行かせるのに不安なんかが無い訳じゃない。もっとも私が一緒に付いていった所で何か出来るとも思えなくはあるけれど。 )( 扉を開けるフィリーネの後ろに逃亡奴隷の女は佇んでおく。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:13:39]
フィリーネ > どちら様ですか? ( 玄関で、扉を小さく開けて覗き込むように扉を叩いていた人に尋ねよう。 暗くてよく見えないのが怖くて、開けてから無用心すぎたと思った。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:04:07]
フィリーネ > ( 言ってしまえば、私が思っていたことはただの思い込みで、心配するようなことじゃないかもしれない。 ) アリシアさんはロランのこと――― ( どう思っているんですか。 簡単すぎる質問だ。小さい「つ」を入れてもたったの12文字。 そんな簡単なことで私の悩みは解消されるかもしれない。 そう思って、口に出そうとしたとき、一つの音にそれを遮られる。 ) ――ごめんなさい、誰か着たみたい…。 ( こんな雨の中で訪れる人が居るなんて驚いた。 誰だかわからないし、放っておいたらお父さんが出てくれるかもしれないとも思ったけれども、時間も時間で、お父さんはもう眠ってしまっているかもしれない。 こんな時間に訪れる人がどんな人かは分からないけれども、もしかしたら困っている人かもしれない。 それだったら、こんな雨の中で放っておくことなんてできない。 ) ちょっと私行ってきます ( 腰を下ろしていたベッドから立ち上がって、持っていたカップは机のトレイの上に戻して、玄関まで向かおう。 アリシアには着いてきてとも、付いて来るなとも言わず。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:03:02]
ノックの音 > ( 理解。この家に居る三人の娘たちに足りないのは恐らく言葉であり、説明であり、気持ちを表出するということだ。しかもそれはほんの一言、二言で済むような話だ。そしてそれは今、意を決したフィリーネによって成されようとしていた。が―― まるでその話を中断するかのようなノックの音。何者かの悪意さえ感じさせる。 但し、あなたたちがいる部屋を叩く音ではない。豪雨の音に混じって聞こえてくる、その家の入り口の戸を叩く音だ。 ただし時間も遅い。無視しても構わない。雨のせいで聞こえなかったふりをしてもいい。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:51:28]
アリシア > ( 誤爆 ) ―――――……… ( うぐっ。自分で振った話題だったけれども少し地雷だったかもしれない。……やっぱり唐突に転がり込んで着てしまった身としてはかなり迷惑だろう。せめて物騒な時勢が治まってくれれば……あ、いやそうすると私が此処を出てく理由がまた一つ増えてしまうしぐぬう。 ) ――――――― ( 間。沈黙。天気の話題はあっさりと終了してしまう。………嫌な沈黙の時間。嫌われているらしいから余計にこの間というのが辛くなってくる。 ) は、はい。 ( 唐突に声を上げるフィリーネに少し驚きながらも、続く言葉にはどうしてここにその名前が?という単純な疑問が湧きあがらないでもないが。 ) ロランさんが…どうかいたしまして? ( 真剣な表情で見つめる彼女――――私は―――― ) [Wed 22 Dec 2010 23:51:24]
お知らせ > ノックの音さんが入室されました。 『 どん どん どん 』 [Wed 22 Dec 2010 23:47:23]
アリシア > ―――――……… ( うぐっ。自分で振った話題だったけれども少し地雷だったかもしれない。……やっぱり唐突に転がり込んで着てしまった身としてはかなり迷惑だろう。せめて物騒な時勢が治まってくれれば……あ、いやそうすると私が此処を出てく理由がまた一つ増えてしまうしぐぬう。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:46:59]
フィリーネ > えぇ、物騒みたいですから食料もちゃんと保つかわかりませんしね ( 追加で買ったけれども、それはロランが来たときにだ。 アリシアが着てからは追加で買ったりはしていない。他の皆の分を少しずつ減らして、余分に買った分をアリシアの分にしている。 ) 温かいですね… ( アリシアが持ってきてくれたカップに口を付ける。温かい飲み物は身体の奥から温かくしてくれる。 ) ――そうですね ( アリシアの視線に釣られるように窓の外に視線を向ける。 そこにはさっきと変らない雨が降る夜があるだけ。 返事がそれで終わってしまうとどうにも妙な間が空いてしまう。 今、丁度アリシアと二人だけなのだから、丁度いい状況なんだ。 だから、切り出すんだ ) ―――あ、あのっ! お話があるんです… ( 両手でカップを包み込むように持って、それを膝の上辺りに持ってくる。 お腹の辺りに暖かい物があるとちょっと落ち着ける。 ) ロランの事なんですけど… ( アリシアの顔をじっと真剣な表情で見る。 これをはっきりさせなければいけないんだという決意を胸の中にしっかりと秘める。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:34:49]
アリシア > ええ。こういう事ならば心得もちゃんとありますのよ。 ( 敬われる立場だったころは淹れられる側ではあったものの、そういう事に関する最低限の知識はある。数少ない長所である綺麗な顔立ちに微笑みを浮かべて。 ) 本当に。………早く暖かくなる時期が来て欲しいものですわ。 ( ――――少なくともそうすれば自分も此処を出ていく踏ん切りがつくかもしれない。……いや、やっぱり付かないのかもしれないが。けれど少なくとも、凍死する可能性ばかりは何とか無くなってくれるもの。 ) ――――あ、ハイ。それでは失礼させて頂きますわね。 ( 言いかけた言葉を途中で止めて、椅子へと座るように促す彼女。拘っているようにも見える様子に些細な違和感を感じたりはするけれども、所詮はただの違和感は窓に貼り付いた水滴のように流されて消えていくのが定め。 ) ―――――――― ( 雨の音。トレイを置いて、カップを取って。それに口を付けて。…………いけない。世間話、なんて言っても、改めて考えてみると私にはそんなに話題なんて持ってなかった。行き当たりばったりな行動を微かに後悔しながらも。 ) ―――――雨。止みませんわね。 ( 湯気の立つカップを手に取りながら、激しい雨音が続く窓の方へと視線を向けて。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:18:47]
フィリーネ > ( 袋は気になったけれども、アリシアがいる場所で触れるわけにはいかなかった。 あれの中身を知るのはアリシアが居ないときじゃなければいけない。 ) わざわざ淹れてくれたんですか? ( 振り向いた先に立っているアリシアの手にはカップが乗ったトレイが見える。 それとアリシアの文句の付けられない綺麗な顔だ。 ) 確かに、少し寒いですね… ( 季節が季節だし、雨も降っている。 加えてこの家は決して立派な作りとは言えない。 ) えっと、椅子が一つしかないので、ベッd――― ( そう言い掛けて、少し考えて ) ―――こちらに腰掛けてください。 トレイも置けますから ( 自分はベッドの方へと腰を下ろして、アリシアには窓の前にある机と椅子を勧めよう。 私とロランが眠っているベッドだ。アリシアに座らせたくなかった。 こういう気持ちはいけないと思うのだけれど、やはりどうしても駄目だった。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:00:28]
アリシア > ( 慌てたような声――――間が悪いタイミングで来てしまっただろうか。着替え中だとか何かとか。――――部屋の中から聞こえてきた返事に一拍置いてからドアノブに手を掛けて、その扉を開けて部屋の中へトレイを持った居候がお邪魔する。 ) いえ、用事という程のものではないのですけれども。雨が続いてお寒い日が続いておりますし、暖かい飲み物をいれたのですけれども、よろしければご一緒にいかがでしょうかと思いまして。 ( 愛想良く。愛想良く。 )( ついでに世間話もできたら、なんて。もう少しこのなんとも微妙な距離感をどうにかしたいものだとばかり女は考えている。 ) [Wed 22 Dec 2010 22:48:05]
フィリーネ > ( 袋に手が触れるか触れないかという所で、雨の静寂を破るノックの音に手が止まる。 ) ―――は、はいっ! どうぞ! ( 慌てて袋から目を逸らして、再び窓の外へと視線向ける。 何かあの袋に手を出すことがとてもいけないことをしている気がしてしまったのだ。 慌てていたからか、返事をしてから相手がアリシアという事に少しだけ肩を落とす。 ) ――何か御用ですか? ( 窓の外を眺めながら、アリシアに向かって尋ねる。 怒ったような声にもなっていないし、棘のある言い方でもないはずだ。 怒ってしまったら、話どころじゃなくなってしまうから。 ) [Wed 22 Dec 2010 22:35:49]
アリシア > ( 落ち着かなくなる。不安になってくる。それはまだこの家にちゃんとした居場所を確立していないからでもあった。自然に振る舞い手伝いを一生懸命にはしているものの、その内心ではいつ出ていってくれないか?なんて話をされるのではという脅えの気持ちが取れ切れない逃亡奴隷。雨はそんな気持ちをより不安にさせられてしまう。 ) ―――――― ( 避けているのか。それとも避けられているのか――――ううん。多分どっちも。相変わらず私とフィリーネの間はぎこちない関係が続いている。――――あまり良くないもの。なんとかしないと、なんて思う気持ちはあったりしていて。寒い夜―――暖かい飲み物なんかでも淹れて持ってきて見たのだけれど。 ) ―――――― ( こんこん ) フィリーネさん、いらっしゃるかしら。アリシアですわ。 ( 静かな足音は激しく窓を叩く雨音に消されているようで。扉の前にまで来た居候は、とんとんと軽くドアをノックして、中にいるかもしれない人に呼び掛けてみる。 ) [Wed 22 Dec 2010 22:21:57]
フィリーネ > ( それがロランが大事そうにしている長い袋なのかどうかはよく分からない。 いつも見ている物のはずだけど、今はそれがロランの物だと言う確証が持てない。 ) ……………っ ( 恐る恐る袋に手を伸ばしてみる。 ロランと居るときとは違う、純粋なドキドキが鳴り響く。 袋に伸ばす手が震えているのに自分でも驚いた。 この袋の中身を見れば、ロランと何か特別な秘密を共有できるんじゃないかって期待と、これを見てしまった故にロランとの関係が壊れてしまうんじゃないか。 根拠は何もないけれど、直感的にそんな気持ちが滲んできている。 ) [Wed 22 Dec 2010 22:09:17]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『( 酷い雨 )』 [Wed 22 Dec 2010 22:09:05]
フィリーネ > (  長い袋だ。  ) [Wed 22 Dec 2010 22:01:09]
フィリーネ > ( 雨が屋根を叩く音は家の中に自分が一人だけしか居ないような気分にさせる。 こういう気持ちは久しぶりだ。前は友達も少なくて、気にしなかったことだけれど、最近はロランも居て、アリシアも来たから家の中がとても賑わっていた。 ) ――――ぁ ( 窓の外から視線を外して、部屋の中に視線を移したとき、まるでそれが一つ浮いて見えるように目に入ってきた。 ) [Wed 22 Dec 2010 22:00:43]
フィリーネ > ( 初めにロランに話をしようとは思うけど、もし、ロランが帰ってきていなかったらどうしよう。 アリシアに先に話すべきなのだろうか。 ) ――ううん ( 窓の傍まで近づいて、激しい雨の夜を眺めながら手をぎゅっと握り締める。 アリシアはロランにくっ付いているんじゃないだろうか。そんな考えが頭の中を過ぎってしまう。 だけど、今日はこんな雨。ロランだって、人を連れて行く余裕なんてないはずだ。きっとそうだ。 ) [Wed 22 Dec 2010 21:49:15]
フィリーネ > ( 今のアリシアに対する綺麗じゃない気持ちをすっきりさせる為にやるべきことは、もう決まっている。 これで解決すれば、きっとアリシアとの関係も改善されるだろうし、少し変になってしまったロランとの関係だって元に戻るはずだ。 ) ロランは… ( 帰ってきているのか。 部屋の中にあの長い袋が無いような気がする。でも、あの長い袋はロランは隠したりしているから、単に見えない場所にあるだけかもしれない。 ) [Wed 22 Dec 2010 21:41:04]
フィリーネ > ( 今日もとても酷い雨だ。 真っ暗で見えない外の景色が激しい雨に包まれている。 激しい雨はあまり好きじゃない。 )( アリシアが来たのも、こんな雨の日だったからだ。 別にアリシアが嫌いだというわけじゃない。むしろ、あんな雨の日にやってきた彼女の事は、何とかしてあげなくちゃと思うような存在だ。 だけど、素直にアリシアに当たれない理由はたった一つ。 ) ロラン… ( 雨が降りしきる窓の外を見ながら、男の格好をした女の子の名前を漏らす。 アリシアがロランといっつもくっ付いていなければ、別に辛くなんて当たらない。 私だってアリシアに辛く当たりたいわけじゃないのだ。 ) [Wed 22 Dec 2010 21:31:53]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『また雨だ』 [Wed 22 Dec 2010 21:18:39]
お知らせ > さんが退室されました。 『 まあ焦っても仕方が無い、じっくりやろう。 』 [Fri 17 Dec 2010 23:05:35]
> ( …思ったより時間がかかるかもしれない。人の出入りには敏感な場所ではあるが、地方村は幾つかあって、それを全て含めると探す範囲は広いから。それに人の出入りに敏感だってことは、自分たちがこうしてここにやってきてる事もすぐに村中に伝わるってことだ。それこそ泊まってる宿の場所と名前まで知れてしまうだろう。「ロラン」の名前は出さないが、それでも危険を察知してさっさと逃げ出すかもしれない。でもそれは仕方ない。こそこそ隠れて探し回ろうとすると効率が悪いし、村の連中は怪しんで途端に非協力的になる。 ) ( 何とかクリスマスには仕事を終わらせたいと思っていたが、難しそうだ。クリスマスは毎年馬鹿騒ぎをするのが楽しみなのに。どのみち、戦争中じゃそんな余裕は無いか。 ) [Fri 17 Dec 2010 23:01:44]
> ( だが、その農民は心当たりが無いと答えた。この近くには住んでいるが、都市部に出稼ぎに出ていることが多くてあまり人の出入りには詳しくないということだ。 ) そぉですかー。あい、呼び止めちゃってすいませんでした。何かありましたら悪いんですがお知らせください。あたしら、暫くこの村の宿に泊まってますんで。――はい、そうです。馬車の停車駅近くにある「捻れ牛の角亭」ってところで。 ( 少し寂れた宿ではあるが、自分たちが泊まる分には問題ない。数名の客が暫く滞在してくれるってんで、宿の主人に喜ばれたぐらいだ。 それじゃあ、と別れを告げて中年の男は再び歩き出した。 ) [Fri 17 Dec 2010 22:55:41]
> この辺りに、最近やってきた人ってのはご存知ないですかしらねえ。いえ、疎開してきた人達ではなくて。 ( 疎開してきた人というのは、大抵地方村につてのある人達だ。だから身元もはっきりしているだろう。そういった人達ではなく――。 ) あたしら逃亡奴隷を探しに来てるんですよ。ほらぁ、奴隷ギルドが襲われて奴隷が沢山逃げたでしょぉ?それでこっちに逃げてきてないかって思いましてねえ。 ――奴隷ギルドの連中はスラム近辺を中心に探してて、こっちまで調べるには手が足りないってんでね。雇われて探しに来たんですよ。 ( 時期的にはこの説明に不自然さはない筈だ。ただ、本物の逃亡奴隷の狩人に出くわしたら少し面倒だが。 ) 逃亡奴隷ってのは盗むわ殺すわで性質が悪いですからねぇ。おたくらの生活が危険に晒される前に何とかしたいと思いまして――。 ( 農民はその言葉を受けて少しの間記憶を探る。 ) [Fri 17 Dec 2010 22:47:59]
> ( カジノの支配人、オルガ・バイルシュタインの依頼を請けて男達は「ロラン」という娘を探しに来た。表面上は奴隷ギルドの雇われを装い、逃亡奴隷を探しに来た風を装って。一軒一軒尋ねて周り、最近この村に来た者はいないか、おかしな事件は起こっていないかなどの聞き込みを行う。ただし、「ロラン」という名前とその身体的特徴は極力伏せて聞き込みを行う。逃亡奴隷を探しに来た連中がはっきりとロランの名前と見た目を聞いて回っては、ロランが逃亡奴隷であると地方村の者たちに不用意に知らせることとなる。同時に、ロラン自身も自分が狙われているのだと悟りまた行方をくらませてしまうかもしれない。あくまで「見つかってしまうかもしれない」というぎりぎりのところで留めるのだ。オルガの狙いはとりあえずその潜んでいる場所を特定することなのだから。 ) ( こんな不安定な情勢下での人探しなんて、と男は最初は仕事の話を渋ったが、報酬には色をつけてくれたので引き受けることになった。 ) ああ、すいません。ちょっとお尋ねしたいのですが――。 ( 道を行く途中ですれ違う農民に声をかける。余所者に対して怪訝そうな顔を向けられつつも、逃亡奴隷を探しに来た奴隷ギルドの雇われであることを説明する。正規の職員では無い事を指摘されても大丈夫なように、手の足りない奴隷ギルドの臨時の雇われであることも話しておく。過去にも奴隷ギルドが逃亡奴隷を捕まえるために臨時に外部の人間を雇ったケースはあったのだ。ただ、その時は証明書を発行されていたが――。 ) [Fri 17 Dec 2010 22:38:55]
> ( 地方村にも人の出入りはあるだろうが、それが冬の寒いこんな時間の、更にウォータリアンによる襲撃を受けて街が不安定な状況ではそれほど多くはない。どうしてもヴェイトス市から離れることができない人達が、とりあえず襲われる危険の無さそうな地方村に疎開してくることはあるかもしれないが。少なくとも一日に数える程しかない馬車の定期便にのってやってきたその男達は、そういった類の連中ではなかった。 ) ( 連中の身形は悪くない。大した荷物は持っておらず、行商人や街から越してきた者たちでもないことはすぐにわかるだろう。その内の一人――帽子とコートを身につけた太った中年の男が、他の男達に指示を出す。彼らはそれを受けて散らばっていき、一部の者たちは定期便にそのまま残り、この先にも広がる地方村の次の駅に向かっていった。 ) ――やれやれ、冷えるね。 ( 中年の男は白い息を吐きながらそう呟き、ポケットに手を入れながら歩き出す。 ) [Fri 17 Dec 2010 22:25:44]
お知らせ > さんが入室されました。 『 地方村の夜。 』 [Fri 17 Dec 2010 22:18:23]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『As long as it doesn't become a holocaust.』 [Thu 16 Dec 2010 22:45:50]
マガツヒ > ( 三人の少女に各々マガツヒが芽吹いている。 遠くない先に、過去に芽吹いたマガツヒを持ってカジノの女の遣いが訪れるだろう。 事態は悪化の一途を辿って行く。 なにかその流れを断ち切る程の力が齎されるか、ちょっとした奇跡でも起こらない限りは。 ) ( 暗い闇の中、マガツヒの寄代は静かに白い息を吐き、遠い街の灯りを眺めた。 ) [Thu 16 Dec 2010 22:44:25]
マガツヒ > ( 逃亡奴隷の少女の心に小さく湧き出したマガツヒは拡がり拡がり、凶事の波はじわじわと関わる人間を感染させていく。 誰が悪いわけでもない。 マガツヒの所為だ。 マガツヒに悪意があるわけでもない。 マガツヒは何処にでも誰にでも根を張り芽吹き、拡散していくものだ。 それは元々世界の一部として組み込まれた仕組みの一つで、いわゆる、所謂、該当する言葉を当てはめるのならば「負」とか「凶」とかいうもの。 忌否される者の無い世界には捨てられる物も否定される物も無く、ただ無限にYesという言葉に埋め尽くされ、肥大化していく。 それは自然な形ではないのだ。 進歩し、発展し、繁栄する為には。 ) [Thu 16 Dec 2010 22:36:09]
マガツヒ > ( 街の明かりも届かない野原の中に、黒衣の少女が佇む。 薄汚れた黒いゴシックドレスを纏い、長く黒い髪を垂らした小さな少女。 何処へ向かうでも無し、何をしているでも無し、夜な夜な暗闇の中をひたひたと徘徊しているという事を、こんな時間に表を出歩いたりしない村人達は知らない。 その方が良いだろう。 出会ってしまわない方がまだマシだ。 マガツヒが其処を彷徨っている時は何をしてもきっと上手く行かないし、些細な失敗も大事になってしまうかもしれない。 小さな誤解がじわじわと傷跡を広げてしまうかもしれない。 なにか愚かな思い付きをとても素晴らしいものと勘違いして、取り返しのつかない失敗をしてしまうかもしれない。 ) ( 今宵もマガツヒが其処を歩いている。 何もしないで家でじっとしていると良い。 何も考えずに直ぐに眠ってしまえば良い。 それが一番マシだ。 ) [Thu 16 Dec 2010 22:24:06]
マガツヒ > ( 暫しの間、とあるどうと言う事も無い一人の少女の動向を観測していたマガツヒはその言葉と感情に乗ってこの村に流れ着き、事の次第を傍観している。 どうなれと手を出すわけでもなし、どうなる事を望むでもなく、其処にマガツヒが漂っているということそれ自体が既に事の流れそのもの―――――つまり、「マガツヒが起きてしまった」のは誰が意図したわけでもなければ悪意ある第三者が介入したわけでもなく、ただ、其処に居合わせた人々の総意がつまり、マガツヒなのだ。 すれ違う言葉が、ふとした当たり前の感情が、悪意とも呼べない程度の小さな怠慢が、迂闊な優しさが、配慮の足りなさが、絡みあって積み重なって、マガツヒと呼ばれる物を象っている。 ) [Thu 16 Dec 2010 22:05:51]
マガツヒ > ( マガツヒが拡がっている。 薄く、広く、此処にも彼処にも、満遍なく須く、マガツヒは拡がっていた。 小さな欠片の様な物だった筈のそれは今や村一つ覆う規模の現象にまで発展しつつあり、只、相変わらず只、経過を観測している。 マガツヒとは能動的な何かではなく、受動的に発生する事象であり、ヒトが居なければマガツヒも無く、感情が無ければマガツヒは動かず、言葉が流れればマガツヒはそれに乗って伝染する。 そういう類の物。 ) [Thu 16 Dec 2010 21:51:29]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『Glance to which it wriggles』 [Thu 16 Dec 2010 21:40:28]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『そう思ったときにロランの持っている長い袋が頭の中に浮かんだ』 [Thu 16 Dec 2010 21:07:42]
フィリーネ > ( こんなもやもやしたままだったら、そのままロランともギスギスし始めて、それでロランとアリシアがもっと仲良くなってしまったらどうしよう。 そんなことになる前に動かなきゃ駄目なんだ。 )( アリシアには謝って、それでアリシア本人に聞いてしまううんだ。ロランの事をどう思っているかを。 それでロランには私がどうしてアリシアにあんな風に当たってしまっているかをちゃんと話そう。 ) やらなきゃ駄目…! ( 胸がばくばくして、目が回ってしまうんじゃないかってくらいに頭がくらくらしてくる。 でも、やらなきゃ。そうすれば、ロランだって分かってくれるはずだ。 だけど、それだけじゃ不安が全然消えてくれない。 それだけじゃ、足りないのかもしれない。 そうアリシアとロランに無いような二人だけの秘密。そういう物があれば、きっとこんな風に不安に駆られることなんてなくなるかもしれない。 ) [Thu 16 Dec 2010 20:57:45]
フィリーネ > ( 私はこれからどうすればいいんだろう。 ロランの事を考えて、これからどうしようと思うと何時もとは全然違う考えばっかり浮かんできてしまう。 それを考えずにどうすればいいのかを純粋に考えなきゃいけない。 昔は何も難しいことじゃないのに、今は何よりも難しい。 ) 謝らなきゃ駄目…だよね ( 悪いのは私なんだから、誤るのは当然のこと。 だけど、ロランとアリシアが仲良くしているところを想像すると、アリシアが悪いって思ってきてしまう。 そんなの絶対におかしいのに。 ) [Thu 16 Dec 2010 20:38:01]
フィリーネ > ( 後になって考えれば考えるほど、アリシアに辛く当たったことを後悔してしまう。 それはアリシアに酷いことをしてしまったと言うこともある。 ただ、それと同時にあんな風にアリシアの事を酷い扱いをした私をロランはどう思っているんだろうということが頭の中をずっと巡っている。 ) 私、おかしくなっちゃったのかな… ( 毛布の中に零すのは、誰が答えるでもない問いかけで、部屋の中に響くわけでもなく、毛布の中の暗闇に吸い込まれていく。 ) [Thu 16 Dec 2010 20:22:23]
フィリーネ > ( 夕食が終わってから部屋に戻って、すぐに毛布を頭から被って考え込んでしまっている。 結局昨日は良く眠れなかった。だから、今日は昼間でも頭がボーっとして、頭が働いているときは昨日の夜の事を考えてしまっていた。 結局仕事はあまり手につかず、お父さんに度々怒られてしまった。 ) [Thu 16 Dec 2010 20:08:50]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『毛布を頭から被って』 [Thu 16 Dec 2010 19:56:44]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『人にどう思われているかでこんなをこんなに怖いと感じるのは初めてだった』 [Thu 16 Dec 2010 00:48:26]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『あえて言うのならばこの日この場ここに居る誰もが、総てマガツヒに含まれている。』 [Thu 16 Dec 2010 00:45:16]
フィリーネ > ( アリシアが部屋から出ていく音が耳に入ってくるとそれが胸に突き刺さる。私はアリシアにとても酷いことをした。それは分かっている。分かっているのだけれども ) …………………。 ( 注がれたお茶を無言で手に取り、口にする。 冷めてしまったお茶は今の部屋の空気みたいに美味しくなかった。 )( ロランのかけてくる言葉に、ごめんなさいとも言えずにただ無言で首を縦に振るしかできない。 こんなはずじゃないのに。そんな言葉が頭の中を横切っていく。そして、もう一つ。ロランは私の事を嫌いになってしまっていないだろうか。 最近はアリシアとずっと一緒だし、今だって私はあんな態度を取ってしまった。不安で怖くて、眠れない夜になりそうだ。 ) [Thu 16 Dec 2010 00:42:03]
マガツヒ > ―――お休みなさい、アリシア。 ( 沈黙。 この場を丸く収める方法は本当に無かったんだろうか。 誰一人取りこぼさず、って思ったばかりなのに。 明日出来るだけ早くアリシアを慰めておきたい。 肩を落として独りで部屋に帰るアリシアの気持ちを考えると、今日は寝つきが悪くなりそうだ。 ) ……… ( お茶が冷めてしまう。 折角淹れたのをこのまま捨てるのは悲し過ぎるし、無言で一つ余分に並んだカップに二つ、注いだ。 ) …飲んだら、寝ましょう。 落ち着いたら今日の事、考えて下さい。 僕に出来る事、しますから。 ( 責めるような声にはならないようになるべく感情を抑えて呟く。 これが精いっぱい。 私は、無力だ。 ) [Thu 16 Dec 2010 00:22:33]
お知らせ > アリシアさんが退室されました。 『(パタン) ―――― ( 沸々と湧きあがってくる感情。…………―――― )』 [Thu 16 Dec 2010 00:14:47]
アリシア > ( 冷めていくお茶。飲まれるどころか注がれる事も無いそれ。不意にそれが無性に寂しくなっていき、溢れてきそうな何かを堪えるように唇を噛んだ。 ) ………ハイ。お邪魔してしまいましたわ。………本当にゴメンなさい。 ( ――――何故私が謝らなきゃいけないんだろう。 )( ………立場が弱いのはその通りだ。けれど一生懸命にやってる。ちゃんと真摯に色々としている。それなのに、どうして――――― ) ―――オヤスミナサイ。フィリーネさん、ロランさん。 ( 私は彼女の部屋を後にさせて貰うようにそこから出ていこう。 ) [Thu 16 Dec 2010 00:13:50]
フィリーネ > ――――…。 ( ロランに言われるまでも無く分かっているのに、他から見れば何とも無いことなのに、ちょっとしたことに変な想像をしてしまう。 皆仲良くして、笑って話せればそれが一番だなんてこと分かっているのに。 ) ―――ごめんなさい ( 二人の顔は見ないで、真っ暗な窓の向こうを見ながら、消え入りそうな程に小さい声で呟いた。 他の人の耳に届くかどうかというくらいに小さい声。 一度カッとなると、その後少しだけ冷静になれる。その一時に出てきた言葉。 アリシアの顔を今見ることなんて出来なかった。また変な気持ちがこみ上げてきて何を言うか分からない。そんな自分が怖い。 ) [Thu 16 Dec 2010 00:03:32]
マガツヒ > そんな言い方は――――…アリシアなりに頑張っているのに。 今日のフィリーネはおかしいですよ? ( ポットから注がれる事も無くお茶が冷めていく。 誰もこんな喧嘩なんてしたくない筈なのに、何処かでなにか、ねじ曲がってしまったみたいだ。 タイミングが悪いのかマガツヒなのか、単純に相性が悪いのかマガツヒなのか、3人のうちの誰かが悪いのかマガツヒなのか―――今は何をしても何を言っても上手く行かない気がする。 ) …アリシア、御免なさい。 今日はもう――――。 ( 明日、フィリーネの居ない所でアリシアにもフォローしよう。 今日はここに残ってフィリーネを慰めないと。 話を聞いて、どうしたいのか聞いて、出来るならアドバイスもして。 二人を同席させるのはどうも駄目みたいだ。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:54:42]
アリシア > うっ。 ( ギクリと。家の仕事は確かに二人もいれば充分なのである。むしろ私なんかには教えなくてはいけない手間があったりするぶん、逆に面倒になったりする時もあるんだろう。――――だからこそ、負担にならないようにとロランに色々教えてもらったりしてるんだけれども。その辺りが原因だとはどうにも気付けない鈍さが状況を悪化させていく。 )( 本人的にはべたべたしている意識など無い。けれども居候同士という立場から、もっぱら彼には色々と話しかけ易いし。フィリーネにはどうにも嫌われてしまっているようだし。――――どんどんどんどん悪循環。 ) ―――――! ( 突然の大きな声に驚く。本当にわからない。どうしてこんなにも感情をハッキリと出すのか。……それ程に嫌われていたりとか、苛々していたりとかなのだろうか。 ) ――――……は、ハイ。………分かりましたわ。 ( ――――冷たい目。冷ややかな眼差し。本当に邪魔なのを見るような、そんな目で見られてしまって。 )( ………そういう目をする人に、そんな教えて、だなんて言える訳も無い。言いたくも無い。………またロランに教わろう。返事だけはするけれど、そんな目をされたら言うとおりにする気は私には起きなかった。  ) [Wed 15 Dec 2010 23:45:38]
フィリーネ > ( 今までこんな風に人に当たったことなんて無かったのに、今はすぐにカッとなってしまう。 きっと何も知らずに待ちの中とかで出会っていたのなら、アリシアとだってちゃんとお話したり出来るのだろうけれども、今はそれが出来ない。 ) ロランがそんなに面倒見ることないよ…。 家の仕事だって私とロランで十分出来るんだし… ( この寒空の中に出してしまうのが可哀相というのはよくわかる。 私だって無慈悲に追い出したいわけじゃない。ただロランとベタベタして欲しくないってだけで、それさえなければこんな風に辛く当たったりしないはずなんだ。 ) 邪魔なんかじゃない! ( ロランの諫めるような言葉があったということもあるけれど、またついカッとなって少し大きな声を上げてしまう。 その自分自身の声に驚き押し黙って ) ―――とにかく、ロランは私の部屋にいていいの ( 声を荒げてしまって、何か居た堪れなくなって着てしまう。俯きながら、こうして狭い部屋じゃなかったら聞こえないような小さい声で呟く。 ) アリシアさんも仕事の事だったら私に聞いてください… ( 意識はしていないけれど、とても冷めた視線でアリシアの方を見ながら言った。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:22:14]
マガツヒ > ( 幾ら鈍感な人間でも流石にフィリーネの露骨な態度の差別は見て取れる。 その原因に気付けないのが鈍感だ、というのだが。 ) あの、フィリーネ…そういうのはよくありません。 僕もアリシアも居候なのは同じだし、その…負担になっているのかもしれません、けど―――それは僕も今、アリシアに出来そうな仕事を一緒に探したりとかしてますからもう少しだけ… ( この寒い季節に独り放り出させるわけにもいかないだろう。 お金の事とかだったらそりゃあ明らかにいつ出て行けと言われても文句は言えないだろうけれど、でもやっぱりこういう態度で表すのは良くないと思う。 少し、諌めるような態度になった。 ) え…僕は、ただ、此処に居たらお邪魔じゃないかって… ( フィリーネの急な問いに戸惑い、少し口籠る。 彼女の様子はどんどん不安定になって行くけれど、原因がわからない。 今までちゃんと仲良く上手くやってこれたのに、アリシアが来てからこっち、悪くなる一方だ。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:06:50]
アリシア > ――――…ぅ……… ( ロランは良い。それじゃ部屋に入ったりして悪かったのは私だと言うことなのだろうか。確かに私は無理を言ってここに泊めてもらっている。迷惑である事もわかっている。だけれどもここまでぞんざいな扱い方をされると少しばかしカチンと来る感情が無い訳じゃない。………出来るならちゃんと恩を普通に返したいなと願っているのに。どうしてこんな風に嫌な空気になってしまうのだろうか。 ) ( 今日だって、色々とお世話になってるからと。こういう事の知識ばかりはあるから、一生懸命にお土産のジンジャーティーもロランと一緒に真剣に吟味してきたっていうのに。――――虚しかったり、苛々したり。そうしたフィリーネの露骨な態度のせいで、少しずつ私の胸中も複雑なものになっていく。 ) ………………………? ( フィリーネのロランに対する問い掛け。私はどうにもその意味を上手く掴めずに押し黙ったまま首を傾げよう。………事実一人部屋の方が狭く無く良いと思うのだが。何をこんなにフィリーネはムキになっているのだろうか。 ) [Wed 15 Dec 2010 22:55:37]
フィリーネ > ( アリシアだけが謝るなら別にいいのに、ロランにまで謝られると私自身が悪いように思ってしまう。 こうして邪険に扱うのは人として悪いことなんだろうけれども、気が付いたら邪険に扱ってしまう。 ) ロランは別にいいの… ( ロランが入っていいと言ったんだろうけれど、それでもロランに対して怒るなんて気持ちは生まれてこない。 全部あのアリシアという女が悪いんだ。ちゃんとした理由も無く、心がそう決め付けている。 ) ―――駄目。あの部屋は寒いだろうし、ベッドも小さいし ( 準備をするロランの手元を見ながら、首を振って言い切る。 寒さも家のどこも大して変わらないし、ベッドの大きさだって然程変らない。違いと言えば部屋は少し小さいくらいというもの。 ) ロランはアリシアさんと一緒にいたいの? ( 私よりも、とは口には出せなかった。 だけど、口調は限りなくそれに近い口調になってしまう。 最後の砦だと思っていた同室が今崩れそうになっている。 これで同室じゃなくなったら、私とロランが一緒に居る時間なんて殆どなくなってしまうんじゃないか。全部、あのアリシアに取られてしまうんじゃないか。 そんな脅迫にも似た思いが胸の中を押しつぶし始めていた。 ) [Wed 15 Dec 2010 22:38:14]
マガツヒ > あ…御免なさい、無神経でした。 ( ―――今日もフィリーネは少しアリシアにきつい。 フィリーネの言葉に慌てて一緒に謝る事にした。 アリシアは立場が弱いし、実際勝手に部屋に上げたのは紛れも無く自分だ。 フォローしてあげないと。 ) あの、それじゃ、はい…三人で。 ( 空気が悪いな、と流石に思いながらお茶の準備をする。 アリシアが居ない時にでも少し話をしなくちゃいけないかもしれない。 あんまり邪険にしないであげて欲しい、とか。 私の知らない所でご両親が思いのほか苦労しているとかもあるかもしれないし、早めに手を打たないと。 ) あの、そうだ。 アリシアさんも具合、よくなってきたし―――やっぱり僕も部屋、向こうに戻った方が良い、ですか? 急にこっちに押し掛けるような感じになっちゃって、窮屈だと思うし――――。 ( 元々アリシアの具合が悪いからうつらない様に、と部屋を移動したんだし。 茶葉を濾しながらそんな提案。 自分から言い出さないとこういうの、言い難いだろうし、なんて気を利かせて。 ) [Wed 15 Dec 2010 22:22:47]
アリシア > ( ―――こんな卑しい仕事をしなくてはいけないだなんて、と呪いの言葉を吐きたくなる気持ちになる時が無い訳ではない。無理矢理に傅かされて、尊厳も何もかもを奪われてそうされる事を強制させられた奴隷の時などは特に。 )( ――――けれども今はそんな気持ちはそこまで膨らんでは来ない。野垂れ死んでもおかしくなかった所を助けられた訳だし。負担は少なくないだろうに、家に置いてくれているのだし。――――私は今まで本心から人に頭を下げた事が無かった。そうする必要が無かった貴族の時。無理矢理にそうさせられた奴隷の時代。だけど、今は―――― ) ( かじかんでいた手が彼の温もりでそっと暖かくなっていく―――彼のその自然な仕草に少しだけドキリと胸を弾ませて。 ) ――――あ、フィリーネさん。 ………ご、ゴメンなさいですわ。 ( トレイを持って戻ってきた卵売りの少女。手を取り合う背中に掛けられた言葉の冷たさに奴隷は怯む。 ) …………………… ( 無視されているような、意識的に避けられているような、そんな居心地の悪さに萎縮してしまう。 )( ――――そういえば、何故だろうか。彼女からは時々刺々しいような視線を感じる事がある。………やはり迷惑だからか。ロランにも手伝って貰い、なんとかマトモに手伝える程度の事はしているのだけれども――――なんて、どこまでもズレた考え。 ) [Wed 15 Dec 2010 22:07:59]
フィリーネ > ( 台所に行って、お湯の入ったポットと初めは二人分、それから少し考えてから三人分のカップを木製のトレイに乗せてロランの待つ自分の部屋と戻る。 ) ロラン、お待たs ( 上手いこと身体を使って扉を押し開けて部屋の中に入って最初に目に入った光景に言葉が一瞬詰まってしまった。 ロランがアリシアの手を取って笑っている。 唯一のロランと私の空間に土足で入り込まれた上に、そんな光景を見せ付けられて手に持ったトレイを落としそうになるけれども、何とか気持ちが踏みとどまってトレイを落とすことはなかったが ) ――アリシアさん。勝手に、入らないで下さい…。 ( ポットとカップが乗ったトレイを机の上に置きながら、手を取り合う二人を見る。 頭の中の血が引いて冷たい感覚が襲ってくる。 ) ロラン、お湯を持ってきたし飲みましょう? ロラン、身体冷えてるんでしょ? [Wed 15 Dec 2010 21:56:35]
マガツヒ > ( 手の届く範囲で誰も取り溢さないように皆で幸せになれると良い。 ロランはそう思う。 主人を殺してしまった。 ここに来るまで沢山の人に危害を加え、迷惑をかけ、悲しませ、未だに街に出ては知らない人達を傷つけながら、という前提を承知で。 責めて自分の身の回りの人達の平穏だけは、なんていう都合の良い考え方それ自体がマガツヒの語る負の概念そのものだと気付かず、あくまで良かれと思って。 ) ああ、今丁度呼びに行こうかって…さっき買ったお茶、三人で飲もうかっていう話、してました。 ほら、冷えているでしょう? ( と、帰って来たばかりで冷たいアリシアの手を取り、自然に微笑む。 細くて華奢な指だ。 こういう所の仕事なんて辛いだろうな、なんて心配になるけれど、元箱入りは自分も一緒か。 ) [Wed 15 Dec 2010 21:38:42]
アリシア > ( そうだ、と。先程廊下で別れて自室に戻ったアリシア・レイカート。かつての名だたる貴族の娘。今は身分を隠して居候をさせてもらっている逃亡奴隷。奴隷としての取り柄と言えば、その恵まれた容姿ぐらいのものであったろう。お世辞にも家事手伝いの能力をするのにすら、あまり向いてはいないという。 )( 先程まで街で一緒だったロランと別れたわけだが、明日の予定について訊ねておくのをうっかりと忘れてしまっていた。まだまだ私はちょっと危なっかしくて。色々と彼の手を借りながら、家の仕事の手伝いをした方が色々と安全なものだから。 ) ――――フィリーネさん、ロランさん。アリシアですわ。少しよろしいでしょうか? ( ちょうど卵売りの少女とは入れ違いになるように部屋のドアを叩く―――間が悪かったのか、彼女が部屋を出ていった直後の事。まだ彼女も部屋にいるものだと思ってドアをノックしながら部屋の中にいる人へと呼び掛けて。 ) [Wed 15 Dec 2010 21:29:09]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『( ――――― )』 [Wed 15 Dec 2010 21:21:11]
フィリーネ > ( ロランとの初めての出会いの形もだが、女の子だからなのだろうけれど、普通の男の子よりも綺麗で格好良く見える。それこそ物語の中の王子様みたいに。 ) 病院とかも…。 ( 病院が襲われたことには驚いてしまう。病院が襲われるなら、商業地区や戦うような人がいない場所も沢山襲われてしまうんじゃないかと考えてしまう。 ) あ、うん…飲む。 ( ロランのお土産なら大歓迎だし、寒いのは卵売りの少女も同じ。 ロランは身体が冷えてしまっているだろうし、早くお湯を取ってこよう。 ロランはアリシアもと言っているけれども、内心アリシア抜きで二人だけでベッドの上でロランの街での話しとかを聞いて過ごしたいと思っているが ) ―――起きていたらね ( 真っ向から否定すると嫌われてしまうんじゃないかと思って本心を押し殺して、お湯を取りに行く為に部屋から出る間際に、その言葉を出して。 ) [Wed 15 Dec 2010 21:20:32]
マガツヒ > ( すれ違いは続く。 恐らく元々素養があって男装を続けているローラ若しくはロラン、だが、自認的にはやっぱり自分はフィリーネやアリシアと同じ普通の女の子だ。 だから、出来る事なら3人でもっと仲良くできると良いなぁ、なんて思ったりしている。 ただ、フィリーネが少しアリシアに対して最近邪険かな、とこんな所ばっかり気が付いたり。 最初に自分が「物取りかもしれないし危ない」なんて言ったのがいけなかったのか。 そう考えるとアリシアをフォローするのも自分の役目か。 ) わ、っと…はい、その、有難うございます。 此処暫くは少し静かですね。 病院とかまで狙って来るようなのと戦争してるみたいで油断は出来ないですけど―――あ、それならわた…僕、さっき身体が温まりそうなジンジャーティーを少し買ってきましたから、一緒に飲みませんか? ( と、小さな荷物から茶葉の入った小さな袋を取り出す。 最近少し寒くなってきたし、ささやかな御土産だ。 ) アリシアも起きて居るなら、3人で。 [Wed 15 Dec 2010 21:02:41]
フィリーネ > ( ロラン本人がどう考えているかを知らない卵売りの少女は、心の隅っこにちょっとした安心と自信があったりする。 確かにアリシアとロランは一緒に居るけれど、最後に寝泊りするときは私と同じ部屋なのだ。 だから、アリシアに対して大きな差を持っていると思っている。 でも、何故だろうか、その最後の砦みたいな扱いをしている同室がとても脆いものにも感じられてしまう。 そんなことはないはずなのに。 そのもやもやを打ち払う声が聞こえてきた。 ) おかえりなさい! ( 部屋に戻ってきたロランを誰がどこから見ても嬉しそうな表情を浮かべて、ベッドから出来るだけはしたなくない様に気にしながら立ち上がって出迎える。 ) 今日もお疲れ様でしたっ。 街の方は危ないんでしょ? 怪我とかなかった? お水とか持ってこようか? ( 自分でも少しおかしいと思うくらいに興奮してしまう。 ロランは女の子だってことは分かっているのだけれども、最近ロランを見た目の通りに受け取ってしまいそうになることがたまにある。 ) [Wed 15 Dec 2010 20:53:04]
マガツヒ > ( ―――此処暫く平穏が続いている。 少なくとも、逃亡奴隷ローラにとっては大きなトラブルも無い穏やかな日々が。 当初は厄介事を運んできたと懸念したアリシア・レイカートも手つきの危なげな感じは兎も角、一生懸命働くし立場はわきまえているし、健気で素直で思いのほか好感のもてる娘だった。 似たような身の上だというのもあって、出来るなら上手い事協力して二人ともどうにかなればいいなとすら思っている。 そりゃあ、フィリーネの家にいつまでも二人で負担をかけ続けるのは限度があるし、考えなくちゃいけない事だけど、アリシアだけ放り出すなんていうのはもう、情が移ってしまって無理そうだ。 ) ( フィリーネの感情にまるで気付かない朴訥は真顔でそんな事を考えながら今日もアリシアと共に街へ出て今後の相談をして、今し方帰路に就いた。 廊下でアリシアと分かれて独り、フィリーネの部屋へ向かう。 今はそっちに場所を借りている、し。 もう具合も良くなってきたんだし、居候同士アリシアと向こうの部屋に戻るべきだろうか? なんて気にしながら。 ) ―――只今帰りました。  [Wed 15 Dec 2010 20:37:14]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 帰途 』 [Wed 15 Dec 2010 20:26:51]
フィリーネ > ( それだけだったら、まだ良かった。 風邪が治ってから少し経って、アリシアはよくロランと一緒にいるようになったのだ。 今までは私がロランとやっていた仕事をアリシアとロランの組み合わせでやるようになった。 しかも、アリシアはロランが街に行くときに一緒に行ってみたいだ。 それは全部アリシアが来るまで私が居たはずの場所だった。 今もアリシアとロランが二人一緒に居たらと思ってしまうと言い表しにくい気持ちが溢れ出てきそうになる。 それでも、今はまだいい方で、ロランとアリシアが二人一緒に居るのを目の前にするときが一番この気持ちが酷くなる。 ) [Wed 15 Dec 2010 20:25:01]
フィリーネ > ( こんな気持ちになるのはどうしてかは口では上手く説明できない。それは説明したくないからなのかもしれないけれど、自分の口では言えない。 )( 数日前からの事だけれども、アリシアの風邪が治った。風邪が治ったときには正直によかったと思った。人が苦しむところは見たくは無い。それともう一つ、自覚はしていなかったけど、風邪が治ったらもしかしたら、家を出て行ってくれるんじゃないかって期待していた。 だけど、現実は違っていた。風邪を引いていたときのアリシアは弱々しくて、誰かが看病してあげなきゃダメという風な雰囲気を醸し出していた。アリシアの整った顔も、その雰囲気を強くする物だった。 )( 風邪が治ってみたらどうだろう。 あの整った顔が逆に腹立たしいものに見えてきた。 今まで街で綺麗な人を見ても、綺麗だなぁと思うだけでそれ以上の事なんて思ったことも無かったのに、アリシアに対してはすぐにその気持ちが湧いてきた。それほどアリシアが綺麗なのかもしれないけれど。 ) [Wed 15 Dec 2010 20:12:33]
フィリーネ > ( お父さんとお母さんの前では普段通りを装っているけれども、部屋に戻って一人になるとこうなってしまう。 ) ロラン……ッ ( 今の状態の理由とも言える彼の名前を小さい声で漏らし、スカートの生地をくしゃっと握り締める。言葉は冷たい空気の中に響き渡る。 ) [Wed 15 Dec 2010 20:03:46]
フィリーネ > ( 卵売りの少女の部屋。殆ど飾った様子の無い質素な部屋だけど、今は一緒に寝ているロランの荷物が置かれていて淋しい雰囲気は少しは和らいでいる。 )( 部屋の主である卵売りの少女は落ち着かない様子でベッドの上に座ったり、窓から外の様子を見たりしている。 )( これは日を追うごとに酷くなってきている。始まったのは居候のアリシアがやってきてから数日経ってからか。 ) [Wed 15 Dec 2010 19:56:32]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『落ち着かない』 [Wed 15 Dec 2010 19:51:22]
お知らせ > アリシアさんが帰りました。 『 それは錯覚なのである。この物語は決して良い方向へとは進まないのだから 』 [Fri 10 Dec 2010 02:07:33]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 歪みはじわじわと罅割れ、人知れず広がって行く 』 [Fri 10 Dec 2010 02:05:46]
アリシア > ( お嬢様だった時代には特に同性からは嫌悪されるような性格破綻者ではあったが、別に決して頭が弱いという訳ではないのだ。こういう時に尊大な振る舞いをしたりしても何も良い事も無いと言うぐらいの事はちゃんと理解している。 ) ありがとうございますロランさん!助かりますわ……! ( 真剣に彼には助けられている。あの場で野垂れ死んでいてもおかしくなかった私だが、そうして少しずつここでの立場を安定させていき、そしてなおかつお金が得る方法を何とかして見付けて自分の食い扶持を稼げれば―――なんて。真っ暗だったように思えた先に、希望と言う名の光が差し込んできた。 ) ――――重ね重ね感謝いたしますわ。お手間ではありますけれども、どうかそうしていただければ私も助かりますの。 ( 同じ居候―――同じ逃亡奴隷―――けれどもそれを知っている、というだけで彼我の立場がどちらが上にあるか、というのは簡単に理解する事が出来よう。 )( 少なくとも良い方向に話が進んでいきそうじゃないか――――今この時ばかりは私はそんな錯覚を抱こう。ここは―――――に見られている場所だと言う事を知らないのだから。 ) [Fri 10 Dec 2010 02:02:22]
マガツヒ > ( 素直で謙虚な反応だ。 少なくとも私の立場を脅かそうという風には見えないし、そういう力があるようにも見えない。 ―――――しおらしい態度を見れば、元々恵まれた容姿も相まって同性でもどうにかしてあげたいという感情は芽生える。 この娘がそこらで野たれ死んだり、奴隷ギルドに処刑されたり、男達の慰み物になったりするっていう様を想像するのは忍びない。 ) そうですね。 先ずは率先してお手伝いを覚えましょうか。 明日から僕と一緒に色々やってみましょう。 ( 鶏の世話とか、驢馬の小屋の掃除とか、簡単な家事とか、出来る事はある。 普段フィリーネと二人でやっている事もあるけれど、その辺りを少し一緒にやってみるのも良いか。 ) …仕事探しはまぁ、そうですね…街へ出るなら私も手が空いている時は一緒に行きますし。 独りで行くのは危ないですから。 ( フィリーネと出掛ける時と同じ感覚でそんな安請け合い。 実利を取って男装をしているようで、その実天然でオトコマエな所があるようだ。 ―――先ずはアリシアをもう少し観察しよう。 本当に信用出来るようなら―――「仕事」の事を打ち明けても良い。 奴隷の刻印について知っている、と言えば此方の方がまだ分があるだろう。 その上で「仕事」を手伝わせるというのも一つの手だ。 同じ逃亡奴隷同士、協力し合うというのも選択肢に入れておこう。 ) [Fri 10 Dec 2010 01:46:08]
アリシア > ( それでも傍目から見られれば、艶やかな意味で怪しげな一場面なのかもしれないが。元々男というのには苦手意識を持ってきてしまっているし。―――そういう意味では中性的な彼は普通に接する事が出来て助かる。 ) ………はい。なんとか心掛けるようにしたいと思いますの。 ( そういう意味では私はかなり印象が悪いか。食い扶持ばかりを取っていく厄介者だという印象を持たれていそう。もう遅いかもしれないけれど、なんとか失策を取り返さないと―――― ) あの…ロランさん、今度何かお手伝いできそうな事があれば、どうかそれを教えて頂くわけにはいかないでしょうか? ( フィリーネやその家族に教えてもらった事をするよりも、自発的に動いて手伝いをする方が好感触を得られそうだと。かといって自分ではやはり何をすれば良いかわからないし、その辺りを彼に少し教えて貰いたい。 )  …………………  ( 一番の問題は奴隷印だ。脱いでしまえば確実にバレル。―――そもそもだ。脱走した奴隷が一番に金を得ようと考えた時に思い付く手段は、強盗か売春。今の時期にそれをやるのは、どうぞ見付けて下さいと自殺しにいくようなもので怖過ぎる――――― ) その若さで――――……なるほど…… ( 随分若いように見えるが―――何か大事な仕事をなさっているのだろうか。――――私には参考にならなそう。彼を怪しむ意味では無く、ただ残念に思う意味で肩を竦めて溜め息を付く。 ) [Fri 10 Dec 2010 01:30:41]
マガツヒ > ( 若い男女がこそこそと密会じみた事をしているにしては色気のない雰囲気だ。 双方共にそういうつもりが無いのだからまぁ、当然なのだが。 ) 時間はそんなにありませんよ。 出来るだけ早く、好印象を与えないと。 そういうの、最初についた印象は簡単には覆りませんから。 ( そういう意味では私は成功した。 フィリーネと早くに仲良くなって、真面目に手伝いをして、最初からお金を入れると言っていたからだ。 ) ……。 ( 暫し沈黙。 彼女も薄々考えているだろう。 容姿が一番の取り得で、他に提供出来るものが無い女だとしたら、求められるものはそれくらいのものだ。 ) ( 奴隷の刻印を隠しとおせるのなら、だが。 ) わたs…僕は、クリスティアから―――仕事の内容は言えません。 国の仕事です。 ( 最初から一貫してフィリーネに言っているとおりの答え。 それで実際街へ行ってはお金を稼いできている、という事実で誤魔化している。 自分はなにかそういう、立派な仕事をしているんだぞというハッタリでもある。 ) [Fri 10 Dec 2010 01:16:40]
アリシア > ( ――――今更ながらに不審な状況だ。彼女では無く彼だと思い込んでいる訳だから、本来なら男性をこんな夜中に部屋にあげるなんて少しばかし緊張なんかしても良さそうなものだけれど。そうならないのは、そんな浮ついた想像をしている余裕も私には無いからである。先行きの事を考えるとただただ吐き気と目まいに襲われそうになってしまう。 ) 仰る……とおりです。ハイ。ロランさんが今そうして説明して下さった点は、私にも重々理解しております。 ( ―――良く理解している。だからこそ私は怖いんだ。今は大丈夫であっても、見捨てられてしまえば私は――――― ) 価値……ですか…… ( 私に出来ること―――例えば―――― ) ――――― ( ギリっ )( 多分、何も無い。いや何も出来ない訳ではない。けれども人一人を養うのに足る労働力となれる?と聞かれれば答えはNoだ。何か手に職持っているわけでもなく、単純労働程度しか出来る事なんてない )( お金を稼ぐ――――娼婦とか、だろうか。体を売る。改めてその響きに怖気が走るような不快感を覚えるけれど。 ) ――――……あの。ロランさんは何をなさっているのでしょうか……? ( ――――私は訊ねた。別に彼の素性をどうこうと探る意図は無い。ただ彼も居候の身であると聞くし、何かの参考になればと思っての問い掛けだ。 ) [Fri 10 Dec 2010 01:04:15]
マガツヒ > ( 傍から見たら家人の寝静まった夜中にコソコソと女性の部屋に上がり込む男、の図であるが男装しつつも中途半端にそういう意識の薄い娘はなんという事も無い顔をして部屋に上がり込み、扉を閉めた。 ) ――――最初にも言いましたけど、貴女の立場はあんまり良くありません。 ここは裕福な家じゃありませんし、貴女は身の証を立てる術も無い。 こういう田舎はすぐに近隣の事情が伝わるし、お金以外の意味でも迷惑がかかると思います。 普通に考えて、追い出されても文句は言えないですけど――――街は治安が悪いし、貴女は当てもない、お金も無い、これから冬になる…多分、今直ぐ見捨てられはしないでしょう。 ( 壁際に立ったまま、淡々と現状を再確認する様に喋る。 認識にずれは無いか、と。 ) ここに居ても良い価値を貴方が示すしか無いんです。 何かのスキルを見せるか、十分なお金を稼ぐかでもして。 フィリーネさんに頼んで、何処か別の家に屋根をお借りするっていうのもあるか。 [Fri 10 Dec 2010 00:48:07]
アリシア > ( 大丈夫だと言われても、痛そうじゃないか。彼に頼みこんで連れてきてもらえた訳だし、何か出来る事があるのならしておきたいとは思う。印象を良くしておけば後々に状況が良くなるのではないかと言う打算も当然にあるけれど。 ) ( どうぞ、と冷やした布を差し出して。腫れた所に当てておけば少しはマシな気分になるんじゃないかと。 ) お話、ですか。―――ハイ。私は…構いませんけれども。 ( 僅かに視線を逸らしながらも頷く。本音としてはぐだぐだなままに時間を費やしていきたいのだが。今の市内の争いが終わるまで―――なんて言ったけれども、本音では春が来るまでは厄介になりたいと思っている。勿論迷惑だという事は承知の上で、自分の事情を最優先にしていて。 )( 夜中の屋内。ロランを連れて私は自分に宛がわせてもらった部屋の扉を開ける―――私自身何一つ手荷物が無かったからか、ロランが使っていた頃よりも余計に殺風景な部屋だ。尤も彼も何か荷物があって部屋に彩りを添えていたと言えば答えは否になるのだが。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:37:35]
マガツヒ > 本当に大丈夫ですからっ…! ( 大きな声を上げるわけにもいかず、急いで行ってしまったアリシアを止める事は出来なかった。 小さく溜息を吐いて暫し待つ。 ) …家の方達を起こしたくありません。 …少し話しませんか? 良くなってからあまりちゃんと話してませんでしたし―――そっちの部屋で。 ( アリシアが宛がわれている部屋―――以前は自分が使っていた部屋を指す。 今後の事とか、腹の探り合い的な話をしておいた方が良い。 勝手をされていい事は無いし、状況を出来るだけ自分に有利にしておきたい。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:25:56]
アリシア > ( 私の場合は少し寝過ぎたからか。体調も良くなってきているし、せめて家の手伝いなどを出来れば罪悪感も薄らいではくれるのだけれど。 ) ちょっとってそんな…あ、今何か冷やしてくる物を持ってきますわ。 ( 何年にも渡る奴隷生活は、すっかりお嬢様気質と傲慢さをこ削ぎ落としたか。――――改めて査定をすれば良い値が付くんじゃなかろうか。そんな事はもう関係の無い余談である。屋内に上がったアランに少し待っていて下さい、というと冷たい水を浸した布を絞り、それを持ってまたそちらに戻ってくるか。 ) ―――あ、ええ…その。お陰さまで、良くなってきていますの。本当にご迷惑を掛けさせました次第で、申し訳御座いませんわ………… ( 改めて謝罪を―――邪魔だから出ていって、と言われても文句は言えない立場だ。どうしても卑屈と言うか、話していて腰が引けてしまうと言うか。出来る限りそれは表に出さないようにはしているけれども。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:18:39]
マガツヒ > ( 遅い時間だし、皆眠ってしまっていると良い。 一晩もすれば頬の腫れは収まる程度だし、服の血痕もまだ誤魔化し様はある。 そんな事を考えながら扉を開けようとすれば、先に内側から開いた。 ) …っと、ああ、アリシア、さん。 いや、何でもないです。 ちょっとぶつけただけで…具合は大丈夫ですか? ( 今さっきまで邪険に思っていた相手が目の前に現れる。 悪意の感じられない世間を知らなさそうな声に、彼女を害する気持ちが躊躇われる。 か弱く、心細そうな声だ。 ―――少し無理のある言い訳をして話題を強引に変えながら屋内に上がる。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:07:31]
アリシア > ( 脱走奴隷だと彼女に察せられている事には未だ気付いていない奴隷。体のすみずみまで拭かれていたのは意識が曖昧な時であったし。その事実を知れば裸を見られた事に今更ながらに羞恥を。けれどそれよりももっと拙い現実に顔色を真っ青にするのだろうけれども。 )( ノックの音。少しずつ体調も回復に向かっていっている奴隷は、ちょうど飲み物を取りに部屋の外に出た所なのだけれども。ちょうど帰宅した彼と鉢合わせをする所か。 ) あ、ロランさん。おかえりな――――ど、どうしましたの……? ( フィリーネや彼女の両親は今は傍にはいない。取り敢えず寒い冬なのだから、早く家に上げた方がよかろうと扉を開けさせて貰ったのだけれど――――中性的な顔立ちが血の跡と共に腫れあがっている彼のその顔に、思わず口元に手を当てて驚きに息を呑んでしまった。 ) [Thu 9 Dec 2010 23:58:49]
マガツヒ > ( どうする? いっそアリシアを上手く利用する方法もあるんじゃないか。 何か出来る事をさせてお金を稼ぐように仕向けたり、奴隷だってことを知っているって脅して一方的に言う事を聞かせたり。 …嫌な考え方だ。 でも無理矢理追い出す方が不自然だし、放り出して死なせるよりはマシだと自分に言い聞かせる。 ) ( 考えがあれこれと迷走しているな、と溜息を吐いて玄関の前に辿り着き、申し訳程度にノックをする。 こそこそと寝床に入ってしまいたいけれど―――。 ) 只今帰りました。 ロランです。 [Thu 9 Dec 2010 23:52:38]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『 溜め息 』 [Thu 9 Dec 2010 23:51:30]
マガツヒ > ( アリシアの事も気になる。 プロスパンダの奴隷印を確認したし、事情は何となく想像できるけれど―――あまり目立ちたくないし、フィリーネの家に負担もかけたくない。 かといって今出て行けと言えばこの寒い冬空の下、三日と持たないだろう。 ギルドにつかまるか、凍え死ぬか―――綺麗な娘だ、何処かの男に乱暴されて何処かに連れて行かれてしまうかだろう。 それはフィリーネや両親も分かっていると思う。 村の他の家に預けるっていうのは? 誰か、フィリーネ達が信用出来るような人達に。 そういうのが都合良く居れば良い、けれど。 ) [Thu 9 Dec 2010 23:43:10]
マガツヒ > ( こんなやり方はいずれ破綻する。 それは分かっている。 やればやる程リスクが増えて、いつか面が割れてしまうかもしれない。 私を憎む人間と私を探す人間が増えて、気が付けば追い詰められてしまっているかもしれない。 他人を苦しめて得たお金をフィリーネに渡す気持ちの悪さと、先の見えない現状で息が詰まってしまいそうだ。 ――――どうにかしないと。 どうにかってどう? あの、マスケット銃の持ち主の女性の顔が脳裏を過ぎる。 あの人は信用できるのだろうか? 私が何者で、今何処に居るのかまで知っていて見逃しているあの女の人。 暗黒街でカジノをやっているとか言い、若しもう駄目だと思ったら最期の賭けをしに来いと言っていた。 何処か状況を面白がっている様な、ただ私を見て遊んでいる様な。 … …… ………。 ) ( 気が付けば遠く、フィリーネの家が見えて来る。 結局帰ってきてしまったようだ。 上手い言い訳も思いつかないまま。 ) [Thu 9 Dec 2010 23:35:32]
マガツヒ > ( 収穫は少ない。 身なりの良い人間や酔っ払った人間、老人、女、子供が狙い目だけど、いずれもこの時勢で遅い時間に出歩く機会が減っているようで―――ようやく見つけたのは、いかにも大したお金も持って居なさそうな40歳くらいの工夫の男だった。 酔っていて、腕なんかはがっしりしていたけれど、お腹が出て、背は低くて、一人だったから。 ) ( 予想以上の抵抗に遭った。 出来るだけ銃を使いたくなかったけれど、脅しの為に見せつけたらかえって逆上して(酔って強気になるタイプだったのか)、殴り合いになって、馬乗りされて、脇腹を銃の先端で強く突き、そして、脚を撃った。 次は顔か心臓を撃ちます、と脅したらようやく男は怯えて、1万yen金貨を差し出した。 有り金全部、と言うと、あとは銀貨と銅貨くらいしか持っていなかった。 痛い思いをしてリスクを冒して、今日の実入りはたったの1万数千yen。 …それだって、彼の稼いだなけなしのお金だけれど。 ) [Thu 9 Dec 2010 23:25:23]
マガツヒ > ( 荒い呼吸を抑えながら坂道を登る。 山道と言う程の急な道ではなし、そろそろ歩き慣れた道――――あと少し、30分も歩けばフィリーネの家が見えて来る辺りだ。 吐く息は白い。 世間は戦争の話題で季節感も薄れてしまう程騒がしく、もう冬になるんだって事をこの寒さでようやく実感した。 シャツに僅かに血が付いてしまっているのは私のじゃない。 殴られた頬が腫れて奥歯がずきずきと痛み少し熱い。 冷え切った掌で頬を冷やしながら、どういう風に言い訳しようかと考える。 フィリーネはきっと気付くだろう。 私の事をよく見ているし、帰って来ると大抵直ぐに迎えに出て来る。 直ぐに部屋に引っ込んで眠ってしまおうかとも考えたけれど、生憎今はフィリーネと同じ部屋で眠っている。 あれこれと聞かれてしまうだろう。 ) ……どうしようかな。 ( いっそ今日は帰らないで街に引き返そうか? 結局あれこれと問い詰められるだろうし、心配もかけるだろうけれど。 血の跡と頬の腫れをどうにかする時間は作れるか。 ) [Thu 9 Dec 2010 23:09:16]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 市街地⇔地方村 木々の蔽い茂る暗い坂道 PM23:00 』 [Thu 9 Dec 2010 23:00:09]
お知らせ > アリシアさんが退室されました。 『( *****は今この場にはいないのだから――― )』 [Wed 8 Dec 2010 03:11:30]
アリシア > ( 大丈夫だ―――人は簡単に他人を見殺しにする決断なんて出来ない。出来る筈が無い―――― ) ――――はい、おやすみなさい。 ( ―――そう言い聞かせていても確信は無いから私は怖い。けれどきっと大丈夫だ。私は嫌な汗を掻いた体を拭こうと、そのタオルを取って。 )( ―――今夜はこの村では何か災厄が起きる事はないだろう。何故なら――― ) [Wed 8 Dec 2010 03:10:56]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『おやすみなさい ( 去り際に静かに言って )』 [Wed 8 Dec 2010 02:56:06]
フィリーネ > ( 今アリシアを家から追い出したら多分死んでしまうだろう。 それは十分に分かっているのに私は今、ロランの思い一つで反対するかもしれないと思っている。 そんなことを考えている自分が怖いとさえ感じてしまう。 だけど、それも私一人が反対したところで両親が置いても構わないと思えば、それに従わなければいけないという思いがあるからに違いないと思っておこう。 ) 一応、お父さんとお母さんには私からも言ってみますから ( 困っている人は助けるべきだとは思う。 ロランが物取りかもしれないと心配していたけど、今のところはそんな風にも見えない。 それに彼女が居ても、ロランと一緒に居る時間が長いの私だから、大丈夫だ。 それにそもそもロランは女の子だもの。心配する方がおかしい。 ) だから、まずは早く元気になってくださいね。 何かあったら、私を呼んでください。 具合が悪いのに遅くまでごめんなさい ( 水やタオルを机の上に置いて部屋から出て行こう。 入ってきたときと同じように音を立てないようにそっと扉を閉めるだろう。 ) [Wed 8 Dec 2010 02:55:19]
アリシア > ( それが露見した時の事を考えると空恐ろしい。出来れば奴隷ギルドが襲撃されたという事実も耳に入って欲しくない。私が逃亡奴隷だと推測を立てられてしまうのは恐ろしいもの。 ) も…もうしわけございませんわ……私、少し取り乱してしまいまして……… ( 頭を上げるようにと言われれば、恥入ったように謝罪しながら言うとおりに。客観的な視点でみれば、ここに泊めてもらえるかどうかは生き死にの問題にまで関わってくる物。私だってどうしても必死にならざるを得ない。けれどそれで相手が押し切られる雰囲気になってくれるのならば、私にとっては願ったりかなったりだ。 ) ――――いえ……無理なお願いだとは御承知していますわ……。本当に、突然にお邪魔してこのような申し出……何とお詫びして良い物かと…… ( ―――食糧問題でダメと言われればどうしようもない。一応ここに来てからは、食欲が無いなどと言って食事の量は控えめにするなどという細かな遠慮はしているが、結局はその程度であり。――――良い答えが出れば、と願うしかあるまい。まさか居候の彼の思い次第で明暗が分かれるなどとはこの奴隷には想像の埒外であるのだが―――― ) [Wed 8 Dec 2010 02:44:32]
フィリーネ > ( 街の治安の悪さがこの村まで影響してきてようには見えない。ただそれは見えないだけで、実際には奴隷が逃げてきたりしている。 今目の前にいるアリシアのように。それがまだ村では知られていないという事に過ぎない。 ) ―――ちょ、ちょっと…止めてください! ( 頭を下げ始めるアリシアに戸惑いながら、慌てるように頭を上げてくださいとアリシアが頭を上げるまで言う。 頭なんて下げられてしまったら、何だか可哀相な気がしてきてしまう。 私もロランが取られるかもしれないという思いさえなければ、街があんな状況の時に早く家から出してしまいたいなんて思わない。 それにこんなに必死に頼まれると嫌とは言えない。自分ひとりで決められることだったら、このまま押し切られてしまって首を縦に振っていたかもしれないけれども。 ) あの、それには…すぐには答えられません… ( 家の食料問題もある。まず両親がそれを良しとするかということがある。 それともう一つはロランのことだ。もしロランが彼女の事を気に入っているとしたら、彼女を家に置いておくわけにはいかない。 だから両親とロランに聞かなければダメだ。 ) だけど、多分今の物騒な噂がなくなるまでは…良いって言うかもしれませんけど、その…絶対とは言えないので…ごめんなさい。 [Wed 8 Dec 2010 02:23:13]
アリシア > ( 生活の邪魔になるだけでなく、かといって手伝いをするにも大した役にも立てないという。それは何年も奴隷を続ければ貴族の娘だって手伝いや下働きのやり方を覚えるが、そもそも既にロランという居候で労働力は充分にある状況だろうし。――――どんなに贔屓目で見たとしても、私は邪魔なお荷物以外の何物でも無い。 ) ええ……治安も今はかなり不安定になってしまっているようですわ………。 ( 怯えたように震える声を絞り出す――――いや、実際に私は怯えているのだ。そんなの関係無い。うちだって人を置いておける余裕なんて無いんだ。悪いが出ていってくれないか、と。仮に相手がそう言っても、それは間違いなく正論であり、お邪魔になっている私の立場では文句も言えないのだから。―――だから怯えている。私はまだ、まだしにたくない。 ) ――――……お、お願い致しますっ!御迷惑甚だしいばかりである事とは思いますが、どうか…どうか件の騒ぎが落ち着くまでは、こちらに御厄介させていただく訳にはいかないでしょうか!? ( 以前説明したとおりに、私はもう行く当ての無い一人ぼっちの身の上―――どうか、その間だけでもこの家に置いて頂けないだろうかと、私は恥知らずにも頭を下げて懇願しよう。 )( 良心の呵責に付け込むような物言い。狡かろうがなんだろうが、私は必死だ。方法を選んでいる余裕なんて少しも無い。 ) [Wed 8 Dec 2010 02:05:50]
フィリーネ > ( 華やかな街の中心からは離れた村では、顔よりも身体が丈夫かどうかの方が重要視される。 だから、今までだって誰々が可愛いとかそういう事は気にはならなかった。 誰かに綺麗とか可愛いといわれれば嬉しいけど、言われたらというくらい。 ) そ、そうですよね。 私も少し前に会ったシスターに聞きました。 火の玉が降ったとか…まるでお話の中みたいなことばかり。 ( でも、至る所で聞く噂話だから本当なのだろう。 最近は大雨が降っていて村に来る人間も少なくて、一番新しい噂話はまだ入ってきてはいない。 大きな施設が襲われたというのも、港か何かだと思って深くどこかとは聞く気はしない。 ただ内心で、今街に行けないのならやっぱりうちに置く事になるのだろうかと考えてしまう。 自分の部屋に来てくれたからか、ロランの事で心配というよりも、不安は家に溜めている食料とお金のことに傾いている。 お金も食料もお父さんとお母さんが管理している。 二人とも口には出さないけれども、頭を抱え始めているように感じる。 食事も、まだ微々たる量だけれども少なくなってきている気がする。 ) [Wed 8 Dec 2010 01:45:54]
アリシア > ( 掌中の珠と尊まれて溺愛された私の容姿は自他共に美人という評価が一般的に正しいと胸を張る事が出来る。――――最も私にある取り柄というのはただそれだけでしかないと言ってしまって良いぐらいなのだけれど。 ) ―――――いえ……その……… ( ズバリ言われた私は内心で動揺を必死に抑え込もうとした。 ) …………今は、まだ。ウォータリアンの方々が暴れ回っているのが恐ろしくて……――――どうやら先日も、話に聞く限りではどこか大きな施設が襲われてしまったと聞きましたわ……… ( ――――この人達は把握しているのだろうか。奴隷ギルドの襲撃事件を。 )( 逃亡奴隷だと知られたら匿って貰えるなんて有り得ない話だ。それこそ奴隷なんていう存在に尊厳がないという事は嫌という程に思い知らされた。答えを濁しながらも、私は改めて自分が置かれている状況を把握しようとする。 ) [Wed 8 Dec 2010 01:30:41]
フィリーネ > ( アリシアの顔を見ても、前ほどの言い表しきれない気持ちは膨れ上がらないけれど、今度は冷静に顔を見られるようになって、改めて彼女は美人だという事を思い知らされる。 ロランもこういう美人が好みなんだろうか、最初は雨に濡れていてあまり分からなかったけど、ちゃんと綺麗にしてみると村にはいない様な微かな品の良さみたいなものが滲んでいるように思える。 ) それはよかったです。 あの、体調が戻ったら街の方に行くんですか? ( 私は何を聞いているんだろう。 街が今危ないのは分かっているし、彼女の説明では今の彼女は独りらしい。 だけど、私は彼女がここにいることでロランを取られてしまうんじゃないかという変な危機感を覚えてしまっている。 ) [Wed 8 Dec 2010 01:19:48]
アリシア > ( 最初は彼が見張ると言う条件で――元々一夜限りという話であったが――泊めてもらっていた部屋だが、気付けば彼、確かロランという人の荷物もここからはすっかり無くなっている事に気付いた。―――私が占領してしまったからだろうか。申し訳ない事をしてしまったものだと思う。 ) ―――ええ、ありがとうございます。お手間を掛けさせてしまって、申し訳ありませんわ。 ( ―――部屋に入ってきたのは家主の娘だ。一先ずは改めて感謝と謝罪の言葉を告げさせてもらう。 ) ――――え、ええ。良くなってまいりました。先日までよりは、大分楽になってきましたの。 ( ―――正直に答えてしまおう。内心ではそれなら―――と出ていく事を示唆されてしまうのではないかと気が気では無い。口を開く様子は少しだけ緊張気味でもある。 ) [Wed 8 Dec 2010 01:07:46]
フィリーネ > ( 本当だったら、ノックの後返事を待つ必要だってない。 部屋の中にいるのは起きているかもわからない病人だし。 ) お水を持ってきたの ( だから、返事が返ってきたことには驚いてしまう。 夜も遅いから、あまり大きな音を立てないようにそっと扉を開けて部屋の中に入る。 ロランの部屋だったけれども、ロランの手荷物はもう残っていない。 寝泊りをするからということで、私の部屋に全部運び込んでしまった。 ) 身体の調子はどうですか? ( 机に水を張った桶のようなものを置いて、いつも外で人と接しているように柔らかな笑みを浮かべながら尋ねる。 アリシアの顔を見ても初めのころよりも、胸の奥に湧き上がる妙な気持ちは少なくなっている。 荷物を自分の部屋に移して、アリシアからロランを離す事が出来たからかもしれない。 ) [Wed 8 Dec 2010 00:54:52]
アリシア > ( 扉を叩かれる音。その音にドキリと心臓は跳ねあがる。 ) は、はい。起きていますわ。どうぞ。 ( 最初よりは随分と良くなったが、それでもまだ熱はまだ下がりきってはおらず顔は赤い。私は扉を叩く音に返事をして―――― ) [Wed 8 Dec 2010 00:45:17]
フィリーネ > ( 今までロランが居て、今は突然来て風邪を引いている居候のアリシアがいる部屋の扉をノックする。 )( 今日はロランが街の方へと用事があるらしくていない。 だから、看病は私がやることになった。病人だから、一人放っておくこともできないということで、お父さんとお母さんからも面倒を見てあげなさいと言われて、渋々とやることにした。 お父さんとお母さんにはそんな態度は取らずに素直に返事をした。 両親を騙しているようで気が引けてしまったけれども、それ以上にロランをアリシアに近づけさせないでいいという思いが優先された。 ) [Wed 8 Dec 2010 00:40:12]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『扉を叩く』 [Wed 8 Dec 2010 00:36:08]
アリシア > ( 雰囲気を感じとった限りではあまり裕福な家では無いように思う。体調が良い時にこっそりと部屋を出てこの家の様子を見た感じだと、この家の人達は畜産業の関係に従事しているのであろうか? )( この時期に唐突に迷い込んできた人間なんて邪魔物以外の何者でもないと想像するのは難く無い。生活に然程の余裕が無いものであるのならばそんなの尚更だ。 )( ―――けれど相手のそんな事情に配慮なんてしてられない。文字通りの瀬戸際。崖っぷちに立っている私に余裕なんてないんだ。狡かろうがなんだろうが、何とかしてこの家に暫くの間は泊めてもらうようにするしかない。 ) [Wed 8 Dec 2010 00:28:01]
アリシア > ( 連日土砂降りに振り続けた雨は今はすっかり止んでしまっている。まだ曇り空は続き月はその姿を見せないが、それでも肌を切るような寒さも含めていつもと変わらない例年通りの冬の寒さといった所。 )( 今は街には戻れない―――治安回復の為の逃亡奴隷狩りはまだまだ続くだろうし、この季節に野宿なんてするというのは命にすら関わってきてしまう。この先の展望を考えていくと頭痛が酷くなってくるが、だからといって無為に時間の流れに身を任せていれば、ハイそれじゃあもう出ていってくださいと言われてしまう。 ) ( どうにかしないと―――どうにか。 ) [Wed 8 Dec 2010 00:09:07]
アリシア > ( コホッ ) ( ベッドの上で軽く咳込んだのは逃亡奴隷―――NO.13386。等級雑多。アリシア・レイカート。例のウォータリアンによる奴隷ギルド襲撃に乗じて逃げ出した奴隷の一人である。 )( ――――熱はまだあるし体のダルさは取れていない。けれども大分楽になってきたという感じではある。 ) ( ――――とてもとても困った事に、体調は回復していってしまってる。。 ) [Tue 7 Dec 2010 23:56:24]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『――――雨が上がった』 [Tue 7 Dec 2010 23:48:02]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 いえ、手に持つくらいしかありませんから。(銃と、盗品と、汚れた金だけだ) 』 [Sat 4 Dec 2010 22:55:55]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『今夜は胸が高鳴って眠れないかもしれない』 [Sat 4 Dec 2010 22:53:25]
フィリーネ > ( 女の子だってことを明かしてくれたロランは隠していることをすべて話してくれていると思っている。 持っている長い袋が気になっているけど、それには目を瞑っている。だって、違うに決まっているもの。 たとえ、それがあの紳士が言っているものだとしても、ロランが人を殺したという証拠にはならないと信じてる。 こうして一生懸命看病をしているロランが人を殺すわけない。 ) うん、よくなったらお父さんも話しをしなきゃいけないって言ってたし…。 あ、そうだ! 荷物移動するなら私手伝うよ…! ( あとは嬉々として、部屋の中を見渡してどれを持っていくのか、ロランから何か指示があるかまだかまだかと待っているだろう。 ) [Sat 4 Dec 2010 22:52:17]
マガツヒ > ( 心の中に常に重く暗いものがある。 先の見えない不安。 嘘を重ねる息苦しさ。 見えない追手に怯える恐怖。 人を殺して逃げ出した癖に、こんな平穏に恵まれる後ろめたさ。 そんなものが無ければもっともっと無邪気にフィリーネとも仲良くなれるだろうし、ひょっとしたらこのアリシアとだってどうにかなったかもしれない。 どうしようもない事ばかりの現状を吐き出せないまま、目に見えて嬉しそうに口数が増えるフィリーネに無理矢理微笑み返し、その手を握り返した。 ) 彼女が良くなったら改めて話を聞きましょう。  ……それじゃ、荷物纏めます。 ( ロランの荷物、という言葉にまた言葉が詰まる。 私は寝床の脇に隠すように置いた長い袋を忌々しげに見た。 ) [Sat 4 Dec 2010 22:36:05]
フィリーネ > ( 冷静になって考えればアリシアもロランと同じだろうけど、言い表せない気持ちを抱いているロランが連れてきたというだけで、同じように見えなくなる。 ) ――うん!わかった、じゃあロランの荷物も私の部屋に移動しよう? ここのところ寒いから、まだ風邪は続くと思うし…ね? ( 私の部屋で寝てくれることを承諾してくれたロランの顔を嬉しそうに見ながら、握っている手にぎゅっと力が入る。 この後早速言われた通りに危ないものは仕舞ってしまおう。 お父さんとお母さんに言って、家にあるものは全部見つからなさそうな場所に仕舞ってしまうんだ。 )( 前にいつか一緒に部屋で寝ようねと言ったときとは違う気持ちだった。 あの時よりも、すごくドキドキしている。 ロランは女の子なのに。 ) [Sat 4 Dec 2010 22:26:23]
マガツヒ > ( アリシアをあまり悪者にするのも考えものだ。 素性の知れない余所者が怪しい、というのならそれはそのまま私にも当て嵌まるのだから。 そんなバランスどりを考えると、さらに話はややこしくなってくる。 フィリーネに対して特別な意識はあるものの、その事ばかりを考えて居られない程度には。 その辺りが双方の感覚の違いに現れているのだが、朴訥はそれに気付かない。 ) …それは、そう、ですけど…私だってこんなタイミングで風邪を引きたいわけじゃありません。 困ったな………それじゃあ、盗られて困る物はなるべく纏めて隠してください。 あと、武器になりそうなものとかも。 それと、夜中に何度か彼女の様子を見にこっちに戻りますけど、気にしないで寝てください。 ( 悲しげな声で心配されて、ようやく譲歩しなければと気付く。 フィリーネの云い分は理にかなっているし、心配はかけたくもない。 ――――心配ごとを残す事になるけれど、今日は彼女の部屋にお邪魔しようか。 ) [Sat 4 Dec 2010 22:07:44]
フィリーネ > ( アリシアの身体を拭くのはまだ卵売りの少女自身はまだやっていない。 ロランが隠したものの存在はまだ知らない。 ロランが身体を拭き終わったのを見て、何故か胸の奥でホッと息をついている自分がいる。 ) で、でも…! 風邪ひいてるんだよ? 動けなさそうだし、何か危ないものも持ってないみたいだし…。 ( 近づいて視線がぴったりと合わさってしまうとつい目を逸らしてしまう。 じっと見つめられるのは恥ずかしいし、今考えていることを全部見透かされてしまうんじゃないかと思ってしまう。 ) だけど、私…それでロランが風邪を引いたら嫌だよ ( 逸らしていた目線を再び合わせて、ロランの両手を包み込むように握ろうとしながら、訴えかける。 風邪を引いて欲しくはないということはあるけど、アリシアとロランをこれ以上一緒の部屋で夜を過ごして欲しくないという気持ちがあった。 女の子同士でそんな心配する必要がないのに、私は心のどこかであんな綺麗な子と一緒にいたら、もしかしたら――。 ) [Sat 4 Dec 2010 21:51:52]
マガツヒ > ( 身体の左半身から右側に移る時目に入った物を私は咄嗟に隠すように座る位置を変え、すぐにアリシアに上着を着せた。 ――――NO.13386。 アリシアの右肩に刻まれた数字は、私の番号よりも新しかった。 そういうこと、と少し予想はしていた事実に表情を変えないようにして、小さく息を吐く。 判断できない。この事をフィリーネ達に話すべきか、いや、まだ早い。 下手な事はしない方が良い。 辺境の田舎にはこの大雨では市内の情報は届かず、奴隷ギルドの襲撃の件は届いていない。 ) え…でも―――――。 ( アリシアの身体を拭き終えて手を休め、言葉を途切れさせる。 言っている事はわかる。 他の部屋は寝るには少し寒いし、この半月で私とフィリーネの距離は結構縮まったと思う。 一緒に寝るというのは少しくすぐったいけれど、嫌じゃない。 けれど。 ) ( 私は立ち上がり、フィリーネに視線を合わせて顔を近づけ、声を潜める。 ) フィリーネ、私はあの娘をまだ信用してません。 風邪を引いているのは事実ですけど、それで物取りができないとも思えない。 目を離すのは少し怖い。 [Sat 4 Dec 2010 21:32:43]
フィリーネ > ( 看病を続けるロランを何度もちらちらと見るけど、見るたびにアリシアの身体が視界に入ってしまって、顔を背けてしまう。 他の女の人の裸とそれをロランが触れているという事に言いようのない気持ちがあふれ出しそうになる。 ) ううん、ここでいい。 ( 首を左右に振って答えるけど、実際は場所を変えたくはあった。 でも、変に場所を変えたいといって、ロランに変に思われたくなかった。女の人の大切なところまで伸びるロランの手を見て、唇をきゅっと結んで視界からその光景を外して。 ) 話っていうのはね、ロランがよければでいいんだけど…私の部屋で眠らない…? あのね! 風邪引いてる子と一緒に居たら、ロランにうつっちゃうかもしれないでしょ! 看病だって、ずっと付きっ切りじゃなくてもいいと思うし…! ( 一度口に出してしまえば、意識はしていないのに自然と早口になってしまう。 ひとしきり言い終わってから ) どう…かな? ( 両手を指を絡め合わせて落ち着きない。 別に女の子同士で、一緒の部屋で寝るだけで何てこともないのに。今の私はちょっと変だ。 ) [Sat 4 Dec 2010 21:17:47]
マガツヒ > ( 丁寧で真面目そうに見えて、ロラン若しくはローラは複雑な乙女心を案外理解しない朴訥な乙女である。 フィリーネの反応にもこれと言った変化を感じ取る事も出来ず、甲斐甲斐しく看病を続けている。 ) あ、はい。 此処で大丈夫ですか? 脱がせっ放しであんまり長く離れるのもなんですし――――場所を変えるなら少し待って下さい。 とりあえず身体、拭いちゃいますから。 ( 貴族の若い娘の専属奴隷だっただけに、手慣れた感じで遠慮なくアリシアの体中に手を伸ばす。 首筋から胸元へ、臍の方に下って行き、陰部の茂みまで。 主人の身体をお風呂で洗ったりもしていたし、女性の裸に触れることにもそう抵抗は無い。 ) [Sat 4 Dec 2010 21:03:43]
フィリーネ > ( 女の人。アリシアを一時的に家に置くこと自体は今のところは問題ない。だけど、それも一時的にということに限られる。今は余分に買っておいた食料があるから大丈夫だけれども、このまま居続けるとなると食料状況、経済状況、部屋のキャパシティ。どれにおいても圧迫してくるという問題が出てくる。 まだ当人が病に臥せっているということもあって、お父さんもお母さんも口には出していないけど。 ) うん、入るね……あッ ( 部屋に入って目に入った光景に口元を手で押さえて、身体が一瞬硬直してしまう。 待って、ロランは女の子だし、今は看病をしているのだから何も変なことじゃない。 普段だったら、何も思わないはずなのに。 ) ろ、ロラン…。あのね、ちょっと話があるんだけど、いい? ( 部屋で横になっているアリシアは居ないものとして扱うように本題を切り出そう。 ) [Sat 4 Dec 2010 20:54:17]
マガツヒ > ( 正直な所、アリシアと名乗ったこの女の子は私にとっても招かれざる客だ。 事情は分からないけれど、こんな格好で、お金すら持ち合わせが無く、あんな時間にあんな所を彷徨っていた人間がまともな事情を持っている筈が無い。 ただでさえ私の存在が負担になっているかもしれないのに(一応、幾らかお金は入れているけれど)、二人も素性の知れない人間を置いておけるとは思えない。 それに、彼女の素性を根掘り葉掘り聞くという事は、私にとっても両刃の剣になる。 つまり…私にとっては、邪魔なのだ。 ) ( 熱が下がったら大人しく出て行ってくれるだろうか? ) ( 行く当ても無いとい言い出したら? ) ………。 ( 黙々と、汗ばんだアリシアの衣服を脱がせて腕を上げさせ、お湯に浸したタオルで脇からお腹の脇にかけて丹念に拭く。 真っ白で綺麗な肌だ。 ) …あっ、はい、どうぞ? ( そんな事を考えていて返事が遅れた。 振り返りながらも手元は更にアリシアの胸元へと移動し始める。 ) [Sat 4 Dec 2010 20:46:01]
フィリーネ > ( 今もロランは女の人の看病をしているのだろうか。 あの綺麗な女の人もロランと同じクリスティアから来た人なのだろうか。 私も食事を持っていったりしたけど、付きっきりで看病をしているロランを見ると胸の奥が熱くなって、気持ちが焦ってくる。 だから、ロランがこうして看病しているのはきっと同じ出身だからだと言い聞かせて落ち着かせている。 )( そうだ、私の部屋で寝るというのはどうかとロランにも聞いてみよう。ロランもいいって言ったら、お父さんとお母さんだって許してくれる。 そうと決まれば行動派は早く、ロランと女の人がいる部屋へと向かっていき、控えめなノックをして ) ロラン、いる? ( 返事が来るまで扉の前で大人しく待っていよう。 ) [Sat 4 Dec 2010 20:36:08]
マガツヒ > ( 季節外れの大雨は止む気配も無い。 天井を叩く音はずっと続いていて、単調な音の連続が意識を麻痺させる。 私―――ロラン・ドトールを名乗る逃亡奴隷ローラは昨日から一心不乱にアリシア・レイカートの看病を続けている。 服を脱がせて体を隅々までお湯で拭いて、痛々しい両足に包帯を巻いて、熱が下がるようにこまめに額を冷やして、火鉢で部屋を暖める。 ) ( そんなに情が移ったわけじゃあない。 他にするべき事も無く、単調な雨音は一つの物事に集中するのに丁度良く、他人の為に何かしていると思うと気が楽になったからだ。 同じ部屋に居る都合、放置するのもおかしい話だし。 ) [Sat 4 Dec 2010 20:24:45]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 借部屋にて 』 [Sat 4 Dec 2010 20:18:58]
フィリーネ > ( あの女の人は一晩泊まったら出て行くという話だったのに風邪をひいて、そのまま出すわけにはいかないからと、未だにあの部屋にいる。 )( そんな状況に我慢が出来なくなった私は、お父さんとお母さんに一つのお願いをした。 風邪を引いている子と同じ部屋にいたら、ロランにも風邪がうつってしまう。だから、あの部屋はあの子に使わせて、ロランは私の部屋で寝たらどうか。 風邪を引いているなら、ロランが言っているような物獲りとかもないだろうから、ロランの見張りはいらないはずだから。 ) [Sat 4 Dec 2010 20:08:47]
フィリーネ > ( でも、私は歓迎という気持ちにはなれなかった。 あの大雨の中身体が冷え切った人を見捨てるなんてことは私には出来ないし、一晩泊めるのも構わないとは思っている。 だけど、一つだけ気に食わなかったことがある。一晩とはいえ、ロランの部屋に泊まったということだ。 ) はぁ… ( 溜息をつきながら、自分の部屋で窓の外を眺める。 今日もあの夜と同じ酷い雨だ。 それがもやもやした気持ちに膨らませていた。 )( ロランの部屋に見知らぬ女の子がいるというのもあるけど、それとは別にこんなことを考えてしまっている自分に戸惑ってしまっている。今まで、こんなこと考えたこともなかったのに。 ) [Sat 4 Dec 2010 19:59:41]
フィリーネ > ( あのロランが中々帰ってこなかった激しい雨の夜だった。 ずぶ濡れになって帰ってきたロランが見知らぬ女の人を連れてきた。雨に濡れていて、靴も履いていなかったけど、とても綺麗な人で村の人間じゃなかった。 )( ロランからの説明を受けて、お父さんとお母さんは女の人を一晩泊めることを承諾した。それはロランが念のため自分の部屋で見張るといったことも大きいと思う。 ) [Sat 4 Dec 2010 19:53:38]
お知らせ > フィリーネさんが来ました。 『新しい人が来た』 [Sat 4 Dec 2010 19:47:16]
お知らせ > アリシアさんが退室されました。 『( ―――― )( 雨の音。まだもう少し、膝を抱えてその場にいる。 )』 [Fri 3 Dec 2010 23:00:00]
アリシア > ( ―――――― ) ( それでそんな良い子をして、私はまた別の所で野垂れ死ぬ気なんだろうか。 ) [Fri 3 Dec 2010 22:58:11]
アリシア > ( 激しい雨粒が家を叩く音を聞きながら、暫くの間その場で膝を抱えて蹲る。 ) ( 充分なぐらいにラッキーだった。こんなに体調を崩して、それも外はこの雨で。一時凌ぎの仮宿をさせて貰えただけでもここの家族と彼には感謝をしなくてはいけない。 )( お礼を言って、雨が止んで、それから熱が下がったらこの家を出ていかなくちゃ。私は邪魔者で除け者でただ迷惑になってしまうだけだもの。少し泊めて貰えただけでも十分助けられた。これ以上贅沢なんて言えたりなんて―――― )    ( ――――――――― ) [Fri 3 Dec 2010 22:47:15]
アリシア > うっ ――――― ( ――――粗相をしてしまう前になんとかトイレにまで辿りつく事が出来た。喉元にせりあがってきた物を私はトイレに吐き出して。――――吐いている時は恐ろしく辛いし気分も悪いけれど、それでも全部出してしまえばその後はほんの少しだけでも楽にはなってくれる。 ) ( 元々空っぽだった胃の中は胃液を吐き出していて―――それでもようやく嘔吐が治まれば、私はトイレのドアを閉めて再び部屋に戻ろうとしようとする―――― ) ――――……ぅ……ぁぁ……ダメ…。 ( 気分が少しばかし軽くなっただろうから余計にか。トイレの扉を閉めた辺りでより一層の体のだるさを自覚してしその場に座り込んでしまう。今になって気付いたけれども寝汗で服もべとべとだ。寒い。だるい。辛い。動きたくない。というよりも動けない。 ) [Fri 3 Dec 2010 22:26:18]
アリシア > ( ベッドから起き上がると頼りないくらいに頭がふらついてくれる。疲れてるだけじゃない。やっぱり今は熱がかなり高いみたいだ。半分回ったような世界の中で、それでも私はなんとか扉のドアノブに手を掛けて部屋の外にと出よう。お手洗いは――彼に教えられた場所は、確かこの部屋を出てから―――― ) [Fri 3 Dec 2010 22:06:30]
アリシア > ( 多分何かを考えたくないのは熱のせいじゃない。これからの事を考えるだけで気分が悪くなってくる。どうしようも無いぐらいに吐き気が込み上げてきてしまうから。 ) ( 昨日は泊めて貰えた―――今夜も多分このまま居てもいいのかもしれない。けれど明日はどうだろうか。その次の日は。そしてこの家を出ていったらその後にどうするのか。ねえ、ねえ――――? ) ――――ぅぷっ…… ( 胸元からせりあがってくるような嘔吐感。トイレ―――お手洗いに―――― ) [Fri 3 Dec 2010 21:53:14]
アリシア > ………ぅ………… ( その部屋でベッドに横になっている女は時折苦しそうに呻き声をあげていた。本来なら一夜限りの雨宿りだった筈であったが、止まない豪雨とそれに加えて高熱を出したという事情もあり、今晩もまたその部屋に泊めさせてもらっている女。 ) ……………… ( 目覚める時というのはいつも決まって唐突だった。ベッドの中で布団を被ったまま、ゆっくりとその瞼を開いて。 )( 足がパンパンに腫れているし、頭の中は沈んだように重くて考えるのが苦痛だ――― ) [Fri 3 Dec 2010 21:42:23]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『( ロラン/ローラ/*****の借部屋 )』 [Fri 3 Dec 2010 21:36:02]
お知らせ > アリシアさんが帰りました。 『( ―――疲労から風邪を引き高熱にうなされて。物取り?出来る筈も無い。 )』 [Fri 3 Dec 2010 01:03:21]
アリシア > ( 逆に問い返さないのは他人の事を詮索する余裕が無いから。それに自分が怪しい人間であるのは自覚はしている。だからこそ余計に訊ねるのは気まずさがあり、基本的には問い詰められる側だ。 ) ――――え。ああ………良かった………。 ( 頭の中に霞がかかったように思考がぼんやりとしてきた。ほんの少しだけ緊張の糸が緩んだのだろうか。極度の疲労と緊張、その上に豪雨に打たれた奴隷は限界が近かった。今晩は彼と一緒の部屋で私は一夜を明かさせてもらおう。 ) [Fri 3 Dec 2010 01:02:17]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 どうにかフィリーネ達を説得したら、眠らずに彼女を見張ろうと思う。 』 [Fri 3 Dec 2010 00:49:11]
マガツヒ > ( 暫し黙々と歩を進める。 裸足の女性―――アリシアに気を使って速度を落として…いるわけでもない。 後ろを歩かせたくないからだ。 人一人分間を開けて、横に並ぶように歩く。 ――――問われない限り名乗ろうとも思わないし、素性も話さない。 可能な限り情報を広げたくないのだ。 問われて返さないのが不自然な問いには応えざるを得ないけれど。 ) ―――――ああ、見えて来た。 あそこです。 ( 気が付けば相応の時間が経過していた。 見覚えのある小道と木の柵の横を通り過ぎると、少し先にフィリーネの家が見える。 随分遅くなってしまったし、心配をかけてしまっているだろうか? …心配してくれるなら、嬉しい。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:48:20]
アリシア > ( 逃亡奴隷として手配されているかもしれないのに、こういう時に本名を名乗ったりするのは迂闊な性格だからか。元々大して賢くなどないのだ。甘やかされて育ち、奴隷となってからもただ従わされるだけの存在。―――そも賢い判断が出来る人間ならば、恐らくはこんな所にこんな格好でやってきてはいないだろう。 ) ―――――ありがとうございます。……助かります……! ( 信用はされなかったらしい。しかしそれでも口添えをしてくれるという言葉に思わずそんな感謝の言葉が出てきて。彼女が言う条件を当然に呑もう―――物取り―――か―― ) ( 今は喜びと感謝の気持ちでいっぱいである。しかしそれから先にどのように感情が転がっていくかがわからないのが人間。余裕の無い人間程に汚くなっていき、そして逃亡奴隷という弱者に余裕なんてものが一欠けらもある筈も無く。 )( ―――少しふらりとした気がした。雨に打たれ過ぎたのかもしれない――― ) [Fri 3 Dec 2010 00:38:19]
マガツヒ > ( これをどう捉えるべきだろう? 彼女の説明はたどたどしく、私を信用させるに足りない。 なにせ、私自身が「クリスティアから仕事出来た」なんて言って街に詳しくない事や、身の上が証明できない事を誤魔化しているのだから。 ) ――――正直貴女を信用出来ませんけれど、放り出して死なせる程冷酷にもなれません。 お名前だけでも名乗って頂けた分、私から口添えはさせてもらいます。 そんな恰好で女の人が一人、物取りなんて出来ないでしょう。 一晩私と同じ部屋で寝て貰って、見張らせてもらっても良いなら。 …明日雨が止んだら街までお送りします。 ( これが最大限の譲歩だ。 私の存在を確認した人間を街に帰らせるというのは危険かもしれないが――――恩を仇で返すような人間じゃない事を祈ろう。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:16:05]
アリシア > ( 面倒事には関わらないのが正解だ。仮にここでこの女の懇願を無視しても、一番悪い結果になったとしてどこかで一人の女がただ野垂れ死ぬだけ。それにその素性は逃亡奴隷。遅かれ早かれの差だ。所詮はただそれだけでしか無い話。 ) ……どうか…宜しくお願い致します……。 ( 丁寧に礼をする。贅沢を言うのならば、パンの一つでも頂けないかという欲張りな気持ちが無い訳ではない。しかし泊めて貰えるか否かという状況の話。この雨の中、うろつく事を続けるのは真剣に命にかかわってくる。 ) え、あ、アリシア=レイカートと申します。 えと……お仕事や…所属ギルド……あの、私………まだそういったようなお仕事はしていなくて……その、家族と一緒にヴェイトスに来た時に賊に襲われて………それで……――――逃げれたのは……私……だけで……… ( 問われた事に関して答えようとするけれども、仕事なんてした覚えは無いし、この街の出身ではないからギルドの名前などにも詳しくは無い。――――答えたのは嘘だが、他所からヴェイトスにやってきたというのと、唐突に賊に襲われて―――という点にはささやかな事実がある。仕事をした事が無いと言うのも、家族がもういないというのも。こんな説明が私に出来る事の限界だ。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:05:25]
マガツヒ > ( ゆっくりと歩きながら私は注意深く観察している。 まともな事情がある人間だとは思えないけれど、これが演技だとしたら随分と手が込んでいる。 そこまでするメリットも少し、考えつかない。 自分がそういう立場だけに、簡単に信用は出来なかった。 いや、フィリーネとご両親が迂闊過ぎるのだ。 私なら彼女を、泊めない。 ) …友人に頼んではみます。 外の物置くらいなら大丈夫かもしれませんし。 ( 雨は相変わらず強く降り続いている。 意図的に距離を開けて歩きながらその話に耳を傾け、益々猜疑心は増していく。 ) ――――失礼、ですけれど。 場所が場所だけに貴女をまるごと信用出来ません。 お名前と…お仕事とか、家とか、所属ギルドとか、そういうの、教えてもらえますか? [Thu 2 Dec 2010 23:39:23]
アリシア > …………そうですか。 ( キュッ、と唇を噛んだ。そういった立場なのであれば、いきなりそんな勝手を承諾するとは言えないだろう。靴と羽織る物。仮にそれだけだったとしても、十分に私には有りがたい話なのだが―――― ) その―――唐突にこのような申し出、大変ご迷惑に思うでしょうがどうか…どうか、お願い致します。 ( 切実な懇願だ。逃げ出してからずっと気の休まる時が無い。せめて一夜だけでも―――― ) ――――――― ( 言い訳の台詞など何も考えていなかった。バカ正直に逃亡中の奴隷ですだなんて言える訳も無い。 ) ――――……馬車が…その、ウォータリアンの方々に襲われて……命からがら逃げ延びてきたのですが……――――その……… ( 不十分過ぎる。おかしい点は何故こんな所に?というだけでなく、何故そんな恰好で?という意味もあるだろうに。 ) [Thu 2 Dec 2010 23:31:16]
マガツヒ > 1時間くらい歩いたらとりあえず人里までは戻れると思いますけど…この時間だとちょっと、人を泊めてくれるかどうかは。 わた…僕もその、知人―――友人の家にお世話になっている身で、何とも言えません。 …良い人達ですから、靴と羽織る物くらいは何か貸してくれるかもしれませんけど。 ( フィリーネと両親達なら、一晩屋根を貸すくらいはするかもしれない。 …少し辻褄合わせが面倒な話。 ) ―――――どうしてこんな所に? ( 聞かないのはやっぱり不自然過ぎるか。 此方が先に一方的な嘘の素性を喋った上であたかも「貴女は胡散臭いが私は胡散臭がる側」という立場に回る。 問い質す側に。 ) [Thu 2 Dec 2010 23:10:00]
アリシア > ひっ!? ( 唐突に掛けられた声に引き攣ったような怯えた声を女は挙げた。―――誰かがいるとは思わなかったから。そして最初に思った事は見つかった!?なんていう。それがマガツヒのせいであるのか、もしくはただの状況からなのか。アリシア=レイカートは少し過剰なぐらいにまで不安を持ってしてしまっている。 ) ――――……そ…そうなの……… ( けれど相手が口にした言葉の意味を理解すれば、ただ単に引きとめてくれたのだと。戻る方が良い―――そう口にしたその声に倣う様に、私は背後を振り返った。 ) ( ―――何も無かった道。戻った先にも、そして進む先にも何も無い。まるで私のこれからの先行きみたいだ。ああ、そうだとも。本当に気が滅入って仕方が無い。 ) ――――あ…あの……お願いが、あるのですけれど……―――ど、どうか…そちらに雨宿りさせてはいただけないでしょうか……。 ――――……その…道に迷って……そしたら雨に、降られてしまって……… ( ――――そんな言葉を口にしてから、今の自分の姿を思い出して、それがあまりにも苦しい言葉であるだろう事に気付く。 )( けれど相手が困ろうが私には縋るしかない。せめて今夜の雨だけでも凌ぎたい―――― ) [Thu 2 Dec 2010 22:59:49]
マガツヒ > ――――この先、何もありませんよ。 雨宿りする所も無いし、道も無い。 何もありません。 ( 声をかけた。 銃を突きつけながら声をかけようかと思ったけれど、やめた。 どういう人かは分からないけれど、この人を放っておくっていうのは、私自身を誰も助けない事を肯定するって事だと思った。 私に出来る事なんてロクに無いけれど、この先に聳えるうすら汚れた砂利の崖を見上げて立ち尽くすのは、私だけで十分だ。 ) 気が滅入る話かもしれませんけど、引き返すのが一番マシです。 ( 私は何も聞かない。 ただ観察はするけれど。 私も何も聞かれたくは無いし、期待されても困るからだ。 本当は他人の心配を出来る身の上じゃあない。 ) [Thu 2 Dec 2010 22:37:44]
アリシア > ( ――――見渡す限り何にも無い。歩いて歩いて――だけどその先にあるのはただ道ばかりで。何も無かった。雨を凌げるような場所ですらも。今からでも戻った方が良いのだろうか。あれから何も食べていないし、ずっと雨に打たれ続けた体はすっかり冷え込んでしまっている。 )( 止まったらダメ―――多分もうそこで歩けなくなってしまう。だから歩いて歩いて、歩いて――――― ) ( ―――それで歩いていった先に何があるんだろう。ふとその思いが過ぎった瞬間に足が止まってしまった。一度止まってしまえば、泥だらけの裸足をもう一度前に進める事が難しくなってしまった。 ) ( 寒い。疲れた。お腹減った―――辛い。なんで、いったいどうしてこんな事になっちゃったの。 ) ――――……ひっぐ……ぅぁっ  …… ぁ … ぁぁぁ ……… ( 考えないように足を動かしていたのに―――止まってしまったら様々な思いが去来していき、とめどなく涙があふれ出していった。先程まで歩き続けていた場違いな女は、その歩みを止めた後は今度は嗚咽を漏らし始める。その様子は最早不審人物でしかない。 ) [Thu 2 Dec 2010 22:31:04]
マガツヒ > ( 遮蔽物があるでなし、体感ではあまり分からないような緩い登り坂が続く単調な道だ。 下り始めてようやく、ああ、登りだったんだな、と気付く程度の。 民家は勿論、明りも無いし、牧場や畑があるようにも見えない。 この先に何かあるとは思えないような廃道。 こんな所に、なに? 身を潜めてその人影を観察していると、どう考えても場違いな――――多分、女の人、だった。 薄着過ぎるし、手荷物すらない。 というより、裸足だ。 一瞬、聞いた事のあるゾンビとかアンデットとかそういうものにすら見えて縮こまって、声をかけなかった。 その代わり、マスケットの袋を解く。 …このまま通り過ぎるのを待って逃げるのも一つの選択肢だけれど、それはこの訪れる人間の無い田舎に薄気味の悪い不安要素を残す事になる。 例えばゾンビだったとしたら。 )  [Thu 2 Dec 2010 22:13:13]
アリシア > ( その人影は相手が真後ろで感じたような異質な者では無い。そこに紛れ込んだのはただの人であり、そして捕食される側でしかないただの弱者。 ) ( その先にいる誰かを見付けた訳ではない。闇に潜むようにした相手が居る方向へと女が足を進めていくのはただの間の悪い偶然だ。――――確かに異常だ。大人しく飼われていればよかったのに。逃げ出さなければ、こうして凍える事も無かったのに。そんな事すぐに想像がついた筈なのに、だけどそれでも逃げ出して―――そして、けれど帰る気が起きないなんて。本当に異常だ。奴隷生活を続けていくうちに頭がおかしくなったのかもしれない。私も。 ) [Thu 2 Dec 2010 22:04:30]
マガツヒ > ( 後ろ? 違うな、後ろに人が居るわけが無い。 私の後ろにはどうしたって普通に誰かが向かってこれるような道は無いのだ。 すれ違いでもしない限り。 そうじゃない。 いや、そうじゃなくて幾らか安心した。 「後ろから来る事が出来る何者か」が居たとしたら? そんな事を想像していた矢先に、暗い視界のギリギリ少し先に確かに人影が見えた。 こんな所で遭遇する明りも持たない他人なんて相変わらず怖いに決まっていて、声をかけずに足音を忍ばせて、闇の中に身を潜める。 ) ( こんな所を明りも無く徘徊するのは私みたいな異常な人間か、若しくは怪物か何かだ。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:52:23]
逃亡奴隷 > ( 私を閉じ込めている檻はもうどこにも無い。何一つ持っていなくて。裸足で。痛いぐらいに降り続ける雨を遮る物も何も無くて。粗末な布切れのような服はこの寒さの中で凍えるようで。だけど私は―――もう自由なんだ――― )  ―――― ………… バカみたい ……… ( こんなのが自由だなんて。おっかしい。そんな訳無いじゃない。私はただのどうしようも無いぐらい救いようの無いバカだ。 )( 先日の騒ぎから逃げ出した奴隷の一人。ウォータリアン達に着いていくのも薄気味が悪くて、だけど私なんかにはどこにも逃げ出す先なんてあるわけなかったんだ。ただ逃げ出せそうな所にと歩いていて―――この先の展望が何かある筈もなかった。 )( 雨の帳の中で一人の女が幽鬼のようにおぼつかない足取りで歩いている。 )( ―――なにしてるんだろう。私は。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:44:21]
マガツヒ > ―――――…? ( 不意に誰かの気配を感じて足を止める。 近くに明りは無い。 ただただ大雨の音が鳴り続け、闇に景色が溶けている。 ただ、誰かが居る様な気がしたのだ。 「気配」なんて抽象的な物は私には分からない。 「足音」と「息遣い」が、不意に直ぐ近くで聞こえた気がした。 本当に本当に、息がかかりそうなほど直ぐ近くで。 ) ( 人の姿は無い。 獣も居ない。 雨が木々を鳴らしている。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:34:25]
お知らせ > 逃亡奴隷さんが来ました。 『( ――――私は自由だ )』 [Thu 2 Dec 2010 21:33:45]
マガツヒ > ( 不意に勢いの強まった雨にただ帽子を目深に被って俯いて耐える。 靴の中で気持ちの悪いぐちゅぐちゅした感触がして、酷く重く感じる。 こんな端っこまで来てしまったらもう、どうするもこうするも無い。 ただ一刻も早く帰り付くべく、一歩一歩と歩くしかない。 苦痛は回避できないけれど、それが一番マシ。 ベター。 「どれを選んでもよくは無いけど幾らかベター」なんてまるっきり今の私そのものみたいに思えて来て、何も考えないでただ脚を左右交互に繰り返し前に出す事に専念する。 豪雨に霞んだ視界は単調で、聞こえてくるのは同じ音ばかりで、考えるのをやめてしまって、それでもただ帰る為に歩き続ける事だけは続けなくてはいけなくて。 時折、歩くのをやめてしまえばそれはそれで苦しまずに楽になるんじゃないかなんて事が思い浮かんで、また思考を停止させた。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:19:27]
マガツヒ > ( 帰ろう。 雨も酷いし遅くなるとフィリーネが心配する。 帰りは少し下りになるし、少しは早く帰れるだろう。 私は布袋の中で多分びしょびしょになっているマスケット銃を気にしながら歩きだした。 ああ、そういえばそろそろ火薬も補充しなきゃ駄目そうだ。 案外、お金のかかる道具だ。 ) ( このまま有耶無耶にしたままフィリーネと一緒にここで暮らしたいと都合の良い事を考える半面、嘘まで吐いてこんな所にこそこそと独りで歩いてきて、いざって時にヴェイトス市から脱走できるかどうかを模索している。 そりゃあここでの暮らしは捨て難いけれど、掴まって死んでしまったら元も子もないのだ。 逃げて、逃げて、ほとぼりが冷めた頃に帰って来るっていうのだって選択肢じゃないか。 ――――その頃にはもう何年も過ぎてしまって、歓迎しては貰えないかもしれないけれど。 結局、私は何処に居ても安心して眠れない日々に疲れて来ているんだ。 あのお金持ちの女の人が私の居場所を誰かに教えてしまうんじゃないか。 奴隷ギルドが独自に私を見つけてしまうんじゃないか。 息が詰まりそうだ。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:08:42]
マガツヒ > ( 茶色と灰色の混ざった砂利の崖は何処までも左右に続いていて、道具も無しに登るのは危険すぎる。 登ったとして、その先に何があるかも分からない。 多分この先もまるで手つかずの砂利と、土砂と、岩と、森があるんだろう。 ずっと壁沿いに歩いていたら途中で足場が無くなって、更に下に落ちるような柵の無い崖になっていた。 ―――――何の意味も無い場所だ。 何に利用されるでなし、何処かに向かうでも無し、ただ、道は其処で途絶える。 かつて誰かこの先まで開拓しようと道を作ったんだろうか。 ) ( なんにせよこの先に市から逃げ出せるような道なんて存在しなかったという事だ。 村の灯りすら見えない闇の中で私は冷えた身体を抱えている。 フィリーネとその両親には、市街にどうしても用事があると言って一人で出て来た。 此処は市街地からは全く反対に向かった側の道の果てだ。 何時間か一人歩いた結果が、つまり、これだった。 ) [Thu 2 Dec 2010 20:48:56]
マガツヒ > ( 雨は止む気配も無い。 コートとか雨具なんか持っているわけでも無し、私は雨ざらしのまま立ち尽くした。 風が雨粒を孕みながら木々を凪ぐ音だけしか聞こえない、見渡す先に灯りの無い、其処は、最果てだった。 物ごころついた頃には奴隷になっていて、街と文明圏から出た事のなかった私にはその光景はただただ恐ろしく、絶望的な物に思える。 ただ暗く、静かで、木と、土と、崖と、砂利があって、その光景に何も感想が浮かんでこない。 美しくもなければ具体的な恐怖があるわけでも無く、唐突に人の手の加わった痕跡が途絶える所。 道の果て。 村の果て。 此処から先はヴェイトス市ではなくなる境界。 ) [Thu 2 Dec 2010 20:41:42]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 最果て 』 [Thu 2 Dec 2010 20:29:10]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『さてるーどさーん!』 [Thu 2 Dec 2010 01:50:43]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『ええ、是非 ( 牧場に向かっていくシスターの後姿を見送って )』 [Thu 2 Dec 2010 01:47:51]
ジャスティス > フィリーネさん、ですか。また落ち着いたら、買い物に行きますね。 (大丈夫です。知り合いの家ですからひと晩泊めてもらいます。そう言って何度も振り返り手を振りながら牧場に向かって行って) [Thu 2 Dec 2010 01:45:04]
フィリーネ > しす、たー? ( 貴女を見る視線がそのまま、貴女に釘付けになってしまう。だって、明かりで照らされて見える髪の毛がとても青くて、シスターというイメージからは一番かけ離れていると思っていた。 ) えーっと、シスター・ジャスティスで…いいですか? あ、お菓子作りは…私も興味があったりしますっ。 ( 実際にお菓子とかは作ったりはしない。お砂糖が勿体無いし、お菓子を食べなくても生きてはいけるから、お菓子の為の材料を買う余裕はない。 でも、たまに自分のお小遣いからだったらいいかなと思ってはいるけれど。 ) あ、まだ言っていませんでしたね。 私はフィリーネって言います。 いつもだったら、商業地区で卵を売っているんですけど、今は街の方が大変みたいなのでお休みしてます ( 本当は行きたいけど、やっぱり危険だし、今まで以上に物騒な話を聞いてしまってはロランが居ても言っていいといわれるかわからない。 ) あの、帰りも送りましょうか…? ( 帰りの案内も家への帰り道ついでだと思うし。 断られれば、そのまま家に帰ろう。あまり遅すぎてもお父さんが心配する。 ) [Thu 2 Dec 2010 01:41:30]
ジャスティス > はい、まだそういう話は聞かないですねぇ……あ、お客さん、ですか、そちらお仕事は何を……え?あたしですか?いやぁ、あはは (ちょっと苦笑いをして頭をかいた後、こんなアタマしていますがと髪をつまんで) シスターなんです。牛から取れる牛乳で作ったお菓子、近所の子供たちにも人気なんですよ? (送ってもらったお礼を言い、頭を下げそのまま行こうとするが、名前を聞こうと思い立ち止まって) あ、よろしかったらお名前を。私、ジャスティス・ブラウニーと言います [Thu 2 Dec 2010 01:33:13]
フィリーネ > じゃあ、商業地区は…まだ大丈夫ですよね…っ ( 貴女が持っている長い物には少し気になってしまうけど、ロランが持っているものとはまた違う風に見えるから気にしないように視界に入れないようにして ) それは、大丈夫ですっ。 商業地区の方はお父さんの知り合いとお客さんなんで、知り合いの人にはお父さんから手紙を出してもらいます。 ( お客さんの方は連絡先なんて分からないし、よく話すだけで手紙を送るほどでもない。むしろ、送ったら迷惑なんじゃないかと思ってしまう。 )( そろそろ目的の牧場が見えてくるだろうか。 目印の申し訳程度の看板が見えてくるだろう。 ) あの、何か街の方に詳しいみたいですけど、何をしている…人なんですか? ( 別れてしまう前に聞いてみようと思って口に出したけど、口に出してから聞いてもよかったんだろうかと少し後悔してしまった。 ) [Thu 2 Dec 2010 01:20:01]
ジャスティス > 正直ねぇ、町はてんてこ舞いなのよね。 (ため息をつきながら腕を組んで。メイスは肘裏ではさんでる) あー、商業地区のほうは私はまだ聞いてないわね、どちらかというとギルドとか市の施設とかが被害にあってるかなぁ……だから、色々てんてこ舞いよ、さっきもいったけど。自警団も、市兵も、騎士団も。大聖堂まで自警団に協力してるし、これ以上ヤバイのが出てきたらさすがにやばいかもねぇ……心配だとは思うけどしばらく市には来ない方がいいかも、手紙とかなら私届けてあげますけど? [Thu 2 Dec 2010 01:05:11]
フィリーネ > あのっ、それって街は大丈夫…なんですか? ( 思っていた以上に街は酷い惨状になっているらしい。 前に街まで出たときに人が全然居なかったのは、そういうことがあったからかと今更納得してしまう。 ) あ、商業地区にちょっと知り合いが… ( でも、今話に出たのは自警団と暗黒街という二つの場所。 商業地区の話が出ていないのにはホッとする。 あともう一つホッとすることがあった。これだけの事が起こっていれば、きっとあの紳士の人が街からこっちに来ることは無い。そう思った。 あの時の紳士の人はロランの事を疑っているみたいな言い方だった。だから、もしかしたらこの村までやってきたりするんじゃないかって思ってしまっていたから。 ) [Thu 2 Dec 2010 00:58:44]
ジャスティス > うーん、私も実際に全部見たってわけじゃないんですけど。自警団は建物かなり壊されちゃって、暗黒街にも火の玉が落ちてきて、一枚ガラスの壁が吹き飛んでけが人がたくさん出たお店もあるらしいんですよ。名物だったんですけどね、壁のほとんどがガラスで出来ているお店で。後は、そうだなぁ……城壁が一部壊されちゃった、ッて言うのもありますね……あ、もしか知り合いの人とかいるんですか? (それで心配しているのかな?と相手の顔を覗き込みながら) [Thu 2 Dec 2010 00:50:44]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Thu 2 Dec 2010 00:48:22]
フィリーネ > お父さんは心配性なんですっ。 私はもう17歳になってるんですよ ( お父さんが居なくなってから、貴女だけ、みたいに少し笑いながら言う。 お父さんには後でどんなことを話したかとか、どんな人だったのか。どこにどういう風に言ったのかを話そう。 お父さんを心配はさせたくない。 ) あんまり来ないです。 たまに物を売りに来る人かがいるくらいで ( 街の珍しい物を売りに来る商人の人は好きだけど、遠くから見た奴隷商人らしき人達は好きにはなれなかった。実際にあったわけでも、近くで見たわけでも無いけど、単純に怖いと感じた。 ) あの、さっきの街の話なんですけど、どこか壊れちゃったりとかそういうことは無いんですか? ( 商業地区には知り合いのおじさんもいるし、よく会うお店の人やお客さんもいる。 だから、ちょっと心配だった。 手紙のやり取りをしたりしているわけでもないし、細かく連絡をとる手段もなかったから。 ) [Thu 2 Dec 2010 00:41:53]
ジャスティス > そうなんですよ……あ、はいはい、すみませんねお手数かけて。 (ぺこぺこと頭を下げて、愛想笑いの笑顔を父親に向ける。いやぁ相手も娘のことが心配だろうし、本当に申し訳ない) あはは、お父様も驚かせちゃったかな?待ちの人が来るのって、あんまり多くないですか? [Thu 2 Dec 2010 00:33:47]
フィリーネ > 火の…玉、ですか? ( ウォータリアンが襲ってきたという話は前々から聞いていたけど、火の玉が降って来たというのは初めて聞いた。 でも、他の噂もどこかが壊れたとか爆発したとか、鉄が降ってきたとか降ってきていないとか。それらしいことは言っていたと思う。 だから、多分火の玉ということも、本当かもしれない。 ) あの、お父さんに案内してくることを伝えてくるので、ちょっと待っててくださいね ( そう告げて、一度家の中に小走りで戻ってから父親に案内をする旨を伝えると、父親と卵売りの少女がカンテラ一つを下げて、玄関先まで出て、修道女の姿をじっくりと明かりで照らしてみてから、父親は頭を一度下げて家の中に戻っていくだろう。 残った卵売りの少女が再び戻ってきて ) あのすぐだと思うんですけど、よろしくお願いしますね…! ( 改まって頭を下げてから、貴女の少し前に立って、こっちですと先導して歩き始める。 ) [Thu 2 Dec 2010 00:27:21]
ジャスティス > はい、元々知り合いの牧場でもらったもので、庭で飼っていたんですが……危ないですからねぇ、なにせ。ご存知ですか?街中にウェータリアンがあらわれて襲ってきて、火の玉が降ってきたんです。 (このあたりまではきていないみたいなの安心しました、といいながら、前に来たのもずいぶん前だしと道案内をお願いすることにして) すみません、お願いしてよろしいですか? [Thu 2 Dec 2010 00:18:36]
フィリーネ > あ、牛を…! ( そうか、街にも牛は居るんだ。純粋にちょっと驚いた。街はこの辺りと違って、賑やかで人が沢山行き来して、家畜を飼ったりなんてするような場所はないものだって勝手に思っていた。 ) ここは変な人も何もなくて、今は安全です ( 街では人を撃った人が逃げ込んだとか言われてしまったけど、この村に限ってそんなことは絶対に無い。 確かに最近になって新しい人が来たり、ちょっと村に不幸なことが起こったけど、ここは平和なんだ。 ) あっ…そうだ。 牧場までの道…分かりますか? よければ、私…案内します! ( あたりも真っ暗になっているし、あまり村に訪れたことの無い人だと迷ってしまうんじゃないかって思ったから。 あと街から来たというなら、ちょっと街の事を聞いてみたい。ロランに対することの不安を拭うのと一緒に、今街がどうなっているかっていう情報を自分の耳で街の人から聞きたいと思ったから。 ) [Thu 2 Dec 2010 00:09:39]
ジャスティス > あ、ああ、この先の牧場に牛を預けに行くんです。街中が大変なことになり始めているから、酷くなる前に避難させておこうと思って。火が広がったりしたときに、逃がす余裕とか、なさそうですから。 (まさかおいて逃げるわけにもいかないし……とため息一つついて) このあたりは、大丈夫ですか? (普通に住人だったと安心しながら笑顔を向けて) [Wed 1 Dec 2010 23:59:49]
フィリーネ > ( 街の方の噂は風に乗って、この地方村まで届いている。 その内容は尾びれ背びれが付いたようなものでもあるけれども、どれも街が大変なことになっているという点では共通している。 ) ―――こ、こんばんわ ( 揺れている明かりをじっと見ていたら、人だということが分かって、何だろうと首を傾げそうになったときに声を掛けられて慌てて返事を返す。 )( こんな時間にこっちの方まで来るのは珍しいなと思いながら、声をかけてきた人物をよく見てみる。 この辺りではあまり見ない格好だな、と思った。 そんな人が牛を引いているから、ちょっと驚いてしまいながらも ) 旅の…方ですか? ( 失礼じゃないかと思いながらも尋ねてみる。 街の方に出て、ちょっとしたことがあったから、街から来る人に対してちょっと不安に似た微妙な気持ちを抱いてしまっている。 いけないことだとは分かっているのだけれども。 ) [Wed 1 Dec 2010 23:57:27]
ジャスティス > (此方はカンテラを腰から下げており、歩くたびに揺れている。一瞬明かりに驚くが、村の中は落ち着いており、ウォータリアンの襲撃があったようには思えない。私服姿の女は、自分から声をかけることにした) 今晩は。 [Wed 1 Dec 2010 23:45:57]
フィリーネ > ( 地方村に入って暫らく歩くと小さい明かりが一つ灯っているのが見えてくるだろう。 街の中心部と比べれば、家屋も疎らで明かりがついている家は点々としている。 小さく灯る明かりは家から漏れるものではなくて、人間一人が持つようなカンテラの明かり。 弱々しくて、遠くから見ると人魂が揺れているように見えてしまうかもしれない。 )( 明かりを持っている人間、卵売りの少女は家の傍にある鶏小屋を見に行って戻ってくる最中、人の持つ明かりがあるように見えて、足を止めていた。 ) [Wed 1 Dec 2010 23:44:07]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『行く手に明かり』 [Wed 1 Dec 2010 23:38:40]
ジャスティス > (周囲は比較的開けてはいるが、街道を少し外れると背の低い木が茂っており、視界が悪い個所もある。野犬や一人二人の不審者なら全く怖がることもないが、何せ鉄砲やら何やら持ち出すような相手だ。先ほどまた市内のほうから大きな音が聞こえてきた。教会は大丈夫だと不安に思いながら地方村へとはいっていく) [Wed 1 Dec 2010 23:38:21]
ジャスティス > (ヴァイオレートの火球のようなでっかい炎が街中に湧き上がり、旋律を覚えた数日前。あれやこれやといざというときのために教会の周辺住民と協議をする中で、牛の世話や避難までいざというとき手が回るまいと、牧場に牛を預けに向かう最中。周囲をせわしなく見渡しながら、やや不安げに表情は歪んでいる。なんだかよくわからないがウォータリアンというもの派結構な力を持っているらしい。人恋しさと、人影におびえる気持ちが半分半分。住居が遠くに見え始めれば自然足は速まる) [Wed 1 Dec 2010 23:24:11]
ジャスティス > 地方村へ向かう道。私服姿の修道女が、牛を引いて歩いている。パンツルックに厚手の服とカーディガン。左手で布にくるまれた棒状のものを担ぎ、右手で牛のリードを引いている。周囲は暗く、丘からゆっくりと下る道の向こうに地方損が見えてくる [Wed 1 Dec 2010 23:20:15]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『疎開』 [Wed 1 Dec 2010 23:14:49]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 … …… ……… 』 [Thu 25 Nov 2010 22:14:02]
マガツヒ > ( あの貴族―――貴族? お金持ちの女の人…カジノ。 カジノの経営者、と言っていたか。 暗黒街のなんとかという大きなカジノの話をしていた。 思い出せ――――都合のいい話をしていた。 「賭けに勝ったら解放」「組織に迎え入れる」「負けたら死」…そう、確かそんな話。 遊ばれているんだ。 私の命をギャンブルに使えと。 本当にもうどうにもならなくなったら来い、と言っていた。 一昨日はそれでわざわざ逃がしたのか。 まだ大丈夫そうだから。 ) ………。 ( 負けたら死。 それを承知で訪れる時っていうのはいったいいつだろう。 あの話を信じるのなら、あの人から簡単に私の情報が漏れる事は無いかもしれない。 いっそ家まで押し掛けて殺してしまおうかとまで考えたけれど、押し留まった。 そっちの方が余程リスクが大きく、メリットが少ない話だ。 本当にその賭けが成立して、勝つ事が出来たら、私はもう逃げ回り怯え無くても良いのだろうか? …組織に迎える、って言う事は此処からは離れなくちゃいけなくなるけど、会いに来れないってわけじゃない筈だ。 ) [Thu 25 Nov 2010 22:13:43]
マガツヒ > ( 「フィリーネと一緒にずっと」―――――此処から出て行きたくないんだ。 上手い事、都合良く、曖昧なまま真相は晦まされて、そう、何年もそうやって経ってしまえば。 5年、10年経ってしまえば奴隷一人なんて忘れられてしまうだろう。 そうなってしまえば良い。 必ずしも追ってきて捕まるとは限らないじゃないか。 私は此処に居て、フィリーネと一緒に暮らしたいんだ。 ) ( そんな事を繰り返し繰り返し、眠れないまま抱えた銃のストックを股に挟んで陰部に擦り付ける。 私はもう何度もフィリーネの事を考えながら自慰をしている。 女同士だっていうのは気にならなかった。 私の飼い主は歳の近い女の子だったし、こうしてすんなり男装を受け入れられたのも、そもそもこういう恰好を始めたのも、私が元々そういう性格だからなのかもしれない。 ) [Thu 25 Nov 2010 22:02:57]
マガツヒ > ( 最初から既に破綻していたんだ。 どうしてあの時、フィリーネにあんな事を頼んでしまったんだろう。 ただの一時凌ぎの潜伏先としか考えなかったからだ。 少し休んだら直ぐに期を見てお別れの挨拶をして、何処かに消えてしまうつもりだった。 …多少無理をすれば山道を越えてヴェイトス市から逃げられたかもしれない。 ――――それで行きつく先が私にとって安息の場所になるかもわからないけれど。 ) ( 結局行く先々で後悔するんじゃないのか。 鳥籠みたいな一級奴隷の暮らしを幸せだと感じて居れば良かったとか。 このままフィリーネと一緒にずっと家畜を育てて暮らしていけたんじゃないかとか。 逃げた先に必ず今より良い未来があるなんてどうして思ったんだろう? あの短絡的な衝動はなんだったんだろう? あの時―――主人を刺した時の私は思ったのだ。 「人間としての尊厳を守りたい」と。 ) ( それが、この現状だと納得するべきなのか。 掴まって殺されるのを待つ、息が詰まるような日々が。 ) [Thu 25 Nov 2010 21:34:45]
マガツヒ > ( ここでの暮らしはとても静かで、穏やかで、裕福ではないけれど、暖かな時間が私を癒してくれる。 此処に至るまでの恐怖とか、疲労とか、先の見えない現状とか、一抹の後悔とか、そういうものを忘れさせてくれた。 フィリーネは優しい。 とても純朴で、女の子って感じで、時々積極的で、一緒に居る時間も増えていく。 ご両親もこんな、素性の知れない人間を置いてくれて、嘘を吐いていた事も許してくれて、まだまだ全然恩返しが足りないくらいだ。 ) ( 此処から逃げ出すっていうのは、それら全てを失うと同時に、彼らを裏切り失望させるって事だ。 ―――でも、私が居るという事自体が既に余計な迷惑をかける事にもなる。 殺人逃亡奴隷を匿っていたのかと、問い質されるかもしれない。 ) ( 眠れない。 眠っている内にもう次に目を覚ましたら手遅れになっているかもしれない。 怖くて眠れない。 ) [Thu 25 Nov 2010 21:22:01]
マガツヒ > ( 考えるまでも無いことだ。 此処に居てはいけない。 何処の地方村かまでは割れなかったにしても、探そうと思えばいずれ直ぐに見つかってしまう。 私がこの家に転がり込んだ事を村の人間は全員知っているのだ。 田舎というのは外からの情報に疎い半面、共同体の中での出来事はあっという間に共有されてしまう。 私の容姿とか名前とかを上げただけで、誰もが直ぐにこの家を指差すだろう。 ――――此処に居てはいけないのだ。 私は息が詰まるような恐怖に怯えながらマスケット銃の袋を抱え、布団の中に蹲る。 結論はとっくに出ているのに、行動には移らない。 ) ( 出て行きたくないからだ。 ) [Thu 25 Nov 2010 21:05:55]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『( 眠れない )』 [Thu 25 Nov 2010 20:58:36]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『信じているけど、どうしてもあの袋が頭から離れなかった』 [Thu 25 Nov 2010 00:07:35]
フィリーネ > ( この気持ちを何て言ったらいいのかわからないけど、一つ分かっていることはある。 私は彼女を信じてあげなきゃ駄目なんだ。 )( でも、昨日の紳士の話を聞いた後、彼女が持っている長い袋が気になってしまっていた。 あれの長さは猟師の人が持っている銃に近いし、あの袋の中身を家族の誰も見たことは無い。 彼女が大切そうにしている物だし、信じているのなら見る必要も無いと思う。 ) [Thu 25 Nov 2010 00:06:01]
フィリーネ > ( あの時の事を考えると頬が熱くなってくる。 握ってもらった手の感触は今も残っている。二人で手を繋いで帰った夜はまるでお話の中で恋人同士みたいだ。 でも、ロランは本当はローラで女の子だ。普段は男の子の格好をしているけど、本当は女の子。 私は今何だか変だ。こんな気持ち今まではなかった。こういう気持ちを何ていうのか私は言葉を知らない。ロランは女の子。 ) [Wed 24 Nov 2010 23:54:46]
フィリーネ > ( 被っている毛布の隙間から窓の外を見れば、もやもやしている心の中を映し出したような曇り空だ。星も月も全然見えない。 ) ロランは、ローラは違うもん… ( 零れた言葉は毛布の外に漏れることが無いくらいに小さい。 紳士の言っていることは全部出鱈目で妄想に決まっている。ロランは最初は男の子だって嘘をついてはいたけど、家の手伝いはしてくれるし、街に出るときは一緒に来てくれる。 昨日だって、からかってきた紳士を前にしても一歩も引かなかった。 その姿はまるで王子様みたいに見えた。近くにいたのは白馬じゃなくて、驢馬だけど。 ) [Wed 24 Nov 2010 23:47:45]
フィリーネ > ( 女の子の部屋にしては飾り気のない部屋のベッドの上で毛布を被って考え込んでいた。 )( 今、頭の中に浮かび上がるのは昨日の夜の出来事。 食料の追加を買いに行ったときの事。そこで出会った紳士様との事が今も頭から離れない。 )( 紳士の言っている事はまるで彼女が人殺しだって言っているみたいだ。 ) [Wed 24 Nov 2010 23:37:27]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『悶々と』 [Wed 24 Nov 2010 23:31:22]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『寒いけど、頬は少し熱かった』 [Fri 19 Nov 2010 00:23:54]
フィリーネ > ( 女の子だけど、見た目は男の子の格好をしているローラはたまに街の方へと出ているという事らしいけど、いつもちゃんと無事に帰って着てくれている。 だったら、彼女についていけば私も街の方へ行ってもいいんじゃないかって思う。 ウォータリアンの噂もないし、街に行ってみれば案外安全なのかもしれない。 だから、私は後でお父さんに聞いてみるつもりでいる。週に一度、一月に一度でいいから彼女と街に言っては駄目かって。 )( もし許してもらえれば、彼女と街を回ったりできるかもしれない。 例えば、二人で芸能横丁に行ってみたりするのもいいかもしれない。興味はあったけど、一人ではちょっと勇気が出なくて行った事の無い場所だから。 ) [Fri 19 Nov 2010 00:21:04]
フィリーネ > ( 私一人だったら、こんなことは思わなかった。 こういう寒い季節は動物達の世話をして、本格的な寒さが来る前に買いだめて、あとは冬を越すだけというのが今までの生活だった。 ) はぁ ( また溜息が出てしまう。 街へ行きたいのも溜息が出てしまうのも居候をしているロランと名乗っているローラという名前の少女のせいだ。 ) [Fri 19 Nov 2010 00:11:42]
フィリーネ > ( ウォータリアンが街を襲って、村では家畜や人が死んだ。 危険だし、何か不吉だとお父さんは言って街に出ることを禁じたけど、それ以降新しく家畜が死ぬようなことも無いし、ウォータリアンがまた攻めてきたっていう噂も聞かない。 だから、もう街の方に出てもいいんじゃないかって思っている。 )( 鶏が数羽死んでしまって、卵の数も減ったから売りに行くには微妙な数になってしまったから行かなくていいと言われればそれまでだけど、卵を売りに行く以外にも街に行きたいと思うことがある。 ) [Fri 19 Nov 2010 00:06:01]
フィリーネ > ( 頬が張っているみたいな感じがする。 家の中でも外でも冷たい空気に変わりは無い。ただ風があるかないかの差だけ。 )( 私は頬杖を付いて机を前にして座りながら、窓の外を眺めていた。 外は真っ暗だけど、雲の無い夜空は空気が澄んできて星が良く見える素敵で綺麗な空だった。 ) はぁ ( その夜空を眺めながら、小さい溜息を一つ吐き出した。 溜息をすると幸せが逃げていくってお母さんが言っていたけど、溜息は自然と出てしまうからしょうがないと思っている。 ) [Fri 19 Nov 2010 00:00:54]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『空気が冷たい』 [Thu 18 Nov 2010 23:54:53]
お知らせ > カーティさんが帰りました。 『無事にそのウォータリアンも売り抜けた。』 [Thu 11 Nov 2010 23:00:42]
カーティ > (無論、ウォータリアンの姫君などではない。 いや、ウォータリアンであるのは事実だが、彼女は今回の戦争とは何の関係も無い人物――運悪くラトロー族に襲われてしまった冒険者の一人なのだ。 まあ、歌が得意なのと手先が器用なのは嘘ではないし、ちょうどヴェイトス島に渡ってきたばかりで共通語もロクに話せないから、バレることもなかろう。 バレたところで、ウォータリアンへの悪感情は強まっている。 こちらへの実害は何一つないといえた)(ともあれ、彼らはこうして、今日もまた自らの稼業にせいをだしているといった次第) [Thu 11 Nov 2010 23:00:31]
カーティ > (実際、ラトロー族としては、ここしばらくの間で結構稼がせてもらった。 適当に隊商を襲って略奪し、跡に魚の鱗でもばら撒いておけば、騎士団や警備隊の目もずいぶんとごまかせるというもの。 危険を犯してまで村を襲うより、今は奴隷を売りつけたほうが得なのだ。 無論、それも冬が来るまでの間の話。 基本的に略奪で生計を立てている彼らは、余分な商品を冬場も養っていくだけの余裕は無い。 ここらで売り切っておかねば、解体してヨーウィの餌にするか、自分たちで食うより他に手がなくなる)(次に現れたのは、一見すると金髪のホワイティアの少女。 一瞬、客たちがどよめくも、続いてしめされた両手足の鱗を見て、安堵したように息を吐く)ウォータリアンの姫君だ。 歌が上手い。 手先も器用だ。 5000エンから。(「ねえ、あんた。アレ良いんじゃない?」「魚どもか。悪くねぇな。従弟の船は奴らに沈められたんだ」「器用だってんなら、糸紡ぎの手伝いもやらせられるし・・・・」 しばらくの間、なにやら相談するような会話が続いた後、「5500!」との声が上がった) [Thu 11 Nov 2010 22:33:37]
カーティ > (全身に布を巻きつけ、多脚のトカゲに跨った彼らは、ラトロー族と呼ばれている。 ヴェイトス島に存在する略奪者(レイダー)の一族だ。 農村を襲い、奪い、人を攫う。 忌み嫌われるべき存在だが、奴隷を売りつけに訪れる事もある。 これが攫われた近隣の村人であったりすれば、彼らも武器を手にラトロー族に立ち向かえるのかもしれないが、ういう時、彼らが連れているのは大概がブラティアンであったり、アララマ教徒であったり、ようはアングリマーラから攫われてきたブラティリアやイエロティアなどの、パプテス教徒にとっての敵対者であるから、農夫たちもついつい買ってしまうというもの。 それに奴隷たちの死んだ魚のような目を見れば――どんな調教を受けたかは考えたくないにしても――従順な奴隷である事は、一目でわかる)「ベヂバ・ジャヅサ・ザ」 ――ザラセ。(軽い金袋をつかんで、はき捨てるように部下がこぼす。 それを嗜めると、頭領は次の奴隷を台上へと引きずり出した。 時折交わされるラトロー族の言語に農夫たちは不安そうに目配せをするも、その売り向上には興味津々の様子。 何はともあれ、こうして商売をしている間は、襲われることはないのだから。 彼らの逆鱗に触れるようなことさえしなければ、だが)  [Thu 11 Nov 2010 22:24:53]
カーティ > (地方村にありがちな、小さな広場。 其処は場違いな活気に包まれていた。 木製の粗雑で急ごしらえの台の上には、小奇麗な衣服を着せられた褐色の肌を持つ黒髪の娘たちが並べられており、その周りに集まった農夫たちの口からは「1000!」「1500!」などの声が飛び交っていた。)2000……ゾンデギゾバ。 良いだろう。売りだ。(銃を手にした頭目と思しき男の言葉により、金の詰まった袋と好感で、その娘たちの一人が農夫に引き渡される。 ――見て判る通り、奴隷売買だ。 本来はもっと早くに訪れるつもりだったのだが、ウォータリアンとの戦争による混乱――つまり「稼ぎ時」の魅力には抗しきれなかった。 秋の収穫期前であれば、もっと高値でも売れたろうに。 まあ良い。元手は然程かかっていないのだ。 売り抜ければこちらの得になる) [Thu 11 Nov 2010 22:15:10]
お知らせ > カーティさんが来ました。 『 奴隷売買 』 [Thu 11 Nov 2010 22:05:22]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 黒い女の子は 森の中からこっちをのぞいていて ふわふわとしていた。 』 [Wed 10 Nov 2010 20:59:49]
マガツヒ > ( これから大変になるな、と長男が大人達のやり取りを無視して担架に父親を乗せようとした時、ふと、末の子がぼんやりと遠くを見ているのに気づいた。 熱心に、何処か全然関係の無い、向こうの森の方。 どうした、と聞けば、曖昧な顔をして兄の顔を見上げ、今見ていた物を説明しようと一応、考えを巡らす。 末の子の頭の中には、あれを上手く説明する為の丁度良い言葉が思い当たらなかった。 黒い 女の子が ふわふわしてた。 ) ( いくら闇の中に目を凝らしても、それらしいものは見当たらなかった。 ) [Wed 10 Nov 2010 20:56:55]
マガツヒ > ( 俺は今日ずっと厩の掃除してたよ。 誰かが急に言い出した。 なんだよ、どういう意味だ。 分かっていたが、一人がそれを非難するような口調で問い質す。 俺は殺してないって意味だ。 ただ身の潔白をはっきりさせたかっただけだ、と。 この言葉を裏返せば、自分以外の誰かが殺した可能性を否定しない、という意味だ。 大人達がヒステリックに主張し、罵り合い、時に手を出し、到着した神父が止めに入っても今だ罵声を浴びせあっている。 子供達は祖母の手を取って少し離れ、そんな大人達を見ていた。 ) [Wed 10 Nov 2010 20:38:36]
マガツヒ > ( この話が拗れる程度に、農夫の男はあまり周囲に愛されては居なかった。 陰気で酒飲みで、いつも退屈な田舎の暮らしや金の無い生活や自分の運の無さの事ばかりを口にして、人の顔を見ればネガティブなジョークで他人を嫌な気分にさせる。 そんな男だった。 妻と子供3人と年老いた老婆が9人のうちの5人だったが、彼らさえ大きく取り乱すよりも、何か、何処か、ああ、そうか、という顔をしているのがかえって薄気味悪い。 ああ、そうか、明日から僕達が羊の世話をしなきゃな。 ) [Wed 10 Nov 2010 20:29:16]
マガツヒ > ( その日、とある農夫が死んだ。 暗くなっても帰ってこない夫を探して家族や親類が探しまわって、牧場の少し急な斜面の下で首の骨を折って死んでいるのが見つかった。 ただの転落死にも見える。 誰かに落とされたと言われればそうでなければこんな何も無い所から転げ落ちないようにも思える。 酒の匂いがするし、彼も若くはなかったし、いや不注意で落ちたんだろうと誰かが窘めた。 何でそんな事をすぐさま決めつけるんだ? そういう事にしたいのか? と誰かがそれを疑った。 二人は数発ずつ殴り合い、周囲に止められた。 酷く険悪な空気が流れ、その中で農夫の遺体が村の教会に運ばれる事になって、今。 急な斜面の牧場の下に、村の男女が合わせて9人。 屍が1つ。 これから神父とタンカを取りに行った男が2人来る。 松明の灯りが煌々と山の中で揺れている。 ) [Wed 10 Nov 2010 20:16:53]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 禍ッ夜 』 [Wed 10 Nov 2010 20:06:35]
お知らせ > ブレイブ@警護さんが退室されました。 『セイッ! ( 馬は駆ける。戦いの鐘は鳴り、それは本格的な始まりを告げる。 )』 [Tue 9 Nov 2010 00:20:53]
ブレイブ@警護 > ――――大丈夫です。 ( 青年はハッキリと断言した。力強く、迷い無く。 ) どうかご安心ください。決して我々は負けません。その為の騎士団であり、私達騎士です。 ( ――――そう、絶対に負けられない。あんな―――あんな凄惨な振る舞いを是とする連中には決して負ける事は許されない。初めての実戦、初めての戦争―――しかし決して、死んでも負けられない戦いだ。 ) ( ですので不安に思わぬよう―――それからそのような流言飛語は、皆の不安を煽るだけであり、どうか自重して頂くようにと。噴水前の広場であった晒し首の事件は、出来る限り隠蔽する努力はする。 )( ―――しかしいくらアイリ様が迅速に駆けつけたとはいえ、それを目撃した人々も多いだろう。いつの時代も人の口に戸は立てられない―――しかし野放しにする訳にもいかないのも事実であり。出来る限りの情報統制はしておこう。 ) [Tue 9 Nov 2010 00:11:22]
ブレイブ@警護 > ――――はい。わかりました。御協力感謝いたします。もし後日不審な何者かが現れるようでしたら、どうかヴェイトス騎士団へご一報願います。 ( 協力してくれた事に感謝の言葉を口にして、青年騎士は慇懃な礼をする。 )( ――――訪れなければいけない所はまだいくつもある。そのまま挨拶を済ませて立ち去ろうとすれば、相手は馬に乗ろうとする騎士を引きとめて声を掛けてきた。何であろうかとその老人に訊ねてみて―――― ) ( ――――老人は不安を口にする。本当にヴェイトスは大丈夫なのだろうかと。何でも酷い有り様の死体がサラシ首のように街中に置かれたらしいじゃないか。ヴェイトスは―――自分達は大丈夫なのだろうかと、不安におびえる声色を隠さずにその老人は青年騎士に詰め寄った。 ) [Mon 8 Nov 2010 23:53:56]
ブレイブ@警護 > ( 中から出てきたこの辺りの村の有力者であろう老人に、青年は丁寧に礼をして、夜分の非礼を詫びた後に挨拶の言葉を口にしよう。 ) ―――先日にウォータリアンの軍団がヴェイトス市に戦闘行為を仕掛け、その際に複数のウォータリアンが市内に潜伏したと思われます。ここ最近の話でこちらに唐突に現れた他所者などの情報はありますでしょうか?あるいは最近唐突にする事が派手になりだした不審な者などです。心当たりはございますか? ( ―――この辺りは情報の共有が非常に狭く、個人のプライバシーなどないようなものである。もしも潜伏したウォータリアンが此方へと流れ込んで着ていたのなら、発見する事それ自体はそう難しい事ではないだろう。 ) [Mon 8 Nov 2010 23:26:28]
ブレイブ@警護 > ( 走らせた馬は地方村の中でも大きな家の前で止まり、金属が擦れ合う音を響かせながらその騎士は馬から降りる。 ) ――――夜分に失礼します!ヴェイトス駐留騎士団の者ですが、いくつかお尋ねしたい事があります。お時間を取らせて頂いてもよろしいでしょうか! ( その扉を強くなり過ぎないように叩きながら挨拶を――― )( 潜入した連中の捜索、排除。それもまた大事な警護の一環だ。 ) [Mon 8 Nov 2010 22:59:11]
ブレイブ@警護 > ( 夜の闇をしなやかな体つきの馬は駆ける。一目で騎士とわかる格好に身を包んだ青年は、地方村への道中をひた走っていた。 ) ( ――――先日の襲撃の際に、正門からは多数のウォータリアンが市内に流れ込んできた。戦闘中の混乱の中、彼らはまんまと市内に潜入せしめたる事に成功しただろう。 ) [Mon 8 Nov 2010 22:41:07]
お知らせ > ブレイブ@警護さんが来ました。 『( 馬を走らせる )』 [Mon 8 Nov 2010 22:35:33]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『その夜私は、自慰に耽った。』 [Tue 2 Nov 2010 23:58:55]
マガツヒ > あ、と…呼び方も出来れば、外ではロランでお願いします。 いっそ統一した方が良いのかな…。 ( フィリーネを信用しているけれど、名前が外に漏れるのは少し怖い。 ローラなんてそんなに珍しい名前じゃないと思うけど、「ある日地方村に独りで来て厄介になっているローラという娘」なら別だ。 直ぐに気付かれてしまう。 その事情をちゃんと説明はできないけれど。 ) …い、いえ。 その…おやすみなさい。 ( 殆ど思考停止状態で主人のいいなりになっていた当時とはまた話が違う。 目の前の、少し仲良くなり始めている女の子とああいう事をする想像をして、慌てて否定する。 その手が離れた後も、暫く悶々としてベッドに倒れ込んだ。 ああ、盥と御湯片付けないと、なんて思いながら。 ) [Tue 2 Nov 2010 23:57:59]
お知らせ > フィリーネさんが帰りました。 『今夜も中々寝付けない夜になる』 [Tue 2 Nov 2010 23:53:04]
フィリーネ > あ…うん、それはロラン…じゃなくて、ローラね。 ローラが必要なら私は構わないよ ( 確かに街に二人で出るようなことがあれば、男装をした彼女と一緒にいた方が安全かもしれない。 今は街が危険だからと街へ行くのを禁じている父も、女の子二人とは言え男装をした彼女となら許してくれるかもしれない。 ) ―――? どうしたの? ( 彼女が慌てて、頬を染めている意味がよく分からずに首を傾げて彼女の顔を見る。 そんな私もさっきまでの胸の高鳴りで頬は赤い。 )( 男との交わりはもちろんのこと、女同士なんて考えたことは無い。 同じ年齢の娘と比べれば疎い方ではあるし、身体に関しては堅い面もあるだろう。 ) じゃあ、明日になったらお父さんとお母さんに説明しましょう ( だから、明日は早起きしよう。 早くから起きて両親に説明する心の準備をしておくんだ。 だから、今日はおやすみなさい。 両手を包み込んでいる手に今一度力を込めなおしてから、そっと離して部屋へと戻ろうとするだろう。 ) [Tue 2 Nov 2010 23:50:09]
マガツヒ > ( 御免なさい、ばっかり言い過ぎているけれど、口を開くとどうしてもその言葉が出て来てしまう。 だって実際、現状をそれ以外の言葉で言い表せなかったから。 怒るどころか、楽しそうに話してくれさえするフィリーネにただただ感謝するばかりだ。 逃げ出すように今夜でも出て行く事になると思っていたのに。 ) あ、でも、あの、街に出る時はやっぱりその―――男の格好のまま、で、じゃないと。 ( 元々男装していたわけじゃないし、女の子らしい服を着る事自体に何の抵抗も無い。 窮屈じゃ無くて良いくらいだ。 ただ、街の中では変装と自衛を含めて男装を続けたい。 例えば、フィリーネと街に出る事があっても、私が男の格好をしていれば妙なトラブルも減ると思うし。 ) え、え、でも、ええっと―――。 ( 告白するなら、私はご主人様――私が殺してしまったお嬢様と度々同衾する事があった。 今思えば、ペット的な意味で。 昼間からベッドで裸になってじゃれあうような事もした事があるし、その、なんというか、奉仕的な事もした事がある。 同性と一緒に寝るというと、そういう事を思い出さずには居られない。 改めて心音が高鳴って、頬が熱くなった。 そういう話じゃないだろうに、と自分に言い聞かせる。 ) [Tue 2 Nov 2010 23:35:26]
フィリーネ > ( 彼女が名乗った姓にも何も疑いを持たなかったのは地方村に住んでいるせいだろう。 両親も何にも疑いを持たなかった。 でも、打ち明けてくれたのなら下の名前が無いことなんて気にも留めない。 ちゃんと考えれば怪しいことだろうけど、日常生活でも姓などあまり考えたことも無かった。 ) ううん、いいの。 今こうしてちゃんと言ってくれたんだもの ( 両手を握る手はぎゅっと力強いものになるだろう。 こうして間近で見れば確かに女の子と言われれば納得する。 でも、疎い人間は最初に男と言われたらそうなのかもしれないと思ったりするかもしれないと思った。 ) 女の子なら、私の服とか着れるよね…! 女の子っぽい服も一杯着ようね? ( 残念なこともあったけど、逆に楽しみは少し増えた。 自分でも気が付かないうちに鶏の事のショックは柔らでいる。 明日、両親には私からも説明しよう。 父は少しがっかりするだろうけど、母は喜ぶかもしれない。 女の子ものなら、母も私のお古を縫い直したりしてくれるだろう。 最初は驚いたり、少し怒ったりするだろうけど、両親もすぐに分かってくれるはずだ。 ) 今日は無理だけど、今度どっちかのお部屋で一緒に寝ない? ( お泊りみたいで楽しいと思うの。 今日はまだ両親に告げていないから駄目だろうけど。 ) [Tue 2 Nov 2010 23:24:24]
マガツヒ > ほ、本当です…! ローラ、下の名前はありません…! ド・トールは珈琲屋の看板見てその場ででっち上げましたっ! ( 強い調子に思わず仰け反りながら、聞かれて無い事まで正直に話した。 名乗った後、その姓はやり過ぎだろうと微妙に後悔したものだ。 ) …でも、本当に御免なさい。 あんなに急に、無理言って泊めて頂いて、ちゃんと言う機会も無くしちゃって、その。 ( 両手を握られると自然、向き合う形で距離も近くなって、今度はこっちがドキドキさせられる番だ。 でも、打ち明けられた事で少しだけ、少しだけ、心が軽くなったのも本当。 遅くなれば遅くなる程、本当の事がばれた時苦しくなっていっただろうし、信じて貰えなかっただろう。 ) [Tue 2 Nov 2010 23:07:17]
フィリーネ > ( 嘘がショックでなかったといえばそれこそ嘘になる。 でも、怒っているかと言われればノーだ。 ) ローラ…それが、それが本当に本当で本当の名前なの? ( 目を伏せたままの彼…ではなく、彼女を真っ直ぐに見つめながら、念入りに…だけど急かすように聞こう。 ) ―――え、あっと…安心して! そういう理由だったら、しょうがないと思うの…! お父さんとお母さんも分かってくれると思う! 私も一緒に説明してあげるから! ( 一つ一つの言葉を強く発しながら、出来ることならば彼女の手を両手で包み込むように握ろう。 )( 男の子じゃなくて、女の子だったのは少しだけショックだった。変な胸の高鳴りとか、私はもしかしたら好きになりそうだったのかもしれない。 でも、それが女の子になったからって嫌いになったわけじゃない。 女の子だったら、女の子で歳が近い女友達なんていないから、すっごく友達になりたい。 だから、出て行って欲しくない、その一心。 )( 疑うことを知らない卵売りは今打ち明けられた物が全部だと思っている。だから小さい嘘の先を知らない。 ) [Tue 2 Nov 2010 22:57:56]
マガツヒ > ( 昨日まで普通に話していたのに。 仲良くして貰える事が楽しくて、嬉しくて、明日はどうしようなんて事を考えられるようになっていたし、しばらく銃にも触って居なかった。 ) ―――ローラです。 御免なさい。 ( 目を伏せたまま正直に答える。 誤魔化せはしないだろうし、これ以上誤魔化し続けるのも辛い。 この上、まだ隠し事があるっていうのに。 それだけは隠しとおさなくちゃいけないから、小さな嘘を正直に認める。 ) 私みたいな子供が独りであちこち歩かなくちゃいけないと、色々おかしな人が近付いてきたりするから―――男の振りをしてました。 御免なさい。 貴女や、ご両親にまで嘘を吐いて。 ( ああ、これは卑怯だな、と心の中で思う。 謝るのならもっと大きな嘘がまだあるだろうに。 ) [Tue 2 Nov 2010 22:43:43]
フィリーネ > ( 彼、彼女と同じように黙り込んでしまう。 どうやって切り出したらいいんだろう。 ロランは女の子…なんだろうか。見たといっても、ほんの数秒で、頭の中では見た現実を否定したいという思いが渦巻いている。 ) ごめん、なさい ( 先に口を開いてくれたことで、少し喋り易くなった。 それでも、跳ね上がる心臓とまだ纏まりきらない頭のせいで声が弱々しく自信の無いものになってしまう。 ) ね、ねぇ…ロランじゃ…ないの? ( 恐る恐る視線を向けながら尋ねよう。 本当は男の子じゃないってこと、どうしても気になってしまったから、怖いけど口に出してみる。 これで出て行ってしまうのか、とか怖いことだらけで手の震えが止まらない。 一生懸命に抑えているのに抑えきれない。 )( 奴隷印が見えなかったことは不幸中の幸いでもあろう。もし、見えていたら動揺はこんなものではなかった。 ) [Tue 2 Nov 2010 22:36:32]
マガツヒ > ( 元々上手く出てこない言葉が益々咽喉で詰まってしまう。 扉を開けて入ってきたフィリーネと目を合わせ辛く、少し俯いた。 濡れた髪を何となく無言で少し拭いて、兎に角、何か言おうと口を開く。 ) いえ…その、びっくりしました、けど。 ( 幸いな事に―――プロスパンダの紋章と番号で構成された奴隷の刻印は背中側、左の肩甲骨の下のあたりにある。前から見られた都合、それだけは見られるのを免れた筈だ。 ) [Tue 2 Nov 2010 22:22:20]
フィリーネ > ( 一瞬の間に見えた彼の身体は、限りなく彼と呼ぶべき物ではなかった。 がっちりしていない身体は華奢なものだと言えば納得できる。 でも、膨らんだ胸は男の人にはないもので、それで…それで…! ) ―――あ、あれ? ( 扉を背にしてペタリとしゃがみ込んで、頭の中は真っ白に近い。 ただ、さっき見た裸が頭の中から離れない。 肝が冷えるっていう言葉を聴いたことがあったけど、今それに似たような状況だ。 見間違いだよねって何度も心の中で呟いて、冷えたものを暖めようとする。 )( そんな中で扉の向こうから聞こえてくる声に震えそうになる手を一生懸命に抑えながら、部屋の中に入っていこう。 物語のシンデレラが王子様と踊る前にその姿を見てしまったかのような気まずさだ。 ) きゅ、急に…ごめんね? [Tue 2 Nov 2010 22:12:42]
マガツヒ > ( 一瞬頭の中が真っ白になって、言葉も無く浅い盥の中にぱしゃんと座り込んだ。 見られた? 不味い。 嘘がばれた。 恥ずかしい。 嫌われる? 此処には居られない? また元の暮らしに戻る? 色んな思考がいっぺんに頭を巡って血の気が引く。 ここ数日の平和な日々が一瞬にして台無しになる感覚に震える。 怖い、よりも、悲しい、が先に立った。 最初から嘘を吐かなければ、とも。 ) ( 服を脱いでしまえば身体のラインは丸く、あまり大きくはないにしても幾らか胸はある。 暫く呆然とした後、部屋の外にフィリーネが居る事に気付いて、のろのろと身体を拭いて着替えた。 言葉も思いつかない。 どんな顔をすればいいかも。 ) …あの、どうぞ。 ( それだけしか。 ) [Tue 2 Nov 2010 22:03:02]
フィリーネ > ( 両親はクリティアの人間を真っ当に見たことはないためか、男の子にしては綺麗な子だ、くらいの認識しかない。 それは卵売りの少女も同じ。 だから、どんなものが似合うかもよく分からないが、服の着替えがなければ一着くらい縫ってみるのも面白いと母が言っていたりもする。 )( 元気を取り戻そうということと恥ずかしさから、普段ならノックの一つをした後に待つところを間髪居れずに開けてしまったような状況。 ) え…あっ! ごめんなさい! ( 開けた先で見えた裸体に頬を赤く染めあげて、ほんの数秒の間が空いてから急いで扉を閉める。 別に見たいとか、そういうわけではなかったけど、歳相応に好奇心が働いて閉めるまでのほんの少しの時間の間、視線は裸体に釘付けになった。 その間に見えた身体はどの範囲だろう。 男の子というよりも、女の子に近いような華奢な身体に見えた気がする。 )( 閉めたあとは扉に背をつけて、跳ね上がる心臓を押さえ込むように胸を押さえて、何度も深呼吸をする。 ) [Tue 2 Nov 2010 21:54:11]
マガツヒ > ( 喋り方とかももう少し荒っぽい方が良いんだろうか? 敬語以外喋った事が無かったし、どうも砕けた喋り方は慣れない。 「僕」なんていうのも未だに違和感。 でも何処に行くにしても後ろ盾も保護者も無い身の上で、女の子供1人だと思われるのは危険だ。 直ぐに良からぬ人間が寄って来る。 ) ―――――? ( 何かフィリーネらしき声が聞こえたと思ったら、ごとごとと物音。 元気になったんなら良いけれど―――そうだ、今度仕事の振りをして街に出るようなら、何か御土産でも探そうか。 懐事情が良いとは言えないけど、元気になってほしいと思うし、喜んで貰えたらそりゃあ嬉しいし――――なんて事を考えて立ち上がった時、足音がこっちに近付いて来るのが聞こえた。 あ、不味いかな、と、それでも割とのんびりとタオルに手を伸ばしているうちに――――扉が開いた。 ) あ、ちょっ…! ( 変な声が出た。 お屋敷暮らしの所為だろう。 先ず、部屋主の許可なしに扉を開けるという感覚がまるで無かった。 着替えるから待って、と言うくらいの余裕はあるものだと。 咄嗟に隠す暇も無く、慌てて声を上げて水飛沫を上げる。 ) [Tue 2 Nov 2010 21:35:52]
フィリーネ > ( 前まで落ち込んでいたこともあって、急に大きな声を出すのは恥ずかしかった。 )( ベッドから飛び降りて、服の皺を伸ばして髪も手で整えて、見える範囲の身だしなみを整える。 妙に恥ずかしくて、それをごまかす為に彼とおしゃべりしよう。 彼と元気に話せば、もう塞ぎこんでないってこともわかるだろうし。うん、それがいい。 )( ドタドタと少し品はないかもしれないけど、彼が寝泊りしている部屋の前まで走って、その扉をノックしてから開けてしまおうか。  ) ロラン、ちょっと入るよ? ( 鍵が開いているなら、そのまま返事を聞く前に開けてしまおうとするだろう ) [Tue 2 Nov 2010 21:26:45]
マガツヒ > ( あまり良くない事があった。 あの雨の晩、鶏小屋が壊れて鶏が数羽死んだらしい。 直前まで様子を見ていただけに、まるでその予兆に気付かなかった事が悔やまれるけど――――それでだいぶ落ち込んでしまったフィリーネの様子の方が心配だった。 とても素直で親切で、良い子だ。 …聞いた所歳上みたいだけれど。 何か元気づけられると良いけど、自分にできる事なんて思いつきそうにない。 上手い言葉を並べるのも苦手だ。 ) ( 宛がわれた部屋の中、盥にお湯を張って簡単な沐浴をさせて貰っている。 なまじ男装のまま通している所為で、下手に人前で服を脱げないのが窮屈な所。 髪を切るまで自分に男装なんて出来るとは思っていなかったけれど、案外ハマっているんだろうか。 指摘された事はない。 ) [Tue 2 Nov 2010 21:13:30]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 11/2 地方村/借部屋 晴天 』 [Tue 2 Nov 2010 21:08:31]
フィリーネ > ( こうやって塞ぎこんでいる気持ちは他の動物達に伝わってしまう。 あの子達は皆こういうことには敏感だ。 あのいつも眠たげな驢馬も気持ちの変化には敏感に反応して顔を舐めてくる。 ) がんばる! ( さっきまで被っていた毛布を跳ね除けて、手を握り締めて半身を持ち上げる。 勢いで出した声が少し大きくて、口元を押さえて誰もいないであろう部屋の中を見渡す。 見ているものはいないだろけど、両親にも泊まっている彼にも聞こえてしまったかもしれない。 そう思うと急に恥ずかしくなってくる。 ) [Tue 2 Nov 2010 21:04:06]
フィリーネ > ( でも、何時までもこうしているわけにもいかない。 毛布から顔を出すと外の空気がひんやりと肌を撫でて、沈んでいる気持ちを少し吹き飛ばしてくれるように感じる。 )( これ以上沈んでいたら両親にも心配をかけてしまう。 それに今は両親以外の人も家にいるのだ。いつまでもこんなに沈んでいるところを見られたくない。 ) [Tue 2 Nov 2010 20:45:13]
フィリーネ > ( それが後を引いて、長いこと部屋に篭ることが続いている。 残った鶏や驢馬、山羊達の世話を始めとした日常的な仕事はこなすけれども、それ以外は部屋に篭ってばかり。 )( 今もベッドの上で毛布を被ったまま、気を緩めたら溢れそうになる涙を堪えている。 鶏が死んでしまうときは何度もあった。 その度にこんな調子になってしまう。その度に何時までもめそめそしていては駄目だって自分に言い聞かせているけど、未だに慣れない。 ) [Tue 2 Nov 2010 20:34:20]
フィリーネ > ( 夜に急な雨が降ってきた夜の事だった。 鶏小屋の柱が一つ折れて、鶏が数羽死んだ。寒くなってきて、数羽が纏まって眠っていたことが原因だった。 折れた柱は父が見たところでは、腐っていたようで雨風に耐えられなくて折れたのではないかということだった。 でも、その時に父は首を捻っていた。柱にはそんな予兆は無かったというのだ。 あの夜、私は鶏小屋を見に行っていた。その時には何も気が付かなかった。気が付いていれば、鶏たちは死なずに済んだだろうか。 あの時、気が付いてさえいれば。 ) [Tue 2 Nov 2010 20:07:39]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『数日前のことだった』 [Tue 2 Nov 2010 20:00:28]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『( その晩、「雨か何か」で鶏小屋の柱が1つ折れて、鶏が数羽死んだ。 )』 [Sat 30 Oct 2010 22:20:38]
マガツヒ > ( 二人の少女が小走りに去って行った後、鶏小屋から少し離れた小さな暗い林の中に、その暗闇に溶けるような黒い人影がぼんやりと立っている。 雨に濡れた長く黒い髪がべったりと頬に張り付き、裸足の足が泥を踏んでいる。 じっとりと立ったまま其処を動かない人影は眼球だけで二人の姿を追い、びちゃ、と音を立てて一歩、歩を進めた。 ) [Sat 30 Oct 2010 22:18:57]
マガツヒ >   [Sat 30 Oct 2010 22:15:32]
お知らせ > フィリーネさんが退室されました。 『握られた手の感触が中々忘れられなかった』 [Sat 30 Oct 2010 22:13:46]
フィリーネ > ( 何を言ったのか気になったけど、何でもないと言われれば、深く追求することはせずに短く「そう」と応える。 )( ここで変にしつこく聞いて、ここを早く出て行く何ていわれたくないし、嫌われたくも無い。 人にどうしても嫌われたくないなんて思ったのは久しぶりの事だ。 それこそ、小さいときに苛められて以来歳の近い子と接する機会が無かったということもあるのだけれども。 ) え…うん ( 不意に握られた手に胸がトクンと跳ねた。 この胸のときめきはきっと緊張しているからだ。 きっと、そうだ ) [Sat 30 Oct 2010 22:12:43]
マガツヒ > ( 咽喉から出かかった言葉が掠れて消えた。 心臓が酷く大きな音を立てている。 言えなかった、言うタイミングを逃した、と思うよりも、早まって台無しにしないで済んで良かった、という卑怯な安堵の方が強かった。 一時的な感情で、今ある都合のいい状態を、また台無しにしてしまう所だった。 妙な間が開いてしまって冷静になると、もう、恐ろしくて全部嘘だったなんて言えなかった。 私は少し卑屈に笑うと、何でもありません、と首を振った。 ) ――――戻りましょう? 雨、酷くなりそうだし、黙って出て来たからご両親に心配かけそうです。 ( そう言って、フィリーネの手を取った。 ) [Sat 30 Oct 2010 22:02:29]
フィリーネ > ( 目の前の彼が多くの事を隠していることを卵売りの少女は知らない。 知った時どうなるか、それはまだ分からない。 両親は―――きっと、怒るだろう、どこかに突き出したりしようとする、かもしれない。 ) 出来るかも、わからないんだけど…それでも、目指していればいつか出来るようになるんじゃないかなって、思うの。 だから、やりたいこと分からないときでも、目の前の事一生懸命やっていれば、やりたいこと見えてくるかもしれないと思う ( 私もお店持ちたいって思ったのは、お仕事中にお客さんに言われたことが始まりだった。 だから、今目の前にあることを一生懸命にやればきっとやりたいこと見えてくるし、幸せに近づいていくと思う。 ) あ、雨―――あ、ごめんなさい…雨でよく聞こえなくて ( 今、何て言ったの? 雨が小屋を叩く音で上手き聞き取れなかった。 ) [Sat 30 Oct 2010 21:50:46]
マガツヒ > ( すみません、ばっかり言ってるな、と思ったら言葉に詰まってしまった。 本当に、彼女が知らないだけでとても沢山迷惑をかけている。 逃亡奴隷で殺人犯と知らずに匿っているなんて知ったら、どう思われるだろう。 ) それは―――素敵な事です。 やりたい事がはっきりしてるって。 僕はどうしたらいいかわかりません。 先の事を考えるのも、どうしたら最善なのかも、自分の選択に後悔してないのかも。 ( ああ、そうか。 ふと気が付いた。 すみません。 ごめんなさい。 それはフィリーネだけじゃなくて、此処まで通してきた我儘で沢山沢山、人を傷つけて、怖がらせて、悲しませて、その結果ちっとも私自身が救われてないからそう思うんだ。 ただ不幸を振りまいているだけだ。 これからもこんな事を続けるのかと思うと、余計に胸が詰まった。 ) フィリーネさん、僕は――――― ( 鶏小屋から向き直り、フィリーネと眼を合わせて何かを言おうとした瞬間、ぽつぽつと大粒の雨が降り出して、あっという間にざああと音を立てた。 ) [Sat 30 Oct 2010 21:33:45]
フィリーネ > あ、別に詳しいことはいいの、私は…居たいだけいてくれてもいいって思うし… ( そうだった、彼は仕事でクリスティアからこっちへ来たんだ。だったら、仕事の関係によっては街の方へ泊まることになったりするんだろうか、そう考えると少し淋しく思う。 でも、ここで仲良くなれば、街に行ってしまっても逢うきっかけとか出来ると思いたい。 ) えっ、急にどうしたの? ( 突然に振られた話に戸惑いを見せながら、小屋の天井を眺めながら暫しの沈黙が出来て ) 幸せ…かなぁ。お父さんもお母さんもいるし、ご飯食べられないわけでもないし。 あ、でもね不満って程じゃないんだけど、もっと鶏増やしたり、畑作ってみたり…あ、あと将来お店とかやってみたいなって! ( 一度口から出てきたやりたいことはあふれ出すように出てくるけど、はっと我に返って ) あ、ごめんなさい。私ばっかり…、えっとぉ、ロランは今は幸せ―――って聞くのは変か  ( 今はこうして仮として泊まっているわけだし、まだこっちに着たばかりだし。 ) えと、ロランにとっての幸せってなに? ( あれ、これも変かな。 でも、もう聞いちゃったし。 彼の方を向いて、返事を待とう。 ) [Sat 30 Oct 2010 21:24:22]
マガツヒ > …はい、色々教えてください。 あの…それは、可能なら…すみません、暫くは――――その、仕事も、まだ、なんです。 ( クリスティアから仕事で来た、と曖昧な嘘を言って、詳しい内容を話していない。 仕事で来たのなら、何日もここでぼんやりしているのはおかしい筈だし、少し落ち着いたら何度か街に出で何かして来たフリでもしなきゃいけない。 …可能なら、その都度お金を稼いで。 此処に居座る気なら、今手持ちのお金だけじゃあいずれ尽きてしまうだろう。 ―――先の事を考えるとやっぱり苦しい。 ) …フィリーネさんは今、幸せですか? 不満はありませんか? ( ぼんやりと鶏小屋を覗きこみながら急な問いかけ。 結局、どういう風になったら自分は満足するんだろう。 あのお屋敷でお嬢様の奴隷として哀願され続ける生活ではいけなかったのだろうか? あの、ある種の安穏と引き換えにする価値が、今の状況にあるだろうか。 ) [Sat 30 Oct 2010 21:06:34]
フィリーネ > ( 抱えていた荷物にも両親は何も言わなかった。 子供ということもあったが、人の荷物を見ようなんて事は考えもしないことだった。 ) んー、じゃあね…一緒に鶏の世話とかしましょう? ( 今は街は危ないから卵を街の方へと売りに行くことは少ないと思う。 その代わり、他の農家へ売りにいったり、他の農産物と交換したりとかしに行くかもしれない。 他所も街に売りに行くところは控えていて、物が余っているかもしれないし。 ) じゃあ、これからは沢山お話しましょう。 すぐには行ったりしないんでしょう? もし、そうだったら時間は沢山あるし… ( いけない、つい口が早口になってしまっている。 鶏小屋の鍵を開けながら、落ち着きなさい…私って何度も言い聞かせる。 )( 鶏小屋の中はカンテラに照らされて、薄暗いながらも、ぼんやりと見えるだろう。 小屋の両サイドに柵があって、そこに鶏が放されているような状態で、柵の高さは鶏が越えられないくらいの高さになっている。 ) あ、ここが鶏小屋で、私はいつもこの子達の卵を街に売りに行ってるの ( カンテラで鶏達を照らしながら説明する。 照らされる鶏たちは皆眠って静かだ。 ) [Sat 30 Oct 2010 20:57:57]
マガツヒ > ( 四六時中抱えていた長銃はベッドの隙間に隠すように置いてある。 あれを持ち歩かないのは不安が半分、安心が半分、複雑だ。 ―――いつか手放してお金にしてしまっても良いし、その必要すら無くなったらあの持ち主の女性に返して謝れるともっと良いと思う。 今まで考えもしなかった事だけれど。 ) ご両親にも感謝してます。 勿論お金も払いますけど、出来る事があったらお手伝いとか、させて下さい。 何もしていないのもかえって手持無沙汰ですし。 ( これに関しては本当に私は運が良い。 だって私は今、男として振舞っているんだ。 よく考えたら、年頃の娘さんが連れて帰って来るなんてその、なんていうか。 よく泊めて貰っているなっていう。 ) それは、わt…僕も、です。 あんまり話すの、得意じゃない、ですけど。 沢山、お話ししたい。 ( カンテラの橙色の灯りがぼんやりと闇を照らしている。 空は曇って他に道を照らす者は無くて、風の音と2人分の声だけがくっきりと聞こえる。 ) [Sat 30 Oct 2010 20:41:33]
フィリーネ > 見るって言っても、逃げ出しているのが居ないかとか、体調崩してる子がいないかみるくらいなんだけどね ( 断られないことにホッとする。 そうと決まれば、気持ちを持ち直して、羽織る物を羽織り、カンテラを片手に外に出よう。 ) ううん、そんなこと無いよ。 お父さんも何だかんだで、嬉しいみたいだし。 ( 外に出れば、然程遠くは無い場所に小さい小屋がある。それが鶏小屋だ。 カンテラで行く先を照らしながら、ちゃんと付いて着ているか後ろを気にしながら歩いていく。 ) あと、私もちょっと嬉しいんだ…。 歳が近い子と普通に話す機会ってあんまりなかったから [Sat 30 Oct 2010 20:30:57]
マガツヒ > 鶏小屋? ―――はい、そういえばちゃんと見て無かったです。 ( 唐突な提案だったけれど、何処か行く目的があったわけじゃないし、あまり眼の届かない所でうろうろするのも印象は悪いだろう。 無目的過ぎるのも気晴らしにならないかもしれないし。 私は素直に従う事にした。 色々制約があって喋り難いと思う反面、奴隷と主人とかではなくて、普通に、歳の近そうな子と話をしてみたいというのもある。 ) …あの、迷惑じゃないですか? 急な話でしたし。 [Sat 30 Oct 2010 20:20:19]
フィリーネ > ( 両親は共に遠出をしても、他の村に行くくらい。 本物のクリスティア人なんて見たこと無いし、頭の中にある知識も聞いたり本の中で読んだりしたことばかり。 ) 外? じゃ…じゃあ、一緒に鶏小屋見にいかない? ( 急な事過ぎておかしいとか思われていないだろうか、声とか裏返ったりしてないか、ただ鶏小屋を見に行くということだけなのに、心臓がちょっぴりドキドキする。 お仕事中に人と話すことなんて慣れているのに、こうやって改まると緊張してしまう。 ) [Sat 30 Oct 2010 20:13:07]
マガツヒ > ( 此処に来てから嘘の吐き通しなのが息苦しい。 名前のこと、性別のこと。 嘘の仕事の話。 嘘のクリスティアの話。 出鱈目を並べていても今の所不審がられないのは、此処が田舎だからだろうか。 クリスティア王国なんて遠くて道程の過酷な国にわざわざ行く事もないだろうし、此処をわざわざ訪れる本物のクリスティア人もそう居ないだろうから。 ) ――――あ…その、ちょっと、外の空気を、って。 ( そんな事を考えながら部屋を出ると、偶然かフィリーネが部屋から出てきた。 たどたどしい口調になるけれど、別にこれは嘘じゃない。 頭の中が閉塞感でいっぱいで、少し外に出たかっただけ。 ) [Sat 30 Oct 2010 20:02:10]
フィリーネ > ( やはり仲良くなるには、最初は簡単な仕事を手伝ってもらうとかがいいだろうか。 鶏の餌をあげるとか、驢馬や山羊のブラッシングを一緒にやってみるのもいいかもしれない。 そうだ、それがいい。誘ってみようか、嫌がられないかと少し心配だけど、少しくらい積極的になってもいいよねって、自分に言い聞かせる。 )( そんな時だった、部屋の扉が聞こえる音がする。 ずっと住んでいる家だ。大体どこの部屋の辺りかは想像がつく。 急いで、でも偶然を装って自分も部屋を出よう。 大きく無い家だ、すぐに目が合うだろうとは思う。 ) [Sat 30 Oct 2010 19:53:55]
マガツヒ > ( 簡単な力仕事を手伝って夕飯を頂いた後、少しだけフィリーネのお父さんと他愛のない話をしてから宛がわれた部屋に戻り、いつも通り休んだ。 いつも通り、という言葉がつくには少し早いか、それでも此処の生活は穏やかで単調で、同じような毎日が続いているような感覚に陥る。 あまり村の中を歩き回らないようにしているからだろうか? 必要以上の人に見られたくないけれど、上手くやっていくならむしろ積極的に好感を得るべきだろうか。 あまり自信は無い。 私は今までごく限られた環境の中でだけ暮らしてきた。 ) ――――――。 ( 転寝をしていたらしい。 少し肌寒さを感じて眼を覚まし、覚醒を待つ。 それから、少し外に出てみようかと立ち上がって、扉を開けた。 ) [Sat 30 Oct 2010 19:46:18]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 ヴェイトス市地方村 P<19:40 曇天 』 [Sat 30 Oct 2010 19:40:01]
フィリーネ > ( でも、それを両親に聞くことなんて私には出来ない。 それにあの子が着てくれたことで両親が喜んでくれるなら私はそれで構わないとも思う。 )( 窓の外は私の心の中を半分だけ映し出してくれているみたいだ。半分はあの曇り空みたいなもの。 ただ、残りの半分は少し嬉しい気持ちだ。 私には歳の近い友人というものがいなかった。だから、ちょっとだけお友達になれるんじゃないかって期待しているところがある。 何時まで泊まっていてくれるかわからないけど、仲良くなればここを出た後でも、街であったりとかできるかもしれないし。 ) [Sat 30 Oct 2010 19:35:31]
フィリーネ > ( それと、これは私自身のただの想像なのだけれど、両親は女の子よりも男の子の方が欲しかったんじゃないかって思う。 この家は鶏の卵や山羊の乳を売って暮らしている。これだけでも、暮らしていくだけなら何とか事足りる。 ただ、それは時折周りの農家や畜産をしている家の助けを借りながらだ。 本当は畑を作ったりしたいんじゃないかって思う。 でも、畑を作るのには男手は父一人になる。だけど、父は一人で畑の準備をするほどの体力はない。 ) [Sat 30 Oct 2010 19:26:41]
フィリーネ > ( ここのところ色んな事が身の回りで起こった。 一つは街の異変。最初はウォータリアンが増えただけだとかだったけど、つい先日に港が襲われたらしい。まずこれを受けて父親は街の方へ行くことは控えるようにって言ってきた。 二つ目は家にやってきた男の子だ。 カフェで知り合って、泊まる場所が無いから、うちに泊まってもらうことになった子。 最初は父も男の子を連れてきたことにあまりいい顔はしなかったけど、連れてきた経緯と本人からの話に次第に表情を緩めていってくれた。 母は文句も小言の一つも無く、父の決めた方針に従った。 )( 連れてきた男の子、名前はロランと言うらしい。 部屋は物置代わりにしていた部屋を掃除して使っているのが現状。 お金を払うとは言ったけど、両親はそれを受け取ることは少し渋った。まだ子供ということもあったが、何より自分の娘に歳が近いということもある。 ) [Sat 30 Oct 2010 19:18:42]
お知らせ > フィリーネさんが入室されました。 『自室』 [Sat 30 Oct 2010 19:02:19]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 邪其禍津卑を村に連れて来てしまった事など、少女は知らない 』 [Thu 28 Oct 2010 22:52:32]
マガツヒ > ( 這い蹲る爬虫類か海底の軟体動物かという姿勢で、黒衣の少女は壁にべったりと身体をくっつけて其処に居る。 もうずっとそうしていて、時折身じろぐ程度で変わらない。 もうずっと、と言えば――――もうずっと、少女が主人を刺して逃げだした頃から、もうずっとマガツヒはこうして少女の直ぐそこに居る。 草叢の中に壁にもたれるように這い蹲る黒くて長い髪の小さな娘は、ヒトの形こそしているが、その奇怪な佇まいと行動と、無機質な反応だけで「まともではない」と判断するに十分な姿をしている。 ) ( マガツヒは観測していた。 執拗に執拗に、執拗に。 ) [Thu 28 Oct 2010 22:50:17]
マガツヒ > ( 壁一つ隔てた闇の中に マガツヒは蹲っている ) [Thu 28 Oct 2010 22:40:24]
マガツヒ >   [Thu 28 Oct 2010 22:39:54]
マガツヒ > ( 私はただ、普通に、平凡に、人並みに扱って貰いたいだけなんだ。 普通に働いて、普通に食べて、普通に眠って、普通に友達を作って―――家族はもう、望むべくもないけれど。 …この村に住めないだろうか? 何か仕事を貰って、ただ地道にそれをやって、何年も何年もそうして悪い記憶を薄れさせていって、無かった事にしてしまって、もう一度最初からやり直せないだろうか? それは、許されない事だろうか。 ) ( 窓を閉じて布団に潜り、壁際に隠すように置いた長銃の袋を抱える。 これからの事を考えれば考える程呼吸が苦しくなって息が詰まった。 未来なんてものにまるで良いものが思い浮かばなくて、ただ、どんな死に方をするのかばかりが頭を巡る。 苦しまないで死にたい。 ちゃんと言いたい事を言ってから死にたい。 誰かにわかってもらってから死にたい。 ) ( 胸をナイフで突かれて、意味が分からないって顔をして私を見たお嬢様の顔が脳裏にこびりついていて、かき消すように低く唸った。 ) [Thu 28 Oct 2010 22:34:22]
マガツヒ > ( もう三日もお邪魔してしまっている。 いや…正直な話、許される限り留まりたいとすら思っている。 此処は平和で、人が少なくて、刺激されるような怖い事もない。 上手い事嘘を吐いて、率先して何か出来る事は無いかと手伝いを申し出て、好印象を持って貰えるようにして、可能な限り居座るのだ。 お金が尽きた時どうしたらいいかわからないけど、此処に居る限りはそうそう、自警団とか奴隷ギルドからの追手なんて来ないんじゃないかって―――思う。 ) ( 村の人が少ないって言うのはでも、逆に考えると私の行動が直ぐに村中に伝わるって事だったり、人波に隠れてしまう事が出来ないって事だったり、お金を稼ぐ方法があまり無かったりっていう事でもある。 それは不安だ。 素性がばれた時、村の人達は、フィリーネは、御両親は、どう思うだろう? 私が気付いていないだけで、この三日の内にもう素性がばれていて、私を掴まえる準備をしていたら? ) [Thu 28 Oct 2010 22:19:59]
マガツヒ > ( フィリーネ・アルヴェーン。 親切で疑う事を知らない彼女の名前はそういった。 フィリーネと親切なご両親と、鶏が10羽、ヤギが1頭、ロバが1頭。 小さな村の小さな家には幾つもの気配が入り混じっている。 部屋の窓から見渡す景色は真っ暗で、木々と丘と道がその闇の中で混ざり合っている。 こんな時間に外に出ても何処で何を出来るわけでもないし、目立ちたくもない。 遠く微かに見下ろす丘の向こうに見える、ヴェイトス市の灯りをぼんやりと眺め続けた。 少し前まであそこに居たのが不思議な感じだ。 何年も何年もずっとあの光の中の、ごくごく狭い所に閉じ籠っていた。 お屋敷は大きくて広いと思っていたけれど、そんなのは小さな世界から見たものだったみたいだ。 ) [Thu 28 Oct 2010 22:10:21]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 ヴェイトス市地方村 P<22:00 晴天 』 [Thu 28 Oct 2010 22:00:21]
お知らせ > シェリルさんが退室されました。 『そう思うとお月様の光が冴え冴えと冷たく見えてくるから不思議。』 [Wed 27 Oct 2010 22:43:36]
シェリル > (嬉しい重み。それだけ立派な実になったという喜び。ぐるぐるバスケットを回したいような嬉しさ。子供のようなはしゃぎかた。――――ああでもだめ、駄目ね。それでもし落とすようなことがあれば村の方々にも主にも申し訳ないもの。)     … ふっ、 (くしゅん。)  …… … (くしゃみ。あらあら。まあまあ。) 寒いものね、…  … (今夜は特に。とても冷えるのです。明日は子ども達の薪集めを手伝わせていただきましょう。街のスラムの方は大丈夫かしら。近いうちに炊き出しのお手伝いに行こうかしら。毛布を配りに行こうかしら。) [Wed 27 Oct 2010 22:41:30]
シェリル > (バスケットの中の重みを。恵みを。確かめるようによいしょと抱えなおしましょう。) 明日はこれで、アップルパイを焼きましょう―――――… (美味しく作って。沢山作って。神父様と。村の子供たちと。教会にいらっしゃる方々と。皆でこの恵みに感謝しながらいただきましょう。子供達と一緒に、リンゴの歌を歌いましょう。)    … ふふっ。 (ああ楽しみ。楽しみね。きっと明日もいい日になるわ。歩み出す足取りも軽い。軽い。手にしたバスケットも軽い。軽い。そして重い。) [Wed 27 Oct 2010 22:19:36]
シェリル > (柔らかく降る月光は清く。禍く。清廉とした静けさと。人を惑わす危うさと。)   …… … (――――――このままお月様に呑まれてしまったらどうしましょう。そんな少女らしい夢想。きゅっと祈るように両手を組めば、左腕にかかる重みはバスケット。その中の果実。お手伝いのお礼にと村の方々が下さったもの。ああ主よ、主よ。貴方様のお陰で今年も沢山実を結びました。この恵みに感謝致します。) [Wed 27 Oct 2010 22:01:33]
シェリル > (濃紺の夜空。瞬く星の群。欠けていく月の光。その下の村。踏み均された道。小路。畦道。教会までの道。) なんて、なんて。 美しいんでしょう――――――――… (止まる足。止める足。ほうっと吐いた息は夜気に紛れ) ――――カンテラの灯りがもったいないくらいですわ (消してしまおうかしら。後で困るかしら。どうかしら。雲が意地悪心を起こしてお月様を隠してしまわなければ。お月様は十二分にしるべとなってくださりそう) [Wed 27 Oct 2010 21:51:19]
お知らせ > シェリルさんが入室されました。 『 お月様が綺麗  …… 』 [Wed 27 Oct 2010 21:41:21]
お知らせ > ヤルピコさんが退室されました。 『まぁ、悪くない仕事だ』 [Mon 25 Oct 2010 02:27:19]
ヤルピコ > ( 召喚中は目を瞑ったままでいなければいけない、目を開けたままだと、リンクしているネズミの視界と僕の視界がごっちゃになってカオスな事になる。 ) ( リンク維持は問題なし、動作不良なし。 ネズミは僕の操作にしたがって、予め空けてあるネズミ穴から童貞とbitchがヨロシクやってる部屋へと駆け込んでいく。 [Mon 25 Oct 2010 02:22:49]
ヤルピコ > 来い。 ( 精神を集中し、召喚の対象を明確にイメージする。 あやふやってのは何事も良くない。 ここで失敗すると、グロゲチョな化物を召喚してトラウマを作ることに成りかねない。 )  ( 今回召喚したのは、子ネズミだ。 視覚と聴覚をリンクさせてあるが、一匹しか呼び出すことができないのがネックだ。 最低でも一度に四・五匹は呼び出せるように精進しなくては――――) [Mon 25 Oct 2010 02:15:08]
ヤルピコ > ( 馬鹿どもはシカトして、僕は本題に入ることにした。 ) ( 本題、つまり情報収集だ。 情報収集といっても、別にデバガメの趣味がある訳じゃあない。 bitchの斡旋の稼ぎなんかよりも、人の秘密の方がずっと金になるってお話。 案外多いんだ、事が済んだ後の寝物語りにぽろっと秘密を漏らす奴って。 ) ( 両目を閉じて、僕は精神集中を始める。 魔術課で習う初歩の召喚術の一つ、使い魔の召喚術。 大学で習うようなレベルの物は、簡単お手軽な反面、できる事も限られている。 僕のレベルでできることって言ったら、精々五感の一つか二つを程度をリンクさせる事ができるってくらいのものだ。 つまりは、物は使いようって事。 [Mon 25 Oct 2010 02:04:26]
ヤルピコ > チェンジは3回まで、女の子の追加は応相談、避妊用の魔女薬もあるから中に出しても大丈夫。 簡単な食事と酒なら出せるから、必要なら言ってね。 他に質問はある? なければ適当に使う部屋を選んでもらって、後はご自由に。 まぁ、なんかあったら僕に言ってもらえば大丈夫だからさ、楽しんでってよ。 おっと、言い忘れた――――ここの事は他言無用・・・・で頼む、大事なことだから二回言っとくけど、くれぐれも他言無用だ。 OK? ( 一刻も早くやりたくって仕方がないって表情の童貞どもに簡単な説明をしてやって、玄関から表に出た。 外では、買出し役の奴らが戻ってきていて、あいつはきっと三擦り半だの、包茎だのとくだらない話で盛り上がっていた。 聞かれたらどうするって言おうと思うけど、いっても理解できるだけの脳みそがあるかどうか怪しいもんだから、やめておこう。 ) (全くもって、世の中馬鹿ばっかりだ。 ) [Mon 25 Oct 2010 01:33:46]
ヤルピコ > で、どの娘とヤリたい?( 後ろに4人女の子を引きつれ、僕は客人達を玄関に迎え入れる。 今夜のお客様はヴェイトス大学のモテない童貞男子学生4名様だ。 この仕事を思いついたのは、我ながら天才的だと思う。 仕事ってのは、まあ言ってみれば――――モテない童貞達にヤリ飽きたbitchどもを紹介するいわば人材斡旋業みたいな物だ。 いつの時代もモテない男は、金払ってでもヤリたいって思ってる物だ。 頭も股も軽くて自分の財布も管理できないbitchとか、浅ましく金蔓探しまくってる野良犬みたいなbitchもまた然り。 そういう奴等からほんの少しの御足を頂いて、お似合いの奴と引き合わせる。 元手といえば、地方村の空き家を借りる程度の、利の良いバイトってワケだ。 ) [Mon 25 Oct 2010 01:07:28]
お知らせ > ヤルピコさんが来ました。 『いらっしゃい』 [Mon 25 Oct 2010 00:42:17]
お知らせ > ダンカンさんが退室されました。 [Thu 14 Oct 2010 01:51:40]
ダンカン > ( ベッドに横になって、天井を見上げる。 牛も寝付いたように静かで、今は秋の虫が鳴いている。 気になる事は多いが、今は初めて地上のまともな寝床に身を預けて眠りにつこうか。 何かいい言い訳でも考えて、この老夫婦の世話になるのもいいかもしれない。何よりも人間の住まいでない事がいい。 そして連絡先も確保できる。 ゆっくり眠りにつきながら、 静かに静かに... 。 言い訳を考えながら思考が夢の中へ溶けていくだろう。) [Thu 14 Oct 2010 01:51:33]
お知らせ > リダ@調査さんが退室されました。 『( 夜明けまでに市街地に戻れるか気にかけて農村地帯を後にする… )』 [Thu 14 Oct 2010 01:47:50]
リダ@調査 > ……何をこだわっているのかしら、私……。( 耳を這わせて何も成果のない状況にふと疑問を抱く。妙な違和感は確かに感じた。しかしそれが今回の事件と直結しているという確証などない。自分が今付けねらう客人だって、ただ海に関連するだろうというだけでプライベートを漁るには聊か理由が浅い。それに先ほど丁寧に対応してくれた老夫婦の家なのだ、探りを入れるのも申し訳なさを覚える。 )……よしましょう、もう。( 誰に言うでもなく頭を振れば、客人の窓を避けるようにして、地上へと飛び降りる。)……ごめんなさいね。(それだけ呟けばかけていた黒縁のメガネを取って建物から離れていくだろうか…。 ) [Thu 14 Oct 2010 01:43:27]
ダンカン > ( その後物音がしなければ天井から視線を外そうか。 何らかの違和感を感じたまま、 組んだ自分の手を見る。 ) …―――― (わらべ歌。何故そのような事を調べるのか。 わらべ歌とは海の中にもあった。 そのことを考えると、出身地を割り出してウォータリアンや水魔を探る手か... いや、ソレならば「海」として限定するのは逆効果。 ならばわらべ歌事態から何かを探ろうとしているのだろうか。 先ほどの人物が怪しいの確かだろう。姿だけでも確認しておくべきだっただろうと、小さくため息を吐いて。 布に包んだ三又の矛をベッドの傍に移動させよう。 何かあったときに何でも出来るように。 念には念を入れて。窓の戸締りも確認してからベッドに横になるだろう。) [Thu 14 Oct 2010 01:31:25]
リダ@調査 > ( 屋根から伝わるこの建物に入っている人物の動きを探る。二つの小さなゆっくりと小さな足音と、それとは別な音。ゆっくりとした小さな音が老夫婦だとしたそれ以外が例の客人だと考えればそちらの方へと動く。そして動きが止まったであろう場所の真上でこちらも止まり様子を窺う。 )…………。( 気配はあるも行動はしていない様子。ただ普通に眠っただけであろうか…屋根へと耳を這わせて音を聞きだそうと試みる。 )  [Thu 14 Oct 2010 01:24:23]
ダンカン > ( 部屋に戻れども、こちらの違和感は消えない。 窓まで歩き外を伺うが、先ほどの人物らしき人影は見えない。 それでもこのまま素直に眠りにつく事はできそうにもない。 ベッドにどっかり座り、手を前に組んで考えるポーズに入ってみる。)  …――――  ん?    ( 物音に上を向く。 眉をひそめ... 音を立てないように立ち上がろうか。 こういった土地柄、ねずみの一匹や二匹いてもおかしくもないが。 ダンカンの知識でそこまでの考えには至らないだろう。 その分疑い心は強い。) … ―――― (その後同じ音は聞こえない。慎重に静かに、上の様子を伺って見ようか。) [Thu 14 Oct 2010 01:17:12]
リダ@調査 > ……反応はナシか。(こちらのカマかけにも中ではあわただしい様子は窺えなかった。空振りか、冷静に受け流されたか……考えても答えは出なかった。互いに疑心暗鬼になっているこの状況に。 ) もう少し、調べてみるか……。(そう言えば覗き窓の死角から跳躍し、建物の屋根へと音も立てずに着地する…はずだったが、大きすぎる胸がブルンと揺れそれでバランスを崩してわずかに音が立つ。 )ああっ、もうっ!( 苛立ちながらもこの程度の音なら、と気にせず屋根の上を動き出す。 ) [Thu 14 Oct 2010 01:07:36]
ダンカン > (「あぁ、最近物騒だからね。」「戸締りはしっかりしておくよ」そんな返事をする犬耳の夫婦。 姿が見えなくなった来訪者。老夫婦はのぞき窓の扉を閉じるだろう。 ダンカンは、閉じた扉の方をじっと見つめたまま、静かに様子を伺って。 )  …――――  (なんだろうか、去ったはずなのにドアの向こうが気になる。誤魔化された感が残る先ほどのくだり。先ほどの姿の見えない来訪者がもし、調査しているメンバーなら...  ) …――――  ( 自分が敵の側なら、どうしているか考える。相手のいう事をうに見にするか否か。依然あった湾岸警備隊の女は慎重だった。そして疑り深かった。ソレが正しい対応だろう。 しかし、今の人物は何故か海に関するわらべ歌のことだけを聞いてきた。そして、顔の見えない自分に対して...いや、この場合はこの老夫婦も入るが、猜疑心が少なすぎる気がする。これがただのわらべ歌マニアなのか、それとも敵の罠か・・・ 。 考え込んでいた自分におじいさんから声がかかる。 「おいおい、何時までそんな所にいるんだい?」 「一緒にお茶でもどうかしら?」 そんな声かけに、振り返り首を振ろうか。)いや... 俺はいいです。(先に休ませてもらうと一言、会釈をして部屋へ戻ろうか。) [Thu 14 Oct 2010 00:54:48]
リダ@調査 > ( 客人の声色は変わらない。怪しまれたかと思ったが、ここは大丈夫であったと信じて起きたい。それでもさきほど感じた違和感がどうも気になった。この客人からだったのかははっきりしないが…。 )どうも、夜分遅くに失礼いたしました。………ああ、そうでした。今ウォータリアンの活動が活発みたいですので、海に行くなら是非お気をつけてください…あ、街中でも危険かもしれませんが、大丈夫だと思います。では…。(それだけ言えば深く扉に向かって一礼をして覗き窓の死角へと移動して気配を消す。 海に係わる者だという自分の仮説を信じ、先ほどのカマをかけてどう動くかを調べようとしていた。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:42:33]
ダンカン > (落胆した様子の声に、老夫婦も「すまないね」と声をかけるだろう。 振り返った様子のあなたの言葉をダンカンは慎重に聞くだろう。 それに、先ほどと同じトーンのまま... ) そうですか... よく分からないですが、  まぁ、 頑張ってください。 (そういって声をかけておこう。 とりあえず「母なる海を調べることで、…」ということは、やはり湾岸警備隊の人間に近いものかもしれないと思われる。何となく誤魔化された感も否めないがつっこんで聞くのはわが身を滅ぼすだろう。 わらべ歌がなんのつながりで、海の調査となるのか、さっぱり理解できないが、向こうも色々なアプローチで此方を調べているのだろう。そんな事を思っていれば、老夫婦は「じゃぁ、気をつけて」と声をかけるだろう。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:33:40]
リダ@調査 > そう、ですか……わかりました。夜分遅くに失礼いたしました。( 老婦のわからないみたい、という言葉を聞けば表情には出さなかったものの落胆するであろうか。一つの仮説が崩れたのだから。ポンポンと首元を叩いていれば今度は先ほどの客人の問いかけてくる。建物から離れようとする足を反転させて扉へと向き直る。 )理由、ですか?そうですねぇ…昔のことを知ることによって今を知ることができる…トキノミヤコで『温故知新』ということばがありますの。童歌や子守唄って実際にあった話を語り継ぐために作られたものもあるみたいですので………っほん、この母なる海を調べることで、私たちはまた新たなる生き方を見出せるのではないかなって思って、興味本位で調べているのです。( いくら実際のことを言わないとしてもウソをいわな過ぎたと、途中で咳払いをして話に大きく軌道修正して扉の向こうの客人に伝える。少々わざとらしかったかと胸の中で毒吐く。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:27:18]
リダ@調査 > そう、ですか……わかりました。夜分遅くに失礼いたしました。( 老婦のわからないみたい、という言葉を聞けば表情には出さなかったものの落胆するであろうか。一つの仮説が崩れたのだから。ポンポンと首元を叩いていれば今度は先ほどの客人の問いかけてくる。建物から離れようとする足を反転させて扉へと向き直る。 )理由、ですか?そうですねぇ…昔のことを知ることによって今を知ることができる…トキノミヤコで『温故知新』ということばがありますの。童歌や子守唄って実際にあった話を語り継ぐために作られたものもあるみたいですので………っほん、この母なる海を調べることで、私たちはまた新たなる生き方を見出せるのではないかなって思って、興味本位であいらべているのです。( いくら実際のことを言わないとしてもウソをいわな過ぎたと、途中で咳払いをして話に大きく軌道修正して扉の向こうの客人に伝える。少々わざとらしかったかと胸の中で毒吐く。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:25:53]
ダンカン > ( 老夫婦は海関係の事を知っているかもと言うより、頭数にしか思っていなかっただろう。自分たちとは違う話を持っているかもと思った程度だ。 玄関前にやってきて、おばあさんが自分より先にあなたに声をかけるだろう。 「あなた、 知らないそうよ。」 ちょっと残念そうな声。 ) … お役に立てずに申し訳ない。  ( 覇気のない声で言おうか。 そのまま、同じトーンで話し続けようか。)あー… なんでそのような事を調べているんです ? ( ドアの向こうの姿の見えない人物。 わらべ歌や子守唄とはいえ、海関係のことを調べているのならば、こないだの湾岸警備隊とかかわりのある人物じゃないとは言い切れない。 ならば、少しばかり情報が欲しい。) [Thu 14 Oct 2010 00:12:09]
リダ@調査 > お客様、ですか…。( 知っているかもというくらいだ、海に関係のある客人なのだろうと察しはついた。運がいいと思いながら老夫婦に頼んでみる。 )あの、もし差支えがなければその方にお聞きいただけないでしょうか…?( 聞くよりも早くあちらは行動に出ていたらしく、その客人を呼んでいるようだった。老夫婦とは異なる男性の声が微かに聞こえだした。その声は次第にこちらに近づいてくる。 )あの、すみません夜分遅くに。急で申し訳ありませんが海にまつわる子守唄やわらべ歌って、ご存じないでしょうか…?(問いかけた相手は死角になっているためか姿は見えない。だが明らかに気配は扉の奥にいると感じ取れる。 )  [Thu 14 Oct 2010 00:02:07]
ダンカン > (「あぁ、そうだねぇ。 今日は客人がいるんですよ。」 そのおじいさの対応の声がすれば、ゆっくりした足音が聞こえ始める。 )    … っち  ( 舌打ちを一つ。 ここで逃げ出すよりも、ヒトとして適当に言い逃れしたほうがいいだろうか。 せっかくの寝床を失うのも惜しい。 ドアのノック音。 眉を寄せたまま、顔をのぞかせようか。 「あら、もう休んでいたかしら? ごめなんさいね。」 優しい声のおばあさんに小さく首を振って見せようか。 質問の内容を聞きながら、玄関の方へ向かおうか。 ) … わらべ歌、ですか? (「あぁ、なにか知っているかい?」 にこやかなおじいさんの声に無表情で首をかしげる。 ) いや… 俺は詳しくはない... 何故そんな事を? ( 玄関に来るまでに聞いた、あなたの事。 清掃の人間が何故そんな事を聞いてまわっているのか、そこに興味があった。 ただそれだけに、のぞき窓に近寄り過ぎない位置で聞き返そうか。幸いのぞき窓にはおじいさんが張り付いている。 そこから自分の姿は見えないだろう。 ) [Wed 13 Oct 2010 23:53:57]
リダ@調査 > ( 自分に応対してくれた老人はこんな夜更けでも丁寧に応対をしてくれた。しかし、自分の知りたい情報は持っていなかった。残念に思うものの、彼の姿勢にいたく感謝を示す。 )そうでしたか…わかりました、ありがとうございます。では……。( ご自宅のゴミ等回収いたします、と続けようとすると奥様であろう老婦が『あの人』などという言葉を発したのに口をつむぐ。 )えっ、ご存知な方をしっていらっしゃいますか?……ん?( 老婦に問いながらもこれまでに感じたことのない違和感を察するが、それが何かはわかっていなかった。 ) [Wed 13 Oct 2010 23:43:39]
ダンカン > ( 窓から離れ、自室のドアの方に耳を傾けて、 応対しているだろうその話を盗み聞こうか。 ) … ――― (犬耳のじいさんはのぞき窓の越しにあなたを見ながら、「それはご苦労様です」なんと、優しい声をかけるだろう。 何の訪問か。ヒトの良さそうな老夫婦の事だ。 何かの弾みで今日泊まっている謎の客人の事を直ぐに話すかもしれない。 あまり面倒な事になりそうならば、切り抜ける言い訳か、逃げ出す準備はしておいた方がいいだろうと。 物音を立てないように、三又の矛を手に取ろうか。 窓からは抜けるには少しばかり狭いが、出られない事はなさそうだ。 そんな確認をしているあいだに、おじいさんはおばあさんにも声をかけて、わらべ歌のことを話すだろうか。 「海の… 私どもずっと山育ちなもので... なぁ、お前?」「えぇ、子守唄も海のフレーズが入るものは思い当たらないわねェ...」 お役にたてない事に少し眉を下げるだろう。「あ、ねぇ、あなた。 あの人にも聞いてみますか?」 そんな声を上げたのはおばあさん。 矛を握る手に力が入る。 )…  余計な事を...  (ぼそり、小声で悪態づくだろう。) [Wed 13 Oct 2010 23:35:15]
リダ@調査 > ( こちらの呼びかけに応じて覗き窓が開いた。犬耳の老人が顔を覗かせれば内心で握りこぶしを作るだろうか。古い話を知っているかも、と。 )すみません、私は月の担当の清掃の者です。夜分遅くに申し訳ございません、清掃しながらちょっと興味でお伺いしているのですが…。( 甲斐甲斐しくその老人に話をかけ、本題を切り出し始める。 )今私、わらべ歌や子守唄に興味を持っていまして…それでこのヴェイトスの海に関してのそういうものってないかなって、お聞きしているのです。もしご存知でしたらお聞かせいただけないでしょうか…お願いいたします。( そこで大きくお辞儀をして頼み込む。もちろんお辞儀の角度は90度。しっかり頭を下げる。礼儀は尽くす、自分の中で確立したぽりしーであった。 ) [Wed 13 Oct 2010 23:26:26]
ダンカン > ( 外のヒトが此方にやってきたようだ。 ここに住むライカニアの老夫婦は詳しく話を聞く事もなく。 多分自分をボロを着たヒトと思ったのだろう。 不本意だが好都合だったのには間違いない。 ) …―――っ  ( こんな時間に来訪者かと。 眉を寄せて、顔をしかめるだろう。 あなたの呼びかけに、木で造られたドアののぞき窓が開き、明かりが漏れて犬耳のおじいさんが顔を覗かせるだろう。「どなた様ですか?」 っと、用心深く返事をするだろう。) [Wed 13 Oct 2010 23:17:10]
リダ@調査 > ………これは、明らかな空振り………やっぱり海に出るしかないかしら?( 先日知り合った男性の誘いで船を出しておきに出ることを決めたのは昨日。その前に少しでも情報を、と思ってきたのだが当ては大きく外れ、ただ表の仕事をしに来ただけという普段なら何でもないことに落胆してしまう。 )さっさと掃除して帰りましょ……あとはあの一角ね…。( 清掃に回ってない場所は自分の右側にあったレンガ造りの建物。早く終わらせようとそちらに進もうと思えば、感じる人の気配。誰かいるのなら聞いてみようと控えめに呼びかけてみる。 )こんばんは。夜分遅くにすみませんが…ちょっとお聞きしたいのですが…。( まだ姿の見えていない相手の返答を待つことに…。 ) [Wed 13 Oct 2010 23:09:23]
ダンカン > ( 拠点を決めるために、静かなところを探してまわっていたところにこの辺りを通りかかった。 この辺りの農場は牛を育てているようで、他にはアヒルやヤギなどが少々。 家畜を育てるのに広い土地を切り開いて、個々の区画で仕事をしているようだ。 大きさはそれぞれ。 その中の一区画。 日の暮れかけた頃か... 牛の様子を伺っていれば、 犬耳のじいさんが声をかけてきて宿を恵んでくれる事になったのだ。 ) …――― ふむ...   ( ベッドから立ち上がり、 そっと窓の外を見ようか。 レンガ造りの建物の小さな窓。 外は街灯もほとんどない。 が、歩いているものもいるようで、慎重に様子を伺おうか。) [Wed 13 Oct 2010 23:02:00]
リダ@調査 > ( 月に一度は地方の村へと交代で行くに辺り、自分の調査の一つの捜査の方向性を確認しようとしていた。 )……あの、この辺りで聞くわらべ歌とか子守唄って、教えていただけませんか?( 海の異変は過去に何かがあったものではないかという仮説から、そのような実話はわらべ歌や子守唄などで語り継がれているのではないかと思い、市街地よりも離れた村ならと夜であるにも係わらず、顔を合わせた人々に聞き込みを続けていた。しかし…… )成果なし……方向性は違ったのかしら?( 溜息交じりに一人ごちりばがら、箒を持つ手をしたたかに動かす。 ) [Wed 13 Oct 2010 22:53:46]
お知らせ > リダ@調査さんが来ました。 『( 清掃婦は夜の清掃をしながら聞き込みを… )』 [Wed 13 Oct 2010 22:47:26]
ダンカン > ( 牛の鳴き声が耳に障る。 ライカニアの老夫婦が営む小さな農場は静かで、牛小屋のからの音がここまで届く。 ) …――― あぁ、すまない。  ( 自分の部屋となった部屋に犬の耳をひくひく動かしたおばさんが毛布を抱えてやってくる。 小さなベッドに座ったままそれを受け取り、「何かあったらいってね」という言葉には静かに頷く。 毛布をベッドにおいて、小さくため息をつこうか。) [Wed 13 Oct 2010 22:38:25]
お知らせ > ダンカンさんが来ました。 [Wed 13 Oct 2010 22:22:16]
お知らせ > カイリさんが帰りました。 『( 終わりの始まり。 まだ始まったばかり。 )』 [Thu 7 Oct 2010 01:09:52]
カイリ > ――― さて、頑張らなくちゃ、ねぇ? ( 思う存分に快楽を満たせば、澄んだ瞳で広がる光景を見下ろそう。 ) [Thu 7 Oct 2010 01:09:30]
嗤う者 > ――― ああっ。 ( 首を左右に振った。 湧き上がる衝動が、本能を燻らせる。 それぞれの指が震わせるようにして、我慢をしている子供のようだった。 ) …お楽しみはこれからさ。 ( 真っ赤に濡れた人差し指を咥え込んでから、ゆっくりと舐め取りながら抜こう。 次に親指の方も舐め取り、――銀色の双眸に妖しい光を宿らせていた。 ) ―――― 。 ( 手に張り付いた真っ赤な血を舐め取れば、誰かを迎え入れるように両腕をおっ広げた。 そして再びと空を仰ぎながら。 ) [Thu 7 Oct 2010 01:07:42]
嗤う者 > ( 手に染まり果てた、真っ赤な手が戦慄いていた。 興奮を抱くように、恍惚とした表情を浮かべ――。 ) 良いなぁ…。 ( 真っ赤な血を舐めよう。 空に仰いだまま、指先から落ちる真っ赤な水滴が、舌に広がってゆく。 あまりにも新鮮な味わいに、身を震わせながら笑っていた。 ) もっと、もっと、――― … 。 ( すうっと、銀色の双眸は細めた。 視線の先は、幾つもある村だった。 雨が作り出す音が居心地良くて仕方が無かった。 ) [Thu 7 Oct 2010 01:00:54]
嗤う者 > ( 雨に打たれ続ける人影があった。 )( その人は笑っていた。 ) ( ―――― 海の魔物は感動していた。 ) ああ…っ 凄く、凄く、良いよぉ…!! ( これが空か。 )( これが血か。 )( ――― これが世界か。 )( 幾つかの村を見下ろせる丘に佇んでいた。 性別の付きにくい、完全なる人型は笑っていた。 傍らに佇むモノは、ぐちゃぐちゃになった動物の死骸だった。 死因は撲殺、刺殺、絞殺など。 それも一体に留まらず、群れ全体が死に果てていた。 ) [Thu 7 Oct 2010 00:54:41]
お知らせ > 嗤う者さんが入室されました。 『( 空を仰いだ。 )』 [Thu 7 Oct 2010 00:44:59]
お知らせ > シェリルさんが退室されました。 『ああ主よ、わたくしとても幸せです』 [Sun 3 Oct 2010 18:58:27]
シェリル > さあ、中に入りませんと―――――― …  (聞く者がないのに呟くのは、自分への促し。籠を置いて神父様たちに御茶のおかわりをお出しして。お夕飯はいかがとお尋ねしてきましょう。それから。それから。それから―――――――…) [Sun 3 Oct 2010 18:57:50]
シェリル > (賑やかだった昼中と比べて教会は静か。)  ――――――――― …… … (見上げた空は夜の空模様。星も月も雲の向こうの曇天。けれど。遠くにぽつりぽつり。灯る家々の灯りはあたたか。柔らか。そこから談笑が聞こえてくるようで、少女はふっと笑みを浮かべた。教会が静かでも、どこかで皆が笑っているのなら。) [Sun 3 Oct 2010 18:55:23]
シェリル > (さて。干しておいた洗濯物を取り込みましょう。洗濯籠を左腕に抱え。右手が乾いた布地をさらっていく。本当はもっと早くに取り込みたかったのですけれど。片付けがすっかり遅くなってしまったわ。茶話会が延びたせいもあるけれど。それは村の皆様が楽しくお過ごしになった証だから、わたくし嬉しいのです。)   畳むのは、お夕飯の後にしましょう。 (すぐに畳んでおきたいけれど。まだまだやる事があるのです。神父様はまだ二、三人、残られた村人の方々とお話していらっしゃる。その間にすっかり支度を済ませてしまわないと。) [Sun 3 Oct 2010 18:40:53]
シェリル > (初めは慣れなかった洗濯も。炊事も。今ではほらこの通り。) ナンシーたちは、 大変だったのね―――――… (息を零して。邸に幼い頃から共にいたメイドたちに思いを馳せる。ついでに良くも悪くもお嬢様だった幼い自分を思い出す。ぽっと頬が赤くなった。) 私ったら――――――… (邸で過ごすにはそれが当然としても。私、ナンシー達に甘え過ぎていましたわ。次に帰郷の機会あらば彼女達にも精一杯の土産物を用意して帰りましょう。そうしましょう。開いた布巾を紐に掛ける。) [Sun 3 Oct 2010 18:32:49]
シェリル > ――――――――――――あら … (陰りに気付いて顔を上げた。そよ吹く風は涼しく物悲しい。秋の気配。) あらあら。また雨にならなければいいのですけれど―――――… (どうかしら。もつかしら。季節の移り変わりの常かこのところ雨模様が多いよう。) お洗濯物が乾かないのが、困りものですわ……… (雨の日は。今日はさっきまで晴れていて。午前中のミサも午後の茶話会も恙無く。ようやっと今、後片付けが終わったところなのです。両手でぱんっと勢い良く布巾を開いた) [Sun 3 Oct 2010 18:22:27]
お知らせ > シェリルさんが来ました。 『      …  』 [Sun 3 Oct 2010 18:14:08]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『(それがヒダル神だと言うのなら、お腹一杯食べれば元気が出るかも。 物資があればの話だが。)』 [Fri 24 Sep 2010 01:24:26]
園内一花 > ( しかし禍津日神がそこへ向かわせるのではなくても、暗黒街や山荘のように、負の感情に支配された人間は人を殺め自らの命を絶ってしまうこともある。 …本当に、間に合ったのだろうか。 そう考えてしまうことへの不安感は、もうないが。 )   …地蔵さま。   ( むしろ微笑ましいもののようにも聞こえるけれど、お着きやれ? お憑きやれ? …まあ、でも、それ自体はただの歌。 口ずさんでみても、この身に禍津日神を呼び込むような感じはしない。 巫女が対象から自動的に外されている可能性も大いにあるが。 呼び込むのなら、そこから辿る事もできたろうに。 )   ( 務めて明るく唱和しながら、六合を治めた。 この辺りを見て回って、夜が明けたら村人に話を聞いてみよう。 ) [Fri 24 Sep 2010 01:23:12]
お知らせ > 漁村さんが帰りました。 『物教へーにーござったかー 地蔵さま 遊びにござったかー 御憑きやれ 地蔵さん 地蔵さん』 [Fri 24 Sep 2010 00:59:50]
漁村 > ( 禍津卑はヒト無くして顕れない。 ヒトのある所にだけ禍津卑が発生するのだ。 ―――だから村人が全て死滅してしまっては意味がないし、そして、途切れた足取りも必ず何処か、ヒトの居る所にまた見つかるだろう。 禍津卑の欠片が地上を彷徨う限り。 ) ( 大人達に比べて子供はまだ元気なものだ。 大人達の疲れた反応を感覚的に理解はしているが、あれこれと小難しく考えて疑心暗鬼を強めないだけまだいい。 眼球に映るものしか認識しないというのは、ある意味ありもしない疑念を膨らませないと言う事だ。 ) お地蔵さんのうた。 えっとね、こういうの―――。 [Fri 24 Sep 2010 00:59:45]
漁村 > ( 禍津卑はヒト無くして顕れない。 ヒトのある所にだけ禍津卑が発生するのだ。 ―――だから村人が全て死滅してしまっては意味がないし、そして、途切れた足取りも必ず何処か、ヒトの居る所にまた見つかるだろう。 禍津卑の欠片が地上を彷徨う限り。 ) ( 大人達に比べて子供はまだ元気なものだ。 大人達の疲れた反応を感覚的に理解はしているが、あれこれと小難しく考えて疑心暗鬼を強めないだけ、 [Fri 24 Sep 2010 00:57:10]
園内一花 > ( ここに蔓延る呪いから、禍津日神の足取りは掴めない。 ここを改めて取り戻しに来るとは思えないし、また手詰まりか。 …遅くなってしまったにしては、まだだいぶ生存者があるようなのは救いだけれど。 村人にとっては数の問題ではないだろう。 …でも、笑う子供にほっとする。 おばあちゃんには止められていたのだものね。 )   …そう。 ううん、朝まで待たせてもらいます。 うるさくして、ごめんなさいね。   ( そっと髪を梳く程度に頭に触れて、立ち上がる。 …この子の祖母という人が気懸かりだから、家に戻るのなら送るようにしてついて行こうか。 ただ寝ているのならよし。 )   …その子とは、どんなお唄を歌ったの? [Fri 24 Sep 2010 00:50:11]
漁村 > ( 影響を発し続けていた邪其禍津卑はもう此処には居ない。 今頃は何処か遠い街で銃を一丁抱えて逃げる奴隷の娘の傍に立っている所だ。 それはまた、別の話。 ) ( 子供は「楽しかった?」という問いかけに曖昧にいひひと笑って答えたが、何処へ行ったのかは答えなかった。 来た時と同じように、いつの間にか居なかったから。 実際はその子供が姿を現わしたり消えたりを繰り返し、まるで現実味の無い存在だった事を、子供達は認識していない。 子供の認識する世界というのは、眼球に映る範囲までしか無いのだ。 ) おばあちゃん寝てる? 呼ぶ? ( 寝てると思う、が正確な言葉の意図だろう。 寝てるかもしれないけど呼んで来ようか? か。 ) [Fri 24 Sep 2010 00:35:50]
園内一花 > ( 禍津日神の影響さえある程度まで抑えることができれば、ネガティブになってしまうのは仕方がない。 放置されたのを見てきていると、新たに神々を祀ることには抵抗があるけれど、祠の一つもあれば拠り所になるだろうか。 そこを破壊されれば崩れるような安定は、危ういが。 )   …だり?   ( ヒダル神? 空腹感の神様という、それだろうかと思うけれど、禍津日神をそのように解釈したのか… それとも、招かれて、本当にヒダル神が現れたのか。 )   …その子と遊んで、楽しかった? その子はどこへ行っちゃったのかな?   ( 大人達に殺されたか、それとも。 …大丈夫、と微笑んで、女の子の肩に手を置こうと。 その子供が今の村人達の心理状態を招いたとしても、その子を憎むのでは思う壷。 )   …あなたのおばあちゃんは、どちらに? もうお休みかな。 [Fri 24 Sep 2010 00:27:31]
漁村 > ( 植えつけられた芽は簡単には摘み取れないだろう。 こうして幾つもの切っ掛けを得て、少しずつ、緩やかに、癒していくものだ。 繰り返し眠り、強過ぎる感情を少しずつ忘却れながら。 ) ぼたもちを食べたの。 一緒に皆でお歌を唄って毬を突いたのよ。 おばあちゃんはそれはだり・・だから一緒に遊んじゃ駄目だって。 ( お父さんもお母さんも、大人達は皆口をそろえてそう言って、皆外で遊べなくなった、と女の子は言う。 そして黒い服を着た髪の長いその子供の事を、誰も知らなかったとも。 ただ、気がついたらもうずっと其処に居て、昼も夜も一緒に遊んでいたのだと。 ) [Fri 24 Sep 2010 00:07:50]
園内一花 > ( 微かに捉える嗚咽に、いやに静かになっていく心のどこかで、責められているように思う。 遅過ぎたし、そもそも備えが足りな過ぎた。 この村がハラエにもたらす利益がどれほどのものかと言えば、そう多くないだろうけど。 それでも檀家の隣家ならば悪霊の巣窟になっても放って置いて良いのかという話。 )   …今日は良い天気でしたよ。 明日もきっと、洗濯日和。 何だか波が凄いですけど、こちらはいつもこんなですか?   ( 禍津日神の特異点は、どこへ行ったのだろう。 今は何に憑いているのだろう。 この村は、禍津日神の枝葉をどれだけ伸ばしてしまったのだろう。 …ここからの文を燃やしたという村にも、もう一度立ち寄らなければ。 閉ざされた戸の向こうへ声をかけながら、塗り潰してゆく禍津日神の領域に意識を集中する。 どこかに他所への道はないか。 この異界は、完全に特異点と切れているのか。 ―――ふと、その子に気付いて歩み寄る。 )   …どんな子かな? でも、悪い子かどうか分からないなら、きっと大丈夫。   ( 何があったのか。 悪い子、と聞いて――― ふと、禍津日神の特異点が女児に憑いたことを思うが。   禍津日神も、それ自体悪ではない。 善も悪もない、そのように在るものだ。   屈み、女の子に視点を合わせよう。 ) [Thu 23 Sep 2010 23:55:46]
漁村 > ( 緩やかな謳を聞きながら、誰かが泣いた。 どうしてこんな事になってしまったんだろう。 何がいけなかったんだろう。 幸せは戻って来るだろうか。 立ち直る事は出来るだろうか。 また皆で笑えるだろうか? 外で響く声が慰めるように背を撫でているような気がして、声を殺して泣いた。 ) ( 粗末な木枠の窓から覗いていた誰かがぼんやりと来訪者を見ていた。 こんな夜中になんだっていうんだ。 今更どうなるっていうんだ。 もっと早く来れば良かったのに。 ――――でも黙って見ていよう。 そう不快なものでもない。 ) ( 子供が一人貴女を見ている。 何処から出てきたのか、10歳くらいの小さな子供が呆けた顔をして遠くから貴女を見上げている。 何処にでも居るような、少し汚れた服を着た女の子だ。 ) あの子は悪い子だったの? ( そして不意にそんな、唐突な事を云った。 ) [Thu 23 Sep 2010 23:37:40]
園内一花 > ( 襲撃を警戒していた。 何か事が起きるという不安に対して、村人が止めようとするのではないかと。 しかし杞憂に終わり、そして、それだけに――― )   ―――皇が親神漏岐神漏美の命以て八百万神等を神集へに集へ給ひ―――   ( 村人はそれ自体が禍津日神を育み、容易に六合に染まらない。 特異点がここを離れているらしい事がせめてもの救いだが、それは不審者に襲いかかるだけの自発性を持つより厄介だ。 スローテンポで独特な韻を踏む祝詞を続けながらも、早く塗り替えろと気がはやる。 六合と禍津日神は、善と悪などでは決してない。 あらゆるものを平定する六合は良いもののようにも思えるけれど、その影響を強く受ければ出来上がるのは廃人だ。 生体が最も安定しているのは睡眠時。 死に至るほどの渇きや飢えでなければ目が覚めない人間が出来上がる。 )   ( カンテラを置き、しゃん と一つ鈴を鳴らした。 家々の間を歩き、村を回る。 そんなものは無作法もいいところだけれど、それを知る漁師がどれほどいるか。 祝詞に鈴の音、覗く者がいるのなら舞もつけようか? はやる気持ちを抑えて務めてゆっくりと、子守唄でも歌うように穏やかな調子で唱え続ける。 終えたら、一軒ずつ戸を叩いて、ここに辿り着くまでに回って来たご近所さんの話でもしようか。 …どこも大変だ。 あなた達の港と船も、たぶん大変な事になってる。 でも呪いは祓える、元凶はここにはいない、死者が出たのなら祀るから教えて欲しい、などなど。 ) [Thu 23 Sep 2010 23:24:40]
漁村 > ( 思考停止―――――誰もが最早為す術も無くただ黙って耳を塞いでいる。 戦うべき相手も、怒りをぶつけるべき何かも、為すべき事も、何一つ目に映る所に無いのだ。 特殊な力を持たない村人達はただ途方に暮れ、最初のうちこそお祓いの真似事をしてみせたり、虚空に向かって懺悔の言葉を繰り返したりしていたが、やがて村全体に恐怖と絶望と疑心暗鬼が蔓延すると、皆が黙りこんだ。 或いは村の外に逃げ出した者も多かったが、それすら村の外に不安の種をまき散らす事になった。 ) ( うるさい。 もうやめろ。 なにをしても無駄だ。 誰かが暗い家屋の中、布団に潜り込んでそう呟いた。 これは一人の巫女が祓いを行うのと、何十人という村人の心に芽生えた負の感情との対立、打ち消し合い、という戦いの構図。 彼らとて、助かりたくないわけではない。 ただ、ここまで崩壊してしまった今、まだ助かると言う根拠が欲しいのだ。 ) [Thu 23 Sep 2010 23:06:16]
園内一花 > ―――夜分遅くに、申し訳ありません! こちらは陰陽寮、ハラエの者です! どなたか…   ( 返事がない。 戸を引こうかと伸ばした手を… しかし中に誰かいるのだと感じ取り、思い直す。 押し入ったところでおそらく意味はない。 こんな所に長く留まっていれば、誰も何もできなくなってしまうだろう。 ―――禍津日神の特異点は、ここにいるのか? 識域を上げて周囲の気配を探るけれど、発生源は特定できない。 …残りカスだけでこの有様かと、力をつけているらしい事に歯噛みする。 山荘一つ、人一人、村一つ、どこまでいけばハラエは本腰を入れるのだろう。 )   …聞いてください! この村は呪われている!   ( 声を上げ、なおも周囲を探りながら、村の中央辺りへ移動する。 港と丘にも自然と目がいくけれど、人が最も多いこの場所を確保するのが先決だ。 )   これよりそれを祓います! どうか、驚かないで。   ( 言っても無駄、不意打ちした方が良いかもしれないけれど、声はかけておく。 伝えずに、ついに異常がいくところまでいったのだと誤解され、死なれでもしたらたまらない。 民間人が自決するよりは手早く済ませられると思うが――― )   ―――六合!   ( その身に式として宿す、神の名を呼ぶ。 禍津日神とは対照的に、万物を鎮め安定させる神への道がこの場に開く。 ―――巫女を通して現世に干渉することができるのはほんの片鱗。 特異点という意味では禍津日神のそれと同様だ。 人間が自らの意思で招いているという制限はあるけれど、禍津日神が形成している特異点も、それ自体には人が対処できる規模だろう。 少なくとも、今のところは。 )   高天原に神留まり坐す―――   ( 古式ゆかしい祝詞はサービス。 それを唱える事に術としての意味はないけれど、これは人にあだなすものではないと、朗々と響かせる。 ―――淡く輝く幻の花畑が、色とりどりの花弁を巻き上げながら広がった。 女を中心に地面を走り、家を包んで屋内へ、人へ。 ) [Thu 23 Sep 2010 22:54:50]
漁村 > ( 手遅れといえば手遅れだろう。 村そのものには既に禍ツ神の存在は無く、天災は通り過ぎた後だが――――禍津卑は残留し、感染し、拡大する物だ。 一度広範囲に広がれば、それは遭遇した人々の心の中に芽吹いて根を張り、いつまでも残る。 些細なことから何もかもが祟りのように見え、被害妄想が被害妄想を助長し、人と人が触れ合うだけで余計に反応を強める悪循環。 何かその流れを断ち切る「切っ掛け」が必要なのだ。 物理的な物でもいい。 精神的な物でもいい。 「禍津卑は去ったのだ」と皆が立ち直れるような切っ掛けが。 ) ( 貴女の声に返事を返す者はない。 ただ、闇の中でそっと目を凝らして様子を窺っているだけだ。 今度は何だ? 次は誰が? 関わるな。 息を殺してじっとしていろ。 それが最良いちばんマシだ。 ) [Thu 23 Sep 2010 22:28:26]
園内一花 > ( ―――手遅れか? そんな素直な不安すら、禍津日神の支配下におかれようとしているために湧いてくるのではないかと考えてしまう。 …どの部分が、などと特定はできない。 全てをそのように流れさせていくのが禍津日神。 染まるものかと思うなら、気合を入れるより静かに見つめ受け流さなければ。 )   …この辺りで、待っていてくれる? 行きなさい。   ( 馬を繋いでおくのは忍びない。 後で回収できれば良いのだけれど、とりあえず、鞍を下ろしてここを離れろと尻を叩いた。 薙刀とカンテラを手に、その村を目指す。 )   ( 灯りを当てにしていては見つからないのも道理。 その村はすっかり灯りを落としていて、漁村の夜が早いとは言っても、明らかに廃れ寂れている。 遠く月明かりに浮かぶ家屋のシルエットを目指して、足早に村へ踏み入った。 …どういう理由でこの村が呪われたのか分からないが、腹の中に飲み込まれるような感覚。 外界とは段違いの霊圧に、絶望感が募る。 )   ―――どなたか、居られますか!?   ( その家だけでなく、村に声を張り上げながら、手前の家の戸を叩こう。 ) [Thu 23 Sep 2010 22:15:05]
漁村 > ( ただ静かに、遠くで風と波の音ばかりが聞こえている。 真っ暗な道の左右にそう裕福では無さそうな家屋が建ち並んでいるが、灯りは何処にも灯っていない。 中には粗末な木の扉が開け放たれたままになっている家屋もあるが、中には人の気配も無い。 廃村だ、と言われれば納得できるようなそんな静寂。 ) ( 道は港に向かって真っ直ぐ続いているようだ。 その先に小高い丘があり、貴女は知らない事かもしれないが――――其処が一番最初の犠牲になった娘の転落した丘だ。 ) [Thu 23 Sep 2010 22:00:17]
お知らせ > 漁村さんが来ました。 『 静寂 』 [Thu 23 Sep 2010 21:55:39]
園内一花 > ( 目指す村で何が起きているのかは分からない。 手掛かりは先日まで滞在していた漁村で聞いた、その村に住む親戚から妙な便りが来たきり連絡がないという話だけ。 何でも余所者を殺したとか村人が殺されたとか… それだけならば、まあ、ある話だけれど。 死んだ者がまだそこにいるとか、自分も殺されるかもしれないなどという話になると、事情は違ってくる。 文そのものは不吉な予感がしたため燃やしてしまったというけれど、その時は、余所者を殺めて金品を奪った事について、遅ればせながら臆病風に吹かれたのだろうと思ったそうだ。 ―――余所者の巫女に聞かせる話ではないけれど、あまりそのような事はしないで欲しいと釘を刺して、信頼には応えておく。 それも、貧しい地方村が生き残る術だ。 )   (   ―――私も、襲われてしまうかもしれないな。 ふと湧いた当たり前の不安に顔を顰める。 こちらがしっかりとしていれば、大丈夫だ。 女の一人旅など誘っているようなものだけれど、怯ませておけば大抵の人間には襲われない。 【六合】 を呼ぶまでもなく、神々と渡り合ううちに、そんなものも身につけた。 しかし――― 話によればもう村が見えるはずなのに、この暗さは何だろう。 防風林の向こう側かもしれないが、月影も映える夜に生き物の気配が希薄過ぎる。 人間の生活圏とはとても――― )   …ここか。   ( そこまで考えたところで、納得した。 既にこちらの意識も侵食しつつある。 禍津日神の特異点に侵された村が、そこにある。 ) [Thu 23 Sep 2010 21:48:30]
園内一花 > ( 禍津日神の影を追い始めて、あっという間に三月が過ぎてしまった。 凶事に見舞われている村は数あれど、肝心の 『海沿いの村』 にはまだ辿り着いていない。 …持ち堪えていてくれると良いのだが――― あるいは、占天台の観測した 『凶事』 が今までに見てきたどれかだと良いのだが… 禍津日神の特異点がここと定めて手にかけた村ならば、魑魅魍魎の悪戯や、土地の神々が機嫌を損ねている程度では済まないだろう。 )   …大丈夫、おいで。   ( 急勾配に躊躇う馬を促して、自身の数倍体重のある相方を支えながら、浜に下りた。 近くに漁村がある土地にしては、海岸の漂着物がやけに多い。 沖で、大型船が難破でもしたのだろうか。 ) [Thu 23 Sep 2010 21:26:36]
園内一花 > ( 海沿いの岩場を、巫女装束の女が馬を引きながら危なげなく進んでいる。 晴れた月夜に、馬の鞍に吊るしたカンテラの灯り。 風のない夜だけれど不思議と波は強く、どこか落ち着きのない気配に、女は周囲を見回した。 ―――誰かに狙われているとか、この土地に何かが起きているとか、そういう訳ではないらしい。 …もちろん今目指している村は、その前に立ち寄った漁村で、親戚から妙な便りが来たと聞いた村なのだけれど。 この波はおそらくそれに由来しない。 もっと大きな、他の何かだ。 )   …どこもかしこも。   ( 市内の暗黒街ですら手が回らないのだから当然と言えば当然だけれど、ヴェイトス市におけるミコミコの手は、地方村まで及んでいるとはとても言えない状態だ。 祀るだけは祀ってしまった神々がそこかしこに在るにも関わらず、放置され、あるいは新興の形を歪めて、少しずつ確実に変質しつつある。 霊的防衛網は穴だらけで、そこから何が顔を出してもおかしくはない。 )   ( ―――禍津日神の特異点も生まれるべくして生まれたものか。 波については、次の式を使った定期連絡で確認を取ろうと、再びひょいひょい悪路を歩き出す。 目指す村はそろそろのはずなのだけど、それらしい灯りは見えない。 悪路で、目算を誤っただろうか。 ) [Thu 23 Sep 2010 21:14:31]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( ―――村から村へ渡り歩き。 )』 [Thu 23 Sep 2010 20:58:42]
お知らせ > ティナさんが帰りました。 [Tue 21 Sep 2010 01:49:13]
ティナ > ( 黒猫の後姿を見送って、 ふわり、宙に飛び上がろう。 ポストへ飛び乗れば、 少しばかり近くなった月がある。 眠れなくなりそうな今日この頃。 ポストの上でもう少し過ごそうか。 こんど町に言ったらあのケット・シーを探してみよう。 そんな事を思いながら、深まる夜のひと時を過ごすだろう。 ) [Tue 21 Sep 2010 01:49:12]
ティナ > ( 黒猫は表情を変えないで、ひらりしっぽを振って。 簡単に町の様子を教えてくれるだろう。 海に住まう妖精達とはココ最近話ができていないとのことで、詳しくは知らないがと付け足されて。 ) … ツナミ。   (初めて聞く単語に、頷いて。 少しばかりの時間はなした黒猫は気紛れに四つんばいになるだろう。 ふらり身を返して、街の方へ向かうだろう。 ) お気をつけてなのっ [Tue 21 Sep 2010 01:41:34]
ティナ > 尾行されたのっ  全然気づかなかったの ( 羽が震える音がする。 それは鈴虫の話し声に似ているかもしれない。 最近ヴェイトスは騒がしい。魔女は海に異常が出たらしいといっていたが妖精にはサッパリわからなかった。 ただ、ちょっとばかり静かなものたちが騒いでいるのが気になる。そんな中でケット・シーが話しかけてくるなんて、何かが起ろうとしてるのかと、そんな思考をめぐらせてしまう。) 何もないなら良かったの。 ちょっと心配だったの。 [Tue 21 Sep 2010 01:30:01]
ティナ > ( 鈴の音で話す虫たちの声がとがった耳に届くだろう。 ― 妖精だ ― ― ケット・シーだよ ―  その虫の方に黒猫は青い三日月のような目を向ける。 そして、こちらの方を見て「客じゃない」とため息混じりに声を漏らす。) … ではでは通りすがりなの。そうなの? ( その言葉にコクリ頷く黒猫。 どうやら町に住んでいるらしいケット・シーは、久々に見たピクシーを追いかけてみただけと。 ) [Tue 21 Sep 2010 01:20:44]
ティナ > ( 自宅前。 月明かりに照らされた小さな家に灯りはついていない。 秋の虫がヒソヒソ話をしている傍にで、妖精は自宅に来たお客様を出迎えたところだ。) … わぉ、 珍しいお客様なの。 ( 羽を震わす妖精の目の前には黒猫がひらりしっぽを揺らして立っていた。そう、仁王立ちで。 ) [Tue 21 Sep 2010 01:15:02]
お知らせ > ティナさんが入室されました。 [Tue 21 Sep 2010 01:10:00]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『( その中身を詰め、魔女は今度こそトランクを閉めた )』 [Wed 15 Sep 2010 18:59:34]
ナキア > ( 同じ木箱が、 きっと あの船には二つある。 ) [Wed 15 Sep 2010 18:56:00]
ナキア > ( 村への情報の伝達は遅い。 ) ( それが街の規模ではなく一個人のことであればなおさら、 )  ―――― ( 誰かが知らせようとしてくれなければ、知りえない。 )  … ( 魔女の視線がテェブルの手紙へと投げられ )  ―――― … ( 木箱へと戻り  それを、  開けた ) [Wed 15 Sep 2010 18:52:34]
ナキア > ( 使うようなことは この先もうないと。 ) ( 開けることはきっと、 二度とないのだと。 )  … ( つまり、使うようなことにならなければいいと。 ) ( この箱を開けるようなことにならなければいいと。 )   … 思っていたんですけど、 ね。 ( くぅン、 )( 苦笑した魔女に、 使い魔が甘えるように慰めるように、鳴いて、鼻をすり寄せ ) ( 魔女はその首を頬を、震える手で縋るように撫でた ) [Wed 15 Sep 2010 18:47:03]
ナキア > ―――――  使わないと思っていたんですよ。 [Wed 15 Sep 2010 18:44:58]
ナキア > ―――― ( その縁を )  … ( 辿るよう )   …、 ( 指先が撫でる ) ( 困惑気に、苛立たしげに、哀しげに、有難げに、 ) ( 様々な感情を溶かし込んでそれはそれは複雑そうに、 なぞる ) ( 縁の線のひとつひとつ 角のひとつひとつ )  ――― … ( 思い出を辿るようにそっと ) [Wed 15 Sep 2010 18:42:08]
ナキア > ( どこもかしこも戸締りは済んだ。 )  ――――  ( 残るはこの部屋だけ。 ここを出て鍵を掛ければそれでおしまい。 ) … ( たった一室なのに、魔女の動きは心情を表すかのような忙しなさ。 使い魔へ向かい窓へ向かいトランクへ向かい灯りを調節して――時折テェブルの手紙に視線をやっては眉を寄せる、そんな魔女の後ろを使い魔も落ち着きなくついて回っていた )  …、 ( 魔女はたまに後ろへ手を伸ばしては使い魔の頭を撫ぜ )   … ( 次に足を向けたは部屋の隅 )  ――― ( 部屋と一体化したように角にぴったりとはまりこんで鎮座する木箱 ) [Wed 15 Sep 2010 18:38:57]
ナキア > ( 常の魔女服ではなく其の身に纏うは旅装 )( 物寂しげに鼻を鳴らす使い魔の額に魔女は唇を寄せ、トランクケェスをぱたンと閉じた。 けれど鍵は未だ閉ざされず )  ―――― ( まるでこの先を案じさせるような空模様に眉を寄せるは僅か。 しゃッとカァテンが小気味良くないて外を覆い隠すも、これから出なければならないのもまた雷鳴の下――― )   … どこかに落ちないといいですけど、 ( 牧場では動物たちを宥めるのにひと手間だろう、そう不安の先をすり替えてふっと息を吐いた )  … ( ちらり、 )( 視線がテェブルに広がった手紙に向けられ、すぐに逸らされる ) [Wed 15 Sep 2010 18:30:52]
ナキア > ( 静まった地方村の夜に、一時の灯を降らす )  ――― ( 落ち着かぬ使い魔の様は雷のせいかそれとも ) ( 魔女は宥めるように黒犬の背を撫ぜ、稲光を窓越しに窺う ) … ( 家からもれる灯りはこの部屋の窓のみ。 他は深と夜に沈み、立てる物音さえ雷鳴に隠される微か ) [Wed 15 Sep 2010 18:21:48]
お知らせ > ナキアさんが来ました。 『   ―――― … ( 雷鳴空高く )』 [Wed 15 Sep 2010 18:08:29]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『何度もおねだりをして』 [Mon 6 Sep 2010 01:23:09]
お知らせ > 夏鈴さんが帰りました。 [Mon 6 Sep 2010 01:03:27]
お知らせ > ルードさんが帰りました。 『( そして二人の入浴後はジャスティスと楽しんだりしたのだろう )』 [Mon 6 Sep 2010 01:02:32]
夏鈴 > う・・・ん(あまり水は好きではないので、自分で言ったこととはいえお風呂に一緒に入るのに今更ながら後悔したとかそんな。一足先に戻った男に遅れて、机の上の荷物を方して家へとジャスティスとともにもどろうか。そうして、一緒に入ったお風呂では、川に落ちた猫のようながくぶるっぷりをジャスティスに披露することになるのでしょう…) [Mon 6 Sep 2010 01:01:15]
ルード > ( ジャスティスの表情から、笑みを浮かべつつ ) いや、夏鈴はそのままジャスティスと一緒に風呂にはいっとけ。 部屋の準備くらい俺がやっておくさ。 ( 後でやる気はあるようで。 暑いからあまりやっていない、とは良いつつもジャスティスもなんだかんだでもんもんとしているのではなかろうかと勝手に考える ) それじゃ、また、後でな? ジャスティス。 ( 言葉に含みを持たせた それで気が付いてくれるかもしれない ) 夏鈴。 ちゃんと洗ってもらえよ? ( 女性の髪の扱いは女性に任せたほうが良いだろうし。 返事を待つ前に中へとあるいていって ) [Mon 6 Sep 2010 00:37:01]
夏鈴 > (問われれば、どうぞーと、快く応えよう。) 猫耳のペアルックは…あんまり嬉しくないかも・・・(ルードに頭を撫でられつつ、大真面目に、しかしどこかずれたことをつぶやこう。ジャスティスの腕の中へと引き寄せられるままに体を預ける。多少まだむーむーとした様子を見せていたが、表情の見えないジャスティスの言葉を信じたようで) そゆわけで、一緒にははいりませーん。残念でしたー・・っ (べーと、ばかりに相手に舌をだしてみせよう。勝ち誇った様子を見せているあたりなんというか、だ。それから) 泊まるなら、お部屋とかの準備しなきゃ…。私は一足先に戻って、ちょっと布団を出したりとかしてくるね・・・? (そういって、止められないようならば腕の中から辞してこのまま家へと戻り、泊まる準備をするつもりで。) [Mon 6 Sep 2010 00:27:26]
ジャスティス > (誘惑に負けたかのように、そわそわして、ついに我慢液なくなってその耳つついてみていい?とたずねて) ん〜、どちらかというと夏鈴ちゃんとお揃い状態のをみてみたいと言うか。 (くすくすと笑いながら二人を眺めて。何とも似合わないだろうがそれはそれで面白そうだ、と) こらこら、お風呂は夏鈴さんと入ります。 (ぎゅーと夏鈴を胸元に抱き寄せながら舌を出す、が、夏鈴さんに見えないところで目を細めてウィンクして) [Mon 6 Sep 2010 00:21:07]
ルード > うまいチーズは俺の自慢みたいなもんだからな。 良い乳が取れるから美味いチーズも作れる。 牛に感謝だな。 ( そんなことを告げつつ、夏鈴の様子に笑みを浮かべ、かわいいものだろう? という視線をジャスティスへ向けようか ) へぇ、獣人か。 ジャスティスは俺に猫耳が生えている姿を見てみたい、と? ( あんまり似合わない、と思っているのだが。 ジャスティスにちょんちょんと突付かれて、そちらを見ればジャスティスと夏鈴の頭を撫でようと手を伸ばす ) みんなで一緒に入って、夏鈴がジャスティスを守るか? ( みんなでの風呂、というとちょっとやな思い出が頭をよぎったが、あの時は拒絶され気味であったし、今回は問題ないだろうとぬるい考え ) [Mon 6 Sep 2010 00:12:55]
夏鈴 > (みつめられた耳はこう、触ってもいいのよ、とでも誘惑するように揺れていたとか) 私もこのチーズは好きだから、わかります。その気持ち…(ふふと笑みを浮かべ、それから) あ、あとこのぬいぐるみ…。もし、余裕があればでいいんですけれど、よかったらこれを名無花にもっていってもらえませんか? (自分たちを模したぬいぐるみをさしていう。セスの分がなくなおかつ入手の経緯がアレな一品なのが気になるが、ここにいない名無花に対し、一緒にいられなくても、そばにいるよ、という思いを伝えたくてもってきたとかそんな。さすがにそれは恥ずかしいので口にはだしてはいわないけれど) っ・・・! (一緒に入るかと聞かれれば、さすがに知った仲とはいえ首筋まで赤くなる勢いで赤面する。…猫的にはばればれでも、一緒に入ってることがあるという事実を知られたくなかったわけで。そうして、そのあとに、「も」という発言にひっかかりを覚えて、主人の無節操さに、多少…いや、かなーり険悪な表情を浮かべる。) もし、お風呂に入るとしても、ジャスティスは私と入るんだもん (ルードに対し、彼女は私が守ります!みたいな責任感と、あと、無自覚のやきもちを全開にした様子でつんっと顔をそむける。) [Mon 6 Sep 2010 00:02:46]
ジャスティス > ありがとー。むむ、ここのチーズおいしいからついつい食べちゃうのよね。もう夜も遅いし、ちょっと少なめなのを。 (むむーと頬を膨らませて真剣に選んで) ううん、大丈夫よ、ありがとう夏鈴さん。 (お礼を言いながらもかわいいなぁと夏鈴の耳を眺めて) あ、そういえば昼間に面白い話聞いたわよ。獣人になれるマジックアイテムが今出回ってるみたいよ、一時的なものらしいから。ルードさん、猫になってみたら? (くすくすと笑って、お茶を一口)  うん、家の人にももしかしたらって伝えてるし、止めてもらうー。 (お風呂を一緒にと言われれば、机のしたでつま先でちょんちょんと優しくルードの足先をつっついてみて) [Sun 5 Sep 2010 23:52:07]
ルード > 名無花もそっちで世話になってるんだ。 ジャスティスが遠慮する理由なんて無いぜ? ( 泊まっていくなr歓迎するぞ、と ) 夏鈴も一緒に入るか? ( 鬼としてはどちらでも ) 俺としちゃ、是非泊まっていってほしいがね。 明日の朝、馬で送ってやれば良いだろ? ( 馬ならあせも書きにくいだろうし、早朝ならまだ気温もあまり上がらないだろう ) 風呂は俺も一緒したいところだがな。 ( 鬼のこういうところはあいかわらずである ) [Sun 5 Sep 2010 23:43:52]
夏鈴 > (二人に迎えられると、はにかんだように笑みをかえそう。戻ってくる直前の会話は聞こえなかったよう。もしまた、ルードが同じ話を続けようなものなら、半眼でにらみつつ、唇を尖らすことでしょう。そうして東屋につけば、二つのかごをおろし、まずは机に紅茶とクラッカーを準備しお茶が飲めるようにする。先ほど少し大目にもってきたチーズはクラッカーにのせて食べられるように、ナイフとともにそのそばへとおく) ミルクと、チーズ…それにお肉はこれくらいでどうでしょうか??足りないようでしたら、またとりにいきますけれど… (そういいつつ、もう一方のかごに入った品物をジャスティスへと見せよう。特に問題がないようであれば、そのままジャスティスに勧められた隣の席へと腰をおろそうとするだろう。)  [Sun 5 Sep 2010 23:36:07]
ジャスティス > おかえり〜、ありがとうね。 (隣の席をぽんぽんと叩きながら、にっこりと夏鈴に向かって笑って) あ〜、いいわねー。ぬるま湯最高。公衆浴場も歩いて帰るうちにまた汗が出るので、井戸で水浴びするしかないこの一カ月。) それならお風呂いただいて、泊まっていこうかしら。 (あるいてまた汗をかくにはもったいなさすぎる。) どうしよっかな〜。 (夏鈴さんが帰って来る直前に悪戯っぽく笑って) [Sun 5 Sep 2010 23:29:08]
ルード > おう、おつかれさん。 慌てるなよ? ( 笑みを浮かべて彼女が運んでくるのをゆっくりと待つことにしよう ) 退屈なのは嫌だろうしな。 ( 多少なりとも刺激はあったほうが良いだろう ) ジャスティスもたまにはうちで風呂に入ってくか? 今は暑いからぬるま湯だけどな。 ( 夏鈴は割と水が苦手だったりするので一緒に、というのは難しいかもしれないが ) ジャスティスもたまには俺の相手をしてくれるとうれしいぜ? [Sun 5 Sep 2010 23:26:40]
夏鈴 > (かごには、つぶさないようにと一番最後にチーズをのせていく。かごの量より幾分多くのせる。そうして、セスに用意してもらった紅茶とお茶請けの入ったかごを両手に家の外へと向かう。その途中、思い出したように自分の部屋にたちより、猫と鬼のぬいぐるみをかごにのせる。玄関を出たところで) あれ…? (先程板あたりに二人の姿がないので少しあわてて回りを見渡す。そうして、東屋の方に人影があるのに気づけば、小走り・・といっても両手にかごをもっているのでよたよたとした様子で戻って行こうとするだろう。) [Sun 5 Sep 2010 23:17:14]
ジャスティス > (じつは思い思い言われている修道女。奴が非力なのだと信じているが、ダイエットになると聞いたら目の色を変えるだろう) うん、いいわよー。最近は危ない事件も少ないし、名無花ちゃん、ちゃんと言いつけ守って教会の外には夜は出ないしね。 (警備の奴隷も頼もしいのがいるし大丈夫よ、と笑って) あー、ありがとう。 (そうそう、二人で食べてよ、とうちのドラゴン、ブロウンさんが焼いたミートパイの包みを、二人分ルードに渡して) [Sun 5 Sep 2010 23:11:11]
ルード > ( 暑いなら汗をかいてダイエットにはよさそうだ、なんていったらまずぶん殴られるだろう。 彼女の現在のスタイルを見る限りは必要ないように思えるが ) ん〜。 なんだかんだでこっちにいると他の人との交流が少ないからな。 こき使ってやりつつしばらく置いてやってくれるか? ( もちろん、預けたまま放っておくわけにもいかないだろうし時々は会いに行く予定。 いつも構ってやれるとは限らないから、というのもある ) その代わり、手土産は持っていくからな。 ( ジャスティスが座っていなければ東屋のところへと座るように薦めよう。 家の中よりはこちらの方がまだ涼しい )  [Sun 5 Sep 2010 23:03:38]
夏鈴 >  はーいー (わかっています、というように男へ答えつついつもの場所へと向かおう。その途中、セスに紅茶の準備をお願いして、自分はジャスティスのバスケットと同じ位のかごの中にミルクを数本。その隙間を埋めるように、塩漬けの肉は使いやすいようにと小分けに包んだものを一つ一つ丁寧に入れる。) [Sun 5 Sep 2010 22:55:01]
ジャスティス > えー、そりゃぁもう、しつけはバッチリだから。 (さわやかな笑顔で言って。立場どころか暑いの一言で追い払っている昨今。欲求不満がたまっているのは間違いないだろうが、涼しくなるまで辛抱してくれると信じている) う〜ん、いや一人で来た時はびっくりしたわよ。しかもなんか話聞いたら勝手に出てきたみたいだし。どうする?そろそろ返そうか? (お手伝いとか頑張ってくれてるし、こっちは全く問題ないけど、なんて言いながら首をかしげて) [Sun 5 Sep 2010 22:49:22]
ルード > 夏鈴。 いつものところにチーズと塩漬けの肉とミルクを置いてあるはずだ。 頼むぜ? ( そう声をかけた ) ま、こいつは素直にはなんねぇ奴だからな。 ( 夏鈴へはそういう評価 ) そっちも仲良くやってるか? ( シスターという立場があってなかなかさせてもらえないんdなろうなとか俗なことを考えつつ ) なんというか、怖いもの知らずというか、懲りないというか…。 なぁ。 ( 微妙な表情をする ) ジャスティスのところならそうそうわりぃことにはならないと信じているぜ?  [Sun 5 Sep 2010 22:41:17]
夏鈴 > ありがとうございます…。 えとえと、おかげさまで、相変わらずといった感じです… (セスについてはとても仲良く。男については…これはそうでもない、とでもいいたそうな表情をルードに向けつつ肩をすくめてみせる。たぶんきっと悪気はない。) そうですよね。私も、急に家をでていって・・あれからもう一月になるのですけれど、心配で心配で… (眉をはの字に頼りなく寄せる。そうしてから、その話題を男に譲るようにして、猫は一度品物と飲み物、茶菓子等を取りに一度家へと戻ろうとするだろう。。 [Sun 5 Sep 2010 22:33:35]
ジャスティス > 夏鈴ちゃんも久しぶり、元気そうでなにより。なかよくやってる? あぁ、いやぁ、もういきなり来たもんだからびっくりしたわよ、名無花ちゃん。 (二人に向かってわざとらしく目を丸くして見せながら笑って) んー、後は何か食べ物あったら売ってほしいかな、バスケットに入る分しか買えないけど。 (本と二人とも久しぶり、とつづけて) 名無花ちゃん [Sun 5 Sep 2010 22:27:16]
ルード > ( 牛の世話をしていて反応が遅れた鬼。 頭をかきつつ、軽く手を上げた ) よぅ。 名無花が世話になっているようでわりぃな。 ( ジャスティスの姿を見つけたのなら笑みを浮かべるだろう。 軽く手を振って近づいていく ) [Sun 5 Sep 2010 22:20:40]
夏鈴 > (小走り気味に相手へと近づく途中聞こえてきた懐かしい声に) あ、ジャスティスさん…?お久しぶりです・・・!お元気でしたか・・? (ぱぁっと表情をほころばせる。その途中、はひはひと乱れた呼吸が入るのはご愛嬌。そうして続く言葉に) チーズを買いにですか・・?それと名無花のこと・・ですか??ちょっとまってくださいね? (あわてた様子で主人の姿をさがして、きょろきょろとあたりを見回すことだろう。もし、相手を発見することができたら、大きく手をふりながこちらにくるように呼びかけることでしょう)) [Sun 5 Sep 2010 22:18:17]
お知らせ > ルードさんが入室されました。 『( 鬼は小屋のほうから歩いてくる』 [Sun 5 Sep 2010 22:17:08]
ジャスティス > あっるぇ、ルードさんるすかぁ、まいったなぁ。 (顔をしかめて頭に掌を当てて、きょろきょろと周りを見渡す。けだもの並みの感覚を持つ修道女はやがて夏鈴の気配に気づけば嬉しそうにかけていく) あー! いたいた!! 夏鈴ちゃん今晩は!! いやぁ、チーズ買うついでに、ちょっと名無花ちゃんのこととか話しようと思ってさ。 [Sun 5 Sep 2010 22:13:41]
夏鈴 > (秋の虫の鳴き声の中にまぎれて聞こえてきた軽いノックの音。不思議そうに首をかしげてから、辺りを見渡せば扉をノックする人影をみつけるだろう。さすがに現在地からは相手の顔までは見てとることができないが、羽織っていた布団を椅子の上に残し訪問者の方へと向かおうか。) [Sun 5 Sep 2010 22:10:03]
ジャスティス > (もういい。そんな言葉がこぼれるほどにまだ暑い九月。漸く夜には幾分涼しい風が入るようになった。大きなバスケットを下げた一人の修道服姿が、ルード宅の扉をノックして)  [Sun 5 Sep 2010 22:04:42]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『ノック』 [Sun 5 Sep 2010 22:02:45]
夏鈴 > まぁ、でも…、どうせそのうちお咎めにくるだろうし… (正確には、心配して探しにくる、のだろうけれど) お腹もそんなすいてないしもうちょっとここにいよっかなぁ… (だって、まだ眠いし。それにわざわざ怒られるためだけに戻るようなこともないだろうし、と半ば開き直った様子で目が覚めた時にずれた布団をもう一度羽織りなおす。) [Sun 5 Sep 2010 22:00:32]
夏鈴 > (田舎故、都会ほどは明るくないこの場所。見上げた空には数多もの星が輝いていて) ・・・? (寝ぼけた様子の猫は首をかしげる。気分的には、あれ?いつの間にでてきたんだっけ、的な。それでもしばらくすれば、頭もはっきりしてくる。そうして、自分が夕刻から今の今まで眠りこけていたことに思い至るとひどく罰の悪そうな表情を浮かべた。) うーん、でも、今更食卓に戻ってもなぁ… (そういえば今夜は自分が夕食当番だったような気がする。顔を心持ななめ上に傾け鼻を鳴らすとますます気まずそうな表情を浮かべた。風の中、何か食べ物の匂いが感じたからだ。恐らくセスが気を利かせてフォローしてくれたのだろうけれど) 食卓に一緒にいなきゃさ、さぼったのばれちゃうもんね…(そういうつもりではなかったのだけれど、結果的にはさぼった形になったわけで…主からお咎めを受けるのが目に見えていたのだから余計戻るのに気が重くなったとかそんな。)  [Sun 5 Sep 2010 21:52:51]
夏鈴 > (8月も終わり季節は秋にうつった。残暑…というにはまだまだ暑さが厳しい日も続くが、それでもこうして月の見える夜は少し空気が冷えて感じられる。そのせい、というわけでもないのだろうが、猫は土で薄汚れた布団を肩から羽織るようにしてぽつんと一人椅子に腰を掛けていた。目の前の机の上にはいくばくかのお菓子と、100%の果実ジュースで満たされたポットがおかれている。) はふー… (実にけだるげな動作で自分の顔をなでつけると人目も気にせずに大きなあくびを一つ漏らした。ルードとセスにはここにきていることは夕刻に伝えてある。…のだが、どうやら大分眠り過ぎてしまったようだ。すでに夕食の時刻はとうに過ぎている。) [Sun 5 Sep 2010 21:43:50]
お知らせ > 夏鈴さんが入室されました。 『(東屋にて)』 [Sun 5 Sep 2010 21:35:13]
お知らせ > ルードさんが退室されました。 『 多少悶々としたものを抱えつつのんびりと酒をあおるのだった 』 [Wed 18 Aug 2010 22:18:30]
ルード > ( なんだかんだで母親のような人物を求めて甘えたいのかもしれないし、と内心。 そういう意味ではジャスティスの教会は最適であろう ) 元気にしてるなら、それが一番、だよな、 やっぱりよ。 ( 名無花がやりたいようにさせてやれないのがもどかしい。 仕方なくもあるのだが ) [Wed 18 Aug 2010 22:14:05]
ルード > ( 自分が助けてやれればいいのだけれど。此処しばらくは忙しく、なかなか手が回らないのが現状。 その辺りは悔くおもう。 ) ま、やれることをやるしかねぇわなぁ。 (ぐーっと大きく伸び。 手元に置いた酒を飲む ) [Wed 18 Aug 2010 22:06:59]
ルード > ( 心配だからと縛りすぎてもいけないし、自由に外泊を許せるには不安が残る ) なにかあったら、俺ががんばるだけか。 ( なんだかんだで自分の家族ではある、と考えている。 危ないときにかっこよく参上して助ける、ということは無理でも。 泥臭く駆けずり回って何とかする、くりあは出来るだろう) [Wed 18 Aug 2010 21:53:24]
ルード > ん〜 ( 牧場の東屋で夕涼みをしながら頭をかく。 名無花が教会に無断で出向いたことには怒るべきだろうが、一度誘拐されているからと少々過保護になりすぎていたところもある。 ジャスティスのところならまず妙な輩も近づくことは出来ないだろう。と思い、手伝いもしたがっているようだったので教会との往復は自由にしても良いことにした ) なかなか難しいモンだなぁ。  [Wed 18 Aug 2010 21:41:32]
お知らせ > ルードさんが来ました。 『 しばらくは様子を見ている 』 [Wed 18 Aug 2010 21:33:16]
お知らせ > ビリー@施薬院さんが退室されました。 『あとは薬のストックを確認したら空いているベッドに横になって朝を待つ、そんな生活』 [Tue 17 Aug 2010 23:25:53]
ビリー@施薬院 > (主だった物は殆ど燃え尽きてしまったし、今は身一つと民間薬程度の薬しかないわけだが…まぁ、これでも何とかなると言えば何とかなる。できれば本格的な漢方材料が欲しいのだが、それは贅沢と言うものか)…こうして、このまま朽ちていくのも、お似合いですかね(結局、父親へ対する敵愾心もどうでもいいものになってきた、このまま流されるまま生きるのも悪くはないかという諦観) [Tue 17 Aug 2010 23:24:03]
ビリー@施薬院 > (結局あれから、また流れ流れて…ヴェイトス市に留まる危険が高いと判断して、以前何度か関わりのあった施薬院の方で働かせてもらうと言う形で、家は特になく住み込みで、食事は簡素ながら出るのでそれでよしと言ったところで)…ついでに毒気も抜ければいいのですけどね(それは持って生まれた性分とこれまでの環境から無理だとは思うが…のんびりと日がな一日、主に年寄りの話し相手と言う仕事でも、まぁ悪くはなかろう) [Tue 17 Aug 2010 23:20:23]
ビリー@施薬院 > (本日最後の患者…と言うより、暇人を追い返して、手土産代わりにセンブリを処方して終了)…真面目に仕事を続けるのは疲れるものですね(苦笑と共にそんな言葉を漏らしつつ…中央病院を辞してからと言うものは、流されるままに好き勝手適当に生きたものだ。そのままどうしようもなくなる前に、ガツンと手痛い罰が下ったものだが) [Tue 17 Aug 2010 23:16:19]
お知らせ > ビリー@施薬院さんが来ました。 『それでは、お大事に…』 [Tue 17 Aug 2010 23:13:17]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( 雨空の下、山中に暖かく輝く幻の花園が現れる。 )』 [Tue 10 Aug 2010 22:56:47]
園内一花 > ( それでも、式を使いにやって連絡を取り合えるのだからずっとマシだ。 家族の近況も分からず、何年も出稼ぎや奉公に出るのが当たり前という世界もある。 ―――かく言う自分だって家出娘で、家族にはさぞ心労をかけただろう。 それが最近ようやく、いくらか実感を持って分かるようになった気がする。 …園内一花は、園内家が嫁にやれる一枠だったけれど、それだけであったのかどうか。 本当にそれだけかもしれないが、多分、だけって事はない気がしている。 ―――胸やお腹やその辺が切なくなって、少し何か口にしようと荷物を抱えて口を開けた。 …そこに。 )   …あ。   来た。   ( 沢の流れが激しさを増して、山が鳴った。 ごく微かに振動する地面に立ち上がる。 )   ―――六合。   ( リクゴウ、と。 共にある式神の名を呼んだ。 ) [Tue 10 Aug 2010 22:56:09]
園内一花 > ( ヴェイトス市に残して来た家族は元気だろうか… なんて、たった一月で大げさな事だけど。 子ども時間の一月は長いし、やっぱり寂しいものだ。 …山荘で命を落とした幼い同僚は、一人きりで、流れ者のように務めを果たしていたのだろうか。 聞いてどうなるものでもないし、彼女の務めについてはあまり深く尋ねなかった。 禍津日神との接触は偶然の不幸だったと、それだけ分かれば、とりあえずは。 ) [Tue 10 Aug 2010 22:34:18]
園内一花 > ( 宿を求めて立ち寄った村では奇病が流行り、情報を求めて立ち寄った村も奇妙な天災に見舞われていた。 もちろん皆目見当がつかない事も多々あるけれど、それが神官の領分である事もある。 そうした所で足を止めて一月。 この辺りで変わった話を聞きませんかと尋ねたら、それよりうちの話を聞いてくれと言われ、ここに居る。 )   ( 人手が足りない。 できれば集落に一人くらいは神官が欲しいし、そういった体制さえ確立できれば、単独で対処できない事象が起きても仲間を頼れる。 そこまでは出来ないのだから、せめて村人が自主的に信仰を頼ってくれればとも思うけれど、それをされてもやはり対処は追いつかず、そもそも村人の腰が重い原因もそこから来ているのかもしれない。 ) [Tue 10 Aug 2010 22:22:31]
園内一花 > ( 禍津日神の特異点を追ってヴェイトス市を発ってから、あっという間に一月が過ぎてしまった。 占天台が導き出した、凶事に見舞われているという村があるのは海沿いで、おおよその方角と立地程度しか知らぬままの出立だったけれど、およそ見当違いな場所に居ることになる。 しかし――― )   …しょうがないのだけど。   ( いまいち火勢の上がらない焚き火をつついて、首を振った。 …しょうがない。 様々な形で神官の介入を必要としている土地が思いの他多くあり、自身に対処可能であるのならそこで何とかしておかなければ、ハラエに報せをやったとして対応するのはいつになるやら。 おそらく大事の前の小事ということで、問題が深刻化するまで放置されてしまうだろう。 それも 『ハラエにとって』 深刻化しなければ、地方村の一つや二つ、消えたところでどうという事もない。 ) [Tue 10 Aug 2010 22:10:30]
園内一花 > ―――参ったなあ…   ( ティアン・アマウラ方面の山中。 馬を木に繋ぎ火を起こして、敷物の上に腰を下ろした巫女装束の女は思わず声を漏らした。 雨天、覆い被さるように広がる木々の枝葉がいくらか和らげてはくれるけれど、それでも滴り落ちてくる水が頭からかぶった外套を叩いて、物悲しい気分にさせる。 ) [Tue 10 Aug 2010 21:59:17]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( 旅の空。 )』 [Tue 10 Aug 2010 21:52:22]
お知らせ > フィリーネ@鶏小屋さんが帰りました。 『今まで考えたこともなかったから、余計に怖い』 [Sat 31 Jul 2010 00:06:48]
フィリーネ@鶏小屋 > 家の近くなのに、おかしいよね。 ( うん、さすがに家の前だもの。 いざとなったら、大きな声を上げれば両親が気が付いてくれるもの。 ) でも、待った。 こういうときに私が襲う人だったらどうするかな…。 ( ちょっと足を止めて考えてみよう。 もし、自分が襲う人だったら、後ろからこっそりと近づくのはもちろんだけど、やっぱり最初に口を押さえて声を出せないようにするよね。 ) ―――もっと怖くなってきた ( 背筋のゾクゾクと暑さ以外の汗が出てきた。 もう確認するものを確認したから、早く戻ろう。 ) [Sat 31 Jul 2010 00:06:07]
フィリーネ@鶏小屋 > 今年はみんな無事で過ごせるといいなぁ。 ( 鶏小屋から静かに離れながら、再び不安な気持ちがにじみ出てきてしまう。 一昨年あたりは一羽が暑さにやられて死んでしまっている。 あの時は夜ベッドで泣き明かしていた。 両親の前では泣かないようにしていたから余計にベッドで一人になったときにきてしまったのだろう。 ) そういえば、家の周りってあんまりひと気ないなぁ ( 目的も果たしたし、家に戻ろうと思ったときにふと昨日聞いたことを思い出した。 ひと気のない場所に引き込んで云々とか一人になるときを狙うとか。 ) なんか、ちょっと怖くなってきた…。 ( 家はすぐそこなのに、ちょっと背筋がぞくりとする。 ) [Fri 30 Jul 2010 23:56:45]
フィリーネ@鶏小屋 > ( 鶏達、彼らは熱に弱い。 暑すぎると食欲が落ちて、すぐに弱ってしまったりする。 だから、夏の暑い時期はとても気にかけてあげないといけない。 ) 全員ちゃんと寝てるねぇ…。 ( カンテラをかざしながら、小屋の中にいる鶏達の数を数える。 一羽ずつ、何度も念入りに数えよう。 そうやって、慎重に数えて全員がちゃんと弱っている様子も無く眠っているのを確認しよう。 ) はぁ…、ちょっと安心 ( 流れ落ちる汗を拭いながら、息を深く吐いて。 ) [Fri 30 Jul 2010 23:43:07]
フィリーネ@鶏小屋 > ( 額に玉のような汗が浮かび上がる暑い夜だと思う。 その暑い夜に少女は鶏小屋に来ていた。 暑くて眠れないからということもあるけど、それとは別に鶏達の様子が心配だということもあった。 ) みんなー、大丈夫かなぁ…? ( 寝ているであろう彼らを刺激しないように、入り口からこっそりと覗くような形で小屋の中を見渡した。 カンテラの明かりに照らされて見える小屋の中には、むき出しの地面に穴を掘って身体を埋めている彼らの姿があった。 ) ちゃんとしてるみたい、かな ( その姿を見て、取りあえずは安心とホッと胸をなでおろす。 ) [Fri 30 Jul 2010 23:36:08]
お知らせ > フィリーネ@鶏小屋さんが来ました。 『厳しい時期が来ている』 [Fri 30 Jul 2010 23:28:41]
お知らせ > 名無花@紋章in主人宅さんが退室されました。 [Thu 29 Jul 2010 02:00:17]
名無花@紋章in主人宅 > (そして、所々文字を間違えた書置きを残してから再び家を出る。書置きの最後には「ごめんなさい」の文字を残して、家から持ち出すものは硝子細工と羽織ったままのシーツ。) [Thu 29 Jul 2010 01:59:32]
名無花@紋章in主人宅 > (会いに行きたいと思うけれど、危ない場所への立入りは禁止されているし行こうとしてもきっと許してはもらえないだろう。それに、教会がある場所も正確には覚えていない。黙って出て行く事も出来ないが、かと言って彼女を巻き込む訳にもいかない。)……(どうしようかと考えて、立ち上がれば家の方へと戻る。) [Thu 29 Jul 2010 01:51:08]
名無花@紋章in主人宅 > (いつもなら此処に居ればすぐに眠くなるのに……。最近ずっと暑い所為だろうか?そんな風に考えても暑い中でも寝ていたのだから急にと言う事はないだろう。きっと、何かがオカシイのだ。そう思うけれど何がオカシイのかは解らない。)……(そっと胸に抱いた硝子細工を眺めてみる。そう言えば、まだちゃんと御礼を言っていない。) [Thu 29 Jul 2010 01:31:46]
名無花@紋章in主人宅 > (身に纏っているのもいつものようにシーツが一枚。傍に居る牛達は既に夢の中。その牛達を隅で壁に凭れる様に座って眺めている。今日も眠れない。)……はぁ。(小さな溜息とも欠伸とも付かないような息が洩れる。それでも何故か眠くはなってくれない。) [Thu 29 Jul 2010 01:14:11]
名無花@紋章in主人宅 > (時々、家の中から出る事はある。それでも、人との交流は相変らず無く。外の事は入ってこない。世間を殆ど知らぬまま、自分の身に起こっている事にさえも気付いておらず。今日もいつものように夜中にベッドを抜け出して牛小屋の中で居る。) [Thu 29 Jul 2010 01:05:15]
お知らせ > 名無花@紋章in主人宅さんが来ました。 [Thu 29 Jul 2010 01:01:29]
お知らせ > 夏鈴さんが帰りました。 [Fri 9 Jul 2010 21:11:08]
夏鈴 > ((ミス)眠くなってきたし、灯りの燃料もそろそろつきそうだったから。手早く、荷物をまとめると何事もなかった風を装ってその場を後にするのだろう。) [Fri 9 Jul 2010 21:11:05]
夏鈴 >   [Fri 9 Jul 2010 21:09:52]
夏鈴 > (とりあえず唯一の救いは、パーティー案をほかの人に口外しなかった点だろうか) ふぃー・・・。今日はあついなぁ・・・ (多分、一人で必要以上には恥ずかしがったせいだろうが。火照ったような頬を両手であおぎ、それでも足らず本で行儀悪く風をおこし) ・・・それもこれも、やっぱりルードのせいよ! (理不尽な言いがかり的なことを口にすると、なんとなく気分が落ち着いたようで・・) んし、そろそろもどろっかな・・・ (眠くなってきたし [Fri 9 Jul 2010 21:09:47]
夏鈴 > (唇を尖らせる。なんからしくない。いや、一人でいるときくらい素でもいいと思うけれどいつ何時でも格好つけていたい部分もある。たとえそれがばればれの行動であったとしても) うー、やめやめ・・・ (恥ずかくていっぱいいっぱいになったから) やっぱりこの計画やめとこっかな!・・・結構、帰ってきてから日もたっちゃっているし! (もっともらしい理由を口にしつつ、やっぱりえっとあれだ、恥ずかしいというか、なんというかでつぶれそうになったからだなんてことは一人の時ですら口にはださなかった。ちっちゃいプライド?こだわり?) [Fri 9 Jul 2010 20:59:23]
夏鈴 > 何がいいかなぁ・・・? (絵ばかりの本をめくりながら、しっぽをはたはたと揺らす。こういうのは本人が食べたいものを作ってあげるのが一番いいような気もする。) うーん、聞いたら答えてくれるかなぁ・・・? (最近、というか戻ってきてからというものの、前にも増して自分の意見を言わなくなったような気がする彼女。気のせいかもしれない、が。結構気になる。自分のせいかな、とか。自分には教えてもらえていないことに関してなのかな、とか。そういうのはちょっとさびしい。だって、彼女は) 家族なんだから、さ・・・ (むぅ。一緒に暮らしている、奴隷とか主人とか変な関係性でつながった私たちではあるが・・・) うん、家族だよね・・ (運命共同体というやつ?とでもいおうか。だから、お互い言いにくいこととかあってもやっぱり気になるし気にかかるし、大切にもしたいし・・・) むぃー・・・ (なんか考えてるうちに頭がパンクしそうになった。なんていうか、今いろいろ恥ずかしい。いや、別にだれかにこう考えてることを話しているわけではないんだろうけれど) [Fri 9 Jul 2010 20:54:15]
夏鈴 > パーティーするなら何が要るかしら…? (履いてきた靴を脱ぎながら椅子・・・否、布団の上に女の子すわり。) 輪飾りとかかかな、やっぱり・・・? (長方形に切った紙を丸めてひたすらつなげて長くし、部屋のいたるところにぶらさげるあれとか。) あ、あとは、そう。食べ物よね、食べ物。 だから本もってきたんだけど・・・ (先ほどおいた本は料理の本。どちらかというとお菓子よりのものばかりだが。机から灯りをひきよせると椅子の上にのせる。そうして、椅子ので本を広げる) [Fri 9 Jul 2010 20:40:20]
夏鈴 > (のんびりとした足取りで東屋に到着すると、椅子の上に布団を丸めた状態で転がす。机にバスケットをおき、何冊かの本・・・図書館で借りてきたものだが・・・をひっぱりだすと、布団の傍におく) ルードって気が利かないのよね・・・。家族が帰ってきたっていうのにさ・・・ (お帰りなさい会。実際のところ、きっと彼なりにはやっていたんだと思う…が、あまり派手にやった記憶はない。…忘れているだけかもしれないが。それならば、私が!とか思い立ったとかいうことなのだけれど、あれ?なんかいつの間にかパーティーの規模が大きくなっているような気がしないでもないよう・・な・・?) [Fri 9 Jul 2010 20:31:41]
夏鈴 > (もう一方の手には、危なっかしく明かりとバスケットが一つ。ここへ来ることはあらかじめみんなに伝えておいた。多少、ルードには仕事しろとかいわれたりなんだりしたがそれは、まぁ、右から左に流しておいた。・・・多分きっと後でおしおきされるだろうけれど) や、だってさ・・・ (ずり落ちかけた布団を持ち直し)  まだ、そういえば、ちゃんとお帰りなさい会やってないから、さ… (ちっこいパーティーみたいなの開けたらいいなとかそんなことをふと思いついたとかなんとか。猫は至って自由人・・ならぬ自由猫なようで、思い立ったら吉日というやつを地でやってるみたいです。) [Fri 9 Jul 2010 20:21:03]
夏鈴 > (食後の一休み。少し土で汚れた布団をひきずるようにしながらもち、庭にでた猫が一匹。行く先は、東屋のあたり。空はあいにく、晴天とはいかないがそれでも雨でないだけよかったというものだろうか・・・) [Fri 9 Jul 2010 20:13:48]
お知らせ > 夏鈴さんが来ました。 [Fri 9 Jul 2010 20:12:25]
お知らせ > ティナさんが帰りました。 [Wed 7 Jul 2010 21:44:47]
ティナ > ( うかない表情のまま飛ぶの体重が倍あるような感覚と似ている。 今日はもうさっさと帰って、 魔女に迷惑をかける前に寝床に入ってしまおうと思った。 今なら体中についたホワイトペパーミントの香りで幸せな夢が見れるこだろう。 ふわふわ。 あともう少し行けば自宅にたどり着けるだろう。 ) [Wed 7 Jul 2010 21:44:42]
ティナ > (曇り空から浮かない顔を離して、帰る方向へ向こうか。摘んだ薬草を持って、ペパーミントの香りを名残惜しそうにしながら花壇沿いをてこてこ歩こうか。 羽を振るわせれば、まるで鈴虫のような音が小さく響くだろう。 )  … おとな になれないと困るの。 (花の生気だったらあっという間に大人になれたものを、今では生き延びるがやっとだ。 いつの間にか故郷を離れて、知り合いも少ない土地に来る羽目になってと思えばしゅんとさらに小さく縮こまってしまうだろうか。 脱力した足を動かす気も起きなくなって、花壇から飛び上がって、 田舎道の真ん中をゆらり飛ぶだろう。) [Wed 7 Jul 2010 21:41:28]
ティナ > ( 花の中でも香りだかいものが好きな赤髪の妖精。 きっと自分のお花になるのは真っ赤なお花だと思っていた。 体がのけぞるほどに、胸いっぱいにまだ咲き誇るミントの香りを吸い込みながら昔の話を思い出すだろう。  のけぞったついでに見える空は残念な曇り空だ。)    天の川は見えないの   (ミントの香りのした息を吐きながら。 少しばかり残念そうに小さな眉を下げるだろう。 「大人になる」と黒髪の親切なヒトに書いてもらった短冊の願いは空の上の男女に届くだろうかと心配になる。 )   [Wed 7 Jul 2010 21:33:17]
ティナ > ( 花壇の向こうは大きな畑が広がっていて、その先には小さな家が見える。 その人様の家の花壇にいる小さな不審者はお使いの帰り道。 傍らに置いてある薬草を魔女のもとに持って帰る途中だった。いつもと違う帰り道を飛んでいれば、ふんわり香ってきた花の香り。 それに誘われてただ今寄り道真っ最中なのだ。 ) こんなとこがあったなんて知らなかったの  (にまにましながら、ずぼっと突っ込んでいた頭を花々の間から出そうか。 髪についた花粉すらも、嬉しそうに眺めて。至福のひと時のようだ。 ) [Wed 7 Jul 2010 21:25:22]
ティナ > ( 田舎道沿いの農家はこの時間だとだいぶ静かだ。真っ暗な道沿いに作られた花壇には夏の花々が香りだけで主張しているだろう。) むはぁ ん...  (その花壇の一角で変な声がもれるだろう。 よく目を凝らせば、花の咲く間に頭を突っ込んで、キラりした羽を震わせておケツがはみ出てるいきものがいるだろう )  いい香りなの ぉ   ( ホワイトペパーミントの香りで包まれたいったいでまったりした空間に酔いしれるだろ。) [Wed 7 Jul 2010 21:19:48]
お知らせ > ティナさんが入室されました。 [Wed 7 Jul 2010 21:12:54]
お知らせ > 名無花@主人宅さんが退室されました。 [Tue 29 Jun 2010 00:50:07]
名無花@主人宅 > ……(暫くのままで居たけれど椅子から下りれば自室に向かって飾ってあったガラス細工を手にして大切に抱き締めるように胸に抱えて部屋を出て、そのまま静かに周りを気にしながら家のドアに向かって)……(そっと扉を開ければ隙間から外へと駆け出して) [Tue 29 Jun 2010 00:50:02]
名無花@主人宅 > (コップに水を汲んでいっきに喉に流し込む)……(コップを手にして暫く見つめたまま一つ大きく深呼吸をして傍にあった椅子に腰掛けてテーブルに突っ伏す。そのまま頭からシーツを被ってただの白い塊となって、椅子の上で三角座りをするような体勢になって、足りぬ頭で考えれば考えるほどに考えは悪い方向へと向かっていってしまって) [Tue 29 Jun 2010 00:26:58]
名無花@主人宅 > (眠れない夜。与えられた部屋で大人しくシーツに包まったまま床に座り込んでいる。今夜はどうにも暑くて、眠れなくて、時間を潰そうにもどうしようかと悩んでしまう。一人で遊ぶのもそろそろ飽きた。其れに、時々態度のおかしい夏鈴の様子が気になって、ここに居ては主人や夏鈴に迷惑になっているんじゃないかと思うようになってきていたりもして、何かに押し潰されそうになって立ち上がれば部屋を抜け出して台所に向かい。) [Tue 29 Jun 2010 00:20:58]
お知らせ > 名無花@主人宅さんが来ました。 [Tue 29 Jun 2010 00:11:30]
お知らせ > ティナさんが退室されました。 [Mon 28 Jun 2010 01:18:15]
ティナ >  当分 作業台には近づかないのっ  (ふんふんと頷いて。夜露を避けるように、ポストの中に入り込もうか。 もう魔女は寝てしまったのなら、あきらめるしかないのだ。  )   そんなに悪くない寝床なのっ   (真っ暗なポストの中。 悪くないが、早起きをしないと手紙の束に押しつぶされる可能性がある。 明日は早く起きようと、 そのまま眠りにつくだろう。) [Mon 28 Jun 2010 01:18:11]
ティナ > (魔女の反応はない。 だいぶ前に、部屋の灯りは消えてしまった。 もう寝てるのだろうと考えれば、またシュンとうなだれるだろう。 何故こうも失敗ばかりしてしまうのか。 )  うむむ...   ( 今度は気をつけようと思うのに。同じようなドタバタを繰り返してばかりだ。  )  今度こそっ、 今度こそ気をつけるの!  (小さな決意表明。 曇った夜空に誓うだろう。 ) [Mon 28 Jun 2010 01:14:35]
ティナ > (街灯も少ない田舎の路地。 うすく吹いた風の音が妙に寂しく聞こえる。 暗い空間に放り出された妖精は妙に心細いようだ。 他の妖精たちも、今頃自分たちの住処にもぐりこんでいる頃。 こんな自分の相手をしてくれるのはいないだろう。 )  … ベル ゥ。  (しょぼくれた声で魔女の名を呼んで。 もったり、水気をはらんだ空気を押しのけるように立ち上がろうか。 羽を小刻みに震わせれば鈴のような音が耳に触れる。) [Mon 28 Jun 2010 01:09:17]
ティナ > (道沿いの魔女の家。 いまはほとんど人通りもなく静まり返っている。 今日は虫の声も聞こえてこないのは、何故なのかとため息をついて。 )   …   はふ... ゥ   ( 小さなため息は、ヒトの耳に届くだろうか。 自分が失敗したのだから仕方ないのだと言い聞かせながら、ポストの上で体育座り。 しっとりした空気は羽にも絡んで。 今日は朝まで陽気に踊る気分でもない。 夜露は何故こんなに鬱陶しいのかと、人気のない辺りを、くるり見渡そうか。)  [Mon 28 Jun 2010 01:03:08]
ティナ >  わざとじゃないの   (魔女の小さな家の前。 ポストの上に反省するように座り込んだ妖精が呟いた。 小さな存在の声は、鈴の音のようにはかなく響くだろう。 ポストの上は夜露で湿っている。 水気を含んだ空気が体中にまとわりつく感覚に眉を下げながら。必死に家の中にいる魔女へうったえようか。)  作りかけのお薬 ひっくり返したのはゴメンなの  (しゅんと縮こまって。 さっきから聞こえないふりをしてる魔女。 コレは今日はココで野宿のコースかと、肩をガクリと落とすだろう。) [Mon 28 Jun 2010 00:58:12]
お知らせ > ティナさんが来ました。 [Mon 28 Jun 2010 00:51:40]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『( 後手に回ってしまう。 間に合うと良いのだが。 )』 [Sun 27 Jun 2010 07:48:38]
園内一花 > ( できる事を、するしかない。 思うところは多々あれど、仕方ないと割り切って。 ―――おおよその方位は分かっていても、点在する地方村のどこがその凶事に見舞われているのかは分からない。 手近なところから、話を聞いていこう。 ) [Sun 27 Jun 2010 07:46:30]
園内一花 > ( 慢性的な人手不足に悩まされるハラエは、事の軽重を見定めて優先順位をつけることを求められる。 そんなものはどこでも同じかもしれないが、平常運転でほぼ手一杯になってしまい、有事に備えたわずかな余力は極力出し惜しみしなければならないという状態が続いていた。 ヴェイトス島における本国であるはずのアマウラが鎖国などしていてはそれも当然。 ヴェイトス市で時折起きる大事件でも、どうも影が薄くなってしまっている。 それはさておき。 )   ( 余裕さえあれば、禍津日神への対処もすんなり通ったかもしれない。 …相手の性質が 『敵対してはならない』 という厄介極まるものであるため余力があったとしても怪しいものかもしれないが、それでも今のように話をはぐらかされる事はなかっただろう。 ) [Sun 27 Jun 2010 07:44:01]
園内一花 > ( ハラエに上申していた禍津日神への対処は、散々たらいまわしにされた挙句、その 『特異点』 が本当に発生しているのかどうか、というところまで話を戻されてしまった。 依代にされた少女二名をハラエゆかりの施設で保護しているにも関わらず、そこで 『推定』 犠牲者を保護するという決定は誰が下したのか、という掘り下げ方をされてしまい、ひとまず上申を押し込むのは控えている。 ―――しかし個人としては少なからず協力してくれる者もあり、専任の部隊を編成するようなことはできなくても、通常の退魔行として探ることはできた。 )   ( そんな中、星のめぐりで吉凶の兆しを見守る占天台から、海沿いの地方村にそれらしい凶兆を観測したと報せがあった。 ) [Sun 27 Jun 2010 07:34:22]
園内一花 > ( ―――いや、その神様が本当に自らの意思で… そんなものがあるとして …ある程度以上の密度を持つ淀みを発生させたのかどうかは分からない。 むしろそういった 『不自然』 はヒトの専売特許という気もするが、いずれにせよ、過度な影響を及ぼす存在は消去しなければならない。 これが逆に幸福を振り撒くものでも同じこと。 不幸というか、ヒトの負の感情の発生源である禍津日神も、それ自体はこの世界の恒常性を担っている。 そもそも発生源を消すことなどできそうにないが、できたとしてもしてしまったら、どこかで何かが破綻するだろう。 問題は、その神様の影響力を一点に集中させ、局地的に均衡を崩す淀み=特異点が発生している事で。 それに対処する術として園内一花が当てにしている 【六合】 も、世界の安定を司る反面、一点に影響力を集中すれば生き物を 『睡眠』 という最も安定した状態に固定してしまいかねない。 乱すものとのせめぎ合いを経なければ、現状の安定もまた存在しないのだ。 ) [Sun 27 Jun 2010 07:15:48]
園内一花 > ( 行動するに足る理由が、逆に何もしなければ事なきを得るはずだという根拠になっている。 それが動き出した後になっても足を鈍らせ悩ませる。 ―――しかし、そんなものは時間の問題だ。 それに、自分たちさえ良ければ良いなんていう風に言ってしまわないだけの矜持は持っている。 建前なのかもしれないけれど、というかそんなのもちろんだけれど、それでもそんなものを守る優しさが失われてしまうのは、哀しいことだと思えた。 )   ( 禍津日神が現世に顕現させた 『淀み』 を、このまま放置しておくことはできない。 ) [Sun 27 Jun 2010 07:00:20]
園内一花 > ( ハラエの務めでもないのに、それも 『こんな事』 で家を空けるなんてどうかしていると思うけれど、菫が守護するのなら子供たちは安全だろう。 …言い聞かせるように伴侶と二人の娘のことを思いながら、園内一花は来た道を振り返ってしまった。 今している事、これからしようという事を思えば弱気は禁物だけれど、危機感は拭えない。 送り出した菫の方がよほど気が気でないかもしれないが、唯一無二の術式である 【六合】 はこの件にうってつけで、だからこそ対処しなければという義務感に繋がっている。 それこそ積極攻勢にさえ出なければ、その脅威から自分と家族の安全だけは確保できるだろう。 …神々を相手に、人が思い上がった事を考えるようだけれど、現状ではまだどうにかなる程度だという自信はあった。 ) [Sun 27 Jun 2010 06:48:16]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( 馬に跨り、巫女装束のポニーテールが野路を往く。 )』 [Sun 27 Jun 2010 06:36:00]
お知らせ > 名無花@主人宅さんが退室されました。 [Sun 20 Jun 2010 02:29:50]
名無花@主人宅 > (それは奴隷にはきっと許されない感情で、主人の命令はちゃんと守らなければいけない。人のような感情を持ってはいけないと降りしきる雨と共に頭の中に響く。)……(そうして頭の中に響く声に瞼は重くなって、やがてその場に崩れ落ちるように横たわって意識を手放し) [Sun 20 Jun 2010 02:29:45]
名無花@主人宅 > (この雨では今日も牛小屋には行けない。本当は行ってはいけないのだけれど、それでも此処で一人で寝るのはやはり不安で、こんな雨の日は特に一人で居たく無いと思うのに)……(窓に額をくっつけて俯く。自分はただの奴隷でしかないそう改めて教え込まれた今では、寂しいと言う事さえも出来ない) [Sun 20 Jun 2010 02:14:41]
名無花@主人宅 > (最近は雨ばかりで外には出歩けない。今日も眠れずにベッドから抜け出して頭からすっぽりとシーツに包まって顔だけを覗かせて窓の外に降る雨を眺めながら、何時まで降るのだろうかと暗い空を眺める。眺めていた所で雨の止む気配はまったくと言っていいほどにないのだけれど) [Sun 20 Jun 2010 01:56:32]
お知らせ > 名無花@主人宅さんが入室されました。 [Sun 20 Jun 2010 01:48:27]
お知らせ > 名無花@主人宅さんが退室されました。 『そして、扉を開けば家の外に出ていつものように牛小屋へと走るのだ』 [Tue 15 Jun 2010 01:56:20]
名無花@主人宅 > ……(暫く迷って、結局向かうのは外に通じる扉。けれどもそこから先は一人で出る事をまだ許されていなくて、暫くの間扉の前でうろうろと行ったり来たりを繰り返して、)あ……(何かを思いついたように部屋に帰れば胸に何かを大切そうに抱き締めて戻ってくる。) [Tue 15 Jun 2010 01:54:13]
名無花@主人宅 > (そしてシーツを一枚手にすれば再び部屋を出て、辺りを見回す。最近行動を共にしている少女の元には、迷惑を掛けっぱなしなのでなんだか行き辛い。そもそも、この時間では皆寝ているはずなので起してしまいそうで誰の所に行くにも戸惑ってしまう。特に主人の部屋には、此処に居る間足を踏み入れたことなど片手で数えられる程度にあるかないかだ。) [Tue 15 Jun 2010 01:51:06]
名無花@主人宅 > (不安を取り払うかのようにいっきにそれを飲み干す。飲み干してそのコップを綺麗に洗ってもとの場所に置いて、やはりそのコップを見つめて暫くぼーっとしていて、)……(もう夜も遅い時間なのに一人で眠る事はなかなか難しくて小さく溜息を吐いてから部屋へと戻って行く。) [Tue 15 Jun 2010 01:42:06]
名無花@主人宅 > (帰ってきてから半月以上過ぎているのに、未だにどこか慣れなくて夜中に起きだしては台所に向かう。未だにどこかに出かける時は誰かといっしょ。そして、日の高いうちにしか外出は出来ない。もうそれには慣れてしまったけれど、夜に一人で部屋に居るとどうにも不安でたまらない。)……(コップの中の水を見つめながらその場に立ち尽くして) [Tue 15 Jun 2010 01:34:33]
お知らせ > 名無花さんが来ました。 [Tue 15 Jun 2010 01:28:34]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが帰りました。 『結果なんとか恥ずかしくない程度には――最初からこうしておけばよかったンだ。』 [Sat 12 Jun 2010 13:29:25]
テレサ@V.G.C > (血液に薬効があるとかで講義に出てきてたような気がするがそんなことはどーでもいい。 ふと我に帰るなり手拭でぐしぐしぐしーと乱暴にメイク落としたつもりになって――真似するなよ!絶対真似するなよ!―― やっぱり他力本願とすることに しようかな!)スタッフさん助けてこわい!(大丈夫じぶんでできる気がするから! の言葉を信じたスポンサーの劇団員(メイク専門)さんは声を聞いて飛んでくるなり、謎のモンスターに遭遇して軽く悲鳴を上げたのだった。 判定【劇団『ツァラトゥストラ』:メイク+2】) [Sat 12 Jun 2010 13:22:28]
テレサ@V.G.C > (いろいろ試す→楽しくなってくる→15分後には珍獣である。 傍らで無表情に見上げる使い魔の毛玉猫とセットなら、貸し出し元の主催する演劇に怪人役として出撃できるだろう。) ・・・なんか、こんなの居たよね。 体に魔術式を書く方式の民族系魔法・・・じゃなくて・・・あれだ。そうだ。 フォーウンだかアマウラだかのモンスターの。(狒々は山中にすむ獣にして 猛獣をとりくらふ事 鷹の小鳥をとるがごとしといへり。) [Sat 12 Jun 2010 13:15:47]
テレサ@V.G.C > (くっきりとナチュラルの中間あたりを狙ってみればいいのだろうか――なんて凡庸な結論に至る。 正直、ファッションやメイクなどと言う物は座学のみで如何にかなるものでもないのだが、聞いたら自分で試してみるのがテレサ道。失敗してみないと、ダメ出しもうけられないじゃない?)・・・・・・倍くらいの気持ちで・・・と。 うわ、えろっ この色なんかえろっ。(ついでに折角だから自分で出来るようになりたい、というポジティブな貪欲さも持ち合わせているようだが――) [Sat 12 Jun 2010 13:10:16]
テレサ@V.G.C > (松明と魔術光の投射の中で大仰な解説を加えられながら反射のキツイあの道を歩くんだろう。さらに観客は至近距離ではないので、ちょっと肌に乗せるだけ、とかだと与える印象はほぼノーメイク同様なんじゃないかな。) 珍獣パンダでもだめだしなー。(実物は見たことないが大学で絵だけを見たあのまるっこい熊の親戚はキュートだった。これ以上伝説を増やしてたまるか。) [Sat 12 Jun 2010 13:03:57]
テレサ@V.G.C > (関係者一同たたき起こしてでもストレス解消を提言するのがテレサスタイルというものだとか――まぁ他の人たちはストレスなんてかんじてないかもしれないけどね!)さて・・・まずは言われたとおりやってみるかー?(繰り返すことと心理状態が大切・・・! とか錬金術師みたいな台詞を吐きながら、鏡に向かう。 心掛けとして大切なのは普段とは違うということ。 なんどか現場を経験し、大体の流れと扱われ方は掴んでる。) [Sat 12 Jun 2010 13:00:56]
テレサ@V.G.C > (泣いても笑っても最終日である。気楽な心算でかなり長時間を過ごしてしまったが、改めて振り返れば、少し引き締まって暮らすのも悪くは無かったはずだ―――主に健康面では。精神負荷はまぁまぁきたけど、今度があるなら参加者全員で遊んだりとか適度に気晴らししながらやってみることを提案しようかな。) こんなことを最終日に思いつくあたり私もまだまだよ。(スポンサー各所から貸し出された本格化粧道具を携えて、本番の準備の練習中。) [Sat 12 Jun 2010 12:55:11]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが入室されました。 『おぺれーしょんらすとだんす。』 [Sat 12 Jun 2010 12:55:03]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが帰りました。 『この世で一番の苦痛とは、積み重なれば悪魔に魂を投げ渡すことすら躊躇わせないものなのだ。』 [Fri 11 Jun 2010 02:50:39]
テレサ@V.G.C > (その時にどちらを取るのか、それ以前に選択が許されるのかどうか。彼女は調べたことすらないが、絶望的な判例に事欠かないのは言うまでもないだろう。) [Fri 11 Jun 2010 02:48:50]
テレサ@V.G.C > (もっとも元の姿は貞節で信神深い純朴村娘なので、態々涜神を犯さなくても人ごみの中でせっくす! とか叫ぶだけでその背徳感から魔法が使えるほどトランスできるという有様。今のところは無害な生物だ。呪う事も犯す事も穢すこともないだろう。 ちょっとした悪戯くらいで。満足して。) ピニャータ留守番よろしくね? ―――ほんじゃ、窓からで失礼♪(半端なエロスで男衆を惑わせ、魔法を自慢して人心を惑わせてるだけで、ぷち悪女を気取ってられる。 ただ、 どんな非日常も続けば日常になるものだ。もしかしたらこの先――慣れというか、刺激が薄れてしまう日が来るかもしれない。 飛行の爽快感に溺れてる今は、そんな事想像もしていないが。) [Fri 11 Jun 2010 02:45:31]
テレサ@V.G.C > ひゃっはー煮詰まったぜ。 ・・・・ちょっと散歩にいってこよっと。(仕事の都合で生活圏は固定されてるが、夜中に建物の周りぐるっと(飛び)回る程度なら、誰も文句は言わないしそもそも気がつかないだろう。寄り道さえしなければそれでいい。 そもそも規約やら約束に大人しく従っているなど、魔女の性根が許さないというモノだ。) ・・・・・此処が二人部屋じゃなきゃ、もっとアツい気晴らしもあったのにね!(寝てるとはいえ同室の人に聞こえそうな声で宣言するからこそ、踏みつけにすべき聖書もないこの室内で唱えられる魔法の呪文になるのだ。背徳とか悪逆とか淫行とか絶望とか。魔法少女テレサは、わりとそういうパプテスあたりによって都合よく誇張された魔女像そのものでもある。) [Fri 11 Jun 2010 02:35:34]
テレサ@V.G.C > あんまり変わってない気はするんだよなー。 やっぱりアレなのか。”上書き”はダメなのかー?(うだつのあがらない村娘だったころに比べたら、それでも全てが良くなってるんだろうけれど。とか。 肌荒れの原因にはストレスとかもあったりするのかもしれないが――こういう苦しさすら楽しみに変えられる資質が必要なんだろーか。) 地道なのって嫌いだナー。 また先生に何とかしてもらっちゃおっか。(そーしたらいいんじゃないか、とばかり、刺青の巻き付いた左腕が幽かに光ってうずいた。 衣服やアクセサリーみたいに、その場で効果がある何かは大好きになれるんだけど。) [Fri 11 Jun 2010 02:28:00]
テレサ@V.G.C > (日常ならこんな時は遊び場に繰り出すなり菓子でも齧りながら本読むなり適度に眠気の出る揮発性の高い量産ポーションをかッ食らうなりするところなのだが、現在は良質なお肌とプロポーションを維持するために夜更かし禁止暴食禁止寝酒禁止となっている。) (ほろ酔いで空中散歩とかしたいなぁ。 なんて妄想するが勿論大禁止である。お肌のケアの秘訣を伝授してくれたホープ所属の某タコ足の人の知る所となれば、きっとまたくすぐられるだろうなぁ。) ・・・・・成果、でてるのかね?(両手を天井に向けて翳す。化粧が無ければ最早如何ともしがたい左手の刻印は兎も角、それ以外の部分は苦痛に見合う分の改善はしてるんだろうか。ベッドを降りなければ鏡は見れないが――判定【ホープ:スキン+3】) [Fri 11 Jun 2010 02:20:45]
テレサ@V.G.C > (「出るからには勝つッッ!」と周囲に言われている最後のVGCはもう数日後。数日の辛抱ではあるのだが、その数日が大問題。日ごろのトレーニングや衣装の試着は確かに楽しい。楽しいのだが、こお長い時間続けているとやはり慣れというか、刺激が薄れてしまうものだ。) ・・・・流石にそろそろ息抜きしたいよ。(美女とは茨の道なのかー?なんて呟きつつ。 唐突に生活スタイルを変えたのと、日頃に比しては長時間の睡眠効果も手伝って、夜中に目を覚ましてしまったらしい。 →夜明けまですることがない。 なんどかベストポジションを探して無理矢理寝ようとしてみたが、どうにも寝付けた物ではないようだ。 寝貯めも別の日に十分してるし。) [Fri 11 Jun 2010 02:01:12]
テレサ@V.G.C > ・・・たいくつ。(「人は指の1〜2本引きちぎられても元気だが、やりたいことが何も出来ない状態に3日おかれると発狂する」系の話。 まぁそこまで重篤な症状ではないが、重度に夜更かし夜遊びを嗜好する人間にとって、摂生は一種の拷問では、ある。) こういう日に限って寝苦しいし・・・・(窓から見える夜の天蓋に星々の輝きは無く、重くて暗くて湿度の高い曇り空。 今日の業を成し終えた宿舎は静寂に静まり、身悶える布の音すら耳障りな雑音に感じられる。 暫くぐねぐねと蠢いた後、魔法少女一時的に改めモデル少女テレサは仰向けに転がり直し、軽い溜息をついた。) [Fri 11 Jun 2010 01:48:14]
テレサ@V.G.C > (人間の歴史は苦痛の歴史である。 神代の時には神魔と病魔に引き裂かれ、原始にあっては獣の牙にかかり、それらの手から逃れた今は、人の手によって過去に倍する苦痛を受けている。興味があるなら犯罪でも嗜好してみたらいい。古今東西の地獄より大仰で工夫の凝らされた世界が、貴方を歓迎するだろう。) ―――んぅ。 (しかしそれら全てに匹敵し、或いは凌駕しうる耐え難きことが、この世にはまだ存在するのだ。 しかもあろうことが、かなり身近な所に、ある。今、宿舎のベッドに寝転がった彼女を襲っているのもそれである。 規模こそ小さいが。) [Fri 11 Jun 2010 01:35:49]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが来ました。 『この世で一番の苦痛とは。』 [Fri 11 Jun 2010 01:32:09]
お知らせ > ヘカテ@P.Cさんが帰りました。 『――…あぁッ!? ヘアカラーの試薬目的ッ!? (ガッツリ忘れてたッ!)』 [Fri 11 Jun 2010 00:43:40]
ヘカテ@P.C > (女は子供のヨにアヒル型に唇とがらせ、窓の外を気難しソに睨みつけちゃ、デスクの上にひょィと腰かけ腕組みしながら頬杖する。トントン、ローズ=ネイルの人差し指で肌の上を指で叩くとアラま、ちッとばか水分が足りてない感じ。やれやれ美を掲げて麗を謳うはずの裏方がこンなザマじゃぁ、みッともないたぁありゃしネぃ。後で美容入浴剤入りの水風呂にでも引ッ浸からにゃぁ、) しッかし、質がいいなぁ分かりきッてる事さネぃ。だッから何としても今以上に人様の目ぇ集めたいなぁ本音だネ。何でもいい、一瞬目ぇ引けりゃいいンだヨ、後ぁ入り乱れる百花繚乱が、目ン玉と理性を惹き付けて止まないなぁ、ア、実例付きヨぃ!(クルゥリ、カッ! 部屋の中央で無駄な見栄ッ切り。サテいつの時代も外さないなぁサァカス一座の大賑やぎ。トキノミヤコ渡りの興行師を招いても乙なモンだが時間がない。大道芸人を掻き集めて場だけ賑わせるてぇのもちょぃとばッかり風情に欠ける。いッそ玉砕覚悟でラングフォードP.W.M.Cに掛け合ッてみるてなぁどうだ。例えば会場上空を箒に乗ッて魔導光を片手に掲げて、夜空のイルミネーションさながらに飛び回ッて貰ッてサ。何の案より見栄えするにゃ間違いない。無論、ぶッつけでお邪魔して上手く行くわきゃない取引だし、何より艶やかすぎて主役を食ッちゃぁ元も子もだが、) あッとはネぃ…何か…忘れてる気ぃがするンだけどネぇ。こう、頭の隅ッコにちぃッとばッかり引ッ掛かッてもぅ、ヤキモキするッたら、Nhー…ッ! 何だッけか! 何ッッだッけかぁッ!! 何――、ッてぇ、 [Fri 11 Jun 2010 00:41:42]
ヘカテ@P.C > ――とは言えッ、最終イベントぁもぅ間近。時間が押してるてぇンだ、今さら付け焼き刃は粋じゃぁないネぃ、(長い指先、顎に当て女はやや思案顔。ふンわりユラリと頭の蒼薔薇が落ち着かないふうに開いちゃ閉じる。最終日が目前に差し迫ッてコレ以上のスポンサーが付く事ぁもぅあるめぇ。つまり今現在、都合が付いてるファッションを個人で極めて貰う他の最善はないてぇこッたい。勿論、やり方次第で滑り込み合わせは叶う話だが、ココまでのショーが上手いこと回ッてる以上、余計な色気は火傷の元ヨ。要らない真似して空回りした挙げ句、興醒めするパタァンは何としても避けて通りたい道サ。まッ、大一番の週末だ、イベントそのものはグレェドを上げて行きたいもの。助(ス)けて下すッてる方々にも面目立たないし、ココぁいッちょパぁッと決めたいてぇのが女心ヨ、) …たぁ、思うもののオープニングショーは初日だロぃ? 歌手は前回やッてのけてるし、後ぁ目新しい事ッて言やぁ何だネぃ、今度ぁ軽業かマジックでめ挟むかエ? Nhー…、微妙ッ…!(あぁン、今いちピンと来ないな。コレからヴェイトスを代表する別嬪さンが決まるンだヨてぇ、期待感をいや増すヨな何か、何かないか、) [Fri 11 Jun 2010 00:30:14]
ヘカテ@P.C > Nhー…、後はやッぱり舞台衣装関連だネ。千秋楽ぁ一層ド派手に行きたいモンだ、(ブルーレェスの右手でドンドン肩をブッ叩く。計画当初ぁ服飾業界でも有名なかの『Charmant』にも一口噛ンで貰う予定だッたが、何の因果か、なかなか双方都合が付かずにパッタリお流れになッちまッたなぁ仕方があるめぇ。そンでも居並ぶお歴々を見りゃ燦然ときらめく名うて企業・有名グループのご後援。何の文句の付けようがあるまいて、)(女は優雅だけど野性的な仕草で立ち上がり、開いた手のッ面ぁ拳で叩いて不敵な笑み、) ――Haッ! お膳立てを整えて貰ッておいて、情けない真似ぁ出来ないネ! ないならないで別の手ぇ打つまでヨぃ!!(イベントも終盤に近付きスタッフ・モデルさン共々ラストコンディションの調整と行きたい所だが、ちッとばッかり空気がヨレて来てンなぁ否めない。調子付いて期間延長したのが不味かッたか。昔のショーはだいたい長くッて三週間単位だッたからネ。体力、気力、テンションをベストで丸1ヶ月以上保つなぁ玄人技にも難しいそうだ。唯でさえ目移りの激しい華のヴェイトスだ、一生懸命気ぃ張ッて女ぁ磨いてくれてる娘さンらのためにも、注目度において一切の不手際ぁ許されない、) [Fri 11 Jun 2010 00:20:36]
ヘカテ@P.C > (Not! 二週間前ッ…!!) [Fri 11 Jun 2010 00:11:23]
ヘカテ@P.C > (日付も変わろうてぇ0:00Jast。Hahan,ちッとばかし広報手続きに手こずッちゃぁいたが、コレで終わるヘカテ姐さンじゃぁないヨ、) ――ッしゃ! 鼓笛隊契約オゥライ、バトントワラー派遣オゥライ! コレで街角コマーシャルパレェドの準備ぁ、ア、万端! てぇモンヨぃ!(例によッてだだッ広い執務室のデスクに腰掛けた女は気合い入れた右跳ね上がりのサインを書類に書き込ンでく。愛用の蒼羽ペンの躍りようッたらスラスラフワフワてぇまぁ軽いこと。持ち主の気分に忠実で可愛いッたらないじゃない。夢幻のヨなショーの光景を思い出すたンびにウットリしてちょぃちょぃ手が止まッちまうなぁ玉に瑕。アレが早や一週間前の出来事だなンて嘘みたいだ。チェアーに脚を組ンだ蒼薔薇女はニマニマ、嬉しいチェシャ猫笑いが止まらない、) ――Oh,そうそうッ! パレェドの予定ぁ最終イベント前日ッてかぁ、明日Fridayぐれぇッから、商業区・居住区・ギルド区ッてぇ三区内のメインストリィトで有志味方に派手にやらかす段取りだからネ。衣装の手続きぁ済ンでるたぁ思うけど、明日イチで誰かしら会社に行ッて確認取ッておくンネぃ、(言いながら傍らの薔薇ッ娘に封筒をヒラリ、押しつけて、) [Fri 11 Jun 2010 00:10:38]
お知らせ > ヘカテ@P.Cさんが来ました。 『コレとッ…、コイツとッ…、コレで決まりだネ!』 [Fri 11 Jun 2010 00:00:11]
お知らせ > レェナ@V,G,Cさんが退室されました。 [Thu 10 Jun 2010 00:49:52]
レェナ@V,G,C > …――――      むん。   (やっぱりこんなところで立つだけじゃ何もつかめないか。ちいさくため息をつく。 誰かに見てもらうか、せめて鏡を見ながらの修正するか。 そうしなければ伸びるものも伸びないだろう。 )(仕方がないと体の力を抜けば、自室へ戻ろうか。 明日でも明後日でも、また次のステージ前に幼馴染にでも相談しよう。 もっと映える立ち姿やしなやかな所作について。 彼女なら的確に指導してくれるだろうと。 そんなコトを考えながら、 もたもた歩き始めるだろう。) [Thu 10 Jun 2010 00:49:39]
レェナ@V,G,C > (その姿勢のまま、もう一度詩集に目を戻そう。 文章で飾られた歌い手が目に浮かぶようで 、文面をすべるように話が進む。) …――――― (もっと表現の幅を広げなければいけないだろう。老若男女、さまざま動きを表現できるように。 それが次に進むための糧にはなる。 )(そのためにはもっといろんな人を観察し想像しなければならない。 次の自分のステージにふさわしいキャラクターを。たとえばこの詩集に描かれた女優のように、美しい所作。 ソファから腰を上げて、シュッ立ち、姿を確認するように姿勢を整えるだろう。)[ウォーキング・判定] [Thu 10 Jun 2010 00:45:39]
レェナ@V,G,C > (幼馴染の踊り子に比べればしゅっとした感じが足りない。) そう... もっとシュっと ...  シュッと  (目を閉じて、自分の知ってる限りの美しい動きを思い起こそう。横丁の娘達のきれいな所作。 意識しなくても漂うしなやかさ。) うーん・・・ (自分の普段の乱雑さが脳裏にふわり。)  むふゥ... こんなじゃなダメです  (ゆったり目を開けながらふにゃり、背もたれに体を預けようか。) [Thu 10 Jun 2010 00:36:32]
レェナ@V,G,C > (今日も宿舎ゆったりと。休憩所のようなところでぺらり開くのは「魔都市に住まう薔薇達」という詩集。座り心地のいいソファに腰をうめて、小さく息を吐こうか。)  …―――― ふむ。  (ソコに描かれた横丁の女優や歌手の姿は美しかった。自分はまだまだな方だと、詩集から少し視線をずらしておもうだろう。) …――― こんな風になれればいいですのに... (自分の立ち姿や所作を思えば、まだまだ努力が足りないのだろうと肩を落とすだろう。) [Thu 10 Jun 2010 00:30:44]
お知らせ > レェナ@V,G,Cさんが入室されました。 [Thu 10 Jun 2010 00:23:00]
お知らせ > 夏鈴さんが帰りました。 [Sun 6 Jun 2010 11:35:27]
お知らせ > 夏鈴さんが入室されました。 [Sun 6 Jun 2010 11:35:11]
お知らせ > ルードさんが帰りました。 [Sun 6 Jun 2010 11:34:51]
お知らせ > 夏鈴さんが退室されました。 [Sun 6 Jun 2010 11:34:35]
ルード > ま、最近元気がなさそうだったからな。 元気がでたんならかまわねぇや。 ( 笑みを浮かべた彼女の頭から手を離し、大きくのびをする ) 午後も晴れりゃ良いな。 ( そうすればのんびり過ごすことができるものだ ) それじゃ、行くかな? ( 手でもつなぐか? なんて冗談っぽく告げようか。 触れた唇に関しては特に触れず ) [Sun 6 Jun 2010 11:23:12]
夏鈴 > それはそうだけど… (思わずちょっとふきだした。そういう意味ではなく、気まぐれなのは男も一緒なのね、と言いたかったから。) うん、そのつもりよ。そろそろ、お昼ご飯つくり終えた頃かな・・? (配膳の手伝いには戻るつもりでいたから、そろそろお散歩もおしまいかな?なんて少し残念に思いつつも伸びをする。散歩のおしまいは残念だけれど、また食後に暇があったらこうしてここへ戻ってくればいいだけの話と比較的楽観的に笑む) それもそう、ね… (撫でられつつもやはり曖昧さの残る笑みを浮かべこの話を切り上げる。そして口に運ばれたそれを租借し、触れた指に怪訝そうに瞳を開く)  [Sun 6 Jun 2010 11:14:12]
ルード > 今は初夏だぜ? ( 秋では無い、と苦笑を浮かべて ) それはまず無いな。 昼飯は家で食うべきだろ。 ( 少なくても昼飯になることはない、と告げようか ) ほう? それなら、俺が作る必要がないように夏鈴がしっかりつくっとくんだな? ( 髪をなでていく。 口を開けた夏鈴の口へと焼き菓子を入れて、軽く指を唇に触れさせた。 キスと勘違いは無いと思うが ) [Sun 6 Jun 2010 11:07:33]
夏鈴 > 男心は秋の空…なのかしら・・・ (なんてとぼけたことをいい) え、じゃぁ、、お昼ごはんがコレになるなんてことは・・・ (あったら、ちょっと遠慮したいかもなんて食べてみる前から警戒モード。差し出されるお菓子に凄く不安そうな、或いは嫌だなぁって感じで目を閉じて口を開こう。 そして、問いかけには、幾許かの間をおいた後に) 別にたいしたことじゃないんだけれど、ルードがお菓子を作り出すなんてこの世の終わりが近いんじゃないかと思って… (そんなに顔に出てた、と曖昧に笑って見せる。) [Sun 6 Jun 2010 10:57:07]
ルード > たまには作ってみたくなるもんでな。 一応家にはまだたっぷりあるぜ。 ( たまに作ると作りすぎるなんて良くある話。 受け取った紅茶を飲みつつ ) なんかまた難しいことでも考えていたか? ( 眉間にしわを寄せたところを見れば、頭をなでてやることにした ) 男の料理の見た目は気にするもんじゃないぜ? 味はなかなかなもんだぞ? ( とりあえず喰ってみな、なんて言って焼き菓子一個夏鈴の口へと運ぼうとするだろう ) [Sun 6 Jun 2010 10:50:06]
夏鈴 > (料理を手伝ってもらった記憶はあるので、頭ではわかっているのだとは思う。ただ、男が焼き菓子を作ったということが衝動的すぎて失念したとかそういう感じなのでしょう) えー…、でも、大体は私達がやるじゃない? (猫は頻度的にはそう多くはないが、大体の場合は、3人で交代したり協力しあったりして作っているような気がする…) ふぅん… (これるといいなぁなんて思いつつ、傍らから簡易の水筒に冷たい紅茶を注ぎ男へと差し出す。あいにくコップは一つしかないので、共用で使うしかないのだけれど。原因の知らぬ猫としては、過保護すぎて彼女が可哀想と思っていたりもする。その反面、それだけ彼女が男に溺愛されているのだろうなぁとも。だから2人には幸せになってほしいとも思うのだけれど…) … (胸がなんだかもやもやして、わずかばかりに眉間にしわを寄せた。) そう・・・って、またすごい前衛的なお菓子・・・ね・・ (なんでもなかったように切り替えようと話題を変えて、男の口元に運ばれていく焼き菓子…クッキーだろうか?を見守る。明らかに、食べて大丈夫なもんなんだろうか、と不安そうな表情をしている。) [Sun 6 Jun 2010 10:41:41]
ルード > ( さすがにエプロン姿で料理、とはしていない。 時々料理をしている姿くらいは見せていたはずであるのだが ) 料理くらいやってるのは知ってるだろうが。 ( とはいえ、作った焼き菓子は形がいびつだったりと男らしいというか細かいことは気にしないところが丸出しというか ) 調子が良ければな。 ( さすがにまたかっさらわれるとかは避けたいところ。 過保護になりがちなのは市亜kたが無いだろう ) そこまで腹にたまるような物じゃねぇからな。 心配はいらねぇよ。 ( 中をあけて焼き菓子を一個取り出して口に運ぶ。 味は合格 ) [Sun 6 Jun 2010 10:30:59]
夏鈴 > え"… (まさか、の発言に思わず思考が固まった。 主人が上半身裸のエプロン姿で、ボールをかき混ぜたりなんだりして、お菓子を作る所などを想像して…) うっそだぁ…! (そう叫ばずにはいられなかった、失礼千万な子がここに。だって、今までそんな光景一度も見たことがなかったから) そっかー。それじゃ、名無花とかもこっちに遊びにこれたりするのかな…? (何があったかまでは知らないが、彼女に移動制限をかけているような節のある男に彼女はこれないのかどうかさり気なく聞いてみた、つもり。) それはそうだけれど、お昼が食べられなくなっちゃいそうじゃない?本格的なお弁当とかじゃ、さ? (つられたように、こちらものびをする。) [Sun 6 Jun 2010 10:25:57]
ルード > 俺でも焼き菓子くらいはなんとかな。 世話の方は一段落したし、後は暇だしな。 ( 一応名無花にも話はしてあるし、こっちまでくることができるようにとはしておいた ) それじゃ腹へるだろ。 ( 飲み物だけなら、と。 夏鈴の隣へとバスケットを置けば大きくのびをした ) [Sun 6 Jun 2010 10:18:18]
夏鈴 > (声がしたほうへ向けば、主人の姿) なぁんだ、ルードかぁ… (どうせならセティ達がよかったな、なんて。半分くらい本気っぽい冗談を口にする。それでも、相手を歓迎するかのように尻尾の先がわずかばかり揺れていたが、このあたりは多分無意識の坑道。) んーん、ちょっとした飲み物くらいしかもってきてないよ… (意識をしゃっきりとさせるようにと顔を手のひらでなでつけてから、バスケットに指をさした) それ、何?甘いもの?ルードが作ったの? [Sun 6 Jun 2010 10:14:43]
ルード > ( 快晴、とはいかないが今のところ雨が降る様子もない。 そろそろ暑くなってくる時期でもあるし、このくらいの天気で問題は無いだろう ) よう。 弁当くらい持ってきてるのか? ( おやつの入ったバスケット片手にあるいていた ) [Sun 6 Jun 2010 10:08:14]
お知らせ > ルードさんが来ました。 『( ゆっくりと歩いてくる鬼 )』 [Sun 6 Jun 2010 10:06:16]
夏鈴 > (ここにくることは、ルードをはじめ、セスにも名無花にもいってある。天気が悪くなければ、このまま昼手前くらいまではここでのんびり過ごすつもりである。 丁度よさそうな木陰を探し、少し土で汚れたお昼ね用の布団を敷けばすぐにそこへと腰を下ろした。曇り空ではあるが寝るには困るまい…) ねむ… (アーモンド型の瞳を細め、早くもお昼寝モードだ。・・・さすがに、外でこのまま寝るのはまずいので、本気で寝るときには猫に変化してからになるが。) [Sun 6 Jun 2010 10:05:07]
夏鈴 > (おでかけというには、あまりにも近いそこ。…家から大体10数分でつくであろうか?猫は今、空き地に来ていた。一面は緑の息吹にもえ、シロツメクサ等の種々の花々が一斉に咲き乱れ目を楽しませてくれる) んー… (大きな伸びを一つ。家と違って牛達の匂いも少ない清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んだ) [Sun 6 Jun 2010 10:01:09]
お知らせ > 夏鈴さんが来ました。 『(気まずさが薄らいだ頃。)』 [Sun 6 Jun 2010 09:56:52]
お知らせ > 名無花さんが帰りました。 [Wed 2 Jun 2010 01:14:26]
名無花 > (そのまま牛に寄りかかった状態でシーツに包まって眠りに付く事となる。朝には潰されている。などと言う事はなかったとしても逆に風邪を引いたなんて事はもしかしたらあるかも知れないし、ないかも知れない。ただ朝になって牛小屋で寝ているところを見つけられれば家人に怒られる事は間違いはないだろう。) [Wed 2 Jun 2010 01:14:11]
名無花 > (そんな眠る牛の傍らで優しく身体を撫でながら牛に身体をくっつけて目を閉じる。この時間一度目が覚めるとどうにも寂しく感じてしまう。ましてや今夜は少し肌寒く感じられて、温かい牛の体温がなんだかとても心地がいい。だからと言って此処で眠る事はとても危険なのだろうけれどどうにも睡魔には勝てそうもなく。) [Wed 2 Jun 2010 01:08:07]
名無花 > (家から牛小屋までの距離でさえも走れば息が上がって、牛達の元へと向かえば牛の傍らに膝をつく。こうして牛小屋には来たもののこの時間にまで牛の世話と言う事ではない。むしろこの時間は牛達も寝ている時間であって睡眠邪魔されてまで世話をされるのも迷惑でしかないだろう。) [Wed 2 Jun 2010 01:01:39]
名無花 > (静かな夜。曇っていて星のない闇の中でも暗闇の中に白いシーツは目立つだろうか?未だに一人での外出は許されては居ないのだけれど、牛小屋ならば牛さんたちが居るから一人ではない筈とベッドを抜け出して隠れているつもりで頭からシーツを被り牛小屋へと走る。) [Wed 2 Jun 2010 00:56:19]
お知らせ > 名無花さんが来ました。 [Wed 2 Jun 2010 00:51:41]
お知らせ > ティナさんが退室されました。 『また しかられるの...  (落胆してポストの上へ戻ろうか。)』 [Sat 29 May 2010 03:27:05]
ティナ > (退屈な夜。眠れない夜。  妖精はポストから舞い降りて、家の入り口へ。 そっと、とがった耳に両手を当てて耳を澄まして。 虫の音に思いを馳せようか。)     (虫の音楽に妖精の歌を歌いながら、ふわりステップを踏もうか。 くるりくるり、 少しだけ楽しくなってきて、くるっと一回転。 そのまま宙に飛び上がろうか。 )  …―――― あ。  (はっと、我に返って。 自分のいた場所をみて苦笑をひとつ。  グルグルまるまる フェアリーサークルが点々と。) [Sat 29 May 2010 03:26:32]
ティナ > (と、言うわけで今はお外で反省中。 木製で蔓がまかさったポストは木の温もりがあって助かったと。 三角座りをしながら空をながめて。)  …―――  お星様は今日も休業中なの  (曇った夜空はただただ暗い。 うだうだ。  眠たいような眠くないような、その微妙な感覚の中で朝を待つ。 相変わらず変化のない静かな夜がまだまだ続くのかと思うと退屈で仕方がない。) [Sat 29 May 2010 03:19:43]
ティナ > (今日は大失敗をした。 まじない用に用意してた薬品をうっかり転がしてしまい、 色々混ざって「ぼんっ」って音が鳴って... 気がついたときには栗色だった魔女の髪の毛の色が真っ白になっていた。 まるでどこかで聞いた鬼婆のような形相でこんこんと説教をされて、現在に至る。)  むむん...   (思い出すだけでも身震いがして。 ニコニコしながら怖い顔が出来るなんて恐ろしい限りと、脳内に鮮明に残るあの顔を必死で消そうと努力しようか。) [Sat 29 May 2010 03:14:41]
ティナ >        はふ…     ( 町外れの小さなレンガ造りの家の前。辺りは暗く、目の前の道を通る気配はほとんど感じられず。 入り口のポストの上に座り込み、ひじを突いてため息を漏らす。 )     別に追い出さなくてもいいの   (小声でつぶやいて。家の中で眠る魔女は地獄耳。虫のなく音にこっそりまぎれて発した独り言。 まだまだ涼しい夜は小さな存在をより寂しく感じさせるだろう。) [Sat 29 May 2010 03:08:11]
お知らせ > ティナさんが来ました。 [Sat 29 May 2010 03:05:30]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが帰りました。 『都会なおねーさんへの道は遠そーだが徐々に色々見えてきた感。』 [Wed 26 May 2010 03:52:03]
テレサ@V.G.C > ちょっとまたれよ今の段階でマジカルモデルではあるわけよ?(三色兼業など正気の沙汰ではない。 マジカルピエロモデル。美しく面白くて神秘的なのかもだが、必殺技みたいな名前になった。) イメトレか―― 今回のコンセプトは都会風に、楽しく、だったかな?(シンデレラの姫系ドレスとは趣きが異なろうが、何、玉の輿のストーリーは古今東西全文化に共通するという乙女信仰がある。 基本楽しい試着会の中で、新しい知り合いとコーディネートの豆知識を手に入れられたのだから、本日は言うこと無しの収穫だろう。) [Wed 26 May 2010 03:51:10]
お知らせ > クリスティーナ@V.G.Cさんが退室されました。 『 大学の知り合いが増えるっていうのもまぁ良い収穫か 』 [Wed 26 May 2010 03:42:40]
クリスティーナ@V.G.C > いっそ兼業できるようになると上級職っぽいじゃないんです? 魔法剣士みたいな。 ( モデルピエロ。 ゲシュタルト崩壊しそうな語感。 美しく且つ面白い、である。 確かに難易度は高そうだ。 ) イメージトレーニングしとくと良いんじゃないです? シンデレラの気持ちになってですね、その方が衣装のコンセプトも漠然としないし。 ( 鏡の前に立ってイメージしてみるのだ。 イメージと鏡の前の自分の差をじわじわ縮めて行くのは楽しそうだし。 その後も暫く、これはどーです? なんて言いながらあれこれお試ししながら親睦を深めようか。 今日、お泊まりだし。 ) [Wed 26 May 2010 03:42:06]
テレサ@V.G.C > ピエロじゃないのにピエロとして求められるってある意味偉業では、ある! 真似できないなぁ。(常時ファッションショー状態でミニスカで空を飛ぶ痴女にも、譲れない一線があった。) ・・・砂糖・スパイス・エブリシングナイスよりは高級かもだけど、なんだか俗っぽいなぁ。(神様らしくもない。 あるいは商売に携わる身として、そういう俗の部分を見てきたのだろうか。)気分良いっていいことだっからね――  ってか実は責任重大だったんだコレ・・・墜落してる場合じゃなかったね!(学級を引っ掻き回す魔女役がお姫様なわけで、ちょっぴり役目交代。 そりゃガラスの靴も本気で吟味するさ。)石とか金色よりも色々組み合わせられるのがいいよね―― ・・・んー。(自分だと中々決められない優柔不断には導いてくれるショップの店員が必要なのだ。) 吸血鬼対策はあんまり関係・・・あるのかなぁ。 でもいいかも、ちょっとアクセントてんこもりで。  コレ今着けてみちゃって大丈夫?(で、まぁ目立つもの派手なものクールなものは大好物だ。 示されたアクセに俄然興味を示し、早速今の格好に合うかどうかチェックさせていただく旨申請だ。 幸い目利きの確かな見てくれる人も居るし、こういう建物なんだから鏡だってそこらにある。) [Wed 26 May 2010 03:34:34]
クリスティーナ@V.G.C > ( 【激励効果:テレサ アクセサリ+1】  ) [Wed 26 May 2010 03:18:48]
クリスティーナ@V.G.C > 多分それ別の方向からスカウト来ますよ。 求められる物的に。 ( それはそれで華麗なるジョブチェンジである。 モデル⇒お笑い タカラヅカからヨシモトみたいな話は聞いた事あるが。 ) あたしが知る限り神様はお金で出来ているモンです。 それはもう、ぎらっぎらに。 ( うちだけじゃなくてまぁ大抵の神様が。 まぁ言及はやめとこう。 ) そうそれ。 お姫様気分満喫は女子の夢ですからね―――演出は大事ですよ? 貴女達はステージの上でそのお姫様になった代表としてアピールして貰う為の一般公募なんですし。 ( ある種リアルお姫様と言えなくもないマフィアのお嬢故に自身がシンデレラになる事にさほど興味はない。 今回はまぁ、魔女役でよかろ。 ) うちはシルバーが中心ですけど、銀は良いですよ? 金に比べて衣装選び易いし、リーズナブルだし、ついでに吸血鬼にだって効果抜群。 貴女の方向性から言ったら―――思い切って大き目のをゴテゴテ盛っても映えるんじゃないかしらん? こういうの。 ( と、差し出すのは大きめのターコイズの填まったシルバーのバングル。 かなり目立つ代物だし、着ける容姿とファッションと年齢を選びそうだが―――派手目で童顔のテレサなら丁度良いくらいじゃなかろうか。 ) [Wed 26 May 2010 03:15:50]
テレサ@V.G.C > 毎回やって定番ネタになるまではブリザードみたいな冬の時代到来というわけだー・・・一回でいいや。 折角ウォーキングの練習したんだし。(テストで赤点取ったやつが1週間だけ猛勉強するみたいな反応ともとれる。) ・・・・神様をお金ってさらっと言っちゃうあたり都会を感じるね! 憧れちゃうなぁ。(清書の冒涜だけで軽くトリップして魔法が使えちゃうほどパプテス世界観ではあるのだ。 魔術師にして魔女だが、ある意味信心深いのかもしれない。 都会を〜は最上級の誉め言葉として理解すべし。)横丁店が出てからは知り合いで変わった香り(香水だ。)つけてる子が増えたね。 送迎は馬車代が嵩みそうだけど・・・お姫様気分だねー・・・ でもなんだろ、教会って名所なの?(建物がすごいんじゃなければ、そのジャスティスとやらが変なシスターなんだろうか。なるほど名前は、凄い。) わお、抜け駆けで試着できるなんってラッキーだね! 舞台後ろからは香水は見えないし、アクセからかなー?(新作、ってのに目がない性も手伝って、すぐさま商品に目を奪われようか。 薀蓄を聞ければ小物選びの参考になるし、今度の衣装と合う奴があれば、是非魅せつけさせていただきたい所――― 判定【Tozzi:アクセサリ+3】) [Wed 26 May 2010 03:03:56]
クリスティーナ@V.G.C > 2度目以降は勘繰られますよ? あれわざとじゃねーの? ってなるとイメージ最悪です。 ( 可愛い女⇒あざとい女 にジョブチェンジである。 猛烈に痛い転職だ。 ) 魔術関係はノータッチですねー。 ああ、歴史とか宗教とかもいちお、齧るんですよねうちも。 どっちも結局お金ですし。 ( さらっと言った。 敬謙なパプテス教徒の御家柄だが。 個人的には正直そんなに信心深くはないのである。 規律とかモラルの為にあると幾らか便利、って思っている程度で。 ほら、神様があんたのその無様な振舞いを見てますよ?って自分にいい聞かせてれば、みっともない振舞いは自制できる。 ) もっと広く知って頂きたくて横丁にも進出したんですよ。 本店まで送迎馬車出しても良いんですけどね――観光名所としてジャスティス・ブラウニー教会参拝とセットでどうでしょ? ( 勝手な話である。 ) ええ、ちょっと見てみます? 香水とアクセと、小物少々、と。 ( そうそう、これが本命の仕事だった。 鞄を一つずつ開けさせ、お奨めの商品を広げて見せる。 新作春物から定番まで。 ) [Wed 26 May 2010 02:49:02]
テレサ@V.G.C > そんなものなのかー・・・傷跡は深いけどちょっと勇気付けられた気がするかもしれない多分。 もう一度やっちゃったから、2度目くらいまでしか許されないね!(実際の所は1歳差で、もしかすると誕生日違いで年度が分かれた程度かもしれないが、精神年齢はお察しの通りだ。 学科違いだけどナチュラルに先輩って呼べそうな。) おおっと更に不思議な奇遇? 魔術科だから棟的には反対側かなぁ。 もしかしたら退屈な歴史の講義とかで被るかも!(学科違いでも同じ授業を受けることはあるが、年度や必須が違ったりすればまぁ会うことはないわけだ。 かもしれないは空想に近い。)いやー思い出せなくて。 そういえば暗黒街なんだっけ本店・・・そっちはいってないなぁ・・・(外来の人間からすると暗黒街は怖くないのあそこ。っていう感覚が先に立ってしまう名前ではある。さっきの人たちもそれなんですか。 一瞬たじり。) 友達さそっていってみよっかな。  すると―――コレはその商品?(机に並べられつつあった荷物のほうちらり。) [Wed 26 May 2010 02:40:15]
クリスティーナ@V.G.C > ( 割とナチュラルに2つ3つは年下なんじゃないかとか思っている。 見た目もそうだし、喋りの印象も含めて。 ) 完璧すぎる女はモテないんですよ? 一度二度コケて見せた方がいーんです。 あら、若しかしてヴェイトス市大学だったら縁がありますね? 私、経済科に通ってますよ? ( 魔術科か魔女科か。 確かこないだのアナウンスでそれっぽい事を言ってた気がする。 アクシデントばっかり印象に残ってたけれど。 ) ほれぇ、って。 暗黒街本店、キャットストリート支店共に宜しくお願いしますね。 うちの商品、まだでしたらこれを機に是非ご贔屓に。 ( 地道な営業活動である。 ちなみにイベント終了時には利用してくれたモデルには御土産程度に香水か小物をプレゼントする予定だ。 詳しくはイベント情報にて。 )  [Wed 26 May 2010 02:26:53]
テレサ@V.G.C > ―――うはぁ。(女性は兎も角そっちの人もコレにするのかなぁ。 とかちょっと微笑んだ。 同時にやはり部下なのかと認識する。 年の頃的にはそんなに離れてないのに凄いなァ都会は! 以降尊敬が少しこもるだろう。) 覚えてもらうのはいいけど、以降ドジッ娘とか落ちる女として街に名声が鳴り響くのはどうかなーってね・・・♪ ただでさえ大学のみんなガン見してンのに・・・!(まぁ目立つタメの手法としては正解だったのかもだけど、ならもう少し意図してやりたかったと思うテレサは顔を真っ赤にしてテレた。) あ、よろしくおねがいしま・・・え? Tozzi?  えェ――?!  あのどこだっけほれぇ・・・キャットストリートのところの?(今明かされる衝撃の事実。スポンサーに加わっていたのは知っていたがオーナー=こんな若いってのは未知だったZE。 握手のためにぎこちなくも差し出した右手、空中で硬直する。お茶の準備に気がつかない。) ・・・・て、テレサでふ。 よよよろしくおねげ・・おねがいしまス。(あわてて自己紹介になってない自己紹介したがそれでも噛んだ。) [Wed 26 May 2010 02:19:03]
クリスティーナ@V.G.C > ほら、あんた達もTPO弁えてああいう格好しなさいな。 何処の田舎にこんなイカツイ格好した一般人が居るってんです? ( ほら、下がる、真っ黒黒スケ二名を控えさせる。 こんな場所で威圧効果なんて誰も期待してない。 ) ああいうのはああいうのでお客のハートキャッチになったりするんですよ? 次のステージでも「あ、ほら、こないだの」って御客さん覚えてたりとか。 ( 目を引いてなんぼでしょう、とか。 いくら華々しいモデル達とはいえ、何人も何人も「華々しいモデル」が出てくれば、見てる方も感覚がマヒしてくるのだ。 そこであの素晴らしいダイブである。 目も覚めるってもんだ。 ) ああ、自己紹介が先ですよね。 失礼―――B.Tozziオーナー、クリスティーナ・バルトロッツィです。 今日はモデルの皆さんに挨拶と、サンプルを見て貰って説明をさせて頂きに来ました。 ( と、一旦立ち上がってそれなりに真面目な挨拶の後、握手を求める。 その間ダートがお茶をもう一つ準備するだろう。 ) [Wed 26 May 2010 02:02:14]
テレサ@V.G.C > ・・・あ、都会的でいいなーそれ。 はろろーん? お嬢さんでモデルさんですよー?(何かいかつい集団だと思ったけど中心人物(情報更新済み。 お茶飲んでる人が偉いのだ。)の陽気さ具合に少し中和されたのか。面白挨拶を早速ラーニングしつつ、手招きに応じようとして―― ) げ、見てたんだ?! ・・・それは墜落Noダイブ。 わざとじゃないんだ・・・信じて!(失意体前屈になりかけた。 ジェスチャーの大きさは磨きが掛かっている。 経済と魔術ではある意味対極っぽいし、互いにある意味名物ながら此方も予備知識はないが――  うわ、オシゴトしてるわりに若いんだなーくらいは思うだろう。) 失敗談は掘られると痛いなー。 で、寄ってみたけどこれは何の集いなンだろうー・・・もしかしてスポンサーさんのうちどこかなのかな?(ダイエット中につき砂糖のお茶はのーせんきゅ。 でも改めて手招きにホイホイついてこう。) [Wed 26 May 2010 01:53:19]
クリスティーナ@V.G.C > こういう長閑な田舎っていうのもたまになら悪かないですね。 三日も居れば十分ですけど。 ( 文明圏から離れるとあれがないこれもないって色々不便でいけない。 クリスティーナ・バルトロッツィは生まれも育ちもバリバリの都会っ子である。 ) あら、はろろーん そこの道行くお嬢さん? お嬢さんで大丈夫かしらん。 モデルさんですよね、あの、ステージからダイブした。 ちょっと寄ってきません? ( コワクナイヨー、と手招きしてみる。 着ているものはだいぶ違うが、ショーの時ちょっとしたインパクトとエンターテイメントを与えてくれた娘だ。 覚えがある。 実は歳の大して変わらない同じ大学の学生だが、学科が縁遠い為、面識はなかった。 ) [Wed 26 May 2010 01:40:38]
テレサ@V.G.C > (前回のドレス姿とはうってかわっての普段どーりである。時間ギリギリゆえにパッケージ商品で飛び出してしまったが、本来このイベントは多くのスポンサーの参加のもと、其処から選び出した商品を用いてPRを兼ねた自由で楽しいドレスアップを というモノだろう。 次のショーまで時間があるならば、その本旨に則り色々な格好をしてみたくもなる。折角三回もあるんだし。) ……しかしスポンサーさんも大変だこりゃ。(というわけで軽い衣装合わせを終えた帰りのこと。 名乗りを上げた団体の一覧なんかに目を通しつつ、丁度サロンに差し掛かったのだ――― ) ・・・・売込み・・? (にしては何か凄いな。)(そろそろ見慣れだした部屋に何時もと違う光景、テーブルに何か並べてるちょっと場違いなゴツイの+一行に気を取られて歩みが止まったりする。) [Wed 26 May 2010 01:32:48]
クリスティーナ@V.G.C > ( 皆でお茶を飲むようなサロンとかあるだろうと見渡せば、入口からそう遠くない辺りにそれらしきL字型のソファとテーブル。 あれこれ荷物も持ちこんでいるし、ここまでちょっとした距離を馬車に揺られてきて疲れているし、お茶でも用意して一休みしようか。 ) というわけで、お茶お願いしますね。 ( 淹れるのは私じゃあないが。 毎度おなじみ黒服ボディーガードは紅一点のダートと、イカツイ髭音男にしてガードのリーダージノ。 荷物持ち。 さっさと座って椅子に凭れかかり、ダートがお茶を用意してジノが荷物を並べるのをぼんやりと眺める。 あ、これカタギさんから見たら結構あれかもなあ、なんて黒いの二人の威圧感を今更客観視した。 ) [Wed 26 May 2010 01:25:10]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが来ました。 『びびっとがーるが一体出た。』 [Wed 26 May 2010 01:25:04]
クリスティーナ@V.G.C > ( さて、件のP.C主催のイベント企画に首突っ込んだのは良いとして、モデルさん達とちょっとは顔合わせしておいても良いんじゃあないかって話。 時間の都合も付いた所で、ゲリラ的にその宿泊先に突入してみた。 お店の方は各店の店長たちに基本お任せで問題ないし、私の仕事はモノを売り込んだり世間に浸透させたりっていう裏方の方。 こういうちまちま蓄積した物がイザってとき強力な力になって返ってくる快感があるから、商売ごとってのも案外面白いものだ。 さて―――とりあえず受付で名前出してパスして、施設内をうろついてみる。 今日もう遅いし、明日の朝でも昼でも改めて皆に挨拶しても良いんだけど。 ) [Wed 26 May 2010 01:20:15]
お知らせ > クリスティーナ@V.G.Cさんが入室されました。 『 参加者宿泊所 』 [Wed 26 May 2010 01:15:02]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが帰りました。 『一歩前進ながら、綺麗なおねーさんへの道は遠そーだ。』 [Sat 15 May 2010 18:36:50]
テレサ@V.G.C > (無理なようなら無理しないで2回目、3回目の方のショーに重点置いて出ればいいのでは、と諭されてへなへなするのがそれから5分後くらいのお話。 ファッション云々以前に、人の話はきいとけ系の教訓を得ることになったのだった。) (まぁそうして心の余裕が出来た分、もう一度吟味したり色のイメージ関係のお話をスタッフに聞いたり出来る機会が得られたのだけれど――― 判定【P.Cおーるせれくと:スタイル+2】) [Sat 15 May 2010 18:34:40]
テレサ@V.G.C > (ついでに言うなら全部脱ぐ必要はなかったのである。 衣装的に胸元開いた奴だからシャツの上には着れなかっただろうけど下は蛇足だ。) 過剰に焦らす奴が悪いね・・・! 時間が無いのに可愛くできるかっつーのよ。 誰だ!(滑り込みした奴が悪いのである。 とりあえずブラック採用、お化粧と髪型整えて本番に臨むことになるのか。 鏡の中の自分はいつもより幾許かマシかもしれないが、まだマシなだけだ。 衣装に着られてる上に胸元演出なのでなんかバイクツ仕様にみえる。)・・・前後の皆さん鍛えてくるンだろうなー。( ぽつんとダメだと悪い意味で絶対目立つね・・・! とか項垂れそうになるが。) [Sat 15 May 2010 18:26:26]
テレサ@V.G.C > ・・・カラーで選べ、ってことよ?(どれも強烈な印象を残す色だし、なんかこの時点で全体の雰囲気が決まってしまいそうだ。 とか。 試しに白っぽいの片手で持って体の前に当ててみる。) ・・・何かイメージ違うなー。(ウエディングドレスみたいだ・・・とかの感想。 器用に背中側も見てみるがやっぱり同じ。元あった衣装掛けに戻して―― 手当たり次第試してみるか? とか。) ・・・やっぱ黒かね? 何時もと変わらない気も ・・・っくしゅ。(小さく、くしゃみ一つ。 もう冬か。とかセルフ冗談を呟いた。) 体調管理も気をつけないとナー・・・ってかさ。(脱ぐ前に選べば良かったんだ!) [Sat 15 May 2010 18:14:28]
テレサ@V.G.C > (ジャケット、シャツ、タイ、ベルトにスカート。 アームウォーマー、手袋、ズボンなんだかニーソなんだかもうよくわからない足の布地・ブーツ・ぱんつ・・・・・急いでてもきちんと畳んじゃうのは性分かもしれない。へんな皺つけるともったいない系の。 過剰なひらひらとカラーを脱ぎ捨てれば、特徴らしい特徴もない短髪少女が一人部屋の鏡に映る・・・男視線ならないすおっぱいと言ってくれそうだが。) ・・・相変わらず冴えねーなー?(これで左腕の刺青状の痕がなければ本当に”素人絵描きが書いた特徴のない女人像”だ。 溜息一つ、振り切るように用意してもらった衣装に視線を移す。 4色あるが、形状はどれも似たタイプか。) [Sat 15 May 2010 18:00:29]
テレサ@V.G.C > (知り合いが見に来る可能性もあるのだから、その格好も十分魅力的ですよ系の慰めは通用しない。日程は見なかったがスポンサーはチェック済み、恐ろしいことに劇団ツァラトゥストラって書いてありやがるし。何かしら提案しようとしてる職員ぽい人を振り切り、面白いくらい取り乱して衣装の試着に駆け込んだ。) ……ま、着る物さえ着ちゃえば最悪バレないし。 ガッコーの連中は事情しってンだから笑い事で済むかよ。 殺される・・・!(精神的に。 言動も少し支離滅裂なので落ち着いたほうがいいかもしれない。 魔女帽をひっかけて帽子掛け4つ占領、まずは常時ファッションショー状態の衣装を脱ぎに掛かる。) [Sat 15 May 2010 17:43:30]
テレサ@V.G.C > (具体的には話題が起こったのが数日前、申請通ったのが前日、本日がショーの当日というありさま。 ドタキャンならぬドタ申請なのだから時間がないのは仕方ないが、このままではファッションショーにスッピンかつ普段着で出ることになる!)・・・・それ羞恥刑と如何違うよ? いや ないない! 絶対なっしん!(さてまずは衣装でも考えるかねと暢気にしていた魔法少女テレサは、日程を初めて知って狼狽している。当日にこんな所にいるのがまずは無計画の証拠だろう。下見くらいしろというのだ。) [Sat 15 May 2010 17:28:39]
お知らせ > テレサ@V.G.Cさんが来ました。 『魔女っ子テレサのどーしてこーなったよ. act1』 [Sat 15 May 2010 17:18:02]
お知らせ > ヘカテ@P.Cさんが退室されました。 『(――……男だッ…!) ッ――、コイツぁすいやせンでしたぁッッ!!(総員、五体投地、)』 [Thu 13 May 2010 23:50:18]
ヘカテ@P.C > (「姐さん、モデルさン一人、捕まえやした!」) ――オッしゃぁ、ご苦労! やッたじゃないサ!!(まだちょィと肌寒いてぇフラメンコドレスの上にレェス編みのショォル纏ッたところで、自室に娘ッコが飛ンできた。頬ぺた赤くしてサムアップポォズする薔薇娘の赤毛、乱れないヨにワシワシ撫ぜる。しッかし「捕まえた」てな人聞き悪いネ、ちゃンと「勧誘した」てぇ言ッて欲しいモンだ、)(赤薔薇の娘ッコが腕ぇ引いてズルズル引こずるみてぇに部屋に入れたのは、年頃16〜17歳のホワイティアだ。サテ奴さン、どンな説明して連れてきたモンやら、イマイチ状況不明げな戸惑い顔はちょぃとソバカスが目立つ塩梅。金髪のカァルも枝毛がなくッて綺麗だし、爪も切り揃えられて皮脂汚れがない。パンツ姿だけど服は質のいい革製が主体。ちょッとばかし裕福な家の上品なお嬢さンてぇトコか。ウンウン、いい素材つれてきたじゃぁないサ、)(女はチェシャ猫みたくニンまり笑い含ンで、長身を屈めて娘さンの顔ぉ覗き込まン、) ようこそ、P,Cへ! さぁさぁ、どうかお気を楽にしておくンなせぇ、お話はドコまで聞いていやすかい? (「いえ、あの、オレ別に…、」) アラ、お声、随分と低ぅございますネぇ、(「だから、オレ化粧とか、その…、」) アラ、そのお年頃でメイクにご興味ない? そりゃざーンね…ン…、やけに肩…幅…、広ぅござンすネぇ…、(ッてコレ、アンタ、洋服のブランドが女モノじゃな――、)(何とも言えない無言は束の間。ジロリ、赤薔薇ッコと半眼を合わせンと、) [Thu 13 May 2010 23:47:25]
ヘカテ@P.C > Nh〜…ッ! 芸能横丁の花形さンをお誘いしても、いいンだけどネぃ…、(マヤウィ嬢とヴィヴィアン嬢、甲乙付けがたい美女2人が今ンとこ票を二分しちまう具合だ。2人の女ッぷりだけでもステージは充分華やぐが、やッぱりもぅ何人か公募モデルの目玉ンなるスタァ候補が欲しい。とは言えパッと思い付く人気者て言やぁ、浮かぶのは歌姫シャリネや女優レェナ嬢など誰でも知ッてるスタンダァドなネェムバリュー。頼みゃ快く協力しちゃぁくれそうなお人柄だが、仮にもプロ相手に手ぶらで口利きに行くにゃちょぃとばッかり敷居が高い。だッて今をときめく人気歌手に舞台役者だヨ、面識もないアタイが誘ッたところできッと彼女らだッて予定が詰まッてらぁネぇ、) ――Hey,マーリン、3番小屋の蜂を放してやッとくンナぃ! アンテラ、居住区のシェルヴィアさンちへ配達の時間だヨ! ミエイン、チークとベースとファンデーションの在庫確認ー!!(カッカッ カッカッ、規則的に廊下に轟くハイヒィル。弾む胸を張ッて歩きながら各部屋の薔薇娘ッコどもに指示を飛ばす。V,G,Cもようやッと軌道に乗ッてデッカい後ろ楯を得られたトコだ。このツキ、この風向きを逃したかぁない、声出してくヨ!) [Thu 13 May 2010 23:36:45]
ヘカテ@P.C > さぁーッて、忙しくなッてきゃぁがッた!(女はパン と景気良く拳と手のッ面ぁ打ち鳴らし、滅菌手袋の端ッケを唇にくわえて引ッぺがす。スポンサーへの挨拶廻りと言やぁ、この第1回V,G,Cの顔触れは壮観の一言に尽きる。ちまたを賑わす大人気劇団『ツァラトゥストラ』のご後援だけでも恐れ多いてぇのに、その上、天下の『Tozzi』にまでお越し戴いたてなモンだ。何でも広報部の薔薇ッ娘が言うにゃパトロンのご令嬢御自らがおいでになッたッてぇ話だからコリャ勿体ない。豪華すぎる協賛陣営に契約書見た時ゃ腰が抜けるかと思ッたネ。コイツぁ幸先良いが死ンでも顔に泥ぁ塗れねぇや、) あちらさンにも、いずれ正式にご挨拶の場を設けさせて戴かなきゃネぃ、(言いながら手袋をダストシュゥトにポイと捨て、ブルーレェス製のミドルグローブに着用し直す。ご令嬢、立てば芍薬座れば牡丹てぇ別嬪さンだッたらしいけど、さすがにモデルさンにゃなッちゃぁくれないよネぇ。ラングフォードP,W,M,Cからもゥ何人か来ちゃぁくれないかしラ。ン? アラ、そういやあすこさン、何をやッてるトコだッたッけ。見た目美女揃いだしネぇ、女性芸能プロダクション? アー、違うワ?) [Thu 13 May 2010 23:28:08]
ヘカテ@P.C > おッ、おッ? ふン…ふン…、よッしゃオゥ・ケイ! ――あラン、メディ、この型番のヤツぁオールクリア。製品部にケェスに詰めるヨに言ッとくンナぃ、(こロロン、真紅の猫眼の横ッちょで試験管を軽く振り振り、たまたま通りすがッた黄薔薇の乙女に後ろ手で渡す。最終検品が終わりゃ、滅菌済のミルフィオリケェスに箆で適量ずつ取り上げての梱包作業だ。コイツに樹紙製のロゴ=パッケェジと蒼いエナメルリボンが付く。全行程は社員の手作業で事を運び、一品一品がケェスの配色からリボンの蝶々結びの角度まで、微に入り細に渡ッて美意識にこだわッた自慢の品ヨ。P,Cは未だ中小企業にゃ違いねぇが扱うモンは自信を持ッてお薦めしてる。何つッても化粧品てな乙女の玉のお肌をより美しく飾る為にある品だものヨ、「もゥこのッくれぇで充分か」てなぁいい加減な仕事ぶりで妥協なンざしやしない、)(女は満足げにモノクルを外し、手早く身の回りを片付けン。次のスケジュールぁ30分後に芸能横丁で、ステージの強度と光量の最終確認&MCのリハーサルだ。その後で出来ることなら劇団『ツァラトゥストラ』に正式なご挨拶伺い。明日の夜は『シャルマン』と打ち合わせの予定が入ッてる、) [Thu 13 May 2010 23:18:17]
ヘカテ@P.C > (V,G,C期間中のP,Cレッスンスタジオにゃ大ミーティングルームを片付けて使ッてる。デスクとチェアを隅ッコに寄せりゃ都合20畳前後の長方形した稽古場になるッてぇ寸法だ。ちょィと狭いがランウェイと同じ幅は設けてあるし、空いた時間にでも活用しておくンなてぇトコ。ショー本番の舞台練習を始め、立ち居振る舞い・歩き方なぞ個人的なレッスンに利用できるヨに手配してある。今、聞こえてきたナぁV,G,C特別講師の誰かだろ。どなたか講義でも受けていなさるのかネ、盛況で嬉しいッたら、) う〜ン♪ コレコレ、こういう雰囲気よネぃ、盛り上がッてきたワヨ! ッてなモンだッ!!(く〜、アタイも張り切ッてかなきゃぁネ!)(背中が興奮でゾックゾク。スタジオから二部屋向こう、製品検査場にいても何とはなし感じられる熱気に、モノクルを掛けた女はドアを振り返ッてニッと笑う。サテ、アタイもとッとと検品作業片付けちまわなきゃネ。ペルセフォネー=コーポレーションはイベント期間中も通常運営だ。何を置いても先に会社が廻らなきゃにッちもさッちもなりゃしねぇ。色気を出すにゃ自分の仕事をキッチリ片付けてからてぇのが、社会人の、いやさオトナの常識ヨ、) [Thu 13 May 2010 23:07:14]
お知らせ > ヘカテ@P.Cさんが入室されました。 『(「――One! two! three! four!!」)』 [Thu 13 May 2010 22:57:23]
お知らせ > マヤウィ@V.G.Cさんが退室されました。 『うふふ、ありがと♪ですわ。』 [Mon 10 May 2010 00:51:16]
マヤウィ@V.G.C > あらあ、そうですの? ふふふ、色白で良かったわ! ( 隠された七難が気になる所ではあるが、ともかく。赤と黒のフラメンコドレスを順番に試着し、悩んだ。サロメを付き合わせてたっぷり悩んだ。 ) き、決めましたわ…赤!ヴィクトリアンレッドのフラメンコドレスを貸してくださいなっ!! ( どこかの誰かも本気で悩んでいたのは内緒である。 ) さあ、明日からはこのドレスに合わせた靴やアクセサリーを吟味しないとですわねっ。 ( やる気十分。今まで着る機会のなかった衣装を手に、マヤウィは瞳を輝かせた。 ) [Mon 10 May 2010 00:50:03]
お知らせ > 薔薇娘Aさんが退室されました。 『(彼女の姿にサロメは喜ぶ、自分より誉れに、) お嬢様ッ、すっごくお似合いでやすッ!!』 [Mon 10 May 2010 00:33:57]
薔薇娘A > (P,C内でも頭抜けて熱血漢の娘に熱烈に気に入られるなンざ、マヤウィ嬢も気の毒だ。とかP,Cの広報部長も同情したらしい。あァ、でもシトリンイエローで月の女神みてえに輝くマヤウィさンも見たい。てか、クリーミーホワイトの清純さと愛くるしい仕草ッぷりのコラボも見逃せない…ッ。ハッ、コレはアタシに与えられた試練…、コレがビューティーナイトに昇格するッてぇ為に用意された過酷な試練なのか、団長ッ…!!(*夢と現実を混同中)) あッ、いやいや、もちろン、最終的にゃお嬢様のお好みで選ンでくだすッて、結構なンでやすよ!? 何たッてお嬢様はお色が白ェ。《色の白いは七難隠す》てェ朱鷺の都の方じゃァ言いやすが、ホントですねェ。 ――お嬢様、とッてもお綺麗です、(と、営業抜きの、そンでもッて樹齢外見にふさわしい無邪気な笑顔、いッぱいに湛えて彼女に向ける。女なら誰だッて、綺麗で可愛いモノは大好きだもの、) くぅぅッッ!!その意気でやす、お嬢様ッッ!! アタシはお嬢様の美しさをもッと世界に広めるためなら、寝る間も水も惜しンで献身させていただき――――ッやすっ!!(レイピアを腰の横に、びしッと敬礼。早速、マヤウィの着替えを手伝おう。あァ彼女、どンなドレスを着て、どンな髪型で、どンなに輝いてランウェイに立つンだろう。ソレを想うだけでサロメの胸は一杯になるのだ。そして彼女が選ンだドレスの色が例えばどれでも。彼女の美しさ愛嬌はカラーセンスの女神に守られ、いッそう生き生きと輝くのだろう。宝石で出来た花のように、) [Mon 10 May 2010 00:31:15]
マヤウィ@V.G.C > ( どちらの色にするかはともかく、少なくともドレスは体型には合ったようだ。 ) [Mon 10 May 2010 00:21:30]
マヤウィ@V.G.C > ( 実際は、見た目ちょっとお姉さんどころか実年齢はほぼ三十路なのだが。ギリギリ若く見えるのは童顔と気合いのせいか。優秀な子孫作りに繋がる事に対する気合いだけは誰にも負けませんわ!と自負するキリバナ。サロメとやらの熱血ぶりに対抗心を燃やし。 ) ふふふ……わたくし、今回のファッションショーで一番闘志を燃やしているのはわたくしだと思っておりましたわ…。ですが、わたくし間違っておりました! お店のため、仕事のため、ショーを成功させるために情熱を傾けるその姿勢! 頑張るのはモデルだけではない、スタッフも同じ…いえ、場合によってはそれ以上という事ですのねっ。わかりましたわ。自分が美しく目立つ事だけでなく、ショーの成功も願って! わたくし、もっと綺麗になってみせますわっ。さあ、赤と黒のどちらがより似合うのか、試着して確かめてみようじゃありませんの!さっそく着替えを手伝って下さいな! ( 急にテンションの上がったキリバナ。ちなみに背中に大きな葉がある以上、一人では少々着替えづらかったりする。さて、このキリバナはフラメンコドレスを着こなせるのか否か。【判定】) [Mon 10 May 2010 00:20:26]
薔薇娘A > (余談になるが、P,C社員一同は社長ヘカテ=ダンドリアンローズが平素持ち歩く孔雀扇を操るように、それぞれ個人に持ッてるアイディンティティー・アイテムがある。コレも美意識の一環ヨッて。因みにサロメのソレは自らのオレンジ=ロォズで製作した薔薇蔓のレイピアだ。無論、刃は潰しちゃあるが、翳せばソレなりに格好が着いてお気に入り。実は騎士団の颯爽とした女騎士姿に憧れなンて持ッてる。中身ゃそのへンの娘さンと変わりないティーンエイジャーだ。見た目、ちょィとお姉さンなマヤウィ嬢に一目惚れ ――イヤさ、勘違いしねぇ、女ッぷりに惚れ上げたッて事ヨ、――してる、彼女の応援団長筆頭だ。人が増えて美女・美少女が増えてくりゃ確実にP,C内モデル派閥分かれで軽く血を見るレベルの争いが起きら。そンくらいにゃ薔薇ッ娘どもの気性は熱い、)(サロメは、ダン! とばッかし床をレイピアで鳴らそう。くッ…てな苦渋を「そンなにかよ」て具合に、垂れ目に滲ませてマヤウィ嬢から目を背けよう、) エボニー・ブラック…! アタシとて迷ッたソレをチョイスなさるなンてェ、お嬢様は何ッて罪作りな! 紅いフリンジを翻してランウェイを上る凛としたお姿と、黒いレェスを魔術灯に煌びかせながら微笑む眩しいお姿と、アタシにどッちを選べと言うのでござンすか…!!(血涙。ッてかオレンジの樹液、) [Mon 10 May 2010 00:01:29]
マヤウィ@V.G.C > あら、そうですの? ( 社員にオススメされて、身体に当てていた白いドレスを置き、ヴィクトリアンレッドのフラメンコドレスを手に取る。確かに、色だけで見るとこれが一番好みなのだ。 ) そうですわね〜この赤、私も好きな色ですわー。ん〜でもー、黒の方が大人っぽく見える気がして迷ってますのよ。 ( 黒と赤を見比べながら。 ) うふふ、そんな褒めたって何も出ませんわよー! ( 嬉しそうに何か言いつつ。 ) あら、わたくし、誰でも似合う色は黒だと思ってましたわー。 個人的には、ホワイトやイエローは小麦色や黒い肌の方に着て頂きたいですわね。 ( 実際配色デザイン的にどうなのかは分からないが、キリバナも自分の意見を口にする。 ) [Sun 9 May 2010 23:55:06]
薔薇娘A > (と、アザレオレンジの癖ッ毛をミディアムアップに纏めた、17〜18歳の薔薇娘は絢爛豪華なドレスの中でも、一際あざやかな色彩のヴィクトリアン・レッドを選び、貴女の前に「どうでござンしょ?」と満面の笑顔で勧めてみせる。萌ゆる緑に真紅の炎。浮かび上がる白い肌。コレはぜッたい間違えねェチョイスだッて、オレンジドレスの娘ッコはグイグイに押してくわけだ。彼女の名前はサロメ=ローランサン。品種改良オレンジバラ“レディ=ローラ”のキリバナだ。元々は広報部所属の娘ッこだが、V,G,C(*むしろ全女性をムリクリ美貌際立たせよう作戦)が始まッてからは、モデルの身の回りの世話と衣装管理を任されている。) だッて、お嬢様、そンな綺麗なお顔立ちして、ホワイトとかイエローとか誰が来ても無難に似合う色なンて、お呼びじゃねェでやすよ。アタシ、絶ッッッ対、コレがいいと思うンです! 思うンでやす!!(瞳に炎やどらせて力説する姿は完ッ全に趣味の話だが、ホント、コレ、イイと思うと鼻息強く詰め寄る感じ、) [Sun 9 May 2010 23:39:17]
お知らせ > 薔薇娘Aさんが入室されました。 『アタシぁ、こちらなンかお勧めだと思いやす!』 [Sun 9 May 2010 23:28:58]
マヤウィ@V.G.C > ( モデル参加者の顔は把握されているようで、通された部屋で待っていると社員がフラメンコドレスを持って来てくれた。ヴィクトリアンレッド・シトリンイエロー・クリーミーホワイト・エボニーブラック…鮮やかな色のフラメンコドレスに、キリバナは感嘆の声を上げる。 ) まあ…素敵…!! わたくし、こういう目立つ色って大好きですの♪ 迷いますわね〜どの色にいたしましょうか。 ( 姿見の前で身体にドレスを当ててみながら、どの色にするか考える。 ) [Sun 9 May 2010 23:27:41]
マヤウィ@V.G.C > ( かと言って、染める事には抵抗がある。P,Cのヘアカラーは天然素材100%だと聞いたが、それでも、コテで焼いたり頻繁に染色したりといった、髪にダメージを与えかねない行為を全くしてこなかったからこそ保たれている髪質。自然の素材なら必ず安全とも限らないし、リスクを冒してまで髪を染める気にはあまりなれない。 ) んーでも〜。青にピンクに紫……ちょっと心惹かれる色ではありますのよねー。 ( ピンク髪になった自分を想像してうっとりする。 ) まあ、髪は染められても背中の葉はどうやっても緑色なんですけれども。 ( 一見アロエに見えて、実は竜舌蘭のキリバナであるマヤウィ。背中の葉はしっかりと大きく、自身のイメージカラーを緑にせざるを得ない存在感がある。 ) それを思うと、やはり髪色は緑のままでヘアデザインを工夫したいところですわねっ。 ( そんな独り言を、ボソボソではなくハッキリとした声で話しながら宿舎出て、P,C本社に向かうキリバナ。 ) こんばんはー。フラメンコドレスをどれか貸して頂けます? ( 見かけたP,C社員らしき人物に声をかけた。 ) [Sun 9 May 2010 23:13:42]
マヤウィ@V.G.C > 前髪が短いから、どなたかにカットをお願いして髪型を変えようにも幅が少ないですわね。節約のために自分切りで済ませてきたツケが来た感じですわ〜。 ( 右手を頬にやり、しゅん、とうつむく。……長年の交配相手探しの過程で身に付いた、こういう媚びたポーズや仕草になら自信があるのだが…やはり、金。お金がないと実行できない事柄の事はさっぱり分からない。 ) と・り・あ・え・ず… わたくしを、より美しく見せるための髪型についてはどなたかセンスの良い方に相談すると致しまして…今日はひとまずお洋服ですわね♪ フラメンコドレスを貸して頂けると聞きましたけど、わたくしに似合う色がありますかしら…。 ( 地毛で緑色の髪を羨ましいとスタッフの誰かが言っていたが、地で緑色なだけに似合う色が限定されてしまう。少なくとも、このキリバナのセンスでは難しい。 ) [Sun 9 May 2010 23:02:16]
マヤウィ@V.G.C > ( P.Cの社員用宿舎。まだ一般からの参加者が少ないらしい?とかで、実質一人部屋状態の個室。まあ人が増えたところで、同室になった女性の方から「部屋を変えて下さい!」と要望が出る可能性があるが。 ) だって…わたくし、この勝負に賭けてるー♪のですものっ。わたくしにとって、一足早くやってきたとても熱い夏!ハートも自然にヒートアップするってものですわ☆ ( ドレッサーの前に腰掛け、ブラシで髪をとかす。 ) んー…髪質は悪くないと思うんですけれども…やはり、髪型が素朴すぎる感じが致しますわ。 ( 長い髪を両手で上げてみたりクルクル巻いてみたり。 ) [Sun 9 May 2010 22:48:15]
お知らせ > マヤウィ@V.G.Cさんが入室されました。 『ジッと鏡を見つめる』 [Sun 9 May 2010 22:39:25]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが帰りました。 『戦だヨ! 女の天下分け目だヨぃ!!(無論、依頼も進めるけどネ!)』 [Sat 1 May 2010 18:00:13]
ヘカテ@P.C農場 > (ヴェイトスに本社を構えてからこッち、忙しくッてンな暇なンざ無かッたけれど、)(女は腕を組み替えて暫し物思いの佇まい。おッといけネぃ、ハーブ足さなきゃ。カァトの水差しに差したローズマリーの葉を千切ッちゃぁ入れ、) Ahhー…han? そーうさネぃ…、P.Cもだいぶ落ち着いたところだし、こッちでも、そういう派手なイベントおッ始めてもいい頃かネぃ…、(チラと横目にこまごま働いてる薔薇娘ッ子らを伺い見る。何せ根ッからお祭り騒ぎの好きな小娘の集まりだ、社長命令じゃなくッても諸手を上げて賛成こそすれ否とは言うめぇ。何つッても一般公募イベントてぇのは知名度を浸透化させるにゃ一番てッとり早い。その名もヴェイトス=ガールズ=コレクション(仮)だ。モデルはもちろン市内から募集する。芸能関係、商業関係、魔女、娼婦、貧民区出身、スラム住まい、年も身分も関係なしで女の子なら何でもござれだ。どンなコでも綺麗に出来なきゃ一流になれるめぇ。ウチのコスメでメイクして、ヴェイトスデザイナーのドレスでアップして、最新のヘアデザインに髪を飾ッて、美女・美少女らの華麗なる美・美・美の共闘祭ッてワケ。そンでイケてるてェファッションモデルを一般の皆さンに審査投票して貰うのサ。ついでにこの染料剤も初お目見えになるッてぇ成り行きヨ。ま、規模のデカいCM兼ミスコンと思やいい、) いよぉぉッしゃぁッ、ア、燃えてきたぁ〜…ッ!! やッぱり女ぁ競ッてこそ華さネぃ! おッと、こうしちゃいられネぃ、とッとと大ホールかどッかに使用許可ぁ申請しなきゃぁッ!! ――ヘイ、ハニー! 交渉の時間だワヨ!!(元々物事をあンまり深く考えないタチの女だ。薬液を攪拌する手だきゃ止めずに、もうノリノリでパチンと指を鳴らさン、) [Sat 1 May 2010 17:55:35]
ヘカテ@P.C農場 > そうそう! ご破算になりゃさぁ、ソレはソレだ、普通にP.Cの新製品として売り出しゃぁいいッて話ヨ! こぅ、ドドンと広告してサ! ――Oh! 煮詰まッたッ、薔薇水、薔薇水ッと、(指を述べて長箆に引ッ付いた薬液を一掬い。蜂蜜のヨにペロッと舐めてみりゃ顔をしかめて、傍らのコスメカァトから小瓶を取り出して中身をブッ込む。側頭部に咲いた蒼薔薇が元気よさげに開閉せン。人間の口にゃ劇薬でもキリバナ女にゃ同じ植物性油だ、栄養剤の味見してみたッてぇ感覚に近い、)(しッかし。女は優曲な仕草で頬に手をあて優美な調子で首を傾げン。たとい考え事の最中でも人目があるトコで所作の気ぁ抜かない。空元気で口にした台詞だが案外いいアイディアかも知れない。丁度、春のラインナップが物淋しいと感じてた所だ。ここいらでパァッと珍しい商品を打ち出しゃ目を引きゃしないか。そういや各国を渡ッて会社の地固めをしてた時代のこッたか。あの頃ぁ春ッてッたら村街の広場や芸術ホールを借り切ッちゃぁ、地元のデザイナーと協賛してファッション=ショーを開催してたッけ。市井からモデルを公募してサ、服飾会社や高級香水、装飾品のブランドと手ぇ組ンじゃイベントを立ち上げてショーアップに尽力したモンだ。懐かしいネぇ、) [Sat 1 May 2010 17:40:28]
ヘカテ@P.C農場 > (女はアレコレ思案を巡らせながらモ一度、長箆を手に取らン。柄の端ッコで白い肩をトントン叩きつつ薬品釜の様子を覗き込まンと。大釜を囲む見目麗しき女達と来りゃ見た目はまるきり魔女の晩餐だが、美しさ若さを求めて研究するてぇ本質的にゃ似たモンだ。いつの世も女は魔性ッてネ、) ふンふぅ〜ン♪ よッしゃ、いい具合に色味が出てきたネ。やッぱりアタイが試作するからにゃぁ、青からてのが基本だろぃ!(ふッふン、鼻歌混じり、満足そうに頷いて海より真ッ青な薬液を一掻き。毛髪用染料ッてぇのは沸騰させちゃ台無しになッちまう。小さく気泡が立つぐれぇでジックリこッてりと煮込むのサ。釜の縁や底に焦げ付かないように時たま箆で掻き混ぜながらネ。特にウチのは天然素材から一つ一つ成分を抽出しなけりゃならないから、制作過程に掛かる時間と神経ぁ並大抵じゃあないンだヨ、だからネぇ、)(クツクツと軽く泡立つ釜を眺めてりゃぁさッきの杞憂が甦る。せッかく精根込めて作り上げても喜ンでくれる人がいなけりゃ、この化粧品(子)らだッてやるせないじゃぁないサ、) …あぁン! ヤだヤだ、アタイとした事が湿ッぽい湿ッぽい!! 似合わない似合わない!!(ぐルリ、薬液をもう一廻し、) [Sat 1 May 2010 17:30:05]
ヘカテ@P.C農場 > (グラマラスカァルをハーフアップに纏めてる女は難しい顔して首筋を撫でン。普通、カラーリングてぇのは染める際に化酸化水素水を薬液に一緒くたに加えて、染料と化合物の酸化発色で毛髪を染めるてぇのが常套の手順だ。今件ぁそのプロセスをスッ飛ばして瞬間変色にしてくれてぇ依頼なンだから、こりゃ確かに難儀にゃ違いない。それに今ぶつかッてる問題ぁもう一点、コレがまた洒落じゃ済まない、) ンッンー…! ごッ本ッ人に全ッ然、連絡が付かないンだよネぃ、コレが! お店も留守になすッてンだか、一体全体どぅなンだか…、(節廻しを付けてヒラヒラッ と手の平を廻す。首を振ッて「手詰まりだネ」のポォズ。手紙を送ろうがお店を尋ねようが梨のつぶてじゃつれないじゃぁないサ。こちとら100万エンも気前よく前払いして貰ッてる身だ、契約内容に文句を付ける気ぁサラサラないが途中経過ぐらい報告できなけりゃぁ気も揉むモンだ。はて奴さン、天に飛ンだか地に潜ッたか。律儀そうな男に見えたけどネぇ、)(しかしいつまでも話の場が持てなきゃ最悪、このままお流れになるてェ展開も有り得るこッたい。単に連絡の都合が付かないだけならいいンだけどサ、) [Sat 1 May 2010 17:20:08]
ヘカテ@P.C農場 > (ふワン と濃厚なアロマがなみなみと広がッてく。うン、いい塩梅だワネ。消毒済みの長箆で薬液を掻き回さン。バーベナを入れたなぁ薫り付けと油分の調整用だ。後はユックリまッたり薬品に馴染ましゃぁ、染め上がりの髪質も不要なパサ付きを抑えられて、櫛通りが滑らかになる逸品が出来上がるッてぇ寸法ヨ、)(当たり前ッちゃぁ当たり前だが、ペルセフォネー=コーポレーション商品製造工場は全室滅菌を徹底してる。30分毎に管理部の娘ッコが霧散性消毒液を撒きに来るし、各種調合道具の拭き上げ磨き上げは毎晩かかさず行ッてる。それはガラスで仕切られたスペェスの中央研究室に据えられた大釜も例外じゃない、) サーテ、通常ぁこンまま、ちょちょィのちょィッと煮込ンだら、お終ぇッてモンだけどネぃ…、(箆を置き、ブルーレェスの手袋にくッ付いたハァブの破片をパッパッと叩きながら、蒼いフラメンコドレス姿の女が釜から離れて腕を組む。ヘアカラートリートメント作成も佳境に入ッておいおい仕上げといッたところヨ。試作品でもなけりゃぁ始まらねぇッてンで、取るものも取り敢えず従来の方法で作ッちゃぁみたが、勿論、肝心かなめの問題点は未だ解決に及ンじゃないわけで、) [Sat 1 May 2010 17:10:12]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが入室されました。 『(ほぐしたバーベナを薬品釜にブッ込む、)』 [Sat 1 May 2010 17:00:38]
お知らせ > オリヴィアさんが帰りました。 『陽だまりと人のぬくもりに包まれて、しばし少女時代に想いを馳せつつ、しばし夢の中へ…』 [Sat 1 May 2010 01:32:51]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが帰りました。 『 そうして私も奥様の隣で少しの間眠るのだった。 』 [Sat 1 May 2010 01:30:45]
ロサ・ガリカ > はい。私はまだクリスティアとヴェイトス市以外の街は知りませんし―― アマウラとか、ティアンとか―― ( アングリマーラはちょっと危ないかもしれないが。 ) ふふ。でも、きっと楽しいメイド時代を過ごせたと思いますわ。 ( 子供の頃からの奥様を知っていたら、また違った意味で情を移していたのだろうと思う。きっと恐らくは、旦那様を亡くされる時も一緒にいたのだろうし。 ) 次からはそう致しますわ。でも奥様?きっと耳打ちしても、奥様は恥ずかしがってしまいそうです。 ( 二人でじゃれあって、触れ合って。これが誰かの目に触れれば、何と出来の悪いメイドだと思われたかもしれないが、誰も見ていないからいいのだ。 ) ――はい。主従関係という堅苦しいものは抜きにして、お慕いする気持ちだけをもって奥様と接します。 ( そっと抱き寄せるようにその髪を撫でて――。小さな寝息が聞こえてくれば、くすりと笑い、その髪にそっと口付けしよう。うん、私も酔っ払っているのだから。酔ってしまっているのだから、仕方の無い――。 ) [Sat 1 May 2010 01:27:55]
オリヴィア > ええ…。ん、また、きましょうか。それとも旅行に行くのもいいですね…(まだまだ二人で歩む時間はあるのですからと言うかのように、そんな未来の予定を口にしながら…)うふふ、私が子供の頃にロサさんに会ってたら、きっと我が侭し放題だったかも知れませんね(これでも子供の頃は厳しく躾けられてたりしました。まぁもっとも立場が変わればロサさんも厳しかったりするのでしょうけど。もっとも今は気付いたら甘やかしてる事の方が多いなんて事になりかねないとか?)もう、恥ずかしいですからそっと耳打ちしてくだされば良かったですのに…(なんていいながらもしっかり押し倒して、ワインとか諸々で赤くなった顔を向けながら)こういう機会でもないと、こんな事できませんから…それに、今はメイドとか騎士とか関係有りませんから(だからこうして甘えててもじゃれあっててもいいとか…ともあれ、先にうとうとして身を任せたまま小さく寝息を立てて…ある意味たちの悪い酔っ払い?) [Sat 1 May 2010 01:19:59]
ロサ・ガリカ > ――はい…。でも、こうして間にゆっくりと過ごせる時間があるから、長閑なひと時を楽しむことができるのかもしれません。 ( もちろん、その長閑な一時がずっと終わらずに続くのが一番なのだけれど、そんな願いも叶わないだろうから――今、この一時を大事にするのだ。 ) 大丈夫です。このロサ・ガリカは奥様のそんな我侭をお聞きする為にいるのですから。 ( とはいえ、この間奥様が言っていた通り甘やかし過ぎはよくないのだろうけど。でも、お食事ぐらいは甘やかしても…。 ) ふふふ、もうしわけありません。でも、ほっぺにジャムをつけた奥様は少女のように―― あっ。 ( 突然奥様に押し倒されて。 ) もう、奥様ったら。甘えん坊さんなんですから。 ( 多分、ちょっとワインが入って浮かれているのだろう。同じように抱き返して、二人してじゃれあうのだ。こうして二人して横になることも今まで無かったし、今日は天気がいいから、いいのだ。 ) [Sat 1 May 2010 01:07:57]
オリヴィア > (大丈夫、一日くらい食べ過ぎても問題はありませんと詭弁を弄します。二人で頑張る必要がないように…えっと、その、メニューが質素になっても構いません、とか)ずっとこうしていたいですけども、そうもいきませんから(くすくすと笑って仕方ありませんよね、なんて。だから今この時の幸せを噛み締めるわけです)はぁい、それでは楽しみにしておきますね。レシピだけでしたら後でお渡ししますね。あら、意外と私は我が侭ですのに(そのうち、祖母から形見としてもらった料理帳も見せてあげようかと思います。大事に仕舞いすぎてますからすぐには難しいですけども。そして私の気持ちを汲もうと努力してくれるのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいかなとか)良かった…もう、突然だったのでびっくりしました(さすがに舐め取ったりとかされたらびっくりしますけども、口の端にジャムをつけてたとか本当子供っぽいな、なんて)ん…ロサさんが一緒に寝てくださるなら(さっきのお返しですと言わんばかりに、近づいてえいっと押し倒してしまおう。横抱きにするような形で) [Sat 1 May 2010 00:59:31]
ロサ・ガリカ > ( そうして二人してちょっとだけ食べ過ぎてしまうわけです。万が一お腹周りが気になりだしたら、今度は二人で鍛錬所に行くことに――…? ) はい、奥様。 ――いつまでもこんな時間が続けばいいのに。 ( ふと、オリヴィアの胸中を察したような言葉をぽつんと。でもすぐに笑顔になって。 ) それでは挑戦させて頂こうと思います。奥様の気持ちを考えながら作るのは、ここに来て大の得意になりましたし。 ( 凝れば凝るだけ相手が喜んでくれるのも嬉しいし、自分も凝るのが好きなんだろうと思う。 ) ええ、とても美味しいワインです。お弁当によくあいますし―― ふふ。もうどこにもついていませんわ、奥様。それだけ美味しく食べて頂いたということですから、作った甲斐があったというものです。 ( ちょっと顔を近づけすぎたかな?と自分でやってどぎまぎしたけれど。 ) ( お弁当を食べ終えれば、ふう、と一息を吐いて。ぽかぽかの陽気にお腹も膨れれば、自然と眠気が襲ってくる。ふぁ、と欠伸をかみ殺した。 ) ………奥様。 お昼寝しませんか? ( 子供の頃のように、原っぱの上でごろんと横になってみたくなった。 ) [Sat 1 May 2010 00:47:54]
お知らせ > オリヴィアさんが入室されました。 [Sat 1 May 2010 00:41:23]
オリヴィア > (元来健啖かつ食いしん坊。その私がロサさんが心を込めて用意してくれたものを残したりするでしょうか? 否、断じて否です。それに時間はたっぷりあるのでけっこう、なんだかんだ言っても食べれてしまうものです。場の雰囲気と言うのが影響しているのは否定しませんけど、あとで冷静に考えたらびっくりとか)ん、何かあったら遠慮なく言ってくださいね。ええ、私も今日はのんびりするつもりです…(またいつ忙しくなるかわかりませんからとかは心の中に。騎士団が忙しいと言うのはいい事ではないし、でも私達は晴天の日でも嵐の事を考えて準備しなくてはならない立場ですし)大丈夫ですよ、材料も単純なものですから。あとは食べる人の気持ちになって作るだけですから(ただ分量はすべて目分量とかその日の気分とかなのでそこで苦労するかも。やっぱり大切なのは気持ちとか。でもロサさんは意外と凝り性と言うか完ぺき主義なのでちょっと期待とか)お店にお任せしたものですが、美味しいワインですね。後でお礼を…はい? え…(ワイングラスを日に透かしながらそんな事を言ってたら、名前を呼ばれて…顔を近づけるロサさんにびっくりしたように動きを止めて)あ…え、あ…あははは、最初に思い切りかぶりついたからでしょうか…ん、もう付いてないですか?(ちろっと舌で唇の横を拭うようにしながら、意地汚い自分を恥ずかしがるようにして、お酒だけでなく頬を染め手) [Sat 1 May 2010 00:36:28]
ロサ・ガリカ > ( きっと奥様は私以上に食欲が旺盛になっているんだろうなあ、などとちょっと失礼な事を考えてしまったメイド。でも、その沢山用意してきた中には私のことを思ってくれているというのもわかるから、とても嬉しいのだ。私も頑張って食べちゃおう。そしてつい沢山買いすぎたかのように見えた食材は、案外綺麗に食べちゃえるんだろう。 ) 負担だなんて――。私は奥様に良くして頂いておりますわ。メイドとして幸せものです。奥様も、今日はうんと羽を伸ばしてくださいね。 ( 奥様自身にも気を安らげる時間になってほしい。 ) まあ、それは難しそうですわ。でも、頑張りますから、びしばし教えて下さいませね? ( メイドのプライドをかけて、必ず奥様を唸らせるオムレツを作ってみせよう。 ) ……… あ… 奥様…。 ( 二人でワインの味を楽しんでいる最中、不意にメイドはグラスを零さぬように置くと、オリヴィアににじり寄って来た。そしてずい、と顔を近づけて――。 ) ほっぺに、イチコジャムが。 ( と、指でちょいととろうと。 ) [Sat 1 May 2010 00:25:07]
オリヴィア > ええ、その為に私の方も色々用意してありますし、ついつい買いすぎてしまったかも知れませんけど(ワインを飲むなら当然チーズもとか、カバンが大きい分色々出てくる。残念ながら自分で作ったのはオムレツだけですけども、食べてもらう人を思い浮かべて喜んでもらえれば最高と言うものですし、私も嬉々としてこの日の為に用意しましたし)たまの息抜きになればいいのですけども。私も、こうしてロサさんとのんびりできるのは嬉しいです。普段色々心配とか負担をかけてしまっていますから(それが仕事とは言え、奴隷ではないのですし苦労だけかけさせるわけにはいきません。本当はビンゴが当たればアマウラに旅行と言うのも良かったのですけども、でもこうしてのんびりした時間が取れるのだからこれはこれでいいのかなと)うふふ、教えるのならとっても厳しく教えますよ。 私が満足できるオムレツができるまで(私が祖母から教えてもらってOKをもらうまでどれだけ苦労したかとかそんなお話。大げさに言えば我が家の伝統の継承とも言えますし。ともあれ紅茶を空ければ私もワインをいただきましょう…言葉を重ねなくてもこの空気はとても居心地がいいものですし) [Sat 1 May 2010 00:16:22]
ロサ・ガリカ > はい。こういう場所だといつもより食欲も旺盛になりますし、沢山お腹に入りそう。 ( 普段から思っていることだけど、旦那様や奥様やお坊ちゃまやお嬢様――前の職場では色んな方に気を遣わなければならなかったけれど、今はそれが一人に集中できるので、とても楽しい。サンドイッチ一つ作るにしても、楽しいのだ。でも、それは相手がお一人だからというより、きっとオリヴィア様だからというのが正しいのだろうけど。 ) こんな贅沢は他に中々ありませんわ。景色も綺麗ですし、空も晴れておりますし、お弁当は美味しいし、それに――。 奥様とこうしている時間が、とても贅沢です。 ( ありがとうございます、とワインを注いでもらって。それを口に含めば、うん。良いワインだ。それに良くあう。 ) 今度作り方を教えて下さいな。奥様の好物として、レシピに加えさせて頂きますわ。 ( なるほど、パンともあいそうだ。 ――そう、美味しいのだから仕方ない。私もいつもより早いペースでオムレツを平らげてしまいそうだ。 ) [Sat 1 May 2010 00:06:07]
オリヴィア > あらあら、それならもう少し大きく作っておけば良かったでしょうか。うふふ、二人分は十分にありますから、いっぱい食べてくださって結構ですよ(と言うか二人分のレシピしか知らないわけで。以前騎士団寮の厨房にもぐりこんで作ったけども、元来自分ともう一人で食べる為に作っていたものですから、今日は特に気持ちを込めました。喜んでもらえれば幸い、うん)贅沢ですよね、こうして自然の中でのんびりとワインを楽しむなんて(自宅の庭とはスケールも違いますし、とりあえずワインの栓を開けてロサさんのグラスに注いであげましょう。私はまだ紅茶がありますので)我が家に伝わるレシピですから、私が子供の頃から食べている味です。そうそう、バゲットに挟んでも美味しいんですよ(歯ごたえのあるパンと味の塊ともいえるオムレツの組み合わせをお勧めしつつ、こちらはロサさんの肉と野菜のサンドにかぶりつつ…ちょっとはしたないなと思って照れ笑いしますけど、美味しいのだから仕方ありませんよね?と同意を求めます) [Fri 30 Apr 2010 23:56:10]
ロサ・ガリカ > 楽しみですわ、奥様。実は私、今日は朝食を少し少なめにしてきたんです。奥様のオムレツを美味しく頂くために。ここに来るまでにお腹がなったら、恥ずかしいわって心配していたんですよ? ( なんていいながらくすくすと笑った。 ) ――お日様の下で自然に囲まれて飲むワインは、どんな銘柄でも美味しくしてしまうものですわ。 ( でも、銘柄をちらりと見ると悪くないお酒のようだ。 ) それでは、私も失礼をして――。 ( 奥様秘伝のオムレツを頂くとしよう。卵はとてもふんわりとしていて、一緒の具もとてもおいしい。あわせて食べると随分と相性の良い――。 ) ん。 …とっても美味しいですわ。流石は奥様秘伝のオムレツです。 [Fri 30 Apr 2010 23:46:34]
オリヴィア > うふふ、私も我が家に伝わるオムレツを焼いてきましたから。ワインも用意してありますよ、残念ながら銘柄まで吟味する余裕はありませんでしたけども(なので、よく購入する酒屋にて「普段よりちょっといいワインをお願いします」と言って向こうに任せてしまいました。ええと、確か銘柄は『イー・シイオ テクカ・タ・モテット』だったでしょうか? とりあえず、自分もピクニックバックから主に重たいものを取り出したりしつつ)はぁい、いただきます(ちょこんと座りながら、紅茶を受け取って…まずジャムサンドを口にして。この陽気と空気に甘酸っぱいジャムが合って、やっぱり家で食べるのよりも美味しく感じるものです。因みにこちらのオムレツはベーコン・タマネギ・ジャガイモ・トマトを入れて卵でとじた、いわば卵焼き風です) [Fri 30 Apr 2010 23:37:42]
ロサ・ガリカ > ふふ、そうですね。今日はサンドイッチを作ってきましたから、一緒に食べましょう。お紅茶もありますから――。 ( 伸びをする奥様が可愛らしくて思わずくすくすと笑ってしまうけれど、この長閑な風景が広がる地方村に来たのだから、そうしたくなる気持ちもわかる。草原畑にぽつんとある大きな木の下に移動すると下にピクニックマントを広げて。バスケットを取り出せば、マントの上に置いて開く。 ) さあどうぞ、奥様。召し上がれ。 ( イチゴジャムのサンドに、牛肉と野菜を使ったすこしボリュームたっぷりのサンドもある。ティーカップを用意して、水筒に入れた紅茶を注ごう。 ) [Fri 30 Apr 2010 23:28:36]
オリヴィア > (一応日帰り旅行って事も可能ですが、せっかくの息抜きと言うか楽しみにしていたピクニックですので時間に追われる事なく楽しもうと言う事で馬車は明日迎えに来てもらう事にしてあります。うん)雨だと延期するしかなくなってしまいますものね。さてっ、まずはお弁当にしましょうか(さすがにサクラの時期は過ぎたとは言え、青々とクローバーだろうかそれが広がる草原は気持ちがいいもので、んーっと伸びをしたりとか。さすがにお行儀が悪いとはわかっていますけども、童心に帰るというかともあれ。大きなカバンに色々詰めてあるのをまず片付けてしまいましょうと、どこかよさそうな所を見渡して、木の陰があればそこにピクニックマットを広げましょうか) [Fri 30 Apr 2010 23:15:34]
ロサ・ガリカ > ( 以前からお話ししていたピクニックへと出かけることになった。暖かくなったら是非行きましょうねとお約束していたのだ。普段のようなメイド服ではなく、街に出る時の紺のドレスを身に纏った私は、お弁当を持って奥様と共に地方村に来ていた。奥様のお知り合いの方から別荘を貸して頂けることになったお陰で、身軽な荷物でやってこれたという訳だ。帰りの馬車の時間を気にして慌しくする心配もないし。 ) はい。良く晴れて本当に良かったです。雨だったらどうしようかと、心配していたので。 ( 青空を見上げながら、私は奥様と一緒に歩いて。 ) [Fri 30 Apr 2010 23:10:11]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが入室されました。 『 奥様と共に。 』 [Fri 30 Apr 2010 23:05:07]
オリヴィア > (クリスティア騎士団の知人が所有する地方村の別荘をお借りしまして、荷物を置いたり一泊したりする程度の許可も得ましたので、日程を調整して馬車へと乗り込み一路地方村へ…たどり着いたのは雑駁なヴェイトス市近郊とは思えないくらい、のどかな草原の広がる土地で…)んー、雨にならずに良かったですね(春先の天気は安定せずに、一応色々な荷物は別荘へと預けて、ピクニックの為の道具類だけそろえてきたらけですけども。まぁあまりにも天気すぎると日焼けが怖いですからこれくらいでいいのかも知れないとか。あ、因みに今は登録絵にあるような町娘風です) [Fri 30 Apr 2010 23:04:00]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『かねてからの約束のピクニックへと…』 [Fri 30 Apr 2010 22:58:30]
お知らせ > 翠碧さんが帰りました。 [Wed 28 Apr 2010 20:13:16]
翠碧 >    ……  なのです、が   ( ちょッぴり、しゅん とした少女の風は )  そろそろ戻らないと、ディシュクさまに ご心配。掛けてしまいます、  です。  ( 然し、 雨よりももっと大好きな ご主人さまを想った途端。やはり、嬉色に満ちた 様で。 ご主人さまのお店の方向へと、駆けて行くのでした ――。 ) [Wed 28 Apr 2010 20:13:13]
翠碧 >  好きなのです。  ( 雨の雫は 頬を伝い、 )  翠碧は しとしと、 大好きなのです。  ほんとだッたらディシュクさまもお誘いしたいのです、 ……が  ( チラ、と目を遣るは ご主人さまのお店の方向。 )  残念ながらお仕事中 ……です。ですから、翠碧は ひとりで堪能中 なのです。  ( 相も変わらず、中継しております。 ) [Wed 28 Apr 2010 20:08:06]
翠碧 > ( しとしと、―― 降りしきッている雨のなか。 )  しとしと、 なのです。  ( 実況解説している少女がひとり。黒髪が濡れること構わず、佇んでいる少女の手に傘の類は見受けられず。 けれども少女は不快に感じている風でもなく寧ろ、嬉々とした笑みさえ浮かべており 。 ) [Wed 28 Apr 2010 20:00:02]
お知らせ > 翠碧さんが来ました。 [Wed 28 Apr 2010 19:56:32]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが退室されました。 『よッしゃ、ま、付き合いの店でも廻ッてみるかぃ!(両手を組ンでウンと伸びッ、)』 [Fri 23 Apr 2010 00:52:08]
ヘカテ@P.C農場 > (決意は新たにするものの、) かーッ、しッかし“妖精”ネぇ…、このアタイにティンカーベルにでも、会いに行けッてかぃ?(チラと脇を上げて自らの肢体を見下ろさン。ウェンディにしちゃァちッとばかし育ち過ぎちまッたか、花齢はさておき見た目がサ。果たしてピーターパンの御目に叶うかネぇ、なンて蔓の先ッちょで額を掻く。妖精だの魔法だの、片田舎に農場構えてる小ぢンまりしたいち高級ブランドにゃ、ちょィと縁遠いロマンだワ。ま、彼サ、妖精の国から来たッてェ主張されたとしても納得行くヨな風体じゃァあッたけど、)(日頃キビキビしちゃいるが女の見識は案外狭量だ。諸国を渡り歩いてきてはいるものの、付き合う人種を選ッたせいか知識が専門に偏りすぎたか、割合にモノを知りゃしない。妖精精霊は草木大地に宿ッてるありがたいモンだし、幽霊悪霊のたぐいはまず見間違いだ。仏も神様も信仰としちゃ納得するけど、じゃァッて触れたり目に見えたりするモンじゃないだろう? そンな感覚。リアリズムが徹底し過ぎて考え方が存外カタい。クリエイティブを求められる業界で自分でも良かァない癖だと思う。話を聞いた時ゃ相手の顔立ててジョーク程度に受け流したつもりだが、今思や冗談にしちゃファンタジックがすぎるじゃないサ。卓上の小瓶を蔓の先でくすぐッて、) せめて、取ッかかりでもありゃァネぇ…、妖精、フェアリー…、フェアリンブランドてェ比喩かネぃ? [Fri 23 Apr 2010 00:47:52]
ヘカテ@P.C農場 > ふッ、心配しネぇ。アタイが必ず何とかするサッ! (頭ン中の若紳士にガッツ=ポォズだ。ソファにしなだれかかッた格好のまンま、白地に金縁猫足のロココテーブルに手を延べン。調度品は全部同社のブランドで揃えてある。卓上に置いてある書類が欲しいンだけどちょいとばッかり距離が足らなきゃ奥の手だ。お行儀は悪いけどネ、) ッ、こらしョッとッぃ!(艶ッぽい体勢に反して漢気溢れる気合いも歯切れ良く、女は紅い猫眼をスッと細めて指先に神経を集中させン。キリバナッてェ種族がらやらはたまた先天的に特異なモンやら、女の腕は生まれつき不思議な色合いだ。緩やかに延べた肘から掌にかけてがまるで植物の枝に似せて、淡いファントムブルーにグラデーションがかッた透明度の高い肌付きをする。その人差し指のジュエリーネイルが不意にシュルシュル音を立てたかと思や、みるみるうちに薔薇の蔓が互いに捻り合うヨにして爪の先から伸びてこようか。幻の蒼薔薇「ダンドリアン」のイバラは、新緑の薫風を室内中に振りまきながらテーブルに達し、研究書をヒョイッと丸め取らン。まッ、こンくらいはネ、お家芸の領域ヨ、)(蔓の一部は身体に巻き付け一部は宙に遊ばせて、書類を顔の前に翳してみりゃァ、イヤでも目に付くオッたまげた特記事項。『妖精の国産』。) [Fri 23 Apr 2010 00:35:09]
ヘカテ@P.C農場 > あン、そりゃサ! ぶッちゃけちまえば、カラートリートメントじゃなけりゃ何とかなる話ヨ!? こぅ、材料まとめて薬液にブッこンでサッ、(往来の調合云々をうッちゃッて、もう顔料そのものを頭ッからひッかけちまやァ一件落着ッてなモンだ。洒落のきいた事運びだが手段を選ばなきゃ最終的にゃ、冗談抜きであのキラキラしい銀髪にバケツ一杯ブチ撒けるヨ。とは言え、やッぱり最大の難関は何といッても定着性の問題だァネ。ンな寝言みたいな方法で色素が固定する訳ゃなし。若紳士の逆上を待つまでもなく何の解決にもなりゃしない。市販のカラースプレーで髪ィ染めてみた事あるかエ? 色落ちの手間と後日の痛みようはあンなモンの非じゃァないサネ。閑話休題、) 頭皮、頭皮…、ンンー…、あの人、スキンテストは問題なかッたンだよネぃ。かなり強い薬液でもダメージ気にしなくッて良さげな…、(拗ねたヨに見上げてみりゃぁお月さンも天に掛かる宵越し時。蕾に戻り掛けた蒼薔薇のイバラを指で摘ンでクルリ、伸ばしてみたり引ッ張ッてみたり。女のトレードマークたる豊かなグラマラスカァルは、癖と艶こそ天然物じゃァあるもののボリュゥムは二時間掛かるブロゥの賜物だ。手入れもナシにあンな小綺麗な銀髪、羨ましいッたらありゃしない、)(くすッ、柔らかく吹き出して、) [Fri 23 Apr 2010 00:25:20]
ヘカテ@P.C農場 > (ふぁさッ と頭を軽く振り、タオルをポォンと放り投げる。上手いふうに観葉植物の先ッぽに引ッかかッた。おッ、やッたネッ、)(風呂上がりの蜂蜜美容水をストローで唇に運ぶ。部屋の中央に設えられたロココデザインのダブルソファーへ、裸足でぺッたンぺッたン歩いてッて無造作に腰掛けン。86cmのヒップがスプリングを激しく鳴らす。アーラ失礼、) まッ、取り急ぎカラー=バリエーションだけァ取り揃ッた具合だネぃ。鉱石に、大ナメクジに、農場の薔薇だロぃ? おハゲになる心配ェだきゃァない厳選天然素材ども、だけどネぇ…、(指折り数えて女はソファにゴろンと横たわる。身体をねじれば、ベビィ=ドォルが捲れ上がッて腰まで露わになッちまうが、今だきゃ堪忍。お構いなしだ。どうせ社員ぐらいしか来やしないヨ。うつぶせで両肘を曲げ重ねた指に顎を乗せる悩ましいポォズ。も、飽きればボスッと顔面からクッションへ落下せン。腕を伸ばしてお尻をかきかき、うーンうーンと唸り出す、) 問ッ題ァ、コ・コ・か・ら、なンだよネぃ! 染料の配合自体ァ基本でやッてッて問題なさそうだけどサぁ! とにかくも「アレ」がネぇ…、(言わずもがな、女の頭を悩ませてるのは染料剤の瞬間着色性だ。2秒で着色&色素定着の早変わり。コイツぁ何てッたッて必須事項だしサ、) [Fri 23 Apr 2010 00:15:22]
ヘカテ@P.C農場 > (P.C(ペルセフォネー=コーポレーション)社長執務室兼応接室兼コスメティック=ラボラトリーという、ちょいと肩書きゃ長いが要するに規模と部屋面積の大きなだけの自室だ。いつものフラメンコドレスと同じブランドの、これまた真ッ蒼なフェアリンレェス製のベビィ=ドォルを緩く身に付けた女は、肩に掛けたネルのタオルで自慢の巻き毛をワシャワシャやらン。丁度シャワーから出てきたところだ。ショーツはクリスタルブルーでシルクのビキニ。ケチケチしネぃ、女は下着で価値が変わるモンさネ、)(エイヤッとニーキックでシャワー室のドアを蹴り閉めながら、しッとり濡れたグロリアブルーを一房、中指でクルンと絡めてみる。水ッ気で三割増しで艶やかな頭髪は、ローズアロマもふくよかに香り指の腹に心地良くすべる。不要なベタ付き無し。毛先の水分具合も理想的。うン『アステリアー』も『ペルセース』も、新素材洗髪料の草分けとしちゃァほぼ100点満点、大ッ成功の商品だネ。少なくともキリバナの髪質にゃッてェ自画自賛だけど。サテ人間やら他種族の娘さンの肌質にはどうかしラ。青猫の若い娼婦達を思い出し、女の顔が知らず知らずニマニマするのはご愛嬌。思い切ッてリピーター募集しちまおゥか、なァンて、) [Fri 23 Apr 2010 00:05:09]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが入室されました。 『あー…、ッたく、酷い目に合ッたイ…、』 [Thu 22 Apr 2010 23:55:22]
お知らせ > ヘカテ@染料製作さんが帰りました。 『(次いで入り口から腕捲りした乙女達が入ッてきて、女の口元を緩ませた、)』 [Tue 2 Mar 2010 17:43:04]
ヘカテ@染料製作 > (敷地に造り付けられた10坪規模の倉庫ン中ぁ温室と違ッてウスッ暗い。女は慣れた手つきでアンティークのカンテラに火ぃ灯さン。積み上げられたコンテナン中を一箱ずつ覗いてくけれど表情はあンまり浮かない。やッぱりッつうか、) ちェッ! こンぐれぇじゃぁ染粉にするにゃ足りないネぃホルンフェルス…、菱コバルトもサー…、(曲げた柳腰を伸ばして鼻を鳴らせば「普段、使いやせンしねェ」とメディアも請け負う。まぁ当然ッちゃぁ当然だけど。良質の菫青石ホルンフェルスは量が掘れないし、ピンクの菱コバルトともなりゃぁさらに希少で価値も発掘率も跳ね上がる。ルージュやアイメイクは別の鉱石や薬草で代替がきくけど、なにせ今回は髪をソイツも銀髪を染めようてンだ。純度と透明度の重視はどうしたッて最優先事項にならぁ、) ラピスラズリなら結構あるけどコイツぁ砕いた時に色が濃いンだよネ…、後、使えそうなのがマラカイトかぁ。フェアリン産だし悪いこたないたぁ思うけどネぃ…、(金と赤と緑。ハッキリ出来るッてぇなりゃ三色ぐれぇか。まッ、あちらさンの用意なすッた資金が100万エンてぇ大風呂敷だから金策の心配ぁない。時間さえ待ちゃ菫青石もコバルトも手に入りそうなツテはある。蒼とピンクは追々の話さネ、) オゥ・ケィ! サンキュゥ、メディ! 後はアタイが何とかするヨ…ッて、何だィその顔、(腹ぁ括ッた顔で振り向いたら、黄薔薇の美少女が苦笑いしてた。白いレースの手袋でツン と軽くデコを突つかれる。お、おぉ?)(「また姐さンッたら、一人で解決しようとする、」つッて、) [Tue 2 Mar 2010 17:41:09]
ヘカテ@染料製作 > (素早くも優雅な動作でクルンと一度脚を組み替え、フリンジ蹴ッ捌いて毅然と立ち上がッた蒼い女の頭ン中にゃ、早や製造の手順が引かれ始めてる。まずはバリエーションを揃えてみるか。顔料なら色素の原料のほとンどは鉱石。今用意できる材料でオーソドックスなモンて言やぁ主にルチルと自然蒼鉛だ。そこに各種貴石を砕いて配合してく。バランスが肝心だけど大体ぁケイ酸塩鉱物か炭酸塩鉱物になる。直接頭皮に触る可能性がある代物には例え0.5%でも硫黄やヒ素が含まれてるモンなンざ使えやしないしネ。無難なチョイスで例えば金ならダンブリストーン、赤ならスペサルチンてな具合だ。) ――あラン、ちょいとお待ちヨ、メディ! 今サ、ホルンフェルスかラピスラズリッて余分の在庫あッたかエ?(サロンを出たところで前を通りかかッた商標管理部主任のメディア=グレートヘン、つッても今年16歳の小娘だけど、を呼び止めて尋ねてみる。「そうッスねェ、」長いストレェトの金髪に大きな金眼と金色まつげ。改良蔓科黄薔薇の乙女は愛くるしい唇に指を当てて考え込ンでンーと唸る。「アタシ、コレから輸入在庫のチェックだし、何なら姐さンも一緒に来やスかい?」ッて。)(じゃぁ、ソレで行こ。こッくンする。) [Tue 2 Mar 2010 17:31:10]
ヘカテ@染料製作 > (発光剤?入りで無香料だけど髪に付着したらカラーになッて手間は2秒。ンな便利で都合のイイ染髪料がホイホイ造り出せりゃぁドコのヘアサロンも苦労しやしない。作者の名前や種族はおろか、調合技術や原材料名の手掛かりすら「妖精の国」ッてキィ=ワァドしかないッてンだからコリャお手上げもやむなしヨ。マホウでも何でも使ッてチョチョイと一つ仕上げておくれッてなぁ大胆な言い分だ。どンな“剣と魔法”でもファンタジーは万能じゃぁないンだヨ。原理がなけりゃぁにッちもさッちも。)(ばッふァー、)(女はレディらしからぬ大息吐いて春の新色引いた唇の前に扇をひランと翻す。蒼い羽根で隠れた純粋蜂蜜80%配合のつやつやグロスの下で、済まし顔したガラスの小瓶が外の雪をキラキラ反射させている。あーァ、人の苦労も知らずに呑気なコだヨ。虹色に光る光沢を眺めていりゃぁ「くすッ」と洩れる苦笑。たちまち口元がほころンでく。仕方ないネぇ、分かッたヨ、) ――まッ、四の五の言わず取り敢えずおッ始めてみようかい! 既存の方法を試行錯誤してきゃぁ、閃くコトもあるかもだしネ!(すッかり冷めたローズティーをくィッと飲み下す。見通しが付かないなら付かないなりに他の線から作業を進めてりゃぁいい話だ。出来ることからこなして行きゃそのウチ問題の方から解決するッて説もある。金言にしてケ・セラ・セラ。ペルセフォネーの乙女達の合い言葉ヨ、) [Tue 2 Mar 2010 17:20:17]
ヘカテ@染料製作 > (ちょいとご機嫌斜めな女の傍らにゃ、古今東西、現代の化粧品・医薬品・顔料剤らの中世歴史書と成分学図鑑に調合表の大小が数十冊。はては魔女術やら気功術やらに類される細かい資料が紙ッキレ一片に至るまで山のヨに積ンであろう。女がまだ会社を興す前からコツコツ一冊一巻一枚ずつ、集められるだけ集めてきた世界中の化粧品に関する虎の巻どもだ。普段は社内の資料庫にお行儀良ッく並ンでる連中を引ッぱり出して、端から端まで読み返しちゃぁみたが例の染料の成分に見当らしい見当は付かない。製作過程の解明に費やしたは二徹三徹、研究のためならヘコたれる女じゃぁないけれど、コイツぁ雲を掴むヨな話だヨ、)(寝ちゃいなくともお風呂とトリートメントは欠かさない自慢のグロリアブルーを大きく掻き挙げ、テェブルを孔雀扇でぴしャッとひッぱたく、) ンぁー、ゴッデス! 他の条件ぁともかく“瞬間的に染まる”ッてぇ、本当ぉコレが分からないネぃ! …まぁ、そもそも染髪ッてぇ作業自体がサぁ、おしなべて半日以上時間掛かるッてぇ塩梅だしサぁ!(どンな早くッたッて現代技術じゃぁギリ三〜四ン時間が限界の短縮ラインさネ。こンな時代背景から瞬間全面早染めッてぇ話が、まずカナリ乱暴ッちゃぁ乱暴な理屈なンだけど。) [Tue 2 Mar 2010 17:10:13]
ヘカテ@染料製作 > (社員ら30人チョイの住居区も兼ねたペルセフォネ−=コーポレーション製品工場内の温室にゃ、なぜか会社の設計当初から各所に小洒落たサロンが設けられてある。基本的に来賓接客用として用いられるには違いないが、言うまでもなく普段から小娘どもが集う憩いの場だ。薔薇の乙女達はロココデザインで統一された白地に金淵装飾のテェブルやチェアに好きに腰掛け、冗談を言ッたりハーブティーを淹れたりネイルやルージュを整えたりして、キャッキャッ笑ッてはしゃぎながら思い思いの一時を過ごすワケヨ。やがて休憩が済むと一瞬たりとも気が抜けない仕事の時間が待ッている。ローズガーデン・ハーブガーデンを始めとする農園の世話、製品製造全般、品質管理に原料発注。取引先廻りに養蜂。娘ッ子らはそれぞれ割当てのタイムテーブルに沿いながら白い手を休みなく動かしてく。)(そンなところで本日のサロン使用者数は目下一人だ。海より蒼いドレスの女はチェアに横座りに脚を組み、借り物の小瓶のフタを指先ではじいて冒頭の台詞を唇に乗せン。ガキッちょみたくプぅ と頬ぺた膨らませ、薔薇飾りのジュエリーネイルを顎の下で絡め直す。あぁン、上手くいかないモンだネぇ、) [Tue 2 Mar 2010 17:00:43]
お知らせ > ヘカテ@染料製作さんが入室されました。 『ンー…! 瞬間ッ…てぇのは無理かもだワネッ!』 [Tue 2 Mar 2010 16:50:07]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが帰りました。 『(バンクルじゃなくてオッディアイアさんだよッて、間違えたッ…!)』 [Thu 25 Feb 2010 19:35:45]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが来ました。 『(相手、)』 [Thu 25 Feb 2010 19:34:44]
お知らせ > キーンさんが帰りました。 『そのローズティーはウチの店で出すものより遥かに美味かったとか。』 [Thu 25 Feb 2010 19:24:28]
キーン > 君の魅力につりあうように合わせてるのさ。普段はもっといい加減だよ。(唇の端を釣り上げて笑ってみせる。勿論、試薬品は提供だ。)手掛りとなるような情報が俺の手元にもなくってね。結構な苦労をかけることになると思うけど…。(その時、イタズラ好き猫のような笑顔とウィンクを向けられた。頼もしくも漢らしい返答に、思わず此方も笑みが毀れる。)開発予算は100程用意させてもらってるよ。あ、そうそう…出来れば、この薬を俺が持ち込んだってことは内緒にしてくれないか? 伊達男気取ってる人間としては、ちょっとばかり恥ずかしくってね。(す、と口元に人差し指を当てて。そのまま、エスコートを返して商談と紅茶の時間を楽しもう。) [Thu 25 Feb 2010 19:24:09]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが帰りました。 『(出来ればその後は、少し時間を貰えたら簡単なテストと商談に入ろうか、)』 [Thu 25 Feb 2010 19:17:21]
ヘカテ@P.C農場 > はッはッ! そいつァ企画倒れの作戦だァネ。アンタぁ立ち振る舞いに華があッていけないヨ、「育ちがいい」ッてぇ吹聴してるようなモンサ、(スラムや暗黒街をほッつき廻るときゃ気を付けなよ、と軽口返し。ふゥン? と子供のヨに顔を突き出して、青年の取り出した小瓶を上から下までキョロキョロ眺めン。ちょッとご拝借、とばかりにレェスの手袋の指先チョイチョイ動かして。もし手に取れたらクルクル瓶を回転させよゥ。取れなくッても眺めるだけ、)へェ、何だろネ…、顔料か、岩絵具入り染料か……、ちょいと見ただけじゃ詳しい成分なンざ分かりゃしないが…、(お客人にキリバナの知り合いが居ないヨに、女にもバンクルみたいなハイカラな知り合いは居やしない。お互いの事ぁ知る由もない事だが、まずは肌質からテストしなきゃぁいけないネ。その過程で詳細どころも分かッてくるだろ。女はニヤリ、ルージュの唇を持ち上げてチェシャ猫みたいなウィンクを。) ――オゥ・ケィ! 任せておきな、変わり者のお客人。アンタの大事な大一番、このヘカテとペルセフォネーの乙女達が引き受けたヨ! (ドン、と豊かな胸を叩いて親指立てン、) [Thu 25 Feb 2010 19:16:36]
キーン > 耳が痛いなぁ。でも、この島は何かと物騒だろう? だから、出来るだけ目立たないようにね。平凡でいたいんだよ、俺は。(一応、枝毛には気を使ってるんだけど。と、今度は腰のポーチから小さな小瓶を取り出して見せる。小瓶の中には煌々と輝く星を浮かべたかのような液体が浮かぶ液体が揺れていた。)君ンとこの染料も魅力的で、普段はよく利用させてもらってんだけどね。…コイツを作って欲しいんだ。特別な薬なんだが残り少なくてね。それと、色も種類が欲しいな。(其れは塗れば即座に髪が染まっていく無臭の魔法薬。被る様にして塗れば僅か2,3秒で青年の腰まで届く髪を染め上げてしまう程の強力な薬だ。副作用として、本来の色素を若干失わせてしまうというものがあるが…すでに真っ白な青年の髪には関係ないのだろう。)この薬の伝わる場所は…妖精の国の奥地でね。向こうでも希少種なんだが。 [Thu 25 Feb 2010 19:06:50]
ヘカテ@P.C農場 > (薔薇園の今の旬はデリーラだ。進むごとに華やかなグラマラスピンクが変わッた紳士淑女を迎えてくれる。女はケラケラ快活に笑いながら、仕草だけ上品めかせて扇を唇に当てがッて、)ヤだネ、脅しをかけてくれるじゃぁないサ。ウチの自家製ローズティーが本職に及ぶモンかエ。憎らしい事を言ッてくれるッたら、この兄さんは、(言いながら脚を止めた青年に合わせて彼の正面にヒタリと留まる。奇妙な動作をしてみせる彼の一部始終を じィッと瞳を眇めて見守ろう。登場と同じく鮮やかなマジック=ショゥに女の柳眉が片方だけ跳ね上がる。燃えるヨな色彩の猫眼がスィと彼の眼を真ッ直ぐ射ンと、)ふゥン? 味な演出をしてくれるじゃァないか。何だいコレ染めてンのかい、綺麗な髪が勿体ない。枝毛出来たらどうすンのサ、(若いウチから髪の毛傷める真似するンじゃないヨとばかりに、化粧品会社社長らしい感想ひとつ。優美な動きで腕を組ンで薔薇園の壁へ物憂げに凭れかかる。) ――じゃァ、仕入れたいモノッてのァその染料でイイのかえ? 何ならアタインところで同じ色に調合してもいいけど…、土地ぁドコで染めたモンだい? [Thu 25 Feb 2010 19:01:59]
キーン > (そういえば、彼女はキリバナだったか。キリバナという種族の知り合いは不幸な事に一人もいなかった。荷物を社員の娘達に預け、「頼むよ」と軽く挨拶。そして、彼女等の御輿をお借りする謝罪を一つ。)用意したお茶は後で頂かせていただくよ。これでも、喫茶店のマスターだ。味には煩いんで、よろしくね。と、いっても、君等の麗しの社長程じゃぁないと思うが。(ジョークを一つ娘達に告げてから、ヘカテを連れ立ってほんの少し離れる。)まずは、是を見てもらえるかな?(ヘカテの手を引くのとは反対の手で己の髪を摘んでみせる。それは見事なオレンジブラウン。若干、明る過ぎるほどの色合いの其れ。明らかに、染められたものだった。更に、一房を掴み、腰に下げていた水筒へと。)――シュワ。(色があっさりと落ち、真っ白い絹糸の如き真の色が現れる。) [Thu 25 Feb 2010 18:49:46]
ヘカテ@P.C農場 > (蒼ずくめの女は両手を腰に当て、肉感的な腿をさらけ出して脚を斜めに。無意識のモデル立ち。深紅の猫眼が風変わりなお客人を興味深げに、頭ッから爪先までの一通りを眺めてく。関心を現すヨに頭上の蒼薔薇がゆッたり8分咲きに開いては閉じる。こりゃぁモノ好きな紳士も居たモンだエ。ふンふンと上下に軽く動いた白い顎は一瞬停止して、次の瞬間、パぁッと笑顔に切り替わろう。) あッはッはッ!違いないネぃ! お転婆たぁこりゃぁ良く言ッた方さネ、お客人!こりゃぁドレスアップして悪評を退けなくっちゃァいけなかッたところだネぇ? ――ネぇ、ハニー共ぃ!(きゃはははは。明るい笑い声が響き、娘達が立ちあがッて自分たちの汚れを払いながら、ある娘はキーン=フィックス青年に手を貸そうとし、ある者はお茶の用意をしに台所へ向かい、ある者は彼らを農場内の庭園へと誘おうとするだろう。) ま、アタイもこの界隈じゃぁ新参でネ。知り合いらしい知り合いも居ないンだ、お互いサマよ、気にしネぇ。ミスタ=フィックス、(と、青年の差し出す腕に気付いて扇の動きを止めて。女は目配せで娘達を遠ざけようか。剥き出しの肩を真ッ青なグラマラスカールで包むヨに竦めて、流し眼の動きで薔薇園の方へ誘わンと。雰囲気に乗ッかッてスルリと手を青年の腕に軽く絡めン。薔薇の香りが強くなろうか。上目にクスリ、微笑みかけて、) ま、難しい話ぁ、ココじゃぁ何だネ。旦那みたいにご立派な紳士が、一介の化粧品会社に何をお望みだい? [Thu 25 Feb 2010 18:41:46]
キーン > ハハッ。やっぱり、登場シーンってのは格好つけないとね。(片目を茶化すように閉じてヘカテの立ち上がる様子を眺めながら一歩下がる。)村で聞いていた通りの御転婆姫だったおかげですぐにわかったよ。先程の騒ぎも拝見させてもらった。(背負った荷物を地面に置き、姿勢を崩す。ただ、風の中に立つ柳のように自然体で。)俺の名はキーン。キーン=フィックス。商業地区で小さな喫茶店を開いてるモンさ。あまり流行っちゃいないんで、その可憐な耳にゃ届いちゃいないだろうけど。(鼻腔に届く芳しき薔薇の芳香が届く。胸一杯に吸い込みたくなるような衝動を抑えつつ礼を一つ。)ちょっとばかし、君にお願いがあってね。個人的に仕入れたいモノがあるんだ。この島じゃ市場に出ちゃいないもんで、こうして直接訪ねさせてもらったんだ。(ス、と片手を差し出す。エスコートの合図。あまり離れるつもりはないが、出来れば二人っきりで話がしたい故に。) [Thu 25 Feb 2010 18:28:31]
ヘカテ@P.C農場 > のわぁ!? ビクッたぁ―――!! て、ちょぃちょぃちょぃちょぃ、なかなか粋な登場じゃぁないかエ、おあ兄さんヨ!(ぎょッと目ン玉見開いてガキン子のヨな絶叫したは一瞬ヨ。ひらンとスカート翻して立ち上がろうか、お客人。ススを軽くはたいて孔雀扇をパッと広げれば、口元にかざし挑戦的な微笑で、豊かな胸を強調するよに仁王立ちを。)はッはァ! アンタみたいな行儀のイイ紳士がアタイの名前をご存じたぁ光栄だ。おうサ、このアタイがペルセフォネーの頭(てッぺン)、いかにもヘカテ=ダンドリアンローズさネ! (くるくるパチン。扇を軽やかに旋回させて閉じればヒタッとお客に付き付けて。その場で長身を一回転させれば挑発的な雰囲気から一転、優雅なポォズでドレスの裾を広げて会釈せン。ふンわり広がる薔薇の芳香。) ――サテも、ようこそお客人。女神の庭へ。旦那ぁ何をお探しでござンすかエ? [Thu 25 Feb 2010 18:20:52]
ヘカテ@P.C農場 > ンー……、どうするヨ? 3月からの新製品……、(ゴロ寝しながらそもそもの問題を問いかけると娘達からも生返事。あぁラ、もぅダルッダル。寝息がどッからか聞こえてくるし、社員の中でも一番小さいのとか本格的に寝てやぁしないかえ?女はゴロンと寝返り打ッてうつ伏せに両肘立てて、今までの社品を地面になぞッて書いてみる。2月でお終めぇなのがミルククリーム全般で。トリートメントと日焼け止めは夏と秋にやッただろ。限定商品も考えなきゃぁいけねぇが、アイカラーやグロスにも春の新色が欲しいねぇ。ハーブもそろそろ刈り入れ時期なのがあッたッけか。あァン、そういや、商業区に発注してあるミルフィオリケースも取りに行かなきゃぁ。ソレに何を造るにも肝心な調合分量がおざなりなデキじゃぁ頂けないネ。さッきのボッファは自分の研究費内で収まる失敗だからいいけれど、本格的な社品の調合でポカやるワケにゃぁいかないヨ。ペルセフォネー=コーポレーションの商品らしく、優雅に、煌びやかに、滑らかに。肌になじンで使い心地良く、ニキビや吹き出物が出来にくく。やるこた一杯で顔が緩ンできちまうヨ。太陽の光を一杯に浴びて、精一杯好きな事に打ちこめて、毎日毎日朝から晩まで思いッきり働けて。)はー…、幸せだぁね…、ぇ…?(思わず呟きかけた所で、回りが妙な沈黙に包まれてるのが分かッた。薔薇の娘達が怪訝そな顔でこッち見てる。蒼い女はしどけないポォズのまンま、ひょいと顔を上げたら、こりゃま。)(きょとンとした顔つき。一瞬の、静寂、) [Thu 25 Feb 2010 18:18:24]
キーン > (ひょい、と地面に寝転がるヘカテの顔を覗き込むようにして現れたのは、季節外れの麦藁帽子を被った青年。鼻眼鏡をの奥の青瞳は好奇心に満ちている。)ご休憩中に失礼。ペルセフォネー=コーポレーション代表取締役兼社長…ヘカテ=ダンドリアンローズさんで間違いないかな?(にっこりと微笑んでみせる。風に飛ばされぬように麦藁帽子を抑え、毀れる茶髪が風に靡いた。) [Thu 25 Feb 2010 18:07:22]
お知らせ > キーンさんが入室されました。 『やれやれ、美を司る女神様がトンだじゃじゃ馬娘だっとはね。』 [Thu 25 Feb 2010 18:03:43]
ヘカテ@P.C農場 > んンぁー…! 今日はこのままお昼寝コォスだわネ…、…ぅおォーい、ハニー共ぃ、休憩だヨ!(他の作業場内に残ッてる社員に大声で叫びながら大きく伸び。ハタから見りゃぁ締まりがないッたらありゃぁしないが、コレでいッちょ指示+欠伸の連携。女は合理的なのが一番モテるのサ。片肘をクルリ組み立てて頬杖つくッて頬ッぺた乗せる。見れば女の指令を待つまでもなく薔薇の娘達も思い思いの格好で冬草の上に寝そべッている。どの顔も負けずに樹液とススで真ッ黒だし、P.C公式制服である所のフラメンコドレスは前記のとおりの焦げまみれだ。ソレでも娘達の顔つきを輝かせているのは、心の底からの華やかな笑顔のせいだ。血色のいい頬と額。瑞々しい唇が惜しげなく笑みを象る。二人で寝転ンで首を伸ばせば、逆さまにお互いの笑い顔が映る。ソレが面白くッてまた笑う。クスクスけたけた。別の娘から別の娘へ笑顔は連鎖して止まらない。)(女は薔薇の娘達を愛おしそうに見つめて、ぱタンと肘を地面へ倒す。地面にしなだれかかるヨな格好で眼ェ閉じて。)(うゥン、そよそよ戦ぐ涼しい風が気持ちいい。普通のキリバナなら越冬に身心縮む季節でもペルセフォネーの乙女達ゃ、みぃンな故郷で改良された薔薇娘達ヨ。人様の都合で色ンなモンと掛け合わされて、人様の都合でワケの分からン研究されて、若い身体ぁイジられて。呪われた生まれぁ好きじゃぁないがこういう時は感謝したくもなるモンサ。冬を全身で感じられる花なンざそうそう居ないだろ? 粋だぁねぇ、) [Thu 25 Feb 2010 17:55:42]
ヘカテ@P.C農場 > (ぷゥと頬ぺた膨らませて睨めッこしたのは一瞬の間。弾けるヨな哄笑が農場を揺るがさン。「ヤだもゥ」笑いすぎて涙目を抑える娘。「本当ォ、ドジだし」呆れたそぶりで片手をヒラヒラ降る娘。焦げたの焼けたの自分らのドレスの汚れを差してキャッキャッ手を叩いて笑い合う。ペルセフォネーの乙女達は今日も底抜けに根が明るい。このヴェイトス大陸に置いちゃぁ天下は太平、世は総て事もなしたぁ口が裂けても言えないが、薔薇の娘達の生まれついた気性は大抵のことじゃぁ枯れッこない。社長のヘマは今に始まッたこッちゃぁ無し、今日びそンな小事で目ン玉釣り上げる狭小な性根の女ぁ居やしない。新商品を開発するときにゃ必ずヤるンだ、この手のお約束。)(蒼い女は胸を大きく揺らしてケタケタ笑いながら、ゴロンと大きく大の字に転がる。指先の剥げた黒レェスの手の平を柳眉の上に水平に。お天道さまを見上げりゃぁ女の眼より赤い光が山の向こうに沈ンでく。自然色の赤と人工的な紅は混じりあッてお互いの色彩を高めながら1つの色に溶けて行く。仰向けの女はネコのヨに眼ェを細めて、冬の夕暮れを見送ッてく。乾いた草のいい匂い。冬咲きの寒薔薇の園が製品工場の向こうに見える。そろそろ初春の花が蕾を付け始めるころだ。はァ、冬も終わりだねぇ、) [Thu 25 Feb 2010 17:43:34]
ヘカテ@P.C農場 > (女は最後尾から飛び出してきて大股に進み出し、ヘタッ込む小娘達の中央にドカッと豪快にあぐらを組む。ドレスがめくれて股ッくらがスウスウして、お世辞にも上品な姿勢たァ言えやしないけどコレがスカァトを捌ける醍醐味ッてぇモンさネ。男連中にゃこの清々しさは一生涯分かるめぇ。)(脂の乗ッた白い腿が真ッ赤な夕日をキラキラ弾く。女は片膝を立てて扇をクルンと翻し、口元でケフンと咳をひとつ。とたンに喉を仰け反らせてケラッケラ笑い出さン。同時にあッちこッちで「ぷッ」と吹き出す気配。娘ッ子らが堪え切れずに笑い出す。) あッはッはッ! あ−、ヤッちまッたネぃ! ヤぁだネーもゥ、だぁから煮込むときに加えるオリーブ油の配合には、さンざ気ぃ付けろぃッてぇ言ッたじゃァないサ! 誰だぇ今の失敗はぁ、誰の責任だッてンだぃ、あぁン!?(パン と扇で地面を叩いてぐるりを見回せば、結い髪の先ッぽやフリルの裾を黒焦げにした小娘達が含み笑いで顔と顔を突き合わせン。示し合わせたヨに全員でピッと指差す。『姐さンでしょ!?』) おゥサ、何を隠そうこのアタイヨ! いや−イケると思ッたンだけどネぃ、はッはッはッ!! あン!? [Thu 25 Feb 2010 17:32:38]
ヘカテ@P.C農場 > ェほッ…! ンあ――、この調合絶ッ対ヤると思ッたネぇ――、退避ィ―――ッッ!!(ちょッとした遊び心からエマージェンシーに発展する事もあるッてェ話ヨ。例えば今ン日この日のペルセフォネー=コーポレーション商品製造工場の場合はこういう成り行きだ。すなわち絹を裂くヨな女の絶叫がしたかと思うと工場の扉ブチ開けて、色取りどりのフラメンコドレス姿と華やかな悲鳴とが一斉に転げ出てきたモンだ。輝く赤、紫、オレンジに黄色、緑に白、それに金のレェスとフリンジ。ヒラヒラ舞うフリルの裾。きャぁきャぁ挙がる高い歓声。沈みつつあるお天道さンの下に満ちる薔薇の芳香は、生命力に溢れたうら若い娘ッ子らが咳き込むたンびに強くなる。)(そのとき出口でパッと花開くのはひときわ真ッ蒼なドレスの裾だ。フリンジを大胆に捲りあげ、派手な黒煙のモウモウ上がる製造所のドアを自慢の脚で蹴ッ飛ばす。タァン! とピンヒィルの音も高らかに大地に着地を決めた長身の女の頬ッぺたはススだらけだ。髪に咲いた蒼薔薇を呼吸と一緒に大きく開閉させながら、纏わりつく煙ッカスを先ッちょの焦げた孔雀扇で追ッぱらう。) [Thu 25 Feb 2010 17:20:48]
お知らせ > ヘカテ@P.C農場さんが入室されました。 『(ボッフアァ―――、)』 [Thu 25 Feb 2010 17:11:20]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『 ☆7を贈呈 』 [Fri 19 Feb 2010 04:47:24]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( *失礼しました…! )』 [Fri 19 Feb 2010 04:46:39]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( そうして、山荘で起きた惨劇の正体も、概ね察することになる。 )』 [Fri 19 Feb 2010 03:05:54]
園内一花 > ( …ああ、生きている。 良かった。   ―――良かった、そう安堵するはずの感覚は、けれど陰鬱に、重たくなってしまう。   …命が助かっただけ。 この子の自我が修復されるのに、一体どれくらいの時間がかかるだろう。 …それを、あの決して豊かとかいえない村の家族は、受け入れられるのだろうか。 )   …ごめんなさい。 遅くなりました。   ( …後で、六合の影響下におくか、祓い清めてみよう。 …けれどここにはもう あの気配 を感じない。 ただ穢されているというだけで、そうしたものは霧散してしまった。 …追い払えたのかもしれないが、大元は無傷だろう。 私が死んでも六合に何ら影響はないのと同じ。 淀みを消せたのかどうかも分からない… 手応えはなかったし、おそらく引っ込めただけ。 またすぐどこかに、あの淀みは顔を出す。 淀む要素なり条件なりを、断てたわけじゃない。 )   …帰りましょう。   ( 息を整えて、少女の身体を担ぎ上げる。 …あのまま玩具にされるよりは、良かったはずだ。 …そう言い聞かせるけれど、その子が少しだけ自分の娘と重なって、とてもそんな風には思えなかった。   …まだマシ。 でもだからどうしたと。 こんなのは不条理だ。 理不尽だ。   ―――許せない。   )   ―――ッ!   ( 今、ここにあれの気配はないけれど。 …六合をおさめた今、より流され易くなっている感情に頭を振った。 ) [Fri 19 Feb 2010 03:04:07]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 ☆3を贈呈 』 [Fri 19 Feb 2010 02:52:54]
マガツヒ > ( ぐったりと脱力する少女の顔は幸せそうに微笑んでいて、口元から薄く涎を垂らしながら何処か虚ろに宙を見ている。 其処からは不穏な気配も悪意も感じられないが、幾ら呼びかけてもうわごとの様な噛み合わない言葉しか返ってこないだろう。 その容姿も聞いていたものとは随分と食い違っていて、件の少女であるかすら判断できない。 面影くらいは残っているかもしれないが。 ) ( 私は 今 とても 自由で 幸せで ただ 何故だか 少し 悲しくて 寂しくて それが 真理なのだと まがつひは言っている ) ( あとはそう繰り返すばかりで。 ) [Fri 19 Feb 2010 02:52:33]
園内一花 > ( こんなせめぎ会いの対象にされては、少女の身にどんな影響が残るか分からないが… だとしても、回収できるのが亡骸だとしても、あのまま憑かれているよりは良いだろう。 しかし――― どこかで爆ぜてしまうか、それとも呆気なく樹木に激突して、頭部のひしゃげた身体が残されるか。 それでも動きそうだけれど… 何にせよ、良くないことしか考えられない。 人間一人をよりしろに招くことができる力は小さく、六合もその影響力を弱めているが… 対消滅のようなことになっていたのだろうか。 ―――戯れるような言葉を残して、少女の身体が転がった? )   ―――っは… はぁッ… はぁ…!   ( 諦めかけていた足をもう少しだけ動かして、投げ出された少女の身体に歩み寄る。 ―――もう、突然飛び起きて襲われるのではないか、といった不安はない。 …ささやかな警戒心があるだけで。 ) [Fri 19 Feb 2010 02:41:47]
マガツヒ > ( ちりちりと焦げ落ちて小さくなっていくのを観測しながら禍津卑は次第に影響力を失っていった。 消滅するか依り代を置いていくか選択をするのなら、霧散して娘の身体を置いていく方が合理的な判断だろう。 もう十分に観測したし、今日は十分な禍つ日だった。 ) 娯し愉し也 禍ツ日 往向う其哉 ( とある瞬間、そんな言葉を残して突然娘の身体が地に投げ出された。 不可視の何かが霧散して、それっきり静寂が訪れる。 ) ( 禍津卑は去った。 ) [Fri 19 Feb 2010 02:33:50]
園内一花 > ( 禍つ日に見舞われても、身に覚えのない、元になるもののない意識は芽生えないのかもしれない。 むしろ素地があればそこが真っ先に影響を受けるのは当然。 だから落ち着けと念じても、抱く感情の方向性が捻じ曲げられていると、立ち直ることはできなかった。 術者が過度な運動を要求されているせいもある。 六合は揺れ、押され始めている。 …その本質に干渉できるとは思わないし、望まない。 世界がかくあるためには 『それ』 も必要。 しかし、ほんの僅かな顕現でも、暗黒街で、そこの山荘で 「理不尽に」 人が命を落とした。 それは対処しなければならない例外だ。 )   …え? ぅっ…   ( 想像してしまったような段差や崖はなく、少女の背がまた遠ざかる。 やはり異様に素早く、一度強引に止めた足で追うのは困難だった。 神職としては規格外でないかというほど鍛えられてはいても、その体力は人間を越えていない。 獣の素早さに合わせていては、いずれスタミナが尽きる。 早く、早く、早くと焦れば焦るほど… ―――さっきのは気の迷いだったが、次は? という不安に襲われる。 )   ( こんな、がむしゃらに走ってしまって元の場所に帰れるだろうか。 目の前の少女に集中しているけれど、原生生物に襲われるようなことはないだろうか…   力尽きる前に、これが最後と、闇雲に追うペースを上げた。 )   …待てッ! [Fri 19 Feb 2010 02:19:05]
マガツヒ > ( 禍津卑にとって少女が一人消えるとか、数人の人の生き死にとか、そういうものは大した問題ではない。 それによって齎されるのがマガツヒなのだから、土を踏み歩けば重みで僅か地面が経込むくらいに当たり前の事。 その予測不能な偶発を人が「不幸」とか「理不尽」とか呼ぶから禍津卑足り得るのだ。 いま、まさに、そうであるように。 ) ( この鬼ごっこは負けるかもしれない。 この観測者は思いのほか賢く強く、この欠片は滅ぼされるかもしれない。 それを怯えたり怖がったりという感覚は禍津卑にはない。 全体から言えばこの禍津卑は丼の中の米粒一つ程度のもので、消えたからと言ってこれといって大きく揺らぐ事もなく。 実際、この肉体は分かり易い器ではあるが、本質とは関係のない物。 むしろ先程から六合で削り殺がれているものの方が禍津卑の本質。 広げようとしていたものが裾からじわじわと焼き切られているようなものだ。 ) ( 観測者が躊躇った。 ) ( するりと白い裸体はその手をすり抜けて、奥へ、奥へ、奥へ。 ) [Fri 19 Feb 2010 02:01:28]
園内一花 > ( しかし害意こそないものの、今一人の少女を取り合っている現実は変わらない。 どちらが得るかは勝ち負けとも取れるだろう。 意識の上では、本来あるべき場所に戻すのだと言い聞かせていても、相対するとはそういうことだ。 …正しく認識し、のまれることに少なくとも抗うことができ、それでいて今日この時を禍つ日にする程度が低くても。 意識を歪められると、自分のやましいところが見えてくる。 上辺のように整えられていない矛盾が顔を出す。 …そうさせられる原因を知り、理性的に対処できても 『身に覚えがある』 のはどうしようもない。 あるいは全力で滅ぼしにいくことができる精神を持っていれば脅威足りえたのかもしれないが。 …力不足だ。 よろこばれてしまう程度には。 )   …っく!   ( 祓え。 手遅れになる前に――― でも、敵対してしまって良い相手ではない。 けれどここで行かせたら。 ―――迷いは六合の顕現を阻み、均衡は崩れないどころか、舞い上がる花弁や花畑がその輝きを減らした。 )   …待って、待ちなさい! あなたは人間―――   ( 待ってください。 連れて行かないで。 その子は人間だから。 あなたではないから。 …六合が光源になり、木々の間を駆けることに困難はない。 少女も異様に身軽に見えるけれど… 距離は縮まり、白い背で揺れる髪が見える。 もう少し。 あと、少し――― )   ―――ッ!   ( 肩でも腕でもこの際髪でも。 どこか掴もうと腕を伸ばし――― )   ( 誘 わ れ て る !? )   ( 禍つ日に、躊躇った。 ) [Fri 19 Feb 2010 01:42:57]
マガツヒ > ( ある意味、園内一花は貴重な観測者だ。 元来「それ」のようなものは、認識されればされる程、実在を肯定されればされる程その影響力を強める。 そう単純なものではないが、非常に端的な表現をするなら禍津卑はよろこんで・・・・・居た。 一人遊びをしていたらそれを見ている人がいて、どうせなら長く、一緒に、戯れようという感覚。 この「長く」が1年だか、10年だか、子子孫孫にまで引き継ぐ先だか、興味が続く限り。 一緒に遊んではいけない。 近付き過ぎてはいけない。 殺してしまってはいけない。 永遠に続く鬼ごっこが望ましい。 ) 此方也 此方也 御出で為嘶 ( 足音は奥へ奥へ、木々の立ち並ぶ道無き闇の奥へたたたと駆けて行く。 黒く靡く長い髪と、真っ白な幼い肢体が遠目に見えるかもしれないが、それは獣のように速く、ふわりと舞った。 ) [Fri 19 Feb 2010 01:23:01]
園内一花 > ( 祓いはしない。 平定させて、荒ぶるものがなくなれば、六合が干渉できるものはない。 園内一花も六合を身の内に招くことで、鎮められ、六合の顕現を維持するのにより最適化されていく。 ―――しかし。 園内一花の本質は臆病だ。 争いを哀しむ気持ちが本物なら、そのようなことが起きて欲しくはないから敵になりそうなもの全てを滅ぼさなければ安心など得られないという気持ちも本物。 …禍つ日にそのような部分が感化されてしまうと、意識は乱れ、六合の維持そのものに支障が出る。 …まだ、跳ね除けられる。 それが人間としては驚異的なことかもしれないが、依り代を得たためか、発せられる言葉に怯んでしまうのか、この場に働きかける法則を塗り潰し、主導権を握ることはできない。 )   ―――あなたはそれに捧げられた供物ではないから。   ( その子はあなたに捧げた供物ではありません。 いなくなった子は、これほど声の幼い年代だっただろうか。 …やはりもう――― 思考の方向性が捻じ曲げられる中、予想に反した接触と相俟って、かける声は微かに震えてしまう。 …しかしこの程度なら、鎮めるよりも祓った方が手っ取り早いかもしれない。 躊躇う一瞬に、気配が遠ざかろうとした。 )   ―――待って!   ( どういうわけか憑いているのなら尚更、放置はできない。 後ずさるのが現実の肉体ならば… 先ずは追って、捉えよう。 圧し掛かる闇と舞い上がる花弁が鬩ぎ合う中、淡く輝く花畑を、林の奥へ向かって駆け出した。 ) [Fri 19 Feb 2010 01:04:21]
マガツヒ > ( マガツヒは感染する。 視線や言葉や誤解や妄想によって無限に、何処にでも、人が連鎖する限り。 マガツヒがヒトを観測し、ヒトがマガツヒを感じるのだから根絶する方法が唯一あるとすれば、共に消え去る事だけだろう。 どうにか、上手く、共生せざるを得ないものだ。 負というものと。 ) 畏ね哉、祟る其? 此は禍津日也哉。 ( いねや、たたるぞ? ここはまがつひなるぞ。 か細く幽玄とした、幼子のような声が闇の向こうから届く。 何処か発音が不自然な、まるで言葉に似せて音を立てるようなぎこちなさ。 そも、詞(コトバ)を話すような代物ではないのだから仕方が無いといえば仕方が無いこと。 むしろこの類の物がこれだけ人間のコミュニケーションに歩み寄ってみせる方が稀な事だろう。 ) ( 気配が後ずさる。 まるで姿を見られたくないかのように、林の奥へ奥へと遠ざかっていく。 ) [Fri 19 Feb 2010 00:41:58]
園内一花 > ( ―――ここで接触できたのは、『連れ去られた子』 という目印があったからだ。 山荘から、近隣の村と、今回その距離は短かったけれど、次どこに現れるかは分からない。 『何か』 が招いている可能性もあるが、海を隔てた異国でもおかしくはないのだから。 …決して討ち滅ぼせる相手ではないし、それを望まないとしても、ここに淀むものには、それが一線を越えることだと示さなければならない。 既に淀み始めたものが、自然に霧散することも期待できないのだから。 …世界が変わらない限り。 )   ―――ッ! たかあm…  ( 人の身に許された範囲と、世界に許された範囲で、相反する法則が働きかける程度を上げる。 …禍の圧力を正確に感知してしまうだけに、その規模に怯んで、祓う言葉を口にしかけた。 害を成すものに、害意を持たずに接するのは難しい。 それが不安感を煽るのなら尚更。 )   …その子を、返してもらいます。 人の世に、それは過ぎることだから。   ( 言葉は意味を成さないが、目的を見失うなと声を上げた。 …一人で、持ち堪えられるのか。 のまれてその子の二の舞になりはしないか。 幼い同僚も、経験年数は自分より上だったかもしれない。 その子が敗れた相手に太刀打ちできるのか――― 押し寄せる不信感が式神を揺るがせる。 )   ―――ッ!?   ( 確かに聞こえた、現実の音としての声。 …誰が発しているのか想像に難くない。 動揺と戦いながら、声をかける。 )   …あなたを迎えに来ました。 帰りましょう? 皆、心配しています。 話を聞かせてください。   ( ここを出たら、聞くから。 その子と一緒に、出て行くから。 …淡く輝く幻の花畑は、その花弁を飛ばされ枯れ落ちても、一本枯れる間に次が顔を出す。 善悪ではなく、勢いづくものに安定を。 ) [Fri 19 Feb 2010 00:23:22]
マガツヒ > ( 何処かの国の言葉に「花婿に死が迫るA NA TE MA RA NA TA」という呪詛がある。 本当に恐ろしいのは、目の届かない所で知らぬ間に手遅れになってしまう事かも知れない。 禍津卑は最初彼方を観測していなかったが、彼方は首を突っ込んだ。 彼方が此処を訪れなければ今この場所に禍津卑は発生しなかったし、誰の不安も恐怖の苦痛も怒りも妄念も存在しなければ、そもそも禍津卑など在り得ないものだ。 ) ( 彼方が悪いわけではない。 ただ、そういうものだ。 ヒトである限り。 ) ( ざわざわと大きな風が吹いて木々を揺らす。 頭上の群雲は渦巻き、彼方にだけは今この場が不自然な規模で禍に覆われている事がわかるだろう。 凝視されているからだ。 彼方が。 ) ―――誰や誰ぞ 我名を知らで 呼ぶ人は 居憑くの誰や こゝは禍深也ぞ――― ( 確かに声がした。 ) [Thu 18 Feb 2010 23:59:10]
園内一花 > ( ―――感じ取り、理解する。 名乗りは無意味、求めることも無意味。 礼のなんのという概念は必要なく通用しない。 姿勢として失っていけないものではあるが。 …これは現象だ。 普遍的に世界を覆うものだけれど、それだけに淀みと相対するのも珍しい。 そういったものを式神としている分、馴染み深い感覚ではあるが… 厄介な相手、いや 『状態』 か。 『不興を買う』 といったことも考え難いけれど、下手に干渉して、関心を引くというか異物を排除するような仕組みに取り込まれてはただでは済まない。 )   ―――。   ( 清められた身一つで割って入り、求める人影を探しながら思う。 …ここに身体はあったとして、連れ去られた子はもう手遅れだろう。 では、相手が悪い。 早々に引き上げてハラエの判断を仰ぐべきだ。 ―――下手に干渉して、呪いを受ければ自分はともかく家族が危うい。 …夫だか妻だか、伴侶がついているのだから大丈夫と思うけれど、今ここに自分がいるように、一分の隙もなく守れるわけではないのだし、人の子のことなんて。 今、大丈夫だろうか――― ちゃんと寝ているだろうか。 二人の子ども隣に、あの人はちゃんと付いていてくれているだろうか。 そういえば、妙にあっさりと送り出してくれたような気がする。 それに今朝、草履の鼻緒が――― いや。 いや! )   ( …のまれた。 察して、強く頭を振った。 ここに淀んでいるのは、密度が高いとはいえ園内一花に抗えないほどではない。 )   っ! …六合。   ( 祓おうという祝詞ではなく。 『リクゴウ』 …おそらくここに満ちる 『それ』 とは対をなす、調和を司る神の名を呼ばわった。 『それ』 と同様、意思を持つ個体ではない。 法則に近い存在への門を開く。 木々の中、闇を侵食するように、淡く輝く幻の花畑が芽を吹き始める。 ) [Thu 18 Feb 2010 23:44:50]
マガツヒ > ( 禍つ日である ) [Thu 18 Feb 2010 23:16:27]
畦道 > ( 暗闇の向こうで誰かが彼方を観測している。 恐らく彼方にはそれがどういったものなのか、どういう意図で存在し、どういう由来のものなのかまで理解できるだろう。 ただ、正確にそれを表現するべき言葉はまだこの世には存在しないし、わかるのなら尚更、「それ」が非常に対話の困難な代物だと言う事も理解出来る筈だ。 海や、雲や、山や、月は、呼びかけても非常に難解で抽象的な返答しかしないものだ。 ) ( 同時にそれが「それ」全体ではない事も理解できる。 「それ」は概念とか現象とかそういうものの類で、ヒトが居る限り必ず何処にでも存在するもの。 今目の前の闇の向こうに坐すのは、その、欠片程の、米粒程の、ごく一部に過ぎない。 ) ( あちこちでかさかさと音がする。 「それ」が闇の向こうの何処に居るか、ではない。 今、此処が、「それ」そのもの。 ) [Thu 18 Feb 2010 23:15:57]
園内一花 > ( ―――ミコミコの思想は… 一概に言えるものではないけれど、園内一花が属するところでは折り合いを付けることに重点を置いている。 侵してはならないものもあるだろうし、人にとってどれほど有害でも滅ぼし尽くしてしまってはおそらく世界が破綻する。 仕組みの中に、真に不要のものなどなく、害があるのならそれを避ける条件を見つけようと――― そうして避けられるという考え方が、もう征服するということなのかもしれないけれど。 )   ( ランプを掲げ、林に辿り着いた。 ―――声を聞いた気がして、礼をする。 …非礼をお赦しください。 ―――ですがお互い様でしょう? すぐに顔を上げて、闇を仰ぐ。 )   ( その気配に覚えはないけれど、三度目の当たりにした周囲の空気は、追っているものと知れるだろうか? …これが自我を持った単一の神であるのか。 あるいは、何かの片鱗が顔をのぞかせているだけなのか。 対話が成立するものか、あるいは現象か。 …ランプを巡らせ、人影を探した。 ) [Thu 18 Feb 2010 23:03:01]
畦道 > ( 人間というのは何処か勘違いしたもので、一つ知ればもう一つ、もう一つ知ればもう一つ、全てを知り尽くし征服したがるもののようだ。 そうである事が当然なのか、義務のように思えるのか、兎に角、知らない物を無くそうとでもいうのか、全て知りたがるし、もう実際の所大抵の事は知っていると思っているフシがある。 ) ( だから無闇に林に分け入り、闇を侵し、ありもしないものに勝手に想像を働かせて不安になったりするのだ。 ) ( 誰や誰ぞ 我名を知らで 呼ぶ人は 居憑くの誰や こゝは禍深也ぞ ) ( 闇はひと際濃く、重く、濃厚な草の匂いと風で靡く音、何処かで蟲か小動物か何かが蠢く気配、そんなものに包まれている。 何処かに居る梟はいつの間にか黙り込んでしまった。 ただ風がごうごうと、木々を揺らし隙間を縫って音を立てている。 ) [Thu 18 Feb 2010 22:45:19]
園内一花 > ( 稀にある話だ。 理解も納得もできなくても、その子がいないという事実は揺るがない。 手を尽くして探しても亡骸さえ見つからず、生活に追われる中で、少しずつ気持ちの折り合いを付けていくしかない。 可能性は様々あるが、日々を営む人の限界。 …しかしときに、それら 『稀にある話』 が一線を越えることがある。 稀にあって良いものではない事が、起きてしまう。 …小さな人の身で解決はできないかもしれないが、せめて理由を知り、解明できないまでも避ける条件を見つけよう。 知恵を持った人間から、そうして呪い師が生まれ、少しずつ対処してきた。 )   ―――待って。   ( 柔らかく手綱を引いて、馬を止める。 傍目には勘としか言いようのないものだ。 五感で捉えることができる範囲にその痕跡はなく… しかし、そこに何かあると確信している。 …脇に吊るした薙刀を手に、馬を降りた。 …繋がずに、離しておく。 逃げる必要があるのなら逃げた方が良いし、そうでなければ後で回収できるだろう。 )   ………。   ( まだ、気配だけ。 しかし十分ともいえる。 一度気を入れて、小道を外れ、林へ向かって藪の中に踏み出した。 巫女の装束とはミスマッチな、革の靴がしっかりと枯草を踏み締める。 ) [Thu 18 Feb 2010 22:35:05]
畦道 > ( ある何でもない夜、少しだけ風が強いくらいの夜。 さしたる理由もなく子供が一人消えてしまう。 稀に、ある話だ。 ただ単に誰もその事情に気付いていなかっただけかもしれないし、はっきりとした犯人が思いのほかすぐ近くに居るのかもしれないし、案外大人が知らないだけで、上手い事何処か遠くで好きなように生きているのかもしれない。 神隠し、なんていう言葉もあるが、何だか都合良く正体のわからない物の所為にしているような、何処か現実逃避のような言葉だ。 ) ( 誰だって心の隅で少しはそう思っているだろう。 ) ( 林の向こうから覗く、奇妙な気配に気付きさえしなければ。 ) [Thu 18 Feb 2010 22:19:55]
園内一花 > ( ―――子どもがいなくなるというのは、他人事じゃない。 兄弟姉妹が何人いてもその子は一人。 娘だからまだ良いなどというのも、理解はできるが納得したくない感覚だった。 おそらくもう、無事ではいないかもしれないが… 連れ出された、というところに望みはある。 …あるんだと言い聞かせて。 母親には安請け合いできず非情なことも言ってきたけれど、意識はその怪異よりも、いなくなった少女の方に向けてしまっている。 もっとも、少女を追うことが怪異を追うことに繋がる状況だけれど。 )   ( …術者の識域で見渡す世界は彩りに満ちて、逆に識別困難になりかねない情報量を叩き付けてくる。 感じ取るということはそれだけ敏感になるということで、かつては霊障に悩まされもしたけれど、今ではメリットとリスクが等しくなる程度には制御できている。 それらにじっと目を凝らして、闇の先を見つめた。 )   ( ―――寂しい土地だ。 少なくとも常人の識域にはそう。 年頃の少女の感性にとっても、そうかもしれない。 …これが、ただの家出であればどれだけ良いか。 もちろん、それならそれで、生存は望み薄。 生きていたとして人買いの餌食が関の山だとしても。 ) [Thu 18 Feb 2010 22:09:22]
畦道 > ( 曇天の空の下、星灯りは畦道を照らさず、べったりと塗りたくったような暗闇だけが何処までも横たわっている。 背の低い家屋と痩せた畑ばかりの景色と、立ち入るべき場所ではないと見ればわかる様な、暗くて道の無い林が何処までも広がってる。 彩の無い乾いた景色。 音すら無い冬の夜の中で、梟の声だけがどこか遠くで響いていた。 それらしき姿は見えない。 林の奥に居るのだろう。 ) [Thu 18 Feb 2010 21:56:49]
園内一花 > ( 街灯などあるわけもなく、街の明かりも遠い野中の小道はどこまでも暗い。 それでも星明りがあればだいぶ違いそうだけれど、空には厚く雲がかかっていた。 頼りなく掲げられたランプが一つ、闇の中で装束の白を鮮やかに浮かび上がらせている。 ) [Thu 18 Feb 2010 21:53:40]
お知らせ > 畦道さんが入室されました。 『 ホウホウと梟が鳴いている 』 [Thu 18 Feb 2010 21:50:53]
園内一花 > ( しかし、家族が村人に声をかけて周辺を探したものの、死体は上がらなかった。 …奇妙ではあるけれど、その子がおらず、見つけられないという事実は揺るがない。 もう諦めようという段になってようやく、それでも諦めきれない母親が、胡散臭さの付き纏う余所者の呪術者に声をかけてくれたという次第。 …残念ながら、期待されたように占いで行方を知ることはできないのだけれど。 )   ( ―――その村から街道に通じる小道を、巫女装束の女が馬に乗り、ゆったりとした歩調で走らせている。 土地に詳しい村人が総出で探して見つけられなかったものを、余所者が馬で街道を流したところで見つけられるわけもないが。 …いなくなった少女の家にも、山荘と同じ瘴気が漂っていた。 山荘と同じく、そこに介入し穢した本体は、既に引っ込んでしまった後。 …なぜ今回に限って一家が殺害されずに済んだのかは分からない。 …けれど何らかの働きかけがあったのは確かで、その少女がいなくなったのは、そのためかもしれない。 ) [Thu 18 Feb 2010 21:47:45]
園内一花 > ( ―――惨劇の山荘からほど近い村で、女の子が一人行方不明になった。 どこかに行ったきり戻らないというのではなく、その日は確かにおやすみなさいとベッドに入り… しかし、翌朝には姿を消していたという。 風の強い夜で、安普請の家は始終音を立てていたのだろう。 人の出入りに気付いた家族はいなかった。 …その話を聞いたとき既に、家出ではないか、ということで話は落ち着こうとしていた。 ベッドに争ったような形跡はなく、人攫いがわざわざ押し入るとも思えない。 …ただ一つ、金品はもちろん、その子の上着や履物が残されていたというのが、奇妙なだけで。 …家族の勘違いでなければ、ベッドに入った着の身着のまま、冬の夜に家を出たことになる。 それはもう、家出というより自殺だろう。 ) [Thu 18 Feb 2010 21:35:32]
園内一花 > ( しばらく前に地方村の山荘で、宿主夫妻と宿泊客の全員が惨殺されるという事件が起きた。 それだけならば自警団… か、市内ではないので、騎士団か、無常その他の管轄になったかもしれないけれど。 殺害された宿泊客の中に陰陽寮 『ハラエ』 の構成員が含まれており、まだ幼いその子が祓いの儀式を行いながら死んだということで、園内一花は調査に派遣されていた。 …事件の発覚から遅れること数日。 さらに近隣の村で聞き込みを開始して数日。 事件についての新しい発見は未だなく、一度引き上げようかというところで、その話を耳にすることになる。 ) [Thu 18 Feb 2010 21:25:52]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( ―――村の女の子が消えたらしい。 )』 [Thu 18 Feb 2010 21:16:35]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( 暖炉の炎に、供養に積んだ品が暖かく照らされる。 )』 [Wed 17 Feb 2010 04:07:33]
園内一花 > ( ここで命を落とした者からの接触もなく、またこちらからも、その存在は捉えられなかった。 …この事態を受け入れ摂理に従ったのか、あるいは、喰われたか。 ) [Wed 17 Feb 2010 04:01:12]
園内一花 > ( 瘴気は祓い清めたが、この地に残された傷痕はそのままだ。 もはや何の影響力も持たないとしても、かつて穢されたという痕跡だけは残っている。 ここを訪れた時にはすでに、この場所を穢したものは、ここに留まっていなかった。 意思を持つ個体なのか、それとも園内一花の式のように、自然現象に近い何かが発生源から伸びる無数の枝葉の一つをここに覘かせたのか、それさえも分からないが。 世界の境界を突き破り顔を出した枝葉であれば、その傷痕から逆に探ることもできる。 あるいはこの場所が清められたことで、関心を引くかもしれない。 術者の識域で傷痕を見つめ、時を過ごす。 ) [Wed 17 Feb 2010 03:58:57]
園内一花 > ( 惨劇の中心となったリビングで、暖炉に薪をくべ。 巫女装束の女は、敷物の上に正座していた。 …目は柔らかく閉じて、その顔は眠っているように静かだけれど、背筋はぴんと伸びて揺るがない。 ) [Wed 17 Feb 2010 03:48:55]
園内一花 > ( ただ、それでもこれが霊的な干渉による被害であると確信するのは――― 初日に一晩睨み合っていたその瘴気に、覚えがあるからだ。 以前、暗黒街で。 何が起きたのかは分からないけれど、たくさんの命が散った通りがあった。 そこで起きた惨事が、その瘴気によるものか、あるいはその瘴気を招くために行われたものなのか、その時は分からなかったけれど。 …ここでもたくさんの命を失わせたものは、それと発生源を同じくするか、あるいはとても近いもののように感じられる。 ) [Wed 17 Feb 2010 03:46:16]
園内一花 > ( そしてもう一つ。 一切合財を奪われてはいないものの、宿泊客達の荷物や宿の調度品などが、確かに足りなくなっていた。 おそらく死者に対する後ろめたさがそうさせた結果。 これは後に山荘の異常に気付いた近隣の村の住民がした事と思われるけれど、鞄の容積と荷物の量が合っていないとか、下着類と比較して衣類の枚数が妙に少ないとか、ある程度の水準の宿に宿泊する以上、当然携帯しているはずの身分証が見つからないのもそう。 とても中途半端に、足りなくなっている。 …貴重品を納めるような梱包材が型抜きされたケースだけが見つかり、そこに一致する形の品が見つかっていないということもあり、そこに何らかの呪物が納められていた可能性も否定はできない。 …もちろん、これはやはり物取りの仕業で、瘴気が手の込んだ偽装、あるいは別口という可能性だってある。 ) [Wed 17 Feb 2010 03:38:02]
園内一花 > ( ただ、気になることはいくつか。 まず、犠牲者の中で最初に殺害されたと思われる一名は、他の者よりも早く殺されていたらしい。 というか… この、首に孔をあけられて死亡した一名については、自らそうしたのではないかという話があった。 二階の一室で発見された、コートを着たままの男。 その損傷は他のものより軽く、何かを抱き締めるような形に、血に汚れた腕が固まっていたという。 …この男の身元は不明。 宿帳の記録や、荷物の中に残された身分証や通行証を頼りに、宿泊客の素性も調べられているけれど、確認できていない者も、まだいる。 ) [Wed 17 Feb 2010 03:05:01]
園内一花 > ( …具体的な成果は、挙がっていなかった。 ハラエからの使いとして飛ばされた式が報せてくれたところでは、やはりここで命を落とした幼い同僚は、特に何かの任務を負っていたわけではないという。 宿主夫妻や居合わせた客、この山荘についても、ハラエが霊的な観点から特に注目するような部分は見られないということだった。 もちろん、同僚への指令について以外は、断言できることではないけれど。 しばらく滞在し、近隣の村で話を聞いた結果を加味しても同意見。 この土地や犠牲者が、特に呪術的な要素を持っていたとは考え難い。 ) [Wed 17 Feb 2010 02:48:47]
園内一花 > ( 何も延々とこもっているわけではない。 初日は瘴気の中に一晩身を置いて、何も起きず、ここがもう何らかの力の支配下にはないことを確認していたけれど、二日目には祓い清めてしまった。 あとは、日中は近隣の村に出向いて、この山荘のこと、宿主のこと、客のことや、その村のこと、変わった事がないかなどを、尋ねて回っている。 ただ、夜はこの山荘で過ごすというだけで。 ) [Wed 17 Feb 2010 02:41:05]
園内一花 > ( ―――幼い同僚がたった一人で、祓いの儀式を行いながら死亡した… 否、殺された、山荘。 他に宿主夫妻と、居合わせた客の全員が惨殺されるという惨劇の舞台になった山荘。 そこに寝泊りするようになって、一週間が過ぎた。 ) [Wed 17 Feb 2010 02:32:59]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( 惨劇の舞台となった山荘。 )』 [Wed 17 Feb 2010 02:29:44]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 ( そんなものは居ない。 )』 [Wed 10 Feb 2010 01:30:59]
マガツヒ > ( 闇の中で誰かが手招きした気がした。 ) [Wed 10 Feb 2010 01:30:50]
マガツヒ > ( このまままっすぐ歩いて行ったら何処に行けるんだろう。 それは現実的に考えて無謀で愚かで親不幸で、そんな事をしてどうなるという保証もない、出来もしないこと。 でも、ただこの二本の脚を前に前に交互に動かし続けるだけで出来てしまう事でもある。 やろうと思えば私はいつでもヴェイトス市に行けるのだ。 ただ、私自身や、家族や、村の人達がそれは出来ないという事にしているだけ。 ) ( それは何だか酷く馬鹿馬鹿しい事みたいに思えた。 この闇をひと晩歩けば、この道を自分で歩けば、何れ私はヴェイトス市に辿り着く。 それに意味があるかどうかなんて、どうでもいい事の様な気がした。 ) [Wed 10 Feb 2010 01:23:23]
マガツヒ > ( 私はわぁっと空を仰いだ。 何処までも見通せない闇を想像していた私は、星灯りの何処までも続く遠い地平の彼方をひたひたと歩きだす。 このまままっすぐに歩いて行ったら何処に行けるんだろう? 遠くでホウホウと梟が鳴いている。 村は静寂と暗闇が支配していて、歩いているのは私だけ。 誰一人外になど出てきやしないし、誰一人私を見咎めはしない。 私はひたひたと足音を殺してそこの花枯れた所で遊びまわり、灯りひとつない畦道を駆け抜け、立ち枯れた林の中にしばらくしゃがみ込んで、闇を横切ってふと十字路に佇んでみる。 民家の傍まで近付いてじっと中の様子を伺い、時に隙間から寝静まる人をじいっと見つめてみる。 ) [Wed 10 Feb 2010 01:16:21]
マガツヒ > ( 外の闇はあかるくて ) [Wed 10 Feb 2010 01:10:02]
マガツヒ >   [Wed 10 Feb 2010 01:09:47]
マガツヒ > ( だんっ、と突然何処かで音がして少し揺れた。 風で飛んできた何かが壁にでも当たったんだろうか? 暫く布団の中で耳を澄ませていると、今度はぎいい、と木が、扉が、軋る音。 …玄関だ。 うそ、本当に誰か入って来た? ) ( お父さん達が起きてくる気配はない。 こういう時は私なんかが様子を見に行くよりも真っ先に大人の誰か―――お父さんかお兄ちゃんか、若しくはお母さんかお婆ちゃんが見に行くものだ。 きっと私が行ったら「いいから寝ていろ」って怒られる。 ) ( 誰も起きてくる気配はない。 ) ( 誰かが居る気がするけれど、それはきっと気がするだけだ。 ) ( 何かがぶつかって扉が開いてしまったか、お父さん辺りが何かを思い出して少し外に出たか、私の気のせいか。 ) [Wed 10 Feb 2010 00:55:10]
マガツヒ > ( かたかた、かた、と遠くの窓枠が鳴っている。 まるで誰かがゆっくりとじっくりと時間をかけて、家の中に忍び込もうとしているみたいな音。 私はベッドの中に横になって、それが入ってくるのをじっと待つ。 どんな変化でも今のこの世界よりはずっと良いと思った。 こんな、退屈な、つまらない、どうしようもない、出口もない、延々と続く日々よりも悪くなる事なんてありえないと思った。 だから、外の暗闇の中を自由に這いまわっている何かがこの部屋に入ってくるなら、それはそれで。 あなたはだれ? 仲良くしよう? ありもしない妄想に向かって、心の中で呟いた。 ) ( 外の闇に誰かなど居ない。 風が吹いて木々や家を揺らしているだけ。 ) [Wed 10 Feb 2010 00:31:47]
マガツヒ > ( [Wed 10 Feb 2010 00:25:07]
マガツヒ > ( なにもない村だ。 悲しいぐらい本当に、ただ、粟とか黍とか菜豆とか、つまらない物を作って街に送るばかりの村。 毎日繰り返す農作業と鶏の世話。 学校なんかあるわけもなく、街に遊びに行くお金なんか稼げるわけもなく、ただ、ただ、ただ。 子供の頃はそれを疑問にすら思う事は無かった。 それが当たり前だと思っていた。 だからたった一度だけ、一日だけ訪れたヴェイトス市の商業地区を見たとき、私はぽかんと口を開けて忙しげな人達の波を眺めていた。 見た事が無い物ばかりだった。 綺麗な服を着た女の子達が格好良く分厚い本を小脇に抱えてお喋りしながら、見た事もないような飲み物を飲んでいる。 カップ一つとってもお洒落で、そして早口な彼女達が楽しそうに話す言葉は標準語なのに、何を言っているのか全然わからなかった。 ) ( 其処に居るだけで恥ずかしくて死にそうだと、思った。 ) [Wed 10 Feb 2010 00:23:12]
マガツヒ > ( 誰かが外にいる気がする。 声は無い。 気配がある。 それはとても無表情で理解し難く、どうしてそんな所に居るのかもわからない。 誰かがひたひたと足音を殺して、だけどいつまでもそこの花枯れた所で遊んでいる気がする。 灯りひとつない畦道を駆け抜け、立ち枯れた林の中にしゃがみ込み、闇を横切ってふと十字路に佇む。 民家の傍まで近付いてきては壁の向こう側に立ってじっと中の様子を伺い、時に隙間から寝静まる人をじいっと見つめている。 ) ( そんな気がする。 ) [Wed 10 Feb 2010 00:00:30]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 寒村にて 』 [Tue 9 Feb 2010 23:52:31]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( 暫く、滞在することになる。 )』 [Tue 9 Feb 2010 12:36:07]
園内一花 > ( 遺体は片付けられているが、掃除などされているわけもなく… されていたとしても、落ちないだろう。 惨劇の名残りが色濃い屋内に踏み入って、まずは一番 『酷い』 というリビングへ。 )   ―――…遅く、なりました。   ( 遺体はハラエに、そして家族に引き取られているだろうけど、小さく呟く。 …そんな子どもが、どうして一人でここに居たのか。 あるいは始めから一人だったのではなく、一人になってしまったのかもしれないけれど。 人手不足が、今更ながら恨めしい。 )   ( いや、そもそも、この事態は予期されていたのだろうか。 ) [Tue 9 Feb 2010 12:34:22]
園内一花 > ( 人里離れた山荘で、居合わせた者全員が殺された。 …となれば、夜盗にでも押し入られたのかと考えるのが一般的かもしれないけれど。 金品を奪われた形跡はなく、ただ、殺されている。 …それにしたって誰かを暗殺するのに巻き込まれたのかもしれないが。   そのときここに居合わせた幼い同僚は、祓いの儀式を行っていたらしい。   この場で未だに澱んでいる瘴気からも、事件に人外が絡んでいるのは確実と思われた。 ) [Tue 9 Feb 2010 12:24:36]
園内一花 > ( 長い黒髪を、年齢的にやや幼い印象の大きな赤いリボンでポニーテールに結った女は、陰陽寮 『ハラエ』 の巫女だった。 家庭を持つ身で普段はヴェイトス市を離れたがらないのだけれど、トレジャーハンター出身という異色の経歴を持ちフットワークは軽く、暗黒街などはもちろん、市外のフィールドや地方村での務めを命じられることも多々ある。 まだ若いが子持ちで、一日一度は家に帰りたいという願いは概ね聞き入れられるのだけれど、この山荘での事件については 『一応』 という程度の感覚でかけられた声に、珍しく承諾していた。 ―――事件の起きた夜、この山荘で命を落とした同僚が、まだ幼い子どもだと聞いたからかもしれない。 ) [Tue 9 Feb 2010 12:15:59]
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