墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(有り得たかも知れない邂逅と未来を知るには、ただ神になれば良い、)』 [Thu 24 Feb 2011 00:33:12]
イェルマーレ > (胸に垂れさがるロザリオを千切れンばかりに握り締めて口元に運ぶ。ガリッと先端に立てる門歯。この魂を占める憤懣の行方をどうしてくれる。旧い銀をギリギリと噛みしだく。味蕾に広がる金属の味。だがやがてガックリと膝を折る。悪鬼面の凶気が剥離されればその下は寂寥の影が占領していただろう、) ――…ココに…、(視線を向ける。愛おしそうに白線の内側に下腕部を伸ばす。ツゥ と地面を辿ると指の腹に付着する朱混じりの土。ココに私の“標本”が。まだ人体の勉強が幾らでも出来たろう“標本”が。確かに存在していたのに、) ――…あァ! 神よ……!! 私を…、私をどうかお慰め下さい…! 私の悔恨をお聞き入れ賜われませ…!!(ダン、)(闇を吸収した土に顔を伏す。一見啜り泣いているようにも見えるその姿勢の正体は、「自分の物」を「他人に取られた」子供の悔しさが成せる業だッた。例え自ら放置して去ッたとしても、捨てた玩具を人に拾われて憤慨しない幼児の数は極めて少ない、)(土くれを掬ッた指を闇雲にしゃぶる。ヘモグロビンの味は薄い、) [Thu 24 Feb 2011 00:31:46]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 [Thu 24 Feb 2011 00:14:24]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(PL訂正:「両手を頭の側面に」)』 [Thu 24 Feb 2011 00:14:06]
イェルマーレ > (足音は儀式場の3m手前で停止した。ほッそりした眉を潜める。歩数を稼げない理由は明白であッた、) ――…白線……? ――…あァッ!?(視認して、ダッと駆け出して儀式場の側近くに跪くが、コレもまたいつかのしくじりのように遅い。茫然と見降ろすのは、複数と思しき足跡。明らかに人手の加えられた痕跡。黒々とした血痕こそ残留してはいたものの、すでに名残と言うべき他ない、)(憤然と立ち上がり、愕然と立ちすくむ。私の、) ――…私の、――…私の、―――……私の!(両手を側面に当てて瞳を見開く。私の功績が、私の神聖な斎場が、私の厳かなる儀式の後が!早くもこンなに荒らされているなンて!!)(何という事だ。何という侮辱だ。何という嘲りだ! 自警団か、騎士団か、それとも別の治安組織か。私の斎場をよくも、よくもよくもよくもよくもよくも、こンなに踏みしだいて!!) [Thu 24 Feb 2011 00:13:29]
イェルマーレ > ――…ココで、失くしたのではないのかも知れないけれど……、(いついかなる時も可能性と名が付く事象は疎かに扱えない。尤も紛失した物と言えば取るに足らぬ薬草袋1包で、無ければ無いで一向に構わない代物である。就寝どきに装備を確認した際に発覚したところだから、のちに補充すれば何ら問題のない話だ。ただ人間誰しも持ち合わせるであろう経済観念が、邪神の僕を儀式の場に舞い戻らせた。コレでも苦学生ならぬ苦修道士である。薬草類は高価なのだ、)(足どりの停滞なくスゥ と墓地の奥へ進む。時折、左右へ視線を滑らせるがどうも、ない。夜目は効く方だと自負はしているが、心意気だけではどうにもならない事もある。仕方がない、死者の寝床を遠慮会釈なく踏みしめて聖なる儀式場へ向かわン。あの、巨大な墓石の背後だ。修道士姿の少年は、牧師姿で“標本”から“部品”を採集した場へ、顔を上げ、迷いなく歩を進め始める、) [Wed 23 Feb 2011 23:58:40]
イェルマーレ > ――…墓参り…かな……?(誰だ? 墓地の入り口。疑問符を脳内に留めたままで結局「その背中」を見送ッた。修道服のフゥドの隙間から、身長に似付かわぬテノールバスが低く呟いたのは数秒後の事だ。半身を捻り、しばしの時間を掛けて人影が闇に融合するまで視軸を留める。特に引き返してくる様子もないようだ。否、誰でも良かろう。誰の眼にも悪目立ちさえしなければ構わない、)(細い吐息。カーキ色のフゥドを背後に跳ねのければ、蜂蜜色の頭髪が冬の月光を跳ね返す。月神の加護などこの後に及ンで必要であるべくもない、) ――…さて、(忘れ物探し、だ。少年――、イェルマーレ=L=クリシュケンは、ゆッくりと頸椎と視線の方向を戻す。黒土が支配する墓地の地面へ、) [Wed 23 Feb 2011 23:43:16]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(擦れ違ッたシルエットを横目に眇める、)』 [Wed 23 Feb 2011 23:35:58]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『さあ、往かなければ。』 [Wed 23 Feb 2011 23:34:33]
カイン > (時々、何もかも全部投げ出して泣き喚いて逃げ出したくなるような、そんな感傷に陥る。 そんな事はできないのも理解していて、だけれど自分がどうしようもなく独りである事に気付くのだ。 周りの空間が一気に自分を押し潰そうと迫ってくるような閉塞感と焦燥感。 腹の奥底が、鉛を突っ込まれたかのように重い。 情けない。 本当に、駄目だ。 俺は)…………………………。(忘れるな、という声がする。 囁くような声は、何重にも木霊して誰のものかさえ定かではないけれど。 意味するところは理解している。 今までに見てきた死者たち。 自分の知らないところで殺された人々。 間に合わなかった犠牲者。 わかっている。 カイン・グレイホークならいざ知らず、アイゼンリッターは決して泣き言を言ってはならない。 これで終いだ。 重圧に屈してしまいそうな自分を奮い立たせ、懸命に踏ん張って立ち上がる) [Wed 23 Feb 2011 23:33:21]
カイン > (ありふれた、何処にでもあるような墓の前で、彼は足を止めた。 ―――刻まれた銘は、コンスタンツェ・ヴィーゼンタール。 忘れ得ぬ女性だ。 その墓前に花束を置いた。 彼女が何処でどんな風に死んだのかを彼は知っている。 誰に殺されたのかも。 死後の世界も、天国も、神も信じてはいないが――もし仮に魂なんてものがあるのなら、安らかであって欲しいとは思う。 そんな事は有り得ないのだろうが)…………駄目だな、俺は。 まだ解決できていない。 まだ街は平和にならん。 あれから二年近くになるのに――何も変わらんままだ。(皮肉げに口元を歪めて哂う。 彼女は自警団だった。 反目してもいたし、おそらく自分に対して良い印象を持ってはいなかっただろうが、それでも同じ犯人を追う為に協力しようとした間柄だった) [Wed 23 Feb 2011 23:17:40]
カイン > (どう判断し、どう動けば良い? 貧民窟の弱者や娼婦を狙っている、というわけではないようだ。 今回の被害者は薬剤師の娘。 共通点があるのか? 女性という点、そして腹を切り開かれたという点、この二つだ。 遺体の詳しい状況を知りたいが、生憎と病院にコネはない。 自警団も――難しかろう。 部外者である人間に捜査状況を教えるとは思えない。 こっそり忍びこんで資料を見るか? ……困難な上に、良手とは思えない。 更に被害者が出るのを待つか? 糞喰らえだ)……警邏の強化。 巡回ルートの再構築。 現場の共通点。 被害者の共通点。 とにかく思考し、待ち伏せし、現場を抑えるより他無い、か。(……そして逮捕し、自警団に突き出し、証拠が不足して堂々巡りか? そんな思考を振り払って、立ち上がる。 残り一つの花束を手にして歩き出した) [Wed 23 Feb 2011 23:07:51]
カイン > (赤黒い汚れは其処此処に残ってはいるものの、スラムの現場よりも少ない。 身体の中身を撒き散らかしていた前回――同一犯だとすれば、だ――よりもはるかに「おとなしい」と表現して良いだろう。 死体を此処まで移動させてから腹を割ったのだとすると、恐らくは極めて迅速かつスマートなやり口で目的を果たした、と見るのが妥当だろうが……)…………雨は降っていないから、洗い流されたという事はあるまい。 やはり精液らしい痕跡はないな。(素人の検分だから、何処まで正確なのかはわかったものではない。 だが、貧民窟や暗黒街で見慣れた、乾燥した白濁液は無い。 犯人の目的が腹を捌く事であるのは明白だが、同時にそれが性欲によるものではない事も見て取れた)……………Hrmmmmm。 [Wed 23 Feb 2011 22:39:36]
カイン > (死体の見つかったと思わしき場所に花束を備える。 死後の世界なぞ信じているわけではない。 死んだら何もかもしまいだ。 それ以上でも以下でもない――死者の幻覚、幻聴を度々見るとはいえ、その認識は揺らがない――が、こうする事に意味はあると信じている。 己が忘れないようにする為だ。 後でスラムの現場にも花を持って行こう。)………………。(地面に膝をついて身を屈め、目を閉じ、祈るような姿勢を取る――が、先にも言った通り、死後の世界は信じていない。 神もだ。 実在するか否かではなく、そういう存在を信用していない。 あくまでも地面を調べるのに不自然ではないような姿勢という点から選択した偽装。 病的なまでに周囲を警戒した結果だ)…………灯りでも持ってくれば良かったか。(しばらくして暗闇に慣らせた目を開いて、路面を注視する。 あまり目立つような事はしたくないが、光源が無いのは不便ではあった) [Wed 23 Feb 2011 22:21:48]
カイン > (事件からほぼ二日。 自警団が引き上げた頃合いを見計らい、コートを着込んだ男は墓地を訪れていた。 片手には金属製のスーツケース。 片手には花束を二つ持って。 一見すれば墓参りであり、実際にそれが目的でもあるのだが、これは偽装だ。 本命は他にある)…………。(まっすぐに向かうのは、白墨の線などが残っている区画。 昨日の朝、死体が発見された場所だ。 ――無残な死体が。 この件を追いかけているとはいえ、今のところ手がかりは殆ど無い。 だが、現場を調べてみれば何か判明するかもしれない。 調査を行わない理由は無いのだ。 もっとも、自警団も動いているし、目星い品は彼らが既に持ち去った後だろう。 鉢合わせするわけにも行かず、司法上では犯罪者であるアイゼンリッターにとって、こういった一般居住区での初動捜査が遅れてしまうのは、悩みの種でもあった) [Wed 23 Feb 2011 22:11:54]
お知らせ > カインさんが来ました。 『 ――花束を手に。 』 [Wed 23 Feb 2011 22:07:05]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『( 己ができること。己がしなければならないこと。答えは出ない… )』 [Wed 23 Feb 2011 21:59:54]
ヴァリス > ( もし、墓の下に眠るその人が口を開けるのならば、こう言うだろう。「殺せ」と。 復讐させろ。それが叶わないのならば奴を殺してくれ、と。遺族はなんと言うだろう。お前が助けなければ、と言われるだろうか。少なくとも、己も敵視されるには違いない。 ) ―― ( だったら、「彼女にちゃんと贖罪をさせる」と約束すればいいのだろうか。 いや、墓の下に眠る人にとって、ハンターにとって贖罪というのは「彼女を退治すること」なのだろうから、そんな約束は怒りを買うだけだろう。まして、子供ができて母親になったことなど、口にすることもできない。 ) ・・・ ( 何かを言わないといけない。だけど、何を言ったらいいかわからない。 人間のように墓石は先を促してはくれない。 ただじっとそこにあるだけだ。そして、口にするべき言葉が見つからない青年もまた、墓石のようにじっと口を噤んで立ち続けるしか無かった。 ) [Wed 23 Feb 2011 21:37:25]
ヴァリス > ( 別に青年自身がこの墓の下に眠る少女に何かをしたわけではない。話したことも、見たこともなければ名前も知らない。 ) ――― ( しかし、青年は「何かを言わないといけない」と思っていた。 それは自分が命を助けた人物が彼女を殺したからだ。 己がハンターから助けなければ、この墓の下に眠る人は死なずに済んだのだ。 謝るべきだろうか。自戒を心に刻めばいいのだろうか。それとも別の――何かだろうか。 ) ・・・ ( わからない。 ただ、確かに言えることは自分が彼女を助けなければ、この墓の主は死なずに済んだことだ。 責任の一端は――あると思うのだ。 ) [Wed 23 Feb 2011 21:18:02]
ヴァリス > ( ひとり、な。ひとり。 )( それはいつかの晩。何度も、何十回もそうした墓参り。 向かう場所は自分が殺してしまった奴隷の少女の墓前。そして、カリンの墓――両親の墓というべきか――を周り、青年はその墓前に初めて立った。 ) ――― ( 奴隷少女の墓では己に自戒を。 カリンのご両親の墓には報告を。 そして――カリンが殺したハンターの墓の前に立って、青年は何を語りかければいいか、迷った。 ) えと… ( 口を開きかけて、閉じる。 それから思案するように視線を泳がす。それの繰り返しだ。 いつしか墓地は日が暮れてしまった。しかし、青年は帰ろうとはせずに、何度か口を開こうとして、迷い、そして口篭もってしまう。 )  [Wed 23 Feb 2011 21:11:19]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『墓前の前に立つ青年が日とる』 [Wed 23 Feb 2011 21:06:58]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『栄光よ、私に微笑み賜れ――…!(哄笑が朝霧に反響していッた、)』 [Tue 22 Feb 2011 08:10:19]
イェルマーレ > (――…数分、) ――…は ぁ…ッ…、(恍惚を刷いた吐息がすえた大気の一端をか細く振動させるだろう。心地よい疲労感と達成感に両膝関節をダラリと折り曲げてうずくまッた少年は、厳重に封を施したホルマリンケースを抱きしめて頬を寄せン。愛おしげに擦りよれば肌に上塗りの血液がガラスにこすれて筋を引く。内側から曇るケースの中では温もりの残る右肺臓が、鮮やかに薄紅色を維持した優秀な“部品”が、燦然と輝いている。何と美しいのだろう。何と完璧な品だろう。何ら欠損のない半円形のフォルム。採り立てならではの内臓油膜のみが創造しうる秀麗な模様。表面に浮かぶ毛細血管がまるで未だに脈打つように、キラキラとツヤツヤと、)(傍らでは三方に胸部を引き裂かれた“標本”が、永遠の泣き別れとなッた“部品”を焦点なき瞳で見つめている。己の右胸部に生じた空虚が納得できないのだろう。安心なさい、ヴァルハラでは酸素呼吸などしなくとも穏やかな時を過ごしてゆける、)(神の恩恵の賜物たる類いない宝物を幼児の持つ縫いぐるみのようにシッカリと胸元に抱いて、横目で用済みの“標本”をしらじらと眺めていたら、不意に込み上げてくる物があッた。気管を急上昇してくるソレは少年自身の肺臓を震わせ、末端神経の隅々まで大きく揺るがして、後方に仰け反る白い喉からほとばしる、) ――…ッ、ふッ、くくッ、くくくッ、ふッ…、はは…、あははは…、あッはははは…、あッはははははッ!(私の、勝ちだ、) ――…どうだ!? 今度こそ私の勝ちだ…、この私が勝ッたンだ……!(ペタンと座した姿勢のまま片手でロザリオを高々と天に掲げン。淡い太陽光に血みどろの十字が反射する。見よ神よ。どうだ、どうだどうだどうだどうだ、私の勝利だ、私が勝者だ、私の神こそが万能なのだ! 思い知ッたか大神(ジュピター)よ、運命の女神(ラケシス)よ。初戦の敗退を補ッて余りあるこの成果、この実績! コレで貴方と私は五分と五分だ。クリストのごとき脆弱な意思では私の大望は阻止できない、) [Tue 22 Feb 2011 08:08:44]
イェルマーレ > (――シャ、)(解剖刀を指の隙間に滑り込ませれば魂に鳴り響くファン=ファーレ。動作に呼応して否が応にも高揚する。幼い表情が人知を超越した陶酔感にドロリと歪み、ふくよかな唇が甘美な想像にとろけ始める。否。惚けている場合ではない。事ここに至ッて余計な時間を要していては前回の二の舞となろうもの。周囲の警戒も去ることながら的確かつ早急な採集を行わなければならない。愉悦に全身を浸した少年の身体は“標本”の真上にズルリと這い上がり、密着を求めて下半身で伸し掛かり、“標本”が身に付けている邪魔な衣服を破り捨てる。そしていよいよ逆十字に握り締めたロザリオとメスとを高々と振りかぶらン。尊き我が神クトゥルーよ、今こそ私の献身を御覧あれませ!) ――…祝福あれ!!(――ドム、)(下胸部に思いきり刃を突き立てられても、娘はもはや悲鳴も上げまい。ソレで良い。ソレこそが本来の姿なのだ。“標本”が言葉を発して良い訳がない。“部品”が抵抗を示して許される道理などあるものか。生前に培ッた感覚など殊さら誇示する必要性はどこにもない。偉大なる英知の断片を掌握するための踏み石となる、その誉れのほどを理解できないと主張するなら黒土の底に沈ンで腐り果てよ、) ――…御覧下さい神よ、神よ、あァ…、神よ……!(口角から泡を飛ばして、ズィとT字を描いた血濡れのメス。肉を切断するたまらない手応え。ほら、もッと私に君の内部を教えておくれ。もッと、もッと、もッともッともッともッともッと!)(ザク、)(ザク、ザクザクザ ザ ザザザ ザ ザ、) [Tue 22 Feb 2011 07:58:14]
イェルマーレ > (やがて最も面積の大きい墓石の背面まで移動すれば、両手で脚を構えてから抜刀の要領で大ぶりに上半身をひねる。横殴りに空気を切り裂き、ドン と重量の落下音。この世界の創造物は同条件の物質と接触する際に音を立てずにいられないのが頂けない、) ――…ふぅ、(少年は血糊が乾燥しつつある両手の土くれを払い、同時に靴の踵で“標本”の胴体をゴロリと仰臥させン。“標本”の側面はここへ至るまでの過程で、――主に運搬方法のせいで、砂利が食い込み泥濘にまみれて汚れに汚れて相当痛ンではいたが、なに人間として本当に大切な部分はどンな時代でも「中身」である。学校の教師とて口を揃えて同じ解答を言うだろう、)(毛髪を掴ンで“標本”の面差しを覗き込まン。地面と愛し合い続けた顔半面が摩耗で潰れている、) ――…ふふッ…、あッははは…、ねぇ、だから言ッたでしょう…? 神が、誰にでも加護をくれる訳じゃァないッて……、(低く噛み締めるように紡ぐテノールバスが世は不公平な道理の構成こそが真実だと宣告する。パッと手放せば頭部は呆気なく墜落する。貴女には別の神の祝福を授けよう。立ち上がり腰の背面を探ッて確かめれば、頼もしい解剖刀達が等間隔で並ンだ硬質感。いつも指慣れた感覚だ。いつ触れても気持ちいい。人体の神秘を解明するために産声をあげた鋭利な鉄は黄金と同等の価値がある、) [Tue 22 Feb 2011 07:48:05]
イェルマーレ > (身長156cmの自分に対して体重58Kgオーバーと計量する身体の牽引はどうにも荷が勝ちすぎる仕事だ。冬場の早朝だというのに暑くて仕方がない。存外な力仕事のほかに今1つ気に入らない要因がある、) ――…皮膚組織の老化具合…、弾力性と水分質の深刻欠乏度…、はぁ…、嘆かわしい…、(少年の言葉尻が溜息に変わる。つまるところ彼女の年齢の割には肌に張りがなく弛ンでいるのだ。この感触は死後変異のせいではなかろう。必要保湿量の重度不足、上皮角質層の状態悪化。結果、薬剤師一家の長女のくせに娘自身が生前の習慣から己の肉体的美容面・身体的健康面の管理を怠ッていたとしか考えられまい。入念に吟味して然るべき大切な“標本”収集作業である。それなのに厳選して白羽の矢を立てたつもりが、いざ大事に及ンでこのザマでは外れくじを引いたような気分だ。やはり焦りは良くない。短期間での準備は往々にして不要な手違いを生じさせる元となる、) ――…まあ、いい…、今日は欲しい物が決まッている…、他を構う事はない……、(必要とする“部品”さえ遜色ない代物であればいい。少年が甲に付着した血液を口元に運べば、桃色の舌が唇から伸びて薫り豊かな染料を上から下までベロリと舐め取る。つゥ と零れ落ちる唾液の滴。――あァ、この甘さよ、) [Tue 22 Feb 2011 07:38:18]
イェルマーレ > (ズル ズル ズル ズル、)(異様な光景と物音である。臑の持ち主と地面との摩擦音は間断なく続いていよう。而してもう4分3秒前後間は奏でられる事になる。出入り口付近、墓守小屋周辺、人目に着く可能性がわずかなりと危惧される場所を離れて墓地の最奥へ。朝露の水分を含ンで湿ッた大地を削り、死者達の寝床を這いまわりながら。埋葬の土壌を擦過面積で抉り取りながら。ズル ズル ズル ズル――、)(だが臑の主は安住の褥を荒らす失礼は自分のせいじゃァないと異を唱えただろう。きッと10分前までなら。横倒しになッた娘の瞳孔からは生命の光が永久の別離を告げつつあッた。冬物の厚着の裾が大きく乱れて腿まで露出した脚部は、左約35度角に開かれたまま爪先方向から引ッぱられ、あられもない姿勢を余儀なくされる。原因は一目瞭然といえた。彼女の臑を掴ンで引きずる者が別に存在するせいに違いない、)(重労働だ。二酸化炭素が冷気に触れて白濁した気体になる。薄暗がりには保護色となる旧牧師服をゾロリと纏ッた少年は、右頬を着色したまだ真新しい血潮を空いた左手の甲で擦ッて苛立たしげに舌打ちをせン、) ――…手こずッたな…、今回は……、 [Tue 22 Feb 2011 07:28:03]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(――ズル、)(白い臑が朝靄の中に引きずられる、)』 [Tue 22 Feb 2011 07:20:28]
お知らせ > リダさんが帰りました。 『やってやるわよ…必ず。』 [Sun 21 Nov 2010 10:14:52]
リダ > ( そしてワンピースの裾についた土をパンパンと叩いて払う。 )それじゃ、行くわね。貴女みたいな人をこれ以上出さないようにするために。…………また来るわ。( それだけ言えば彼女の墓に背を向けて後ろ手に手を振って、振り向くことなく墓地を後にする。 ) [Sun 21 Nov 2010 10:14:19]
リダ > ま、最後の最後で言うのも何だけど、来るの遅くなってごめんね。もっとも、私のことは待ってなかったかもしれないけどね。( 苦笑まじりにそう告げて涙を拭えば、今度は満面の笑みを墓石へと向ける。  [Sun 21 Nov 2010 10:11:16]
リダ > この戦いが終わったらさ、一緒に戦ったみんなと飲みたいなって思ってたんだよね。でも、もうアンタとはできない……だから、これは前祝い。ヴェイトスを守りきるっていうね。( 酒瓶から口を離し、片手で口を拭えば瓶に残った酒をすべて墓石へと上からかける。瓶からこぼれる滴りと同様に自分の瞳にも涙が零れ落ちていた。 )……竜胆の花言葉って知ってる?『正義と共に 、勝利を確信する』…だそうよ。花屋のお姉さんに聞いたわ。マリアヴェル、これを貴女に捧げるわ。そして約束する。絶対守ってみせるって。( そこまで言えばゆっくりと立ち上がり、ふぅと一息吐く。自分の中でもどこか整理がついた、そんな気がした。 ) [Sun 21 Nov 2010 10:08:15]
リダ > そうそう、これ覚えてる?( 清掃婦の姿であったが、今日はポケットに一本の苦無を備えており、それを取り出して墓前へと突きつける。 )偶然だけどさ、これアンタが拾ってくれた奴だよ。正門でやりあってた時に私は海岸で戦ってた。その時に全部なくしちゃったんだけど、親切なシスターと竜人が拾ってくれたわ。せっかく返してくれたんだけど、これアンタにあげる。手向けとかそんなもんじゃなくて…欲しかったんでしょ、スローイングナイフ?( 花束の隣にそっとそれを供えれば、今度は小さな酒瓶の封を切る。そして一口自分の喉へ流し込む。 ) [Sun 21 Nov 2010 10:00:15]
リダ > あれからさ、もう2週間経ったんだよね…アレ以来ウォータリアンの襲撃はなし。平和に感じるけど、被害の物々しさもあるしかえって不気味に感じるわ。( 苦笑しながら彼女のことを思い出す。彼女――マリアヴェル――とは実際には2度しか会っていない。それでもその一度は一緒に戦った…個人的には戦友とも思っている。 )そう言えばさ、港の防衛戦覚えてる?アンタの弓のおかげでどれだけ楽に動けたか。でも無防備すぎ。慣れてない接近戦やろうなんて…今度会ったらいろいろ教えてあげようと思ってたんだから。( それは事実。彼女の危なっかしさにはひやひやするものがあった。が、一方では彼女の弓の腕は一目置いていた。 ) [Sun 21 Nov 2010 09:53:19]
リダ > ………元気してる?( 清掃婦は一つの墓石の前で、そう声をかけた。墓石に刻んである名前はマリアヴェルという名。 )……死んでたら、元気も何もないか…。( そう小さく微笑めば、その場にしゃがんで手にしていた竜胆の花束をそっと墓前へと具える。 ) [Sun 21 Nov 2010 09:41:43]
お知らせ > リダさんが入室されました。 『( 竜胆の花束と小さな酒瓶を手にして。 )』 [Sun 21 Nov 2010 09:37:47]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 私は空を仰いだ 』 [Sat 23 Oct 2010 23:16:40]
エリー > ( 淋しい場所だ。 土地の外れ、一般墓地から遠く離れた端っこの、木々の途切れ禿げた場所。 人の目を避けるように、浄化されてなお忌わしい物のように、名前の無い石碑が並んでいる。 豪天寺艶子も此処に眠る事になるのだろうか? ――――他人事でも無いか。 多分、私が最後に辿り着く場所も此処だ。 ) ( ざぁ、と風が吹いて湿った匂いを運んだ。 空は灰紫色に曇っている。 ) [Sat 23 Oct 2010 23:14:55]
エリー > ( アニー・ウィルクスもそう。 ミザリーもそう。 「エニシ」もそう。 リリルもそう。 ハンター・リシェもそう。 皆此処に埋葬された。 一人一人の顔と声と屍を思い出し、咽喉もとで吐き気を堪える。 吸血鬼になった屍には既に魂は無く、灰になって再び死滅した後は唯霧散して、天国にも地獄にも行かないのだという。 それが本当の話かは私には分からない。 何故? 何故そんな奇妙なルールが存在するのだろう。 結局の所、吸血鬼というのは何なんだろう。 世の中に理由の無い物事は無い筈だ。 一見理不尽で、一見意味不明で、一見唐突な物でも。 ) ( この場で私にできる仕事は暫く無い。 休んでください、と言われて少し離れた所で独り、炎を眺めている。 暖かい珈琲が酷く、胸の中に沁み込んだ。 ) [Sat 23 Oct 2010 22:58:49]
エリー > ( 大量の燃料が投入され、気が狂ったかのように炎が燃え盛っている。 人間の身体はただ火を点けて全身焼いた程度では灰にはならないのだ。 組み上げられた櫓の中で屍は裏表満遍なく焼けるように縦に吊るされ、消し炭になるまで炙られ続ける。 とても尊厳のある死ではない。 身元の確認などしない方が良いのだ。 どの道、吸血鬼化を防ぐ処分をした屍は一般墓地には埋葬されず、此処、隔離区画に名も刻まれずに埋められるのだから。 私の母も父もそうだったように。 ) ( 遠く続く大掛かりな火葬作業を眺めながら、ぼんやりとそんな事を考えていた。 昨日からあまり休む間もなく、眠れるだけの図太さも無く、疲労が溜まっている。 ) [Sat 23 Oct 2010 22:47:55]
エリー > ( 暗黒街倉庫で20体の屍が発見され、通報が齎されたがおよそ40時間程前。 通報者はアイゼンリッター。 今回に限っては彼の行動には一定の評価を送りたい。 彼は可能な限り迅速だったし、余計な事はしなかった。 なにより、自警団でもマフィアでもシスター・ジャスティスでもなく迷わずVHGに通報した。 お陰で吸血鬼によって殺害されたとされる屍の「処理」を迅速に行う事が出来た。 即ち―――――首を刎ね、杭を打ち、現場を焼き払い、そして屍の全てを火葬する作業。 彼ら一人一人の身元の確認は行わない。 処理は可能な限り早い方が良いし、場所が暗黒街だったというのも一因。 原形をとどめていない物も多く、正確に20人であったかも断定できない。 なんにせよ――――屍の全ては雨の降りしきる中VHGによって搬送され、今は此処に在る。 ―――あるのは、消し炭のようになった黒い塊でしかないが。 ) [Sat 23 Oct 2010 22:39:59]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 VHG所有 隔離区画 』 [Sat 23 Oct 2010 22:28:00]
お知らせ > ミニーさんが退室されました。 『(30分以上の格闘の末、何とか騒霊を此処に配置する事に成功する。いでででで)』 [Wed 15 Sep 2010 22:14:03]
ミニー > え、そりゃ独りだよ。 言ったじゃん…人が居ると逃げられちゃうんだっつうの。 あたし透けられないし。 ( 透けられる人は結構稀有だ。 ) いや本当、大丈夫だっつうの、なんもないし。 ただ見張ってるだけの簡単なお仕事です? いつもやってるじゃん商業地区とかでさぁ。 ( ここ怖い。 ) ……それはあれ? 賃上げ交渉の一環なの? 対価足りてないって言いたいの? ( いや本当怖いし。 ) なにその頑なさ…! お供え物2割増しでほら…5割? なにその強欲さ。 いでででで引っ張るな! 帰るな! 帰るな! ( 何でもいいけどこの様、向こうの二人には私しか見えて無いのがちょっと心に痛い。 ) [Wed 15 Sep 2010 22:09:32]
ミニー > 嫌だ? ( 要件を伝えると即行でお断りのおへんじ。 嫌だ。 自分でやれ。 怖い。 だそうな。 ) ちょ、怖いって。 怖くない! いや私は怖いけどあんた怖くないよ! っていうか怖がるなよ! 幽霊じゃん!! ( 墓地怖い。 そんな事を呟いてやる気な下げにしゃがみ込んで石のように動かない幽霊を未だかつて誰か見た事あるだろうか? 見ちゃったよ私。 どういうこった。 ) [Wed 15 Sep 2010 22:03:16]
ミニー > で。 [Wed 15 Sep 2010 21:59:35]
ミニー > ( 呼び出された黒くて長い髪の辛気臭いちびすけは、相変わらずのぎょろっとした目で私を見上げて不満そうな顔をする。 そしておもむろに私の髪を引っ張った。 ) いででででこのくそちび…! なによ? いつもの事だし! あれ、寂しかった? あんまり呼ばれないから寂しかったカナーいでででで ( 歳の頃8、9歳くらいのイエロティア系の生意気なくそがきである。 コイツは正直なーんにもできないただの幽霊だけど、幽霊が見えない人間には全く見えないというその一点だけにおいて優秀だ。 私が一番最初に召喚成功したヤツでもあり、付き合いはそこそこ長い。 ) [Wed 15 Sep 2010 21:56:55]
ミニー > ( ぶわぁ、と足元手前の祈印の辺りで空間が乱れる。 本来この世界の物ではない隣接した異界から、異物1つぶんの質量を移動させる為に起こる現象だ。 ようするに、「世界の大きさが一時的に増える」のである。 勿論、召喚対象一体分の質量を失った向こう側の世界―――今回の場合は霊界は、一時的に世界が小さくなっている。 ごくごく僅かながら。 世界の大きさに比べれば、微々たるものだ。 ) …おっす。 久し振り。 相変わらず辛気臭い顔。 [Wed 15 Sep 2010 21:48:26]
ミニー > いでよ、騒霊Poltergeist!! [Wed 15 Sep 2010 21:43:10]
ミニー > 我が呼声に応え足元に刻まれし祈印の淵より居出よ!Answer my responding now, from the abyss in the magic square marked to my feet ! [Wed 15 Sep 2010 21:41:58]
ミニー > あの秘儀の魔術師の名に於いて、我、求め訴えたりIn the name of that concealed magician, I appeal for the demand. "Summon thine. " [Wed 15 Sep 2010 21:40:07]
ミニー > 汝に等価を約束し、喚起によって魔法の成就を要求するI promise thine consideration, and rouse you by goetian magic. [Wed 15 Sep 2010 21:39:49]
ミニー > 此方から彼方へ、彼方から此方へFrom here over there. From over there here. 我らの有意義な邂逅を共に祝福しようLet us bless this significant encounter together. [Wed 15 Sep 2010 21:39:23]
ミニー > 世界は多元に創造されているThe world is created to a multi origin. 境界は朧で、いつでも取り払う事が出来るThe borderline can be removed at any time. [Wed 15 Sep 2010 21:38:49]
ミニー > 魔力は私の内側と外側に常に溢れているMagic always overflows internally and outside of me. [Wed 15 Sep 2010 21:38:34]
ミニー > 聖星術によると座標は正しく此処にありCoordinates are in this conduct oneself according to the fortune-telling. [Wed 15 Sep 2010 21:37:56]
ミニー > 詠唱す 呻吟すo goes o goao [Wed 15 Sep 2010 21:37:41]
ミニー > ――――さて、それじゃちょっと寒いしさっさと終わらせよ。 ( 昨日からの雨ですっかり気温が下がっている。 まぁあんなに暑い日が続いたんだからもういいでしょ。 夏は。 寒い季節の方が嫌いだからこれから先春まで憂鬱といえば憂鬱だけど。 ) ( 管理小屋ともう少しマシな、事務用の施設の建物の辺りで灯りが止まり、墓守とギルド員がそこから見ている。 私は傘を差したままロッドで地面に祈印を描き、ひと通りの下ごしらえを済ませた。 ) ( 1つ息を吸い、薄く瞳を半分閉じ、黒板に数式を描くみたいにしてロッドを中に彷徨わせる。 ) [Wed 15 Sep 2010 21:35:44]
ミニー > ( 私はこの島の人間じゃぁない。 だから此処には私の先祖は一人も埋まって無いし、知り合いのお墓があるって程長く島に居るわけでもない。 だから普段こんな所に用事はないのだ。 一度居住区の方向から間違えて迷い込んだのが最後で、それっきり。 そういやあの時偶然遭遇した生意気な姉妹は元気だろうか? えらそうなルゴワールとよわそうなルゴワールは。 ) [Wed 15 Sep 2010 21:24:51]
ミニー > …けど、目の届く所いて。 ( マジ一人にされるとほんとうこわいから。 ) [Wed 15 Sep 2010 21:19:32]
ミニー > 要するに見張りが居ればいいんでしょ? あんた達じゃ逃げられちゃうから、墓荒らしに見つからないようなのが。 ( 墓荒らしが出るんだってさ。 此処暫く被害が多くて、しかも逃げ足が早過ぎるから正体も突き止められやしない。 お手上げだっていう所で色んなところに相談して、最終的に私んとこに話が回って来たっていう。 自警団でも引っ張ってきて集団で警備すればいいじゃんって思ったら、それじゃ犯人捕まえられなくて盗まれた物が返ってこないから駄目なんだって。 ) …まぁいいけどさ。 じゃ、儀式やっちゃうから。 邪魔だからどっかいってて。 集中できない。 [Wed 15 Sep 2010 21:19:05]
ミニー > ( 依頼人は墓地の管理者。 待っていたのは当日勤務の墓守が一人だけ。 此処まで乗って来た馬車は長い階段を下りた先の停留所で待機していて、此処からでも御者が座って珈琲を飲んでる灯りが見える。 召喚師ギルド「ディアボロス」からの付き添いが一人。 二十代前半の職員だけど殆ど事務員という魔法の才能のあんまりない、頼りない顔をした女の職員。 今日の仕事は私の召喚術でなければ意味の無いものだから、必然的に話を聞くのも仕事をするのもほぼ私っていう事だ。 まぁ、大丈夫。 危ない仕事じゃないと思うし、独りで別に出来る事だし。 ) [Wed 15 Sep 2010 21:01:31]
ミニー > ( と思うのに何でこんな所に居るのかって言うと、それは私、ミルドレッド・アスキスが社会の一員だからである。 親の庇護を受けてぬくぬくとごはん食べてる連中とは違って、人間社会の中でなすべき役割というものを持っているからに相違ない。 だからって夜の墓地なんてそうそう来るもんじゃないが。 しかもこんな辛気臭い雨の日に。 さっさと終わらせよう。 ) [Wed 15 Sep 2010 20:53:01]
お知らせ > ミニーさんが入室されました。 『 夜の墓地なんてそうそう来るもんじゃない。 』 [Wed 15 Sep 2010 20:42:11]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 『( 餌付けできるほど食料ないんだ… しんぱいごむよう。 )』 [Mon 30 Aug 2010 03:54:59]
お知らせ > バーネットさんが退室されました。 『理解 (―― …なお、迂闊に餌付けすると棲み付かれるので注意が必要だ。)』 [Mon 30 Aug 2010 03:54:13]
ドライツェ > 分かりました。 では行きましょうか、少し距離がありますが――。 ( 案内する先はスラムの片隅の教会になる。 質素なものになってしまうが夜食と朝食くらいは何とか提供できるだろう ) …またいずれ話をしましょう。 次にお会いした時貴方がどこまでこの世界を知ったか、それを知りたい気がします。 [Mon 30 Aug 2010 03:53:07]
バーネット > (現状において、小動物の捕食・殺傷以上の殺傷行為をバーネットは行っていない(厳密には人間を一人殺害しているが、表沙汰にはなっていない)。故に、この段階でリミッターを掛けられたのは僥倖と言っていいだろう。人間の側に立てば。) 理解 記録 (『損ない』の防止→自己防衛に通じる) ( ごぽり ) 肯定 バー ットの 定稼動 は エ ルギー供給 十分 休息が 要で 。 (元々バーネットは人造生物であり、その手の状態管理には本来他の生物に比べても気を使う必要がある ―― …はずなのだが、素体となった生物が強靭だったこともあってか、ある程度メンテナンスフリーに仕上がっているようだ。が、それでも生物である以上休息とエネルギーの補給は欠かせない。) [Mon 30 Aug 2010 03:49:12]
ドライツェ > ( そこが一番難しかった。 好奇心、ともまた違うのだろうが、物にしろ生物にしろ好奇心に駆られた彼が邪気なく分解だの破壊だのに走られるのが現時点では一番困る。 悪気はなかった、では済まされないのが人の情であり、社会というものだから ) …  、 ( はー、と今度は大きく息を。 緊張の後の安堵のものだ ) 貴方がそうしてくれている限りは貴方もまた無碍に損なわれはしないでしょう。 ( 実の所を言ってしまえば断言できることでもないが、幸いにしてヴェイトスは異形には寛容なようにできている。 拝み屋としてはそれを歯痒く思う瞬間もあるが、彼にとっては少なくともマイナスにはなるまい ) 貴方に休息は必要ですか? 私には明日の為に休息を取る、即ち眠る必要があります。 その為の場所に戻りますが、もし貴方にも休息が必要ならば今宵の寝床を供しましょう。 ( 願わくばこのまま無益な殺傷行為に走らないことを。 そうでなければ――今度は敵として会わなければならなくなるから ) [Mon 30 Aug 2010 03:40:29]
バーネット > (現状において、その手法は正しい。数値以外の判断材料を、現状のバーネットは持ち合わせていないのだから。) 理解 記録 … ( ごぽり ) (『損なう』→物体の損失 情報取得・学習機会の減少に繋がる事象) ( ごぽり ) 記録 了。 (とまれ、目に付いた『損ない』を防ぐ可能性は生まれた。何を以てこれが『損ない』と断ずるのかは不明瞭ではあるが。少なくとも無駄な殺傷行為はしないだろう。) [Mon 30 Aug 2010 03:32:33]
ドライツェ > ( ネガティブ。 ――その返答を聞いて静かに深く頷いた ) これが「損なわれる」ということです。 元にはもう戻りません。 貴方にも私にも、誰にもそれは叶いません。 そしてこの世界の物は、いつかは必ず損なわれます――物も、ものの命さえも、それはそれは呆気なく。 ( ふう、と小さく息をつく。 それから残暑の熱気が残る夜気を吸い込んで ) 「だから」――物も命も、おいそれと損なってはなりません。 貴方にとっては、そうですねー… 情報を手に入れる機会が激減します。 ( 最後の最後で思いっきり損得絡みの話になったが。 情を理解しないのが彼の現状というのなら、その方が話は早かろうと ) [Mon 30 Aug 2010 03:25:40]
バーネット > ( ごぽり ) (『眼球』…いわゆる『核』の構造は、人間の眼球に良く似ている。) 否定 完全 同一体 の修 は不 能且つ 地中 水分と 分 分離 濾過す 機能  ーネットに 備わっ  ない。 (瓶が壊れ、内容物である水分が飛び散る様を記録する。記憶ではなく生体情報として『記録』する。) (その事象が示す意味を、現在のバーネットは理解し得ない。目の前にある現実を、ありのままに記録し、現実に存在する事実を返答する以外の反応を、現状のバーネットは持ち得ない。) [Mon 30 Aug 2010 03:20:07]
ドライツェ > …。 ( 何から何まで人間とは異なる構造をしているようではあるが、どこかの時代でいう一眼レフのレンズのように手元に照準が合うのは分かった。 頷いて、 … ぱりん。 ただ真下に小瓶を落とす。 呆気なく瓶は割れ、さしたる量もない水がそのまま辺りに飛び散った ) 壊れてしまいました。 私にはもう、元に戻すことはできません――貴方にはどうでしょう。 割れた瓶を直し、零れた水を元のように収めることは叶いますでしょうか、バーネットさん。 ( 瓶と言って破片を指す。 水と言ってブーツに飛んだ飛沫を指す。 固有名詞の幾つかは知識として押さえてあるようにも思うけれど、ひとつひとつを実物と照らし合わせて説明を ) [Mon 30 Aug 2010 03:12:20]
バーネット > (それは全ての生命体に言える事であり、それこそバーネットのみに限った話ではない。ただ、これは生まれたばかりの人造生命であるが故に、その面が拠り顕著に現れていると言う、それだけの事だ。) 肯定。 録を 始する。 (ごぽり、と泡立つような音が発される。眼球らしき物体の瞳孔部が拡大・収縮を繰り返し、収束。) (自らの行動理念と照らし、少なくとも矛盾する点は存在しないと判断したようだ。) [Mon 30 Aug 2010 03:07:28]
ドライツェ > ( ――つまりそれは、「今後どう転ぶか分からない」ということ、だろうか。 最終的に行き着く先は指向性のない知識の集積体のようなもの。 ) …  、 ( 少しばかり難しい面で己の親指の爪を噛む。 考え込んでからやがて、手持ちの試験管ほどの小瓶を一本抜き出して ) 今は多くを問いますまい。 …ですが、ひとつだけ記録しておいてほしいことがあります。 これを見ていて頂けますか? ( 中には無色透明の液体が入っている。 俗に聖水と呼ばれる物だが、ここまでの様子を見た限り彼に害はないだろう。 小瓶を振り、中の水を揺らして見せて ) [Mon 30 Aug 2010 03:02:43]
バーネット > 肯定 (少なくとも現在、それの思考回路は人間のそれから逸脱している。それは事実を事実として肯定する。故に抽象的な表現は、それに意図したとおりの反応をもたらさないだろう。) バー ットの 命とし の 的は く習す 事であ 、その 考 ルゴリ ムに従  行動し いる。 (なぜ学習しなければならないのか、と言う疑問を、それは持たない。その為に産まれたのだと、ただそれにとっての事実を肯定し、その通りに行動しているだけなのだ。)  [Mon 30 Aug 2010 02:56:28]
ドライツェ > ( 訂正: 度々すみません…! 多くない → 少なくない でした。 文脈的に。orz ) [Mon 30 Aug 2010 02:49:52]
ドライツェ > …そう、消失。 見た所、ですがー… 貴方にはまだ分からないことのようですね。 ( 本来なら――少なくとも人と似た思考タイプを持つ相手には決して口にしないことだ。 おまえにはまだ分からないと言われて傷つかない人は多くない。 だから口にしないようにしているが、…彼(?)に対しては寧ろ端的な表現をした方がノイズが少なくていいのかもしれないと ) 少し話を変えましょうか、バーネットさん。 貴方はなぜあれが何だか知りたいと思ったのです? ( あれ。 彼が先ほど示していた墓を指差す ) [Mon 30 Aug 2010 02:48:51]
バーネット > (その形容は正鵠を得ている。正しくこれは人間外。人の形をしたゲルの塊であり、全うな人生を歩んできた人間なら正気を失ってもおかしくない類の生命体なのだから。) 検索 該当 0 人間の 情に いての 報はデー の収集 完了 て ませ  (それは人間の価値観を理解していない。人間の感情がどういうものかを知らない。なぜならそれは人間外の怪物であり、そもそも未だ人間の価値観を備えていないのだから。) 忘 る 忘れ …検索 該当項 1件 『生体デー  消失』 [Mon 30 Aug 2010 02:44:41]
ドライツェ > ( 多分、人間の形をした皮袋に水を詰めたらあんな感じだ。 失礼ながら、その姿は不気味と言えなくもないが、幸いヒトガタをした人でないものには若干の耐性も慣れもある、つもり―― ) …記録と記憶は似ていますが違うものだと思います。 記録は紙に――紙もひょっとしたら初耳でしょうか――誰でも書くことができますが、その対象に思い入れがなければ記憶は留めておけません。 思い入れがある相手、覚えていたい・忘れたくない相手がいて、けれど別れは必ず訪れるからこうして残しておくのです。 …逆に言うと、こうして形を残さなければ人は忘れてしまうんですよ。 どんなに覚えておきたい相手でも、いつかは。 [Mon 30 Aug 2010 02:37:53]
バーネット > 検索 該 項目 2 ん  『抗体』 『警備』 (謎の生命体バーネットは、其方に向き直る。と言っても、普通の人間がそうするようにではなく、もっと簡単に ―― …判りやすく言うと、体の形状そのものを変化させて、『後ろ向き』から『正面』を向いているような形状に変化したのだ。) 検索 該当 目 1件 『生体 能 停止』 (異様なまでに有機的なそれが紡ぐ言葉は、その実何よりも無機質な物であった。) …何故? 何 記録 る? (先ず、それは人間の持つ価値観や概念を、完全に学習しきってはいない。故にそれは『墓』が何故存在するのかさえ、理解してはいなかった。) [Mon 30 Aug 2010 02:28:55]
ドライツェ > ( 僅かながら肩に入れていた力を抜いた。 意思の疎通は可能なようだ。 ――そこまでは不可能にしろ、少なくとも相手に思考能力があるらしいとだけは知れる。 濁る声から母音と子音を苦労して汲み取り、そこから連想される名前を ) バーネット、さん――ですか。 …ドライツェといいます。 説明が難しいですが、よくないモノをやっつける仕事をしています―― ( ものすごく散漫な紹介になって我ながらへっしょりした。 …無論相手の出方次第だが、これで「今は」敵意がないと伝わってくれればいいのだが ) そして、ここはお墓です。 ――…貴方には死の概念はありますか? もしあるなら、ですが――――そうして死を迎えたものを記憶しておく為のものです。 [Mon 30 Aug 2010 02:19:37]
バーネット > (何処から何処を如何見ても、まごう事なき人間外。バーネットの姿を見て、それが人間であると認識するのは極めて困難であろう。形状だけは人間にそっくりであったが、その実それはどんな人型の生命体よりも、人間からかけ離れたモノなのだから。) 識 名 バ ネット (水底から響くようにくぐもった声は、酷く聞き取り辛い。いくらかの部分はそもそも言語として認識できないレベルにまで濁っているため、いくらかは勝手に補完する必要があるだろう。) 問う こ  何 ? (手のような形にした体の一部を動かし、指差すような形をとる。それは墓石を指しているように見えるだろう。) [Mon 30 Aug 2010 02:12:22]
ドライツェ > ( 痛恨の連続ミス…! orz 失礼しました。 take2 ) ……  、 ( ある種の猛禽のように360度首が回るだけでも充分人間を外れているが、目の前のそれはその域の更に上を行く。 人外人外、人外確定。 ) …二人目のお客様ですか。 ( 今度こそ手近な墓標に寄りかかってしまいたくなった。 スライムの仲間か何かと思われる相手を害悪と認定してしまってよいのかどうかと、経典の小口で首筋を叩きつ ) 貴方が最近雇われた墓守だと話が楽なんですけども。 ――名前を伺ってもよろしいですか? [Mon 30 Aug 2010 02:05:36]
ドライツェ > れはその域の更に上を行く。 人外人外、人外確定。 ) …二人目のお客様ですか。 ( 今度こそ手近な墓標に寄りかかってしまいたくなった。 スライムの仲間か何かと思われる相手を害悪と認定してしまってよいのかどうかと、経典の小口で首筋を叩きつ ) 貴方が最近雇われた墓守だと話が楽なんですけども。 ――名前を伺ってもよろしいですか? [Mon 30 Aug 2010 02:04:59]
人影? > (人影の表面はよく見れば奇妙に流動しており、人ならざる何かである事を簡単に理解できるだろう。) (それの名はバーネット。吾亦紅。変化を暗示する花の名を与えられた、ひとならざるかいぶつ。) (動くたびに、ぐじゅるぐじゅると粘液質な水音が漏れる。それは人の形を模した、ゲル状生命故の特質。) にん ん ? (それは水底で発されたかのようにくぐもった声を発し、其方を見る。但しその形態は微動だにしていない。動いた物は『眼球』のような何かだけ。それはぐるりと頭部を周回し、およそ真後ろに位置する其方を見た。) [Mon 30 Aug 2010 01:59:37]
ドライツェ > ( 訂正: 様子に来て→様子を見にきて 失礼しました ) [Mon 30 Aug 2010 01:57:28]
ドライツェ > ( 夕刻は雨が降っていた。 ――だから、騒ぎを聞きつけた墓守が様子に来て泥濘でも踏んだものかと ) …大聖堂の牧師です。 お騒がせしてすみません、お騒がせついでに鉈かスコップを少々貸しては頂けませんか――… ( 音の方向を振り向いてみたがそこに墓守の姿はない。 月明かりだけでは相手の風体はよく見えず、外灯の光が届く辺りまでじりじりと後ずさろうと ) [Mon 30 Aug 2010 01:56:08]
人影? > (およそ墓場には似つかわしくない、粘液質な水音が響く。音の源は黒い人影。夜闇の中にあって、黒い光沢を持った奇妙な人影。) [Mon 30 Aug 2010 01:50:57]
ドライツェ > ( 冗談のように口にしたが、本音を言えば案外冗談とも言い切れない。 いかなる経緯があってのことかは島外から流れてきた自分は知らないが、この街には起き上がり専門の始末屋が居る。 寡聞にしてそれぞれが不仲という噂は聞かないから、関係は悪い物ではなさそうだが――餅は餅屋。 相互の協力は不可欠にしろ彼らに一任してしまってもよいのではと思ってしまう。 …我ながら惰弱だと思うが、その程度にヒトガタは疲れる。 )  実際はそうもいかないんでしょうけどね。 分かってますとも、ええ―― ( 月明かりに照らされた墓地のほぼ真ん中にいる。 前後左右と墓標が並ぶただ中にぼやいている僧服がひとり ) [Mon 30 Aug 2010 01:50:35]
お知らせ > 人影?さんが来ました。 『ぐじゅ る 。』 [Mon 30 Aug 2010 01:48:43]
ドライツェ > ( 万事に例外はあるにせよ、ヒトガタをしているということは彼らを人として認識している無辜の市民も居ようということ。 今自分が打ち倒した「誰か」とて家族の元へ帰ったならば肉親たちは涙を流して喜ぶのかもしれないし、長く潜んでいたならば仲の良い隣人だってできるだろう。 ヒトガタを屠るということは同時に彼らの思い出も殺すのと等しい。 裏を返せばその間隙につけ入るのもまたヒトガタたちの手管だろうから、安易な同調は禁物だけれど ) …実体のない死霊専門になりたいと言ったらお叱りを受けてしまうでしょうが。 ( 誰にって大聖堂のえらいひとに。 エクソシスト少ないよエクソシスト。 ) [Mon 30 Aug 2010 01:40:50]
ドライツェ > ( 宗教に身を捧げているとこの手の世の理から零れ落ちてしまったモノと出くわす機会は少なくない。 まして武闘派に籍を置くなら尚の事、死霊や悪魔や吸血鬼たちと殺し殺されることもある。 ――今回はたまたま墓穴から起き出てきたばかりの吸血鬼とご対面してしまった後の。 ) …起き上がり、ですか。 ( 確かに彼らもまた自分達の敵ではあるから、遭遇してしまったならばやっぱり看過はできないが ) 苦手なんですよねえ、人のカタチをしている相手はー…    [Mon 30 Aug 2010 01:32:43]
ドライツェ > ( いつだってヒトガタを屠るのは疲れる。 殺人を犯した気になるし、器自体はまだ人間だったのではという疑念はなかなか拭えない。 今回の場合は焼けて煙を上げている皮膚がその可能性を否定してくれるけれど、それで気が軽くなるはずもなく、手近な何かに寄りかかりたくなってくるのを堪えなければならなかった。 辺りにある寄りかかれそうなものといったら墓標くらいしか当てがない。 ) …久々のご対面になっちゃいましたか。 ( 十字を切る。 額の汗を拭うのは死者への手向けが済んでから ) [Mon 30 Aug 2010 01:23:40]
ドライツェ >  …  、 「起き上がり」――――…  ( まだ息が上がっている ) [Mon 30 Aug 2010 01:16:00]
ドライツェ > ( ――…「そう」呼ばわるには少々生々しいものが僧衣の足元に転がっている。 否、転がっているというよりは己が転がしたのだけれど ) …  、  ……   …………   ( ぜーはーと荒い息遣い。 手には試験管ほどの小瓶。 足元に倒れる、派手に顔が炭化した人のカタチ ) [Mon 30 Aug 2010 01:14:43]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 夏の終わりの怪談話 )』 [Mon 30 Aug 2010 01:10:21]
お知らせ > ケミーさんが退室されました。 『 …そういえばレインさん、いつまで休むんだろ。 ( 家で一眠りしたら、自警団の詰め所へ )』 [Mon 23 Aug 2010 01:12:07]
ケミー > ( …長いこと思案にくれていたけど、いい加減答えが出ないと思えば、息を吐いて中断した ) …そしたらあたしは、何をしようとしているんだろうなぁ。 自分の事も判らんのですから、他の人の事なんて余計ですよねぇ。 そろそろ行きますわ。 ( 石へと軽く辞儀をして、背を向けた ) ( 次は花を忘れません、と言い添えて ) [Mon 23 Aug 2010 01:10:00]
ケミー >  ───。 ( 答えを聞いた小女は、しばらく黙ったまま、困ったように笑っていた ) ( そして、青年の姿が見えなくなるまで、その背中を見ていた ) …。 好きでやってる人もいる、そうでない人もいる。 ただ、どんな行動も、その人なりの理由がある。 ( 例えば誰かを刺す理由が、その人への恨みであったり、やり場の無い感情の矛先であったり、それを趣向とするのであったりするように ) それでも模範的な正義がいなくちゃ、何がいけない事かなんて、胸を張って言えなくなっちゃうんですよね。 ( 彼は、まさしくその模範的な正義を信念としているのだろう。 出会った時も、今も変わらず ) ( そして、それで良いのだ、それが良いのだ、きっと ) 貴女は何て言っていましたか、コンスタンツェさん。 ( 自分も彼も知る機会を逃した彼女は、何と思って何と言っただろう? …何となく ) [Mon 23 Aug 2010 00:58:48]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――自分に、出来る事を。』 [Mon 23 Aug 2010 00:46:15]
カイン > (――好き勝手に暴れてるだけのヒーロー気取りと言われた事は多い。 が、決してそんな気軽にできるものじゃあない。 何度も挫折を味わったし、結局、殺人鬼を捕らえることさえできていない。 その上で「人の話を聞かない」という評は的確だった。 聞く気は無かったのだ、正しく。 他の誰も行動していないと思い込んでいたから。 ただ、今は違う)…………………。(一瞬の沈黙。 結局、振り返ることはなく彼は墓地を後にしたが、しかしそれでも、最後に彼女へと答えを返す。 それは決して、拒絶ではない。 貴女が自分にできることをするのであれば、当然、自分は――) [Mon 23 Aug 2010 00:46:06]
ケミー >  あれ、何だ、違う、 えっと… アベル、じゃない方───そう、だ、 あれ、カイン。 ( 単語の意味と、物語。 聖書が日常に密着しないイエロティアは、それでも仕事に無関係では無いからと。 浅く読んだ書物の記憶、手繰りて手放す繰り返して、やっと ) 思い出した、カイン・グレイホークさん。 メランモールを教えてくれた人。 ( 冬の冷え込む時期に、何の事はない立ち話をした青年だ。 明確に覚えているのは、ヴェイトスに来て長くない頃、この島の美味しい店を知る切欠になった相手だったからだ ) あなたにとってそれが大事なように、私や他の人にとっての大事なものは違います。 単身と団体で出来る事も違います。 お互いに出来ない事が別つのなら、穴を埋める事も出来ませんや。 ( 思い通りには逝かない、侭ならないと、何度嘆いただろう。 他の出来る人を羨んだ事も数知れず。 目を細めて、背を向けた侭の相手の後頭部を、見ていた。 動かぬ、まま ) …目に見えない事は、動いていない事とは同意義では無いと、自分は思いますよ。 カインさん、 ( 正義の在り方について考えていた、青年は ) あなたは、何をしようとしていますか。  [Mon 23 Aug 2010 00:38:56]
カイン > だったら――(背中に聞こえた彼女の言葉に、青年は立ち止まった。 振り返ることはしない。 バリ、と頭を掻く仕草は、ちょっと困った風な仕草ではあったかもしれないが)――行動を起こすしかないだろう。 何でも良いから、やるしかない。 やるしかないんだ。 目玉泥棒を捕らえるにしても、犯罪を阻止するにしても、たとえ世界を救うのだとしても。(その声から、僅かに重みが消えていた。 やらなければ何も変わらないが、やれば何かが変わる。 そして実際、行動を起こせば犯罪被害にあっている人間を一人は助けられるのだ。 何もせずに詰所に篭っているのは、その人物を見殺しにするのと同義だ。如何なる理由があるとしても)……自分が言えるのは、それだけだよ。 [Mon 23 Aug 2010 00:27:32]
ケミー >  黙っていたら命令もしないし、我々は微塵にも動かないんですよ。 それでも、出来ることが限られているから、自警団を辞めた人もいますが。 ( 出来る事が限られるのは何に関しても変わらない。 ただ、その基準が異なるだけで ) 仕事の最中に見つけた情報を、事細かに自分の中にしまいこんで、それに繋がるんじゃないかと手繰るのは、あたしの勝手です。 それは、自警団の仕事じゃない。 ( 彼女の一件に限らない。 今まで起こった事件を大小問わず、その関連性を見出す事は決して無駄じゃないと思っている ) ( だから「自警団の貴女」は、何もしない ) ───あ、 。 ( はた、と ) 「世界とか救いたい」、 ( 無意識に零したのは、何とはなしに思い出した言葉だ ) って。  [Mon 23 Aug 2010 00:21:13]
カイン > ただ黙っているだけの人間に、価値なぞないさ。(それが上司だとしても、だ。 そう吐き捨てるように呟いた。 行動を起こさず文句だけ垂れ流す人間なぞ、単なる害悪だ。 奴らは知らない。 自分が見て見ぬ振りをしている間に、何が起きているのか。 この墓地は、その一端だ。 誰に、何故、殺されたのかも解らない死体が、どれ程此処に眠っているというのか)………………。(そして青年はその答えを聞いて、あっさりと貴女に背を向けて歩き出した。 話す価値は無い、と断じたのだ。 ――カイン・グレイホーク/アイゼンリッターは半ば以上、狂人に近い精神状態にある。 強迫観念、パラノイアに突き動かされている彼は、他者に対しての敵意が異常なまでに強い。 そして犯罪者は別格として、特に「行動を起こさない自警団」というものに対しては、軽蔑というより憎悪に近い感情を抱いている。 別に貴女のせいというわけではない。 ただ、彼が今までに見聞きしてきた状況が悪かったという、それだけの話だ) [Mon 23 Aug 2010 00:13:08]
ケミー >  どうでしょう、我々が行動を起こすのには、或る程度は上の人間の指示が無ければ出来ません。 …必要と有らば、それを見つけ出すための指示をするのが、上の取れる行動じゃないかな、と。 ( それが上司で、上の起こす行動だと、自分なりに感じた事。 現実的に出来ない事や、手の届かない所への命令は、確かに出来ないが ) 時間の流れは、あっという間ですね。 起こる出来事が多すぎて、埋もれてしまうんでしょうか。 ( 特別なような出来事でも、同じぐらいの特別が大量にあったら、それは特別では無くなってしまう ) …。 自警団の私には、何にも出来ません。 ( 相手の顔を真っ直ぐ向き、その視線を受けた ) ( 無闇に自信たっぷりに、目を逸らさずに ) [Mon 23 Aug 2010 00:05:53]
カイン > 実際に行動を起こせるのは、そういう地位の人間だけだよ。(上にいる人間は、椅子に座ったままだ。 事件は現場で起きている、なんてのは、もう随分と前の劇の言葉だし、実際はあんな風に熱意だけで全てが解決するわけがないのも理解してはいるが。 ある種の真実ではあった)特にヴェイトスでは、そういった時間の流れは早く感じるからな。 一年前の事さえ、曖昧になる。(そして、青年は口を閉ざした。 逃げ延びた事が許せないのか。 殺人鬼が許せないのか。 それに対する答えは無く、ただ静かに視線を彼女へと突き刺した)逆に聞こうか。 それを覚えている、自警団の貴女はどうするつもりなのか。 [Sun 22 Aug 2010 23:57:41]
ケミー >  えぇ、下っ端もイイとこですけどね。 ( 墓石の下に埋められた彼女ほど、熱心でも真面目でも無い小女は、有能ではない、と微苦笑を一つ ) 時間が経てば経つほど、どんな事も薄れるように忘れられて行きますものね。 ( けれど、それを重要と見做して留めようとする人間が居る事も、理解は出来る ) 逃げ延びた事が、許せませんか。 ( その殺人鬼が許せないのか、それとも逃がした侭である事が許せないのか。 まだ、判らないけれど ) ……忘れない事で、貴方は、何をしようとしていますか。 ( 問いかけは、思いつき、そのものだ ) [Sun 22 Aug 2010 23:53:32]
カイン > 後輩――? そうか……君も自警団員なのか。(小さく目を細めた。 警戒する必要がある反面、僅かに嬉しくもあった。 あの後、自警団はさして目玉泥棒に対して活発に動く様子は見られなかったから。 それに憤りを抱き、自警団への批判を繰り返していた青年にとって、こうして彼女の墓前に立つ自警団員がいるというのは喜ばしい事だった)死ぬこと自体は、誰にでも起こりうる。(そう言って、青年は首を左右に振った。 そうじゃあないと)重要なのは、殺されたことだ。(そうして口を開いた青年の事は、酷く静かで、冷たく、淡々としていた)殺人鬼の、自分勝手な理由で、腹を刺されて、「殺された」。 ただ死んだわけじゃあない。 ――そしてもっと重要な事は、その殺人鬼がのうのうと逃げ延びている事だ。(だから、と彼は言葉を区切る)……それを忘れない為に、此処に来た。 [Sun 22 Aug 2010 23:44:31]
ケミー > ( 聞いた事を飲み込むまでに、幾許かの時間を要したようだった ) … そうですか。 ( 間を置いてから納得の意に頷いて、わかりました、と ) そう、ですね。 死と言うのは、知る機会を失うと言う事でもありましたっけ。 私も、実のところあまり彼女の事を深く知っていたわけでは、無いもんで。 (改めてそう感じた、と言う口ぶりで言葉を向けた。困惑も、微かに混じらせた侭 ) 同僚と言うか…私が後輩、だったっけ。 そんな感じです。 ( 死した理由は死した人の数だけ有り、それを目の当たりにする事も増えて久しいが。 同じ場所に居る、その理由で特に彼女の死は覚えていた ) あなたは、彼女が…死んだ事を、重要な事のように言うんですね。  [Sun 22 Aug 2010 23:38:57]
カイン > 彼女の事は、それほど知らないんだ。 知れたかもしれないが、その前に機会を奪われたから。(微苦笑を浮かべて、首を左右に振った。 彼女は自分と共に目玉泥棒を追跡しようとした人物であり、もしかしたら理解者となってくれたかもしれない人だった。 勿論、敵対した可能性だってある。 けれど、そういった事柄を一切合財まとめて、全てあの少女、あの殺人鬼は奪っていった)だから、彼女が何故死んだのか。 それを忘れない為に。 ――――貴女は?(恐らく、コンスタンツェの友人だろう、とは思う。それ以上の関係性はわからないが。 自分に此処に来た目的を問うたのだ。 此方から聞いても構わないだろう) [Sun 22 Aug 2010 23:28:28]
ケミー >  彼女の事を、ですか。 ( 近しいか、関わりの有る者かと判断した ) ( 死した時に参拝に現れた人は少なくなかった。 その一人なら、覚えがあっても可笑しくないか、と。 まだ記憶の琴線が振れるも、明確には思い出せないまま ) それとも、彼女を死に至らしめた出来事を、ですか? ( 首を傾いだ ) ( 問う声は静かで、幾分淡とした ) [Sun 22 Aug 2010 23:24:42]
カイン > (実際、そうだ。 目玉泥棒の凶行を覚えている人間は減った。 未だに追跡を続けているのは、恐らく自分だけだろう。 このまま放置しておけば、誰も彼も忘れ去り、無かった事になる。奴も其れを期待しているに違いない。 ――そうはさせるものか)……いえ、参拝というよりは――確認しに来たんです。 忘れないように。 絶対に。(彼女は殺された。 路地裏で、雨の中、腹を刺されて。 その事を忘れないように)……………。(手向けるモノは持っていなかった。 彼女が死んだ場所は此処じゃあない。 此処にあるのは、そう、モノだけだ。 青年もまた彼女の葬儀には参列しているし、芸能横丁では舞台にも立っている。顔を覚えられていても不可思議じゃあない。 ただ、彼の方は貴女の事を覚えてはいないようだったが) [Sun 22 Aug 2010 23:19:11]
ケミー > ( あらゆるものが風化して行く。 人の死も記憶も、すべては有機と大気に還る ) ( それがあるべき姿と捉える自然信仰者は、それでも墓地に来た ) ───おや、 ( 見つけた人影が訪れた墓は、自分が訪れんとしていたのとほど近い場所、と言うより、ほぼ同じと言うのが正しかった ) 参拝ですか。 ( 野花を探していた視線は、何の手向けも見つけぬままに人へ向く。 眼鏡を押し上げ、目を細めながら問いかけた。 見覚えがある、気がする ) [Sun 22 Aug 2010 23:13:41]
カイン > (此処に死者が眠る、というのは欺瞞だ。 土の下にあるのは、ただの肉の塊。それさえもやがて腐敗し、骨だけが残る。 神や天国、或いは地獄なぞは信じてもいない。 にも関わらず青年が此処を訪れたのは、彼女が死んだという証拠を確認することで、新たに決意を確固たるモノにする為だ。 彼女が死んだ路地裏には幾度と無く脚を運んだが、此処に来るのは――目玉泥棒と対決した時以来か。 どうも躊躇ってしまっていた。 結局、アレだけ大見得を切ったのにまだ奴を捕らえられていないのだから)……やれやれ。(溜息を吐いた。情けない限りだ)(そんな風に青年が脚を止めたのは、貴女も知っているだろう人物の墓の前だった。 つまりは、コンスタンツェという殉職した自警団員の) [Sun 22 Aug 2010 23:06:59]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――墓参り。』 [Sun 22 Aug 2010 23:01:32]
ケミー > ( 事件が起きて何かが生きる限りどうしようもない事だもので、変に感傷に浸るでもなく ) ( ただ何となく、墓は減らねば増えて行くばかりの気がして ) 面倒臭い、と言うのも違うんだけど、何ともはや。 …いつか全部が墓地、とか嫌ですよ、あたしゃ。 ( きょろ、と見回してみた周囲。 寂しげに揺れる樹枝にそよ風を知りながら、月の見えない曇天に吐息 ) 何か花生えてないかな。  [Sun 22 Aug 2010 22:58:41]
ケミー >  ・・・ともあれ、寝過ごしたのは、夜勤明けの上に仮眠ナシだったんで、どうかご勘弁を。 ( 言い訳を一つ ) ( 参る先が几帳面な人間だったら、何と言われるものやら ) …祈る人が増えて行くんですよ。 どうしたら良いですかね。 生き物は死ぬって判ってるし、自分だって何時死ぬか判らないって言うのも、知ってるんですけども。  [Sun 22 Aug 2010 22:41:09]
ケミー > ( 何処から来て何処へ行くのか、なんて囁く頃に、目的地と言えなくもない墓碑名へと辿りつく ) よし、と。 ( 顕花やお供えだとかの、気の利いた物は持ってきて居ない ) 開いてる店探してでも、買って来れば良かったかなぁ、やっぱり。 ( なンて思っても、後の祭りだ ) ( 来ようと思っていたものの、起きるのが遅すぎた、という話 ) [Sun 22 Aug 2010 22:35:55]
ケミー > ( 他の国にも、死者が戻る風習と時期はあるらしいから、そっちの方が戻って来そうだなぁ、なんて思考ばかりが頭を巡る ) そうだなぁ、こっち育ちの人も多いだろうし。 …しかし、墓ってスペース足りるのかな。 減ったりする事もあるのかな。 ( 覚えある名前の前で、目を瞑って祈ろうとして、やめた ) 祈りの元が違ったら、失礼かも知れんわな。  [Sun 22 Aug 2010 22:25:54]
ケミー > ( あと一週間ぐらい前に凝られれば、時期のド真ん中だったろうに ) ( 思いながら、故郷の風習を思いながら、てん、てんと墓石の並びを眺め見る ) 既に土に還って、ゆっくり過ごしたい人が、起こされたいかどーかは判らないけどさ。 …ああ、でも楽しければ、戻ってみるのも悪くないのかな。  [Sun 22 Aug 2010 22:17:50]
ケミー >  やー、やー、やー・・・ 時期外しまくりでしょー、ねぇ自分。 ( 墓石の群れに紛れながら ) ( はふ、溜息 ) [Sun 22 Aug 2010 22:13:48]
お知らせ > ケミーさんが入室されました。 [Sun 22 Aug 2010 22:12:32]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 何言ってるんですか、当たり前でしょう。 ( 至極真面目に。 とても助かってます。…。 )』 [Tue 3 Aug 2010 01:44:00]
トート > ( 耳障り? 耳触り。  耳障りでもこの場合間違いじゃないかもですが、さすがに。さすがに。 …。 )   … え?  ( そンなこと言って、単に仕事が減って嬉しいだけだろう と、 からかうようにふわりふわり、周囲を舞う魂に ) [Tue 3 Aug 2010 01:42:27]
トート > ――― 貴方たちも、私にせっつかれて門へ向かうより あぁして逝く方が良いのでしょう? ( 生前、帰依していた宗教なれば特に―― そうでなくても、死者の為に祈る生者の言葉は心地好いはず。 ) 私には残念ながら余り耳障りが良いとは言えないようですが。 ( そういう存在と、 されているがゆえに。 ) ( 上司が天使の死神とか、 あるいは天使の死神とかもいるんですけどね。 つまるところ、死の淵において迎えにくる存在が死神だ。 どの宗教でもそれはかわらず、ゆえに様々な死神が存在する ) [Tue 3 Aug 2010 01:39:35]
トート > 彼のような真面目な祓い屋がもっと増えてくだされば、 ( 足を組み、左手で座にした枝を軽く掴む ) すごく助かるんですけどね。  ――― 私が。 ( えぇ。 ) ( 頑張ってくださると ラクです。 すごく。 …。 ) ( そも、下界での死神の仕事は 死せる魂たちが迷うことなく死出の門を訪れるようサポートすることだ、 ) 祓ったり清めたりなんていうのは、専門外なんですよ。 ( 肩を竦める。 この地に留まるモノたちや、悪霊化したモノも 死出の門に訪れるようにと助力はするが、お祓いなどはむしろされたら困る側の存在 ) [Tue 3 Aug 2010 01:28:17]
トート > ―― お皿でなく 墓標にでもすればよかったでしょうか、 ( ふむ、と考える仕草。 替え歌あそび。 お掃除する場所も、元は違う ) ( 彼はまだ勤しんでいるのか、それとも帰途についたかは知らねど。 感じうる限りの範囲には、墓守と死霊の姿しかないよう――、 ) … ( 捉えられぬところには誰かいるかもしれないし、死神といえど捉えられぬ気配もこの街には数多あるだろうが ) [Tue 3 Aug 2010 01:15:04]
トート >  She washed up the dishes, (お皿は洗ってくれたし) ( ―― 気だるげに首を傾げ、墓地を一望し )  and ( 唇が弧を描く )  kept this cemetery clean...? (**を掃除してくれた し?)  ( さぁッと、 一筋の涼を運び風が墓所内を駆け巡る。 体を包むよに繁った葉が、さわさわと揺れて微かに頬や腕をくすぐった )  ――― まぁ 彼女、ではなく 彼、のようですけれど。 ( ぽつり、 ) [Tue 3 Aug 2010 00:59:42]
トート > (私の小さなめんどりは) ( ―― 木の枝の上、枝葉に紛れるように。 座る少女は大鎌を手に、口元に笑みをはいてわらべうたを紡いでいた ) the prettiest ever seen, (世界で一番かわいいんだ) ( 仄か笑い声含み、揶揄うような響きの歌声は 夜の墓地に似合いの不気味さ。 リズムに合わせ、ふらりふらり、投げ出した足が揺れる ) [Tue 3 Aug 2010 00:45:55]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 I had a little hen, 』 [Tue 3 Aug 2010 00:33:10]
お知らせ > マドゥーさんが退室されました。 『戦士の姿は闇に包まれる。』 [Mon 2 Aug 2010 22:41:45]
マドゥー > (もっとも自分のヴェイトス市訪問に裏は無いつもりだ。単に街を懐かしむのと、この墓参りを成したいだけだ。もくもくと周囲の雑草を刈り取れば、散らばったそれを適当に脇に寄せる。)……こんなところか…。まぁ、また時間があれば来る。(その部分だけだが、随分と見られるようになったその墓石を一瞥すればきびすを返そう。街道警備にもようやく部下も慣れて来たようで、副隊長の任を任せられる者も出てきた。こうしてしばしの休養を取れるのもそのおかげだ。)さて…たいして馴染みも居らぬ街だが…(明日の朝まではぶらりと適当に歩いてみるか。普段口にせぬものを食べてみるのも良い。そういえば、と記憶にある友人の顔を思い浮かべたりもしたが、実際奴がどこに住んでいるかも知らない。適当に屋台をはしごして原隊に戻るとしよう。) [Mon 2 Aug 2010 22:40:26]
マドゥー > ルーカスの子飼いも最早尽きたと見える。…この場に来るのも俺だけか。(ひとりごちて腰の曲刀を抜き放てばざすっと、眼前の雑草が円弧状に切り払われる。それを繰り返すこと数回……ようやく埋もれていた墓碑が姿を現した。)………何年ぶりか…すまぬな。(泥と苔にまみれた墓碑の前に跪けば用意してあった布でその汚れをぬぐい始める。刻み込まれた主の名をみれば、ひどく懐かしさを覚えずには居れなかった。先の潜入よりアングリマーラに戻って、数年、この街の土を踏んでいなかったことになる。)………これからは…(街道でのクリスティア騎士団との一件依頼、ヴェイトス方面へと接近する大義名分を掲げるのが容易となった。ヴェイトス駐留…は無理とはいっても、そこは自由貿易都市、…街道警備の一角を担うアングリマーラ兵の滞在を拒む理由は無い。) [Mon 2 Aug 2010 22:27:29]
マドゥー > (ヴェイトス市公共墓地の寂れた一角に、サンナ・マドゥーは佇んでいた。普段のように武装していたりもしないが、覆面やフードなどでその容姿を隠しているわけでもない。この街では重犯罪人とはいえ、そのきっかけは人々の記憶からそろそろ忘れ去られようともする過去の事件。当時の自分の容姿を知る人間もそもそも少ない。街に潜入するに当たり、無駄に変装などする方が余程怪しく見えると言える。)………(手入れする物もほとんど存在しないであろう区画は、この陽気も手伝ってか人の丈程も伸びた雑草が密林のように生い茂っていた。) [Mon 2 Aug 2010 22:18:22]
お知らせ > マドゥーさんが来ました。 『寂れた一角…』 [Mon 2 Aug 2010 22:12:04]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Mon 2 Aug 2010 22:03:29]
ドライツェ > ( 蒸し暑さに僧服の襟を指先でもってはたつかせ、手の中の経典を確りと収め直して ) ――…よし。 ( 次は「彼女」の番。 木陰から視線を送っている、童女のような幼女のような白い白い人の姿を眼鏡越しの視界に捉え、柔かい土を踏み締めて ) [Mon 2 Aug 2010 22:03:14]
ドライツェ > ( 屈み込み、プレート型の墓標の表面をそっと掌で払った。 雑草の類が殆どないので墓守がきれいにしていってくれているのが分かる。 だから、大気中に混ざった塵がどうしても表面を覆ってしまう分を払い除けただけ。 やがて立ち上がり、僧服の裾を払いながら辺りを見回してみても、本来の目的であるところの茶色の髪束は見当たらなかった ) ……。 ( 或いは今頃他の誰かが無事取り戻してくれているのかもしれず、もしそうならそれが最良なのだけれど。 きっと誰も、街中を奔走しているのだろうから ) [Mon 2 Aug 2010 21:58:06]
ドライツェ > ( 例えば黒死病に代表される流行り病の前に人が為す術を持たなかった頃、その時代ならまだ分かる。 事実はどうあれ流行り病が世に蔓延した頃なら、まだ夏は死者が多いものと納得できなくもないのだけれど ) 人に涼をくれる為にわざわざ姿を現してくる、そういうわけじゃないですよねえ。 ( だとしたら、あんまりありがたくない配慮だと思う。 勤めとは言え仕事が増えちゃって増えちゃって―― ごほん。 黙す。 黙した ) [Mon 2 Aug 2010 21:49:49]
ドライツェ > ( 開いた経典にはただの一度も目を落とすことなく ) ――――――――。 ( 最後の一句まで唱え終えて、 …ぱたん。 革ごしらえの表紙を閉じた。 本が喰らったわけではなかろうけれど、経典を閉じると同時に光は消える ) …。  ( 雑木林の向こうからこちらを凝視している視線に一瞥をくれ、後頭部をもしもし掻いた ) 多いですねえ… どういうわけか、夏は。 [Mon 2 Aug 2010 21:45:18]
ドライツェ > ( 煌々とした月明かりのおかげで足を取られることなく墓標と墓標の間を縫う。 ふよふよ漂う発光体へ向かったのは、お呼びでないモノとは言え見なかったことにはできないからで、発光体の直下の古い墓標の――十字架ではなく、長方形のプレート型の――四隅にそれぞれ瓶に詰めた水をかけた。 パプテスの取り決めに従い神の御許にその存在を委ねるべしと定められた教句を唱える。 朗々としたものではないけれど、諳んじて久しいそれを澱みなく ) [Mon 2 Aug 2010 21:39:36]
ドライツェ > ( 湿気を多分に含む土から立ち上る煙のような発光体。 奥の雑木林の方から半身だけを覗かせてこちらの様子を伺う視線 ) …うわあ。 ビンゴだ。 ( ある意味大はずれ、だけれども。 昨今は大災害じみて大量に人の命が奪われる事件も取り立てて起こってはいないらしく、この手のモノは大分減った――ように思う。 現世に留まってしまったモノが死出の門へと円滑に送られている可能性については失礼ながら考えていない。 認めないというよりはパプテスの狭義の範囲の外にある為の。 ともあれ、お呼びでないモノの方ばかりが「視えてきてしまうので」髪探しははかどっていない ) [Mon 2 Aug 2010 21:31:49]
ドライツェ > ( ――――の、つもりだったが ) [Mon 2 Aug 2010 21:25:37]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『@カミ。 延長戦』 [Mon 2 Aug 2010 21:25:13]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 そいつがネクロマンサーの類だったという話は、後の方で聞かされた。…全く。 』 [Mon 2 Aug 2010 00:02:37]
艶子 > ( こういうのって割とショック。自分だけ転んだ時よりショック。だって、こっちが転びさえしなければ相手に追いつけたのに。まるで私が…そう、間抜けみたいじゃないか。 ) うががが…! ( 足を滑らせながらも何とか立ち上がると、再び追いかけっこが始まる。そして、ここで漸く事が私に有利に働く。足の速さは同じでも、スタミナはこちらの方が上だったみたいだ。少しずつ二人の差は縮まっていき、とうとう相手が足をもつれさせて二度目の転倒を起こし、追いついた。 ) はぁ…っ はぁ…っ こ、こいつめ…!手間かけさせやがって! ( そいつの首根っこをむんずと掴めば、まだ若そうな男がひぃひぃと息を切らし、許しを請う。 ) 馬鹿!誰が許すか!今から自警団に突き出してやるからな!そこでたっぷり搾られやがれー! ( ずるずるとそいつを引き摺って歩き出す。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:57:08]
艶子 > ( 足元は雨でぬかるみ走りにくく、けれどもそれは相手にとっても同じこと。それならば、普段走り回って身体を動かしてる私の方が早いに決まってる。――と、思いきや。相手も中々足が速く、その距離は中々縮まらない。 ) くそ…ッ! ( 逃したりしたらギルドの評価にも関わる。私は舌打ちして、必死に追いすがった。――すると、その時だ。墓を荒らす不届き者を許さないと、墓場に眠る者達がそうさせたのか、前を走る人影は足元の泥濘に足を取られ、滑って尻餅をつく。 ) はは、ざまあみろ!罰が当たっ―――― どへー! ( なんと!私まで足を滑らせて転んでしまった!一体私が何をしたというのか! ) [Sun 1 Aug 2010 23:50:48]
艶子 > ( ――さて、そうやって脅えながら暫く墓地を歩いていると―― 暗闇の中に浮かぶ微かな灯りを見つける。墓守か、墓参りか、見回り中のヴァンパイアハンターギルド…そうだとは思いたくないが、霊魂の可能性もある。もしそのどれも外れだというのならば…墓荒しだろう。 ) ………。 ( 私は早歩きでその灯りに向かって歩き出す。松明の灯りを消すわけにもいかないし、息を潜めて近づくということは出来ない。もし墓荒しならば、こちらの灯りを見てわかり易い反応を見せてくれる筈だ。 ……そう。 ) ―――! 待てッ! ( 私が近づいていくのに気付いた人影が、手にしていたスコップを投げ捨て逃げ出した。傍らにはぽっかり空いた穴があり、どうやら墓を荒らしていた最中だったようだ。私は逃げた人影を追って、走り出す。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:45:25]
艶子 > ( そう勇んで歩いてはみるものの、やっぱり夜の墓場って恐い。ゆらゆらと揺らめく松明の炎にあわせ、墓場の影が躍る。その一つが人の影に見えてもなんらおかしくは無い。 ) 頼むから、出ないでくれよ…。私は皆の眠りを妨げる悪者をやっつけにきてるんだから。 ( 出ないでくれよと言ったのは、幽霊のことだ。もしかしたら幽霊も私に対して「お疲れ様です」の一言でも言いたいかもしれないが、そういうのも結構だから! ) [Sun 1 Aug 2010 23:36:31]
艶子 > 墓を暴くなんて不届きもいいところだ。絶対に許しちゃおけん。 ( 死んだ者の安らかな眠りを妨げることは許されることじゃあない。私は墓荒しという行為に、強盗や殺人、強姦などといった犯罪とはまた別の嫌悪感を抱いていた。何というか―― そう、一定のルールを逸脱した「やってはいけないこと」というか――。無論、その他の犯罪もやってはいけないことには違いないのだが。…うまく言えない。とにかく、死んだ人を冒涜するようなことはやっちゃいけない。ここには悪魔との戦争で命を落とした騎士たちの墓もあるんだ。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:32:39]
艶子 > ( 酷い雨だった。大雨の後はむっと蒸し暑い湿った空気が漂い、それほど動いていないのに服の下にじっとりと汗を掻く。まだ水滴の残る雨具を脱ぎ捨てれば幾分か涼しくなるのだろうが、松明を片手に持っている今はもう片方の手を雨具で塞いでしまうと、いざという時に腰の刀を抜けなくなる。――そう、ここには吸血鬼なんかの化け物が潜んでいるかもしれないのだ。 ) …でも、さっきの大雨じゃあ今日は外れかね――。いやいや、そういう天気だからこそねらい目と考えるかもしれないし。 ( とは言ったが、探しているのは吸血鬼ではない。墓荒しだ。最近墓地を荒らす不届き者が居るので何とかしてほしいという依頼が傭兵ギルド雷電にあり、私はそれを請けた。今は墓守への挨拶を済ませ、見回りの最中である。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:27:16]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 傭兵の仕事。 』 [Sun 1 Aug 2010 23:20:31]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『  ――― さて。 ( お仕事の時間だ。 )』 [Sun 1 Aug 2010 00:59:56]
トート > ( 死神は中立という立場から、 どちらのものたちにも口出しは出来ない が――― )  … 何事もないのが一番ですよ、 ( それでは刺激が足りないという生者の欲求も理解出来るが。 ) ( あくまで死神の視点からみれば、ということ。 運ぶ魂が増えるのは困るが、少なくなるのも困る。 ) [Sun 1 Aug 2010 00:57:25]
トート > 最近は皆さん大人しいようで、助かります―― ( その調子で、死出の門まで来て戴ければ嬉しいのだが。 さすがにそこまで首尾よくコトは運べないよう、 ) ( 夏場だと増えますし。 仕事。 死人の数的な意味で―――、 …特に貧民窟あたり。 )  ―――は? 毛髪? 専門外です。 ( 死霊が齎す昨今のヴェイトス事情に耳を傾けながら、木の幹に寄りかかった ) [Sun 1 Aug 2010 00:49:22]
トート > ( 墓石の上を、大鎌が舞う )  Come with a good will or not at all! (上機嫌で出てきなよ――でなきゃ、お断り!)  ( ―― わらべうたには、続きがあったけれど。 死神はその先を紡ぐことなく、 )   … まぁ、アナタ方に騒がれたり、 集まられたり 仲間を呼ばれたり―― 上機嫌で出てこられては、私も生者たちも大迷惑ですが。 ( とん。 )( 大鎌の柄で軽く地面を突きながら。 快活な歌声と一変して、死神は淡々と言葉を紡ぐ ) [Sun 1 Aug 2010 00:33:25]
トート > And  come with your playfellows into the street! (仲間と通りに集まろう!) ( とン、 )( 腰掛けていた木の枝から、死神は地面へと飛び降り )  Come with a whoop (ワイワイ騒いで) ( 墓石の間を跳ねるように、軽やかに歩み ) and come with a call, (なかまを呼んで) ( くるり、回って ) [Sun 1 Aug 2010 00:23:10]
トート > ( 墓場に紡がれる歌声は、 )  Boys and girls, (坊ちゃん嬢ちゃん) come out to play! (外に出てあそぼ) The moon doth shine as bright as day. (月は明るい)(昼間みたいだ)  ( ――― 原曲を無視して、好き勝手。 陽気に響く ) Leaves your supper (ごはんなンかほったらかし) and leave your sleep, (寝るのもやめちゃって) [Sun 1 Aug 2010 00:11:55]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( Hello, Hello, Hello, )』 [Sat 31 Jul 2010 23:50:55]
お知らせ > サラン@カミさんが退室されました。 『でも、やっぱエールが先かな・・・・ (町へと戻っていった)』 [Mon 26 Jul 2010 19:37:41]
サラン@カミ >  (あたりを、さらに警戒しつつ、異質なものや異質な気配が無いかと気を配って。  けっこう戻ってきたあたりで立ち止まり、ゆっくりとあたりを探る。  感覚は3。  それに応じた情報しか得られないのだが、今のところは本当になにもないようだ)  ・・・・・・・・・・・・・ ちがうな。 いない、みたいだね? (・・・・人の気配も、この場合、ROMられる方の気配も無い以上、何事もおこらない、と判断しようか。)  きっと、もっと遅い時間でないとだめなんだろうな・・・・・・・  OK。 (うん、っと頷いて。) サラ君、ありがとう、今度ゆっくりあそぼうな?いまんところ君の出番はなさそうだしーー (振り向いて、不満そうにチロっと舌を出す火の精霊に、ごめん、っと笑いながら一度手を合わせて。  その手を、もう一度、パン、っとたたくとヒトカゲはすぅっと闇に溶けるように去っていった)   さて・・・・ と?  (墓地の出口へ。 またさっきの墓守に出会ったので、どうも、っと笑顔とともに会釈しておく。 町へと続く道へでようか・・・)  あっついなぁ・・・ さすがに汗が・・・ 冷や汗もあるかもしれないけど。 (真剣に集中していたらしく、手のひらにもうっすらと汗が浮かんでいる) 風呂、いこうかな・・・・・ [Mon 26 Jul 2010 19:36:22]
サラン@カミ > ・・・・・・・・・カミ かぁ・・・・・ (いったい、何者なんだろう、と思う。 実は、このところ何度も何度も考えているのだが、答えはもちろんでない)  ツクモガミの一種なんだろうか・・・・ カミを集めるだけなら、正直、お亡くなりになられてる方を狙うほうが早いのだが・・・ 事件を考えると、そういうわけではないらしく)  (いくつかの墓がブロックごとに分けられていて、そのブロックも奥に行くほど古くなる様子で) あーーーー きっと、違うな。 こんな奥は出ない!! うん、だって俺がもし髪を頂いちゃう立場となれば、絶対新鮮なほうがいいもんな うん! (くるりときびすを返して出入り口方向へと進路を変えて。 あちらに近いほうがまだ新しい区画である。) [Mon 26 Jul 2010 19:27:07]
サラン@カミ >  (そうこうしているうちに、あたりはさらに薄暗くなってきていた。 墓標が、薄暗がりの中にシルエットとなって立ち並んでいる。 あれだけ鳴いていた蝉が、だんだんとなきやんできていて・・・。 墓地も奥に行くにしたがってちょっと空気が薄くなるような、そんなイメージだ)  ・・・・ (す、っと目を細めてあたりを探りながら歩く。 なんだか早足で楽しげなサラマンダーに苦笑を浮かべつつ。)   [Mon 26 Jul 2010 19:19:43]
サラン@カミ > さーて、奥に進むからね? いくぞー? (おいらに言った??しょうがないマスター・・ などとぶつぶつ言いつつフン、っと鼻息を漏らすヒトカゲ。ちらちらと、舌(火?)が揺らめいて。) まー、そういうなよー! (苦笑しつつも、ヒトカゲを前にして、墓地の中を奥へと進んでいこうか。 左右をゆっくり見渡しながら、何か違和感が無いか、と感覚を尖らせて警戒しつつ・・・・) [Mon 26 Jul 2010 19:15:27]
サラン@カミ > さぁって・・・・??? 目的、目的・・・・  ( まだ明るいとはいえ、どこで何がどう出るかがわからないところがイベントの楽しみというやつであって。 背後のわくわくと反比例して、ちょっとどきどきしつつ、いつでも抜けるように剣の紐は緩めておく)  ここなら、燃えるものってあんまり無いから・・・ いっかな? (小さく呪文詠唱。ぱん、っと両手を打ち合わせて前を指し示すと、そこに30センチほどのヒトカゲ君、参上! )  サラくん、君に決めたっ!  (町などでは何がどうなるかわからなかったので派手に精霊は使えなかったのだが・・ここは墓地。 なんとかなるだろー、などと安易な考えを持ってサラマンダー召還)  相手がなんだかよくわかんないから、どう転ぶかおれにもわかんねーけど (苦笑しつつ) ま、よろしく〜 (ひらひらとヒトカゲに手を振って)  [Mon 26 Jul 2010 19:09:50]
サラン@カミ > ふぅん? けっこう広いんだなぁ・・・・  (近くの墓標に手をかけて。 気がつくとかなり真新しい。 ちょっと眉をひそめて、無意識ではあるが墓石に手をかけたことに対してその墓標に一礼を送る)   (いろいろな墓標。 大きさや形もさまざまで、たくさんの文化と人種が入り混じったこの町ならではだな、と思う。  トキノミヤコ風な墓もあれば、パプテス式のものもあって。 種類ごとにいちおう区画を切ってはあるが、それでもミックスはなはだしい)  [Mon 26 Jul 2010 19:03:45]
サラン@カミ > (時刻は、まさに逢魔が時。 曇ってはいるものの、空には微妙にオレンジがかっていて、それはそれでなんだか非常に禍禍しい。 夕方ではあるが、まだまだ蒸し暑く。 墓地の周りの木々では蝉がこれでもかという音量で合唱していた)   (参拝者を装って、途中ですれ違った墓守には極上スマイル0円をつけて会釈をしておいた。 じっくり考えたら、こんな時間に墓参りなどおかしいと思われるかもしれないが、そこはそれ。 笑顔で堂々としていれば、けっこう怪しまれないものである) まぁね、入っちゃいけないってところでもないしね・・・・・・ (墓地の中央で、左右を見回して。) こんなことでもなきゃ、来たいとは思わないことは、たしかってやつだな。。。。 別に死人が怖いわけじゃないけど・・・・ ( むしろ、怖いのは生きたニンゲンのほうかもしれない、などと考える。)   [Mon 26 Jul 2010 18:59:26]
お知らせ > サラン@カミさんが入室されました。 『墓地・・・ねぇ・・・・』 [Mon 26 Jul 2010 18:53:49]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが退室されました。 『( 穴があったら入りたい。 甘いはずの茶菓子は何だかやけにしょっぱかった )』 [Tue 20 Jul 2010 00:12:33]
ドライツェ@カミ。 > ――…あれ。 ( 主に僧服姿が騒ぎまくったので何事かとやってきた墓守のつるりんヘッドを愕然とした目で眺めて ) …   あれ?  ( 髪色がどうとかとんだ言いがかりだった。 ) [Tue 20 Jul 2010 00:11:34]
ドライツェ@カミ。 > ( ひどい一発変換を見た! ) う、うわあああ寄らないで下さい寄らないで下さい、可愛いふりしてあなたがた、私の髪の毛を狙ってるんでしょうそうでしょう――主は全てお見通しです、その為にわざわざ同じ髪色で現れたんでしょうそうなんでしょうっっ!! ( 暫くぶんぶん鈍器(※経典)を振り回す。 最初の一発に手応えがあったような気もするが、でたらめに本を振り回し続けて体力の限界に達した頃ふと我に返ると、そこには土埃まみれの毛玉が一つ。 ) [Tue 20 Jul 2010 00:10:05]
お知らせ > もっぷさんが帰りました。 『俺の髪だ!!(お礼の言葉と労いの茶菓と賞金、そして★2が貴方に贈られる)』 [Tue 20 Jul 2010 00:09:35]
もっぷ > (暫くすれば騒ぎに気付いた墓守が一人二人、やってくるかもしれない――――そしてそのうちの一人が驚愕しながらばさっとローブのフードを外せばその下にはスキンヘッド) [Tue 20 Jul 2010 00:08:50]
もっぷ > (叫び声に呼応するようにキシャァ、と小毛玉たちが鳴いたかどうかは定かではないが―――)(小毛玉たちは一気に間合いを詰め、貴方――主にその髪を狙い襲い掛かる―――!)  …! …!!(…しかし親モップがもがき出した影響か、貴方に届く直前小毛玉たちの速度ががくりと落ち―――)     (ぱかーん) (晴天の夜空、キラリ輝いた星は、もしかしたら小毛玉たちかもしれない――――)(そんなエセ尻明日(*一発変換)はさておき、貴方が一息ついて親モップの方へ気を配る頃にはもはや親モップはもがく気力もなく力尽きており―――)   カミ...  サマ... (何かもしょもしょ呟いたその後、完全に動きを停止しただの毛髪と化した―――もがきまくったせいで土ぼこりまみれだったが) [Tue 20 Jul 2010 00:05:56]
ドライツェ@カミ。 > ( 分裂した――!? ) ぐ、 ( 小毛玉×2が生み出されたのも予想外だったが、その速度もまた想像をはるかに超えていた。 眼鏡の奥で驚愕に思わず目を瞠り、声は喉の奥に絡まる ) ぐれむりん――!! ( またはモグワイ。 零時以降に餌をあげてはいけないもさもさ。 そして同時に水をあげてもいけない、謎の生命体のこと。 何の話――親モップに対応する手段はなく、ただ迫り来る小毛玉を前に経典を両手でがっしと構え、その軌道上を殆ど反射的に右から左へ振り抜く…! ) [Mon 19 Jul 2010 23:53:30]
もっぷ > (子毛玉?小、毛玉。前者でも間違いではなさそうなところがなんとも) [Mon 19 Jul 2010 23:48:45]
もっぷ > …!  …!! (もさっもそっもっ)(まるでのた打ち回るかのようにもっぷはしばしもがき) [Mon 19 Jul 2010 23:45:57]
もっぷ > (他は知らないがこのモップにはあるようだ、前後) …(もっさりした毛をかきあげてみれば猫毛玉のように顔もあるのかもしれない、ただし老犬じみたもっさり顔だろう、が―――)  …(なにやらもさもさぷるぷるしていたもっぷは)(ぽぽんっ)(子毛玉を二つ生み出した)(子供の握りこぶしくらいのそれが、本体もっぷとは違う俊敏さで貴方に向かう―――!)   …!(しかし二つともが貴方に向かうその間)(ばしゃっ) (防御に手駒を残すことをしなかったもっぷ本体が、まともに聖水を受ける―――!) [Mon 19 Jul 2010 23:45:46]
ドライツェ@カミ。 > うわあ前後あるんですか。 あるんですか、ありますよねそうですよね…! ( モップが向き直るのが見えた。 ということは、視覚なのか嗅覚なのか他の何かかは分からねど感覚器官があるんだろう。 …多分。 ) となればー… ( 手にしているのは本と小瓶。 何やらうごうごしているモップに対し、 ) 髪に水分は大事です  よっ!  ( 試験管程度の太さ、長さの聖水入りの瓶を蠢くモップの正面へ投げる。 ただし器用さは日常生活に支障ない程度に過ぎない2しかないし、仮に当たったとしてもパプテスの清めた水が謎のモップに効果があるかは分からない。 効果がなければただの水。 ) [Mon 19 Jul 2010 23:36:35]
もっぷ > ( ぼふん) …(着地したのは髪の上ではなく仄か湿った土の上)(貴方が避けたことで目標を違えたもっぷは) ……(もさもさ もさ)(着地点が髪でなかったことが不思議だったようで土の感触を確かめるように数度蠢き―――その間に貴方が体勢を整える) (もさも さ)(数拍遅れでもっぷもようやく地面に落ちた状況を把握したらしい、貴方へ向き直ろうと―――しながら、何やら蹲るようにして身を縮ませ震わせる) [Mon 19 Jul 2010 23:29:12]
ドライツェ@カミ。 > …。 ( 背後でもさもさ白灰が蠢く。 僧服の中で背中にじっとり冷たい汗をかきながら、スラムに暮らす子供らがよくやる道具のいらない集団遊戯を思い出した。 曰く、「だるまさんがころんだ」。)(…) …やっぱり、やっぱり髪の毛でしたか …!! ( このままいっそ背中にへばりつかせた方が捕獲し易かったかもしれない。 けれど万一、万一髪の毛をごっさり剥ぎ取られた上に逃げられたら目も当てられない。 それ以上に――――某フランシスコでザビエルな髪型にクラスチェンジするのだけはいかなパプテスでも避けたかった(←本音)ので、 三段跳びの一段目の要領で前方へと大きく跳ねる。 そのまま右足を軸に湿気た土を跳ね飛ばし、背後へ落ちたと予想するモップと向き合うべく身を翻す ) [Mon 19 Jul 2010 23:21:07]
もっぷ > (もっぷ毛玉は動かない)  …(しかし寝ているわけでもないようだ)(その証拠に) …(  もさ)(近付く貴方――正確にはその白灰色の髪にもっぷは反応を示し微かに身を揺らす―――つまりこれが、本当にただのもっぷでしたというオチは免れそうだ。もとい、ただのもっぷではないということが近付いてきた貴方には判っただろう) …(風と歩みでさらさらと背中を揺れ動く長髪が毛玉にはどれだけ魅力的に見えていることか) (もさもさ もさ)(非常にゆっくりとした――貴方のように気を配ってでもいなければ気付かないような些細な変化、もっぷ毛玉は徐々に徐々にその身を微かに揺らして前のめりになり―――通り抜けようとする貴方の背中に揺れる髪が墓の前にくるなら、それを合図にしたかのよう)(ぼとっ)(落ちるだろう)(ただしその速度もやはり鈍く、もっぷの存在を気に留めない一般人ならともかく気配を探る貴方が避けるは容易) [Mon 19 Jul 2010 23:10:49]
ドライツェ@カミ。 > ( しーん。 ) …大人しいんですね。 ( もふもふモップに語りかけるようにも、ただの独り言のようにも ) それとも待ち伏せ特化だったりするんでしょう――か。 ( しかしながら、捕まえようと思うならば接近しなければ始まらない。 いっそ虫取り網でも装備してくるべきかとも思ったが、幸か不幸か髪剥ぎ事件はまだ周知の出来事ではなく、いい歳ぶっこいた僧服姿が虫取り網を持って歩くのは流石にちょっと憚られた。 仕方がないのでそのまま進む――さもモップには気づいていないふりをして傍らを通り抜けようと。 項で結んで長く伸ばした自分の髪を謎のモップに見せつけながら、その実背中に目を生やす勢いで背後の気配に集中し ) [Mon 19 Jul 2010 22:56:08]
もっぷ > (もさ)(一見ただのモップ、無害そうに見えるが)  …(墓地のようなじめったところが好きなのか、あるいは参拝者の毛髪を狙っているのかもしれない)(人が哀しみにくれて俯いている隙に上から)  …(今はまだ近付く聖職者に気付いていないのか墓の上で大人しい。以前の猫毛玉と違い動きが鈍いのかもしれない) [Mon 19 Jul 2010 22:49:22]
ドライツェ@カミ。 > …いないのかな。 ( しんと静まり返った墓地にばちんと何か弾ける音がするのは外灯に蛾が触れた音、女児の啜り泣きのように聞こえたのは高台に吹く風の音。 ここの空気に慣れない人には薄気味悪いかもしれない、墓地では珍しくもない音 ) …。 ( 気配を伺うばかりでは時間だけが過ぎていく。 意識を真新しい墓碑に据え、据えながらいくらか取り分けて周囲に気を配りつつ、ベルトに差した聖水の小瓶を墓へと捲くべく取り出したところで ) …? ( 切り分けた意識の端にひっかかる違和感。 墓地にあってもおかしくない、けれどやっぱりどこかおかしい、そんな物を見た気がした ) ……萎れた花、真新しい花、水やら酒を注いだグラス。 ( 備えられていてもおかしくない物を一つ一つ羅列する ) それから――( 墓を掃除する為のウェス )――( …けれど、そこにあるのはもふもふのモップ。 )…いや。 そのりくつはおかしい。 ( 毛の塊と言えば塊。 先日捕まえた髪は猫っぽい謎の生命体だったので「あれ」も動き出しやしないかと、じりじり、じりじり距離を詰める。 片手に経典、もう片手に聖水の小瓶を持ったまま ) [Mon 19 Jul 2010 22:42:26]
もっぷ > (それは貴方の目標たる墓から三つ隣の墓上)  …(掃除用に持ってきて置き忘れていったかのようなカタマリが、墓に生えた毛髪のように鎮座する不思議光景)(潜んでるのか潜んでないのか、むしろ涼んでいる可能性も否定できない) [Mon 19 Jul 2010 22:36:24]
お知らせ > もっぷさんが来ました。 『(   ...もさ。)』 [Mon 19 Jul 2010 22:30:58]
ドライツェ@カミ。 > ……、 ( もう一度辺りを見回す ) …… …………、 (「もし」髪束がそこらに潜んでいるのなら。 墓を清めるどころではない ) [Mon 19 Jul 2010 22:26:08]
ドライツェ@カミ。 > …ええと、 ( 墓守から教えられた区画に足を踏み入れる。 辺りに奇妙な毛の塊が落ちてやしないか周囲に気を配りながら、碁盤の目のように縦横揃った墓碑と墓碑の間に入り、一つめ、二つめ、三つめ――四つめ。 五つめと数えた足元に埋まる長方形の真新しい墓には早朝に捧げられた夏の季節の切り花が今日一日で早くも萎れて頼りなく風に揺れていた ) これかな――うん。 本当に最近できたばかりみたいですね。 ( 墓守が言うことには、長く伏せっていた娘が連日の暑さで体力が持たなかったらしいという――。 ) [Mon 19 Jul 2010 22:23:35]
ドライツェ@カミ。 > ( 墓碑の形や大きさ、古さ新しさは多岐に渡る。 辛うじて西洋式と東洋式とで区画分けされてこそいるものの、よほどのことがない限りは例えば貴族と町民など身分による扱いの差はなく、自分の背丈より高い十字架とプレート状の質素な墓碑が隣り合っていたりする。 この辺りを共同墓地として定めて間もない頃ならまだしも、罪魔の宣戦布告を始めここ数年で大きな事件が起こる度に出た犠牲者たちをいちいち分けてもいられなくなったのかもしれなかった。 そういえば、「このまま墓が増え続けたら人の住む場所がなくなってしまうんじゃないか」――時々スラムの子供たちから問われて返答に詰まるその疑問は、誰しも幼少期に漠然と感じることではなかろうか。 ) [Mon 19 Jul 2010 22:16:17]
ドライツェ@カミ。 > ( 月明かりと外灯に足元を助けられながら来た道を戻り、墓碑が立ち並ぶ敷地内へと入り込む。 夜目が利くわけではないが、皮肉なことに夜の街のどこを歩く時よりも足取りは確かなものとなる。 スラムの教会と大聖堂と。 その次くらいに墓地は歩き慣れている ) …となると。 生きた髪だけに起き得る出来事なんでしょうか。 ( ざくり、湿気た土を踏み締めながら ) 単純にヒトから髪を剥ぐ「だけ」なら死体からの方が楽なんですよ。 ( 生ける者が感じるだろうごく原始的な忌避感さえクリアできれば、 ) リスクを考えた場合、多分…誰だってそーします。 ( 自分もそうする。 多分。 ) [Mon 19 Jul 2010 22:07:32]
ドライツェ@カミ。 > ( 最近になって墓を荒らされ髪を奪われた亡骸などはありはしないかと訊ねてみた。 墓地の奥に立てられた小屋に詰めている墓守からの答えは「No」 ) ……分かりました。 ご協力ありがとうございます。 ( 礼と共にいとまを告げる。 ついでにと頼まれた、最近立てられたばかりの墓標の様子を見て行こう ) [Mon 19 Jul 2010 21:59:14]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが入室されました。 『…そうですか。 (髪束探し 5/7)』 [Mon 19 Jul 2010 21:53:51]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが退室されました。 『最終日に、縺れ込みます。(第5フェイズに突入。)』 [Mon 12 Jul 2010 00:04:32]
ヴェイトスの学生 ゲルト > ――――これ以上の言葉は必要ないでしょう。つまり、 [Mon 12 Jul 2010 00:04:14]
ヴェイトスの学生 ゲルト > 続きまして殺人鬼の襲撃先を。【シェル】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。( 挨拶など推理に関係ない発言1レスくらいなら残しても構いません。 )この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。 [Mon 12 Jul 2010 00:02:48]
ヴェイトスの学生 ゲルト > ( 喉を湿してから一息に。 )まずは処刑投票を発表致します。【カイン】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。( 挨拶など推理に関係ない発言1レスくらいなら残しても構いません。 )この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。 [Mon 12 Jul 2010 00:02:31]
ヴェイトスの学生 ゲルト > ヴェイトス大学の一室を覆った暗雲は今宵で晴れるでしょうか――、今晩は。コン・ゲームの進行役を努めさせて頂いておりますゲルトです。趣味はお菓子作りです。( 本気でどうでもいい情報を混ぜつつ。 )それでは早々に第4フェイズの結果を発表致します。 ( 4回目になるけれど物凄く緊張する瞬間だ。自分が参加者であるかのように胸がドキドキする。 ) [Mon 12 Jul 2010 00:01:24]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが来ました。 『久しぶりに晴れました。』 [Mon 12 Jul 2010 00:00:42]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『( 子供は苦手だ ) ( 振り棄てた過去を見るみたいで )』 [Fri 9 Jul 2010 02:21:00]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( だから、私を殺さないでね )  ( 音にしない言葉は、 笑みに含ン で )』 [Fri 9 Jul 2010 02:13:10]
リゼル > ―― うン、そう。一方的に押し付けられた意見は納得できないね。 ( 色々な意味で、 )  …… ありがとう。まァ、でもいずれは、 ( 此の子は何処か別の場所に、渡すつもりだッたけれど。 ) ( ―― 死者に祈りを捧げる時間が、 憎しみや辛さを忘れる為で無く、 再確認をする為 なンて、想像も付かない 事。 )    ( 実際年齢は幼く無く、 けれど―― 教育する様な人は居なかッた。何も変わらず、子供のまま、年齢だけ過ぎた様なモノだ。 )     …――― そう なンだあ 。 ( 淡々とした口振りに、他人事の様に ポツリと零して、 )   不浄 ね、 ( 其の言葉に、僅かに眉を寄せる。 ふン、と不機嫌そうな面、 )    ( 続いた言葉に、元の 風に戻り、 )  … うン、帰らなきゃ ね 。 ( トランクを持ち直し、 ゆるゆると歩き始めよう。 )  …―― ねえ、エリー。寂しかッたら 私が遊ンであげるよ。 独りぼッち同士だもン。 ( 子どもの様な 無邪気な笑みを浮かべて、 冗談の様な 本気の様な 曖昧な音で告げる。 )  (  ―― 歩みは止める事無く ゆるゆると、 ) [Fri 9 Jul 2010 02:12:33]
エリー > 急に一方的な提案を押し付けられて直ぐに納得できる人なんて、そうそう居ないでしょう? 半年その子を育てた貴女の都合も尊重するのがフェアだと思う。 ( 枯れた花と僅かに出た塵を手早く片付けて纏め、立ち上がった。 人が居なかったら一人で30分くらい、感傷に浸っている所だ。 激しい感情は時間と共に忘れてしまう。 ここに私が来るのは、憎しみの再確認の為だ。 ) ( リゼルの物言いがいちいちストレートで不仕付けなのは今は黙認しよう。 彼女は幼くて、教育する親も居ない。 これから幾らか矯正できれば良いけれど。 ) ―――お母さんがね、何処かで吸血鬼に襲われたの。 それで、一度死んで、その晩帰ってきた。 「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」って毎晩、玄関をノックしに来るの。 お父さんはお母さん―――だった吸血鬼に殺されて、その吸血鬼はハンターに狩られた。 お姉ちゃんも死んだらしいけど、私は死体を見て無い。 吸血鬼になった人はね、一緒のお墓に入れてあげられないの。 不浄が感染るから。 ( 淡々と昔の事を話す表情は薄く、声に抑揚は無い。 ただ、そういう時に限って感情を押し殺している時だ。 ) 帰りましょう? 流石にそろそろ、遅いもの。 [Fri 9 Jul 2010 01:57:25]
リゼル >  ―――、 ( ぱちン、と少しだけ驚いた様に 数度瞬きをして、 )  今すぐに、ッて云うかと思ッたのに、  ( なンて、小さく笑う。 )  うン、考えておくよ。 これまでと、これからと ―― 色々考えて、ね。  ( 彼女の行動を眼で追いつつ、 何故墓が二つあるンだろう、とかそンな疑問が 不意に湧く。 )  うン ――、宜しく。ねえ、如何してお墓別れてるの?  ( 気になッた事は聞く性分だ。 相手を思いやッて、敢えて聞かない、なンて気持ちは無い。 )  ( 過去に 名が知れた事は在る。 容姿も、何も、変わッていないのだから 其の資料があれば、気付かれてしまうかも知れないが、 )  ( ―― まあ、今は良いだろう。 )  ああ、家族が死ンでからハンターになッたのか。  と、云う事は、 ( パッと視線を向けて、 )  エリーの家族は吸血鬼に殺されたンだ?  ( 確信めいた問い掛けの 声音。 )  ―― ハンターなのに何も知らないと 御話にならないしね。 ( くすくすッ と楽しげな笑い声を 含ンで、 ) ( 社会的に活動している様な 吸血鬼には、貴女みたいな人の方が 天敵だろう。 己は、 社会的立場すら、殆ど 無いに等しい けれど。 ) [Fri 9 Jul 2010 01:45:06]
エリー > ―――半年、とりあえず病気もさせずにもったんだから、今日、すぐ、とは言わないけれど。 そういうやり方も少し、考えておいて。 ( 頭ごなしに押し付け過ぎるのはよそう。 大人のいう事の方が正しいんだ、みたいに聞こえるとよくない。 ) ( 花を取り換えて、少しだけ掃除をして、いつもより短めに心の中で家族に挨拶をする。 お父さんとお姉ちゃんのお墓の次に、少し離れたお母さんのみすぼらしいお墓でもう一度。 ) ええ、よろしくね。 リゼル。 ( エリエッタ・嘉村、なんて呼びにくそうな名前は後回しで良いし、敬称もいちいち要らないだろう。 友達みたいな感覚で問題ない。 …と、上から目線な段階で此方は保護者気どりか。 ) ( リゼルの僅かな反応には少しだけ気付いたが、その意味は分からなかった。 過去その名前が知れるような事件を起こしていれば、ギルドに幾らか記録は残っているかもしれない。 写真などある時代でも無し、文章上のものだろうが。 ――――事務の仕事が多い都合、いつかそれを掘り起こしてしまう可能性は、ある。 ) 言ったでしょう? まだ3年生だから。 それでも普通の人よりはずっと色々知っているし、吸血鬼用の武器だってあるし。 ( 見た目にも弱そうなのは認めよう。 実際弱いかどうかは暈しておくとして。 私の仕事は社会的に吸血鬼を追い詰め、狩人達の為に舞台を整える事だ。 ) [Fri 9 Jul 2010 01:31:22]
リゼル >  ――― ンー、 ( お金の問題は確かに厳しい。 ちょッと困ッた様に眉尻を下げ、 )  ( そろそろ ―― オニンギョウ遊びにも 飽きた頃ではあるけれど、 ) ( 腕の中で すやすや眠る御子を なンと無く、手放す気には なれず。 )  … 私は、 ――――  ( 一瞬、耳にした言葉に 肩が跳ねて、 ) …… エリーね。 呼び捨てで良い? 私は、 リゼル。 ( 何事の無かッたかのように 言葉を続ける。 VHGに己の名が記載されたのは随分前だし、埋もれてしまッている可能性の方が高いだろう、と。 あえて、隠す事も無く。 )  ―― ヴァンパイアハンターには見えないのにね、 エリー。 ( 呟く様な声で )   ( ずるずる、と トランクを引き摺りながら 階段を降りていこうか )  [Fri 9 Jul 2010 01:18:00]
エリー > そんな、それじゃ尚更―――お金の問題もあるし、慣れた大人の人だって居るし。 ( 貧民窟に一人で住む子供が赤ん坊を育てるなんて、現実的な話だとは思えない。 今直ぐ説得しようとしても駄目かもしれないけど、やっぱり長い目で見るならそういう事に慣れた人に預けた方が良い。 ) ―――そうだ、貴女名前は? 私はエリエッタ。 エリーで良いわ。 ヴァンパイアハンターズギルドで働いているの。 だから、こんな時間。 ( 今日は家まで送ろう。 名前と家を把握しておいて、たまに様子を見に来るくらいした方が良いかもしれない。 何かの縁だし、どうにも2人とも心配だ。 先に素性を名乗り、さっきの「こんな時間に」の答え合わせ。 相手が吸血鬼だなんて知りもしないから、むしろ安心させる為に仕事を明かした。 ) [Fri 9 Jul 2010 01:09:23]
リゼル >  うン、居ないよ。――もう随分前。 家は、…今は、貧民窟の宿。 ( 素直に答えるのは、何かがあッても 簡単に移動出来るからだ。 )  ―― それなら、私が育てるのも大して変わらない。 ( 孤児院だとか教会だとかは好きじゃないから、そンな意見。 実際赤子の為を思うなら、吸血鬼と共に居させるよりは ずッと良さそうだが。 )   … 、 ( くすくす ッと笑い声を零し、 )  気を悪くしたなら ごめンね?  ( なンて、悪びれ無く。 )  けど、 此処に捨て置かれても 運が悪ければ 野犬に生きたまま食べられちゃうンだし。 そう思ッても 仕方無いでしょ?  ( 殺した方がマシ、 死ンだ方がマシ。 )   ( ―― 立ち上がる貴女の姿を見遣り、 一つ頷いた。 )  … うン、 ( 家族の墓へ向かう女性の背を 眼で追い、 )  ( 地面に 置いたままの トランクを持ち上げる。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:58:13]
エリー > え…家族、居ないの? ああ、でも、そういう子も居るけれど―――家はどこ? ( 一人で全部やってくのがどれくらい大変かここ3年で知ったばかりの元マイペース次女だ。 急に心配になった。 ちょっと色々聞いて素性を確めておいた方が良いのかもしれない。 ) 暫くはそう、だろうけれど…誰も引き取りに来なかったら、孤児院とか、何処かの教会とか―――養子を欲しがる人も居るかもしれないし。 ( 他人に丸投げ、といったらそれまでだけど。 私が出来ない以上、見棄てるよりずっとマシだ。 ) 殺す、なんて言葉を簡単に使わないで。 ( また語気を強めて諭す半面、ああ、そうかもしれないな、と思う自分が居る。 死んでしまえたら楽だと何度自分に言ってきた事か。 ) ――――それじゃ、少し待っていて。 直ぐ近くだから。 ( 色々と話しておきたい事とかあるけれど、それは帰りにできるだけ話そう。 先ずは先に用事を済ませてからだ。 腰を上げて立ち上がり、目に見える距離に在る家族の墓に向かった。 ) ( お母さんのお墓だけは、別の所だ。 吸血鬼になった人間の亡骸は、別に埋葬される。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:49:35]
リゼル >  食事とかはちゃンとしてるよ。 ( 良くしてくれる宿屋の女将さンとか、教えてくれる し、 )  …―― 私に家族は無い。 世話は、―― ( 云い掛けて、 )  自警団に預けたら 自警団が世話をしてくれるの?  ( 其れとも何処かに連れていくの、 なンて 問い掛け )  ( 貴女の心の内を知らぬまま、 ―― )  生きたまま捨てるなら、殺してあげれば良いのにね。  ( 笑みを含ンだままの声音で そう、バッサリと言いきッて、 )    …ふうン。 たッた3年で慣れるもンなのか、 ( 凄いねえ、なンて。 何十年経てども己は独りに慣れる事が出来ぬから、 素直な、言葉。  貴女の強がりを、知ッてか、 知らずか。 )    ……、 ( 少し 考えた後、 )  うーン、良いよ。じゃァ待ッてる。 此処で逢えたのも 何かの縁だろうし、 ( ひょいッと赤ン坊を抱え直して、 何処か偉そうな物言いで、 )  ゆッくり御祈りしてくれば良いよ。 ( 急がないから、 なンて。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:38:34]
エリー > ……食事やトイレの世話は? あなたの家族は? 引き取るのならそれなりにちゃんと世話をしないといけないし、難しいようならやっぱり自警団に任せた方が良いと思う。 ( 続く無慈悲な言葉に、息苦しさを覚える。 そんな事を子供が言っては駄目だ。 それは半分の真実だけど、それが全てじゃあない。 子供にそんな事を思わせては―――大人達が子供にそういう風に世界を見せてはいけないのだ。 ) ―――3年も前だから。 何とか、慣れてきたわ。 ( 嘘だ。 誰も居ない家に帰るのが嫌いで仕事ばかりしている。 ) ううん…ああ、だから、お参り、済ませる間少し待って貰えない、かしら。 一緒に帰ればお互い、少しは安全でしょう? ( 赤ん坊を抱えた子供と一緒に帰って私が安全になるかは、兎も角。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:30:22]
リゼル > ( 先陣切ッて吸血鬼を殺しに掛る様なタイプじゃ無ければ、 ) ( 人の姿をしたモノを常に吸血鬼だと考える様な狩人で無ければ、 )  ( 別に己には脅威では無い、と そンな、 傲慢。 ――故に、貴女の其の性格 から、己の傲慢さから、気付かないの かもしれない 。 )  うン、 半年も。―― 生きようと思えば どンな状況でも生きられるンだね。 ( 感心した様な声音の 後、 ) ( 語気の強まッた女性へ 不思議そうな視線を向けて、 )  親に捨てられたンだ。―― もうこれは、モノでしょう? 思い直す人が居るのかな?本当に?  …後悔して、忘れて、同じ事を繰り返すのが 人間じゃないのかな?  ( 今までと変わらぬ、強くも弱くも無い音で ――けれど、視線は真ッ直ぐ貴女に向けたまま、問う様に 紡ぐ。 )  ( 人の考え方と似ている様で、 その実異なる思考を持つ子供吸血鬼は、 更に一歩、ギリギリまで貴女に近付こうか。 )  …… じゃあ、一人ぼッちなの?おねーさン。 ( 平然と、毅然とした態度の女性に  楽しげに笑みを深め。 )   ふふ、 どーいたしまして ? ( 葉を 風に流して、 )   ――― 如何したの? ( 緊張してるの? ― なンて、くすくす 笑いながら 言葉を。 ) ( 片手で抱いた赤子は 何時の間にか、すッかり 夢の中へ。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:17:45]
エリー > ( エリエッタ・嘉村は才能の無い吸血鬼狩人だ。 戦う力など何も持っていないし、目の前に居る吸血鬼を即座に吸血鬼だと見抜ける能力があるわけでもない。 ヒトの形をしたものに杭を突き刺すとか首を切り落とすとか、そんな事をする度に腕を震わせて、吐き気を堪えて、代わりに自分が死んでしまいたいと思いながら杭を持った腕に力を込めるような、そんな。 ) 半年も…!? よく生きて居られた―――物、なんて言わないで。 思い直す人だって居るものよ。 間違いだったって後悔できるから成長するんだから。 ( 少しだけ語気が強くなった。 赤ん坊の方も心配だけど、この娘の方も心配だ。 ) …お母さんと、お父さんと、お姉ちゃん。 皆、一遍に死んでしまって。 ( 昔の事だから、みたいな平気そうな顔をしてみせるのは同情を買いたくないからか。 相手が子供だから? 自分でもわからない。 ) え…あ、ああ…ありが、とう。 ( 奇妙な緊張感があった。 何処か逃れられないような雰囲気に飲まれていた。 遭遇した事の無いタイプだ。 この娘のような人格を演じられる自信は無い。 ) [Fri 9 Jul 2010 00:04:05]
リゼル >   ――― 葉ッぱ、 付いてるよ ?  ( そう、ッと 離した指には 一枚の 青々とした 葉。 ) [Thu 8 Jul 2010 23:52:21]
リゼル > ( 己自身、危機感なンてモノをあまり持ち合わせていないから、 ――天敵の感覚も、分からないのかも知れないが。 )  ( 女性の 容姿から、雰囲気から、  何処でも居る普通の人間 だと、そンな 認識。 )  ―― いつ 、だッたかなあ …、 半年位 前? ( ンー、と考える様な仕草で 小首傾げ、 )  けど、 まァ、捨てたモノを 拾いに来る人も居ない でしょう? ( 自警団に届けて、親は現れず、――其の後は? ) ( まァ、 己と共に居ても 良い人生を歩める訳じゃァ 無いが。 )  ( 浅黒い肌の子どもは、眠そうな眼で  貴女をぼンやり、見て )    …家族の? ふうン、親 ? ( 何気無く、他人事の様な 興味の無さそうな声音の問い掛けは 続き、 )   ( 伸ばした手 、――指先は 貴女の首筋を なぞり、 )    ふ、 ふふ、 ( 小さな 笑い声、 ) [Thu 8 Jul 2010 23:51:28]
エリー > ( 半分は正解で、半分は不正解。 本来、何処にでも居る平凡な一般市民で一生を終える筈だった、現実はそうではない人間。 ほんの2年、3年程度ではまだその、普通の人らしさは幾らか残っているだろうか? ) え…本当? いつから? ―――自警団に届けた方が良いわ。 多分、その方が良い。 後でここの管理人さんにでも頼んで、その子の家族がもし迎えに来たら自警団に行くように伝えて貰うとか、して。 ( 身を屈めて少女の腕の中の赤ん坊を覗き込む。 あまり健康状態が良いようにも見えない。 それにしても、おもちゃでも拾ったみたいな、深刻さに欠ける口ぶり。 「いつか」というからには、今日、さっき、という感じではないのだろう。 この娘、やっぱり何処か感情が欠けている気がする。 身なりからしても、何処か良家の娘だったりするのだろうか? ) ――――ああ、私は、家族の。 少し待って貰えない? よかったら途中まででも一緒にか え ( 不意に伸ばされた手に、言葉が止まった。 直ぐ近く、赤ん坊を挟んで向こうに少女の顔がある距離。 ) [Thu 8 Jul 2010 23:42:17]
リゼル > ( 何処にでも居そうな普通の一般市民、 ――貴女に対する印象は其の程度。 ただ、都合で夜に墓参りに来た だけだろう。 )  ( ―― じい、と視線を 向けたまま、 ) ( 無意識に 一瞬、喉が鳴る。 )  ( 久しく新鮮な人間の血を 飲ンでいないからか。 )   ―― ン −、 ( 何かを 考える様な素振りで、 )  この子は、 ――此処で拾ッたンだよ。 いつか、誰か迎えに来るかなあ ッて思ッて、 ( 口許に笑みを浮かべたまま、 冗談とも本気とも取れる声音で。 )   ……… ねえ、  ( こてン、と 小首傾げ。 )  おねーさンは誰のお参りに?  ( 尋ねようか。 問い掛けながら、 トランクから手を離し、 貴女の其の白い首筋に 手を伸ばし て、 ) [Thu 8 Jul 2010 23:30:55]
エリー > ( 少し、ぎょっとした。 少女の口調。 言葉。 なによりその眼。 子供がこういう顔をするのか、という―――違和感というより、怖い子だ、と思った。 私は他人になりきる特技を持つ都合、他人の口調や表情や装いを見て、その人の人格と生まれ育ちをある程度想定する癖がある。 人間丸ごと一人分を構築するイメージが無いと、その人になりきれないからだ。 この少女からは何だか、想像できる家庭とか、生活感とか、どういうものが酷く欠落して見えた。 だから余計、その手元の赤ん坊の存在が浮いて見える。 ) でも…ほら、そう、危ないのは貴女もそうだし、その子は…ええと、弟さん? 妹さん? やっぱり、早く帰らないと。 ( 弟でも妹でも無いだろうな、と思いながらどう答えるかを試した。 それで、私はどうする? 手短にお参りを済ませてから、何処か途中まででも送るのがまぁ、いい大人のする事なんだろう。 ) [Thu 8 Jul 2010 23:22:33]
リゼル > ( 血の色をした瞳は貴女に向けられて 、――まるで観察するかのような 視線。 )  ( 貴女の手に抱えられた花束から、 やッぱり参拝客か、 なンて、 )    ―――、 ( ストリートチルドレンの様な装いはしていない けれど、 ) ( 家出をした子供の様には見えそうな 格好か。 )   ( 通り過ぎようと 歩を早めたと同時に 掛る声、 ) ( どこか、子供扱いする様な声音に  くすッと笑みを浮かべ、 )  うン、―― 大丈夫、  どッちも軽いし。 ( 赤子も、荷物も。 )  おねーさンこそ、  ( とン、と 一歩彼女の近寄ろうか。 )  こンな時間に こンな場所を出歩いちゃァ 危ないンじゃない?  ( どこか上から見る様な そンな声で。 ) [Thu 8 Jul 2010 23:14:06]
エリー > ――――あ…こんばんは。 ( と、少女の声で止まった時間が進みだしたみたいに、慌てて挨拶を返した。 …姉妹のようにも見えないし、かといってスラムなんかに居るようなストリートチルドレンにも見えない。 ほら、ああいう子達は一集団で家族みたいにしているけど。 大きなトランクも気になるし、こんな時間に墓地で何をしていたのだろう。 ――――正直、子供は苦手だ。 自分が大人ぶればいいのか、子供レベルに合わせればいいのか、上手い所が分からない。 ) あ、あの…――――こんな時間に大丈夫? 暗いし、荷物も重そうだし、ほら、赤ちゃんも抱いて、一人で。 ( で、大人ぶってみた。 出産は勿論、次女だった私に赤ん坊のどうこうなんてまるっきりわからないけれど。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:59:20]
リゼル >     ――― 、 ( 足音が 一つ、 ) ( 視線の先に居たのは 女性。 軽く、会釈する様に 僅か微笑み、 )   … こンばン は、 ( 歩みながら、 そンな言葉を 。 ) ( ホワイティアにしては、血色の悪い肌色も 夜闇では多少隠れるだろうか。 抱いている赤子は、浅黒い肌に、金の髪。湖水の色をした瞳で、 不思議そうに 貴女を見つめる。 )   ( 大きなトランク、引き摺る様に 引張ッて、  すッと貴女の横を 通り過ぎようと。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:51:52]
エリー > ( 仕事柄、深夜帯に駆り出される事が多い。 お陰で日中眠っている事が多くていけない。 これじゃあ私も連中と同類みたいだ。 いつもこんな時間にばかり墓参りなんて家族に心配されそうだけど―――それは、死後の世界なんていうものが本当にあったらの話だ。 少なくとも、今、すぐ、私は彼らに叱られる事も叶わない。 ) ―――――。 ( 僅かに、誰かの声が聞こえた気がした。 やっぱり誰か居るのか。 今度は動物じゃあなくて、短く、でも間違いなく人間の声のようだった。 「帰ろうか」 と。 ) ( そして、階段を登りきった先で私はその声の主と出会った。 小さな子供が―――ホワイティアらしき、綺麗な顔立ちの小さな女の子が、更に小さな赤ん坊を抱いている。 どういうシチュエーションなのかと迷って思わず言葉に詰まり、放っておくには酷く、不安な絵面に見えた。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:43:32]
リゼル > ( 何度か、此の場所を訪れた。 ――けれど赤子の親に逢う事も無く、誰に逢う訳でも無く、 )   ( ―― 夜だからいけないのか、 ) ( 昼に来れば もしくは、 )     …、 ( 思考を巡らせながら、 視線は赤子に落としたまま、 )  ( 墓場に子を捨てた親が、 拾いに来るかと云えば、 ―― そンな事も無いか、 なンて、 結局其の結論。 )  帰ろう か −…、  ( 仮宿へ、 )  ( 大きなトランク置いた 木の下へと歩み、 ) ( 足音が 耳に付いた。 )   … 、 ( こンな時間に参拝客? まァ、居ない事は無いだろうけど、 ) ( なンて、 片手に赤子を抱き抱え、 片手にトランクを持ッた子供風貌は、 )  ( 貴女が居る方向へ 近付いていく様に 歩む。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:35:04]
エリー > ( 遠くで声が聞こえた気がした。 墓地へと続くなだらかなスロープの坂道の途中、何か、喧嘩をしている野良猫か、人間の子供の泣き声みたいな。 ―――そういう事もあるだろうと、別段急ぐでも無くゆっくりと坂道を登っていくと、長い階段のある斜面に連なる墓石。 その間を登って行けば更に拾いスペースに墓石が沢山並んでいる所だ。 さぁ、ここから少し登るの大変だぞ、と自分に言い聞かせて花束を抱え直した。 石段がまだ少し濡れていて、危なっかしい。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:29:17]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 声? 』 [Thu 8 Jul 2010 22:23:07]
リゼル > ( 両手で抱きとめる様に赤子を持ッて、 )  (  ―― とン、 ) ( 地面に 着地。 )      …、 ( 視線を赤子に向ければ、 ――御子は怖がる素振りも無く 平然と。相も変わらず 言葉にならぬ音を 発するばかり。 )   ――― 、  ( 此処、 だッたか、 ) ( 此の子が捨てられていて、貰ッた場所は。 )  ( 荷物は木の下に置いたまま、 緩やかな歩調で 其の墓の前へ、 )   …  、  ( 参拝客が来てる様子は無い 。 ) ( はふ、と 溜息を洩らす。 )   …… ――、 ( 思ッた以上に長く続いている 気紛れは、 ) ( そろそろ、 終わりを迎えそうで、 )  返してあげようと 思ッたのに、  ( ぽつン、 呟く。 )  [Thu 8 Jul 2010 22:21:44]
リゼル > ( 生を受けてから幾月も経ッた赤ン坊は、一つ間違えれば 木の上から落ちてしまいそうで、 )  ( 片方の手で其の身体を支えながら、 ゆるゆると視線を墓地へ彷徨わす。 )     ( もう、 ) ( 墓参りに来る参拝客の姿は無い。 )  ――  む ぅ、  ( 当然と言えば当然か、 ) ( もう、夜も遅いし ―― 此の辺りを嬉々と出歩く様な輩も居ないだろう。 )   ( う、う、 と言葉にならぬ音を発する御子に、 ) ( 苦笑にも似た笑みを 浮かべ、 )     … やッぱり 此処は嫌い なのかな −…? ( 此処を通ると、此の赤子は いつも不機嫌に なる 。 ) [Thu 8 Jul 2010 22:08:57]
リゼル > ( 墓地に佇む ひとつの木の上で 、 )  ( ゆらり、ゆらり ―― 足を揺らす。 )   ……  ―― 、 ( 眠そうに、暇そうに  眼を、擦り )  人の時間に合わせるのは ―― …大変、 だね。  ( こてり、 木の枝に腰を下ろしたまま、 幹に寄り掛かる 。 )  ( 木の下には大きなトランク と、小さな荷物。 ) ( 己の膝の上には、 ぷッくり肥えた赤ン坊。 ) [Thu 8 Jul 2010 21:57:27]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『 ( ―― 欠伸を噛み殺す ) 』 [Thu 8 Jul 2010 21:52:12]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが帰りました。 『( 第3フェイズへ意向します。 )』 [Mon 5 Jul 2010 00:03:28]
ヴェイトスの学生 ゲルト > ( メルビルさんいらっしゃいませんが、形式と言うことでご勘弁を! ) [Mon 5 Jul 2010 00:03:12]
ヴェイトスの学生 ゲルト > 続きまして殺人鬼の襲撃先を。【メルビル】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。( 挨拶など推理に関係ない発言1レスくらいなら残しても構いません。 )この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。それでは引き続き、各私書の送付と掲示板への書き込み作業に取り掛かります。 [Mon 5 Jul 2010 00:02:40]
ヴェイトスの学生 ゲルト > まずは投票結果を発表致します。【跡野末理】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。( 挨拶など推理に関係ない発言1レスくらいなら残しても構いません。 )この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。 [Mon 5 Jul 2010 00:02:15]
ヴェイトスの学生 ゲルト > 皆様お疲れ様です。( クリップボードを携え、カンテラで自分の顔を下から照らす学生風貌の姿がある。 )それでは第2フェイズの結果を発表致します。 [Mon 5 Jul 2010 00:01:50]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが入室されました。 『第2フェイズが終了しました。』 [Mon 5 Jul 2010 00:01:06]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが帰りました。 『( 第2フェイズへ移行します。 )』 [Fri 2 Jul 2010 00:02:55]
ヴェイトスの学生 ゲルト > 引き続き、占い師及び自警団への結果報告私書送付、掲示板へのまとめの書き込みに入ります。それでは。 [Fri 2 Jul 2010 00:02:25]
ヴェイトスの学生 ゲルト > 続きまして処刑投票を発表致します。【ディオニュース】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。 [Fri 2 Jul 2010 00:01:47]
ヴェイトスの学生 ゲルト > まずは、殺人鬼の襲撃先から――。【椿祈】さん、お疲れ様でした。ルームよりご退室願います。この後観戦用ルームへのご案内を致しますので折を見て私書箱をご覧下さい。 [Fri 2 Jul 2010 00:01:30]
ヴェイトスの学生 ゲルト > そして第1フェイズの投票先、襲撃先等全て出揃いました。( 僕何で無人の墓地で呟いてるんだろう…。という疑問は置く。ゼミ室の怒涛の発言に結果発表が埋もれて読み辛い方が困るだろうとのつもりである。出揃った紙片を取り纏め、ぐっと生唾を一人飲み込み。 ) [Fri 2 Jul 2010 00:01:03]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが来ました。 『 零時になりました。 』 [Fri 2 Jul 2010 00:00:30]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが帰りました。 『(訂正版が届いていなかった人はそのままゴー、です。平に平に。)』 [Tue 29 Jun 2010 01:44:43]
ヴェイトスの学生 ゲルト > (王様の耳はロバの耳。童話に倣って墓地の冷たい空気の中へ小さな声でコソコソと)どうか、参加者の皆様が新たな私書が届いていないか確認してくれますように!すみませんでしたぁー!! [Tue 29 Jun 2010 01:44:10]
ヴェイトスの学生 ゲルト > (しかも、その不備すら推理の材料になり得るので、内容をおおっぴらには言えないっていう。)訂正の必要がある人にだけ、慌てて訂正版のお手紙を送ったんだけど、それで大丈夫かな大丈夫かな。本当すみませんですよぅ、僕もうここに埋まっちゃいたい。(脳内ではベンチはのの字まみれになっている。) [Tue 29 Jun 2010 01:41:57]
ヴェイトスの学生 ゲルト > すいませんすいません、ここで懺悔させて下さいね。(墓地のベンチに座り込んで大量にのの字のの字。)実験に協力してくれる方皆さんに、さっきお手紙を送ったんですけど…送ってから不備に気づいちゃって本当にもう僕ときたら僕ときたら!ああああー。 [Tue 29 Jun 2010 01:38:23]
ヴェイトスの学生 ゲルト > ほ、本当に死んだんじゃなくて所謂身代わり君、初日犠牲者ってやつですけどもっ。(だから、墓地。) [Tue 29 Jun 2010 01:36:00]
お知らせ > ヴェイトスの学生 ゲルトさんが来ました。 『僕は死んだ。(某ホタルのアレっぽく。)』 [Tue 29 Jun 2010 01:34:42]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『Search record』 [Thu 10 Jun 2010 01:18:31]
エリー > ( あからさまな存在を示すような痕跡は見当たらない。 被害者が居るでもなく、何かが潜伏している様子も無く、土が掘り起こされたような墓も無い。 この時点では白とも黒とも言えないが―――記録として残しておこう。 何も無かった、わけではないのだ。 意図のわからない何かしらの人為的な痕跡はあったのだから。 ) [Thu 10 Jun 2010 01:16:30]
エリー > ( 被害そのものはそう大きなものではなかった。 墓石が一つ破壊されていたが、墓荒らしの痕跡は無く、一見して人間の仕業だと判断しきれない。 老人の証言では人の声が確かに聞こえていたというが、その証言が無かったら調査すら無かったかもしれない。 時折、人外の類や霊障、吸血鬼の存在が確認されるような場所だけに、調査は行われている。 ) ( 十字架を象ったタイプのパプテス式の墓石だ。 根元から抉れたような感じではなく、中程から力を加えて折られたような感じ。 ―――と言う風に簡単には言うが、果たしてこんな石の塊が「へし折る」なんていう風に折れるものだろうか? 試しに隣の同じような形の墓石を両手で押してみたが、ちょっと蹴ったくらいで折れる程脆くも無さそうな重さと硬さを感じる。 ) [Thu 10 Jun 2010 01:06:34]
エリー > ( 大した事じゃあない、と思ったのだそうだ。 背中の曲がった墓守の老人はその晩―――6日程前夜、大きな音がして墓石が倒れるのと何か子供の様な小さな声を耳にしていたが、誰も居なくなってから様子を見に行った。 そんな事をするようなのと独りで遭遇するなんて割に合わないし、正確な日時だけ覚えておこうと思ったという。 報告が4日も遅れたのは、管理者がそれまで顔を出さなかったから、だそうだ。 ) ( …誰が特別悪いと責める気は起きない。 老人一人で無理に様子を見に行かなかったのもそれはそれで賢明な判断だっただろう。 武装した人間が2、3人詰めているなら兎も角。 ) [Thu 10 Jun 2010 00:54:01]
エリー > ( 該当墓地管理人からの通報を受けて集まったのは、パプテス教会関係者、ヴェイトス市自警団、そしてヴァンパイアハンターズギルド「カーン」職員、各々数名に加えて事件当時の墓守が証言者として召集され、全部で10人程度の人間が其処に集まっている。 少し前にたまたま遅い時間の墓参りに来たという市民が居たが、遅い時間の為、早く帰るようにと自警団員が一人ついて坂の下の居住区エリアまで送っている。 そのうち戻ってくるだろう。 ) ( 台座に据え付けた数本の松明が燃えている。 こんな時間になるまで調査が続いているのは、通報が酷く遅い時間に、事件から随分と遅れて届いたからだ。 ) [Thu 10 Jun 2010 00:40:00]
エリー > ( グレゴリオ暦1607 6/10 0:30 ヴェイトス市墓地、パプテス系エリア 調査員はバックアップ担当、エリエッタ・嘉村 ) [Thu 10 Jun 2010 00:31:34]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 Primary scan/On-the-spot inspection. 』 [Thu 10 Jun 2010 00:23:38]
お知らせ > オブリージェさんが退室されました。 『血が、飲ミたいナ――――。』 [Fri 4 Jun 2010 00:37:59]
オブリージェ > ( 吸血鬼はソレで満足したのか、はたまたこれ以上ここに居て不快になるのが嫌だったのか。その後は十字架に脇目も振る事無く、足早に去ってゆく。) ――余計ニ、お腹空イた…あそこU付くまでに食べ物、あるカナ…? (十字架を破壊しても、僅かも埋まらない空腹感。街の明かりの方へと向かいながら吸血鬼は、渇きを癒すものを探す。腹を満たすものを探す。) [Fri 4 Jun 2010 00:37:06]
オブリージェ > ――やっぱリ、変な所。 (こんなに辺りを確認しているのに、食べれそうな物すらない。こんなに一杯コレ(十字架)はあるのに。と少しばかり不機嫌そうな表情を浮かべて見せる。そして、徐に握った拳を振り上げれば…。) 「――ゴシャッ」 (手近にあった十字架を叩き壊してしまう。新しい、コレの使い道。) [Fri 4 Jun 2010 00:32:15]
オブリージェ > ( そう一言、呟いたなら今まで座っていた十字架の上に立ち、飛び降りる。特にその行動には意味は無い。ただこの十字のモノはこれ位しか使い道を思いつかなかっただけの話。) ――そう、言えバ…何モ 食べテないヤ。 (ゆっくりと、興味のなくなった十字架の中を遠くに見える明かりの固まりを目指して歩きながら、静かに呟いた。) 目が覚めテから何も食べてなイ…起きたら知らない場所だカラ忘れてたのカナ…。 (凹凸の無いお腹を少し撫でながら、再び周囲に何か無いか確認。 周囲に、食べ物が無いか確認。嗚呼、オ腹空いタ…。) [Fri 4 Jun 2010 00:25:09]
オブリージェ > ――遠くに見えるノ、あそこは面白そうネ。 (歩き回っている時は、辺りのモノに夢中で気付かなかったけれど、十字架に腰掛けた時、初めて気が付いた。 遠くの方に、小さな明かりが固まって見える。ある物は、少し動いてるようにも見えるし、ある物は消えたり付いたり。街と言う物を知らない吸血鬼にとっては非常に興味をそそられたのか。やがてその一点しか見なくなっていた。) ――ココは、こんなに真っ暗なのにニ…不思議。イって…見ようカな…。 [Fri 4 Jun 2010 00:15:07]
オブリージェ > ( 雲間から僅かばかり覗く月明かりが返って不気味な薄暗い闇。周りには、十字を模したモノが沢山並べられている。幾ら考えても、ここに居る理由が出てこないオブリージェは、やがて考えるのを止める。きっと、思い出さなくても良いことなのだろう。) ――おかしな所にきちゃったナ…。 (考えるのを止めた吸血鬼が次に起こした行動は、立ち上がり周囲を歩き回る事だった。見渡せば、見渡すほど十字を模した石やら木やらが乱立している、不思議な場所。) ――でも、同じのばっかりでツマんなイ…。 (歩けど歩けど、同じ様な景色を広げる場所に、程なく飽きてしまったのか。十字を模したモノの一つ。白い少し大きめな石の十字架に腰掛けた。) [Fri 4 Jun 2010 00:05:34]
オブリージェ > ( 自分が何者であったのか、自分は知らない。自分が何者であるかは知っている。だけれど、ソレより前の自分を、自分は知らない。 ) ――ここ、ハ…? ( 闇に埋もれた意識を引き上げるかのように瞼を開く。見覚えの無い場所――何故、自分がここに居るのかすらもよく分からない。) ここ、は――? (数度、首を左右に動かし周囲を確認するけれどやはり見覚えの無いその場所に、先ほどと同じ言葉が零れた。) [Thu 3 Jun 2010 23:52:33]
お知らせ > オブリージェさんが入室されました。 『ただ、そこに居た――。』 [Thu 3 Jun 2010 23:47:33]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)』 [Sat 1 May 2010 23:07:58]
エリー > To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) ( だから、ある意味でこの祈りは真摯で、誠実で、心の底から救いを求めるものだ。 ただこの言葉の羅列が遺族の心を少しでも癒し、連鎖を断ち切る効果を得る事を願って真剣に心を込めて舞台役者のように堂々と声を出す。 それはある意味もう、魔術なのかもしれない。 ) To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) ( 炎は木々よりも高くうねり空を焦がし、集まった人々は誰一人余すことなく皆、各々の風習と習慣に合わせて祈った。 )  [Sat 1 May 2010 23:06:51]
エリー > To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) ( その一連の行程の間、エリエッタ・嘉村はいかにもという格好をしてただ只管、憐みの祈祷を繰り返している。 シスターでも無ければパプテス教徒でも無いが、こうして上っ面をそれらしく振舞って見せるのは、得意だった。 )To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) ( 上っ面で良い。 神の実在とか、本当に魂が救われるかとか、このただの言葉の羅列に本当に何か効果があるのかなんていうのは、どうでも良い事だ。 本当に重要なのは、残された人達の心が少しでも救われるという事。 その為ならなんだって良い。 嘘だって吐くし、神様だって冒涜する。 大切なのは、生きている人のことだと思う。 )  [Sat 1 May 2010 22:57:51]
エリー > "Glory to God in the highest heaven, (いと高きところには栄光、神にあれ) and on earth peace(地には平和) among those whom he favors(御心に適う人にあれ)." ( 巨大な炉が組み上げられ、屍は全て灰になるまで執拗に執拗に焼かれた。 火葬の習慣の無い国では屍が形を残さず灰になる程の強力な炉などあるわけも無く、屍は大量の油をかけられて裏返され、また焼かれ、炎はこれでもかこれでもかと強く熱く焚かれた。 ) [Sat 1 May 2010 22:46:07]
エリー > ( 空は薄曇り月は隠れ、宵闇が大地の熱を奪っていく。 墓暴きを始めてから既に半日が過ぎていたが、ハンター、肉親、墓守り、誰一人そこを離れずに見守り続けた。 ) Your believer comes. (貴方の徒が参ります) Please lead so as not to hesitate. (どうか躊躇わぬようお導きの在らんよう) Please give tranquil sleep. (どうか静穏なる眠りの在らんよう) ( 掘り起こされた鉛の棺には大量の血が溜まり、屍は窶れも腐りもせずにそこに横たわって居た。 松明を持った数人の武装した吸血鬼狩人達が棺を取り囲み、サンザシの杭をその胸に打ち込み、首を斬り落とした。 ) ( 誰かがその時、くぐもった声で低く悲鳴を上げたのが聞こえた。 ) [Sat 1 May 2010 22:42:03]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『I pray, I dedicate, I chant, and I pray.』 [Sat 1 May 2010 22:28:27]
お知らせ > ラナウェさんが退室されました。 『 生きていて欲しい――そんな現実逃避。 』 [Thu 1 Apr 2010 23:51:26]
ラナウェ > でも、だとしたら。 ( 広すぎる、ヴェイトス市の中だけですら探すのにどれだけの時間が掛かっているのか。そうであるにも関わらず外だなんて、とてもじゃないが範囲が広すぎる、其れはもはや世界のどこかに居るとも知れないたった一人の人間を見つけ出さなければいけないという事だ。諦めさえ、浮かんでくる。 ) ( ――何を言っているのか。私しか彼女の最後の姿を見ていないのに、唯一犯人の姿を見たのに、その私が諦めてどうする。誰も彼女を助けてはくれない、私が待っていた所で。 ) ……諦めちゃ、ダメ。 ( 諦めたら何もかも終わる。意思を折るな、私の望みはフランベルジュの死ではない。ミーシャと共に生きていて欲しいのだろう。 ) ……外に出る準備、しておこう。 ( かなり資金も居るだろう。両親には悪いが数少ない友人を見捨てるなど、出来ぬ相談。これ以上探してもヴェイトス市では情報が得られないんじゃないだろうか。そんな焦りと不安が、市の外部を想定させる。暫く墓地の付近を歩き回ったが手掛かりも無い。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:50:00]
ラナウェ > 他に方法が、無いよ…。 ( 見つからない。私のような、こんな事象を引き起こす怪物について素人な獣人などでは。もう既に手遅れかもしれないという恐れも当然ある、だからこそ焦るのだ、生きているのか死んでいるかも判らないままただ行方不明なんて。生きている事こそが望みだが、何処とも判らない場所で実は既に死んでいるなんていうのは、一番最悪な結末だ。ミーシャに大丈夫だと言った、何も大丈夫ではないじゃないかそれでは! ) 私一人では、精々こんな場所を調べるくらいで限界。 ( 私は所詮学生だ、実力だってプロには遠く及ばない。だから危険な場所まで探しに行く事も出来ない。勿論危険な場所に居る、だけではない。遠くに連れ去られている可能性もあるのだ、此処とは違う場所へ。 ) ヴェイトス市じゃない、どこか…。 ( まさか、やはり街の外なのだろうか?危険な、外の――危険な? ああ、もしあの骸骨が危険な場所に連れ去りそこへ放置するような存在なのだとするなら、外の可能性は否定できるものじゃない。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:40:14]
ラナウェ > ( 以前思考に浮かんだ場所、墓地。単純に本で幾ら調べても進展が無いから、可能性がありそうな場所を徹底的に調べようと考えたに過ぎない。骸骨という接点から思い浮かぶに、墓場に連れ込んでしまった、というものだったが――。 ) 掘り返したような痕はどこにも…。 ( 無い、其れこそ人を連れてきて押し込んだ痕だって。いや、確かに日数が余りに経ち過ぎている。ここで被害者を発見できる見通しは薄い。でも、だ――化け物には会えるかもしれない。 ) ………。 ( 付近を見渡す。人影らしき姿はどこにも無い。あのタキシードを着た骸骨が人気の無い場所に現れるというなら、条件は一致していると考えたが――仮に出くわしても対策一つ考えてなど居ない。いや、あると言えばあるとも言える。わざと骸骨に捕まり、攫われた場所へと直接殴り込む。それくらいしか、考え付かなかった。手掛かり一つ無い以上、距離を詰めるにはそれが有効だと、考えた。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:33:46]
ラナウェ > ( といっても曇天だ。安定した天候とはとても言えるものではないのだけど、それでもやっと行動に移れる。 ) これまで手掛かりはゼロだった…けど。 ( 少し前、とある噂を耳にした。そう、自分が知っているあの怪物の噂だ。他にも被害者が居て、その人も行方不明になっているという事だ。同じようにどこかへ連れ去られ続けているという、噂…! だが決定力にはならない、広まり始めているのは噂で現実ではない。自分は確かにその現場に直面したが証明する術がない。被害にあった人間と接触出来ればそれは完全な事実となるだろうけれど――。 ) 人攫い、ホニヤンペイ。 ( だが自分の中では確証に繋がっている。周りが真実と認めなくても、現場に直面し生存している私にとっては大きな情報だ。全く同じ状況が噂になっているのだ、ツカサという探偵が言いふらしたとでも無い限り他者に伝わる筈が無い。仮に誰かに話したにしてもそれでここまで噂が広がるとは思えない。 だから、確定。あれは都市伝説でもなんでもない、実在する化け物なのだと。 ) ……でも、戻ってきたって話は聞いた事ない。 ( 一体どこへ連れ去っているのか、それだけはまだ、判らず終い。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:15:10]
お知らせ > ラナウェさんが来ました。 『 なんだか久々に天候が落ち着いている。 』 [Thu 1 Apr 2010 23:11:44]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『( すべては、隠されたまま )』 [Sun 21 Mar 2010 00:43:19]
ディーフィール > ( なんとなく彼女にはお見通しのようで、罰の悪そうに頬を掻くしかない ) 悪戯しなければ叱る事もないんだけどね。 ( 嫌がることをしたら、の言葉にはそう答えて。 一度誤魔化したのなら最後まで誤魔化さないといけない。 淫魔としてはやりにくい状況でもある ) うん。 そのつもりだよ。 ( 少女が活動を再開させない限りは。 女性へと手を振れば自分もこの場を離れていこう。 静かに降り積もる雪はすべてを覆い隠していくようで ) [Sun 21 Mar 2010 00:43:01]
お知らせ > アヤさんが退室されました。 『( 貴女が淫魔であることも )( 少女が彼女を殺したことも ) ( 知らないまま )』 [Sun 21 Mar 2010 00:37:48]
アヤ > ああ――いえ、あれはそういうわけではないと、思います ( 少女の反応思い起こし )( 小さく笑う )  ―― そうですか、 ( ただ様子が気になるだけだから )( もしも会うことがあればその時は今より元気ならいいなって ) ( 思うくらいで )   ―――… ( 少女が怯えてたのは、 )( 少女が怒られるようなことを何かして )( この女性に叱られると思ったからじゃなくて ) ( この女性に何かされる、と、 )( 思ったからで )  ―――嫌がること、したら駄目ですよ? ( 貴女の向かう墓石へ )( 何気なく視線を向けながら ) 本気で怯えていましたから、あの子。 ( 何をしたかは知らないけど ) ( 視線を )( 墓石からあなたへ移しながら ) 苛めないであげてくださいね。 ( 困ったように笑ってそう言った )  ――それでは、私もこれで。 ( 花束を包み直し ) ( スタンツェルのとこに行こう ) [Sun 21 Mar 2010 00:36:31]
ディーフィール > あ…、行っちゃった。 ( 少女の独占欲を考えればうかつな発言だったかな、とも後から思いつつ、見送ることしかできない ) …私の言葉だったし、反射的に反発しちゃったんだと思う…かな。 ( 相当嫌われてるねぇ、なんて苦笑い。 丁寧に花を受け取れば、祈りを捧げていた墓の前に置き、それから改めて祈りを捧げる。 彼女が浮かべた柔らかな微笑にそれだけ大切な人だったんだろう、と思う ) …また会う機会はあると思うよ。 ( たまにお墓参りに来ていると思うから。と続けて。 ただ、少女の殺害対象になりかねないのであんまり会ってほしくない気持ちもあり ) [Sun 21 Mar 2010 00:21:52]
アヤ > ( 視界の中の祈りは馴染みあるもの ) どういたしまして。でも、お礼を言われることじゃないから。 ( ありがとうって、 )( 私も小さく少女へ返す )  いいえ、お気になさらず――はい、頑張り屋さんの、可愛い子でした。 ( 警戒は、解かない )( でもスタンツェルの話題には ) ( 自然と表情が柔らかくなって )( 微笑んで頷く )  ( 私の目は、少女にも女性にも向けられず )( 甘く笑う視線の先は、もういないたった一人へ )  どうぞ ( 女性へ花を一本差し出し ) ( 言葉に振り返れば )( 確かに、墓石の前には何もない ) あ。 ( 気付かなかった自分を恥じ ) … ( 少女の言葉にぱちっと瞬く )( それはやっぱり、図書館に来る子どもに良く似ていたから ) ( 傷ついたりはしなくて )( 少女の方が気になって ) ――― あ、 ( 待って、 )( 紡ごうとした言葉 ) ( 雪風に阻まれて声が出せず )  ( 風に無意識に細めた目の先、 ) ( 去る背をただ見送ることしか出来ず ) [Sun 21 Mar 2010 00:11:02]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( 降り続く白に吐き気を覚えながら、 女性達を振り返る事無く―― )』 [Sun 21 Mar 2010 00:04:08]
メアリアン > ( 祈りを捧げる淫魔を、 見遣り、 ) ( 次いで、女性の掛けた言葉に ぱちり、と瞬きを一つ。 )  ……、 ( 見知らぬ娘を庇ッてくれて、 ) ( 見知らぬ女性に花を与えるなンて、 とてもイイ人。 )  …… ( 女性を見上げて、 )  … ありがとう、ございます。 ( なンて、浮かべられた笑みに つられた様に僅かに 笑ンで。 ) ( こンな良い人の親友なんだもの。きッと 同じ位優しい人だッたンだろう、なンて、 )    ――― ( 淫魔に向かい歩む女性の背を見ながら、 ) ( 花を受け取る淫魔を見ながら、 )    ( あァ、2人ともお兄ちゃンが好きそうな女性だ なンて、 ) ( そンな、妬みの気持ちがこもる自分が嫌で、 握り締めた傘を更に強く握り、 )  ――― ッ、 ( 女性に掛けた淫魔の言葉に、驚いた様に顔を上げ、 )  わ、たしは イラナイッ… ! ( 無意識に紡がれた。 )   ( 大切な人の墓参り、だけど、 ) ( 誰かの為にと 用意された花を分けて貰うなンて出来ない。 )  … ッ、 ( 無意識に言ッてしまッた言葉が 酷く失礼な様に思えて、 )  ( 何度か後ろへと下がれば、 )  …… ご、 めンなさい … 失礼しますッ ! ( 勢い良く踵を返し、 墓地を走り去ッて行こう ) [Sun 21 Mar 2010 00:02:19]
ディーフィール > ( この場はとりあえず自分が悪者でいて、少女が庇われたので何もせずに退散した、という図式が一番波風は立たないだろう。 無理に自分の便宜を図ろうとすればそれだけ少女が犯したことについて触れずに済む可能性は低くなる ) …… ( 祈り自体はパプテス式であり、簡単ながらも祈りはしっかりと行おう。 もしかしたらすでにどこかに埋まっているかもしれない思い人へ向けても… ) ふえ? ( と、思わず間抜けな声が漏れた ) ううん。 この時期に花を手に入れるのは大変だったろうし…。 私こそ、なんだか悪いかな。 ( 花を分けてくれる、という申し出に素直に喜んで ) ふふ。 とてもいい人だったんですね。 ( 拗ねたりする人じゃない、と聞けば笑みを浮かべて。 相手にすればディーフィールはとても無防備に見えるだろう。 ある種淫魔が人に近づくための技能でもあるが。 女性が近づいてくるなら、淫魔はそのまま動かずに差し出される花を受け取ろうとするだろう ) よかったら、その子にも分けてあげてほしいかな。 多分、とっても大切な人のお墓参りだと思うからね。 ( 彼女が何のために殺人を犯していたか知っている淫魔はメアリアンへも花を分けてほしいと告げるだろう。 厚かましいが ) [Sat 20 Mar 2010 23:51:46]
アヤ > ( 少女からしたら ) ( 私なんて、見知らぬ誰かでしかないのに )( それでも頼ってくるなんて。 ) ( よっぽどなんだろうって、 )( その原因を知らないまま )  あ…いえ、こちらこそどうぞお気になさらず―― ( もっと別の時に出会っていたら )( 普通にお話できたんだろうけど ) ( まだ警戒の色が抜けないまま )  ――― ( 墓石の前に移動する女性を視界に納め )( 見つめて ) …あの、 ( 掛ける声は掠れたように小さく ) ――良かったら、一本どうぞ ( 花束の包みをときながら )( 花に視線おとしたまま ) ( 女性のことも )( 墓石の誰かも )( 私はなんにもしらないけれど ) 細い枝ですけど ( ――誰かを悼む気持ちはわかるつもり )( まして、こんな時期 )( こんな時間でも ) ( こうして会いに来てるなんて )  ―― え、 ( 少女を見下ろし ) いいえ、平気。拗ねたりする子じゃ、ないから。 ( きっと彼女もほっとかなかったから )( そう思って笑みを浮かべる )  ( 貴女が彼女に何をしたか知らないまま ) ( このまま女性が近付いてきたら )( この少女は困っちゃうだろうなって ) ( ちょっと待っててと )( 言うかわりに背を )( ぽんと軽く叩こうとしてから )  ( 花を渡すため )( 女性へと数歩近付こう ) [Sat 20 Mar 2010 23:44:04]
メアリアン > ( 女性と淫魔が話している様を、時折視線を上げて見遣りつつも、 ) ( 娘は言葉を紡がぬまま、 )  ――――― ……、 ( ディーフィールさンにも、墓参りをする人が居るンだ、 なンて心の中。変な力を持ッてたッて、病院勤めだから 知り合いは多そうだけど、 )  ( 肩に添えられた手に、 ふと顔を上げて、 ) ( そこで初めて、しッかりと女性の顔を見た気がする。 )  ( 淫魔が 離れ、墓の前に移動する様子を 視界で捉えれば、 )   …すみません。 ( そンな言葉を 小さな声で。 )  ( 親友のお墓参り 、 その親友が誰かも知らないで。 )  …… お墓参りの邪魔を しちゃ ッて、 ( 言葉を紡ぎつつも、 視線は、女性と淫魔の様子を 窺うかのように、落ち着き無く 動く。 ) [Sat 20 Mar 2010 23:30:45]
ディーフィール > ( 信用できない、と言われれば、確かに声が届く範囲であれば能力は使えるわけでそういう意味での安心感は相手にはあまりないだろう。 強いて言えば他人が絡んでいる状況で能力を使うことはないだろう、という安心感と思う ) ううん。 その子とは別の人だよ。 ( 知り合いといっても偶然会ったわけで同じ墓に会いに来たわけでもない。 とりあえず名乗っては見たが信用はされていないようだ。 怯えている少女となれなれしい女性。どっちを信じるかといえばまず少女だろうと考えているのであえて警戒を解かせようとはせず。 彼女たちから離れるように一人の墓の前へと移動する。 病院で知り合って親しくなって亡くなった人。 病院に勤めている関係上、死者とかかわる機会も必然的に増えている ) 邪魔しちゃってごめんね。 私のことは気にしないでお参りしてね…ってわけにも行かないかな? ( マイペースに行動を行いつつ、別にここじゃない場所であってもここしばらくはおとなしくしているようだし何もする気はない。 殺人を行う様子がなければ彼女に手を出す理由はない) [Sat 20 Mar 2010 23:21:26]
アヤ > ( なにも、しない ) … ( ここじゃなかったら何をするつもりだったのかしら )( 傍には、警戒よりも怯えきっているように見える少女 ) ( わけがわからない )  ――こんばんは ( だから私は )( 自分が庇っている少女が誰なのか )( …知らないまま ) ( ほんの少し警戒を匂わせ )( 女性へと挨拶を返す )  ―― そう、ですか。 ( 固い声は )( 女性の言葉を信用していないことの証 ) ( 背中で小さくなってばかりの少女が )( 気がかりで ) ( 手を回してその肩に添えようと ) はい、親友の墓参りに――あなたは、この子と同じ墓石に…? ( 用があるのかしら、 )( 知り合いだと言っていたから ) ( ちらっとお墓へ視線を向ける ) [Sat 20 Mar 2010 23:09:46]
メアリアン >   …、 ( お墓参り、 ) ( 其の言葉に、漸く 女性の持つ木花に視線を遣ッて、 )   ……、  ( お墓参りの邪魔しちゃッたかな、なンて 少しだけ、申し訳無さそうに 視線を外す。 ) [Sat 20 Mar 2010 23:03:20]
メアリアン > ( 桃色の花に意識を向ける事も出来ず、 警戒心マックスの娘は 視線を落として 口を噤ンだまま、 )  ( 女性の陰へと 逃れようと 小走りで進み、 )   … ぁ 、 ( 困惑の混じる声と 其の女性の背に、 安心した様な声が洩れる。 )  ……… 、 ( 苦笑浮かべ 言葉を紡ぐ淫魔に 視線だけ、僅かに向けて、 )  …う、嘘よ。 信用なンて、出来ない ものッ…。 ( そンな台詞。 ) ( 其れも、女性に庇われる様な位置に居るからこそ 云える強気な 言葉。 )   ………。 ( お説教云々は、再び口を噤む けれど。本当の事は言えないから。 )  [Sat 20 Mar 2010 23:01:21]
ディーフィール > 亡くなった人たちがいる所なんだし、なにもしないよ。 ( すっかり警戒されている様子に苦笑を浮かべる。 彼女に近づくのは止めて話すことにしよう。 とはいえ、殺意を抱かれるよりは気が楽ではある。 ゆっくり話をする、という意味では最悪の状態ではあるのだが ) こんばんは。 この季節に花なんて大変だったでしょ。 ( そんな事を現れたもう一人へと向けて告げる。 もちろん、その花が今の季節でも咲き、比較的入手しやすい、とは知らない。 彼女とは初対面のはず。 その後、困惑の声を向けられれば ) ううん。 知り合いなんだけどたまたま会ったから挨拶をしただけだよ。 前にちょっとキツイお説教しちゃってから避けられちゃってて。 ( さすがに庇われている少女が殺人犯で私が犯そうとしました。 なんて言える訳もない。 それは庇われた少女も同じような条件と考えている。 なので比較的話をあわせやすそうな話題を出した。 大きな意味では殺人をとめようとした説教、と取れなくもない事実 ) 私はディーフィール。 貴女はお墓参り? 私もなんだけどね。 [Sat 20 Mar 2010 22:54:17]
アヤ > ( 手の花束は草花ではなく木花 ) ( この季節にも咲くその花 ) ( 石ばかりのこの場所は殺風景だから )( スタンツェルにもみせてあげたくて―― )  …? ( 図書館の中で迷子になった子みたい )( だな、って。 ) ( 思った。 ) ( どうしたのって尋ねても )( 首を振って口を噤むその仕草が ) … ( 子どもが )( そういう仕草をする時は―― … )  …。 ( 献花なく寄り来る女性と )( 数歩後退する少女を )( 女性の視線から逃れるよう )( 私の陰に隠れようとする少女を ) ( 交互に見 )  ―― あの、何か御用でしょうか…? ( この子に ) ( さり気無く少女を庇うよう立ち )  ( 困惑を入り混じらせ、 )( 女性へと不思議そうに傾げる 首 ) [Sat 20 Mar 2010 22:48:27]
メアリアン > ( こンな時間に此処に人の影が在る事は珍しいンだと、思う。 傘を両手で持ったまま、胸元に寄せる様にして 顔を俯かせ、 )  あ、い、 いえッ、 ( 聞こえた女性の声に、小さな声で答え 首を振るが、 ) ( 向けた出口の方向、其の淫魔の姿を確認すれば、 きゅ、と強く口が閉ざされる。 ) ( 殺意よりも、警戒心。 一歩、二歩、三歩、――無意識に後ろへと下がれば、 )  ッ、 ( とン、と墓石に足がぶつかり 止まる。 )  ( あの人は苦手だ。怖い。 嫌な記憶ばかり残ッてる。 口を固く固く噤ンだまま、 名も知らぬ女性の方へと、淫魔から逃れる様に、 助けを求める様に 近付こうか。 ) [Sat 20 Mar 2010 22:39:00]
ディーフィール > ( メアリアンからはディーフィールの姿を捉えることができるだろう。 こちらもゆっくりと近づいて行けば墓の所にいた人物が誰かは気がつくことができる。 ) こんばんは。 こんな時間にお墓参りなんて珍しいね。 ( 淫魔はお墓参りではなく、死者の名が刻まれていないかの確認であったので花束らしきものは持っていない。 元々この季節であれば花の入手はそれなりに手間がかかると思っている ) ( もう一人。 人影がある。 この季節には珍しく思える花を手にしているようで。 視線は向けたけれど今意識を向けるべきは自分に警戒心、もしくは殺意も持っているかもしれないメアリアンだと思っている ) [Sat 20 Mar 2010 22:29:32]
アヤ > ( 墓地の中にある人影は )( 一つ? )( 二つ? ) ( 三つ? ) ( 幾つであっても関係ない ) …… ( 私が足を運ぶのはたった一箇所 ) ( 十字の林 )( 規則的に動く足は事務的で )( 周囲を認識しているのかいないのか )   ( それでも流石に )  …どうしたの? ( スタンツェルの墓に辿り着くまでの十字の中 ) ( ついさっきまで墓石の前に蹲っていた少女には気付くだろう ) ( 気付かないで通りすぎるほど、ぼんやりしてはいない ) ( 出口の方へ体を向けた少女の横手 )( 少女が立つ墓石の向かいから歩み寄る )  ( けれど出入り口の方や、 ) ( もしかしたらどこかにいる墓守さんたちは )( どこにいるのかもわからない )  ( でも少女が出口の方を見てるから ) … ( 私もなんとなくそっちを向く ) [Sat 20 Mar 2010 22:26:54]
メアリアン > ( 荒くなッた息を、鼓動を落ち着かせ、 ) ( 泥に濡れた手で、再度墓石に触れれば、 )  ……幸せになれなきゃ、つまらないもの。 ( ぽつン、と呟いて 立ち上がる。 ) ( 殺さない、誰も傷つけない ッて約束はしたけれど、 幸せを邪魔する人なら仕方無いわよね?其れ以外では、良い子にしてるンだから、 )   ( 許してください、 ) ( 心の中で呟いて、 )  ……、 ( 落ちた傘を拾い上げて出口の方へ身体を向ければ、 其の外套姿が視界に入るだろうか。 ) [Sat 20 Mar 2010 22:14:40]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『( 桜よりも濃い桃色の花束を ) ( 手に )』 [Sat 20 Mar 2010 22:14:28]
ディーフィール > ( 何気なく墓地に現れることがあるのは、新しくできた墓に昔好きだった人物の名を刻まれていないことを確認して安心するため。 雪が降る中でも外套を深めに被っているだけでかさなどは差していない。 さくさくと雪を踏みしめる音はしんしんと降り積もる雪がかき消すだろうか。 入り口から墓地の中を見渡して誰かがいることは確認したが、それがだれかまではまだ確認していない。 雪が降っている中では感覚を伸ばすことはあまりしたくもなく) …… (こんな時間に自分以外の人物が来ていたことに興味もあり、ゆっくり近づいていくことだろう ) [Sat 20 Mar 2010 22:09:55]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『( ふらり、と現れる人影 )』 [Sat 20 Mar 2010 22:05:11]
メアリアン > ( 両手を地面へと触れて、持っていた赤い傘は地へと転がる。 )  ……… 私、何も悪い事なンてしてないのに…、 ( 幸せになる為には、其れが必要だッただけなのに、 ) カミサマは、意地悪だわ……。 ( 次から次に悪い事を起こすンだもの。 ) ( ぐ、と両手を握り締めて 。 俯いた顔に溶けた雪水が流れ落ちる。 )  ( 事情を知ッてる鶯さンにも、日記の事は相談出来ない。 両親を殺した事、お兄ちゃンを殺した事、あの女を殺した事、全部全部誰にも言ッて無い事まで書いてあるンだもの。 )   ――――― ッ … ( 早めに処分しなきゃいけなかッたンだ。 ) ( 誰が、もッてるの。 )  ( 見付けて、処分して、殺さなきゃ 早くしないと、 )  幸せに、なれない …。 ( 身を起して、再び視線を 墓石へと向け。 ) [Sat 20 Mar 2010 22:03:49]
メアリアン > ( 指先で墓石に触れ、 ) ―――… 如何して、うまくいかないのかしら…。 ( 呟く様に、零す。 ) 幸せになりたいだけなのに、…何で、何で、何で、何で、何でッッ… ( 撫ぜる様に緩く墓石に触れていた指が、ひっかく様な其れに変わり、 ) 何で、邪魔するの…ッ…! ( 誰が敵なのか、解らない。明確な敵は居るけれど、日記に関しては彼じゃァ無い気がする。 )  ( 大して良くも無い頭じゃァ何も解らなくて、 ) ( ただ、こうして其処に居ない誰かに当たる事しか 出来ない。 )  お兄ちゃン、教えて…。 ( 如何したら良いの、 ) ( 如何したら、 ) ( ひくッ、と嗚咽洩れ、手が地へと落ちる。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:48:35]
メアリアン > ( 正確には白色が嫌い なンだけれど。――あァ、もうすぐ春になるのに、 ) ……いつ、降らなくなるのかしら。 ( この忌々しい白色は。赤い傘を差した、茶色のコートの娘はぼンやりと空を見上げる。 空から落ちる白い雪、全てが桜色だッたら、もッと綺麗なのに。 )    …、 ( 小さく息を吐いて、足を進めた先には亡き両親の墓。 ) ンー…… 。 ( こてン、と首を傾げ、 ) 別に変な事も無いわ、ね。 ( 新しい供え物があるとか、誰かが居るとか、荒らされた跡があるとか、 )   ( じゃァやッぱり、家に置いてた日記を盗ンだのは叔母様じゃないのかしら、 )  ( あの人は、市に来たら此処に絶対寄るもの。 )  ( じい、と墓石見遣りながら、ゆるりとしゃがみ込ンで。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:34:53]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( 雪は嫌い、 )』 [Sat 20 Mar 2010 21:27:05]
お知らせ > ビャスリム@夜魔事件さんが帰りました。 『(肩、落とす、) ……他…行こ……、』 [Fri 19 Mar 2010 01:49:14]
ビャスリム@夜魔事件 > (――そンなに、何か、違うのか、)(首を巡らせる。鬱金色の瞳の表面。映る石碑も金に染まる。こンな、偲ぶことも、できない ンだ。) ……やや なぁ……、(何も出ないなら、出ないで困る。間、持たへン。余計な考えること、増えて、困る。集中せなあかンのに。カードが示した方角や区域のなかでも、何でココを選ンだンだろう。寄りにも寄ッて。ジャラ リ、抱えた鎖の音だけ耳に付く。)(黒い唇が、浅く吐く、息。空気を出来るだけ、肺のなかに入れたくない。息苦しい。胸が窮屈で。気持ちが脈打つ。根拠のない懺悔感。はッきりしない焦燥感。掻き毟りたくなる思い。少しずつ、少しずつ、ざわめく。冷たい石の下で、血の青ざめた人たちが責めてる気、する。オレが手、掛けた人もいるンかな。とても、チリになるなンて思えへン。百年立ッても千年立ッても。多分、いつまでも。)(悔しいと、憎しいと――、)(少年は石の群れから眼を背ける。罪と、罪じゃないことは、誰が区別しているンだろう。どこまでが正しさで、どこまでが悪くなるだろう。それは程度の問題なのか。それとも“やる方”の問題か。脅しても、盗ンでも、殺しても“良い”ときには、良いことになるンだろうか。物事にきッと差は、ない。死ぬことは、どう言い替えても、死ぬことだろうに。)(区別なンか、良う、つかへン よ、) [Fri 19 Mar 2010 01:48:47]
ビャスリム@夜魔事件 > (けれど、)(思い直す。先日の占いの結果。“実らない成果”) ……“吊し者”……、(あの絵。好きじゃない。黙然と進む。縦しンば相手に遭遇しても、歯が立たなければ、意味、ない。それも確か。例えば本当に攻撃そのものが非有効なら、どれだけ研鑽を積ンだッて、無効化なものは無効化だ。青年風貌の場合、物理打撃だけが能力だから、霊的なモノを引き合わされれば手も足も出ない。出会ッたら嬲り殺しだ。奴隷仲間がそゥなッたみたいに。)(実体、ないの、ほンま困る から。ちゃンとした正体、まだ、解らンほうがいい。“正義”のほうに組したとたン、ヤク立たずなンか、オレ、嫌や、)(色のない視線をス と上げる。痛いほどの静寂が迎え打つ。たまに夜風。ビョ ゥ。運ンでくる。冷たい“アレ”と土の饐えた匂い。墓地。墓場。石に刻まれた名前の数だけ、死ンだ人。人。人。故郷にない埋葬の風習。この街、誰か、死ンでも焼かないンやな。灰を撒いたりせぇへンのやな。仲間たちは、焼葬もされなかッた。正しいことのために、正義のために、自由のために。勇敢に戦ッて、死ンだはずなのに。反逆者だ。重罪だッて。首、晒されて。辱められて。) [Fri 19 Mar 2010 01:40:39]
ビャスリム@夜魔事件 > (――正しさも、悪さも、境目も、)(教えてくれなきゃ、どこ、違うか、解らない のに、) ……歩 こ……、(頭を降る。揺れるマント。いつまで立ち止まッていても仕様がない。時間立つと、夜が更けて怖いだけ。化け物とか、妖怪とか、何か探さな、あかン。)(シュル、)(ターバンを外す。何かあッたら、動きやすいように。気を取り直して、取りあえず墓地を北へ歩き出さン。慎重な足取り。豹のように一歩ずつゆッくり。カンテラ、肩の高さに掲げて。今日「進行」のケルト・クロスが示したのは、多分この辺り。アルカナは順番に“死”“退廃的”“孤独”、“無気力”“廃墟”と“無音”。「過去」は昨日、スラムかどこかの方角を指した。関係すること、何かあッたかも知れないしなかッたかも解らない。オレ、遠見占い、上手くない。カードの導きを読み取りづらくて、今回も合ッているか確かじゃない。手がかりは心許ないけど、いつものような漠然とした後ろめたさはない。普段とは違う。コレは自警団の人から受けた仕事だ。何も悪いことあるはず、ない。安心する。この依頼をしてる間は、オレ、きッと絶対、正しいンだ。正しいこと、してるンだ。) [Fri 19 Mar 2010 01:32:16]
ビャスリム@夜魔事件 > (「永遠の栄華など、無いものだぞ、ビャス」)(閉じる瞼。死ンだ空気に同調して蘇る。あの人の声。憧れた、断定的な強い言葉。「ロドリゲも、俺も死ぬ。同じように、絶対に死ぬ。千年立てばみなチリだ」。だから、自分と誰かを比べるなと。貴いの賤しいのだの関係ないと。何が正しい何が悪いと、他人の決めた価値観に惑わされるなと。あの人は最期まで、口癖のように。) ……せ ゃ…言う、けど……、(かラン。カンテラが下がる。彼はそゥ言う。そゥ強く誇示しながら、オレがいつか、自分で世界の良し悪し判断できること、望みながら。戦ッて、傷付いて、ガンディアの戦士として、誇り高く死ンだのに。)(墓地に眼を向ける。広がり続ける石碑と黒い空間は、空も地面も呑み込ンで、自分の影と分かれ目が解らない。それでも確かにどこからかは空で。どこからかは地面で。どこからかは自分なンだ。どこからどゥだと解らないのは自分だけで、空も地面もきッと自らの領分を知ッている。こンなに全部、曖昧なのに。どこかで分かたれた黒と黒。闇と闇。支配と支配。力と力。拮抗する。同等に。)(混ざり合ッて見えるのに、両方、どこかで、決定的に必ず違う。そゥ、言うのか。) [Fri 19 Mar 2010 01:22:10]
ビャスリム@夜魔事件 > (太陽になれないあえかな灯火。手に収まるヒカリが、少し嬉しい。深い夜は黒いばかりで、落ち着かないから、)(右を照らす。左を照らす。振り返る。背後を照らす。動くたび光源が尾を引いて、石塊の林立を晒して消す。数え切れない石の上に異教のシンボルが立ち並び、読めない文字で知らない名前が、解らない作法で刻ンである。それでも何となく感じ取る。ここは死者の領土なンだ。生きてるオレが、異邦人だ。)(石に触れる。すごく冷える。こンな冷たい土の下に、誰か、埋められているンだろうか。ひとりぼッちは不安だろゥに。) ……、……異常…なし……、(背格好の高いブラティリア風貌が、石碑の前から立ち上がる。カンテラの光量を調節する。あンまり眩しいと、オレ、ゴーグル掛けなあかンよゥなる。アレ結構、視界、狭まるから。弱くなッた人工灯で改めて周囲を伺う。白い欠片が落ちて見えるのは一瞬。四方は石。石、石、石。死者の数だけ連なる石。まるで石の砂漠みたいだ。どこまでも続く。石が集まッても砂漠ッて形容できるンだろうか。石の塊は硬い。ちょッとのことじゃァ割れない。崩れない。でも百年すれば風化して。千年すればチリになる。砂漠に なる。) [Fri 19 Mar 2010 01:14:17]
お知らせ > ビャスリム@夜魔事件さんが入室されました。 『(カンテラを掲げる、)』 [Fri 19 Mar 2010 01:03:37]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『(ご飯は歓迎。でもお風呂はきっと全力で抵抗だ。)』 [Tue 16 Mar 2010 01:01:23]
ナイト > (ぐりん、と猫の目が見開かれた。彼女が紡いだその単語は、とてもとても聞き覚えがあった。闇色の猫、夜色の猫、夜の一部たる猫。少女に、正体を明かされてしまったような、そんな心地。猫がまだその驚きから解放されていないうちに、墓地の景色は背後に遠ざかり、少女の温度だけが、この冷たい夜に小さな獣を捕えて放さない。)     (猫は思う。猫はまた、ヒトに拾われたのだろうか。答えが出るのは、もう少し先の話になりそうだ。) [Tue 16 Mar 2010 01:01:00]
お知らせ > コレットさんが帰りました。 『 お家に着いたら、ゴハンにしましょうねッ  ( 其の後は、きっとお風呂 )』 [Tue 16 Mar 2010 00:57:50]
コレット > (蒼の金の瞳が開かれて、幼子はぱちりと瞬き一つ。ごはん、――お腹空いているのかな。お家に戻ったらお風呂よりも眠るよりも、まずはご飯が良いのかも知れない なンて。)   にゃンッ、  (問う声に、返ってきた声。名前がある様。そうして向けられた視線の先には、雲に覆われた闇色の空。――ソラ?ダーク? なンだかピンと来ない、) ( 今、を示す色なら、 )   ナイト  (夜。このほうが、猫さんにしっくりくる。僅かに首を傾げて、当たってる?なンて動作。)  (抱き締めた猫さんの温もりを感じながら、墓地の出口へと向かっていこう。墓地の外には、心配で迎えに来たお兄様が待っているンだけど、)  (黒猫を家族に迎える事は、溜息吐かれながらも 許してくれる。) [Tue 16 Mar 2010 00:57:03]
ナイト > (ごはん、その単語は知っている。脳裏に焼きついている。猫は本能に忠実だ。一度閉ざされた目が、再び見開かれる。その奥で、人間のそれに比べて幾分か大きな瞳孔が、水鏡のように少女の姿を映した。少女の温度と猫の温度とか入り混じって、悪寒はいつの間にか消えていた。)     にゃゥ。 (名を問う声。嗚呼、その質問の意味はわかるぞ、と猫は僅かに興奮を示した。ヒトには名前というものがある、そしてそれは、猫にもある。ただ猫にはそれを伝えられる力が無い。――沈黙。そして二つの異なる色彩の視線が、空へと向けられる。濃厚な夜。猫はここより生まれ、ここより名をもらったのだ。今宵の記憶に刻んだ単語は一つ――コレット、という名だ。そうして状況も理解しないままに、野良生活で幾分か汚れた猫は、少女の腕の中で大人しく体を伸ばしていることであろう。) [Tue 16 Mar 2010 00:49:52]
コレット > (今笑顔で居られるのは、猫さんが一緒だから。寒い夜に出逢えた温もりに。)  にゃんッ、にゃーにゃーにゃー?  (猫さん、猫さん、お家にきますか?) (抱き締めたまま、猫さんのまんまるい眼を見ながら問う。)  (あ、くしゃみ。)  猫さんのくしゃみ、初めて見たのですよーッ  (こんな寒い日に、ずっとお外に居たら風邪を引いちゃう。ンしょ、と腕に力を込めて、猫さんを抱いたまま立ち上がろう。)  ご飯食べてー、一緒に寝ましょう、猫さんッ。  (お兄様だって、最近私は良い子にしてたから、きっとお家に入れる事を許してくれる。リツの時も大丈夫だッたもの。)  私はね、コレットっていうのですよー。猫さんも、お名前はありますかッ?  (言葉が解ればよかったのに、なんて、こういう時少しだけ思う けど。) [Tue 16 Mar 2010 00:45:08]
ナイト > (猫はやはり少女が少し羨ましい。少女の声真似は、人間がよく自然に行う歌、とかいうもので、それは肺活量の問題で猫には許されない娯楽であった。そして、その表情に浮かんでいるのが笑顔だということも、最近知った。ヒトは嬉しい時に、そんな顔をするらしい。ということは彼女は嬉しいのか、どうして?)    (猫は自分の体を見下ろす姿勢で、沈思する。猫は何か、少女を喜ばせることをしたのだろうか。――…ま、いいか。) にゃーォン。 (この温度があれば、今はそれでいい。理由は後から追いついてくるものだ。彼女の声が問いかけの形を取ったことに、猫は気づく。不自然な体勢で彼女の顔を見上げて、) ナゥ? (そんな間抜けた声。軟い腹の毛が細い風に踊って、くしゅん、と小さなクシャミをした。猫に飼われるという概念はない。そして選択する術も、持たない。だけど――、暖かな寝床か、一食分の食物にありつけるのなら、この野良を貫いてきた生き物には、とてつもなくありがたいことであろう。)      (間。)    (瞬き。猫はこの暖かな手が与えてくれる恩恵を、ただ待つ。) [Tue 16 Mar 2010 00:36:15]
コレット >  にゃー、にゃにゃにゃーッ  (楽しそうに、歌でも歌うかの様に其の声は静寂に響いて、黒猫の様子に更ににへッと嬉しそうな顔。)  ……うみゅッ、  (持ち上げた黒猫さんの身体は、思った以上に重かった。重かったけど、大丈夫。まだ大丈夫ッ。抵抗されないのなら、苦しくない程度に、ぎゅうッと抱き締めてしまおう。)  あったかいのですよーッ、猫さーんッ  (緩む頬が止められない。先程よりも近くなった、声に、)  猫さんッ  (ぱあッと瞳が輝く。其の声、すっごく可愛かった。)  猫さんー、猫さん―、わたしのお家の子になりましょうーッ?  (なンて。抱き締めたまま、冗談とも本気ともつかない楽しげな声音。) [Tue 16 Mar 2010 00:30:47]
ナイト > (猫にとって、墓地は居心地のいい場所だ。少女にとっては、そうとは限らないであろう。よほどのことが無い限り、猫というのは常に眠そうにしているものである。よほどのことがあった時には余りに敏捷に動いて、人間をびっくりさせてしまう程に。ゴロゴロと無意識のうちに喉から声が出る。嗚呼、駄目だ。猫の体に存在する細胞の全てが、その愛撫に安らぎを感じてしまう。遺伝子レベルで組み込まれているのか、これは。)    (にゃ?)    (少し間が抜けた声があがった。気づけば猫の四肢は地面から引き離されて、少女の腕に納まるであろう。抵抗はしない、しないが―…成猫三キロ、重たかったごめんなさいだ。それなりのサイズがあったりする。猫は目を閉じて、子供の温もりを甘受する。寂寞を癒すのは誰かの――それがどんな生き物でも――温度だけだと、猫はとうに学んでいた。) にゃァン。 (割と愛らしい声が出て、猫は自分でもびっくりしてしまった。どこに残っていたんだ、こんな愛嬌。やはり子供は、苦手だ。猫から邪気を抜き取ってしまう、聖なる存在。) [Tue 16 Mar 2010 00:21:07]
コレット > (猫さんが不思議の世界への案内人なら、此の幼子は警戒する事無く付いていく。だって、こんな夜だもの。少し怖い位が楽しい。――そう思うのは、幼子がこの世界の一部分しか、知らないから だけれど。)  おーッ、おっきなお口なのですッ。  (開いた口に窺える牙に、感心した様な声。不意に向けられた黒猫の視線に、一瞬だけ、背後振り返って、)  …う、  (後ろに広がる闇に、ぴたりと声が止んだ。今までは気にして無かったけど、やっぱり此処は怖い。何かが、口を開いて待ちかまえていそうで。)  ――――――  (ふう、と深呼吸して心を落ち着かせて、)  にゃー。  (なでなでなで、と一定のリズムで頭を撫ぜる。ほんわり、手の先から暖まる感覚に、表情も緩む。)  あ、やっぱり猫さんも寒いのですか?  (真黒な毛はふわふわで暖かそうに見えるけれど、お洋服を着て無いんだから、やっぱり寒いのかも。掌に触れる耳が僅かに動いて、ちっちゃな笑い声が上がる。くすぐったいけど、気持ちいい。)  猫さんもお洋服とかあったら、暖かいです けどー…  (お兄様作ってくれないかな、とか。)  (頭を撫でていた手を離し、その小さな身体を抱き上げようと、両手を伸ばす。) [Tue 16 Mar 2010 00:15:32]
ナイト > (子供を招く不思議な世界が口を開くのは、いつだってこんな夜だ。そんな夜はこの時、一匹の猫の形を取って少女の前に現れた、つまりはそんな一幕だ。猫は首をかしげる。どこかで、彼女に良く似た誰かと、猫は既に出会っている、そんな危うくも連綿と絡まる記憶。) みぃあー。 (もう一度間伸びた口調。大きく口を開けて、二つの細い牙が見えるくらいに。猫に家はない。猫は流浪者。猫はこの街に身を寄せる数多いるうちの一匹。それを指し示すかのように、猫の視線は一旦、少女の背後の闇へと飛ばされる。)   …、 (頭に降りてくる手に、無愛想な猫しばらく黙す。大人しく撫ぜられるがまま。やがて、僅かな力ではあるが、自ら耳を、頭を、その手になすりつけよう。)   ミィ、 (寒い。人間は猫の毛皮を過大評価しすぎている。猫だって冬は寒い。そりゃ、今はもふもふと一番毛を蓄えているところではあるが。―…目を細める。少女の赤いドレスに、羨望の眼差し。そうしてぴくぴくと動く耳が、少女の掌を擽るだろう。) [Tue 16 Mar 2010 00:05:32]
コレット > (空を厚く覆った雲の所為で、月明かりが届かない夜は、いつも以上に薄暗い ――けれど。其れ故か、不思議な事が起きてもおかしくない気がするのは。)  にゃー、にゃ、にゃーッ  (猫さんは何処に住んでいるんですか?)  (足首に触れた黒猫さんの体温に、へにゃりと緩い笑顔を浮かべた幼子は問う。声が、返ってきたとしても意味なんて理解出来ないけれど。頭の良いお兄様なら解るかもしれない。)  (間延びした猫さんの声。きっと、嫌だとは思われて無い? ゆるゆるとしゃがみこんで、其の頭を撫でようと手を伸ばす。)  夜は、寒いのですー… 猫さんも寒いですか?  (そんな言葉を掛けながら。) [Mon 15 Mar 2010 23:59:42]
ナイト > (夜の空気は冷たく澄んで、曇天のおかげで幾分か湿度は含んでいるものの、猫にとってとても心地の良い夜だ。こんな夜は何故か、ヒトと会話だってできそうな気がする。あくまで、気がする。猫の言語に体系などない。例えば彼女が「友達になりたい」と、そんな気持ちで声真似をすれば――きっとそれはそのまま、猫に伝わるはず。声は手段ではなく方法、猫はヒトの気持ちを悟るのが、得意だ。) ……、 (ふん、と猫は鼻を鳴らして、ぶるぶると首を振った。子供の体温が気持ちよい。寒い夜だから、その熱が少し、ほんの少し愛しい。だから、答えることもなく頭を何度か擦り付けて、その足首に小さな耳をあてかい、首を伸ばして彼女の口元を見上げる。そこがぱくぱく動いて、何かを言っているようだが、意味はわからない。) にゃーぁ。 (ただ、気だるいような間伸びた声を、一つ奏でる。猫の機嫌は悪しくない、という意味。) [Mon 15 Mar 2010 23:52:24]
コレット > (指先に触れた尻尾の感触に、小さな笑い声を零しながら猫の鳴き声を真似る。なんとなく、なんとなーく、意思疎通が出来ている様な気になって、)  にゃッ  (元々笑顔だった表情がを、更に更にふにゃと崩し)  ニャーニャーッ、  (もう少し、黒猫さんに似た声で真似ッこ。もしかして喋れてるのかも?なンて。)  ―――ふあッ、 …あー…、  (握ろうとした手から、黒猫の尻尾がするりと離れ、合っただろう視線の意味に何も気づく事無く 降りる動作を見続けた。)  …猫さんも、もうお家に――  (帰るのですか?と云う言葉は続かず、ゆるりと自分の足に触れた感触に、)  わ、わわ、わッ―― なッ、なでなでしても、良いということなのですかッ?  (認識の為の行為を、思いっきり懐いているもんだと勘違い。そろそろとしゃがみこまんとしつつ。) [Mon 15 Mar 2010 23:47:44]
ナイト > (子供特有の高い声を、猫は心地よいと思う。子供という生き物は、中々どうして大人より、世界に近い。もっと大胆に言ってしまえば、猫に近い。ひゅう、ぱたぱた、風と少女の手に弄ばれて、猫の尻尾が揺れる。その先で、器用に少女の指を絡めて、また離れるだろう。) …………にゃ。 (子供は何故か、猫の声を真似る。猫にしてみれば指導の一つでもしてやりたいところだ。答えるようにして、たったの一声。愛想が売れるのは、これが限界。きゅ、と長い尻尾に緊張が明瞭に走った。こらこら、猫のそこは結構敏感なんだぞ、と聞こえるはずも無い文句を、叶うならば視線に篭めて。ひょ、と軽やかに猫は地面へと飛び降りて、しばし躊躇った後、緩慢に少女の足へと頭をなすりつけようと。別に懐いているとか、餌をねだっているとか、そういうものではない。これは、数少ない猫が他の生き物を認識する為の方法。) [Mon 15 Mar 2010 23:39:53]
コレット > (猫や小動物を可愛がり過ぎて弄り倒すタイプの幼子は、まんまるいオッドアイを見つめて、)  きれーッ  (そんな言葉。だって左右別の色なんて、あまり見た事が無いンだもん。) (そろそろと伸ばした手が、黒猫の尻尾に触れて、)  おおッ  (嬉しそうに声をあげる。にゃぁん、とか鳴いてくれたらもっと嬉しかったけど。逃げられたり、引っかかれたりしないのは嬉しいし、野良猫にしては珍しいなあ、なんて幼子の心の中。)  ………にゃーん、にゃーんッ。  (にぱッと笑顔を浮かべたまま、猫の似ない声真似。そろりと尻尾に触れていた手は、徐々に握る様な形に、手の動きを変え。) [Mon 15 Mar 2010 23:34:58]
ナイト > (やがてその声の主が幼い子供だと知ると、微かながら猫の背筋に緊張が走る。過去にいじられていじられていじられた記憶が鮮やかに蘇る。近づいてくる少女を、まんまるになるまで見開いた瞳が映す。首を捻って、何度か彼女の手と自分の尻尾を視線が往来するが―…、)    (うむ、逃げないで置こう。にゃぁんとか、愛らしい声を立ててあげられる程愛想のある猫ではない。せめてのサービスは、ヒトが自分に触れようとするとき、なるべくそのままさせてやることだ。そうすることで、ヒトは猫に何らかの恩恵を与えてくれる確率が高いことも、猫は知っている。) [Mon 15 Mar 2010 23:29:37]
コレット > (自分に向けられた二つの淡い光。ソレが其の尻尾の持ち主の目玉だと気付くのには、暫し時間を要し―― ぱちり、ゆっくりと瞬きをする。)   …あ、  (ずんずんと進めていた足を、今度はそろりとした忍び足に変えて、ゆっくり黒猫の居る木へと進み、)  うわあ、真黒な猫さん なのですよーッ  (木の真下から黒猫を見上げ、ぱあッと表情を輝かす。)  猫さん、猫さん こんばんはーなのですよッ  (逃げない事を良い事に、其の尻尾に触れようと手を伸ばしながら。) [Mon 15 Mar 2010 23:26:46]
ナイト > (敏感に、自分以外の生物の気配を悟り、猫は両目を開いた。その視界に飛び込んできたのは、久しく見る人工的な光源。闇に慣れた目には少しばかり目映い。光を照り返して、猫二つなる目玉は、異なる光を相手へと放ったのだろう。)    (件の尻尾は依然ぶらさげられたままだ。同族ではないが、ヒトというのは往々にして猫を無碍に扱わないことを、猫は知っている。故に逃げない。ただ、声のした方を見つめた。) [Mon 15 Mar 2010 23:22:49]
> (墓地に広がる静寂を、不意に壊すかの様な 高く明るい幼子の声。)   しっぽなのですよーッ  (流行病で死んだメイドの墓参り ―の途中。いつもの好奇心から、初めて向かった高台にソレを見付けた。見上げたねずの木からぶらさがった黒い、ソレ。) (赤いドレスの幼子は、てとてと興味深気に黒猫へと近寄っていこう。静寂も暗闇も気にしない様子で、手には灯りを一つ持って。) [Mon 15 Mar 2010 23:20:19]
ナイト > (              静寂。) [Mon 15 Mar 2010 23:15:39]
お知らせ > さんが入室されました。 『  あ、  』 [Mon 15 Mar 2010 23:15:00]
ナイト > (誇り高いだの、悠々自適としているだの、とかくヒトは勝手なイメージで猫の立場を名状したがる。飄々としているだの、悩みがなさそうだの、まことに一方的な視点だ。或いは、猫という生き物はそう見える風体を、初めから持ち合わせているのかもしれない。だが少なくとも、ここにいる一匹の異端は違う。ヒトでも無く、ヒトを真似るわけでも無く、世界に散らばる思いを集めている間に、異常な進化を辿って感情を手に入れてしまった生き物がいる。)     (重たい目蓋を少しだけ開けて見る。墓地は夜の闇に沈んで、居心地の良い空間を提供してくれる。猫は何かになりたい、と願った。猫以外の何か、この芽生えた自我とバランスの取れた姿をした、何か。猫は退屈だ。猫でいることは退屈だ。猫の形をした器に集めた思いは、もう直ぐ溢れてしまうだろう。そうなれば、猫は一体どうなるのだろうか。――突然静かに、何も存在していなかったかのように、消えうせるのだろうか。) [Mon 15 Mar 2010 23:10:37]
ナイト > (猫は孤独だった。かつて宿としていた宿場を出てから、ずっとたった一匹で生きてきた。初めは同族と自ら距離を置いていた。無用なトラブルに巻き込まれたくなかったのだ。だが気づけば、他の猫は自分が近づくだけでその場を離れるようになった。逃げられているのではない、避けられているのだ。そう悟るまでに、時間は掛からなかった。)     (つまりは、進んで人間に近づかないのと同じことだ。動物は常に、自分と異種の者を危険と見る。他の猫にとって、自分はもはや猫ではないのだ。それに気づいてから、急な寂寞が猫を襲った。)    (尻尾を曲げて、伸ばして、またぶら下げる。宙ぶらりんにていると、何となく落ち着かない。考えてみれば、猫としての日々は快適だった。何も考えずに、ただ生を謳歌することができた。それが今ではどうだ。ぴくりと、猫の閉じたままの目蓋が動く。こうして、眠りに付く前の一時の時間でさえも、目を閉ざしていれば胡乱な思考が湧いてくる。わざとらしく口を開けて、猫は大きな欠伸をした。冷たい風が喉まで吹き込んで、軽く噎せてしまった。) [Mon 15 Mar 2010 23:00:50]
ナイト > (猫が退屈なのではない。猫が、猫でいることを退屈に思っているのだ。墓地には黒い猫が似合うだなんて、いつどこで誰が決めたかは知らないけど、どうやらそれは既に世界の真実らしい。高台にあるねずの木、その低めの枝の上に、猫は腹ばいに眠っていた。体を丸めるほどのスペースも無い場所、枝の形にそって猫は背を伸ばして、ぶらりと尻尾をぶらさげる。薄く目を瞑って、冷たい風に震える。動けば暖かくはなるが、その分疲れて空腹になる。ならばただ、此処で日が出るまで耐えるのがいいと、猫は経験で知っていた。) [Mon 15 Mar 2010 22:53:05]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 猫は 退屈。 )』 [Mon 15 Mar 2010 22:50:13]
お知らせ > ミランダさんが帰りました。 『翌朝聞こえるであろう墓守の悲鳴』 [Mon 22 Feb 2010 03:35:17]
お知らせ > レネットさんが退室されました。 『さよなら、ジャック』 [Mon 22 Feb 2010 03:34:14]
レネット > はい、姉さま (名前を呼ばれれば口元を嬉しそうに緩ませた。手を大好きな姉と重ねれば、ますます少女の口元は弧を描いた。二人が去った後に残された人形たちと、首の落とされたカカシはゆっくりと闇にとけていった。きっと、朝日がでたら魔法はとけてひどくつまらないものへと変わるのだろう。けれど、そんなことは知らずに花嫁役だった少女はただ姉と繋がっている手だけが全てで、今日が素敵な夜だったということだけで良かった) [Mon 22 Feb 2010 03:33:05]
ミランダ > (しばらく少女は首の切り落とされたカカシを満足げに見つめていたが、その感情もやがて時の経過と共に薄れていき、表情は吹き付ける風のように色のない冷めたものへと変わった。それはこの遊びの終わりを告げる合図で、少女は地面に突き刺さったままの斧から手を離した) 帰りましょうか、レネットちゃん。 (あえて妹のことをそう呼ぶのはすこぶる機嫌のよい証拠。遊びの終わった後の態度はあっさりとしたもので、もはやカカシに興味を示すことはなく、妹に向かって手を差し出すと帰宅の意を告げた) [Mon 22 Feb 2010 03:12:44]
レネット > (斧のずしりとした重みを手で感じながら、一気に降りおろす。何かを切断した感触は一瞬ですぐに固い地面に斧が突き刺さった振動が手に伝わる。麻袋に何が詰まっていたかは目をこらしてみても分からない。ゴトリという質感を伴う音に花嫁は首を傾げ、姉を見上げた。見上げた姉はとても満足そうだから、姉に心酔する少女もそれで満ち足りた) 素敵な夜ね、素敵 (欠けた墓石の下に眠る死者たちと、物を言わない人形たちに囲まれて行われた結婚式の結末はできすぎなほど素敵だった) [Mon 22 Feb 2010 03:01:10]
ミランダ > (レネットの手と共に握り締めた斧の柄を持ち上げる。やがて慎重な動作で頭上にそれを振りかざし、勢いよくその刃をジャックの首を目掛けて振り下した)  (ダンッという鈍い音が空気を震わせる。寸分の間を置いて、ゴトリとカカシの頭は落とされた。その重たい揺らぎは刃から柄を伝い少女たちの小さな手にも響くだろうか) 嗚呼、可哀想な花嫁。可哀想なジャック。なんて幸せな結末かしら。 (少女はそう呟いて、目を細めた。吐きだされた吐息は、充足感に満ちたもので) [Mon 22 Feb 2010 02:44:36]
レネット > (流れる動作で斧を取り上げる際に少女の白銀の髪が揺れるのをうっとりとした目で見つめる。暗い夜に映える白い少女へ譲るように体を少し斜めに向けた)(口上は無感動な人形たちへ。当然のことながら拍手が返ってくるわけはない。けれど、この遊びに拍手は必要ない。花嫁役の少女はさっきまでカカシの顔に添えられていた手を、そっと斧の柄へと添えた。ふわりと幸せそうに微笑む花嫁は、おもちゃではない斧を持ち上げんとぎゅっと握りしめた)  [Mon 22 Feb 2010 02:32:11]
ミランダ > ジャックに罰を! (レネットに次ぐよう言葉を紡ぎ、少女は軽やかに朽ちた墓石から飛び降りた。まるで初めからこうなることが決まっていたように、流れるような動作で地面に落ちていた、もとい落としておいた斧を拾い上げる。子どもが持つには少し重い、けれども滑らかに月光を弾く鉄の斧。柄を両手で握り、引きずりながら地べたに転がるカカシに一歩一歩近づいていく。哀れにも地面に倒されたカカシはそれでもやはり、命乞いをすることもなくただただ静かに横たわるのみ) 罪人ジャックにお別れを。罪人ジャックはお別れを。さあさあ、参列者のみなさま。大きな拍手を! (レネットの隣に立つと、一緒に柄を持つようにと目で促して) [Mon 22 Feb 2010 02:16:58]
レネット > (異議を唱えるものもなく、シンとした夜の静寂が辺りを覆う。目に光を宿さない人形たちが見守る中、レネットは添えた手にゆっくりと力を入れた) ばいばい、ジャック (徐々に傾いでいくカカシはある所で支えきれなくなり、どさりと冷たい土の上へ横たわった。裂けた口はその拍子に捩れ、不気味な表情を作り出した。花嫁はその捩じれた口を覗き込み、うんともすんとも言わないカカシに向かってにこりと笑ってみせた。そうしてジャックから一歩離れた) ジャックに罰を (それが合図の言葉だった)  [Mon 22 Feb 2010 02:05:48]
ミランダ > (カカシの頭に添えられた小さな白い手を見て、少女は笑みを深めた。年端も行かぬ少女が浮かべるにはあまりに残忍で、あまりに残酷な笑み。けれどもそれを咎める者は誰もおらず、自分を見つめる白い花嫁の期待に満ちた碧眼を見つめ返し) ジャックに罰を。下賤な口には鉛を詰めて、役立たずな頭はもう用無し。これですべてお相子。これですべて真っ白。どなたか異議のある方はいらっしゃって? (澄んだ声が墓地の暗闇に問いかける。参列者たちも、カカシの花婿も誰ひとりとして声を発する者はいない) [Mon 22 Feb 2010 01:46:21]
レネット > 罪人には、罰を。ジャックは悪い子。(囁かれた言葉を繰り返し、ジャックに向き直る少女。虚ろな青い瞳は楽しげな光を宿し、花婿へ罰を与えようと一歩一歩ゆっくりとカカシへと近づいていく。) ジャックに口はいらない。ジャックに頭はいらない? (中に詰まっているものに問いかけるように、カカシの頭へ手を伸ばす。小さな白い両手が麻袋へ添えられる) ジャックに体はいるのかしら? (花嫁はくるりと首だけ動かし、もう聖書を開いてはいない少女へ期待を込めた目で問うた) [Mon 22 Feb 2010 01:34:24]
ミランダ > (ふたりの少女、それからカカシ。滑稽な芝居をその澄んだ瞳に映し、参列者たちはこれから始まる惨劇を見逃すまいと瞬き一つすることはない。少女の立つ朽ちた墓石はもはや祭壇から裁判席へと変わり、少女は花婿を指差す手を下ろして口端を吊り上げ不気味な笑みを浮かべた) 嗚呼、皆さま。愛する人間を捨て去る罪人に科せられるべき罰は何かしら。口のきけない花婿に、果たしてお口は必要かしら (芝居がかった口調で、人形に向かって問いかける。それから傍らに立つ花嫁に向かい) 罪人には罰を (愉快そうに唇を歪めてそう囁いた) [Mon 22 Feb 2010 01:19:53]
レネット > (最後の問いに答えたのは、花婿ではなく余所者の鳴き声。それにわざとらしいほどに項垂れる花嫁。白い衣を引きずりながら、花婿を糾弾する側へと寄り添った。西洋人形たちは長い睫毛で縁取られたガラス玉で、この悲劇を見守っている) 酷いジャック。酷い花婿。 (可哀相な花嫁は、花婿を責めるように青い瞳いっぱいにカカシを映した。その目は参列者たちの虚ろな目に似ていて、言葉にも瞳にも感情は宿っていないよう。鋭い風が通り抜け、微かに耳障りな音を裂けた口から漏らしたジャックはただただそこに立っているだけだ) [Mon 22 Feb 2010 01:02:06]
ミランダ > 裏切り者、裏切り者!神の名前を汚す者! (少女は花婿を指差して、糾弾する。能面のような無表情さをその幼い顔に張り付けて、さも憐れむような口調でこう言った) 可哀想なレネット。可哀想な花嫁。 [Mon 22 Feb 2010 00:47:28]
ミランダ > (花嫁の視線を受けて少女は困ったように眉尻を八の字に下げると、大きくため息を吐きだした。わざと音を立てて聖書を閉じ、参列者席に座る西洋人形たちに向けて「ご静粛に」と一言) もう一度聞きます。汝はレネットを妻とし、生涯を共にすることを誓いますか? (少女の幼い声が、墓地の静寂を震わせる。けれどもやはり、花婿が呼び掛けに答えることはなく頭上で嘲笑うようにカラスが数羽、鳴いだけであった)  [Mon 22 Feb 2010 00:47:03]
レネット > (誓いの言葉を求める声を黙ったままでいる花婿を、花嫁が不思議そうな顔で見つめる。口の部分が裂かれている麻袋の顔は花嫁が目をしばたたかせても何も言う事はない。カカシでしかない花婿は喋ることも動くことも逃げることもできず、ただそこにいるだけだ)(二度目の問いにも黙ったままの彼の口元は空虚な黒が見えるだけで、二人が求める言葉を発することはない。しばらく花婿の裂けた口をじっと見つめたあと、花嫁は視線を聖書を持つ少女へと向けた) [Mon 22 Feb 2010 00:33:27]
ミランダ > では、ジャックさん。 (少女は再び聖書に視線を落とすと、先程と同様の文言を口にする) 汝 健康の時も病めるときも 富ときも貧しき時も、幸福の時も災いにあうときも、可能な時も困難なときも、これを愛し敬い慰め遣えて共に助け合い永久に節操を守ることを誓いますか? (沈黙が落ちた。麻袋を被った花婿は、重苦しく口を閉ざしたまま言葉を発することはない。木々の葉が擦れるざわめきはまるで参列者たちの密やかな話声のように、夜の闇に薄く広がっていく) 誓いますか? (少女は再び、花婿に尋ねた) [Mon 22 Feb 2010 00:19:44]
レネット > (綺麗な言葉の綴りを目を伏せながら味わう。白い衣装をまとった彼女が答えるべきことは、ただ一言) はい、誓います。 (視線をあげ、大きな目で隣に立つ相手を見つめる。 花嫁より少し背の高い花婿は感情のない様子でぴくりとも動かない。麻袋を被されたカカシはご丁寧にも服を着せられ、見た目にはカカシと分からない。糸がほつれ、けばだった麻袋は何か中身が詰まっているらしく、へたることなく線で稚拙に描かれた顔を見せている。二人が見つめ合う様子を虚ろなガラス玉に写す参列者たちは、この幸せな光景をただただ傍観しているのみ) [Mon 22 Feb 2010 00:07:46]
ミランダ > (花嫁が足を止めると、少女は恭しい手つきで聖書を開いた。花嫁とその隣に立つ花婿を交互に見つめ、柔らかい声で花嫁の名を口にする) レネットさん。あなたはジャックさんを夫とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝 健康の時も病めるときも 富ときも貧しき時も、幸福の時も災いにあうときも、可能な時も困難なときも、これを愛し敬い慰め遣えて共に助け合い 永久に節操を守ることを誓いますか? (そう花嫁に問いかけて、少女は小首を傾げた) [Sun 21 Feb 2010 23:52:00]
レネット > (暗がりからぼんやりと姿を表したのは、一人の少女。暗闇にぼんやりと浮かびあがる輪郭は花嫁衣装と言えなくもない。真っ白な布を肩から巻き付け、ずるずると余った布を引きずりながら西洋人形たちの間を通る。左手には耳の千切れかけたウサギの人形を持ち、少女はそれに向かって微笑んだ。ゆっくりと参列者の間をすすみ、一番前に空いた席へウサギの人形を座らせ、黒いドレス姿の少女の前でぴたりと動きを止めた。ずるずると布が枯れ葉と擦れる音が止み、再び静寂へと) [Sun 21 Feb 2010 23:33:10]
ミランダ > どうぞご静粛に、ご静粛に。 (深い夜の闇に包まれた共同墓地の一角に、少女の声が響き渡った。朽ちた墓石の上に立ち、手にした聖書の表紙をコンコンと手の甲で打つ。黒いドレスに身を包んだ少女は、厳粛な面持ちでひとつ咳払いをすると、左右2列に分かれて座る西洋人形たちに向かって言った) 花嫁の入場です。 (にっこりとほほ笑んで、少女は手をたたく。音楽が鳴ることもなければ人形たちが後方を振りかえることもなく、ただ奇妙な静寂だけが墓地を包んでいた) [Sun 21 Feb 2010 23:22:14]
お知らせ > レネットさんが来ました。 [Sun 21 Feb 2010 23:21:15]
お知らせ > ミランダさんが来ました。 『ある夜のこと』 [Sun 21 Feb 2010 23:19:24]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『( 次にくるのはいつになるだろう。ふと振り返り、そう思った )』 [Sat 13 Feb 2010 01:45:34]
ヴァリス > ( 最近は何かと物騒だという話を聞く。 郊外に住む身ではあまりその実感は無いのだが、 ) 元々物騒な街ではあるけれど ( ぼりぼりと頭を掻いた。 この先もずっとこの町で生きていくことになるのだろうか。 吸血鬼が迫害される町だ。 己は大丈夫だとはいえ、あの子の身を危険に晒すことになる。 とはいえ、彼女の想いを果たすためにはこの町を離れるわけにはいかないのが現状だ ) 危険だ危険だ、なんて思ってても、か。 ( 住めば都とは言うけれど、はたしてこの先どうなるか、なんて想像できるわけもない。 途中、バケツ置き場にバケツを片付けてから、カンテラの明かりへと向かう。 そろそろ墓地の出入り口だ ) [Sat 13 Feb 2010 01:28:22]
ヴァリス > ( この時間なれば人通りも少ない。 というよりも皆無と言っていいほどだ。 それもそのはずだ。 こんな寒い季節に、夜中に、それも墓地に。 不吉極まりない組み合わせなうえに亡者だなんだとわらわらと現れては目も当てられないだろう。即効で将来の夢の欄に「ミンチ」と書く事を強要されても反抗できない ) さっさと帰るか ( 帰ってさっさと寝よう。 貸し出されていたバケツの中に残った水を植木にやり、少しだけ遠いカンテラの明かりに視線を向けた。 墓参りにやってきた人間が迷わぬよう、出入り口につるされているカンテラだ。 ) [Sat 13 Feb 2010 01:17:34]
ヴァリス > ( 名前の無い、奴隷たちの墓標に花を添える。 自分の目の前で死んでいった傭兵の墓にも花を添え、カリンの両親が眠る墓にも花を添える。 旅に出る前だったり、思い立ったりなど墓場に来る切欠は様々だが、青年は別に死者に対して軽率でいるわけではない。 彼らが残したものを思い出し、そして再びかみ締める。 もしかしたら何かしらの転機が起こりそうな気配がすると、来るのかもしれない。 ) ―― 母さんの墓参りはずっと行ってないな。 ( それどころか、故郷の土すらしばらく踏んでいない。 そんなことを思い出しながら、青年は墓前の前から立ち上がり。小さく礼をしてから歩き出した ) [Sat 13 Feb 2010 01:08:56]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『墓に花を添えた』 [Sat 13 Feb 2010 01:05:35]
お知らせ > ハニィさんが退室されました。 『(  音の疑問に気付くのは、 もう少し後  )』 [Tue 2 Feb 2010 00:07:44]
ハニィ > ( かさ、かさ、かさ )  ( 音のする方へ、引かれる様に 呼ばれる様に こそッと足を進めて、 )   ―――――― …、 ( 木の間から覗きこめば、 )   あッ、  ( 猫の親子が寄り添ッて、眠ッていた。 )  ( へな、と表情が緩む。 猫は遠くで見る分は好き。近くに居ると羽を壊されそうだから、寄れないけど。 )  … ハニィも、もうかえろうかな。 ( なンと無く、暖かい場所に 帰りたくなッた。 )  ( くるッと 方向転換。 ) [Tue 2 Feb 2010 00:07:18]
ハニィ >  それじゃあ、おばーさま。おやすみなさーいッ。 ( ひらり、手を振ッて、 )  ( ぱたぱた、軽い靴音立てながら 墓地の奥に進む。 )  ( 墓地の中じゃ飛ぶ練習は出来ないし、 すこし開けた場所があると良いな、 なンて。 )  ―― へ、ぅ、 くしゅ ッ、 ( それにしても、やッぱり夜は寒い。 ) ( ぐし、と鼻を啜り、 )   … 右ー、左ー、 どッちに行ッたら良いのぅ ? ( 左右を交互に見遣る。 どッちに行ッても同じ様な結果になる気がして ならない。 )   (  ―― かさ、 )  ( 右の方からは、何かを踏む音が聞こえるけど。 ) [Mon 1 Feb 2010 23:59:17]
ハニィ >  ……お墓の下には、なにがあるのぅか なー…。 ( 冷たく命の無い死体だろうか、 ) ( 其れとも、亡骸なンて消え失せて、何も無いンだろうか。 )  うゆー………、 ( こてン、首を傾げる。 )  ハニィには、わかンないこと いッぱい、なのぅ 。 ( お勉強しなきゃ、 ) ( 飛ぶ練習もしなきゃ、 ) ( タロットも上達したい、 )  ( やりたいこと、いッぱい。 )   … う ッ、 ( しゃがンでた身体を、 ぐッと起こし。 ) [Mon 1 Feb 2010 23:47:43]
ハニィ > ( おばーさまのお墓に、アマウラのお土産を。 )  ( 綺麗な飴細工と、小さな飴玉がふたつ、 )  ( 置いた飴に落としていた視線を、墓石に移し、最後には十字架へ。 )  ……明日は、なンのお祭り だッたッけー? ( おばーさまが居ないと 魔女の事は何も分からない。 はふ、と吐く溜息は白く消えて、 )  さむくないのぅ?  ( 此処に眠る人達は、 )  ( もう、寒さも感じたりはしないンだろうか。 ) [Mon 1 Feb 2010 23:36:41]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( ひとつ、ふたつ、みッつ ―― )』 [Mon 1 Feb 2010 23:31:31]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 私のウォッシュベアーは無限に続く 』 [Tue 19 Jan 2010 23:53:57]
マガツヒ > ( 寒空の下で雪雑じりの泥を額に擦りつけて、少しばかり、我慢できる程度に、ちょっと血が出る程度に怪我をして、誰も聞いていない言葉を自分の為に繰り返す。 死んだ人間はこんなもの聞いていないし、聞いていたとしてだから何だと言うのだ。 彼らはもう何も出来なくて、ただ、これは、そう、私の気晴らしにしかならない自己陶酔。 そして終わったら帰って眠って、明日も「死にたい」と思いながら普通に生きる。 一年後も、10年後も、そうやって上手くやっていくだろう。 何だかんだ言って。 ) [Tue 19 Jan 2010 23:38:08]
マガツヒ > ( 運良く見つける事が出来た今の働き先の人達は皆、可哀そうに可哀そうにと予定通り私にとても同情して、とてもよくしてくれる。 けれどその都度、それに安心し、救われ、ふと小さな幸せや何でも無い日常に触れる度にふと背筋が凍るような気持ちになって、あの夢を見るのだ。 ) ( 亡骸の埋まっていない、100人ヒトカタマリのモニュメントの前に両膝を突いて私は芋虫のように額を地面に擦りつけ、何度も何度も何度も何度も懺悔の言葉を繰り返す。 ごめんなさいお姉ちゃん。 ごめんなさいお母さん。 ごめんなさいお父さん。 私は卑怯者です。 無力を言い訳にして無知を盾にして開き直る死に損ないです。 赦して下さい。 赦して下さい。 赦して下さい。 額に血が滲んでもそうして繰り返す。 ) ( 手ぬるい、安い、自罰だ。 ) [Tue 19 Jan 2010 23:29:54]
マガツヒ > ( ウォッシュベアー被害者慰霊碑 ) [Tue 19 Jan 2010 23:20:04]
マガツヒ > ( 例えばあの時私は、もう手遅れだから、と言い訳をして逃げ出さないでお姉ちゃんを助ける事が出来なかったのか。 例えばあの時私は本当に、お母さんだったあれを、村の皆と一緒になって棒や鍬や鋤でぐちゃぐちゃに叩き潰さなければならなかったのか。 母も姉も私がそうする事を望んでいたと勝手に思い込み、思い込む事にして、私は弱者の免罪符を振り翳して周囲から責められる代わりに同情を引いてみせたんじゃないのか。 ) [Tue 19 Jan 2010 23:19:51]
マガツヒ > ( こんな時間に訪れる墓地はとても静かで真っ暗で誰も居なくって、夢なんかよりも余程怖い筈なのに。 何処かぼんやりと麻痺した頭はあの日以来晴れる事は無くて、何か出て来て私を無惨に殺してくれるのならいっそあり難いとすら思う。 ああ、だからか。 無目的な徘徊じゃないのなら、安心だ。 そこまで狂ってはいないのなら。 ) ( 最近になってようやく気付いた事がある。 真っ先に「自分は弱者なんですよ」と挙手宣言して、真っ先に責任を回避するというのは、積極的に加害者になるよりただマシだという程度で、結局、それは、罪であるという点で変わらないんじゃないのかって。 そういう人間は面と向かって罵倒されたり追放されたりしないかわりに、声を大にして主張する権利を失うんじゃないかって。 義務を負わないのに権利を主張するなんて厚かましい話だ。 きっとそうなんだと思う。 ) [Tue 19 Jan 2010 23:09:24]
マガツヒ > ( 怖い夢を見てまた目が覚めた。 いっそ二度と覚めなくても構わないと、酷く消極的で現実逃避な自殺願望に苛まれながら今日もまた。 こんな時間に目を覚まして途方に暮れ、ベッドを見るのも嫌になって私は外に出た。 冬、一月の半ば過ぎ。 寒空の下、独り彷徨い歩いた先はゆるやかなスロープを登ってヴェイトス市を見下ろす所にある、ひと気のない墓地だった。 暫し白い息を吐きながら遠い街の明かりを眺めおろし、やがて墓石の列の間を通り抜けて奥へ、奥へ。 ) ( あれ以来ずっとそう。 思い出す度にガタガタと怯え震え脂汗をかき、言葉にならない感情を吐き出す為に低く嗚咽しながら額をベッドに押し付けて蹲り悶える。 ) [Tue 19 Jan 2010 23:03:10]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『俯瞰風景/弱者免罪』 [Tue 19 Jan 2010 22:56:52]
お知らせ > コレットさんが帰りました。 『( さっき当たったアレは何だったんだろう、  考えるのは家に着いてから。 )』 [Thu 17 Dec 2009 23:54:48]
コレット > (恐る恐る見た背後には誰も居なかった。なにも居なかった。何も無かった。 ホッとひとつ息を吐いて、壊れたカンテラを拾い上げる。灯りが無くなってしまった。)  リツに直接、聞いた方が早いですね…。  (此処でなにしてるの、ッて。こんな不気味で怖くて恐ろしい場所に。心臓が徐々に落ち着いてきた頃、足があった方へ視線を向ける。)  ………なにも、ない…。  (夢だったんだろうか。夢だったんだ。)  オバケなんて、いないもん…ッ。  (くるッと家路の方向へ踵を返し、駆け出す。道を進んで、階段を下りて、気付かれない内にお家へ帰ろう。) [Thu 17 Dec 2009 23:54:14]
コレット > (足があった。確かに足があった。足の先は無かったけど。 ―ひぅ、と喉が詰まる様な感覚。紫の眼をこれでもかッてくらい大きく開けて、後ろへ数歩下がる。)  オバケなんていない…ッ、オバケなんていない……!  (あれは足を切り取られた人だ。それもちょっと怖いけど、こっちに危害が無いから其の方が怖くない。無意識に浮ぶ涙の所為で、前が歪んでよく見えなくて。)  ―――――…ッ、…は、ひ、ぅ…はッ……  (吸って、吐くだけの呼吸運動がうまく出来ない。其の間も足は後ろへ後ろへ下がってゆき、)    (背に何かが当たって、カンテラが地へ落ちる。) [Thu 17 Dec 2009 23:45:41]
コレット >  ――――――………。  (ぴたり、と声と動きを止める。辺りを静寂と暗闇が包んで、時折どこかで梟の鳴く声が聞こえる。)  …………いま、ここにいるのはきッとわたしだけなのですよ。  (来る時は誰も見掛けなかったし、来た時も誰の姿も見なかった。隠れていたり、奥に居たのなら気付かなかったかも知れないけど。)  じゃ、じゃあ… あれはだれの、足なのでしょう。  (遠目に映る真っ白い足。暗闇に異常な位鮮明に、はっきりと浮び上がっている。 ――恐怖半分、興味半分。)  ……わたしの、知らない世界のおべんきょ、なのです…。  (心臓がバクバクと煩くて、口の中がカラカラに乾く。靴音を立てない様に近付いて、)    (カンテラを、足の方向に向けた――。) [Thu 17 Dec 2009 23:37:01]
コレット >  お、ぉ、お、お化けなんていないのですよッ。 ――オバケなんていない、いない、いないーッ…!  (自己暗示を掛ける様に、ブツブツ呟きながら墓地の奥へと足を進める。リツは、こんな場所に何をしに来てるんだろう。少女には理解出来ない。)  夜に来たのが失敗だったのです…。だって、だって、お昼はお勉強しなきゃいけませんし、夜しか目を盗める時間なんてないですし。  (独り言が多くなるのは、静寂が怖いから。もこもこのマフラーに顔の半分埋めながら、カンテラの灯りを頼りに辺りを見渡す。)      (気持ちは何も変わらない。怖い、不気味、恐ろしい。)  おばけなんていないーッ…!!  (ぶんぶん激しく首を振るって。) [Thu 17 Dec 2009 23:25:44]
コレット >  (  思わず声が洩れてしまった。  )  う、う、うーッ………リツはよくこの辺りに居るって…、  (家で働いてるメイドが言っていた。土を踏締める音が、鳴り響く風の音が、届かない月灯りが、何もかも不気味。立ち並ぶ墓標も十字架も、気味が悪い。 カンテラを顔の位置まで上げて、怯えた様に猫背で、きょろきょろと辺りを見渡す。)  ッ ひゃっ…!  (時々鳴る草音に、びくりと肩を震わせて。――お兄様に付いてきてもらえば良かった、なんて今更後悔。) [Thu 17 Dec 2009 23:14:48]
お知らせ > コレットさんが入室されました。 『     不気味…、 』 [Thu 17 Dec 2009 23:11:13]
お知らせ > さんが退室されました。 『( 答えのない 許しを乞おう。 )』 [Sat 12 Dec 2009 04:14:36]
> ─── すいません。あっしは あの子を 愛しても良いのでしょうか  [Sat 12 Dec 2009 04:14:14]
> ( 嫌な予感しかできなく、でもどうすることも出来ない。 よく若い生娘が嫁入り前に禁を犯して売られてくることはあるけれど、それとこれとはまた違う話─── ) 憎しみは、連鎖していくよ ( 全てを包み込み、全てを癒す。そう決めたんだから 行動に移すべきだろう。 でも、どうしてもその前にここに着たかったのでございます。 ) [Sat 12 Dec 2009 04:13:36]
> ( 空を見上げたら 月が出て 全てを照らす。 嗚呼 夜は無常にも心を飲み込み 闇を生み出す 闇に飲まれるまえに 逃げておくれ。 ) ─── っは。 ( 最近、淫売窟で嫌な事件があったと聞く。 商売娘ではないのに 路上で強姦された、という話でございます。 ) ( 膝についた泥を払い ) ( その噂を聞くようになってから あの子の気配が見えない ) [Sat 12 Dec 2009 04:01:02]
> ( なんと謝るべきなのか 困惑するのが現実で どうすれば許してもらえるか 嗚呼わからない。 ) ( ただ、膝を付いて手を合わせて許しを乞うことしか出来ませぬ。 ) ( この方にも愛する人や、両親、友人 いたことでしょう、いたことでしょ。 それを全て奪ってしまったあの子の変わりに、謝ります。 )       ( 泥で着物が汚れようとも、気にすることなく 数分、顔をあげました。 ) [Sat 12 Dec 2009 03:50:16]
> ( 天気も良く、月が見え隠れする今日だからこそココまで来れました。 連日の雨や曇りだと さすがに足を踏み入れるのはためらってしまいます。 ) ( ほどなくして、 目的の墓を見つけました。 ) ( 生前、どんな人だったかも知らないし 何をしていた方かも具体的には聞いてはおりませぬ。 でも、彼女が殺したことを男は告げられておりました。 ) ─── ( 膝を付いて花を添えて。 ) ( 頭を下げて手を合わせることしか出来ませぬ。 男と明らかに宗教は違うだろうけど、祈ることは一緒でございましょ? ) [Sat 12 Dec 2009 03:38:31]
> ( 年末は忙しく、やっと少しの時間が取れたので とある、墓場にやってきまして ) えっと─── ( ここか?どこか。 名前は聞いて、大体の位置も聞いたけれども。嗚呼見つかるか?どうか。 男には分からぬこともございまする。 ) ( 一人で来るよりも、共にと思いましたが 今のアレには荷が重過ぎるでしょう? ) [Sat 12 Dec 2009 03:30:14]
お知らせ > さんが来ました。 『( 花を持ちながら そっと、歩く男の姿 )』 [Sat 12 Dec 2009 03:28:48]
お知らせ > 律@人形さんが帰りました。 『(投げ捨ててやりたい腕を握り締めて立ち上がった)』 [Wed 9 Dec 2009 00:01:13]
律@人形 > ……突き返してやりたい……(探してるって言うなら、それが本望なのかもしれないけど。何処に行けばいいのかなんて分からないけど) …………(何処に行けばいいのか、なんて) [Wed 9 Dec 2009 00:00:58]
律@人形 > (ちっぽけな癖に奇妙な重みが何でかなんて考えたくない。濡れているから。きっと泥が沁みているから。そうに決まってるんだ。闇の中、汚れている筈の腕が冷え切った死体みたいに見えたとしたって) (掌の上に乗せて、じっと目を凝らす。薄々予想はしてた気がするけど――) ……やっぱり、左だ。これ。(前に見付けたのは、右腕。これは左腕。嫌な符丁が噛み合いそうで目眩がする) ……おかしい。おかしい、この間から、ずっと。(悪い事が重なってるのなんて、今に始まったことじゃないけど。明らかな異変は、そうだ) ……夢、見たんだ。(夢。何処かの庭、咲き乱れる薔薇。佇む白い少女。聞こえない言葉、伝わったのは) (――さがして。 わたしの大事な―――― を) (たすけて) ……誰を。何を、誰を?(眉が歪む。視界が歪む) [Tue 8 Dec 2009 23:47:16]
律@人形 > (泥の中、奇妙に生白く見えるそれには、うっすらと見覚えがあった) (正確には、似たようなモノに) …………何で。(空から。まるで、今しがた切り落とされたものが、何かの拍子で、弾みで飛んできたみたいに、こんな所に) (泥に浮かぶのは、ちっぽけな腕。人形の腕。かじかむ手を伸ばして、拾い上げてみる) [Tue 8 Dec 2009 23:37:41]
律@人形 > うあ……ッ!?(泥は思ったよりは跳ねなかった。それにしたって、泥の中に尻餅を着いてたら同じ事だけど。この服も、また泥塗れだなぁ、なんて考える思考が妙に緩い。寒さが麻痺してるのかもしれない) ……痛い、寒い。冷たい、……痛い。(降り続く雨に霞む空を見上げたら、雨に混じって何かが降って来るのが見えた) ――え?(ぽつん。雨垂れよりは重たく額に落ちて跳ねたものが、泥の中にぷかりと浮かぶ) [Tue 8 Dec 2009 23:34:43]
律@人形 > ……え?(しゃがんだつもり、で。足元がずるりと滑る。何だか、前にもこんな事があったような――) 【判定】 [Tue 8 Dec 2009 23:31:53]
律@人形 > (何が、何処が。何時、誰の。気を抜くと錯綜しそうになるモノが煩わしくて、溜め息と共にしゃがみ込む。一番痛いのは多分、頭だ) [Tue 8 Dec 2009 23:30:05]
律@人形 > (雨は元々好きでも嫌いでも無い。無ければ困るし、出先で降られれば困るし。総括すれば、困った印象が少し強い程度。でも嫌いじゃないのは、何かオカシナモノを引っかけたとしても、雨の所為にしてしまえるから。雨が見せた幻。雨音が紛れた幻。全部が全部、そんな風にして誤魔化せるモノじゃないって分かってても、逃げ道くらいは欲しかった) ……痛い。 [Tue 8 Dec 2009 23:27:47]
律@人形 > (痛む爪先を引きずるようにして、もう少し歩く。こんな所、あんまり来たく無いけれど。少しだけ確かめたい事があるから) [Tue 8 Dec 2009 23:25:28]
律@人形 > (溜め息も雨に濡れて、今は白く見えない。でも寒くない訳じゃなくて、指先まで冷え切っている。息を吹き掛けてみても、感覚が何だか遠くて。こういうのはマズイって知ってるのに、頭が上手く働いてない) ……調子悪いなぁ……何だか。(何だか、何もかも。何処かで歯車を掛け違えているような、酷く落ち着かない感覚。急かされているようで、引き留められているようで。何がなんだか分からなくて、焦燥だけが酷いんだ) [Tue 8 Dec 2009 23:24:53]
律@人形 > (出る時にはまだ降ってなかった気がするのに、ついてない。足元の泥から小さく顔を覗かせた小石を軽く蹴ってみようとしたら、がつっと鈍い手応え) い……ッ(どうやら、露出して見えたのは一部分だけで、ずっと大きな石だったらしい。蹴ろうとした分の力が全部足の爪先に返ってきて、冷え切った体温と合わせて酷く痛む。視界が滲むのは雨の所為、にしてしまいたいけど) [Tue 8 Dec 2009 23:22:46]
律@人形 > (熱っぽい息が雨の中に混じり冷えていく。指先までとっくに感覚は無くて、奥歯がガチガチ鳴るのもうるさい。全部自分の身体から響いてる音だなんて信じられないくらいに) ……また、雨かー……(剥き出しの首筋に手を当てる。貰ったマフラーを付けずに出てしまったのは、運がよいのか悪いのか分からない。こんな雨じゃ、駄目にしてしまったかもしれないから) [Tue 8 Dec 2009 23:20:29]
お知らせ > 律@人形さんが入室されました。 『(息切れ。動悸がやけにうるさい)』 [Tue 8 Dec 2009 23:18:26]
お知らせ > アヤさんが退室されました。 『( けれど私の空想の中でしか、彼女は笑わない ) 』 [Tue 1 Dec 2009 22:34:33]
アヤ > ( 石に向かって私は微笑む )  今日は天気もいいし、たくさんお話しましょう。 ( 空想の中で彼女は、とてもキレイに笑う ) [Tue 1 Dec 2009 22:34:12]
アヤ > ( 土の下に在るだろう彼女を想いながら )  ( 地面を優しく撫でて )   ―――― こんばんは、スタンツェル。 ( 私が捧げた花以外にも、彼女の墓石の前に花があるのは――彼女の知人や、巡回ついでの自警団員さんが来てくださっているんだろう。 ああ、彼女は愛されている。 私の他にも、彼女を忘れないでいてくれる人がいる。 ) ( 彼女はきっと、幸せだろう )  この間は、取り乱してごめんなさい。挨拶もちゃんと出来てなかった気がするわ。お花が、ぐちゃぐちゃになっちゃったもの ( 蝶の、夢のせいで )    ―― でも、もう大丈夫だから… [Tue 1 Dec 2009 22:32:52]
アヤ >      ( それでも私は、彼女の名の刻まれた石に向かって微笑う )  [Tue 1 Dec 2009 22:23:46]
アヤ > ( 私の空想の中でしか、彼女は笑わない ) [Tue 1 Dec 2009 22:19:36]
アヤ > ( 私の空想の中で、彼女は笑う )   ――― ( 気恥ずかしそうに花に顔を寄せて )   ( 好い薫りだと呟いて )  ( ありがとう  ――― と、 とても綺麗に笑う ) [Tue 1 Dec 2009 22:19:10]
アヤ >   ―――― ( そんなのは私の勝手な空想だ )  [Tue 1 Dec 2009 22:17:27]
アヤ > (  なんて、 ) [Tue 1 Dec 2009 22:16:41]
アヤ > ( 叶わない願いだ )   ―――― ( だからこそ、 願う ) ( こんな石の前に立ったところで、彼女がひょぃと姿を現すはずがないと知っている )   … ( 跪いてもただ地面が冷たいばかりで、彼女が私の名を呼んでくれるわけじゃない )  ( それでも )  … ( ランタンを傍らに置いて そっと ) ( 両手で持った花束を、彼女に捧げるように供えた )          ( 自分には勿体無いくらい綺麗な花だと、彼女は 花束を抱きしめて、くすぐったそうにわらってくれるだろうか ) [Tue 1 Dec 2009 22:15:21]
アヤ > ( スタンツェルの好きな花、聞いておけば良かった。 )   ――― … ( 思えば。 あまり女同士らしい会話をしないまま、 いつも仕事時に偶然逢うことが多くて )  (  ――― 私服もあんまりみたことない。 知らないことが余りにも多い。 これから知っていくはずだったことが、 )   … ( もう彼女の口から語られることはない )  ―――― … ( あぁ、声がききたいな。 ) ( 物言わぬ、彼女の名を刻んだだけの石の前に立ち思う ) [Tue 1 Dec 2009 22:04:57]
アヤ > ( 彼女の墓に至るまでの墓石の連なりは、ただの道。ただの風景 )  ――― ( 月光を受けたモノクロの景色 )  ―――… ( 暗く澱んだ周囲 )  ( その中で、貴女の眠る場所だけが色を灯してみえた )(  ―――― そんなの、ただ月の光をうつしているだけと、錯覚なのだと理解しているけど )   ぁ、 ( 吹く風 )( 花束を守るよう、立ち止まって少し体を前へ傾けた。 それでもはらりはらりと幾枚か、花びらが風にさらわれ舞い散る ) [Tue 1 Dec 2009 21:55:15]
アヤ > ( 足を運ぶはまだ数度 )  … ( けど、この足はどこをどう通ったら彼女の元へ辿り着けるのかしかり覚えている。 ) ( 長い階段を上りきって、ふぅと息をついた。 振り向けば街の灯りが眼下に、遠く連なる )  ―――― ( 笑い声さえ聞こえてきそうな。あたたかなその色に目を細めて ) ( 冷たく暗い墓地へと顔を向けた ) [Tue 1 Dec 2009 21:45:34]
アヤ >    ようやく、 ( 晴れた。 )  ――――― … ( 月を見仰ぎ思えば、ざァ―― とゆきすぎていく風 ) [Tue 1 Dec 2009 21:39:33]
お知らせ > アヤさんが入室されました。 [Tue 1 Dec 2009 21:37:56]
お知らせ > 律@人形さんが退室されました。 『(持ち出してなんかいなかった筈、なのに)』 [Wed 25 Nov 2009 23:39:27]
律@人形 > (戻ってから着替える時に、服の中から人形の頭と右腕が、ぽろりとこぼれ落ちて。上げたくもない悲鳴を上げることになった) [Wed 25 Nov 2009 23:39:16]
律@人形 > ……大切な、『何』を探せっていうんだ……(肝心な所が聞き取れなかった夢。枕元に転がっていた人形の頭。バラバラに出て来る人形の四肢。癇癪を起こした子供がよくやるみたいに、バラバラ。――背筋が奇妙に冷えたのは、泥水に浸かりすぎた所為。そうに違いない。自分に言い聞かせて、だるい身体を跳ね起こす) ……う……(世界が揺れる。でも、ずっと此処にはいられない。これくらい世界がぼんやりしてれば、いっそ――オカシナモノだって見えづらいかもしれない) ……泥だらけだなー……(着替えなきゃ、あの綺麗なお屋敷には入れもしないだろう。何処までも場違いなんだって、力無く息を吐き) [Wed 25 Nov 2009 23:37:57]
律@人形 > (ソレは良く見れば、小さな小さな脚の形をしている。左右で言うなら左の方。確認する余裕は無いけど、震える指で握り締めた。冷えた掌が、感触を余り返してくれないのが今は救いかもしれない。掌の中に人形の欠片を握り締めて、腕が泥に落ちる) ……この間も、こんな感じ……だった?(川に落ちて、岸に這い上がって。何だろう――変な感じだ) ……さがして、みつけて、……たすけて?(ぼんやりと覚えてる夢の中。聞いたのは――そう) [Wed 25 Nov 2009 23:34:20]
律@人形 > (冷たく冷えたその感触が、命を無くした肉の感触じみていて。小さなヒトガタから切り落とした四肢そのものみたいで目眩がした) [Wed 25 Nov 2009 23:30:45]
律@人形 > ぃ………ッ!?(上がりかけた悲鳴が喉に詰まって、口内に残る泥の味ごと咳に変わって。身体を丸めて咳き込む合間にも、歪んだ視界の中に浮かぶ生白いモノから目が離せない) ……何、これ……(頭に近い場所でガチガチと奥歯の鳴る音。頭の中で反響してうるさい、うるさいうるさい――耳鳴りと混じって何もかも止まない) (何かなんて、本当は気付いてた。強張る指から無理矢理引っこ抜くソレは何だか妙にぬるりとして、柔らかくて。雨の所為。きっと雨の所為。だけど――) [Wed 25 Nov 2009 23:23:51]
律@人形 > (泥と冷えで感覚の鈍った指の合間に、何か白いものがぬるりと挟まっている) [Wed 25 Nov 2009 23:17:23]
律@人形 > (泥に掠れた視界がぽかりと晴れる。背中がひたひた泥に浸かって、もう気持ち悪いを通り越して変に爽快ですらある。微熱に火照る肌には、冷え切った雨が何処か心地よくすらあって――危ういなんて言葉が浮かぶのは、随分他人事じみてると思ったけど) ……何か、この間っからこんなんばっかりだ……(いつから?まだ此処じゃない、海の向こう。遠い故郷が朧に浮かぶ。あそこで見たのもこんな空の色だっけ?追いかけるように手を翳そうとして――指が強張る。見上げた双眸も恐らく同じくらい引き攣った) [Wed 25 Nov 2009 23:16:28]
律@人形 > (伸ばした筈の手は空を切って、何の感触にも触れなかった。マトモに泥の中に倒れ込んで、視界が真っ黒に染まる) …げっ、ほ……ッ!!ッ……ごほ…ッ(口内に広がる泥の味とざらつき。吐き出そうとすれば、どんな角度で倒れてるのか泥水が流れ込んで来るものだから、地面の上で溺れてるような心地。殆ど本能的に身を捩り、地面の上を転がって) [Wed 25 Nov 2009 23:11:21]
律@人形 > (――バシャンッ!!) (泥飛沫の上がる音) 【判定】 [Wed 25 Nov 2009 23:09:03]
律@人形 > (あ――危ない。思った時には景色は斜めで、平衡感覚を見失う。咄嗟に手を出そうとはしたけれど、それが何処に触れるのかも分からない。頭に浮かんだのは、何でか知らないけど――「落ちる」 そんな単語で) [Wed 25 Nov 2009 23:07:12]
律@人形 > (時間の感覚が何だか遠い。数日前から引きずっている不調が、雨に打たれて本格的に顔を出し始めたのかもしれない。そんな時に、傘を持たずに外出して。一つ一つは小さな不運。それだって重なればろくな事にならないのは知ってる。知ってる筈なのに) ……何やってんだろ……(仰いだ空は灰色と黒が入り交じった奇妙な色。――暫く前まで飛んでいた蝶々の色を思い出して、ぐらりと景色が傾ぐ) [Wed 25 Nov 2009 23:01:13]
律@人形 > (家屋では無いし、元来屋根を必要とする場所じゃないから仕方ない。此処最近の雨で、晴れた日でも何処かぬかるんだ地面は泥だらけ。雨が降り始めれば、緩むのはあっという間) ……雨宿り、してかないと……駄目なんだけど……(雨の中に微かな足音。雨を凌げる場所を探して進んではいるが、急ぎ足にも届かない) [Wed 25 Nov 2009 22:54:18]
お知らせ > 律@人形さんが入室されました。 『(雨宿りには向いてない)』 [Wed 25 Nov 2009 22:51:44]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( 人形と、全財産と 荷物は割と 多いン だ。 )』 [Sat 21 Nov 2009 23:41:02]
リゼル > ( あァ やッぱり、 ) ( 人が良いンだろう、 とは己は思うけれど さて 、 )   … 有難う −、 ( 踵返す彼の後を のンびりとした ペースで。 好意を 断る様な事は しない から、 ) [Sat 21 Nov 2009 23:40:05]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 『貴女と良く出会う方へ』 [Sat 21 Nov 2009 23:37:54]
ティス > (男は答えぬ侭、視線を横へ向けた侭)  ――赤子を抱えた侭では不便でしょう。 手伝います (荷物の移動)(貴女の答えを聞く前に男は踵を返し――) [Sat 21 Nov 2009 23:37:36]
リゼル > ――― 其れだけと 考えるのも少し寂しい かな、 ( と、私は思うンだけど なンて。 )( 彼の過去も生立ちも何もかも 己は知らぬから。 ) ( ― 僅か微苦笑浮かべ、 )     …、そうだ ねぇ、 ( 呟く様な 小さな声音。 ) ( 思うのは、今は亡き 色々な人の顔。 )  …… 君は、ヒトの様な考え方はしない? ( こてン、と首を傾げて。 長年生きていても身体の成長と同じ様に、精神の成長も止まッている 様。 故に、彼を若輩等とは思わぬ けれど。 )   ―――うン、まァ いつまで続く かな ッてとこ? ( 冬が過ぎるまではせめて、暖かい寝床をと思うけれど。人の世は 金が必要だから。 )  ―――――― …、 ( ぱちン、 瞬き。 ) ( 暫くの 間、 )  …… 有難う、うン、頼りにいく ね、 ( くすくす、笑い声。 )  ティスは優しいン だね? ( 逸れた視線、 こちらは其の 赤を見遣ろうと 。 )  [Sat 21 Nov 2009 23:29:05]
ティス > 血が繋がっている だ等。 ただ其れだけの事実でしか無い (其処に意味を持たせているのはヒトの意識と法律) 血の繋がりが勝ると云うなら、貴女がたった一人で此処に居るのも可笑しいでしょう (貴女が過去に人間を兄と慕った事等知り得無いが。其れも血の繋がり等関係の無い事柄) ―――少なくとも、 恐らく私よりは。 (其れが年の所為と云われれば成程とも思ってしまう。薄々、貴女にとっては己等若輩に過ぎぬだろうと男は思っていたから) ……そうですか。 (吐息が混じるのは漸く此処を離れる気になったのかと――其の機を与えたのが男が見つけた赤子だと云うのも奇な事だが)   ―――(母親の顔で赤子を見つめる貴女を男は色無く音無くただ見やり) ――何か、 (目を伏せて)――ミルクでも布でも、 (そと半分許上げた瞼。けれど其の下の血色は貴女に注がれず横へ逸れる)   …必要になったら、訪ねて来れば良い。 (用立てくらいして差し上げる) [Sat 21 Nov 2009 23:15:15]
リゼル >  ――― うン、そう。そンな感じ かな。 ( 口にして、漸く己も納得した様に。 )  ――― 、 ( 瞬きを 一つ、 ) …… そンなもの、かなァ。血の繋がりに勝る事は無いと思ッてたけど、 ( 捨てたのなら、其の繋がりさえも消えてしまうンだろう。 そこに疑問と苛立ちを感じるのは、己には血の繋がッた誰かなンて 居ないからか。 )   …ふふ、 ( 笑い声を零して、 ) ―――そう思う? ( 人に近いと、 ) ( 思われるならば、其れは己にとッての成長か 退化、か。 )  年だから、丸くなッたのかなァ。 ( 呟くよに、そンな言葉。 )  ――― あァ、そう。荷物をね、色々取りに来たンだ。 ( ゆるり、足を 墓地の奥へと向けて、 ) ―― 冬は此処は冷えるから ね、私だけなら平気なンだけど。 ( この子が居たら そうもいかない。 ) ( 泣きやンで、すッかり夢へと落ちた赤子を 僅かに眉尻下げて 見遣り。 ) [Sat 21 Nov 2009 22:55:24]
ティス > (其処に何の色も浮かべずに)―――― (血色はただ閑かに貴女を見つめる。音無くただただ言葉を耳に入れ) ―――そうですか、 (緩やかに目を閉じ復開く瞬き) いえ? (いっそ不思議そうに訝しそうに。男は体ごと貴女の方見やり) 子を手放した産みの母が、如何して赤子を抱く貴女に勝る事があるでしょう。 (本当の母親、等)(其れは既に母で無い。ただ意味も無く作り堕ろす事無く生かし産み落としただけの存在)  ―――してはいけない事 ですか。 (見つめる紅玉の視線をただ受け止めて。男は同じ言葉を繰り返し) 棺を褥に墓場に住んでいる様な、貴女が何者かは存じませんが―――思考はヒトに近いのですね。 (随分とオヤサシイコトだ) 今夜は、 (赤子が泣き止み静けさを取り戻した石の群れを肩越しに軽く振り返り乍) 此処にどういった御用向き で? [Sat 21 Nov 2009 22:45:28]
リゼル > ―――― … 何で かなァ 、 ( 見つめられ 掛けられた 問いに、 ) ( そンな 返答しか 返せず。 )  理由は 特に無いのかも、 ね。ただ ――…、 ( ただ、 )  殺すのも放ッて置くのも嫌 だッたンだ、 ( そンな自分勝手な 曖昧な理由。 ) ( 子供の事を考えれば、先の未来を考えれば、 彼の思う事こそ 幸せなンだろうけど。 )  ……、 ふふ、人間の、本当の母親には 勝る事は無いだろうけど、 ( 頑張ッてるでしょう? なンて、クスクス 笑いながら。 ) ( ゆるり、 緩やかに 揺らしていた腕を そうッと 止めて、 )  … あァ、そッか。そういう方法もあるのか。 ( 考え付かなかッた、 ッて思うけど、 ) ―― けど、其れはね しちゃァいけない事 だから。 ( 子供が、望むなら 兎も角として。 ) ( 血の色を映した様な 彼の瞳を じいッと 見遣り、 ) ( 同じ様に 小首を こてン と傾げ、 )  ティスは たまに、面白い事 云うね −…? ( なンて。 )( 追い越されない様に、 ッて言うのは殺すッて意味なのか、其れとも、別種族にするッて意味なのか 汲み取れなかッたが、 ) ( そンな発想 滅多にしないンじゃないかなあ なンて 己は思う。 ) [Sat 21 Nov 2009 22:27:57]
ティス > (貴女が)  ――― (随分はっきり否定を口にしたものだから)―― では 何故拾ったんですか? (笑いを無くした面がじっと貴女を見つめて問う) (殺してやった方が幸せだろうに) ――(けれど嗚呼、赤子の頬はなんて滑らかで。泣声を止ませ静かに貴女の腕の中揺られる赤子は其の様な事意に介さぬ様、ただ眠たげに口を開く) ―――其れにしては中々奮闘していらっしゃるようで (赤子の肌色に陰る薔薇色の頬は美しく愛らしく――美味しそうな) ―――さて、其れは其の子が単なる人間であればそうなるでしょうが……お嫌ならば、”追い越されぬように”しては如何でしょう? (小首を傾げ)(嗤うのは唇許り) [Sat 21 Nov 2009 22:13:23]
リゼル > ――… 違う、 よ ッ、 ( 少しだけ 語尾が跳ねた。あァもうなンだか調子が狂う。 きゅ、と口許を結び、 )  ―― むぅ 、 ( 微かに届いた笑い声に、 細めた瞳で彼を見遣ろう。 )  …あァ、そうだろう ね。細ッこいのは可愛くない な。 ( 美味しそうでも無いし、なンて。 ) ( 何処かで無く梟の音を耳にしながら、 )   ( あ、月が隠れた。 なンて、 ) ( 折角の、月明かりが台無しだ。 雲に隠れた月はもう、其の嗤う様な姿も 明かりも 届けない。 )  …… え、 ( 瞬きを、ぼンやり 一つ、 ) ある様に見える? ( 首を傾げて、嗤う口許は三日月の形。 )  ―― 無いよ、見様見真似。 ( 息を吐いて 赤ン坊の顔見遣る。 ) ( 墓地で抱き上げた時よりも ずッと、血色の良い ふッくらし始めた 顔。 )  ――――― … 母 ねぇ、 ( ハ、と短く吐く笑い声。 )  そうだと 楽しいかも ね。 ( 母には 永遠になれぬだろうし、 ) … けど、10年もしたら追い越されるンだ。 ( 母じゃ無く 姉じゃ無く、 見た目が追い越されるのはきッと すぐの未来。 ) ( 生きていれば、 ) ( 傍に いれば。 ) [Sat 21 Nov 2009 22:02:32]
ティス > おや、其のつもりで拾われたのでしょう? (拗ねた様、更に揶揄う様。クスリと笑い声微か) ―――幼子は少し丸い方が可愛らしいと云いますからね、 (笑い声耳にし乍。死化粧師は小さく肩を竦めた――赤子の泣声とは対照的に、梟の鳴声が静かに木々の間からホゥと響きくる) ―――そうですね (嗚呼雲は何時だってなんて無粋)(何処から湧いたか遥々風に流され来たか、何時の間にやら空の下雲は密度を増して月を覆い隠しゆく――辺りが暗くなって漸く、月灯りの明るかった事を知る) そうですか。今までにも――経験がお有り で? (赤子を育てた事が有るのかと、男は呆けた様に上を向いた赤子の) … (其の雲よりも柔らかだろう頬を見つめた。其れは別段血色の良さを確かめているのでは無かったが) 其の内 貴女を母と呼ばう様になるのでしょうね (其れ迄生きていれば) [Sat 21 Nov 2009 21:50:42]
リゼル > ( 泣き止ませる方法なンて数日位じゃァ身に付く筈も無く、ただ 軽く揺らしてみたり そンな事を、 )  ―― こンばンは。 うン、…食べないよ、 ( 多分、と続く言葉は 呟く様な音 で。 ) ( 挨拶を忘れがちになるのは、己も同じ事。 向けられた言葉に 不自然さなンて感じずに さらり、 と。 )  ( 下ろされた灯りを 見遣り、 )  ン ―― 、 ( 視線を、彼の血色の瞳へ、 )  人を魔女みたいに …、 ( なンて、少しだけ眉を顰める仕草は 不機嫌と云うよりも拗ねている様な そンな表情、 )  肥えたら 食べ甲斐は有るンだろう け ど ? 情も移りそうだね、 ( くすくす、 ) ( 表情は 笑みに変り。笑い声も 僅かに 零れ。 )  ( 空に浮かぶ 銀よりも鮮明な色の月に、 ) ―――― 良い夜 だねぇ、 ( なンて、言葉。 )( 満月よりも、銀に輝く月よりも 今日の様な月が 好き だ。 )   … ン、あァ、 ( くすッと笑ンで、 ) 元気になッた でしょ う? ちゃンとしてるよ、 ( ミルクとか世話とか色々。人形 よりも手が掛るのは 生きている証拠。 )  ( 泣く音は、徐々に 静かになッて、赤子も 月を見上げているかの様に 視線は 空へ。 ) [Sat 21 Nov 2009 21:37:10]
ティス > (激しくなった声に僅か眉が寄る――厭わしいからというのでは無く、其の泣声の前に如何して良いのか解らずに) 召し上がられなかったのですね―― こんばんは (思えば貴女との出会いでは何時も挨拶を忘れがちだ。だから傍近く足を止めた貴女へと意識的に向ける挨拶の言葉は少し不自然だったかも知れず) (墓石を照らし出していたカンテラを掲げるのを止め手を下ろす) 其れとも御伽噺の様、丸々と肥えさせてから召し上がられるので? (クツと揶揄に笑む唇は今宵の月と同じ有様)(貴女の問い掛けに男は其の様な物ですと軽く応える。身仰ぐ今宵の月は貴女の髪色に輝くでは無くむしろ瞳の血色に濡れた様な、橙に濁った月) ――存外献身的に世話しているのですね (赤子) (貴女が抱き上げた時は酷く弱々しかったのに。今は其の様に激しく泣き叫べる程度には持ち直している様子) [Sat 21 Nov 2009 21:24:39]
リゼル > ( 土を踏む音が僅かに鳴り、其の泣き声は 更に激しく、響く。 ) ( ゆるり、 視線を向ければ 墓石を照らす 灯り、 )  ――― うン、生きてる ね、 ( 私も この子も。 ) ( 捨てる気にも 食べる気にもなれず、慣れぬ 子育て。 )( 感情の取れぬ 声音に、僅かに苦笑を 浮かべつつも、 ) ――― 仕事 ? ( 君は、と 小首軽く傾げ 問い、 足は 彼の前で ぴたり、止まる。 ) [Sat 21 Nov 2009 21:09:41]
ティス > (泣き声) (ただ其れだけならば耳に届くもいっそ当たり前とも云える此の場所)  ―――(だが如何しようも無く不似合いと感じるのは其れが死者を悲しむでも嘆くでも悼むでも無く己が生を謳う物だからだ) (男はゆっくりと、顔だけを墓地の入り口へと向けた。近付く足音と泣声を避けるでは無く待つかの様佇んだ侭。ランタンを持つ手も墓石を照らすだけで貴女の方へ掲げる事もせず) ―――まだ、生きてたのですか (其れは赤子に宛てた物か。貴女に宛てた物か)(どちらにせよ其の平坦で感情の無い声にひそり、潜んだ安堵の息に死化粧師は苦笑を漏らす。何を馬鹿なと己を戒める内心) [Sat 21 Nov 2009 21:04:38]
リゼル > ( 此処には不釣り合いな泣き声 が ひとつ、 ) ( 墓地の 入口から 響く。 )    ――――― 、 ( 赤子には 此処は寒いだろう から、 )( 今までは 宿屋に泊ッて、 此処には、荷物を取りに来ただけなのに、 )  此処が嫌いなの かなァ、 ( ポツリ、呟く様に 言葉紡ぎながら、 ) ( 足音は 彼の居る方へ と 近付いていく。 ) [Sat 21 Nov 2009 20:54:11]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 『 ( ―― 泣き 声、 ) 』 [Sat 21 Nov 2009 20:50:10]
ティス > (泣声なぞ此の場所には別段珍しい物では無い。だがあれは、此処には不似合いな泣声だ) ――― (  此処とは全く逆の。さかしまの泣声)(手にしたランタンが浮かび上がらせる墓石の主の名は、触れた指先には単なる石に刻まれた溝としか伝わり来ない――元より読み上げる気も無くつぃと離れゆく手) (其れでも墓守の小屋に行くでも無く出口から続く長い階段へ向かうでも無く誰かを悼む花束も無い死化粧師は、佇んだ侭。黒い手袋に覆われた空手の指先は墓石から離れコートのポケットへと入る) [Sat 21 Nov 2009 20:48:44]
ティス > (天に哂う月を背に負い乍、戯れに思い起こしたのはあれが束の間褥代わりにしていた墓石を目に留めた所為だろう) ――― (産まれた許りの子の揺り籠代わりにしては酷な寝床だ)(随分と背が冷えただろうと、何気無く手を伸ばし触れた墓石の冷たさに思う。其処から抱き上げられ人で無しの少女の手に委ねられた赤子。其れはまるでオニンギョウアソビの様相)  ――――… (けれどあの子は作り物では無く擬い物では無く確かに此処で泣き叫び生を主張していた) [Sat 21 Nov 2009 20:36:55]
ティス >    ――――― (あの赤子は如何なっただろう)  [Sat 21 Nov 2009 20:27:45]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 [Sat 21 Nov 2009 20:23:05]
お知らせ > アルマさんが帰りました。 『寝ても勿論落とさないから、おやすみしてもいいんですよー?なんて言うでしょう。たぶん』 [Sat 21 Nov 2009 04:45:03]
アルマ > ま、ほんとそのおかげで私のお財布で何とかなったから…よかったよかった、ですねぇ(お互い人間とは違う生き物だけど、やれる事は殆ど変わらない。でもそれに特に不満もなく、地味は有る意味地に足のついた裏返しかな、と思う次第で)うふふふふー、いつも楽しみにしてますわー♪(うっふっふー。お互いわかった上での冗談の飛ばしあい。背中を向けたまま離すことになるのだけれど、距離と状況のおかげかよく言葉が届くような気がする。きっとこれがおんぶの魔力)ええ。流石にだれかしょったまま転ぶなんていやですもの。気をつけますわー♪(おんぶされた事もした事も、殆ど記憶にないこの身。背中の童子が遠い思い出に静かに思いを馳せていると気づくはずもなく、のたりゆたり、帰り道) [Sat 21 Nov 2009 04:44:21]
お知らせ > ゆのかさんが退室されました。 『( うっかりうたたねして、転げ落ちないように気をつけよう。 そんな決意と夜の事 )』 [Sat 21 Nov 2009 04:39:06]
ゆのか > 地味だけど堅実ってな具合で。奇想天外な事は期待されても困っちまいますしねぇ。 ( 妖怪変化の類だが、出来る事は地に足の着いた生活面。 冷えてた身体も、こうやってくっついてりゃ温まってくるもので。体温ってものを思い出す身体と、人様におぶさっての視点の高さは妙に感慨深い ) まったくー… そんなにツッコミだらけですかい、わたしの日常はー。 ( そうかもしれん… おーのーれー。わざとらしくおどろおどろしげに語尾なぞ伸ばしてみたが、最後にぷすっと噴き出した ) 足元注意のよーそろーってなもんで。 ( 転ぶ時は諸共。なんて一蓮托生 ) そそ。まさにそれですねぇ。 ( ゆっくりと高い視点で移り変わる町並み。おぶさって、背負われて。 …記憶ん中にあるのは、逆の景色が主だったから。顔伏せて、ひっそりと笑った ) [Sat 21 Nov 2009 04:37:24]
アルマ > ねー♪(うふふふふー、と一本取られたようすのゆのかちゃん眺めて、実に満足げにふすー、と鼻鳴らすのでした。いえー)よいこらしょー。それじゃ、ゆっくり帰るコース、でと(よいしょー。軽いのでらくらく持ち上げておんぶ完成。転ばないように気をつけないと、とちょっと真剣)……なるほどなるほど。つまり陰語ですのねー。どうどうとお酒っていえないようなときにハンニャトーっていうんですね(背中に心地よい暖かさと重さを感じながら、静かにてくてく) [Sat 21 Nov 2009 04:29:03]
アルマ > いやー、実のところこんなにコストパフォーマンスのよい子だとは思いませんでした。私の眼もたまにはいい見立てするみたいですわー♪(うふー、と楽しげに笑み浮かべながら、お酒で内側から込みあがる熱と、ゆのかちゃんの暖かさ、そして冬の外気の冷たさをしんみりと味わった。どれもなかなか―――ほんのり、しみる)それだとやっぱり準備が大変ですし。やっぱりこれが一番でしょう?ねーおんmぷ [Sat 21 Nov 2009 04:26:09]
ゆのか > へっへっへ、お客さんお目が高いー とか言いますか。 ( 外の寒さは厳しいが、触れた熱はあったかい。ほんのり熱戻って、寒いばかりの赤じゃないほっぺた晒して、にひひと笑う。 冷やしちまいそうでちぃと気がひけたが、その様子もない。 うわー結構呑んでますねぇ… ) その場で料理大会ってのも、中々奇妙な光景ですやねぇ… はははは。思うつぼか!! ( 思わずやらかしたチョップ手を見て、がくぅと肩落とし ) ぼちぼち戻ろかって時分でしたしねぇ。月夜の散歩は悪かないですが。 あー…般若湯ってのは、お寺さんの言葉で… 一言で言えば、酒です酒。 ( 般若湯。名前変えて違うって言い張る宗教様式。ずるっこい ) ……うぉぉ… んじゃ、お言葉に甘えて… ( 向けられた背中は、丁度いい位置。意図を汲んで暫し悩むが、ちょいちょいと近付いて、よっと乗っかり。肩の所に手回す具合で密着ぺったん ) [Sat 21 Nov 2009 04:22:17]
アルマ > うふー、買うたからには楽しませてもらいますぜー♪(うふー、と本当に楽しそうな返答を一つ。触れたほっぺが暖かくなれば、もう片方のほっぺに自分のをふにゅん、ぎゅー。そうして酒精の熱が伝わっても、アルマの体が冷える気配はない。ほっとほっと)えー、だってー。あとはまあお料理とかですか?でも一番早くてはっきり見分けられるのが…ほらー(そういう片端から鋭いツッコミが飛んできてるのを見て、ね?と)…なんだかよくわかりませんけど、お邪魔でないならよかったですわー♪…ハンニャ刀?それで寒さが乗り越えられるんですか?ゆのかちゃんはなかなか凄いですね(お湯じゃなくて刀。トキノミヤコ語ムツカシイネ)それはそれとして、はい、どうぞー♪(もそもそと身体はなして背中向け、ささ、のりなっせ!とおんぶのお誘い) [Sat 21 Nov 2009 04:16:54]
ゆのか > ……どーもです。 ( うちのこって言い方に、数秒きょとんとした空白。 うわぬくい!すりすりされて伝わる熱の高さと酒気に、酔ってる酔ってると苦笑いしても、そこはかとなく笑ってた。 温いのと冷えてるのんで丁度いいんだろか。あんまり長居してると風邪引きそうだが ) 何で見分けてるんですかあああ!! ( びしーむ。裏拳チョップびしびしたゆーん。驚きの弾力に弾かれるまでが様式美 ) 声かける先が迷子なんで、別にかまやしないですよ。あんま長居してられる季節でもないですしねぇ。 それこそ、般若湯でも持ってこないと。 ( 綿の入った黒襟に、ふもっと口元軽く埋めて。にひひと笑う顔。 細目で見渡す墓碑の中にゃ、探し人は含まれちゃいない ) [Sat 21 Nov 2009 04:10:13]
アルマ > うちのこです。(ぺちぺち、と軽くぺちられた直後にぎゅー、と抱きしめてすーりすーり。触れたほっぺとか喉の辺りの肌がぽかぽか暖かいのは、やっぱりお酒のせい。でも寒いからちょうどよかったー、とも思うのでした。ひんやりしてるゆのかちゃんのお肌がひんやり気持ちよいらしい)んー………ボケて一番激しいツッコミが本物ですわ(こく。真顔でかつ即答。遠慮なく裏権まで飛び出すのが本物です、とうんうん頷いた。)挨拶?なんだかよくわかりませんけど…お邪魔じゃないですかー?(今更ながらに問いかけるのでした。そして早速新しい半纏とか着て暖かさを満喫?している様子を見る眼は楽しげでした) [Sat 21 Nov 2009 04:03:18]
ゆのか > 嫌なんですかいっ!? 奉公辺りは、そりゃ無理でしょーけど。 ( うおおおい! 目ぇ回しちまいますよー? 呼びかけながら背伸び気味。片手伸ばしてぺっちぺち ) わたしの模造品なんぞ作っても、大概特なんぞありゃしませんから、安心してくだせーなー。 欺かれそうになったら、愛とか勇気とか友情辺りのてきとーな力で見分けといて下さい。 ( 大真面目なツラで頷きながら、台詞が凄い勢いで適当過ぎた ) 墓碑に憑きゃしませんねぇ… なんだ、挨拶みたいなもんですかねぇ…? ( 丑三つ時も過ぎた頃。ちぃと考える素振りの後に、自分でも疑問符のくっつくような答え方。 大分ぬくくはなりましたよ?なぞと告げるは、新しい装束着てるからだ ) [Sat 21 Nov 2009 03:57:58]
アルマ > えー、いやですわー。どこかに出すなんていやー(えうー、と表情渋くしながら首ぶーんぶーん。酔ってる。しっかり酔ってる。確実に酔ってる)いやー、なんとなく。かわいいからいつ模造品が現れて私の眼を欺こうとするか解りませんから(こく。実に真面目な雰囲気で頷いた。それはもう超真面目に)んー、なるほど。それじゃ、実はお墓マニアとか…?(かくん?右に首傾げつつ尋ねるのでした。そしてほんのりあったまってきたほっぺの反対側に、冷えた掌。やっぱり手足の先は冷えますねー、と呟くのでした) [Sat 21 Nov 2009 03:52:55]
ゆのか > 三人いたら、一人が家事手伝いで、一人が出稼ぎで、一人が奉公にでも出るんじゃねぇですかね。 出稼ぎじゃなくとも、内職くらいなら出来なかないかもですねぇ、今も。 ( 家計… 買い物で節約心がけちゃいるが、この間も出費願った事だし、ちょっと真剣に考えつつも、ほっぺたはむにられっぱなしであったという。まる ) 何で確かめてるんですかい。お仕事お疲れ様ってなもんですがー… いやいや、参る相手もいやしねぇですけどね。名前もわかんないもんで。 ( にひっと笑って、眉がほんのり下がり気味。冷えたほっぺにゃ、酔熱のてのひらはちぃと熱い。自分の冷えた手重ねたら、冷え冷えの挟み撃ち ) [Sat 21 Nov 2009 03:47:25]
アルマ > 取り合えず三人も居たら………家計が破綻しますわ(かくん。首が右に折れた。突然我に返ったかのようにリアルな心配を始める今日この頃、いかがお過ごしですか?ぷにぷに(しかし右手は止めない)…どうやら本物のようですわ。私はこの通りお酒飲んでの帰りですよー。ゆのかちゃんはどうしてこんなところに?お墓参りとやらですか?(今度はゆっくり手を伸ばして、冷気に冷えて表面がひんやりと冷たいゆのかちゃんのほっぺを、両手で包みながら尋ねるのでした。お酒のせいか、冬でもお手手が暖かい) [Sat 21 Nov 2009 03:44:11]
ゆのか > 入荷も出荷も製造も予定は果てしなく未定ですねぇ! ( ないない。それはもう真顔。手をぱったらぱったら顔の前で横にふりふり ) 第二、第三のわたしがー…とか、言い出したら生えてきそうで嫌じゃないですか。 ( 生えて。 むいっと結んだ唇の端が、つつかれてむにむに歪む。むにむにふにふに、夜気に冷やされて、少し赤いほっぺただ ) [Sat 21 Nov 2009 03:40:32]
アルマ > ……んー?むむ、となると…エロさの三号とかいますかー?へいへい?……模造品ではないといいはるのですねこのゆのかちゃんはー。…ほんもの?(よいしょー、と目の前までてくてく歩いてからしゃがみこんで、ゆのかちゃんの左のほっぺをぷにっ、とつつこうとしますよ。えいえい。それが届いても遮られても、取り合えず口は口で動くのです。うふふふふ) [Sat 21 Nov 2009 03:34:19]
ゆのか > ( 奏楽なんぞ響く訳も無く、感慨も無く離れていく指先が、手持ち無沙汰に袖の陰。 ふすりと零した吐息より、鮮明に響く足音にそっちの方を振り返ってみれば ) ……ふぉぅ。 て、模造品って何ですか模造品って。技の一号、力の二号とかいやしませんって。 ( はったはた。横手に袖を揺らしながら、くるっと方向転換。近付いてみたら、風に流れて漂うお酒の匂い。お客さーん、飲んできましたねー。いや聞いてたけど! ) ……どしたんですかい、こんなとこで。 ( 人の事を言えたもんじゃないが ) [Sat 21 Nov 2009 03:30:20]
アルマ > ……んぅ?なんかウチのゆのかちゃんににた子が居ますよー?おかしいですねー?模造品ですか?だめですよ勝手にうちのかわいいゆのかちゃんをコピっちゃったりしちゃー…(かつん、と静かな墓地に響く足音が一つ、いや二つ三つ。三人居るのではなく、たたっ、と降り立つ靴底が立てた音。その音のした方角を見れば、紅いいつもの衣装にコートを羽織ったアルマの姿が眼に入るだろう。そしてなにやら模造品がどうとかこうとかのたまってる)……ひっく(今日はお酒を飲んでくるので帰りが遅くなります。好きにしててね、とか伝えて仕事に行ってたのかもしれない。) [Sat 21 Nov 2009 03:26:46]
ゆのか > ……やっぱ、この辺りにゃありませんかねぇ。 …そりゃそうか。 ( 短い時間で全域回るにゃ、この墓地も広いもんだが。外れの端までやって来て、気儘な歩みを止めた。 振り返れば、物言わぬ灰と黒の群れ。名の刻まれた石の下、人だった灰が眠る場所。 その中に、刻まれる名を持たぬ墓碑が小さくひっそり佇んで居る ) ……この辺りにいりゃぁ、いいんですけどねぇ。 ( 苦いもんを奥歯で噛んで、誤魔化す時みたいな顔で微かに笑う。 無銘の石を、爪弾くように辿る指先 ) [Sat 21 Nov 2009 03:23:37]
お知らせ > アルマさんが来ました。 『――――あれ?』 [Sat 21 Nov 2009 03:23:31]
ゆのか > ( びょうびょうと耳元を吹き抜けていく風の匂いに、懐かしい苔の青さが混じった気がして目ぇ細める。こんなのは多分、多少見慣れた景色がもたらす錯覚だとは分かっちゃいる ) 飲まずとも、酩酊にゃ月で十分足りる… か。 ( 灯火と言い切るにゃ、まだ足りない丸みの月を見上げて。銀の欠弧に挨拶するよに、ひらんと袖を翻す。 卒塔婆はまばらに、森とは行かず。木々が並ぶは林の様か。言葉をなぞれば林立と ) ……さて、ねぇ。 [Sat 21 Nov 2009 03:09:28]
ゆのか > 最初はたくし上げての裾が、つんつるてんになるまでも。今思えば、随分早いもんでしたねぇ。 ……人の子供は、育つのが早い。 ( 綿の入った袖口、口元押し当てて。密やかな笑い声は、月にも星にも秘密とばかりに、影に陰に物隠す。 ぺったらぺった、歩みが進めば景色も変わる。西洋白亜の墓碑の群れから、東洋灰碑の卒塔婆の群れへ ) [Sat 21 Nov 2009 03:02:11]
ゆのか > 昔は良く、身の丈に合わない着物を拝借したもんですけどねぇ。 勝手に丈詰めて、ようよう怒られたもんだ。 ( 肩がくつくつ小刻みに揺れる。萌黄と赤の裾が、風にひぃらり揺れ靡く。 灯りの一つも無いもんだと、仰いだ空には月も星も見えちゃいるのが、まだしも幸いの部類 ) [Sat 21 Nov 2009 02:57:01]
ゆのか > ( ぺったりぺった。草履が土摺る小さな足音。 宵闇真夜中、萌黄の着物に半纏引っかけ、月の真下の散歩道 ) ふいー… やっぱり結構違うもんだ。 ( 呟きが連れ往く息は白けれど、身の留める温もりは先日までよりしっかりしてる。風の冷たさは、むしろ増し往く頃合いでも ) [Sat 21 Nov 2009 02:51:01]
お知らせ > ゆのかさんが来ました。 『( 月夜の話 )』 [Sat 21 Nov 2009 02:49:19]
お知らせ > フェイトさんが帰りました。 『 神話の神様みたいだねぇ? ( なんて。まだ長いよって笑い声。 )』 [Sat 21 Nov 2009 01:41:10]
お知らせ > ディオニュースさんが帰りました。 『呼びづらければ、ディオニュースで構わないよ』 [Sat 21 Nov 2009 01:32:53]
フェイト > ( お宿の女将さんなり、ご主人に伝えれば、それで届く筈。女将さんの方は、まだそんな名乗りなんかいって笑うかもしれないけど。 ) ……が、がんばる。でも全部は舌噛んじゃいそうだねぇ、お名前。 ( お偉いさんみたいな響きだ。音を繰り返そうとする唇の動きは、妙に気真面目に。零す感想も同じくらい。 ) わたしはフェイト。フェイト-ローレライだよ。 通る導と、先行きの灯火。辿る先は、今夜はお菓子の家じゃ無さそうだね。 ( 黒い森の中、甘い香りに誘われた子供達は。本当は何に食べられそうだったんだろうね? 昔語りのお話を、歌うように口ずさむのも。きっと、道行きの戯れ事。 ふわふわ、地に足の着かないのんびりとした歩みを彩るささめごと。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:28:22]
ディオニュース > (ナイチンゲール。それが名前か? いや、通り名であろう、きっと。先ほどもそう名乗っていたのだから、それで通じるのだろう。 教えられた場所は、有名な宿屋。まだ実物は見ていないが、名前だけは紹介された) 名乗り遅れて失礼 わたしはディオニュース・グラーフ・フォン・ヴォルフペルツ。 どうかその耳に留めておいてくれるとありがたい (名を問われれば、歩む足を止めて、一度振り返り名乗りと、名乗りの遅れた謝罪も一つ) さあ? ここは一度通っているから覚えているだけだよ (深く暗い黒い森から抜け出せるかなんて、また別のお話)(再び歩み始めた足取りは、少女の足取り(?)にあわせた速度で。迷いなき足取り) [Sat 21 Nov 2009 01:23:00]
フェイト > 案外、此処でも鎮魂歌は頼まれないんだよね。もう、おやすみしてるから―― 子守唄はいらないのかもしれないなぁ。 ( くるり、とん。 身体をその場で一回転させて、金褐色が夜に尾を引く。 何か納得するように、ふむー。頷き一回。 ) この街にいる間は、月の滴のお宿が雨凌ぎの屋根なんだ。其処に、夜啼鶯に用があるって言付けてくれれば届くよ。多分。 お仕事って意味なら、横町で歌ってるのが多いのかなぁ。 ( 星の瞬く空と暫し睨めっこして、言伝の方法を考えて。口にするのは、一番単純な方法達。 歌うは言の葉、言葉が綴るは物語。 ) 貴方からの言だって分かるよう、教えてくれるかな。名前。 ( ことん。音のしそうな仕草で首傾けて、細められた紅玉見上げる瑠璃硝子。 ) 凄いな。貴方なら、Schwarzwald 黒 い 森 でも迷わずに帰れる? ( 深く深く、この闇よりもずぅっと深い、異国の森の名口ずさみ。相手の手が掲げる灯火の光を追いかけるように目を細めたら。 ) ありがとね。 ( とんっ。 地を蹴る爪先。再び身体が、ふわりと浮かんで。進む方へと緩やかに、歩く速度で。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:08:59]
ディオニュース >  残念ながら、今はこれといって (思い浮かぶ言の葉はなく。聞きたいような聖句もない) 何かのときに、君の歌が聞きたくなったなら、どうすればいいかな? (代わりに、いつか何かを頼むかもしれない、と付け加え。 例えばそれは、彼女が見てきた物語かもしれない)(掲げた炎に、手を打つしぐさを見れば、口元が緩む。髪のかかる左目だけを細めて) ご安心あれ、帰り道は覚えているよ 光る石やパン屑をまく必要も無いほどに、ね (覚えている、よりも見えているといったほうが正しいのだろうが、そこは隠し。先導するように、一足先に歩き出す。 どうぞこちらへ、なんて) [Sat 21 Nov 2009 00:52:11]
フェイト > ( 世界は夜と昼で、見せる顔を変幻させるもので。 正面後方左右の横顔、それだけだって違う角度。 真昼に見れば、互いの姿も少し違うのかも知れない。 珍しい紅玉を見付けたような心地にさざめく音の波。宝探しの子供でもないけれど。 ) 当たり。 夜啼鶯ナイチンゲールだよ。 何か欲しいことのはがあれば、歌ってもいいよ。 ( 口ずさんだものは、この場所に相応しくも。この場においては何処か皮肉な言葉の欠片。 弔いの祈祷、葬儀の儀式。 此処から離れた葬列で、彼もソレを聞いたのだろうか。 ) 街の灯火は大きいねぇ。色々な人が、それぞれのひかりを灯すから。違う場所に迷い込まないように気をつけないとね。青い鳥を探す物語なら、見知らぬ世界を巡るのも必要かもだけど。 ( 持ち上げる仕草に、ちらちら揺れる焔色。見上げる視線の表面で、ちかりと光が瞬いた。 ) ……おお。そういえば、灯火の色を追いかけて歩いてたから、帰りが良くわかんないや。 ( 今更思い出したように手を叩いて、こっくり頷き。 つられて向けた視線の先に、広がるものは夜の色。 まだ細い月明かりが幽玄と陰影落とす星闇の帳は、どれだけ凝らしてもこの目じゃそんなに見通せない。 ) …そういえば、迷子ってひとりぼっちのイメージだよね。道に迷うのは、二人でだって余裕だけど。 ( すとん。 地面に爪先落として、視点が低くなった。 ) [Sat 21 Nov 2009 00:41:40]
ディオニュース > (手元の弱い炎の中で、闇に浮かぶ少女の姿は、いつの日か見た絵画のようにも見える。幻想のような、色使い) レクイエム なるほどその声は、 歌を生業としているのか な? (頼まれれば歌う。言われて、時折紡がれた歌声とあわせて考えれば、そんな答えに。 芸能横丁には、そうした歌い手がそろっているとも聞いている)(灰は灰に、塵は塵に、土は土に。あるべきものはあるべき場所へ。 それは一つのまじない) これ一つで足りなければ 街明かりを頼りにするさ (手にしていたカンテラ、持ち上げて示す。油はまだ残っているからすぐには消えぬそれ。 そして、墓地を出てしまえば、街明かりに導かれて歩いてもよいし、馬車を呼んでもいい。言わんとしているのは、そういうことではないのかもしれないが) なんなら君も、出口まで導こうか? (視線は闇の奥。普通には見えぬ墓の門があるほうへと投げながら) [Sat 21 Nov 2009 00:30:32]
フェイト > うん。あんまり思い出せないのが残念。 忘れないけど、引き出しが少ないんだよねぇ。 ( 目尻に指先を添えて、きゅっと軽く引く。硝子じみた藍色が、灯火の赤を僅かに反射して。けれど、紫には染まらない。瞳の色も、弾く光も。 その目が、居並ぶ墓碑を省みる。此処は彼らの為の寝所だから、生きた人間はみんなきっと異邦人。 ) お弔いって、そんなにしないんだ。鎮魂歌は、頼まれた時に歌うくらい。 頼んでくれるなら、生きてても死んでても、あんまり気にしないかも。 ( 死んでる子は頼まないかなぁ? 悩む素振りで腕組みなんかして、くるりと頭を巡らせる仕草。 ) 在るべきものは在るべき場所へ―― だったかな。 道を見失っても、導があれば大丈夫。灯火は、ちゃんと掲げられそう? ( 細めた双眸の中、ちらつく灯火の光は、果たして誰にとっての導と成り得るか。 目印とかありそう?なんて尋ねるのも、緩やかに同じ調子。 ) [Sat 21 Nov 2009 00:17:12]
ディオニュース > (語られる言葉と、歌われる言の葉。その線引きは、時に曖昧で。 それらの音に、僅か興味を覚えもする) その青い瞳で いろいろなものを見てきたようだね  今日は、そんな彼らの弔いに? (彼女がこんな場所で歌う理由を問うてみる。自分と同じく、単なる散歩のようなものかもしれないが)(投げかけるものが意図しなくとも、投げかけられたものがその言葉を勝手に当てはめることはままある) なら今日は、家に帰れることを祈っておこうかね? (迷わず、それだけを考えて道を歩けば帰れるのだろうか、なんて) [Sat 21 Nov 2009 00:02:02]
フェイト > ( クリスティアはどちらかと言えば封建的な風土だし、異種族がちゃんと根付いて暮らすにはちょっと厳しいかもしれない。訪れた時の印象はそんな感じ。 かく言う自分も異種の端くれ。背に翼を抱えた、夜啼のヒトガタ。 向けられる視線が奇異であれ、好奇心に拠るものであれ 人前に姿を現す身には慣れたもの。線のように細めて笑っていた瑠璃硝子が、ぱちんと一度瞬いて。 つるりとした硝子に映す、相手の姿。時折細めるのは、夜闇に目を凝らすような。 ) ( すぃ、と掲げられる指先が示す、夜の先。 ヒトの輪郭は遠くて、見えるのは導のような灯火の赤。 ちらちらと、瞬く誰かの魂のように。 ) うん。遠くの村では、死ねなかった子達が生きたかった子を食べちゃったり。 夏に眠れなかった蝶々が、黒い雨を運んできたりしてたみたい。 ――案外、訪れてしまえば身近なものだよね。災厄も、災難も。 ( 唇が短く、短い弔いの句を謳う。 さよなら、おやすみ またいつか。 弔い――よりは、子守唄か。 ) それを言ったら、迷子じゃない子の方が珍しくなっちゃうね。行きはよいよい、帰りは怖い――   帰り道の分かる迷子の方が、かえれなくなる事は多いのかもしれないねぇ。 ( 何処かの国、遠い異国のわらべうた。それこそ戯れのように口ずさんで。 覗き込むような距離だって、心臓の音なんて明確に聞こえはしないけど。 考えるように尾を引く歌の仕舞いに、ぽつんとそんな呟き。 ) [Fri 20 Nov 2009 23:51:11]
ディオニュース > (クリスティアに比べ、種が豊富であるとは知っている。時折、通りの片隅にヒトガタとは違うものを見かけることもあった。 しかしながら、目の前でそういったものを見るのは数少なく)(一度目を確かめるようににその姿を確かめれば、その言葉がいたって普通のもので安堵もする。 己が言える立場ではないが)(火列があった、といわれれば、くるりと回る体に導かれて視線を動かす。ぼうとした揺らめき) 残念ながら、最近は、多いようで (とある村での災厄や、奇病。人死が続いている。 かく言う自分も、夕刻過ぎの葬列に加わっていた、と) 帰り道は覚えているつもりだよ、 迷う心があれば迷い子ならば、 それは否定しきれないが (覗き込む瑠璃色に、赤い色を合わせて。返す言葉は、言葉遊びのようにも。 先の胸のうちを表したかのような『迷子』の言葉には、少しどきりと、脈の少ない胸が打つ) [Fri 20 Nov 2009 23:35:37]
フェイト > そっか。ご機嫌ようやお久しぶりは、邪魔したら悪いからね。積もる話は片道通行なのが、ちょっと残念だけど。 ( 口元に添えていた指を外して、安堵を示す仕草の代わりか背の翼が小さく羽ばたく。 闇夜に浮かぶのは金褐色の羽毛。闇を見通す紅玉の目にならば、夜に溶け入る瑠璃藍も捉えられるのかも知れない。 夜の墓地に浮かぶのは、地に足の着かない夜啼雀。 ) あっちの方にね、お弔いの火列が見えたんだ。 ( くるり。身体ごと振り返る素振りが示すのは、名も知らない誰かが葬られた場所で。見たものは恐らく、手向けの葬列が掲げた灯火。目を凝らせば、遠く焔の揺らめきが見えるか否かの距離に、んー?軽く目を凝らしてから、再びくるっと身を翻し。 ) 違う所に光が見えたから、迷った子とかいたら大変だなって思った。 迷子じゃなさそうだねぇ、貴方は。 ( 帽子の鍔に翳れども、鮮やかに映る紅玉の色を覗き込むように、かくんと軽く首傾げ。細めた眼差しがゆるぅく孕む笑みの色。 ) [Fri 20 Nov 2009 23:16:12]
ディオニュース > (長いだけの冗長な暮らし、そう考えたこともある。しかし、そう考えれば、思い出すのだ。もとより求めていたのは、その長い暮らしであると。滅びぬ体で終わらぬ生活を続ける。 それが、第一の目的であったと) なくしてから気づくものもある、か (つまるところ、この街に出てくる前も己は幸せであったはずなのだ。慌しい、新しい刺激を受けることで、そのことを思い出すに至る。 それまで当たり前になってしまっていたそれを)(思いをめぐらせ、意識が内へと入り込んでいて。 その音には気がつかず) ―― 今晩は。 ええ、挨拶はすでに (手元の炎とは違うちらつきと、近くで聞こえた羽音に体を向けながら、返事を返して)(そうしてその姿を見れば、一度からだの動きが止まるだろう。ほぅ、と呟きもらして。シルクハットの鍔の陰からルビィの色が、声の主の全身を見やる) [Fri 20 Nov 2009 23:05:30]
フェイト > ( 何処の言葉とも知れない音が、旋律に乗って流れていくから。それはきっと、うたひびき。 墓地の闇に響くのは、歩みを運ぶ音の代わりに微かな羽ばたき。 ) ( 墓碑の前、佇む影の方へと次第、近付いていくそれの目に、闇に混じって、溶けるように佇んだ姿が映ったか。 うたのひびきが一度止まって。 伴奏のような羽ばたきに、夜に小さな光が散る。 ) ―― こんばんは。 おやすみさんへのご挨拶は、すんだところかな? ( まだだったら、黙るね。 言外にそんな事を示すかのように、指先をそっと唇に添えて。 ) [Fri 20 Nov 2009 22:57:40]
お知らせ > フェイトさんが来ました。 『( うたひびき。 )』 [Fri 20 Nov 2009 22:54:33]
ディオニュース > (その短き生命を見下しはしない。哀れみもしない。 彼らはそれでも、幸せを得られるのだろうから) 願わくば、君の命に幸があったことを (ならば己はどうか) 誰とも知れぬ誰かに、この俺が祈りをささげるのは滑稽だろうが な (十字も切らず、ひざまずきもせず、ただ口の中で過ぎ去った誰かへ、その生きていたころへと祈りをささげ。 そうした自分を哂う)(長らく滅びぬだけで、幸せとは言い切りかねる。少し前は退屈な日々であった。最近は、あわただしさが良い刺激にはなるが『幸せ』を感じるわけでもない) [Fri 20 Nov 2009 22:53:04]
ディオニュース > (富豪の顔と名前は覚えたてだった。街に越して長くはない、其の中で知り合った一人に過ぎない) 人はいずれ老い、その命をなくす  しかし時に、病で、事故で その命をなくす (誰に語るわけでもなく、呟いてゆくは、人間の命の儚さ。 やすやすと滅ばぬ体を持つものから見た、人間の命。数多の死を見てきた) 君たちは、何を見て、逝ったのだ? (目に留まった、適当な墓標の前で足を止め。その奥に眠る誰かに問いかける。当然、答えはない) [Fri 20 Nov 2009 22:43:39]
ディオニュース > (立ち並ぶ十字の墓標。其の合間に、炎が揺らめく。 ウィルオウィスプのように) 墓の下はもっと冷たかろう (揺らめく炎を収めたカンテラを手にして、一人呟くのは貴族風貌の吸血鬼。寒空の下、地面の下へと思いをめぐらす)(惜しくも、先の奇病に罹り、命をなくした富豪の葬列の後、散歩と称して一人歩いている) [Fri 20 Nov 2009 22:34:22]
お知らせ > ディオニュースさんが入室されました。 『(晴れた空の下でボウと灯りが揺れる)』 [Fri 20 Nov 2009 22:27:01]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 [Mon 16 Nov 2009 00:27:34]
アイゼンリッター > (中断) [Mon 16 Nov 2009 00:27:32]
アイゼンリッター > ( [Mon 16 Nov 2009 00:27:27]
お知らせ > ブラッディさんが退室されました。 『( 無数の針が襲い掛かり、二人の姿は晦ました。 )』 [Sun 15 Nov 2009 23:54:38]
アイゼンリッター > (生憎と、自分は弱い。 種族的な宿命だ。 立ちはだかる敵はいつも強者ばかり。 どれだけ鍛えたところで、超えられない壁はいる。 だからこそ自分は技術を磨いたのだ。 先達ての戦いの折に確かめた事だが、相手はただ馬鹿力で武器を振り回すだけだった。 そんな輩に簡単に見切られるような策であるわけが――無い)(相手の血が噴出したのを見て、それがあり得ないと判断。 ――褒められた事ではないけれど、斬られたり刺されたりというのは、自分で何度も体験済みだ。 そして、手にしたロープに伝わる手ごたえに笑う)(逃がすわけがない、という話だ。 鉤爪は切り裂く道具ではなく引っ掛ける道具なのだから)――――ッ!(魔術だの何だの奇妙な力は、即座に発動するわけじゃないらしい。これも身をもって体験したことだ。 相手が駆け出すのならばそれに逆らわず、此方も走り出す。 相手のスピードは折り紙付だ。 血針の群れを、あっさりと掻い潜った) [Sun 15 Nov 2009 23:54:18]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『( 全ては 彼女に 任せて 、 意識が 落ちる。 )』 [Sun 15 Nov 2009 23:53:27]
メアリアン > ( 抱き抱えられてる己には ただ、大人しく掴まる位しか 出来ない。 )  ――――― … ッ、 ( 強く瞑ッていた瞳を 薄ら、開けば 彼女の身体から 血が噴き出した 直後、 )  … 、 ( 血が流れるのは もう 見慣れているけれど、 ) ( 其れが知り合いとなれば 話しは別 なンて。 ) ( 何度か瞬きをして、 口が「あ」の形の固定する。 )  ( 彼女の声を、 言葉を、 ただ、 聞くだけで、 )  ( 大丈夫?、 の言葉も 此の場では出ずに。 )     …――― 、 ( ただ、 ) ( 掴まる手の力を ちょッとだけ強くして、 )  ( 後は、ただ 目を瞑り、 "怖い事゛から ゛見たくないもの゛から 逃げてしまおう。 ) [Sun 15 Nov 2009 23:51:45]
ブラッディ > (肉体的な能力が高いだけの種族を殺害するなら幾らでも方法は存在する。ソレは吸血鬼自身が良く知っている。そして対策を立てた人間がどう仕掛けるかですら慣想像が出来る。) ンじゃ―― …  まァ …。 (着地と同時に、身体の方向を変えた。メアリアンを庇う術に、左肩から右腰まで、一直線に血肉を引き裂いた。数秒後に尋常で無い程の出血が噴き出そう。) テメぇーは 俺が怖いンだ。  俺と決着を付けンのが怖い。 只のクソったれなヤローだ。 だから少女を狙い、手柄を挙げたがッた。 (あっかんべろーッと無邪気な笑顔を仕向けた。)  関係者、 ソレらの友人、知人、会話を交えたヤツ―― 全員が人質だ。 暗黒街の連中の、な。 (敵意も悪意も無い。 噴き出した真っ赤な鮮血。 切れ端となり散らばった黒い衣。 ソレらが真っ黒な色を宿り始め、姿形を変え始めた。無数の針が地面より天上へ伸びて行く。無数の針の真っ先が仮面へ、突き貫こうと伸び始めよう。同時に再びと疾走をし始めよう。) [Sun 15 Nov 2009 23:44:21]
アイゼンリッター > (視界からメアリアンを抱きあげたアクセラレーターの姿が消える。跳躍したのだ。――で、それがどうした? ただ力が強くて速いだけの存在なんて、戦い方は幾らでもある事を自分は知った。 ようするにアレは、この前まで其処らを徘徊していた黒い肌の病人と、さして違いが無いという事だ)(直線的な動きは、着地点も簡単に予想がつく。 踏み出した足を軸に、速度を横へ逃がすことで回転の動きへと変える。 同時にベルトに吊るしたロープを引き抜き――)(――振り向き様、ロープの先端に取り付けられた鉤爪による横薙ぎの一撃が、着地した直後の二人へと襲い掛かる) [Sun 15 Nov 2009 23:31:03]
メアリアン > ――― … 、 解らないから 逃げてるのよ、 ( 裁かれるのは怖い。其れから逃げているのは本当 だけれど、 ) ( 他人に裁かれる理由も解らない。 私に罰を与える事が出来るのは、死ンだ其の人達だけだと 思ッているンだもの。 )  ( 自虐行為だと云われても、 )  ――― 化物ッて、わたしには彼女より あなたの方が  …―― ッ !? ( 引き寄せられた腕に、 ひぅと息を飲ンで、 )  ( はい、と小さく呟けば 彼女の首に抱き付く様に掴まる。 )  ( 声が間近で聞こえる。 ゆるり、視線だけを 一瞬アイゼンリッターに向けて、 )   … ッ、 ( 後方に彼女がとンだ 瞬間、ぎゅ ッと目を瞑ッた。 )  [Sun 15 Nov 2009 23:25:49]
ブラッディ > 化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物化け物―― … ねェ? (舌打ち。ソコに殺意も敵意も生み出さない。寧ろ呆れ果てた感情でしかない。) ―― …勝手にしやがれッ (彼が動き出すより、メアリアンの腕を掴んでは引き寄せよう。首に掴んでろ、と一言を漏らしては姫抱っこをしよう。) テメェー は、 戦場と楽園を行き来して楽してる。 中途半端な人間だ。 ―― … そンな人間を相手にしたくねェーよ。 (視線は彼に留めず、彼女を見下ろそう。そして横目で後方を見遣れば、驚異的な膂力で後方に飛び込もう。スピードもジャンプ力も格段に有利だと知っている。) [Sun 15 Nov 2009 23:19:02]
アイゼンリッター > 馬鹿を言え。解っているから、逃げているんだろうが(裁かれるのが怖いと言っていただろうに。 鉄仮面の下で周囲を確認。地形を把握。 最後に一度、背後の墓標に視線を向ける。 神も悪魔も信じちゃいないが、騒がしくしてすまないとは思う。 だが、今夜だけは勘弁してくれ)どうも、この化け物は、あんたを守るより格好つける方が大事らしい。――――だけど、迫力無しだ。練習しておけ。(さて、始めるとしよう。 軽く身を沈めた次の瞬間、バネが弾けるようにして、メアリアン目掛けて駆け出した) [Sun 15 Nov 2009 23:11:02]
メアリアン > ―― …そうかしら、 ( 酔ッてるのなら何でこンなに苦しいの。 ) … 意味があるのか無いのか、私には 解らないわ、――   …アイゼンリッター 。 ( 声が、聞いた事がある物へと変わッた。 ) ( 声と、振り返る姿で 確信に変わる。 )   …… 、 アクセラ ―― ? ( 握り締めた傘はそのままに、そンな疑問の声。 其れも 霧の中から聞こえた声で、 )   …、 ( 瞬きを 一つ、 ) ( 隣を見遣れば、見知ッた女性。 )  ――――― …、 ( 一歩、引き摺るように 後方へと下がる、 ) … ブラッディ さン、 ――― 、 ( アレを殺して、 ) ( と云う言葉は 声には出せずに。 ただ、きゅ、と 口を噤む。 ) [Sun 15 Nov 2009 23:05:18]
ブラッディ > テメぇー コソ、 悪人からコソコソ隠れやがって、 美学が無ェーンだよッ (少女の姿形では無い。力を抑制した結果。大人の姿だッた。) [Sun 15 Nov 2009 22:58:10]
ブラッディ > テメぇー コソ 「正義深い自分」に酔ッてるだけに過ぎない。 テメぇーの行為に、何の意味がある? (声帯の構造を弄くり、一瞬だけ――アイゼンリッターの声色を真似た。余りにも馬鹿げたお遊びだッた。) ――― …。 ( 出てきたらどうだ。 ) 逃げ隠れするヤツの台詞とは思えねェーなァ…? (霧がメアリアンの隣に集結し始めた。人間の輪郭が鮮明に浮かび上がった。時間の経過と共に、姿形がハッキリと現れてくる。) ―― はァ? 格好付けるッて何よ? (肩から真っ黒な霧が噴後方へ伸びる様に吹き出した。瞬間的に、黒い衣へ成り代わり、裸体の女性に纏った。) [Sun 15 Nov 2009 22:56:42]
アイゼンリッター > ――……いるんだろう、アクセラレイター。 とっとと出てきたらどうだ。 それとも、この殺人鬼を守るより格好つける方が大事なのか? [Sun 15 Nov 2009 22:47:56]
カイン > 自分で自分を罰するのは、ただの自虐行為だ。――「罪深い自分」に酔ってるだけに過ぎない。 そんな行為に、何の意味がある?(声が、変わる。 少女も、そして霧となっている怪物も聞いたことがあるだろう。 地の底を吹き抜ける風のように、低い声音だ)(雨の止んだ天へと視線を向けてから、コートのボタンを外し、脱ぐ。 水を吸って重くなった布地は、あっけなく地面へと落ちる。 だが防寒という役割こそ果たせなかったものの、防水の勤めはしっかりと全うしてくれた。 有難いことだ。 そして、ゆっくりとメアリアンの方へと振り向いた姿は――) [Sun 15 Nov 2009 22:46:38]
メアリアン > ―――― … 誰か、から ? ( 其れは誰?自警団?家族?友人? 殺された張本人? )  … よく 分からない、 ( ポツリ、呟く。 赦しを得る為に罰が必要なのは 解るけれど。其れは、誰かから下されて意味がある? 本当に? )  … 誰かから下された制裁で、 全員罪を悔い改めるかしら。 ( ―― なンて、 これも 私の逃げ なンだろうけど、 )  ( ―― 霧が 満ちる、 )  … 、 ( 何かが落ちる 音が聞こえた。 )  ( 彼に 身体を向けた己には、 其の 何かを被る所は しッかりと 見遣る事が 出来 る、 )  …… ―――、 ( ふと、 霧が集まッて、 )   … ? ( なンだか、 撫ぜられる様な そンな不思議な感覚。 何かなンて、解らないから、 ただ、 前を 見遣り、 ) [Sun 15 Nov 2009 22:42:06]
白い霧 > ( 何処からもなく、声が反響する様に響き渡った。 ) ―――― 詰ッまンねェー … 。 ( 只、二人の遣り取りは何も知らない。 メアリアンに対する強い感情を察した。 メアリアンに危険が襲い掛かる感覚を確かに感じ取った。 ) ( 薄く広がった霧は、――メアリアンの周りに集まる。 メアリアンの場所以外に、遮らせた筈の雨を再びと降り注ぎ始めた。 ) ――― …。 ( まだ霧が保っているに関わらず、メアリアンの頭を撫でようと霧の見えない力が働いた。 )( 霧化の解除 残量1T ) [Sun 15 Nov 2009 22:31:51]
カイン > (――予感はあった)そうだ。 制裁(パニッシュ)は、誰かから下されるからこそ意味がある。 逃れるのは罪だ。 ――殺された人の気持ち、友人や家族を奪われた人の想い。 それに対する、責任がある。(ああ、そうだな、“化け物”。 二度目に会った時、お前はこの殺人鬼の為に現れた。 人を殺して平然としていたお前が、だ。 笑わせる。よほどこの殺人鬼にご執心らしい。 ならば――きっと、来るだろうと思っていたよ)(霧が満ち溢れると同時、バサリと空になったシーバッグが地面に落ちた。 もしも少女が此方を見たならば、青年が“何か”を頭に被るのが、わかっただろう) [Sun 15 Nov 2009 22:24:59]
メアリアン > ―――――― …、 ( 返ッてきた答えに 小さく息を 吐く。 )  … なら、 あなたにはやッぱり 何も分からないン だわ、 ( また殺す だとか、終わらない だとか、 ) ( 両手で持つ傘を 片方、外して、 )  ―――― 制裁は裁かれる事 だけ 、 だと 思います? ( 貴方は、 ) … 、 ( これは、ただの 私の 逃げ かも知れないけれど、 )  … 裁かれる事を恐れて逃げるのは それだけで 罪だと思いますか ?  ( ゆるり、 と 足を 彼へと向け、 振り返る。己が見えるのは 彼の背 だろうか。 )   ―――、 ( 傘を叩く雨の音が 何時の間にか、消えて。 代わりに映るのは 僅か白く 周りを染める 霧。 ) ( 嗚呼、変なお天気、 )( なンて、ぼンやり 考えられる位には、今の自分は落ちつているんだろう。 ) [Sun 15 Nov 2009 22:14:47]
白い霧 > ( 先程まで、墓地の全体に降り注いだ。 その雨が止み上がってしまった。 ) ―――。 ( 不自然な程に、雨が消えた代わりに、真っ白な霧が沸き上がった。 視界を奪うほど濃くて狭い霧ではない。 視界を奪い切らないほど、広範囲で薄っぺらな霧だった。 ――― 人間に当て嵌まるには相応しくないほど、巨大な気配が墓地全体に包み込んでいこう。 )( 霧化の解除 残量2T ) [Sun 15 Nov 2009 22:11:05]
お知らせ > 白い霧さんが入室されました。 『墓地に降り注ぐものは、―― 霧 だけ。』 [Sun 15 Nov 2009 22:06:20]
カイン > わからないな。――わかる訳も無いし、わかりたくもない。(背後で立ち止まった気配。 だが、振り返ることはせず、その視線は墓標へと向けられたままだ。 ああ、そうとも。 わかりたくもない。 当たり前の話だ)俺が知っているのは、単純な事実だけでね。 何人もの人生を叩き壊した殺人鬼が、まだ何の制裁も受けずにいる。 それだけで……そして、それで充分だ。 裁かれる気が無いのなら――終わらせる気も無い。(単純明快な、事実だ) [Sun 15 Nov 2009 22:04:05]
メアリアン > ( 青年が浮かべているのは微笑 なのに、其の奥の感情なンて 見て取れなくて。 )  ( ゛何も知らない人゛の筈なのに、 変に怖い。 )  ――――― 、 ( 傘を差したまま、 すッと 彼の横を通り過ぎようと 歩み進めた足が、 )  ( 声に、 ぴたり、止まる。 ) ( 青年の 少し後ろ の位置で、 )  ――――― 何故、そンな事があなたに分かるの? ( 問い掛けは、極自然に。 何の感情も 持たず、 )   何を ゛終わらせていない゛ の? 何で断言できるの? ―― あなたは、何か知ッてるの? ( ギリ、と 少しだけ唇を噛ンだ。 )( こンな、他人に何が解るッて言うの。 )  ( 貴方には背を向けたまま で、 )  [Sun 15 Nov 2009 21:57:59]
カイン > (少女が墓地から立ち去ろうとしているのならば、青年はスッと横に退いた。 少女が視線を向けても、青年は微笑を浮かべたまま……ただ瞳だけが、笑ってはいない。 「わかっているんだぞ」とでも告げるように)(そして擦れ違い様、囁くように、口を開く)目玉泥棒は――いずれ、また殺す。 我慢できるわけがない。我慢する気も無い。 奴はまだ『終わらせて』いないんだから。(――しばらくの間、目玉泥棒は町から姿を消した。 だが、“それだけ”だ。 息を潜めて、嵐が過ぎるまで巣穴に篭っていたに過ぎない。例えるなら肉食獣が、獲物を待ち伏せるように。 ……簡単なことだ。 目玉泥棒は捕まっていないし、自首もしていない。そして目の前に彼女がいる時点で、自殺した殺されたという線も消える。 まだ“終わっていない”し“終わらせるつもりも無い”のだ。 ――だから、奴は……いや『お前』は殺すつもりなんだろ。 そう、言外に滲ませて) [Sun 15 Nov 2009 21:50:07]
メアリアン > ――――…、 ( 七人、 ) ( 青年から紡がれる言葉に、ただ、 ぼンやり 其の数字だけが 頭に残る、 )  ――――――  …、 そう、 ( ただ、其の言葉しか言えない。 )( 酷いですね、なンて同意は出来ないし、 可哀想、なンて事も 私には言えない。 )  …、 ( ただ、、其の言葉は 何処かで聞いた事のある 台詞。 ) ( じい、と 傘の中から 傘の外に居る青年に 視線を向ける。 )  ( ―― アイゼンリッターと同じ様な事を云うのね。 ) ( 殺された側の人間からすれば、当然の台詞 かもしれないけれど。 )   …、あァ、じゃあ お知り合い なンですね。 ( お仕事関係か、何かか 解らないけれど、 )  ( ゆッくりと彼の先、 出口へと歩みを進め ながら、 )  ―― 私はもう帰るので、… ( どうぞ、と 告げよう。 ) ( 彼女だッて 私が居るより 知り合いが居た方が良いンだろうとも 思う。 ) [Sun 15 Nov 2009 21:42:19]
カイン > 俺が知っている限り、七人が奴に殺されて、ここに眠っている。名前のわからない人もいたから、無銘で葬られた人もいる。 恐らく、もっと多くが殺されてる。(なんとなく、予感めいた物はあった。 あの日、芸能横丁で殺された少女の傍らに転がっていた傘と、赤色の傘に覚える既視感。 ――単なる俺の妄想だろうか? そうでない事を祈ろう)――コンスタンツェには家族がいて、友人がいて、同僚がいた。 他の全員もそうだ。 そして……その全員の人生が踏み躙られ、グチャグチャにされた。 でも、目玉泥棒はまだ人生を謳歌している。(そして、振り返った少女の顔。 我知らず、笑みが浮かんだ。 無論、この少女に対してではない。既に地上から去った女性に向けての、笑みだ)友達? ――恐らくは違うな。 そう何度も逢ったわけじゃあないが、彼女はそう思ってはいなかっただろう。 [Sun 15 Nov 2009 21:31:55]
メアリアン > ――――…、 ( 最低な、 )( 人間なンでしょうね、殺された側の人間からすれば。 )  …、 ( ぎゅう、と 傘を握る手が強くなッて、 )    ――――― … ッ、 ( 背後から聞こえた声に、 振り返る。 ) ( 知らない 人物だ、 )  … 、 ( 何度か瞬きをして、 )  ――― …、 そう、 です か 、 ( 洩れた言葉は そンな もの。 ) ( すぐに、何か言葉が出て来なかッたのは 急に掛けられた声に 吃驚したから。 小さな息を 吐けば、 )   … お友達 ですか …? ( 彼女の。 ) ( 問い掛けは控えめに、 何の感情も 持たず。 ) [Sun 15 Nov 2009 21:28:21]
カイン > …………彼女は、目玉泥棒によって殺された。(雨の中、傘も差さずに、青年は墓地を訪れていた。 長いロングコートはすっかり濡れてしまって防寒の意味を為さないが、特に気に留めた様子もない。 何処にでもいる平凡な男だ。 ただ、片手に下げたシーバッグだけが、服装にそぐわない)(微かに靴音を立てて墓前に立つあなたの後ろまで歩み寄った青年は、赤い傘の人物に対して、そう声をかけた)そして、犯人はまだ――のうのうと生きている。 [Sun 15 Nov 2009 21:21:20]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――――――』 [Sun 15 Nov 2009 21:17:23]
メアリアン > ―――― …、 ( そンな大した知り合いじゃない、 ) ( ただ一度 彼女は仕事として、私はただの一市民として、話をしただけ、 ) ( たッた一度だけ、其れだけ、 )  … それだけ なンだもの、 ( ふるッ、 と首を一度横に振ッて。 )  … …、 ( 此の墓地の中に、何人 自分が殺した人間が居るンだろう。 ) ――――― 、 ( ふと、そンな事を思ッて。 ) … お父さン、 お母さン  コンスタンツェさン、 ( 嗚呼、私は殺した人達の名前も知らないし、 顔だッてもう覚えていない。 )   [Sun 15 Nov 2009 21:05:14]
メアリアン > ( 花も何も持ッてきてはいないから、 何も捧げる事が出来ず、 ただ、ぼンやり ――其の石に刻まれた名を 見遣る。 )   …、 ( お兄ちゃンと両親と、あの女以外では初めてか。 名を知ッている人間を殺したのは、 )   … コンスタンツェ さン、 ( 何であの場所に居たンだろう。 居なかッたら バレなかッたら 殺さなくて良かッたのに。 )  ( なンて、 其れは自分に対しての言訳 なのかしら。 )  ……名前も顔も知らない人だけだッたら あンまり、気にならなかッたの に、 ( ふ、と吐く息が白く濁り。 ) ( 傘を 無意味に くるり、回す。 ) [Sun 15 Nov 2009 20:51:39]
メアリアン > ( ―― 赤い傘を 回す。 )  … ――――― 、 ( 石碑を 確認する様に見遣りながら、 ゆるり、 ゆるり、 歩を進め、 )  ……… 、 ( 一つ、息を吐く。 ) ( やッぱり 在ッた。 )  ――――… 夢、 だッたら良かッたのに、 ( そンな都合の良い話なンて 無くて。一つの墓の前で立ち止まる。 ) [Sun 15 Nov 2009 20:40:01]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『 ( ――  くる、 り 、 )』 [Sun 15 Nov 2009 20:36:03]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『子供が、出来ました ( そっと、お腹に手を当てて )』 [Fri 13 Nov 2009 22:47:16]
ヴァネッサ > ( 白く見える息に笑みを浮かべながら、歩いていれば、目的の場所へとたどり着く。 ) ――よかった ( たどり着けて、ホッとした。まだ、私はこの場所は覚えている。もし、たどり着けなかったらどうしようかと思った。 ) ――また、来ちゃった ( 目の前にある墓石は、両親のもの。 何かがあるたびに、決別しようとして、結局は戻ってきてしまう。 人間だった頃の自分の名残。 本当は、生きていて、人間の自分から報告したかったことだったけど。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:42:50]
ヴァネッサ > ( はぁ。 ) ――ぁ、白ぃ ( 吐く息が目に見える。 気のせいか、寒いって感じる。 変な感じ。 ) 帰ってきたら、二人にも報告しよう… ( 自分の身体の変化を、あの二人が帰ってきたら報告するんだ。 こういうのを、話すのは少し気恥ずかしい。 でも、話す人もそれくらいしかいないだろうし。 いや、何人かいるけど、その人達と逢えるかも分からないし、逢ってしまっていいのかも分からないから。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:23:37]
ヴァネッサ > ( 風で宙を舞う枯葉を見て、思う。 ) ――暖かい格好を、しないと駄目、ね ( 下腹部を優しく撫でる。 触れた下腹部はほんの少し出ている。そんな感じがする。 普通にしていても、お腹がちょっと出てきているような感覚がする。 )( 身体の変化が目に見えて出てくると、実感が急に増してくる。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:10:20]
ヴァネッサ > ( 蝶が消えていた。 )( 墓地を歩いている最中、ふとそう思った。 街中を飛び回っていた蝶も、もういない。 それは、あの奇病が消えてしまったということらしい。街で、話題になっていた。 ) ――これで一安心して、いいのかな ( 風に髪を揺らしながら、ポツと呟く。 きっと、きっとあの子も無事なんだって思えたから。 じゃあ、彼は? 大丈夫。私は信じるしか出来ないから、そう思うことにする。 二人とも何事も無かったように戻ってくるんだ。 そう、自分に言い聞かせる。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:02:41]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『気が付けば』 [Fri 13 Nov 2009 21:56:00]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( 消えたなにかの見るゆめも快いものであるといい )』 [Thu 12 Nov 2009 23:26:06]
トート > Where the sun shines,(おひさまが照るところ) And where the buds grow...(つぼみが花ひらくところ)  ( だから、 ) [Thu 12 Nov 2009 23:25:18]
トート > ( 生者の認識する死神というものと、実際の死神の仕事とは違う。 やたら刈るのでなくサポートがしごと。大体生者たちの思う死神っていうのは死神の道を外れた少数派のアウトローが主だ。 だけど、それを知らない生者に邪魔されることも多い。べつに死神がいなくたって死ぬのに。 損な役回り。 )  … ( でも、それでいい。 )( 死後の世界を語る気なんてないから。それは生者が知るべきものではない )  ―――― ( 少し前まで何処にでもいた蝶は、今は視界の中に一匹もいない )  ―――Butterfly, butterfly,(蝶々、蝶々) Where do you go?(どこへいくの?) [Thu 12 Nov 2009 23:18:39]
トート > ( 暴れ回る死霊の相手に手一杯で原因を突き止めるどころじゃなかった。 そも白いのが関わってるから関われない世界の裏事情とかはさておき。  病に侵された者たちが癒えていくように、死霊たちもまた沈静化しただろうとおもう )  お仕事はおしごとです  けど、 ( 当分は働きたくないなんて、真面目なのか面倒くさがりなのか中途半端な死神は思った ) 倒すのが本業じゃないですし。 ( 導くのがおしごと。だからなるべく魂を傷つけないように、消さないようにと ) [Thu 12 Nov 2009 23:08:17]
トート > ( それから地面に横たわり柄に左手をのせた―― )  … 随分と小さくなったもので。 ( 大鎌、だった筈のモノ。 自嘲気味に唇を歪める ) ( 受肉し損ねたのではなく、それらを成り立たせるための霊体が足りない ) しばらくは 休養、ですね。 ( そういった名目の、休暇がとれれば何よりなのだけど。 おそらく人界におりなくなるだけで、門近くの列整理なんかはやらされるのだろうなと思う ) [Thu 12 Nov 2009 22:54:02]
トート > ( はぁ、と息をつく。 ) … ( 顔を上げればごつり、頭に幹があたった。座り込んだそのままにずるり、背中が滑る。 ぐたり、上げていた顔が糸の切れたように落ちて )  ――― ( 瞬き、そっと瞼を上に押しやる。 久方ぶりに受肉したからだはパーツが足りない。 作りかけの人形みたいに )  …右腕。 左足。  [Thu 12 Nov 2009 22:44:24]
トート > ( 木の根元。 蹲る黒から 響く声は、か細く。 どこか弱々しく )  ―― Whence do you come? (どこからきたの?) ( うたうというより 呟くように。 ) I know not,(知らないよ) ( ぽつり、 ) I ask not,(訊かないで) ( ぽつり。 落としていく言葉 )  Nor ever had a home... (帰るとこもないから) [Thu 12 Nov 2009 22:31:08]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『 Butterfly, butterfly, 』 [Thu 12 Nov 2009 22:19:37]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが帰りました。 『そんなことを考えながら、墓地を後にした』 [Thu 12 Nov 2009 01:34:53]
エシェラ・クラクハインド > …そういえば…蝶、居なくなったなぁ。いきなり夕立が終わるみたいにぱっ、て居なくなった…何かの見間違いか何かだったのかな。でも…私だけじゃなくて沢山の人が見てたから…間違いじゃないよね。うん…(ぶつぶつ。なんだかここに来る度に呟いてるような気がする。静かだし確かに考え事にはいいような気がする。でも毎回たいしたことじゃないような気がするのは気のせいだろうか、なんて) [Thu 12 Nov 2009 01:34:35]
エシェラ・クラクハインド > …でも本当にそうだとすると、やっぱり棺の中で眠って…ということは、これのうちどれかが…御家?(夜の闇に遮られて遠くまでは見えないが、見渡す限り墓石が並ぶ。その下には当然棺が埋められていて、そしてその中には……というところまで考えたところで)…出入り、どうするんだろう(近くの墓石を眺めてみた。正確に重さを測った事は無いけど、どう考えても重い。これを毎回どけて出入りするのは至難の業だ。それに表側を綺麗に整えてないと直ぐにばれてしまうだろう)……横滑りさせるための滑車が……?(段々忍者屋敷じみた仕掛け満載の墓石になりつつある。発想はイメージです) [Thu 12 Nov 2009 01:23:17]
エシェラ・クラクハインド > …いや、当たっていて欲しい…のかと言えばなかなか難しいところで…うん(左手にカンテラを持ち、かつり、こつりと石畳の上を歩いていた。時折ひゅるり、と吹く夜風の冷たさにふるり、と背筋が揺れる)でも吸血鬼ってもっとこう、遠慮無しというか襲い掛かってくるものってイメージがあったけど…色々な人が居るように…吸血鬼にもいろいろな人がいるのかしら(右を向いても、左を向いても…ランタンの灯りでは照らしきれぬ闇が広がる。右手に持った小さめのバスケットケースを軽く揺らして夜空見上げた。そうして見上げた空はどんより曇り空) [Thu 12 Nov 2009 01:15:46]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが入室されました。 『うーん………』 [Thu 12 Nov 2009 01:10:04]
お知らせ > さんが帰りました。 『ひゃっ!(鼻先に落ちた雨粒に、走って戻る事にした)』 [Tue 10 Nov 2009 21:14:09]
> (好きじゃない筈なのに、何処かで引っ張られる感覚があるんだ、こういう場所には。余り目を向けてはいけないって思うのに、時々覗き込みたくなる。だから、場所だけでもアタリをつけておかなくちゃ。無意識に引っ張られてしまわないように。ワンピースの胸元を握り締めて、出来る限り足早に進んでいく。足にまつわるようなスカートの裾が気になって、何だか動きづらい) こんなひらひらしてたら、動きづらそうなのになぁ……(屋敷の侍女さん…メイドさん達は、慣れもあるんだろうけど動きもきびきびしてて。あれくらい働ければ、自分だって働き口は) ……はぁ。(無い物強請りの溜息を、そっと夜に混じらせて) [Tue 10 Nov 2009 21:12:00]
> (白く翳る息、拡散して消える白とは違う気配が視線の先で僅かに蠢くのが見えて、反射的に目を逸らし) ……もどろ。(見てない。見てない。意識的に短く言葉を発して、唇を閉ざす。余計な事を口走らないように。落ち着きかけた鼓動が再燃するのを感じて、胸元抑えたのが無意識) [Tue 10 Nov 2009 20:58:45]
> ……場所が分かれば、取り合えず…いいや。あんまり遅く、なれないし。(自由にしてもいいけど、逃げてはだめ。主である少女が望む時には傍にいる事。後は、食事を運んだり。そんな程度で、今の所望まれてる事は決して多くない。最低限の礼儀作法なんかは、結構厳しく教えられてるけど。理由があって何かを教えられたり、知ったりするのは嫌いじゃない、みたいだ) ……本とか、読めればいいのにな。(本なんて高価なもの、縁もなかったけど。あの家には結構ある。読めないが。は、と零す息が微かに白い) [Tue 10 Nov 2009 20:54:30]
> こっちだと、埋めるのかな。燃やすのかな。流すのかな。(こうしてお墓にする石があるなら、埋めるには違いないのか。どちらかと言えば縦長の石を置きたがるのが故郷の風習だったと思うが、こっちの石は何だか横に長い。それだけで景色は全然違って、おかしな気分) 何か、もっと陰気に…骨とか転がってるのかと思ったけど。(街の墓だと事情が違うのかもしれない。覚えてるのは、殆ど山の中――だったし) [Tue 10 Nov 2009 20:44:16]
> ぅわちっ!?(指先にちりちりとした感触が走って、パッと手を引く。胸の中でばくばく跳ねる心臓と、強張った視線) ……ちりちりした……(怖々と指を見下ろしてみるが、赤くなっていたりはしない。ゆっくり開閉させてみても、動きに支障は無い。まだ収まらない動悸はその侭、安堵の溜息) ……久々だなぁ、これ。…やっぱり、お墓には違いないんだ、此処。 [Tue 10 Nov 2009 20:34:56]
> (名前だけは知っていて、何も見覚えが無い景色を怖々と見渡して、微かに肩を落とす。墓地と一口で括っても、文化が違えば景色も変わる) 石が立ててあるのは一緒みたい…けど、こんな白い石使っていいのかな……?(誰のものとも知れない墓碑の前に立って、刻まれた文字を覗き込むが、読めない。元々、読み書きを習えるような生まれでも無い。墓碑に刻まれたそれは、文字を解せない目には只の傷のようにも見えて) [Tue 10 Nov 2009 20:23:06]
お知らせ > さんが入室されました。 『……何か、変なの。』 [Tue 10 Nov 2009 20:19:55]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 やッぱり室内は良いよね、 ( なンて 実感しながら。 )』 [Mon 9 Nov 2009 00:50:24]
リゼル > ( 殺すか、糧とするか、誰かに預けるか―― 腕に抱いた赤ン坊の行く末は、己の 考え次第なンて。 生まれる事も選べなければ、拾う人間も 選べない。  あァ可哀想。  )  ―――― ン、 ( 好きな様に 、 ) ( 其れでも、殺してあげる方が幸せだ と云われたら、 嗚呼そッか、と 首を捻る位には 赤ン坊に愛着も 無い。 )   …、 ( 赤ン坊の体温は、 冷たい墓地に置き去りにされたからか、 仄かに 温もりを感じるのみで、 )  ( 己には其れを温める事が出来ず、 )    ありがとう、 ( 踵を返す彼の後ろを 付いていく様に 歩く。 )    ( 特に当ても無く 歩く つもりだッたから、 )  ( ちゃッかり 家まで付いてッて、 さり気なく お茶とミルクを 貰うンだろう。 ) [Mon 9 Nov 2009 00:49:07]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 [Mon 9 Nov 2009 00:36:09]
ティス > (如何でも良い。だから殺してあげても良い。貴女の餌になっても良い。墓守に預けても良い―――結局赤子は貴女の手に委ねられる事となったが其れに何か口出しするでも無く) ―――お好きな様に (そう告げる)(嗚呼けれどきっと其の子は殺してあげた方が幸せなのだと男は思う。例え誰かが其れを否定した処でそうですかと徒頷くだけだが) … (瞼がゆっくりと上下して、其れでも視線の先は変わら無い侭)  ―――構いませんよ (そう告げ乍男は踵を返した)(棺屋に寄って墓守に預かった物を手渡せば後は家に帰るだけ)    (もしも途中の別れ所を掴めずに、知らぬ間に貴女が家まで付いて来てしまったら――まあお茶とミルクくらい出して差し上げなくも無い)(無論何処かで別れても男は気に留めはしない) [Mon 9 Nov 2009 00:36:08]
リゼル > ――― うン。 ( 溜息の混じる彼の言葉とは正反対に、己は笑みを浮かべて。 )  ―――――― 、 ( 掲げられたランタンの灯りに、僅かに眼を細めて、 )  ……… 考える。 ( そンな、返答。 )( 彼がエンバーマーだという職業をしている、位しか己には解らない。種族も何も 知らぬけれど、 )  ( 気を赦しがちになるのは 其の色の所為か。似た様な色 なンて、同種族の奴は 事情の有る奴しか知らない。 ) ―――― そう、 ( 苦笑の混じる声音で。 ) ( 無関心。―― 其れも まァ良いとは思うが。 )  ( 視線を下に落として、 赤ン坊を見遣れば 湖水の色した瞳は また、静かに閉じられて。 )   ――――― わたしも、今日は此処を出ようかな。 途中まで一緒に行ッても? ( こてン、と首を傾げて。 ) ( 人形は―― 今日は置いていこう。赤ン坊を持ちながら トランクも、なンて事は出来ない。 ) [Mon 9 Nov 2009 00:24:48]
ティス > ―――然様で。(溜息が混じるのは致し方無い)  ―――― 如何なさるんですか? (唇が弧を描き笑みを浮かべ、ワザとランタンを掲げ貴女の顔を照らし出す。灯り等無くても見えているから其れは一寸した意地悪なのだが――嗚呼そういえば己は貴女の片鱗を垣間見ていても貴女は己が如何あるか知らぬのだったかと男はふと思い至る。人形遣いが墓地で過ごすは不似合いなれど男の職であれば幾らでも弁は立つ上こうして毎回ランタンを携えているのだから)(其れでもきっと兄妹の様に揃った貴女と同じイロが異質) 嫌いなのは私ではありませんよ。私は好きでも嫌いでもありません (如何でも良いです)(男はちらと赤子に視線を馳せそう言葉を紡ぐ)  私はそろそろ行かねばならないのですが―― (言外に貴女はと問おう) [Mon 9 Nov 2009 00:14:30]
リゼル > ――――… あァ、 ( そッか、 なンて軽い言葉。 ) まァ良いよ。聞いてる奴なンて君以外居ないだろうし、 ( 迂闊だッたと云えば迂闊だッた。 眼の前の人間は自分には害がある奴じゃァ無いッて、思ッていたのか なンなのか。 )  本当にね、 ( 残念、と。 元々そンなに親しい人間の数も居なかッたし 気にする程の事じゃァ無い。男の言葉に 僅かに 微苦笑浮かべ。 )  ――― うン。此処に棄てる位だし、そう考えても不自然じゃ無い と思うけど、 ( 要らないと認識してしまえば情も何も無いだろうし。 どッかの誰かと寄り添ッて笑ッているのかも。子供の事なンてすッかり忘れて、 )  ――――… 本当、脆弱だね。 ( 腕に抱えた赤ン坊は軽く、柔らかく。すぐにでも簡単に殺せてしまいそうな、 )  ――――――……、 ( 生きる事が幸せなのか、このまま死ぬ事が幸せなのか。本人じゃ無い己には解らないが、 )   …… そう? ( 厭わしげに、告げられた言葉に 小首傾げたまま 返して、 )  …… あァでも 拾ッてもすぐに死ンじゃうンだろうなァ。 ( ただ、ほンの数日か、数週間か 命を永らえる位で。 )  ( 小さな 息を ひとつ、 )  ――――  ( あァ そう云えば )  … 赤ン坊は嫌い? ( ふと、吐き捨てる様な言葉を思い出して。 ) ( そンなモノ、 と告げた彼は 子供が嫌い なのかと。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:59:45]
ティス > ――― 其の様な事を口にするのがまず迂闊かと? (弱点、だ等と――其れとも己は何もしないと認識されているのかと思い男は微かに微苦笑を呈す) そうですか。其れは残念ですね。 (他人事の様に、否実際他人事だからこそ簡単に云った。尤も男とて仕事上の繋がりと付き合いしか持ち合わせてはいないが) ―――嗚呼、邪魔な荷物は要らないから捨てに来たと。 (成程と僅かに頷く。腹から重荷が消えて清々したと、今頃笑っているのだろうか――恐らく金の髪と湖水の眼を持つのだろう母親は)  … (解り易い要素は処々垣間見せて戴いているが、男には其れを繋げて推し量る気がそもそも無い様である。貴女が何であろうが如何でも良いのか其れとも一々憶測を浮かべ疑った処で詮無いと思っているのか如何か) ―――ミルクなり何なり飲ませなければ、其の侭でも死にますよ (見なかったものとして立ち去ればきっと其の内に)(エンバーマーもそうだが墓守とて好んでなりたいものでは無いだろう。跡取り候補が出来るのは墓守にとっても悪く無いかも知れぬが)    ―――は? (貴女の漏らした言葉に小さく首を傾げ、厭わしげに眉を寄せた) …要りませんよ、そんなモノ (恐らくは赤子の親が、…男の親が、言っただろう思っただろう言の葉を男も吐き捨てる様に口にした)(生きていたって意味なぞ無い。だったら拾うより殺してやる方が余程親切だと) [Sun 8 Nov 2009 23:36:40]
リゼル > ―――… 弱点も何も無ければ自信も持てるンだけど、ね。 ( ふァ、と小さく欠伸を零して。 ) ――― …、 ( 知り合い か、 ) 今何処に居るのか解ンない奴ばッかだなァ。 ( 芸人仲間も、其の他も。頼れる程、頼ろうと思う程の知り合いなンて 居ないのかも知れない。 )  ――案外母親はどッかの誰かと居たりして ね。 ( 布に包まれた赤ン坊は 案外軽い。あァグロテスク、なンと無く解る気がした。 )   …あ、開いた。 ( 眼が。 綺麗な湖水色の瞳。 )  ――――、 ( くる、と振り返り 彼と向かい合わせ、 ) ( 思い返した記憶では 彼に直接的には種族を言ッていない様な 気がする。色々、分かり易い行動は とッていたような気もするけど、 )   …… 簡単に 死にそうだもンね、 ( 言葉に、ひとつ息を吐き。腕に抱えたままの其の子を見遣る。 少し首を捻るだけで、 少し顔を抑えるだけで簡単に殺す事が出来そうだ、 )  …、 ( 子の居ぬ年老いた墓守ならば 跡取りと考える事も有るだろう けど、 )  ( さァ 如何だろう。 )  ――――――― 、 ( じい、 と赤ン坊と 睨めッこでもする様に 見つめ、 )  …… 私が貰ッちゃおうかなァ。 ( 此の子供。 )  ( 再び 彼を見上げれば、 其の赤の瞳を見遣りながら 首を傾げ、 )  ティスは拾うつもりはなかッたンだよね? ( 確認でもする様に、 問いを。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:17:31]
ティス > ―――へぇ (妙な処でしおらしいだ等と思うは不遜か。) 何方か知り合いに頼んでみては? (以前人形使いであると云うは知ったから、芸人仲間でも何でも使えるものは使えば良いと) さぁ。この子を産んだ母親が如何なったかは定かではありませんが――グロテスクですよ、産まれたての赤子というのは。 (どうせ産湯に浸けたりなぞしていないだろう。見てみますかと数歩後ろへ退けば躊躇いも無く抱き上げる貴女。目を閉じた侭の赤子の瞼がうすらと開き――湖水の色を垣間見せた)   … (貴女の返答にクツと喉奥で笑う) (其れらしい事を聞いたのは初対面の時だけ。男に血を流させたいと、其の色を見たいと言った貴女――だが男は貴女が吸血鬼だ等と確信してはいない。場所柄と棺と怪力等、察する要素があるとはいえ。此の場所に居るくらいだから真っ当な人間では無いだろうと揶揄に言葉を紡いだだけで、其の子の感情を味わうのか肉体を食べるのか血を啜るのか魂を喰らうのか迄は考えていない) ―――此処で殺そうかと思っていたのですけど (きっと此処で生き永らえても辛いだけ。ならばいっそ)  其れか、墓守に教えようかと (奴隷ギルドにやられるか墓守の跡取りと育てられるか先の事は知らぬが) [Sun 8 Nov 2009 22:56:52]
リゼル > ―――――…、 ( 少しだけ 考える様な 間、 ) …… まさか、 ( 自信なンて無いよ 、ッて小さく笑う。 ) ( ゛敵゛がなンの力も無い只の人間ならば、話は別だけれど。 )  ――― ただ、ね。家を探すのも 子供ひとりだと難しいンだよね。 ( 忠告は受け取ッたけども、見逃して欲しい。 なンて 言訳の様な。 )  ―――…、 ( 視線は 赤ン坊から 墓石へと映り、 )  あッちの世界で一緒になッて、 ッて事かなァ。 ( ポツン、と呟いた のと 同時くらいに、何かの 羽音。 )   …、 ( ぴたり、 と 彼のすぐ傍で止まり、 ) グロテスク―? ( こてン、と首を傾げて。 此のまま放置され、鳥かなンかに喰われたら グロテスク、にもなるだろうけど。 )  ( 足を 赤ン坊の傍へと 向け、 弱弱しく 尚も声をあげる其の子を 抱きあげンと、 )   ――― 、 ( ぱちり と瞬きをひとつ、 )  …… 、 ( 赤ン坊と、 彼の赤い瞳を 交互に見遣り、 )    ―――― 鳥の餌にするンなら、 ね、 ( 食べる と 続く言葉は 喉の奥で止まり。 ) ( 吸血鬼だッて言ッてたッけ、 なンて 頭の中では記憶を 漁る。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:37:38]
ティス > (赤子の声がか細くなっていっても男は眉を寄せて貴女を見た侭) ――― 其れは (一呼吸) 自信の現れととっても? (何度)(何度此の場所で彼女と見えた事だろう。いい加減ただの少女と思うのは難しい――否、其れは初邂逅から既にそうであったか) (故に此の場に留むは此処に居ても平気だと云う自信が有るからかと)  ―――父親でしょうか(貴女が向けた視線、追う様に)(男も漸く赤子へと目を戻せば其れは其の侭墓石へと向かい呟きを落とした) (赤子の声が微かなものだから墓地の中には再び静寂が戻り掛けている――ばさ、と何処ぞで何か鳥らしき物が飛び立った)   まさか。(貴女の問いに男は肩を竦め) グロテスクだと思って眺めていただけですよ。 (赤子へ落としていた視線を寄り来る貴女へと流せば、目と唇が仄かに笑みを形作り)  ―――― 召し上がられます? [Sun 8 Nov 2009 22:23:12]
リゼル > ( 寝起きも悪ければ 気質も有るのだろう。 両手できちンと棺桶開けて 起きた事等 あまり無い様な気がする。 大抵は 蹴り開ける。 )  ―――…、 ( 赤ン坊の泣き声が 徐々に徐々に、静かな 弱いものとなッて、 )  ( ちら、 と其れに視線を 遣るけども、 ) ――― うン。 …まァまァ、 ( 御機嫌は。 呆れ交じりの其の声に、微苦笑浮かべ ながら、 )  … 良い寝床がなかなか見付からなく て ね? 宿をとる位なら此処で良いか ッて。 ( 忠告はきッちりと覚えているから。 嫌な秘密がばれた子供の様な 表情を。 )  ――― 其処に、 ( 再び 視線向けた赤ン坊 は 浅黒い肌の、 )  …あァ、 ( わざわざ 墓地になンて捨てなくても良いのに、 と内心。 )   ――赤ン坊の泣き声ッて 耳に付くンだよね。 …起こされた。 ( くしゃり と髪を直す様な そンな仕草の 後、 )  ――― で、 君は 拾おうとしてたの? ( 其の赤ン坊の事を。 見た限り、そンな感じはしないが。 )( ゆるり、 足を進めながら 彼の傍まで 行こうか。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:10:14]
ティス > (寝起きが悪いのか生来の気質なのか。眠れる姫君の覚醒にしては随分と荒々しい―――尤も件の音が心当たりの通りならばの話であるが) ――― (近付き来る足音がしても男は身じろぎもせず聞いた事のある足音の調子に耳を傾ける許)(其の間も泣く子に構わず。其の声音が段々弱々しいものに為り行こうとも男は音のする方へ視線を注いだ侭) ―――お目覚めですかお嬢さん。御機嫌の程は麗しく? (在られるかと問うは呆れ交じりの其れ)まだいらっしゃったのですか。 ―――嗚呼、落ちていたんですよ其処に。 (赤ん坊にちらとも視線をくれぬ侭。溜息交じりの調子は忠告した筈だと言いたげな其れ) 如何やら産まれた許の様ですが――起こされました? (赤子の声に) [Sun 8 Nov 2009 21:56:00]
リゼル > ( がン ―― ッ、 ) ( 何かが落ちる音の 後は、 遠くからの音は 消え、 )     …、 ( 泣き叫ぶ 赤ン坊の 声は、 睡眠の妨げになるには十分過ぎる程。 ) ( 何事かと 棺桶から起き出して  ゆるり、 其の声のある 方へ 向かえば、 )   …、 ( ランタンの ぼンやりとした 灯りが 墓地にひとつ。 )  ( 寝惚け眼を擦り、 其の灯りの先を窺えば ―― 、 )   … 、 ( 一度瞬きした後、 若干眉を下げた。 ) ( 墓地に居留まるのは危険だと 此の前助言してくれた 男 だから、 だけど、 )   ―――  ( 其の間も 赤ン坊の泣き声は止まないの だろう。 )  ―――今晩和? 其の子、どうした の? ( あえて、普通に。 少しだけ 離れた場所で そンな言葉を投げかけようか。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:43:58]
ティス > (こうしてランタンを掲げる意味は無く夜目の利く視界に映るは薄く頭に乗った金の産毛に浅黒い肌の色)   (成程間の子かと妙に納得した) …こんな時に産まれてくるから。 (白と黒に塗れた街に産まれてきたから――)  …(否、時頃は関係無いか。あの蝶が飛んでいない時であっても此の子は此処に有っただろう――居たのでは無い) ―――(其れを男は徒々見下ろし。さて如何するかと思い始めた時分――)(静けき夜の間に潜む音) …(響いてくる其に視線を向け聊か眉が寄るのは少し許覚えのある故) [Sun 8 Nov 2009 21:34:18]
> ( 音は、赤ン坊と貴方が居る場所よりも ずッと奥の 人目に付かぬ場所 から、 )  ( がたン、 がた、 )   ( 重いものを蹴り上げる様な そンな音が  赤ン坊の泣き声に混じり  微かに、届くだろう か。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:29:55]
お知らせ > さんが入室されました。 『(  がた  、 )』 [Sun 8 Nov 2009 21:26:47]
ティス > ――― (ざりと不愉快な音を立てて男の靴底が足元の砂を踏んだとてランタンの灯りがひらめいたとて赤子は訪れる者には気付かず目に前に在る者には気付かず徒々泣き喚く許―――)  …否、(もしかしたら知っていて尚) (布に包まり誰ぞの墓の下供えるよに打ち捨てられた赤子) …(手にした灯りに照らされた産まれて間も無いと思しき風体は人間であるだろうにまるで異様。異形。)  ―― (―――此の顔と声ではまるで悪魔だ)(何処が如何天使なのかと男は眉を寄せて首を捻った) [Sun 8 Nov 2009 21:22:09]
ティス > (赤子の泣声) [Sun 8 Nov 2009 21:13:24]
ティス > (静寂を湛えた曇に包まれた墓地の中に響く声が有る) ――――― (聴く者の憐憫を誘う様な高らかな声音) [Sun 8 Nov 2009 21:12:54]
お知らせ > ティスさんが来ました。 『   ―――』 [Sun 8 Nov 2009 21:08:08]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが退室されました。 『それは物語の中だけです。本当にそれをやろうとするなら…(正しい忍術講座が始まるのでした)』 [Sun 8 Nov 2009 01:49:43]
エシェラ・クラクハインド > ……んー(ちぇー。くやしい。そして自分に必要なのはこの動じない精神と思えば、向ける視線に憧れの色も混じるというもの。それこそ、相手の気持ちを知ることも無く)(全てはイメージ、かつ印象。本当に吸血鬼かどうかの確証は未だに無い。でも、エシェラとしてはそこはどうでもよかった。素敵なお嬢様に出会えた事。そこが一番大事…というあたり、やはりどこか螺子が緩んでいるのかもしれない)え、ええ………(きっぱりと問いかけで念を押されれば、頷かずにはいられない。これを学ぼう、と真面目に頷くのと同時に――――口もをと隠す素振りがやっぱり素敵だなぁ、と思うのだった。ふわふわの羽の生えた扇子で口元を隠すお姫様のようだと)有難う御座います(何故か、応じてもらえるのがとても珍しいことのように感じられた。お願いするのなんて初めてなのに。そして、並んで静かに歩き出した。出来れば暫く歩いていたい、と思うような順路を)……も、もし…ですから、ね。ただ、その上でお答えいたしますと…(ここまで来てまだ否定する辺りがやっぱり頑固だった。そして) [Sun 8 Nov 2009 01:48:29]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 水の上歩いたり、壁を直角に走ッたりするンだよね? ( なンて、本知識を 見送る まで )』 [Sun 8 Nov 2009 01:40:36]
リゼル > ( 蝶に触れたら病気になる、 なンて話しだッたら、此の市の殆どが掛ッてしまッているだろうし。 結局、噂なンて 所詮は 憶測。 )  ―――… ふふ、 ( 少女の気持ちなンて解らず。 ただ、楽しげに笑う。 ) ( 夜の貴族 なンて きッと己はそこまで大層な物じゃァ無いけれど。 勘付かれる位には、人間味が無かッたか。 まァ子供が夜の墓場に居る事自体珍しいンだろうし 仕方のない事 かも 知れないけれど。 )   ――― でしょう ? ( 小さく小さく首を傾げ、 )  … 、 ( あァけれど、 ) ( 口を開けて笑うと 犬歯と云うには 発達しすぎた牙が見えたら ばれるか。 口許隠す様に、 すッと 手を当てて、 )    … 良いよ。 此の前の傘のお礼 だ、 ( 入口まで、送りましょう? ) ( とン、 と足先を墓地の入口に向けて 歩き出し、 )   …… ―――、 ( 問い掛け、 ) …… うン。 ただ、本で読ンだ ニンジャとは随分違う ッて 思うくらいかなァ。 ( 信じない理由も無い。 ) ( 忍者の割に 鈍臭い様な、気もする ッて 内心は、笑みに隠して、 )  [Sun 8 Nov 2009 01:38:51]
エシェラ・クラクハインド > そう…ですね。(こくり。あの蝶が原因だとしても、こうもあちこち飛んでいるならもう避けようが無い。そうなると…運。口には出してないが、同じ結論に到るのだった)え?    あ、そ、そうでした…すみません(もう少しで一本取れそうだったのに、やっぱり届かず返された。ちょっと楽しそうだから気にしてないのだとは解るけど…悔しい、のだった。次は負けない)(アンデットにしては腐ってないし、死霊にしてははっきり触れられる。以上2点の消去法と、吸血鬼のもう一つの描かれ方…夜の貴族。それらから導き出されたのが吸血鬼、という答えだった。そして、確かに違うけど――でも、その俗世とはどこか離れた雰囲気が、あのときの憧れを呼び起こすのだった)あ、そ、そうですね……う、ううーん?(いわれてみればそうだ。肌を触れさせるほどの近くにリゼルを感じたまま、頷いた…が、ちょっと首も捻る。ちょっと納得いかないようなところもあるけれど…でも、楽しかった。そしてそれ以上追求しないのだった。少なくとも今日は)    ぁ……(そっと離れていった指先、鼓動が聞こえそうな距離。夜風が煙を浚うように離れて行ったそれに、つい残念そうな声を漏らして…)…そうですね。もう、遅いですし……入り口近くまで、送って…もらえますか?(そう呟いて夜空を見上げた。星が綺麗だった。そして視線を戻して―――申し出を受けてもらえても、そうでなくても)あの…もし、もしですよ?私が実は忍者なんです、なんていったら…信じますか?(そんな問いかけを、帰り際に) [Sun 8 Nov 2009 01:27:53]
リゼル > ――― 噂は嘘か真実か解らないし ね。 ( 真に受けないのが正解か。 掛るも掛らないも、病気ならば運なンじゃないか、なンて。 )  ――――… 私の台詞。 だッて質問したのに、答えてくれないンだン。 ( 拗ねた子供の様な口調 だけども、声は笑いが交じる様な 軽いもの。 )( ゛吸血鬼゛ ッて単語には 少し吃驚した。夜の墓場 なンて、アンデッドとか死霊ッて云われてもいいものなのに。 似た様なもの なのかもしれない けれど。 )  ( 少女の憧れていたお姫様 なンてモノとは 欠片も似つかない けれど、 )   ―――  むう、 ( こンな状況で随分と 強気だ。 ) ( 肌を触れ合ッたまま、 赤い瞳を 見上げて、 )  はずれ だよ。 さッきの答えは。 ( にッこりと 笑う。 )  血を吸うのは吸血鬼だけとは限らないンだよ? 血液嗜好主義とか ―― ナイフで切り刻ンで 飲むの。 ( 吸血鬼 だとは云わない。 己を不利に持ッて行くような答えなンて ね。 )   …… 、  ( くす ッ、 ) ( 少女の吐息に 楽しげに口許を歪め、 )  ( 其の指先も、 身体も 彼女から そッと 離す。 )  さァ て、お喋りはこの位にしよう か 。 ( もう良い時間だしね、 なンて。今までが無かッた様な さらりとした 声。 ) [Sun 8 Nov 2009 01:14:16]
エシェラ・クラクハインド > ……らしい、ですけど…もう、噂みたいなものですから……真に受けないこと、に……してます……(こくこく、とぎこちなく、二度うなづきながら答えた。ブラディリアは掛からないって話だけど、肌が黒いから目立たないだけなのでは?なんて思っていた。あとはやっぱり師の教え。不確かな報に惑わされること無かれ、と)ど、どうって…それは、あの、こっちの、台詞、で………(吸血鬼はそれこそニンジャと同じぐらい…いや、もっと多く物語に出てくる。大体は恐ろしい魔物として描かれているけれど。その眼には魅了の魔力があるというのをどこかで読んだ事がある。…そんなことを今ふと思い出した。何にもならないのに。でも惹かれるのは事実だ。うんとちいさな子供の頃に見た、大きな領主の所のお姫様にあこがれていた頃のような気持ちになる。――――なんだか、考えがもうぐちゃぐちゃだ)   じゃ、じゃあ……さっきの答え、はずれじゃないじゃないですか……っ。(血を吸うと言うのならば、やっぱり吸血鬼じゃないですか、と。そこを認めろ、との異議申し立て。それより優先すべきことがあるのは承知してるし馬鹿げてるのもわかっているけど、賢かったら…家を出て忍者になんてなってない、のだった)  っぁ …… (指先がすぅ…と滑り行けば、唇から吐息が零れ落ちる。深く、熱く…触れればとろりと絡みつきそうな吐息だった) [Sun 8 Nov 2009 01:02:03]
リゼル > ――― 本当に、ね。どッかの人種だけはかからないンだッけ。 詳しくは 知らないンだけど …、 ( 続いて紡がれた言葉には ありがとう、 とだけ告げて。 向けられた善意を 片ッ端から否定する事も無いだろうし。 )  ―――、 ( 頷きに、僅かに 眼を細めて 笑い、 )  …、 ( お昼に墓場 だッて微笑ましい光景では無いのに。 ) ( 緩やかに向けた 瞳には、 狼狽が色濃く表れた少女の顔。 )   … どうした の? ( ただ一言 「 違う 」 ッて否定すれば良いだけなのに。 楽しげに、 弧を描いた口許 は 少し背伸びをすれば 彼女の首筋へと 近付くだろうか。 )  … うン、 はずれ だよ。 ( あの問い掛けに対する 少女の答えは 確かに 外れ。 )  … でも、 君が 其れを望むなら ―― そうしてあげても ? ( くすくす、 ) ( 肌が触れ合えば、 其の背に 指先を すッと 撫ぜらせ様と しながら、 )  如何したい − …? ( そンな 問い掛けを 小さな声で。 ) [Sun 8 Nov 2009 00:49:13]
エシェラ・クラクハインド > そうですね…変な疫病も流行っていて、皆さんかりかりしてらっしゃいますし…(相変わらず真顔で頷き考える。が、途中ではっと気づいて)それはリゼルさんも同じですよ。ですから、リゼルさんも気をつけてくださいね?(自分よりも背が低くて儚げなイメージの彼女。当然といえば当然のことを言っているまで…なのだけれど、大きな海竜に「おぼれないよう注意してくださいね」と注意しているような錯覚を覚えるのはなぜだろう。そんな考えが頭の片隅)え?あ…はい。(少し考えるように目を伏せ、その直後にこく、と頷いた。何をどうしようとかまだ思いつかないけど…ちょっと考えよう。真面目に。取り合えず今はそんなことを決めたのだった)…………(笑う彼女。とっても楽しそうだ。夜中の墓場で笑う女の子なんて、どう考えてもホラーなのだけれど) … (ずっと見ていたい。そんな気持ちが胸のうちにとろりと溜まっていた。いつの間にか)   え     っ?(大きく目を見開いて、明らかに狼狽の色を顔にばっ、と浮かべてしまう。顔をそらして「なんでもありません」と言えれば何とかごまかせる。――――と、思うのだけれど)    っ  … (言葉が出ない。固定されてるみたいに顔も動かせない。ぞくりと背筋を走ったものは、冷たい夜の風なんかじゃなかった)  い、え、あの……だって、違うんですよ、ね…?はずれ、って…………(足は棒立ち。ひんやりと触れた肌から伝わる冷たさが、何故か心地よく感じられてきた。そうして紡ぎだされる言葉を――――どこか止めたい気持ちで唇から送り出した。) [Sun 8 Nov 2009 00:37:28]
リゼル > うン、気を付けて? ――今は物騒だから。悲鳴を聞き付けて自警団とかが来るかもね。 ( なンて、冗談の様に。 )  ( 別に礼を云われる事でも無い。 ふるッと一度だけ首を横に振り、 )  気が向いたら―― 教えてくれれば 、 ( 良いよ、なンて軽い言葉。 3度、同じ場所であッたら もう少し追及してみよう か。 )    ―――― …、 ( くすくす、くすくす。 ) ( 笑いが収まらず。 楽しげに 可笑しそうに、 笑い続けて、 )   … 、  ( ふと、視線を遣る 彼女の表情は、 )  ( さて、 )  何を 期待してたの ?  ( 口許 を孤に描きながら、 赤い瞳を 見つめる。 )  血を飲まれる なンて 体験をしてみたい とか?  ( そンな好奇心は身を滅ぼすよ、 と呟く様に云うけれど。 少女に 肌が触れ合う くらい、近付いていこうか 。 ) [Sun 8 Nov 2009 00:25:11]
エシェラ・クラクハインド > よかったです。次は驚いても変な声だしません。がんばります(安堵の後にぐっ、と軽く握りこぶし握って決意を新たにした。けどそんなに意気込むことかとは自分でもちょっと思ってる)…有難う御座います。(追求が無かったことに静かに感謝を。元はといえば気づけなかった此方が悪いのだから、とも思うのだった)…………… 。(冷たい。手足は寒いと直ぐに冷えるけど、それにしても―――) …ど、どうなんでしょう………っ(くすくすと零れる笑みと声。互いの瞳へ赤といえば赤だけれど、色合いの違う二人の瞳が互いを映していた。――――そして)   あ    。  そ、そうですよね。はずれですよ。あは、あはははは……(小さく漏らした声、思わず浮かべた残念そうな顔色は――――さて、何が惜しかったのだろう。自分の中でもこれ、という理由を見つけられず、乾いた笑いを浮かべるばかりで)……(そっと右手を上げて、今触れられていた頬に掌重ねてみる。――――冷たい。やがて体温に消されてしまうだろうけれど、触れた名残を惜しむように…掌にそっと力を込めた) [Sun 8 Nov 2009 00:18:11]
リゼル > ――― 別に気にしてないよ。 ( 謝る事じゃァ無い、と 。 ) ( お人好しなのか 気が弱いのか、なンなのか。 からかわれそうな子だなあ なンて、 ぼンやり 思い。 小さく息を 吐く。 )  … ふうン。まァ無理には聞きはしない けど、 ( 事情とか 聞いたところで、特に如何と云う事も無い。逆もまた然り。 隠し事なンて 誰にだッてあるものだ。 )   ――――…、 ( 少女の頬は 人間の体温らしく 暖かかッた。 )( 此の体温が手に入れば もッと 人間に近くなるのかな 。 )      … ふふ、 ( 危ない目にあうッて 分かッて意見を変えないのか。 云いながらも信じて無いのか。 )  … ふふッ、 ふ、 ( くすくす、くすくす、 )  ( 笑い声を 洩らして、 )   ( すッと 手を引く。 )  はァ― ずれ。  ( 残念だねぇ? と、小さく 首傾げながら、 悪戯ッこい笑みを浮かべ。 )  ( 種族は正解 だけど、 別に糧を求めて来たわけじゃァ無いから はずれ。 ) [Sun 8 Nov 2009 00:05:36]
エシェラ・クラクハインド > ……すみません。そのあたり鈍くて…(あうう。うなだれるセカンド。任務の上で、とかならいくらでも嘘もつけるし穿つ様な考えも出来る(騙せる、見破れるとはまた別の話)けど、プライペードたとダメだ。でも、気にしてなくてよかった、とちょっと安心するのでした)そ、そうです。(こくこくっ。予定とか事情。かっこ内情は話せませんかっことじるだ。殆ど答えになってない。そしてニンジャはある意味確かに吸血鬼よりレアだった。そも前提からして)……っ。(楽しげな声色と共に伸びてきた手を遮ることも無く、そっと頬に触れる掌を受け入れた。――――冷たい。もう直ぐ冬だし、夜は冷えるから……本当に?そんな考えが頭の中をぐるぐるめぐって)……た、確かにそうですけど……そ、それでいいです…っ!(こくっ。小さくも確かに、はっきりと頷いた。実は頑固だ。周りの状況もあいまってちょっと怖いけど、今更「やっぱりちがうのにしますー」なんて言いたくないと意地を張ったのでした。それに…悪くないかも、とか、とか) [Sat 7 Nov 2009 23:56:44]
リゼル > …………、………あ −…、 ( そう云えば云ッたね、 なンて 。 ) 如何でも良い事は早々に忘れる主義なンだ、 ( 要は 吃驚してないから気にしなくて良い ッて事なンだけれど。 )  …… ふうン?予定とか 事情 ね。 ( 彷徨う視線に、くすくすッと笑い声は大きくなッて。 忍者かどうかなンて解らないし、忍者自体滅多にお目に掛るもンじゃないから、生態を殆ど知らない。 けど、 何か隠し事してるな ッて位は、ぼンやり 解る。 )  ――――… う ン、 ( 反則上等。 首を反対側に、こてン と傾け、 )  ―――――― 、 ( 返された言葉に ぱちッと 瞬き。 )  へえ、驚いた。 ( くすくす、くすくす。 声音は 楽しげに、 )  ( ゆる、 と 少女の頬へと手を伸ばそう か、 )  … もし 私が吸血鬼だとして、 糧を求めて来たン なら 、此の状況は 危ないよね …? ( にッこりと 子供の様に笑ッて。 )  ―― 其の答えで 本当に 良い?  [Sat 7 Nov 2009 23:41:28]
エシェラ・クラクハインド > え?でもさっき驚いたと…あれ、気のせいではないですよね?(確かに聞いた…のだけれど、その当人が冗談を言っている様子も無いので自信が揺らぐ。問い返す言葉の終わりが疑問形)いや、それはその…まあ、色々と、私にも、予定とか、こう、事情が(視線を左右にさまよわせながら、しどろもどろの言い逃れ。実は私忍者でその修行してたんです。なんて言えない。物語の「ニンジャ」は秘匿するどころか生きない名乗ったりするけど、それはお話だって師匠に教えられたから。でもこうして面と向かうお相手が、なんだかとても浮世離れしているので…言ってもいいような気がしないでもない。でもやっぱり言わない。葛藤は深まるばかりだ)……はい。そうです。何をして………え、ええっ!?(前回といい今回といい、なんだかおろおろするばかりだった…ので、今回は一糸報いることが出来た!と喜びかけた矢先に見事な返し技。実際は質問に質問で返すのはアレでソレ、いわば販促みたいなものだけど…)い、いいもの…ですか?ええっと、うーんと…(いいもの、と言われて真面目に考え始めた。そしてううーん、と三回唸った後に…)解りました。実はリゼルさんは吸血鬼で、お腹が空いてきたので糧を得るべく起きてきた…でどうでしょうか(夜と墓場から、酷く安直につなげて吸血鬼、と。「そんなwかえないでしょー」「ですよね」でもほかにおもいつかなくてー」というやり取りでオチが付くのを期待しての発言でした。) [Sat 7 Nov 2009 23:31:51]
リゼル > ―――… 、 ( 謝罪を告げる少女の声に、 少しだけ 不思議そうな顔をして、 ) …… 何で謝るの? ( そンな疑問。 吃驚した、ッて言葉を出したのなンて すッかり忘れている。 ) …… あァ罰ゲームじゃないンだ。じゃあ 肝試し? 墓参り …には、此処までは来ないかなァ? ( 小首傾げたまま、口許には笑みを浮かべて。 ) ( 墓なンて、 こンな時間にこンな子が訪れる様な場所でも無い様な気がする、 し。 )  ――― うン、 ( ふぁ、と 一つだけ欠伸を零し、 )  …え ? ( 何を ッて、 )  … 何を してると思う? ( 問い掛けに 問い掛けで返すのは 試験で云うなら0点か。 けれど、 そンな事は気にしない。 一歩、少女へと 踏みこンで、 )  正解したら良いものあげる。 ( 子供に云う様な、 そンな声音。 ) [Sat 7 Nov 2009 23:17:36]
エシェラ・クラクハインド > う、申し訳ありません…(しゅん。びっくりしたとはいえ大声出しちゃった未熟さと、びっくりさせちゃったという二重でしょんぼり。前者はともかく、後者関係の相手の顔をみる技術はまだまだ未熟。あんまり気にしてない様子が見えてないのでした)そ、そう、ですね。あは、あはは……あ、え?きょ、今日は罰ゲームじゃない、です……ええ(ぎくっ、と背景に書き文字が出るんじゃないか、というほど一瞬体が硬直した。そういえば前回はそんな理由だっけああどうしよう未熟だ私わぁぁぁー…と、脳内で散々反省悶絶意見立法審査検出の末に出た結論が「違います」でした。しかしじゃあ何と問われたら答えが無いオチ)ご、ご意見はありがたく拝聴いたします…それはそれとして、リゼルさんは此方で何を?(あうー、とうなだれていたが葉元気開始。というより、純粋な疑問でも有った。前回といい今回といい、お墓でこの人は何をしているんだろう、と) [Sat 7 Nov 2009 23:08:24]
リゼル > ( 何を考えていたのやら、 ) ( 少女は 己が忍び寄る気配には気付かなかッた 様。 声を掛けた瞬間の 悲鳴にも似た 声。 )   ……、 ( ぱちッと 瞬き一つ。 )  びッくりしたー。  ( 大して 吃驚もしていない ぼンやりした声音で呟いて。 )  ( 此方を振り返る少女に  あぁやッぱり此の前の、 と此処で漸く 以前知り合ッた少女なのだと確信。 間違いだッたら間違いだッたで 脅かして終わり だけど。 )  … うン、晴れた ねー。 今日も罰ゲーム? ( くすくす、ッと 笑い声零しながら。真赤な顔した少女を 見つめ、 )  雨上がりの こンな夜に肝試しはおススメしない なァ? ( こてン、小首傾げた。 )  [Sat 7 Nov 2009 23:01:30]
エシェラ・クラクハインド > …大分掛かっちゃったよね…うーん、しかも出るときすごい音出しちゃったし…(はー…と手近な樹に左手を付いて溜息一つ。棒は木々の合間に打ち捨てた。現代みたいに手持ちで時間を計れるものなんて無いから、はっきりと「何秒!」とは解らないけど明らかに支障より遅い、とうなだれた。それは師匠に比べて遅いのは当然だけど、でもそこに甘んじていてはいけない。いつかは師匠を越えて…なんて思っていた矢先に)ひゃぁぁぁぁぁッ!?(びっくりした。それはもう、絵に描いたようなびっくりっぷりであった。びくんっ!と全身が跳ねて、口から大きな声が漏れちゃう。でも仕方ないじゃない。誰も居ないと思ってたんだもの(誰に言っているのやら)…だっ、誰………あ(大声上げて驚いた直後、いまさら遅いと言われそうだがばっ、と身を翻して声の聞こえた方へと向き直った。そして投げかける誰何の声の途中で、そこにある顔に見覚えがあると気づいて…)ご………御機嫌よう。いいお天気…ですね(ぎくしゃくとお辞儀した後、口から出た言葉はとってもお約束。そして顔真っ赤) [Sat 7 Nov 2009 22:56:09]
リゼル > ( 棺桶の 上、 最初と同じ様に 座り込ンで、 )   ―――――― 、  ( ぴくン、と 鳴る音に 肩が揺れ、 )  また、肝試し かなァ。  ( どッかの誰かが。 ) ( とン、と地に 足を付ければ、 音のする方へ 静かに 歩み寄り、 )   …、 ( 木の合間から どッかで見た様な 少女が見えた。 )  …、 ( くしゃ、と 僅かに髪を掻いて、 )  ―――  御機嫌よう、お嬢さン。 遊びに来た の ?  ( 気付かれぬのなら、そのまま 首を傾げる少女の すぐ後ろまで近寄ッて そンな声掛け。 ) [Sat 7 Nov 2009 22:43:51]
エシェラ・クラクハインド > 道なき道を…さも、何も無きが如く………(深く吐息を零すリゼルの前方15m程。順路を挟む木々の間からがさっ、と疲れた様子でホワイティアの少女が姿を現す。右手にはランタン、左手には折った木の枝のようなものを持ち、はふ、溜息をついていた。そしてくるりと振り返り、自分が出てきた木々の合間を眺めてなにやら首を傾げ始めるだろう。近くに誰かいるということに気づかぬままに) [Sat 7 Nov 2009 22:38:20]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが入室されました。 『      が  さっ』 [Sat 7 Nov 2009 22:31:23]
リゼル >  ―― もう、冬 かァ…。  ( 眼を 開け。 ふ、と小さく吐く息は 白く染まり 消える。 )  ――――… 、  ( 何回目の冬だろう。 )  ……、  ( 冬が終われば また、新しく季節が巡る。 )  …、  ( 何度 繰り返すンだろう。 何度 経験 するンだろうか、 )  ……、 解らない 、 ( ね、と 呟く声と 一緒に 棺桶から起き上がり。 )  … ――――― 、 ( 深く 深く、 息を吐いた。 ) [Sat 7 Nov 2009 22:28:14]
リゼル > ( 明日は晴れる だろうか。 ) ( こてン、と棺桶の上に 寝ころンで、 )  …… 最近は 当てにならない からなァ 。  ( 夜に星が綺麗に見えていても、次の日は豪雨だとか。 ふぁ、と小さな欠伸を零して、 眼を擦る。 )   …、  ( 眠たくて仕方が無い。 もう歳なのかも、なンて ぼンやり 考えながら、 )  ( すう ッと少しだけ 眼を瞑る。 )  ( 背や後頭部に触れる棺桶の 冷たさが なンだか 気持ち悪い。 ) [Sat 7 Nov 2009 22:14:04]
リゼル > ( 墓地の 奥。 地面から掘り起こした ひとつの棺桶の上に座りながら、 ぼンやり 空を見上げた。 )  …… 夜に晴れても ね −…、  ( 星も、月も 好きだけれど。 ) ( 今の問題は そこじゃなく、 )  …… 濡れたな ぁ …、 ( 棺桶が。中までびッしょりと濡れていて 眠る事が出来ない。 雨の中 開けッ放しで 出掛けた 自分が悪いのだけれど、 )   ( はふ、と 息を吐く。 )  ( さァ、 如何しようか 。 )  … 、 ( ぼンやり ぼンやり。 空を見上げた まま。 )  [Sat 7 Nov 2009 22:02:19]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『( ある棺桶の 上―― 、 )』 [Sat 7 Nov 2009 21:56:30]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが帰りました。 『…あれ…直ぐに外に出られるはず…?(忍者の道は一日にして…ならず)』 [Fri 6 Nov 2009 02:34:23]
エシェラ・クラクハインド > ……となると、一番早く出る道は…(もぐもぐ、と二枚目を口に頬ばったまま立ち上がって、すたすたと歩き始めた。もう遅いからそろそろ帰ろう。それにしてもこの季節の雨は本当に寒いなぁ…などと呟きながら、先ほどのお墓を通り過ぎて)…ここを、左…と(自信満々に曲がって――――) [Fri 6 Nov 2009 02:33:28]
エシェラ・クラクハインド > ………と、これは………うん。間違いない。よかった。あってた(そうしててくてくと歩いてるうちに、右手に少し大きめのお墓が見えてくる。それを目にすると足早に駆け寄り、ぐるりと周りを一周して確認。そしてよし間違いない、と自分の頭で作った地図に狂いが無いことを確かめた。)でも、三日目で漸く…まだ甘いなぁ。三回も足を運ぶなら、余程うまく毎回変えてこないと…顔を覚えられちゃう(ふー…と喜び持つかのま。まだまだ修行が足りないと溜息零し、今日の修行はひとまず終了。お墓から少し離れ、順路からも軽く外れた木々の合間でしゃがみこんで、内ポケットをごそごそ…)…頂きます…と(自分で作ったサンドイッチ取り出して、はむはむ、と雨音が響く中食べ始めた。辺りは真っ暗で、ランタンからほんの少し漏れるように零れた光が照らす木の根っこぐらいだ、見えるものといえば) [Fri 6 Nov 2009 02:22:13]
エシェラ・クラクハインド > ……多分ここが…で、だから表から見ると……のはずだから(足を止め、ぶつぶつ一人何か呟いた。足を止めたところは丁度順路が分岐している一角。真っ直ぐ進むか右に曲がるかのどちらかだった。その道の、右を眺めて…こく、と小さく頷いて)これでさっきのお墓にたどり着けば、私の頭の中で作った地図に間違いが無い、ってことになる。うまく出来てるといいけど…(今歩いているのは、紛れも無い修行の一貫であった。途中で書き記さず、かつ周りをじろじろと見ずに歩いて地理を覚える。そして帰ってから地図を作成するのだ。勿論今はそうして地図を作っても特に意味は無い。だが、忍者の本領は知られずに情報を得ること。師にはそう教えられた。…今も少しは思うけど、物語とかに出てくる「ニンジャ」とはかけ離れた、ものすごく地味な仕事ばっかり。) [Fri 6 Nov 2009 02:10:30]
エシェラ・クラクハインド > (右手に傘、左手にランタン。ただしシャッターを絞って光を非常に細くしてある。そんなランタンを軽く掲げつつ、傘を雨が打つ音を聞きながら静かに順路を歩いていた。特に何も気にした様子無くてくてくと。ただ時折、視線を左右へささっ、と走らせた。可能な限り――今は誰も周りにいないけれど――気取られぬように) [Fri 6 Nov 2009 02:04:03]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが来ました。 『………』 [Fri 6 Nov 2009 02:01:47]
お知らせ > シェーラさんが帰りました。 『 死人に口なし――と。 』 [Thu 5 Nov 2009 16:51:06]
シェーラ > こういうのを何と言いましたっけ―― ああ、思い出しました。 ( 確か、トキノミヤコ辺りの言葉で ) [Thu 5 Nov 2009 16:50:39]
シェーラ > 大分昔にいずこかで見たような、同じような事が何処かで繰り返されてきたような。 ( 呟きを掻き消して、響くのは雨音 ) ( 流れ染み込む水の音だけが、鮮明に夕闇が落ちるまでの空を満たす。空白の時間 ) ……気のせいかと思いますが、貴方なら御存知かと思いましたので。Master. ( 沈黙は、目を閉じて再び開くまでの間 ) [Thu 5 Nov 2009 16:48:55]
シェーラ > 昨今お目通りに向かわないようには、したいものと思いますよ。 ( 顔向け出来たものじゃない以前に ) ( 絶対指さして笑われるので、それは避けたい所です ) 地獄やら災厄やら終末やらと謳われた災難は、これまでも見てきたものですけれど、このような病やらの類は、何でしょうね―― ( 首傾げると、濡れた髪が雫を孕んで重たく流れ ) ( 墓石に下ろした視線は、平静の色を保つ侭に ) [Thu 5 Nov 2009 16:40:35]
シェーラ > 昨今は報告すべき事例等は、得に見受けられは―― ( 視界にひらり、白黒紋様 ) ( ………… ) そちらが多少賑やかになっている恐れはありますが、当方としては今の所元気です。 ( 古びた黒衣の袖を捲り上げ ) ( 腕に斑点は見当たらない。不自然に黒く染まっている事も無い ) ご健在でしたら、さぞかし張り切って調べに走って結果として、苦労するのは此方だった気もしますが、仮定論法に然程の意味は無いので更に略。 不景気は困ったものではありますが。 ( 仕事が見付かりませんMaster. ) ( 伏せる視線と物憂げな顔 ) ( 頭の中は金勘定 ) [Thu 5 Nov 2009 16:32:22]
シェーラ > ( 墓地の片隅、黙秘権の永久行使を常とする墓石を見下ろし ) 天啓は夜に、月明かりの合間から顔を出すものだ等と仰って、年甲斐も無く夜更かしをなされる事で、寿命メーターは確実に削り落としていたとは、僭越ながら思いますよ。今更言っても詮無い事ですが。 ( 言っても聞かなかったであろう確率プライスレス ) ( 信頼の品質保証 ) ( 傘も差さずに濡れながら、冷えた様子を殊更見せるでも無く ) 別段、今更思い出話など語った所で意味も無いので、後は以下略と致しておきますが。 [Thu 5 Nov 2009 16:24:47]
シェーラ > 余り深夜の訪問はお好きで無かったとつい先日思い出したので、まだ日のある時間に来てみました。 ( 昼日中――と言い切るには、少し襲い時間帯 ) ( 夕暮れにはまだ少しの時間を必要とするも、照らす陽光も今は無い ) とはいえ、昼日中は概ねおやすみなされておりましたので、尋ねてらっしゃる物好き様はどちらにせよ、夜中の訪問を強いられたと思うのですが、如何なものだったのでしょう。 [Thu 5 Nov 2009 16:19:20]
お知らせ > シェーラさんが来ました。 『 Hello Master. 』 [Thu 5 Nov 2009 16:17:33]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『( 結局 小屋で少し休憩した後に、 お家に 帰ッた 。 )』 [Wed 4 Nov 2009 22:22:56]
ハニィ > (  眼の前に居たのは、 墓守。  )   ……… う、 うゅ… ッ、 ( 涙目になッた眼で 見上げて、 ) ( へなへなと身体の力が抜けた。 )  …… 、 ( 子供があまり遅くに来ちゃ駄目だよ、 なンてアドバイスを受け取ッて、 こくこく、頷いて。 )  … は、 はぅ …もうかえる のぅ。 ( 心臓がまだバクバクしてる。 立ち上がろうにも、腰が抜けて 力が入らなくッて。 ) [Wed 4 Nov 2009 22:22:20]
ハニィ > ( 真ッ暗闇の墓地は 強がッててもやッぱり怖い。 すくッと勢い良く立ち上ッて、胸元で手を包み合わせながら、辺りを見渡す。 )   …、 ( 右向いて、 )  …、 ( 左向いて、 )  …、 ( 上向いて、 ) …、 ( 前向いて、 ) ―――――… はあ… ッ、 ( 何も無くて。 安堵した様に息を吐けば くるッと振り返り、 )  ――――ッッ  ( 眼の前に 灯りが ひとぉつ。 )  ひゃぁああぁああッッッ…!!! ( 大絶叫。 べたン、と尻餅付いて 其の灯りを指差しながら 金魚みたいに 口を ぱくぱく と。 ) [Wed 4 Nov 2009 22:19:04]
ハニィ > ―――……、 ( 暫く、黙り。 周りの音に耳を澄ました 後、 )  うううううううーッッ …!  ( ぺちン、と自分の頬を両手で叩く。 )  ハニィは、だいじょーぶ なのぅ 、強いこ なンだか らー! あンなの へーき。 みンな、優しいから だいじょーぶ なのぅッ、 ( ぶンぶン激しく首を振ッて、 )  ( 赤い、赤い 色は忘れてしまわなきゃ。 夢 だッたンだ。だッて、どうしたッて゛ワタシ゛が助けられる筈なンて ないンだから。だから、 夢。 )  つよい … つよいン だもン。 こわいもの なンて、へッちゃら なのぅ ッ、 ( ふン、と胸を張ッて、 )  ( ガサガサッと激しくなッた草音に、 ひぅ ッて息が詰まり、身を縮めた。 ) [Wed 4 Nov 2009 22:09:36]
ハニィ >  おばーさまのねー、教えてくれたソーウィンとは ここはちがう みたい なのぅ 。 ( 置いた飴玉に視線を移して、 )  ゛トリックオアトリート゛ っていうと、おかし もらえる のぅッ。 これはねー、紅梅さまがくれたン だ よー。 ( にへらッと墓に向かい、笑う。お婆様の魂が、此処に有るとは思わない から。 どうか、楽園まで届きますよーに ッてお願いしながらの、お喋り。 )  …… こわい ことも、あッた けど、 みんな、やさしい  のぅ。 ( おばーさまが言ッていた世界より、優しい。 ――今は。 )  …… だから、 安心して ねー、 おばーさま。 ( 其の場にしゃがみこンで、緩い笑顔を浮かべたまま、 )   ( 墓石に触れる。 )  ( かさかさ ッと鳴る草音。 土の音。 おばーさまが居るのかな、 なンて少し 思ッたりして。 ) [Wed 4 Nov 2009 21:57:23]
ハニィ > ( お婆様のお墓の前に ぽと ッて置いて、 )    ……、 ( パプテスの人達がするみたいな、十字を切る動作を 。 ) ( 墓地の中では比較的隅ッこの、まだ新しいお墓の前。 まッ黒な翅の娘は ただ、祈りを捧げる様に 少しの間 眼を瞑り、 )  ( ぱちり、 ッと開いた。 ) [Wed 4 Nov 2009 21:49:03]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( 綺麗な飴玉を 一個、 )』 [Wed 4 Nov 2009 21:46:34]
お知らせ > 灯火さんが帰りました。 『これも一つのメシの種ってなもンだ。』 [Sun 25 Oct 2009 14:05:46]
灯火 > (缶の中で顔料をぐちゃぐちゃと撹拌し、刷毛で濃度や粘りけを確かめる。刷毛からどろりと顔料を滴らせながら、口元だけがやはりにやにやと笑って) 花に埋もれりゃわかんねぇ程度にゃ、きっちり化粧してやらさ。別嬪さん。 [Sun 25 Oct 2009 14:04:31]
灯火 > そんなツラで眠らせるのは心苦しいって輩がいるから、こっちが出張る余地があるってなもンだからねぇ。(掠れた咳のような笑い声。床にしゃがみ込み、荷物を探る。鏝やら縫い針やら綿花やら、一見すれば繋がりの訳が分からない物品を、慣れた様子で並べて。最後に塗料缶のようなものをドンと置き) それとも、そンな人を置いてっちまったなら、やっぱり不運かもしれンねぇ。まぁいいさ。 [Sun 25 Oct 2009 13:59:32]
灯火 > おぅやおや、随分苦しい目にあったらしい。もうちょっとマシな顔で死にたかったって思ったかい?このタチの悪いクソ病は、そんな気持ちも置いてかせちまったかい?(苦悶の表情で固定された黒い顔面を無遠慮に撫で回し、にやにやと歪んだ口元は問いかけのように) ……まぁ、何だね。それでもアンタは幸運の部類かもしれんさ。(曲がった背中を億劫そうにゆすり、担いで来た荷物を足元に下ろす。それなりに重みと嵩のある音がした) [Sun 25 Oct 2009 13:53:13]
灯火 > しかし黒いのばっかりだね。別の色を探すのがまるで間違い探しだ。ハハッ(掠れた咳のような声は笑うのに似ていた。杖をつきながら緩慢に中へと足を進める。ゆっくりと首を巡らせて、物言わぬカラダの群れを確かめるように。低い台の上に安置された死体の傍らで足を止め、手袋に覆われた手をぬぅと伸ばす) [Sun 25 Oct 2009 13:46:31]
灯火 > 商売繁盛とはいっても限度があろうにねぇ。ったく。(墓地の片隅にひっそり佇む遺体安置所――言ってしまえば死体置き場にぶつくさと愚痴る声が響く。遮蔽物を通しているかのように判然としない、奇妙にしゃがれたような声。杖を片手に背中を丸めた、黒いローブ姿の人影がその出所) [Sun 25 Oct 2009 13:40:28]
お知らせ > 灯火さんが入室されました。 『やれやれ……』 [Sun 25 Oct 2009 13:38:35]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが帰りました。 『…え、様付け、して…ましたか?私?(言われて気づき、首を傾げる、と。)』 [Fri 23 Oct 2009 03:57:47]
エシェラ・クラクハインド > (触れた手の甲が冷たいのは―――雨に濡れていたから。それが結論。その真偽を疑うことすらせず、そして静かに唇を離して…)社交…ですね。好意もあれば、只の挨拶代わり、というのもあります。私の気持ちは…今の唇に込めました。伝わっていれば幸いと…存じます(少し冷えた唇の上、名残を惜しむように指先でなぞった。そして、思い起こすように、静かに眼を閉じたのとほぼ同時に)…………ぁ………(髪に触れる、柔らかな感触。驚きに開いた目を、瞬く間にしっとりと伏せさせて…) [Fri 23 Oct 2009 03:56:48]
エシェラ・クラクハインド > ……不思議です。そう言われると…そんな気がしてきました(しとしとと降る雨、傘に当たってはじける雨音。―――どこか、違う世界に来てしまったかのよう。そんな思いが、静かに頭を横切って行った)……あ、いえ。私にとっては、寧ろ望むところ、でしたので…だから、気になさらないでください。(その実情は離せないけれど、自分にとっては不幸ではない、と大事なところを素直に伝えて…静かに、目を細めた)……雨に濡れて…首筋に絡み付いていた髪が、とても(返す言葉は、そんな感想じみたもの。というか、感想。うっとりと夢見るように眼を細めながら紡ぎだす)………そう、ですか。慣れていらっしゃるんですね(追求や疑問は、そろそろ瞼を閉じてお休みの時に入った模様。なぜ墓場にいるのか。どうしてそんなに平然としているのか。―――らしいから、いいか。もうそんな結論が出る始末。そして、共に歩き出す…その前に) [Fri 23 Oct 2009 03:50:35]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 ―― リゼルで良いよ。 ( 様付けは慣れない、なンて。 軽く笑い、 墓地の外へ ―― )』 [Fri 23 Oct 2009 03:40:22]
リゼル > ――― 墓地に、私はよく居るからね。 …… ふふ、そう だね――。でも、そンな特別な事じゃないよ。 ( 別に、何が出て来たとしても勝てる とか 逃げられる、とか。そンな無自覚な自信 故。 )   … うン、じゃあ 一緒に行こう? ( 想像していた通りの答えを 紡いでくれた彼女へ。 僅かに 笑みを浮かべて、手を差し出そうか。 )  ( 蝶も、蝙蝠も、少女自身も演者だと 云うならば。子供も 演者に過ぎない。墓に居る アンデッドの一人 だ。 )    …?――― なぁに いきなり ? ( 先までとは違う真剣な様子に、 首を傾げ。 別に減るもンじゃない、と 左手を 差し出そう。 )    …、 人は、 ( 甲に 軽い口付けの感触。 其れを 血の色で見遣り、 )  好意を向けた相手に するン だッけ ? ( 軽いキスも、深いキスも。 あァ其れならば、 )  ――… 、 ( また 次に逢えたのなら 友達に なッてくれるだろうか。 )  ( そンな思いを込め、 彼女の柔らかな髪に 口付けようか。 ――避けられたら 其れは其れで 構わない。 どちらにせよ、 すぐに 離し、 ) [Fri 23 Oct 2009 03:39:34]
リゼル > ( 如何すれば、と尋ねられたとしても 自分で考えろ、と云いそうな子供。如何すれば良いかなンて自分でも分かッていなそうだ。 ) ――― うン、そういうもの。 人が多いか少ないか 位の差じゃないかな? ( 其れは、子供にとッての感覚だけれど。 偉そうに、さも当然の様に 真実の様に。 告げる故の、説得力 かもしれない。其処には 裏取りも何も 無いンだから。 )    …君にはそう見える? ふぅ ン、 ( 可笑しげに口許を歪め。 見当違いの彼女の思考は 読み取る事が出来ないけど 。 褒められるのは 嫌じゃ無い。少し 照れ臭いけど。 ――其れは顔には 出したりしない。 )  ――― 勘当… 、そう、変な事云ッたね。 ( 御免、と告げる声は小さく。 ) ―――― 子供に 艶めかしいッて ?まァ 思うのは自由 だし、告げるのも自由か。 ( はッきりと告げられた其の言葉に、 何度か瞬きを。 優しい愛らしい笑み見遣れば、 やはり そッぽを向いた。面と向かい好意や本音を向けられるのは 得意じゃ無い。 )  [Fri 23 Oct 2009 03:32:16]
エシェラ・クラクハインド > ……………なんだか、ここをよく知ってそうな……やっぱり、墓地で眠れるような人は違うんですね…(「騒ぎ立てなければ…」と「怖がり」。闇に隠れて本当に何か来ている可能性もあるのに、まるで全部わかっている上で言っているような印象を受けた。でも、気にはなるけど追求しないことにした。多分突き止めたっていいことはなさそうだから)の、残らないです。ご一緒させていただきたいと思います…よろしいですか?リゼルさま(流石にこんなところで一人になりたいとは思わない。とりあえず今日の修行ノルマ分は達成したし。ちょっと足りないような気がするのは気のせいで処理。最近目に見えて増えた白黒の蝶と、小さな蝙蝠。ともすればこの墓場が舞台で、蝙蝠も蝶も、そして自分も演者になったかのよう。なんでそんなことを思いついたのか、自分でも解らないけど…とにかくそう思うのでした。そして)……(なにやら妙に真剣な面持ちで何か考えた後、静かに体の向きをリゼルへと向けて)……もし、お嫌であれば…遠慮なく頬を打って頂いて構いませんので……左のお手を、拝借させていただけませんか?(そうして手を差し出せば、その手を取って…止めたりしなければ、手の甲にちゅ…と軽く口付けしようとするだろう。勿論阻止は立ったまま気絶でもしてない限り可能なぐらいの速度である) [Fri 23 Oct 2009 03:21:20]
エシェラ・クラクハインド > (もしもの話なので本人が知る由はないが、その事実を知れば「ではどうすれば…」とうなだれるだろう。うぅー、とかうなだれながら)…そ、そういうものなのですか…(あまりに自然に紡がれた言葉が、静かにしかしさも当然の如く説得力を纏う。なんだか、この人が言うと本当にそんな気がしてくるのは―――気の迷いだろうか。リゼルのそれとは色合いの違う赤い瞳が、そっぽを向いたリゼルの横顔を映して…)そうなのですか?サロンで寛がれていてもおかしくないとお見受けしますけれど…あ、ありがとう御座います(どこか市井の人間とは一線を画した雰囲気から、国王が無視できないレベルの貴族の家の人なんじゃないか、という考えが鎌首をもたげていた。だから――逆に、おべっかじゃない本音を聞いたのが久しぶりだったのかな、と全く以って見当外れの考えが頭の中でくるり、めぐってた。そして名前を褒められると眼をぱちくりさせた後にはにかんだ。それはもう嬉しそうに)………既に勘当されたようなものですので、はっきり言って関わりはありませんが…(はい、もいいえも言わない。只、ぼんやりとした遠くの風景のような事実だけを口にして)…そうでしょうか。お相手の年齢に関わらず、そう感じたのであれば…いいと、思うんです(珍しくここだけははっきりと、子供(に見える相手)に向けてもいいんじゃないですか?と。はっきり返すのだった。しかもどこと無く嬉しそうに笑みを浮かべながら [Fri 23 Oct 2009 03:21:11]
リゼル > ( しゃがンで見られてもきッと文句は言うが。 肯定の彼女の言葉に、ひとつ 頷いて。 ) ――― そうかな? 墓地だッて他と変わらない よ。 ( 向けられた赤色の視線を 見上げ返して。この身長の差が憎らしい。 ――謝罪には、別に、 と そッぽ向きながら。 ) ――― 素敵、なンて 云われたの久し振りだな。 ありがとう。 …エシェラも 綺麗な名前 だね。 ( 綺麗に笑う少女に、 子供は 少しばかり口許を緩める のみ。 ) ―― ふうン。 貴族の娘とか? …そうは見えないけど。 ――― 艶めかしいとか、子供に向かッて云う台詞じゃ無いな。 ( 何処か可笑しな弁論に、気を害す事も無く。 くすくす、楽しげに笑う。 彼女は、からかいがいのある 人間だ。 )   ―― 罰ゲームね、 まァ変に騒ぎ立てなければ構わないけど。      …うン、嘘 だもン。 ( 何も無いと口尖らせる彼女に、 こてン 首を傾げ 悪びれも無く。 )   ―――… ふふ。 怖がり。 ( ポツン、 呟いて。 )  … さて、 私はこれから散歩に 行くけど ――― 一人で此処に残る?エシェラ ? ( 片手で持ッていたトランクを両手で支え、 きィ ――小さな泣き声と共に 蝙蝠が舞う。 ひらり、舞う 白黒の蝶と一緒に。 )  ( 如何する? と 首を小さく傾げながら 。 貴女の返事を 待とうか。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:53:20]
エシェラ・クラクハインド > ……あ、はい……わかりました(身長が違うのだから、仕方ないのでは…と思うものの口には出さない。それでは、今度見つめるときはしゃがんで見ましょう、とポジティブシンキン。冷えた手が伝えた冷たさが、頭を冷やした…にしては違う意味でホットだった。)寝て起きたら…ですか。墓地で寝る…凄い精神力ですね……(そうつぶやきながら、すごいなー、と思いながら視線をリゼルに向けた。じぃ。そして2秒ほど凝視したところで)あ、す、すみません…(また上から見下ろしたのに自分で気づいて謝るのでした)リゼルさん、ですか…素敵なお名前です。(そう返す傘持つ少女は、楽しげに目を細め笑みを浮かべて…)あ、その…実家が厳しかったもので、つい…出てしまうんです。え?が、ガン見、ですか?いえそれはガン見では無くてそのー……濡れて張り付いた髪がなまめかしいなぁ…とか、思ってつい見とれて…(なにやら弁解が始まるが、言ってることがちょっとおかしいような気がする。かも知れない)わ、私もそう思ったんですけど、だからこその罰ゲームだって言われちゃって………?(指を背後に向けて指され――まるで後ろに何かいるような、墓場から起きてきたものがいるような言葉を投げかけられる。と)…お、脅かさないでください……何もいないじゃないですか…(恐る恐る振り向いて、何もないのを見てからふー、とタメイキ零してちょっと唇尖らせた。――――でも、なんだろう。この人が言えば、本当に出てきそうな気がする。なぜか、そんな漠然とした予感というか感覚が…そっと背筋を撫ででいった気がする) [Fri 23 Oct 2009 02:40:11]
リゼル > ( 少女の動作を視界に捉えながら、 彼女の向こう、虚空を見遣る。 雨は未だ シトシト、降り続いている様。 忌々しげに 肌に張り付いた髪を 梳かし、 )   ( チョップは当たッた様。 伸ばした手はすぐに少女から離し、 ) ――― …まァ、 別に良いけど。 私、見下ろされるのは嫌い なンだ。 ( 覚えておけと云わンばかりの 声音。彼女から離した手は 僅かに少女の熱が伝ッて。心地良いけれど、 落ち着かない。 ) ―――… 寝て起きたら夜だッた ッてだけだよ。 ( 嘘は 云ッて無い。 ゆる と、彼女の瞳へ再び視線を向け、 )  エシェラ――…? ( とン、と 傘の中へと入り。 ) 私は リゼル。 よろしく ? ( こてン、と小首を傾げて 。 )  ――― 随分と、礼儀正しいンだね …。 ( ガン見してた人物と同じには見えないよ、 なンて軽口を紡ぎながら。 返された、少女が此処に居る理由 に関しては、 ふうン? と口許を笑みに変え、 ) ―― 随分と季節外れ だし、 こンな時間にやるのは危ないン じゃないかな? だッて、 ねぇ、 ほら ――…、 ( 指を差すのは、少女を通してすぐ後ろ。 …貴女の背後。 )  … この時間はね、 アンデッドが起きだす時間 なンだよ ――…? ( 要は、貴女の後ろにお化けが居るよ 、ッてね。 … 冗談 だけど。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:23:35]
エシェラ・クラクハインド > (静かに、深く、長く。吐いて……吸って………塩の満ち欠けより緩やかに、されど最後のカマイタチが薬をつけるよりは早く。教えられた呼吸の整え方を静かに繰り返す。そうしているうちに震えていた膝も止まり、心も落ち着くという寸法だ。それはいいのだが)………(あ、なんか不機嫌に…?でも、そんな顔も可愛いかなぁ…なんて思っていたら)あうっ?も、申し訳御座いません…(本当は遮るなり、避けるなり…するべきだったのだけれど、どうにも殺気もなにも感じなかったのでつい無防備採択。そして直撃。で、濡れた彼女の手の感触がどこと無く冷たくて気持ちよかった、なんて思うのでした)ええ…どうやら、そのようですね。……こんな夜に、傘も差さずに…如何なさったのですか?ええっと…私はエシェラと申します。お嬢様、お名前は?(近づいてくる彼女を遮りはせず、程なくして二人は同じ傘の下。その状態から僅かに体の向きをリゼルに向け、自分の名を告げた後に名を問うのだった。右手を自分の胸に重ね「簡略の礼にて失礼します」と静かに呟いた後に)(で)……………ば、罰ゲームで…季節外れの、肝試し……です(問いかけには、誤魔化しを、ひとつ) [Fri 23 Oct 2009 02:11:30]
リゼル > ( 僅かに眼の前の少女の身体は震えている様な 気がした。雨の所為で冷えたのか、恐怖なのか、 分からないけれど。 其の様子は可笑しくて、 くすくす 笑う。 ) ―――…そう、人間。アンデッドでもないみたい だね。 ふうン、なンでこンな所に …――、 ( 兎に角 見られていた。見下される事ほど不愉快な事は無い。 ムス、と口を一文字に結び、 )  ―― …そンなに見るな。 ( 少しだけ背伸びをして、額を軽く叩こうか。チョップな感じに。 )   …、 ( 呟かれた 言葉が、何を意味するかは解らないけど。 すとン、と踵を元に戻せば、 )  お化けでも人形でも ない、よ。生きてるよ。 ―― 私もね。 うン、御機嫌よう? ( のンびりとしたテンポで、紡ぐ言葉。 あえて 人間だ、とは云わず。 )  ( 少女の差す傘に入れて貰おうと、一歩近付く。 )  ―― で、 なンでこンな時間に 此処に居るの …?おねーさン? ( 僅か、 小首を傾げ。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:00:29]
エシェラ・クラクハインド > (思わず心の臓が口から飛び出そうになった。本当に。でも、それをぐっとこらえる。まだ皆伝には程遠いけど、ひとまずのお墨付きは貰った身。只の小娘のようにがくがくぶるぶると震えるわけには行かない――――の、だけれど)(膝がほんの少し震えるのだけは、止めようが無かった)―――に、人間です。生きてます。そういう貴方は…少なくともオバケじゃない、みたいですね(そして、改めてランタンの灯りに照らし出された、自分より背の低い少女を見た。見た。兎に角見た。気が付いたらガン見)…………………お人形さんみたい…(先ほどまでのビックリした様子はどこへやら。姿を現した少女の――場所のせいか、それとも夜のせいか…静かに沁みるように妖しい――雰囲気に飲まれてしまったよう)……あ、し、失礼しました。御機嫌よう…!(見つめ始めてから呟くまで、おおよそ10秒。その後5秒経過して、はっ、とまた我に返ったように眼を瞬かせ、まず唇から紡いだのは…ごきげんよう、でした) [Fri 23 Oct 2009 01:51:49]
リゼル > ( 墓土を踏み 歩く音は、彼女に聞こえるだろうか。 ゆるり、ゆる り、 静かな歩調で 一歩ずつ。 ) ( ある程度近付けば、 少女の呟きが耳に届き。 ぴくン、と動く。 ―― 何を云ッてるのかは、良く解らない。ソレ共通語? なンて失礼なこと、内心 思いながら。 )  ( 暗い墓地に ぼンやりカンテラの灯りだけ。 )   …、 わあ 。 ( 光に照らされて。 そンなやる気の無い驚いた声。 慣れぬ光に若干表情を顰めるけども、 視線は 少女の赤の瞳へ 向ける。 )  ―――― こンばンは? 人間?幽霊? それとも別の何か? ( くすくす。 小さく笑い声零して。 雨に濡れた子供風貌は 問うた。あァ 子供は幽霊だと思われても 仕方無い恰好だ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:43:15]
エシェラ・クラクハインド > …た、胆力。胆力は肝要なり……っ(ぶつぶつ。誰もいないと思っている少女がまた呟きを漏らす。だが、人が聞いても「何?」で済ませられるものだけを零している。そもそもなぜこんな夜の墓場を歩いているかといえば、いわば精神力の鍛錬である。夜の墓場は怖い。21世紀になっても怖い。ましてやこの時代は電気の灯りも無く闇の濃さはとても強い。そのなかを歩くことで動じない精神を養う、というつもりだが)…だ、大丈夫。大分落ち着いてき――――(袖の先から指だけ出した右手を胸の上に重ね、心拍数を確かめるように押し付けた。そして、大分穏やかに鳴ってきたそれにふー、と一息ついたのと…声を掛けられたのがほぼ同時)             っ    。 (明らかに「びくぅッ!」と全身をビクつかせ、反射的にかざしたランタンの光で照らされたリゼルを…まんまるに開かれた瞳が凝視していた。多分3秒ぐらいそのまま硬直しているだろう) [Fri 23 Oct 2009 01:35:11]
リゼル > ( チカ、チカ、 と角度の関係か、 灯りは消えたり浮かンだり して見える。 どうやら奥へと歩む様。 )  ――――… 頑張るね −。 ( こンな夜中に。なンて独り言。 ポツポツと呟く少女の声は 聞こえないけど。 )  ( ――― 少しだけ離れた場所から、 動かず 其のホワイティア系の少女を 見遣ッていた、 )  …、  ( けれど、 )  ( いつまでも こうしている訳にはいかない か。 雨は容赦なく振り続いて、 髪が肌に張り付いて 気持ち悪い 。 )  ( ゆるり、 と 足先を 彼女へ向けて、 )   ―――― こン ばンは ?  ( なンて、声を掛け。 ) ( 別に 大した意味じゃァ無い。 ほンの 気紛れ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:28:32]
エシェラ・クラクハインド > 怖いのはおばけより生きている人間、怖いのはおばけより生きている人間…死んだ人間は動かないしなにもしてこない……と、唱えても怖いものは怖いんです…(ぶつぶつと泣き言じみた言葉を垂れ流すワリには、なぜかやたらと攻めの姿勢で墓地を歩く人影が一つ。左手に器用に傘持った上にランタン掲げ、右手はセーターの袖から指先だけ出すような形でリラックス。しているように見える。そして墓地の順路をつかつかつかつか、と歩いていた。ちょっとこわばった顔を浮かべながら右を向いたり、左を向いたり)……でも死体も動くから困ります……(ゾンビとかゾンビとかゾンビとか。焼いたらスケルトンか。ともあれ、程なくしてリゼルから少し離れた順路を、ホワイティアの少女が通るのが見えるだろう) [Fri 23 Oct 2009 01:20:10]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが来ました。 『うう……』 [Fri 23 Oct 2009 01:14:28]
リゼル > ( ―― チカ、 と遠目に光るカンテラの明かり。 )  ―――… 変に思われるか。 こンな場所に 居たら、 ( 溜息交じりに呟いて。 傍らに置いた大きなトランクに 手を掛ける。 )  ( あまり、 雨の中は歩きたくないけれど。 あの カンテラを持つ人物が 敵だッたら 厄介だ。 )  … こンな時間に 此処に来る奇特な奴も 居ないだろう に、ね 。 ( ふあ、と もう一度欠伸を零し。 木から離れよう。 )  ( 静かに、 しとしと と降る雨が、今は少しだけ 鬱陶しい。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:12:40]
リゼル > ( 蝶が一匹 、更にもう一匹。 ひらひら、と舞い飛ぶ姿は 幻想的。 )  ――――… 本当に 珍しい。 ( この時期に、此の場所で 蝶 なンて。 )  ( 嗚呼、 でも、 )  蝶にも 仲間は いるン だね ―――…。 ( ただの同族 かも知れないけど。 ひらひら 、ひらひら。 飛び続ける蝶に そンな事を 思う。 )   ( 視線は墓土へ 落として、 ) [Fri 23 Oct 2009 01:06:55]
リゼル > ( 静かな音を立てて降り続く雨の中を、 )   ( ――― ひら、り。 白と黒の翅をもつ蝶が舞ッた。 )    …珍しいね。 こンな時期 ―― に ? ( 暫く此処の棺桶で また眠ッていた所為で 情報に疎い。 ふぁ、と欠伸をひとつ 零して、 )  ―― むう …。 止まないなら、 走ッていこう かな ? ( ねえ? と、傍に仕えた 蝙蝠へ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:02:06]
リゼル > ――― 雨、止まない  ね …。 ( 誰に掛けるでも無い言葉を紡ぎ、空を見上げた。 ) ( ポツリ、 ポツリ。 ――木の下に居ても全ての滴を防ぎ切れるものでは 無く。 髪も、外套も、すッかり濡れてしまッている。 ) ――― 云う事聞いて、早めに 宿、とッておくンだッた なあ…。 ( 溜息を ひとつ。 ) ( 墓地を見渡せる 少し離れた木の下で、 空から視線を墓標が並ぶ場所へと 映し。 )  [Fri 23 Oct 2009 00:55:44]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 『( ―― 大きな墓地の 木の下で。 )』 [Fri 23 Oct 2009 00:49:34]
お知らせ > スゥ@蝶さんが退室されました。 『( 右側の額の黒いシミに 気付く事無く、 家路へと。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:40:54]
スゥ@蝶 > ……… ッ、 ( ぐるッと何かが反転する様な、 気持ちの悪い浮遊感。 )  う 、 うえ ッ、 ( 込み上げて来る嘔吐感。 土へと顔を向ければ、 底には雨に濡れた土しかなかッた。 )   …… 、 ( 辺りを見渡す。 何も、何も無い。 チョウチョも死体も、笑い声も悲鳴も。 何も 無い。 )  ( 空から降るのは 雨だ。 )   ( さッきと同じ、雨。 )  ――― カゼ だから、 へンな ユメ みたの カナ…。 ( 気持ち悪さも 抜けないし。 今日は やッぱりもう帰ろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:40:25]
スゥ@蝶 > ――――……… ッ、 ( ひらり、ひらり。 お空から降ッていたのは雨じゃ無くて、 )  …… チョウチョ …? ( 何匹も、なン十匹も、何百匹も。 ) ( ばくばくと鳴る心臓は 徐々に、徐々に落ち着いてきた、けど。 )  ――― なンで  チョウチョ …、 ( なンだろう 。 焦げた黒いのから、 白い物が抜けて、蝶々に変ッた の ? ) [Sat 17 Oct 2009 20:37:12]
スゥ@蝶 > ( 何処からだろう、悲鳴が未だ聞こえる。 ) ( 其れを、消す様な 笑い声。 )  ―――― やだッ、 やあ ッ…!! ( 其の場にしゃがみこンで、呟く様な小さな悲鳴。 ) ( 笑い声が まだ聞こえる。 うッすらと開けた眼に 焼けた、焼け焦げた、黒い 何か。 )  …… ぁ、 …ぁ ゃ ッ あ… ッ、 ( 其れが人間だと、人間だッたものだと 気付くのに少し時間を要した。 )  ( その死体から 何か 薄い白の様な、光の様な 細いものが天へと 登ッて ―― )  …… 、 ( 涙でぼやけた瞳を 空へと、向けた。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:34:18]
スゥ@蝶 > ( ―― 死体がが目の前に あッた。 ) ――――…… ッ!! ( ひゅッと息を飲む。来た時はこンなの無かッたのに。 何時の間にか重なりあう死体があッて、 )  … やあ ッ、 …!? ( 眼を背けるように右を向いた、のに。 死体は 辺り一面。いッぱい。 あァ、死体の眼が こッちを見てる気がする。 )  …… ッ、 ( 何処からか 響く 銃声。 泣き叫ぶような そンな 悲鳴。 )  ……… ッッ ( ぎゅうッと 眼も耳も塞ぐ。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:29:20]
スゥ@蝶 > ―――…、 ( はあッと洩れる吐息。まだそンなに寒くないから、白にはならず 消える。 )  ( 頭がぼンやりして、風邪ッぽい。 )  なかなか ナオラナイ −…。 ( 傘も差さないで来ちゃッたから、心配掛けるかも。そンな思考が今更頭を巡ッて、 うーッと小さな唸り声零しながら、眉尻を下げた。 )  なンで、カサ わすれちゃッた カナー…ッ。  ( きッと 熱ッぽくてぼンやりしてるからだ。 ) ( はふッともう一度息を吐いて。 帰ろう、と足先を出口へ向けた。 ) 【判定】 [Sat 17 Oct 2009 20:25:07]
スゥ@蝶 > ( のろのろと緩慢な動作で家を抜け出して、のろのろと歩ンだ先は 墓地だッた。身体に当たる雨は冷たくて、ぶるッと滴払う様に 顔を左右に振ッた。 ) ――――…… ン に ィ…、 ( 此処に、用なンて無い筈なのに。なンで此処に来たンだろう。 ぐにゅ、ッと雨に濡れた墓土を踏みつけて、歩く。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:19:31]
お知らせ > スゥさんが来ました。 『( 雨が 降ッてる。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:16:58]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが帰りました。 『( 試しに吹いてみた口笛は、結構なんとかなったもの。 )』 [Fri 16 Oct 2009 23:18:55]
ヘヴン@試薬 > ……こまったことではあります。 ( ふらつかせていた足を一度大きく振り上げて、その反動ですとんっと地面に降りる。そんな所作は無意識か、意識的か 殊更子供じみたもの。軽い裾がふわふわと夜風に靡いて、けれどそれも黒いから 融けて溶けて分からないくらい。 ひたひた、数歩歩いてから。墓碑の群れを振り返って、顧みて。 ) このふうていでは、レクイエムもうたってあげられないわ。 ( 伏せた紫眼、ゆるく上がる口元。 憂いのような、微笑のような曖昧さ。 長く伸びた黒髪が、風の強く吹くいとままで、全てを覆い隠して。 )   ……もうすこし、おおきくなってから、なら。 ……だから、あのすがたなのかしら。 ……わたし。 ( 物珍しい遊びから興味を遠ざけていく子供のように、くちずさむ事は自分だけに意味がある。 それも何処かうたうように、謳うように …歌のように。 ) [Fri 16 Oct 2009 23:18:42]
ヘヴン@試薬 > ……ちゃんと、顔出ししないと、そろそろふしんがられてしまうんですけど。 こうかが、どれくらいつづくのかをきいておくべきだったかしら。 ( 独り言にも苦労する現状に、さざめく笑い声が墓地に流れていく。独特の高さを孕む子供の声で。そんなものが夜に響けば、それこそ迷い出てきたような誤解もあるかもしれないけれど。 日頃だってそんな逞しくも無いけれど、輪を掛けてちっぽけになったてのひらを、夜空に向けて翳してみる。 ぼんやりと浮き上がる肌色は白く、やっぱりこれだけ見ていると幽霊じみている気もして。 くすり、くすり。さざめく声は流れゆく。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:42:14]
ヘヴン@試薬 > 前にも、こんなくうきはあったきがします。 まったくおなじでは、ないけれど。 ( 根拠はない。直感と言えるようなものでもなく、それはあくまで経験となぞらえるだけの、空気の味に似た感覚。 唇を軽く舌で舐めて潤せば、墓地渡る風がひやりと冷感を運んでくる。 もう、そんな季節。 ) ひえこめば、ここがにぎわうのも あるしゅの道理、ですけど。 ( 踵が無貌の石をかつんと鳴らす。 何もないのっぺらぼうの石面は、よくよく見ればすり切れて、もう元の字なんて判別出来ないような銘が記されているけれど、こんな夜の中では見落としても仕方ないくらいに、もう遠く遠く、掠れた文字列。  かつん、遠く刻まれた誰かの名の上を、踵がまた叩く、鳴らす。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:34:23]
ヘヴン@試薬 > ( それは如何にも子供が着るらしい造作の衣服の裾で、この季節にしては少し生地が軽すぎるきらいはあるかもしれない。特筆する程軽やかな足取りでもないけれど、何せ全体的に小さいだけに、身軽じみた挙動になるのは否めない。 これもささやかで、でも結構大きな変化なのだと思いはする。 視点の違い、姿の違い、耳に届く自分の声の違い。 自分のこんな時代の感覚なんて知らないから、新鮮と言うよりは奇妙な感じ。 そんなふわふわした感覚に数日浸っていたから、だろうか。 普段の己の領域に近付いてみよう等と思い付いたのは。 ) なんだか、へんなぐあいに……ざわざわしてる気がする? ( もうすっかりと夜に染まった墓地の片隅、無貌の石に腰掛けて、ふらふらと爪先を揺らす。 迷子と言うには確信的過ぎるけれど、周囲の景色からは些か浮くのはどうしようもない。 本来の修道女めいた外観ならばまだしも。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:24:26]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが来ました。 『( 黒い裾がひらり、靡く。 )』 [Fri 16 Oct 2009 22:20:31]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが帰りました。 『( 仰向いた額に蝶が止まる。 ――額の右寄りに、また黒く  痣が  )』 [Fri 16 Oct 2009 03:55:03]
ドライツェ@蝶 > ( ――そして、棒立ちのまま聖句を唱え続けているらしい自分も。 彼らを止めなかった )( それはきっと、ただの偶然。 長い聖句の最後の一節を結び終えたと同時に、  ざあ。 魂の群れは天上へ。 そのかわり、天上の嘆きじみて白黒の蝶が―――― ) [Fri 16 Oct 2009 03:52:09]
ドライツェ@蝶 > ( だって、ほら。 ――――誰かが。 そうでなければ、皆が。 楽しそうに楽しそうに、ひとを殺しながら嗤っている。 放たれた炎に肉と髪が焦げて酷い臭いが漂っているのに、炎は徐々に迫っていて、銃の火薬に引火すらしつつあるのに。 誰も止めない。 誰もやめない ) [Fri 16 Oct 2009 03:47:47]
ドライツェ@蝶 > ( 聖句は死者のためのもの。 ――だから、亡骸が山をなしていてもおかしいことは何もない。 そこが墓地なのだから、むきだしの骸が山と転がっている状態などあり得ない――――そんな当たり前の判断がつかない程度には、何かがもうおかしかった。 石斧のひと振りで誰かが死ぬ。 殺される。 誰かを殺した石斧の主は銃弾の前に殺される。 殺して殺されて殺して殺されて、その中で自分ひとりが鈍々と隔絶されて聖句をただ紡いでいる。 酷く場違いで、おそろしく何の役にも立たない。 ――汝殺す事なかれ。 誰もなにも、きいてはいない。 楽しそうで楽しそうで、たのしそうだ )【判定】 [Fri 16 Oct 2009 03:40:31]
ドライツェ@蝶 > ( やけに黒い亡骸だった。 それはまるでブラティリアの肌のようで、生前の彼は別の人種だったような気がするけれど、記憶を辿るのも覚束ない。 ――ここ数日の消耗具合は自分でもおかしいと思う。 おかしい? どうだったろう――――思い出すことができなかった ) ――――――――。 ( 墓地に弔ってやってほしい。 そう乞われて、それが自分の職務だから、今こうしているけれど。 本音を言えば、本音を言うのが許されるなら、頭も体も酷く重い。 教会も閉じて、僧房に篭もりいつまでも眠っていたかったくらい。 よくない風邪にあたったどころでは、ない――その判断も鈍く、遠い。 誰かが聖句を唱えている。 誰か。 自分か誰か、――誰かが ) [Fri 16 Oct 2009 03:13:31]
ドライツェ@蝶 > ( それは死者の安寧と救済を祈る聖句。 パプテスの手順に則った、聖職者を名乗る為にこれまでに何度も何度も経典を読み、唱えてきたそれは、いくら未熟な自分でもそらで唱えられるようにはなっている筈の。 ) ――――――――…… ( けれど今はその自信がない。 自分が何を言っているのか把握しきれていなかった。 ――確かに聖句は読み上げられている。 読み上げている。 なのに声それはどこか遠く、他人の声を聞いているよう ) [Fri 16 Oct 2009 03:01:32]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが来ました。 『( 聖句 )』 [Fri 16 Oct 2009 02:57:10]
お知らせ > アヤ@蝶さんが帰りました。 『( 今は、誰かの嘲笑が 耳から離れないから )』 [Wed 14 Oct 2009 22:52:27]
アヤ@蝶 > ―――― ( いったい、何が起こっているのかしら。 )  ( ねぇ、スタンツェル。 )  … どうしちゃったのかな わたし  ( すン、と鼻を鳴らした泣き声まじり。 ゆっくり と、瞬きを。 して、 )      …。 ( 気付けば数多の雨に打たれ、浸り ) ( スタンツェルの墓前に立膝をついて、天を仰いでいた )   ――― ( ああ 抱きしめていたお花が、 ぐちゃぐちゃだわ。 なンて、ぼーっと手元へ視線を向ける ) ( こんなお花はスタンツェルにあげられない。 また、こんど。 ちゃんと、お参りにこよう。 ) [Wed 14 Oct 2009 22:51:35]
アヤ@蝶 > ( 見上げた先、 )  ―――― … ( 空からは 雨粒のかわりに、 白黒の蝶が )  ( ひら ひ ら )  ( ひ ら、 ひ、 ら )  … ( 数多、降り注ぐ ) [Wed 14 Oct 2009 22:44:25]
アヤ@蝶 > ( 響く、銃声。 上がる、悲鳴。 )  ―― あ、 ( また、だ。 ) …ッ、 ( がくがくと体が震える。 ) ( また、あの時と―― 川辺と同じ、 )  う、 ぐッ…… !!  ( げほッ、 )( 広がる光景のきもちわるさに耐え切れず、しゃがみ込んで口許を手で覆った。 ) ( 傘がコロコロと転がって、それとは逆に左腕でぎゅッと花束を抱きしめる。 )   ( ああ、 熱い。 明るい。 )   … ( あれは、炎? ) [Wed 14 Oct 2009 22:39:50]
アヤ@蝶 > ―― ( 安堵したようにほっと息をつき。 体調の悪さも束の間忘れて、微笑を浮かべ )  ( ――― しかしスタンツェルの名が刻まれている筈の十字は、瞬きの合間に屍の山へと変貌していた )    ―――― ッッ!!? ( こんばんは、と紡ぐはずだった言葉を、ひゅッと飲み込む ) [Wed 14 Oct 2009 22:25:25]
アヤ@蝶 > ( そうしたら外はもう真っ暗で、オマケに降り出した雨がどんどん酷くなっていって、 )  … ( きてほしくなかったのかしら。 ) ( そンなことさえふと、頭を掠めた。 )  ――― ( それとも、遅いわよ って拗ねてるのかしら。 ふらふらとした足取りは、けれど迷うことなく彼女の墓の前まで進む ) ( 其処にはあの葬式の日と寸分違わぬ碑があった )【判定】 [Wed 14 Oct 2009 22:20:03]
アヤ@蝶 >      ( ―― そう思って半ば飛び出すように家を出た ) [Wed 14 Oct 2009 22:14:48]
アヤ@蝶 > ( スタンツェルに 逢いたい ) [Wed 14 Oct 2009 22:13:45]
アヤ@蝶 > ( お仕事は、休んでしまった。 ) ( 体調が悪いからしばらく休むとは、ちゃんと告げにいったけれど―― )  ――― ( それ以外は部屋にこもって、毛布を被って )  … ( 食べ物も飲み物も、あんまり口にする気がしなくて )  ( ヘンな時間に寝て、 ヘンな時間に起きて ) [Wed 14 Oct 2009 22:13:17]
アヤ@蝶 > ( お気に入りの、紅い大きな傘は 今は、私を覆っているというよりも スタンツェルに、と持って来た花束が朽ちないよう守ってるカンジ。 )  ――― … ( でも、この雨の中供えたら結局ボロボロになってしまいそう。 馴染みのお花屋さんで、あれこれと考えて包んでもらったものなのに、 ) … 置いていこうかな、 ( …傘。 ) ( お花のために ) [Wed 14 Oct 2009 22:04:49]
アヤ@蝶 > ―――― ( 傘を差してる意味って、あるのかな。 )  ( そんなことを、ぼんやりと考えた。 ) [Wed 14 Oct 2009 21:57:12]
お知らせ > アヤさんが入室されました。 [Wed 14 Oct 2009 21:52:35]
お知らせ > ルァ@蝶さんが帰りました。 『( 浸食値:7+4= 11 )』 [Tue 13 Oct 2009 22:47:23]
ルァ@蝶 > ( カクリ と、 膝を付いて 座り込む 。 気付けば 其処は、 此処は 、 墓地だった 。 ) なん なの ……… 。 ( 震える体を 抱きしめる 。 ぽろぽろと流れる涙を 拭うことすら 億劫で 。 原因は分からない。 けれど 、 ――― ) メア の、プレゼント ―――― 早めに 作っておこう かな ……。 ( アハッ と 、 小さく 小さく 笑いを零す。 病院に行く という選択肢を浮かべないのは、 育ちのせいだろう 。 どちらにしろ、 日に日に体調は悪くなるばかり 。 メアリアンへのプレゼントを 作り終えて 、 ヴァリスさんかカリンさんに預けて おこうかな ―――― と、 考えながら 。  ) [Tue 13 Oct 2009 22:44:24]
ルァ@蝶 > ――――― …… ? ( 何だろう。 赤い。  瞑っていた目を薄っすらと開ければ、  赤 が見えた。  目を 開ける。 蒼と桃の瞳に映るのは、 炎だった。  焼かれている 。 死体が 。 ―――― 煙が 空へ 天へ 昇っていく。  そして ―――― ) ゆ き …… ? ( ひらり。 ひらり 。  違う。 これは、 黒と白の 蝶 。 まるで 火による浄化を拒んだ 死んだ人の魂みたい だ 。 ひらり。 ひらり ひらり 。  ひらり 。  ひら ひら ひらひらひら 。  降り注ぐ 、 白黒の蝶 。 右手を伸ばし、 降り注ぐ白黒の蝶の一匹を掌へ 乗せようと 。 ) ―――― …… ( けれどこれは 幻。 掌に乗せようとした蝶は 、 そのまま消えた。 そして 、 ビクリ と 子どもは身体を強張らせる。 黒いシミが 増えていた。 右の 掌に 。 ) ( 【 判定 】 ) [Tue 13 Oct 2009 22:32:24]
ルァ@蝶 > ( 夜の墓地は 怖い。 何でこんなところへ来たんだっけ ? 帰ろう。 中ほどまで足を踏み入れてから、 やっぱり戻ろう と、 ターン して 、   ) ―――――― ぇ ? ( 振り向いて 、  目に入る景色は 、 先ほどまでの 墓地では  無かった 。) ( ――― 山 だ。 何の山だろうと 思ったら 、 死体だ。 死体の 山 。 ) ( また、 振り向く 。  石斧が  自分に向かって 振り下ろされ  た。 ) ―――― きゃ ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ッ ……… ! ( 思わず悲鳴を上げる 。 どこかで 何か大きな音がした 。 バンッ と いう 音。 何かが爆発するよう な ? それが銃の音だと 子どもは知らぬ けれど 。   振り下ろされた石斧は 少女の胸に 深く 深く 突き刺さり、 鮮血が 散って ―――――  倒れた 。 ) ―――― ……… ぇ …… ? ( 倒れた のは、 自分では 無く ――― 。 あちこちで 悲鳴が上がって、 そしてそれはどんどん小さくなり、 代わりに 嘲笑が 聞こえる。 ) やぁ ………ッ … ( 耳を 塞ぎ、 目を瞑る 。何だ。 何なんだ 、 これは ――― ) [Tue 13 Oct 2009 22:19:20]
ルァ@蝶 > ( 昨日、宿に泊めてもらって ちゃんと休んでご飯も食べて、 体調も治るかなと思ったものの ―――― 相変わらず。 それどころか、鏡を見て背筋が凍るような 思いをした。 よく分からないシミは 腕と、 そして額にも 出ていた。 ) ―――― ッ … なんなの ……。 ( 分からない。 分からないのは 怖い 。  ぼんやりと歩いて、 なんとなく 立ち寄ったのは 墓地だった 。 なんで だろう ――― ? ふらり 。 ふらり 。 少女は墓地の中へと 足を踏み入れ る 。 ) [Tue 13 Oct 2009 22:08:14]
お知らせ > ルァ@蝶さんが入室されました。 『( ふらり。 ふらり。 )』 [Tue 13 Oct 2009 22:03:02]
お知らせ > アラタ@蝶さんが退室されました。 『( 願わくば、皆幸せな世界を作りたい─── )』 [Tue 13 Oct 2009 01:29:55]
アラタ@蝶 > ( 家に帰って ご飯食べよう。 引き出しに漢方薬が入ってたはずだから、それを飲んで・・・ 明日は少し休むべきだろうか。時間は待ってくれるだろうか─── 左手の甲に広がった黒い斑点を見ながら唇を噛んだ。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:29:39]
アラタ@蝶 > ( 冷たく雨は自分に降りかかった。 熱と身体のだるさで動くのもためらいそうになる─── ) ・・・ しんだ 人が 関係してるのかも─── ( 立ち上がろう。家に帰れば着替えがある─── 少しだけ休めばまた立ち上がれるよ ) 立ち止まらない ・・・ ( そう決めたんだ。決めたこと、口に出せば 勇気が沸いてくる気がした。 )( 大地に手を着こう。さぁ、立ち上がって───番傘を拾おうか。ゆっくりとした、おぼつかない足取りで─── でも確実に 彼は大地を踏みしめる。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:24:10]
アラタ@蝶 > ( そして、嘲笑う声はその死体に火をつけた。 まだ、生きてる人がいるのに───! )( 上り行く黒い煙───魂が天に上って行くのだ。 でも、 ) また 蝶々・・・? ( ひらひら広がる蝶々は辺りに───これ、どこかで見たことのある蝶々だった。 ) ・・・・ 土・・・ ( そう、先ほど自分は転んだのだ。 頬は土に汚れて─── 見えるのは墓石達。 雨だから蝶々なんて見えないはずなのに ) ・・・ 人が死ぬって・・・。  殺すって・・・ ( 何があったんだ?人が死んだ後に広がる蝶々─── ) [Tue 13 Oct 2009 01:11:44]
アラタ@蝶 > ( 浮かぶのは、死体の山─── ) や、やだ・・・!こんなの見たく ( ない、って言葉は飲み込まれた。 銃声と斧の音と共に再びつみあがる死体の山─── 自分は、どこかでこの光景を見たことがあった。 忘れていたのだろうか ) こわい、こわいこわい─── ( こんなの見たくないって、思うけど それでも浮かぶ光景は─── ) ( 悲鳴が聞こえて───その悲鳴をかき消すような嘲笑う声。この声も聞いたことがあって、あああ 悲しいってものじゃないんだ。 これは絶望だ。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:56:44]
アラタ@蝶 > ( 雨で濡れた下駄が少しだけ冷たくて、熱が出ているから冷たいのは気持ち良いけど───寒かった。 巻いてきたマフラーもあまり効果はなかったから 傘を持つ手ががたがた震えた。 )( 足がおぼつかないから、ぐしょぐしょで濡れた土に足が取られた。 ) ッ !!! ( ばしゃん、と音を立てて盛大に転んでしまった。 番傘が遠くに飛ばされて行く─── ) ぁ あ ( その瞬間、また何かが起こったんだ。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:47:41]
アラタ@蝶 > ( 少しずつだけど、何かが自分の体内でうごめいてる───そんな感じがするんだ。 でもまだ大丈夫だよね─── よし。 ) 白と黒の蝶・・・ ( 本当は文献を調べようと思ったけど、恥ずかしいことに字が読めなかったンだ。誰かに頼ることも出来ないから 自分の足で動くことを決めたんだ─── ) あれはなんだったんだろう。 ( 人の死体がたくさん見えたから、だから墓地にきてみたんだ。 夜のここは怖いけど───でも頑張る。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:40:04]
アラタ@蝶 > (判定、3)( 頭が痛くて仕方なかった。 )( 昨日の、豪雨の中での行動が身体にだいぶ響いてるみたいだ。でも 動かなければ気がすまない。 )───ぁ・・・ でも動かなきゃ。 ( 自分で動かなければ何も始まらないって知ってるんだ。 吸い寄せられるように、少年は墓地の内部へと入って行く。 今日は運良く傘を差していた。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:32:07]
お知らせ > アラタ@蝶さんが来ました。 『( 熱が、酷かった。 ) 【判定】』 [Tue 13 Oct 2009 00:29:13]
お知らせ > グレアム@蝶さんが帰りました。 『追跡行は、続く。』 [Sun 11 Oct 2009 23:06:10]
グレアム@蝶 > (しかし、あの蝶が『何か』はわからないが、繋がりは見えてきたように思う。 石斧と銃、そして蹂躙される人々。 特段、諮問探偵を気取るつもりはないが、知識と僅かな想像力があれば、其れが何を意味する光景なのかは理解できるだろう。 もっとも、あの幻視に意味があるという前提の上に成り立つ推理ではあるのだが。 ともあれ――) [Sun 11 Oct 2009 23:05:56]
グレアム@蝶 > (真の恐怖とは、真の神秘とは、即ち「正体が判らない」ことに他ならない。 天使、神、悪魔、吸血鬼だのと名乗って自慢げに街を闊歩している者どもの、なんと矮小なことか。 そんなもの、この黒白の蝶の前には――何の意味も為さないではないか)…………ッ、うぅ……!(よろり、と私は身を起こした。 体に鉛を詰め込まれたかのように、四肢が重い。 この蝶を追わねばならない。 そしてその一部始終を書き留めねばならない。 使命感――ではあるまい。 単なる好奇心、それも死へと続くだろうものだ。 だが、だからこそ……!)(私はコートのポケットから『天星』を引っ張りだし、紙巻を一本抜き取ると口に咥えた。 更に燐寸を取り出し、それが雨で湿気って使い物にならないとわかると、泥の中へと投げ捨てる。 ……オイルマッチなる代物を買い求めてみようか。 便利ではあるが、湿気ると使えない上、人の体温でも発火しかねないというのは頂けない)……格好がつかんね、どうにも。 [Sun 11 Oct 2009 23:00:50]
グレアム@蝶 > (今宵、私が幻視した風景もまた、その期待に応える――凄まじいものであった。 黒と白。 闘争。 死。 炎。 蝶。 雨――白と黒。 目まぐるしく現れては消える奇怪なヴィジョンの数々に、私は気がつくと打ちのめされ、泥水の中に膝をついている事に気がついた)――ッ、は、ァ! はぁ、はァッ ハァッ!(ばしゃりと両手も大地におろし、体を支える。 疲労感――それがこの幻視と、そして黒い染みに起因するものであることは明白な事実だ。 未だこれが『何』なのかは判別つかないが、だからこそ恐ろしく、そして面白い。 私は唇の端が釣りあがるのを自覚する。 ――そう、この時、私は嗤っていたのだ) [Sun 11 Oct 2009 22:54:23]
グレアム@蝶 > (全身を襲う倦怠感、歩くのも億劫であり、こうして思考を巡らせ、記録を残すことも困難になりつつある。 時間が経つにつれ滲んだ染みは広がっていく。 そんな中、私は奇妙な――誤解を恐れずに表現するのであれば――痕跡というか、残留物というか……そんなモノを辿って、豪雨の中、この墓地へと辿り付いた。 川辺で垣間見た、黒と白の蝶に魅せられたように)(いや、見せられたと表現しても良いかもしれない。 僅かな時間ではあったが、あの忘れえぬ幻視体験は、私を惹きつけてやまないのだ)(10+5=15) [Sun 11 Oct 2009 22:48:47]
お知らせ > グレアム@蝶さんが来ました。 『追跡行は続く 【判定】』 [Sun 11 Oct 2009 22:45:25]
お知らせ > 白黒の蝶さんが退室されました。 『 ――笑い声。泣き声。幼い声音が混じり響く …でも、それを聞く者は誰もいない―― 』 [Sun 11 Oct 2009 01:20:05]
白黒の蝶 > (…ひらり、と蝶が墓標から飛び立った。 自警団の男の首筋には小さく、黒い染みがひとつ残されて) [Sun 11 Oct 2009 01:19:09]
白黒の蝶 > (積み上げられた死体の山。 燃え盛る炎に焼かれ、魂が列を成して天へと上る。 その煙は黒雲となり、涙のようにこぼれた雨のひと粒ひと粒が、黒と白の蝶になって降り注ぐ―――) [Sun 11 Oct 2009 01:18:23]
白黒の蝶 > (―――倒れ臥す人々の屍。 石斧を手に殴りかかる若者が、銃声ひとつで跳ねて転がり力尽きる。 神聖さは踏みにじられ、黒が白く塗り替えられ、悲鳴と慟哭とが嘲笑に覆い潰されていく) [Sun 11 Oct 2009 01:15:26]
白黒の蝶 > (墓参りをしているらしい男の腕には、自警団の腕章があった。同僚の墓へ挨拶と別れを惜しむ男の背をじっと見つめながら――) [Sun 11 Oct 2009 01:12:26]
白黒の蝶 > (燐粉の代わり、呪いを撒き散らして。――舞っていた蝶が、墓標のひとつにふわりと止まる。その見えない視線の先には、ひとりの男がいた) [Sun 11 Oct 2009 01:11:19]
白黒の蝶 > (ひらりひらりと、片側が白、片側が黒の蝶が飛ぶ。真っ暗な墓標の合間を縫って、時折吊り下げられたランタンの明かりをさえぎって) [Sun 11 Oct 2009 01:07:37]
白黒の蝶 > (きゃはは、ふふ――幼い子供の笑い声。それは誰にも聞こえず、拾われることなく薄暗く落ち込んだ墓標の影に溶けていった) [Sun 11 Oct 2009 01:06:16]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 [Sun 11 Oct 2009 01:05:13]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 『 ――誰かの笑い声 』 [Sun 11 Oct 2009 01:04:57]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『 食べ るーッッ!! ( 嬉々として お返事を。 )』 [Wed 7 Oct 2009 23:41:00]
ハニィ >  はぁーいッ、 ( ぴこンッて繋いで無い方の手が上がる。 )  ン―ンッ、 オバーサマも絶対喜ンでる のぅッ、 ( お花もくれたし。一緒に来てくれただけで嬉しい。 へにゃ―ッて緩く笑み、 ) ( かさ ッと何処かで鳴ッた草音に 気付かぬまま。 ててて ッと、主様の横を歩く、 ) [Wed 7 Oct 2009 23:40:19]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『 ... 甘味でも食べて帰るゥ? ( 従者も一緒 に? )』 [Wed 7 Oct 2009 23:37:14]
紅梅 > ( また来る、というキミを見下ろし ) ―― 気をつけるよォに ね。 ( 余り夜に来るは好ましく無いけれど、そォも云えずにそんな言葉に留まり。 ) ( 手を、柔く握って ) いいや ァ。 単についてきただけだから ねェ―― … ( 静かにそォ告げ くるゥり、墓地の中をゆっくりと見回した。 己が家の墓は朱鷺乃都に有るし、知人の墓に参るといゥても此の様な時間に訪れる事は無いことであるから―― キミが何か起こりそォという墓の様、感じ ) ( 入り口に待つ従者の元、足を向けるとしよゥ ) [Wed 7 Oct 2009 23:36:37]
ハニィ > ( 当たッた、と言う様に にへッと笑ンで。 )  うン!がんばる のぅ ッ。  ( 吃驚する様なものまで、浮かせる事が出来る様に。 飛ぶ事も出来て、浮かせる事も出来て、占いも出来たら ――きッとオバーサマも喜ンでくれる。 )    … あると思う、 か、 ( 確かに 己の眼に、今はお婆様は見えていないし。なンだか、ちょッと分かッた気がする。 こくこくッと頷き、 )    … ( お婆様の墓石を撫でる。 いッつも眠れない時に、してくれた みたいに、 )   ―――…、そッか!場所はもう 分かッた からー、 また 来るのぅ ッ ( 其の時の、今の事、主の事、色々話そう。 )  ( 差しのべられた手を、 ぎゅうッと掴ンで、 )  一緒してくれて ありが とぉー ッ、 ( なンて、満足顔。 ) [Wed 7 Oct 2009 23:24:21]
紅梅 >  ―― また、語りかけに来たらいいんじゃないかなァ ... ? ( 己のコト? 何を云ゥつもりか知れぬけれど、 )  さて 気は済んだ ァ ... ? ( 空になった手を差し伸べて ) [Wed 7 Oct 2009 23:17:25]
紅梅 > ... 嗚呼、 ( クス リ ) ( 振り返るキミの視線 受け止めて笑み ) そォだ ねェ... ( キミの寝室のよな、あたたかさは無いだろォけど ) うン 楽しみにしている よ。 ( 其の時は、南瓜や灯火の他に何を浮かせて貰おゥか―― とりあえず、怪我等はせぬよォにねェ ) …其処に在ると思ォか否か、では無いかなァ ? ( ホラ、キミだって―― 誰も居ない筈の石の前に花を飾り手を合わせ、語りかけている )   ――― ( 其の様をじィと見届け。 お休みと云ゥ言葉の間、短な黙祷 ) [Wed 7 Oct 2009 23:15:23]
ハニィ > ―― あッ、 ( 手を戻した所で、声を上げ ) オヤスミ ッて云う前に、紅梅さまの こと、言うの忘れちゃッた のぅ、 ( 触角と翅と身体全体が項垂れた。 ) [Wed 7 Oct 2009 23:05:58]
ハニィ > ――… くうそう 的? ( そうかなあ、なンて。笑い声の混じる主の声音に、こてりと小首を傾げて、 )  …… ハニィ、ちょッと分かッたのぅ。 ココが静かなのはぁ みンなの寝室だから ッ、 ( ピン、と人差し指立てて。当たッてる? ッて言いたげな瞳を向ける。 ) ( … 空飛ぶカボチャや浮かぶランタン。 ちょッと考えたけど、 )  うンッ。できるよーになッたら 一番に見せる のぅッ、 ( 其の前に早く飛べるようにならなくては。木から落ちて怪我をしてから、全く練習して無い。苦手は 克服しなくちゃ。 )  …… 、 ( 帰ッて来て欲しいと望めば、強制的に帰る事になるのかな、 なンて、思いながら、 )  …… 帰ッてきても、見えない のに、 ねー。 ( なンて。 …足音が近づいて、声と 花が降ッてきた。 )  うンッ、 ( それを受け取ッて、墓の前に 置く。 白と黄色、綺麗なお花。 ) ――― 、遅れて ごめンなさい。 … 、  オバーサマ、おやすみなさ い。 ( お祈りする様に 両手を組み合わせて。 それで御終い。 お祈りのやり方なンて分からないから。 )  [Wed 7 Oct 2009 23:05:38]
紅梅 > 空想ォ的だ ねェ ? ( 怪奇、では無く。 クス、と小さく笑い声交じり ) へェ…… じゃァ キミもそのうち出来るよォになるのかな? ( でも其れより翅で飛べる様になるが先かと、思い乍 ) さァ。 帰ってきて欲しいと思う人がいるからじゃなィ? ( だから迎え火を焚くのだろォ、 )  … ( 答え様とした言葉は、紡がれぬままキミの声に口を閉ざし )  ... ( 歩み寄り ) ( 石を、見つめ―― )  ...嗚呼、 うん。 ( 持っていた花束を、キミへと差し出した。 供えてあげるよォに、と。 洋花で無くて悪いけれど ) [Wed 7 Oct 2009 22:52:17]
ハニィ > ―――… う−ン、 ( 起こッて欲しいかと尋ねられれば、悩む様な声。 ) … ン−、 起こりそう ッて思うけど ぉ、起きたら良いなッて 思わないかも  なのぅ。 ( へンなり、眉尻下げて、 )  けど、 空飛ぶカボチャ とか、浮かぶランタン とか、そういう不思議なこと だッたら良いな あッて。 ( オバーサマがやッてたのぅ、なンて 言いながら。  紙と墓石に 視線は行ッたり来たり。時折、ツィと墓に触れたりしつつ、 )  … ―― 、 ( 帰ッてくる、 ) ( くるッと主の方を振り向き、 )  どうしてー ? ( なンて。死ンでもこッちに戻ッてくるなンて、不思議。 )  ( 去年も遣ッたなら今年も遣るのかもしれない。此の場所が 南瓜や灯りで飾り立てられたら、少しは雰囲気が変わるのかな、ッて辺りを見渡す。今は 墓と闇と、草の鳴る音ばかり。 )  ――― 地方村?そこッて、オバーサマみたいな魔女がいッぱい …あッたぁああ――ッ!! ( 周りへと巡らせていた視線を主へと向けようとした 時、 見付けた。紙と同じ 文字。 ) 紅梅さまッ、 これ、 メディア ッて読む? ( 紙に書かれている文字とは一緒。お墓もまだ新しい。 きッとお婆様のお墓。 ) [Wed 7 Oct 2009 22:44:32]
紅梅 > 不思議なコト ねェ――― … ( 事も無げに。 整然と並ぶ墓の列を見やり ) 起こって欲しい のゥ... ? ( 不思議な、コト ) ( 此の場所も清冷な石も、淀む雰囲気さえも 押し付けているのは生者の側だろォに。 此れ以上何を望むと云ゥのか―― 肝試しでもしている気なのかと、何処か楽しげな黒蝶の背を見 ふ、と袖の下で息をつく ) ―― 時々決まった時には、帰って来るらしィ よォ? ( 其れも、結局は帰ってきて欲しいと願う者たちの思い故なのだろォ けど ) 去年は、していたよォだ よ。 ( 其の前の年も、であったっけ。 人から伝え聞く許りで自ずから足を運んだ事は無いが。 納得した様子に、そうだねェ と応え ) ――嗚呼、 地方村の辺りでは 其の様な事をしている所も有るのではないかな ァ.... ( のんびり。 キミに付き歩き、 其の様子眺め 乍 ) [Wed 7 Oct 2009 22:30:20]
ハニィ > ( 視線は、主様を向いたり、墓へと移ッたり。時折鳴る草の音に、びくッてしてそッちを振り向いたり、 ) ( 墓から視線を外した彼を 見遣る事は出来ず、 )  ( 雰囲気、 ) ―――… う ン。公園とか、お店いッぱいあるところとか より、不思議なことが起こるよーな 気がする、のぅ 。 ( 怖いけどッ、なンて付け足しながら。 居心地の悪そうな主様とは反対に、 黒蝶は眼に僅か、好奇の色を宿して。にししッと 小さく笑う。 )  ―――… タマシイは、御許に行けるン じゃない のぅ? ( 神様か、悪魔か。此処に居残る魂も あるのかなあ、なンて )  ソーウィンッ! …うゅ?此処もカボチャとかランタンでお飾りするのぅ? ( ぱちッと驚いた様に瞬き一つ、 ) あ、 そッか。死ンじゃッた人が帰ッてくる日だから、 ( 迷子にならないように、此処も飾るのかも ッて納得。ぽむッと手を叩き合わせて、 ) … ソーウィンはね、おばーさまが言ッてたのは ぁ、 太陽と自然の恵みに感謝するお祭り だッて、 ( だから、厳密にはハロウィンとは違うのかもしれない。 広げた紙に書かれた字を眼で追ッて、一文字目から 探し始める。 ) ――― め、め、め、め …、 ( 新しいお墓を中心に メディア の名を探すけれど、 ) [Wed 7 Oct 2009 22:18:49]
紅梅 > ( キミが此場に何を感じるかは知らねど )  ――― ( 静謐で冷冽で幽冥な此処は、自身には余り居心地が好いとは言い難い )( 何気なく手近な墓石をチラと見やり 直ぐに視線を外した ) ―― 場の持つ雰囲気に、呑まれそう? ( 他とは違うと云ゥキミに。 クスと小ィさく笑い 乍、目を伏せて瞬きを )  そォだ ねェ。 ( まァ 盆も彼岸も過ぎた から、 ) ―― 確か キミがゆゥていた 今月の末日は、南瓜の飾りと灯火に賑やかであった筈だ よゥ。 ( 此の場所、も。 西洋の盆であるらしィ から )  ... 。 ( 紙を手に、墓を捜す キミの、数歩後に付き。 己は何も言わず ただ、キミの為すを見ていよゥ ) [Wed 7 Oct 2009 22:04:02]
ハニィ > いないから、 かなァ、 ( 視線を巡らせて石碑を見遣り、 ) ――― なンだかね お墓は他とはちがう 静か、 な気がする のぅ、 ( うまくは言えないけれど。 う−ン、ッて首を傾げてちょッと考えていた けど、 )  聞こえないだけで にぎやか ッ ? ( ぴこンッて触角が動く。 )  ……… それッて タマシイ? ( 見えないだけで、今此処にいッぱいいたら如何しよう。そう考えると 少し怖い。ぶるッて身震いしてから、 思考を打ち消す様に ぶンぶンッて顔を横に振ッて、 ) ――― … おばーさまの お墓、は 、 ( ガサガサ、ポケットから探るのは此の前書いて貰ッた紙。 主様が居るから、必要無いのかもしれないけど、折角 だもン。 )  [Wed 7 Oct 2009 21:44:01]
紅梅 > 人がいないからじゃないの ォ? ( 億劫そうに、そォ答えた ) 全ての墓に其々の遺族が同時に参ったならば、其れは今と違った雰囲気になろォ けど。 ( 野菊、野路菊、磯菊―― 白と黄が主体の花を紙で包み抱え持ち。 首を傾げて墓の列から蝶へと視線を流す ) ―― 其れに 聞こえぬだけで 賑やかやもしれぬ よォ? ( クスリ。 )( 声無き者達の声 が ) [Wed 7 Oct 2009 21:37:06]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『 ――― さて... ( カラ リ)』 [Wed 7 Oct 2009 21:27:54]
ハニィ > ( お空は生憎の曇り空。困ッた時にお月様に頼る事が出来ないお天気 だけれど、 )  おッ墓ー。 おばーさま ァーッ、 ( てッてッて、と軽い靴音を鳴らして、墓地に参上する黒蝶娘。 前回は文字が読めなくッて、お婆様のお墓を見付ける事が出来なかッたけど。今回は きッと見付かる筈だ。 )    ( 辺りは静けさに満ちて、だァれも居ない。 )  ―― どうして、お墓ッて こンなに 静か、なのぅ ? ( 墓地の中央へと進めていた足を、ぴたり止めて。 くるーッと後ろ振り返り、素朴な疑問を 投げかけた。 ) [Wed 7 Oct 2009 21:24:02]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( リベンジ:お婆様のお墓参りッ )』 [Wed 7 Oct 2009 21:18:43]
お知らせ > サヤさんが帰りました。 [Tue 6 Oct 2009 02:19:39]
サヤ > ( 言えたのも、これだけ ) ――――――――おつかれ。 ( たった、それだけ ) [Tue 6 Oct 2009 02:19:29]
サヤ > ( これだから宗教は苦手だ。 神も仏も生きている間には何もして寄越さない。 何の役にも立たないくせに形ばかりは堂々と、世の真理の面をしてみせるから――――これだから宗教は苦手だ。 全て宗教のせいにして、宗教嫌いのせいにして、短髪を掻き毟りながら場にそぐわない真似ばかりしている。 これで何をしに来たのかと言うのか ) ……………………。 ( 取れた時間は長くない。 この後も巡回はまだ続く。 ――結局、嫌いだ嫌いだと言いながら、嫌いな形式だけのがらんどうの輪郭をなぞるよう。 どかりと、座り込む勢いで屈み込み、目立たない百合をまとめて置いて、目を瞑って手を合わせた。 不謹慎な事に殉職を遂げた同僚を悼む言葉も浮かんでこない。 ただ、誰かの為に手を合わせたのは何年ぶりになるだろうかと、浮かんだのはやはり場違いな――――それだけ。 ) [Tue 6 Oct 2009 02:18:12]
サヤ > …………。 ( 湿った土の匂いのする夜気を、溜息のように押し出した ) 煙草を供えていいのは仏が喫煙者だった時、だよ――――な。 ( 今も火を灯さない煙草は口の端から下げている。 下げてはいるが、相手が喫煙者だったかどうかも知らなかった。 用途を話さず、よく分からないからと花屋に適当に選ばせた百合が霊花に相応しいかも知らない。 おそろしく順序がちぐはぐで、手際の悪さにがつがつと、湿った土を爪先で抉る ) …………うああ。 [Tue 6 Oct 2009 02:10:23]
サヤ >  ……。 ( 墓前に来たとてかけられる言葉があるわけじゃない。 出向を理由にほぼひと月遅くなったし、生前特に話をしたわけでもない。 ――職務に馴れ合いを持ち込むべきではないと思うし、己がそもそも馴れ合いに向かない。 だからこうして、特に口を利いたでもない元同僚の墓の前に来て、肺に空気を痞えさせた。 酷く場違いだと、知る ) [Tue 6 Oct 2009 02:06:03]
サヤ > ( ――――そう、して。 束にもなれない百合を左肩の上に乗せて、真新しい墓の前にいる ) [Tue 6 Oct 2009 02:01:44]
サヤ > ( やがて内側から扉が開いて、この夜の当番らしき初老の墓守が顔を出した。 よく見えるよう、カンテラで己の面を照らす ) 悪ィ。 昼間来た――――だ。 昼間に預けといたモンを受け取りに来た。 ( はいはいさ、やけに軽い調子で墓守が一度引っ込んで、預け物を手に戻ってくる。 それが何かは、…一見にしかず。 華美なものでも何でもない、白い百合が何本か )( 昼間は水に浸けておいたんだろう、開きかけのソレはまだ萎れる気配がない。 ぶっきらぼうに礼を言って、遅くまで起きさせていた件を詫びる。 見送られるのも厭なのでとっとと寝ろと言っておいた ) [Tue 6 Oct 2009 02:00:02]
サヤ > ( 墓標の合間にちらちらと、同僚の炎の進みは遅い。 ひとつひとつの墓標の間を犯罪に繋がる何かがないか、丁寧に回っているんだろう。 いつもならあのくらいつぶさに見て回りたい――もとい。 見て回るべきだが、…今日のところは。 大股に墓地の奥へ奥へと進んで、行き着く所は簡素な小屋。 カンテラを掲げ、静まり返った墓地の空気もろとも破る勢いで何度か扉を叩いた。 明かりが洩れている。 ならば転寝程度で、墓守はまだ起きている、はず )  [Tue 6 Oct 2009 01:54:41]
サヤ > ( 二手に分かれる。 広い墓地内を頼りないカンテラの光が離れて行くのを見送って己は別の方向へ進んだ。 夜目の利かない人間の目では同僚の姿は夜に溶け、揺れるちっぽけな炎が狐の提灯のよう ) ――――とか。 阿呆言ってんじゃねえよ、ッたく――… ( 俯いてがりがりと後頭部を引っ掻く。 気を取り直してこちらも足を進め始めた。 あちらからも己のカンテラの炎は、狐火か何かに見えたかもしれない ) [Tue 6 Oct 2009 01:50:22]
サヤ > ( 夜警の巡回ルートには共同墓地も含まれている。 時々墓荒らしが不埒を働く事もあるし、鬱蒼として夜間は人足の途絶えるここは脛に傷持つ手合いが潜みそうな場所だからだ。 それから、ともすれば管轄違いに当たろうが、ここから起き出してきて悪さを働くモノもある )( 深夜、夜間の巡回中のほんの一時。 行動は二人一組でなされる――今宵のペアの相手に少し時間をくれるよう頼んだ。 使える時間は長くない ) [Tue 6 Oct 2009 01:46:33]
お知らせ > サヤさんが来ました。 『( ひと月遅れの )』 [Tue 6 Oct 2009 01:42:41]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( 人形の有無は 偶数ならば発見。奇数ならば ――… → ) 』 [Sun 27 Sep 2009 03:16:46]
リゼル > ―――― …、 墓地は危ない かもね。 ( 何処か他人事の様にポツリと言葉にし、 ) ―――― む ぅ、 ( 心当たり―― 少し顔を顰めて考えるも、首を振ッた。 …冷たい風が肌に触れて、あァそろそろ外套が必要だ、なンてぼンやり考えながら。 )      … そ? ( ぱちッと瞬き一つ。 人間が一番早く死ぬ種族だと思ッたけど、嗚呼そうか。死ぬ理由は寿命だとは限らない。 )   … 付いていくよ。私の御人形だし ね。 ( 彼にそう告げれば、追い掛ける様に 歩き始める。一度だけ ぴたッと足を止めて 背後振り返り、 )   …―――― 。 ( なンの姿も見えない事を確認して、息を吐く。 )  ( 再び、歩き出そう。 ) [Sun 27 Sep 2009 03:15:24]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 [Sun 27 Sep 2009 03:05:55]
ティス > ――― (眉を寄せて息を吐く―――危なっかしいなという内心の独白と共に) 何所か心当たりの場所等、無いのですか。 (秋風に貴女の銀糸が舞い遊ぶ様を眺め乍) ―――… 人間で無くとも直ぐに死にますよ (男は言葉を紡ぐのと同じだけの時を掛けて瞬きを一度だけした。寿命で死ねた人間はむしろ稀なのでは無かろうか。墓石の彼女も寿命で亡くなる事は叶わなかった。だが寿命で死ねなかったからと云って其れで幸せか不幸せかが決まる訳では有るまい――彼女は如何で在ったろうか) ……(男は既に墓守の小屋の方へと足を向け乍、つと貴女を振り返り) ――ついてくるか否かは、御自由に (そう告げ、人形の有無を墓守に問う為歩きゆこう) [Sun 27 Sep 2009 03:05:49]
リゼル > ――……… うン、 ( 言葉に少し悩む様な間が空いて、 ) …決まッた寝床があッた方が便利 だよね。 ( 答える。此処に居る理由なンて 唯何と無く、だ。―― 大蒜の首飾りは恐らく死ねる。死なないにしてももう地上に出る事は出来無そうだ。其れは勘弁願いたい。 ) ( 逸れた視線に、 そう? と小さく首を傾げ、 )   ―――… 人間は、すぐに死ぬね。 ( 花を手向ける様を見遣りながら、独白の様に呟いた。少しだけ、視線を落とし。 )    …、 ( 墓石を、彼が見遣ッていた 数秒か。数十秒か。其の間は口を開かず、同じ様に墓を見た。 ――知らぬ名だ。 )   … そッか、墓守なら知ッてる かなァ。 うン、 ( こくンと一つ頷いて。 ――見付かれば良いけどなァ、なンてぼンやり考える。あァ今度からはきちンとしなきゃッて思いも共に。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:49:56]
ティス > 何処ぞに寝床を定める予定は無いのですか。 (既に此処に定めているのだと云われれば其れ迄の事で在るが。眠りについている内に大蒜の首飾りでも掛けて埋められたら如何するのだろう)(問いにはいえ、と視線を逸らし) ――そうですね。 (男は増えた墓の一つ――二週間程前に立てられた自警団員の墓へと花を手向け――)  …… (暫くの間其の墓石を見つめていたが徒其れだけだ。何を思っているか男の表情から読み取るのは難しく、其の内に貴女へと向き直り) ―――墓守に訊いてみましょうか。 (貴女の眠る棺に土を掛けた誰かしらが居ると云う為らば。傍らにあった鞄、其の行方を知っているやも知れぬと) [Sun 27 Sep 2009 02:42:20]
リゼル > うン、普通。快適ッて程じゃァ無いし、 ―――… 何? ( 溜息交じりにそう告げれば、ふと己の腕の辺りに向けられた視線。こてンと小首を傾げて尋ねる。 ――土ごと棺桶の蓋を開けるのは、別に苦じゃァ無い。重く感じない訳では 無いけれど。 )    …、 新しい墓が増えた ね。 ( 花弁が消えれば、ポツリと呟くのはそンな言葉。 …彼が花を捧げに来た 顔見知りの女性も、増えた墓の一つ か。 ) … ――― ン、消えた。 ( 真新しい墓に視線を遣りながら、呟く様に言葉を返し。 其の視線を彼の方へと向き直れば、 )  そ。あの ―― 助けて貰ッたお人形。 ちょッと、ね ――… ぞんざいに扱い過ぎたかも なァ。 ( 少しばかり眉を下げ、溜息交じりに答える。 ――そこは反省しなくてはいけないか。見渡す限り、人形の姿も、鞄も見えない。 )  … ――― ティスは よく此処に来る? ( 見なかッた、鞄?と 付け足して。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:29:35]
ティス > 普通、ですか。……。 (男の視線は少女の腕に注がれる。其処等の子供と違わぬか細く白い腕――あれで良く棺の蓋ごと盛り土を除けられるものだと) ―――… (姫君の視線が風に舞い散る花弁を追おうとも男は其れにつられるでは無く――今宵月の女神を覆う無粋な雲のヴェールは無く、貴女の背後に半月の月を望んで目を眇めた)(知り合いと云うより顔見知りだろうか、其れも一方的な――彼女が此方を見知っていたか如何かは解らないが男は生前の彼女も知っている。死に顔も知っている。何せ彼女にエンバーミングを施したのは己で在るのだから) ―――消えた?(視線の先を貴女へと戻し、男は僅かに眉を顰めた。アノコ、とは誰であろうかと一瞬戸惑ったが――そう云えば以前共に掘り起こした筈の鞄が彼女の傍らに無い) 嗚呼、あの御人形ですか? [Sun 27 Sep 2009 02:18:27]
リゼル > ――― うン、普通 かなァ。 ( 陽の光が遮られるから幾分良いけれど、なンて呟く様に言葉を返し。 )  … 、 ふゥ ン ? ( 白い花弁が 一枚、二枚、 風に流されて飛ンで行く。其の様子を眼で追ッて、 闇に消えれば彼へと視線を戻した。 )  ―――… 。 ( 知り合いとか?ッて訊くのは 止めた。墓参りに来るンだから、知り合いなンだろう と。 )   …ああ、 ( 言葉に、少しだけ表情を顰め、 )  ―― 消えちゃッたン だよね。 あの子。 ( と、ひどく曖昧に答える。 ――置きッぱなしにした自分が悪い事は分かッているンだが。無くなッたのは、気に食わない。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:05:16]
ティス > ―――土の褥は如何ですか (こんばんはと応える声は儀礼的な鸚鵡返し)―――… (貴女の視線の先に気付けば男は酷く詰まら無そうに手元の花へ視線を落とした。夜風に微かに揺れる白い花はちらちらと花弁を散し夜に溶けてゆく)  ――まあ其の様な物です。(まるで墓参りをするのは男では無いかの様に他人事めいて問いに答え) 何か御探しの様に見受けられましたが――― (先程迄吸血姫が視線を巡らせていた先、男も愚鈍な様で首を廻らせ) [Sun 27 Sep 2009 01:58:05]
リゼル > ( 眠る前の記憶を思い返してみる。――酷い眠気が襲ッて来て、何も考えずに寝床に来て。人形の入ッた鞄は其のまま置きッぱなしで眠ッた気がする。 ――けど棺桶には土が掛ッてた。墓守が墓荒らしの所為だと直したのか、其れとも ――…。 )   … ン ? ( 背後から掛ッた声に、そこまで考えていた思考を止めて 振り返る。 ) ――― あァ、 … こんばんは? ( くすくす、と小さく笑い 、 溜息交じりに掛けられた言葉には、 ――寝起き、 と答えた。 )  … 、 ( ちら、と彼が手に持つ花束に目を遣り、 ) ―――… 君は、墓参り? ( こてン、と小首を傾げて尋ねよう。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:42:47]
ティス > (月明かりを鈍く照り返す十字架の群れは相変わらず酷く無機質だ。生きている者の匂い等露程もしないのに其れでも人々は死して尚此処に訪ね来る――其れを理解出来ないと切って捨てるならば今宵の男の行動は如何判ずるべきか) ―――(男は新しく出来た墓の一つに用が有った。新しいと云っても二週間程前の物に為るか―――真白い秋桜許を選び包んだ花束を無造作に片手で持ち、もう片方をポケットに突っ込んだ侭足を止めたは墓の前では無く)――― …何を為さっておいでですか、 (姫君、と呼ばわる声は溜息混じり) [Sun 27 Sep 2009 01:36:30]
お知らせ > ティスさんが来ました。 『―――…』 [Sun 27 Sep 2009 01:22:49]
リゼル > ( 真新しい墓へと近付いて、見遣るは生没年月日。其れを見る限りはそこまで時間は過ぎていない様。 )    …、 ( 前みたいに気付いたら1年過ぎてました、ッて事にならない様に気を付けないと。 )  … 何処に遊びに行こうかなァ。 ( 欠伸交じりに呟いて。ゆるりと周囲を見渡す。 )   … ? ( 両手を見遣る。 )  …… 、 ( 周囲を見渡す。 ) ―― あれ、 人形何処やッたッけ。 ( 何時もは埋めるンだけど。今回は其処ら辺に置きッぱなしだッた覚えがある。 キョロキョロと辺りを見渡す様は、まるで迷子。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:15:03]
リゼル > ( ―― 少しだけ、冷たい風が身体に触れる。 …棺桶は其のままに、ゆるゆると 石碑の並ぶ場所まで歩ンで、 辺りを見渡した。 )   ( 新しい墓が 何個か出来ている様。 ―― 今はどの季節で、何月なンだろう? 暫く眠ッていたから、とンと解らない。 )  … ふあ 、 ( 再び洩れた欠伸。 ゴシッと眼擦り。 )  … そンな 寝過ぎた感じは しないけど、  ( ―― さて、如何だろう。ぼンやりと 暗闇の中、佇む。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:04:21]
リゼル >  ( 墓地の奥、雑草が生い茂る隅ッこで。踏み固められていない土が盛り上がり、がこンと棺桶の蓋が開く。 )   …、 ( 中から這い出た子供風貌は、きょろッと辺りを見渡し 欠伸を零して、 )   … 夜 かあ、 ( 呟いて、空を見上げた。 久し振りに見上げた月は 綺麗な金色。 空は 綺麗に晴れていた。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:57:13]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『( ―― 月が 出てる。 )』 [Sun 27 Sep 2009 00:51:59]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『( メの つくカードは無かッた…! 肩を落として、今日は 家路へ。 )』 [Sun 20 Sep 2009 21:24:19]
ハニィ > ( 不意に、ぴたり ッと泣きやンで。 )   …、 ( スカートのポッケからタロットカードを取り出す。此処に書いてある文字は、何となく読めるから。其れに 当て嵌めていけば良いンだ。 )    ( ぺッたン、と墓土の上に 正座して。膝の上に ハラリハラリ、カードを落としていく。 ) ―― おばーさまの 名前の、 メ 、メ、 メ、 メがつくの は ァ …ッ、 ( ハラリハラリ。 78枚のカードを 一枚ずつ見遣ッていく。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:22:02]
ハニィ >  ――――…… おばあ …さま。 ( ポツン、呟いた。 )( 墓地 ――初めて来た場所 だけれど。街よりもずッと暗く感じる。 石碑の文字だッて、じいッと見なければ解らない程。 )  ―――… う、 うううう ッ、 ううー ッ、 …! ( 読めない文字の羅列が続く石碑。十字架。 所々にお花のあッて。 何だか すごく不気味で、怖い。心細い ッて云うのか。 ) ―――― おばあさま ァ ッ! ( 迷子の子供が泣き叫ぶみたいに、目の辺りに 手を遣りながら、わンわン泣き出す。 ) ( ―― どうして、見付からないの。色ンな人に道を聞いて、 ようやく墓地まで辿り着いたのに。結局 見付からない、なンて そンなのは 嫌。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:10:12]
ハニィ >  う、 うゅ、… 、 ( きょろッと辺りを見渡す。 あッちにも、こッちにも石碑は並ンでいるけれど。 よく見れば、新しい物と古い物 の差が解る。 )    …、 ( お婆様が亡くなッたのは つい最近。だから、在るとすれば 新しいお墓の筈。 )  ――― あきらめたら ッ、そこで しゅーりょー なのぅ ッ。 ( グッと拳を握り。 取り敢えず 新しそうな石碑の方へと てッこてッこ歩み寄る。 )  ( 「          」 …石碑に書かれている文字は さッぱり解らず。こてンッて小首傾げた。 )  ―― … ?  ( 何個か在る 新しそうなお墓を 行ッたり 来たり。どれも文字はよく解らなくッて 、へたり、ッと心成しか翅が下がッた。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:01:29]
ハニィ > ( ―― 眉がハの字に下がッた。 )     …、 ( 共同墓地の中央ら辺で、立ち尽くす黒蝶翅。 右見て、左見て、後ろ見て、ついでに上も向いてみて、 )    ――――…、 ( がッくり、項垂れる。 )( 墓地には大量の十字架が有り、ろくに文字の読めない黒蝶は、目的の「おばーさまのお墓」を探す事が出来ず。 )  う、 う、ううう−…ッ。 なンで ッ、こンな いッぱい あるの ぅ …ッ、  ( 嗚咽にも似た声上げたながら 呟く様に言ッた。 ) [Sun 20 Sep 2009 20:50:53]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( ―― へにょ、 )』 [Sun 20 Sep 2009 20:47:04]
お知らせ > ケミーさんが帰りました。 『( 職場に戻ったら、笑顔でいようと女は思った )』 [Sun 13 Sep 2009 01:21:04]
ケミー > ( 過去を振り返り縛られず、未来へ逃げずに直視する )( …自分の後を誰かに託せる強い彼女の家族なのだから、そうしてきっと強く乗り越えて行くだろう。 今日、嗚咽を耐えながらも葬儀をやり遂げたように。 家族だけじゃない、彼女に笑顔を貰った人たちも ) ( だから ) [Sun 13 Sep 2009 01:20:07]
ケミー > ( 彼女が起き上がってきたら、多分、わんわん泣いてしまっただろう。 ごめんね、と何度も言い続けて、逆に慰められてしまいそうになりながら ) ( 起き上がって来るのは望む所で、それは参列している人々もきっとそうだと勝手に思っている ) ( 親族の元にと呼ばれたら、驚きはするけど躊躇いなく頷くだろう。 他に同じ事を言った先輩や同僚も居ただろうか )    ( 人死にには慣れていない。 でも、こんな仕事についているならいずれ「よくある事」になる。 同僚や街の人々が儚くなるのを見続けて、いつか慣れて行く。 我を忘れないために必要な事で、感情を失うからではない。 こうできたら、こうしていたらを考える ) … ( 次なる彼女を、同じ語彙族を生まない為だ ) [Sun 13 Sep 2009 01:18:45]
お知らせ > ジュン=ワタヌキさんが帰りました。 『 襟元を正し、最後まで見送ろう――。 』 [Sun 13 Sep 2009 01:04:18]
ジュン=ワタヌキ > ( 「 今なら神様にも俺が話付けてやるから 」 )( 起き上がるというなら、男はそう答えたろう。 神父の仕事が無くなってしまうけども、ソレはソレ我慢して貰おうか。 )( 遠間から式を見守る同僚、彼女が同席したいと言うなら親族の元に共に来て欲しいと男は云うつもりで。 ご両親は覚悟していた、では納得出来ない部分も十二分に理解出来る。 以前、目の前で仲間を喪った経験がある――、歯痒さと無念と無力さだけが残ったが。 ソレでも小説ではない、ヒトが死んだ後も物語は続く。 恨み言も当然だろう、自分だってそんなに出来た人間じゃあない。 ―――けれども、隊長として最後まで責務は全うしようと。 彼女が笑顔で旅立てるならば―――。 ) [Sun 13 Sep 2009 01:03:50]
お知らせ > 墓地さんが退室されました。 『 そしてその事に対し、感謝をするだろう。 』 [Sun 13 Sep 2009 00:57:03]
墓地 > ( 同様の思いは家族の胸の内にもあった。こうなる前に何かできたのではないか、なんて。人は誰しも終わってから、終わってしまった事を繰り返し考える。そして後悔する。そして無念に思うのだ。 神父が腰を抜かすのを覚悟してでも、この棺おけの蓋を蹴破って這い出ることができたなら、そうしただろう。その場に居る全員は驚き戸惑うだろうが、悲しむよりかはましだ。 ) ( 自警団と遺族とのやりとりは、殺伐としたものになるかもしれない。悲しみながらも頭を垂れる両親。そして兄達は恐らく恨み言の一つも言うだろう。二人を口汚く罵るかもしれない。けれど、いつかその兄達も納得し、理解する日がやってくる。その日の為に、そうやって話し合うことは必要なのかもしれない。 ) ( …そして式は無事に終わりに近づく。棺は土に覆われ、神父は十字を切った。 …怒りや悲しみをどこにぶつけたらいいのか。事件は今後どうなるのか。遺族はどうやって失ったものを埋めていくのか。判らないことだらけである。…ただ一つだけ確かなことは、最後にこうして色んな人に見送ってもらえたコンスタンツェという女は、幸福だったということだ。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:50:02]
ケミー > ( 眺めて、見つめて思ったことは。 一番無念なのは誰なのだろう。 大事な娘を、姉妹を失った御遺族か。部下の信念を見てきたであろう隊長か。 共に働き元気づけられていた同僚か。 朗らかな笑顔をいとおしく思う友人達か。 自分の無念を自分の出来る形で果たそうとする人達か。 比べようもない ) ( 彼女が今の彼らの姿を見たら、微笑むか笑顔を見せようとする気がする。色んな感情をないまぜにした表情で ) ───スタン─── ( かすれた声で予備ながら、棺が見えなくなる頃になって、やっと爪先を踏み出した。 土に還るのとは少し異なるのかも知れないけど、いずれ彼女は土に還る。 ほとんど姿が見えなくなった棺の近くへ進み出て、震える指で土を被せよう ) ( ご家族の言葉を受けて良い立場なのか、それはわからない。 ただ与えられた時間の限り、葬儀には残る心算。 激情を向けたいと思うのなら自身が受けたいと思っていた。 彼女を殺めた者について、それに関連した事について、彼女と話していたからだ。 もっとその事に一緒に踏み込んでいたら…何とか出来たんじゃないか、なんて後から幾らでも言えるものだとしても ) [Sun 13 Sep 2009 00:33:05]
ジュン=ワタヌキ > ( 様々な思惑が交差する墓場、せめて今だけは彼女を弔ってやりたかったのだけども――。 ソレも個人的な感傷か、墓場を後にする影か数人。 その中には顔見知りも。 心の中で溜息を一つ、仕方の無い事だろう。 彼女の想いを無駄にしたくない気持ちには変わりは無くとも、やり方は想いの数だけ。 だが、今土の下で眠りについた彼女は――、自分の事など放り出して他人を心配してしまう性分だったと記憶している。 ) ――。 ( 後で、自警団の一人として親族には挨拶に向かうつもりでいる。 彼女が自警団であったのならば、此方も最後まで同僚として彼女と親族には接するべきなのだろう。 恨みの言葉か感謝の言葉か、何れにせよ遺族の言葉は黙って受け止める腹積り。 最後位はしっかりしないと―――託す方もおちおち寝てられないに違いない。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:24:00]
墓地 > ( コンスタンツェは生前、こう考えていた。たとえ自分が駄目になってしまっても、必ず誰かが引き継いでくれると。だから自分の前の誰かが駄目になってしまったら、それを必ず引き継ごうと。コンスタンツェの命が潰えたとて、それで終わりではないのだ。家族。親友。自警団や共に協力し合った仲間。それぞれに想いを託すのだ。 ) ( 忙しい中、こうして来てくれた事にコンスタンツェは感謝するだろう。笑えというのは無理にせよ、元気出してと事の張本人のくせに言ったかもしれない。 ) ( ―― 一方で、この状況を嘲笑う悪魔の姿もある。確かに、コンスタンツェという女が迎えた結果だけを見れば、コンスタンツェは敗北してしまったことになる。無念に思う負の感情もまた、そこに漂うものであった。 ) ( そして土が被せられて行き、棺が覆われていく。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:15:26]
ケミー > ( 幸運に、か。 訪れる時間を得られた、参列の一人 ) ( 躊躇いか傍観か、やや遠まきに身をおいて ) ───…。 ( 土の眠りのしとねを手向ける中。 知る姿は幾つか視界の中に。 そのうちの離れる姿を見たのかどうかは知れず。 ひと目でそれとわかる沈んだ表情が変わるでもなく、気の利いた言葉を呟くのでも無く ) [Sun 13 Sep 2009 00:10:09]
お知らせ > ケミーさんが入室されました。 [Sun 13 Sep 2009 00:04:57]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――――――報復を。』 [Sat 12 Sep 2009 23:58:34]
カイン > (土はかけない。 棺の中の肉体は既に腐敗している筈だ。 あとは骨になり、それさえも消え去る。 ――それだけだ。 コンスタンツェという女性は死んだ。 事実はそれ以上でもそれ以下でもない。 故に――土はかけない。 そうするより他に、するべき事がある)(報復を。 しかるべき制裁を。 目玉泥棒に。 このヴェイトスに潜んでいる怪物に。 我が物顔で生きている犯罪者どもに。 それ以外に、為すべき事はない。 自分の腕の中で死んだ女性の為に、できる事はそれだけだ)(最後に一度、周囲を見回した。 彼女を悼む為に訪れた人々を。 怪物どもに襲われた人間の数だけ、こうして悲しみ、怒りを抱く者がいる。 なら――戦うしかあるまい)(埋葬の光景に背を向けて、ゆっくりと歩き出す) [Sat 12 Sep 2009 23:58:25]
ジュン=ワタヌキ > ( しかし――得心がいった。 平凡と言われるかも知れないが、極々普通の家族と友人。 何処か特異性を求められる自警団という集団に於いて彼女の存在は至って”普通”だった。 普通だからこそ素晴らしい―――、剣を振るうだけの男はそう考える。 例え相手が何者であろうと、素直に話していける。 事件の半ばで命を落としたが、彼女の想いに触れた人々に何かが残った事を祈り。  ) ……有難うコンスタンツェ君。 遅刻は出来るだけ――控える事にするよ。 ゆっくり休んでくれ。 ( 祈りの言葉の後、丁重に土を被せて行く。 小さな声で、彼女を見送る。 兄の視線、真摯な想い。 ソレには黙って受け止める他に無い。 偽善と罵られ様とも、葬儀は死者の為ばかりでは無く。 残る、生きて行かねばならぬ人々の為の別れの挨拶では無いのか。 湿っぽいのは苦手だが、小さな敬礼を一つ。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:55:04]
墓地 > ( そんな隊長の姿をコンスタンツェが見たら、ちゃんとした格好できるんじゃないですかと笑ったことだろう。それとも、遅刻してきたことに小言でも言ったかもしれない。そんな遅れてきた自警団の隊長に対し、コンスタンツェの兄は一層怒りを顔に滲ませたけれど―― 大声を張り上げたり、詰め寄って殴りつけるような事はしなかった。妹の前でそれをすることは、よくない事だと知っていたのだ。だから、拳は強く握り締めたまま。 …そして犬柄の眼鏡拭きはありがたく使わせて貰おう。天国に行ってもきっと眼鏡は手放せないだろうし。それをくれた男が、同僚達が、一層の決意を持ってこの街の平和の為に尽くしてくれるのなら、コンスタンツェも命を張った甲斐があった。 ) ( 聖歌が歌い終われば、神父が前に出て言った。祈祷を捧げるだろう。 ”灰は灰に、塵は塵に” だ。 ) ( そんな一連の流れも、神を信じぬ男には滑稽にみえるのかもしれない。それでも神を信じるもの達にとっては、それが慰めになる。もう一度ここに来てくれると言ってくれた友人の心に対しても。 ) ( そして、ラサートが胸に誓ったとおり事件はまだ終わっていない。その決意は、いつか犯人を捕まえることに繋がるのだろうか。 ) ( …神父の祈祷は終わり、綱につるされた棺がゆっくりと墓穴に降ろされていく。やがて参列した者達の一人一人の手で、その上に土がかぶせられていくことだろう。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:42:50]
お知らせ > ラサートさんが退室されました。 『それこそが自身の追悼の意に他ならないのだから…』 [Sat 12 Sep 2009 23:31:49]
ラサート > (響き渡る聖歌。自身もハプテス信者の端くれなれば自然と小さいながらもその文句が口をついて出る。その間だけ、少し心が空になった。)(聖歌が終われば俗念が引き戻され、ちらりと役者の青年がいるであろう方向に目をやる。ただ芸能横丁で出会っただけの青年。投函された複数の文書。その現場にいる人間にか分かりようの無い記述の数々…。自警団への出頭。……そして、なんの繋がりがあるのか、コンスタンツェ団員の葬儀への参列…。もちろんただの正義感の強い青年なのかもしれない。偶然、裏ではコンスタンツェ団員と付き合いがあったのかもしれない…。でもそういう偶然の可能性を模索するよりは…状況証拠しかないけれども、よっぽど疑わしい事実が一つあるんだ。)………お前が…アイゼンリッターか…(黙祷を一つ、聖歌が終われば海兵は一人敬礼し、葬儀の列からそっと離れた。)(だが正直そんな推理はどうでも良い。今大事なのはクリスティアに逃げたと推測される、メアリアン・ロッドにどう対処するかという事…そして…) [Sat 12 Sep 2009 23:31:24]
カイン > (神などいない。 いるわけがない。 ――本来、死ぬべきは目玉泥棒だ。 ここに埋められようとしている女性ではない。 目玉泥棒に殺されてきた人々では断じてない。 ……裁かれるべき目玉泥棒は、のうのうと逃げ延びている。 そして殺してきた連中の事など気にも留めていないのだ。 笑わせるな。 こんな世界に、神がいるわけがない)(苛立ちがぐるぐると腹の中で渦巻く。 背中の傷が痛む。 ――視界の端に見えた水兵は何故か驚いていた。 知った事か。 葬式に来ただけの人間を疑いたければ、捕まえたければそうすれば良い。 そんな事をしている暇があるのならば)(――糞) [Sat 12 Sep 2009 23:19:22]
お知らせ > アヤさんが帰りました。 『( 粛々と進む儀に、粛々とならって―― おやすみ、スタンツェル。また逢いに来るよ。 )』 [Sat 12 Sep 2009 23:18:55]
アヤ > ―――― ( 貴女に渡したロザリオは、私が小さな頃からずっと肌身離さず身につけていたもの。 ) … ( 今私が手にしているロザリオは、私が譲り受けた祖母の形見の品。 貴女に渡したロザリオの代わり、この先ずっと身につけてゆく 貴女と同じ型のロザリオ。 )( それはそう、きっと死してもなお私と共に在り続ける筈。 今貴女の手にロザリオが在るように。 死して尚、別たれることの無きように ) ……。 ( 例え我、死の影の谷を歩むとも、災いを恐れじ。 ―――汝、我と共に在せばなり。 )( … これからは、きっと主だけでなく貴女も共に在ってくれるのでしょうね。 )   ( 小さな声も謝罪も、――例え周囲が彼等を振り返ったとしても――今のアヤには届かない。 まっすぐに棺に視線を注ぎ、ロザリオを手に祈りを捧げ、 掠れた小さな声で、けれど微笑みながら聖歌を謳う彼女には。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:15:39]
ジュン=ワタヌキ > ( 午後の仕事を抜け、墓場へとやって来た自警団制服姿の男。 流石に今日は襟元を正し、腕には喪章。 普段は薄く浮いた無精髭も綺麗に剃刀をあて幾分まともな格好。 ) ……遅れて申し訳無い。 ( 小声での謝罪と共に一団へと加わる。 出来るならば、個人として弔ってやりたいとの思いは最後まであったが。 最後まで見送るのも、また隊長の務めなのだろう。 兄であろうか、強い視線を感じながらも気付かぬフリを決め込んだ。 残された遺族の気持ち、理屈などで割り切れる問題じゃあ無いのだろう。 一発殴られる覚悟でこの場へと赴いた。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:02:22]
お知らせ > ジュン=ワタヌキさんが来ました。 『 遅れて来た男。 』 [Sat 12 Sep 2009 22:55:20]
墓地 > ( そのロザリオを、二人の繋がりとしよう。死が二人を別つ、けれども尚繋がり続ける為に。そのロザリオを手にしている限り、お互いの事を忘れぬよう。詰まりながらの拙い聖書の朗読に重ねるようなその呟きと、その想いはきっとコンスタンツェの耳に届く。 ) ( 怒り。誰かの死に直面した者が抱くのは悲しみだけではない。コンスタンツェの兄は、カインと同様に怒りを感じていた。自警団に、そして何より犯人に。その感情が理不尽なものだと理解しつつも、コンスタンツェの兄は式に出席した何名かの自警団員達を睨んだ。怒りの矛先がそこしかなかったのだ。そんな兄とカインの怒りの声は、きっとコンスタンツェの耳に届く。 ) ( …やがて聖書の朗読が終わり、聖歌の合唱が始まる。相変わらず家族達はちゃんと声を出せず、掠れるような歌声だけど。 …期間は短かったが、共に事件解決の為に協力しあった海軍の男。自警団の同僚達や、ラサートのような男がいるから安心して託すことができるのだ。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:52:31]
ラサート > (葬儀には最低限顔を見せるのみにして…プライベートな付き合いは殆ど無かった自分は事件の解決に全力を注ぐ事で追悼の意を示そう…そう思い、この場に立った。海軍の制服を纏い、制帽を胸に抱き、戦死者に送るのと同じ形式の黙祷を送る。)………(だが少し遅れて到着した自分が、先日自警団に乗り込んできた青年の姿を視認したとき…葬儀の場にありながら己の心臓が高鳴るのを感じた。…何故…彼がこの場にいるのだと…) [Sat 12 Sep 2009 22:48:30]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『制帽を胸に抱き…』 [Sat 12 Sep 2009 22:40:34]
カイン > (殺人――否、犯罪というものは、ただ被害者の人生を狂わせるだけじゃない。 こうして此処に集まった人々、その全員の人生を狂わせる。 ……当たり前だ。 親しい人が、殺された、犯された、奪われた。 ……それが、何でもないような事であるわけが、ない)(「何が悪いの?」 あの娘はそう言った。 否、あの怪物は。 そして兄の為に殺すのだと喚いていた。 あの怪物は、この場を見て尚、そんな戯言を吐くのだろう。 逃亡を続けているあの怪物は、今もきっと日常を謳歌しているに違いない)……――笑わせるな。(低い声で、微かに呟きが漏れた。聖句とは対照的な、怒りの言葉) [Sat 12 Sep 2009 22:35:01]
アヤ > ( 葬儀の際にロザリオの有無が確認出来たなら、おそらく彼女へと微笑みかけたに違いない。 おそろいね、と小さく呟きながら―― 私も生涯このロザリオを手放さぬようにしよう。 そう思い、ロザリオを包み持つ。 )  … ( ああ、主よ。 感謝します。 )( 彼女と出会えたこと、話せたこと、笑い合えたこと、親友になれたこと、 …彼女と共に居られたその全てに。 そしてあの部屋と、今日と、二度にわたり彼女との別れの場を用意してくださったことに。 ) ――― ( 口の中で微かに、彼女の父に添うよう聖句を紡ぐ )  [Sat 12 Sep 2009 22:34:19]
墓地 > ( コンスタンツェの父は、その棺を前に涙を堪えながら聖書の朗読を始める。今ままで何度も読み上げてきたその聖書の一文が、どうにも声が震えてしまって一行に先に進まない。まるで文字を覚え始めた幼児のように何度も詰まりながら、それでも一字一句間違わぬように読み上げていく。傍らには寄り添うような妻の姿と、泣きはらした目と憮然とした表情の兄達と、いまだ状況をよく理解できていない弟の姿があった。 ) ( 棺の中、コンスタンツェの両手にはしっかりとそのロザリオが握られている。もう永遠にそのロザリオを手放すことは無いだろう。 …そして、最後に女を病院まで運んだ男の姿もそこにある。怒りに震える男の姿が。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:17:26]
カイン > (青年は遺族ではない。同僚でもなければ、友人でもない。 これから埋葬される女性とは、数度顔を合わせただけだ。 しかし、だからこそ此処にいる。 葬儀の末席から、じっと、睨むように棺桶を見詰めている)(其処にあるのは悲しさではない。悼む想いでもない。 ただ、純粋な怒りだ。 ――彼女は慕われていた。 家族に、同僚に、友人達に。 ……その事実が怒りへと繋がっていく。 ――目玉泥棒を名乗る、あの娘に対しての、怒りへ) [Sat 12 Sep 2009 22:14:50]
アヤ > ( 粛々とした雰囲気に身を委ね、参列の末席に俯きがちに立っていた。 ) ――― … ( ああ、だめ。 笑顔をみせようと決めていたのに。 主の御許に彼女が召されるのを祝福する為の場なのに――― ベールって、なんて都合のいいものなのかしら。 ) … ( 小さく、唇を引き結ぶ。 手にしたロザリオをきゅッと握り締めた。同じものは、まだ彼女の手に飾られているだろうか。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:11:26]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(コートのポケットに両手を突っ込んで)』 [Sat 12 Sep 2009 22:05:11]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『…。 ( 喪服に身を包み )』 [Sat 12 Sep 2009 22:04:00]
墓地 > ( ―――時間は遡ることおよそ20時間前。空は重苦しい曇天に覆われ、墓場の空気を一層陰鬱なものにしていた。その墓場の一角に、喪服を纏った人たちの姿が見える。その中には神父の姿や、墓守の姿。遺族の姿も見えよう。 葬儀の後、生花と共に棺の中に納められた遺体はここに運ばれ、深く掘られた穴の側に安置してある。棺は黒い布で覆われ、納棺式が始まろうとしていた。 ) [Sat 12 Sep 2009 21:58:50]
お知らせ > 墓地さんが来ました。 『( 9月12日、午後2時頃。 )』 [Sat 12 Sep 2009 21:56:00]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( ずる、―― と足を引き摺ッて 其の場を離れた。 )』 [Sat 12 Sep 2009 00:13:02]
キティ > ( 土を踏む音と、誰かの声が聞こえた。 ) ―― あッ、 此処ッ、此処です ッ 、来て…! ( ほうッと息を吐いて、上を見遣る。ああ、結構な高さがあッたンだあ、なンて 他人事みたいに。漸く現れた 墓守さンは 慌てた様に 降りて来てくれて。 ) ―― わたしは、… だいじょーぶ なので…、 この子…、 ( 傍らの白い服の少女を指差した。―― 同じ様に此処から落ちて、打ち所が悪かッたのか。殺された後に投げ捨てられたのかは 解らない、けど。 ――遅れてしまッて ごめンなさい。 ) ( 墓守は亡骸を 抱え、遠ざかる。 其の様子を 最後まで見送ッた後、 ) [Sat 12 Sep 2009 00:12:21]
キティ > ―――… ッ …ッ … 、…、 ( パクパクと開いた口からは息の様な音しか洩れず。少し離れた場所で 其れを見遣ッた。 わたしが 感じた死の気配は、彼女のものだッた ンだろうか。また遅れてしま ッたのかも知れない。 ) ―― ご、 ッ ごめンなさい … ごめンなさい ――ッ! ( 傍に居る事が出来無くて。泣く事が出来無くて。 ――今更、ボロボロと涙があふれてくる。 ) ―― ひ ッ、 う、ッく、 うう…ッ、 ( 何度拭ッても 涙は止まらない。足の痛みも止まらない。 座り込ンだ まま、亡骸と向かい合わせ。 ) ―――… お墓 ッ、作ッて もらわな きゃ …? ねえ …? ( グッと立ち上がろうとしても、 ) ―― あ ッ、く…ッ、 ( 足の痛みで 立ち上がれない。 ) ―― 誰か ッ、 誰かあ… ッ、 ( 泣き声混じりに 叫ぶ。―― 此処には墓守さンだッて 居る筈。きッと気付いてくれる。 ) [Sat 12 Sep 2009 00:06:19]
キティ > ―― う…ッ、 ぁ、痛 …――… ッ、 ( どくどくどくどくッと嫌な程鳴る心臓。むくッて上半身起こして、手とか足とか見遣る。 服は砂だらけだけど、パッと見怪我はして いない様。 グッと 立ち上がれば、 ) ―――― ぅあ ッ! ( ずくン、と右足が痛む。まるで熱を持ッた様。 ) ( じわり、と眼に涙が浮かンで。暗闇を見渡す。 )  ――― …、 ( ふと、己の傍らに白い服が見えた。変な方向に首の曲ッた其れは、 如何見ても生きている様に 見えず、 ) ――― ひッ、 ぁあ 嫌 ぁあ ッ…! ( ずりッ、と尻餅付いたまま、其れから 離れようと ―― ) [Fri 11 Sep 2009 23:55:53]
キティ > ( 夜の静けさは 落ち着くけれど、少し怖い。 昼間の、商業地区の大通りも 妖精にとッては同じ位 恐怖、だけれど。 ) ( ―― 明るい街、お店、賑わう人達。 仲間に入りたいのに、勝手に疎外感 なンて感じて、入ッていく事が出来ない。 今一歩、勇気が出ない。 )  ( ―― そンな事 考えていたから、だろうか、 )  ――― ッ、 あッ、 きゃああぁぁああッッ!? ( 歩いていッた先に 少し高い段差があるなンて 気付かなかッた。ずるッと滑ッた足は 体勢を戻す事も叶わず、 そのまま数メートル下へ ―― ) [Fri 11 Sep 2009 23:44:40]
キティ > ―― うーン と、 … えッと ぉ、 ( さく、さくッと墓土の踏む音 と、時折鳴く 何かの声しか聞こえない。 ぎゅーッてマフラーを抱き締めて、怯えた眼で 辺りを見渡した。 ) ―――… だぁれも …居ない …? ( 見当たらない。 もッと、奥?さく、さく、鳴る土音。光が殆ど無い様な 真ッ暗な道を ただ、ただ、歩く。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:39:24]
キティ > ( 墓地の真ン中で、ぼうッと見上げた空には 綺麗な金色のお月さまが浮かンでいて、 ) ―― うわ あ…ッ、 ( 小さく小さく 声を上げた。 こう云う日は、何かとても素敵な事が起こる様な 気がする。――けれど、妖精が此処に来た理由は 幸せな事探し、では無くて。誰かが死に近付いている様な気がしたから なンだけれど。  ) ―― … ン ッと ぉ? ( この辺り、――? ッて呟きながら、墓地の奥まで 歩いていく。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:30:18]
お知らせ > キティさんが来ました。 『( ―― おつきさま 。 )』 [Fri 11 Sep 2009 23:27:08]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『こうして支えてくれる、かけがえのないものがあるから、私は騎士として全力を尽くせるのです…』 [Sun 6 Sep 2009 21:36:34]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが退室されました。 『涙で疲れた分、元気の出るようなものを作ろう。』 [Sun 6 Sep 2009 21:34:53]
ロサ・ガリカ > ( そう、これは奥様と私だけの秘密。奥様のお世話をするメイドですもの、それぐらいあっても普通だから。 ) そのような事は…。奥様の人望があるからこそ、ですわ。 ――はい、奥様。トレボーニウス家のメイドの意地にかけて、腕をふるわせて頂きますわ。 ( こういう冗談のやりとりも少しずつ自然に出来るようになってきた。こうしていつもの調子になって、私達は日常に戻っていく。でも、それは亡くなってしまった人を忘れてしまったわけではなくて、心配させまいとしっかり生きていく為なのだ。 ) ( そうして、二人で一緒に肩を並べて歩き出そうか。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:33:02]
オリヴィア > (うん、鼻もかんで、涙も拭って…私がこうして泣きじゃくった証拠は目元の赤さくらいで、もうロサさんだけの秘密です)(こちらもロサさんが居てくれてよかったと思います…そうでなければ、全てを投げ出して空虚な家を引き払って故郷に帰っていたかも知れませんから)え…? あら…本当…。うふふ、みんなに励まされるなんて、ダメな騎士ですね。なんて…。それでは、戻りましょうか。帰りに良いワインでも買って…ちょっとした料理はお任せしてもよろしいですか?(最後の方はいつも通りのちょっといたずらっぽく意地の悪い微笑みを浮べて、ロサさんのメイドとしてのプライドをこーちくちく刺激してみますよ。買ったワインに合うものをよろしくお願いしますねって事ですから) [Sun 6 Sep 2009 21:26:47]
ロサ・ガリカ > ( はい、それはもう。ハンカチを奥様に差し出してから。 ) ( こっちに来て良かった。最近、私は何度もそう思うようになった。メイド長としての厚遇も、誰かの上に立つという立場も要らない。私は今、この方のメイドで居られて満足だ。 私はその言葉を聞いて、微笑を返した。 ) あ――…。 ( と、その時。メイドは空を見上げ、掌を上に向けて。 ) 奥様。雨、止みましたよ。 ( まるでそれは奥様の涙のように、止まった。 ) きっと旦那様も、奥様を勇気付けようとしてくれているのでしょう。 ( それとも、奥様の支えになろうとする私に嫉妬したのかもしれない。なんて冗談を内心で。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:19:37]
オリヴィア > (せ、せめて、鼻をかんでからとかの後で見てくださいね、その…酷い事になってそうですから…)…はい、なんでしょうか?(ありがとうございますと小さくお礼の言葉を言いながら、ロサさんの方へ向いてその言葉の続きを促して…)はい…。ありがとう、ございます…。ロサさんがいてくれて…本当に、嬉しいです…。これからも、よろしくお願いいたします…(ぺこりと頭を下げて、改めて…ずっと、居てくれる事を願って…。そう…できるのならば、死が二人を分かつ時まで…) [Sun 6 Sep 2009 21:12:57]
ロサ・ガリカ > ( 大丈夫。この雨のせいだろうか、墓地に人影は少なく、私達を見ているものは居ないかもしれない。 ) ……はい、奥様。 ( 大丈夫だ、というその言葉を聞いて。最後に少しだけ強く、奥様の身体を抱きしめて。その後両手を話すと、真っ直ぐに奥様のお顔を見詰めた。本当に大丈夫かどうか、それを見極める為に。それが大丈夫だとわかれば、ようやく一歩後ろに下がり。 ) ………奥様。 ( 言おうか言うまいか、少し迷ったけれど。いう事に決めた。それは奥様にだけではなく、旦那様への言葉として必要なものだったから。 ) 私はいつでも、奥様のお力になります。…私は、いつも奥様のお側に居ます。 ( 旦那様が亡くなられてから、ずっと一人で頑張ってきた奥様。これからは、私が旦那様の代わりにそれを支えていこう。役不足かもしれないけれど、それが私にできることだから。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:05:06]
オリヴィア > (きゅっとロサさんの身体を抱きしめて…普段なら、こんなところを他の方に見られたらとか思うだろうけども、今はそんなのも関係なく本当に子供のようにすがり付いて…)…ん…ぅ…ん、もう……大丈夫です…(そうして、泣いていた時間はいかほどか、さほど長くなかったかも知れないし、ずっと泣いていたかも知れない…人前でこんな風に泣いた事もなかったから、その感覚は分からない…でも、こうして支えてくれた人もいたから…大丈夫だと、言えた…。うん、大丈夫…また一つの踏ん切りがついたから、これからもまだ頑張れますから…) [Sun 6 Sep 2009 20:55:44]
ロサ・ガリカ > ( どうして人は死んでしまうのか、子供心にそんな事を考えた事があった。死ななければ誰も悲しまないのに。 ) ………。 ( 私の瞳にもまた涙が潤む。奥様の心の痛みを思えば、私は涙を滲ませずにはいられなかった。 ) ――はい。構いません、奥様…。 ( そう答えたけれど、奥様が求めるならばいつでも、何度でもこうしようと思った。 きっと奥様は今まで涙を堪えていたのだろう。悲しみから逃れる為に、そんな事を考えられなくなるぐらいの忙しさの中に身を投じたり。自分に言い聞かせて悲しみを振り払おうとしたり。 ) 奥様……。 ( 身長差のせいもあるのかもしれないが、今はまるで奥様が小さな女の子のように見えて。私は優しくその肩を抱き続けた。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:49:27]
オリヴィア > (私がここで泣いていたら夫が天上でのんびりしていられないから、あの日以来夫の事で涙を流した事はなかったのだけど…一度、心のタガが外れてしまえば、涙は止まる事を知らずに流れ続けて…こんな姿を見せてしまうかも知れないと思ったから、待っていてくれてもと言ったのだけど…今はこうして、ロサさんの優しさに甘えてしまって)今日…今日だけです…から…このまま、しばらく…もう、少しだけ…(ロサさんの胸に顔を預けて…こみ上げる涙の熱さがロサさんの服を通して伝わってしまうだろうけども…今はこのまま、もうただ流れ続ける涙が枯れるまで…) [Sun 6 Sep 2009 20:39:32]
ロサ・ガリカ > ( 良いのだ。何も悪いことなんて無いのだ。神様は、亡き夫の前で泣くなと仰ったのか。聖書にそう記されているのか。 ――無い。だから、良いのだ。私のこのメイドをやる以外に特に取り柄の無い両腕が、奥様の慰めになるというのなら、私は喜んで両手を差し出すのだから。 ) いいんです、いいんですよ、奥様。あなたがこうして涙を流すのを、一体誰が咎めるというのでしょう。 ( それは例え旦那様であっても咎めたりはしない。むしろ、もし私が何もせずに突っ立っていたら、私は旦那様からお叱りを受けたに違いない。旦那様がどういう方だったかはわからないけれど、きっとそうだ。 ) …………。 ( 背中を撫で、その涙を受ける。構うものか、どうせ全てこの雨が涙のことなんて無かったことにしてくれる。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:34:33]
オリヴィア > …ごめん、なさい…。ごめんなさい…っ(いくら鈍い私でも、ロサさんがこうしてきてくれた理由がわかっていたから。私がいつものように振舞おうとするのを慰めてくれるのを、どこかで期待していたのだと思う…。自分から、慰めて欲しいなんてお願いする事もせずに、自分はこうして、ロサさんの優しさに甘えてしまっている…。それも、こうして、夫の墓名碑の前で…。だから、夫とロサさん二人に、謝罪の言葉を返して)………(夫の戦死の報を聞いて、取り乱して、一日涙に明け暮れて…。それからは、夫は騎士としての務めを果たした、役目を果たし神の元へ召された、夫は後悔などしていないと自分に言い聞かせて、時には目を背けながらこうしていたのだけど…。自分の気持ちだけ言うなら、あまりにも早い死にあまりにも短い結婚後の幸せ。今のロサさんとの幸せがあるから、なぜ今ここにあの人がいてくれないのかと思ってしまうと涙が止まらなくなって…言葉にならないものが涙としてこぼれ続けて…) [Sun 6 Sep 2009 20:28:08]
ロサ・ガリカ > ( この慰霊碑を前にすると、私は悪魔の所業に怒りすら覚える。何が楽しくて多くの人を悲しませたのか?普段はあまりそういう風に考えたりはしないのだけど、目の前の慰霊碑と側に立つ奥様を見ていると、平静であろうとする私の心が締め付けられるような思いになる。 ) 奥様…。 ( 慰霊碑に刻まれた名前に触れ、旦那様に話しかける様子を見て…。その肩が震えているのをみて、声が涙に濡れるのを見て。 ) …っ ( 私はヴェイトスに来て、随分感情的になったと思う。気丈に振舞おうとする奥様に対し、歩み寄ったりこちらから何かするのはいけないことだと。いけないことだと思いつつ、私は一歩、二歩、奥様の方へと歩いていった。 ) おく、さま…。 ( そして両手で、そっとその肩を抱こうとする。メイド風情が出すぎた真似だろうか?でも、そんなことはどうでもいい。私の大事な人が肩を震えさせているのだ。ならば、その肩を私は抱くべきだ。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:16:14]
オリヴィア > (私も、クリスティア本国にて遠征騎士の為の武器や食料、カタパルトなど必要なものの輸送、補給の為に立ち回っていたところで、現地には居なかった…。一人一人分かるようになっていたら、こんなところではなく、きちんとクリスティア本国で勇敢に騎士としての職務を果たしたとして家族たちに迎え入れていただろう。ドラゴンの炎で焼かれ、誰が誰かも区別が付かず、それを聞いてどれだけ辛かっただろうか落涙したものです…)…貴方、以前にお話したヴェイティアンハーフの子は、まだまだ手が掛かりそうです。他はこちらの生活は順調です、助けてくれる方も着てくれましたから…。うふふ、恋人と言う訳ではないので安心してくださいね?(ゆっくりとその墓名碑のところにある夫の名前に手を触れつつ…そんな報告。でも…肩が震えて、いつもならこうして淡々と冗談交じりに報告して終わりにできたのだろうけど…小さく肩を震わせて…)…悲しくは、ないです…でも、まだ、寂しいです…(普段は、押さえているのに…ロサさんに甘えたい気持ちが出てしまったのか…そんな泣きそうな声を漏らして) [Sun 6 Sep 2009 20:00:20]
ロサ・ガリカ > ――はい。 ( そういって頷くと、私も慰霊碑の方へと視線を向ける。ヴェイトス市が悪魔の軍勢に襲われたことは話に聞いていたが、当時はクリスティアに居たためその詳細は良く知らないままだ。勇敢な騎士たちの遺体は、きちんと一人一人解るようになっていたのだろうか。それとも、遺体が見つからないような状態だったのだろうか。 ) ………。 ( 愛する人の死は、いつまでもその人の心に暗い影を落とす。時と共にやがて忘れていくのだと語る者も居るけれど――…。 ) ( 私は何も語らぬまま、奥様の側に立っていた。この人の涙が溢れるようなことがあったら、耐えられずに誰かの腕の中で泣きたいと思うようなことがあったら、その時は優しく抱きとめてあげよう、と…。 ) [Sun 6 Sep 2009 19:50:07]
オリヴィア > (「お役に立てると思いますから」その言葉に内心を見透かされたような気がしてちょっと言葉を続けられず慰霊碑の方へ視線を向けて…)そう、ですか…それでは、お付き合いよろしくお願いいたしますね?(小さく微笑んで、そのまま慰霊碑に…あれからそれなりに時間も経ったから、雑草とかも見かけるようにはなったかも知れないけれども、ここは夫が眠る終の棲家…その碑に花を添えて…。ロサさんがいてくれた方が助かるのはあるけども…我慢できなくて、弱い自分を見せてしまうかも知れないのがロサさんの負担になるかもとか思ったりとか…もう、何年も経ったのにまだ吹っ切れてないのかとか、そんな自分も恥ずかしくて…じっと夫の名前の刻まれたところを見つめるままに) [Sun 6 Sep 2009 19:42:19]
ロサ・ガリカ > ( 旦那様は悪魔との戦争で命を落とした。旦那様だけではない、多くの騎士がその戦いで死んでいった。今日は、彼らが眠る慰霊碑へ花を手向けにやってきたのだ。 ) ――いえ。色々とあるでしょうし、何かとお役に立てると思いますから。 ( なんて、具体的にどうしたいということが含まれない曖昧な言葉を返す。それは勿論本心だが、ご一緒しようと思った理由はもっと別のところにある。 雨のせいだろうか。それとも纏う黒のせいだろうか。或いは、墓地の雰囲気がそう感じさせるのか。普段明るく元気な奥様が、今にも消え入りそうな蝋燭の弱い炎のようにみえたのだ。だから私は、例え手伝う仕事が何も無くともこの人の側に居るべきだと判断した。 ) [Sun 6 Sep 2009 19:33:28]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが入室されました。 『同じように喪服を身に纏い。』 [Sun 6 Sep 2009 19:28:06]
オリヴィア > (もう、何度も訪れているいわゆる赤い雨戦争で犠牲になった方たちの合同慰霊碑の所へ去年と同じように白い菊の花を手にし歩いていく…)…ロサさんは、家で待っていてくださってもよろしかったのに…(去年と違うことと言えば、家で働いてくれているメイドさんが一緒にきてくれている事か。雨の中付き合わせるのは申し訳ないかなとか思っていたところですし、そんな言葉をかけて…) [Sun 6 Sep 2009 19:26:47]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『喪服を身に纏い、雨が降り続く墓地を歩き続け…』 [Sun 6 Sep 2009 19:22:06]
お知らせ > プリムラさんが退室されました。 『( 少女は墓地を 後にした。)』 [Wed 26 Aug 2009 23:24:50]
プリムラ > ( そろそろ家に帰ろう。 奴隷の吸血鬼と約束していた、 吸血鬼関連の本も結局出していなかった 。 早めに見てもらったほうがいいだろう 。 それに、 血 だ。 結局自分は全く調達できていないワケで。 涼しくなれば、 夏ほどは悪くなっていない何かの血は 、 手に入るのではないだろうか 。 ) ―――― … 。 ( サァサァと降る雨。 一緒にお祭り 、 行けるかなぁ なんて心配をしつつ。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:24:37]
プリムラ > ―――― … そういえば … ( 不意に少女が 、 呟く。 まるで何かを 思い出した湯に。 ) To See Spirits of the Air. ――― の魔術が 、 死者の墓から粉末を作る って、 材料あったっけ …。 ( キョロキョロと周りを見る。 何かを探すように。 けれど 、 その次に右手の人形が 、 ぱた と、 手を動かした。 ) 「 あとオンドリの脳みそとクルミの油と新しい蝋だったっけナ。 ――― この雨の中 、 墓を掘り返すのカ? 」 ………… 。 ( 1人ボケに 1人ツッコミ 。 傍から見ればそれにしか見えない。 実際、 そうなのだろうけれど。 黒猫の人形が言う通り、 この雨の中墓を掘り返すのは難儀だ。 ) ―――― …。 ( カクリ と、 少女は小さく肩を落とす。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:21:46]
プリムラ > ( 此処に来た深い理由は無いのだけれど、 墓地は あまり嫌いではない。 どの国でも人は死んで、 そして弔われる 。 それがよく分かる場所だ 。 勿論弔われぬ者も ――― ヴェイトスは多いような 気はするけれど 。) 「 此処 、 ヴェイトスなら悪魔召喚とかしなくてモ 、 悪魔に逢いそうだナ 。」 ( ひょこり ひょっこり 、 右手の人形が揺れながら 、 そんなことを 。 まァ。 元から人間の世界にいる悪魔なんてわけアリが多そうだけれど 。 強い悪魔がそこらへんを歩いていたら、 きっとバランスが崩れて しまう。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:08:43]
プリムラ > ( ポツリ ポツリ 。 そんな音から入って 、 今は サァサァ と流れるような 雨が降る。 黒いワンピースを着た少女は黒い傘をさし、 墓地の真ん中に立っていた。 半そでのワンピースから出る腕が 、 周りが闇色だからだろう。 やたらと 白く見える。 ) ――― …。 ( 随分寒い 。 そろそろ夜に半袖で出歩くのはやめたほうがいいかもしれない。 ) [Wed 26 Aug 2009 22:59:08]
お知らせ > プリムラさんが来ました。 『( 墓地の真ん中 )』 [Wed 26 Aug 2009 22:48:25]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 彼女の変調は、ここでようやく… 正しく認識したとはいえないか、この事態では。 )』 [Wed 19 Aug 2009 04:19:27]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 一人で歩くと言い張るも、途中で高熱を出して崩れた 』 [Wed 19 Aug 2009 04:18:17]
セレニア > …同じ、です。 申し訳ありません。 ( そう報告しないのと空とぼけるのと、評価を秤にかけてもばれる嘘だし、カムラもそうならと困惑気味に口を開く。 幻術の類だろうか。 ―――それでもカムラの状態は確認。 ランタンの灯り一つでは頼りないけれど、こちらは聖画や聖水は無事だ。 傷を洗うかと尋ねようとして… 撤収が先か。 まごつきながら頷いた。 )   …了解。 カムラ?   ( とにかく、戻ろう。 先に立って歩き出し、姿勢を崩したカムラをやや慌てて振り返る。 ―――カムラが無事なら、まだ。 …とはいえ、やはり戦うために随伴している者としては、失態だ。 せめてカムラにはしっかりしてもらわないと。 )   …盾は放棄します。 背に乗りますか?   ( だっことか無理だけど、おんぶする? 身長差あるが、筋力でどうにかなるだろう。 )   ( ―――ふと、肩から下ろした盾を見つめる。 ん、赤っぽい汚れ… いや、使い込んでいるし、暗いし。 ) [Wed 19 Aug 2009 04:13:51]
エリー > ( 階段を昇って現れるエリエッタ・嘉村の姿は後ろ半分が泥だらけ、ところどころすり剥いたようで血も滲んでいる。 今はしっかりとした足取りで歩き、あれこれと状況を整理しようと言葉を発しているが、多分安全な状況―――自宅で独りになったりしたら、途端に痛みが襲うだろう。 今はまだ脳内麻薬が出ているような状態だ。 ) ――――そう、ですか。 …あまり覚えていません。 手分けをして敷地内に散って、ある程度声が届く範囲で捜索をしていて――――誰かとなにか話していた、ような。 ( 見渡す場所は、墓石の並ぶ見慣れた墓地の光景だ。 酷く遠くまで行ってしまったように感じたのは、崖の下が全く覚えのない景色だったのと、真っ暗闇だった所為だろう。 …他の四人の姿は相変わらず、見当たらない。 ハンター、自警団、墓守、と立場の違う人々が纏めて行方を晦ますなんて事があるだろうか? ) ―――いったん戻って報告した方が良さそうです。 明らかに異常事態ですし、危険な場所です。 ギルドに報告して、自警団にも連絡を回してもらって。 ( 不意にがくん、と腰が落ちて少し意識が飛んだ。 心身ともに問題ないと思えるくらいしっかり立って会話していたのに。 言う事を聞かないっていうのはこういうのを言うのか。 ) [Wed 19 Aug 2009 04:03:10]
セレニア > …。   ( 何をしていた、と指摘されてもおかしくはない。 頭の中にあったカムラとの位置関係が、崖に落ちたことも含めてこれほどずれているのも妙だ。 目を離していた。 何に、かは分からないが、カムラがもっと近くで呼んだ時には反応できなかったのではないか。 …いや、呼んだのか? )   了解。   ( 口数少ないのはいつものことだけれど、どこか考え込む風な、言いたいことがあるのに黙り込むような空気は伝わってしまうだろうか。 ここに繋がる状況を整理したいのだけれど、こちらからの申告に問題が出てきそうで、恐ろしい。 …というか、いつものカムラならその辺りを明らかにしそうだと思うのだけれど、やはり転落というのは決まりが悪いのか。 )   付近にヴァンパイアはいません。 …カムラは。 どのように、転落しましたか?   ( 少なくとも、ヴァンパイアが接近すると現れる【人影】は見ていない。 もっとも、雨では分かり難いのだけれど。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:49:57]
エリー > 多少擦り傷と打ち身がある程度で思ったよりは――――あちこち泥だらけですけど。 灯りと聖水も駄目です。 ( この距離である程度現実的な会話を交わせば、少しは気が休まる。 闇と雨と静寂が現実味を奪い、寒さと怪我がさらに悪い方向にばかりイメージを肥大化させていたと思う。 皆の安否も気になるが、とにかく戻ろう。 上を歩くセレニアの灯りだけでも周囲の地形の輪郭ぐらいは見える。 ――――いつの間にか雨も止んでいる。 ) …安全な範囲で捜索して、進展がないようならいったんギルドに戻りましょう。 この状況で二人だけで長居するのはよくありませんし。 [Wed 19 Aug 2009 03:38:25]
セレニア > ―――。 ( ふと、思う。 この声が幻覚であるわけはないし、エリエッタ・カムラという人物と同一のものと判断することもできる。 だが、ヴァンパイアというのはそういうものだ。 他の構成員と連絡が取れないのが、全滅しているからだとしたら。 )   ( ふと剣の柄に手を乗せる。 …いや、こんなものは妄想で、現実的ではないと思うのだけれど、何だかぼやけた状況がひどく不安にさせた。 )   …確認しました。 損害は?   ( だからご無事ですか、で良いのだけれど。 )   申し訳ありません。 …霊廟の、影に… なっていて。 転落したことを、認識できず…   ( 膝もついて地盤を確かめるようにしながら下を覗き込む。 何かもごもごと言っているが、雨音にかき消されてしまうかもしれないくらいだ。 )   …墓守他、全員と、はぐれました。   ( ありえない。 )   ロープはありません。 階段… こちらへ来るまでには、見ませんでしたが… この先で、墓地の区画が割れています。 ―――了解。 装備は十分ですか?   ( 声に何かを感じたか。 寒くありませんか、で良いのだけれど。 ポンチョを着ていても、いつもケープを羽織っているシルエットは変わらない。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:31:51]
エリー > ( 比較的縁があり、尚且つ目立つ少女だ。 セレニアという娘に私をどうこうするメリットがあるとは思えないし、性格上他人に吹き込まれてとか、異常な思想に偏ってとか、吸血鬼幇助に走るとかそういう可能性は極めて低い。 ――――信用すべきだ。 現状、独りでいる事の方が余程よくない。 ) ―――――此処です。 何かロープでもあれば登れそうですけど…近くに階段とか、ありませんか? 一応ここも整地されている感じがするんです。 ( もう声を張り上げなくても届くだろう距離に橙色の灯りが見えている。 シルエットもセレニアのものだ。 ) 少しおかしいです、墓地の――――管理堂に戻りましょう。 雨も酷いですし、闇雲に動いても余計に統制が取れなくなります。 [Wed 19 Aug 2009 03:13:21]
セレニア > …カムラ?   カムラ!   ( これだけ声を上げて… というか、他の構成員と離れて行動しているのに、なぜ合流できないのだろう。 大きな霊廟などもない崖の縁を、ランタン掲げて歩いているのにだ。 …抱く疑問はカムラと同じもの。 違うところがあるとすれば、この事態がマリア様から自分へ向けられる評価にどう影響するかと――― ふと、応答が途絶えたカムラを呼ぶ声に、焦るような色が混じる。 あるいは追う、ような? 可能な限り張り上げた声にどのような感情を読み取るかは、それぞれだ。 難しい。 )   カムラ! カムラ、どこですか!? 返事を!   ( 他の誰からも応答がないのに、カムラとだけ呼び続ける。 ―――それは… 少なくとも自分で自分を理解する範囲では、カムラはマリア様に評価されている特に守らなければならない者で、そして調査ではあまり役に立てない自分がなぜ同行を許されたのかと言えば、例え襲撃があっても敵を滅ぼし、重要度順に無事に帰還させるためだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:05:13]
エリー > ( セレニアを待つ間、暫し黙り込む。 この事態を楽観するならただこのまま助けを待って上に登って、いったん帰って雨がやんでから日中に再調査、で良い。 どのみちこの天候ではそう長く続けられそうにないし、視界も悪過ぎる。 状況も不透明で、一度立て直したいところだ。 ) ( ……静か過ぎる。 依然としてセレニア以外の気配がない。 じわじわと不安が押し寄せ、自分の所在地を報せる行為が本当に正しいのかと黙り込んだ。 視界の利かない闇の中、何処かに――――誰かが悪意を持って潜んでいるとしたら? ) ( とても辻褄の合う話だ。 ) ( この闇の中、今の私一人に何か対抗できる手段があるだろうか? 一秒後に即死しているとしてもあながち不自然ではないと思わせる空気だ。 …この雨が浄化の水として効果を発揮するのなら良いが。 ) ( 若しくは ) ( 吸血鬼では無く ) ( 最初からいた5人のうちの誰かが害意のある人物だったら? ) ………。 ( セレニアが近付いている。 音でそう遠くない事が分かる。 ) ( 知る限り彼女に私を襲う理由も動機も無い筈だ。 知っている限りでは。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:52:16]
セレニア > ( 街を背にスロープを登って… この高台からは、ヴェイトス市の灯りが見える。 雨雲に覆われているというのもあって、崖の下ともなれば真っ暗闇か。 境界線。 なんだろう、嫌な感じだ。 あっちとこっち。 ヴァンパイアと人間。 )   了解、そちらの方位は捉えています! 崖から離れないでください。   …墓守は。   ( このまま進めば、じき接触できると考えている。 襲われたというわけではなさそうだし、動けるようなら大きな怪我もないだろう。 …気がかりは、こちらがカムラを見失っていたことだ。 いや、ほんの少しぼうっとしていただけで、カムラは落ちてすぐに声を上げ、自分が何かに気をとられていたのも一瞬かもしれないが――― )   ( これでしばらく放っておいたなんてことになったら、また、失敗だ。 また。 また。 また。 …それでも私が一番乗り。 他に誰もいないというのは、むしろ幸いかも――― )   …?   ( いや、何を考えてる。 それこそ… 他から応答がないのが、おかしな話だというのに。 )   ―――墓守! いませんか!   ( ロープとか、そんな装備はないんだ。 …他にも呼びかけながら、やがて声ははっきりと。 灯りも見えるだろう。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:42:34]
エリー > 南って言っても―――――。 ( 星が見えない。 景色も駄目だ。 どっちに歩いても不正解のようで下手に動く事も出来ない。 スロープの上り坂側に居るのなら街の灯りも届きそうなものだし、やはり裏手側なんだろう。 ) ――――寒い。 ( 此方の位置を報せる手段はとにかく声を上げ続けることだけだ。 朝が来るまでこうしていたくないのなら。 ) ―――――登る手段がありません! 視界が悪くて下手に動く事も! 其方から降りてくるのは危ないです! [Wed 19 Aug 2009 02:31:27]
セレニア > …セレニアです! 崖の上にいます! 南へ進みます、動かないでください!   ( 雨模様とはいえ、高台から周囲を見渡すことができれば方位は分かる。 まさかカムラが落ちた時の状況を認識していないとは知らないが、方位が分からなくても、声に近付こうとするのなら問題ないか。 ―――まずは、灯りだ。 他から火をもらった方が早いのに、同行していた連中は何をしている。 )   セレニアです! カムラが崖に落ちました、各員応答を!   ( いつものケープとは違う雨具の下で抱え込むようにして、難儀しながら灯りをつけた。 どうやら、どこかに引っ掛けて元栓を切ってしまったようだ。 )   …。   ( カムラは… 襲われた? いや、それならそう言うだろう。 この雨だし、崖の下を覗こうとして足を滑らせるのもありそうだけれど。 )   ( それにしても、マリア様も評価している優秀なバックアップである彼女の挙動に注意していた自分が、気付かないというのは――― )   ( 急斜面に沿って、ランタンを高く掲げながら進む。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:19:53]
エリー > ( ――――少し妙な、何処か不自然な気がする。 私は確かに、確かに、ドジでドンくさくて先走り過ぎるところはあるし、二百歩譲ってドジで転げ落ちたとしよう。 ほら、雨で滑ってとか。 ) ――――こんなに放っておかれる? ( 仮にも同じギルドから来た二人と、自警団員二人と、此処の責任者が一人だ。 吸血鬼事件かもしれない、という前提で捜査をしている最中に姿を消せば、もっと捜索されても良い気がする。 それとも此処が余程離れた場所なのか、私が思った以上に長く昏倒していてその間に皆の呼び掛けに応えられなかったのか。 ) ( 嫌な状況だ。 灯りが手元にないのも不覚だし、雨も酷い。 周囲の景色がいいところ3m四方くらいまで、足元やすぐそこの崖、周囲にぼんやり見える木々くらいのもので、足元を注視していないと危険過ぎる。 どんどんおかしな方向に歩いているんじゃないかという不安すら感じる。 ) 声…セレニア? ( 遠くで私の名前を呼ぶ声がした。 雨音に混じってセレニアと聞こえた気がする。 舞台から客席まで響かせる時のように大きく息を吸って、お腹から声を絞り出す。 ) 此処です―――――灯りが無くて周りがわかりません!! [Wed 19 Aug 2009 02:02:02]
セレニア > ( 名誉挽回にはやる気持ちを抑えて、最近は周りに合わせた良い子にしているつもりだけれど、慢性的な頭痛に加えて幻覚まで見るようになってしまっている。 …実は任務中にも何度か。 今のところ致命的な事態は招いていないが――― )   ―――ぁ?   ( 闇の中から、遠くの声に呼び戻された。 何をしていたのか、この墓場が幻覚の続きではないのか、束の間迷う。 けれど、微かな戸惑いを除いて気持ちは平静で、幻覚を見たとき特有のざわめきはない。 )   ( うずくま… いや、屈み込んでいた霊廟の影から立ち上がった。 うっかり消してしまったのか油が切れたのか、消えたランタンが足元に転がっている。 暗いわけだと納得するが… さて、いったいどれだけの時間闇を凝視していたのか。 もしかしたらそれこそ錯覚で、ほんの一瞬かもしれないけれど――― なぜ屈んでいたのかも、よく思い出せない。 何かを見つけたのだっけ。 )   …? カムラ?   ( そうだ、声。 …まず対処しなければならない現実が、感覚を引き戻す。 ランタンを手に取り、声の方へ向かおう。 霊廟から離れてすぐのところにある崖。 これか? )   ―――セレニアです! カムラ、状態は? どこですか!   ( 無事ですか、で良いのに。 …仮にも大聖堂の聖歌隊所属で、意外や大きな声を張り上げる。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:49:03]
エリー > ――――誰か居ませんか―――――! 崖から落ちて上がれなくなってしまいました―――――! 誰か居ませんか――――――! ( 近所迷惑という立地でも無い。 少々恥ずかしいのを我慢するなら自分の所在をはっきりさせるべきだろう。 5人も居たのだ。 多分私は急に姿を晦ましてしまっているし、誰か探しているというのが普通だろう。 こんな雨の中で申し訳ないが。 ) ……。 ( それから、どうしたんだったか。 そう遠く離れない程度に手分けして敷地内を見て回ることにして、何かあったらすぐに報せるくらいのつもりで。 声の届かない距離には離れなかったと思う。 視界に一人二人入るくらいには。 …それから? )  ( 何の理由があってあんな危険そうな崖の傍まで来たんだったか。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:27:50]
セレニア > ( それとも、全員がどうにかなってしまっているか――― 何にせよ、その同行していたハンターの一人にこの少女がいた。 あくまで自己申告でしかない感知能力を当てにされているということはないかもしれないけれど、戦士としては普通に使える程度まで評価は回復している。 …といいな、とか。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:26:06]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( ただの事故だろうか。 )』 [Wed 19 Aug 2009 01:22:55]
エリー > ( 雨の中、状況資料が損なわれる前に急ぎの仕事だった。 実際にその墓を調べてみた結果、明らかな吸血鬼化の証拠は上がらず―――かといって亡骸が跡形も無く無くなっているという事は無視できず、周辺の捜索を始めた。 これが墓荒しか吸血鬼化かによって管轄が自警団とVHGとに分かれる。 ああ、一方的な見識にならないようにと自警団員も二人―――確か二人。 …記憶が曖昧だ。 ハンターが二人、自警団人が二人、墓守が一人。 間違いない。 私を含めて6人居た筈。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:14:46]
エリー > ( ギルドの仕事で来ていた。 ―――場所が場所だけにハンター二人と3人で行動していたが、はぐれてしまったようだ。 そう大きな仕事じゃなかった。 隅の方のあまり上等じゃない墓地の方で、墓石が一つ倒れて墓が荒らされているという連絡がこの墓地からあったのだ。 墓泥棒かもしれないし、雨で崩れたのかもしれないし、ひょっとしたら吸血鬼の可能背も無くは無い、という事で念の為。 事前に調べたところ、墓の主の経歴や家族に疑わしい部分は無かった。 ―――当人の未練とか、埋葬の手続きミスとか、書面では分からないようなケースも存在するけれど。 ) ( 泥を気にしながら歩く。 どこか登れる場所を探しているのだけれど、崖沿いに歩いても見上げるばかりで階段の類は無い。 周囲は一応均されているし、利用している土地だと思うけれど――――。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:03:00]
エリー > ( 凭れかかっているのは坂というには乱暴な角度に切り立った土砂のようだ。 後ろ髪がべっとりと泥に汚れていて気持ちが悪い。 …服もだいたいそんな具合だろうと思うと結構憂鬱だ。 幸い骨折やあからさまな大怪我は見当たらない。 身体が冷えていて、しばらく此処で意識を失っていたのが分かる。 ―――分析力に問題はなさそうだ。 状況理解は出来るし、徐々に思考回路が回り始めている。 ) …あぁ。 酷い有様。 ( 見た目の割に結構荷物を詰め込める愛用の鞄がドロドロに汚れている。 開けてみると、中で聖水瓶が二つ割れていた。 溜息を吐いてハンカチを取り出し、とりあえず両腕を拭って立ち上がる。 あとは雨に任せて落ちるだけ落として貰うしかなさそうだ。 何処かに居度でもあればもう少し綺麗に出来るけれど、ぼろぼろの格好で帰るのだけは免れられそうにない。 ) ( ここは共同墓地の一角だ。 周囲に墓石は無いが、徐々に記憶を辿ってそこまでは確信する。 覚えのない場所だが、この土砂の上から滑り落ちたんだろう。 多分いつも墓地に来る時に使うスロープの坂道とは正反対側だ。 確かにそっちに向かって歩いた覚えがある。 上に行けば墓石が並んでいるはず。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:34:21]
エリー > ( ぱらぱらと頬に落ちる雨粒を最初に感じて無意識に濡れた顔を拭い、それで思考が動き出した。 まだぼんやりしている。 ―――――――横になっている。 凭れかかっている? 強い泥の匂い。 ぬぐった顔がまだべっとりしていて、見ると左手が泥だらけな上に赤い物も混じっている。 少し痛む。 いや、あっちこっち色々痛むのか。 しとしとと降る雨を見上げ、まだぼんやりと霞みがかった記憶を探ることにした。 私はエリエッタ・嘉村。 ヴァンパイアハンターズギルド職員、20歳。 時間は深夜帯だと思われる。 周囲は木々の覆い茂る薄暗い闇。 地面がぬかるんだ水たまりになっていて、雨は何時間か降り続けているようだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:24:53]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 ―――どうしたんだったか。 』 [Wed 19 Aug 2009 00:18:26]
お知らせ > キティさんが退室されました。 『( そンな 雨が降る夜の お話。 )』 [Tue 18 Aug 2009 22:34:01]
キティ > ――― ありがと ぅ。 さようなら 。 ( 小さくなッた青い光。 ――あッという間に消えてしまッた。 ぽッかりと 穴が空いた気分。後に残るのは、 雨の音だけが響く 静寂、で ―― ) …… だいじょ ぅ ぶ。 ( うン、ッて頷いて。 足先を 墓地の外へ、向ける。 )   ( 最後にもう一度振り返るけれど、 そこには 何も無いから。 )  … ありがとう 。 ( 全然寂しくない ッていッたら嘘になるけど。 もう悲しい気分じゃ 無い。悲しくない。 あッたかい気分。 )  お仕事 がんばる ー ッ ( とッ、と駆け出して。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:33:29]
お知らせ > 火の玉さんが帰りました。 『(孤独な魂を癒した少女に、☆1を進呈。)』 [Tue 18 Aug 2009 22:28:48]
火の玉 > (少女の体を照らしていた青い灯りは、やがて掌ほどの大きさまで縮んでいって。少女の胸元で揺れる光が、最後にもう一度強く光った。) 「 …――バイバイ  ありがとう――…  」 (火の玉は、少女の孤独も癒す事が出来たのだろうか。其れを知ることも無く、音も無く炎は消えていった。最初から何も無かったかのように、燃え跡一つ残さずに。) [Tue 18 Aug 2009 22:28:10]
キティ > ――――― … ( 零れた涙が 落ちた。 大きく揺れる火の玉。 赤くなッた眼は 青を見つめ。 )      … 良かッたあ。 ―― … ( 寂しくない。 そンな言葉は嬉しくて。へにゃりと 緩い笑みを浮かべる。 )  … ――― お休みなさい。  また、 … ( 生まれ変わる事が出来たのなら、 )  遊ぼう ね。 ( 徐々に小さくなる 炎。 嬉しい 様な、 寂しい 様な。 けど、この子が寂しく無くなッた なら、 やッぱり其れは嬉しい事。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:21:26]
火の玉 > (少女が流した涙が、雨に交じって火の玉へと触れる。ただ静かに、燃え続けていた其れが、一際大きく揺れ動いて。) 「 …――ずっと 寂しかった   今は 寂しくない――… 」 (一人ぽっちの火の玉と、一人ぽっちの少女。出会った事で、火の玉は一人ではなくなった。少女を包み込む青白い灯りは、雨に掻き消されるように、徐々に徐々に小さくなっていく。) [Tue 18 Aug 2009 22:14:38]
キティ > ――――… 一人ぽッちは 寂しい ね …。 ( 涙が浮かぶ。独りで死ンでいッた人を何度も見て来た。 何度も 何度も。 ) ―― うッ、 ううう―ッ … ( 泣き虫の妖精は 涙を堪える事も 、 彼女を違う世界へ連れてッてあげる事も 出来無くて。 ボロボロと零れる涙を ぐしッと 何度か拭えば、 )  … 光が 見えるまで、 一緒に いよ − …? ( 一緒に、行く事は出来ないけれど。 )  …  私も、 ―― 一人ぽッちは 寂しい。 ( 呟くように そう云えば。 あァ、せめて送ッてあげる力が 有ればよかッたのに。 胸が痛い。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:07:01]
火の玉 > (抵抗力の少ない子供が、病気で死ぬなんて珍しくも無い世の中。たった一人で、火の玉となって彷徨い続ける事は、子供には耐えがたいほど孤独で。たまたま近くを通った少女が、霊的な感覚に長けているのを察しして、近付いてきたのだろう。) 「 …―ずっと   ひとりぼっち   淋しい―… 」 (迷子の人魂。ただ、少女を包み込みながら、寂しいと呟き続けて。) [Tue 18 Aug 2009 22:00:10]
キティ > ―――――― ッ!! ( 燃え移る炎に 眼を見開いて。 熱いッ、ッて感じる思考。ギュッと眼を瞑る けど。 )  ( ――― 寂しい。 )  ( … 声に、 恐る恐る眼を開けた。 熱く無い。燃えている 感じが 凄く怖いけど。 熱く無い。 ) …… ――― さみ しい ? ( 小さな子供の 声に、 問い掛けの様な 言葉。 )  … ひとり ぽッち … ?  [Tue 18 Aug 2009 21:50:17]
火の玉 > (近付いてきた炎は、少女の体へと燃え移った。少女の服が、体が燃えているかのように、青白い炎に包まれるだろう。熱も無く燃えしきる其れから、静かに静かに、少女だけに聞こえる声が流れ始めて。) 「 …――淋しい   淋しい   淋しい   淋しい   淋しい   淋しい   淋しい   淋しい   淋しい――… 」 (か細い、子供の声。啜り泣く様に、炎が小刻みに揺れる。) [Tue 18 Aug 2009 21:45:28]
キティ > ( 故郷では滅多に見る事なンて出来なかッた。 伸ばした手は 火の玉に触れる事は叶わなくて。 ) ―――― わッ、 ( ちッちゃく声 あげた。近付く其れを なンだか避ける事は出来無い。 )   … 意思が あるの かなあ …。 ( 手を伸ばした時に 小さく揺らぐ姿が 子供みたいだッたから。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:41:19]
火の玉 > (火の玉とも、人魂とも、ウィル・オ・ウィぷすとも呼ばれる其れ。此処じゃ、そう珍しいものでもない。ただ、こうして生者に寄って来る事は、滅多に無い事で。)(伸ばされた手。震えるみたいに、小さく炎が揺らいだかと思えば、其れはするりと少女へと近付いて。熱を持たない青い火が、少女の胸元へと接近してきた。) [Tue 18 Aug 2009 21:36:35]
キティ > ―――――… ( 大きな 大きな 青白い火。 ぴたり と止まッた其れを 大きく開いた眼で見つめ、 )  ( ――― これ、なンて云うンだッけ。 )  ( 故郷でも何度か見た事が有る。 青かッたり 翠だッたり。 ) ――― 火の玉 …だッた、かな。 魂 ッて誰かが言ッてたけど、 ( 本当 なのかな? ――少しだけ 怖い。人の形をしていないからか、敵意も好意も火には伺えないから か。 )  …。 ( 熱いのかな 。 なンて、そうッと 其れに手を伸ばしてみようと 。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:29:38]
火の玉 > (青白い色合い、そして雨にも消えないところから、普通の火ではない事が見て取れるだろう。大きさは子供の頭程度。流れる様に近付いてきた其れは、泣きじゃくる少女の目前、中空でピタリと停止して。手を伸ばせば届きそうな距離。静かに、静かに燃え続ける。) [Tue 18 Aug 2009 21:21:53]
キティ > ――― ふッ、 うう… うえッ、 ッく、 ( 徐々に収まッてきた泣き声。 ひッく、ッく、と嗚咽は未だ止まらないけど。 何度も手の甲で涙を拭う。 空から落ちる雨の所為で あンまり、意味は無いけれ ど。 ――不意に、ぴくりッと反応した妖精は ゆるりと顔を後ろへ向ける。 更に真ッ赤になッた眼に映るのは 青白い、炎。 )   ……――― ? ( ゆらゆら 近付く其の光を ぼンやりと 眺めて しまう。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:17:42]
灯り > (灯火は、ゆらゆらと不自然に揺れながら、やがて林の中から出てきて。)(其れは、青白く光る火の玉。雨の降りしきる中、まるで意思があるかのように、其れは音も無く少女へと近付いていく。) [Tue 18 Aug 2009 21:13:29]
キティ > ( ぺッたン、ぺッたン。泥を踏む靴の音。 ぐしぐしッと何度も涙を拭ッても 止め処無く流れて来て。 ) うう ――ッ ふッ、 ふえ… うああぁぁぁあ …ッ ( 大きくも小さくも無い、そンな声で泣き続ける。 迷子の子供の様でも、 親を亡くした子供の様でもある そンな声。 ) ( ゆらゆら と 近寄る光。 木々を後ろに 歩いていた少女は 気付かなくて。 其れが すぐ傍まで来たのなら、漸く 振り返るだろう。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:07:25]
灯り > (雨の降りしきる墓地の奥、木々の隙間から、青白い明かりが見え隠れして。まるで泣き声に引き寄せられるかの様に、其れは徐々に少女へと近付いてくる。) [Tue 18 Aug 2009 21:03:23]
お知らせ > 灯りさんが来ました。 『 ( ゆらり  ゆらり ) 』 [Tue 18 Aug 2009 20:59:23]
キティ > ( べちょン、ッて嫌な音がした。 ぬかるンだ墓土と生い茂ッた草のお陰で 何とか生きている様です ―― ばくばくと鳴り響く心臓を抑える様に、涙目で ぎゅーッと胸抑え。 )   … ――― だ い じょぉ ぶ 。 ( 大丈夫、大丈夫。ゆッくりやれば なンだッて完成できる筈。 …死の妖精のお仕事は、ゆッくりじゃ間に合わないけど。 )  ( 息を吐いて、立ち上がる。 コートは泥ンこだけど 変わりが無いから。雨が流してくれるのを期待するしか 無くて。 )   … ふッ、 うッ、 う…  うわあああぁぁぁああン… ッ ( ぺたぺたと、泥の上歩きながら 泣いた。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:56:46]
キティ > ――――― …… ( 怖い事、 考えちゃッた気がする。 )  だめ、 だめ…ッ。 ( こンな事考える前に、お仕事を全うしなきゃ。 ――逝く時に独りは寂しい。誰かが泣いてくれれば、其れだけで少しの救いは、 あるンじゃないか ッて。 )  ――― がンばり ます ッ  ( ぐしッ、と拳で涙拭ッて。 立ちあがる。其れは 暗いけど、私まで暗くなッちゃ 駄目 …ッて。 )    ――― … ? ( ぐらり、と視界が空から 更に後ろ 木へと映る。 此処は 木の上。其の場で立ち上がる程の バランス力なンて 妖精はもッてなくて。 ) あッ あッ きゃああああ――――ッッッ ( 地面へ 真ッ逆さま。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:49:20]
キティ > ( 折角仲良くなッても 時が来れば消えてしまう。死ンでしまう。 ずッと一緒に居たいと願ッても、其れはきッと無理な事。永久にずーッと一緒に居られるなンて、 無いンだろう。 ) ……… ―― 淋しい よ ぅ。 ( 木の上で、膝を抱えて 小さく泣いた。 …妖精だッていずれ、消える事は あるンでしょう。悲しンでくれる 誰かの傍で消える事が出来るのなら、其れは きッと幸せ ―― )  ( それでも、 寂しい 事に変わりは無くて。 )   … 結局 、 独り なのか な ――…。 ( 生まれてくる時も 死ぬ逝く時も。 ――みンな 一人ぽッち ? ) [Tue 18 Aug 2009 20:43:27]
キティ > ( 靴の先から ぽたぽたと雨の滴が落ちる。なンだか 其れが少し楽しい。 ぽォン、ッて足 振り上げれば 少し遠くに飛ぶ滴。 )  雨、 雨、  ふれ ふれ も―ッと 降れ … ッて、あなたの、お国のお歌? ( こてり、小首を傾げて。 ――少しの後、笑う。 )  わたしは、あンまり お歌、知らない の。 ――ねえ、もッと教え  …―― ( 見えない程に 薄かッた 隣の少女は、何時の間にか 声も気配も、無くなッて。 彼女へ向けた言葉は 無駄に なッてしまッた。 しゅン、と肩を落とす。 )  幽霊も 消えちゃう ンだね …――  ( なンでずッと居られないのかな。淋しいな。 …じわり、浮かンだ涙は 落ちる滴と一緒に 流れて。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:37:40]
キティ > おまつり、楽しそう だね ッ ( 墓地に佇む木の枝に、ちょこンと座る妖精。だァれも居ない傍らに話し掛けて、 えへへ、と小さく笑う。 )  行ッた こと?ううン、ないの ―― だから、楽しそうだなあ ッて思ッて。 行きたい、けど …――人がいッぱいの所は まだ、怖い …から。 ( ぽつンぽつン、そンな言葉。 )  雨、 やまない ね ――…。 ( 傘なンてもッて無いから。 もうマフラーもコートもびしょ濡れだ。 隣に居る見えない 少女は、平気そう、だけど。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:29:48]
お知らせ > キティさんが入室されました。 『( おまつり … )』 [Tue 18 Aug 2009 20:25:29]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (墓守とは10分後に会えた) 』 [Tue 18 Aug 2009 00:07:04]
ロイ >  (もうしばらく待ってみて、帰ってこなければ明日だ。残念ながら今は書置き出来る物は持っていない。全く無駄足だ。そして帰れば梟の羽毛の掃除が待っている) (……たまには羽目をはずしてみたいものだ。大事なことなので二回考えた)  [Tue 18 Aug 2009 00:06:31]
ロイ >  (墓守が帰ってくるとしたらこの道だろう。誰か来れば鳴いて知らせる梟は今日は居ない。今は鳥かごの中だ。夏は暑さにやられ気味で、余り外に出たがらない。最近は雨が多いためにかそれほどではないが、やはりヴェイトスの暑さは彼の梟に厳しいらしい。引っ切り無しに羽毛が抜けて、吸血鬼は終日その掃除に追われている) (溜息) (たまには羽目をはずしてみたいものだと吸血鬼は考える。祭りは今どうなっているだろう。此方には祭囃子は聞こえない。聞こえるのは雨滴の音ばかりだ)  [Tue 18 Aug 2009 00:01:47]
ロイ >  (修正:話は聞いたが、吸血鬼は→話は聞いたが、吸血鬼は訪れたことはない。)  [Mon 17 Aug 2009 23:50:09]
ロイ >  (別にそのまま塒に帰っても良かったが、討ち漏らした吸血鬼の生死について聞いておかなければ。もしかしたら灰や服を墓守が見つけて片付けたのかもしれないし。――しかし、墓守はいったい何処へ行った? 心当たりは一つ、二つあった) …まさか祭りになんて行ってないだろうな (もう一つの心当たりは鉄鍋飯店という料理屋だ。激辛料理を出しているとか言う。話は聞いたが、吸血鬼は職業が墓守だからと言って、陰気な者ばかりではない。特に最近は娯楽も少なかったのだから、たまに羽目を外す位別に構わないと思う が) ……… (待たされている身としては面白くないものがある。不機嫌そうな面を隠そうともせず――見ている者も恐らく居ないのであろうが――闇の先を見つめていた)  [Mon 17 Aug 2009 23:47:58]
ロイ >  (先日の吸血鬼は棺桶には戻っていなかった。とすると、もう死んで灰になったのだろうか。残念ながら最近は雨が続いていることだし、その灰を確認することは出来ないだろう。吸血鬼が身に着けていたものが落ちていれば其れで死亡確認とも出来るが、生憎と、その服も見つからない。泥に埋まっているか、片付けられてしまったか――) ――、 (ともあれ、今は墓守の小屋の軒下で目下雨宿り中の狩人だ。このような時間に何処に行ったか知らないが、呼んでも返事がない上、ドアが開かない。鍵でもかけているのだろうか――金目のものなどなかろうに)  [Mon 17 Aug 2009 23:35:36]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『 (今日も雨) 』 [Mon 17 Aug 2009 23:30:29]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (――家路がいつもより遠く感じた) 』 [Fri 14 Aug 2009 00:01:11]
ロイ >  (先ほど討ち損じた吸血鬼自分の棺桶に帰ったか、辿り着けずに途中で灰になったか――ともあれ、墓守には吸血鬼の面相を知らせ、太陽のある内に該当の人物の棺桶を確認させておこう。中に吸血鬼がいれば葬式をやり直させるか、心臓に杭を打ち込ませればいい。居なければ――恐らくは死んでいるはずだ。だが、念のために明日明後日も様子を見に来る事にしよう。確実に葬ったと確信できるまでは油断ならない。油断ならないと己の身をもって知っている) ―― … (口の中が気持ち悪い。新一文字に口を引き締めて、違和感をごまかすかのように視線を彷徨わせた。それでも止まない違和感を引き連れながら、狩人は無言でその場を去る。――今はもう口を開けたくなかった)  [Fri 14 Aug 2009 00:00:19]
ロイ >  (狩人はゆっくりと起き上がる。不機嫌そうな面には漏れなく泥が引っかかっていた。口の中にも泥が入ったようだ。口の中がじゃりじゃりと不快な音を立てている。吐き出してもなかなか不快感は取れない。仏頂面に不機嫌さが刻まれる。完全に立ち上がり、いったん剣を鞘に収める。まだ汚れていない右手の甲で顔を拭った。汚れは雨が少しだけ流したが、綺麗になるはずもなかった。――早く塒に帰って汚れを落としたい)  [Thu 13 Aug 2009 23:51:12]
ロイ >  (そして踏み台にされた吸血鬼はどうなったかと言うと、目下泥まみれで地面に突っ伏していた)  [Thu 13 Aug 2009 23:44:37]
ロイ >  (そりゃァもう完膚なきまでに逃げられた。腹に剣を突き立てて、そこで終わった、と思ったのだ。最早、その骸は灰になり、雨がその灰を散らせて行くだけだったはずだ) (相手は吸血鬼で、己と変わらぬ膂力と生命力を持つモノだと言うことを決して失念していたわけではない。だが油断していたのだ) (一瞬の隙を突かれ、瀕死の重傷だったはずの吸血鬼は己の剣から逃れ、己の肩に足を掛けたかと思うと、あっという間に夜陰に紛れてしまった。それこそ「俺を踏み台にした?!」と驚く間もなかった)  [Thu 13 Aug 2009 23:42:07]
お知らせ > ロイさんが入室されました。 『 ( ――逃げられた ) 』 [Thu 13 Aug 2009 23:34:54]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( そのまま、のンびり 帰路へ付く。 )』 [Tue 11 Aug 2009 22:56:29]
メアリアン > ( すくッと立ち上がッて、墓に背を向ける。祈りは捧げない。今日は其の為に来たンじゃない、唯の偶然、だもの。 ) ――― 痛 い。 ( 鈍痛は治まる事も無く。 けど、 ) ―――…お友達を助けようッて 思ッたのなら、 ( 少しは孤立した世界から抜け出せる様になるかしら? なンて。 )  ( お兄ちゃンが帰ッて来たら。 ずッと、ずーッと一緒に居たいから、逢えなくなるとは思うけれど。 )   …お兄ちゃン、 ( 空見上げて、ぽつン、呟けば ―― ) [Tue 11 Aug 2009 22:55:54]
メアリアン > ――― お兄ちゃン… お兄ちゃン…ッ ( お父さン、お母さン。私からお兄ちゃンを取り上げないで下さい。 ) ―――…… ッ、 ( 頑張らなきゃいけないのに。――此れじゃァ上手く手を動かせない。殺せない。何も出来ない。 ) ―――……… ( ぴたり、と一瞬思考が止まる。 ) ―――… 情報収集 … ( 其れ位なら、この腕だッて出来る。 ) ――…お兄ちゃン … ( 頑張るから。帰ッて来たら、沢山、褒めて下さい。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:47:25]
メアリアン > ―――――…ッ う、…ッ、 ( じわり、と涙が浮かぶ。 ) お兄ちゃン ―― どうして…ッ、 …どうして助けに来てくれないの―…。 ( 来る筈なンて無い、ッて頭では分かッているけども。――きッと、絶対、来てくれる。そンな気持ちは抑えられ無くて。無理をして、無茶をして、危険になれば、何時もみたいにお兄ちゃンが助けにきてくれるかも、なンて、馬鹿げた話。 ) ―― ふッ、 う――…ッッ ( 流れてくる涙を、両手で拭う。――ズキズキと腕が痛む。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:41:16]
メアリアン > ――― ――…ッ、分からない…ッ ( 其のまま、其の場にしゃがみ込ンで。 ) ( 友達だから助けようとしたの? …――そンな事は無い。だッて私は家族だッて殺せるンだもの。身の危険を冒してまで、友達と云う名の赤の他人を 助けるなンて事、しない 。 )  ―――――  ( けど、 ) ( 実際、ついあの蜘蛛を攻撃してしまッた。 思い返して、ぞわり、と背筋に嫌なものが走る。 ) 今更、―― 怖いなンて … ( 僅かに、嘲笑う様な笑みが洩れて。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:33:39]
メアリアン > ( 昨晩は。蜘蛛の化物みたいなモノに襲われている友人を、何故か助けて。其のまま気が付いたら運ンで貰ッてて。病院に行ッて、手当てして貰ッて ――― 家に帰る気が起きずに、ぼンやりと此処に来た。 両親の、墓。 )  ――――……… ( 鈍い痛みが両腕に走る。――僅かに、顔を顰め。 )  ……――― ( なンで、助けようッて思ッたのかしら。 )  ( 思考は、ずッと其ればかり。 お兄ちゃン以外、助けよう、なンて思ッた事無いのになァ …何故、だろう。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:26:38]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ―――痛い、 )』 [Tue 11 Aug 2009 22:22:29]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『(そしてその夜、男が一人行方不明になったらしい。)』 [Sat 8 Aug 2009 20:31:16]
ネッビェ >  …逃げた、か。 (闇の奥よりい出しは、漆黒の衣を纏った痩せぎす風貌。その顔にべっとりと疲労を張り付けて、男の逃げて行った虚空を睨む。) …自分の望みを見て逃げるたあ、どういう了見かねぇ…。 (よほど恐ろしい物でも見たのだろうか。だがそれは、彼の本当の望みなのだが。悪魔には、彼が何を見たのか、知る由も無い。) さて… 向日葵の花言葉は、「貴方だけを見ている」だったけかぁ? (先程まで男が立っていた場所へと歩みより、其の墓を見下ろして。) ッ!!! (其処に、神への賛美が刻んであって、悪魔は思い切りのけぞった。) [Sat 8 Aug 2009 20:29:49]
>  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………………………  [Sat 8 Aug 2009 20:22:44]
> ( あれは何だ。 )( 娘だ。 )( 娘の姿だ。 )( 娘が、闇の中から、私に向かって微笑みかけている。 )( そんな馬鹿な。そんな筈は無い。だって、私はこの手で、娘を… ) [Sat 8 Aug 2009 20:21:54]
> (そうして、どれだけ墓の前に立ち尽くしていただろうか。いい加減帰らなければ、妻が心配するかもしれない。名残りは惜しいが、そろそろ帰るとしよう。) … また、明日も来るからね。 (そう言って、私は墓へ向かって微笑んだ。 ランプを手に取り、歩きだそうとした瞬間、森の奥に何かが見えた気がした。) … ? (人影?目を細めて、ランプを掲げながらそちらを見やる。危険だ、逃げた方がいいという考えには、何故か至らなかった。)(そして、私は其れを見てしまった。) [Sat 8 Aug 2009 20:19:27]
>  …今日も来たよ。 (昨日掃除したばかりの、ピカピカの墓の前に立つ。墓が綺麗な方が、娘も嬉しいだろう。飾っておいた花はまだ萎れていない。娘の好きだった、向日葵の花だ。娘は花言葉を覚えるのが好きで、良く教えてもらったものだが…。) 向日葵の、花言葉… 何だったっけなぁ。 思い出せないや。 (そう言って苦笑する。もう教えてくれる娘は、この世に居ないのだ。) [Sat 8 Aug 2009 20:13:04]
> (人気の無い墓地を、ランプを片手に歩く。私は、毎日に仕事が終わると、日課として娘の墓に行くようにしている。もう娘が死んで半年ほどになるが、其れ以来、一度も欠かした事は無い。そうでもしないと、娘が淋しがっているがしてならないからだ。妻からは、夜の墓場は危険だからやめてくれと何度も頼まれたが、こればかりは止める訳にはいかない。自分の娘がさびしがっているのに会ってやらないなんて、父親失格じゃないだろうか。) [Sat 8 Aug 2009 20:08:51]
お知らせ > さんが来ました。 『(今日も墓参りだ。)』 [Sat 8 Aug 2009 20:03:30]
お知らせ > ストレッツさんが帰りました。 『 やがて作業が終われば、男たちは足早にそこから立ち去って行った。 』 [Wed 5 Aug 2009 22:44:46]
ストレッツ > 構うことは無い、こいつの上に埋めてしまえ! ( 灰色の肌をした男がそう言った。その声には僅かな動揺が見られる。デーモンとはいえ、予想外のことが起きると心を乱すものだ。抱えてきた袋をその死体の上に積むと、掘り返した土をその上に掛け始める。それなりに深く埋めたので、多少の雨が降っても死体が出ることは恐らく無いと思いたいが…。 ) ( 再びスコップが土を掘る音のみが墓地に響く。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:41:19]
ストレッツ > ( ざくっ、ざくっ、とスコップが土を掘る音が響く。それ以外は静寂に包まれており、誰一人口を開かない。彼らの目的は一秒でも早くこの不愉快な仕事を終わらせ、一秒でも早くここを立ち去りたい。それだけだった。 ――だが、その中の一人が「ひっ」と声を漏らした。自分たちが掘り進んでいた先から、腐りかけの誰かの顔が現れたのである。どうやら、先客が居たらしい。そいつは虚ろな目で、男たちを見ていた。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:34:07]
ストレッツ > ( 男たちは適当な墓のすぐ裏側にざくっ、とスコップを突き立てた。墓では無い場所に埋めると、そこに新しい墓が出来るってなった時に掘り返されてしまう危険がある。墓のすぐ下に埋めると、墓参りに来た奴が掘り返された後に気づいてしまうかもしれないし、ならず者の連中でも墓を掘り返すことに対して抵抗があるのだろう。だから埋めるのは墓のすぐ裏手と決めた。…もっとも、これもチンピラの浅知恵に過ぎないが。本当にこれで誰にもばれないかと聞かれても、誰一人首を縦に振ることは出来まい。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:27:01]
ストレッツ > ( どうでもいい奴なら、死体を片付けるなんていう親切なことはしない。どこかのお人よしな神父かシスターあたりが見つけて弔ってくれることだろう。だがしかし、死体が見つかるのが不味いっていう場合がある。処理業者に頼まなかったのは連中を信用していないか、依頼する時間が無かったか。どちらかはわからない。今ここに集まっている、自分を含めた数人の男たちに詳しい事情は知らされていない。知りたがりは長生きしない、ということだ。とにかく誰にも見つからずに素早く死体を埋めることが出来れば、金になるってだけの話だ。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:18:50]
ストレッツ > ( 数人の男たちが暗くなった墓地を歩く。それぞれ手にはスコップを握り、先頭の男はランタンを掲げ、最後尾の男は大きな袋を肩に抱えていた。 ) ( 木を隠すには森の中という言葉があるが、だからと言ってトラブルに巻き込まれて死んだ奴の死体をここに埋めるのは、あまり良い考えでは無いような気がする。何せ高名な騎士様の墓だってあるぐらいだ、他にも一般市民の墓だってあるし、墓守の奴がきちんと管理している。アンデッドがうろつく時間帯ではあり、そいつらを永遠に眠らせるためにエクソシストの連中が見回ることだってある。その反面、ならず者が息を潜めるのにも使われていたりするが。 ) ( 死体というのは、案外処理が難しいものだ。専門の処理業者が暗黒街に居て、そいつらが食うに困っていない程度には難しい。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:12:37]
お知らせ > ストレッツさんが来ました。 『 死体袋を担いで。 』 [Wed 5 Aug 2009 22:03:51]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( ――人間が生きていくのも、難しいンだね… )』 [Mon 3 Aug 2009 21:15:47]
キティ > ( 親切な墓守さンに手伝ッて貰ッて 彼女は無事にお墓の中。――故郷のお墓じゃないのは残念だけれど。野晒より ずッと、ずーっと良いでしょう。 ) ―― おやすみ なさい。 ( 良い夢を。 ) ( 彼女にとッて、生きるッて如何云う事だッたンだろう。 −生まれた時から落ちぶれていて、必死に生きて来た彼女の命。最後はこンな場所で、自殺か他殺かも解らない死に方で。 ) ―――… ありがと ぉ。 墓守さン。 ( 綺麗に綺麗に、埋められた彼女を見遣れば、そう礼を云おう。 そうして、石碑が経つ前に くるり、と踵を返して。 )  ( 「此の子の名前はなンて云うンだい?」 )  ( 背中に掛けられた声。 少しだけ 間を開けた後、 ) ―――― O'Meara… ( そう、答えて。 ゆッくりと墓地をさッた。 ) [Mon 3 Aug 2009 21:15:15]
キティ > ――――… ( 少し、そうやッて 考えて居たけれども、 ) ―― ァッ、 まずはスコップ…ッ ( 思い出した様に体勢も元に戻す。 よいしょ。 ) ( てくてくと歩いた先に、灯りの付いたひとつの小屋。恐る恐る窓から覗いてみたり、扉の前ウロチョロしてみたり。 ) ( ノックするだけの事がなかなか出来ない。 けど、今回はッ、ちゃンとやらなきゃ。 すーは―ッて深呼吸。良し。 ) ――― ぁ、あのう …ッ ( こンこンッて、ノック音と一緒に。小さな小さな 声で。 ) [Mon 3 Aug 2009 21:01:30]
キティ > ―― ン、 ッと ぉ…。 ( 此の辺りには墓守の小屋が有るらしいから、スコップ位貸してくれるかもしれない。 横たわる彼女へ、 ちょッと待っててね、と告げて。小屋の方へと歩き出す。 ) ――… … … ( 亡骸となッた彼女はアイバンの旧家の娘さン。数年前にヴェイトスへ来たのを追ッかけて妖精を来たのだけれど。 ) ―― 泣けなかッた …。 ( 他の人に集中し過ぎていたのかな。其れとも、彼女は自分が来るずーッと前から、死ンでいたのでしょうか。 ―― ずるるーッて足止めて木に寄り掛かる。 ) ―――…… ど うし よッか なぁ。 ( こてり、と寄り掛かッたまま、少し小首傾げて。 ) ( 妖精は、彼女の家固有のバンシー だッたから。本当は、彼女の家族の為だけに、泣かなきゃいけない ンだけれど。 ) ―― 他の人の為に おしごと しても良いのかな ぁ…。 ( 今迄散々やッて来た。 何をいまさら、ッてお話かもしれない けど。誰にも悼ンで貰えない死は 悲しいンだもン。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:57:28]
キティ > ( すう、ッと其の魂はだンだンと薄くなッて消えていく。―― 其れを、赤い瞳に映して漸く、言葉を止めた。 ) …… ―― ぁ …ッ… ( 小さく小さく声を零す。朽ちた屍は其のままに、魂だけが消えていッた。 ) ―― … 消え ちゃ ッた…。ちゃンと 逝けたかな ァ…。 ( 空を見上げて。――綺麗に光る星の元に、逝ければ良いのだけれど。 ) ――… 今、 お墓、作る …ね。 ( 其の亡骸へと声を掛ける。ずッと誰にも気づかれずに、此の茂みに居たンだろうか。―― とある貴族の一家の、最後の当主。彼女の為に泣く事が、一番のお仕事だッた筈なのに。 やッぱり、落ち零れ。 じわり、と眦に涙を滲ませて。 ――辺りを見渡す。スコップとか、無いかな。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:47:14]
キティ > ごめンなさい。ごめンなさい。ごめンなさい。ごめンなさい。―― … ( 石碑の並ぶ其の場所より少し奥へ入ッた場所で。赤いコートに真っ白なマフラーをした妖精が一人、蹲ッている。 近付けなければ聞こえない程の小さな声で、何度も何度も 目の前に居る何かに、謝ッて。 ) ごめンなさい、ごめンなさいごめンなさいッ―― … ( ずッ、と鼻を啜る音。嗚咽と共に、謝り続ける。目の前に在る朽ちた屍と、其処に佇む魂に。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:37:06]
お知らせ > キティさんが来ました。 『 ―――ごめンなさい。 』 [Mon 3 Aug 2009 20:33:43]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Sat 1 Aug 2009 22:37:40]
ティス >  (「グランパ、大好きだよ。バイバイ―――」)     ――――― 。 [Sat 1 Aug 2009 22:37:21]
ティス > ――他の方に迷惑を掛けない方法はあります。 でも、 (男はちらと少年に視線を落とし) …彼にはそんな必要は無いかもしれません。 (普段の彼が如何在るものか男は知ら無いが。母親は美しくカールさせた睫を数度瞬かせて男と少年とを見た) ――其れに。 (言葉の合間。男は小さく息を吐き) 子供の頃に大切な故人と十分なお別れが出来なかった所為で、其れ以降別れの場で如何したら良いか解らず体が思う様に動かない――等という人も少なからずいらっしゃいますから、 (男は教会の中――棺へと視線を向けた。) (  …嗚呼、眩しい)  (目を細め、視線を少年へと移す頃) (「――わかりました。…ゆっくり話を聞いてあげなくってごめんね。」)  ―― 。 (言葉の前半は男に、後半は息子たる少年に向けた物だろう。御婦人は一礼すると少年を抱き上げてかの棺へと楚々と歩んでいった)  (男は其の様子を眺め乍) [Sat 1 Aug 2009 22:33:38]
ティス > (「そう。でも、もうグランパは死んじゃったんだよ。だからここに来てるんだ。…でも、ここでいくら待ってても、僕はグランパに会えないんだね」) ――― (諦めの吐息を滲ませそう云う子供に男は苦笑した。達観してる――いや諦観だろうか。ほら、もう良く無い兆候が現れ始めている) …。では…、 (云い掛けて男は言葉を止めた)(少年が背を向けている扉の先、教会の中から此方へと一人の女性が歩み寄って来る―――見覚えがある気がすると、男は思った。恐らくは依頼人の御夫人――此の子の母親だろう) ――では、私も少し許お手伝いしますから…母君とお話されては如何でしょう。 (少年にそう告げれば男は立ち上がり、御夫人と形式的な挨拶を交わした) (其の間に少年も立ち上がり)(「ママ。僕ね、グランパにバイバイって言いたいんだけど…」) …。 (反応を窺う様尻すぼみに声を掛けた少年に、母親は解り易く柳眉を顰め「え。でも…」と言葉を濁す) [Sat 1 Aug 2009 22:20:54]
ティス > …。 どうしました。 (思わずなのか其れとも幼いとはいえ己の手がけた御遺体の遺族を無視して足を進める事が躊躇われたのか。男は様子を窺う様静かに少年に問い掛けた)(男が近付いて来ていた事に気付かなかったのか、少年は驚いて顔を上げる) ――こんばんは。中に入らないのですか (石段の前に立ち止まり男は少年が瞬く数瞬の間、扉の開け放された教会の中を視線で示した) (「――ママが、ココにいなさいって言うんだ。僕はきっとうるさくしてみんなに迷惑をかけるだろうから、って…でも、僕、そんなことしないよ」) ――そうでしたか、(――少年が思い切り首を上げている事に気付けば男は膝を折ってしゃがみ込み視線の差を埋め) (「グランパ、とても優しかったんだよ。だから会えるとうれしくて…、病院でグランパに会った時も、僕がうるさくしてたからママ嫌なんだって。」) 嗚呼、――君の御爺様だったんですね (男が処置を施したのは)(――子供は、大人の思う以上に死を理解している。大人が自分たちの余裕の無さも手伝って、どうせ解らないからと子供を適当に扱うのは余り良い事では無い) [Sat 1 Aug 2009 22:00:52]
ティス > (今日此処に集まった遺族の誰ぞの心情を模しているものか等と、――馬鹿げた考えが浮かんだものだ) ―――、 (振り払うかの様息を吐き乍、男は視線を天から地へと下げて再び歩み始め――)  …。 (視界の中に認めた姿に元から鈍い歩みは更に速度を落とした)  (遺族の皆が教会の中に集っているというのに、幼い少年だけがたった一人)  (両手で頬杖をついて顔を支え無表情にぶらぶらと足を遊ばせて、石段に座っていた)  …(まるで無理矢理其処に居る事を強いられている様だ――騒いで外に出されたのとは違うのだろう、妙に大人しい) [Sat 1 Aug 2009 21:39:10]
ティス > (さくり)(踏み締めた土は水気を含んでいて柔らかい)  ――――― (教会に併設された墓地から掲げた十字の眩しい教会の方へと男は足を進ませた) … (さくり)(緩く刻まれる足音は気乗りのしない男の内心を表しているのだろうか。何時の間にやら視界が暗くなったと思えば出ていた筈の月が雲に覆い隠されていた)  (足を止めて男は天を仰ぐ。未だ雨の気配は無いが雲は鈍色に水を湛えて)  …まるで、 (泣くのをぐっと堪えているかの様) [Sat 1 Aug 2009 21:25:56]
ティス > (  ―――門出を祝う鐘の音が教会から響く) [Sat 1 Aug 2009 21:18:14]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 『―――カランカラン カラン カラ...』 [Sat 1 Aug 2009 21:13:58]
お知らせ > プリムラさんが退室されました。 『( そして少女は 帰路へ 。)』 [Fri 31 Jul 2009 23:34:40]
プリムラ > ( 墓地の隅。 膝を折って ガサガサと 雑草を掻き分ける。 ) ―――― … 。 ( 見つけた。 土で汚れた左手で 、 小さな花を 1本 折った。 それを持ち、 先ほどの墓へと 戻る。 ) 「 マ、 こんなンだけど我慢してくれナ 」 ( 人形がそういって、 少女が 花を墓の前に 添えた。 まぁ。 こういうのは気持ちが大切。 きっと。 自己満足にすらならないかも しれないが。 ) ―――― …。 ( それから、ほんの少しの間、 目を瞑った。 ――― ゆっくり、 眠れますように 。 と 。 ) [Fri 31 Jul 2009 23:31:21]
プリムラ > ――― …。 「 そして誰もいなくなった カ。 寂しいナ 。 」 ( 少女の 、 伏せていた顔が 上げられる。 左手を引けば、 右手のパペット人形が 口をパクパクとさせながら、 そんなことを。 ) 「 マ、 花でも添えていくカ。 」 ( 人形が そんな提案をすれば 少女も コクリと小さく頷く。  多分。 この墓に埋められた者には家族がいた。 けれど数十年 時が経つ内に誰も来なくなった。 それを気にするあまり 天国にも行けない。  ―― 多分、だ。 なんとなく。  けれど。 とても寂しいな と。 ) ――― … 。 ( 少女は歩き出す。 向かうのは 雑草が生えていそうな、 茂み。 ) 「 今から花屋ってェのもアレだからナ。 こういうのハ気持ちガ大切なんダ。 」 ( パペット人形が そんなことを言いながら体を揺らす。 ―― 動かしているのは 少女だけれど。 ) [Fri 31 Jul 2009 23:06:22]
プリムラ > ( 暗い 。 何故墓地は、 こんなに寒く 、 寂しく 、 感じるのだろう。  サクリ 。 サクリ 。 足を進める。 その先 には ―― ) 「 ここ だナ 。」 ( 1つの墓。 古く、壊れかけているようにすら思う。 もう長く 誰も、この墓に埋まっている者に逢いには来ていないのだろう。 ) ―――― … 。 ( 左手を 墓の前へと 伸ばす。 桜色の瞳が 、 伏せられた。 ――― 少女には、 この墓から 小さな 小さな、 泣き声が 聞こえてきている気が して。  こういうことは時々ある。 うまく 相手 と波長が合うと。 かと言って少女に出来ること等たかが 知れているのだけれど。 ) [Fri 31 Jul 2009 22:56:18]
プリムラ > ( 昼間はものすごい雨が降っていた。 今は晴れているけれど 、 空にはその名残であろう。 黒い雲が時々月を 隠す。 何処かへ隠れていた生き物達がまた働き出したのだろう。 姿は見えぬが、 周りからいくつもの鳴き声が 聞こえる。 そして 、 ) 「 ―――― 泣き声 だナ。 」 ( そんな 、 ひとりごとが 暗闇に落ちる。 白い髪をツインテールにした少女。 右手にパペット人形を持ち 、 サクリ サクリ。 湿った地面を踏む。 ) ――― … 。 ( 桜色の瞳は 、 何かを探すように 、 墓地の中を 見渡した。 ) [Fri 31 Jul 2009 22:47:28]
お知らせ > プリムラさんが入室されました。 『( ―― 雨上がり 。 )』 [Fri 31 Jul 2009 22:40:22]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『少女の手を取り、エスコート。似合わない?ほっとけ。』 [Sun 19 Jul 2009 01:38:59]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( そうして 帰路に付く )』 [Sun 19 Jul 2009 01:38:55]
メアリアン > 万能なものッてなかなか無いのね。――難しいわ。 ( 逃げ足とセットで効果を発する物、に長い期間は費やせない。玩具の蛇とか、虫の模型だとか其れで隙を縫う ――か。 蛇も虫も苦手だけど。 ) ―――時間だけは有るから色々考えてみるわ。 ( 苦笑浮かべ、 ) ――そうね、そろそろ帰らないと。 ( 毎回夜に帰宅していたら近隣住人に変な目で見られそうだし。 彼の言葉に、きょとり、と不思議顔。 そンな台詞、初めて聞いたわ。 ) どうも、ありがとう。 じゃあお願いします。 ( 不思議そうに見ていた表情を、嬉しそうな笑みに変えて。 お言葉に甘えて送ッて貰おう。 ) [Sun 19 Jul 2009 01:33:33]
ネッビェ >  そういぅこった。 (悪魔のは逃げる為だけに特化したもの。「自衛」の意味では適しているけれど、其れは悪魔の逃げ足があってこそ。要は、玩具の蛇で脅かしてその隙に逃げるようなモノ。陳腐にも程がある。) そんときゃ、自分で何とか訓練するっきゃねェな。 (武術だってそう簡単なものじゃないだろう。それこそ、玩具の蛇を携帯するとか、其方の手段を考えた方が良いのではなかろうか。) 今後とも宜しく。 …さて、そろそろ夜も深けた。そろそろ帰った方が良ぃんじゃないかね。 (良かったら家までお送りするぜ、お嬢さん。等と言って、滑稽に腰を折って一礼しようか。) [Sun 19 Jul 2009 01:25:26]
メアリアン > ( 顎の下辺りから照らせば完璧だと思いま す。火傷の注意の方向で―― )  そうなの――…?防御としては適して無いのね… ( 完璧な物なンて矢張り世界には無いのだろうか。 )  そうね…――教えてくれるかどうかも微妙だけれど。 ( きッと正義のヒーローは警邏で忙しいでしょうから。 ) …ええッ。 私も、頑張るわ。 ( お兄ちゃンの為だもの。嘘に気付かない限り悪魔に協力しましょう――。 目的は唯一つ、だから。 )  [Sun 19 Jul 2009 01:18:14]
ネッビェ >  …運が悪かったんだなぁ。 (ルァにとって。 オプションで蝋燭でも持って立ってたら、腰抜かすだろうか。) そりゃまた別の話だ。身を守る術としてなら、武術ほどは使ぇねぇぜ。 (そう言えば、生き返らせる約束してたっけ。うまく誤魔化せる方法を考えなければ、と頭の片隅で思う。) ばれねェように、出来る限り注意しておくことだなぁ。 (うっかり口でも滑らせない限りは大丈夫だろうけれど。それ以前に見つける事が先だったか。) ふん。 …ま、お前さんに損はさせねぇぜ。 (お互いに協力し合っていこうじゃあないか。少なくとも悪魔は、少女を最大限に利用するつもりで。少女も、悪魔を出来る限り利用してやると良い。) [Sun 19 Jul 2009 01:10:47]
メアリアン > ――― 運が良かッたのね。 ( 昼だッたらこンな簡単にはならなかッたんじゃ、ッて思う。 薄暗い場所で、ぼンやり後ろに立たれたら きッと怖いと 思うン です―― ) そうなの…?でも、生き返らせるのだッて魔術でしょう? 結構凄いと思うけど、 ( 信じ切ッている娘は不思議顔。だッて普通では死者蘇生なンて、出来ないもの。 ) ――― バレたら殺されちゃうかしら。女の子にも手加減無いみたいだもの。 ( まァ、きッと大丈夫。まずは探す事が先決、か。 )    …そう ――。 ( 少しだけ、ぞわりと鳥肌が立ッた。――余程恨みが積ッている様。 ) [Sun 19 Jul 2009 00:59:57]
ネッビェ >  何かやたら眠そうにしてぃたし、頭回って無かったのかもなぁ。 (寝ぼけた奴をその場の勢いだけで押し切った感じ。今後あいつに会ったら、後ろから脅かしてやる。そんな思考。) あぁ、武術にしとけ。魔術なんざ、意外と役たたねぇぜ。 (少なくとも、悪魔が使う物は、かなり役に立たない系のモノ。「魔術」という名前負けしている感は否めない。) 精々正体がばれないよぅにしとけよ。 (正体がばれたら、一発でアウト。随分スリリングではある。) …あぁ、勿論。奴さんが、本当に意味で敗北する様ってのを見てみたいねぇ。 (二度と、あの仮面を被って自警活動など出来ないくらいに、ぼろぼろにしてやりたい。そう答える瞬間、悪魔の顔は「悪魔」そのものといった顔になって。) [Sun 19 Jul 2009 00:52:18]
メアリアン > ――普通はそうね。反抗する気がするわ。 …ネッビェさンが怖かッたの かしら? ( 彼見遣り考える。見方によればきッと怖い。墓地とかスラムとかでいきなり背後に居たり、とか。 ) 1年…―― う…、そうね、…私もそンな才能無い気がするわ…。 ( だッたら矢張り武術を習ッた方が確実か。――魔術なンて確実に習得できるとも限らない、し。 ) ―――逢えたら、そう試してみようかしら。 暗黒街には他より頻繁に出現するッて話だけれど…。 ( 昨日は出て来なかッたし、と溜息。毎回逢えるとも限らない。 )  鍛練 所―― は 遠慮しようかしら。 ( 場違いな気がして仕方が無い。其れは最終手段。―― )  ねえ、ネッビェさン。アイゼンリッターの事を調べて、如何するの? 復讐、するの?  [Sun 19 Jul 2009 00:41:34]
ネッビェ >  …まぁな。まさかぁあもあっさり手玉に取れるたぁ思ってなかったがな。 (何処のヤが付く自由業かと。まあしかし、下手をすれば悪魔は圧死していたかもしれないし、反省は一切していないが。 40kgが落ちてきた程度で圧死する貧弱っぷりである。) 才能がある奴なら精々1年程度でぁる程度使ぇるんだろうが…お前さんに、そっちの才能があるとは思えねェな。 (まあ、そういうことだ。其れを身につけるまでの労力を考えると、とてもじゃないがお勧めできない。) あのヒーローの事だ、「アイゼンリッターさんに憧れています、武術を教えてください。」とでもいやぁ、案外あっさり手玉に取れるんじゃねぇかねぇ? (それ以前に、居場所が判らない、という根本的な問題があったか。) んじゃ、鍛錬所にでも行って教官を探すんだなぁ。 (半ば投げやりに、そう言って。) [Sun 19 Jul 2009 00:31:46]
メアリアン > …――そうね。生きるのッて難しいわ。 ( 小さく溜息零して。信仰とか感情とか正義とか悪とか色々、面倒。 ) ――あら、ネッビェさンがルァに直接云えば良いのに。 ( くすくす笑ッて、 ) でも、ネッビェさンも凄いわ。踏まれたから下僕になれ宣言なんて―― ( 下僕になる経緯をばッちり少女から聞いた娘は、感心する様に彼見遣り。 ) ――――― ( やッぱり武術の心得は無い様。 思い返せば、ルカの方が強かッたような気もする。 やッぱり ルァ>ネッビェさンと云う立場解釈は拭いきれない。 ) ――悪魔的魔術… なンてやった事も無いし、きッと時間が必要よね。 ( 肩を落として、眉尻下げる、が。 )  アイゼンリッター… 教えて貰えたら良いけれど。 ( 情報も手に入ッて一石二鳥。 ) ――けど、納得させるだけの理由なンか思い付かないわ。 ( 居場所も解らないし、と嫌味を本気で受け止めた。 ) [Sun 19 Jul 2009 00:19:52]
ネッビェ >  人間ほどめんど…ぃや、複雑な生き方するモノなんざ、他にねぇしな。 (其れゆえに、悪魔は此処に在り、神は天に在るのだろう。) 糞、自分で言ってとぃて何かむかつくな…あぃつに、「ネッビェを敬いなさい!」とでも言っといてくれ。 (現在三人の中で最下級の悪魔、面目躍如に必死だ。今更立場逆転など、無理な気もするが。) ・・・・・・・・・おまぇ。 (ふぅ、と呆れたような溜息吐いて。) 其れをぉれに訊くかぁ? (腕力勝負でルァに負ける様な奴、訊くだけ無駄というもの。殴り合いでならメアリアンと互角の貧弱っぷりだ。) …悪魔的魔術なら心得てるが、教えるってぇなると難しいな…お前さんに才能がありゃ、別だが。 (しかし、普通の人間が黒魔術を使えるようになるまでに、一体どれだけの訓練を積めば良いやら。少なくとも、武術を習うより簡単な筈はない。) 其れこそ、「アイゼンリッター」にでも教わりゃ良いんじゃねぇのか。 (ヒヒ、と陰湿な笑いと共に、嫌味一つ。) [Sun 19 Jul 2009 00:11:24]
メアリアン > ふふ、確かに人の世界は複雑、ね――。 私は此処に居た事しかないから感じた事無かッたけど、 ( 家の中では気付かなかッた物が、今はほンの少しだけ、理解出来る気がした。 ) ルァなら、きッとそンな感じね!なンだか凄く簡単に想像出来ちゃうわ。 ( 彼女の表情とか、言葉とか。楽しそうに笑いながら答えた。 ) ――― あ、そうだわ。ねぇ、ネッビェさンは武術の心得とかッて、無いのかしら…? ( 見る限り無さそう、ではあるが。 ) 身を守る術とか、攻撃の仕方、とか―― 知ッていたら、教えて欲しいの。 [Sat 18 Jul 2009 23:59:01]
ネッビェ >  まぁな。んでも、人間の世界よりはよっほど判りやすぃがなぁ。 (「力こそ全て」なんて、単純で絶対のルール。人間の世界は、正義やら人道やら信仰やら、実に下らない。 この悪魔が生き延びているのは、ライオンが子鼠を捕って食おうとしないのと同じ。ひたすら小さく目立たず隠れていたお陰。) だろぉ。あいつのことだ、「道理でそれっぽいと思った」程度で済ませちまぅぜ。 ま、いずれはあいつにも教ぇる時が来るだろぅけどなぁ。 (その時までにお互いが死ななければ、だが。この街に潜む狂気は、「目玉泥棒」だけじゃないのだから。最近は巨大な蜘蛛の化け物が暗躍していると、噂で聞いた事がある。悪魔としては、もっと頑張って貰いたい所。) [Sat 18 Jul 2009 23:49:17]
メアリアン > ――― ( 先の彼の言葉に一つだけ頷いて。 ) 悪魔の世界ッて云うのも、凄く厳しいのね…。 ( 確かに悪魔同志協力して和気あいあい―なンて想像がつかないンだけれど。 じゃァ今現在も生き続けてる彼はきッと凄いンじゃないか、なンて勝手な解釈。 ) ――そうなの…、 ( 教える意味なンか無い、の言葉に少し悩ンで。 ) ン―… 確かに、そうかもしれないけど。 教えても教えなくても何も変わらなそうね。 ( そう云ッて、くすくすと笑う。 )  [Sat 18 Jul 2009 23:38:20]
ネッビェ >  へぇ。ま、人間ってなぁ変わるもんだからな。 (じわりと、彼女から感情が滲み出てくる。愛情を自分の手で潰してしまったような、深い悲しみ。) 悪魔の世界は弱肉強食…他人を信用しちゃ、生き残れねぇからな。 (逃げ足と、口先だけで、何とか生き残ってきただけ。本能的に生き残る術を知っていたからこそ、こうして生きていられる訳だが。) …あー、そうぃやどうだったか…教えてねぇ様な気ぃするなぁ。 (特に理由があって教えなかった訳じゃあないが。「私、悪魔です」と言っても、全く驚かれなさそうなほどに、悪魔らしい姿ではあるけれど。) 教えても良ぃが、あいつに教ぇた所で何になる?教える意味なんかねぇだろ。  [Sat 18 Jul 2009 23:27:52]
メアリアン > 小さい頃は ――優しかッたの。 ( 両親も、兄も。脳裏に浮かぶ 幸せな頃。ぐッと拳握り締めた。 ――他人を殺すのはあンなに平気なのに、如何して家族だとこンなに辛いのでしょう。兄と一緒に居る為に仕方無かッた、そンな、言訳。 思考振り払うように、一度頭を振ッて。 )   ( 悪魔に家族は居ない。――じゃァ如何生まれてくるのだろう、とか素朴な疑問。 ) 色々、教えてくれる人は居ないのね…。 ( 生き残り方とか、色々。――そう呟いた後に、あッ、と何か思い出した様に声をあげる。 ) ねえ、ルァはネッビェさンが悪魔だッて、知ッてるの? ( 昨日見た限り知らない様だッた。下僕だと云うからてッきり教えているものかと思ったけれど―― ) [Sat 18 Jul 2009 23:14:35]
ネッビェ > (まあ元々幽霊と似たようなものだ。お経でも唱えれば勝手に成仏していく。) ぅん。両親…ねぇ。 (少女の年齢から察するに、老衰で死んだとは考えにくい。「神様におかしくされた」とは。病気?それとも、少女自身によって殺された?恐らく後者だろう。両親をも殺してしまうほど、兄を愛していたという訳か。) 悪魔にゃぁ家族はぃないぜ。気付いた時にゃ、死なねェようにこそこそ生きてたな。 (魔界の闇から勝手に生まれたような、確かな肉体すら持たない最下級悪魔。魔界は居心地こそ良かったけれど、幽霊並に貧弱な悪魔はどう足掻いてものし上がれなくて。此方に来ても、貧弱なのは相変わらずではあるけれど。) [Sat 18 Jul 2009 23:06:21]
メアリアン > ( 未だ鼓動が速い。ぼンやり浮かンだ其の容姿に、一瞬幽霊かと思ッたのは秘密。 ) ――― ええ、両親。 ( 白い花の置かれた、少し古い墓。僅かに目を伏せ、 「お父さンとお母さンも神様におかしくされちゃッたのよ。」 と小さく呟く。 そうして、彼の方へと視線戻せば、 ) ネッビェさンに家族はいないの ――? ( 悪魔と云う種族について殆ど知らぬ娘は、不思議そうに、小首傾げて。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:57:11]
ネッビェ >  … ぃよぅ。 (暗闇の中に浮かぶ、痩せこけた顔。さぞかし驚いたことだろうが。まだ少しばかり嗤いの残った顔、僅かばかり頭を下げてご挨拶。) 墓参りなんて、殊勝だねぇ。家族かぃ。 (其方へ歩み寄りながら、目線で墓を指して。まさか、少女が両親を殺害したとは思わず。) [Sat 18 Jul 2009 22:52:25]
メアリアン > ――― ッ ( 白い花を金色の飴玉ふたァつ。墓参りはこれで御終い。ゆッくり立ち上がれば、くる、と振り返ッた。ら。 ) ――― あ らッ ( びくッと一瞬身体が震えた。悪魔の姿確認すれば、にッこりと笑みを浮かべて。 ) こンばンは、ネッビェさン。 ――いつから其処に…? ( 少し離れた場所に居る彼へと、問おうか。 全く気がつかなかッた。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:45:48]
ネッビェ > (気付かれないのならば、悪魔は少し離れた場所で立ち止まり、その様子を眺めている。相手の声が聞こえるか聞こえないか程度の、位置。) …。 (あれは、思った以上に強い人間。愛する者の為に、人を殺して殺して殺して。其れが彼女の狂気ゆえだったとしても、出来る人間はそうそういないだろう。そうした人間が、悪はとても愛しい。愛する者の為に、悪魔にすら縋り付く様。神への狂信と似て非なるその様子。全く、良き人間と巡り合ったものだ。) [Sat 18 Jul 2009 22:40:45]
メアリアン > ――― 強くならないと…。 ( 抵抗されても殺せる位。もッともッと。――きッと今の自分じゃスラムに住む子供だッて殺せない。 ) ――― 如何しよう かしら。 ( 頼れる友達等居ないし、金銭的援助しかしない親戚だッて無理だ。武術の心得がある人なンて知らないし、―― ぼンやり思考巡らせながら、墓の前、しゃがみ込ンで真ッ白な花を綺麗に整える。 ) ――― 次は、お兄ちゃンと一緒に、来たいわ。 ( 綺麗に揃えながら、くすくすと嗤ッて。 近付く悪魔の気配には気付けず、―― 整えた花の傍に、ぽン。と飴を置いた。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:32:36]
ネッビェ > (真っ暗な墓地の奥から、音も無く表れた悪魔風貌。知り合いの姿に鼻一つ鳴らして、近付いていこうか。相手が気付こうと気付くまいとお構いなく。)(懐古。悲しみ。決意。酷く判りやすい感情の振れ幅。人間らしいその有様に、悪魔は僅かに嗤い。「お兄ちゃん」が、二度と戻らないと判った時、彼女はどのような顔をするのだろうか。) [Sat 18 Jul 2009 22:26:53]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『暗く、暗く』 [Sat 18 Jul 2009 22:21:58]
メアリアン > ( 白い花、石碑、水の中に在る様に歪む。ぐッと、唇噛み締めて涙堪える。 ) …きッとお母さンもお父さンもお兄ちゃンも神様がおかしくしちゃッたのよね。だから仕方ない事だわ。そう―― 最善策だッたのよ。 もッともッともッと頑張らなきゃ。じゃなきゃ、お兄ちゃンに怒られちゃうわ。 ( 蚊の鳴く様な小さな声で呟けば、―すッかり涙も渇いて、口許を歪める。 ) そうよ、頑張ッて早くお兄ちゃンを戻してあげないとぉ。 ( そう云えば、お兄ちゃンは目玉の他に手も無いし、足も無かッた。もし其の儘で戻ッてきたなら、手も足も必要だし、千切ッた舌も必要ね。 …あァ、こンなに沢山。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:18:45]
メアリアン > ( 以前置いた花は綺麗に片づけられている。――がらンと空いた其の場所に真ッ白な花を置いて。十字を切る。以前来た時兄が遣ッていた。その真似ッこ。 ) ―――― 。 ( 此処は苦手だ。来る度に思い出す。――小さな頃。暖かい家族。壊れた家族。笑顔、悲鳴、泣き声、怒声、死顔。 何処で 壊れて しまッたンだろう。 )    ―― かえり たい 。 ( ちッちゃく呟いて、ハッと気付いた様に首を振る。決めたのは自分だもの。逃げない、戻らない。絶対。 息、吸ッて 吐く。 )  …悪くないわ。――メア、悪くないッ。 そうだよねぇ…お兄ちゃン…。 ( 強く、墓に向かッて話しかけた。が、何でだろう。視界が歪む。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:02:06]
メアリアン > ( 雲に覆われた空見上げて、娘は一つ溜息を零した。 )  ( 両手には真ッ白な花。白い鞄は肩から提げて、真ッ直ぐに並ンだ石碑へと歩み寄る。 )  ―――いつ振り、かしら。 ( 最近墓参りなンて来なかッたから、此処も随分久しぶりだ。――両親の墓。兄の墓は無い。死ンだ事になッていないから。 )  [Sat 18 Jul 2009 21:50:28]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 [Sat 18 Jul 2009 21:47:37]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 [Fri 17 Jul 2009 22:30:13]
プリムラ > ( 採った雑草を丁寧に包み、ポシェットの中に入れる。 立ち上がり、 向かうのは墓場の出口。 ) [Fri 17 Jul 2009 22:30:12]
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