隠し祭祀場 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > サニシュさんが退室されました。 『サニシュ・アロダンの意識は闇に沈んだ』 [Fri 29 Oct 2010 22:28:27]
サニシュ > しゅぶ=にぐらす、アイゼンリッターに破滅と狂気を! しゅぶ=にぐらす! 破滅と狂気を! しゅぶ=にぐらす! ( 何かが頂点に達したその時――― ) ( 召喚準備6ターン ) [Fri 29 Oct 2010 22:27:58]
サニシュ > ( 召喚準備4ターン ) [Fri 29 Oct 2010 22:21:49]
サニシュ > しゅぶ=にぐらすッ! ざりあとなとみくす やんな えてぃなむす ざんな ふぁべれろん ふべんとろてぃ ぶらぞ だぶらそる にさ うぁるふ=しゅぶ=にぐらす!  だぼつ めむぷろと!  しゅぶ=にぐらす! しゅぶ=にぐらす! しゅぶ=にぐらす! ( もはや人の形を失いながらも、サニシュは叫び続けた。 この世ならざる世界に幽閉されながらも、時空と次元とを冷笑し、召喚に応えるという神の祭詞が地下の闇に響き、名状しがたい緊迫した雰囲気が、いや増しに高まってゆく。 ) [Fri 29 Oct 2010 22:20:55]
サニシュ > ( 判定により、サニシュの生命点14より4点マイナス。 現在値10点 ) ( 膨張する二つの肉腫は、サニシュの肉体を苗床として無数の肉芽を生みだした。 それらはおぞましく蠢きながら絡み合い、結合し、アーチ状の連環を形成していく。 ( 召喚準備2ターン。 ) [Fri 29 Oct 2010 22:02:33]
サニシュ > ( 判定により、サニシュの生命点20( タフネス1=10として、サニシュのタフネス2を生命点20とする。)より、6点マイナス。 現在値14点 ) まだだ………くれてやる、俺の肉体でも、命でも………もっと、もっとだ! ) ( サニシュの叫びに応じ、無形の肉腫がさらに大きく盛り上がり、やがて二つに分かれ、一つは頸椎まで、一つは腰椎にまで侵食域を広げていく。) ( スキル発動判定。 ) [Fri 29 Oct 2010 21:51:04]
サニシュ > 寄越せッ! 寄越せッ! 寄越せッ!―――― ( 叫ぶサニシュの背面、黒のローブに覆われた背肉が、叫びに応じるかの如く大きく盛り上がり始める。 それはやがてローブを圧し、ミチミチと音を立てて膨張を続け、脆弱な布を引き裂き、外気に姿を晒す――――それは黒々としたタール状の無形の肉腫だった。 病的に痙攣しながら肥大化を続け、闇の中で赤や青に煌めく有害な血膿を垂れ流しながら、サニシュの肉体を、より深く、広く侵食していく。 ) ( スキル発動判定。 ) [Fri 29 Oct 2010 21:43:36]
サニシュ > 俺は―――俺はッ! 人間には戻れないんだろう!? ああ、くれてやる、この体なんかな………だから寄越せッ! 力をッ! あの仮面野郎を俺と同じ絶望の淵に引きずり込む力を! ( 地に伏し、石畳に爪を立て、サニシュは叫び続ける。 彼にとって、それは交渉だった。 自身を蝕む何者かへの交渉の叫び、対価として己の体を差し出すという覚悟の披歴。 そして求めるは復讐、己をこのような呪われた定めに追いやった(と、彼自身は考える。)アイゼンリッターなる鉄仮面への復讐。 ) [Fri 29 Oct 2010 21:24:19]
サニシュ > ( 地下の闇の中、男の声が響く。 それは願いではなく、祈りでもなく、呪詛ですらない。 ) ( ヴェイトスより西南西約200キロメートルの彼方―――巧妙に隠蔽された地下祭祀場の聞く者さえいない闇の中、サニシュ・アロダンは叫んでいた。 [Fri 29 Oct 2010 21:15:36]
お知らせ > サニシュさんが来ました。 『力をくれ!』 [Fri 29 Oct 2010 21:03:36]
お知らせ > ジランダさんが帰りました。 『ぶらり二人旅アングリマーラ・純情篇、と言ってみる。』 [Thu 1 Apr 2010 23:20:02]
ジランダ > (さて、では蜥蜴はこの後、木の実を使って作られた水筒に水をいれ、明日に備えることになる。 上手く行けば、明日の夜にはアングリマーラになるだろう) [Thu 1 Apr 2010 23:19:43]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『 順調に、である…。 』 [Thu 1 Apr 2010 23:18:28]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『 そして純情にではなく。 』 [Thu 1 Apr 2010 23:18:22]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 純情に行けば、明日にはアングリマーラだ。 』 [Thu 1 Apr 2010 23:16:14]
フラン > そうですか…。 ( 人の戦争にも似たような話がある。あっちが先に仕掛けてきたのだと言って譲らないのだ。 ) はい。私も興味があるお話しなので、是非。 ( とはいえ、その神々の戦いとやらも確証のない話だ。後から付け足したのではないかと疑う声もある。 ) ふふふ、それもそうですね。うっかり死んでしまっても、出てきてこちらで暮らせばいいのですから。 ( くすくすと笑って。 ) まあ。努力しよう、だなんて!大丈夫、努力しなくても出来ます。 ( 彼の美的センスが人とは違うことを考えればそのやりとりはおかしいのだが、女の子としてのプライドがあるらしい。ちょっと膨れて見せた。 ) はい、ありがとうございます。それでは明日の朝出発致しましょう。 ( 彼にお礼を言って、私はもう少し身体を休めよう。起きたばかりだが、思い切り走ったので少し疲労感がある。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:14:54]
ジランダ > わからない。石となった竜たちは黙して語らないのだ。 ――あちらは『自分たちを捕食しようと襲ってきたのだ』と主張しているし、此方は『否、足を噛まれて木の上から引きずり落とされたのだ』と思っている。 ――アングリマーラにあった筈だから、機会があったら見てみよう。(元々はフォーワンだか何処だかで見つかったそうだが、確か運び込まれていたように思う。 逆に蜥蜴は蜥蜴の側で、神々の戦い、などと言われれば興味深く根掘り葉掘り聞いてくるだろうが。 彼らが信じているのは『先祖』であって、不確かな存在である神々ではないのだ。)ふむ……。成程。 まあ、簡単に行き来できるようであれば、此方にももっと人が大勢いるようになるだろう。(簡単に入ったり出たりできないのは当然だと、頷いた。 蜥蜴の認識であり、大きく間違っている解釈ではあるが、ある意味では正解かもしれないが)……む。 生憎と人の子の服とかは良くわからないが……努力しよう。(と、今度は大真面目に頷く。 似合うか否かも蜥蜴なりの判断になってしまうが、笑わない、と)――うん。明日の朝に出れば、人の子の足でも、一日でつくと思う。 自分は今から、水の用意だけはしておくから、もし他に何もないのであれば、フランベルジュは寝てしまうと良い。 [Thu 1 Apr 2010 23:07:23]
フラン > あら、そうなのですか。――その諍いの原因はなんなのでしょうか。 ( プロトケラトプスとオスモルスカエか。なかなか興味深い話になってきた。争いには原因があり、そこには文化と歴史がある。――それにしても、六千五百五十万年ときたか。人間の歴史は紀元前4000程度が精々だというのに。彼の話が本当だとしたら、もしかしたら神々が起こしたといわれる戦争にも関わっているのではないか。出来ればそれを裏付けるはっきりとした証拠が欲しいが、今はそれどころではないし、帰って大学に報告しても彼らの生活を引っ掻き回すことになりかねない。 ) どうなのでしょうね――。今まで多くの冒険者達がその噂を確かめに常世の森の奥深くを目指しましたが、見つけられずに森を出てしまうか、或いは二度と帰らないかのどちらかでした。 ( 「彼らは確かに死者の国を見つけたのだ。怪物に臓腑を食い荒らされて。」なんていう悪い冗談もあったが。 ) ――お気遣いありがとうございます。でも、似合わなくても笑わないでくださいね? ( これでも一応女の子なのだ。 ) ――では、大丈夫ですね。 ( 同じように頷きあう。 ) ――明日の朝早くには出発できそうですか? ( もし朝出れるなら、今日は準備を整え早めに身体を休めておこうと。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:57:35]
ジランダ > 実のところ、砂漠に暮らす氏族と、此方の氏族は、あまり仲が良くないのだ。 ――恐るべき竜の多くは石になってしまったのだが、砂漠の氏族……プロトケラトプス氏族と、此方のオスモルスカエ氏族の祖が、石となっても尚、争っているものがあって。 六千五百五十万年を経て、未だ勝敗が決していないのだ。(と、彼女に尻尾を絡め、横に並んで――行きとは異なり、歩く速度で――祭祀場へと戻りながら、そう語る。 なので彼らの事はあまり詳しくないのだ、と)うん、あのような場所は好きだ。 木々が多いというのも好ましい。 死者の国――よほど広い場所なのだろうな、恐らく。(とまた、妙な事をもらす。 恐るべき竜の子らは死して石になる、と信じているが、人の子はそうでないらしい。 となれば今までの全ての死者が其処にいるのだろうから――広大なのだろうな、死者の国はと、勝手に結論付けた)うん、そう言って貰えると、ありがたく思う。 人の子の服は良くわからないが、色々あるのは知っているし、興味深いと思う。 気に入るものがあるかはわからないが、選べるだろう。(そして外部の人間を招きいれてよいかどうかについては、ふむ、と少し考える。 過激派――テロリスト――の部類に入る恐るべき竜の子らだが、無差別、というわけではない。 そう遠くない未来に人の子の繁栄は失われるのだ。時は我らに味方する。 よって標的は、此方を迫害する者のみ、とジランダは教わってきている。  それに多分、人の子が一緒であれば、アングリマーラの官憲の追及も緩むだろうし……)フランベルジュが、此方を石持て追わない限り。(そう言って、頷いた。) [Thu 1 Apr 2010 22:45:07]
フラン > そうですか。それなら安心ですね―― ああ、私も聞いたことがあります。砂漠で暮らす蜥蜴達の話を。 ( とはいっても本当に聞いた事がある程度なので、実際どんな生態系なのかはわからないが。砂漠で暮らせるのだ、夏の炎天下で無事でもおかしな話ではないだろう。案外、人より夏に強かったりして。 ) ふふふ。じゃあ、常世の森なんかは過ごし易いかもしれませんね。あそこは恐ろしい怪物が沢山いるとか、その奥深くに死者の国に通じる入り口があるとか――怖い話が多いですけれど。 ( これも聞いた話だ。 ) いいえ、いいのです。あれはあなたの信頼を得るために必要なことだったのですから。…それに、一度着てみたかったんですよ。アングリマーラの服。 ( 異文化圏の装束とかに興味があるのだ。キモノは着たことがあるけれど。 ) ( ――川は駄目だが、池や泉なら――その奇妙な拘りに、またジランダの首を傾げさせることになるのだろう。 ) なるほど…。あ、でも。大丈夫なのでしょうか?私のような外部の人間を招きいれて…。 ( まあ、そこの交渉はジランダに任せ、私が彼らと会う必要は無いのかもしれないが。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:31:50]
ジランダ > うん、身体を動かせるようになると、此方も外に出たくなってくる。(なので気持ちはわかる、と蜥蜴は頷いた。 外の空気や、足元の湿った泥の感触も良いが、何よりも走りたいと思う。 高所を駆け抜けて上空から奇襲を仕掛けるのが、先祖から受け継がれてきた――この氏族の狩りの手法、本能のようなものだからだ)水があれば、問題は無い。 それに、これは話に聞いただけで、此方も実際に逢ったわけではないのだが――砂漠に暮らすような氏族だと、一年に数度の雨だけで問題ない、という者もいるそうだ。 流石に此方はそこまで耐えられるわけではないし、湿っている方が好ましいが。(少し考えた後、密林の中が一番好きだ、と蜥蜴は付け加えた。 じめじめして蒸し暑い、というような気候の事を言いたいのだろうけれど、他に表現が見つからなかったらしい。 尻尾の先を弄ばれると――嫌がっているのではなく、戯れに――軽く動かしてみたりしつつ、成程、と頷いた)水浴びと、衣服か……うん、破いてしまったのは、申し訳なく思う。 其方の好みにあうものかどうかは保証しかねるが、たぶん大丈夫だろう。(それくらいならば用意はできるだろう、と蜥蜴は考える。 そこまで困難な望みではない。 何となれば水浴びくらい、そこ等の川で十分だろうし、と。 フランベルジュの正体を知らないので、楽観的だ)そうだ。同じく、恐るべき竜の子らだ。(教団本部が壊滅したとはいえ、レプリチアンは多数存在する以上、その拠点とネットワークは各所に残っている。 ――最も、ジランダが自由に使えるわけではない。 具体的に言えば「コネクション」以下というわけだ。 ただ、支部に赴いて『つとめ』を果たす為の情報を貰い、その代価として食事なり衣服なりを求める事はできるけれど) [Thu 1 Apr 2010 22:23:51]
フラン > 外に出れるのかと思うと、ついつい嬉しくなってしまって…。 ――はい。夏は毎年暑くて過ごしにくいと思っていましたけど、こんなに寒い思いをすると今から待ち遠しいですね。…でも、ジランダさんたちは干からびちゃったりしないんですか? ( 夏といえば、よくミミズやらトカゲやらが石畳の上で干からびて死んでいることが多い。まあ、物陰に移動したり水浴びしたりなんかで自衛はできるんだろうが、楽しみにしているということは夏は好きなのかな、と思って。 絡ませた尻尾の先を指先で弄りつつ。 今は晴れているが、またいつ降り出すかはわからないのだ。雨が降らないうちに人里に移動しておくべきだろう。 ) はい。それに、ヴェイトス市に戻る前にお風呂にも入りたいし、服も新しくしたい。 ( と、これは我侭なお願いになってしまうが。お金が無いのならそれもあきらめなくてはならないか――と思っていたら。 ) まあ、お知り合いが? …やっぱりお知り合いのかたもレプチリアンなのですか? ( そう尋ねながら一緒に中へ戻ろうと。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:13:33]
ジランダ > ああ、いや、此方は気にしていないから、大丈夫だ。(抱きついてきたと思いきや、今度は急に身体を離す。 人の子は良くわからないなと、小さく首を捻りながらも、謝られたので「気にしていない」とそのままの返答をする。 特段、謝られるようなことをされたとも思っていないので)うん、年が始まってから随分と待たされた。 ――喜ばしいことだ。 すぐに暖まり、夏が訪れる。 本当に楽しみだ。(夏、大いなる夏、偉大な夏だ。 かつて地の上すべては夏だったと聞くが、ああも暖かい季節は、蜥蜴にとっても心地良い。 身体中の血の巡りが良くなって、走り出したくなるくらいには。 絡ませた尻尾はそのままに、嫌がられないなら貴女の身体に巻きついたままだ。 特段、それ以上に何かするというわけでもないのだけれど)うん、此処ならば餌場にもなるのだが、ヴェイトス市まで行く途中、人の子が望む頻度で食事が得られるかというと、正直なところ何とも言えない。 ――そうか、ならアングリマーラに行こう。(と、頷いた。 最も近い都市だから、すぐにでも出発できるだろう――などと頭の中でぼんやり考えながら、祭祀場の中に戻ろうとして、問い掛けに首を横に振った)いや、自分はそういったものを持っていない。 ――ただ、知り合いはいるのだ、あの街には。大勢。 [Thu 1 Apr 2010 22:06:59]
フラン > ふふふ、ふふふふっ。 ――あ、あら。ごめんなさい、私としたことが…。 ( ここでようやく自分がはしたない真似をしていることに気付き、身体を離す。臭いのこともそうだけど、今の私は身体が汚れてしまっているから。 えふん、と小さく咳払いをして。 ) ようやく春が来たんですね。全く、本当に…待たせてくれました。 ( ジランダの言葉に頷いて。尻尾を絡ませるのはちょっとびっくりしたけれど、多分彼からすれば――握手?みたいなものなのだろうと思い。驚きはしたが嫌がりはしなかった。 ) ――そ、そうですか…。 …そうですね。暖かくなってきたとはいえ、つい先日まで雪が降っていたのですから。途中で食料を現地調達というのも難しい可能性もありますし。 ( 現地調達なんて言葉が出てくるぐらいには、フランベルジュはここでの食生活に馴染んでいるらしい。…気がかりは、吸血衝動のことだ。こんな状態で人の多い場所に行くのは危険ではなかろうか?しかし、どちらにせよ人を襲うのならばヴェイトス市よりアングリマーラの方がやりやすい…なんて考えが無いわけじゃない。それに良い考えというのも浮かばないし。 ) ――あなたの言うとおりにします。でも、お金はあるんですか? [Thu 1 Apr 2010 22:00:18]
ジランダ > (その様子を見て、蜥蜴は金色の瞳を細めて頷いた。 人間に爬虫類の表情がわかりづらいのと同様、爬虫類からも人間の表情は良くわからないのだが、例えるなら犬が尻尾を振りながら駆け回っているようなもので、こうも過剰に喜んでいる様を見れば、それは一目瞭然だといえた。 自然、蜥蜴としても嬉しくなる。 ――まあ、抱きつかれるのは予想外の動きだったが)…………む。(と小さく声を漏らしただけで、特段、抵抗はしない。 ここ幾日かはどうかわからないが、抱かれて暖めてもらった事もある。 そして彼女の匂い――と言うと、また嫌がられそうなので口にはしないが――も慣れ親しんだものだったから、慌てたりはしないのだけれど)うん、此方も嬉しく思う。 暖かくなってきているようだから、身体も動かせるのだし、大丈夫だろう。 ヴェイトス市まで、約束通りに。(そう言って、また一度小さく頷いて、長い尻尾を絡ませるようにして彼女の身体に伸ばす。 蜥蜴なりの感情表現の一つだ。 嫌がるようなら、すぐに放すが)……さて、どうしたものだろう。 水ならすぐにでも用意できるし、此方一人ならば今すぐに出立はできるのだが――其方の食事を準備する、という約束がまだ果たせていないのだ。(保存食、という概念が乏しい種族である。 数日くらいは食べなくても平気であるし、食事は基本的に狩ってすぐ食べるもの、という考え方だ。 蜥蜴なりに無い知恵を絞ってみたが、あまり芳しい結果は出ていない様子)其方に何か良い考えがあれば良いのだが――でなければ、アングリマーラに寄ってみようかと思っている。 どうだろうか? [Thu 1 Apr 2010 21:53:40]
フラン > ( その普段塞ぎこんでいたのがまるで嘘のように娘ははしゃいでいた。吸血鬼に傾くことで情緒が不安定になっているのかもしれないが、たとえそうでなくとも帰れるとなったらやはり人ははしゃいでしまうだろう。ジランダと共に到達した外の世界は、残念ながら晴天というわけではなかったけれど、私はその光景に胸を膨らませ、春の訪れを感じさせるあの暖かい湿った空気を吸い込み―― それからジランダに抱きつこうとするのだ。嬉しさの余り。 ) ええ、ええ。そうでしょう?そうでしょうとも!雪も雨も止んだんですから、これで外に出れるんだわ! ふふ、ふふふふっ。 さあ、ジランダさん。私をしっかりヴェイトス市までエスコートしてくださいませね? ( 出発には色々と準備があるのかもしれないが、フランベルジュはすぐにでも発つぐらいの高ぶりようだった。 ) [Thu 1 Apr 2010 21:43:22]
ジランダ > ――む? ――ああ、うん。 そういえば、確かに。(音が消えている、と走りながら蜥蜴は頷いた。 暑さ寒さはともかく、雨はさほど気にならないのが彼ではあるが、雨が止んだとなれば冷気も薄れる。 尚、ここの所、唯一の同居人であるフランベルジュが塞ぎこみ、ときおり広間から姿を消していたことには気付いているが、特段気に留めてはいない。 人の子の風習や感情の機微は良くわからないし、群れから離れているのが辛いのだろうとは思うのだが、此方で対処することも困難だろうから)(そして久々に目にする戸外。 雨は止み、地面はぬかるんでいるとはいえ、寒くは無い。 こうして自分が走り回れるのが証拠だ。 うん、と蜥蜴は頷いた)……これなら、そろそろ出発できるかもしれないな。 [Thu 1 Apr 2010 21:38:07]
フラン > ( 入り口までは上り坂。けれども私はそれをものともしないかのように駆け上がる。その途中でジランダが私に声を掛けながら隣に並び、私は子供のようにはしゃいで、入り口の方を指差して叫ぶのだ。 ) 雨よ!雨の音がしないの!きっと雨が止んだんだわ! ( とはいっても、ジランダには吸血鬼の制約については話していないので、何をそんなに喜んでいるのかと思われるかもしれないが――。だが、雪が止んで暖かくなってきたのも事実だ。 とにかく、洞窟の入り口を目指せ! ) ( ――やがて入り口にたどり着けば、お月様と星空とはいわないまでも、久しぶりに雪や雨の降っていない世界が拝めるだろう。 ) [Thu 1 Apr 2010 21:32:45]
ジランダ > (甲高い叫び声に、床の篝火近くで丸まっていた蜥蜴は、ゆっくりと頭を持ち上げた。 心なしか寒さが弱まったせいか、体の動きも以前より軽い。 この場所で蜥蜴以外にその名を呼ぶ者はおらず、声の主である少女を探そうと視線を向ければ、彼女は祭祀場の玄関へと向かって駆け出しているところだった)――――どうかしたのか、フランベルジュ?(カッと硬質の爪で石畳を蹴って、後を追う。 よほど距離が開いていたりしない限り、蜥蜴の脚力ならばすぐに横に並ぶことができるだろう) [Thu 1 Apr 2010 21:28:25]
お知らせ > ジランダさんが入室されました。 『――む。』 [Thu 1 Apr 2010 21:25:09]
フラン > ( 雪はもう止んだのだ。雨さえ止んでくれれば、すぐにでもここを出たいのに。そう、雨さえ――……。 ) ………? ( 私はふと顔を上げ、両手を耳につけて息を潜ませる。ここ数日ずうっとこの地下まで響いていた雨音が聞こえないのだ。私はすぐ様飛び起きて、入り口を目指した。 ) ジランダさん!居ないのっ!?ジランダ! ( その返事があろうと無かろうと、私はとにかく入り口を目指す。傍に居るのなら、私の声を聞いて追ってくるかもしれないし。 ) [Thu 1 Apr 2010 21:24:19]
フラン > ( 地下祭祀場にて。寝ぼけ眼を擦り、身体を起こす。冷たい石畳のベッドの寝心地は悪く、ここで目覚める時はいつも大抵身体のどこかを痛くしている。今日は背中だった。 その背中の痛みに顔を顰めると、乱れた髪をぼりぼりと掻く。乙女の目覚めとしては見れたものではないが、既に何日も水浴び一つできておらず身体は汚れきっているため、どう頑張ったところで乙女らしい目覚め方にはならないだろう。身体はほこりっぽいし、髪もぺったりしてしまっている。雨の外に出れないという制約がある以上、雨でその汚れを洗い流すということも出来やしない。だからといって、貴重な飲み水を蓄えてある貯水池に飛び込むのも――。 ) [Thu 1 Apr 2010 21:20:24]
お知らせ > フランさんが来ました。 『 ――目を覚ます。 』 [Thu 1 Apr 2010 21:12:10]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『だとしたら、寒さを感じている内はまだ人間だということか。』 [Sun 28 Mar 2010 22:00:42]
フラン > ( 暫くそうして洞窟の入り口に横たわっていたが、通りかかる人影は無かった。 ) …寒い。 ( このままこうしていても仕方が無い。暖をとりに地下に戻ろう。松明の炎でも、無いよりはこの身体を暖めることができる。 ――ふと思ったのだけれど、吸血鬼は体温の無いものが居るのだという。彼らは寒さに凍えることは無いのだろうか? ) [Sun 28 Mar 2010 22:00:18]
フラン > ( 以前ならば渇きが来ても、それは直接私の死に関わることは無かった。だが、今はどうだろう。確実に吸血鬼として変容しつつあるこの身体は、どれぐらい渇きに耐えられるのだろうか。峠を越せばまた血を吸わなくても渇きは抑えられるのか、それともこの身体は灰と化してしまうのか。動物の血肉では満たせぬことを、これほど不便に思ったことはない。 ) もし灰になってしまったら、ジランダはきっと驚くわね。ふふふ、ふふ …。 ( 気がかりはもう一つ、ミーシャのことだ。あの娘の渇きはいつまで持つだろうか。血を与えたのは先月のことだからまだ大丈夫だと思うけれど、あまりに遅くなるわけには…。 ) [Sun 28 Mar 2010 21:48:17]
フラン > ( その反面で私に残った人間としての部分がそれを抑えろと声を張り上げる。その声は日を追うごとに小さくなりつつあったが、例えば私は今、ジランダと距離を置くことが多くなった。――これは彼に万が一でも襲い掛かりたくないとか、或いはこの身体に潜む獣性に気付かれたくないとか、そういった感情が働いているからだ。彼は私によくしてくれた。だというのに、その相手を糧にできるかできないかで判断しようとするこの浅ましさ。嗚呼。 ) ………春が来るまで、持つかな…。 ( 私は両手で自分の身体を抱きしめ、そとを眺めながら横になった。 ) [Sun 28 Mar 2010 21:32:29]
フラン > ( 暗闇の中が少しずつ良く見えるようになった。小さな音を聞き逃さなくなった。地下祭祀場からこの入り口までの高低差のある道のりを行き来するのが楽になった。私はまた吸血鬼としての本性を現そうとしているのだ。だがここには――糧が無い。ジランダは人間ではない以上、私の糧にはなりえないだろう。いや、例え人間でなくともその体液を啜ることができれば、この渇きを癒すことが出来るのか? ――ああ!誰でもいい。無用心な旅人か冒険者か、或いはここを根城にしているサタニストでもいい。人間、生きた人間だ。私の前を通り過ぎないか!そうしたら迷わず襲ってやれるのに。 ) [Sun 28 Mar 2010 21:26:22]
フラン > ( 血の渇きである。 ) [Sun 28 Mar 2010 21:21:50]
フラン > ( 降り注ぐ雨は降り積もった雪をほんの少し溶かしはするけれど、この凍えるような外気で夜間の内に凍りつく。私がこの場所に来てから2週間程が経っただろうか。私は依然、この冷たい牢獄に閉ざされたままだった。雨は私が外の世界に出ることを許さない。それは吸血鬼に課せられた強制力であり、私はこの洞窟の入り口から一歩たりとも外に出ることは出来ないのだ。人が空を飛べぬのと同じように――。 ) ( 食べるものと眠る場所を与えられ、生きることができている状態ではあるが、髪は酷く乱れ、服と呼べぬ布きれはぼろぼろになり、身体は酷く汚れていた。人の中で文化的な生活を送っていた私はその状況に対し、少しずつ人間らしさを失いつつあるのでは無いか――という考えが頭を過ぎる。そして私にはもう一つ、私を獣へと変容させる要素があるのだ。 ) [Sun 28 Mar 2010 21:21:36]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『 雨天。 』 [Sun 28 Mar 2010 21:13:13]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『 帰りたい…。 』 [Sat 20 Mar 2010 21:57:22]
フラン > ( ――その投げ出した足を曲げ、膝を抱えるような姿勢になる。そして顔を埋め、私はさめざめと泣き出した。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:57:13]
フラン > ( ああ、来る。いきそう。ミーシャ―― ああ。来て。 ) ―― ぁ…ッ ( く、と上体をくねらせ、少しの間震えた。私はこうして達したあとも指を動かし続けるのが好きだ。そうやって余韻を少しでも強く長く継続させる。すっかり身体は火照って、ほんの少しだけ寒さを感じなくなる。 ) …………。 ( やがてその満ちていった波が引いていくと、私はようやく指を離す。ぐったりと脱力し、足を投げ出し、涙を滲ませて。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:54:46]
フラン > ( 下着の上から擦り上げる音が聞こえてきそうなぐらい、強く。反対の手も胸へと滑り込ませ、先端を強く摘みあげる。ミーシャはあんなに大人しそうな娘なのに、肌を重ねるときは結構大胆だ。私を攻める手にも手加減が無い。だから好き。癖になりそう。いや、もうなっている。ミーシャも私を想って耽ってるのかな?私が穢してあげた彼女のベッドの上で、お母さんにばれないように声を殺して。けれども今は会いたくても会えない状態だから、私と同じで不満が溜まっているに違いない。ヴェイトス市に帰ったら、うんと可愛がってあげよう。 ) ………っ ………っ 、  ぅ  ん。 ( あ、来た。思ったより早かったな。やっぱり溜まってたんだろう。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:47:55]
フラン > ( ミーシャと知り合う前は殆どしていなかったけど、彼女と肌を重ねてからはその回数は凄く増えた。我慢できなくなったら彼女の所に会いに行っていたし、我慢できても彼女の所に行ってたし。でもそのどちらも叶いにくい状態で、多分私は不満が溜まっていたんだと思う。こんな所で耽ることに対する興奮と、誰も見ていないおかげで下着の上から擦る指先の動きはとても大胆だ。どうせ汚れてしまっている下着だし――。 ) ………。 ( フランベルジュ本人は意識していないことだが、ジランダの肌を暖めていることも関係しているのだろう。視線は外の降り積もる雪を眺めながら、想う相手は勿論あの花売りの娘のこと。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:41:07]
フラン > ミーシャは元気かな。ラナウェも今頃私を探してくれているんだろうか。帰ったらお礼をしなくちゃ…。 ( …と、そんな事を考えながら外の冷たい空気を吸う。 ) ( ――別に一人で抜け出して街まで歩こうと思ってここに来た訳ではない。私の足ではヴェイトスは勿論のこと、近くにあるというアングリマーラまで歩くのも困難だろう。途中で行き倒れるのが落ちだ。外の天気を見たかったというのもあるが―― わざわざここまで来た理由は別にある。 ) ……。 ( 私は岩の上に腰を下ろすと、洞窟の壁に背中を預け、すっかり短くなったスカートをたくし上げると、一人耽りだした。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:32:29]
フラン > ( 私は相変わらず止む気配の無い雪を眺めていた。入り口付近は洞窟のようになっているが、岩や枯れ木などの天然の障害物に囲まれ、外から来た人には入り口がわかりにくくなっている。なるほど、隠れるにはもってこいの場所だ。ここに最初からあった自然の洞窟を利用して祭祀場を設けたのか、或いはここを選んで掘り進んだのかはわからないけれど、最初にここを見つけた人はよくもまあこんな場所を発見したものだと思う。もしかしたら、ここは幾つかある入り口の一つなのかもしれない。 ) …ここからじゃ、周りの景色が見えないわね。 ( ヴェイトスかアングリマーラか、どっちかが見えないかと思っていたのだけど。 ) [Sat 20 Mar 2010 21:27:34]
お知らせ > フランさんが来ました。 『 外へと通じる出口付近で。 』 [Sat 20 Mar 2010 21:22:52]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『 …吸血衝動が起きる前にヴェイトス市に戻れれば良いが…。 』 [Fri 19 Mar 2010 01:07:18]
お知らせ > ジランダさんが帰りました。 『長き夜と快適な昼を。(そう呟いて、蜥蜴は丸くなって目を閉じた)』 [Fri 19 Mar 2010 01:05:44]
フラン > ( ヴェイトスに戻ったらお風呂に入り、身体を綺麗にして、嗅がせるという表現は何だがおかしいけれども、とにかく彼の認識を改めさせよう。これは私の名誉に関わる問題だ! ) 人の鼻はそこまで敏感でありませんから――とはいえ、確かに混ざり合って余計に酷くなることもありますね。 …ふふふ、あなた方はそういう風に求愛なさるんですか? ( その光景を想像してみると、すこしおかしかった。 ) ――いえ、不快だなんて。 ( 彼にその気が無ければ良いのだ。聞いてみれば、誘ったのは人間の娘の方からのようだし。やはりそこまで執着があるわけではないのだろう。真っ直ぐと見つめる金色の瞳からは、不思議と嘘や偽りを感じ取ることが出来なかった。 ) …はい。今日はこのまま休みましょう。明日は晴れると良いですね…。 ( そう囁いて、私ももう寝てしまおう。 ) ――おやすみなさい。 ( お互い良い夢を見れるといいが。 ) [Fri 19 Mar 2010 01:04:50]
ジランダ > …………うん。 それなら、もしも次の機会があったならば。(その時に、本当の匂いというものを嗅がせてもらおうと、蜥蜴は小さく頷いた。 彼女の――此方に嗅がせたいという匂いには、興味がある。 わざわざ匂いをつけるという事も、今知ったばかりだ。 きっと某か、フランベルジュにも拘りがあるに違いない)……かえって色々な匂いが混ざってしまいそうなものだが……。 ああ、しかし、用途としては理解できる。 此方がトサカを立てたり、尻尾を振り回したりするのと、似たようなものか。(というのは男性を誘う云々の下りについてだ。 フェロモン、というものを蜥蜴は理解していないけれど、異性の気を惹く為に様々な行為をしたり、匂いを漂わせたり、そういったものと同様だろうと推測する)(いわゆる娼婦の類――それも、このような蜥蜴を客に取るくらいだから、性に奔放な娘達だったろう。 蜥蜴は蜥蜴で、金を払ったとはいえ暖をとらせてもらっているのだから、誘われれば否とは言わない。 そして勿論、この場合は――)……最初に、構わないのならばと、問うた通りだ。(首を持ち上げ、蜥蜴の頭が――金色の瞳が、貴女を見つめる。真っ直ぐに、視線が青色の瞳へと向けられた)其方が不快に思うような事は、なるべくならば避けたい。 人の子の風習はわからないから、既に気分を害してしまっているのかもしれないが……。 だとすれば、謝罪をしたい。(そして、蜥蜴はクア、と大きく口を開いて、あくびを一つ)……このまま、眠ってしまっても構わないだろうか? 暖かくて、心地良いのだが。 [Fri 19 Mar 2010 00:55:38]
フラン > ( やがてお互いの熱は均等に近くなるのだろう。外套のお陰もあって、さっきよりかは幾分か暖かい。 ) 確かに自然な匂いと呼べるものかもしれませんが―― 女性にとっては、あまり褒められたことではありません。 …汗の匂いですもの。そんな、私の匂いはもっと――。 ( こう、石鹸の匂いだとか。これが私の匂いだと思われてしまうのが少し悔しかったが、わざわざ釈明するのも何だかおかしな話だ。…或いは、血の匂いこそが私に相応しいのかもしれない。 ) 元々は不快な臭いを消すためのものなのです。その他にも香りを楽しんだり、宗教的な用途だったり――。或いは、女性が男性を誘う為に使うときも。アングリマーラで像に跨ったホワイティアの女性が、その臭いに耐えかねて像に香水を吹き付けたというお話しがあるとか。 ( 香水一つでも様々な使いかたがあるものだと説明していて思った。 ) ………。 ( 性交の、という話が出ればまた黙り込んでしまう。異種族と交わってみたいだなんて、一体どんな教育を受けてきた娘なのか。 ) ――私は、そういうのには興味はありません、から。 ( とはいえ、強要されれば拒める立場ではない。重ねて言うが、頼れるのはこのジランダだけなのだ。見返りに一晩――という言葉が出やしないかと、私は不安に思っていた。 ) [Fri 19 Mar 2010 00:45:18]
ジランダ > (じわじわと熱が伝わり、温まってくれば、その温もりは貴女にも返ってくるだろう。 蜥蜴は貴女に抱かれて心地良さそうに眼を細め、喉を鳴らしている。そして貴女のの小さな溜息に、眼を開いてその顔を見やる)……うん、自然な匂いだ。 人の子の事は良く知らないが、この匂いが誰のものかわかると、安心できる。 ――これはフランベルジュの匂いだ。(逆に敵対者の匂いであれば警戒するのだけれど、少なくとも今は、この蜥蜴は貴女に対して警戒していない。 襲うにしても逃げるにしても、今この瞬間ならば容易だろうが)…………ふむ。 あれは意図的につけているものだったのか。 ……理由はわからないが、気をつけよう。(花の匂いを凝縮したそれは、酷くキツイものがある。 互いの感覚――鋭さではなく、言ってみれば趣味趣向のような――の違いも理由の一つだろうけれど。 知識としては、頭に入ったようだ)……そうだ。 あの時は……大体の場合、此方の性交に興味があると言われたので、まぐわった。 後で嫌がった者もいたし、良かったといった者もいたな。 此方としては、なかなか興味深い体験だったように思う。 [Fri 19 Mar 2010 00:30:50]
フラン > ( その鱗がちくりとした感触を返すけど、痛いという程ではない。傷つけぬように注意してくれているようだ。やがてこちらの熱が伝わり、彼の身体も暖められていく。冷たい分、とても熱が伝わりやすいようだ。ふす、と小さく吐息を一つ。 ) に、匂い…ですか? いやですわ、ジランダさん。そんなことは――。 ( すん、と鼻を鳴らしてみても汗と土の匂いしかしない。そこでようやく自分の臭いが相手に伝わっているということを認識できたが、今更離れるのもおかしい話だ。 ) …街の女性達は、香水をつけていますからね。彼女達にとっては着飾る為に付けているものですから、間違っても「酷い臭いだ」などと言ってはいけませんよ? ――それに、私も偶に付けますし。 ( 同じ人間でも付けすぎたり種類によっては不快に感じる香水の匂いは、なれぬものにとっては余計にそう感じるのだろう。 ) …以前ヴェイトス市に来たという時にも、こんな風に暖めて貰ったのですか? [Fri 19 Mar 2010 00:21:47]
ジランダ > (もぞり、と微かに身動きをするのは、より寝易い体勢にするためだ。鱗が貴女の肌に当たるかもしれないが、傷つけないように気をつかいながら。 なにせ人の子の肌は、恐るべき竜の子ら――即ち爬虫類のそれとは違って、とても柔らかく、暖かい。 特に女性のそれはそうだ。簡単に傷ついてしまいそうで……彼女に怪我をさせたくはないから、慎重に動かなければ)………うん。(小さく頷く。 幾度か経験があるとはいっても、そう多いほうではないから、他の女性との差はわからないけれども。 それでもフランベルジュに抱かれているのは、とても心地が良い。 寒さは眠りに繋がるとは先ほどの会話だが、それとは異なる意味で、眠りに落ちてもおかしくないほどだ)(蜥蜴の鱗は、墨を塗ったかのような黒さで、光沢はなく、やはり冷たい。 しかし貴女が抱いている間に、徐々に熱が伝わってきたのか、かすかに暖かくなってくるだろう。 如何に貴女が凍えているとしても、蜥蜴よりは遥かに熱を帯びているのだから)……うん。 それに、フランベルジュは良い匂いがする。 街で会った人の子は、酷い臭いがしたが……あれとは随分と違う。(――というのは勿論、香水の事だ。 蜥蜴はあの匂いがとても苦手で、好きになれそうもなかったが、こうしてすぐ傍から漂う彼女の匂いは、好ましく感じられる) [Fri 19 Mar 2010 00:15:32]
フラン > ( 素肌に触れるジランダの身体は冷たく、その鱗はやはり人の肌に比べてざらざらとしていた。体つきは想像していたより細く、ブラティリアのようなしなやかな筋肉を連想させる。――人の肌とは違うその感触。もっとも、私がこの素肌で触れたことのある温もりはミーシャだけであるが――。 ) ( フランベルジュの身体は女としては成熟しきっておらず、けれども女性らしい丸みも見られる。寒さに凍えた肌は白く、その素肌の下に血管が僅かに透けて見える。そこを流れる命と熱は、ジランダにとってはやはり暖かく感じられるのだろう。髪質は柔らかく、篝火の淡い光にそれが透ける。 ) ………。 ( フランベルジュは沈黙したまま、その目を細める様子を見ていた。 ) [Fri 19 Mar 2010 00:06:49]
ジランダ > あまり此方が特別だと思った事は無い、が……。 人の子は夜になると盲目になると聞くから……それは違うのかもしれない。 人の子の見る世界と言うのも、面白そうだ。(うん、と頷く。 相手がどんな風に物事を瞳に写しているのか、自分はまるで想像がつかない。 目隠しをしての訓練なども受けたけれど、それはやはり『暗闇』というのとは異なるのだろうし)……感謝を、フランベルジュ。 此方も、寒くて凍えそうだったのだ。(彼女に外套を渡し、緩慢な動きで更に身を寄せ、共に包まるような形になるか。 ――外套の下にあった蜥蜴の姿は、外観よりも遥かに細身で、しなやかなものだ。 単純な腕力による狩りではなく、敏捷な動きと奇襲による狩りを追求した獣のそれで……所々に赤い羽毛が備わっていることを覗けば、黒い鱗で全身が覆われている。 そして貴女の身体の温もりが心地良いのか、眼を細めた)…………うん。 やはり、暖かいな。其方の身体は。 [Thu 18 Mar 2010 23:52:38]
フラン > ( やはり、彼も寒さで死ぬ前は眠ってしまうのだろうか。反応の遅さや、いつもより緩慢な喋り方を見ればそうなるような気がする。――冬は、私が思う以上に彼にとって厳しい季節なのかもしれない。 ) それは少し面白そうです。そんな風に景色が見えたら、色々と変わった体験が出来そう。でも、太陽だけはきっと私達と同じように見えるのでしょうね。だってあんなに輝いているんですもの。 ( そう言って笑った。 ) ―――。 ( ジランダの言葉には、私は一瞬唇を閉ざした。それは私の身体で彼の身体を暖める――ということだ。 …それを女の役目とする考え方は以前からあったし、尽くしてくれたジランダに対し誠意を持って応える必要があった。それにこのまま寒さで彼が弱ってしまうことにもなりかねないのだ。やや長い間を置くと、小さく頷く。 ) …わかりました。 ( ジランダから外套を受け取るとそれを身に纏い、躊躇いがちに彼の傍に身を寄せ、横たわる。 ) [Thu 18 Mar 2010 23:43:42]
ジランダ > ……頷ける話だ。 寒いし――何より、そうなると、頭が霞んでくる。(うん、と貴女の話に頷いた。 実際に眠ってしまうのかどうかはともかくとしても、思考に霧がかかったような状態になり、意識が朦朧としてくるのは事実だと思う。 少なくとも現状、蜥蜴は半ばそんな状態になっているのだから。 死ぬことはないだろうけれど、眠いかと問われれば、返答はイエスだ)そういったものも感じられるが……うん、『見える』という点で、異なる。 そうだな、冷たい場所は暗く見えるし――例えば先日、話している時のフランベルジュの顔は、明るく見えた。 ………今もそうだな。 此方とは、比べ物にならない。(自分はそれほど特別なことだとも思っていなかったが、そうか。 見えているものが人の子とは大きく違うのか。 知らなかったと、呟いて)……外套の有無は、あまり関係ないような状態だ。 なので、其方が着て――それで此方を暖めてくれると、とても助かる。 故に問うているのだ。 フランベルジュが構わなければ、と。 [Thu 18 Mar 2010 23:32:15]
フラン > この寒さでも、ヴェイトス市では凍死者が毎年出ていますからね…。人が寒さで死ぬ直前は、眠くなるそうです。 ( これも聞いた話だが。 ) え?ええ。炎のように熱いものであれば、離れていてもその暖かさを感じることが出来ますが、大抵は触れ合っていないとその熱はわかりませんね。 ( しかし、彼が言う暖かさは私の思っているものとは違うようだ。彼が言うには、暖かいものは明るく見えるらしい。私はそれを聞いて少し驚いた。 ) そんな風に――見えるのですか。では、私の手先はやはり暗く見えるのかな? ( あるいは髪なんかも。興奮したりすれば、より明るく見えるのだろうか。名前を呼ばれれば、はいと返事をして。 ) ――でも、それではジランダさんが寒いのではないですか? ( 私より寒さに弱いのだろうし、この上外套まで借りてしまってはかわいそうだ。 ) [Thu 18 Mar 2010 23:23:30]
ジランダ > ふむ……。万年も雪があるのでは、此方の祖も近づこうとはしなかっただろうな。 此処よりも更に寒いとなると、想像もつかない。(そうなってしまうと凍えて死んでしまうのではないだろうか。 人の子は鱗も牙も爪も無いが故に弱い、という風に考えていた節もあるのだが、寒さによって滅びた種族からしてみれば、羨ましくもある。 認識を改める必要があるなと、微かに唸った)……そう言って貰えると、助かる。 ――? 人の子はわからないのか?(というのは、貴女の問いに対して、逆に不思議そうに首を傾げて。 一泊の間が空くのは、どう説明するべきかを考えているからだろう。 ほどなくして、うん、と頷いた)此方は――何と言えば良いか……暖かいものほど、明るく感じるのだ。 其方は、とても明るく見える。 つまり暖かいという事だ。(その説明で通じるかどうかは甚だ疑問だったが、自分が何をどう視ているかという事を細かく説明するには、蜥蜴は賢くなかったし、今は寒さで頭も動かない。 ややあって、フランベルジュ――蜥蜴は先日、貴女に礼を述べて以来、貴女の事を名前で呼ぶ事が増えている――と話を切り出した)……もしも構わないのであれば、だが。 此方の外套を使うか? 少しは寒さも和らぐと思うのだが。 [Thu 18 Mar 2010 23:13:10]
フラン > まあ。それは早くそうなって欲しいものです。これでもヴェイトス島の北方にあるクリスティアという、ここよりもっと寒い街の出身なのですが、寒いのはやはり苦手で…。クリスティアの近くには、万年雪に覆われた山があるんですよ。 ( 寒くても全然平気という人は居ないだろうが。それもこんな格好をしているから余計に寒いのだろう。蜥蜴や竜が臭いを感知するという考えが無いせいか、近くに居てもフランベルジュの方も今は気にしていないようだ。 ) 仕方ありませんわ。こちらに害意が無いことをあなたが確認する唯一の手段だったのですから。 ( 自分で脱ぐという手もあったが、あの場はそういう状況ではなかった。 ) そこからでも私の体温を感じられるのですか? ( 首を傾げつつそう尋ねてみた。 ) [Thu 18 Mar 2010 23:02:08]
ジランダ > ……指導者(デイン)が言うには。(低く唸るような声は相変わらずだが、口調はやや遅い。 その分、貴女にとってはより聞きやすい発音になっているかもしれないのだが)いずれ世界は暖かくなり、かつての様を取り戻すとの事だが――これでは、まるで大いなる冬の再来だ。(尚、口にこそ出さないが、蜥蜴は貴女の体臭にも気付いている。 汚れや汗や臭いなどは気にしないし、そういったものがあって当然という風に考えているからだ。 それが貴女にとって幸運か田舎はともかくとして)……こうなると、やはり其方の鱗を破いてしまったのは、謝らねばならないか。 某か、代用になるものを探さねば――(自分の直ぐ傍に、彼女の身体――暖かみのあるものがあると、落ち着くのだろう。 ぐるる、と小さく喉を鳴らして、蜥蜴は首を持ち上げ、貴女の顔を見やった)――しかし……寒いとは言うものの、随分と暖かいのだな、フランベルジュは。 [Thu 18 Mar 2010 22:52:08]
フラン > 今年の天気はとても不安定でしたから、本格的に暖かくなるのはもう少し先かもしれませんね。 ( 困った話だ。早いところ暖かくなって貰わないとヴェイトスに帰れない。…もう四日もお風呂に入っていないのだ。髪も身体も汚れてしまっている。潔癖症というわけではないが、身嗜みには気を使っているのだ。こんなところミーシャに見られたら嫌われてしまう。 ) ( ジランダの動きが鈍い。やはり寒さのせいだろう。ゆっくりとした動きで傍らに来ると、彼はまた丸まってしまった。 ) ジランダよりかは多少は動けますが――それでもいつもと同じようにとはいきませんね…。 ( もう少し大きな火がおこせればいいのだが、ここではそれも難しかろう。ジランダの身を案じつつ、その傍らに私もしゃがみこんだ。 ) [Thu 18 Mar 2010 22:45:22]
ジランダ > 暖かくなったとは、思ったのだが……。 随分と冷えるな……。(安堵したのは、蜥蜴の側も同じらしく、うん、と頷いてみせる。 現在は唯一の話し相手であるし、会話をしていて酷く楽しい相手でもあったからだ。 のそりと襤褸を纏ったまま起き上がり、よたよたとした歩みで貴女のもとへと歩み寄る。 先日のような敏捷さは、完全に欠けていた。 今ならば此処から一人で立ち去ることも容易であろうけれど)……人の子も、寒さには弱いか。 それでも常と同じように動けるのだろう? ――羨ましい。(此方は駄目だ、と。 もしも傍らにまで来ることができたのなら、また丸まってしまうだろう) [Thu 18 Mar 2010 22:39:34]
フラン > ( 篝火に歩み寄り、その炎の熱を少しでも間近に感じようとする。――と、その時暗闇の中で何かが蠢き、ジランダが現れた。今は彼が頼りという状況だけに、姿が見えたことで幾らか安堵して。 ) …そうでもありません。酷く…寒い。凍えてしまいそう。 ( フランベルジュのその言葉は震えていた。吐く息は白く、指先の感覚が無い。篝火に手をかざし、まるで氷を溶かしていくかのように手を温めた。 ) …やはり、あなたも寒さには弱いのですね。これではヴェイトスに向かうのはまだまだ先になりそうですね…。 [Thu 18 Mar 2010 22:31:44]
ジランダ > (広間には篝火が幾つも炊かれており、外よりは若干ながら寒さが和らいでいる。 しかしながら、一見してジランダの姿はない。 しかし部屋の隅に存在している黒い塊が、もぞりと微かに蠢いた)(外部から近づいてくる物音。 それに反応するようにして、頭を持ち上げた。 黒色の襤褸切れが持ち上がり、首を伸ばしたジランダの顔が其処から覗く。 金色の瞳を細く開き、うん、と小さく頷いた)――フランベルジュか。 息災なようで何よりだ。(彼女との共同生活は数日になるが、起きて顔をあわせる度、蜥蜴は必ずその安否を確認している。 こうして起きて動き回れるのであれば、異常は無さそうだが……微かに溜息を吐いた)人の子は、鱗を一つも持たぬわりに、寒さには強いのだな。……此方はどうにも、駄目だ。 これは堪える。 [Thu 18 Mar 2010 22:26:49]
フラン > ( 衣服が破られている上に、周りを囲むのは冷たい石の壁ばかり。それでも外よりはましだと思い、こっちに戻ってきていた。外に居る時に雨にでも降られたら厄介だし――。 しかし、これではいつまで経ってもヴェイトスには向かえなさそうだ。詳しくはないが、ドラゴンや竜人、それにレプチリアンは寒さに弱い。では、ジランダもそうなのだろう。ヴェイトスに向かう途中で寒くて動けなくなってしまいましたじゃ、お互い困ってしまう。 ) せめて雪が止めば………。 ( 彼は今どこにいるのか。どこかで寒さを凌いでいるのかもしれない。 ) [Thu 18 Mar 2010 22:19:18]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『 寒い。 』 [Thu 18 Mar 2010 22:12:10]
ジランダ > ……もう三の月に入ったのではなかったか?(ぼそぼそと呟く。 暦の上では春だったように思うが、この寒さは異常だ。 あちこちを動き回るのも億劫になってくるし、血の巡りが悪くなると思考も滞るし、正確な判断力も失われる。 これは拙い、とは思うのだが……さりとて、どうする事もできない。 凍死するという程ではないにしろ、外敵に襲われると一溜まりもない。 先祖が大いなる冬によって滅びたというのも、頷ける話だった)…………………。(ぶるりと身を一度震わせて、襤褸の外套を引き寄せる。 やはり一度、天井の洞に移動した方が良いかもしれない。あそこならば外敵に襲われる心配は無い――そもそも、そうした事情から、彼らは高所での移動に特化した氏族となったのだ――が、あそこでは準備を整えることもできないし、地上にいるフランベルジュの様子を伺うことも、何かあった時に即応することも難しい)……どうするべきかな。 [Thu 18 Mar 2010 22:10:46]
ジランダ > (遠く離れたヴェイトス市では雪が降り、この隠し祭祀場にも冷気が吹き込んでいる。 常通りの日課として篝火を灯して回ったものの、もとより祖先である『恐るべき竜』の代から寒さに弱かったこの蜥蜴は、程なくして広間の隅で外套に包まるようにして、小さく丸まってしまった)………………………。(食事に関しては、数日くらいなら食い溜めが利くのが爬虫類であり、肉食獣である彼の特徴だ。 毎日獲物が得られるとは限らないのだから。 ただ、これではあの人の子、フランベルジュを連れてヴェイトス市へと向かう準備ができそうにもない)……………むぅ。(さて、どうしたものかと丸まったまま考える蜥蜴の脳裏には、彼女に食事や水が必要だという事は思い浮かばない。 そもそもからして人の子は肉食だと思っているし、それ故に食事頻度が違うという事を知らないのだ。 彼女が旅路の際の糧を求めたのも、人の子の『子』である彼女はまだ狩りができない故、という風に納得している) [Thu 18 Mar 2010 21:58:12]
お知らせ > ジランダさんが来ました。 『――寒い。』 [Thu 18 Mar 2010 21:46:03]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『そんな様子に、くすりと私は笑うのだ。』 [Wed 17 Mar 2010 02:00:55]
お知らせ > ジランダさんが退室されました。 『そんな異文化交流、二日目。』 [Wed 17 Mar 2010 02:00:01]
ジランダ > ――心得た。(食事と水と毛布。 彼女からの頼みを考え、頷いた。 自分にとっては狩れば良いし、多少は水が無くとも問題は無く、寝床もさして気にはならないが、人の子は違うのだろう、と。 そして、ゆっくりと立ち上がった)其方が――フランベルジュが、此方との会話を受け入れてくれて、嬉しく思う。 感謝を。(そうして直ぐにくるりと向きを変えて反転する。 大きな襤褸外套に包まれた尻尾が、貴女の方に向けられた)……寒いのであれば、此方は火を強めに行って来る。 何かあるなら、呼んでくれ。(そして蜥蜴はそう言って、松明を取りに床の上を駆けていった。 もしかすると、面と向かって名前を告げて、礼を述べたのが照れくさかったのかもしれない) [Wed 17 Mar 2010 01:59:52]
フラン > そうなんですが…どういうわけか、人の欲求は留まるところを知らないのです。一生使い切れない金を貯めようとしたり、際限なく領土を広げようとしたり。どうしてなんでしょうね?歴史文化を学ぶ私ですが、こればかりは答えが出ません。 ( 歴史や文化で説明できるものではないのかも知れない。 ) ふふふ。最初は驚きはしましたが、あなたの説明や言葉はわかりやすいですよ。それに私が今説明したことだって、間違いや勘違いがあるかもしれない。言葉なんて、そんなものですよ。 ( 一年したら、やっぱりあの時の見解は間違っていた――なんて自論を自分で覆す事だってある。 ) そ、そうですね…。あ、ええ、ちょっと肌寒いかなって。 ( ほ、と安堵の吐息。そこまで強く人間の雌に執着があるわけではないらしい。私の貞操は保たれそうだ。 ) ――ありがとうございます。今のところは、食料と水と、寝る時の毛布とか…? ( 流石にそこまでは期待できないだろうか。何にせよ、ヴェイトスに帰れるのだということが嬉しかった。 ) [Wed 17 Mar 2010 01:50:35]
ジランダ > やはり、人の子も祖先と同様にするべきではないか? 特段、生きるというのは悩むべき事ではないのだから。(食べて、寝て、子を産み、育て、死ぬ。 そうして生きることこそが素晴らしいのだと蜥蜴は考えている。 その為の方法が刻まれているのが、この場所でもあるのだ。 うん、と頷いた)此方の口から伝える事もできるだろうけれど、それでは間違えるかもしれない。  其方のように、もう少し此方も口が達者ならば良いのだが。(長々と説明したり、話したりするのは苦手だ。 微かに眼を細めて呟く仕草は、蜥蜴なりの苦笑いなのか。 爬虫類故に無表情に思えるかもしれないが、蜥蜴としては普通に表情は変わっている)寒さは堪えるが、人の子の身体は暖かいからな。アレは心地良い。 ――うん、其方も寒いのであれば、火を強めようか?(服を着るという発想は無いらしいが、あなたの様子をどう受け取ったのか、そんな風に問いかけて。 そして嬉しそうに眼を細め、頷いた)食事に満足してもらえたのなら、幸いだ。 ――明日からはヴェイトス市に向かう準備をしようと思うのだが、何かいるものがあれば、考えておいて貰いたい。(揃えられるかどうかは別として、最大限の努力はしよう、という事だ。 彼女からの頼みを受けた以上、それに応じる必要があるのだから) [Wed 17 Mar 2010 01:42:54]
フラン > ええ、複雑なんです。もう少しシンプルでも良いんじゃないかって思うんですけどね。 ( 同じ人種同士でも争うのだから、もう手がつけられない。…いや、他の人種を敵としたほうが団結力は高いかもしれない。 ) あのレリーフはあなた方の歴史書なのですね。だからあなたはここを大切に護っている。自分達の歴史を、確実に後世に伝える為に。 ( そういう所も人間と似ている。 ) ――なるほど。じゃあ、人間と同じですね。いえ、人間は卵は産みませんが…。 ( 想像図。赤いリボンと口紅をつけた蜥蜴がジランダさんと並んでいる。…いや、流石にこの想像はちと子供じみているか。 ) え、ええ。そ、そうでしたね…… えっ。 ( 調べさせてもらったという言葉にはやや赤くなってしまったが、その後の人とまぐわったという言葉驚いてしまった。そもそもここまで種が違うのだから、人をそういう対象では見ないだろうと思っていたのだ。…ぼろぼろになった衣服に手を加え、胸元や足を隠そうと。大丈夫、大丈夫だ。襲うつもりならもうやってるだろう。 ) ご、ごちそう様でした。 ( 食べ終えた魚と水を置いて、話を切り上げるようにそう言った。 ) [Wed 17 Mar 2010 01:30:29]
ジランダ > ……複雑だな、人の子というのは。(狩猟としての――つまり生存する為の闘争は当然だが、そうでない戦いは腹が減るだけだ。 勝ったの負けたのは、その場限りで済ませてしまう蜥蜴にとっては、そういうものかと思う程度だが。 そして続く説明に成程、と頷いた)やはり、石に刻んでおくべきだ。 山の翁は口伝で此方の歴史を知ってはいるが、やはりアレを見るのが一番解りやすい。(アレ、というのは広間のいたるところに施された彫刻の事だろう。 蜥蜴の――『恐るべき竜の子ら』の歴史が、絵物語として刻み込まれている。 この場を離れてから刻まれなくなって久しいが、いわば此処は彼らにとっての歴史書なのだ)うん、山の翁は此方の師だ。 ――ツガイを捜すことはするし、共に巣をつくり、卵を温めたりはする。 氏族によって風習は違うが、概ねの場合は(つがう相手を探すのに踊ったり、吼えたり、巣作りや子育てにしたところで、雄がやるか雌がやるか、分かれてくるものだ)うん、理解している。 昨夜、調べさせてもらったし……人の子とはまぐわった事もある。(ヴェイトス市の冬、寝床を貸してもらう為、代価を払って、だ。 その経験から外観でもなんとなくはわかるが、稀にどちらなのか良くわからない容貌の者もいる。 彼女の場合、女性であろうことは見て取れたが、実際に調べ、胸と膣との存在を確かめたのだから、間違いは無いだろう) [Wed 17 Mar 2010 01:21:30]
フラン > そうです。その警戒がきっとあるんですね。しかも、お互いに警戒しあう。文化によっては言葉すら通じないことがあって、益々理解しあえず警戒が強まる。何かの切っ掛けで争いが起これば、もうそれは遺恨として長く続いてしまいます。 ( もっとも、最初は上手く関係を築けていたのにそれを私利私欲の為に壊して争いを起こしたりもするが。 行き着く先は鼠、という言葉に少し困ったような笑顔を返して。 ) …人の歴史を記した文書は戦争が失われたり、誰かが意図的に消してしまったりしていて、祖先を辿るにも限界があるのです。だから記録に残っていない大昔のことは、人は理解しようとしないのでしょうね。 ( という風にしておいた。実際、そうやって失われた記録もあるだろうし。 ) そうですか。では、その指導者に色々なことを学んだのですね。 …いえ、あなた達も恋をしたりするのかなって…。人間も雄と雌に分かれていて、結婚して子供をつくって家庭を築きます。やっぱりそういう所も一緒なのかなって思ったんです。 ……あ、ちなみに私は雌のほうですよ。 ( 雄の方だと思われてたら何かとショックなので、一応そう言っておいた。 ) [Wed 17 Mar 2010 01:06:40]
ジランダ > 特段、それ自体には驚かないが――(同じ『恐るべき竜の子』の中でも、空を飛ぶものもいれば、泳ぐものもおり、姿かたちも大きく違う。 それだけでという事は無い、無いが、一泊置いた後、貴女の言葉に蜥蜴は頷いた)――見たことのない存在に対して警戒する、というのは理解できる。 昨晩の此方がそうであったように。(此方が人の子というものを知っていたからこそ、あの程度の対応だったろうが、知らなければまた別だったに違いない。 そう考えてみれば、理解できる内容だった)やはり人の子の考えは良くわからない。 行き着く先は鼠であろうに。(ただ――この「わからない」事を考えて、調べていくことが、きっと「面白い」のだろうと思う。 これを学問として学びたいといった本人であるフランベルジュが、今を楽しんでいる事を望む)此方の家族か? 親はいるが、此方は知らない。 此方を教育したのは《山の翁》――此方の指導者(デイン)だ。 ツガイはいないし、従って卵も子もいない。(特段、隠すこともない問い掛けだったので事実をそのまま答える。 しかし、と気になる事があるのか、首を傾けて)何故にそのような事を問うたのか、尋ねても良いだろうか? [Wed 17 Mar 2010 00:54:13]
フラン > はい。肌の色や髪の色が違うということは、人間にとっては大きな事件なんです。 ( 正確にはそれ以上に宗教や文化の違いというのも絡んでくるのだろう。 ) もっとも、色んな人種の交わるヴェイトス市ではそういった偏見も少ないようですね。――思えば、そうやって差別する人たちの多くは、突然自分達とは違う人間を見たせいで、そういう風に偏見を抱いているのかもしれません。例えばですが、鱗の色が虹色の人たちが突然現れたら――やっぱりびっくりしませんか? ( と、ジランダに話を例えて説明してみる。虹色の鱗が珍しくなかったら例えにはならないかもしれないが。 ) ああ…うん。猿は猿、鼠は鼠で分けて考えていますね。尊敬するのは父や、父の父までとか、限られています。 ( 私もルーツを辿れば猿に行き着くなんて話は信じていない。 ) ジランダさんはご家族の方はいらっしゃるんですか?恋人や奥さんとか――お子さんとか。 [Wed 17 Mar 2010 00:44:47]
ジランダ > (ジランダは己が余り賢くない事を自覚しており、それ故に即断即応を心がけている。 が、それとは別に「考える」事を好む性質なのだ。 フランベルジュという目前の娘が、少なくとも生贄ではなく、敵対者でもなく、此方との対話に応じてくれるのであれば、それは喜ばしい事だと蜥蜴は思う。 こうして流暢に話している言葉は、ワンクッションおいて噛み砕かなければ理解できないけれども、此方の問いに対しての真摯な回答なのだ。 問い掛けには答えを。 それは大切なことだ)同じ人の子とは認めない? 鱗の色が少し違うだけで? ――随分と極端なのだな……体毛でも嫌うのか?(長い爪で貴女の金髪を示しながら、蜥蜴は首を傾げる。 金色の羽毛を持つ同胞は見た事が無く、人の子特有のそれは、此方にとっても珍しいものなのだが)……うん、なるほど。 しかしそれは、父や、父の父を、という事だろう? 人の子が猿や鼠を大切にしているという話は、聞いた事がないのだが――……。(もしかして此方が誤解しているだけなのだろうかと、蜥蜴は首を捻る。 あまり人の子の事には詳しくない。 こうして話を聞くだけでも新しい知識が増えるのだ。 そして当然、うん、と頷いて応じた)其方は、此方の問いに答えを返してくれた。 であるならば当然、此方も其方の問いに答える用意がある。 構わない。 [Wed 17 Mar 2010 00:34:27]
フラン > ( これはレポートに書くべきだ。そんな余裕が生まれたのも、相手がこちらに危害を加えないとわかったからだが…。 ) ――ん…と、そうですね。面白いと感じる人ばかりでは無いですね。同じ人間だと認めない人も居ますし、全く興味を持っていない人も。多種多様なんですね―― さっきの大学の話だって、全員が大学に行っているわけではありません。むしろ、少ないかも。 ( 経済的に恵まれていないと難しい部分もある。多いか少ないかで言えば、少ないほうなのだろう。 ) これも人によりけり、ですね。祖先を敬う人も居ますし、逆に貶す人も居ます。この島の先住民族であるヴェイティアンと呼ばれる人たちは、特に祖先を大事にするのではないでしょうか。私は――そうですね。貶したりはしませんが、強く大事にしているわけでもないかもしれません。 ( この手の話になると途端に流暢に喋りだす。そこから見ても、フランベルジュが歴史や文化に関する話が好きだというのがわかるかもしれない。 ) …ジランダさんの文化にも、興味がありますね。私から逆に質問しても宜しいですか? [Wed 17 Mar 2010 00:25:19]
ジランダ > (どうやら昨晩同様、喜んで――というのは蜥蜴の主観だが――もらえているらしかった。 そう客人を歓待する機会というのは多くないものの、不快な思いをさせていないようで何よりだ。 こと食事というものは新鮮であることが重要で、宴ならば量があれば良いとの教えは、人の子相手にも通用するらしい。 満足げに喉を鳴らし、彼女が水を呑むのを待ってから、此方も器に口を付けて水を一口)鱗の色の違いや、姿かたちの差ならば、此方にもある。 不思議に思ったことは無いが――面白いと思ったことも無い。 そういう考え方をするのか、人の子は。(面白い、面白いか、と。蜥蜴はふぅむと考えるようにしながら呟いた。 彼らにとって過去の歴史とは教訓であり、即ち生き残る為の方策でもある。 それは学んで当然という概念ではあっても、面白いから調べてみる、という風に考えたりはしないものだ。しかし、最後の言葉には不可思議そうに首をかしげた)人の子が祖先を尊んでいるというのは、初めて聞いたな。 此方からは、とてもそうは思えないのだが……。 [Wed 17 Mar 2010 00:13:58]
フラン > ( もう火加減は頃合いだろうか?ふーっ、ふーっ、と焼き魚を息で覚まし、恐る恐る一口目を。…驚くべきことに、これまた悪くは無い。骨やら鱗やらが邪魔だが、思っていた程酷くは無い。…フィクションにある無人島に流れ着いた男のお話みたいだ。魚を釣って、串を通した魚を焚き火で焼くシーンがあるじゃないか。その挿絵を見るたびに美味しそうだなあなんて思っていたけど、まさか実際それに似た状況に出くわすとは…。 ) ははひほふひほふんかほ。 ………。 ( 口にした魚が熱くてはふはふ言いながら喋ったらなぞの言語になった。ごくんと飲み込んで、水を飲んで。 ) 私の国の文化でも、過去に起きたことから学ぶべきだという考えが定着しています。――私が歴史を学ぼうと思ったこと、ですか…。 ( これは中々難しい質問だ。少しだけ考えてから。 ) 私達人間は、同じ人間でありながら肌の色が違ったり、考え方が違ったりします。その考え方の相違が面白いというのもありますし、どうしてこういう文化を形成するに至ったかというのにも興味が沸きますし。何より違う文化同士でも、不思議な共通点が見られたりして―― 面白いんです。ジランダさん達の文化の中にも、私達の文化と同じところが多いと思いますよ。例えば、祖先を信仰する風習はどの人種にも大抵は見られますし。 [Wed 17 Mar 2010 00:06:44]
ジランダ > (味としては鯛に近い。 羽毛や何かが無い分――鱗はあるし、食器が無いので基本は手づかみだろうが――幾分か昨夜の鳥より食べやすいかもしれない。 ともあれ、此方は文字通り腸を貪り喰い、肉と骨を噛み砕いて、腹の中へ納めているのだが)歴史――過去に起きたことを学んでいるのか。うん、それは大切なことだ。 かつて起きたことというのは、様々な事柄でも、最も尊ぶべき学問だと教えてもらった。(それは『恐るべき竜の子ら』が先祖崇拝によって成り立つ組織であるからこそ、だが、少なくとも蜥蜴にとっては、過去に起きた物事を学ぶというのは大事なことらしい。 成程、成程、と感心したように幾度か頷く)では、更に問い掛けを。 好きな物を選べるのであれば、何ゆえに其方は歴史を学ぶことを選択したのだろうか? [Tue 16 Mar 2010 23:57:22]
フラン > ( 確かどこかで見たことのある魚だったが、かなり異様な形をしている。 火を借りれば、昨日と同じように念入りにそれを焼こう。生で食べるのをちらりと見つつ。 水は湧き水のようだ。その冷たい水は疲れた身体を癒し、喉の渇きを潤してくれた。血以外で渇きを潤すのは何故だか久しぶりのような気がする。ああ、水ってこんなに美味しかったんだなっていう。 ) ――私は…ええ、ヴェイトス大学というところで勉強しています。歴史文化学科という、色んな国や人種の歴史や文化を調べたりしているんです。 ( ヴェイトス市に来たことがあるのかと少し驚きを。松明の炎から魚を取り出す。まだまだ焼き加減が足らないようで、もう一度火の中へ。 ) ヴェイトス大学には他にも色んな種類の勉強をしているんですよ。魔法だったり、錬金術だったり、演劇だったり、音楽だったり――みんな自分の好きなジャンルの勉強をしているんです。 [Tue 16 Mar 2010 23:49:02]
ジランダ > (背びれが二つ、腹ひれが二つ、胸びれが一対、そして尾ひれが菱形――そんな奇妙な魚だ。 貴女が大学で生物について学んでいたのならば、それは滅んだとされている魚だという事がわかるかもしれないが……ともかく、それが今晩の食事である)構わない。 人の子の風習は良くわからないが、それが必要だと言うのであれば。(ただ「このままの方が美味いと思うのだが」と呟き、言葉どおりに首を伸ばして自分の分へと噛み付いた。 水はやけに冷たく、それが湧き水の類である事がわかるだろう。 飲んでも腹を壊すという事はなさそうだ)うん。その回答に感謝を。――ではフランベルジュ、其方は普段、どのように暮らしているのだろうか? 此方も一度ヴェイトス市に赴いた事はあるし、近くにはアングリマーラもあるが、人の子の営みは良くわからないのだ。 確か、学び舎にいると言っていたように思うが。 [Tue 16 Mar 2010 23:43:12]
フラン > ………。 ( ジランダが戻って来る時に彼が持っていたのは、恐らくは魚の一種であろう。器に注がれた水はともかくとして――魚、魚か…。いや、これも案外美味しいのかもしれない。 ) あ、ありがとうございます。気を使って頂いて…。あ、火、火を。お借りしても宜しいですか? ( まるでこれから煙草でも吸うかのようだ。そして水分の補給は大事だ。食事を抜くより水を抜いた方が人は早く死ぬのだとか。出来れば魚の方はまた松明の炎でじっくり焼きたいところだが。目の前に置かれた水を、頂きますと言って口にして。 ) はい、それは構いません。私で宜しければ、お話しの相手をさせて頂きます。 ( やはり人は珍しいのだろう。私も彼のことには色々と興味があった。…気分を害さないように話す必要はあったが。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:34:05]
ジランダ > (具合は悪くないとの言葉を受けて、蜥蜴は一度頷いた。 眠っている間に何事も無いというのは、幸運なことである。 某かに襲われるやもと思えば、安心して眠ることもできないのだから)では、そうしよう。 少し待て。(前回と同じようにそう告げて、再びジランダは壁を駆け上り、洞の一つへと消えた。 程なくして戻ってきた蜥蜴の両手には、奇妙な菱形のヒレを持つ灰色の魚――既に爪で突き殺されている――と、大きな木の実を刳り貫いたと思しき器に注がれた水があった。 どうやら、あの洞から続く先に、水場が存在するようだ。 昨夜のトイレの時の騒動で貴女が壁を登れない事を知った蜥蜴が、水場にもいけない事を悟り、蜥蜴なりに気を使ったのだろう。 それらが、貴女の前の床に置かれた)此方は、人の子と会話がしてみたい。――もしも其方が構わぬのであれば、食事をしながら。 如何か? [Tue 16 Mar 2010 23:27:36]
フラン > ( ジランダの小さな呟きが響く。祖先に対しての言葉だろうか。この炎を灯すという行いも、何か意味のあることなのかもしれない。炎に対しては、人間も様々な感情を抱く。火は人間にとって必要なものだから。 ) ……っ ( 暗くてよく見えないが、彼が素早くこちらに向かうのに対し少し驚いたように半歩後ろに下がる。もしかしたらジランダでは無いかもしれないという可能性はあるし、ひょっとしたらやっぱり私を殺しておこうと心変わりしたかもしれないから。まあ、幸いにもそういったことはなかったのだが。 ) …おはようございます。或いは、こんばんは? ――はい、具合は悪くありません。お陰さまで…。 ( お腹を壊すんじゃないかと思ったが、案外私の胃腸は丈夫だったようだ。 ) …は、はい。 ( 今度はどんな食材が出てくるのかと思うとちょっと緊張気味だ。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:16:57]
ジランダ > (別に暗くて周囲が見えない、というわけではない。生まれてこの方――《山の翁》のもとでは、目隠しをして動くという訓練も受けたが――そんな事を経験したことは一度も無かった。 問題なのは寒さである。 「恐るべき竜」達は寒さゆえに滅んだ。 であるからこそ彼らの末裔が祭祀場にいる以上、炎を絶やさぬようにしなければならない。 これは此方の命を繋ぎとめるものなのだから)――長き夜と、快適な昼を。(程なくして広間を一周した蜥蜴は小さい声で呟いた。 そして首をめぐらせてフランベルジュの存在を確認すると、そちらの方へと素早く駆けて行く。 フードのついた襤褸の外套を纏った姿は修道士にも似ているかもしれないが、中身が二足歩行の小柄な蜥蜴だという点で、大きく印象は異なってくるだろう)其方は目が覚めたようだな、フランベルジュ。(ぐるり、と低く唸るような声は変わらない。 貴女の服が破れているのも特に気にした節はなく、金色の瞳で上から下までを眺め、頷いた)人の子の具合は良くわからないが、具合が良いのであれば幸いだ。 ――腹が減っているのであれば、食事にしよう。 [Tue 16 Mar 2010 23:11:50]
フラン > ( フランベルジュは元の場所へと戻ってきた。服を破かれてしまったので、かなりはしたない格好になってしまったが、仕方があるまい。日の光が差し込まぬ場所にいると時間の感覚が狂ってしまうが、恐らくは一日経過しているのだろう。夜の世界を我が物とする吸血鬼が、太陽が無いと時間がわからないなんて笑える話だ。暗くてよくは解からないが、篝火をつけているのはジランダだろう。これが彼の日課なのか―― 幾ら吸血鬼とはいえ、今は多少は明かりが無いと何も見えない状態なので、助かるが。 ) ………。 ( 手伝おうにも私がやろうとすると逆に手間が掛かるだろうと思い、その様子を眺めていた。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:03:20]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『 明かりが灯されるのを見て。 』 [Tue 16 Mar 2010 22:59:34]
ジランダ > (蜥蜴の生活サイクルは、基本的に動物のそれである。 日が昇って身体が温まれば起き、腹が減れば狩りを行って食事をし、眠くなれば眠る。 ――ただ、この場所にいるのであれば別だ。 如何に放棄された祭祀場であるとはいえ、ここには石に転じた「恐るべき竜」が多く眠っているのだから。 その末裔たる者として、行うべき事はあるのだ)(尾に包まり、襤褸の外套に埋まるようにして眠っていた蜥蜴が、ゆっくりと首を持ち上げ、巣穴から這い出た。 天井近くにある洞から抜け出ると、壁の突起を伝って床まで降り立つ。 昨晩に遭遇した娘――あろうことか壁を登れず、高所が怖いという。人の子の立てる塚は、もっと高いものもあるだろうに――は床で眠っていた筈だが、姿が見えない。 まあ、腹が減れば来るだろうと考え、一先ずは此方の作業を優先する)(小柄な影が広場の隅へと疾駆する。 其処には松明が山積みにされており、それを使って篝火を付けて回るのが、まず最初の勤めだ) [Tue 16 Mar 2010 22:53:33]
お知らせ > ジランダさんが入室されました。 『――蜥蜴の目覚めは早い。』 [Tue 16 Mar 2010 22:36:28]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 …結局、その辺で用を足すことになった。 』 [Tue 16 Mar 2010 01:48:12]
フラン > ――あ、ありがとう…。 ( こんな状況だ。他に頼れるものも無く、だからこそその言葉がじんわりと滲む。助かりたい一心である意味打算的な考えでの受け答えが多かったが、今の感謝の言葉だけは心の底から出たものだ。神様は私を見捨てはしなかったのだ。…見捨てなかったのは、ジランダの方の神様かもしれないが。 ) あそこ…って。 ( 指差す方向を見上げ、私はぽかんと口をあけた。…あんなところ、上れるわけないじゃない。連れて行ってもらうにしても、私は高いところは苦手なのだ。 ) [Tue 16 Mar 2010 01:48:02]
お知らせ > ジランダさんが帰りました。 『そんな異文化コミュニケーション。』 [Tue 16 Mar 2010 01:44:06]
ジランダ > (蜥蜴に引っ張り上げてもらうか、広間の隅で用足しをして眠るか、何れかを選ぶ事になるだろう) [Tue 16 Mar 2010 01:43:39]
ジランダ > 問題は無い。 祖の導きであるのなら、捨て置くわけにはいかない。(群れから逸れたという点に関しては、同情しないでもない。 人の子は蜥蜴の血が冷たいと思っていることが多いようだが、此方の血だとて一応は暖かいのだ。 もっとも文化の違いから、簡単にわかりあえるような類のものでもないけれど)――む。 といれ? ……ああ、排泄場か。 それならばアソコだ。(と天を見上げて、長い爪を伸ばし、幾つかある洞の一つを示した。 中には砂場があるので、其処で糞なり尿なりをして埋めろ、しろという事なのだが、大前提として壁や天井を移動しなければならないという点がある 当然、寝床も上の穴倉である為、もしも彼女が自力で登れないようであれば――) [Tue 16 Mar 2010 01:42:55]
フラン > ( こちらの言葉一つで相手が気分を害しかねないのだから、気を使っているつもりだが、何せ自分の知らない文化に所属する、しかも人間ではないのだ。何で不機嫌になるかわからず尋ねる声も恐る恐るだ。 ――承諾の言葉を聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。 ) …ありがとうございます、ジランダさん。 ( 案外悪い蜥蜴ではないのかもしれない。いや、竜だったか。とにかく連れて行ってくれるのならそれを頼ろう。今のところこちらに危害を加える様子は無いようだし。 ) ( そして鳥肉は案外悪くなかった、驚きである。ヴェイトス市まで連れて行ってくれるという安心感とその味に食欲が釣られ、結局全部平らげてしまった。…案外、私もしぶといのかもしれない。 ) …そ、それと…もう一つお願いがあるのですが。ト、トイレとか…無い、ですよね? ( トイレと言って通じるか? ) あの、用を足すところといいましょうか…。 [Tue 16 Mar 2010 01:35:04]
ジランダ > (フランベルジュの様子に、蜥蜴は気付いた様子は無い。 蜥蜴の些細な動作が人間に伝わりづらいように、人間の些細な動作から意を汲み取ることは、蜥蜴にとっても困難なのだ)くらいだと思うが。 …………ヴェイトス市まで?(連れ去られてきたのだとすれば、彼女が自分の巣ないし群れないし縄張りに戻りたいというのも当然か。 アングリマーラの方が近いだろうが、恐らく彼女の群れとは異なるのだろう。 人の子の種族の違いというのは良くわからないが、此方にも様々な氏族があるのだから、その程度は想像できる。そして実際、服の破れた状態で――切り裂いたのは此方だが――少女一人、此処からヴェイトスまで無事に戻れる可能性が低いのは事実だ。 アングリマーラはヴェイトス市以上に混沌としており、治安も悪く、また隠し祭祀場が何ゆえに隠匿されているのかを考えれば当然。 この場所に他の宗教団体がいるかどうかを、ジランダは正確に把握していないのだから、途中で捕らわれる事もありうるだろう)此方は構わない。 そろそろ冬も終わるから、暖かくなっているだろうし。(まあ、そこまで深く考えたわけでないにしろ、蜥蜴の返答はアッサリとしたものだった。 冬も終わったし、彼女を除けば、この『恐るべき竜の子』の祭壇に近寄るものもいなかったのだから)(鳥だか蜥蜴だか区別がつかない外見の生物だが、これら二つの肉は非常に近いものだし、焼いてしまえば大差は無いのであった。 内臓や羽毛が邪魔だろうが、食べる分には問題あるまい) [Tue 16 Mar 2010 01:29:07]
フラン > ( 意識しだすとどんどんトイレに行きたくなってきた。どうしよう。微妙に太ももをもじもじさせつつ。 ) よ、四日!? ( 私は思わず驚いてしまった。まさかそんなに遠いとは思ってもいなかったのだ。となると、私はヴェイトス市で浚われてから結構気を失っていたことになるのか。馬で連れてこられた可能性を考えれば、もう少しそれも短くなるだろうが。――それにしても、困った。ジランダの話から大よそのヴェイトス市の方角はわかるが、女の足で四日も歩けはしない。しかも水や食料だって用意していないのだ。 ) …あの、ジランダさん。こんな事をあなたに頼むのは申し訳ないのですが…。私をヴェイトス市まで連れて行って頂けないでしょうか?お礼はします。 ( 彼は私を襲わないが、他の者がどうかはわからない。ここはこのジランダを頼るしか無かった。 ) ( 鳥は炙れば美味しそうな匂いが漂い、不覚にも食欲をそそる。そういえば、お腹も減っていた。卵は意外にも悪くない味――まあ、臭いはちょっとあれだが。少なくともNATTOよりは難易度は低い。何とかそれを飲み込んでから、鳥を食べる。 ) [Tue 16 Mar 2010 01:19:28]
ジランダ > (ジランダは知る由もないが、概ね彼女の認識は間違っていない。 神官というのが共通語としての単語であり、その実はシャーマンなどの類に近い――恐るべき竜は先祖ではあるが、神ではない――という点を除けば、だが。 少なくともこの黒い蜥蜴が、兵士側に属しているのは事実だ)(そして更にその前には奇怪な儀式を執り行っている輩がいたことも覚えてはいるが、特に話す必要もないだろうと蜥蜴は判断し、とりあえず「うむ」と頷くに留めていた)どの辺り――……生憎と人の子が道をどう数えているかは知らぬが、ヴェイトス市からならば、太陽が沈み、高くなる方角へ四日ほど歩いたくらいか? 人の子の通る道は近くにないから、其方の足でどの程度かはわからないが。(そう答えながらも、彼女が礼を述べると、どこか満足そうに頷いた。 鳥に関しては動物学者が見れば丹念に調べたくなるようなそれだが、炙ればそこ等の鶏肉と変わらないような匂いが漂ってくる。 そして一気に口へ濯いだ卵は――)(――新鮮なものらしく、不思議とアッサリしており、比較的――あくまでも比較的――臭みも無い。 ただ、ドロドロとしていて絡みつき、酷く飲みづらいという一点を除けば、だが) [Tue 16 Mar 2010 01:08:01]
フラン > ( 神官ということは、宗教のようなものなのだろう。古今東西、どの国の宗教を見てみても神官と武装する兵士の二つに分かれており、ジランダは兵士の側ということになるのだろうか。 ) ――そ、そうですか。 ………。 ( 生贄や敵として認識されずに助かったと思った直後に娘を解体したなんていうことを話すから、徐々に収まりかけていた恐怖心がまた顔を覗かせた。…そのせいか、少しトイレに行きたくなってきた。きっと何時間も経ってるし、石造りの空間は少しひんやりとしているせいもあるか。 ) あ、あの――…差し支えなければ教えていただきたいのですが。ここはヴェイトス市の、どの辺りなのでしょうか…? ( 出来ればヴェイトス市内であって欲しいと私は願っていた。 ) あ、ありがとうございます。こ、これで…食べやすく、なりました…。 ( こちらを気遣っての事なのだろう。卵に皹をいれ、火も貸してくれた。ここは相手の好意を無駄にするべきではないのだ。機嫌を損ねられたら、私は殺されかねないのだから。前に七面鳥の血を飲もうとしていた時もあったが、まさかこんなことになろうとは。松明の火でそのグロテスクな鳥を念入りに炙り。 ) …頂きます。 ( 目を瞑り、思い切って一気に被りついた。味わうな、喉で飲め。という勢いで。 ) [Tue 16 Mar 2010 00:59:24]
ジランダ > 此方は神官ではないから、恐るべき竜の考えは良くわからないのだが。 贄としてでもなく、祀る側でもなく、そして此方の敵としてでもなく、人の子が此処を訪れるという事はそう多くない。 先達て――といっても一月くらい前か。 娘を解体して大喜びしている手合いがいたように思うが。(特にヴェイトス市の学び舎の娘が、となると、これは再び天の火石が降り注ぐような確率ではないだろうか。 まあ、数学なぞ良くわからないので、やはりアッサリと思考を放棄するのだが)(そして、食事をまじまじと見つめる様をどう思ったのか、蜥蜴は「ああ」と頷くと長い爪を伸ばし、卵の先端を叩いて皹を入れた)人の子は爪が短いのだったな、失念していた。 卵はこれで啜れる。 鳥は――そうか、人の子は焼くのが風習だったか?(そのまま齧れば良いだろうにとも思うのだが、ともあれ、好きに使えと周囲にある松明を指差した。 裁くだのといった考えは無いようだ)(尚、その鳥――極彩色の羽毛を持つそれは、蜥蜴と鳥の合いの子のような、中途半端な形状をしている。 嘴があるのに牙があったり、といった具合だ) [Tue 16 Mar 2010 00:49:45]
フラン > ジランダ、さん…。 ( レリーフの方を見たが、どうにも良くわからない。文化人類学専攻として興味はあったが、根掘り葉掘りと聞いて相手の気分を害してはならないと思い、曖昧に頷いた。話す中で解かることもあるだろう―― せめてその「恐るべき竜の子」というのがどんなものなのかが解かれば良いのだが。 ) は、はぁ…。では、私はその――ご先祖様に導かれてここに来たのですね。 ( 祖先のことを語るということは、やはりそれなりの文化と歴史を持っているのだろう。しかし、ここで私は一つの疑問を持つ。どこの文化ともしれないこのレリーフと、恐るべき竜の子に仕えるこのジランダなる男。ここは本当にヴェイトス市なのだろうか? ) ( 少し待てという言葉の後、いずこかへ消えた相手。この隙に逃げ出すべきか迷っているうちにジランダは戻り、私に鳥の死骸とその卵を差し出した。トキノミヤコスマイル。…私はそう呼んでいる。不快であるということを隠し、笑顔を向けてごまかすという。そしてこれは「NATTO」だ、と思った。アマウラ・トキノミヤコ文化を知るために彼らの居住区に行った際、歓迎の料理としてNATTOと呼ばれる、まるで両棲生物の卵を連想させるような醗酵したおぞましい臭いの豆料理を出された。私は泣きそうになりながらも、彼らの気持ちを汲むためにそれを食したのだ。…これは、そのときと同じ状況だ。 ) あ…り、がとう ございます…。 ( 私はそれを受け取り、暫しまじまじと眺めた。 ) [Tue 16 Mar 2010 00:40:03]
ジランダ > 告げた通り、此方はジランダだ。 『恐るべき竜の子』に仕えている。(すっと爪先を宙に滑らせて示すのは、壁面のレリーフであり、そして所々に埋まっている、爬虫類の頭骸骨らしき形状をした石だった。 それで説明を終えてしまう辺り、これで十分だと思っているらしい。 蜥蜴にとっては常識的なことなのだろう)其方が敵対せず、しかれども神殿にいるのは事実だ。 我らが祖は死に絶えて久しく、山の翁でさえ彼らの意を知る事は困難だが、此処にいるという事は祖によって招き入れられたという事だろう。 なら、フランベルジュは客人だという事になる。  少し待て。(言うなり、蜥蜴は壁面の突起に飛びつき、壁と天井を駆けるようにして再び洞へと飛び込んだ。 ほどなくして、同じように軽い足取りで戻ってきた彼の両手には、首筋に爪を突き立てられたと思しき鳥の死骸と、恐らくはそれが産んだのだろう、掌の上一杯の大きさの卵があった。 そして貴女に差し出される――つまりは、これを喰え、という事らしい) [Tue 16 Mar 2010 00:29:46]
フラン > ( 震える。相手がその気になれば、少し力を入れてその爪を肉に食い込ませることは容易いのだ。どんな疑惑を抱いているかしらないが、ほんの少しでも疑わしいとなって、殺しておいた方が良いと考えたら――。私の命はそこで費えるのだ。 …だが、その爪は食い込むことなく、相手も私の体の上から退いた。すぐに残った布切れで前を隠すようにして、怯えた表情のまま上体を起こす。男は――いや、雄だと仮定すればの話だが。男はジランダと名乗った。 …吸血衝動に襲われていなくて助かったかもしれない。爪は無いが、牙が生えてしまう。 ) …あ、あなたは一体誰なのですか。か、歓待って…一体、何を? ( 「草喰い」の意味が解かりかねたが、直前の言葉から察するに肉を喰うか草を喰うかという意味だろうか?理解は曖昧のまま、こくりと頷いて。 ) [Tue 16 Mar 2010 00:21:14]
ジランダ > …………。どうやら、偽りではないようだ。(ほどなくして、蜥蜴はそう結論付けた。 娘の――こんな薄い布切れでは身を守れないだろうに――柔らかな白い肌を爪先でなぞり、調べた結果、武器の類がない事がわかったからだ。 涙を流す彼女に対して、首筋から爪を外して、頷いた)其方が此方の敵でないという事がわかった。 であるならば、其方から牙を剥かぬ限り、此方は殺さぬ。 或いは狩猟であれば別だろうが。(そして外套のフードを外す。 露になったのは、黒鱗の蜥蜴そのものだ。 金色の瞳で彼女の姿を眺め、そして軽快な動きで身体の上から退いた)此方の名はジランダ。 其方、フランベルジュがマレビトであるならば、歓待をする必要がある。 其方が草喰いでなければ良いが、人の子は確か違っただろう? [Tue 16 Mar 2010 00:12:40]
フラン > ( 相手が何者なのかはわからない。あの骸骨とこいつは仲間だと思っていたけど、違うのだろうか?――いや、仲間が浚ってきたのだということを確認したのかもしれない。 ) お願します、殺さないで…お願い… ( 必死に泣きながら命乞いをする。――当然といえば当然だが、私の言葉だけでは疑いは晴れなかったのだろう。私の身体を改めると言い出した。そんな手で服を脱がせられるのかと思ったが、案の定だ。私の服を切り刻みだした。 ) ……っ ( 恐怖の中に羞恥の表情が混じる。ミーシャ以外に見せたことの無い肌を、こんな相手に。白い肌があらわになり、相手の手が私の身体をまさぐり始める。私は目を瞑り唇を堅く閉ざし、その屈辱的な身体検査に耐えた。…一応、危険物になるような持ち物は持っていないようだ。 ) [Tue 16 Mar 2010 00:05:38]
ジランダ > 成程。(そう呟いて、蜥蜴は頷いた。 宝物漁りの略奪者ではなく、また人の子の神々からの刺客というわけでもないようだ。 少なくとも、この娘の言葉を真とするのならば、だが。 怯えているようには感じられるが、人の子の表情や声の違い――具体的に言えば演技か否か、だ――を見分けられない以上、それだけでは納得するには足りない。 自分は賢くは無い。 より明確な証拠が必要だ)一つの答えに感謝を。 では、其方の身体を改める。 「爪」や「牙」を隠していたならば、先の問答は偽りであると見做す。(首筋に片手の爪を宛がったまま、蜥蜴は反対の手の爪で、貴女の衣服を切り裂かんとする。 人の子の「鱗」は、薄っぺらくて此方の爪でも破けるわりに、酷くややこしい構造をしていて、まともに脱がすのは難しいのだ。 もしもそれができたならば、そのまま事務的な手つきで、貴女の身体をまさぐっていく事になるが、どうだろうか) [Mon 15 Mar 2010 23:59:24]
フラン > ( 人の子かという問いかけに、フランベルジュは何度も頷く。もっとも、大きく頷くとその爪が突き刺さってしまいそうで頷き方は小さくなるが。 人の言葉を発するが、それに慣れているわけではないのかもしれない。まあ、異国の人間の名前というのは発音しにくいものだが。 ) わ、私を…浚ったのは、あなたみたいな人では、ありませんでした。 …が、骸骨…マントを羽織った、骸骨…。 ( どうやら蜥蜴ではなく、竜らしい。竜は邪悪の象徴とされることもあるらしいので、サタニストが祭るものとしては適切なのか。 ) 市内で、突然追いかけてきて。マントで覆われて、気を失って…気付いたら、ここに。 ( 相変わらず声を引きつらせながら、ただ問われたことを正直に答えるしかなかった。 ) [Mon 15 Mar 2010 23:50:02]
ジランダ > (グッと押し当てられた爪には、刃に相当する部位が無い。よって彼女の想像とは異なり、首を掻き切られるのではなく、喉を貫かれる――というのが正しい。 もっとも、だからと言って結末に大した違いがあるわけでもないが)ふ、腐乱、ふラんベルジュ、フランベルジュか。 群れの学び舎にいるという事は――正しく、人の『子』なのだな、其方は。(幾度か娘の名前を口にし、発音を舌に馴染ませる。 人の子の名前は発音しづらい。 口蓋の形からして違うのだから仕方ないとはいえ。 そして彼女の口から告げられた内容に対し、一瞬考え、頷いた)まずは二つの答えに感謝を。 そして更に一つの問いを。 其方を攫ったのは、此方のような竜の子であったか、それとも異なる何かであったか。 如何か? [Mon 15 Mar 2010 23:45:11]
フラン > ( フードを深く被り、そこから見える瞳の輝きと、黒い鱗で覆われた肌は明らかに人間でないことがわかる。首筋にひたりと当てられる冷たい爪の感触に私は心の底から震え上がり、すぐにでも私は首を掻っ切られて死ぬのだとわかった。 ――ああ、ごめんなさい。ミーシャ。私はここで死ぬんだわ。愛してる。本当に愛してる。こんな私を受け入れてくれてありがとう。私は――。 ) ……ひっ  ひ、 ぅ  ひ っ ( 恐怖のあまりぼろぼろと涙を零す。首を掻っ切られるって、やっぱり痛いんだろうか。そんな事を考えていると、相手からの問いかけ。喋れるのかということにまず驚いたが、ともあれ質問に正直に答えた方が良さそうだ。 ) ふ、ふら、ふらん、 べる ジュ。名前、フランベルジュ…ヴェ、ヴェイトス大学のぉ じょ、女学生…。 ( 声が引きつる。 ) こっ、ここには…多分、連れ去られて…き、気付いたら、祭壇の上に寝かされてて…。 [Mon 15 Mar 2010 23:38:00]
ジランダ > ――人の子よ。 此方からの問いかけは二つ、即ち求むる答えも二つ。(その人影は黒い外套を纏い、フードを深く被っている。 金色の瞳がジッと貴女を見据え、その鋭く尖った爪が、その首筋へと向けられる。 発せられた低い声は、声というよりも唸り声に近いもので、その体躯のわりに、体重は奇妙に軽い)其は何者であり、何故に此処にいるのか。 腐肉漁り(Scavenger)の餌となりたくないのであれば、疾く答えるべきだ。 此方は草を食む者(Herbivorous)どもと比べて、そう忍耐強くは無いのだから。(口調は淡々としており、ことさら貴女の恐怖感を煽るような意図は無いが、それを貴女がどう受け取るのかは別問題である。 外套の奥をよくよく見れば、その影の顔が、黒鱗の蜥蜴である事もわかるかもしれないが……) [Mon 15 Mar 2010 23:31:17]
フラン > ( 奇妙なレリーフだ。この手のレリーフからは文化や歴史を表しているものが多いが、こんなものは見たこと無い。教会から見れば異端視されるだろうということは良くわかるが。余裕があれば興味深くそれを観察し、考察し、自分なりの結論を導きレポートの題材にしただろうが、今はそれどころではない。早くこんな気味の悪い場所からは抜け出したいものだ。と、その時である。 ) ――っ!? ( 不意に影が飛び出し、私は押し倒されてしまった。何が起きたのかはわからないが、すぐ目の前で人型の影に圧し掛かられている。 ) やっ、 な、に  何 っ ( 瞬間の出来事に悲鳴を上げる暇すら無い。もっとも、悲鳴を上げたからといって助けがくるとは思えないが。 ) [Mon 15 Mar 2010 23:19:42]
真上からの視線 > (レリーフは羊歯科の植物が多い繁る中を様々な姿の蜥蜴が闊歩し、しかし天から岩が降り注ぐと共に死に、かわって鼠が立ち上がり、猿になり、人らしき姿になるという――パプテス的な観点からすれば、異端といわざるを得ない、そんな歴史を記しているらしかった)(久方振りに、かつて教団が一時期用いていた祭祀場の一つ――“一時期”である。他の宗教がどの時期に、どの区画を用いていたかという事に関して、さして興味を持っていない彼は知らない――に戻ってきたのだが、どういうわけか、眼下には人の子が存在する。 あまり喜ぶべき事柄ではない)(噂に聞く「宝探し」なる類なのだろうか。 古びた穴倉の中に潜り込んでは、奥にある物品を略奪して回る手合い。 しかし人の子は爪と鱗を持たず、かわりに剣と鎧を鍛えたとばかり思っていたが、岩と布服とは)…………。(ややあって、その蜥蜴は思考を放棄した。 元よりさして賢いわけではない事は自覚している。 考えるよりも、問い質した方が万倍も早い)――――ッ!(その決断からさして間を挟まず、洞から飛び出した蜥蜴が、上方から貴女目掛けて襲い掛かる。 上に伸し掛かり、地面へと組み伏せようというのが、その狙いだ) [Mon 15 Mar 2010 23:13:36]
フラン > ( それにしても、随分と重厚な造りの石の壁だ。窓も無いところを見ると、もしかしたらここは地下なのかもしれない。そういう場所の方が、サタニスト達の神をも恐れぬ儀式はやりやすいだろうし。――と、フランの頭の中ではもう自分達を浚ったのはサタニストの仕業と決め付けられていた。 ) ………。 ( 見上げてみれば、洞がいくつも見える。その奥深くはここからでは見えないが、あのどれかが出口に繋がっているのだろうか?足掛かりのようなものも見えるが、私には上れそうにない。 ) それにしても、気味の悪い――。 ( 蜥蜴、だろうか。悪魔といえば山羊のような風貌であることが多いが、蜥蜴の悪魔も居るのか、なんてことを考える。 ――その視線に娘はまだ気付かない。武器らしいものといえば手に持った石だけで、ブラウスに黒のスカートというまるで街娘がそのままここに来ましたという風貌だ。本人は周囲を警戒しながら歩いているつもりだが、娘のブーツの音が周囲に響き渡り、気配を殺しているとしたらとてもじゃないがお粗末なものだった。 ) [Mon 15 Mar 2010 23:04:18]
真上からの視線 > (それは貴女の頭上――祭祀場の天井近くにある、巣穴のように幾つも開いた洞の一つから向けられたものだった)(注意深く周囲を観察する余裕があるのであれば、松明の灯り以外にも、ところどころに不可解な突起が多く存在することに気付いたかもしれない。 まるで手掛かり、足掛かりのようなものだが、人間が移動するにしては困難な位置に作られている。 或いは周囲にほどこされた彫刻が、やけに蜥蜴を象っている物が多いことにも気付けるかもしれないが)(するりと、その巣穴から抜け出た何者かは、音を立てず、気付かれないように天井の突起を辿って移動し、より貴女を観察しやすい巣穴へと移動した。 この侵入者の目的が何であるかを見極める必要性がある) [Mon 15 Mar 2010 22:54:35]
お知らせ > 真上からの視線さんが入室されました。 『……………。』 [Mon 15 Mar 2010 22:46:50]
フラン > ( 最近夜遅く帰ることは多かったけれど、無断外泊は初めてのことだ。今頃ヴェイトス大学の大学寮ではちょっとした騒ぎだろう。一日経過しているのなら、当然講義に出席しないでどうしたんだって事になる。それでも「行方不明だ、おかしい」という風になるまでに何日もかかるだろう。だが、もしラナウェが浚われていなければ、自警団なりに通報してくれているだろうから、誰かが助けに来てくれる可能性はある。 ) ああ…どうして私がこんな目に…。 ( 祭壇のある部屋から狭い通路を抜けると、広めの部屋に出た。所々に掲げられてある松明を見るに、やはり人の出入りがあるのだろう。できればその出入りしている人とは会いたくはないが。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:40:27]
フラン > ( 誰かに襲われた時の為に武器が欲しかったが、生憎なことに鞄は骸骨から逃げ出すときに捨ててしまった。あの中には小さな鋏とかが入っていたのに。もっとも、そんなのは持っていたとしても奪われてしまうか…。 ) ………。 ( ふと足元を見ると、拳ぐらいの大きさの石が転がっていた。こんなものでも、無いよりはましだろう。 吸血鬼の衝動に襲われれば、私はあの素晴らしい身体能力を発揮し、どんな敵がやってこようともその喉元に喰らいついてやれるが、今の私にはそれが期待できない。 ) あの斧を持った娘の血を啜ってから一週間、か…。 ( 吸血衝動のサイクルは当初より狭まったが、少なくともあと一週間は渇きを覚えることは無いだろう。或いは、襲われて本当に死にそうにでもなれば…。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:32:53]
フラン > ( 石造りの祭壇がある部屋を出て、私は周囲を警戒しながら歩き出す。歩きながら、昨日の出来事を思い出してみた。 ) …そうだ、あの声――ラナウェさんだ。 ( マントで視界が覆われる直前に聞こえてきたあの声の正体。きっと私を助け出そうとしてくれたのだろう。そこで私ははっと顔を上げた。ラナウェさんはどうしたのだ?私がここにこうしているということは、あの後私と一緒に骸骨に連れ去られたのではないか。では、彼女も生贄に捧げられようとしているのか。 ) た、助けなくちゃ。でも――。 ( 私にそんな余裕はあるだろうか。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:27:18]
フラン > ( 一切の拘束をされていないところを見るに、どうやら私は予定されていた儀式より早く目覚めることが出来たらしい。或いは、どこにも逃げ場が無いことの証明なのかもしれないが。とにかく、一刻も早くここから逃げ出す必要がある。 ) …そ、それにしても――ここはヴェイトス市のどこなのかしら。 ( この手の類は暗黒街やスラム辺りに造るのが定番だとフランは考えていた。少なくともヴェイトス市郊外にある隠れ家あたりだろうと。 ――そこがヴェイトス市から200km西南にある、隠し祭祀場だとは知りもしないし、予想すらしなかった。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:24:11]
フラン > ( そして私はすぐに昨日――いや、意識を失ってから何時間経過しているのかわからないので、昨日という表現の仕方は正しくないかもしれないが。意識を失う前の記憶を思いだす。マントを羽織った骸骨に襲われ、そのマントで覆われたのが最後の記憶だ。そうして目覚めた時には私はこの儀式じみた空間に居た。…そこから考えられることは。 ) ………。 ( 青ざめ、震える。あの骸骨はパプテスに敵対する邪教の使いに違いない。そして生贄とする為に私を浚い、ここに置いたのだ!ここで私はケダモノどもに襲われ、穢され、臓物を引きずり出され、更にまた死体を犯されるのだ。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:18:19]
フラン > ( フランベルジュ・フランドールが自分の置かれた状況を即座に理解できなかったとしても、それは決して不思議ではない。冷たい石造りの壁、床、天井。自分が寝そべっているのは何かの祭壇だろうか。石のベッドは酷く寝心地が悪く、身体を捩らせると腰やら肩やら首やらが痛んだ。 ) ………え…。 ( 状況をもっと正確に把握しようと身体を起こそうとしたら、手を滑らせてずるりと祭壇から落ちた。幸い、それ程高くつくってなかったので痛みはそれほどでも無かったが。改めて起き上がり、乱れた髪をなおしつつ私は辺りを見渡すのだ。 ) …何、ここ。 ( どこ?どうしてこんな所で私は寝ていたんだ。 ) [Mon 15 Mar 2010 22:14:18]
お知らせ > フランさんが来ました。 『 目覚める。 』 [Mon 15 Mar 2010 22:09:55]
お知らせ > イェルマーレ@祭祀場地下さんが退室されました。 『(――スラムの裏路地で膵臓だけを引き抜かれた少女の死体が発見されるのは翌日のことだろう、)』 [Tue 19 Jan 2010 18:51:10]
イェルマーレ@祭祀場地下 > はッ…、はははッ…く、ふ はははは、はははははッ…! 何ァンだそういう塩梅か! それみろ、私の、この私の術式には間違いなどなかッたじゃァないか! 根源的な論証から違ッているのなら、どれほど研究を重ねても上手く事の運ぶはずがない!ふふッ、私もとンだ道化だ……、ははは、笑いが止まらない……!(汚れた両手を大きく頭上へ広げる。闇を抱き締めるように腕をかかげて、自身を軸に旋回しながら哄笑が響きわたる。左の拳を固めて扉を一度たわむほどに殴りつけ、黒々とした室内に振り返れば、その白面に傲岸な微笑を刻ンで『斬り裂きエルク』は自らを立て直す。散らかしたばかりの机に向きなおり、引き出しを次々と開いて解剖刀を大小数種取り出してゆく。それなら仕方あるまい。何せあの“食人鬼”どもの生成術は『絶対に死霊術ではない』のだからこれは基盤にする方がいけない。たしかに無駄な時間を過ごしすぎた事は悔やまれるが、すでに取り戻しようもない過去と労力に八つ当たりするほど愚かではない。損失は取り戻せば良いのだ。再度、私の方法で。この清らかな刃がいつか英知の深淵へと導くままに従ッて。)(かつン こつン かつン――、)(牧師服を羽織りなおして、ガタつく扉を開く。広がッていく空間から石埃と寒風がサァッと差し込み、邪神像の前まで足を運べば、四肢を拘束され口腔に布を詰められて、ガタガタ怯えていた蒼い瞳と視軸が合う。昨晩、スラムへ出てかどわかしてきた14歳の牛乳売りの娘だ。この修道士姿と言う衣装は本当にいい。足元をふらつかせながら倒れ込むだけで、気遣ッて近付いてきてくれるのだから容易いもの。)(レンズの奥で煌めく薄い紫色が両手にかざした刃物に反射する。黒髪を振り乱し、限界まで眼を見開く少女の前で、少年はロザリオを逆十字に握り締める。尊い夢はまだ終わらない。我らが大いなるクトゥルーよ、どうかこれからも私の宿願を見守り給え。) [Tue 19 Jan 2010 18:49:09]
イェルマーレ@祭祀場地下 > (あンな――、)(充血した瞳が蠢き、入口の扉一杯に貼り付けた資料を注視する。ウォッシュベアーの調査結果は村の小石一つに渡る成分表まで調べ上げただけ並べてある。あンな外見も内核も不定形な“死霊”など断じて認める訳には行かない。反魂術の最たる実現があンな醜悪な具現化であッていいはずがない。何かの間違いだ。人類は間違いの天才だと霊長類の歴史が教えているじゃァないか。いいや例え想定を逸脱した某か人外の仕業であろうとも認めない。あンなモノは存在するに値しない。“間違い”だ。) ―――…そゥだ……、“間 違 い”…だ……、(うなだれた頭部をグラリと回して調査表と向かい合う。痙攣する腕を伸ばして資料を掴み、指の中で握りつぶす。暫くその体勢を維持しながら肩口がワナワナと震え始める。泡のこびりついた唇がわななき弓なりに上部へ曲がる。) ――…そゥだ…“間違い”だ……、“違う”ン じゃァないか…ふ……ははッ…、違うじゃァ…ないか……!(荒々しく顔を振り上げる。バンと両手を扉に叩き付けン。垂れた金髪の隙間から紫色の光彩が爛々と輝き始める。あァ何故こンなに簡単な事に気が付かなかッたンだろう。間違えていたのは私の認識の方だ。死霊術の完成形があのような無様な結果でないならば、それは当然ネクロマンスではないのだ。否、決してネクロマンスであるはずがない。ルルイエの死人を現世に招き入れるための礼節と作法は、最も淀み最も洗練されていなければならないのだから。そしてあらゆる可能性が消失すると言うならば最後に残る結論はなべて“間違い”に相違ない。この私はそンな事実も露知らず何ヶ月も迷走していたのだ。茶番だ、実に滑稽だ。急激に回復して行く活力と共に新たな希望が胸に芽生える。大神(ジュピター)よ、私を嘲笑するにはまだ早い。) [Tue 19 Jan 2010 18:30:18]
イェルマーレ@祭祀場地下 > 〜〜〜ッ…ッ…、(やつれ果てた風体の少年修道士は、ほつれた頭髪を掻きむしりながら足音高く机の周囲を徘徊していたが、不意にピタリと静止する。光量が塗り潰された暗い天井を鈍重な仕草でノロリと仰ぎ、小声で深く長く呻いて両手で顔を覆い尽くさン。黒い大気の成分が有り得ない重量感を得て、激しい倦怠と化しながら一気に背中へ圧し掛かる。)(気が、狂いそうだ。幾度も幾度も人体生成学書を読み返し、何百に余る化学式と生態式を引き直し、可能な限りの薬品毒草呪具祭具と新鮮な“贄”を惜しみなく取りそろえ、4ヶ月以上に渡る研究に次ぐ研究を繰り返していてさえなお切望する完成体の復活術には欠片も望みが届かない。あの――忌まわしい“食人鬼”を払拭するだけの実証が手に入らない。)(腐敗部・損傷部のない瑞々しい肉体。各個たる自らの意志に基づく理性的制御を備えた脳核。黄泉がえりを得て進化を続けるニューロンとシナプス。尽きることなき細胞の活性力。永久に成長を続ける内臓器と筋肉筋。完全な身体。完全な知性。求めているのに求めているのに、練り上げた呪術の計算式は半ばで必ず頓挫して、死者の都から召喚する住人達の形状は理想体とは程遠く、余りにも不完全な姿で倶来する。成功例はいまだ一度とない。)(――この私の完璧な術式の、一体何が足りないと言うのか!) [Tue 19 Jan 2010 18:16:51]
イェルマーレ@祭祀場地下 > あ…あァァあァ…上手く行かない……上手く行かない上手く行かない上手く行かない上手く行かない行かない行かない行かない―――― 何故!?(ダァ ン)(呂律の廻り切らない早口のトォンは背格好に反して低音過ぎる。薬品に汚れた袖を古机に叩きつけ、素早く振り向いた少年の面差しそのものは推定年齢13〜4歳とやや幼い。銀製のロザリオが胸元で振れる。これで屈託なく微笑めば敬虔なクリストの信徒にしか見えまいだろう。穏やかで真面目な修道士見習いの名称はイェルマーレ=L=クリシュケン。パプテスの謹厳なる教えを学ぶ傍ら医学の勉強に日夜研鑽を怠らない勤勉で大人しい少年だ。それは、父と子と聖霊が御前に出揃う大聖堂と言う神聖な背景画が誂えられてさえいれば。逆十字とおびただしい血痕が刻まれた邪教の牧師服を着用してさえいなければ。)(今、人類の宿願と言うべき比類なき崇高な目的を掲げ、日々人体と反魂術の関連性と実現化の探求に挑み続ける殺人鬼『斬り裂きエルク』は、狭い室内を苛々と歩き回り、親指の爪を何度も噛み千切ッては腕を振り回して絶叫せン。ビュ と指先から散る赤血球の粒子。壁や机に付着する。あァ―― 腹立たしい、もどかしい、雲を掴むような苛立ちが収まらい。どれほど経ッても成功しない。何がいけない――!?) [Tue 19 Jan 2010 18:05:40]
イェルマーレ@祭祀場地下 > ッ…、はァッ…はァッ……はァッッ………!(力任せに振り抜いた下腕部は遠心力に従ッて円状に走り、卓上に散乱していたビーカーや試験管等数多の薬品瓶に衝突して本体ごと壁に中身を叩き付ける。けたたましい破砕音が大気のこもる室内に反響して耳障りだ。斎場を地下へ50mばかり降ッて誰にも秘密の研究室に苛立ちばかりが蓄積される。)(壁際一面に並ンだ薬品棚の他にはソレぐらいしかインテリアのない古い木製机の上の、様々な液体が混じり合ッて濡れ滴る表面に、ズルリと痩せた手が持ち上がる。あたかも亡者が生者をインヘルノに引きずり込まンと熱い身体にしがみつくように、血の滲ンだ爪を木目に突き立てグラリと身を起こす影がある。)(スッと華奢な体格が前傾しながら上昇を始める。暗がりにゆらめく色褪せた蜂蜜色の頭髪。仄かな燭台灯に薄汚れた牧師服の裾がはためき、幾重の陰影を空間に刻ンで壁や天井に濃淡を付ける。衣服から覗く青白い手首は栄養失調で骨格が目立つ。フレームが歪ンで罅の入ッた眼鏡の奥で、色彩のうすい紫水晶の瞳が刹那的な光眸をたたえて寸断なく瞬いている。)(落ち着かない呼吸音。乱れ続ける心拍数。不健康に血走ッた視線がギラリと周囲を一瞥せン、) [Tue 19 Jan 2010 17:54:11]
お知らせ > イェルマーレ@祭祀場地下さんが入室されました。 『―――― ガ ァッッ!!(ガ シャンと机の上を凪ぎ払う、)』 [Tue 19 Jan 2010 17:40:48]
お知らせ > サニシュさんが帰りました。 『『30万エンの写本』は翌朝梵書に処された』 [Mon 30 Nov 2009 02:23:59]
サニシュ > ………もういい、あー、全部俺が悪いんだろ? 儀式が失敗したのも、こないだの狩りでアイアン何とかがカッコ良くやってきたのも、このクソアマがくたばったのも全部まるっと一から十までまったく俺の所為だって訳だ? あー、悪かったよ! じゃあ、次からはお前らが全部段取りしろよ? 俺はもう何にもやらんからなっ! ( サニシュは高らかに宣言すると、石像に蹴りを入れて、地上への階段へと歩き出した。) [Mon 30 Nov 2009 02:21:07]
サニシュ > 『何にも………起きなくね?』 ( サニシュの後方にて経過を見守っていた黒ローブの誰かが、ポツリと漏らした。 ) しっ、声出すんじゃないッ! これで何にもなら無かったらアレだぞ、お前のせいだぞ? ( サニシュはくるりとローブを翻して振り返ると、眉間に皺を寄せて怒鳴りつける。 が、一旦切れてしまった緊張の糸は繋ぎようも無く、後方の一団は不平不満の声を漏らし始めた。 ) 『ツーか、アングリマーラの商人から買ったっていう魔道書の写本? アレがパチもんだったんじゃねーすか?』  『サニシュ様、もう一度どこか読み落とした所とか、間違った所とか無いか見直してみては?』  『そもそも、アイアン何とかからボコられたから復讐するとか、志がミニマム過ぎんじゃねーの?』 [Mon 30 Nov 2009 02:07:23]
サニシュ > ………――――――――――― ( 唐突に、沈黙が訪れた。 誰一人として身動ぎさえしない。 聞こえるのは、外から響く雨音と、炎の揺らめく音、そして石像に括られた女から血が滴る音、だけ。 ) [Mon 30 Nov 2009 01:57:41]
サニシュ > 夜半の朋輩、朋類よ、走狗の遠吠え、淋漓たる鮮血に満悦する汝、葬地に集う黒影の只中を彷徨う汝、 血汐を求め死すべき定めの者に恐怖をもたらす汝、最下にまどろむ者よ、簒奪者の長子よ、物皆災う破滅の王子よ、 めでたく我等が生贄をば照覧あれ! ( 地底の闇の中、狂乱を帯びて振り回される松明が火の粉を吐き散らしながら渦を巻き、一つの大きなうねりとなって荒れ狂う。 狂気の奔流はサニシュの詠唱と一つになって、儀式を最高潮へと導いていく。 ) [Mon 30 Nov 2009 01:51:28]
サニシュ > 永の眠りにまどろむ者よ! 今こそ目覚め、来たれ!  我ら、汝らを慕い、その御名を呼ばん! ( 振り上げられる手。 木霊する絶叫と悲鳴。 いや増しに募る名状しがたい恐怖感。 吐き気を誘うおぞましい異形の石造に鎖で括られた全裸の女の胸、心臓があるべき位置にぽっかりと口を開いた穴から雨のように降り注ぐ赤い雫。 サニシュは両手でそれを受け、炎の円陣に振りまいた。  [Mon 30 Nov 2009 01:36:55]
サニシュ > 永劫の時は過ぎ去り、星辰は正しく還れり! ( 揺らめく炎に拠って描かれた円陣の中、サニシュ・アロダンは高々と右手を掲げ、叫んだ。 次いで、十数メートル後方より黒のローブを纏った男女が、松明をゆらゆらと揺らしながらサニシュの詠唱に唱和する。 さながら闇の中で身悶えする真紅の蛇を思わせるその光景は、パプテス教徒ならずとも忌避の感情を憶えるだろう。 ) [Mon 30 Nov 2009 01:22:14]
サニシュ > ( 雨。 雨。 雨。 ) ( 降り注ぐ雨は赤く、温かで、ぬるりと粘性を帯びていた。 暗く湿った地下の闇の中に振る赤と、踊る赤。 鉄錆に似た香りが立ち込める地の底は、外界から隔絶された世界であるかのよう。 ) [Mon 30 Nov 2009 01:05:32]
お知らせ > サニシュさんが入室されました。 『雨』 [Mon 30 Nov 2009 00:55:44]
お知らせ > dpkxeuさんが来ました。 『uWorAvtqHEecG』 [Mon 10 Aug 2009 05:13:50]
お知らせ > bshhuxvowmmさんが来ました。 『zacXtcEmNssuHA』 [Mon 3 Aug 2009 13:04:31]
お知らせ > バラエさんが帰りました。 『(悪戯に自然を穢すやり方が、成る程、悪魔的かもしれない。)』 [Tue 19 Dec 2006 20:06:12]
バラエ > 何つーか、 (そっと鼻から手を離す。) 人間臭エ。 (文明が高度とか文化が洗練されているとか、そう云うのを自称するタイプが陥りやすい宗教の形。) 愉快犯と変わらねエよなア。 (その恍惚はよく解らないけれど。) [Tue 19 Dec 2006 20:05:33]
バラエ > (原住民の儀式とは雰囲気が違う。) どっちかっつーとクリスティアのニオイだナ。 (クリスティアの人が聞いたら怒りそうだけれど、――生贄の捧げ方に嗅ぎ取った雰囲気はそれだった。) [Tue 19 Dec 2006 20:02:29]
バラエ > (久し振りに、如何にも「悪魔的宗教の場ですッ!」と全力で主張する祭祀場を見つけた。) (見つけてしまった、と云うのが正しいか。)     (しゃれこうべの空虚な眼窩がいやに暗い。) [Tue 19 Dec 2006 19:54:24]
バラエ > (口を押さえた方がよかったかもしれない。) うげぇー…。 (ひどい臭いが舌の上で弾けた。最悪だ。) [Tue 19 Dec 2006 19:51:09]
お知らせ > バラエさんが来ました。 『(鼻を押さえる。)』 [Tue 19 Dec 2006 19:50:22]
お知らせ > バラエさんが退室されました。 [Fri 10 Nov 2006 21:00:20]
バラエ > 暇人だナ、俺。 …嗚呼、暇人だともヨ、俺。 (がさごそと、暫く無駄な努力が続いたそう な。) [Fri 10 Nov 2006 21:00:18]
バラエ > へーッへッへー。 (大人げ無い笑顔を浮かべ、男は周囲の森で小枝を集め始めた。) (蔓で縛って長くし、其れを幾本も使って組み合わせて、月光を届かなくしてやろうと思った。) [Fri 10 Nov 2006 20:57:47]
バラエ > 結局中じゃア何も見付からなかったンだよナア。 ちぇッ。 (そして男は急に、にやり、とした。) 誰も居なかったし、もう御神体は要らネエよ、ナ。此処。 [Fri 10 Nov 2006 20:54:14]
バラエ > (地価。ノー。 地下。) (洞窟の中から見た時は小さな見えた穴だが、) こうしてみると…結構デカいのナ。 (そして、人工的に形が整えられていた。) [Fri 10 Nov 2006 20:46:27]
バラエ > (――隠し祭祀場、の、) (今日は外。)     (月光を地価に取り入れるための穴の傍に居た。) [Fri 10 Nov 2006 20:41:48]
お知らせ > バラエさんが来ました。 [Fri 10 Nov 2006 20:36:15]
お知らせ > バラエさんが退室されました。 [Thu 9 Nov 2006 20:04:30]
バラエ > (鏡に映った自分も笑ってくれて安心した。) さて。ンじゃそろそろ上へ参りまーす、ッと。 (足音が遠ざかる。) [Thu 9 Nov 2006 20:04:28]
バラエ > (黒い石の面に自分の面。ニッと笑ったら映ってる方もニッと笑った。) …。不細工。 (へへ。) [Thu 9 Nov 2006 19:55:21]
バラエ > (物凄い時間を掛けて石を磨いたンだろうか。大したもんだ、信仰心だか何だか知らないが。) …。 (足を掛けたままだった。それから磨かれた舞台の上に乗り、膝を付いて、まじまじと覗き込む。白っぽい色合いの自分が居た。) [Thu 9 Nov 2006 19:47:46]
バラエ > (自然に出来た空洞。其処へ人が入り込み、床を綺麗に磨き上げたらしい。まるでダンスホールのような祭祀場。)    (靴底を キュ と滑らせてみる。) 鏡みてーだわ、全く。どーやったンだか。 (天井から差し込む月光が影を映し出す。太陽の下の黒いやつじゃなく、自分と見詰め合える。) [Thu 9 Nov 2006 19:38:49]
バラエ > ――やーッぱ駄目かア。此処にゃア何も無し。ハズレ? (ホール状の洞窟内。天井に小さな穴が開けてあり、其処から 御神体 である月が見えると云う仕組み。) 若しかしたら、道具は信者が持ち寄る風なのかもしれねーナア。 [Thu 9 Nov 2006 19:33:03]
バラエ > (引き続き、月を信仰する異教の広間。) [Thu 9 Nov 2006 19:30:38]
お知らせ > バラエさんが入室されました。 [Thu 9 Nov 2006 19:29:17]
お知らせ > バラエさんが退室されました。 [Wed 8 Nov 2006 20:38:33]
バラエ > (月光に暴かれるのは男の背中ばかりなり。) [Wed 8 Nov 2006 20:38:32]
バラエ > ダンスホールにオトナの玩具でも隠してりゃ良いンだけどナア。 (悪魔の人形と云う張り型とかネ。) 表じゃ売れネエがマニアにゃ喜ばれそーだ。 [Wed 8 Nov 2006 20:37:33]
バラエ > 否、若しかしたら魔女達そのものが居たのかも知れネエ。…何にせよ、色々漁るなら今の内か。 [Wed 8 Nov 2006 20:35:41]
バラエ > (此処は饅頭型の空洞だ。綺麗に均された地面はダンスホールみたいで、) …。 (多分本当にダンスを踊っていたのだろうと思う。) 魔女の集会に似てるやナ。此処で悪魔とまぐわったり、ヨ。 [Wed 8 Nov 2006 20:28:47]
バラエ > (月光がやけに神々しく感じる。) 嗚呼。 (男は理解した。) (御神体が見当たらないと思ったのだ。…上にあった。) 月か。ヘエ。クリーンに狂った神を祀ってンだナ。 [Wed 8 Nov 2006 20:24:24]
バラエ > 辛気臭エ。…空気が悪いからか。 だよな。 (よくある、洞窟の中に隠れているタイプだった。祭祀場はどんよりと闇の中に浮かび上がっている。) (天井が刳り貫いてあるのだ。月が見えた。) [Wed 8 Nov 2006 20:14:50]
お知らせ > バラエさんが来ました。 [Wed 8 Nov 2006 20:06:58]
お知らせ > ル・チャさんが帰りました。 『( お、そ、ろ、し、や、 )』 [Sun 23 Apr 2006 05:20:49]
お知らせ > イモムシのようなモノさんが退室されました。 『これが、ある種の☆2的脅威の正体… ?』 [Sun 23 Apr 2006 05:20:10]
ル・チャ >  …やあ、もう、どろどろ、だ ――。 (…身体の各部に残った、ソレ。とろ、り――と糸すら引いていそうだ。) まったく、君は!(外皮をげしげしげし。)僕は一応乙女だというのに!穢しまくってくれて!責任を(げしげしげし。) …いや、取らなくても良いけど――!(取られても困るし!) 大体何処で洗えって言うんだ――!( だー。だー。だー。反響。湖とかで水浴びロールでもしろっていうのか!そういう罠なんですか!) [Sun 23 Apr 2006 05:14:39]
イモムシのようなモノ > (ブチブチと、音を立て… びちゃびちゃと緑汁を撒き散らしながら、縦に引き裂かれるイモムシの体。 その、念には念の入った切れ込みを受ければ… 流石に生命力の強い蟲とは言えど、たまったものではないのだろう。 弱まっていた触手の動きは痙攣に変わり… そして、黒い、イモムシの体はグチャリと急に腐れ果てた様に崩れ始め… 己自身も次第に自らが吐き出した緑色の体液と化していくだろう…… )                           (そして、最後に残るのは…  鉄塊や花園。そして…恐らくは彼女自身をも酷く汚したであろう、悪臭漂う緑色の粘液のみ。  その匂いは、念入りに洗い落とさなければ、そうそう簡単に落ちる事は無い… かも、しれない?) [Sun 23 Apr 2006 05:11:26]
ル・チャ > (…た、ぷ―― と揺れる胸丘には、ミミズ腫れ。骨に残るような痛みがまだ消えない。) ――り、ぃ、あ、あッ!(今度は、まるで絵本に出てくる大きなスイッチ棒を、横に倒すかのような動きで、刀身に力を掛ける。噛み締めた歯から、荒い息 ―― 尻尾は、ぞぞぞぞ!と捲れ上がるように…!蟲系は生命力が強い。最後の最後の一息が終わるまで、気を抜かない。) …オヤスミ、ダァ、リン―― きっと、君の命で、来年も、綺麗な、花が、咲く――!(彼の零す体液が、白い花園へ沁みていった。) [Sun 23 Apr 2006 05:05:45]
イモムシのようなモノ > (ぞぶり ぞぶり ぞぶり ぞぶり。 イモムシ自身がのたうち回る度に、背に突き刺さる鉄塊がイモムシの肉を抉り、緑色の粘液を撒き散らし、少しずつ… 刃がイモムシの体へと押し込まれて行く。 其処に、獣人自身と鉄塊自身の重みが加わってしまえば―――――)                     ギッ   (  ぞぶ ん  と言う一際酷い音の直後、ガチンと石畳に切っ先が触れる音が響き渡り… その直後から、触手の勢いが弱まり始める、か…) [Sun 23 Apr 2006 05:01:22]
ル・チャ > (それは楔。それは重石。それは印。それはアンカー。それは錨。――表現は何でも良いが…!) は、な、さ、な、ぃ、ぞ ――! だぁ、  リン  ――! ( 深く突き刺さった、鉄塊の柄に、抱きつくようにして! 彼が巻き起こす、暴風のような、動きに耐える―――!) が! (と、脚を傷口にねじ込むようにして!更にしがみつく一助にしながら!) ―― 挿れて、あげ、  る 、か、ら ――! (ず、ず、ず、ず、ず、ず!鉄塊に体重と、力を掛ける、貫通、して、しま、え、と ば、か、り、に ――!) [Sun 23 Apr 2006 04:57:32]
イモムシのようなモノ > ――― ギッ ィ?(振りぬいた触手の手応えの薄さに… 或いは、急に此方へと落下する獲物に対して困惑でもしたのだろうか…  イモムシの動きが、大きく止まる。 その奇怪な顔に備えられた瞳は、じっと…じっと、落下する獣人の姿を見詰め続け――― やがて   ぞぶり と酷い音が ひとつ。した)  ―――――― ッッッッ!!!?(イモムシの背に突き刺さる鉄塊。ソレが減り込んだ外皮の裂け目と、イモムシの口から噴出し、吐き出されるのは… 不快な悪臭を漂わす緑色の粘液。  そして、それが噴出すと同時に―― )  ――――― ッッ ッッ ッッッ!!!(―― まるで、押し出されたかの様に残り六本の触手が伸び上がれば…背に突き刺さったソレを引き抜こうと、背に落ちたソレを弾き落とそうと、的外れに、滅茶苦茶に、デタラメに振り回され様とし始める、か――) [Sun 23 Apr 2006 04:54:12]
ル・チャ >  カット は 一回、  だけ、  ――! ( ね。 ) [Sun 23 Apr 2006 04:47:11]
ル・チャ >  ビシィ ――-―!!! ( 甲高い、音が鳴り響いた。 堅革鎧は裂けないけれども、その結び革紐が弾けて、下の胴衣を裂かせ。  女性的な曲線の、一部が覗いた。 ) ( 避けなかったのか、避けられなかったのか、ともあれ -―! 激痛に歯を食いしばりながら。 ) サ  ァ  ビ  ( だん、  ッ! と 膝の屈伸を活かし、祭壇を蹴り、 跳躍 ) ビ ィ  (―― 捻った腰が生み出す力を、鉄塊を動かす 遠心力にして ―― ) ス ゥ  ( 質量、重量、遠心力を、鉄塊に載せ ―― ) (狙った場所――否、狙ってはいない。そんな器用さは無い、頭部を狙える器用さは無いから、ただ、一番大きい【的】つまり、触手達の根元が集う背中の中心線に――! 期せずして、撃が落ちていこうと !) [Sun 23 Apr 2006 04:46:52]
イモムシのようなモノ > (きっと、イモムシに感謝する知性があれば、友になれたかもしれない。しかし、悲しいかな彼は蟲。 人を敬う知性など無く、あるのは――のみ、か  )――― ギュィッ!(そんなイモムシが見上げる先… 獣人の立つのは、祭壇の上。 知性の薄いイモムシは、ソレを追う様に… 触手を振り回し、獣人を追い詰める様にと、じわりびちゃりと少しずつに前に進んで行く中…やがて、彼女が望む間合いに入るか入らないかの瞬間 不意に、触手がヒュン、と鳴って ッ ) ――――― (鳴り響くのは風切り音。 ソレを伴って迫るのは――先ほどまで振り回し、勢いをつけていた触手。 さながら、鞭で獣を打つ様にソレを振るえば…獣の肩口か、或いは胸元から腰に掛けてを狙い、打ち据えんとする、か―――) [Sun 23 Apr 2006 04:41:29]
ル・チャ > (――OK、気にしない!) ひゅお、!びゅお! (鞭の如く、唸り、風を切り、威嚇していく、触手。此方は、祭壇エリアの、祭壇の上 ――。彼(?)を見下ろすような高低関係である。) びっ ――! ( 前髪が数本、威嚇の触手に散る。 もう少し、もう少し、もう少し、来い――。) ニー、ゥ ――。 ( しなやかな、腰をやや落とし。 くん、と膝を曲げる、バネの力を溜めるように。 ) [Sun 23 Apr 2006 04:34:41]
イモムシのようなモノ > (きっと、このイモムシに知性と言語があるならば… ナニカに対して気にするなとでも心の中で指摘をしただろうし、そして――― 彼女の問いにも応えたかもしれない。しかし、このイモムシにはそれほどの知性は無いのだろう… ただ、獣人を奇怪な顔で見据えながら… ざわざわと、口の奥でナニカを揺らめかせ――) ――― ギュグィィィイイッ!!(そして、じりじりと間合いを計る獣人を威嚇する様に高く声を上げれば… 背の触手を二本、2mほどに伸ばし…ヒュンヒュンと振り回し始める、だろうか――…) [Sun 23 Apr 2006 04:31:27]
ル・チャ > (…距離を測る。距離を。小手先の牽制を出来る技巧派ではない。そしてケモノ相手には、【初撃】こそ、一番重要なのだと…ケモノムスメは知っているから。) [Sun 23 Apr 2006 04:28:33]
ル・チャ > (…どこの商会ですか、それは!と誰かが叫んだ。叫んだ。◆!) (ともあれ。) …君は何処から来たんだ、まるで異界の生物みたいだな!(…猫娘はこの場所がどんな場所かは知らぬ侭。 ぎゅり、ぎゅり、と体を少しずつねじり、振り返る形。 すり足で、祭壇の上にじわじわと、また昇っていく。 ――。) …これに触られたくないのかい。ねえ。 [Sun 23 Apr 2006 04:27:24]
イモムシのようなモノ > ――――― ギュイィィッ!!(駆けた獣人が、祭壇の石畳の上に登れば… ソレは、また一際高い声を上げながら、のたうつ音を強め… そんな酷い音と共に獣人へと間合いを詰めていくだろう。 そして――…) ――― グギュイィィイイィィッ!!(… 獣人が、視線をソレに向けたならば… 其の声の主の姿を―― 背から4対8本の触手らしきモノを備えた巨大な人程の大きさの…奇怪な顔を供えた黒いイモムシ姿を捉える事が、出来る…か。) [Sun 23 Apr 2006 04:24:21]
ル・チャ >  脚の速さは、こっちが上、かな…で、も――。 (発見した限りでは、出入り口は物音のする方だけだ。喜んでいられない。)ザ、ザ、ザ、ザ、ザ、ザ、ガ…。(…土を踏む音が、石を踏む音に変った、…祭壇のエリアへと入った。じりじり、とブーツの底で古びた石畳を擦り、抜いた大剣を担ぐようにして、腰を捻り、じわりじわりと力を溜める。 多分ここなら、全力を出せる――。) 君、声が怖い。(…瞳をクゥ、と細める。姿を見極めるように。) [Sun 23 Apr 2006 04:15:18]
物音 > ――――― ギュィッ  (獣人が走ると同時… 風の音が、不意に音を…掠れた声の様なモノを成し、高く上がる。 同時に、後ろから響く 這いずる音も、勢いを増す様に…走る獣人を追う様に勢いを増し――) ―――……… ギュィイィッ (何度も何度も、高く鳴り響くナニカの声。 其の声の主の早さは、獣人の脚力には敵わぬのだろうか… 獣人の背へと吐きつけられる声が、少しずつ遠のいて行く様子を見せるだろう。  ) [Sun 23 Apr 2006 04:11:34]
ル・チャ >  ―― っ … ! (後ろ、後ろからだ。粘着的でのたくるような音…。) まだ、振り返ったら駄目、だ… ル …!(白い花弁が散る、散る、動き出した猫娘。親指でパチン!と背負った鉄剣の留め具を外して、柄を握り締めながら――。真っ直ぐに、奥の祭壇を目指した。…あそこは、足場がしっかりしている。) [Sun 23 Apr 2006 04:06:45]
物音 > ―――――― ( 風の様な音が響いたのは、獣人の背後の方。 しかし、音はすれども風が獣人へと吹き付けて来る様子は無く――― ) ――― ( 代わりに、風の音と混じって聞こえ来るのは… ビチャリ ビチャリ と言う、何かが這いずり来る様な物音。 その音は次第に近くなって来て居る様子、で …恐らくは、一ターンもあれば獣人の居る場所まで辿り着くだろう、か… ) [Sun 23 Apr 2006 04:03:44]
ル・チャ >  ――――、…。 (…今の音は風の音だろうか。) [Sun 23 Apr 2006 03:53:27]
お知らせ > 物音さんが入室されました。 『ざわ り  』 [Sun 23 Apr 2006 03:46:21]
ル・チャ > (…何となく、そう何となく、白い花達を踏まぬようにして、祭壇の方に歩いてみよう。) [Sun 23 Apr 2006 03:30:13]
ル・チャ > …あ。(…風を、風を、空気の流れを感じ取る。)(歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて――。) …。(…瞳の色彩が、少しばかり変るほど。鮮やかな月明かり…。こう、上空から見れば――? 高台にぽっかりと垂直に空いた大穴、…その十何m程の深さ。その底に――、不可思議な祭壇と、白い花、猫娘。) [Sun 23 Apr 2006 03:23:32]
ル・チャ >  ―― 削った、痕。 (…壁をなぞれば、何となく人工的な工作の名残を感じる。道の勾配は、微かに微かに、下り傾斜――。夜闇を敵としない瞳が、周囲の全体図を探ろうとしながら。) ―― ニーゥ。 (地下閉鎖空間のストレスは心へ。…鳴いてから、 はた、と気づく。未だ、慣れない――。)(…そんな猫娘。) [Sun 23 Apr 2006 03:11:11]
ル・チャ >  …迷ってない。(…迷ってます。魔物と盛大に追いかけっこしたら、何処かの隠し扉をぶち抜く形になり…。何時しか、小さな迷路へと入り込んでいた。秘められ、隠された、祭祀場の、地下――。 ) …。(すん、すん、と鼻を利かせ、鳴らし――。異常を探りとらん、としながら。 [Sun 23 Apr 2006 03:06:06]
お知らせ > ル・チャさんが来ました。 『(――迷った。)』 [Sun 23 Apr 2006 03:03:33]
お知らせ > ル・チャさんが退室されました。 『( 追いかけっこは もう暫し。 )』 [Sat 22 Apr 2006 18:42:12]
ル・チャ > いい加減鬼ごっこは終わりにしたいんだ、ヨ――!(追っかける追っかける追っかける。罠だとか陽動だとか誘いかもしれないよ?とか、そういうのまでは、まだ考えついていない。 ――だって知力弐!おれさま おまえ はんかじり!の世界だ。(世界の知力2な人ごめんなさい。あくまでネタです。)) [Sat 22 Apr 2006 18:32:16]
ル・チャ > (したらば、逃げられた。)( て め え ) [Sat 22 Apr 2006 18:30:43]
ル・チャ > (…凄いストレスだ。胃がきり、きり、と絞られてくる。未だ一端の戦士とは言えぬ身だが。今動けば本当の意味での【先手】を取られるのは、解っているが――。) ニーィ ――。 (…喉から搾られる、鳴き声。ぞわぞわぞわぞわ――っ、とマントの下で尾が蠢いた。先に動いてはいけない、いけない、解っているのだが――。) ザッ 、 ――! (動いた。) [Sat 22 Apr 2006 18:25:21]
ル・チャ > ( 目が合った ) [Sat 22 Apr 2006 18:16:11]
ル・チャ > (――見られている。) [Sat 22 Apr 2006 18:16:06]
ル・チャ > (――見ている。) [Sat 22 Apr 2006 18:15:57]
ル・チャ > (――ブーツの先に、から…と当たるのは何かの動物の骨だ。こびり付いた肉が腐って異臭を放っている。) …塒「ねぐら」かな…。 (…眉間にぎゅぅ、と皺を寄せる…。追い込んだのは良いが、…相手の陣地に入り込んだとも言えた。) [Sat 22 Apr 2006 18:11:45]
ル・チャ > (――点々と残る血痕や痕跡を追ってみれば、巧妙に隠されたこの地へと行き当たる。) …いやな、臭いもする。 (…ほんの微かな灯りを増幅して、視界を得る猫の瞳。背中の得物の無骨な柄を握りしめて、…中へと踏み込んだ…。)(…嫌な雰囲気がする場だ。) [Sat 22 Apr 2006 18:06:28]
ル・チャ >  ここ、は――? (…呟きをしたのは、猫の印を持つ女。) いやな、感じがする――。 (ヴェイトス市の外、荒ぶれる野外、それでもなお生きる開拓村―― とあるソコを、度々襲っていたという魔物と交戦したのが夜明け頃。ウン悪く、姿を見切れず、一刀だけを見舞うに留まり。) [Sat 22 Apr 2006 18:02:59]
お知らせ > ル・チャさんが入室されました。 『(…手負いの獣は危険なケモノ。)』 [Sat 22 Apr 2006 17:58:29]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 さて、と踵を返す。夜明けまでには仕事を終えないと。 』 [Wed 1 Feb 2006 02:06:11]
セレス > ( 娘が修道女に含まれない理由が其処に一つあった。 修道女の戒律で括るには都合が悪い部分が多過ぎた。 土地や物や人の呪い、崇りを祓うという聖女。 深く深くその対象に侵食してその悪性を自分に移し変えることからその作業は始まる。 それが対人的な仕事なら、身体を交えるのが一番簡単で分かり易いという話。 19になる聖女認定は稀に訪れる「呪われた」人間の相手を修道院の地下で何度もしている。 男性経験も女性経験もある。 その中に「自称」呪われた人物が居なかったとは、言いきれないが。 ) [Wed 1 Feb 2006 02:04:48]
お知らせ > 悪魔崇拝者★2さんが退室されました。 『(結局男は正体も現さず、危害を加えることもなく逃げさる。★2だけをそこに残して)』 [Wed 1 Feb 2006 01:52:44]
お知らせ > 悪魔崇拝者★2さんが入室されました。 [Wed 1 Feb 2006 01:51:47]
セレス > ―――――痛いのは普通に嫌ですし、嫌なことは嫌で…んん。 ( 比較対照が分からぬ故か。 他人より確実にその気があること事態気付いていない。 緊縛されて床に転がされる時間を耐える事が信仰の形であると刷り込まれて置き換えられ、今に至る故。 ) 私は今此処で快楽を必要とはしませんから問題はありませんが。 そうですか、ではお気をつけて――――神の加護を。 ( それで彼が満足するなら良い、と心の底から思うのだが。 残念ながら肉体的な奉仕は知っていても、まだまだ男をその気にさせるような気の利いたトークまでは出来ないようだ。 本業ではなし、必要は無いのだが。 男が去るというのなら、ただ見送るばかり。 結局彼が何者なのか真相を知る事も無く。 ) [Wed 1 Feb 2006 01:50:40]
悪魔崇拝者★2 > あー…マゾっていうのは要するに痛めつけられたり自由を奪われたり、普通の人間が嫌がることしたらかえって喜ぶ性癖のことで(何故こんな所でこんな説明をしているのだろう。流石の反社会主義者も、自問せざるを得ずげんなりとしながらも、口は動かして)…………ああ、そうなのか(秘密、とか思わず穿り返したくなるような言葉だが。下手につっこむとまた混乱しそうな気がする。己が、だが)……いや、いいや。それだとオレだけ楽しむことになるし(無反応が最大の防御となることもある。特に相手に違和感や不気味さを与える時は。彼女自身の意思とは裏腹に、男の中での彼女への畏怖は不覚なる一方)じゃ、邪魔したな。気をつけて仕事して帰るんだぞ(取り繕う―そう表現するしかない素振りで手を振れば、踵を返して闇の向こうへ走りさろうと) [Wed 1 Feb 2006 01:43:47]
セレス > ―――??? ( 聞いた事の無い単語に「よくわかりません」という顔で首を傾げるも、平素から24時間緊縛プレイ中なのだから間違いに非ず。 ) …すみません。 正確には私、修道女ではありません。 修道女という括りに含まれて居ない、というか。 それ以上は秘密です。 ( 何か適当な仮名でもつけてもらおうか。 いちいちその都度否定するのも面倒といえば面倒だと思わなくも無い。 男の反応の意図を理解せず、そのまま続ける。 ) お望みなら拒みませんけれど、故あって手淫か口でお相手させて頂きます。 それで満足して頂いたら御仕事の邪魔をしないで頂けますか? ( その言葉に淫乱な響きは無く、嫌悪感も無い。 それ自体にただ馴らされたような、抑揚の無い反応である。 ) [Wed 1 Feb 2006 01:35:11]
悪魔崇拝者★2 > ……それって世間的にはマゾじゃねーか(教育上至極よろしくない台詞が、零れ落ちて床に跳ね返る。もっとも聖職者に限らず、規律を重んじる人間にはそういう一面がつきもの。男の台詞はどちらかといえば、反射的な反発で)お望みって…あんた尼さんじゃ…(思わず頭を抱えたのは演技でもなんでもなく。確かに性を示す発言はしたが、そこへ飛躍してくるとは予想外だった。純粋培養のシスターに見えて、実はかなりズレてるのではないか?いまさらながら、不気味なものを見るような目で修道衣姿を眺めやり)……試みに聞くが、もし「そうだ」って答えたらどうするんだよ?(武装しているのは此方なのに、何か圧倒されるものを感じつつ、質問を) [Wed 1 Feb 2006 01:26:13]
セレス > それこそ貴方が修道女になれない都合があるように、私にもそれが出来ない都合がありますから。 自分を律する悦び、なんて理解できませんか? ( それが常に自分を高みに置くのだと信じている。 今日も自分は言いつけを守り通したと。 それが暗い地下に日がな一日監禁され、時に鎖で繋がれて膝を着く生活に「満足」するように仕込まれた歪んだものだとは当人も知らない。 ) それも否定はしませんよ。 人間はそういう風に出来ているのが普通でしょうし――――ああ。 そういう事が、お望みですか? ( 気づきませんでした、と真顔で続けた。 男と女が人気の無い所で二人きりになるのだ。 それもそうだろう、と。 自分という器にあまり関心の無い所為か、欠落していた考え方だ。 )  [Wed 1 Feb 2006 01:17:30]
悪魔崇拝者★2 > ま、百聞は一見に如かずっていうだろ?ためしに肉とか食ってみたらどうだ?味わってからやっぱり駄目、でもいいだろうし…ま、オレのほうがあんたの喜びを体験するのは無理だけどな、修道女にゃなれねーし(肩を竦めようとして、鎧が邪魔になり中断する。ありていに言えば堕落を進める言葉)一番知らないのを後悔するのが何かって言うと、男と女の喜びさ。どんな動物だって、それがなきゃ子供もつくれねーからな。それを駄目だっていうのはどうにもねぇ。尼さんにだって美人はいるだろうに(話を打ち切ろうとする素振りに、慌てて言葉を被せる。実力行使には踏み切れないし、だからといってこのまま払いでもされたら困る。出した結論は、悪魔崇拝者らしく、堕落への誘い。もっとも相手にされなければ、我が身の安全のためあっさりと引くだろうが) [Wed 1 Feb 2006 01:07:53]
セレス > 何に価値を見出すかは其々、でしょう。 私はその歓びを知らず、貴方は私の歓びを知らずという――――信仰の自由、というものが在るのがヴェイトス島なのだと、思います。 ( 勿論、迷惑をかけない範囲での、が条件だが。 なにかと異種族入り混じる島が折り合いをつける為に、時にそんな譲歩も必要になってくる。 娘の言葉はパプテス教徒としては幾らか緩いものだった。 「だから自分は変わる気は無い」という頑固な言葉でもあるが。 ) ええ、それが仕事です。 それで貴方はどうしますか? 何か物珍しいものでも此処にあるのならお好きなように…ただ、暫らく何処かで瞑想に入りますから、邪魔だけはしないで頂ければよいのですけれど。 ( 男は立ち話を続けている。 なにか思うところがあるのか、悩む事があるのか、何となく出会い頭に挨拶を交すにしては立ち去る気配も無く。 此方から、そろそろ仕事を始めようかという素振りを見せてみた。 ) [Wed 1 Feb 2006 01:01:32]
悪魔崇拝者★2 > でもそれじゃ人生損してるぜ?ヨゲン者って奴が神の教えを広める前から、人間は肉食って魚食ってたんだし(神の教えという絶対的なもの。が、自然の人間の欲求からすれば不自然な拘束と見ることもできるそれには、疑問を呈する)……悪魔や怪物をどうにかできるのか(だが、男はある意味で臆病だった。パプテスの退魔術が必ずしも対人能力を兼ね備えたものではない、という知識のほうは疎く。恐れる様子を見せず微笑みすら見せる少女を、過大評価する結果になり)………さてどうしたもんか(つい零したのは胸中の迷い。このまま行きずりの冒険者と聖職者を装い、とっとずらかるか。それとも捕えて儀式の生贄にするなり、殺すなりという攻撃に転じるか。言葉だけでなく、泳ぐ目が逡巡を示して) [Wed 1 Feb 2006 00:50:02]
セレス > 毎日の糧が在るのですから恵まれたものです。 確かに、市の食事はどれも量が多くて味が濃いものばかりですが――――( それも間違いではない。 当然食事は全て修道院で栽培されたもので、パン、豆スープ、雑穀、果物、ワイン。 牛でも居ればミルクとチーズくらいは追加できそうなものだが、塩も砂糖も無いような所だ。 ) ええ、一人です。 そう長居はしませんし――――悪魔や怪物ならまだどうにか。 純粋にお腹を空かせた獣だったら少し、困りますね。 火で怯えさせましょうか? ( 悪い人間、という部分にはあえて触れず小さく微笑んだ。 それで、彼はこれからどうするのだろうというある種達観した目で男の瞳を覗き込むようにしてただ立ったまま。 この無防備に一つ理由があるなら、娘には自己愛というものが欠落していた。 ) [Wed 1 Feb 2006 00:42:20]
悪魔崇拝者★2 > そーいえば尼さんっていいもの食ってるようでそうじゃなかったんだな(成長不良を食事のせいだ、とする短絡思考。パンとかスープとかばっかで肉類ご法度、精進潔斎が大事と勝手にイメージ。一部スートリアと混ざっているのは多文化島の住人ゆえの弊害か)そうだな、まともな人間の来るところじゃねぇや(豪快に口をあけて笑ってみせる。悪魔崇拝者は確実にロクな人種ではないし、悪魔の類が本当に現れるのなら彼らは人ですら無い)……じゃあ今此処には一人で?(が、続く言葉にぴたりと馬鹿笑いを止めれば、今度は低く確認。まるで声が壁に反射することすら警戒するかのように)確かに…危ないねぇ。怪物とか、悪い人が出たらどうするんだ?子供だからって見逃されねぇぞ?(結局、子供という認識は変わらない) [Wed 1 Feb 2006 00:32:29]
セレス > ……今年で19になります。 身体があまり丈夫では無いもので。 ( そんなに子供っぽい事を強調しなくても、と少しむっとした口調。 成長、長らくしていないのは多分、仕事をする度に何か日々欠損するものがあるからだろう。 ) そうですね。 寒すぎるし暗すぎます。 食事も―――市と往復するのは手間ですし。 ああ、それで。 ( 冒険者、というのはこういう遺跡みたいな所に潜るものだ。 実際それを見るのははじめてになるが、何となく納得した。 ) 街道沿いの詰め所で馬車に待っていただいています。 ああ、それで、危ないと。 ( 何処かテンポの遅い、世間ズレした納得のしかたと口調。 正直目の前の男を危険と見て良いか友好的と見て良いかも分からない。 下手に外に出られないにせよ、娘を管理する修道院はもっとそういう判断力を培わせるべきだったのだろう。 ) [Wed 1 Feb 2006 00:25:34]
悪魔崇拝者★2 > お嬢ちゃんだろ?どう見ても…(まず反応したのはそこ。相手の容姿を、相手の明りでよりはっきり見ることができれば。子供、という印象は強まりこそすれ弱くなることもなく)こんなところに人間が住めるわけねぇよ。ま…ボーケンシャって奴だな(御仕事 怨念 。矢張り、という思いを強くする。自分達のような人間を火炙りにする類の相手だ。答える言葉は、やや震えを帯びて。言っている言葉自体に嘘はないが、緊張は胸中からこぼれ出る)えー…一人なのかい?(重ねて聞くのは、単独であるかどうか。悪魔崇拝者といっても、男は本物の悪魔など見たことも無い(街を堂々と歩いているような悪魔は悪魔、と認識しずらい)。儀式にかこつけた、背徳の喜びを貪るだけの。本筋の崇拝者からみれば唾棄すべき存在、当然パプテスとやりあう覚悟など薄く) [Wed 1 Feb 2006 00:15:57]
セレス > ( ただでさえ見知らぬ人間と言葉を交わす機会は少ない。 見知らぬ男と二人きりで言葉を交わす事に緊張が無いわけではないし、何者かと疑うくらいの一応の正常な感覚はあった。 堂々と口にした言葉とは裏腹に、想定外の事態に戸惑う。 ) ――お嬢ちゃん、というほど子供でもないつもりだったのですけれど。 御仕事です。 此処に渦巻く怨念がヴェイトス市に良くない影響を与えますので。 失礼ですが、此方に御住まいの方でしょうか? ( 素性を聞く前に自分が名乗るのが礼儀だと本で読んだけれど、と内心。 問われるのなら答えるだろう。 答えられる範疇で。 ) [Wed 1 Feb 2006 00:09:35]
悪魔崇拝者★2 > (姿照らされる光は、同時に相手の姿をはっきりと浮かび上がらせる役目をも果たす)…あ、ああ。そうだな、そのとおりだ。人間には権利も何もありゃしねぇ(返って来たのは、符号の言葉でもなければ、いきなり声をかけられた戸惑いでもなく)…お、お嬢ちゃん、こんな時間に何をしてるんだい?あぶないよ?(額に浮かぶ汗を拭きもせず、笑みを浮かべて―引き攣っているようにしか見えないかもしれないが―迷子にかけるような言葉を。いきなり斬りつけなかったのは「本物の聖職者なら子供が一人こんな場所に来るはずない、必ず聖堂騎士辺りの護衛がいるはず」という常識に基づいた判断によるもの。実力行使はまだ、と逸る心を押さえつけて柄から手を離して) [Wed 1 Feb 2006 00:02:09]
お知らせ > 悪魔崇拝者★2さんが来ました。 [Tue 31 Jan 2006 23:57:41]
セレス > ( それが人の足音だと気付いたのは既にその姿が視界に入ってからのこと。 こんな所に人が、という驚きもあったが、なによりその言葉が彼が何者であるかを示している。 歌声を止め、距離を置いたまま彼に向き直ってカンテラでその姿を照らした。 ) 否定も肯定も在りません。 人にその権利も義務も無い。 ただ神は仰るのです。 “在れかし(Amen)” ( 合言葉的な意味合いには気付けない。 ただ問われ、ただ思った通りに返事を返すのみ。 小柄な少女はカンテラを持つだけの丸腰。 その剣で切り伏せる事は容易いだろう。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:57:13]
悪魔崇拝者★2 > (一見してパプテス関係とわかる小柄な肢体に向けて、ゆっくりと間合いを詰めていく)…古き神を悪魔と為す。肯定か否定か?(もう視認に苦労せぬ距離まで近づければ、低い声を投げつける。俗に言う合言葉。悪魔崇拝者の仲間であるのなら、決められた反応が返ってくるはず。いきなり敵と認識しなかったのは―パプテス教徒の同胞もいないわけではないから。その一方で柄に手を回すのは、いざという時には強硬な手に出る意図を含む。本物の聖職者ならば、不倶戴天というのも愚かな天敵同士) [Tue 31 Jan 2006 23:44:53]
セレス > ( 自分一人でも対処しきれる程度のものだと聞いているし、臆する事は無い。 Satanは怯えや怒りを好んで近付いてくるものであり、迷わぬ者の前に無力。 すぅ、とまた息を吸い込んで細いソプラノの声を出して自己の存在を拡げた。 ) LaLa…LaLa…――――――。 ( 隠れ潜むのは疚しき者。 修道服の娘は特に隠れ歩くでもなく声を出し続け、それらしい部屋を探し歩く。 それほど鋭敏なわけでもなく、基本的に外界に触れる機会の少ない所為か、小さな物音と尾行の足音の区別はついていない。 何か少しだけ大き目の音がしたような気がした。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:38:33]
視線? > (視線。魔の饗宴が何度も行われ、犠牲者の哀歌が木霊したであろう空間を通して、歌う声を追うように向うそれの主は。彼女の足跡を追うように歩を進めていた)……(そこに篭められたのは、悪意というよりも不審。この場所に侵入するものといえば、二つ。敵か味方か―もっと言えば、悪魔の側かそれ以外か。尾行自体は下手なもので、よほど鈍くない限りいずれ気付くであろう) [Tue 31 Jan 2006 23:34:46]
お知らせ > 視線?さんが入室されました。 『(監視者の足音は、微細な物音に紛れて)』 [Tue 31 Jan 2006 23:31:56]
セレス > ( 遺跡跡。頭痛痛。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:26:00]
セレス > ( 仄暗い悪意を感じる。 決して姿を見せずに此方の行動を逐一監視する視線。 被害者の顔をした加害者の被害妄想的怨念。 開き直ったように見えてその実怯えから笑う声の幻聴。 あまり古いものではなく、むしろ極最近のもののような―――――。 ) ……でなければとっくに封印されているでしょうね。 ( 古い遺跡跡を祭祀場として使う魔女やカルト宗教団体も多い。 そんな類が此処で何かをしたのだろう。 ヴェイトス市からそう離れて居ない洞穴だ。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:24:33]
セレス > ( 古い土着信仰の遺跡だろうか。 薄暗い石造りの通路は狭く、隠匿されたものである事を証明するように造りは粗末で居住性は悪そうな所だ。 カンテラの灯りが石壁を照らし、少女の歌声が響き渡ると、微かな物音がそこかしこからカサカサと響いてきた。 気にする事無く、中心部と思われる部屋を探して進んでいく。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:19:17]
セレス > ( 故に歌声に意味のある詞は要らない。 下手に其処に思考を挿む事がかえってトランスを妨げるし、それらしい言葉を並べても多分、効果が上がる事も無いだろう。 ) La La LaLaLa―――――――…… ( 暗く静かに、声だけが洞の中に響く。 この場に渦巻く怨念を持って帰る事が今回修道院から出された目的。 3日間のヴェイトス市観光の後、ようやく本来の自分に戻っていく感覚。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:09:36]
セレス > ( その肉体そのものが神性。 その存在そのものが清浄。 ただ存在する事が浄化。 人間が一人存在するだけで其処に熱量と質量…温かさと重さが出現するように、そうあるものだ。 生物というものはただ其処に在るだけで世界に影響を与えるもの。 声を上げれば空に響き、歩を進めれば地を均す。 その延長上として、聖女認定セレスティアは自分の「影響力」を拡大する。 手を伸ばした先に、声の響く空に、意識を拡げた空間に、自分の存在を拡げていく作業。 ) [Tue 31 Jan 2006 23:03:51]
セレス > ( 月が見える良く晴れた日だ。 独り、そんな事を思いながら空を見上げ、修道服のアルビノイアはその洞穴に1歩踏み入れた。 中に入ればあの空も暫らく見る事が出来ないだろう。 場合によっては、これが最後。 ) LaLaLa―――――――――――――――――。 ( 歌うようなソプラノの声に歌詞は無い。 意味も無い。 その声を上げる事そのものが意味だった。 “聖女認定”と呼ばれる娘に呪文は無い。 ) [Tue 31 Jan 2006 22:58:52]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 La――――――――――――――。 』 [Tue 31 Jan 2006 22:53:07]
お知らせ > ザブさんが帰りました。 [Mon 19 Dec 2005 20:20:08]
ザブ > (今とってもカルシウムが欲しいと思った。)        (足を投げ出すキャンプ。) [Mon 19 Dec 2005 20:20:07]
ザブ > (女は一目で、ドワーフとは違うと解るから。)      …。 (禁忌の子だってさ。) 馬鹿みてー。 (両親のイチャイチャぶりを見て育ってくると、どうでもよくなったのに。) [Mon 19 Dec 2005 20:18:17]
ザブ > (ポケットを漁った。 煙草は無い。切らしていた。) ちェッ。 (地下に行ったらドワーフに会いたいと思う。そして酒を貰いたいと思った。)       (干し肉を食いちぎった。) (…夢物語だ、そンなの。) [Mon 19 Dec 2005 20:14:57]
ザブ > 次は何処行くべかー。 (すでにやる気を無くしていた。) 同じ地下に潜るンなら、炭鉱の方がいっかなあ。 [Mon 19 Dec 2005 20:09:25]
ザブ > (火の爆ぜる音と、干し肉を齧る女の影。 ちょっとした獣の如く。) ンンー…。 (入り口を見て居たが、張り込みをしている訳では無い。) [Mon 19 Dec 2005 20:00:00]
ザブ > (地上。 入り口の見える、少し離れた場所。) (開けているそこで、焚き火をしていた。) [Mon 19 Dec 2005 19:54:43]
お知らせ > ザブさんが来ました。 [Mon 19 Dec 2005 19:48:13]
お知らせ > ザブさんが帰りました。 [Sun 18 Dec 2005 22:20:27]
ザブ > (慣れた事だ。何時ものアレだ。) やれやれ。 (平らな場所へと移動しよう。) [Sun 18 Dec 2005 22:20:25]
ザブ > 仕方無ェ。 (空を見上げた。風がザワついている。) 今日はこの辺で野宿だな。 [Sun 18 Dec 2005 22:17:40]
ザブ > (簡単な縄梯子で、傾斜の強い竪穴を登ってきた。) (見下ろせば其れが良く見える。深さはそれなりだ。) ――あーあ。こンなン見つけてなンになるンだって話だよ。 (外はもう夜だった。) [Sun 18 Dec 2005 22:10:34]
ザブ > (所々土の付いた面を拭った。穴は狭かったのだ。) (出産だか排出だかされた気分で、女はやっと外の空気を思う存分吸った。) [Sun 18 Dec 2005 22:07:43]
ザブ > (入り口からではない。) 地下に作るときの作業穴か、空気穴。 それがついでに秘密の抜け口。ッてとこかな。 [Sun 18 Dec 2005 22:04:33]
ザブ > (――地上に出てきた。) [Sun 18 Dec 2005 21:59:07]
お知らせ > ザブさんが入室されました。 [Sun 18 Dec 2005 21:57:29]
お知らせ > ザブさんが退室されました。 [Sat 17 Dec 2005 21:34:45]
ザブ > あたしの懐も、温もりにゃァ遠いンだろうなあ。 (壁を一度、思い切り殴ってからまた奥へと。) [Sat 17 Dec 2005 21:34:44]
ザブ > 像をぶっ壊すとか、そンなだけじゃァ温もりは戻ってこねェンだろうか。 …ちェ。 (舌打った。) [Sat 17 Dec 2005 21:32:30]
ザブ > アレか、邪教とやらに冒されっぱなしなンだよな。此処だけ感覚が無ェッつーか、壊死しちまったみてェな。 (切り取る事も出来ないのか。) [Sat 17 Dec 2005 21:29:09]
ザブ > (地下は温かいもんだと思っていた。母親がそう云う種族で、よく語っていたのを聞いている。子守唄代わりにして育ってきたのもある。)    (けれど、イメージはぶち壊されっぱなしだ。) 此処にゃァ地母神とやらの手は届かねェのか。 [Sat 17 Dec 2005 21:22:16]
ザブ > 空気が、重い…――寒い所為か? (鼻を啜った。) [Sat 17 Dec 2005 21:17:35]
お知らせ > ザブさんが来ました。 [Sat 17 Dec 2005 21:12:24]
お知らせ > ザブさんが退室されました。 [Fri 16 Dec 2005 20:35:56]
ザブ > 邪魔するぜ。暫らくアンタの足元を、でっかいネズミがちょろちょろするから。 (そうして、物色開始。) [Fri 16 Dec 2005 20:35:55]
ザブ > (祭壇の前に辿り着いた。)       (半壊しているのか、元々こう云うデザインなのか。どっちにしろ、) 悪趣味だァな。 (肩を揺らした。) [Fri 16 Dec 2005 20:35:13]
ザブ > (女はなるべく、その上を歩かないようにして進んだ。 と云っても数が数だ、びっしりと描かれたそれを避けてゆくのは中々に難しい。)    よッ、 ほッ、 (此方が本当にけんけんぱしているみたいで。) [Fri 16 Dec 2005 20:33:59]
ザブ > (礼拝堂に相当するのだろうか、地面には幾つも幾つも○が描いてあった。 白い。) けんけんぱでもするみてェだな。 (或いは、一人一人の座席指定でもしてあるかのように) [Fri 16 Dec 2005 20:31:12]
ザブ > …其れか、隠れてやがる…かな。 (若し居るとしたらだ。 よっぽどかくれんぼがうまい連中なのだろう、その場合は。)     (…ひた、と壁に触れる。冷たい。) [Fri 16 Dec 2005 20:29:05]
ザブ > (昨日、一旦外でキャンプした。そのときには誰が入っていったか何て知らないけれど、) (潜った此処は、やっぱり静かだった。) [Fri 16 Dec 2005 20:27:45]
ザブ > 人気無し。 …。人気無し? (前者は ひとけ、後者は にんき。) 参拝者の一人も居ねェのか。 (辺りを見回した。) [Fri 16 Dec 2005 20:27:08]
お知らせ > ザブさんが入室されました。 [Fri 16 Dec 2005 20:22:37]
お知らせ > ザブさんが退室されました。 [Thu 15 Dec 2005 23:07:46]
ザブ > (中を伺ってみた。 完全な夜目は目覚めていない。けれども、ヒトよりは明らかに見える景色に今のところ人影は無い。)     …、 よし。 (踏み込んでいこう。) [Thu 15 Dec 2005 23:07:45]
ザブ > (果たして記憶の通り、通路の先は開けた空間だった。)         (踏み込む前に、ベルトに下げたカンテラの火を隠して。) [Thu 15 Dec 2005 23:04:44]
ザブ > (前は緑色だった。ちゃんと季節に合わせてるンだ。) この間来た時にゃァ…もう廃れてる風だったのになァ…。 (足音が奥へ向かって行く。 この先は広間のようになって居た筈だ。) [Thu 15 Dec 2005 22:59:26]
ザブ > 併しまァ…、 (振り返る。) 枯れ草色に変わってる、ッて事ァ、 (入り口を隠すカーテンの話。) …誰か来てやがるのかな。 (そうして女は祭祀場の通路を歩き始める。) [Thu 15 Dec 2005 22:50:34]
ザブ > 一回来ると大体、こう…忘れねェもんなンだよなァ。 (よいせ、と入り口を潜った。) [Thu 15 Dec 2005 22:47:59]
お知らせ > ザブさんが入室されました。 [Thu 15 Dec 2005 22:38:17]
お知らせ > ザブさんが退室されました。 [Thu 8 Sep 2005 23:23:35]
ザブ > よし。次行くぞ次ッ。 (足音は外へ。) [Thu 8 Sep 2005 23:23:34]
ザブ > 足を止めたら其処で死ンじまわ。 ――此処は外れ。ハズレだったンだ。残念だった。 (畳っつーか。ベッドの上で死ぬのはもう諦めた筈だ。) [Thu 8 Sep 2005 23:23:18]
ザブ > 馬鹿。馬鹿云え。 (叩いて立ち上がった。) 馬鹿云っちゃ いけねェよ。 [Thu 8 Sep 2005 23:22:10]
ザブ > (柔軟体操は手短に。 彼方此方がベキボキと鳴る音は五月蝿く反響した。)      (ベッドから離れたくないと尻が云う。) [Thu 8 Sep 2005 23:20:26]
ザブ > (引き摺って移動したので、現在地は聖堂(?)の隣室。) (室、って云えるような小奇麗なスペースでもないが。) 獏の餌場なのかなこのベッド。 (夢見は良かった。) 悪夢を喰ってくれるってンならありがてェ話だ。そンな宗教なら万々歳ってーか。なンてーか。 [Thu 8 Sep 2005 23:17:53]
ザブ > (ぐっすり爆睡出来るダンジョンって初めて見たかもしンない。) ひぃ、ふぅ、み…、おいおい三度寝しちゃったよ超贅沢。 (引き続き。昨日発見したベッドもとい祭壇の上にて。) [Thu 8 Sep 2005 23:13:44]
ザブ > 此処、捨てられてるっぽいな。 (唐突に。) [Thu 8 Sep 2005 23:09:59]
お知らせ > ザブさんが来ました。 [Thu 8 Sep 2005 23:09:22]
お知らせ > ザブさんが退室されました。 [Wed 7 Sep 2005 23:22:23]
ザブ > (広場の隣、待合室らしいスペースに運び込んで、まんまと快眠を得たと云う。) [Wed 7 Sep 2005 23:22:22]
ザブ > (祭壇を盗まれる宗教と云うのも、何だか哀れである。) フンフフーン♪ (軽々とベッドを引き摺る女は、結局、) [Wed 7 Sep 2005 23:21:45]
ザブ > (今日のベッドにするつもりだった。)          ( ズ ズゴッ ゴゴゴ…、 ) (足が地面を引き摺る音が響き渡った。) [Wed 7 Sep 2005 23:14:06]
ザブ > (がらんとした広場を眺めて、祭壇ベッドに座ったまま女は鼻息一つ。)      (何か考え込んでいるようだったが、) よし、決めた。 (立ち上がり、ベッドの縁を掴んで、) 外に持って行こう。…いいや、少なくとも此処じゃァ駄目だ。 [Wed 7 Sep 2005 23:13:27]
ザブ > (折角なので、どっかりと座ってやった。 スプリングが 「う゛ッ」 と呻いた気がしたが捨て置く。) (振り返れば丁度、悪魔の像か何だかが見えた。ベッド…もとい祭壇を見下ろしているように作ってある。) [Wed 7 Sep 2005 23:09:01]
ザブ > (だって祭壇なンかに使ってるなンて。)    ――…、 … 祭壇だよなァ? (自信がなくなってきた。) [Wed 7 Sep 2005 23:04:01]
ザブ > 糞ッ、良いベッドじゃねェかッ。 (ばよんばよん。 叩けば埃も出たが、弾力も柔らかさも立派なベッドだ。) こンなの寝た事ねェよッ。 (妙に悔しくなった。) [Wed 7 Sep 2005 23:01:19]
ザブ > へェ、初めて見たな。 (ぽふン、と叩けば確りとしたスプリングの存在を感じた。) ベッドな祭壇かよオイ。 [Wed 7 Sep 2005 22:56:07]
お知らせ > ザブさんが来ました。 [Wed 7 Sep 2005 22:52:29]
お知らせ > ザブさんが帰りました。 [Tue 6 Sep 2005 22:23:39]
ザブ > (手を合わせた。) ンン。 こう云うときは、祈る為の神は欲しいかもしンね。 [Tue 6 Sep 2005 22:23:37]
ザブ > どーせならなァ、 (歩きにくい自然の回廊を往く。) …いや、出来れば、か。 金集めの為の宗教だとありがてェなァ、 (こう、宝探しの甲斐があると云うか。) [Tue 6 Sep 2005 22:20:25]
ザブ > ――隠れてやってるって事は、 (壁に触れた。洞窟そのままだった。) まァ、こっそり世間体を気にするくらいは正気の奴が確信犯、ってな。 (多分、教祖辺りが「悪い事だ」と自覚してやってるンだろう。) [Tue 6 Sep 2005 22:16:12]
ザブ > (堂々と信仰を広めてる奴が勝ち組だろう。この辺で目立ってるのはパプテスだっけか。 集団で恥かしげもなく妄言を説けるンだからご立派だと思った。) やっぱ、やるなら何事も、 堂々としてねェとな。 (お邪魔しますと暖簾を潜るみたいに。) [Tue 6 Sep 2005 22:12:51]
ザブ > ( べろり ) (何だかスカート捲りみたいだねとか思ったら此方の神様とやらに失礼か?) 良いや、どーせ隠れてでしか祀れないよーな、中途半端な信仰ッぷりならな。 [Tue 6 Sep 2005 22:06:40]
ザブ > またアレだろ? 何処ぞの宗教だの信仰だの云々って奴だろ? …好ッきだねー、人間ってのは。 (多分、作ったのは彼らだと思った。 入り口の、暗い緑で刺繍された垂れ幕を――長柄金鎚の先で捲ろうと。) [Tue 6 Sep 2005 21:58:50]
ザブ > ――おう。 こンなトコに来ちまったか。 (地図に無い、入り口を見つけた。) まァ、隠してあンだから当然だわな。 (「入り口だ」と解ったのは、明らかに人の手の加わった穴だったからだ。) [Tue 6 Sep 2005 21:54:53]
お知らせ > ザブさんが入室されました。 [Tue 6 Sep 2005 21:53:25]
お知らせ > ユビさんが帰りました。 [Fri 15 Jul 2005 00:43:43]
ユビ > (      … 何に迷っているのだ。)      (上る階段を早く見つけようと思った。) [Fri 15 Jul 2005 00:43:40]
ユビ > (死よりも何故か、酷く此の世を思わせる祭祀場。)       (欲望の染みが落ちない壁を眺めつつ、息も忘れるようにして歩いた。) (何処まで続いて居るのか知れない。 昨日から迷っているのかもしれない。) [Fri 15 Jul 2005 00:43:03]
ユビ > (否、もっと酷い。)     (星色の灯りばかりが暗闇の中にぽつんと残っていた。 勿論其れは信者の灯りでは無い。痩躯が其処に居ると云う証拠。) [Fri 15 Jul 2005 00:40:21]
ユビ > (来る季節も間違えた。)        (信者等が消えて久しいと云うのに空気はまだ当時のままだ。) [Fri 15 Jul 2005 00:37:12]
ユビ > (今其処に在るのは廃墟。 貧民窟にあるようなそれが、地下に埋っているのに似ている。)     (空気は循環することを忘れて腐っていた。) [Fri 15 Jul 2005 00:30:59]
ユビ > (――ただし、其れは管理をする者が居た頃の話。) [Fri 15 Jul 2005 00:27:29]
ユビ > (其処は隠された空間であり、“信者”と云う名の会員しか入れないところだ。) [Fri 15 Jul 2005 00:27:07]
お知らせ > ユビさんが来ました。 [Fri 15 Jul 2005 00:25:00]
お知らせ > ユビさんが退室されました。 [Wed 13 Jul 2005 23:41:46]
ユビ > (一つ一つ、陽光にさらしていったらどうなるのだろう。)     (たったそれだけの、好奇心だった。) [Wed 13 Jul 2005 23:41:45]
ユビ > (蝋燭の煤に汚れた逆十字架。)      (覚めた眼で見詰めていたが、人気の無い其処に何時までも突っ立っている訳にもゆくまい。) (踵を返す。) [Wed 13 Jul 2005 23:41:15]
ユビ > そうか。そう云う事か。 (ミシ。 逆 十字架を握り、)    (木製の、素朴とも云える其れを、) ( び シ。 ) (根元から折り取ってやった。) [Wed 13 Jul 2005 23:37:38]
ユビ > パプテス。パプテスか。 (だが。)   ――…。 (上の方が長い。) [Wed 13 Jul 2005 23:31:41]
ユビ >         (   … 十字架。) [Wed 13 Jul 2005 23:29:00]
ユビ > (拝火教か? 痩躯は、地にある炎を敬う気にはとてもならなかった所為もあって、彼の宗教の事は良く知らなかった。) (…が、最初に浮かんだ考えは捨てた。)     (痩躯の首に下がった石の光が、祭壇らしき陰を暴く。…ゆらり。) ………。 (壁に伸びた影は、見た事のある形をして居た、) [Wed 13 Jul 2005 23:28:49]
ユビ > (どうやって作ったのだろう。これ程、) ――…。 (鮮やかな赤を出すのは。何があったか。) (考えたかったが、併し、痩躯は其れ以上に胸がむかつくのに気付いた。) …。ち。 (壁画は、燃え盛る炎。) [Wed 13 Jul 2005 23:23:09]
ユビ > (壁一面は真っ赤だった。)          (血の臭いはしたが、鮮血ではない。) …。 (赤い染料。) [Wed 13 Jul 2005 23:19:29]
お知らせ > ユビさんが来ました。 [Wed 13 Jul 2005 23:17:28]
お知らせ > ユビさんが帰りました。 [Tue 12 Jul 2005 21:29:57]
ユビ > (好奇心を取るか、身の安全を取るか。)         (時間ばかりが沢山ある。 ゆっくり考えようと思った。――離れて、深呼吸をしてから…。) [Tue 12 Jul 2005 21:29:56]
ユビ > (何を祀って居るのやら、さっぱり解らないし解りたくも無いが。 禍々しい気配に吐き気を催した。)     ッエ。 (咽喉に引っ掛かる味が苦い。)        (入ったら何歩持つだろう。 …若し探索しようと思うなら、先ず空気から慣れねばならないのは必至。) ッア。――…。 (顔を背けて呼吸。) [Tue 12 Jul 2005 21:26:44]
ユビ > (半分くらい破れたところで手を離した。 ――途端、生臭い空気が封を切られたように外に溢れ出した。) (ひどいにおい。)        (ほんとうに、ひどいにおい。) (醜い貌を精一杯に歪めて、痩躯は、)     (足を踏み入れることに躊躇していた。) ………。 (声が聞こえると思ったのは、幻聴か。) [Tue 12 Jul 2005 21:21:30]
ユビ > (かと云って、導かれて来たいかと云われれば話は別だ。) ――は。ハッ。 御免被る。 (手袋を嵌めた手が、カーテンのよな布を掴み。)      ( び。 びび。 ) (風化した其れは随分と手応え無く破れて行く。) [Tue 12 Jul 2005 21:16:54]
ユビ > (あっけなく、そして案外簡単に見付かるものだ。) (其処は洞窟で、入り口に奇抜な紋様の刺繍された垂れ幕が扉代わりに掛かっていたのだ。)      (実に巧妙な模様。 見つけようと思わなければ景色に完全に溶け込んで居る。“地図上では何も無い”と思いこんだ頭では見つからなかったのも頷ける。) [Tue 12 Jul 2005 21:10:48]
ユビ >             (――見つけた。) [Tue 12 Jul 2005 21:05:50]
お知らせ > ユビさんが入室されました。 [Tue 12 Jul 2005 21:05:27]
お知らせ > ユビさんが帰りました。 [Mon 11 Jul 2005 00:30:22]
ユビ > (薄ッぺらい足音が遠ざかっていった。) [Mon 11 Jul 2005 00:30:21]
ユビ > (地図に無い場所。)          (姿を見せない場所。 ――上等だ、と思う。) (痩躯はけれども、その場から遠ざかり始めた。 隠されたものを探すのは何時だって出来る。ただこンな気持ちの悪いところで寝泊りなンてしたらはらわたが腐ってしまいそうだと脆弱な神経が訴えてくるのだ。) [Mon 11 Jul 2005 00:28:58]
ユビ > (祭祀場の入り口が近くにあるとは知れない。) (胸元で、昼の間に光を喰った石がカンテラ代わりに星色を放って揺れる。揺れる。気持ちに反応して動揺。) 何。何があるンだ。 (ぎゅ、と手袋の指先を噛んだ。) [Mon 11 Jul 2005 00:22:06]
ユビ > (このいやな感じ。胸を押されると云うよりは、首を絞められているような感じ。)    (心地良いものと対極の空気。 妖精の森とは全く正反対だ。) (痩躯は常以上に落ち着かなさげに辺りを見回した。) [Mon 11 Jul 2005 00:13:53]
ユビ > (地図上では何も無かったところに居る筈だ。 記憶力は良いとは云えないが、其れでも覚えている。) (アングリマーラより南。其処は、小さな原になって居た筈だ。) [Mon 11 Jul 2005 00:07:31]
ユビ > (――何処だ。此処は。)         (酷く禍々しい気配。) [Mon 11 Jul 2005 00:02:35]
お知らせ > ユビさんが来ました。 [Sun 10 Jul 2005 23:59:56]
お知らせ > 唯葉さんが退室されました。 『荒野を歩いて帰るときは・・・気をつけないと(明日の課題)』 [Mon 4 Jul 2005 14:09:59]
唯葉 > ・・・留守、みたい・・・(せっかく、泊りがけで来たのに・・・とか、ぼやきながら・・・縫い包みを回収して・・・歩き出そう。) [Mon 4 Jul 2005 14:09:23]
唯葉 > ・・・今日は・・・留守・・・だったりしてね。(祭壇に置いている、自分の縫い包みと・・・おしゃべりでもするかのように・・・声を紡ぎながら、時間だけが・・・流れていく。) [Mon 4 Jul 2005 13:30:42]
唯葉 > ・・・ありがとう。(手当てをしてくれた相手に、小さく笑って・・・光に消える天使を見送った。)・・・(しばらく、様子を見てみよう・・・悪魔でも、神様でも天使でも・・・友達になれれば、きっと楽しい・・・なんて。愚かな・・・愚かな、思考は止むことなく) [Mon 4 Jul 2005 13:26:31]
お知らせ > ライディーンさんが帰りました。 『<人形をもって光に消えた。』 [Mon 4 Jul 2005 13:24:09]
ライディーン > まあいいのだが・・<ポケットからハンカチを出し,傷口にきつく縛り付ける>用心する事だな・・。<くるりときびすを返し,少女は光に消えていく・・>そのハンカチは差し上げよう。 [Mon 4 Jul 2005 13:23:50]
唯葉 > (ぽたり・・・ぽたり・・・落ちる血は、鮮やかな紅を祭壇に彩って・・・染みていく)その時は・・・その時。言ったでしょ?・・・僕は、お話がしたいんだって・・・。(近づく彼女に・・・どうしたの?とでも言いたげな顔を向けて。) [Mon 4 Jul 2005 13:21:48]
ライディーン > なっ!<相手の行動に目を見開く。何をしているんだという瞳だ。>本当に出てきたら・・喰われてしまうかもしれないのに・・<なんてやつだと。次の瞬間。立ち上がり,先客につかつかと近寄っていく> [Mon 4 Jul 2005 13:19:35]
唯葉 > ・・・器か贄か・・・でしょ?(歌にも紡いでいた単語を・・・彼女の前で繰り返し)それとも・・・血?(なんて、平然と・・・聞き返す。穏やかな笑みを浮かべたままで・・・供物なら、林檎と牛乳なんて・・・ささげては見た。牧神だったそうだから・・・それは、さておいて)だったら・・・こうしよう。(言うなり、祭壇の前へ行けば・・・自分の縫い包みを祭壇において・・・ギリッ・・・指を少しだけ噛み・・・血を滲ませて。祭壇へと垂らした)「守り神なら牛の乳・・・凶ツ神なら血の供物・・・人形用いて声紡げ・・・在りて有らざる者達よ」・・・ほら、こんな感じ。(成功する、なんて・・・期待は、あまり無いけれど) [Mon 4 Jul 2005 13:16:27]
ライディーン > そうか・・<また瞳を閉じて聞き入る。>なあ・・知っているか?神や悪魔を呼び出すときにもう一ついるものがあるそうだ・・・<今思い出して後味が悪いというように苦虫を噛んだような顔をする。実際本当に人の体を捧げるなんぞ自分も思ってはいないが・・それでも気持ちが悪いといった様子だ> [Mon 4 Jul 2005 13:10:39]
お知らせ > ライディーンさんが入室されました。 [Mon 4 Jul 2005 13:07:39]
唯葉 > うん、トキノミヤコの童歌・・・歌、というより・・・呪だけどね?カミサマ、来てお話して下さい・・・みたいな、御呪い。(相手がションボリしているなら・・・もう少し、歌おうか)「食らうを覚えて妖となり 愛ずるを覚えて精霊に 有りて在らざる者どもよ 在りて有らざる者達よ 彼の地に住まうは神なれば 崇め祈りて奉り 祀り願いて現世に招け」(呟くように続きを紡いで・・・ふと、止める・・・視線の先は、己が人形)手作り・・・だった、かな?貰い物・・・だった、かな?・・・まあ、とりあえず・・・大事な、友達だけれど。(布に綿を詰めて造った縫い包み・・・愛嬌があるともいえるし、滑稽とも取れるデザインのそれを、相手に見せて) [Mon 4 Jul 2005 12:59:04]
ライディーン > そうなのか・・?<少女は首をかしげてとう。>何の歌なのだ?<興味にかられて聞いてみる。歌が終わってしまって少ししょんぼりしているところもあるが,気まぐれに出すショーのねたになればと考えている>それに・・その手にある人形は貴殿の手作りなのか・・?珍しくもあり・・なんだろう・・。とても言い表せない<目の前にいる先客すべてに興味を持ったらしく問い詰めた。 [Mon 4 Jul 2005 12:51:55]
唯葉 > (口に出てきた相手の声に・・・一度、詩を止める・・・いや、詩も終わりなのかもしれぬ・・・神か悪魔か・・・出てくればきっと、楽しいのに・・・なんて、愚かな思考はさておいて)・・・多分、リズムだけなら・・・トキノミヤコの、旋律だね。(歌詞は、自分が織り交ぜた呪なのだけれど・・・それはまあ、言う必要もないだろう。相手がわかっているかどうかは知らないが・・・知りたければ、聞くだろうし)・・・童歌の・・・真似事だよ?(何て、小さく・・・笑い) [Mon 4 Jul 2005 12:49:05]
ライディーン > それは・・異国の歌か・・?<ふいに口に出した声。聞き入ればますます興味深いものだと思う。立ち上がり小さく微笑む>教えてはくれぬか・・?<冷めた瞳に垣間見える興味。それをちらつかせて。> [Mon 4 Jul 2005 12:43:35]
唯葉 > 「穢れ落ちれば祟り神 供物ささげて凶ツ神 慰撫され起こされ繰り返し 贄が来たなら戯れる 来たれ来れや守り神 羊飼いらの守り神」(相手の言葉・・・聞きながらも詩を紡ぎつづけるが・・・詩の合間に、一言・・・口だけを動かして返事としよう)<何モ・・・タダ、異界ナル友ヲ・・・>(答えか、否かは・・・ともかくとして) [Mon 4 Jul 2005 12:41:34]
お知らせ > ライディーンさんが来ました。 [Mon 4 Jul 2005 12:35:42]
ライディーン > <詩を紡ぐ声に聞き入る。これで何が出るかだとか,何の効果があるのかだとかそんなことはどうでもいい。ただ美しい異国の調に身を任せていく。小さく途中でくつりとわらい。口は動かさず声帯だけで低いアルトをだしその声に答えていく>−子供よ・・何を求めている・・・−<その声は少女が出したものとは思えないほど低い> [Mon 4 Jul 2005 12:35:11]
唯葉 > ・・・そう、だね。(相手の言葉に、縫い包みがカクリ・・・頷くように首が曲がる。)「星の光と月明かり 昼に差す影、黄昏夕闇 月夜 闇夜 現世に常世 来たり来れや守り神・・・牛飼い達の守り神」(トキノミヤコの童謡のような節で・・・ゆらり、ゆらり・・・詩を紡ぐ) [Mon 4 Jul 2005 12:31:42]
ライディーン > じゃあ・・紡いでいたほうが良い。<近くに座れる場所を探し,埃を落としこしかける。相手が言の葉を紡げば瞳を閉じ,小さく口物を微笑ます。いつ悪魔か神かも知れない得体の知れない物体が出るか知らない場所で女は何の警戒もせずにただただ先客が詠うのを待ち,詠い始めれば聞き入った [Mon 4 Jul 2005 12:25:30]
唯葉 > ・・・酷いなぁ・・・でも、そうじゃない?カードの表か裏か・・・タロットで正位置か逆位置か・・・それくらいの違いでしょう?(神様か邪神か、なんて・・・と、小さく笑い・・・人形を抱えた少女と、縫い包みを抱えた学生風貌が、向き合った。)・・・詠っていた方が、いい?(かくり・・・首をかしげる仕草は人形が変わって行うか・・・。)僕はただ、ここに住んでるヒトとお話したいだけだもの。 [Mon 4 Jul 2005 12:21:59]
ライディーン > 変な人・・。<ふと姿を見せたのは少女と女性の狭間にいる女で。片手には赤のビロードで着飾ったアンティーク人形がある。その人形の瞳は女と同じぐらい冷たい>もう・・声は出さないのか・・?<あんなに美しいのにと。> [Mon 4 Jul 2005 12:17:35]
唯葉 > カミサマか・・・アクマか・・・貴女から見れば、悪魔になるんだろうけれど・・・僕に取っては同じだよ?(涼やかな声に、返す声はただ緩やかに・・・穏やかに)カミサマも、アクマも・・・一緒、一緒。(クスリ・・・小さく、笑って) [Mon 4 Jul 2005 12:15:02]
ライディーン > さしずめ・・邪神でも呼んでいたのか・・・・・?(くだらないと言うような口ぶり。紡いだ声が美しかったから自分はここに来たのにと言う感じ。少女はまだ姿を出さない。声だけが無気味に響く。> [Mon 4 Jul 2005 12:09:30]
唯葉 > ・・・こんにちわ・・・けれども、貴方はここの住人じゃないみたい・・・(ちょっと、残念そうなそぶりなんて・・・しながら、見えないはずの彼女が漂うところに・・・視線を向ける。在りて有らざるモノを見る学生風貌の瞳は・・・彼女を見ることができるだろうか)・・・散歩・・・じゃあないな・・・えっと・・・。(自分がここに居る理由をどう説明しようか・・・考えるような仕草を) [Mon 4 Jul 2005 12:06:26]
ライディーン > <紡ぐ言葉につれられてきたのは地上に落ちた一人の天使。姿は見えないが声だけはその場に響き渡る。>人の子よなにをしているのです・・?<もう一度聞く。その声は年端も無い少女ではなく> [Mon 4 Jul 2005 12:02:40]
お知らせ > さんが入室されました。 『何をしているのです・・・?』 [Mon 4 Jul 2005 11:57:15]
唯葉 > ・・・「聖女の祈りは神を招き、魔女の宴は悪魔を誘う。巡り巡りて光と闇が、混じり交じりて混沌と・・・どちらに付くや人の子や・・・どちらにも付けや人の子や・・・」(ぽつり、ぽつり・・・詠うように紡ぐ言葉は・・・まるで何かを呼ぶように・・・静かに、静かに響く) [Mon 4 Jul 2005 11:33:51]
唯葉 > (そして、手土産のように・・・林檎と、牛乳・・・禁断の果実、牧神への供物を・・・祭壇に置けば)・・・それとも、アクマさん・・・かな?どっちでもいいけれど・・・お話、しようよ。(誰も居ない、居ないはずの虚空へと・・・言葉を投げかける。) [Mon 4 Jul 2005 11:15:14]
唯葉 > ・・・(血の匂い、性の気配、死の足音・・・荘厳なる神聖にして負の気配・・・人からそう定義づけられることで「邪神」となった牧神の祭儀場へと・・・学生風貌は足を踏み入れた。)・・・こんにちわ・・・カミサマ?(祭壇に、うやうやしく・・・会釈なんて、して。) [Mon 4 Jul 2005 11:12:13]
お知らせ > 唯葉さんが入室されました。 『ゆらりと・・・魔女の祭儀場へと現れるのは・・・人形を持った学生風貌。』 [Mon 4 Jul 2005 11:09:31]
お知らせ > _さんが帰りました。 [Fri 6 May 2005 01:34:43]
お知らせ > _さんが入室されました。 [Fri 6 May 2005 01:34:40]
お知らせ > フィーさんが帰りました。 『( 良い夜を、と――それには。 まだ。 )』 [Fri 15 Apr 2005 16:07:40]
フィー > ( 死の味しかしなかった接吻は、お終い。  ――もう。もう、「彼」は「彼」でなくなったから。 拾い上げた外套の切れ端に書物を丹念に丹念に包み込み歩き出す。…まだ、地上に出る事は出来ないかもしれないけれど。 このまま此処に居続ける事だってしたくない……地上への階段の途中ででも休む事にしよう。 夜になったら街に帰って……それまでは、「彼だったモノ」、と一緒に居る事になる。) ………………… ( 後一度だけ。それを見つめて。 直ぐに逸らした眼差しは、感傷に浸る事には弱いから。 …やはり足取りは決して速いと言えないままで。 祭儀の部屋、から消える。) [Fri 15 Apr 2005 16:07:18]
フィー > ( 苦しむ顔、で在り続けるよりは。 多分無い方がずっとずっとマシ、なのだろう。 …最後の、と解ってしまうその言葉、は。) …要らないよ、そんな言葉。 ( 嫌いだっただけ、だ。 こんな風に彼に下されていた神罰、が。) [Fri 15 Apr 2005 16:04:28]
お知らせ > ブックさんが帰りました。 『(意識が失せ、物と化した人皮の書と、闘いの経験が残る。)』 [Fri 15 Apr 2005 16:03:31]
ブック > (皮より表情が、ふと、失せた。それは、牙の口付けが施された時の事。)…あぁ、安らかだ。これが、死…(声ならざる、声。)ありがー… [Fri 15 Apr 2005 16:02:39]
フィー > ( 聞こえる、のか。 …本当なら、それは――「コレ」、は。 祭具として提出すべき存在なのだけど。) 消えるんだね。 …なら、せめて。 モノじゃぁなく。 ( ヒトだった、として死ぬが良い。 書物に幽かな口付けを。 触れた牙、は…神や撲ってしまった唇の血を媒介に。 せめて、血を吸われる際のように苦しみを、消す為の。) [Fri 15 Apr 2005 15:58:19]
ブック > あぁ…聞こえる…(動く物特有の、気配が失せ始める、本。)消え行く私に…何を…? [Fri 15 Apr 2005 15:54:22]
フィー > ( ご り 。 酷く堅く鈍い音。 ) ぁ、ふ…―― ( っ、は 口内から噛み砕いた頸骨の残骸を吐き捨てる。…壊れ瓦解していく骨達の中にそれは、混じり解らなくなった。 無茶をした顎が軋む、が…まだマシ、か。 彼のように首から上と下で泣き別れするより、は。) ――――まだ、聞こえるのかい? ( 床へと落ちた、表情を浮かべる事の出来る畸形の本。手を伸ばして拾い上げる。) [Fri 15 Apr 2005 15:52:02]
ブック > (この距離では、大鋏の取り回しは効かない。最早、為す術も無く…ガリッ。首の骨が、噛み砕かれ、た。)お、おおおおー、お…!(ばさ。石床に落ちる、人皮の書。そこに浮かべる表情は、訪れた終焉に対する驚愕…フィーを、見。骨の体は、魔力と怨念を失い、瓦解。カシャ、鋏が、落ちる。) [Fri 15 Apr 2005 15:48:49]
フィー > ( 一瞬。 この一瞬。 それだけが、きっと最大で最後の機会――武器は。白骨と人皮で出来た合成物を屠れる武器、は…なんだ。 身を起こしつつ考える。 …鞭は手放した。ナイフは…間に合う? ――否。もっと根本。根源の。) ぁ……か…ぁああぁっ! ( 白骨の両腕の隙間から伸び上がり立ち上がり、つつ――皮でしかないそれを見つめ返して…狙ったのは、その「書」が核だと踏むから、それを胴に固定した首の骨――――得物とするのは己が「牙」。食らいつかん、と――) [Fri 15 Apr 2005 15:43:15]
ブック > (鞭の干渉は、大なり小なり威力に響いた。否が応にも体重は軽く、フィーの膂力は間合いへ駆け込むまでの足並みを乱した。僅かに曇った一撃は、再びフィーの頭上を掠め…)…!(人の皮は、自分の腕の下、フィーにただ視線を送った。攻撃後の、隙。) [Fri 15 Apr 2005 15:39:09]
フィー > ( 絡めた。 ぎ、り……鞭を引く。どうせ鋏は振るわれる――だからその軌道をずらす事、それだけが目的。 布石で捨て石。 …けれど。) っ……馬鹿、力…ッ!! ( 逸らしきれない。膂力が違いすぎる。 咄嗟に諦め鞭を離ししゃがみ込んで…あぁもう。髪を切られるのはこの依頼で何度目だ。街に帰って髪型を見るのが恐ろしくなった。 頭を切られるよりはマシだとしても。――頭上に鋏。眼前に白骨の下半身。 刹那、の思考。) [Fri 15 Apr 2005 15:34:48]
ブック > (骨の細腕に、幾度も巻き付くトゲの鞭。しかしその程度では、魔物の進撃は止められはしない。痛みなど、人を殺すのに必要無いからだ。構わず、突撃…)お前も、死ぬがいい!(鋏は、フィーの首を、挟み切らんと。ショキン!) [Fri 15 Apr 2005 15:31:05]
フィー > ( ぞっとした。 当たっていれば、首なり腕なりを持って行かれている。 …鋏。シンプルだが、それ故に恐ろしい。あの骨だけの腕にどうしてあんな力があるのだろうか?つくづく――げに恐ろしきは想いのチカラ、か。例えそれが負の感情だとしても。) ………………… ( 言いかけた、何か。飲み込んだ。 …慰めや同情の言葉なんて、きっと望まれていないから。 代わりにきしりと唇を噛み締めて――迎え撃つ。 鋏を握るその腕の片方を絡め取らん、と鞭を振るって。) [Fri 15 Apr 2005 15:27:21]
ブック > (倒れながら放った挟撃は、ショキ、空を切り。フィーとの距離が離れれば、むくり、起き上がる。)あぁ、憎い…憎い。お前が生きているだなんて…!私は、私は…!(鋏を開き…フィーへ、駆けた。) [Fri 15 Apr 2005 15:23:59]
フィー > ( しかし此方も痛い。硬い骨に足をぶつけに行ったのだから。 …眉を顰めて。) 悪趣味だ。あぁ悪趣味だ悪趣味だ……っ! どうして神とか悪魔とかって、こうやって常軌を逸したがるんだっ!! ( 言葉は八つ当たりでしかないのかもしれないけれど。 すぐさま地面の両手をバネに起き上がる。 ……近いままでは居られない。相手の得物は侮れない。 飛び退きながら腰から鞭を引き抜いて。) [Fri 15 Apr 2005 15:19:48]
ブック > (フィーの首を、中空にて血を散布するボールにせんとした一撃。それは、それなりの力を込めて放たれた。前に出した足へ掛けた体重も、それなりである。払われ、倒れ、血溜まりへ転んだ。) [Fri 15 Apr 2005 15:16:41]
フィー > ( ならば。 ――速やかなる解放を。 安眠を。 それがきっと唯一で最良なのだろう――悪神の掌で弄ばれ続けるより、は。)  っ! ( 紙一重。外套を突き破って現れた刃が、靡く髪を幾らか削いでいく…散髪だ、なんて笑える余裕なぞ。無い。 ――頭の直ぐ上で閉じ合わされた刃に首筋が総毛立つのを自覚しつつ――床に手を着き片脚を繰り出した。 白骨と化したその臑を払おう、と。) [Fri 15 Apr 2005 15:13:29]
ブック > (最早この書に命は無く、ただ生者への憎しみのみ。存在し続ける限り死を撒き散らす、神には程遠いアンデッド…もしかしたら、これこそが神罰…だったの、やも。 ショキン。)…!(断ち斬ったのは、外套のみ。フィーの頭髪の一筋でも、巻き添えにしたかも知れんが…空を斬った。) [Fri 15 Apr 2005 15:08:46]
フィー > ( 汗を掻き涙を流し、苦痛に呻く人皮の書物も存在したという。…人型をしたモノに魂が宿るというのなら、人の一部には言わずとも、か。……想念。怨念。…痛い、くらいに突き刺さる。) …冗談じゃない……っ!? ( 得物。大鋏――道理で、転がった死体達が文字通りの「パーツ単位」でしかない筈だ。 ば、さ 外套を引き剥がし目眩ましに投げつけながら――身を沈め。) [Fri 15 Apr 2005 15:04:51]
ブック > (神と呼ぶ者を降臨させんとし、皮にこびり付いた思念を育てる結果となった、失敗作。ショキ、ショキ。人の首など容易く刎ねられようという、大きな鋏が血を滴らせ…くしゃ、皮が、泣き顔。)あああ!憎い!お前も来い!私の所へッ!(フィーへ、駆ける!) [Fri 15 Apr 2005 15:00:12]
フィー > ( 詰まる所。生きていれば当然、という言い草か。 此処に転がった死体達とは違うのだ、と。 ……眼差しは其方へと向けられ続ける。正体を理解し得るまで。 ……でなければ。此方から歩み出すのは危険。)  っ。 ( けれど。理解して、呻いた。 …誰が作ったのかは知らない、だが、取り敢えずその趣味とセンスは褒められた物じゃない。 ――人皮の書物。 まるで何処ぞの異端神話の産物ではないか。) …………一緒にはなれない、よ。 ( それだけは。告げよう。 問いに対する応えとして、成り立っているかどうかは兎も角も。) [Fri 15 Apr 2005 14:58:34]
ブック > (男の物と思われる、白骨の体。頭蓋があるべき場所にあるのは…本。その表紙に貼りつけられた、人の顔の皮が、歪んだ。)何故お前は生きていて…私が…死んで居るのだ… [Fri 15 Apr 2005 14:55:54]
フィー > ( 水の音。 違う、血の音。床に拡がった血溜まりが揺れる波紋。 …ソレは。その何か、が一歩を踏み出したという事なのか。) ……まだ? 理由を問われても、ね……死なない限り存在し続けるのは当然なんじゃないだろうか。  [Fri 15 Apr 2005 14:54:46]
> おお、お…(その声は、酷く悲しく、そして浅ましい憎しみが篭められていた。闇の領域より、光を侵す一歩。闇を見通すフィーの視界の中、びしゃ、饐えた匂いの血溜まりを割った。)まだ、居たか… …何故。 [Fri 15 Apr 2005 14:52:27]
フィー >     居たのか。やっぱり。 ( 部屋の中程まで歩んだ時だった。 …声。男のような――人の声かヒトデナシの声なのか。…唯、それは確かに声、だと思う。 眩しさに慣れつつあった眼差しを其方へと向ければ。 瞳孔が散大して収縮しての繰り返し――もとより闇に生きる存在、だ。其処に焦点を合わせていくの、は…差程の手間を要さない。) [Fri 15 Apr 2005 14:47:27]
> お、お…(男の声。辺りを覆い尽くす闇の中。火がそこに造る、光の領域の外。フィーの正面より、声。) [Fri 15 Apr 2005 14:45:32]
お知らせ > さんが入室されました。 『おお…おおおおー…』 [Fri 15 Apr 2005 14:43:19]
フィー > ( 足が、血を蹴った。 びしゃり 舞い散る飛沫。 …常ならば食欲もそそられるのかもしれないが――今は、無理だ。 誰だって食事場所くらい選びたいではないか。 こんな空気にすら怖気と死の気配とを吹くんだ場所では…到底。腹を満たそうという感覚になどなりようが無い。 一歩。一歩。確かめるような。怖じけるような。だからなかなか進まないその歩み。……それでも奥へ。奥へ、向かわなければいけない。 進めば進む程篝火の数は増え、此処が地下である事を忘れそうになっていく。 ――地の底で奉られる異端の癖に、まるで絶対正義を謳う忌々しき主のように。光輝に充ち満ちているのだと主張したがっている様、で――気に入らない。 酷く、気に入らない。 自然と唇を噛むようにしながら…歩む。歩み続ける。差程広い空間でもないのに。血糊を肉片と避けての歩みは…どうしても、緩慢。) [Fri 15 Apr 2005 14:42:56]
フィー > ( 少なくとも。今日でこの依頼も終了、なのは有り難いかもしれない。 やはり見て気分の良いモノではないのだから。 …屍。骸。そう呼ぶことすら憚られるような断片達の中を歩みつつ……ふと、思う。 昨日。 己はあのリュート使いに何と、語った?  「善も悪も。神も悪魔も」…そんなモノは関係ない、と言ったのだ。) …………嗚呼。 ( 今になって納得した。 この依頼を己が気に掛け受けたのは。 とどのつまり…彼等よりもまず己こそが、奉られるような「カミ」を否定したかったのだ。 ――でなければこんな場所にも来ないと思う。噎せ返るような血臭の中で、吐息。) [Fri 15 Apr 2005 14:36:54]
フィー > ( ご  ぅん  )    ――っ。 ( 音をさせ扉を開いた刹那。 視線も何も逸らしたくなった。 ――煌々と萌え続ける篝火が眩しくて。 漂う空気に混じった気配がおぞましくて。 …幾つも幾つも散らばった肉片、血痕、ソレ等がヒトだったのだ、と…理解せざるを、得なくて。) っ、は。……ぁ…  有る、か。やっぱり…こういう場所も。 ( 口元を押さえたのは刹那だけ。 今更こんな事を怖れてどうするのか、という話。……血を見ねば生きられないのが己ではないか。 乱れた呼気を浅く浅く繰り返し、規則性を取り戻させて……きゅぅ と外套の内で両の拳を握り締めれば。――室内への、一歩。) [Fri 15 Apr 2005 14:28:33]
フィー > ( 詰め詰めになってしまったスケジュールがどうにも辛い、が。元より中途参加なのだから仕方ない…それに。あの大敵に傷を負い療養していたのも、ある。―― 一緒に闘った彼女はもっと傷を負っていた。 今もまだ病院なのだろうか、それとも退院したのだろうか?) …帰ったら。会わなきゃ。 ( 小さく一言、自己確認。 ……地下へ、地下へ。下り続ける石段の。その最下段に辿り着いた所で――ぽつり と。 花見にも行きたいし、お見舞いだってしてみたい、し。嗚呼でも同族の彼には連絡のしようが無いか。 今になって気が付かされて、何だかへにょりと眉の端を下げ気味になってしまいつつ――――いや。いやいや。まずは依頼を終わらせる事が大事ではないか。 …意を決し。眼前に立ち塞がった重い扉、に。手を掛ける。) [Fri 15 Apr 2005 14:20:46]
お知らせ > フィーさんが入室されました。 『( 依頼最終日。 )』 [Fri 15 Apr 2005 14:17:06]
お知らせ > フィーさんが退室されました。 『( 今頃、表も夜、か。 暗くとも此処よりは明るく。 )』 [Thu 14 Apr 2005 18:27:43]
フィー > ( 暫し、その場に竦んだまま跪いたままだった。 ……は。 ぁ。 未だ軋む身体を気遣って。 隅々まで断絶していた酸素を行き渡らせて。 そうしなければ、地上までの長い歩みは…きっと、出来ない。  …どれ程経って、か立ち上がる。 未だふらつく両脚は…仕方ない。地上まで保てば良い。街までは使い魔を足代わりにするつもりなのだから。 …得物を腰へと納める間も、離す事の無かったリュート。しっかりと両腕に抱いたままで歩き出す。 ……弱い。儚い。 今度こそたった1人の物となってしまった足音は――随分と長い時間を労して。この暗闇、を抜けていく。) [Thu 14 Apr 2005 18:27:20]
フィー >  ――――良い夜を。 ( 送る、言葉。 それが永久の眠りだとしても。 ) [Thu 14 Apr 2005 18:24:01]
お知らせ > 長身のリュート使いさんが帰りました。 『(唇を僅か持ち上げたのが最後)(戦闘ポイント 2)』 [Thu 14 Apr 2005 18:22:57]
フィー > ( 蹌踉めいて、立ち上がる。 あのままにはして置きたくない。得物をか、男をか、それは――曖昧で。己自身すらも良く解らなかった、が。 …全身を叩き付けられた痛みに…歩みは、遅い。 じりじりと。 遅々として。) ……ありがとう。 ( 聞かせてくれて。受け容れてくれたのには。素直に、そう言おう。 闘いという形でこそあれ彼は応えてくれた、から。 ……指さされた弦楽器。 祭具、と。 そう捉えるべきなのか。) ちょっと色々痛いんだけど、な。 ――頑張る。 ( 受け取らない程、失礼じゃない。――それに。多分、魔器として然るべき所に。 ナイフよりも鞭よりも。まず、彼のそのリュートを両腕で掻き抱く。……男の前に跪いて。) [Thu 14 Apr 2005 18:21:14]
長身のリュート使い > (心臓直撃ではない。けれど心臓近い動脈をやられたから結果は同じ事。くたばるまでに幾らか戯言を残せるのは幸運か。どんな意味があるかは解らないが)…いいや。(互いをぶつけ合った末のライブだ。それに、自分の「神」は自分の魂を受け取ってくれるだろうから。)最後の オーディエンスには (喋る度に。ゴボゴボと、異音。)サービス だ。荷物が増えるのが 嫌じゃなきゃ 持っていきな。別に 呪われてねぇからよ。(視線だけでリュートを指し)……(ああ、もう声にならねェか) [Thu 14 Apr 2005 18:15:31]
フィー > ( 息が出来ない。 詰まった空気の塊が思考を肺腑を圧迫、して……数秒。) っ――は、か…はっ…!く……ぅッ…!! ( 後から全身を激痛が駆け抜けていく。壁から滑り落ち膝をつき……どうなった? 歪んだ視界では悪魔と男とを確認出来ず……理解した、のは。 酷く乾いて澄んだ金属の音がしたからだった。 …霞む意識は頭を振って無理に固定し、前方へと視界を向けて――嗚呼。消えていく。) ……悪い観客だった、ね。 ( いや、彼の言葉を借りれば参加者か。 神の為でも魔の為でもなく、己が為のみに踊り、討った。 ぶつかり合った結果なのだから後悔はしない、けど。 それでも小さな声にしたのは…それがやはり己というモノだから。 床に頽れる男と、弦。 立ち上がる事は出来ないままで――だからせめて最後まで。見届ける。) [Thu 14 Apr 2005 18:06:33]
長身のリュート使い > …っは。(叩き付けられる彼女を見、もう一度、ごぼ、と赤い塊が吐き出された。…キィン。乾いた金属音を立てて、メタルピックが祭壇に落ちる。「それ」の山羊の頭は最後に口を開いたままの格好で固定され、砂絵を吹き消す様に徐々に、徐々に薄れ行く。棘の鞭が、消えた腕から落ちた。悪魔は平行する異界に送還されたのだ)…ラストライブ、か。(ナイフはリュートのストラップ越し。胸に。横倒しの肉体に、支えの切れたリュートが続いた) [Thu 14 Apr 2005 18:00:06]
フィー > ( 拮抗。現状の、維持。 ――狙いを定めるには、その状態を保ったままでいなければいけなかった。…左腕に力が入る。悲鳴を上げる。 ……奏楽に集中しているのなら。魔の妨害さえなくば、彼を、倒せる。 そのつもりだった。現に、叩き斬り断ち割る為の厚手の刃は、男の身体に突き刺さった、から。 ……だのに。)     、っ!!? っぁ――――(上げる声すら掻き消されるような不可視の一撃。 解き放たれたのは焔でも冷気でもなかった、という事か。見る事の出来ないソレを躱せはしない。 衝撃に叩きのめされ背後へ――鞭に縋り耐えて、耐えて…耐えきれず、遂にその手も離れ背後へと。 ざり と悪魔の腕を棘で擦りつつも、己自身石壁へと叩き付けられた。 陽光を遮断する為の厚手の外套越しではあれど、衝撃と痛苦は相当に。 ……っ、は。 胸が喉が呼気が、詰まる。) [Thu 14 Apr 2005 17:51:47]
長身のリュート使い > (ビイン、鞭が張り力が拮抗した。まだ、もう少し。悪魔を盾の斜線から外された。トリッキーな位置から、銀の光が見えた…が回避はしない。演奏はいわば召喚術の集中。継続して、ブチ倒して、捧げなければ…ドッ…大振りのナイフは、男の身体に吸い込まれていく)…Go!!(血煙と一緒に。命令を吐いた。開かれた悪魔の口からは、☆2の1ターンの溜め程度のそれではあるが、不可視の衝撃波のブレスが放たれる。まともに食らえば、石壁に叩き付けられる可能性のある、一撃) [Thu 14 Apr 2005 17:46:02]
フィー > ――――Get Set.( 転調を、したい。 舞台上だけで踊るのならば、きっとこの腕はかのヒトには届かない。あの悪魔にも届かない。 絡める事が出来た鞭。短く、だが鋭利な棘が刺さる刺さる刺さる…少なくとも、堅いという事は無いらしい。悪臭に混じる畸形の血臭に鼻を鳴らして…持ち上げられたままの腕が、そうして此方と鞭を通じ引き合おうと、する。――上げられたままになる。 …目視。 照準。 Stand By Readey?) させな……ぃ、っ!! ( 呼気の音。 吸気の音色。 まるで、竜種が焔を溜め込むような。 ――その前に。その前をしか、チャンスはない。 鞭を引く腕、上げられたまま開けられたままの脇の下、が狙い目だった。其処を通し投擲するナイフ――真っ直ぐ、に。悪魔じゃない、未だ楽を魔神に捧ぐ男目掛けて。 ――やや曖昧、な狙いになってしまうが。) [Thu 14 Apr 2005 17:34:50]
長身のリュート使い > OK,Lady!?(このステージの上で踊り続けられるなら、良いプレイヤーだ。薄闇の中の笑いを受け止めた。迎撃するように持ち上げた腕は、しかし彼女に届く前に鞭に捕われる。ザザザ、と刺音が連続し、皮から生えた棘が腕を捕らえ体液を流させた。そのまま綱引きのように…恐らく力は互角程度。追加攻撃はしない。音色と共に「それ」が呼気音を発した。シュゥ、吸い込む) [Thu 14 Apr 2005 17:26:10]
フィー > 楽を奏でてくれる以上、きっちり止められず踊りきらないと失礼だろうから、ね――頑張るよ。 ( 少し、笑った。 闇、か。確かに――好きじゃない。どちらかと言えば、恐い。 …でも。己も既にそんな夜闇に生きている存在だ。 目の前にだけ集中しろ。今はヒトだった頃の恐怖、なんて忘れてしまえ。 己で己を叱責し――足を止めるつもりはない。 ぎぅ と鞭の柄を握り直し――男の素振りに気付かなかった筈はない。奏で続けられる音、合わせ動く両腕、翼。 …一連、だ。 僅かに斜め前へと軌道を変えつつ――――己が間合い、に入れば。堕天使。悪魔。その、此方側に近い腕を目掛け。棘鞭を振り上げる。) [Thu 14 Apr 2005 17:16:20]
長身のリュート使い > 救えるか、自分自身をこの闇から?何にも頼らず、何にも縋らず?…やってみろよ!(翻るように、男は「それ」の後衛に位置した。コイツは力だ。武器であり盾だ。ビィィ…ン。奏でる音はマイナーの和音。受肉したばかりの両手と翼が試すように振られた。鞭は数歩踏み込めば届く。ナイフは投げるなら届く。そんな距離) [Thu 14 Apr 2005 17:09:39]
フィー > 己を救えるのは己のみ――――自助努力、っていう代物だっ!( 蹴り上げて。その足を振り下ろすと同時にかがみ込むような…あんなモノ、ダメージとして成り立ちはすまい。それこそ目潰しにでもなれば御の字だが、実質単なる目眩まし、だ。だから――)  、ッ!( それでも、ギリギリ。低い姿勢で目の前、前方へと滑り出す刹那――振り下ろされた豪腕が空気を引き裂き、打ち返された聖具が此方へと。動き出していなければ顔面を飛撃で潰されていたに違いない。…頬を掠め傷つけられ髪を断たれ、僅かにだけ表情を顰めて…駆ける。 右手にナイフ左手に鞭。 距離は、どれ程か。) [Thu 14 Apr 2005 17:00:18]
長身のリュート使い > いい答えだ!欲する所を為すだけってな!(そう、善を語り凝り固まった聖職者どもよりは余程良い。呼び出された魔…バフォメットコピーとでも言うべきか。大悪魔の姿を借りたレプリカの堕天使は、蹴り飛ばされたそれ…聖杯あたりか…を打ち返さんと、多少のダメージをいとわず腕を振り下ろした。彼女の方へ行くかは、運次第) [Thu 14 Apr 2005 16:54:59]
フィー > 自分が正しいって言えるんなら言い切ってみせろ、証明する力を振るってみせろ。 ――それで同じなじゃないのかい? こんなトコで引きこもってるくらいなら………ね、っ! ( 振りかざされ引き絞られる獣の腕――刹那片脚を跳ね上げた。祭壇の上で蹴倒した祭具の一つ。金属の装飾品か何か。 棘棘しいソレを山羊面目掛け蹴り上げる、っ) [Thu 14 Apr 2005 16:46:19]
フィー > (同種を思わす血色の瞳。 翼も肌も獣毛も何もかもが滑り汚水じみた体液を纏い、拗くれた角と乱杭歯を持つ獣面、が。此方、を――) 知った事か。 ( 善悪。問われるならば言い切ろう。 ) 神の反対が悪なんじゃない。 寧ろ善の正反対だって悪じゃないし――そんなモノ、あるのかよ。 絶対性なんて何も無い。 ( 身を、撓めて。) [Thu 14 Apr 2005 16:44:13]
長身のリュート使い > 見せてみろよ。お前の最高の舞を(ジャゥ・ンッ!リュートの弦が吼える。「それ」の腕が引き絞られた。) [Thu 14 Apr 2005 16:42:56]
長身のリュート使い > (血の色の眼。蝙蝠の皮膜の翼。悪臭を放つ醜悪な肌。窮屈そうに「其処」から這い出るそれは)…元はこいつも、表の世界で堂々と神のツラをしてるパプテスの使者だった。「善良な」奴らの神は絶対か?なら、どうしてこいつみたいな『堕天使』が生まれる?(そう魔王サタンも元は天使だった。)唯の贄で終わりたくないなら… [Thu 14 Apr 2005 16:39:50]
フィー > (例え此処が如何に暗くとも。音楽、ならば関係なく響き渡るに違いない。暗闇の底は音響効果も完璧だった。――常世の闇の底から招かれる。音に引かれ導かれ――もう、男自体の姿は見つめられない。その背後に集中して固着した瞳の金色。 ……爪が、覗いた。一つ一つが既に刃のような。今すぐにでも得物を供物を血肉を喰らわんとするかのような猛悪な、ソレが。) …………程遠い、ね。 ( 信じていないが。少なくとも、それをカミ、とは呼びたくなかった。 …もっとずっとオーソドックスに呼びやすい存在だ。 …掛けたままで凝り固まっていたような両手に、やっと力が取り戻された……刃を柄を、握り締めて。) [Thu 14 Apr 2005 16:29:46]
長身のリュート使い > (歌は祭事。祈り。或いは術。色気のない言い方をすれば、歌は召喚術、だった。未熟故に、時間を掛けた)(ゆらッ・・・男の背後で、空間が、揺らぐ。滲み出るように、来る。冷たい瘴気が。禍々しい鍵爪が) [Thu 14 Apr 2005 16:25:12]
フィー >  ――――――来る。 ( 予感ではなく。 確信。) [Thu 14 Apr 2005 16:16:41]
フィー > ( 笑い返す――――それは、出来なかった。 見上げた眼差しはそのままに、けれど男では、なく。もっと違う部分を見つめねばならなくなったから。) ―――――――― ( 来る。何処から? 闇の奥から。 深淵から。 深は、神。 神世よりソレが産み落とされるから。 ……揺らぐ、闇。世界の歪み。 瞳はタダその一点、に。……音なんて奏でられる筈が無い。高まり続ける楽の音の中、己が鼓動すら忘れてしまったかのように。) [Thu 14 Apr 2005 16:15:52]
長身のリュート使い > 来い…来い…来い、来い、来い来い来い来い来いッ!(叫ぶ 叫ぶ 叫ぶ) [Thu 14 Apr 2005 16:15:16]
長身のリュート使い > (ィ・ウン…ッ。弦が高く高く鳴った。踊るなら歌い奏でるまで。生白い顔が歪むように笑んだ。合わせるように、競うように。手首の動きは勢いを増す。金の眼を見る)(未だ、揺れる) [Thu 14 Apr 2005 16:13:02]
フィー > ――――――――踊るさ。それは、約束する。 ( だが。 歌が神に捧げられたモノであるのと同様に――「」は「」に通ず。 古今東西の舞の多くに、武芸の特徴と重なったモノが在る。 …披露するなら剣舞となろう。 神であり魔であるモノ、黒魔術を思わす雄山羊が現れるというのなら。 ……共演が饗宴に、競演が狂宴に。Sabatに変わるというのなら。)    ( 揺らぐ、産室の闇。 真っ直ぐに眼差しは――――) [Thu 14 Apr 2005 16:05:14]
餃ノ、ホ・・蟀`・ネハケ、、 > モ、ィ、鬢、ハツ、彫ヲ、ハ、鬘「栂、ョネ。、熙ヒタエ、、ミチシ、、。」、ウ、ホ髴、ホオラ、゙、ヌ、ェヌー、マタエ、ソ。」ラヤキヨ、ホメ簍シ、ヌ。」」ィシエナd、ホク隍マセA、ッ。」ク隍、、ォ、ア、」ゥ [Thu 14 Apr 2005 16:05:14]
長身のリュート使い > 忘れてねェはずだ。お前は祭壇-ステージ-にもう上がっているって事を。(歌う。奏でる。舞台まで上がってきたオーディエンスのために、何処かで見守る雄山羊頭持つ「神」のために、そして自分自身の為に。聴け、歌えと。祭祀場の湿った空気が…僅かに揺れた) [Thu 14 Apr 2005 15:59:57]
フィー > 祭祀奉仕。 祷り捧げ謳い奉り。 …神にも届く音色、か。 ( 熱が注がれ満たされる、という発想。 そしてそれが異端の生命を招き産み落とす起爆剤、か。 例えそれが非物理的な楽の音でしかないのだとしても――確固たる、信仰を持つのなら。) 少なくとも聴覚を持ち解ってくれる相手だと良い、な。カミサマが。 ( 同じだとは思う。思う、けど。) 悪いね。外部に求めるモノなんて今は、無い。 全てを叶える力を、僕はこの内に望んでいる。 だから――あげられない、な。 ( 祭壇の上に立つ、これから解体される生贄の位置に居る事、を。今になって自覚して。…く と足に力を込めながら。) [Thu 14 Apr 2005 15:51:38]
長身のリュート使い > そう、本質は同じさ。享楽を神への供物とし、熱狂を力と変える。(闇に。日の光の届かない此処に。沈黙を破るのは言葉。否、弦の響き。歌。)俺にとっても同じ事。演る事(Play)祈る事(Pray))も。(弾く様に、掻き鳴らす様に)…さあお前は何を捧げる。何を求める。(語り掛ける。歌い掛ける) [Thu 14 Apr 2005 15:45:25]
フィー > ――習うより慣れろって言い草だね。それって。 ( 場にそぐわず。少しだけ苦笑してしまいたくなった。 …確かに、言い訳じみていたかもしれない。 いかな事物に関しても、最初に始めた人物はきっと手探りだったに違いない…か。 向けた眼差し。瞬いて。) 然り。 舞を以て日之神を呼ぶそれも然り。 雨を求め謳う人々も然り。 ――神遊びっっていう奴、だとか。 ( 楽。導きの音色、のような。 神性の。) [Thu 14 Apr 2005 15:39:15]
長身のリュート使い > 才能だの芸術だのとゴタクを並べるのはやりもしねェ奴の言い訳だ。演って、遣って、やるんだよ。(ジャ、ゥン。和音。静よりも動の。繊細さよりも攻撃性の。)それは昔はるかなる昔から.(語る様に、歌う様に)『歌』も『踊り』も神に捧げる祭事だった.(奏でる。) [Thu 14 Apr 2005 15:32:53]
フィー > 割り方本気なんだけどな。こう見えて僕は楽才皆無だから。出来ない事が羨ましいっていうのは本当。(音を奏でそれを生業とする者、ならば。容易に捕らえられてしまうのだろう、音。――無粋、か。そればかりは否定出来ない。凶器なんて全てそう。…歌も踊りも増えて、だが。なら何のPlayer…はたまたPrayerとなるべきか。) ――――――君の選曲によりそう、なのかな。 ( 眉を顰めて。今すぐに躍りかかる事はしなかった。 …だが、この奏楽は儀式、だ。 …怪異が起こればすぐさまに制止をさせる覚悟だけ、は。) [Thu 14 Apr 2005 15:26:57]
長身のリュート使い > 世辞も形式上の敬意もクソクラエだ。舞台に上がった以上はお前もPlayer.(金属音が届いた。音の紡ぎ手はそれを捉える)…無粋なモンは仕舞えよ。それとも刺激的なライブが好みか?(銅貨を削ったメタルピックを、スナップを利かせた手首が持ち上げる。左手がリュートのネックを掲げるのと同時に) [Thu 14 Apr 2005 15:22:24]
フィー > そう言って貰える、と…嬉しいな。パフォーマーとしてのサービス精神旺盛さには敬意を表する。如何なる職種だとしても。 ( プロ、に敬意を払うのは当然の事。それに如何に応えるかは別問題となるのだろうが。…きちりと。微かな音は外套の奥。腰の得物に手を掛けたから。) なら、どうぞ。本来のEntertaner. ――僕は邪魔者を自認しているけどね。 ( 此処が舞台というならば。 残るのはどちらか、だろう。……余念無く油断無く。見上げたままで半歩、下がる。…………身構えた。) [Thu 14 Apr 2005 15:15:22]
長身のリュート使い > …ま、一理は有らァな。客と演奏者(やりて)の位置が近いのもライブの醍醐味だ。折角来たんだからサービスしてやるよ。(幽鬼の如き、ひょろ長い人影は淡とした言葉に僅かな笑いを乗せて。)そう、舞台さ。…俺達の。(酔った様な。どろりとした目線は変わらぬまま) [Thu 14 Apr 2005 15:12:03]
フィー > ( 上か。 いや、奥とも言えるだろうか……斜め上、と称してみよう。数瞬だけ瞳を閉ざし光彩と瞳孔を気遣って、それから闇の奥へと目を向ける――見通せる程、ではないが。近くならば認識も出来ると思うから。) 舞台なのか、これって。 …寧ろそれならきっちり踊りきるべきだ、と思うんだけどね。どうだろうか。 ( 見下ろされるのは…慣れているが。かと言って好きなワケじゃない。 朧に理解出来てくるその眼差しの主……か細く。だが、脆い、という印象は受けられなかった。…こんな場所に在るその段階で。) ――良く言うじゃないか。 同じ何とかなら踊らなきゃ損、だって。 [Thu 14 Apr 2005 15:04:30]
長身のリュート使い > 聴衆(オーディエンス)は…(斜に構えた目が見下ろした)大人しく儀式(ライブ)を聞いてるモンだぜ。 [Thu 14 Apr 2005 15:02:42]
弦の音 > おい、おいおいおい。(気だるげな男の声。奥から。彼女が足を掛けている祭壇のさらに奥から。闇の奥から。)ステージに上がるなり随分派手にやってくれるじゃねぇか。(身長は彼女の頭一つ上。にして推定体重は彼女と同程度…不健康な細身長身) [Thu 14 Apr 2005 14:59:23]
フィー >   ――――、っ。  ( だから。それに気が付くのが、遅れた。 …この闇の中に相応しくない……かそけき奏楽のような、音。 びくりと肩を反射的に震わせて…眼を、何処に向ければ良いのだろうか。 …………何処だ。 ……誰だ。  ――――ソレは。何だ。) [Thu 14 Apr 2005 14:55:02]
フィー > ( この世界に受肉せしモノ。 この空間が孕みしモノ。 常世幽世より産み落とされしモノ。 居るのだとしたら早々にケリをつけたい。長居しすぎていると、この闇すぎる色に飲み込まれてしまいそうな錯覚を覚えていたから。 例え夜を知り夜に生きている存在なのだと自覚をしていたとしても、それは面白くない感想だった。 ――夜と闇とは。きっと似て非なるモノなのだ。 例えば、闇は非物理的にも存在し得るではないか――――ヒトの心の中だとかにですらも。) …ッ。 ( が、しゃん けたたましい音を立て祭具を祭器を蹴り崩す。 延々とその音色が響き渡り木霊して、消えきるには随分と時間が掛かってしまうらしい……耳鳴りを思わせる残響音の中で、吐息。) [Thu 14 Apr 2005 14:53:31]
お知らせ > 弦の音さんが来ました。 『ビィ・・ン。』 [Thu 14 Apr 2005 14:53:22]
フィー > ( ――――やがて。 闇の闇。黒の黒。底の底。奥の奥に辿り着く。…ぐずぐずと粘付いて生暖かい空気と言い、反響し続けなかなか消えない足音の残滓と言い…まるで何らかを招き生み出し世に解き放つ為の産道のようだ、なんて。面白みの無い思考が浮かんで歪む唇。 …嗚呼。あの、彼女が「神」として認知した肉塊も。このような場所に存在していたではないか。 …同じように地に潜る輩というのは、浮かべる発想も信奉するモノも似通ってくるのだろうか。 …些末な思考を振り払い。足を、掛ける――埃の溜まった、けれども今以て存在し続けている祭壇に。) [Thu 14 Apr 2005 14:42:19]
フィー > (何の例え話だっただろう。 ―悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように混じり気なく、接吻のように甘く。― 少なくとも黒さと純粋性だけは満たしている、真闇。 甘く終われば良いのだけれど、熱い熱い某かが待ち受けているのかもしれないか。……厄介な、話。感覚の大半を警戒に回してしまって、半ば眼差しにすら頼らぬままで。…奥へと歩む。 一歩 一歩。 己の奏でる足音ですら。常人に比べ遙かに小さく軽いはずなのに、この真っ暗な底の底では五月蠅しい程に聴覚を掻き毟り自覚させられてしまう障害物。 …不機嫌顔を見られずに済みそうだ、というそれだけが。暗闇に救いとして見出せる物だろうか。) [Thu 14 Apr 2005 14:34:14]
フィー > ( 誰も居ない。少なくとも扉の前とその周囲――外側、には。視覚聴覚嗅覚でそれを確認し、扉へと手を掛けた。…埃っぽい臭いの空気に僅かばかり辟易してしまいたくなる、のは…基本的に潔癖性の気が有るからなのだろう。 ふるり と一度だけ首を振るい、今はソレも我慢する事にして。 …重い扉を押し開けていく。 …地底の暗闇よりも尚暗く黒く。濡羽玉の漆黒が飽和し溢れ出してくる、其処を。扉の向こうを覗き見て――奥へと。一歩。) [Thu 14 Apr 2005 14:27:34]
フィー > ( 地下へ地下へ下へ下へ。ただひたすらに長い段差が続いている。こんなにも陽の下、或いは人目から離れてしまいたかったのか。 彼等の隔絶感と虚栄心を想起させるような螺旋階段の長さは――半分は納得がいくようで。もう半分では理解なんてしたくない。都合のいい話かもしれない、けれど…所詮外部の全てを遮断しての生命なんて、存在として有り得ない、許されない、と思うのだ。 個を以て完結する生態系なんて。 闇に生きる己等ですら、他者と関わらねば生きていけないのだから――――) …馬ぁ鹿。 ( 何を、どうでも良い事を考えているのだろう。 まるで夜道の代わり映え無さに幻を見たような気分になった。 舌打ちを押し殺し…損ねたかのような曖昧な貌になってしまいつつ……やっと。 こつり 螺旋の最下段に辿り着く。 ――目の前には扉。) [Thu 14 Apr 2005 14:23:50]
フィー >  …………っ。 ( 此処まで来れば安心、だ。陽の光が届かなくなった事を確信してフードを下ろす。 小さく、吐息。 …後二つ、だった筈。地図にある祭祀場…その内の一方の扉を潜り、奥を目指し歩き出していた。――昼間に出歩くのは避けたかった、が…他に時間が無かったのだから仕方ない。 少々眉を顰めて仕舞いつつ…何となく歩みは普段より早い。精神状態を表しているかのように。) [Thu 14 Apr 2005 14:18:09]
お知らせ > フィーさんが入室されました。 『( 足音 )』 [Thu 14 Apr 2005 14:16:03]
お知らせ > フィーさんが帰りました。 『( 考えを無理矢理に纏めつつ。 …一端の帰還。 )』 [Tue 12 Apr 2005 22:29:02]
フィー > ( 出口。 ふと振り返った。 ……やはり何もないのだ、と。 ならば何故呪は現存し、機能し続けていたのだろうか。 …どうやら解りそうにない。所詮「彼等」とはきっと、想像も思考も同一ではないのだろうから。なればこその異界、なればこその異教。 ――詮無き思考には蓋をして、今度こそ表へと。……使い魔と合流すれば、その背に揺られ引き返す事としよう。 …次は。明日は。この近くにまだ幾つかある祭祀場へと向かおうか。) [Tue 12 Apr 2005 22:28:41]
フィー > ( 沈黙。 沈静。 ……嗚呼。大丈夫なのだろう、と。 ようやっとそれを確信出来て、安堵してから。 引き抜き振り上げた刃を一息に――落とす。      怨。の、音。 実体ではない聴覚を掻きむしる某か。暗闇より夜闇より尚黒い、光。溜め込まれたそんな物を吐き出して――呪の文様は、そのまま裂けた。) …………一つ。 ( これで。 後二つ、後二日、という事になるだろうか? ――こうして何事も無く終われば良いのに。 そんな事を考えながら…抜け殻と化したこの場を後にすべく。歩き出す。) [Tue 12 Apr 2005 22:24:59]
フィー > ( これを破壊すれば終わるのだろう。――少なくともこの場所に関しては。 低く低く、そして深く息を吸い。 外套の奥、腰からナイフを引き抜いた。 ――壁画だの何だのではなく。 柔らかな素材でしかない事が大分救い。 破壊するだけ、引き裂くだけ、なら苦もなく終わるに違いない――――妨害さえ、無ければ。) [Tue 12 Apr 2005 22:14:05]
フィー > ( 足音は酷く小さく。 そしてたった一つだけ。 …寂しい話。 依頼が全て終わったら、先の依頼の公園の。あの桜を見に行こう、なんていうそれが内心。 ここ二日の療養の間に見に行っていても良かったのかもしれないが――――それをしなかった、のは。 どうせなら何も心配の無い状態が良かったし、そして入院してしまった彼女なども一緒が良い、と思うから。 …たくさんで、一緒に。何だってその方が良いに決まってる。) ――っん。 ( 思考中断。 やがて最奥へと辿り着いたから。 漆黒の古い天鵞絨が揺れる祭壇。床まで届き拡がる紗幕に、血のような紅い文様――呪の陣が描かれている。…邪の気配の源は。これか。) [Tue 12 Apr 2005 22:09:02]
フィー > ( …とうに廃棄されている、のだろうか。 新しい臭いを感じ取れない。 …けれど。 今まで見つかっていなかったのならば、何かが残されている可能性、は――在る。 ………何より。 この苔生した臭い達の中に混じる邪は。何だ。) …ぞっとしない話。 ( 主すら居なくなって尚、ひょっとすれば何らかの魔が巣くい続けているかもしれないだなんて。 肩を竦め首を振って……奥へと向かい歩み出す。……もっともっとずっと奥。闇の深淵。それを目指して。――――大抵、どんな祭儀の場だって。大切な儀式とその為の物は奥の方に奉られる物。――其処へ歩むまでの信者の真理、という物も計算されているのだから。) [Tue 12 Apr 2005 22:02:39]
フィー > ( そう。 傷は大凡大丈夫、だから。 だから依頼に戻る事にしよう。 ――元より己から言い出した事。責任を取らない、なんて自分で自分が許せない。) ――此処。だね? ( 低い天井。重い扉。 まるで土中に埋もれるように擬装され設えられた土製の扉に手を掛けた。 ………… ぎ、し 重い音。 血の臭いではなく――濃密な古い土の臭いばかりが混じる。 黴臭さに少々眉を顰めて仕舞いつつ、も。 入り口に使い魔を警戒の為待機させて、己のみで内部へと滑り込む。) [Tue 12 Apr 2005 21:57:53]
お知らせ > フィーさんが入室されました。 『( このままで、は居られない。 )』 [Tue 12 Apr 2005 21:55:13]
お知らせ > ハンダさんが退室されました。 [Sun 10 Apr 2005 15:28:33]
ハンダ > (「キャンプファイヤー」にて。夕陽の沈むように染まって、)         (…また、暗くなるのだった。) [Sun 10 Apr 2005 15:28:31]
ハンダ > (――俄かに祭祀場は、男曰く) [Sun 10 Apr 2005 15:27:47]
ハンダ > (宗教だとか呪術だとか。全く以ってちんぷんかんぷん。 火を起こすのは騒ぐ為? くらいの認識しかない。火の無い其処はとても暗くて寂しいけれど。) どうせコレも壊すンじゃよなァ。 (それならば、と男は左手を組まれた木に ぽん と置いて。) …燃やすのも在りやンな。 (――ぐ、と左手に何か集中をさせるように。じわじわと熱が凝り固まる感覚。) [Sun 10 Apr 2005 15:24:01]
ハンダ > (揺れる紙の名前は忘れたけれど。髪の毛か何かのように垂れ下がる様子は余り気持ちの良いものではない。 等間隔で岩壁に差し込んである。松明の代わりにしては、何とも。) (奥へ踏み込めば、中央に組んである木の…、) キャンプファイヤーでもして盛り上がってたンじゃろか、 (四方を囲む縄を潜り抜けて其方へ。) [Sun 10 Apr 2005 15:16:09]
ハンダ > (何やら巨大な祭祀場が見付かってそして潰されたらしいが、一連の事柄は己の寝ている間に起こった事。マイペースで地図を辿っていた男には知る由も無い。 兎に角早く帰りたいの一心のみ。辛気臭い場所は好まぬのと、何より携帯食料に飽きた。) 酒飲みてェー…。 (長い舌だって渇いてしまうわと出したり引っ込めたりで忙しない。 山伏の如く床を叩いて歩き回って、――着いたのが小さく開けた場所。)   … 東国風? (矢鱈に真白い紙が、細く切られた其れが、風も無いのにヒラヒラと揺れていた。) ――あ! 酒とか供えて無いンかな。 (基本的に罰当たりな思考回路だった。祭壇を探しつつ。) [Sun 10 Apr 2005 15:10:30]
ハンダ > (調査五日目。) 今日でやっとこ最後じゃの。 (やれやれだと云いながらバンザイのように両手を挙げて伸びー。 …昼だと云うのに明るくない祭祀場に金色双眸がぎょろりとコンニチハ。お邪魔しまー、と間延びした声が染み込む。) [Sun 10 Apr 2005 15:03:06]
お知らせ > ハンダさんが来ました。 [Sun 10 Apr 2005 15:00:20]
お知らせ > フィーさんが帰りました。 『( それはほら、早い者勝ち。 って。 冗談も言える仲。 )』 [Sun 10 Apr 2005 00:41:07]
お知らせ > エムイーさんが帰りました。 『…第一、お姫様抱っこするのは、騎士、なのですよ? ――なんて、笑おう。』 [Sun 10 Apr 2005 00:40:09]
フィー > 其処はー……あぁ、うん。頑張るって事で。 ( ぷちがっつ。 取り敢えず根本的に解決出来ていない論法だけど。 …頑張りたいと思える相手だと、仲間とか友達だとか、そう思えるようになれた相手だからそれが嬉しい。 ……やっぱり、逃げなくて良かった、と。) …綺麗なんだ。 こう、月の下に桜色が―――― ( なんて。 今はこうしてゆっくりと歩いて帰っても安心だから、気の抜けた会話だって愉しもう。 …のんびりのんびり。 まずは…病院に赴かねばならないのだけど。 それまでは、友達感覚で一緒にいるのがやっぱり、役得。 ……いざ地上へと。) [Sun 10 Apr 2005 00:37:52]
エムイー >  …私、ほら――重いです、し、ほら、 ……鎧とか、槍…とか、あと、ほら、 翼、邪魔ですし、 です …う。 ( じんわり涙滲ませつ、冗談だと思うから笑う。血塗れだけど、生きてる。 二人で生きてる、涙が出そうなのは其れも。 ) …… 行きましょうですよ、 フィーさんがお仕事終わったら―― ……桜、見に行きましょう …ですね。 ( 足を引き摺り、それでも長くても。 遠くても。 ) ――無駄話、たくさんしましょう。 ( なんて、のんびり太い眉毛をハの字にして、肩を貸し合える嬉しさに、きちきちと羽根を鳴らした。 ) [Sun 10 Apr 2005 00:34:33]
フィー >  …………頑張ってお姫様だっこ、とかして帰ろうかなぁ。 役得な感覚で。 ( 彼女の様相に。そして、己等が勝ったのだ、という確信に。 安堵の吐息を深く、深く。……残された祭具が槍の先。 多分アレが核で本体。……大丈夫なんだ、って。確認し確信して。) …肩、貸して。 ( 病院には…まぁ、うん。己も行こう。 傷を再生させる為の血を分けてもらう為。 互い色々な赤にまみれてしまった腕を重ねつつ……そっと。あくまでそっと。 体勢を変え彼女に肩を貸す形。……地上への道程が長いなぁ、なんて思いつつ――歩く。) [Sun 10 Apr 2005 00:30:08]
エムイー >  ―――……  ぇへ、 …  ……足、痛い  …ですよぅ  ( づきづきと、染みる。沁みる、か。砕けてないなら多分一週間くらい、か、なんて泣きそうな顔を向ける。勝った?なんて、確認するまでも無いのは、傍らに立つ人がそう判断したから。 ――判断を丸投げするくらいに、 ) ……――フィー…も、ね …… その、なに …病院、行かなきゃダメです、よぅ? ( ぅへへ、なんて泣き笑い。足がじんじん痛いから、傍らに立ってくれた彼女の血塗れた腕に返り血に塗れた手を沿えて、 ―― 軽く体重預ければ、証突き刺さるままのランスを提げて歩き出そう。 ) [Sun 10 Apr 2005 00:25:28]
お知らせ > 【喰】さんが帰りました。 『 ( 忌々しや。 )』 [Sun 10 Apr 2005 00:24:05]
フィー > ( そして。文字通りの神殺しの槍。 そんな彼女が地へと降り立つ。 …機械。金属。そして、神殺しの咎を負ったモノ。 ……だから? それを悪いなんて、己は決して思わない。 少なくとも彼女は優しくて。 誰かの為に闘ってくれるのだ。 …それで充分。) ……………ありがとう。 …お疲れ様。 ( そっと。 囁くようなそれを口にしながら歩きだそう。 傷ついた彼女を支える為に。 一緒に帰る事が約束なのなら、そのくらいは赦されたって良いと思う。) [Sun 10 Apr 2005 00:20:04]
【喰】 >   ( 殺し合いの末に立っていたのは。 彼女達だった。 ) [Sun 10 Apr 2005 00:19:08]
【喰】 >  ぶじゃあ。 ( …その肉体を、自重と、威力を加味された 衝撃で、大地に … 潰れたトマトのように、広がりながら。 ) パ、キ。 ( 身体の奥の奥の奥の奥にあった、最初の、最初の 祭具。 穂先に 貫かれていた。 中級魔を 殺した証にでも なるかもしれん。 ) [Sun 10 Apr 2005 00:17:36]
エムイー > ( 一瞬視界が肉色に、そして衝撃の黒から、熱い赤に、自らを槍と化す如き風に乗る者(Rider)の必殺は ) ―― ァ嗚呼アアァアア嗚呼ァ―――ッッ!! ( が しゃァアッ! と、地面を両足で一気に踏み締め金属の骨が軋む激痛を無視するように吼えれば転倒を堪える、背を落ちる神に晒した侭に、 仲間に預けたままに、 赤に塗れて、びしゃ ッ!と両腕を拡げた。 足が痛くて、動けない。 ) ( ――最後じゃなかったら、 ) ……。 ( 逃げて欲しいなあ、なんて、 思えるくらいに。 吼え声は冷静の為の吸気を求めて。) [Sun 10 Apr 2005 00:16:45]
フィー > (  貫いた。  )   っ、ぁ。 ( 何だか呆気に取られたよう、な。 そんな声を小さく上げる。 …手の内から、抗うような抵抗が消え去った。 文字通りに貫かれ爆ぜて消え去った。 がくん と一気に引き戻せた腕を抱え込むようにしつつ――見つめる、推移。 足下に残したナイフを拾い上げながら。 …………お終い、なのか。これで。 …最後までを明確に見極めないと。 油断は、出来ない。) [Sun 10 Apr 2005 00:14:47]
【喰】 >  ( 砕けて 爆ぜて 貫かれて 死ぬ。 )  ず、  ずずん   っ ( 堕ちる。 ) [Sun 10 Apr 2005 00:11:51]
【喰】 >   ド、 ズン。  [Sun 10 Apr 2005 00:10:57]
エムイー > ( 人間じゃあ無い。だから人間より鍛えるのが遠く、人間には差別され、疵付けば魔法にすら頼れぬ。其れは代償だ、 何の? 人を護る(神を殺す)為の! ぎちぎちと八重歯を剥き出す。鮮血に塗れた紅い鎧のまま、加速する紙飛行機の理論――斜め落下の重力と、自らの加速と、自らの鎧と槍と肉体の重さと、 全てを槍の先端という小さな一点に凝縮する三次元を利用するチャージ! ) 砕けて 爆ぜて 貫かれ ろ  ッ  !! ( 手前の着地等考えぬ。相手が硬すぎる、若しくは柔かすぎる、地面への自爆の危険も。 ――動いて躱す、は考えなかった、其処に仲間が居たから絶対、逃がさないと信じるから。 一気に貫く為の自分を武器にした突進―― 当たるか 殺せる か ッ! ) [Sun 10 Apr 2005 00:08:33]
フィー >  ――――保つ、よ。 ( 保たせる、じゃない。 信に応える事を己に課した。 少しだけ高めの腕力を、信じても居ない創造主に今だけ感謝して――腕から血が飛沫く。 だから、どうした。 今己がするべき事は――この捕縛を解かない事、のみ。 それ以外など後に回して構わない。 捕らえて。捕らえて。引いて。引いて。縛り付けて。引きずって引きずられて――――) ぃ…けぇぇぇぇっ!! ( 嗚呼。例え金属だろうが、その翼は十二分に美しい。 宙を舞い今まさに一撃を見舞わんとする彼女、に。叫ぶ。) [Sun 10 Apr 2005 00:04:39]
【喰】 >  ( 飛翔騎士に 無様に 刹那、空中停滞する様を見せる事になった ――!) [Sun 10 Apr 2005 00:03:31]
【喰】 >  ( 小娘 … ! ) ( 忌々しい忌々しい忌々しい 小娘 ! ) ぐ  、  ン。 ( 忌々しい 抗いめが … !) [Sun 10 Apr 2005 00:02:37]
エムイー >  ――フィー!一呼吸! ……一呼吸だけ持たせて―― 其れでッ! ( (ごう)!と跳躍、引き裂きながら腕を振るい乍ら、びしゃびしゃと触手の割れ目から弾ける液体鮮血にぬらぬらと銀鎧を白肌を汚しながら寧ろ心地良いと思うなんて今は狂っているなんて否之は殺さなきゃいけないものだ如何して?神だ。神だ、出来損ないの神か神の御遣いか知らぬが禍々しくも神に属せば――魔に属しても、 神に属せば。 人でない。 ) …… ―― 生きよ う! ( ――否!そんなの如何だって良い、今は仲間を殺そうとする自分を壊そうとするなら倒す、其れだけの理由だ、きっと。触手が暴れられるほどの空間ならば空中を、ぐるりと一回転―― 間に合え、間に合え、 ――信じて。 …間に合うッ! ) [Sun 10 Apr 2005 00:01:20]
フィー >      っ!? ( しかし、此方は予想外。 其処から動かないと思っていた「本体」が前進し出す…触手で鞭で繋がって、引きずられるように床を踵が擦っていく。) っ、の……この…………っ!! ( 尚、抗う。 恐らく止めきれはしないだろう。それは解っている。 だが、幾らかでも減速させる為に。 …少しでも、彼女の負担を減らす為、に。) [Sat 9 Apr 2005 23:59:41]
フィー > ( 笑うか。嗤うか。……その差異、はあまり解らないかもしれない。 …いや、解りたくないのかもしれない。 けれど。 振り向かなかったというそれは事実だ。 彼女の声が、 彼女の気配が、 彼女の闘いが。 確実にこの心に火、を灯してくれる。 ……凍り付いたような冷たい鼓動の種、己ですらも。) ぅ……っっ――――!! (絡め取る事は、出来た。 …革のそこら中に埋め込まれた棘で触手を傷つけながら…痛む手も添え、両の腕で力任せに引く、引き絞る。 …己がそうやって押さえておく事が出来れば……彼女は、短い二本以外を相手にする事、が無くなれる。) [Sat 9 Apr 2005 23:57:44]
【喰】 >  ( だが、 突貫を行う 力は得た。 どこから? フィーからだ。 触手で もって、何もかも 奪い食う牙。 一瞬だけではあったが、 貴様の肉は美味かった … !) ぶ、   ぉ  ン! ( 浮遊する、球体本体が、加速し出す。 エムイー程ではないが。) [Sat 9 Apr 2005 23:57:12]
【喰】 >  ( 忌々しいのは。 近距離、中距離の戦を同時にしなければ、ならん事だ。 ひとつの脳で、二つの戦。) ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア、  オン   ! ( 二本目、 開きになろう! 忌々しや。 )    ずるるん!    ( 鞭に、 残っていた二本の触手が 絡めとられる。 びじ! びじ! と 痛みに触手が震えながらも。 ) [Sat 9 Apr 2005 23:55:03]
エムイー > ( ――痛みが連動しているなら、 此処の暴れは決して後憂を絶つ為だけの行動ではない。と ) ――大変 です よね! ( 嗤ってやる。 嗚呼、憎いのは之が殺さなきゃいけないモノだからだ。フィーが後ろを見ないでくれて良かった、今私は非道い顔で歪めて嗤っている。 槍を、振るえるかッ!突き刺せたかッ!? ) [Sat 9 Apr 2005 23:52:26]
フィー > ――――口内炎にでもなりやがれ。 (血を浴びて、笑う。 深くはないが、けれど牙に裂かれた形の左手がぼたぼたと血を零す。 鞭を伝い落ちていく紅い色 …嗚呼。 一応、人間と同じ色を宿している生物らしい。 まるで他人事のように己の事を自覚しながら…次だ。 動きとして同時に行いきれない部位があるなら、後はそれをどうにかしよう――力の入らない其処から右手に持ち替えた鞭を、やや上向きに振るう。――長い触手。動く素振りを見せないのなら、纏めて絡め取る算段で。) [Sat 9 Apr 2005 23:52:18]
エムイー > ( 迷いは即ちリミッター。ブレイカー。迷い続けなければ自分が自分で無くなる壊れる、今はでも壊れて良い、壊れなきゃ自分は迷って殺せなくてきっと今出来たばっかりの――仲間、 友達なんて心の中でもおこがましいので、 仲間を結局殺す。そんなのは、 ) ……人間でも“意識して”沢山の腕や足や口を動かせない、判るよ?だって―― 私が羽根を動かしながら戦うのって凄く難しい!「そういうイキモノ」に作り変えられたのにさ!だから『お前』も、 ( 翼に力を込めて飛翔の予備動作の跳躍、本来無駄な其の動きに槍を突き出して、と付け加えたら如何なる? ――無防備に浮かんだ其の肉触手を突き刺し、そのまま空中で身を捻り亦「開」けるかッ! ) [Sat 9 Apr 2005 23:50:05]
【喰】 >  ( 一本の長触手は、開きにされて、死に。 もう一本は、今、カツオのように、宙を浮く。 二本、長触手が 動かずにいるのは。 六本は流石に同時に動かせんからだ。 )  ―― ! ぶじん! ( 振りぬかれる、 刺の鞭。 短触手の 口から 零れた鮮血は。 はたして、怪物の血だけか、どうか。 ) [Sat 9 Apr 2005 23:47:54]
フィー > ……………安心、かな。 ( 背後を任せられる、のは。 嬉しい。 届くかどうか、それは解らないけれど口にした。 ……彼女に、任せよう。ならば己は。) ……っ、ぁ…っぁあっ!? ( 腕に食らいついてくる、牙。咀嚼され食い千切られれば――多分元通り、になれるには相当の血量が必要になるだろう。 ともすれば衝動のまま背後の彼女、を…喰らいかねないくらいに。 それは嫌。鞭だけ喰わせ腕を退く――寧ろ振り抜くというべきか。外側へ。噛まれた鞭を引きながら。 …ざり ぎり 鋭利な皮膚を削ぐ為の棘をその口内に。) [Sat 9 Apr 2005 23:45:06]
【喰】 >   ドォン! ( エムイーの ランスを 持つ腕に 最初は、衝撃を与えた後。 ) ずるるん! ( 穂先を 滑り、 まるで 一本釣りされた カツオのように、宙に浮いた。 )  [Sat 9 Apr 2005 23:44:01]
【喰】 >  ( ねじ込む。 鞭をたたき付けるでなく、束をねじ込もうとするのなら。 ) バグン ッ! ( 棘鞭を持っている その手も … 諸共一緒に食ってしまおうと! ランスの穂先を飲み込もうとさえ した 触手の口と 牙だ … !) [Sat 9 Apr 2005 23:41:54]
エムイー >  ……うん、だから絶対に其処を安全に―― ( もしも二本の長い其れが死ななきゃ、殺しきれて居なければフィーは、彼女は死神の腕に抱かれている状態だ。だからこそ。 ) ……絶対に、 安全にする、です ッ! ( 即反撃は不能、併し暴れるだけの狙いが浅い行動、直線的な殴打への対応は――曲線を持つ槍を身体に押し付けるように構えれば其の一閃を反撃を一切考慮しない、回避のみに思考して「流す」行動を狙うッ! 穂先の向きは無論フィーとは逆方向に、だ。 ) ――暴れるだけなら、 怖くない ですよ! ( 力が、早さが上回っていてもこっちには二人には考える頭と、技術と、コンビネーションが、 ――即興だって。 在ると、信じる。 流せるかッ! ) [Sat 9 Apr 2005 23:40:20]
【喰】 >  ズバシャ! ( … 『触手開き』が 一つ出来上がる。 ぶちぶちぶちぶち!と 肉が裂ける音を立てて。 ) ぶぉん! ぶぉ! ( エムイーが次に向かった触手は、たった今フィーが切りつけた触手。 痛みに暴れるような、 それ。 駆け寄る 騎士の横合いから 横殴るように、いった。) [Sat 9 Apr 2005 23:35:35]
フィー >  解ってる! …けれどそっちも無理はしない事っ! どのみち、本体が彼処から動かないなら――こっちは下がりさえすれば触手から逃れられるんだから! ( 叫び返そう。 とはいえそれだと終わらない事、は解っているから…例え一度下がろうが。 体勢さえ整えれば直ぐにまた、前進へと転じる算段で。 右手のナイフを振るい触手へと斬りつけながら。 …………手数は、肉塊の方が上。…ぎちり と逆の手の鞭を握り直し――) 悪食さん。 …此でも喰ってろっ! ( 棘だらけのその鞭の束。 肩へ食らいつかんとする触手の牙口へねじ込まん、と。 ――斬りつけた触手だが、流石に切断はしきれなかったか。 …いや。大丈夫。背後の彼女、が其処に居る。) [Sat 9 Apr 2005 23:35:32]
【喰】 >  ( 忌々しいが 巧い。 魔が叫べるなら、そう叫ぶだろう、余計に貴様らの魂を啜りたい…! ) ザ、シュウ! ( だが。 長触手に取っての 『内側』に入り込んだ フィーの ナイフ。 表皮と、 肉を、 抉って ッ! ) オオオオオオオオオオオオオン!( 鎌首を持ち上げるように、本体の近くにある、短触手が 動いて。 フィーの 肩口へ 噛み付こうと!) [Sat 9 Apr 2005 23:33:44]
エムイー > ―― 前だけに気をつけて!私が二本を殺すまで、 絶対に無理は、 駄目、 ……生きようって! ( 吼えてやるッ! ) [Sat 9 Apr 2005 23:30:53]
エムイー > ――は、 ……ァあ 嗚呼! ( 判った、憎いんだ。人間相手じゃ、虎の人相手じゃ、私は全く戦えないのに如何してこんなに冴えるのか。一歩左方に踏んだのは「真っ直ぐ狙ってくる先端」がどんなに突き進もうと最速では槍を飲み込めぬのを狙う程に今自分は“殺す”為に動いている初めてだ!嗚呼―― ……) 『お前』は ―― ( 故に飲み込む為には軌道の変化を必須とするのではないか?そんな暇は与えぬ! 踏み込んで行った黒い彼女の援護のために一歩でも動く、一本でも殺す!殺し続ける、刃の無い槍は併し力任せに触手を内側から「開き」にせんと槍を打ち振るい、成功すれば一気に地面を蹴れ もう一本の 布を打つ触手に向かわんとッ! ) [Sat 9 Apr 2005 23:29:16]
フィー > (前方から来た触手。そして前へと向かう己。――交差しつつ。傍らのその触手の幹へ、と。) ――――っ!! ( 力任せで大振りなナイフを叩き付ける。触手に目がない、のは解ったし――序でにその牙は先端にある。中程を狙い切断を目論むのは。有る意味、常套。) [Sat 9 Apr 2005 23:27:46]
【喰】 >   ばっしぃん! ( …そして、フィーに避けられる。 外套を ボロ外套へと 変えるように、触手は布を打つだけか。 ) ぎょろり。 ( … 本体の 単眼が、大きく開く。 ) [Sat 9 Apr 2005 23:24:46]
【喰】 >  ( 火に怯えたのは 逆奇襲だったからだ。 そして、この二人 … 餌ではなく、敵だ 自分を殺す可能性を持っている ッ。 ) ずぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ っ !( なれば、 この触手、一本持っていけ。 チャージ・ランスは正確に、触手の先端を貫く。 貫け。 ) が、が、が、が、が、が、が! ( 激痛に。 フィーへ 向かっていた触手は甘くなる。 だが。 ) ずぶぶぶぶぶぶぶ! ( 貫かれて。 まるで、串で焼かれる 魚のように、 穂先を 肉幹に通されながら、 進む進む進む進む! ランスを 飲み込むように。 ) [Sat 9 Apr 2005 23:22:54]
フィー > ( ……「ソレ」を留める為のようなモノ、は見あたらなかった。どうやら――直に闘い叩くしかない、という事らしい。 そうなれば厄介の度合いが更に増す。…何せ相手は浮遊しているのだから。 空を飛べる彼女、を頼りにせねばならない事には……嘆息一つ。己自身が情けない。) ――来るよ、っ! (再度触手が伸びてくる。 彼女へと警戒の言葉を一つ…反射気味に低く、低くその態勢を。――伸びてくる触手の先には、中身を失った外套だけが残される感覚で。前方へ、炎を躱し駆けだした。 …少なくとも、一本は。きっと彼女がどうにかしてくれる。――信じた。) ――――駄目だな。 やっぱり…逃げる約束は守れそうにないょ。 (彼女に聞こえるかは解らない、けど。 やはりそれが己の決定だった。 背後、騎槍と触手との交錯を聞きながら――前へ。腰からナイフと棘鞭とを引き抜きながら。) [Sat 9 Apr 2005 23:20:09]
エムイー >  ……似た子を見たばっかりだから、ちょっと大丈夫―― ……う ……んン――… ( 違う。全然違う。アレは魔法で造られた子だ、産み落とされた子だ。今目の前にいるのは如何してこんなに不愉快なのか?自分と同じ化け物じゃないか、前感じたのとは違う、無理矢理心底不愉快を焚き付けられるような―― …… 考えている、 暇は 無いか。 ) じゃあ見ましょう、絶対に、約束。 ――生きますよ! ( 相手の腕は4、本体がどんな能力を持つか知らぬが今突撃しても四腕に絡められて死ぬ。 かも知れない、じゃあない、死ぬ。先ずは―― ) ……武器が肉体、その弱点を突きます ですよ! ( 一歩左方に回避の軌道を取り乍ら只単純に槍で「突く」動き。相手の触手が槍より長かろうと触手の先端に槍を叩き込むは器用と集中と技術、打ち払えば最悪フィーが二本を相手にする、それは 駄目だ。 ――ぐ、と一歩歩んだそこで腰を低く屈め、馬の上で槍を突き出すランスチャージの穂先は真っ直ぐその触手へ――本体に目、触手に目が無いなら細かい動きに対応出来るか、炎の壁の陽炎抜けて! ) [Sat 9 Apr 2005 23:17:20]
【喰】 > じゅる、 … っ。 ( … そう、 間合いで 言うなら。 長触手は、ランスより、三m長いぐらいだ。 本体の近く、…短触手は二本。 儀式は、完了してしまった。 現界しきっている。 そう … 巣だ。 言い得て妙か。)  [Sat 9 Apr 2005 23:12:31]
【喰】 >  ずるん! (そのような擬音を響かせ――四本の長触手の うち、二本を中間へ戻し。 戻らせなかった二本。 火壁に、一拍遅れさせられたのが 口惜しい。 相手が構えたが …仕方なし。) ひゅご! ( エムイーの鋼鉄胸板を 燃え上がる火を突き抜けるようにして、ぶち叩かんとする 一本と。 ) ひゅ、っごう! ( 比較的軽装のフィーには、まさしく 噛み付こうとするように、伸ばされた もう一本!) [Sat 9 Apr 2005 23:10:35]
フィー > ――――ビジュアル的に苦手だな、あれっ。 (頭を押さえたくなった。 腕も脚も何もない、環形動物じみた触手が火を怖れ一度退いていく。――先のソレ、はならば「本体」という事になるのだろうか。 肉のカタマリ。 きっと、そうとしか形容出来ない。 ――その単眼と目があった。 眉を顰めて。) じゃぁ生きよう。生きて帰って一緒に笑えますように。 …あぁ。 この前公園整備を依頼されてたんだけど、ね……きっと、帰る頃には桜が綺麗だと思う――――見に行きたいな。 ( 単純だ。けれど、帰る為の理由、をつけては置きたかった。唯漠然としたモノではなく。 …その為に頑張れるように、と。) 寧ろ、彼処から動けないんじゃないか、なっ――触手の伸びる先しか喰らえないか、それはどうだろうか解らない、けど。 ……直に倒す事を考える? それ、か――仮に此処から動けないのなら、それってこの奥に存在を固着させる為の陣なり何なりがあるかもしれないとかっ! ( 其方を壊せるなら、多分その方が手っ取り早い。 …今にも飛び立たんとする彼女の背後、から…肉塊へと目を向けて。 そして、その周囲への観察眼。 …儀式の跡、そういったモノが無いかどうかを。) [Sat 9 Apr 2005 23:08:44]
エムイー > ―― 頑張りますよ、頑張って生きます。 頑張ってまた話しましょう、 頑張って――。 ( 臆病者だ、私は。臆病だから生きられた、臆病だから逃げてきた。今日も逃げられるなら逃げてみせる、けれど如何してあの日の虎の不敵な笑顔が浮かぶのか。 ――頑張ろう、という言葉に 頑張ろう、と思う位に。 ) ……勘ですから当てずっぽうです期待しないで! …此処はきっと“壷”の奥。岩戸は隠れ家!何処までも同じ力で凄い速度で追えるなら「帰ってくる足跡が在る筈が無い」! 此処は根!此処は家! ( 臆病者らしく頑張ってやろう、一気に今までの記憶を計算を全て吐き出すのはからくり人形と魔法生物の無機質と人間の計算。ぱしり、と両手でランスを普通の素槍の如く構えれば翼を飛翔に適した台形に姿変える。 薄っぺらい翼じゃあ彼女を守れないし、彼女は守られに来たんじゃあない。 ―― は、と息を吐き炎に遮られる相手に『向かわない』 ――身構えず突撃して勝てる相手なモノか! ) [Sat 9 Apr 2005 23:02:59]
【喰】 >  ( 祭壇の上に浮かぶ、大きな大きな、直径四mぐらいの、肉色の球体。 ぎらぎらと、光る、単眼。 くっぱりと開いた、大口。 その威圧は、中級のそれ。 … 昇格手前のエムイーと、若手のフィー。 … 互角ぐらいか。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:59:54]
祭祀場 >  ゴオオオオオオオオオウ ッ ! ( 忌々しくも、巧い。 岩戸の入り口と評する所に、火が広がる。 ) ふしゅ、お、お、お、お、お! ( 暢気に覗いてきたら、『一口』で 持っていく積もりだったのだが。 四本の、太い、触手――その先端部、眼無し、鼻無しの、口と牙だけ―― それらが、一拍足止められた。 広がる火に、映し出される岩戸。 その奥の広間、『居るモノ』の姿。) [Sat 9 Apr 2005 22:56:00]
フィー >  頑張ろう、うん。 ( 多分誰かが死なないのが重畳で。 誰もしなないのが最良。 出来ればそうなりますように、と。 …基本的に神と真逆に位置する存在の一端ではあるが。 そのくらいは願わせて、欲しい。) ……そうみたい、だっ。 ( 最初。 此処の入り口を、まるで怪物の口のようだと思った。 …強ち間違いではなかったのかもしれない。 …此処を訪れた人間達が喰われてしまうというのなら。 ) ――――っ。 ( 嫌な、音。鳴動じみて聞こえる程に、その鼓動の音色は大きすぎて。 息吹の音は激しくて。 岩戸の向こうへと投げつけられる焔、を見遣りつつ――ぎゅ、と。 闘う時ならば邪魔でしかない外套を引き剥がそうと。 ……何時までも護られているだけ、でも居たくない。)  [Sat 9 Apr 2005 22:54:36]
エムイー >  ……  ぁは ――…じゃ、 生きて帰りますですよ、助けられる為にフィーさんも、生きて帰ってくださいです。 ( 助けられる人にお願いする出来レース。所詮紛い物の騎士で出来損ないの天使には其れくらい。細めた目が、笑顔ではなく険に眇められるのは――。 ) ……もう確認なんか不要ですし、 ッ! ( 即座に行う行動は両手が開いていなければ槍は死角だらけだ。本来騎乗で使うランスも棒として振り回すにせよ矢張りその弱点は同じく。大食らい、中身だけ食べられた缶詰の食殻、騎士の残滓、そして音―― 即座に狙いなど殆ど付けない。ランタンを――砕ければ即ち火の点いた油瓶を!思い切り其の出てくる場所に投げ付け足止めを狙う、 ッ! ) [Sat 9 Apr 2005 22:50:38]
祭祀場 > ( …もう、覗いたら ソレは見えるはずだ。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:46:01]
祭祀場 >  ( ――骨も残っておらぬ、その甲冑の中身。まるで、生き物が持つ、『全て』を貪り食われたかのようだ、一滴も残さずに。) ( 彼女達が足を止めるなら、その足音の響きが消えるなら。) ―ドクン― ―ドクン― ―ドクン―。 (…大きな大きな鼓動の音が聞こえてくるだろう。 ) ふしゅぉ、ふ、しゅーっ。 ( 荒い、荒い、飢餓の息吹を、岩戸の開かれた所から聞くだろう。) [Sat 9 Apr 2005 22:45:40]
フィー >  ――――機会があったらなれる、んじゃ。ないかな。 うん。 (片目を瞑って。 その間にも歩みは進む。――石壁が岩壁に変わり尚歩んだその先、に辿り着きながら。) …僕も近いかな。 何となく解る、けど――使えない。 ( 軽く肩を竦めてみせて。 相手がしっかり弱点を露呈してくれるくらい己を信用してくれている、のに。 己の言い草は何て曖昧なのだろう。 ……そんな感情は。今は、押さえて。) ――――言いたかった事なんだけど。 ( 止められた前身。 金属の翼、は…いっそ盾のようにすら思えた。 護られているような。 そういう実感に目を細めつつ。) ……随分と大食らいな誰かさんが居るみたいだって事。 この先に。 ( 見上げるのは、岩戸。) [Sat 9 Apr 2005 22:44:07]
エムイー > ……あ、良いですねそれ、格好良い ――へへ、 騎士らしいから私がそんな役になれたら、って。 (でも生憎今は本隊だ。二人ぽっちの本隊、笑って目を細めれば肯き返し。 ――続いた言葉に、 ) ……はい、 ……聞きます。 ……と、云うかですね、その ――先に言うと、もう先じゃないんですけど、 ……私、魔法とか、そう云うの一切才能が無いのですよ。 ( 神妙な声、自分は一切気付けない。心当たりは自分が只の鈍感で彼女が鋭敏なのか、それとも今口に出した――信用した相手には云える、酷い弱点の由か。こつ、と足を止めて先に出ないように、と手を掲げるではなく一気に背中の羽根がざららららららッ! と、求愛するピーコックか或いは威嚇する毒蛇のように翼の展開、薄っぺらい鋼の翼でフィーの前進を遮ろうとするのは異様な其れ。視覚で確認出来るなら、思考出来るならその異様に前進を一気にゼロに。 ) ……スライム? [Sat 9 Apr 2005 22:37:36]
祭祀場 >  ( …何かを切り出そうとする、フィーが感じ取るのは。 大気に漂うべき力が、すっかり抜け落ちた空気と。 岩戸の奥の禍禍しさだろうか。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:33:34]
祭祀場 >  ( …規則正しく、規則正しく… 彼女達の硬質な足音が、壁に残響しながら響いていく。 奥に進み、奥に進むと 加工された壁から、天然の壁に変わり … 高く掲げられたランタンは、少し遠くに…。 壁に切れ目を入れ、開いたような、岩戸と…その直ぐ近くに。) ――。 (…まるで、でき損ないのリビングアーマーの様に、中身の無い甲冑が、戦の名残を伴って転がっているのを、見つけるだろうか。 だが、可笑しいのは。 中に着る胴着や、ブーツ、手袋などが …一緒に転がっていることだ。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:32:15]
フィー > ( 暫くは無事、に進める様相――何も無いという事を。この場合喜んで良いのかどうか。 …少しだけ人間より優れる夜目を奥へと向けてはみる、が――解らない。ランタンに照らされるそれ以上には、大した視覚的情報を得られるという事も無く。) ――――三人目のご登場、にも期待するよ。 ご都合主義で格好良く助けてくれる英雄に。 ( そんなモノはきっと幻想。 でも、口にするくらいならば冗談で気晴らしという類。 …喧嘩別れ、の冗談には小さく笑って。) …………一つ、嫌な見解があるんだけど、良いかな。 ( 親交の深まりそうな状況を、駄目にしてしまうのは気がひけた、が。 …自分が気が付き彼女が気が付いていないのならば――そのせいで悪い結果を招くのには耐えられないから。 さりげなく、という感覚で口に出す。 ……彼女とは対照的に。 影の如く、足音なんて皆無に近いそのままで。) [Sat 9 Apr 2005 22:30:17]
エムイー >  ………? ( 何か逡巡黙考するような沈黙に小首傾げる。魔法が使えないと云う弱点を持つマザリモノは結局弱味を持つ。神魔に気付けても、魔力には気付けぬ。 ――殺すべきと造られた其れに血を吸う鬼は含まれて居ない、だから相手にも気付けない。 ) ……はい、 ほら、意思表示?みたいな、ですね――共倒れしちゃうと、私はずーっと怨みますよ、です。 ( 良い人だ、と思った。目を細めて小首傾げればツインテェルを揺らし。…ん、と肯くのは。 ) ……出口が二つで喧嘩別れ――なんて平和的っぽくて良いんですけど―― と。 ( 冗句だって言える位に相手を信じれば、ランタンを次いで高く翳して先を見る。歩みの速度は其の侭、故にメトロノゥムのように1コンマ乱さずかしゃりかしゃりと空繰りらしく歩む。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:26:11]
祭祀場 >  ( …そう、そのような印象を、フィーが覚えるのなら。 …歩む毎に、進む毎に、大気中の マナが 薄くなるのが判る。 とは言え… フィーや、エムイーの身体に影響が出るものではないようだ。) [Sat 9 Apr 2005 22:23:28]
祭祀場 >  (…残された足跡の歩幅、刻まれ方を見るに。 罠を解除しようとして、立ち止まった…というのは、無さそうだ。) ――。 ( 空気は、…地下という事もあるが、まったく潤いを無くし。 死んだ空気と 思わせるだろうか。) ――。 ( …彼女達が、右の道を選び、歩き出したなら。 およそ、幾ばくかは、… 何事も無く、道は進むだろう。)  [Sat 9 Apr 2005 22:21:47]
フィー > ( 歩き出して、良い感覚を覚えなかった理由が解った。 此処は――――「生きていない」のだ。 生命の気配が薄い、とそう言っても良い。 血液という媒介を以て生命を喰らう吸血の徒なればこそ、の感覚ならば――果たして同行者がそれを察知するのかは。解らなくて、指呼し口にするのが躊躇われた、けど。 ――どうして解ると問われるのは不安だから。) その時咄嗟にどうこう出来るって。あんまり保証出来ないんだ。 兎角人は感情に左右される生物故に。 ――なるたけ。 君の意に添えるように。 ( 少々誤魔化し加減になってしまう答え方。 片目を瞑ってみせ、首を振る彼女の肩からまた身を退いてから。 …思案は差程しなかった。 こういう場合、きっと彼女の方が経験的に先輩なのだろうから。) …案外、先に誰か来ていたとか。 別の出口がある、とか? …だと良いね。 ( 頷いて示された側へと歩き出しつつ。 …希望形でしかない言葉なのはきっと当然。 …一番可能性が高い物なんて、決まってる。) [Sat 9 Apr 2005 22:20:02]
エムイー >  ――……最悪の場合、ですし、ほら ……先に決めておくと、です。 ( 笑われれば亦困った笑い、情けない笑い。ランスの先端で床をこつ、こつ、と音が出ない程度に突くのは罠対策なのか気まずさの発奮か。難しい、と云われれば緩々と頸を左右。 ) ……私だって、いやですし。 ( でも、決めましょう?なんて云うのは覚悟の証拠、続いた言葉には―― ん、と同意。意見が合えば安心するのが弱気。 ) ……新しい方―― ……かな、取り敢えず引き返した場所まで行って見ましょう ですか。 ……ほら、どうして行きと帰りの数が、合わないのか? ( 不自然だ。一方通行が落盤?そんな程度しか浮かばない、問いは確認、 生憎魔力は体内でぐるぐると巡る其れ――外部のマナはカァドでしか大きく補給出来ぬ故に「魔法」が使えぬ身。マナの量は気付けぬが、 ) [Sat 9 Apr 2005 22:15:17]
祭祀場 > ( …先程よりは、遺跡の中へと立ち入った彼女達。 感じ取れるかどうかは、定かでないが。 …大気中の『マナ』は、…ごそりと少ない。 まるで、何かが鯨飲しているかのようだ。) [Sat 9 Apr 2005 22:11:55]
祭祀場 >  ( …騎士が良く観察しようとするならば、それは分かる。 やや古いのと混ざってはいるが、…新しい足跡が二組ある。 … 奥へ行った足跡は数組あるが… 入り口付近まで戻って来ているのは、二組だけだ。 ただ、帰りの足跡は、何か苛立っていたのか、…行きよりも、歩幅などが乱れている感がある。苛立っていたのだろうか。 ) ――。 ( 分岐路としては、新しい足跡が混ざる方の道と。 何時遺されたか、わかりにくい足跡の方の道。 … つまり、二つの道へとわかれるだろう。) [Sat 9 Apr 2005 22:08:43]
フィー > ( ちょっと、笑った。 多分に誤魔化しを含んでいるのかもしれなかったけれど。 …気まずい思いをさせてしまったというのなら。ソレを気に掛けてしまうのは性分だ。 相手の為に。 自分の為に。 ……嫌な思い、寂しい、悲しい思いをしたくない、と――多分そう願う権利は誰にも平等。) ……それ、はー……難しいかもしれない。 ( 軽く唇を尖らせるようにして。 ランタンを持ち歩む彼女に付き従いながら。 …見捨てられるのも。見捨てるのも。心情的に宜しくない。 …取り敢えず自分は、在る程度傷ついても人より治りやすい事だし。 足りなくなる事のないように、今宵は輸血用の血液も持ってきていれば。) …少なくとも…もう一度埃が積もってしまう程、に。前の足跡じゃない――らしいね。 ( 彼女の肩越し。 ひょい とそんな人跡を覗き込むようにして。) [Sat 9 Apr 2005 22:08:39]
エムイー >  …… ぇへ。 ( 何か、気付かれたのか読まれたのか、頷肯の言葉に気まずさが続けばもう、何だか、情けない笑いが出た。へな、と太い眉を下げて。 ) ――はい、 ……危なかったら、いつでも、その …… ――ばらばらでも逃げる、約束にしますね? ( 何が在るか判らない。何が出るか、判らない。 ――自分は見捨てられないけれど、そんなの口に出さない。見捨てられるのを良しと宣言すれば、鎧の分きっと自分が頑丈ではあるか?回廊を進み始めよう―― 足跡。 ) ……――… 先に来た人、でしょうか。 ……? ( 古い?新しい? 戻ってくる足跡は在る?片手に準備するのはランタン、明かりを灯して下方に向け乍ら、問いはフィーへ) [Sat 9 Apr 2005 22:04:28]
祭祀場 > ( …合意が成された後、…歩み出していくのなら。 埃がやや積もった石畳の上… 幾つかの足跡が、とある回廊の方に残っているのが、見えるだろうか。 ) [Sat 9 Apr 2005 22:01:52]
フィー >  ……うん。 ( 何に対しての頷肯なのやら。 …出来れば、の続きの予想に対してか。 はたまた心細さに対してか。…それは言葉にされずとも。 ……別に、初見で驚きこそすれ。 それをとやかくは言うまい。言える立場でもあるまい。 己もまた、人外、なれば。) 此方こそかな。 で―― (目を、向ける。 …こういう場所で良い感覚を覚えない、というのは…多分当たり前なのだろう。 何らかの、怪異。 知覚と理解の外の存在に。触れようというのなら。) …依頼の済んだ人、は…解らないから。 ……行ってみる、かい? ( あくまでも前哨のように。 付け足して。) [Sat 9 Apr 2005 21:58:04]
エムイー >  ……はい、出来れば―― その、 ……( 一人だと心細かったですし、なんて云うのは流石に恥ずかしいし憚られる。同年代か年下に見える同性なら――騎士としては――猶の事。姿を現す様、視線を追う迄も無く、かしゃりと金属の羽根が視線がくすぐったいかのように小刻み震え。) …はい、フィーさん―― 宜しくお願いします、ですよ。 ( 騎士の板金鎧に騎士の騎兵槍、馬が欠けるだけであっという間に異様な出で立ちの銀翼、太い眉を小さく寄せて笑顔を作る。 ) ――此処で来る宛てもない後進待つか …その、進むか、ですけど。 ( 如何しましょう、なんて ――頼りなげな言葉は外見の裏腹。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:53:28]
祭祀場 >  ( …踏み込めば、 『何か』在るとだけ。 生き物の本能として、知覚するかもしれぬが。) かさ、かさ、かさ、かさ …。 ( 風に、半ば萎びた茂みが揺れて。 遺跡は、大口を開けていようか。 彼女たちが踏み出すまで、静かに。) [Sat 9 Apr 2005 21:51:58]
フィー > ( …………敵じゃない。 取り敢えず、そう思いたくなった。 …何やら慌てる仕草を見ていると。 こんな時に夜目の利く事を感謝してしまいつつ。) ……そ、か。 じゃぁ……宜しくって事で良いのかな。 ( がっさりこん、と出てきてみよう。 …茂みを抜けても、其処に在るのは夜の木々と草と土の臭い、が大半。 ……懐かしくおぞましく好ましいあの臭い、は。無い。) ――――フィー。 宜しく? ( 軽く一度瞬いたのは。 やはり彼女の翼に、なのだろうけれど。 …此方ではなく闇色を見つめられているのなら。気が付かれるかは何とも曖昧。) [Sat 9 Apr 2005 21:48:05]
エムイー >  ………ああ、ええと ……名乗り遅れ、 ( ましたけど、という言葉に言葉が重なった。ちょっと気まずい、不機嫌と怯えと懼れは礼節という常識を欠いていたか。 ――茂みの中からにょきりと生えたように見える両手に。 ) ……同じ依頼を請けている者です、エムイー ……って名前で、一応、その。 ( しどろもどろの気まずさ。空気を吐くのか、其れとも呑むのみか審らかで無いその闇口を眺めるのは視線を外す行為、 ――敵ではない、と信じた。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:45:00]
祭祀場 >  ( …闇の口は、開かれ、在る。 冒険者達が踏み込んでくるのを 待つも待たぬもない。) ――。( …ただ、彼女達が、ここ数日で嗅ぎ慣れた、鉄錆の匂いは、パッタリとなく。) [Sat 9 Apr 2005 21:43:41]
フィー > ( 街からの歩み。――――まず、入り口が見えた。 まるで何もかもを喰らう深淵、という名を持った悪魔の如く。 ……面白くない想像だ。思わず眉を顰めてしまいつつ ………ぁ、と。 掛けられた声に。) 失礼。 …此処をどうにかする、っていう依頼を受けてきたんだけど―――― (其処まで口にして、少し躊躇った。 馬鹿だ。 女性の声…彼女が「敵」でない保証なんて、無いのに。 ……茂みから取り敢えず、という感で両手を上げてみせながら。) [Sat 9 Apr 2005 21:41:19]
エムイー > ( ――ぱちり、と目を大きく見開いたのは一瞬、黙考に沈み切っては居ない。 ……此処には戦いに来たのだから、故に即座とは云えぬが音を聞けばくるりと器用、小脇に挟み込んだ本来は騎乗用の其れ。騎兵槍(ランス)を構える。 ) ――……何方で ……しょうかッ――。 ( 敬語なのは、癖だ。誰何の声を茂みに投げればゆっくりと地面を足裏で擦り乍ら半身を茂みへと向ける。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:39:44]
祭祀場 > (…冒険者同士の出会いを、目前に。 祭祀場というよりは、…地下遺跡に近い佇まいを見せる入り口。) ひゅ、お、お、お、お、お、お、お、お …。 ( 風。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:39:19]
お知らせ > 祭祀場さんが入室されました。 『(――悪魔のように口を開けた入り口。)』 [Sat 9 Apr 2005 21:37:10]
フィー > ( 「大きな場所」。ひょっとすれば、ソレをどうこうすればこの依頼も沈静化するかもしれない。 ――しかし、それはそれ。一件落着するのならば。きっとそれが正解なのだろうから。 ……昨夜の疲労はもう、大丈夫。 たっぷりと日が暮れるまで休んでいたから。 …狼は今宵はお留守番。 他の依頼を受けている面々と顔を合わせるのならば、多分使い魔という存在は己を疑われてしまう物証となる。――戦力低下を否めなくて。溜息。ゆっくりとした歩み…… が さ 。 先客の近辺。茂みを揺らして。) [Sat 9 Apr 2005 21:35:35]
エムイー > ( 考えれば考えるほど其れは澱になる。かりかりと奥歯を擦り合わせるなんて今までに無かった、苛立ち?焦燥感? ――否、之は虞だ。懼れだ。ラムザさんは自分を人間だ、と云った。けれど彼は躊躇無く怪生物に剣を投げた。場所が悪ければ少年も死んだ。怪生物も死んだ。 ……怪生物は人間ではないから? 私も人間ではない。 怪生物は言葉が通じないから? 其れならば言葉が通じない人間は人間なのか? ――両方、なら。 ) ( かつり、かつり、かしゃり、 金属音を響かせ歩むは黙す侭。 ――じゃあ私が唖になったら? 私が犯罪を犯したら? 違う法を信じたら? ……彼は私を人間と呼ぶのか。 ) ………。 ( 判らない。白河夜舟。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:33:40]
お知らせ > フィーさんが来ました。 『( 二日目。 )』 [Sat 9 Apr 2005 21:32:40]
エムイー > ( 助けた――助けたのはラムザだ、自分じゃあない――助けた少年を病院まで運び、託を驚く職員に任せれば亦蜻蛉帰り。そして少し休んだ、今―― ……) ………最終日、ですけど。 ( ノルマ、なんて片付けて良いのだろうか?告げられた其の大規模な祭祀場へと歩み向かい乍らの黙考は、昨日の。 ) ( ――化け物。怪生物。あれと、自分。如何違うのか? 其れがずっと胸の奥で、重い。 ) [Sat 9 Apr 2005 21:27:29]
お知らせ > エムイーさんが入室されました。 『 ― 最終日 ― 』 [Sat 9 Apr 2005 21:23:53]
お知らせ > 歳昌さんが退室されました。 『(事件は、まだ続く―)』 [Sat 9 Apr 2005 14:40:33]
お知らせ > 騎士さんが退室されました。 『 ( …稚拙な罠(★1)を回避というべきか。) …くそ…。』 [Sat 9 Apr 2005 14:39:52]
歳昌 > ああ…(疑問は感じても、疑惑までの水位には達していない。だから、致命的ともいえる見落としをしたのには気付かなかった。その不機嫌な表情に気付くこともなく、後についていって) [Sat 9 Apr 2005 14:38:16]
騎士 >  では、一度帰ろうか――。( 歩き出す。 ) [Sat 9 Apr 2005 14:35:24]
騎士 >  ――君は、賢く、慎重で、良い男だ。 ( …声は、笑うようにして。 …先立って、歩く顔は、忌々しさを溢れさせていた。 ) ――。 ( …広間の片隅、とあるミイラが抱いていたのは、… 騎士剣だった。 ) [Sat 9 Apr 2005 14:35:10]
歳昌 > いや、今日は他の依頼遂行者の手助けをしに来ただけだ。何もなければ撤収するつもりだった(野営するつもりはなかった、と首を横に振り)…だが、見張りぐらいならかまわん(乗りかかった船。このままボランティアであるからといって、ポイ捨てにするのも寝覚めが悪いので) [Sat 9 Apr 2005 14:32:06]
騎士 >  ( ――此処で、ゴリ押しすれば。 露見するか、と… 思案を一過させる。 まだ日取りはある。) では、私が応援を呼んでこよう。 …君は、この近くに野営するのかな? …仲間を待つ為に。 [Sat 9 Apr 2005 14:30:06]
騎士 >  ―――。 ( 予想以上に賢しい。 ) ――確かに、君の言う通りかもしれんな。 [Sat 9 Apr 2005 14:28:13]
歳昌 > ………(突き出した枯れ枝のような者の正体を視認すれば、顔が強張る。どうみても、祝福された命とは思えない)……できないことはないが(躊躇いながらも、肯定)だが、確実を期すなら本職を呼んで来るべきだろう。魔法的な仕掛けなら尚更そのほうがいい(半端に刺激すれば、何が起こるかわからない。慎重論を短く口にすれば、顔を騎士に向けて) [Sat 9 Apr 2005 14:24:09]
騎士 >  ( …よく見れば、…覗き込まれる広間の 床には、大きな陣が刻まれている。 祭壇を中心にするように。 ) [Sat 9 Apr 2005 14:20:48]
騎士 >  ―ドクン―。 (胎動がする。…奥に見えたのは、祭壇。 …その上に、漆黒の繭。 伸びた触手達は、ミイラ化した何体かの遺体に突き刺さっていた。) …どうにも、私の手には負えないようなのだ…。 僧侶なり、聖騎士なりの、聖属性の攻撃があれば、なんとかなるかも、しれんのだが…。 ( 愁うような息。 ) … 君はそういうことが、できるかね? [Sat 9 Apr 2005 14:19:05]
歳昌 > これは…(岩戸。故郷に近い、トキノミヤコの神話にあったような光景。小さくうなずいて見せれば、そろそろと隙間に視線を送り込み) [Sat 9 Apr 2005 14:15:55]
騎士 >  ――。 (…何かを押し殺したような冒険者に、口角を上げた。) ――。( ある程度、遺跡の中へ潜った所で。 とある、半開きの… 岩戸の前だ。 妙な、禍禍しい気配が漏れ出ている。) …中を見てみるかね? [Sat 9 Apr 2005 14:14:36]
歳昌 > (首を捻る。聞きたかったのは所属など、その身分を証明する言葉。自分は根無し草の冒険者だが、それでも今回の依頼を遂行したことは依頼元にいけば確認できるはずだが。この『騎士』は―)……(疑惑を拭いきれないまま、話に耳を傾け、従者よろしくついていく) [Sat 9 Apr 2005 14:11:37]
騎士 >  …私が見つけたのは、…どうやら、何かの儀式に使おうとしていた、祭壇なのだがね…。 どうにも、おかしい。 見てもらえば解ると思うのだが…。 (…カツ、カツ、カツ、…硬質な足音を響かせ。) [Sat 9 Apr 2005 14:10:38]
騎士 >  …見たままに、騎士だが。 (…可笑しな事を聞く、と…後ろに言葉を流した。 …こちらの表情は見えぬだろうが。) …私の見た限りでは、居なかったな…。 何せ、どうやら内部は…中規模の遺跡を改装したものらしくてね、…全貌が掴めないのだ。 ( …彼が付いて来る事を、喜ぶように。 靴底が踏むのは、土から… 古びた石畳へと変わっていくように。) [Sat 9 Apr 2005 14:08:33]
歳昌 > いや…(気にはしていない、というように首を横に振って)…貴殿は?見たところ騎士のようだが。あと、祭祀場の中には敵などはいなかったのか?(今度は、此方が質問を飛ばす。身分と、内情の確認。ゆっくりと足を踏み出して、その背に追いつきながら) [Sat 9 Apr 2005 14:05:42]
騎士 >  …奥に、少し厄介な代物が置いてあってね…。 私だけでは、手が足りないんだ… いっしょに来てくれるかね?(…背中を見せるように、洞窟へ向き直りながら。) [Sat 9 Apr 2005 14:04:20]
騎士 >  …なるほど、勤勉な姿勢だ。…義理堅いとでも言うべきかな。(…彼が冒険者なのは、間違いない、と。警戒を少し緩めたような顔を見せ…。) …疑って済まなかった、何せ…物騒な話だから。 ――。 (単独か、複数か答えない彼。少し緩んだ頬も、…硬くなり。) …まぁ、良い。 [Sat 9 Apr 2005 14:02:39]
歳昌 > (入り口と、林。距離はそれなりにある。うなずきながら、相手が姿を現すのを表情を殺して見つめて)…正確には依頼を遂行し終わった冒険者、だ。追加で情報が流れたので念のため来た(仕事ではない、そして情報は自力入手ではない、と明言しつつも。単独か否かは意図的に言及しなかった) [Sat 9 Apr 2005 13:57:54]
騎士 > ( …冒険者と知って、隠れていては…疑われるかな、と。 …入口に歩み出た。) [Sat 9 Apr 2005 13:55:51]
騎士 >  …おお、…依頼を引き受けた冒険者か。 …隠れているから、邪教徒かと思った。 (…姿を見せる男に、…口元を笑みに歪める。) …任務ご苦労様。 ――単独行動かね? (…尋ねるように。) [Sat 9 Apr 2005 13:55:17]
歳昌 > ……(このまま、時間を浪費していても仕方が無い。わざと目に付くように立ち上がる)――(騎士の邪教徒かもしれぬ、という最悪のケースを想像しながらも、自分から動くことを選んだ。小さく手をさし上げて見せて) [Sat 9 Apr 2005 13:52:17]
騎士 >  ( こちらも、…周りに人影が居るかどうか、伺おうか。 そう、…まるで、入り口の警備を任されたように。) …。(ジリジリ、とした…緊張。) [Sat 9 Apr 2005 13:51:10]
騎士 >  ――、 ( 動かない彼、動かない男。 互いに慎重派か。) ――。 ( 恐らくは、あの茂み辺りに隠れているとは思うのだが。 装具は、確かに正式なモノ。 卸したての新品というわけでもなく、…そこそこに使った痕が、彼の記憶に残っただろうか。) [Sat 9 Apr 2005 13:50:01]
歳昌 > (風に乗って届いたかすかな言葉。それを聴き取り、頭脳の中で吟味する。素直に受け取れば、その騎士は街から派遣されて、祭祀場調査ないし邪教徒討伐の任についている者ということになる。ヴェイトス市自体は共和制だから、俗に言う自由騎士あるいは外国からの駐留組か)……(ただ、あまりに露骨過ぎる、と感じた。監視に気付いておびき寄せようとしているのかもしれない。とりあえず、他の人影は無いか、目を凝らす。位置は木陰より変えず) [Sat 9 Apr 2005 13:45:59]
騎士 >  ――。 ( コ、ツ。二歩下がって、洞窟の入り口に半身を沈ませるように。 顔だけを覗かせる形だろうか。) …フ、ム。 (…見られている気がする。) …邪教の徒が、戻ってきたのかもしれんな。(…と、聞こえるように口に出して。)  [Sat 9 Apr 2005 13:42:30]
歳昌 > ――(霞かかっていた頭が一気にはっきりする。くだんの祭祀場の入り口付近に人影。目を細め、木陰より注意を向ける。ヴェイトス市には滞在して日が浅いため、それが即座に制式武装とは気付かなかったが。しかし騎士の身形とは不釣りあいな、と警戒を強めて) [Sat 9 Apr 2005 13:39:14]
騎士 >   …そろそろ、冒険者が参る頃合かな。(…軍靴が煤けたような荒土を踏む。…その男は、馴染み深い、ヴェイトス市の制式鎧を纏っていた。) ――。(視線を巡らせ。) [Sat 9 Apr 2005 13:35:47]
お知らせ > 騎士さんが入室されました。 『(…地下への入り口から姿を見せるのは。)』 [Sat 9 Apr 2005 13:32:23]
歳昌 > (春の陽気は、自然と眠気を誘う。おそらくもっとも過ごしやすい季節。気温は適度で、山野には自然の恵みが芽吹く―)……む(目を閉じかけて、慌てて開く。何が起こるかわからない野外の、しかも危険な儀式が行われているかもしれない場所の近くで転寝していたら命が幾つあっても足りない。かぶりを振って) [Sat 9 Apr 2005 13:26:21]
歳昌 > (もう、ノルマは遂行した身。積極的に突入しようとは思っていない。いまだ仕事中のほかの者達の手柄を横取りした、とでも言われたら返す言葉がないからだ。だから、あくまで観察と、他の者が調査に入った際の支援後詰に留めるつもりで、この場所を占拠している) [Sat 9 Apr 2005 13:22:27]
歳昌 > (いまだ痛む右足を伸ばして休めながら。息を潜めて、ある一定の方角に気を向けている男が、一人)…(既に調査依頼を終えたのだが。次の仕事探しに斡旋所を尋ねたところ、「大きめの祭祀場らしき場所」が新たに発見された、という情報を入手した) [Sat 9 Apr 2005 13:21:07]
お知らせ > 歳昌さんが来ました。 『(祭祀場らしき箇所の。近くの林の陰)』 [Sat 9 Apr 2005 13:18:44]
お知らせ > フィーさんが帰りました。 [Sat 9 Apr 2005 01:57:34]
フィー > ( そしてギルドに。放り込んだというか、厄介を押しつけたとも言う。 ) [Sat 9 Apr 2005 01:57:29]
フィー > ( 談合とかその他諸々だ。 よい子はマネをするなというか、こんなんがまかり通るから今の政治は駄目なんだ、とか。無駄に反体制も気取っておきながら。) ……呪詛返しの方法って。何だったかな。 ( 真剣に考える事にした。一応相手がカミサマなので。 まぁ取り敢えず今すぐに物理的逆襲を喰らう事だけは避けたかったから、外套にくるまった彼女を手持ちのロープでぐるぐると。手っ取り早く簀巻き完成。いざやこのまま半魚人共の集う海にドボン――は、流石にしなかった。 一応生存者という事になるのだろうし、ひょっとすれば落ち着いた後此処について聴けるかもしれないのだから。 ……さてさてなんのかみさまだっただろうか。 取り敢えず今宵は氷のかみさま→簀巻きのかみさまな彼女を抱え上げ、えっちらおっちら地上へと。) [Sat 9 Apr 2005 01:57:13]
お知らせ > かみさまさんが帰りました。 『――→ 気付いたらギルド。』 [Sat 9 Apr 2005 01:54:46]
かみさま > (―――色々と話がまとまったらしい。何がまとまったとかそのへんは聞くな。大人の事情ってやつだ。 水面下でプロジェクトXのひとが頑張ったんですよ!!) ――――キ、サ、マ… コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ……(メラメラメラ。拳で打ち抜かれたもうなんつーか邪神だろオマエって感じのかみさまは、冷たい地面に沈みつつ復讐を誓うのであったって、前のオチも確かこんなオチだった記憶。 かみさまの人生の半分は勝敗でできています。 もう半分? 訊くな。不幸になるぞ。) [Sat 9 Apr 2005 01:53:23]
フィー > ( さておいた。 おうけぃ流せ。それが運命。) 言えないならっ、ちょっ、ぁ…差wるのも………っぁや…ぁ、ぁっ……!? ( 取り敢えず、質問。これって何の依頼でしたっけ。 世を儚み其処にまで戻ってしまいたい心境だった。 言えないっていうか多分己も呼称を知らないんじゃないだろうか。あんなトコとかこんなトコとか。 ――取り敢えず、少しだけ同情と共感が増えた。 貧相さだけ。 ……それだけなので、悲しい。) 正しいけど違うってどっち、っていうか、あぁもう訳わかんねぇっ!!( ちょっと、地が出た。取り敢えず裸に外套だけっていうのはどうよ、と思いつつも、まだ裸よりはマシになったっぽい彼女。――なので遠慮会釈無くぶん殴った。 寧ろカミサマならこのくらいじゃぁ死なないだろうし。 顎を撃ち抜き脳を揺らす必殺の一撃だ――――――ッ!!(※確定ロールはいけません。) ……寧ろTKO. ( ふしゅぅ。 拳が煙を上げていた。 あくまでもビジュアルイメージだけで。) [Sat 9 Apr 2005 01:23:42]
かみさま > (闘技場ってなんだろう。エマージェンシーそれはさておき。) ふ、ふふ。どこかしらー、どこかしらー。 おおっぴらには、いえないところを、さわっているのよ、ほほほ、ほほ。 (もちろん訊かない、訊かないかわりに撫でまくる。むしろ訊けないような場所を撫でる所存。しかし全裸のくせに、ヴィーナスと呼ぶにはあんまりに貧相なばでーだった。ぺたんこだ。寸胴だ。でもあふれるパワーは誰にもまけねえ。何の話か。) 違う!そんな、SANチェックを必要としちゃいそうな、やつらとは、ある意味正しいが、違う!ヤツは、ヤツだ!月の光に導かれ何度もめぐり合っちゃうアイツだ!(もちろん詳細などいえない。いえるはずもないっていうかいえないことをしてもいいですか(疑問形)。ひっぺがした外套ばさりとまとい、さあ次だ!と振り返ったところで、視界いっぱいに、拳がひろがった。) はっ……RFI―――!?( ぼ、 ぐしゃ り―――     ごろんごろんごろん、がくり、ばたん。 ) [Sat 9 Apr 2005 01:17:32]
フィー > ( 後闘技場の二人。いや、それはアリエナイか。ありえないざー。閑話休題。) …かといってっ。かと言って、このまま、でも、ってあぁちょっと、君何処触ってるん、っぁふぁ…っ!? ( 何か、変な声が出た。 何処触られたのかは訊くな。頼むから訊かないで下さい。 …こっちも何で全裸なのかは問わないから。 っていうかアレだ、かみさまなら裸ってのもありだろう。 美の女神生誕だとかそういうビジュアル。 …尤もこの状況下では彼女が死神だとかそこら辺に見えてしまっていたりするのだが。) …誰だっ!奴って誰だ!? 何処の邪教だ異界の神だ旧時代の支配者だ――――っ!? ぁ……ゃ、ぁっ? ひぅあっ! ( 色々触られてるっぴいですが、詳細は割愛。 ずるりんと外套が引き剥がされた。 嗚呼もう、アレだ。ならばそのくらいはくれてやる。所謂必殺空蝉だ。 …全弾持って行け、とは流石に言えないが。 …ともあれ。外套だけ取られれば、その間にごろりと転がり脇へ逃れつつ。 …………殴る。ぶん殴る。 目的→意識断絶。 これからは神の摂理に挑む者とでも呼ぶが良いっ!!) [Sat 9 Apr 2005 01:09:51]
かみさま > (黒白は、調合好きの魔女でなかっただけよしとしよう。) あ、あ、アタシは外に出る間も惜しんで、今寒い!何故なら、アタシは今、全裸だから、だ!(そう、かみさまは全裸だった。何故とか聞くな。なんでこんな場所に居るのかも自分でよくわからんのだからそんなことなど知ってるわけがないだろう!) ふ、ふふ、ふ。 ヤツに、海へと、ブン投げられて、数日間。気付けば、こんな、暗い場所で、すっぱだか。これが、試練という、のなら。アタシは、貴様を倒して、ヤツへのリベンジの、足がかりとしてやる、のだ!(何故か上手いこと押し倒せてしまったらしいかみさまは、寒さのせいか言動がおかしかった。いや、おかしいのは何時ものことだが、わけわかんねえコト喚きながら、かみさまの手が首筋とか腕とか露出部分を、ここぞとばかりに撫でまわす。いや、これもだいたいいつものことか。) ……ふ、ふふ。さあ、貴様の服を、この、かみさまに、ささげるが、よい。(寒さで引き攣った笑い浮かべながら、まずは外套から脱がそうと、凍った指先がこお、襲い掛かる! ――もどってこいフィー!たちあがれ、フィー!このままだと本当に、すっぽんぽんに、剥かれるぞ!) [Sat 9 Apr 2005 01:01:04]
フィー > わっ、ぇわ……ゎかった、からっ!! 良いからまず離れ、てっこのままだと外套だって脱げないからっていや冷たっ! ぅああぁぁぁっ!? ( 死者への冒涜っぽい。 こんな場所で時ならぬ悲鳴、絶叫。 怪異を倒す為に来たトコ度か、自分が女性に押し倒されていた。 …しかも寒い。冷たい。死にそう。 氷付けだった彼女に抱かれて、意識遊離気味。) [Sat 9 Apr 2005 00:54:29]
フィー > ( 序でに己は黒と白だ。お葬式色で真逆だ。 …だから何だ、という事ではないが。 …嗚呼。 よく考えれば己はUnti Christだった。 この場合も神と真逆が当て嵌まるとは。 …いや。偏にこのかみさまの問題だとしても。) 取り敢えず…表に出る。 此処だと危ないから。 そしたら上に色々荷物を置いてあるから、其処で火を起こして………っ、ぇ? ( 取り敢えず。 毎回彼女の言葉を疑いたくなるのはどうしてか。 もし阿kして信仰心を試されているのか。 だからアンチだって言ってるのに。 ――カルネアデス。板だか糸だか何だった、か。 序でに己の発育はカルデラ湖だ。…言って、凹む。自爆。) えええぇぇぇぇっ!? ( ずだーん。物の見事に押し倒されました。 というか、アレだ。反撃しにくかった。 一応生存者だし。 後、触ると冷たいし。) [Sat 9 Apr 2005 00:52:47]
かみさま > (無防備に近付いてくる見知らぬ誰かの首に両腕回して抱き縋らんとしなだれかかるを試みる。――そう、かみさまは、かみさまであるのと同時に、☆2相当だったのだ! ――全身凍えちゃってるけどな。) [Sat 9 Apr 2005 00:48:04]
かみさま > (紅白は確かに目出度い。まるで幻想郷の巫女のように。だが残念なことに、このかみさまは、タチが悪かったのだ。) ――――サ・ム・イ・カ・ラ (相手が奇声を上げて蹴り飛ばしかけるくらいひゃっこかったのは当然だが、かみさまはそんなことを気にしなかった。何故ならひゃっこいより、凍死寸前の自分のほうが何倍もやばかったからだ。自分の生命線は他人の生命より勝る。カルネアデスだかカンパネルラだか。――暖まろう、そんな優しい一言に、こくこく頷き、視線を上げて) ―――サ・ム・イ・カ・ラ、 貴様の服を寄越せーーー!() [Sat 9 Apr 2005 00:47:09]
フィー > ( ……………こう、あれだ。 ほら、髪の赤と雪の白。紅白でお目出度いじゃないか、とか。 流石カミサマだよね☆ ……違う。ノリがズレていく。 いつもの事か。そうか。) ……寒い、ね。確かに。 …ってぅゎえあぅあっ!? ( 途中から此方の声が悲鳴じみていた。 息が白さを帯びる程の低温を保ち、案外だからこそ死体達が腐敗の気配を魅せていないのかもしれないこの地下祭祀場――そんな中で今まで氷まみれだったヒトに足下にへばりつかれたら。水風呂に片脚を突っ込んだ感覚で――思わず蹴っ飛ばしたくなった。 …我慢。どうやられっきとした生存者らしいから。) …宜しい。まず、暖まろう。…良いかい? ( 深い呼気を繰り返したのは、何よりも自分が冷静さを取り戻す為。 緩くしゃがみ込み彼女に視線を近づけて。) [Sat 9 Apr 2005 00:42:02]
かみさま > (発見当初の、神秘的な佇まいからすれば雪女とも見まごうたろう。しかし、雪女にしては色が真っ赤なのは、明らかにおかしくはないだろうか。いやおかしい。やはり雪女は透き通るような青でなくてはならない。…髪の色が。) ―――サ・ム・イ (春先とはいえ屋外の夜、しかも地下ともなれば、当然寒い。今にも凍死せんばかりの震え方で、待ち望んだ救助を見つけた雪山遭難者の如く足元に縋りつく赤髪の少女。) [Sat 9 Apr 2005 00:36:22]
フィー > ( 確か遠い異国の話。 ユキオンナ、という怪異が知られていたという。 ――それは山に宿る精霊の子であって。 山の掟を破る人間を凍り付かせる。 ……基本的に、大自然やら天候やらというのは。どうにも出来ないその故に、神格を与えられ崇め奉られるモノなのだ。――ならば彼女、は……さながら…) っ、て。 ……ぇ? (最初、その耳を疑った。 …助けて? つまり何だ。 この、幾多の屍の……未満、という事なのか。彼女は。) [Sat 9 Apr 2005 00:32:29]
かみさま > ――――――タ・ス・ケ・テ (涙すら流せぬほどガクブル震えて、助けを乞うた。 ―――正真正銘、凍てつく、 ……遭難者。) [Sat 9 Apr 2005 00:30:23]
いてつくもの☆2 > (凍てついた手は白く細く、その髪は砕け散る氷粒の中赤く流れ。 ぎしり四肢を軋ませて、這いずるように身を起こすは”人”とは全きに違う存在。) ―――――ぁ、 (呪歌の如く流れ出る低い声、青白く透き通る肌晒す娘の如き其れ。数歩の距離を詰めるかの如く、四肢で這うその凍てつきしもの、 ) [Sat 9 Apr 2005 00:28:54]
フィー >     っ。 ( 息を、飲む。生と死、その気配を主に頼りに動いていたから――凍り付いていたソレ、には。気が付くのが送れていた。 …パキリ。 春先に水面の氷が砕けていく音にもにた、低い破砕音。 それにようやっと気が付かされた。) ……君なのか、な。 (問うた所で、きっと応えは返ってこないのだろう。 そうは思いつつ、も…口にせねば居られなかったのは。 そうやって、自分が言葉を紡ぐ余裕がある、と信じておけるように。 ……伸ばされる片手に対し。己が片手は外套の襟、留め具にかけられ直ぐにでも脱ぎ捨てられるように。――――互いの距離、は。少なくとも二足、三足無ければ飛び込めない位置。) [Sat 9 Apr 2005 00:24:45]
いてつくもの☆2 > (―――五芒の中心。それは、凍り付いていた。ひとひらの氷柱であるかのように、その丸めた四肢を凍らせ蹲っていた。) (果たして其れは、招かれたるモノであったのか。侵入者がそれを確かめる術はなく、そしてその暇もなく、蹲っていた氷柱は、ぱきりとその瞼を開く。) ――――……。 (罅割れる音、口は開き低く囁くような声流し、巻かれていた片手が招くようゆるり、伸ばされ) [Sat 9 Apr 2005 00:20:54]
フィー > ( 欠けたる五芒。 頂点の一角を刻まぬ印。 漆黒の床にそれが描かれ。 そして、それぞれの点に積まれた尸。…文字通り、生贄。 不完全な印はさながらに冒涜であり、それならば神を冒涜するモノを呼び出す印。 …………この場合、何だ。 供犠を捧げ何者を招く為の陣、なのか。 ――――そして。 その何者か、は。呼ばれるのか。 それとも既に招かれた後、なのか。 …可能性事象が多すぎる。……唯。するべき事を考えるなら。) [Sat 9 Apr 2005 00:14:42]
お知らせ > いてつくもの☆2さんが来ました。 [Sat 9 Apr 2005 00:14:17]
フィー > ( ――――眼差しは半分伏せ気味。 嗅覚と聴覚を全開に。 上か。横か。何処から襲われるか解らないそのままだから。 ……変わらない歩みは何処か遅々として。…せめて、この空間が差程広くないのが幸いらしい。 …正確には。うずたかく積み上げられた死体のせいで、歩き回れる空間を減らされている、という方が適切だろう。 …一体これだけの魂と生命力を何に用いた、或いは用いるつもりだったのか。 ……ニンゲンの思考というのが解らなくなってしまいそう。 つい最近まで己もそのニンゲンだった癖に、だ。) ……――――――――? いや。 まさか……ね。 ( ふと。 気が付かされたその違和感。 全ての遺体は、唯、無作為に放置されている訳ではないのだ、と。) [Sat 9 Apr 2005 00:08:59]
フィー > ( そればかり、だ。 生きているモノ、少なくとも――ニンゲンと呼べるモノの気配は。 ざっと見回して感じ取る事が出来なかった。 …今も使われているのだろうか? …可能性は是非の内、是に近い。――何故なら。その屍達は皆新しかったから。少なくとも腐敗する程の時間を経ては居ない事がありありと。 ……もう一歩。そうして敷居を乗り越えた。蹴り倒した扉を踏みしめ足蹴にしつつ。……前へ。前へ。泥濘のような暗闇に踏み込んで。) [Sat 9 Apr 2005 00:04:08]
フィー > ( 其処は。 深淵にも近い闇。 ) ………………悪趣味だな。 ( とはいえ。 己に暗闇は障害となり得ない。 …だから、開口一番がそれだった。 ……歓迎なんて何もない。 其処で待っていたのは 死体。 骸。 屍。 髑髏。 遺骸。 遺体。 etc. etc. dassyu [Sat 9 Apr 2005 00:01:52]
フィー > ( …息を殺す。随分降りてきてしまったせいなのか、気温に比べ幾ばくか寒いその空気。…否、幽かな隙間から、内側から漏れてきているのかもしれない。 空気――ではなく。 寒気、怖気、そういった何らかを感じさせるモノ、が。 ……吐息を一つ。 結局、虎穴に入らずんば虎児を得ず、だ。) ――――、っ。 ( 軽く身を引き。 どうするか? ――簡単だった。そのまま、力任せに全力に扉を蹴り飛ばす。 ………・ず、ん。重い音をさせ内側へと倒れるソレ、を見遣りつつ。……前へ一歩。 一歩だけ。 ――警戒は忘れられる筈が無い。) [Fri 8 Apr 2005 23:58:14]
フィー > ( 遅ればせで受けたこの依頼――此処が、一つめ。 地下へと延々降りていく細い階段――――降りきった所は行き止まり。 …に、見せかけて土を塗りつけ擬装した扉。 ふん と。子供だましのソレに眉を顰め鼻を鳴らして。 …さて。如何にして飛び込むか。) ……上は任せる、よ。 ( 階段の上。月下の元に従僕を置き去りに。――いや、背後を護らせているというのが適当だろう。 …正直、細いこの階段で挟撃は避けたかったから。 ………扉を前に。音を気配を窺う事、暫し。) [Fri 8 Apr 2005 23:54:38]
お知らせ > フィーさんが入室されました。 『( は、ぁ 息が白い。 )』 [Fri 8 Apr 2005 23:51:38]
お知らせ > ハンダさんが退室されました。 [Fri 8 Apr 2005 23:30:11]
ハンダ > (地図に × と書き込んで、静かな祭祀場跡から立ち去ろう。) [Fri 8 Apr 2005 23:30:10]
ハンダ > (立ち上がった。悪魔像も像に見えなくなったた事だし…と、周りを見渡しても他に儀式に使われて居そうものは見当たらない。 悪魔像の破片を証拠ついでに拾って帰る事にしよう。) (いただきました。★三つです!(かくし芸王の声で)) ――めでたしめでたし。 [Fri 8 Apr 2005 23:29:28]
お知らせ > 悪魔像さんが退室されました。 『(粉・砕。ハンダに戦闘経験値を、★3つ分。)』 [Fri 8 Apr 2005 23:25:43]
ハンダ > (吹き付ける風。まさか其れが悪魔の叫びだったなンて。無意識な悪者には解らなかった。)      (色々と無残な悪魔像を見下ろす事しばし。) …。 (けれど、先ほどの黒い彼は飛び出てくる様子も無い。) …壊れてよかったンか な? (首を傾げる。沈黙が肯定のようにあるだけだった。) [Fri 8 Apr 2005 23:24:31]
お知らせ > 悪魔像さんが入室されました。 『(見る影も無く。)』 [Fri 8 Apr 2005 23:24:19]
お知らせ > 悪魔さんが退室されました。 『(終わりなんて、案外あっけない物である。)』 [Fri 8 Apr 2005 23:21:13]
ハンダ > あー…。 (「やっちゃった」と云う面で見下ろした。いま絶対どっか割れた音がしたもの。) [Fri 8 Apr 2005 23:20:38]
悪魔 > (悪しき気配が霧と噴出し、断末魔の様相を取り…そして、消えて行った。悪が一つ、潰えたのだ。) [Fri 8 Apr 2005 23:20:29]
悪魔 > !(ガシャン!) [Fri 8 Apr 2005 23:19:38]
ハンダ > おおっと。 (考え事をしていたら、像を持ち上げていた手が、   滑った。) [Fri 8 Apr 2005 23:17:19]
悪魔 > (5キロ程の小型の像。ハンダの力ならば、苦も無く引き上げられよう。 どこにでも…街にとて、邪な心を隠す者は多く居る。そんな者は、自分の気配に必ず気付くはず。その時には、必ずこの男をー…!) [Fri 8 Apr 2005 23:16:22]
ハンダ > (取り敢えず、穴の中から取り出してやろうと思った。手を出すにしろ持ち帰るにしろ、其処から始めないといけない。――と云う訳で、悪魔自身の空けた穴を広げて悪魔像を引っ張り上げようと。) コレは元から此処に埋ってたンか、それとも後で隠したンか…。 (男の頭では解らなかった。悪魔像の発見から信仰が興ったのか、邪教崇拝から悪魔が生まれたのか。) 下手に手ェ出すンも危にゃァし、…でも祭壇なンぞは壊せて書いてあったしなァ…。 (ぶつぶつと作業中。 気配には気付かず。) [Fri 8 Apr 2005 23:12:24]
悪魔 > (…く、笑む気配?) [Fri 8 Apr 2005 23:11:26]
悪魔 > (二度言わずとも、と。) [Fri 8 Apr 2005 23:07:30]
悪魔 > (悪魔と同じ姿をした石像。この像から呼び出すため、幾つかの贄が犠牲となった。破壊すれば、悪魔は依り代を失い霧散するだろう。だがそれは、ハンダは気付かぬ、か。)… [Fri 8 Apr 2005 23:07:12]
悪魔 > (悪魔と同じ姿をした石像。この像から呼び出すため、幾つかの贄が犠牲となった。破壊すれば、悪魔は依り代を失い霧散するだろう。だがそれは、ハンダは気付かぬ、か。)… [Fri 8 Apr 2005 23:07:09]
ハンダ > あ 気持ち悪! (本日二度目の罵倒。…。) ――…そっか、アレに入ったンか。 (覗き込んで、其の石像を見つけ。) どうしたもんかな。壊したらまたさっきのが出てきよるンやろか。 [Fri 8 Apr 2005 23:03:25]
悪魔 > (穴を覗けば、視線が帰る。人間サイズの目玉が、ぎょろり。)…(穴の中、悪魔を模した石像が。) [Fri 8 Apr 2005 23:00:33]
ハンダ > (彼の片手が残っているだろうから二撃めは覚悟した――のだけれど。)  … お? (すっぽりと突っ込んでしまった彼の片手、あれが自分の胴体を貫いていたらと思うとぞっとするが。) あ。あ、  あ? (悪魔の声にハモる様に疑問系。) …何じゃい、この床…、 (黒いゴム風船のような彼は、…みるみる地面へ…。)      (呆気。) [Fri 8 Apr 2005 22:58:05]
悪魔 > こんなぁぁぁぁぁ…(力無い断末魔を残し、するぅ、黒い体は、自ら空けた穴へと吸い込まれた。) [Fri 8 Apr 2005 22:55:01]
悪魔 > (単眼を見開いた。骨が無い故、力もさほど無い。ハンダの目論み通り…貫く一撃は、床へ。)あ、あ、あ。(床を貫いた爪を、両足片手突っ張って引き抜かんとした。しかし、それ以上の力が…悪魔を引き込み。) [Fri 8 Apr 2005 22:53:51]
ハンダ > (丁度いい刃物は、彼が持って居る。ならば其れを利用しようと思ったのだ。 足元の違和感を確かめる前に行動に出ていた、――ぢッ、と爪の切っ先が上着を掠めるッ。) [Fri 8 Apr 2005 22:51:35]
ハンダ > (両手を振り下ろす! 突き出されたろう爪を、地面に――己の足元、床に叩き付けようと!) [Fri 8 Apr 2005 22:49:27]
悪魔 > 度々失礼を申し上げつつ。四爪を窄め、槍の穂先の如く…ハンダの心臓、一突きにせんと。) [Fri 8 Apr 2005 22:49:27]
悪魔 > (瞬時にして間合いを詰めると、しなやかな溜めの姿勢から、必殺を期したの一撃を繰り出した。 [Fri 8 Apr 2005 22:48:21]
ハンダ > (徐に両手を振り上げる。バンザイ!) だから、やらンて云ゥとろゥが! (熊が相手を威嚇する時のような格好で、男は待ち構える。心臓は此処だと見せ付けるように。 そのまま真っ直ぐ来るなら傍に来るのは瞬きの間も要らぬか。) [Fri 8 Apr 2005 22:45:52]
悪魔 > (音と手応えから知れる事は、ハンダの足元の床の下には、空洞がある…という事。)…いや、行くさ。僕の為。そして、君の為。(姿勢を低く、音も無く、ハンダへ馳せる!)君の魂を食らうッ!(さきほどよりも速く、そして直線的な疾走。) [Fri 8 Apr 2005 22:42:30]
ハンダ > (左手を握って開いて。ぎゅ、とまた握って。何処か動かしていないと落ち着かない、とでも云うように。) 嗚呼、救いは求めたかもしれンわ。 (退屈な時間から救い出された。あながち、願いは達成されてない訳じゃぁ無い。)     ――どした? 来ェへンのか? (男は一歩も動かずに、声だけ掛けた。後十数歩の先に彼が居る。) 俺ァ逃げへンど? (違和感に、双眸が細まった。) [Fri 8 Apr 2005 22:39:03]
悪魔 > ッ。(歩みを止めた。それは、ハンダが床を小突いたのと同時の事。) [Fri 8 Apr 2005 22:36:15]
悪魔 > そうかもね。でも、触れない相手の心配をする事も無いさ。僕が、悩みを消してあげる。(…キィシ。擦り合わせる爪が鳴った。)救いを求めて僕を呼んだんだ。あながち、願いは達成されてない訳じゃぁ無い…そうだろう?(愉悦の笑み。ひた、ひた…)君も… [Fri 8 Apr 2005 22:34:56]
ハンダ > (またひとつかしこくなった。) …触れるだけ未だマシだぎゃ。 (そして云われた通り確かに、何の仕掛けも無い棒――切っ先を無くした槍みたいだ――では突っ突いても跳ね返ってしまうだけか。…部屋中をスーパーボールのようにビョンビョンと動かれては堪ったものではない。見た目は楽しそうだが冗談を考えている場合でもない。) 参ったな。 (刃物は持っていない事も無いが、武器として振り回すには心許無い。却下。 近付いてくる彼の歩みに此方は佇むままに、だらりと両手を下げた。観念したかのように。 右手が持つ棒の先が こン、 と力なく床を叩いた。) [Fri 8 Apr 2005 22:30:56]
悪魔 > (石像より降り、追い詰めんとする歩み。) [Fri 8 Apr 2005 22:26:13]
悪魔 > (爪が届く程の近い間合いである、と解説。多分間違っている自分語録。 暗闇の中で一回転、石像の上、着地。)びっくりさせちゃったかなぁ。僕の体は特別製さ。親切心から言えば、眼だって同じ…(れぇろ、爪の血を舐め、笑む。)君の棍棒は、通じないよ。(ネコヒゲさんに、堂々と、接近。) [Fri 8 Apr 2005 22:25:32]
ハンダ > げ! 気持ち悪ゥ! (伝わる感触が。 そして申し訳無いがショートレンジの解説希望だった。脳内検索しても合致するものが見付からない!) ――ッち! (ゴムのように跳ね返っていった彼の身体、ゆえに交差した爪の切っ先は男の頬に赤い猫ヒゲ模様を描く。ドラe(以下略)。) 厄介な身体しちょるわ! (舌打つ。) [Fri 8 Apr 2005 22:20:22]
悪魔 > (攻撃の成否に関わらず、突かれた体は、戻らんとする力に従い、中空へ舞い上がる。) [Fri 8 Apr 2005 22:18:21]
悪魔 > …やっぱり?(半開きの口が、笑む。その笑みに篭められた意味は、もう一つ。)…ふふ。(どよん。水風船でも突いたかのような手応えを与えた。一撃を受けた腹は、背中へ伸びる。体は…ショートレンジ。両爪、ハンダの喉を掻き切らんと…交差!) [Fri 8 Apr 2005 22:15:14]
ハンダ > 厄介者や無いの。 (への字口が云うと、)    (一つ目の黒猫みたいに見えた彼が飛び掛かってくるのを見た。両手が持った棒、――彼が目の前まで落ちてくるのを見計らい、) (ビリヤードをしるかのように、鋭く突きを彼の腹に向けてッ。) [Fri 8 Apr 2005 22:11:30]
悪魔 > 酷いなぁ。そんな言い方。まるで僕が、本当の厄介者みたいじゃないか。(憮然とし。細く尖った黒い爪。各々の指の半分程の長さか。短い。)はっ!(万歳の如く両腕振り上げ、山猫のよう、身軽に跳びかかった。) [Fri 8 Apr 2005 22:07:52]
ハンダ > 喚ぶ気 無かったなァ間違い無く。祭壇あるならソイツ壊してさっさと帰る気 満々じゃったけェ。 (爪の長さは如何ほどか。闇の中、男の視界に浮かび上がるように見える黒の彼。) ――…そりゃァ、なァ…。 (魂の味なンて知らんが。 ず、と腰を落とす。此方も駆けるッ、棒を引いて黒の懐へ向かいッ。) [Fri 8 Apr 2005 22:04:05]
悪魔 > 僕を呼ぶ気は無かったらしいんだけれどねぇ。でもまぁ、折角来たんだし、って、事でね。(足幅開き、両手の爪…開くッ。)君のは美味しそうだなぁ…用意された贄よりも…(ローブの残骸払い、駆ける。)…何倍もね。(黒い舌、唇を舐めた。) [Fri 8 Apr 2005 21:58:53]
ハンダ > (思わず殴りかかりかけた。…結局得物を構えるだけに留めたが眉間がヒクヒクと動いているのは瞳の瞬きにチカチカと現れて。) あァうンお願いはァ!? (牙剥く様にして唸る。胡散臭い喋り(人の事は云えない)にギシギシと歯軋り。 相手の腕が黒くって、――…黒?)   (訝しげに眉を顰めた時に納得の行く答えが返ってきた。) …信者や無ゥて祀られてるンが出てきよっただけかいな。 (ふン、と鼻を鳴らす。) 其の様子やと もうお前ゃァに用意された飯は平らげたンやな? (そしてお願いへの答えは無論「NO」であるから。) …俺のは やらンェ? [Fri 8 Apr 2005 21:54:43]
悪魔 > (ローブを軽々と引き裂く、五爪。) [Fri 8 Apr 2005 21:51:51]
悪魔 > お腹が空いたから、君の魂を食らわせて欲しいなって…(拳ほどの一つ目が、いやらしく歪められた。)それだけさ。(ぞろりと牙の生えた口が、笑む。) [Fri 8 Apr 2005 21:51:20]
ローブ > っていうのは冗談さ。怖い顔しないで。(右手で制し。)お願いは、だね。(襟首掴んだ、黒い右腕…) [Fri 8 Apr 2005 21:48:53]
ローブ > うん。うん。早くね。分かってるよ。(フードの中で耳ほじりつつ…)うん。それでお願いっていうのはだね…(…)なんだっけ? [Fri 8 Apr 2005 21:47:40]
ハンダ > (足元。入ってはいけない領域に踏み込んじゃったかしらと。…今更か。 何だかローブ姿の思考にも微妙に踏み込んだような。) もゥちょっとこう…やな、 (テンポアップ!と急かす男は早口だった。) うン。そいで? よかったな、何思い出したンよ。 (ちょっと「殴ってやろうかなこいつ」って思考が過ぎった。ぎゅ、と得物を握って。) [Fri 8 Apr 2005 21:45:14]
ローブ > (失礼、と一言。袖で隠した手を、闇の中の顎に。)喋り方はね。こればっかりはね。どうにも…ごめんね。(謝りつつ…手を打った。豆電球!)やぁ、思い出した。ありがとう。ありがとう。君のお陰かなぁ。 [Fri 8 Apr 2005 21:42:09]
ローブ > (下着を?マジでか。だからこの前…えごふ。ごほふ。 足元?)うーん。そうだったり。そうでなかったり。( [Fri 8 Apr 2005 21:39:38]
ハンダ > (手紙とか領収証はスレッダーにかけましょう。用心深い女性は下着も切ってしまうらしいね。何の話だ。 …兎に角、眼を細めた所でローブの輪郭がハッキリするばかり。隠れた貌は窺がえなかった。湿って苔の生えそうな声音は歳も性別もあやふやな印象。) 其処って何や、足元か? (つられて首を傾げた。) ――…もっとしゃっきり喋れの。 (もやもやともったいぶるようにも聞こえた喋りに短気な男は歯茎が痒くなったらしい。口をモゴモゴとさせながら。) [Fri 8 Apr 2005 21:37:28]
ローブ > (今日日のは透明らしい。黒色の理由はシンプル。中を見られたくないからだ。)そこはいけないなぁ…いけない。(ゆるゆる。フードが首を振る。)それよりもね。君に頼みたい事があったんだけれどー…なんだった、かな。(首傾げた。)君は知らないよねぇ。やっぱり。 [Fri 8 Apr 2005 21:33:25]
ハンダ > (ちょっと誤字ッた。 …とまれ、傍眼には地下の暗闇の中、夢じゃないらしい気配を耳にする。) …。何です カー? (一昔前のゴミ袋が立ち上がったみたいに見えた。緊張感の無い声で返事。) [Fri 8 Apr 2005 21:30:31]
ローブ > あーっと、ね。そこの君。(ハンダの前方。闇からぬるりと溶け出した、黒ローブ。フードで隠した口から漏れた、陰気な声。) [Fri 8 Apr 2005 21:29:14]
ハンダ > ……………。 (思い瞼を擦った手で耳の裏を掻いた。) [Fri 8 Apr 2005 21:28:51]
お知らせ > ローブさんが来ました。 『あーあーあーあー。』 [Fri 8 Apr 2005 21:27:53]
ハンダ > (ぼんやりして居ると頭の中に歌詞と音楽が流れてきて、突然「天城ィイイ越e(略)」とかコブシ付きで歌いだしそうな気分だ。 辺りは静かで、地下の淀んだ空気が漂っていた。土竜は良く堪えられるな、と思う。 暗闇でギラリとチラ付く男の双眸は瞬きの回数が多くなった。…眠気が酷い。) まァ、良ェか…、 後一日じゃしなァ…。 (我慢我慢と言い聞かせる声もゆるゆると。)      ――…、 (とん、と踏み込んだ感触が、変わった。) [Fri 8 Apr 2005 21:25:55]
ハンダ > (調査四日目。)    ――… ァー…ア゛。 (大欠伸。 カンテラの灯りさえ着けるのを面倒がってブラブラ歩いた。…そもそも己は夜目が効くのだ、明かりは無くとも然して問題は無い。) [Fri 8 Apr 2005 21:21:41]
お知らせ > ハンダさんが来ました。 [Fri 8 Apr 2005 21:18:43]
お知らせ > 怪生物@☆2さんが退室されました。 『崩れゆく祭祀場の奥に姿を消した 戦闘経験2を進呈』 [Fri 8 Apr 2005 19:12:48]
お知らせ > ラムザさんが帰りました。 『( 祭祀場を出れば、少し休息をとって街へと戻っていく。 )』 [Fri 8 Apr 2005 19:12:33]
お知らせ > エムイーさんが帰りました。 『祭祀場を出れば、 無言で笑みを一つ、そして其の侭少年抱いて飛び去った。 』 [Fri 8 Apr 2005 19:06:31]
ラムザ > ん。俺は一人でも帰れるから・・・そっちはそっちで頼むよ。 ( へらり。と笑えば、ちょっと力ない表情。流石に疲れた様子であって。 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・あぃよ。 ( 出来る出来ないかではなく、するかしないか。 とは胸中の言。その表情から、そう感じ取ったか。 再度の言葉には、何も言う事はない。彼女の動きにあわせて、歩き出していて。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:36:15]
怪生物 >  〜〜 血液 = ・・。 枯渇・ **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置血液が足りません、医療処置を必要とします (触手がつながったままならば、異音と共にイメージが送り込まれる) [Fri 8 Apr 2005 18:30:25]
エムイー > ( ――生憎。 ……人間に効くかもしれぬ精神の揺さぶりは天使と空繰と魔法生物の交ざりには効くか如何か? 理解はしなかったし、そんな歴史の押し付けは見たいとも思わない。目を閉じたまま、 只。 ) ……帰りましょう? ( 心なんかどんな不確かなモノは何処にも誰にも肯定出来ないだろうに! やんわりと笑えばもう、歩き始める。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:30:22]
ラムザ > ――――心、あるんだろ? ヒトの言葉を操れて、意思疎通を交わせるんだったら・・・それで十分さ。 俺にとっちゃな。 ( あっけらかん。と笑えば、少女の問いに、そう応える。肩を軽く竦めつつ。 ) だけどまあ・・・アンタがヒトで在りたくない。っていうんなら・・・俺の言葉は検討違いだけどな?・・・そうじゃないんなら・・・良いじゃねぇか。 勘違いでも何でも、そう考える奴がいても。 ( 帰りましょう。その言葉には小さく頷いた。異論はなくて。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:29:28]
怪生物 > (触手が振れれば、大量のイメージが女の頭に流れ込むだろう。 黒ローブの集団―――魔方陣―――檻―――同じ檻の中の少年―――少年の笑顔・笑顔・笑顔・笑顔・笑顔―――黒ローブの男達に連れていかれる少年―――手首を切られ、いけにえにされる少年―――少年の上に現れた怪物―――飛び去っていく怪物 [Fri 8 Apr 2005 18:26:57]
エムイー >  ――そこで別れましょう。この子なら抱えて病院まで  ( す、と目を細め。 ) ……飛べますから、ほら、私、 ( 人間じゃあないですし。 その言葉は言わぬ、反論も聞かぬ。御為誤化しなんて要らない、人間以外は人間以外らしく人間の役にたって人間扱いの温情を享けるだけだ。 ――腕に絡む触手の主だって、ヒトの形をして ヒトの言葉を喋れば、 自分と同じなのに? ) [Fri 8 Apr 2005 18:25:40]
エムイー >  ――……いえ、 ヒトになりたい、ヒトのフリをしてるだけって判っていたんですけどね、判っているから迷うって言うのも、何にも縋れない気持ちを如何してそんなに簡単に言い切るんですか  ? ( 少年を、ラムザを抱え、肩を貸した侭に唯一自由になる言葉は寧ろ、笑う。 ……触れた触手の力は判らないけれど、来歴を掘り返すなら金属の地面に埋まっていた歴史が見えるに過ぎまい。継接だらけ、 ――いつ死ぬかも判らない。もしかすれば死ねないかもしれないし、自分が毒を撒き散らすかもしれない。世界の敵かも知れない。不自然な生物を如何してヒトと言い切る? ……蟠りは併し胸の中に、堪えた。 ) ――はい、 だから帰りましょうですよ。 ……その、 ……入り口までは、送りますから。 ( 触手が腕に絡むまま、 へな、と太い眉を寄せて頷き一つ ) [Fri 8 Apr 2005 18:21:20]
ラムザ > ( 剣を引き抜こうとした、動きが止まる。怪生物の動きに、怪訝な表情を零し ) ・・・・・・・まだ、生きてる・・・のか? ( 視線を細め、より代の少年へと視線を向けて、抱えているエムイーへと視線を戻した。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:18:17]
怪生物 > (女の腕に抱えられれば、糸が切れたように寄り代から反応が消えた。 ただ、胸に耳を当てればわずかに鼓動は聞こえるか) 〜〜 血液 = ・・。 枯渇・ **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (遮られる事が無ければ、女の腕に触手がそっと触れるだろう) [Fri 8 Apr 2005 18:16:03]
ラムザ > ( けれども、そんな表情も消えれば、小さく笑って。 ) 違う。 アンタは・・・コイツとは違うよ。 ( ゆっくりと、右手は、己が剣へと向かって。 ) 言ったろ? 良い匂い、してるって。 奴等の・・・ムカつく匂いじゃない―――ヒトの匂いだよ。 ( 静かに、そう笑えば―――― ) [Fri 8 Apr 2005 18:14:19]
エムイー >  ――金属の臭いしかしないですよね? ……… ――私は、もうずうっと昔に ( 相手の顔を見ない。どんな顔をしてるかなんて今までずうっと通ってきた道だ。けれど此処を出るまでは肩を貸す、其れだけ。 笑えば、 離れた――のか? 怪生物と、少年。 槍を構えて。 ) ……―― 私はラムザさんを無事に送り、 生きている人がいれば助ける、 それだけで両手が塞がって、しまいますから。 ( 蒼白の少年を槍を握った手で抱えようと、それでもう誰にも手は伸ばせないし。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:12:29]
怪生物 > (歩みが止まった。目の前の槍を向ける女に、寄り代の顔がむけられる―――恐らく十にも満たない、血の気の引いた幼い少年の顔。 意識がないのか、目は薄く閉じられたままだ) 〜〜 血液 = ・・。 枯渇・ **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (プツリ、音を立てて同化していた触手が分離する。 怪生物は弱々しく女のほうに触手を伸ばして―――) [Fri 8 Apr 2005 18:08:48]
ラムザ > ・・・・・・ははっ。頼もしいお言葉。さすが、騎士さま、って所だな・・・。 ( その言葉の力強さには、思わず目を細めて、小さく笑った。うん。流石だ、と言わんばかりに。 ) ・・・・・・・・・・・・。 ( 紡がれる、エムイーの独白。口を挟む事無く、ただ静かに聞いている。そうして、最後の言葉には、きょとん、とした視線を、緩く向けて。  ) [Fri 8 Apr 2005 18:08:35]
エムイー > 臓腑も骨も筋も金属で出来た化け物(ミックス)です。 ―― 退いて下さい、 私の、 そっくりな人。  ( 伸ばされた手を、   ――拒絶しよう。 失せろ、と  ) [Fri 8 Apr 2005 18:03:44]
エムイー > ――― 私は。 ( 会話の最中視界に入る生物。 …良く、判らない。何がしたいのか?何が言いたいのか?逃げたいのか?助けて欲しいのか?戦いたいのか?それで何故ラムザさんは頭痛を?  ――判らない事が、多いけれど。 ) ……ラムザさんを無事に送ります。 ラムザさんが殺さないといったから戦いません、けれどもしも邪魔をするなら私は容赦はしませんし、出来ないと思います―― 聞こえない、判らないなら之は独白の言い訳です。( 肩を貸すままに、握り込み携えた槍を向けて。 ―― もしも逃げるなりしなければ突く、迷わず。 機械は機械らしくすべき事を定めたら 迷わない ……迷わないように、したい。 嘘だ、迷っているけれど。 ) ――私は―― ( 良い香り、という言葉への返事も篭めて。 ) [Fri 8 Apr 2005 18:02:05]
ラムザ > ・・・・・・? ああ、そうだっけ? まあ、ごっつい金属鎧装備してるなあって思ったけど・・・寒いの、苦手なんだ? ( へぇ。と少しばかり意外そうな、そんな表情を零す。 ぎこちない笑い声も、愛想笑いも、此方に気を遣ってのものだとは、分かる。それには、小さく微苦笑を漏らして。 ) ・・・・戦う気が無くても・・・意識嬲られるのは・・・・・勘弁だ。 はっきり言って胸糞悪ぃ事しか思い出せねぇしな。 ( 小さく溜息を漏らしながら、緩く肩を竦めていて。 ) あー、実は・・・俺もなんだ。( そう、言って顔を見合わせれば、ははっ。と陽気な笑い声を上げる。少しでも鬱蒼とした気配、弾き飛ばすかのように。 そうして、肩を貸してもらえれば、少しだけ、身体の負担が減った様な気がした。そのまま出口へと向かい歩き出して。 ) いや? こぅ・・・エムイーさんのいい香りがして・・・役得って感じがしないでもねぇし。 ( だから、大丈夫だと。と証明する為に紡いだ言葉は、どこか楽しげな、からかい混じりの声。くくくっ、と楽しげに肩を震わせつつ。 ) さっ。さっさと出よう。・・・エムイーさんの一撃でガタガタっぽいし? 此処も――――― ( ぴくんっ。思わず言葉が止まる。動き出した、怪生物の、その動きに。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:58:11]
怪生物 > (同化した触手は血の流出を防ぎ、寄り代の肉の一部と成って行く) 〜〜 血液 = ・・。 枯渇・ **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (よろめきながら寄り代の少年が立ちあがる―――去っていく二人に腕を伸ばして、フラフラと歩を進め・・・)  [Fri 8 Apr 2005 17:52:23]
エムイー > ……月は寒い気がして、ほら、只でさえ金属、なんですから。 ――寒々としちゃうんですよね、月の光。 ( あっはっは、なんて似合わない笑いを意識して。少しでも本気で笑ってくれたなら、 ん、と最後に目を細める。どーせギーとかグーとか見える目付きの悪さだけど。 自分のせいじゃない、という言葉にも曖昧笑い ) ……戦う気が無いけど、危ない、みたいな ―― ……でも、はい、じゃあ、私は―― 放っておきますし。 ( 此処を先に出たら、此処に留まるのだろうか?戦う気を一切見せない、命乞いも意思疎通の言葉も見せない相手、それなら ――崩落するこの祭祀場と、運命を共にするだけだ。 ……バケモノ、とは思わない事にした、けれど ) はい、此処だけのハナシ―― …お金に目が眩んで、も半分なのですけど( 内緒ですよ?なんて、おどけるのも必死。 問いには勿論、ぐ、と肩を貸す。 ) ――羽、邪魔かもしれないですけど。 ……その、こういうとき本当不便で申し訳ないんですけど。 ( かしゃり、と萎れる羽根はけれど消えず、 …最早戦いも意思疎通も受動だけなら放っておこう、「ナニカ」は。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:47:11]
ラムザ > ( 怪生物の方には、もう視線は向けていない。尤も、敵意が向けば、即座に反応は、するだろうけど。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:41:13]
ラムザ > 出来れば俺は・・・月の下で囁きあいたいね。色々と――――って、そうか。もう、櫻の季節なんだな。 ( ああ。とどこか納得したような、小さな笑い。それはそれで楽しみだなあって思いつつ。 ) ――――アンタのせいじゃねぇよ。 これは、俺の甲斐性さ。 ( 下唇噛む様には、小さく笑みを零し、そう伝えて。 ) ・・・・・不用意に、意識を嬲ろうとすれば・・・どうなるかは、分かったろうしな。 ( 小さく溜息を漏らしながら、見つけた剣を鞘に収めて、視線そちらに向けて。 ) ・・・・・・? んじゃ、エムイーさんも・・・祭祀場調査の依頼を? ( また同僚さんだったか。と楽しげに笑いつつ、また顔を顰める。鈍い痛み催す頭痛に、小さく息を吐き出して。 ) ・・・・・んじゃ、悪ぃ。肩、貸してくれる? ここ、出るまでで・・・良いからさ。 ( そう、小さく微笑みかけて。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:40:10]
怪生物 > **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (異音と共に触手が寄り代の傷口に触れる) 〜〜〜 〜〜 〜〜 (血のあふれ出る傷口に触手が触れると同時に、触手と寄り代の肉が同化を開始する―――) [Fri 8 Apr 2005 17:34:47]
エムイー >  ……… ――私は好きですけどね、それなら照らされた木々とか、ほら、帰り道に桜が咲いていましたしっ…? ( 苦々しい表情の相手に、出遅れてまた何も出来なかった自分の無力。 きゅ、と下唇を噛めば而して笑い。 ) ……――放っておいていいなら、 そう判断したなら、私も信じるですよ。 ( 歩き出し、剣を拾ってもナニカを追撃しようともしないラムザに、 …色々問うのは憚られて、端的。 ) ――お仕事ですよ、多分同じ仕事じゃないかなって ……思います。 ( 魔法なんか、使えない。 言葉で紛らわせるならそれに任せるしかないし、 ――せめて街まで一緒に無事に帰れれば、病院にでも、行ける。 軽口叩かれても痛み堪える顔じゃあ笑えもしない。 ん、と小さく唸るような頷の意。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:34:41]
ラムザ > ・・・・・・・・・・・そういや、エムイーさんはどうして此処に? デートの待ち合わせにしちゃ・・・あまり趣味の良い場所じゃねぇと思うけど? ( 口の端に、笑みを零し、軽口叩きながら、聞いてみた。絶え間なく続く頭痛を紛らわせるように。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:31:52]
ラムザ > 夕焼けか・・・あまり、夕焼けとか好きじゃねぇんだよな。 俺・・・・ ( だって、空が紅色に染まるのだから。あの、時のように。けれども、零れる笑いは、喉を震わした笑い。元気付けようとしてくれてる、相手の気持ちは分かるから。 元居た区画を抜け出れば、そこは通路。 抜け出る間際に、ランタンも回収すれば、その先に居るであろう、怪生物を照らす様に、カツン、カツン、と通路を歩いていき。 ) いやいや、そこまでは俺も頼るつもりはねぇさ。――――ん。 そうしてくれると在り難い、かな? ( もう、頭痛の苛む頭で、あまり考えたくない。というのが本音。 近くの壁に凭れながら、放り捨てられた剣を探すように、視線を周囲に向け。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:29:28]
エムイー > ――……滅入るのも判りますけど、えっと、ほら、今出れば綺麗な夕焼けですよっ!? ( なにやら陰鬱な笑いに眉を寄せれば、ぎしり、と金属の羽を揺らしてマナを撒き散らし飛翔の続行。 ) ……流石に鎧つきのラムザさんは抱えれないですけど、 報告、と―― ( ……終わったのだろうか?なんて視線は剣が突き刺さったナニカに。少年?真逆、今来たばかりの初見、行動を診て居ない自分はバケモノが死に掛けているようにしか―― ……バケモノ、 雑ざった肉体がバケモノなら、自分も? ……す、と息を吐き。 ) ……――肩位貸せますけど。 ( 放って置いても、死ぬなら。 ……かしゃん、と金属音を立てて着地すれば弱弱しい生物ではなくラムザ振り返り、 如何します?と眉を寄せる。 肩を貸すか、止めを任すか、どちらでも、 ) [Fri 8 Apr 2005 17:24:16]
怪生物 > **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (弱々しく伸びる触手は、寄り代の少年に突き刺さった剣の柄に絡み付き、引き抜かんと・・・) ブシュッ! (剣が抜ければ、血が溢れる様に噴出す。 触手は件を放り捨て、その傷口に伸びる) [Fri 8 Apr 2005 17:21:30]
ラムザ > あー、そうだっけ? なんていうか・・・もう遠い昔の様に感じちまってさ。 ( くく。と喉を震わし、小さく笑う。 ぜぇっと一度大きく息を吐き出しつつ、頭を抑えて。 ) ・・・・・・だな。 早々に出よう。 此処の事は・・・ギルド職員に知らせて・・・後は任せ――――っ( そう、紡ごうとした瞬間。頭の痛みが身体を貫き、言葉を詰まらす。幾度か頭を振って。 ) ・・・・・・まあ、な・・・この頭痛の・・・元凶さ。 ( 額から脂汗垂れ流しながら、カツン、足音を鳴らし、歩き出した。 聞こえた、切断音、突き刺さる音には特に表情は変える事はなくて。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:15:48]
エムイー > ――正確にはまだまだ一週間一寸だと思いますけどっ! ( 図書館じゃないし大声は咎められない。ぺっ、ぺっ、と突進の際に入った砂に小さく咽つつ、目に入れば涙目になりつつも拭わない。 ――そんなやり取りが出来る時点で、無事、と判れば着地はせずにホヴァリングのように中空。険の在る目を細め。 ) ――……上は壊しましたし、此処も貫通させたので長くは持たないと思いますっ、 ……? ( 逃げましょう、と言おうとした其処。疲れたような表情に、ちら、と視線を促されればぺたぺたと逃げていく謎の生物に気付き。 ) ……戦ってたんですか――… って ( 突き刺さる剣に、 混乱の色が増す。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:10:21]
怪生物 > (唸りを上げて迫る白刃は―――!?) **―〜〜〜□!? (ずぶりッ! 怪生物の右の触手を根元から切り落とし、少年の肩口に突き刺さった! 少年は肩口から血を流しながら崩れ落ちる様に倒れ―――) **−〜〜〜〜・ 医療 ― 〜・ 処置 (怪生物の左の触手が、少年の傷に弱々しく伸ばされる) [Fri 8 Apr 2005 17:09:25]
ラムザ > ――――騎士姫の、登場か・・・( 聞こえ続ける声には、顔を向ける事無い。向けなくても、もう顔も名前も分かっているのだから。口の端に、笑みを零しつつ、天井を砕き、顕れるその姿には一瞥もくれず。 ) ・・・・・・・・よう。 数週間ぶり、かぃ・・・?( 降り注ぐ石礫。左腕を掲げて、頭をガードしつつ、そう紡ぐ言葉には、どこか疲れが混じったような、痛み混じったような、声。 視線は、逃げた怪生物の方向へと向けられていて。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:05:54]
ラムザ > ・・・・・・・ふぅぅぅぅぅ。( それでも、視線を前へと戻せば、大きく息を吸い込み。 ) ――――っ!!!( ブンッ!! そのまま剣をその背に向けて投げ放つ。 投擲用でもなく、頭痛に苛まれている状況では、その命中率は推して量るべし。 それでも、真っ直ぐ、怪生物の背へと向かっていく。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:01:16]
エムイー >  ――高さは微妙ですが距離を付けて――。 ( ぐるン。 と広い祭祀場――走って出口まで5ターン掛かる程だ!――を一周回れば、空中で視認。集中力を鍛えているのは。 ) ……行き ます  ッッ!! (  ご    かァッ! と大きく天井が震えれば同時、全身打撲の激痛に口を歪めつつも最初の一撃の皹のおかげ。チャージの技術のお陰、一気に天井撃ち抜き其の広い部屋に乱暴に舞い降りるのは天使じゃあなく鋼鉄の翼―― 撒き散らされた石礫は降り懸るだろうか。 ) [Fri 8 Apr 2005 17:01:11]
怪生物 > (響く声に振り向きながらも走る、走り続ける。 祭祀場の出口到達まで5ターンほどか) [Fri 8 Apr 2005 16:57:27]
ラムザ > ―――――っ この声!? ( 頭痛で霧散しかける意識を高めつつ、怪生物の背に狙いを定めた瞬間。響き渡る、聞き覚えある声。 ぎょっ、と目を大きくして。 ) ――――くっ。 ( 衝撃に、備えた。天井から迫る、圧迫感に、その破壊力を感じ取れたためか。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:55:40]
エムイー > ( 在る意味読みは間違っていないのが皮肉。全身鎧ではなく金属の臓腑。逆様、何をしているのかは判らないが併し。 其処に居なければ助けるも意見も出来やしない。 ――空中で息を吸い込み。 ) ――天井少し崩しますよッ!! ( 大声が届くか。其の侭皹が入った――放っておいても数日すれば崩れるんだろうなあ、とは思う、声が通る程度なら――魔方陣に向けて、鋭さは無い粉砕する為の騎兵槍を真っ直ぐに構えれば、一気に錐揉み状に其処に自由落下の勢い―― 三次元を用いるランスチャージで、天井/床をブチ抜き、一気に其の場に乱入せんとッ! ) [Fri 8 Apr 2005 16:52:44]
ラムザ > ・・・・・・・・・っ。( そうして、息を吐き出した瞬間、立ち上がる。 ぜぇ、はぁ。 肩を大きく震わせながらも呼吸を整え―――剣を床から引き抜き。 ) ――――――( ミチリ。右腕の筋肉を盛り上がった。 怪生物の背中を見つめながら、溜め込み。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:52:38]
怪生物 > (走る速度は子供のそれに等しい。 運動能力は寄り代の者に依存するのだろう) 〜〜〜〜〜・! 〜〜〜□*-〜! (更に異音を発し、走る) [Fri 8 Apr 2005 16:48:57]
ラムザ > ――――来る、か・・・?( 遠ざかったと思った金属音がまた迫る。こういう所ならリビングアーマーとか、そういう類か? と胸中で思う。剣の柄を握り締める力はそのままに、立ち上がる為に、小さく呼吸をした。体に力を溜め込む、予備動作。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:47:18]
エムイー > ―――ッ――。 ( いやいや一寸待て私?相手の声は聞こえた、剣戟も聞こえた。其れなら―― かしゃりと金属音を立ててブーツの歩みを止め、入り口に向かうではなく振り返り、たん、と地面を蹴れば地下でも其処は天井が高い祭祀場の幸運。先程の魔方陣を粉砕した時と同じく、 いけるか。  ――下から見れば大きなお世話なんて、 ) ……最悪だったら、どうするんですかっていう――。 ( 謝れば済むじゃないか。すぅ、と大きく息を吸いながら背中の翼の発光。先ずは舞い上がるに、一拍。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:42:54]
ラムザ > ・・・・・・・・・・そういう・・・オチかよ・・・( ぜぇー、はぁー。苛まれる頭痛。その先に見えた、少年の背中に張り付いている、怪異。恐らくは寄り代にされたのだろう。 剣の柄を握り締める力が、強くなった。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:40:58]
ラムザ > (失礼。) ( 傷<過去>をぶりかえさせる。頭、抱えたまま。) [Fri 8 Apr 2005 16:39:03]
ラムザ > ・・・・・くそ、がっ・・・( 幾度漏らしたか分からない悪態。ぜぇ、と荒い呼吸繰り返しながら、―――ガキンッ!! と床に剣を叩きつけ、杖代わりにする。 祭祀場内に、その金属音、響き渡るだろうか。 ) ・・・・・・・・・くっ! ( 退いたと思った頭の痛みも、またぶり返す。強制的に意識を流し込まれたのは、これで2度目。 1度目は、この島に来る前ではあるのだが、不快感は変わらない。 ) あぐっ・・・がああっ。 ( その激痛は、傷<過去>wo [Fri 8 Apr 2005 16:38:16]
怪生物 > (するり、男の指にローブが掴まれれば―――) 〜〜〜〜〜・! (異音を発していた者の姿が露わになる。 巨大な単眼に2本の触手をつけたようなそんな生物が、血の気のない少年の背中に張り付いている。 加えて言えば、その少年は先ほどのイメージの少年に酷似していて) [Fri 8 Apr 2005 16:36:53]
エムイー > ( とゆーか重量級の下りは間違っていない。体重+板金鎧+槍×突進飛翔の移動エネルギーは破壊力。 ――面と向かって言われたら流石に凹んだが。 閑話休題。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:33:46]
エムイー > ( 生憎心は読めぬ。残念踏み倒し。 さておき砕けた床――元は魔方陣――を見下ろせば、結構な皹。 砕ける?否否―― ) ……下に居る人が潰れちゃいますよね―― って。 ( 寧ろ下方から剣戟も聞こえなく、大声も已んだ。 くるりと槍を肩に担ぐと、真逆戦闘になっていないなんて気付きもせぬ、最悪の結果か最良の結果か判らぬ故に、 焦りは出るが。 ) ……地上に戻って此処の区画を他に担当してる人が、居ないか――。 ( 其の程度しか浮かばない。 うう、と小さく唸れば眉を寄せ此方も此方で入り口に向けて駆け出さんと。) [Fri 8 Apr 2005 16:30:06]
ラムザ > ―――っ!? おい、待て。さっきのはなん―――― ( その身体掴もうと手を伸ばすが、頭痛がその行動を阻害する。指先にローブの感触を感じた瞬間、そのまますり抜けられ。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:28:34]
黒ローブ > 〜〜・□!? (天上から響く新たな音に、ビクリと体を震わせて走り出す。 向かうは男の入ってきた入り口、男の脇をすり抜ける様にして向かおうと) [Fri 8 Apr 2005 16:26:36]
ラムザ > ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ( こぅ、あれだ。 誰か僕のトキメキを返してください。利子はトイチでお願いします。 だけど、それにも気付けないのは、多分幸運なのかもしれない。今だけは。 トントン、床を蹴るにあわせて、此方にもその音が響き。 ) ・・・・・・・・・・ったく。音からして・・・重量級か? ( 厄介そうだな。と顔を顰め、そう呟いた。 間違いでもないかもしれないが、女性には失礼だ。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:25:11]
エムイー >  ――すっごく聞き覚えの在る声がしたんですけどッ! ( 粉砕した“吼える”魔方陣を其の侭にあわあわと下への入り口を探す騎士風貌。銀の翼。 全くの別ルートで来たので流石に予想外で予定外。おろおろしつつも入り口以外――入り口に下り階段らしきものは無かった――の壁を叩いたり、床を蹴ったりするが生憎結構分厚い天井/床。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:21:35]
ラムザ > ( ぜぇ、ぜぇ。 頭を押さえながら、荒く、荒く呼吸を繰り返している。常ならば、上の動きにも注意を払えるが、今はそこまでの余裕が無い。出てくれば、出てきた時に対処は出来るだろうが。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:20:57]
ラムザ > ・・・・・・・くそ、がっ・・・( 触手が離れれば、流し込まれる意識も消え去るのだろう。頭痛が引いていくのを感じながら、睨みつけて。 ) んだよ・・・さっきのは・・・( 倒れてるのは、俺か? と妙に薄みがかったイメージに顔を顰めつつ、向こうの紡がれる異音に、視線を向け。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:16:52]
異音 > ( 戦い――ではないか、その二つの行動が進むに連れて上でも動く。――端的に説明、すれば。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:15:41]
黒ローブ > (振り払われた触手はあっさりと腕から離れ、ローブの中に戻っていく)  〜〜〜〜〜・ 〜〜〜〜〜・ 〜〜〜〜〜・ (むくり、ゆっくりと置きあがる。 繰り返される異音は何かを告げる様で) [Fri 8 Apr 2005 16:14:26]
ラムザ > ・・・・・・・・・・・・止まった・・・?( どっかに消えたか? と止んだ振動。騒音に、頭痛に苛まれた顔を向ける。が、 ) ―――楽観的に考えて・・・良かったためしはねぇからなあ。 ( 小さく溜息を漏らす。あまり好ましくないが、この場合、悪いほうに考えた法が、得策。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:13:21]
異音 > ( づゥン――!! と大きく震える震動は一度。上は上で、 上へ大声を上げられれば気付いたか震動は止み ) ( 暫く何も響かぬ、大震動は通るが音は通らぬか或いは凡てが終了したのかはさて置き。 取り敢えずは一刻の沈黙は上。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:10:06]
ラムザ > ――――っ!!!!( ズキリ。イキナリ流れ込む、意識。イメージ。そういうもの。その痛みに顔を顰め、思わず呻く。 ぎりっ、と歯を食いしばり。 ) ごちゃ・・・ごちゃ・・・煩せぇぞ。畜生がっ!!!( 顔を顰めながら、力任せに、黒ローブの触手を振り払おうと、左腕を横に振った。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:07:42]
黒ローブ > (腕を掴まれた途端、多くのイメージが頭の中に流れ込むだろう。 手首から血を流して倒れる少年―――黒いローブの集団―――そして少年の上に現れる何か) 〜〜〜〜〜・危険 (異音と共に更に流れ込むイメージ!) [Fri 8 Apr 2005 16:03:57]
ラムザ > ――――っ!? まだ居たのかよ! ( 激音に思わず視線を天井へと向けて、顔を顰めた。流石に二匹相手にするのも骨だ。 ぐっ、と触手絡みついた左腕に力を入れつつ、視線を黒ローブへと戻した。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:03:22]
異音 > ■■■■■■―――!!!( 響くは別の奇怪なる異音か咆哮か慟哭、 其の奇妙な邂逅或いは対峙或いは戦闘の行われる空間の天井―― 上から響く。 轟! と 一拍置いて天井が大きく震え、ぱらぱらと石礫が落ちるか。 其処に。 ) [Fri 8 Apr 2005 16:00:16]
ラムザ > ・・・・・・・・・・・・・? ( ランタンを足元に置きつつも、怪訝な表情を浮かべる。先ほどから繰り返される、『会話』 『医療』という言葉に、首をかしげて。 ) ―――って、性懲りもなくっ!??( ランタンを床に置いた、その動きで身体の動きがワンテンポ遅れてしまった。ぎゅるんっ。と左腕を掴まれる。 腕を伝う粘液に、顔を顰めて。 )>黒ローブ [Fri 8 Apr 2005 15:54:36]
黒ローブ > 〜〜〜〜〜 。・* 会話 *。・○ 医療 (動かない。倒れ伏したまま、異音を連ねる) −−− ○ 会話 (もう一度、しかし今度はゆっくりと―――緑色の液体を垂れ流す触手が男にむかって伸びる)  [Fri 8 Apr 2005 15:51:15]
お知らせ > 異音さんが入室されました。 [Fri 8 Apr 2005 15:48:55]
ラムザ > ( ブゥンッ。触手を斬った剣に付着した血糊を払い落としつつ、斬りおとした触手を底の固いブーツで踏み潰しておく。 人形戦では、倒してもまた復活した。だからその予防策で。 ) ・・・・・・この程度で・・・参るわけねぇだろ? テメェらは( 倒れ付す黒ローブに、低く、言葉を叩きつけて。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:44:28]
黒ローブ > ―――――――――――――!? (伸びた触手を斬り払うは容易いだろう、男の目前で触手は動きを止める) □□□□□―!! (どさり―――絶叫の如き異音を迸らせ、黒ローブは倒れ伏した) [Fri 8 Apr 2005 15:41:11]
ラムザ > 話理解できるんだったら聞くぜ? ――――ここの連中喰ったの・・・アンタか? ( 一閃しながら、問い。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:35:05]
ラムザ > それがアンタ流の会話ってか?――――ええおいっ!!( ジャキッ。右手を伸ばし、鞘から剣を引き抜き、一閃。 銀の煌めきと共に、迫る触手を切断せんと。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:34:17]
黒ローブ > (男の言葉に、首が横に振られる。そして―――) 〜〜〜〜〜 会話 *〜・・〜 (ザッ! ローブを貫き、触手のような物が男に向かい、伸びる!) [Fri 8 Apr 2005 15:31:08]
ラムザ > まあ、帰れるもんだったら・・・さっさと帰ってるさ。 ( そう小さく息を吐き出しつつ。 ) ・・・・・・・あん? ( 不意に零れた言葉に、思わず顔を顰めて。医療? 処置? ) ・・・・・・生存者は、いねぇだろ? アンタ以外。 ( 怪訝な表情を零したまま、紡いだ。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:25:03]
黒ローブ > (コクリ、頭を縦に) 〜〜〜 医療 〜 処置 *・ − (異音に、人の言葉が混じった) [Fri 8 Apr 2005 15:22:38]
ラムザ > ―――――あん?( 目の前のローブの動き。それには怪訝な表情を浮かべた。 入り口を指差す、その動きに。 ) ・・・・・・・・立ち去れ。って事かね? 言いたいのは。 ( がしっ。と頭を掻いて、そう紡ぎ返した。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:15:33]
黒ローブ > 〜 〜〜〜 〜 〜〜 〜〜〜〜 〜 〜〜 〜  (身じろぎ一つ無し、男の言葉に返さすは異音、そして) 〜 − 〜 − □ (更に奇怪な音と共に、男の入ってきた入り口を指差す) [Fri 8 Apr 2005 15:12:51]
ラムザ > ( ―――ダンッ。舞い降りる影。その着地点から離れる様に、後方に小跳躍して。 ) ―――んだよ。 怪異さまのお出まし、ってか? ( ザザッ。地に脚を滑らせながら制動。ランタンの灯りをそちらに向けつつ、聞こえた異音。それに目を細めた。 ) [Fri 8 Apr 2005 15:06:15]
黒ローブ > (頭上より舞い降りる影一つ。背丈は子供ほどの大きさ、その身を漆黒のローブに包み、猫の様に曲げられた背は異様に盛り上がっている) 〜〜〜〜〜〜〜〜 (吐き出すは異音。人には発音不可能な音の連なり) [Fri 8 Apr 2005 15:03:35]
ラムザ > ――――――( ぞくっ。背筋に怖気が走り。 ) ! ( ザッ。腰を落として、感じた視線。そこへと顔を向ける。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:53:55]
ラムザ > 損傷が激しいな・・・・。 呼び出した怪異に貪られたか・・・獣に貪られたか・・・分からねぇ、か。 ( ランタンで、死体を照らしながら小さくそう紡ぐ。鼻を突くような臭い、正視するのも辛いが、今は我慢。 ) ―――祭具の一つや二つ、あればまだ・・・分かるんだがなあ ( そう紡いで、死体から視線を外した瞬間。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:52:47]
お知らせ > 視線さんが来ました。 『天上から男を見つめる視線一つ』 [Fri 8 Apr 2005 14:52:00]
ラムザ > ゾッとしねぇな。 ったく。 ( 悪態めいた溜息を吐き出し、とりあえず気分を入れ替える。どうもこういう所は、思考のベクトルが妙な方向に行ってしまう。己の悪癖だなあ。と小さく肩を竦めて。 ) ・・・・・・・っと。 ( そうして前に視線を向ければ、ランプの明かりが奥行きある、部屋を照らす。 どうやら此処が最深部。 ) ――――既に、終わってる、か? ( 邪教めいた炎、呪詛めいた言葉は聞こえない。あるのは、貪られ、喰い散らかされた、死体のみ。 腐敗しきってないのもあるのを確認する。感じた血の気配は、どうやら此処ではあるのだが。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:47:00]
ラムザ > やっぱ・・・気に喰わねぇな。こういうのはよ。 ( 血の臭いに馴れても、この気配にはどうしても馴れる気がしない。吐き気を催す様な、胃をムカつかせる気配には。 もし、仮に馴れてしまったその時は―――― ) 俺も、こいつ等の仲間入りをした時、かね? ( くっ。と喉を震わし、嗤う。口元には笑みの気配滲ませるが、瞳は細まったまま。笑っちゃいない。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:37:43]
ラムザ > まあ・・・今の俺には関係ねぇか。 さっさとやる事やって―――( それから考えよう。と思う。 小さく頷けば、壁伝いに、奥へ、奥へ。と向かっていく。 僅か、血の香りが強くなった様な気がする。尤も、嗅ぎなれ過ぎて、変に敏感になっているだけかもしれないが。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:31:58]
ラムザ > 祭祀場ってーのは・・・どこもこんな感じなんか? やっぱり。 ( ここ数日。祭祀場に潜るたびに、自問してしまう言葉。問い。 全てが全て、という訳ではないだろうが、此処まで邪教続きだと、そういう考えに行き着くのも、仕方なくて。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:28:01]
ラムザ > ( ザッ、ザッ。足音を立てながら、割り当てられた最後の祭祀場内へと脚を踏み入れている。左手にはランタン。昼間だというのに、此処は何時もながら、暗い。 ) ・・・・・・これでラスト、かね・・・。 俺の割り当ても。 ( 鬱蒼とした気配はそのまま。相変わらず、呪術めいた塗装、ムカつく気配に、溜息混じりに、息を吐き出した。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:23:54]
ラムザ > ( おお。ぴったし。 ) ―――まあ、それは兎も角。 ( こほん。と一度咳払い。 ) [Fri 8 Apr 2005 14:22:46]
お知らせ > ラムザさんが来ました。 『( 調査最終日。 )』 [Fri 8 Apr 2005 14:20:00]
お知らせ > ラムザさんが帰りました。 『( 痛む意識に苛まれながら、そのまま奥の闇に消えて。 )』 [Fri 8 Apr 2005 01:49:15]
ラムザ > ( 遠ざかる男の足音。逆に、濃くなる血の気配。瘴気。混沌。 先ほどの、どこか心地よかった会話も、この気配には思わずウンザリしてしまい。 ) ・・・・・まっ、やるだけの事はやるさ。 これも仕事だし、な?―――― ( へっ。と口の端を歪めて小さく笑う。誰に対しての、言い訳か。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:48:46]
お知らせ > 盗賊風の男さんが帰りました。 『……ああ、もったいねぇ(何に対してか、その呟きを最後に、通路の奥へと消えた)』 [Fri 8 Apr 2005 01:45:49]
ラムザ > 褒め言葉として受け取っとくさ。 んじゃな・・・道中気をつけて。 ( 小さく、笑みを零しながら片手を上げて、そのまま奥へと向かっていく。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:43:33]
ラムザ > ( ナイフ渡し終われば、静かに手は外套の中に納まる。ランタンの灯りが、ぼぅ、と周囲を淡く照らしつつ。 ) まっ。それが定職についてない奴の現実さ。 まあ、見得張れる位の金は持ちたいね。 ( 返さない。という言葉には、喉を震わし笑う。あぃよ。と、ばかりに。 ) んじゃま、アンタの為に・・・少しは頑張ろうかねぇ? 『俺はコイツは頭角を現す奴だ』って酒場で自慢できる程度には・・・・・・・・・まあ、否定はしないさ。 金で買えないものもあるが・・・買えるもんもゴマンとある。 物欲主義ここに極まり、だな。 ( 立ち止まる気配、感じつつも、此方は歩みは止めない。徐々に足音は遠ざかっていき。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:42:44]
盗賊風の男 > ……………はっ、熱い熱い。若いねぇ(結局振り返ることはしなかった。揶揄するような内容の言葉を吐きつつも、口調に嘲るような響きはなく。再び、前へと足が動き始める) [Fri 8 Apr 2005 01:39:19]
盗賊風の男 > (差し出されたナイフ。ようやくそれとわかる微苦笑を浮かべて、受け取った。そのまま礼も言わず、謝罪もせずにすれ違い)聞くな。お前にもわかる日が来る。 ……赤貧みてぇだしな。だが、金は返さねぇ(きっぱり。ひらりと手を振りながら振り返りもせずそう告げて) いいや、大層な奴だよ。でなきゃ俺の見立てが狂ってることになるじゃねぇか(かっ。再び、笑いにも似た声を一度) 値が付くだけマシだろ―――(ラムザの背後、そこで一旦足が止まる) [Fri 8 Apr 2005 01:37:29]
ラムザ > ――――奴等の同類になるぐらいだったら・・・俺は、俺自身を滅ぼすさ。 ( そう、背中越しに伝えて。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:36:04]
ラムザ > どっちもどっちだろ? 多分。 ( くくっ。と喉を震わし、肩を竦めれば、逆に此方は進行方向に歩を進め、足元に刺さったナイフ、抜けば、刃の方へと指を持ち替え、柄をそちらに向ける。 すれ違い様に、渡すように。 ) ―――――人は、人のままで強くなれると俺は思ってる。 だから俺は、人を捨てない。 [Fri 8 Apr 2005 01:35:22]
ラムザ > ・・・・・・・・・アンタ、何か昔あったのか。気合と金が足りなくて。 ( おんや? とその表情には、首を傾げつつも、口の端に笑みを零した。声に出しやしないが。 ) へっ。気が合うじゃねぇか――――生憎と、そんなご大層な奴じゃねぇよ。 トーストにジャムとマーガリンを一緒に塗るのさえ躊躇うような経済状況なんだしよ。 ( ふんっ。と鼻を鳴らしながら、小さく笑って。 ) 2万エンで保証される命・・・お互い安いもんだよなあ。 本当に。 ( まあ、金で全て済むのであれば、それは楽だからありがたい。何より懐が痛いだけだ。 同感とばかりに、頷いて。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:30:33]
盗賊風の男 > ……ったく、このヤロウ。どっちが冷てぇんだか(懐にしまい込む金貨二枚。ボウズ、とは呼ばなくなった。武器は持たず、無遠慮に前進。このまま何もなければ、お互いにすれ違い、消えていく歩調) …………なら、お前は人間をやめてでもみるのかい?(そんな言葉を、残しはするが) [Fri 8 Apr 2005 01:27:39]
盗賊風の男 > 女が運で落ちるか。ありゃ、気合いと”金”だ。間違いねぇ(目が真剣なのは、容易に見てとれるかもしれぬ。唾棄。回数が多くなってきた) 組織なんて俺らのこと使い潰しにきてんだ。こっちだって使い倒すのが筋ってもんだな。 ………はっ、どこの坊ちゃんかと思えばよ(かっ、と不思議な一声挙げたのは、笑いに聞こえなくもない声だった) 悪かったな。俺は俺のことで手一杯なんでね。 ま、次も今日みたいに金で解決できると良いな、んん?(帰ってきた金貨二枚を、器用に片手だけで受け取った。炎に照らして品定め。すぐにそれを握り込み) [Fri 8 Apr 2005 01:25:28]
ラムザ > そん時は―――アンタの不運を嘆きながら、狩ってやるさ。 そして全て俺の総取り。万事解決、ってな? ( 冗談にしては性質が悪いが、ご容赦願おう。冗談交じりの笑み零しながら、緩く頭を掻いて。 ) まっ、それが懸命だよ・・・・・・人間が関わるもんじゃねぇよ。あんなもん( ウンザリした様な表情を零しつつ、放りなげられた水晶を受け取れば、此方も金貨二枚、放りなげて。 ) ―――交渉成立、ってとこだな。  [Fri 8 Apr 2005 01:21:50]
ラムザ > ・・・・・・・できればこんな所で運、使いたくねぇんだけどなあ。 どうせなら、美人のおねーさんに運とか使いてぇけど。 ( はあ。と肩を落とし、項垂れて見せつつも、軽く肩を竦めている。 こちらも、癖なのだから。 ) ・・・・・・・・・まっ、それも状況により蹴り、だな。 ギルドに対して恩は感じるが、義理は感じねぇし。 ( つまりは、その程度の存在、認識という事。何時でも抜けようとは思える。向こうも引きとめようとは思わないし。 ) 冷たい奴だな・・・ぶつかったら・・・まあ、そん時に考えるとしようか。 [Fri 8 Apr 2005 01:18:50]
盗賊風の男 > 良いのか、じゃねぇ。引き取れ。 帰る途中で俺が喰われたらどうする。 俺ァ、差額の8万で安全買ってんのさ。 この球っころって危険……(「そして、お前を相手にするって危険」これは口に出さずに心の中で留め置いた)それから、俺を守るためにな。 ………ああ、くそ。もう、あの部屋に戻るのも嫌んなってきた。お前のせいだ、くそったれ(言いつつも、もう一つの袋には、ぎっしりと装飾品がつまってる様子だが。 手にした革袋は、金貨を確認してからラムザの方へと放り投げる。掌に治まるサイズだ。中には、禍々しく黒ずんだ水晶玉が1つ) [Fri 8 Apr 2005 01:16:50]
盗賊風の男 > お前、運がイイよ。 普段ならもう5回はキレてらぁな(唾棄。何度も言うが、癖のようなものだ。おそらく。) 犬でも何でも、金が入るんならさんべん回ってワンとでも吼えてやるがな。できるなら身の丈にあった稼ぎがしたいもんだ……だろう?(こちらは笑みなど浮かべない。からかうような雰囲気が消えれば、地顔なのか、不機嫌そうな顔のままだ) ま、俺からすりゃぁせいぜいがんばんな、だ。 お互い、道がぶつかることももうあんめぇよ [Fri 8 Apr 2005 01:14:08]
ラムザ > ――――そういう行動原理、嫌いじゃないさ。 俺も、同じように動くだけだし――――? ( さて、独白も終了。これからどうすっか。と思った瞬間、仕舞われるナイフ。それに、視線を軽く瞬かせて。 ) ―――――良いの、か? ( 話をしていてだが、相手の申し出に、思わずそう聞いてしまう。 最後の問いには、小さく頷き、懐の財布から、1万エン硬貨二枚取り出し、見せて。 ) 即金で出せるのは、この額なんでね? 悪ぃけど。 ( 微苦笑交じりに、そう紡いで。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:10:03]
ラムザ > まあ・・・冗談はこの辺にしとこうか。 あんまりアンタ怒らすと、その内血管ブ千切れそうだし?  ( 手を小さく振って、軽く肩を竦めて、そう紡ぎ返した。不機嫌そうな表情を見やりながら、笑みは零れたままで。 ) んーまあ・・・こうやって潜ってるからな。 狗には違いねぇか・・・金は天下の回り物って事さ。世知辛い世の中のクソッったれ。ってね? ( やはり、冗談交じりに息を大きく吐き出す。がしがし。と頭を掻いて。 ) ・・・・・・・・まあ、そういう事だろうよ。腐っても、まだ残ってるものがあれば、俺は動くさ。 その為に。 ( 静かに、笑った。 先ほどの笑みは闇に消え、何時もの、笑み。 ) [Fri 8 Apr 2005 01:07:37]
盗賊風の男 > で、そんな景気の悪い話聞かされると、気味も悪くなろうってもんだ、んん? 俺は我が身が可愛い(代わりに、腰に下げていた、球1つ入っていそうな革袋1つ外す) こんな怪しいブツ、長々と街まで運びたくはなくなってきたよ(じ、とラムザの目を睨むようにして)2万、だったな? [Fri 8 Apr 2005 01:04:54]
盗賊風の男 > ―――想像はしねぇよ。 俺はヴェイトス産まれヴェイトス育ち。グングスニクに縁もなけりゃ、ロゥゼンシュタインなんて聞いたこともねぇ。 どこかの騎士がどんな覚悟を決めようが、俺は俺のためだけに行動する。それだけのこった(はっ、と鼻で笑うように言って、唾を吐く。手にしたナイフは…ホルダーへと差し込んだ) [Fri 8 Apr 2005 01:02:59]
盗賊風の男 > 残念抜かすな。最初から可能性すらねぇ(やはり、こういうときにも言葉を返してしまうのは習性か。相手が笑えば笑うほど、こちらの不機嫌も強くなる) 俺とまったく同じ感想だな。犬みたいじゃなくて、ギルドか何かの犬やってんだろうが、今。……たく、もったいねぇ(最後の一言は、小声。それからようやく手を下ろす。敵意はない。しかし、睨み付けるような視線は、相手を品定めするかのような気配) 育ちが良く、ほどよく腐って芯は残るか。俺の見立ても捨てたもんじゃねぇや(天を仰いでの嘆息。続く言葉は、容赦なく耳に入ってくる。聞き逃さない。ちらりと見えた笑みは、自分にすら浮かべられない類のものだったろうか。 ならば、ここで無駄な感想など述べることはできはしまい) [Fri 8 Apr 2005 01:00:39]
ラムザ > あとは・・・想像に任せる。どうなったかはな?( 前髪を軽く掻き揚げて。 )でまあ、無様にも生き残った騎士が居たんだ。そいつは思ったよ。ああ、許せないってな。こんな理不尽を許せるか。叩き潰してやるってな。 ( 事も無げに、そう言って。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:56:19]
ラムザ > で、当然の事ながら調査を申し渡されたさ。仕え、護ると誓った聖騎士と数名の騎士を編成した武力制圧も含めた調査部隊がそこに送り込まれ―――中で見たのが―――人外の、人間の常識で測れない・・・外なる邪悪な怪異さ。( 自然、口の端が歪み、嗤う。 軋み、皹の入った様な、それ。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:55:46]
ラムザ > だが残念な事に、アンタは男。 俺も性別を超えて愛を語る様な、物好きじゃないんだ・・・残念だけど、ご破談にするしかないなあ。 ( なんて、やっぱり喉を震わし、可笑しげに笑った。 相手の、ウンザリした様な、言葉に。 ) ・・・・・・・最近、アンタと同じような事ばっか言われるよ。 『生意気だの』、『犬みたいな奴』だとかな・・・。 ( こんな殊勝な奴なのに。とわざとらしく、溜息を吐き出してみて。 ) ――けど、それが勘違いだと、愚かな考えだったと気付かされたよ。グングスニク ロゥゼンシュタイン領郊外で、一つの神殿が見つかったんだ。丁度――― ( 周囲を見回して、肩を竦め。 ) こんな気配だったな。あの時はもっと混沌としてたが。 ( そうして、また視線をそちらに向けて。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:53:56]
盗賊風の男 > ふん……(興味ないように鼻を鳴らす。けれど、口は挟まない。邪魔をしない、やめさせようともせず、耳は傾ける。 感想1つ漏らさず、次を促すように顎をしゃくった) [Fri 8 Apr 2005 00:48:35]
盗賊風の男 > その内容は、俺が口説かれる話ときた(ぐしゃり、と髪を掻いた。ナイフを持ったままだが器用な動きだ) 気にすんな。10は年下のくせに生意気なガキだ、っつったんだよ(言い捨てて、溜息。息と共に、毒気も抜ける。髪を掻く手が更に苛立たしげに動いたが、これが続く間、ナイフは投げようもあるまい) [Fri 8 Apr 2005 00:47:26]
ラムザ > そいつは仕えるべき存在が居て、しかもそれは護るべき存在己の職務に誇りを持ち、己は護るための存在の盾となる事に対して舞い上がってた騎士は、思ったよ。『自分に護れない者は無いと。自分の命はこの人の為に捧げるものだ』とね?( 独白は続く。 もう少し、お付き合い願おう。その保証示す為に。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:43:38]
ラムザ > 語りつくした物語に興味はねぇだろ? 古き物の切り口を変えれば―――それもまた新作さ。 ( なんて、肩を竦めて、喉を震わして笑い。 ) ――――うん? ( その言葉には、思わず目を瞬かせた。 きょとり。として首を傾げつつ、どういう意味だよ? と言外に、視線で問いつつ。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:43:07]
盗賊風の男 > きょうび、吟遊詩人でも語らねぇよ(にべもない一言。嫌いな食べ物噛み潰したような表情が浮かんだ) ………ボウズ、お前もったいねぇよ(そして、いきなり漏れた感想は一言。僅かに敵意も揺らいだか。ただしそれは、呆れにも似た声の響きを持ってはいたが。敢えて言うなら、もっとお坊ちゃん然とした男かと思っていた、目の前のこの騎士は。決して、ナイフに動じず、こちらの言葉に腹を立てないような男だとは思ってなかった)―――――――――あん?(そして、漏れてきた声に眉を顰める。ラムザの読み通り、手は僅かに動いたもののナイフは投げなかった) [Fri 8 Apr 2005 00:36:11]
ラムザ > ――――数年前。グングスニクで騎士になりてた奴が居た。 ( ぽつん。不意に小さく言葉が、漏れた。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:34:29]
ラムザ > 模範的な解答だな。ったく、全く持ってその通りだから・・・否定するつもりもねぇな。 ( 万年金欠な己も、それは分かる。何時だって、世界は厳しいもんだ。雑穀スープばかり飲んでる己。 少しの間、己の現状を再確認して凹みそうになりつつ。 ) ――――保証、ねぇ・・・。 ( その言葉には、頭をがしがしと掻いて、視線を軽く天井へと向ける。何か、考えてる様な、そんな風情。 少なくとも、答えを出すまでは相手はナイフを投げないだろう、と妙な確信が、あるせいか。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:32:16]
ラムザ > スリルとサスペンス溢れる邪悪な祭祀場。そこで芽生える恋―――文学っぽいだろ? ( へっ。と笑い返す。ザッ。地を削りつつ、制動。 ゴキッ、と首を鳴らしながら、軽く肩を右手で揉み。 ) まあ、アンタなら・・・そう言うと思ったよ。 少しは・・・考えてくれた様だったけど。 ( やっぱなあ。と胸中で紡げば、はあと溜息を漏らす。少なくとも、このような場で使われた曰く付きのモノであっても、そこそこの値で取引されるぐらいは、自分でも分かってはいたから。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:28:11]
盗賊風の男 > ――――――理不尽だろうが何だろうが、死体は死体、金は金。情で腹が膨れた試しは一度だってねぇ(顔は既に硬いものへと) それにだ。 ボウズ、お前にこの球っころを渡して、それをきっちり始末するってぇ保証は、できるのかい?(緊の表情。その目が僅かに細まった。 剣を抜かなかった相手に、二投目はまだ投げない) [Fri 8 Apr 2005 00:26:05]
盗賊風の男 > ぞっとしねぇ一言だ(投げ終わったナイフ。その代わりを腿のホルダーから引き抜きながら、また唾棄) 2万じゃ売れねぇな。けったくそ悪い球っころだが、どんなアホに叩き売っても10万はガメられる(それでも、一瞬だけ考えるような顔を、覗かせた。すぐに消えたが) [Fri 8 Apr 2005 00:23:43]
ラムザ > 装飾品や形見は・・・まあ、良いけどよ。 『祭具』だけは譲って欲しいな。 アンタも、現場見たんだろ? 理不尽の末路。って奴をさ。 ( ランタン持った手。そちらに向け、周囲に灯りで照らしつつ。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:22:10]
ラムザ > アンタが美人のおねーさんだったら・・・ナンパしてたさ。 俺は。( なんて、やっぱり冗談交じり。けっ。と此方も癖めいた悪態、零していて。 ) まあ、処理する為の金が掛かりそうだからな( 男の言葉には、違いない。と笑った。 そうして少し考える様な風情をして。 ) 俺が買い取ってもいいが・・・・・・・2万エンじゃ、売る気ねぇだろ? やっぱ。 ( そう、紡いだ瞬間、閃くナイフ。軌道からあたりはしないが、ザッと後方に避けて。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:17:40]
盗賊風の男 > ―――『祭具』と『ハッピー邪教徒の装飾品』と『アンハッピー生贄の形見』だよ(言うなり、ナイフをアンダースローで投げる。その狙いは―――ラムザの手前の石畳) [Fri 8 Apr 2005 00:12:33]
盗賊風の男 > 俺も聞かねえよ、ヤロウの詮索なんぞ楽しくもねぇ(傭兵だと聞いた時点で、詮索は終了だ。ぺ、と地面に唾を吐き捨てた。気にくわないと言うより、どこか癖っぽい動きで) 上手くいかせられねぇ奴が阿呆なのさ。 さて、ギルドなんかに持っていっても買い叩かれんのがオチ。特に、邪教を敵視するような、正義の味方ギルドならな。わかってて言ってんだろう?(ゆるり、僅かに手首が下がり) [Fri 8 Apr 2005 00:11:32]
ラムザ > ―――金が欲しいんなら、ギルドに言ってくれ。 依頼主はあっち、俺はただの現場の下っ端。 金の判断は専門外、なんでね? もしかしたら言い値で買い取ってくれるかもよ? ( なんて冗談交じりに、小さく笑って。 ) ―――因みに、アンタが持ってるのは・・・『祭具』か? それともハッピーな邪教徒の装飾品かね? ( 一応聞いた。まだ、剣へと手は伸びては居ない。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:08:46]
ラムザ > ・・・・さあ? それについてはノーコメントを貫くとしようか。 ( くく。と小さく笑い返しながら、照り光る銀の刃に、目を細ませていて。 ) 最後、親の総取りってか? まあ、人生そう上手くは行かない―――って事かね? ( 高まる敵意。びりびりと感じる圧迫感に、ただ緩く笑みを零している。瞳は、細まったままだが。 ) モノは言い様、って奴だな・・・ ( あー、なるほどなあ。と妙に納得したような、表情。口の端は、まだ釣りあがったままではあるのだけど。 ) [Fri 8 Apr 2005 00:05:31]
盗賊風の男 > で、俺はそのハッピーな落とし物の『第一発見者』だ。わかるな?んん?(踏み出した一歩に対し、右手がだらりと下げられる。アンダースローからならば、ここから腕を振るだけでナイフが飛ぶが―――) 持っていっても構わない? そりゃぁ違うだろ。 ボウズが、俺にこう言うべきなんだ『金を出すので、そこにあるモノ持っていかせてください』ってな [Fri 8 Apr 2005 00:01:08]
盗賊風の男 > だが、性根ってのは残りやがんだなぁ……(1人だけ納得したように喉の奥で笑う。ゆるりと振る右手の裏、微かに炎の明かりを照り返した刃の色。けれど、それが投げられる気配はまだない) どうだろうな?ハッピーに喚んで、ハッピーに喰って、ハッピーに拾いもの。みんな揃って良いことずくめと言いたいとこだが―――ダウトだ、ボウズ(脅すような空気が更に濃くなる。既に、顔には笑みもない。殺気ではない、敵意) この奥にあるのは、『邪教の祭具』じゃねぇ。『持ち主不在の金目のモン』だ [Thu 7 Apr 2005 23:59:11]
ラムザ > ―――出来れば儀式で使われた書物なり道具なりは回収しておきたいんでね? どっかの馬鹿がそれ使うかもしれねぇしな。 アンタが―――それ目当てだったら・・・悪ぃけどね? ( 僅かに聞こえた金目の音。そして脅しの雰囲気には、思わず笑いながら、そう紡ぎ。 ) それ以外なら・・・別に構いやしねぇけど? 持って行ってもさ。 ( そう静かに告げれば、一歩脚を踏み出した。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:55:37]
ラムザ > 同感だね。 それについてはな。 ( へらり。と笑いながら、肩を竦めてみせる。具体例が、此処にいる。 ) あー、悪ぃ悪ぃ。気ぃ悪くすんなって。 ( 手ぇひらひら。と振りながら、微苦笑を漏らしつつも、視線はそちらへと向いたまま。 ) ―――儀式が終わって・・・怪異に喰われた、か? まあ自業自得だから・・・同情はしねぇけど。 ( 男の言葉を聴けば、とりあえず思考を進め、判断を固めていく。まだ、断定は出来ない。男の信用以前の問題。 ) んー、まあ・・・帰えれるんだったらさっさと帰りたいんだが――――― ( がしっ、と頭をかいた。 )  [Thu 7 Apr 2005 23:53:25]
盗賊風の男 > 素直に言っておくか。 俺の邪魔すんな、とっとと帰れ。 お望みなら、火でも何でもかけてやるからよ(今までとは少し違う、脅しの雰囲気。 部屋の奥から出てきた男は、またそちらに戻る気らしい。動くと、ぢゃり、と金目の物が擦れる音がした) [Thu 7 Apr 2005 23:48:03]
盗賊風の男 > 気品なんざナマモノよ。あっさり腐りやがらぁな(男の腰、大振りのダガーはいつでも抜ける位置。よく見れば、振っていた手も、掌は見せても指は開かない。例えば、薄い刃物などをこっそり挟んでいれば見えにくい) だから好きで痩せてねぇっつってんだろうが(良い奴、といわれても眉1つ動かさない。むしろ、その前の方が気になったようだ) で、まあそっちはだいたいわかった。信じるかどうかは俺の勝手だが―――その、ハッピー共は、ハッピーに生け贄殺りまくった挙げ句、今じゃ肉だ。何があったか知らねぇがな。 ってわけで、テメェの仕事は意味がねぇ。帰ることをお勧めするぜ?いや……(ひとしきり喋ってから、僅かに首を傾げる。言葉を探すように視線を彷徨わせ) [Thu 7 Apr 2005 23:46:55]
ラムザ > ―――そういうアンタは・・・どうするつもりなんだぃ? ( 己の前方は、最奥へと続く道。ならば、この男は奥から戻ってきたのか。それとも、奥へと行く途中のどちらか。 だから、問うて。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:42:27]
ラムザ > ああ、気品とか溢れてるだろうな。賞味期限付きだがろうが・・・( くく。と冗談交じりに笑いながら、視線を向ける。笑っていても、一足一挙動は、見逃さないように、していて。 ) まあ・・・そこは個人の自由、って奴だよな・・・。意外に、いい奴だな。アンタ。 ( 律儀に返してくれた事に、ちょっと意外そうに、紡いでいて。 ) 『話す』って言うのは、知力ある奴にしか無理だからな・・・お互い、意思疎通の方法が限られてるんだったら、使うしかねぇし。 ( どうやらお互い違う、という事を証明するのは難しいようだ。ギルドの刻印などあれば別だろう。・・・剣に刻まれた家紋を使うなど、論外。脳裏に浮かんだ意識、ねじ伏せつつ。 ) 簡単なことさ。最奥にある祭壇の間まで行って・・・ハッピーな邪教徒が居れば、儀式を叩き潰す。 儀式が終わってて、怪異が招喚されてても―――( 口の端、吊り上げたまま。 ) 叩き潰す。 傭兵なんだ、叩き潰してナンボの職業が、当たり前の事するだけさ。 ( そう、事も無げに、紡いでみせて。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:40:52]
盗賊風の男 > そうか?育ちは良さそうに見えるがね(掠れたような笑い声。壁に押しつけていた背中をゆっくりと離した) ……好きで痩せてるわけじゃねぇ。ほっとけや(意外に律儀なのかもしれず、しっかりと忌々しげな言葉だけは投げ返し…) はっ、口の回るボウズだことで。そりゃ無理だな。無理だ。ンなモノは誰にだってできやしねぇ。テメェの親が”人間だ”ってところから、証明なんぞできんわな。OK,わかった(ひとしきり笑ってから、両手をひらひらと振る。持っていた松明の炎が暗闇に揺れ) ま、この際ボウズが人間だろうが悪魔だろうが邪神サマだろうがどうでもいいやな。この先行って何すんのよ、お前(にやにやとした笑みは消さず、遠すぎる間合いは保ったままだ) [Thu 7 Apr 2005 23:33:59]
ラムザ > 人を見て判断してくれよ。 俺に他人を敬うとか、そーいう殊勝な事は苦手な性質なんでね? 悪ぃけど。 ( 名前を名乗る事は不要という事には、同意気味に頷いた。そして紡がれる男の答えには、とりあえず頷き一つ零し。 ) ・・・・・・・・・・・ダイエットは身体に毒だぞ? ( 痩せすぎの男に、そんな言葉を紡いだ。軽く目を瞬かせながら。論点はズレてますから。 ) あー、質問を質問で返して悪ぃけど―――アンタもそうじゃない、と証明は出来るのか? ( 口の端の笑み、軽く吊り上げさせながら、笑った。 声を出さない、笑み。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:28:07]
盗賊風の男 > (何に感心したのか、嬉しげに口笛鳴らす音) 先客ぐらい敬えよ、ボウズ。 ま、名前なんぞ名乗っても仕方ねぇだろ。 俺も、ここの連中とは関係ねぇ。それで十分じゃねぇか、んん?(他者に対する経緯というものを一切感じさせない声。数度石を打ち付ける音を終わらせると、痩せぎすの男の顔が、燃えさかる松明の明かりに照らし出された) 次。質問は俺の番だな。お前がここの奴等の仲間じゃねぇって証拠はあるかい?(人の悪そうな顔が、炎に照らされる中で更に嫌らしく歪んだ) [Thu 7 Apr 2005 23:22:22]
ラムザ > 生憎と、ハッピーな邪教連中とは宜しくしたくないんだ。俺は( 言外に、Noと告げる。声音に、ウンザリした様子が分かるだろう、か。 ) その前に、こっちの質問を応えろよ。 こっちは―――応えたんだしさ( へらり。と口の端に笑みを零しながら、そう紡ぐ。散る火花で、目測つけつつ。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:18:46]
前方よりの声 > 誰だ、ここの祭祀場の奴等か?(独り言が微かに聞こえて気付いたのだろう、通路の奥からどことなく人を喰ったような声が投げかけられる。 同時に、火打ち石が打ち合わされる音。 灯りが万全でも顔を確認することさえ困難な遠くで火打ち石を打ち合わす音) そうでなけりゃ、火ぃ貰いたいところだがね(火花は散るも、灯りをつけるには至らない様子) [Thu 7 Apr 2005 23:15:34]
ラムザ > でもま――( ぽつん。と小さく呟いて。 )―――外道の知識を得たいと思ってる俺も、同じ穴の狢だろうけどな。( 求める理由は違うのだろうが、求めるものは同じ、だろうか。そう思考が行き着けば思わず溜息を漏らす。けっ。と小さく悪態吐きつつ。 ) ――――あん? ( カツン。前方より聞こえた声に脚を止めれば。 ) ・・・・・・誰だ? って、聞いてもあまり関係ないか、ね?( 同業者だったらおはよう。とでも言うか。と胸中で紡ぎつつ、左手に持ったランタンをそちらに向けて。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:14:26]
お知らせ > 前方よりの声さんが来ました。 『おっと、止まってくんなぁ』 [Thu 7 Apr 2005 23:13:06]
ラムザ >  そんなに・・・外なる奴等の力を手に入れたい、と思いたいのかね・・・ ( くそが。と舌打ち交じりに、記された四箇所目の祭祀場の中を歩む。散々痛めつけられている意識。精神。過去<傷>。その痛みが、己を保つ力に変えるのさえ限界がある、右手で頭をガシガシと掻いて紛らわせつつ、細い通路を歩んでいて。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:08:28]
ラムザ > ( ―――探せば、あるものだと思う。 ) ・・・・・新しく、祭祀場が発見されたからと言って・・・・ ( 儀式が執り行われたのが、意外に多いのには、どこかウンザリ気だった。 周囲に漂う、瘴気めいた気配、呪術めいた壁の模様。 それら全てが。 ) [Thu 7 Apr 2005 23:04:41]
お知らせ > ラムザさんが入室されました。 『( 調査四日目。 )』 [Thu 7 Apr 2005 23:01:51]
お知らせ > ハンダさんが退室されました。 [Thu 7 Apr 2005 20:53:35]
ハンダ > (覗き込んで思わず声がだらしなく漏れた。穴の中には白骨化した死体が…何体あるか解らぬ程 ごっちゃり と。) …収納上手やね。 (天日に晒してから葬ってやるべきかと思いながら。合掌。) [Thu 7 Apr 2005 20:53:34]
ハンダ > あー…、  [Thu 7 Apr 2005 20:51:52]
ハンダ > (――ざり、と砂っぽい足元を擦る。靴裏でワイパーのように退けてみる。) お。 (切れ目? カンテラを足元に置いて、タイルの敷き詰めたような床を見た。少しだけ窪みがあるのが解る。) 割れるかな。そいともスライド式か? (ぐい、と棒の先に体重を乗せてみた。)         (蓋代わりだった床の一部が ぼこ と崩れ。) [Thu 7 Apr 2005 20:51:32]
ハンダ > (綺麗過ぎる。けれども男は違和感を其れとして感じなかった。「すごい掃除上手が居たものだ」と思考回路を繋ぐのだ。) ( ――コン、 コツ、コツ、 ) (杖のように床を叩く得物の音ばかりが響く。) ( コン、 コツ、カツ、      … トン。 )       (足を止めた。) ( トン。 ) 音が違う。 ( トントン。 ) (入ってますかー?) [Thu 7 Apr 2005 20:43:16]
ハンダ > まァたコレ、夜逃げ跡かいな。 (夜逃げと云うか、既に何もかも 終わった 跡かも知れない。調査三日目。) ――楽で良ェけど、 (報告にはこう記せば良い、「異常無し」と。面倒臭がりにはありがたいとも云えるか。 …くるり、カンテラの灯りを揺らして。) (――一応、何か無いかと広場をぐるりと回って見ることにしよう。 床だけ綺麗に整えられた広場はいっそ清々しい。) 想像と違ゃう。 (肉片の残骸も血の臭いすら無い。) [Thu 7 Apr 2005 20:37:24]
ハンダ > なンや、…何も無いやン…。 (拍子抜け、と云う奴だ。 カンテラで照らした広場は、ただの広場だった。) ……、 (地図を見直す。) 合ってる筈、よな…? [Thu 7 Apr 2005 20:32:17]
お知らせ > ハンダさんが来ました。 [Thu 7 Apr 2005 20:28:32]
お知らせ > エムイーさんが帰りました。 『   ――都合のいいお話だろうか、なんて。 』 [Thu 7 Apr 2005 11:25:01]
エムイー > (  が   ッ―― ! と槍の一薙で四散する祭壇。槍は遠心力という付加威力を載せられる、勿論騎士のランスの使い方としては外法だが ――其処が、永遠の半人前の由の一つ。 ) ……ノルマ、とか思いたく、ないですけど。 ( お金の為の仕事、って考えたけれど之は確かにヴェイトスにとって、平和に暮らしている人にとって「良くない」事なのだし。 ……出来る事を出来るだけしていこう、なんて思うのは。 ) [Thu 7 Apr 2005 11:24:25]
エムイー > ( 悪魔を崇拝したら其の時点で戻れないのか、とか。 ……人間と、悪魔崇拝者と、異形の区切りが自分には判らない。知識もないけど、自信も無い。) ……ぅう、冷える前に――。 ( ぶるり、と雨濡れて冷えた肩を小さく震わせる。 長居は無用、視線を祭壇らしき木々の絡まる其処に向けて歩み進めれば大きく槍を振りかざす――。 ) [Thu 7 Apr 2005 11:15:34]
エムイー > ( びしゃ、ぴしゃ、と濡れた腐葉土を金属の爪先で掻き乍ら進む。 闇の中でも無いから中央に立つ祭壇は判る―― 此処が祭祀場と知らなければ気付かないくらいにはカモフラージュされているけれど。 ) ……今日も祭壇を壊して、お終い―― お終い。 ( 雨で滅入る気持ちを奮うために呟き漏らし、視線を周囲に。 ……人が居たら助ける、悪魔崇拝者が居たら―― ) ……居たら? ( …それって人が居たら、と同じじゃないのか、とか思ってしまう。滅入っているから? ) [Thu 7 Apr 2005 11:07:27]
エムイー > ( 他の依頼を請けている人が如何かは知らないが、少なくとも順調。今日は小雨の降る其処――小雨?そう、野外。 ) 薄暗い……。 ( 折り重なるような枝枝がまるで自然が作り出したホォルのように包んでいる。ランタンを掲げる必要は無いが、しとしと降り注ぐ小雨の湿り気は纏う襤褸の外套を重くする。 少し、滅入る。 ) [Thu 7 Apr 2005 11:02:25]
お知らせ > エムイーさんが入室されました。 『――何事も無いのか麻痺したのか。』 [Thu 7 Apr 2005 10:58:31]
お知らせ > ラムザさんが帰りました。 『( 暫し休んだ後、遺体を外へと連れ出す。 せめて、人として埋葬する為に。 )』 [Wed 6 Apr 2005 18:45:48]
ラムザ > ・・・・・・・・・・・あー、くそ・・・。 ( へたり。その場に座り込んだ。もう動かぬ異形に、視線を向けて。 ) ・・・・・辛いなあ・・・ったく。 ( 剣を抱え込んだまま、顔を伏せ小さくそう呟いた。 ) [Wed 6 Apr 2005 18:44:53]
お知らせ > 異形の男さんが帰りました。 『人間であろうとした男は、異形として死んだ。 戦闘経験3を残して』 [Wed 6 Apr 2005 18:42:21]
ラムザ > ・・・・・・っ・・・・・・おっさん・・・? ( 喀血した様に、思わず駆け寄ろうとするも、斬りつけ続けた身体は、思うように動かなくて。 ) ・・・・・・・・・悪ぃ・・・結局・・・こうなっちまって・・・。 ( 額から汗を垂れ流しながら、静かにそう紡いで。 ) [Wed 6 Apr 2005 18:41:27]
異形の男 > 『・・・・・・ア゛?・・・・ア・・・グブッ!?』 (最後の人面痣が切り裂かれた途端、大量の血を喀血し・・・・) [Wed 6 Apr 2005 18:39:13]
ラムザ > ・・・・・・・安心しろ。 そのくだらない人間が―――何時かてめぇらを滅ぼしてやる。 ( ぜぇーはぁー。荒い呼吸のまま、最後の人面痣を見据える。その先に居る、怪異に。奴等に。 ) [Wed 6 Apr 2005 18:38:25]
異形の男 > font size="5">≪やめろ!! くだらない人間ごときがァァ――――!!≫<
 (迫る刃に最後の人面相が叫ぶ―――そして剣が振り下ろされれば、それが断末魔の叫びとなった) [Wed 6 Apr 2005 18:34:32]
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