出島 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 豆河 耕作さんが帰りました。 『ちなみに豆河と申しますよ!っと』 [Sat 16 Oct 2010 04:05:08]
豆河 耕作 > 開国に鎖国派、私にとってはどちらでも…あ、いやこれは失敬 ( 悪く言うつもりはないのですよ、と。 ただ、戦に関わらずのほほんとしている身としては、どちらに転ぼうとも興味はそこまで無いといったところ。 本当に食事に関わることだけ緩くなればいいのにと思うくらいで。 ) おぉっと…もしも、何か使いパシリが必要なら言って下さいな。 ( 報酬は金でも米でも飯でも構いませんよ、と。 あと普段はアマウラの町の長屋に行けば、連絡は取れると叫ぶように伝えておこう。 少しでも、稼ぎ口は増やしておきたいというところ。 金があれば、美味い物が食える。 それに働かざる物食うべからずだ。 ) [Sat 16 Oct 2010 04:04:27]
お知らせ > 霊庭 静@調査さんが退室されました。 『( 『霊庭!』 そう呼ばれて、後は慌しくお別れを。 )』 [Sat 16 Oct 2010 03:53:36]
霊庭 静@調査 > ( 分からなくもない、と言うのにはもう何も答えずに。 のん気に話す様には、飯が食えればいいと口にした時と同種の微笑で頷こう。 )   …出島ともなれば鎖国派も出張っていそうだけど、ええ、私は。   ( 開国派で、しかしまだ小姓だと首を振る。 )   …そうでもないわ。 …それに私は、味が分からないから。   ( 開国派だからと言って、内地で禁制品を堂々と扱えるわけもない。 表面上は鎖国派も開国派もアマウラのために働く役人。 開国派が… それこそ禁制品を持ち込んでいると発覚した場合などには国賊として追われることにもなるが、反乱を起こしているわけではない。 )   …ああ、いや―――   ( この少年が送り狼になるとは思わないけれど… こんな所に残っているのは話を聞かれるだろうと判断してのこと。 まだ残らねばならないと言おうとしたところで… ようやく駆け付けた侍から、声がかかった。 ) [Sat 16 Oct 2010 03:52:31]
豆河 耕作 > かもしれませんなぁ。 まぁ、分からなくてもないですがね ( 初めてあって、人を斬ったことがなかったのなら、錯乱してしまうのはとても分かる気がする。 ) 衣食足りればなんとやらです ( 出来れば、住の部分も何か良い具合に住み易いところだといいのだが。 女子が飯を美味く感じられないとは知らない。 飯を粗末に扱われなければ、何怒る様な事は何も無い。 もし、美味いと感じれないなどと知ったときには自分の事のように悲しむだろう。 ) あぁ、板前! いいですなぁ、是非に来て欲しい物です。 こんなに入られているんですし、仰るとおりで ( 鎖国なんて物には欠片の興味もわかない。もっと言うならば、外の世界の物を取り入れればもっと面白い物が見えたり、美味いものが増えるんじゃないかと思えば、鎖国は無くなればいいとも思えるが ) あー、開国派の方々なんですねぇ。 貴女さんもお侍でしたか、いや…私よりかは断然侍に見えますが ( あぁ、それと温泉については、聞きかじっただけの事だと付け加えよう。 文字で書くと温かい泉。 それで温泉だそうだ、と。 ) 開国派というときっと美味いものとかもいろいろ食べるんでしょうなぁ ( そう呟いてから、ハと気が付けば、もう夜闇が特に暗くなったと気が付いて ) さて、お侍さんに言うのもなんですが、御家までお送りしましょうかー…っと、お仲もいるのですね [Sat 16 Oct 2010 03:39:07]
霊庭 静@調査 > …ええ、頭に血が昇っていたのかもしれない。 島の南なら、ヴェイトス市かティアンの領分なのに。   ( 逃げたとなれば追うしかないが、そこまで精神的に追い詰められる事もなかろうと、客観性を欠いた物言いしてしまう。 笑いはしないけれど、気の毒とも思わない。 帯刀するのが早かったのだ。 )   …そう。   ( 飯か、それはいいと、どこか自嘲気味に微笑んだ。 相手の言葉に対して、自嘲するような内容でもなければ、その笑みは呆れとかにも見えてしまうかもしれないが… そんな意図はない。 あまりにもあっけらかんと言われたので、ちょっと、美味しく食事できることが羨ましく思えただけで。 )   …他国と地続きで、出島なんてものがあって、国外を意識して半魚人探しなんかしているのに、鎖国も何もないでしょう。 料理と言わず板前も来ればいい。   ( しかし続く言葉は本当に呆れ気味。 私達は何をしているのかと嘆息して… )   温泉?   ( あまり聞き慣れない表現に、どういう事かと顔を上げた。 隊のどこかにはそういった話も入っているかもしれないが、アマウラ領内からここへ出て来て、まだ2日やそこら。 )   …魔界戦争では面目丸潰れだったから今度は念のため、ね。 開国派中心に、手透きの者が集められたみたいよ。 私も―――   ( 開国派の侍の小姓だと。 口にする内容がばかばかしくて、やはり肩を竦めながら。 ) [Sat 16 Oct 2010 03:15:27]
豆河 耕作 > もしかしたら、肩がぶつかったから殴られる。 それに似た物かもしれないですけどねぇ ( 鱗が付いているから斬られる。 目に付いたから斬られるようなものかと勝手に納得する。 そうさ、亜人なんてどこにでもいるもんだ。 最初は野次馬に来たものの、その眺めている物が何か分かれば、わざわざ人ごみの中に突っ込んでいくようなことはしない。 ) なるほど、合点いきました。 運が無かった、ということでしょうなぁ ( 亜人も斬った者も。 )( ただ人を斬ったことの無い男は亜人を斬ってしまった男の事を笑うことも出来ない。 自分がその状況になったとき斬らずにいられるか。 いや、案外腰が抜けて刀すら抜けないかもしれない。 ) そんなとこです。 縛られることも無くぶらりぶらりですよ。まぁ、私は飯が食えればそれでいいんでね ( ちっと毎月の蓄えが少ないのは悩みですがな、と付け加えておこう。 ちょっと美味しい物を食べると手持ちの底が見えそうなもんだ。 ) はっは、ほんの冗談ですよ。 私は美味いものを食べることは誰にも邪魔されたくないですしな ( アマウラだけでも、美味いものは沢山ある。 それが亜人が着たからってやめるなんてことはない。 増えても構わないことには同意だ。 別にどこかに使えているわけでもない。困るようなことは無い。 ) 鎖国、ですかぁ。 飯だけでも入ってきてくれれば私はそれでいいのですがね。 ( 美味いものまで規制されるとちょいと困ったことになる。 美味い物は線を越えていくべきものなのだ。 ) あぁ、海が温泉のようになっているとかいう噂のあれですな。 それに加えての亜人の増加ですか、まぁ…何も喋らなくても魚人になると生臭かったりしますからなぁ…っと、これは冗談としまして、それらしいことを話すのが少ないのは妙ですなぁ ( 海の異変ならば、むしろ亜人たちの間で噂話で話題持ちきりになっていてもおかしく無いと思うんだが ) 臭いから、調べているのですかな。 どこかのお偉い方の命で ( ぶらりぶらりと血生臭いのから離れて過ごしていたものだから、そういった話が自然と耳に届かないような耳の構造になっているのかもしれない。 ) [Sat 16 Oct 2010 02:53:49]
霊庭 静@調査 > …元は、他所でも調べているから調べる事にしたそうだけど。 この街を見ていると、そう思うわ。   ( 別に居たって良いだろう、と。 同意する風に頷く割には… 仲間がその亜人を斬ったというのに、何も感じていないかのように白けていた。 こちらも視線は少年でなく、人込みの方に向けている。 )   …さあ。 斬れとは言われていないから。 どうして上がって来たのか、海で何かが起きているのか、それを知りたいだけよ。   …あれは、声をかけたら逃げたから追った、追いかけている最中に相手が得物を抜いたように見えたから、後は必死で訳も分からずというところでしょう。   ( 必要があれば斬る、殺すけれど、そんなのは帯刀している以上大前提。 至って真面目に答え、ついでに斬ったのは失敗だと言っておく。 仲間の名誉を貶めることかもしれないが、どうでもいい。 )   …つまり、浪人?   ( あるいは、武家の放蕩息子といったところだろうか。 ぶらぶらと? 何やら曖昧な答えに、遠慮なく突っ込んで。 )   ―――そう。 猿回しが人間に無礼だと言って本気で怒る人もないでしょうし、気にすることはないと思うけど。   ( その感覚は自分も疑問として抱いたものだけれど、他人が口にしてくれると、変な気遣いをする方が一緒にするなと怒られそうな気もした。 …増えても構わないとは思うが、しかしと続ける。 )   …亜人が増えるだけでも、鎖国どころではないという事になるかもしれないしね。   ただ、この島の南で、海から煙が上がっているそうよ。   亜人と関係がないとは思えない。 なのに、それらしい事を口にする亜人は少ない。 どうも臭い、という事でしょう。 [Sat 16 Oct 2010 02:33:21]
豆河 耕作 > 後者の方ですかねぇ。 何せ他所の場所には亜人は居て当然らしいじゃないですか ( それが斬られるなんて怖いと思いませんか?と。 人間一人分の間を空けて、女子の横に立ち、一度女の姿をチラリと見て視線を真っ直ぐ正面に戻す。 女子なのだが、女子のように感じられない不思議な御人だ。 ) お仲間…ですかぁ。じゃあ、貴女も亜人を斬るかもしれないので? ( 本気で言ったわけではない。 冗談半分に、細目で笑ったような表情で言う。 ) はぁ、地元といいますか、確かに近くに住んではいますが、この辺りをブラブラとしているんですがぁ ( 腕を組んで、最近の記憶を思い出すかのように呻りながら首を捻って ) まぁ、私の個人的な感想だと多いですかな。 前よりも…ですけどね。 そのせいで、魚を食べるのが申し訳なく思ってしまいますよ ( はっはっは、とワザとらしく笑いながら、細目を少し見開いて ) 私は別に増えようが構わないと思うんですがね。 元々、境目の線なんてありゃせんのですから [Sat 16 Oct 2010 02:12:45]
霊庭 静@調査 > …亜人がいる事が? 亜人だからと斬られる事が?   ( 怖い世の中だ。 同意するように頷きながら、問う。 ―――女は黒衣に黒袴。 十代半ばは過ぎているだろうに垂れ髪で、腰には袋に納めた刀を差し、その口は丁寧に、厳重に結ばれていた。 …男の言葉の後半には、その後に続いた問いと一緒に答えよう。 )   …斬った男の仲間、という事になるのかしら。 顔も名も覚えていないけど。   増えた半魚人達が、どういう訳で陸に上がって来ているのかを調べていたの。 あなたは地元の人? 増えていると思う?   ( 調査隊に加われと命じられるまで内地にいたせいか、半魚人達が増えているという実感もない。 ) [Sat 16 Oct 2010 02:00:37]
豆河 耕作 > ほぉ、亜人がですかぁ。 怖い世の中ですねぇ…あれですか、最近増えたから変に勘ぐってくる人が居たりでも ( 声を掛けた女子が最初は異人かと思ったが、近づいてみればアマウラの女子だ。 それにしても、斬られたのが亜人で少しホッとしている自分が居ることに、ちょっとだけ情けなく思う。 )( 元々の今に至る経緯が経緯からか、ぶっきら棒な返答には何の苛立ちも起こらない。 ) はて、安心するは良いとしまして、貴女さんも野次馬なのでは? ( いや、こうしているものだから、そうかと思ったが、言ってみてから、野次馬ならばこんな離れたところにも居ないかと思って。 ) [Sat 16 Oct 2010 01:49:11]
霊庭 静@調査 > こんばんは。 …亜人が斬られた。 もう終わったから、安心して眠るといいわ。   ( トキノミヤコ系の女子にしては長身だけれど、体格や顔立ち、声などで男装しても押し切るには無理がある。 いっそ髷でも結ってしまえば通用するかもしれないが、形はさておき長さの方は、ここから伸びもせず切ったところですぐに戻ってしまう。 声をかけてきた青年… 少年だろうか? 帯刀していれば侍か、いずれ侍になるのだろうし、もう少し丁寧な物言いをした方が波風立たないかもしれないけれど、しれっとぶっきらぼうに。 興味なさそうに答える。 ―――しかし、それでいてこの場を動かない。 ) [Sat 16 Oct 2010 01:37:01]
豆河 耕作 > ( 集まる人間の中に男はいた。 集まった人にその現場までは近づけず、さてはてどうしたものかとしている時に、人ごみからは一歩離れた女子を見つけたというところ。 )( 女子よりも断然に背が低い男は見上げるような形で声を掛けてくるだろう。 腰に差している小太刀が侍という事を伝えるだろう。 ) どうも、こんばんわ ( 遅れながら、申し訳ない。 こんばんわ、と言った感じに物腰低く近づきすぎずに一定の距離を保って隣に立とうとするだろう。 ) [Sat 16 Oct 2010 01:28:32]
お知らせ > 豆河 耕作さんが入室されました。 『こりゃあ、なんの騒ぎですか?』 [Sat 16 Oct 2010 01:21:19]
霊庭 静@調査 > ( そういえば… 亜人の魂は喰ったことがないなと、下腹を撫でた。 そもそも、喰えるのだろうか。 命があるものなら何でもいけるような気がするけれど、虫や動物では足しにならなかった。 足しになるのかどうか分からなかった、と言った方が正確かもしれないが。 ) [Sat 16 Oct 2010 01:15:18]
霊庭 静@調査 > ( 最初に駆けつけておいて立ち去るわけにもいかないかもしれないけれど、出来ればしらばっくれたいところ。 人込みは好きじゃない。 )   …。   ( 人だかりから一歩と言わず二歩ほど引いた場所で、塀に寄りかかりぼんやりと騒ぎを見つめる。 ―――私は、この身体の求めに従い初めて人を殺めた時… どんなだっただろう。 あんなだったのだろうか。 ) [Sat 16 Oct 2010 01:07:05]
霊庭 静@調査 > ( ―――魂を喰らうものの感覚で、そこにはもう命の火がないと分かる。 『何があった』 『あ、あいつが逃げるから得物を抜いたんだ』 …背後でのやりとりを聞きながら、人型の遺体に近付いた。 逃げるのを追うために抜刀したと言っているのではなく、逃げた上で、相手が先に抜刀したと言いたいのだろう。 しかし――― )   …外れだ。   ( ボロを… と言うか、布を巻いただけのような簡素な衣服からは、なるほど鱗に覆われた手足が伸びている。 骨格などもよく見れば人間離れしているが… 握り締めているのは魚だ。 灯りを受けて、銀に照り輝いている。 )   …。   ( 座り込む男の方へ魚を蹴っ飛ばして、集まって来る人の流れに逆らい袋小路の外へ出た [Sat 16 Oct 2010 01:01:24]
霊庭 静@調査 > ( …雨でもないのにその袋はどういう訳かと問われれば、小姓の身の上で抜刀は許されていないのだとか、これは後家鞘だとか、いっそ実は竹光なのだとか、平時なら何とでも答えられるけれど命がかかっているかもしれないこの状況ではさすがに奇妙か。 しかし抜けない。 触れない――― 祀られていた社は穢され、もはや名ばかりとなった御神体でも、霊験あらたかな御神刀には変わりない。 この状態でも注意を向ければ痺れるような危機感を抱くし、直に触れれば焼けてしまうのだ。 )   ―――な…   ( いない、次! とばかりにチラリと目をやって済ませた袋小路で、へたり込んでいる男の影に気が付いた。 )   …何をしている?   ( 近付き提灯の灯りがその人物を捉えると… 手には刀が、まだ新しい液体で濡れている。 血だろうと当たりをつけるけれど、霊庭静にはそれが赤いものだと分からない。 目に映るほとんどのものに赤いもやがかかってしまい、どんな匂いも血の臭いとしてしか捉えられなくなっているから。 …いい加減慣れるしかないのに、戸惑う一瞬。 しかし男は振り向かず、正面を向いたまま… ぶつぶつと声を発した。 『や、やってやったやってやったぞへひひひひひひざまあみさらせ半魚人めがぁぁぁぁぁぁ…』 )   …ここだ! 終わっている!   ( 声を張り上げ改めて呼子を鳴らし、すぐに集まって来る足音を聞きながら奥の暗がりへ向かった。 恐慌状態から抜けていないらしい男はとりあえず放っておく。 人型の生き物を斬るのは初めてだったのかもしれない。 …息があれば良いのだが。 ) [Sat 16 Oct 2010 00:52:14]
霊庭 静@調査 > ( ―――夜の街路に呼子の音が高く響く。 音を頼りにするだけではどこと特定できないが、とにかくそれらしい方に向かって、黒衣に黒袴を履いた垂れ髪の女… 霊庭静も駆けていた。 警邏で組んでいる年配の侍は鈍っているのか走りが遅く置いてくる形になってしまったけれど、先に行けと言われているし問題ない。 方々から、集まって来ている仲間が呼子の主に所在を尋ねる声を張り上げている。 しかしもう呼子は鳴らず、返事もない。 )   ―――霊庭だ! 傘貼り横丁を抜ける、こちらにはいない!   ( 女の声は後々目立つなどと言ってもいられない。 一体何があったと忙しく周囲を窺いながら――― しかし霊庭静は、腰に差した刀らしい袋の口を解いてもいなかった。 ) [Sat 16 Oct 2010 00:34:13]
お知らせ > 霊庭 静@調査さんが来ました。 『( 【海底イベントPhase1:5】 )』 [Sat 16 Oct 2010 00:17:48]
お知らせ > 霊庭 静@調査さんが退室されました。 『 …つまり、何かを隠している? 』 [Thu 14 Oct 2010 02:04:45]
霊庭 静@調査 > ( ―――知恵さえあれば… 対話が可能であれば人と変わらないと。 そういった考え方を理屈では理解していても、実際のところ本当に共存可能なのかどうかは分からない。 ヴェイトス市などでは成功しているようだけれど、今まで周りに人間しかいなかった自分達にとっては、やはりあれらは別物だ。 顔が人間のものであれば良いというものでもないけれど、見た目は大事。 例えばあまり馴染みのない動物などではなく、日頃から家畜として飼育している鶏などであればどうだろう。 今ざっと見回した限りでそんなものはいないけれど、人間サイズに巨大化した鶏が羽織をかぶって人の言葉を話したからと言って、まともに人間扱いできるわけがないと思う。 ―――してやりたくても、本質的には無理だ。 )   ( …もっとも開国は、そこまでの和合を要求するものではないと言う。 まずは国と国との交流。 文化が行き来するだけの土壌があれば良いと。 ―――しかし、本質的な部分を後回しにして、何世代か後には自然に解決できるのだろうか。 …多少人に似ているからと言って、猿を虐げられて怒る人間はそう多くなさそうだけれど。 一例として思い描いてみた鶏人は、親子丼なんかをどう思うのか。 …そもそも、彼らはどこから来たのか。 どのように生じたのか。 )   …やはり、水が変わり逃れて来たというところでしょうか。   ( 埒もない思考を振り払うように、年配の侍へ声をかけた。 突然の事にしばし間を開けて、侍は分からないと首を振る。 …半魚人達の中には人語を使い共同体を築く者もあるようだけれど、公に保護や協力を求めるような動きは今のところないそうだ。 人間社会が受け入れるわけがないと視野に入れていない可能性もあるけれど、陸に上がって来ている半魚人達も、住み着く風ではないという。 それに、そう… 言われてみれば、海は広いのだから、何も住み慣れぬ地上に上がらずとも、海中をどこかへ移動すれば良いのではないか。 海中で起きている問題の範囲が広大であったり、海中にも縄張りの概念があるのかもしれないといった事も考えられるけれど、いずれにせよ話を聞かなければ分からない。 …そして話を聞きだす事が出来た範囲では、今のところ彼らの行動に一貫性はないという。 ) [Thu 14 Oct 2010 02:04:32]
霊庭 静@調査 > ( 夜更けだというのに人通りは絶えず、唯一国外に開かれた場所であれば異人も集中している。 開国派の侍について行くようになって何度となく訪れた場所だけれど、アマウラの奥地で育った身には未だに目新しい。 ウォータリアンといわず、亜人には特に目を奪われてしまいながら、大通りを流していった。 ) [Thu 14 Oct 2010 01:42:58]
霊庭 静@調査 > ( 人の良さそうな年配のお侍と、二人一組での警邏。 黒衣に黒袴を履いた垂れ髪の女は口数少なく、男も特に構いはしない。 ) [Thu 14 Oct 2010 01:04:54]
霊庭 静@調査 > ( おおっぴらに国外との交流を持っているこの土地では、さすがに調査も本腰を入れているようだ。 どうも海底で噴火が起きたらしいとか、最低限の情報も入ってきている。 …であれば、それがどうして中央に回らないのかと不思議に思うけれど。 協力体制が確立していないのはもちろんとして、ようするに手柄の取り合い。 誰が一番の成果を挙げたかという意識で専行している節もあるようだ。 となると当然、他所の働き振りがかんばしくない所から流れて来たような者など仲間に入れてもらえなさそうだけれど。 そこは小姓で、よほどの手柄を挙げない限り名前など出やしない身分。 身元がはっきりしているのなら使ってやろうという事になり、街中の警邏を言いつけられている。 ) ) [Thu 14 Oct 2010 00:38:30]
霊庭 静@調査 > ( これといって収穫はなく、出島に辿り着いた。 潮の都合か、魚が群れになって腹を見せている様は異様なものに見えたけれど、周辺住民に尋ねてみてもあの辺りは色々な物が流れ着くという事でおしまい。 一応調べられないかとも思ったが、原因である潮の流れがきつく難しいのだとか。 崖から降りていかれない事もなさそうだけれど、魚の死骸から何かが読み取れるかというと微妙なところ。 …そういう細かい所に注意しなければ進められない務めであるものの、まず海をよく知らないという意識が災いして軽視してしまっている。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:11:55]
お知らせ > 霊庭 静@調査さんが入室されました。 『( 【海底イベントPhase1:4】 )』 [Wed 13 Oct 2010 23:54:31]
お知らせ > ミケさんが退室されました。 [Wed 6 Oct 2010 20:45:35]
ミケ >  ( そんな事を思いながら、がたがたギターを取り出そうか。 相方が戻るまで、 簡単な曲での指ならし。 別の曲を弾きながら、新しい音符はどんどん頭の中を占領していく。 ため息をつけば抜けてしまいそうで、息を吐くのも許されない気分だ。 戻ってきたら早く宿へ帰ろう。 帰ろう。 ) [Wed 6 Oct 2010 20:45:33]
ミケ > (が、ホビットはいない。 踏み台だけおいてどこかにいってしまったようだ。) …ったく、 どこ行ったんだよ。  (買出しに行かせた張本人がいないとは困ったものだと、彼女の専用踏み台にどかっと腰掛ける。 戻ってきても饅頭はお預けにしようと心に決める。 とりあえず近日中には帰る支度でもしよう。) 海 か。 ( 不謹慎だが荒れた海に乗せたメルディーラインが頭に浮かぶ。 音符が荒々しく駆け回り打ち付ける感覚。 きょう宿に戻ったら早速五線譜に並べてみようか。 彼女が気に入れば新曲ができる。  ) [Wed 6 Oct 2010 20:42:30]
ミケ >  それにしても... ( ふと、さきほどのおじさんの話を思い起こす。 ヴェイトスの異変。 あの町を出てくる時には何もなかったのにと... ) …早めに戻った方がいいかな ?  ( あの小さな横丁の家に。ギターケースを背負いなおしながらそんな事を思う。 何かあると街に戻るのが難しくなる。その前に戻る方が得策だと思える。 ) 明日にでもお参りして、さっさと帰るか ( そんなひとり言をブツブツいっていれば先ほどまで演奏をしていた場所まで戻ってくる。 ) [Wed 6 Oct 2010 20:36:53]
ミケ >  …―――――  ん、  ありがとうございます。( つめ終わった饅頭を受け取り、お金を支払う。 「まぁ、あんたも気をつけな」なんて、最後に言われれば愛想良く頷いて見せるだろう。 お店を後にして、 いつもより歩幅を大きく急ぎ足で戻り始めようか。 相方と歩かない時の自分のペースで進む。  ) [Wed 6 Oct 2010 20:30:24]
ミケ > ( 演奏活動の途中。 腹がすいたホビットの代わりにギターケースを背負ったまま、今日の4回目の食事用に饅頭を買いにきたところ。 その店の店主と世間話をしていれば、今おもいのほか海の様子がおかしいらしい。 ) … そんなことになってるんだ。  (おじさんは頷きながら、 調査の仕事が出てると色々話してくれながら饅頭を袋に入れてくれている。 )  [Wed 6 Oct 2010 20:22:39]
お知らせ > ミケさんが入室されました。 『…――― え?』 [Wed 6 Oct 2010 20:13:26]
お知らせ > ミケさんが帰りました。 『(こちらはもうお腹一杯だ。)』 [Tue 28 Sep 2010 20:21:35]
お知らせ > ネレアさんが退室されました。 『(5度目の食事の前にデザートになった!)』 [Tue 28 Sep 2010 20:20:49]
ミケ > あれってヴェイトス市内にもあるかな? ( できれば安価でなんて付け足しながら。 あの異文化交流地帯なら探せばある気がする。 )  ってぇ ! (急に駆け出すホビットに少しばかり目を丸くして。あわてて後を追うだろう。 片付け始めた店員はこちらに気づけばにこり笑うだろう。 濃紺のトキノミヤコの民族服に身を包んだ女性店員はホビットの事を客として理解したようだ。) [Tue 28 Sep 2010 20:18:11]
ネレア >  香りの良い素敵な飲み物だったわね。 (緑茶。) (楽師の青年が示す先、木で出来た家々の中で映える赤。 娘は直感で、そこが甘味処であることを理解した。) うふふふ、 見つけたみたいよ、ミケ。 (嬉しそうに。 笑んだ矢先。 どうやら店員は店じまいを始めているようで、) きゃあ! 急がなくちゃ! (小さな娘は、店先目指して駆け出した!) [Tue 28 Sep 2010 20:11:15]
ミケ > どうだろうね。 俺はマンジュウよりグリーンティーのが欲しいな。 (あれは美味しかったなと、 紅茶やハーブティー以外のお茶を知らなかった銀髪はあの苦い飲み物を気に入っていた。 あのお茶は買って帰れるのだろうか。 ) … どんなけ良い鼻してるんだよ。 ( 少し苦笑を浮かべたまま、香りキャッチしたホビットを見て。 彼女の食べ物察知能力は半端無い。きっとその方角に探し物は見つかるだろう。 赤い布の引かれた台と、大きなパラソルがたった店先に、木造の建物が向こうに見える。  ) あそこ…? (首をかしげて、相方に聞いてみようか。) [Tue 28 Sep 2010 20:04:29]
ネレア >  そうそう、それなのだわよ。 (お饅頭。) お菓子屋さんならどこでも置いているのかしら?有名なアマウラ菓子なのね。 (きっと、探すところを探せばヴェイトスのお菓子屋さんでも普通に扱っているのだろう。 異文化は好んで体験してきたつもりだったけれど、それは所詮つもりであって、やはり居心地の良い自分の文化を選んで生きているんだと思った。) (キョロキョロと絵に描いたような「何かを探している観光客の姿」で、辺りを見回すが、少なくとも白木の看板もレンガ造りの家も見つからなくて、途方にくれてしまう。) … あら、 (小さな鼻がヒクヒク。) なんだか甘い香りがしない? (都合が良すぎるが。) [Tue 28 Sep 2010 19:54:12]
ミケ > 白い… あぁ、マンジュウだっけ?  すごい甘いやつ... ( ホビットの言葉に昨日の記憶を漁って。 泊まった宿のお茶請けにおいてあったお菓子を思いだす。 お菓子って事はお菓子屋さんだとは思うが、アマウラのお店はどうも外装が全部似たかよったかで、ぱっと見で見つからない。 これまで歩いてきた道のりでも甘い香りを漂わせたお店はなかった気がする。 ) お菓子屋さん...ってどこも白木の看板にレンガ造りでピンクのカーテンのが掛かってるものだと思ってたけど… (たぶんそうじゃないんだろうななんて、きょろり、辺りを見回してみようか。) [Tue 28 Sep 2010 19:45:08]
ネレア > (初めての東洋の町並みであり、それでいてしっとりと懐かしいような親しみのある場所だと思った。 ヴェイトスとは比べ物にならないけれど、まだひそひそと活気のある大通りの人たちは、小さなホビットを珍しそうに、どこか恐れか気味悪さすら浮かべた表情で遠慮なく眺めてくる。) ミケ、 きのう食べた白くてふわふわで中に黒いものが詰まってるアレは何処で売ってたのだったかしら? わたしあれがもう一度食べたいのだわ。 (すっかり観光気分のせいか、いつもより少し遅い歩み。) [Tue 28 Sep 2010 19:38:42]
ミケ > ( アマウラについて数日。 観光客面がまだまだ抜けきれない銀髪青年は、小さな相方と色んなお店の連なる通りを見てまわっている最中だ。 トキノミヤコには足を運んだは無いせいか、トキノミヤコ風のものは目に新鮮に移るだろう。 自分の住んでいたアイバンにはない、色、音、雰囲気。 できるだけゆっくりした歩みで、込み合ってはいないが、自分の腰ほどの相方に気を配りながら歩くだろう。) [Tue 28 Sep 2010 19:28:11]
お知らせ > ネレアさんが入室されました。 [Tue 28 Sep 2010 19:19:23]
お知らせ > ミケさんが来ました。 [Tue 28 Sep 2010 19:17:31]
お知らせ > エリシャさんが帰りました。 『...To Be Continued⇒地下迷宮6階V』 [Mon 16 Aug 2010 18:29:17]
エリシャ > ( 帰還は明日の昼くらい予定―――とりあえず今日は買い物したらまた美味しいものでも食べて、ゆっくり休んで、夜と朝二回お風呂に入って、のんびり迷宮に戻ろう。 ) [Mon 16 Aug 2010 18:29:14]
エリシャ > で、羊皮紙、油、干飯―――ああ、ライス? ( まぁようするに消耗品全般、だ。 注文があったのはシタンだけだけど、これっていっそ買えるだけ買ってって、必要になった人に適宜売るっていうのもありじゃないかと思えてきた。 その方が効率上がるし、余って困る物でも無し。 ) じゃあ、「羊皮紙(300yen×10)」と「カンテラ油(4ℓ程度で2.000yen)」と「食料(一食300yen程度×30」―――それから「糸車(ひと巻き3.000mで500yen×3)」、と…あとなんかあったら適当に。 持てるかなぁ。 ( 紙、糸は兎も角食料はなるべく携帯性のいい軽い物にしよう。 油は―――4kgくらいならまぁ、距離的にぎりぎり。 ) [Mon 16 Aug 2010 18:24:10]
エリシャ > ( 返事は二つあった。 「ザラ」と「シタン」。 どっちも覚えのない名前だし、最近島に来た人達かもしれない。 文章の端々にそれらしい言葉もあったし。 まぁ、出入りの激しい島だし、面子はどんどん入れ替わっていくもんだ。 馴染みの何人かはもうずっと見かけない。 ) [Mon 16 Aug 2010 18:12:56]
エリシャ > ( テーブルに置かれていたしょっぱそうな臭いのするお菓子を食べてみる。 さっき外で食べた昼食もそうだったけど、アマウラの食べ物はソイソース味かミソ味…やっぱり豆か。 豆を発酵させたペースト――ミソの味かの二択なんじゃないかっていう。 海産物も多いみたいだから一応、塩もあるのか。 嫌いって事は無いけど、どれ一つとっても馴染みの味はしなかった。 ) ―――ちょっとしたら買い出しに出ようかな。 ( 外は日も落ちかけて、少しは涼しくなってきている。 いい頃合いかもしれない。 これ以上のんびりすると、今日でかけるのがもう億劫になりそうだ。 ) [Mon 16 Aug 2010 18:09:40]
エリシャ > ( 昼頃出発して到着したのが2時間前。 そんなに遠くもない距離だったし、やろうと思えば日帰りも出来たけど折角アマウラまで来たんだし、一泊くらいしても良いだろうと宿を取ったのが1時間前。 一風呂浴びて、畳臭い部屋で冷たい麦茶を飲んで窓辺に座る。 椅子もベッドもない、タタミに直接座るアマウラ式の部屋はある意味本当にだらりとリラックスできる。 青臭さを我慢できれば。 アマウラは初めてだけど、やっぱりホワイティアは珍しいそうだ。 どうせこの狭いデジマまでしか入れないアマウラにそんなに用事のあるホワイティアは少ないだろう。 言葉も通じ難いし、文化も馴染める人と馴染めない人に分かれそう。 あとは―――私みたいな、女一人で自立して生活して、街の外まで出るようなのは本当に珍しいんだそうな。 女は家を守るもの、だって。 まぁ構造的な理屈はわからなくもないんだけど。 ) [Mon 16 Aug 2010 18:05:28]
お知らせ > エリシャさんが来ました。 『アマウラ/出島』 [Mon 16 Aug 2010 17:55:01]
お知らせ > サヤさんが帰りました。 [Thu 20 May 2010 02:25:38]
サヤ > ( 湯治と、それから墓参り。 誰の墓の元へ行くやら、後日アマウラを発ち男が故郷と称するアングリマーラへと続けて足を伸ばしはしたものの、現地でうっかり病に罹って「休暇」は随分長いものとなる ) [Thu 20 May 2010 02:25:35]
サヤ > ( ―――――――――――――― ) [Thu 20 May 2010 02:21:11]
サヤ > ( 子供による喝采が聞こえた所から察するに彼らにとって納得が行く形で作り話は終わったらしい。 ――障子の戸をそっと閉めた。 回り灯籠は十分な動力を既に得ており、鞠や蝶や紫陽花の花の切り抜きが色とりどりに、時にいびつに形を変えながら涼しげにからからと回っていた。 己の意思とは関係なく、畳の匂いがする部屋の中では緩やかに穏やかに、そして静かに時間が過ぎる。 こんな静かで穏やかな時間を望む人間はきっと少なくない筈だろうに、今日も世間のどこかでは誰かが割を食っていて、   ) [Thu 20 May 2010 02:20:16]
サヤ > ( 現実は寧ろ、そういう話ばかりだけれど。 ) [Thu 20 May 2010 02:10:17]
サヤ > ( 子供たちの食いつきは良好。 翁の語り口に対して笑ったり溜息を吐いたり息を呑んだり、その気配が伝わってくる。 ――――作り話は単純で良い。 判り易く教条的で、善い行いにもそうでない行いにも相応の結末が訪れる。 眼下の芝居がもし、救いがなく、誰も幸せにならない、終わりの見えない物語だったら話の途中だったとしても聴衆は皆去るだろう ) [Thu 20 May 2010 02:04:48]
サヤ > ……。 ( のそのそと起き出してきて細く障子の窓を開けた ) 裏側じゃんか。 ( とった部屋は二階にあった。 そこから通りを見下ろしてみると、子供らの頭と翁の頭巾姿と紙芝居の舞台裏が目に入る。 肝心な芝居の絵は見えなかったが、所々聞こえてくる口上からごくありふれた昔話の芝居と知れた。 そう、似た骨子の話ならどこの国にもありそうな ) [Thu 20 May 2010 01:59:14]
サヤ > ( 打ち身だの神経痛(…)だのに効果があるとされている湯に浸かり、安めの飯を掻き込んでは鍼師を呼ぶ。 いつかの短期入院の時と一緒で一日は酷く長かった。 長期休暇の湯治旅。 傍から見れば「イイご身分」以外の何物でもなかろうが、あまりにもする事がないので徒に時間感覚を引き伸ばされる拷問か何かかという気もする。 そも、週の休みの日でさえもする事なんぞろくになかった。  からりからり、 からから。 少しずつ灯篭の柄の回転が早くなってきて、それが余計に外での時間の流れ方は正常なのだと思い知る。 知らぬ間に体が膜に包まれていて、内外で時の速さが違うんじゃないか――――ンな訳あるか。 宿に着いて以来何度も何度も浮かんだ思いつきを振り切った。 気がつくと打ち水は既に治まっていて、今は拍子木が打ち鳴らされている。 下駄の足音と複数の子供の高い声。 ――あれは多分、紙芝居の始まりの合図 ) [Thu 20 May 2010 01:54:41]
サヤ > ( 時刻は夕刻。 大きめに採られた窓の向こうは障子特有の柔かさで遮断されながらも橙色に染まっている。 窓に面している通りは長く東西に伸び、その一端へ目を向けたなら沈む間際の一番濃い落日の橙がきっとくゆって見えるんだろう。 出島はイエロティア以外の人間または人型の種族が唯一立ち寄れる場所だが、ここで暮らしているアマウラ人も少なくはなく、窓の外からは時折トキノミヤコ語が聞こえてくる。 それは商売人同士の挨拶だったりかの国特有の遠回しなやりとりだったり、しんとした室内からだとそれらはとてもよく聞こえた。 打ち水の音 ) [Thu 20 May 2010 01:36:44]
サヤ > ( 湯治場としてはさして名の知れていない宿。 懐かしいでしょうと宿の仲居が気を利かせて動かしていった回り灯篭が、部屋の真ン中に程近い座卓の傍らで回り出す。 ――からり、からり。 動力となるにはまだ空気が温まっていないようで、灯篭の図柄は至極ゆったりとして廻る ) ――――…。 ( 枕代わりの二ツ折りにした座布団にイグサの匂い。 風通しのいい浴衣。 『懐かしいでしょう』――仲居の言葉 ) …  何ひとつ懐かしくなんかねえよ。 ( 宿の仲居に対してでも、ましてやそれ以外の誰かに向けたものではない年甲斐のない悪態は、畳と障子と襖に吸い取られて消えた ) [Thu 20 May 2010 01:27:20]
お知らせ > サヤさんが入室されました。 『( 回る回る、まわり灯篭 )』 [Thu 20 May 2010 01:17:07]
お知らせ > ヴェルダさんが退室されました。 『 こうしてまた、吸血鬼の被害者がまた一人。 』 [Sat 3 Apr 2010 00:17:52]
ヴェルダ > まぁ……お世話になる事もないでしょ。 ( 自分の知る限り最後に得た情報では、鎧を着た吸血鬼はまだこのアマウラに潜んでいる。危険を冒して遠くのヴェイトス市に行く意味がない。この街の情報はこの街で集めた方が早い。 ) でも、理性があるから当たりとは限らないわね。 ( 複数の吸血鬼が居るなら鎧を着用した吸血鬼だけではないのは明らかな事実。やはり原因を作った吸血鬼を見つけて、そこから地道に辿っていくしかない。目標に動きが無い事だけが唯一の救いだが、時間が掛かるというのは自分にとってもただ、苦痛だ。 ) さっさと私の前に現れてくれないかしらね、あの化け物。 ( あ、今の私もその化け物と同じなんだっけ。嘲笑を浮かべながら、路地裏を去っていこう。 ) [Sat 3 Apr 2010 00:17:36]
ヴェルダ > はい、これでお終い。 ( アナタの吸血鬼人生が。そう一言告げると刀を鞘へと納めて踵を返す。面倒な事になった、吸血鬼を増やしている元凶は一つ二つではないようだ。これは、個人がどう頑張っても殲滅できる数ではなくなっているようだ。 ) ま、他の奴なんて知った事じゃないけど。 ( 最終目的は鎧を着た吸血鬼を殺害。それ以外はついでだ、勿論接触した相手が吸血鬼であるなら殺害するけれど。故、まともに吸血鬼を全て殲滅しようとする気はない。吸血鬼の存在が憎いが正義感に駆られて吸血鬼を狩ってるわけじゃないんだから。 ) そういう意味で、ヴァンパイヤハンターとかいう連中とは気が合わないでしょうね。 ( 邪魔するなら敵対する事も免れないが、人を殺す気はないし自分から敵対する気もない。吸血鬼である事を隠しておけば接触する事も無駄ではないだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 00:01:32]
ヴェルダ > それは重畳。 じゃあ三つ目、その吸血鬼は鎧を着ていたかしら。 ( 間が空く。暫くして女性は――首を横に振った。嗚呼、またハズレか。表情を無機質なものへと戻すと小さな溜息。これでもう用が無くなった、さっさと済ませてしまおう。 ) そう、じゃあもういいわ。 ( 鞘を下ろし、腰付近で止める。一旦は右手を柄から離し、安堵したような表情を浮かべた女性は逃げるように、痛みに呻きながら体を持ち上げ、走り出そうとしていた。 ――だが、その首元には黒い光が一瞬走る。さらに頭部に縦一閃。 女性は走るような体勢のまま――体が前へと傾き始め、首が右へとズレていく。途端に頭から縦に血飛沫が上がり、左右に飛び散った。首から離れた体は地面へと大きな音を立てて倒れこみ、肉が地面に叩きつけられるような音が周囲に響く。二つに分かれた頭部が血を撒き散らしながら地面へと落下したのだ。 ) [Fri 2 Apr 2010 23:40:50]
ヴェルダ > 答える気になってくれたかしら?聞き取るのも面倒だからハイなら頷きイイエなら横に首を振りなさい。 ( 無駄な時間を消費する気はない。大きく頭上に鞘を持ち上げ、右手で柄を握ったまま恐怖心を煽るように嘲笑を浮かべる。 ) さて、それではまず一つ目。 アナタは元は人間かしら? ( 返答を待つまでもなく、即座に頷く女性。この着物を見ると先日襲われそうになっていた女性を思い出すが、髪が酷く荒れていて、整えもしていない黒い長髪。路地裏であるから暗闇ではっきりとは見えないが多分別人だろう。――まぁ、同一人物だったとしても私がする事は何一つ変わらないんだけど。 ) じゃあ二つ目ね。 犯人の顔は覚えているかしら? ( これもまた即答するように頷く女性。これは、当たりか?柄に込めた手の力が緩くなる。当たりならもう少し長くなる。 ) [Fri 2 Apr 2010 23:32:50]
ヴェルダ > 何、アナタあの怪物庇ってんの? ( 嘲笑、表情を変えたのは久々だ。こんな無様に這いずり回って生き延びようとする、自分がクズと同じになってしまったと理解出来ない元人間。そう、例えるなら私のような。 ) 答えないなら…まだまだ痛みに悶えてもらう事になるけど良いかしら? ( 出来れば面倒事は増やしたくない。もっと強力な痛みを与えれば諦めて吐くだろうか。 ) 例えば、この綺麗な腕を叩き落すとか。 ( 『ヒッ…』 さすがに理性を持っているだけの事はある、言葉は理解できるようだ。這っていた手が止まり、首だけ後ろに向けてくる。何を怯えているのかもう私には理解できない、だって吸血鬼になった時点で――人としてはとっくに死んでいるのに、何を望むというのか。昔の自分もそう考えれば馬鹿馬鹿しい。 ) [Fri 2 Apr 2010 23:25:40]
ヴェルダ > ――鎧を着た吸血鬼を知ってるかしら? ( 鈍い音は路地裏から。 一撃、腹部へ蹴りを入れる。地面に倒れ伏した女の吸血鬼は痛みに悶えている。恐らく、コレも人間から吸血鬼になったばかりなのだろう。だが、まだ理性があった、野良犬の首に噛み付き血を吸い上げていた所を捕えた。吸血鬼としての力もまだ覚醒していない所を見ると、死なずに血を吸われただけで感染したようだ。 ) ……答えないと余計苦しいわよ? ( さらに蹴りをもう一度。今度は多く後ろへと振ってから放つ一撃、腹部を直撃すれば軽く女の体が吹き飛ぶ。とはいっても一回天して止まったのだが。威力に関しては問題無い、痛そうに顔を歪ませ地を這って逃げようとする姿で大体予想がつく。 ) [Fri 2 Apr 2010 23:16:55]
お知らせ > ヴェルダさんが入室されました。 『 某日。 』 [Fri 2 Apr 2010 23:11:14]
お知らせ > ヴェルダさんが帰りました。 『 吸血鬼は今日も同胞を狩る。 』 [Wed 31 Mar 2010 22:43:27]
ヴェルダ > ……三下ばかり狩っていてはダメね。(もっと情報を知っている吸血鬼を見つけ出さなければ。『成り立て』が居るのなら『原因』も存在する筈だ。自我が生きている吸血鬼、出来れば人間に近い者が良い。記憶がはっきりしている者の言葉で無ければ信頼に値しない。特に狂人のような吸血鬼ではダメだ。 ) ごめんなさい、まだ…掛かりそう。 ( 空を見上げて言葉を告げよう。かつて、己の手で殺めてしまった『被害者』へ。そして最も自分が信頼していた人へ。 まだ其方へ参るには時間が掛かるようです、と。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:43:01]
ヴェルダ > 消えなさい三下。(再び振り返り、鞘を上へと持ち上げ、構え、抜刀する。放つのは縦への一閃。頭部へと目掛けて放たれた其れは黒い一閃を描いて消える。男の体は飛び掛る体制のまま反対方向の壁へと吹き飛んで行き――壁へと正面衝突する。 ) 恨むなら吸血鬼になってしまった自分の不甲斐無さを恨みなさい。どうせどの道貴方はこうなる運命だもの。 ( 勿論私とて例外ではない。そうなる前に、どれだけ近づけるのだろう――追い求める吸血鬼に。 次の瞬間、黒い血飛沫をあげて男の首が撥ね飛び、縦真っ二つに裂け、浮いたかと思えば己の亡骸目掛けて落ちて行く。見る気も起きないというように刀を鞘へと納め、男の死体を背に立ち去る。全ての吸血鬼がこの手段で殺害できるとは思えないが、成り立てであれば最低でも致命傷くらいにはなるはずだ。 ) 手掛かりが足りないわね。 ( ヴェイトス市にはヴァンパイヤハンターなるものが存在するらしい、その者達から情報を集める事が出来れば探し出すのも少しは楽になりそうなものなのだが。 路地裏を歩きながら思考する、忘れてはならない、私もハントされるべき存在であるという事。接触は目的の到達どころか遠ざかる恐れがある。今の私程度では万が一の時逃げる事すら適わないかもしれない。 何より、此処からではヴェイトス市は遠い。そう易々と行き来出来る所じゃあない。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:34:06]
ヴェルダ > 今私はある男を捜してる、知らないかしら?貴方と同じ吸血鬼なんだけど。 ( 特徴を告げる。彼とは違う金髪の吸血鬼。但し体は鎧で包まれている男。吸血鬼であれば同じ吸血鬼と面識があるかもしれない、そんな期待があった。しかし――恐らくハズレだろう。何しろ、この男は吸血鬼に血を吸われて吸血鬼になってしまい、その狂気に犯されているように見えるから。勿論客観的意見であり本当にそうだとは限らないのだけれど。 ) 答えなさい。知らないなら別にそれでも構わないけど? ( 無機質な表情で問い掛ける。同情の余地も無い、吸血鬼は腐っても吸血鬼、元人間だからなんて言い訳にもならない。吸血鬼になった時点で人としての生を終えているのだ、同情する余地もされる気もない。だが、ただ消える気だってありはしない。 男の吸血鬼が口を大きく開いた。長い犬歯が見える、あんなもので噛まれたらさっきの女性は死亡していたかもしれない。 『シラナイ…シラ ナイッ!!』 瞬間、壁を右手で叩き、飛び掛ってくる男の吸血鬼。余程血に飢えているのか、その瞳は私を映しているのか否か。 ) ( でももういい、もう用無しだ。 ) そう、じゃあもう用無しだから――、 ( 一閃。右手の握った柄を引き、漆黒の刀を男の首目掛けて横薙ぎに引き抜いた。動きにあわせてステップを踏み、男が一直線に飛んでくる範囲からずれると、刀を鞘へと仕舞う。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:25:56]
ヴェルダ > ( 肉を裂く音が、薄暗い路地裏に響き渡る。身を引き裂かれた男は悲鳴をあげ、大きく仰け反り女性から手を離した。 ) 早く逃げなさい。 ( すぐさま抜刀した刀を鞘に収める。居合剣術には抜刀が威力に関わる、それにこの刀はそんなに切れ味が良くない。地面に舞い降りた女は緑の長い髪を風に揺らせ、再び右手で刀を抜刀。横薙ぎに放たれた刀は男の脇腹を直撃。但し真っ二つにするような力は無く、やや皮膚を、肉を貫き減り込んで威力のままに男の体が真横に弾け飛ぶ。呻き声のようなものを上げた男はすぐに動く様子はなく、告げた言葉を漸く理解したらしい着物の女性は咄嗟に身を起こし走り出した。やはり、あまり速いとは言えないスピード、あれではすぐ追いつかれてしまうだろう。 ) …まぁいいか。 ( 女性から視線を外す。別にあっちには用はない、人間になんて用などない。私にとって重要なのは、こっち。 ) いつまで伸びてるつもり? ( 男は壁に身をぶつけた後に地面に崩れ落ちて動かない。まだなって間もないのだろう。そう――吸血鬼に。だが、呟きが聞こえてくるのが判る。『ナ ゼ 。』 と。 ) 屑が私に問わないで頂戴。 問い掛けて良いのは私だけ、自分の立場が判らないのかしら? ( 刀の柄に手を添えたまま言葉を紡ぐ。理性が無くなっている可能性もあるから無駄かもしれなかったが、返答はあったのだ。だから、それに掛ける。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:14:52]
ヴェルダ > ( 高い悲鳴が路地裏に響く。其れは恐らく女性のものだろう、夜の其処は暗闇に囚われ響くのは走る足音。二つの足音が路地裏の中に響き渡るのだ。一人は、花柄模様のついた着物を着用している黒短髪の女性だ。どうにも後ろから走ってくる半裸の男に追いかけられているようだ。その男は上半身を裸にしながらジーンズを着用した姿、だがその脚の速さは女性を遥かに上回るのか、伸ばした両手が女性の肩を掴もうとしていた。 『助けて!』という叫びが響き渡るが――付近に人の気配はない。そうさ、このような暗い時間帯に出歩くのが悪い。暴漢であるなら、相手にせず見捨ててしまえばよかったのだが。 ) 三下が。 ( 追いつかれた女性は地面に組み敷かれる。男は不気味な吐息を吐き、路地裏に気味の悪い音を響かせた。口を大きく開いたのだろう、何故か。 だってあの男は私と同類だから。 ) ( 第三者は屋根の上。黒い長袖のワンピースを着用し、腰に刀を差した鞘を下げ、屋根に立ち、その二人の姿を見下していた。気付いてはいないらしい、ならする事は一つ。 ――屋根から飛び降り刀の柄を右手で掴む。風を切る音で漸く二つは気付くのだ。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:05:56]
お知らせ > ヴェルダさんが入室されました。 『 暗闇。』 [Wed 31 Mar 2010 21:58:23]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( ... キミと ファルディアが、 幸せでありますよゥ )』 [Sun 3 Jan 2010 00:00:13]
紅梅 > まァ まずは、共通語からだよ ねェ――― … ( 祖母の墓を探すのに、刻まれた名を読めなかったキミだから ) ( お勉強、は キミが必要ォなだけ、したいだけ――― 楽しンでしたらイイのではないかな ) ヴェイトス市に戻ったら ふみくら――  ... 図書館にも 連れて行ってあげよゥ ね ( 嗚呼 ) ( キミがいると、俺も 外に出るきっかけが。 こォも簡単に出来る )   ――――― ( キミの反応に ) ( クス、と微かに笑ォて )  ...... ( 特に 願ゥ事等無い、けど )  ( しィて 云えば ) [Sat 2 Jan 2010 23:59:21]
お知らせ > ハニィさんが退室されました。 『( この毎日が続いていきますように  ―― 願いを。 )』 [Sat 2 Jan 2010 23:50:19]
ハニィ > ―― うンッ!ありがとーッ、紅梅さまッ。 ( 破魔矢。どンなものなンだろう。予想が当たッてると良いけれど、当たッてなくても知ッていけば良い。 )  ううー、文字 いッぱいだけどッ、見たり書いたりするのは、楽しいのぅ。 ( お勉強は苦痛じゃないけれど。もッと、もう少し早く覚えられたら良いのに、なンて。 )  本、―― ハニィは、まだよく解らない けどーッ… ( 一緒に見に行けたら、主様の好きなモノ、聞いてみよう。 )   ( 頭に乗ッた手に、主様見上げ、 ) ( にしし ッと笑う が、 )  う、うゆ …!? ( 内緒。 真似ッこされた。 ) ( へろン、眉が下がるが、自分も内緒にしたから仕方無い。 )  ( 前の人が退いて、 社前。確か、鐘を鳴らして 手を叩いて、 ) [Sat 2 Jan 2010 23:49:33]
紅梅 > さァ―――、 キミにも買ゥてあげる から、じッくり見たらイイよゥ ( 具体的に説明しない、のは キミ自身が様々、考えを巡らせる事が出来るよゥに と。 ... 其れに 百聞は一見に如かずとゆゥし、ねェ ) ン 此方の文字は様々あって 解り難かろォ、けど――― … ( したい、と云ゥたのはキミだから ) ( ゆッくりと、覚えてゆけばイイ )  ぅン、 其のうち 本も、一緒に見にゆかねばなるまいねェ... 、 ( どォせ読むのなら、キミが興味を持ったモノの方ォが良かろゥ ) ――― ( ないしょ ) ( 強いて訊く気は無い、から )  ――― そゥ。 ( ぽ ン、 ) ( キミの頭にかろく手を乗せて 仕舞いにしよゥ。 )  ――― 俺 ェ? ( ぱち り )( 意外そォに 瞬いて、 )  ... そゥだ ねェ ( あァ以前 ) ... ( 似たよォな問いに答えた気がする、なァ ) …。 ( 特に思いつかない )  ――― ( けど、 あえて願ゥとした ら、 )  ――― 俺も 内緒。 ( キミの真似ッこ ) ( 唇の前 人差し指を立て。 ふ ふ、と 愉快げに笑ゥ )    ( さァ そろそろ、キミの番 だよゥ ) [Sat 2 Jan 2010 23:37:49]
ハニィ > ( ひンやり頬に触れた手は冷たい けれど、嫌じゃ無い。 すン、と鼻を啜り。 )  ―― …、 ( ほへ、ッて口開けて間抜け面。 ) 矢は知ッてるのぅ。 これくらいの、棒になンかついてる やつッ。 それにお守りが付いた感じ ? ( 予想は、良い線をいッてると思うンだけど。さて。 )  ―――… 文字は いろいろ、あるのぅねー……。う、うゅッ。がんば、るッ! ( ゆッくりでも、ちゃンと覚えられるように。 )  ッ、ほンとーッ? うンッ、読ンでほしい のぅ ッ。 ( ぱあッと表情輝かせ。文字も、きッと覚えやすくなるし それに、新しいお話を知るのも、主様のお声も大好きなンだ。 )  ( 音が、近くなッて、 ) ( じい ッと、前の人を 見遣り、お祈りの作法を確認。お勉強。 )  ン、ッと、 ( つづきますように、 ) ( のお願いは、 )  なッ、ないしょ? ( しいッて、顔の前に人差し指。 それ以上は秘密が良いな、なンて。 )  紅梅さまは何をお願いするのぅ ッ ? ( ふと、見上げ。 ) [Sat 2 Jan 2010 23:25:06]
紅梅 > ( 触れた頬は外気と同じに冷たくなっていたけど キミの様に )  ... ( クス、 ) ( 目を細ませて微笑みを ) ふ ふ、 まァ お守りみたいなモノかなァ――― 悪いモノをね、除けてくれるンだそゥだよ ォ... ? ( あァ 弓も揃えて買ォてゆこゥ、か )  …… そゥ 、 まァ ゆッくりで良いのじゃないか なァ ――… ( 急かしは、しない ) ( ぽ ン、 ) 寝物語だけじゃァ無く 本を、 読み聞かせてあげよゥ か ? ( そゥしたら 文字も自然と覚えるだろゥか、と )  ( 前の方ォで 鈴を鳴らす音。 柏手のパンと乾いた、空気を弾き澄ますよな音 )  つづ く? ( 小首、傾げ )  何が ァ... ? ( 眠たげに、瞬き ) [Sat 2 Jan 2010 23:13:17]
ハニィ > ( 僅かに届いた笑い声に、主様のお顔見上げて 瞬きを数度。 )  ン、えへへッ。  ( 頬に触れた手に、くすぐッたそうな嬉しそうな笑い声 あげて。 ) ( 破魔矢。 魔を破る、矢。 口を少し開けたまま、頭の中で文字を思い浮かべる。 マ をやぶる ヤ。 全く思い出せなかッた。 ) うゆッ…!? ( お勉強、 ) ( 進ンでるかと聞かれれば、進ンでないンだろう。 初歩段階で躓いてる。 びくうッて肩を震わした後、へろン、と触角が垂れさがる。 )  … ぅ、と ねー。難しい のぅ 。 ( えへ、なンて困ッた様に眉下げて。 答えになッてないかも 知れないけど。 )  ( からン、 音が鳴る。 ) ( 社に続く道はやッぱどこか神聖で、 )  …ううー…ッ、 ( お願い事は、 )  …… つづきますよーに ッて、お願いするのぅ ッ。 ( 思い付いた様に、顔をあげて、 へらッと笑う。 ) [Sat 2 Jan 2010 22:59:00]
紅梅 > (  ... 有ゥ名? )  .. ふ ふ、 ( キミの言葉が可笑しくて 袖の下、小ィさく零れる 笑い声 ) ぅ ン、 イイ コ。 ( 手を伸ばし そ、と キミの頬を撫でン。 繋いだ手は 数瞬の間だけ、きゅゥ、と 握り返そォ ) ン 破魔矢。 魔を破る、矢 と書いて 破魔矢、だよ ゥ。 ( 嗚呼 朱鷺ノ都の字が解れば、意味もおのずと知れよォが ) そゥいえば お勉強ォ... 、 進んでいる ゥ? ( 勉強、 ) ( するのだと、前に聞いた気がするけれ ど )  ――― キミは ( かラ、 ) ( 参道に敷かれた石畳を踏みしめ乍 ) 何を願ゥ のォ ... ? ( 鈴の掛かった社前までは、もォすぐ ) [Sat 2 Jan 2010 22:51:08]
ハニィ >  はつもーで 、有名だッたのぅねー… ッ、 ( 主様に逢うまでは、初詣なンて知らなかッたけれど。 こンな沢山の人を動かせるカミサマッて、凄い存在なンだあ、なンて。 )  うン、はぐれない のぅッ。 ( 手も握ッているし、きッと大丈夫。ちょッとだけ握る手に、力を入れて。 )  ( カラン、からン、 いつもは響く筈の音は、今は雑踏に掻き消され、 )   … ハマヤ ? ( ぱちン、と瞬き一つ。 なぁに、それ。 ) ( 鼻を啜れば、なンだか 仄かに甘い香り。 此の前までが、嘘の様だ。 )  [Sat 2 Jan 2010 22:41:28]
紅梅 > だと思ォ よゥ...  ? ( 嗚呼、 人酔いしそゥ。 ) ( ふ、とつく息は 寒いからだけではなく ) そ? はぐれないでねェ ( 一応、時間を外して来たから 歩き難い程、では無いだろォけど ねェ。 )( 灰の着物に羽織った 紅い、女物の着物を軽く掴んで ) うン そゥだよォ――― 破魔矢と お守りも買ってゆこォ か。 ( 嗚呼 甘酒も配っているよォだよゥ? ) [Sat 2 Jan 2010 22:31:39]
ハニィ > ( 真ッ白な息を吐く。 ) ( 此の前は、此の辺りは人の通りなンて殆ど無かッたのに。 そンな事嘘だッたみたいな、人の波。 )  これ、みンな はつもーでッ…? ( 初詣は多くの人は元旦に行くらしい、ッて話を女中さンに聞いたけど。 それを過ぎてもまだ、こンな人、人、人。 ) ( 鮮やかなオレンジ色の着物を纏い、カラン カラン 下駄の音を鳴らして、 )  ( 離れない様に、はぐれないように 繋がれた手を強く握る。 )  だい、 じょーぶ ッ ! ( 元気良く 問い掛けには、頷きを。 ぴこッと頭の触覚も揺れる。 )  おいのり、 するンだよ ねー? ( 初詣。 確か、カミサマにお参りする 日? ) [Sat 2 Jan 2010 22:17:14]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『 ( は、 ふ、 ) 』 [Sat 2 Jan 2010 22:12:07]
紅梅 > ( 常は 境内の静寂の内に響く 下駄の音も、 )  ... ( 今宵は 周囲の喧騒に飲み込まれ ) まだ凄い人だねェ ――― … ( ふ、 ) ( 袖下に零した吐息は 夜色に白い靄を浮かび上がらせた )  ... 昨日は もっと凄かったのかな ァ? ( はぐれぬよォに と。 思ゥて元日は外したのだけど、 之では )  ... 大丈夫 ゥ ? ( 小さな手 きゅゥと、握り直して )( 其の先のキミへと、視線を流す ) [Sat 2 Jan 2010 22:09:46]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『(   ... カラ ン )』 [Sat 2 Jan 2010 22:00:11]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『 はつもーで、行くー! ( カミサマに、何をお願いしよう。 なンて。 )』 [Wed 16 Dec 2009 00:23:41]
ハニィ > ――――― よかッた!じゃあ10回失敗したの は、見てない −? ( 安堵した様に、笑う。 10回失敗して何食わぬ顔でやり直しを してた。 ) ( 自分で墓穴を掘ッた なンて、知らない。 )  …うゆ? ほかのとこは、もッと 小さい―? ( こてン、首を傾げて。 オバーサマのお家にはお風呂はなかッたから、いつも水を掛けられてた。お風呂に入ッたのは、主様に買われてからが 初めて。 )  ( 大きいもの、広い物、 なンだか秘密がありそうで、わくわくするン だもン。 )  うううー……うン、やればできる からッ、 ( 入れる様になるッ、 ッて宣言して、 ) ( ぱちり、瞬き。 )  ……… はい るー! ( 一緒に、広いお風呂。 ) ( 女中さンに入れて貰う時は、 きゃぁきゃぁ悲鳴あげてるけれど、 今日は注意しなきゃ。 )   ……うン。ずッと とンでた らー、落ちちゃいそう なのぅ。 ( お空から、飛ぶ事に疲れてまッさかさま、なンて 嫌な想像して、口を噤む。 )   [Wed 16 Dec 2009 00:23:13]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『 行ってみるゥ? 初詣。 ( 握られた手 握り、返し )』 [Wed 16 Dec 2009 00:15:20]
紅梅 > 途中から ねェ――― ( キミが何時から始めたかは知らぬが )( 社に参って、帰ろォと石段に向かい 其の姿を見つけたものだから ) ――― 邸の湯屋も他と比べれば大きい方ォだろォけど…、 其れよりも広い よゥ。 ( 広い、大きな と云ゥは、苦手なモノであっても子供心をくすぐるらしィ―― 其に、少々不思議そォに小首傾げ ) ふゥン…、 一緒に入れるよォになるとイイ ねェ。 ( ファルディアとは偶に入るが。 風呂嫌いのキミは女中に任せきりで ) 今日ォ 一緒に入ってみるゥ... ? ( 広いお風呂 に ) そォだねェ―― キミだって、飛べるよォになったとて ずゥッと飛び続ける訳にはゆかぬだろ ォ? ( こて ン )( 首を傾げて ) そォだねェ―― みんな カミサマに、 お願いしにゆくンだよゥ ( キミにも解るよォ、簡単に言えば ) [Wed 16 Dec 2009 00:14:43]
ハニィ > ――― うー、うー…ッ、 …見て た? ( 笑い声に、へろンと眉を下げながら じいッと主様のお顔を見る。 ) ( ハニィの前に来てたのなら、石段の上から下を見てたのなら、お間抜けな行動は全部見られてた ッて事で。流石のワタシもすこし恥ずかしい。 )  ―― 広いお風呂… ッ、 ( 想像が膨らむ。 転ばない様にッて言葉には、はい ッて元気良くお返事をして。 )  … ハニィも やれば、できる 子 なのぅ ッ、 ( 嫌いなモノは、無くす努力をしないと。 ぐッ と両手握り締めて。 )  うン!約束―ッ ! ( 覚えていてくれた事が嬉しくて、 へへー ッと笑えば、 )  ンゅ 、 ( 髪に触れる感触に、 其の方へと視線を遣り、 )  ――― はねを、休める … だから、鳥は木に止まッて る、のぅ? ( 人間が、ずッと歩き続けるのが辛い みたいなものなンだろうか。鳥じゃないから分からないけど。 )   … はつもーで ? おいのりー? ( 差し出された手を、ぎゅッと握ろうか。 )   [Tue 15 Dec 2009 23:59:21]
紅梅 > ――― いつからか なァ?  ( ふ ふ、 )( 小さく笑ゥ。 少なくとも 此の場所を訪れたは、キミが石段に上り始める前 だ。 ) … ( で、なければ石段を上る際すれ違っていただろォ から ) うン 広い よォ... ? ( 走って 転ばぬよォに、と言い添え )  ――― ふゥ ン? ( 好きに、なる )( あンなに嫌がっていたのに どォいった心境の変化かと、思ゥたが )  ――― 嗚呼 前にも約束した ねェ。 うン 楽しみにしている よゥ。 ( クス。 ) ( 笑ォて、そゥと黒髪を撫ぜよォ か )  鳥は 飛べてもね、羽を休める処がなければ 辛いそォだよ――― ( 飛べても 結局地から逃れる事は出来無い ) ( キミの頭にやっていた手 差出し )  此処へは 初詣に、また来よゥ。 [Tue 15 Dec 2009 23:48:28]
ハニィ > ――――…… 紅梅さま、いつから いたのぅ ? ( こてり、首を傾げ。 自分が来るずッと前から居たンだろうか。 だッてバッチリ見てるンだもン。 )  お外のお風呂! 温泉… は、広い? ( ぱちッと瞬きをした後に、 うずうずと 問い掛ける。 ) ( すッごく広いお風呂なら 楽しそう。 ――いろいろと。 )   …  ( 紅梅さまはお風呂が好き。覚えとこう。 よくよく思いだせば、紅梅さまの好きな物とか、あンまり知らない。 )  …… じゃあ、ハニィも好きに なるー、 ( お風呂 ) ( すぐには難しいけど。 けど、冬は寒いから好きになれそうな気がする。 )  ―――― うンッ、 えへッ、えへへー。ちゃンと飛べたら紅梅さまに一番に見せる のぅッ。 ( ぱたぱた、両手を無意味に上下させて、 )   ン、紅梅さまは―― …  ( 答えに、緩く 視線を空へ向け、 )  ( 主へ戻し、 )  そッかあ…、  ( なンだか、納得した様な声音。 )   [Tue 15 Dec 2009 23:35:49]
紅梅 > 盛大に落ちていたけれど ねェ...... ( そゥ、踏んで下さいと言わンばかりに ) 宿の、温泉。 外にお風呂があるンだよゥ―― 中にもあるけれ ど、 ( きっと気持ち好いよゥ? と、小首傾げて ) 俺は 存外、好きだけれ  ど、 ( 風呂 )( そゥいえば、このコの前で何か好ましいと言ゥは珍しィだろォ か )  ――― まァ こんなに頑張っているのだから、 そのうち 飛べるよォになるンじゃなィ ? ( そンな言葉。 )( 無責任だと、己で思ォが )  俺 ェ? ( ゆゥるり、瞬き ) さァ――、 余り考えたことないなァ… ( 何せ飛べぬのだから。出来ぬことを思ゥても致し方ない ) 思わぬといゥは、 余り飛ぶ気も無いのかもねェ [Tue 15 Dec 2009 23:21:56]
ハニィ > ―――― うンッ、だッて転ンでない もン…! ( えへッて笑いながら、小首僅かに傾げ。 ) ( 転ンでない もン、落ちた だけ。 )  ……ゆや、 ―― おふ、ろ?  ( 表情そのままで眉が下がる。 お風呂はあまり好きじゃない。 濡れた翅ッてもげそうだから。 )   ――― ( 言葉に、仕草に、 隣で立ち止まる主様を 見上げ、 )  …ハニィも わかンないー。  ( 身体の作り。 ぶン、と小さく首を振るう。 翅に伸びた指に、 触角がぴこりと動いて、 )  うゆー………。飛べたら、いいのぅ にー…。 ハニィがおッきいから、かなー。 ( 蝶々よりも、ずッと。 )  …… 紅梅様も、おそら とびたいー? ( じい。 見上げながら 不意に、そンな問い掛け。 ) [Tue 15 Dec 2009 23:10:34]
紅梅 > ――― ( 其の様 眺めおり乍、 )  ――― そォ。 ( カラン、 ) ( 緩い歩みで 石段を下りゆく )  けれど 湯屋には行かねばなるまい  ねェ... ( クス、 )  ―― へェ。 俺は キミたちの身体のつくりなぞ、知らぬけれ どォ... 、  ( カラ  ン。 ) ( キミの隣で 足を止め。 口元を覆っていた右の手が、指先が キミの翅先へと伸びン ) 飛べそゥなのに ねェ ――… [Tue 15 Dec 2009 23:02:59]
ハニィ > ( 下駄の音と、声に、 )   ( 見られてた! と驚いた様に ぱちりッと瞬きを何度か。 )  …… う、うゆ? あ、ぅ、う、  ( 膝とか手とか、パンパンッて叩いて )  怪我、とか してない のぅ ッ、 ( 約束破ッてませン、 自信満々に、にへッとか 笑い。 )  ( 主を見上げながら、 へらッと浮かべた笑みは、 困惑した様な、そンな表情に 変わり。 )  … ンーン。 翅 は、うごく …ンだけど…、 ( 身体が浮いてくれないの、 と告げる言葉は どこか小さな声。 ) [Tue 15 Dec 2009 22:52:17]
紅梅 > ( カラ ン )  ―――― 怪我はせぬよォに と、 以前 告げた筈だけれ どォ―― …  ( 袖几帳ォで 口元覆い。 ) ( 告げる言ノ葉は まさか、怪我なンてしていないよねェ? ――という言外の問い )  ――― ( ... カラン ) ( カラ リ、 ) 羽は未だ 思い通ォりには、 動かな い? ( 下駄の音と共 降り落つ言葉 ) [Tue 15 Dec 2009 22:45:19]
ハニィ >  ――――…… おと、 ( 下駄の音、 ) …… ( 視線を 自分の服に移して汚れて無いか確認。 )  ( うン、だいじょうぶ。 これなら転ンだ ッて気付かれない筈 ッ )  ( 視線を石段の上に向けて、 )   ( 主の姿が見えたのなら、 「あ、」 ッて小さな声。 ) [Tue 15 Dec 2009 22:37:40]
ハニィ > ( ばッちり見られてた。 ) ( 主が最上段に居る事なンて 知らない黒蝶は、べッしゃり転げ落ちた石段の 一番下で、 )  ――――…… うゆ…、 ( 口をへの字に曲げて、 ) ……………、 ( 暫く、ぼうッとした後、 )  …………… 、 ( むくッと立ち上がり、服の汚れを払い、 ) ( 再度何事も無かッたかの様に石段を登り始め――― たところで、聞こえる下駄の音。 ) ( 主の呟きは 黒蝶まで届かなかッた けれど、 )   ( 本当に冗談 なンだろうか、  聞こえていたら、きッと 疑問に思う。 ) [Tue 15 Dec 2009 22:36:08]
紅梅 >  ―――― … ( 暫しすれば眺め居るにも些か厭いて )  ( ...カラン )( 静かに落ちる下駄の音 ) [Tue 15 Dec 2009 22:28:28]
紅梅 > ( ...社に続く石段。 其の最上段、から )  ――― ( 黒蝶の練習風景を望む視線 ) ( 常の装いの他、今宵は羽織に袖通し。 手には仄かな提灯のあかり )  ... あァ も、 ( あァも見事に、無様に地面に倒れられる とォ――― )  ... 上から踏みつけたくなるよ ねェ―― ( クス ) ( 嗚呼 其の様な戯れ言。 )  ( 冗ォ談だよ。 うン、 冗ゥ談だと も ) [Tue 15 Dec 2009 22:27:25]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『    ―――… 』 [Tue 15 Dec 2009 22:15:35]
ハニィ > ( 背中に生えた黒蝶の羽をばたばたとばたつかせ―― 、 )  み゛ゃうッ…!! ( べしゃンッ、落ちた。 )  ………… 、  ( むく ッと起き上がり、 )  …………、 ( パンパン ッとコートに付いた土を払い、 )  ………………、  ( 何事も無かッたかのように 石段の五段目へ。 )  …… チャレーンジ! なのぅ ッ!  ( 再び 拳握り締めて、 )  いざ ッ ―― ぁ、あ、ぁああぁあッ…!! ( ジャンプしようとした瞬間、 ずり、と靴が滑ッた。 ) [Tue 15 Dec 2009 22:13:44]
ハニィ >  ――――… 、 ( 社に続く石段の上、五段目辺りで 黒蝶娘は、下を見下ろす。 ) ( 真ッ黒のワンピースに、コートとマフラー。タイツにブーツに手袋、ッて防寒は完璧だ。因みに転ンだときの防御も完璧、だと思う。 )  ―――… うッ、う、う … よしッ。 がンばる のぅ ッ! ( グッと握り拳に力を込めて、 )  ( 石段五段目から、一番下に向かッて ジャンプ。 ) [Tue 15 Dec 2009 22:03:23]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( 石段の、上、 )』 [Tue 15 Dec 2009 22:00:00]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『  明日は… 、蝶々ー! ( さッきは無かッたけど、明日はあッたら良いな なンて。 ) 』 [Wed 25 Nov 2009 00:04:51]
ハニィ > うゅー、付けるのは 好きく ないー? ( 不思議そうに 眺め、見る。 )( 主様の、髪に飾ッたら 簪もきッと映えると思うのに、 自分で確認する事は、鏡でしか 出来ないけれど。 )  ―― ホン トー? ( 掬われる髪を視線で追い、 へにゃッと笑う。 )  ( 僅かに口許に浮かぶ 笑みを、見遣り、 )  ―― ううーッ、そう なの …? ( 願懸け。 ) ( 黒蝶には いッぱいあるのに。 空を飛びたいとか、おばーさまに逢いたいとか、魔法使いたいとか、色々。 )  う、 ( 差し出された手 抵抗する事無く、ぎゅうッと握ッて、 )  とける  のぅ ッ…!? ( ショック受けた様に 眼を大きくして。 )( 飴ッて 熱で溶けちゃうンだ、 )  ( なら、 )  紅梅さま ッ、 早く 早く ッ、 ( なンて、 カラン と下駄の音が鳴り、 ) [Wed 25 Nov 2009 00:03:47]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『  ... 明日は 何を買ゥつもり  ィ? ( 飴 )』 [Tue 24 Nov 2009 23:56:37]
紅梅 > さァ こォして眺めるは  好ましィ、けれど。 ( 嗚呼、 ) ( 己につけてしまったら、鏡越しにしか見る事叶わぬから、 かも知れぬ。 其で己を飾るで無く、其れ其の物を見ていたィ )  そんなコトは無い  よ、 ( キミの髪 ) ( 手を伸ばし 一筋掬いとろォ  かと、 )   ――― ( ダメと ) ( 云ゥ言葉に、主は唇を笑ませるのみで )  ( クス、 ) そォ迄して 叶えたい願ィ 等、 ( 無いから ねェ、 )    ――― そゥ?  じゃァ...  ( キミの 手を、 ) ( とろォと 手を差し出し )  ... キミの熱で 飴が溶ける前に、帰ろォ  か? ( 飴の包み ) ( 一つはキミの手のうち )  ( もォ一つは 宿に戻ったら  アレに、渡してやろゥ ) [Tue 24 Nov 2009 23:55:38]
ハニィ > ンー?やッぱり男の人はそーゆーの 嫌いー…? ( 好き、ッて言う人はあまり居ないと思うけど。首傾げて、指先頬にあてながら、 ンー、ッて考える動作。 )  … うン、でも ねー、ほらッ、紅梅さまの ほうがサラサラだか らー、 ( 弄るの楽しいンだもン なンて。女中さンだッてきッと 同じ気持ち だと思う。 )  ―― 自分で切るの はー、ダメだと おもう のぅ ッ、 ( 主様くらい器用だッたら綺麗に切れるかもしれないけど、 )  紅梅さまもー 髪 のばして、 願懸け −ッてすればい いのに ? ( ガンカケ。 おばーさまが教えてくれた。 )  … うゅッ ? ( 瞬き、 ) ( 二度、三度、 ) … わすれちゃう 、 ( もンなンだ 、ッて呟く様に。 いつ贈ッたかなンて、解らないから。 )   ッ 、 ( 「う」 ッて口の形になッて、 ) ( 「 お 」 ッて口の形になッて、 )  … ううン、カンザシ、 は いいの ぅ、 ( 結局首を振ッた。 ) ( 着物は、あンまり着ないから 勿体無い。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:43:11]
紅梅 > だろォ ねェ。 ( 未だ持っているのか如何かさえ、 ) 前も 弄られていただろォ に、 ( 艶やかな其の キミの射干玉 も。 )  俺ェ? さァ――― 意識して伸ばすでは無ィ けど、 ( 毛先 )( ちょィと摘み乍 ) 切らぬ限りは 伸びるのだろォ  ねェ... ( 何の気無く )( さしたる意味も無く、そんな言葉 )  ――― 、  さァ? ( クス、 ) ( かた ン。 手にした細工 棚に戻し乍 )  ―― 忘れちゃった  ねェ。 ( 何せ、全然つけてくれないものだか  ら。 )   ... 其れで 欲しィ、 のォ? ( 簪 ) [Tue 24 Nov 2009 23:34:23]
ハニィ >  ふぇ ッ、 ( 何度か瞬き、 ) ファルディアおにぃちゃンが付けてるのは みたこと、ないのぅ …、 ( あァでも綺麗な金色の髪には映えそうな、気がする。 )  … うゅ…ッ、 ゆッてくれる かなー? ( 長くてちょッと重たいくらいに真ッ直ぐな黒髪、 ) ( 主様の方が 髪遊びをするのには 楽しそう な、 )  紅梅さまはもう髪 伸ばさない のぅ ? ( こてン、小首を傾げて。 ) ( 櫛細工を手にする様子を、じいッと 見遣り、 )  ――― いろいろ ある のぅ ッ、 ( 球がひとつ付いた簪から、 飾りが沢山下がッたもの まで、 )  ―― ファルディアおにぃちゃンのは どンな のー? ( 不意に、そンな問い掛け。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:23:52]
紅梅 > ――― ファルディアには 前に、買ォて帰ったコトがあるけど ねェ ? ( 少し拗ねたよな キミの言葉に  クス、 笑い声まじり )  余り つけてはくれない  なァ... ( あの長い金糸に合うを選んで来たと云ゥに )  邸の女中等が、喜んで結ゥてくれるだろォ よ? ( 髪 )( 其れこそ以前君と共に髪遊びをした者達等、 )  ( 怒りはせぬが 好んでつけるよな趣味は無ィ )  其れに 今は、髪が短ィ  から、 ( キミが簪飾りで遊ぼォと思ゥても留まらぬよ、と ) ( 手近な櫛細工一つ、 そッと手にし乍 ) [Tue 24 Nov 2009 23:11:15]
ハニィ > ( 交わる事が無い箱庭は、綺麗に整頓されてはいるけれど 少し 物哀しい。 )  ( 包は壊さない様に、壊れない様に 両手で握り締めない様に持ッて、 )   うン、紅梅さまーッ。 ( こくり、一つ頷いて、 ) ( 隣は簪を売ッてるお店、其の隣は お団子屋さン。 )   … ううー ッ、 ( 紅梅さまに、ッて言ッたら怒られそうだッたから口には出さず。 ) … どーして、男の人はあぁいうの つけないの かな-ッ、 ッて思う のぅ。 ( 似合うのなら、良いと思うのに。 ) ( 欲しいのかな ッて紡がれた言葉に 緩く 首を振ッて、 )  ハニィ  髪も 自分じゃ結えないン だもン ッ、 ( へなッと眉を下げ。 簪、あッても付けられないだろうから。 へたり、触覚も 下がる。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:00:42]
紅梅 > ...確かに、 ( 目を伏せ 小ィさく笑う )  ( 其は箱庭のよゥ。 ) ( 鳥は鳥 猫は猫 花は花 )  ―――― ( 其々が区切られた一つ所に許り集まって、交わる事の無い箱庭 )   どォいたしまし て。 ( 二度告げられた礼の言葉に そンないらえを返し )  俺ェ―― ? ( 視線を追えば、 )  ... ( 其処は簪を商う店。 ) ( 袖几帳の下、思わず浮かぶは苦笑めいた )  ... 誰ぞの贈り物 に ィ? ( 簪 ) 其れとも キミが欲しィの  かな [Tue 24 Nov 2009 22:53:25]
ハニィ > ( また髪が伸びたら、お願いして 髪弄りさせて貰おう なンて、 ) ( 紅い椿のお花は、主様の方が きッと似合う から。 )  ――― ここだけ、冬じゃないみたい ねーッ、 ( 鳥が居て、動物が居て、花がたくさん咲いていて。 はふッと洩らす吐息は、寒くて白く染まるけど、 )  ―― うゅ、そう なのー…ッ、 ( 綺麗なのに。綺麗だからこそ なンて、解らない。 食べるのが勿体無い位綺麗でも、黒蝶は、食べてしまうだろう 。 )  ( 差し出された 包みを受け取ッて、 )  ありがとー!紅梅さまッ、 ( 嬉しそうに、瞳輝かせ。 )  …… 、 ( 其れと一緒に差し出された金子に、 ) ( ぱちン、瞬き。 )  ( いーの?いーの? なンて視線で見上げて、 )  ありがとーッ! ( 結局、 えへへッと嬉しそうに笑いながら、受け取る。 )  紅梅さま はー、何も買わない のぅ ? ( 此処じゃ無くとも、例えばすぐ隣にある、簪うッてるお店 とか。 ) [Tue 24 Nov 2009 22:42:18]
紅梅 > ( まァ 其の内、元通りに肩迄伸びてくるだろォけど ねェ、 ) ( 好き ならば、キミが装うとイイ  のに )  そォだ ねェ―――  ( 薄氷のよな ) ( 澄んだ、けれど赤い色  の )  ... うン 俺はイイ  よ。 ( 団子より花 だから、 きっと其の装飾の見事さを目で楽しむ許り で、 )  ( 食べる機会を失ィ 食べられぬ様となる迄、  結局口も手も つけぬ気が、する )   ... ( キミの 言葉、耳に入れ乍 )  ... ハイ ( 金子の代わり、店主から受け取った包み 君へと差し出そゥ )   じゃァ 金子を渡しておく から、 ( 包みと一緒に キミに ) 一日一つずつ 買ォたら  イイ [Tue 24 Nov 2009 22:31:32]
ハニィ > ( 髪遊び。主様の髪が短くなッてしまッたから、椿の髪飾りは付けられ無くなッてしまッたけれど、 )   ( 赤い、椿のお花がとッても好き なンだと思う。 )  本当の おはな、みたい なのぅッ。 ( どうしたらこンな綺麗に作れるンだろう、なンて、 )  ( ふたァつ、 )  うゅッ? 紅梅さまはー いら ないー? ( 小首、傾げつつ。 ファルディアおにぃちゃンに買わないッて事は無いと思ッた から。 )  ―― …、 ( 視線が ぱちり と合ッて 、 )  ―― うッ、うううー…ッ、 ( 悩み 始める。 ) アレも―、 ( 猫の形、 ) コレもー、 ( 鳥の形、 )  あッ、あれも綺麗… ( 瓶に詰められた色とりどりのまあるい宝石の様な飴、 )  だけ どーッ、 … うー、 ( 欲しがると、全部欲しくなッちゃうから、 )  このお花のだけで 良いのぅ …ッ、 ( 頷いて。 綺麗に紙に包まれた紅いお花は 店主様から主様へと渡されるンだろう。 ) [Tue 24 Nov 2009 22:20:35]
紅梅 > ――― そゥ、 ( 其の、華に )   ... ( 思ィ起こすは 何時かの髪飾り。 髪遊び )  ―――― ( 隣ではしゃぐキミと対照的、 主は静かに微笑を浮かべた侭 )  ... そォだ ねェ ( キミの言葉に クス。 笑み深め )   店主、 ( 店の主を呼び す、と人差し指が 柔らかに紅の花を指し示す )   之を ふたァつ。 ( キミと、 彼の分 )  ... 他は イイ ? ( 椿を丁寧に紙へと包む、店主から キミへと、視線 移し ) ( 箱やら瓶に収められた 色とりどり。 示す ) [Tue 24 Nov 2009 22:12:23]
ハニィ > ( 店主様の表情は、苦笑から、 眦下げる様な微笑に変り、 )  ( 黒蝶は 主様の顔見遣りながら、にへッと笑う。 )  ―― これがーッ、いちばんキレイだと思うの ぅ ッ、 ( じいッと先刻から見遣ッて、思ッた事。 どれも綺麗で、素敵な細工だッたけれど、 一番眼を引いた から、 )  ―― キラキラー でッ、綺麗ッ。 ( 薄の紅と、濃い紅。 光に照らされて、夜闇に 僅か光る様。 )  … うゅ ッ 、 ( 幾つ、 ) ( 問い掛けに、ぱちン ッと眼を瞬いて、 )  紅梅さま もー、 ファルディアおにぃちゃンも いるー ッ? ( こてン、首を傾げて。 ) ( 自分の分はひとつで十分。 けれど、皆お揃いも素敵 なンて、 )  [Tue 24 Nov 2009 21:58:20]
紅梅 > ( 店主の顔も 主の傍近く添ゥた頃には多少緩まりもしたのだろォか )  ... ( 此方を向くキミの様 目を細め、クスと流し見る )  イイ よ、 ( 嗚呼、 きっと 選ぶに時間が掛かるだろゥ。 そォ、思っていたものだから )  ... おや ( 存外早い、とほンの少ゥし目を丸くして。 示された先に視線落とせば )  へ ェ、 ( 透き通る花弁 ) ( 幾重にも重なって薄紅は濃紅に )   ( 店に燈る灯りに、淡く輝く花弁の先。 ぽつン、火の点ったよな )   ... 幾つ ? ( 椿花に目を落とした侭 ) ( 幾つ要るの、とキミに尋ねる ) [Tue 24 Nov 2009 21:49:45]
ハニィ > ( 綺麗な色に、綺麗な お花の形、 ) ( じいいッと見遣る黒蝶に 店主様は若干の 苦笑い、 )   ッ、 うゅ ッ、 ( からン、 寄る下駄の音と、 声に くるッと振り向いて、 )  ( ぱあぁッと表情輝かせた。 )  いい のぅッ?いいのぅッ? ンと、ンと―― … ッ、 ( お花の形、動物の形、鳥の形。 色々な形が有るけども、 )  ぁのッ、 あのね-ッ、 これが欲しい のぅ ッ、 ( 指差したのは、幾重にも花弁の付いた 椿の様なお花の飴細工。 ) [Tue 24 Nov 2009 21:39:06]
紅梅 > ( 近付く下駄足 )  ( カラ リ、 )   ――― ( 君と似た音 )   ――― 好きなのを 選ぶと、 良ィ 。  ( ... クスリ )( 笑む気配が口元を覆ゥ袖の下 キミの傍ら ) [Tue 24 Nov 2009 21:34:23]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『  ... 欲し ィ? ( カラ ン、 )』 [Tue 24 Nov 2009 21:30:33]
ハニィ > ( 通りには、色々なお店が沢山連なッて、 ) ( ヴェイトスで見掛ける様な物から、見た事の無い物まで 沢山。 時折、からンッと下駄の音を鳴らして 店の前へと、歩み、 )  ――― 綺麗ーッ!! ( なンて、眼を輝かせながら 見遣る。 ) ( 其れは、簪でも朱鷺ノ都の様な化粧道具でも無く、 )   ( 綺麗な、綺麗な、飴細工。 )  ( 食べるのが勿体無くなる位の、綺麗な。 )  ( じいいッと、ガン見。 ) [Tue 24 Nov 2009 21:26:27]
ハニィ > ( からン、 ころ ン、 ) ( 下駄が鳴る。 )  ――― おッてんき、おッ月さま ァ なのぅ ッ、 ( 調子ッ外れな歌なンぞ歌いつつ、通りを 歩く。 ) ( 薄いクリーム色の生地に翠と紅の小花柄が散りばめられた着物を纏ッて、 歌と共に、翅と触角を ぴこッと 動かしながら。 )  [Tue 24 Nov 2009 21:23:15]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『 ( 下駄の 音、 ) 』 [Tue 24 Nov 2009 21:18:46]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( から り、 踵を返す ) ( 彼等に 何ぞ、くだものでも買ォて 帰ろゥ か )』 [Sun 22 Nov 2009 21:31:09]
紅梅 >    ―――― 、 ( やれ、と 苦笑じみて息をつき ) [Sun 22 Nov 2009 21:29:36]
紅梅 > ( 聞いただけでは つ、と行って帰るも容易かと思ゥた  が、 )   ――― 寒 ィ、 ( 此の寒さが ) ( 如何にも、本来の距離を倍にも感じさせてくれる ) ( 今が夜だというのもあるだろゥ、 知らぬ道というもあるだろォ、 )  ... ( 行ってみればなんといゥことは無い道のりやも知れぬ が )  ( 既に行く気力の失せているを自覚する ) [Sun 22 Nov 2009 21:28:20]
紅梅 > ...  ( 口元を覆う袖の合間から  ゆる、と 漏れる白 )  ( 既に手は両方ォとも 冷え切っている。 )   ―――― … ( 内心の 悩む様、表すかのよォ  手にした提灯をゆらり、ゆら と、僅かに揺らし )  ンー ...... 、 ( 足は 止まった侭、 もぞ り、 行き先を決めかねて小さく身じろぐのみ )  ( 向かいたかったのは 此処より、もっと  先 )  … ( 家々が無くなり、木々繁り 今ならば落葉の敷物が柔らかに折り重っているだろォ あたり ) [Sun 22 Nov 2009 21:23:18]
紅梅 > ( 確か )    ――――― ( 宿の女将の話では、確か此の先だった筈 ) ( 小さな、神主も在るかどォかもわからぬ神社 )  ... 、 ( 今から向かゥは少々無茶であったか と ) ( 下から緩い歩みは 更に 更に、 失速してゆき )    ( ついには ぴたり、 立ち止まる足 ) [Sun 22 Nov 2009 21:16:43]
紅梅 > ( 体は治ったか と云えば )  … ( 未だ本調子ではなけれ ど ) ( 案じてくれる者が在る手前、 何時迄も床についている訳にはゆか ず )   ...... ( カラ ン... ) ( 提灯を手に、人の少ない通りを歩む )  … ( 歩む内段々と 更に物寂しさの増してゆく景色 )( 表通りであれば未だ 開いている店もあろォ が。 此方は暖簾を掲げている方ゥが物珍しい 有様 ) [Sun 22 Nov 2009 21:13:37]
紅梅 > ( 余り 好きでは無い  な )  ―――― ( 唇から微か、白い靄を漏らし乍 ) ( カラ リ )  ... ( 下駄の音が緩やかに通りを進む ) ( 暗い 水の無い、川底のよな。 通りの脇には家やら店やらが軒を連ね、仄かに灯りを漏らしている ) ( ふたァつ みッつ、 向こォの 大通りからは、賑やかな声音が朧に響く ) [Sun 22 Nov 2009 21:07:48]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『( ... 曇り、というのは )』 [Sun 22 Nov 2009 21:02:15]
お知らせ > ハニィさんが退室されました。 『 おみず ッ、 ( 室の外では ぱたた ッといつもよりは 小さな足音。 )』 [Tue 17 Nov 2009 00:17:31]
ハニィ >  おやすみなさい、紅梅さま 、 ( 盆を両手で持ち、 )    ――――  …、 ( お風呂、 ) ( あンまり 好きじゃないけれど、 )  … あい …、 ( 頷く言葉は 小さく。 ) ( そのまま、 室の中では そろりそろり、 歩み、 )  [Tue 17 Nov 2009 00:16:58]
ハニィ > ( こッくり 頷いて、 ) ( お盆を、すッと 手元へと、 )  ―――― うン、 ( けれど、 ) ( きッと 云われても殆ど私は出来ないから、仲居さンが 遣るンだろう ッて思う。 )   ( 告げられた言葉に にしし ッと笑う。 ) ( 心の内に、気付く事が出来ぬから。 ただ、 早く治りますように ッて 思うだけ。 )  … うゆー、 ( お外に出るのは 好き、 )  ( だけど、 )  ( 主様も心配で、 )  …、 ( ちょッとだけ 悩み、 )  分かッた のぅ 、 ( 頷こう。 ) ( お外に出て 色ンな物を見て、 色ンな物を 愛でて、 )  ( そうしたら、 少しは色々な事が 理解できるだろうか。 ) ( 教えられるだけじゃ無く て、 教える事が出来る様 に。 )  [Tue 17 Nov 2009 00:15:46]
お知らせ > 紅梅さんが退室されました。 『――― おやすみ、 ( 小さな空はきっと回復する迄枕元に転がった侭 )』 [Tue 17 Nov 2009 00:09:03]
紅梅 > ( 緩く息をつけば  もぞ、 ) ( ずれた手拭いを少し手繰って額に乗せ直し )  ――― 少し寝る よ、 ハニィも... 冷えるから、しかり風呂に入って寝るよォに ね? ( 湯冷めをせぬよォに、 と言い添え ) [Tue 17 Nov 2009 00:08:13]
紅梅 > ( 例ィ そォなった処で――、 )  ――― 有難ゥ。 ( 喉が、 ) ( 乾くから。 )  ( 食べ物はともかく 水分は、要る )   ... ( なンでも、 )  ... 必要ォな時は 云ゥ  よ、 ( 要る時は ゆゥ、から )( なンでも なんて、必要ォ無い )  ――― そォだ ね、 ( 邸の中 区切られてしか見えぬ其の色。 此処ならば―― 外に出れば、広々とひろがった其の色を見仰ぐ事も叶ゥだろォ。 今日ォは雨でダメだったけれ ど )  ... へェ、 ( 其れは、 )    ... ありがと ォ。 ( ふと微かに笑んで。 告げる けど、 ) ( 早く治さねばならぬ、 ) ( しなければ、 )  ――― … ( そォ 思うのは少し許り窮屈 )( 治る時になれば 治るのだから―― 病の時くらィ、気を楽にしていたのだけれど )   …。 ( ちら、と見上げるキミの顔は心配気で。  思わずふと視線を逸らし )  ――― 別に 俺に構わず、外に出てイイから ね、ェ ? [Tue 17 Nov 2009 00:04:40]
ハニィ > ( 風邪、ッて誰でも引く様なものだけど、 拗らせたら大変なもの、で。 だから、なンだか とても心配 で。 )  ――― うン ッ、じゃあ、持ッてくる のぅ ッ、 ( 急須と湯呑に目を遣り、 ) ( 急須にお茶を、湯呑をもいッこ持ッて来て、其れにお水を入れるのも 良いかな、なンて。ちゃンと 仲居さン達が準備してるンだろう ッて事には 気付かないで。 )  ――――― 、 ( 表情が緩ンで、 )  よかッた のぅ、 ( なンて、 へにゃり。 )  紅梅さま、 なンでも 言ッて、 ね! ( お茶でも、お水でも、お菓子でも。 欲しいものは なンでも、 )( 優しくして貰うのは、 風邪をひいた人の特権 なンだから。 )   ( 広げた黒蝶の掌に 幾つかのッた オハジキ 。 )  お外の ね、 お空の色みたい 。 ( 室の中の灯りに照らされて、 更に さらに、色づいた其れ。 )  … これに、ねー。 オマジナイをしたのぅ ね ッ、 ( 元気になりますよーに ッてオマジナイ。 ) ( ことン、 と盆の傍に 其れを 置いて、 )  だから、すぐ 苦しいの なくなる のぅ ッ ( ッて、主様 見ながら、 そンな言葉を つげ。 ) [Mon 16 Nov 2009 23:47:18]
紅梅 > ( 嗚呼、 そんな顔をしなくても良ィ のに。 風邪なぞ誰しも引くもので、ましてあの様な 身体を冷やすよな事をすれば、こォなると理解していたのに )  ――― 飲む のも、ほしィ な ァ、 ( 布団の傍ら、盆に乗った急須と湯呑み。 )( キミがタオルを浸し絞る間、少し身体を起こして茶を飲もゥ。 後で、空になった急須の代わり 茶なり水なり、新しく持ってきてくれたら嬉しィ。まァ、キミに器を運ぶ任を取られた仲居が持ってくるやも知れぬ が )  ... ( 再び床に身体を落ち着かせれば、額に乗せられるひんやりとした感触 )  ... ぅん、 ( ふ、と ) ( 息をついて )  ... 気持ちイイ よ、 ( 有難う、 ) ( 呟くよに落ちるコトノハ )  ―――― ? ( 不思議そォに 視線を寄越せば、 )  ――― 嗚呼、 ( 平べったい硝子球が、火鉢と行灯に照らされ 温かな色を呈し煌く )  ――― 美しい ね、  [Mon 16 Nov 2009 23:32:48]
ハニィ > ( いつもの様な、 言葉に、口調 だけれど、 )( やッぱり、 其の音は何時もより 掠れて、 )  …、 ( へな、と眉が下がる。 )  ――― うー、飲む のは 違う、から、 ( 知らずに、 だいじょーぶ ッて持ッてきちゃッたけど、 ) ( 小さな小さな 笑い声に 其方に視線向けて、 )   うン 、  ( 頷く。 ) ( 大体は 見ているし、前に己が風邪をひいたときに、 おばーさまがしてくれた事 なンと無く覚えている。 ) ( タオルを 水に浸して、 きゅうッと 絞ッて、 )   こーう  だッ、 ( と、思う。 ひやり、冷たい タオルを 主様の額に 置かンとしながら、 )  元気が出るモノ はねー、食べ物 じゃなく ッてね、 ( ごそッと スカートのポッケを漁れば、 )   これ ッ、 ( 空の色の、 オハジキ。 )  ( 青空と、 夕焼け空と の 色。 )  ( キラキラしてて、 綺麗で、お外の色と似ているから 元気が出るかな― なンて、黒蝶思考。 ) [Mon 16 Nov 2009 23:20:37]
紅梅 > ――― そ ゥ。 ( 其れは凄いねェ、 と 普段通りののんびりとした口調で言ゥ。 但し其の声は常と違って掠れたものだったが )  ( ぱ ち、 ) ( 火鉢の炭が黒の内に暖色を孕み、微かに爆ぜる )  ... 知らずに 持ってきた、 の ォ ? ( 困った、よに ) ( くす、と小さな笑い声 )  好きに、 してみたら ? ( 説明、 とか ) ( 今はするの、面倒だもの。 別に今突然引いた訳では無いから、仲居のするのをキミは何処かで見ていたかもしれないけれど ) [Mon 16 Nov 2009 23:13:59]
ハニィ >  ――― う? ( ぱちり、と瞬きをして、 ) ( 片手でなンとか支えてる器を 見遣る。 ) ハニィ はねー、力持ち ッ だから、 ( だいじょーぶ、なンて 自信満々に 。 ) ( 器を持つ手を 両手にして、 )  ( ぱたたッと 主様の傍へ 近寄る。 )  ( 此の前はすごく 寒かッたお部屋は、今日は 温かくて。 )  … えッとね、 ( あ、元気が出るものの前に、 )  お水 ッ、 ( ことン、と 器を傍に。 器の傍には 新しい綺麗な布も 一緒。 )  ―― おでこに 乗せる −? ( 水で冷やして、 乗せるのかな、なンて。 )  ( 無理を云ッて、仲居さンから 貰ッたこの任は 案外 難しそう だ。) [Mon 16 Nov 2009 23:04:46]
紅梅 > ( 小魚でも跳ねたかのよォな 水の音が襖の向こゥ。 窓の向こォでは ヴェイトス市程では無いが此方でもざあざぁと強く雨が降り注いでいる ) ( 覗いた姿は、 思ゥた通りの者で )  ――― キミの方ォ こそ、 ( 危なっかしィ、 と小ィさく笑ゥ )  …… ぅ ん ? ( 何ぞと問ゥは、視線で ) ( キミの方ォを向いた 侭、 ふと零れる息 )  ( 寝た侭では動くもままならず )  お水 ありがとォ ( 器に湛えた水、持ってくるのは大変だったろォ。 仲居か誰かから、大丈夫だとうけおってきたのだろォ か ) [Mon 16 Nov 2009 22:56:15]
ハニィ > ( 足先が うろうろと迷う度、手に持ッた器の水が ぱしゃン、と跳ねる。 )   ――― ッ  ( お部屋の前、呼び掛けられた 声は、音は、 主様の物だッたけれど、 ) ( 其れは、ひどく 掠れたもので、 )  … 紅梅さまあ 、 ( 大きな器をなンとか 片手で持ッて、 襖を開けば、 そろりと 踏み出す 一歩、 )  だいじょーぶ ? ( 雨が、 ひどく振っているから、 その所為で 体調が優れないのか、 )  あのね、ハニィ 元気になるもの、 持ッてきた の! ( 一瞬だけ、へな、と下がッた眉は そンな言葉を紡いだ時には 戻ッていて、 )  ( へにゃ、と 緩い笑顔を浮かべながら そろそろッと 近付いていこう か。 ) [Mon 16 Nov 2009 22:44:14]
紅梅 > ( 此処でそんな足音を奏でるのは一人しかいない。 他に誰がいたとても、もォ覚えていそゥだけれ  ど、 )   ( 室の前で止まるなら、尚更に。 嗚呼キミなのだろゥな と確信する )  ―― ( だから、 )  ――― ハニ ィ 、 ( 名を ) ( 呼んでみるけれど、 其れは己の思った以上に掠れたもので 襖越し、キミ迄届いたか如何か。 聞こえなかったかもしれぬと、思ゥて浮かぶのは微苦笑 )( 障子窓が閉められ火鉢の焚かれた室の内は、今日は温か ) [Mon 16 Nov 2009 22:32:05]
ハニィ > ( ぱたた ッと駆け出したり、 そろり そろり、と擦る様に廊下を歩いたり、 ) ( 早く 行かなきゃ ッて気持ちと、 静かにしなきゃ ッて気持ちと、 )  ( 半分こ。 )  ( 両手で 水の入ッた 大きめの器を 持ッて、 )   ( ぴたり、 と止まるのは 主様の室の前。 )  ( 体調を崩された ッてお話が 聞こえて、 ) ( だから、 元気が出るかなッて モノを持ッてきたンだけれど、 )    寝てるー かなー ? ( こてン、傾げる 首。 ) [Mon 16 Nov 2009 22:23:05]
お知らせ > ハニィさんが入室されました。 『( ぱた ッ、 たた ッ、 )』 [Mon 16 Nov 2009 22:20:18]
紅梅 > ( 其の点 此処は気楽で良ィ。 気配りが行き届いた上で、心配され過ぎる事は無い。 )  … ( すぐに良くなりますと御医師も申しておりましたから其の内治りますよとからから笑う女将の様に  そゥ、と素直に頷く事が出来る―― )  ――― ( そォいえば ヴェイトス市の方ォでは、蝶はいなくなったのだったか。 病に倒れていた者たちも回復してきているらしィと 診察し乍の世間話に、医師が口にしていた )  ... そら も、 ( よォ見えるようになったことだろゥ )( 板張りしか見えぬ天をぼやり眺め乍想う ) [Mon 16 Nov 2009 22:15:38]
紅梅 > ( けれ、ど )  ――― ( コレはきっと 気が緩んでいるのも原因なのだろ ゥ。 其れはけして悪い意味では無く )  ...... ( 此方に来てから、寝て許り いる ) ( 眠りの呪いに侵された身とはいえ、邸では此処迄のんびりと等してはいられない。 誰の事も気にする事無く病に伏せっていられる等、彼方では中々に叶わぬ事――― 女中に困惑気に行ったり来たりされては、もォ其れだけでゆっくり休む事 等、 ) [Mon 16 Nov 2009 22:04:56]
紅梅 > ( こん、 こ ン。 小さな咳 )  ――― ... ( は、と吐く息は熱のこもったもの。 身の内にある熱を吐き出すが如く )  ( 滲んだ視界は、目に涙が薄く膜を張っているせい。 )  ... ( 身を冷やした所為で引き起こした感冒は、同行者たちにうつるものではないだろォことが幸い ) [Mon 16 Nov 2009 21:54:59]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『     ... ( 宿の室の、 内 )』 [Mon 16 Nov 2009 21:48:14]
お知らせ > 紅梅さんが退室されました。 『   ... じゃァ 布団も頼んで  おィで。 』 [Sat 14 Nov 2009 00:48:03]
紅梅 >   ―――― ン、 ( 頼みにゆくと云ゥの なら、 先ほど浮かべた一輪挿しの有様 キミに伝え、 )   ... ( 消えてゆく背に ) [Sat 14 Nov 2009 00:47:25]
紅梅 > ( 頷きに、 )  さァ 如何だろ ォ。 ( 主は答える )( 唇のみの笑みで )   ―― 其れに 花らしくなィ。 ( 花弁は無いよ、 小さく添える呟き )  ―― うン 海の珊瑚に対し 地に生ゥ 珊瑚、 ( 正しく。 紡がれた名に 漏れた笑みに、 微か頷く )   ... ( 向けた言葉 受け取り返す言葉は小さなすれ違い。 けれど、其れを正す事は無く )   ... うン、 ( これで十分 )  嗚呼 でも、怪我をせぬよォに ね。 ( 手折る手やら、 林に入る足やら、を ) [Sat 14 Nov 2009 00:45:52]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『( ぱたたたた ッ、と 足音は 軽く。 )』 [Sat 14 Nov 2009 00:36:30]
ハニィ > ―― じゃあ ハニィ、 これッ お願いしてくる の ッ、 ( 仙寥。 )( 飾る入れ物下さい ッて お願い。 )  紅梅さま ッ、 紅梅さまッ、 戻ッてきた らー、 一緒に 寝ても いーい? ( なンて、 問い掛けを 投げて、 ) ( お返事は 帰ッたら 聞こう、 )  ( 駄目だッたら 一人で、 眠るけれど。 ) [Sat 14 Nov 2009 00:36:03]
ハニィ > ( こッくり一つ 頷いて、 ) ( 逸れた視線の後 追う様に 視界に映るは夜の色、 )  ( 声に、再び 主様へと 視線を戻す。 )  うー、 うン ッ、お家 にッ、 ( 頷きながら、 )    ――― 小さい のぅ ? ( 此の紅い実のお花は。 気付かない位小さいンだろうか。 )  うゅ、 …くさ さンご ッ、 ( やり直し。 )( 今度は云えた 筈。 ちょッと恥ずかしそうに へら ッと笑い。 )    … 、 ( 寒くない、 寒くないン だ、 ) ( 触れた頬は 冷たいのに、 )  うンッ。 あッたかい のぅ、  ( お外は寒かッたけど、 )( 此処は 寒くても 暖かい し、 )  ( 手もきッと もう 暖かくなッたンだろう。 )  ( 主様の笑みに、 にしし と嬉しそうに 楽しそうに 笑い、 )  これで だいじょーぶ なのぅ 、 ( 赤色が綺麗だからかな、なンて。 主様の頬から手を離し、 両手で仙寥を 持つ。 )  他の ッ、 うン!探してみる のぅ ッ、 ( 何があるンだろう、 ) ( わくわく する。 ) [Sat 14 Nov 2009 00:33:31]
紅梅 >     ...... そゥ、 ( 返る声は仄か ) ( つィと逸れた視線は背後の夜色を臨み )  ―― 其れ は、 ( 掛けられた問いに 再びキミへ流れる、視線 )  邸 に? ( 戻るのを忘れそォか と。 問ゥているのだろォ か ) ... きっと 気付かぬのではないか な 。 ( 実に比べ 酷く地味で小ィさな白の花に、 は )  さん ご。 ( コトノハを繰り返し )( 正す。 )  寒くなィ よ、 ( たとィ 身体が寒さを訴えよォ と )  キミの方ォがあたたかそゥ だけれ、ど ( 柔らかな頬。 輝く瑞の瞳を黒に映し 微笑むは目も唇も共に )  ... コレ で、 じゅゥ ぶん。 ( 一輪挿し―― 薄香の地にほンのり 赤香の線が走る地味な色合のものが好い、 きっと艶やかな葉と実を良く引き立ててくれよゥ。 ) 次は 他の  両、も 探してみると イイ。 [Sat 14 Nov 2009 00:23:57]
ハニィ > ( ぱちッと 瞬きをひとつ してから、 ) うううー… ッ、 ( 悩むよに 首を傾げて、 ) 忘れて しまわ ないッ、 ( と、思う。 此処は新鮮で、目新しいモノばかりで、楽しいけれど、 ) ( やッぱり ちょッと 疎外感。 )  紅梅さまはぁ ? ( 問いを 返し。 )  … 実ッ、 お花もみたかッた のぅ、 ( 紅い色の実だから、お花も紅いのかな なンて。 )  くさ だンご、 せンりょう ッ ! ( 繰り返された言葉は ひとつだけ、聞き間違い。 )   寒く なぁ い ッ? ( 此処はお外と同じ位寒い と思うのに。 )  … ンンー、 ( 頬に ぴとッと触れた手は 外から戻ッてきたばかりの己の手に 僅かな、仄かな、 温度を。 )  ちょッとあッたかく ってぇ、 ちょッと 冷たい ッ、 ( なンて 言葉、 ) ( 黒蝶が 室内で主様の傍に ぴッとり 居るのは、 きッと 寒くて 冷たいから だ。 )  … ! うン ッ! ( 飾ッて貰いたい、 ) ( 何度も頷きながら  差し出された 其れを受け取ッて、 )  もう少しあッた方が 綺麗― ? ( 賑やかかな、なンて。 首を傾げながら 紅色を 見つめる。 ) [Sat 14 Nov 2009 00:03:44]
紅梅 > ――― 帰るのを、 ( ぽつ、 )  ... 忘れてしまいそォに なる ? ( 微か。 首を傾げ 問ゥ ことのは。 )  ――― 花 は、梅雨の頃に。 ( だから此は実だと、 ) ( 手のひらに増えた重みを見下ろし乍ら )  そゥ。 くささんご。 せんりょ ォ。 ( 小さく頷き ) ( 繰り返 し、 )  ――― いや ァ ? ( 身体は寒いやも知れぬけど。 もっともっと、冷えれば 好いのに )  ... キミのみたてでは ど ォ? ( 触れた手に 此身体は熱を伝えている? ) ( とォに仕事を終えた仲居は、はなひるおとを聞く前に 既に、おらず。 )   ( 広い室内であるのに キミも俺も窓の下に小さく蟠り )  飾っておいて もらゥ... ? ( 仙寥 )( てのひらにのせたまま )  ( 其の重みをキミへ差し出す ) [Fri 13 Nov 2009 23:55:14]
ハニィ > ―― 色々ねッ、 あるのぅ ッ、 ( 数日探検しても未だ足りない位に。 にししッと、笑いながら そンな 言葉を返し、 )  ――― お花 じゃない のぅ、 これ なぁに? 実? ( こてーン、と首傾げたまま、 ) ( 差し伸べられた手に 其の紅色を 乗せる。 )  草珊瑚? 仙寥 ? ( 紡がれた言葉に おンなじ言葉を 返し、 )   ―― うゅ ッ、 ( 揺れた主様を 見遣り、 )  ―― さ、 むぃ ? 紅梅さま、かぜ ? ( へな、と眉が下がり 途端心配そうな顔。 ) ( そろり、 と 其の額に触れようと 手を 伸ばさンとする。 ) [Fri 13 Nov 2009 23:44:13]
紅梅 >  ... そ ゥ 。 ( 其れは良かったと ) ( 応ゥる声は何処か平坦。 殻許りで中身の無い )  ――― 嗚呼、 ( てのひら を ) ( 差し伸べれば 乗るだろォ か。 )  草珊瑚―――  仙、寥 ? ( 瑞々しい小玉の連なった紅玉に じィ と、視線を落とし ) ( 君の僅かに覚えた罪悪感等知らぬ侭 )   ... 、 ( くしゅり。 ) ( 小さく体が揺れて下を向いた。 袖几帳が口元を覆ゥ )  ( 黒の内に燈る橙と手の内の紅 )(  未だ温まらぬ室の内蟠る色に胸の内にどろりと澱む  澱(おり) ) [Fri 13 Nov 2009 23:35:00]
ハニィ > ( ひンやりと冷えたお部屋の中で、 窓の傍に寄り掛かる主様は 、 )  …、 ( どこか、闇に 消えてしまいそうな、 そンな、 )  ――――― 、 ( ゆるり 、そろり 近付いて、 )  起きて たー? ( 最初から。 ) ( 首を傾げて 尋ねる間は、 ずうッと 主様を見つめて。 )  ( 笑ッているのか 其れとも、 ――どこか 感情が読めない お顔を、じい ッと。 )  … うン ッ、 ゆーいぎ ッ! ( こくり こくり、二度ほど頷き、 )  これねー、見付けてね、紅梅さまに ね、 綺麗だから見せようと ―― …  ( 手に持ッた赤い実が付いた葉 千両を、 主様へ向けるけど、 )   …、 ( ふと、 取ッて来ちゃいけないものだッたのかも なンて 思考。 ) ( 仲居さンが 付けてくれた灯りと暖は ほンわりと 優しい色で。 暗いお部屋より 随分 落ち着く。 ) [Fri 13 Nov 2009 23:19:41]
紅梅 > ( 開けた障子窓からも  嗚呼、 光は差し込まぬ。 )  ―――― ( 呼び込む筈の夜気も既に室内の空気と同じ涼 ) ( 垣間見た夜色は  嗚呼、 此侭飲み込まれてしまいそォ なのに  飲み込んではくれぬ、無慈悲 )  ―――― ( 足音が近くなろォとも、 視線は 其侭 )  ( 掛けられた声に ようよォ ゆる、と動く )   ... いいや ァ ? ( 細められた目は笑わず ) ( 淡く弧を描くは唇のみ )  ( 其は君の所為では無けれど。 怒っているのでは無けれど。 )  ――― 散歩は  有意義 ? ( 楽しかったかと )( 問う間に仲居が。 断りの言を述べ、暗き室内に灯りと暖を点す ) [Fri 13 Nov 2009 23:12:04]
ハニィ > ( お部屋を出て、仲居さンに火鉢を灯りをお願いして、 ) ( ぱたたたッ と、再び響く子供の足音。 )  ―― お願い ッ、 して、きたのぅ ッ、 ( 持ッていこうと思ッたのに 駄目ッて言われた なンて、へろり、眉が下がり。 )   ( 再び 踏みこンだお部屋で、 主様はさッきの場所じゃ無く、 ) ( 窓の方、 )   ――― 紅梅さま、 …、 ( そろ ッと近付いて、 )  起こしちゃッ た … のぅ ? ( ハニィが、 ッて問い掛けながら 小首こてン。 )  ( 買ッて貰ッた薄黄色の着物に、 手には赤い実のついた 葉を持ッて。 ) [Fri 13 Nov 2009 23:02:45]
紅梅 >   ――― … ( 寄り来た気配が 再び離れゆけばふと零す息 )  ... ( 畳みに手をつきゆるゆると起き上がろォ か ) ( ぐしゃり、乱暴に髪を掻き上げた )   ( 座り込んだ背 後ろに傾げればとんと壁に行き当たり 首に当たるは障子窓の枠 ) ( 後ろを振り返らず見当だけで窓を辿り数寸許りカラカラと開け夜気を入れ込もゥ ) [Fri 13 Nov 2009 22:53:08]
ハニィ > ( 洩れたくしゃみに 洩れる呟き。 ) ( パッと口を抑えて、 )   ―――――― …、 ( 主様が起き上がる気配は 無い。 ) ( 寝てる? なンて、小首を傾げ、 )  ( ゆるり、 そろり。 忍び足が 近付けば、 )   ―――― ッ、 ( ぽつン と告げられた 声音に、 ) ( びくッと肩が跳ねて ぱちり、瞬きを。 )  …、 ( 起きて たッ 、 )  ―― 火鉢 と 灯り ッ、 ( はいッ てお返事すれば 回れ右。 ) ( ひンやり 足先から 身体が 冷える。 お外と同じ位 お部屋の中も寒かッた 。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:43:38]
紅梅 > ――― 其侭 回れ右。 ( ぽつン ) ( 告げる静かな声音 )  ... 誰ぞ仲居を呼んで 火鉢と灯り、を。 ( 頼んでおいで。 )  ( 必要だろォ から。 キミには、 )  [Fri 13 Nov 2009 22:38:55]
紅梅 > ( そンな、黒蝶の有様に 何も、主はこたえる事無く。 )( ぱたたたッ と響く足音は、其の室の前で 止まる。 )   ――――――― 、 ( うろ、 と迷う様な足。 )( 闇の中で 主は微笑もう? )( 戻るなら 止めず。 )   ( こそッと、 忍び足で 室内へと 踏み込む気配ひとつ。 )   ( 転がった侭 起き上がらず に、 )   ―――――――― ぁ 。 ( と、漏れる呟き、 ) ( くしゃみ二回 美人の噂か風邪ひき か。 )  ( すぴ ッと、鼻が鳴る。 )   ( 寝転び 丸まった其侭で 忍び足 待ち。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:37:56]
ハニィ > ( そンな、主様の思考は 何も、黒蝶には届く事無く。 ) ( ぱたたたッ と響く足音は、其の室の前で 止まる。 )   ――――――― 、 ( うろ、 と迷う様な足。 ) ( 寝てたら 如何しよう? ) ( 寝てたら 戻ろう。 )  ( こそッと、 忍び足で 室内へと 足を踏み入れようか。 )   ( 寝ていたら 起こさなよう に、 )   ―――― ッ くしゅ ! ( と、思ッたのに、 ) ( くしゃみッて 本当空気読めないン だ。 )  ( すぴ ッと、鼻を啜り。 )   ( 寝転び 丸まる主様へと 忍び足 再開。 ) [Fri 13 Nov 2009 22:21:41]
紅梅 >   ――――― ( なにもないせかいに ) ( 踏み入るは小さな嚔の音 ) [Fri 13 Nov 2009 22:15:28]
紅梅 >       (  此侭 目覚めなければ好いのに 。 )   [Fri 13 Nov 2009 22:15:13]
紅梅 >       (  此侭 朽ちてしまえば好いのに 。 )   [Fri 13 Nov 2009 22:14:58]
> ( 其の音は、 室の外、廊下の 奥から。 )  ( ぱたたたッ、 と 小走りで歩く足音の 間に、響く。 )  [Fri 13 Nov 2009 22:14:19]
お知らせ > さんが来ました。 『 ―― ッ くしゅ !』 [Fri 13 Nov 2009 22:12:52]
紅梅 > ( ふと息を零し )    ッ くしゅ、 ( 其れに誘発されたよォ 鼻がこそばくなって、また身を丸め右に転がる身体 )  ―――――― … ( すン 、 ) ( 頬から下を袖几帳で覆い乍、小さく鼻を鳴らす )  …… ( 安堵する胸の内とは裏腹に ) ( 身体が熱を欲しがってふるりと自己主張す。 )    ... ( 侭為ら無い ) (  口元を覆ゥた袖の下、苦笑に唇が歪んだ ) [Fri 13 Nov 2009 22:10:29]
紅梅 > (  ころン )  ... ( 身じろぎの侭体が傾ぐに任せる侭 肩が落ち、仰向けの姿勢 )( つと頬を辿れば、指先に触れる歪な感触。 右頬には眠りの証が確かに残っていて苦笑する――畳のアトが ) 寝て許り だ、 な ァ ―――― ... ( 此方に来てからずっと )( 邸の内では張っていた気が緩む所為やも知れない ) ( 暗い室内は灯りも無く暖も無く人の気配も遠く―― )    ... ( 暗く冷たく静けき ) (  其に重たいモノが胸の内に蟠ると同時、 酷く安堵した ) [Fri 13 Nov 2009 22:03:46]
紅梅 > ( 右向きに横向きに幼子のよに軽く膝を折り )  ...... ( 肩に羽織っていた着物が畳の素朴さの上に艶やかに舞い広がっていた ) ( 目覚めてからつとも動かなかった身は、よォよォ少し身じろいで )    ... ン、 ( むずかるよゥに 眉を寄せ、顔の前に手を掲げる ) [Fri 13 Nov 2009 21:55:16]
紅梅 > ( 何時の間にやら身の内に溜まっていたよゥ。 ) ( 覚醒は半ば。 茫洋とした視界に映るは、整然と続く畳の目と意匠を凝らした優美な縁許り )  ―――― … ( 濃く馨る草の香 ) ( 其の侭浸っておれば ツン、と鼻奥を刺激されて数度慌しく瞬く )  ( 常訪れる宿の 常宛がわれる室の内 ) [Fri 13 Nov 2009 21:47:43]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『(  ―――畳の香が )』 [Fri 13 Nov 2009 21:42:23]
お知らせ > 白夜さんが退室されました。 『( てけてけ。歩き始めるのでした。 )』 [Fri 12 Jun 2009 20:53:27]
白夜 >   あとね、あとねッ ……  てりゅすおねぇちゃんには、 『いちごのあめ』 なの。 それとー …… えッ と …  れっどふぉっくすのおにぃちゃんには、 『ぱんのみみ』 ふくろづめ、のがいーの。 びゃくや、おいしかったの。でもでもぅ …… みつかんないの。  ( きょときょと。周囲を見渡してみるも… )  おはなやさん、とか おにくやさん とか ……ふぇ…。 めりけんさっくやさん とか みつかんないのぅ …。  ( お花屋さんと、お肉屋さんッてのはわかる…。スゲーよくわかる。だが『メリケンサック屋さん』ッてのはどういう店だァ―― !? とか、怖い人がいらっしゃりそうなのを察したのか如何か、 )  …… びゃくや。 しんぱい、かけちゃうの。 おやど、もどるの。 ( 入手出来たお土産は、葛饅頭の詰め合わせのみ、でしたが… うさみみの萎れ掛けた白夜は。入手出来た詰め合わせを、『唐草模様の風呂敷包み(深い緑色)』に包み。背負うと…、 ) [Fri 12 Jun 2009 20:53:04]
白夜 >  ……… ( 数分のフリーズ後、漸くと自己解凍した白夜。お財布から無事、『千二百エン』取り出し店主さまへ。交換に、『十個入りの葛饅頭』を入手。 )  できたの。 びゃくや、おかいもの できたの…!  ( 恋人さま宅への訪問同様、葛饅頭の詰め合わせも奴隷ギルドに御持ちすることとなりそうです。職員さま皆様で、どうぞお召し上がり下さいませ。 …そして、次に白夜の思考がいったのは ) じゃすてぃすおねぇちゃん、と … ぶろうんおにぃちゃん! ……えとー。 おにぃちゃんには、 おにく!うさにくじゃない、おにく。  …… おねぇちゃんには ( 数秒の沈黙の、後。 )  『めりけんさっく』 ッてゆうの、おみやげにするの …? ( こてん、小首傾げておりますが… 一度、この兎ッ子をメリケンサックの威力試しに遣ってみるのもイイかも知れません。 ) [Fri 12 Jun 2009 20:39:01]
白夜 > ( てけてけ。 兎ッ子はお店の並ぶ明るい通り道を、歩いております。 )  んッ とねー…  びゃくや。 おみやげ、かんがえちゅー、なの。 えとね… ( てけてけ。 歩みを止めることなく。 ) あず には、おはな。なの… あかいの、びゃくや。かえったら、あずのとこ、おいてくるの。 ( 今は亡き、最愛の恋人さま。彼へのお土産は、紅薔薇の花に決定した様で。 ) あとね、 ……おべんきょー、おしえてもらったの。 えるせんせぇ にも、みつけるの。 ( 通り掛かったのは、和菓子扱っているお店でした。店先に展示されたそれらを凝視した後、 ) … えー ッと、 おまんじゅー…! ( 奴隷ギルド職員のエルさまへのお土産は、葛饅頭に決定な様子。 ) おじちゃん。 びゃくや、これ。 これ、にしたいの。 おねだん、おいくらですか、なのぅ…? ( 店主さまにお伺いすると、千二百エンとのお答え。… 白夜の脳裏で、その金額が反芻され始め。巾着型のお財布の口開けた後、数分、白夜はフリーズ致しました。 ) [Fri 12 Jun 2009 20:27:58]
お知らせ > 白夜さんが来ました。 『( お土産を買いに―― 、 )』 [Fri 12 Jun 2009 20:17:01]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『(――面倒だ、包丁もお菓子も両方買ってしまえ。(-15000)』 [Fri 12 Jun 2009 01:12:58]
君影 > 全然構わない。 私もこの後の用事は何も無いから。 ( 金物屋があるところは―――とその場所を口にしよう。 元々私も最初は包丁を買う心算だったのだ。 どこら辺にあるかはチェックしている。 ) 日もちどれくらいしたっけな……自分用に一つぐらい私も買おうか。 ( 元々それ程大喰らいではない。 自分の分は小さめの奴を出立する前に旅館で買っておこう。 ) 多分な。 ( ドライな奴だ。 そう思っている。 )( けどそこまでドライだったら部屋に食糧持ってやってきたりするだろうか。 頻繁にあっちに泊まったりして文句を言われないだろうか。 ) ………嫌われては…ないだろうな。 ( ―――けどやっぱり好かれているかは知らない。 同僚以上友人未満? それとも普通にただの友人か。 まったくあいつは無表情で良く分からない。 ) なるほど―――なるほど。 観察ってそんな所をみるのか。 ――――戻ったら蜷にしてみる。 ( 君影は小さく笑ってその微笑みに答える。 そっか。 観察ってそういう風にするのかっていうのも知れて。 )( 個人的には微妙な線かな。 それよりこっち?なんてお土産選び。 そういえば蜷へのお土産は結局――――えっと。 ) [Fri 12 Jun 2009 01:11:58]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『( しばしまったりと、お土産選びに勤しもう。 )』 [Fri 12 Jun 2009 01:01:33]
ナキア > ―― では、お菓子を買った後やっぱり金物屋さんも覗いてもいいですかー? ( とか、おずおずと。 どこにありましたっけ、なんて尋ねよう。今まで全然候補になかったから、場所のチェックとかもしていない。 購入した後はきっとほくほくと、君影さんのおかげでいい買い物ができたと喜ぶのだろう。貴女とこういう話をしなければ、買おう等と思いつかなかった品だから。 ) ふむー…、 じゃぁ普通のと、あと旅館の方で温泉のと、二種類買っていく事にするですかねー…、 ( お饅頭。何箱くらい買えば足りるかなと頭の中で配る相手を思い描きつつ。 ) そうなんですか? ( きょとん、として、魔女も少しうぅん、と悩み声。 ) でも、君影さんや乙女から聞く人物像ですと尚更…、 失礼ですけれど好意を持たない相手なら話とか、余り相手にもなさらないのでは…と。 ( だから好意を持たれていると思ってもいいんじゃないかと。 あくまで端々に聞く言葉からの推測であって、実際どのような人物かは魔女にはわからないけれど。 ) そうなんですかー? ふふ、じゃぁ逆に君影さんも彼女を観察してみるとか。よく着ている服の系統だとか、どんなものをよく食べているかとか。よくする仕草とか…、注意してみると気づくこともあるかもですよ。 ( なんて、微笑ましげにころころと笑った。 ) ( あぁ、これなんかどうでしょう?美味しいですかね? とか、土産物屋の店先にならんだ饅頭を示して村への土産のご意見を仰ぎつつ―― ) [Fri 12 Jun 2009 01:00:52]
君影 > ( ワラビーをこねて刻んで――――ガッデム。 ワラビー餅。 なんて恐ろしい料理なのだろう。 ) 手慣れてるから職人の腕が良い。 自然と商品の質も良くなる。 お勧めではあるかな。 ( 私も仕事道具を補充させてもらったし、買ってみて損は無いだろうという。 お陰で金欠になってしまったわけではあるがな。 ) そうだな。 私達が泊まっている旅館の方でも売っていると思う。 お土産としてはポピュラーだけど、だからこそ外れはないかな。 ( 一人で食べる分には多過ぎるしお土産にはうってつけのものだろう。 ) ……………… ( うーん ) ………どうだろう。 向こうはこういう時にサラッと否定するんだろうな。 ( そう、仕事の同僚と頷いた。 忍びとしてはそれが正しい姿。 もし彼女が本当にそうしたとしても、それは称賛こそされども批難される謂れは無い。 ) そういう事をあいつと話す……か。 ………考えた事もまるでなかった。 ( 他愛もない話とか世間話とか。 私はそういうのを喋らない。 蜷もそんなにしてこない。 だから自然と口数の少ない空間が出来上がって、それでいいかなってとも思っていたんだけれど。 ――――そんな事を喋ってみるのもまあいいかなって。 ) そうだな。 全然自分の事喋って無い。 けど何か観察されて向こうは一方的に私の事知ってそうだ。 ( ん、何かそう考えると腹立ってきたぞ。 くっそう、一方的に知られるなんて不快だ。 私も蜷の好きな物が何か聞いてやる。 ) [Fri 12 Jun 2009 00:46:12]
ナキア > ( 可愛いけどワラビー餅だと悲惨だと思うんです、色々。 ) ですよねぇ… あぁ、でもこっちだと包丁も切れ味良さそうですから私も一つ買っていきましょうか… ( とか、ちょっとぐらぐら悩んでみたり。 大きいのだと高いし、小さいのでもいいかな、とか。 もっとも普段は菜食主義なので余り使う機会がないが、乙女たちが居る時は肉魚も扱う。 ) なるほどー。 そういえばオンセンマンジュウ、とか売ってましたねぇ。 ( 温泉あるところだし。旗とか立ってそうだ、温泉饅頭。お饅頭なら一箱にたくさん入ってるし、大人数のお土産にもいいかもしれない。 )  …、 ( 貴女の反応に魔女は おや、とゆっくり瞬き ) …違ったですか? 同僚って…お仕事の? ( そういえばお仕事なにしてるんだろう、と思ったけれど深くは訊かなかった。初対面の時の乙女と貴女の会話や、盗賊の件で漠然と戦闘職、とは知っているし ) そういえば、以前も何なら喜ぶのか良くわからないと仰っていましたっけ。 ―― ふふ、帰ったらそういうことを尋ねてみるのもいいのでは? ( 普段何を話しているかわからないけれど。同僚、なら仕事関係のハナシばっかりなんだろうかと ) 逆にそのニナカズキ、さんも、君影さんの好きそうなのはわからないかもですしー…、 ( 魔女は、リャンへの溺愛ぶりやけるべろすへの態度から動物が好きなのかな、という事と和菓子の事くらいはこの旅行中に知れたけれど。 ) [Fri 12 Jun 2009 00:28:04]
君影 > ( なんか可愛いのが頭に思い浮かんだ。 そうそう、あれと葛餅は作りは大差無いらしい。 ) こっちの技術は流石だから良い物買えると思ったんだけど。 良い物はやっぱり高くなるのがね。 ――――そうね。 私はこっちに移ってきた人だから、斬るより叩くのが目的の刃物を見て少し驚いた。 ( 逆もまた然り。 斬るという事を追求した日本刀とは一線を画す西洋剣の在り方を知った時はへぇと思った物だ。 更には中東のまで混ざってるんだから同じ刃物といってももうどれがどれだか。 ) 一般的には甘い物がやっぱり良いと思う。 素直に餡子の物とか、基本はお饅頭系統とか。 ( 一般的に好きそうなものといえばそれだろう。 和菓子といえば最初に思い浮かぶのは餡子。 私だけかもしれないが。 ) ――――友達……… ( その言葉に少し複雑そうに眉根を寄せた。 ) 友達……なのかなあアイツは? 同僚というか……何考えているのか大して分からない奴って言うか………――――そういえば知らないな。 蜷の好きな食べ物。 ( ――――というよりも考えてみたらあいつの事は全然知らなかったんだな。 ) [Fri 12 Jun 2009 00:16:29]
ナキア > わらびー…… ( うっかり小型カンガルーみたいな発音になりつつ。 でもわらびもち、は聞いた事、もしくは本で見た事があるかもしれない。ふにふにしたやつ。 ) あぁ、刃物は高いですよねぇ。その分鉄やら造りやらは悪くないのでしょうが…、 トキノミヤコ系は刃物も独特ですよねー。 ( カタナ、とか。斬撃打撃系の多い西洋の武器に馴染みがあると、切断系は珍しい。ハッシュさんも愛用のシャムシールは切断系だろうが、あれはまた文化圏が違う。 ) はい、どういうのがいいでしょうねぇ…君影さんのお友達さんは、何かお好きなものとかあるんでしょうか? ( ニナカズキ、さんといったっけ。 お菓子、なら何を買うかとか目星はついているのだろうかと。参考に尋ね ) [Thu 11 Jun 2009 23:57:58]
君影 > わらび餅みたいな奴っていえばいいのか……まあ実際に食べてみれば分かることね。 ( 似た和菓子の名前を挙げてみたけど多分それじゃ分からないだろう。 私だってケーキとか洋菓子の名前で言われたってどんなものか想像がつかない。 きっと黒犬の鼻にはきな粉と黒蜜の甘い香りが届いただろうか。 ) しかし包丁悪くないのを買うと高いのがな……少し散財しすぎた。 だから先にお菓子見て回ろうと思う。 ( それで決まらなかったら金物屋に。 君影はそう提案すると黒猫と黒犬、それから魔女と一緒に土産屋が並ぶ辺りへと向かう。 和菓子なんかは人並みのトキノミヤコ生まれぐらいには知っている。 約束通りそれぐらいなら手伝えるだろう。 ) [Thu 11 Jun 2009 23:49:23]
ナキア > くー…もち ? ( キナコとくろみっつの。 キナコ、くらいは聞いた事あるけれど。貴女の返答に首を傾げ。暑い頃に食べる甘味なのだろうかということだけ、添えられた言葉から理解した。 ひくひくと鼻を鳴らせば、黒犬には和菓子独特の甘みが感じられただろうか ) あぁ、以前仰っていましたものねぇ。 では、金物屋さんですかー? お菓子、なら私も村の人たちのお土産にしようかと思ってたですから、お付き合いさせてくださいなー。 ( もちろん金物屋さんも一緒に回りましょう、と微笑んで頷き。 お菓子のことは良くわからないので、以前の貴女のお言葉に甘えて選ぶの手伝っていただこうかと。それこそ葛餅でもいいかもしれない。 お土産店の並ぶ方へ、傍らに立って歩いてゆこうか ) [Thu 11 Jun 2009 23:40:49]
君影 > そうね。 ぴったりの良いタイミング。 ( 近寄って鼻を鳴らすけるべろすに一瞬首を傾げたけれどその意味を理解する。 ) 葛餅。 きな粉と黒蜜のね。 そろそろ暑くなってきたから。 ( 中々美味しかったと。 地元のお菓子だからか和菓子はやっぱり食べやすい。 ) 包丁でも買おうかな―――って思ってて。 もしくは手軽に安く済ませる為にこっちのお菓子でも。 蜷の所の料理少し風変わりだからそれもいいかなって。 ( 素直に土産物を食べ物にするのを思い付いたのは葛餅を食べていた時、本当についさっきの話だが。 ) [Thu 11 Jun 2009 23:32:05]
ナキア > そうですか、なら調度良かったですねぇ。 ( 安堵を言葉に滲ませながら、魔女は軽く頷いた。 可愛らしい猫の仕草に笑みが深まる。 黒犬は貴女の声にわん、と小さく応えると、貴女の食べていた物が気になるのか近寄ってふんふんと鼻を鳴らした。その様子に魔女も、何を食べてらっしゃったんですかー?と貴女に気軽に尋ね ) では、行きましょうか。もう行きたい店の算段はついていますー? [Thu 11 Jun 2009 23:24:05]
君影 > ナキア。 ( 声をかけてきたその人の名前を私は呼ぶ。 その言葉と済まなそうな態度に小さく首を振った。 ) 違う。 これからお土産でも見に行こうかと思っていたところだから構わない。 ( その挨拶に黒猫はニャーと右手を上げて返事する。 そして私もけるべろすーとちょこまかしている黒犬に相貌を崩しながら手を振ろう。  [Thu 11 Jun 2009 23:16:58]
ナキア > ( 少し離れたところから、そう貴女を呼んで小さく手を振る人影ひとつ。 ) こんばんは、あ、 …もうお帰りになるところだったですか? ( 間の悪い時に話しかけてしまっただろうかと、貴女に歩み寄りながら申し訳なさそうに小さく肩を竦める。 ふと貴女の姿を見つけて、以前に言っていたお土産探しでもどうかと思ったのだけれど。 近寄れば、リャンもこんばんは、と傍らの猫にも笑みを向けよう。魔女の足元にも黒犬がちょこまかと、魔女の足を追ってきている ) [Thu 11 Jun 2009 23:11:50]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『 ――君影さん、 』 [Thu 11 Jun 2009 23:07:25]
君影 > ほんとの所どうしようかな。 さあリャン。 そろそろ能面で無表情なあいつへのお土産でも買っておこうか。 ( お茶を飲み干した女は代金を払い腰を上げる。 別にあげなくても文句なんて言わなそうな奴なんだけどな。 そう、とか特に感情見せずに一言で終わってしまいそう。 まあそれはお土産上げても一緒か。 ) [Thu 11 Jun 2009 23:02:07]
君影 > ( 周りにいる男なんていったら……MJとかあとは話した事は殆どないけれどハッシュとか。 それとだ。 それからあと他の私の男の知り合い。 ) ―――――― ( ――――――― ) ――――……ねえリャン。 そういえば私、そもそも男の知り合いなんて殆どいなかったのよね。 ( 観察しようにもその対象が見つからない。 やっぱりここはMの字とか、もしくはハッシュあたりをやるべきなのか―――― ) [Thu 11 Jun 2009 22:37:13]
君影 > 観察ね……なんで私がそんな事。 ( 艶子が言っていた事。 よーく観察してみると男たちにも良い所があるって。 そんな馬鹿な。 だって男じゃないか。 ) …………観察ね。 ( まあ、暇だし。 機会があったらやってみるとしよう。 それをしたとこで私になんか損があるわけじゃないんだから。 ) [Thu 11 Jun 2009 22:17:34]
君影 > ( 弛緩している。 )( 一か月も緩みっぱなしでいるとこういうものか。 今私に視線を向けている人。 視界の端にいる人物が何をしているか。 挙動不審な人物の発見。 そういう事が殆ど出来てない。 ) 出来てないのか、ただしてないだけなのか。 ……どっちだと思う、リャン? ( 葛餅を口に運びながら傍らの黒猫へと問い掛ける。 膝の上に乗ってきた猫又はニャーとどっちなのか人間には分からない答えを返した。 )( まあいいか。 緩んだ糸は張り詰めればいいだけのこと。 それはヴェイトスに帰ってからでも遅くないだろう。 ) [Thu 11 Jun 2009 22:04:31]
君影 > ( 茶屋で渋めの緑茶が入った器を手にした女の横にはいつも通りの黒猫もいる。 おめかしというのも変な話だが今日はちゃんとした着物の姿。 こっちに来てからは普段の服よりもこの格好でいる方が多いような気がしている。 ) ―――― ( ぼおっとしている様子。 私と同じ肌の色、髪の色の連中が通っていく様を眺めていて。 )  [Thu 11 Jun 2009 21:54:47]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『人通りなんて物を私は眺めている』 [Thu 11 Jun 2009 21:47:49]
お知らせ > ミレイユさんが帰りました。 『( …どうすれば。 何ができる。 )』 [Sun 7 Jun 2009 03:16:59]
ミレイユ > ―――ああ… ああ。 ままならないな。 こんな思いさせてるのに、それに答えようとしたら私は、どうしたって私が滅びれば良いんじゃないかなんてことを考える。 できやしないのに、悩んでるんですって言い訳したいのか… 何にせよ時間ばっかりあるんだから。   …ごめん。   ( こんな話、フェンともしてる気がする。 どうかしてる。 …きっと、独りというのはそういうことなのだろう。 )   ………。   ( 帰ったら、また独りだ。 今の仲間には、知る限り人間捨ててるやつしかいない。 むしろ、そんなものに縋るのは恥だと思っているような。 だが、それでも、あの環境はボーダーラインで、行く当てのない野良にはそれ以上望めない。 単体でいればどういうことになるか、それこそステアだと、身を持って知っている。 ならば――― )   ( これも、フェンと話したことか。 流れは違っても。 ) [Sun 7 Jun 2009 03:14:02]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『一緒に居れる時間は限られているけれど、別れが来るまで私は色んな事を話し続けた。』 [Sun 7 Jun 2009 02:48:40]
艶子 > 言うな、言うなよ。 私がやってることは、とんだ間違いだってのは判ってる。筋だって通ってないし、滅茶苦茶だ。でも… できないんだ。 …今日はちょっと、昼間に湯当たりしちゃって、きっとそのせいだ。 ( なんて、そんな事を言って話を誤魔化そうとした。 ――二年じゃ足りない。きっと、二十年でも足りない。ミレイユが人を襲っているという現場を実際に目撃しない限り、私は他の吸血鬼は殺せても、こいつだけはきっと殺せない。…ああ、特別を作ってはいけないから、全部滅ぼすんだって決めたのに。 これもきっと湯当たりしたせいだ。 ) ……ああ、その意気さ。その意気だ、ミレイユ。 案外根性でどうにかなってしまったりするものだから―― お前のこと、信じるから。 うん、間違いじゃ無かったって、私に言わせ続けろ。 ( 相手はずっと年上だけど、背は私の方が上だ。だから抱きあう掌でミレイユの頭に触れて、そっと抱き寄せる。 ) ――――。 ( それから言葉も無く、暫く抱き寄せた手はそのまま。 …漸くして少しだけ身体を離すと、少し落ち着いたのか幾分かましな笑顔を見せて。 ) [Sun 7 Jun 2009 02:43:24]
ミレイユ > ―――…そうか。 ( どんなやつだった?とか、聞いてみたい気もするけど、いらない。 本質的に敵であるのに、そもそも線引きなんてしてはいけないのだから。 害になる・ならないをその時点で判断できても、一般的にはヒトより遥かに長い時間を生きるヴァンパイアが、どこでどう変わるかなんて誰にも保証できない。 ) …なのに、私は殺さないのか。 私がファームを出たあの時は、分かるよ? 私達を守るために戦ってくれた。 だから殺せないって、当然だ。 ―――二年じゃ足りないか? 私がどこで何をしているのか、分からなくなるまでに。 ………。 ( 何、言ってるんだろうなあ。 …謝るツヤコの声だとか、ちょっと痛い腕の力とか、そういうのを感じて、首を振る。 ―――ナキアには、つい甘えてしまうのだけど… 何て言うかツヤコ達、人間にはお姉さんぶりたがるのがミレイユだ。 それが、甘えていないということにはならないとしても… ナキアとの再会に次いで、こうして獣医のミレイユに引き戻される瞬間は、タフなところもある自分を思い出す。 )    ん。 ―――〜うん。 ごめん、ごめん。 …好きなこと言って、ツヤコに判断を押し付けてるだけだ。 死ななきゃならないなんて分かってるなら自分でどうにかしろって話で――― …がんばるよ。 前もそう言って忘れてたけどな。 助けて見逃して、友達やってて間違いじゃなかったって言わせてやる。   …やり方、分かんないけどさ…   ( ぐり、と肩に額を押し付けて、もう一度しっかり抱き返そう。 …大丈夫、こんなに近くで温もりを感じても、その源が欲しくはならない。 飢えてないと言えば、それまでだが。 ) [Sun 7 Jun 2009 02:17:25]
艶子 > ( 私はとんでもない意気地なしだ。私が目指すもの、しようとしていることは、こんな甘い考えじゃ到底成し遂げられる筈は無い。単に成し遂げられないならまだ良いが、中途半端な決意は周りの色んな人を巻き込んで、台無しにしてしまう怖れがある。だからどんなに辛くても、苦しくても、やると決めたのならやらねばならないのに。――出来なかった。私が駄目なのか、変わるには二年という時間は短すぎたのか。 ) ああ、あった。…子供の吸血鬼だった。迷って、喚いて、騒いでる内に、隣に居たMJがやっちまった。でも、止めなかったんだから私がやったも同然だ。 ( 自分で決断する事ができず、代わりにMJの手を汚させたのだ。彼が私の右腕だというのなら、それは自分で手を下した事に代わりないのかもしれないけど。でも、それはずるい考えだ。 ――それに、吸血鬼に限らず、不憫だけど殺さなくてはならない奴を殺してきている。ミレイユの言うとおり、そして私が吸血鬼を滅ぼすと心に決めた理由のとおり、殺された奴は浮かばれない。 ) ( そう、信じている。信じようとしている。或いは、信じているフリをしているのかも。吸血鬼は人の敵以外にはなれないと判っているのに、信じているのだ。信じたいのだ。 しっかりと抱き合い、私はその手の力を緩めなかった。 ) …ごめん。 本当に…ごめん…。 ( こんな事したって、ミレイユは私以上に辛いと感じてしまうのに。 ) [Sun 7 Jun 2009 01:57:44]
ミレイユ > ( 肩を抱かれて、そっと身体を傾ける。 預けるように。 ) …そうだな。 全然ダメだ。 私の前に、決意を試される機会はあった? 殺されたやつは浮かばれないよ。 そんな中途半端な気持ちだったんじゃ―――… ( 意地悪な言葉は、消え入るように小さくなる。 …ツヤコは信じてくれているんだろうな。 その決意が弱いわけでは決してなく、この獣医のミレイユが人類の敵にはなっていないと信じてる。 きっとそれだけだと、本当はそう思う。 でも――― 今の私の立場は、とてもとてもボーダーラインで… それをまだボーダーラインだと考えること自体、実にヴァンパイア的な思考なのかもしれない。 …声が詰まって、きつく抱き返す。 …でも、その力はすぐに抜けた。 )   …逃げりゃよかった…    [Sun 7 Jun 2009 01:48:35]
ミレイユ > …ああ。 ツヤコも無事で良かった。 ………。 いやほんと、お咎めなし… とはいかなくても、二年後にこうして家族旅行できる程度で済んで。 ( …改めて考えると、何だか深い溜息が零れた。 …ツヤコの行動を思えば、軌道修正できるのも強さだ。 初志貫徹は、融通が利かないということかもしれない。 ようするに物は言いようで。 …ああ、人のことならさばさば言えるのに、自分のこの煮え切らなさは何だろう。 私が誰かに向ける言葉は、上辺ばっかりなのか。 )   ………。   ( 互いに気を遣う空気。 戸惑いが、何だか会話をぎこちなくしている気がする。 いや、当然だけど。 )   ( 近づくツヤコを見つめてる。 ―――攻撃される可能性を、全く考えなかったわけじゃない。 では、それなのに動けないというのは、在り続けることへの諦めだろうか。 慈しんでくれる人を、ないがしろにすることなのか。 )   ( 情けない笑顔に、はにかむような微笑を返した。 …秤にかけたんだ。 また受け入れられることと、ツヤコがもしかしたら変わってしまっていて、ここで滅ぼされる可能性を。 ) [Sun 7 Jun 2009 01:39:19]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 [Sun 7 Jun 2009 01:35:10]
艶子 > ミレイユ、会えて嬉しい。 ( それから私はそう言った。 ) [Sun 7 Jun 2009 01:22:08]
艶子 > いいさ。あの時はお互いに、色々大変だったから。 ( やると言ったのに出来なかったり、護ると言ったのに護れなかったり。そういうところの辛さ、歯痒さは人も吸血鬼も変わらないってことだ。万事何事も上手く行く世界はつまらないかもしれないが、もう少し自分達の思うとおりになっても良いと思うのだ。 ) ははは。あいつも結構やきもちだからな。 ( おまけに私は浮気性だし、とは言わなかった。一緒に連れてきている仲間達の事を伏せる理由はそんなに無いけど、ミレイユが果たして自分のように周りの仲間に囲まれた生活を送っているかどうかが判らなくて、中々話題にしづらかった。 ) …………。 ( …私は近づいた。斬ろうと思えば斬れる距離に。でも、私の手は刀には伸びない。 ――私は凄く情けない顔をして、笑った。 ) 駄目だな、私は。やっぱり駄目だ。自分で言った事をちゃんと守るなら、私はお前を殺さなくちゃいけないのに、とてもそんな気になれない。 ( 私は二年前と何ら変わっちゃいないのだ。成長しちゃいないのだ。こんなんじゃ、示現流の道場で渡された碁盤なんか両断できる筈も無い。私はどうしようもなく、どうしようもないのだ。 ……両手がミレイユの肩に伸びる。もし肩を掴めたのなら、私はその肩を抱こう。 ) [Sun 7 Jun 2009 01:21:55]
ミレイユ > ―――悪かった。 ツヤコ達には挨拶もできなかったっけ。 ( エルザファームに残ると言っておいて、結局出ることになりそれっきりだ。 フェンが来てくれた時に托せた手紙はファームと地方村の魔女さんへ。 住所を知らない傭兵には、おいそれと送れなかった。 そういえば、と思い出す。 …あの時、別れ際に私は言った。 あそこに居られなければ、私は 『ステア』 になるかもしれないと。 そうはならないと約束してファームを離れ、結果はどうだ。 どうだろう。 あまりにも状況が違うが、獣医のミレイユのままでは居られなかったと思う。 )   そうだな…   ( 強い者は大きく見える。 頼もしさとして、敵になった時の手強さとして。 ) 増えたっていうのは… 〜まあ、MJが妬いたりしてないんなら、いいのか。 ( 傭兵仲間?などと聞こうとして、止める。 連れがたくさんだとはナキアが言ってたし。 それがどういう連れか詳しくは知らないものの、知っている部分まで知らん振りするのは嘘つくみたいで嫌だ。 肝心なところを話さないのと、嘘をつくのは違う。 と思う。 ) ―――…うん? ( その場に佇んで、じっと見つめる。 歩こうか? なんて背を向けようかとも思ったのだけど、それは何だかズルイ気がした。 ) [Sun 7 Jun 2009 01:07:06]
艶子 > 二年か―― あんまり実感無いや。その間に色んな事があった筈なのに。 ( エルザファームのことはまるで昨日のように感じてしまう。この感覚は十年、二十年経とうとも変わらないのだろう。何故なら、いつまでもこの少女は今のままの姿なのだろうから。 ) うん、強くなった。それに伴って肝も据わってきてるから大きく見えるんだろう。 ( 否、胸は多少大きくなった。…悲しい事に、胸についたのは脂肪ではなく筋肉だが。 ) うん、主にMJ。でも、最近また増えた。 …増えたといっても、子供が出来たわけじゃないけどね。 ( 残念ながら。 ) ――ああ、何だかんだで私の力になってくれてるよ。 … それは良かった。私も観光なんだ。 ( 観光っていうのは、楽しむためのものだ。その先で斬ったり戦ったりなんてことは御免被りたいのが本音だけど、きっとそれは建前だ。そう考えることで、私は避けようとしているのだ。 …でも。 …でも。 ) 私は………。 ( その問いかけには答えない。答えられない。 …私は一つ間を置いてからゆっくりと歩み出す。近づこうとする。 ) [Sun 7 Jun 2009 00:43:55]
ミレイユ > …ああ。 まだ二年、もう二年。 私が言うと重みなくなるけど。 ―――そうか。 身長が伸びてなくても、肩の厚さとかあるからな… 強くなったのか、それとも私が先入観持ってるのか。 ( …あなた達は大きくなる、という先入観。 それにしても、女の子的には他にも育つところがあるのはさておき。 ―――服装こそ変わったけれど、金髪碧眼の少女は寸分違わず二年前のままだ。 ただ、軽口にふっと微笑むその顔は、ほのかに翳りを帯びて、諦観や疲労を滲ませている。 魔女さんは少し痩せたかと言ったっけ。 ―――ツヤコの気持ちは、もしも変わっていなければ、分かるつもりだ。 それなのに、どうして立ち止まったのかと思う。 確信が持てなかったなんて言い訳で、避けようと思えば避けられたはずなのに。 ままならないのはお互い様か。 )   …MJ? 仲良くやってるなら、良かった。 ちゃんと相談してる? 色んなこと。   ( どうしてここに、とか、そんな話は出て来ない。 馬はちょっと残念。 でも、そっちも元気そうで何よりと笑っておこう。 )   …元気も元気。 デジマ観光と洒落込むくらいにはね。   ―――ツヤコはやっぱり、傭兵か? ( 今も。 本当に聞きたいのは、職業でなく、二年を経た今の気持ちなのだけど。 ) [Sun 7 Jun 2009 00:27:20]
艶子 > ( あの日ナキアの為に、自分が選んだ手紙に使う紙がミレイユ宛てに使われている事を知ったら、一体どんな顔をしただろう。怒ったり、責めたりということは勿論しない。する理由も無い。ただ、ナキアとミレイユとの間に交流がまだ続いている事を知ったら、やはり思うところはある。 ) もう二年になるか。 ――大きくなったように見える?実は、背は殆ど伸びて無いんだ。もし大きくなったように見えたのなら、多分きっとこういうことだ。 「強そうになった、だから大きく見える。」 ( ただの軽口だ。だから笑って言う。きっとこれは場の雰囲気を―― 和まそうとでもしたのだろうか。 恨んでいるわけでもなく、憎いわけでもなく、ただ彼女らを救ってやれなかった後悔と申し訳なさがあり、しかし私は吸血鬼を滅ぼさねばならないという気持ちがあって。私の心の中は滅茶苦茶だった。 ) 大飯喰らいが居るものでね。金の貯まりが悪くて馬には手が出ないよ。 ( 言葉を止めた理由を、私は何となく感じたけど。でも、この二人の間にある空気を先に誤魔化したのは私だ。だから、そのまま返事を続けた。 ) …うん、元気そうだ。 ( そう、元気だということは。 …私は意識して、利き手の力を抜く。私は意識して、「相手を傷つける」という行動に至る全ての思考を遮断させようとしている。それは何故か?斬りたくないからだ。 ) [Sun 7 Jun 2009 00:01:29]
ミレイユ > ( …すれ違ってしまうのなら、仕方ない。 けれど目を伏せるだけに留めるのには、気付いてしまうのなら仕方ない、という思いもある。 もしかしたら、私から近付いたんじゃない、という打算的な考えで。 でも――― ツヤコが立ち止まった途端、後悔に襲われた。 最後に何を話して、どのような立場で別れたのか、忘れていたわけじゃない。 ツヤコは、ヴァンパイアによる被害を最小限に止めたいと言ってくれた。 私を助けられない代わりに、そうすると。 そして私はそれで正解だと答え――― ああ。 だから、なのかもしれない。 ヒト牧場で養われているという現状を正直に話してしまったなら、ツヤコはどうするだろう。 仲間を裏切ることはできないから確認のしようもないが。 …もしかしたら、敵になるのかもしれない。 だからこそ、『また』 受け入れられたかった。 知らせなければならないことを口にしない自分の立場で、そんなことは叶わないのに甘い夢を見た。 まったく…――― )   …ああ。 二年… もっとだな。 ちょっと大きくなったか? ………。   ( そうか、知らないんだ。 あなたの選んだ手紙をもらったのだけど、賢明な魔女さんは話さなかったのだろう。 もちろん私も話さない。 ヴァンパイアとの私信を、よりによって彼女には。 でも、だからというわけではないけど、会話に間が空いてしまった。 )   …馬は、買え…   ( 買えたか? エルザファームの馬を。 そんな話をしたこともあった。 口にしかけた言葉は、なんだかはぐらかすようで止めてしまう。 )   ―――生憎ね。 元気だ。   元気だ。   ( 元気だということは…。 ) [Sat 6 Jun 2009 23:49:22]
艶子 > ( いや、そんな、まさか。という印象が強い。もう出会うことは無いかもしれないと思っていたし、まさかこんな所にいるなんて想像すらしていなかったから。 ) …………。 ( 私は驚き、立ち止まり、言葉を失う。 ――或いは、そのまま気付かないフリをしてすれ違うべきだったのかもしれない。 ”私たちは彼ら、彼女らとは決定的に違うのだ” という悲しい認識を強く持ち、吸血鬼に如何なる事情、如何なる過去があろうと、剣を取って滅ぼそうと決めた一つの事件。その後になってしまっては。しかし、私は立ち止まってしまった。いやそれ以前に出会ってしまった。 ――長い沈黙の後、私はゆっくりと口を開く。 ) 久しぶりだな、ミレイユ。 ――こんな所で会うなんて、夢にも思って居なかった。 ( 私は戦う時以外に、緊張したり、自分の身を引き締めようと思った時に腰の刀の柄を握る癖がある。一瞬その癖が出そうになったが、途中で拳を握り、降ろした。 ) ……元気だったか。 [Sat 6 Jun 2009 23:17:51]
ミレイユ > ( 観光客的物思いに一区切りつけて満足。 歩き出したところで、ちょうど正面から向き合う形になった通行人を否応無しに認識した。 アマウラ人の女で、土地柄興味を引くような恰好をしていなくても、もしも帯剣していればそれだけで注意を向けるし、何よりそんなに知り合いは多くない。 加えて、とびきり印象の強い相手でもある。 )   ぁ。   ( ナキアに聞いていたし、間違いないだろう。 目が合って、ふと足を止めた。 小さな声を漏らして薄く唇を開くけど、声をかけたものかどうかと逡巡する。 昔抱いた幻想に縋っても、それ以外を意識した今、あの頃には戻れないのだろう。 )   ( 長く感じる時間。 互いの顔をはっきりと認識できる距離になる頃には… すれ違ってしまうのなら、それはそれでと目を伏せていた。 まあ、元気そうだな。 ) [Sat 6 Jun 2009 23:05:16]
艶子 > ( 特に関所やその向こうに用があった訳ではない。用があったとしても、通してもらえるかどうかは判らないけれど。鎖国をしているということで、その唯一の通り道ともなれば観光客の興味を引くことも或いはあるのかもしれないが、生憎私にはそれもない。 みんなの土産を買って、もうすぐこの旅行も終わりだなあなんてぼんやり考えながら。あとは、示現流の道場で渡された厚い木造の碁盤をどうやって両断すれば良いか、とか――。とにかく、そんな事を考えながら私は歩いていた。 その時、ふと目の前にフォーウンの衣服に身を包んだ女性を見つけた。その人の髪が金色で、その人の目が青く、その人の肌が白くなかったら、私は別に気にも留めなかっただろう。いや、気に留めたと言ってもその時は単に「珍しいな」程度だった。他所からの旅行者が、東洋の服に身を包んでみたくなるのも別に不思議ではないし。 …でも、一瞬記憶のどこかに引っ掛かった。まだお互いの距離はあるからはっきり顔は見えないけれど、どこかで見た事があるような。 ――そんな印象を受けたんだ。 ) [Sat 6 Jun 2009 22:47:26]
ミレイユ > ( もとい、歩き出したところで――― おや? ) [Sat 6 Jun 2009 22:42:33]
ミレイユ > ( 会釈は簡単でいい。 手を合わせるくらいの方がはっきりしていて好きだけれど、行動にかかる微妙な時間差やシルエットでの認識しやすさを考えると、礼の方がとっつき易い。 ヴェイトス市に住んでいてなんとなくは知っていたが、アマウラ人はよく頭を下げる。 『ありがとう』 『ちょっと失礼』 『ごめんね』 色んなニュアンスがあるその仕草が好きだった。 )   ( ナキアとけるべろすに生き返らされたけれど、ずっと人間を避けていたためか、きょとんとした番兵が会釈を返してくれるだけで何だか嬉しい。 そんなの条件反射。 何を受け入れたわけではないとしても、ここに在っていいと肯定されるようで… ―――やっぱり考え過ぎだ。 )   ( ティアンの仲間は土産なんか喜ばないだろうけど、何か買って行こうか。 おそらくまだ賑わっているであろう目抜き通りを目指して、暗い夜道を歩く。 …夜、月の光を浴びながらヒトを前にすることに若干の抵抗はあるものの、宿の狭い一人部屋に篭もってみたって、薄壁一枚向こうに居るんだ。 何日かするうちに、肝が据わった。 )   ( ―――ぱっと見、ヒトへの擬態は完璧のはず。 急に手を握られたりしても、そこには温もりがあるだろう。 ただ、それをするのは久し振りで、勘も鈍っている。 友人に取り戻させてもらえても、それでは補いきれないブランクがある。 この街でそんなことに敏感になっても仕方ないかもしれないが、霊的な防衛機構が、小物一匹の存在を捉えていてもおかしくはない。 ) [Sat 6 Jun 2009 22:41:44]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『通りかかったのは偶然だ。』 [Sat 6 Jun 2009 22:39:00]
ミレイユ > ( 仮にもVHGからヴァンパイアではないかと目され、限りなく黒に近い灰色として手配されている身だ。 ここはヴェイトス市ではないけれど、ヴァンパイアが人類共通の敵なら支部くらいあるだろう。 それなのに、折角来たのだからと観光旅行を決め込んでいる。 …アマウラの関と同様に、自分達とヒトの間にある壁は案外薄いんじゃないかなんて夢想してしまったり。 )   ( 現実から目を背けるなと苦々しく思う反面、この感覚は、レティと、皆と一緒にファームで暮らしていた頃のものだ。 触れ合える隣人が、これも現実だと慰めてくれると、それがとんでもなく非合理的でも、案外どうにかなるんじゃないかって。 …というか、どうにかなってるじゃないかって。 ―――そんな甘い意識を恥じながら… でも、あの頃は幸せだったと振り返ることを否定できない。 )   ( 暇そうな番兵と、ちらちら視線が合う。 この土地に外国人は珍しくないし、女で子どもだ。 何かをすると訝るわけでなくても、じっと佇まれると気になるのだろう。 やっぱりティアン人とは少し違うんだ… 見分けつかないのもいるが、そんなことを考えながらちょこりと礼をした。 平和だなあ。 ) [Sat 6 Jun 2009 22:20:26]
ミレイユ > ( フォーウンの道士を思わせる黒い服を着た、けれど金髪碧眼がホワイティア的な少女は、浅く笑うような溜息を零した。 呆れた、と言った感じに。 )   ( ―――この関所の向こうへ、外国人は入れない。 あるいはアマウラ人だって、出たらそう簡単には入れないのかもしれない。 鎖国というのはそういうものだと思う。 けれど実際には、こうして見ている間にもいくらか人の出入りはあって、堅牢なはずの関は何とも脆く見えた。 …この向こうでは、国を開くか否か、本気で争っているそうだけど、実は既に瓦解しているんじゃないか。 )   ( アマウラを笑ったわけじゃない。 ただ、その姿が少しだけ自分達と重なった。 …いや、それを笑ったのでもなくて。   まったく、のん気なものだと思う。   いい気なもんだ、とも。 ) [Sat 6 Jun 2009 21:55:16]
お知らせ > ミレイユさんが入室されました。 『( 居待月の下、関を遠目に佇んで。 )』 [Sat 6 Jun 2009 21:42:36]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『そうよねえ。私もリャン以外にこんなの見た事無い。』 [Sat 6 Jun 2009 00:45:54]
お知らせ > ナキアさんが帰りました。 『 そういえば、リャンさんの尻尾は珍しいですねぇ。 』 [Sat 6 Jun 2009 00:36:20]
ナキア > ( 何をやっていたのか――― その問いに魔女は少し考えてから、 ) …そうですね、アマウラ風に言えば巫女さん、でしょうか。パプテス風に言うと魔女、ですね。 薬を作ったり、 ( だから街道で貴女が怪我した時、応急手当とか出来たのだ ) お産婆さんしたり土地の清めをしたり、季節毎に儀式をして豊穣や平安を願ったり…、 魔女といっても悪魔崇拝ではなくウィッカン――自然信仰の系統なんです。 ( けるべろすは一応使い魔なんですけどねぇ、と告げながら。へらり )  そうですかー? 私は君影さんも…、 あぁ、でも実際にこうしてお目にかかれるのですから、必要ないかもですねぇ。 ( なんて、軽く目を細めて貴方たちの様子を眺めるのだ。 恥ずかしい、と素直に漏らす様子には、嬉しそうににこにこと笑った。平素の貴女を知る人からすれば、珍しい光景なのだろうか ) いいえ、お土産の参考にと思ったのですからそれでいいのですよぅ。 なるほど、濃い目のお茶に合うような…、 ( こくこくと頷いて、お土産は勿論また貴女に茶菓を供す事があれば気にしておくことにしよう。 ) ( はい、楽しみにしています、と魔女も頷いて応えただろう。 )  ―― 仕事だからって、お礼を言わない理由にはならないですよぅ。 ありがとう、だけでなくお疲れ様、と言うべきですかね? ( 少し不器用に、それでも受け取っていただけたのなら有り難く。 )  …、 ( 口を開きかけて、猫が起きれば魔女は微笑ましげにその様を眺めてから、 ) では…、 行きましょうか? ( す、と立ち上がれば黒犬もその後につき、貴女と猫さんを促すように振り返って尻尾を振る。 ) [Sat 6 Jun 2009 00:35:01]
君影 > ( じゃれつきながらもそういう分別を弁えている賢さにまたイチコロ。 もし膝の上にリャンが乗っていなかったらぎゅーっと抱き締めていただろう。 ) そういえばナキアは村の方では何をやっていたんだっけ? ( そのあたりのことはあまり聞いていない。 まあ私だって艶子とMJ以外には自分の素性は告げていないんだからお互い様かもしれないけれど。 ) ………恥ずかしい事言わないでよ。 絵に残すのはリャンだけでいいわ。 ( 微かに頬を赤くする君影。 けどリャンの絵とかは欲しい私。 ) 私なんかは自分優先だからな……あとリャンか。 ――――………もう、恥ずかしい台詞ねまったく。 ( ちょっとすげない態度を取るけれどそれは忍者なりの照れ隠し。 ) 少し濃いめの緑茶に合わせた物が好きかな。 だから和菓子とか煎餅とか……やっぱ好みはトキノミヤコ寄りになっちゃう。 ( ケーキなんかの洋菓子や紅茶類はあまり食した事がないから自然と好みは偏る。 私の嗜好としてはそんな感じ。 )( うん、それじゃあ時間があったらと頷いて。 それに私も買わなきゃいけないお土産の分はそろそろ買っとかないと。 ) ―――― いいの。 それが私の仕事みたいなものだから。 まあ…どういたしまして。 ( お礼を言われるっていうのにはやっぱり慣れない。 けれどまあちゃんとその礼の言葉は受け取ろう。 ) ――――そうね。 いいわねそれも。 リャンもそろそろ起きるだろうし。 ( 小さく微笑んで頷く。 その言葉に反応したのか自然と起きたのか、ぴくりと膝の上の黒猫の耳が動いたかと思うとその身をよじらせてくぁーっと大きく欠伸をした。 ) [Sat 6 Jun 2009 00:16:22]
ナキア > ( 貴女がどう思っているのか露知らず、わんこは擦り寄ったり掌を舐めたりとやりたい放題存分にじゃれ付いている。足に手をかけて乗り上げたりしないあたりが、リャンに気を遣っているところか。 ふと、そういえばハッシュさんはリャンさんにどう対応するのかと気になった。やっぱり同じ猫科だしメロメロなのだろうか。 ) 本当に。 まぁ、村の方も気がかりではあるのですけど…、 ( しばらくやるべき儀式はないし、留守中のできうる限りの準備や対応はしてきたつもりだけれど。何事もないといいが ) ふふ、今の君影さんとリャンさんの姿は、どこかの絵師さんにでも残していただきたいくらいですねぇ。 ( 頷いて同意しつつ、くすくすと笑ってそんな言葉。 ) 変わっているでしょうか。 乙女たちも、貴女も、いとおしいのでつい。気にかけてしまうんです。 ( 魔女は微笑みながら、そんなことを何気なく ) 君影さんは、お好きなお菓子とかってあるんでしょうか? ( 村のお土産の参考にと、ふと尋ね ) ――― いいんですか? では、時間が合えばぜひ。 ( お願いするのですよう、と嬉しそうにへらっと頬を緩め。 まぁ帰るまでに何度か、土産物通りには足を運ぶことがあるだろう ) ――― それは良かった。 あの時は本当に…、 ありがとうございました。 ( アマウラの人たちに習い、魔女は貴女へと丁重に頭を下げ、 )  …リャンさんが起きたら、一緒に温泉、如何ですか。 [Fri 5 Jun 2009 23:48:04]
君影 > ( 賢くて可愛いってこれ最強じゃない? ああいや違う。 一番可愛くて賢い子はうちのリャンだった! けるべろすは二番目だったな。 これはちょっと流石の私も譲れない。 けどやっぱりけるべろすのその甘えた仕草はとてつもなく可愛い。 ) 一か月てもう少し長いものだと思っていたのだけれどね。 こんなに早く感じるなんて思わなかったな。 ( 誘われた時には戸惑っていたけれども、実際にきてみればリャン共々充分に楽しんでいる。 誘われてよかったと胸を張って言い切れるな。 ) そうなのよね。 この子ももう充分大人な筈なんだけれども寝顔はいつまで経っても可愛らしいの。 ( ――――あ、寝顔だけじゃなくていつでも可愛らしいけどね!ってそれを口にしたあとに急いで訂正しよう。 ) ナキアは変わってるのね。 ああ……けど艶子と私の部分をリャンに置き換えてみるとその気持ちはやっぱりわかるかも。 ( その感覚はきっと似て非なるものではあるけれど、彼女がそうしてつい目がいってしまう理由は何となくわかった。 ) あんまり物買わないからな。 こっちに来てからはなんだかついつい衝動買いばかりしちゃってる。 ――――そうしたら? よかったら自分へのお土産選びとか付き合おうか? ( 扇子のお礼と口にして。 まあ時間が合ったら何だけどね。 ) ―――――わりと平気。 痛み止めも飲んでるし。 無理しない限り暫くは問題ない。 むしろ湯治感覚で来れて得した気分? ( 少しおどけた言葉を。 実際ほぼ治り切っている。 怪我をしたのが出立直後でよかった。 私の面倒極まりない仕事には影響し無さそうだ。 ) [Fri 5 Jun 2009 23:33:54]
ナキア > ( くふん、微かに甘えたように鼻を鳴らし黒犬は伸ばされた貴女の手へと体やら頭やらを擦り付けるだろう。使い魔としてどうなのか、というぐらいになんだか貴女にはとても懐いているようだ。 ) そうですねぇ、一月ですから結構な間此方に居た筈なんですけど。 ( しみじみと言葉を返し、魔女は頷いて貴女の言葉を肯定した。…楽しかったからこそ帰りにくいのだと思えば、半ば強引に誘ったこの旅行を貴女も楽しんでくれているようで嬉しい。 ) …でも、可愛らしいから起こせないのですよねぇ。お疲れ様です。 ( ちょっとばかし、と答えた貴女に。魔女は手助け出来ないことをすまなく思いながらも、気持ちはわかるなぁ と。 ) 嬉しく思ってくれたら私も嬉しいのですよぅ。 着物なんか見ててもつい、アレは乙女に似合いそうだとか、君影さんに似合いそうだとか思ってしまって… ( 駄目ですねぇ、なんて言いながら嬉しそうにころころ笑う。 こう、買い物に来てつい子どもの服ばかり意識がいってしまう母親みたいな。 ) そうですか。 でも、偶にはご自分へのお土産、というのもいいと思うのですよう。私も何か、自分用に買って帰りましょうかねぇ…… ( 何がいいだろうか、と思い浮かべつつ。 村の人たちにはやっぱりお菓子とかのがいいかなぁとか。 ) ―― 一月、経ちますけれど…、怪我の方はもう平気です? ( 行きがけの馬車のこと、ふと思い出し ) [Fri 5 Jun 2009 23:14:22]
君影 > ( 尻尾を振って足もとに擦り寄ってくるその仕草が可愛らしいったらない。 鳴き声をあげないその使い魔の背を慣れた手付きで優しく撫でてやろう―――しかしこの子はリャンぐらいに賢いのね。 鳴かないあたりそういうのがわかる。 ) そうね。 あっというま。 あと一週間ぐらいか……まだもう少しいたいなあって思っちゃう。 ( だーらだらと。 けれどまあいい大人としてそんなわけにはいかないんだけどね。 ) でしょうでしょう。 ……実はちょっとばかし。 ( 猫を可愛らしいと言われれば弾んだ声で小さく嬉しそうに。 そして正直に言うとそろそろピリピリしてきた。 そこそこの時間寝入ってたからな私達。 ) ………気に入った。 こういうのって、結構嬉しいものなのね。 ( こちらに来てから新鮮な体験をしてばかりだ。 それともそれは艶子に会ってからというべきか? それともヴェイトスに来てからなのかな。 ) …………気付けば自分で欲しい物買ってたりしてあんまり順調じゃない。 ( 色々と眺めて回ったりはしてるけれども途中で飽きたり自分の趣味の物を見つけたりで遅々として進んでいないお土産さがし。 あげる相手なんて少ないのがまだ救いか。 ) [Fri 5 Jun 2009 23:01:45]
ナキア > ( 黒犬はしばらくもにゃもにゃと口を動かしたあと、のそり立ち上がって軽く体を震わせる。それからちたぱたと尻尾をふって、貴女の足元に擦り寄った。 鳴き声を上げて貴女の言葉に応えないのは、おそらく黒犬なりに眠る猫又を気遣ってのことだろう ) 楽しい時は過ぎるのが早いですねぇ。乙女の話では、13日くらいに帰ろうか、ということですけれど。 そろそろ、本格的にお土産を選ばないとです ( よく通りへ選びに行っていた貴女たちと違って、魔女は今まで大分のんびりと過ごしていたから。お土産選びを始めなければ、買い逃してしまいそうだ ) 可愛らしいですねぇ…、 足は痺れていませんか? ( 貴女と猫との様子を微笑ましく眺めつつ、近く眠る愛らしい猫に、声は自然、小さなものになりがち。 )  ―― あぁ、やっぱり良くお似合いです。 ( どういたしまして、と魔女は笑って頷いた。 特に意識したわけじゃない。 ただ散歩途中に目が留まって、貴女を思い出して、贈りたいと思った。それだけ。喜んでもらえたのなら、魔女はとても嬉しい。 ) 君影さんの方は、お土産選びは順調ですかー? [Fri 5 Jun 2009 22:45:47]
君影 > けるべろすもお目覚めね。 おはよー。 ( 動物達に向ける表情はいつも優しい。 大きく欠伸をする黒犬に私はひらひらと手を振ろう。 )( それは睡眠の妨害にはならずむしろ心地良い時間を過ごせた女。 ちょっと口元に手をあてて欠伸をするとしよう。 ) そういえばもう梅雨か。 気付かなかったな。 ( どうりで最近は湿気が強く雨が降る日が多いはずだ。 そしてその季節がやってきたという事はこっちに旅行に来てからもうすぐ一月が経つのかという事。 のんびりだらけていると時間の流れは早いな。 ) この子は寝ぼすけだからね。 けどこれじゃ起きるまで動けないな。 ―――――ん? ( この状況に慣れているのか大して困ってもいない様子で苦笑を浮かべる。 そして差し出された扇子に首を傾げて。 ) あ―――うん…… ( どうぞと言われて渡されたその扇子。 愛らしいリャンとはまた違う凛々しさの際立つ黒猫が描かれたその絵柄をじっと見つめて。 ) えっと。 ………ありがと。 ( 貰う側なのに少し照れくさかったのか、貰ったばかりの扇子で口元を隠しながら今度はたどたどしくお礼の言葉を。 ) [Fri 5 Jun 2009 22:35:38]
ナキア > ( 貴女の足元、魔女の傍らでは魔女の使い魔たる黒犬が一緒になって夢の世界へと旅立っている。けれど貴女が目を覚ますならばぴくぴくと耳や鼻が微かに動きその声と気配を捉えるだろう。 ――そして暫くの後、くふぁ、と大きな欠伸。 ) ( 可愛らしい笑みを返されて、へらっと魔女の眦が下がる ) いいえ、どういたしまして。 ( 近付いては逆に起こしてしまうことになるかな、と心配に思っていたのだけれど。大丈夫だっただろうか ) ふふ、リャンさんはまだおねむみたいですねぇ。 ―― あぁ、そうだ。これ、 ( ふと、何か思い出したかのように。 魔女は扇いでいた扇子を開いたまま、黒猫の描かれたその絵柄を見せるように貴女へと差し出し ) お土産屋さんで見かけて、つい。 君影さんたちのことを思い出して、買ってしまったのですよぅ。 ( 良かったらどうぞ、と差し出そう。元々そうする心算で購入したものだ ) [Fri 5 Jun 2009 22:21:14]
君影 > ( 意識がはっきりと覚醒するまでに少しばかし時間がかかる。 私とリャンだけがいる自宅以外では大抵眠りは浅い筈なのに。 それぐらいに今のこの場所は心地良いという事なのかな。 ) ―――――………ナキア……? ( 気持ち良い風。 そろそろ寝苦しくなってくるはずなのに。 それを送ってくれた貴女と目が合えば、女もまた小さく微笑み返そう。 ) ぐっすり眠れてたかと思えばそれか。 ありがと。 ( ん、と膝の上の重さに気付いて其方へと視線を向けると黒猫はいまだに熟睡中。 その安らかな寝顔にもまた静かに女は微笑んで。 ) [Fri 5 Jun 2009 22:11:02]
ナキア > ( 黒猫の描かれた扇子を手に、座椅子の傍らに侍女よろしく座り込んで。 魔女はいつやってきたのか、眠る貴女が寝辛くないようにとそよそよと扇子で風を送っていたらしい。 )  …、 ( 見回す最中、目があったなら微笑みを返しただろう。 声はまだかけない。また寝そうなら、その邪魔をしたくはないから。貴女が覚醒する気になるまでささやかに風を動かし待っていよう。そろそろ、湿気を孕んだ空気がわずらわしく感じられる季節だ ) [Fri 5 Jun 2009 21:49:46]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『( 微かに、風の動く気配 )』 [Fri 5 Jun 2009 21:43:21]
君影 > ( このアマウラへの旅行を女は満喫している。 毎日だらだらと過ごしているのは普段と大差ないかもしれないけれど、食べ慣れた郷土の料理に温泉。 普段より一層だらけていると言ってしまっていい。 ) ん…ん……… ( かくりと首が落ちた忍者はそれで目が覚める。 少しのあいだぼうっと惚けた様子で周辺を見まわそうか。 ) [Fri 5 Jun 2009 21:41:34]
君影 > ( 旅館で座椅子に寝そべりながらうたた寝をしている女。 その膝の上では尾が二股に分かれた黒猫が主人と一緒に仲良く安らかな寝息を立てている。 ) [Fri 5 Jun 2009 21:26:45]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『だらだら』 [Fri 5 Jun 2009 21:22:21]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『―― 良き出会い 良き別れ 良き出会いをふたたび。 ( …祝福あれ。 )』 [Sun 31 May 2009 20:06:47]
ナキア > ―――― ( 賑やかだ、と。 笑う貴女を、 みんなに紹介しますから宿に来ませんか なんて、 笑いながら半ば強引に腕を引いていけたら、どんなにいいか。 ) ( それをしないということが、貴女のいう「弁えている」ということなら、なんだか哀しい。 )  ふわ、 わわ わッ、 ( 使い魔と貴女のやりとりを微笑ましげに眺めていたら、お返しをいただいた。 乱れた髪を押さえつつ、照れ笑いを返そう。掻き乱された髪は、いやじゃない。 )  ――― 私の方こそ、ありがとうございました。 ( 此処まで、会いにきてくれて。 )( また訪れるならその時も、魔女は同様に受け入れるのだろう。 気づけば空はとっぷりと暗く、すこしばかり肌寒い。 随分長い間、此処にいたようだ。 鳥の囀りの代わり、蛙の鳴く声があたりに響いている。 ) ( 踵を返しさる貴女の姿を見送って――― 、 )   …、 ( 見えなくなった頃、魔女も立ち上がった。 ) ( ヴェイトス市の方は雨空のようだが、 アマウラの上空に浮かぶ月を、魔女はぼんやりと眺め ) [Sun 31 May 2009 20:06:21]
お知らせ > ミレイユさんが帰りました。 『( 今度は、どうなるのだろう。 フェンと、二度目のこの切欠で… )』 [Sun 31 May 2009 19:53:03]
ミレイユ > …何だか、流れてる感じだなあ。 まあ大丈夫だとは思うけど… ( 大丈夫か? フェンの様子は、想像出来るような、でも、違うかもしれない。 …ツヤコとMJの友達とか、奴隷とか、新しい人間関係に時間の流れを感じる。 )   …そっか。 賑やかだ。   ( いいなと笑い返す。 ふと仰ぐ空は、もう暗く――― 久し振りの外。 夜は、まだ気持ちがざわついていけない。 )   ―――ッ!   ( けるべろすはどこだと周囲を見回していたら、魔女さんに撫でられる。 思い切り。 …そして渡されるお土産は。 残念、ゆっくり飲んでいられない。 違うものが、飲みたくなりそうで。 …ありがとうと、けるべろすを一撫でしてから、ナキアにお返し。 ごしょごしょわしゃわしゃ。 )   ―――分かった。 名残惜しくて居るうちに、また来ちゃうかもしれないけど。   …ありがとう。 生き返ったよ。   ( 本当に。 嬉しい、とか言うよりもそんな感じ。 自然に微笑んで踵を返す――― ) [Sun 31 May 2009 19:51:25]
ミレイユ > …そうだな。 あそこはレティでもってた。 ( 危なっかしかったけれど、真似できるかと言われると、無理。 …思い出に飲み込まれてしまいそうで、緩く首を振った [Sun 31 May 2009 19:44:08]
ナキア > …… ( そっと離れていく体。 名残惜しげに、ゆっくりと離れる。 そろそろ、時間なのだろう。 )   …… ( 名残惜しさに手を伸ばして、思いっきり撫でようと )   ( 竹筒が二つ入った布袋を咥え、戻った黒犬を労ってから一つ貴女に差し出そうか。中身は単なる湧き水とかだろうけれど。 )  …十日頃までは、まだアマウラにいる筈です。 またティアンか、アマウラを訪れることがあったら――― 、 その時は、その季節の花を何か一輪、送ることにするですよ。 ( それは小さな合図。 それを受け取って貴女がどうするかは、貴女次第 ) [Sun 31 May 2009 19:43:18]
ナキア > ―――― … 。 ( 言葉少ない貴女の頭を、魔女はそっと撫でる。 各々の主義主張は理解できるけれど、だからこそなんだかやりきれない。 嗚呼、彼女は己より余程、 … こんなにも人間らしいのに。 )  ――― だからこそ、 皆さん、 レティシアさんを歓迎したのでしょうね。 ( だからこそ愛されたのだと、人であれば嬉しそうに言ったのかもしれない。 しかし魔女の返した言葉は、余り嬉しそうではなかった。 つまりそれは、逆に言えば人に近しくなければ人々は彼女を認めなかったという事になってしまうから。人間は無意識に、自分たちを中心に物事を考えている。 ) ( ああ、長閑な牧場風景が広がる、 …あの日々は楽しかったのに なんて、悔恨の念にかられてはいけないのだろうけれど、 ――でもやっぱり懐かしくて。 )  フェンさんとは春頃商業地区でお会いしたですが、お元気そうでしたよう。 ふふ、また村の方にのんびりしにきてくれるって仰ってました。 シャリネさんもまだ、お手伝いしてくれてるんでしょうかね?本業の方が忙しいかもですが。 ( あんまり会えないということは、後者なのかもしれない。会っていないので、彼女が恋煩いしてるらしいことは知らないので伝えようもなく。 )  はい、あと白夜さんと、ハッシュさんと、君影さんという方も一緒に。 ( それから君影さんの飼い猫のリャンさんも、と言い添え。 白夜さんとハッシュさんは乙女と獅子の奴隷さんなのだと短く告げる。 ) 家族旅行みたいなものなのですよう。のんびりしにきたのです。 ( 小さく笑いながら。 ) [Sun 31 May 2009 19:37:38]
ミレイユ > …確かに。 変わったよ。   ( 大きな区切りだった。 良き出会い、良き別れを再び――― 文字通りだけの意味ではなく、そういうことか。 軟らかく肩を叩き返して、そっと身体を離す。 ) [Sun 31 May 2009 19:10:40]
ミレイユ > …ん。 ( ごめん、ごめん。 …レティが居た頃は、何だかレティの保護者みたいな自負があって、かかりきりになることができた。 後ろ向きになりそうになっても、ヴァンパイアの模範として割り切ってみせられる。 それで許されるファジーな懐の広さがあそこにはあった。 人間のギルドからヒトの血を買っていたというのもそう。 改造、改良なんかとは縁遠い、素朴な動物を育て人間に売っていたのもそう。 ヴァンパイアではあったけれど、確かに人間社会の一部だった。 )   …レティは、わきまえてなかったんだ。 今じゃあ、私もわきまえられていたかどうか怪しいけど、自分の種族とか、そういうことを。 皆と、そう変わらないくらいに思っているような…   ( 髪に触れられて、離れがたい。 …でも、いざという時はしっかりしていたな。 そのアンバランスのせいであんな事になったと思うと、やはり、自分がもっとしっかりしていればと… 魔女さんの言葉に頷きながら、感情まで引き戻されるような錯覚に襲われる。 レティだけじゃない、皆、焼けて――― )   …そっか。 質は… なんて、お節介だな。   フェンは、やっぱりふらふらしてる? あいつこそ、手伝ってくれれば良いのに。   ( 半ば冗談だけど、彼女も危なっかしい。 ああ、懐かしい。 )   …上手くいくといいな。 シャリィ、スターって柄じゃないと思うけど。   ( どっこい相当な人気?なのはさておき。 あんまり騒がれて喜ぶ印象もない。 )   ツヤコと、MJが一緒なんだっけ?   〜そういや、アマウラには何しに来たんだ? [Sun 31 May 2009 19:07:41]
ナキア > えぇ。 ―― 次、があるのは、…始まりとなるのは、レティシアさん自身のことばかりではないですから。 ( 参列したものたちにとっても、葬儀式は一つの区切りであり、はじまりである。 …そう思いましょう、っていうのが、魔女の思想なのだろう。 宗教や信仰というのは、人々の心を慰め援けるためにあるものだ。その為に、興るのだと魔女は考えている。 ) [Sun 31 May 2009 18:54:21]
ナキア > いいんじゃないですか。 …あんまりご自身を貶めないであげてください。 ( 今までは、レティシアさんがいたから後ろ向きな事を考えていてもきっと元気付けてくれたのだろうけれど。  私だって、 その時にならなければ、 …その時の状況によっては、どうするのかわからないのだから。臨機応変なんて言えば聞こえはいいけどそれは優柔不断とどう違うのだろう。 なんにしたって後味の悪い想いをすることは確実で、けれど其れだけが残るわけじゃないと信じたい。 ) 謝ることはないのですよう。 ( 甘えられる時に、甘えておいたらいい。 背中に回した腕を少し上にあげて、髪を辿るように頭をそっと撫でようか。 ) ――― レティシアさんは、貴女よりも人間の少女に近い感性をお持ちだったような気がします。 それでいて、こう、と決めると頑固だったりして―――、 ( もう居ない少女の事を思い起こしながら、魔女は微笑ましそうに笑んでそんなことを言う。 )( 『材料』が問題だと、言うのはきっと人間や人間に近しい感性を持つものだからだ。 ――例えばの話、ファームの動物たちがこんな扱いは不当だと決起したとして、それに人間はどう対応するのだろう。 家畜を飼いそれを食べる人間たちは狂っているのだろうか。  …時々、彼らは、自分たちを中心に物事を考えすぎだと、 菜食主義のハーフエルフは思うのだ。 彼らの間に広く信仰されているパプテスの考えが人間至上なところがあるから仕方ないのかもしれないが。  だからってティアンのファームを容認するかどうかは別の話だけれど。 )  … そうですね、 …ありがとうございます。 ( 理想の、最後。 )( そんな風に、思ってもらえていたのか。 嬉しいと同時に少しばかり、切なくなる。 ) ふふ、私も時々お世話になってるのですよう。 ( ミルクとか卵とか。 あと羊毛なんかも貰って何か作ったり。 ) シャリネさんは、時々村に遊びに来てくれてるみたいですが…、 ( むぅ、と少し申し訳なさそうな顔をして、街での様子はわからないと緩く首を振った。貴女のイメージどおりということになるのだろうか。 ) [Sun 31 May 2009 18:48:49]
ミレイユ > …次、か。 あるといいな。 いや、あるのか。 ( それを知らしめるのが、魔女さんの葬儀式。 鬼には地獄が相場だし、そもそもヴァンパイアに死後があるものかどうか、死後の生を知っているだけに疑問にも思うけれど、事実よりも信仰の話。 そして不確かなら、その死も始まりだったと信じたい。 …正直、こんなヴァンパイアという形ではどうかと思うけど。 本当に、綺麗さっぱりやり直して… ) [Sun 31 May 2009 18:33:38]
ミレイユ > …そう考えて、言い訳にしてるような気もする。 考えてるんだから時間をくれても良いじゃないか、って。 理屈では、どっちの側につくか二択だからな。 答えを先送りにする口上だ。 …折衷案にもケチつけて、そのくせ決められない。   ( 想うことができる、そう認められることに安心する一方で、自分でそのように考えるのは考えることを止めるのに似ていると思ってしまう。 ただでさえ進退窮まっているのに、今度こそ停滞するような。 でも。 )   …ごめん。 甘えてるな。   …レティなら、どう考えるだろうって、よく知ってるつもりだったのに、思いつかないんだ。   ( 知性を獲得する可能性を排除したヒトを飼育していますが、これは人間じゃありませんよね。 だめなら、ヒトのパーツから造血器官の塊のような化け物を作りますが、それも人間と呼びますか。 …とりあえず 『材料』 が問題だが。 理想的な折衷案だとも思う。 狂っているとも思うし、分からない。 )   …喜ばないわけがない。 エルザファームの目的を果たせたとは言わないけど、レティにとっては、それが理想の最後だった。 それは間違いないよ。 あんな形で迎えることになったとしても、ヒトに、それと知りながら死を悼んでもらえたんだから。   そっか、牧場やってるんだ…。   儲からないだろうに。   ( イチミネらしいと思う。 ちょっと、申し訳ないとも。 )   …シャリィは、歌手でけっこううまいこといってるって? そっちも順調かな…   ( その辺りは、魔女さんが芸能横丁歩くイメージってあんまりないのだけれど。 )   ( 背をあやすように叩かれながら、続く言葉を聞いている。 ) [Sun 31 May 2009 18:25:10]
ナキア >  ―― 今日、我らは此処に喜びと悲しみの内に集った。 悲しみとは一つの章が閉じられたからである。 だが我らが喜びとは、終結とは新しい章の始まりとなり得るからである。 …我らが集いしは、今世の肉体を終えたレティシアの逝去を記すため。彼女が幻覚にも悔恨にも悩まされることなく、この世へ再誕生するまでの間安らげるよう、神と女神の祝福と労わりへと委ねるため。そして我らが知るごとく、悲しみはなんら意味を持たず全てが喜びたることを知らしめんがためなり。 ( 夕日の差す中、まるで子守唄のようにそっと、 )( 魔女の儀式は単に死者の悲劇を嘆く場ではない。それは転じて新しい始まりの喜びである。儀式は死者のためのものであり、また生者のためのもの。 ) …葬儀式は、今紡いだ言葉から、始まるのです。 ( それは実際、レティシアの葬儀で紡いだのと同様のもの。 ) [Sun 31 May 2009 18:11:01]
ナキア > ( 自分たちは被害者だから可哀想だ等と、魔女は欠片も思わない。 お互いが加害者であり被害者であり、 …そんなことは人間だろうと、他種族だろうと、関係なく起こり得ることなのだということを今までの経験から心得ている。ただそれだけ。 )  ―― いいのではないですか。 考える事をやめて決め付けるよりは、余程。 それだけ――― 貴女は色々な事を想うことができるということでしょう。 ( 己を想い相手を想い友を想い仲間を想い故人を想いまだ見ぬ誰かさえ想うからこそ。 だからこそ尽きないのであって、それが貴女の歩みを止めていたとしてもその立ち止まっている時間はけして無駄にはならないだろう。 出口は幾つもあって、きっといつか貴女はそのうちの一つを選ばなければならない。例えば今日、様々に悩みながらもこうして魔女に会う事を選んだように。 いつかその時は訪れるだろう、けれどそれまでは悩んでいたっていいじゃないか。それは貴女にとってきっと必要なことなのだ。 )  … ふふ、 …喜んでくれてるといいですけど。 えぇ、元気にしていますよ。ファームも、今も一峰さんたちが頑張ってくれてるのですよぅ。 ( ぽんぽん、なんとなく背中を撫でようとする。  彼がいつかいなくなったとしても、きっと別の誰かが引き継いでいってくれるだろう。私や貴女とは、違う時を生きる彼らだけど、その分違う永遠の在り方を持っている。 ) …ミレイユさん、ウィッカンの葬儀式は 亡くなった人のためだけのものではないのですよぅ。 [Sun 31 May 2009 18:00:15]
ミレイユ > ( 自分の事は… まあ、いい。 そんな風に考えてしまうと、今までしがみ付いてきて何を言っているんだと思うけど、そこは覚悟しているつもりだ。 ただ、魔女さんやエルザファームに何かあったら後悔してもしきれない。 彼女がそれを覚悟しているとしても、どうしても、捕食者という立場は、こちらから一方的に害を及ぼすという意識に繋がってしまう。 )   ………。   ( 頭に手が置かれ、見透かされるようで、バツ悪そうに肩を竦めた。 駄々こねてるんだという自覚はあるけど、割り切れない。 結局、糧を得てこうしているくせに。 …けるべろすをお腹からずらして、座り直す。 )   …頭が固いからか、変に時間があると考え込んでしょうがない。 繰り返すだけなのに、フェンと別れてすぐにぐるぐるぐるぐる… ずっとへそまげてたけど、出口なしだ。   ( 前は、レティがいた。 …時にはちゃんと食事しろって、叱ったこともあったっけ。 まったく… )   …ああ。 見たかったな。 惜しいけど、でも十分だ。 ヒトに葬式出してもらえるなんて、レティも思ってなかっただろうなあ…   ( ちょっと、泣きたくなってくる。 …大丈夫だ。 少し、錆びてるけど、まだ気持ちはちゃんと動く。 もしかしたら身体の扱い方よりも、忘れ難いのかもしれない。 形の無いものなのに。 )   …ありがと…   ( 手を伸ばされて、身体を傾ける。 そっと抱き返す腕には、つい力が篭もってしまう。 )   …ありがとう。   …そうだな、参列してもらえなきゃ…   皆、元気にしてる? [Sun 31 May 2009 17:39:11]
ナキア >   ――― あぁ、 ( そうか。葬儀式、か。 ) …本当なら、貴女を喪主に据えるべきだったのでしょうけれど、 ( 貴女や周りの安否を秤にかけるなら、そんなことはきっと、レティシアさんは望まなかっただろう。 貴女も一緒にという思いはあったけれど。 )  …どういたしまして。 ( 淡く微笑んで、軽く抱きしめようと手を伸ばした。 )  でも、葬儀式が出来たのはレティシアさんのためにたくさんの人が集まってくださったからですよ。 [Sun 31 May 2009 17:23:10]
ナキア > ( 考え事も悩み事も尽きないが、 ――― 結局は逢いたかったのだろう。 何故逢いたかったのか、というのはもう今この場では置いておこう。どうせ答えなぞ出やしないのだから。 けれど、この出会いが何を生んだとしても魔女は後悔はしない。それだけの覚悟は、ある。―― 貴女に甘えられることを、嬉しいと想える余裕くらいは。 )  ( 吐息が触れるような、至近距離で。触れ合ってようやく、 あぁ、これはゆめまぼろしではないのだ と、実感する。 …実感して、きゅっと胸が詰まった。 ふっと、息をつく )  ―――― … ( 言葉の意味するものがなんなのか、わかっていながら魔女はただ黙って聞いていた。 首を傾げる貴女に仕方ないなと子どもにするよう微笑を浮かべて、ぽふ、と貴女の頭に手を乗せようと ) …そうですか。 ( それは良かった、とは、言えなかった。 それは魔女が貴女を責めているからではなく、食うに困らないという状況が必ずしも幸せな事ではないと解っているからだ。 貴女の事情の詳細までは察せないにせよ。 )   ( レティ。 )   …、 はい? ( 貴女が紡いだ懐かしい名に、 微笑んで続きを待った。なんだろう。 ) [Sun 31 May 2009 17:15:31]
ミレイユ >    …ありがとう。   葬儀な。   ( 脈絡無く、ぽつりと繋いだ。 本当はもっと居住まい正して言いたいところだけれど。 後にもしたくないような。 ) [Sun 31 May 2009 17:03:34]
ミレイユ > ( 渦巻く思いは胸の内。 自分のそれに戸惑い、互いにそんなものだろうと甘えてしまい、本当は触れ合った感触の受け止め方が全てなのかもしれないけれど、割り切れるものではなくてやっぱり苦しい。 …魔女さんは、わきまえてる。 しっかりしてる。 そう思うから、彼女には分かりそうな物をお土産に持って行ってもらった。 他の誰が辿り着いてもおかしくないとしても、想定していたのは魔女さんだ。 現実から目を逸らした安易な優しさではないと思う。 では何なのかと考えても、はっきり言葉にできる答えは出ないけど。 だから、そこに甘えてしまう。 )   ( 額が触れ合って、目を閉じた。 …二年遡って生き返るような気分だ。 フェンと別れて一年半。 全部悪い夢で、目を開ければファームにいて、目の前にいるのはレティなんじゃないかなんて、儚い錯覚。 膝はじゃれつかれるに任せて、こちょこちょ相手しながら溜息をこぼす。 自然なものではない芝居でも、安らいだ溜息。 今はこれがないとしっくり来ない。 )   …意識して痩せさせなきゃ、痩せないはず。 だから変わりないと思うけど――― つい、我慢するんだ。 ファームでも平気だったのにな。 今更…   ( どうかな。 目を開き首を傾げる。 )   …食うには困ってないよ。 だから余計に、なのかもしれない。   ( 人間牧場、なんて… 話したところで誰も救われない。 そんな思いは逃げで、そこまでの環境に身を置けば、いくら魔女さんでも敵とみなすかもしれないという怯えもある。 それならそれで、なおさら正直であるべきなのに。 )   …レティの。 [Sun 31 May 2009 16:55:49]
ナキア > ( メイフォンさんが会ったという貴女のことを、小さなヒントを残して己に居場所を知らせた貴女のことを、 VHに伝えることも魔女は出来るはずだ。 今日この場で貴女を捕らえることや滅すことさえ、出来るのかもしれない。  けれど結局はそうしないまま、それどころか誰にも知らせぬまま、口を閉ざしている。  魔女の言動や思考は貴女同様、とても矛盾している。 其処にどういった思惑があったものか、或いは魔女自身さえ把握できていないのかもしれないが――― それでもそれは事実としてそこにあるだけ。 )( でもこれだけは言える。其れはけして優しさでも、博愛精神でもないのだと。 )  ( ただ、結果的にこうなった。 多分それだけなのだ。 )   ―― えぇ、 ( 馬鹿だ。 だからどうしてこんなところに一人で、という心配と、会えた嬉しさという相反した想いに泣きそうになる。 涙を零さないかわり、へにゃっと困った顔をして笑った。 )  …、 ( 確かめるように大切に大切に白磁の頬を撫でて、貴女の手が重なればそのまま。 目を軽く伏せ、こつり、少しばかり額同士を触れさせ合おうかと。 ) ( 使い魔は貴女の膝の上に陣取ったまま、舐めたりごろごろじゃれついたり、腕や足やらを軽く甘噛みしたりしていそうだ。親愛の情でもって )   ―――― 大丈夫、そんなに苦ではないのですよぅ。 ( 貴女こそ、と、言いかけて止めた。 ―― 詮索して良いものかどうか、迷ったのだ。 ) ( 誤魔化すようにけるべろすにお金の入った小さな布袋を下げる。竹筒に入った冷たい茶か何か、飲み物を買ってくるよう伝えて。貴女がそれを必要としないだろうことはわかっているけれど )  ―― 少し、痩せました? ( 気のせいだろうか。見た目的にというより、雰囲気がなんだか。 ) [Sun 31 May 2009 16:34:32]
ミレイユ > ( 赤い髪、赤い目、白過ぎる肌。 そういえば、弱っていたベッドで彼女に見せていた姿はそればかりだったか。 …変形までには至らないとしても、これがミレイユだと自分で持っている印象も、少しずつ壊れていくのかもしれない。 金髪碧眼と一言で言っても、様々だ。 とはいえ――― そんな感傷に、たいした意味はないのかもしれないと思える。 生き物の、素直な温もりが感じられると。 それが魔女の使い魔だとしても、自分達のように、切り貼りして弄るような真似はしていないだろうから。 )   ………。   ( ある程度の覚悟を決められたはずの自分がこの調子だ。 魔女さんが固まってしまうのも分かる気がするし… そう判断するのが、とても失礼な勘違いなのではないかとさえ思う。 …でも、どうすれば良いだろう。 かつてそうしていたように、もう二度人を殺している。 一人目は襲われたから反撃した、血を吸うのは踏み止まったという良いわけができるし、二人目は知能を持たない牧人だ。 けれど――― )   ( 泣きそうな目と目を合わせて。 すぐにけるべろすに戻す。 )   …うん。 …ありがとう。   ばかだと思うけど、私もばかだ。   嬉しかった。 会えて嬉しい。   ( 背反するかのような気持ちのどちらも本心だ。 大切に思えば、触れられて嬉しくないわけもない。 けれどそれが危険なら、避けるべきだと思う。 …避けないというのは、結局のところ相手をないがしろにすることで… でも。 )   …あいにくとね。   ( 無事や元気を喜ばれるのも、嬉しくて辛い。 頬に触れる手に、手を重ねる。 )   魔女さん… ナキアも。 あっちじゃ色々あって、大変みたいだけど。   ( 元気そうに見える。 自分のように、裏で何があるかは分からないとしても。 ) [Sun 31 May 2009 16:08:22]
ナキア > ( 彼女の髪は、事件の折に垣間見た色ではなく日の光を溶かし込んだような麗しい金の光であった。 その瞳もまた、普通のホワイティアとなんら変わりない。 )  ―― あ、 ( なんだろう。 なんて、現実感がないのだろう。 )( それは突然の邂逅に頭が働いていないせいなのだろうけれど、せっかく目の前に在る貴女を確かに感じられないのがなんとなく哀しかった。 素直に喜びを露にしている、使い魔が今ばかりは羨ましい。己だって、あのくらいは喜んでいるのだというのに。無様に固まったままだ )  … お久しぶり、 です。 ( 寝そべっていた身体をぎこちなく起こし貴女の傍らに座りなおして、ようやく掠れた声で挨拶を返した。 )( 使い魔に押し倒され、顔を舐められる貴女の笑い声に ようやっと、魔女の顔にも笑みが戻る。 少しばかり複雑そうな、泣きそうな色を帯びていたかもしれないけれど。 )  ――― いいえ。 いいえ、 …ありがとうございます。 ( 此れが、いや手紙を出したことでさえ双方にとって危険な事なのだとは、魔女とて十分に理解している。だから返事がなくとも構わなかったし、ティアンに貴女を探しに行くこともしなかった。 )  …ミレイユさん、 ( あんまりにもリアルに感じられなくて、確かめるように名を呼び 頬に触れようと両手を伸ばす。 )  …お元気そうでよかった。 ( まだ此の世界に在ってくれて、良かった。 )( 無論幾らかは、以前メイフォンさんに伝え聞いていたけれど。 ) [Sun 31 May 2009 15:48:23]
ミレイユ > ( 着ている服こそ地方村では馴染みのなかったものだけど、中身は何も変わらない。 変われない。 利発そうな少女は二年前と変わらず少女のまま、ただ、照れか戸惑いか、それとも表情を作る能力が落ちているからか、そこに直球の笑顔はなく、どこか困った風に微笑んでいる。 )   ぁあ。 あの… まあ、久し振――― ぅおっと!?   ( もごもごと口を開いて… それはすぐ、けるべろすに遮られた。 良いんだ。 色々気の利いた台詞とか考えてみたって、気楽に言える感じではないし。 …ああ、でも、そんなのは思い違いかもしれない。 獣医なんかするには動物に好かれ難い体質だったけど、こんなにじゃれてくれるんだから。 )   〜っははははは… ああ、ああ、うん。 けるべろすも久し振りだ。   ( 飛びつかれて、押し倒されそうになりつつごしょごしょ撫でる。 懐かしい感覚。 生き返る。 もちろん比喩だが。 )   …ごめん。 返事、すぐにしようと思ったんだけど… 悩んでた。 今の今まで。   ( けるべろす抱きながら魔女さんに視線を移し、改めて。 …今も後悔はあるけれど、呼んでくれる声が嬉しい。 笑顔はやはりぎこちないが、けるべろすに飛びつかれた時の笑いは、自然なものだった。 ―――血色も良い。 擬態に大した意味はないし、そのように擬態できるということは、相応の糧を得ているということだけど。 ) [Sun 31 May 2009 15:34:52]
ナキア > ( 神社の傍、土産物筋から2、3本離れた細い土道の横を流れゆく小川の辺。 様々に思いを廻らせ、躊躇する貴女とは対照的に魔女はなんとも気安く。穏やかに笑みを浮かべながら、ぼんやりと空を眺めて和んでいた。 ――― とはいえ魔女とて、その胸のうちで何も考えていないわけではないのだけれど。 折角戴いたヒント、この機に活かさなければ、…もう二度と貴女に会えないような、そんな気がしていたから。 )  ( 己がハーフエルフであると、彼女に伝えたことはそういえばなかったか。…同じように、己も彼女が何で在るか、聞かなかったし訊かなかったけれど。あの事件当時の事を思えば、幾らか察しはついている。 )  …、 ( 視界の端、けるべろすの耳がぴくり、小さく揺れて持ち上がる。 虫でも近くにいたか、子どもらの声にでもはんのうしたのだろう と、魔女は別段気にせぬまま空を見上げ―― 、 )    ――― 、 ( 視界の中に貴女が入るのと、けるべろすが立ち上がって尻尾を降り始めたのはほぼ同時だった。 わん、と嬉しそうに一声鳴いて貴女に飛びつこうとする使い魔の姿を目にとめながら、魔女は目を丸くしたまますぐには反応できないでいた。 )  ――― ミ レイ… ユ、 さ ん ( …嗚呼、これは白昼夢だろうか。 )( まどろんでいるうちに眠ってしまって、みている夢なのだろうか。 ―― 酷くのろい動作で身体を起こしながら、同じようににぶい思考がぎこちなく考えを漏らす )( 視界の中に貴女を収め 大きく一つ、瞬いた ) [Sun 31 May 2009 15:15:11]
ミレイユ > ( …そっと近付いて、まどろむ一人と一匹の傍らに腰を下ろす。 けるべろすも久し振り。 噛み付いてくれるなよ。 ) [Sun 31 May 2009 14:56:20]
ミレイユ > ( ―――神社。 それがアマウラのテンプルであれば、ホワイティア文化圏の意識が強い自分にとって害にはならないかもしれないけれど… 場を汚す、という意識がある。 そっと会釈して、鳥居を眺めるでもなく待っていた。 )   ( …降りて来ないな。 とんびだろうか、急旋回から滞空、空を飛ぶ鳥が鳴く。 魔女さん見なかった、と声をかけたところで逃げられてしまいそうな立場でも、それを見てふと表情を緩ませられる感覚にほっとした。 私の中に、まだファームは残ってる。 …変わっていないつもりで、だいぶ変わってしまっていても。 ―――だって、使い魔がいれば見つけるのも容易いのにな、と自然に考えてしまうのだ。 )   ( ―――行き違ったか。 しばらくして、しょうがないと腰を上げた。 ティアンに似た土地だけれど、木々や山肌の調子は少し違う。 一見なだらかで、穏やかそうな印象。 〜ああ、イチミネの故郷なんだなと、脈絡もなく思った。 いや、それを言うならツヤコの故郷でもある?のだと思うけど。 何にせよ、自然は厳しいものだとも知っている。 )   ( ―――〜まあ、でも。 そこにナキアが宿を取っていることは分かった。 また訪ねれば良いと思い直して、緊張していたことを自覚する。 嬉しい反面、今ならまだ間に合う、手紙も受け取らなかったことにして消えられるなんて、ばかなことを考えた。 )   ( 近くに川が流れているのか。 すっかり人込みが苦手になってしまって、観光するほどの気力はなかなか起きない。 自然、足はそちらに向いた。 )   ―――。   ( 今、ツヤコの立ち居地がどうなっているのかは知らない。 その決意を聞いたような気がしないではないけれど、どうしても、ファームのあった地方村や魔女さんとセットになってしまう。 ここへ来て、自分だけが接触することに、それほどの抵抗はなかった。 …もしかしたら、何かあるのなら、それでも良いと思っている節もあるのかもしれない。 )   ―――。   ( あ。 …油断したところに不意打ちを喰らったような気分。 思わず固まって、次いで腰が引けた。 育ち盛りの二年ぶりだっていうのに、お互い変わってないったら。 )   ―――…。   ( 佇んで、眺めてた。 この期に及んで 『今ならまだ』 とか考えながら。 ) [Sun 31 May 2009 14:54:31]
ナキア > ( 慣れぬ履物に疲れ傷めた足は、まだ歩き出そうという気配がない。しばらくは此処でまったりしている事にしよう。使い魔と一緒になって、昼寝を決め込んでみるのも気持ち良さそうだ。  帰る時には裸足でも然程問題はないだろう。 小川近くの砂利道をはしゃぎ駈け行く童らとて、裸足なのだし。とはいえ靴なく歩くことが余りないから、それはそれでいらぬ怪我をこさえてしまいそうではあるか。 )  ――― まぁ、 ( まぁ、いいや。 帰る時になってから考えよう―― と、ずり落ちかけた足に当てた薬草を乗せ直し。 黒犬の傍ら、魔女も草原の上に仰向けに寝転がる。  …空を舞いヒョロリと鳴く、あの鳥はなんであったか。 ) ( 神社に行って来ると言い置いて宿を出た魔女は、神社の階段へと続く道から少し離れた小川の辺に居る。 或いは、土産物の並ぶ通りから2、3本離れた人気のないあたり。 人目を忍んでというよりは、単に人気の少ないところでのんびりしたかったのだろう。もし寝転がった魔女を見つけたなら、貴女には人目の少なさは喜ぶべきことなのかもしれないけれど。 乙女は、今どうしているかわからない。兎の子とでかけているかもしれないし、もしかしたら土産物を物色するついで、近くまで来ているかもしれないけれど。 ) [Sun 31 May 2009 14:31:46]
ミレイユ > ( 所在の知れるような手紙を送っておいて矛盾――― 少なくとも、魔女さんならその場所に当たりをつけられるということも意識していたはずなのだけど。 友人と一緒、というのもある。 やはり手紙にはその友人がどうするのか、ということも記されてはいなかったが、何人もで訪ねられて目立つのは避けてほしい。 それが魔女さん達のためというのもあるし… 自分を匿っている、同胞のためにも。 主従関係にないとはいえ、はぐれ者のレッサー一匹管理するのは造作もないことだ。 未来に渡る心変わりや裏切りの可能性まで、あれば発覚する。 けれど今現在支配下にない人間とは、そういった上下関係はない。 ヒトよりもヴァンパイアの方が強いという余裕はもちろんあるだろうが、何せ、連れになるかもしれない一人はゴーテンジだ。 …魔女さんが一人旅するよりは安心なジレンマとか、色々さておいて。 アマウラなら、ヴァンパイアハンターギルドの力もヴェイトス市ほどではないだろう。 出島くらいはカバーしているかもしれないけれど、ヴェイトス市ではないという精神的な余裕は大きく、逃げるようにティアンを出た。 領地の外で、それも自分をヴァンパイアと知る人間に会うことに、同胞は難色を示したけれど。 反意がないのは分かりきっていることだ。 ただ無為に時を過ごしていたヴァンパイアは、力を取り戻すでもなく、エルダーに対する意識の閉鎖は叶わない。 )   ( 宿を訪ねれば、その場所を聞くことができるだろうか。 あるいは出島ということしか分からなければ、訪ねて回ることになる。 来るのもまずかったかと、後悔しそうだけれど。 でも来られるよりは良い。 アマウラの霊的防衛機構にほんの少しずつ感知されながら、小物らしく網の目を潜り抜け、忘れかけていた擬態もどうにか持ち直した。 他の一切をなくして得た特技。 かつてはお日様の下で動物と働けるクオリティでも、一年以上ろくに使っていなければ、色々なところが狂ってくる。 )   ( 金髪碧眼のホワイティアらしい容貌に、フォーウンの道士のような服装がミスマッチ。 とはいえ、出島ではそう目立つものでもないか。 その少女が一人旅であるとすれば、やはり奇妙なところだけれど。 ) [Sun 31 May 2009 14:23:52]
お知らせ > ミレイユさんが入室されました。 『( 返事は出さなかった。 )』 [Sun 31 May 2009 13:52:48]
ナキア > ( 摘んだリブワートの葉を手の中で揉み、擦り剥けた皮膚に当てておこう。少しは、マシになるだろうか。しばらくは下駄を履かない方がいいだろう。かといって靴を履くのも、赤くなった箇所と擦れれば痛かろうが。 けれど折角の旅行だ、外出せず部屋にばかりいるのでは勿体無い。 ああ、そうだ。温泉ならば効くかもしれない。宿に戻ったら早速入る事としよう。 )  …けるべろすも入れるようなところが、あるといいですけど。 ( お猿さんが入ってるようなとこなら一緒でも大丈夫ですかねぇ、なんて緩く撫で続けながら。でもやっぱり、お猿さんとは相性悪かったりするんだろうか。犬猿の仲。 ) [Sun 31 May 2009 13:41:07]
ナキア > ( 手紙の返事はまだ無い。 頼んだ飛脚から、宛先の場所へ届けたらしいことは聞いたもののその後どうなっているかは杳として知れぬままだ。 )  …。 ( それはそれで良いかと、思うのだ。 そっと手を伸ばし、このまま寝る気だろう黒犬の背をゆっくりと撫でる。 手紙に、己の名は綴らなかった。 その代わり、以前贈った香袋と同じ香を焚き染めておいたのだ。余人の手に渡っても、何のことか解すのは難しかろう。 )( 青空に鳥の飛んでいくのをぼんやりと眺め、 近くあった草をふつと手折る。 ヴェイトス市の方には雲が蟠っているようだが、此方は良い天気だ ) [Sun 31 May 2009 13:26:39]
ナキア > ( 何処の木上からか。 愛らしい鳥の囀りが耳を楽しませる。 涼やかな風がすぅと行過ぎて草木を揺らしていた。 もう少し季節が進めば、夜には蛍火が賑やかく飛び交うのだろう。 )  ――― 、 ( 嗚呼、長閑だ。地方村とは少しばかり趣が異なるけれど、 )  ( 隣に寝そべっている使い魔が、なんとも気の抜ける様で口を開け、欠伸をした。 その様を視界に入れ、ふっと笑みが零れる ) [Sun 31 May 2009 13:06:29]
ナキア > ( 瑞々しい草原の上に腰を下ろして、魔女はふっと息をついた。 身に纏うは藍染めの着物。夏物とまではいかないが、単衣の薄い地だ。 ) キモノ、には幾らか慣れてきたですが…、 ( ぽっくり―― 下駄、にはまだ慣れない。 鼻緒の部分が足の甲の皮膚と擦れ、足が赤く擦り剥けていた。 下駄を脱ぎ、足を斜めに投げ出して息をつく ) [Sun 31 May 2009 12:59:29]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『( 目の前に在るは、小川のせせらぎ )』 [Sun 31 May 2009 12:52:57]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『(こういうの、いったい何年ぶりだろう?)』 [Fri 29 May 2009 02:12:37]
君影 > ( 丸薬とかで栄養調整してるから健康は多分大丈夫なんだろうけれど、ちゃんとご飯を食べているとは少し言い辛い。 料理も大して上手くないから自炊も適当極まりないし。 ) そうなの。 私なんか朝早く起きた時は必ず昼寝するようにしてるのに。 ( 全然時間を有効利用出来てない。 溺れるから止めておけっていうつっこみにやっぱりそうかと素直に朝風呂をする時は頑張って起きる事にした。 )( くすくす ) だって、ねぇ。 ――――けどそんな艶子もやっぱり艶子なんだろうな。 ( 別人だけれども、やっぱりちゃんと艶子らしい所がある。 きっとそうなんだろうなって考えてしまう。 ) MJからか……そうだな。 ――――それはない。 ( 焦る艶子ににっこりと笑顔で言い切ろう。 ) そうね。 約束してたものね、流しっこ。 ( 続くように風呂からあがって洗われるままに。 それが終わったら今度は私の番だ。 ) [Fri 29 May 2009 02:11:07]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 …ついでに、髪も洗ってやろうか。 』 [Fri 29 May 2009 02:01:25]
艶子 > ふふふ、やっぱりな。 …そういうの可愛いよね。 ( 寝顔とか凄く良いと思う。 ) まあ寝るのはともかくとして、飯はちゃんと食べなくちゃ駄目だぞ。 ( 一人暮らしなら、やっぱり自分の分は自分で用意しているんだろうけど、ちゃんと食べてるのかな…。今度蜷潜と一緒に食材持って押しかけるか。――と、いうことを蜷潜が既に実行に移していたことは知らない。 ) そういう捉え方もあるのが悲しい。3000エンぐらいなら考えてやらないでもないのにな。 ――そんな、言い切らなくとも!朝早く起きるとな、時間を有効活用しているような優越感に浸れるんだよ。結局早く起きた分早く眠くなるから、同じなんだけどな…。 ( かといって頑張って夜起きてると、次の朝は早く起きれないという。 ) いや、止めなさい、溺れるから、本当に。 ( その気になった君影にびっくりして慌てて言った。 ) きっと傭兵していない私は、普段からスカートとか履いちゃったりして、言葉遣いも女らしくて…  だ、だから、笑うない! ( 今のは適当な想像だけど、ちょっぴり恥ずかしかったらしい。 でもまあ、思うのだ。少なくとも傭兵やってなかったら、皆にも、勿論君影にも会うことは無かっただろう。 ) んむ。どうせ見るだけならタダだしな!とりあえず手っ取り早くMJから…… あ、で、でも惚れたりしたら駄目だからね! ( 突然焦ってそんなことを言い出す。 ) ――よし。君影、そろそろ湯船から出てお前の背中を流してやろう。その次は交代だぞ! ( そういってざばんと立ち上がり、貸しきり状態の風呂を今しばらく堪能するとしよう。 ) [Fri 29 May 2009 01:56:33]
君影 > なんでわかった。 ………なるほど、白夜もそうだったからか。 あの子そういう動物っぽいところあるものね。 ――――私は作る相手がいないからな。 毎日毎日昼まで寝る幸せを堪能している。 ( たまにリャンがご飯をせがんで引っ掻いてきた時なんかは起こされるけど。 その時はすぐにリャンのご飯の準備をして二度寝する。 ) それって『早起きは三文程度の徳にしかならないから寝ていましょう』っていう意味の諺だろ? ( 都合のいい解釈。 だって三文って本当にただの小銭じゃん。 ) 早起きだなんて人間のする事じゃない! ( 間違った事を力強く言い切る。 ) ―――――……やろうかな。 それ。 ( それなら簀巻き状態で運んでくれたほうがむしろ好都合じゃないか。 ただ朝風呂の堪能の仕方としては激しく間違っている気もする。 ) 傭兵してない艶子――――― ( くす ) そうだな。 そんな艶子は全然想像出来ない。 今と違う生活してる自分って、他人のでも自分のでも結構想像しにくいものだったんだな。 ( 平凡な家庭に生まれて忍にならなかった私。 傭兵にならない艶子。 それはもう完璧な別人だ。 )( 私はただ生きているだけだった。 その実感を得られる時はリャンと居る時だけで、黒猫だけが私の生活を満たしてくれた。 ――――けれど今は艶子達と一緒にいる時にそれと同じ感覚がある。 最初に出会った時はただのうるさくて苦手な奴だと思ってたのに。 ) ――――そう。 そうか。 …………今度、してみようかな。 ( 前だったら絶対に嫌!って拒否していたそれ。 けれど今ではそれぐらいならしてみようかなっていう気になる。 ) [Fri 29 May 2009 01:44:13]
艶子 > あれだろ。リャンも起こすの諦めちゃって、お前の枕元で寝たりするんだろ絶対そうだ!だってうちの白夜もそうだもの! …でも私、朝ごはんの用意があるから中々昼間で寝てるってことが出来ないんだ…。 ( ナッキーが家に居てくれる時はもうがっつり甘えて寝ちゃうけど。 ) は、早起きは三文の徳とも―― ( いや、駄目だ。三文ぐらいの徳なら寝てたほうがましだ。 ) どうせ継続するなら早起きの方にしなさい! ――まあ、あれだ。裸で寝てればそのままダイレクトに温泉に入れるよ。…溺れそうだけど。 ( もしそのまま溺れずにお風呂に入って、出て、身体を拭いて着替えてもとの布団に戻る―― と、そこまでやったら私は逆に君影を尊敬してしまいそうだ…。私は何も言わずに布団に包まった君影を部屋に運び、昼間で起こさないだろう。 ) ………んん、そうだな。確かに、もしそうなっていたら自分はどうだったか。…そういうのって、私も想像出来ない。例えば、傭兵なんてやってなかった自分とか。 ( 傭兵やってる自分を後悔したことは無いが。 ) …………。 ( それからじぃ、と君影を見て。 最初にこいつと会った時は、こういう話をするようになるなんてあまり思ってなかったかもしれない。 ) 好きになるっていうのとはまたちょっと違うけど、男連中もよーく観察してると、たまーに良い所はあるよ。少し慣れてきたら、暇なときにそういうのを探してみると良いかもね。 恋仲になるとか、そういうのは全く考えずにさ。 ( ただ一方的に観察するのだ。 ) [Fri 29 May 2009 01:22:25]
君影 > あぁ……やっぱりそうよね。 リャンに朝方起こされた時とかにそれを無視して昼過ぎまで寝た時の気持ちよさといったらもう………… ( 毎日が日曜日の私。 仕事の関係上働く時は夜間だし、朝日を拝む事はまずない生活を続けている引き籠り体質。 ) …………継続は力なりって言うでしょ。 私ね、毎日続けている事はちゃんと欠かさず続けていきたいと思っているの。 ( 真顔で詭弁を口にする忍者。 ) だから布団は絶対に渡さない! ……くぅ……けどやっぱ簀巻きは嫌ね。 ( ただ起きるのが面倒なだけで朝風呂が嫌なわけじゃない。 服着たままお風呂場にざっぱーんも嫌だしここは折れようかな。 ) だって事実でしょ。 一目でわかるぐらい差があるし。 ( さらりと言ってのける。 神様って不公平だな。 ) ――――別にそんなに気にしないでいい。 ……ただちょっとそういう風な私が想像出来なくて。 ( ――――普通に育ってたらどうなってたんだろうな。 ああ、こんな空想考えたのなんて初めてかもしれない。 ) そうね。 誰かを莫迦みたいに好きになったり……そんなのって多分ないんだろうな。 ( 温かいお湯が気持ち良い。 色々と多くを語るのは文字通りの裸同士だからだろうか。 ) [Fri 29 May 2009 01:11:18]
艶子 > ( 食う寝る子作り、これに限ります。 ) いやわかる、わかるぞ君影。昼まで寝るのは凄く気持ちが良い。朝普通に目が覚めても、そのまま二度寝したときの心地よさと言ったら。朝だ、起きなきゃ、と思ってから今日が休日だっていうことを思い出したときとか、凄く幸せな気持ちになる。…でも、一日ぐらい頑張りなさい!布団のガードも固くてどうする!!   ――そうか、そんなに簀巻きのままお風呂に連れてこられて、布団の中から転がるようにして出てきたいのか。 ( こう、布団の端を持ち上げてごろごろごろーっと。 ) く、くそう!はっきり言いおって…! ( 艶子は悔しそうだった。――でも、仮に身体を鍛えていなかったとしても、やっぱりちんちくりんになってた気がするのは何故だろう。 ) すまん。つい、うっかり。 ( 軽いノリで振る話では無かったか。 男どもは「勿体無い」とでも言うのだろうな。 ) でもまあ、そういういわゆる「女としての楽しみ」というのは、別に無くても良いと思うんだ。色恋沙汰なんてしなくても死にはしないしなっ。 ( 少なくとも私の周りには、それを謳歌してる人は少ない。アイリ様とかな…。 )  [Fri 29 May 2009 00:52:45]
君影 > ( 艶子ってばなんて三大欲求に正直な奴なんだろうか。 ) えー………昼ぐらいまでは寝てるのが私の正義なのに。 く…なら意地でも布団の中に貝のように閉じこもってやる。 ( 何故そこで意地を張るのか今の私には理解できない。 そしてその結果簀巻き状態になる君影であった。 ) ――――違うな。 全然違う。 すごく違う。 艶子は小さいし私は細いからな。 ( 彼女と違って肉体的にはそれ程鍛えていない君影の体は女の柔らかさを残している。 そして持ってる者は持ち得ぬ者に好き放題言うのであった。 悪気はないと言っておく。 ) 勘弁してもう。 そんなの嫌なんだから。 ( 幼少のトラウマで潜在的に男が怖くなってしまってる。 怖いから嫌い。 艶子の言う仮定に嫌そうに眉を顰めるとぶくぶくと風呂の中に沈んでいく。 )( ――――ああけど男嫌いじゃなかったら男を惹きつけても問題はないのか。 けど想像出来ないな、そういう自分は。 ) 男×女も女×女も全力で勘弁してもらう。 言われなくてもそういう方面はガッチリ。 下段ガードを固めた私に隙は無かった。 [Fri 29 May 2009 00:38:21]
艶子 > ( ぐう、と唸る。…これからはもっと他の事も考えるようにしよう。例えば…食いもんの事とか! ) よし、じゃあ今度寝てるお前を起こして連れて行こう!布団とか剥いで引きずって連れて行くぞ!もしそれでも起きないようなら… 布団ごと担ぐ。 ( 凄い迷惑でした。 まるで簀巻き状態で担がれる君影の図。 ) ( ぺしん、と頭にチョップが当たり。 ) だ、だってさあ。隣に並んでみると大分違うじゃないか。シルエットで容易に私か君影か判別できちゃうぞこれ。 ( 身長差を抜きにしても、出るとこ出てるそのスタイルで簡単に見分けられそうだ。 ) お前が男嫌いなんかじゃなかったら、多分すごく男を惹きつける女になっていたんだろうなぁ。はははは。 ――でも惹きつけられてくるのは何も男だけじゃないから、注意するんだぞ君影。ガードは固めにな! [Fri 29 May 2009 00:21:23]
君影 > ごめんごめん。 ( 小さな笑いを消さないまま気持ちのこもってない謝罪の言葉を。 ) へぇ………したことないなそんなの。 朝風呂か。 ( 昼に起きて夜中に寝る生活リズム。 一人で暮らしてる時とかは一日二食とかも珍しい事じゃないニート体質。 察しの通り朝は弱いぞ。 )( はぁ、やっぱり気持ち良い。 温泉だと普段のお風呂とはまだ違うような感覚が―――― ) ――――……いきなり何言い出す。 莫迦艶子。 ( 唐突なその言葉に顔を赤くしながらぺしんと軽く相手の頭にチョップ。 タオルの上からでも膨らみがわかる豊かに育った胸。 くびれのあるウェスト。 まあ確かにスタイルはかなり良い部類なのかもしれない。 ) [Fri 29 May 2009 00:11:43]
艶子 > うぬ。――ま、まあな。私にとってはこう、色々と重要な…わ、笑うない! ( またって言うほどしょっちゅう剣の事を考えたっけ、と自分自身で思い返してみて、結構剣のことばっかり考えている自分に気付いた。 ) 時間も少し遅めだからな。あと、日の出の頃も朝のひんやりした空気が気持ちよくて良いぞ。しかも早い時間だからほぼ貸し切りだし。 …まあ、同じこと考えている奴が他の宿に居たら、貸切じゃなくなっちゃうけどな。 ( 君影は朝が弱そうだけど、起こして連れて行こうか。 …しかし、こうしていざ裸の付き合いをしてみると、やっぱり相手の体つきが気になるものだ。 ) んんんんん。 く、くそう。やっぱり私の筋肉には無い魅力があると認めざるを得ない。 ( とか行き成り言い出す。 ) [Thu 28 May 2009 23:57:36]
君影 > なんだ、また剣の事か何かで考え事か。 好きだなお前も。 ( 小さく笑う。 仕事と割り切っている私にはそういう感覚は理解し辛い。 けれどそういう奴っていうのは案外多い者だよな。 ) そうか、それはよかった。 貸切みたいな感じで豪華な気分だな。 ( 艶子がしたのと同じように湯をすくって体にかける。 そして湯気のたちのぼる熱い温泉にゆっくりとその体を沈めていこう。 ) ん………ふぅ。 ( こういう時に声が出てしまうのは人の性か。 リャンは部屋でお留守番。 あんまりお風呂は好きじゃないんだあの子。 ) [Thu 28 May 2009 23:49:53]
艶子 > 良くないぞ艶子。父上曰く、勝とう斬ろうという意気込みですらトンボの剣には病だという。 ( 私にはまだそれが良く判らないが。 ) こんな事でうだうだとしてたら、刀の太刀筋は曇りばかりだぞ。 ( 二の太刀要らず、二の太刀は負け。とまで言い切って一撃に掛けるのだ。実際には最初の一撃で仕留められることなど稀ではあっても、そこに自分の全てを掛けるというのなら、もっと無心であった方が良い。 ) ――私もまだまだ半人前だな。 ( 竦めた肩を、湯船に浸からせる。 ――と、その時。 ) おう、君影か。今は他に誰も居ないし、良い湯加減だぞー。 ( そう言って、ちょいちょいと手招きした。 リャンは…猫は水が嫌いだし、今日は一緒じゃないかもな。 ) [Thu 28 May 2009 23:36:11]
君影 > ( 露天風呂の方を覗き見たのは艶子とは対称的にタオルで体を隠した女。 ) ――――なんだ艶子か。 ( 人間嫌いは治ったわけじゃない。 顔も知らない誰かと一緒に入るのは遠慮したかったけれども、今一緒に旅行に来てる面子なら別に構わない。 そっちの方へと私は近付いていこう。 ) [Thu 28 May 2009 23:34:10]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『ちら』 [Thu 28 May 2009 23:29:30]
艶子 > ( 実を言うと、今の自分の身体に不安が無いわけではない。そもそも戦いに向いていない体つきであったにも関わらず、これでもかというぐらい負荷を掛け、鍛え上げ、筋肉の帷子を着込む。そうして出来上がった肉体で、さあ斬ったはったのチャンバラごっことしゃれ込めば、斬られるは突かれるは噛み付かれるはの散々な目にあってきた。もとより覚悟はしていたことだが、やはり戦いというのは難しい。一筋縄ではいかない。ならばもっともっと強くなろうと誓いはしたものの、最近ガタが来ている事に気づく。 特に、肩だ。偶に痛みがずっと続くことがある。 ) ………。 ( アレッサンドラに貫かれた傷跡をなぞる度に、私は切なく物悲しい気持ちになるのだ。今は何をしているのだろう、なんて考えてしまうのだ。 貫かれた部分を湯に浸ければ、肩に残った後遺症と共にこの思いも溶かしてくれるかと思ったが、心の病までは例え神仏が浸かる湯ですら治すことはできまい。 ) [Thu 28 May 2009 23:23:08]
艶子 > ( やがて湯船の温度に身体が慣れてくる。私はもう一度息を一つ吐くと、湯の中で身体をぐっと伸ばし、岩に背を預けて足を投げ出した。そうしてお決まりの台詞を言うのだ。 ) あぁ、極楽。 極楽。 ( この言葉を最初に言ったのはどこの誰だかしらないが、中々良いセンスをしている。極楽とは、こういう時の事を言うのであろう。温泉の中には神仏が使うというものもあるという。その湯に浸かれば、ありとあらゆる傷は癒え、将軍様お抱えの医者が投げ出す大病を治し、身体は若返り畜生すら神仏になるという。 ) 一度はそんな湯に浸かってみたいものだなあ。 ( 話には聞くが、入ったというものは聞いた事が無い。 最も、ここの温泉も傷が癒え、病も治り、身体が若返るような思いにさせてくれるが。 ) [Thu 28 May 2009 23:13:44]
艶子 > ( 湯をひとすくいしてざばんと身体にかけると、私は湯の中に入っていった。じんわりとした熱が足から伝わり、身体を温めていく。ふ、と一息つくとそのまま騙し騙し身を沈めて… ) いやっ、この入り方は粋ではないぞ。こう、どばーっと一気に入るべきだ。 ( そう思った私は一気にしゃがみ、胸の辺りまで湯に浸かった。…とっても熱かった。ちょっとこう…後悔するぐらい熱かった。でもここで熱いというと情けないので、ぐっと我慢の子。 ) 長く浸かっていればそのうち身体が慣れる! ( それまでじっとしていよう。 ) [Thu 28 May 2009 23:06:38]
艶子 > ( 風呂に入るときは、身体を隠す布一枚身につけないことにしている。身体を隠そうとするとどうしても威厳、威風堂々といった具合が薄れ、特に女は女々しくなる。別に女らしさを消したいわけではないが、私は一流のファイターなれば、この鍛え上げられたしなやかな筋肉を晒しても恥ずかしいとは思わなくなるのだ。 ) ふん。中々立派な風呂ではないか。 ( そういうわけで、露天風呂の入り口の前で仁王立ち。今のところ他に客もいないし、貸しきり状態だ。 ) [Thu 28 May 2009 23:02:17]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『露天風呂にて。』 [Thu 28 May 2009 22:57:32]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『-84000の出費也』 [Tue 26 May 2009 23:38:01]
君影 > ( 呪符の使い方の説明。 毒の効能や爆発の規模、それから釘単品で使った場合は通常の投げナイフなんかより殺傷力は劣っているからという注意を受けた私は、袋詰めにされたその袋を受け取って店の外に出る。 ) ん、お待たせリャン。 いい買い物ができたよ。 ( 店先で待っていた黒猫に掛ける声のトーンが少し高い。 表情には出さないけれど、思わぬところで必要品が買えた事に機嫌は良くなったようだ。 ) じゃあ旅館に戻ろっか。 財布の中にお金無くなっちゃったし。 ( 黒猫に手を差し伸べて肩に乗せると、滞在している旅館の方へと向かって歩き出すとしよう。 ) [Tue 26 May 2009 23:30:52]
君影 > 爆発に毒に捕縛、それから単純に威力と強度を上げるための呪符だって? ( 店主の説明曰く釘もまた特殊な代物だが、後ろについている呪符もまた変わり種だった。 後ろに付いている呪符の部分を変更する事により、釘はそれに応じた効果を発揮するという。 そしてその呪符はこの釘でのみ効果を発揮する事が出来るというのだ。 ただし一度投げつければ呪符は効果を失う使い捨て。 )( ――――素直に面白いと思った。 元々クナイや投げナイフは私が正面きって戦う時の十八番の戦術。 欲しいなこれ。 ) いくらだ。 それから使い捨てといったが残りいくつある? ( ――――店主が提示した金額は在庫含めた12本と呪符の値段合わせて財布の中が小銭しかなくなるものだった。 高い買い物だ。 通常の投擲ナイフの二倍以上の相場はある。 ) 買う。 その代わりに包丁はキャンセルで。 ( けど呪符込みならばそれは妥当な値段かな。 ――――蜷のお土産はまた別の機会にしよっと。 ) [Tue 26 May 2009 23:16:14]
君影 > ……………? なんだこれ。 ( その視線の先にあった異質な物に思わずそんな言葉が出てしまった。 ) ………釘……?だよな。 普通のとは大分違うけど………釘、だな。 ( 最初はクナイか投げナイフかとでも思ったけれど、手にとってみたそれは釘と呼ぶのが相応しいものだった。 その柄の部分には何やら呪符らしいものが巻かれている。 ) これは何? 釘よね? ( 包丁を選んでこれでいいかと私に見せようとしている店主に疑問の言葉を投げかける。 何故釘があるのかと。 それからこの後ろに巻かれているものは何かと。 ) [Tue 26 May 2009 23:01:25]
君影 > ( 服とか装飾品とかはよくわからないしあいつだってそんなに興味ないだろ。 それに土産物っていっても大して珍しいと思えるようなものは渡せなさそうだ。 そんな事を考えながら店内にある他に並べられた商品に視線を向ける。 )( わりと本格的な店だ。 刀剣類の方が目立ち包丁なんかの日常的に使えるやつの方が浮いている。 店主がどれがいいかと選んでいるあいだ、私は暇つぶしに店内に陳列されている商品を眺めているとしよう。 ) [Tue 26 May 2009 22:48:39]
君影 > ( 蜷へのお土産選びは私は包丁という事で。 しかし適当にしか料理しない私が驚いたのは包丁とか一口にいっても種類が結構あったっていう事だ。 ) 魚とかそういうの捌くの。 良し悪しはわからん。 ないか。 ( 店主が年のいった男だから口調と態度は自然と硬くなる。 男嫌いは昔よりは改善されてきたけれども、あくまでほんの少しだけだ。 本音を言えば今すぐこの店から出ていきたい。 ) [Tue 26 May 2009 22:39:18]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『刃物店にて』 [Tue 26 May 2009 22:34:08]
お知らせ > ハッシュさんが退室されました。 『 子供はいいぞ。かわいくて (とかそんな) 』 [Sun 24 May 2009 02:22:35]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『そうして私たちは、三人で並んで帰った。相変わらず子作りの話をしながら!』 [Sun 24 May 2009 02:21:54]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『あぁ、張形で思い出したのですがそういえば子宝飴とかいうものもあるとか…』 [Sun 24 May 2009 02:20:57]
ナキア > ( あんまり強く撫でると頭がちょっとずつ下がってくる。押さえつけられている感というか、犬の首にはライオンの獣人の手は少しばかり重たかろう ) はい、頑張ってくださいねー乙女。 ( にこにこと他意も邪気もなく笑って頷いてみせるあたり、会話の内容と場の空気が噛みあっていない気もする。 )( 首輪プレゼントされ済みなことを聞いてたら、既にエンゲージリング(違う)は渡されていたのかとか思ったにちがいない。…。 ) いいえ、 絶対に、 似合います。 ( わざと言葉を区切り、言い聞かせるようにきっぱりと。 ) 綺麗系がいいですか?それとも可愛い系の方が… あぁ、艶やかなのも捨てがたいですねぇ… いっそ全部… ( 後半につれてなんだか独り言のようになっているあたり、勝手に乙女の花嫁衣裳姿を色々と想像しているらしい。想像の中の乙女はどれも素敵に着こなしてしまうので迷ってしまう。 ブーケはぜひ、振りかぶって狙うといいよ…! ) 両方でやってもいいとおもうですけど。 獅子はセンスもいいですからねぇ。作るにしろ買うにしろきっと素敵なマリッジリングが出来るかと。 ( そのリングが指輪でも、首輪でも。 乙女の照れた様、うふふ、と微笑ましげに眺めつつ。 ) はい、楽しみにしているのですよぅ。 ( せめて死ぬまでには二人の結婚式をみたい。…寿命からすれば長いな、とは思うもののいつ死ぬかなんてわからないものだ。 ) あぁ、じゃぁ私も一緒に帰りますよー。 ( お邪魔してすみませんでした、と、へこり、お店の方に頭を下げて。乙女の隣に並ぼうか。 ライオンの手が離れていれば、黒犬がその後を追うだろう ) [Sun 24 May 2009 02:19:01]
ハッシュ >  俺も戻る。ナキアはどうするんだ? (散歩で歩いていただけなので目的もなかったし、十分に観光できた?のではなないか?とおもうのだが? ナキアへと顔向けつつ)  [Sun 24 May 2009 02:15:34]
ハッシュ >  (不覚にもちょっとじわっと来てしまった。が、それ以上にきゅんとしてしまった。かわいいやつめとかいぐりかいぐり。その手はなかなか止まらない) むしろ燃え上がるんじゃないか。色々と (因みに獅子はまじめに答えつつも艶子をからかっている感がある。だが獅子にとっては性交は子作りのためだから、子が出来ないのはつらかろう、とは思っているのだ。たとえ生ぬるい笑みを浮かべていたとしても!) 頑張れ。陰ながら応援している (お互い燃え上がっていいじゃないか) 多分な。死ななかったら俺が嫁にしたいくらいだ (因みに獅子のを参考にすると一、二週間飲まず食わずで一日何十回もやらないといけないのである!後半さらっと何かのたまいつつ) うむ。まぁ、そんな感じで子供はぽんぽん生まれるぞ (ぽんぽん生まれるらしい。でっかいの+ちっさいの6+嫁たちでみんなしどろもどろなのだろうか) じゃあ首輪交換したらいいんじゃないか。ドレスにも似合うようなやつ (指輪がないなら首輪でいいじゃない!どこぞの王妃様はこんなこと言わない! 獅子は名案とばかりに目をきらきらさせている)  [Sun 24 May 2009 02:13:22]
艶子 > ――よし。とりあえず、お土産…じゃなかった。 …買いたいものは買ったし、私はそろそろ戻ろうかな。 ( 買ったものをMJや白夜に見られないようにしなければっ。 ) [Sun 24 May 2009 01:57:23]
艶子 > なんという難易度の高いプレイだ。…よしっ!じゃあ、アドバイスの通り暫く焦らしてみる! ( しかもそれはセルフ焦らしでもある。しかし、もう慣れっこになって気にしてはいないが、恐ろしい会話の内容である。 ) …そうか、私も死ぬか……。 ( 多分、というところには気付かなかったようだ。でも後で気付いて「あれ?」ってなる予感。 ) ふむ。それが野生の世界というものか。 ……そういえば、前にそんな事を聞いたような…。 ( 無表情でも小さければ可愛いのだ!で、そろいもそろってけるべろすの前ではしどろもどろなのだ! ) MJは指輪じゃなくて首輪を買ってきそうだ。 ( 現にプレゼントされたし…。 ) む、そうなのか。じゃあ程ほどに食べさせよう。 ――だ、だって私に花嫁衣裳とか絶対似合わないし…っ。 ( でもナッキーは嬉しそうだ。自分の結婚の事で喜んでくれるのは嬉しいけど、やっぱり恥ずかしい。 でもふと閃いた。結婚式を開くとして、仮にそこにアイリ様が居たら、私は全力でアイリ様にブーケを投げつけよう。何故か突然アイリ様の顔が浮かんでそう思ったのだ! ) 地方村か、それとも船の上か…。う、ん。…MJ、意外と器用な奴だからな。 ( それから頬をぽりぽりと掻いて、恥ずかしそうに目を逸らしてから。 ) ……結婚式のことは―― ま、まあ。考えておく。 ( ぶっきらぼうにそう言った。 ) [Sun 24 May 2009 01:57:16]
ナキア > ( ぶんぶんと元気よくというわけではないが、ぱったぱったと尻尾を揺らして黒犬は撫でられている間はライオンの撫でやすいよう耳を左右に垂れさせて、大人しくしているだろう ) 乙女… 大丈夫ですよほら、そういうプレイだと思えばきっと我慢できます。 ( ね、とかライオンさんと妙な以心伝心をおこしつつ。 微笑みながら大丈夫、って至極真面目に言うあたり。 )( ちなみに他人の真面目な相談事だ(と思っている)からこうして真剣にとりあうことができるのであって、そうでなければきっと思考もままならないくらいうろたえるだろう。 子宝神社やアサメイ(短剣。男性を象徴している)なんかは、そういう思想や文化であり神聖なものなのだと割り切れるから大丈夫。意識の差だ。 ) 食べさせすぎても倒れてしまうので気をつけてくださいねー。 ( 効きすぎも身体によくないという。何事も程ほどが一番です。 )  いいじゃないですか、結婚式。 前にも言った気がするですが、地方村でやって―― あぁ、でもお船のおうちでささやかにするのもいいですねぇ。 ドレスはどうしましょう、洋装もいいですがキモノ、もきっと似合うのですよう。 ( にへにへ、嬉しそうに笑みつつ。 こういう話になると妙に饒舌だ。いっそ本人より魔女のがはりきってる感じだが、母親とはえてしてそんなものである。 ) 指輪ですかー 買わなくても、獅子の手作りとかもいいですよねー? ( ぇへー。 ほんとうにいいたいほうだい。 ) [Sun 24 May 2009 01:46:52]
ハッシュ >  (泣く子と上目遣いのけるべろすには逆らえない。撫でられて尻尾を振るけるべろすにテレテレした。ちょっと見ていただけで怖がられていたときに比べて、今はよく懐いてくれたものだと胸に沁みるものがある) …ああ、うん、何日か放置してみたらいいんじゃないか。えーと……ほら、焦らしプレイ? (な、と魔女の言葉に同意しつつ。ヴェイトスで色々と溜め込んだボキャブラリーがこんなところで役に立つとは!) 死ぬからな (こくこく) う、うん。ちょっと感動しているぞ、俺は (そこらへん鳥頭だからもう忘れてしまったようだ。そこはかとなくうれしそうに笑いつつ、あたまをぐしぐしと。ぐしぐし) ………あ、でも多分艶子も死ぬな。やめとけやめとけ (MJは確実に死ぬ、みたいに言っておいて、艶子は多分なのだそうだ。この差!) 如何にかするのが傭兵の根性だー (ガンバレーとか言っちゃうあたり適当さ加減が見え隠れしている!ハッシュは2424だ!) 遊んだわけじゃなくて子孫を残すためだ。もともと俺は野生育ちだからな。それが普通なんだ。 ……言ってなかったか? (無表情な赤ちゃんが6匹って怖くないか) (ともあれ、獅子は少し照れくさそうに目をそらす。過去なんか余り人に教えるものじゃない) 結婚式かー…MJに指輪買う甲斐性なんてあるのか? (顎に指をやり、少し考え込む風。旦那様はこの場にいないのをいいことに好き放題言われている!) [Sun 24 May 2009 01:38:51]
艶子 > その調子だハッシュ。ほら…尻尾降り始めたぞ! ( 元はといえばこんなものを放ってしまった私が悪いのだけどね! ) そ、そんなんで死なれても困るなあ。ある意味伝説になってしまうぞ。 ( そして私は旦那を腹上死させた女として有名になってしまう。 ) うう、日頃あらゆる困難を無理に根性で解決しようとしている私が言うのもなんだが、根性じゃどうにもならないことだってあるんだぞ! ( あ、こいつもしかしたら適当に答えてるな!くそう! ) あ、遊んだんだな!若いのに!いや、それが普通なのか? ( ちびハッシュが六匹いるのを思い浮かべた。可愛いかもしれない。 ) そうか!じゃあ一週間ぐらい我慢させて―― 私が我慢できなさそうだ。 ( そこでこの張り子を使うというわけだ。 多分、戦慄のレベルでいうと同じぐらいかもしれない! ) MJも喜んで食べそうだな。じゃあこれでもかというほど精をつけさせて…! ( しかし艶子はやることが極端なので、料理の内容が全てスッポンになりそうな勢い。スッポンのスッポン仕立てスッポンとか、スッポンとスッポン和えのスッポンポンとか。 ) けっ、けっ、けっこん!? そ、そんな、恥ずかしいよ…。 ( 途端にしおらしくなる。人前でこんな話をするのは恥ずかしくないらしい! ) [Sun 24 May 2009 01:25:07]
ナキア > ( きゅふん…… と、黒犬はまだ腑に落ちないのか上目がちにライオンの様子を窺いつつ。撫でてもらえればそのうち、ゆるゆると尻尾振るかもしれない。 )  いっそ何日かためていただいた方がいいかもしれませんけど。 ( 濃くて。 とかはいわなかったが。張り形渡しながらそんなことを言うあたり尚更戦慄させてしまったんだろうか。初日に盗賊に出会ったのとどっちがマシだろう ) ( ライオンさんじーっと見上げ ) ……参考にしたらだめですかー。 ( 視線を下ろし、うーん、とかまた悩み出す。 )  んー、そうですねぇ色々あるので調合しておくすりにしてもいいんですが…… せっかくアマウラ来てるですから、スッポンとか? ( 人によるでしょうが、鍋とか効くらしいですねぇ、とかしみじみと。 トキノミヤコ料理のそんな話なんて、何処から手に入れた知識かといえばまぁ例の如く文献とちょっぴりの経験者からの伝聞だが。 )    ――― でも、子どもを授かるより先に結婚式だと思うのですよ…!! ( ぐっとコブシを握り締め。 単におかぁさんが乙女の花嫁姿見たいからとか、 …いう理由は多分に含まれているけれど! )( こぅ、目ェきらっきらさせつつ。 ) [Sun 24 May 2009 01:15:17]
ハッシュ >  …いや、その…………ごめんなさい、けるべろすはえらかったです (だからその顔やめてくださいと頭なでなでしようと。これがだめなら骨付き肉だ…!) う。 (ナキアに見上げられた。思わず唸る獅子だが、当然ここに助け舟などない。渋い顔をして、鬢のあたりを人差し指で軽く掻いた) …だから、参考にならないし………というか参考にしたらMJが死ぬんじゃないか (いわゆる腹上死というやつだネ!) (ハッシュ頑張る! 頑張るよ!) …すごいな (そこは素直に尊敬しておいた。瞳の構成要素尊敬+1。尊敬?) そこは根性で何とかするんだ。艶子ならできる (根性とか熱い言葉が出てきているが表情の変化はあまりない。なまぬるーい) ん?ああ、一応六匹ほどな (正確には「いた」のだが、別に語る必要もあるまい。驚く艶子にこくりと頷いてみせ)  [Sun 24 May 2009 01:04:38]
艶子 > 白夜が居たら流石の私ももうちょっと自粛するよ! ( まあ、居るのに気付けなくてうっかり聞かれてるなんてこともあるかもしれないが…。 ) え、ええ…っ。それって私に飽きてきてるってことか!?それとも単に限界なのか!? ( 黒犬の様子に右往左往するハッシュは何だが可愛い奴に見えてきた。頑張れハッシュ…! ) 傭兵は度胸!何でもやってみるものさ。 ( 確かに下二本もかなりアレだ。 ) ぐう、そう思い込むのはちょっと難しいぞ…。ま、まあナッキーは叱ったりとか肩を竦めたりとかしないから、まだダメージは少ないが。 ( ナッキーに呆れられたら多分凄いショックを受けると思う! そして確かに、この手の店ならば問題ない…の、か? ) うーむ。私は朱鷺の都出身だけど、それを証明できないから中へは入れないかもしれないなぁ。 ( 張り子持って微笑むナッキーにも戦慄したが、それを受け取るのにも戦慄した。ごめんよナッキー、こんな変なものを持たせて…ッ! ) え。ハッシュ、子供いるんだっけ!? ( びっくりした。 ) う、うん。そうだな。毎日鰻食べさせるとか…。 ナッキー、何か他の良い方法ある? ( 魔女がその手の分野に優れていることを知っていたらしい。 ) [Sun 24 May 2009 00:55:09]
ナキア > ( 黒犬はしょんぼりしたまま、くぅん?と首を傾げて何か言いたげなライオンをみつめている。 )  出島のジンジャでは見かけなかったですが、アマウラ内部の方へ行くともしかしたらあるかもしれませんねぇ。 ( おまつり。 こういうモノを売ってる通りの、売ってる店の前なら話してもいいんじゃないかと思うのはトキノミヤコ文化に疎いせいだろうか。 お店のおばさんがその手の相談事受けてたりもしそうだけど。子宝に恵まれないんですという切実な悩み的な意味で。 助産を担う魔女も、幾度か話を聞いたことがある。 )  ? どうしたですかー? ( きょとん、軽く首を傾げて言葉を失った乙女を見やり。 内心を知ったわけではないけれど、ライオンに促されたことであぁ、と気づき。 お返しします、とソレを差し出す ) …、 ( 真面目に尋ねられて、 ) どうなんですか? ( ライオンの獣人を見上げる。 それは別に、責任転嫁したわけではなく ) うーん、私は子どもを授かった経験はないので… この中で実子を授かったことがあるのは、ハッシュさんだけなのですよぅ。 ( と、いう経験の差。 )  でもとりあえず、獅子に精をつけていただくということでしょうか。 ( そのへんは得意分野ですよ助産魔女。…。 ) [Sun 24 May 2009 00:47:27]
ハッシュ >  ……俺は今、ここにいるのがウサギじゃなく、ナキアで本当によかったと思ってる (よかったというか、まだマシだったというか。もう取り繕うのも諦めて、溜め息と共に「そろそろ主その2に返してやれ」と告げた) ……それもそうか。ガッツリいきすぎて逆に萎縮しているとか? ( 何がってナニが。 ) (黒犬にしょんぼりされると獅子はおろおろと意味もなく周囲を見渡した。あのーとかそのーとか意味のない言葉ばかりだらだらと零しながら言い訳を考え中) (判ってもらえたらしい!やったね!) 慣らそうと思うところがなんだか凄いな (というか、下二本もかなりげふんげふんだと思った。思ったけど獅子は一応黙っておいた) よかったと思い込めば嫌な出来事も変わるものだ (なった気がするだけ、ということに気づけば更に空しさは倍増だ! 獅子は生ぬるく笑んだままだ) (でも張り型なんて売ってるような店だからドン引きしているように見えて客も結構「ウホッ」っじゃなかろうかと思わないでもない!) ……俺に聞いても参考にならないと思うぞ? (首傾げ)  [Sun 24 May 2009 00:37:46]
艶子 > ( やっぱりけるべろすがああいうの咥えているのを見るのが嫌なのか、ハッシュ。まあ気持ちは良く判る! ) 慣れれば入ると伝え聞いた事があるが、実際のところはどうなんだろうな…。 ( うーん。でもやっぱり下は二本でいいや。 ) よくない!よくないよ! ( 肩を叩かれると辛さが倍増するような気がするのは何故だろう? ) いや、勿論ほぼ毎日してるとも!でもやはり種族的な違いなのか、中々子供が出来無いんだ。 ( 避妊しなくて良いのは楽だが、本当に欲しくなった時に困る。 ) ――ちんこ祭りだな!私も知ってるぞ! さすがナッキー、博学だなー! ( おっきな声で。 ) アマウラではやってないのだろうか、参加したい。 ( そう、そろそろ店先だという事を思い出した方が良い! ) …………。 ( それを持ったまま微笑ましげに笑うナッキーの姿に、私は何かこう…大きな流れと風を感じたような気がした。取り返した方が良いのだろうけど、言い出しにくい! ) う、ん。いつもと、変わらないな。 ( やっぱりおかあさんに把握されているのは恥ずかしかったようです。 ) 回数か―― 一日何回すればいいのかな。 ( と、真面目な顔で二人に尋ねる。 ) [Sun 24 May 2009 00:27:41]
ナキア > ( こういう時は、恥ずかしがったら負けだと思っている。…。 )( だから努めて涼しい顔をして、 ) 確か、トキノミヤコには安産や子宝を祈願するジンジャ、があって大きなコレをみんなで担ぐお祭りがあるとか――、 その時撫でると子宝に恵まれるとかで、小さなお子様とかも差し出されてわけもわからず他の人がするのを真似て撫でていたりするんですよね。 ( というのを、以前世界の祭事を集めた文献で見てお子様云々の下りに居た堪れなくなったことがあったけれども。 とりあえず手にした張子に安産祈願って文字があって良かったねというはなし。 )  …、 ( 乙女の本気の叫びに、魔女は微笑ましそうに小さく微笑み(*正し張り形両手で持ったままだ) ) ハッシュさん、それじゃいつもと変わらないのですよぅ。 むしろ出来ない方が不思議ですよねぇ… ( ぅーん、とか口に手をあてて悩み出す始末。 )( ちなみに黒犬は得意げだったのに何故かライオンに怒られて、きゅぅーんと項垂れている。 ) …回数を増やすとか。 ( 真面目に呟いた。 ) [Sun 24 May 2009 00:20:31]
ハッシュ >  ……だったら毎日夜這いでもすればいいじゃないか (ぼそり) (いい加減獅子と艶子はここが店先だということを思い出したほうがいいのかもしれない!) [Sun 24 May 2009 00:11:37]
ハッシュ >  けるべろす、そんなもの口に含むなッ。吐き出せ (獅子の言葉通りに黒犬は張り型を放した。ただし、主の手のひらの上だが。あー……と獅子の口からは消沈した声) …………それはある意味見てみたい気もする (下×3が。さらに真顔で獅子からドン引き発言。他の客もきっとドン引きだろう) ある意味貴重な体験をしたじゃないか。よかったな。そしてドンマイ (ドンマイ二回目。残念ながら時間は元に戻らないのさ! 艶子に近寄って肩をぽみりと叩こうか。獅子的には慰めてるつもり)  [Sun 24 May 2009 00:09:29]
艶子 > ………!! う… うん!! ( ――ナッキーの言葉に、艶子は大げさに頷いた。 ) 私もそろそろ、やつの子供が欲しいッッッ!! ( これは正直な気持ちだが、大声で力を篭めて言う台詞じゃないね! ) [Sun 24 May 2009 00:02:17]
艶子 > ……ああ。上1、下2だ。下3はちょっと難易度が。 ( いかん。引いてる!引かれてる!ちょっとどきどきされちゃったりしても良さそうなのに、流石に引かれてる! ) ( ハッシュのサインに間に合わず、びっくりした拍子にすっ飛んでしまった張り子。張り子だって空を飛びたくなることもあるさ! ハッシュは懸命に手を伸ばしてくれたが、ああ運命とはなんと残酷なのだろう!そのままけるべろすがキャッチ! ) あああああ………ッ! ( その時の艶子の悲鳴は、とてもとても悲痛なものだった。あんな卑猥なものを咥えて尻尾を振ってる様子に、なんだか罪悪感みたいなものが芽生えた気がしないでもない。 ) ど、どんまいっていうレベルじゃないぞ!?隠していたエロ本がおかーさんに見つかるという事件はあるが、助平アイテム買ってる現場を押さえられるのは中々無い! ( ああどうか時間よ止まれ!もしくは戻れ! ) [Sun 24 May 2009 00:01:57]
ナキア > ―― こづくりしましょ。 っていう、獅子への密かなメッセージですか? ( 全然密かじゃない気もするが。 ) [Sat 23 May 2009 23:57:40]
ナキア > ( 近付く合間、自分用だ!って乙女の声が聞こえた。 )( アヒョーウォとかだったら懐かしかったかもしれない。いろんないみで。 ) こんばんは、一体何を……  あ。 ( 何を見ているんですか? と、微笑みながら尋ねかけて。 尋ねる筈だったその答えが、再び宙を舞った。思わず目で追いかけ、 ) ( けるべろすが軽くジャンプして、ソレをぱくっとお口できゃっちした。 使い魔として主人を落下物から守るためというよりは、多分わんこの習性的なものだ。 その証拠に、 ) あぁ、はいはい。偉かったですねーけるべろす。 ( 黒犬はちぎれんばかりに褒めて褒めてと尻尾を振って近付き、主人の手へと口でキャッチしたそれを乗せたのだから。 )  ―――― … ( 魔女は、なんだか言い合う二人の声を耳にしながら 使い魔が今しがた手に乗せたそれを両手で持ちしげしげと眺め ) [Sat 23 May 2009 23:55:00]
ハッシュ >  (おっとこれは――!) お、おおお…ナキアか。ちょっとびっくりしたぞ。いや、俺はぶらぶら歩いてたところだったんだが… (多少もごもごになりながら、ちらりと艶子に目を向けた。ほら、ナキアに見られないうちに隠して! と目が言ってる) (おまけにふぉぉオッ付き。効果が少し高まった) (艶子の言を聞いてから、もう一度張り型を見た。そして真剣な顔をしてもう一度艶子を見る) ………そうなのか! (信じちゃった!) 主その1もいない。だから安心してえら…… (自分用だ!) …… 上×1、下×2 … ? (――ごくり。) (MJから艶子の性癖はちょっと聞いてた。ちょっと聞いてたけど、まさか――! って表情だ。顔に斜がかかりそうだ) (哀れ、飛んでく張り型。張り型って飛ぶものだっけ。飛ぶものか。そうか。男は慌てて手を伸ばすが、手は空しく張子を掠めた) ……こ、こんなこともある! ドンマイ…! (獅子の笑顔は多少引きつっている!)  [Sat 23 May 2009 23:49:49]
艶子 > ( アマウラの中心であっひょぉうとかふおぉを叫ぶ。周りの目が痛い! ) バ、バイクツのとは一味違うぞ!見ろ!根元の部分にしめ縄がしてあるだろう!そしてほら、先端の部分には安産祈願の文字が!これぞアマウラ文化よ! ( そんなアマウラ文化は嫌だ。 ) う、ううう。じゃあ私の言葉とか全部聞いてたのか…!? う、うむ。そうか。皆に見られたら一大事だからな……。 ――え、MJは? ( きょろきょろ辺りを見渡す。 何せ浮気相手へのお土産だ。見つかったらまた叱られると思ったらしい。つくづく駄目な傭兵である。 …しかし、この事をハッシュがMJに告げ口されるかもしれない。ここはお肉でもご馳走して…。 ) い、いや!土産じゃないぞ、自分用だ! ( 咄嗟に誤魔化そうとしてそんな事を言ったが、それは逆の意味で墓穴である。 ) いいかハッシュ、このことは誰にも内緒おぉぉおおびょおおお!! ( ナッキーの声を聞いて再び素っ頓狂な叫びと共にお土産を放り投げてしまう。今度は不幸にもナッキーの方に! 慌てなくとも大丈夫だけど、慌ててしまうのが人の性! ) ハ、ハッシュの嘘つき!ばっちり居るじゃないかー! [Sat 23 May 2009 23:35:29]
ナキア > ( いるけど慌てなくても大丈夫だ。 )( けるべろすとの散歩途中、そういえばこの間乙女と君影さんがお土産に悩んでいたのをふと思い出し、そろそろ己も土産について考えるべきかと店の並ぶ地区を歩いていた。 からり、下駄の音を響かせながら慣れぬ土地をゆっくりと。 この通りでは何を扱っているものかと、気紛れに角を曲がってきたところだった、乙女の不可思議な悲鳴を耳にしたのは。 )  …、 ( 思わず足を止めて、ナイスキャッチもばっちりみた。 ) 乙女? と、ハッシュさん――…、 お土産選びですか? ( 下駄の足運びに慣れないながらも、けるべろすをともなってそちらへと近付こう ) [Sat 23 May 2009 23:33:29]
お知らせ > ナキアさんが来ました。 『( 残念ながら。 )』 [Sat 23 May 2009 23:24:47]
ハッシュ >  何か淫売窟でも買えるようnふぉぉォッ (素っ頓狂な悲鳴につられるように獅子は体を後ろに引く。綺麗に空を飛んだ張り型がえもいわれぬ) …あ、さっきからずっといた。ナキアとけるべろすとウサギはいないからそんなに慌てなくても大丈夫だ (えらい自信満々な顔で親指サムズアップ) で、もう一度聞くがそれ土産か? (それ、と艶子を指差す。正確には、艶子の背の後ろに隠れた張り型を)  [Sat 23 May 2009 23:21:13]
艶子 > ( 私はすぐに考えを振り払う。そんなことあるわけ無い。もしそうだとしたら、私がもっと強くなれば良いんだ。いつまでも憧れの対象で有り続ける。それはリコに対してのみならず、最初からの目標の一つであったのだから。 ) すまん、リコ。不甲斐ない私をゆるsあっひょおぉぉうううあああッ!! ( 突然声を掛けられて素っ頓狂な悲鳴と共にぽーんと張り子を放り投げてしまう。 ) ハ、ハ、ハ、ハッシュ!い、いつからここに! ( で、落ちてきた張り子をナイスキャッチ。それを後ろ手に隠すけれど、遅すぎて意味が無い。 ) [Sat 23 May 2009 23:12:11]
ハッシュ >  (店先で土産物選び中の主その2=艶子を見掛けて近寄ってみたはいいが、張り型持って熱く語る主の気迫に負けたか、声をかけそびれたらしい。獅子は微妙な距離を保って様子を見つつ、話しかけるタイミングを見極めようとしていた) …それ、土産か? (少し勢いが削がれた瞬間を狙ってぼそりと話しかける。ちなみに獅子は着流し姿だ)  [Sat 23 May 2009 23:10:01]
お知らせ > ハッシュさんが来ました。 『 (ちょぅみてた) 』 [Sat 23 May 2009 23:03:08]
艶子 > ………。 ( とりあえず三つ買っておこう。あとの二つは自分用だ。げふん。 ) ――まあ、勿論これだけじゃないけどな。 ( 神社に行って、彼女の武運を祈ってお守りを買っていこうと思う。 ) 一緒に渡せば、多分こっちはジョークとして受け取ってくれるだろう。でも、リコもパプテス教なのかな? ( パプテスの人にミコミコのお守りは良くないかもしれないが…。 ) …でも、我ながら情け無いな。心のどこかで自分に関心を持ち続けて欲しいっていう感情があるんだろうな。 ( リコの成長は素晴らしい。あいつは強くなったと思う。ひょっとしたら、私よりずっと強くなるかもしれない。 …でも、そうなった時、私なんてもう目に入らなくなるんじゃないかななんて…。 ) [Sat 23 May 2009 22:54:04]
艶子 > ( い、いや。しかし、それは流石に相手に失礼では無かろうか?彼女の気持ちを台無しにしてしまうのでは無いだろうか? 私は慕われる事に喜んでしまって、勢い任せに押し倒して、それから微妙な距離を保ちつつもまだ慕ってくれるリコにこんな…まるで馬鹿にするような…。 ) ぐ、ぐぬぬぬ…ッ! 一回自分で使ってから渡そうかと思ってたが、流石にそれも不味いか! ( 最低であった。 ) [Sat 23 May 2009 22:46:07]
艶子 > まずはリコ!お前にはこれだーッ!! ( そういって両手で握るのは、所謂男性器的な張り子だ。流石アマウラ・朱鷺の都系文化、性には奔放だ。 ) く、くくく…いつも私の事をからかいおって。今度は私がからかってやる番だ!つ、包みを開けた時のびっくりする顔が目に浮かぶようだわッ!! ( ちょっと顔を赤らめ恥らってはいるものの、両手で握ってるあたりあんまり他の人に見られてるってことを自覚していない。 ) なんだこれはと思いつつ、夜になったらこいつで私の事を思い出して自分自身を慰めるが良い! [Sat 23 May 2009 22:43:25]
艶子 > ( お土産選びってのは、結構難しいものだ。お土産をあげる人が沢山居た場合、やっぱりその人にあったお土産を渡したいって思う。職場の人間とかは適当に詰め合わせみたいなものがあれば良いと思うけど。…でも職場の人間って言っても、傭兵ギルドだからなあ。 ) ( などと店先で悩むのは、今日はちゃんと着付けをしてみたらしい傭兵の姿。 ) とりあえず、こんな感じのものをお土産に持っていこうって決めている人から買おう。 [Sat 23 May 2009 22:38:31]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『お土産を買う』 [Sat 23 May 2009 22:34:01]
お知らせ > ナキアさんが帰りました。 『 …さ、みんなに何かお菓子でも買って帰るのですよぅ。 』 [Fri 22 May 2009 23:24:52]
ナキア > ( 送った手紙は、届いたかどうかさえわからない。 )  …、 ( 無事なのだろうかと、不安にはなるが 同時に己の思い違いであったかとも思う。 )( まぁ、今回を逃してもまた何時か出会えるだろう。 )  …。 ( ぽふり、使い魔の頭の上に手を置きながら立ち上がり )  ―― 良き出会い 良き別れ 良き出会いを再び。 ( 祝福あれ、と。 空を振り仰ぎ、見えぬ月へと囁いた ) [Fri 22 May 2009 23:23:43]
ナキア > ( 嗚呼、月の見えぬのが残念だ。 空は晴れていたけれど、欠けゆくか細き月は朝方でなければ望むこと叶わぬだろう。もうすぐ、新月の夜が来る。新しく生まれ出づる月の女神の夜が )  …出立の日は確か、満月だったですかねぇ。 ( 新月の夜がくれば、半月経ったことになろうか。 君影さんも、ハッシュさんも、もう傷の具合は良さそうだけれど―――  )  …、 ( 無理をしていなければいいと、小さく息を零して使い魔と額を軽く擦り合わせた ) [Fri 22 May 2009 23:09:38]
ナキア > ( 黒犬と視線を合わせしゃがみこんだまま、低い位置から改めて周囲を眺めた。  魔法陣に描かれるもの一つ一つに意味があるように、 朱の色にも、建物の造りや配置にも、きっと理由があるのだろう。其れは魔女には解せぬものであったけれど、此処の空気は好ましい。 )  …、 ( 懸命に鼻をこすりつけて構ってほしいとねだる黒犬をあやしながら、 何処か冷えているような、甘くさえ感じられる大気をゆったりと吸い込もう ) [Fri 22 May 2009 22:58:21]
ナキア > ( 境内の草木が風に清かにさわめき、少し遠くからは蛙の声が聞こえていた。 …近くに、小川でもあるのだろうか。 )( 長い階段を降り少し進めば商店の並ぶ通りに出るのだろうけれど、其方の喧騒は今は遠く、 食物や粧の甘やかな香の代わり、緑の薫りが満ちていた )  … ( 嗚呼、此処はまるで地方村のあの泉の森のような、 …魔法陣の中の如き、清涼さ。 )( ゆっくりと一つ、息をして )  …ふふ、 ( 立ち止まったまま動かぬ主に焦れたか、甘えるよう使い魔が足元に其の身体を擦り付けてきた。 触れる毛並みのくすぐったさに声を漏らし、軽く屈んで黒犬の頭をなでてやろう ) [Fri 22 May 2009 22:44:04]
ナキア > ( 昼間と比べて涼やかな風が、微かに頬を擽りゆきすぎていく )   ―――― … ( 本来ならば相容れぬだろう、この場所に )( 白いワンピース姿の魔女は紅い鳥居を背にただ佇み、簡素な社を眺めていた。 朱塗りの柱は所々剥がれ、木材本来の色を晒している。…とはいえ、境内の掃き清められているところをみると手入れが行き届いていないわけでもないよう。 ) [Fri 22 May 2009 22:32:28]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『( 其処は小さな神社だった )』 [Fri 22 May 2009 22:21:18]
お知らせ > 三神 尚人さんが退室されました。 『わくわくしますね。(呟いた。)』 [Fri 22 May 2009 21:33:51]
三神 尚人 >  判りました、有り難う御座います。 (礼を一つ言い、店を後にする。) …明日にでも、ヴェイトス市に向かいましょうか。 (ヴェイトス島最大の町と言われる、ヴェイトス市へ。アマウラはまだ、言葉も文化も朱鷺ノ都と大差ないけれど、ヴェイトス市ではそうはいかないだろう。それこそ、自分の全く知らない世界。少し、鼓動が早くなったのが、自分でも分かった。) [Fri 22 May 2009 21:33:14]
三神 尚人 >  …おぉ。 (漸く、目当ての物を置いている店を探し出した。その店の主人に、ヴェイトス島の地図を頼み。) 此れが、ヴェイトス島…。此処がアマウラで、此処がヴェイトス市ですか。成程。 (島の大まかな形と、主要な都市の場所が書き込まれただけの、粗雑な地図を眺めやり。) アマウラからヴェイトス市に行くとしたら、どの位掛かりますか? (地図を購入した店の親父に訊いてみる。歩きで2日、馬なら1日程度との事。) [Fri 22 May 2009 21:28:26]
三神 尚人 > (失礼しました) すみません、こちらに、ヴェイトスの地図はありますか? (物が在りそうな店の主人に声をかけては、また別の店へ。此処に来て1週間以上経つとはいえ、まだ然程土地勘が無いため、何処に目当ての物があるか判らないでいる。) [Fri 22 May 2009 21:23:19]
お知らせ > 三神 尚人さんが入室されました。 『リテイク』 [Fri 22 May 2009 21:20:42]
お知らせ > 三神 尚人さんが退室されました。 [Fri 22 May 2009 21:19:52]
三神 尚人 > (ふらつきながら、男は地図を打っている店を探している。この時代、地図は貴重品だけれど、ヴェイトスの地理を全く知らない自分にとっては必需品だ。) 誰か、地理に詳しい人と知り合いになれば、其れで済むのですけど。 (「彼ら」は恐らく、地理には詳しいだろうが、家族で湯治旅行中に、自分の様な流れ者がお世話になるのは、どう考えても拙いだろう。) [Fri 22 May 2009 21:16:24]
三神 尚人 > (何より、お金の問題がある。男は今、ある安宿に泊まっているのだが、それだけで毎日少しずつだが、財布の中身を消費していくことになる。定職に就きたいのだが、此処では自分に仕事は無いようだ。) まあ、ヴェイトスに行けば何とかなる、ってわけでもないんですけど。 (其れでも、このままアマウラに居るよりはましだろうと。) [Fri 22 May 2009 21:12:06]
三神 尚人 > (男がアマウラについて約2週間。その間、安宿に泊まって、アマウラを観光する毎日を送っていたのだが。) そろそろ、ヴェイトスへ向かうとしますかー? (夜の出島をふらつきながら。アマウラは朱鷺ノ都出身の男には居心地がいいが、「彼ら」と話したことで、ヴェイトスを見てみたいという好奇心が、日に日に強くなっていった。) [Fri 22 May 2009 21:06:18]
お知らせ > 三神 尚人さんが来ました。 『(出島。)』 [Fri 22 May 2009 21:01:17]
お知らせ > 三神 尚人さんが退室されました。 [Tue 19 May 2009 02:25:58]
三神 尚人 >  素晴らしい演技でした。思わず騙されましたよあっはっは。 (目は、笑っていない。) …? (朱鷺ノ都には、奴隷の文化は無い。知識として、奴隷制度のことは知っているが、あの少女が奴隷とは思ってもいない。口を濁した様子に、小首を傾げ。尤も、突っ込んで訊ねる事はしないが。) …そうですか…。 (少なくとも、この眼鏡にとっては、不意打ちは許せる行為とは言いがたい。例え、誰かを助けるためであっても。) それはそれは。是非、ご教授願いたいところですね。 (きっと、ボコボコに伸される。) [Tue 19 May 2009 02:24:36]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 剣の話をしている時は、終始機嫌が良さそうだった。 』 [Tue 19 May 2009 02:18:55]
艶子 > に、人間誠意を込めれば結構通じるんだよ! …そこはほら、迫真の演技だ。 ( 確かに滲み出ていたが、それを認めてしまうとほら、あれだ、気まずい。 ) うむ。それに―――… ( と、言葉は続かない。ヴェイトス市の奴隷の扱いは酷く、誰かの所有物である奴隷に何かをしても、厳しい罰が下ることは稀である。誰かがうさ晴らしか何かで白夜を殺したとしても、安い賠償金を支払われて終わり、ということになりかねない。その為、危険には不用意に近づいて欲しくないのである。しかし、奴隷だということを口に出すことが出来ず、言葉に詰まってしまったのだ。 ) なんの。御前試合ならいざ知らず、それ以外では不意打ちも有りだと思うよ。 ( 口では文句を言っても、心の底から汚いとは思わないと思う。 ) ん。じゃあ、行こう。 ――実は私、こう見えても剣術には自信があってだな――。 ( そんな話をしながら、歩きだそう。 ) [Tue 19 May 2009 02:16:36]
三神 尚人 >  その格好で判ってもらえるとッ? 滾って迸ってっていたでしょう実際! (色々と。実際妖怪と間違われても無理無しな、邪気が。 そして後半の論理には、深く肯いてしまいそうだが。) 否定はしませんが… まあ、あの可愛らしさでしたら、過保護になりすぎるのも無理は無いでしょうけど。 (そもそも目の前の彼女がけだものの様だ。 人気の無い夜道を一人で歩いている時点で、なんとなく彼女の心配が判る気がした。) まだ、見習いの身ではありますが…。いえ、こちらこそ、不意打ちなどという真似をしてしまい、申し訳ない。 (知らなかったとはいえ、木刀突きつけてしまった罪悪感も相俟って。相手に頭を下げた。) …是非。 (忘れていたが、自分は道に迷って此処に居たのだ。これ幸いとばかり、相手の隣に並ぼうか。心なしか安堵の表情で) [Tue 19 May 2009 02:02:01]
艶子 > ふ…ふんだ!お奉行様は昔から義理人情に厚く理解のある人と相場が決まっているのだ!だから私がきちんと説明すれば判ってくれる! それに、しょっ引くのは実際に浚ってからにして貰いたいものだ!浚ってもふもふするまで私は罪人じゃないもんね! ( もふもふしたいと思うだけで罪になるのなら、この世は罪人以外に居なくなる! ) それで良いのだ。男なんて殆どみんなケダモノだからな、怯えるぐらいが丁度良い。四六時中私が見張ってやれればそんな事をせずとも良いが、過保護すぎるのも問題だ。 ( そうでなくとも白夜は無防備なところがあるからな。 ) ふむ。お侍様であったか。通りで――。 私は礼儀の知らない雇われ稼業を生業にしているからな。三つ指ついて、礼儀正しくというわけにはいかないが、許せ。 ( もっとも、あんまりそういうのを気にするような相手には見えないが。 ) 私は宿の方に戻ろうと思うのだけど、宜しければ途中まで。 ( 相手の剣術のこととか、もうちょっと聞いてみたい。 ) [Tue 19 May 2009 01:53:19]
三神 尚人 > (…MJだから、の一言で済ませないで頂きたい。) よかったですね私で。よかったですねお奉行じゃなくて。 (湯治に来てムショ行きとか笑えない。) 変装しないという選択肢は無かったのですか…本気で怯えてましたよ。 (相手を見る眼鏡の視線がどんどん生暖かくなっていくのは気にしない。) 申し送れました。私、三神尚人と申します。以後お見知りおきをば。 (漸く木刀を腰に戻しながら、名を名乗り。) …私、朱鷺ノ都の武家の出身でして。  [Tue 19 May 2009 01:40:12]
艶子 > ( その内本気で痴情の縺れから刺されそうである。 …ケーキの話を聞けば、ああMJだからなという返事をするところだったが。 ) う、うぬぬ。まさか他の人に声を掛けられるとは思っても居なかったのだ!かといって、この子は勘が鋭いから生半可な変装や演技じゃ気付かれてしまうし…。 ( 寧ろ、本音が滲み出ていた声の掛け方だったのだろう。 ) ――ところで。見たところ、剣術の心得があるようだが。お名前をお伺いしても宜しいかな。 ( このまま突っ込まれると不味い。そう思った私は話題を変えつつ、気になっていたところを尋ねてみる。 ) [Tue 19 May 2009 01:33:03]
三神 尚人 >  ええ。…彼らから、お話は伺っています。 (2号とか3号のあたりは、言わないでおこう。そう思った。 同時にケーキ食われた記憶思い出して、一寸表情が引きつるかも知れんが。) … (惚気に当てられた眼鏡は、一寸くらっときました。物理的に体が揺らぐかもしれん。) 仲が宜しい様で… 取り敢えず、いくら知り合いとはいえ、夜道であのような声の掛け方をするのはいかがなものかと。勘違いされても文句は言えませんよ。 (呆れつつも冷静に突っ込んでみた。むしろストーキング?) [Tue 19 May 2009 01:25:55]
艶子 > は、はっきり言うな! ……MJがそう言ったのか!? ( 愛人。愛人。間違いではない。 ) ま、間違いじゃないけど、あの、その、私としてはもう少し真面目にお互いの関係を考えてだな。や、まあ、うん、そう言いきるには多少私も不甲斐ない部分があるというか ( 浮気性だし。 ) でも将来的にはけっ、けっ、けっ、けっ、けっ、こっ、こっ、けっこっ んんん。 とか!? こど、こど、こどももも居たら、良いかななんて。 ( 虚無僧の格好のまま惚気が始まりました。隙間から湯気が出るかのような勢いで。 ) ――げふんっ! …ま、まあなんだ。二人の知り合いだというのなら、どうやら私の勘違いだったようだ。この白夜はこれこのとおり、誰かに連れ去られてもおかしくないぐらいの愛らしさでな。 ( 実際一度誘拐されたこともあるし…。 ) 私としても色々心配なのだ、うん。 [Tue 19 May 2009 01:19:52]
三神 尚人 > (だった本当に魅力的だもの。耳が。もふもふで。こういう状況じゃなければ、果たしてもふもふを我慢できたか…自信は無い。) …。 (認めたくない真実が、今此処に。思わず木刀握った手すら垂れるね。) …愛人、なんですよね。 (にこー。イイエガオで言ってやった。) [Tue 19 May 2009 01:14:45]
お知らせ > 三神 尚人さんが来ました。 『(言葉に詰まる。)』 [Tue 19 May 2009 01:11:31]
艶子 > いーや!もふもふするね!誰も白夜の魔性からは逃れられんのだ!例えここに歴史に名を刻むような極悪人が居たとしても、やっぱりもふもふするだろうからなッ!それは正しく森羅万象の理なのだ! ( と、豪語する。ちなみに、森羅万象の理が何を意味するのかはあんまりわかってない。 無手と木刀では分が悪いが、先手を取れば勝機はあるッ!と、じりじりと隙を伺っていると――。 ) う、む。な、なんだ。MJとナッキー…ナキアのお知り合い、なのか? ( 少し驚いたのか、警戒が緩む。 ) ナッキーは私のお母さんで、MJはその…… なんだ。 い、言わせるない! ( ちょっと照れ気味に。捨てた虚無僧の面を被って顔を隠すのでした。 ) [Tue 19 May 2009 01:05:04]
三神 尚人 >  …ひょっとして、「MJ」と、「ナキア」という名を、ご存じだったりしますか? (若干目眩すら覚えながら、そう問うて。) だから眼鏡言うなとっ。 (やっぱりワンテンポ遅れて。) [Tue 19 May 2009 00:59:02]
三神 尚人 >  …お知り合い、ですか? (少女の台詞に、そんな疑問が。其れにしては、最初見かけたとき本気でビビッていたような。僅かに、気が少女へとそれる。) もふもふしませんっ…。 (内心凄くしたいけれど。其れをしてしまったら、目の前の不審者と、なんら変わらん。というか、実はこの眼鏡、稽古以外の実践は初めてだったりする。微妙に木刀の先っちょとか震えているかもしれない。そんな状況。) … … … … … … … … … 。 (思わず目が泳いだ。)(思い出すは、2日前の会話。「豪天寺艶子という、とても可愛らしい方…」「そのごーてんじ艶子の愛人…」) [Tue 19 May 2009 00:57:15]
不審者 > ( くっ。ここは下手に弁解しても無駄かもしれないので、おとなしく引き下がるのが吉だが、もしこの眼鏡が変質者だったらどうする!助けたお礼にとどこかに連れ込まれるかもしれない。 仕方が無い。出来れば白夜の前では変装は解きたく無かったが…!白夜も薄々正体が私だと気付いたみたいだし。 ) …うむ。艶子おねえちゃんだ。 ( 白夜の問いかけにそう頷くと、虚無僧のアレをぽーんと投げ捨て、素顔をさらす。 ) 私の名は艶子!このうさぎの子のおねーちゃんである! ( 何か色々違うような気がするが、まあいい。 ) 今宵はうちの白夜が知らない人に付いていったりしないか試していたのだ。それを邪魔しおってからに眼鏡めー!お前こそ、うちの白夜をもふもふして手をつけようという魂胆なのだろう!許さんぞー! ( まだ眼鏡と言った。くぅっ。しかも白夜を気遣うような言葉。その子を護るのは私の役目なのに! ) あああああ、な、泣くな白夜!びっくりさせちゃったおねえちゃんが悪かった! ( 二人の間で目を潤ませるのを見れば、慌てふためいて。駄目だ白夜、口元にぐーの手を宛がうのは反則だ! ) [Tue 19 May 2009 00:51:39]
お知らせ > 白夜さんが退室されました。 [Tue 19 May 2009 00:46:27]
白夜 >  ……… ?  ( 頭上にて。何やら、慌てているような… ぱたぱた、と。何かを探しているかのような音に、白夜は そォ… と顔を挙げます。見れば虚無僧さんは何か、忘れ物をしてしまったかのご様子。そして、次いで聞こえたそのお声は聞き覚えあるもの、で…。格好は怪しい虚無僧さん、ですがそのお声は…)  つやこおねぇ …ちゃん、なのぅ? でも、 いつもと おこえ、ちゃーう の …。 (何となく。虚無僧さんのお声が彼女のそれに面影在ったかのように思います …が。 こてん、 白夜は不思議そうに首を傾げ。)  …… ふぇ?  おにぃちゃん、 だぁれ? びゃくや、しらないの。しらないひと、なのぅ …おにぃちゃんも、びゃくや。 もふもふ、 なのぅ …? ( 木刀を持った彼に語り掛けられると、其方を見遣り。くちもとに、ぐー の手を宛がったまま、窺います。 )(  紅い双眸は、うるうる、とし始めて。今にも泣き出してしまいそうな表情のまま、お二方を交互に見遣る白夜でした ――。  ) [Tue 19 May 2009 00:44:22]
不審者B >  眼鏡言うなッ。 (そしてワンテンポ遅れて突っ込んだ。) [Tue 19 May 2009 00:28:37]
不審者B > (こんな小さな子を襲うなんて…許すまじ!許すまじ虚無僧!(違)) っ! (避わされる。当てる心算がなかったとはいえ、あの状況で避けられるとは。…本当に寸止めのつもりだったか、疑いたくなるが。兎に角。 避けられたのならこちらも半歩下がって体勢を整え、木刀を縦に構える。) 大丈夫ですか?もう平気ですよ、安心して下さい。 (視線は不審者を捉えながら、横の少女にそう語りかける。心の中では、この子を抱いて逃げるべきか考える。いや、土地勘のない自分では、逃げ切れるとは思えない。) ………。 (何かを探すような仕草の相手。いや、あれは油断させるための罠かもしれない。じっと睨みつけながら、その場から動かず。) [Tue 19 May 2009 00:27:37]
不審者 > ( おおおお。偉いぞ白夜!お菓子の誘惑にも負けず、私の言った事をきちんと守っている!やっぱり良い子だ、賢い子だ! …しかし、そんな風に悦に浸る余裕は無い!被り物の位置を直し視界を確保すれば、眼前に迫る木刀の先端。艶子はぎらりと覆面の下で目を輝かせると、素早く後ろに半歩引いて紙一重のところで先端から逃れる。もっとも、渾身の突きではなく寸止めのつもりだったようだが。こいつ…出来るッ! ) とっ、突然何をするかこの眼鏡ーっ! ( ばっ、と素早く自分も腰に手を伸ばすが、今日は刀なんて持ってきてませんでした。 ) ………。 ( こう、財布を探すみたいな感じでぱたぱたと自分の身体を服の上から探るけど、当然無い。 ) [Tue 19 May 2009 00:21:38]
白夜 > ( お菓子。 …その単語にほんの僅か、庇っていた うさみみから手を離す白夜。 でしたが、 )  … めー 、なの。 びゃくや、 しらないひと ついてっちゃ めー、なのッ。 つやこおねぇちゃん、また しんぱい させちゃうから…… だから、めー、なのぅ ! (お菓子の誘惑振り切るように、伸ばされる虚無僧さんの手から ずりずり、後退致します。 …果たして。背後から迫るは、風を切るような鋭い音。)   ぴゃ …ッ !  ( 不意に聞こえたその音に、怯えた白夜は地面に蹲ってしまいます。 ) [Tue 19 May 2009 00:19:02]
不審者B > (男は駆け寄りながら状況を確認する。人気の無い、夜の小道。小さな子供。謎の虚無僧。そこから導き出される答えは一つッ!) ハッ! (両手で木刀を握り閉めて、か弱げな少女に襲いかからんとする不審者A(A。)の額に、其れを突き付けようと。一応寸止めの心算だけど、駆け寄る際に聞こえたおぞましい台詞と気配にうっかり手を滑らしてしまうかもしれない。) [Tue 19 May 2009 00:10:23]
不審者 > ふっふっふ、何を言ってるんだいとってもふわもこじゃないか。おじさん、出来ればはむはむもしたいなあ。 ( 心なしかはぁー、はぁー、という荒い呼吸が漏れているが、それは多分演技ではなく、艶子の本性である。 もし私が白夜と何の関係のない本当の不審者だったら、迷わずこの子を連れ去る自信があるぜ! ――後で変装を解いたら宿屋でたっぷり堪能するとしよう。それまで我慢の子だ、艶子。 ) さぁ、さぁ、おじさんと一緒に行こう。お菓子とかあげるから! ( そういって、白夜の手を取ろうとするが、その時! ) ――べとべとさん!? ( 私は驚いて顔を上げる。 不審者な格好しているけれど白夜以外に不審者だと思われているとは考えていない艶子は、駆け寄ってくる眼鏡の男にちょっとびっくり。しかもその手は腰の木刀に伸びているではないか!びっくりのあまり被ってる虚無僧的なアレがずれて視界が悪くなる。 ――と、そこまで来て改めて私は自分の姿を冷静に見れた。まあ、うん、確かに不審者だ。 ) [Tue 19 May 2009 00:06:45]
白夜 >    …ふぇ。  (―― 覚悟を決めたらしき白夜。背後からの声に振り向きます。そこにいらっしゃるは、虚無僧的不審者さん。 その格好に、びくぅ! とうさみみが震えてしまい。) …  や、 やぁの!  びゃくや、 ふわもこ ちゃーうの。  (ぷるぷるッ、懸命に首を振ります。不審者さんの出現だけで怯えております白夜、そこにまたもや、背後からの 音。 捉えた音は此方に向かい、駆けて来るような… ?)  や… やぁーん!  べとべとさん、ぜんそくりょくで おっかけてくるのぅ …!  ( 目の前の不審者さん。そして背後から迫る、”走るべとべとさん。”に、白夜は慄いております。うさみみを両手で庇うように、その場に固まってしまうことでしょう。 ) [Tue 19 May 2009 00:01:38]
不審者B > (そのうち不審者其の3とか不審者Cが現れると思われ。) …困った…。 (虚無僧的格好では無いが。兎さんの進行方向、月をバックにふらりふらりと揺れる影。ちょっと調子に乗って遠出したら、道が判らなくなってさあ大変。道を聞こうにも辺りに人は無し、途方に暮れている眼鏡風貌。) …むむむっ!? (漸く人影を見つけ、これ幸いと道を聞こうと近づこうとしたら…不審者っ!?(←人のことは言えない。))(腰の木刀に手を掛けながら、駆け寄らんっ。(次ターン接触)) [Mon 18 May 2009 23:51:39]
不審者 > ( …白夜の足が止まった。さすが白夜、こちらの気配を察知したか!それとも、私が常日頃から垂れ流しにしている不埒な感情に気付かれたのか! ――そして多分、べとべとさんはこっちにも居る。寧ろこっちの方が多く生息しているかもしれない。 ) ちょっとそこの可愛らしいうさぎさん? ( 精一杯野太い声を出しながら、背後から声を掛ける。 ) ふふふふ、おじさんは可愛らしいうさぎさんに目が無いんだ。その耳と耳の間に顔を挟んでもふもふしたり、耳の付け根から先端までをつつーっと指でなぞったりするのが大好きなんだ。 どうだい、おじさんのおうちにこないかい? [Mon 18 May 2009 23:48:01]
お知らせ > 不審者Bさんが入室されました。 [Mon 18 May 2009 23:44:24]
白夜 > ( てけてけ、 てってけ … うさみみ、歩く度に揺らしながら。歩いていた白夜の足が、 不意に―― ぴた。 と止まります。 そして、その耳が何か音を捉えたようです。―― 音は、後ろから。数は …ひとつかッ! とか冷静に判断している場合ではありません。 ) …ふぇ。  びゃくや、 『べとべとさん』 においかけられちゃってる …のぅ ?  ( 此方にも、いらっしゃるのでしょうか。べとべとさん。 …さておき。 虚無僧的な不審者さんを拝見する前から白夜は、ぷるぷる、とし始めております。 ) [Mon 18 May 2009 23:42:38]
不審者 > ( 獅子がデレている所に間に合わずごめんなさいというのはさておき。 ) ( ――実はその正体は変装した豪天寺艶子なのだが、実はってつけなくとも良いくらいに変装が下手糞であった。顔を覆う何かこう、虚無僧的なアレで隠し、そのくせ服装はいつもの浴衣っぽい奴なので、まさに不審者である。 ) くっくっく。今日は白夜がちゃんと知らない人についていったりしないか試してやろうというのだ! ( その為にわざわざこんな格好してるそうです。艶子は物陰から出ると、背後から白夜の方へ近づいていきます。 ) [Mon 18 May 2009 23:36:08]
お知らせ > 不審者さんが入室されました。 『後をつける不審者』 [Mon 18 May 2009 23:29:41]
白夜 >    ん ッとね。 …  びゃくや。 いつもと ちゃーうの。 だからねッ  しらないひと あっても、だいじょーぶなの。 びゃくや、 ちゃんと ごあいさつ、できるもん。  「 よのかお、みわすれたか!? 」  ッて、ごあいさつ できるの。  ( 自信満々に。そう、とても嬉しそうに口にしております …が。 やめましょうよ、そンなゴアイサツ。 初対面の人が 「上様を語る不届き者がッ …!」 とか、返してくれると思っているのでしょうか。えぇ、思っております。それはもう、 …普段と違う服を着せて頂いて、ハイなテンションになっておりますこの子ども。一度『成敗』されてみると良いと思います。 ――こぅ、 ずばァ―― ッ、と …! ) [Mon 18 May 2009 23:23:31]
白夜 > (  提灯の灯りともる夜道にて。  ) …  ひらひら〜  ( 白いうさみみ、ゆらゆらとさせながら。比較的明るい道選ぶようにして、ひとりの子どもが歩いている。 )  ひらひら〜 ……なのっ。 びゃくやね、 ひらひら、きせてもらったの。 ( とても嬉しそうな、その子どもが纏っているのは水色の水干に白の袴。普段着慣れた服とは違った感触愉しみながら、子どもは歩いております。 ) [Mon 18 May 2009 23:15:17]
お知らせ > 白夜さんが来ました。 『(  提灯の灯り 。 )』 [Mon 18 May 2009 23:10:21]
お知らせ > ハッシュさんが退室されました。 『 「犬や猫向けに着物って仕立てられないものなのか?」 (男、硬直) 』 [Mon 18 May 2009 22:21:03]
ハッシュ >  ………あ (はた、と柔らかくなった獅子の表情が何かに気づいたように呆けた) (そうだ艶子で思い出した。以前水魔の事件でもらった報酬の布。仕立ててもらってもまだ渡せてない) あー… (今までずっと忘れていた。獅子頭ならぬすばらしい(褒めてない)鳥頭ぶりだ。まぁかえってから渡せばいいだろうと早々に思考を切り替えた) (着物を置いて、店の若い男に向き直る) ――ところで質問があるんだが…  [Mon 18 May 2009 22:20:11]
ハッシュ >  おー (獅子は目と口を丸くして、着物を眺めた。古着とはいえ、元は身分ある者のために仕立てられたものであるから、悪いものでもないのだろう、と思う。ただ、粋な模様だとか言われても獅子にはさっぱりぷーなのだが。応対に出てきた若い男の口上も獅子にはあまり意味がない。合掌。一枚の着物を手にとってためつすがめつして見つめる。女物だったが獅子はあまり気にしない。それを見た男がどう思ったのかはさておき) 艶子や君影に着せたら似合うんだろうが… (後、ナキアも。けるべろす…は意外にいけそうな気がする。いやたぶんいける! 獅子の顔がわずかにデレた)  [Mon 18 May 2009 22:04:56]
ハッシュ >  (他の都市との交流があるだけあって、アマウラ風の店ばかりではなく、西洋風の店もちらほら見かける。他の都市からの旅行者が長期間滞在できるようにという配慮からだろうか。茶屋でショートケーキが出てくるのなら肉も出てくればいいのに) (――さておき)  (ふと、小さな店が目に止まって獅子は足を止める。小さな扁額には古着屋という文字) (衣に興味のない己はあまりまじめに聞いていなかったが、反物を売るのが呉服屋で、着物を売るのが古着屋だと宿の者に教えてもらったような気がする。こちらは着物を売っているほう、だろうか。少し見ていくくらいはいいだろうと獅子は古着屋の戸を開けた)  [Mon 18 May 2009 21:48:53]
ハッシュ >  (獅子は常になくやけに神妙な顔をしていた。着てみろと勧められるままに差し出されたそれを着付けてもらって、今は常の服装ではなく着流し姿だ。色は派手ではない――鼠色という色らしい。じゅるり。――おっと) やはり違和感が… (アマウラ人には金髪の人間の和装というのはどう映るのだろうか。からころと下駄の音がついてくるのが少し落ち着かない。目的もなく、出島の店を眺め歩いた)  [Mon 18 May 2009 21:36:35]
お知らせ > ハッシュさんが来ました。 『 ( …うむむ ) 』 [Mon 18 May 2009 21:24:59]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『(何だかんだで存分に満喫中)』 [Sun 17 May 2009 23:18:27]
君影 > リャンも食べたい? 詰まらせないように注意するのよ。 はい、あーん。 ( 足元でせがむパートナーに、草団子の一つを半分の大きさに割って大きく口を空けた黒猫にお団子を食べさせてあげている女。 のんびりまったり。 ある意味いつもどおりだけれど、朱鷺乃都の空気とそっくりだからヴェイトスよりも馴染みが深くて落ち着く。 ) [Sun 17 May 2009 23:10:24]
君影 > ( 元々ストイックな性格というよりは単に無趣味だったから使う金がリャン以外になかったっていうのが正確なのかもしれない。 それが最近は少しずつだけれど色々と興味を持ち始めてると。 )( なんてな。 深く理由を考えたりするのなんて面倒だ。 まあ今は旅行中だし少しぐらい無駄遣いだってしたっていいじゃないのさ。 こういう場面でちまちました事を気にしてたら楽しい物も楽しめない。 ) 中々。 ( あむ )( 草団子を食べてみる。 うん、悪くない。 ) [Sun 17 May 2009 22:50:39]
君影 > ( 足元にはいつものように尾が二股の変わった黒猫が付いてきている。 リャンを撫でたり万歳させたり肉球を弄ったりして遊んでいると、注文したお茶と団子が運ばれてくる。 )( 湯気を立てるそのお茶に口を付けながら草団子を眺めて私はふとした事に気付いた。 ) …………なんか無駄遣いが増えてないか最近。 ( 収入は右肩下がりだっていうのにこういう場面で浪費する事が増えてきている気がする。 いつもの私だったらお茶だけ頼む場面だったろうに。 節制が足りてきてないなっていう事実に自然と肩を竦めた。 ) [Sun 17 May 2009 22:39:54]
君影 > ほうじ茶一つと草団子二つ。 ( 視界に入ったお店は典型的な朱鷺乃都の茶店だ。 店の中はそれなりに混んでるから外の席に座ると早速注文を頼む。 ) [Sun 17 May 2009 22:30:43]
君影 > ( 今さっきもナンパしてきたしつっこい男がいたから、そこからもうダッシュで逃げてきた。 普段だったら声を掛けられた段階でくたばるか豚のように死ねこの○○○○とか言い出して一悶着起こしそうなんだけれど、それもぐっと堪えてパパッと逃げてきた。 ) ああいうのは死ねばいいのに………全くうざったい。 ( そうそう。 Mの字とかと喧嘩しない事も大切な事だ。 ついついつっかかりたくなるんだけれど、そこは私も我慢というものを覚えないと。 )( それにしても走ったから喉乾いたな。 どこか茶店でも見つけて一休みしようか。 ) [Sun 17 May 2009 22:20:22]
君影 > ( それはこの旅行に付いていくと決めた時から決心していた事。 そう難しいことじゃないんだけれど、私には少しばかし大変かもしれない約束事。 )( むやみやたらに騒動を起こさない。 具体的に言ってしまうと大の苦手の男絡みでの話だ。 ) [Sun 17 May 2009 22:11:41]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『(私は一つ決めている事がある)』 [Sun 17 May 2009 22:09:31]
お知らせ > 三神 尚人さんが退室されました。 『(しょんぼりしつつ。)』 [Sun 17 May 2009 01:42:10]
三神 尚人 > (悔しがられても、困る。) そうですね、その艶子とやらに会ってみたくなりましたよ。 (そう云いながら、少年のフォークに刺さったケーキを見た。) 十万人? (想像できなくって首すら傾げた。 そして、ケーキが少年の口に運ばれていくさまを眺めて。) ・・・・・・・ええ、機会があれば。 (今日の雪辱果そうと、心に誓う眼鏡でした。) [Sun 17 May 2009 01:41:19]
お知らせ > MJさんが退室されました。 『( 上機嫌で店を後に。 )』 [Sun 17 May 2009 01:35:15]
MJ >  ……チッ。( 餓鬼は舌打ちしがやった。 一瞬、食べそうになるも途中で思い留まるとは。 とても悔しそうである。 ) ―――愛の形は様々さァ。 まッ、艶子が居なかったら出来なかったかも知れない縁ですけどネ。 出逢う事がアレば、色々ミッキーも勉強になるかも、ヨ? ナッキーもですけど、艶子も見掛け以上に面白いですカラ。 ( そう、意味深に笑うと空いたフォークで残るケェキをぐっさりと一刺しに。 ) ヴェイトス、人口じゅーまん人らしいからネ。 ( 出島より人は多いだろう。 ) ―――ヴェイトス市は”ちゃんぽん”だからネ。 西も東も良いトコ取りなのですヨ。 ( 和洋折衷というヤツかも知れぬ。 ) んじゃ、オレサマも帰ってひとっ風呂浴びます。 ( フォークにブッ刺したケェキ、あんぐりと一口で貪るとお茶で流し込む。 実に風情は無いが豪快な食べっぷり。 ) んじゃネ、縁が有れば―――またネェ。 ケェキ美味しかったヨ。 [Sun 17 May 2009 01:34:43]
三神 尚人 >  ・・・有難う御座います。 (一瞬其の侭食べそうになったが。右手伸ばして苺を受け取ろうと。男同士で其れは恥ずかしすぎる。 ・・・微笑ましそうに、笑わないで頂きたい。) 貴方、慄いてますか? ・・・そうですね。余計な詮索でした。 (少年の台詞に素直に反省しつつ。受け取った苺でも口に運ぼう。) 最初見た時は本当に祭りでもあるのかと思いましたけどね。もう何日か此処に居ますから。 (其れでも、この人の多さにはまだ慣れない。本当、ヴェイトス市に着いた時が危ぶまれるが。) そうですか。此方の方は、入浴の習慣は無いと聞きましたが。 (まあ此処に来るくらいだし、朱鷺ノ都文化の理解はあるのだろう。) 有難う御座います。貴女も、良い旅を。 (去っていった少女に、再び軽く頭を下げ。嗚呼、けぇきご馳走になってしまった、と小さく呟いた。) [Sun 17 May 2009 01:21:03]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『 おやすみなさい、好い夜を。 』 [Sun 17 May 2009 01:17:08]
ナキア > ( 「あーん」を試みる獅子の様子に、 よくできました の代わり、笑みを浮かべてくすくすと。 )  ふふ、大丈夫ですよ。気にしていません。  ありがとうございます。 ( 申し訳ないという、そのキモチは本物だろうから。 実の親子のようだという言葉に、お礼を返そう。 ) 温泉は私も好きなのですよう、気持ちいいですよね。 ( 熱すぎるとくったりしますけども。まるでゆであがったみたいに。 ) 色々驚くことも多いでしょうけれど…、貴方にとってこの先が、実り多いものになるといいですね。 ( 言祝ぐよう、微笑んでそんなこと。 ) また、ヴェイトス市の方でもお会いすることがあるかもしれないのですよぅ。はい、どうぞ。 ( ケェキを食べ始めた貴方に、ちょっと満足げに頷いて、 )   ――― さて、それでは私はお先に。 ( ケェキ四つと、お茶四つ分の代金をそっと店員へ渡し ) ちょっとジンジャ、へ寄ってから帰ることにするですよ。 ( そう、立ち上がり獅子へ告げよう。 追うように使い魔がちょこちょこと、足元に寄り添った ) [Sun 17 May 2009 01:15:17]
MJ > ( 母に怒られれば、しゅんむりと神妙な顔で。 ) ごめんネ、ミッキー…。 ナッキーも嗚呼言ってるし、イチゴあげるから許してネ。 ( 「はい、あ〜ン」)( と銀のケェキから苺を取り分けお侍の口元へと。 仲直りの印。 ) ミッキーもオレサマも己の罪深さに恐れ慄くのでアリマシタとさ。 ( 食べないの?と口元で苺がゆらんゆらんと。 父親の事は、正直もう忘れて良いと思っている餓鬼だったが。 ) ――お母さんは、お母さんで良いのデス。 ミッキーもほら、御家庭の事情を無闇に詮索しないの。 悪かったと思うなら素直にショートケェキ食べちゃうと良いヨ。 ( へふーり、溜息一つ。 ) こういう時、田舎から出た人は「今日は何処かでお祭りでもあるのでしょうか?」とか言う場面じゃないのサ!ミッキー!! ( どうやら餓鬼の中では勝手なイメーヂがあるらしい。 ) [Sun 17 May 2009 01:01:17]
三神 尚人 >  けち臭いってえええええええええぇぇぇぇぇぇ。 (さ、3個目・・・怒りを通り越して呆れ始めた。そろそろ自分の分確保したほうが良いのだろうか。) グッ・・・痛い所を突いてきますねっ! (みかみ なおと は だめーじ を うけた) 本当に愛しているのか疑いたくなる言い方ですね・・・惚れませんっ! (いっそムキになって否定した。本人不在で失礼な話。) だから眼鏡・・・まあ、好奇心旺盛なのは、否定しませんけど。 (くい、と眼鏡を押し上げる仕草。) 良いですね、温泉。アマウラにも在るんですか。 (朱鷺ノ都人は温泉大好きです。 寧ろ湯治?) そんなことありません、大丈夫です。        多分。 (厭な間。) ・・・済みません。少々、耐性が無いもので。 実際の親子のように、仲が良いのは、判りましたよ。  (少女の寂しそうな笑み。若干の自己嫌悪を覚えながら、申し訳なさそうに少女に頭を下げた。) やはり、話に聞くのと実際に見るのは違いますね。想像していたより、もっと賑やかで活気に溢れています。ええ、近々、ヴェイトスにも足を運ぶ予定です。 ・・・それでは、頂きます。 (赤毛の少年に奪われる前に。箸を持つようにフォークを握り、ケーキを食し始める。。) [Sun 17 May 2009 00:48:34]
ナキア > 獅子、 …獅子も謝らないと駄目ですよ。 ( さっそくケェキに手を付け始めた獅子に、めー。と。  涙を拭う様に、もう数度撫でてから赤毛から手を離そう。 )  …、 ( 嗚呼、…素直な方だ。 )( 怯えの色を帯びた目で此方を見る貴方に、少し寂しそうに微笑みながらそう思う。 ) ―― 母だと、私は、思っています。 …もしかしたら乙女や獅子の実際の御両親には認めてはもらえないかもしれませんが。 ( 微苦笑してそう言い添えた言葉から、実の母ではないのだと知れるだろう。 …とはいえ「そういう種族」であることは、間違いではないのだけれど。 )  ありがとうございます、獅子。 ( 母は母と言ってくれた貴方に、そっと微笑み。 惚れたら駄目という言葉に笑みを深めてくす、と笑った。相変わらず仲睦まじくて微笑ましい。 ) 嗚呼、それでケェキ、とか知っていらしたのですね。 実際に島に来てみて、どうですか。まだヴェイトス市の方には足を運ばれていないので…?  ( どうぞ召し上がってください、とケェキを示し。でないとホラ、いらないのかと思って獅子にたべられてしまうかもしれない。 ) [Sun 17 May 2009 00:39:31]
MJ >  嫌だなァー、ケチ臭い事言っちゃダメだヨ。 ( そして正直者には銀のケェキが運ばれて来ました。 「 イタダキマス 」 と手を合わせ。 三個目の「しょうとけぇき」へと取り掛からん。 ) 酷いよミッキーッ! ミッキーだってお父さんに叱られる事したんでしょう、って言われたら傷付くじゃないのサ。 ( 撫でられれば涙を拭いながらも、しっかりとケェキは食す。 ) お母さんはお母さんデス。 艶子は……、まぁアレはアレで良いトコがありますヨ。 ミッキーとか惚れちゃダメだよォ。 ( 免疫無さそうな侍へ悪戯っぽく瞳を細め。 ) 眼鏡だけに好奇心旺盛と。 ( 眼鏡は関係あったらしい。 ) 家族皆で慰安旅行中デス。 温泉に入り、美味しい物を食べ(他人のも含む)。 思いっきりダラケルと言う素敵プラン――。 ( 人其れを旅行と呼ぶ。 多分。 ) じゃ、ヴェイトス市行ったらミッキーは卒倒しちゃうかもネ。 ( お侍の住んでいた場所とは正反対だ。 ) [Sun 17 May 2009 00:28:46]
三神 尚人 >  嗚呼そうですか。てっきり私の注文した「しょうとけぇき」を召し上がっているのかと思いましたよ。 (はっはっは。皺寄せたまま高らかに笑い。寧ろチョコボールの方を思い浮かべてしまった輩が一人居るがさて置いて。) 認識も何も、今しがた知り合ったばかりなのですけど・・・あ、御免なさい、一寸口が過ぎました。 (泣かれると男は慌てた様に謝るが。) どんな強者ですかその方はっ。そして本当に母なのですか!? (びくー。そういう種族も居るという知識は持っている男は少女をお化けでも見るかのような目で見た。・・・親子にしては似てないなぁと、頭の片隅で思いつつ。) 眼鏡関係ありませんっ。・・・まあ色々ありまして。昔っからヴェイトスに興味がありまして、折角だから行ってみようと。 (家を追い出されたとは言わない。恥ずかしいし。 代わりのけぇきを眺め、寧ろ申し訳なさそうな顔。取り敢えず茶に手を伸ばしながら) はい、ナキアさん。此方こそ、宜しくお願いします。 (照れたような笑みを返して。) はい。・・・家族旅行(違)ですか。 いえ、少々違いますね。此処は朱鷺ノ都より、イエロティア以外の方が多いです。それに、私が居たところは、もっと静かでした。 (もっともこの男、アマウラは出島以外はまだ見ていないが。) [Sun 17 May 2009 00:16:35]
ナキア > あ、…すみません。 かわりの品は頼みましたので、 ( と、店員の運んでくれたケェキ二つ(ではこちらが銀のショートケェキなんだろうか?)と三つの茶をちらりと申し訳なさそうに視線で示し、 ) な、泣かないでくださいな獅子… ( 戸惑いながらも、思わず頭を撫でようと手が伸びた。 ) ( 自慢だと言ってくれた獅子に、くすぐったそうに笑って、 )  ―― あぁ、そうだ。 名乗りそびれていましたね。 私は、ナキアというのですよぅ。 ( よろしくお願いします、と三神さんに告げ、笑みを浮かべよう ) そうなのですか、穏やかなところだったのですね。私も今はヴェイトスの地方村に住んでいて…、此処には旅行に。 アマウラは、やはりミカミさんの故郷に似てるですか? [Sun 17 May 2009 00:06:21]
MJ >  いえ、オレサマの食べているのは「 金のしょーとけぇき 」です。 ( 銀のショートケーキもあるに違いない、そして正直者には全部くれるんだろう女神様が。 お皿に付いた残りのクリィム舌先で掬い取らんと。 ) うわッ! 狙撃されると言うバイオレンスな事件に対して被害者に問題があると指摘するなんて……ミッキーのオレサマへの認識の酷さに涙が出ちゃいそうですネ!! ( 酷い、と机に突っ伏して涙を。 ) 最近は二号三号と連れてくる不逞な輩なのです艶子は。 そして、ナッキーは自慢のお母さんなのデス。 ( えへん、と胸を張らんと。 息子と娘がヤンチャだとお母さんは大変そうです。 ) へェ、ソレが海を越えて辺鄙な島に渡って来るなんて……ミッキーは眼鏡に因らず根性あるのネェ。 ( 腰の短剣、艶子曰く脇差と言うらしいが。 随分と思い切った行動だと。 手近な所だと侍と言えば艶子なので物珍しいのだろう遠慮ない好奇の視線。 ) [Sat 16 May 2009 23:56:27]
三神 尚人 >  ・・・先ず一つ確認させて頂きますが、貴方が手にしているものはひょっとして「しょうとけぇき」と云う名ではありませんか? (更に更に、眉の間に深い皺が。) 其れは父に狙撃されるほど酷い事をしただけではないのですか?・・・というか、良く生きてますね。 (突込みつつ呆れつつ。) 初めまして。私、三神 尚人と申します。宜しくお願いします「えむじぇい」さん。 (少年へと向き直り、軽く頭を下げながら。相手の名前の部分は一寸頑張って発音してみた。未だに眉の皺は無くならないが。) ミッキーと呼んで頂くのは構いませんが・・・愛人。成る程。 (愛人、と云われても、その豪天寺とやらを知らぬ身としては反応の仕様が無かった。) 失礼ながら、其れほど強そうには・・・自慢の子? (一瞬問いただしそうになったが、何かの比喩だろうと自己納得した。) 私が居た所は、都から少々離れた所でして・・・緑が多いところ、とでも云いますか。晴れた日には、遠くに富士の山が見えて何とも居えず美しかったものです。  [Sat 16 May 2009 23:43:18]
ナキア > こんばんは、獅子。無事に合流できて何よりなのですよぅ。 お店わからなくて迷子になったりはしなかったですか? ( とか、のほほんと尋ねつつ。 きゃぅんと背後で尻尾を丸くした使い魔の背を、よしよしと撫でてやる。 )  ―――― …、 ( 三神さんの言葉少なな返答に、余り尋ねない方が良かったかと思えば、続く初めて知る獅子の過去?に目を丸くして ) か、過激なお父様だったのですねぇ…… ( ちなみに魔女は信じたようである。そしてその愛称は伏せなくて大丈夫かしらと妙なところで心配になったよ…! ) えぇ、お強い方で――― 獅子、MJさんは艶子さんの恋人さんなのですよぅ。 お二人とも、私の自慢の子なのです。 ( 微笑みながら、そんなこと。 子のようなもの、といった方がいいのだろうけれど。 あえて、言い切った。 )( そんなことを話しているうち、茶とケェキが運ばれてくるだろうか。 ) トキノミヤコは、どんなところですか? [Sat 16 May 2009 23:34:40]
MJ >  ―――やっほゥ、ナッキー。 そしてケロぽんも相変わらず丸っこくて脂乗ってそうだネ。 ( 「じゅるり」 とかこじんまりしちゃってる黒犬さんにも御挨拶。 ) うむす! お父さんは何時だって酷い存在だよネ! オレサマのお父様なんて息子を背中から拳銃で狙撃する父親でしたヨッ! ( だむ、と机を叩き。 眼鏡の奥に深い皺を刻んでしまった侍に同意せんと頷く。 何処までが本当か解らない餓鬼の与太話? ) 何だよミッキー連れないなァ良い名前じゃんミッキー。 とっても強そうだし。 ( 色々な意味で。 詳しく説明すると裏社会でひっそりと幕を降ろしかねん程に。 ) ―――そのごーてんじ艶子の愛人で御座いマス。 ( あむり、フォークにぶっさした苺口へと運びながら自己紹介の補足。 ) [Sat 16 May 2009 23:23:51]
三神 尚人 > (何時の間にやら隣に居座るは、闇夜にもなお映える赤毛の少年。気付かなかった男は若干呼吸が乱れた。) え、えむじぇー ? というか、みっきー・・・。 (朱鷺ノ都には無い発音に、少々舌っ足らずになりつつ。みっきー。そんな呼び方されたの初めてだ。序でに初対面で此れほど馴れ馴れしいのも初めて。眉の間に皺が寄った。) ・・・少々。 (寧ろ、父の方が、私を疎んじていたのだろう。・・・父に認められたくて、認められなくて。まだ、その呪縛から離れられていないようだ。) 豪天寺、艶子、ですか。 (成る程。随分と誇らしげな様子の彼女に、此方も微笑ましげに口元を緩めて。) お恥ずかしいながら、旅の間ずっと部屋で寝込んでいまして。 (景色を美しく感じる余裕など無い旅だったらしい。 残念ながら、男の頼んだものは既に少年の胃の中に納まってしまったようだ。) お知り合い・・・の、様ですね。 (少女の様子確認すれば、ほんの少し眉の皺が減るだろうが。) [Sat 16 May 2009 23:14:21]
ナキア > ふふ…、苦手だったのですか? お父様のこと。 ( 父の、父は、と言う貴方に。 苦手そうに話しているけれど、きっと心のうちでは嫌ってはいないのだろう。 ) ええ。豪天寺艶子という、とても可愛らしい方なのですよぅ。 ( 問いかけには、深く頷き。嬉しそうに笑みを浮かべて、我が子を自慢する親のような様 )  ――― でも、景色は綺麗だったのでは? ( 空と、海。…逆に見慣れすぎて、嫌になってしまっているだろうか。 ) ( 声を上げたのは、どれを食べたいのか聞いたら己が頼もうかと思っていたから。先を越されてしまった、なんてつい ) ミカミ、さ…… 、 ( 確認するように、貴方の名を繰り返しかけて、 ) … 獅子。 ( 愛らしく頬を染め答える彼の人の姿に、目を留めた ) ( そういえば、いつのまにか使い魔が獅子のいる位置を避けるように移動して、こぢんまりしている。 )  …あ、お茶を三つ、お願いします ( 獅子と、三神さんと、それから己のおかわり。 もし獅子がケェキ二つとも食べちゃってたなら、こっそりケェキも頼んだだろう。 ) [Sat 16 May 2009 23:05:00]
MJ > ( 「 ぽっ 」 )( とか頬を桜色に染めながら、控えめに自分の名を語ろう。 ) しかし、ミッキーってば遠いトコから来たのネェ。 ( まぐまぐ、と口を動かしながら。 ソレが運ばれて来たらしい「しょうとけぇき」をなる西洋のお菓子であったとか無かったとか。 何時の間にやら隣の席で興味津々に話を聞いていた餓鬼。 しみじみと語ったそうな。 ) [Sat 16 May 2009 22:53:56]
お知らせ > MJさんが入室されました。 『 はい、えむじいぇーと申します。 』 [Sat 16 May 2009 22:50:29]
三神 尚人 >  ・・・まあ、昔の話です。此処には、口煩い父はいませんから。 (確かにそういう人もいるだろう。しかし父は、寧ろ其方の文化の良い所も取り入れようという人だった。お陰で、ヴェイトス島のことも、その手の本で知った訳だ。 ・・・単に彼が甘いもの嫌いだっただけな気がしてならないけど。さて置け) はい。お知り合いにも、朱鷺ノ都の方が? (多分イエロティアではない彼女が、此処でこうしているのは、やっぱり友人の影響なのかと考えたり。) ・・・船のことは、正直あまり思い出したくないですね。 (あれは悪夢の数日間だった。と遠い目。 二つ注文したのは、流石に自分一人で食べるのは、居心地が悪いから。それに、相手に良い所を見せたかったのも一つ。・・・その分、明日の昼飯は抜くから平気。多分。) 私は三神 尚人と申します。・・・宜しければ、お名前を教えて頂けますか? (ちょっと照れながら、名前を聞いてみた。) [Sat 16 May 2009 22:46:53]
ナキア > そう…、 でしたか、 ( 言い淀んで軽く瞼を伏せるのは、その父の言いつけ、というのがホワイティア文化に否定的なものだったのかと勘違いして。 まさか甘いもの好きだと笑いものになるからなんて、思っていない…! ) …トキノミヤコ、 から? ( 少し目を丸くして、 それから、ああ、乙女と同じ国の方なのかとぼんやり思った。…そういえば、君影さんはどちらの出身なのだろう。 ) それは遠いところから…、船旅でお疲れでは? ( 大丈夫ですか、と軽く首を傾げ。 )  ぁ、 ( 注文の声に、小さく声をあげた。 ) [Sat 16 May 2009 22:38:37]
三神 尚人 >  はい。幼い頃は、父の言いつけであまり食べれなかったので。 (武士が甘い物好きなど、知れれば笑いものになるだけだと、父は思っていたのだろう。今では関係のない事だが。) ・・・いえ。先日、朱鷺ノ都から参った者です。 (此方に着いて数日たつが、其れでも随分「浮いて」見える筈だ。店の奥へ「しょうとけぇきを二つ」と声を掛けつつ。) [Sat 16 May 2009 22:29:55]
ナキア > こんばんは。 嗚呼、ショートケーキですか。甘いもの、お好きなんですかー? ( 改めて挨拶を口にすれば、のんびりとした調子でそう問おう。 主が話しかけている相手が気になるのか、黒犬も耳を立てて貴方の方を見ている。 ) 此方の、いえ、アマウラの方、ですか? ( 出島の方、にしては余り西洋の物に物慣れていない感じがして。 アマウラの、と言い直す ) [Sat 16 May 2009 22:22:35]
三神 尚人 > (男にとって、其れほど重要な問題だったのです。きっと。) ・・・ん? (ふと視線を感じて横を向けば、浴衣姿の少女と、黒犬。只、少女の髪の色が、少々見慣れない色。) ・・・あ、どうも、今晩は。 私としては、この「しょうとけぇき」なるものに興味があるのですが・・・いかんせん、田舎者でして。 (軽く礼をしながら、其方へ向き直り。独り言が聞かれていたとは気付いていない。何故なら独り言を言っていたという自覚もないから。) [Sat 16 May 2009 22:10:55]
ナキア > ( まるで生死如何を問うかのような。呟きに、きょと、とゆっくり瞬きをして )  …… ( 呟きから察するに、どれを食べようか悩んでいる、というではなく、食べるか食べまいか悩んでいるといったところだろうか。 ) …、 ( 失礼だとは思いながらも 時折ちらちらと貴方に視線を向け、魔女は気にするべきか気にしないでおくべきか、声をかけようかかけまいか、暫し悩み、 )  …、 どれが食べたいのです か? ( どれも美味しそうで迷いますよねぇ、等と。 笑みを浮かべつつ、何気なさを装って声をかける ) [Sat 16 May 2009 22:05:14]
三神 尚人 > (けぇき。フェアリンやグングスニクの菓子。甘いもの大好きな男としては、ヴェイトスで食べたい物ベスト3には入る程だったのだが。幾許かの金は持っているとは言え、無駄に散財をしてしまうのは控えたいところ。) うぅーん・・・食べるか、食べないか、其れが問題・・・ (貴女が此方を向けば、太い眉の間に皺を寄せ、真剣にメニューを凝視する男の姿が目に入るだろう。) [Sat 16 May 2009 21:56:10]
ナキア > ( 手紙は、もしかしたら宛名に記した人物の手には渡らないかもしれない。 …なにせ、確証がないのだ。偶然かもしれない。あの茶葉を選んだことに他意はないのかもしれない、けれど―― ひょっとしたら、と。 願うにも似た思いで、筆を取ったのだ。 )  … ( いつの間にか下を向いていたらしいと、手にした湯飲みの中にたゆたう茶を見て気づく。口にしようと、湯飲みを上げかけたところで、 )  …、 ( 耳に入った言葉に、手を止めた。 なんとはなしに、其方を見やる。 ) [Sat 16 May 2009 21:51:53]
> (茶店の前。入り口に設置された、メニューをじっと見詰める、男の姿が。) ・・・けぇき・・・噂には聞いていましたが、まさか此処でお目に掛かれるとは。・・・いや、しかしそのような金は・・・いやしかし・・・ (時ノ都風の衣装をまとった男は、唸りながら、けぇきを食すか食すまいか悩んでいる様子。) [Sat 16 May 2009 21:44:17]
お知らせ > さんが来ました。 [Sat 16 May 2009 21:37:49]
ナキア > ( 魔女の足元、傍らには使い魔たる黒犬が暢気に寝そべっている。 顔を上げたかと思えばふくぁ、とだらしなく口を開けて欠伸をする様が、のんびりとした時の流れを表すかのよう。 ) ( 右手側に視線を向ければ、長い石段と紅い門のようなもの。 鳥居、と呼ぶらしい。 何を祀っているのか、神社があるようだ。 )  ―――― … ( 先日飛脚に預けた手紙は、もう着いた頃だろうか。 )( 石段の先を見上げ、浮かぶ半月に目を細めながらふと思う ) [Sat 16 May 2009 21:35:23]
ナキア > ( 茶店の前 野点傘の下、赤い繊毛を敷いた野点椅子――長椅子に座し。 湯飲みを手に、一息。 ) ( 店の造りはアマウラ風だがメニューには紅茶やケェキの名前も並ぶあたりが、なるほど、流石出島といったところだろうか。 そういえばヴェイトス市にも、アマウラ・トキノミヤコテイストの喫茶店だか珈琲店だかがあるとか、ギルドの同僚に聞いたことがある気がする。 ――そんなことを、 )  … ( とりとめなく考えながら、魔女は道行く人の流れをぼんやりと眺めていた。先日の乙女に習ってか、今夜はユカタ姿のようだ ) [Sat 16 May 2009 21:26:19]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『( ほっと息をつく。 )』 [Sat 16 May 2009 21:14:46]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『( お土産渡す相手ね。 )』 [Thu 14 May 2009 01:06:08]
君影 > その、なんかごめん。 ( そこは突っ込んじゃいけないとこだったかもしんないな私。 ) ――――……変な艶子。 ( 笑う艶子に私は不可解な視線を向ける。 何がそんなに嬉しいんだろうって。 よくわかんないぞ。 ) うぅん。 気にいってくれたのならそれでいい。 ( もし私の方の紙が選ばれなくてもそう、と大して表情を動かす事はなかったろう。 けれどどちらとも選んでもらえたのならそりゃ私だって良い気分になるさ。 ) ( 私の場合可愛らしさっていうか呼びやすさから蜷なんだけどね。 まあ蜷でも潜でもなく蜷潜っていうのが名前なんだからそりゃ向こうも文句はつけるか。 ) そうだな。 こういうとこに来たんだし、今度はご飯食べたりするのも良い。 ( 旅館の料理も一流だけれどせっかくアマウラに来たんだ。 別の店の料理を楽しんでみたりするのもいいかな。 ) ん、そうしよう。 ( 蜷へのお土産はもう少し保留。 けどまあちょっと色々見て回る感じはしてみて。 ) [Thu 14 May 2009 01:05:33]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『( そういえば、ナッキーは誰に手紙を書くのだろう。などと思いながら。 )』 [Thu 14 May 2009 00:58:04]
艶子 > ………。 ( 言われて虚しさに気付いたのか、ちょっと鼻を啜る。 ) ふふふ、だってさあ――。 ( 怒る君影を見て私は笑った。結構嬉しいんだ、色んな顔を見せてくれて。こういうの、仲良くなったっていう証みたいなものだし。 ) ぐ、ぐぬーッ そういわれるとやっぱり私がちゃんと知ってなくちゃいけないような気がしてきた。 ( そしてリャンに呆れられるのだった。 ) ( ナッキーはお母さんだって思ってる部分が強いから、これで君影の方の紙を選んだりしたら、まるで子供の如く駄々をこねたかもしれない。そこまで見抜かれているかもしれないけれど、二つ選んでくれたことはやっぱり嬉しい。 ) やっぱりナッキーもそう思う? ( でも、偶に特に気にしないまま”ニナ”って呼んでしまうことが多い。やっぱり呼びやすいんだろう。 ) ううん、どういたしまして!また皆でここに来ようね。今度はご飯とか食べに。 ( 旅館のご飯も美味しいけれど、こういうところでお昼を済ませるのも悪くない。先に宿に戻るナッキーを見送りながら。 ) よし、それじゃあ私たちもお土産買って、宿に戻るか。 ( 別に今日のうちに買わなければならないという訳でも無いが、ぶらりと歩くのも良いだろうと。 ) [Thu 14 May 2009 00:55:03]
お知らせ > ナキアさんが退室されました。 『( 嗚呼、手紙を書くのが一段と楽しくなったと、手にした紙に想う。 )』 [Thu 14 May 2009 00:47:48]
ナキア > そうなんですか。ニナ、だと私でも呼びやすいし可愛らしいですのに。 ( それとも可愛らしいから駄目なんだろうか。さっきのゴミ箱ぽい、とか思い出した。 でも訂正されちゃうみたいだし、もしお会いすることがあればちゃんとお呼びしよう。 )  ―――、 ( お二人の言い合いにくすり、小さく笑って。その間にお会計を済ませよう )  ―― お二人とも、ありがとうございました。 助かったのですよぅ。これでお手紙が出せるのです。 ( 買った紙を手に ぇへら、と。 笑みを浮かべよう。 )  ―― では、私はお先に宿に戻るですね。 ( 早速手紙を書こうかと思って。へこり、アマウラ人を真似て軽く会釈をした。 お二人は、まだニナカズキさんへのお土産などを選別なさるのだろうかと。 ) [Thu 14 May 2009 00:44:46]
君影 > ( 艶子の周りの人間と関わる時は君影という人間はそこそこ明るくなる。 MJとだって喧嘩腰になりやすくはあるけれど、本心から嫌っている訳では決してない。 ただちょっと苦手なタイプなだけだ。 )( あ、アレだ。 一人でのお慰みに使う分だったら君影だって文句はギリッギリで言わないとも! そういうのは個人の好き好きだし。 ………やっぱ要注意しておこう。 ) ………自分で言ってて虚しくならない艶子? ( いや振ったの私でもあるけどさ。 ) うるさいなーもう。 そういうの一々指摘するな性格悪い! ( 初対面には誤解されがちだが表情はわりとコロコロ変わる。 感情が表にハッキリと出てしまうタイプなのである。 ) 蜷の方が呼びやすいんだけどな。 ( だから私はしょっちゅう蜷って呼んでる。 その度によく訂正されて蜷潜って言い直すけれどね。 ) 料理出来ないって訳でもなさそうか。 まあ土産物だし気楽に選ぶかな。 ( 私が買う相手は蜷ぐらいなもんだし包丁でいいかな。。 後無理やり買う相手を見つけるのなら静馬姉妹と藍音ぐらいなもんか。 友達少ないもの私。 ) ――――別に私愛国心とか無い性格だし。 こういうのはそういう事を考えている艶子がちゃんと知っておくべき事だったの! ( ぷいっと誤魔化すように視線を背けて責任擦り付け中。 お前ら駄目駄目だにゃって猫が二人を交互に見つめてる。 ) 確かに性格出たな。 やっぱ趣味で選ぶとそういうものになるか。 ( それで相手が満足してくれるのならばよしだ。 どっちとも選んだ物を使うという選択になんだか心温まる物を感じて私もまた微笑む。 ) [Thu 14 May 2009 00:34:18]
艶子 > ( もしMJとのやりとりを見られていたら、真っ赤になるところだった! ) うん、切らずにニナカズキ。私はニナっていう呼び名、嫌いじゃないんだけどね。 ( 本人は気にしないかもしれないけれど、ナッキーが驚く姿が目に浮かぶ。 ) うーん、どうなんだろう。本人もするとは思うんだけど…。 うん、そうだね。自分で自分のご飯作るときは使うかも。 ( とはいえ、私と君影で二人で包丁を選ぶわけにもいかないか。やはりここは可愛い浴衣を…。丈の短いヤツ! ) むむっ。私と君影の性格が良く現れたようだな! ( きらびやかなものと、儚げなもの。二人の提案を一緒に汲んでもらえれば、嬉しそうに笑った。 ) [Thu 14 May 2009 00:18:31]
艶子 > ( 君影が肌を見せていたら、顔を赤らめそうである。その内艶子の夜の一人お慰め時間の一覧に追加されかねないので、要注意だ。…最低の人間である。 ) そ、そうだよな。そのうち鎧のサイズとかあわなくなってきて、朝とかサラシできついぐらいに巻かなくちゃいけなくなったりして…。 ( 夢と妄想を語ります。 ) あははは。お前、可愛いなぁ。赤くなってるぞ? ( 最初はあんまりそうは感じなかったけど、結構表情豊かな奴だ。 ) うーん。前にイカは焼いてたけど…。 ゴミ箱に捨てるようなことは多分、しないよ! …多分。 ( 同じく笑いを堪える自信は無い。 ) そ、そうだけどさ!自国の文化について説明できないと、何だか恥ずかしいじゃないか! ( 同じくリャンに助けを求めてみるが、同じ視線を向けられた。 ) [Thu 14 May 2009 00:17:50]
ナキア > ―― じゃぁ、乙女のに手紙を書いて、君影さんのに宛名を書いて手紙を包ませてもらうことにするですよぅ。 ( うん。 ついでに、自分用に同じ紙、幾つか買っていってしまおう。 ) [Thu 14 May 2009 00:16:44]
ナキア > 洋服も似合いますものねー。 ( 乙女の答えに、楽しみにしていますと頷いた。 にこにこ見てたのは目の前の乙女と君影さんのやりとりであって昨夜の獅子と乙女のやりとりではないですよ。ないですよ。 多分。 兎の子連れておでかけとかはしたかもしれないけれど! ) …ふふ。 ( 赤くなる君影さんを微笑ましげに見やりつつ、そんなところが可愛らしいのだと思ったがそれ以上は言わないでおいた。 ) あ、切らないで良かったのですか。 ( ニナカズキ、と小さく繰り返した名は、今度はもう少し、乙女の発音に近しいものになったかもしれない。 「家の近くにある酒場のウェイトレス」と先ほど聞いたから今度行ってみよう、と思っているあたりもごもごしても駄目なかんじ。 ) あぁ、料理するなら…って、お料理はお店だと他の方がするんですか? ( 疑問系な貴女に、よくわからない魔女はきょとんと。 ) でも、おうちで料理する時は使ってくださるかもですよう。 可愛いユカタ?とかもお似合いかもですが… ( ゴミ箱って。こう、お二人のお話を聞いていると魔女のニナカズキさん想像図が勝手にむくむくと。 )  わぁ、綺麗ですねぇ。 ( 乙女の手にした料紙に目を留め。 へえぇ、と感心の声を上げながら手にとり、眺める。 ) あぁ、君影さんのは落ち着いてて良い雰囲気なのですよぅ。 ( ほぅ、感嘆の息を零し。 そちらも手に取り、しげしげと。 手触りも違う両の紙は、なるほど、乙女らしく、君影さんらしい。 意識せず、自然と微笑が浮かんだ。なんだかいとおしい。 ) [Thu 14 May 2009 00:12:53]
君影 > ( 気軽な浴衣姿っていうのもたまには悪くない。 肌を見せるのは趣味じゃないけれどね。 まあたまにならそれもいいかな。 ) まああれだ。 そのうちいつかきっとばーんってなるさ。 ( 適当極まりない慰めを口にする。 Mの字も来たらしいけどこっそりにゃんにゃんしてても大丈夫だ! そんな事もあろうかとしっかり耳栓を用意してきたもの! ) ――――――むぅ……… ( 拗ねる気にもならず。 けどやっぱりこそばゆい気持ちで。 そんなもどかしい気持ちの君影は顔を赤くしながら頬を掻く。 ) 実用的な物――――包丁とか………けどそういやあいつ本人って料理するのかな………? ( まあ蜷の職業を暴露したりする程に口は軽くない。 それらの用具を避けて選んだ物だけれど、ふとあいつウェイトレスとかストリッパーだけど料理もすんのかなって疑問に思った。 ) ………ゴミ箱に行ってそうだな。 流石にそれはないか? いや無いとも言い切れないよな。 ( ちょっと一人ごとみたいに。 蜷の自室殺風景だったし。 実はクローゼットの中身はきゃわいい服で一杯でしたとかだったら私は笑いを堪える自信がないと断言しておく。 ) わ、私朱鷺の都でも田舎出身なんだから仕方ないだろ! そ、それにお前だって同郷だろうが! ( な、なんとかならないかなー? リャンに振ってみたけどそんなん猫に聞くなよって視線を向けられた。 うぅ。 ) 私は……これかな。 何か好き。 ( 手に取ったのは若草色に染められた懐紙。 どことなく儚そうな印象が目を引いたのか。 ) [Wed 13 May 2009 23:56:09]
艶子 > うん、着てた。今回も着ようと思う。何だかんだで、袖を通す機会って中々無いからな。 ( ヴェイトス市ではすっかり洋風のものを身につけてしまっているし。 きっと物凄い時間をかけて少しずつないすばでーにしてくれるものと、信じている!勿論見られていたことなんて気付いていない! ) そうそう、ニナカズキ。ニナとカズキの間で切ると訂正を受ける。 ( 今度ナッキーを連れて彼女のお店に遊びに行こう、といおうとしたのだが、直前で蜷潜がストリッパーもやっていることを思い出して口をもごもごさせた。危ない危ない。 ) う、ん。そうだな。私はやっぱり、これかな! ( そう言ってかな料紙を手にする。偶然にも書き物用の紙ではあるが、落ち着いた色で染められ、金箔が散りばめられた綺麗な紙だ。 多分、綺麗だからとかそういう理由で手に取ったのだろう。 ) [Wed 13 May 2009 23:36:48]
艶子 > ( い、今…君影が笑ったような気がする。この前見せてくれた笑顔じゃなくて、鼻で笑う感じの。お、おのれ…っ! ) 色々頑張ってはいるのだが、一向に出てこない。…いや、昔に比べればちょっとは出てきたんだけど…。 ( これが私のフルパワーなのかと、己の胸を見下ろす。 ) だよなあ、見当つかないよなぁ。それとも可愛い服とかお土産にあげたら、自室でこっそり着て喜ぶタイプなのかな? ( だとしたら可愛い奴だが。と、蜷潜が可愛いピンクの着物を着て鏡の前でくるんと回って喜んでいる姿を勝手に想像。 ) きっ、君影…!それは朱鷺の都勢にしては情けないぞ!な、なんとかならないか!? ( いや、私も判らないんだけど。 ) [Wed 13 May 2009 23:36:39]
ナキア > 私にはよくわからないので――― 何か、お二人が気に入ったものがあったら教えていただけませんか。 ( 手紙に適したもの、ではなく気に入ったモノ。 名前とか挙げなくとも、こういうの、とか示してくれたらそれで十分。 ) 両方、ありがたく使わせてもらうですから。 ( 己も、単純に好みの紙を探そうかと棚に手を伸ばしつつ ) [Wed 13 May 2009 23:26:21]
ナキア > ( 猫の反応ににこにこしつつ、その毛並みを幾らか堪能したら立ち上がろう ) 確か、前に来た時は乙女も着てたですよね? ( 乙女と君影さんの着ている和服を何度か見比べてから、こういうの、と軽く袖を握って纏った着物を示す。 だからきっと、今回の旅行中にも着てくれる時はあるんじゃないかなと期待。みんなで浴衣着て市とか行くのも楽しそうだけど。 ) ふふ、そういうトコは可愛らしいと思うのですよう。 ( 照れる、という貴女に。己の口元に軽く指を添えつつくす、と微笑ましげに。 )( 大丈夫、乙女はきっと獅子がないすばでーにしてくれますから夜的な意味で。とか。言わないけど、お二人のやりとりをにこにこ見ていたよ! )  ニナカズキ、さんですか。 ( どこで切れるのかわからず、少々平坦な発音で。説明にへぇ、と頷く。 乙女と君影さんの、共通のお友達だろうかなんて。 ) んと、何か実用的なモノとかは? ( 何がいいかわからないという乙女に、首を傾げてそんな。 実用的、に他意はないので勿論暗器とかの事を言ってるのではないが。 )  …、 ( お二人の様子を見やって、 ) ふふ、 ( なんだか、良い意味で気が抜けた。ああ、イエロティアのお二方にもわからないようなものなのかと。じゃぁ解らなくても大丈夫だと安心したというか ) [Wed 13 May 2009 23:23:43]
君影 > そんなところ。 ( 火薬玉の補充とか他にも何かしら使えそうな物でもないかなっていう少し物騒な買い物中。 気持ち良さそうに撫でられて鳴く猫を愛おしげに微笑みつつ女は見ているだろう。 ) ――――――― ( フッ )( 思わず誰もが振り返ってしまうような魔性という言葉に君影が鼻で笑ったような気がするのはきっと気のせいなんだろう。 ) ――――直球は照れる。 ( しみじみとした調子でいつもですけどとか。 きれいとかかわいいとかを気にする性格じゃないけど、やっぱ面と向って言われると少し、ねえ。 ) だがらそういう台詞を真顔で言うなと言うのに。 まあ…出るとことかは…その……頑張れ! ( 私なんかはたまに男にナンパされて死ね!って気分になるから美人でも嬉しくない時があったりする。 全くもって贅沢な悩みだ。 ) 全然。 ――――………見当も付かんなあいつの喜ぶの。 ( 別に喜んだりしない奴じゃないと思う。 ただ顔に出したりする事もないし感情のブレ幅も少ないんだろう。 ある意味で忍者向けの奴だな全く。 けど土産物を貰って喜ぶ姿はあんまり想像出来ない。 ) 紙…紙。 ( 朱鷺の都出身の私が答えるべきであろうという質問。 しかし私は気付いた。 そんなの真面目に勉強した事なんてないって! してたとしてもすっかり忘れてる!! ) ―――――どれがいいと思うリャン? ( 君影は目を逸らした! 猫に助けを求めてみた!! ) [Wed 13 May 2009 23:13:56]
艶子 > うん。私はお土産を買いに。 ――君影、蜷潜に何買っていくか決めた?アイツ、どんなの喜ぶんだろうなあ。 ( 笑ったり喜んだりするところを見たことが無いので、難しい。 ) …あ、蜷潜っていうのは私の家の近くにある酒場のウェイトレスさんなんだ。 ( と、ナッキーに説明しつつ。 ) そうか。紙か。紙――…… ( ここは朱鷺の都出身の私の出番である、と思ったが、私は気付いてしまった。朱鷺の都に居たころは、字の読み書きが出来なくて手紙なんて一度たりとも書いた事が無い事に。 ) ……ど、どれがいいかな君影! ( 助けを求める、目! ) [Wed 13 May 2009 23:00:00]
艶子 > ( そ、そうか…!ばっちり似合ってるか! ) わ、私だって着飾ればすれ違う男たちがちらりと振り替えるぐらいの魔性を引き出せるんだぞ!アマウラ滞在中に私の本気を見せてやる! ( 本音で言ってるっぽい君影にショックを受けつつ、宣言した! )  ――え、そ、そう?色っぽい? えへへ。 ( 頭をぼりぼりと掻いて照れた。 ) うん。前から私も思ってたけど、君影ってべっぴんさんだよな。私ももうちょっとこう、背と ( 君影の隣で背伸び。 ) 出るところ出てれば…っ! [Wed 13 May 2009 22:59:52]
ナキア > お二人ともお買い物ですか? ( 黒猫も近付いてきていたなら、こんばんは、と言いながらしゃがんで頭を撫でようとしていただろう。 ) そうですか? 乙女の姿も色っぽいと思うのですよぅ。 ( ぇへ、と笑う魔女には、どうやら今君影さんや己が着ているものと、乙女の着ているものの違いが良くわかっていないようである。 涼しそうだなぁ、くらいにしか思っていない。 ) ( 乙女につられたように君影さんの姿を眺めてから、 ) …美人さんですねぇ。 ( いつもですけれど、とか笑顔でしみじみ。 )  …ん、 あぁ、はい。 ( 水を向けられて、困ったような、照れ混じりの顔。 ) 実は手紙を書こうと紙を買いに来たのですが…、その、 ( ちらり、店内へ視線向け ) …多くてどれがどれやら… ( あはー。 ) [Wed 13 May 2009 22:51:49]
君影 > うん偶然。 ( 艶子の浴衣姿には違和感を覚えてない。 大丈夫! バッチリ似合ってるよその格好! ) ……………私達はともかく艶子がちゃんとした格好っていうのも想像し辛いなあ。 ( 思い込みで失礼な発言。 わりと真面目な顔で言っている辺り今度は冗談じゃなく本音かもしれない。 昔は無駄な注目を集めるのを毛嫌いしてたのに、今はこれぐらいだったらまだ平気になったものだ。 人間変わるものである。 ) 何か面白い物でもないかなってね。 ナキアは……紙?で悩んでるの? ( 店の品揃えの様子を見てそうなのかなって。 ) [Wed 13 May 2009 22:45:09]
艶子 > おお、君影とリャンも。これは何たる奇遇。 ( どうやら偶然私たちは居合わせたようだ。 ――しかし、私はその時気付いてしまった。ナッキーも君影もきちんとした着物を着ているのに、私だけぺろーんとした浴衣姿である。しかも基本だらしが無いので、サラシも覗かせどこのチンピラかという形であった。 ) お、おのれー!二人してちゃんとした格好しおってー! ( 君影が思ったとおり、艶子は騒がしい。しかしそうやって騒がしくするとかえって周りの注目を集める事になるという自覚が無い。…ちゃんとした着物を着ている二人と、だらしない格好の一人。周りの人が、それを見てくすくすと笑っていた! ) ナッキーも君影も、買い物かな?ナッキーは何か悩んでるように見えたけど…。 [Wed 13 May 2009 22:38:57]
ナキア > ( さくっと買って帰るつもりであったのに、随分と此処に長居をしている。 予想外に紙の種類が多かったせいだ。しかも、未だに決めかねている始末。 だから、二人と一匹が魔女に気づいた時もまだうんうん悩み声漏らして店の前に立ったまま、 )  …、 ( 乙女の声が聞こえて振り返る。 ) ( 振り返ったその視界に、君影さんと黒猫の姿があればそちらにも気づけるだろうけれど ) ( 魔女は微笑み、手を振りかえそうか。 ちなみに愛犬は、お留守番もといライオンのとこにいる。怪我の功名ってヤツかもしれない。 ) [Wed 13 May 2009 22:33:06]
君影 > ( いつもの動き易い和風の黒服ではなく一般的な女性風の着物を来た女。 けれど黒基調の色合いは変わらなかったりするのはこの色がなんだかんだで好きだからなのかもしれない。 リャンも黒猫だし。 ) 誰か見つけた? ――――ああ、艶子とナキアか。 ( 黒猫が向かった先に居た二人に向って薄い表情にそっと笑みを浮かべて小さく手を挙げながらそっちへ近づこう。 それにしてもやっぱ騒がしい奴だな艶子は。 ) [Wed 13 May 2009 22:27:48]
艶子 > ( 私は私で、ヴェイトスの皆に買っていってやるお土産を探していた。やっぱりそれぞれ違うお土産が良いだろうと、あれはどうだろうこれはどうだろうと探し回る。馴染みの深い町並みではあるけれど、やはり並べられている品を見れば「なんじゃこりゃ」っていう面白いものはあるもので。 そんな時、ナッキーの姿を見つけた。――こうして遠くから眺めると、着物姿が良く似合うと思う。…私ときたら、ちょっとだらしない浴衣姿だったりするんだけど。 ) ナッキー! ( そう言って手を振りながら声を掛けて近づこう。それよりも前に、君影とリャンの姿にも気付くかもしれない。 ) [Wed 13 May 2009 22:24:44]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『(黒猫が足を向けた先に着いていく)』 [Wed 13 May 2009 22:19:41]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『商店が並ぶ道の中に、ナッキーの姿を見つけて。』 [Wed 13 May 2009 22:18:04]
ナキア > ( 棚の札には「檀紙」とあった。 陸奥、と添えられているのはなんだろう。 ) ( 先ほどの薄く艶やかな紙と違って、此方は厚手のもののようだ。白い色が鮮やかで、美しい。 ) こっちの方が…、 ( 丈夫そうだ、と。 物慣れぬ魔女は思うのだけれど )( 手紙として送るものとしてはどうなのだろうか、と。 再び首を傾げる。 )  ( そう、手紙を書くための料紙を求めに来たのだ。 ) [Wed 13 May 2009 22:12:44]
ナキア > ( 型染紙 唐紙 染紙や、 かな料紙――… ? ) ( 区別がつかない。 )  ……、 ( 「斐紙」と値札のついた棚から、そっと一枚紙を取り出してみた。 きめ細かくて、触り心地がいい。 指をそっと這わせて、 )( あぁ、キレェだ と、息を零してから )   … ( かっくり首を傾げた。 )( 紙を元に戻し、別の棚にある紙に手を伸ばす ) [Wed 13 May 2009 22:00:10]
ナキア > ( たとえば今夜がソレである。 もしかしたら同じように着飾っていただいた、兎の子の手を引いて外に出たかもしれぬけれど、 )( 黒地に、白と桃を基調とした色取り取りの小花が連なり紋様を成している。帯は金、髪も結い上げて簪を挿した。 …けれどそんなふうに、アマウラ人を装ってみたところで、 )  …うぅ ん、 ( 目の前に並ぶ紙は、多すぎて何が何やら魔女には良くわからない。 )( 楮? やわやわ? 千代? )  …意味が解らないのですよぅ…… ( ううぅ。 ) [Wed 13 May 2009 21:45:14]
ナキア > ( 暗闇の中、連なる提灯の灯りが此方の文化に慣れぬ目には幻想的に映る。商店が軒をつらねる、通り。 その中の一軒、紙屋の前に魔女は居た。 魔女、といっても出発日を含め旅行中はいつもの黒い魔女装束ではない。儀式に用いるに似た白いワンピースだったり、カントリー風な素朴な衣装だったり、或いはアマウラのキモノ、に袖を通す事もあった。もちろんその時は乙女に着付けを手伝ってもらっているだろうが、 ) [Wed 13 May 2009 21:34:02]
お知らせ > ナキアさんが来ました。 『( 紙を買いに来た。 )』 [Wed 13 May 2009 21:26:42]
お知らせ > MJ@旅館さんが退室されました。 『 ―――声はちょっとは潜めてよネ? ( 多分、二分後には互いに忘れてる言葉。 )』 [Tue 12 May 2009 02:47:54]
MJ@旅館 >  この場合、落として…――埋める? ( 埋葬。 ) 一人で処理してばっかだと、不感症になっちゃうんだってナッキーが言ってたヨ? ( やんわり? いや、ぐっさりと釘を。 そして此れは男の子の場合とは言わないでおいた。 ) 多分、鼻の下伸ばしてるんじゃなくて。 眉を潜めてるんじゃないかなァ。 ( 事態はもっと深刻であったとか。 ) 安心して暴れまわって下さいナ――。 まッ、皆そう言う艶子だから良いんだろうけどネ。 ( 他人が傷付けば涙を流す、王には不要な点も多分美点として――。 互いに肌を寄せ合い、重なり合う影。  暫く離れていた、その距離と時間を埋め合わす様。 ) [Tue 12 May 2009 02:47:08]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 ――MJ分の補給である! 』 [Tue 12 May 2009 02:42:08]
艶子 > ………。 も、持ち上げて落とす…だと…。 ( この野郎! ) に、人間だって一皮剥ければケダモノも同然だ! …そういえば、ハッシュはあんまりそういうところを見た事が無いな。私が半裸で家の中歩き回っても、鼻の下一つ伸ばさん。別に誘っている訳じゃないが! ( 全く眼中になかったら、それはそれで何か寂しい気がする不思議。 部屋へと到着した私たち。勿論、私も手は離さない。 ) おう。次に賊に襲われたら、更に暴れ回ってやるさ。 ( MJにそう言われるとすぐに歯を見せて笑った。 ) ……うん。じゃあ、堂々としてる。 ( そうさ、こいつは私の右腕なのだから。持ってくれるんだ。 …私は両手どころか足まで絡ませてぴったりくっつく。 ――それからもう一度にひっと笑うと、えいやと勢いをつけてそのままMJの身体を引っ張り、後ろに倒れこもうと。 ) [Tue 12 May 2009 02:37:52]
MJ@旅館 >  鼻血褒められて可愛いとか言っちゃダメ――。 ( ナイナイ、と回した腕をハタハタと振り。 ) 何か納得し掛けたけどさ。 ソレって野生どーぶつとか、ライオンの話じゃないのォ? でも、ハッちゃんとかケロケロとかに紳士的だったネ。 ( 魔女の使い魔に何故かご執心な獅子。 案外フェミニストなのやも知れぬ。 抱き抱えた儘、お部屋へと到着。 お行儀悪く、脚で襖を開け中へと。 艶子分の補給が最優先、降ろしてあげない餓鬼でしたとさ。 ) 実際勝ったのだから、そう言う事なんだろーネ。 ( 怪我人が出た程度で済んで良かったのだろう。 自分がこんな気持ちを抱く、今は其の違和感よりも皆の無事を喜ぼう。 ) もう大丈夫。 オレサマが来ましたからネ。 後、賊が何人増えようと―――艶子は安心して特攻してくれて良いヨ。 艶子の背中とビャックたんとかは心配しなくて良いから。 ( 居間に艶子抱き抱えた儘、腰を下ろし。 声を潜めた艶子の顔覗き込めば太々しく口の端を上げる。 ) ソレに大丈夫だって、皆解って着いて来てるんデショ? 艶子は堂々としてれば良いの。 どォーしても重かったらオレサマが持ってあげますヨ。 ( えへ、と頬に指を添えかっくりと首を傾げ。 ) [Tue 12 May 2009 02:28:23]
艶子 > ( ちょっと苦しい。でも、私も補給だ。両手を相手の肩に回す。 ) そ、そうか。うむー。なら、喜んでやらんでもない。 ( でもまた出てきそうなので、後で布でも詰めておこう。 ) う、うるさいやい!強い奴ってのは大抵性欲も強いんだ!強い奴は我慢しなくてもいいから、我慢できない奴ばっかりなんだ。 ……う、うぐぐ…白夜にもやっぱり気付かれてそうな展開だなそれは…。 ( い、行ってないよねナッキー? その状態のまま移動する私たち。抱きかかえられたままなので、足が床についてない。…ちょっと恥ずかしい。 ) 襲った馬車に乗っているのがかの有名な豪天寺艶子だと知るや、戦意を喪失しかける賊共であったが、果敢に戦いを挑む。しかしやはり運命とは残酷なもの。百戦錬磨の英雄には―― ( 実際の所は危ない勝負であったが、それを隠すかのように脚色する。 ) …うん。脇腹に怪我を。ハッシュも怪我してしまって―― 二人とも、命には別状は無いけれど…。 ( 少しだけ声のトーンを落として言う。切り抜けられたのは二人のお陰だが、やっぱり辛い思いをさせてしまった。 ) [Tue 12 May 2009 02:10:28]
MJ@旅館 > ( 艶子分を補給せんと、抱きすくめた両腕を更にキュッと絞め上げ。 ) 馬鹿ですネ、艶子だから鼻血も可愛いって事ですヨ。 ( 棒読みで。 そして可愛い鼻血さんは哀れにも拭いさられてしまいましたとさ。 ) 相変わらず色欲豊かですネ――。 ヴェイトス学園の中等部男子だってもうちょっと淑やかですヨ。 ( 艶子、恐ろしい子……。 ) 今夜から、ナッキー辺りが「少し辺りを散策して来ますね」とかビャックたん連れて出かけてるなら絶対気を使われてますネ! 間違いアリマセン!! ( 完全犯罪(多分)はこうして脆くも瓦解したのでありました。 ) あいあい、順調過ぎて詰まらない程に無事でしたヨ。 ( 到着初日で叩きだされては適わないと声のトーンが一つ下がる。 今更だとかきっと思ったけど心意気が大事。 多分、大事。 傭兵を抱すくめた儘、半ば引きずる形で移動せん、と。 ) 快刀乱麻な大活躍だったとかだっけェ? ムゥ、オレサマ的にはちょっと複雑ですけどォ。 くんえーとか怪我しちゃったとか聞いたけど大丈夫? [Tue 12 May 2009 02:00:01]
艶子 > ( ふひぃ、と騒ぎすぎて汗を掻いたのか溜息一つ。あんまりはしゃぎすぎると旅館から追い出されかねない。 ) と、とにかくだ。無事に着いて安心した。もう聞いたかもしれないけど、私たちの時は色々大変だったんだ。――ま、こうして豪華な旅館に泊まれるのも、その活躍のお陰なんだがな。 [Tue 12 May 2009 01:46:24]
艶子 > ( うぐぐと唸りながら、恥じらいからもぞもぞと腕の中で動くが、きゅっと締め上げられると大人しくなりました。 ) ………。 あっ、何か可笑しいぞ!危うく一瞬照れそうになったけど、鼻血が可愛いって言っただろお前! ( その状態のまま頭を撫でくりまわされる私。しかしあれだ、鼻血が出たままだと何かアホみたいだ…。拭こう。 ) も、勿論完全犯罪さ…。ちゃんと浴衣の袖咥えたし、ばれるはずが無い! ( と、思う。多分――。 ) ナッキー……は……。も、もしかしたら終わるタイミングを見計らって戻るようにしてるとか、してる可能性は否定できないけれど、だ、大丈夫だ。多分。ハッシュにも見つかってない、と思う。多分。 ( 全部多分だ。駄目だ私、私駄目だ。 ) [Tue 12 May 2009 01:46:17]
MJ@旅館 > ( 一瞬避けた様にも見えたけど、餓鬼は全然気にしない。 何故なら抱きつける迄飛び掛るからに違いないからです。 胸に飛び込んで来た傭兵をぎゅむりと抱き締め、えいやと締め上げる。 コレが餓鬼の愛情表現。 ) じゃあ、鼻血が可愛いよ艶子。 鼻血が。 ( ヨシヨシ、と鼻血に汚れた傭兵の頭を撫でくり回さんと。 )  旅先での一人コリは控えようって出発前に言ってたジャン!  ってか、ちゃんとバレない様にした!? また艶子の事だから、ナッキーが帰って来る迄にとか言い出してスリリングな処理してない? ハッちゃんに見付かって気まずい思いしなかった!? ( いやにリアルな具体例飛び出す。 ) [Tue 12 May 2009 01:37:03]
艶子 > ( 最初はモザイク掛かってるんですね。 MJが私に抱きつこうとしたのを察知すると、咄嗟に回避しようとする。何故なら、私のは避けられたのに何だか悔しいからだ。しかし何故だろう!避けた先に真っ直ぐMJが接近してくる!私のやることはいつだって裏目だ!じゃあ二回裏目に出れば表に戻るだろうと思っても、やっぱり裏目だ! ――結果、何か自分から抱きつきに行ったような形になってしまう。 ) 鼻血はお前のせいじゃないか…!物好きだなんて言わなければ素直な私は素直に喜ぶのにさー。 ( 喜ぶらしい。 ) は、恥ずかしいこと言うな!昨日は自分で処理したわ!                                                         いやしてないよ! してない! [Tue 12 May 2009 01:29:18]
MJ@旅館 > ( 不確定名お尻さんが立ち上がった。 お尻さんから鼻血さんへと変貌を遂げた傭兵は捲くし立てると急に怒り出した。 何故だか全然理由の解らない餓鬼は不思議そうな顔をしていたが、詰め寄られるとニッコリとガッシームと傭兵に抱き付かんと。 飛び掛らん勢いで飛翔せん。 ) やっほゥ艶子! どうしたのさ鼻血垂らして―――そんな間抜け顔も可愛いとかオレサマも物好きだって言うか。 身体が夜泣きとかシテナカッタ? ( 餓鬼の心の準備が出来た模様。 ) [Tue 12 May 2009 01:24:03]
艶子 > ( やべえ、鼻打って鼻血が出た。くそ、MJめ…この私の寵愛を緊急回避するとは良い根性しているじゃないか。ああでも駄目だ、鼻打って鼻痛い。痛くてちょっと、声が出ない。 ) ( それからぷるぷると震えながら、お尻がもぞもぞと動いて立ち上がった。 ) ふ…何のこれしき…。 ( 鼻血は出てるが。 ) 何で避けるんだMJ!別に避けることは無いだろ、避けることはー!私の心の準備が整っていればお前の心の準備は気にしなくても良いんだよう!そんなの最中に整えなさい!最中にぃー! ( 色々とあれな主張。片手で鼻血抑えながら、MJに詰め寄るのでした。 ) [Tue 12 May 2009 01:17:29]
MJ@旅館 > ( ソレが俺等のマサヨシッ! 交差する視線がそう告げた様に思えたのは錯覚か――。 実際は、ただの反射行動だったのかも知れないけども。 ) ―――イキナリ襲われるなんて、随分と大胆ネ。 オレサマも心の準備が。 ( 己が胸に手を添え。 キャッ、とか恥らう餓鬼。 背後では蛙が潰れた様に見せかけて、岩が砕けた音が響き渡っているのだけど。 くるり振り向けば、其処には見知ったお尻が壁から生えていた。 歩み寄れば、しゃがんでお尻へと声をかけん。 ) ノックしてもしもーし。 生きてますカ? ( 何事か、轟音に吃驚した旅館の従業員に 「 何でもないデス 」の一言で済ませば。 再度、痙攣しているお尻さんへと視線を。 ) [Tue 12 May 2009 01:12:57]
艶子 > ( 豪天寺艶子の脚力は、一流のファイターとして申し分無く。相手へ飛びつこうと跳躍する時点でトップスピードに達していた。――だが、しかし。それでも尚、男の動体視力を凌駕するには遅かったのである。すれ違い様、豪天寺艶子は中空でMJと視線を合わせていた。コンマ数秒という刹那の時間が、何秒にも感じられたかのような。 ――畜生、MJめ…お約束を、行きやがる―― 艶子は内心で、そう思った。ちょっぴりエッチな展開とはまた別の意味でのお約束。 ) うごごあべべべおぼろメメタァドグチァーッ!! ( 予測していた着地点を失った私は、転がり跳ねて滑りそのまま突き当たりの壁に顔からぶつかった。そしてそのまま、おけつを後ろに突き出した形で沈黙するのであった…。 ) [Tue 12 May 2009 01:05:20]
MJ@旅館 > ( 一人思案に暮れていると、何かが床を滑って来る―――しかもごっつい速度で。 名前を呼ばれた気がして顔を上げると、其処には浴衣を振り乱してトライデントタックルだか何だかを仕掛けてくる人影がッ ) えッ? ちょっとなn――。 ( 此処でTOでLOVEるな展開なら、二人して倒れこみ、何故かちょっぴりエッチな格好になっている摩訶不思議な魔法が発動しようモノだが。 不意を付かれた餓鬼は、思わず 避 け た 。 ) [Tue 12 May 2009 00:59:52]
艶子 > ( 「お客様、廊下は走らぬよう――」 「あっ す、すいません!」 とか、そんなやりとりが見えぬところで聞こえたあと、つつーっと廊下を滑りつつ角から姿を現す浴衣姿の豪天寺艶子。滑っても良い、とは言われて無いが、右足と左足が同時に地面から離れなければ馬と同じスピード出しても走ってることにはならないって聞いた事があるので、すり足気味に急いだらしい。 そしてMJの姿を発見すると、また真っ直ぐ突っ込んでくるのだ。 ) 遅いぞMJ−! ( 旅館の前でいつも一つしかないらしい真実を誰かの名に掛けて推理しているMJの姿を見つけたのか、真っ直ぐ入り口に来たらしい。突っ込んでどうするかって?勿論飛び込むのさ!腕の中になッ! ) [Tue 12 May 2009 00:52:15]
MJ@旅館 > ( この辺の旅館ともなると、ヴェイトスの連れ込み宿とは雲泥の差。 無愛想な宿屋の親父から鍵を投げ渡される事も無く、泊まっている人物の名を告げれば話が通してあったのだろう、すんなりと通された。 聞けば――少し宿泊客の中でも軽い噂になっている様だ。 魔女と、兎っ子と傭兵と忍者と獅子。 次いで、何処ぞの馬のボーンとも知れぬ餓鬼がやってくれば誰だって不思議には思うだろう。 ) へぇ、盗賊にネ――。 ( 襲われたらしいと。 餓鬼の表情が曇る、普段から傭兵の自主的警邏だとか見回りには積極的には着いていってるワケでは無いが。 王の右腕を自称する身としては、こういう時こそ――。 ) 少しまっずいかもネ。 ( 傭兵が心置きなく戦える様に。 顔を合わせては絶対に言わないのだけど、餓鬼は餓鬼で多少の矜持なんて物はある。 其れに盗賊に「 空気嫁! 」などと言っても仕様が無い。 いや――言える物なら言いたいのだけど。 ) [Tue 12 May 2009 00:46:43]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『どたどたどたどた』 [Tue 12 May 2009 00:46:33]
MJ@旅館 >  ――んなワケありませんか。 ウチの艶子は無理心中を謀るんじゃなくて、される方ですよネ。 ( 情のふかーい傭兵の事。 刺されるとか、十二分に有りえる状況。 過去の色々な遍歴が脳裏を過ぎり。 餓鬼にとって面白くないお話も含まれているので思考を強制終了。 再起動の後、宿の中へと脚を踏み入れよう。 ) [Tue 12 May 2009 00:34:02]
MJ@旅館 >  となれば―――二時間後辺りにオレサマが近くの岬で犯人を追い詰めて。 もうこんな事は止めるんだ!とか人質を取り抵抗する犯人を説得する場面が来るじゃあアリマセンか。 ( そして語られる犯人の悲しい過去。 朱鷺の都では何故か殺人事件は地方で起きると相場は決まっているらしい。 温泉とか。 正にうってつけだ。 ) [Tue 12 May 2009 00:27:31]
MJ@旅館 >  ―――コレは、何ですかね? ( 両の蟀谷に指を添え、ぐりんぐりんと指を回す。 これは朱鷺の都に伝わる考える僧侶のポォズであると教わった。 突然決まった家族旅行、豪華な旅館。 それらのピィスを一つ一つ検証しパズルを組み上げて行く。 さながら安楽椅子で構える名探偵の如く。 ) ヨシッ! 解りましたァ!! ( それは雷鳴にも似た閃きが脳天を伝う。 くわっ、と双眸を見開き。 ) アレです―――。 一家心中? ( 事件です、事件のスメルがします。 ) 真実は一つ、犯人はじっちゃんッ!!  [Tue 12 May 2009 00:22:35]
MJ@旅館 > ( 旅館の入り口、風格ある佇まい――。 ホワイティアが好む様な絢爛豪華とは違う落ち着いた雰囲気。 貧民窟育ちの餓鬼にだって此れが立派な物である事位は理解出来る。 口をぽかんと開けただ、ただ仰ぎ見る旅館は――どうやら蜃気楼であるとか。 寝て起きたら狸に化かされていて肥溜めでした。 などと言う事は無いらしい。 ) うっそ、ウチでこんなに裕福でしたっけェ? ( 慰安旅行だか、家族旅行だか。 一人遅れての到着。 ) [Tue 12 May 2009 00:15:33]
お知らせ > MJ@旅館さんが入室されました。 『 でッけぇ……。 』 [Tue 12 May 2009 00:10:25]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『( 二人で女将の所に行って、私も君影が食べている間、何か軽く摘もう。 )』 [Mon 11 May 2009 02:10:03]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『ん。(私はその差し出された手を受け取って立ち上がる)』 [Mon 11 May 2009 02:08:53]
君影 > ( 天狗じゃ! 天狗の呪いの仕業じゃ!! そう言いたくなるぐらいに皆からからかわれる宿命を背負った艶子に合掌。 )( 幸せな人生だったとは口が裂けても言えない。 けれど結果的に私はこうして今をそれなりに満足して生きている事が出来ている。 ならばそれはきっと不幸だというわけでもない筈だ。 ) 遠慮せずにがっつーんとやってしまえよな。 それはもう男に生まれた事を後悔するぐらいの勢いで。 ( 皮肉な笑みを浮かべたりくすりと笑う事はあった。 けれどこうして無邪気な笑みを人に対して浮かべるのは私は初めてかもしれない。 ――――もしそうなったらまた艶子の二つ名が増えてしまうな。 ) よしそうしよう。 明日も私は全力でだらだらするぞー。 ( 流石に引き籠りは言う事が違う。 肩からリャンを降ろして艶子に続くように立ち上がろうとした時に手を差しのべられて。 ) [Mon 11 May 2009 02:07:55]
艶子 > …これは最早私の方に原因があると考えるべきなのか…っ! ( 普段人をからかわないような奴までからかうようになる。何だ、呪いか!誰かに呪いでもかけられたか! ) ………。 ( 忍びに買われていったのが幸運だったかどうかは判らない。暗殺者としての生業が、一体彼女に何を齎すか。…しかし、一人で生きていく力を持つことが出来たのも事実だ。 ) 任せろ。男に女みたいな悲鳴をあげさせてやるさ。 ( あんまりやり過ぎると、玉割りの艶子とか妙な二つ名が付いてしまいそうだけど。 ) ( 朗らかな笑顔。ああ、この娘はこんな風に笑うのか。 ) ――よしっ、それじゃあそろそろ女将に飯を貰いに行くか。その後は明日に備えて寝るぞっ。 ( ぺしんと己の膝を叩き、立ち上がった。それから、君影に手を差し出すんだ。 ) [Mon 11 May 2009 01:55:35]
君影 > そうだな。 少し似てるな。 ―――――うん。 私は今はもう一人でも生きていける。 それぐらいには頑張っている。 ( ―――ああ、眩しいと思う。 日蔭者の私に向けられるには過ぎたぐらいに。 そんな艶子の笑み。 ) ―――――ああ! そうなったらその時は思いっきしかち割ってくれるようにお願いするとしようか。 ( けれどその言葉は震えるぐらい嬉しかったから。 私は花のような朗らかな満面の笑みを浮かべてしっかりと頷いた。 ) [Mon 11 May 2009 01:47:46]
君影 > なんでだろうな…他の奴はあんまりからかおうって気にもならないのにな…… ( みんなからからかわれる艶子。 だって本当に楽しいんだもの!! 英雄哀れなり。 ) 売られてから後は……大して話す事がないかな。 売られた先が忍びの里で。 そこでクノイチとして生きていく術を叩き込まれて。 リャンがずっと傍に居てくれたのが心の支えだった。 ( この子は私がまだ両親の元に居た時代に拾ってきた猫だ。 私が売られた時もこっそり付いてきてくれて、その時は本当に嬉しかった事を覚えている。 )( 彼女が側に座る。 そして艶子自身の過去を話し始める。 そういえば艶子が私の昔を知らなかったように、私は艶子の昔を知らない。 ) 艶子も…だったのか。 …………そうか。 ( 南方の出身だという事。 そして生きる為に辛い思いをしてきたという事。 握られた手が暖かい。 私が触ってきた手は冷たい物ばかりだった気がする。 ) [Mon 11 May 2009 01:46:59]
艶子 > …私たち、何だかちょっと似ているな。そういう辛い思いをしてきてさ。 でも、今は違う。私も有名な傭兵になって、腕ッぷしだけで喰っていけるようになった。お前もきっと、そんな両親の関わり無く自分の力だけで生きていけるようになったんだと思う。 けど――。 ( 私は歯を見せて笑う。 ) もしお前にもう一度、そういう事するような奴が現れたら、私がそいつの玉を割ってやる!君影は私の友達だからなっ! [Mon 11 May 2009 01:26:35]
艶子 > ( 煽られれば煽られるだけ調子にのる性格。最後の最後には壮大にからかわれたのだと気付くけど、あまり学習しないのでまたやるのだ。嗚呼。 ) ううううう。お、お前まで私をからかって楽しむのかっ。 ( 何故だ!皆そう言う!皆言うってことは、本当に楽しいんだろうなっ!うわぁん! ) ………。 ( 君影の話を、私は黙って聞いていた。実の父に乱暴された事を知れば私は息を飲み、胸を痛める。どこぞの知らぬ誰かにそうされるのと、実の父にそうされるのはどちらが辛いだろう。君影が男を嫌う理由が、それなのだ。 …そしてその後、彼女は売られた。 ) ( 私は無言のまま立ち上がると、君影の側まで歩いて、座る。 ) ――私もさぁ、南方出身でさ。母はもう居なくて、父が死んでからは一人で生きていかなくちゃいけなくて。嫌でも身体を売って生活しなくちゃいけなかったんだ。最初は辛くて、悲しくて、情けなくて。 ( 私は君影の手を握ろうと、そっと手を伸ばした。 ) でも一番嫌だったのは、そうやって身体を売ってる自分を嫌だと感じなくなって来たことでさ。当たり前のように思ってたんだ。 ( 身体を売る生活は、結構最近まで続いていた。 ) [Mon 11 May 2009 01:25:43]
君影 > ( 宴会とかだったら盛り上がるタイプの人種だな。 ちなみに私はそれを遠くで眺めてるか無責任に煽るだけ煽る性格。 ) しかし艶子からかうの楽しいな。 ( くすくすとさっきから笑いっぱなしだ。 ああ―――こんなに笑ったのなんて何年ぶりだろうか。 ) ――――酒に溺れたり暴力振るうようになったのは足を怪我して漁師の仕事が出来なくなってかららしい。 その前は優しかったとか何とか莫迦母は言ってたけれど本当の所はどうだかな。 ( 私はそんな優しい父なんて知らない。 私の記憶の父はただ最低で恐怖の象徴だった。 ) 4つぐらいの時に父に犯られた。 それから割と頻繁に夜に父が来るようになった。 母はそれに対して何も言わなかったか、それとも言えなかったか。 今となっちゃもうそれも知らないな。 ( 淡々とした口調で語る。 それは今でも記憶に鮮明に残っていて、それが男嫌いのトラウマの原因である。 ) 人買いに売られて本州の方に行ったのは6つになる少し前の事だ。 父は働いていなかったし、母の稼ぎもタカがしれてた。 私を養う事なんてそろそろ出来なくなってたんだろうな。 ( ――――本当に碌な人生じゃない。 聞いても面白くもなんともないだろう。 言わなきゃ良かったかなこんな事。 ) [Mon 11 May 2009 01:08:18]
艶子 > む、ぅ。そ、そうか? …まあ、そこまで言うのなら仕方ない。うん。 ( 一気飲みとか一気食いとか、そういうどうしようもないところでカッコつけようとしそうだ。目立つ=カッコイイと勘違いしてる感。 ) く、くそう君影めー! ( 悔しそうな顔を向ける! ) ( ちょっとだけ君影の動きが止まる。やはり、あまり話したくない事なのか。それでも知りたいっていうのは、単なる好奇心じゃなく、もうちょっと相手を理解したいっていう気持ちがあるからだろう。 ) …………。 ( そして君影の話は、両親に恵まれなかったところから始まった。片親だったが、良い父だった私では理解できないつらさがあったのだろう。 ) ……うん。 ( そう言って、私は彼女の話を促すように。 ) [Mon 11 May 2009 00:51:47]
君影 > そうだな。 ( 続く艶子の言葉に少しだけ動きが止まる。 私は肩の上の黒猫をゆっくりと撫でてやった。 ) ――――……私の故郷は朱鷺の都でも南の方の小さな離島でな。 ( ぽつぽつと普段通りの大きくない声で語り始める。 ) アル中で暴力大好きな腐れ親父とそれに媚を売って生きてる莫迦母の間で生まれて育った。 ………5つくらいまでの間な。 [Mon 11 May 2009 00:46:03]
君影 > いや。 ここは謙虚に遠慮させて貰おうかな。 ( はーい艶子のカッコイイところみてみたーい。 ) 惜しがらない方が間違っている。 そうだな。 私もそう思ってたから急所に刃物を突き付ければ大人しくなるとタカをくくって少し油断してた。 ――――まあ結果論かこれは。 ( 恐らく弓兵はあの場で私の動きを束縛して2対2の環境を作りたかったのだろう。 魔法使いの詠唱もあと一息のところだったし。 私の行動が計算外だったという事か。 ) ああお願いしとこう。 [Mon 11 May 2009 00:45:36]
艶子 > ――ところでさ、君影って… 朱鷺の都の出なんだよな? ( アマウラ出身じゃあなく、朱鷺の都の出。 ) 考えてみたら私、お前のことをあまり詳しくしらないんだよな。お前の昔のこととか、私は興味あるぞ。 ( こういう話をするのも良いだろう、なんて思いながら、何の気無しに言ってみた。言いたくなければそれまで、だけど――。 ) [Mon 11 May 2009 00:27:26]
艶子 > 遠慮しないで、物凄く見直してくれても良いんだぞ。 ( これ以上見直させるには、もっとカッコイイところを見せてやらないと駄目かっ。 ) お、惜しがるな! ――ううん、あいつらは盗賊だから、敵わないとか、命の危険が大きいと感じさせれば素直に引いた筈だ。ただ、その判断を下すタイミングを見誤ってしまったんだろうな。だから降伏を呼びかけるのは悪い手じゃあなかったと思う。上手くいけば、三人とも降伏したかも。 ( 思い返すに多分、相手がそこまで命を張るはずが無いと敵は思ってしまったのではないか。私もあの剣士に降伏するかどうかの選択を一度しか迫らなかったし、魔法使いももう少しで完成しそうな術をわざわざ中断して降伏するっていう選択が出来なかったんだろう。あくまで予想だけれど。 ) う、うん。頑張ってさするよ! [Mon 11 May 2009 00:27:17]
君影 > ちょっぴり見直したぞ。 ( ちょっぴりぐらいな。 いつも空回りするタイプだっていうのは何となくはわかる。 ) そうか…それは惜しかった……… 自業自得さ。 降伏勧告なんてしたから付け入られる隙を与えた。 ………正面から立ち回るのはどっちも怖い相手だからな。 後ろからバッサリが得意な私には向いてる相手だった。 ( 弓使いは私も嫌いだ。 獣を追いかけていた猟師だった事もある連中は速く動く連中を狙い打つ技術に長けている。 気付かれずに近付けるかどうかが勝負の全てだ。 ) そうかそうか。 じゃあその時はついでにさすってくれるのも頼んだぞ。 ( くすくすと笑っている――――肩の猫はその光景を眺めてのんびりとした鳴き声をあげるだろう。 ) [Mon 11 May 2009 00:12:30]
艶子 > まあな!本当は私、凄く気が利く奴なんだぞ。 ( 本当は気を利かせようと思って空回りするタイプだが。 ) ――危なかったな。あと5秒冗談だって言うのが遅かったら、涙ぐむところだった。 自業自得だなんて―― 怪我させといて何だけど、君影が居て助かったって思ってるんだ。私みたいな剣士は弓使いと魔法使いにとんと弱い。 ( 何とか対策を考えておいた方が良いかもしれない。まあ、それは旅行が終わってからで。 ) ………く、薬も取りに行く! ( ぐ、と拳つくって付けたし。さするとかはあんまり役に立たない事に、笑われてから気付いた。 ) [Mon 11 May 2009 00:00:05]
君影 > うん。 気が利くな。 偉いじゃないか艶子。 ( 旅行なんて初体験。 はしゃいでないかといえばそれは嘘になるかな。 ) 全くもってその通りだな。 ――――……冗談だぞ? 私の怪我はただの自業自得だ。 あれはどうかしてた。 ( 『武器を捨てろ。3秒待つ』 )( なんであんな悠長なことしてたんだか。 殺せる時に殺しとけば怪我だってしなかったし、詠唱の妨害だって間に合ったかもしれないのに。 全く私は阿呆か。 ) さするのか。 薬取って来てくれるとかそういうのじゃないのか。 ( 艶子らしいっていうかなんていうかな。 肩に登ったリャンに煮干しをあげながら私は少し笑ってしまった。 ) [Sun 10 May 2009 23:50:25]
艶子 > うん、そうすると良い。女将に頼んで、お前の分もとっておいてやったからな。 ( やっぱり、飯の美味さはこういうところに泊まる時に大事だと思うのだ。良い温泉、良い旅館、そして美味い飯。 ) そうか、良かった。 …本当にすまなかった。出発する時間帯を選ぶとか、或いはそれこそ他の傭兵を雇って護衛をやらせれば良かったかも。 ( 今更言っても始まらないが、私のこの自惚れな性格が招いてしまったことのように思えて―― あんまりくどくどと謝るのも、相手をうんざりさせてしまうかもしれないので、これきりだが。 ) あれだ、痛くなったらすぐに言うんだぞ。さすってやるからな。 ( あまり良い解決策ではなさげな提案。 ) [Sun 10 May 2009 23:35:32]
君影 > そんなもんか。 あとでご飯食べよ。 ここの宿はご飯美味しくていいな。 ( 棚に置いてあるコップと水差しを手に取って喉の渇きを潤す。 普段別に食事の上手い不味いは気にしない質だけれど、それでも美味しい料理の方がありがたいのは確かだ。 馴染みの深いトキノミヤコの料理でもあるし。 ) お陰さまでぐっすりな。 ちゃんとした医者に掛かったのが幸いか痛み止め効いてる間は痛くない。 薬切れたり運動したらそれなりに痛いだろうけど。 [Sun 10 May 2009 23:26:53]
艶子 > ( ――あとは…。時間と余裕があったらだけど、私の剣の事を知りたい。私の父が私に教えてくれたこの剣術。きっと、ちゃんとした流派がある筈だ。可能ならば、使い手とあってみたい。そこから新たなヒントを得られるかもしれない。 ) …まあ、楽しい旅行を厳しい鍛錬で潰すつもりは無いが。 ( ――と、その時君影が起きてきた。その後に彼女の猫も。 ) おはよう、君影。多分、日付が変わる前ぐらいじゃないかな。 ( 私もどれだけぼんやりしていたのか、あまり意識がなかった。 ) 良く寝れたか? ――怪我、大丈夫か。痛くないか。 ( そう言って尋ねてみた。 ) [Sun 10 May 2009 23:19:27]
君影 > ん……良く寝た。 ( 寝室へと続く襖を開けて出てきたのは寝間着を着た女。 その後ろには二股の尾を持った変わった黒猫が続く。 今は見えないが、寝間着の下の脇腹は昨日の怪我の為に包帯で覆われている。 ) おはよ艶子。 今何時ぐらい? ( ふわーあと気だるげに欠伸をしながら尋ねてみる。 少なくともおはようという時間ではないんだけれど。 不規則極まりない生活をしている私にはさして珍しくないこと。 ) [Sun 10 May 2009 23:16:55]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『(中々良い宿だな)』 [Sun 10 May 2009 23:11:42]
艶子 > …止めだ、止め。 ( 私は考えを中断する。こんな辛気臭い事を考えていたんじゃ、楽しい旅行も楽しくなくなる。旅の始めに良い刺激になったじゃないか。スリリングであるってことは良い事だ。 ) もうちょっとのんびりして落ち着いたら、皆で街に出たいな。お土産も買わなくちゃいけないし。あとやっぱ温泉での背中流しっこは外せないぞ。 ( ほら、あれだ。皆で一列になって、背中を流し合う奴。あれやりたい。 ) [Sun 10 May 2009 23:05:30]
艶子 > ( 結局、私たちが護衛した商人に賊の馬を引き取らせた。どこまで訓練されているかは知らないが、どんな駄馬でもそれなりの金になろう。その代わり、二人の治療費と、こうしてそこそこ豪華な旅館に泊まる金を代わりに出して貰う事にしたのだ。もとよりこういうところに泊まるつもりだったが、商人は私たちに感謝していたし、馬を売り払えば十分すぎる釣りが来るだろう。 ――まあ、金のことは良い。最初から困らない程度に持ってきている事だし。 ) ………。 ( 正直言って、私は街道で賊に襲われた時、内心ではとても怯えていた。考えてみれば、実際に白夜やナッキーを背中に置いて戦ったのはあれが初めてだったのだ。こんなに気弱だったとは、自分でも驚きだ。それにハッシュと君影にも怪我をさせてしまったし、あそこは大人しく引き下がるべきだったのか――…。 ) [Sun 10 May 2009 22:56:40]
艶子 > ( まず最初に宿を取った。狭くて汚い宿では無く、広くて綺麗で温泉のある旅館だ。おまけに飯も美味い。ヴェイトス市や下手をすればここアマウラの出島にも多い、エセトキノミヤコ風――パンとミソスープが一緒に出たり、畳の上にベッドのシーツを敷くようなところではなく、きちんとした朱鷺の都風の旅館だ。 こういう所で金をケチるのは良くないし、怪我をした二人がゆっくりと休めるような環境が良いだろうと思っていたのだ。 ――今、私は旅館の部屋で、動き易い和服を着て、ぼんやりとしていた。旅の疲れと戦いの緊張の後だから、だろう。 ) [Sun 10 May 2009 22:46:53]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『アマウラに到着した私たちは。』 [Sun 10 May 2009 22:39:10]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( 女将がお萩を作ると言っていたのだけが、少し楽しみだ。 )』 [Sat 20 Sep 2008 02:20:44]
紅梅 > ( 吐き出した息は煙を伴って。 夜闇に消えゆく )  ( ふるりと無意識に震えた身に、冷えてきたかと自覚して 桟から離れて立ち上がれば、障子窓を閉めよォか。 )( 二、三吸い込んだ煙管の火種を落として、行燈の火を消せば布団へともぐりこもォ。 ) [Sat 20 Sep 2008 02:20:07]
紅梅 > ( まァ、なんやかや言ったところで 結局、爺様と家の顔を立てて 行かねばならないのだろォけれど、 )  …、 ( 自分が悪く言われるのは構わないが、その事で他人が責められるのは面白くない。 そういうことをする輩の心ばえの無さが疎ましい。 ) こそり 来れば良かった、かなァ... ? ( 家や客の事など、関わりなく。 )( とはいえ後になって知れては、何故連絡をよこさなんだ、という事にもなるか。 ) [Sat 20 Sep 2008 02:16:33]
紅梅 > ―――― 彼の岸へ 生まれることを、 願ォ。 …だっけ ェ? (  …彼岸会、 ) ( 誘われているが、あまり気乗りしない。説法なぞ、興味はない。棺桶に片足つっこんでる爺様方は知らないが。 )  …喜んで、五千人のうちの一人になる よ、 ( 俺は。  ... そォはいっても、悟った気になど到底なれぬけれど。 ) [Sat 20 Sep 2008 02:00:52]
紅梅 > ( この地に住む地に連なる者 → この地に住む血に連なる者 ) (  訂正。 ) [Sat 20 Sep 2008 01:55:03]
紅梅 > ( 新たに刻み煙草を詰めて、火をつける )  ―――― … ( 吐き出した紫煙が、秋風に揺らいだ。 こちらでは客人へと煙草盆を出すものだから、馴染んでしまった。あまり好ましくないのは相変わらずであるけれど。 喉が痛くなる。 )  誰ぞ 参る墓は、 ( この地に住む地に連なる者、か。居なくはないが、参るほど繋がりが濃いとも言えぬ。 件の酒飲みの爺様の、家の墓でも参れば喜ぶやもしれぬが、 )( そちらは墓参りよりも、 ) [Sat 20 Sep 2008 01:51:18]
紅梅 > 否 もう今日ォ、 かなァ...  ? ( 障子窓を開け放して )( その桟に腰掛け、見仰ぐは雲の衣を纏いし月の傾き。 ヴェイトス市の方角は聊か雲が濃いようであるが、このあたりはまだうっすら月の光の望める程度には薄い )  …… ( こン。 )( 煙草盆の灰落としへと、吸いがらを落とし ) [Sat 20 Sep 2008 01:42:36]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『( 明日は彼岸の入り だ、 )』 [Sat 20 Sep 2008 01:36:32]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( 一人、月見酒を楽しむコトと しよゥ。 )』 [Mon 15 Sep 2008 02:23:56]
紅梅 > ――――――― へェ、  そォ。 ( 唇は弧を描いている、のに。 言葉に僅か、混じるのは 剣呑なイロ。 ) ( 其れは其れは。 )    ( ――――って、差し上げたいくらいだと、去る背中を見もせず、 月を眺め乍、  )     ( 吐息を零し、ツマラナイ思考は捨て置いて ) [Mon 15 Sep 2008 02:22:53]
お知らせ > ファルディアさんが退室されました。 『 (奴隷は宿へと) 』 [Mon 15 Sep 2008 02:14:06]
ファルディア >  …奴隷に なる、前 はー… (何を思い出したか、少しきつく眉を寄せ。それから徐々に険しさを解いていく) …どうでしょう、確かに従っている方が楽と言えば楽でしたが (今よりマシと言うだけできっと貴方の思っている通りだろう) …それでは、おやすみなさいませ (立ち上がる時、膳を持っていくことも忘れない)  [Mon 15 Sep 2008 02:13:44]
紅梅 > 奴隷だから、そォなったの?  ソレとも 君は元からそンなな ワケ? ( 呆れを隠そうともしないのは、 恐らく生来からそンな傾向はあったンじゃないかと。思って、 )  そォ。 ( 流れゆく芒を眼で追い乍 杯を傾け。 )( 在るものを、在るが侭。 )  ( とはいえ己は意思の無い薄とは違うのだから ただ流されるだけでもなく、 時に流水や風を把握して ゆきたい処へ軌道を調整するコトとてするけれど、 )   … ン。 ( 膳の上から、まだ中の満ちた徳利一つ ひょぃ、と取り上げる。 ) ( それ以外は持ち帰れ――― 下げろとの、無言の意向はさて、察してくれるだろォ か ) [Mon 15 Sep 2008 02:02:48]
ファルディア >  …… そう ですね。 (命じられて初めて出来るということは、命じられなければ出来ないという事だ。身の深くまでしみこんだモノを改めて思い知る) (望まない、と言う主。放られた芒が音も無く水面に落ちるのを、緑の瞳は追い。それが水面に映る月を撫でていったならば、嗚呼、涙を流しているようだと、) ……そうですか (主の指差す先を見つめながら、そうとだけ。この主にとってそれは恋や愛だけに限らないのではないかとも思った) (くつりと笑う主に口を開きかけたが、結局は中途半端に止まる。少しの間のあと、その言葉の代わりに別の言葉を紡ごうか) …申し訳ありませんが、先に御前を失礼させていただきます  [Mon 15 Sep 2008 01:51:30]
紅梅 > シテ欲しいンじゃなく 出来無いなら、結局奴隷と変わらないでしょゥ、 って コト。 ( おわかり? と。 )( わざとらしく可愛らしく小首傾げて。 ただし浮かぶのは呆れたよなカオ ) ( 社会的にどうこう、じゃなく、精神的にというか ココロが、というか。 そんな印象 )  … はァ? ( 軽く眉、寄せ )  望まない よ。 俺はそンなモノ、 望まない ね。 ( 云い乍、ひらひらと動かしていた芒 ぽィ、 と 足元流れる川へ 放り。 ) 敢えて云うならば あンな  感じ、かなァ...  ? ( ひょい、と。 流れゆく芒を指さして。 ) ( すなわち、行雲流水。 )  愛や恋なンて。 そンなモノの為に行くンじゃない よ。 ( 悪魔が混じっている癖、意外と子供のようだと、くつり。 笑い乍、杯に口づけ ) [Mon 15 Sep 2008 01:28:27]
ファルディア >  ……そうかもしれませんね (鼻白む主の顔を見れば、はは、と小さく笑い) イキイキして欲しいですか? かなり努力すれば出来なくも無いかもしれませんけど (そもそも奴隷になる前の己がイキイキしていたかと問われれば微妙だ) ではマスターはどのような物語を、結末をお望みなのでしょうか (聞いたからと言え、語るつもりはないが) 吉原女とは睦みあってもそれは愛でも恋でもないでしょう (愛に似ているだけ、恋に似ているだけだ)  [Mon 15 Sep 2008 01:19:40]
紅梅 > ――――― 君さァ 奴隷以外 出来ないンじゃない のォ ...  ? ( ふン、と )( 揶揄うで無く。 普段の態度を思い、 面白くなさそォに ) ソレとも 鎖が切れれば 少しはイキイキするゥ ... ?  ( … どちらかと云えば、鎖を外されれば暫く途方に暮れるンじゃないか って ) ( ふと、酷くツマラナイ想像をした。 )  …は。 イラナイよ ソンナもの。 馬鹿な女じゃないンだから、 物語のよな恋物語なんて。 ( 欠片も望んじゃいない。 ) ( むしろ、勝手な妄想を押し付けてくる女どもの煩わしい事といったら。 ) 俗世の女より、吉原女の方が 心得ていて、好ましい。 ( 其れはふとした気遣いであったり。 距離感であったり。 ) [Mon 15 Sep 2008 01:05:29]
ファルディア >  私が奴隷だからですよ。もし解放されも、どこかでの垂れ死んでいるのが関の山という感じがします (奴隷としての自分を受け入れていくうちに、帰りたいと願う気持ちも消沈してしまった。そういう気概を持てなくなった。解放され、故郷へと戻る光景が浮かばなくなった。今の奴隷はただ故郷を懐かしく、少し切なく思うくらいだ。手折られていない揺れる芒を見つめながら、言う) 残念ながら。御伽噺のような美談はお聞かせ出来ませんよ (苦笑を浮かべて盃を差し出す様を見れば、また徳利を取り、傾けよう)  [Mon 15 Sep 2008 00:54:51]
紅梅 > ――― 諦めた ァ?  …ふゥ ン、 どォし  て ? ( 手折った芒 ひらり ひら、り 手慰みに弄び 乍、 )  其の程度? 薄情な背の君。 可哀想ォな姫君。 ( 扇の変わり、 芒葉でふわりと口元を隠し。 視線を奴隷へ流して クスクスと笑む様は、言葉の真意を測りかねるよォな ) ( 命の言葉なく差し出す杯は、言の葉の無くとも意図は汲めよォ ) [Mon 15 Sep 2008 00:38:37]
ファルディア >  (主が酒を呑むのを見やれば、もう一献注ごうかと問う。主は余り酒に強いとは言えぬ。問うのも顔色を窺いながらだ) …もう故郷へ帰るのは諦めています よ (いつだったか、解放されたら帰りたいと願った事もあったけれど。それももう過去の話だ。主の笑う声にまた一つ溜息) さぁ、どうでしょう。いたような、いなかったような。…仮にいたとしても既に記憶の泉の底に沈んでいます。もうその顔が浮かび上がってくることは無いでしょう (主の挙動を何となく視界に入れながら、そう答えた)  [Mon 15 Sep 2008 00:28:29]
紅梅 > 其れは其れは。 我儘な事。 其れじゃァ、今年は目に適った と、云う事になるのか なァ…  ? ( 奴隷が言葉の先を濁したせいか、主もそれ以上言わず先は酒と共に飲下し ) …… へェ。  帰りたく なる  ? ( クス ク ス 。 )( 月を見仰いだ 侭、かけるは 揶揄の言葉。 ) 其れとも逆かな。 恋しい姫君  でも? ( 思い起こすのか、 と )  ( 近くある、薄に手を伸ばし ぷツ、と手折って ) [Mon 15 Sep 2008 00:03:25]
ファルディア >  あるいは美しく輝く姿を見せたいと月が思う者にしか見せてくれないのでしょう。 まぁ…どちらでもよろしいですが (最も美しい姿を特別な誰かに見せたい。独り占めの方向は違うけれど。その後に無粋に言葉を継ぐ奴隷) …別に退屈なわけでは。ただこうも明るい月をずっと見ていると妙な気分になるというか…… (高揚しているのか、感傷めいたものがよぎっているのか。己もよく分からないままに、首を振り)  [Sun 14 Sep 2008 23:56:26]
紅梅 > ふ ふ。 自ら引き籠る天照と違って 月は、隠されてしまってるンじゃないかな と、俺は思うけれどォ――――― ?  ( 其の美しさを独り占めしたいモノに。 ) ( そんなコトを考えさせる程度には、今宵の月は悪くない。 )  ――― 退屈なら 先に帰ってもいいんだ よゥ... ? ( 盃を口元に近づけ乍。 ため息を聞き咎め、流す視線。 )( 己は何時間でも只ぼんやりと、月を眺めることが出来よォが ) [Sun 14 Sep 2008 23:41:12]
ファルディア >  (主の視線を追うように、奴隷もまた視線を空へと。微かに目を細め) 毎年十五夜に天岩戸…というのも飽きたのでしょう (女神の踊りは無く、それは単なる月の気まぐれかも知れぬ。ただ、御話では篭ったのは月ではなかった気がするが) (ふぅ、と小さく溜息を吐いて、奴隷は月を眺めるのをやめた。月に照らされて浮かぶ芒でも眺めていようか、目で楽しむべきものは他にもあるのだし)  [Sun 14 Sep 2008 23:34:44]
紅梅 > … そォだ ねェ――― ( 満たされた杯に口を付け 再度視線が空を、 見仰ぐ ) こういう時って、どォも――― 曇天が多いのだけど。 十三夜の方ォが、 晴れてるコト 多い気がする、 ( 膳の豆腐を箸で小さくしてから口へと運び ) ( 自発的に口を開くことがそも珍しい奴隷が黙っているならば主はただ自分勝手に月見を楽しむだけ。 )  ( 飾る必要も無く川辺に生えた芒の、風に揺れる音が虫の音の合間に響いて何処か物哀しい。実り枯れゆく季節 ) [Sun 14 Sep 2008 23:21:31]
ファルディア >  (その傍仕えも基本的に主人の行動に関してはあまり関知しないといった態度だ。手持ち無沙汰な主に対してはあまり気の利いたことを言えないし、出来ていない。主から何か言い出した時にしか奴隷は応えない) (差し出された盃に徳利を傾け、酒を注ぎ) 晴れてよかったですね (徳利を膳に戻しながら告げようか)  [Sun 14 Sep 2008 23:14:56]
紅梅 > ( 川野辺で月見等、邸にいれば叶わぬ事。 傍仕えが一人しか居ないのを良い事に己は本当に気侭に日々を過ごしている。 其れでも羽を伸ばすと云う程、何かするとか何処かへ行くではないのは、如何にも何をして良いのかわからぬせいかもしれない。 飼殺しに覚えた諦観は、偶に羽を伸ばそォとするコトさえ鈍らせるよゥ。 )  …、 ( ふ、と ) ( かけられた声に 盃が空になっていることを思い出し。 月読尊から、其方へと視線を流し、て )  … ン。 ( 当り前のように盃を差し出そォ、か ) ( 簪は別段咎めるでなく。 馨る香は、彼がいる時は焚かぬ時もあるけれど。今宵は違う ) [Sun 14 Sep 2008 23:01:47]
ファルディア >  (主人から頂いた件の簪は今日は付けていない。というか、頂いたその日に主に差されて以来、差していない。どうにも自発的に差す気にはなれず、今も宿の一室で眠っている) (主人が酒を飲み干すのを見れば徳利を取り) もう一献いかがですか (馴染んだ香のしない主人に問う)  [Sun 14 Sep 2008 22:57:04]
お知らせ > ファルディアさんが入室されました。 『 (傍らの奴隷) 』 [Sun 14 Sep 2008 22:48:10]
紅梅 > ( 団子の形が丸ではなく、卵のような形―――― 里芋型をしている辺り、流石付き合いの長いだけあって女将は己の出身をよく心得ている。 月見団子の形は、東は丸、京は芋型。 摘みにも里芋の煮物があるも、今日の日を思ってのことだろゥ。 こういう何気ない趣のある心遣いはとても好ましい。 )  …、 ( くぃ、と盃の酒を飲みほそォ か ) ( 酒気に交じって衣から馨るは、常の梅香ではなく 先日合わせた、月の香 ) [Sun 14 Sep 2008 22:39:24]
紅梅 > ( 酒は特に有名なものではないが宿の近くの酒造で造っているもので、神酒として奉納されている事もあってか味はいい。 神が口にするモノと同じモノを呑むというも存外悪くない。 )  ――――― …  ( 川の境に塊となって生えた芒葉が、秋風にふわふわと靡く )( 女将の用意してくれた膳を川辺に持ち出して勝手気侭。 徳利と摘みの並ぶ膳の隅に申し訳程度に積まれているのは団子。 ) [Sun 14 Sep 2008 22:31:15]
紅梅 > ( 賑やかな表通りから離れて奥へと足を向けた先。 閑静な川野辺 )  … ( 草はらに座り込み 眼前に川の流れゆくを望み乍、手にした盃を口元へ近づけ )  ―――― ぬばたまの よわたる、 つき。 ( 呟き クツ、と小さく笑ってから盃に口付けよォ か。 )  ( 数刻前迄曇天の空であったから、如何なモノと思ォたが。 望むは、空に。 ) [Sun 14 Sep 2008 22:22:26]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『( さらさら しゃら しゃ ら 。 )』 [Sun 14 Sep 2008 22:11:42]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( ただ気まぐれに。 )』 [Mon 8 Sep 2008 23:51:40]
紅梅 > ( 月を想い 香を合わせるも一興か、 と )  ――――― ( 引出しを 引いたり 押したり。  中の材の香を確かめ乍、想うに相応しきを。 ) [Mon 8 Sep 2008 23:51:12]
紅梅 > ( つき。 )   ―――――――― … ( そォいえば 少し前、 なつのころ。 ) ( 月に帰ると云う 姫君の話が、あったっけ。 縁日のよな賑わいに、船を見に一度だけ足を運んだ が―――― )  … ンー…… ( くる、り。 ) ( 投げ出していた体、座敷の方ォへと 戻し。 這い 近づくは、投げ出した侭の 香道具。 ) [Mon 8 Sep 2008 23:48:16]
紅梅 > ( 水のない川を 流れてゆく人も無く。 眺めるに飽いて 視線を上へと投げれば、其に映るは 月。 )  ―――― 望月 は。 ( そォいえば もォ、じき、 だろゥ か。 )  …荻の ついで、 芒の葉 も、 ( 探すが、良いだろゥ。 両者は似ているけれども。 ) ( 団子は、どうするか。 宿の女将が用意してくれそォではある が ) [Mon 8 Sep 2008 23:45:37]
紅梅 > まァ――― 元より、 答ゥる迄  笛吹き男に興じるつもりは 無い けど、ねェ... ?  ( カラカラカラカラ ) ( 秋風が、 風車を回す 違和感 )   ( 見下ろす通りははや人影も疎ら、 どころか 人通りのあるが、珍しィ くらい、の。 闇に塗られた、其処は なんだか、川底みたい だ。 )( 邸近くの川も今時分、その水色を 黒色に染める。 ) [Mon 8 Sep 2008 23:32:35]
紅梅 > ( ――― 荻の歯 って  何。  荻の 葉。 ) ( 色々と台無し。 ) [Mon 8 Sep 2008 23:24:49]
紅梅 > ( 座敷には 香原料の収められた箱が。 あちこち、引出の開いた侭 畳に転がった茶匙 小さな乳鉢と乳棒 皿に乗った蜂蜜と梅酢と梅肉と  ゼンブ、放り出した まンま。 ) ( 其々の香の、 秋風に交じり漂ォ )   ―――― など荻の葉の、そよとこたえぬ。 ( ぽつ り。 )( 口に上らすは、古の文の。 一節 )  … ( 其処に意味があるやなしやは、さて。 知れねど、指先にくるくると玩ぶは 荻の歯でも笛でもなく。 ) [Mon 8 Sep 2008 23:23:03]
紅梅 > ( 秋風に鳴くは 荻の葉ではなく。 )( 右の手に在る、 かざぐるま。 )   ( 宿の中。開け放した障子窓。その縁に身を乗り出し、両手を投げ出して 臨むは、夜闇に沈む表通り。  )   ―――― … ( 沈香 丁子 甘松 甲香 麝香 熟鬱金―――― 色々の香の 合わせに、飽いて。 途中、放った侭 ) [Mon 8 Sep 2008 23:10:26]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『( カラカラカラカラカラ )』 [Mon 8 Sep 2008 23:02:31]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『( 宿の女将への土産もどこぞで購入して、帰ろォ か )』 [Thu 4 Sep 2008 22:02:16]
紅梅 > ( 玉のついた漆塗りの簪。 )( 嗚呼、ヒトが殺せそォだなァ と、ぼんやり思う。 )  … ( ぐ、と )( 簪の先、指に当ててみた処で 少々痛みが走って指の腹の凹むだけで、血等流れはせぬけれど。 扱うものが違えば、立派な武器にもなりそォだ。 なンて、簪の職人に対し不敬な。思考がぼやり。 )   …嗚呼、 ( そォいえば、 オニンギョウ の髪も、随分とだらしなく伸びていた。 明日髪結いでも呼んで整えさせよゥ。 ついで、コレを差してやろォか。きっと嫌がるのだろゥ から。 ) [Thu 4 Sep 2008 22:01:35]
紅梅 > ( 様々、色とりどり。 髪飾りを商う店の前 )  … ( お一つ如何と云う店主の前で、一ツ、 二ツ。 手に取り、眺めよォ か。 )( キレェだ、と。 思う。 けれども、己自身を其れで着飾る気には到底なれぬ。 )  …。 ( 一つ、気に入った型があったのだけれど。 )( 其れを手に、眺め回し乍 思案顔。 )  ( さりとて、吉原遊女に贈るには 桁が一つ足りないだろゥ。 ) [Thu 4 Sep 2008 21:51:47]
紅梅 > ( そう思えば、無性に香を合わせたくなった。 すン、と鼻を鳴らせば市ゆえに様々が混ざり合った香。 髪を靡かせるは秋風の香。 ――― 侍従の季節。 )  … ( もう一度、すンと鼻を鳴らし。 )( 今年は去年とはまた違う、香合わせを。 戯れに試してみるも、面白いやもしれぬ。 )  …、 ( からン。 )( 音を立てて、ふと立ち止まるは、 ) [Thu 4 Sep 2008 21:43:12]
紅梅 > ( とあれ、市が立つという女将の話に、折角こうして市へと足を運んだのだから。 もォ少し、周囲へも関心を向けよゥか、 と。 )  ―――― … ( ふらり ふら、り。 ) ( あちらこちら、視線の舞う。 )  ( 活気のあるのは良い事。 気が向けば、客側ではなく店側として出店してみるも一興、か ) [Thu 4 Sep 2008 21:31:18]
紅梅 > ( 吉原にでもゆけば 良かったろォか。 )( 流石に今からゆく気はなけれど。 どォせ、気に入りの女は誰も彼も客を取った後だろゥ。血筋を笠に着て宴に水をさすも無粋な話。此方が気にしなくとも、店の者がいらぬ気を回すのだろォから。 )  ――― くだらない。 ( は、と。 )( 小さく、吐き捨てる言葉。 無意識に口の端が上がるは自嘲ゆえか ) [Thu 4 Sep 2008 21:16:18]
紅梅 > ( 四日の市を回る、足取りは けして軽快とは言えず。 引き摺るよォな だらりとした、歩み )  ――― ( 周囲の喧騒が 近く、 遠い。 )( 気晴らしに足を向けたは、けして間違いとは思わぬけども。 ) [Thu 4 Sep 2008 21:06:06]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『 ――― ( カラ カ ラ  。 ) 』 [Thu 4 Sep 2008 20:57:01]
お知らせ > ファルディアさんが帰りました。 『 』 [Thu 4 Sep 2008 01:09:02]
ファルディア >  おやすみなさいませ (寝ると言う言葉には、条件反射のように言葉が口に付いた。別部屋に関しては畏まりました、とだけ言って、主の部屋を静かに退出し)  [Thu 4 Sep 2008 01:08:19]
お知らせ > 紅梅さんが退室されました。 『( 挨拶も告げず着物も片付けず灯りも点いた侭に )( 布団の中、潜りこもォ )』 [Thu 4 Sep 2008 01:07:31]
紅梅 > ―――― 寝る。 ( 無視して立ち上がり しゅる り、衣を解いてゆく )( ぱさり、 ぱさり。 歩きゆくみちのりに、てんてんと。 )  君は、別の部屋用意して貰って。 ( 襦袢を纏い、当然のことのよォ。今夜は別の部屋に行けと告げる。 宿の者に言えば、すぐに部屋は確保できよう。その程度には良く利用させてもらっている宿だ ) [Thu 4 Sep 2008 01:06:10]
ファルディア >  (腹を蹴られた奴隷は背中をくの字に折り曲げ、低く呻いた。左手で腹を押さえて、今度は自らの意志で頭を持ち上げ) …、…申し訳ありません (は、と溜息のように息を吐き出しながら再度言葉を重ねた)  [Thu 4 Sep 2008 01:00:34]
紅梅 > … あっそ。 ( されど 己のご機嫌取り等、奴隷には無理な事。 )( 何せ、何が起爆になるやも知れぬ気まぐれなものだから――― )  … ( 窓枠に座したまま、表情の無い顔で見下ろして )( 顎を持ち上げていた足が ずる、と。 落ちるように 腹を蹴らン、と。 ) 煩い。 … 気持ち悪い [Thu 4 Sep 2008 00:55:41]
ファルディア >  私の気持ちの問題ですから (寧ろその逆なので更に居辛い気もする) 外出はともかく、逃げるつもりにはなれません。逃げた奴隷の末路ぐらいは知っていますし。被虐趣味? まさか。 (死にたくないから逃げないのだし、打たれたくないから出来る限り主の意に沿うように動こうとする。とはいえ、この主に従うのはそればかりではないのだが。伏せられていた頭は主によって持ち上げられ。緑の瞳が目の前の主を見上げて) 申し訳ありません。では今からでも以前のように反抗的な振る舞いを致しましょうか? (この奴隷の物言いも反抗的だと思ったが、さて)  [Thu 4 Sep 2008 00:50:20]
紅梅 > ……君なんかが成長できるくらいアソコに居るのだから、そう性根の悪い者ばかりで無いのも知っていよォ に。 ( 例えば犬の世話を任せてきた例の台所女中だとか。 ) 外出、していてもいいし――― 逃げる事だって出来る。  …何。 ひょっとして被虐趣味マゾヒスト ? ( つ、と足先が下がり 君の顎の下に滑り込み、軽く持ち上げるよォに。 ) 以前の反抗的な君の方が面白かった よゥ? [Thu 4 Sep 2008 00:32:12]
ファルディア >  (伸びてくる足。一瞬蹴られるかとも思ったが、唇に触れてくる程度だった。それでも奴隷の眉は寄り) 失礼致しました。奴隷の身でとやかく言えることではないと思いましたので、そう申し上げただけの事です (その言葉に動揺を見せればよかったのか、他の奴隷を買わないでほしいと主に縋り付けばよかったのか。そんな自分は酷く醜く愚かに思えた。ともあれ奴隷は膝を折り、叩頭する) ……私は貴方の奴隷ですから。主のいないお屋敷にいても仕方がありません (息の詰まることは無いかもしれないが、身の置き所が無い。奴隷である事を丸ごと受け入れたわけではなかったが、諦観はあった。結局従っていたほうが楽なの だ)  [Thu 4 Sep 2008 00:25:09]
紅梅 > ――――― …… ( 素の侭の右足が伸びて 指の代わり、唇に触れよォと。 口封じの如く ) エラそうに。 良く言えたモノだねェ... ねェ、なんでついてきたの。 ( こんな処迄。 供をする、言い出したのは君から。 飼い始めた頃からは想像もできない言葉 ) [Thu 4 Sep 2008 00:01:55]
ファルディア >  (どうぞ、と言葉を添えながら湯飲みを渡して) どうぞ、ご自由に (言葉から何となく、主が何を考えているのか察した。察したところでどうする訳でもないが。主が湯飲みを空にしたのを見ればそれを受け取ろうと手を伸ばす) さぁ、もうお休みください  [Wed 3 Sep 2008 23:55:27]
紅梅 > …… ( 戻り来た君から、当然のよォ。 湯飲みを受け取ろうと手を伸ばし )  ――― ふン。 生意気。 そォだなァ。 もう一つくらい増やそォか、なァ...? ( ドレイ。 )( 薬をさらさらと、慣れた手つきで飲み下し。 其のまま、湯飲みをカラにしよォ ) [Wed 3 Sep 2008 23:48:56]
ファルディア >  やはり面白いものとは思えません (楽しげに笑う主とは対照的に、奴隷は微かに眉を寄せる) 悪魔の言語を操る奴隷など珍しいばかりで、持っていても何の得にもなりませんよ (更に近づく顔。緑の瞳は暫く前を真っ直ぐ見つめていようが、主の唇が弧を描くとふと目を逸らして) …一応成長する生き物ですからね、私も (髪から手が離れると奴隷は立ち上がり、一旦部屋を出る。暫らくすれば湯飲みに水を注いで戻ってくるだろう)  [Wed 3 Sep 2008 23:44:07]
紅梅 > ( 下げられた頭。 ふン、と息をついて 視線を横に逸らそォ。 )  面白かったよゥ? 子どもみたい で。 ( ふふ、と小さく笑い )  うん。 気に入らない なァ。 そんなモノ。 何処にでも幾らでも居るじゃなィ… ?  ( 掴んだままの髪 引き寄せて 顔を寄せて。 )( 唇だけが楽しげに 弧を描く )  神経も図太くなっちゃったし。 嗚呼、前もしたなァ このハナシ は。 ( 自分の言動に興が冷めたか、 髪からするり 手を放し、 息をついて視線を開け放った侭の障子窓の外へ ) [Wed 3 Sep 2008 23:31:49]
ファルディア >  (曖昧に口の端で笑みをつくり、その言葉には何も言わない) 差し出口をお許しください (詫びるように軽く頭を下げる) ……面白いものとは思えません が、 (言葉が途中で切れたのは髪を引っ張られたためだ。湯飲みを持っていない方の手が畳の上に置かれ) …… 気に入りませんか? (ただの従者に見えることが)  [Wed 3 Sep 2008 23:23:56]
紅梅 > 別に。義務みたいな モノ だしィ... ? ( ぼやりとする頭、髪をかきあげ乍 ) ――― 言われずとも。 ( 軽く視線を君へと流し。 呪いにも、 抗えぬ し、 ) コトバ。 拙いのが 面白かったのに ねェ… ? ( ぐぃ、と )( 些か乱暴に、金の髪を掴み引き寄せよォ と ) 単なる従者みたい。 ( くすくす く す。 ) [Wed 3 Sep 2008 23:14:10]
ファルディア >  …お疲れ様でした (泥酔ジジイと罵っていた主を思い出す。随分しつこく誘われたのだろう、と奴隷は勝手に納得した) そうですか。では明日はゆっくりとお休み下さい (とはいえ、主が外に出る事を奴隷は引き止めはしない。散策自体も気晴らしになろう。渡される湯飲みを受け取る。薬を飲むための水をもらおうと立ち上がりかけたのを、主の手に引きとめられた。金糸は主の思う様動くだろう) 何がです?  [Wed 3 Sep 2008 23:07:54]
紅梅 > そォだねェ――― だから付き合える迄は 付き合ォけど も。 ( 其の先は。 ) 無様を晒す気には なれないから ねェ... いいや? 明日は 何も無い けどォ? ( カラに為った湯飲みを手渡す ついで、カラになった手が 金糸を弄ばんと、伸びる )  ――― ツマラナイ なァ。  [Wed 3 Sep 2008 22:58:43]
ファルディア >  (素っ気無い言葉には、はいとだけ答え) そうですか。まぁ、久しく会っていなかったのですから、お相手も羽目を外してしまうのかもしれませんけど。 ……明日もご親族の方々とお会いになるのですか? (主の事だから深酒はしていないだろうが、次の日酒の所為で体が重いなどと言うことになっては目も当てられない。薬を飲み、布団に入るように促すだろう)  … え? ああ… (右手が軽く喉元を押さえ) さぁ。何時でしょうね? (言葉遊びのつもりはない。自分でも気付かないうちに己の言葉は標準的な言語に矯正されていてようだ。軽く首を傾げ、右手を下げた)  [Wed 3 Sep 2008 22:52:01]
紅梅 > そ? ( 其れは結構、と。 湯飲みを傾け乍、素気なく ) ……別に。 久方ぶりに顔を合わすは親しみも沸くよゥ? 只、其処に予定外のヒト迄居たり、己の得意で無い事に付き合わされるは――― ウザったい けど。 ( 行き過ぎに付き合うは疲れるのだと、言葉ではなく零した吐息が示し ) ていうか  何、君――― 何時の間にそンな滑らかになってたんだ っけェ…… ? ( ちびちびと水を飲み乍見つめ。 )( しゃべりかた。 ) [Wed 3 Sep 2008 22:29:19]
ファルディア >  ええ、一応 (その舌打ちは聞こえなかったのか、奴隷はわずかばかり苦笑して、身を起す主に大丈夫ですか、と問う) ご好意に甘えて外を出歩いたりしました よ ? 私は楽しく過ごさせて頂いてます が、……楽しくなさそうなのは、マスターの方では? (奴隷は聞き流したが、主の悪態の言葉は聞いている。酒宴に招かれたというのに主は今不機嫌そうだ。主の行動を緑の目が追っていく)  [Wed 3 Sep 2008 22:18:59]
紅梅 > ( ようよォ湯飲みに辿り着いた指先は、ぴくりと数瞬だけ動きを止めたろゥ。 )  … 何。  …いたの。 ( 口の中。小さく舌打ちをして、ずるりと体を起こそうか。 酒気と畳薫にヤられた鼻に、ようよォ柑橘の香が混じって聞こえる ) 好きに外に出て良いって言っているのに ねェ。 何、楽しくない、の――― ? ( 常の、のたりとした響きより今は剣呑さの勝る口調。 視界の中に今まで捉えられなかったは、近すぎたせいか。己が無様に転がっていたせいか。 )  …、 ( ずるり。 開いた障子窓に腰掛、窓枠に背を預ける ) [Wed 3 Sep 2008 22:00:36]
ファルディア >  (悪態は聞き流して、湯飲みに手を伸ばす主を見ていた。酒の匂いが微かに伝わってきたが、酒に弱いわけではないので奴隷の表情に変化は無い) 薬を飲まれたらすぐにお休みになったほうが宜しいのでは? (ただし、ここではなくちゃんと布団の中でだ。こんなところで眠られてはたまらない)  [Wed 3 Sep 2008 21:53:59]
お知らせ > ファルディアさんが来ました。 『 (主の傍) 』 [Wed 3 Sep 2008 21:42:39]
紅梅 > ――― 誰が泊まるモノか。 あの泥酔ジジィ が。 ( は、と )( 淡い酒気と共に悪態を吐いて、畳に転がったまま無精に湯飲みへと手を伸ばそォ か。 まだ新しい畳の、鼻につく香は心地よいが 其れよりも、水が飲みたい。 )  ( 泊まるだなんて。どうせ寝かせてもらえず、朝まで飲み明かす心算だろうに。そんなものには幾ら礼儀でもついてゆけぬ ) [Wed 3 Sep 2008 21:37:46]
紅梅 > ( 泊まれば良いと誘う声を振り切って、ようやくたどり着いた部屋の中にごろりと転がり込む。 )( 気遣いの声と足音が後を追って、部屋の中に水と薬を齎した。介抱を手伝おうかと云う声に手を振って、礼を述べ女将を下がらせよォ。客は己一人ではないのだから。 布団はすでに隣の間に敷かれているらしい。何時の間にか、相変わらず手際の良い事。 ) [Wed 3 Sep 2008 21:32:44]
お知らせ > 紅梅さんが入室されました。 『―――― 宿。 』 [Wed 3 Sep 2008 21:22:21]
お知らせ > 紅梅さんが退室されました。 『――暫しの休息』 [Tue 2 Sep 2008 22:26:25]
紅梅 > ( 吸い込んだ煙を漏らし乍 煙草盆の灰落としへと、火の玉だった其れを放る。 カン、と淵で管を打つ音がして 未だ熱を持った其れは、落ちた )( 今宵はもう、一度で十分。 盆の上に、煙管を転がそォ ) …秋祭りの頃 まで は。 ( 留まっていよォと、思う )( 此の時期、特に問題はなかろォ。 邸や店の事は書簡に答えれば足りる。注文があればこの地で調香して出来上がりを送れば良い。馬で駆ければそう遠い地でも無いのだから。 ) [Tue 2 Sep 2008 22:24:45]
紅梅 > ( 誰ぞ通るとも知れぬ このような場所で。邸の者にでも見られたならば、さぞ嘆かれるだろォ 有様 ) ( 別段宿の部屋でふかしても構わぬのだが、其れではヴェイトスの邸にいるとなんら変わらぬ から、 )  ―――… ( 舌先が、吸い口を辿る。 血の味にも似た金属の味 ) ( そっと口に含んで、 ゆったりと吸い込んだ。 これでオシマイ。煙管の燃焼は、早い。たった3、4口程度 ) [Tue 2 Sep 2008 22:08:19]
紅梅 > ( 煙草は好きではない。 しかし来客には盆を用意するが礼儀なれば、客たる己は其を受けねばならぬ。 )( ヴェイトスでは余り無い事だが、朱鷺の都の色濃い此の地は。 だから此れは其に慣れる為の )  …… ( ぷかァ、と煙を吐き出して 右手に持った煙管を、指先で弄ぶよォ 僅かに、なぞる ) ( 傍らで鳴く虫の音も涼しげな 小川の辺。 うつ伏せに寝転がり、 膝から先だけがぱたりと揺らぐ ) [Tue 2 Sep 2008 21:56:11]
紅梅 > ( 夏の夜闇が薄らいでいる。 秋、なのだろォ。 昼間なぞは、目線近く 秋津の多く飛び交ォ。 吹く風も、冷たくなった。 ) ――― あきづはの そでふる。 ( ...そのよォな者は、おらぬ けれど。 )( 蜻蛉の飛び交ォは、まるで舞い踊るかのよォだ と。 思う )  ( ふわふわとくゆる煙の筋の 揺らいで、 ふっと白い息を吐き出した ) [Tue 2 Sep 2008 21:46:44]
紅梅 > ( アマウラに足を運んだは、葉月の盆も過ぎた 頃。 香料を買い付け 一通り挨拶周りを済ませ。 ようよォ、手の空いたのは昨今 ) んー…… ( 眉間に寄った皺を解そォ、と。 手の甲、手首のあたりで ぐりぐり、と。円を描くよゥ。少々乱暴に ) ( 空には月は見あたらぬ けれど、何故だか夜空が明るい気がした。 ) [Tue 2 Sep 2008 21:37:26]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『  ――― … 』 [Tue 2 Sep 2008 21:28:11]
お知らせ > ギィシュさんが退室されました。 『ひんやりとしたビー玉の冷たさと一緒に』 [Sat 5 Jul 2008 01:49:04]
お知らせ > キリーリアさんが帰りました。 『虫の音心地よい帰り道』 [Sat 5 Jul 2008 01:45:36]
キリーリア > そうね。出島しか観光が出来ないのはとても残念。 (周囲の風景に視線を這わせながら、惜しそうに呟いた) 明日は、早く起きてゆっくり散歩しましょう。本場のあんみつが食べてみたいの。あと、ジンリキシャにも乗らないと。 (うきうきとした調子で明日の予定について話ながら、宿への道を歩く) [Sat 5 Jul 2008 01:44:43]
ギィシュ > えぇ。深い海の色ですね。(このビー玉の色を表現するのにぴったりな言葉で、納得するように頷く。彼女がビー玉を買うまでの間、手のひらの上で転がしながらその都度に内部の気泡が光を反射するのを楽しんだ)赤いのも綺麗ですね(ちらりと視線を赤いガラス玉へと走らせる)えぇ、寄り道もたまには良いですね(笑いかけられ、控えめに微笑み返す)この国も中々面白いですね [Sat 5 Jul 2008 01:33:11]
キリーリア > (店から出てきた気のよさそうな主人に笑みを向け、自分も再び竹かごの中へ視線を戻す) 綺麗ね。深い海の色。 (ギィが手に取ったビー玉を見て笑みを深める。それに続くように竹かごに手を伸ばすと、赤色のガラス玉を摘んだ。それを提灯の明かりにかざすようにして持ち、満足そうに目尻を下げて) じゃあ、わたくしはこれを。 (店主に選んだビー玉を見せて、ぎこちないトキノミヤコ語で「ありがとう」と伝えた) わざわざ反対方向へ流された価値があったわ。 (きゅっとビー玉を握り締めて、すぐ隣に立つ執事に「ね」と笑いかけた。店に背を向け、ゆっくりと来た道を引き返す) [Sat 5 Jul 2008 01:11:56]
ギィシュ > 今度から気をつけます(表情は変わらないながらも、目が悪戯っぽく笑う)どうかしましたか?(急に足を止め店へと向かう主を見失わないように後を追う)二ついただきましょうか(きらりと光るビー玉に興味を覚え、ちゃっかり自分の分も数に入れる。ビー玉二つ分の代金を店主に渡せば、ひょいと竹かごの中の透明度の高い蒼色のビー玉へと手を伸ばした。) [Sat 5 Jul 2008 00:54:25]
キリーリア > もう少し早くに教えてほしかったわ。 (「逆方向に歩いている」と聞き、と肩を落とした。すぐに言わないあたりがなんとも彼らしい、と) あら。 (話は途中であったが、何気なく移した視線の先に興味を引くものを見つけ、足を止めた。引き寄せられるように小さな商店へと足を向ける) やっぱり。これ、ビードロだわ。 (顔を綻ばせ、店先の台に乗った竹かごの中を覗き込んだ。竹かごの中にはいくつかのビー玉が入っている) ギィ。 (置いてきてしまった執事を呼ぼうと顔を上げる) [Sat 5 Jul 2008 00:38:08]
ギィシュ > (黒髪に添えられた鮮やかな簪に、目を惹く色の衣から覗くほっそりとした指。独特の文化を築いていることに改めて実感する)いえ、今は宿から逆方向に向かっていますよ。私はてっきりお嬢様は知っていてこちらに来たんだとばかり(切れ長な目を細めながらぬけぬけと言う) [Sat 5 Jul 2008 00:20:15]
キリーリア > (やはり、字で読むのと実際に目にするのとは違う。夜の出島は、想像していたよりもずっと活気に溢れたものであった。すれ違う人が身にまとう衣服に目を奪われ、カランコロンという履物の音に楽しくなる。しばらくは気の向くままに、商店を眺めながら歩いていたがそこで、ふと気がついたように執事の方を見た) ねえ、ところで。宿への道はこちらで合っているかしら。人波に流れてこちらへと歩いてきてしまったけれど。 [Sat 5 Jul 2008 00:10:15]
お知らせ > キリーリアさんが来ました。 [Fri 4 Jul 2008 23:51:42]
ギィシュ > そのようですね(ふんわりとした笑みを見れば、こちらも片方の口角をあげて言だけの同意する。)徒歩ですか……夜道は危ないのですが。(小さな主の背中に仕方なさそうに呟き、夜の観光というのも楽しそうだという感情は押し込めて眼鏡を押し上げる。あくまでも歩いていくのは主が望むから仕方なく、なのだ) [Fri 4 Jul 2008 23:50:53]
お知らせ > キリーリアさんが退室されました。 [Fri 4 Jul 2008 23:47:30]
キリーリア > あら、わたしくは十分に落ち着いているつもりよ。 (橋を渡りきると、くるりと振り返り澄ました顔で小首を傾げた。しかし、その直後にはその表情も崩れ、やわらかな笑みへと変わり) 折角だから、宿まで歩きましょう。きっと楽しいわ。 (手を後ろでゆるりと組み、ゆったりとした速度で商店が立ち並ぶ方へと歩きだした) [Fri 4 Jul 2008 23:40:29]
ギィシュ > (こちらも淡い灯りに目を留めるも、留めた灯りは少々妖しいところ。遠目からでも灯りにぼんやりと照らされた紅色の着物を纏っている女性は伺えた)(好奇心に溢れた目で周りを見る主に薄く微笑み、頷く)えぇ、本当ですね。……気が高ぶってらっしゃるところに水を差すのは心苦しいのですが、もう少し落ち着いてくださりませんか [Fri 4 Jul 2008 23:29:53]
キリーリア > (クリスティアから出港した船が、トキノミヤコに到着したのは夜のこと。早朝に出発したにもかかわらず、いつのまにか空には大きな月が昇っていた。船から陸へ渡された橋をゆっくりと渡りながら、港の側に立ち並ぶ商店の淡い灯りに目を輝かせる) ギィシュ、見てちょうだい。素晴らしいわ、本に書いてあった通りよ。 (胸の前で祈りを捧げるように手を組み、楽しげに声を弾ませた) [Fri 4 Jul 2008 23:13:25]
お知らせ > ギィシュさんが来ました。 [Fri 4 Jul 2008 23:11:12]
お知らせ > キリーリアさんが来ました。 [Fri 4 Jul 2008 23:04:52]
お知らせ > ミストルさんが帰りました。 『商隊とご一緒できればらくなんですけど』 [Mon 14 Jan 2008 20:17:05]
ミストル > (迂回ルートをとらず直接砂漠と河を越えてクリスティアに向かおうとしているのは、そうしなければヴェイトス一周の意味がないのと単純な好奇心。行きたいと思ったときに砂漠に向かっておくべきだと男は思っているのだからして) ま、途中でやっぱり迂回ルートー・・・ってこともありそうですが。ごちそうさまでした (いつだってその場のノリである。うどんを食べ終えればアマウラのスタイルにあわせ手を合わせ) [Mon 14 Jan 2008 20:13:53]
ミストル > とりあえず砂漠の近くでラクダを調達してー (アマウラではその動物は見かけない。けれどラクダで砂漠越えを、と砂漠地帯の説明にあるからには砂漠近くの小さな集落かもしくは街道沿いにあったような小さな宿などに、ラクダは存在するだろう。奴隷は逆にお荷物だ、だって食事が倍かかるのだからして) ・・・そこで、色々きいてみますか。 (ルートだとかオアシスの存在だとか) [Mon 14 Jan 2008 20:05:17]
ミストル > (続き)(渡った経験はある。しかしだからといって自分を過信する気はこの男にはない) 登りなれたお山だっていつもおんなじとは限りませんものねー (そのための荷物も用意したし、食料も水も多めに確保した。予定通りに進めるかどうかはわからないから) [Mon 14 Jan 2008 19:59:48]
ミストル > んー一応砂漠越えを考えているんですが (砂漠を) [Mon 14 Jan 2008 19:56:35]
ミストル > (はいよおまちーと出されたうどんにあ、ありがとうございますとにこやかに。腹がへっては戦はできぬとここではいうらしいが腹が減っていたら旅もできない。長い滞在の中、ようやく慣れてきた”ハシ”を手にうどんを持ち上げ息を吹きかける) (宿の主人は明日から”コショウガツ”なのだからいればいいといっていたけれど。それに頷いてしまえばずるずると”セツブン”にも参加させられそうであるからして。) [Mon 14 Jan 2008 19:46:15]
ミストル > よし、明日クリスティアに向かいましょう。 (絶対に、との意気を込めて男は拳を握り締め) [Mon 14 Jan 2008 19:38:56]
お知らせ > ミストルさんが来ました。 『出立の準備はできている』 [Mon 14 Jan 2008 19:36:11]
お知らせ > ミストルさんが帰りました。 『ナナクサガユ食べてから決めよう、と気ままに気まぐれに』 [Fri 4 Jan 2008 22:17:04]
ミストル > そろそろ当初の予定通りクリスティアまで足を伸ばしましょうか。でも、しばらく古城にもぐってみる・・・とか、砂漠をふらふらしてみるとかも魅力的な・・・んーんんー・・・・・・ (男の指が地図の上を辿り、なぞり右往左往し) ・・・よし [Fri 4 Jan 2008 22:13:30]
ミストル > ちょっと長く滞在しすぎですね。まあアマウラを足掛かりに古城だとか、魔界への門があったとかいう場所だとかにも行きたかったのですが・・・・・・ (それはまた来た時にするべきだろうか) 一度に色々体験しつくしても後のお楽しみがなくなりますしね (ずっと下・・・地図を見ていたことでずれてきたように感じる眼鏡を掛けなおす。急ぐ旅ではないが、あんまり一ヶ所に長く滞在していられない) [Fri 4 Jan 2008 22:02:36]
ミストル > (そろそろ次の場所に行こうかと思っているのだが) 何勘違いしてるんだ・・・アマウラの正月はまだ終了してないぜ!!っていうんですよねー宿のゴシュジン。 (”ナナクサガユ”だとか”カガミビラキ””コショウガツ”等など行事は尽きないのだからして) 二月になったら”セツブン”もあるっていいますしー・・・ (どうしたものか。ティアンに居た時には、ティアン以上長くアマウラに滞在する事はないと考えていた男だが) [Fri 4 Jan 2008 21:50:32]
ミストル > (目の前に広げているのは、抜け落ちの多い地図。この島に来て初日にもらったあの地図だ。新しく書かれている文字や図は男が追記したもの。同じ黒でありながら少々色味が違うのは、行く先々で借り受けたインクで書いたからだ) さってさてさて。三が日も終わって今日から仕事はじめーとか言うらしいのですが (悩み顔) [Fri 4 Jan 2008 21:40:51]
お知らせ > ミストルさんが来ました。 『うーんうーん・・・』 [Fri 4 Jan 2008 21:33:57]
お知らせ > ミストルさんが退室されました。 『ゴーン、と間近で響く鐘の音』 [Mon 31 Dec 2007 23:55:25]
ミストル > (色々旅をしている分、なんだかんだで出されたものは好奇心もあって口にしてしまう。あんまり味が濃すぎると無理だが。辛すぎるとか甘すぎるとかいうのは飲食物の味とはまた別の問題だと思うのだからして) ・・・・・・・・・お。 (そうこうしているうちに男の番が回ってきたようだ。ごちそうさまでしたと空の湯呑みを寺の者に返し、前の者の真似をして鐘に向かって手を合わせる。そうして、お坊さんに助けられながらロープを手にし) [Mon 31 Dec 2007 23:54:56]
ミストル > (”アマザケ”というらしい。男はすん、と鼻をならした。確かに匂いからして甘い。お寺で無料で配布しているものだとか。心遣い、というやつなんだろう。冬の夜は冷えるのだからして) ・・・なんかつぶつぶしたのが中に。こう、のみなれない味ですねーこれはまた (緑茶、というアマウラ独特のお茶も最初は草っぽくてなれなかったものだけれどこれはこれでまた違う感じ。でもトキノミヤコ酒・・・お米のお酒には確かに似通ってもいるか) [Mon 31 Dec 2007 23:47:33]
ミストル > (訂正:持って着てくれた→持って来てくれた) [Mon 31 Dec 2007 23:40:40]
ミストル > (ゴーン)(緩やかに進む人の波と同じく緩やかなリズムで、辺りに鐘の音が響き渡る。女将さんになにやら色々由来を聞かせてもらったのだが、とりあえず108回つくらしいということしか男は覚えていなかった。) えーっと、あの大きな鐘に両手を合わせてから、あのでっかい木でごーんとやるんですよね?・・・・・・あ、ありがとうございます (寒い寒いと言っていたら、女将さんが湯気の出た白い飲み物を持って着てくれた) [Mon 31 Dec 2007 23:39:14]
ミストル > (はあっと手のひらに白い息を吹きかけた。空には半月が輝いている、大晦日の夜。夕食に”トシコシソバ”をいただいて、はんてんと呼ばれる厚手の上着を借りた男は、主人や同じ宿に泊まるものたちと一緒に列に並んでいた。列の一番先には、巨大な鐘。”ジョヤノカネ”というものをつきにここまできたのだ) [Mon 31 Dec 2007 23:32:54]
ミストル > (パプテスの布教はご法度なので教会はないだろうが。男は宿の主人に連れられて、小さな寺へとやってきていた) へえ、結構な人がいるものですねー (額に手を翳し、遠くの方へと視線をやる。かがり火に照らし出される寺院内は少々恐ろしさを感じさせるような雰囲気であったが、集まった人たちの喧騒がそれをかきけしている) [Mon 31 Dec 2007 23:29:02]
お知らせ > ミストルさんが来ました。 『出島にも多分お寺はあるだろう』 [Mon 31 Dec 2007 23:23:26]
お知らせ > ミストルさんが帰りました。 『はい、できれば見学させてもらえたら嬉しいんですが。(どんなだろう、アンマ)』 [Thu 27 Dec 2007 22:23:20]
ミストル > ん?あぁー・・・そういえば今夜でしたっけ。その・・・”アンマ”さん?がいらっしゃるというのは。 (アマウラでのマッサージスタイルらしい。”アンマ”。フォーウンから伝わった”ハリ”も、トキノミヤコではまた違った進歩をしているという話で。) あと、”オキュウ”でしたっけ?色々あるんですねー (オカミさんがいれてくれたほうじ茶の湯呑み、ありがとうございますと受け取って) [Thu 27 Dec 2007 22:22:18]
ミストル > (全然関係ないけど投稿時間のキッチリさにちょっと感動した。閑話休題) え?ああはいまだ当分ここにはいますよ、せっかくですから ”トシコシ” ”ショーガツ” なるものを実体験しておこうかと。急ぐ理由もありませんし (それに今回を逃せばまた一年後になってしまう。一年後、再びこの場所にこれるかどうかはわからないのだからして。のんびりと息をついていれば餅が段々と膨らんできて、男はお、と目を輝かせその様子を眺める) [Thu 27 Dec 2007 22:10:59]
ミストル > (火鉢の上には網が敷かれ、さらにその上には白い物体。”オモチ”、とかいうものらしい。これが膨らむところをはじめてみた時男はそれはもう驚いたものだが今はもう慣れてきた。慣れてきたものの、いまだに膨らむところをみるのは楽しみである) はやく焼けませんかねー? (ぱち、と炭火のはぜる音。本来黒色のその炭は、今は灯りのように赤く輝いている) [Thu 27 Dec 2007 22:00:00]
ミストル > んー、こー・・・みんなで丸くなって囲めるってところがいいですよね (西洋の暖炉やストーブなどは、大抵壁際に配置されその前に皆が並ぶというようなもの。こうやって熱源を囲むような暖房機は・・・あるのかもしれないが男にはぱっと思いつかなかった)(一室、といってもここは男の部屋ではなく団欒室というかこう、泊まっている者同士が顔を合わせられる場所だった。) [Thu 27 Dec 2007 21:48:29]
ミストル > (出島だけあって、ホワイティア向けの洋装の宿屋もありますよと言われたのだが男の滞在しているのは民宿じみたアマウラらしい宿屋の一つであった。洋室ならばこの先クリスティアに向かうのだから幾らでも泊まれるし、それではアマウラに来た意味がないのだからして) やー・・・もー・・・ぬっくいですねこれー・・・うわー・・・ (火鉢に手をかざし、ほわほわと和む一時) [Thu 27 Dec 2007 21:43:42]
お知らせ > ミストルさんが来ました。 『宿屋の一室』 [Thu 27 Dec 2007 21:40:18]
お知らせ > ミストルさんが退室されました。 [Mon 24 Dec 2007 16:51:58]
ミストル > うわ ぁつー!! (顔に体に、かかった熱い緑茶に飛び上がる。そんなベタな一幕) [Mon 24 Dec 2007 16:51:55]
ミストル > あなたも着るのでしょうか、その・・・”ハレギ”とかいうの。いいですね、きっと今より一層可愛らしいのでしょうね (微笑んで。彼女の反応を楽しみながら茶を飲もうと「やだもうお客さんたら!!」) ・・・ぶふっ!!!? (ばしーんと背中を叩かれて、飲みかけていたお茶に思いっきり口と鼻を突っ込んで湯呑みを取り落とす) [Mon 24 Dec 2007 16:49:07]
ミストル > (クリスティアでクリスマス行事に参加するより、もうしばらくアマウラに留まっていた方が面白そうだ) ”カドマツ” ”シメナワ” ”モチ” ―― ”ハツモーデ” 、うーん、色々ありますねー (他に客のいないのを良い事に、茶屋の女性から年末年始のことをあれこれきいていた。にこにこしているのは興味深いからであって女性が可愛らしかったからではないよ?うん) [Mon 24 Dec 2007 16:38:53]
ミストル > (「そうなんですよ」と答えるのは和服姿の茶屋の女性。アマウラでパプテス教の布教はご法度だからして。鎖国政策を強いているこの都市は、当然クリスマスとは無縁であった。パプテスではなく自然を信仰とする男にとっても気安くていい。クリスティアなんぞに今ごろ行っていたら、肩身の狭い思いをしていただろう) それで掃除道具やら、なんだかよくわからない飾りを皆さん買っているんですね。”オオソージ”でしたか (一年の汚れを、年末のうちに拭い去るという) [Mon 24 Dec 2007 16:24:06]
ミストル > (男は茶屋の繊毛敷きの紅い椅子に座し、行く人々を眺めていた) アマウラにはないんですね (クリスマス。つい二日前に、”トウジ”とかいう行事はあったが。柚子とかいうハーブ湯に浸かり、カボチャ料理をいただいたっけ。「お待ちどうさん」と出された団子に手を伸ばし) そのかわり”オオミソカ”――今月末と、”ガンタン”とかいう年明けが賑やかだと。 [Mon 24 Dec 2007 16:18:41]
お知らせ > ミストルさんが入室されました。 『そうか―――』 [Mon 24 Dec 2007 16:13:37]
お知らせ > ミストルさんが退室されました。 『下駄の音が、遠ざかり』 [Mon 17 Dec 2007 20:13:09]
ミストル > (からん、と)(いつの間にか止まっていた足を動かし、進む。) しばらく、見物に費やしましょうか――― (時間は幾らでもある) [Mon 17 Dec 2007 20:12:41]
ミストル > (提灯の灯り、通りに並ぶ木造りの店々、色とりどりの何に使うやも知れぬ品々、着物の袖を振り、また寒さに引き寄せながら歩く人々、其の肌の色、髪の色、目の色) (異郷、異国、――異世界。) (ああ、ティアンに着いた時も同じような感覚を味わった。己はこの感覚が好きで旅をしていると言っても、過言ではない気がする。) ―― まぁ、 (トキノミヤコ人以外が唯一出入りできる場所というだけあって、ホワイティアやブラティリアもちらほら見かけるが) [Mon 17 Dec 2007 20:10:16]
ミストル > 少々あっさりしすぎてるのが難ですけど (リゾットに似ているが、味はリゾットの方が濃いのだからして。大体、オカユに限らずアマウラの料理はどれもこれもあっさりとした味付けをしている気がする。ティアン料理に慣れた後だから尚更そう感じるのだろうが) ――― (既に日が落ちていることもあって、店の並ぶこの通りも人は少ない。それでも灯された”チョウチン”とかいう灯りはぼんやりとしてどこか幻想的だ。) [Mon 17 Dec 2007 20:03:42]
ミストル > (からん、と足元で小気味のいい下駄の音。身を包むのは和服に羽織り。アマウラに来て一週間、旅人はすっかり―――アマウラ文化に染まっていた。女人でもない癖に、くるくると巾着を陽気に振り回して、上機嫌) 病床に伏せっていた時に食べた”オカユ”とかいうのは美味しかったですねー (宿の者が気を利かせて用意してくれたのだが。風邪の最中だったから美味しいと感じたということもあるだろうが。ティアンのからーい料理よりは大分マシ) [Mon 17 Dec 2007 19:58:39]
ミストル > (けほ)  ――― んん、 (まだ喉がいがいがするような気がする。男は喉の奥を鳴らし、眉を顰めた。手は自然と喉元へ。添えてみたところで、苦しいだけなのだと知っている癖に) (でも治って良かったと思う。何がって、風邪が) 割としつこかったですねえ (へっふり) [Mon 17 Dec 2007 19:52:10]
お知らせ > ミストルさんが入室されました。 『あー・・・・・・』 [Mon 17 Dec 2007 19:43:20]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが帰りました。 『( 本当に ) ……本当に何の意味のない。』 [Mon 15 Oct 2007 02:23:32]
ザッハトルテ@宿 > ( それに気づいて、手前自身に苦笑した )  ( 禁じたつもりの独り言をひそりと ) [Mon 15 Oct 2007 02:22:52]
ザッハトルテ@宿 > ( 手紙は宿に頼めば良い。 それに「これ」は――もう決めた事 )  ……。 (「それ」にもう意味はないけれど、精々人のように暑気にばてて寒気に凍えればいい。 削りに削ったものがいずれ終には自壊して崩れる、それはもう仕方のない事。 )  ( ――そこで初めて自覚する。 隣の冷たいものに体の熱を奪われて、その寒さに目が覚めたのだと云う事を。 ) [Mon 15 Oct 2007 02:19:02]
ザッハトルテ@宿 > ( 備え付けの浴衣――は、誰が袖を通したか気持ちが悪いので土産物漁りのついでに自前で手配した――の上から、包帯の上から脇腹の辺りを押さえてみる ) ( 申し訳程度の速度であれ、再生は進んでいる模様で傷自体は塞がったようだが。 何と云うか、こう――――… 手紙の足。 「梟は使えなさそうだ」) …やれやれ。 [Mon 15 Oct 2007 02:04:27]
ザッハトルテ@宿 > ( やたら豪華な、金糸で鶴の刺繍がされた掛け布団に包まり直すと、改めて体ごと障子を彩る松の絵の方へ。 出掛かる独り言を飲み込む――煩くすると何方様かを起こしてしまいそうな気がするから ) …………。  ( もう少しすれば秋の行楽の盛りを迎えるここ出島も、今はまだオフシーズン。 深夜の宿は静まり返っている。 ここに寝泊りしてから通算何日めになったか――ついでに今日の日付を思い起こす。 幸い通い詰めの仕事ではないから、長期休暇もさほど問題ないとは云え、そろそろまた手紙の一通も送るべきか。 ) [Mon 15 Oct 2007 01:55:48]
ザッハトルテ@宿 >   …   。   ( 目の前に色鮮やかな松の木の絵が見える。 ← 寝太郎漸く認識開始  ――濃い木の香り。 異国の香の香り――「檜」と「白檀」? ―――――――― )       (「今は何時」「此処が何処」で「こいつ」が「誰」か。 たっぷり時間をかけて扉の内と外が繋がった。 あれから取って返しての宿の一室だ。 ) [Mon 15 Oct 2007 01:39:42]
ザッハトルテ@宿 > ( 10分経過 ) [Mon 15 Oct 2007 01:35:37]
ザッハトルテ@宿 >   ………  。 ( 此処は井戸の底  ではない。 井戸の中、でもない ) ( なら―――― )       ( 5分経過 ) [Mon 15 Oct 2007 01:35:08]
ザッハトルテ@宿 >  …  d . ――――…   ( 灯りのない和室で目を開ける ) [Mon 15 Oct 2007 01:31:16]
ザッハトルテ@宿 > ( ……………………………… ) [Mon 15 Oct 2007 01:28:08]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが入室されました。 『 i   le d    ――……………  』 [Mon 15 Oct 2007 01:25:40]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『(「だからこそ」何度目のそれを迎えたかではなく、生を享けた日を祝う事にしたのだけれど )』 [Mon 8 Oct 2007 04:10:32]
ザッハトルテ > ( 何せ、こちらは麗人が「水棲毛玉を既に送られている事」を既に伯爵殿に話しているとは知らない。 その辺りのからくり(?)を知った時、麗人の呆れ顔が向けられるのは果たしてどちらか――順当に考えて、両方。 ) ……。 (「誕生日」――その言葉を口にする時、果たして本当にそれを告げて良いものか悩んだ。 結局こうして口にして、そしてやっぱり今でも考えてしまうのだ。 …決して他意はないつもりだが、死者に「生まれた日」を語る際、そこに何らかの負の感情が浮かばないとは言い切れぬ。 ) [Mon 8 Oct 2007 04:07:52]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『「誕生日」か。 (くすくすと笑い声をもらしながら、宿屋の戸をくぐった)』 [Mon 8 Oct 2007 04:01:43]
ミカド > (言葉が足りなかった。チョコさんは純粋なチョイスの結果のマリモだが、此方のチョイスは悪意混じりという事だ。 ――この男が真顔で「お土産のマリモです」と言うところを想像して噴出しそうになる。 が、何とか堪え) 可笑しなことは言っていないけど、祝ってもらえるなんて思わなかったからね。 (そろそろ宿屋の入り口が見えてくるはずだ。 ) ――成る程。 ふぅん――……では、君の誕生日も聞かなくてはいけないね? …宿屋でそのあたりも聞かせてくれ。  [Mon 8 Oct 2007 04:00:48]
ザッハトルテ >  …ひとが冗談か悪意で水棲毛玉を選んだような言い方は非常に心外だな。 そりゃあ確かに他の毛玉と違って何を考えているのか、――そもそも思考能力があるのかすら微妙な所だが。 だが立派な毛玉じゃないか。 ( そしてあろう事か、今こいつは貴族様と全く同じ事を考えていた。 そう、以前贈ったものより大型の毬藻を贈呈。 何を仰いますか純粋に一点の曇りも無く、御世話になったあのヒトに毛玉をプレゼント★ ですよ? )( 再び柘榴色が丸く開かれるのを目に留めるも束の間、ふらりと秋の星座に彩られるようになった夜空を見上げる。 紡ぐ言葉は親の教訓の如き、教わったものを繰り返すに似たものではあれど。 ) ――そんなに可笑しな事を言っているか私は。 誕生日を知っていて祝わない、と云うのも――…なんだかいやな話じゃないか。 何十年前かそれ以上か、年月は兎も角ー…その日に誰かが生まれてきた事を祝う分には種族だの何だのは関係あるまいよ。 …成る程。 確かに選択肢は多い方がいいだろうし、ああいうものは加工に手間もかかろうから、ヴェイトスの方が何かと都合がいいか。 ( 頷くと、改めて荷物を抱え直し宿への道を戻らんと歩き出した ) [Mon 8 Oct 2007 03:55:04]
ミカド > ―――そうか、マリモも毛玉に入るのか―――(眉間を押さえて、遠い目した)君の毛玉カテゴリのことを忘れていたよ。 うぅうぅん―― 今の説明をすれば、マリモが真剣に選んだ結果だとい事は、理解していただけるだろう。うん―――(ぶつぶつと早口で呟いた。 マリィへのお土産は、前より大きなマリモをお勧めしようと思う。―― ザッハトルテ君の純粋な心遣いの裏側に隠された、純粋な悪意――間違いなく主犯です。ありがとうございました ) … ………。 (今日の西園寺は変だといわれた。 だが、驚かされる事の連発なのは確かだ。   連ねられる宝石の名前に、驚いたように目を見開いて立ち止まる)  ……あの約束、本気だったとは。 (瞬きをぱちぱち繰り返す)…… 。 (暫く友人の顔を見つめていたが、途端、眉が寄って)  ……… ふむ。 その申し出が本当ならば、もっと真剣に考えねばなるまいね。 (顎に手を沿え、首を傾げる) ……そうだな、よし。 …どうせならゆっくりと選びたい。 ヴェイトスでお願いできるかな? [Mon 8 Oct 2007 03:39:45]
ザッハトルテ > ( 来た道を戻る貴族に付き従う娘御を視線で促す。 ――己は後ろからついて行けば、そこには並んで歩く父娘の姿が見える ) 傷むものがなければいいよ。 「神無月」 …10月ともなれば随分涼しくなったしね。 夜なんぞ肌寒いほどだ。 ――…今日の西園寺は本当にどこかへんだな、御自分で言い出しておいて驚いてみたり慌ててみたり。 大丈夫、去年調べてある。 あの水棲毛玉(=毬藻)は今くらいの気候なら常温でも平気なんだそうだ。 飼うのにさほど手間はかからないし、丸っこくて何だかふよふよしているしで良い土産じゃないか。 ( 大 真 面 目 だ っ た  ――かくして共通の知人であり同族であるところの麗人の元に2匹目の毬藻が送られる。 決定打は貴族様、貴方を犯人です★ ) …ここだけの話、女性が煙草を呑むのは余り好きじゃないのさ。 差別だと目くじら立てられそうだから個人の自由は尊重するがね。 ( と、問い返しに対して ) …ん。 言っただろう誕生祝いにサンストーンでもロードナイトでもロードクロサイトでも買ってやるって。 ああ、トキノミヤコ特産の石でない方が良いのならヴェイトスに戻ってからでも構わないが。 [Mon 8 Oct 2007 03:22:32]
ミカド > (何か、話が食い違って居るような気もするが、この食い違いは自分に都合のよいものなので、あえて黙った。 宿屋への道を歩き始め)心配なら、氷室にでも入れようじゃないか。宿屋の氷室に入れる程度、問題あるまい。――優良顧客の頼みなのだし。 (滞在費80万あっさり超えました。一般人の給料が15万〜程度なので、この貴族様が、どれだけ贅沢していたかがお分かりいただけるだろう。 )――― 。(あ、あれぇ?) ……ぇ、あれ? いいの、かな?いや、ある意味土産物としてはm正しいものだと思うけれど―――ぅうんと――……(友人が本気で言っているのか図りかねて、少し振り返る。―――…どうやら、友人君は、大真面目に言っている。 茶化した自分への皮肉でも、嫌味でもない。 別の意味で冷たい汗が額を伝う――気がした)  …………マ、 マリモは生き物だから、も、もしかしたら幾つか死んでしまうかもしれないね!……うん。 ……―― アマウラの煙草なんてどうだい。 紙巻煙草とは違った味がするよ!(慌ててフォローを入れた。――が)  ……僕への土産? (きょとん、と) [Mon 8 Oct 2007 03:09:54]
ザッハトルテ >  ……そう云うもの、なんだ。 ( 旅先の思い出は億千万――らしい。 知らない異国の言葉の意味を聞いた時のように、納得したような驚いたような相槌をひとつ。 饅頭はさっき見たあれとして、塩辛と梅干が何だか判らないガイジンに今、黒毛玉君に降りかかる災難を回避する術はありませんでした。 まる )( 包みの中をざっと眺め ) 後は何だ、木製のカタナに竹の蛇、これはー…楽器? ( ←でんでん太鼓 ) それに、模様つきの紙に筒(折り紙と万華鏡と思われる)――生物でないなら大丈夫か。 本当にトキノミヤコの物は何だか良く判らんなー…  だから土産もどーしたもんかと。 買って来た張本人が「私にも何だかよく判りません」じゃあ話にならなかろうし。 ( ぱち、と血色の双眸が瞬きして、至極大真面目に ) ――それだ。 ( まりも。 かくして職場の人数+α分の毬藻がこの後購入される事になる。 目の前の土産物屋のディスプレイを何気なく見やりながら ) それから――西園寺のはどうするよ。 それはヴェイトスに戻ってから?  [Mon 8 Oct 2007 02:53:31]
ミカド > 驚くも何も…驚くさ!「同衾」と口にしただけで、コレ(額を指差す)だぞ?! まさか承諾されるとは思わなかったね! ……だから、僕の心残りはそのままにアマウラをたつ事になるんだとばかり――確かに今まで、同じベッドで眠る事はあったが――旅行先での行動となると、色々意味合いが違ってきたりなんだりするのだよ! まぁ、いい。 ちゃんと理解していてくれるなら、問題ないねッ…!(もう少しいうなら、殴り飛ばされないのなら! ) ……安心したまへ。一日二日放置したところで、今の気候ならば腐るまいよ。饅頭と塩辛と梅干程度だしね。(満足そうに頷く。 ちなみに、塩辛は猫へのお土産ですvにげてーしろくろにげてー)――…? (「何ぞ持ち帰るべきか」)――うぅん? なんだかんだいって、結構な期間、此方に居たのだから、職場に持っていく土産くらいは用意した方が喜ばれるかもね? (ふと、金髪の同胞を思い出す。確か、彼女は――) ………人数分のマリモとか、君らしくて、とってもとっても素敵だと思うよ?(冗談半分の軽い口調で、お土産プランを口にした) [Mon 8 Oct 2007 02:41:54]
ザッハトルテ > ( 対して真顔 ) 一緒の布団で、一緒に寝る事だろう? それだけの事だろうに。 今までだって何回かはあった事だし――自分から言い出しておいて、何をそんなに驚いておられるのやら。 ( 眉目の優れた容貌だけに、固まった貴族様は本当に一瞬人形と化したようだった。 今度はこちらが、訳が判らぬと云った風情でまんじりと眺め返す )…物凄い二度手間になったな。 ――買い込んだものに生物はないだろうな? 確かに夏の盛りは過ぎたが、土産と渡した物が傷んでいたなど言語道断だよ? ( そこで、ふ と言葉を切る。 「アマウラ」「土産物」 ふたつのキーワードが一年前を想起させた ) …今回は特に、誰に告げて出て来た訳でもないのだけれど。 やっぱり日頃世話になっているヒトには何ぞ持ち帰るべきだろうか―― とは云え、それは「本当に」アマウラを発つ時までに考えれば良い事か。 …この際だから相談に乗って貰うぞ、西園寺。 ( 寝物語に相談。 そう表現するともぬすごい誤解を招きそうだが、多分キノセイ。 ) [Mon 8 Oct 2007 02:23:36]
ミカド > ―――いいんだね?いいんだよね?「やっぱ、やんぴ」とか、言われたら、流石の僕でも怒ってしまうよ?! いいのだね!   (だんだん声が大きくなってくる。 シャイボーイとかいってた男が!) …… さ、宿に戻ろうじゃないか。ザッハトルテ君。 宿に。 一番良い部屋に泊まるぞ。 部屋は一つでね! (テンションがんがん↑中) [Mon 8 Oct 2007 02:14:41]
ミカド > (笑顔のまま固まった。) ――――――――――――。 ( 瞬きすら忘れて 、呼吸も忘れ、 言葉を発する事も忘れ ) ―――――――― え?  (はとが豆鉄砲食らったような面に!) …… えっ、いや、ぇ? ……同衾って、別の意味でうけとっているんじゃあるまいね?一緒の布団で、一緒に寝ることだよ?   いいのかい? (かっくし 人形のように首を傾げ) [Mon 8 Oct 2007 02:12:43]
ザッハトルテ > ( 内気な気質=シャイ。 ) 天下の往来で同衾を叫んだりしねえ――… ( 何だか、それこそ天下の往来に座り込みたくなった。 |||||&||||| ←こんな感じで。 )( うっそりと顔を上げ。 因みに牙突ZERO―styleはクリーンヒットすると上半身と下半身がさよならしちゃうので気をつけろ! ) …それで西園寺が満足するなら構わんよ。 仲居嬢が素で「ぎゃふん」と仰ってくれるものやら、そこだけは保証致しかねるが。 ( 影でこっそりチップを払えば何とかなるやも知れぬ。 己の「心無さ」は致命的な欠点、その自覚だけはある人でなしは遠く季節外れの祭囃子を聞きながら頷いた ) [Mon 8 Oct 2007 02:01:03]
お知らせ > ザッハトルテさんが入室されました。 『内気な気質のヒト は――…』 [Mon 8 Oct 2007 01:52:50]
ミカド > (仲居さんはベテランだったんだよ!きっと! 「それ」が行われたら、こんな顔してない!とか、色々思ったんじゃないかな! )気持ち悪いとは失礼だな…!僕の思いのたけをなんだと思っているのやら。毎晩毎晩、愛しい相手が、紙で出来た鉄壁の向こうに居ると知りつつ、踏み込めない、シャイな男の気持ちが分からない君こそ可笑しいんだよ…!(血をダクダクながしながら、ふんすと鼻息を荒くした。 ――フタエノキワミーアッー! とかいう声が聞こえる事無く、木刀が下ろされ) 少しニュアンスが違う気もするが、概ねそれであっているね!! (にこ!)(放られたハンカチを受け取ると、そそと額を拭う。 いい笑顔で) [Mon 8 Oct 2007 01:50:34]
ザッハトルテ > ( つ【最初からおふとんひと組しか使ってなかtt(ry)】 ――そう考えるほど仲居さんがスレてなくて良かった。 心底良かった。 ) 何を気持ち悪い事書き綴ってるんだ何を、しかも御丁寧に台詞付きかよ?! (「想いを書き連ねた」なら日記か私小説かと思うが、万一小説の体裁を取っていたら更にこのまま御守刀を押し込んでみようと思うますた。 人それを牙突ZERO―styleと呼ぶ。 ) ――――。  ( 流れ出す血の色に露骨に眉を顰め、木刀を下ろす。 宿のチェックアウトを済ます際着替え直した上着からハンカチを取り出して軽く放り ) 何が旅先でならいいのか、さっぱり判らんのだが――…………ともあれ、物凄く。 西園寺がものすごーく楽しみにしていた「何か」を、私は踏み躙ったのだと――そう認めれば良いんだな? このまま引き返して、やっぱりもう一泊二泊の追加を頼んで同衾すれば気が済むんだね? そしてくだんの仲居嬢に「ぎゃふん」などと云う今時誰も言わない死語を言って貰えれば、それで満足するのだね?? ( 土産屋をひやかして歩く間、何だかすっかりコドモ返りしてしまったようにも見える貴族様。 宥めるように問い返した ) [Mon 8 Oct 2007 01:34:30]
ミカド > (仲居さんも、最初こそは毎晩オアツイノネ テラウフフ くらいは思っていたでしょうが、毎日毎日二組用意させて、片方を使った形跡が一切ない布団を前に、色々気がついてしまったのでしょう。 )(アマウラ湯煙西園寺伯爵団子三兄弟的殺人事件は始まる事無く、簡易打楽器となった貴族様は、眉間に木刀を突き刺され、だくだく血をながしながら、表情は笑顔を保っていた。     にこにこ と)  この心残りが解消するというのなら、一日二日滞在期間を延ばしたところで惜しくもないわッ…!!! いいかい?! 僕は本当に楽しみにしていたんだよ! アワヨクバ「西園寺……旅先でなら、いいよ」なんて囁いてくれるんじゃないかと予言めいた希望を抱きつつ幾星霜!! 君との同衾への思いを書き連ね、とうとう先日三冊越えた、どき☆どき☆同衾MIDNIGHTが叶うならッ…!!!(右手で拳を作り、ぐぐぐ、と掲げ)――― ぎゃふん だ!それ以外は認めないね!「 な なんだってー!」だなんて、あの仲居に言われてもムカつくだけだっ…! [Mon 8 Oct 2007 01:16:56]
ザッハトルテ > ( 使われた形跡のない布団がひと組。 それって思いっきり誤解されてませんかひょっとして。 少なくともどっかのひと晩8ゴールドの宿屋の親父なら脳内で既成事実を作ってくれるに違いない。 )( 幸い(?)御守刀のレプリカは鞘に収められたままなので貫通はしないだろう。 ――と言うか、そこまでの膂力はない。 ) ここ(=出島の中心地)まで来てわざわざあの宿にまた戻る気なのかなー?! それも「ぎゃふん」などと、今時ヴェイトス死語名鑑にも載ってなさそうな発言をさせる為とか一体何を考えているのかと! せめて「な、なんだってー」位になさい。 ( ←ツッコむ所、何かずれた ) 言葉の流るる事水の如し、語感を重んずるトキノミヤコ人であるならば少しは恥を知って戴きたいッ――…! ( 串ならぬ五寸釘の如く鞘の先端で貴族様の額を柳に押しつける事数度。 ごっすんごっすん。 ) [Mon 8 Oct 2007 01:02:24]
ミカド > うきうきどきどきのアマウラ旅行!愛する人は一枚襖を隔てた向こう! ―― 僕が何度仲居に「今日は僕の部屋に二つ揃えよ」と頼んだか分かるかい?! (たのんでたらしいよ!) 寝乱れた後のない布団を前にして、仲居に「 きのうはおたのしみ”?”だったようですね」って、気を使われて言われる気まずさッたらなかったね!  自分の肩を抱いて、柳の木にふらりと背中を預ける) ――― だから、だからアマウラを去る前に!あの仲居を、ぎゃふんといわる為にも、君と同衾しt             (鈍い音)              (柳の幹と、貴族様の頭と、木刀が一直線に。     …団子の串のように、貫通…は、していないといいな!) [Mon 8 Oct 2007 00:50:41]
ザッハトルテ >  ……………………。 ( 往来の真ん中におみやどっちゃりの包みを下ろし、観光地名物「御守刀」の焼印も鮮やかな木刀を引き出すと――眉間目掛けて突き出した。 いのちきけーん。 ) [Mon 8 Oct 2007 00:41:35]
ザッハトルテ > む。 ( 口篭った。 その辺りを包み隠さず説明しよう――とは、思わない。 よって、「決して嘘ではないが、必ずしも真実の全てではない」答えを告げる事になる ) …元々少し休養が必要だったのかも知れないな。 ヴェイトスを出る前、鼠を追い回していて――…色々あったんだよ。 おいそれと認めるものではないけれど、倒れてから自分が疲れていたのだと知る――そういう経験は西園寺にもあるだろう? ( クマーの一件。 見た所、伯爵殿の方はその後の経過も良いようだ。 ――発言は何だか聞き捨てならないが、おおごとにならなくて良かったと思えばそれも聞き流せ――――なかった。 ) [Mon 8 Oct 2007 00:41:22]
ミカド > 同衾しよう。(すぱぁ。と言い放つ 道の 真ん中で) [Mon 8 Oct 2007 00:29:02]
ミカド > (「美味いのに」と、小さく口を尖らせてから、饅頭を自分の口の中へ放った。)酒だけが原因じゃあるまいに――…普段強い酒を口にする君が、飲み方を間違えた程度で、寝込むだなんて。……此方の酒には聖水でも混じっていたのかな?(カカ、と笑う。)――まぁ、その後、くまーにじゃれつかれたりした所為もあるのだし、長居になったことを責めるつもりもないよ。 (ひらひら掌をふって)―――… 。 (「あの」)(指差された方を眺める) ……いやいや、そんな事は言わんよ。 そもそも浴衣姿や着流し姿で十分萌えたしね! ―――暫くは、君のうなじの形も白さも忘れることはないだろう。うん。(袖に手を入れ、腕を組む。)…… とっても簡単な事さ。 土産物を買い終わったら、直ぐにでも実行できる。 欲を言えば、もう一つの心残りも実行したいところだが、二兎追うものは一兎も得ずというしね! ………つまりは、だ。 (こほん、と咳払い。 先を歩いていたが、立ち止まり、しっかりと見つめて [Mon 8 Oct 2007 00:28:44]
ザッハトルテ > …ここに矢鱈でかいコドモが居る、そんな錯覚がしてきた。 隣の娘御の方が余程落ち着いてるじゃないか――って要らんわ。 ( がち、とこれ見よがしに歯を打ち合わせ。 ともすれば牙が覗きそうだが、改めて見ると浮かれた旅行客の姿は珍しくなく、気づく者など居なかろう )( 小さく息をついて ) ――後で聞いたんだが、こちらの酒は一気に呷るものじゃあないらしい。 呑み方が拙かったんだよあれは、「それ」が長い事残ってしまった。 だから西園寺が謝る必要は全くないんだ。 ( 艶やかな朱色を孕む異国の灯りに貴族の笑みは良く映える。 つり込まれるように眺め返し ) ――…何だろう。 あの、( 向かいの通りを指差す。 そこには髷を結い着物を身につけた「ガイジン」の一団があるだろう )今からサムライの格好をして肖像画のモデルをやれ! とか言うのは勘弁して戴きたいが。 [Mon 8 Oct 2007 00:14:02]
ミカド > (あれれ?眉間に皺がよっているよ?おっかしーなー…とでも言いたげに、無邪気に首をかしげた。 見掛け25歳の男が。が。 )なんだい?ご機嫌斜めじゃないか。この辺のお土産屋は気にいらないのかな?―― ああ…この饅頭を食べてみたかったのかな?! だったら、そんな回りくどい言い方をせずに、一言「食べてみたい」と言えばいいのに。 ほら――あーん したまへ。あーん。(半分に割った饅頭を、友人の口元へ差し出しながら)―― …? ああ、それ、気にしていたんだね。 …君が伏せっていたのは、僕の所為じゃないか。 (具合が悪い時に、強引に旅行に誘って、同伴させた所為だと思っている。) 僕はさっぱり気にしていない。 むしろ悪かったとすら――… …。  (無言の催促に、笑顔を浮かべ)  …… この心残りを、解消できるのは、ザッハトルテ君の協力が必要なんだよ。 うん。 ――協力してくれるかい? [Mon 8 Oct 2007 00:01:00]
ザッハトルテ > だからー…   ( 1ヒントで了解。 どっかりと担いでいた荷物 ※おみや※ を一度地面に下ろして眉間に刻まれた皺を解し解し。 何だか判らない玩具がぴこー! と音を立てた ) 何と言うのかなー…職業柄判りそうで判らない言葉は非常に気持ちが悪いんだよ。 と言うか、幼児教育の時点で誤りがあったのか、成人してからこんなんなった(こんなん言うた)のか――ってまだ買うんかいまだ食うんかい。 本っ当に――… ( 食うの食わないのと言えば過ぎるものもある。 ――が、同じ食うならまだ、あの丸っこい物――饅頭とか知りません――の方が平和ではあるか。 )( 溜息で続く言葉を潰して、荷物を抱え上げた )  その笑顔が怖ろしいよ私は。 …とは言え。 戻ったら「夜会に出なかった理由」を逐一書いて送る仕事が西園寺を待っていると思うと、私の責でもあるわなー…  何せ長居の理由の多くは寝て過ごさざるを得なかったこちらにあるのだから。 ( と、視線に気づいて黙り込み。 心残りとは何ぞやと無言で聞いてみようか ) [Sun 7 Oct 2007 23:47:40]
ミカド > ――まっはりとしていて、こくのあるあんがたまらないへ! これはかいら。 てんしゅ!てんしゅ! (通訳『まったりとしてい、コクのある餡がたまらないね!これは買いだ。 店主!店主!』( 買い込んだ土産物は、くだらないものばかり玩具ばかりだ。 勝手にくねくね揺れる蛇の玩具とか、木刀とか。 …ちょっと違うところの土産物が混じって、やたらとでかいパンダの形したペロペロキャンディとか、そこいらの旅行客のガキより、ガキっぽく振舞っております。 ――え?誰が土産を持っているかって? ヒント:貴族様は非力) ――んぐむ。(嚥下したらしい。) ザッハトルテ君!この饅頭はちょっとした芸術品だよ。 さっきの店よりも、餡が小豆の形を残していながらも、漉し餡の如き滑らかさで、美味いんだ!――って、何か言ったかね?(するっと「作法」とか「躾」辺りの単語を聞き逃しているよ。 …尚、饅頭はこの店の数メートル前の店でお買い上げ済み。 だが、こっちの饅頭の方が美味いので、新しく買おうとしている。    ――この店の向かい側にも饅頭屋があることを述べておこう。 )  本当だね。すっかり残暑も引いて、秋真っ盛り――もう少し滞在すると紅葉が見れるかもしれないけれど―…流石に長居をしすぎた感じも否めない。  向こうがどうなっているかも気になるしね。  (店主に饅頭の代金を支払って)   ……心残り   …?  ( はた、と動きを止めて、友人の顔を眺める)              (眺める)                   (眺める)              (見つめる)  あるといえばあるかな? (にっこ!) [Sun 7 Oct 2007 23:33:23]
ザッハトルテ > ( アマウラに於ける西洋人の位置づけは、ひとくちで言うなら「異分子」だ。 この地に住まう西洋人は一様に所定の地域を出る事が叶わないと云う。 政治的な問題か宗教的な問題か、ここ出島は閉鎖空間の中の唯一の例外とされている。 故に――かどうか断定はできないが、過剰に異人向けをアピールした店が並ぶ通りもある。 ) 食べるか喋るかどっちかになさい。 ( 日本語でおk、そんなノリで呟く薄い仏頂面が後ろに続く。 「手当たり次第買い込んだ土産」を運ぶのはこっちの役目ですかひょっとして。 ) トキノミヤコ人はこちらとはまた違った意味で、作法やら躾に厳しい民だと思っていたが。 ( とは言え御機嫌麗しい伯爵殿にとっては懐かしくもあり、なまじ西洋かぶれした分全てが物珍しい異人の感性も持ち合わせているのだろう。 暫しの沈黙の後、 ) 旅の〆は土産探し――か。 随分長く居ついてしまったけれど、心残りはもう無い? …ああ返事は食べ終えてからでいいから。 [Sun 7 Oct 2007 23:20:30]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『 …………。』 [Sun 7 Oct 2007 23:17:36]
ミカド > (賑やかな方へ、明るい方へと足を進めて、辿りついたのは土産物通り――とでも言おうか。 アマウラの特産品ばかりを集めた店がずらりと並んでいる。 揺れる行灯や提灯の光に混じって、旅行客と客引きの姿が、行ったり来たり―― 袖引く誘いを断ったり、客と店主のやりとりを盗み聞いたりしながら、歩いて十分。 ――見るもの、触れるもの、すすめられる物を、手当たり次第買い込んだ男は――)        ふぁ・・・!これふぁびみ!(通訳『おお、コレは美味』)(蒸かしたての饅頭を頬張っていた) [Sun 7 Oct 2007 23:07:58]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(夜店の灯りに惹かれて)』 [Sun 7 Oct 2007 22:55:33]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『( 体を起こして訪いに備える。 さて、襖の向こうには――  )』 [Thu 27 Sep 2007 01:24:29]
ザッハトルテ > ( 片目だけを薄く開けた。 ) ( 襖の向こうで誰か人の気配がする。 やはりノックができないこの建築様式には、首を捻らざるを得ない。 とまれ――傷から酒が染み出る事もなかろう。 生憎の空模様ではあるが、我侭ついでに月見酒とやらにおつき合い戴こうか ) [Thu 27 Sep 2007 01:21:55]
ザッハトルテ > ( ………………。 )  ( 1年前は背中、今年は脇腹。 来年辺りはそろそろ首がかっ飛ぶ頃か。 ) ……………  。 ( 笑うしかない推測に、夜具を引き上げて顎を埋め ) [Thu 27 Sep 2007 01:15:06]
ザッハトルテ > ( かぶりを振る代わり、目を閉じて打ち消した ) ( 何かと治りの遅い体質ではあれど、これだけ厳重に補強してあれば馬車の揺れにも耐えられよう。 「足りないもの」――几帳面を越えて潔癖症のきらいすらある娘御――そろそろヴェイトスに戻らないととんでもない事になりそうな気がする。 いつでもここを発てるようにしておく必要があるだろう ) ――…あちらに戻って、10月。 11月 12月――…   ( 人間の物差しで計る1年はとても短い。 それがこれから更に短くなる季節、ほんの数歩前を顧みる思いで1年前を振り返れば――――       去年の今頃もアマウラで潰れていたような気がする ) [Thu 27 Sep 2007 01:10:00]
ザッハトルテ >  ――――…  。 ( 元々そういう(・・・・)目だ。 あの障子を開ければ、月の輪郭くらい見えるかも知れない。 ――そう思いはするものの、実行には移さなかった。 脇腹の傷は兎角丁寧に包帯で覆われており、多少起き出すくらい問題ないとは思うが、それだけに実行に移せないでいる。 それでももし傷が開いたら、処置した誰かがどう思うかと考えると )  ………………  ……  (「臆した」と云うのだろうか、こういうのは。 ) [Thu 27 Sep 2007 00:51:15]
ザッハトルテ > ――旅の恥は掻き捨てと言うけど、久しぶりに穴があったら埋まりたい気分になったね。 …うん、「入る」じゃなくて。 ( そろそろ見慣れた感のある天井の木目を見上げて誰にともなく呟いた。 次いで視線を転じ、くだんの供物を見やる ) ( ――が、障子越しに降り注ぐ光は、柔かいと云うより弱いもの。 今宵満月を迎える筈の折角の「芋名月」は、残念ながら雲に遮られているようだ。 ) [Thu 27 Sep 2007 00:40:19]
ザッハトルテ > ( その年の収穫物を月に備える風習から、中秋の名月をそのように呼ぶ事がある。 宿の仲居はそんな説明と共に、ススキと何だか白くて丸っこい物体を窓際に置いていった。 去り際向けられた視線がちょっと痛かったのは、気のせいではないだろう――後は見送るだけとなった筈の客が、まさかまさかのとんぼ帰り。 …実際は宿の上がりかまちを越えずして出戻ったので、発ってすらいない訳だが。 ) [Thu 27 Sep 2007 00:29:21]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『( 芋名月 )』 [Thu 27 Sep 2007 00:21:45]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『ちょ…!! いいからこら、うわ待て何をすr(略)――( 鋏が煌いた )』 [Tue 25 Sep 2007 05:57:47]
ザッハトルテ > ( 多分、これも違う。 彼が軽傷? で済んで良かったと思ったのは心配しての事じゃない。 きっと他ならぬ己が身近な誰かに深手を負ってほしくないだけ、自分の為に心配の真似事をしているだけ。 箱の中から引きずり出した汚らしいものが臓物のイメージと重なって、見えない所で服の上から爪を立てた ) …――――そうする。(少し寝る。) また夜にでも、…御休み西園寺。 ( この傷からあの汚いものを引き出して千切って、投げ捨ててしまいたい。 そうすれば少しは――      )( 笑顔、にぱー。 ) [Tue 25 Sep 2007 05:56:27]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(包帯やら鋏やら手にして戻ってくる)看病は僕がするね!(満面の笑み)』 [Tue 25 Sep 2007 05:41:32]
ミカド > ――――……なんと言うか…君のうっかり癖は、酷くなってるよね。 頼むから、うっかり転んで杭に刺さるとか、そういう うっかりはよしておくれよ。 泣くに泣けん。 (友人の後ろをすり抜けて、此方は廊下に出て仲居を呼ぶつもり。)  ――― 。 (こうじゃなくて良かった) ―――……。(きょとんとした顔で振り返る。 こんな状況でも、自分の体よりも此方を心配する友人。――― 怒りも突っ掛かりも溶けた面で、苦笑を浮かべ) …… 。( 口元だけに笑みを乗せ) ――― 気にしないでいいよ。 (ひらりと手を振る) それよりも、君が寝てくれないほうが困る。 安心して眠れないからね。 (そろそろ夜明けが近いのだろう。体が眠りを求め始めている) [Tue 25 Sep 2007 05:39:49]
ザッハトルテ > ( こちらも憮然として、呟いた ) …さっきので開いたっぽい。 ( ぎゃんぎゃん喚いた上に所作もへったくれもない動きで急に正座を崩した。 それが拙かったらしい――傷も痛みもどうでもいい事だったが、今宵のやり取りには猛省すべき点が多々ある。 素直に頷くと、傷の辺りを押さえて立ち上がり ) ――…西園寺までもが「こう」じゃなくて良かった。 ( 実際の所は兎も角、一見した限りでは滅ぶ瀬戸際のようには見えなかった。 が――襖に手をかけてそちらへと振り向く。 本当に「食わなくて平気」なのかと ) [Tue 25 Sep 2007 05:22:20]
ミカド > ――――――………。(すんなりと承諾された事よりも、傷が再び開いている事の方に驚いた。 一瞬目を見開いて驚くが―― 直ぐに不機嫌そうに、苦虫を噛み潰したような面で) ―――怪我が癒えたからの帰還だと思っていたのに、違うのかい? 其処までしてアマウラから離れたかったか、僕から離れたかったかしらんが―――――――もう結構。 (襟元をくつろげる仕草を見せる友人にむかって、掌を揺らして断る。 娘を餌だといった事に対する、仕返しのようなものだったのだし。 小さく溜息を吐いて) ―――宿の入り口に居る「お見送り」の奴等に、帰還は延期になったと伝える。 (有無を言わさぬ口調で、言い切る)………君は、直ぐにでも横になりたまへ。 よろしいかな? (羽織に腕を通すと、立ち上がる。) [Tue 25 Sep 2007 05:07:51]
ザッハトルテ > ( 何って、びみょうなびくしょうですよ。 微妙な微笑の方が語呂的に良かったですか。 ――手招きされて、高さを合わせんと畳に膝をつく ) 昨日今日に始まった話じゃないだろうが。 私が折り紙つきの薄情者だと云う事は、誰よりも西園寺が知っているだろう。 この一件、非は認めるがそこまで突付かれると流石に居心地が悪い―― ( 食わないよりはまし。 その言葉が何を意味するか、考えるまでもない。 ――ここには宿の「人間」が居る。 出島での事、狡猾に立ち回れば問題にもならなかろう。 それでも不味い眷族のそれを選んだ、彼の心中を考えれば――そうでなくとも「無いよりはまし」で血を分けるのはこれが初めてじゃない。 ごく気安い仕草でタイを引き下げる )  … ( 注がれる視線に気付いた。 黒の三ツ揃いの布地に、血が滲む事はないが ) …西園寺と一緒だ。 あんなもの(=クマー)が出るなら出ると宿の人間も先に言ってくれればいいものを。 [Tue 25 Sep 2007 04:53:02]
ミカド > (何その曖昧な笑み。 眉を寄せて、友人の腹と顔を、視線で往復させながら)違う。 ――これ (煙管を揺らす)は只の暇潰しさ。 細工物の煙管を気に入ったから使ってみただけ。―――どっかの薄情な男に在室を知らせる道具にはなったようだけど。 (吸い口には、すっかり噛み付いた後が残っていた。火を落とした煙管を、箱の中に放る。 ―――肘掛に肩肘を預けて、入ってくる友人を見上げた) 当初の予定では、ヴェイトスに帰っているはずだったんだけど、思ったよりも居心地が良かったり、ハプニングがあったり、動けない時間があったりで、滞在時間が延びたからねぇ。―――― 臭い血でも、食わないよりはマシなんだよね。(自分の餌になれと――そういう事。 嫌味たらたらに放った台詞は、冗談じゃないと怒鳴り返されるのを半ば、予想しての言葉でもある。 )―――――……(だが。)(近づくと臭う、血の匂いに顔を顰めた) …… (近寄れ、と手招き。 視線は腹にべったりとへばりついている事だろう) [Tue 25 Sep 2007 04:38:36]
ザッハトルテ >  …   。 ( 腹を押さえてみると、服の上からでは触れても判らない代わりに薄い血の匂いがした。 なるほど、こういう時は人でなくとも笑うしかないらしい――いっそ軽くと呼べる程に力なく笑った ) ( 言葉だけは「気にしていない、と、更に加えられる追撃に返す事もできない。 微妙な微苦笑を浮かべたそのままの表情で ) …煙草? ( 足りないもの ) ――…なら残念、私も紙巻を切らして煙管を買って来て貰っていた。 けれどさっき処分するよう頼んだから葉のストックももう無いんだ。 …おかしいな、でも西園寺は煙草は呑まないんじゃなかったっけ? ( 目の前で刻み煙草を燻らせてはいるものの。 だとしたら――いや、それよりも。 「怪我を負うと思っていなかった」 クマーの犠牲者がここにもいたと云う事か。 その方が気になって、開かれた「天岩戸」の向こうへ――室内へ足を踏み入れ、そちらに近付いた ) …で。 怪我をして、足りないものって…? [Tue 25 Sep 2007 04:22:21]
ミカド > …………………・・・・・・。(向こうが黙り込むのに合わせて、此方も黙る。 ふすー  … と煙が流れる音だけが響く) その謝罪は、小鳥ちゃんに土下座でもアクセサリーか、新しい洋服か……それらを用意して、詫びると良いよ。僕に対しての発言は、ただの す れ 違 い だったわけだしね?「知ったことか」「好きにしろ」だの、言われたのはさっぱり気にしていないよ。ああ、 気 に し て い な い と も 。 (こつぅん  本日二度目の音が響き渡る。 今度は先程よりも、強く煙管箱に叩きつけられた。 燻る煙草が、ぐすぐすと灰の中に転がった) まぁ、その上でどうしても気がすまなくて、僕に何かをしてもらいたいと言うのなら、今、丁度足りないものがある――旅先でこのような怪我を負うと思っていなかったから、用意してこなかったから 君ので我慢しようと思う  ――――? (がむてーぷ) …… 腹がどうにかしたのかい? (眉を跳ね上げ、目を眇める) [Tue 25 Sep 2007 04:08:11]
ザッハトルテ >  …………・・・・・・  ( ここまで額縁つきでわざとらしさを強調されれば、それらがツッコミであろうという推測はできる。 出来るが――早とちりに始まる諸々の落ち度を顧みたなら出掛かった言葉の全てを飲み込み、只歯牙を噛み締めるしかできん。 ぎりぎりと軋む音は犬歯か、握り締めた拳の爪が掌に食い込んだものか。 立てた膝を落として座り直すと、背筋を伸ばして ) ――とまれ。 少なくとも娘御に対する暴言は詫びよう。 貴族の娘を拐かした魔法使いは、衆目の下両手の五指を切り落とした上斬首の刑――そんな罰もあると云う。 彼女に投げ付けられた非礼を罰する資格が、父親である西園寺にはある。 丁度腹も裂けている事だ、腹切りでも何でもすると良い―― ( 不貞腐れたよな仏頂面で呟いた。 口調とは裏腹に、どこまでが本気かと言われればどこまでも本気――と、その腹の辺りで何かが鳴ったような気がした。 そっぽを向いていた視線を脇腹に落とし、軽く眉をしかめて )     …西園寺。 この宿にガムテープってあるかなー…     ( 無いだろうオーパーツ。 ) [Tue 25 Sep 2007 03:54:14]
ミカド > (煙管の火皿が赤く灯る。 ゆっくりと吸って、細い煙を蛇のように吐き出した。―――横目で、友人の面をまじまじと眺めながら、だ。) だから「娘が君に頼るような娘じゃない」と言うた。突然「 餌 を あ り が と う 」(←わざと、声真似までして、部屋に響き渡るような声で)と言い出した君に、「娘に謝れ」と言うた。  (間。 そろそろ見送りの女中どもが、さわさわと騒ぎ始める頃か) …―― 僕も言葉が足りないのは認めるが、そこまで、その”誰か”と重ねられるという事は、その”誰か”は、余程僕に似ているらしい。今度お会いしてみたいものだね。 (言葉とは裏腹に、ちっともそんな気持ちの入っていない口調で続ける。 むしろ白々しいほどの棒読みで)――――……紛らわしい事を言ったつもりは、さっぱり無いんだけれどね。 話せと言われたから、そのまま話したまでだ。 腕と跳ね飛ばしたのも事実。腹が空かなくなったのも事実。黒蛇がいまいち僕の制御下にあるといえないのも事実。 ……まぁ、、結果的にそう聞こえてしまったというのなら、此方も詫びようじゃないか。 (これまた、ちっともそんな気持ち(以下略))――――わるかったね。すまない。あやまる。 (言葉の最後に、煙をいちいち吐き出し)  [Tue 25 Sep 2007 03:37:15]
ザッハトルテ > ( 腹の傷で臥せっている間、「心」などとは決して呼べないブラックボックスの中に手を突っ込んだ。 中を掻き回し、形の定まらない(ワタ)のようなものを引き摺り出し暴いてみれば、理解できないのひと言で避けていたそれは直視に堪えぬ程醜悪だった。 自分でも見たくないものを他者に晒す行為に強い疲労を憶えるも――今ここで疲れた等と吐く口は無い。 ) ――――……  ( 肘掛を打つリズミカルな音にふと目線を上げると、気のせいだろうか、どこか呆れたような表情があった。 …おじゃまぷよは、さておき。 ) ………………………     ( 敢えての問いに――そこで初めて気付く、話の微妙な食い違いの存在に――思わず目を瞬いた。 声にならない声で「え?」と問い返し ) …    ( 勢いも良く片膝を立てた。 歌舞伎役者の見得よろしく、だん! と床を踏みしめて乗り出す )    ま――――紛らわしい事を、言うな!! 使役をしくじって腕を飛ばしたとか、その直後に西園寺があんな事を言うから――そりゃ「そういう意味」だと思うじゃないか! そうじゃなくとも、その――( ここで絶食したら狂乱するだろうか とか、 ) 西園寺はへんな処で妙な好奇心を起こす事があるから…っ! ( 責任転嫁も極まれり。 論旨をすり変えている自覚はあれど、みっともなさの余り顔に上った血の気をどうする事も出来ず――要するに、誤魔化しにかかった ) [Tue 25 Sep 2007 03:14:40]
ミカド > (この男は、一つ引っかかると、本当に階段から転げ落ちるように、どこまでも落ちていく男だ。 そこまで考える必要は無いと思うようなところまで、連鎖反応を起こすが如く。 いわゆる ばよえーん*10くらい。 普通の奴なら最低でも、あいすすとーむ 程度だろうに。)おじゃまぷよもびっくりだよ( ―――異世界用語を用いた、心理描写終了)(何処から話せば良いものか、煙管を上下させながら悩んだ。 肩からずり落ちそうになる羽織を、引き上げて、肘掛を叩く。 死地に赴く侍のような面を見せる友人を、細めた瞳で見やり) 「万が一があっても、君が傍に居るから心配していない」――なるほど。 聞きようにとっては、そう聞こえる事もあるかもしれん。 だが、あえて、尋ねよう。――――何時、僕が君に「娘を頼んだ」と言ったのか教えてくれ。 (ふす。と不機嫌そうに鼻を鳴らし)……それともなくば、君とかわした約束は「僕が灰となったあと、僕の代わりになること」だったかな。(だから、自分が言った「万が一〜」が、そのように聞こえたのかと尋ねた) [Tue 25 Sep 2007 02:59:10]
ザッハトルテ > ( 無人のままに襖が開いた。 黒蛇とやらと違い、自在に使役可能な――以前鏡像の真似事をする死霊を見せられているから驚きはしない。 取り払われた遮蔽の向こうには、膝と爪先だけで座る洋装の姿がある。 部屋の外で控える仲居の座り方とそれは良く似ているだろう。 苛立ちを隠さぬ彼を前に、臆すでも怒るでもなく、見上げさえせず表情の乏しい双眸は正面に据えられたまま ) 何故家族の為に生きようとしないのか、それが腹立たしくてならなかった。    と、自分でも思っていたが――…そんな無色なものじゃあなかったらしい。 私には開けなかった扉が、彼ら――いや、西園寺には、開けたのに――――    人間で云う、羨望。 嫉み。 ――…人の心なんぞ何ひとつ理解できないくせに、そんな汚らしいものばかりはしっかり腹の中に飼っていたらしい。 更に顧みれば、西園寺に娘御の手を離すなと、以前そう話したのも――…西園寺達父娘を慮っての事じゃないんだろう。 単純に私が 「そうであってほしいと願った」 ――自分の為でしかなかった。 自分に白い服が似合わないからと云って、代わりにそれを着るよう強要していたに過ぎない。 …それには、詫びなければならないと思う。 ( 姿勢は崩さぬまま、する と半ば瞼を閉じる ) [Tue 25 Sep 2007 02:40:34]
(部屋の中) > (――話の帰結を聞き終え、つまらなそうに煙を吐き出した。 話が食い違った箇所が漸く見えた。 だから「 餌をどうもありがとう 」と吐き捨てたのか。 )――――……。 (コツコツと煙管で窓枠を叩く。――と、廊下と部屋を隔てている襖が、するすると滑っていく事だろう。――立ち上がって、自分から襖を開ける手間すら惜しんで――あるいは、此方から譲歩したと思われるのが癪で――滅多に使わぬ死霊術をつかっての開閉。 襖の奥―――窓際で、不機嫌そうに煙管を吹かす男が、廊下を睨みつける)―――――― で。 それで全部か。 (ガチガチと煙管を噛む) [Tue 25 Sep 2007 02:15:46]
ザッハトルテ > ( 耳を傾けている気配が伝わった。 ) (「客観的な話」) …その辺りが前提だ。 ( 一方的に語りかける形の、本題はここから )  そして――私が腹を立てたのは。 退屈凌ぎか活餌候補か、仮にそんなものが発端だったとしても――折角両者が手を伸ばし合って組み上げたものを、万が一の時は任せた等といとも簡単に託せてしまう、その軽さがやり切れなかった。 それが二度目ともなれば尚の事―― ( 重ねた「誰か」の人物像までも語って聞かせる必要はないだろう。 只、 ) 「これから危険な事に関わる。 最悪死ぬかも知れないから、何かあったら家族を頼む」――たいへんな家族思いの人からそんな事を以前にも言われた。 家族の身を案じるならば、(市の暗部に潜り込む・制御できないかも知れない従魔を試す、… ) ――危険な事になど関わらなければ良かろうにね…? ( 幾らか激しくなった語調を抑えて )  ――…それがきっと、聞こえの良い理由。 [Tue 25 Sep 2007 02:02:29]
(部屋の中) > (火皿の中に残った灰を吹き飛ばして、新しい煙草を摘んだ。―― その間、襖の向こうから聞こえる声に耳を傾ける。どこから、何を話そうとしているのか――あの時、何に対して怒っていたのか――知りたくないわけじゃない。 気の乗らない朗読でもしているかのような友人の言葉。 その様子から察するに、完全に此方への怒りが収まったわけじゃないんだろう。――― 煙管箱の中で燻っている火種に、煙管を押し付け、火をつける。――― 娘の話 ――― 無意識のうちに隣の娘の部屋を見つめて、煙を吐いた) ――――――。 (沈黙は続く。  とは言え、畳を僅かに擦る音や、煙管を弄る音は聞こえよう) [Tue 25 Sep 2007 01:50:55]
ザッハトルテ > ( 静寂を割った音は、続きを促すかのような小気味良さ。 それが持ち主の心境を表すものではない事くらい判っているから、口調もまた淡としたまま。 ともすれば平坦に過ぎるそれこそが、何時も通りの物腰ではあれど。 )  …  ( それは川原での諍いの。 ) 私はあの時、西園寺に他の誰かを重ねて腹を立てた。 そのように指摘もされたが、正しい。 全くその通りだ。 ――…少し客観的な話から入ろうか。 ( こちらの推察が彼の真実と異なっていたとしても、沈黙を保つ彼に否定する術はないのかも知れないが。 ――箇条書きを読み上げるように ) 「西園寺は血の大河とやらを渡りきり、《 食欲が一切なくなった 》」――西園寺自身が口にした事だ。 余程のイレギュラーがない限り、これは事実と見て構わないと思う。 そして、表層上の形はどうあれ――「吸血種の西園寺帝と人間のリコリスの親子関係は良好である」 …父娘揃って素直とは決して言えないが、根底には相互関係が築かれている。 ――リコリス嬢が発熱して西園寺が大騒ぎしたのも、西園寺が行方を晦ました時彼女がランタン片手に深夜の市内を探し回っていたのも、それを裏付ける根拠となろう―― ( 淡々と、されどいちどきに語り終えると再び黙った。 呼吸を整え、かつ、話を整理する――互いにだ――為の間 ) [Tue 25 Sep 2007 01:34:57]
(部屋の中) > ――――……。 (表の見送りの準備は友人の為のものらしい。 今日帰るのか―― ならば、襖の向こうにいる友人は、帰宅の準備を終えて、そこにいるんだろう。   もちろん、自分は先日伝えたとおり、帰るつもりはない。 ――――このような状況になった原因を思い返せば、大人気ないとも思うが――… 今回はこちらから折れる気もない。  開く様子のない襖を眺めながら、煙を燻らす。 )  ―――――。 ( 部屋の中に入ってくる気はないらしい。 だが、此方の在室は伝わっている。 ―――― 聞けというなら、このまま聞くつもりだ。 ) ―――――。 (言葉の先を促すように、煙管箱の縁に煙管をたたきつけた。 こぅん と響く返事) [Tue 25 Sep 2007 01:19:19]
ザッハトルテ >  ……  。 ( 脇腹に軽く手を添えた。 従業員に挨拶をした時は気にならなかったが、依然鈍い痛みがある。 )  ………………    ( 果たして返答は無し。 怪我の容態を知らない為不在かと思うも、淡く刻み煙草の香りを嗅いだ気がして在室を――沈黙の理由を把握した )      …ヴェイトスに戻るよ。 ( 仲居を通じてその返事は既に聞いている。 従業員は色々と言葉を補足していたが、その様子から察するに勝手にしろと答えたのだろう ) ――…居る事は判ってる。 ここを開ける必要はないし、相槌を打つ必要もない。 只――これだけは話しておきたいから、勝手に言う。 聞きたくなければ枕なり布団なり、頭に被ってしまわれたが良い。 ( 言葉を切り、襖に描かれた松の模様を軽く見据える。 ――こちらから無理に襖を開けるつもりもまた、なかった。 布団か枕の音のひとつでも聞こえまいかと耳を澄ませ ) [Tue 25 Sep 2007 01:06:05]
(部屋の中) > ――――……………。 (肘掛に体を預け、キセルを咥えて煙を燻らしている男が居る。 先ほど起きたばかりの男は、開け放った障子窓の外を、何気なく眺めていた。 外からは――誰かを見送る為の準備をしている声が聞こえる。 )  ――――………。  ( その声に混じって、後ろ――廊下につながる方の襖の向こうから、自分を呼ぶ声が聞こえた。  静かに紫煙を、吸って、吐いて――天上に昇った煙が消える頃、視線を水平に移動させ、後ろの襖へ―――その向こうへ視線を投げた。) [Tue 25 Sep 2007 00:53:53]
お知らせ > (部屋の中)さんが来ました。 『・・・・・・・・・・・(部屋の中には)』 [Tue 25 Sep 2007 00:42:48]
ザッハトルテ > ( …………… )   ( ひたひたと仲居の足音が遠ざかった頃、辞したばかりの部屋の前まで戻ってみた。 何故かは自分でもよく判らない。 )( 磨かれた床に鞄を下ろす。 次いで両膝と爪先を床につき―― 知らず小さく息を吸った。 正面には借りていた部屋の隣の間の襖が静かに只、そこにある。 )  …… ………  ( 今頃女将辺りは玄関で客を見送ろうと待っているだろうに、何故引き返して来てこうしているのか自分でもよく判らない。 ――が、理由はどうあれ、こうして膝をついてしまっているのだから、 )     …西園寺。 ( 在室か否か知らない。 熟睡中かも知れないし、答えるつもりもないのかも知れないが。 他に客の居ない宿の廊下に ぽつ、と声が落ちる ) [Tue 25 Sep 2007 00:40:05]
ザッハトルテ > ( 身に着けた品々や立ち振る舞い等から、宿の従業員は季節外れの三人客を「貴族の父娘とその従者か何か」と認識したようだった。 誤解だが、宿を発つ今になって訂正する必要もないだろう。 実際の所、誰よりも好き放題をやらかしたのは貴人の父娘ではなく己だという気がするが。 ) ――――…。 ( 目礼。 やがて仕事道具だけを納めた旅支度には軽すぎる鞄を持ち上げる。 ――後をついては来ないが、背後に仲居の気配が残っていた。 廊下の角を曲がるまでは見送るつもり、なのだろう。 )      ( 角を曲がり―― )   …。 ( 立ち止まる ) [Tue 25 Sep 2007 00:33:52]
ザッハトルテ > 揃えた服の類は処分して戴いて構いません。 此方の衣装は、縫糸を抜けばほぼそのままの形で再利用が利くと聞きます… それはそれで新たな手間を御掛けするのが心苦しくはありますが。 ( 従来の洋装に着替え直した異人風貌は、頭ひとつ低い仲居に向けて深々と頭を下げた。 床に臥してばかりの客に割いた時間と手間は、少ないものではなかったろう )( つ、と改めて姿勢を正し ) …()と御息女の事、後は御頼み申し上げます――     [Tue 25 Sep 2007 00:32:01]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『 ――御面倒をかけました』 [Tue 25 Sep 2007 00:31:21]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『好きにするといい。 ( 城壁の向こうで、鬼は不貞寝を開始)』 [Sun 23 Sep 2007 02:09:01]
ミカド > (この一言が、自分の手足に錘をつけた。 障子一枚で仕切られているだけの部屋と部屋を、鉄の城壁に変えてくれた。 )( 彼が「帰る」と口にしたのなら、本当に帰るのだろう。――― それを引き止め、改めて問い質す気にはなれなかった。 ――― 何時かのように、扉を押し開ける気にもなれない。 ) [Sun 23 Sep 2007 02:06:26]
ミカド > (だけど)  ―――――。 (どうしても、耳に残って離れない言葉がある。 怪我をした今の状況だからこそ、尚の事。  彼の口からスルリと飛び出した一言) ―――― 「 餌 を          ど う も      有 難 う 」 ―――― (自分で音にしても、眉が寄る。 黒い靄が胸の中に湧き上がり、自分の口を重くする。 ) [Sun 23 Sep 2007 02:01:04]
ミカド > ―――――・・・・・。(唸る。)(彼の真意はわからねど、分かった事が一つ在る。  どうやら自分は、どこかで彼の言葉を取り違えているらしい) ―――  これも「また」だ。 ( 不意に「潮」の香りが鼻を掠めたような気がして、顔を上げる。  ―― 目の前に広がる低い建物の屋根が、黒い海へと変わった気がして)  ――――― 。 (三度、溜息) [Sun 23 Sep 2007 01:53:43]
ミカド > ( こつ、こつ、こつ、と指先で、窓の木枠を叩く。 音が響くごとに、一つづつあの夜を思い出す。  「万が一」 そう、僕が口にしたのが、切欠だ。 そう。 その後は――)  ―――その後は(  アマウラの夜は、思っていたよりも暗くない。 自分の顔を仄かに照らす提灯の灯を眺めて) ―――  。(「日頃は家族だ何だと口にするくせに」) (「都合良く放り出す」)(「求めた縁」)(「繋いだ糸が切れようが」)――――――。 (それに自分はなんと答えた? ) [Sun 23 Sep 2007 01:48:32]
ミカド > (「餌をどうも有難う」「どいつもこいつも」) ――――………。 ( そう、彼は言った。) ―――――― さっぱり意味が分からん。 ( 冗談めかして、軽い気持ちで、口にした「それ」は、自分の中で当たり前の事になっていた。 だから、当然の如く「それ」を伝えたのだが―― 彼は「それ」を拒否したという事だろうか。 ) ――――マリィの話、 黒蛇の話、小鳥ちゃんの話、毛玉の話―――……。 [Sun 23 Sep 2007 01:42:12]
ミカド > (寝乱れて、肌蹴た襟元を、軽く引く。 背中の傷が鈍く痛む。 ――治りが遅いのは仕方あるまい。 摂る物を摂っていないからだ。――治らないということは無いけれど、完治するまで暫くかかるだろう。)   ―――― いつもいつもいつもいつも、「ここぞ」という所で、歯車が狂うんだ。 ―― 再開の挨拶が、別れの挨拶になったり、他愛ない会話が、喧嘩話になったり、(一方的な)じゃれ合いが、殴り合いになったり。  ――特に、こういうイベント関係は、穏やかに終わるだろうと予想する時ほど、こうだ。 (ぶつぶつと独り言を呟きながら、障子窓を開ける。 今宵は晴天。―――高くなった夜空に向かって、もう一度溜息を)  ……今回は―――――………………( 寝床の中で何度も考えた「原因」 ―― 僕の一言に彼は、妙な返しを) [Sun 23 Sep 2007 01:32:40]
ミカド > (羽織を手繰り寄せて、肩に引っ掛ける。 一目で機嫌が悪いと分かる男の様子に、仲居はそそくさと部屋を後にした。 障子が音も無く閉められ、行灯の炎がふらりと揺れて、戻る頃、漸く障子から視線を剥がして、溜息をついた) ――――― 。 (どうにもこうにも、「そういうつもりはない」時に限って、何かが起こる。 今回の旅行だって、静かに終わると思っていたのに、終わる間際になってコレだ。  ) ―――― 星の巡りが悪いんだろうね。 ここまでくると。 (ずる、ずる、と布団の上から窓の傍へとにじり寄る。―――クマーに齧られたか、殴られたか知らんが、自分の怪我は――首と背中だ。 鏡に向かって「写せ」と命じたら、それはそれは見事な爪あとが記されていた。 首は…クマの所為といえばクマの所為だが、まぁ、こっちは 何時もの事なので―――ええ。) [Sun 23 Sep 2007 01:23:30]
ミカド > (お腹を空かせたクマーに、見事に釣られたのは一週間前の事だった。  戦闘経験なんて一切無い男は、足手纏いにしかならなくて――というか、途中から意識を落とした※首吊り状況※の為、よく覚えていない。 気がついたら宿屋の布団の上に横たわり、見慣れぬ天上を眺め続けて数日。 なんとか起き上がれるようになって数日。 ―――その間、向こうからも此方からも、アクションは無かった。  ―――で。 )  ―――――。 (苦虫を噛み潰したような顔で、仲居を睨みつける。 一週間ぶりの接触がこれか。  怯える仲居から、部屋を仕切る襖へと視線を移す。 )  ―――― 先に帰るというなら、構わんと伝えろ。  僕はもう少し此方に居る事にしよう。 ( 怯える仲居に返事を伝える。) [Sun 23 Sep 2007 01:16:18]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『左様か。(仲居から伝えられる伝言)』 [Sun 23 Sep 2007 01:08:28]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( その後、隣室に仲居を通じて帰宅の意が言付けられる )』 [Sun 23 Sep 2007 00:31:52]
ザッハトルテ > ( では。 己に望めないものを他者に託す、それも禁じたなら「次」はどうしようか ) ……――――     …    ( 答えは、無い。 直視したくもない箱の中にも答えは見つからなかった )      帰るか。 [Sun 23 Sep 2007 00:29:02]
ザッハトルテ > ( ――それが、自分がヴェイトス島で手に入れた思考法らしい。 ) ( 健やかであってくれれば、幸せであってくれれば「そこに自分が居なくとも構わない」――――だが、ブラックボックスの中に手を突っ込んで引き上げてみればそれも手前のエゴでしかなかったようだ。 誰かと誰かを重ねてその度に項垂れたり腹が立ったりするのは、それが自分の気に入る形ではなかったから――鏡でもあるまいに一方的に投影される側は堪ったものじゃなかろう、そう考えれば何とも身勝手な。 ) [Sun 23 Sep 2007 00:18:05]
ザッハトルテ > ( 戻れるかと言えば、此方はyes。 毛玉の件は――明確に日付を決めたでもなし、それに己が居らずとも何も問題ないだろう。 ) ( 袖から抜いた腕に手拭いを走らせる ) …――――   (「そこに」 「自分が」 「居なくとも」 ) [Sun 23 Sep 2007 00:01:13]
ザッハトルテ >  …。 ( 頷く。 仲居が部屋から出て行き、ひとりきり残る。 通気性に優れた部屋は秋風に揺れる竹の葉擦れも中庭の毛玉の鳴き声も良く拾った。 中秋の名月と言えば、以前月がきれいに見える頃に毛玉の顔合わせを提案したものだが、それが果たせるかどうも怪しい。 後数日でヴェイトスに戻れるかがひとつ、ヒトならぬ敷地に住み着いた黒毛玉はどこに帰属するかでひとつ。 ) [Sat 22 Sep 2007 23:47:24]
ザッハトルテ > ( 冷静に考えたら宿の人間が薦める場所に主級のクマーが出るって物凄く危険だった。 特に他意は無くその話をしてみた所、必要以上に宿の従業員の気を病ませてしまったようで、必要以上に世話を焼かれて辟易している。  ← 今ここ ) 後は自分で。 ええ、自力で――って先日もこんなやり取りした記憶があるんですが。 ええ――それより代わりに此方を送って戴けませんかヴェイトスに。 ( 手元に置いておいた封筒を「可能な限り穏便に」押し付けて仲居を追い払う。 我ながら酷い扱いだとは思うが、その気遣いが――上からの御達し、だろうが――今は鬱陶しい。 ) ( ふと、去りかける所を呼び止めて ) 隣は?  [Sat 22 Sep 2007 23:38:47]
ザッハトルテ > ( 月に叢雲花に風。 そんな表現があるが、今宵の月は雲に遮られる事なく天上にその姿を現している。 後数日ののちにその形は真円となり、また欠けてゆく繰り返し。 )  …どうにも、    ( 備え付けの浴衣の襟を寛げる。 絞られた手拭いから水の飛沫が背中に飛んで、続く言葉を切った )    ………… ( この時期との相性がよくないようだ。 確か、一年前もこんなだった ) [Sat 22 Sep 2007 23:26:17]
お知らせ > ザッハトルテさんが入室されました。 『( 風に流される雲 )』 [Sat 22 Sep 2007 23:13:03]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『( 目を閉じて思考を放棄。 水の無い井戸に沈む )』 [Tue 18 Sep 2007 03:16:00]
ザッハトルテ > ――――――――(理 解 で き な い ) ( 塗り潰す ) [Tue 18 Sep 2007 03:15:05]
ザッハトルテ > ( 一体自分は誰と誰を重ね、何に項垂れて何に腹を立てているのか。 「彼」に――彼等に何を望むのか。 それは一方的な押し付けでしかないのか―― ) [Tue 18 Sep 2007 03:08:12]
ザッハトルテ > (「誰かの首筋を見ても牙を突き立てたいとは思わなくなった」 ――ならば、何時かのような事態はもう起きないと解釈して良いだろう。 そこにクマーが現れた時の「覚悟」とやらを重ねれば――――彼にとっての「万が一」がいかに軽いか、合わせ絵の如く明確に見えてきてしまう(・・・・・・・・) [Tue 18 Sep 2007 02:55:55]
ザッハトルテ >  ……………。 ( それ以上に散々だった――もとい、散々なのは――あれだけ娘を溺愛する彼が「万が一の可能性」をあっさりと口にした事。 嘗て、恐らくは最奥に秘めた願いのかたちを聞いているだけに否定は出来ないのだが――  それはきっと、世の理に逆らった者どもが須らく一度は考える話。 一度考えてしまったが最後、その瞬間が訪れるまで頭の中を巣食い続ける話。 だから――否定は出来ないのだけれども。 ) [Tue 18 Sep 2007 02:48:26]
ザッハトルテ > ( あの後は逃げる途中下駄の鼻緒が切れてつっこけるわ何だわで散々なものだった。 ――否、現在進行形と云っていい。 辛うじて直撃は免れたものの、クマーの爪に掻かれて今少しで臓物をぶちまけていた所。 もしそうなっていたら再生なんぞ到底間に合わず、その場で灰と散っていただろう )   ( 元は結い上げた髪を崩さない為のものだろう、やたら高くて固い枕に頭を預けて天井を仰ぐ。 ) [Tue 18 Sep 2007 02:28:27]
ザッハトルテ > ( 熊鍋だった――らしい。 生物であれ加工済みであれ血の通う肉など口にする気がしないから、無論そのまま下げさせた ) [Tue 18 Sep 2007 02:16:16]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『( その晩の膳は )』 [Tue 18 Sep 2007 02:11:58]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『逃げ切れたにせよ、弄ばれたにせよ、貴族様の首は酷い事になる罠発動中。』 [Sun 16 Sep 2007 04:23:58]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 言うが早いか貴族様の襟首を引っ掴んで逃げるんだ。 ――今だけは引っ掴ませて。(懇願) 』 [Sun 16 Sep 2007 04:21:32]
ザッハトルテ > ( 赤カブトの目的は酒か屍肉かさあどっちか――こんだけばかでかいと「やっぱりどっちも」とか言い出しそうだ。 死んだフリすると熊に襲われないってそれ迷信だから! ) どんな覚悟だどんな。 やっぱり、西園寺の覚悟の仕方は――…何か、間違っているっ、! ( 本当に勘違いしたのは一体どちらなのか――生き残れたなら、再考の後に布団の中で頭を抱えるのだろう。 ) …黒蛇君とやらは制御できるか疑わしい。 こっちはこっちで、―― ( 振り回すだけの体力がない。 ちら、と目配せを送り ) ――…賢人はかく語る。 三十六計? [Sun 16 Sep 2007 04:20:06]
ミカド > (あれ?何故だろう。突然、鼻緒が切れた。         (「買ってやる」) ――――えっ。 ちょ――ええぇぇええ?! (マトモに焦った面で振り返る。 だって、貧弱ボーイの見本だもの!使い魔一号は役立たず。使い魔二号は上手に扱えない!という男に残された手段は、ダダッコパンチくらいしか残されていませんが!(力2))  此処は「僕の屍を超えてゆけ!」って場面だと思って、覚悟したのになっ?! そんな事言われたら、吹っ飛ばされるわけにもいかないじゃないかっ?!(そっちの覚悟を完了させていたが故の、落ち着きっぷりだったらしい。 だが、ヤルしかない――だって、出口は一つなのだから。 クマさんが、おさけちょーだーいとばかりに、にじり寄ってくるのをみて、覚悟を  きめた!) [Sun 16 Sep 2007 04:12:04]
ザッハトルテ >   …    ( 揃ってとっくに死んでいる訳ですが。 ) ここを無事に抜けられたら、誕生祝いに日長石英名(サンストーン)でも薔薇輝石(ロードナイト)でも、菱マンガン鉱(ロードクロサイト)でも買ってやるっ…! ( 死亡フラグ、ベタ踏み [Sun 16 Sep 2007 03:58:59]
ミカド > (腕を組んだまま、視線が水平から、徐々に上がっていく。首が痛くなるほど見上げ―― ) ―――……そうか、コレは毛玉にはならないのか。 てっきり「でっかい毛玉」とか「キング毛玉」とか名前をつけるのかな、と考えていたんだが。 (しみじみ。 食欲旺盛な熊さんは、死人の匂いに誘われたというよりは、酒の甘い匂いを辿ってきたか――… どっちにしても、出られないわけですが。) …………唐突だね。 こんな毛玉を前にして。 ( 予想外の出来事に直面すると、冷静になるタイプ二人は、くまーの前で、微妙な雰囲気を漂わせたまま、淡々と遣り取りを続ける) ……確かに先月は僕の誕生日だったけれど―…(それがなにか?と、問いたげに、語尾を上げる) [Sun 16 Sep 2007 03:49:49]
ザッハトルテ > ( 襟を正しもせず、転がったグラスと置かれたままの徳利と猪口を無言で桶に戻した。 己が招いた事とはいえ一体これは何なのだろう。 宿からの借り物を纏めると、のろのろと膝を伸ばし ) ――。 ( 立ち止まった背中にぶつかった。 ) …おかしなところで立ち止まるなよ。 そこで止まられると、出られない――――   ( 毛玉。 )  …      それ(・・)は、毛玉のうちに、含まれないと、思う――。 ( そこに居たのは生々しい傷痕に左目を潰し、頭から背中に至るまで赤々とした体毛を生やしたばかでかい熊。 ――通称赤カブト、と宿の人間は呼ぶそうな―― )   … 。  ( 暫し、ぽかんとした後 )   …西園寺。 半年前に聞いた話――…     先月誕生日、だったよな。      [Sun 16 Sep 2007 03:41:24]
ミカド > (って、なんだ。 その、砂利を踏む重い足音は。 今まで隣の友人に気を向けていた為、気がつかなかったが振り返った先には――――)  ………… 毛玉。 (が、いた) [Sun 16 Sep 2007 03:26:00]
ミカド > ………? (眉を寄せる。) 君は何に対して怒っているんだろうね…?(襟を掴んだ指先が、力をなくして、滑り落とす。) 僕は間違った事を言っているとは思わないけど、君はそうは思っていないらしいね? (今までの会話を思い返しながら、彼の前に立ち尽くし、腕を組む。) (「万が一」「君が傍に」―― その 「万が一の約束」は、以前よりのモノ。自分が如何しようもならなくなった時――の話。 その「万が一」を、軽々しく口にしたから怒っている?  自分の娘がどうなるかを一切考えていないから怒っている?  その両方?―――― 口元に指先を添えて眉を寄せた。 ) ―― ………………。 (意味を問いただそうと、言葉を捜すが――結局黙って、背中を見せることになるだろう) [Sun 16 Sep 2007 03:24:53]
ザッハトルテ > (「ならば冗談でも縁起でもない仮定は止せ」――彼の推測は正しく、それも別の誰かに言った事。 ここで繰り返す気になれず、引き上げられるままに任せる。 どいつもこいつも――…否。 苛立ちすら、どうしようもない空しさに塗り潰されて手前の声が唯虚ろに鼓膜を叩く )  ……私の知った事か。 ――… は、  誰と誰が縁を結ぼうが、繋いだ糸が切れようが、 そんなの知った事か…! ( 引き上げられた拍子に腕が当たってグラスが転がり落ちる。 ――こんな話をしに来たんじゃあないのに、 )     ( だからこそ、整合性なんてもうめちゃくちゃの。 落ちたグラスだけを見下ろして呟いた ) 半年前、聞いて――…それきり忘れていた話、もうひと月過ぎてしまった話が、旅先でこの際丁度良いからと―― ( 整合性もへったくれもない言葉の断片をよそに何かが川辺の砂利を踏みしめる気配。 共に感覚10の身であれば、そろそろ生臭い獣の体臭を察知する頃か ) [Sun 16 Sep 2007 03:06:14]
ミカド > ―――誰と僕を重ねているかは知らないが。 (今日の彼は、「何か」と僕を重ねる事が多いように思う。 それも不愉快さに拍車をかける。 笑顔から、途端に不機嫌そうな顔に変わり、隣に座っているのも嫌だと言いたげに、立ち上がる。 )  後で、君は小鳥ちゃんに土下座してくるといい。 ――― 僕が例えば――灰になったとしよう。この世から一切が掻き消えたと。 最初は確かに悲しむだろうが、その後、あの娘が誰かの庇護を求めたりするものか。 そして、僕の娘がそんな事を言うはずがなかろう。 君が彼女を食おうとしても、逆に食われる方さ。 ――――こんな簡単な事もわからないなんて、君こそ、僕と小鳥ちゃんと一体なんだと思っているのか問い詰めたいね…! まったくもって不愉快――(響き渡る咆哮)  ――だ。  …………。  さて、「好きにしろ」といわれたので、好きにさせていただこう。 抵抗は認めない―――(くるりと振り返り、友人の前まで歩くと、強引に襟首を引っつかんで引き上げんとするだろう。 )(で、 咆哮三度目ー) (死亡フラグ) ――………  それは、かの有名なトミタケ時報というやつかな? [Sun 16 Sep 2007 02:42:41]
ザッハトルテ >  …………。 ( つむじの辺りに落とした拳をぐりぐりしたかも知らん。 ) 髪を切った(と言うと、真相とは語弊が生じるが)のもソレが原因かよ…! ――気にして損した。 とてもとても物凄く、それは大層損をした。 大損だっ…! ( 彼は自身の髪も気に入っていたと思っていた。 だから、それが短くなっているのに気が付いた時いかなる心境の変化が起きたものかと引っかかっていたのだけれど――物的証拠? 去年の年末頃のログにあるよ。 読むと悶絶するけれど。 )      …好きにしろよ。 ( きれいな微笑はそのままに大層不快がっているのが伝わった。 多分にこれは八つ当たりであり、彼に責はないのだろうけど――そこは譲れない。 こちらも淡とした態度のまま、殴って良いかと問う仕草へと、 ) 日頃は家族だ何だと口にするくせに、そんな時だけ都合良く放り出す手合いが遺すものなど良心的に引き受けられるものか。 どいつもこいつも自分から求めた縁だと云うに、それを一体何だと思って―――― ( 夜の静寂を裂く咆哮が再び。 ――咆哮? ――咆哮。 遠吠えだと思っていたものは、遠吠えってレベルじゃなかった ) …………… ( ふと、口調を改めて ) …西園寺。 最近流行りの、 死亡フラグ って知ってるか 。  [Sun 16 Sep 2007 02:30:28]
ミカド > (あ、ちなみに熊ーさんは、冬眠に備えて、食欲旺盛時期だそうです。怖いね!――何の話) [Sun 16 Sep 2007 02:14:40]
ミカド > 君の耳は正常さ! 僕は確かに、今「腕を跳ね飛ばされた」といったからね! 流石の僕も、あの時ばかりは驚いたね! 突然だもの!(しみじみと顎に手を当て、昔話を語るように)  余りの衝撃に気を失ったらしく、起きたら、腕がないんだよ。 その上、髪の毛もこの通り。 (自分の黒髪を指先で揺らして) 斬られた髪の毛は、戻ってこないところを見ると、黒蛇さんの代償は僕の髪の毛だったんじゃないかなーとは思ってるんだが、定かではなぐぉ  (ごっつん )――――ッッ!! (頭を抑えて蹲る。お猪口を落としそうになったが、何とかこらえて) ―――で、でも、ほら。その代わりに!良い事もあったんだよ? コレは、君もびっくりすると思う! ―――  腹が減らない。 食欲が一切ない。 綺麗なご婦人の首筋を見ても、唇を埋めるだけで、牙を突き立てたいと思わないっ! 後、えーと。思うに黒蛇君は、ツンデレだと思うので、もう少ししたら、デレてくれるんじゃないかなー?!(これ以上殴られてはタマランと、メリットっぽい事を並べ立てた  ツンデレ辺りもメリットですよ。ええ。)  ――― 。 (ふと、焦りや誤魔化し笑いを浮かべていた顔から、表情が消えていく。  目を丸く見開いて)  ――それは―――たとえ話や、冗談の類だとしても、趣味が悪いね。 (蹲ったまま、馬鹿話をしていた時と、なんら変わらぬ様子で言葉を続け) 僕と小鳥ちゃん、両方を侮辱する言葉だ。 (自分の娘を餌と呼び、自分を餌の親と呼んだ。 ) 流石に気分が悪い――――殴っていいかい? (拳固で殴られた頭を、ひょいと上げる。 隣の友人に向かって、小首を傾げて にこり と 笑った) [Sun 16 Sep 2007 02:12:37]
ザッハトルテ >  …。 ( 夜の帳を裂く高笑い。 …個々の素質に左右され易いもの、即ち「どうにもならない」部分が存在するという事。 ――それは判っているつもりだから、ぐちぐちと煩い事を言っても仕方のない話。 ) 歳を取るとあるかどうかも判らん落とし穴ばかりが気になって、口ばかり煩くなるものだな――おまけに幻聴も聞こえるらしい。 腕を跳ね飛ばすとか、跳ね飛ばすとか跳ね飛ばすとか――…  ………。 ( 取って付けたような笑顔にとりあえず拳を落としてみる事にした。 軽くこう、ごっつんこと。 ) ( 万が一の可能性。 表情が曇るのが自分でも判った ) ――…先に言っておく。 遺された家族を託す、そう仰るつもりなら―― ( 話して居ないから勿論彼は知らない。 けれど、そう聞かされるのはこれでふたりめだ。 通り過ぎた、もうどうにもならない話 ) ―――― ( そしてあの時と同じようにこう答える ) …餌をどうも有難う、そう答えれば良いんだな。 ( 周りに何もないものだから、遠吠えの正体が何かまるで見当がつかない。 ――今なら熊だって構うものか。 ) [Sun 16 Sep 2007 01:49:37]
ミカド > (途中送信きたこれ) (ちょっぴり自分でも「まずいかなー?」と思っているだけに、微妙な雰囲気を吹き飛ばすが如く、ぺらぺらと喋りだす)  はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは ナァニ心配する事はないよ!なんと言っても、この僕の使い魔だ。何時かは脱皮か変身か魔法か何らかの変化を終えて、僕専用の素敵マジカルステッキ(本気狩る杖)になってくれるに違いないと思っているよ! 確かに、今はちょっぴりお転婆さんで、十中八九、僕の体に巻きついたり、跳ね返ったり、うっかり初登場時には僕の腕を跳ね飛ばしてくれたり何だりするような馬鹿使い魔だけど、何時かはきっと!信じる心は力になるって言うじゃないか!だからソンナに念入りに釘を刺さなくとも平気――(# が目に入った)  ――だと思うんだけど、出来るだけ自重していこうと思う…! (にこ!) ―――――― (確かに聞こえた。 「ぐぉーん」とか、「がおぉーん」 とか「きゅー」とかの声だった気もするが。 ) ………… 僕だって、今の暮らしを壊したいわけじゃないからね。安心するといいよ。 万が一があったとしても、君が傍に居るし、僕はさっぱり心配していない。 [Sun 16 Sep 2007 01:38:31]
ミカド > はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは ナァニ心配する事はないよ!なんと言っても、この僕の使い魔だ [Sun 16 Sep 2007 01:30:47]
ザッハトルテ > ( 行動の可否はどうあれ、遠く毛玉の遠吠えがたっぷり長く尾を引いてそれが消える頃 ) 「絶対」など存在しないのは、判っているつもりだから――…  娘御の為にも可能な限り危険には近付きますな。 …それを人間が認めるかは別として、静かに暮らせればそれが一番だ。 [Sun 16 Sep 2007 01:27:25]
ザッハトルテ > もう三週間になるか――… ( 組んでいた足を揺らしてグラスを傾ける。 手酌に対し、軽く視線で謝った ) 個体差がありすぎて自身の話がさっぱり参考にならんからなあ…――話を総合すると、彼女は周囲への配慮を欠かさない御仁のようだから無茶はしないと思う。 周囲の心配をよそに徒に血を試すような真似はしないだろう、とね。 ( 空にしたグラスを傍らに置いて耳を傾ける事しばし。 「余り使う気がしない」のくだりには、同感と頷いたものだが ) ……    ( やがて肩に手を置こうと、腕を伸ばして )     それ、  絶 対   喚ぶな。 ( ぴきぴき。 太陽の如き満面の笑みに対して向けるツラには ♯ ← こんなマークが浮かんでいる ) できる事が限られているのは良い、どっかの三文作家が大好きな「神をも殺す伝説の魔剣」なんぞに比べればよっぽど良い。 ( 物書きの愚痴はいった ) だがしかし代償がとか、そもそも使いこなせないかもとか、絶っっ対それは自滅フラグだ…! ( 肩に手を置けたならがくがく揺さ振る所存。 そらもう。 ) [Sun 16 Sep 2007 01:27:06]
ミカド > こちらに来ているから、ヴェイトスの状況はさっぱり分からないけれど、流石に――三週間も経ったんだ。それなりに静かになっていると思う。  ―――(「古い因習が抜けない」) (まるで、それらに困らせられた事が有るような言い回しだと思った。ちらりと横目で視線を流して、無言で言葉の続きを待つが―― 彼自身が、あまり話したくはない話の模様。 言葉を重ねて流すのを聞いて、こちらも深く詮索しない事にした) マリィの件は――彼女が僕に話を持ってきたら、の話にしよう。  ある意味、彼女がこちらに話を持ってくるような事態なら、僕も冗談半分に聞くわけにはいかないしね。 ――  さて。 ( 二杯目は手酌。酒を猪口に注いで、背中を壁に預けた) ――ふむ。 そうか。 どこから話すも、話すことなんてコレだけなんだけどね。 あまり使う気のない使い魔君だ。 名前も未だに付けてない。 ドドルゲフのように愛嬌があるわけでもなければ、意思疎通―――しているのか、してないのか、正直怪しいものだし(続く言葉が、だんだん愚痴っぽく、早口に)いちいち代償を求めるとか面倒だし出来る事が限られているしその出来る事も危なっかしくて使いこなせるか謎。 ( にこっ! )(微笑みを浮かべて言い切った)  こんな感じかな! (にこにこ!) [Sun 16 Sep 2007 01:11:16]
ザッハトルテ > ( ナチュラルは誰も責められないんだぜ…! それに、毛玉で頭一杯だったのは事実だし(…。)) 地方村か。 鼠鼠と騒がれている間は、正直近寄りたくないのだけれどね。 …過疎地の人間はそれは排他的なものだよ。 おまけに古い因習がなかなか抜けないと来ているし――… ( 口にしたばかりの言葉を自分で打ち消す ) …ヴェイトス島の人間もそうとは限らないか。 ( とまれ、葉が紅く染まった頃に改めて計画立てれば良いだろう。 頷いて話題を切った ) 以心伝心だな、彼女も似たような事を言っていた。 ( その件で彼に頼るつもりはないと。 そのシンクロニティが可笑しくてグラスを手の中で転がしながら、 ) …それもそうか。 彼女に限ってそれはないと思いたいが、選択の余地があるのなら、余り…自虐的だったり内罰的な手段は選んでほしくないと思ったのだけれど――その辺はマリィゴールド嬢を信頼するしかないか。 我ながら詮無い話をした。 ( かくして、その話もそこで収束。 首を傾げた表情に頷いてみせて ) そこまでは聞いてる。 そこまでしか聞いてないとも言うね。 まあ――…彼女に対する危惧同様、余りに危険なものでなければ四の五の言うつもりもないんだが。 ( そも、彼の場合は既に契約も済んでいるのだし。 …してみれば要らぬ世話もいい所かも知らん。 ) [Sun 16 Sep 2007 00:55:00]
ミカド > ( ナ チ ュ ラ ル に毛玉の事で頭が一杯だったんだろうと思ってた貴族様。 背後単位でそう思っていたなんていえない罠発生中。 自分の友人の性格を、なまじ知っているが故のミステイクといおうか――!!(謝れ) あるいは、ノスフェラトゥのお嬢さんに謝るべきだと思いつ―――その違和感に気がつけない男は、さもありなん と、頷いて、酒に口をつけた。)――紅葉を見るなら地方村でも十分だと思う。 鼠騒ぎで色々大変だと聞くけれど、樹まで齧り倒す鼠は居ないだろうし――…葉の時期ばかりは、向こうについてからかな。 ( 川の涼しげな音色に、酒の香りが混じる。酒に口を付ける間が空く。  体から空気を抜くように、細く、長く息を吐き出し、そろりと瞳だけを動かして、そちらの様子を伺った) ふぅん―――マリィが。   彼女が僕に相談事を持ちかけるとは思えないけれど―…正直、相談されたところで、僕がどうこう出来るかと問われればNOなんだよね。二匹目の使い魔は、個々の能力によると聞くし。 契約方法もさまざま。 君だってそうだろう? ―――聖画家…ティエン君がどんなリスクを負っているかは知らないけれど、本人が「そう」だと決めた手段を、避ける…あるいは、覆す手段を僕は知らない。  だから、力になれる自信はない。 ―――そりゃ、彼女が、僕を頼るというのなら、調べようとは思うけど。 (逸らした視線が、「それはない」と、語っているわけだが。)  ―――― 。  (黒い蛇の話。 なんだかんだとしている間に、今日の今日まで話さずじまいだった話だ。 隠していたわけではないけれど――……改めて問われると、どう切り出したものか迷う話。 首をかっくし傾げ) 僕の二匹目の使い魔だってことは、話したっけ? [Sun 16 Sep 2007 00:37:20]
ザッハトルテ > ( 続けて冷酒の瓶を取り出し、注ぐ。 先日飲み口の甘い、軽めなものを選ばせた――宿の人間フル活用とも云う――つもり。 水の匂いの中に酒精の香りが淡く立つ ) …悪かったな。 三色毛玉が珍しすぎるんだ。 さて、秋の深まりとやらは今年は何時頃からだろうね。 ( 花火の晩に話したのは、別の氏族の来訪についてだと思ったけれど。 ――或いはこちらには聞かせたくない話なのかも知れぬと、素知らぬふりを決め込んで自分用の洋酒の手配に取り掛かる。 手元に視線を落としたきり目を合わせないのはその為の。 ) そろそろ「二匹目」を考える時期らしい。 我々より早くそれを迎えた聖画家殿の「それ」はね、どうも召喚出す都度リスクと云うか――…コストが大きかったんだよ。 だから、出来れば――ね。 ( グラスに琥珀色を満たして顔を上げる。 軽く向けて乾杯の形を取ってみせ ) 西園寺の話を聞こう聞こうと思って聞きそびれてしまった。 ――黒い蛇とやらは、その辺は? [Sun 16 Sep 2007 00:16:25]
ミカド > …君は毛玉の事になると、本当に我を忘れるというか、人が変わるというか……( つまりは、花火を楽しむ余裕もなかったと。 肩を落として溜息をつく。 ) 仕方ない。ならば別の方向で「見る楽しみ」を――次は紅葉でも見に行くかい? 花見と違って、紅葉なら、静かに見れると思うけど。     ――…マリィがどうかしたのかい? (差し出された猪口を片手で受け取り、逆に、差し出す。 酒が注がれるのを待つつもり) ………話が見えないな。 マリィの下僕というのは、彼女の仕事上の客の話ではないのだよね? (首を傾げて) ………何か、そのような話をしたのかな [Sun 16 Sep 2007 00:02:49]
ザッハトルテ > 凄い音だとは思った。 …遺憾な事に、あの時は話の内容の方が衝撃的でね。 ( 花火の晩の。 そういう事に、しておく――誰に対しての嘘なのだろう、これは。 桶を間に挟み、遅れて座る ) ならば淑女の嗜みとして、殿方を立てる呑み方とやらを教える時期なのかも知れないね。 それについて「だけ」は、残念ながらマリィゴールド嬢を手本にさせてはいけないようだ。 ( ともすればワインの1本くらいその場で空けそうな麗人に対して、彼が作る渋面を思い浮かべてひっそりと笑った。 ――さて、かの御方の名前が出たところで口調を切り替える ) くだんの麗人についてなのだけれどね西園寺。 「下僕」の件で、もし彼女の方から相談される事があったらの話――可能な限りリスクの少ない方法を薦めてほしい。 ミドリという名の犬毛玉の方じゃなくて。 ( そこで話を切り、桶の中からまずは猪口を出してそちらへと。 大事な話だとは思うが必要以上に重くするのは望まない、酒に紛らせるくらいが丁度良い。 ) [Sat 15 Sep 2007 23:52:56]
ミカド > なんだ、素っ気無いじゃないか。 もしや、花火も同じように見ていたのかい?―――……きっと、実物を見れば、感想も変わると思うけど――…( 案内されるまま、後ろを大人しくついていく。 成る程――彼は、しっかりと下調べをしていたらしい。促されるままに腰を下ろして、羽織の襟元を緩めた) ――そろそろ15も過ぎて、16.7といったところだろう。 ……女の酒飲みは、僕は好かない。 (友人の仕草に、少しだけ拗ねたよう。 ふん、と、そっぽを向く) 一口二口、唇を湿らす程度でよろしい。 ―――あんなにカパカパのまれては、先に男の方が――……( 既に酒飲み対決の勝敗はついているのだ。その時のことを思い出して、語気が荒くなる。  ―― 途中でビークール。ビークールと言い聞かせて、言葉を切るが) [Sat 15 Sep 2007 23:41:09]
ザッハトルテ >  …そう。 ( 見ているだけでも楽しめるもの、それが蛍やら花火やらの本質らしい。 他人事のように素っ気無く相槌を打つと背を向け、緩々と再び歩き出す ) 宿の人がね、此処で客に出す魚を取っているんだそうだ。 この近くにそれ用の小屋が――と言っても乗合馬車の停留所のようなもので、雨除けの空間がある程度らしいが――あるんだと。 ああ、噂をすればだ。 ( やがて前方右手に川を臨む形で、茶屋で見かける竹製のベンチを壁と天井で囲ったような庵が見えて来よう。 手にしていた酒入りの桶をふらりと揺らしてそこを示した ) 今度で幾つになるんだっけか、伯爵令嬢リコリス=西園寺は。 13…14か15か、そこいら? 既に充分酒豪の風格を現しておられるのが心配だね、親娘で酌み交わすには。 ( 逆に酒には強くなさそうな父君を指して小さく肩を竦める真似 ) ――さ、座るならそこへ。 [Sat 15 Sep 2007 23:25:07]
ミカド > 君はもしかしたら、蛍をランプか提灯のように思っているんじゃないかな? … 蛍はね、花火と同じさ―――見ているだけで楽しい。 君が猫毛玉を見て和むのと同じで――… (娘を持ち出されると、途端黙り込む) ……… 流石に酒呑みに付き合わせるわけにもいかないしねぇ。 だけど、あの子も――あと一年もたてば、普通に酒を飲めるような年になるんだね。 早いものだ。 ( 蛍の姿を探してか、あるいは雲に隠れた月を探すように、辺りを見回して) ――どこら辺までいくんだい? [Sat 15 Sep 2007 23:14:24]
ザッハトルテ > ( ヴェイトスのそれと比べて浅いのか、まばらに石が顔を出している川の流れ。 下ってきた清流がそれにぶつかって細かに砕けてはまた流れ。 生憎月は雲にその姿を隠しがちだが、その様子をもこの双眸は捉えてしまうから、そっと首を横に振った。 「見た事がない」と ) 蛍。 夜闇に浮かび上がる仄明るいコントラストを楽しむもの だと聞いている。 夜も、その中の光も我々の視覚には何ら影響を及ぼすまいに? ( だが、彼は見たかったと言う。 それは人間だった頃の名残か、そう思うと言葉に詰まり ) ――…   蛍の季節だったなら、今ここに娘御の姿もあったのだろうにね。 彼女も恐らく見た事はなかろうから。 [Sat 15 Sep 2007 23:00:15]
ミカド > ――意味のないもの とは、随分とばっさりと言い切ったものだね。 蛍が聞いていたら、機嫌を悪くしそうだ。 (さらさらと穏やかに流れる川を眺めていた瞳が、するりと細められた。) しかし蛍、蛍か―― 見たかったな。  小指の先程の光が、草を仄かに照らす様子は、見ていて和む。  ――蛍を見たことは? ( 振り返った友人へ、視線を滑らせて) [Sat 15 Sep 2007 22:50:44]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(カラリコロリと慣れた下駄の音を鳴らしながら)』 [Sat 15 Sep 2007 22:40:04]
ザッハトルテ > ( 水辺特有の冷たい風が足元を攫っていく。 長く流水にさらされてすっかり角の取れた、丸い砂利を下駄の歯が踏む。 異国の衣装――桑実色と白、片身変わりの着流しもそろそろ慣れたもの。 ) もう少し早い季節なら、蛍が見られたそうなのだけどね。 もっとも我々には余り意味のないものだが。 ( 背後を振り返る ) [Sat 15 Sep 2007 22:37:52]
お知らせ > ザッハトルテさんが入室されました。 『( 川辺の風 )』 [Sat 15 Sep 2007 22:34:02]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 翌日、刻み煙草と煙管が届けられる。 そこに至るまでの長い長い夜の話 )』 [Fri 14 Sep 2007 03:10:25]
ザッハトルテ >   煙草買って来て貰えませんか ッ…!! ( ――ええ限界でしたとも。 )  [Fri 14 Sep 2007 03:06:40]
ザッハトルテ > ( 良く磨かれた廊下に両手をついて身を支え )    (「外界からの遮断」 「長期滞在」 「他の客の不在」 そして「宿の人間」――――余りにも条件が揃い過ぎた。  ここいらが限界点かも知らん――  )  ――――――。  ( ――…そして。 この場合「間が悪い」と「魔が差した」 そのどちらが妥当なのだろう。 折悪しく渡り廊下の向こうから、かの国の文化特有の擦るような足音がひたひたと此方へ、 )    …  ( よりによって「こんな時に」 ――諦念に薄紙一枚分の笑みを浮かべて、ふらりと近付き―― ) [Fri 14 Sep 2007 03:05:50]
ザッハトルテ > ( 初秋の風に、そろそろ季節外れとなった風鈴が遠く揺れて鳴る。 その音が余りに良く響くので静寂の深さがより際立った。 )  ( 目を閉じる。 ――視界を遮断すると、そう遠くない処で誰かと誰かの話し声が耳に届いた。 ――出島の中心地から離れ、どこか人里離れた感のある此処とて無人ではない。 宿なのだから従業員が居て何くれとなく、時には必要以上に世話をさせる羽目になってからゆうに二週間を越えている。  宿の、 人間  ――――そう区切るなら、それも言葉遊びの範疇の。 ) [Fri 14 Sep 2007 02:52:17]
ザッハトルテ > ――…   ( 渡り廊下にひとり、残された ) [Fri 14 Sep 2007 02:41:50]
ザッハトルテ > ( …とは云え、その身のこなしの一挙一動から目を離せないのだから仕方がない。 身を翻したならそのように、音もなく佇むならばそれはそれで見入られずにおれないのだから。 見入る 魅入る――頭のほんの片隅で、言葉にて遊ぶ。 ――…その僅かな間隙に、気紛れな彼女は姿を消してしまっていた。 せめて蛍火のひとつも漂っていたならば、そちらに敗れたのだと思う事もできたのだけれど。 ) [Fri 14 Sep 2007 02:40:52]
ザッハトルテ > ( 朔を越え、上空には細い銀の月が浮かぶ晩の事。 渡り廊下の中程に座り、今宵も今宵とて宿の女主人殿との逢瀬に遊んでいる。 この女主人殿は非常に気紛れで、その移り気な事月の如し。 ) 夜毎姿を変える、不実な月に心を映されますな ――…だっけ。 ( フェアリンかどこかの文豪が綴ったのは。 ) [Fri 14 Sep 2007 02:34:05]
お知らせ > ザッハトルテさんが入室されました。 『《 Red zone 》』 [Fri 14 Sep 2007 02:21:55]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( ―――――― )』 [Sun 9 Sep 2007 12:45:33]
ザッハトルテ > ( 魚の血にまで渇きを覚えるようになったら、流石に終わりか。 ) ( 膝を伸ばし、 ) もう正午を回ったか。 昼の残りに何か、君の餌がないか聞いて来るよ。 少しそこで待っていて―― ( 立ち眩む。 そこで改めて、魚は兎も角――鼠人間のそれに渇きを覚えた己を、思い出した ) [Sun 9 Sep 2007 12:42:00]
ザッハトルテ > ――…。 ( 無意識に ふ、 と息を吐いた。 恐らく安堵したのだろう――「触れなくて」 )  ( 走った傷に沿って滲み出す血が珠に形を変えた頃、舌先でそれを拭い取る。 ――…自分の血なら、平気なんだ ) …    ( 血。 そう云えば、 ) 魚の――…なら、平気 だった な――…  ( 先日三色毛玉にやったのは生の秋刀魚。 なれば毛玉がそれを喰う際、その血も流れたはずだから。 …その様子は、普通に見ていた。 )   ……。 [Sun 9 Sep 2007 12:31:02]
ザッハトルテ > ( その結果、 )    ( ぺっし。 )  ……………。  ( ひっかかりた ) [Sun 9 Sep 2007 12:22:28]
ザッハトルテ > ( 浴衣の裾を押さえながら、その場に屈み込んだ )    ( ――自分の中で理屈のすり替えが起きているのを自覚する。 毛玉を触れないのは「猫の警戒心が強く、逃げられてしまうから」じゃない。 時に黒死病そのものとして疎まれるモノ、鬱々とする余り周囲に負担をかけてばかりいるモノが、それを伝染すのがいやだから、近づけないし触れない。 …欺瞞の所在はこんなにも明らかで。 ――そこまで理解していて、それでも何故か手を出した ) [Sun 9 Sep 2007 12:21:40]
ザッハトルテ >  …参ったな、今日は何も持ってないんだ。 そも、先日の生魚も私が用意したものじゃないし――… いやいやそこで鳴かれても。 ああああそこで、擦り寄られてもっ…!  ( 宿の飼い猫はいい加減人馴れしているようで、人間、否 二本足が自分に危害を加えないと知り尽くしているようだった。 少々騒いだ程度では逃げない。 )  ( だから―――― )    ( ……………… )    ……      ( これなら、触れるんじゃないかと思って ) [Sun 9 Sep 2007 12:14:13]
ザッハトルテ > ――…。 ( 此方の居心地の悪さを察したのだろう、部屋の布団を敷き直しておいたとの連絡を残して仲居は廊下の向こうへと姿を消した。 やって来た経緯が経緯だけにすっかり療養旅行だと思われているらしい。 差し詰め貴族の気に入りの書生が――書生というにはかなりトウが立っているが――体調を崩して、と云ったところか。 もっとも当の伯爵殿も「一身上の理由で」昼は寝たきりなのだけれど。 )  ( その場にひとり残された。 確か、百日紅 とかいう樹が初秋の風に揺れるのに合わせ、背筋を伸ばす。 ――沢までの道は把握してきた。 後は月見の頃合を計るのみ――何も見頃まで待たなければならないという訳じゃない、晦日月でも繊月でも構わないだろう。 その辺りは「風流」や「侘び・寂び」を重んじるかの国のひとに合わせようと思う。 ) 後は、酒と――…  ( 蓮華と彼岸花を足して割ったような、風蝶草の中から気紛れな当宿の令嬢の姿。 ) ……さんしょく。 [Sun 9 Sep 2007 12:01:47]
ザッハトルテ > ( 正午を目前に控え、陽は十二分に高い。 ――晴天の空を見上げると、夏ほどの厳しさを失った日光にそれでも眼球の奥を灼かれそうな気がする。 ぼんやりと佇んでいると、世話好きな仲居に声をかけられた ) …裏手の沢を見に行ってました。 近々そこで月見でもしようかという話になって。 ――…月見も何も、今日明日かそこらは新月だと思うのですけども。   ……  ( それが職務であれ個人の資質であれ、先方の相槌の柔らかさに座りの悪さを自覚する。 間が保たない、というやつだ ) [Sun 9 Sep 2007 11:38:46]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『( 宿の中庭 )』 [Sun 9 Sep 2007 11:25:31]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが退室されました。 『(「勘付かれていたらどうしようか」などと、勝手に想像して煩悶するばかりの夜 )』 [Fri 7 Sep 2007 05:27:28]
ザッハトルテ@宿 > ちょ…!! 西園寺は確かに、その――ひとの話を聞かない時があるが、今日に限って何でまた。 ひょっとしてひっそり御機嫌斜めだったりするのか、そうかそうなのかーっ…! ( 自覚しているもの、そうでないもの含めて後ろめたさの材料は山ほどある。 勘繰り出すと止まらない性質の男は、心中を図りかねて狼狽するばかり。 引っ掴んだ履物に指通すのももどかしく後を追いかけて ) [Fri 7 Sep 2007 05:25:31]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(三毛猫だけが、平和そうに、なーごと鳴く)』 [Fri 7 Sep 2007 05:20:07]
ミカド > いいや、言っていただく。 一度は僕に言いかけたのだから、話そうとしたことがあったんだろう?  ちゃんと話すように。―――  さーぁ、どんな話を聞かせてくれるのかな?楽しみだね!!   桃花嬢も誘っておこうかな?はっはっはっはっはっは(深夜に高笑いする迷惑客は、制止の声も聞かずに、ずかずかと外へ) [Fri 7 Sep 2007 05:19:26]
ザッハトルテ@宿 > ( こんな時の彼は実に果断だ。 ――見れば、魚も殆ど骨を残すだけになっていた。 皿を拾い上げると慌てて立ち上がり、後を追う。 驚いた毛玉が数歩退いたがこの際致し方ないだろう ) いやいやいやいや言わないから。 つか忘れなさい、今の話はなかった――我々は ( ひと言ずつはっきり区切った ) この夜は、三色毛玉を眺めて とても仲良く過ごしました 。 それで良いじゃないかっ… ――ってちょっと待て、履物がないんだよ。 そこで納得して、ひとりで先に行くんじゃないっ…! [Fri 7 Sep 2007 05:12:04]
ミカド > なんだい。(今度は此方が、目を丸くして瞬きを) …慌てて隠すような事を聞こうとしていたのかな? ―――遠慮せずに聞いてみるといいよ。 其処まで言っておいて、今更無しだなんて、意地が悪いぞ?(背中で百日紅の樹を押すと、そちらへ近づき―――) ……………。 (軽く睨みつけるように見つめて)  ――――よろしい。では、部屋で聞こう。 このまま中庭を突っ切って、外まで行こうか。 何、酒屋が開いていないなら、宿の者を叩き起こせば良い。 (返事を聞かずに、つかつかと庭を突っ切って外へでようと歩き出した)  さぁ、参ろうか。 今日は僕が寝るまで、話に付き合っていただく。あわよくば露天風呂にも付き合っていただこう(←あきらめてなかった) [Fri 7 Sep 2007 05:05:25]
ザッハトルテ@宿 >  …拳が飛んだよ。 とても小さなのがこう、まっすぐに。 ( 平手どころの話じゃなかったと、ひっそりと ) ――――――――  ( その時はまた平手か、もしくは。 動揺を隠し切れずに上体が斜めによれて、 ) ……………  そんなの、幾ら何でも聞けるかっ…! ――…何でもない。 本っっ当に何でもないので、西園寺は可及的速やかに今の話は忘れるよーに。 余り騒ぐと三色毛玉が逃げる、静粛に静粛に―― ( 羽織の袖をばたばた振る。 人間じゃないくせにいやな汗が滲んで、背中は冷たいくせに顔だけが熱を帯びるのだから厄介なもの。 我関せずとばかりに超然とした毛玉を、羨ましいと同時に小憎くも思ってしまう――話をはぐらかすように ) …まだ店はやっているかな。 毛玉の食事が終わったら酒屋でも探しに行かないか、月見酒用に2本、こちらのもので軽めのものと――…洋酒を探しに。 ( かなり無理矢理に話題を切り替える ) [Fri 7 Sep 2007 04:56:57]
ミカド > (途中送信) (袖に手を入れ、腕を組む。―― 猫と、猫を見る友人を眺めて) そのときは、また平手か、口付けか――― どちらだろうねぇ。 (考えていた事を見透かした…と、いうよりは、その時の話を思い出しての言葉だ。 視線は猫が秋刀魚を食むのを眺めたまま。 )  ………… 意味が分からないな。人は何の為に? ……その? (言い辛そうに言葉を濁す友人に、首を傾げた)  [Fri 7 Sep 2007 04:45:26]
ミカド > (袖に手を入れ、腕を組む。―― 猫と、猫を見る友人を眺めて) そのときは、また平手か、口付けか―――(言い辛そうに言葉を濁す友人に、首を傾げた) …… [Fri 7 Sep 2007 04:43:37]
ザッハトルテ@宿 > 生き延びる為に誰かに懐く生き物じゃあない気がするのだよね、猫は。 生存本能と自由意志のどちらがより上位に位置するか――…確かに蛇足だな。 ( 小さく首を横に振る。 結んだ髪がはらりと首から肩に落ちかかり ) 外野が幾ら議論したとて毛玉の本当の気持ちは毛玉にしか判らん、か。 (「嬉しい」――感情を表す単語。 原初には存在しなかったもの。 模倣から築き上げたそれは崩れて、後になってそれはどうやら偽物だったと気づいて以来、それきり受け容れられなくなっているもの。 もし密やかな微笑を目にしていたなら、きっと罪悪感で眠れなくなる ) ……何せ間の悪い事が重なった道中だし、丁度今頃御戻りで「あいつ、また居ない」と御立腹かもしれないけどね。 ――… ( 気になる事。 聞かれて反射的に顔を上げ、姿勢を正して、 )    ( 「癖」――口元へ手をやりつつ目が逃げる ) …いや何でも。 …犬毛玉は嬉しいと尾を振る、あれは別に「振ろう」と思ってやっている訳じゃないんだろう多分。 不随意ってやつだ――では人の場合はどうなんだろう。 人は何の為に、その――…   ( そこではた、と言いよどんだ。 よくよく考えたら、同じ事をしてきた(彼の場合は「してくる」だが)御仁がここにもいるじゃないか。 ) [Fri 7 Sep 2007 04:34:43]
ミカド > ――その場合、拾った時点で、その猫の運命は決まっているように思う。 死ぬか、生きられるか。 ――生きられたなら、おそらくは、どう足掻いても此方に懐くか、何かするだろうよ。 ――そして、その猫は、自分の名前を「子毛玉」だと思うに違いない。――― それに。 猫にも選ぶ権利があるから、心配ないよ。 此方が名づけた名前が気にいらないなら、無視してくださるさ。―――― 。  ……そもそも。先程のナインテイル云々は、「名付けよ」というよりは、なんと呼ぶのかに興味があっただけなんだけどね。  (  頷く友人。 ああ、やっとだ。 この旅行にきて、初めて「嬉しい」と )  …………。 (ひっそり微笑んで、目を伏せた)   ………んん、成る程。 其れは確かに――。   ……?  (黙る友人へ視線を流し)  何か気になる事でも? [Fri 7 Sep 2007 04:18:02]
ザッハトルテ@宿 > ( 毛玉は魚まっしぐら、そして不審人物は毛玉にまっしぐら。 ――本当に主人(貴族様)が居て良かった。 ) …例えばの話、西園寺が夜会の帰りにでも、生まれたての痩せた子毛玉を見かけたとするよ。 親も兄弟も居なくて、このままではきっと死んでしまう。 放っておく訳にもいかず、連れ帰って回復するまで面倒を見る。 「便宜上」名前を付けて、2時間おきに鳴き出す毛玉に時間を割かれながら何とか毛玉が元気になって、その頃にいきがかり上付けた名前に反応するようになって御覧? ――多分、もう飼わざるを得なくなるから。 ( 長々と喋るだけ喋って息を吐いた。 嬉しいかと問われると、「それ」が受け容れられずに困惑するばかりなのだが――こくりと頷く。 …とは言え、毛玉を求めて下を向いたままだからそちらに表情は見えなかろうけれど。 ) ――…多分ね。 ( 戻っていない ) 遠出して、帰っても連絡を寄越さないと御怒りだったくらいだもの。 御本人が同じ轍を踏むとも―― ( 思えない、と言いかけて語尾が消える ) ………………。 ( そのまま黙りこくった ) [Fri 7 Sep 2007 04:05:16]
ミカド > (不審人物――其れか、ものすごい猫好きの外人さんか。 でも、大丈夫!今日はお供(ミカド)がいるし! 猫を眺める友人を、満足そうに眺めながら、こちらは百日紅の傍へ。 ) いいじゃないか。―――こちらがつける名前なんぞ、猫殿も犬殿も、どうせ「人間の鳴き声の一つ」にしか聞こえてはおるまいよ。 ――― そも、名前をつけるなというのなら、その、ほにゃらら毛玉とて、名前には違いない。 其処まで難しく考える事でもないと思うんだけどね。 ―――――嬉しいかい?  (百日紅の樹に背中を預けて尋ねた)  (「ティエン」) ――――そういえば、彼女はまだ帰っていないのかな。ヴェイトスに。 (猫は秋刀魚にまっしぐらだろう。 友人と似たような格好で秋刀魚に、がぶりと食らいつく)  [Fri 7 Sep 2007 03:55:50]
ザッハトルテ@宿 > ( 縁側に座したまま、足元の砂利に皿を置いた。 つられて寄って来た毛玉を身を乗り出して覗き込む。 頭から背中にかけてを彩る三色の毛並みをまじまじと眺めながら ) 飼いもしないうちに名前を付けるのはよくないんだよ。 名前を付けて、それが自分の名前なのだと認識するようになったらもう知らぬ顔はできないだろう? 名前を付けるって行為は思いの他重いものなんだ。 ティエン嬢は別の意味でそう説いたものだけれど――…ああ本当に三色だ。 初めて見たー…ナインテイルにも居なかったんだよ、三色毛玉。 ( 肩甲骨を張り出してうずくまる猫のように姿勢を低くして、凝視。 三毛ー三毛ー。 …もし傍から見たら不審人物に見える事間違いなしだ。 ) [Fri 7 Sep 2007 03:49:12]
ミカド > いやいや、納得した。 君のネーミングセンスは、面白いよね。 一度ナインテイルに行って、端から端まで名づけるのを聞いてみたいね。 (白黒毛玉(ぱんだ)から始まり、しましま毛玉とか、とにかくバリエーション豊かな「毛玉シリーズ」になってしまうのではないだろうか。 ――そんな想像をして、くすくす笑いながら、皿を手渡す) 桃花嬢は気まぐれだそうだよ。 この時間の、この庭は、彼女の散歩コースらしい。 ( 初めて猫に接するような彼の様子に、にやついた。 ―― 毛艶のよい三毛猫は、渡された皿につられて、ふらふらとそちらへ歩み寄る事だろう) ……遠くアマウラに来ても、仕事をしている男が何を言う。 ――― 三毛猫、探していたんだろう? 狸や狐じゃ満足できなかったようだし。  [Fri 7 Sep 2007 03:37:51]
ザッハトルテ@宿 > だって、白黒茶の三色じゃないか。 ――それとも目の色を加えて四色? それなら問題ないっ?! ――…っ ( 大声を出しても毛玉が逃げてしまいそうで慌てて手前の口を塞ぐ。 変にテンションが上がった自覚はあるのだが、自分ではどうにもできないのが実情。 いっそ笑いたくなるくらいに「意識の焦点が合った」 ) 何で気付かなかったんだ私は。 知っていれば毎日だって眺めに来ていたのに――… ( ふらり、と揺れる秋刀魚は毛玉ではなくこちらの鼻先に。 虚を突かれ、ぽかんとした後一瞬困ったような顔をした。 ――毛玉には触れない。 「それ」と、毛玉を見つけてわざわざ知らせてくれた気遣いとを天秤に掛けて、結局手を出す事にした。 ――触れずとも餌付けはしているのだからと、いつものように理由を後付ける ) ……遠くアマウラでも毛玉に餌をやる事になるとは思わなんだ。 おいで三色、そっちの背の高い二本足からの贈り物だそうだよ。 [Fri 7 Sep 2007 03:28:18]
ミカド > ……そうか、三色毛玉と呼ぶのか。(しみぢみ)(妙なところに感心しながら、皿を右へ左へ動かした。 猫の視線がその動きに釣られて、右左)―――― 僕も知らなかったんだよ。昨日まで。 昨日、風呂に入りに行く途中で、偶然桃花嬢にであってねぇ。 彼女の名前を当てられたら、膝の上に乗れ、当てる事が出来なかったら、秋刀魚をプレゼントすると約束したんだよ。( こっちへ来い と、 手招き。 皿を猫の前ではなく、貴方の方へ差し出して)  ……… ほれ。 (代わりに魚をやれ、と言う事らしい。) [Fri 7 Sep 2007 03:15:19]
ザッハトルテ@宿 > …三色毛玉だ。 ( 砂利の上でも足音ひとつ立てず、行儀良く箱座りする毛玉の姿がそこにある。 表情は一切出ないが、瞬きはせず尾だけが左右に揺れている。 それが如実に皿への興味を表していた ) 三毛。 毛玉、けだま――…宿に飼い猫が居るなんて知らなかった。 毛玉ー… ( 今自分まで庭に下りれば、驚いて逃げてしまうかもしれない。 縁側の上に座り込み、うろうろと皿と毛玉の間で視線を往復させて ) ……西園寺、毛玉に魚。 そこで待たさない、焦らさないっ…! ( ぺしぺし膝を叩いて、毛玉の代わりに催促 ) [Fri 7 Sep 2007 03:07:00]
ミカド > (咲き乱れる風蝶草の合間から、ひょっこりと顔を出す猫が居る。 ) ――――― 桃花嬢だ。 (先ほど聞いたばかりの猫の名前。 …やはり宿の飼い猫だった。 名前を呼ばれて「にゃぁ」と鳴く猫を、得意げに紹介した。 ) 彼女を雄だとばかり思っていたんだよね。 (少し離れた位置で、両足を揃えて、ちょこんと座った。 見上げる猫の視線は、皿に一直線) [Fri 7 Sep 2007 03:00:02]
ザッハトルテ@宿 >   …。  ( 賭けのコイン、餌をねだって、甲高い鳴き声で猫が鳴く ) [Fri 7 Sep 2007 02:54:39]
ザッハトルテ@宿 > …そうしようか、( 月見酒。 ) 中秋の名月とは相ならなかったのが残念だね、本当に 今回は――…色々とタイミングの合わない事。 ( ノスフェラトゥの訪問にこちらの不調、こうして並べるとつくづく彼は巻き込まれているだけで、…これは本当にどうにかしないと。 ) 西園寺が賭けに負けたなど、狐狸の類に騙されたんじゃないのかね。 何せ狐と狸が湯に浸かりに来るような場所だし――… ( ねこ。 自分も履物を探して縁側へと視線を走らせる。 ――と、整えられた植え込みの中から猫が鳴いた ) [Fri 7 Sep 2007 02:50:44]
ミカド >   猫や  猫や――――(百日紅の花が散る砂利の上を歩きながら、呼びかけた) [Fri 7 Sep 2007 02:44:06]
ミカド > (背中を向けたまま、軽く顔を上げる。 頭が僅かに揺らいで―― 何事も無かったかのように、足を速めた) ―――いいね。 僕の代わりに、赤い日に染まるアマウラを見てきておくれ。 僕は遅れて行くよ。 ――そうだな、酒を片手に水面に写る月見酒といこうじゃないか。 ( 日の昇っている間は起きられない男は、からから笑った。)(「ヒントを」)… ―――難しい事は言ってないよ。ぼかしているわけでもない。そのままだよ。――― 昨日、中庭で会った子と賭けをして、僕が負けたから――この秋刀魚をあげると約束したんだよ。 ( にんまり 貼りついた笑みは消えずに、渡り廊下へ――散策用に用意された履物を突っかけて、中庭へと降りて)  [Fri 7 Sep 2007 02:41:29]
ザッハトルテ@宿 > ( 後に続いて歩く。 声がどこか遠く聞こえるのは単に、背中越しだから――唇だけが他人のもののように、つらつらと言葉を投げ返す ) 沢じゃ魚や蟹が見られるんだとさ。 是非見て来いと言われた…と思う。 ああ、確かに夕餉の材料はそこから獲ってくるのかもしれないね。 明日の夕暮れにでも行ってみる?  …  ( 彼が言うからには間違いなく旨いものだったろう、その鮎は。 自分は偏食のひと言で魚を膳から退けているものだから、目を伏せる。 急に振り返られて思わずぶつかりそうになった ) ――…と。 … 賭け。 負け…――御免、益々訳が判らない。 勿体をつけるのは構わないが、もうちょっとヒントを――それとももう目の前にあるのかな、答えは。 ( 手品の種明かしを控えたような笑顔を見返して、ついと中庭を一望する ) [Fri 7 Sep 2007 02:32:57]
ミカド > (秋刀魚の乗った皿を片手に、とたとたと廊下を進み始めた。後ろをついてくるだろうと、振り返りもせずに。)――ああ、沢まで降りてみるのも良いかもしれないねぇ。 お互い、見掛けによらず「身軽」で「丈夫」なのだし。 …もっとも、君とは違って、僕は転がって到着するかもしらんが。(運動神経とか0の男だもの) ――夕飯に鮎がでたのは、そこからかな。 実に旨かった。酒がすすんだよ。  ………。  ……。  (ある程度すすんでから振り返る)  …… 。  (「生魚」) いやね。昨日、賭けに負けてしまってね。(悪戯を企てる子供のように、唇にめいっぱい笑みを乗せ) ――その相手が中庭にいるとおもうんだ。ついでに渡してしまおうと。 [Fri 7 Sep 2007 02:20:40]
ザッハトルテ@宿 > ( 覗かれる→なぐらりる までが一連のお約束になります。 もうなってるとか聞こえない ) ああ、そう云えばまだ一度も中庭に下りてなかったな。 因みに裏手に抜けると竹林があったり沢があったりもするそうだよ。 その景観も宿の自慢なのだと仲居が言っていたー…  気がする。 ( 正直を言うと仲居の話も半ば上の空で聞いていたので自信はない。 ――…距離感のずれは決して珍しい事じゃない。 彼が自室に戻る間、呆とその「ずれ」に陥っていたが ) ………………。 ( 鎮座する青々とした銀色の長い魚に思わずぱちぱちと目を瞬いた。 ) …何その、生魚。 庭石に捧げ物をすると願い事が叶うとか、そんな謂われでもあるのかこの宿には――…?   [Fri 7 Sep 2007 02:13:10]
ミカド > (きっと何時かは、覗かれる事にも慣れてくれるだろう。―― 恐るべし慣れの力。 此方は殴られるにのに慣れてきました。 )――ああ、其処まで遠出するわけじゃないから、そのままでも良い。(袖に手を入れ、からりと笑った) ほら、別館に続く渡り廊下があるだろう。 あそこまで行くだけだから。 ―――まぁ、中庭散策もどきになるやもしれん。 上手くいけば、会えるかもしらんが――…(後半はぶつぶつと独り言。 ) まぁ、会えなくとも、それはそれと―― (一度自分の部屋に引っ込んで、同じく灯りを吹き消す。 )      よし、行こう。   (ひょっこりと戻ってきた時に、手にしているのは 秋 刀 魚 だ。皿にデーンと横たわるは、新鮮そうな秋刀魚だ。もちろん、生 。 ) [Fri 7 Sep 2007 02:04:24]
ザッハトルテ@宿 > にじっ…!! ( 絶句した。 ――反射的に拳を作るも、いやいやこれもいつもの事だと堪える。 …慣れちゃいけない気もするが。 とってもするが。 ) …気分転換。 ( 考える。 デコの赤味も消えた頃、かくりと首を傾けて ) ――…良いね、今宵の風は秋のそれのようで随分涼しい。 秋風にたなびく雲の絶え間より、洩れ出づる月の影のさやけさ――と詠うには、少々雲が厚いけれども。 部屋の灯りを消して来るよ。 ( 文机の行燈を消し、羽織を手にして程なくそちらへと戻る。 さてどこへ向かうものかと着いてゆく風情 ) [Fri 7 Sep 2007 01:52:36]
ミカド > 何時も覗いているような言い方はやめてもらおうか。 今日だって起きてから2時間程度しか覗いてはいないっ――!(起きてから、ちまちま覗いては満足して、身なりを整え、其れが終わったら、チマチマ覗いて、夕飯に舌鼓を打ち、チマチマ覗いて、今に至ります。 不満げにふんすと溜息を吐き出し) ……なるほど。考え事ね―――苦戦しているようだね? (ちらりと机の上を眺め) 今回の仕事は、部屋の構造を忘れるほどに厄介なものなのだね。(でこ見て、くすりと笑った。) ――よかったら気分転換に行かないか。気分転換に。  [Fri 7 Sep 2007 01:45:24]
ザッハトルテ@宿 > …そこからか。 そこから既に私のプライバシーは侵害されていたと、そう仰るか。 ( ならばこちらは「貴様見ているなッ!」とでも返すべきだったのかもしれないが。 デコを擦っていた手を下ろして、小さく溜息を吐く。 やがて ) …考え事をしていたんだよ。 草稿を職場に送る手配をしようとか、そもそも草稿が出来てないじゃないかとかね。 ――…こっちの建築様式は高さが足りないのが厄介だ。 トキノミヤコ人にも西園寺のように背丈に恵まれたのだって居るだろうに。 ( 気まずさを逸らすようにぼそりと呟いた ) [Fri 7 Sep 2007 01:38:40]
ミカド > 今のは、どのような動きで、その柱に頭をぶつけたのかな。――君は背が高いから、欄間に頭をしたたかぶつける事はやりそうだなぁ…とは思っていたが、その予想をはるかに超える動きで、ぶつかっていったように見えたんだ―――何を言っているか分からないと思うが、僕にもなにが起こったのか、わからなかた―――(どっかのトサカキャラクターのような顔で、視線を気まずそうに逸らした) [Fri 7 Sep 2007 01:29:18]
ザッハトルテ@宿 > ( こんな時、部屋と部屋が直接繋がったつくりになっている和式の建築様式を疑わざるを得ない。 ――洋館にもドア一枚で部屋同士が密接した構造は勿論あるのだが、この場合敢えて和式限定とさせて戴こう! ) うぁ――… ( デコを押さえて悶絶してたのがそちらを見た。 返事はやけっぱち気味に、 ) 何だよもう、何でも好きな事を聞きなさいっ…!  [Fri 7 Sep 2007 01:26:53]
ミカド > …………聞いてもいいかい。(ぼそりと) [Fri 7 Sep 2007 01:24:00]
ザッハトルテ@宿 > ( ごふ。 見られてた…! ) [Fri 7 Sep 2007 01:23:23]
ミカド > ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(自分の部屋から、顔を半分だけ覗かせたまま固まっている。   見た。 見てしまった。 ) [Fri 7 Sep 2007 01:23:22]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『|・)(貴族様は見た)』 [Fri 7 Sep 2007 01:22:45]
ザッハトルテ@宿 > ( 廊下に繋がる襖を開いて、 )          ( ごっ ) ( 真横の柱にぶつかった ) [Fri 7 Sep 2007 01:22:16]
ザッハトルテ@宿 > ( 文机から離れて障子の窓を大きく開く――相も変わらずの下弦の月 )( 誰にともなく、 )  …よく考えたらこの手の旅行は初めてなんだよ。 観光なんて考えた事もなかったし、ひとりでそう(・・)する理由もないし――…   ( ひとりでなければ、話は別 ) …――――――   ( 今更考えても仕方のない話を反芻するのは、こんな時。 もし        、夜空を彩る大輪はもっと鮮やかに映ったろうか。 人の声はきちんとそこから聞こえたろうか ) ( 目を押さえて頭を振った。 ――夜分に悪いが、宿の人間に洋酒を頼んで来よう。 これでは仕事も何も、進まない ) [Fri 7 Sep 2007 01:17:42]
ザッハトルテ@宿 > ( 頭のネジが緩んでいるんだ )  ( 先に結論を出してしまうとその理由の後付けを始める。 ――悪い意味で、ではあるまい。 出島の中心からも離れたここにはヴェイトス市の噂も届かず――おそらく「調べようと思えば」話は別だが――街の空気に左右される事もなく、夕凪の海より静かに時が流れる。 これはこれで旅行を満喫できているのだろう、そう思うと――現金な話もあったもので、先日の花火を上の空で見過ごしたのが急に惜しくなってくる。 話の内容が内容だけに已む無き事とは言えども。 ) [Fri 7 Sep 2007 00:59:15]
ザッハトルテ@宿 > それ(・・)自体は別に珍しい事じゃない。 決まった時間にグリーンティーの代えを持って来る仲居の言葉は、室内に他に人が居ない以上間違いなく自分に向けられたものなのに、そのように思えなかったりする。 水の底から地上を見上げるのに似た距離感のずれ(・・)は、決して珍しい事じゃない )  ( そのうち部屋の外に出ようとして真横の柱にぶつかるようになるのかも知らん、他人事のようにあっさりと放り出す。 ついでにペンも文机の上に転がした ) [Fri 7 Sep 2007 00:46:03]
ザッハトルテ@宿 > ( 手元の羊皮紙を取り上げてざっと眺める。 次いで栞だらけの本を開き、斜め読み、紙と比べ ) …今ひとつ。 ( 丸めて、捨て――はしないが横に除けた。 日用品を削ってまで旅先に持ち込んだ仕事道具一式ではあるが、筆の乗りは今ひとつ。 気が散ると云うか、何と云うか――…「意識の焦点が合わない」) [Fri 7 Sep 2007 00:37:50]
ザッハトルテ@宿 > ( その輪郭が薄墨色の雲に遮られて朧に霞む。 今宵のアマウラは風が強く、行燈の中の炎が和紙越しに絶えず揺れていた。 安い油や蝋燭を使っていると、この時異臭が漂う事もあるが、この宿では惜しみなく良質の燃料を使っているようだ。 ) [Fri 7 Sep 2007 00:29:03]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが来ました。 『( 下弦の月 )』 [Fri 7 Sep 2007 00:18:13]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(明日、宿の仲居を捕まえて名前を聞こう―― と、膝の上に猫が乗った)』 [Thu 6 Sep 2007 03:53:49]
ミカド > たまさぶろう またきち ゆきのじょう…… みけすけ…………。 ……。  …。  (顎に指を添えて、頭をひねる。)ん”〜〜〜……………………。   と? (猫が、いつの間にか足元まで来ていた。 じっと此方を見上げている)  ……………。  (その態度で、分かった。 この猫は――)  ………ああ。 そうか、そうだよねぇ。 (自分の言葉が分かる筈もない。 名前を呼ばれたら変事をしろと言われて、わかるするはずもない。 ―― つまり、これは)  …始まる前から、僕の負けなんだね。 [Thu 6 Sep 2007 03:52:51]
ミカド > ………。 猫、猫、猫につける名前――…… 案外ないものだね。 「ぽち」「まさお」「ちえ」ー………「ぶち」「しゃみせん」「にゃぁ」「にー」 [Thu 6 Sep 2007 03:47:08]
ミカド > ――――当ててみようか。 当たりなら、僕の膝の上に乗るんだ。 最後まで当たりがなかったら、そうだな。尻尾を揺らしてそのまま。 お詫びに明日刺身でも贈呈してあげよう。 ――今の時期は、秋刀魚がいいかな。 ( 三毛猫の耳が、ぴくりと動く)  ―――さて、さて。 じゃあはじめよう。 (猫と改めて視線を合わせる。  手を後ろについて、ややのけぞり、空を見上げる)  ―――んー……シンプルに先ずは「タマ」 「ミケ」 「ミー」 [Thu 6 Sep 2007 03:39:05]
ミカド > 僕は、もう少し愛着のわくような名前にすればいいと思うんだけど、当の本人…いや、本猫が、その名前で覚えてしまってね。 (ふらり、ふらりと子供のように両足を揺らして、溜息をついた) 今じゃ、黒毛玉というと、ひょっこり顔を覗かせる始末。 …むつごろうの魂なんとやらだよ。(間違い)  ……そんな彼が、君の事を見たら、なんと言うんだろうね。ブチ毛玉になるのかな。三毛毛玉かな?  (猫は、くるりと首を傾げる)  …… どちらにせよ、君には名前がついていそうだけどね。 (人馴れしているし、きっとどこかの飼い猫だろう。) [Thu 6 Sep 2007 03:35:00]
ミカド > 宿の猫かな。―――大人しいじゃないか。 傍によると良い―――と、言っても、近寄ってこないのが、君達だよね。 よぉく知ってるよ。 (猫が言葉を返すとは思っていない。だけど、尾を揺らしたり、桃色を鼻をぴくぴくと動かす様子が楽しくて、語りかけるのを続けた) ――家にもね、猫がいるんだよ。 白い四足の黒猫でね。――― 名前は―――「黒毛玉」だね。 僕の友人が、毛がふさふさした動物を「毛玉」というから、そいつの名前も「黒毛玉」なんだよ。 [Thu 6 Sep 2007 03:23:15]
ミカド > (此方が首を傾げると、向こうも首を傾げる。 此方が目を丸くすると、向こうは長い尾を揺らした。 ――― 猫は、逃げないところか、両足を揃えて、自分が何かをするのを待っている様に思えた。  )――――――。 (渡り廊下は、時間が時間という事もあり、誰もこなそうだ。 遠慮なく腰を下ろして、行灯を脇に置く。 逃げない猫は、そのまま此方を見上げていた。) ……猫や 猫や ――――。 名前はなんというんだろう。 飼い猫かい? [Thu 6 Sep 2007 03:12:15]
ミカド > (手にした行灯に照らされて、闇夜にチカリと目が光る。 …その視線や、まるで此方が「見て」いるのではなく、猫が此方を「見て」いるようだ。 ……暫く蛇に睨まれた蛙の如く立ち竦む。  寝起きの頭は、その視線の主が「猫」だという事は、分かるが、それ以上はどうとも思わなかった。  だが、暫く見つめているうちに、ふと――猫の体が気になった。  白い体に黒と雀色の模様。  ああ、これは三毛猫だ。)  [Thu 6 Sep 2007 03:01:01]
ミカド > (手にした行灯に照らされて、闇夜にチカリと目が光る。 …その視線や、まるで此方が「見て」いるのではなく、猫が此方を「見て」いるようだ。 ……暫く蛇に睨まれた蛙の如く立ち竦む。  寝起きの頭は、その視線の主が「猫三毛猫猫や 猫や―――。  [Thu 6 Sep 2007 02:59:40]
ミカド > (渡り廊下を歩いている時に、ふと――外に目をやると、石の灯篭の傍に猫が座っていた。) [Thu 6 Sep 2007 02:55:49]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『猫や猫や』 [Thu 6 Sep 2007 02:54:24]
お知らせ > ミカド@宿屋さんが帰りました。 『(もちろん、酒瓶は答えちゃくれないのだけど)』 [Sun 2 Sep 2007 05:31:57]
ミカド@宿屋 > (結局、彼と自分にとって、この旅行は旅行でしかないようだ。―― 猪口に酒を注いで口をつける) ――――……。 (辛い酒だ。 よくもまぁ、こんな酒を飲み干した事。 苦笑と共に、溜息をこぼした。) ―――…そろそろヴェイトスに帰ることを考えた方がいいのかね。 (このままじゃ、本当に彼がつぶれてしまいそうだ。 自分ばかりが楽しんでいても仕方なし。障子窓を僅かに開けて、外を眺める。 ああ、そろそろ夜明けか) ――― ………。(ヴェイトスに戻る――――… ヴェイトス。 帰る。  …ふと、ノスフェラトゥの少女が残した置手紙を、思い出した)――――向こうで会うたら、どんな顔をするべきか。 (猪口を一気に呷って) [Sun 2 Sep 2007 05:26:56]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが帰りました。 『( 中身の減った酒瓶を見て腹を立てる理不尽。 ――結局毛玉は何の救いにもなりゃしない ))』 [Sun 2 Sep 2007 05:18:22]
ミカド@宿屋 > ―――――… …。 (見上げる視線に、己の視線をかぶせ、暫く無言で見つめあう) ………無茶を言うな無茶を。 君やヴィーダァ君のように、強い酒を水のように飲む輩とは、違うんだよ。 ――むしろ、これを一本空ける君が信じられん。 普通の人間が飲んだって、ひっくり返るもんだよ。 まったく―――ほら、いいから。 (酒を脇に置くと、突っ伏した友人を布団の中に収めた。―――― これは、明日も寝込むこと間違いなしか。 )  ……三毛猫でもつかまえてくるか。 (額にかかる前髪を、指で掬って払う。 …安らかな寝顔…とは言えない友人の寝方に、溜息一つ零し) ………。  (残ったのは、未開封の酒瓶。 )  ……日が昇るまで、あと少し。  …友人君の代わりに、お付き合いただいても宜しいかな? ( 返事をするはずもない酒瓶へ語りかけた) [Sun 2 Sep 2007 05:14:09]
ザッハトルテ@宿 >    あ。 ( 既に酒が回っている。 伸ばした手は微妙に目測を誤り――この場合目測から既に狂っていた訳だが――こつんと畳を叩く。 その間に瓶は貴族様の手の中へ )   …。  ( 片手を畳についての崩れた姿勢から、じぃ。 斜めに見上げる )  ……。  ( ぴ、と酒瓶を指差し―― ) ………じゃあそれは西園寺が呑む。 呑むったら呑む。 見届けるまで、寝な――――  ( ずるずると崩れて、布団の上に突っ伏した )    ………   ( 時折ごふごふといやーな咳をしながら、やがて酔っ払いは完全に沈黙した ) [Sun 2 Sep 2007 05:06:35]
ミカド@宿屋 > ――――あれれー? (なんだか、トラウマっぽい話が飛び出した。 まさかそんな思い出があろうとは思いもしない。 あれよあれよと、いう間に一升瓶が空になり)  ――――。 (流石に見ているこっちも青ざめた) ちょ、いや、まっ―――(二本目は阻止すべくハッシと手を伸ばし) いやいやいやいやいやいや、大丈夫さ!此処の狸は餌付けされているからそんな愛想のない事もないだろうし、じゃなくて、何で其処で夢に逃げるのかな! ――こらっ! あー……ッ! (先程の色気ある着崩れた姿も、こうなると、ただの酔っ払い☆ このままだと、再び「吐く」事は間違いなし。 旅行にきて体調崩したためにヴェイトスへ帰還――なんて、そんな洒落にならない結末が見え隠れし始めた! )  わかった!寝よう!寝てくれ!もう二度と風呂だのなんだのとは、いわないから! ほら、布団は此処! (ぱんぱんと敷布団を軽く直して)  [Sun 2 Sep 2007 04:52:08]
ザッハトルテ@宿 > ( 酒は2本。 客もふたり。 仲居はきちんと猪口もふたつ持って来てくれたが、いい加減に畳の上に転がすと掴んだ瓶に口をつけてそのまま傾けた。 もし封がされたままだったら間違いなく歯で開けていた勢いだ ) 合わないよ。 ああ合わないね、でもいいんだ。 ほんの少しでいい。 妄想の中でくらい愛想の良い毛玉を見させてくれ――…  狐も狸も、あいつらちょっと窓から眺めただけですぐ逃げるんだ。 取って喰おうって訳じゃない、どうせ「出られなかったんだ」 …ただ何だろうと思って、一寸眺めたかっただけなのにっ――…  ( ヴァーシャ時代の鬱々とした思い出を抉ったらしいDeath★ ――息が続かなくなると手の甲で口元を拭っては瓶を加え直し、背後的には一升って結構な量だと思うが――空にしてしまうと放り出す。 2本目に手を伸ばしつつも既に顔色は土気色を越して障子紙の白。 どう見てもただの自棄酒です、本当に有難うございましt(略) ) [Sun 2 Sep 2007 04:30:31]
ミカド@宿屋 > ――――まぁ、今日はもう遅いから、風呂も宜しい。 君も具合が悪いようだから、さっさと寝た方が――(不機嫌そうなのは、自分の意気地のなさに嫌気がさしたからだ。 自分に対しての愚痴を、ぶつぶつ呟きながら、舌打ちやら何やらしていると――) ―――――?  (隣をのてのてと通り過ぎる友人の姿。 思わず見送って)(「冷酒」)  へ……?  こら、何を言うてるのやら。 君、此処の酒は合わなかったンd――――(畳の上にそびえたつ二本の酒瓶)  ――――― あれ? えーと……  何をイジケテいるのかな? あれ?  (「呑んでやる」)  ―――ザッハトルテ君? 何を――?(まさか、狐と狸が範囲外だとは思っていないから、いじけた理由が分からない。 だが、何か気に入らない点があったのは間違いないんだろう。 おずおずと後ろから覗き込んで) [Sun 2 Sep 2007 04:12:21]
ザッハトルテ@宿 > …………呑んでやる。 ( ずんより縦線を背負ってぼそりと呟いた ) [Sun 2 Sep 2007 03:58:38]
ザッハトルテ@宿 > ( 酒にやられて血を吐いた、それ自体はたいした事じゃない。 何せ胃液なんぞ存在しないのだから。 ただ、血吸いの身である以上血液を失えば体力は落ちる。 それだけの話。 ――衣擦れの音と共に近付いて来る顔を見上げる。 やがてはらりと零れた黒髪が、こちらのそれと混ざった。 この距離に「ある程度」慣れてしまったと云うとそれも問題なのかも知れないが――実際慣れてしまったものは致し方なし。 ついでに言うと今は毛玉であたまいっぱい(もういい)。 )  …  ?  ( 至近距離にあった体がふいに遠ざかる。 ぱちぱちと瞬きをする間にも更に距離は遠ざかり――  )  ( きつねかたぬき。 )  …………………。   ………………………………。 ( 狐も狸もはずれじゃない。 決してストライクゾーンから外れては、いないのだが――――緩々とした笑みは崩さぬまま、そっと身を起こす。 手と膝を使いそのまま貴族様の横を通り抜け、そ と障子を引いて息を吸い込み――  ) ――済みませんが冷酒を戴けますか。 酒豪殺しのきっっついのを――…ええ。 二升ほど ( 他に客は居ない。 よってすぐそこに仲居が居なかったとしても声は聞こえよう、程なく届いた一升瓶×2をだん! と畳の上に置いて ) [Sun 2 Sep 2007 03:58:26]
ミカド@宿屋 > (掌から伝わる彼の温度。――具合が悪いと、彼はこうして発熱する。人が傍にいるから、人のフリをする為に発熱しているのかもしれないけれど。 頬を撫でた掌が、耳の方へ滑って、布団の上に落ちる。その頃には、覗き込むよな体勢になっているだろう。 自分の裾が乱れるのも気にせず、更に身を乗り出して、顔を近づけはじめた。――もちろん、口付けをする為に。 見上げる紅の瞳と、己の視線が絡んだ一瞬に、ふ、と、瞳細めて微笑んだ。)(――余裕ある笑みとは違い、内心は緊張の連続である。 少しでも彼が「気がついたら」、この幸せな瞬間は終了するのだから。 ごくりと、唾を飲み込んで――)  (「本当に西園寺は詳しい」)     ぐ。    (ちくり、良心が痛んだ…!!毛玉が温泉に入るーとかいう噂は確かに聞いた事はあるが、この宿なのかは定かではない。 ああ、でも狸の餌付けはしてるとか聞いたから、嘘じゃないぞ。うん―――なんて、言い訳を内心で呟く)(更に顔を近づけ) ―――――― ぬ 。(ジクリ。 再び良心が痛んだ。――旅行先で、やっとこ落ち着けた彼に、強引に口付けしようとしている自分。  ……いやいや、でも、ほら、拒んでないし、これは遠まわしに僕を誘っているに違いない。  更に顔を近づけ――後数センチ)―――――ー―〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 (「此処で見られる毛玉って何」)   ………。( とうとう良心の呵責に耐え切れず、 撃 沈  。 唇は重なる事無く、遠ざかる。  )   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。 (溜息)(そろそろと体を引いて、正座した。 崩れた襟を、つん、と引いて正し)  …狐か、狸じゃないかな。 (  ミカド 毛玉に敗北しました) [Sun 2 Sep 2007 03:33:55]
ザッハトルテ@宿 > ( ツラがほんにゃりと顔が緩むって凄い日本誤でしたorz カット&ペーストにはいつだって罠が潜むよ…! ) ( ほんにゃりしたまま頷いた ) こうまでも街の中心地から離れた、言わば僻地に潜む毛玉の噂も網羅済みなんだものな。 暫く世話になってそれなりに話し込んできたつもりなのに、そこまで毛玉好きな御仁だとは思わなんだ。 ほんとうに、西園寺は、詳しい――… ( 頭の中は毛玉でいっぱいだ。 故に、頬を染めたその仕草も毛玉に対して浮かんだものだと思っている――微妙に話が噛み合っていないが、気づきゃしねえ )   ( そんな有様なので勿論逃げるような真似はしない。 …触れた手に伝わる熱は幾らか高かろう、その分こちらは受ける冷たさに心地良げに目を細め ) ここは静かで、人が少なくて――…仲居に頼んで備え付けの時計も外して貰ったんだ。 おかげで程よく毒が抜けたと思ってる。 何も私を急かさないし、煩わしいものは何も無い。 …その分器の方の時間認識が少々、人の時間からずれてしまっているようだけれど。 ( 時間がゆったり流れる余り体の方がだらけているだけだと。 体調不良と呼ぶほどのものではないと、ふらりと笑む。 ――覆い被さる石榴へと、ふときょとんとした目を向けて )   …で。 ここで見られる毛玉って、何。 [Sun 2 Sep 2007 03:16:45]
ミカド@宿屋 > (今日は―――今日はイケルっ…!!!そう思った。 いつもならばこの辺で、思いっきり殴り飛ばされているところだが、今日は殴り飛ばされない…!! これが旅行効果だというのならば、チャンスはしっかりとゲットしておかねばなるまい…!! ) 嘘じゃないさ!僕の言葉に嘘などないよ!――― 思い込みはいけないよ、ザッハトルテ君。アマウラに関しては、僕の方が詳しい事は、君だって認めているだろう? ―――っと…  ……。   ( 元々帯を緩めていたせいか、するりと肌蹴る浴衣。体を倒した彼の、柔らかな黒髪が白い布団の上に広がる。手のなかに残った袖の感触を忘れるくらいに、刺激的な光景に、言葉が途切れた。  )  ―――――        ――――― ( 『良い』 )( 思わず視線をそらして、顔を赤らめる貴族様。)  ――――― 。 (何時もよりも、抵抗が少なく感じたから(←おそらく体調不良の所為だが)、ちょっとだけ、欲張りたくなった。―――倒れた友人君の頬に触れんと、右手が伸びる。それに従い、体が覆い被さるように――) [Sun 2 Sep 2007 02:56:38]
ザッハトルテ@宿 > うっわそれ凄くうそくさい、具体的に言うと「言語形態がとっくに変わって役に立たなくなった辞書を最新版と銘打って売り出す悪徳業者」くらいその爽やかな笑い方が凄ッごくうそくさいんですけどっ……! ( 退いた距離も詰められてしまった。 ひとさまをものっそい悪者扱いしながら尚、後退ろうとしてついた手が滑る。 洋装と比べてゆるいつくりになっている浴衣は、袖だけが貴族様の手の中に残る。 その分大きく襟を開けて仰向けに転がった ) ……けだま。 毛玉ー…――そうだった。 毛玉がもっさり居るんだって話だったね――湯に浸かる毛玉。 ノミやらダニから解放されて、こぅ、毛づやの良くなったもふもふした毛玉…! ( そも、こちらの宿に移った最大の理由も毛玉の宿と聞かされたから。 勝手に情景を想像して、表情に乏しいツラがほんにゃりと顔が緩む――イメージ画像:(´▽`*   ) [Sun 2 Sep 2007 02:41:28]
ミカド@宿屋 > はははははははははははは!「案ずるより生むが易し」という言葉があるだろう! あれと同じさ! 入ってしまえば「ああ、こんなもんか」と、普段感じられぬ開放感が癖になる事請け合いっ―――!! (じりり。にじり寄る) さささ、参ろうかザッハトルテ君。 風呂の準備は既に出来ている! なにせ、湯量豊富な天然ものだからね! 君の大好きな毛玉もまっているよ!       たぶん(こそり、付け加え) (右手が、逃げる貴方の袖を掴まんと!) [Sun 2 Sep 2007 02:27:34]
ザッハトルテ@宿 > ( 更ににじにじ退いた ) 断じて違う、風呂というのは貴重な貴重な、狭ーい空間でこう、ひとり膝を抱えられる数少ない心休まるスペースのはずだ! コミュニケーションなど必要にかられた時に最低限計れれば全く問題ないのであって・わざわざ風呂をその場に選ぶ必要を、私は感じないっ…! ――それに、酒はきらいじゃないがこっちのはいやだ。 「また」吐く羽目になるっ…!! (露天)風呂も酒もい―や―だ――っ!! ( ガクガク激しく首を振った。 ステータス:恐慌 ) [Sun 2 Sep 2007 02:17:41]
ミカド@宿屋 > 露天風呂の事を、そこまでケチョンケチョンに言う君もすごいよね! (一歩一歩畳の上を歩いて近づき) しかも狂った風習とまでいうとは――… いいかい?風呂というのはね、互いに急所を躊躇う事無く晒しあい、体の壁だけではなく、心の壁をも取り去り、風呂から上がった時には、より親密な関係を築けるという、すばらしいコミュニケーションの形なのだよ! 僕等にも其れが必要だと、今日は心底感じたね! (じりりー近づく。布団の上に膝をつき、正面にちょこんと座った) そもそも、野外といっても、外から覗き放題というわけでもないしね! ヴェイトスにだって、公衆浴場があるじゃないか。あれと似ているけれど、此処の風呂は、それよりも数倍落ち着いて入れる風呂だよ。 趣もよし。 ――今の時期は酒を浮かべてはいるのも心地よいらしい。 (にこにこにこにこ)       さぁ。行こうか! いざ露天風呂へ!!!  [Sun 2 Sep 2007 02:10:23]
ザッハトルテ@宿 > ( 後ろ手に閉められる障子。 仕草に何だか陰謀の香りがするのは気のせいだろうか――まさかまさかと首を振る。 自己不信は兎も角、他者にまで疑いの目しか向けられないようでは重症だ。 ←ビンゴを引きつつ、気づかずに思いっきり見逃した。 整えられた畳が、踏みしめられる度に爽やかな香りを室内に立ち上らせて ) ――ろてっ……!! ( 絶句した ) ――…待て待て待て待て一寸待て、露天ってあれだよな、トキノミヤコの狂った習慣、恐るべき羞恥心の欠落した趣向――何をとち狂ったか、多人数かつ野外で入る風呂の事だよな? それに私も加われ と??? ( 満面の笑みがどこか怖ろしいものに見えたのは揺らめく蝋燭の炎のせいだと思いたい。 思わず両手を体の後ろにつき、布団の上をにじにじと後退る ) [Sun 2 Sep 2007 01:57:18]
ミカド@宿屋 > (賑やかな場所は好きだ。 退屈をしないですむから。だけど――祖国と似た町並みを眺めるだけでも、十分楽しんでいるのだ。 隣の部屋には友人もいて、娘もいて、懐かしい畳の部屋に転がるだけで、満足している。 だから、友人が心配するようなことはないのだが――――ここは、そういうことにしておこうと思った。 こほんこほんと咳払いをしながら、改めて、部屋の中へ一歩踏み込み、後ろ手で障子を閉めた) ―――- 。(にっこり微笑んで) ……… では、その気持ちは、態度で示してくれるかな。 言葉ではなく。――即ち――……   この宿屋には、ガイドに紹介されるような、立派な露天風呂があってね! 貸切とまではいかないが、今日なら宿泊客がいないと聞くから、誰にも邪魔されずに風呂に入れるわけだよ!  つまり  ――――― 一 緒 に 入 ろ う (さぁ、いらっしゃいとばかりに、両手を広げて) [Sun 2 Sep 2007 01:45:16]
ザッハトルテ@宿 >  …その都度布団を上げ下げする羽目になった仲居にもね。 ( 悪かった と。 ) しつこく「頼めば」受け取っては貰えるのだろうけども、基本的にトキノミヤコにはチップの習慣がないのだね――… ( へふー、と溜息。 座り込んだまま、障子窓の向こうで揺れる笹の影を呆と見上げた ) 何もない訳じゃないのだけどね、ここは。 葉ずれの音、沢の流れに鳶や蜩の鳴き声――人の声の代わりに色々珍しいものが聞ける。 …けど、それよりは人と言葉を交わす方が西園寺は好きなんじゃないかと思って。 だからつまらない思いをさせてしまっているなと――  ( 首を巡らせて向き直ると、障子からちみっと顔を出したそちらへと緩く首を傾けて ) [Sun 2 Sep 2007 01:37:32]
ミカド@宿屋 > (ザッハトルテ君が、異国語を使い始めた…!!! ミカドは障子の向こうで様子を見ている…!!! |・) ) 何を言うか。こっちに着いてからの僕は、とっても紳士的だったじゃないか。君の体を気遣って、一緒に寝るのを我慢してるんだぞ?! 旅行に来ているというのに! 何度僕の部屋に布団を三枚並べてもらったと思っているんだっ…!(並べたらしい。) ―― そのつど、誘えなくて、一人でど真ん中に寝る悲しさ・・・!!わかるかね!(びっし!指差し)…………。  (お?)(強気に出た分、ぶっ飛ばされる未来を想像していただけに、座り込む友人の姿を見て、逆に驚いた。 おそるおそる障子の向こうから顔を出し) 静か過ぎて退屈…なんてことはないけれど。 ――ぁあ、いやいや。うん。本当にそう思ってくれているのかな?ん? 「悪かった」と。 (期待にきらきらと顔を輝かせながら、尋ねる) [Sun 2 Sep 2007 01:24:54]
ザッハトルテ@宿 > ( もももももも |ω・´) → |ミ ぴゃっ  って、どんだけ可愛いんですか。 ) いつまで経っても「ヤダヤダヤダヤダ」言うて手足じたばたしてるのはそっちだろう嫌がる事をされて好感度が上がるってどんだけMなんですかそのキャラクターは、うっかりドM相手攻略専用の選択肢を選んじゃってないですか、それともつまり私がMって事かどM認定ですかッ――――…  ( 急に頭の血が落ちて目の前が暗くなった。 精々水をぶちまけないように、ゆっくり盥を畳に下ろすとぐったり座り込む ) 道行く人をからかえる訳でもなし、西園寺には静か過ぎて、こっちは退屈なだけだろう――…ひなびた場所に来させたのは悪かったよ。 ちょっとこう……我侭を言い過ぎた。 折角楽しみにしていた旅行なのに正直悪かった。 ――…内容は兎も角。 内容は兎も角。 ( 二度言うた。 ぽつぽつと呟いた声は小さく、障子の向こうに届いたかまでは判らないが。 ) [Sun 2 Sep 2007 01:05:09]
ミカド@宿屋 > (ボタボタボタボタ雫が落ちる音が聞こえる。――廊下からも、部屋の中からも) きょ―――今日は引かんぞ!!今日ばかりは!!! (此方も、仁王立つ!――しかし、障子を隔てている辺りが、負けている。 いまだに|ω・´)←状況だ。 背後の書き文字も、そちらが「ゴゴゴ」なら、こちらは「モモモ」と、明らかに負けている。 ) ―― い、い、いいかね!(どもった)ここは!アマウラだ!! ヴェイトスではない!!つまり旅先だよ!――旅先で愛する君と!一緒に!ひなびた温泉宿にいるわけだ! ――どう聞いても好感度アップイベントのはずなのに、いつまでたっても「やだやだやだ」いうのは如何なものかな!少しくらい僕と、触れ合ったり、抱き合ったり、楽しんだり出来ないのかね!!  とっても楽しみにしていたんだぞ! 君とこうして出掛ける事を! 夜のお楽しみくらい許してくれてもいいじゃないか! (欲望 まるだし の せりふ を はいた!)   だが、君も調子が悪そうなので、我慢して、こうして覗く事で満足しようとしている僕に、この仕打ち…!(わなわなと震える。 鼻血とまったみたいです) ……もう我慢しないぞ。 (きっ)(顔を上げてにらみつけた―ー その先には、盥を掲げた友人の姿がある。  慌てて障子の向こうに避難しつつ!) [Sun 2 Sep 2007 00:49:23]
ザッハトルテ@宿 > ( スリッパをすっ飛ばして転げる覗き魔の姿を目の端に置き、襟を正して仁王立った。 多分背景に「ゴゴゴゴゴ」とか書き文字が浮かんでいると思われる。 ) もう少しって何分何十秒だ・つかそもそも覗くんじゃない・勿論「じゃあ堂々と見物する」も不許可だっ――――獣じゃあるまいし隠す為に人は服を着るんだよ、隠してあるものをわざわざ眺めようとするんじゃないっ…! ( 頭に血が上る余り、今度はなみなみと水を湛えた盥をひっ掴んだ。 ぜーはーはー。 たぽん、と小さく水飛沫が跳ねて布団と畳とを濡らし ) [Sun 2 Sep 2007 00:27:21]
ミカド@宿屋 > ああ、綺麗だよ。綺麗だよザッハトルテ君、素敵だよ。今、がんがんに僕の思い出CGが追加されているよ! お泊りイベントならではの追加CGだよ!この艶かしさは、どうやったら出るんだろうね! 男だという事を忘れそうだよ―――   っ     (みかど は 異世界語 を つかった! )って――――ブッ! (お絞りのはずなのに、ガッ とか、音 を響かせてのけぞった。 顔のど真ん中にめり込んだお絞りは、そのまま男を押し倒した。 派手にひっくりかえる。  ) ――――ッ! (鼻を押さえて悶絶する事数秒。のたくた体を起こした。 ぼたぼたと、鼻からの出血を、投げられたお絞りで抑えながら)―――もっ もう少し覗かせてくれたっていいじゃないか! (けしからん抗議を) [Sun 2 Sep 2007 00:17:39]
ザッハトルテ@宿 > ( 僅か9分間で綴られる「実録! ピーピングトムの世界」にどっかの誰かが慄いた。 本気で慄いた。 ――さておき。 )  ( こんな時、このふしだらな ※トキノミヤコの皆さんに謝れ。※ 締め付けの少ない服は確かに楽だった。 あっさりと背中を晒して手拭いを取り上げ―― )  …………………   ( なんかきこえた )     …。 ( 手拭いをぎぅ、と握り締める。 肌掛けの上にぼたぼたと水滴が落ちた )   こ っ ち 見 ん な ――――!!! ( 振り向くと同時にがっちがちに握り締めたお絞りを投げつけた! ) [Sun 2 Sep 2007 00:10:47]
ミカド@宿屋 > ――――――…………。 (はいごです。はいごから見ています。 ―― ピーピングトムは今日も元気に活動中です。 場所がアマウラだろうが、ヴェイトスだろうが、やることは変わりません。 どちらかというと、アマウラの建築物の方が覗きやすいくらいでしょうか。 滑りのよい障子や襖は、音もなくスルスルと覗く為の隙間をプレゼントしてくれる。  藍色の着流しに、羽織を引っ掛けた貴族様は、手に汗握る勢いで、部屋の中――白い背中をあらわにする友人を見ていた。見つめていた。ガン見していた。) (―――ああ、やはりトキノミヤコの衣装は良い。 脱ごうと思ったら、帯を少し緩めるだけで、体の上をするりと滑って落ちていく。  その滑り落ちる瞬間も、また良い。 体の凹凸の上をなぞって落ちる様子は、否が応でも「中身」の形を思い浮かべてしまうから。 ―――強引に脱がすのとは、また違った色気がある。 それが愛する人の仕草ならば、また格別だ。 半裸というのも、これまた――…グッと来るよね! しまったな。久しぶりに燃えてしまうじゃぁないか。 萌えるでもあっているね。 (途中から、考えていることが声にでていました。 ) [Sat 1 Sep 2007 23:59:43]
ザッハトルテ@宿 > ( 盥には予め氷片が浮かべられていたらしく、絞った手拭いは程良く冷えている。 ――…本当に職業上の義務であってくれればいいのだが――親切心だったりするとどう対応するべきか良く判らない。 とまれ、邪魔な髪を肩口から流して――憂鬱で気もそぞろな為、背後の気配には気づいていない――ええ位置関係は背後です。 はいごです。 はいごです。 ) [Sat 1 Sep 2007 23:50:22]
ミカド@宿屋 > (顔を半分だけ障子から覗かせ、部屋の中を凝視する誰かの姿が)|・)(←簡単に言うと、こんな感じ) [Sat 1 Sep 2007 23:42:49]
お知らせ > ミカド@宿屋さんが入室されました。 『(すすすすすす)(障子が滑る音)』 [Sat 1 Sep 2007 23:41:25]
ザッハトルテ@宿 > ( 現実逃避もここいらにすべきだろう、閉じていた目を開ける。 陽は完全に落ち、仲居の手によって点けられた行燈の火が揺れて、盥の水がそれを反射していた。 あれを引き上げに来た仲居と鉢合わせでもしたら「また」やっかいな事になる――布団から半身だけを起こした病人もどきは観念しきれずに、浴衣の襟を肩から滑り落としてぐんにゃりと溜息を吐いた ) [Sat 1 Sep 2007 23:35:50]
ザッハトルテ@宿 > ( 目を閉じると風鈴に混じって葉ずれも聞こえる。 ティアンに程近い場所で耳にした憶えがあるそれは、笹の葉が揺れる音だ。 仲居の話では宿の裏手に小さな竹林と沢があるようだから、おそらくそこが音の源だろう。 ――人語を解する・体長3メートル程のしろくろ。 しろくろ。 しろくろ。(以下暫くループ) ――人の世は時の流れが早く、あれから既に一年以上が過ぎている。 笹探しの貴族の願いとやらはあれから叶ったものかどうか。 )   ………………    [Sat 1 Sep 2007 23:20:38]
ザッハトルテ@宿 >   ――…。 ( 客が伏せっているのが気になるのだろう。 或いは業者間の情報網というやつで、前の宿から「血を吐いた客」と云う話が回っているのかも知れない。 …実際の所は慣れない酒に悪酔いした挙句嘔吐しただけなのだけれど、人はなかなかそうとは思わないらしい。 おまけに何せ、記帳主は仮にも貴族。 上客の連れともなると扱いにも神経を使うようだった――コバンザメに対してまでわざわざ気遣い御苦労様だ。 ) ……… ( 畳が夕陽の橙に染まり、時折の風で風鈴が鳴った。 硝子でできているというそれは、確かにベルより余程涼しげな音だった。 ) [Sat 1 Sep 2007 23:00:41]
ザッハトルテ@宿 > ( アマウラ人かトキノミヤコ人なのか、柔和な微笑を絶やさぬイエロティアの本心はとても読み難い。 職業上の義務か、親切心か、或いはただの商魂か――いずれにせよ、両手で仲居を押しとどめると、拝み倒して漸く部屋から出て貰った ) は――――…… ( 残された、手拭いと冷水の盥を横目に溜息がっくりこ ) [Sat 1 Sep 2007 22:39:42]
ザッハトルテ@宿 > ( 夏も盛りを過ぎて蝉時雨も遠退いた頃。 後半刻を待たずして行燈に火が入れられるのだろう、落日の最後の残照が畳敷きの和室を照らしている一室にて。 ) …御気遣いには大変痛み入ります、ですが本当に。 いえ本当に、 本っっ当に、 自分でやれますからっ…!  [Sat 1 Sep 2007 22:31:17]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが来ました。 『( 蜩が鳴く頃 )』 [Sat 1 Sep 2007 22:23:22]
お知らせ > ミザリーさんが帰りました。 『 その夜の内に、私はアマウラを発った。 』 [Fri 31 Aug 2007 23:22:39]
ミザリー > …ミカド様と顔を合わせると、またアマウラに滞在する期間が伸びてしまうかもしれないから…。お手紙を残しておこう。 ( 頬に手を当てて僅かに恥らってみたり。 文面は簡潔に。『アマウラのお料理とお酒、大変美味しゅう御座いました。またお会い出来る日を楽しみにしております―― あなたのミザリー。』と。 ) ( …あのような方に見初められるひとは幸せだろう。それが私で無い事が、何だかちょっぴり切ない。 …ううん、仕方ない。私とあの人では、居る場所が違うのだから。恋を出来るような生き方をしていないのだから。 それに、昔から吸血鬼の恋は悲恋に終わると決まっているのだ。 ) [Fri 31 Aug 2007 23:21:34]
ミザリー > ( 私はより報復への決意を固めることが出来た。私は今後何があっても報復をやめる事は無いだろう。そう言うと、まるでミカド様が更に私を追いやったように聞こえるかもしれないが、勿論それは違う。自分に課せられた運命に対し、更に深く納得する事が出来たのだ。彼には本当に感謝している。 …思いつくあらゆる手段を持って、最大の不幸と害と、罰を彼らに。 ) [Fri 31 Aug 2007 23:14:29]
ミザリー > ( 多くの人にとって緊張状態や危ない状況は”非日常”だが、私にとっては平和こそが”非日常”だ。ヴェイトスに帰ればいつもの日常が待っている。 狩人狩り。同胞増やし。情報収集。扇動。それが嫌な訳じゃあない。ただ、アマウラで過ごした一週間と、吸血鬼の貴族との出会いはとても意義のあるものだった。 所詮、私達は化け物。男が男としてしか生きられぬように、女が女としてしか生きられぬように。奴隷が奴隷としてしか生きられぬように、王が王としてしか生きられぬように。 …私達は、化け物としてしか生きられない。 ) [Fri 31 Aug 2007 23:08:59]
ミザリー > ……。 そろそろ、帰らなくっちゃなあ。 ( 着物姿の吸血鬼の少女は、町並みをぼんやり眺めている。私は暫しの間―― 平和というものを堪能してしまった。言葉も通じにくいし文字は読めないけど、それなりに楽しめたと思う。アマウラ料理はそこそこ気に入ったし、鍛冶場も見学した。観光客向けの忍者屋敷にも行った。…忍者が金髪のホワイティアだったのは気になるが。 お土産のお酒とか、着物とかも買っちゃったり。 ) ( だけどそろそろ帰らなくちゃ。アマウラに来て一週間、ハンターハントの皆をこれ以上心配させる訳には行かない。そろそろ向こうでも動きがある頃だ。 ) [Fri 31 Aug 2007 23:04:13]
お知らせ > ミザリーさんが入室されました。 『すっかりアマウラ旅行を楽しんでしまった。』 [Fri 31 Aug 2007 22:57:11]
お知らせ > ミザリーさんが退室されました。 『―― Amen. ( そしてヴァンパイアは十字を切る。 ) 』 [Tue 28 Aug 2007 23:05:09]
ミザリー > ( 私はこう思う。「きっと神様が復讐を果たせと言っているのだ」と。ミザリーという女の幸せを代償に復讐を果たせと。 だってそうでしょう?私はお兄ちゃんを返してと神様に祈ったら、それが叶った。でも、狩人の連中はそれを踏みにじった。私は吸血鬼になり、人よりも強い力を手に入れた。何故そうなったかと考えれば、答えは至ってシンプルだ。 ) [Tue 28 Aug 2007 23:04:07]
ミザリー > …あれから10年か。 ( 兄に血を捧げ吸血鬼になった私は、その時点で体の成長は止まった。本来ならば今年で24の大人の女になっていた筈だ。 お兄ちゃんは「お前は大きくなったらきっと美人になるよ」って、褒めてくれた。私はもう大きくなる事は無いし、美人になれるかどうかを確認する術も無いし、そう褒めてくれる人も居ない。 普通に誰かと恋をして、普通に誰かと結婚して、普通に子供を産んで。けれどもそれは、もう無い。 全ての歯車は狂ったまま時を刻み続け、最後にはその歯車は抜け落ちて床に転がってしまうのだろう。 ) [Tue 28 Aug 2007 22:45:43]
ミザリー > ( 人では無くなってしまった私は、パプテス色の強いクリスティアに住まうのは難しい。結局はヴェイトスが一番心地よいのだ。 ――しかし、そのヴェイトス市にも狩人達は居る。 ) …。 ( 昔の事をふと思い出した。私はお兄ちゃんを失った悲しみに暮れ、泣きながら神様にお祈りを捧げていた。けれどいつか泣きつかれて眠ってしまって――……。 そんな私を呼ぶ声に目を開くと、そこには死んだはずのお兄ちゃんが居て。 土で汚れていたけど、肌は青白かったけど、温もりは無かったけど、私を抱きしめて撫でるその手は確かにお兄ちゃんのものだった。神様に願いが通じたのだと、私は心の底から感謝した。 ) [Tue 28 Aug 2007 22:39:15]
ミザリー > ( この国は閉鎖的だ。私のような肌の色の違う者は、この出島以外に行くことは許されない。アマウラでは今それを巡って二つの勢力が争っているのだという。 ――しかし、他所の人間を排除しようとする動きは、吸血鬼の私が言うのも何だがとても大事な事だ。特にこの多種族が住まうヴェイトス島でそれを行う事は、様々な文化や宗教、人種が入り乱れ混沌とした状況を作り出す事を意味する。 ――ヴェイトス市が良い例だ。あそこでは何が正しくて何が間違いなのか、その基準が曖昧で、私のような吸血鬼が蔓延る温床になっている。 閉鎖的なアマウラ、差別意識の強いクリスティアは、その街の色はともかくとして比較的平和と言える街ではなかろうか。 ) [Tue 28 Aug 2007 22:30:01]
お知らせ > ミザリーさんが来ました。 『道端に座り、通りを眺める。』 [Tue 28 Aug 2007 22:17:31]
お知らせ > ザッハトルテ@宿さんが帰りました。 [Mon 27 Aug 2007 23:12:02]
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