タイトル | : 隠れ潜むものに送る |
投稿日 | : 2007/08/22(Wed) 17:17 |
投稿者 | : ミカド |
手紙を読んだのは、アマウラへ向かう馬車の中での事。
友人と娘が一緒の旅行にハイテンションだった男が、不意に黙り込む。
思いもよらぬ相手からの手紙に、悩む事数時間。
目的地アマウラへついた男が、先ずした事は、紙と筆を買い求める事だった。
旅先からの返事は、使い魔の梟が運ぶ。
『月の光も届かぬ深遠からの招待状、確かに受け取りました。
例え最果ての同胞だったとしても、カインの子の一人として、
この混沌の島でお会いできる事をを嬉しく思います。
しかしながら、私は東の果てに療養に出ている為、
今すぐにお会いする事は出来ません。
帰還予定は未定の為、東の街アマウラに来ていただくか、
そちらに戻るのを、お待ちいただく事になります。
こちらの都合を押付けるようで心苦しいのですが、
それでも宜しければ、是非お会いしたいと思っております。
月夜の邂逅を楽しみにしております。
西園寺』
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PL:21時以降ならば何時でも可能です。