大聖堂 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(苦悩するイェルマーレ=L=クリシュケンは、まだ13歳なのだ、)』 [Mon 28 Feb 2011 17:53:28]
イェルマーレ > (だが、こうした少年の一部始終の反応は、事情を知る者が見たとていささかオーバーに映ッたろう。自分の痕跡を現場に残した云々がする危機感の仕業ではない。なぜなら仮に街の自治隊・自警団の現場検証等で、例の解剖刀が重要証拠品として回収されていようとも、取り立てて致命的な意味はないはずなのだ。言うに及ばず指紋照合やDNA鑑定など科学捜査と無縁の時代背景が根底から支えるせいである。単純な物的観点からある程度までは人物像を特定できても名前付きの1個人を割り出すには難しかろう。ソレをして癇癪を起こす少年の気掛かりは何をおいても「自分の持ち物を人に奪われるかもしれない」理不尽が我慢できないという実に子供ッぽい執着心の優先に過ぎない。――いいや、許せない。そンな横暴、決して許容できるものか。この私の所有する“祭具”を愚昧なる大神(ジュピター)の使徒共の無骨な手で汚されてなるものか。だが、) ――…あァ――、あァ、くそッ…、駄目だ、今はッ……、だけどッ……、(ダン!)(背面にへばりつくドアを残ッた拳で殴打して、近視用レンズの裏で紫水晶色の瞳の焦点がブレる。アレを他人に触れられる。持ち帰られる。拾得される。想像するだに腸が煮えくり返りそうだ。腹立たしい。腹立たしい腹立たしい腹立たしい! “祭具”も“部品”も“標本”にも、私の物に誰も触るな!!) [Mon 28 Feb 2011 17:50:44]
イェルマーレ > ――…チィッ!(鋭い舌打ちが大気を瞬間的に脈動させる。少年はブツンと右親指の爪を噛み千切り、猛速で窓際――、少年の外出経路だ――、に駆け寄ッて緑青の浮いた鍵に手を掛けン。だが即座に身を乗り出さないだけの理性は辛うじて意識に残留していた。待て、で深く俯く。頭を冷やせ。これからの外出は時刻が悪かろう。次の作務は20分後なのだ。荒々しい呼吸の継続音。ブルブルと震動する手の平で修道服の胸元をわし掴む。親指と衣類の接着点からジワジワと滲み始める鉄分の紅い洗礼。爪甲は3分の1が削ぎ取られ、爪床が覗いている。ズクン ズクンと血流の疼きが強制的に駆り立てる現実感。心拍数は苛立ちと焦りの象徴のように、) 何故だッ!? 何故こンなミスを犯したッ――…!? あァ――ッ……、こうしている間にも…、この、無意味な時間の経過の合間にも…、私の大切な“部品”達が…ッ、一日一時間一秒毎に、崩れて、溶けて、腐り果ててッ……、私はッ…、私はァッ! こンな所で足踏みをしている場合ではないのにッ――…!!(ゼッ ゼッ ゼッ ゼッ――、)(喘息音のような息切れ。内心にわだかまる鬱憤を一息に捲し立てればもどかしさは尚さら募る。衝動に任せて指先から垂れ続ける血潮の粒子を唇に含み、喉を反らせて激しく吸い立てン。ジュルゥッ と強い吸引音。ズッ、ズッと啜音を立てて食道に送り込まれる血液は、体内を循環する本来の役割を欠いて飲料水となッたらしい。かすかに喉を潤すだけだ、)(ソレが一体、何になる!) [Mon 28 Feb 2011 17:40:06]
イェルマーレ > ――…墓地!(手繰り寄せた先に見えた想定は、今度こそ明確な言葉となッて小さな悲鳴で唇を割る。だが結果は一筋の光明どころではなかッた。そうだ、自身の記憶として考察するなら22日午前中までは確かにこの手に携えていたはずなのだ。柔肉を斬り裂いた快い感触も、“部品”の収集後、腰に戻した感覚も覚えている。立ち去り際に牧師服の背中で揺れ動いた、金属音の順序すら微細に把握しているのだ。でなければ現場を立ち退きはしない、) そうだ…、あの後、何か……、私は、何をして……、(少年はドアを背後に視界をさまよわせたまま、不可視の物体を探るように両手指で室内に満した夕闇を揉む。あらゆる状況・確率の模索を始めて10秒足らずで脳裏に閃く出来事があッた。コレしかない、) ――…あァッ、薬草ッ…、をッ……!?(落としたからと思ッて、後日、探しに――、)(鈍器で殴打されたような気持ちで両側頭部を抑えン。だが損失の深刻さは薬草一包の比ではない。あの解剖刀は、あの麗しい刃は、どの一刀を取り上げてもこの世に2つとない至宝だ。毎夜丹念に研ぎ澄まされ錆吹きを許さないエッジ。グリップからチョイルまで流麗な線を描く実用的なフォルム。我が神がこの私に賜れた掛けがえのない“祭具”だというのに!!) [Mon 28 Feb 2011 17:30:08]
イェルマーレ > どこ――…、どこに――…ッ!?(我を忘れて掻き毟る毛髪が振り乱れる。結い目がほどけて肩口から眩い光沢が零れ落ちれば、夕暮れどきの薄闇が部分的に蜂蜜色に色付く。眼鏡ごしの視線を宙に据えたまま無意識に捕らわれた腕が己が着衣を闇雲にまさぐる。体内から響いてくる耳障りな音が止まらない。無駄な雑音は廃さねばならないだろう。修道服の内側に震える五指を挿入し、爆発せンばかりの鼓動を左胸部地肌の上から押さえつける。爆音は収まりそうになかッた。ソレばかりか図々しくも高らかに轟き、左脳を混乱で埋めようとさえする。――バカな、)(落ち着け。水分が枯渇したような喉になけなしの唾液を送り込む。錯乱と困惑は深謀遠慮を練るに最も忌むべき大敵だ。なおも果敢に攻め立てる焦燥を思考の外に追いやッて、残る可能性を冷静に選出するのだ。落ち着け、正しくは、そゥ、正確には何日何時何秒から紛失したものと考えられる? 最近、私が辿ッた道筋であのメスを取り出す機会は何回あッた? いや、持ち歩いた回数自体も考慮に入れなければなるまい。仮定して最悪の場合によっては? 自分に都合良い成り行きばかりで物事を構築するのは愚者の遣り口だ。では、)(では、決まッている、) [Mon 28 Feb 2011 17:20:11]
イェルマーレ > ――…やッぱり、ない…、(元より散々から探し回り、修道士寮の自室に戻ッてよもやココにと探索を開始してから約3時間後、イェルマーレ=L=クリシュケンは部屋の中央で愕然と立ち尽くしていた。“ソレ”本来の保管場所は言うまでもなく根城である街外の秘祭祀場、地下ホルマリンルームの隅々までくまなく点検し尽くした上で、「ない」と言う単語が発せられたのである。もろもろの発言が具体的に「何」を指し示したかはすぐに判明しよう。粗末で清潔な修道士用ベッドの上、灰色がかッたシーツに整然と窪みを穿つ解剖刀の列には、明らかな歯抜けが見受けられた。本来あるべき形状を欠く要因は右末端部にある。大振りな刃渡りからデクレッシェンド型に数本を並べて、どう観察しようとも不自然に最後の一部が空席だッた。幾多の儀式を共に見届けてきた美しく神聖なマイクロメスが1本行方不明なのだ、) ――…どういう事だ…!?(少年は茫然と呟いて後退り木製の薄いドアにドンと衝突する。衝撃波の上昇と同調して背筋が引きつり、うなじに達した所で左手が頭髪に爪を立てン。震撼は指先から伝達して全神経に影響を及ぼし、間もなく身体中をわななかせる原因となる、) [Mon 28 Feb 2011 17:10:20]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(―――――ない、)』 [Mon 28 Feb 2011 17:00:04]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(早速事故が二か所ほどあッたなとは思ッたけど!)』 [Sat 19 Feb 2011 06:45:24]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 [Sat 19 Feb 2011 06:44:50]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『さぁ――…!(新たな朝の始まりだ、)』 [Sat 19 Feb 2011 06:15:06]
イェルマーレ > (時刻が経過するにつれて昇る朝日が建物内に一気呵成に侵入を始める。一筋が少年の横顔に衝突して浮かべた微笑の正式名称を教えるだろう。人の文化の中では「うす笑い」だ。おおむね無根拠な優越感と無配慮な侮蔑感から形成される場合に多い。だが少年のソレは精製方法が少々異なッた。眼鏡を隔てて底光りする紫水晶色の瞳は決して笑ッてなどいまい。代替に別の衝動が「このままでは済ませない」と宣言せンばかりの激情として潜ンでいる、) ――…さて、(独白の余韻が消失しきる前に行動を開始する。今日も修道士達が作務に着く前に確認しておかねばならない確認事項が山ほどある。連絡棟の業務報告・配達物の検査。ここ三日間以内の高位神父・司祭達の動向把握。タイルに付着した足跡量の観察及び記録。派遣隊が帰還する際には必ず某かの動きがあるはずだ。後顧の憂いを放置する私ではない、)(もう一度だ。少年は通用口付近で再度たたずみ、口元に燭台を降ろして蝋燭に歯を立てン。最高温度は690度に達する蝋芯も、冷めればどうということはないが高熱の名残は残留する。ジュ ゥと舌に走る鈍痛、)(もう一度だ。もう一度仕切り直しを要求するのだ。まだ私の未来の栄光にどうという変化はない筈だ。ならばこそ早急に次の“標本”候補を探し出さねばならない。商業地区は薬剤所の娘。淫売窟の若い袖引き。芸能横丁の踊り子。目星は幾らでも付けてある。そして何としても先日の失態を払拭するだけの成果を挙げるのだ、) ――…神よ、どうか私の声をお聞き入れ下さい…、私に恵みをお与え下さい……!(頭を垂れロザリオを逆十字に握ッて捧げる願いは、崇拝する神格と宿望の内容さえ別にして、なンて聖地に似つかわしいひたむきな祈り、) [Sat 19 Feb 2011 06:12:26]
イェルマーレ > (要するに大いなる意志と存在を保守・断行するに当たッては、また尊ばれるべき犠牲を強うるにやむを得ないという結論に達する話だ。良くある詭弁であり事実でもあろう。だから差し当たり多く見積もッても約60〜70億人余に相当する全人口累計率において、うち年間20人弱に満たない数人が不幸に遭遇したとて所詮「少数」と称される損失に過ぎまいよ。そうしてあらゆる時代の世界史はなべて具合の良い形状で、都合の付く要因でのみ練り上げられてゆく代物となる。ソレは腐敗する深海の底から世界の支配を司り賜う我らが神とその僕たる私にとッても上手い結果だ、)(賞賛するべき能弁家・クリスト像に再び背面を向け、尖らせた唇を蝋芯に近付けて燭台の炎を吐息で吹き消す。たちまち薄闇のヴェールが周囲を包めばフゥッと棚引く煙の糸。勢いで一時的に傾斜した灰色ッぽい気体の線は、出口を求めて上昇しながらユラリユラリと移動と停滞を繰り返し、やがて冷気に溶けて酸素にほどけて成分さえ虚ろになる。どれにつけ人間が創造したモノは自然界の産物に対して、ささやかな抵抗しか叶わないという物的証明である、) ――…だが、人為的産物にはどう作用するだろう……、(答え合わせは実証して明らかにしなくてはならない、) [Sat 19 Feb 2011 06:00:29]
イェルマーレ > (――コッ、)(靴音と燭台の位置が階の真下で停止した。少年は体勢を反転させ、燭台灯を側頭部の前へ傾けン。礼拝堂の中央を65度角に視軸を持ち上げてゆけば、大上段に待ち構えるのは巨大な十字架と磔の聖者だ。物言わぬ聖遺物が有無を言わさぬ威圧感をもッて地上に這いずる生物共を我関せずと見下ろしている。悠久の時を得てなお普遍的なシンボルの双璧だ。こンな無稽なモノが、いつまでも、) ――…私は貴方が大人しくゴルゴダで裁かれたなどとは思わない…、(コツ、)(少年の踵が鳴り、聖者を正面に捉えた姿勢になる、) ――…貴方は無力で無知な民達の光だッた。救世主(メシア)だッた。あンなところで授かッた使命を終える訳には行かなかッた。――…だから、弟であるイスキリの身代わりも仕方のない事。誰もがそう思ッたでしょうね。――…そう、“誰も”が…、(く すッ、)(微笑が深みを増す。ユダの口付けを受けたクリストが密かに故郷を脱し、かの東国で終生を終えたという逸話は有名な俗説だ。議論を待つまでもなくパプテス教徒にとッて禁忌的な見解である。だが磔刑の当日、差し出されたイスキリは何を心に秘めながら大神(ジュピター)の御元に赴いたものだろう。切の口を拭ッて遠方の島国で安穏と命永らえながら、後世まで奇跡よ寵児よと崇め讃えられるだろう兄を思いながら、何を?) [Sat 19 Feb 2011 05:50:07]
イェルマーレ > ――…『民共の先頭にエホバ進み出で賜われ』……、(――コツ、)(硬質的な靴音に続き、トキノミヤコ民謡「ナニヤドナラ」の一説を唱えながら階段を降下する影は、一般的な成人男性の平均身長と比較するにやや丈が低かろう。畢竟どう推し量るとも12、3歳としか見えない輪郭はおよそ巡回係の年齢に相応しいものではあるまい。だが先ほど諳ンじた本書古代ヘブライ語の翻訳をなぞる声色は耳にする者の背筋をソッとさするように重厚で低い。ソレは有毒性の甘味を含ンで建物にかすかな反響を示しては大気に漂流し、停泊し、四散しながら消滅してゆく、)(――コツ、) ――…『イスキリの魂よエホバの祈りにて民共の前に現れ賜われ』……、(橙色の燭台灯が早朝の濃霧を切断しながらユックリと下ッてくる。見習いの身分を現すカーキ色の修道服。胸元に垂れ下がる銀製のロザリオ。いずれ大聖堂に仕える修道士には違いあるまい。灯火が横合いから照らしだす朧気な顔立ちも、階下に従うに連れて伏目がちに微笑する少年修道士と判別できよう。取るに足らない光景である。起床には早すぎる時間帯と重低音の紡ぐ言葉の意味さえ思慮に入れなければ、)(――コツ、コツ、コツ、) [Sat 19 Feb 2011 05:40:04]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(冷えた空間に、にわかに燭台灯がともる、)』 [Sat 19 Feb 2011 05:30:08]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『結局、強引なやり方を注意されて』 [Fri 14 Jan 2011 02:11:50]
お知らせ > ダンカンさんが帰りました。 『(黒い感情をだけを体に残し、マーマンは逝くだろう。)』 [Fri 14 Jan 2011 02:11:05]
ダンカン > ( 痛みだけが体を支配して、自分が今どんな体勢でいるのかもわからないだろう。 シスターの声も、海の音も耳に届くだろうか… 。最後に聞こえたのは痛みの中に耳に響く鼓動の音だったかもしれない。 その体はなされるがまま、 海へと帰っていくのだろう。) [Fri 14 Jan 2011 02:06:50]
ジャスティス > ……ち、あんたの勝ちよ。 (もう、彼には何もできないだろう、話すことも、戦うことも……唾を吐きかけるくらいはできるだろうか……相手の顔を覗き込みながら、一言つぶやけば、脇にダンカンの体を抱えて、毛布でくるむ) ……生きてるうちに、潮騒くらいは聞かせてあげるわ。 (尋問が無駄に終わったことと、馬車を手配してほしい旨を見張りに伝える。ダンカン精神力が持つのならば、最後に、水の感触と、海の音を聞くことができるだろう……) [Fri 14 Jan 2011 02:02:21]
ダンカン > ( 出て行く赤い髪。 彼女の姿が見えなくなれば、シスターによる蹴り上げが始まるだろう。 豚の餌... もし本当に餌にされるのであれば、海へ返すというのも嘘であろうか。 ) っかは !  ...がぁっ  くはっ !!  ( 経験した事のない痛みから痛みの連鎖。 思い直すことなど一つもない。 恨みを憎しみで重ね塗りしながら死んでやろう。 腹も、腕も、足も、顔も... 蹴られた器官がつぶれ、骨は砕けただろう。 もう動く事は出来ない。 ひゅーひゅーと息が漏れる。 走馬灯なんて浮かばない。 ただ黒い感情だけが体中を巡るだろう。 このまま、蹴られ続ければ、意識は遠くなり、監禁されて弱った体は長くは持たないだろう。 ) [Fri 14 Jan 2011 01:50:35]
ジャスティス > そう、情報もない、戦う気概も見せない……ならあんたは、豚の餌だわ……。 (もう一度強くダンカンを蹴り上げ、その腹部を何度も蹴り上げようとする……彼の選択を尊重しよう……ゆっくり、思い直す時間だけは与えながら、手を、足を、顔を、尋常でない力で蹴り上げていこうとするだろう) [Fri 14 Jan 2011 01:38:10]
お知らせ > アンヘルさんが退室されました。 『( #9 残されるのは白い羽根 )』 [Fri 14 Jan 2011 01:34:40]
アンヘル > ( ――――それが彼の選んだ選択。与えられた道を良しとせず、ただ血まみれのままに嘲って苦しみながら死ぬ方を選んだ。―――――彼自身が選んだ選択だ。ならば、それだけだ。私が地上に齎す事の出来る奇跡は、ただ悪を斬る事だけなのだから。 )  シスター・ジャスティス。………席を、外させて頂きます。  ( これから先は見られながらはやり辛いかもしれない。………ただ私が見たくなかっただけかもしれない。 )( 天使は珍しく被り物を被った青い髪の修道女に会釈をすると、踵を返してその倉庫を後にしようとする。 )( 扉に手を掛けて一度彼の方を振り返ろうとして―――――止めた。 )( ぱたん ) [Fri 14 Jan 2011 01:31:34]
ダンカン > ( 言葉を挟んだ赤髪は大人しく引き下がったようだ。彼女の感情を汲み取る余裕なんて最初からないが、垣間見えた甘さには嫌悪感は覚えないだろう。) …――― 気が…  ひける...?  ( 伏せったまま言葉が漏れる。 なんて傲慢な提案だろう。 自分は殺戮するのが好きなわけではない。ただ人間が憎しみの対象であるだけだ。 その敵からの提案を鼻で笑ってやろう。 ) …―――はっ、 人間に…  憎き人間に与えられたチャンスなんて興味ねぇな... 人間の見世物になり... 人間の手のひらで戦い...人間に与えられた自由なんて、吐き気がする...  ( なにより、その上からの物言いが気にくわない。 どんな痛みが伴っても、死んで海に帰る方が数段ましだ。 ) [Fri 14 Jan 2011 01:18:45]
ジャスティス > なぶり殺しというのはあまり好きじゃなくてね。無抵抗じゃあ、さすがに私も気が引ける。どう?選ばせてあげるわ。ここで私になぶり殺されるか……人間を殺すチャンスを拾うか……。あんたが望みさえすれば、コロセウムで奴隷とたたかわせてあげる。もし勝てたら、あんたはその奴隷を好きなようにしてもいいし、解放もしてあげる。死んでも、死体は海に帰してあげるわ。どうよ? (アンヘルの言葉には軽く会釈をして礼を言って) [Fri 14 Jan 2011 01:00:46]
アンヘル > ( 悪を斬る事に躊躇いは無い。私はその為のツルギ。彼を処刑するという事に対して異論がある筈も無い。――――けれどならばせめて。せめて痛みを知らず安らかに逝けば良いと。そう思うのは私の身勝手な傲慢さか。 )( 人は汚れている。だからこそ、その汚れを掃う為に清浄なる天使があるのだ。―――――その現実があるのを否定はしない。しかし、眼を逸らすぐらいの事はしてしまっていた。 ) ……………。 少し出しゃばりでした。 彼をどうなさるかは、シスターの差配にお任せします。 ( 感情を隠すように視線を伏せたまま、淡々とした口ぶりで答える。 ) [Fri 14 Jan 2011 00:55:23]
ダンカン > ( 上から降る声。 ぼんやり聞く恨みという言葉...。 あぁ、またそこから黒い感情が膨らんでいくのをかんじる。 ) …―――――  (赤い髪の女と話すシスターの足元で、のこる痛みに顔をゆがめたまま、二人の話にも耳を傾けて。 どうやら赤髪はこの状況を見るにたえなかったのか、こないだ戦で混ぜた時もそうだった...汚れた部分に、自分の信じるものを否定する部分に、早々に目をつぶりたいのだろうと、思って。 そこに返したシスターの言葉にはどうしようもないくらいに腹立たしさを覚えるだろう。 ) …――っぐ (慰め? もったいない…? やはり人間は自分たちのことしか考えていない。自分たちがよければどうでもいいのだ。だから妻は喰われた。人間の馬鹿げた妄信のせいで... 。) [Fri 14 Jan 2011 00:45:11]
ジャスティス > そうやって... 人間は、 自分のことを棚にあげて...  相手をゴミのように殺す……ふむ……。 何か人間に恨みでもあるわけ? (先ほどの相手の言葉を思い出し、2、3歩離れてじっとダンカンを見下ろす。畑のトマトを見下ろすような、さっきも何もない瞳、ちょっとした好奇心がうかがえる程度か) はいl、なんでしょう?アンヘル様……まぁ、それも一興ですが……せっかく捕まえたのに殺すだけというのももったいない……ヴェイトス市民の慰めにでもなってもらいましょうかと考えているのですが……。 [Fri 14 Jan 2011 00:32:07]
アンヘル > ( 私が口を出す事などない。これから先はシスター・ジャスティスの領分だ。―――――こういった事を見せたくないから、口の堅い敵対心の強い相手を尋問すればどうなるかわかっているから。予定調和だ。これから先どうなるか―――なんて。そう、分かり切っているに決まっている。このまま意固地を張り続けるのなら、より一層苦しんで死ぬ。大人しく喋るのならば安らかに殺す。ただそれだけの話し。 )  シスター・ジャスティス。  ( だから私が口を挟む事なんて無い。筈だけど。 )  彼は頑迷な愚か者です。口を割らせるには時間が掛かってしまうでしょう。また末端の者ならば、事情は何も与り知らずに戦線に加わっていた可能性も否定できません。 これ以上の無益な尋問などをして労力を割く事よりも、このまま一思いに処断してしまってはどうでしょうか。   ( ――――本当に余計な進言だ。出過ぎているというのに。 )( ………何を言い出しているのだか、私は。こういう光景を見るのは心が軋んでくるから?だったら最初から同席など申し出なければよかったものだというのに。 ) [Fri 14 Jan 2011 00:27:24]
ダンカン > ( 床に這いつくばった体勢で、背中にずしり痛みが走る。 ) …――― ぐはっ...   か、  神は、  いない... ( 痛みに歯を食いしばりながら漏れる声。 主張は変えない。 ウォータリアンの信じる神... それが存在したとしても自分は信じていない。そんなものがいるとは口が裂けても言いたくない。 神がいるのに救われなかったという事実よりは、神がいないほうが救われるきがする。 そんな信じぬものに「神がいる」と言わすことになんの意味があるのだろうか。 ) ぐふっ  はぁっ...  はっ...  (どけられた足。踏みにじられた部分が熱い。 ちぎる…  また脳裏に妻の最後が横切る。 生きたまま腹を裂かれ、四肢を引きちぎられ、 …自分も同じ最後を迎えるのだろうかと…ぼんやりと思うって。 咳き込んで縮まった肺で上手く息が出来ないせいか、あなた方の問いへの答えは漏れてこないだろう。) [Fri 14 Jan 2011 00:14:24]
ジャスティス > あんたなんかを蹴り飛ばすのに、神様の名前なんぞもったいないわ。 (床に伏せたダンカンの背中を踏みにじりながら、ゴミでも見るような瞳でダンカンを見下ろす) あんたの主義主張なんてどうでもいいのよ。ウォータリアンに神はいるのか……答えなさい。ああ、さっきの答えも早々に答えたほうがいいわよ。あんた、黙ってれば死ねるとは思いなさんな。 (外見からは想像もつかぬ怪力でダンカンを踏みにじり、やがて一度足を上げる) それとも、体の端からちぎられていきたい?ん? [Thu 13 Jan 2011 23:57:51]
アンヘル > ――――なるほど。確かにその可能性も有り得ます。 ( ――――少しばかし此方の事情は棚上げさせてもらうが、宗教戦争というのは侵攻においてよくある形の一つだ。その辺りも含めて彼らの事は色々と知っておきたかったのだけれども――――頑固な人。変わらず、一向に口を割ろうとしない。 )  ――――――  ( 唐突に口調を変えて、咽ているダンカンにたいしてすごむジャスティス。――――だから、素直に優しく言っているうちに色々と言えば良かったのに。救い難い愚か者。 ) ――――――― ( ただ私は、じっと彼の怨嗟の言葉を聞く。それだけだ。 ) [Thu 13 Jan 2011 23:53:19]
ダンカン > がはっ… !!!  ( さっきまでの雰囲気をどこかに放り投げたようなシスターに、構えていなかったマーマンは床に伏せって大きく咽るだろう。  口調が荒くなった声が、上から降ってくる。 )… ――― ゲホッ... グ... ゥハッ… は、 ぁ、  はぁ...   ( もとより戦士の誇りなんてない。ゴミのように…、あぁ、妻のように殺されるのかと。 ) っ  神の…  名のもとに ってやつか ? そうやって... 人間は、 自分のことを棚にあげて...  相手をゴミのように殺す... (自分たちがしたことと、同じ事をしていても気づかない。) [Thu 13 Jan 2011 23:45:50]
ジャスティス > 【PL注・蹴ったのはアンヘルさんではなくダンカンさんでした。申し訳ありません】 [Thu 13 Jan 2011 23:41:29]
ジャスティス > どうされました?アンヘル様? 彼らが邪教をあがめている可能性も、その邪教の教えでヴェイトス市に侵攻した可能性もあるのではないか、とちょっと持っただけですよ……。 (にこやかに答えながら、おもむろにアンヘルの胸をめがけて蹴りが飛ぶ) ったく、ちょうしのってんじゃないわよ。 ゴミみたいに死ぬか戦士の誇りくらいは抱えて死ぬかのセといわなんだからキリキリ答えろっつうの。 [Thu 13 Jan 2011 23:30:53]
アンヘル > …………シスター・ジャスティス? ( それはどういった意味での質問なのだろうかと。ただ置物のように黙っているのが本来なのだが、ついついそんな疑問を持ったような言葉を挟んでしまう。 ) [Thu 13 Jan 2011 23:26:07]
ダンカン > (静かになった赤髪の女のかわりに、話し始めたシスターが話すのを見ながら。 噂、命令、暮らしぶり... 回答を強要される訳でなければ、答えることはないだろう。 怪しいプレゼントにも興味ない。 捕虜である自分にいったい何をくれるというのだ。 答えなければ、その質問はおいて置かれ。 咳払いの後の質問をぼんやりと聞こうか。)…――― 俺には神なんかいねぇ (他のやつらの事は知らない。 海の中にもそういう存在はあろうとなかろうと、自分には関係なかった。 自分が救いを求める先は神ではない。 自分が信じる神など存在しない。 ) [Thu 13 Jan 2011 23:22:49]
ジャスティス > あらあら、何でもいいんですよ?知っていることだけでいいんですから。根拠のない噂でもいいですし、どういう命令を受けた、そういったものでもいいですし……あー、ついでに暮らしぶりとかも教えてくれるとうれしいんですが……。 素直に答えていただければ、とっておきのプレゼントも用意しておきました……きっと気に入っていただけるんじゃないかと思うんですが……まぁ、とりあえず今の質問は置いておきましょう。 (本題はこちらだとでも言うように一つ小さく咳払いをして) お尋ねしますが……あなたたちに信じる神はおありですか? [Thu 13 Jan 2011 23:11:26]
アンヘル > ( 交渉のテーブルもなく、私達がお前を攻める!大人しく征服されろ!!以上!!と正門を破壊されたりなんぞしたらそういう感情を抱くものであろう。 ) ( この場において天使の存在はわき役である。――――ただ少し、ほんの少しだけ自分もどういう風な顛末になるのか気になったから。――――同席を希望したのはそれだけの話し。 ) [Thu 13 Jan 2011 23:04:32]
ダンカン > ( 一方的。 そう人間はいうのは当然か。 ただ、自分に根をつけた黒い感情も人間に一方的に作られたもの... 結局人間は自分たちだけを正当化するのだ。 遅れてきたシスターと赤髪の女が話すのを黙って聞いていようか。「申し訳ない」なんて建前の言葉を聴けばおかしくてしょうがない気持ちになった。 自分は捕虜だというのに、いったいなんのつもりなのだろう。 ) … さぁな...  (自分が知ってる事は末端へ流れてくる情報だけ。 人間を屈させるために、そして地上を手に入れるために情報を集め、地上の土地を掌握しようとしただけ。 人間を屈させる、その部分だけに今回の作戦に参加しただけだ。 他の事で詳しい内容など知ったこっちゃない。) [Thu 13 Jan 2011 23:00:11]
ジャスティス > 遅くなって申し訳ありません、少々、物騒なものに出会いました。 (もう一度深く頭を下げ、アンヘルのいた場所に立てば、柔らかな笑みを浮かべてダンカンを見つめる) 長い間、こんなところに押し込めて申し訳ありませんでした……ただ、一つ二つお聞きしたことがありましたので。一つは、まぁ、根本的なところですね。 二つ目は……もしかすると、あなたたちにとってはどうでもいい問題かもしれません。 まず、一つ目なのですが……そもそも、なぜ、ウォータリアン達はヴェイトス島を攻撃してきたのか。何かご存知ですか? (ト小首をかしげて) [Thu 13 Jan 2011 22:49:32]
アンヘル > …………一方的な宣戦布告。度重なる非戦闘施設への襲撃。これらが乱暴な行いと言わない事は私には出来かねます。 ( ――――天使は神を盲信している。盲目に、ただ主の御言葉だけに耳を傾ければ良い。 )( しかし聖女は人である。アンヘル・セリアーは神の言葉以外にも耳を傾けてしまう。――――それは天使の力を預かる聖女としては正しくない。今もただすぐに天誅を下せば良いものを。私は―――― ) ( 入ってくる修道女の姿に天使は軽く一礼をする。―――血の香り。鉄さびのような。 ) いえ。まだ何も話は進めておりません。 ( ――――方針を決めるのは聖教会から派遣された他所者の立場である私のする事では無い。一歩下がり、改めて尋問の役をジャスティスに譲ろうと。 )( ――――私が訊ねたのはあまりにもくだらな過ぎる余談だ。何も関係が無い事。話は何も進んでいない。 ) [Thu 13 Jan 2011 22:46:14]
ダンカン > …―――― 蛮行…ってのは 頭の悪い...乱暴な行いって意味だろう...。 馬鹿な事をしたつもりはねぇんでな ( 意味のないことなどしていない。 ) 何って...?  敵に攻撃をした...  それが俺のしたことだ  (そう、それだけの意味。そしてそれ以外の意味など存在しない。 それが自分にとって大きな意味だとしても、きっと彼女は理解などしないだろうと。 諦めた口ぶりでそういうだろう。そこまでいえば靴音が近づいてくるのに気づくだろう。 どうやら、本当の尋問の担当が来たらしいと、 入り口に現れた知った顔を観ればため息をつくだろう。 ) [Thu 13 Jan 2011 22:38:31]
ジャスティス > (カツカツと靴音を鳴らして、一人の修道女が室内に入ってくる。普段とは違い、青い髪はかぶり物の中におさまっている。ほのかに血のにおいを漂わせた修道女は、室内にいるアンヘルとダンカンに一礼をした) 遅くなりました……話はどこまで? [Thu 13 Jan 2011 22:35:10]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Thu 13 Jan 2011 22:32:06]
アンヘル > ( その視線が私の心をざらつかせる。大いなる主を軽んじて、命を軽く扱う者どもに掛ける慈悲などは存在する訳が無い。 )  ―――― ……… では蛮行でなくば、貴方は何をしたと仰るつもりなのですか。  ( ――――何がおかしい。嘲るな。笑うな―――― ) [Thu 13 Jan 2011 22:23:51]
ダンカン > (付き添い人...。 どうやら本命は後から来るそうだ。 特に興味もなさそうに、身動きをしないできいているだろう。 どういう意図で彼女がいるのは知った事ではないが、黙ったままでいるあなたの方を見据えたままでいる。)…――――――――――― ( 蛮行...。彼女は自分たちの行動を真っ向から否定した状況からの問い。それは何故と聞くも、こちらを理解するつもりなど、これっぽちもないのだ。そう思えば鼻で笑ってやろう。何が神だ。) … 蛮行  蛮行ねぇ...   ( 自分たちのことが蛮行だという者に、何故の部分を話す意味なんてないだろうに。 ) [Thu 13 Jan 2011 22:14:28]
アンヘル > ――――いえ。私はただの付き添いです。正式な尋問。何より貴方の処遇はまた後で来る方が決定なさいます。 ( ―――――聖女にそのような汚れ仕事などさせたくもない。それはあくまでも邪悪を祓う剣である。それが私をこの街に派遣した聖教会の意向。…………尋問に立ち合うというだけでも、彼らは眉をひそめて良い顔をしない。聖女とは偶像であり、アイドルだ。例え本人がどのように考えていようとも、必ずその通りに動けるとは限らない。 ) ――――――――― ( 沈黙。無駄な会話は慎むべきである。異端の者と話して実になる事など何も無いのだから。 )  何故、蛮行をするのです。死にました。少なくない数の者が。  ( ――――気付けば淡々と問いていた。―――無駄な時間だ。そう、ただの時間潰しの。聞く意味も、そこにある訳などないのに。 ) [Thu 13 Jan 2011 21:59:21]
ダンカン > (扉の開く音に、ゆっくりと瞼を持ち上げようか。 そこには先日交戦した神の使いだかといった赤い髪の女の姿。  ) …――――尋問を担当するってぇのは... てめぇか...  ( 壁に背を預けたままの姿勢に、感情のない声で呟こうか。 どこまでも相容れなかった神の使い。 そういう相手と話すというのは非常に体力を使う。  嫌そうに眉を寄せて、あなたの方をみるだろう。)  [Thu 13 Jan 2011 21:48:38]
アンヘル >  人はその姿をした者を見て、その名を思い浮かべるだろう。燃えるような真紅の髪。その背中にあるのは翼。 )  ――――――  ( キィッ、とその扉が開き、天使がその倉庫へと訪れる。聖画に描かれるようなその風貌。暗く鬱屈としたこの一室にはどこまでも不釣り合いな天使。 ) [Thu 13 Jan 2011 21:42:14]
お知らせ > アンヘルさんが入室されました。 『 天使  』 [Thu 13 Jan 2011 21:36:56]
ダンカン > ( いったい何を尋問されるのだろう。 メア島のことを聞かれても話す事はない。もともと末端の自分に分かることなどたかが知れているのだ。 死んでも黙っておかなければならない秘密なんて存在しない。 ) …―――――――――― ( 息をゆっくり吐いて、 瞼を閉じる。 冷たい空気が肺に入って抜けていく。  ) …―――俺を...  生かす 意味なんかありゃしねぇのに...  (馬鹿な人間ども。 トカゲの尻尾を取っておいて何になる。 なんの意味もない。 ) [Thu 13 Jan 2011 21:28:52]
ダンカン > ( あれから何日経ったのか…そんなことを考えていれば、皮膚を刺すような空気が倉庫内に流れ込んでくる。 扉の向こうでは見張りの人間が行ったりきたりしている足をとが聞こえる。 そういえば今日だっただろうか、、教会の人間が尋問に来るとか…。 ) …――――  ちっ ( まだ苛立つ気力があるらしい。 冷たい壁に背中を任せて、今日来るであろう人間を待つ事にしようか。 ) [Thu 13 Jan 2011 21:09:22]
お知らせ > ダンカンさんが来ました。 『(暗い倉庫の中。 )』 [Thu 13 Jan 2011 21:00:48]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『( 静かに、鉄仮面は夜闇の中へと消えた。 )』 [Tue 11 Jan 2011 02:10:45]
アイゼンリッター > (…………ともあれ。 大聖堂は問題あるまい。 警邏の順路を組み替えるべきだろう――いや、組み直すといった方が良いか)…………暗黒街、スラム、か。 この前は何やら大博打があったとかいう話は聞いたが……。(詳細はわからないし、介入する気もなかった。 より直接的な犯罪を追うべきだ。 強盗、強姦、窃盗、エトセトラエトセトラエトセトラ。 平和な街に付き物の、日常茶飯事な、しかし致命的な犯罪を。 それを嬉々として行う輩を。 自分の幸福のためと信じて疑わない屑を。 叩くべきなのだ) [Tue 11 Jan 2011 02:10:32]
アイゼンリッター > (アイゼンリッターは、メア島に向かう気など毛頭無かった。 戦争は自分の担うべき役割ではないと考えているからだ。 決して無関係かつ無関心であろうとは思っていないが、自分がすべきことは街に暮らす人々の日々を守ることであり、その日常を踏みにじる屑どもを叩きのめす事だ。 メア島の兵士が再び街に攻めてくればこれを迎え撃つ事は吝かではないにしても、ヴェイトス市が平和を取り戻し始めた以上、彼にとっては日常的な戦いが再び始まったという事でもあり、結果的に街を離れるわけにはいかなくなった)…………………。(これは明らかに誇大妄想的かつ強迫観念に侵された狂人の思考回路ではあるが、少なくとも彼はこう考えるだけの理由と経験とを積み重ねた上で、鉄仮面を被る事を選択した。 である以上、決して止める事はないし、妥協の余地はない。 それはありえない事だ) [Tue 11 Jan 2011 02:05:19]
アイゼンリッター > (元より、この宗教的建築物は幾度もテロの標的となった過去がある。 あまり良いことではないが、聖堂を守る人々も慣れたものだろう。 今回、そう被害は大きくなかったと聞く。 シスター・ジャスティスの活躍あっての事だとか。 アウトローと仲良く酒を飲み交わし、そのたまり場であるカジノに肖像画を嬉々として掲げるような女の信条は決して認められないとしても、その戦闘能力に関しては疑いの余地なく認められる。 彼女が巡回しているのであれば、そう此方が気を揉む必要は無い。 甚だ不本意な事ではあるが……)……………Hrummm。(戦場は、市内から島外へと移りつつある。 逃亡奴隷に関しても粗方が捕縛されたと聞くし、図書館の方も無事に整理が進んだようだ。 病院は――まあ、大丈夫だろう。 豪天寺艶子にも一度見舞いに行くべきだろうか? 戦争が終わってからでも問題は無いだろう。 もともと、仲良しこよしのお友達、という間柄ではないのだから) [Tue 11 Jan 2011 02:01:08]
アイゼンリッター > (大聖堂、尖塔の上。 赤いマフラーが風に靡くのに任せながら、鉄仮面の男は独りごちた。 周囲に広がる町並みを睥睨するその顔は常通り表情は無いが、何処か疲れているようにも見える。 だが、それもまたいつもと同じ事だ。 この男にとって休息などないし、彼自身もそれを望んではいないのだから)…………クリスマス、年末、年始。 ひと通りの行事も終わった。(海底軍の動きが無い事も合わせて、新年は問題なく訪れたと思って良いだろう。 先日も聖堂の警邏は行ったが、あれから一週間ほどが経過して、やはり特に目立った騒ぎはなかった。 ――――知り合いの多い建物であることを差し引いても、やはり市民の多くが集まる場所だ。 治安が良くて困る事はなく、それは彼の望むところでもあった) [Tue 11 Jan 2011 01:55:47]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『 ――――もう、十分だろう。 』 [Tue 11 Jan 2011 01:51:50]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『 戦いは続く。 』 [Thu 6 Jan 2011 22:08:32]
カイン > (一人の男が長椅子から立ち上がったのに合わせて、此方も立ち上がる。 右手にはしっかりとケースを握った。 静かにその後について歩き、礼拝堂の外へ。 夜気を深く吸い込む。 雨は上がったか。 この奇妙に湿気った匂いは好きだった。 いつだって最初の気持ちを思い出す。 あの屍に満ち満ちた館の匂いに、似ているのだ。)………………。(――ああ、別に、あの男が此処で何かしたというわけではない。 ただ単に、以前にスラムでとり逃した強盗に顔が似ていたというだけだ。 尾行し、追い詰め、真偽を確かめる。 少なくとも自分は自分のやるべき事を含めて、現実を認識している。 精神が強迫観念に侵されていようがなんだろうが、真実は一つだ) [Thu 6 Jan 2011 22:08:12]
カイン > (神は偉大なり、だ。 放置しといて悪徳がはびこれば、硫黄の雨を降らせるか、洪水で押し流すかして「無かった事」にしやがる。 そうは行くものか。そうはさせるものか。)………あんたもまあ、良くアレを最期まで信じ抜く事ができたものだなぁ。(十字架の男に向かって口を開く。 神の御言葉とやらは上っ面だけの綺麗事だが、それを貫き通した男の生涯には敬意を払うべきだろう。 そしてそれに殉じる司祭、修道士、修道女、信者たちにも。 自分には出来ない事だ。 彼らに幸運あれ) [Thu 6 Jan 2011 21:47:23]
カイン > (平和。 そうとも。 裏では犯罪者が闊歩し、強姦があり、強盗があり、殺人があり、アウトローは悪事を企み、何人もの人生が踏みにじられ、誰もがそれに気づいているのに、気づかない振りをして生きている。 これが平和だ。 万々歳。 悪くない言葉だ。 反吐が出る)………………………。(気になるのは病院だ。 豪天寺艶子。 あの剣士は、確かまだ腕の治療だかで入院中だったように思うし――まあ、襲撃で被害を受けたとの話は聞かないが――将軍を討ち取った後、負傷で入院したとかいう騎士の名前は、以前此処で共闘した人物のそれではなかったか? ……だが、だとしても病院に関わる気はなかった。 連続殺人鬼を庇うような女が、看護婦をしている場所なぞ) [Thu 6 Jan 2011 21:39:50]
カイン > (ヴェイトス市の公的見解によれば、まだ此処は危険な区画だそうだが――こうして見る分には、不審な人物も見られない)……杞憂だったか。 まあ、良い事だが。(ケースの中には装備一式。 アイゼンリッターにとって、此処は知り合いの多くいる建物だ。 彼女らに被害が出なかったという事実、またその後はクリスマスという重要なイベントが控えていた事もあって立ち寄れなかったのだが、別に来る必要も無かったように思う)……………………。(周囲に目を向ける。 新年が訪れてから6日。 既にお祝いの雰囲気も薄れており、不精な人間や混雑を避けた信者が参拝している程度だ。 或いは経験な信者やシスター、修道士か。 平和だった。 悪くはない) [Thu 6 Jan 2011 21:34:19]
カイン > (――と、果たして呼んで良いものかどうか。 襲撃があってから三週間。 聖堂には警備の人間も多い――先だっての異端宗派によるテロの時には、その内の一人に助けられた――し、そもそもメア島の軍勢自体の活動が、もう下火だ。 あとは此方から乗り込んで首謀者をたたきつぶせば、それで終わる。 捕縛に成功した捕虜の末路も、まあ、良くて処刑だろう。 少なくともヴェイトス市は、そう寛大な街ではない。 コロセウムに放りこまれて見せしめに惨殺されなければ運がよいと思わなければ)…………ふん。その癖、犯罪者には甘い。(唇の端を吊り上げて笑う。 ここは大聖堂の礼拝所だ。 長椅子に腰を下ろして、十字架に掲げられた男を見上げる。 傍らには金属のケースが大事そうに置かれていた) [Thu 6 Jan 2011 21:28:57]
お知らせ > カインさんが来ました。 『 復旧活動 』 [Thu 6 Jan 2011 21:25:09]
お知らせ > アンヘルさんが退室されました。 [Thu 30 Dec 2010 23:10:39]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『ええ、おやすみなさい。よいお年を』 [Thu 30 Dec 2010 23:09:23]
アンヘル > ああ、だから騎士という。何だか少し納得できました。 ( 合点がいったように掌を合わせる。確かにそれならば扱いはエクソシストと言ったよりも、騎士という名を冠していた方が感覚的にもわかりやすそうだ。 ) ありがとうございますジャスティス。ええ、その点については了解させて頂きました。 ( 聖女の御付きの者はそれを聞けば渋い顔をするだろうが、私にとってはそれは気に留めるような事では無い。元々武器を携帯する必要も無い聖女はそれを了承するように頷いた。 ) ( ぶるりと少し震えた。――――寒いな。もうすぐ年は開けるか。 ) それではシスター・ジャスティス。私はそろそろ失礼させて頂きます。また後日に。 ( ぺこりと会釈をして。こうして寒い中に長くいると体調をまた崩してしまいそうだ。 ) [Thu 30 Dec 2010 23:06:14]
ジャスティス > ええ、そうなんですよ……意外に思われるかもしれませんけどね。だからいろいろとこういう時ややこしくて、そういうわけで聖堂騎士、なんて話が出てきたわけです (刻々とうなづきながら白い息を吐く) ふむ……なるほど、一応司祭様から尋問については押しつけられていますし、もともと大聖堂に捕虜の取り扱いの規則なんてありませんし、いいんじゃないですか?同席しても。その代わり、武器は持ち込めませんよ?奪われるといけませんから [Thu 30 Dec 2010 22:53:19]
アンヘル > なるほど。――――あら、そうだったのですか? ( 私の力である天使の剣も、邪悪に属する生まれの者以外には単なる鈍器である。そういった相手には彼女のメイスと同じような使い方になるのだろうかと今更ながらに思ったりしていて。――――殆ど奇跡も使えないと聞けば、その事実に以外そうに目を瞬かせた。 )( あくまでも悪魔祓いの奇跡の延長線に過ぎなくはある。人は斬れないのだ。私には。 ) ええ……。実際の尋問の場に私は立ち会わずとも、人伝に聞くだけでも良いのかもしれませんが。……少し気になりまして。我が儘を申します。 [Thu 30 Dec 2010 22:50:13]
ジャスティス > え?あぁ、まぁ……私はエクソシストではないので……、こういうものを使っています。一応、銀のナイフもありますがね。 (そう言って背中から抜いたのは大きな金属製のメイス) これならヴァンパイアも一撃で倒せますし、また骨を砕きますから一撃で倒せなくても、相手も動けなることが多いのです、まぁ……その分私はほとんど奇跡も使えませんがね。 (この修道女が使うのはあくまで人殺しの技であり、エクソシストのそれとは根本的に違う) ああ、私もですよ……とりあえず、彼らに宗教はあるのか、なぜ大聖堂を襲ったのか、そもなぜヴェイトス島を攻撃したのか……考えてみればいくらでも。まぁ、知らないと命にかかわるものでもないのでしょうが [Thu 30 Dec 2010 22:28:29]
アンヘル > ( 状況が状況か。考えてみれば夏の終わり頃―――始まりの気配は私が来る前から。振りかえって見れば随分とこのゴタゴタは長く続いてきた物だ。 ) ……………………。 ( はぁ )( 状況的に考えれば仕方が無いで許されるかもしれないけれど。けれど心情的にはやっぱり納得いかない気持ちが胸の中を渦巻いている。 ) シスター・ジャスティスはああいった手合いにも慣れておられるのですか? ( 眺めていた彼女の戦いぶりは見事な物であったと。私達はああいった相手への経験は少ないのは事実である。 ) あ、 ……いえ。………このような蛮行に及んだ理由が少し、ほんの少しだけ気に掛かってしまいまして。 ( ――――引っかかり。喉の奥に小骨が挟まったような、そんな感覚。本当は不要な物だ。そんな疑問なんて。 )( アレは悪だ。あんな酷い事をする奴は裁かれるべきだ。―――何故そんな事をしたか、なんて考慮する必要は私には無い。ただ私は剣であれば良いのだから。 ) [Thu 30 Dec 2010 22:24:46]
ジャスティス > ありがとうございます。 (実はかなりのびのびになっている聖堂騎士の話。こんな状況だから仕方ない) まぁ、奇襲ですし、奴らも並の人間とは比べ物にならない身体能力ですから……普段エクソシストの皆さんや聖女様たちが戦っている相手とも違いますし。 (パプテスの奇跡の効果が薄い相手は、大聖堂の人間たちはやりづらいだろうと) はい?何か、気になることでも? (よろしければ先にお話しいただければ、と少し声を落としてたずねて) [Thu 30 Dec 2010 22:10:39]
アンヘル > どうぞお楽になさって下さい。 ( 相手も近々―――既に?だったか。聖堂騎士として扱われる、というような話をうろ覚えに聞いた気がする。それに正義の名を冠するシスターだ。個人的に色々と気になりはする相手。 ) いえ。あの場で悪漢達を誰一人仕留める事の出来なかった不手際を恥入る所存です。 ( 3対1だったとか、そういう事情を汲む理由は私には無い。悪はただ裁くだけ。裁けなければ私の奇跡に価値はないのだ。………恥ずかしい。 ) それはシンボルを破壊した時に使い切ってしまったようですから。……ええ、助からなかったと言えば嘘になります。 ( 苦虫をかみつぶしたような顔になりつつ。 )( ―――尋問、か。 ) ………あの、シスター・ジャスティス?もしお時間が合うようでございましたら、私も御同行しても構わないでしょうか? [Thu 30 Dec 2010 22:01:18]
お知らせ > アンヘルさんが来ました。 [Thu 30 Dec 2010 21:55:38]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Thu 30 Dec 2010 21:24:20]
ジャスティス > む? ああ、いえ貴女が支えてくれたからこそ、間に合いました、本当にお疲れさまでした。(目の前の少女があの時の聖女だったのかと驚きながら、姿勢を正してもう一度挨拶をした。何しろ相手は聖女様だ。)それにしても相手が銃を持っていないで助かりましたね。近いうちに実行犯を尋問しようかと。 [Thu 30 Dec 2010 20:58:15]
アンヘル > あら、そうだったですか。 ( キョトンと口元に手を当てながら目を丸くした。 ) それではもっと私も笑わなければいけないですね。良い事を教えて頂きました。 ( なるほど。あんな風に誰もいない所で大声で笑っていたりしなかったから、私は病弱だったのか。それなら今度真似してみようかとか考えてみたり。 ) 聖女認定、アンヘル・セリアーといいます。――――ああ、そうです。先日は危ない所に御助力をして頂いた事を感謝いたします。改めてお礼を申し上げさせていただきたいと。 ( ぺこりと頭を下げる。聖女認定―――といっても、素の状態だとあまりそうは見て貰えない事は多いか。 ) [Thu 30 Dec 2010 20:45:57]
ジャスティス > !? (人に見られていたことに気付けば、肩を震わせて驚き、咄嗟に声のした方向に振り替える)今晩は。いえ、笑うと体にいいのですよ?(引きつった笑顔をうかべながら、会釈をして。天使の力を持って戦う聖女のことも、その名前も、そして変身した姿も知っている。ただ目の前にいる少女とは結び付かなかった。) [Thu 30 Dec 2010 20:37:00]
アンヘル > ( ―――ただ因縁はある。実際に剣を交わした身としては。少しだけ。 )( なんだか大笑いが聞こえた気がする方に目を向ければ、そこには一際目を引く青い髪。上手い事を言った?シスターにカソックを着た朴訥とした少女が近付いていく。 ) こんばんわシスター・ジャスティス。何かおかしな事でもあったのですか? ( 虚しそうな笑い声に首を傾げながら訊ねてみる。彼女が間に合わなければ襲撃犯にはおめおめと逃げられていて、聖女の立つ瀬は無かっただろう。名前と特徴ぐらいは周りに聞けばわかった彼女に挨拶を交わした。 ) [Thu 30 Dec 2010 20:29:15]
ジャスティス > 話を聞けるかがそもそもな問題よね。貝みたいに口を紡がれたり……ウォータリアンだけに。あっはっは!(修道女の笑い声が虚しく中庭にこだまする。) [Thu 30 Dec 2010 20:24:03]
お知らせ > アンヘルさんが来ました。 『( その理由には関心は無く )』 [Thu 30 Dec 2010 20:22:38]
ジャスティス > (大聖堂、居住区の渡り廊下。闇の中中庭を見つめ修道女はため息をついた。) 嫌な仕事ね。(殺さず捕らえた自分が悪いのだが) ま、個人的には色々聞きたいこともあるしね。(そもそも、何故ヴェイトス市外が攻められたのか。それすらも分からない。) [Thu 30 Dec 2010 20:18:14]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Thu 30 Dec 2010 20:10:04]
お知らせ > ダンカンさんが帰りました。 [Wed 29 Dec 2010 22:48:12]
ダンカン > … もう、狂っている... ( 苦々しい声。 どういう形でもいい。 早く、早く... ここから出たい。 それが死という形でも、何でもいい。 ここは臭過ぎる。 臭い、臭い… 臭い。  ) …―――― ( 乾いた唇を噛んで、再び瞼を閉めようか。 何度目かの悪夢におぼれよう。 溺れて溺れて... これが夢か現実か、もうその境も曖昧だ。 瞼が開こうが、閉めようが... そこにあるのは既に悪魔だけ。 )  [Wed 29 Dec 2010 22:48:01]
ダンカン > ( こんなに黒く染まった体が疼く。 こんな人間臭い所に押し込められているからか... 嗅覚は刺激されて、心拍数は上がったり、下がったりする。 痛い...痛い...  こんな所にいればどんどん黒く荒み汚れていくことだろう。 どんどん、どんどん汚れていく。 汚れちまった悲しみに、今日も小雪の降りかかる。 汚れちまった悲しみに、今日も風さえ吹きすぎる。 ) …――――  (汚れちまった悲しみは、なにのぞむなくねがうなく。 汚れちまった悲しみは、倦怠のうちに死を夢む。 ) ( 何時まで… 何時までここにいなければならないのだろう。 暗い室内に人間の匂い。 気が狂うのも時間の問題か... いや、もしくはもう狂っているのか... )  [Wed 29 Dec 2010 22:37:22]
ダンカン > ( 憎い...憎い憎い憎い憎いっ。 感情がゆっくりと擡げた頭を押し上げる。 あぁ、あの時の... あの時の妻の声が耳に纏わりつく。人間の手に落ちた自分を虐げるような声。 声。 声。 ) …――― くそっ ぉぅ...   ( 黒い感情が、自分の内臓を締め付ける。 今、もし自分の体に自由がきくのなら、自らの手でこの命を絶つ事が出来るのに。  それも許されない。  この暗い空間に押し込まれている事が、こんなに精神的くるなんて... こんなに死を夢見るなんて...  ) 弱ぇ... な...  ( ぽつり。 搾り出すように、自分を虐げるように。) [Wed 29 Dec 2010 22:21:30]
ダンカン > ( 後ろ手に縛られ、床に放り投げられたような状態の自分の体。ぼんやりとした頭。 ここに何人かの人間がきた気がしなくもない。が、霧がかった脳裏にはぼんやりとしか思い出せない。 ) …―――――っち、 ( 何故生かされているのか。 それが理解できなかった。 こうして捕まってしまったら妻と同じ運命を辿るものだと思っていた。 妻の最後... 生きたままに腹を裂かれ、たかる人間がその生き血を啜り、 血も肉も骨も...全てを貪られた妻。 人に捕まれば自分も同じく卑しい人間に食われるものだと... )  [Wed 29 Dec 2010 22:03:40]
ダンカン > ( 重い瞼をゆっくり持ち上がる。 ひんやりとした空気に体温は奪われ、間接が動くたびにきしむ。 ) …――――― っく...   ( 何度か目を覚まし、何度も眠りに落ちた。 今回は何度目だろうか... もう数えていない。 何度目を覚ましてもかわらぬ風景にうんざりし、まだ生きているこの身を恨もうか。 薄暗い倉庫のような情景にため息を漏らして、うめき声と共に寝返りを打つだろう。 ) [Wed 29 Dec 2010 21:49:03]
お知らせ > ダンカンさんが来ました。 『(暗闇の中。)』 [Wed 29 Dec 2010 21:38:43]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Wed 29 Dec 2010 01:43:27]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『尋問かぁ。』 [Wed 29 Dec 2010 01:43:03]
ジャスティス > 聖教会なら間違いなくやり層というか悪魔認定しそうな気もしますが……見せしめとしてもヴェイトスしでやると、逆に市民の印象が悪くなるかもしれませんね……処刑するか、この混乱が収まるまで捕らえたままか……まぁ、尋問してみての、相手の対応次第でしょうね。 (それに関しては任せる、といわれ、何とか年内には、と返して) では、失礼します。 (一礼すると、広い廊下に出て) [Wed 29 Dec 2010 01:38:18]
ジャスティス > あー、で地下倉庫にいるんですか? あの、異端審問間の拷問質とかも実はあったりします? (ジャスティスの問いかけに司祭は苦笑するばかりでYESともNOとも答えない) そうですね……彼には、機会があれば私から尋問しておきましょうか……拷問するほどの必要も無いでしょうし……一通り話を聴いてから、市に引き渡す感じでしょうかね……まさか大聖堂として公開処刑することも、ない、です、よ、ねぇ……。 (何かメリットがあるかと考え始めたせいで最後はなんだか歯切れも悪く) [Wed 29 Dec 2010 01:28:46]
ジャスティス > (居住区の一室、カーテンの隙間から明かりが漏れ、話し声が周囲に聞こえる。執務室の中に、一人の修道女と司祭が向かい合って座っている。) ……はぁ、まだ地下に。 (大聖堂の居住区にある地下倉庫の中に、襲撃の実行犯がまだ捕らえられていると聞き、修道女は目を丸くした) 市兵に引き渡されて処刑されたのかと思っておりましたが。 (目的があって生け捕りにしたのだろう?デスクの向こうでエクソシストを管轄する司祭が目を細める。予断だがジャスティスはエクソシストではないので直接の上司ではない) まぁ……大聖堂が狙われたのはただのおとりか、宗教的な軋轢も存在するかどうか位は、確認しておいたほうがいいかと思いまして……それで大聖堂の対応も多少変わるのでは? [Wed 29 Dec 2010 01:21:41]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Wed 29 Dec 2010 01:15:12]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『居住区』 [Wed 29 Dec 2010 01:06:52]
お知らせ > 巳門さんが退室されました。 『( 槍を構えなおし、気合を入れなおした 』 [Tue 21 Dec 2010 00:02:50]
巳門 > ( 人化の薬に関しては今のところ先輩竜騎士が心当たりをあたって見てくれることにはなった。 期待はするが、自分でも探しておくことは続けるつもりだ。 ギルド地区の襲撃もあり、なかなか難儀しそうではある ) なんとか、がんばらないとな。 ( ヴェイトスを守るのも、アカガネとの約束を守るのも ) [Mon 20 Dec 2010 23:58:30]
巳門 > ( 破壊された十字架に関しては、先祖代々の墓を壊されたもんだと思え、といわれてようやくことの大きさに気が付いたのだが、いまひとつ実感は沸かない。 この辺りは宗教や思想の違いからくるものなんだろう、と思うことにして ) 異常なし、か。 ( 先日のシスターはなかなかすごかった。 自分もあのくらいはできるようになりたい、とぼんやり考える ) [Mon 20 Dec 2010 23:33:20]
巳門 > ( 聖堂の警備は今は十分に機能していない。 こういう状況であれば襲撃をかけてくる連中も出てくるかもしれないといわれて見回りを強化しているところがある ) ……戦争はまだ終わらない、か。 ( 将軍派倒したものの、まだ戦力は残っているらしい。 アカガネとの約束を守る機会が残ったのはいいが、個人的には複雑である   [Mon 20 Dec 2010 23:14:22]
巳門 > 何かの、縁…なのかね。 ( 雨が降る中。 冬場の冷たい雨を防ぐために外套を羽織、左手に槍を持ち警備がてら近くを歩いていた。 最初に襲撃にあったときには止められたが、先日の襲撃の時には素直に中に入れて貰うことができた。 良くも悪くも名前が売れる、というのはこういうことなのかと実感した瞬間だった ) …… 中のものは派手に壊されたんだったか ( 中の十字架は無残に破壊されている。 いまひとつその大切さは理解で着ていない ) [Mon 20 Dec 2010 23:09:11]
お知らせ > 巳門さんが入室されました。 『( 普通の槍を片手に』 [Mon 20 Dec 2010 23:04:20]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 [Sun 19 Dec 2010 04:58:30]
ジャスティス > (ダンカンの体は引き倒す分には問題はなかったが、盾にするにはいささか重い。残ったウォータリアン達が武器を振り上げれば、後ろに飛びスモールソードを引き抜く。そんな中漸く体制を整えた警備の兵達が集まってきて) 殺しても構いません!! (槍の矛先が魚人たちに向けられ、多勢に無勢、ダンカンと残った部下は捕えられ、一時的に大聖堂に拘束される) [Sun 19 Dec 2010 04:58:06]
お知らせ > ダンカンさんが帰りました。 『( 途切れた意識。 その身はシスターにゆだねられるだろう。)』 [Sun 19 Dec 2010 04:55:12]
お知らせ > 巳門さんが帰りました。 『(シスターの活躍に離れて問題がなさそうなら救助活動にうつるのだった』 [Sun 19 Dec 2010 04:38:07]
ダンカン > ( シスターの不可解な行動に眉間のしわを深く刻んで出来た隙。 素早く伸びた手に目を見開き、とっさのことに行動できず、されるがままに、床にたたきつけられるだろう。) …―――― ぐあぁっ!  (締め上げた声をもらし、ダンカンの意思は遠のいていくだろう。 いきなりのことに驚いた他のウォータリアンたちも、驚きながらもサーベルを振り上げるだろう。が、ダンカンを盾にしてしまえば、彼らの動きも、戸惑い手を出せなくなるだろう。) [Sun 19 Dec 2010 04:07:30]
お知らせ > ダンカンさんが来ました。 [Sun 19 Dec 2010 04:01:15]
ジャスティス > こいつを黙らせるまではお願いします、 後は、中をお願いします。 (他にも侵入者はないか、テトス様は無事か、確認しないといけない) っ!! (一気に右腕を突き出しその首を締め上げ、そのままひねるように相手を引き倒し、その頭部を地面にたたきつけようとして。巳門がいる貯め安心しているのか他のウォータリアンへの注意はやや散漫だ) [Sun 19 Dec 2010 03:56:52]
巳門 > ( この分だとこのシスターに任せても問題はなさそうな気がしてくる。 戦闘を行っていた最中に怪我をした一般人は大勢存在する。 できればそちらの救助へと向かいたかったが、ダンカンを行動不能にしてもまだウォータリアンは二人居る。 この分だとジャスティスが負ける光景、というのは思いつかないが… ) シスター。 此処は任せても大丈夫か? ( 槍を構えたまま、ジャスティスへと話しかける。 にらみを利かせるのはダンカンの背後に居るウォータリアン。 なにかあればすぐに攻撃できるようにと意識を向けつつ、ジャスティスの近くへ。 話しかけたことでの隙を心配して ) [Sun 19 Dec 2010 03:48:19]
ダンカン > ( 握った鉾がびりびり言う。背後を守っていたウォータリアン二人も飛びのいて、ダンカンよりも後方にサーベルを構えているだろう。 この先どうしたらいいのか。 先ほど押しのいた男も体制を直し、槍を構えている。 状況的に自分が再び海を泳ぐ事が想像できないほどだ。ならばいかにすべきか。 いかにすべきなのか。 )  …ぐっ...    何? ( これだけの力のあるものが武器を捨てた事に眉をひそめて。体勢を整えるも一瞬の隙が出来てしまうだろう。 鉾は構えきれず、ダンカン背後のウォータリアンは黒髪の男の方に注意がいっている。 ) [Sun 19 Dec 2010 03:42:35]
ジャスティス > (メイスを跳ねあげた状態で一瞬残心を残し、自分からメイスを手放し両手を自由にする。乾いた音を立てて落下するメイス) あんたにゃ聞きたいことがある。 (大体なぜヴェイトス市に攻撃を仕掛けてきたのか、なぜ大聖堂を襲撃したのか。今は黒髪の援護もあり、周囲にウォータリアンの姿もない。目の前のウォータリアンに自殺される前に、捕獲してしまおうと、相手の喉を狙って右腕を突き出す。ダンカンが体勢を整え直すには十分時間があるだろう。此方の腹積もりとしては一気に頸動脈を締め上げ気絶させるつもりで) [Sun 19 Dec 2010 03:38:40]
巳門 > ふへぇ…。 ( 明らかに自分よりも力もスピードもありそうな動きを目の当たりにすればぽかーん、と見つめることしか出来ない。 自分よりもはるかに先に進んでいる者が実際に居るのだと見せ付けられるようで軽くショックを受ける。 とはいえ、十分に体勢を整えることは出来た。 ジャスティスの様子にこれは援護に入らなくてよさそうだ、と感じればそのまま、彼女の背後から襲おうとしているウォータリアンが居ないかを見ることにする。 構えは両手で槍を構えているスタイル。 体力の残りが少ない以上、基本スタイルが一番体力の消耗がすくない )  [Sun 19 Dec 2010 03:29:54]
ダンカン > ( 守ろうとしていた... それは本来正しくはないだろう。自分以外のウォータリアンたちは全てギルド地区へ攻め入った将軍の役に少しでも立てれればとついてきたものたちだ。この陽動作戦が成功してるか否か...それはこの地にいる自分達にはわかりかねることだ。 )…―――― ぐぅっ!!! ( すさまじいスピードで振り抜かれたメイスにマーマンは弾き飛ばされるだろう。 そこら辺にいたシスターとは訳が違う。 弾き飛ばされた先で体勢を崩してしまうだろう。) [Sun 19 Dec 2010 03:18:42]
お知らせ > アンヘルさんが退室されました。 『―――― ( 無力な天使はただ目の前の光景をじっと眺め続けていよう。じっと――― )』 [Sun 19 Dec 2010 03:16:38]
ジャスティス > 舐めた真似をしてくれたわね。 (腰を落とし、此方の右側面に下段で構える。左足で大きく踏み込み、重心を落とした腰をそのままスライドさせるように体も前方へ。気合い一声鋭い怒気と共に、メイスを斜め上に振り抜き、ダンカンの矛を弾き飛ばそうとする) [Sun 19 Dec 2010 03:13:45]
巳門 > くそ、こいつらが守ろうとしてたのはあんたか。 ( ぜえ、ぜえ、と息が荒い。 押しのけられたこともあり、少し距離を離した壁に一度寄りかかっていた。 気合を入れて最後だと、槍を構えなおす。 突撃してくるジャスティスの姿に、一度道はあけることになるだろう。 この間に体勢を整えて、できるだけ息を整えることに専念する ) …すげぇ、シスター。 [Sun 19 Dec 2010 03:07:27]
ダンカン > ふんッ…――― (背には二人のウォータリアン。目の端に移ったウォータリアン達の様子に顔を歪めながら、立ちはだかった黒髪を押しのけれればそのまま外に向かって掛け出そうとする。) …―――― っ!!  ( が、目の前に青髪のシスターが立ちはだかり、名にやら武器を構えているのが目に入る。咄嗟に身を守るように鉾を構え、駆け出した足を無理やり止めようか。 此方の消耗も激しい。おもいのほか天使との戦いで持っていかれたのか。 何とか堂内を抜ければと思ったが、ここにきて新たな壁は絶望的に思えるだろう。) [Sun 19 Dec 2010 02:59:54]
アンヘル > ( ………何が……聖女……! ) ( 悔しさに地面に拳を叩きつけた。力の入らないそれは自分の拳を傷つける事も出来ない。 ) ………ちくしょう……… ( 何も出来なかったんだ私は。 )( 悔しさに瞼から零れ落ちそうになるものを、唇を噛み締めて必死に堪えた。 )( 天使の姿は体に負担を強いる。けれども意地でもその姿を解く事はしない。私は悪斬の天使。悪を斬る剣。斬れない剣だなんて―――認めない。絶対に。 ) [Sun 19 Dec 2010 02:58:18]
ジャスティス > (何やら背中にサメをくっつけている人間は仲間だろうか?観察するうちによろめく黒髪。入れ替わるように視界に入ってくるのは、三又の矛を持つウォータリアン。その道を遮るように立ちはだかり、重そうなフットマンメイスをあえて下段に構える) [Sun 19 Dec 2010 02:51:34]
巳門 > ( 疲労のためか、槍の柄で相手の一撃を止めることはできたが、消耗した体はそのまま、押しのけられてダンカンが進む道を明けてしまうことにはなるだろう ) ( そこで丁度だれか訪れたようだ。 二対一の戦いの消耗は結構大きい ) [Sun 19 Dec 2010 02:47:02]
巳門 > はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。 ( どうやら、海蛇は仕留めるか、気絶させることはできたようで。 一安心をする暇も無く飛び出してくる人影。 こちらも反射的に、槍に自分の槍を撃ちつける様にして防御を行う  [Sun 19 Dec 2010 02:44:49]
ダンカン > (黒髪の槍に海蛇は衝撃にぐったりして、動かない。 サメ男も力の限りに背後から牙をむくが余力のなさに崩れ落ちてしまうだろう。それらを引きずり、大聖堂の入り口にあなたが現れたのならば、脱出しようと走り出したダンカンとウォータリアンが目に入るだろう。そして黒髪の向こうから聞こえる怒号。武器を失った天使の悪態を背に走る足を止めずに鉾を構えよう。 目指すは、入り口に立ちはだかり同胞の無残な姿と共にいるもの。 チクのしたように、奴らの体を海に持っていってやる事はできないだろう。今は出来る事をやるしかない。黒髪の男に向かって、三又の鉾でなぎ払おうと踏み込むだろう。) [Sun 19 Dec 2010 02:36:46]
アンヘル > うっ……… ( まずい。どうしよう。自分の力に限界がある事を自覚はしていたのだけれども、いざ実戦でそんな機会になった事は初めてであり。叩き落とされて素手になってしまった天使はその場から後ずさるように数歩下がった。 ) ――――――……なんだよ…………くそ………… ( 蔑むような、卑しい性根の人を見るような。その眼。 )( お前たちが襲っているのは事実じゃないか!3対1な状況で、それで周りに助けを呼んで何が悪いんだ!!ふざけんな、ふざけんなぁぁっ!! )( 私は、私は――――― )  フザケルなよぉっ!!!  ( 叫んだ。出口へと向かおうとする相手の背を追おうと駆け出して、そして私は足がもつれてその場に転んだ。 ) ( …………  ふざけるなよ …………… ) [Sun 19 Dec 2010 02:30:21]
ジャスティス > 【到着】 [Sun 19 Dec 2010 02:18:52]
ジャスティス > っ!! (大聖堂の前にようやくたどり着けば、息を整え周囲を見渡す。傷口を抑えうずくまる青年。連れ合いの出血を止めようと必死にハンカチで傷を縛る婦人。壊れた人形のように地面に横たわるシスター。しばし呆然と阿鼻叫喚の光景を眺め、負傷した警備兵にじぶんの名前を呼ばれ、我に返る) っ……(激しく唇をかみしめ、続いて大きく息を吸い肩を怒らせる) 貴様らああああっ!!! 生きて帰れると思うな!! (青い髪の修道女は、仁王立ちでメイスを抜き放ちながら、周囲に響くような大声で怒鳴って) [Sun 19 Dec 2010 02:18:48]
巳門 > ぉぉぉおおおおお!! ( 背後は無視。 気合を入れるように吼えた。 止めようとする体を持ち上げてすがる体を引きずって、全力で駆け抜ける。 どこか噛まれたようだが、すでに意識はそれを感じる余裕は無く。 ただ、門に向かって突き進んだ。 途中で足を切りつけられるようなことが無ければ、止まるのは、その槍が大聖堂の入り口を大きな音を立てて叩く時。 中から外へ出ようとする者の動きを阻害することにもなるだろう。 突撃後は、大きく体力を消耗。 肩で息をして能力的にも体力・素早さ、力が-1された状態と同等の力しか発揮できなくなるだろう ) [Sun 19 Dec 2010 02:09:06]
ダンカン > ( 様子の変わった天使に、素早く体勢を立て直すだろう。一体どうした事か、先ほどまでとは打って変わって様子が違う。 まるでただの人間のように見えるが、油断することなく一度離しかけた三又の矛を構えなおすだろう。 ウォータリアンのサーベルは彼女を捕らえる事は出来なかったが、彼女の剣の上に叩き落されるだろう。 )っち...  (外の声に反応する女。何が襲われるだ、卑しい目で天使を見よう。 こいつに戦う気はもうないのだと悟れば、 出口へ向かうように駆け出すだろう。) [Sun 19 Dec 2010 01:54:52]
ダンカン > ( 思っていた以上に素早い突きに、目を見開いて。海蛇はその攻撃を真正面に受ける事は出来ないだろう。 此方も体を張って、張って、張って、これ以上先には進ませんと、その身で憚ろう。 そこに向かってサメ男もこれが最後の力だと、また再びあなたの背後から噛み付かんと、体液で滲んだ牙をむき襲い掛かろうとするだろう。) [Sun 19 Dec 2010 01:54:46]
アンヘル > ( ――――この剣はこんなに重かったのだろうか。持ちあげるのが辛い。目まいがするような錯覚に、相手を後退させた筈の天使はよろけるようにたたらを踏んだ。 ) …………ぅ………… ( 神の遣いである天使の力―――それは人には過ぎた物なのである。だからこそ、それを自在に扱いこなせるからこそ『聖女』と認定されている存在ではある。しかしその力を顕現出来る時間は今の私では短い。その限界を過ぎれば、姿形こそ天使ではあるものの、その能力は普段と同程度にまで落ち込んでしまう。 ) ――――キャッ、ヤッ !? ( 振り上げられるサーベル。咄嗟にそれから身を守ろうとその剣を盾にして受けようとはするが―――先程までとは比べ物にならない程にその動作は遅い。 ) こ、こっち!敵が! 襲われてっっ―――― ( 拙過ぎる状況――――向こう側から聞こえてきた声。それに縋るように助けを求める声を天使は叫んだ。 ) [Sun 19 Dec 2010 01:45:16]
??? > 【次ターン到着】 [Sun 19 Dec 2010 01:34:26]
??? > どいて!!どいてどいて!!大聖堂のジャスティス・ブラウニーよ!! 危ない!!どいて!! (逃げる人、何事かと身に行こうとする人々。夜中とはいえ、全力で走るには少々支障が出る人数が大通りに出ている。悲鳴や怒号の中人きは大きな声を張り上げながら、修道女は走る。そろそろそちらにも此方の声が聞こえ始めるかもしれない) [Sun 19 Dec 2010 01:34:17]
巳門 > ( 相手が腰を低く構えている。 左右のどちらかに避けるつもりだろうかしかし、迷わない ) 貫き、通せ!! ( 以前よりも速度に乗った突撃。 こちらの攻撃距離に入る直前に。 右腕を全力で突き出し、相手を貫こうとする。 相手が予想していたタイミングよりもさらに早く、鋭い突きが繰り出された事になる。 右腕の負担が大きく、ぴり、とわずかに腕へ痛みが走るが、体を守ろうと考えは捨てる。  避けられたところで、全力での突進は止めるつもりは無く、そのまま大聖堂の入り口まで突撃するつもりだ )  [Sun 19 Dec 2010 01:31:19]
ダンカン > (言葉は不要。その通りだ。 相容れない者同士の言葉などキャッチボールが成立しないのだ。 自らが正義だとは思わない。が、奴らが正義だとも認めない。 自らを正しいと証明するのは、勝利を治めるしかないのだ。 ) っ…――――!! (天使の剣を受けて眉を寄せる。が、次の攻撃に両手で構えていた鉾が鈍い音を立て、片手を離してしまうだろう。 ) このくそがぁっ!  (怒りに満ちた目を向けて状態を立て直すように、後ろ飛びのいて後退しようか。 あなたの様子が変わるのを見て、あなたを挟んで向かい側にいたウォータリアンは体制を立て直し、あなたの背後に向かってサーベルを振り上げるだろう。) [Sun 19 Dec 2010 01:20:38]
ダンカン > (黒髪の大振りな動きでサメ男は振り落とされるだろう。 地面にころがさられ、ずるり顔を歪めて振り落とした相手のほうをにらみつけるだろう。 海蛇は低く突撃してくるその槍を引き付け、すんでのところで避けようと腰を低く構えるだろう。 中のものが出てくるのに時間が掛かっている。距離をとれば中に入られてしまう。ぎりぎりの所でかわすしかないだろう。 これ以上厄介ごとは増やすわけにはいかないのだと、迫りくる黒髪をにらみ付けるだろう。) [Sun 19 Dec 2010 01:20:31]
アンヘル > っぁ !? ( ―――聖女が自らの内にある天使の力を自在に行使出来たのはそこまで。時間が――はやい。消耗が、思ったより、激しかった ?? ) [Sun 19 Dec 2010 01:10:06]
アンヘル > ( ――――ああ、と。少しだけ分かった事がある。戯言だ。悪は私では無い。有る訳が無い。彼らが悪なのだ。ただ―――― ) ………言葉は不要か………。 ( 決して相容れる事なんて有り得はしない。私にとって彼らは許す事の決して出来ない悪なのである。ならば私に出来る事はただ剣を振るい彼らを斬る事だけ。それが私に出来るたった一つの奇跡なのだから。 ) ( 赤い髪を翻して天使は風を斬り裂いて斬りかかる。―――受けられた。けれどその不安定な体勢なら、こいつはどうだ!! ) せぇぇいっ!! ( 受け止められる一撃。天使はそのままの勢いで彼の持つ得物である三又の鉾を弾き飛ばすように、自らの剣を下から振るい上げよう―――! ) ( 【戦闘可能残り0T】 ) [Sun 19 Dec 2010 01:08:43]
??? > 【到着迄残り2ターン】 [Sun 19 Dec 2010 00:57:44]
??? > ぜえっ、ぜえっ!! (商業区の屋台で思い切り飲み食いしていたのは数十分前のこと。修道服姿の女は、寒空の下汗を額に光らせながら、両腕をちぎれんばかりに振りまわし走る。大聖堂の明かり、話に聞いた通り、実際に大聖堂で戦闘がおこっているようだ。まずテトス様は大丈夫だとは思うが……不安を膨らませながら、正門に向かう道をひたすら走り抜ける) [Sun 19 Dec 2010 00:57:06]
巳門 > ( 石突の一撃出攻撃の力は一瞬緩んだ。 徐々に深く牙が食い込んでくるが、気にせずに ) うぉぉぉぉりゃぁぁぁ!! ( 両手で槍を握り締め、全身の力での突撃を海蛇に向けて行う。 槍はやや地面を向けて低い位置。 動きを封じきられる前にサメ男を振り落とす。 もしくはつかまるので必死で次の行動には移れないようにした。 再び入り口から離れる動きであれば、そのまま、足が向かうのは聖堂の入り口。 少しでも離れるそぶりを見せればこちらへと向かうのは見せている ) [Sun 19 Dec 2010 00:52:10]
お知らせ > ???さんが来ました。 『地面を踏み縫うように走る』 [Sun 19 Dec 2010 00:49:58]
ダンカン > その定義ならば俺にとっててめぇらが悪だ!!!  (分かり合えない意志と意志のぶつけ合い。答えなど求めない。これまで募らせた憎しみ、怒り、それが自分の中で唯一の真実。 神でもなく軍でもなく、この黒い感情だけが唯一信用できるものなのだ。)  ぐっ!!  (衝撃に耐え、顔を上げれば此方に踏み込まんとする赤い髪。 慌てて体勢を立て直し、腰を落としたまま握り締めたままの三又の鉾で、その一撃を受け止めようと目の前に構えようか。 他のウォータリアンも体を起し、サーベルを構えなおそうとするだろう。) [Sun 19 Dec 2010 00:44:47]
ダンカン > (避けた海蛇はサーベルを構え、次の攻撃の準備をするように、駆け出そう。)  ぐがぁあ!  ( サメ男は牙を立てたまま、あなたの体制を崩させようと腕を回そうとしようか。 石突を突き立てられ、意識が遠のきそうになりながらも牙は外さないように。 何とか隙を作るべく組みたおうそうとするだろう。) [Sun 19 Dec 2010 00:44:29]
アンヘル > ( ―――悪とは何か。その問いに答える筈の私の内にある峻烈なる天使の意思は何も語らない。語ってはくれない。悪は―――悪は――― ) 他者を害する者。隣人を害する者が悪だ。そして神の庭を汚し、私の周りの人間を傷つけた貴様が悪だ!! ( 決して分かり合う事が無い。ならば己の答え同士をぶつけあうしかないんだろう。どちらの道が正しいか何て、そこに答えは有りはしない。 )  はぁぁぁっっ!!  ( 弱き罪無き物を守る天使もある。そして悪を捜し滅する天使もある。私はただそれであればいい―――― )( 吹き飛ばした相手。もはや身を守る不可視の鎧はなく、その身を覆う衣には見た目通りの耐久力しか無い。――――関係無い。全て斬り伏せるのならば!!三つ叉の鉾を持つその魚人の男へと鋭く踏み込めば、その剣に全身全霊を込めて唐竹割に叩き込もうとしよう―――― )( 残り戦闘可能1T ) [Sun 19 Dec 2010 00:29:19]
巳門 > ちっ! ( 少数精鋭は伊達じゃない、という事か。 サーベルで突き出すポイントをずらせれて不意打ちは失敗。 皮鎧に守られているとはいえ、突き立てられた牙は皮膚まで届き… ) 野郎!! ( 槍を引く動作のまま、強く強く、石突をサメの男の腹部へと突き立てる。 右肩はまだ軽症。 皮鎧のおかげで浅く食い込んだだけである。 意識は主に海蛇へ。 動きに注意している。 サメ男の体重なら最悪このまま引きずって海蛇へ突撃することも可能だろう ) [Sun 19 Dec 2010 00:17:39]
ダンカン > 何を定義して悪なのか... ( 神を妄信した天使とは言葉が通じないものだと思う。 己が信じたものに貫くもの同士、分かり合うこともなく平行線を辿るばかりなのだ。) っち、 (叫ぶ天使の予兆に小さく舌打ち。翼を貫いた鉾を思いっきり引き抜いて、次の攻撃に構えようとするが間に合わないだろう。衝撃受け、三人とも後方に後退し、木で造られた長椅子に転がり込むだろう。 人間を過保護にすることを正義だと思う天使には飽き飽きだといわんばかりに、少し血に滲んだ唾を吐き捨てよう。) [Sun 19 Dec 2010 00:02:26]
ダンカン > (不適に笑う黒髪。 二人とも苛立ったように、引きつった表情のままおっていくだろう。 海蛇は突き出された槍をサーベルではじくようにして、ギリギリのところで身を翻し交わすだろう。サメ男も黒髪が槍を突き出したところで、追いつくだろうか。 海蛇のほうを向いているであろうあなたの背後に回りこみ、先ほどシスターにしたと同じように、大きな口をあけ、鋭い牙を向け右肩へと噛み付こうとするだろう。)  [Sun 19 Dec 2010 00:02:16]
アンヘル > つくづく失礼極まりない奴だこと。悪を斬る天使の具現である私に何を不満に思うのやら。 ( ―――ま、その斬り捨てられる悪ならばそう思ったりするのも致し方ない事だったかもな。偶像?紛い物?否だ。主はその御力を持って私を救ってくれた。私に奇跡の力の一端を授けてくれた。それは私にとっては紛れも無く神の所業なのである。故に私は私を救って下さった主の御為に全てを尽くそう。 )  っぁ ――― !?  ( 体勢を崩された所に突き出された鉾――――避け切れない。その一撃は羽毛の如き翼を貫く。いた――くはないが!無いけど!!飛び辛くなるだろうがにゃろう!! ) ず、に、 ( 他の二人もまた自分を囲う様に回り込む―――えっと、えっとだからこういう時にはどうすればいいかって―――えっと―――― )  の、る、なぁぁぁぁぁぁ!!  ( もうめんどくさぁぁぁいっっ!! )( ≪結界放射≫ )( 慣れない多対一の戦い。囲うように取り囲んでくる連中に癇癪を起した天使は鎧として纏っていた衣を衝撃波として自分の周囲に放つ!!射程距離としてはこれぐらいあれば十分な威力が届いてくれる!【戦闘可能残りT2】 ) [Sat 18 Dec 2010 23:50:52]
アンヘル > ( [Sat 18 Dec 2010 23:30:15]
巳門 > ( 追いかければ逃げ、中へと向かえば追いかけてきた二人。 サメの方はわき腹という止血がしにくいところであるし、動き回っていれば出血で動けなくなるだろうと踏む。 基本方針は無視だが、あまり無視するわけにはいかないだろう ) 逃げるんじゃなかったのか? ( こちらの推測が当たっていたことにこんな状況なのに笑みが浮かぶ ) そうだ。 俺の相手をしてくれよ! ( 槍の中ほどを左手で持ち、柄は右手。 残り一ターンで聖堂の入り口へと到達できそうな距離まで来れば、回り込んできた海蛇のウォータリアンへと左足を軸に体を半回転させ、槍を突き出した。 こちらへと向かってきたところでの急ブレーキに不意をついたつもり。 急ブレーキを行ったために、すぐの移動は難しい ) [Sat 18 Dec 2010 23:28:59]
お知らせ > アンヘルさんが来ました。 [Sat 18 Dec 2010 23:27:56]
ダンカン > はっ、 恥じらって自らが出これなず、てめぇ見たいのをよこす奴よりゃましだと思うがなっ( 呆れ顔の天使を鼻で笑おうか。 どんなやつだか知らないが、こいつは腹立たしい。 こいつらの神なんて所詮偶像でしかない。 こんな時にだけ声高らかにその名を前に出されてもウォータリアンにとっては姿の見えない偶像だ。 構えた鉾を握り締め、サーベルを避けて体勢を崩した天使の翼に向かって、三又の鉾を突き出そうか。 自分の傍らにいたウォータリアンも素早くあなたを囲むように、回り込むだろう。) [Sat 18 Dec 2010 23:17:12]
ダンカン > (中に入ったものはまだ戻ってこない。きっと何かが起きたのだという事はサメも海蛇も気づくだろう。 逃げ惑う人々に目もくれず、黒髪が走り出したのを見れば、海蛇もサメ男も共に駆け出すだろう。 三人が表に出てくるまで、他の戦力を中に入れるわけにはいけない。 背を向けた黒髪を双方から挟み込むように、左右から攻め込もうか。 傷を負ったサメのスピードは遅いが、先に海蛇の方があなたの左側からサーベルを構え回り込んでくるだろう。 ) [Sat 18 Dec 2010 23:17:04]
アンヘル > 恥ずかしさも知らない頭の弱い蛮族ってのはこれだから嫌になるな。 ( アンヘル・セリアーはその傲慢な態度を怯ませもしない。偉大なる主の代行者という意味を理解出来ないというのならば、その無知さを憐れむように肩を竦めてあげよう。 ) 主を侮辱する言葉を吐くか蛮族。斬られたいか?―――いや、斬られたく無くても最早斬るがな。 ( 釣り上がる眼を見返すようにその眼もまた怒りの炎を宿している。好き勝手やって人死にを出すわ十字架を破壊していくわ。最早主の大いなる懐の深さといえども許す領域は越えた。――――悪はただ斬るのみ。 ) このっ、避けるなっ!!! ( 身を翻してかわすウォータリアンに天使は怒鳴り付けてやって。ウォータリアンの連中は左右に別れる――――えっと、さっきかわした奴がこっち、え、あ、鉾持ってる奴があっち?いや、あっちには、え? )  ――――― やっ !?  ( 降り上げられるサーベル。反応が遅れた聖女はそれを間一髪の所で受ける事は出来る物の、不安定な状態で受けたそれに聖女は体勢を崩してしまうだろう。 ) [Sat 18 Dec 2010 23:03:52]
巳門 > ( 相手が距離を置くように動き出したのをみて足を止める。 幸い、海蛇がこちらへと意識を向けたので余計なけが人は増えなくなっている。 とすれば、無理に追いかける必要は薄れる ) あっちにはウォータリアンの連中が居る。 こっちから逃げろ! ( 中から逃げる人々へと向けて声をかけた ) …逃げるなら逃げろ。 ( 海蛇たちの動きへと注意を向けながら、向かうのは大聖堂の内部への入り口。 中に侵入されているのは確実。 逃げる中に紛れ込んでいるならむしろこちらへと近づいて注意を引くだろうと考えた。 後ろから切りかかられる可能性は高いので注意を向けていることもあり、移動速度は遅め ) ( 移動開始。 2ターン後、聖堂内部へ ) [Sat 18 Dec 2010 22:48:16]
ダンカン > 神の代理人だかなんだかしらねぇが... (  苛立った低い声で呟き、 吐き出した言葉に目が釣りあがるだろう。 ) 本当に裁かれるべきを裁かない人間のご都合主義な神なんかの言ってることには興味がねぇんだ...  ( 聖女の登場にマーマンも頭にきていた。 弱いものいじめ? 笑わせる。 それでいちいち裁かれるのであれば、とっくに人間なんていなくなってるはずだと。歯をギリギリ鳴らして黒い感情があふれ出す。 此方に駆け出す天使の一発目は避けるように身を翻し、ウォータリアン一人は右に、ダンカンともう一人は左に分かれるように飛びき体勢を整えるだろう。あなたが降り下げたところにむかって、右に避けたウォータリアンはそのままサーベルを振り上げ駆け出すだろう。) [Sat 18 Dec 2010 22:40:46]
ダンカン > ( 目的は騒ぎを起す事だった二人のウォータリアン。 血の流れるわき腹を押さえながら、サメ男はにじりにじり下がろうか。 海蛇はサメ男の傍まで駆け寄ろうとするが、槍の男が迫ってくるのを見て、サメ男から離れるように反対方向へ走り出そう。 距離をとって、その槍をかわそうと駆け出すだろう。 その間、サメ男もその場を離れるようにさがるだろう。 後二人がすることは、中の同胞が出て来た時の為に退路を確保しておく事だ。それまで、何とか持ちこたえよと、相手の隙をうかがうだろう。)  [Sat 18 Dec 2010 22:40:38]
アンヘル > ( 体重を感じさせないようにふわりと地面に降り立った赤い髪の天使。その手に有るのは破邪を払う聖なる剣。悪を斬り裂く奇跡の刃。―――少なくとも今この場では、そのやたらめったら派手な登場の仕方にこの場にいる巻き込まれた人達は希望を見出すであろう事はさておき。 ) 面倒だと?私の方がもうはるっかに面倒だ。なんだ。弱い者いじめしか能の無い弱虫連中がこんなとこを襲って調子こいてんのがもう笑わせる。――――裁かれよ咎人。主は仰っている。汝ら決して許すべからずと。 ( 聖女はかなりド頭に来ていた。荘厳な感じで話していた口調を改めて、吐き出したい感情を素直に相手にぶつける。戦争ならばちゃんと戦場で戦え。非戦闘員を殺して喜ぶような奴は屑であり下衆だ。 ) 逃がすとでも思うのかこの悪がッ!! ( 疾走――入口へにじり寄ろうとするウォータリアンの一団へと駆け出し、その刃なき剣をサーベルを構えている魚人へと逆袈裟に振り上げた――――! )  ( 剣として機能するのはそれが所謂悪魔などといった類の場合のみである。故にウォータリアンの場合は斬れるのは海魔、もしくはそれに属するミックス場合だったのみであろう。ただ当然金属の塊。天使の膂力で殴られたりしたら割と痛いじゃ済まない時もある―――― )( 【戦闘行為1T経過】 ) [Sat 18 Dec 2010 22:26:58]
巳門 > ( 攻撃に成功したのはわき腹。 まだまだ動ける元気はありそうだが、手傷を負わせたのなら上出来。 これで地面を転がっていったサメ男とは距離が取れた。 不意打ちをしようとしても自由にうごけるかは怪しそうだと見れば、向き直るのは海蛇。 両手で槍を保持したまま… ) 仲間が大事なら、無駄な血を流すな! ( 先ほどのような不意打ちは通用しないだろう。 種は一度見せたら使わないのがよい。 そのまま、両手で槍を保持。 海蛇へと突撃を開始しよう )  [Sat 18 Dec 2010 22:14:15]
ダンカン > ( 悲鳴を上げ逃げ惑う人々の中、ウォータリアン二人は空になった地炎砲を投げ捨て、ダンカンの傍へ駆け寄るだろう。 )  …――― っ!!  ( ガラスの割れる音が悲鳴の中に響く。音の元へ、視線を向けるだろう。 そこには、羽の生えた赤髪の女。 なにか難しい言葉で言っているのを、うざがる様に舌打ちをするだろう。 ) ちっ、めんどくせぇ  (そういいながら、自分の三又の矛を構えよう。眉間には一層深いしわ。 傍に来たウォータリアンたちも自らのサーベルを抜き、構えるだろう。だが、これ以上は戦う気はない。目的は果たされたのだ。 赤髪の女の方に刃を向きながら、入り口の方へにじり寄るだろう。) [Sat 18 Dec 2010 22:02:12]
ダンカン > ( 黒髪の男からの続く攻撃に崩れた体勢からは上手く避ける事が出来ないだろう。転がり落ちるように槍の刃先がわき腹を切りつけられ、勢いで地面を転がっていくだろう。 どろっとわき腹から血液が出て行くのを感じる。 ずるり、立ち上がろうとしながらもあなたから視線をそらす事はないだろう。 状況に気づいた海蛇がサメ男の方へ走り出すだろう、次のターンにはサメ男の下に辿りつくだろう。) [Sat 18 Dec 2010 22:02:06]
天使 > ( なんでわざわざ窓を蹴り破って乱入するように入ってきたかと?その方が目立つからに決まっている。どうして目立ちたかったと?それは私が神聖なる神の御使いであるからだ。それ以外に何か理由などが必要だったであろうか果たして。 ) 我は神の代理人。神罰の地上代行者。 ( それは宗教画にある天使のような御姿をした女。翼を羽ばたかせたその天使はその砕け散った十字架の代わりとなるかのようにその上から降りたとうとする。 ) 神聖なる神の庭を犯した罪人達に断罪を下す剣なり。我は―――悪を斬る天使。 ( 聖女たる天使は見栄を張り、口上を上げ、その剣を不届き者達へと向けた。 ) [Sat 18 Dec 2010 21:55:28]
お知らせ > 天使さんが入室されました。 『 砕け散るステンドグラス 』 [Sat 18 Dec 2010 21:45:57]
巳門 > ( がんっ! と強く振り下ろされた槍はそのまま地面をえぐる。 が、そのままでは終わらない一撃の隙が大きいのは承知の上、不意打ちを避けられたのなら…! ) まだ、終わりだと思うなよ! ( 右手は行きおいのまま握り締め、続く動作で左腕で穂先で地面をえぐるようにサメ男へと槍先を向けながら走る。 やはり片手では連携は無理だったが、両手なら! ) くっ。 ( 急激な方向転換で悲鳴を上げそうになる筋肉を力を込めてねじ伏せる ) … ( 大聖堂の中からも音が聞こえた、が気にしていられない )  [Sat 18 Dec 2010 21:45:21]
ダンカン > ( そろそろ立ち上がるものが出てきた頃合。 マーマンがおもむろに右手を上げたのをみて二人のウォータリアンが十字架へまっすぐ構えた地炎砲が火を噴くだろう。場所は最前列だ、狙いの位置は近い。 二発の地炎砲から轟音があがり、場内は一瞬全ての音がかき消されるだろう。 轟音に粉塵...  マーマンのフードははずれ、歪んだ笑みがあらわになるだろう。 十字架は無残に崩れ落ち、いまやただの棒のような姿になるだろう。 その姿があらわになる頃には人々の悲鳴と叫び声が聞こえ始めるか。誰に止められるでもなく、目的は果たされた。 あとは騒ぐだけ騒いでずらかるだけだ。 ) [Sat 18 Dec 2010 21:36:25]
ダンカン > …―――――っ! ( サメ男は振り下ろそうとされた槍をみやり、慌てて横に飛びのくだろう。 着地は無様に態勢を崩しながら、黒髪の男をにらみつける。しゅーしゅーと息を漏らし、不適に笑って見せるだろう。 その男の言葉に聞く耳も持たず、 海蛇は更なる血を求めて、倒れだ男に向かってサーベルを振り上げるだろう。) [Sat 18 Dec 2010 21:36:18]
巳門 > ( 少なくても、信徒ではない巳門にとってはただの物、である。 サメ男と海蛇。 海蛇が無差別に攻撃を始めたところへぎり、と歯軋りをするが、今は目の前の相手を優先するべきだ。 サーベルを構えるのが見えたサメ男。 まだ、間合いが遠いのではないか、と思える距離から、思い切り右手を振り下ろして、同時に槍を振り下ろした。 加速をつけて敵へと走っていったので、そのままであればサメ男の頭部を直撃する位置だ ) また、無意味に血を流してぇのか! てめぇらは!! ( 大聖堂の中に止められるような人物が居なければ、無残にも十字架は破壊されてしまうだろう ) [Sat 18 Dec 2010 21:30:31]
ダンカン > ( 大聖堂内もざわつき始めるだろう。 外の状況が理解できない人間は垂れていた頭を上げて、あたりを見回し始める。「今悲鳴が聞こえなかった?」「いったいなにがおこっているんだ?」 そんな声がヒソヒソとささやかれる。 その言葉をよそに、ダンカンは十字架の目の前までやってくるだろう。 美しい造形の十字架は、ただの象徴物出しかない。 が、人々はこれに頭をたれ、必死に祈るのだ。 こんなものでも破壊されれば、絶望は免れまいと。 マーマンはにやり笑って、片手を挙げよう。それを合図に、装填済みの携帯地炎砲を先にいたウォータリアンが構え、次のターンで発射する事だろう。) [Sat 18 Dec 2010 21:18:59]
ダンカン > (サメ男が噛み付いたシスターの法衣は血で染まり始める。そこからえぐるように、首筋を噛み切るだろう。大きな口からは血が滴り、シスターはドさり、目の前に倒れこむだろう。 此方に向かってくる警備の者が見えれば、サーベルを構えるだろうか。 海蛇は、そのまま人が多くいるところへ無差別にサーベルを振り回すだろう。 致命傷は負わずとも、切り付けられた人々の血で地面が染まる。) [Sat 18 Dec 2010 21:18:53]
巳門 > ( 警備巡回の最中。 騒ぎに気が付けたのは悲鳴が上がってからであり、こちらの距離からは犠牲者が出ることは避けられない。 幸いといえるのは前回の防衛実績があるので大聖堂へは顔パスできることであろう ) っ。 またかよ! 信徒でもないけど縁はあるんだな! ( 右手で柄の先を持ち、背中に構えるスタイルで外で騒ぎを起こしたウォータリアンへと向かう。 一般人が多ければそちらへの犠牲を抑える必要がある。 十字架を守りにいけるような距離ではない ) ( 次のターンサメ男と戦闘可能距離へ ) [Sat 18 Dec 2010 21:11:52]
お知らせ > 巳門さんが来ました。 『 ( そして、青年は騒ぎに気が付いた )』 [Sat 18 Dec 2010 21:07:25]
ダンカン > (海蛇のサーベルが金髪の青年の腕を捕らえて、静かな参列に血飛沫が上がるだろう。 静寂を破るように、傍にいた女の叫び声が上がる。 その声が上がる頃にはサメ男がシスターを捕らえ、その首筋に鋭く硬い牙を立て、むしゃぶるように喰らいつくだろう。 ) (その場を騒然とし、参列していた人々は一気に動き出すだろう。 ) (その騒ぎの音が場内にも段々と波立てるように届くか。 ダンカンのいる場所はちょうど大聖堂の真ん中、 次のターンでダンカンは十字架の前にたどり着くだろう。) [Sat 18 Dec 2010 21:05:34]
ダンカン > ( 大聖堂の外。 ダンカンの姿が見えなくなった待機中のウォータリアンがお互いの顔を見合わせ、頷く。 人間に擬態している二人の本来の姿は海蛇とサメだ。 牙をむき出しにし、 息を荒く自分のサーベルを抜くだろう。そして、大聖堂に向かう人々の群れへと襲い掛かるだろう。 海蛇のウォータリアンは群れの中にいた金髪の青年へ切りつけるように走り、サメのウォータリアンはか細いシスターへと向かって走り出す。) [Sat 18 Dec 2010 21:00:30]
ダンカン > ( 入り口の両開きの戸を通過する。 中は薄暗く、ともされた蝋燭が小さく揺れているのが目の端に入るだろう。 辛気臭い室内の匂いに眉間にしわを寄せて、大聖堂の中へ侵入するだろう。 幸い一般市民が思いのほか多い。 この状況だ... きっと神というものに祈らずにはいられないのだろう。 だったらば尚更これからする事に意味を持たす事が出来るだろう。 既に待機していた二人は、人間と同じように木で出来た長椅子に座り気を伺っているのがみえる。 その先に恭しく祀られた十字架が目に入るだろう。 そこへの道のりはただまっすぐ。 じゅうたんの道をまっすぐ進むだけだ。 )(次のターンで、外のウォータリアンが騒ぎを起し、ダンカンが十字架の前までたどり着くのにのこり2ターン。) [Sat 18 Dec 2010 20:55:38]
ダンカン > (まだ人気の残る大聖堂前の通り。あたりを確認しながら、ゆっくりと祈りに来ている人々に紛れ込む。 そっとあたりを伺う。大聖堂のものと思われるシスターが数人と出入り口には警備にあたってるものが二人たっているが、入場するものをいちいち確認している様子はない。このまままず人の姿で入場する事にしよう。 此方には先行して入り込んだ人に擬態したウォータリアンが二人、後は表で待機するものが二人。声をかけて集まったのはこれだけだ。自分が入ったら、外のものが騒ぎを起し、その後、十字架を破壊する作戦だ。 先行して入ったものが地炎砲を隠し持っている。後は自分が合図を送ったらスタートだ。 深く被ったフードの中で笑みに顔を歪ませよう。 大聖堂内へ、ゆっくり足を進めようか。) [Sat 18 Dec 2010 20:47:00]
お知らせ > ダンカンさんが入室されました。 [Sat 18 Dec 2010 20:32:47]
お知らせ > アーリィ@警備さんが帰りました。 『(…ハロウィンは、一人寂しく病院のベッドでとか泣ける現実…)』 [Sun 31 Oct 2010 01:49:46]
アーリィ@警備 > (最後は口調まで少し真似て、悪戯な笑みを男――…アイゼンリッターに投げ掛けたまま、もう一度、不器用に片目を瞑って見せて、手を振り去って行く後姿を見送ると…やせ我慢も此処まで。ぺたんとその場に座り込んで、痛みに転げまわった。)痛っ!マジで…死ぬ。死んでしまう…(暴れる元気あるので、暫く悶えると、傷の手当をし――…この後、麗しいシスター達の献身的な手当て…を受けることなく、自分の騎士団が引き継ぎ、自警団や各関係ギルド、教会上層部の話し合いなど下っ端は蚊帳の外と、病院に運ばれることとなった。担当医は美人女医――…ではなく、ごっつい髭親父だったのは、言うまでもない…) [Sun 31 Oct 2010 01:48:15]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『(小さく手を振り、鋼鉄の騎士は雨の中へと去っていった。 )』 [Sun 31 Oct 2010 01:43:12]
アーリィ@警備 > (被害はなかったとは正直、言えない状態だが、それでも自分たちの頑張りで救われた命が確実にある。仮面の男の言葉に、それを実感すると、嬉しさも込み上げて――…今はその喜びを享受することを神も許してくれるだろう。)(なにせ、此処は大聖堂なのだから。)っと、お互い様ってヤツだな。(目で追いかけていると紋章を取ったようにも見えたが、それには目を瞑り、ありがたく治療キットを受け取る事にした。笑顔のまま礼を言うと、男の言葉はもっともだと頷くが、自分では無理。力量の差は実感していたので、ここは元気な方に任せて自分は楽な方を選ぶ心算だった。)そうだな。俺も元気になっら警邏を再会するが、今は後始末するさ…よっと!(そして、自分の騎士団の上と教会の話は、兎も角、自分は教会の入り口で此方を振り向く戦友の出発を、直立不動で――…無理はしているが、男の意地…で見送る事にした。)あぁ、覚えたぜ、アイゼンリッター。どこかで逢ったり見かけたら、アーリィって気軽に声を掛けてくれよ。俺も、そう呼ばれてるし、そうな乗っている。 [Sun 31 Oct 2010 01:40:08]
アイゼンリッター > (無事に終わった――か。 拘束された首謀者、気を失った修道会の面々、そして死亡した者。 それらを見渡し、アーリィが地面に座り込むのを見て、ようやく実感する。 いや、まだか。 この後の処理などで、忙しく動き回る人々も出てくる。 ふと足を止めて、倒れている者の首から、アダム修道会の紋章を取ってポーチにねじ込んでおいた)いや、此方も助かった。 あの数を一人で相手するのは困難だ。 ――感謝する。(そしてポーチから取り出した治療キット、といっても、包帯と化膿止めの軟膏、消毒用の酒程度の代物だが、それをアーリィの方へと放った。 使え、という事らしい)……外での騒ぎも終わったらしいな。 あとは自警団でも、大聖堂の衛視にでも任せるとしよう。 こういう輩が出てきた以上、油断はできん。 私は警邏に向かう。(戦闘で裾が千切れたり、銃痕のできたケープを翻して礼拝堂の戸口へと足をススメながら、淡々とした口調で。 礼拝堂にあれだけの武装でいたのだから、彼は此処に関係のある騎士か何かなのだろう。 後を任せても大丈夫な筈だ。 そして破壊された扉と馬車とに手をかけながら、振り返った)……私はアイゼンリッターだ、アーリィ。そう呼ばれているし、そう名乗っている。 [Sun 31 Oct 2010 01:31:08]
アーリィ@警備 > い、痛すぎだぜ、色々と…。まったく…他人を傷つけて喜ぶなよ…(手に伝わる感触に苦々しく呟くと、剣を力強く引き抜き――…その顔が歪むのは痛みによるものだけか…)っと、勤めは終わってないっての…痛っ…(いたる所に痛みを残す体で、遺体からベツトを外すと、足元に倒れる首謀者の両手足を、まとめて縛り逃げられ似ようにし――…自分も地下に向かおうと立ち上がると、仮面の男が地下から帰ってきた。そして、その言葉に危機は去ったと実感すると、急に痛みと疲労感に襲われ――…その場に座り込んでしまった。)あぁ、こっちも終わった…あんたのお陰だな。一人じゃ無理だったぜ、ありがとう。えっと…名前を聞いて言いか?戦友。(淡々とした口調。でも肩を並べて闘ったら戦友と言える。確実にあの瞬間、死地に立っていたのだから――…だから、疲れたきった顔に笑みを浮べると、不器用に片目を瞑り…距離もあったので、親指を立てた拳を仮面の男に突きつけた。) [Sun 31 Oct 2010 01:22:14]
アイゼンリッター > は、ァ――――……。(膝から崩れ落ちそうな虚脱感に襲われるが、辛うじて持ちこたえる。 大丈夫だ。 火はついていない。 火は。 大聖堂は爆破されない。 アレッサンドラも、アンヘルも、サンクトゥスも、その他多くの聖職者たちも、死なずに済んだ。 良かった。 本当に良かった。 本当に)………(疲労感――肉体的なものではなく、精神的な――に押しつぶされそうになりながら、ひとまず火種を入念に踏み消してから、殴り飛ばした男達を拘束し、ゆっくりとした重たい足取りで礼拝堂を目指そう。 急がなければならない。 あちらにもまだ、戦ってる騎士、アーリィといったか。彼が残っているのだ。 加勢しなければ)…………此方は終わったぞ。 其方はどうだ。(酷く無機質で、淡々とした声音。 しかし隠し切れない疲労感から、若干の人間味は漂っているかもしれない) [Sun 31 Oct 2010 01:16:20]
お知らせ > 修道会僧兵さんが帰りました。 『残ったのは、狂信者の死体と、わずかな焦げ跡(戦闘経験は聖アダム修道会様参照)』 [Sun 31 Oct 2010 01:13:09]
お知らせ > 聖アダム修道会さんが退室されました。 [Sun 31 Oct 2010 01:11:38]
聖アダム修道会 > (大聖堂は防衛されたのだ。戦闘経験★4をどうぞ!) [Sun 31 Oct 2010 01:11:33]
聖アダム修道会 > (地下にいる者は、そもそも密かに大聖堂に紛れ込んでいた者たちだ。その役割も点火したら撤退するような、そんな程度のものだから、ナイフくらいは持っているが、蹴散らそうと思えば酷くあっさりと蹴散らされてしまう。 幸運にも、まだ爆発物に火はつけられていない。 つまり―――) [Sun 31 Oct 2010 01:10:34]
修道会僧兵 > (手ごたえのある一撃に、喜びに満ちた笑みを浮かべるフレイル兵。その視界が一瞬ブレ息が詰まる。胸元を見下ろせば、深々と自分の体に刃が突き立っていた。驚きの声の代わりに大量の血が口からあふれ、フレイル兵は力尽きた) [Sun 31 Oct 2010 01:05:29]
アーリィ@警備 > ちょっとは話、聞こうぜ…まったく。…痛ッ!(若いフレイル兵――とは言え、自分も若いのだが…の一撃を盾でと思うが盾がない。慌てて左腕に持っていた力を失った司令官を手放し身を左に捻り――…痛みで動きが鈍る。)…悪いが…手加減無用だっ!(振り下ろされたフレイルに体を強く叩かれると、激しい痛みが襲うが未熟だった為か、骨折はなかったが――それでも、武器の重みでかなりのダメージを受けた。慌てて、衝撃で我が身を躍らせながらも、フレイル兵の胸元に剣を深く突こうと右手を動かし…痛みで手加減などする余裕はなかった。) [Sun 31 Oct 2010 01:01:11]
アイゼンリッター > (とにかく人ごみを搔き分けて走り続ける。 見知った顔は無い。 先に避難したのか、あるいはまだ残っているのか。 その地位からすれば率先して逃されるべき人物たちだが、彼女たちの性格を思うと、残って誘導に当たっている可能性が高い。 ――フラッシュバックする光景。 屍で埋め尽くされた邸。 路地裏に転がる女の死体。 白濁に塗れた少女の姿。 その中に、燃えるような赤髪の少女と、顔を包帯で覆った痩身の少女と、色違いの瞳を持つ少女の焼死体が加わる様を幻視する。 状況が状況でなければ嘔吐してしまいそうな不快感だった)(「何か対処をせねばならない事態に直面した時、自分一人の力だけでは到底及ばないことに気付き、そこではじめて慌てるがいい」)(―――――笑わせるな、だ)(ダンッと踏み込んだ先の食料倉庫。 間髪いれずに跳躍し、男たちの中心へと身を投じた。 先ほどの戦いで聖水は使い切った。 とにかく火種を持っている男を最優先で蹴り飛ばすことにしよう) [Sun 31 Oct 2010 00:59:24]
聖アダム修道会 > (アイゼンリッターが地下に進むのであれば、階段までは逃げ惑う修道士たちを掻き分けながらという事になる。 地下へのそれほど深くない階段を下りていくと、食糧貯蔵庫らしき場所にて、黒色火薬の詰まった巨大な樽の傍で、導火線に火をつけようとしているカソック姿の男たちに遭遇するだろう。 外見だけは他の修道士たちと変わらないが、首からはロザリオのかわりに1本欠けた肋骨の紋章がぶら下がっている) [Sun 31 Oct 2010 00:50:59]
修道会僧兵 > 今お助けします!! (年若く経験も少ないフレイル兵の一人。興奮とストレスで目は血走り、足取りもおぼつかないほどで、あたふたと駆け寄りフレイルを大きく振りかぶる。聞く耳持たないとでもいうかのようにアーリィめがけて振り下ろすが、かなり取り乱しており隙は大きい) [Sun 31 Oct 2010 00:43:51]
アーリィ@警備 > (暴れられると傷に響き顔が歪むが、剣を突きつけると、あっさり言ってくれたのは、ありがたかった。面倒事が増えただけの気がするが。おまけに更に増援――…良く見ると一人だが…に、苦々しく舌打ちしてしまった。)まったく…もう…いっぱい、いっぱいなんだがね。まだまだ、仕事が残ってるのか…よ。あぁ、分かった。こっちは任せろ。後、俺の名前、アーリィだ。良かったら覚えておいてくれっ!(仮面の男の言葉に、苦笑交じりに答え、その大きな声で答えると――…一人の男が接近してきたので、これ以上、この指揮官に関わりあってる時間は惜しいと、指揮官の首筋に剣の柄を叩きつけ、気絶させようと考え…)っと、あんまり近づくなよ。殺したりしないが、一騎打ちで取り合えすってんなら、騎士として受けて立つっ! [Sun 31 Oct 2010 00:37:58]
アイゼンリッター > (火は消えた。 息はある、と思いたいが……いずれにせよ、大聖堂が爆破されたらその限りではない。 指揮官が何やら叫んでいる。 フレイル兵がアーリィの元に走り出すのを見て、一瞬躊躇したが――)此処は任せる! できる事をやれ!(――すぐに外套を翻して走り出した。 大聖堂の地下へとだ。 まだ大聖堂にいるシスターや無関係の修道士の避難、エトセトラエトセトラ。 負傷した彼に任せるのは厳しいかもしれないが、だからこそ逆に爆弾へは自分が向かうべきだろう。 銃で靴を撃たれたとはいえ、傷は無いに等しいのだから) [Sun 31 Oct 2010 00:33:07]
聖アダム修道会 > ち、地下だ! わ、わわ、我々の同士は、大聖堂にも、いる、のだ!(だから警備の手薄な今日を選んだわけでもあるが、既に爆発物は運び込まれているようだ。 赤いローブの指揮官は、わたわたと手足を動かして逃げようとはするが、剣を突きつけられるとおとなしくなり、そして僧兵が駆け寄ってくるのをみて、顔に笑みを浮かべた)よ、よく来た! 同士! 私を救うのだ! [Sun 31 Oct 2010 00:30:07]
修道会僧兵 > (フレイル兵は、頭を撃ち抜かれ死んだ僧兵と仲間を見比べる。仮面に従うべきなのか、だが足元の死体は使命を果たせと言っていた) っ!!貴様あ!無礼な!! (生きているのか死んでいるのか、とにもかくにも火が消え、長椅子が焦げる程度で済んだ頃、フレイル兵は指揮官をひき外に出ようとするアーリィに気づき、アイゼンリッターの脇を抜けアーリィのもとへ駆け寄ろうとする) [Sun 31 Oct 2010 00:24:34]
アーリィ@警備 > (案外に軽い指揮官の身体を強引に自分の方に引っ張ると、脇腹に激しい痛みを感じ顔が歪む。嫌な汗は止まらなかったが、今はそれ所ではない――…めんどくさい事に…)だったら、その爆弾の位置を教えてもらいたいね。(右手に持った血まみれの剣――…その刃を首謀者の首筋に突きつけて、尋問しつつ――…自分で考えた可能性を考慮し、一団が突入してきた馬車の方に襟首を掴んだまま、引っ張っていこうとした。) [Sun 31 Oct 2010 00:16:46]
アイゼンリッター > ――ちッ(舌打ちをひとつ。 アイゼンリッターは躊躇することなく走り出すと、指揮官――――ではなく。 炎に包まれている銃兵たちの下へと駆け寄り、その体を身に纏っていたケープで叩き、ポーチから取り出した聖水をぶちまけて火を消そうと試みる。 自分は怪物ではない。 殺すつもりはないのだ)おい、立っている暇があるなら手伝え! それとも教団とやらでは「見殺しにするべし」が教えなのか?(フレイル兵へと声をあげる。 騎士は指揮官を捕らえたらしい。 爆弾の在り処もじきに判る。 その前に火を消してやらねば) [Sun 31 Oct 2010 00:16:00]
聖アダム修道会 > あ、あぁああぁあぁっ!?(もはや孤立無援。 仲間は斃れ、火にまかれている中、あわあわと慌てている指揮官はあっさりと騎士に首根っこをつかまれてしまう。 引き寄せるのは楽だろう。 指揮官の体重はずいぶんと軽く、これ以上に武器を持っていないことは明白だ)あ、悪魔の手先は貴様らだ! 馬鹿め! あの淫売の魔女どもはすぐに地上から消えてなくなる! [Sun 31 Oct 2010 00:11:46]
修道会僧兵 > (銃弾は、ケープに孔を開け、ブーツの金属部分に当たり火花を散らす。貫通はしないだろうが衝撃が伝わるだろう。そして最後の一発は、僧兵の脳天を撃ち抜く。) !? あああああああっ!? (アイゼンリッターの放った油。瓶の割れる音に驚き、一人が銃をとりおとす。次の瞬間、三人の僧兵は足元から噴き上がる炎に包まれ、悲鳴を上げる、慌てふためきもだえながら全身を炎に舐められていく銃兵を、茫然と一人残ったフレイル兵は見つめていて) [Sun 31 Oct 2010 00:06:56]
アーリィ@警備 > (銃弾が西洋凧風の盾の曲線を滑りながら貫き、鎧に深く食い込み左脇腹に激しい激痛が――…短銃を吹き飛ばされ、慌てて身を翻す指揮官の背中を睨みつけて…)この前、闘った悪魔の方が正々堂々としてたぜ。卑怯さじゃ、お前達は悪魔の上てね。地獄でも案外に上手くやってけるんじゃないの?(時間的な猶予はまだあるように感じられる。『赤衣の集団』の目的は、シスター達だとすると、嬲り者し自分達の趣向を満足させて爆破――…そうシナリオを考えるとだが…とは言え、時間がないことには変わりない。この指揮官の様子から、自分に爆弾を巻いている可能性は低いかと考え――…援軍は厄介と、痛みに呻きながら盾を捨て――…その左腕で、背後から指揮官の後ろ襟首を掴まえ力任せに引き寄せようと考える。) [Sun 31 Oct 2010 00:00:16]
アイゼンリッター > (此方の僧兵はほぼ沈黙。フレイル兵も阻止はできた。 銃への対抗策も考えなければなと思いつつ、足を引き抜きざま、外套を大きく広げて自分の身を隠しながら地面へと転がって回避する。 ケープに穴が開くのはともかく、よほど地面に近い部位を狙っていなければ当たらない――と、思いたいが。)…………ッ!(仮に回避することができたなら、ポーチから引き抜いた火炎瓶を銃兵へと投擲する。 着火はしていない。 だが、中にたっぷりつまっている油が辺りへと散乱することになるだろう。 銃を撃てば、奴ら自身にも引火することになる) [Sat 30 Oct 2010 23:59:48]
聖アダム修道会 > ぬ、ぅっ!?(銃口から弾丸が放たれると同時に、硝煙が噴出する。 多少は肉体を鍛えているとはいっても、所詮は指揮官。 とっさに腕を引いて短銃で剣を受け止めるものの、あっさりと弾き飛ばされてしまった。 あわてて退いて身構える)くっ! おい、貴様ら、何をしている! こいつを止めろ!(部下に見っとも無く騒ぐ様は、あまり威厳を感じられない) [Sat 30 Oct 2010 23:53:31]
修道会僧兵 > がっ!! (背後で二人の男の声が上がる。一人は転んだ上に頭を打ち気を失うが、一人はなんとか踏みとどまりたたらを踏む) うで!! (後頭部を強打した僧兵。全身の筋肉を引き締めたまま最後の力で一声叫び、意識朦朧とした状態に陥る。装填を終えた銃兵たちは、迷うことなく僧兵毎アイゼンリッターめがけて銃弾を放つ。人数は3名ほど。) [Sat 30 Oct 2010 23:47:22]
アーリィ@警備 > (これは、知識でも予想でもなく、つい最近の自分が知ってる事件を口にしただけで――…正直、外れていた場合、赤面するのは自分だったが…この反応は当たりを引いたようだ。急いで立ち上がると、相手は既に自分に銃口を向けている。)聖戦の狼煙とか言ってるが…やってることは、只の犯罪者。いや、口で勝てないからって手を出した、ガキと一緒じゃねぇかっ!そんなトリックは要らない…ぜっ!(まだ少し距離があるが、一瞬の遅れがあったのは好機!盾を正面にカイトシールドの曲線を頼りにするよう構え――…一撃は覚悟し、自分の全速力で間合いを詰めると、右手に持った血塗られた剣で、その短銃を持つ腕を狙い斬りつけようと体を動かし――…多分、爆弾は馬車の中か?とは予想…) [Sat 30 Oct 2010 23:38:56]
アイゼンリッター > なるほど、傲慢だな。 ならば尚のこと、貴様らを捨て置くわけにはいかん。(戦場全体の状況は把握している――つもりだ。 迫り来るフレイル兵。 足をつかむ僧兵の存在。 素早くポーチを探り、一挙動で引き抜けるように細工されている皮袋を抜き取ると、その中身をフレイル兵の足元へとぶちまける。 つややかな光を放つ玉石は、相手の足場を奪うための装備だ。 と同時に、一切の躊躇無く、自分の足を抱え込んでいる僧兵の頭目掛けて残る片足を振り下ろした。 踏みつけは女子供でも男に対抗できる攻撃方法だと教わった。 此方は金属鎧+足には鎖も巻いてある。 死にはしなくとも威力は十分のはず) [Sat 30 Oct 2010 23:37:49]
聖アダム修道会 > 黙れ! 「始まりの男」の肋骨を奪い、泥から生まれた人形に与する者め! 奴らはサタンの囁きに耳を貸し、我々に原罪を背負わせたのだ! 今宵、この万魔殿に巣食う魔女どもを地上から吹き飛ばし、聖戦開始の狼煙としたもう!(指揮官は時計を片手に、懐から短銃を引き抜き、その撃鉄を起こした。 銃口はアーリィへと向けられているが、アイゼンリッターの動きも気になる。 だが、そちらへはフレイル兵や同胞が向かっている。 ならばと一瞬判断が遅れたが、立ち上がったアーリィへと引き金を絞った) [Sat 30 Oct 2010 23:31:03]
修道会僧兵 > っ!! (メイスは足元に突っ伏すような相手に届くほどのリーチはない。相手の素早さに、こらえることはあきらめ、足払いが襲いかかる方向の足を後ろに下げ、メイスと盾も手放す。 次の瞬間前に出ていた足が払われ、じめんにつっぷすように勢いよく倒れ込む) ぬうっ!! (歯を食いしばりながらそのまま進んで倒れ込み、アイゼンリッターの足にしっかりと抱きつく。フレイル兵二人は、アイゼンリッターを背後から追う形になりフレイルを振り上げ、銃兵は装填を終えようとしている)  [Sat 30 Oct 2010 23:27:55]
アーリィ@警備 > 簒奪者って…俺は、グングスニクの神々を信じてるんだ…ぐっ!(確かな手応えの後、圧し掛かる体に、痛みが、襲われ涙目になりながら死体を除けて、血まみれの姿で立ち上がろうとし――…その時、目に留まった相手の動きが少し気になった。あれは時計か?なにを時間が必要――…あれ?似たような事件が最近…)も、もしかして…ば、爆破ッ!(慌て過ぎて『船の』が抜けたが――…あの兼の残骸を見ていたので、思い出した事を、つい、聖堂内に響かん勢いで大きな声を上げていた。そして首謀者に問い質すようよう、其方を睨みつける。) [Sat 30 Oct 2010 23:20:01]
アイゼンリッター > 罷り通るまでだ。(銃兵の動き、指揮官の行動、背後での戦い。その全てへと意識を割り振り、鉄仮面の下で思考を巡らせる。 真っ直ぐに僧兵へとひた走っていた鉄仮面の怪人は、やはりフレイルの間合いギリギリで地面を両手についた。 次の瞬間、バサリと黒い外套が僧兵の視界を覆うように翻る。 先ほどと同様の跳躍――――では、ない。 そう見せかけた牽制だ。 両手をつき、その勢いを利用して外套を跳ね上げながら、アイゼンリッター本人は身を屈めて前転。 僧兵の足元へと転がり込み、素早くその足を払うつもりだ) [Sat 30 Oct 2010 23:16:07]
聖アダム修道会 > (指揮官は、1本欠けた肋骨という紋章が掘り込まれた懐中時計を取り出し、時間を確かめている。 自分の護衛は僧兵に任せているつもりのようだ)「死ね! 簒奪者の下僕めッ!!」(ガッ!ガッ!とストックを何度か振り下ろす兵士は、熱狂に浮かされた顔をしている。 だからアーリィの行動に気づく余裕は無い。 次の瞬間にはギャァーッ!と悲鳴をあげ、腹を剣に貫かれ、血と臓物を撒き散らしながらアーリィに覆いかぶさるように斃れるだろう) [Sat 30 Oct 2010 23:12:45]
修道会僧兵 > ここは通さん。 (数名の銃兵は、慌しく次弾を装填し始める。2ターンはかかるだろう。フレイル兵はそれなりに慣れているらしく、フレイルに振り回されることもなく、X字にフレイルを振り回しながら、じりじりと左右に回り込もうとする。腰を落としたスキンヘッドの僧兵もアイゼンリッターとの間合いを詰める。離れ過ぎて、眼つぶしを喰らうわけにもいかない。外見といい、眼つぶしといい読みづらい男だ) [Sat 30 Oct 2010 23:07:53]
アーリィ@警備 > (向こうで煙、これでこっちは銃兵と指揮する男に集中できる。体を動かすと胸に痛みが走り――…胸骨もやばいかも…そんな現実を実感。しかし、動けなくなったわけではない。どうも、自分よりも、もう一人の仮面の男の動きに『赤衣の集団』の『場』が乱されているようで、なんとも自分にとっては運が良い。)…ってか、俺にも余裕はないって…(銃のストックで自分を狙われているのに、余裕などなく、穴の開いた盾を構え、叩き込まれるストックを付け止め、その衝撃だけで顔が歪み嫌な汗が吹き出る。それでも、手にした剣の柄を握り、右腕を伸ばすと銃兵の下腹部に、剣を腕の力で突き刺そうとし。) [Sat 30 Oct 2010 23:00:36]
アイゼンリッター > ――ッ!(振り回されるフレイル。 なかなかの手練れだ。 とっさに一歩、二歩と退いて距離をとって回避するが、鎖に繋がれた金属塊は脅威ではある。 この鎧とて生半可な防具ではないけれど、一点集中の攻撃には弱いと注釈を受けていた。 やりづらい相手だ)……だが、時間も惜しい。 何やら企んでいるらしいからな。(一度目を閉じ、そして開く。 よし、問題はない。 素早く思考を纏めると、開いた距離を利用して、再び疾走。 今度はフレイル兵目掛けてだ)  [Sat 30 Oct 2010 23:00:02]
聖アダム修道会 > 「ッ!? ギャァーッ!? が、ゴホッ! ゲフッ!?」(もろに唐辛子と胡椒の塊を顔面で受け止めたメイス兵は、顔を抑えて悶絶しながら地面に転がった。行動不能だ)大義である! ――刻限まではあと僅か。 しっかり頼むぞ!(わってはいった仲間に声をかけ、此方は騎士の迎撃指揮に専念する。 銃兵は再装填の暇を惜しんだのか、転がったアーリィへと銃のストックを棍棒のように振り上げ、叩き込まんとする) [Sat 30 Oct 2010 22:50:49]
修道会僧兵 >  (礼拝堂の奥から現れる警備達を銃弾が襲い、足止めする) !? 止めろ!! (指揮官の前に出てメイスとカイトシールドを構えながら叫び声を上げる。アイゼンリッターを止めようと、左右から兵が飛び出し、フレイルを横薙ぎに振り回し、アイゼンリッターを襲う) [Sat 30 Oct 2010 22:43:29]
アーリィ@警備 > (まったく、銃口の動きを見た瞬間、場違いな苦笑が零れた。予想以上に冷静でやんの――…そんな愚痴が零れるが、前に構えた盾の保健が聞いてくれそうだ。斜めにしていた盾を篭る腕の力で面にし――…盾を貫き、鎧に突き刺さる銃弾。ステップした身に衝撃と共に痛みが襲い、左側に体が吹き飛ぶ。その衝撃に逆らうように右手を横一文字に腕を伸ばして振り――…狙うは横胴。それ以上細かい場所を狙える集中力も器用さもなかったが――…斬り付けながらも、手応えを確認する暇も無く、衝撃にそのまま無様に地面に倒れこむ事になった。傷自体は肉を抉られただけ、しかし、焼けるような痛みを感じ、泣き言は我慢。)てか、やばくないか?俺… [Sat 30 Oct 2010 22:35:57]
アイゼンリッター > (着地したとき、前方にいる指揮官らしい男の笑みに気がついた。気にかかる。 頭の中で素早く思考をめぐらせながら、ポーチを探って催涙弾を握りこむ。 そしてバッと外套を翻して指揮官へと走り出しながら、それを後方へと投擲した)――トリックオアトリート。 良いハロウィーンを!(銃兵、もう一人の指揮官、そして騎士らしい青年。 生憎と遍く全てに手が回るほど、自分は万能じゃあない。 やれるだけやるつもりだ。 昨晩、艶子が見せてくれた姿のように)……当たり前だな。(この礼拝堂の奥、宿舎にはアレッサンドラ、サンクトゥス、アンヘル。 自分の知る――そして尊敬に値する――聖女たちがいるのだ。 自分は神を信じない。 だが、彼女たちのことは信じている。 それを守るために戦うのに、何ら異議は無い。 ふと思う。 なるほど、宗教的熱狂というのもわからなくはないな、と。 だが自分は、自分の信念に忠実であるべきだ。 アダム修道会とかいう奴らは、自分の信仰のために他人の人生を踏み躙った。 制裁を下せ)(鉄仮面の男は、指揮官へと疾走する) [Sat 30 Oct 2010 22:31:10]
聖アダム修道会 > まったくだな。(だが、問題はない。時間を稼ぐだけで良い事を知っている指揮官はニヤリと笑った)「な、なんとぉーっ!?」(メイス兵は、その常識離れした動作に絶叫した。メイスは宙を切り、次の瞬間、その視界は暗闇に包み込まれてしまって。 背後に回りこんだアイゼンリッターの相手をする余裕はない)「――撃ぇッ!!」(そして銃兵。アーリィの動きに応じて銃口を横に動かしつつ、冷静に引き金を絞る。 轟音と共に鉛弾が、その胸をめがけて放たれる。 殺せなくとも衝撃で吹き飛ばすつもりだ) [Sat 30 Oct 2010 22:19:58]
お知らせ > 狂信者さんが退室されました。 『断罪の時だっっ ( FS6へ )』 [Sat 30 Oct 2010 22:12:57]
狂信者 > 裁かれるがいい……異教の神を崇拝する邪悪な連中め!!この日、この時こそが聖戦の幕開けだっ!! ( その両手には既に血に彩られた幅広の剣が握られている。 ) 死ねぇぇいっ!!! ( ―――逃げようとする修道女。それを追いかける女は薙ぎ払う様にその剣を振り抜いた。血に濡れた物を壁に貼り付けながら修道女は絶望の色を滲みつけた眼差しを浮かべながら絶命して。 ) フハハッ、フハハハハハァッ!! ( ―――― 一人たりとも逃す物か。異教の徒とそれに与する悪魔どもめ。傲然とした足取りでイカれた女は外に戻る――― 一人たりとも逃さない。全て殺す。そう、異教徒は死して初めてその罪を許される。これは救いであり、救済の措置だ。我らの神の慈悲をその手に―――― ) [Sat 30 Oct 2010 22:12:40]
お知らせ > 巳門@巡回中さんが帰りました。 『( FS6 大聖堂外部の戦闘へ。 槍を持ち、皮鎧を来た竜騎士の見習いは、槍を正面構えた )』 [Sat 30 Oct 2010 22:10:54]
巳門@巡回中 > ( 襲撃を行った後の港はやや手薄。 あそこはすぐには復旧できそうに無く、別の港を主に警備していることだろう。 効率良く警備するなら壊されてしまったものの修理に警備の人員を増やすより無事なところを中心に守っていたほうが良いとは思われる ) タンマ!タンマ!!俺は味方だ!! ( そのまま内部まで突進をしようとしたところで思わぬ足止め。 こんなところでトキノミヤコ人であることがあだになるとは思わなかった ) あんたら、俺は中に入らないから、絶対敵を中に入れるんじゃねぇ! ( 誰が敵で、誰が味方か。 情報は混乱しているが、武装集団がさらに押し寄せようとしてくるのが見えれば笑みを浮かべるだろう )  [Sat 30 Oct 2010 22:09:24]
お知らせ > リダさんが退室されました。 『( FS6へ。大聖堂外部へ…。 )』 [Sat 30 Oct 2010 22:07:06]
リダ > ( 裏から建物を回って前門へと回れば赤い修道服の武装兵団がさまざまな武器を持って大挙している。近接接近武器だけでなく銃まで持ち合わせている。やっぱりね…と思いながら屋根へと上がり奇襲すべく準備を進める。 )一網打尽と行こうじゃないの……派手にね。( 羽織の裏から苦無を4本抜き、機会を伺う。文字通り虎視眈々と……。 ) [Sat 30 Oct 2010 22:06:17]
修道会僧兵 > 全くの予想外でしたな。 (指揮をとる修道士の傍らに歩み寄る屈強な僧兵。修道服を身にまとった頑強な体。頭部に頭髪はなく、眉もない。意志の強そうな唇をかみしめながら、眼前の異形の仮面と、騎士を睨みつける。銃兵、構え!) (自分の指揮する銃隊に指示を出す。その狙いは二人ではなく、礼拝堂の奥から飛び出してきた警備の兵たちに向けられて) [Sat 30 Oct 2010 22:00:57]
アーリィ@警備 > 俺はグングスニクの騎士、アーリィ。悪いが手前勝手な理由で、此処は死守させてもらうっ!(如何にやる気がなく、めんどくさがりでも、この奥には戦闘とは無縁の聖職者も居るだろう。だったら、此処が命の賭け時。守るべき戦いこそが騎士の本懐。銃を持った相手が此方に、苦手だが、そんな事を言ってる場合ではない。少し盾を斜めに構え、正面玄関、赤いローブを纏った修道士たちに向かって走り出し――…銃兵と正面から、やり合う場合、無傷で終わるなんてのは幻想も甚だしい。覚悟を決めると銃に自分から近づき…残り距離、2メートル手前で、不恰好ながら、右にステップしつつ――…銃との戦い、これで避けれるほど、素早くも器用でもないので、少しでも急所を反らし、接近するのが目的。後は相手の冷静さと力量か…運を天に任せてだが、食らう確率の高い銃弾に備え体に力が籠もる。) [Sat 30 Oct 2010 21:57:53]
アイゼンリッター > 丈夫は凛と立てり、樫の木と剛く。 その男はげに、幾多の嵐を経て彼処に立つ。 たとい義に従いし者らの如く、明けに屍とならんも厭わじ。その戦衣は黒色なり。(状況を冷静に分析する。相手の武器はメイスと銃――こちらに向かって突っ込んできた奴の武器はメイスか。 いずれにせよ厄介な相手だが、白兵戦なら此方に分がある。 真っ向から迎え撃つべく姿勢を低くして疾走し――) ――そして赤匪が言語道断の如く、我の戦衣は黒色なり!(――メイスの間合いギリギリの所で、即座に両手を地面につき、勢いを利用して倒立、そのままハンドスプリングで跳躍する。 成功すれば黒い外套が相手の視界を覆い、同時に此方はその背後へと着地することになるだろう) [Sat 30 Oct 2010 21:56:11]
聖アダム修道会 > (僧兵様か狂信者様、どちらかお一人残って頂けるとありがたいです) [Sat 30 Oct 2010 21:49:12]
聖アダム修道会 > (では内部と外部で分割の方向でお願いします) [Sat 30 Oct 2010 21:44:01]
お知らせ > 狂信者さんが来ました。 『――――腑抜けどもめがっ!』 [Sat 30 Oct 2010 21:41:02]
聖アダム修道会 > (電報不調にてこちらにて。乱入了解です。部屋を分けましょうか) [Sat 30 Oct 2010 21:34:55]
聖アダム修道会 > こいつ……噂に聞くアイゼンリッターか! 魔女の下僕に成り果てた狂人めが!(立ちはだかる鉄仮面の男には、メイスを手にした男(☆3)が飛び掛る。 その一方、遠くにいるのは完全武装の騎士だ。 礼拝堂警備の兵士と判断した修道会の面々は、即座に銃兵(☆2)を前に出す。 銃とは射撃武器ではなく、近距離から鎧を貫通して殺す為の武器だ)死ね、魔女の尖兵め! [Sat 30 Oct 2010 21:33:29]
聖アダム修道会 > (これは完全なる奇襲である。 情報がすぐに街中へ広まるわけもなく、同時に警備の目が海岸に向いていることが前提での攻撃だったのだが……忌々しい限りだ。これも神の与えし試練ということか。 まあ良い。これは逆に海岸が手薄だということだ)「おい、誰かこいつを止めろ!」(槍を手に接近してくる巳門、裏口に降り立ったリダには、茫然自失状態から復帰した大聖堂警備の兵士(☆2×3)がそれぞれ足止めに。情報は混乱している。武装したアマウラ人は襲撃者の一味かもしれない) [Sat 30 Oct 2010 21:33:06]
お知らせ > 修道会僧兵さんが入室されました。 [Sat 30 Oct 2010 21:26:29]
巳門@巡回中 > ( 一度家に戻った後、普通の槍を手にして巡回へと戻り、聞こえた音に駆け足で向かっている ) チッ。 やっぱり早々甘くないか! ( こちらは聖堂の外から急いで大聖堂へと向かっている。 正門から馬車が通った後を追いかけるように走っていく。 多少の野次馬は気にせずに突き飛ばしていくj ) …てめぇら! 俺は手加減できるほど強くないからな。 道を明けろよ!! [Sat 30 Oct 2010 21:24:32]
アーリィ@警備 > (教会の警護も騎士の務め。とか言え、流石に馬とは行かず、チャインアーマーにカイトシールドを装備し、左腰にはロングソード、右腰にはショートソードを下げた騎士は、礼拝堂で、祈りを――…例え、宗教が違うといっても、聖職者には知り合いも居たので…警備前の最低限の礼と祈りを捧げていた。が、不意の轟音に、立ち上がると振り向き――…その光景に一瞬、迷う。聖職者が聖職者を襲うとは、どうにも件のウォ−タリアンの集団とは無関係のようにも思え――…しかし、治安維持も騎士の務め。どうもその前に立ちはだかる鉄仮面の男は、教会関係者かと思える言葉に、教会には色々な人間がいるとか、場違いな事を考えもした。自分がいるのは、入り口から遠い、主の前。ならば、入り口に向かうべきと、ロングソードを抜き、盾を構える。)まったく…ハロウィン前なんだぜ。ゆっくり祈りも出来ないのかよ。 [Sat 30 Oct 2010 21:16:57]
リダ > なんか……すごくムカツクだけど……!( 不穏な情報を聞いて怒りとともに街の建物の屋根を跳躍し、大聖堂へと向かう。まるで混乱に乗じた火事場泥棒のよろしく襲撃をかけようとする輩がいるのだ…。ウォーッタリアンたちは何が目的がわからないが、そいつらの目的は明白……許せなかった。 )今日は容赦なくやれそう……日ごろの鬱憤、晴らさせてもらうわ…!( そう呟けば、屋根の上から飛び降りて大聖堂の裏口へと降り立つ。正面よりも攻めやすいのではないかと考えたためだ。 ) [Sat 30 Oct 2010 21:14:17]
お知らせ > 巳門@巡回中さんが来ました。 『 巡回中。 遠くから聞こえた音に足を向けた 』 [Sat 30 Oct 2010 21:11:22]
アイゼンリッター > ――万聖節(ハロウィーン)には一晩早いな。(そう言って、礼拝堂へと突入した赤いローブの集団の前に、立ちはだかる黒い影。 光を通さぬ外套と、威圧的に煌く金属鎧。 ケープのフードをゆっくりと外せば、其処に現れるのは無貌の鉄仮面。 アイゼンリッターと呼ばれる怪人であった。 昨日のコロッセオにおける吸血鬼討伐を見守った後、再び今夜も街を警邏する前に、アレッサンドラや聖女サンクトゥスを尋ねようとした矢先の出来事だ。 相手の装備や銃やメイス。いささかこちらが不利ではあるが、その声は無機質で淡々とした、ひどく静かで非人間的な、低く冷たい、しかし何処までも良く通る声のままだ)生憎と、彼女たちは疲れている。 だから静かにしていろ。 最後までな。 [Sat 30 Oct 2010 21:11:17]
リダ > (  [Sat 30 Oct 2010 21:07:55]
お知らせ > アーリィ@警備さんが来ました。 『(『なんだ!?』それは唐突に始まった)』 [Sat 30 Oct 2010 21:06:27]
お知らせ > リダさんが来ました。 [Sat 30 Oct 2010 21:06:11]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『残念だが――』 [Sat 30 Oct 2010 21:04:28]
聖アダム修道会 > (一気に内庭を走りぬけた馬車は礼拝堂の扉を粉砕して停車。 次々に赤いローブを纏った修道士たちが降車していく。 手にはメイスやフレイル、そして銃が握られていた)我らは聖アダム修道会! この偉大なる礼拝堂を万魔殿へと貶めた魔女どもを駆逐するべく、此処に聖地奪還(レコンキスタ)の開始を宣言する! 聖なる父と子と聖霊の御名によりて――Amen(かくあれかし!) [Sat 30 Oct 2010 21:03:50]
聖アダム修道会 > (大聖堂めがけて走るその馬車を見て、小さく会釈をしたシスターは、意識を失う瞬間まで自分に何が起きたかわからなかっただろう。 聖なる十字架を掲げたその馬車によって跳ね飛ばされ、彼女は門前に転がった。 その存在を気にした様子もない車内の人々は、緊張し、興奮気味な顔を見合わせて頷いた)よし、既に我が同胞たちは動き始めている……はじめるぞ。(折り悪く警備の兵士は浮上した謎の島や、昨日の吸血鬼討伐に割り当てられ、手薄となった警備のものでは馬車を止めることはかなわなかった) [Sat 30 Oct 2010 21:03:19]
お知らせ > 聖アダム修道会さんが来ました。 [Sat 30 Oct 2010 21:02:50]
お知らせ > 聖アダム修道会さんが入室されました。 [Sat 30 Oct 2010 21:02:22]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 [Mon 25 Oct 2010 07:15:00]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『出来れば、艶子さんに顔を見せてあげて欲しい、と伝え、その場を辞す。』 [Mon 25 Oct 2010 02:53:31]
ジャスティス > 私はね、保護するつもりなんですよ、彼をね。あのやり方じゃ、殺されても文句が言えない。 (まー、承知の上何でしょうけどね、とぼやいて) ……重要視、という話の続きになるんですがね、私は個人的に協力は惜しみませんが、ウォッシュベアーに比較的近い位置で、騒ぎがあったようで、優先度はそちらのほうが高いようです……アクセラレーターに対して必要なのは、私ではなく、エクソシストでしょうからね、少々、厳しいことになるかもしれません。(すまなそうに頭を下げて) [Mon 25 Oct 2010 02:50:18]
アレックス > ええ、貴女にとっては彼は厄介な存在でしょう・・・ 何かの形で再び遭遇する事があれば伝えておきます。( 遭遇する事があれば、だが。 今回の事件において、彼は情報を提供する協力者としての立場を取ったが、お互いの立ち位置次第では対立する可能性もある。 彼の言い分は彼の信念からくる真実のものだとして、信用したが、決して彼の味方になった訳でもないのだし、場合によっては排除する必要も出てくるだろう。 ) 我々はアクセラレーター殲滅のため、作戦を立案中です。 エクソシストの協力も必要です、シスタージャスティスも協力していただければ在り難い。( 今、伝えるべきはこの程度か。派兵の許可の話ともなると、カテドラル・アレオパギタ以下の上役との話になる。 実戦部隊である彼女と具体的な内容を話す段階は未だ―― ) 偶然の出来事とはいえ、ご迷惑をおかけしました。 神の守りあれ。 [Mon 25 Oct 2010 02:37:55]
ジャスティス > じゃ、とりあえず私ともお話ししましょうよつっといてください。 何かといつも彼は忙しい。 (マフィアからもせっつかれてる、と喉元まで出てきてもごもごと) ふん、ったく、気持ちよく何人も殺してくれちゃってまぁ……(決して目の前の人物には言えないが、正直、たまには住宅地でやれ、と思う時がある。この修道女の属性は、おおむね暗黒街に依る) [Mon 25 Oct 2010 02:23:11]
アレックス > ( やはり、シスタージャスティスは彼に対して良い感情を持っていないようだ。 先ほどのような仕打ちも受け、彼女は暗黒街を拠点にしているし気に障るのだろう。 悪し様に言うのも判らないではないが、共感した身としては少し聞き苦しい。 ) まあまあ、彼の行いの是非はさて置き、彼の提供した情報はカーンにとっては聞く価値のあるものでした。 ( 事あるごとにメイスを振り回したがり、私生活では竜人を囲い、教会へ私的な男性の出入りもままあるシスター・ジャスティスに大聖堂から向けられる視線もさほど変わるまい、とも思うのはさておき、利用価値はある、とだけ。 ) 先日起きた暗黒街での大量殺人と、カーンによる処理はご存知で?彼はそれをアクセラレーターの犯行、と告発してきたのです。 お陰で可能な限り速やかに処理をする事ができました。( と、そこまで言って、大聖堂はアクセラレーターを重要視していない、という言葉に引っかかる。 彼女に言っても仕方の無い事だから、口を慎むが。 ) [Mon 25 Oct 2010 02:11:46]
ジャスティス > わかりますが、わかりませんね。大聖堂の敷地を指定されたのは、アレックス様ですか?それとも、アイゼンリッター? アレックス様はおわかりでしょう。大聖堂というものがどういう存在か。不審人物がほいほい出入りできるような場所では困るのですよ。 (信仰のよりどころの一つであり、少なからず都市機能の一部もになっている) ……ふむ、向こうが勝手に来た、と。 また接触することがあれば言っておいてください、二度と不法侵入するなと。 後、アレックス様……あれは、口触りのいいこと言ってますが、私は信用できないと思いますよ。 普段安全なところでぬくぬく暮らして、気が向けばばれないように仮装して、気持ちよく悪人ぶん殴ってすっきり。 は。 (単純に性格の不一致なのかもしれないが、修道女は憎々しげに顔をしかめた) まあ、それは置いておきましょう……そう、どういう情報ですか? アクセラレーターと、コロシアムの剣については把握しています……私も、当日コロシアムに向かうつもりですが……大聖堂は現在さほどアクセラレーターを重要視はしていません。 [Mon 25 Oct 2010 01:48:57]
アレックス > ( 幸いな事に、見ていなかった。 まあ、見ていたとしても意味を理解できなかったであろうが―― 催涙の効果が落ち着いた頃、シスター・ジャスティスから向けられる気まずそうな視線。 一つ深呼吸をして気を取り直し ) ・・・ 情報を提供する側とされる側、と言えばご理解いただけるでしょうか。 ( 状況が状況だけに邪推されているのは理解できる。 ) 豪天寺艶子の一件はご存知でしょうか?彼はそれに関わる吸血鬼を告発し、私に話があってここに来た。 そうしたらあなた方が現れ、身を隠した。 残念ながら存じません。 彼とは初対面です。( 人の噂に戸は立てられない。信じてもらえるかは判らないが、一応順を追って弁解しておこう。 住所―― 連絡手段は教えられたが、住所は知らない。 シスタージャスティスは問答無用で彼を張り倒しそうだから一応、庇っておく事にする。 ) [Mon 25 Oct 2010 01:28:40]
ジャスティス > (無理やり目をひらき、見下ろすアイゼンリッターに向け中指をつきあげる。アレックスがその意味を知っていれば、どう思うだろうか) …………さて、飛んだ間抜けになってしまいましたが。(漸く落ち着けば、回廊の手すりに体重を掛け、メイスを片手で揺らしながら、気まずそうにアレックスを見つめる) ……ところで、アレとの御関係は? (周囲を気にしながら尋ねる) いやあ、住所とか知ってます?一ぺん説教してやらにゃ。 [Mon 25 Oct 2010 01:18:09]
アレックス > ( アイゼンリッターは去り、聞こえる声はシスター・ジャスティスか―― 最近、エクソシストを指導・監督する役職についたと聞くが。 咳き込む声と、アイゼンリッターの警告からすれば催涙の類か、薄目のまま風向きから顔を背け、ローブの袖で鼻と口を覆いながら、シスタージャスティスの腕を取り、回廊へと避難させようか。 すこし目が痛い ) 大丈夫ですか?シスター・ジャスティス ( 見上げれば、アイゼンリッターの姿はもう見えなくなっていた。溜息のように息を付きながら、まだすこし早い心音を意識の外へと締め出す。 忘れた方が良い。 ) [Mon 25 Oct 2010 01:15:02]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『 互いの為すべき事を為そう。 』 [Mon 25 Oct 2010 01:05:04]
アイゼンリッター > (催涙弾の中身は唐辛子と胡椒だ。 目に入れば痛みから涙が出るし、鼻や口から吸い込めばセキやクシャミも出るだろう。 豪天寺艶子に語った「どうしようもない小細工」であり、一人で戦い続ける都合上からとった最適手段。 これが犯罪者――あるいは捕縛しようとする自警団――であれば殴りかかるかするのだが、そうしない分、手加減しているのだ。 大聖堂には友人である聖女サンクトゥスがおり、アレッサンドラもいる。ここで関係者を殴りつければ、彼女たちに迷惑がかかるだろう。 鉄仮面なりの気遣い――もっとも、それが他の人間から見て理解されるかどうかはわからないが)……………………。(外壁の上まで到達した鉄仮面の男は、一度だけ眼下の光景――そしてアレッサンドラへと目を向けた後、ひらりとその向こう側へと飛び降りた) [Mon 25 Oct 2010 01:04:42]
ジャスティス > っ……!? (投げつけられたものを回避するも、背後の木で砕け風に舞い散る。ロープを投げる怪人をとっさに追おうとするが……残った人影に目を丸くして動きを止める。此方に駆け寄って来ようとする僧侶たちに咄嗟に掌を突き出しながら、一体どうすればいいのか灰色の脳細胞をフル回転させる。眼つぶしの煙は僧侶たちに見えているだろうし、よけた動作も見られただろう……が、目の前にいる人物はよく知る人物であり、どう考えてもアイゼンリッターと一緒にいたのだろう。そこまで考えたところで風に流れた眼つぶしに巻かれる) ごほつ!? う、うえよ!外に回って!! ヘタに騒がないで、追い払うだけで、げほ、いいっ!! (涙を浮かべながらそれだけいい、僧侶たちを追い払って) [Mon 25 Oct 2010 00:59:30]
アレックス > ( こちらはまともに顔を見れたものじゃない。 例えそれがつるりとした鉄の仮面であっても、その向こうに異性を感じてドギマギしっぱなしで、身を竦ませて縮こまっているのが精一杯。 そして、渡されるナイフ。 アクセラレーターが使っていた? 奴と交戦しているのか。 彼の証言は艶子の勝利の礎になるかもしれない。 うっかり声を上げぬよう己の口元に手を当てながら、連絡手段を述べる彼に頷いてみせる―― 「おい」 いけない。 人が来たようだ。 距離は近い―― どうすべきか、と思案に陥った一瞬の間に、火傷跡の残る頬に彼の指が触れた。 )―― ッ ( その一瞬、びくっ、と身を竦ませたのが伝わるだろうか。 彼の指は冷たく、固い感触を残して直ぐに離れ、ばさりと捲られるケープ。 自分を包んでいた彼の温度は一気に外気に冷やされ消えて―― 言われたとおりに袖を口元に当て、ぎゅ、っと目を瞑り ) [Mon 25 Oct 2010 00:50:47]
アイゼンリッター > (間近で見つめる事になる彼女の容貌。 綺麗な瞳だというのが第一印象。そして痛々しく残る火傷。 一瞬の沈黙と共に、鉄仮面の男はアレッサンドラの顔を見つめ、そして背後から聞こえる物音に、耳元で囁くように鋭い声を発した)……まず第一に、このナイフを艶子に届けてくれ。アクセラレーターが使っていたものだ。奴の怪力でも壊れない分、頑丈さは折り紙つきだろう。 それとアクセラレーターに関して知りうる限りの情報を、後日に書簡で届ける。 奴とは幾度か戦っている。参考にしてくれ。(跳躍する音。 何かが近づいてくる。 時間は無い。 素早く頭の中で思考を纏めつつ、ポーチを探って催涙弾を握りこんだ)……第二に。 私に連絡を取る必要が出たなら、芸能横丁にいるクランクの歌姫に、赤いスカーフをつけて歌うよう依頼してくれ。 その晩、私は暗黒街の時計塔で待っている。 ――無論、貴女に危険が迫っていれば、必ず行く。 必ずだ。(「おい」という鋭い声が聞こえた。 時間は無い)……目と鼻と口をしっかり押さえてくれ。 アレッサンドラ・M・クレメンテ。 貴女に逢えて、本当に光栄に思っている。(最後に、鉄仮面の男はそっと――まるで貴いものであるかのように――貴女の頬の火傷に指を伸ばし、触れた。 次の瞬間、バッと身を翻してケープをはためかせ、アレッサンドラを守るかのように覆い、右手に握りこんでいた催涙弾を誰何の声をあげた修道女へと投擲。 同時に左手はベルトから鉤縄を一挙動で振りぬき、聖堂の外壁へと投じる。 催涙弾の効果がどうであれ、男は素早くそこをよじ登っていくことになるだろう) [Mon 25 Oct 2010 00:36:28]
ジャスティス > (礼拝堂の中からは物音は聞こえてこない。中にはいないか……今は四角になっているが、い旬何かが物陰に移動するのが見えた気がする。渡り廊下の欄干に足を掛け、辺りを掛けた位置へと跳躍する。一歩、二歩、足音はその程度、しかし何かが風邪を切る音、木々の枝をたたく音が一気に肉薄していく、メイスを抜き放ち、ともすれば通り過ぎそうになる、闇に解け込んだケープを視界に収める) おい。 (礼拝堂から二人の僧侶も出てくるが、彼らの視界から見えるのは、修道女の背中ばかりで) [Mon 25 Oct 2010 00:23:24]
アレックス > ( 主義主張と一定の目的の為に戦う、という共通点を持つ自分と、彼との違いを上げるとすれば、活動が受け入れられる背景があるかないか、という部分だろう。 自分の活動は宗教的な裏付けや後援が得られるものであるが、彼はそうではないのだ。 むしろ、見たくもない暗部を穿り返す厄介者としか見られていない―― それ故に彼は孤独になり、孤独になればなるほど果ての無い使命感が彼を追い立てるのだろう。 悲しい男だ。 )( 彼への共感と、同情から「隠さなくては」と、考えるよりも先に体が動き、裾を引っ張り物陰へ―― そうしたら、近い距離で彼の声が聞こえ、視界が暗転する ) ―― え っ ? ( 突然の事に面食らう。 彼のケープに包まれたのだ。 息が掛かるほどの近い距離、彼の衣装に染込んだ彼の体臭、そして包まれる彼の体温に「異性」を強く感じて、頭が真っ白になり、心臓が早鐘を打つ。 ) はっ・・・ はい・・・ッ ( 声が上ずっているのが自分でも分かって、かっと顔が熱くなる。 生きた心地がしないまま、こくこくと頷いて ) [Mon 25 Oct 2010 00:14:47]
アイゼンリッター > …………………………。(アレッサンドラからの評価の言葉にも、鉄仮面の男は沈黙で返すのみだった。 慣れていないのだ。そういう言葉をかけられる事に。 彼女の思う通り、アイゼンリッターは一人であるし、同時に狂人扱いされている。 そしてある意味において、それは事実なのだ。 カイン・グレイホーク/アイゼンリッターと呼ばれる人物の精神はギリギリの状態にある。 そしてそんな自分に対して彼女は疲労困憊しているにも関わらず――見てみろ、彼女の顔を!――こういう言葉をかけられるのだ。 この狂人に対して。 頭を垂れたまま、恥じ入るばかりだった。 彼は別に種族で「敵」を区別しない。吸血鬼だろうと人間だろうと、犯罪者でなければ興味は無い。 だが、吸血鬼が強力な存在であることは理解している。 同時に犯罪者となった場合、どれほど手強い相手であるかも。 アイゼンリッターは信念を持って行動するものを尊ぶ。 アレッサンドラ・M・クレメンテは、正しくそういった者の一人だった)…………。(素早く頷きを返すと、身を低くしたまま移動する。 金属鎧になって物音が出るようにはなったが、奇襲のための隠密行動は良くとっていた。 隅の暗がりにまで移動したならば、「ご無礼」と囁いて、暗緑色の――演劇で良く使われる色合いだ。かえって黒一色よりも、この方が姿を隠すのに適している――ケープで、二人を包んで覆い隠してしまおう)……やり過ごしたら私は去ろう。 長居すると迷惑がかかる。 ……が、その前に二つばかり。 まず、貴女へ私への連絡手段を教えたい。  それと、艶子へひとつ言伝を。 ……使い走りにするようで申し訳ないが、宜しいか? [Sun 24 Oct 2010 23:55:44]
ジャスティス > ったく忌々しい。  (二人に声は届くだろう、荒々しい口調であり、やる気満々である。あくまでも動的。二人の横を抜けるように移動しながら、礼拝堂へと続く扉に手を伸ばそうとする。と、手が止まる。自分で散々喚き散らしておきながらも、二人が移動する音を聞き、足を止める。背後を固める二人に、手で合図してそのまま礼拝堂へと向かわせ、自分はその場に残り、身じろぎせず耳を澄ます。脇で軋むような音を立て、分厚い樫材の扉が閉まる) [Sun 24 Oct 2010 23:47:46]
アレックス > ( 手間をかけた、と口にする怪人に、首をかしげる。 速やかな通報を行った彼の行動は最善だった。 何を悔いているのか―― 考えを巡らせ嗚呼、と思い至り、アイゼンリッターという怪人の哀愁を一瞬垣間見たような気がした。 彼は、一人なのだ。 ) 少なくとも、先の告発においてあなたの行動は最善だった。 我々は神に似せて創られていても、同じでは在りません。 一人で出来る事は限られており、我々は吸血鬼退治の専門家です。 恥じる事はありません。( と、首を横に振り、彼の最善を評価した。 そして、彼の口から述べられる彼の物語に耳を傾ける。 信用足りえるのか―― ) ( そして、語られるのは一見平和な街で行われていた惨劇の記憶。 彼の話には思い当たる所があり、空想ではない事が知れる。 地獄の底から搾り出すような、感情を殺すような声からにじみ出るのは後悔、そして怒りか。 元々はただヒーローに成り切っていた倒錯者であったかもしれない彼が、知りえた現実に使命に目覚め、闇を知った者の義務として戦う様が思い浮かぶ。 闇を暴き出し声高に吹聴したとて狂人として扱われるだけ、仮面の怪人という姿は、それ故の有様か――― 己が、死神の姿を模すように。 己も吸血鬼の撲滅という雲や霧を相手にする様な戦いの中にある、彼の物語にある種の共感を覚えた。 だが、大衆に理解を求めるのは不可能だろうとも思う。 ) ・・・ わかりました。 あなたを信用しましょう。私個人として、ですが―― ( と、膝を付いた怪人に告げた所で、夜の静寂が俄かに騒がしい事に気付く。 離れて見える衛兵の灯りもコースから外れているようだ。 賊の進入が発覚したか―― )・・・ しっ、誰か来ます。 隠れて ( と、回廊から見えない場所へと彼のローブのすそを掴んで移動しよう。 ) [Sun 24 Oct 2010 23:42:20]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 24 Oct 2010 23:31:31]
アイゼンリッター > (地の底を吹き抜ける風のように冷たく、何処までも朗々と響き渡った。 その酷く長い言葉を、一息で吐き出した鉄仮面の男は、そこで大きく息を吸い込み、吐いた)…天そしてアクセラレーターは自分勝手な理由で目玉泥棒に協力し、多くの人間を殺し、豪天寺艶子を吸血し、今も尚存在し続けている。 やつは私の「敵」だ。 ……だが、私では奴を倒せん。 豪天寺艶子ならば、そして彼女の信頼する貴女ならばと、思う。(アイゼンリッターは地面に片膝をつく。 そして、白いケープの貴女に対して、頭を垂れた)――どうか、協力させて欲しい。 [Sun 24 Oct 2010 23:18:39]
アイゼンリッター > 以前、私はある死霊術師を追っていた。 商業地区の店舗が嫌がらせを受けていた。同業者からの営業妨害工作があったのだ。 その実行者が死霊術師だった。 たいしたことはないと思っていたよ。 だが、奴の邸には大量の死体があった。 犯され、殺され、弄ばれ、また犯された娘の死体。 殺され、蘇らされ、何年も閉じ込められていた男の死体。 食卓に山積みにされた死体。 新しいものもあった、古いものも、老若男女、人種関係なく、屍で埋め尽くされていた。 ――私はその瞬間まで思いもしなかった。 自分の見ていないところでいったい何人の人が人生を踏みにじられているのかなどとは。……そして目玉泥棒の事件を追っていた時、私の目の前で一人の女性自警団員が刺し殺された。 犯人は幼い少女だった。 やつは墓地で、平然と言い放った。 「幸せになりたかったから殺した」のだと。 その時、私は理解した。  私の「敵」は、そういう輩なのだ。  犯罪者は永遠に駆逐できないだの、暗黒街は危険だのという言葉は飽きるほど聴いたが、それは戦わない理由にはならん。 [Sun 24 Oct 2010 23:16:58]
アイゼンリッター > いや、考えが至らなかった面も多々ある。 其方の人員に手間をかけてしまったようで、申し訳なかった。(吸血鬼の処理に対しての知識は無い。 雨の中、狩人たちが死体へと杭を打っていく様を目にしていた男は、そんな風に侘びを口にした。 尚、あの後も一晩中、街を走り回ったが、逃げ出した死体は見つけられなかった。 おそらく、そんなものは最初からいなかったのだろう。 問題ないと結論付けて、言葉を続けた)貴女のお言葉は最もだ。 実際、私の評判たるや芳しいものではない。 ブギーマンにして狂人、ドン・キホーテ、それが私だ。 ある意味では事実だとも。(周囲からの評判は、この男とても認識している。 それを些細なことだと切り捨ててしまっているだけの話。 彼女の言葉は道理だ。 至極当然と言わんばかりに男は頷いた。そして、一度だけ目を閉じ、ゆっくりと開き、そして声を発した) 私の望みは、戦うことだ。 (酷く低く、冷たく、無機質で――事実を語るように、淡々としていた) [Sun 24 Oct 2010 23:16:51]
ジャスティス > 【二人の元に到着するのは2ターン後】 [Sun 24 Oct 2010 23:06:15]
ジャスティス > (先日現れた仮面の二人組の片割れ。先日口を酸っぱくしておいたのが功を奏したか、今度は衛士が警備の担当に伝えに来た。折よく大聖堂に訪れていた、青髪の修道女は、忌々しそうに顔をしかめながら大股で渡り廊下を礼拝堂へと向かう。その背後には屈強な壮年の僧侶が二人、一人はスキンヘッドに顎ひげを蓄え、もう一人はトンスラ、同じく顎ひげを蓄えている。目に見えて武装しているのは修道女だけである) ったく、何企んでるのやら。 【次ターン礼拝堂到着】 [Sun 24 Oct 2010 23:00:24]
アレックス > ( アイゼンリッターを名乗る怪人が、プロパガンダとしても利用される非情な吸血鬼狩人のイメージと、実際の姿とのギャップに衝撃を受け、感銘すら覚えているとはいざ知らず、娘は一定の距離を置いたまま、饒舌な怪人の姿を油断なく見つめている。 芝居染みた語り口に道化のような素振り、舞台に立っていればさぞ映えた事だろうが、暗い庭先にそんなモノが居て、名誉を口にし頭を垂れるのは場違いに余りある。 異様な光景と言えよう。 ) あなたはその情報を提供した者本人、という事で間違いないようですね―― あなたのお陰で迅速に我々は行動する事ができました。 協力に感謝致します。 ( アクセラレーターと豪天寺艶子との決闘を口にした。まだそれはここ2日ばかりの新しい情報で、関係者以外は知りえない。 それが、協力を申し出るというのか。 だが―― ) しかし、我々があなたの言動を全面的に信用するのは難しいのはお分かりでしょう。 ( 遺体を処理する事はできた。艶子を捕縛する事もできた。だが、それでも仮面の怪人の告発が真実であるという確証はない。 むしろ、この怪人が彼等を殺害し、茶番を仕組んだ恐れすらあるのだから。 そうだとしたら自分はとんだ道化だろう。 ) 何故、あのような告発を?あなたは何をし、何を望んでいるのですか。 ( 噂話では足りぬ。 覚悟と、信念を見せろ、と ) [Sun 24 Oct 2010 22:55:29]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『礼拝堂に向かう渡り廊下』 [Sun 24 Oct 2010 22:54:08]
アイゼンリッター > 訂正:何かお力添え〜 → ぜひ、協力させて頂きたいと思い、参上した。 [Sun 24 Oct 2010 22:38:43]
アイゼンリッター > (思い上がりも甚だしい限りだ。 つくづく自分は甘く、未熟だということを痛感せざるをえない。 カイン・グレイホークがまだ何もしらない役者だったころから、彼女の名前は吸血鬼狩りの英雄として知られていた。 それほど前から、この歳若く華奢な娘は吸血鬼と戦い続けていたのだ。 疲労困憊し、顔に火傷を負っても尚。 豪天寺艶子がアレッサンドラのことを友人だと呼んだのも頷ける話だった)信じて頂けるかどうかはともかく、私も此処で暴れるつもりはない。 貴女が兵士を呼ぶのであれば、疾風の如く去りましょう。 貴女にも、私の友人にも、迷惑をかけたくは無い。(アイゼンリッターの無機質な声音は変わらないが、暗黒街で犯罪者と対峙する時と比較してはるかに饒舌だ。 カイン・グレイホークが役者だという事も関係しているだろうが、好感を抱いている相手には、こうして良くしゃべる傾向がある)その通り。 本来ならばここで自己紹介をし、雰囲気ある会話にて楽しませるべきなのだろうが、生憎と残念なことに、あまり時間の余裕は無いようだ。 ゆえに、ただ一言――――貴女にお逢いできたこと、大変名誉に思います。(大仰で芝居がかった動作。 堂々とした騎士そのものといった振る舞いではあるものの、状況と格好とを考えれば狂人めいた言動であるのも事実。 ともあれ彼本人には一向にそれを気にした節も無く、頷いた)話というのは他でもない。 アクセラレーター、そして豪天寺艶子について。 貴女が彼女を捕縛したとの話は聞いていますが、決闘について、どうお考えなのかをまず伺いたい。 件の吸血鬼は私が長らく追跡した相手であり、同時に豪天寺艶子も――彼女がどう思っているかどうかはともかく――私は友人だと思っている。 何かお力添えができるのではないかと思い、参上した。 [Sun 24 Oct 2010 22:35:08]
アレックス > ( 名乗りを上げる怪人に警戒を帯びた表情が少しだけ緩む ) アイゼンリッター・・・ あなたが?( ヴェイトス市の夜に躍る都市伝説。 物語のヒーローの姿を借り、市政に蔓延る些細な悪にも私的な制裁を下す仮面の怪人。 悪人の敵であると同時に自警団や市兵の敵であり、市民の迷惑である彼の噂は聞き及んでいる。 VHGカーンにも何度か告発文が届き、先日の事件ではそれが迅速な処理に結びついた。 が、胡散臭い存在なのは確か。 少し考えるような素振りを見せてから警戒を解く。 ) ・・・・・・ 聞きましょう。 ( そも、都市伝説の人物そのものか、先日の情報提供をした人物どうかも不明。 話があると言うなら聞こうか。 ) [Sun 24 Oct 2010 22:18:46]
アレックス > ( 昨日の艶子捕縛から、目まぐるしく来るべき対決の為の準備を行っている。 先ずはギルドの説得と作戦の陳情から始まり、艶子を対吸血鬼用の地下牢に収容。 アクセラレーターを殲滅する機会を得るため、艶子を餌に使う―― 毒を以て毒を制す方面で話をつけた。 無論、艶子は拘束されて命運はギルドに預けられ、吸血鬼化の状態次第では艶子の安全は保障されない。 今の所、艶子の吸血鬼化の兆候は判断がつかない状態。 血液を欲している様子は見られず、旺盛な食欲で人間の食事を平らげた―― 私の使命は、彼女が吸血鬼化する前に準備を終らせる事。 作戦の為、VHGカーンの本部である大聖堂に話をつける事も、私の仕事。 コロセウムを借用するための予算の申請と万全を期すためのエクソシストの徴発。 作戦内容を纏め、費用を計上し、会議を召集してのプレゼンテテーション。 とても体が一つでは足りない。 数時間前に気を失うように眠りについて、不安に目を覚まし 気を落ち着ける為に中庭へと下りた所―― いつの間にか、涼しさは寒さへと近づきつつある。 この分では息が白くなるのも直ぐだろう、と感慨に耽っていれば、場違いな金属音に歩み寄る影を捉える。 ) ・・・ 何者ですか。 ここは大聖堂、ヴェイトス市でもっとも重要な神の家 狼藉は許しません。( と、気障な仕草で大袈裟に一礼する不審者に気を張ってみせるも帯剣などしていない。 此方の名前を知っているという事は、暗殺者の類か―― 自分の敵は多い、迂闊だった。 遠く揺れる衛兵のカンテラの灯りを追うが――  ) [Sun 24 Oct 2010 22:18:28]
アイゼンリッター > (そうしてしばらく思考に耽っていた鉄仮面の男だが、新たに現れた人の気配に気づき、仮面の下で目を動かしてその人物を確かめる。 遠目からでもわかる、その火傷の痕。 間違いあるまい。 そう思ってベンチから立ち上がった男は、金属質な足音を伴って、一歩、二歩、と彼女の方向へと歩き出す。 暗黒緑色のケープは光を吸収して影のようであったが、その下に着込んだ漆黒の鎧は、微かな明かりを受けて威圧的に煌いている。 そして其方の容貌がハッキリできるほどにまで近づいた所で――男は、雷にでも打たれたかのように、立ち止まった)……………………。(彼女の名前は知っている。 吸血鬼ハンターとしての業績も。 苛烈なあり方も。 だが、しかし、これは………。 仮面の下でカイン・グレイホークが唇をかみ締めた。 一度開きかけた唇をかみ締め、そして、アイゼンリッターが声を発した)……………こんばんわ、Msアレッサンドラ・M・クレメンテ。 夜分に失礼する。 生憎の曇天だが、散歩ですかな? それとも景色を眺めておいでで? 宜しければ、少しばかりお話に付き合っていただきたい。(マントを翻し、仮面の怪人は深く一礼をする。 大仰で芝居がかった仕草で、しかし敬意をこめて)失礼……紹介がまだでした。私は見ての通りの鉄仮面。どうかアイゼンリッターと呼んでもらいたい。 [Sun 24 Oct 2010 21:48:00]
アレックス > ( 一般の修道士とは異なる白いローブを纏った人物が、回廊から中庭への階段を下り、彼の居る中庭へと足を踏み入れる。 体系を覆い隠す衣装の上からでも線の細さが伺え、その白いローブには金の髪が二房に結われ、尻ほどまで垂れ、フードを被らずに露出させた面には、それそのものが炎を模すような奇妙な火傷の跡。 その表情は多少疲れが伺えるが、まだ少女の面影すら残している―― 情け容赦ない非情の吸血鬼狩人と恐れられ、火葬好きの包帯女と忌避されるアレッサンドラ・クレメンテは、未だ二十歳に満たぬ小娘。 吸血鬼の撲滅を掲げ、気を張る外面とは異なり、寄宿先の大聖堂の中ともあれば、多少なりとも年齢相応の姿を見ることができる。 )――・・・       ( そうして、中庭より曇天の空を見上げる。 厚い雲に遮られ、月や星は見えない。 こんな夜は少しだけ、神の御心が遠く思えてしまう。 やらなければいけない事や、考える事が多すぎて、少しだけくらくらする。 未だ、ベンチに腰掛ける影には気付いては居ない。 ) [Sun 24 Oct 2010 21:35:13]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 中庭に出る白い人影 』 [Sun 24 Oct 2010 21:34:03]
アイゼンリッター > (見捨てたも糞も無い。 神はそもそもからして我々に無関心だったのだ。 そう思いながら、肩当の下から取り出したナイフを弄ぶ。 大振りの、戦闘用のものだ。 刀身に刻んである銘はヘルハウンド。 Hrmmmと小さく声を漏らした)アクセラレーターはいずれにせよ、これで決着がつく。 艶子が勝つにしろ負けるにしろ、だ。 だが問題は…………。(鉄仮面の怪人はブツブツとなにやら独り言を――会話めいた口調で、だ――つぶやきだし、時々黙り、そして考え込む。 問題は山積みなのだ。 海からの脅威。 街中の犯罪者。 とり逃したままの殺人鬼も多くいる) [Sun 24 Oct 2010 21:30:09]
アイゼンリッター > (アイゼンリッターは神を信じてはいない。 神の実在を、という意味ではなく、その存在としての性質をだ。 強大な力を持つにもかかわらず、高みから見物し、死ねば救われると説くような無責任な存在など……祈り、信じたところで何の助けになるだろう。  だが、そう、神を信じる者に対しては別だ。 神を信じて、信じて、信じて、この世でもっとも無関心な存在から、その力の一端を借り受けるまでに信じることのできた人々。 そういった人物に対して、アイゼンリッターは敬意を抱く。 少なくとも、彼が今まで出会った「聖女」に対しては、そうだ)…………。(ゆっくりと長椅子に腰を下ろす。 十字架にかかった男を見上げる。 彼もまあ、不幸な男だ。 自分の死に様が千年以上も飾られることになるとは、予想もしなかっただろう。 前にも似たような事を考えたな)Eli, Eli, Lema Sabachthani――神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや、か。(微かなつぶやき。それは酷く冷たく、低く、無機質な、非人間的な声だった) [Sun 24 Oct 2010 21:19:56]
アイゼンリッター > (だが、問題は山積みだ。 先日、豪天寺艶子がVHGによって捕縛された。 処刑ではない。 カーンの有力者であるアレッサンドラ・M・クレメンテは自分の友人であると艶子は語っていたが、死者の焼却を行うなどの行為や評判から考えるに、私情に流される人物ではあるまい――そも身近な人間でさえ吸血鬼になりうるという事を考えれば、冷静沈着でなければハンターなど務まらないのだろう――と判断できる。 加えて、VHGがアクセラレーターの後始末をしたことをかんがみる限り、こちらの通報行為を認知しているということでもある。 艶子とアクセラレーターの対決のことも含めて、だ。 であるならば、つまり、そういうことなのだろう)…………………………。(人の気配の少ないころあいを見計らって、鉄仮面の怪人は大聖堂の礼拝堂へと足を踏み入れた。 金属鎧の擦れる微かな音が後に続く。 黒いケープを身に纏っているとはいえ、その容貌は目立つ。 もっとも、ここで暴れるつもりは毛頭無いのだが。 今夜の目的は、いつぞやと同様、ある人物に逢う為だ) [Sun 24 Oct 2010 21:09:53]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『 全ては順調だ。 』 [Sun 24 Oct 2010 21:03:14]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『内示を受けるべく。居住区への扉を開ける』 [Sun 10 Oct 2010 22:00:08]
ジャスティス > (ひとまず、名目上ではあるとはいえ、就任式等もやるらしい、こじんまりとテトス様も参加されるのだそうだ……この修道女に求められているのは、エクソシストの実践向きの教育の一部と、暗黒街でのエクソシストの活動の支援。そしていくらかの、宣伝で) [Sun 10 Oct 2010 21:51:21]
ジャスティス > (聖堂騎士。それが自分に与えられる称号らしい。騎士……響きだけで面倒くさい。節制とか清廉とかが後ろからくっついてきそうだ。いや聖職者としては今もそうあるべきであろうし、根っこの部分ではこの女、ジャスティス・ブラウニーもそう言った善人なのだが、基本的に刹那的で快楽主義者である修道女は、アイリーン・アルベルトの姿を思い出し深いため息をついた。ため息のせいかレイは井戸の中まで重く感じられる) 騎士様、って柄じゃないのよね。 [Sun 10 Oct 2010 21:31:12]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 10 Oct 2010 21:26:04]
ジャスティス > あぁ……。 (どこまでもどこまでもそれて天を目指す思考のレールの終端にいたり、修道女は得心した) ……そうか、結婚の誓いを立てに。 あー、なんだなんだ、そっかー、納得したなーもー。 (晴れ渡った笑顔で両腕を伸ばし大きく伸びをすれば右目に涙が一滴。もとより考えてもどうしようもない話ではあると言うか、修道女の興味の程がうかがえよう) それならうちに来れば、そんな恥ずかしい真似しなくても祝福してあげたものを。 さーってっ、本題本題。 [Sun 10 Oct 2010 21:06:35]
ジャスティス > (もう一人はなんだ、のっぺりした仮面の、女らしき姿。どこかの民族衣装のようだった、というけれど……仮面はなんだ。アイゼンリッターとあいびきだろうか。二人はシャイなのか、仮面だし。シャイな二人はどこで出会ったんだろう……きっと一目ぼれだろう、そうそう何度も仮面の変人が偶然すれ違ったりあったりすることもない。お互いどこに惹かれたのだろう、服装のセンスか?いや仮面のセンスか。まてよ?仮面にお互い恋をしたとしたら二人は中身に興味はないということで、はずせばお互い全く無価値な他人。そんな関係で長続きするのか?結婚後とかどうするんだ?子供が出来たら困るだろう。産婆が卒倒するぞ仮面の産婦が来たら……考えはどこまでもどこまでも脱線して) [Sun 10 Oct 2010 20:47:21]
ジャスティス > (踵を返し、大聖堂の礼拝堂へと向かう。喜捨箱の脇を抜け、いつ見ても首が痛くなる天井一面の宗教画を眺める。おごそかな壁面の照明に目がくらめば、眩しそうに視線を下へと反らす) ふぅ……何のようよ、熱心なパプテス教徒?それにしたって、仮装したまま来るかぁ? (口の中で唸り転がるような低い声音で呟く。まさか、司祭や聖女を狙った犯行でも計画していた、そんなわけはないか、いやまて、彼の脳味噌が悪事を働いていると考えれば、そう言うこともあるかもしれない。) むぅ……警備を強化しておくように……いう権限なんてないか。 (あっはっはっ、と無音で笑って見せ、背後から続く礼拝者に道を開け自分は壁際へと向かう) [Sun 10 Oct 2010 20:32:41]
ジャスティス > なんでそんなものホイホイ中に入れるのよ。 (まぁ此方の方が地のしゃべり方だろう、肉食獣を思わせる犬歯のむき出し肩も、片眉をはね上げ威嚇するように睨上げる相貌も、動に入ったものである。歳したらしき若い衛士は、私も聞いた話なので、と首をすくめた) ……その奇人の片われ、どうみてもアイゼンリッターでしょうに……今まで殴ってきたのが悪党だからって、悪党と宗教者の区別がつくってわけじゃないかもですよ?それに、そう言う恰好した強盗か危険人物かも知んないでしょうに。ほんと、気をつけてくださいよ? (1シスターのくせに、頭に血が上ったとはいえ、あんまりないいようであるが、漸く怒りも収まったと見え、気まずそうに口もとを抑えて) っと……別に関係者でもないのに、いいすぎました、すみません。 (頭を下げ、2、3言葉を交わせば、衛士は道行く人が見慣れた身じろぎしないオブジェに戻り、修道女は聞こえない程度にため息をつきながら、大聖堂前の通りを眺めた)  [Sun 10 Oct 2010 20:20:41]
ジャスティス > (ヴェイトス市の擁するパプテス教徒の信仰のよりどころである大聖堂。その清廉な司祭の姿を連想させる建物の大扉は、今夜も市民のために左右に開かれていた。その脇。困ったような中年の衛士と、拗ねたように頬を膨らます、やけに重装備の修道女風の女。 この女れっきとした修道女であり、傭兵の類ではなく、その口調も、普段は礼節というものをわきまえている) [Sun 10 Oct 2010 20:15:43]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『仮面の男女だぁ?』 [Sun 10 Oct 2010 20:11:02]
お知らせ > ドリフターさんが退室されました。 『長椅子にふんぞり返って、朝焼けを待つのだった。』 [Sun 10 Oct 2010 02:14:54]
ドリフター > 安全さ。何しろ私がそう決めた。 (仮面の内側で、それは笑う。それは単純な自己への過信からではない。何故ならそれはドリフター。風から風へ渡り歩く風の神。) お前のそのいじましさは、私の好むところだ。せいぜい星でも求めて地べたを這いずり回れ。 (空を歩む私とて、空の星には届かない。ああ、なんと不自由なことか。やはり、足りない。足りないのだ。必要な何かが決定的に。) ……フン。 (そしてそいつは鼻を鳴らし ―― ) [Sun 10 Oct 2010 02:14:27]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『( 二人の仮面の怪人の存在。明日は少し噂になりそうだ。 )』 [Sun 10 Oct 2010 02:09:28]
アイゼンリッター > 理解している。(即座にそう応じて、何一つ反論することなく、鉄仮面の男はあなたの横をすり抜けた。 黒い外套が影のように纏わりつく。 休む暇などないことくらい、誰かに言われるまでもなく、とうの昔に理解しているのだ。 「ヒーローごっこに興じる狂人」呼ばわりされる事も多々あるし、実際あなたのように悪い感情を持っている者が多い事を知った上で、犯罪者によって踏み躙られる人々を知っているのだから。 戦いを休む気も、やめる気も、毛頭無かった。 ただ――付き纏う倦怠感だけが、伸し掛かっている。 足を進める度、鎧が擦れて重たい金属音が響いた)人間が皆、地べたを這いずり回っているだけとは思わないことだ。 宙を歩けるということは、安全だという事には繋がらない。 私はお前が何者であるかを知らないが、気をつけろ。(この仮面の人物がヴェイトス市で暮らすのであれば、それは例外なく、自分が守ると決めた存在である。 故にそう警告めいた言葉を言い残し、アイゼンリッターは重い扉を押し開いた) [Sun 10 Oct 2010 02:08:10]
ドリフター > ……まあ良い。私はお前のやりたい事自体には然程興味が無いんでな。勝手にしろ……と言いたい所だが。 (ざっくり切り捨てる。正直な話をすれば、そいつはこの騒動とやら自体にはなんら興味がないのだ。) 責任だけは取れ。疲れたからと休む権利など、お前には無い。 (何の事は無い、私は件の、あの落書きの一件を未だ根に持っているのだ。無論、私が清掃をした事についてでは断じて無い。それは彼が誰かの大切な物を踏み付け汚したと言う、その行為その物についてだ。) 判ったらさっさと行け。ボヤボヤしたら、その分余計な犠牲者が出るんじゃあないか? お前の言い分に寄れば、だが。 (若干棘のある言い方だ。) ……何、これで歩く道には困っていないものでな。 (其方も件の一件で目撃している事だろう。そいつは、貴方のすぐ近くで、何の足場も無しに高所の落書きを清掃していたのだから。) [Sun 10 Oct 2010 02:01:03]
アイゼンリッター > いいや、それはありえない――アウトローの思考法ではなく、奴らが単独犯だという点についてだ。 これだけの数のウォータリアンによる単独犯行が海の異変と同時期に『偶然』起こりうるなどという可能性は低い。 それに昨晩出会った奴は、少なくともゴロツキの類には見えなかった。 であれば奴らは組織だと見て取ってよい。 統率が取れていないこと、その目的が不明だが……。(構う物かと呟いた。 いずれにせよ犯罪者は叩くべきだ。その背後事情が何であれ。 情状酌量の余地がある者にもかつて出会ったが、いずれにせよ犯罪は防がねばならない。 鉄仮面の推理――或いは妄想――は、ぶつぶつとした呟きによって繰り広げられている。 何処まで信憑性があるのかはわかったものではない)そうか。無いのか。 ではやはり直接見に行くべきだな。 実際に異変が起こっている場を調べねば。(そして、あなたを見ていた鉄仮面はゆっくりと立ち上がった。 頭部の仮面を除けば、その装束は一変している。 黒い鎧。黒い外套。 鎧は聖堂の蝋燭の灯りをうけて威圧的に煌く一方、外套は影のように光を吸い込み、鉄仮面の怪人の輪郭を曖昧なものにしていた)早期解決を目指したいが、原因がわからなくてはな。……幸い、まだ浪人騒動の時のように大規模な事件には発展していないが。 暴動を警戒するべきかもしれない。 居住区を歩くのなら巻き込まれないよう注意しろ。(ウォータリアン専用の居住区画があるのかどうかは知らないが) [Sun 10 Oct 2010 01:46:19]
ドリフター > ……これで疲れて休んでいた、なんて言われたらどうしてくれようかと思ったぞ。 (扉に掛けていた手を放し、堂々と中央通路を通って其方に歩み寄る。その後方で、扉の閉じる音が響くだろう。) ウォータリアン……ああ、あの生臭い連中か。 (そう言えば、最近街中が生臭い。この街に正面から堂々と不法侵入した時に比べれば、若干騒がしくなった感もある。だが、幸いにしてその ―― 少なくとも外見上は ―― 女は何らの事件に巻き込まれたと言う事は無かった。ああ、あの落書き掃除を除けば、であるが。) さて。私の常識と今の常識はどうも違うらしいが……面子が大事なら、相手が組織立っていようと居まいと関係あるまい。むしろ単独犯に縄張りを荒らされる方が、権力者としては頭に来るんじゃあないか? 少なくとも私なら、多少乱暴な手でも何でもそいつをブチ殺したくてたまらなくなるがね。 (それこそ、殺される前にウォータリアンをブッ殺せ ―― なんて流れが生まれる可能性だってある。本当に危惧すべきは、そこではないのか。) ……いいや。 (軽く首を横に振る。) [Sun 10 Oct 2010 01:34:17]
アイゼンリッター > 自分の状況認識を再確認していた。(と、仮面の女――だろうと思う。まあ、仮面を被った人物の性別を探ったところで意味は無いが。 問題は『誰か』ではなく『何か』なのだから――に応じた。 長椅子に腰を下ろしたまま、前方の十字架を見据える。 そうとも。 此処で無為に時間を過ごしている暇は無い。 だが、自分のスタンスが揺らぎかけていたのも事実だ。 再確認して立ち上がれるのであれば、それは必要な行為だといえた。 それと知人に会えればとも思っていた。 多忙な人物であるから逢える可能性が低いことは理解していたし、事実無駄足ではあったが。 それをわざわざ口にする気もなかった)いずれにせよ、ウォータリアンの一味が某かの意図を持って動いている事は確かだ。 注目すべきは暗黒街だ。 外のアウトローが好き勝手に暴れれば、街のアウトローは面子を潰されたと怒る。抗争になる可能性がある。 だが、それがないという事は、犯罪組織ではないと判断して良い筈だ。 やはり問題は海だな。噴火、浜辺の異変、ウォータリアンの騒動。偶然にしては出来すぎている。(それは独り言のような呟きだ。 誰に聞かせるでもなく、返事があるとも期待していないような節の。 と、ここで初めて鉄仮面の視線が、後方のあなたの方に向けられた)――海辺は見てきたか? [Sun 10 Oct 2010 01:21:20]
ドリフター > (なるほど、それは吸血鬼じゃあない。強いて言えば彼らの言う所の悪魔に近くはあるが、別段悪しき存在と言うわけでもない。それはまつろわぬ神の一柱。) ……さて。以前聞いたお前の言い分を吟味したところ、こんなところでのんびりしている暇があるとは思えないんだがな。こんなところで何をしている。 (ここで彼に出会ったのは、それこそ完全な偶然だ。それはただその在り様の示すままに街をフラフラ歩いており、たまたまここに立ち寄ったに過ぎない。だが、鉄仮面の男が何を思って何をしたのか、と言う言い分くらいは覚えている。) (だって言うのに、こいつはこんなところで何をやっているのか。) [Sun 10 Oct 2010 01:11:53]
アイゼンリッター > (だが、結論は変わらない。 いずれにせよ、やるしかないのだ。 やるしか。 他に実行者が誰もいないのだから。 犯罪者はいる。 自警団が人手不足だろうが自分ひとりだけだろうが、やるのだ)(そんな事を考えていた時だった。 背後で聞こえたドアの開く音に、鉄仮面の意識が切り替わる。 死角から近づいてくる存在。 よもや大聖堂で吸血鬼が動き回れるとも思えないし、犯罪者が襲撃を仕掛けるとも思えない。 連中は信心深い――というより、迷信を恐れる性質がある。 いずれにせよ即応できるようにしながらも、ゆったりと腰を下ろした姿勢は変えなかった)…………私に何か用か?(そして聞こえてきたのは、覚えのある声だった。 それに対して、変わらない、冷たく淡々とした口調で応じる。 別に害意があるわけではない。 アイゼンリッターは、常にこういう声、喋り方なのだ) [Sun 10 Oct 2010 01:05:05]
ドリフター > (重い扉を開いたのは、聖堂に似つかわしくない人型。真っ白な骨の仮面で顔を隠したそれは、外面だけ見れば其方の同類にも見えるだろう。) …… (長椅子に座る其方の後姿に気づいたのは、一度十字架に磔にされた人間を象った何かを見上げたあとだ。) ……おい、いつかの鉄仮面。 (そして、無神経にも声をかけるのだ。其方の心中など知った事か、と言った風体で。) [Sun 10 Oct 2010 00:58:46]
お知らせ > ドリフターさんが来ました。 『 ギィ 』 [Sun 10 Oct 2010 00:51:52]
アイゼンリッター > (「ではもう行け。そして孤独な警邏活動を続けよ。何か対処をせねばならない事態に直面した時、自分一人の力だけでは到底及ばないことに気付き、そこではじめて慌てるがいい」)(わかっているのだ、そんな事は。 拳を握り締める。 中の砂鉄が圧縮され、ギリギリギリッと擦れた。 今までに遭遇した事件。 いずれも自分ひとりでは防げなかったことばかりだ。 目玉泥棒、アクセラレーター、浪人騒動、死霊術師、そして今回のウォータリアンの事件。 いや、大規模なものを持ち出さなくても良い。 身近に起きる犯罪。 それだって一向に減らず、そればかりかアイゼンリッターへの復讐心から強盗を引き起こした連中だっていた)……………。(世間一般の印象はどうあれ、アイゼンリッターは敗北し続けている。 その事実は、酷く重たい。 全身に倦怠感が伸し掛かる。 肉体的なものではないことは、彼もまた理解していた。 精神的なものだ。明らかに) [Sun 10 Oct 2010 00:30:57]
アイゼンリッター > (やるべき事は無数にある。情報を整理しなければ。昨晩に遭遇したウォータリアンの一件。現在の状況と関連があるのは明白だ。 だが、どうにも今は思考が働かない。 鉄仮面の怪人は、礼拝堂に誰もいないのを良い事に、長椅子へと腰を下ろした。 金属鎧と外套の重みを受けて、かすかに軋む音が響く)……そう、やるべき事は無数にあるのだ。(アクセラレーターの追跡。 目玉泥棒の追跡。 ウォータリアンの騒動の原因調査。 街で日々起こっている犯罪の阻止。 エトセトラエトセトラ。 時間は幾らあっても足りないのだが、しかし、糞。 わかっているのだ。 一人でもやる。 そう決めた。 その信念を曲げる気はない。 だが――)(――結局は、自分の行動も無駄骨なのではないのか?) [Sun 10 Oct 2010 00:00:33]
アイゼンリッター > (アイゼンリッターは屈しない。 アイゼンリッターは妥協しない。 アイゼンリッターは強い。 だが、カイン・グレイホークは違う。 ふとした瞬間、折れそうになるのを自覚する。 そんな在り方ではダメだ。 両足で地面を踏みしめて立たねばならない。)………構う物か。 一人でもやると決めた。 其処には何の問題もない。(搾り出すような声だった。 自分と親しかった少女は過去に犯罪で両親を失っていた。 共に浪人事件に挑んだ少女は陵辱され、捨てられた。 目玉泥棒を追おうとした自警団員は、刺し殺された。 そして豪天寺艶子は吸血鬼に侵されつつある。 ――鉄仮面を被ることは茨の道だと、以前に逢った占い師は言っていた。その通りだ。 だが、この現実を見ても、見たからこそ、辞めるわけにはいかない。 ……絶対にだ)其処で見ていれば良い。 私はやるべき事をやるぞ。お前が十字架に下がっている間に。(いや、この男は自ら殺されることで、人の罪とやらを肩代わりしたのだったか。 であれば十字架にかけられることこそが、この男のやるべき事だったのだろう。 だが、とアイゼンリッターは皮肉げな口調で呟いた)残念だが、無駄骨だったな。 [Sat 9 Oct 2010 23:34:14]
アイゼンリッター > (アイゼンリッターは神を信じていない。 その実在ではなく、神と言う存在を信用していない、という意味でだ。 ただ傍観しているだけの存在など、その力を頼みにすることの方が間違っている。祈ったところで何かが変わるわけもない。 だが、神を信じ続けることができる者には、尊敬の念を抱いている。 強い、と思えたのだ。 だから彼は、自分がいつのまにか大聖堂の礼拝堂を訪れている事に気づいても、驚きはしなかった)………………………。(掲げられている聖母像。そして磔にされている救世主像を見やる。 あの大工の息子も、まさか自分が殺される瞬間が飾られ、ましてや千年以上も崇められるとは思いもよらなかったに違いない。 ましてや、誰ともわからぬ男の子を産んだ女が「聖母」になるとは。 だがいずれにせよ、その男が自分の信念を貫いた結果こそがパプテスという宗教なのだ。 自分のあり方を貫き通せた精神力は、自分としても見習いたいところだ) [Sat 9 Oct 2010 23:10:42]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『 神に縋る気はない。 』 [Sat 9 Oct 2010 23:02:06]
お知らせ > アンヘルさんが退室されました。 『( #2 聖女様。はじめてのお掃除体験。 )』 [Sat 9 Oct 2010 00:19:46]
アンヘル > ( 掃除などまるでした事が無い―――私の所は下働きを雇える程度には家柄も良かったし、そして何より生まれた時から虚弱であったから。神の御心と天使の加護によって今の私はこうして両の足で立つ事が出来ているのだ。 )( びちょびちょのまま雑巾で拭こうとして注意されたり、何がなんだかわからず首を傾げたり。修道女の子は肩を竦めて苦笑いしながら、私がヘンテコな行動をする度に注意をしていわゆる掃除のやり方、なんてのを教えていって―――― ) ( 終わりかけた頃に司祭様が掃除する聖女を見つけて目を丸くする。フェアリンからの聖女だと教えられた修道女は目を丸くして顔を青くして、申し訳御座いませんでしたと頭を下げて。 ) ( …………それ程に謝るような事なのであろうか。別に私は気分を害してはいないし。そこまで畏まられて平謝りされても困るのであった。―――それ程までに気に病まないで下さい、とはちゃんと伝えたのだが。 )( 事の顛末を聞いたフェアリンから私を案内した御目付け役的存在も、渋い顔をしてフェアリンから来た由緒正しき聖女たるもの、その品格を貶めるような真似を――――と説教をし始めた。 )( ―――――解せぬ。 ) [Sat 9 Oct 2010 00:19:07]
アンヘル > ( そこにいたのは同年代ぐらいの修道女であろうか。せわしなさげに息を切らした様子である。 )( ――――ここでは新顔。それに同年代ぐらいの僧衣の尼と見れば新入りの子だと思ったのだろう、お願い!と唐突に私に向かってその人は手を合わせる。 ) ( ――――なんでも掃除中なのであるが、一緒にやる筈だった子が熱を出してしまい一人ではとてもじゃないが手が回らない状態になってしまったらしい。もし良かったら一緒に掃除を手伝ってくれないだろうかと、そんなお願いをされてしまい―――― ) ( ――――――――― ) ―――ハイ、私でよろしければお手伝いさせて頂きます。 ( 目を細めて柔らかく頷いた。 )( ――――その程度の手伝いならばする事にも問題あるまい。困り果て弱っている信者に手を差し伸べるのは他人を救うべき聖女の義務であり聖務であろうて。うむ。 ) [Sat 9 Oct 2010 00:01:49]
アンヘル > ( 罪無き弱きものを助ける天使もいる。そして邪悪を探し滅する天使もいる。私は悪斬。悪を断つ剣。拘束衣に閉じ込められるこの天使の魂が私の奇跡の証であった。 ) ( ―――――― ) ( 近付いてくる足音。あどけなさの残るうっすらとそばかすがある聖女はふとそちらの方へと顔を振りむいた。  [Fri 8 Oct 2010 23:47:33]
アンヘル > ( ここは礼拝堂であったか。時間帯のせいか人の数はまばらである。ステンドグラスに描かれている聖母の御姿――――この荘厳にして華美なる様はやはり国を違えても同じか。思ったよりも魔界都市ではないのかもしれない。もしくはそんな風な雰囲気があるのはここが大聖堂であるからか。 )( ――――私の使命は変わらない。この身に偉大なる我が主が下された天使の御力をその身に宿すという奇跡を持って悪を断罪し、正義の教えをより一層広める事である――――何やらフェアリン聖教会には別の思惑があるとの噂話を小耳に挟んだ事もあるが、そんなのは関係が無い。私は私の成すべき事をやるだけなのである。そう、それが主の御意志なのだ。絶対遵守すべき私の使命。 ) [Fri 8 Oct 2010 23:37:24]
アンヘル > ( ヴェイトスの大聖堂を探索するように周囲を見回しながら歩いていく。フェアリン聖教会より派遣された聖女認定。悪を滅する天使の力をその身に降ろす事の出来る少女は、これから世話になるこの大聖堂がどのような場所なのかと見て回る――― )( フェアリンの聖教会とは似て非なる場である。こちらの方がいささか粗雑な雰囲気がある。やはりこのような世紀末都市にあれば、いかに由緒正しき主の教えを広める場所であるといえども若干の汚れはあってしまうのだろう。まあ致し方ないことである。この程度なら特に気にもしない範囲であろう。 ) [Fri 8 Oct 2010 23:25:24]
お知らせ > アンヘルさんが来ました。 『( 聖女は歩く。 )』 [Fri 8 Oct 2010 23:18:56]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『クラーケンが暴れてるんですよ、アマウラ人にまかせましょ。』 [Thu 23 Sep 2010 13:16:26]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『でもまずはお二人と巡り合わせて戴いた事に感謝を』 [Thu 23 Sep 2010 13:15:23]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( シーフードと言えば ) そういえば、最近の津波は一体――( そんな話なども交えて )』 [Thu 23 Sep 2010 13:15:18]
シェリル > ありがとうございますブラザー。シスター。では私、村に戻ったら早速手紙をしたためますわ。 まあ、どこでだって主は御見守りくださっていますもの。わたくし平気ですわ。 (そう言えるのはまだ大した被害に遭ってないからかしら。先日のスラムでの荷物も。先輩には申し訳なかったけれど。しっかり謝ったけれど。私、荷物を奪われたことを少しも後悔していないのです。あれはきっとあの子に必要だと思われたから、主があの子に齎したのだわ。きっとそう。) …  …ふふっ (お噂に対するお二人の反応。なんだか愛らしい。微笑ましげに小さく笑う。けれどこれ以上困らせるのはやめておきましょう。) まぁ、嬉しい。ぜひご一緒させて戴きたいですわ―― (どうかご案内くださいませ。お二人にでしたら私どこにでもついて参りますわ。) [Thu 23 Sep 2010 13:14:23]
ジャスティス > けどまぁ、たまには手紙の一つくらい描いて上げたほうがいいですよ?親孝行は子供の義務です……といいつつ、シスターやってるとしか親に伝えていない私はとんだ親不孝者ですが。 (まさかこんな生活をしているとは思わないだろう) そうです、闘いよりもそのほうが難しい、傷つけるよりもいやす方が何倍も難しいのですから……あ、あはは、ありがとうございます……まぁ確かに、私の身体能力自体が神のみ業かもしれませんね。 (なんて頭をかいて) ……まぁご安心ください、ドライツェさん、マフィアとはいい関係ですよ。彼らだって人間です。化物も死霊もこわいのですから。ええ、いいですね!下町にいいシーフードのお店があるのですよ!いかがですか?  [Thu 23 Sep 2010 13:09:45]
ドライツェ > マフィアが信心深いとは… 本当に、意外です。 ですが、確かに仰る通り力を恃む者の方が実は苦しいのかもしれませんね。 力を恃む世界では強弱関係が絶対でそこに救いはないのでしょうから。 ( 弱者はより弱い者を虐げる。 その一方、強い者とて何ひとつ堪えるものがないわけではないのだろうから、強面のアウトローたちが神妙に頭を垂れる姿を思い浮かべて妙に納得した頷きを。 それと共に、いずれ彼女が治める暗黒街の教会を訪ねる意思を示しておこう ) いえ、御父上もまた信心深いお方でしょうから、あなたのご決心を喜ばしく受け止めておられるのではないかと。 場所が場所ですので御身を案じていらっしゃるかとも思いますが――――貧民窟には司法や行政の手が及ばない分、犯罪者や教義の敵が潜むケースもありますもので。 ( 暗黒街も例外ではないが、と青髪のシスターをちらと見た ) 闘うだけが術ではなく、心穏やかに語らうだけでも救える魂もあるのだと今はただ信じましょう、…  。 ( 勇敢なるシスターはともかく、自分の噂は露知らずだったので ) …は、はあ。 ( 気の利いた言葉ひとつも浮かばなかった ) では午後に備えて礼拝を済ませ、それから昼食と参りましょうか――ご一緒します。 シスター・ジャスティスもよろしければ。 [Thu 23 Sep 2010 12:58:12]
シェリル > ――――んん。 申し訳ありません。 (咳払い。気恥ずかしい。) 素敵なお二人にお会いできてはしゃいでしまってつい――おしゃべりでいけないわ。 もう少し、ブラザーやシスターのように簡潔に言葉を選ばなければ、皆様に主の御教えを説くにもこれでは駄目ですわね。 (本当に申し訳ありません。頭を下げて。顔を上げ) お話できて光栄でした。 私、主にお礼の祈りを捧げてからお昼にしようかと思います――お二人はいかがでしょう? [Thu 23 Sep 2010 12:53:58]
シェリル > (家と自分は切り離して欲しいか?) まあ、もちろんですわ――わたくしの帰るべきは尊き御父の家ですもの、 …  …なんて言ったら、お父様に泣かれてしまうかしら? (ふふっと悪戯っぽく。歳相応の幼さ。) 御父様のなさることは御父様の徳。わたくしはわたくしの力でもって、主に応えたいのです――  なんて、こういう考えは逆に子供っぽいかしら。 お二人とも謙遜がお上手。早くブラザードライツェやシスタージャスティスのような主に応えうるだけの精神を持ちたいものですが、まだまだ未熟でいけません―― いいえ、未熟さを理由にするつもりはないのです。反省は前に進む為の糧ですわ。 (頭を下げて話題を区切り。) あら。表現がいけなかったかしら。私、シスターの素晴らしきお力も主の齎したものと思っていますわ――俗にパプテス呪術と呼ばれるようなものでなくても。もちろんシスターの努力あっての事と理解しておりますけれど (も?)(不思議そうなシスターの一語。微笑んでそうお答えしよう。) 私はまだまだ、先輩のブラザーやシスターにお褒め戴けるのは聖歌くらいで―― (他は全く。情け無く頭を振る。奇跡なんて持っての他ですわ。) 美しい青い髪を風に揺らし、メイスを手に颯爽と暗黒街を抜け 主の心煩わせる者達にその力揮い救いを授けるものと――― (お噂。) あ。ブラザーもこの間、信者の少女たちが愛らしげに話題にしてらっしゃったのを私耳にしましてよ? (ふふっ) [Thu 23 Sep 2010 12:47:28]
ジャスティス > なるほど……貧民街の……スラムでの布教も大変でしょう。救いを求める人も多いですが、苦しさに信仰を失いかけた人もまた多い……暗黒街の布教より、大変だと思いますよ、お二方、シェリルさんの先輩、とドライツェさんのほうが……なにせほら、マフィアは意外と信心深い、御祈りと懺悔はひっきりなしですよ。 (と愉快そうに) ……も? (ドライツェも?……髪の軌跡などほとんど、実際は全く、使えない修道女。ちょっと気になり、尋ねてみることに) そんな、高名だなんて……ちなみに、私のこと、どんなふうに聞いていますか? (おそるおそる) それはもちろん、いつでも歓迎します、ドライツェさん、武器も似たものですしね [Thu 23 Sep 2010 12:34:46]
ドライツェ > ( おや、と眼鏡の奥で目瞬く。 数ある教義の敵の中から武勇で知られる青髪のシスターが吸血鬼と口にしたのはこれで二度目だ。 悪魔や死霊ではなく、専門機関すら存在している「吸血鬼」――彼らに対して何か拘りでもあるのだろうかと気になったが、新たに姿を見せた少女は自分たちのような武闘派ではなさそうなので、切った張ったの話題は少し控えるべきだろうかと―― ) ( …と、名指しで尋ねられたので ) ――ボヌフォア家のお方でしたか。 ( 確か、少なからぬ額の寄進をしている家だ ) ですが、あなたはきっと、家と御身とは切り離して考えてほしいと望まれておられるのでしょうね、シスター・シェリル。 生憎ですが私はまだまだ信心至らず、ただ日々奔走しているだけのような気がします。 手に武器を取る者の心得としてシスター・ジャスティスに教えを乞いに伺いたいとは常々思っていたのですが、――いかがでしょうか、シスター・ジャスティス。 暗黒街での布教活動は苦難も多いかと思われますが。 [Thu 23 Sep 2010 12:25:12]
シェリル > あら、これは申し訳ありません―――いやだわ、先輩から名乗らせるなんて私ったらはしたない… … (大変大変)(緊張してそこまで気が回らなかったわ。) ありがとうございますブラザードライツェ、私はポム村――河沿いの地方村の教会に所属するシェリル、シェリル=ピア=ボヌフォアと申します。 ここ数日は貧民窟の――貧民窟と居住区の境あたりにある先輩の教会にお世話になっておりまして、本日村へと戻るところでしたの。帰る前にお二人にお会いできて良かったですわ…  ブラザーもシスターも、よろしければお見知りおきくださいませ。 (丁寧に腰を折り。覚えてくだされば何より喜ばしい。) まぁ、そうでしたの。ええ、お昼はまだですわ―― わたくし、高名なシスタージャスティスにお会いできて感激です、ああ、後でもう一度主にお礼を申し上げなければ! (既に上への報告も祈りも済ませた後だけど。村の教会に戻ってからでは遅いわ。今すぐ主に感謝の祈りを捧げたいのだもの!) ブラザードライツェも、その、主の御力で皆様を救う奇跡をお持ちで――? [Thu 23 Sep 2010 12:16:38]
ジャスティス > 潔い死だけが道でもないでしょう。昔勇敢なシスターがヴァンパイアと戦った、なんて話、何の薬にもなりません。暗黒街ではシスター・ジャスティスが吸血鬼を狩り続けている。そう言う噂でなければ。 (ドライツェのあいさつに続いて此方も名乗って) ……あはは、私も初めは驚きましたが、闘いの際して、聖職者がただ何も考えずに殴るのはいかがなものか、そう言う話ですよ。 (からからと豪胆に笑って) いえいえ、ほんの雑談ですよ。 (これからお昼ですか?なんて小首をかしげつつ、ドライツェには小さくうなづいて) 漸く秋ですねぇ……私の教会の周りは季節感があまりないですけど、それでも何と言うか、空気も音の伝わり方も違うような気がします  [Thu 23 Sep 2010 12:09:32]
ドライツェ > ( 己もいざ「敵」と対峙したなら生き延びる為に――殉教なれば命を惜しむものではないが、半面己の死ひとつでパプテスの威光に瑕がつくかもしれないと思えば――まだまだ必死なものだから、情けない顔でへろりと頷き返した ) …ドライツェと申します。 日頃は貧民窟の教会で管理人の代理を務めておりますが、時にはこうして定期報告にこちらへ顔を出すこともございます。 本日の巡り合わせも主のお導きによるものでしょう、以降どうぞお見知りおきを――――仕事の話と言いますか、シスター・ジャスティスとも今こちらで行き会ったばかりで。 ( そう考えると今日は聖堂関係者が集まる日だったのかもしれない。 同意を求めて青い髪へと目配せを ) [Thu 23 Sep 2010 12:03:24]
シェリル > 殴る―――? (…なんのお話でしょう。敬虔な信者であり。シスターである少女は。ほんの僅かに眉を寄せる。シスタージャスティスはとても腕の立つ方と聞く。隣にいらっしゃるブラザーもそういう方面の方かしら。ああ、少女たちの話していたお名前はなんだったっけ――もう少しで出てきそうなのに。) ―――あ。 (お仕事のお話だったのかしら。お邪魔だったかしらと声を掛けたのを少し後悔し始めていたから。許されるように向けられたブラザーとシスターのお言葉に、安堵してはにかむ。ちょこちょこ。少し焦って近付いて) ――ありがとうございますブラザー。シスタージャスティス。 (お二方に其々お辞儀を。挨拶を。) ええ、陽光に輝き秋風にそよぐ中庭の木々も、そこから聞こえてくる鳥たちの声も素敵ですわ。このような良き日にお二人に巡り合わせてくださった主の厚情に感謝します―― (十字を切って) ――あの、申し訳ありません。お仕事のお話の最中でしたでしょうか? [Thu 23 Sep 2010 11:54:59]
ジャスティス > ふむ……なるほどそれには確かに同意ですね……少なくとも、憎んで戦うのではよろしくない、まぁもちろん実際殺しあっている中そう考え続けるのは難しいとは思いますが……愛を持って滅ぼさねば、それはすくいなのですから。 (納得したという風に、何度も頷いて) ふふ、では私は、エクソシストの勉強をさせてもらいますね、知ろうとなものですので、知らないことばかりです。 (そう言って笑って) あら、こんにちは。 (シェリルにも笑顔で挨拶をして) ええ、それにだいぶすごしやすくなりました。 [Thu 23 Sep 2010 11:49:34]
ドライツェ > わ、私も殴る方、なんですが。 …ただ、我々の振るうそれには理念が伴ってなければならない、常々そう考えています。 ただどついて倒すのではなくて調伏、そして救済でなければならない、と。 ( どちらかと言えば戦闘面での教官の役割をも担うらしいと聞いて ) ――…いつか、私もシスターに稽古をつけて頂く機会があるのかもしれませんね。 その時はどうぞお手柔らかに。 ( 小さく目礼を送る。 日当たりのいい中庭にもう一人、新たに現れた姿へ向けて ) よろしければこちらにいらっしゃいませんか。 今日はとてもいい天気ですね。 [Thu 23 Sep 2010 11:42:47]
シェリル > (先輩の教会への滞在は終わり。村へと戻る前に大聖堂へと御挨拶に来たその帰り。) ――――――あら … (中庭に面した渡り廊下に差し掛かれば。遠目にも鮮やかなブルーの髪。あらあら。まあまあ。) …素敵。 (シスタージャスティスだわ。何と云う幸運。何と云う奇跡。有難う御座います主よ―――隣にいらっしゃるブラザーは何方かしら。確か確か。素敵な方と信者の少女たちが話していた気がするのに。) ―――あの、こんにちは。 (折角のチャンス。お話出来ないなんて勿体無い。勇気を奮い立たせ。お二人に近付く足。縺れる足。緊張気味に上ずった声は聞き苦しかったかしら。) [Thu 23 Sep 2010 11:35:37]
ジャスティス > ……なかなか、難しい話であります……体現、でしょうか……なかなか難しそうですね。 (殴ることに特化した修道女は、内心結構ショックを受けながらつぶやいて) ん〜、まぁ、何といいましょうか……修道女としての仕事をあくまでメインと考えているのですが……まぁ、名誉職的な文な称号をいただいて、エクソシストに荒事の稽古をつける、というような感じでしょうか。 まぁ、まさに殴る!稽古ですね……ヴァンパイアとの戦いでは身のこなしや判断も重要になりますし。 (少し表情を引き締めて) [Thu 23 Sep 2010 11:31:05]
お知らせ > シェリルさんが入室されました。 『      …  』 [Thu 23 Sep 2010 11:28:37]
ドライツェ > ( ――などと、もそもそ呟いていたら ) あ。 ああいえ、単に殴ってカタがつくなら教義の意義が問われます。 我々の場合はあくまでも、それが神の御加護によるものと信じ、体現する必要がありますがー… ( ただ殴り、屠るだけなら拝み屋である必要もない。 聖堂で口にする呟きではなかったとしどろもどろで言い訳をしてから微笑んで ) 今日は、シスター・ジャスティス。 ――お噂は伺っております、何でも上からエクソシストへの転向を打診されているとか。 [Thu 23 Sep 2010 11:12:58]
ジャスティス > 中庭を抜ける渡り廊下を大股で歩く一人の修道女。髪を青く染め上げているが、それに注意をする人間がいないのは、様々な人種が集まるヴェイトスだからであろう。ドライツェの顔を認めれば、渡り廊下を外れて歩いて行って) こんにちは。 ……殴るんですか?  [Thu 23 Sep 2010 11:07:07]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Thu 23 Sep 2010 11:02:11]
ドライツェ > ( 身も蓋もないことを言うなら ) 寧ろ直接剣やら槌やらでぶん殴った方が早かったりもするんですけど、ねー… ( 相手が血肉を供えているなら特に。 もっとも、その場合はただ倒しただけで、調伏は果たせなかったことになるが ) [Thu 23 Sep 2010 11:00:40]
ドライツェ > (「そう」なってしまう理由は複数あり、ひとつは単純に戦力で劣っていた場合。 戦力というと少々散文的なので信仰及ばずとでも言うべきなのかもしれないけれど、同期の奇禍を考えると背筋が冷える心地がする。 けれど、それはまだましな方で、他の理由のひとつとして ) ……。 ( 列挙されている項目をさらに追いかけた ) …――――「オニ」。 ( または「キ」、「ラクシャス」とも呼ばれる者たち、彼らに限らず東洋の悪魔や悪霊どもにはパプテスの加護が及ばないケースもあるらしかった。 ――東洋と限定するよりはパプテスの教義の圏外に当たる土壌から発生したモノには。 そうした手合いに出会った場合は陰陽寮を始めとする該当機関に協力を仰ぐか、いっそ任せてしまった方がいいのだけれど、そうせずについ立ち向かってしまう場合もある。 例えば一神教の教義に基づき、頑なにパプテス以外の宗教は全て異教、邪教としている場合。 ) [Thu 23 Sep 2010 10:55:25]
ドライツェ > ( それは例えば、パプテスの秘儀をもってしても退治せしめるに至らなかった対象についての情報だとか。 何時なんどき、市内や市外に姿を現したそれらの外見や特徴、取り逃がすに至ってしまった経緯の詳細。 それから、場合によっては――損害や犠牲と呼ばれるものの。 ) ( 列挙された事例の中に、自分とほぼ同期の拝み屋の名を見つけ出し ) ――…ああ。 彼は暫くお休み、ですかー…。 ( 負傷につき療養中は前線に出られず、そんな旨の記述があった ) [Thu 23 Sep 2010 10:35:30]
ドライツェ > ( 敷地内にある中庭で羊皮紙の文字列に目を落とした。 判で押したように几帳面な文字の連ねと取り決め通りの正確な書式と己もよく知るとある司祭の署名とがその羊皮紙が正式な書類であることを示している。 ――ひとたびきなくさい出来事が起これば犠牲が出るケースもままある僧兵や修道女や自分のような拝み屋へ向けて配られた、上層部からの伝達事項 ) [Thu 23 Sep 2010 10:24:44]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 伝達事項 )』 [Thu 23 Sep 2010 10:17:12]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( …氏がいつ訪れてもいいように、食料の備蓄を増やそうか、 …とか。 )』 [Tue 31 Aug 2010 00:47:15]
ドライツェ > ( ただ、昨晩の氏に関して言えば、一度指標を作ったきりで後は見ぬふり知らぬふりという訳には行かないだろうとも。 乾いた砂が水を吸収するように人が統べる世の仕組みを記録していくのだろうけど、「それ」が人の望まぬ方向に脱線したならある意味自分に責任がある。 犬や猫ではあるまいし、一度世話はしたから後はどうなろうが知らない、という訳には行かない ) ( 報告書を読み終えた上司とのやりとりはそこはかとなく上の空。 頭の中を占めるのは ) [Tue 31 Aug 2010 00:45:55]
ドライツェ > ( …個人的には、 ) …  。 ( 甘いと叱咤を受けそうだが、神の摂理、ひとの倫理に外れなければという気はするのだけれど。 ――この街は少々特殊に過ぎる。 どこまでが神の子に含まれるのか、亜人は神の子たる人間のうちに入らないのか、どこまで行ってもきれいな境界線は引けないような気がしてならない ) [Tue 31 Aug 2010 00:38:14]
ドライツェ > ( やり場に困った視線を向けると窓は雨に洗われていた。 現在進行形で洗われている )( ――――昨晩の判断が間違っていなかったかどうかなど自分にだって分かりはしない。 分かり易い異種接近遭遇に対してひとまずの意思疎通を試みたのは人として間違っていないと思うが、パプテスとしてはどうだったのか。 今となってはそれを恥じる者も多いが、異教徒や異種族に対する呵責のない弾圧もパプテスの偽らざるひとつの側面ではある。 現存するかは分からねど、極右的な強硬論者に言わせるならば昨晩の氏などは見敵必殺の対象ともなりかねない。 仮に「悪いもの」でなかったとしても神の加護の対象でない、それだけの理由で敵視する者がいないとは自分が関係者であっても断言・保証はできないくらいだ ) [Tue 31 Aug 2010 00:32:42]
ドライツェ > ( 直接の「上司」が報告書に目を通す間は腰の辺りで両手を組み、ただ無言でずっと待つ。 多分、出来の悪い学生が厳しいことで名の知れた教授の話を聞いている時と似たような空気が漂っている。 ――…本音を言えばこの時間が大層苦手だったりするわけで ) …………。 ( 報告すべき事項はそう多くないのに沈黙が長いとそれだけで妙に不安になる。 こちらが伏せている件を、全てお見通しなのではないかと ) [Tue 31 Aug 2010 00:20:51]
ドライツェ > ( 報告の内容はそこで遭遇した「起き上がり」の件のみに絞った。 その直後に遭遇した氏に関しては口が裂けても言えない話。 )( そういえば、退治した起き上がりの最終的な処理描写をし損ねた罠。 多分氏が姿を現す前に灰化した、そういうことにしておこう(…。) ――さておき ) [Tue 31 Aug 2010 00:13:31]
ドライツェ > ( 8月30日未明、共同墓地での出来事について。 ――大聖堂深部の執務室にてあれやそれやの報告中 ) [Tue 31 Aug 2010 00:09:16]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 報告――  )』 [Tue 31 Aug 2010 00:07:33]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『大聖堂の大扉をくぐる前に、振り返り主の像を仰ぎ見る』 [Sat 31 Jul 2010 22:11:42]
ジャスティス > (信者たちの姿がちらほらと見える。軽く会釈をしながら、しずしずと長椅子の間をすり抜けるように出口へと向かう。どうしたものか。布教こそが第一義だったはずなのに……だがやりがいもあり、適性もあるのだろう) [Sat 31 Jul 2010 22:11:14]
ジャスティス > (無論、ジャスティスはエクソシストとしての教育は受けておらず、正式にエクソシストになるにせよ、また、代わりとなる称号を与えられるにせよ、それなりの準備が必要になる。何せこれからは部下を持ち、人の命をあずかることになるのだから) むぅ。 (礼拝堂へと通じるドアをひらけば、柱に隠れた小さな扉から大礼拝堂へと入る) どうしようかな。 (悩ましい。壁に書かれた壁画を眺めながら憂鬱そうに礼拝堂を歩いて行く) [Sat 31 Jul 2010 21:56:36]
ジャスティス > (時折、顔見知りの修道女や助祭と挨拶をしてすれ違いながら、ぼんやりと視線を中庭に剥ける。青々と茂った草木が、暗闇の中息づいている) ふむ……。 (ジャスティス・ブラウニーは修道女である。現在暗黒街に居を構え、っ化物や吸血鬼を相手にエクソシストまがいのことをしているが、無論何の権限もなく、勝手な行動である。 そこで、正式にエクソシストになる、もしくは然るべき称号を与え、代わりに諸々の仕事や、後輩の育成等を受け持ってもらいたい、というのが、司祭から気かされた内容である) [Sat 31 Jul 2010 21:42:50]
ジャスティス > (大聖堂の礼拝堂と、執務室や居住区をつなぐ渡り廊下。ゆっくりと礼拝堂に向かいながら、青く髪を染め上げた修道女は、珍しく真剣な表情で悩んでいた。数分前の司祭との会話を反芻する。 エクソシストとして、本格的に働いてみないか、そんな話だ) [Sat 31 Jul 2010 21:35:42]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sat 31 Jul 2010 21:31:54]
お知らせ > シロ@狼さんが退室されました。 『出れた・・・ここどこだろ?(しばらく街中さまよったとか)』 [Sun 25 Jul 2010 00:16:57]
シロ@狼 > (え、えーと・・・)(どこでもかわいがってもらえるわけではないようで、少しうなだれながらも厨房の中に勝手口を見つければそこへと向かって歩き出そうか。その動きに警戒しつつも勝手口をカリカリと前足で叩く姿を見れば開けてくれたようで) [Sun 25 Jul 2010 00:16:27]
シロ@狼 > (トットト、トットト。調理場へと足を運べば入り口からそっと中を覗き込んでみよう。こんな時間に名に作ってるのかなんてわからないけれど、おいしそうなにおいがした。そして、どうどうと入り口の真正面にお座りすれば)うぉふっ(一声鳴いてみた。無論中にいた人間はその声に気付きこちらを振り向いた。その目に飛び込むのは尻尾を振りながら舌を出し真っ白な、犬にしてはでかいやつだ。そこにいた全員が「え?」と声をそろえて凝視する。そこら辺の厨房とはちがうのか、あまりフレンドリーな視線は見受けられない) [Sun 25 Jul 2010 00:05:00]
シロ@狼 > (えーっと・・・どっちだ?)(なんとか屋根裏部屋から脱出はできたものの知らぬ存ぜぬこの建物。右も左も同じに見えるのでとりあえず右へと進んでみよう。もう、人の声がするし何よりおいしそうな匂いはこちらからしてそうだ。埃だのカビだのが多く付いた白い大型犬は狭い空間から脱出できたことに意気揚々と建物の中を進み始める。まさかここが神聖な場所だなんては心にも思っていない動物。むしろ動物に”神聖”とかいっても食べれなければどうでもいいです、といったところ。体に付いた埃をポトポト床に落としながらにおいのするほうへと歩いていけば階段が。)(下降りれそうだ)(大きな犬には少々おりづらい段差、少しずつ下りていけばまた廊下。でも、さっきより人の気配は多い。なにより調理場が見えたことに尻尾を振る。) [Sat 24 Jul 2010 23:56:38]
シロ@狼 > わぅ?(足元から漏れる光に近づいてみれば四角く漏れる光。その漏れ出す明かりの床にはとってが付いている。自宅にある地下保管庫の入り口によく似たつくりの床を見ればしばしの硬直──)(ここ、開くのか?)(どうせだから物は試しだと、口にくわえて引っ張りあげてみれば難なく開くその扉。ギギッとちょうつがいが響きを上げる音。そして、バタンと反対側に倒れた元床。四角くぽっかり明いた穴を覗き込めばどこかの廊下らしい空間が広がっていた。)(あ、こっちかび臭くないや)(頭を突き出し廊下の左右を確認するも生き物の気配はない、どこからかおいしそうな匂いがするのはどこかにあるであろう調理場からか。まぁ、位置までは確認できないが──ともあれ、床までの高さは2mほど。崖を降りるのに比べれば造作はなさそうだ──が、それでも少しでも衝撃は少ないほうがいいだろうと前足で捕まりながら後ろ足を下ろして下へと降りよう。人間じみた動きはご愛嬌) [Sat 24 Jul 2010 23:43:19]
シロ@狼 > (トットットット。床を蹴る音を立てながら無駄に広いこの空間を探索しよう。先ほど窓から眺めた限りでは自分のいるこの部屋はずいぶんと高い位置にある。これといって明かりになりそうなものはない部屋の中、窓から入る僅かな光を頼りにいろいろ見て回ろう。)(ここ、出れるのかな?)(周りには長椅子や嘱託、十字架やら食器類。物置のような感じがするけど、床からする音の感触からすると下に空間はありそうな感じがする。その場に伏せて聞き耳を立てれば下から人間の声がかすかに聞こえた。)(うーん・・・上にはいけそうもないし、下にもいけそうもないし、横もダメかぁ・・・う?)(八方塞かとキョロキョロ周りを見回したところ、床の一部から光が漏れていることにようやく気がついた。) [Sat 24 Jul 2010 23:23:20]
シロ@狼 > (てなわけで少年ともども拉致?移送?された狼。じめっとした空気とややかび臭い匂い。ネズミの走り回る音、小さな窓からみえる曇った空。)(どこなんだろう・・・?)(小さな窓から外の風景を眺めてみれば街の中にいることは分かる。人間が通りを歩く姿が見えるから。──問題はこの場所だ、来たこともないし知った匂いも感じない。不安になりながらもその辺をうろうろしてみようか) [Sat 24 Jul 2010 23:11:36]
お知らせ > シロ@狼さんが入室されました。 『なんだここ?(回り見回したら屋根裏っぽいところ)』 [Sat 24 Jul 2010 23:07:04]
お知らせ > アルスさんが帰りました。 『幾らかの騒動になったとかなんとかで』 [Fri 23 Jul 2010 22:47:48]
アルス > (苦戦しながらも何とか無事に十字架から解放された少年風…しゅたっと身の軽い動きで降りてから周りを見渡しつつ着なおして)よ、し。んじゃ気がつかれないうちに……あ、でもあの犬を探すのも…(何か奥の方で騒ぎが起こってるような気配…もしかして?と思いつつ) [Fri 23 Jul 2010 22:47:29]
アルス > (時間が良いのか幸い人の気配はない様子…鞄をまずは外し…服を外そうとして 裾から十字架の飾りの一分が絡まっているのが見えて…)…うー…っと…無理やりすると破れそう…だし…(誰もいないならいいや、と上着を脱いで、絡まった部分を外そうと試みる… 時折物音がするとビクっと反応したりしていて)…そういえば…あの犬は…大丈夫だったのかな…?(自分を連れて逃げようとしていた犬…恐らくだけど一緒に連れ去られた…そんな核心っぽい何かがあるらしく…しかし周りには見当たらないわけで) [Fri 23 Jul 2010 22:33:27]
アルス > (十字架にかけられて処刑された聖人の話を何となく彷彿とさせる状態…どうも自分の服や鞄が上手く引っかかって十字架の上にいる状態らしく)…う、わ、わっ?…ぁ…意外と安定してる?(流石教会は良い物を使っているのか少年が一人掲げられた程度で揺らぐ程、もろい十字架ではなかったらしく。しかし今は人がいないからいいが)…ぜ、絶対に怒られ…る、よね…っ(噂で聞く聖職者は怖い人が多い…十字架剣を持って悪魔退治に命を掛ける神父さんや鉄棍棒を振るうシスターや聖書撲殺できる鬼とか色々…とにかく何とか降りようと絡まっている服をずらそうとしてみて) [Fri 23 Jul 2010 22:23:24]
アルス > (公園で白い大きな犬(実際は狼)と戯れていたのはつい先日… 突如現れた怪人と交戦後、誘拐された少年。)…此処……どこ…?(何か高いところにいる…と周りを見渡すと一杯並んだ椅子が見えたり絨毯が見えたり…まるで皆が自分の方を向いてお祈りとかを捧げてきそうな位置に…いる?と…徐々に頭に血が回ってきながら状況……把握していき)…な、なに、これ…?!(聖堂の祈りを捧げる広間の一つなのか…大きな十字架に捧げられるような感じにぶら下げられた状態の少年で) [Fri 23 Jul 2010 22:13:11]
お知らせ > アルスさんが来ました。 『公園で誘拐されて…』 [Fri 23 Jul 2010 22:08:25]
お知らせ > エルネスティーネさんが退室されました。 『―――…神の御子さえ疑う神を、何故人の子が疑わない事があるだろう』 [Mon 12 Jul 2010 21:52:06]
エルネスティーネ > (主よ) ...(主よ)(何故我を見捨てたもう―――――…) [Mon 12 Jul 2010 21:49:37]
エルネスティーネ > ――――――――――…ゎたし、(は) ...(どうしたら良かったの。どうすれば良かったの。―――――――…死んでしまえば良かったの?)―――――――――…(御父様と御母様の信ずる神に背を向けるくらいなら――――…いっそ) ...エリ エリ  ...レマ、 サバクタニ―――…… [Mon 12 Jul 2010 21:48:09]
エルネスティーネ > ―――――――――…(強く傘の柄を握る手は作り物めいた陶磁の白。微かな震えは傘にも伝わり揺れる―――きゅっと唇を引き結んだ) ...主よ(呼びかけても呼びかけても届かない、天に坐す父には届かない―――――…それは少女が”アイツ”と呼ぶ悪魔と契約を交わしたせいではない筈。神の声が聞こえるというあれは果たして真実か?) ...っ、(せっかく元気になったのに))(アイツのお陰で馴染んだベッドにさよならできたのに)(御父様と御母様の哀しむ顔を見なくてすむようになったのに―――――…) [Mon 12 Jul 2010 21:40:20]
エルネスティーネ > (もうすぐ此処に足を運ぶ事は出来なくなるだろう)――――――――――…(少女の其れは予感ではなく確信。長椅子の間の通路を新婦のヴェールを持つ幼子達のように一歩一歩たどたどしく進む足取りは幼稚)――――…(かつりと響く自身の足音にさえびくついて辺りを見回した)(――――…長椅子が横でなく背後に位置する頃、少女はただただ聖像を見上げ) ...主、よ(幼く拙く怯えと後悔と罪悪感と悦びと蔑みと哀しみを少しずつ少しずつブレンドした呼びかけがふくらかで柔い少女の唇から恭しく漏れる―――――…途惑いと悲哀に紫色の瞳が揺れた) [Mon 12 Jul 2010 21:25:39]
エルネスティーネ > (此の晴天において大層な皮肉だと思う) ...(貴婦人のスカートの如く柔らかで魅惑的な曲線を描く洋傘は今は閉じられその先端の怜悧さをいや増していた――晴天なれど持参した傘は皮肉でなく用心、何時なんとき空が機嫌を損ねても困らないようにという執事の勧め)(しかし乍雫に煩わされない今はお邪魔虫、手持ち無沙汰に玩ぶことしか出来ない無用の長物) [Mon 12 Jul 2010 21:12:06]
お知らせ > エルネスティーネさんが入室されました。 『新月というのは』 [Mon 12 Jul 2010 21:06:36]
お知らせ > 雷鳥さんが帰りました。 『――――神だ。』 [Thu 8 Jul 2010 22:19:08]
雷鳥 > (私は雷鳥。 かつてワキンヤン、或いはサンダーバードと呼ばれたことのあるもの。 つまりは――) [Thu 8 Jul 2010 22:18:59]
雷鳥 > (――しかし私は、人々に手を貸す気はない。 貸すほどの余力が残っていないというのも事実だが、同時に、彼らを信じているからだ。 つまるところ、私のような存在がいなければ人間はやっていけないというのは傲慢であり、そもそもからして私は、彼らの想像力によって形を得た存在なのだ。 私は彼らの奉仕者である。 そして、彼らは私を必要としなくなりつつある。 なればこそ、私はそれが嬉しい。 この土地の風景は随分と様変わりし、住まう人々も実に増えたものだけれど、やはり此処はヴェイトスなのだ。 これまでも、これからも)(私は一声大きく鳴き声を上げ、唸る雷鳴と稲妻を後に残して空へと飛び立った) [Thu 8 Jul 2010 22:18:27]
雷鳥 > (彼らは、“あれ”と向かい合い、付き合っていかなければならない。 慎重に、大切に、誠実に対峙する限り、大変に良い存在だ。 一度かかった病に二度かからないように。かかったとしても立ち向かうことができるように。 ――だが、それは正しい方法で為されなければならない。 そうでなければ、“あれ”は無価値どころか極めて危険なのだ。 だが、私が生まれてからの僅かな年月でさえ、多くの人々の間から、その認識は消え去ってしまっている。 なぜならば、これは書物や学問によって培われるものではなく、教師や博士らが培ってきた知識とは、また違う事柄なのだから)…………………。(大切なのは、つまり、あらゆる命あるもの、言葉もつもの、草木、土くれや石、風、雨、太陽、月、星、炎、遍く全てに対しての“尊敬”なのだ) [Thu 8 Jul 2010 22:08:43]
雷鳥 > (人々の体を腐らせる、蟹の如き影――そういった病と同じく、これらは次々に拡がっていく。其処に例外は無い。 今はまだ、本当のところ、それが何を、いつ起こすのかはわからないが、この先に様々な事態が待ち受けているだろう事は疑いの余地が無い)――――だが、それもまた仕方の無い事だ。(私は微かに呟く。遠くから小さく雷の唸る音が聞こえ、教会に住まう人々が窓の外を覗いている。まだ稲光は見えない)(例えば病にかからぬ人がいないように、いずれ死なない人がいないように。 あのようなモノが消え去ることはなく、必ず現れ、そして“世界”にとっては大切な存在なのだ。 マニトゥは遍く全てに宿っている、大いなる意思。 例外は何一つとして存在しない。 重要なのは、それとどう向き合っていくか、という事だ) [Thu 8 Jul 2010 22:03:17]
雷鳥 > (雨と風とを纏ってヴェイトス市を俯瞰していた私は、大きく翼を動かして雨粒の勢いを速めながら、偉大なる人の子を祀る神殿の頂き――十字の先端へと舞い降りた。 私は貴方の父でもなく子でもないが、この地と人とを見守る同胞として、少しばかり軒先を貸して頂きたい)………………。(ここ最近は雨が多く、その一端を私は担っている。 それが私の務めだ。 別に誰からの命令があるわけでもなく、全ての事柄は須らく“そうなっている”ものだ。 今年は雨が多い。 偉大なる精霊、大いなる根源、万物に宿りしマニトゥが、それを指し示している)…………。(それ故に、これもまたそうなのだろう。 彼方の海辺、そしてこの土地に侵食しつつある、黒い影の存在は……) [Thu 8 Jul 2010 21:57:55]
お知らせ > 雷鳥さんが来ました。 『――どこかひとつに影が落ちれば、それは全てを侵す。』 [Thu 8 Jul 2010 21:48:20]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Thu 8 Jul 2010 05:38:16]
ドライツェ > ( アイツ髪囮にならね? じゃなければいいなあ。 )(…) [Thu 8 Jul 2010 05:38:10]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『(本音を言うなら)』 [Thu 8 Jul 2010 05:38:00]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Thu 8 Jul 2010 05:37:31]
ドライツェ > ( ――…汲みはしたが。 汲みはしたけど、 ) …。 [Thu 8 Jul 2010 05:37:21]
ドライツェ > ( ステンドグラスを雨が伝う。 話題を切り替えんとしたかのように、――今年の梅雨はいつまで続くのか。 そんな世間話を持ちかけられた ) …全ては神の御心のままに。 この世の全ては神が与え給うた試練だと、そう心に決めております――。 ( 幾度も繰り返しに繰り返した胸元で十字を切る仕草。 眼鏡の奥で微笑んで、先方の意図をただ汲んだ ) [Thu 8 Jul 2010 05:36:19]
ドライツェ > ( 己は何の役にも立たなかったのに ) [Thu 8 Jul 2010 05:32:09]
ドライツェ > ( ――――いつぞやの異教の蝶の怨嗟ですら ) [Thu 8 Jul 2010 05:31:28]
ドライツェ > …信仰とは信ずる者があってこそ、ですか。 ( 信仰を失った神は力を失い、時の流れにただ消え去る。 ――パプテスの強硬論者の観点からすればパプテス以外の神は全て邪教の類であり、そもそも神ですらないのだが――――それだけに崇められることへの執着が酷く強いように思える。 それはきっと、パプテスに身を置く者が感じてはいけないことなのだけれど。 まるで武力の示威行為――とは口に出せずにただ黙って夜明けに降る雨の音を聞いた ) [Thu 8 Jul 2010 05:30:15]
ドライツェ > ( ただのお騒がせならそれならそれで構わない。 けれど、己を呼びつけた大聖堂関係者曰く、「もし」「老夫婦の訴えが正しく、それが何らかの災厄なら」 ) ――――――――。 ( 唇を噛んだ。 ――パプテスは全知にして全能である、その事実を体現する為にも遍く怪異の全てはパプテスによって悉く明かされ、平定されなければならない。 ――己の意図はどうあれ、そう考える――「信じている」教徒は皆無とは言えない。 それは一般信者の中にも、ともすれば大聖堂の上層部にも ) [Thu 8 Jul 2010 05:23:33]
ドライツェ > ( それは種族様々、奇々怪々な事件溢れるヴェイトス市ではまず自警団に持ち込まれた話。 曰く、老いて尚仲睦まじい夫婦の夫人に訪れた奇禍。 「女性の髪がない」と言うのは、遠く東方の島国では宗教に身を捧げた尼僧と呼ばれる人々の中では珍しくもない話だけれど、アマウラならいざ知らずここヴェイトスでは異例の事態ではないかと ) …まあ、確かに。 その老婦人が冗談やお騒がせ目当てにやらかした可能性も全くないではないですが――…。 ( その可能性もないではない。 寧ろ自然な老化現象で髪の毛が抜け落ちていったのを事件と捻じ込んだ可能性も、寧ろ。 ) お騒がせだとしたらですけども、自警団も楽じゃないなあ、と。 ( 市民の生活に根ざしたトラブルの多くはそこへ持ち込まれる。 騎士団に上申するほど大事でもなし、しかし無視せざる出来事の多くは。 どちらにも縁はないのだけれど、無縁なりにそうした認識ではあった ) [Thu 8 Jul 2010 05:17:22]
ドライツェ > (「否。“カミ”である」――苦い苦い表情で訂正された言葉を聞いて、思わず首を傾けた ) …はあ。 ( 右に傾いだ首がそのまま左へと傾ぐ。 わけが分からないと言った顔 ) すみません、あの――始めから説明願えません、か。 ( スラムの片隅にある教会の代理管理人は世俗に余り明るくない。 心持ちこうべを垂れ、眼鏡越しに伺い見る視線を向けて問い質す ) [Thu 8 Jul 2010 05:07:22]
ドライツェ > ( 思わずどっかの刑事ドラマのノリで聞き返した。 ――返した ) …“The God”? ( 訊ね返した言葉は、自分達パプテスの教徒が唯一絶対と崇める天上の御方のことかと確認めいた ) [Thu 8 Jul 2010 05:03:01]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『――はいィ?』 [Thu 8 Jul 2010 04:59:41]
お知らせ > サランさんが退室されました。 『ドアが閉まる音が、響いた・・・』 [Thu 24 Jun 2010 23:15:19]
サラン > (静かに入り口へ向かい 聖堂には彼の足音が響き・・・) [Thu 24 Jun 2010 23:15:00]
サラン > (最後に祭壇を再度見上げ) 邪魔、したな・・・ でも、ありがとう 祈らせてくれて・・・ (軽く目を伏せ、先ほどのような悲愴な表情ではなく) そうか、だから 人は、神に祈るのか・・・・  [Thu 24 Jun 2010 23:13:59]
サラン > (軽く頭を振り、思いを断ち切るように、き、っと頭を上げた) そのために俺は、ここに来たんだ・・ [Thu 24 Jun 2010 23:11:25]
サラン > イテュ ク エンヤ マルク・・・・(エルフ語で、祈りの言葉を口にして、最後にエルフ式の敬礼を取り、そっと立ち上がる 祭壇をそっと見つめつつ)  らしくないなぁ、俺としたことが・・な・・・ (ふ、っと苦笑を浮かべ)  [Thu 24 Jun 2010 23:09:53]
サラン > [Thu 24 Jun 2010 23:07:59]
サラン > (顔を上げて祭壇に向かい) 人間のことなら、この教会で祈るのは許されるだろう・・・ (さきにあった祈りの台に、静かに足を付き、祭壇に向かって)俺は正直、人の信仰はあまり信じてはいないけど・・・ それでも・・・じぶんのことじゃないならいいだろう? (す、っと頭を下げ、何事かを神に祈っている)  [Thu 24 Jun 2010 23:07:37]
サラン > にんげん、か・・ (ふ、と思い当たる事があったのだろう 表情が硬くなり、すっと目が細くなる その表情は何とも言えず悲しげであった)  [Thu 24 Jun 2010 23:04:06]
サラン > 人間は・・・すごいな・・・これだけのものを作り上げることができるんだから・・・ 短い命だからこそなのか・・・ (ゆったりと天井を見上げ、聖堂の見事な作りに心から感心している様子 ) ドワーフの手は入ってない、みたいだしなぁ [Thu 24 Jun 2010 23:02:46]
サラン > (祭壇には、見事な花が生けてある 宗教的な興味があまりないのだが、祀ってある神に敬意を示す意味で、エルフ式の挨拶を祭壇に向かって・・・) [Thu 24 Jun 2010 23:01:02]
サラン > (臆する様子もなく、中央を歩き祭壇の前へ 誰でも祈れるようにであろう、膝をつくためにか布がかけてある祈りの台もおいてあった) [Thu 24 Jun 2010 22:58:54]
サラン > ふぅん? かなり本格的に古いんだな・・・ (誰もいない聖堂内には、かれの足音だけが響く )  [Thu 24 Jun 2010 22:56:56]
サラン > はいっても・・よさそうだな (かぎもかかっていないし、と呟く 聖堂の中は明かりがともっており どうやらくる者拒まず、であるらしいことが見て取れた) [Thu 24 Jun 2010 22:55:33]
サラン > ・・・ [Thu 24 Jun 2010 22:54:30]
お知らせ > サランさんが入室されました。 『そーっと扉から中をのぞき込んで・・・・』 [Thu 24 Jun 2010 22:54:21]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Mon 14 Jun 2010 05:15:30]
ドライツェ > ( ――――――――雨は。 まだ止まない ) [Mon 14 Jun 2010 05:15:28]
ドライツェ > ( ――雨は。 まだ止まない ) 歩いて帰ります。 …スラムに暮らす人々はその日食べるものにも事欠きます、から。 私ひとりが優雅に馬車に揺られて帰る、そういうわけにも参りますまい――――( 十字を切った ) …神の導きが人々と我らの上にあらんことを。 ( ぺこりと頭を下げて、辞する ) [Mon 14 Jun 2010 05:14:03]
ドライツェ > ――――…そうですか。 ( 拝み屋としての実力、並びに適性を考慮した結果、己は今回の件に対して甚だ力不足である。 ――それが上層部の結論らしかった ) ……いえ。 不満である、とは思いません。 ( これ以上パプテスの威光に泥を塗ること罷り通らぬ。 ――こちらを見据える『上役』の瞳の中に、言葉よりも尚強く告げる光がそこに見えた。 数知れない欺瞞と矛盾を孕みながら、それでも――――パプテスは全能にして万能でなければならなかった。 ――かの迷宮へと、『派遣しなければ魔に屈して堕落する憂き目にも遭わない』――――酷い詭弁であったとしても、実力不足を指摘されればこちらには返す言葉もない ) [Mon 14 Jun 2010 05:10:03]
ドライツェ > ――――――――。 ( 答えは――上層部の結論は )      (   否。  ) [Mon 14 Jun 2010 05:00:48]
ドライツェ > ( 続いた二者の沈黙の間も雨は街に降り続く。 大聖堂の屋根を窓を滝の如き雨が打って流れる ) ――…それで。 ( 蝋燭の炎が揺れた。 直立したカソック姿が静かに口を開く ) パプテスの拝み屋として、本件にこの身を正式に派遣なさいますか――…? [Mon 14 Jun 2010 04:59:55]
ドライツェ > ( パプテスは絶対でなければならない、パプテスの主神が使わした愛し子達が魔手に屈するはずがない。 ――現実はその固定概念を何よりも雄弁に打ち砕いているにも関わらず、一般の信者よりも一部の教会上層部の人間の方が砕かれた概念を大事に大事に抱えているのは何故だろう。 ――疑問を内に抱えながら、同時にその疑問を抱えることが自分たちには背信に繋がる。 教会関係者は教会関係者だからこそ、パプテスの唯一性、万能性を疑ってはいけない――はず。 ) ――――――――。 ( 眼鏡のフレームに触れるふりで己がこめかみを強く押さえた。 ただの何らかの疾病なのか、或いは無意識の自戒なのか。 ずくりと偏頭痛が走る ) [Mon 14 Jun 2010 04:54:47]
ドライツェ > ( その返答は『上役』の思考と嗜好にいかにも沿うものらしかった。 ――『ウォッシュベアー』の一件よろしく、とある村に起きた奇禍に真っ先に巻き込まれた者の中には天使や聖女も少なくないと言う ) ――…ミコミコ――いえ、『異教の神官』はどうあれ、我らがパプテスの神の使いや我らが認定した聖女までも振りかかる奇禍を払い除けきれなかったというのは穏やかではない。 …そう、考えます。 ( パプテスの一部の強硬論者にとってはパプテス以外の遍く宗教は全て異教、邪教とされる。 この島、この街に於いては余りにも現実から目を逸らした主張だとは思うが、今は遭えて強硬論者好みの言葉で答えてみせた ) [Mon 14 Jun 2010 04:41:47]
ドライツェ > ( 雨に塗り込められた中、僅かな暁光の助けを借りての最低限の光源である蝋燭の炎が揺れている。 ちらちらと揺れる炎の光を眼鏡のレンズに反射させて佇むカソック姿の男とデスクについた『上役』とが静かに向かい合っている。 ――どちらの表情も喜ばしさからは縁遠い ) ――――本件は由々しき事態である、そう考えます。 ( 淡とした口調で質素なカソック姿がぽつりと応じる ) [Mon 14 Jun 2010 04:35:53]
ドライツェ > ( ガラス窓を絶え間なく雨の波が洗っている。 外の風景は雨に滲み、ぼやけ、ここからでは――厳かながら華やかな礼拝堂の奥。 基本的には大聖堂関係者のみが足を踏み入れ得る、執務室の中からでは。 ささやかながら手入れが行き届いた中庭も、そこで健やかに茎を伸ばし葉を繁らせる季節の草花の形とて、ろくに視認できやしない。 さながら嵐の到来じみた激しい雨が降っている ) [Mon 14 Jun 2010 04:30:19]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 不吉の気配を運ぶ雨 )』 [Mon 14 Jun 2010 04:27:13]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『貴女との約束は、守るつもりだ。』 [Tue 27 Apr 2010 22:07:00]
カイン > (程なくして、戻ってきた修道士が「今日はいらっしゃらないようです」と教えてくれた。 まあ、仕方無い。元から約束さえしてなかったのだ。逢えれば良いと思っただけで。  頷いて、長椅子から立ち上がった)……………。 じゃあ、伝言だけ頼めるかな?(逢っても逢わなくても、私のやる事は決して変わらない。 ただ、伝えておくべきことがあったのだ)……これからやることの結果がどうなるかは、わからないが―― [Tue 27 Apr 2010 22:06:47]
カイン > (――色々と手は考えた。 奴を法の裁きの下に引きずり出すための方法を。 殺すしかないとツヤコは言った。 その通りだ。 殺すしかない。 だが、自分は「殺さない」という誓いを立てた。 それは、鉄仮面を被った『何か』が怪物にならない為の、枷だ)………だが、どうにも、これしかないらしい。(それが絶対に正しいとは言えないが、間違ってもいない筈だ。 奴が平々凡々とした「幸福」を得ている現状こそが間違っているのだから。 だから――「殺さずに殺す」のだ。 これしか無い)(いつの間にか、雨が降り出してきたらしい。 大聖堂の中に響く、水滴が屋根や路面を叩く音に、しばし耳を澄ませた。 雨は嫌いじゃあない) [Tue 27 Apr 2010 21:33:59]
カイン > (――目玉泥棒。 世間が忘れない、奴自身が悔やんでも、あるいは奴の関係者、アクセラレーターだとかいうトチ狂った吸血鬼が許したとしても。 自分だけは忘れないし、認めないし、許さない。 当たり前の話だ。 「幸せになりたいから」だとかいう理由で十人もの命を奪っておいて、それで看過されるのならば、もはや秩序や法律などあったものではない。 世間は私を狂人だというけれど、殺人鬼の下手な悲劇のヒロイン気取りな芝居を是とする社会が正気だとは、到底思えない。 自分の為すべき事を為す。 つまるところ、全てはそれだけだ)………………。(そうとも、と。 長椅子に背中を預け、聖母像の描かれたステンドグラスを見上げながら、呟く。 いつだってそうだ。 自分がやるしかなかった。 その事実は、何一つとして変わらない) [Tue 27 Apr 2010 21:16:29]
カイン > (大聖堂。 神が実在するか否かはともあれ、信じるに値する存在でない事は確かだという認識を持っている彼にとっては、そう用事のある場所ではない。 だが、此処にいる友人――と思っているのは此方だけかもしれないけれど――には、逢いたいと思う理由があった。 この青年が鉄仮面を被った怪人である――或いは、鉄仮面を被った怪人が青年である――ことを知っている人物。 以前、死霊術師の舘に挑んだ際に協力を得、また彼の行動方針に大きな影響を及ぼした少女。 即ち――聖女サンクトゥス)……それじゃあ、待たせてもらうよ。(取次ぎを頼んだ修道士が聖堂の奥へと駆けて行くのを見やり、彼は礼拝堂の長椅子へと腰をおろした。 連絡もせず、急な来訪だ。 いるかどうかもわからない。 ――だが、これからの行動を考えると、逢っておくべきだと思えたのだ) [Tue 27 Apr 2010 21:09:31]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――さて。』 [Tue 27 Apr 2010 21:04:49]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(――クリストよ、貴方ごときの妄言で、この私を欺けるものか、)』 [Mon 26 Apr 2010 17:25:05]
イェルマーレ > (さァ、役者の衣装を整えて。大事な小道具を良く磨いて、観客に気付かれないようにひそかに背景を転化させて。どうしようもなく胸が躍るステージの幕を開けにいこう“斬り裂きエルク”。この上なく忌まわしく比類なく高貴な存在たる我が絶対神に、深海と腐敗の王都から私の献身をご覧いただくために、)(バサリ、)(室内の闇を攪拌してカラスのように舞う衣服の裾。黒々と夜気を吸収する牧師服を身体にまとい、艶光る解剖刀を握りしめ、ワイヤーフレームの眼鏡を掛け直せば月光の筋が反射して、少年は修道士から殺人鬼へと変貌をとげる。良い目眩ましになッてくれていた一因子が消滅した今、気楽に“収集”を行える期間はまたも長くはなかろう。脳喰い某の他にも身に迫る危機は多々あると、街が我に帰る前に一部でも多くの“部品”を手に入れなければならない。いや、違う。実際はそゥ身構えるほど難解なことではないのだろう。周囲への信頼感、各環境の安定性、事前事後にわたる警戒度、今までのように要方面に子細に気をまわし手抜かりなく作業に及べば、どこから何が出て誰に小突かれる不安もあるまい。今夜は安心して出かけよう、)(少年は窓に手をかける間際、一瞬だけ寝台を振り返らン。全てが静止した白黒の風景はあたかも一枚の絵画のようにも見えた。)(白い目蓋を半分降ろして瞳を眇める。無意識に口元に持ち上がッた親指に少年は気が付かない、) ――…すべて、思い過ごしだ、(そゥ決定付けて前歯に爪をはさむ、ガチリと噛ンで窓の鍵を開こうか、) [Mon 26 Apr 2010 17:23:05]
イェルマーレ > (それにしてもヴェイトス市とは一難去ればまた一難と実に多忙な街だ。次から次へと緞帳が上がれば悲劇の幕に事欠かず、世情の目まぐるしさと言ッたら本当に油断も隙もない。最もその一難の端役に甘ンじる私の言えた義理ではないが、さて、)(―――“エイブラハムの絵画”、) ――…いや、気にするほどでもないか。私とした事が子供でも理解できる愚説を相手に、わざわざ理論立てて反証を掲げるなンて柄にもない、(唇を歪めて軽く首をふる。真実であるはずがない。展覧会は閉鎖されたというからもはや真実を確かめる術などないのだ。珍しく無益な時を過ごしたものだ、この私が。馬鹿馬鹿しい、ともう一度腹の中で反復して、いい加減にこの唾棄すべき議題を頭から追いやろう。シャ と音を立ててカーテンを閉め切り、清潔さだけが取り柄の寝台に歩み寄る。シーツを大きくめくり上げ、仕舞ッてあッた革鞄の柄を両手で握ッてズルリと引き出す。ベッドの上に投げ出してパチリと蓋を開ければ鈍くも神々しい刃の光が眩く瞳を射るだろう。頼もしい相棒よ、私の中で渦巻く杞憂を消し去ッておくれ、)(大小様々な形状をした解剖刀の並列を認めれば、桜色の口角が始めて満足そうに吊り上がらン。そゥだ、調子を取り戻せイェルマーレ=L=クリシュケン。蒙昧な者共が得手勝手に囁きかわす戯れ言など忘れてしまえ。世俗の妄評に惑わされている暇があるものか。私には私の舞台を開幕させる権利がある、) [Mon 26 Apr 2010 17:13:36]
イェルマーレ > ――…ソレが本当なら、何をおいても調査に行くンだがな…、実際噂が立ッたか立たないかの時期に、展覧会も中止になッたようだし……、(少年は独り言を繰りながら、薄汚れたカーテンをやや持ち上げて斜眼になる。故エイブラハム氏と言えば自分のような門外漢ですら、少しは名前に聞き覚えがある類なき天才画伯だッたはずだ。生前は衆人に注目こそされなかッたようだが彼ほど才覚を謳われた人間が渾身の筆を振るッて仕上げた絵画なら、ソレは作品が意思を持ッたと聞いてもそンなにおかしくはなかろう。この場合、ケェスにもよるがまま語り継がれる記録の多くが作者自身の霊魂の憑依であり、つまり“絵画”という物質に個々の生命体が生じる変異とは異なるからだ。真実と言うなら酸素から鉄金を精製するような話で正に空前絶後の事態である、)(だから事実無根の騒動に自身が踊らされていては我慢ならない。前例がないゆえに信憑性が薄く然したる根拠の見当たらない噂は、とどのつまり事実と受け取るに決定打たる確証がない。耳を傾けるだけ無価値と言うもので真に受けるのはもッと下らない。その手間でその時間でその瞬間で解明できる知識が微量でもあるじゃァないか。目的を達するためにはどれほど時を掛けようが一向に気にならないが、利益のない無駄足無駄骨くたびれ儲けは英知を探求する者にとッて許しがたい背徳行為だ。一日一秒の研鑽を侮る輩に輝かしい神秘を授かる明日はない、) [Mon 26 Apr 2010 17:02:10]
イェルマーレ > (だが我らが世にはもッと下らない風聞がある。忌々しげにもうひとつ嘆息を、) ――……“エイブラハムの絵画”か…、(フン と鼻を鳴らさンばかりの少年の口ぶりは、声に出した単語をかたくなに「妄評だ」と否定する。そもそも大衆とはその多くが見識量の割に自己を疑わない性質で形成されていて、とかく根拠の浅い噂に左右される存在なのだから仕様がない。ただ荒唐無稽を曰うのも割りきる分には大いに結構だがあまりの妄言・流言の声高ぶりに辟易すれば大概にしろとウンザリする。言うに事欠いて「絵画」の中に人間が取り込まれるだと? 「絵画」に妄執なり妄念なりが宿ッて人を引きずり込むようだと? あまつさえ引き入れられた人間が「絵画」の中で苦悶する様子が見られるだと?) ――…ちッ…、何の童話だ……、(甘やかなテノールバスが歌うように毒づく。窓から離れ枠組み近くの壁に背を預けながら、ユッタリと凭れた頬杖を腕組みの体勢に構え直さン。耳にするだに馬鹿げた話だ。恥ずかしげもなく語る方にも失笑を禁じえないが信じる方もどうかしている。第一紙面などと言う1cmの厚みもない平面体にどうやッて立像体、それも生きた人間を生態反応を残した状態で物理的固着化させたと言うのだ。仮に「絵画」の内部に描かれたとおりの第三世界が存在するとして、言わば空想の産物である画像背景に現実界の生命作用をどういう理屈で契合化させるのか、) [Mon 26 Apr 2010 16:50:09]
イェルマーレ > ――…たッた、1ヶ月かッ…、あンなに人目を奪う事件は稀だッたものを……、(“脳喰らい”などという面白味のない名称で浸透していたか、半月ほど前まで世間を賑わせていた怪異の話だ。自警団員たッての討伐依頼という華々しい鳴り物入りでデビューを飾ッたと思えば、予め段取りが取り決められていた消化試合のごとく淡泊に退治されてしまッたというからつまらない。せめて半年位は不滅の怪人でいて欲しいものだ。彼を遣わした神(ジュピター)も不本意な結末にさぞお嘆きでいらッしゃるだろうに!)(大聖堂の修道士寮では夜半過ぎからランプをともす習慣がそゥない。尊き唯一神と聖霊と子を崇めうやまう敬虔な信者達は、日付が変わる前に就寝し明朝と共に起床するライフサイクルを義務づけられ、当然のように無駄な夜更かしを嫌う傾向にあるからだ。だからこそ私がやりやすい事もある、)(少年は月光がすける窓際に華奢な身体をあずけ、眼鏡の奥から紫水晶色の瞳を流し眼にメインストリートを見下ろして嘆息する。近頃は街のダークサイドが消極的でいけない。たしかに無目的の悪目立ちは愚昧な行為だ。何を冒すであれ機を見るに敏に行動しなければどれほど手の込ンだ画策も水泡に帰す。特に犯罪者と称される人種が暗躍するには迅速に事を運ぶに当たッて、まず第一に大衆に溶け込む技術がなければ何事も成就は難しい、) [Mon 26 Apr 2010 16:40:08]
お知らせ > イェルマーレ@夜中さんが来ました。 『(例えば明晩24:00、自室で発した第一声は、) ――…下らない…ッ…、』 [Mon 26 Apr 2010 16:30:32]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Mon 26 Apr 2010 05:59:24]
ドライツェ > ――――――…………    失礼します。 [Mon 26 Apr 2010 05:59:20]
ドライツェ > ( 祓う対象を理解しようとするか、傲慢は捨てて全て神の御手に委ねるか ) [Mon 26 Apr 2010 05:59:04]
ドライツェ > ( 立ち上がり、その場を辞そうとしたところで ) …… ? ( 振り返る。 肩越しの視線を上司に当たる人物へ返し、 ) ……………………。 [Mon 26 Apr 2010 05:56:03]
ドライツェ > ( 三桁にも上ろう数の犠牲者を出した忌むべき犯人は単独犯だったと言う。 一人で三桁。 事件の規模から考えて複数による犯行だと考えていたから、…実際はシスターの話によれば多重高速詠唱を極めた瞬時複数召喚術の使い手だったらしいので、ある意味複数犯ではあったのだが ) 他には結局何にも出なかったんですよ。 複数犯によるものだと思い込んで無為に走り回って完全に後手を引きました。 ――…ええ。 そもそも一人で複数を相手取るだけの腕前がないのも事実なんですが、先入観で動いた私の手落ちです。 この反省と教訓は次回に。 ( 薄い報告書はすぐに読み終えたようだった。 短い言葉と共に受理され、教区に戻るよう指示された。 表向きはスラムの教会の代理管理人を務めている。 教会はもう開放されていてもおかしくない時間になっていた ) [Mon 26 Apr 2010 05:54:16]
ドライツェ > ( 実際仮面の脳味噌喰らいは口封じなどしなかったろう。 目撃者もまたあれの裁定基準を満たす知能の持ち主ならば話はまた変わってくるが、結局何故有識者ばかりを執拗なまでに狙ったのか、想像だけは逞しくできても語られない真実は誰にも知り得ない話だ。 ――もっとも仮にその内部思考を分かる形で聞けたとしても、だから何だとしか言えなかったろうけれど。 仮面の奥から向けられた視線から汲み取れた、肥大した自我への認識を徒に強くしただけだろう。 ――ぺらりと羊皮紙を捲る音がする。 その音をただ聞きながら窓の向こうの空を見た。 よく晴れた春の日差しの前触れが差し込む ) [Mon 26 Apr 2010 05:43:05]
ドライツェ > ( 内容は先日終結を見たと言う仮面の脳味噌喰らい事件を聖堂用に纏めたものだったが、大分遅れた割に内容は薄く、それだけに今更感が色濃く漂う。 ――何しろ自分は帰結の瞬間に立ち会わなかったので書きようもないのだが、学生でもあるまいし提出すればいいというものでも勿論なく、空気はどうにも重く苦い。 ) ――神出鬼没でしたから。 ( 言い訳ともなろう言葉は、そんなもの ) 一般に事件が公開された時点で『ゆうに二桁を下らない』数の被害者が出ていました。 それだけの数の人を殺め、誰一人として目撃者が挙がらなかった。 或いは目撃されたと思しき相手も片っ端から手にかけたのか――――失礼しました。 決着がついた事件とはいえあまりにも不謹慎でした。 [Mon 26 Apr 2010 05:37:35]
ドライツェ > ――…大分遅くなりましたが。 ( 一般の信者には解放されていない奥の間。 その机の上に束ねた羊皮紙をぱさりと置いた ) [Mon 26 Apr 2010 05:29:46]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 束ねた羊皮紙 )』 [Mon 26 Apr 2010 05:28:20]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Sun 14 Mar 2010 02:45:18]
ドライツェ > ( それは遠いいつか、神の下僕たらんと決めた日から。 ――――「だから」全てはその為に ) …。 ( 一連の事件は「ただの」凶悪な殺人犯なのか、或いは己等退魔師の領域に関わってくるものなのか。 それを見極める為にも、準備は怠りなく整えておかなければならないだろう――――矢尻で抉られた痕が残る革表紙の聖典を指先で撫ぜて、もう一度術式の確認を ) [Sun 14 Mar 2010 02:45:10]
ドライツェ > ( 同じく大聖堂経由で話がいったであろう、暗黒街のシスター・ジャスティスは尼僧でおられるのだけれど、あの女性の行いは世間的には退魔師と看做して何の遜色もなかったんだろう。 ――ある意味、自分と逆に当たる ) …私が退魔師ですと名乗れるのは、ひとえに大聖堂が身柄を保証してくれるからに過ぎないのですよね。 実績らしきがあるわけでもないですし。 ――…もっとも、本当は我々のような仕事は暇であるに越した事はないんですけど。 ( 対外的な実績は要らない。 ただ、そう名乗るに足るだけの力は備えたいと思うし、備えなければならないと思う。 きっと、多分、そういう事だ ) [Sun 14 Mar 2010 02:37:39]
ドライツェ > ……まだ駆け出しなんですけどね。 [Sun 14 Mar 2010 02:27:09]
ドライツェ > ( ――自警団が大聖堂へはどのように説明したかまでは分からない。 分からないが、上層部はエクソシストの派遣を決めた。 その中のひとりが自分だったという話 ) [Sun 14 Mar 2010 02:26:17]
ドライツェ > ( 被害者の共通点は教育関係者や術者など、見識者と呼ばれる面々に何故か限られているらしい。 それも、割られた頭蓋の中身は「持ち去っている」のではなく「食している」との説が濃い、とか―― ) …傷めた部位と同じ器官を食することで薬と為す、のはどこの文化だったでしょうかね。 ( 一元的な物の見方が許されるならば、それは恐ろしく原始的な迷信であり、教義上それは啓かれるべきだと思う。 思うが、熊の胆が肝臓に効くのと脳を喰らって知能が向上するのとでは迷信にしても毛色が違う。 そんな気がする。 そも、犠牲者をわざわざ選んでいる時点で土着の民の迷信だとも考えにくい ) [Sun 14 Mar 2010 02:21:58]
ドライツェ > ( 説法台の上には試験管状の小瓶が数本置かれている。 その中に収められた無色透明の液体は、それこそが聖職者により清められたものだ。 ――特定の存在には毒となり害を為す水。 これまでは、例えば死霊が去った後の僅かな残滓を清める為に棺や辻に振りかけるだとか、その手の用途が多かった )( ――のだけれど ) ――…「今回は」どうなんでしょうね。 ( 呟きは殆ど息に等しい。 ――――そう、自警団から協力者の公募があったという脳味噌喰らいの一件は。 ) [Sun 14 Mar 2010 02:09:29]
ドライツェ > ( ステンドグラスが雪に翳る。 礼拝堂内部の灯火は時間が為かか細いものに抑えられ、一段とひっそりとして暗い。 3月も十日を過ぎてのこの雪が、最後のものとなるのかどうか。 ) ――――…。 ( ほう、と小さく息をつく。 しんと静まり返った礼拝堂に小さく小さく息が凝って、すぐに溶けて見えなくなった ) [Sun 14 Mar 2010 01:56:35]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 翳る )』 [Sun 14 Mar 2010 01:50:23]
お知らせ > イェルマーレ@昨夜さんが退室されました。 『――さァ、何から手を付けよう、か、(見てごらン、夢は、膨らむばかりだ、)』 [Thu 18 Feb 2010 16:50:07]
イェルマーレ@昨夜 > (いまさら邪魔してくれるなよ、向かい風、)(欠損の入ッたクリストの前でリスめいた仕草で首を傾げる。よく眺めればそッちの方がお似合いだ。これ見よがしな荊の冠より押しつけがましくなくッて実に趣味が良いじゃァないか。キュ ィ。唇と瞳だけを半月型に釣り上げン。) ――…大人しく、していて、下さいね。貴方も…、遥けき御園(ヴァルハラ)におわす大神(ジュピター)も…、(――く すッ、)(噛ンで含めるかの抑揚で、物いわぬ聖人に忠告するひとり芝居。無価値なやりとりに失笑が漏れる。少年は真顔に戻ッてカーキ色の裾引きをひるがえしながら残りの階を降り行こう。後ろ手にレンチを放り出すと ――ガラン。いずこの暗がりで鈍い響き。知らずうちに口元に上がる右手は、親指の爪をいつものように中節歯の間に挟み込まれる。噛み締めると、ギャ リと広がる味。錆と鉄と少量の亜鉛に似たソレが、今度は本物になッて口内に広がる。あァ、人間は何て簡単に血が、赤血球と白血球と血小板と脂肪と糖と無機塩と蛋白質と大量の水分の混合物が、出て来やすい生き物なンだろう。顔を傷付けても指を噛み切ッても脚をかすめても血液はたやすく顔を出す。)(子供らしさを留めた微笑がいびつに歪ンでく自覚。面ざしに黒々と影が落ちる。あァあの子の血液は、どンな色素をしているのかな。一刻も早くおいで、大事な大事な大事な“部品”。) [Thu 18 Feb 2010 16:48:05]
イェルマーレ@昨夜 > (ガチィ ン !)(唐突に振り上げたレンチに叩き付けられて、ありがたい聖者のありがたい脚部に亀裂が入る。散らばる旧い金属片。) ――…ほゥら、見なさい。何もできない。ふふッ…ははは、こンな子供相手に何もできない…、何 もできない くせに!! ――…あははははは、あーッッははははッ、ははははははは!! (少年は喉を反らして哄笑を張り上げる。どゥだ、どゥだ、どゥだ。私の勝ちだ。この私の勝利だ。思い知れ、無力で無責任で無気力なでくのぼうめ。私の悲願をさえぎる者はもはや何もない。この街で“作業”に取り組み始めた当初こそ、某かの手順か始末か不手際でも目立ッたせいだろうか、廃棄した死骸が人目に通ッて小煩わしく騒がれてこそいたが、近頃は自警団の巡回も甘くなッた。1月の始めにスラムに捨ててきた不必要な『部品』などは依然、発見もされてないと言うじゃァないか。うまい傾向だ。いまや運命の女神(ラケシス)は明確に私の味方ではないか。私は存分に己の知識と刃をふるう事が許されている。愚昧な民衆が崇めたてまつる鉄屑に救済の力などありはしない。気を付けるべき心がかりは何ひとつ存在しないンだ。) [Thu 18 Feb 2010 16:37:10]
イェルマーレ@昨夜 > あァ――…、でも、この前見掛けた、商業区の靴屋の娘(こ)も捨てがたいな…、非常に優秀な献体になりそうだ…、いや…、優秀を言うならスラムにいる花売りも…、少し幼すぎるが、あの皮膚の張りようは何物にも代え難い…、(夢は次々に興味深い画像を結ぶ。どう見積もッても13〜14といッた外見年齢にそぐわない成人的な男性の渋みが携わる囁きは、無人の礼拝堂を反響しながら空中にほどけて停滞していく。財力面にも人材面にも豊かなヴェイトス市は目移りに事欠かないから困り物だ。歌うような口調の中にも隠しきれない陶感が滲む。)(縁無し眼鏡のレンズの奥で薄光りする紫水晶色の瞳。す ゥ、と、視認不可能な独白の語尾を追うように流れて壇上にとどまる。ステンドグラスの中央部には、金属腐食を他にすれば何百年と立とうとモチーフに変化のないブロンズ製の聖者像が、神聖ながらも恨めしげな表情で十字架に張り付けになッている。くッ と喉の奥を震わせる嘲笑。立ち上がッて緩やかな歩調で接近せン。) ――…あなたも大変だ…、聖域で謳われる背徳を目の前にして、手も足も出せない象徴的聖遺物の役目を果たすことが仕事だなンて、気の毒な…、(ぺたン。白い手が蜘蛛のように聖者のすねを撫ぜる。磔刑をも乗り越えた彼が一体どンな気持ちがするものか、一つ訪ねてみたいものだ。) [Thu 18 Feb 2010 16:26:03]
イェルマーレ@昨夜 > (強いては事を仕損じるとは良く言ッた話で、段階で分別すればまだ交流を深めようと言う可愛らしい時期なのだから初期も初期に違いない。アリス=アンジェリカ=エインズワースは確かに童心の多くがそう形成されるに相応しく、余計な警戒心や猜疑心など持ち合わせがないように伺えるが、だからと言ッて一足跳びに距離を縮めようと画策するのは早急な結論だ。都合主義の展望や予測を主軸に置いて勇み足で策謀を練るせッかちな人間に大計は為せない。ユダはあれでいてクリストに背信するに最も効果的な機運を狙ッたつもりだろうが彼は詰めが甘かッた。後のち露見する計略など三流に過ぎない。) ――…私は違う。四方に盤石の布陣を踏まず、物事に着手した事なンて、一度もないさ…、(少年は階段の手摺に腰掛けてユックリと脚を組まン。光沢が上下へ流動するレンチをしげしげと眺めては気だるげに手首を廻す。近い未来に思考を馳せれば口角を綻ばさずにはいられない。骨盤・臓器の強健度・健康面は元より、あの娘は何より筋肉の付き方が素晴らしい。特に柔軟性に富む背柱起立筋、広背筋の鍛え方は年齢にして申し分がない。腹ばいにさせて縦に割り開けば、菱形筋から外腹斜筋まで鮮やかな筋がさぞ整然と並列していることだろう。待ち構えていよう瞬間に胸は高なる一方だ。) [Thu 18 Feb 2010 16:16:12]
イェルマーレ@昨夜 > ――…何と言う、簡単な手間だ…、(低音域のテノォルが呆れた調子を独白に含ンであえかな闇を振動させる。取り立てて人目をはばかる必要性など何もない。挙動不審を見咎められる懸念など、夜も更ければありがたい慣習が片付けてくれる問題点なのだから実に造作もないことだ。呆気なさに拍子も抜ける。大神(ジュピター)の徒は己の信仰心のみに傾向し過ぎていけない。皆が寝静まる深夜に不穏な輩が侵入を図り、不埒な計画を実行に移していたとするならどゥ対処を成そうと言うのだ。) (くつ ッ――、)(気の毒に。憫笑が洩れる。ヌラヌラと淫美に発光する月明かりを浴びて上品な風貌が桜色の唇に半円を描く。何事と言うでもない、単的にパイプオルガンを“本当に”人事不省に貶めただけの話だ。先日に置ける芸能横丁の話題に載せた“口から出任せ”を真実にすり替えたまでの勘定だ。たッた今朝まで不自由ない演奏を奏でていたオルガンの支障は、明日の礼拝ですぐにでも明らかになろう。コレで一手、ささやかな舞台の設置が整ッたと言う算段だ。) ――…だが、道程はまだ長いな、(左手で弄ぶレンチの先端を口元に上げて桃色の舌が軽く舐める。錆と鉄と少量の亜鉛。化合固体の成分は赤血球の塩気を味蕾に想起させる。) [Thu 18 Feb 2010 16:08:07]
イェルマーレ@昨夜 > ――…ふぅ…、こンな所かな…、(オルガンのスライダーから引き抜いたレンチを手首で軽く旋回させる。筋肉の強張ッた肩をレンチの先端で2、3度叩けば腰を上げようか。パイプオルガンの内構造は大層な外見の割に原始的だ。金属管を繋ぐボルトの数本も外して結合部の歯車を撓ませば事足りるだろう。薄い肩甲骨をそびやかすように斜に構えた姿勢で背を傾ける。)(万物を統べる大神(ジュピター)のお膝元、謹厳な戒律を厳守する修道士達の生活習慣は規律正しい。0:00時の点呼も終われば礼拝堂に人影など見当たらないのが通常の様式だ。だが燭台灯もあらかた落ちた薄闇色の堂内で、たしかに蠢いた細身のシルエットは真鍮色に艶光るパイプオルガンの傍らからスゥ と姿を晒し出そう。)(揺れる頭髪はオルガンの反射を受けて同じ色彩に淡く輝く。いささか乱れたソレを右手で掻き挙げながら階に足を踏み込ンだのは色白で細面の少年僧だ。ステンドグラスを透かす月光を背中に受け、修道衣の裾を引きながら穏やかな足取りで階段を降りて来るさまは、さながら聖者でも気取るような演出を装うふうに。非常に機嫌がいい。讃美歌のひとつでも歌いたい具合だ。)(――讃美歌が、忌まわしくも尊い邪神とその僕を讃えているならの話だが、) [Thu 18 Feb 2010 15:58:58]
お知らせ > イェルマーレ@昨夜さんが来ました。 『(――ガ キン、)』 [Thu 18 Feb 2010 15:50:09]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 連絡先を控えて、とりあえず伝言も頼み、大聖堂を後にした。 )』 [Sun 10 Jan 2010 01:33:36]
会別理久 > ( 何かの縁か、私を救出してくれたのはシスター・ジャスティスで、その後瀕死のアザリーさんに会ったのだと思うと、何だかこちらは会わせる顔がないけれど。 もしもアザリーさんに何かあったら、彼女の最後がどんなだったかを伝えるのが約束で、体の状態が落ち着いたら、シスター・ジャスティスに会いに行くことになっていた。 ―――特殊な状況下、腐った脚をぶら下げたままでいたのに生きているという、生理学的にも異常な状態にあったため、当初は大聖堂で治療を受けていたのだけれど。 その時には時間が取れず… 今、アザリーさんの記憶があの頃と少しでも変わってしまっていないかと思うと、少し不安になる。 人の記憶はいい加減だ。 大切なことを省いたり、ありもしないことを付け加えてしまったり、そういうことが往々にしてある。 …そもそも、アザリーさんとお話した時間はそれほど長くなく、消耗しきっていたのもあって、正しく把握できていたかどうかも怪しい。 ) [Sun 10 Jan 2010 01:22:47]
会別理久 > ( もう四ヶ月になるか。 …たまたま立ち寄ったウォッシュベアーという地方村で、村人が動く死体と化し、まだ変化していない人間を襲って喰うという事件に巻き込まれた。 折り悪く土砂崩れで街道が閉鎖され、村に居合わせた者は脱出できず、救助も遅れ、生き残りは数えるほどだったという。 …そんな中、脚を喰われて動けない私を、助けてくれた人がいた。 その人も無事とは言い難い有様で。 足手まといを連れて行く余裕なんて無かったはずなのに、当たり前のように肩を貸してくれた。 途中ではぐれてしまったけれど、彼女がいなければ私が助かるなんてありえなかった話で。 …それなのに、彼女は殺されてしまったという。 ―――シスター・アザリアという彼女の… 上司というか、先生というか、暗黒街の教会で一緒だったというのが、シスター・ジャスティスだった。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:59:43]
会別理久 > ( 大聖堂の事務室・受付。 母親らしいイエロティア女性に車椅子を押されて訪れた娘は、服や膝掛けに隠されていても、左腕と左脚を失っているのが一目で分かる。 …とはいえ、大聖堂の職員ともなると慣れたものか。 受付の修道士はごく自然な態度で用件を聞き、手紙を送っても良いが、こちらに伝言を残すこともできると教えてくれた。 …彼のことを直接は知らないけれど、ずいぶんすんなり話が通るところをみると、ジャスティスさんから話してあったか、こちらでお世話になった記録が残っているかしたのかもしれない。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:30:41]
会別理久 > ( ―――彼女が暗黒街の教会に… 勤務? していることは知っている。 けれど、表通りの一般市民、それも車椅子の人間が訪ねるにはいささかハードルの高い土地で、まずは本部?の方にどうすれば会えるだろうかと問い合わせに来た。 …両親は、段取りはしてあげると言ってくれたけれど。 …もちろん、その方が両親の負担も少ないだろうけれど。 無理を言って、連れて来てもらっている。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:24:39]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『 シスター・ジャスティスにお会いしたいのですが。 』 [Sun 10 Jan 2010 00:19:20]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 わたしは、ゆるされますでしょうか 』 [Fri 1 Jan 2010 03:58:54]
アレックス > ( 聖教会の聖剣のイメージを得て形作るのは まったく新しい 己だけの聖剣―― 如何なる吸血鬼をも滅ぼしうる、対吸血鬼の切り札となるであろう聖剣である。 それを手にする事ができれば、私は再び―― 頭を振る。 ) 違う・・・っ! ( 違う。違う。違う。そうじゃない。それはいけないことだ。いけない。許されないことだ。そうじゃない。わたしは、わたしは、わたしは ) 私は――・・・ ッ ( 声を絞り出し、唇を噛む。 違うのだ。 決して、己の欲望からそれを手にしてはならないのだ。 ひとのよのやすらかなよるをまもるために、よきことのために、よくぼうがためおおくのかなしみをうむじゃあくなふっかつをゆるさぬために。 )・・・・・・・・・ ッ! ・・・・・・ 神よ ( 跪き、組んだ両の掌を額に押し付ける。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:58:16]
アレックス > ( 度々頭痛を堪えているような素振りを見せていたセレニアの体調が悪化しているのが気がかりだ。無理せず療養してほしいと思う気持ちも強いが、今回の目的には彼女の詳細を把握する事も含まれている。 彼女の事を知ることが、彼女を不調から救う事につながればいいのだが―― )( そしてもうひとつの目的は、聖剣を訪ねる事。 かつて行われた聖剣戦争で勝ち残った二つの聖剣のうちの一振りである【聖典概念】カイオヴァスまたは【擬似聖典】Lost Oneを再びこの目にし、己の抱く聖剣のイメージを確かにするため、クリスティアを訪ね、その手引きを聖教会より選出された使い手であった聖女認定セレスティア様に無理を言ってお願いしたのである。 )――・・・  再び、この手に。( 聖剣を。 そう思うだけで・・・ この体の中に昂ぶるものがある。 それは強烈に残された聖剣戦争の痕跡。 万能感に包まれ、思うままに破壊の力を行使する悦び。 いけないことだと、どれだけ言い聞かせても、悔いていくら己を罰しても、決して消えない情念がこの身に深く根付いている。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:46:32]
アレックス > ( ほとんどの準備は終了しており、ルートも決まっている旅である。本日早朝にヴェイトス市を出発して街道を進み、衛星都市にあるパプテス教会を巡礼しながらクリスティアを目指す予定だ。 街道警備隊により街道の安全は守られており、宿は巡礼する教会を頼るため、無理な野宿をしなければ安全な旅と言える。 もともと修道している身であるため、一人分の荷物はそう多くもない。 紆余曲折あったものの盟友である豪天寺艶子と部下であるセレニアが旅の供を申し出てくれた。 何があっても心配はいらないだろう。 )・・・ すこし、厳重すぎる気もしますけれど。( ありがたいことだけれど私事の旅に、大層な護衛だと苦笑する。 旅の目的が私事であるから本来、一人で行うべき旅だと思う。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:19:59]
アレックス > ( 大聖堂は粛々と新年を迎え、救世主の洗礼を祝う公現祭に向けて緊張感が高まっている。そんな中、クリスティアへと出発することにした。 ヴェイトス市地方村で起こった凶事によって重軽傷を負った人々の容態も安定、蝶による奇病もほぼ完治に至り、中央病院での奉仕活動も打ち切られた。 今は落ち着いているものの、しばらくすればまた何かの事件が起こるだろう。 年が明け、仕切りなおすにはよい機会であるし、出発するのならば今だと思い至った。 自分が不在の間、何かが起こる可能性を考えると落ち着かないものがあるが、例え名が通っていたとしても自分一人の力など高が知れている。 抑止力を狙って吸血鬼撲滅のプロパガンダになっているが所詮、一人の人間でしかない。 身の程を弁えるべきだ。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:02:09]
アレックス > ( 聖女認定セレスティア様との約束から、もうずいぶんと経ってしまった。ヴェイトス市の治安が不安定な事もあるが、なかなか機会を設けられずにずるずると予定が延びていた感は否めない。 吸血鬼によるものと思われる大きな事件は減少傾向にあるものの、昨年も様々な凶事がヴェイトス市に起こり、多くの人死にがあった―― 人々が安らかに眠れる夜を守ることを担う者として、その凶事を未然に防げなかった事は不甲斐ないとしか言いようがない。 己を責めた所で死んだ者は蘇らず、大切な者を失った悲しみは癒えることがない。 )―― 我々にできるのは、せめて安らかであるよう祈るばかり。( 呟いた声とともに、溜息が漏れた事に少し遅れて気がついた。 遠くで新年を祝う花火の音が聞こえ、顔を上げる。 大きな教示が立て続いて起こったが、ここ数ヶ月が穏やかであったことがせめてもの救いか。 人々はたくましい。 ) [Fri 1 Jan 2010 02:40:28]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 巡礼 』 [Fri 1 Jan 2010 02:36:21]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( お気を付けてと見送る時には、聖女としての声であったろうから。)』 [Wed 25 Nov 2009 01:41:36]
サンク > ……私のこれも、希望なのかもしれませんけど…。( 全てでは無くとも、何かは残るだろう。残す事は出来るだろう。元々、その為に己は此処に居るようなものだ。 どれだけの事が出来るかなんて、どれだけの事が出来たかなんて。振り返るような事でも、思い煩うような事でも無い。そんな暇は無いと言えば、いっそ無鉄砲な前向きさ。 ――…だから。寂しいと思ってしまうのは。本当は傲慢なのだろうけど。) ……人では立ち向かえない。それでも、人でなくてはならない。 力では無く、種ですら無く、…ですわ。( ヒントは此処まで。そんな物言いで唇に人差し指を宛がえば、其処だけ見れば他愛ない子供の内緒話。 ――…救われたいのは、一体誰なのだろうか。そんな思考がふと、脳裏を掠めたのも。気のせいであれば良いことなのに。) ……その言葉が真実に出来れば、それはとても素敵な事。どうか、遍く祝福を。( それは願う事。偽りの仮面を真実に変える事では無く。だから、彼自身の望みとは、必ずしも重なり合わないのかもしれないが。) ――…楽しみにしておりますわ。( 緩く両手を胸の前で組み、見上げた所に伸ばされた手。 銀色の髪がくしゃりと撫でられて、暫しきょとんとした顔。) ……もう。( むー。拗ねたような顔は一瞬。) [Wed 25 Nov 2009 01:41:09]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――犯罪に挑むべく、青年は夜の街へと去って行った。』 [Wed 25 Nov 2009 01:25:07]
カイン > …………羨ましいね、それは。(後を任せられる誰か、何かの存在。 自分が斃れても、それで終わりにならないという確信。 自然と漏れた言葉には、羨望が混じっていた。 彼には其れがない。 スラムや暗黒街で犯罪と戦っている者は他にもいる。 治安を守るなら自警団だって同じだろう。 だが、アイゼンリッターは……たった独りしかいないのだ)答えが見つかれば、良いけどな。 ただ……人じゃあ、立ち向かえないような存在があるのも、事実ではあるさ。 どうしようもない、何かが……。(彼女の『宿題』に、微かに笑いながら、そう呟いた。 答えがすぐに出るとも思えない。 思えるわけがない。 だが、同時に、この活動を辞めるわけにもいかなかった。 自分が行動すれば1人は救えるかもしれないとわかってしまった以上は)努力してみるよ。 「もう大丈夫だ」なんて言葉は大嘘だけど――せめてクリスマスぐらいは、子供達に安心させてやりたい。本当の事を言ってやりたい。(アイゼンリッターの行動理由。 ちっぽけな嘘を、本当に変えたいのだ。 それが、到底不可能なことだとしても)……なら、次に逢った時に。 事件の顛末と一緒に、“この顔”の名前も教えるよ。(そう言って、彼女の頭に手を伸ばし、くしゃくしゃと撫でようとし――) [Wed 25 Nov 2009 01:24:52]
サンク > ……もしも、私が倒れても…『此処』は無くなりはしませんわ。( それは信教という形であり、役職という形でもある。理念と知識、信仰の形は受け継がれていくもの。無論、個人の資質や人格による個性や違いはあるとしてもだ。 一人の人間。それは尊い一であり、何事も最初に立ち上がろうとする意思が始まりだとしても。――…一が一の侭では限界があるのも確かなのだろう。 いっそ、酷な心配をしている自覚はあるから、それこそ眉も寄るのだが。) ……それが、人の手である事を望みます。怪物を倒すのは、何故…人でなくてはならないか。否、怪物を『倒す』のは、何故、何時だって『人間』なのか。 ――…ふふ。宿題と申してしまったら、意地悪かしら。( 代金に含めてといったら、尚更酷い気もするが。 対処療法を否定はしない。現に、先日までの災禍の中で取れた行動も、それらに違いなかったし。根源の解決にならないからといって、止める気はそれこそ無かった。少しでも、苦しむ人々を助けたいと願う事は間違いではない。 ――…其処に、禍負の偏りが入り交じってしまっている事を、未だ知らないけれど。) …考えてみれば、その日取りですわね。これまで少し怖い出来事が続きましたし、聖夜には心から祝えるように…催しなど企画出来れば良いですわ。( だから、その日が等しく人々の上に訪れるように、祝福を。椅子から立ち上がり、胸前で十字を切り。) 終わりましたら、お聞かせ下さいましな。 ――…嗚呼、困りましたわ。( 立ち上がる姿を見上げて、そ、と目許に笑み浮かべ。)   …流石に、あのお名前を此処で呼んでしまったら、驚かれてしまいそう。 [Wed 25 Nov 2009 01:16:48]
カイン > なら、何処が違うかは――聞いておきたいね。 ……今後の為にも。(神がやらないからこそ、人の手で。 勿論、ただ一人の人間に出来ることは限界があるけれど、やらなければ0だ。 行動すれば誰か一人でも救えるかもしれないとすれば、それは大きな差だろうと思う。 唇を噛み締める仕草を横目に見つつ、頷いて)結局、俺のやってる事は対処療法に過ぎないんだろう。 生えてくる雑草を、片っ端から引っこ抜いていくしかない。 ……それでも、やらないよりは良い。(――……筈なんだけどな。 その言葉は口にしなかった。 自分が唯一絶対の正解だとは思えない。 だが、間違ってはいないと信じている。 その矛盾は、常に青年を苦しめ続けている。 それは彼自身の性格に起因するものではあるし、彼が多くの犯罪と対面してきたからでもあるが……しいて理由をあげるとすればマガツヒだったから、だろう)四回に、一月……ちょうど、クリスマスまでか。 わかった。 頼りにさせて貰う。(敵がゾンビにせよ何にせよ、邪悪な存在である事には変わりない。 大聖堂の聖女による祝福が太刀打ちできないのであれば、もはや打つ手はあるまい)……じゃあ、俺はこれで行くよ。 まだ終わったわけじゃあないが、助かった。 ――ありがとう(シーバッグに布包みを収め、ゆっくりと立ち上がる) [Wed 25 Nov 2009 00:41:07]
サンク > 頼って下さる方がいらっしゃるのは、むしろ喜ばしい事ですもの。そうでなければ、私達がこうして力を受ける意味は無いのですから。 でも、違いと申しましたのは、其処ではありませんわ。( 奉じるもの、信じるものの違いではない。人の裁き、神の罰。一線上に置く事は無論しないが、違うと言ったのはもっと単純な事。だからこそ、きゅ、と唇を軽く噛んで。) いっそ根が同じであれば、引き抜いてしまえば勢いは失われますもの、ね。願望と言ってしまえば酷いですけれど。( それこそ、先に名を出した蔓の魔性の話では無いにしろ、だ。あの界隈から問題の根や種を全て排除するのは困難だとしても、溢れるものを看過し続ける訳にもいかないのだろう。身近に生きるものであれば尚更に。 奇しきも、演じる事を身につけているのは共通している事。必要とする仮面は一見全く違うものだが。 子供の姿をした聖女が何より騙さなくてはいけないのは、人ではなく神でもなく。だからこそ、祈る時だけは誰かの為にと唱えるのだけど。) 私は自ずから前線に出る事は殆ど出来ませんけど、その分…こうして誰かの助けにはなれればと思いますから。 ……未使用であれば一月程度。戦闘に耐えうるのは…規模にも拠りますけど、四度くらいは保つ筈ですわ。( 簡易聖別。元々、複数回の戦闘は余り考慮出来ない。それでも、元々この類の儀式やらにはそれなりに特化した身の聖別だ。効果は――あるだろう。) [Wed 25 Nov 2009 00:29:45]
カイン > まあ、ね。 全く同じであるわけはない――けど、立派だと思うよ、実際。……こうしてその力を借りに来てる奴が言うのも何だが、神という存在を信じ続けるってのは、簡単に出来ることじゃあない。(自分は信じることができないからこそ、犯罪に対して戦いを挑んでいるようなものだ。 神は街の何処で金が奪われ、人が殺され、犯されようと、関わってこない。 死後に裁かれるのだというけれど、ならば生者はどうすれば良いのだろうか)……恐らくは、関係あると思っている。 確証があるわけじゃあないし、殆ど勘みたいなものだけど。(ドラゴンパウダーが明確に此方を敵視したか、それとも賞金につられて動き出す輩が現れたか。 いずれにせよ、彼女のいう事は的を得ている。 自分とて此れでも本職の役者ではあるものの、その演技は――「人ではない何か」を演じることに特化しつつある。 観客を喜ばせる事こそが究極の目的であれども、その立ち振る舞いは悪漢を威圧し、怯えさせる事を意識している。 少女のように人を元気付けるの事は、できない)(――だから羨ましいと、少し思う)……確かに、危険だと判断したからこそ依頼したのは認めるけど、シスターのお墨付きなら、信用しないわけにはいかないな。 ――効き目はどれくらい続く?(片目を閉じる得意げな仕草に対し、此方は真剣な表情で頷きを返す。 敵は蔓の悪魔ほど強大な存在ではないだろうが、ヴェイトス市の平和がかかっている。 伝えられる情報は、頭に叩き込んでおかねば) [Wed 25 Nov 2009 00:07:30]
サンク > 恐らく、ですけど…違う部分がありますもの。私の身勝手な想像が、外れていて下されば幸いと思いますけど。( 昨夜、スラムであった事件については知らない。大小数多の小競り合いに隠れて、大きな被害の出なかった事件については埋もれてしまうのかもしれない。大小を論じるのも、本来は歪んでいるのだろうけれど。) 先日お話してらした事と、関係あるのかしら……。 …それにしても、いつもなさっておられるんですね。確かに、私も耳にした事はありますけれど。( 子供じみた悪戯っぽさで、軽く瞳を細めて見せて。それから一転して、真面目な面差しで小さく呟く。くるくると切り替わる表情は、意図的なものも多いのは確か。) それでも、貴方は無茶はなさるのでしょうけれど。そうでなければ、このようなお願い事でいらっしゃらなかったでしょう?( 包みを一度ぺちりと叩いてから、両手で持ち上げて差し出す。渡して、重みの遠ざかる手を軽く揺らし。) それは流石に、時間も費用もかかってしまいますもの。巧遅より拙速が必要な場合は御座いますし…。 ……効果は保証しておきますわ。蔓の悪魔が溢れた際にも、同じ事を致しましたもの。( 聖別された武器や、聖水が蔓の排除に効果があると分かった時。あの当時はそれこそ大回転だった。ぴ、と人差し指を立てて、色違いの目がウインクなぞ。) [Tue 24 Nov 2009 23:56:42]
カイン > その辺りは、此方も同じ――というと、怒られそうだな。(ただ、実際に犯罪で苦しんでいる人の事を思えば、自分が疲れるくらい問題にさえならない。 昨夜の女の子は、平穏な日々をあっさりと打ち砕かれてしまった。 それを思えば、だ)……参ったね、どうにも。 ――白状すると、実は少し忙しくなっている。 やっている事は、いつもと変わらないんだが(降参とばかりに、軽く両手をあげてみせる。 自分は、誰かが楽しそうにしているのを見るのが好きなのだと思う。 これがサンクの演技にしろ、素にしろ、こうして人を元気付けることができるのであれば、間違いなく彼女は聖職者に向いているに違いない)『お互い様』――かな。 まあ、お互いに無茶して潰れるわけにはいかないのは、本当だろうし。(やはり此れが素か、と。笑う少女を見て更に確信するのだが、それはさておき。 持ち上げられる布包みを、両手を伸ばして受け取ろうか)流石に永遠に、というのは期待してない――というと言葉が悪いか。俺には過ぎた祝福だろうし、連中と戦う間さえ続けば問題は無いよ。 助かる。 [Tue 24 Nov 2009 23:46:01]
サンク > 本当に大変なのは、私達を必要となさる方々ですもの。少しくらいで挫けてはいられませんわ。( 増えたものは弔いと、迷い出た魂への対応も。件の白黒の呪詛に侵されきった者は、結局――人には戻れなかったという話。ウォッシュベアーにおける災禍の中でも、動く屍と化したエクソシストや、救援救助に最後まで当たって命を落とした聖女も居たという話。悼みの感情は、瞬きの刹那に隠して。) うふふ。この顔色でいらしたという事は、その少しのお休みを削ってらっしゃると推測しますわー。( 実際、予備動作からして見え見えなのだから、その気になれば避けるのもあしらうのも簡単な一撃には違いない。命中とばかりにぴこぴこ指を揺らして、してやったりと深まる笑み。) ええ。言うなれば――『お互い様』?( きゃらりと笑う声は子供じみた代物だが、言葉の方は結構に悪辣かもしれない。ふう、と一息吐いて膝立ちから腰を下ろす姿勢に戻して、傍らに置いていた包み――白い布に包まれたそれを、よいしょ、と気合い入れて持ち上げて。) 此方になりますわ。簡易聖別ですから、永続とは参りませんけど。魔を退ける為の祝福を。 [Tue 24 Nov 2009 23:36:25]
カイン > ああ――確かに、多かったか。 ご苦労様、と言うべきかどうかはわからないけど。(ウォッシュベアーに、黒白の蝶に。 死者が多く出る、大惨事だった。 そりゃあ当然、教会の方も忙しくなるだろう。 聞くところによれば、大聖堂所属のエクソシストも何人か殉死したと言うし)まあ、俺の事は心配しなくて良いよ。 ……少し休めば、元気にな痛ッ!?(そう言って彼女を安心させようとした次の瞬間、額を弾かれて声を上げた。 油断していた――というのが端的にいえば正しいところか。 それと集中力が欠けている。 弾かれた場所を軽く押さえつつ、なんとなく――先日逢った際の聖女然とした姿ではなく、こういった事をする方が素なのではないか、と思う)……まあ、君がそう言うなら、そういう事にしておくよ。(そして苦笑交じりに――しかし自然な――笑みを浮かべて、頷いた。 彼女の楽しげな表情に、心が少し軽くなるのを感じる。 どうにも意識して明るく振舞う事が苦手な自分だ。 純粋に、助けられたという気持ちもある)じゃあ早速で悪いけど、本題に入ろうか。 頼んでいた品は、どうなった? [Tue 24 Nov 2009 23:18:59]
サンク > 此処の所、此方でこなさなくてはならないお仕事が多いから、私の所に回ってくる案件も多いだけですわ。…その意味では、いつもの事と仰ってしまう貴方の方が心配になってしまうのですけど。( 長椅子に腰掛けた姿を暫しじぃ、と見上げ。蹲り気味だった姿勢から背筋を伸ばして、抱え込んでいたものを一度傍らに置き。もそもそ膝立ち。) ――……えい。( それで漸くちゃんと届く距離。空いた手をするりと相手の目の前辺りまで掲げて、ぴーんと額を弾かんとする指先。所謂デコピン。所謂も何も、それ以外の何物でも無いが。) 無理までは致しておりませんから、ご安心下さいな。そんな顔で仰られたら、何だか逆に申し訳なくなってしまいますもの。( 概ね嘘吐きの自覚はある。まあ、大概の場合何かある前に、ちゃんと体力の電池切れでぶっ倒れるというだけの話だが。 浮かべて見せるのは、くすりと悪戯っぽい笑みの色。) [Tue 24 Nov 2009 23:07:40]
カイン > ……いや、此方はいつもの事だから、気にしなくて良い。 それより、君の方が心配だ。(少女の言葉にそう答えながら、礼拝堂の中へと足を踏み入れていく。 サンクの隣、長椅子へと腰をおろし、小さく溜息を吐いた)(『アイゼンリッター』の劇を見ていたような子供が、幼い子供に対して躊躇無く暴力を振るい、その人生を踏みにじり、後悔さえしない。 以前にも遭遇したことだ。 シェルとかいう、劇を見に来ていた少年が、権力にあかせて少女を暴行しようとした。 ……もう慣れた、が。 心が軋む事に変わりは無い)(とはいえ、自分がくたびれ果てるのは別に構わない。自分で選んだ道だ。 だが、自分の頼みのせいで彼女が身体でも壊したりしたら、それこそ本末転倒だ。 首を傾げて、サンクの顔を見やる)……俺の頼みのせいで無理をさせたなら、すまなかった。 [Tue 24 Nov 2009 22:56:07]
サンク > ( 脳裏に浮かんだのは決して一人では無い。最近出会った顔もあれば、暫く会ってない人もいる。一段落ついたら、旧交でも温めに行くか。寒くなってきた昨今の名物的に屋台にでもまた潜り込むか。聖堂内にいて尚胡乱な思考は、疲労の蓄積もあっての事と自覚しているだけに始末が悪い。はふー、大きく息を吐く。取り合えず切り替え切り替え――。) ( 一見すれば単純に伏しているだけの癖に、脳内がやたら錯綜しているのはさておき。扉の開く音に、ゆっくりと顔を上げる。途端、軽くなれど眉が跳ねたのは、己とて決して良い顔色もしていなかろうが、それと同等か、否。それにも増して伺える疲労の様子に。) ……ご機嫌よう、よりは。何だかお疲れ様と言ってみたくなってしまいますわ、ね。 [Tue 24 Nov 2009 22:48:06]
カイン > (と言うのであれば、こちらの青年とて大差は無い。 スラム街で遭遇した強盗団との対決は、明け方近くまでかかってしまった。 そして眠る暇などないままに「カイン」としての一日が幕を開ける。 ――無論、一日や二日の徹夜で倒れるほど柔じゃないが、疲労は蓄積される。 ……ましてや、連中が“鉄仮面”を被っていたとなれば、精神的な疲れも大きかった)(約束された二日後の今夜、そんな状態の青年は、やはりロングコートを着込み、シーバッグを片手に、礼拝堂の扉を押し開いた) [Tue 24 Nov 2009 22:42:32]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(――疲労困憊)』 [Tue 24 Nov 2009 22:39:09]
サンク > ( 別に返事がなくても屍では無い。無いったら無い。人気の退いた礼拝席の片隅で、何かを抱えてべっしゃりと突っ伏し状態。席の上ならば、せめて蹲ると言うべきか。) ……おのれ激務……。( うーふーふー。後もう少しおどろおどろしかったら、うっかり呪いの言葉になりそうな呟きな辺り、何かと激しい。主に精神的な色々が。 昨今続く災難、災厄に関わる事項、否応無く増す葬儀や、その関連の執務の合間を縫っての聖別儀式。正直色々無茶やってるとは思うが、しかし。) ……私より無茶な方もおられますし、ね。( 比べるなという話かもしれないが。基準的に。) [Tue 24 Nov 2009 22:36:56]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( ※礼拝堂にいる )』 [Tue 24 Nov 2009 22:33:49]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( グローブを抱えて懺悔室から出て来る時には、もう常の聖女としての顔であったから。)』 [Sun 22 Nov 2009 03:12:38]
サンク > ――……嗚呼。( 緞帳に隔てられ、掌で覆い隠したものを誰も知らない。どんな表情を浮かべていたのか。掌の下で紡がれた言葉が何であったのか。) [Sun 22 Nov 2009 03:11:37]
サンク > ならば私は願いましょう。貴方の望む道に光がありますように。 …傷付いた時に、省みる先がありますように。( 正しいだけでは正しくない。救われるだけでは救えない。無力を噛み締める事には慣れていて、だからこそ余計な事を口にしているんだろう。 ――…救いを願うのは、彼が為。彼が救おうとする人々が為。怪物は心の鏡なのだから。) ――…悪魔と死体に導かれる救いの道も、困った者だとは思いますわ。万が一の可能性だとしても。 ……お一人で立ち向かおうとは、極力なさらないで下さいな。( 出来るならば、専門の者へと助力を請うようにと添えて。 ――…それ自体が特別な意味は無かった。強いて言うならば、己が直接出られなかった時の為、言付けの為に必要になるだろうと思っての問いかけだ。しかし、返ってきた答えはと言えば。) ――……。( 息を呑んだと言うよりは、単純に絶句の類だろう。聞いた事はある。それは元となった演劇のタイトルロールであり、流言の類で――。) [Sun 22 Nov 2009 03:09:34]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――――アイゼンリッター。』 [Sun 22 Nov 2009 02:59:42]
カイン > だからこそ、できる限りの事をするだけだよ。(手を抜けば、それで傷つく人がいるだろう。人生を踏み躙られる者が必ず出てくる。 たとえ今、他者から疎まれようとも……一人でも救えるのならば、それで良いのだと思う。 最終的に、いずれ怪物になろうとも、だ)いずれにせよ、連中が何かを企んでいるのは事実――だろうからな。 少なくとも……それがヴェイトス市に暮らす人々の為になることだとは、思えないよ。(子供だから、というのが――無いといえば嘘になる。 鉄仮面を被って活動を始めた、一番の理由。 最初の記憶。 それは――自分が、ついてしまった嘘だ。 舞台を見に来た子供に。 そして……初めて鉄仮面を被って犯罪者と相対した晩、攫われた少女に告げた言葉。 アイゼンリッターがいるから大丈夫だと。 故に……席を立つ間際、名を請うた彼女、サンクトゥスにも嘘を吐く。 それを真実にする為に) [Sun 22 Nov 2009 02:59:29]
サンク > ……絶対の最強など、存在はしませんのに。 それが良きものであれ、悪しきものであれ。( 十字を切る。そう、そんなものは存在しない。それが怪物であれ、ヒトであれ。称するものも、抗するものも、何処か幻想じみた現実だ。対抗する為に人ならざりしものたるを纏うなら、それは何処か深淵を覗き込む行為にも似ている。 ――…懸念であれと願う事であれど。) あの時も、大きな災禍となりました。…繰り返される事は、望みません。事前に食い止める事が出来れば、それが最善ではありましょう。( 子供の顔を利用した狡い手口だとは、自覚している。それをおくびにも出さない程度には、板に付いているのも事実でどうしようもないが。) ――…ええ。サンクトゥスの名において、仕上げておきましょう。もしも私が不在の折にも、渡せるようにはしておきますので……。 ……お名前を頂けます? [Sun 22 Nov 2009 02:52:30]
カイン > 恐怖は武器になる事もある。……この街には、自分が絶対に最強だと思っているような、馬鹿げた怪物が多すぎる。(故に、だからこそ。 鉄仮面を被る理由の一端が此処にあった。 ただの人間をやつらは恐れないのだ。 怪物を倒すのは常に人だと物語られてはいるが、怪物に対抗するには、人ではない『何か』になる必要がある。 そう信じるが故に)……まだ、可能性だから、何ともいえない。 ただ……その『お願い』に関しては、わかった、と言わせて貰うよ。(それはつまり、端的に言えば『死ぬな』という事と同義だろうとも思う。 わかっているからこそ、頷き、応じた。 自分がしくじった時の事は考えておくべきだろうが、最初から死ぬ気で行動するつもりはない。 勝利する為には、いかに戦うべきか。 それを考えてからだ)…………これで、一先ずは俺の話は終わりだ。 じゃあ、2日――だったね。 それくらいに、受け取りに来るよ。 [Sun 22 Nov 2009 02:42:52]
サンク > ――……畏れられては、哀しい事…ですもの。( 緞帳の向こうの彼と、スラムや暗黒街に出没するという鉄仮面――かつて芸能横町のタイトルロールであったその名を結びつける事は、この場では出来ない。只、感じたのは危うさと寂寥。 間違いでなくとも、正しくても。正しいだけでは正しくないのも知っている。 ――…恐らく、そんな事はこの場の二人とも分かっているのだろうけれど。) ……蔓の悪魔。 …まさか、もう一度その名を聞く事になろうとは思いませんでした。( 息を呑むような沈黙の後、発した声は幼さは残せど堅い。ぎ、と奥歯を噛み締めたのは、緞帳の向こうでの事だが。) ――…奇妙な事ですわ。その、蔓の悪魔との決戦の折にも、こうして武具の聖別を頼まれましたの。 ……無料奉仕とは申せませんけれど、寄進は後程でも宜しいですわ。代わりに、( 一を特別にする訳にはいかぬが故の物言いだが。差し出されたグローブは無骨で、このような形で見れば、やはり立ち向かおうとするのは彼自身なのだろう。) 解決したら、教えて下さいましな。顛末を。 ――…これでは、個人的なお願い以外の何でも無いですわ、ね。 [Sun 22 Nov 2009 02:36:31]
カイン > お言葉だけ、ありがたく受け取っておくよ。(狂人扱いされるか、厄介者扱いされるか。そのどちらかばかりだ。 最近になってようやっと、こうして誰かを頼ってはいるものの……。 ただ、それでも間違ったことはしていないと信じている。 自分がいなければ救えなかった人がいる。 自分がいれば助かる人がいる。 それが自分『でなければ』ダメだとは思わないが……)暗黒街だけで済めば、まだマシだ。 蔓の悪魔と関わっている可能性もある。――あくまで可能性だが。 ……そのお願いが、自分に可能なことならば。(頷き、緞帳越しに此方も視線を向ける。 2日――まあ、調度良いくらいか。 『火』を準備しなければならないし、すぐに突入するわけでもない。 急ぐ必要はあるだろうが……) [Sun 22 Nov 2009 02:19:59]
サンク > ――…私が言うべき事では無いかもしれません。けれど、……守るも背負うも、一人で成すべき事では無いのです。それが、誰かの為であるのであれば、尚更に。( 緞帳の向こう側で眼差しを伏せ、胸中にて抱えるのは漠然とした危うさ。声音は先よりもはっきりとした寂寥の欠片を含みながら、微かに息を落とし。) ……それが可能であれば、ですけれど…余り、正面から全てを討とう等とは考えない方が懸命です。……ウォッシュベアーの二の舞になると申せば、二重の意味で酷くはありましょうけれど。 ――…助力を欲する手に出来得る限り応えたいとは、私も。…私達も。 そうですね――…お願いを聞いて頂けるのであれば、二日程で。( 未だ取り扱う儀式、弔い。その他、様々な仕事は多い。その中で儀式の準備を整えて。最短でやはり二日か。 差し出されたグローブへと、そ、と指先を触れさせながら。緞帳越し、視線は――直には合いはしないだろうが、見据える気配は伝わるだろうか。) [Sun 22 Nov 2009 02:15:34]
カイン > 彼らを否定も批判もしていないさ。 感謝もしている。(ただ、彼らがやらないなら自分がやるだけだ、と。 それだけを青年は答えた。 聖女の呟きに、青年もまた頷くのが伝わるだろうか? いずれにせよ推測。 連中の動機も、計画も、未だにわからない。 それを調べるのはこれから先だ)戦い方については此れから考えるさ。 とはいえ……頼めるのなら、有難い。 連中がいつ動き出すかはわからないから急いで欲しいが……。(すぐに出来るような類の事ではないとわかっているが、頼んで引き受けてくれるとも思っていなかった。 有難いことだと、心の底から思う)……なら、頼めるかな。 此れを――(そう言って、衝立の隙間から向こう側へ。 一組のグローブが差し出される) [Sun 22 Nov 2009 01:58:00]
サンク > ――…それを、誰より歯痒く思うのは。( ふつりと切れる言葉は、その先の答えを明示しない。緞帳越しの声音が含むのは、僅かな寂寥だけ。) ……それなりに広域で動く事は出来なくは無い、けれど…他の組織や業者に対して、全般と手を回しきれる程大きくも無いといった所、ですか…。台頭の為か、それとも…そもそもが別種の目的の為か。( 呟きは推測でしかない。自分でもその自覚はあるから、一度口を噤んで。) どのような類の術かにも拠りますけれど…死体を材料として『造られる』リビングデッドであれば、一般的には…然程知性は高くないので。地理条件にもよりますけれど、穴にでも落として燃やして差し上げるのが、手っ取り早いのかもしれませんけど……。 ……数で圧されれば、まず…単独でどうにかなるものでは御座いませんから。( 只でさえ単独で複数を相手にすれば不利となるのに、動く死者が相手では相手が苦痛や恐怖に怯む事も、疲労する事も無いのだから。) ……聖別、ですか。( 緞帳の向こうから何か物音が聞こえた。頼まれるであろう事は、この流れからすれば予測の範囲内。少し考えてから。) ……お預かりする事は出来ますけれど、今この場で直ぐに…とは。 [Sun 22 Nov 2009 01:53:14]
カイン > 犯罪は、いつも起きている。 自警団は、関わろうとしないけどな。(批判をしているわけじゃあない。 居住区の治安が保たれているのは彼らのお陰だ。 それは純然たる事実。 だが、それでも、と思ってしまうのも……仕方の無い事だろう。 暗黒街やスラムにも普通に暮らしている人はいるし、あの区画だってヴェイトス市だろうに)ああ。組織の仕業だ。……武器の聖別に――火。 術者を絶つのは、まぁ、手っ取り早いか。 ……なら、そうだなぁ……(ややあって、何かガサゴソと荷物を探る音が貴女の耳に聞こえるだろう。 鉄仮面の治まっているシーバッグの中から引っ張り出すのは、見かけによらずズッシリと重い、砂鉄の入ったグローブだ)……その聖別とやらは、今ここでお願いすることが? [Sun 22 Nov 2009 01:43:13]
サンク > ――……あの辺りがきな臭いのは、今に始まった事ではありませんけれど……。( 死体を回収する専門業者がいるというのも凄い話だが、あの界隈ならあるだろう、と思える事ではある。問題は――…。) 個人、単独の仕業…ではなさそうですわね。( ぽつり、呟きは思索の欠片。声量は決して大きく無いが、この沈黙の最中であれば聞き取るのは難しくも無いだろう。 暗黒街に直に手出しする術は少ないが、聞いてしまって安穏と看過する事もし難い。ちり、とこめかみに微かな痛み。) ――…そうですわね。聖属が有効なのであれば、武器の聖別という術はあります。後は……場所によって取り扱いは難しいですけれど、死者が相手であれば、火は有効かとは。 ――…有り体ですけれど、術者がいるのであれば、其方を断つのが一番、ではあるのですけど…。( そうさせない為に、護衛なり、それこそ死者の護りで堅めはするだろうから、ほぅ、と吐息。) [Sun 22 Nov 2009 01:35:34]
カイン > まだ、連中が何を企んでいるかはわからない。 ただ、本来なら業者に回収されるべき死体が、路上から消え失せている。 ――死体を大量発注した人物の話も聞いた。 ……まだ証拠は無いし、暗黒街だから、自警団も動けないだろうが……(つまり、現状は――知っている者が行動し、阻止するより他に手段は無いという事だ。 危険な話なのは理解している。 だからこそ、懺悔室での告解と言う形を選んだ。 彼女は――きっと、この会話の事を忘れないだろう。 カインとアイゼンリッターを繋げてもらっては困るけれど、あえて印象に残るように振舞っている。 であれば、自分が斃れても、きっと誰かが対抗策を練ってくれる筈だ)そう。 立ち向かう術が欲しい。 ……聖水をぶちまけるだけでも効果はあるんだろうけど。 やっぱり、それだけじゃ心許無くてね。 [Sun 22 Nov 2009 01:20:54]
サンク > ( どちらも災禍と言うに相応しい被害と犠牲を出した痛ましい事件。多数の犠牲の中に、目の前の青年の知己も含まれていたのだろうか。思索は泡沫、今は考えても詮無い事と、口に出す事は無い。実際には、それとは違う理由である可能性も高い訳で。) ( 懺悔室の扉を閉じれば、声が早々外に漏れる事も無い。むしろ、防音そのものと言うよりは、罪を聞き届けるは神の御前のみという、その概念の賜物かもしれないが。互い、顔や姿の見えない位置で、緞帳越しに着席する気配は伝わったか。 ――…黙して話を聞く。) ……暗黒街で、ゾンビ……ですか。人為的……。それは。( きゅ、ときつく眉を顰める。正直、危うい話だと感じはする。正誤どちらであったとしてもだ。) ……人為。それに、立ち向かう為の術を…お探しで? [Sun 22 Nov 2009 01:13:39]
カイン > (自警行為に従事する青年にとって、あれらの事件に対して何もできなかったことは、歯痒い記憶として残っている。 ウォッシュベアー村に関してはまるで手が出せず、白黒の蝶も、幾人かの患者を取り押さえて病院に送るのが関の山。 ただ、其処にあるのは使命感や義務感であって、復讐心ではない。 ――怒りや憎悪はあっても、恨みは無い。 其処まで感情を露にするわけでもないのだけど……)(小さな狭い部屋。 人が心の内を吐露する場。 秘密が護られる場。 自分にとっては必要な場所が、殆どそろっているわけだ。 椅子に腰を下ろし、緞帳の向こう側で彼女が座るのを待ち……それから口を開いた)……正直、何から話せば良いのかはわからんだが…………暗黒街で、ゾンビが大量に発生するかもしれない。 それも呪いだとか何だとかではなくて、人為的に、計画的に。 [Sun 22 Nov 2009 00:54:47]
サンク > ――…リビングデッド。動く死者、歩く死体……。慣れぬ方が対峙なさるには、危険と申すべき所、なのでしょうけれど……。( 諫めると言うには力の足りない声音は、恐らく只の呟き。 確かに昨今、物騒な奇禍が続いていた。動く死体から食人鬼を連想するのであれば、ウォッシュベアーの災禍が記憶に新しい。一瞬、復讐という言葉が脳裏にちらつくも、それは直ぐに振り切った。あの村はもう閉鎖されている。内部で繁殖していたという禍も、最早朽ちているだろう。) ――…承知しました。では、此方へ。( 思索を一度打ち切り、礼拝席を立つ。立つと言うよりは、降りるといったような態。礼拝堂の出入り口の方へ爪先を向け、此方へどうぞと示す――。礼拝堂から少し奥まった場所に、小さな懺悔室がある。当直の神父様が詰めていないのを確認してから、微かに軋む扉を開く。聖堂の中の小さな密室。秘を黙する場所。) [Sun 22 Nov 2009 00:48:10]
カイン > そう、動く死体。 ゾンビだとか、その手の類で――……。(礼拝用の長椅子に腰を下ろしながら、少女の言葉に頷いて答える。 奇異な質問ではあるだろう。 少なくとも平凡な一市民が聞くような事柄ではない。 昨今、ウォッシュベアー村の惨劇や、ヴェイトス市内の白黒蝶事件が記憶に新しいとはいえ。 だからこそ、シスターの疑問に対して、一瞬の間があった。 取り繕うことはできるだろうけれど、自分が“失敗した”時の事を考えれば……伝えておくべきかもしれない)……答えるのは吝かじゃ無いんだが。 やっぱり、懺悔室の方を借りても良いかな? [Sun 22 Nov 2009 00:30:20]
サンク > お望みであれば、場所を移すのはやぶさかではありませんけれど……。( 此処で良いと言われれば、くるりと一頻り周囲を見渡す。他の者の勤めは、現在別の場所で行われている様子。ご希望の時は仰って下さいと言い添えて、どうぞ、と近くの礼拝席を勧め。) ――…死者に対抗出来る術……です、か? 動く死体……。( 口にされた言葉を反復して、色違いの青が数度瞬く。口元に指先を宛がい、暫し考えるような面持ちで。) ……何故、そのような――…とお聞きしても?余り、尋常なお話ではありませんわ。( ス、と上げた顔は困った風でも無く、むしろ浮かぶのは純粋な疑問符か。一見の印象からすれば、荒事専門といった風でも無い青年が口にするには、物騒と言うよりは、意外な部類だったからかもしれず。) [Sun 22 Nov 2009 00:23:42]
カイン > あー……むしろ懺悔室の方が良いのかもしれないが。 まぁ、此処で良いかな。(一瞬考えた後、小さく首を横に振って、そう答える。 隠匿するべき内容かとも思うのだが、聖職者という存在が口の軽い者でないという話を信じるならば、礼拝堂でも充分だろう。 それに、其処まで深く踏み入った話をする気も無いのだし。 唯一の懸念は、彼女の年齢だが……今の物言いから察するに、自分にできない事はきちんと認められる性質なのだろう。 ならば、と頷いた)……死者に対抗できる術、というのが知りたくてね。 ああ、死霊とか吸血鬼という意味じゃなくて――……動く死体とかの類なんだけれど。(勿論、熟練した聖職者なら教典を唱えるだけで祓えるのだろうが、生憎と自分は其処まで信心深くはない。 此れから大群を相手取るかもしれないというのに、聖水だけでは頼りないのが現状だ)  [Sun 22 Nov 2009 00:14:45]
サンク > ( 外観や衣服に何か際立った特徴がある訳では無い。片手のバッグは少し出かけると言うには大仰かもしれないが、際立った凶器でも取り出され無い限り、詰問するような事でもない。只、標準からすれば大分鍛え込んでいるのであろう体格が軽く目を惹く。比べるべくもないが、数秒ほど己の手をじっと見た事に他意は無い。無いったら無い。さておき。) 懺悔室でしたら、あちら――…と申すところですけれど、その用向きでも無いようですわね。( 外見的な特徴を総合すれば、シスターで間違いないだろう。緩やかに目許細めて笑み浮かべた顔が、些か幼すぎるのを除けばだが。) ……祈りとは、代償ではありませんから。 私でお答え出来る事か、お応え出来る事かは分かりませんが…話して下さいますか?( 組み合わせていた手を解いて、片手を軽く胸元に宛がい。見上げる角度で軽く首を傾げて見せ。) [Sun 22 Nov 2009 00:04:56]
カイン > (此方の装いは、地味なセーターと、青く染められた綿のズボン。そしてロングコート。体格が少しばかり良い――良すぎる?――のと、片手に下げたシーバッグを除けば、特に変わったところは無い)あー……シスターを前にして言うのも何だけど、そういうわけじゃぁ無いんだ。(此方へと振り返った人物――シスター、だろうと思う。 正直、牧師、神父、司祭、エトセトラ。 見た目だけで聖職者の区別なんてつかないし、役割の違いも良くは知らないのだ)……少しばかり聞きたい事があって。 できるなら、神様のお力をお借りできれば、と思ってね。 祈りもしないのに、不信心だと怒られるかもしれないけど。(そう言って、微かに笑ってみせる) [Sat 21 Nov 2009 23:56:32]
サンク > ……実益と身勝手の一石二鳥――…纏めるのも、大概罰当たりですわね、これは。( 神の御業を否定するが如き呪詛。根源たる悪魔を排する事で終わりを告げた悲劇の一幕。顛末を見届けた牧師の話では、何等かの儀式の残滓で消滅する所を目撃したとの事。誰がそれを成したのかまでは不明――…終わりを迎えた物語の項を悪戯にひっくり返したい訳では無い。只、知りたい事があるだけだ。茫漠と迷走する思考を抑えるように、こめかみに指先添えた頃に、その音が耳に届く。) ……こんばんは。お祈りに参られましたの?( 礼拝堂に姿を現した人影を見れば、青年のようで。静寂の満ちる礼拝堂の中、一人祈りを捧げる姿勢であった小さな影が振り返る。こめかみに宛がっていた手を緩やかに祈りの形へと組み直しながら問いかける姿は、纏う装束からすれば聖職に携わる者に違いは無かろうが、単純な見目からすれば年端もいかない子供のようなもの。) [Sat 21 Nov 2009 23:48:45]
カイン > (神、という存在を信じられなくなってから、随分と経つ。 暗黒街やスラムで行われる犯罪の数々に触れ、その場で被害者を助けられるのが自分しかいない、という場に多く遭遇した。 罪人や咎人を裁けるのも、人間だけだという想いもある。 死人や神、或いは罪人本人が裁けるわけがない。 ――だからこそ、教会や聖堂を訪れる事は、自然と無くなっていた)……にしちゃぁ、虫の良い話だろうが。(微かに呟きながら、礼拝堂へと足を踏み入れる。 神が人間を救うかどうか、信じるに足る存在かどうかはともかくとして、その御力を是非お借りしたいというわけだ。 カツコツという微かな足音が、貴女のもとにも届くだろう) [Sat 21 Nov 2009 23:39:29]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――教会を訪れるのも、久しぶりだ。』 [Sat 21 Nov 2009 23:34:45]
サンク > ( 殴られた所で痛くも無いだろうが。自慢じゃないが非力な事には自信がある。本気で自慢にならない。祈りの形に組み合わせた両手へと視線を落とし、暫しの沈黙。狂騒は通り過ぎ、狂乱は終焉を迎え。けれど、全てが終わったかと言えば決してそうとは言えない。失われた命は戻らず、病が極まったものから黒が払拭される事は結局無かったのだから。――…病の、呪詛の元凶たる『悪魔』の最後を見届けたという牧師の報告では、誤召喚によって現れた災厄であったとの事。必要であれば、儀式の痕跡なりを調査する事も必要かもしれない。此度の騒動の元凶が病ではなく、呪詛であったのならば尚の事。神の御業であれど、その根源を排する事の出来なかった忌まわしいものを突き止めて。) ……どうするつもり、なのか。( 頭の中で巡る思考の片鱗を口に出して、緩く頭を振る。単純な敵愾心かと言えば、そうとも言い切れない。ならば、消えないこの焦燥は一体何を源としているのか。) [Sat 21 Nov 2009 23:25:13]
サンク > ( 一時期の喧噪と狂騒は過ぎ去り、黒い病――報告によれば呪いの一種であったとの事――に侵された人々も、介抱に向かっているとの事。単純に迷い出た悪魔の仕業であったのか、それとも人為が絡むのか。背景は判明する事無く、一つの悲劇は消失するように幕を閉じた。残されたものは疲弊した街の横顔。今は静寂を取り戻した礼拝堂の片隅にて、じっと目を閉じて頭を垂れる。一見すれば祈りを捧ぐようにも見える姿で。) ――……何にしても、まだまだこれから大変なのですけど……。( 呟きと共に零す吐息は、子供じみた見目からすれば些か異質。婆臭いとか言ったら殴る。) [Sat 21 Nov 2009 23:16:26]
お知らせ > サンクさんが入室されました。 『( 礼拝堂。)』 [Sat 21 Nov 2009 23:12:07]
お知らせ > オブライエンさんが帰りました。 『漲る力を感じながら──狂信者は、再び歩き出す。』 [Fri 13 Nov 2009 03:27:29]
オブライエン > (それは、ひと時の幻であったのかもしれない。 或いは、オブライエンの脳の見せたなんらかの誤信号だったのかもしれない。 ──だが、千に一つ、万に一つ──天の御使いの光臨と、囁きを。 その祝福を受けたのかもしれない、と思うと不思議に涙が止まらないのだった。) [Fri 13 Nov 2009 03:18:47]
オブライエン > (祈りを捧げている間、不思議と暖かな気配を感じる──初めて信仰告白をしたときのように、夜であるにも関わらず、昼間の如く眩い。) ──おお…。 (神よ、と。 唇を動かし、ほろほろと涙を流した。) [Fri 13 Nov 2009 03:16:55]
オブライエン > (──我と、我が身を、一振りの剣と為さん。 願わくば、我こそ地上に於ける神罰の代行者たれかし──と。) [Fri 13 Nov 2009 03:11:59]
オブライエン > (礼拝堂。 十字架の前に跪き、祈りを捧げた。 両手を広げ、五体を投地し、全身で帰依を顕さんとす。) [Fri 13 Nov 2009 03:09:04]
オブライエン > (執行中以外は、幼い信徒には穏やかで優しい神父である。自身には厳格で、悔い改める者に対しては寛容である──然し、血に飢えた猟犬の如き容赦の無い所業は、いつか、何かの誤解から嫌疑が自分に掛かったときの事を思い、心胆を寒からしめる。) [Fri 13 Nov 2009 03:05:38]
オブライエン > (厚底の長靴を鳴らし、現れた男の姿に、あるものは微笑み、あるものは顔を顰めた。 ──神の使徒でありながら、血を流しすぎる存在であり。 そして、その剣は専ら同輩に対して──(背教者であるが)揮われる。) [Fri 13 Nov 2009 02:55:54]
お知らせ > オブライエンさんが来ました。 『──カツン。』 [Fri 13 Nov 2009 02:53:33]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( …天が鎮魂の涙を流したようにも、また )』 [Thu 12 Nov 2009 03:54:10]
ドライツェ > ( そこを辞して外に出る。 ――…幼子の願いはとてもとても遠いもの。 人と獣が共に大地の息吹を聞き、精霊の声に耳を傾けていた頃の。 …だから、何故それが今になって地の底から噴出してきたのか、残る謎もあるのだけれど、今はあの救いのない物語をただ心に留めておこう。  ――――晩秋の、久々に見る白黒の蝶の飛ばない空。 蝶のかわりに冷たい銀色の雨が落ちて、 ) [Thu 12 Nov 2009 03:52:49]
ドライツェ > …お預かりしている教会はもう少しこれ(黒班)が薄くなったら開けようと思います。 ――…今回の件で沢山人が亡くなりましたから、弔いの手はいくらでも。 ……暫くは忙しくなりそう、です。 ( 牧師としても、拝み屋としても。 しかし、大聖堂に直に勤める御方こそこれから目の回る忙しさだろうから、 ) また随時報告に上がりますので、どうかその日までご健勝であられますよう。 [Thu 12 Nov 2009 03:47:33]
ドライツェ > ( ――…だから、確かに物語は終わったのだと、知らしめる為にここにいる。 災厄が去る瞬間を見た者としてその顛末を――ほんの少しだけ、事実と異なる内容に変えて報告する為に )( 白い少女に乞われた通り、彼女の存在は一切ほのめかさなかった。 災厄は誤召喚によって現れた悪魔とも呼ぶべきものであり、己がそれを見つけた時には正しく組み直された召喚式――例の石の円のことだ――の中で消滅するところだった と。 災厄に当てられた市民の中にはあの円陣の幻を見た人だって少なくなかろうから、その中の勇気ある誰かが試みたものと思われる――それが報告の内容だ。 事実パプテスの秘蹟は今回の災厄に対し何もできなかったのだから、見識ある上層部なら手柄の横取りはしないだろう。 少なくとも、『無能主席司教』ブラザー・アレオパギタへは黙っているに違いない ) ……。 ( やり方がずるこいですかね。 呟きはごく小さく、雨音に消えるほどの。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:39:57]
ドライツェ > ( 市の上層部からも多分通達は出ているのだろうけど、ブラティリアやヴェイティアンへの不当な差別はやめるよう広く人に聞かせなければならないだろう。 ことパプテス信徒に対しては大聖堂上層部の発言はそれなりに効果を持つものとして、――…隣人への友愛もまた、教えのひとつであれば尚の事。 災厄は去ったのだと、声を大にして聞かせて回る必要があった。 そう、『おしまいを確かにする物語』は必要だ。 最後の1ページが書かれないままの本は、完結したとは呼べないから。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:20:31]
ドライツェ > ( その事実こそが何よりの説得力になるだろう。 ――スラムの一教会へ管理人代理として派遣されている、未熟な拝み屋風情が何を語るよりも、ずっと ) ――…この通り、災厄の残していったものが全て霧消したわけではないんですけども、恐らくは時間の経過と共に。 ( いつもは束ねている髪も今は解き、少しでも顔を隠すようにしている。 その髪を退け、薄れてきてはいるものの依然黒く染んだままの顔半分を見せながら。 もっともわざわざそんな真似をしなくても、教会関係者や礼拝堂を訪れる信徒の中に同様の症状を既にいくつも見ていたろうが。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:12:23]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 白黒の蝶の姿も潰えて )』 [Thu 12 Nov 2009 03:04:59]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『さて、いつになれば落ち着くやら。』 [Sun 8 Nov 2009 23:56:19]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 8 Nov 2009 23:55:42]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( 情報収集と実務の開始。 …何にしても忙しない。 )』 [Sun 8 Nov 2009 23:55:32]
維言 > 何とかはしたいものですね。赴任早々に病や呪いにやられるといった事は無いように、心がけるとはしましょう。 まだ、再会を楽しむ余裕も無い事。 ( まずは職務が先に立つ世知辛さ。のんびりさせて欲しいものですと零すのは、愚痴と言うより単純な感想めいた響き。 ) ……存分の加減をお願いしますよ。 ( 視線は合わせない。 ) アイゼンリッター?聞いた事は無いですが…… 劇の中の存在を真似て、ですか。酔狂ではありますね。 ( 珍しいと呟く声には、感情的な色は然程無く。参考にと、その仮面の怪人とやらの容姿や特徴などを軽く尋ねて。 ) ……では、覚えておきましょう。何処かでばったり巡り会う事もあるかもしれませんから。 ( 保護と聞いて、淡く口元が何かを描きかけるが、それも直ぐに立ち消えて。 ) それではご機嫌よう。ご健勝を願いますよ。 ( かつん―― そう告げて己も歩き出す。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:55:08]
ジャスティス > ええ、もうひと踏ん張り、という所ですね。大丈夫、今までだって何とかなったんですから。 (何度もうなづきながら、歩きだして) ……砕けない程度に手加減はしますので。 (どうしてもやりたいらしい) いやね、仮面の怪人がちょこちょこ出没していて……アイゼンリッターって子供向けの劇を知りませんか?仮面の怪傑なんですが。 まぁそれをまねた模倣犯がチンピラ相手に喧嘩をしていて。ついに賞金かけられてしまったという話でね、保護しないと、と思ってる所で。 (まぁそこまで切迫した話でもないので、大丈夫ですよ。といい、、それではそろそろと歩き始めよう。) [Sun 8 Nov 2009 23:47:08]
維言 > せめて平和的な運動に致しましょうとは言いたい所です。 では、気晴らしの出来る状態に持って行く為にも、職務に精励するとしましょう。 ( 何の矛盾も無いと頷きながら、対象は虚空だと言うのに、空気の壁の破砕音すら聞こえてきそうな見事なパンチに、頭が砕けたら人間死ぬと思います―― 真顔の言葉は冗談なのか、はたまた。 ) ふむ……些か規模は広くなりますが、その辺りも見てみますか。 有り難う御座います。 ……気になっていた事、ですか。 ( 軽く眉を上げての沈黙の後、矮躯が背筋を伸ばし。 ) ……何かか手の足りない事がありましたらば、その時はお声をどうぞ。 [Sun 8 Nov 2009 23:39:07]
ジャスティス > 私は一度、暗黒街に戻りましょうかね。前から気になってたことが動き出したみたいだし。 [Sun 8 Nov 2009 23:31:17]
ジャスティス > 、わたしは  [Sun 8 Nov 2009 23:30:52]
ジャスティス > ええ、ぜひ。ふふ、では気晴らしの手段はそちらにお任せしましょう。あら、徒手の組み手ならあまり危なくないのでは? (確実にレンガ壁のほうが負けそうなパンチを虚空に放ちながら訪ねて。むろんフル出力で殴るつもりは全くないが) ええ、まぁしかたないといエバ仕方ないんでしょうけどね……そうね、後はまぁほかの宗教施設とか、かな?規模ではパプテスには及ばないでしょうけど……っと [Sun 8 Nov 2009 23:30:49]
維言 > ……それは大層物騒なお話だと言います。積もる話は後回しにせざるを得ないのが、何とも世知辛い事ですが。 面積としては広大とは言いかねますが、その分―― おかしな深淵は見渡せない。 ( いつぞやの魔界の門も、この島に開いたもの。言い方を変えれば、あらゆる意味で密度が濃い場所とも言える。 大陸… 暫し天井を見上げて考え込み、あちらはあちらで何とも。 答えを濁すと言うよりは、比べかねたといった渋面様相。 ) ……そうですか。では、多忙が収まった折には、気晴らしでも。 ( 組み手は私が死にそうなのでご勘弁を。 冗句か本気か真顔で呟き。 ) その話は初耳ですね。此方の専門では無いからやもしれませんが。 対処の出来ない不安があると、どうしても弱い場所へ憤懣が出がちなのも困った所。 ……怪我人。となると、詳しい話はやはり、此処か病院かと言った所でしょうか。 ( 他に心当たりはあるかと、問いかけの意味も込めて彼女の顔を見上げ。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:20:13]
ジャスティス > そう、かもね、最近は居住区だとか、郊外の地方村だとかでの事件が多いわ。まぁその話もおいおい。まったく、ね。狭い割に冒険者が絶えないはずよ。 (おかげで大陸よりも逞しくみんな生きてるんじゃない、なんて笑って訪ねて。大陸に渡ったことは、ない。) いや、ちょっと身内に不幸があってね、もう立ち直った、とは言えないけれど、動いてるほうが楽なの。 (はは、なんて笑い声をあげ、巣に話を元に戻す) ええ、暴れ出す患者の警戒に、暴動の警戒まで。まぁ大規模な暴動は今のところあまり起きてないけどね。けどこの前、アマウラの浪人たちが暴れまわったせいで、アマウラ人の居住区が焼き打ちを受けたり、と前例があるからね、結構みんなピリピリしてるわ私はどっちかといいうとそっちむきね。まぁけが人が増えちゃうけど。 (正直相手が狂気を持っていれば手減はできない。そういう考えが浮かびづらいのだ。) [Sun 8 Nov 2009 23:12:41]
維言 > それもまた奇妙なお話と言えば、些か失礼かもしれませんが。 歪みが別の所に出ているのかもしれませんね。私見ではありますが、何とも騒がしい島ではありますから。 ( 街ではなく島と括った辺りが、いつぞやの戦争から改めた認識といった所。 打つ手の乏しい呪いだか病と対峙している所為なのか、余り彼女が浮かべるのを観たことの無い類の笑みに、軽く小首を傾げ。 ) お疲れの時には、休むのもまた重要とは言います。貴女は体力のある分、過信もしてしまいそうですからと、余計なお世話も働いておきつつですね。 ( しかし、情報はきっちり得ようとする辺り、性質はさほど宜しくも無い。軽く腕組みして話を聞く内に、眉が嫌そうに寄って。 ) 成る程…… 手が足りないというのは、そういう意味もある訳ですね。此処も中々人使いの荒い事です。 ( 軽く双眸を伏せて、零した溜息は先程よりも微かに重く。 どちらかと言えば、厄介ごとに対面した時のそれに似て。 ……つまり。単純な鎮圧以外にも、異端審問じみたものを勝手に起こさせるなという、抑止力的な意味合いもあるんだろう。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:59:10]
ジャスティス > うちの近所は長いこと平和なんだけどねー。全く次から次へとよく怒るわ、ほんと。 (はふ、とどこか疲れたようにため息をつき、空虚な薄い笑みを浮かべて) ええ、お安いご用よ……うん、体外そんな感じみたいね。多少効果があるって報告もあるみたいだけど、まぁどれにしたって今のところ焼け石に水、という所ね。なんでかネイティブとブラティリアの発症者はいなくてね、そのせいで色々と悪いうわさがたっちゃって、そっちのほうも警戒しないといけなくなっちゃったわ。  [Sun 8 Nov 2009 22:51:13]
維言 > どうにも、訪れる度に一大事な印象があるのですが。この街も島も。 ( 彼女が先程口にしたアンデッドの砦も、いつぞやの聖剣戦争も―― 赤と黒の悪魔が引き起こした戦争も。胡乱な色ばかり湛えた双眸伏せて、軽く吐息。 ) お手を煩わせるのは心苦しくもありますが、そのお言葉に甘えさせて頂くと言います。 ( 今日は特に何処へ赴くと言う用向きがある訳でも無く、まずは検分。 ありがとうございますと礼を述べて。 ) 病と言うよりは、呪いといった風合いではありますか。 薬も祈祷も効果がない―― では、実際手の施しようも無くて困りもの。 ( 多少の術を扱いはするが、己もどちらかと言えば直に祓うのが専門。それこそ何かの元凶なりを叩けと言われれば、まだしも気が楽だ。実行は困難だが。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:43:41]
ジャスティス > ええ、本当に。 (ゆっくりと周囲を見渡しながら頷いて) なるほど……じゃあ、ちょっと聞きたいこととかあれば何でも聞いて。えぇ、こっちも少しは落ち着いたから。 (力仕事以外は出る幕ないのよね、なんて言いながらどこかに向かう途中なら途中までご一緒するわと申し出て) ま、さっきの話だけど、出る幕ないのよね、この呪いは。 (なにせ、全く手出しができないのだ。それらを専門にするはずの魔女や聖職者たちも難儀しているくらいなのだから、生粋の直接戦闘系としてはただ指をくわえてみているしかない。) [Sun 8 Nov 2009 22:38:14]
維言 > ……そう考えますと、随分長らくといった具合に感じられますね。成る程、久しいと感じる訳です。 ( お疲れ様です。 表情は目立って変わりはしないが、唇に乗せるのは労いの言葉。今しがたの事だけに向けた訳では無いんだろう。 視線だけが、周囲の状況を軽く伺い。やがて彼女の顔を見上げて。 ) ええ。暫く本国の方に呼び戻されておりました。…此方の人手が足りないとの事で、勤めた経験のある私が再度派遣されたといった所です。 ――…まだ着いたばかりで詳しくはないのですが、大変な病だか呪いだかとの話で。 [Sun 8 Nov 2009 22:34:07]
ジャスティス > やあ、お久しぶりイコトさん。こうやってゆっくり話をするのはアンデッド砦以来、かしら?  (息を整え、とはいえそれほど疲れた様子もないのだが。ゆっくりと背筋を伸ばせば嬉しそうににこにことして、やがて周囲の状況を思い出せばばつが悪そうに首をすくめる) …………ゆっくりどこかでお茶でも、って言えるような状況じゃないのが残念だけどね。ヴェイトスを離れていたの? [Sun 8 Nov 2009 22:27:28]
維言 > …やはり此処も慌ただしいですか。 嗚呼、水なら―― ( 手伝おうかと口にしかけた時には、最早口を挟めぬ電光石火、疾風迅雷。 …下手に己が手出しするより、彼女一人の方が早そうだと判断が付けば、無理に追いかけていく事も無い。戻ってくるまでは、前に訪れた時よりも喧噪忙しない聖堂の様子を眺め。 ) ……そうですね。これもまた縁なれば。 ( 唇に乗せるのは、それだけでは意味も持たない独白の欠片。 彼女が戻ってくるのが見えれば、急がずとも良いと軽く手で制すような仕草も見せて。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:23:54]
ジャスティス > お久しぶり、イコトさん。 ちょっと待っててね!! 水、運んでくるから。 (そういえば確認も取らずに脇を駆け抜けてゆき、しばらくすれば大急ぎで戻ってくるだろう。もしもそのまま行こうと思えば、立ち去るには十分な時間はあるだろう。) [Sun 8 Nov 2009 22:20:30]
維言 > ( 癒しと断罪で言えば、どちらに拠っているのか等考えるまでもない事で。憂う欠片も無い面差しの中、軽く眇めた双眸に映るのは忙しなく行き来する修道女達の姿。助けを求め、聖堂の門戸を叩く信徒や人々もやはり少なくは無いという事か――  …些末な思考の中断は、その内の一人が此方に近付いてくるのが見えたから。 ) ……おや。 ( 胡乱に沈む色合いの双眸が、軽く瞬きを帯び。 ) ご機嫌ようと申しますには、些か忙しなくはありますが。 お久しぶりと言います、シスター・ジャスティス。 ( 視線を合わせようとすれば、自然と此方が見上げる形。牧師服の胸元に手を宛がい、一礼。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:16:38]
ジャスティス > (あちらこちらと荷物を運んでいる修道女。水桶を持ってまた往復をしている最中、視界にうつるエクソシストらしき姿。あの背恰好、どこか見覚えが……。ちょっと小首を傾げた後表情を輝かせ近づいていく) こんにちはっ。 [Sun 8 Nov 2009 22:11:16]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『水桶の運搬、患者の運搬、力仕事に駆け回る修道女』 [Sun 8 Nov 2009 22:09:38]
維言 > ( 礼拝堂で祈る人々の姿が、通りすがり際に見えて。緩く眼差しを伏せての一礼のみを送る。 …話に聞いてはいるが、現在この街を、それのみならず島をも侵そうとしているとすら囁かれる奇妙な病の実態を、まだこの目で見てはいない。確かめるには―― ) 此処か、病院かといった辺りでしょうか。 ( 病人という意味でならば、向こうに収容されている人数の方が多いだろう。言い方は悪いが、末期になると暴れ出すという患者を拘束し、収容する場と設備という意味合いにおいても。 ) 縛り上げて転がしておく訳にもいかないでしょうしね。 ( 異端審問の現場でもあるまいし。低い呟きは、言葉を省いてはあるがどうしようもなく物騒には違いない。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:09:09]
維言 > 純粋な病人が相手の場合、正直少しばかり門外漢と言わざるを得ないのですが。 ( 癒しの術式が得手かと問われれば、正直首を傾げざるを得ない。ならば、このタイミングで呼び戻された己に期待されているのは、その役割では無いんだろう。枯木も山の賑わいと言う心意気ならば分からないでも無いが、非常時らしき事態において、それは有効とも思えない。 ) とはいえ、選り好みの出来る身分でも無いのですが。 ( 本国から招聘されればとんぼ返り。その逆もまた然り。何とも地に足の着いていない、それでいて雁字搦めから抜け出せない状態。職業選択の自由等は存在しない身故、致し方なくはあれど。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:01:18]
維言 > ( …扉を背にし、大聖堂の廊下へと姿を現したものは、黒一色の特徴の無い牧師服に身を包んだ、長い黒髪の小柄な姿。場所柄と風体からすれば、一応聖職者の範疇には入らない事は無いんだろう。一応。 殆ど露出の無い首元に手を宛がい、こきんと関節を鳴らし。 ) 毎度の事とはいえ、儀礼も含む挨拶とは堅苦しいものです。 ( 扉一枚隔てた向こうへの文句でもなく、さりとて罰当たりでないかと言えば微妙。 すい、と視線を廊下に這わせてから、かつん―― 一定のリズムを刻み歩き出すは、礼拝堂等が存在する方面。つまり、大聖堂の『表』とも言える場所へと向けて。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:50:47]
維言 > ……ともあれ。また今暫く、お世話にならせて頂きますと言います。 ( 儀礼的には問題も無い一礼に対して、この場の主たる御方が如何な視線を向けているかを知る事は無い。簡素な男物の牧師服の胸元に手を宛がい、上げた顔に浮かぶものくらいには、何も意味など無いのかもしれない。 …推測もまた、戯言に近しいが。 ) では、着任の知らせはこれにて。 ( それは其方が言う事では無いと、重々しく視線で咎められた模様。もう一度頭を下げて、踵を返す。 かつん、踵が床を叩く硬質な音が響き、扉の開く音と閉じる音。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:44:03]
維言 > 久方ぶりのご挨拶が、「お久しぶり」ではなく、「相変わらず大変な所ですね」になってしまいそうなのが、この街の人徳だと個人的には思ったりします。 …街に対して人徳という言葉を使用して良いのかは、悩み所ですが。 ( どう贔屓目に捉えても戯れ言にしかならない言葉は、大聖堂の奥、小さな部屋にて取り交わされる会話の一部。 戯れ言を申すなと咎められるのまでが、一連の様式美。一種の儀式と言えば、敬虔な信徒に眉を顰められもしよう。 例えば目の前の上司様のように。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:35:34]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『( 聖堂奥の何処かにて。 )』 [Sun 8 Nov 2009 21:32:50]
お知らせ > フェイトさんが退室されました。 『 次のお手伝いの前に、頭からタオル被せられたりした。わぷ。 』 [Thu 5 Nov 2009 23:36:04]
フェイト > これで、よし。 ( まだ小さく雫を孕んだ瑠璃色を背に畳み、両手で桶を持ち直す。 きょろり、辺りを見渡して ) あっちだっけ? うん、あっちだった。 ( 水の必要な部屋の場所、シスターに教えて貰った場所を確認。指さし確認は出来ないから、視線だけで確かめて。 払いはしたけど、どうしても残る水気を点々と、通路の上に残しながら。 つ、ととん。 歩いて。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:33:35]
フェイト > ( 重たくなった水桶を両手を使って引っ張り上げたら、落とさないように頑張って両手で持ち。 )  あ。巻いとかないと踏んづける。 ( 釣瓶紐を、元のように持ち柄に巻き付けて。 来たときみたいに抱えてると、何だか落としそうだから、両手にぶらんと吊り下げるかたちで。 重たく水気を含んだ瑠璃と金褐色が、ぱちゃり ぴちゃり 背中で奏でる水の声。 ) 風よりも、水の歌の日だったかなぁ? もしも、望む人がいたら、どっちの歌がいいんだろうねぇ。 ( 語りかける先には、仰ぎ見る空の色。 ゆぅくり細めた瞳の先に、照らし出す天体は見えないから。今日は、地上の灯火ばかりが、夜を頑張って照らす日。 ) んっ ( 金味を帯びた翼の先端が、ぴんっと伸びて震える。 …さむいんだ。 ) あ。水気は、はらってかないと。 中、濡らしちゃうか。 ( 扉を潜る前に、ぶるぶるっと身震い。犬か猫の子みたいに。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:22:23]
フェイト > うわ、もうひゃっこい。 氷の粒みたいな温度だ。 ( 水を汲むには、庭に出なければならない。雨水を溜めるには時間が掛かってしまうから、やっぱり。 濡れた地面は爪先で触れると少し柔らかくて、土の匂いが雨に混じってる。 首筋を伝う雨雫に、うひゃっと声なんか上げながら、奇妙な足跡地面につけて、井戸まで歩き ) 熱、出してる人もいるのかなぁ。病院も、忙しいだろうね。病の人がたくさんならば。 んしょ。 ( 滑車に紐を掛けて、井戸の中に桶を下ろす。ひるひると落ちていったものが、水音を響かせて手応えを返してくれるまでは、数秒間の釣瓶落とし。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:00:46]
フェイト > 温もりの兆しを運ぶもの 熱夜の涼を届くもの 実りと朽葉を知らすもの 白く雪に濡れたもの 全ては同じ 貴方の名 ( 常は静粛に満たされた聖堂の中に、澱のようにたゆたい流る喧噪の気配は、祈りの為に 願いの為に 助けを求めて縋り付く指の主の強さと数だけ。 其処に銀の匙を一つ差し入れて、散らすように掻き混ぜる。歌声が出来るのは、それくらいの事。 ) 雨、やんでないねぇ。 ( 中庭に出る扉を押し開けてみれば、冷えた雫がほつりと頬に滴って。 見開く硝子の双眸が映し出すのが、雨景色。 さあさあ、ざあざあ 空の天幕に覆われて、景色はぼんやり霞色。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:44:21]
フェイト > ( まだ水の入っていない桶は、重量はそんなに無い。柄に緩く巻き付けられた釣瓶紐が、かろりかろり音を鳴らす。 ) 風の運び来るものは 数多の声と幸いであれ 風の運び去るものは 貴方の咎と禍であれ―― ( つ、とん。 爪先だけで地面を踏む歩みに連れて、背で翼がはたりと揺れる。空を飛ぶには足りない羽ばたきは、ほんの少しだけ 地から身体を浮かせてくれる。それだけの事。 進み行ながらにくちずさむ旋律は緩やかに、此処に馴染んだ賛美歌とは違う調子で密やかに。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:33:36]
フェイト > ( 人の数は前に見た時よりもずぅっと多くて、忙しなさは更に数倍の様相。 様子がおかしいのに気付いた時点で引き返せばいいものを、不思議そうにはたりと揺れた瑠璃と金褐色の翼の主は、人混みの方に近付いていって。 そうして近付けば、分かってしまう。いつも笑顔を絶やさない、此処のシスター達の顔に滲んだ疲労の色も、祈りを捧げる人々に張り付いた不安の色も、そして。 ) これは、あっちに持って行けばいいのかな? ( 身体にあちこち、黒い染みを広げた人達が、一番泣き出しそうで壊れそうな目をしている事も。 随分久しぶりにこの街に来たから、詳しい事なんて全然知らないし。知らないから、お手伝いなんて言葉を簡単に口にして。あんまり力の無い腕に水桶抱えて、中庭の方へ。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:26:49]
お知らせ > フェイトさんが来ました。 『 お祈りを聞きに来た筈が 』 [Thu 5 Nov 2009 22:21:26]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 視察と手伝いと。焼け石に水とは言わない。それでも、水を注ぐ事を諦めはしないから。)』 [Thu 5 Nov 2009 01:48:42]
サンク > 私としましては、すらりとしている方が羨ましいものですわ…? シスターはスタイルも宜しいですし。どなたと並んでも、少なくとも見劣りはなさいませんわ。( 保証ものです。なんて言いながら、ぴっと立てた指先を左右に揺らし。 流石に2メートルまで行くと、もう多少の差異は関係ないかもしれないが。見上げるだけで首が痛くなるレベル。) 余り前に出るなと怒られてはしまうのですけれど…シスターが一緒にいて下されば、煩くは言われないでょうし、ね。 …せめて軽減か、進行を食い止める方法でも確立出来れば良いのですけど……。( 司祭様のお小言は遅効性で後から来るのは、こうなれば覚悟の上。出来る事をしていた方が、まだしも精神的な衛生上はマシ。ぐっと拳を握り締めて。) はい。では、参りましょう。 ……お願いしますね。シスター・ジャスティス。( 深呼吸。意識も何もかも切り替えて、小さな身体で背筋を伸ばして。直接的な力は無い手でも、多少の癒しは使える。) ……憧れはしても、やり方を違えてはいけませんわ、ね。やっぱり。( そんな風に小さく呟いて。) [Thu 5 Nov 2009 01:48:06]
ジャスティス > ちっちゃいほうがかわいらしくていいですよ。私なんか筵ちょっと高すぎるかなとか思いますもの。背が同じくらいの男性もそれなりにいますし……。 (困るでしょ?なんて意味不明なことを言う。もっとも内の人は二メートルはあるから軽々と抱きあげられてしまうけれど) ははは、まぁお任せください。聖女様の視察ということでしたら大丈夫でしょう。自警団や騎士団も出張っているでしょうし、護衛は私一人でもまァ文句は出ないでしょう。 (司祭様対策はばっちりだ) ええ、では、張り切りましょうか。 (そういえば袖口から白いサラシ帯を取り出したすき掛けに修道服を縛り、サンク様の右に立ち一緒に歩いていくことだろう。笑顔には、笑顔を返して) [Thu 5 Nov 2009 01:20:58]
シスター > これでも、此処に来た時分からすれば多少は背も伸びましたのよ?その後が伸び悩みですけれど。 …ふふ。シスターは見た目は可愛らしいのに、お強いから。( 軽口も親しみの証と思えば、むしろ微笑ましい――と言うには、年頃の乙女相手にはやはり酷ではあるかと、ひょこっと肩なぞ竦めて見せていたら、その脇の下に差し入れられる手。色々な事をするのに慣れた働き者の手は、ゴリラだなんて思わないが、やっぱり力強いというか、軽々と抱き上げられてしまって、わひゃっと変な声。) 適材適所と申してしまえばミもフタも無いですけれど、我ながら向きませんのよね……。( 非力もだが不器用が致命傷である。燭台はひっくり返すわ窓はぶち割りそうになるわ。うふふ、遠い目ちらり。) ……もう。シスターに護衛なんてされておりましたら、見習いシスターのフリ作戦にはなりませんわ。( それなら、もう開き直った方がいいかと、被り物と一緒に茶髪のウィッグを外して、元の銀髪を晒して小さく笑い。) ええ。私もシスターのお姿を見られて良かった。こうしてお話も出来ましたし……抱っこはちょっと恥ずかしいですけど。( 最後は少し照れたように口にしている間に、爪先が床に触れる。自分の足でちゃんと立ったら、よしっ、と掌をぱちんと合わせ。) では、前線に参りましょう、か。大丈夫――まだ、留める事は出来ますわ。( 一度目を閉じて、顔を上げた時には。見習いシスターのフリの顔は剥がして。大聖堂の聖女として。) お食事に行けるくらい、落ち着かせなくちゃ。( 楽しみですもの、なんて。振り返って笑う顔。) [Thu 5 Nov 2009 01:10:31]
ジャスティス > むしろこんなにかわいらしいお姿、皆もみれば心が安らぐこと間違いなしですよ。私なんかゴリラ扱いですよゴリラ。 (ひどい話ですよねぇと言いながら、小さな体の両脇に手を入れるようにして、まるで人形でも抱きあげるように持ち上げて) まぁまぁ、力仕事はお任せください。では今日は残りはサンク様の護衛を務めさせていただきましょう。さぁ、礼拝堂でも善戦でもお好きなところへ赴かれてください。 ……それにしても、本当に会えてうれしいです。状況が落ち着いたら、食事にでも行きましょう。 (そこまでいってようやくサンク様を降ろす。) [Thu 5 Nov 2009 00:57:15]
シスター > 暫く実家の方に戻っておりましたので……戻って参りましてから、余り時間も経っておりませんの。( 体調の悪化に振り回されて、本家に呼び戻されていたというのが実の所正しかったりするが、浮かべるのは困ったような笑みくらいで、其処までは蛇足の領域。心配かけるだけになってしまうし。溜息は至近距離から聞こえるから、ついー、と視線がまた逸れた。自覚はある。自覚は。) ……でも、何だか歯痒くて。確かに、私が直接何かをしても、それこそ猫の手にもなりませんけれど……。( 不器用と非力に関しては右に出るものがいないレベル。むしろ右に誰かいて欲しい切実に。 それは既に二度くらい危機を乗り越え済みですと、そんな事ばかり神妙な顔で、ちろりと舌先覗かせて。) ……こんな事をお願いするのは気が引けますけど、やはり…、取り押さえる手が足りなくなってしまう事が。( 病状が進むと暴れ出す病。やはり何処か病と言うには奇妙で、眉が訝しげにきゅっと寄る。) [Thu 5 Nov 2009 00:43:24]
ジャスティス > 本当にお久しぶりです、サンク様。 (ニコニコと笑顔を浮かべながら、うんうんと相手の言葉にいちいちうなづく。が話の内容を聞けば呆れたようにため息をついて) もう、サンク様ともなれば指示を出すだけでいいんですのに。 (どう見ても肉体労働向けじゃないですし、子供と間違えられて司祭様に呼びとめられたら酷いですよ?なんて耳元で囁いて。次いで鼻先がつくほどに顔を近づければ、何かお手伝いできることあります?と尋ねる) [Thu 5 Nov 2009 00:20:48]
シスター > ……お久しぶりです。シスター・ジャスティス。( 内緒話の仕草の侭に、つい、と指先軽く振り。上がりかけた声に、ささっと辺りに走らせる視線ばかりは、隙を見て抜け出すスキルの熟達発揮。壮大に無駄スキル。こっちは標準よりも小さい、もとい丸っきり子供身長なものだから、軽く視線上げるくらいで漸く噛み合うか。背丈は相変わらず伸びてないのだ、こっち。) ……何か手伝えないかと思って申し出てみたのですけれど、シスター達に思いっきり止められてしまったもので……。( 困り顔の代物は、元々病弱との噂もある上、療養明け。言われて当然ではあるが――。) …私だとバレなければ、お手伝い出来るかと思いまして……。( 燭台ひっくり返して怒られましたけど!いっそ清々しく胸すら張る勢い。) [Thu 5 Nov 2009 00:11:31]
ジャスティス > ああっ!!やっぱりサン……!! (大業に身振り付きで大きな声を上げるジャスティス。七割ほど言葉を口にしたところで相手のしぐさにようやく気付き、息を止め一緒に人差し指をたててやや長身の体を丸めるようにして目線を合わせる) ……どうされたんですか?サンク様。 (今更小声でたずねて) [Wed 4 Nov 2009 23:59:56]
シスター > ( 近付かれるまでも無く分かってしまう事と言えば、小柄とかいう問題でなく、体躯的にはまだ子供の範疇じみているどうしようもない事実。身に着けているものと言えば、如何にも新米シスターらしく質素な修道服で、頭布から零れて見えるのは茶色の髪。 名前を口にしてしまったのだから当然の帰結として近付いてくる姿に、少しばかり視線が泳いだが。) ……本日は此方にいらしてたのですね。すみません、此処も中々手が足りないものですから。( 顔は被り物に隠れ気味だが、間近に見れば分かってしまうだろう。 両手を胸前で組み合わせ、申し訳なさそうに軽く首を傾げながら笑うのは、ほんの少しだけ色違いの青い瞳。 距離が近付いた所で、人差し指をぴっと立てて、内緒話でもするかの如く、しぃ、と息を潜め。) [Wed 4 Nov 2009 23:55:38]
ジャスティス > (暗黒街では全く意識しないが。ここではどう見ても不良娘である。責めて被り物を、と小言を言われつけようとしたところを声をかけられ労働力として邁進している最中である。) え? (すごく懐かしい気がする。この声は聞きおぼえがある。相手の名前を口に出すことはまだ用心してせず、大股で近づいていく) はい、なんでしょうか? (少しかがみこむようにして相手を覗き込むようにしながら質問して) [Wed 4 Nov 2009 23:45:41]
シスター > ( 燭台を落としたシスターが、別のシスターにお小言を喰らう場面。ありふれた光景ではあるが、やや声が尖ってしまうのは多忙さを増す一方の現状というのもあるか。やらした方らしき小柄なシスターは、深く被り物で覆った頭を下げて。 此処はいいから向こうを手伝ってと溜息混じりの言葉で解放されたか、かくんと肩を落として廊下へと出て来た所で、廊下を歩む修道女の特徴的な髪色に気付いて、あっ!と声上げ。) シスター・ジャスティス?( そう口にしてから、しまったとばかりに、ぱっと口を手で押さえ。) [Wed 4 Nov 2009 23:41:23]
お知らせ > シスターさんが入室されました。 『( 何かが落ちる音と、シスターの声。)』 [Wed 4 Nov 2009 23:38:07]
ジャスティス > (聞けば信仰を捨てるとわめく者も中に入るらしいし、幻覚でも見たのかデマをまき散らす患者もいるらしい。皆心が病んでいっているのだ。蝶たちに包みこまれたこの街に住む人たちは、内側から黒ずんでいっているのだろうか。礼拝堂を後輩たちに任せ、廊下に出る。中庭を望む長くまっすぐな廊下を歩きながら腕組みをして考える。今、自分に何ができるのだろうか) うんーん。 (一人悩むがすぐに答えが出るといでもなくすぐに袋小路に思考がはまり込んで) [Wed 4 Nov 2009 23:29:15]
ジャスティス > …… (心細そうな後輩のシスターたちの顔を眺めまわしながら、表情は変えずに考え込む。そうだ、かれらも戦闘班と変わりのない危険にさらされているのだ。庇護すべき対象たちが不意に襲いかかってくるかもしれない。そういう病気なのだから。さすがに重症者は隔離したりそれなりの処置をとっているのだろうが……何かあった時は彼女たちの縦になってあげないといけない。彼女たちは荒事など知らない貴族の娘たちも多いのだから) [Wed 4 Nov 2009 23:18:15]
ジャスティス > はい、これですね? (水を汲んだ樽を担ぎあげ、患者たちが多く横たわる礼拝所の一つに運んでいく。今日は大聖堂の手伝い。何しろ男手が足りないし、戦闘班は多くが出払っており、守衛たちはそう簡単に動くわけにはいかない。そういうわけで、修道女はそれなりに需要が高かった) [Wed 4 Nov 2009 23:04:51]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Wed 4 Nov 2009 22:58:33]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 [Sat 31 Oct 2009 22:01:11]
リシェル > (先輩のシスターに体を揺すられて身を起こす。私は体調が優れないのでお先に休みますと告げて自分の部屋へと向かった。) (裸になり体を見てみてもやはりどこにもない。私はそのままベッドに向かって今度こそ眠ろう) [Sat 31 Oct 2009 22:00:53]
リシェル > (パッと見た辺りはそんな場所は特にない。あんな病だか呪いに掛かる羽目になる事を想像するとゾッとする。私はそんなのゴメンだ) ……………こんな感じだったっけか。 (私の故郷は疫病とその後に起こった侵略で滅んだ。ずっとなくなってしまえと恨んでた村だから心がスッとしたのを今も覚えている)(その時の光景と今の場面が重なって。私はもういっそ床に寝転ぶ事にしてしまう) 気持ち悪い………… (もう一度同じ言葉を呟いて目を閉じる) [Sat 31 Oct 2009 21:46:39]
リシェル > (そういえば今朝から体がだるかった。ひょっとしたら風邪でもひいてしまったのかもしれない。) …………黒い所なんてないわよね? (あれも初期症状はそんな感じだと聞いた。袖をめくったりして目に付く所をざっと見てみるけど黒い斑点や痣みたいなのは見当たらない) [Sat 31 Oct 2009 21:31:43]
リシェル > (あるかもわからない微かな救いに群がる人々たち。祈りにすがる光景。こんな眺めは思い出したくもないものが頭に浮かんでしまう) ………気持ち悪い。 (吐き気がする。最近大聖堂は大忙しの猫の手も借りたい台所事情もあったし、少し働き過ぎたのかもしれない。壁に背を預けた格好でぺたんと座り込む) [Sat 31 Oct 2009 21:16:58]
リシェル > (お菓子か悪戯か?) ……なんて気分になれるわけないわよね。 (簡易寝台の設けられた大聖堂の片隅で壁に背を預けている修道女は溜め息を吐く。その視線の先には黒い病に冒された人々が苦悶の表情を作っている) [Sat 31 Oct 2009 21:04:35]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『トリックオアトリート』 [Sat 31 Oct 2009 20:52:52]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 一礼。 もどかしさを胸に、戦場へ。 )』 [Sat 31 Oct 2009 02:52:45]
セレニア > ( 戦闘班に居ては、当然だ。 警邏にはルートがあるし、それを他者に証明不可能な感知能力を根拠に度々変えるのは難しい。 結果さえ出せるのであれば単独行動に出るのも手ではあるが、問題行動であるには違いなく、功を焦るよりも失敗を恐れるようになった意識では、良くも悪くも独断専行には及べない。 ―――カムラに付いて調査を学べないかとも思ったけれど、戦闘班としての務めを果たした上ではそれも難しく、また彼女はつかまり難かったし、そもそも付かせてもらったところで教えられなければ学び取るのは難しかっただろう。 教えられれば理解することはできるが、見て学ぶのは難易度が違う。 ポイントを自ら抽出しなければならず、やる気の問題以前に、このまともな基礎学習を受けた記憶を失っている少女は、要領が分からない。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:49:08]
セレニア > ( 知られずに死んでしまうことはない。 それはもしかしたら、死んだらちゃんと、総評をもらえるということかもしれない。 神の国に入ることを許されるかどうかは、神様の決めることだけれど。 それはそれとして、マリア様にも、認めて欲しかった。 お前はよく働いた、役に立ったと。 ―――でも、立てているのだろうか。 特別な何かを、成し遂げられただろうか。 シフトに組み込まれ警邏と襲撃を繰り返す戦闘ユニットの一人。 中堅の戦闘能力は備えているかもしれないけれど、それだけだ。 この程度の戦士はいくらでも替えがきくし、肝心の感知能力は、あまり活かせていない。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:22:05]
セレニア > ( ―――帰って来られるだろうか。 最近少し窮屈になってしまった戦闘服に着替えて部屋を出る度に、そんなことを考える。 また、マリア様に会えるだろうか。 会えなかったとして… 私は務めを果たせていただろうか。 神の国に入ることを許されるだろうか。 マリア様は、認めてくださるだろうか。 ―――いや、それよりも… 哀しんで、くれるかな。 )   ( 哀しませたいなんて許されない考えだ。 もちろん、そういうわけじゃない。 …と、思うけど。 私の埋葬に立ち会って、泣いてくれるところを想うと、やっぱりまんざらでもなくて、嬉しい。 ―――…そんな、余計な負担はかけたくない。 ただでさえ忙しい彼女に、埋葬に立ち会わせることがそもそも罪だ。 そう考えることもできるのに 『そうですか』 と一言で終えられてしまうと想像するのは、どうしても寂しかった。 本当は、それが一番なのに。 分かっているのに。 )   ( ―――死に対する恐怖心は、今もある。 けれど悪夢にうなされ目覚める闇の中、彼女が上か下のベッドにいるという安心感は揺るぎなく、いなくても、その部屋に居れば帰って来てくれると思えば耐えられた。 その部屋を拠り所にすることで、例え死んだとしてもそれは確かにマリア様に伝わると信じられる。 私が死んで――― どうなっても ―――彼女が対処してくれるから大丈夫だと。 この感覚はどこかつかみ所がない部分もあるのだけれど、ようするに、葬儀に来てくれるということだろう。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:11:03]
セレニア > ( 頭が痛い。 もうずっと。 それは治まることなく少しずつ少しずつ悪化していて、そろそろ戦闘行動にも支障をきたすだろう。 今日も湿布は貰えなかったけれど、それで誤魔化せるのもそろそろ限界だと思う。 何より、脈絡無く五感を奪うようになっている幻覚。 もしもヴァンパイアと対峙している時にあれに襲われたら、終わりだ。 ヴァンパイアハンターに組織だった襲撃を受けたヴァンパイアというのは逃げの一手を取るのが一般的という印象があるけれど、戦い慣れた相手であれば、その隙を見逃すまい。 ) [Sat 31 Oct 2009 01:52:57]
セレニア > ( 立ち寄った礼拝堂には所狭しと簡易寝台が並べられ、黒い患者で溢れ返っていた。 その中を、スタッフが慌しく行き来している。 祈ろうにも立ち入るだけで邪魔になりそうな状況に、扉の脇で膝を折り手を組んで頭を垂れた。 ) [Sat 31 Oct 2009 01:44:56]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( VHGへ向かう前に。 )』 [Sat 31 Oct 2009 01:41:42]
お知らせ > コレットさんが退室されました。 『 あぁ、神様―――…ッ ( 告げられた彼女の死に、泣き崩れた。 )』 [Wed 28 Oct 2009 22:40:26]
コレット > ( 昔、お兄様に云われた゛奈落゛の様。良い子にしていないと、奈落の門が開いてしまう、ッてお話だったと思う。 )  ―――……、めれ …でぃ…ッ…、  ( 嗚咽が零れて、うまく声が出せない。 ) ( レディーたるもの、いつも上品に、高貴に、笑みを絶やさずにいなくては いけないのに。 ) ( ハンカチと、ロザリオを抱き締めて、 ) ――――あ、あのッ。ゎ、わたし、スノーベル家の者です けどもッ、メレディア… メレディアは居ませんか?此処にくるッて、そう言っていたのですよッ… ぜったい、ぜったいいる筈なのですよ…ッ、 ( 忙しく駆け回る教会関連者の裾を、引張って、尋ねなくちゃ。 ) [Wed 28 Oct 2009 22:33:42]
コレット > (  …―ひら、ひら。) ( モノクロの蝶が舞った。 )  ………メレディアぁ―――。  ( 家を抜け出して、此処まで来たのに。黒い人達の中に、見知ったメイドの姿が無い。 )  …ッ、  ( 零れそうになる涙をハンカチで押さえて。レディーたるもの、人前で泣いてはいけない、と彼女は言っていたから。 )              ( 辺りを何度も見渡す。 苦しそうに呻く人、意味の解らない言葉の羅列を叫ぶ人、救いを求める人、忙しそうに走り回る修道女様と修道士様。 )   (  何度見渡しても、わたしの大事なメイドが居ない。  ) [Wed 28 Oct 2009 22:18:22]
コレット > (ロザリオを握る力が強くなる。) ……じいと、一緒に来ればよかった…。 (息の詰まる感覚がして。深く息を吸い込んでも変らなくて。) (ひくッと嗚咽が漏れる。お化けの世界に入り込んだみたい。其れ以上に、酷い。) …、 (口を固く結び、涙が浮かんだままの瞳を前へと向ける。) (何時もよりずっと控えめな白いドレスを纏った少女は、一歩、踏み出して。)  ……メレディア、…どこ ぉ…? (泣きそうな声で、ナースメイドの名を呼ぶ。彼女が既に此の世に居ないなんて、知る事も無く。) [Wed 28 Oct 2009 22:10:15]
コレット > ( この様な場所の事を云うのかも、知れません。 ) …………… 。 ( 大聖堂の扉の前。何時も御祈りに来る場所。 けれど、今日の目的は御祈りでも懺悔でも無く、ナースメイドが黒い病に掛り、此処に出掛けた、と聞いたから。 ) ―――………ッ、 ( 聖堂は、身体が黒い人で溢れていた。一部が黒かったり、殆どが黒かったり、其の度合いは様々だけど。 ) ( 呻く様な声が聞こえ。瞳に涙をたっぷり溜めた少女は、ナースメイドの為に持ってきたロザリオを握り締め、立ち尽くしたまま。 )  ……ッ、 ( 忙しそうに駆ける人達を見ていた。 ) [Wed 28 Oct 2009 22:01:28]
お知らせ > コレットさんが来ました。 『 ( 奈落とは―――…、 )』 [Wed 28 Oct 2009 21:55:02]
お知らせ > ティエン@蝶さんが退室されました。 『( 霞かける思考の中で、聞いた気がするのは泣き声、笑い声  、  そして。 )』 [Wed 28 Oct 2009 03:39:15]
ティエン@蝶 > ( ぞわり、じわり 。 寒気と共に何かが身体の中で、外で広がっていくのを感じる。 ぐらり、ぐら。 意識まで持って行かれそうになるけれど、だめだ。 まだ、まだ ――…。  黒く染まる手に木炭を掴んで、鞄からスケッチブックを引きずり出す。 見たものを、見えたものを。震えそうになる手で書き記しながら。 ) 【判定】 [Wed 28 Oct 2009 03:20:23]
ティエン@蝶 > ……儀式……? ( そうだ。ヒルダも言ってたじゃないか。儀式、森の中、石の図形? 成功させれば?その儀式を行って、こんな事になったというのだろうか。いいや、違う。  ――…睨み付けた先、ひらり  。 微かな罅が蠢いて、ざわざわ 文字が 声が 音、が 。  じゃまをされた こわされた しっぱいした ころされてしまった しずんでいく  しっぱい、  … あんなものの、こえ )   ( ――… ぞわり。 背筋に這いずるものは。 きっと、海岸で聞こえた何かを想いだしたから、なんだ。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:56:23]
ティエン@蝶 > ( … くらり。 呆けていた時間がちょっと長かった気がする。まだ、自分が何をしているかくらいは分かるけれど、持って行かれそうで恐い空白の時間。 ぼやけた視界に映るものは、さらさら 風化していく景色なのに。飛び回る蝶だけが、  その侭。  ――…おかしなものだ。へんなものが見えるようになって、何日目かは忘れたけれど。でも、ある程度自分の中のイメージを見ていると分かるのに その中に幾つか、あからさまにおかしなものがある。 そぅ、今 見えているような。 )  ……これ、見た気が、する…… ( 奇妙な円形を描く石。付きまとうイメージは、感覚は 鮮明な癖に自分のものじゃない。 蹲る子供の姿には、見覚えがあった。 まぼろしのなかでわらっていたこども。 奇妙な円形が崩れていく。響く銃声に耳を塞ぎかけて、   睨むように凝視した。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:51:28]
ティエン@蝶 > ( 僅かに人の気配、残り香のようなものがあるけれど。 祈っていたのか、倒れてしまったのか。せめて前者ならいいのに。 礼拝席の隅っこに陣取って、鞄を抱え込んで蹲る。 ――…何だか、結構最近に、同じような事をした気がするけれど。あの時も、今も 結局、頭が真っ当に働いてないのだけは同じな気がしてならない。   ひら、り 。 壁をすり抜けるみたいにして、気付けば浮いている蝶を見上げて、目線が少し細く。 )   ……止める、方法…… あるの、かなー……。 ( 元凶がいるらしき事は、話に聞いた。でも。どうすればいいのかが分からない。これまで見てきたものと、聞いたことの特徴を噛み合わせれば、推察は幾つか立てられるとしても。 )  ……幻覚、なのかな。 全部、どれも?  …… 見えるだけにしたら、おかしい、のに。 ( 聖堂の景色、磔刑の偶像。 何を見ているんだろう。ざわり、ざわり 黒く深く苔生して、朽ちるまぼろしがぐらぐら、揺れる。 ) [Wed 28 Oct 2009 00:27:22]
ティエン@蝶 > ( 熱に浮かされた記憶なんて遠いけれど、風邪とか病気ってこんな感じなんだろうか。 床と仲良くなるのが至極身体も、気分も楽なんだけれど、でも それじゃいられないのも分かってる。 家の奥から古い外套を引っ張り出してみたけれど、当たり前のようにサイズなんて何も変わってないから、普通に着られたのが幸い。 また、目深にフードを被って、外に出れば ひらり、ふらり 目に付く蝶々を追いかけて――…辿り着いたのが、よりにもよって。 )  ……こんな所にも、入れるんだねー……。 ( 自分に、なのか。目線より少し高い場所を飛ぶ白黒の蝶になのか。呟きは静寂の中、やけに響く気がして唇を結ぶ。 炊き出しや、救いを求めて押し寄せる罹患者や、脅える人達に対応に大わらわ、なんだろう。 意外なくらい、此処は静か。 ) [Wed 28 Oct 2009 00:06:44]
お知らせ > ティエン@蝶さんが入室されました。 『( 礼拝堂の静寂。 )』 [Tue 27 Oct 2009 23:58:39]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが退室されました。 『 ちらりと視界に映ったものを見過したまま 』 [Sun 25 Oct 2009 20:45:52]
ジョゼ@蝶 > ( 白い目に晒されたまま幻視の余韻で立ち上がる気もせずに、座り込んでいると、差し出される湯気の上がる碗。 騒ぎを止めに入った先ほどのシスターが、自分の分を持ってきたようだ。 )・・・ ありがとう。 ( 受け取ると「神様は人種の分け隔てなく見ていて下さるから、負けずに頑張って」的な内容の言葉とともに、人波から外れた場所へと移動する事を促された。 おそらく、彼女なりの配慮であり状況としてはマッチしているのだろうが、自分の心情としてはまったくマッチしておらず、的外れなフォローな感じがしたが頷いてのろのろと立ち上がる。 理解や納得がなくとも日は暮れて、また昇る。 ) [Sun 25 Oct 2009 20:42:33]
ジョゼ@蝶 > ( それらを見上げるうちに、ぐにゃり、と視界が歪み、気が遠くなる。 ああ、例の幻視、が――・・・ )( 押し寄せる濃密な緑と土の存在感、静寂の森の奥深く 鳥の羽ばたきや、虫の鳴き声すら聞こえない。 生命の坩堝の只中に穿たれた虚ろな空間に円を描く奇妙な敷石、その中央にうずくまるこども 不意に、その神秘に踏み入る影 文明の灯りと鉄の匂い―― 拒絶の声 乱される秩序 響く銃声 小さなからだが跳ね、無造作に転がって―― そして一瞬にして全てが遠のいた。 )――    ( ひゅ、と自分が息を呑む声が今更のように聞こえて、我を取り戻す。 私は路上に座り込んでいて、目の前には人の列、白い目が降り注ぎ、騒ぎを聞きつけたシスターが間に入り、罵る男性を宥めていた。 地獄に落ちろ、言い捨てられる言葉。 シスターが慌てて十字を切る )――・・・  ( そのシスターの首筋にも黒いシミを見つけ、ひらひらと舞う蝶に ああ、呪いか、と すとんと腑に落ちた。 ) [Sun 25 Oct 2009 20:21:54]
ジョゼ@蝶 > ・・・ ぁ( 鈍い頭に今頃になり、遅すぎる疑問が浮かぶ。 何故、奇病の蔓延と関係のある白黒の蝶によって呼び起こされるであろう幻視で、それらを垣間見るのか―― 。 薄ぼんやりと浮かんだ疑問に足を止め、頭上に舞う蝶を見上げた。 足を止めた事で並ぶ人の波が滞る。それが連鎖し、背後に募る圧力―― 列から押し出され、バランスをうまく取れずによろけて膝を付いた。 膝頭から、じぃん、と鈍い痛みが這い上がる。 頭上より、罵る声がする。 )       ( 見上げれば、罵声を発しているのは白人の男性のよう。 うまく聞き取れないが、私の肌の色を指摘しているようだ―― 私の肌は、薄い褐色をしていて、彼らのように、赤みを帯びた白ではない。 黒んぼ―― おまえらが―― 呪い―― 断片的に聞き取る言葉、哀れみや、疑念、侮蔑、怒りなどを含んだ周囲の白い目、余所余所しい態度。 自分の置かれたその状況に既視感を覚えた。 ) [Sun 25 Oct 2009 19:50:54]
ジョゼ@蝶 > ( この所、食事はサングェ傘下のトットリア、ラ・ベレッツァ・ロッサや、見知った人、見知らぬ人にご馳走してもらったりしているが、幻視を求める余りに十分な休息を取っていないため疲労が濃い。 まだ黒いシミは人目に触れない部位に収まっているが、このまま進行してゆけば病に倒れる前に野垂れ死ぬ可能性も濃く、体は警告を発している。 ) ( 幻視を追い求める原動力は、幻視のもたらす鮮明な感情を体験する事である。 それはドラッグにハマり込むのとなんら変わりは無く、その内容はひっかかるものの、二の次である。 今までに体験した幻視はふたつ。 侵略者によるレイプと望まれぬ子の誕生、そして、おそらくそれで誕生した仔であろう混血児の受けた迫害の追体験。 そのどれも、決して心地良い感情とは呼べず、暗く、重い負の感情であるが、それ故に厚いヴェールで覆われたような視点に強烈な印象を残した。 ) [Sun 25 Oct 2009 19:25:10]
ジョゼ@蝶 > ――・・・ ( 多くの信者やそれ以外が救いを求める列に混じりながら、その場所の外観を眺め、あまり、なじみの無い場所だと思う。 自分に関わりの深いクリスティーナ・バルトロッツィの一家が、この場所に類するものの敬虔な信者である事はなんとなく判っているものの、根本的な理解が遠い。 ああ、そういえばアザリーとシスター・ジャスティスの家も、こんな感じだった気がする。 規模はまるで違うけれど。 なんだか良い匂いがする。 食べ物を配っているのか―― )・・・・・・ おなかへった。( ひょろりとした自分の体を見下ろして、呟く。 ほぼ全ての衣食住を不特定多数の他人に依存している都合上、このような状況下ではそうそう食事にありつけない。 例の奇病に感染しているのであればなおさら―― それに、普段他人の都合に流されているからこそ得られる糧であり、現在のように自発的な行動をするほどにその機会は減ってしまい 栄養状態が悪化している。 ) [Sun 25 Oct 2009 18:57:02]
ジョゼ@蝶 > 【侵食レベル1:5→8】( 謎の奇病が蔓延するヴェイトス市の状況も、ジョゼと名乗る娘の状態も悪化の一途を辿っている。 街には白黒の蝶が大量に飛びまわり、罹患者の数は増え続け、市外にまで被害は流出しているようだ。 もはや白黒の蝶の発生と、肌が黒くなり、その拡大と共に正気を失っていく病の因果関係は明らか―― そう理解したところで、発生源が何なのか、何処なのかが判らなければ意味は無いのだけれど。 このジョゼという娘も奇病に感染し、左胸から黒いシミを広げながら幻視を求めて彷徨っている。 不調を訴える体で当所無くうろうろと歩き回り、漸く蝶と奇病と幻視の発生が係わり合いがあるのではと思いついて、足を向けた先は大聖堂―― 。 選んだ理由は、人が多そうな場所には蝶も沢山居るのではないか、と そういう単純なアレだ。 ) [Sun 25 Oct 2009 18:39:39]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが入室されました。 『状況は悪化を辿る【判定】』 [Sun 25 Oct 2009 18:21:13]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが退室されました。 『( 銃声が思考もろとも意識を裂く。 頭上には夥しい白黒の蝶 )』 [Sat 24 Oct 2009 09:45:03]
ドライツェ@蝶 > ( 円形に積まれた石。 上手く行くはずだったのに失敗した何か。 聞くはずではなかった声 ) ……………  ( それは何かの、 ) 儀式  ――…  ?  【判定】 [Sat 24 Oct 2009 09:44:10]
ドライツェ@蝶 > ( 両膝に走る鈍い痛みで、崩れ落ちて跪いたと自覚する。 ごく近くからの草の匂いで片側の頬を中庭の土に押し付けていると知った。 ぼやけた視界が、眼鏡を落としたらしいと教えてくれるけれど、酷い近視のくせに輪郭も細部も鮮明に見える痩せた蹲る子供の背中。 深い深い森の奥、人目を忍ぶように積まれた石。 ――『これ』は一体何なのか。 フェアリンの―――― ) …  、   ……  ( ストーンサークル? ――そうかもしれない。 違うかもしれない。 どちらなのか、推測を重ねることもできない。 頭を庇い、内臓を庇って外套の肩を握り締め、目を固く閉じると多分死産の胎児じみて、目を閉じても瞼裏に鮮明な幻は消えてくれない。 『邪魔をされた』『だから失敗した』『上手く行くはずだったのに、あんなものの声を聞くはずじゃなかった』――――それは声だったのか目に見える文字だったのか、瞼の裏、耳の底に響くナニカ ) [Sat 24 Oct 2009 09:41:04]
ドライツェ@蝶 > ( …ばちん。 眼球の奥で火花が散る。 ざあざあと砂嵐が走る。 何度も足を運び、見慣れた聖堂が幻覚の色に塗り潰されていく。 どこまでも暗い地の底のような虚無が満ちて思わず手を伸ばしてみると、指の間を空気が流れた。 ――それくらいに、リアルな幻 ) …   。 ( 肩を押さえつけられている気がしたのは、酷く体が強張ったからだ。 肩と首とが強張る。 ――身を、竦める。 声も出せず、どこか遠くで誰かの息遣いだけが激しい。 きっと、きっと――自分のものだ ) [Sat 24 Oct 2009 09:30:36]
ドライツェ@蝶 > ……。 ( フードの端を握り締め、顔を隠すようにして立ち上がる。 礼拝堂の入り口の方からはひっきりなしに生きている人とスラムで死んでいった近隣住人の声と何かの囁き声が聞こえてきた。 ――その、どれが現実でどれが幻聴なのかも既によく分からない )( 自主的に歩くというよりは猫背に前のめる重心が反射的に足を出すだけ。 転ぶ前に右足が前に、倒れる前に左足がその先にと、たどたどしい足取りの前を――――  蝶  ) [Sat 24 Oct 2009 09:21:43]
ドライツェ@蝶 > ( 裏口から中へ入れては貰ったが、今はカソックは着ていない。 質素な綿の上下と、その上からフードのついた外套を着て、左手の甲に広がる痣を隠すように、包帯。 パプテスに仕えた人間がこの奇病に罹ったと知られた日には――或いはこの罹患に宗教なんて全然関係ないことなど、周知の事実かもしれなかったが――教会の威信が地に落ちる。 そんな風に考えたのは、もう何日前だったか。 今はもう、ただの惰性。 考える気にもなれなくて閉じ篭っては親指の爪を噛み続けてみたり、ずっと昔に祓ったはずの死霊の声が聞こえたりと、有り体に言えばもう駄目かもしれないという気がする頃。 川辺での、同じ幻を見ているとの話を聞いていなければ、頭がどうにかなってしまったのだと結論を出していただろう ) [Sat 24 Oct 2009 09:16:10]
ドライツェ@蝶 > ( けれど、今は ) …………………… ( 視野を掠める。 横切る。 ――冬の日の雪やある種が終焉に散らす灰のように、降り積もる、蝶に見える「それ」が本当に蝶なのかそれとも雨か何か他の物なのか、ろくに判別がつかなかった。 大聖堂には今も見える白黒の蝶に染め上げられた痕のよう、黒く肌を染めた市民が詰めかけている。 人込み、祈り、葛藤に嘆き。 救済は自分こそにと剥き出しにされる自己愛の群れ。 ――…そんな様子を、中庭の奥から、被ったフードに半分ほどを遮られた状態で見ている。 多分、酷く精彩を欠いた死人のような瞳をして。 ) [Sat 24 Oct 2009 09:07:15]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが入室されました。 『( 雨は降っていないはずだ。 )』 [Sat 24 Oct 2009 09:00:32]
お知らせ > アヤ@蝶さんが退室されました。 『( 目を見開いて、床に残る蝶の足跡を―― 読めないものを、 よむ  )』 [Wed 21 Oct 2009 23:45:48]
アヤ@蝶 >    ……… ( 両手が触れたのは 床、だった。 )  ( 瞬時、ざわめきが戻り 人々は私を取り囲み、遠巻きに眺めている―― 大丈夫かと、誰かが声をかけてくれたけど、私は――… ) [Wed 21 Oct 2009 23:42:39]
アヤ@蝶 >    ―――― … ( 視線を向けた先 跳ねて転がる、 ) ( ちいさなこどものからだ。 )  …ぁ、 ( ころり、 )   …ッ、 ( まるでにんぎょうみたいに、 )  ぅ、 ( 私はその場に立ち尽くし 涙を浮かべがたがたと震えることしか出来なくて、 )   … ッ、 ( それでも覚束ない足取りで ふらり、ぺたり、 )  … ( その子に近付き 手を伸ばそうと  して―― )     ( ぺた ン、 ) [Wed 21 Oct 2009 23:39:59]
アヤ@蝶 > ( 鳴り響く、 銃声。 ) [Wed 21 Oct 2009 23:34:10]
アヤ@蝶 > (   じゃ りッ )( 踏まれ、蹴り飛ばされて乱される小石と ) [Wed 21 Oct 2009 23:33:42]
アヤ@蝶 > ( 森がみえないヒトたちにとって、私はただ虚ろに歩を進めているだけ。 そう、虚ろに――  … 虚ろな、暗い森だ。 ここは、 )  … ( どこ、なのかしら。 )( 声を出すのも憚られるような、声を出そうとしても掠れて吐息に終わりそうな、 空っぽで重苦しい静けさ。 )( 似たような心地を、私は近く味わったことがある。それはスタンツェルが死んだときの、 )  …。 ( 視線を巡らせた先に 子どもがいた。 )( じとりと暗い森の奥。 そこに蹲る幼子と、 円形に敷き詰められた小石。 )  … ( 何をしているのか と。 問いたかった言葉は声にならず ) ( 届くのは投げ付けられるのは 私じゃない、誰かの声。 )  ぁ、 ( 振り返った先 チリリとした熱が冷たい森を照らし出すのを認める間に ) [Wed 21 Oct 2009 23:32:25]
アヤ@蝶 > ( そういえばしばらく足を運んでいなかった。 この病に侵されてから、 )  ――― ( せっかくだもの。 お祈り、していこう―――…  )  … ( そう思って、ヒトの詰め掛ける扉へと、足を向けた ) ( じわり、皮膚をおかしてゆく黒さには気付かずに―― )   … ( ぺた、 )  … ぁ、 ( 思わず、怯えた声が小さく漏れた )( ――― じゅル、 と  )  … ( … ぺた ン、 ) ( 扉へ近付くたび 周囲のひとたちが 私の視界の中で、樹へと変わっていく ) ( それはきっとまた、私や私と同じヒトたちだけがみえているもの。 )   … ( 人波はいつのまにか森林へと移り変わり、騒乱は静寂にとって変わる――  大聖堂がいつのまにやら、深い森と化していた。 実際にはどこをどう歩いているのか、わからない ) [Wed 21 Oct 2009 23:11:42]
アヤ@蝶 > ( 本当はなんにもしたくないけど、同じ病に侵されている彼女がしっかりしなさいって元気付けてくれたから―― )  ( だから、さがさないと。 )  … ( あのひとなら、そんな心配はいらないかもしれないけど。 ) ( 考えるのも嫌だと思考を停止しがちな頭が、あるいは病に侵されずに済んでいる私の心の何処かが、何もしないで彼女を待つばかりでは嫌だと訴えるから―― )  … ( ぺた ん ) ( 愚鈍な動きを繰り返し、ぼんやりと周囲に視線を向ける。 白黒の蝶はどこを向いても視界の中に必ずいて、逃げるどころじゃない。 )   ―――… ( あぁ、なんだか蝶が群れている と思えば、それは蝶ではなく病に侵された者たちだった。 足を止めて茫洋と、投げかけた視線を少し上へあげれば そこが大聖堂だとようやく気付く )【判定】 [Wed 21 Oct 2009 22:57:04]
アヤ@蝶 > ( 家に帰るのも面倒でそのままずるずると宿に身を浸していたけれど、流石に心配で―― )   ――… ( ベッドを出、ショールをアングリマーラの女性みたいに頭から被って宿を出た。 )  … ( 出たところで行くあてなんてどこにもない。ただふらふらと足を動かして彷徨う。 ) ( ぺたン、 ぺた り。 )  … ( とてもとても気だるげに ) [Wed 21 Oct 2009 22:43:55]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『( ヒルダさんが宿に戻らない。 )』 [Wed 21 Oct 2009 22:35:56]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Sun 18 Oct 2009 07:32:30]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 一人になった部屋で、この部屋へ来てから初めて泣いた。 )』 [Sun 18 Oct 2009 00:40:44]
会別理久 > ( シスター・ジャスティスと聞いて抱くイメージは超人だ。 そんな彼女が… ―――目を伏せた。 どんなに謝っても負担にしかならないだろう。 だから、それくらいは堪えよう。 もちろん、私が悪いわけじゃないと言ってくれるのは本心だろうけど。 ―――彼女に導かれて拾った命で、この私に、この後何ができるものか。 )   ―――はい、また…   ( しっかり頷いて、おやすみなさいと背中を見送る。 ) [Sun 18 Oct 2009 00:39:24]
ジャスティス > (あぁ、ダメだ。彼女の最後が頭をよぎる。弱音が口からあふれ出そうになる。なんで?どうして?その時に一緒に逃げてくれれば。あぁ、後一日会うのが早ければ彼女は助かっていたかもしれない。あぁどうして、どうして) ……はっ、あぁっ……。 (うなだれる。傷ついているはずの彼女の言葉に心がしぼんで申し訳なくなって) 謝る必要なんてない。あなたは何も悪くないもの……気に病む必要はないわ……うん、聞いておく。 また会いましょう、必ずよ。 ……そうね、一冊持ってきて上げましょう。 (想安いものではないが、教会には、一つ、あまってしまった聖書があるから。涙を拭き、笑顔で彼女をもう一度見下ろせば、それじゃあお休み、という言葉を残し背中を向けよう) [Sun 18 Oct 2009 00:32:51]
会別理久 > ―――私、変な話ばっかりして… それなのにアザリーさんはずっと前向きで、明るくて…   ( 努めてそうしていたのはもちろんだけれど、あの状況でできるなら何であれ真実だ。 握られた手を、握り返そうとする。 …声が詰まった。 だめだ、冷静にならないと。 だから今は… )   ―――…はい。 体が落ち着いたら、きっとお話します。 アザリーさんがどんなだったか、全部。 …あ、私の住所、分かりますか? こちらでも控えていると思いますが―――   ( 暗黒街の教会を訪ねるのは、ちょっと難しいかもしれない。 …そういえば、アザリーさんが案内してくれると言っていた。 そこまで思い出して、ついにこちらも涙を零してしまう。 )   …ごめんなさい。   ( 脈絡なく、私を助けたばっかりにと呟く。 それで、何かお願いするなんてとんでもない。 とんでもないが――― )   ―――…聖書、お借りするのは難しいですか? ごめんなさい、きちんと読んだことがなくて…   ( アザリーさんだって聖書を読み込んでいたかどうかは分からない。 けれど、その言動が信仰からくるものであれば、それを知るためには聖典が一番だろうと思う。 そんな意識が、そもそもアザリーさんのそれとは相容れないのかもしれないけれど。 知っているのは、名場面くらいだ。 ―――アザリアはトビアを導き、結婚相手を次々に死なせていたサラを悪魔から救い出した。 ) [Sun 18 Oct 2009 00:20:36]
ジャスティス > ……うん、うん。 (涙ぐみながら何度もうなづく。その縛られた手を強く握りながら何度も頷く) ……そう、あの子そんなこと……。 (誇らしげに。そう言われればうなだれて、本当に情けないことだが涙をこぼし唇をかむ。申し訳なくて、情けなくて、そして嬉しくて) いや、いいの。アザリーのことを聞かせてくれるだけで……ごめんね、突然押し掛けた上に、馬鹿みたいね私……うん、いいの。今日はもう、ゆっくりおやすみなさい。あ、何かほしいものある?今度来るとき持ってくるわ。ここでも、病院でも。 [Sun 18 Oct 2009 00:05:17]
会別理久 > ―――…。   ( 嘘だ。 アザリーさんに助けられた私が、はぐれた後でジャスティスさんに助けられた。 彼女から話を聞いたばかりの人に助けらるなんて偶然が、そうあるわけない。 だからこれは運命で、アザリーさんもジャスティスさんと合流できるはずで――― それなのに。 )   …私を、助けてくれました。 一人では動けない私を、彼女だって傷ついてたのに…   彼女一人なら、もしかしたら、逃げられたかもしれないのに…   ( 何を言えば良いのだろう。 アザリーさんが生きているというお約束はなく、それなのにジャスティスさんが口にしたことは、それを言おうとする表情から察せられるもので――― いや、そんなことはどうでもいいのだけれど。 ハッピーエンドにはどうしたってならなくても、これはない。 ないのに。 )   …でも、会えたんですね。   暗黒街の教会でシスターをしていると聞いて… 私がジャスティスさんの名前を知っていたら、彼女、自分のことみたいに喜んで―――   ( 誇らしげですらあったように思う。 そんな風に思える人と最後に会えたことは、良かったのだろうか。 …それで最後になったとしても。 )   私… 遺言なんて言いだして、そしたらアザリーさんは、自分はこんなでしたって、そのままを伝えてくれれば良いって… …ごめんなさい。 そんなのどう伝えたって、私から見えたもので、アザリーさんの伝えたいことではないのに…   ( そんなものかと流してしまった。 実際こうして伝えることになるなんて、どちらか片方生き残るとしたら彼女だろうから、本気で思っていなかった。 …彼女の口から言わせるべきだった。 それがないなら… 私の主観は排除して、彼女の行動と言葉を、そのまま伝えるしかない。 ―――ないが… 今は、体力的に、あまり長くなると辛いのも正直なところ。 しかし、話しておきたいというのもある。 話せるだけ、少しでも早く、私の意識による脚色が入る前に――― 彼女は立ち去ってしまうだろうか。 )   ( 泣きそうな、困った風な顔で見上げる。 止めるべきか、それとも。 ) [Sat 17 Oct 2009 23:53:19]
ジャスティス > ……アザリは、最後まで頑張ったみたい。うん、最後を見とれただけでも、幸運だと思う。状況が状況だったからね。 (小首を傾げ笑おうとするが泣き顔になってしまいそう) ……あなたが、生きていてくれてよかった。祈ってあげて、お願い。  (アザリーが命をかけて守った少女が無事今もこうして生きている。それだけで救われる) 色々、アザリーのことを聞きたいんだけれど、今は辛いわよね。もっと良くなったら、またお邪魔させてもらうわ……もしも困ったことがあれば、手紙でも頂戴。できるだけのことはするから。あぁ、大聖堂に送ってくれればとどくわ。 [Sat 17 Oct 2009 23:32:55]
会別理久 > …少し、ぼうっとしています。 でも、それくらいでないと暴れたりしてしまうので――― ( 両親が来ていて疲れてもいるが、大丈夫といえば大丈夫だ。 …それに、こんな顔をされて今日は疲れているのでまた今度聞かせてくださいなんて言えない。 …そのことで話が? というのは、アザリーさんの事か? )   ( ほっとしたような、元気ではないものの笑顔には違いない表情を、硬く強張らせる。 そんな顔で、何を言い出すつもりか。 ここの人に、それこそ家族の来訪がないことよりも気にして尋ねていたアザリーさんのことを教えてもらえず、何かにつけ親切な彼らが調べるとも言ってくれなかったのは、まさか。 まさか――― )   …大丈夫です。   ( それだけ言うのに、ずいぶんと間を空けてしまった。 髪を撫でられながら、頷く。 …聞かなければならない。 聞いてみるまでは、分からないし… ) [Sat 17 Oct 2009 23:25:48]
ジャスティス > っ……と。 (……顔を見て気付いた。ああ、この子はあの時私が助けた子じゃないか。しかしそれはそれで全く問題ない) ……そう、その、そのことでね……ちょっと、話が。 (端切れの悪い口調でそう告げ、一度視線をそらす。そして、何とも悲しそうな笑顔を浮かべる) 今は、落ち着いてる?本当に大丈夫?私も、少し話したいことが……あるのよ。 (そう言ってその髪をなでようとして) [Sat 17 Oct 2009 23:17:26]
会別理久 > ―――…ぼんやり、してます。 だから大丈夫だけど、それなら、ちょっと残念… ( 病気にかこつけて聖職者さまを押し倒したかった。 あなたが僧侶やっているというだけで人類の損失。 …虚勢込みだけれど、そんな軽口を返す余裕もある。 ただ、言いかけた言葉は半分も言えなかった。 早速か、広げて見せられる今後のことについて記された書面に目を走らせ――― それを、ついと後ろに控える修道女に向けて、止まる。 )   ―――はじめ…? 二度目です。 覚えています、シスター・ジャスティス。 体調は… おかげさまで、生きてます。 …その節は、お世話になりました。 あの、アザリーさんは? 大丈夫ですか?   ( そもそも、彼女が無事だという点も喜ぶべきところなのだけど、英雄という先入観からか、そこは挨拶から抜けてしまう。 …それより何よりアザリア・ヘミングウェイの事が気懸かりだった。 ここの人に尋ねても、知らないというばかり。 巨大な組織ではそんなものかと諦めていたが、ジャスティスさんが知らないということはないだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 23:08:32]
ジャスティス > (開くドア。そして入ってきた男性は、少し距離を置いてから覗き込むようにして理久の顔を見ると、調子はどうかと尋ねて。今日は暴れてもらっても構わないよ、などと軽口をたたきながらも、手紙を広げ渡す。そこには理久の今後の扱いについて書かれていて。悪いようにはならないだろうが。そして男は一歩下がると、背後で護衛のように背筋を伸ばしている修道女を紹介する。うちのシスターでね、ジャスティス・ブラウニーという人だ。少しだけ、話がしたいらしいから、ついでで連れてきたんだ) はじめまして。体調のほうは大丈夫ですか? (笑顔に表情を変えながら、女は一歩近づき青い髪を揺らして会釈した) [Sat 17 Oct 2009 22:55:45]
会別理久 > ( 父が言っていた 『きっと同志が助けてくださる』 なんて言葉が不安なのはさておき。 )   ―――?   ( 空耳だろうか? 何かの音を聞いた気がして、眠りに落ちかけていた意識を引き戻された。 時に暴れたり、襲ったり?するもので、手足はベルトでベッドに拘束されている。 )   ( ぼんやりと扉の方に顔を向けるだけ。 返事はしないけれど、一度礼儀で確認したならば、ここの職員が遠慮することはないはずだ。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:45:45]
ジャスティス > (どこか疲れたような顔つきの、若い修道女。若いといっても二十歳は超えているだろう。短刀らしき修道服の男が、その修道女を先導するように歩いてくる。シスターのくせに、時折どこか目がぎらつき、胸にはナイフなんてつけている。ゆっくりと理久の部屋に近づいていけば、ノックを男がして。手には、手紙のようなものを持っていた) [Sat 17 Oct 2009 22:42:05]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『足音』 [Sat 17 Oct 2009 22:35:53]
会別理久 > ( どこか本人そっちのけで嘆き哀しんでくれた、今はそれをただ愛しいと思える両親がすぐに戻ると言い残して帰った後。 急に静かになった病室で、安堵するような疲れたような、深い溜息を零す。 麻酔か、もしかしたら鎮静剤でも処方されているのかもしれない。 意識はぼんやりとして、話でもしていないとすぐにまとまりを失ってしまう。 )   ( これでおそらく、事態は動き出してしまうのだろう。 長いようで短かったお休みはおしまい。 もっともそれだって、楽なものではなかったけれど――― 安らかではあった。 生死の境にいるような停滞感が。 )   ( とりあえず、病院へ移されるのかもしれない。 うちはパプテス教ではないし、父は医学者だ。 腐った左脚をぶら下げたまま、経過を観察することをよしとはしない。 それで平気… ではないにせよ、生きているからこそ、観察する必要があるのかもしれないが。 大聖堂としても、変化のない状態にお手上げという感じらしい。 左脚はすっかり腐り落ち、けれど体へ向かって腐敗が進行することはなかった。 肩を齧り取られた右腕も、その他どこも、血行が保たれていれば腐ってきたりはしていない。 問題行動を起こすことはあるが、遭遇した事態を考えればまだ正気な方だともいえる。 また別に、ヴェイトス市でおかしな病気が流行っているらしいし、この隔離施設も、ここから出してもしっかり保護されそうな者を、いつまでも置いておくわけにはいかないのだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:33:52]
会別理久 > ( 年中無休で煙草屋をしている祖母は家に居て、それを知っていたけれど、お勤めの都合で離れられなかったらしい。 個人経営の煙草屋などどうにでもなりそうで、例え店を開けたとしても閉めた後があるだろうにというところだけれど… あの人の仕事はそういうものだ。 周りからは不仲だとかボケてるとか見られるかもしれないが、家族は了解しているからそれでいい。 母は祖母の後を継いでおらず、私も、祖母が望む道と、父母が望む道の二択で後者を選んだ。 真似はできないけれど、尊敬していなくはないし、理解はできる。 本当に、あの家を離れられなかったのだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:13:11]
会別理久 > ( ―――どうやら、ここに隔離されているのは秘密裏にというわけではなかったらしい。 村一つ壊滅させた奇病患者ということなら、それも仕方がないと思っていたけれど… 当然か。 大聖堂としては何もやましいところなどないのだから、家族に知らせた上で、ここからは出せないと言えば良い。 ついさっきアングリマーラから帰ったところだという両親は、血相を変えていた。 まさか先に帰らせた娘が旅費を節約するためにウォッシュベアーへ立ち寄っていたなんて、考えもしなかったのだろう。 本当なら病院で実習をがんばっているはずで、それが片脚を実質失い、腕も上がらなくなっているとは。 ) [Sat 17 Oct 2009 21:54:49]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 両親が、駆けつけた。 )』 [Sat 17 Oct 2009 21:46:43]
お知らせ > デュオニュースさんが退室されました。 『(諸々の視線を浴びつつ、静かに待とう)』 [Sat 17 Oct 2009 00:18:14]
デュオニュース > (はじめにしては上出来かな。そうデュオニュースは、胸の内でつぶやく。いくらかは、名前を覚えたものもいるだろう。姿を覚えたものもいるだろう。 何やら、よからぬ感情が浮かんだ者もいるかもしれぬが、それは致し方ない。人に知られる代償である)(後は、凶事に関すること――原因や現状、そして今からどうしようとしているのか。そういった事柄が聞ければよい。もしよりよい援助先があるというのなら、そちらを教えてもらうのもいいし、協会を通してそちらに送るのもいい) 了解した、ではしばらく、邪魔にならぬ場所で待たせてもらおう。 (修道女の答えは、奥にて執務を行っているため、呼びに行くが来るのには時間がかかるかもしれぬ、というもの。それに対して、炊き出しや祈祷の邪魔にならぬようにと、礼拝用の椅子の端を指して、そちらに移動する旨を伝えれば、修道女は奥へと向かう) [Sat 17 Oct 2009 00:15:06]
デュオニュース > (響く足と杖の音、そして威圧するような口調が通れば、いやがおうにも視線が貴族風貌に集まる。中には、それにいぶかしむような視線を向ける者もいる) わたしは、クリスティアの一地方領主、デュオニュース・グラーフ・フォン・ヴォルフペルツである。 つい先日よりこちらに滞在しているのだが、いくつかの凶事を耳にした。 それらについて、いくらかの支援を行おうと考えているのだが、詳しく話せる方はおられるか? (その言葉の間に何もはさませぬよう、修道女の目をしかと見つめ。あたりにも聞こえるように、しっかりと、そしてゆっくりと、用件を話した)(どこへ支援を投資すればよいのか。実際にどこが援助を取りまとめているのか。そういったことの確認、それに加えて単純なパフォーマンスである。話に耳を傾けていた人々には、驚きの表情を浮かべる者もいた。 返事を待つ間で、デュオニュースは一度当たりに視線をめぐらせ、そういった人の姿をとらえた。目が合いそうになって、あわてて目をそらす者もいた) [Sat 17 Oct 2009 00:01:38]
デュオニュース > (今この街は、混沌へと歩んでいるのか。 そんな考えが、貴族風貌の頭に浮かび、そしてそれはすぐに打ち消される) 考えてみれば、いつもそのようなものだったか (遠くクリスティアにも、いくらかの事件は聞こえてくる。それを考えれば、これも茶飯事かもしれない、と) では、そろそろ動くとするか (衆人の観察を終え、貴族風貌は小さくつぶやいてようやく動き出す。炊き出しをしている近く、ちょうど手の空いている修道女へと歩みよる。カツカツと、規則正しくステッキで床を打ちながら) 失礼、少々よろしいか。 いくつか尋ねたいことがある (その言葉は、やや高圧的に。その場にいたほかの人々へも届く) [Fri 16 Oct 2009 23:45:01]
デュオニュース > (食うに食えないような、ぼろをまとった人が炊き出しを受け取る。おそらくほかにすがるもののない人々が、目に見えぬ何かに祈りをささげる。 中には、狂気の混ざったような、一種独特の雰囲気の人が交じってもいる) あれ、がもう一つの噂か (それは、もう一つのここ数日のうわさ話。曰く誰にも見えぬ白と黒の蝶が舞うという。曰く黒い染みの浮かぶ奇病が流行りだしている。曰くこの二つの話は関連している) 根も葉もないうわさ、かと思えばあれはあれで (狂人じみた彼のものは、奥より出てきた修道女につれて行かれた。それは手荒なものではなく、そっといたわるような) [Fri 16 Oct 2009 23:33:30]
デュオニュース > (ヴェイトス市からみれば辺境の村より出てきた貴族風貌。滞在し始めて数日、さまざまなうわさ――情報がその耳に入ってきた。曰く一つの村がだめになった。曰くその村から逃げ出した人々への寄付金を募っている。そんな話がここ数日でよく耳に入ってきたものだ。 そしてその話も、一つの区切りがあった。いくら集まったかが張り出され、中には名の通った署名もそこにはあった) 一つ、出遅れたから。 いや何、今からでも遅くはないだろう、こういうのは (金のあるものが、金のないものへと施すのは摂理。一つの義務である。 無理に名を売りたいわけでもないが、名を添えて寄付をすれば、いくらか知名度も上がるだろうと)(そんなことを考えながら、聖堂に集まる人々を、彼らや、聖堂で働く人の邪魔にならぬように眺めていた) [Fri 16 Oct 2009 23:25:04]
お知らせ > デュオニュースさんが入室されました。 『(そこに集う人々を見ている)』 [Fri 16 Oct 2009 23:15:46]
お知らせ > 白黒の蝶さんが退室されました。 『 ――だけど、誰も気付かない。明日の病より、今日の飢えのほうが大事だったから―― 』 [Fri 16 Oct 2009 01:05:09]
白黒の蝶 > (――気が付けば、向かいの建物の屋根に留まった蝶は一匹ではなくなっていた。何羽も、何羽も。その隣の建物にも。空にも。――ふわり、と蝶が飛ぶ。 ひらひらと舞う蝶の一匹を、毛布をかぶった浮浪者が指差したころ――― シスターたちの首筋や、肩に、黒く小さな染みが浮かんでいた) [Fri 16 Oct 2009 01:03:27]
白黒の蝶 > (フラッシュバック――――暗く湿った森の奥深く。円形に敷き詰められた小石と、蹲る幼子。虫の声音も鳥の鳴き声もなく、ただそこにあるのは死と同義なまでの虚ろさだけ。――それは鮮明に。鮮明に。 不意に差し込む篝火と、理解のできない拒絶の声。踏み躙られ、蹴り飛ばされる小石と銃声。ころりと、跳ねて転がる幼子の身体。――それは鮮明に。とてもとても鮮明に。) [Fri 16 Oct 2009 01:01:00]
白黒の蝶 > (神という名のなにかが踏み潰して塗り固めた大地から、実った麦穂を同胞に施す。そこに踏み潰された誰かの声は届かない。その痕跡もない――) [Fri 16 Oct 2009 00:51:29]
白黒の蝶 > (どこかでおきた不幸な事件を、誰かが購い埋めようと。老いも若きも疲れた顔をして食事と暖具を求める人々に、笑顔で施しを与えていく若いシスターたち。向かいの建物の屋根の上に留まった白と黒の羽を持った蝶が、それをじっと見下ろしていた) [Fri 16 Oct 2009 00:48:33]
白黒の蝶 > (聖堂に、人々が集っている。 口々に祈りと感謝の言葉を語りながら、暖かなスープと毛布を受け取っては流れていく) [Fri 16 Oct 2009 00:45:59]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 『 ――祈りの声 』 [Fri 16 Oct 2009 00:44:23]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 確かにありえない部分がある。 そこを、どう見るか。 )』 [Wed 14 Oct 2009 19:34:17]
会別理久 > ( 呼吸も脈もあり、肌が腐ったりはしていない、それだけ見れば生きている。 大怪我しているだけの、ただの娘なのだけど――― ) [Wed 14 Oct 2009 19:33:44]
会別理久 > ―――ぅう… ぅーッ…!   ァあ… アァ!   ァアああああああッ! アぁー―――ッ!   ( その悲惨な身体状況と比較して、どこか平静過ぎるきらいのある娘だけれど、そんなのは無理をしているだけで、この狂乱こそが本心なのかもしれない。 外から見る者はそのように評するかもしれないが。 …問題は、精神状態よりも身体機能だ。 娘が落ち着いているときに確認しても、肉を齧り取られた手足は、その筋肉が働く運動を行えない。 当然だ。 しかし――― 死んでいるはずの状態でまだ生きているのだからこの上不思議はないかもしれないが、右腕だけでなく左脚までもが、拘束を解こうと確かな圧力で暴れている。 それで拘束が解かれることはないが、発揮できる力以前に運動そのものがありえないことに変わりはない。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:29:01]
会別理久 > ( こんな状態では、どこでも拘束されるだろう。 むしろ、して欲しいと思う。 取り返しのつかないことをする前に。 )   ―――っふ… ぅ…   ( 次第に痛みが鮮明になり、次いで意識がはっきりしてくると、また、体が疼いた。 …ほしい、ほしい、ほしい。 何が欲しいのか自覚はないが、あえて言語化するのならそのような感情に襲われる。 無闇に体を動かしたい。 痛みなど構わずに、力の限り暴れたい。 気持ち良くなりたい。 …爪を立てるのも粘膜の交感を求めるのも、それならば満たされるのではないかという安易な発想から導き出された手段だ。 そうしたいわけではなく、満たされるものがあるのなら何でも良いが、それが何か分からない。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:19:45]
会別理久 > ( …未だに、そんな風に考えてしまう。 ろくでもないとも思うけれど、この気持ちは本心だ。 アザリーさんの手前、改めなければならないと思うけれど。 ―――いや、彼女なら、意識して改めるものではないと言うだろうか。 )   ( ここへ搬送されてからどれくらい経ったのだろう。 時間の感覚が曖昧で、数日とも一年とも感じられる。 とにかく寝たきりになっていて、管理はよくしてくれるものの、手足を拘束されてしまうとただでさえ動かせない体が痛んだ。 損傷されなかった部位も、こう動かさないでいると弱ってしまって、もう肩を貸してもらっても歩けるかどうかは怪しい。 これが病院ならもう少し後のことを考えたケアをするだろうにと他人事のように考えるのは、ある種の身内びいきか。 ―――いずれにせよ、回復と比例して、発作的な性・暴力衝動に駆られることが多くなっている。 意識が清明であればあるほどその確立は高く、幸い麻酔か何かで朦朧としていることがほとんどだけれど、介護者の体をついまさぐってしまったり、かと思うと爪や歯を立てることが何度かあった。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:13:51]
会別理久 > ( それなのに――― )   ( 両手足を革ベルトでベッドに固定された、隔離施設の個室。 見慣れた天井を半覚醒の意識でぼんやりと眺めて、この状態をさして辛いとは思っていなかった。 不安だし、不自由だ。 けれど例えここを出られたとして、生活の全ては白紙に戻る。 早く出なければならない理由はないし、その後にこそ待ち構えている苦労を思うとむしろ出たくない。 このままここで、この安らかな停滞感を永遠に。 白紙に戻されてしまう生活に新たな一歩を踏み出すことなく、白紙は白紙のまま、どのようにも描ける綺麗なままであってほしい。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:57:23]
会別理久 > ( アザリーさんに話したことだ。 他にもたくさん、遺言にかこつけて誰にもしたことがないような話をたくさんした。 お互いけっこう死にかけで、追われる身で、どこへ逃げれば良いのかも分からなくて、よくそんな余裕があったものだと思うけど、むしろだからこそだろうか。 私はすぐに余裕を無くしてしまったけれど、話せるときにはとにかく話していたような気がする。 彼女はどこまでも前向きで… というか自然で、もしかしたらそれで当然なのかもしれないけれど、凝り固まっていた私の意識を解してくれた。 難しく考え過ぎだと、もっと素直で良いのではないかと。 そんなものはつまり、彼女が宗教者だからかもしれない。 マニュアルかもしれない。 でも、何であれ、そこには命を賭す重みがあった。 常識的に考えれば私のことを置いて行くべきで、別にそれを恨みはしないし、後ろめたく思う必要もないだろう。 溺れて死ぬかもしれないという状況で、一人しか乗れないボートから他人を落としても、人間社会が掲げる法の罪には問われない。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:48:49]
会別理久 > ( 何もすることがない、しなくて良い時間というのは安らかだ。 衣食住をまかなわれているのだから当然。 これがもし何もしなければ飢えて死ぬとなればやはり働いて糧を得て、死に至るまでに予想される苦痛や恐怖を何とか先送りしようとするのだろうけれど。 いつの頃からか私の中で確立されていた価値観は、どうせ全て失うことが前提の人 『生』 において、積極的に何かを求めるということをしなかった。 今直ぐ安らかに死ねるというのであれば、いつでもどうぞ。 ただ、自ら手を下すことは許されない。 そんなことをすれば家族や係累は哀しむだろう。 病気や事故であれば諦めもつくかもしれないが、自ら命を絶たれてはそこにあったはずの想いに縛られる。 何故、自分で自分を殺したのか。 そこは遺書で言葉を尽くせば解決するかもしれない。 でも、人間社会は難しい。 案外静かなものかもしれないが、即物的なところでは命を絶った場所の地価が下がるし、周囲の目だとかそういったものがどう影響するか、おそらく社会活動にも支障が出る。 ―――自分がどのように考えていようとそれを他者に押し付けてはいけないし、むしろ真っ当に生きようとするのは奨励したい。 私にはそれができないというだけで、できたらいいなとは思うから。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:37:36]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( 退屈は、嫌いじゃない。 )』 [Wed 14 Oct 2009 17:59:24]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( アザリーさんは、無事なのか。 ウォッシュベアーは、どういうことになっているのか。 )』 [Sun 11 Oct 2009 02:23:23]
会別理久 > ( 家族に会えないのはわきまえている。 ―――つもりだけど、もしかしたらそこは教会の判断ではなく、両親がアングリマーラから帰っておらず、祖母は店を離れられないのかもしれない。 そう思うと、少し寂しい。 両親の方は私がヴェイトス市に戻ってちゃんとやっていると思っていて、祖母の方はまだ両親とアングリマーラにいると思っている、なんて。 それこそ、落ち着いてから説明すれば良いのだけれど。 というか、してくれれば。 ―――自分がここでどういう立場にあるのかは、本当のところよく知らない。 全部、推測だ。 もしかしたらウォッシュベアーとは全くの別口で、何か病気をもらってしまったのかもしれないし。 )   ( ただ、どうしても早く知りたいのが――― ) [Sun 11 Oct 2009 02:18:14]
会別理久 > ( 掲げた手で、乾いた唇に触れた。 もうずいぶん鏡を見ていないが、見たくない。 体の状態も、落ち着いてから知らせてくれれば良い。 こんな風に腐ってますよ、とかではなくて、切りました、残念ですが… というところまで事が進んでから。 ―――というか、壊死が広がって、早く切っていれば股関節は残せたのに、なんて話にはならないのだろうか。 まるっきり実験動物の扱いになっているとは思いたくない。 彼らはそういう部分をカモフラージュするプロかもしれないが、世話は、よく焼いてくれているし。 ) [Sun 11 Oct 2009 02:01:28]
会別理久 > ( この体はどうなっているのだろう。 何もかも億劫になってしまうぼんやりとした感覚で、左手を見つめる。 傷だらけなのはさておき、肌が腐ったりはしていない。 ウォッシュベアーの住人達のようには、なっていないが――― )   ( 青い霧の影響と言ってしまって良いものか。 とにかく、事件の根本的な原因になっているものに、私も侵されているのかもしれないと思う。 …そう思うと、少し楽にもなれるのだ。 腐った死体相手に、それも喰われながら悦んで腰を振っていたなんて、ありえないことをすっきり説明してくれる。 救いになるかというと、そうでもないけれど。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:55:45]
会別理久 > ( どうやらそうらしいと認識した時には、この施設の正気を疑った。 宗教的であれ何であれ、それなりの規模を持って広く信仰される団体のすることにしてはあまりにお粗末だ。 けれどそう考える反面、納得もする。 なるほど、間違いなく死んでいるはずの状態で死なないのだから、急ぐことはないのかもしれない。 本当に、手を付けずに経過を観察して――― )   ( 実験動物のようだという感覚は気持ちの良いものではないけれど、必要な犠牲だとは理解できるし、献体のお世話になっている身としては、一応どうぞ使ってという気持ちもある。 ただ、見殺しにされるような感覚は拭えず、複雑だ。 ―――だから、それで死なないからこその対応なのだとしても。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:51:09]
会別理久 > ( 舌を齧り取ろうとしたんじゃないといいね、なんて酷く他人事な感覚で溜息をついた。 寝惚けていたというか、全く覚えが無い。 気付いたら司祭が目の前で何か言っていて、ぼやける視界の中でその顔が近付いた。 もちろん自分で動いたのだそうだけど、両肩上がらないはずなのにどうやって? 左肩はまだ回復の可能性があるとしても、右はそのための筋肉が大部分失われている。 ―――だから、余計に問題なのか。 ただの痴女では済まないという。 )   ( 疫病・奇病・悪魔憑きなどが収容される隔離施設の天井を見上げて、自然にしていても溜息のようになってしまう重たい息を長く吐き出す。 痛みがそれほどでもない代わりに、全身の血が鉛になったみたいに重いのは、薬が効いているのだろうか。 麻酔などを常用してほしくはないというか、それこそやっぱりどうして平気なのかという問題になりそうだが、幸い七転八倒の苦しみというのは今のところそう多くない。 …まだ、腐った左脚の残骸をくっつけているらしいにも関わらず。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:44:29]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( キスしたらしい。 )』 [Sun 11 Oct 2009 01:32:46]
お知らせ > ユーリさんが退室されました。 [Tue 6 Oct 2009 00:23:41]
ユーリ > え?ええ…ヤー、勿論違います。僕は人間ですよ――ほら。(懐から取り出した十字架を、素手で触れてみせる。 ) …この通り。見た目のことはよく言われます。 (物語ではあるまいし、実際のヴァンパイアがこんな外見をしていたら即座にハンターに狩られてしまうと思うのだが――それは教会関係者ゆえの考えか。一般的には吸血鬼といったら、八重歯に色白でヴァーシャからやって来るものらしい。) いえ、良いですよ――。 慣れてますから。(気遣いに笑顔で答え、十字架を片手で弄りながら聖堂を辞した。) [Tue 6 Oct 2009 00:22:49]
ユーリ > (横合いからこちらの顔を興味深げに覗き見てくるいくつもの視線を尻目に、お喋りは続き――) 出身、ですか? えっと、ヴァーシャの生まれで―― 「やっぱり本当だったんだ!」「新しい神父サマは吸血鬼だ!」 ――はぁ。(言われ慣れている。大丈夫だ。どこに赴任しても最初の声はそれだった。どの村でもすぐに誤解は解けたが―― …惜しむらくは、ここが大都会で、今口々に騒いでいた子供達とは恐らくもう会えないこと。) [Tue 6 Oct 2009 00:17:12]
ユーリ > (「あら、新しい神父さん?」――後ろから声がして、振り返ると――顔を見た途端、ぎょっとされた。) ――あっ…、オプロスティ(申し訳ない)――すみません、驚かせて。(外見が不幸にも吸血鬼っぽいというのは、神官としては結構苦労する――何しろどんな職業よりもバプテス教徒と接する機会が多いのだから。) [Tue 6 Oct 2009 00:12:57]
ユーリ > (色白で八重歯がばっちり。流石に仕事の最中は黒いマントは羽織っていないが、完全にヴァンピー全開の姿に神官服は、却ってパンチが利いた外見には違いない。) ――え?あ、はい。ヴェイトスには昔少し住んでいたことが――ええ。先月までは地方の村のほうに… (身の上なんか話したりしていると、信徒の方々もやってきて、ちょっとした和やかな井戸端会議のように。) [Tue 6 Oct 2009 00:08:31]
ユーリ > ユーリィ・スタノヴィッチです。 (十字を切って、通りすがりに声をかけてきた神父様に挨拶――。 ヴェイトス市の教会に移ってきたということで、一番デカい事務所にアイサツ回り――俗世間的にはそんなところだろうか。)  [Tue 6 Oct 2009 00:05:42]
お知らせ > ユーリさんが来ました。 『 今日からこちらでお世話になる―― 』 [Tue 6 Oct 2009 00:02:44]
お知らせ > メルティカさんが帰りました。 『( 後ろから届くシスターの声に 気付かない振りをして、 )』 [Sun 4 Oct 2009 23:00:30]
メルティカ > ( 視界に映ッたのは質素なロザリオを身に付けたシスターの姿。彼女はきょとンとした表情を浮かべた後、笑顔で 「 どうされました? 」 と問い掛けて来る。 )  …… ッ、 ( 其の仕草が、酷く苛ッときて。にッこりと優しく微笑む姿に 母親を重ねて、胸の中がぐるぐると回る様で気持ちが悪い。 )  …… … 敵だッて分かッたら、殺すくせに…ッ、 ( 今はにこにこと笑ッてたッて。其の笑みが敵だと決めつけた瞬間嫌悪に変るンだ。 ) ――― 別に、何でも 無いですッ、さようならッ! ( 早口で捲し立てて、その傍を通り抜ける。 ふわッと流れた風がシスターの長い金髪を揺らして、 …そう云う細かいところも苛ッとして。 扉を勢い良く開け、走り去る様に 駆けた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:53:05]
メルティカ > ( 結局。…結局此処に入れるッて事は自分は悪魔でも、大魔王の化身でも無い唯の人間で。其れも人生15年しか生きていない様な脆くて弱くて、愚かな――、 ) … 神様なンて、大ッ嫌い…ッ。 ( ギリッと唇を噛み締める。じわりと溢れ出てくる涙は悔し涙だ。すとンと下ろしていた手、拳を握りしめて ギッと十字架を睨む。 ) ―――… 絶対に、…絶対にッ、 あンた達が正しいなンて認めないンだから…ッ、 ( 憎しみを篭めた声音。其の音はひどく小さな音、だけれど。 )  …… ッ、 ( 不意に、 ギィッと軋む音がして、 )( 勢い良く其方を 振り返ッた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:40:36]
メルティカ > …… 此処で御祈りを捧げて何になるンだかッ、 ( 人の姿が見えないのを良い事に云いたい放題。 ) ―― … 神様なンて、 ( いざッて時は助けてなンてくれないのに、 ) ( ぐるぐると思考が巡り、ぐしゃッと髪を掻いた。一度小さく息を吐けば、一歩一歩、奥へと進み、 )  ( 一番端ッこで止まり、くるッと正面に向き直る。此処から信者の顔を見渡すのは さぞかし楽しいン だろうね。 )  ――――…… 、 ( 再び振り返ッて、細部を見遣る。やはり結構な年月は経ッてるみたい。綺麗に見えても 古かッた り、 )  … これなら、 ( 壊せるンだろうか。簡単に? ―― そンな思考が巡り、首を振ッた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:28:08]
メルティカ > ( 吸ッて吐いて、吸ッて吐いて。深呼吸終了。 ギッと扉を睨み付けながら、勢い良く開く。あ、結構重い。グッと腕に力を篭めて、 )  ――――… ッと、とととォ ! ( 篭め過ぎた。勢い余ッて、聖堂の中に数歩踏み込ンで、止まる。 )  …………大聖堂 ねェ、 ( ふン、と小声でちょッと馬鹿にした声音。椅子が在ッて、通路が在ッて、 ――ゆるゆると踏みこンでいく。 ) ………… 、 ( これでもかッて位十字架が主張してくるかと思ッてたけど、そうでも無い感じ?ステンドグラスなンかは綺麗だし、 )  ( 思わず、はふッと小さな息が洩れた。 )  ( 人が居ないのはこンな時間だから? ッて云うか本当に勝手に入ッて良かッたの? なンて、不意に不安が込上げて。キョロキョロと辺りを見渡す。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:14:14]
メルティカ > ( 大聖堂の前で、其の建物を見上げていた。 ) ――――……、 ( ヴェイトスに移り住ンで一番毛嫌いしていた場所だ。訪れるのは初めて。 ごくッと緊張した様に息を飲ンで。一歩歩いては止まり、一歩歩いては止まり。 漸く辿り着く扉の前。 ) ……何これ、これ勝手に入ッちゃッて良いンだよね。…良いンだよねッ? ( 誰かに問い掛ける様に紡ぐ言葉。手に汗が滲む。 扉に手を掛け ――ようとして止め、一度深呼吸。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:00:44]
お知らせ > メルティカさんが来ました。 『( 見上げていた 。 )』 [Sun 4 Oct 2009 21:55:28]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( …いや、どうでもいいとまでは、もう言えないけれど。 )』 [Sat 3 Oct 2009 21:30:46]
会別理久 > ( …家族の話は出て来ない。 何かを検めている様子のシスターに、自分の体について聞くこともない。 その辺りは、わきまえているのと、怖いのと… というか、急がないのと。 ) [Sat 3 Oct 2009 21:25:18]
会別理久 > ( ―――鍵を外すような音がして、蝶番が重たく軋む扉が開いた。 入って来たのは尼僧服の女性。 医術より奇跡の方が勝っているこの時代、それを嫌がったりはしないけれど、属している世界の都合か、やはり違和感があった。 …こちらが目を覚ましているのに気付き、優しい笑顔。 両親も、最近こういうイイ顔をすることが多くなったような気がする。 どこか吹っ切れているというか。 目が覚めましたか、気分は? )   ―――おもい…   ( あ、喋れた。 酷い声だし、呂律も回っていないけど、少しほっとする。 )   アザリーさんは…?   ( 同じパプテスの教会関係者ならそれで通じるのではと思ったけれど… お友達ですか? だめか。 )   …暗黒街の、教会の… ジャスティスさんの…   ( 部下? お弟子さん? 妹分? なんて言うんだろう。 ) [Sat 3 Oct 2009 21:17:52]
会別理久 > ( とはいえ。 シスター・アザリアに助けられた私が、シスター・ジャスティスに救出されるなんて、なんて偶然だろう。 それこそ物語じみた運命も感じられる。 アザリーさんについて提供できた情報は無いも同然だとしても、生きているとは伝えられた。 それなら、ジャスティスさんがアザリーさんに会えなきゃ嘘だ。 )   ( 自分に運命論者の気があるなんて思ってもみなかったけど、そこには何か、そういった流れのようなものがあるのではと感じていた。 )   ( ―――それを言うなら、会別理久は、こんな目に遭う流れに乗っていなかったのだが。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:58:01]
会別理久 > ( …色々あり過ぎて感覚が鈍磨しているというのなら、これはこれで狂っているか。 )   ( あれから何日経ったのだろう。 シスター・ジャスティスと、パプテスの人達に助けられて、断片的な記憶から今居るこの場所が大聖堂の医療施設だとは知っているし、それで当然だと思う。 今後のことに不安がないわけはないけれど、この状態を引き摺って生き続けるのが億劫だと言えばそれもそう。 …そう感じた上で、でもやっぱり生きてみようかという意識も芽生えているのだけれど… 今はそんな気持ちを教えてくれた、シスター・アザリアのことが気がかりだ。 )   ( 助けが来た、ということは、じきに事態は収拾するだろうと思う。 アザリーさんも、どこかで救助と合流して、満身創痍でだだをこねたって連れ出されているだろう。 楽観的に考えることができなくはないが、あの状況を知っていると、希望にばかりは縋れなかった。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:52:11]
会別理久 > ( 事故にでも遭って、眠っている間に酷い夢を見たのだと言われたら信じてしまいそうだ。 生憎と、記憶はしっかりしている。 腐った死体に犯されて悦んで、喰われながら感じて、人間の死体を口にした。 気って、案外狂わないものなのだと意外に思う。 物語のようにはいかない。 狂ったところで救いはないから、こんなものなのか… それとも、やっぱり、死に対していくらか心の準備ができていたのか。 …そんなわけがないと、自覚したばかりだが。 )   ( どうせ失ってしまうはずの人生だからと、大切に生きてこなかったのは確かだ。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:43:33]
会別理久 > ( …前回目を覚ました時に、誰かがもう大丈夫とか言っていたのを何となく覚えている。 全然大丈夫じゃないのだけど、と答えたかったのに、口は動かなかった。 )   ( 全身がひどく重たいけれど、今度はちゃんと目を覚ましている。 体なんかは起こす気にもなれないが、毛布から利き手の右腕を引っ張り出そうとして、うまく動かなかった。 痛みがないということは、この靄がかかったような意識は麻酔でも効いているのだろうか。 代わりに左手。 今度は一応動いたそれを、目の前にかざしてみる。 指先が包帯に包まれているのは… そういえば、扉を引っ掻いて爪が剥がれたような。 生爪剥ぐって拷問だと思っていたけど、そうでもなかったような気がする。 ―――露出している素肌が、傷こそついているものの腐っていたりはせず、少し安心した。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:35:18]
会別理久 > ( ―――大聖堂の隔離施設。 いわゆる悪魔憑きだとか、疫病・奇病患者を収容するための場所。 その個室で、数日前にウォッシュベアーから搬送されて来たイエロティアの娘は、何度目かの意識を取り戻した。 )   ―――…。   ( 素っ気無く清潔な空間。 怪我も大病もしたことがなく入院の経験はないけれど、見学や実習で馴染んだ空気。 一瞬、また実習中に貧血でも起こして倒れたのだろうかなんて寝惚けたことを考えてから、病院とは微妙に異なる宗教的な意匠に気がついた。 …そうか。 そうだったっけ。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:25:25]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 峠は越えた… らしい。 )』 [Sat 3 Oct 2009 20:16:15]
お知らせ > イェルマーレ@外部突入さんが帰りました。 『(――ウォッシュベアー派遣隊の馬車へ少年が潜り込ンだのは、9/22日深夜の事だ、)』 [Tue 22 Sep 2009 18:26:20]
イェルマーレ > 主よ、今日の恵みに感謝致します――、 [Tue 22 Sep 2009 18:24:31]
イェルマーレ > (『そ れ な ら 私 の 大 願 は 保 障 さ れ る』) ――…私の、(私の、私の悲願は、私の大望は、こンなにも容易くこンなにも早く、圧倒的な現実的な何にも動かし難い誰にも否定出来ない理屈も叶わない実在理論となッて確かな形になッて明瞭な事実となッて歴史も文献も太刀打ち出来ない証明となッて、)(『そ れ が 真 実 な ら 私 の 願 い は 叶 う』) ――…あァ…――あの子 も、あの子もあの子もあの子もあの子もあの子もあの子もあの子も、あの人 も、(きッと、みンな戻る。ずッと有り得ない反魂術を夢見ていた。もう夢ではない。この手の届く事実が世界に証明してくれる。黄泉還りは決して不可能ではない、) ―――――…行かなけれ ば…、(ゾッとするような声の響き。細い影は全身を震わせながら長い間、床と空間の合間にうずくまッていたけれど。不意にユラリ煙のように立ち上がる。爪の剥がれ掛けた指で掻き毟ッた頭髪には紅い蛋白質がところどころに張り付き、修道服にも皺が寄り這いずッたせいで木屑と埃だらけだ。ただ焦点が膨張したかのような紫水晶色の瞳だけが、爛々と光量を増しながら暗闇に燃えている。倒れ込むようにチェストに縋り付き旅装と鞄を引ッ張り出す。)(何としても赴かねば。この目で真実を確かめなければいけない。実在する奇跡をこの手で調査しなければならぬ。自我を残す死霊。生前の面影を持つ死体達。動く、食す。もうそれは『死』ではない。新しい生命と呼ぶべきだ。あァ誰も誰も一度は登ッたヴァルハラの丘を降りてくる?やッぱりちゃンと還ッて来れるンだ。いい気味だいいざまだクリストよ。貴方は何一つ救うことさえ出来はしないが、私は間違ッてなどいなかッた。やッぱり身体さえあれば、みンな、きッとみンな、)(逆さに構えたロザリオをきつく握り締める。私は今、敬虔なる大神(ジュピター)の使徒などでなない。神もマリアもイェスの加護も私には必要ない。今も過去にも未来にも、私は偉大なる邪神クトゥルーの忠実なる僕イェルマーレ=L=クリシュケンだ!) [Tue 22 Sep 2009 18:22:39]
イェルマーレ > (未知なる知識へ向かう探究心の衝動は何事をもッてしても抑えがたい。今、この瞬間にもウォッシュベアーでは目にしたことのない阿鼻叫喚の地獄が崇高な魔手を広げているのかと思うと、その場に居合わせていられない現実に気が狂いそうになる。黄泉路から還ッてきた食人鬼達の個々が自我を形成するばかりか、人間、つまり生前で言う三大欲求のうち食欲・性欲の二つを持ち合わせ、あまつさえ物質界に肉体を携えて現れる超高度レベルの死霊を召喚できたと言う例を文献で読ンだ覚えがない。そもそもネクロマンスを用いた邪術では、生前ないし後付される個体意志を持ッた魂を現世に蘇らせる事は不可能だと歴史に断言され続けて来たのだ。少年が死霊術を使用するに当たッて幾度となくぶつかッてきた厚く高い壁でもある。いッたいどれほど膨大量の魔力を持ち合わせれば、そンな反魂術(或いは肉体的変化術か?)を施すことが可能なものか。何だ誰だどういう仕業だ、何が原因だ、何が根本に起因されている、その現象は先天的か後天的か、呪の構成はどうすればいい、何を媒介にすればいい、どこを術場にすれば完璧に、)(いや。それは本当に『実現可能』な現実だッたのか?) ――――…それ な ら、(ガチャン。空の花瓶が窓辺から滑り落ちる。破砕した陶器の破片が色の抜け落ちたような部屋の中で、やけにゆッくりとした質感を持ッて床から跳ね上がり、見開いた薄い瞳に反射する。眼差しの色彩と共にスゥッと遠ざかる理性。ほの暗い情熱の色がその席に取ッて代わる。) [Tue 22 Sep 2009 18:11:39]
イェルマーレ > (礼拝の後、大聖堂の関係者(*少なくとも自分達は知ることができた)へ向けて市から伝達が合ッたのは昨日のことだ。見習い修道士である少年は当然のように待機組を言い渡されたが、指を加えて大人しくしておく気は毛頭なかッた。話に聞くだけでも凄まじい現状だ。ただの事故じゃァなかッたじゃないか、やッぱり異常事態があッたンじゃないか。)(食人鬼。死してなお馥郁たる生命力を求めて徘徊する死人の事だ。冥界の力を操る私になンて馴染み深く親しみある単語だろう。それは肉体としての機能が完全に停止したにも関わらず稼動する死体。人間であれば有機体も無機体も区別なく捕食し原動力とする悪鬼。親愛なる隣人ハデスの僕(しもべ)だ。確かな種類属性はまだ知れないが、それは恐らく食肉ゾンビ?いやグールか?ウォッシュベアーは今や生ける屍の温床地だと!?)(目も眩む恍惚感。あァ、ルルイエの芳香。激しい震撼が心に走る。聞くに付けて何たる事件だ、それは紛う方なく我が神クトゥルーが現世に賜れた冥界の恵みの洗礼ではないか!) ――…私…が、私が行かず誰が行くと言うンだ…、私以外の誰が、その大いなる恵みの素晴らしさを正しく理解すると言うのかッ…!(ズ ルリ、先が紅い五指で顔を半分覆う。傷付いた手先を無意識に当てないようにか肘から床に滑り落ちてうなだれる。荒い呼吸。動悸が収まらない。狭い部屋中を這うように彷徨いながらブツブツと繰り言が垂れ落ちる。調査欲が好奇心が、喉元から鷲掴みにされて揺さぶられる。行きたい、行ッてその尊い英知の断片に触れてみたい。あの優男、ドァマニ=フランチェスコのようなお人よしどもに先を越されるなど我慢ならない。私の、この私以外の誰がその栄光の真価を知るものか!) [Tue 22 Sep 2009 18:01:12]
イェルマーレ > ―――冗談じゃない!(ダ ン)(閉じたばかりの自室の扉に怒り任せの拳を叩き付ける。バラバラと落下する細かい木片。安普請の建て付けが大きく撓ンで拳の形状に木目が歪む。あの忌々しい通達のお陰で誰の目を憚ることもない。どうせ隣室の修道士は留守だ。私と違ッて彼にはエクソシストの素質があッたのだから!) こンな機会…こンな機会ッ…、何回あると言うンだ!? それをみすみす見逃せと言うの…か……ァァ あッ…!(ガリガリと扉に突き立つ爪の先。木屑が爪と肉の間に挟まッて剥がれて行くのも気にならない。低ゥいテノールバスは執念に彩られながら空気中に立ち上り、窒素の隙間に充満し、高低に揺らぐそのトォンに怖気が立つような憎悪が滲む。)(照明が落ちた室内。家具がベッドとチェストばかりの質素な修道士部屋の戸口で、修道衣姿の少年が側面からズルリと崩れ落ちる。かッと振り乱した頭髪は蜂蜜色。金色の房の合間から覗く瞳は失望感にわなないて、犬科の肉食獣さながら薄紫色に暗く輝く。品の良い顔立ちには今や隠蔽しきれない興奮と焦燥がこびり付き、薄い肩口と唇と頬が絶え間なく小刻みに振動する。言うまでもなく口惜しさでだ。この期に及ンでまだ煩わしい身分が邪魔をするのか!) [Tue 22 Sep 2009 17:50:28]
イェルマーレ > (9月朔日未明。連日の豪雨、また元来鉱山地帯であッたが故の地盤の緩みが原因の一環と思われてたウォッシュベアーの土砂災害事件だが、先日になッて新たな情報が判明。ウォッシュベアーは先だッての状況報告と内容は一変、現在、村は正体不明の食人鬼なる悪魔が跳梁する悪界へ堕落したとの報告が入ッた。原因は現在のところ山村を覆う青い濃霧の発生源だと思われているが詳細は不明。なお真偽は定かではないが霧を何らかの方法で摂取することに因り自らも食人鬼化するらしいと言う情報があり、調査を続行するに危険性は非常に高い。当派閥はこの事態を重く受け止め、ヴェイトス市災害自治体に全面的に協力を支援する方針を示すものとする。当派閥に所属するエクソシスト並びにその資格のある修道士・修道女、聖人・聖女の資格資質を大聖堂(*またはクリスティア本堂)から認定された者、僧兵経験者、VPG所属戦闘経験者、また18歳以上で医療や白魔術、及び奇跡の力の使用許可と心得がある者。以上の条件に当てはまる者全てに任意でウォッシュベアー遠征要請を求めるものとする。他資格のない者は現状待機。中央病院・『リスカ』から生存者運搬および怪我人手当・ボランティア等の支援要請がある時などの有事に備え、兄弟姉妹達の無事を祈り心静かに日々を過ごす事――、)(以上が大聖堂末端部の老司祭バリー=ストウ氏が傘下の神官達に下した主な方針だ。) [Tue 22 Sep 2009 17:40:36]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(話はおおむねこういう所だ、)』 [Tue 22 Sep 2009 17:31:43]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが退室されました。 『まず、向こうに行く為の準備をするとして 今はとりあえず、腰が砕けるまで頑張ろうと思った』 [Sat 19 Sep 2009 02:09:49]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 [Sat 19 Sep 2009 01:43:07]
リシェル > そして朝帰りして先輩に怒られちゃいました。てへ♪ [Sat 19 Sep 2009 01:42:58]
フェン・メイフォン > また、何か妙なトラウマを… (洗い流しで、まったく別のものが頭に過ぎるのは生活環境の違いだろうか―― なぜ灯篭流しが頭に浮かぶ) (さておき) そうねー。 家って言うか地元の方も心配だけど… いっそ、あいつらもタダ飯で釣って連れて行くって手もあるし。 炊き出し位なら出来るでしょ、あいつらも―― うん、目玉泥棒。あと、鉄仮面の変質者。 鉄仮面は…何か評価が浮ついてるし、目玉泥棒は死んだって聞かされたんだけど―― あの蜘蛛、ガセ掴ませやがって… 今度あったら腕の二、三本ブチ折ってケツにぶっ刺してやる―― (ボソリ。 何か、不穏な言葉が 漏れた――) (そして――) んっ… (―― 暫し、二人で天井を見上げる。 けれど…その時に見るのは、大聖堂の天井ではなく、もっと別の… 人それぞれの何かなのだろう―― ) (そして… 彼女も立ち上がり、軽口を投げてくれば… 苦笑漏らし) 貧乏人に何を言うか―― まぁ、食べた後で軽く運動に付き合ってくれるならば考えない事も無いけど (あたし、最近ご無沙汰だし。シスターになった場合、そう言う機会もめっきり減るだろうし―― 此方も軽口… 少しえちぃなソレを返し、大聖堂の出入り口へと足を向けていくだろう) [Sat 19 Sep 2009 01:37:21]
リシェル > そうよね。洗い流しって意味?………やだ、なんかトラウマが……… (リシェルのトラウマではなく誰かのトラウマ。青怖い。ホント怖い。) そっちの方がいいと思うわよ。やっぱ色々怖いわよ最近。 (そっちでは目玉取ってく殺人鬼だっけかと。少し古い話か?) (私の言葉を笑うでもなく真摯に彼女は受け止めてくれる。私もまた彼女の言葉を一つ一つ噛み締めるように頷いた。) じっくりと考えて…か。 (天井を見上げる。人は何故空を見つめるのだろう。何もない。何もない筈なのに。―――その先にある物を想像しよう。そして私が何を望んでいるかを思いだそう。シスターになる道か。今のままの生活を続けるか。私は―――――) ―――うん、行くか!あれよね。こういうのは誘った方が奢りよね? (軽いジョークと一緒に立ち上がる。考えよう。そして答えを出そう。私は今岐路に立っていて、それは避けては通れない道なのだから。) [Sat 19 Sep 2009 01:24:56]
お知らせ > リシェルさんが入室されました。 [Sat 19 Sep 2009 01:08:31]
フェン・メイフォン > うん、忘れた。 だから、今のあたしの言葉も… 誰が言ったかだけは忘れる事。 あっ、内容は―― 任せるわ。(立ち上がれば、伸びを一つし… 微笑浮かべた顔、彼女へと向けて―― ) お腹、空いたわね。 何か、一緒に食べに行く? [Sat 19 Sep 2009 01:07:33]
フェン・メイフォン > ウォッシュアウト? 変な名前ね…それに、あんまり聞いた事の無い村だけど―― まぁ、一応…ナキアさんの村には顔は… 出しておくかな。 その村の近場だったりゾンビ犬が居たりするかもしれないし… うん、会えたらその時にでもね(村の名前が知り合いの居るソレとは違うと分かれば… 僅かに安堵の吐息を漏らす。 もっとも、これは事情を知らないからこそ出来る事――) (無言の侭、彼女の言葉を耳にし続ける。 時折、相槌でも打つ様に頷きながら… じっと、その場で彼女の言葉の一つ一つを耳に入れ… そして、また再び思案する様に顎に手を当てて、僅かに俯き――……) 人生の岐路に立った時、まずじっくりと考え、その道の向こうにあるものを想像しなさい。 そして、それが納得行くもので… そして、そうなれる様に努力する事が出来るのであるならば、胸を張ってその道を進みなさい―― 一応、親類の受け売り…みたいなモンかな? あたしは考えずに突っ走って酷い目に会ったけど。 (苦笑し、大聖堂の天井を見上げれば… 吐息、一つ。 そして――) [Sat 19 Sep 2009 01:06:03]
リシェル > ――――ゴメンね!なんかよくわかんない変なこと言って。忘れて。 (失言を笑って誤魔化した。空元気でも嘘でもこういう時は笑っとけ。) [Sat 19 Sep 2009 00:57:08]
リシェル > ウォッシュアウト?だかなんだか。そんな感じの名前だったかも。まあ私も近々炊き出しとかの手伝いに行く予定だし向こうで会うかもね。 (微妙に間違ってる村の名前。こっちは軽い気分転換にここじゃないどこかに行きたかったから。まあ大聖堂は手が足りてない雰囲気だしちょうどいいかなって。ゾンビーな犬とかは…きっと出てこないさ!って楽天的に。) ……あ……ゴメンねフェン。この話を聞いた時、実は結構嬉しかったりするのよ。私が魔女になったのは半分成り行きみたいなもんだし。 (リシェルという少女(見た目だけ)は変わった。唯我独尊の性格も鳴りを潜めて他人の気持ちを察せれる。シスターも最初は形だけのつもりだったのに今では様になっている所もある。)(けど――――) いきなりの話だったから驚いて…なんか、その話に喜ぶなんて私が私じゃないみたいな違和感もあって。 (その変化に一番ついていけてないのはきっと私自身。) [Sat 19 Sep 2009 00:54:21]
フェン・メイフォン > 土砂に巻き込まれて無いのが何より一番なんだけど、ね…。 まぁ、その部分だけでも分かれば十分かしらね。 気になるのは、土砂崩れが起きたのが知り合いの居る村か、だし―― (ただまぁ、時間が許せば撤去作業なりを手伝いたい所ではあるが… そう思ってしまうのは、限定的な場所ではあるが地方に恩があるからか。 ゾンビ犬程度なら、出ても叩き伏せられる自信は… まぁ、モノにも寄るがあるにはあるし。) ……… (浮かない表情の侭、言葉を呟く彼女の… その顔を見遣る。 浮かない表情を見る限り、大丈夫… と口では言っているが、望んでいない事は確かなのだろうが―― むぅ…と、思案し… そして――) 確定じゃないなら、辞退するのもありじゃないかなぁ… って、あたしがアレコレ言える様な問題じゃないんだろうけどさ… あー、いや何ていうか…変な事言っちゃってごめん(言葉を吐き出せば、少しバツが悪そうに頭を掻き毟り… 溜息を一つ。 浮かない表情の原因を知れば、もっと気の利いた事も言えるだろうが… それを聞く事に気が引けてしまう) [Sat 19 Sep 2009 00:29:08]
リシェル > まあわりと対応はちゃんとしてるし土砂も地道に取り除いてるし。大丈夫よきっと。 (村の中はまさに魔女の釜の中だという事実を知らないから言える言葉だこれは。) 行ってもそうわかる事は少ないわよきっと。なんか陸の孤島状態みたい。しかし唯一の出口が土砂で埋まるのなんて不幸よね。 (あれからゾンビ犬が出たっていう話は聞かない。向こうに行っても情報得られず土砂撤去の手伝いさせられて終わりなんてこともあるかも。) ―――大丈夫よ。悪魔との契約切れば。元から対した代価も払ってないしね……… (動かない表情のままエセシスターは呟く。それはつまり魔女としての力を失うということ。私にある不老の力もなくなる。) [Sat 19 Sep 2009 00:16:54]
フェン・メイフォン > ん? 確定じゃないって… あぁ、まぁ大丈夫だとは思うんだけどね… そうそう土砂崩れが起きそうな様な場所じゃ無かった気がするし―― 万一巻き込まれても、援助物資があるなら… (その肝心の知り合いの一人が、空から援助物資を運んでいる事実までは知らないが―― 聞けば、少しだけ気が楽にはなる…か) ゾンビ…? また、妙なのが出たわね。 ゾンビなんて自然発生―― ああいや、偶にするか。 うーん… やっぱり、少しだけでも家空けて様子は見に行くべきかしら…ね。(現状の確認をするだけなら… 多分、日帰りでも何とか出来ない事も無いだろうし… それからどうするか決めても―― 暫し、思案。) (それから、彼女の言葉を聴けば… 一呼吸分の間を置いてから、彼女の顔を見遣り――) ………… 大丈夫なの? 洗礼なんて受けて(投げる言葉は、祝福ではなく… 確認。 一応、素性を知る身としては…色々と心配なのだろう、か) [Fri 18 Sep 2009 23:53:46]
フェン・メイフォン > nn [Fri 18 Sep 2009 23:46:50]
リシェル > そうなの。まあまだ確定じゃないけどね。それは御愁傷様。けど大丈夫じゃない?援助物資だって送ってるみたいじゃん。土砂に巻き込まれてない限りは多分。 (割と現状を楽観視しているのは彼女と違って知り合いが巻き込まれてないからか。) なんかゾンビーな犬だったけか?詳しいのは私もわからないわよ。けど手伝ってる人達にも被害も出たみたい。物騒ねー。 (だからこっちも軽く警戒だけはしてるわねって。地理的にそこまで近くはないから私のとこは多分大丈夫かな。) ………正式に洗礼を受けてシスターにならないかって言われた。それでこれからはこっちにいることになるかも。(いい話の筈なのだが表情は浮かない。) [Fri 18 Sep 2009 23:46:11]
フェン・メイフォン > ん、そうなの? それはまぁ、会いやすいと思うけど―― うん、その件。(何人か地方に知り合いが居るから、ちょっとその人達の事が気になってね。 …と、漏らして溜息ひとつ。 土砂崩れと言う事柄を考えれば、地形的にも絞れるし多分、みんな大丈夫だろう―― とは思っているが。それでも気になってしまうのはヴェイトスと言う街の何が起きても不思議ではない特性の為、か。) 変なバケモノ? それは、ちょっと初耳ね。 スラムの噂は良く耳に入るけど、あいにくと地方に関してはさっぱりだから―― けど、バケモノか… (地方でバケモノ、と言うのはあまり聞かないが… 実体験含めて例が無い訳でもない。 そう考えると、直接安否の確認は必要か。 しかも噂になると言う事は例の事故とは別件の可能性も高い。) … ところで、何かダルそうだけど…どしたのよ?(シスター修行が辛いとか? なんて、頭に浮かんだ不安を一時紛らわす様に…傍らの彼女へと問いかける。 行儀良く座る姿を見ても、素性を知る身としては… 矢張り、なんちゃってシスターにしか思えないのが、悲しい所) [Fri 18 Sep 2009 23:15:00]
リシェル > んーこれからはこっちにいるのが増えるかも。けどどしたのさわざわざ私に――――ってああその件か。 (確かに私も地方村に居を構えてる。となると自然入ってくる情報も多い。村の名前は覚えてないけど。) こっちは平気。ただ噂だと変な化け物?みたいなのも出てきたから獣避けの柵とか改めて作ったりして私もそれ手伝ったりしてた。 (傍にくれば行儀正しく座り直す。こうしてるとちゃんとしたシスターに見えなくもないのかもしれない。) [Fri 18 Sep 2009 23:03:22]
フェン・メイフォン > (とりあえず、手短なシスターにでも彼女の事を尋ねてみるか―― そう思い、礼拝堂の隅っこに座る手短なシスターへと視線を向ければ… ) あらま。 (ドンピシャ、それが知り合いのシスター。 シスターとは思えない行儀の悪い格好で手を振る彼女に、此方からも手を振ればそちらに近づき――) あらま、尋ねる手間が省けたわ。 今日は、こっちに居たのね?(何か大事故が起きたらしいけど、そっちの村は大丈夫? と、尋ねながら彼女の隣へと腰を掛けようか) [Fri 18 Sep 2009 22:50:14]
リシェル > もっと早くだったらな。(ちらりと偶像へ視線向ける。) 芸術に出会う前に、契約をする前にこの世界を知ってたら迷わなかったよ神様。 (別に神を貶してはいない。言ってもどうしよもない事がある。これもそう。) (お邪魔しまーすと。こんな時間に珍しいかなとそっちの方を見てみれば意外な人物がそこにはいた。) あら、この場が似合わない人。どしたの珍しい?懺悔にでも来たとか。 (ちょっと行儀悪く頭だけで後ろ向くと、逆さになった世界には知り合いの顔があった。おーいとその格好のまま手を振ってみる。) [Fri 18 Sep 2009 22:43:50]
フェン・メイフォン > (名前までは耳に入って来なかったが、ある地方村で起きた『土砂崩れ事故』。その村が知り合いの居る村のどれかか否か、気になるが… 死んだ(と蜘蛛が言っていた)ハズの目玉泥棒が生きていただの何だの、そんな噂も耳にする今日この頃。 家を空けて地方に行くか… それとも、後で落ち着いてから確認に行くか―― 迷う事数日、ふと… 知り合いが(魔女だけど)シスターやってたな、と思い返せば… 大聖堂へと足を踏み入れ…) えーっと… お邪魔、しまーす… (もう神なんぞ信じない、と心に決めている身だが、大聖堂に入ればそれでも感じてしまう妙な重々しさ。 それに、小柄な背を更に低くしながら顔を出せば… 辺りを伺う様に視線を巡らせて…) [Fri 18 Sep 2009 22:34:45]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが来ました。 『恐らくは初めて訪れた、その場所。 足を踏み入れ、辺りを見回し…』 [Fri 18 Sep 2009 22:19:27]
リシェル > (どれくらいの間そうしてたか。時間は特に気にしてないからわからない。) ………地方村…炊き出しの手伝いにでも行こ。 (えっとなんて名前の村だか。忘れたけど土砂で埋まってちょっと大変なんだっけか。気分転換になるかどうかはしらないけど人手があって損はないかな。)(そうして私は結論を先伸ばし。伸ばして伸ばしてその先に答えがあるのか。そんなのは知らないなぁ。その時になったらわかるでしょ。) [Fri 18 Sep 2009 22:05:42]
リシェル > (言い訳はある。意外にシスター見習いとしての仕事が忙しかったとか、クリスティアで研修があったからそれに時間を取られたとか。)(けどそんなの関係ない。私は頼まれた仕事の完成に遅れた。それが事実。) 自信失うなぁ… (いっそ芸術なんて忘れてしまおうか。人のまばらな礼拝堂の隅っこの席に座るとうろんな瞳で天井を見上げる。ただぼうっと。椅子に背中を預けながら何も考えずに私はしばらくそうしていた。) [Fri 18 Sep 2009 21:55:08]
リシェル > (この話はまた後日という事にしてもらうと一礼して部屋を出た私の足はなんとなく礼拝堂へと向かう。この時間だ人なんて殆どいないだろうなあ) けど…なあ。 (シスターの話では地方村から来るのも大変だろうと大聖堂勤務になるそうだ。この話を受けるとここで暮らす事に私はなる。)(芸術活動がな。)(私は深々と溜め息を吐いた。共同生活となるとスペースを取る私の作業をするのは厳しくなりそうだ。安息日はあるからその度に地方村に戻ってという手段はあるんだけど、製作スピードが著しく落ちてる私にはそれも厳しいかな。) やっとオリビーに頼まれてたのも終わったんだけどね………遅すぎだ。この下手くそめ。 (今朝がたシュクレとオリヴィアに送った壁時計の図案はそろそろ届く頃合いだろうか。どちらにせよ完成した達成感よりこんなにも時間が掛かってという自分への侮蔑が遥かにある) [Fri 18 Sep 2009 21:46:52]
リシェル > (真面目にやってるって部分を評価されたみたいだけど少し困る。真面目な気分は少しもなく、ただ自分にとって気に入らないから掃除したりその際にちょぴっとレイアウトを勝手に弄ったりとかしてたり。)(やっぱり私はやりたい事をやってるのだ。その性がシスターに向いてるとは思えない。) 考える時間を頂いてもよろしいですか?地方村での今の生活も嫌いではありませんし、それにやらなければいけない事もありますので。 (急な話にびっくりした気持ちがある。それに安定した暮らしは密かに夢描いてたものの一つだ。だからこの話を聞いて嬉しくなかったといえばそれは嘘になる。) [Fri 18 Sep 2009 21:33:12]
リシェル > (猫のように笑いながらその言葉を受け流そうとした。けど目の前にいる年配のシスターの方の目はマジだ。) いやじょーだんですよね?そりゃないって。………マジ? (話の内容は私が正式に洗礼を受けてシスター見習いから正規の修道女になるというもの) だって私………色々やっちゃってますよ?誘拐とか…その。それはお話は嬉しいですけど。 (事実自堕落に生きてきた私ではあるが規則正しいシスターとしての生活は新鮮で新しい発見があり嫌いではない。芸術家は常に新しい感覚を求めなければ錆びてしまうのだ。) [Fri 18 Sep 2009 21:24:43]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『またまたご冗談を』 [Fri 18 Sep 2009 21:16:21]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『「耐えるも試練」、ですか、大神(ジュピター)、(すかしてステンドグラスに視線を流した、)』 [Wed 9 Sep 2009 00:25:07]
イェルマーレ > ――…しかし、気になるのは中央病院の動きだな。どうにも音沙汰がない。(本来ならば真ッ先に救護班として要請を受けていていいはずのマリア=マグダラはどうしているのか。注意して街の様子を伺ッてはいるが、『リスカ』とは別にして少なくとも現在のところ医療のスペシャリスト達が現地へ派遣されたという噂は耳にしない。こちらも単に土砂崩れと高を括ッているのか、それとも被災地からの怪我人の待ち受け体制でも貫くつもりなのか。せッかく腕の良い医師が粒ぞろいを果たしていると言うのに、揮わないとは実に勿体ない話だ。思う存分おのれの技術を発揮することが出来る機会などそうそうないだろうと思うのに。) ……ともあれ早速、手詰まり、…か。(チュ ル)(親指の爪を軽く吸ッて誰にともなく呟く。一手目でクィーンを追い込まれるなど私も未熟すぎるチェス・プレイヤーだ。どうあれ現在のところ、自分自身が怪現象(*極端な湿地帯でもない山村に突如発生する濃霧など怪現象以外の何だと言うンだ)へ挑む足掛かりは見付からないという訳だ。本当、思い通りに進まないこと。道を阻まれるのは苛立たしい。もどかしいと言ッたらない。臍を噛む思いをするとはこの事だ。) [Wed 9 Sep 2009 00:21:05]
イェルマーレ > (何れにせよ大聖堂の御墨付きを以て堂々と探索行と言う至極優雅な手段は使用出来そうにないようだ。やはり無理を言ッてでも選抜隊に引ッ着いていけば良かッたか。後は同じように痺れを切らしつつある有志軍でも扇動する事が出来るならしめた物だが、それにしてみてもいざKama=Kuraともなればギルド・少なくとも市営団体レベルでの保証と許可が要る。有象無象が寄せ集まッて具体的な支援案も後押しの財政力もないまま気力のみを武器に被災現場へ駆け付ける事ほど無益な茶番はない。却ッて邪魔にしかならないと、統率と効率の問題で騎士団辺りの人間に摘み出される結果が関の山だ。)(ぶツン、爪を噛み千切る。つゥ。指先から血液が一筋伝う。) ……やれやれ、こうなッてしまッては大聖堂預かりと言う肩書きが煩わしい事この上ないな。今のままじゃァ個人で動くことも叶わない……、(恨めしげな流し目をドアに送る。保護者と言う名目上の人物が存在する身の上である以上、大ッ平に勝手は許されない。今目立つ事は得策ではない。あァ、個人的判断・個人的責任で事件に臨むなら何の問題もなかろうに。) [Wed 9 Sep 2009 00:10:40]
イェルマーレ > (むろん選抜隊の安否を気遣ッて進言した訳では断じてない。興味の発端は山村に向かッた彼等からいまだに「一報も報告がない」現状事実に起因する。たかだか土砂崩れ程度の調査で済むなら、なぜ定期連絡が入らないのか理解に苦しむ。単純に土砂に巻き込まれて全滅していたならつまらないの一言に尽きるが、何らかの人為的ないし超自然的な異常事象の渦中に居るせいならどうしてくれる。それが希少なケェスなら歴史的証人になれるところだ。実際エクソシスト達の運命如何はどうでも良い。成長も極まッて衰えて行く一方のテロメア細胞の塊に興味はない。どうも私の心理面に良心とやらの作用は無縁らしい。実に残念な事だ。それは先ほど却下された遠征の立案にも採用される。) ――…体裁と体面。俗世間から確立している筈の聖地の中でも、切ッても切れない繋がりらしきものがおありらしい。…は。面白いことだ。(これを笑い種と言わず何を言おう。低く喉を鳴らして蔑笑する。) ――…馬鹿馬鹿しい。(ついでに桃色の唇を曲げて十字架の前で悪態を吐き捨てた。) [Tue 8 Sep 2009 23:59:50]
イェルマーレ > (老司祭は皮膚の表面に刻まれた年輪の如き皺を苦しげに顔の中央に寄せ、一言「慎みなさい」と返答して力なく首を振ッた。ソレで質疑応答は終了してしまう。) ――…司祭様!(――ばタン、) ……………ちッ、(堂内に取り残された少年は閉ざされたドアを前に小さく舌打ちせン。俯き加減に傾斜した面ざしが忌々しげに薄く引きつる。神の御前で180°に態度の変貌を遂げる修道士は、眼鏡の奥の薄紫色の輝きを皮肉めかせた半眼に歪める。背筋を伸ばす。溜め息混じりに緩やかな前髪を掻き上げながら、傍らの壁に凭れ掛かり大人びた動作で腕を組む。) ――…これでまず一手は塞がれた形となる…か、(親指の爪を噛む。おおかた市長の手前人を割けないと言うところだろう。現時点に置いて最善の処置を施したと世間的に好評価を得た矢先、大聖堂のような大規模な組織力の余計な介入は顔に泥を塗るばかりだ。全くこれだから老人は気骨の足りない。年老いた霊長類など利用価値が無ければ単にカルシウムとタンパク質を申し訳程度に備えた水袋に過ぎないと言うのに。) [Tue 8 Sep 2009 23:50:10]
イェルマーレ > (しずしずと歩を進める衣擦れの音を軽やかな革靴のソレが追い掛ける。だけど先ほど堂内に響いた良く通る重高音は、靴音の発生源と印象があまり一致しない。成人男性の苦みを持ち合わせるテノールバスはどう見て考えても聞こえた位置が低すぎる。)(聖衣の裾が纏わる足を止め、困り顔で振り向いた老司祭の視線の先で、蜂蜜色の頭髪が丁寧な動作で下がる。一礼して持ち上がッた幼さの残る顔立ちが年相応のひたむきさを備え、血管が透けそうに白い喉が不釣り合いな低音を放つ。) ――…今やウォッシュベアーへの支援活動は『スターブルーム』を始め、カバリスト団体や奴隷ギルドまで参加しておられると言うではありませんか。要請のお声が掛からない我らと言えど…、怪我人の搬送や治療、皆さんの炊き出しなど、出来ることは沢山あるはずです。…僕達だけここで安穏と調査報告を待ッているだけなンて…、それが大神(ジュピター)の御心にかなう選択とは思えません。 [Tue 8 Sep 2009 23:41:03]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『――お待ち下さい、司祭様!』 [Tue 8 Sep 2009 23:30:36]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(いざ届け、我が恨みも呪いの声もッ……!)』 [Wed 2 Sep 2009 23:16:11]
イェルマーレ > (ざ、)(新しい水流を浴びて、きッちりと祈りの印を結び直す。だが死角になるその手が成すのはパプテスのするソレではない。逆さまにロザリオを握ッてウラミツラミで人を呪う邪教の指組みだ。雨のヴェール越しに紫水晶色の瞳が、執念にゴゥワゴゥワ燃えて輝いてる。置いてけぼりの怨みを思い知れェエエ!)神よ…、どうか我が兄弟達の御魂を御守り下さい…、(訳:そしてきゃつらめに恨み言を訴える機会をお与え下さい、) 運命から禍いの道を避け、安らぎの定めにお導き下さい…、(訳:願わくば偉い目に合ッてやがりますように、) メフィストの誘いに抗う力を以てラプラスの天秤からお救い下さい…、(訳:あと持ちかえッた調査記録とかこッそり掠め読めますように、)(ガゴゴゴゴゴーゴ、敬虔な言葉とうらはらに黒空気の濃度は120%に上昇。前回のスラムの『解体』も隠匿が成功しているし上手く事が運ンでいると思えば、その先で新しい知識を得る機会を失ッたりと安定しない。あァ悔しい。もどかしい。運勢の風向きが腹立たしい。後で確実に風邪を引くと理解していても、祈りにかこつけて八つ当たりでもしてなきゃやッてられない。喰らえ我が怨念……!!) [Wed 2 Sep 2009 23:15:05]
イェルマーレ > (とか見せかけつつ内心では、うぉのれェェェェェドァマニ=フランチェスコめェェェ、よくもこの私を置いて行きよッたなァァァァァ、あァの栗毛頭がァァァ!!的な怨念がゴォーゴォー渦巻いてる状態だけど。はい?心配ッて何語?)(遠巻きに観察する分には何ら異常無く見えてその実、一心不乱に祈り(*恨み)を捧げる細い背中からは、第六天さながらの尋常じゃない負のオーラが滲み出てて接近し難いパワーフィールド形成中。エクソシストの資格を持たない為に選抜隊から弾かれたが、めッちゃ連れてッて欲しかッた。明確な理由が周囲に預かり知れず、全く予期しない原因不明の事態により隔絶された山村など、一体どンな数奇な突発的事故があッたものなのか好奇心が揺さぶられ過ぎる。不倶戴天の悪魔が去来したか物質空間に何らかの異常が生じたか、はたまたお猿に襲撃されたか、何れの事象にせよどれだけ有意義な記録が取れたと思うンだ畜生ォォォォォ!!) くッ…、僕の力が及ばないばかりにッ…、(訳:こンな機会を逃すなンてッ…!) [Wed 2 Sep 2009 23:00:26]
イェルマーレ > Amen…、(祈りの言葉を呟いて、がくン。突如その背が地面に崩折れる。) ……駄目だ……、こンな脆弱な祈りでは、神に僕の声など届きはしないッ……! ブラザー=ドァマニ達のご無事を願う思いなど…、けしてヴァルハラに届かないッ…! (低い呻きが口の端を割り、ロザリオを握る手が痙攣を始めて雨粒を弾く。音信不通となッたウォッシュベアーなる山村へ大聖堂派遣のエクソシスト達が旅立ッて数日目。まだ定期連絡等の音沙汰のない彼らの無事をせめて祈らんと、神に捧げる水垢離を開始した少年の背に、修道女達の気遣わしげな視線が投げ掛かる。まじないの作法こそパプテスのソレではないものの、兄弟達の無事を思う気持ちは尊ばれる。その健気な心意気に免じて許可を降したものの、振りしきる雨の中、ずぶ濡れの華奢な影は酷く頼りなく思えてたまらない。やはり止めさせたほうがいいのでは。そンな眼差しが声なく飛び交ッて。) 駄目だッ…、もう一度ッ……! (はたして少年は苦悩するように柳眉を歪ませ、再度、傍らの手桶を掴まんと。) [Wed 2 Sep 2009 22:53:34]
イェルマーレ > (冷たい真水が頭頂で弾け、球体状になッて四散する。濡れて張り付いた前髪や眼鏡の縁からポタポタと落下する水素の粒子。額に頬に肩に胸、剥き出しの傾椎を降り鎖骨から第一胸椎。薄く蓄えられた皮膚の表面を伝ッていく水滴に、容赦なく身体が冷却される。気候は向秋。いかに残暑が残れど雨の中、二時間近く井戸水を素肌に浴び続ければ体熱は下がる一方だ。血流硬化に手足は痺れ、身体は寒気を訴える。)(ごトン)(手桶を脇に置き、頭を軽く左右に振ッて水滴を飛ばす。大聖堂の裏庭に一人きり諸肌を脱いで屹然と正座している少年は、悴む指先を合掌に揃えて瞑目する。掌の間にロザリオを携え青白い唇を戦慄かせ、幾度目かとなる祈りの聖句を唱え出す。) ……遥けきヴァルハラの園に居わす偉大なる父神(ジュピター)よ…、どうか旅立つ我が兄弟達を見守り下さい…、かの者らの道程から邪悪なものを取り除き、過酷な試練に合わせずその大いなる御手にてお救い下さい…、 [Wed 2 Sep 2009 22:43:16]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『――はッ…! (――さパン、)』 [Wed 2 Sep 2009 22:34:03]
お知らせ > ドマァニさんが退室されました。 [Mon 31 Aug 2009 03:20:28]
ドマァニ > (翌朝、ドマァニを含むエクソシスト数名が、ウォッシュベアー村へと出発した。霧に包まれた村で、彼らが何を見るかは、神のみぞ知る。) [Mon 31 Aug 2009 03:20:16]
ドマァニ >  はい。はい。 …判りました。其れでは。 (何時もの細かい注意にいちいち返事をすれば、一礼をして部屋を後にする。口煩いのは、あくまで自身を心配しているから。其れは良いのだけれど、同じ事を何度も何度も言われれば、空でも復唱出来るほどに覚えてしまう。一つ、常に主の慈愛を忘れることなかれ。一つ、汝の敵を愛し、速やかに神の身元へと送るべし。一つ、己の力を過信せず、引き際を見極めるべし。) …まあ、直ぐに帰ってこれるでしょう。 (明日…いや、今日の早朝に出発する為に、急いで準備をしなければ。早歩きで自信の部屋へと戻りながら、そんな事を呟いて。) [Mon 31 Aug 2009 03:16:50]
ドマァニ >  … 成程。悪魔の仕業か否かを確かめるためにも、我々が調査に赴くのですね。 (手を打っておくのは早いに越したことは無い。青年の谷も、数人の調査員が共にウォッシュベアーへと向かう手はずになっている。万一悪魔と遭遇しても、ある程度は対応できるであろう人員。青年以外は皆、ある程度腕の立つ人ばかり。青年は精々荷物持ち程度だろう、と考えており。) [Mon 31 Aug 2009 03:08:43]
ドマァニ > (色被り過ぎだろ。)(気の無い返事に苦笑する上司に、罰の悪そうな笑みを浮かべれば、再度姿勢を正す長身の青年。大聖堂、エクソシスト部門のとある小部屋にて。) …それで、そのウォッシュベアー、ですか?その村と連絡が取れないのが、悪魔の仕業ではないかと? (真面目な顔をして頷く上司とは反対に、青年は俄かには信じられないと言うように頭に「?」を浮かべている状態。悪魔の恐ろしさは常日頃叩き込まれている身だけれど、村一つに影響を与えるほどの存在がそうそう簡単に現われる筈はないと。)  [Mon 31 Aug 2009 03:01:17]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『…はぁ。』 [Mon 31 Aug 2009 02:55:26]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(―――――そうして、彼女からは眼球と肝臓を戴くとしよう、)』 [Sat 22 Aug 2009 18:15:54]
イェルマーレ > (怪訝そうな表情の娘の前で格子窓を開く。素顔を突き合わせて悪戯ッぽく人差し指を口に立てる。人の目でも憚るように小声で囁く。) …本当はこンなお誘い…いけないことなンですけど…、少しだけお祭りに行ッてみません? 僕…、何だか今みたいに元気がない貴女を見てると心配で…。 ほら、今日、久しぶりに晴れじゃないですか。…ほンの少しだけならきッと神もお見逃しになられますよ、…ね?(駄目押しに小窓から手を伸ばして娘の二の腕に軽く触れる。それで彼女の顔色が紅潮すれば此方のものだ。)(こンなふうに、どうにか上手く祭りの場へ連れ出そう。若い娘が憧れるシチュエーションを装ッて手でも繋いで。例えば海岸を散歩して。芸能横丁で踊ッて。商業地区を歩き回ッて――、そうやッてやがて巧みに誘導して行く先は人気のないスラムかどこかの路地裏だ。「疲れたから、ちょッと休みませンか?」なンて手招いて。「足、痛くありませんか?」なンて気遣ッて。「僕、ジュースでも買ッて来ますから待ッていて下さいね?」なンて背を向けるふりをして。そッと服の裏から取り出すンだ、私の意思と知識欲に忠実な相棒を。)(その時初めて今日の祈りを捧げよう。祭りの期間中は市内の警備も強化されているだろうから、相変わらず隅々まで『調査』する時間がない事が悔やまれるけれど、そう。神よ、本日の糧に感謝致します。と。大小の解剖刀で逆十時を慎ましく切ッて、) [Sat 22 Aug 2009 18:15:00]
イェルマーレ > (私は、たかだか情緒不安定症の引き起こす精神状態の一部でしかない、憂いや落ち込みなどと言ッた心因的な感傷の類に興味はない。解剖して理解出来ないものにかける労力はないし、本格的に感情面の神秘性を追究するなら、それこそ解体すべきは脳だ。それにしたッていざ偏桃体細胞やニューロンの増殖性をつぶさに調べてみたところで、心情的感覚の微細なところが確たる身体情報として新たに知れるべくもない。調査するだけ無駄なンだ、「ココロ」なンて下らない代物は。現在医学じゃァどう頑張ッても割り切れない。そンな安定もしない形状も解らない不明瞭なモノを後生大事に臓器の隙間に詰め込ンで、個々の主軸にして生きて動いてるンだから人間は本当に健気でいじらしい。)(ホラ。例えばこの娘だッて、さッきみたいにちょッと最もらしい説法を説いた程度で、もうその青い瞳に期待と安堵の影が現れ始める。ふつう商業地区の診療所で週に数回会うだけの顔見知りに向ける信頼ではない。聖堂と告解室と修道服と十字架と。この何かしら神性を強調する背景や小道具に面白いぐらい影響される。本当に聖職者という社会地位は便利なことこの上ない。) …ね、ちょッといいですか? [Sat 22 Aug 2009 18:06:33]
イェルマーレ > (娘は沈鬱な面差しでうなだれる。網目状の格子を隔てて、その細ォく傾いた首筋に青い静脈が透けて浮かンで見える。この鮮やかな色、造形美。内部構造さえ理解出来れば用がない花火などとは比ぶべくもない。これを美しいと言わず何と言おう。きッとあの、しなやかな血管を斬り裂けば、熱く、新鮮な赤血球が、両手に溢れて零れるほど、)(こクン。小さく喉が鳴る。) …そンなお顔をなさらないで?(内心の陶酔感を誤魔化すように声を掛ける。) 神はいつでも憂い子を見守ッていて下さいます。…貴女の謙虚で慎ましいお心悩みは、貴女の愛するご家族にもきッと届いておられるはず。感謝を知る者に叱責は必要ありません。ことここ父神様のもとへ至ッて、貴女が悔い改めることなど既に何事もないンです。(告解室に反響する大人びたテノールバス。努めて穏やかに説法を説く。とは言えパプテス教徒として世俗に溶け込むための、最低限の知識の一つとして習得した型嵌りの説教ごときで救われる心身症など何が大した悩みであるものか。滑稽な話もあッたものだ。山師イェスの信徒をかたるに何とも相応しい状況だこと。まるで示し合わせではないか。) [Sat 22 Aug 2009 17:57:46]
イェルマーレ > (娘が話し始めたその時、遠方からパ ァンと聞き覚えない破裂音が木霊を引いてきた。瞬間的に夕空が閃光を放つ。楕円眼鏡レンズに光彩の破片が反射して、少年は眩しそうに瞳を細める。向かい合う小窓の格子越しに、喋る娘の背面へ目線を飛ばす。方角からして海岸か。そう言えばどことなく世間が騒がしいと思えば、ヴェイトスでは今週から市方主催の夏祭り(ハニカブル)が催されているようだ。ならば先ほどの炸裂音は、例の朱鷺の都が「花火」とやらの試し打ちか何かだろうか。連日の豪雨に本日の花火大会もどうなることかと危ぶまれたが、久方ぶりの晴天に早速屋台を組み立てているらしき所もある。)(上空に打ち上がり一定位置で破裂して様々な色彩の火の粉を散らす、火薬とリンの化合物の仕組みにも心惹かれるものがあるが、焦っちゃァいけない。物事には順序がある。手掛けるべき順序と言うものが。ペテロへの洗礼を前にヤコブの祝福を先駆けては行きますまい。)(視軸を戻して、再び娘に微笑みかける。) …では貴女は、ご自分の持病及び通院・治療費の負担に依ッて、ご家族に迷惑を掛けていやしないか…と、お心を痛めておいでなのですね? [Sat 22 Aug 2009 17:50:34]
イェルマーレ > (――素晴らしい。最早芸術とさえ呼ぶべきだ。皮膚一枚隔てて脈々と息づく毛細血管。衰退の気配すら感じられない若々しい細胞。どれ一つ取ッても遜色ない。これで胃腸の疾患さえ無くば、この『倹体』は完璧だッたはずだ。全く大神(ジュピター)は誠に味な真似をなさる。)(く すッ。低い含み笑いが口元を掠める。格子の影でふくよかな唇が半月型につり上がる。) 「――…ブラザー?」 …あァ、ごめんなさい。どうぞ、お話を続けて下さい。(あァ いけない、気配が漏れたか。カーキ色の袖口で口角を覆い遠慮がちな咳払いひとつ。ニコリと緩やかに笑み直す。その眼差しには先ほどまで映ッていた歪ンだ恍惚感の欠片も見えない。もッとも修道服姿で小窓の向かいに着席する金髪の少年―― ブラザー・クリシュケンの紫水晶色の双眸には、告解室に相談に来ている小物屋の娘が、今だッて内臓の集合体と臓器を固定するカルシウムの骨組みと、それらを内包する皮膚膜らの生体結合物にしか見えてやしないが。) [Sat 22 Aug 2009 17:40:27]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(甲状腺、上大静脈、大動脈弓、横隔膜を境目に肝臓と胃袋、)』 [Sat 22 Aug 2009 17:31:43]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 変えるから… 思いきり抱きしめた。 )』 [Fri 14 Aug 2009 01:50:27]
セレニア > ( 元々、気持ちが落ち着く香りだ。 薔薇も油も、ヴァンパイア化を防ぐとされる。 入浴後には、これがないと気持ち悪くてしょうがない。 馴染みのものだけど、それでも。 )   ( 今日も挨拶くらいはできたし、眠るのはこの部屋。 日に一度はすぐ傍に居られて、彼女も自分のことを意識してくれる。 得体の知れない幻覚に抱く焦燥感や寂寥感も安らいで、頭痛も、いくらか治まった。 )   ( …清潔になるよう心がけていても戦闘服は戦闘服。 それで触れてしまって、カバーもシーツもかえなければと思う。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:40:01]
セレニア > ( フランドールの祈りのおかげか、戦闘がなかったのは決して喜ぶべきことではないのだけれど、昨日はヴァンパイアとの接触もなく、帰りは早かった。 上で眠り、この下段を使ったのは相部屋の彼女。 VHGでの上司に当たる、アレッサンドラ・マリア・クレメンテ。 …そっと枕を抱き寄せた。 シーツも枕カバーも変えてしまったけれど、彼女が使っている薔薇の香油が微かに香る。 もっとも自分も使っているのだからその区別なんかつかないけれど、あの方の香りという意識があると、とても特別。 先に帰って来たときは、こっそり枕を交換していたり。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:28:25]
セレニア > ( こぢんまりとした二段ベッドには、粗末だけれど清潔なシーツが皺一つなく敷かれている。 多人数部屋で自分のベッドメイクしかしていなかった時も機械的な几帳面さはあったけれど、相部屋になってからは、殊更に気を遣うようになっていた。 二段ベッドのどちらをどちらが使うとは、決まっていない。 後になる方が起こさなくても済むようにと、先に帰って来た方が上で寝ることになっている。 本心では、自分が先だった場合はむしろ起こして欲しいし、後になってしまっても、起きてくれると嬉しいから複雑なところだけれど。 …ただでさえ激務で、先日はしばらく療養しなければならなくなった彼女の睡眠時間を削ることも許せない。 軋んでくれていたドアの蝶番にも、泣く泣く油を注した。 )   ( だから、戦闘服を着て突っ伏すなんて通常できることではないのだけれど、それほど今は、辛かった。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:18:32]
セレニア > ( ―――頭が痛い。 キリキリキリキリ、締め付けられるような窮屈な痛み。 これは慢性的なものだけれど、こういう時、特に酷くなる。 ありもしないものを見たり、聞いたり… それが何かは心当たりがないのに、それにまつわる漠然とした感情だけが、一時意識を支配する。 )   ( 聖教会派のパプテス呪術による記憶操作や人格強制、洗脳が破綻しかけて起きる兆候だとは、本人は知らない。 クリスティアで所属していた部署が異端宣告を受け壊滅して以来、条件付けの最適化が行われず、蓄積され続ける記憶や経験によって新たに形作られる人格を、以前の人格に対処するための術式で抑え続けることが難しくなってきていた。 )   ( 剣を取ろうと膝をつく。 ためらいがちに触れてももう怒声は降ってこないけれど、酷くなる頭痛に、そのままベッドへ突っ伏してしまう。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:04:16]
セレニア > ―――ッ!? ( 短銃と剣を納めたベルトを思わず取り落とし、静まり返った僧房の一室に大きな金属音が響く。 …無人の部屋で、そんなはずはないのに、すぐそこで怒鳴られたような錯覚に、鼓動が跳ね上がっている。 いや、例え本当に怒鳴られたのだとしても、ちょっとやそっとで動じることはないはずだ。 やけにリアルな錯覚だけでなく自分の反応にも戸惑って、すっぽ抜けた手を見つめたまましばらく動けなかった。 指先が震えている。 なんだか、繰り返し繰り返し注意されていることをまた繰り返したような罪悪感がある。 )   ( それは何のことはない、いつもの行動だった。 今夜もVHGでの務めのために、尼僧服を脱いで、少し窮屈になってしまったけれど表皮のように馴染んでいる戦闘服に身を包む。 短銃と剣を納めたベルトを腰に巻こうとしたところで、唐突に、何の前触れもなく、怒られたような気がした。 ―――質素だけれど丁寧に掃き清められた二人部屋には、今は自分一人。 ドアも閉まっているし、それこそ開けば気付くはずだ。 軋んでいた蝶番にはこの間油をさしてしまったけれど、それでも狭い部屋。 開く扉に反応しないほど鈍くない。 ) [Fri 14 Aug 2009 00:34:49]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 怒られたような気がした。 )』 [Fri 14 Aug 2009 00:20:57]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 思い出したようにキリキリ痛み出す頭。 冷感のある湿布に手を当てて、耐える。 )』 [Thu 13 Aug 2009 01:47:17]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『吸血鬼が彼女の無事を祈るのは滑稽だけど、それでも今晩が無事に過ぎるように祈ろう。』 [Thu 13 Aug 2009 01:45:32]
セレニア > ―――素晴らしい方です。 アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様をご存知ありませんか。 私はカーンで、あの方の指揮下にあります。 ( ふと、盲目的な色が宿る。 その人のことを話すのがとても誇らしいような。 それまでに見せたどんな変化より、はっきりと表情を晴れさせて。 …カーンの中で更に風当たりの強い個人だけれど、それをはばかることはないし、それに彼女は正しく理解していると思っている。 )   はい。 きっとお役に立ちます。   ( 追いつけるとは思わない。 追いつきたい、とも。 ただ、彼女に評価してもらうことは喜びで、目標だ。 ―――この反応は前後するが、くすくす笑われてしまうと、何かおかしかっただろうかと目を瞬いた。 )   神のご加護を。   ( 送れるところまでついていこうかと一歩動くが、別れる姿勢に、この場でそのまま。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:42:24]
フラン > ………。 ( 見た目通り、なんて言い方をすると失礼だし、第一印象からそんな風に感じたわけじゃないけど。彼女の言葉から自分を追い込んでしまうタイプの性格なのではと感じた。 ) マリア様という方がどのような方かは存じませんが、その気持ちを積み重ねていけばいつか追いつくことも出来ると思います。 ( まさかあの有名な炎の魔女の事だとは思わないが。 …無愛想な娘だけれど、単に感情表現が苦手なだけかもしれない。…いや、それを無愛想というのか。とにかく、こうしてみるとちゃんとした感情の変化が少しだけ見て取れる。…当たり前といえば当たり前だけど。 私はその「がんばります」の一言にくすくすと笑った。 ) ―― はい、そうですね。ありがとうございます。それでは、今日は失礼しますね。 セレニア様も、どうかお気をつけて。 ( 確かに、娘が出歩くにはもう遅い時間だ。また背後から吸血鬼に襲われても敵わないし。 何か言いよどんだ様子だったのが気になったけど、追求するのもおかしいかと思い、ぺこりと挨拶するとその場を後にしよう。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:28:02]
セレニア > ( 以前は、亜人はもちろん他人種も根絶しなければならないと考えていた。 というか、そのように教えられたから、そのようにしなければと。 けれど今では、とりあえず保留と思える。 何より、ヴァンパイアを滅ぼすのが自分に課せられた使命で、他にかまけている余裕もない。 …実はとても過激なのはさておき、それが表に出ることはなくなった。 )   …いいえ、私は、足りません。 マリア様はもっと…   ( 気高い、というのはマリア様のような人をいう。 大聖堂の炎の魔女。 あるいは包帯女などとも呼ばれるが。 だからこそその評価は求めてやまないものだけれど、簡単に受け取ることができなかった。 …言葉遊びは苦手で返事に困るけども、気遣ってくれているのだとは分かる。 困った風な… もしくは照れているような俯き加減で、ただ頷いて。 )   がんばります。   ( 何かしまらない言い方でもどかしい。 )   …そうですか。 祈りは… 教会でなければできないものではありません。 だから…   ( おや、教会を軽んじるようなことを言おうとしているのではあるまいか。 もごもごと言いよどんで、何か言おうとしたのを途中で止めてしまう。 )   気をつけて、お帰りください。 夜も更けています。   ( そんなこと分かっていると思うけど、ヴァンパイアの時間だ。 道が同じなら送れるが、送れなかったとして代わりを連れてくることなどできるわけもなく、言い出せなかった。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:12:14]
フラン > ( カーンに対する風当たりが強いというのは知っている。亜人種が多いこの街は、パプテスの吸血鬼狩りを異種族狩りと捉え警戒する声があると聞いたことがある。吸血鬼は見た目が普通の人と変わらない分、カーンの活動が残忍非道なものに見えてしまうこともあるだろう。自ら血を分け与え吸血鬼を庇う者もいるぐらいだ。 …私もそういう人の世話になっているか。 吸血鬼としては複雑なところだが、彼らの活動はもっと評価されて良いと思う。 ) ――――。 ( そしてセレニアのその言葉と決意に、私は少し胸が詰まる。 ) ご立派です。そして何より気高い意思をお持ちです。大げさな言い方になってしまいますが……。 でも、パンの方だって食べてくれる人がいてくれないと。 ( まるで言葉遊びみたいに茶化す感じになってしまったが、無事に帰ってこそパンを焼く人の努力は報われると言いたいらしい。 フランは元々人見知りしない性格だというのもあるが、セレニアに対して微笑を向けている。 ) セレニア様、ですね。 はい、今日は礼拝に。最近身の回りが忙しくて、日曜は欠かさず来ていたのですけど…。 [Thu 13 Aug 2009 00:47:32]
セレニア > ( 聖なる務めに優劣があるとは思わないし、自分が特別なことをしているという意識はあまりない。 誇りに思うけれど、むしろ当然で、ただ批判されることだけは許せないという。 ―――でも、そうして評価されて悪い気はしない。 社交辞令と考えるところかもしれなくても、そういった部分は単純で、素直に 『ありがとうございます』 と重ねた。 微笑む代わりに、どこかほのかにきょとんとする風な顔をして。 ) …それが私の務めです。 与えられた使命を誇りに思いますが、私はパンを焼けません。 ( どう言えば良いのか分からなくて脈絡ないけれど、それぞれ務めがあって、どこかでパンを焼いてくれる人がいなければ戦うこともできないという。 …うれしさだとか、もどかしさだとか、はっきりそれと認識する部分が弱くても、感情はある。 やや困った風に視線を逸らして、頷いた。 )   ―――失礼しました。 セレニアといいます。   …フランドール様は、礼拝に?   ( ふと、尋ねる。 通りすがりの容疑者でもない市民に興味を示すのは珍しいが、どこかへ取り次ぐか、とか、そんな感じの気遣い。 当たり前のことでもあるけれど、それができるというのは、この少女にしてみるとちょっとした進歩。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:31:32]
フラン > ( 無愛想な娘、というのが第一印象。戦闘の中に身を置いているからだろうか。それでも歳相応のあどけなさや、おでこに貼ったままの湿布とか―― そういう部分にどうしても幼さを見てしまう。私が少し年上だからというのもあるかもしれないけど。 ) そうでしたか、ヴァンパイアハンターギルドの――。 ( こちらからも有難うございますと返して、彼女の無事を祈ろう。祈りは短いものになってしまうけれど。それが終われば、再び少女の方へ向き直ろう。 ) 私たちが安心して平和に過ごせるのも、貴女のような方が居てくれるお陰です。ですがどうか、無理だけはしないでくださいませね?貴女の無事を祈る方々の為にも。 ( 吸血鬼が何を言うのかと自分で思ったが、これもまた本心交じりだから困ったものだ。そして幼いと感じてしまうからだろうか、こんな少女に危険な任務が課せられている事に胸を痛める。エリエッタさんもそうだけど、ハンターの方というのは辛い務めを背負わされているように見える。 ) ――宜しければ、お名前をお伺いしても良いですか? [Thu 13 Aug 2009 00:19:04]
セレニア > ( 愛想の良い微笑みもなく、睨んでこそいないけれど、信者を見つめるその顔はあまりにも無表情だ。 ぴんと張り詰めるように姿勢良く、ケープの裾を引っ張るのはすぐに諦めたらしい。 )   いいえ。 大聖堂所属のヴァンパイアハンターです。 現在は【カーン】へ出向していますので、これからギルドへ向かいます。   …あ、りがとうございます。 フランドール様にも、神のご加護がありますように。   ( 話しかけられやすいタイプではないし、そういったことを言われる機会はあまりないのだろう。 VHGに対する世間の風当たりなんかが常々不満だったのもあって、意外そうにほんの少し眼を丸くして、以後の表情は心なしか柔らかい。 いくらか緊張が抜けた、という程度のもので、気付かないかもしれないが。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:09:26]
フラン > ( そう、一番出会いたくない。そのまま静かに立ち去ることも出来たが、そうはしなかった。なぜなら普通の人間ならば、そんなことはしないからだ。そしてフランベルジュ・フランドールが大聖堂に居たという事実を知っておいて貰うのは決して悪いことではない。…そこまで自分が考えていたかどうかは判らないが。 或いは単純に、自覚は無いがいつもの悪い癖が出たのかもしれない。フランベルジュは同姓の同世代の娘の血を好む。それが聖職者ならば尚更だ。吸血衝動の無い今でも、そんな本性が滲み出ているのかもしれない。 ) いいえ、私こそ。 失礼ですが、エクソシストの方ですか?そしてこれからお仕事に…? ( 或いは、たった今仕事を終えて戻ってきたばかりなのかもしれないが。 ) 申し送れました、私はフランベルジュ・フランドールと申します。宜しければ、貴女の無事を祈らせてください。 ( 同じパプテス教徒として、だ。そして吸血衝動が無い今は、それを本心とすることができる。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:58:48]
セレニア > ( おそらく今一番会いたくない職業だろう。 決意を揺さぶるような、威嚇するような。 それとも、その決意を前にすれば、どれほどのものでもないか。 目の前に立つことはなくても、欺こうとしているものはもっと強大だ。 何にせよ一見した限り、年端もいかない少女の姿は迫力に欠ける。 神様が何かを意図してということも、きっとない。 今はたぶん、ただのすれ違い。 )   ( 祈る姿勢はどこまでも真摯だ。 いっそ芝居なのではないかというくらい。 ロザリオでもあるのか胸に手を当てて、微かに祈りと感謝を口にしている。 時折、何かに耐えるように、わずかに顔を顰めながら。 )   ―――。   ( その信者がこちらへ近付いてくるのは感じるけれど、声をかけられなければ用があるのかどうかも分からないし、配慮されるままに礼拝は止めない。 とはいえ、略式なもので、すぐに立ち上がる。 )   …。   失礼しました。   ( そうして面と向かって、やっと意識するのだ。 そういえば、こういったところで帯剣するのはよろしくないと教わったことがあったっけと。 『何か?』 なんてぶっきらぼうに問おうとしたのをふと止めて、別の言葉に言い直す。 ケープをちょっと引っ張ってみたって、膝より下の剣先は隠せないが。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:47:31]
フラン > ( 目を閉じて吐息を一つ。これから待ち受ける苦難の日々に不安を抱くのは当然のことだ。だが、希望はある。こんな私を信頼し、力になってくれる人たちがいる。だから私は―――。 ) ぁ。 ( と、小さく声を漏らした。ふと瞳を開けば、丁度少女が一人礼拝堂へ入ってきたからだ。ただの少女ならば気に留めることは無かったが、その少女は帯剣し、戦いの衣装を身に着けていたのだ。傭兵の人には見えないし…だとしたら、エクソシストの方か、狩人の方か。 …おでこに貼ってる湿布が何だか微笑ましいけど。 ) ………。 ( 私はそっと席を立ち、少女の側へ近づいていった。勿論祈りを邪魔するつもりはない。声を掛けるにしても、それが終わってからだけど。 特に忍び足というわけでもないので、近づく気配は相手にも伝わるか。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:34:51]
セレニア > ( 緋色のケープで上体を隠した、薄紅色の髪と瞳が奇妙な少女が静かに礼拝堂へ入ってくる。 腰に提げた剣はケープに隠しきれていないし、あまり頑丈そうには見えない脚を覆うのはタイトな戦闘服と、パプテスの意匠が施された銀のプロテクター。 肩には盾も背負っていて見るからに戦闘職である辺り、この場所には不釣合いかもしれないが、医務室に寄った足で出ようとしたためルートが変わり、元々一般の信者に対する配慮はいまひとつ欠けている。 誰に恥じることもない聖務、何をはばかることがあるのかと。 )   ―――。   ( 額に湿布か何かを貼っていて、ひえぴたな感じなのがいささか間抜けだが。 静かに礼をして、信徒席の隅っこまで進み膝をついた。 立ち寄ったから、略式の礼拝。 ―――そこにいるホワイティアの少女のことは認識しているけれど、特別なものは感じない。 感知能力も、その少女が満たされている今は働かないだろう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:28:19]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 一般用出入り口ではなく、祭壇側の扉から。 )』 [Wed 12 Aug 2009 23:17:43]
フラン > ( …でも、そうやって迷っても居られない。私がこうして人としての正気を保っている間に、やるべきことをやらなければならないのだ。この罪悪感や後ろめたさも、夜空に新円が描かれれば春の淡雪の如く消え去り、私はまた罪を犯してしまうのだから。今私が抱えている迷いや不安が、意味のないものになってしまうというのなら。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:14:11]
フラン > ( 普段から大聖堂に通っていれば、疑いを持たれる危険は少なくなる。万が一疑いを持たれても、その疑いを薄める事ができる。 そうだ、私は人間の時もあるのだというこの揺らぎを利用して、全てを欺こうというのだ。そして私は人間に戻り、私の大事な人たちと幸せに過ごすんだ。 ) …駄目。 酷く不安だわ。本当にこれでいいの? ( 決意と言うにはあまりに脆く、今にも心が折れてしまいそう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:09:43]
フラン > ( …私はここで、一つの決心を持たなくてはならない。それは強い意志を持って望まなければならない。 私はこの先、血を啜ることを止めはしない。というより、止めることは出来ない。月に一度必ずやってくる満月の日に、私は狂った獣になり。そして一月に一度誰かの血を啜らねば、私はより化け物になっていく。だから私は止まる事ができないのだ。 ) だから…。 ( ―― 大事なのは、如何にばれぬようにやるかということだ。ああ、ああ、お許しください神様。あなたは全てをお見通しなのに、私は隠れて罪を犯そうとしています。今日、大聖堂にやってきたのもその一つなのです。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:00:04]
フラン > ( それから私は祭壇の前にやってくると長椅子に腰掛け、十字に貼り付けられたクリスト様を見上げる。クリスト様は十字に貼り付けられる運命を背負っていた。それは逃れようの無い定めだった。では、私が呪われた身体になったのも運命なのだろうか?克服せよと神は私に仰っているのだろうか?しかしそれは、あまりに辛く苦しい茨の道だ。自分ひとりに与えられた試練ならばまだしも、多くの人を犠牲にしながら進まねばならない呪われた道だ。 ) …………本当にそれがあなたの望みなのですか。 ( と、私は一人呟いた。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:46:32]
フラン > ( と言うのが大聖堂の入り口を潜った時の感想だ。暫く来ていなかったから、神様に嫌われてしまったかと思ったけれど、そういう事もなく中に入ることが出来た。大聖堂に立ち入れる吸血鬼なんて、私の他に居るのだろうか? ) こんばんは、シスター。 ( すれ違った顔見知りの修道女に挨拶すれば、最近姿が見えなかったから少し心配して…なんていう世間話をいくつか。 ) ええ、はい… すいません。ちょっと大学の方の勉強が手間取ってしまって。 ( 何でもない、普段どおりの会話だ。この修道女も、私が吸血鬼だなんて夢にも思っていないに違いない。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:32:24]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『ああ、入れたわ。』 [Wed 12 Aug 2009 22:27:27]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『( 結局何一つ進まないまま )  …、 ( 聖水を購入して帰った )』 [Mon 10 Aug 2009 19:17:17]
キリル > ( ――― けれど、この場所に居ても平気だ。 )  …、 ( 首に掛けた銀の十字も平気だし、目の前のステンドグラスを聖画とみなすならそれも平気だし、朝方に朝日を受けながら部屋に帰った時も、鏡を見た時も、居住区のドアに時々飾られてる馬蹄を見た時も、横丁でガーリックのきいたパスタを食べたときも、 ) ――― ( 何事もなかった。 ) ( ギリギリで回避出来たことを知らない青年はそんなことを繰り返し考えながら、 ) [Mon 10 Aug 2009 19:16:15]
キリル > ―――――― ………   ( 秒数下一桁が0〜4で吸血鬼化、0のゾロ目でグール化。 以降もしも吸血された場合はその度に数値が1ずつ増えていき、6回目(0〜9/不完全な数字)で完全に吸血鬼化する事とする ) 【判定】 [Mon 10 Aug 2009 19:09:15]
キリル > ( VHGに―― あのギルド員に、相談すべきだろうか? )  ……、 ( けれど、どこまで信用できる? ―――俺は どこまで、 信用されて いる? )  … ( まだセィナの父親の件もどうなってるかわからないし、 俺はあのギルド員に名前も住所も全部話したけれど、 俺はあのギルド員の名前さえ知らない。 ――彼女が意図的にそうしているのだとも、青年は知らず )  …… 。 ( どンだけ自分が真剣に悩んでいる事でも、ギルド員たちにとってはよくあることでしか無いのだろう? )( …以前ギルド員と邂逅した商業地区で、VHGをして 大学の事務局や自警団みたいなところで、個として認識されていないような感覚がする と表した青年には、あそこはひどく事務的な場所に思えていた。 ―― ああ、どこまで信用したらいい ? )( それに――― 、 )  …、 ( もしも 俺自身が、 吸血鬼になっていた ら? ) [Mon 10 Aug 2009 19:06:05]
キリル > ( いっそ夢であってほしいと思うたび、手の傷がつきンと痛んで自己主張する ) ―― わかッてるよ、 ( 夢なンかじゃないということは。 きゅっと、眉間の皺が深くなった ) ――― ( ああ、どうしたらいいのだろう。 誰に相談したらいい? 親?妹?友達?セィナ?それとも見知らぬ誰か? ) … ( どこにでも居るわ、本当に当たり前の顔をして紛れ込んでいる。隣の席に座った誰かだったり、どこかのお店でお金を渡した相手がそうだったり、同じ学校の人がそうだったり――…。 )  …ッ、 ( フランベルジュの言葉が思い起こされて、力なく頭を振った )( いったい誰を信じたらいい? ) [Mon 10 Aug 2009 18:47:13]
キリル > ( 青年が起き上がったのは日が落ちてからで、その時セィナはいなかった。 買い物にでも行っていたンだろうか、青年は少し出かけてくるから晩メシはいらないと書置きして家を出てきた。それからは風呂に行き、横丁を歩いて―― いつのまにやらココに来ていたようだ )   ――――― … ( いったい、どうすればいいのだろう )( 口にしたらなンだか更に弱ってしまいそうで、きゅっと唇を引き結び自問する。 自分の人生なンて、他人は対して気にしないような山や谷はあったとしても――ただただ平穏に何事も無く過ぎていくものだと思っていたのに。 ) [Mon 10 Aug 2009 18:38:10]
キリル > ( 鏡を片付け青年は店員や周りに謝罪して金を払い店を出た。もうあの店には行けないだろう。 一番大きな鏡の破片は捨てずになんとなく持ち帰った。彼女のあのハンカチに包んで―― ) ( けれどそのまままっすぐセィナの待つ部屋に帰る気にはなれず。 ぼんやりと川辺や公園へ足を向けた。結局どこをどう通ったのか、青年はよく覚えていない。 確か川の水に傷口を浸して血を流した気がするのだけれど、 )  ――― ( 部屋に戻ったのは朝方、まだセィナが眠っている頃だった。 適当に傷口を消毒して布をあてがい包帯を巻いて。ソファに転がり、タオルケットを被った。 暑かった筈なのだが、それを気にする余裕がその時の青年にはなかったのだろう。案の定寝苦しく、何かおかしな夢を見た気がするが覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:24:50]
キリル > ( 通うのは家の近くの教会ばかりだったから、この場所に今まで訪れることがあったかどうか記憶が曖昧だ。少なくともこの数年は無いように思う )  …… ( だというのにどうしてココへ来たのか、青年自身も解らないまま )( 右手には白い包帯が幾重にも巻かれている。少し緩いようであるのは、医者ではなく青年が自分で巻いたからだろう ) …、 ( 小さく息をつき、瞼を伏せる。 あれから――― 、 ) [Mon 10 Aug 2009 18:14:16]
キリル > ( 通路のただ中に、青年は一人佇んでいた。 周囲に灯ったロウソクは柔らかに辺りを照らし出し、 )  ―――― ( ステンドグラスもまた、その淡いオレンジ色の光を受け輝いていた。 彼は一時間ほど前にこの場所を訪れてからずっと、何をするでもなくただそれを見つめている。 胸元には銀製の十字のチョーカー。 青年は信仰事には無関心ではあるが、人生におけるタブーを――結婚式や墓等の様式を尋ねられる意味で宗教は、と問われたのならパプテスになる。親の信仰から、だ。幼い頃は日曜のミサにも連れて行かれたけれど、もう良く覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:08:36]
キリル > ( 明るい夕刻ではなくまだ日付が変わったばかりの頃に、時は遡る ) [Mon 10 Aug 2009 17:57:51]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( Mon 10 Aug 2009 00:00:00 )』 [Mon 10 Aug 2009 17:54:56]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( もしかしたら冷感よりも、そのように接してくれるという安心感が――― )』 [Tue 4 Aug 2009 21:13:17]
セレニア > ( 必要ない、そう言って今度こそ立ち去ろうと思うのだけど、突き飛ばしてしまった後ろめたさがあって、つい黙り込んでしまう。 それを了解と受け取られ、諦めるまでは付き合おうかと浅い溜息を零した。 )   ( 結局、できることがあるわけじゃない。 熱もないということになった。 ただ――― 冷たくすれば痛みが紛れるかもしれないと、額に湿布を貼られてしまう。 さすがに微妙に顔を顰めたが… 確かにほんの少し、マシになったような気もした。 薬液の香気が若干目に染みる、ひえぴた。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:12:32]
セレニア > ―――。 ( さっさと立ち去ろうとしたら、腕を掴まれた。 親切心からの行動に違いない。 それは、分かっているはずなのに――― 少し強かったその力を感じた途端、視界が揺らぐ。 ここは板張りの廊下、壁は漆喰で、そろそろ灯りがないと歩き辛い夜闇に覆われはじめている。 …それが、その瞬間、総石造りの廊下に入れ替わった。 それ自体はどうでもいい。 よく見る幻の一種だろうと思える程度にはこんな事が稀にあるし、すぐ治まるとも当たりがつけられる。 けれど――― 何故か、怖かった。 ただちょっと親身なだけと知っているはずの修道士が、急に恐ろしくなった。 理由は分からない。 ただ、この廊下で、こうして腕を掴まれた時、とても怖かったという――― )   ―――ッ!   ( 鼓動が跳ね上がり、息も上がっている。 気付けば幻は消えていて、少し離れたところにさっきの修道士が座り込んでむせていた。 それをしたきり固まったような自分の姿勢を一泊遅れて認識し、突き飛ばしたのだろうかと納得する。 )   ―――もうしわけ、ありません。   あの…   ( 混乱してしまうが、状況はシンプルだ。 手を貸そうと歩み寄ったら、修道士はまだむせながら、こちらこそと笑って手を振った。 突然触ったりしてもうしわけない、女性を呼んでこようか、やっぱりちょっと様子を見たほうが――― ) [Tue 4 Aug 2009 20:41:41]
セレニア > ―――はい。 失礼します。 ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、お馴染みの用法容量に頷いて、スツールを立つ。 夜間活動的な敵に備えて、VHGへ行くのはこれから。 淡々と一礼して踵を返した背に、今日は休んではどうかと気遣わしげな声がかけられる。 )   問題ありません。   ( 医務室を頼るほどになると、集中力の低下も招くし、ないわけないのだが。 軽く振り返りながら言う小さな身体には、表情の乏しい顔と平坦な声が相俟って、親切を受け付けないものがある。 )   ( それなのに、それが聖職者ということか。 扉を開け廊下に出たたところで、詰めていた修道士が追ってきた。 ―――これから任務という都合もあって、今出せる薬はないということだったが、もしかしたらいつもの頭痛ではなく熱でもあるのではないかとか、何やら頼りないことを言い始める。 新人なのかもしれない。 )   熱感はありません。   ( お節介で、休ませるために発熱していることにされるなんてまっぴらだ。 そんな風に計らいかねない優しい気配に、にべもなく首を振る。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:22:04]
セレニア > ( 基本VHGに出向している少女も、そんな頭痛持ちの一人だった。 発症した当初は医務室に訴えていたけれど、薬などを何種か試してみて結果が出ず、今では特に酷い時だけ思い出したように足を運ぶ程度になっている。 )   ( 殊更に痛がったりはしない、むしろ我慢強い人間がそれでも耐えきれず表情を歪めるというのには、重いものがあるのか。 詰めていた修道士は気の毒そうにしながらも、そのせいで眠れないというのに対して睡眠薬を出すくらいしか、できることはない。 …けれど、この薬が使われるのは夜が明けてからだ。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:02:05]
セレニア > ( その原因は様々で、きっと500年1000年経ってもなくなることはない。 今後治療法の種類は増えるかもしれないが、その数も少ないうちは尚更、どうしようもないと諦めるしかないだろう。 )   ( 大聖堂では聖歌隊に参加している他、一般の修道女の仕事には手を付けず、基本VHG [Tue 4 Aug 2009 19:50:05]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 慢性的な頭痛。 )』 [Tue 4 Aug 2009 19:45:46]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(残った氷は、傭兵に提供したらしい。)』 [Fri 31 Jul 2009 02:20:28]
ドマァニ > (あんまり近寄られるとこちらまで熱中症で倒れそうなので程々にして下さい。こんな良い体格になりたいと思ったとか思わなかったとか。) 其れはまぁ、次の機会にでもお願いします。 (サイン貰う気満々らしい。 鼻血噴き出す勢いで興奮している様子に、はてなと小首をかしげるけれど。) 其れではツヤコさん、僕もこれにて失礼します。 (そりゃもう誰も居ない保健室で…と、乙女の妄想は置いといて、要は介抱という名のサボりだったりする裏事情。医務室で濡れタオル当てたり団扇で扇いだりしつつ、少年が起きるのを待つのであった。) [Fri 31 Jul 2009 02:19:19]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 今日はいけない妄想が溢れて、夜眠れなさそうだ…! 』 [Fri 31 Jul 2009 02:14:50]
艶子 > うん…何か視界に入るだけで体感温度が上がる気がします。 ( あんなポーズとって、自分だって暑いだろうに…。っていうか草刈りしなさいよあんたたち! ) シ、シスターったら!いけないひと! …私、シスターがどうして強いのかわかった気がします。 ( と、司祭様に報告しに行くシスターに別れを告げて。 筋肉マッチョの傭兵達は、氷を貰えてご満悦だ!礼を言いにさらに距離を詰めるだろう! ) うむ!そのゴゥテンジ・ツヤコだ! サインしてあげてもいいぞ! ( 私の成果を知っていたようで、傭兵は一気に気分がよくなった。 ――しかし、気絶した少年をお姫様抱っこするその様子を見れば、私のボルテージは一気にクライマックスだ。 ) ど………!! ( どこでどうやって寝かせるんだ! というアレな質問は、出来なかった!こちらもぺこりと頭を下げて、立ち去るその姿を見送るだろう。 ) [Fri 31 Jul 2009 02:12:48]
ドマァニ >  大丈夫ですよ、吸血血は此処には近寄る事すらできませんから。 (と、一見まともな顔した狂信者は抜かした。それにしてもメイスを軽々と持ち上げるその剛腕、噂通りのお方のようで。驚きよりも呆れの方が強いのは何でだろう不思議。 近付いてきたら傭兵の皆さんの口にも一個一個氷を放り込む所存。皆さんにも無償の愛を。) ツヤコさん、ですね。 …おや、ひょっとして、「屍龍」や「鴉ノ王」を退治した、あのゴゥテンジ・ツヤコ氏ですか。 (小さな驚きの表情。エクソシストの見習いとして、この街で起きた大きな事件は学んでいるのだか、その何も聞き覚えがあり。 頭痛が痛いって感じですね。) あ。 (ゴリラがどうとか謎の台詞残して気絶した少年。ハァ、と小さく溜息吐いて、その体をお姫様だっこした。女性陣の視線に気付くことも無く。) 僕も、この子を何処かへ寝かせなければならないので… お騒がせして申し訳ありません。 (報告はシスターに任せて、少年の介抱でもするとしよう。色々と迷惑をかけた艶子氏にぺこりと頭を下げて。) [Fri 31 Jul 2009 02:06:53]
ジャスティス > ……マッチョは好きだけどこのくそ熱いときにちょっと……。 (押しの強い傭兵たちをじっくりと観察しながらうむうむと唸る) んふふ、あの一緒に入っていく指がなんとも。 (目を切らんとさせながらぽつり呟く修道女。いいかげん聖職者としてどうかとは思う) ……まぁ抵抗されないと殴るにしても面白くないわよね。 (最後の捨てゼリフに満面の笑みでそういって) ああ、私、これからまた市彩さまのところに行こうと思ってますから、とりあえず口頭で報告しておきますね。 (そういって大聖堂の方を見つめる修道女。ドマァニに会釈し、洋平たちにまた後で海で、なんて一度別れ、大聖堂の中に消えていく……) [Fri 31 Jul 2009 02:01:13]
艶子 > そろそろお祓いした方が良いと思いますよ、そのメイス…! ( うろ覚えだが、殺傷が目的ではないという理由で聖職者の武器にメイスが推されていたような気がするのだが、ひょっとしたら殺傷目的の高い私の刀より人を殺めているのではないかと恐怖! そしてスルーされる傭兵たち。でもあんまりスルーしすぎるとだんだん近づいてきて自己主張が激しくなってくるから注意だ! ) ん。私の名前か。私は豪天寺艶子。今、ヴェイトスで最も最強の名に相応しいファイターだ。 …最も最強、って言葉は変? ( 馬から落馬みたいな…。 ) ( そして素早い動きで離れる少年。うん、このちょっと目つきが悪い方の修道士の人の言うとおり、これだけ動ける元気があるなら大丈夫そうだ。まあシスターを警戒しての行動なら、例え全身の骨が折れていようとも離れたかもしれないが! ) …なんだか、無理矢理口に氷入れるのって…やらしい感じがするなあ。 ( しかも年上の修道士と年下の修道士…。はっ、まさかこれはいけない世界の入り口なのでは!? …と思ったら、倒れた。ああ。 ) [Fri 31 Jul 2009 01:55:12]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『だが、僕は…ほんものの、ごりらに、会っ…たッ!(ばたーん。要らん台詞言い残して本撃沈。)』 [Fri 31 Jul 2009 01:50:39]
イェルマーレ > (細マッチョ・ゴリマッチョどちらがお好き?とか訊いてる場合じゃない。)なな何だろうあれは吸血鬼…吸血鬼ッ!?そう言えば血を吸えるとか仰ッてッ…、……はッ!? もしや研究対象ッ!?(その間も傭兵さんの首にだれんと両手預けたまンまさッき倒れてたとき宜しくブツブツ言い出す少年。――こ…ッこれは後でメモろう! (腕廻したままガッチュポォ。ほっぺた撫で撫でもまァ悪くないしね。でもそのうちはッと我に返ッてスザァッと光速もかくやな勢いで傭兵さんから離れンと。理由?後ろから手が! 恐怖の権化サタンの姫が迫ッてきているからですよ笑顔で。蒼白な顔色硬直させて、勢いそンままザザザッと後ろ手下がりに2mの距離を置かんと。) 、 、 、(はう、はう、はう。恐怖のあまり半笑顔を張りッつけて「僕」「何も」「していません」と声なき弁護。ちなみにこちらの修道服はカーキ色なのでドァマニさんほど熱気吸収はしないけれど、別の意味でいま、汗が引くよ!助けて我が大いなるクトゥルー!) さ、さ、さまざまな方面からの助言、大変ありがたくお伺い致します…ッ、こ、これから重々気を配るように心がけますッ…、ほほ、本日は大変お手数をお掛け致しましてまことに申し訳あり…、ま…、(あ、やばい。怒涛の展開にまたふらッと来た。ぐらァーと傾くついでに口の中に氷突ッ込まれて今度こそ撃沈な感じ。) [Fri 31 Jul 2009 01:47:17]
ドマァニ > (ふしだらと思うからふしだらなのです。そう、人は誰しも、生まれた時に神の祝福を纏って生まれてくるのですから…!(笑顔キラキラー) 背景の輝く肉体美は全霊を以てスルーして、と。) この状況が既に天罰っていうか、取り敢えず祈りを捧げて落ち着いてみるのは如何ですか? (その言葉をそっくりそのまま青年へと返すと良い。抱きついちゃって微笑ましいやら見てるだけで暑苦しいやら。顔面から面白い位汗ダラダラ垂らす夏用修道士服+裾捲りな青年、其れでも全身黒で熱い事この上なしって話。あ、因みに誤字じゃないですよ。) …あんまり?     まあ、抱きつくだけの元気があれば大丈夫そうですけど。一応、此方からも後で報告しておきますね。 失礼ですが、お名前をお伺いしても宜しいですか? (少年に抱き付いた傭兵に問うて。報告内容はこうだ。「草取り中に熱中症で倒れたエルク修道士が、女傭兵とシスター・ジャスティスの介抱によって一命を取り留める」 聖堂関係者なので、少年とかの有名な撲殺シスターについては知っているので。)(そして氷は受け取らないなら無理矢理その口元に押し付け、咥えさせんとするおせっかい。ぐいぐい。) [Fri 31 Jul 2009 01:37:35]
ジャスティス > ……そろそろ喋り出してもいいんじゃないかなぁと。まぁあんまり人間の血はすってないわよ? (10?20?首をかしげる。いただいたドマァニさんからの氷を口の中で転がせば幸せそうに) もう、こんな好いものあるなんて、さすが大聖堂。 こらこら、あんまり女の子にくっつくんじゃありません。 (笑顔になりながらゆっくりとイェルマーレに腕を伸ばす) [Fri 31 Jul 2009 01:32:04]
艶子 > ( ちなみに「うちの連中は半裸だぞ」の台詞のところで、傭兵たちが肉体を誇示してます。背景で。 )  シ、シスター!妖刀みたいなこと言わないでください! ( メイスがン百人目の犠牲者の血を求めてる、とか…。でもシスターのメイスだとそれくらい求めそうだ。 ) まあ、今日は暑いからなー。今なら鼻水をずるずる出しても「汗です」って言ってごまかせそうなぐらいだからなー。    いや、私の鼻の下のこれは汗だよ? ( いやいやほんとに。 ) パプテスにも三途の川があるのか…! ( そして氷を渡されれば、ひゃっこい!とか言いながら。 ) はっはっは。まあ、これからは気をつけるんだぞ?不用意な失言で命を失った奴はたくさんいるからな! ( イェルマーレの頬を抓る手を離してあげた。暑さに気をつけるより失言に気をつける方が優先らしい! ) ――お、おい。こらこら。幾ら私が刺激的な格好をしているからといっても、神様の前でこういうのは不味いんじゃないか…っ? ( ひしぃ、と抱きつかれて。まあまだ少年なので振り払ったりはしないし、シスターが怖いのも無理は無い!よしよしと肩を抱いてやるね!そんでもって、豪天寺艶子の大サービスだ! ) [Fri 31 Jul 2009 01:27:24]
イェルマーレ > (自分の状況の全てが分かる魔法の言葉「こッちの世界」発言で大体の事情は知れた。知れたけど。何で僕、昼間ッからモロ肌脱いでるふしだら極まりない格好してる知らないお姉さんに頬ッぺた延ばされてるンだろう。あぁー日焼けも手伝ッてひりひりしてきた。やめてぇ。むぎゃーと顔を歪めつつ、だけどとにかくお礼が先だ!)い、いひなりふひつ(不吉)なはふげん(発言)はとても気になりまふが…、(引きつる声でふがふが、)と、とにはふ、危らいところ(?)を、た、たふけていただいたようで感謝いたし…ま……ッ、 ひッ、ひなゃぁああああッッ!? なんかなんかなんか申し訳ありませんお許し下さい神よ僕に天罰をぉッッ!(おうわぁ――、殺気消えたけど最初の台詞ちょう怖いィ―――!! ひぃッと全身総毛立たせ、瞬間的にばッと傭兵さんの首に手ェ絡めて抱き付く所存。背中がったがた震わせながら謝り捲りの儀式開始。(怖いけどまともそう)傭兵さん→(ちょう怖い台詞インパクト大)シスターさん。この瞬間少年の中で認識が決定した。修道士さんに至ッては既にビビり半泣き上体の少年に取ッて、一番威圧感ある存在だッたという。早口だしね。傭兵さんにひしぃーしてる予定なんで氷受け取る余裕とかナッシン。)(この間きッと数分のドラマ。迂闊に気ィ失うモンじゃァありませんね。いずれ混乱極めるから。) [Fri 31 Jul 2009 01:16:29]
ドマァニ > (売れないYO!そしてぶっかけよりも飲ませた方が良いんじゃあないですかって言う。 ゼーハー言いながら其処等に容器下ろせば水が跳ね散って顔に掛かるけどああ冷たい。 麗しき女性の半裸だろうが全裸だろうが人一人の命掛かっている時には気にする余裕ありませんとも。いやしろ。) シスターお言葉ですが、今日日の暑さは気合で何とかなるものでは無いと思うのですが。 (メイスをしまう様子に安堵しつつ突込み入れる所存。ぐるりと様子一瞥すれば、なんかこう既に復活したって言うかひょっとして氷一個無駄にしました?感。ぐったり。) えーッと取り敢えず生きてますね?サンズノカワは渡ってませんね?我等が主の元へ召されてませんね? …取り敢えず氷でも額に当てといた方が良いですね、きっと。 (この中で一番テンパってるんじゃないかってくらい捲し立てれば、雑用ナイフで氷砕いて、その破片をお三方へと手渡そうと。 下っ端の修道士は結構不規則な生活しているもので、忠言が耳に痛い。) [Fri 31 Jul 2009 01:09:19]
ジャスティス > ……久しぶりに血が吸えると喜んでたのに……。 (鉄分補給が必要なんですよメイスにも。六枚刃に頬をすりつけてメイスをいたわりながら背中に戻して) ……気合いが足りない気合が! (腰に手を当てて精神力だと激励を飛ばす。が、優しいことにドマァニを邪魔せず横にどいて道をあける) こんな、元気の盛りに不健康な生活してる大人より先に経たっちゃだめよ? (みんな規則的な生活してなさそうだと偏見に満ちさ視線を向けながら腰をかがめて声をかけて) [Fri 31 Jul 2009 01:05:55]
艶子 > ( えらいこっ茶。これは…売れる! …さておき。 ) おっ。今度こそこっちの世界に戻ってきたな。大丈夫か? んん? ( 笑顔で心配しつつも頬をつねる手をなかなか離しません。 ) お前、除草作業中に暑さで倒れちゃったみたいだな。こんなに暑いのに律儀に修道服なんて着てるから―― 私たちを見てみろ。ほれ、ほぼ半裸だぞ。 ( シスターは来たばっかりなのでいつもの服かもしれないが、傭兵連中は半裸でした。私も含め。 ) ……? うわあああシスター!お、落ち着いてください!鈍器は不味いです、鈍器は!拳ぐらいなら何とか耐えますけど、鈍器は! ( 修道士の少年が目を丸くしたのと同時に、背後に感じた殺気にはっと振り返ってみたら、そこにはうつろな目のままメイスを振り上げるシスターの姿が。今のゴリラ発言が不味かったか!  と、その時新たに修道士の人が氷をもってやってきた。しめた、あの人を呼び込んで場の空気をうやむやにしよう! ) こ、こっちだー!急いでくれ、もう意識が無いんだ! ( いや、思いっきり気づいてるしずざざと身も引いてるけど、でも意識が無いことにしよう!じゃないと、このままだとシスターに叩かれる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:54:53]
イェルマーレ > (お茶は万病の薬なンデスよきッと。死人に掛けても蘇るそれがお茶。ヴァルハラでも評判を広めておきますよアディオス!お空に浮かぶ笑顔きら。)(しかして頬ッぺたムギャーな反魂術施されたらさすがに起きるます。激痛にぎにゃーと歪む眉。痛ッたい、) ――うッ、うわッ、何!? び、吃驚した、こんにちはッ、(ぱッと目ェ見開いてがばと上体起こすと同時に反射的なご挨拶。ビビリ顔のまま茫然と瞬きす。)(え。何でお茶被ッてるンだろう僕。戸惑いながらぐしょぐしょの前髪摘まんで耳に掛けンと。ポタポタ滴垂れまくる濡れ眼鏡の位置ととのえて改めて、シスターさんと傭兵さんを交互に見上げるかたち。て言うか問答無用で片方のお方暴力に訴えるポーズ満々デスよ? 少年は自分のうわごとも覚えてない無責任感発動して目ェ丸く。)え、は、はの――、ろ、ろうひまひた、らにがッ!? はぶッ!?(頬ッぺた摘ままれたまンま傭兵さんに訊き返してみた。続けてその向こうから氷抱えた修道士さんが突進してくれば連鎖的にビビッてすざッと身ィ引く感じ。鬼気迫るゥ。ほんと、何がおこりましたか、神よ、) [Fri 31 Jul 2009 00:49:07]
ドマァニ > (お茶だけに。)(さておき、何か一人ぶっ倒れた少年が居て、しかもそろそろ神の身元に召されそうとかで、誰か葬儀屋を!葬儀屋を呼べェーっ!てな物ですか。違う? 兎も角、空気の読めない修道服其の二が、一抱えほどの荷物を持ってえっちらほっちら現れる訳です。) えーっと、熱中症で死にかけって言う人はどこですかぁっ!?あっち!?どうも! (其処等の傭兵Cにきつい口調で問うて。命が危ないらしいんで余裕無いんです、御免なさい。全身汗だくにしながら倒れた少年&剣士&シスターの方へよたよたと駆け寄っていって。) はいはいはいははいはいはいはい、氷が来ましたよッ!しっかりして下さい! (挨拶もせずに其方へ駆け寄っていく。容器の中には半分ほど溶けかかった氷の塊が入っている訳で。貴重だけれど、人命には代えられませんよね。) [Fri 31 Jul 2009 00:43:30]
ジャスティス > 怖いところみたいねぇ、モンスターも多いし。うちのの実家にも行ってみたいんだけど、来年かなぁ。 (とぱとぱぱちゃぱちゃと音を立てながらはじけるお茶の流れを眺めながらつぶやいて) ……。 (二人のトークに、無言で左手でメイスを握り振りあげる。目はうつろだ) [Fri 31 Jul 2009 00:38:58]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『えらいこっちゃ。』 [Fri 31 Jul 2009 00:36:34]
艶子 > 常世の森かあ。確かにあそこは入り組んでて危険ですからね、すれ違ってしまうかも。私も一度行ったことがあるんですが、巨人に追いかけられて死ぬかと思いました。 ( そして倒れている少年を助け起こせば、シスターがお茶をたぱたぱとかける。何やら私たちの知らない世界に旅立ってしまわれたかと思いきや、お茶の効果によってカムバックしたようだ。すげえなお茶!これから私は死にそうな人がいたらお茶を頭にかけよう。 ) お、おい。大丈夫か? 何だその…ばるはらって。ここはヴェイトスだぞ。 ( ぺちぺちと頬を叩いていたが、女ゴリラの言葉に私の怒りに火が付いた。 ) 失敬な!?ゴリラはシスターー…じゃない!私たちはゴリラじゃない! こら起きろー! ( また気を失いそうな感じだ。頬っぺたつねってやる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:33:47]
イェルマーレ > (ヴァルハラの園が見えてきます父神様。和洋折衷で逝き途中にサンズ・リバーとかあッたら、死神と交渉してきッちり値切るけれど六文銭を。シュワァー、額とか腕とか出てるところ真ッ赤にして、カンペキぐッたりしてる12、3の子供。すごい適当な処置にもされるがままの無抵抗で。じょろじょー、)うッ…、ン……、(金髪お茶でべしょべしょにして。小さく呻きながら少年の目が薄ゥく開くか。ぼんやァりと周囲見渡して。その視線が傭兵さんへ留まッたなら、瞳うるませてロザリオ握りしめ、)神よ……、僕の目だけは、まだヴァルハラに居るのでしょうか…、目の前に筋肉隆々の女ゴリラさんが……、これは…、僕の望みが見せる夢ッ……? (ばたッ。開口一番ちょう失礼極まりない台詞吐いて再び失神コォース。はらッと涙、目の端に浮かべても一度あの世へリッターンズ。お茶ぶッかけで回復は駄目ミタイ。医術の奇跡達成ならず。) [Fri 31 Jul 2009 00:27:01]
ジャスティス > なんかね、常世の森抜けて帰るっていってたから、結構奥地よねぇ。すれ違っちゃったりしたらさびしいから私待ってる。 (遠くの方を眺めながらため息また一つ) はいはい、なるべくじみなのをね。 (忠告ありがとう、なんていいながらも、声のした方に顔を向ける) ……もどれー。 (とことこと歩いて行けば、全く容赦なく頭にちょっとぬるくなったお茶をかけてあげようとする。艶子さんのアドバイス通りだ) [Fri 31 Jul 2009 00:20:44]
艶子 > ( と、その時。なにやら不吉な人の声が聞こえたような気がした。何事かと思い視線をそちらにやれば…何やら誰かが倒れているような。 ) ………!? ( うちの連中かと思ったが、違う。格好は修道士だ。そういえば、傭兵に混じって草むしりをしているのが居たが…。 ) お、おおい!大丈夫か! ( 慌てて駆け寄って助け起こそうと! ) 猿!?エテ公がどうかしたか!? …シ、シスター!お茶をこいつに! [Fri 31 Jul 2009 00:15:29]
艶子 > それもシスターの良いところだと思いますけどね。きっとシスターが甘やかしてしまう分、ほかの人が厳しくやってくれます。むしろ、他の人が厳しいからこそ甘やかしてくれる人が必要なんじゃないでしょうか。 厳しいだけじゃ、人間伸びませんよ! ( と、偉そうなことを行ってみる。 ) ふぬー。まあ、あまりに帰りが遅いようなら会いに行く口実ってことで旅に出てみるのも良いかも知れませんね!ブロウンも喜ぶんじゃないかなあ。 そういえば、彼はどこまで行ったんでしたっけ。 ( 湖畔くらいまでってことは、結構遠くなのだろうか。 ) う、ううん。仕方ない!じゃあお言葉に甘えて、部下どもも海につれていきます。 ――あ、あんまり際どいのは駄目ですよ!私は全然OKですが、野郎の目があるんですからっ! [Fri 31 Jul 2009 00:15:23]
修道士 > (ほンとに死んでるワケではありまセンが状況的には似た感じ。炎天下+もやしッ子=の簡単な式で求められる当然の展開。汗など体液を大気熱に絞り取られて水分不足で倒れる症状を、人は古来より熱中症と呼びます多分。和やかの会話のちょッと右手の脇でひッそり脱落してく小柄な修道士風貌在り。司祭様にお叱り受けまして、きのう斡旋所で暴れた罰も兼ね、傭兵さん達に混じッて草むしりに参加していた私デスが。) さ……る…、お…さるさん……が……、(ワケわからないことブツブツ呟きながらうつ伏せにバッタリ倒れてる少年、軽くご臨終。キチンとフードは被ッてたから日射病にはなッていないだろうけれど、目ェ廻して意識不明と化してることに変わりはない。むしろ今すぐ井戸水ブッかけて欲しい気持ち。シュー、) [Fri 31 Jul 2009 00:12:12]
お知らせ > 修道士さんが入室されました。 『(*焼死体)』 [Fri 31 Jul 2009 00:08:18]
ジャスティス > そうだといいなぁ、けど甘やかしちゃうんだろうなぁ。 (そこまでいって笑い声をあげるがだんだんとその声がしぼんでがっくりと肩を落とし、最後は笑い声がため息になる) はぁ…………。 ってため息つくと幸せが逃げるわね。そうそう、旅に出たいのよねー。ブロウンさんの見送りにかこつけて子はんくらいまで遊びに行けばよかった。 (お茶をついで回りながら、首だけは常に艶子さんの方向をむく) まぁ、ほら、人間仲美代中身………こらこら隊長さん。 (人心をつかむには交流よ?と) けど、どうしよっかな、先に上がって、買ってこようかな、水着。 (腰に手を当てて悩んだ様子で) [Fri 31 Jul 2009 00:06:04]
艶子 > うーん。でもあれですよ、ジャスティス様ががそういう人の立場になったらきっと後輩から好かれるシスターになると思うんです。私は年上の先輩にも頭は上げますが、部下とか後輩からも頭を上げられるんですよ! ( 艶子としてはそれが大変な不服らしい。 ) ま、まあ…そうですね。私もそういう死に方はしたくないです。 あぁ、なるほど。修道女とか教会の人だと、街の外にでるようなことは稀でしょうしね。それこそ冒険者とか、商人とか、それを護衛する傭兵とか――…。 え?あいつらは井戸水でも被ってれば良いんですよ!絶対私とシスターの体を比べて評価とかそういうことするんですから! ( でもやっぱり連れて行くべきだろうか。ぐぬぬー。 ) [Fri 31 Jul 2009 00:00:28]
ジャスティス > 修道女長様とか、年上の先輩たちとか、頭上がらないのよ私〜。今ももう修道女の本分をしっかりと自覚しなさい!とかもーがみがみ言われちゃって。 (両手で頭を押さえてくねくねと悶える修道女。部下たちからしたら変な元気のあるシスターだと思われるだろう) …………それこそ死んでも死にきれないでしょうに。 (とっさにとかならかっこいいけど、そういう使われ方では死んでも死に切れまい) 護衛任務とか、市街にでたりね〜。まぁ、寝ずの番とか大変なんでしょうけど……え?ああ、いいわねぇ、皆さん一緒に? (あ、けど水着持ってないのよね、なんて) [Thu 30 Jul 2009 23:56:09]
艶子 > 良く通る声だって言われます。 ( ああ、だからMJとの夜の生活の時の声が漏れてシスターに聞こえてしまったのか! ) なんと、そうだったのですか。よりにもよってシスターにそんなことをやらせるなんて…。 ( しかし教会にも上下関係があるのだろう。厳しい世界だ。 ) ………ぞっ、雑兵の命は尻拭き紙一枚の価値しかありませんから! ( きっと次々と流されていってしまうだろう。泳ぎとかはまあそれなりにできるかもしれないが…。 ) 雷電の仕事に?でもけっこう汚い仕事とか回ってくるんですよ。 ( しかし、確かにある意味自由な存在かもしれない。傭兵を軽視する人は多く、それ故に責任も軽いということもある。 ) 草刈りが終わったら、一緒に泳ぎに行きませんか? ( と、誘ってみる。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:50:17]
ジャスティス > うん、艶子さんは、声に張りがあるからね、いいことじゃない。  (ニコニコしながら笑ってお茶を注いでいって) いやぁ、普段は私もやってるのよ、ここに戻ったら私も下っ端だからねぇ、まぁ教会でもやってることは変わんないけど。 (怖い先輩がいっぱい、と苦笑して白い歯を見せる) まぁねぇ、そういう見せ場がほしいのもわかるけど……けど、雷電ってそういう訓練もしてるの? (なれずに流されたりしたら大変じゃない?なんて首をかしげて) ま、私もたまには雷電みたいな仕事に憧れたりもするけどねぇ。 (ああ、いいなぁ泳ぎ行きたいな、なんて見えるはずのない海岸の方を眺めて) [Thu 30 Jul 2009 23:43:45]
艶子 > んお? ( そのとき聞こえてきた声の方を振り向けば、なんとそこにはシスター・ジャスティスの姿が。…いや、「なんと」とかつけちゃったけどここは大聖堂なのだから、むしろシスターのホームグラウンドというか、居ても全くおかしくないのだが。 ) あ、う。すいません、声大きかったですか。 ( 大きな声で喋ってるっていう自覚が無かっただけに、ちょっと気恥ずかしそうに。…もしかしたらアレックスとかにも聞こえてしまっているだろうか。 シスターの姿が見えれば、部下どもは嬉しそうに寄ってきてコップを受け取るだろう。くそ、げんきんなやつらめ! ) はい。ちょっと雷電から雑用を押し付けられて…きっと大聖堂のご機嫌伺いですよ!まあ役に立つのは嬉しいですが、もっと騎士団みたいに氾濫しそうな川をせき止める作業とか、そういうカッコイイのをやりたいです。 ――そうですね、こういう日は川とか海で泳ぎたいです。 [Thu 30 Jul 2009 23:35:42]
ジャスティス > (うわあ訂正、今真昼ですっ!!) しっかしほんと気持ちいいくらい熱いわよねー。 (自身もおでこに汗を浮かべながら嬉しそうに空を見上げて) [Thu 30 Jul 2009 23:31:15]
ジャスティッス > 今晩は〜。 (そんなことを言いながら、トコトコ歩いてきたのはやたら物騒なものをあちこちにつけた一人の修道女。まるで不良少女のように、髪を真っ青に染めている。気の強そうな眉と通った鼻立ち、元気いっぱいの笑顔で薬缶をぶら下げて歩いてきて) あ〜、やっぱり艶子さんか。中までよく声が聞こえたわ。 (お茶だけどいかがですか〜?なんて言いながら、真鍮製のコップを二つ三つ周囲の人間に渡していく) こんなこともやってるんだぁ [Thu 30 Jul 2009 23:29:14]
お知らせ > ジャスティッスさんが来ました。 [Thu 30 Jul 2009 23:22:00]
艶子 > ( よーし。ここは気の利いた言葉を言って連中を奮い立たせよう。人の上に立つ者は、カリスマ性と巧みな話術が必要になるのだ。 ) 良いか、お前らっ!今日のお前らの努力はきっと神様も見て下さっているゾ!お前らがおっちんで天国行きか地獄行きかっていう段階になったら、必ず今日のことを考慮して査定してくれるからな! ( 死なないような奇跡は与えてくれないの?っていう声が聞こえたような気がしたが、無視しよう。私はそういうあげあしとりっつーか、心無い突っ込みは嫌いだ。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:18:53]
艶子 > ( 傭兵隊の連中も同じように土塗れになっている。何とか涼しいうちに終わらせようということで、朝の早めの時間からこうして除草作業をしていたのだが、思いのほか大聖堂の雑草は強く、まだ終わりそうになかった。きっと神様の恩恵を受けて育っているからこんなにがっしり根付いているのだろう、畜生め! ) 良いか、ちゃんと根っこから抜くんだぞ!根っことらないとまたすぐに生えてくるからな! ( 私は部下どもに声を張り上げるが、連中のテンションはすでに0に近い。返ってくる声も力なかった。 …くそう、私は隊長だ。本来なら奴らの側で日除け傘を差して冷たい飲み物を飲んで休んでても良い身分なんだ。でもそれじゃあ皆がかわいそうだし士気に関わるからってこうして一緒にやってるのに、なんだその気のない態度は!私だってもう終わりにしたいよ! ) [Thu 30 Jul 2009 23:10:27]
艶子 > ( ”今の私ならアイリ様やレイだって倒せる。” などと自惚れる程度に、豪天寺艶子は自身の成長を噛み締めていた。しかし、例え幾ら成長しようともそれを発揮し周囲から評価してもらう機会を設けない限りは、扱いはまったく変わらないのである。 ) ( 豪天寺艶子傭兵隊総勢10名は、傭兵ギルド雷電より名誉ある任務を言い渡されていた。それは…大聖堂裏の草取りであった。 ) くそう!こんな雑用押し付けやがってー!! ( 7月も終わりに近づいた夏真っ盛り。炎天下の中、私たちは汗と泥に塗れてのボランティアに勤しんでいた。私は土塗れになった腕でおでこの汗を拭う。もちろんおでこに土が付くが、そんなことはもうどうでもいい。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:05:00]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 時間は遡ること10時間前、丁度お昼時である。 』 [Thu 30 Jul 2009 22:55:51]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(あァ、やッぱりもッと「勉強」しなくッちゃァ――、) ――ね、ふふッ、』 [Sat 11 Jul 2009 23:34:01]
イェルマーレ > (幾度改めて見ても知識評価の見出せない代物だ。こンな単なる石膏だか金属だかの塊を衆人が未だありがたがッて崇めているのかと思うと笑えてしまう。世界中の知的生命体はかしこいくせに、いつになれば善神崇拝は無意味だと気が付くのか。)(この無価値で無意味な無機質固体の塊が、今まで無力な生命達にどンな加護や庇護を与え賜うたと言うのだ。私は何もかも知ッている。この無能なる石くれどもはシスターや孤児院の仲間達が八つ裂きにされた夜だッてただひたすら教会の中で突ッ立ッていた。ひとり惨劇も知らぬげに、血飛沫を浴びて月光の中を白々と。シスターも兄弟達も、あんなに昼に夜に精一杯の祈りと歌を捧げてささやかに暮らしていたと言うのに。引き裂かれた腕や足や首に何の慈悲を恵んでくれた?いたいけな依存の伴う信仰心にどンな落ち度が合ッたと言うンだ。)――…僕はもう、貴方なンかに頼らない……、貴方の奇跡は当てに出来ない…、とッても不平等で非効率的なンだもの……、(讃美歌を歌うような口ぶりで囁く台詞。ヴァルハラで指を加えて見ているのが貴方のお似合いだ大いなるイェス。私は私自身の手で、生命体が半永久的に稼働する神秘と魂の繋がりを解明してみせる。貴方の子供達をこの手で隅から隅まで調べ上げて。そこへ備わる命と言う稼働体の仕組みを理解して――、)(あァこの前の『標本』がとッても恋しい。アレはまだスラムに有るンだろうか。拾いに行ッてはいけないだろうか。)(親指の爪が口元に昇る。ガリ、) [Sat 11 Jul 2009 23:32:55]
イェルマーレ > ―――――、(不意に途切れる旋律。)(少年は背後を振り向きざま、凄まじい目付きで燭台を投擲せん。)(カシャァン、儚い金属音を立てて燭台が砕け散る。紫苑色の陰火が輝く瞳に、聖者を磔ッ付けた十字架が映る。)(少年はユラアリ立ち上がり、雲を踏むみたいな足どりで一歩一歩聖遺物に近寄ッて。)(バン。上体から倒れ込むよう両手を十字架の表面に叩き付けん。聖者の脚元に跪くような格好に背をズルズル丸めて、) …どゥだろう…? 貴方を尊ぶべき場所で…、貴方を敬愛する歌が不適当に貶められ…、辱められる気分は…。背徳的高揚感…? 破滅的嫌悪感…? 無機物に根源的な感情ッてどこにあるンだろう…?(無いか。いずれ無機質物には前頭葉はおろか扁桃体も 脳幹も、自律神経系も、そもそも大脳からして無いンだもの。つまらない。中身のないものからは本当に学べるものが無い。価値が無い。)(凭れ掛かるようにしてプツプツと独り言。夢見るような焦点が胡乱げに定まッて肢体が残念そうにベッタリ離れる。一歩二歩後ずさッて停止する。正面から見上げるかたち。) [Sat 11 Jul 2009 23:21:20]
イェルマーレ > ……Hail, Holy Queen enthroned…、 above, Oh Maria…、(礼拝が終わり、信徒達がそれぞれに解散して行っても、少年は無人となッた大堂にポツリ。教壇のきざはしに緩やかに腰掛け先ほどの賛美歌を口ずさむ。燭台の一つを指に絡めて弄び、二本の脚を煙のようにくゆらせて。滑らかに堂内に反響してくテノールバス。)(ただしその歌詞の中に天使の名は出てこない。その調べで聖者が讃えられることは無い。光彩の多い瞳が背徳的な陰りを帯びる。) …Triumph all ye Dagon…、…Sing with us ye Azathoth…、 ッふふ ふ――ッ、(我慢できないと言うよう、口の端から零れる無邪気な笑い声。くすくす、くすくす。) ふ… はッ、ふふふふふッ、(顎に手の甲を当てて優雅なソレは、やがてステンドグラスを震わせる低い哄笑に変わッて行く。)(我らと踊れダゴン、我らと歌えアザトホース。我が主、尊き邪神の卷達よ――、) [Sat 11 Jul 2009 23:09:19]
イェルマーレ > (少年の独特の低い声音は、周囲の賛歌と同調して微量に含んだ邪気の片鱗も現れやしない。これが滑稽でなくッて何だと言うのか。パプテスは絶対神を謳うくせに、件の偉大なる父君はこの程度の冒涜にも気が付かないンだ。唯一神が聞いて呆れる。)Salve, salve, salve, Regina…、Salve, salve, salve, Regina……、(オルガンのリズムに合わせるよう、緩慢に左右の修道士の懸命な姿を観察しながら紫色の眼差しに隠る愚弄と侮蔑。下らない。精進の見返りに何がしかの超次元的な力を個人に齎さぬ限り、形骸化された信仰に置いての神格は無意味の一言に尽きる。宗教上に至ッて分別された何れの神も、地上の超物理的な事象ないし摂理の全てに当たり、あまねく無力な存在に過ぎない事実は血生臭い歴史が証明している。)(馬鹿馬鹿しい。建設的な物なら信心を以てしても見い出せる。即物的で合理性があッて自らの望みへの研鑽になるもの――、) [Sat 11 Jul 2009 22:58:34]
イェルマーレ > Triumph all ye cherubim…、Sing with us ye seraphim…、(愚かなこと――、)(声の音程の関係で青年代の修道士達の列に混じッた金髪の少年は、歌いながら彼らより一つ分低い頭の位置で俯いて。譜面の裏側で桃色の唇が浮かべた微笑はうッすら嘲りの色を穿く。伏せた睫が描く半円。ニッタリと邪悪な光。)(少年は礼拝の時間が大好きだ。隣立する信者の誰もが陶然たる思いで大神を讃えているさなか。私は一人心のうちで、聖なる調べにいたずらに冒涜の変え詩を乗せ、謹厳なる賛辞をひッそり踏みにじッているのだから。)(こンなに愉快な話はない。ケルビムをクトゥルフと呼び、セラビムをヨグ=ソトホートと詠ンで。人知れず邪神の名に擦り替えられて貶められる聖人達。真実神が耳を傾けておいでならさぞ怒り心頭に発しておられよう。何て痛快な話。)Heaven and earth resound the hymn……、(曲の進行に連れて譜面の頁を捲る。) [Sat 11 Jul 2009 22:48:50]
イェルマーレ > Hail, Holy Queen enthroned above, Oh…、 Maria…、(今夜も礼拝に幕が降りる。選曲は『聖なる女王』。教壇右部に配置されたオルガンを若い親父がなだらかに奏でる。)(鍵盤の叩く音色が厳かに振動させる空気の波。何年と使われ続けた旧い管楽器しか出すことが叶わない荘厳な重低音。ステンドグラスから透けて注ぐ月光が、整列する神の使徒達を祝福する。)Hail, Mother of mercy and of love, Oh…、 Maria…、(ソプラノからメゾアルトまでは前列に居並ぶシスター達が、テナーからバスまでは後列に畏まるブラザー達が、それぞれ手に翳した聖なる楽譜の教えに習ッて、一部の乱れも許されぬとばかりに定められた音節を厳めしい顔つきで唄い上げる。大いなる神へ捧げる賛歌に礼を欠くまいと整然と揃わせた和音。ここに立ち並ぶ神官尼僧の全ての男女が、みな心は一つだと思うンだろう。善良なる隣人は自分と等しく敬虔な心持ちで神を讃え歌ッているのだと疑ッてもいまい。)(それを考えると可笑しくなッてしまう。) [Sat 11 Jul 2009 22:37:02]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(パイプオルガンの音に並ぶ賛美歌の調べ――、)』 [Sat 11 Jul 2009 22:26:06]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(吸血鬼と疑わしき人物の情報を持って。)』 [Sun 21 Jun 2009 21:55:18]
ドマァニ >  ひっ!?は、はい! (突然速足に歩き始めた先輩、立ち尽くして見送っていたら、付いて来いと怒鳴られて。くしゃくしゃになった書類握ったまま、小走りに後を追いかけて。) ど、どちらに行くのですかぁ!? (質問には答えてもらえなかった。向かう先は、無能司教の所。司教様を問い質した後、VHGに二人のエクソシストが訪れるだろう。) [Sun 21 Jun 2009 21:54:51]
ドマァニ >  き、聞いてない…?いやでも、司教様へお話していた内容を、勝手に口外するのは憚られたので…。 (鋭い視線に縮みあがりながら、必死で言い訳して。司教様の方から話がなかった事と、男から話が無かった事、両方に腹を立てているのだろう。少しの間、虚空を睨みつけながら何かを考え始めた先輩を、逃げ出したい気持ちで見つめて。) [Sun 21 Jun 2009 21:50:33]
ドマァニ >  以前この街を襲った…なんでしたっけ、メアリ?…ミレディ、あれは常識外の吸血鬼だと聞いています。 (吸血鬼だろうと、悪魔だろうと、人間の知りえていることなど些細なものだ。だからこそ、更に学び、更に鍛錬し、経験を積むことが大切なのだろう。男など、まだ一般人と大して変わらないのだから。) …あぁ、そう言えば、今日ミサにいらした夫人が、司教様とお話ししてました。知り合いが吸血鬼なんじゃないかぁって言ってたようなっ!? (不意に先輩が壁を殴りつけ、ずんと鈍い音が響き。思わず書類握りしめ、23歩後ずさって。) [Sun 21 Jun 2009 21:47:03]
ドマァニ > (相変わらず不機嫌そうな顔をした先輩が、指で書類の一か所を指さした。目を細めて其れを見れば。) …雨、ですか。 (作戦が行われた時、その場所で雨が降っていた、と書かれている。何か言いたげな先輩の、鷹の様な眼を見返して。) 判りますよ。吸血鬼は自らの力で流水を渡ることが出来ない…ですよね。 (理由など知らないが、とにかくそういう事なのだ。自然の川は勿論、雨や下水も駄目らしい。表情を変えずに頷いた先輩が、言葉をつづる。あくまでもそれは知識にすぎない。我々の知識を超える事は幾らでも起きるし、その時最善の対処をするには、経験を積まないといけない、と。) [Sun 21 Jun 2009 21:41:39]
ドマァニ > (元々、VHGがパプテスと近しい関係になったのは、吸血鬼の個体の多くが、パプテス系の呪術を苦手とするものだからだ。聖水然り、聖画然り、十字架然り。それでも、ある程度の実力を持つ個体には効果が薄いし、始祖吸血鬼に至っては、効果があるのかすら疑わしいそうだ。不明瞭なのは、始祖吸血鬼を相見えて、生き残った者が全く居ないからだ。) …で、無事に吸血鬼を仕留めて、特に騒ぎ立てる者も無かったんですよね。 (酷く簡潔に書かれた書類にも、特にマイナスなことは書かれていない。もし標的を取り逃がしたとしても、自身の恥を外部に漏らすようなことは無いだろうけれど。) [Sun 21 Jun 2009 21:33:15]
ドマァニ > (ここ最近、大聖堂とVHGの仲は良好らしい。男の様な下っ端は存ぜぬところだが、二つの組織が提携して、大規模な治水工事も行う予定。とまあ、一応は味方同士ではあるけれど、パプテス教を絶対とする大聖堂直属のエクソシスト部門と、人種も宗教も動機も様々な者が集まっているVHGでは、決定的な違いがあり。一番の違いは、動機だろう。VHは、始祖吸血鬼に家族、友人、恋人を奪われ、復讐のためにVHへとなる者が多い。エクソシストにも、そのような者が居ない訳ではないけれど…どちらかといえば、「絶対なる神の敵を打ち倒す正義の味方」と考えているものが多い。この男のように。) [Sun 21 Jun 2009 21:24:21]
ドマァニ > (昼間の土砂降りが嘘みたいに、月の綺麗な夜。窓からのぞく星空を眺め、のんきにそんな事を口にしたら、先輩に睨まれた。) …済みません。真面目にやります。 (手にした書類に、再び視線を落として。書類は、昨夜の狩りに関するVHGからの情報が主だ。吸血鬼の住処に、小規模な襲撃をかけ、何体か滅したらしい。誰でも知りうる、当たり障りのない情報だけだけれど、一応味方同士と言う事で、あちらから大聖堂のエクソシスト部門へと、報告がなされている。) [Sun 21 Jun 2009 21:17:04]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『晴れましたねぇ。』 [Sun 21 Jun 2009 21:09:13]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 [Sun 7 Jun 2009 01:10:29]
ドマァニ >  アーーーーーーッ (そして、悲鳴と、バケツがひっくり返る派手な音が、夜の大聖堂に響いたらしい。) [Sun 7 Jun 2009 01:10:03]
ドマァニ >  ぅおっしゃ終わったぁ! (その叫び声は聖職者として如何なものか。最後の方は若干適当な感は否めないけれど、何は兎も角掃除完了。) んじゃバケツ片して雑巾洗って…あーあーあー、酷ぃ。 (よく見れば自分の膝のところ、酷く汚れていた。情けなさそうに肩を落としながら、バケツ引っさげて、大聖堂を出て行った。) [Sun 7 Jun 2009 01:07:31]
ドマァニ > (最低限の明かりしかついていない聖堂内、響くのは自分の声と、雑巾を洗う際の水音だけ。先ほどの雨のせいか、少々空気が冷えている。にも拘らず、青年の額には、汗が浮いている。) 明日の朝も早く起きて最終準備さしなくちゃいけないのにぃ。 (愚痴っても仕方ない。) [Sun 7 Jun 2009 00:56:29]
ドマァニ > (他の人はどうしたかって?知らん。気付いたら消えていた。用事があったのかもしれないし、疲れたから先に上がったのかもしれない。それは別にかまわないのだけれど。) だったらせめてモップくらい使わせて欲しいんですね。はい。 (ずっと屈んでいるから、腰が痛い。一回伸びをしてから、またしゃがみ。雑巾洗って、またしゃがみ。それの繰り返し。) [Sun 7 Jun 2009 00:50:25]
ドマァニ > (訂正 大ホール→大聖堂)(雑巾をバケツに付けて汚れを落とせば、きつく絞ってまた床を磨いていく。モップなんて便利なもの、下っ端が使わせて貰えるはずなく、こうして這い蹲って拭いているのだけれど。) つーか大聖堂広すぎなんですけどっ!これ一人で掃除しろとか、無理じゃないですかぁ!? (取り敢えず、半分は終わっている。まだ半分。後半分。) [Sun 7 Jun 2009 00:46:22]
ドマァニ > (雑巾片手に、床に這い蹲っている、修道士風貌。夜も遅いってのに、お掃除です。お仕事です。はい。) 仕方ないですよね、何故か人員足りなくて掃除終わんなかったんだから…! (土曜日は、日曜のミサの準備で、大体大ホールを掃除するって決まっている。下っ端も当然借り出されて、司教様のお立ち台用意したり、蝋燭のセットしたり、今みたいに掃除したり、雑用をこなす訳だ。それが何故か今日に限り、人が足りなくて、まだ終わっていないっていう。) [Sun 7 Jun 2009 00:42:55]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『(掃除中。)』 [Sun 7 Jun 2009 00:38:18]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『――――― くすッ、』 [Tue 26 May 2009 00:51:23]
イェルマーレ > (ギャリ、)――おや、(ふと口内に覚える違和感。整えられた柳眉を潜める。口の前に据えていたはずの人差し指を眼の位置に持ち上げてみれば、一対の紫水晶色に、これまた毒々しい色合いが重なッて来た。)――あァ、変な味がすると思ッたら。(我に帰ッてマジマジ見なおしてみれば、いつの間にか第二関節からの指先がぱっくり割れて血がたらたら滴ってる具合。無意識に爪を食んでるうちに中の肉まで噛み千切ッていたらしい。まッたく浮かれるとすぐこの悪癖が出て困る。でも今日だけは仕方がないか。なにせ人間を始めこんなに沢山の種族がこの街に在住している事が判明したンだもの。心躍りもする。)(そうさ、こンなに沢山の人間達。タンパク質と水分とカルシウムの生命体達。心臓の、胃袋の、肝臓の、膵臓の、腎臓の、十二指腸の、あらゆる臓器・はらわたのたッぷり詰まった、慈しむべき愛おしき人々達。)(栗鼠のような瞳がスゥッと窄まッて弧を描く。出血した指を軽く宙に踊らせて、もう一度唇に寄せる。)(チロリ――。ピンク色の舌先が白い歯を割ッて出て、傷口にペトリと触れた。ゆッくりゆッくり時間をかけて、肘まで垂れてきた血の粒を根こそぎ舌でなぞッてく。)(緩慢な所作で肘を水平に支え替えて。舌を静脈の筋に重ねて這わせて行きながら、目線の先だけ、も一度窓の外へやッた。) [Tue 26 May 2009 00:50:43]
イェルマーレ > (ゴォン…と鐘が鳴ッた。そう言えば就寝時刻はとッくに過ぎてる。こンな真夜中に外の風景に見とれてるところを、他の修道士や神父さまに見つかッたりしたらそれは厳しく叱られてしまう。比較的規律のゆるやかなパウロ会所属とは言え、清貧・貞潔・従順からなる基本的な生活風潮に大差あるわけじゃなし。)(両肘の上に顔を乗ッけたまンまチラリ後ろに流し眼送る。幸いと言うか当然と言うか、周囲に目立ッた人影は見当たらない様子。聖職者の共同体ッて規則正しくッて嬉しいこと。)(視線の向きを興味ある方向に戻せば、窓ガラス越しの街路に、人波は相変わらずチラホラ途切れるふうはない。活気の溢れる街の様子に嬉しくなッてしまう。人間なンて、たかがタンパク質と水分とカルシウムの固まりに、脳と言う司令塔を一つ据えただけの生き物なのに。あらゆる種族を上回る無限大の可能性を備えたりするンだから、夢のようなお話。彼らはジュピターが創り出した最高の芸術品だと思う。それを証拠に太古の亜人類発祥歴からいまだもッて最多人口を誇るのは、どンな時代だッておしなべて人類に他ならない。神は崇高にして偉大なるアーティストだ。これほど強靭で向上心に長けた遺伝子を持つ種族を、少年はとりわけ別に知らない。不満だらけな現状への耐久性に優れているから、何とかして今日を乗り切ッて、明日もどうにか折り合いつけて頑張ッていこうッて青写真をキチンと引いて考えてる。)それぞれ異なる希望に満ちて生活する人々。)(少年は口元で遊ばせていた人差し指を、何気なく上唇の真上に添えてみる。フワフワした薄皮の弾力楽しむよう。指の腹で二、三度フニフニ、悪戯ッぽくつッついて。)(フニフニ、フニフニ、フニ、カリ、ガリ、ガリリ、ギャリ、ギャリ――、) [Tue 26 May 2009 00:41:01]
イェルマーレ > (だけど数ある種族の中でも、少年はやッぱり人間がお気に入りだ。)(自分と同じ霊長類ヒト科だからッてつまらない理由じゃァもちろんない。取りとめなく刻まれる歴史の中のどンな例を挙げてみたッて、こンなに洗練された知的生命体はそうそういない。例えばエルフやフレイバーやバンクルとか、生態そのものが一種普遍的に変わらない優秀な個体だッて充分興味深いけれど。彼らはダラダラ続く人生においてさしたる終着点が見つりにくい分、晩年は退廃的に陥りやすくッていただけない。もッと切望的に。もッと希望を見据えて生きてかなくッちゃァ。せッかく一つのかけがえない生命を享け賜うたのだから。)(そンなふうに考えてて、ふッとひととき我に帰る。思い出し笑いするみたいな表情。窓辺にコツンと寄せる額。首を小さく引ッ込めて軽い握りこぶしを口元に。)ふふッ…、修道士…が差別的な事を思っちゃぁ、駄目だよね…。この世界の全ての命は、父神さまが意味を持ッてつかわしたものなンだから…、(上品に軽やかに。笑い声挙げて舌を出す。神さまのお膝元でめッたな暴言なンて宜しくないや。)(それでもやッぱり人間はとッても尊く思う。限りある時間の中でめいッぱいの成長を遂げて、なのにまだ遣り残したことがあるッて悔やみながら次代を継いでいくンだから。こンなに建設的で神聖視されるべき継承なンて他にない。) [Tue 26 May 2009 00:32:56]
イェルマーレ > (でも、そうでなくッちゃァ困ッてしまう。)(胸に手を当ててお行儀良しの姿勢で一礼。司祭と別れて窓へ向き直る。良く磨かれた手すりにフンワリと両肘を付いて。組ンだ両手の上に顎を乗せる。夢見るような瞳で降ろす視線。)(夜の中でもキラキラ光る人工の明かり。オレンジの光点を一つずつ眼で追ッて。)ホラ…、あれは露天商?あ、ホラ自警団…、大学生、騎士、傭兵…、曲芸師、手品師、菓子売り、踊り子に歌い手の人…かな?(指折り数えて独り言。とッくに日が落ちたッて言うのに窓の下を通り過ぎる人々のバリエーションは増えるばかり。いつまでたッても目映りする。もちろん見習いの身分だから一日中空き時間モノはないけれど、きッと日がなぼォッと外を見てるだけでも飽きそうにない予感がする。)(ひと一人がふりわけられた寿命のうちの一日を一生懸命過ごす行程は、なンて綺麗なんだろう。なンて愛くるしいんだろう。今日を精一杯生きてきて明日も精一杯生きるんだッて、くもりのない主張に胸が詰まる思いがする。どンな種族だッて関係ないンだ。強靭な命の意思はどンなだッて神々しい。)(胸のあたりを手で押さえて。ふくよかな唇から、ほうッと恍惚の溜息が洩れる。)…本当に…、なんて美しい街だろう……。人も人以外のものも、こンなに生命力に溢れていて……、(少年はとろけそうな笑顔のまンま、ウットリも一度ガラスをなぞる。) [Tue 26 May 2009 00:25:29]
イェルマーレ > それに僕、こういう共和制度の都市ッて初めてなんです。クリスティアは王政だッたし、その前の土地だッて皇族主体の独立国家で…、そうそう、秋には豊穣祭ハニカブルッて言うお祭りがあッて…、あッ……、(ウキウキと言葉を続けかけて不意にキョトンと一瞬、何かに気付いたふうにウサギみたく丸くなる薄い紫の瞳。両手の指先で上品に口元押さえて、どうしようッて誤魔化すみたいなはにかみ笑い。曖昧な角度でうつむいて、二、三度小さく首を振ッて。)…いけませんね、懐かしがッても仕様がないッて口にした側からこれじゃ……、大神(ジュピター)も、僕の不徳をご覧になッている事でしょう。皆さんにこんなに良くして頂いているのに、お恥ずかしいかぎりです…。(薄い胸の前で十字を切ッて、慎ましく唱える祈りの言葉。年齢に不釣り合いなテノールが滑らかに短い懺悔紡いでく。)(人畜無害げな華奢な体躯と、女顔を強調するような長い睫毛。つりあいの取れた玉子型の輪郭。パーツはどれもこれも軟弱だけど。頼りなげな印象の彼の、仕草もふるまいもずッと落ち着いてみえる佇まい。心配して声をかけた司祭も「この子なら大丈夫」ッて満足そうに頷いてくれたよう。) [Tue 26 May 2009 00:16:04]
イェルマーレ > (ツツッ…、とステンドグラスを真ッ白な指でなぞッて振り返る。蜂蜜色の髪の毛がフワリ。蝶々みたいにひるがえッて頬のあたりに収まッて。月明りが射し込む窓を背にして逆光の中、うす桃色の唇がソッと甘やかな笑みを結ぶ。)――はい、何とか。皆さん、とッても親切な方ばかりで、今はすごく過ごしやすいです。(老司祭の問いかけにハキハキ応じたのは、年齢にして13、4歳頃の色白な金髪の少年で。まだ卸したての名残りが残る新品の修道服や、胸に下げた古めのロザリオが彼の素姓を物語るだろう背景事情。4月からヴェイトスの大聖堂へ移住を受けて少し。ブラザー・イェルマーレ=L=クリシュケンは、保護された当時から今までずッと大人びた印象が崩れない。)(少年は柔和な微笑みを深くして、再び窓の外へ視線を戻して、)それに、いまさら孤児院やクリスティアを懐かしがッても、仕様がありませんし…。新しい習いごとや覚えなきゃいけない作務の方が多くッて、前の街のことなんか、思い出している暇もありませんもん。(とッても賑やかで心が躍りますッて言ッて、聞くだに嬉しそうな応答を。) [Tue 26 May 2009 00:08:05]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『「この街には、慣れたかね?」』 [Tue 26 May 2009 00:02:11]
お知らせ > ルーチェさんが退室されました。 『 A M E N 』 [Thu 30 Apr 2009 23:22:20]
ルーチェ > (祈りましょう、全知全能の神に。祈りましょう、我らが主に。)( さすれば 御霊は 救われん  [Thu 30 Apr 2009 23:21:46]
ルーチェ > (そうして今日も、私は祈る事が出来る。主よ、有り難う御座います。主よ、有り難う御座います。貴方の慈悲で、私は此処に居ます。) [Thu 30 Apr 2009 23:19:53]
ルーチェ > (私が娼婦になった時、私は毎日、神様に祈った。哀れな貴方の子らに、生きる糧をお与え下さい。か弱き私に、生きる糧をお与え下さい、と。慈悲深い神様は、私にパンと水を買う金をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:16:29]
ルーチェ > (私が奴隷になった時、狭い檻は寒かったし、怖かったけど、毎日、神様にお祈りしていた。良いご主人様に出会えますように、と。慈悲深い神様は、私に娼婦という生きる道をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:10:49]
ルーチェ > (私が病気になった時、お母さんは必至でお祈りしてくれたそうだ。主よ、この子の命をお救い下さい、と。慈悲深い神様は、視力と引き換えに、私の命を救って下さった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:05:24]
お知らせ > ルーチェさんが入室されました。 『(祈る)』 [Thu 30 Apr 2009 22:59:07]
お知らせ > リシェルさんが退室されました。 『……悩むのは苦手だ。(それより今は時計だ時計)』 [Sat 18 Apr 2009 00:52:29]
リシェル > ( それをしなくても今の生活は満ち足りている、か。 )( 昔の私はする事がなかったからただそれに傾倒していたのだろうか。 それとも純粋に作りたいから作り続けていたのだろうか。  )( 芸術が私の傍から離れたの? 私が芸術を傍から離したの? ) [Sat 18 Apr 2009 00:51:53]
リシェル > ( 礼拝堂にいた顔見知りの先輩シスターに愛想笑いをしながら会釈をする。 やっぱり人の数は少ない。 まあ当然と言えば当然かな。 )( ―――――後世に名前の残る作品を作る。 1000年2000年後も人の目に留まりその心を揺り動かす事の出来る芸術を生み出す。 それは一つの永遠の形。 私にはそれが出来るかもしれない。 ―――――ただそれだけに情熱を注ぎ続ける事が出来れば。 ) ……さて……ね。 ( 自嘲が混じった笑いが自然と頬を歪ませた。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:38:02]
リシェル > ( 研修の話が急だった事も重なってこんなにも伸びる結果になってしまった。 急いでいないと言われたとはいえこれは失態だ。 仮にも一流を名乗る者として恥ずかしくなる行動だと猛省している。 大まかなデザインの設計はもう出来ているから後はそれを煮詰めてシュクレの方へと送るだけ。 ) ………だっていうのにここまで遅れるか私。 まったく本当にふ抜けてきている。 ( やれやれだ。 )( 溜め息を吐きながら礼拝堂へと続くドアを開けた。 もう日付も超えてしまったような時間だ。 いるのはきっと熱心な信者というより、この雨のせいで帰るに帰れなくなってしまった人たちだろう。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:23:21]
リシェル > ( 本当に普通になってると思う。 外に出るのなんか買い出しとパトロンの所へ顔を出すときだけ。 それと創作の閃きの足しにならないかと辺りをうろつく時ぐらい。 その他の時はひたすら物を作り続けていた。 ただただ感性の心の赴くままに行動をする。 私はそういう人間だった。 ) 人間変わるもんだあなあ………… ( 豪雨に晒される外の夜を映す窓ガラスをそっと手でなぞる。 昔の私と今の私。 どっちがいいかって言われたら答えに詰まるだろう。 それはそう簡単に答えの出ないものだ。 ) ………ま、取り敢えずやる事はやっとかないとーね。 ( 礼拝堂の様子を窺ってみようか。 このどしゃ降りでどれだけの人がいるのかはわからないけれど。 もしかしたら雨宿り代わりに使ってる輩もいるかもしれないが―――― )( まあ私のやらなきゃいけない事っていうのはこれとは別なんだけどさ。 やらなきゃいけないってのは遅れに遅れた依頼の事だ。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:11:52]
リシェル > ( 私がヴェイトスに帰ってきたのはついこの間の話だ。 イエロティアの流れ者騒ぎが治まってきた桜の花も散り始めた頃合いの事。 ヴェイトスから離れて何処へ行っていたかというと、パプテスの本家本元であるクリスティアの方へだ。 )( 真剣にシスターの事について学ぶ気があるならと。 新米研修の話が挙がっていたらしいのだが、その枠に私を入れてくれた。 まあそれで折角だからと。 世話になってる人の好意を無碍にすんのもちょっぴし心が痛むからでその話を私は承諾したわけで。 ) 久々に戻ってきたらきたでこっちはどしゃぶり続きなんだからーもう。 ( 今日は大聖堂のお手伝いの日。 けどなんかこういう事をしてると私普通にシスターしてるように見える気がするな。 )  [Sat 18 Apr 2009 00:00:39]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『止まないなぁ』 [Fri 17 Apr 2009 23:55:41]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 『( 今はそれに気づけない。 その愚かさをこそ、雨は打つ )』 [Tue 14 Apr 2009 01:33:19]
ドライツェ > ( 積み重なる嘘。 それに気づいた頃、知らず嵌り込んでいた深みはいかほどのものとなる事か ) …おやすみなさい。 [Tue 14 Apr 2009 01:32:42]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 朝になって、雨が上がったら帰ろう。 』 [Tue 14 Apr 2009 01:31:29]
フラン > 多分寝ているでしょうから、「こんな時間に何考えてるのよ」とか怒られそうですけど。…べたべたの甘いものとかで釣ることにします。 ( 門限は―― ある。きっと寮長に小言を言われるだろうが、その時は豪雨を理由に言い訳をするだろう。…だが、ここ最近その頻度が多くなってきている。吸血鬼としての特性は、そういった些細なところから生活を破綻させていく。もし門限の事を指摘されたら、また嘘を吐いてその場凌ぎを試みたことだろう。 ) 大丈夫、見つかります。あなたのような良い人ならば、必ず。 ( 根拠は無いが、確信はあった。 ) お気をつけ下さい。私の場合、今のは嘘ですよと言ってあげるのは、普通よりずっと遅いですから。 ( つまり、何度もひっかけてから最後にネタ晴らしというとっても意地悪な。べー、と舌先をちょっと見せて笑った。 …恐ろしい事に、フランベルジュの――エレフの言葉を借りるのなら、”鬼”の部分は。ついてはいけない嘘を「悪意の無く」「他愛も無い」と考えている。回り続ける歯車の歪に軋む音は、少しずつ大きくなっていくのだろう。 ) それではドライツェさん、おやすみなさいませ。春になったとはいえ、雨が降れば寒いですから、風邪を引かないように気をつけてくださいませね。 ( そう言うとお辞儀をして、歩き出そう。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:29:20]
ドライツェ > ( あちこち日本語がおかしくてどこかの背後がへっしょり。 ) 僧房にも友達がいるのですね、それは何よりでした。 やっぱり持つべきものは友達ですねえ。 ( 交友範囲の広さに納得しながら、頭の片隅に奇妙なずれが浮かぶ。 ――寮に門限はないのだろうか? ――だがしかし、この雨の中を若い娘一人が歩くのは無理があるのも事実だし―――― 漠然とした違和感を今は形にしきれず、結局 ) 生きている間に自分なりの答えを見出せるといいのですけど。 それができないから迷う……フラン嬢に騙されるなら、騙された後、やれひっかかったと一緒に笑えるならばそれも楽しいかもしれませんね。 ( こちらが思い浮かべたのは4月1日に繰り出されるような悪意のない、他愛もない嘘。 齟齬を秘めたまま、歯車は回り続けて―― ) [Tue 14 Apr 2009 01:16:49]
フラン > ええ。気難しい方が多いですけれど。何せずーっとそういう事ばかり考えているのですもの。 ( ある種変人だが、変人でないとそういうのは勤まらないかもしれない。そして私たち常識人は、そんな変人が死に物狂いで導き出した答えの美味しい部分だけをより分けて、自分の物にするのだ。 ) そうですね。私も、折角教授の言葉を思い出したのですから加えてみます。 ――大丈夫。死ぬまでに答えを出せれば、それで十分間に合います。 ( ああ、もうそんな時間なのかと修道士の言葉を聞いて思う。雨は未だ止む気配は無い。 ) あらあら、ふふふ。私は時折冗談交じりの嘘を言いますから、真面目なドライツェさんを誑かしてしまうかもしれませんよ? ( 屁の河童とか。 ) ( 元がパプテス教徒であったからこそ、吸血鬼となりつつある今、それを穢す事に本人の自覚しないところで暗い悦びを得ている。ドライツェがその時感じたことは、正しいのだろう。フランベルジュはまだそうだとはっきり認識していないが、聖職者の命の血もまた美味なのだ。故に、目の前の男の血は、肉は、魂は、実に穢し甲斐がある。 ――見返すドライツェに、笑顔を見せて。 ) …雨、止みませんね。 …仕方が無いので、知り合いのシスターに一晩泊めて貰えないか頼んでみます。 ( 空きベッドの一つぐらいはあるだろう、多分。そんな事を思いながら、椅子から立ち上がった。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:06:11]
ドライツェ > ( 男の何気ない言葉は少女の逃れ得なかった運命によって穿たれた傷を抉るものかもしれない。 無知が罪であるならば、男の言動もまた罪に当たるのだろう。 無知なる男は微笑して ) いい先生に恵まれましたね。 ( 感じ入ったと頷いた。 同様に、至言を聞き逃す事無く記憶していた少女へもその称賛を心で向けて ) 寝る前の祈りに加えるとしましょうかー… 後何年先に答えが出るのか皆目検討もつきませんけども。 …――( 耳を澄ませるまでもなく雨は依然街を叩いている。 蝋燭を換えに来た修道士を呼び止め、おおよその時間を尋ねてみると、寮生の、しかも女子学生が外出するには少々遅い時間のようだ ) フラン嬢、私などよりあなたの方がよほど神の導きを違わず捉えているようです。 ――…このままだと、私があなたに告解を求めてしまいそう。 ( 眉根をハの字にして笑う。 笑いながら、…少女がどこか、神への冒涜を寧ろ誘うように妖婦のようにすら思えて――――困り笑いに見えるか、困惑に見えてしまうかは分からないが、見返した ) [Tue 14 Apr 2009 00:52:47]
フラン > ( 私が吸血鬼に見初められたのは、何か理由があるのだろうか。単なる不運ではなく―― なんて、そんな風に考える。 ) ――なるほど。でも、ドライツェさん。人として成熟し、ふと今まで自分が歩んできた道のりを振り返ってみた時に、今一度その問いかけを自分自身にしてみると良いと思います。そうすれば、自分は何者なのかをはっきりと知る事が出来る――…。 ( まるで賢人めいた口調でそう述べ。 ) ――と、大学の教授が言ってました。 ( 付け加える。 ) もし不運にもお互いの秘密がばれてしまったら、途中までご一緒しましょう…。 ( 酷い帰郷である。 ) …ええ。生きているうちに救いが欲しい。…ううん、苦難の向こうに本当に救済があるのなら、それでも。 ( 今の苦難の先に、果たしてそれはあるのか。 ) 大丈夫です。この激しい雨が教会の屋根を叩く音で、私たちの声は神様にだって聞こえていません。 …今なら、陰口だって言いたい放題。 [Tue 14 Apr 2009 00:39:59]
ドライツェ > とてもよくある話ですよ。 自分が何なのかとか思い悩んだり、今のこの自分は本当の自分ではないかもしれないとー… 世の少女たちが白馬の王子様や吸血鬼が、自分を見初めて迎えに来る、そう夢見るのと同じ事。 自分が特別な存在で、ひとに選ばれるだけの何かがある――とね。 人前でばらされたら私こそ故郷に帰らなければならないので、…ええ。 しっかりしないと。 ( 互いに笑い合った。 少女の推測通り、今の男に彼女を疑うべくもない。 この見過ごしが後にどんな花を咲かせるかなど、神様だってきっと知らない。 ――全知全能の神だとしてもだ ) それも試練だという事になるのでしょうけどね。 苦難の先に救済はある、でも誰だって、生きているうちに救いが欲しいに決まっているじゃないですか――と。 あんまり言うと追い出されてしまいますね、私。 「これだから拝み屋は」って。 [Tue 14 Apr 2009 00:28:19]
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