スラム 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ホニヤンペイさんが退室されました。 『誘拐魔は何故だとつぶやいた』 [Sun 27 Feb 2011 21:35:09]
ホニヤンペイ > ( カツリ、カツリ。 思索に耽るホニヤンペイは、やがてゆっくりと上空へと上っていく。 ) ( 上へ、上へ。 漆黒の夜空に向かって。 ) [Sun 27 Feb 2011 21:34:49]
ホニヤンペイ > ( ホニヤンペイは手を開き、じっと見つめた。 細く尖った骨の手は、人間のそれとはかけ離れたものだ。 それを思考する時に決まって思い浮かぶのは、謎かけ遊びで己を下し、そして友人になれと命じた銀髪の男の事だった。 記憶の中の銀髪の男の手と、己の骨の手。 ) ( 何故この手はああではない? 何百回、何千回と繰り返した問いを、ホニヤンペイは今夜もまた繰り返す。 ) [Sun 27 Feb 2011 21:30:31]
ホニヤンペイ > ( 誘拐魔ホニヤンペイは考える―――― 『何故私は人間ああじゃない?』 ) ( 誘拐魔ホニヤンペイは、微弱な恐怖の精霊が寄り集まり、都市伝説の誘拐魔ホニヤンペイを演じる事で、それを恐れる人間の恐怖心を勝てとして生きる存在だ。 群体である故に自我を持たず、演じるもの故に意思を持たない、そういうものだった。 ) ( だが、いつからだろうか。 ホニヤンペイは己という存在について思考するようになっていた。 ) [Sun 27 Feb 2011 21:19:14]
ホニヤンペイ > ( カツリ、カツリ。 冬の終わりの張り詰めた夜気を裂いて、スラムの裏通りに硬質な音が響く。 ) ( 風に揺れる夜色のマント、シルクハットとタキシードを身に着けた骸骨紳士、ヴェイトス市にて語られる都市伝説の誘拐魔ホニヤンペイは、薄汚れたスラムの家々を見下ろしながら、足音を響かせて虚空を歩いていた。 ) [Sun 27 Feb 2011 21:04:12]
お知らせ > ホニヤンペイさんが来ました。 [Sun 27 Feb 2011 20:55:16]
お知らせ > ホニヤンペイさんが来ました。 『揺らぎ』 [Sat 26 Feb 2011 21:38:33]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『やるしか――……。』 [Fri 25 Feb 2011 23:08:09]
アイゼンリッター > (ふらふらとした、夢遊病者じみた足取りで動き出す。 独り言を繰り返しながら、貧民窟を這いずるようにして捜査するのだ。 そして警邏し、敵を探し、叩かねばなるまい。 とにかく、時間は有限なのだ。 可能なかぎりやるしかあるまい) [Fri 25 Feb 2011 23:07:59]
アイゼンリッター > (かたや殺し、腹を開く事が目的。 かたや殺す事が目的。 似ているが、決定的に異なる動機。 これを混同してはいけない。 目的の異なる者同士が手を組むのは有り得ない。 何らかの理由を共有しなければならないのだから。 現時点で、この二人、ないし二組の犯罪者を一纏めにするだけの判断材料はない。 ということは、別々の殺人鬼だということだ)…………ここまでは間違いない筈だ。(偶然、たまたま、二組の殺人鬼が行動を開始した。 そう受け取るのが――忌々しい事だが――自然なのだろう。 余計な物をそぎ落とし、残った事柄が真実。 だとすれば、ここまではあっている) [Fri 25 Feb 2011 22:51:26]
アイゼンリッター > ……何らかの組織が動いていれば、多少なりとも暗黒街が騒がしくなる筈だが。(どうもそういう傾向は見られない。 魔術的結社などであればまた別だろうが、犯罪組織という事は考えにくい。 ……だめだ、思考が定まらない。 目を覚ませ、しっかりしろ)………犯罪組織ではない。 単独犯か複数犯か、魔術結社なのか、そうでないのか。 切り裂き魔の目的は、腹を開いて内蔵をえぐる事だ。 これに間違いはない。 問題は此方だ。 何のために殺した? 強盗ではない。 性欲解消――いや、異なる。 暴行の形跡は無かったと聞く。 殺すことが目的? 殺すだけで幸福になれるのか。 快楽殺人……。(ぶつぶつと、独り言を繰り返す) [Fri 25 Feb 2011 22:40:26]
アイゼンリッター > (……頭痛がする。 ザアザアという雨の音に混じって囁き声が強くなる。 水煙の向こう、朧に霞んだ人影を幻視する。 眼球の無い少女や、白濁に塗れた少女、腐敗したものもいる。 「忘れるな」「忘れるな」「忘れるな」だ。 幻視、幻聴、幻覚。 理解はしていても、ふと気が緩むとコレだ。 取り込まれてしまう。 深呼吸を一度。 木霊する声が、ひどく頭の中に響く。 少し仮眠を取るべきだったか? まともな睡眠など何日取っていないだろう――いや、今回の行動は間違ってはいない。 少なくとも可能なかぎり迅速だった。 睡眠という余計な時間は、可能なかぎり削減すべきだ。 眠ったところで、さして疲労感など取れないのだし)………………。(――深呼吸を一度。 問題は。 問題は、だ。 切り裂き魔と肉切り屋が、手を組んでいるか否か、という点だ) [Fri 25 Feb 2011 22:27:24]
アイゼンリッター > (昨夜から相変わらず振り続ける大雨は、すっかり血痕を洗い流してしまっている。 意味のない、感傷的な行為だ。 ――ああ、糞。 わかっているとも。 絶対に忘れない。)…………………。(強盗の類ではあるまい。 少なくとも、こんな場所の孤児を狙って金になるわけがないからだ。 斧か、鉈か、大剣か――凶器だけをみれば大柄な男という印象に直結するが、それが有り得ない事を彼は知っている。 ここはヴェイトス市だ。 一見して幼い少女が吸血鬼であったり、殺人鬼であったりする事のある街。 先入観に囚われるな。 凶器は大型の刃物だという、その認識で十分だ) [Fri 25 Feb 2011 22:11:53]
アイゼンリッター > (二日に1人が殺されている計算になる。 反吐が出るような現実。 だが、とっくの昔に知っていた事だ。 知れば正気ではいられない。 カイン・グレイホークないしアイゼンリッターと呼ばれる人物は、狂気の世界で生きている)……………。(斧で頭をかち割られた子供。 その死体が見つかったという場所にしゃがみ込み、血の飛び散った路面を撫でる。 最初は例の殺人鬼と同一犯かとも思ったが――)……違うな。 これは。 あまりにも手口が異なる。 偽装だとすれば上手い手だが、別人と判断して良いだろう。 (まったく、どうしようもない現実だ。 切り裂き魔[Ripper ]に続いて肉切り屋[Butcher]のお出ましだ。 一週間で二人も殺人鬼が現れた事になる。 だが、これがこの街の現実だ。 忌々しい限りだが、とっくの昔に認めていた事だ) [Fri 25 Feb 2011 22:04:26]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『 一週間で三人。 』 [Fri 25 Feb 2011 21:58:19]
お知らせ > キャラメルさんが帰りました。 『  ... 羽ひとつ、つかまえた 。 』 [Thu 24 Feb 2011 23:08:14]
キャラメル > ( 棚の陰に隠れていた小さな子供。未だ小奇麗な服装見遣れば、捨て子か迷子か 天涯孤独になったばかりか、 )  … 如何したんです?泣きそうな顔をして 、 ( 怯えた顔をする子供へ、優しそうな声音と笑みを浮かべる )  ふふ、可愛いお顔が台無しですよ? 此処へは、お一人で?  ( 問い掛けに素直に頷いてくれる子供。――子供、と云ってもティーと同じ位の年齢か。子供の変装に、優しそうな笑顔は歪んだ狂気の笑みへと変わり、 )  ―― Noapte bună  ( ―― 斧を、振り下ろそう ) [Thu 24 Feb 2011 23:04:28]
キャラメル > ( 不意に背後から聞こえた物音に、肩が揺れる )  ……―――― ?  ( 背後を振り返ってみても、視界に映るのは闇ばかり。朽ち掛けた家具、散乱した小物、使い古しの毛布 ――… )   …… 。  ( 少女は愉しげに、口許を三日月に歪める。長い毛布は、棚の隅に届いており、其の先に何かの気配が見える )  …… ねえ、服の裾が見えていますよ。  ( くすくす、笑い声と共に隠れた誰かに向けて放つ声 ) ( 高く二つに括った髪を揺らし、少女はやや早く其の何かに近付く。服を着ているなら、動物では無いでしょう?――死体かもしれないけど ) ( 斧から布を外し、攻撃体勢を取りながら 其の棚へと歩み寄り ―― ) [Thu 24 Feb 2011 22:46:11]
キャラメル > ( こンな雨の日に外に出る人間は少ない。 貧民窟に住む子供なら、掴まるかも知れない なンて甘い考えを抱いていたが、 )   (  無駄足だったな、  )  ( 無意識に数度目かの溜息が洩れた。 髪を指先で くるり、弄りながら 思い浮かべるは同じ顔の片翼 )     ... ( 今頃熱心に喫茶店でお仕事している事だろう。―― 何時まで続くのだろうか、此の生活は。いつになったら、羽が集まる? )  ああ、もう……ッ、  ( 苛立ちを露わにした声音。 両手で大切に抱えていた斧で、思い切り壁を叩いて ) [Thu 24 Feb 2011 22:28:15]
キャラメル > ( 幼い少女の歌声は 豪雨によって掻き消される。布で綺麗に隠した斧を両手に持ち、少女が佇むは廃墟の入り口 )   ...  LaLa  ...  La ―― ♪ ( 一つの曲を歌い終え、空を見遣る。未だに止む様子の無い、闇色の空。溜息と共に、人形の様に変わらなかった顔を、不愉快そうに顰める )  折角のイイ日なのに、運が無いな…  ( 間近に居なければ、届かない程小さな音で愚痴を洩らす。今日は僕が羽を集める日―― 最近失敗続きだったから、今日こそはと思ったのに ) ( 雨は殺しても見付かり難いだろうが、此方も動きにくい 厄介モノだ ) [Thu 24 Feb 2011 22:14:40]
お知らせ > キャラメルさんが入室されました。 『  ... La LaLa ... ♪ 』 [Thu 24 Feb 2011 22:04:04]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『(少女を抱えて、その場を後にする――ひどく、軽かった。)』 [Thu 17 Feb 2011 23:20:33]
アイゼンリッター > (常に全身に纏わり付いていた倦怠感や疲労感は消え失せ、急速に脳髄が稼働し始めているのを実感する。意識を集中させろ。全力を尽くせ。何もかもを注ぎ込むべきだ。 日頃、終わること無い犯罪との戦いを続けている時以上に活き活きとしているようにも見えるのは、最早彼、アイゼンリッター或いはカイン・グレイホークと呼ばれる人物が既に狂人だからなのか、或いは禍津日だからなのか――無論、本人は自覚していないのだろうが)……とにかく、彼女を連れていかねば。 教会――……いや、病院だろうな。 自警団も既に復興はしているだろうが。(以前のように、無駄に自警団を敵視していた頃なら別だが、それが当て付けになるだろう事を予想するだけの理性が辛うじて残っている。 病院にも悪感情が無いといえば嘘になるが、まあ、まさか死者に対して強姦に走るような性倒錯者ではあるまい。 ベルトポーチから折りたたんだクロークを取り出し、広げ、彼女の身体を覆う) [Thu 17 Feb 2011 22:31:37]
アイゼンリッター > ……女性に対する恨みか? 職業や種族的なものか? 或いは個人的な恨み……切り刻みたかった。 切り刻みたかったのは明白だ。 だが、それで幸福になるのは何故だ? 目玉泥棒は眼球を収集することで、兄が蘇ると信じていた。それが奴にとっての幸せだったのだ。 切り刻むこと、幸せになること、その間に理由はある――いや、無いのか? 単なる快楽殺人鬼の可能性……性的興奮? ありえない、とは言い切れないが。 アクセラレーターのように己の強さを故事する為か? だとしても、この娘は明らかに「強そう」ではない。 弱者を虐げて、満足感を得る……なるほど。 それが性的欲求を満たすとなれば、快楽殺人の可能性は捨てきれないな。 いずれにせよ手馴れてはいる。 スラムの住人は無関心だ。死体が転がっていても気にはしない。だが、殺人が目前で行われているとなれば話は別だ。 なぜなら口封じの為に自分が殺害されるという可能性が出てくる――他人事ではなくなるからだ。 つまり、これだけ切り刻む間、見つからなかったというわけだ。 切り刻む、切り裂く、切り裂き魔……。Hurm......(顎に手をあて、ブツブツと独り言を繰り返す。 過去に遭遇した事件や殺人鬼に関しての記憶を掘り起こして検証してはみるが、コレだけでは何ともいえない。 もう2、3人殺されなければ解決できないか? 無能め。 仕方ないなどという言葉は存在しない。 今目の前には殺された少女がいるのだ。 犯人は追わなければ。 何としてでも捕らえなければ。 法の裁きの下に引き摺り出してやる) [Thu 17 Feb 2011 22:21:46]
アイゼンリッター > (彼自身に医学的な知識は皆無だ。が、無残な死体を見る機会は多い。 腹を刺されたもの、眼球を抉られたもの、大剣で叩き斬られたもの、エトセトラエトセトラ。 手袋に覆われた指先で、少女の瞼を閉じさせた後、そっと傷口に触れて検分する)…………鋭いな。(少なくとも、これだけの死体を切り刻むのに、鈍らでは手間取る。 それに殺す事が目的ならば、こんな面倒な真似はしない――あの目玉泥棒のような、狂人の仕業であろう事は明白だ。 殺したかったのではない。 あの娘が眼球を抉ったように、犯人は「切り刻みたかった」のだ。 でなければ、このような殺し方はすまい)……そして、幸せになりたかった、か。(他人の人生を好き勝手に蹂躙する奴ら。 その目的はいつだって明白だ。 奴らは気にも留めないに違いあるまい)(重ねていうが、彼に医学的知識は欠けている。臓器を奪われた事や、それが解剖的手法――もっとも最終的にはズタズタにされてしまったようではあるが――によるものであるなどとは、思いもよらない) [Thu 17 Feb 2011 22:13:14]
アイゼンリッター > (フラッシュバック。屍に満たされた廃屋。噎せ返るような腐敗臭。路地裏に転がされた娘。白濁に塗れた姿。眼球を抉られた娘。腹を刺された娘。忘れるな、忘れるな、忘れるな、忘れるな。木霊する死者たちの囁き声。ぐらりと天地が返るような錯覚。目の眩むような感覚。足元が覚束ず、壁に手を突いた。腹の奥底に鉛を突っ込まれたような気分。呼吸が荒くなる。自分の吐く息の音がひどく耳障りだ。腹の奥底から込み上げてくるものを必死で飲み下す。叫んで、喚いて、いっそ全て吐き出してしまえばよほど楽になるだろうに)………………………。(死体、遺体、そう呼ぶよりも肉塊と表現した方が良いような酷い有様だ。 切り刻まれた娘の傍らに跪く。 その無残な姿を間近から目に焼き付けた) [Thu 17 Feb 2011 22:04:04]
アイゼンリッター > ……………………。(一見して、それが何なのかはわからなかった。 路地裏に転がされている黒赤色をした何か。馬車に轢かれた野良犬の死骸だろうか? 此処がスラムでなければ、そう思って、それで済ませてしまったかもしれない。――ここはスラムだ。馬車で乗り込んでくるような輩は、そう多くはいない。 いつもと同じ警邏の最中、屋根上から路面へと降り立った鉄仮面は、微かに全身の金属甲冑の擦れる音を響かせながら、ゆっくりとした足取りでそれに近づいていった)………酷いな。(内蔵とおぼしき何かが散乱している。その中を進む鉄仮面の怪人の足取りが、ふと止まる)――――――――――。(その足元には、明らかに人間以外では有り得ないだろう長さの髪の毛が絡まっていた) [Thu 17 Feb 2011 21:55:40]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『 ――着地する。 』 [Thu 17 Feb 2011 21:50:12]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『――…覚えていろ、――…運命よ…!(夕日に心臓を掲げて毒づいた、)』 [Thu 17 Feb 2011 16:40:10]
イェルマーレ > ―――がァッ!!(――ザン、)(両手に握ッた解剖刀の束を、開腹を維持したY字に思いきり叩き付ける。赤黒い筋肉が白濁した蛋白が欠けた骨片が、質の成り下がッた“部品”どもが少年の顔に胸に腕に飛ぶ。こンな弾性を損なッた“部品”! こうも呆気なくしなびる“標本”! 無駄だ無用だ無価値だ無意味だ、いらない必要ない使えない最早なに1つ用など存在しない!!) ―――あ がァアアアアアッ!! アッ! アッッ! アッッッ!!(ダン! ダン! ダン! ダン!)(時に上擦り時に唸り寸断する、怒号とも罵声とも判別し難い咆哮と共に振り下ろされる解剖刀が、肺臓を横隔膜を肝臓をその下に食い込ンで膵臓を脾臓を胃袋を縦横無尽に斬り刻む。度を超した憤慨のあまり蒼白色に糊塗された表情の前で。悪鬼の形相で括目した眼球の下で。飛散する血飛沫が少年の全身をペイントする、)(――…、) ――…ッッ…、はァッ…、はァッ…、はァッ…! ―――…あ ァ……、(やがて激情が凪いだ頃、少年は放心したように両膝を地に着いて前傾した背中を上下させていよう。喘ぐ口元からツウと零れる泡。傍らには“標本”、いや“標本だッたもの”が轢死体のように千切れて転がッている、)(ワイヤーフレーム製の眼鏡はレンズの左鏡をヘモグロビンで塗りつぶされていて視界が効かない。グッタリと右眼球を旋回させて肉片に視線を定着させる。少年は億劫そうに下腕部を差し伸べたら、ソレのみがかろうじて原型を留める心臓をグチ ともぎ取ろう。いいだろう、)(いいだろう、クリストよ。開幕劇は私の驕りと怠りが敗因の負け戦だ。ただし次は解らンぞ、) [Thu 17 Feb 2011 16:37:09]
イェルマーレ > (周囲の、――と言ッても注意を配るべきは無防備になる背後一点の話だが、素早く様子を伺わン。住民の通行量、騒音の反響率、自警団・騎士団等あらゆる角度から成立する警邏の死角、場所は最適を選ンだつもりだがいずれにおいても100%の保証はない。1分、経過。まだだ。2分、経過。もう少し。5分、経過。…頃合いだろう。何ら生物の気配がこうまで届かなければ現在、脳内の地図に描いている逃走経路で事は済む。少年は薄い胸を撫で下ろした。が、) ――…あァ、しまッた!(“標本”に視線を戻して愕然とする。今度は時間を要しすぎたようだ。慌てて少女の胴体から腰を上げて片足から跪く。両三角筋の真横に手をつき内臓を覗き込もうと顔を最接近させたが、もう遅かろう。数分前まではつやつやと愛くるしく輝くピンク色だッた“部品”達は、容赦のない寒風の猛攻を受けて見るも無惨な黒紫へと変色を遂げていた。真上には忌々しい寒空が待ち構えているというのに、裂きたての臓器のあの濃密な臭気すら薄い。冷え切ッている。痛み始めている。何という事だ。全てが台無しだ。こンな命取りのケアレスミス、いくら長らくぶりの“収拾”作業とは言え、この私が、この私が! こンな初歩の手順で――!) [Thu 17 Feb 2011 16:30:10]
イェルマーレ > ――…おッと、いけない、汚れては事だ、(口内に溢れた潤沢な唾液を血泥にまみれた袖でぬぐう。久しぶりに入手した貴重な“標本”だ、いかに無害なアミラーゼとはいえ0.1gの不純物も容認できない。できる事なら心臓が死後痙攣を続けているうちに肝心な臓器を摘出したいものだが、人間の身体というものは学ぶべきところが多々にある。慌てる何とやらは貰いが少ないではないが、ただ1度の解体とて徒や疎かにはできまい、)(少年はべとつく臓器を一時手放し、血糊のこびりついた頬を上向けて日差しの角度を確認せン。解剖に取り掛かかッてから凡そ11分というところか。突発的な発狂死ないし緩慢的な失血死における心臓弁膜の機能停止所要時間を詳しく知りたい。上手い具合に“標本”の条件は揃ッている。さらに外気は、)(蜂蜜色の頭髪の結目を雑巾がわりにして五指の血液を拭きとり、空気を掻いて大気中の酸素や窒素や二酸化炭素を無造作に拡販する。ブン ブン、と2〜3回ねじる手首。季節の他、四方を壁に包囲されている立地条件も原因だろうが程よく乾燥している。恐らく湿度25%以下か。結構だ、余裕を持ッて“収拾”できよう。――蒙昧なるクリストの使徒の邪魔さえ入らなければ、) [Thu 17 Feb 2011 16:24:24]
イェルマーレ > (――ザリッ、)(忠実なメスがY字の中心線を描くころには、少女はすでにヴァルハラの住人と化していよう。ぶよぶよと伸縮する胸部の皮膚を三辺に取り分け、メスを杭代わりに地面に縫い止めン。2月の外気に零れ出た湯気が眼鏡を白く曇らせる。濃厚な鉄分の匂い。跳散する神経繊維の飛沫、) ――…凄い…、ははッ、まだ…、まだまだまだまだ動いている……、(紫水晶色の瞳がグルリと絡まり自身の下に暴かれた光景を凝視せン。Y型に「ひらき」にされた仔羊に秘められた体内の一切を余すところなく観察できる。てらてらと光る肺臓。細く脈動する横隔膜。ややはみ出した肝臓が収縮を繰り返す。舐めるように視軸を移動させる先々で出会う邂逅物の何もかもが、脳死が始まッて7分を越す今でも健気な運動を誇示しているのだ、)(生命の神秘に魅入られて“標本”の内部へ手を差し込む男の風貌はあどけない。暗がりに翻る磨耗したベルベット。すすけた旧式の牧師服。右手に解剖刀をダラリと纏めた少年僧は握ッた心臓を愛おしげに揉みしだく。指と指からじかに伝わる肉の疼き。煮立つ甘露のような熱いわななき。女の乳房など比べ物にならない。この手触りに未知を示す人間のなンと不幸なことだろう!) [Thu 17 Feb 2011 16:17:14]
イェルマーレ > (頸動脈を切断する明確な手応えの心地よさ。銀光りする鋼鉄が脂肪層をぶつぶつと斬り裂く至福のメロディー。紅い恵みの噴水に薫るアドレナリンが芳しい。肩甲骨下部から胸部へ向けて1cmずつのじれッたい速度で解剖刀を進めれば、身も世もない絶叫が建物の隙間にこだまして長い長い尾を引いていく。生きながらY字解体をされる己の運命に理解を持たない者の断髪魔だ。人生の行く末を知りたければ人はあまねく贄となれ、) ――…あ ァ……、(太陽光も手が及ばないスラム街の袋小路。自分の末路を否定し続ける少女の腹部に馬乗りになッた人影は、迫る夕闇に顎を仰け反らせてとろけンばかりの吐息を洩らす。生白い喉が鮮血に濡れて光沢を帯び、蛇腹のようにぬらぬらと蠢く。白痴病めいた仕草で左右に揺れる頭部が、組み敷いた娘の痙攣に連動して小刻みに震える。ガクン ガクン ガクン ガクン――、)(シルエットはうッとりと悲鳴に聞き入る。なンて耳に良いアリアだろう。理不尽な死に対する絶望感。無理矢理に魂を侵される恐怖心。狂ッたような単語の羅列はやがて人格崩壊と共に永遠の終焉を迎えるだろう。喜びなさい、君は冥界で最高のオペラ歌手になれる、) ――…素晴らしい! [Thu 17 Feb 2011 16:10:08]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(入射角を左斜に捉えて、一息に刃を滑らせる、)』 [Thu 17 Feb 2011 16:00:10]
お知らせ > カリンさんが退室されました。 『そんな私でも、子供と一緒に居たいことは、やはり身勝手なのか』 [Sat 5 Feb 2011 18:14:17]
カリン > ( その時追いかけていた奴は、確か殺したような気がする。 昼間の気持ち悪さで記憶が曖昧だ。 でも、手に何か握りつぶしたような感覚が未だに残っているから、きっと殺したんだろう。 )( この握りつぶす感覚は今でも嫌だ。 ずっと昔の事を思い出す。しかも、嫌な感覚だけを鮮明にだ。 )( でも、これを続けなきゃいけない。 それが私のやるべきことであるし、子供と一緒にいるためなのだ。 気が付けば、あの子の事を第一に考えるようになっていた。 )( どんな事が起こっても、私があの子の親だとは名乗れないだろう。 一度人間じゃなくなってしまったら、もう人間の社会で対等になんていられない。 あの子だって、受け入れてもらえない。 この街では、ずっと一生そうなると思う。 それくらいに許されないことをしたんだから。 ) [Sat 5 Feb 2011 18:13:39]
カリン > ( 廃屋の中で横たわらせていた身体を起こそうと床に手を着こうとして、ふと気が付いた。 ) あ、手… ( 身体を支えようとしていた手の指が奇妙な向きに曲がったりしていた。 )( 昨日の夜だったか、血を吸おうとしている吸血鬼を見つけて、追いかけたんだ。 その中で、拳を振り回しても中々当たらなくて、結果的に地面や壁ばかりを全力で殴りつける形になって、気が付けばこんな手になっていた。 痛みが殆どなくて気が付かなかった。 ) [Sat 5 Feb 2011 18:05:00]
カリン > ( スラムの廃屋の中にスラムの住人ではない者が呻いていた。 ) ぉぇ… ( 日中もスラムにいたせいか、目がチカチカして気分が悪い。 吐きそうだけれども、吐き出すものなんて何もお腹の中には入っていない。 これが食事をした後だって、出てくるものは血だ。人間じゃないんだから、当然だ。 ) 日が、落ちた…? ( ゆるりと身体を揺らしながら、辺りを見渡せば、昼間と違って辺りは暗くなっていた。 ) [Sat 5 Feb 2011 17:54:39]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『吐きそうだった』 [Sat 5 Feb 2011 17:51:04]
お知らせ > ブリッツさんが帰りました。 『 これでいいって思ったんだ。せめて何かしてやるべきだと。…少なくとも、この時は。 』 [Thu 6 Jan 2011 23:24:28]
ブリッツ > ( 両親は居ない、って子供の一人がぽつんと答えた。 ) あ…。 ( そうか、とオレは思う。この子達は、そういう子供の集まりなんだ。何かの理由で親を亡くして、頼るものが無くて寄り集まって何とか生きてる多分このスラムにはこういう孤児の集まりが沢山あるんだろう。オレは困ってしまった。こういう時、どうすればいいのか。 ごそごそとポケットに手を突っ込むと、側に居た子供に金貨を一枚渡す。 ) これで何か暖かいものでも買って喰えよ。ちゃんと皆で分け合うんだぞ。 ( オレにこの子達の面倒を見てやれる余裕は無い。それでもこのまま寒い中を震えて過ごすのは辛かろうと、せめてお金を渡す。 ) また来てやるからな!そしたらお姉ちゃんと玉蹴りしような! ( わっしゃわっしゃと子供の頭を撫でると、オレは手を振り歩き出した。 ) [Thu 6 Jan 2011 23:18:36]
ブリッツ > ( そんな時だ。いよいよ勝負に決着が着きそうってときに。ばぁん、とスラムの建物の二階の窓が開いて、いかつい顔をしたおばさんがオレ達を睨みつける。そして「静かにしやがれ、クソ餓鬼どもッ!一体何時だと思ってるんだいッ!」――と、罵声を浴びせる。オレ達は水を打ったようにしんと静まりかえり、乱暴に閉められる窓の音がその場に響いた。オレは口を尖がらせ、肩を竦める。 ) しょーがない、今日はここまでだな。また明るい時にやろうぜ!もう時間も遅いし、お前たちもお母さんのところに帰るんだぞ?心配するからな。 ( オレはそう笑って言ったが、子供たちはお互いの顔を見合わせた。わかったとも嫌だとも答えずに。 ) ………? どうしたんだ? ( オレはそう子供たちに尋ねる。 ) [Thu 6 Jan 2011 23:09:13]
ブリッツ > ( こんな事をしている余裕はないのはわかってる。もうすぐメア島に発たなくちゃならないし、仕事が終わったんなら早く寮に戻るべきだっていうのも。でもちょっとぐらい良いじゃないか。遊んだって。 ) お姉ちゃんの動きについてこれるか!? って、ちょっ…!腰に捕まるのは無しだぜー! ( 後ろから子供に捕まえられて、その隙にボールを奪われた。追いかけようとするけれど、子供は離してくれない。 ) ぐぬーッ、連携プレイか!よーし、それならオレにも考えがあるぞ! ( わっしと捕まってる子供を抱き上げて、そのまま走って追いかける。子供たちは更にはしゃぎ、笑う。 しかし、相手がボールをオレの陣地に運ぶ足は速い!間に合うかっ!? ) [Thu 6 Jan 2011 23:01:45]
ブリッツ > ( ボロを纏った子供たちと一緒に、どたばたと走りながらボールを追いかけるブリッツの姿があった。ボールは鹿の革の中に布を詰め込んで作ったもので、そいつでフットボールをしている。相手の陣地に弾を蹴り入れれば勝ちだ。 ) よーし、がきんちょども!このオレからボールを取ってみろ!ほら、どうした! ( 足先でボールを転がしながら、子供たちがきゃっきゃと騒ぎながら立ちはだかる。別にここの子供と知り合いってわけではない。通りかかったのも偶然だ。ここは治安が悪いからあまり近寄らないようにしているんだけど、偶々近くまで仕事の用事があったから。で、この寒さに凍えるようにして焚き火の前に集まってる連中が居たから―― そんなところで固まってるより身体を動かした方があったまるぞって言って、今に至る。 ) [Thu 6 Jan 2011 22:54:55]
お知らせ > ブリッツさんが入室されました。 『 へい!へい! 』 [Thu 6 Jan 2011 22:49:47]
お知らせ > 竜華樹さんが帰りました。 『( 一先ず向かう先は図書館へ )』 [Fri 24 Dec 2010 00:40:33]
竜華樹 > ( ルーンの件は手紙や掲示板を有効活用する事にしよう。或いは彼に案内を願えれば、理想的なのだが、彼の都合の事も考えねば。 ) … そろそろかしら。 ( スラム街の地図の完成には程遠すぎる。矢張り専門家とかそういう道筋の人に製作を願えたら良いだろう。だが、金が無い為に無理な相談である ) それじゃ、お暇しましょう。 ( 適度な散策が済めば、後は各所の修復の作業を始めよう。休ませて頂いた分は、其の分だけ働こう。今日は頭を撫でてくれたあの方が居るのだろうか、と淡い期待をしつつ。 ) [Fri 24 Dec 2010 00:32:43]
竜華樹 > ( スラム街へ何度も足を運ぶ理由がある。一つ目は陰陽に於ける要素では、陰の割合が高過ぎる。其れは西洋でならば悪魔が生まれ易く、東洋でならば妖魔が生まれ易い環境である。様々な文化が入り混じった街に、様々な知識や分岐を抱える人達の陰の要素からあらゆる化け物へのエネルギーに為り易いとされている。確定に繋がる証拠は未だに何一つも無いが。良からぬ可能性が生まれ易い事は本能的に察していた。 ) ――― ここは通ったから、次は。 ( ルーン彫師の店舗まで辿り着けず、只管と地図の製作の作業に励むばかり。 ) [Fri 24 Dec 2010 00:09:15]
竜華樹 > ( 前日の図書館の修復作業は完璧とは言い切れない。束の間に与えられた休息の時を活用し、スラム街へで歩き回り続けていた。 ) ええと…。 ( 異国風の風貌を漂わせ、水溜りを無視する高下駄に、降り注ぐ雨を弾く和傘を差していた。不器用とも起用とも言い切れず、和傘を持ち抱えたまま、手元の和紙にこれまでの道順を書き留めていた。 ) [Thu 23 Dec 2010 23:53:10]
お知らせ > 竜華樹さんが来ました。 『( ルーン彫師を求めての旅。 )』 [Thu 23 Dec 2010 23:48:08]
お知らせ > ヤーナさんが帰りました。 『 少女の手を握ってアイゼンリッターを見送り、無邪気に手を振った 』 [Thu 23 Dec 2010 01:47:46]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『 戦いは続くのだ。 』 [Thu 23 Dec 2010 01:46:26]
アイゼンリッター > (――やっぱり、世の中はそう捨てたものでもないのかもしれない。 世界が素晴らしいかどうかはともかく、戦う価値がある事に間違いはないのだ。 少なくとも自分は死ぬまで戦い続けるつもりだし――きっと目の前にいる彼女も、きっと戦い続けていくのだろうから)前に一度だけ、本物のサンタクロースの代理、だった事があってね。 メリークリスマス。 私はもう少し、自分にできる事を続けてくるよ。(そう言うと腰のベルトからロープを引きぬいて、屋根上へと投擲。 壁をよじ登っていく事になる。 自分は誰も彼もを幸せにすることはできない。 でも、きっと彼女なら、被害にあった女の子を笑わせてあげることは出来る筈だ) [Thu 23 Dec 2010 01:45:04]
ヤーナ > ( まぁ、こんな性格でも無ければこんな人間にはならないという分かり易い人物である。 多分明日頃にはシーナイト本部に装備を返しに行ってデカいたんコブを作って正座しているだろうし、明後日には海岸沿いを元気に警邏しているだろう。 これからも何度か戦うのが怖くなって逃げ出すかもしれないが、そのうちまた戻って来る。 バカは恐れを知らないのだ。 ) え、うそなにそれ太っ腹…アイゼンリッター(仮)かっけぇ…! 責任もって心のアフターケアしちゃうよ! ( 出来れば身体のほうも同意の元にうへへいやいやあくまで同意のもとにね? 頑張って 口説き ますよ! )  [Thu 23 Dec 2010 01:38:47]
アイゼンリッター > ――――――。(鉄仮面の男は、仮面の下で、虚を突かれたような顔をしていた。 そして次の瞬間、酷く快活な声をあげて笑った。 酷く久しぶりに笑ったような気がする)そうか、そうだな。 戦うのに大した理由はいらないな。……結局、私が戦い始めたのもそうだ。 納得いかなかったからだ。 こういう奴らに誰かが人生を踏みにじられる事に。 それが起こってる現実に。 この現実を知って、誰も何もしない事に。(だから戦っている。 完全無欠の正解ではないにしても、決して間違ってはいない筈だと信じているからだ。 いつも独りで行動して、困難な現実ばかりにぶつかっているから、忘れてしまいそうになるけれど……)………これでよしと。 どうせ明け方になればゴミの収集が来る。 拾ってもらえ。(ベルトポーチから取り出した拘束具で手足を縛って、そこらに転がしておく。 気分が良かった。 深呼吸でもしたい気分だが、ともかくだ。 女の子へと声をかける彼女の姿に、また微かに唇を持ち上げて笑って、ポーチから幾許かの金貨を取り出した)なら、少し早いクリスマスプレゼントだ。 飲んで騒いで楽しんで……今夜のことなんて忘れてしまえ。 ……明日も、頑張れるように。 [Thu 23 Dec 2010 01:29:08]
ヤーナ > ( ヤーナ・アルートはあまり頭の回転は早くないし、結構短気で気紛れで小難しい事を考えるのが苦手だ。 その代わりと言っちゃあなんだが、正直さと公正さと真面目さは数少ない美点である。 そんな娘が行き着いた回答は――――シンプルな答えは案外正解、である。 ) 正義なんて簡単簡単。 大切なのは子供みたいな純粋な怒りアルヨ。 悲しかったら泣く! 腹が立ったら怒る! お腹が空いたら食べる! 可愛い子には声かける! ( 資格なんてそんなもんでいいのだ。 自分と自分の友達に降りかかる理不尽に、ストレートに怒ればそれが正義だ。 少なくとも、ヤーナ・アルートにとっては。 ) ( 露骨に危ない武器と完全武装を向けられた少年達は、オラオラーとあからさま水中銃を見せつける娘に逃げる機会も逸して大人しく掴まるだろう。 少女はただ、隅っこで事の次第を見ている。 ) ヘイ彼女、後で温かいラブほ…宿で一緒に温かい夜食食べてお酒飲まなーい? あんまお金ないけど…! [Thu 23 Dec 2010 01:20:25]
アイゼンリッター > (「懐かしい」という言葉に、やはり舞台を見ていた人間かと思う。 複雑な心境だが、嬉しくもあった。 活動当初に遭遇した強姦魔は、アイゼンリッターの劇を見に来ていた少年貴族だったのだから)………そう言って貰えると嬉しいがね。(少しは報われた、のだろうか。 アイゼンリッターを演じた事に、意味があったのであれば。 また少し、戦い続ける理由になる。 やたらと物騒な武器を構えて威嚇してくれるなら、有り難い限りだ。 その間に奴らを拘束させてもらおう。 あの手の武器は殺しかねないから避けていたのだが……やはり見た目で『強そう』なのは重要かもしれない。参考にしておこう)もっとも、それでも逃げようとするなら構わないが。 此方としては、君らを殴る理由が幾つか増えるだけだからな。(というわけで、抵抗するなら容赦なく殴るつもりだ。 鉄仮面をかぶってアイゼンリッターとなったら、声は低くて威圧的なものに変え、立ち振る舞いも相応のものに切り替えている。 メリハリをつけて強く、素早く。 ――だが、マネッコという言葉は的確だ。 こうして武器で威圧して、小道具、小細工、演技を駆使して、どうにか戦い続けている。 彼自身、決して『本物のヒーロー』ではないのだから。 鉄仮面の下で、苦く笑った)……そうだな。 本当に、正義の味方がいれば助かるんだが。 [Thu 23 Dec 2010 01:08:42]
ヤーナ > ( ここらで再起しないと本気でこのまま逃げ逃げ人生に突き進みそうで怖くなって飛び出してきた。 でもこの大事な時期に無断で逃げ出して欠勤し続けてたシーナイトに戻るのもなんか申し訳ないような怖いような絶対おこらりるって感じで、こう、あれ?やっぱ逃げてる? でももっかい戦おうとは思ったわけ、です、よ! 一歩前進。 ) お、ノリノリだし。 それ懐かしい! ( 舞台劇時代からのアイゼンリッター贔屓である。 舞台の頃は面白い活劇だと単純に子供達に混じって観ていたし、都市伝説化し始めると、その単純明快な成敗っぷりに共感した。 今はじめて実物と遭遇するという程度に、全て又聞きした情報ばかりだったけど。 何だか見た目、舞台の衣装よりゴツくて本格的だ。 リアルタイプ・アイゼンリッターって感じ? ) ハンズアップ! 動いたら撃つし撃ったら刺さるし刺さったら痛いね!! なんせ抜けにくいように反しがついてるし! ( 余計な事をしたら本気で撃つ気満々で水中銃を構える。 ヤーナ・アルートは女の子の味方である。 ) 真似ッ子同士仲良くしましょうよ。 正義の味方は多ければ多い方がいいに決まってますしね! ( 此方は相手の声や仕草でその正体にまで思い至らない。 酔っぱらってる時にちょっと話た程度のお兄さんだ。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:58:52]
アイゼンリッター > (まあ、アイデンティティを半分失っているのは此方も同様なのだが。 活劇とかでヒーローが初対面ともなれば殴り合いに発展するのは良くあることなのだろうが……。 いや、止めよう。 現実が演劇の舞台の上に収まるようなものじゃない、という事は、とっくの昔に理解してる事じゃあないか。 あと、職場の備品を使うとコッソリ持ち出せない事は良くあるし壊すと言い訳できないから、廃棄された品をチョッパって修理して使うのが良いよ!(*経験者語る))………………あ。(で、降り立ったところで思い切り名乗られてしまい、奇襲の目論見は立ち消えになってしまうのだが。 そのくぐもった声にはなんとなく、聞き覚えがあった。 いつだったか屋台でグチッていた少女か――仕方ない。 ため息を一つ。 切り替えて行こうじゃあないか)―――――颯爽登場ッ!!(ブンッと大きく右腕を振って見栄を斬り、向かってくるかあっけに取られてるかしらないが、不良少年に対してファイティングポーズを取る。  鉄の仮面に血のマフラー、アイゼンリッター今日も往く!)君、正直なところ、危険だから真似をするなと言いたいが、誰かの為に戦おうとする姿勢は歓迎する。 まずはそれで良い。 笑われようがバカにされようが、その一歩が無ければ何も始まらない。 [Thu 23 Dec 2010 00:47:00]
ヤーナ > あれ、あれれれれ…あのっ、ちょ、本物来ちゃった? …私はどうすればいいんですかね? ( 不意に現れた別の誰かがするすると廃屋の上から下りていく。 一瞬にして存在価値が無くなった感。 あー、そうやって下りればいいのか、とか学習しつつもうこのさい見学して行こうと。 あのね、装備全部シーナイト詰所から略奪してこようかと思ったら見つかりかけて半分しか持って来れなかったの。 てへ。 ) だが私にはこれがあるのだよ。 ( ※独り言 ) ライドルロープ!! ( と、腰から引き抜いたグリップからロープをひっぱりだし、其処らへんの出っ張りにいそいそとしっかり結びつける。 解けたら怖いからね。 それじゃあ降りましょうか。 滑らない様に、急がず焦らず。 ) ええっと――――あいぜんりったーにごう アイゼンレディー? アイゼン…まぁ、参上。 満を持して。 ( テンションは非常に低めである。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:35:05]
アイゼンリッター > (頭抱えることしばし。 嫌な予感がするぜとか思ってやって来てみたらコレである。 いや、ある意味で間違ってはいなかったのだろうが。 ――――というかだ。 仮面と手袋、ブーツは許すとして、その水着はこう、なんだろう。 ビキニアーマー以上に防具としての役に立っていない気がするんだが、どうか。 全身金属鎧着て深夜徘徊する男には人のこと言えないだろうけれど。 というか降りれないのにどうやってそこに登ったんだろう?)………………とにかくだ。(うん、と気を取り直す。 性犯罪許すまじはアイゼンリッターの信条である。 他人の尊厳踏み躙って人生ぶち壊して、性処理をしよう輩は、どうあっても放置するべきではない。 少なくとも奴らの被害にあった結果、人生を狂わされた人間は何度も見ているのだから。 いささかアイゼンリッターにとっても高い位置。もう少し低ければ飛び降りて受身も取れるのだが、まあ、致し方あるまい。 腰の鈎縄を引きぬいて固定し、垂らした縄を伝って路上へと降下する)…………。(上空からの奇襲は無理でも、背後からの奇襲は可能だろう。 問題は無い、はずだ。うん。 きっと。 たぶん。) [Thu 23 Dec 2010 00:25:55]
ヤーナ > ( 雨、うるせぇぇぇぇぇ!!!! 出鼻をダブルで挫かれて、眼下の少年少女達には気付いてすら貰えずに、びしぃ、と指差したポーズのまま大層困り果てた。 なにせこの仮面…というか防水マスク、音もすごい遮断するのだ。 ものすごくくぐもった声が激しい雨音にかき消され、悲しい結果になった。 メタな事を言うようだが、特に計算するでもなく本物の乱入まで来て今この場はマガツヒに支配されたかのように混沌としていた。 どうしよう。 ) おおおい、アイゼンリッターですよー!! 聞こえませんか―? ( とりあえず高くて怖いので膝をついて建物のヘリに手をかけて、おっかなびっくり下を覗き込みながら声をかけて見る。 本物が直ぐそこに居る事に気付かないまま。 ) ( ああちなみにアイゼンリッターを名乗るも、容姿は少々似てないかな? 些細な差かな? 顔から肩までを覆うマスクとマフラー(のように見えるが実は首の後ろから出ているヒレである)、肘までの手袋に膝までのブーツ、そしてこの寒いのにどうしちゃったんだっていう感じのおっぱいの貧相な水着のねーちゃんである。 抱えた水中銃が勇ましい。 ) …こわっ。 高い! どうやって下りるのこれ。 おおいこのやろう無視して淫行始めるな―!! [Thu 23 Dec 2010 00:16:37]
アイゼンリッター > (自己責任。 この区画に暮らす人間は、誰かに襲われても文句は言えないし、自分で退けていくしかない。 自警団も殆ど警邏には来ず、治安は悪い。 まだしもアウトローによって守られている暗黒街の方がマシかもしれないが――いずれにせよ糞食らえだ。 常々、そう考えている狂人は、今夜もその現場を見かけて屋根の上から飛び降りようとしたところで―――――)…………………………アレはなんだろう。(――――いや、もう、その、なんていうか、ごめんなさい。 あまりにも予想外過ぎて自問自答してしまった。 鉄仮面の怪人、狂人と呼ばれつつ、なんだかんだで自警活動も結構な月日をこなしており、バケモノやら怪物やら殺人鬼やらとも戦ったことはあるが。 さすがに屋根の上に立つ鉄仮面なんて見たことがなかったのである。 どうしよう。 どうすれば良いんだ。)(と、屋根の上で頭抱えてる鉄仮面がもう一人。 彼をアイゼンリッターの仮面を被ったただのカイン・グレイホークと呼ぶか、変装を解いたアイゼンリッターと呼ぶかは、人に任せるとしておく) [Thu 23 Dec 2010 00:06:43]
ヤーナ > ( だが。 そんな世界を許さない者が居る。 これが現実だと諦めない者が居る。 抗い続ける者が居る。 高い廃屋の上、その一部始終を見下ろしていたその人こそが、かの有名な――――― ) アイゼ ( ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――― )  ッタ ( ごおおおおおおおおおおお――――― )  雨っ…     っさ     !!!        ア   リッ −参jy !!! ( シーナイトの鉄仮面を被ったただのヤーナ・アルートである。 ) [Thu 23 Dec 2010 00:02:13]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『 ―――おい。 』 [Wed 22 Dec 2010 23:58:10]
??? > ( 物取り、強姦、人殺し。 見捨てられたこの区画に住む限り、これら全ては自己責任だ。 どうにもできないのならこんな所に来なければ良い。 余所で野たれ死ぬか、奴隷ギルドにでも行って買って貰え。 まだその方がマシかもしれない。 余計な希望を抱かないなら。 ) ( 数人の少年に囲まれる少女もそんな中の一人だ。 余計な刺激をしないで居れば良かった? 大人しく差し出す物を差し出して居れば良かった? とっととこの土地から出ていけば良かった? 弱い者から割を食って惨めな思いをするという事を受け入れるならそれで良いだろう。 一生逃げ続ければ良い。 そう思って少女は眼を閉じ、屈しない事を選んだ。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:55:11]
??? > ( 打ち付ける雨粒、時折光る遠雷、街灯の一つも無いスラムの裏路地に何処かの誰かの怒声が響く。 どすを利かせようとして最初は無理して出したような低い声だったが、叩きつける雨が壁を打つ音と、横殴りの突風に掻き消されて次第に声は大きく、甲高く変わって行き、複数の少年の怒鳴り声だと分かる。 対して1つ、少女の声。 非難するような罵声から悲鳴に変わり、それらも全て雨音にかき消されていく。 この辺りでは偶にある事だ。 そう珍しい事じゃあない。 ) [Wed 22 Dec 2010 23:49:51]
お知らせ > ???さんが来ました。 『 裏路地 』 [Wed 22 Dec 2010 23:42:07]
お知らせ > スキュレインさんが退室されました。 『さて…決戦じゃのぅ…』 [Sat 18 Dec 2010 02:02:10]
お知らせ > ジュリアさんが退室されました。 『了解しました、お休みなさいませ。 (その言葉と共に、彼女の寝床も用意しようか。)』 [Sat 18 Dec 2010 02:01:27]
スキュレイン > うむ。島へと戻る船に合流する者達と共に行動すればよい…島に戻れば、城を守る兵達の慰労などすればよかろうて…(工場長が興味を持って解体しようなどと…は、するまいて、そう言う性格ではないのはよくわかっておる。とりあえず、軍の所有物と言った形になるだろう。もしそうなったらそれこそ取り戻されでもしたら申し開きは出来ぬであろうが)…さて、わらわも休むゆえ、書状は明け方に取りにくればよい…(それまでには用意しておこうぞと伝えながら、小さくあくびを一つ。これ以外にも、また合流するモノもおるじゃろうが…のぅ) [Sat 18 Dec 2010 01:54:49]
ジュリア > はい、了解致しました。 何から何まで、本当に感謝しております。 私は船に同行すれば宜しいのですね。 (人形が考えるに、ウォータリアンや水魔の方達は良い方が多いのではないか、と思っている。 最近では兵士達も何かと優しく柔らかい態度で接して下さるようになっている。 人形には危機感が足りないので、まさか取り戻されることはないだろう、と思った。 尤も、それも将軍様とチク様のおかげだろうが。 感謝は行動と態度で表すべきである。 何とか生き残り、せめて身を尽くして働きたい。) ―――…? 御睡眠、摂られないのですか。 (僕以外は、その言葉に一瞬目を丸くしてしまった。 この方も部下思いなのだろうか。 それでも一応、いつでも休めるように彼の分も寝床は用意しておこう。 そして新しく来られた方々に水も用意しなければ。 明日は襲撃で、体調を崩す訳にはいかないのだろうから。 既に寝ている方には上に毛布をかけておこうか。) あ、はい。 了解致しました。 それでは、行ってらっしゃいませ。 (彼の笑みに深く礼をした。 思えば、ここの廃屋に明日の襲撃のメンバーが全員揃ったのか。 今更で、遅いが。) [Sat 18 Dec 2010 01:45:16]
お知らせ > カイリさんが退室されました。 『( 明日の為に戦って、戦って、戦って、笑って死んでやる。 )』 [Sat 18 Dec 2010 01:43:27]
カイリ > ( カイリと同じように → カイリのように でお願いしますorz ) [Sat 18 Dec 2010 01:39:31]
カイリ > 僕以外はね。 休ませて上げなくちゃ可哀想だしー。 ( 引き連れた連中は、切断や打撃の系統に頑丈なだけで、腕力や膂力、体力が特別高い訳じゃない。元々、深海の果てに生まれ育った連中だからこそ、地上の環境に適応する事が出来ない故に、カイリと同じように長期間も戦えない。塩分や水分など定期的に取らなければ、体調の維持がままならぬ故に、―――休ませに来た訳だ。 海の悪魔とて弱点は存在するが、カイリだけは例外である。 ) … 死んだチクの遺産が、スキュレイン様の手元に渡る訳か。 ( 肩を竦めた。 ジュリアの行動を見る限り、役立たず、という印象が綺麗さっぱりに消えた。 ) まぁ、そうでもしないと、直ぐに体調が崩しちゃう訳だから、多めに見てやってよ。 んじゃ、僕は―― ブラブラしたいから出て行くね。 ( 満面の笑顔で告げれば、引き連れた連中は置いて行こう。後は明日に備えて、リラックスすべく散歩にでも出かけよう。 ) [Sat 18 Dec 2010 01:38:31]
スキュレイン > …後で書状を持たす故、問われればそれを見せ将軍のモノだと兵共に伝えればよい(とりあえず、チクに代わりわらわの戦利品と言う形を取ってある種の身分保障とせねばなるまい…。万が一、途中でこの人形が取り戻されたとて、略奪されたものとなれば即処刑とはなるまいと思うが…それは人間共のする事だからわからぬ。まったく、チクもとんだ置き土産を残してくれたものじゃのぅと思いながら、何とかこやつが生き残れるように取り計らうのも引いてはチクへの恩賞じゃ) やれやれ…本当に、好き勝手な者達じゃのぅ…(半ば呆れつつ、今更言っても詮無き事じゃが。ああ、メタ話になるが、ルール→注意事項:キャラメイクにもあるが低級キャラの★3の常時護衛のように自分の能力以上の兵を連れて、結果的に能力値以上の戦力になるのはよろしくないゆえ配慮願うぞ) [Sat 18 Dec 2010 01:25:15]
ジュリア >  ...  ううっ  仰る通りで御座います。 (人形の考えた二つの案もばっさり。 確かにすっごく無理である。 水魔であろう彼の言葉に……出来ません、と申し訳無さそうに答える。 これ以上に良い考えが浮かばないものだから、どうしたものか、と唸り声をあげ始めた中、将軍様からの言葉に瞳が輝いた。) ―――… はい! それでは、そう致します。 どうも有難う御座います。 (幾度と無くお辞儀をし、安堵から来たのか、薄っすらと笑みを浮かべるだろう。 このことを後にデルカにも伝えておかなければ。 きっと喜ぶだろうから。) あ、の … はい。 (人形は攻撃を加えたわけでは無い―――こくり、と頷きながら。 しかし、引っ込められた手。 何をするつもりだったのだろうか、と首を傾げるばかりだった。 ただ、手出しを許さないという言葉が妙に嬉しかった。 奴隷は、一人の主人のものであっても、犯されようが殺されようが、文句の言えない立場である。 物であるために。 だからこそ、嬉しさに頬を染めた。 つもり。 血が通っていないので無理であろうが。)  あ、有難う御座います。 あの、貴方様は今宵、ここへ泊まられるのでしょうか。  (人型となった方達の行動で何となく察しはついたが、一応確認しておく。 寝床の用意も必要であろうから。 それと、喉が渇いていらっしゃる方には水を、空腹の方にはお食事を―――今日の料理はまだ、残っていただろうか。) [Sat 18 Dec 2010 01:23:16]
カイリ > 戦えない人が、戦場に付いて行っちゃ駄目でしょうがぁー…。 スキュレイン様が、君の事で集中出来なくなったらどうするわけ? ( 君がスキュレインの代わりに戦うの? それ、すっごく無理だよね? ) けどさ、銃器の整備や管理が出来て、発射まで出来るんだったら、――― 隠れて隠れて隠れて、隙を見せた敵から撃ち殺せるなら良いんじゃない? ( 戦場にまで、付いて行きたいなら、最低限の力を身に付けておけ、って意味と捉えるべきか。 ) 良いよ、良いよ。 君は僕に攻撃加えた訳じゃないでしょうー? ( ジュリアへと伸ばそうとした片手は、スキュレインの言葉で引っ込めた。 ) お互い様の利になるから、頑張らせて貰いまーす♪ ( 軽くと敬礼の真似事をしよう。後に、ジュリアの行動に目張った。 ) … へぇー、気遣い効くんだねぇ。 ジュリア、ちゃん。 ( 完全なる人型の連中たちは、少し奥の方へと進めば、腰を降ろしては休むなり、寝始めるなり、それぞれ統一の無い休息を取り始めた。 ) [Sat 18 Dec 2010 01:13:56]
スキュレイン > …さぁて、誰も居らぬここでずっと待つ危険は言うに及ばず、ギルドまでこられても邪魔としか言えぬのぅ…(人間の世界に戻りたくないのは分かった…が、どちらも賛成しがたいと言う訳で…)わかった…、お主ともう一人[デルカ]は負傷兵と共に海岸から引き上げる部隊に加わるがよい…その者達の世話を任す。どちらも危険ならば、まだその方が生き残れるじゃろうて(決着がつけば、呼び戻すゆえそれでよいな?と尋ねて…あとはカイリへこちらが命令せぬ代わりに、庇護するわけでもない。そちらが好きにやった事が結果的にこちらを利すると言った形であろう。じゃから、今更図書館を攻撃すると聞いてもそうかと応じるのみじゃ)別段、命令なぞした覚えもないからのぅ。好きにするがよい…じゃが、それに手を出すのは許しはせぬがな(チクの拾い物だと言うたであろうと。それはチクが死んでも変わらぬ、お主の物ではない)わらわが占領したら無駄になるかも知れぬがのぅ? 劇場とやらの方が金になったのに、惜しかったのぅ(にっと笑いながら、基本的なスタンスはダンカンなどと同じく「好きにするがよい」である) [Sat 18 Dec 2010 01:05:15]
ジュリア > ―――… えと、ここで、隠れている、とか。 ギルドまでは着いて行って、隅に隠れている、とか。 (将軍様の言う事は最もだ。 戦闘の役に立たない人形は、戦場において邪魔なだけである。 ギルド地区近くへ隠れることが出来れば、良いのだろうが、ヴェイトスの地理にまるで詳しくないのだ。 よく回らない頭で思いついたのは、以上の二つだけだった。) ... も、申し訳御座いませんでした。  (一方、名を知らぬ方はこちらへ近づいて来る。 まさか、首でも圧し折られるのかと思いきや、それはしない様子だったので、安堵した。 こくこくと将軍様の「拾い物」という言葉に頷いて、お辞儀をするだろう。 印象、悪い方では無さそうだ。 許されるならば、新しく来られた方々の衣類を畳んでしまおうか。 後は、あまり口を出さないこととする。 きっと明日についての話だろう。 その邪魔になっても申し訳ないので。) [Sat 18 Dec 2010 00:57:55]
カイリ > ( アウトローな訳で、メア島の連中の命令に従う訳がない。 スキュレインという強者が存在して、ヴェイトス島という玩具があるから、―――付いて行っているだけのお話。 )まぁー…、元々メア島で生まれ育った訳じゃないしねぇ。 規則とか縛られるのを嫌な訳よ。 ( きゃはっ♪ と甲高い声を上げる。 背後に控えた連中の薄汚い衣を脱ぎ捨てれば、鮫類、亀類、蛸類、蟹類などのウォータリアンの完全なる人型を表すことか。 ) ―――一部始終しか、聞き取れなかったけど。 ( ジュリアの姿を捉えれば、其方の方へと近寄ろう。片手を伸ばせば届く距離までに。 ) ジュリア…。 ふーん、聞いた覚えはないけど。 まっ、いっか。 ( にんまり、と微笑もうか。 ) あー。 あれかぁ。 ヴェイトス市の勢力って良く分かってないから、情報を集めるには其処が良いかなぁーなんて。 それと、工場側の人に聞くじゃ… 魔術の技術を求めている訳だしね。 ( 御手上げのポーズを取れば、ふはっ、と嘆息を漏らした。) [Sat 18 Dec 2010 00:52:49]
スキュレイン > 考えておらなんだか…本拠は人間共のじゃ、そこへの戦闘にお主を連れて行くわけには行かぬじゃろう…(占領した後の後始末に働かせるのはよいが、まずはわらわ達が占拠せねばなるまい。それが可能かどうかはまだ分からぬ。その間の身の振りをどうするつもりなのじゃろうか・・・と、なにやら不躾にやってきた者達の報告を受ければそちらを見やり)なんじゃ、あれから先まったく姿が見えぬから何をしておったかと思えば…まぁ、死ぬとは思うておらなんだが…(何しにきた的な視線を兵共から浴びせられるかも知れぬが気にしたら負けじゃ)図書館へ嫌がらせをすると聞いておるが…? これは、チクの拾い物じゃ(視線を感じれば適当な説明をしておこうぞ) [Sat 18 Dec 2010 00:41:20]
ジュリア > (さすがに逃げよう、という思いは人形には無かった。 将軍様の仰った通りに、自分は好きで此の廃屋へ残っているのだから。) … う っ ...  (呼吸をしていないので、人間とは違い、海の中で生活も出来なくは無いだろう。 しかし、想像してみようか。 人形は泳げない。 しかも人間よりも遥かに軽い。 何かに繋ぎとめておかない限り、絶対に浮かぶだろう。) ...  もし、お許し下さるなら―――その本拠とやらで、私どもを働かせてはくださいませんでしょうか。 どの様な扱いをして下さっても構いませんから! (そう訴えかける。) (そんな折に耳に入った足音、と共に聞き覚えの無い声。 大勢居るようだ。 その先導者らしき人物に凝視されれば、びくりと肩を震わせた。 そりゃあ怪しいだろう。 恐る恐るにお辞儀をする。) … あの、今晩は。 わたく、私は ふぁ、FinalDoll“JULIA”Dream to me Existence of hope と、申します ... (まさか殺されはしないだろうか、などと考えながら。 噛んで噛んで言を並べる。) [Sat 18 Dec 2010 00:35:38]
カイリ > ( 拠点の建物へと踏み入れた連中たち。全員が薄汚い衣を纏う中に、先導する人物は余りにも小柄だった。 ) ――、やっはぁー お久し振りぃ。 ( 薄汚い衣を脱ぎ捨てれば、純白色の民族衣装を纏い、金属的な装身具で慣らしていた。スラムに拠点を置いたからとて、カイリ自身やカイリの傘下にある連中は、普通の一般市民に溶け込む形で隠蔽を繰り返してきた。只管と情報の収集を繰り返し、襲撃の機会を静かに伺い続けた。機は熟した。明日は将軍が動くし、我々も動く時だ。 ) あの戦いの時以来かなぁ―― …、……? ( ジュリアの姿を捉えれば、スキュレインの部下にこんな奴いたかなぁ…、なんて凝視をしていた。 ) [Sat 18 Dec 2010 00:29:30]
スキュレイン > (作戦開始までの間は自由行動にさせておる。逃亡など先ほど上げた利敵行為は論外としてそれ以外はわらわが口を出す場ではないと言わんばかりの態度で)好きにせよと言った後も好き好んで残って居るからのぅ…(それも明日までになるのだから聞いておくとしようと言う訳で)ずっとか…じゃが、お主はずっと海の中にいるわけにはいくまい?(よくはわからぬが、のぅ)わらわは、酔狂に付き合う者達を率いてギルド地区にある本拠を落とす。また、負傷した兵らは、それぞれわらわの伝令書を持ちメア島へと帰還すべく海岸から引き上げを予定しておる(別に強制的に働かされたとか言えば生き残る術もあるのではないかと思うが、すぐ壊すなどと人間は野蛮じゃのぅ、とそんな感想を) [Sat 18 Dec 2010 00:25:30]
お知らせ > カイリさんが来ました。 『 響き渡る足音 』 [Sat 18 Dec 2010 00:22:56]
ジュリア > (兵士は感謝の言葉を述べ、礼をするだろう。 将軍様の前、やはり楽にするのは難しいだろうが、少量酒は飲んだようだ。) 有難う御座います――――明日から、どうするか、ですか。 (あくまで私やデルカはチク様の所有物だったのだ。 明日には此処から出て行くらしいので、さすがにどうするか決断しておかねばならないのだった。) ―――… 私は、もし宜しければ、貴方様方へずっとお供するおつもりでした。 逆に、聞いても宜しいでしょうか。 将軍様方は、明日からどうなされるのかを。 (今更、街へ出たところでいつかは奴隷ギルド職員に見つかるか、市民に送り届けられるかだろう。 この格好や容姿では人間に見えるが、職員様が相手ならどうにもならない。 殺処分決定だ。 ならば、失礼承知でどうにか付いて行けないかと問うだろう。) [Sat 18 Dec 2010 00:16:55]
スキュレイン > (よい、楽にせよ。と兵士に声をかける。明日は負傷と言うハンデを追いながら帰還に向けて身体を張らねばならぬのだから少しでも養生しておくと良いと)別に構わぬ。邪魔とも思わぬ…じゃが、お主はこれからどうするつもりじゃ?(元々チクの拾い物である。その恩賞として壊さずにおるし、好きにさせては居るが…どちらにせよ、明日にはここを引き払う以上、対応を考えねばなるまい) [Sat 18 Dec 2010 00:09:43]
ジュリア > (そういえば、と思い返した。) (奴隷ギルド襲撃の際に大量の奴隷が逃亡した筈だ。 強ち自分もその内の一人かもしれないが。 その奴隷達は、今どのようにして暮らしているのだろうか。 もう捕まった者も居るのではないだろうか。 職員様は恐ろしい。 嫌いだ。 きっと捕まったら、殺されるのだろう。 だとすれば、既に殺処分された奴隷も多数居るのだろう。 ならば、私は幸せ者だ。)  ... あ、背中もお揉みしましょうか? 腕や、足も。 それとも、腰か頭が宜しいでしょうか?  (そう思うと、少しは楽観的になれてくる。 感情が生み出された時から、いつも自分は悲観的になることが多かったように思える。 どうにも嫌な癖だ。) (そんなつまらないことを考えている刹那、覚えのある声が耳に入った。) ――――… あ、スキュレイン様。 (恐らく兵士は人形の手から逃れ、貴方に向かって姿勢を正すだろう。 もしくは少し離れるだろうか。 人形はゆっくり将軍様の方へ身体を向け、姿勢を正しお辞儀をした。) ...  居ては、いけませんでしょうか。 その、私は邪魔になりますでしょうか。 (以前からお願いしようと思っていたことを言う時が来たのかもしれない。 恐る恐る、宝石の瞳をそろりと向けて。 緊張した表情で問う。) [Sat 18 Dec 2010 00:04:28]
スキュレイン > (決死の覚悟で届けられた補給物資も最低限の配布が終われば後は荷物になるくらいならば全部開けてしまえと命令し、酒も解禁とした。決戦前に騒いだり動けなくなるまで飲むような馬鹿者は、今この場で始末するわけじゃがな)…なんじゃ、まだ居ったのか(それが一通り終われば、このスラムの拠点も引き上げとなろう。兵力がなければこんな場所は一息に潰されるような場所じゃ、わざわざ火をつけたりはせんがのぅ。で、見かけた人形にそんな言葉を向けるわけじゃが) [Fri 17 Dec 2010 23:59:08]
お知らせ > スキュレインさんが来ました。 『(決戦を明日に控え…)』 [Fri 17 Dec 2010 23:55:30]
ジュリア > (ギルド地区、図書館、大聖堂を襲撃すると聞いた。 嗚呼、確か後者の二つは陽動作戦だったか。 人形は生まれて一年と少ししか経っていない為に、人間の知力というものがどれくらいのものか、予測がついていなかった。 故に、楽な気持ちも胸にあった。 囮があるならば、案外容易く成功するのではないかと。) あ、肩をお揉み致しましょうか? (もう治療は必要無い、と言われれば、指をひょろりと動かし、返事を聞かぬまま兵士の肩を揉み始めた。 自分には結構な腕力があるのでは無いかと自負している。 ツボとやらも前主人様に伝授されているのだ。) (そんな中で、何を思うでもなく、小さく溜息を吐いた。) [Fri 17 Dec 2010 23:46:05]
ジュリア > (スラムの廃屋の中、料理の後片付けですっかり冷たくなった手を擦り合わせながら、一人の兵士の傷の治療を行っていた。 随分と癒えて良くなっている様だが、明日は襲撃に参加すると言っている。 ならば、最良の状態で戦いに挑んで欲しい。 消毒を行った後、短く包帯を巻いた。)  ...  明日、どうか頑張って下さい。  (願わくば、死者を出さないで欲しい。) (無理な願いだろうか。 しかし、嫌なのだ。 チク様はきっと兵士達や将軍様のことを想い、自決をなされたのだろうから。 いや、好い加減チク様に固執するのは止めにしなければ。 いつまでも感傷へ浸っていられないのだ。 微笑みかけ、他に痛むところはありませんか、と兵士へ問うた。) [Fri 17 Dec 2010 23:34:06]
お知らせ > ジュリアさんが入室されました。 『( 明日に )』 [Fri 17 Dec 2010 23:24:57]
お知らせ > スキュレインさんが退室されました。 『(それを見送れば、わらわもわらわの準備をせねば…のぅ)』 [Fri 17 Dec 2010 01:27:37]
お知らせ > ダンカンさんが帰りました。 『( いざ、戦場に向けて... )』 [Fri 17 Dec 2010 01:24:49]
ダンカン > かまわない... ( どんなものでも、ないよりましな事は確かだ。 心遣いどおり、何人か言葉を交わした事のあるものには話を持ちかけてみようか。 もし、一人でもともにきてくれるものがいるならば儲けもんだ。 ) あぁ、感謝する... (そういいながら頭をあげよう。 思い立ったが吉日。 ではさっさと準備を始めよう。 襲撃に向けて準備するものに混じっていくよう、 将軍殿の下をあとにしようか。 少しでも、ここにいるものの足しになればいいと願いながら... 直ぐそこに迫った戦いに足を向ける事にしようか。 ) [Fri 17 Dec 2010 01:22:40]
スキュレイン > ただ、精度は保障せんぞ?(ロケットランチャーと思うておる手合いもおるようじゃが、コングリーヴロケット…つまり、まんまでかいロケット花火じゃ)ふむ、祈るくらいならばいくらでもしておこうぞ(成功すればわらわ達の利になるし、人間共が悔しがるのは愉快じゃからのぅ)お主ものぅ…何かあれば、そこらの者に言って取り次げばよい(わらわから出来る事はもう殆どなかろうて、後はお主に任せると言ったところで) [Fri 17 Dec 2010 01:13:59]
ダンカン > そりゃ、ありがたい... ( 自分勝手なことに許可の言葉と武器。 それで充分だ。 あとは自分が戻れるか否かは運次第。 ) くくっ... 面白いんで、皮肉交じりで祈ってて欲しいね。 ( 歪んだ笑いに冗談を含めて、 立ち上がろうか。次の行動は決まった。 ならば、さっさと行動するに限る。 ) あぁ、そりゃ楽しみでしかたねぇな  ( せっかくだから生きて戻って、彼女が人間を血祭りに上げる姿を確認したいものだと。 期待を込めて、そうこたえようか。 ) じゃぁ、 俺は俺の準備をしてくる事にしよう... (気遣いをありがたく思いながら、にやりと笑った顔を向けようか。 ) ご武運、お祈り申し上げますぜ... (そういいながら少しわざとらしく頭を下げようか。) [Fri 17 Dec 2010 01:07:53]
スキュレイン > 携行型地炎砲の1、2発なら回せよう。お主の気が済むようにすればよい(有志を募って行うと言うならばそれもよいと、こちらから止める理由はない)お主の希望が果たせる事を祈ってやるとしようかのぅ? それとも、地上の猿共が崇めておるところを攻撃するのに祈るは不適当かや?(こちらの考えは伝えた。その中でこやつがどれだけの事をしようとするかは、任せるしかないのぅ)わらわも、お主の言う復讐の溜飲が少しくらい下がる程度には血祭りにあげ、奴らの拠点を吹き飛ばしてくるゆえ、期待しておくとよい。 [Fri 17 Dec 2010 00:52:12]
ダンカン > 今の状況で余計な戦力をだしてもらえねぇのは充分理解してますよ。 最悪、 俺一人でも結構だ... ( 自分の目的は、人間への復讐だ。 それを果たさぬままに島へ戻る事も出来まい。 ) 完全な襲撃ではなく、象徴の破壊が目的だ。 あそこの象徴は十字架というもの、それの破壊しにいくだけだ。 ( 攻めるて占領する事が目的ではない。 ) もともと、 大した戦力にはならねぇ身。 人の姿で侵入し、ちぃと石を投げるしか能がないもんでな ( なにも人間を抹殺する事が復讐ではない。人間を絶望に叩き落す事ことも復讐の仕方の一つだ。 自分が出来る事で最大限の復讐をしたい。それが結果、あんたたちの役に立てば結果オーライ。そうすればただ死ぬだけにはならないだろう。歪んだ笑みを浮かべながらそう説明しようか。 結局自分勝手なことなのだが、かまわぬというなら実践させてもらう事にしよう。 ) [Fri 17 Dec 2010 00:44:34]
スキュレイン > (無論力で押さえつけると言う事もできるであろうが、そのような事したところで簡単に瓦解するのは目に見えておる。特に今のような状況ならば、のぅ。逆らわず、敵に利さねばよいと言ったところじゃ)…大聖堂? ふむ…じゃが、わらわからは、戦力は出せぬのぅ…(わらわと共に決戦に赴こうと言う者達がそれを外されたとなれば納得すまいて。帰還する兵達も余裕はなかろうが、そこらから人手を募る事になるじゃろうと判断して)攻撃するのは構わぬ。今までも、好きに破壊は行わせてきたしのぅ…じゃが、無勢では、ただ死ぬだけやも知れぬぞ?(わらわを阻むのはアーリィら騎士であろう、そう言えばその大聖堂とやらは一度襲撃を跳ね返しておらなんだか?と、別にわらわに止める理由はないがのぅ) [Fri 17 Dec 2010 00:23:21]
ダンカン > ( 自分に軍人と同じものを求められない事にはありがたく思う。忠誠心で動いていないものは縛られるのが苦手だ。 将軍殿は聞く姿勢をとってくれるのをみて、一度小さく目を伏せる。 まぁ、無駄な戦力だと言われかねないかもしれない事。 反対されればそれまでの事だ。 ) 将軍殿が攻め込む少し前... 此方の宗教的象徴の大聖堂を... 攻撃したいと思いまして...  ( 陽動作戦について話し始めようか。 宗教的象徴を攻撃する事によって、絶望を煽る事は容易いだろうし敵方の方も派手な攻撃をする事は出来ないだろう。 ならば少数、いや、最悪自分ひとりでも出来る事はあるだろう。) そうすれば、将軍殿が攻め込む時には多少敵陣は手薄に... ついでに戻るやつらを阻むものも減るだろう... ( いかがだろう?と、 あなたの様子を伺おうか。) [Fri 17 Dec 2010 00:13:36]
スキュレイン > ふむ、それでもわらわの酔狂に無理して付き合う必要はないからのぅ。わざわざ命を捨てるような真似はせんでよい(別にチクのような海底軍の軍人でないなら別段気にもせぬ。と言うより気にしていたらやってられんと言うのを、テスターチュオやカイリだののアウトロー達で思い知ったわけじゃがのぅ)ふむ…、申すが良い(今はその決行の為の準備の段階であり、打ち合わせなどは粗方済んでおると言うより、あまり取れる手立てがないとも言うがのぅ。何かあればわらわが採決するだけじゃし、聞こうぞと聞く体制で) [Fri 17 Dec 2010 00:00:00]
ダンカン > 将軍殿... ( 彼女の声に顔を上げようか。そして小さく息を吐く。 ) ... 動けない事はない。先の戦いでの傷はもう癒えましたんで...  (雇われ兵士の言葉遣いは相変わらずよくないだろう。命知らずなのか、礼儀を知らないだけなのか。 ) 将軍殿、少しばかり相談したい件があるんだが...  ( 第三の選択…。 前々から考えていたが、 将軍殿の攻め込む前に偽情報を流すか、陽動という形で他の場所を攻撃するか。 今回、中枢を攻める事と、海へと戻る事、二つのことを進行する形になる。 もし第三の選択によって、その二つから少しでも注目が逸れればもっとやりすくなることだろう。 基本は陽動作戦。第三の選択には大した戦力はいらない。)  [Thu 16 Dec 2010 23:54:08]
スキュレイン > (わらわと共に決戦に向かう酔狂な者達にはわらわが実際に目で見た大雑把な地図を渡してある。戻る者達にはわらわからの書状を渡してある。敵の手に渡っても構わぬものであるからほぼ全員に持たせているようなものだ。指令が届かぬ方が困るからのぅ)…お主は動けるかや? どちらにせよ、この拠点でゆっくりできる時間は限られておる。動けぬのなら、別の者に手を貸させるゆえ、言うとよい(戦えぬ者ばかりが引き上げるのではない。支援があったとはいえ退却戦も中々困難じゃ。その者らの奮戦があれば負傷兵も比較的戻れるじゃろう。技師たちも無事に帰さねばならぬ故、おぬしが動けぬならばそこに加わればよいと) [Thu 16 Dec 2010 23:39:49]
お知らせ > スキュレインさんが来ました。 『本来の海賊服に身を包み…』 [Thu 16 Dec 2010 23:33:47]
ダンカン > ( だいぶ癒えた体を起し、難しい顔のままただ一点を見る。 部屋を共にした怪我を負った兵士達で、次の戦に出れないものは海へ戻る支度をし始めているようだ。様子の変わってきた拠点。 将軍殿は次の襲撃にかけている。 さぁ、自分は戻るべきか否か。 マーマンは未だに悩んでいる。 )…―――――― ふん...   ( どうしたらいい。 どうするべきだろうか... 。 支度をしているものたちと一緒に戻るか、 それとも微力ながら戦力として参加するか... もしくは第三の選択か。 ) [Thu 16 Dec 2010 23:28:27]
お知らせ > ダンカンさんが入室されました。 『さて…―――― 』 [Thu 16 Dec 2010 23:19:37]
お知らせ > 竜華樹さんが帰りました。 『( 辿り着いた先は、妖しげな光を漂わせる―――、淫売窟だった。 )』 [Thu 16 Dec 2010 00:15:33]
竜華樹 > ( 未熟者故に、学ぶ事は沢山ある。試行錯誤を繰り返し、精進を怠らぬ様に心掛けたい。 ) ――では。 ( 異常は発見できず、直ちに帰還が望ましい。或いは見逃した可能性はあるが、疑心暗鬼に成り過ぎても、気疲れするだけで無駄な行いである。 ) お暇しましょう。 ( 動機は果たせず、仕舞いだったが連絡を取り合えば良いだろう、と前向きに考えを改めよう。踵を返せば、夜空に映し出す淡い光の方向へと歩き出す。 ) [Thu 16 Dec 2010 00:14:26]
竜華樹 > ( 管轄内の捜査の結果は最悪だ。スラムの道順、抜け道、安全地帯、危険地帯、など様々で頭の中に入れて置かなければならない。 ) ―――? ( 何か通り過ぎた気がするが、害が無ければ追い掛けようと思わない。微かに瞳を窄めながら、首を小さく傾げる程度である。 ) …気のせいかしら。 ( 独り言を呟けば、再びと歩き出そう。元の来た道を覚えておらず、尚更と突き進むしかない。数多に生え揃う建築物の向こうに見える淡い光は、商業地区や芸能横丁辺りなのだろうか。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:55:19]
お知らせ > ???さんが退室されました。 [Wed 15 Dec 2010 23:47:39]
??? > (  [Wed 15 Dec 2010 23:46:37]
お知らせ > ???さんが入室されました。 『カツリ』 [Wed 15 Dec 2010 23:41:03]
竜華樹 > ( 場所…。 ) …間違っては居ない筈。 ( 交差点の中央辺りで立ち尽くし、周辺一帯の人間の姿が見えなければ、妖魔の姿すら捉える事が出来ない。目当ての店まで辿り着く為の、特徴といえる特徴に目星が付かない。スラムは管轄内とは言え、妖刀として目覚めて以来、近衛兵などの役職を与えられたのは、つい最近なのである。 ) 矢張り、―― … 大丈夫じゃない。 ( 迷子だ。目当ての店に辿り着く以前に、見知らぬ場所まで迷い込んだ。微かに引き攣った笑みで、もう一度ゆっくりと周囲に視線を渡した。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:35:09]
竜華樹 > ( ヴェイトス市の治安の状態は良かれ悪しかれ、―――スラムの景色は変わり映えしない。余りにも寂れた景色に、夜空の星の群れまで捉える事が出来る。 ) ―――…、綺麗ですね。 ( 大洋を象徴する衣装を纏い、素朴な太刀を腰の帯で帯刀する形を取る。幾度も大通りの交差点を通り過ぎるも、踏み止まれば周囲へと視線を向けた。余りにも寒過ぎる夜空に出歩く輩など見られない。況してや目当ての店すら見付ける事は叶わず。 ) [Wed 15 Dec 2010 23:24:27]
お知らせ > 竜華樹さんが入室されました。 『( ―――――。 )』 [Wed 15 Dec 2010 23:19:07]
お知らせ > ソードさんが帰りました。 『そんな感じに家に戻っていって』 [Wed 15 Dec 2010 23:01:02]
ソード > へー 炊き出し…教会以外もやったりしてたんだ?(こういう時には大体教会が炊き出しをする。質の極めて悪い麦や米を粥にして配ってそれを後々まで恩に着るような感じ。まあ貰う方もその時だけは感謝して後は知らんぷりな貧乏人の集まりなのでいい勝負かもしれないが) ふーん…シロがご飯わけてあげてくれたんだ…?(にゃあ。と相槌打つ相手はそこらの野良猫になっていたりと交友範囲が地味に広いようで… 最近少し備蓄が減ってると思ったら、と思いつつ…もう少し犬猫に分けやすい食料もいれといてあげようとか考える辺りは甘い獣人で) [Wed 15 Dec 2010 22:52:51]
ソード > (辺りをキョロキョロ見渡しながら歩いてれば 何人か見知った顔…ご近所さんだったりちょっと怪しい仕事をしていそうな人とかに声をかけられたりする。どうやら戦闘で必要な薬がよく売れるので品薄…逆に一般用の常備薬の類が品薄になりつつあるというわけで)んー…薬湯程度でいいなら何とかなるけど…。(ぱた、と尻尾とかふりつつ 生死にかかわりはしないけどちょっとした持病を和らげる類の薬草を頼まれて… 家の在庫とか思い出しながら応対をしたり、 魚人の噂とかを聞いたり、炊き出しの場所とか情報交換してみたりとしていたりで) [Wed 15 Dec 2010 22:40:42]
ソード > (怪我人なんかも多いので薬草の類は、たとえ本職の薬師の調合をしてないものでも割と良い値段で売れている。 まあ稼ぎは大抵貸しにして後で貰うようにしているので目立ってお金が増えてるように見えないのだけど今年の冬は随分楽に過ごせそう、なんて思いつつも 一つ不安なこともあって)…うん、街が落とされたらどうしよう、って事なんだよね…。(冬をこすどころじゃなくなる。 何しろ噂では恐ろしい火器を持っているらしく、街の施設が随分と破壊されているようで… 友人も何人か連絡がつかないものいる、なんて思いながら スラムの通り…割と賑やかな方を歩いていて) [Wed 15 Dec 2010 22:32:08]
ソード > (最近、賑やかな気配のするスラム。 原因は海底火山から現れたとか色々な噂のある水生動物の獣人達で) ま、関係ないと言いたいのだけど、獣人と一纏めにして因縁付けられると面倒…だね…。(ハァ、と溜息。流石に猫(に見える)耳のおかげで魚人と仲良くなるように思われてないので今のところそういう被害はないのだが) あっちの方だっけ、拠点っぽい所があるのって…(ちらっと方向を見る… 近所に猫達が『最近美味しそうな魚介類の匂いのする家がある』とか噂しているのを聞いて思い浮かんだ場所… まあだからといっていちいち通報とかしない辺り、この少年もやはりスラムの住民のようで) [Wed 15 Dec 2010 22:22:31]
お知らせ > ソードさんが来ました。 『ウォータリアン。』 [Wed 15 Dec 2010 22:18:24]
お知らせ > ジュリアさんが帰りました。 『( 人形の淡い初恋は幕を閉じた。 )』 [Sat 11 Dec 2010 00:04:39]
ジュリア > (よく考え直すと、選択は一つしか残されていない様に思える。 人形はふらりと立ち上がり、水を飲み始めた。 昨日は食事を摂ることが出来ず、今日は身体の感覚が随分と鈍りきっていた。)  ... さよならチク様。 (出来る事ならば、スキュレイン様に申し上げてみよう。 もう少し、自分達をここへ置いてはくれないか、と。 もしも無理だと仰られたなら―――それは、その時に考えよう。 もうあまり頭が回らなくなってきた。) (「あの世」が存在すれば良いと思う。 彼女がそこに行けるなら、いつか会えるだろうから。 天国でも地獄でも良い。 人形の私でも行けるなら、本当に存在してくれれば。) [Sat 11 Dec 2010 00:03:24]
ジュリア > (一つは、ここに残る事。) (邪魔かもしれないが、見る限り人材は明らかに足りていない。 今まで通りに料理や怪我人の手当てに徹する、という考え。 どうしても自分が不要となるなら、殺して下されば良い。 もっとも、チク様が拾って下さったこの命を、安易に捨てることはしたくないが。)  (もう一つは、奴隷ギルドへ戻るという選択。) (一級奴隷、ということで、もしかすれば生かしてくれるかもしれない。 ウォータリアンの情報もセットにすれば尚更だ。 しかし、この選択はあまりしたくない。 一体何の為に奴隷ギルドから逃げ出したというのだ。)  (そして、もう一つが街に出るという選択。) (補給路が分断され、食料も段々と減ってきている。 好きにしても良い、ならば現在着用しているドレスを売り、僅かだが食料を購入する。 この瞳も高く売れそうだ。 しかし、これはデルカと共に行動することは出来ないだろう。 デルカは蟹のウォータリアンであり、スラムで生活していた以上、街へ出るのは危険だろうからだ。) [Fri 10 Dec 2010 23:56:03]
ジュリア > (哀しみに浸っているのも好い加減にしなければならない。 自分はこれからどうするのかを決めなければならないのだ。 先日は、好きにすればよい、と告げられた。) ...  私がこの拠点の場所を漏らす、とは … 思わなかったのかしら (自分がここから出て行く決断をしていたならば、スキュレイン様は、そうとは考えなかったのだろうか。) (そして、これからどうするかという考えは幾つかある。 勿論デルカと共に、だ。)  [Fri 10 Dec 2010 23:49:34]
ジュリア > (自分は奴隷だから、彼女に寄せる想いを口に出す事は許されないと言って良いだろう。 しかしそれでも、誰にも聞こえないくらい小さな声で呟いた。) チク様、 好き、でした。 (きっと彼女が聞いたら激怒するか、もしくは呆れるだろうな、と考えた。 いいや、もしかすれば苦笑するかもしれない。 彼女はその言葉を恋愛としては捉えないだろうから。) ...   (――――自分は彼女の役にたてたのだろうか。 僅かな間だったが、少しでも支えて差し上げられただろうか。 行き場の無い自分を拾って頂いて、生かせて貰って。)  有難う御座いました、チク様。 (寂しいけれど、感謝の気持ちでいっぱいだ。) [Fri 10 Dec 2010 23:45:11]
ジュリア > (短期間で、これ程までに彼女へ想いを寄せるようになったのは、彼女の魅力があったからだろうと思う。) (具体的と言われれば難しいが、彼女には惹きつけられる何かをもっているのだ。 きっと彼女の部下の兵士達も、彼女を心から慕っていただろう。 先日の病院襲撃で、その多くの兵士達も命を失ってしまったが。) ―――… はぁ  (亡霊となって出てきてくれないだろうか。 彼女の声をもう一度聞きたい。 涙の代わりに、彼女の声で、新たに胸に書き込まれた憎しみや愛情という感情を流して欲しい。) [Fri 10 Dec 2010 23:37:43]
ジュリア > (彼女と出会ったのは僅か一週間ほど前だった。 しかし、そんな短い期間で自分は、彼女に心から尊敬を寄せ、慕い、隣に並びたいとすら思った。 彼女の命令であれば何であろうと従おう、と初めて心の底から感じた。 友情を手に入れたいとも思ったし、家族愛のようなものも欲しいと思った。 恐らく、憧れや恋心さえ抱いていただろう。) ...  は  (奴隷の分際で、とは解っている。 だから辛いし哀しい。 どうして彼女は自決してしまったのだろう。 ならば最初から戦いに行かなければ良かった。 この廃屋に居れば良かったのに。 そうすれば生きていた、一緒に居られた。) …  チ、ク 様  (でも、自決だなんて、何て彼女らしい。) [Fri 10 Dec 2010 23:31:49]
ジュリア > (料理は終わった、怪我人の手当ては完了した。) (そんなやるべき事をしている最中も人形の宝石の瞳に光が宿ることは無かった。 そして現に今もしゃがみ込んだまま、生気の失せた表情で一点を見つめていた。) ...  チク様、 チク様  (力ない声で恩人の彼女の名を幾度も呼ぶ。 呼んでも還って来ないと知っていても。 うずくまり、この現実を受け入れたくないと首を振った。) … チク、様。  (自分に涙が出せないことがこれ程までに辛いとは思わなかった。 いっそ全て綺麗に洗い流してしまいたいというのに。) [Fri 10 Dec 2010 23:23:26]
お知らせ > ジュリアさんが入室されました。 『( 廃屋の隅っこ )』 [Fri 10 Dec 2010 23:18:08]
お知らせ > ダンカンさんが帰りました。 『(その夜は眠りにつくことなく...)』 [Fri 10 Dec 2010 00:29:13]
ダンカン > ( こんな時に怪我をしている事が恨めしい。 またあの銃をうった男の顔を思い出す。 忘れんように、何度も何度も脳裏に焼き付けた男の顔。 怪我さえしてなければ、将軍の計画にも何を悩むことなく参加できただろうに。 )  くそっ...   (強く握った拳を床に打ち付けて。悔しさに声を漏らす。 黒い感情は自分の奥のほうへどんどん蓄積されていく。 人間への恨みをはらさねば、一生これを背負って生きていく事になるだろう。 そう思えば、尚更次のことを深く考えるだろう。 なんとか次の一手を有効に使わねば。ない頭を必至に絞って絞って。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:26:07]
ダンカン >  …―――――― ( 一番わかりやすいのは情報戦か。 以前情報屋だと偽って話した海岸警備隊。 そこに偽情報を流すのはどうだろうか。 攻め込む位置にもよるが、 うまくやれば退路も確保できる。 上手くいけばだが。 ) なんにしろ次の作戦について確認する事が第一か...   ( また退路の確保は海からの応援は絶対だろう。 海と陸から挟めば退路の確保も出来なくもないか。 いや、以前物資の持ち込みは敵襲で失敗に終わった件もある。 ならば、メア島に現状の厳しさをもっと理解させねばなるまい。 が、あの将軍殿も手を焼くほど。 そうそう簡単に危機感を持たせる事は出来ないだろうか。 ) ・・・っち、  厳しいな... ( つい、漏れるのは愚痴交じりのため息だ。) [Fri 10 Dec 2010 00:14:06]
ダンカン > ( もしくは他の形で攻める事は出来ないだろうか。 少ない戦力。 それを最大限に生かすには、相手の戦力を分散させるほうがいい。 ならば将軍殿が拠点へ攻め込む際に敵を上手く陽動出来ないだろうか。 手負いの自分が正面から攻めても犬死するだけ。ならもっと役にたつ方法があるはずだ。 今の所、人間達の中でチクほど顔は割れていないだろう。 ) … 何か...   ( 疼く傷にもだえながら寝返りを打って天井をみる。 そこに答えがあるかのように、目を凝らし、人間を出し抜く方法を考えるだろう。 ) [Fri 10 Dec 2010 00:01:06]
ダンカン > ( 将軍殿もそれを痛烈に感じているのだろう。 次は相手方の拠点を集中攻撃。 今後の動き、自分の身の振り方は選択していいとのことだ。 ) さて...   どうしたもんか...   ( ぼそり、 らしくないひとり言。 まだ癒えない傷跡に手を置きながら、 暗い壁を一転に見つめようか。 人間に大きな痛手を負わすには、将軍についていく事に越した事はない。 自分が出来る事は限られているが、地味なりに戦力にはなろう。  ) [Thu 9 Dec 2010 23:51:01]
ダンカン > ( 傷ついた兵たちにが横たわる一角に知らせが届く。 昨日の病院への襲撃の結果と、将軍殿の意向。 傷をおって動けなかった兵はそれぞれの反応を見せるだろう。 ) …――――――  ( もともと軍に属していた訳ではない雇われ兵士の様なマーマン。あの司令官殿に特別な思い入れがあったわけではなかったが、あの勇敢な同胞を失ってしまったのは大きな痛手だ。 戦況は思わしくない。 横たわったままのマーマンは眉間のしわをより一層深くするだろう。) [Thu 9 Dec 2010 23:36:23]
お知らせ > ダンカンさんが来ました。 『( 廃屋の一角 )』 [Thu 9 Dec 2010 23:29:30]
お知らせ > ブロウンさんが帰りました。 『(地道な作業は続くが、発見はどうにも出来ない)』 [Thu 9 Dec 2010 21:46:54]
ブロウン > (結果はまたしてもスカ。使われた形跡がない。)ま、簡単に見つかるようじゃなぁ・・・(家から出てきた巨躯はため息をついて、また隣の家へと歩いていった。となりの家には明かりこそついていないもののノックには返事があり、ドアを開ける手が止まる。)あー、こんな夜にすまねぇんだが。この辺りでウォータリアン見なかったか?いま巡回中なんだよ。(この辺りに拠点が存在する可能性は伏せて問う。まだ住人には知らないものも多いだろうし。とはいえ、何回か同じ質問でもされたのか、中から返ってきた言葉は「しらないねぇ。まだうろちょろしてんのかぃ?」と、若い女の声だった。)まぁ、警戒態勢は解かれてねぇからな・・・邪魔してわるかった。今後もなんか見つけたら報告してくれ(一般市民にも声をかけておくのだって、必要なこと。何事もなかったからといって警戒を解く地域があるかもしれない。「この辺りに限って」なんて思ってもらっては困るのだ。) [Thu 9 Dec 2010 21:43:36]
ブロウン > (コンコン、とノックをして返事がなければドアを開ける。人間サイズの建物はどうしても入りづらい。中へと入ってみるがなんお変哲もない廃屋だ。使われた形跡もなく、窓から差し込む明かりに床の埃がみえる。)は〜ずれ(早々に見つかるわけもなく、家を出よう。)これ、手当たりしだいに探すとか丸一日あっても無理じゃねぇ?(これは効率が悪い。やってみてすぐにわかった。それでも人気がないから、だれか見つけるまではしらみつぶしにさがすしかないんだろう。窓から覗き込んで埃がなかったら、にしようかなとかいろいろ考えながら隣の家の扉をノックして。返事がないから開けてった。) [Thu 9 Dec 2010 21:31:32]
ブロウン > (お日柄もよく、曇り空もはれ月の明かりで視界には不自由しなそうだ。)この辺りに拠点があったとしても・・・・廃屋だらけだぞ・・・(昨日の夜襲撃があったわけだ、もうとっくに騎士団や自警団が回っている可能性だっておおいにある。むしろ、まだ探している者もいるかもしれない。戦争中とはいえ、勝手にドアをバタバタあけて中を調べるのはいささか気の引けることだが、廃屋っぽいところは開けてみよう。地元住民や、自警団、騎士の者を見つけたほうがはやそうだけれど──) [Thu 9 Dec 2010 21:24:05]
ブロウン > (昨日病院が襲撃されたことを知った竜人。そろそろ翼の包帯が取れるころだと病院に行ったら襲撃を受けて死傷者多数とのことだった。現場に居合わせなかったけれど、爆風や、飛び散った血のあとなど、まだぬぐいきれていない汚れを目の当たりにして戦闘の激しさを実感した。詳しい経緯などはきくこともなく、その後発表された情報によればスラムの方につながる水路を通って逃げたものがいるとかどうとか。拠点があるかもしれないなんていう情報をもとに、詮索に来たところ。翼の包帯は「とってもいいですよ」くらいには言われているが、まぁ念のためつけたままだ)広いんだけど・・・(ぐるりと一周するくらいはできるけれど、拠点ともなれば家屋の中だろう。上から見ただけでは到底わかるはずもなく──あきらめたように路地へとおりた。) [Thu 9 Dec 2010 21:16:46]
お知らせ > ブロウンさんが入室されました。 『スラムったって・・・(上空を旋回する竜人)』 [Thu 9 Dec 2010 21:09:57]
お知らせ > マドゥーさんが退室されました。 『闇も男を静かに包み隠す…』 [Tue 7 Dec 2010 22:57:24]
お知らせ > アイリさんが帰りました。 『 何事も無かったかのように面を下げ、再び行軍を再開する 』 [Tue 7 Dec 2010 22:53:14]
マドゥー > 確かに…気をつけよう。(相手の苦笑に、反省の意を込めたとばかりに同様の笑みを返しながら言おう。妙な勘繰りで失う可能性のある地位や信用は自分よりアイリーン卿の方がはるかに多いのだろうから)あぁ。敵も勝てぬと思ってる戦を仕掛けてきているのではあるまい。まずはこの街を平穏に戻すところまでだ。…それからは…後々に考えれば良い。(国同士の普通の戦争とはいささか違う状況だ。敵がウォータリアンの国であるらしい…というのは分かっていても、古来より風習や特性が分かっているものではないのだ。突如として現れた敵…人間の常識がどこまで通用するか甚だ怪しい。)…承知した。卿らの幸運を祈る。(アイリの言葉に会釈するように軽く顔を伏せれば、こちらもすっと建物の間の闇に身を引こう) [Tue 7 Dec 2010 22:50:20]
アイリ > その際は――――夜道に突然現れるのでなく、確実な方法でお願いします。 ( 小さく苦笑を含んだ言葉。 騎士団領に人を寄越しても良いし、件の連絡掲示にそれと分かるよう書き込んでも良い。 個人的な話をするのは構わないが、あまり度々では周囲に良からぬ勘繰りをされかねない。 やましい密談でもしているのではないか、と。 私にも地位や身の上を妬む政敵は居る。 ) 出来れば事が終わったらその辺りも、島に渡ってじっくりと研究したい所ですが――――先の話はまだ早いですね。 ( 戦後の処理はどうなるか分からない。 普通に考えれば賠償金を支払わせ、植民地化するのが妥当だが。 「何処の」植民地になるかでまたもめそうなものだ。 あの大きな島が丸ごとヴェイトス市下に置かれるとなると島のパワーバランスが完全に崩壊する。 ) …では、そろそろ行きます。 敵が潜伏しているのならこの辺りは臭い。 貴方方も気をつけて。 [Tue 7 Dec 2010 22:38:52]
マドゥー > ふむ…そう言うことならば話は早いかもしれん。我らの役割は敵の分断と各個撃破ということになろうが…もしこちらの活動で、拠点を見つける事に成功した場合などは、卿らに協力を頼むかもしれん。(拠点制圧ともなれば、いくら敵が少数とはいえ正面からの戦力が必要となる。機動性に優れた敵ならば、そのまま逃げられてしまうのが一番痛い。)話を聞く限りでは敵の火力がもっともやっかいなようだな。…逆にそこが弱点といえるかもしれんが…。(アングリマーラにもその話に聞くような火器は存在しないだろう。アイリは銃の接収を公言しているので、其のことは知っているが…もし先んじて自分がそれを接収していたら…、それをまずアングリマーラに持っていったか、アイリと同じことをしたか…大いに迷っただろう) [Tue 7 Dec 2010 22:27:44]
アイリ > 傭兵団や他の組織も率先して動いています。 役割を明確にするならば―――騎士団と自警団は抑止力を働かせ、有事には防衛に当たる。 そして小回りの利く少数精鋭が各地要所を攻撃する、というのが現実的かもしれません。 ( あくまで敵が大群ではなく、温存は無い、という前提になるが。 欲を言うなら、港を襲われたティアンや鎖国を決め込んだアマウラも何らかの動きを見せてくれると勝算は高まるのだが。 軍事力が無いなら支援でも良い。 食料でも、医療でも、資材でも。 ) 当面は持久戦になるでしょう。 現状を打開するにはまず、敵の情報をもっと集めなければ話は進みません。 潜伏先なり、敵の武器の性能なり。 ( つい先頃、件の高性能銃の解析報告が届いた事をまだ知らない。 あの武器を理解出来れば此方も幾らか選択肢が増える筈だ。 ) [Tue 7 Dec 2010 22:13:54]
マドゥー > 確かに…クリスティアの文化にはそぐわぬかも知れぬな。(ふっと口端を緩めて軽口を叩く。契約文化…自分も人種的にはホワイティアに当たるそうだが、文化的にはイエロティア文化圏の元祖とも言える代物だ)それは心強い。卿らの勇猛な姿を見るだけで市民に安心が与えられるだろう。……無論、我等も大将首を上げられるよう、尽力させてもらう。…何かあれば情報面でも力が及べば幸いだ。(アングリマーラ側の事情としては、精鋭とはいえ少人数がようやく派遣されたのみだ。国王が他国の援助などに対して興味が無いのだからこれでも上出来かもしれないが。そして、アイリの推測は当然こちらの考えにもある。やり方は陰湿になるかもしれないが…それこそ彼女達騎士団にはできない分野の仕事かもしれない。) [Tue 7 Dec 2010 22:03:46]
アイリ > ホワイティアの特に得意としない表現です。 ( 曖昧を時に好しとするのは特にイエロティアに強い傾向か。 まったく無理解ではないが、匙加減が分からないものだ。 盟約と契約の厳守が古来から我々の文化基盤に根付いている。 名に恥じぬよう行為で示して見せよ、と。 ) あまり正攻法が効果的な相手でもなさそうですが、私達騎士団の役目はその正攻法を疎かにしない事です。 既に本国から武器と人員の補給を済ませましたが―――今回は案外、本陣を討つのは貴方がたのやり方かもしれません。 ( 電撃作戦やゲリラ戦のようなやり方を繰り返す敵だ。 正面きっての大軍同士での戦いをしたくないのかもしれない。 それほどの国力が無いのか、陸上では矢張り本来の能力が発揮できないのか。 ) [Tue 7 Dec 2010 21:49:52]
マドゥー > …あいまいさ…を時には置いておきたいとご理解頂きたい。(公式な書簡を出してしまえば…それこそそれ以降は“政治的に公式”なやり取りが発生してしまう。悪い言い方をすれば、適当に済ませていたり見過ごしていた事項が、そのようなものではなくなり、行動の自由度が大幅に制限されるという危惧があった。馬を下りようとする様子に、軽く手で制しよう。話は長くないとばかりに。)御理解頂き痛み入る。……自分がこのような形でお会いしたもう一つの理由は……この戦時下肩を並べねばならぬ“現場”の人間同士として顔を合わせたかったからだ。(現場の人間…つまりは政治的な話はなるべく抜きにして話がしたかった…と。予想以上にはるかにしたたかな侵略者達をまず殲滅せねば、発言力どころの話ではないと。)我々の部隊は正面きった戦闘は得意とせぬが…卿の騎士団にも最大限協力させよう。(そこまで言えば道をあけるように身を引こうか…。本心を言えば握手の一つもしたいところであったが。) [Tue 7 Dec 2010 21:38:29]
アイリ > 書簡でも頂ければ公式な場も設けられたでしょうに。 前の時もあまり非公式な話し合いは好ましくないと諌められました。 ( 一度何処かで馬を下りるべきか。 好ましい場所とは思えないが、遠巻きにでも住人が観ている場所で隊を止める。 彼らが公正なる第三者達だ。 ) 貴方個人の判断ではないと受け取って良いのですね? 賢明な判断です。 既に治安や流通に目に見える被害が出始めている。 正当性の主張すらない侵略者、というのも随分と分かり易い敵ですが。 ( ―――政治的な話をするなら、今此処で何をしたかが今後の島での発言力に関わるかもしれない、というのもあるが。 私は一軍人だ。 そういう話は政治屋に任せる。 ) [Tue 7 Dec 2010 21:24:41]
マドゥー > …貴女には一度お会いせねばと思っていた。(アルベント卿以外の周囲の警戒するような視線…無理も無い。このような場で、敵性国家の人間の顔が現れたのだから。)…いかんせん、ご多忙な様子であったのでな…かように場所を選ばぬ非礼は許して欲しい。(顔を軽く伏せながら、簡単に己の行為を侘びて置く。彼女に相対するのは二度目だが、いずれも突発的な形でしか実現していないのだ。そして言葉を続けた。)…卿も今のヴェイトスの現状に対し尽力されているものと思う。しかるに、この思わしくない戦況を見れば、我等も傍観を決め込む時期は過ぎたとの結論に達した。(…つまりはアングリマーラも今回の戦争に加担する…と。それは意向を問うのではなく、既に達した結論を告げる、といった風に) [Tue 7 Dec 2010 21:14:28]
アイリ > ( 暗黒街とスラムの境界に当たる溝側がある。 丁度民家の途切れる区画で、スラム側はじわじわとシャッターの下りたままの廃屋が増え、暗黒街側は用途不明の倉庫が並んでいる辺り。 近隣に灯りも無く、マフィアの密会や取引、私刑などにも使われると言われ、あまり人の寄りつきたがらない辺りだ。 今はマフィアがどうこう、などと言っている暇は無い。 溝川沿い広範囲に亘るが、虱潰しに捜索はさせて貰おう。 ) ―――――これは…妙な所でお会いする。 ( 不意に近付く影が随員達を抜けて直ぐに近付いて来るであろう事は見えていた。 慣れた人間の動き方だ。 いつでも抜剣できるように右手をフリーにして待てば、絶妙な警戒距離でそのフード姿が止まる。 知った顔だ。 しかも、凡そこういう場所で遭遇するとは考えていなかった類の。 友好的な人物かといえば、微妙な所。 人となりは好印象だが、政治的な立場で言えば利害が対立する。 ) ( ゆっくりと前進を続けたまま薄く兜の面を上げ、僅かに顔を晒した。 ) [Tue 7 Dec 2010 21:03:36]
フード姿 > (その騎士の隊列が時折巻き起こす喧騒より、一つの人影が静かにこぼれ出る。それは器用に隊員達の制止をかわしながら、其の中心…団長のアイリーン・アルベントの騎馬に向かってまっすぐ歩みを進めてきた。)……アルベント卿……(やがてアイリの剣がぎりぎり届かないくらいの距離まで近づくことができれば、フードを取りつつ声をかけよう。そこから現れるのはかつて街道で顔を合わせたアングリマーラの部隊の隊長の顔。) [Tue 7 Dec 2010 20:56:05]
お知らせ > フード姿さんが来ました。 『すっと闇より歩み出る姿…』 [Tue 7 Dec 2010 20:50:51]
アイリ > ( 隊列は時折闇の中から窺う、視線の一つ一つにも声をかけてゆっくりと進む。 この辺りで変わりは無いか、有用な情報を持つ者には謝礼を出そう。 見知らぬ連中が住み着いたという話は無いか。 違和感を覚えた者は無いか。 逃亡奴隷やウォータリアンを匿っているという話は無いか。 時折謝礼を期待して必死で情報を捻りだして来る住人は居たが、有用と言える程の物は今の所出てこない。 それでも彼らを味方につけるべく、ちょっとした食料やお菓子、衣類、毛布、銀貨、はっきり言って裕福な騎士階級からしたら大した出費でも無いような物を随員達に配らせる。 我も我もと群がり情報未満の言葉を喚き散らす住人達を騎馬で轢き潰さないように追い払うのも矢張り随員の仕事だ。 ) [Tue 7 Dec 2010 20:46:50]
アイリ > ( 赤黒く錆びて機能を失った街燈が立ち並んでいる。 雑草の飛び出した石畳を軍馬の列がゆっくりと進み、蹄鉄の音を響かせる。 橙色の松明が貧民街の暗闇を照らし、威圧的な鎧冑に陰影を落としている。 隊列は紅色の龍鱗鎧を先頭に騎士団監督、騎士が二人、紋章長、随員が二人。 松明は騎士団監督と随員の一人が持つ。 ) ( アイリーン・アルベントと紅鱗騎士団の巡回である。 ) [Tue 7 Dec 2010 20:36:53]
お知らせ > アイリさんが入室されました。 『Horseshoe resounds heavily』 [Tue 7 Dec 2010 20:28:27]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 [Sun 5 Dec 2010 02:41:30]
ヴァリス > ニゲるんダ・・・ ( それは、声を大にして言えない。小さく、言うしかない。呟くように、囁くように、うわ言の様に。 ) 郊外まで―――避難した人たちに紛れれば――間違えられて狩られることは―― ( 声を大にしていう事はできない。逃亡の補助なんてことになってもまた問題だからだ。 そう、自分がしていることは。 逃亡奴隷狩りという活動を阻害しないのは――社会的には正しいのかもしれない。正しいのだろう。そう、正しいのだ。 それが「免罪符」となっているのは――。免罪符のように口にしていると思うのはなぜだろう? ) ―――ぅぁ ( ふらふらと歩きながら、青年は郊外の家へと続く道を歩く。 こんな場所に一分一秒もいたくなかった。 胸に刺さった棘を抜けぬまま。解消もできぬまま、忘れてしまえばいいのだ。 全部を忘れて見なかったことにすれば何事も無く暮らしていけるのだ。 ふらふら、と。夢遊病者のように青年は歩く。 悲鳴と怒号が聞こえないように。 聞かなかったことにするかのように。 ) [Sun 5 Dec 2010 02:41:29]
ヴァリス > 正義とか、正しい、とか。それらを――掲げる人間にろくなヤツはいない。 ( というのもまた、青年の自論だ。 ) それは欺瞞だと、知っている人はどれだけ――いや、そんな言葉遊びはどうでもいい。 ―――僕からすれば――人間社会っていうのは――本当に、 ( 正しいのだと、言えるのだろうか? 青年の生まれ育った世界の価値観と、人間の価値観は違いすぎるのかもしれない。 でも、それら「人間社会」の価値観を全て許容して――生きるのは本当に――いいことなの、か? ) ――― 僕は ( 問題を起こして、彼女の活動の阻害をしてはいけない。 僕自身が負った積を解消しなお、それをドロを塗るわけにもいかない。 だが、そんな縛りを今まさに自分にして――、なんになるんだ? 今、目の前で追われ、捕まっていく逃亡奴隷。 のみならず、「新規獲得」として狩られている人がいるとしたら――。 その人たちを止めることは――社会に目をつけられてしまう。 逃亡奴隷を助けるなんていうのはさらにご法度だ。 ) ―――、・・・・。 ( そういうのが嫌で。嫌で。嫌で仕方なくてヴェイトス市に流れ着いたのでは無かったのだろうか。 ぐるぐると青年の中で黒く沈殿した何かが渦を巻く。気持ち悪くなって吐いて、でも気持ち悪さは無くならなくて。 その繰り返し。 ) [Sun 5 Dec 2010 02:36:19]
ヴァリス > ( 誰かにそれを「間違っている!」と言ったところで「間違ってることはやってない!」と返されるのだろう。 それが社会という仕組みだ。 胃の中から込み上げてきたすっぱい物を地面に吐き出して、袖口で拭う。 どこかしこで声があがる。「見つけたぞ!」という声。 叫び声。 泣き叫ぶ声。 一言「おかさんどこ!」と泣き叫べばその子供は奴隷として連れて行かれるかもしれない。 ) ―――・・・・ ( 果たして物乞いに人権はあるのか? 市民権をもたないスラムで暮らす人たちが「奴隷獲得」として隣人を売っていないと言えるだろうか? 今のこの情勢を――「稼ぎ時」と思っている人間が絶対にいないと言えるだろうか? ) ――― ( ぎゅ、と目を閉じた。 己は「人間に行ったことに対する贖罪のために人間のために動く」と言っていた女性と近しい位置にいる。だが―― ) 正しい、ってなんだ? 正しいことを言えば――全部が正しいのか? ( 正義、とか。 正しい、とか。 そんなものは立場や主張が違えばごろごろと転がっているものだ。 多種多様、多面的に見るのではなく、一方方向の一面性でしか物事を見ずに、その自論が絶対的に正しいと信じきった人間は――なんだ? その「社会的に」という一言で済まされるそれは――なんだ? ) ―――くそ ( その正しさがあれば、人を傷つけることは「正しい」事になるのか? 今、スラムで起きている逃亡奴隷狩りは・・・・・。本当に正しいのか? ) [Sun 5 Dec 2010 02:27:36]
ヴァリス > ( 前に見たことがあるかもしれなかった。 見たことがあったかもしれない。 その程度のあやふやで行動は起こせない。 けど――、もし、仮にこの戦時のゴタゴタの中、「新規奴隷獲得のための奴隷狩り」なんて事がされていない、という保証はあるのか? もしくは、「全然関係ない物乞いの子供に焼印を無理やり押して、逃亡奴隷として仕立て上げていない」なんて言えるだろうか? ) ――― 違う。 そんな想像したって―― ははは。 あるわけない。 ( 「おい、見つけたぞ!」という怒鳴り声。奴隷の子が泣き叫びながらも――男たちに髪を鷲掴みされて引っ張られていく。ずるずると。 ある者は簀巻きにされて。 ある者は麻袋に放り込まれて。 そして馬車に積み込まれて奴隷ギルドに連れて行かれている。 ) ――― ・・・・ ( しかし、こういった戦時中という特殊な場所に立って、ひさしぶりに立って、青年は「if」を想像してしまう。今まさに、この混乱の中に「新規奴隷獲得」が行われているのではないだろうか、と。 ) ―――ッ ( 気持ちが悪い。戦争の結果、捕虜となった女子供が奴隷として扱われる、という仕組みはわかる。けど、戦争が起きて自国の奴隷をさらに獲得しようと動いてる人間が――いたのだと。いるのかもしれないと。 そういったことを考えて――おぅえ、と道端で嘔吐した。 ) [Sun 5 Dec 2010 02:19:08]
ヴァリス > ( 時には戦場を。時には占領された街を。色々と渡り歩いてきたことは自負している。しかし、その中でも今、ヴェイトスという市で起きている気運に青年は絶句していた。曰く、奴隷ギルドが襲われ、多数の奴隷が逃げ出したので捕獲、もしくは捕殺せよ、といった行動で騎士団が動いているのだという。いや、騎士団だけではなく、傭兵や兵士の数も多く見れる。そこまではいい、だが―― 、 ) ちょ、っとあんた! ( スラムで物乞いでもしていたのだろう、少女を殴りつけ、麻袋に放り込もうとしていた男の腕を青年は掴んだ。「んだよ!」という怒鳴り声に一瞬怯みそうになるも、青年は言葉を続けた。 ) その子、なにかしたの? ( 「は? んだよ、部外者はどいてろよ、みてわかんね? ドレーよ、奴隷。 逃亡した奴隷なんだよ!」 そういって男はどん、と青年の胸を押して意気揚々と歩いていく。その後姿を青年は呆けたように見送るしかなかった。男の剣幕に怯えたわけでも、怯んだわけでもなかった。 ただ―― ) ちょ、あの子―― ( ずいぶん前に、スラムでみたことが ―――、 いや、でも   その後に? 違う。 奴隷ギルドから多数の奴隷が逃げ出した。 逃亡奴隷を捕まえる。 果たして――その行動の中に「新規奴隷の獲得」という旨は含まれていなかっただろうか? ) [Sun 5 Dec 2010 02:12:18]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『戦争というのは色々と見てきたことはあった』 [Sun 5 Dec 2010 02:06:30]
お知らせ > チクさんが退室されました。 『 何よりやってはならない事が、部下達の前で不安や迷いを見せることだ。 』 [Sun 5 Dec 2010 01:14:43]
チク > ( 指揮官として迂闊すぎないか?他に良い手段があるのではないか?だが、人員も資源も時間も何もかも足りないのだ。成功させるしかない。敵が虱潰しに街中を探し、我々の居場所を炙りだそうとするのであれば、どちらにせよ時間の問題なのだ。それならば、一刻も早く目的を達成しここを早く離れることを選ぼう。 ) [Sun 5 Dec 2010 01:11:49]
チク > ( まず一つが、恐らく病院の守備は堅くなっているだろうということ。連中にとっても重要な場所である以上、我々のフェアプレイ精神を信じてガラ空きにしてましたなんて事はあるまい。次に、これも一つの心配なのだが―― 一番病院に近い河川からここまでの流れは、おおよそ一本道なのだ。無論、途中で枝分かれしているが、最終的にスラム地域に流れている川を見て、連中は何も思わないだろうか?スラムと言っても広いし、すぐにばれるようなことは無いと信じたいが…。 ) ………。 ( では、帰りも別のルートを通り徒歩で帰るか?いや、そこで敵に遭遇するリスクの方が大きい。 ) [Sun 5 Dec 2010 01:05:25]
チク > 病院への移動だが―― 例によって用水路や河川を伝って行く筈だったのだが、ここ最近の豪雨で川が増水し、流れが早くなっている。しかもここから病院までは登りになる。 ( 川の流れに対して逆行しなければならないのだ。その分、帰りは楽だろうが。 ) 鮭のように流れに逆らって泳ぐわけにもいかない。時間が掛かりすぎるし、余計な体力を消耗する。しかも装備を抱えたままでは尚更だ。作戦は8日に行われるが、それまでに雨が止まず川の勢いが収まらなかったら、我々は徒歩で移動することになる。隠れる際には川に潜るが。 ( それだけ見つかるリスクが大きくなるということだ。しかも、懸念はそれだけではない。 ) [Sun 5 Dec 2010 00:55:36]
チク > ( スラムに密かにつくられた海底軍達の拠点にて。――あれから、ジュリアとデルカは良くやってくれているようだった。ジュリアに対して懐疑的な兵もいるだろうが、彼女の働きを見ていればじきにそれも薄れるだろう。何より、前線に送り出された兵たちにとって心の安らぎとなる筈だ。そんな時間がいつまでも続けばいいのだろうが、私たちはすぐに次の行動を起こさなくてはならない。そして十二分に街を破壊した後、すぐにここを立ち去らなければならないのだ。 いつ敵が私たちの拠点に気付くか、それを考えるだけで恐ろしくなる。ばれぬように気を配っているが、どうしても何かおかしな違和感というものは出てしまうものだ。 ) …補給路の方はどうだ? ( 部下に尋ねる。今のところ維持できているということだ。 だが、チク達はこれから敵が海岸の警備を固め、その補給路を断とうとしていることを知らない。敵側の動きを掴ませるために人間に姿を変えた仲間達が情報を探っているが、そう簡単に掴めるものではない。 ) [Sun 5 Dec 2010 00:40:56]
チク > 私たちはヴェイトス市と「医療機関を攻撃してはならない」という条約を交わした覚えは無い。捕虜の扱いについても何か取り決めをしたわけではない。 ( それに、戦争時のルールなど大抵守られるものではない。暗黙の了解で守られ、暗黙の了解で破られるものだ。少なくとも、それを気にしている余裕は私たちには無い。 ) 短時間で有効的な攻撃をするには、病院を破壊することが必要だ。いいか、宣戦布告から各施設の襲撃まで数多く成功させ、一見して我らが押しているように見えるだろうが、そんなことは無いということを肝に銘じておけ。思ったより敵は手ごわい。むしろ圧倒的な数の差をひっくり返せていない状況だと思え。ここが敵の真っ只中であるということもな。 ( 手段を選んでいる余裕は無いのだ。 ) [Sun 5 Dec 2010 00:31:09]
チク > ( そう説明する私の言葉に、兵士達は少なからず動揺しているようだった。大げさに驚くようなことはしなかったが、彼らの沈黙やお互いにちらりと視線を合わせあう仕草をみればわかる。 野蛮人の街とはいえ、医療機関を攻撃することに抵抗があるのだ。戦争時のルール違反であり、忌み嫌われる行為でもある。それこそ、どちらが野蛮人かわからなくあんる程度には。私は、彼らがそう考えるであるだろうということを予測していたし、その上でここを攻撃することを決めた。 ) [Sun 5 Dec 2010 00:24:34]
お知らせ > チクさんが入室されました。 『 次の攻撃目標は、ヴェイトス中央病院だ。 』 [Sun 5 Dec 2010 00:20:03]
お知らせ > ジュリアさんが帰りました。 『( 静まった廃屋に小さく響いたか細い歌声 )』 [Fri 3 Dec 2010 23:32:59]
ジュリア > (自分に睡魔が襲うのは食事後と、極端に食事を摂らなかった時である。 現在は前者にあたるが、とても眠れそうに無い。 銃を突きつけられた瞬間が此処に残っているようで、少し身を震わせたが、後は弱々しく地に座り込み兵士達をただ、ただ眺めていたのだった。) [Fri 3 Dec 2010 23:32:27]
ジュリア > (どれくらいか、時が経って―――奴隷人形は本日の傷の手当てを完了した。 シチューも食べて三日間の動力とする事に。) ...  デルカ、少し寝ても良いわよ。 (お疲れ様、と声を掛けてはデルカを寝かしつけた。 動力さえあれば自分は睡眠を摂らずとも問題は無い。 静かになった廃屋の中、人形は小さな声で歌を歌いながら―――夜が明けるのを待っていた。) [Fri 3 Dec 2010 23:25:57]
ジュリア > (手当てをしてくれ、と言う兵士の元へ歩み寄り、再び薬を塗りこんでいく。 集中して気を配って治療を行ってはいるが、こうしていると、やはり気になるのはウォータリアンや水魔達の匂い。 臭い、という意味の匂いでは無く、何処か潮の香りがするのだ。 )  ... お背中失礼致します。  (そう告げて、相手に背を向けてもらった。 随分と包帯を巻くのにも慣れてきたので、昨夜のように包帯をごちゃごちゃにしてしまうことは無くなった。) (さて置き、そんな彼らの潮の香りを嗅ぐ度に、海とはどのような所だろうと疑問を持つのだ。 人形は海に連れて行ってもらったことが無い。 元主人にも常に家の中へ閉じ込められていた為だ。) … はい、終わりました。 (二人目の方の治療が終わった。 その者はぶっきらぼうにも、返事もせず眠ってしまったが、お休みなさいませ、と声を掛ければ再びデルカから 「あーん」 を受けてシチューをぱくり。) [Fri 3 Dec 2010 23:08:47]
ジュリア > (既にウォータリアン達に混じり自分の分のシチューを摘み食いしているデルカに苦笑しつつも、傷口に包帯を巻きつけ、一人目の手当ては終了した。 これで一晩安静にしておけば以前よりは良くなる筈だ。) ――――… お怪我の酷い方、居られますか? 次の戦いが近いお方を優先させて頂きますが … (廃屋内に集まる兵士達に告いだ。 デルカに 「あーん」 を強要されたので、一口シチューは頂いたけれども。) [Fri 3 Dec 2010 22:49:25]
ジュリア > (スラムの廃屋の中、例の蟹の少女デルカが食事を運んでいる。 ウォータリアンや水魔は一体どのような料理を好むのだろうか、と悩みに悩んだが、結局二人で作ったのはシチューだった。 今日は先日に引き続きの豪雨で、とても寒い為だ。) (それらを配る中、比較的重傷な兵士達の手当てを再度始めた奴隷人形。 軽傷の兵士の手当ては既に完了したと言って良いが、重傷の者はまだ痛みで苦しそうだ。 薬や包帯を片手に怪我の治療に当たる。) ... 染みるかもしれませんが、失礼しますね。 (痛々しい傷口に薬を塗りこむ。 その度に苦しそうな呻き声が発され、血の通っていない自分まで顔を歪めてしまう。 先程料理が終わったばかりなので、この兵士が今宵の手当ての一人目だ。 まだまだ数多く負傷者は居る。 手際良くしなければ。) [Fri 3 Dec 2010 22:40:19]
お知らせ > ジュリアさんが入室されました。 『( お食事と傷の手当て )』 [Fri 3 Dec 2010 22:30:20]
お知らせ > ジュリアさんが帰りました。 『( 朝方まで、人形は兵士達を手当てしていた )』 [Fri 3 Dec 2010 01:04:31]
ジュリア > (水魔の彼女が目を細めた理由は自分には解らなかった。 何処か寂しそうな瞳だったが、デルカに良かったね、と懐かれ再び笑みを返そうか。) ... 有難う御座います。 解りました、負傷者の方々の手当てですね。 (こくりと頷く。 ダンカンという水魔の男性も怪我を負っているようだが、もう眠りにつくようだ。 取りあえずは、まだ起きている他の兵士達の元へ歩み寄ろうか。 この兵士達が居てくれたからこそ、自分は奴隷から解放されたのだ。 身を粉にして働かねば。) …… お二方、どうぞごゆっくり御休み下さいませ。 (水魔の二人にふと、振り向いてそう告げる。) (これからの毎日も、大変なものとなるだろうが―――少なくとも今までのように酷く罵られ鞭を向けられることはもう無いだろう。 ようやく、心からの笑みを小さく浮かべることが出来たのだった。) [Fri 3 Dec 2010 01:03:21]
お知らせ > ダンカンさんが退室されました。 『(そのまま、眠りにつくだろう)』 [Fri 3 Dec 2010 00:58:24]
お知らせ > チクさんが退室されました。 『 そうして、奴隷の二人を迎えることとなった。 』 [Fri 3 Dec 2010 00:57:47]
チク > ( ジュリアとデルカの二人の姿に私は目を細める。そういえば、私には友人と呼べる者は少ない。立場上ある程度仕方の無いこととはいえ、寂しいものだ。 ) ――そうか。では、そうするが良い。昨日の戦闘で負傷者が何人か出ている。早速みてやってくれ。 ( ジュリアとデルカに手伝わせることで、兵士達の負担も減らすことが出来るだろう。 ) ああ、ゆっくり休んでくれ、ダンカン。またすぐに働いてもらうことになるからな。 ( そう言ってダンカンを労わる。 ――私ももう少し休んでおこう。次の戦いに備えなければならないのだ。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:54:54]
ダンカン > ( 司令官の判断を聞きながら。 確かにこの陸のものをそのまま外に放すのは危ないだろう。 どこで、どのようにして人間に居場所が割れるとも限らない。 ならば、このまま飼いならすのが一つの手といったところか。 ここにその手のことが詳しいやつがいるんだったら分解するのもよかったかもしれない。人間の手の内が、また一つ見えるというものだ。 が、そういった専門家はこんな最前線には赴いてはいないだろう。どうやら、二人ともここに残る事にしたようだ。) いいや、 たいした事はねぇ...  ( チクの言葉に、ぶっきらぼうに答えて。 ) だが、悪いが俺はこのまま休ませてもらうよ。 (さっさと動けるようにならねば、すぐに同胞の足を引っ張るはめになるだろう。 司令官殿がソレを許せば、その場に再び横になるだろう。今度は、自分の得物を抱えたままで、だ。) [Fri 3 Dec 2010 00:50:45]
ジュリア > (宝石の瞳をきょっろきょろと動かす。 皆は警戒を緩めてくれたようだが、向けられる視線は変わらず、目を合わせることが出来なかった。)  ………。  (水魔の彼女の言葉を黙って聞こうか。 殺すのも忍びない、と言われた時点で固まった身は音をたてるように解れたが、デルカとメア島―――それを聞いては再び固まった。) ... 私は――――…デルカは、どうしたいの? (何より心配なのはデルカである。 蟹の少女を自分の元へ、呼び寄せて彼女の答えを聞こうか。 そして返ってきたデルカの答えは―――、) … 私は、此処でデルカと共に精一杯働かせて頂きます。 その、宜しいでしょうか ... ? (デルカはひしりと自分の腕へ捕まった。 矢張り相変わらず痛いが、彼女の笑みを見れば答えは一目瞭然だった。) (水魔の彼女が水魔の男性へ労わりの言葉をかけている様子をぼう、と見ていた。 ようやく、あの人は 「ダンカン」 という名前なのだな、と理解した。) [Fri 3 Dec 2010 00:49:11]
チク > ( 私は悩んでいた。人間の奴隷ならば問答無用で撃ち殺すところだが、人間では無いというのだ。いや、人間が作ったものには変わりないだろうが。昨日、ジュリアとデルカを助けた時のことを思い出す。おそらく、私たちの助けに望みを託したのだろう。このスラムの拠点には寄らずそのまま姿を消すことも出来た筈だ。 ) …ジュリア、と言ったか。お前をここに連れて来たのは私のミスだ。お前に非は無い以上、殺すのも忍びない。かといって、このままお前を帰すわけにはいかんのだ。 ここで負傷者の面倒をみてもらう。食事もお前に用意させる。私たちが撤退する時になったら、解放してやる。 ――それとも、デルカと一緒にメア島に行きたいか? ( デルカの方は臨むのなら明日にでもメア島へ送り届けるが、デルカがジュリアと残りたいというのなら一緒にここで働いてもらおう。 ) …すまんな、ダンカン。傷は痛まなかったか? ( 無理に動かすようなことをさせてしまった。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:39:28]
ダンカン > …―――――― ( 銃を下ろせ。 兵士達がそれに従うのを見て、少しだけ警戒を緩めようか。 だが視線はそのまま、人形だという娘を見よう。 見た目こそ憎々しい人間だが、 匂いがしないのは自分自身への救いとも思える。 この傷が痛む中、人間臭い室内にいたらソレこそ頭が狂ってしまうんではないかと思えた。 ) …――――― ( 自分をどうするのか。その問いを静かに聴いていようか。人間なら殺せといっただろうし、それ以前に人間なら兵士達が銃口を下ろす事などなかっただろう。 自分自身はソレが人間でないと確認できた時点で興味はだいぶ薄れた。 あとは兵士に任して、傷のを直すため眠る事に専念してもいいかもしれない。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:33:19]
ジュリア > (水魔の男性の視線は相変わらずに痛々しく、恐ろしい。 水魔の彼女も自分が敵か味方かを確認するように兵士に命じているようだ。 当たり前だが、信用されていない事が身に染みるように解った。 ) ――――… 誠に、申し訳、御座いません ... でした  (蟹の少女が心配そうに自分を見つめているのを感じたが、顔を上げることも出来ず、何を言ったら良いかも解らず―――ただ謝るしかなかった。 しかし、少し間をおいてから 銃を下ろせ、という彼女の声が聞こえたので一気に緊張が解け、安堵した。 しかし、まだ殺されないと決まった訳では無いだろう。) … あの、私を … どう致すの、ですか? (再び水魔の二人を交互に見渡しながら、恐る恐る問うだろう。 殺す、と言われればどうすれば良いのだろう。 核の在り処を教えるしかないのか―――そう考えながら相手の反応を待つ。) [Fri 3 Dec 2010 00:25:10]
チク > 魔術をかけられた人形――。 ( 機械兵のようなものか?それならば、ダンカンの人間じゃないと同時に海のものでもないという言葉に合点がいく。 ) …アモンド、レズン、ラカセイ。三人でこの建物の付近を捜索しろ。この娘の仲間がいないか確認するんだ。 ( 私は部下にそう命令する。この娘が敵なのか、そうでないのかという事だ。だが、付近には誰もいない筈だ。このジュリアという娘はもう一人のウォータリアンの娘と共に、私の仲間がここまで誘導してきたのだ。 …どちらにせよ、大事をとって殺しておくのが無難である。無難ではあるのだが――。手違いで連れてこられて殺されるのでは―― かといってこのまま解放すれば、今度は私たちの居場所を誰かに知らせるかもしれない。それにもう一人のウォータリアンの娘と仲が良さそうだった。ここで彼女を殺せば、それに反発するかもしれない。 ) ………銃を下ろせ。 ( そう言うと、私も銃を下ろす。 ) [Fri 3 Dec 2010 00:17:22]
ダンカン > ( 兵士達の声に緊張感が走る。 )  … さぁな... 人間じゃないと同時に海のもんでもない。  ( どういうことだ。 その問いに出来る限りで答えた。 先ほど急いで体を起したせいか、ふたたびわき腹が痛むだろう。 体制をくずさんと、唇をかんで。 兵士の問いかけと一緒に、チクの方を見ようか。 表情は暗いせいか見て取れないが、動揺している様子は見られない。 彼女の問い。 ソレを聞いて今度はジュリアと名乗った人間風貌に視線を戻そうか。 生き物ではない。 それは確かだろう。 だがならば一体なんなのだ。 ) …―――― ? (震えながら出た答えに眉をひそめる。 魔術をかけられた人形。 明るいところでよく見れば、もっと早くに理解できたかもしれないが、暗い中でみると、ソレは生きた人間そのものにみえる。) [Fri 3 Dec 2010 00:08:54]
ジュリア > (震えは止まらない、死への恐怖で泣いてしまいそうだ。 立ち上がる事も出来ない。 此処に居る皆が自分に銃を向けているのだ。 逃げ出したい衝動に駆られるが、下手に動く事は懸命ではないだろう。 ) ……… ぅ  (兵士達の騒ぎ声が耳に入った。 自分のことで怒っているようだ。 核部分に沿わせた両手を掏り合せながらも 自分を睨みつける水魔の男性の 「生き物の匂いがしない」 という言葉にぴくりと反応した。 そして 「殺しますか」 という兵士の言葉には更に反応した。 水魔の彼女の沈黙が酷く恐怖だった。) ―――… ッ 説明が遅れ、申し訳御座いません。 私は人間でもウォータリアンでも無く、人形です。 (彼女の質問に答える―――その声はまだ震えている。 水魔の二人を交互に見渡しながら、) 魔術をかけられた、人形です。  [Fri 3 Dec 2010 00:05:58]
チク > ( 「こいつ、ウォータリアンじゃないのか?」「どうして仲間以外がこんな所に、俺達の居場所がバレたのか!?」「誰だ、こいつをここに案内したのは!」 兵士達は口々に騒ぎ立てる。 ) ――私だ。 ( 彼らの問いに静かに答えると、兵士達は沈黙した。 そしてダンカンの方をちらりと見遣り。 ) 生き物の匂いがしない…だと? …ど、どういうことだ、ダンカン? ( 目の前で座り込んで脅える様子は一見ただの人間に見えるが、ダンカンが言うには人間ではないようだ。だが、それと同時に生き物の匂いがしないという。 ) ( 「どうします、殺しますか」 という、兵士の問いかけが響く。私はそれに対し暫し沈黙し―― ややあって、口を開いた。 ) …ジュリアとかいったな。お前は一体何者なのだ。人間…ではないのか? [Thu 2 Dec 2010 23:56:34]
ダンカン > ( どうやら、チクとは面識があるようだ。 ならばそんなに警戒は必要ないだろうか。 だが、先ほどからの違和感。 匂いが気になってならないだろう。 彼女にチクが近づくのをみ守ろうか。 ) っ!!?  ( 彼女の姿を確認したチクの声に、素早く体を起そうか。 自分が矛を握る頃にはほとんどの兵が体を起し、人間風貌の娘に銃口を向けているの見えるだろう。 さすが訓練された兵士、などと感想を持っていれば、司令官殿からの素早い問い。目は娘の方をみたまま応えようか。  ) … いや、  人間臭くはねぇ... (兵士ではないマーマンは丁寧じゃない口調で答えるだろう。 暗いとはいえ見た目はほとんどヒト。 しかし人間の匂いも、同胞の海の匂いも... ) こいつからは生き物の匂いがしねぇ...  (おびえた様子の人間風貌を睨みながら、そう続けて。) [Thu 2 Dec 2010 23:51:46]
ジュリア > はい、奴隷です … ええ、天候が酷く川の状態も尋常では無くなり … 先日はどうも有難う御座います。 (銃を下ろされたので、安心しきって二人にそう答えた。 近づいて来る水魔の女性にぎこちない微笑を浮かべながら幾度と無く礼をする。 さて、いつウォータリアンでは無いことを話した方が良いのだろうか―――そう考えつつ急に無言になった女性に首をかしげた。) ... あの、何か? (デルカの背は甲羅で覆われており、片手は完全に蟹のものだ。 ウォータリアンにしては珍しい一級奴隷だけあり、顔こそ可愛らしいがその顔にも固い部分がある。 蟹の少女だと一目瞭然だ。) (その刹那―――、) … ッ え!? ぅ ... あ  (突然向けられた銃に、腰を抜かして地に座り込んでしまった。 彼女一人では無く、他の兵士にも起きろと言ってしまっている。 殺されるのだろうか、そう怯えながら死にたくないという 一心で心臓部分にある核を両手で押さえ込み、がたがたと震える。) [Thu 2 Dec 2010 23:47:39]
チク > あ、ああ―― 昨日の二人か。よく来てくれた。まだ到着していないようだったから、心配していたのだ。雨で川が増水すると移動しにくくなるし――。 ( そう言うと銃を下ろし、相手をよく見ようと近づく。昨日は混乱していてよく相手を見ていなかったが。 ) ………。 ( だから、間抜けな話といえばそうだ。気付かないなんて。或いはせめて、疑いを持つべきだったかもしれない。例えばウォータリアンであるのなら、近くに居るデルカという娘と同じように身体の一部が水の中の生き物の一部を持っていることが多い。その服を剥げば鱗があるのかもしれないし、ダンカンのように人間の姿をとれる水魔なのかもしれない。だが、そうでなかったら? ) …!みんな、起きろ!銃を構えろ! ( そう叫ぶと私は再び葉巻銃を構え、他の仲間達も事態を把握できぬまま銃口をジュリアに向ける。私はもしかしたら、とんでもない勘違いをしてしまったのかもしれない。 ) おい、ダンカン。お前は鼻が効いたな。この娘はどうだ?人間か? ( 側にいる同胞にそう尋ねる。 ) [Thu 2 Dec 2010 23:37:39]
ダンカン > ( 入り口から声がした。 静かなままの室内だが空気が変わったように感じて、用心深く体を少しだけ起そうか。自分の横に同じように寝そべった三又の矛を意識しながら、 銃を向けられた人間風貌の聞き取りにくい小さな声で名乗るのをにらんだまま聞こうか。 ) … 奴隷...  か  ( ジュリアからは相変わらず生き物のにおいがしない。 デルカという少女はその手のシルエットで同胞だと直ぐ理解するだろう。 自分の解放した奴隷たちの中に彼女達のようなものはいなかった。 ならば本物の奴隷かどうか、まだ判断に必要な要素は出揃っていないようだ。 まずは、チクの判断をまとうか。) [Thu 2 Dec 2010 23:30:47]
ジュリア > (外見のシルエットは人間のもの―――しかし人形に血は通わず呼吸も無い。 それでも未だにウォータリアンでは無いとばれていないのは運が良いというのもあるだろう。 しかし、必ず明かさねば。 嘘をついたところで、どうにもならない。 隠し通す方が無理な話だ。) ... あ、の  (そんな時に目に入ったのが、足元近くのウォータリアン。 男性だろうか、突き刺さる視線が痛い。 そしてもう一つ、また視線が増えた。 そちらの者はどうやら起き上がった模様。 何物か、銃を向けられながら問われれば若干の恐怖に襲われるが … 先日助けられた者だ、と弁解しようと小さな声で話し出す。) 怪しいものでは御座いません、先日助けて頂いたジュリアと申します … あちらに居るのも先日のデルカで御座います。 (声を出すことに酷く緊張した。 深く深く礼の言葉と共にお辞儀をし、デルカの方を手で指した。 そこまで告げれば、反応を待とうと姿勢良く突っ立つ。) [Thu 2 Dec 2010 23:22:22]
チク > ( 口元についた涎を拭い、慌てて起き上がる。誰か来た。一体誰だ。寝起きの混乱した頭のまま、ダンカンと同じように入り口の方をみる。 ) 誰だ、何者だ。 ( 葉巻銃を向けながら、目を擦り、相手の姿をよく見ようと。 ) [Thu 2 Dec 2010 23:17:48]
お知らせ > チクさんが入室されました。 『 びくん、と身体をはねさせる。 』 [Thu 2 Dec 2010 23:14:49]
ダンカン > ( ずきずき痛むわき腹、 その顔を思うと余計に痛む気がした。 二度とこんな失態をするなと体中が叫んでいるようにも感じる。) 人間め...  ( こんな怪我をしている場合ではない。 こんな所で寝ている場合ではない。 ) …―――――っ  (誰かはいってきたようで、その物音に入り口の方をみやる。 よく見えないが一人の兵士風貌が、眠っている兵士達に近寄っている。 ここの外には見張りのものもいる。 敵ではないだろう。 その兵士のあと。 この空間にはに使わないシルエットが目に入る。 まさか、 人間かと... 眉間にしわを寄せる。  が、匂いはしない。 雨のせいなのかと、注意深くあなたの方をみやろうか。) [Thu 2 Dec 2010 23:12:27]
ジュリア > (酷い天候の中、少々遅れての到着となった奴隷人形。 先日のウォータリアン達の襲撃により奴隷ギルドから開放されることとなったのだ。 自由を感動しながら噛み締め拠点とやらに早く着きたいと思っていたが、スラムの潜伏場所に着くまでに天気が荒れ始め、廃屋へ足を踏み入れたのは今の時間帯。 つまり夜遅く。) ...  夜分に申し訳御座いません … お邪魔、致します。 (廃屋の中は暗いが、ぼんやりと既に眠りについている者達が見受けられた。 襲撃の事件で怪我を負ってしまったのだろうか、時折うめき声が聞こえる。) (そっと辺りを見渡し、どうすれば良いのか考える。 無言のまま、誰か起きていないか確認する。 ここまでつれて来てくれた方々も怪我を負った兵士が心配な様で、怪我人の元へ歩み寄ってしまったのだ。 蟹の少女は早速廃屋内を散策し始めてしまった。 何をすれば良いのか、いつウォータリアンで無いことを話せば良いのか―――呆然と立ち尽くす。) [Thu 2 Dec 2010 23:06:25]
お知らせ > ジュリアさんが来ました。 『( 漸く到着した奴隷人形 )』 [Thu 2 Dec 2010 22:52:09]
ダンカン > …―――― ちっ ( 苛立った様子で舌打ちをする。 回りにはどうやら同じく怪我をした兵士達が眠っているようだ。 横になった黒い塊はそいつらと思える。 暗い中で自分に肩を貸してくれた兵士がそのどれかはわからない。 ) … くそっ   ( もう一度昨日の映像が頭に流れた時、握った拳を床に打ち付ける。 鈍い音。 それに目を覚ましたやつはいないようだ。 自分に銃口を向けてきた人間の顔。 ソレが瞼に焼き付いて離れない。 人間に打たれるなんて...  これ以上の失態があったものかときつく唇をかむだろう。 )  [Thu 2 Dec 2010 22:48:49]
ダンカン > … ――――――  くっ   ( 腰からわき腹に鈍い痛みが走る。 その痛みに顔を歪めて、目を開けるだろう。 暗い廃屋の中には豪雨の音が響いている。 ) …―――――――  ( 鈍くなっている頭に、意識が遠のく前の映像が流れ込んでくる。 昨日の襲撃に参加して、退避の際に背後から撃たれ... 手を駆りながら何とかここにやってきたとこまでは覚えている。 が、それ以降の記憶は曖昧だ。 ) [Thu 2 Dec 2010 22:37:18]
お知らせ > ダンカンさんが入室されました。 『( 静かな廃屋の中 )』 [Thu 2 Dec 2010 22:29:09]
お知らせ > チクさんが帰りました。 『 ………。 』 [Thu 2 Dec 2010 22:04:47]
チク > ( 可能なのだ―― 刻一刻と変化する状況を素早く読み取り対応し、限られた資源と戦力を最大限有効活用すれば。 名門の軍人の家に生まれ育ち、エリートとしての教育を受けてきた。最前線で指揮をとることに対し、家族の反対もあった。負傷して帰還した時は強く説得されたものだ。だが、私は再びこうしてここにきている。それは何故だ。我らが神の大いなる意思か、エリートとしての責務か。単に自分の才能を試してみたかったのか。…それだけではない。仲間達と共に、そこにありたかったからだ。 ) ………。 ……。 …。 ( …静かな寝息は、外の激しい豪雨の音に掻き消された。 ) [Thu 2 Dec 2010 22:02:51]
チク > ( 誰も欠ける事無く、無事にメア島に帰還したい。私は負傷者や死者をその場に捨てることなく、可能な限り連れて帰るようにさせている。怪我人や死体を抱えて移動するのは大きなハンデだが、そうする事によって士気を保てる。怪我をした側から捨てていかれる隊に、一体誰がついていく気になるだろう。 海岸での戦いにて、身を挺して私を助けに入ったあの兵士のことが忘れられない。彼の死体は、結局回収できなかった。一体あの後どうなったのだろう。野蛮人どもに更に痛めつけられたのか、それとも海に返されたのか。 ) ………。 ( 瞼が重い。眠気が襲ってくる。一体この戦いで、何人が無事に帰れるだろう。私が最適な判断を下せば、そして最善を尽くせば、その被害は最小限に出来るはずだ。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:53:16]
チク > ( 兵士達は皆、昨日の戦闘の疲れを癒している。普段ならばテーブルゲームに興じたり、下らない話で盛り上がったり、酒盛りをしたりするのだが、今は拠点とはいえ敵地の真ん中に居るという意識が強いせいか、皆黙って身体を休めていた。まあ、酒は私が禁じたのだが。 こういう状況下に長く置かれると、兵は少しずつ疲れ、そして士気も下がっていく。――それを維持させるのも私の勤めだ。私は、私には、彼らが大事だ。私の部下達、私の隊だ。私が愛すべき兵士達だ。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:40:39]
チク > ( 次に襲撃が予定されている場所は、芸術劇場という絵画や彫刻などが展示されている場所だ。指揮はテスターチェオがとる。宝物類を奪うのは戦争の醍醐味のようなものだ――敵に与える精神的な被害も大きかろう。ただ気がかりなのは、奴隷ギルド襲撃を受けて連中も警戒しているということだ。上手くやってくれるといいが。 ) ( 雨の勢いは強まり、ぽたぽたと天井から雨漏りが落ちては私の頭を打つ。水魔である以上は気にしないが。逃げ延びた奴隷達はこの豪雨の中、どうやって過ごしているのだろう。無責任な自由を与えられ、行くあても無いままただ一途の望みを託して逃げているのだろうか。この寒さだ。手段を選んでいては凍え死んでしまうだろう。 …そういえば、あのウォータリアンの奴隷の二人はどうしただろう。無事にここまでたどり着けるといいのだが。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:18:13]
チク > ( 昨日の奴隷ギルド襲撃は、概ね成功したといってよい。奴隷達を解放し市内に解き放つことができた。また、捕らえられていた水魔やウォータリアンなどの奴隷の一部も救助されることが出来た。 しかし、こちらの損害も決して小さくは無い。仲間が何人か負傷し、今は建物の中で治療を受けているが、恐らく戦闘に参加することは出来ない。少数精鋭として送り込まれた私たちはその兵の頭数それ自体が少なく、補充兵を連れて来たとしてもやはり兵としての錬度は劣ってしまう。また逃げる際に行った制圧射撃による弾丸の消費も激しく、この先は極力節約して使うかさもなくばメア島から補給を受けないと、今後の作戦に支障が出るだろう。 ) ………。 ( 今は部下達に休息を命じ、私もまた地べたに座り壁に寄りかかり、身体を休めていた。 ) [Thu 2 Dec 2010 21:06:24]
お知らせ > チクさんが来ました。 『 スラムにある拠点にて。 』 [Thu 2 Dec 2010 20:58:14]
お知らせ > チクさんが退室されました。 『 あとは作戦開始まで、各自待機させよう。 』 [Wed 1 Dec 2010 00:01:10]
チク > 明日は最初の攻撃目標として、奴隷ギルドを襲撃する予定だ。各自、奴隷ギルドまでのルートと退路を頭に入れておけ。奴隷ギルドに赤い色で丸をつけた地図なんぞを持ち歩くことは許さん。落としたりでもしたら今世紀最大のジョークになる。 ( ここが攻撃目標でござい、と親切に相手に教えてやるようなものだ。ただし、私だけは地図を持っておこう。予定していた退路が使えないことも考えられるし。勿論、奴隷ギルドの場所に丸なんてつけないが。 ) [Wed 1 Dec 2010 00:00:25]
チク > いいか、付近の住民にも気付かれないようにしろよ。窓を塞いで明かりが漏れないようにしろ。夜中に騒ぐなんてもってのほかだ。…酒?没収しろ!うっかり迷い込んだ浮浪者は殺して構わんが、静かにやれ。死体の処理もな。 それから、この廃屋の北側に用水路が走っている。そこまでの道の安全を確保しておけ。いざという時にはそこが逃走ルートになる。逆に、その北側の用水路を封鎖するような動きがあれば直ちに知らせろ。 ( その時点でここに私たちが居ると敵側にバレていると判断していいだろう。 ) [Tue 30 Nov 2010 23:54:23]
チク > ( できれば武器の整備や修理を行わせる技術者が一人でも欲しいところだが、工場組はメア島に残っている。極力こちらのほうに人員や戦力を回して欲しいのだが、中々思うようにはいかないか。ハセマでも引きずってくればよかったか? ) メア島に連絡して、技術者を一人寄越すように要請しろ。我々では武器の整備は出来ても、修理はできない。それから、この近辺の空き家に見張りを配置し、何かあったらすぐに知らせるようにしろ。 ( ここを拠点としてヴェイトス市内の主要な私設、場所などを攻撃するのも重要だが、この拠点を守ることも大事だ。万が一の事態に備えて、すぐに撤収できるようにしておかなければならない。不意を突かれて大勢に周囲を囲まれれば、私たちなど一溜まりもない。 ) [Tue 30 Nov 2010 23:42:06]
チク > ( メア島から再びヴェイトス市に潜入したウォータリアン達が、その活動の拠点として選んだのがその廃屋だ。既に潜入していた同胞達に適した活動拠点を設置させ、そこに案内させた。武器や食料、医療品などを持ち込み、兵士達はここで装備を整え、休息し、怪我をすれば治療を受ける。既に海底軍の仲間達にはここを拠点とすることを伝えてある。すぐ近くに用水路も流れ、他への移動に利用できる。 ) 臭いに目を瞑ればな…。 ( その廃屋の一室で、私はすんと自分の身体の臭いを嗅ぐ。私は軍人であり、今は戦争である以上文句をいうつもりはないが、身体を綺麗にしたい。…これでも、私は女だ。 ) [Tue 30 Nov 2010 23:29:32]
チク > ( 以前は誰も住んでいなかった比較的広い廃屋に、いつの間にか人の手が入り、誰かが住まうようになった。ヴェイトス市のスラムではそれほど珍しい出来事ではないのだろう。普通の生活を送れなくなった者たちが流れ着く場所なのだから。住み着いたかと思えば、いつの間にどこかに行ってしまうものなのだから。 その廃屋の新しい住民は、とある人間の男だった。男は殆ど家の中に居て、いつも窓から外を窺っている。外出するのは決まって夜で、明るい内にその姿を見かけたことは無い。以前、雨を凌ごうとこの建物に入ろうとした浮浪者が居たが、その男に「出て行け」と脅され追い出されてしまった。 ) [Tue 30 Nov 2010 23:19:42]
お知らせ > チクさんが来ました。 『 スラムにある建物にて。 』 [Tue 30 Nov 2010 23:10:38]
お知らせ > クレェインさんが退室されました。 [Mon 29 Nov 2010 01:19:08]
クレェイン > おうさー! 俺ってばクレェイン・ラインベルト! ルーン堀師見習いな! ( と、にかりと笑えば少年は貴方を見送ろう。雨の中、くるくると回す傘を見やり、はて、と首を傾げる。 ) スラムで何してたんだろ? ( ん? そもそもハラエとはあまり関係が無いのでわからない。首をかしげずつも、「まあ、いいか」と思いなおして店の看板を畳んだ。 ) [Mon 29 Nov 2010 01:19:03]
お知らせ > 竜華樹さんが帰りました。 『( くるくるっ。 雨が止むまで。 )』 [Mon 29 Nov 2010 01:17:08]
竜華樹 > 其れが「ルーン」の技術ですか…。 この様な、珍しい技術を取り扱う貴方は、―― 凄いですね。 ( やんわり、と微笑みかけよう。 ) あ、はい。 私は陰陽寮「ハラエ」の竜華樹と申します。 … 其の時は宜しくお願い致します。 ( 所属先と名前を告げよう。 ) 戦えなくても、―― … この様に、誰かの支えになる事を、私はとても素晴らしく思います。 ( 貴方は貴方なりの生き方があります。 其れを、大事に、大事にしてやって下さい――― … と小言で。 ) ――― … 、 ( 気を掛けて下さる貴方に、好印象を持てた模様。 ) はい! 諦めずに頑張りたいと思います。 ( 言い切ろう。 ご機嫌になりつつ、和傘を回しながら、立ち去ろうと。 ) [Mon 29 Nov 2010 01:15:22]
クレェイン > むしろそっちが安価だからさー。店の証明とか・・・。後は名刺とかに使う好事家もいるよ? ( と、首を傾げて言う。まあ、それはそれで大変なんだけど。 ) いなかったらたぶんうちの従者がいるから、そっちから受け取ってね! ( とかマル投げした! 和服でばったりするだろうか? しらんが。 ) まあ、こんな体に仕事でなっちゃったからなぁー。おやくごめんってこと ( と、苦笑い。世知辛いけど、当然だよね、なんて。でも騎士になることは諦めない。それがあるから今の従者と一緒にいれるわけだし。 ) ・・・込み入ってる事情か。 ・・・大変だと思うけどがんばって! ( と、にこやかに笑って店のドアを閉めようか。 ) 大丈夫! いい出会いなんてそこらへんに転がってるさ! ( そして、ぐっと親指を突き出してのエールまで送ってみる。 ) [Mon 29 Nov 2010 01:08:13]
竜華樹 > 光る? お守りなのに、光るものですか? ( 朱鷺之都やアマウラのお守りを見た事はあるが、光る、という自体は聞いた事が無い。 貴方の言う「るーん」とやらの力なのだろうか、と興味を示しつつ。 ) では、木曜日辺り、伺いたいと思います。 ( ぺこり、と頭を下げよう。 其れが主の手に渡った時は、――考えたくない。 若しくは貴方を斬りに来るかも。 まる。 ) ――― … 休んでいるのに、働いている。 ( 頭の上に、クエスチョンマーク、が浮かび上がった。 ) あ、いえ―― ( 工房へ招かれようとすれば、半ば慌て気味に首を振ろう。 片手で振りつつ。 ) お話しするのは、少々と難しいですし。 ―― … 仕事の報告しないといけませんし。 ( ごめんなさい、と微苦笑を漏らそう。 丁寧に頭を下げた。 ) [Mon 29 Nov 2010 01:02:52]
クレェイン > まあ、効果はお守り程度だと思っててね。 まあ、光るだけとかなら簡単なんだけど ( 運命論とか糸とか操作するのは本気で命がけだからなぁ。 ) あいよー。承り! 三日後ぐらいにとりにおいで! ( 恋愛運UPだから何がいいかな。案外封を開けてみたら❤マークの紙が入ってるだけかもしれないが。 ) ・・・引退してないよ! してないぞー! 今休んでるだけだ! 休んでるだけなのだ! ( むきー! 元気よく、むしろ自分に言い聞かせるように。 しかし、現状。復帰は絶望的だ。 ) あー、そっか。こんな往来じゃあ話ずらいよね。ごめん! どうぞ、狭いけど工房で聞くよ。 お茶もだすから! ( なんて、貴方を普通の女の子と勘違いしてる少年はそういうと店のドアを開けて来客用の椅子を勧めようか。ちなみに、店は狭いし、来客用のカウンターから奥の工房が丸見えだったりする。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:52:52]
竜華樹 > 失敬致しました。 ( 予想以上に早い完成で、早急に謝罪を述べつつ。 ) 其れでしたら、お願いをしても宜しいでしょうか? ( 期待の孕んだ眼差しを、貴方に差し向けよう。 ) 引退なされた、騎士様だったのですか。 ( 意外にも、驚愕する。 剣の素振りをする様子に、貴方の掌の豆に気付いた模様だった。 ) … あ、はい。 ( 差し出した皮袋を、突き返された。 意志を張るのも、あれなのだと、素直に袖口に戻そう。 ) ――― … あ、その… そういう話は。 ( 陰陽寮に関わり、妖刀に関わる。 話して良いか、躊躇いつつ、視線を泳がせる始末に。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:48:12]
クレェイン > 一週間もあれば、まあ・・・カードに書いて、封をすればいいし・・・いや、三日? ( それぐらいでできそうな気配。ちなみに眼帯の改良はどん詰まり。 ) ふっふふーん! 前向きでなければ立ち上がれないからな! 後ろ向きで騎士になれたら誰も苦労しないわ! ( ふっへーん! と機嫌よく、空素振り。 エア剣を握って剣を振るう! 片手動作での剣術にも少しずつ慣れてきたところ。 ) ――うーん。気持ちはうれしいけど。そういうは困る! とっても困る! だから頂けない! ( 差し出された皮袋を返すように、貴方の掌を包ませるように戻そうか。 ) んまあ、お悩み相談ぐらいならルーンと関係ないし聞けるよ? 簡単なものでいいなら即席で作れるしな! 恋愛の悩みでもあるんかい? ・・・ いや、出会いのほう? [Mon 29 Nov 2010 00:40:40]
竜華樹 > ――― … 何週間掛かるのでしょうか? ( 貴方の抱える本の背表紙を眺めつつ、そんな言葉を。 期待し過ぎない方が、良い様な気がして、気長に待ちます、という意味合いでの言葉である。 ) ――― 随分、前向きなんですね。 ( 微かに驚き、微笑を浮かべよう。 ) いえ、万一作れなくても、貴方様に対する感謝の、―――気持ちです。 ( 深々と頭を下げつつ。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:35:21]
クレェイン > 無理じゃないよ! 時間が掛かるだけ! ( それ、かなりの問題だけどな! ) 苦労? ――・・・・んー・・・・なんかしたかー? 俺ってば忘れることを得意にならないとだめだったもんで忘れちゃったな! ( かくん、とまた首を傾げた。とりあえず、今は寒い苦労をしてる? いやいや、これは違うか。 ) ・・・・? なに、これ? ( と、再び首を傾げる。 まだルーンも作ってないのになんでお金が出てくるんだろう? と反対側にかくん、と首を傾げた。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:30:45]
竜華樹 > ( 早口。 言葉が多過ぎて、思考が付いて行かない。 何処で、どの言葉を拾い、返事をすれば良いのだろうか。 なんて、一生懸命に考えつつ。 ) あの…、無理でしたら。 遠慮なく仰って頂いても構いません。 ( 悩み出す貴方が心配になり、断っていただいても、と言葉を付け足そうとして。 ) ―――あ、いえ… 色々とご苦労されて来た、と思いまして…。 ( 恋愛運UP。 其れでさえ、言わなければ、ずっと路地裏から顔色を伺っていました。 乙。 ) … これを。 ( 手元の現金は20,000yenしかない。 二枚の金貨が入った皮袋を貴方に差し出そうと。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:27:25]
クレェイン > 運命の人かー。いいねー! 青春だね! まさに僕らのような世代にある言葉! 剣を振り回すだけが青春ではなかったりするのだ! ( うんうん! と大仰に頷けば手元の「誰でもできる! 簡単ルーン(子供向け)」とかいう本を開き始める。 ・・・・本当にルーン堀師か? と疑われても仕方が無いのかもしれない。実際そんな中級職じゃないしね。ともあれ、本当に恋愛運UPとか言われてもなぁ・・・と悩みだす次第。 ) ん? どったの? ( と、驚愕の表情を浮かべる貴方に首を傾げる。本人は至って気にしてない様子。そろそろこの欠けたからだの生活にも慣れてきたところ。 ) とりあえずー、どうせお守りなんてほとんどパチもんんだし・・・。でも全然効果が無いとアレだしなぁ・・・ ( などとぶつぶつと言い出す。とりあえず、アンスズあたり? とか。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:18:05]
竜華樹 > ――― ? …??  ………?? ( 聞き慣れない単語に、キョトンと瞳を丸めた。 ) ―――― あ、 ( 貴方の言葉の返事に悩んでいる間に、次々へと流されてゆく。 微かにあわわっと動揺してしまう始末だった。 ) 希望―― … 、 運命の人と巡り合える、とか無理でしょうか? ( 駄目元で告げてみよう。 更に歩を進めつつ、貴方の傍に近づければ―― 其の傷に驚愕した。 片腕を失い、片眼を失っている。 貴方の手の豆まで気付く余裕が、余りにも無かった模様。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:12:11]
クレェイン > いや、これはもう色々と経験した末にネクロフィリアに覚醒するのに必死に抗った結果です ( ひらひら、と手を振って真顔で応えた。 ) で、いらっしゃーい! いやぁ、雨の中――・・・・スラムに和服? なんか和服人間スラムに多いねー。まあ、いいや。 家はルーン屋ですよ! なにかご希望の品があれば作りますともさ! ( ルーン屋と名乗る少年はにかりと笑う。しかし、貴方は気づくだろうか。少年は片目が無いし、片腕も無い。ルーン堀師にとって大切な精巧技巧はできないだろうし、片目では目算も測れず、さらには腰にやった手にはマメができていて、それは剣術を学んだものができるだろう場所にある。という按配。帯剣は流石にしてないけどね! 呼び込みで帯剣してたら怖いし! ) [Mon 29 Nov 2010 00:06:09]
竜華樹 > ( 第一印象。 ハイテンションな人。 其の次が、不思議くん。 以上、合掌。 ) ――― … 、 ( 黙したまま、貴女を見詰め続ける。 其れも痛い人を見る様な眼差しで。 病院へ案内した方が良いかしら、と内心で呟くばかり。 ) ――― … 。 ( 恋愛運UP…。 )( のこのこ、と釣られる様に出てきたよ。 )  頭とか痛くない、でしょうか? それか…、熱でも? ( 一応、聞いた。 ) [Mon 29 Nov 2010 00:01:58]
クレェイン > ( しかし、世の中は戦争の気配真っ只中である。なんでも北朝鮮と韓ry ―― 魚人とヴェイトスの間になにかしらの軋轢が生まれた様子。 ) ここはこう、必勝祈願のルーンとか作って――畑が違う! ・・・いやいや、叫んでどうする。こういうときは可愛く「畑が違う❤」とかにすれば売れるのでは!? ・・・立地的にやべぇ! どれくらいやばいかというと忘れていた後ろの穴がムズムズするぐらいにやべぇ! ―――・・・・てか見合いとかそっち方面で断れたのでは? ( かくん、と首を傾げてみたり。グールに後ろの処女を奪われた三男。いやぁー、見合いとかこないじゃね!? HAHAHAH、と一人で空笑い。 ) しかし、見合いの待ち合わせ場所指定してこいとかいう郵便を華麗に無視するクレェインであった。まる。 ―――・・・・・お! ( なんかジト目で見られていることに気がついた。ちなみにばっしち西洋系! ハラエのハの字もないでございます! ) はーい! そこのお嬢さん! 恋愛運UPのルーンはいかが!? ( そんなもんないけどな! ) [Sun 28 Nov 2010 23:57:01]
竜華樹 > ( 路地裏を通じて、陰陽寮への近道を試みようとしたとこ。 ) ――― … ? ( 和傘を差したまま、ひょっこりと路地裏から顔を出した。 ジト目。 ) [Sun 28 Nov 2010 23:55:40]
お知らせ > 竜華樹さんが来ました。 『( じ――― … っ )』 [Sun 28 Nov 2010 23:51:50]
クレェイン > ( 全てに失した気がする気配が濃厚であります! へい! どれくらいかっていうと濃いネリとかいうお菓子ぐらいに! ぺんぺん、と立て看板を叩いてから少年は一つ「うん」と頷いた。 ) 過去に後悔しても始まらないって偉くない人も皆いってると思うよ! ( お客さん逃しちゃったぜ☆ と宙に親指突き出した後、立て看板の水滴を無駄に布で拭ってみた。黙々。 )  [Sun 28 Nov 2010 23:50:07]
お知らせ > クレェインさんが来ました。 『ルーンはいかがですか!』 [Sun 28 Nov 2010 23:47:21]
お知らせ > 竜華樹さんが退室されました。 『( 嗚呼、―― … 人肌が恋しい。 )』 [Sun 28 Nov 2010 23:44:32]
竜華樹 > ( 持ち主、所有者を欲しがる前に、――― 認めて貰う為に、妖魔を斬り捨てたり、戦歴を積み重ねたり、実力を磨き上げなければ。 ) ――― 頑張らなくちゃ。 ( 同僚と肩を並べる事はあっても、当番制で毎日変わる見知らぬ人。 見知らぬ人に、背中を預けるのが、―――恐ろしく怖いのだ。 だから、だから、―――互いに理解し合える存在が。 共に居られる存在が。 …殿下が。 …姫君が。 切ないほど、欲している。 ) … 嗚呼、お暇しましょう。 ( くるりっ。 )( 和傘を回そう。 表面上に溜まった水粒を弾き飛ばした。 高下駄で小さな水溜りを踏み締めて。 ゆらりゆらり、と衣装の裾を靡かせて。 ) [Sun 28 Nov 2010 23:39:38]
竜華樹 > ( この数ヶ月で妖刀の何体か、陰陽寮「ハラエ」の傘下に納まった。 其れで陰陽師や近衛兵の手元に納まる事になった。 ――― 妖刀・竜華樹は誰よりも何よりも妖気が失われた。 ) ―――― …。 ( 夜空を見上げよう。 移り映えの無い、寂れた光景に嘆息を。 まともに妖術が使えず、気休め程度に陰陽術を身に付ける羽目になった程だ。 何の能力を持たない妖刀など、近衛兵と同等で、陰陽師が欲しがる要素は無いのだ。 ―――― 落ち零れである。 ) …異常は無い、ようね。 ( そっと、目蓋が瞬いた。 再びと、周囲に視線を巡らし、―――異常が無いと決め付けて。 ) [Sun 28 Nov 2010 23:23:56]
竜華樹 > ( 竜華樹の任務は、妖刀の探索と妖魔の調査である。 ) ――…、大した情報が。 ( 情報の収集も仕事の一部だれど、思うように集める事が出来ない。 情報が無い事は、逆に捉えれば、平和である、事を示すのだ。 ) けれど、違うわ。 ( 戦争中である。 みんな、みんな、自分の身を守る事が精一杯なのだ。 ) ―― “大禍津日” ( くるくる。 )( 手元の指先を動かして、和傘を回し続けよう。 現時点で最優先なのは、妖魔の殲滅である。 けれど、妖刀・竜華樹の持ち主を見つけたくもあった。 ) [Sun 28 Nov 2010 23:16:41]
竜華樹 > ( 降り注ぎ続ける、雨の中に歩を進めてゆく。 ) ……。 ( 大通りの交差点で踏み止まり、周囲へと視線を張り巡らした。 何人かの住人の姿が見え隠れするが、何も仕掛けて来ない限りは、そのまま放置するパターンだった。 大洋を連想する鮮やかな青い装束を纏い、ドレスの様で、着物の様な侘を秘める。 余りにも場違いで、腰から下げた漆黒色の其れは、――大業物級の一振りである。 ) ―――、外れかしら。 ( 憂いに呟けば、和傘を傾ける。 其処から覗かせる夜空の有り様にため息が零れた。 ) [Sun 28 Nov 2010 23:09:18]
お知らせ > 竜華樹さんが入室されました。 『( 高下駄と和傘―― )』 [Sun 28 Nov 2010 23:02:40]
お知らせ > シロさんが帰りました。 『(ソードはいつもどんな気分なんだろう?)(狼は、家主の夜の顔を思い浮かべ疑問を持った)』 [Tue 23 Nov 2010 01:33:11]
シロ > (それでも「やさしい飼い主を持ってうれしい」なんて思うのはいったいいつになることだろう)あぁっ、あっ!んんっっ!!(ペニスの先端から出ているのは白くにごった液体ではなく、先ほどまで流れ出ていた透明な粘着質のものだった。色も匂いも味すらもないそれは、痙攣するペニスから何度も何度も放たれて地面へと吸い込まれていった)あぅ、わ・・・うぅ・・・(ペニスへの刺激と尻への刺激で一気に追い詰められてしまった狼は、快楽が終わればくったりと家主へ抱きついて額に汗をうかべ、息を荒げて──)何、今の・・・?(未だに理解できていない性行為に疑問を感じつつも、脱がされたズボンを履かされれば落ち着かないのかもじもじとやや内股気味に立ち上がって。口数少なく帰路へと付こう。) [Tue 23 Nov 2010 01:17:13]
ソード > シロ、大丈夫…?(ゆっくり解放してやれば服を再び着せてやってから自宅に戻ろうとするだろう) [Tue 23 Nov 2010 01:08:34]
ソード > (多分騙している嘘も意地悪のためのじゃないから安心してね、とか思いながらも)半端に止めちゃうと余計苦しい、から、ね…。(混乱しながらも体はしっかり反応してて…時折寝ているこちらに触ってくる辺り興味深々な様子なのは間違いなくて… 一気に追い込んでいって… そういえば年齢的に精通はしてるのかな?なんてちょっと首を傾げながら絶頂して、動きが止まってしまった狼を後ろから軽く打き抱えてやって) [Tue 23 Nov 2010 01:07:51]
シロ > (言葉だけでころりとだまされてしまうのは、家主を信じているからなんだ。ものすごーーーく違和感を覚えても、多分口には出さないだろう。たぶんね。)わうぅ・・・やだ、なんか怖いよぉ・・・(体中にしびれるような快感が伝わってきても、生まれて初めての感触は快楽より恐怖をあたえた。荷物を持つ手から力が抜けて荷物を落とし、家主の肩へと手を置こう。)だ、だめ・・・だめっ!なんか、なんか変っ!(ペニスに刺激を受け続け、だらだらと先走りを垂れ流し目をつぶって声を荒げ。つぶった目尻にはうっすらと涙を溜めて。しかし、にちゅにちゅと粘膜のこすれあう音が耳に入ればよりいっそう興奮を覚えたとか。)あ、あっ!お尻、中・・・んぁっ、あぁっ!(指が丸々一本入ってしまえば、体内は一気に窮屈になって──それでも、うしろから性感帯をいじられ、ペニスをすばやく扱かれれば絶頂はすぐさまやってきた。声を荒げると同時に頭の中が真っ白になる感覚と、体が勝手にビクッビクッ!と震える衝撃。ビュクビュクと尿道から何かがあふれ出る感覚に動きが止まった。) [Tue 23 Nov 2010 01:03:03]
ソード > (まだ狼の頃のままの感覚なのだからしょうがないのだと半分諦めつつも)(かっこいいかっこいい、と褒めながら頭をなでたり抱っこしてあげたりそんな感じの扱いなのは暫く変わらないのだろう) ふふ、もうすっかり硬くて…濡れてるし…(扱く手の動きは寧ろ更に早くなっていって ぬめりのある液体を指先に絡めると先端付近の皮を軽く引っ張って剥いては元に戻して弄っていって)違うよ〜…シロがされるんだよ、僕に、ね?(にこっ、と微笑しながらほぐれた後ろへ指が根元まで侵入してきて…更に中で指が曲がれば内側から隆起した部分に刺激を与えるように抜き差ししてやって…寒いのもあるので一気に追い込んでやろうと) [Tue 23 Nov 2010 00:43:21]
シロ > (それがどれだけ大変なことなのかなんて知る由もない狼。人間社会一年生には想像を超える。食べることに困っていない)ん?(かっこいいといわれているのに頭をなでられるとか、どこか腑に落ちない部分はあるのだけれど、そんなことより体が大変なことになっているせいか意識はそちらに集中してしまって)ちょっと、さ、さむ・・・あ・・・(ズボンを脱がされ、さらされた下半身に夜の空気がひんやりと伝わって──それにより、股間の熱さはよりいっそう確かなものへとなった。おそるおそる顔をのぞかせるとソコには起立したペニスがあって。皮こそかぶっているが、先端は露出していてぬめりのある透明な液体が月明かりに反射していた。)やだ・・・やめてよ・・・(声には出すものの抵抗は見せず。自分のおかれている状況に興味を持ち興奮しているのは男としての性なのだろう。家主の指の動きを食い入るようにみつめ、動かされるたびに頭が真っ白になるような感覚に襲われる。 うしろに入ってくる指は肉が柔らかいせいかあまり抵抗はないだろう。入ってきているという感じはしているが、痛みはない。違和感はあるが抵抗は見せずにされるがままで)だ、だめ・・・オイラガソードにするのはいいけど・・オイラに、するのは・・・んん・・っ! [Tue 23 Nov 2010 00:34:42]
ソード > (きっとお肉毎日なんて言った日には… 偉いことになるかもしれない)(格差どころか本物の階級社会ゆえしょうがないのだ・・・) うんうん。 (よしよし、なんて頭を撫でるくらいに格好良い訳で…(ぇ)) ふふ、ちゃんと反応して……僕みたいに?ふふ。(相手の様子を見て楽しそうに笑いながら 膝を付いて力も抜けてきたことならば、とずるりとズボンを下ろして露出させてやって)じゃあ…僕がされたみたいに、してあげないとね?(そんな事を囁きつつ隆起したそれを手で包めば上下に動かしてやって…先端の割れ目に指先が触れてくると慣れてないそこには強い痺れと快感がいくように… お尻の窄まりにも指先…つめ先くらいを押しこんで徐々に解していこうと) [Tue 23 Nov 2010 00:19:38]
シロ > (聞いたら聞いたで、暖炉要らないからお肉、と無茶な要求をするんだろう。姿かたちが人間なだけで、中身はてんで狼なので経済状況とか理解していない。 駄犬で野犬は敷地に入ることもかなわなそうだ──)へへぇ〜〜。でしょぉ?(かっこいいといわれれば満足して笑顔を見せ付ける。この姿は自分にとっては仮の姿だという自覚がある。本来の姿からはかけ離れたすがただ。しかし、やはりどちらの姿でも中身は一緒なので、かっこいいと言われたほうが気分がいい。世間一般で見た目10〜12才の子供がカッコイイなんてことはそうそうないんだけど──)あ、んっ・・・さ、寒くなくなるのはわかったからぁ〜!ちょっと、や、やめ・・てよ・・・っ(下半身に来る刺激に耐えようと、全身に力を入れた。顔が高潮し、プルプルと筋肉が小刻みに震える。持った手荷物に顔をうずめながら少しずつ足を折って、とうとう地面にへたり込んでしまって──刺激を続けられると、体への変化が現れる。少しずつではあるが、股間に隆起するものがあり、1分と立たずにそれは硬くなった。)ちょっとまって、なんかおちんちんがソードみたいになってきた・・・(言葉はおかしいが、いいたいことはベットの中で家主にするいつもの行為を思い出してのことだ。狼である自分の体はこんな風にならない、と思っていたせいか自分の体に起こった変化に驚いて、口に出した言葉が変になってしまったのだ。) [Tue 23 Nov 2010 00:05:56]
ソード > (暖炉に1日、火を入れるだけでどれだけのお肉が買えるかをその時は教えてあげるだろう… 暖炉のある家…きっと血統書のついた先客が陣取っていたりで) うん、狼のシロは格好いいもんね〜…。(ちょっと顔がほころんでしまうのは現状の姿を思い浮かべてしまうわけで…まあかろうじてこの主の服にカワイイ系は少ないのが救いか…)うん、寒さも少し防げるし… ん〜…どうかしたの?(にっこりと笑顔。挟み込もうとしてくる足の抵抗されながらもこちらのほうが有利な態勢なのか気がつけば股間のそれを指がしっかり捉えて根元を揉みながら先端を指先で弄ってやって… 後ろの窄まりに指先が軽くめり込む程度までにグリグリと適度な刺激をあたえていこうか) [Mon 22 Nov 2010 23:54:24]
シロ > (スラムの暖房はよくて焚き火、服の重ね着。最悪体をくっつける、なんていう選択肢しかない。布団があるだけましかもしれない。最近は勝手にもぐりこむけど──暖炉とか、存在知ったらほしいと駄々をこねるかもしれない。暖炉のある家に行ってしまうかもしれない。)うん、オイラかわいくないもんっ。狼だもんっ。(狼はかっこよくあるべき、なんてことが脳内のどこかに刻まれているのだろう。岩場や草原を駆け巡り、獲物に飛び掛る姿が本能の中にあるのかもしれない。でも、残念なことにこの狼はただの座敷犬になってしまったのだ。座敷犬は座敷犬らしく、主人の好みに合わせた格好をさせられる運命なのです。)え、そうなの〜?うーん、でもなぁ・・・あ、ちょっと!待って、待ってよ!(至極もっともなことを言いつつ、手の動きが止まることをしなければ徐々にひざが折れて来て。持った荷物をぎゅっと抱きしめながら家主の行為に耐えよう。ほほが若干赤らんできて、触られるたびにビクビクとからだをよじって。筋肉質の体でも、まだまだ子供な狼の肉は柔らかく、股にはさんだ手には二つの抵抗と一つのやわらかさがしっかり伝わることだろう。内股気味にぎゅっと締めちゃってるから。) [Mon 22 Nov 2010 23:42:39]
ソード > (結局温度を上げる要素がない季節。どこぞの貴族等の屋敷のように暖炉にいつも暖かい火が灯っているような家でもない限りは無理なのだろう)んー…やっぱりそのほうが良いんだ?(くく、とちょっと楽しそうに笑って。 幾らか筋肉はあるも丈はまだまだ子供なのでやはり可愛く見えるらしく。)やっぱり着心地悪いかもだけど…下着はちゃんと付けないと…服とか痛みが早くなるんだよ?(挟まれてしまった手…すでに急所に触れていたので窮屈そうにしながらも指先で捕まえたそこを揉むように握って…後ろは布越しに指先で突っついたりしてたりで…前よりも若干敏感になってきたかな?なんて少し反応を見ていたりも) [Mon 22 Nov 2010 23:32:23]
シロ > (もうちょっと小知恵をまわして空調設備をしっかりしてほしかったなんて思ってもそんな技術もかねもない時代と住人。高望みなんて贅沢です。狼にはそんなことを思う知恵もないけど)むぅ・・・オイラはかっこいいほうがいいな(溢れるダンディズムがどうのこうのなんてはいわない。袖なんかは手が指先くらいしか出なかったりするくらいだから、後で直してもらおうと思ったりなんだり。その辺は家主の趣味に任せるとしよう。)長いのは動きにくそうだな。下から風が入ってきてスースーするぞ(たけの長さが合わないと引きづったり躓いたりしそう、なんていう想像は出来るようでこの場での着衣は控えるとしよう。こんなところで着替えたら、通りかかった人に「あの子、変なことさせてる!?」とか思われるかもしれないから。そこまで思考は回ってないけど。)あ、ちょ、ちょっと!?(徐々に上がってくる手は気にしなかったものの、急所を撫で回されるとビクッと体を震わせて抗議の声を上げる。両手がふさがっているのでとめることが出来ない。いつも自分がしていることを自分がされると変な気分になる。※変な気分って、そういう意味じゃないよ!? ※もじもじとしながらも太ももを閉じて、家主の手を挟んでしまおう。)パンツ、なんか窮屈だから・・・(結局はいてない。) [Mon 22 Nov 2010 23:25:17]
ソード > (意外と小知恵の回る父のデザインから暖の取りやすい家になっているのだが肝心の暖房代が厳しい時はやはり皆で固まるわけで…小型携帯七輪での卓上鍋は冬の定番料理に)結構似合ってるじゃん。(可愛いよ、と褒めてみて…丈は若干長めだけどそれもかわいい、なんて思いながら)一応あるんだけどねー…長さとか…わー・・足、冷えてるし…っ(きゅ、きゅ、と握るように足を持ちながら摩ってやって… 腿のあたりまで来れば布越しにも触ってみて)やっぱり薄いよね…布のある所も寒いことない?(夏は過ごしやすい布地だけど、と思いながら布越しにも腿を撫でて…若干手が怪しい所…内ももの付け根や臀部に触ると下着の感触がなかったりで… 「確かパンツ渡したよね?」と思い出しながら臀部や股間を念入りに触ったりしてみよう) [Mon 22 Nov 2010 23:14:04]
シロ > (世間からしたらかわいそうな子達が住まう場所。でも、寒くなったらみんなで動物になって団子になればいいとかいう解決策もある。世間の目は家の中までははいってこないだろうから。)おぉ・・・見えた(足元しか見えない服なのかと思っていたが、頭にフードを載せるようにかぶればなんら問題はないことに驚いた。そして今までさらされていた腕や寒さを感じていた上半身への寒気が薄くなれば、服って偉大だなとも思うわけだ。動物と人間、異文化コミュニケーション。)うん、下も寒いからほしいな。(服の偉大さを知った狼はすぐさまほしがった。でも、こんなところで渡してしまったら何の躊躇もなくハーフパンツの上から着るか、もしくは下半身露出します。パンツはいてるかどうか怪しいところ。 触られた手は暖かく気持ちがいい。一方狼の足は鳥肌が立ちざらざらしている。そして非常に筋肉なのだ。) [Mon 22 Nov 2010 23:04:54]
ソード > (元々が動物なのだからそのほうが自然なのに変に消えてしまう不思議な訳で… 家の方は真面目に石造りの…まあ豪華さはない家…なのでそう思われてもしょうがないかもしれない) ああ、フードはほら…この辺りで被って…ね。(早速着ている相手…そういえばいつの間にかちゃんと服を着れるようになったんだね、と少し嬉しそうに微笑みつつも前が見えるように直してやって)後はズボン、だね…(流石にウエスト周りや長さの差があるので直してからかな、と呟きつつ少し鳥肌たっていそうな狼な少年の足を掌で触ってみて) [Mon 22 Nov 2010 22:57:42]
シロ > (その話を聞くだけだと、どれだけひどい場所に住んでいるのかと思われてしまうだろう。実際、スラムという場所だから着るものがないというのはあるかもしれないが、友達が動物というのはかわいそうな子にしか聞こえない──)そうだなぁ〜。この服よりはあったかいとおもうな。(風が吹けば足や手が寒い。最近は手の先や足の先がしびれるように痛くなったりもするほど。人間と同じ格好をしたほうが楽になるんだろうかと、家主の言葉を聞くことにしよう。取り出されたフード付きを手に取れば、そのままその場で着てみて──後ろ前反対にきて直したりするのは仕様です)うん、持つ持つ〜〜(すこしフードがおおきかったのか、目が隠れてしまっているが荷物を受け取ろうと手を伸ばそう。あったかいけどうやっぱり動きにくい、と思ったものの。フードは目深までかぶらないことを知らない) [Mon 22 Nov 2010 22:50:27]
お知らせ > シロさんが来ました。 [Mon 22 Nov 2010 22:44:01]
ソード > (寒いのに服もろくに着せてもらえない…更に友達も動物ばかり…少し涙ぐんできてきて) 人間の子供…結構暖かいの着てるの見かけるでしょ?慣れたら楽だよ。(今日買ってきたの羽織っておく?と言いながら一つ長袖…フードまでついた上着を出してみせて。 最近少し寒そうにしているのを見かけるのでそれも心配になっているらしく)…ん、そっか… まあそろそろ遅い時間だしねー…(んじゃお願いするよ、と袋をもつという申し出を受けることにしようと) [Mon 22 Nov 2010 22:41:48]
シロ > (むしろ人間で友達と呼べるものはこの付近にいないという。遠出をするのは散歩のときだけ、ほとんどは近所で動物たちと遊んでいる。正体をしらない人が聞いたら、不憫な子という認定をもらうかもしれない。)そうなの?・・・じゃ、着てみようかな・・・(動きやすさも重視したいが、この格好では冬の寒さは乗り切れないと思う。狼のように毛皮があればいいのだが、露出した肌は寒さのせいでときおり鳥肌を立てたりするほど。この格好のままでいたら、雪降ってきたらベットから出ないだろう。ちなみに、一人で衣類の脱着くらいは出来るようになってます。)うん、バイバイしてきた(もうちょっと遊んでいたいという気持ちもあったけれど、帰宅途中で大荷物抱えた家主を見つければ手伝おうと思うくらいの忠義心(?)は持ち合わせているようで。あまり番犬として役に立たないから、すこしでも手伝いはしようと思うもの。たちから仕事くらいしか出来ないけど──) [Mon 22 Nov 2010 22:31:41]
ソード > (見た限りだと人間よりやはり動物と遊ぶことの方が多いらしい狼は寒さのせいか息が白くなっていて) 遊ぶときにはちょっと邪魔かな、って思うけど…割と柔らかい生地だから大丈夫じゃないかな…?(うーん、とちょっと考えつつも今日は幾つか古着も手に入れてきたのか布袋に入ってるのが見えて)ありがと…でも友達はいいの?(ちらっと顔をあちらに向けてみたりしつつ) [Mon 22 Nov 2010 22:22:57]
シロ > うん、遊んでた!(間近までくれば笑顔で見上げて。走ってきたせいで息が少し荒く、白い息が漏れて。)うーん・・・冬物って、あのごわごわしてるやつでしょー?なんか動きにくそうなんだよねぇ〜(長袖長ズボン。間接を曲げる時に変な抵抗が生まれそうで未だにきたことがない。万年この格好ですごせないかな、と思っているが最近の寒さは体にこたえるわけで。子供は風の子、なんていうのは昔の言葉だ。どうせなら狼の姿のままでいれたらいいのにと思う。)あ、オイラ持つよ(手荷物を置こうとした家主の動きを静止するように手を伸ばそう。) [Mon 22 Nov 2010 22:16:22]
ソード > (ちょっと荷物が重くて疲れたのか手に持っていた布を綺麗そうな場所においたりしていて) [Mon 22 Nov 2010 22:15:15]
お知らせ > ソードさんが入室されました。 [Mon 22 Nov 2010 22:13:21]
ソード > (自分を呼ぶ声が聞こえてきた。顔をそちらに向けて笑顔になって)シロ…友達と遊んでたの?(両手に荷物の入った布袋を持ち、背中のリュックにも色々入ってる状態なので近くに来るまで待っていて)…そろそろ冬物…着ないと…寒そう……だね、 [Mon 22 Nov 2010 22:03:52]
シロ > ソーードォーーー(外で遊んでいた白い髪の毛の少年。手を振りながら家主の名前を呼びつつ走ってこよう。外で野良猫や野良犬達と遊んでいたら、家主の歩く姿を見つけて駆け寄ってきたという──寒くなってきた今日この頃、だけど姿は夏仕様。袖なし&ハーフパンツ、衣類の着用というものが未だ慣れていないせいで皮膚に当たる面積の少ないものを好んで着る。でも最近寒いから、それもどうかと思っていたりもするもので。) [Mon 22 Nov 2010 22:00:16]
お知らせ > シロさんが来ました。 『(とっとこ歩いてくる少年)』 [Mon 22 Nov 2010 21:55:54]
ソード > (見渡した限り小火程度で収まったらしい。ただスラムの住民というのは余裕が無い人達が多いわけで)…消火用の水…ちょっと多めに用意しないとかな…(火事を起こそうとしたのが変な魔術組織みたいのだった、というのには余り興味がでなかった。普通に油をまいて火をつけたほうがてっとり早いのになんで?と位には思ったのだけど知り合い…よく薬草を買ってくれる学者な人が言うには『それは悪の美学なのだよ(ビシッ)』とかいうやつらしい)…よくわかんないね。 [Mon 22 Nov 2010 21:49:45]
ソード > (スラムの比較的大人しい地域の路地を歩いているのは獣人の少年風。冬支度をそろそろと端切れ布をもらったり、保存食を入れる用の瓶や樽を仕入れたりしていると先日火事騒ぎのあった辺りを通りがかり…)魔法の…火、だったっけ?魚人連中の仕業じゃないみたいだったけど…(木造の家の多いあたりだと被害も大きかっただろうけど、と周りを見渡して…) [Mon 22 Nov 2010 21:29:33]
お知らせ > ソードさんが来ました。 [Mon 22 Nov 2010 21:24:34]
お知らせ > 霧生黒子さんが退室されました。 『( 気持ちが悪い――…。 )』 [Wed 17 Nov 2010 00:35:54]
霧生黒子 > ( 平和なら平和でええんやけど。 ) ――― … 平和やないな。 ( ウォータリアンの件が片付いていない。表情を曇らせれば、冷え切った指先を、温かめる様に擦り合わせる。 ) はぁ…。 ( 吐き出す息が真っ白だった。 夜風が吹けば、ぶるっと寒そうに肩を震わせた。  ) ―――、気味ぃ… 悪いな。 ( 夜空を見上げよう。 満月に近付きつつあった、月の姿を見やれば―――不機嫌な表情を浮かべる。 力が奪われるか、暴れるか、の様に、力が出し難くなるのだ。 まるで、体の中で喧嘩が始まってるような錯覚でさえ抱いた。 ) [Wed 17 Nov 2010 00:32:14]
> ( 霧生黒子の理想的な強さは、大の大人の四人分妥当である。 武術の心得では、多人数で一人に攻撃を仕掛けるのは、四人が望ましい。 其れ以上の人数で攻撃を仕掛けると、同じ味方の攻撃の妨害に繋がったり、また回避する場所が狭まり隙が大きくなる。 逆に言い換えれば、攻撃を仕掛けられる一人は、四人分の攻撃に対する反応速度や反射神経が備えていればいい。 ) … 次は、魔術師か能力者のどちらがええんやけど。 ( 本題は、魔術師や能力者に対する実践と経験を積む事だ。 火柱を生み出した男の仲間が居るのか、と思ったもの―――。 周囲を見渡れば、人気が少なく、期待が出来ない。 ) [Wed 17 Nov 2010 00:16:09]
> ( 武芸科内に於ける鍛錬と実践だけでは、戦場で何処まで通用するか確かめる術が無い。 幾人かの先生による評価を頂いたもの、過小評価であったり、過大評価であったり、何処から何処までが本当で嘘なのか分からない。 ) ――― まっ。 一石二鳥やね。 ( 大の大人を何人まで、捻り潰せるか。 正面で殴り合えば一人までが限界。 急所狙い、不意打ち、反則技を徹底すれば、二人や三人は行けるかも知れないという仮定に至る。 ) はぁ…。 この辺、っぽいなぁ。 ( 火柱の発生した現場に辿り着けば、驚嘆の言葉しか出て来ない。何やらか魔法陣っぽいの書かれているが、西洋の術は無知だ。 ) [Wed 17 Nov 2010 00:07:13]
> ( 特徴は其れだけだ。 外見的な特徴は、突き抜けた様なものがない。 有るとすれば、瞳の色も、髪の色も、服の色も、何もかもが真っ黒である。 ) ――― … あー、…。 ( 火柱の噂を聞き付け、好奇心で立ち向かった。其の途中でチンピラの二人組みに絡まれ、身体が目当てで執拗に付き纏わされた。 ――― 堪忍袋が破裂した。 ) … まぁ、ええやろ。 自業自得やろうし。 ( 結果が此れである。 二人組は地面に這い蹲る形で気絶していた。 そして火柱の現場に辿り着きそうだ。 ) [Tue 16 Nov 2010 23:58:06]
お知らせ > さんが入室されました。 [Tue 16 Nov 2010 23:46:39]
お知らせ > ジャスティス@警邏4さんが帰りました。 『その後は、必死に延焼を食い止めようとして……。』 [Mon 15 Nov 2010 06:28:52]
お知らせ > さんが退室されました。 『範囲5メートルを膨張する火柱が覆った』 [Mon 15 Nov 2010 03:25:02]
ジャスティス@警邏4 > (火事だ家事だと騒ぎながら逃走しようとするだろう) [Mon 15 Nov 2010 03:07:20]
ジャスティス@警邏4 > つ!! (一瓶の聖水により、周囲文字はそれなりの量が消えてしまう。後は……自分から飛び降りて……なんてことが出来るほど器用でなく、舌には下りず) [Mon 15 Nov 2010 03:07:02]
お知らせ > ジャスティス@警邏4さんが来ました。 [Mon 15 Nov 2010 03:05:41]
> ( 『増大』の文字は淀みなく中心点へと進んでいく。 ) ( 聖水がかかった中心点の文字。 発動してしまっている『火』の文字はどうやら効果はないが、その周囲の『増大』には有功だったようだ。 水に洗われ魔法文字が消えたのだ。 ) ( 後2ターン ) [Mon 15 Nov 2010 02:10:26]
ジャスティス@警邏4 >  !? (屋根に着地してもうひと飛びとバネをためるが、意外と魔法陣の動きが遅い、何やら、間に合いそうな気もするが……。降りるのも怖い。部下には退避と命令をし、大声で火事だ火事だと叫びながら、屋根の上から聖水を魔法陣の中心にこぼしてみるが……すでに逃げ腰である) [Mon 15 Nov 2010 02:00:43]
> ( その火はいわば種火だ。 ) ( 魔法陣を構築する魔法文字は『火』と『増大』、火はすでに完了した。 では、後は? ) ( 描かれた『増大』の魔法文字が緑色の燐光を放ちながら輝き始め、外側より内側へと進み始める。 内側の最奥点、中心には『火』! ) ( 残り3ターン ) [Mon 15 Nov 2010 01:44:58]
ジャスティス@警邏4 > (ヘタをすれば、首が折れるのではなく、頭が弾けるその一撃。一切中止緒なく振り抜く。その眼前に、ともる小さな明かり。背筋におぞけが走り、鳥肌が立つ) !! (咄嗟に膝を曲げ、掘立小屋のような平屋の屋根に飛びあがろうとする。早く、早く、何かが、起きる。) [Mon 15 Nov 2010 01:34:29]
> ( 側頭部、つまりは人体急所だ。 急所というのは、打撃を受ければ死に至る可能性が高い部位だ。 そういった部位を獣以上の力で打撃するのだ、死は………免れないだろう。 ) ( 同時に、魔法陣の中心点にあたる中空に、ほんの小さな、蝋燭の明かりほどの火が灯る。 )  [Mon 15 Nov 2010 01:31:20]
ジャスティス@警邏4 > (聖職者である。だがこの女は、信仰に殉じるなんて気はさらさらない。死ぬくらいなら殺す。俗物の中の俗物。一本筋の通った俗物である。殺すことにためらいはない。だが、焦りはあったようだ。踏み込みがわずかばかり深すぎた。ナイフの間合いではない。咄嗟に、ナイフを抜き打ちながら、刃ではなくその柄で、男の即頭部を殴ろうとする。まず普段は生身の人間相手に振るうことはない、一切手加減無しの、全力。) [Mon 15 Nov 2010 01:24:04]
> ( 貴方に躊躇はあるのだろうか?  殺人という禁忌に対する躊躇、神の教えに反する躊躇、相手が巻き起こそうとする破壊に対する躊躇――――そういう物があったとすれば、成功するのは刺突だけだ。 殺人という行為だけだ。 ) ( もし躊躇するのであれば、退避をお勧めする。 そしてそれだけは躊躇してはならない。 ) [Mon 15 Nov 2010 01:17:14]
ジャスティス@警邏4 > (憤怒の悪魔ヴァイオレート、淑女ミレディ、蔦の悪魔NetBewt/R/R/R……。これらはもう数年も前の話。目の前の彼は、何年も、苦労してここに行きついたんだろうか) つ!! (胸のナイフに手を掛け、一気に距離を詰めようとする。ヤバイ、なんだか分からないがヤバイ。獣の速度で接近しながらも、一瞬視界は彼の背後の建物の屋根に。間に合いそうになければ、一か八か屋根に飛ぶ) [Mon 15 Nov 2010 00:59:23]
> そうだな、私なら………何もかも全てを破壊しつくしてもう一度作り直すんだ。 憤怒の悪魔がこの街を襲うのも、吸血鬼の淑女がこの街を襲ったのも、蔦の悪魔も、病を呼ぶ黒い蝶も、この魚人騒ぎもっ! 全てを無に帰せという神の意思だ! ( 首を傾げる貴方に応えて、というより、独白に近いその叫びは――――いくつもの戦いを体験し、多くの人々を見てきた貴方にはわかるかもしれない――――絶対の自信と確信、そして決意に満ちたもののそれだ。 ) [Mon 15 Nov 2010 00:50:54]
ジャスティス@警邏4 > (地獄の門、正門が爆破されたことを言っているのだろうか?いずれにしろ、まともな人間ではないらしい……ただの狂人と らくがきならいいのだが……) 皆下がって。 (即席のチームである、僧兵たちはまだ動かない) どうするか……そうね、皆一人一人出来ることをやるしかないんじゃない?  あなたはどうすればいいと思うの? (白い歯を見せて笑いかけながら小首をかしげて) [Mon 15 Nov 2010 00:39:19]
ジャスティス@警邏4 > (地獄の門、正門GABAKUHASARETAKOTOWOIいるのだろうか?いずれにしろ、まともな人間ではないらしい……ただの狂人と らくがきならいいのだが……) 皆下がって。 (即席のチームである、僧兵たちはまだ動かない) どうするか……そうね、皆一人一人出来ることをやるしかないんじゃない?  あなたはどうすればいいと思うの? (白い歯を見せて笑いかけながら小首をかしげて) [Mon 15 Nov 2010 00:38:27]
> …………だってそうだろう? 地獄の門が開き、息つく間もなく訪れる災い! 人は死に、死に、死に、死に、死に………死んで行く!  この街は魔女の釜みたいに災いのごった煮だ、そうだろう? ( 両手を広げ、男は歌うように朗々と告げる。 表情は恍惚に染まり、濁った青の瞳がシスター達に向けられる。 ) どうすれば、いいと思う? [Mon 15 Nov 2010 00:35:17]
ジャスティス@警邏4 > ……? 今晩は、呪われている、とは? (何だろうか、落書きではなさそうだが……そんなことを思いながら、魔法陣よりは男のほうを注視しながら、尋ねる。すると背後から、一人の僧兵が近づき耳元でささやく「魔法陣のようです」と。攻撃魔術であるとまではわからない、僧兵の言葉に釣られてその密度の高そうな魔法文字に視線が落ちる) [Mon 15 Nov 2010 00:19:33]
> ( アクションは――――ある。 ) ( 先頭を行く貴方が約10メートル付近まで接近した時、男は静かに立ち上がる。 ) ―――――この町は呪われている。 ( もしも貴方の同行者に魔法陣を用いた攻撃魔術の知識を持つものが居たとしたら、男の描いていた其れに息を呑むかもしれない。 ) ( 『それ』は明らかな攻撃用魔術の魔法陣だ。 属性は『火』、そして術者の狂気が垣間見えるほど執拗に書き連ねられた『増大』の魔法文字。 ) [Mon 15 Nov 2010 00:14:29]
ジャスティス@警邏4 > (此方は、修道女以外はメイスと盾、又は棍を身につけている。修道女を先頭に、残りの四人は二列で修道女の後に、1メートル間隔ほどでつき従っている) ? (こんな夜中に何をしているのだろうか?そちらからのアクションがない限り、そのまま男性の前を通り過ぎて行こうとするだろう、そのさい、好奇心から地面を眺めるだろう) [Mon 15 Nov 2010 00:03:15]
> ( 近づけばやがて視認できるだろう。 男はいたって普通のホワイティア系スラム住民風、年の頃は30代後半。 地面に座り込み、どうやら地面に何かを書き付けているようだ。 ) [Sun 14 Nov 2010 23:59:33]
ジャスティス@警邏4 > ……ん? (僧服たちの速度が鈍る。あまり明かりが多いとは言えないスラムの通りに一つの明かり。僧兵たちも、むろん修道女も人影に目を止める。とはいえ、路上にうずくまっている浮浪者もどきなど少なくない。その服装を確かめようとじろじろぶしつけに眺めながらも距離を詰めていく) [Sun 14 Nov 2010 23:56:10]
> ( 前方30メートルほどの位置、闇の中に一つ灯が見える。 夜風に揺らぎもしないそれはランタンの明かりか、視力が真っ当であれば傍に人影が確認できるかもしれない。 [Sun 14 Nov 2010 23:52:50]
お知らせ > ジャスティス@警邏4さんが入室されました。 [Sun 14 Nov 2010 23:46:58]
お知らせ > さんが入室されました。 『へたり込む男』 [Sun 14 Nov 2010 23:34:02]
ジャスティス@警邏4 > (今のところ、市内で大規模な襲撃などが行われたという情報は入っていない、まあ今回は自警団の手伝いということで、どちらかと言えば不安な市民達のために姿を見せ、治安を維持すると言うとても大事な仕事だ。) そう言えば、暗黒街のほうに騎士団が来たみたいね、頼もしいですよ住人からすると、 [Sun 14 Nov 2010 23:29:19]
ジャスティス@警邏4 >  (村であれば、教会を中心に放射状に。市内でいうと、大聖堂周りはやはり大聖堂を中心に建物が立っている。住宅地は、割と升目に近い感じか。一方今歩いている地域は、全くそう言った整然さとは無縁のだった。雑然としている、どころではない。路上にあふれだしてきそうな、粗末でどこか浮ついた建築物。何かしら曰くがありそうな、お互いの建物が衝突したように密着している通れそうにない路地、ぬかるんで異臭を放つ側溝。そこで遊ぶ野良犬。いつ来ても気が滅入る。これでも昼間ならばまだ生活の臭いが感じられるのだけれど) [Sun 14 Nov 2010 23:07:01]
ジャスティス@警邏4 > (自警団と協調しての市内の見回り。大聖堂からは僧兵と警備の兵が20人ばかり、参加している。とはいえこの場にいるのはジャスティスを含め、5人ばかり。大聖堂のチームは、修道女が地理に聡いためか、暗黒街、スラム、大聖堂にほど近い商業区を警邏することとなった。先日の打ち合わせの内容を思い出そうとし、第一にイメージされたのは視界に広がる女自警団員の裸体だった) なんだったんだろうなあ……あの人。 (意味を察したのか、後ろを歩く僧兵が不自然に咳ばらいをした) [Sun 14 Nov 2010 23:02:14]
お知らせ > ジャスティス@警邏4さんが入室されました。 『僧服の集団』 [Sun 14 Nov 2010 22:56:22]
お知らせ > シェリルさんが退室されました。 『次の機会には一緒に歌えればと思う』 [Fri 12 Nov 2010 21:35:53]
シェリル > (響く笑い声。ほっとして私も笑みを浮かべる。今夜が過ぎればきっとまた静かな場所に戻ってしまう。それでも少し。ほんの少しだけでも。) ――――――― あらあら。まぁ。 なんて歌ですの? (お茶と。クッキーと。配り終えたら私も賑やかな皆様の輪の中に。楽しげに歌を響かせる中に混じって、お歌を教えて戴きましょう。教えてくださる方のお口をじっと見て。真似て。) [Fri 12 Nov 2010 21:35:26]
シェリル > (わたくし紅茶を淹れるのは、ちょっと自信があるのです。御婆様にみっちりお仕込み戴いた作法。お兄様たちもお姉様たちも、シェリルの淹れるお茶は美味しいと褒めてくれるんです。)(―――――…でも私は、お兄様お姉様方に淹れて戴くお茶の方が好きなのです。お兄様方の方がお上手でいらっしゃるのに。皆様私に甘いのですわ。) …… … 皆様、お茶が入りました! (いかがですか?たくさんたくさんカップの乗った四角いトレイ。両手で持ってお給仕。温まりますよ。昼間に焼いておいたクッキーもお出ししなくては!これまでに焼いた事のないくらい。たくさんたくさん、山のように。先輩方と作りましたの。) [Fri 12 Nov 2010 21:14:40]
シェリル > (ひたり。ひたり。忍び寄る冬の気配。今夜も冷たく冷え込んでいる筈です。筈なのですが、私寒くはないのです。むしろ腕まくり。気合は十分。大きなお鍋でお料理をして。あちらこちらと動き回って。はふうと吐く息はあついのです。シスター服の下は、ちょっと汗ばんでいる気がします。でもそれに構う暇もなく。あちらへこちらへ。) ――――――――  ――― はぁいっ! (先輩のお言葉に、笑顔で良いお返事。言葉を投げかける先輩の顔も、お忙しいのに快活な笑み。そうですそうです。次は皆様にお茶をお淹れしなくては!) [Fri 12 Nov 2010 20:55:03]
シェリル > (今夜は賑やかです。皆様一体どこに隠れていらっしゃったのかしら。やっぱり恥ずかしがり屋さんが多いんですね。いつもは静かな教会の周り。今夜はたくさんの人がいるんです。みんなで輪になって。教会を囲んで。座り込んで。はしゃぎまわって。歌を歌って。わいわい。がやがや。賑やか。)(しーんと静まった貧民窟。人を集める魔法の呪文は「炊き出し」。こんなご時世ですが。こんなご時世だからこそ。やりましょうとガッツポーズの先輩に、素敵ですわとわたくし乗りましたの。) ――――――――――― スープの追加、お待たせ致しました! [Fri 12 Nov 2010 20:40:03]
お知らせ > シェリルさんが入室されました。 『いつもは人に会わない貧民窟ですが』 [Fri 12 Nov 2010 20:31:41]
お知らせ > アイゼンリッター@警備さんが退室されました。 『義務を果たせ。 彼は繰り返し、そう口にした。』 [Tue 9 Nov 2010 23:14:24]
アイゼンリッター@警備 > (奴らの態度は明白だ。 その主義主張に耳を貸す気も頷いてやる気も毛頭無いが、女性傭兵を晒し首にしたという事が、奴らの主義主張をそのまま表していた。 ヴェイトス市民の人生や尊厳なぞ知ったことじゃあない、と。 もっとも、これはヴェイトス市の計画した戦意高揚のプロパガンダであるという可能性はあるが。 自警団も爆破されてしまったし、正門付近でも大損害。沿岸での防衛戦闘でも似たようなものだ。 市や駐屯中の騎士団としても、市民からの糾弾は避けたいところだろうが)……さて、どうだかな。(いずれにせよ、敵を攻めるのは彼らの務めだ。 此方はこちらの責務を全うするとしよう。 市内における「敵」の掃討だ。いつもと何一つ変わらない。 ウォータリアンが標的となるだろう回数が、きっと増えるだけだろう) [Tue 9 Nov 2010 22:50:44]
アイゼンリッター@警備 > (現実に直面し、悲惨な光景を記憶に刻む度、もう辞めてしまおうかと何度思ったことか。 犯罪と戦っても、何かが変わるわけではない。 賞賛されるわけでもなく、市民からは狂人と罵倒されるばかり。 戦いを放棄したところで、誰かから責められるわけもなく、むしろ歓迎されるだろう)――――――だとしても、だ。(忘れるな、忘れるな、忘れるな。 アイゼンリッターはそう繰り返す。 彼の脳裏に焼きついた死者たちもまた、口をそろえて繰り返す。 奴らが何をしたのか忘れるな。 我々が何をされたのかを忘れるな。 忘れるな。 忘れるな。 見てみぬ振りをして状況を看過すればどうなるかを忘れるな。 自分が逃げ出した影で何が起きているかを忘れるな。 栄光も名誉も関係ない。これは己が為すべき事を全うする、それだけの話だろう、と。)……………(少なくともカイン・グレイホーク/アイゼンリッターと呼ばれる男は、とっくの昔に帰還可能地点を踏み越えている。 彼は日常に戻れない。 それは狂気かもしれず、強迫観念かも知れず、あるいは禍つ日によるものなのかもしれないが、いずれにせよ事実はひとつ。 彼は決して妥協するつもりはない) [Tue 9 Nov 2010 22:38:00]
アイゼンリッター@警備 > (……忌々しい限りだ。 あの時、彼は躊躇してしまった。 爆破テロの首謀者を助けようとして、女がナイフを手に泣き叫んでいた時に。 これはあってはいけない事だ。 あの女は自警団の人々の、そしてヴェイトス市に暮らす人々の生命を踏みにじろうとした。 自らの幸せの為に。 目玉泥棒やアクセラレーター、その他多くの憎むべき犯罪者どもと何が違う? 奴は幸せになりたいから人を襲った。 制裁を下すには十分すぎる理由だった)……………。(なのに、あの姿が一瞬、屍人形となった少女/路地裏で刺殺された自警団員/陵辱されて捨てられた娘と重なってしまった。 あんな光景は二度と見たくない。 ……糞) [Tue 9 Nov 2010 22:28:04]
アイゼンリッター@警備 > (勝つとか負けるとか神がどうとか戦争がどうとか、そんなのはどうでも良い。 自分のやるべき事をやるのみだ。 黙々と、ひたすらに。 やるしかないのだ。 だからやる。 其処に一切の迷いも躊躇もない。 相手が強いから何だというのだ。 戦術を練り、装備を整え、知略全力を尽くして戦うのみ。 結局、いつも自分がやっている事とそう大差はない)……いや、そうでもないか。(開戦から数日だが、死人や怪我人は大量に出ている。これは大きな違いだぞ、とつぶやいた。 大聖堂爆破テロや、自警団本部爆破テロなどに介入した鉄仮面の男は、今夜もまた淡々と一人で貧民窟を徘徊していた。 市民がこの戦争に対してどういう反応をしているかに関わりなく、騒動が起これば便乗する馬鹿は出てくる。 それに実際、かねてからの懸念であった「既にウォータリアンは市内に潜入している」という事は立証されてしまった。 忌々しい限りだ)(屋根の上を直走り、跳躍。 隣の建物に取り付き、その上へと駆け上がって) [Tue 9 Nov 2010 22:20:55]
お知らせ > アイゼンリッター@警備さんが来ました。 『 知った事か、だ。 』 [Tue 9 Nov 2010 22:14:43]
お知らせ > アーリィ@警備さんが退室されました。 『(そのまま警備を続けて…今日の警備を終了させた)』 [Thu 4 Nov 2010 00:03:47]
アーリィ@警備 > (騎士だって人間、楽な道を選んで良いじゃないか――…とは、大半の真面目な騎士が聞いたら激怒されそうな言葉――…だから言わないけどね…その癖、誰かが困ってると助けたり、命を懸けて闘うのは普通に受け入れる自分が恨めしい。騎士道って一種の呪いじゃね、なんて自分では感じてしまうときもある。だからと言って性格が変えれるかと言われると、無理なのだが――…要するに只のへたれ…)…はぁ…今回、自分ではかなり頑張ったから鎧や盾、武器なんかで支給されないかな?(今回の修理できっと限界。次は買いなおしと考えると、懐へのダメージに泣きたくなった。自腹で装備を整えてるので――…正直、グレードは一つ下げる覚悟…重い溜息と泣き言を零すと、周囲を見て八つ当たり対象もない様子。本当、ついてないと自分で思う) [Thu 4 Nov 2010 00:01:54]
アーリィ@警備 > (これだけ堂々としてると、無理に騒ぎを起こさないのは向こうも同じかもな――…そんな事を考えると意味が無い行為にも思えるが…それも犯罪抑制の一つの手段と割り切れば、苦でも何でもなくなる。そもそも楽な道を凄く選びたい男なので――…どっちかと言うと、騒ぎがある方が苦…)なんて、口が裂けても言えるものではないんだな、これがさ。(なんだかんだで平和が一番じゃないかと――…時勢を考えると、無理なのだが…夢を見るのは個人の自由。そもそも路地の裏で何か邪な計画がよしんば進んでいても自分には感知できる筈もなく、このランタンの灯りが照らす範囲を見るのが関の山。これ以上の事は神様の思し召しに縋って欲しい――…罰当たりだが、面倒事を背負いたくないので、わりと本気で思っていた…) [Wed 3 Nov 2010 23:52:37]
アーリィ@警備 > そして、それが実は恋人との追いかけっこでした…とかだったら泣くしかないかぁ…(まぁ、そんな遊びすなっ!とキレても良いかも知れないが――…馬鹿げた妄想だと自分でも思っていたので、軽く肩を竦めると金属の擦れ合う音が思いの他、大きく響いたので自分でビックリし体を硬直。その主人の動きに素直に反応したのか、馬も歩みを止めて――…素直な良い馬だが、此処は何事もなくスルーして欲しかった…だって、流石に恥かしい)…うんっ…こほん…(何かを誤魔化すように咳払いの一つを下手な芝居のように零すと、馬の腹を蹴り愛馬をゆっくり進ませる。歩みが再開されると、蹄の音が暗い路地に響き始め――…隠密とかは無理だが、それは仕方ないと諦めるしかなかった…) [Wed 3 Nov 2010 23:40:32]
アーリィ@警備 > まぁ、美人(胸の大きな!)が悪漢に襲われていたら、有無を言わさず助けるけどね、これが。(少し緊張しすぎかと、肩の力を抜くよう軽口を――…かなりの妄想混じりに…零すと表情を崩し周囲を見渡すが、今の所、そのような事も起きる気配は、幸か不幸かなかった。もちろん、今の所だが――…神でもなんでもない自分に先の事なんて見通せず…今は警戒しながら馬を進めるだけ)……(流石に一人で、何時までも無駄口を叩く趣味もなく、表情を引き締めると周囲を照らし――…これで、まだ晴れてくれていて月でも出てれば…と視界の悪さに、何度目に成るか分からない溜息が零れそうになった。一度、溜息を零すと幸運が逃げるとか――…なら、この運のなさも納得…できるものではない) [Wed 3 Nov 2010 23:30:14]
アーリィ@警備 > (偶に物陰から此方を伺うような視線も感じたり、感じなかったり――…流石に自分が場違いな場所には居ると自覚は在ったが、だからと言って帰ることも出来ず…苦笑しか浮かべれない自分に、やっぱり苦笑を零すとか悪循環)…頼むから、俺が居る時に騒ぎとか起きないでくれよ…(小さく呟き――…ランタンの灯りで周囲を照らしながら、お世辞にも綺麗とは言えないスラムの路地を愛馬と共に進んでいく。ゴミゴミした路地は身を潜める場所も多く、そのような場所を通り過ぎる時には、流石に緊張もするので、余計に体力を消耗。怪我が治っていて良かったと思うが――…生憎と、自分から進んで怪我を増やし喜ぶような趣味は…きっとない。そう信じたい) [Wed 3 Nov 2010 23:20:15]
アーリィ@警備 > (不真面目な性格とは言え、勤めは勤め。騎士として警邏を続けるが――…こう薄暗くてはランタンの灯りが届く範囲しか、自分には見えない…。おまけに路地は狭く、自分の愛馬が進めるギリギリの幅しかないように思え――…本当はもう少し余裕があったが、主観的に…小回りは聞かないだろうと溜息が零れた)はぁ…まったく持って…つきてない。もしくは憑かれてるのか?(愚痴を零しながらも馬を進め、周囲を警戒。後で、財産とか傷跡とか、ちゃんと修正しようとかは、如何でも良い話。ランスは持って来なくて正解だったと――…流石に此処では使えないなと、苦笑を零し…得意な武器でもないので、持たないことが多い現実を思うと、失敗したかと、また後悔) [Wed 3 Nov 2010 23:10:18]
アーリィ@警備 > (スラムの薄暗い路地を愛馬に跨り進む一人の騎士。全身を包むチャインアーマー、その上に外套を羽織って――…カイトシールドを装備した左手は手綱を掴み、右手には灯りのランタン…左腰にはロングソードを差し、後ろ腰には護身用のダガー。前までのショートソードは自分のミスなので忘れて欲しい――…使ってないし、良いよね…)お給料、入って減って…あれ?残らないぞ。(今月は赤字だ。そう思うと深く溜息。泣きそうにもなる――…それでも仕事は続けないと、生きて行けない寂しい現実。そして何気にスラムは初めてで、勝手が分からない場所でも在るが、犯罪者の取り締まりなど治安強化も――…面倒でしたくは無いが…騎士の仕事だろう) [Wed 3 Nov 2010 23:00:36]
お知らせ > アーリィ@警備さんが入室されました。 『曇ってるし…(と、愚痴を零しながら…)』 [Wed 3 Nov 2010 23:00:21]
お知らせ > アイゼンリッター@警備さんが退室されました。 [Mon 1 Nov 2010 22:34:02]
アイゼンリッター@警備 > (休んでいる暇は無い。 皆すでに次の戦いに向けて動き始めているのだ。 自分が立ち止まるわけにはいかない)(重たい体を引き起こす。 暗い色合いのケープと微かな金属音が、影のように纏わりつき、鉄仮面の男に付き従う。 彼は静かに跳躍し、夜闇の中へと去っていった) [Mon 1 Nov 2010 22:34:01]
アイゼンリッター@警備 > (つまり、つまりだ。 連中は此方の足を奪いにかかった。 逃げないようにする為? 否だ。 そもそも我々はヴェイトス市から逃亡不可能だ。 此方に攻め込ませない為? ある意味では正解だ。 だが違う。 奴らは最初から攻性の組織だった)……足をへし折った。 組み伏せる。 殴りつける。 思い切り、強く。(という事か。 思考を纏めて、頷く。 奴らは此方へと攻め込んでくる。 より計画を練り、武装を揃えて。 自分が犯罪者へと戦いを挑む時と同様に。 ……これは厳しい戦いになりそうだ) ……………。(だが、かまうものか。 躊躇せずに、やるべき事をやるのみだ) [Mon 1 Nov 2010 21:59:40]
アイゼンリッター@警備 > (アクセラレーターから目玉泥棒の件を引き出せなかったのは痛いが、それでもあの害悪吸血鬼に関わる事件は終わった。 少なくとも奴の被害者の知りうる形で、奴は討たれたのだ。文句は無い。 艶子も生還した。 病院では友人や家族が集まっていることだろう。 聖堂爆破事件も何とか解決だ。 アレッサンドラ、サンクトゥス、アンヘル、彼女たちを始め、大聖堂側に死者は出ていない。 ――満足すべき結果? 冗談じゃあない。 戦い続けるのだ。 妥協せず。 停滞せず。 看過せずに。  いずれまた次の事件は起こる。 強盗であれ、強姦であれ、あるいはウォータリアンによる行動であれ)…………相手は船をつぶした。水上における移動手段をだ。 利に適っている。 相手に両手足があるのならば、まずは足を攻める。 当然だ。(ぶつぶつと鉄仮面の男は呟く) [Mon 1 Nov 2010 21:39:15]
アイゼンリッター@警備 > (ハロウィーンの仮装の群れを眺めていると、妙な気分になってくる。 疎外感と言い換えても良い。 彼らは仮面を被ることで怪物に化けて身を守る。 では鉄仮面であらんとする自分は何なのだろうか。 些細な疑問だ。 取るに足らない、些細な。 重要なことはもっとある。もっと。 居住区から貧民窟に逃げ出してきたわけじゃあない)………………。(おそらく、すでにウォータリアンの「敵」は、市内へと入り込んでいると見て良い。 となると海辺だけを見張っても意味は無い。 スラム街。 此処ならば部外者が紛れ込んでいても誰も気にしないだろう。 それがウォータリアンであっても、誰も気にしない。 誰も)……………………。(だが、やつらは港を襲った。船を沈めた。 これをどう見るべきか。 判断のつきかねるまま、彼は屋根の上から街路へと目を凝らす) [Mon 1 Nov 2010 21:26:37]
アイゼンリッター@警備 > (スラムにある朽ち果てた教会。 その屋根上に、黒衣を纏った鉄仮面が蹲るようにして腰を下ろしていた。 まるでガーゴイルと見紛わん様相の彼は、静かにつぶやいて反論する。 「いや、そうではない」と。 狂っているのは自分ではない。 その筈だ)……………………。(自分は火炎瓶で人を殺しかけた。そして自分が銃弾を回避したせいで人が死んだ。 その事実を受け入れた上で、陽気にハロウィーンを祝えるような精神を彼は持ち合わせていなかった。 大聖堂襲撃より二晩。 アイゼンリッターと呼ばれている男は、休むことなく街中を走り回っていた) [Mon 1 Nov 2010 21:11:35]
お知らせ > アイゼンリッター@警備さんが来ました。 『 私は狂っているのか? 』 [Mon 1 Nov 2010 21:05:47]
お知らせ > フレデリカさんが帰りました。 『(貰ったのは感謝の言葉と哀しきスラムの現状。)』 [Sun 31 Oct 2010 00:21:24]
フレデリカ > (軽く頷くと、立ち上がり無言でその場を去ろうか。)(まるで声にならない様な囁きだったけれど、ありがとうが未だに耳に響いている。自然と表情は緩み次々にクッキーを配っていこう。社会はギブ&テイクなら、先程のようなことをしてしまっても良いのではないかと、ぽつりと思った。何故なら、貰ったのは感謝の言葉と―――。) ――――良かったら食べてください! (笑みは一瞬曇ったが、また笑みを作りにこやかにクッキーを配りだす。たったの一時かもしれないが、皆の空腹が和らぎ少しでも幸せを感じたならば私はそれで良いのだ。) [Sun 31 Oct 2010 00:20:42]
フレデリカ > (少女の瞳は虚ろで、私を映してはいなかった。静かに呼吸をしているだけだ。その事に妙に安心してしまったが。) ――――これ、食べてね。 (そっと、少女がお金を握っていない方の手に幾つかクッキーを握らせた。殆ど反応は無く、こくりと一回頷いただけだ。)(急に酷く居た堪れなくなり、スクールバッグを強く抱えた。白百合の会は平等を重んじている。乙女が皆同じ服装をしているのもその信念に基づいての事。)(今からする事は自分にとって、とてもあってはならない事だ。)(それでも、それでも―――。) ―――――内緒、だからね。 誰にも言わないこと、良いわね? (そっと、500yenを大切そうに握る手に1000yenを握らせた。一瞬だけ少女の目が見開いた。そして、微かに聞こえた「ありがとう」の声。) [Sun 31 Oct 2010 00:11:48]
フレデリカ > (そんな折に、一人の乙女から声を掛けられた。)(フレデリカ、タオルケットは持っているかしら?) ――――タオルケット?あるけれど、どうかしたの? (バスケットを片手に移し、バッグから決して大きくはないタオルケットを取り出して乙女に見せた。)(持ってたのね、良かったわ。それをあそこにいる女の子に掛けてあげて頂戴。)(彼女の指差す方向には裸で横たわっている幼い少女がいた。雨も降っているし、このまま放っておく訳には行かない。直ぐに少女の元へと駆け寄りタオルケットを被せようか。) ―――――…。 (随分と痩せている。その上、体には濁った白い液体がかかっており、手には500yenが握られていた。)(―――体を売ったのだろうか、お金の為に。) [Sun 31 Oct 2010 00:02:38]
フレデリカ > (財布が入っているスクールバッグは肩からかけるようにしている。掏りにでもあったら自分も困るしその人を罪人にもしてしまう事になるからだ。白百合の会の乙女の一人は、もう既に財布を掏られてしまっている。本人はあの程度のお金なら何ともないよ、と言っていたが財布の中には5万yen以上は入っていたらしい。)(それはさておいて、屋根の下で寝転がっている少年や物乞いの少女達にもクッキーを配った。さぞかしお腹が空いているのだろう、それを見るなり自分に飛びついてくるぐらいだ。) ――――貴方にも、どうぞ。 食べてください。 (そう言ってまた一つ二つ、三つ四つとクッキーを渡していく。)(少し遠くには、同じようにクッキーを渡す乙女達の姿も見える。どうやらあちらは順調みたいだ。やっと自分も半分以上配り終えたが、まだまだ終わりは見えない。軽く溜息ついてはまた、歩きながらクッキーを配りだす。) [Sat 30 Oct 2010 23:43:12]
フレデリカ > (ここまで来たら後に引くわけには行かない。この大きなバスケットの中に入っている大量のクッキーを配り終えるまでは雨に濡れようが嵐が来ようが帰ってやらない。)(黒髪は時に水滴を散らし、着ている純白のセーラーワンピースも肌に張り付きつつある。とは言え、まだようやく半分配り終えたくらいだ。勿論今日の晩飯に困っている者は直ぐに寄り付いてくるが、すっかり飢えで弱ってしまった子供達にクッキーを渡すのには一苦労だ。治安が悪いと聞いているので警戒を解くような笑みこそ絶やさぬまま、座り込んでいる老人にも幾つかのクッキーを渡そうか。) [Sat 30 Oct 2010 23:31:53]
お知らせ > フレデリカさんが入室されました。 『(大量のクッキー抱えて。)』 [Sat 30 Oct 2010 23:25:56]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 [Sun 24 Oct 2010 20:57:47]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『 順調、といっても良い筈だ。 』 [Sun 24 Oct 2010 20:56:06]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『 以後、計画の実行の為、奔走する事になる。 』 [Sun 24 Oct 2010 00:31:34]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『( ――こうして、豪天寺艶子の逃走劇は終わることになる。 )』 [Sun 24 Oct 2010 00:30:05]
艶子 > ( この刀は水無月理沙という剣士から受け取ったものだ。その魂は今も引き継がれている。その刀を自らの意思で預けることは、自分の命を預けるに等しい。大きな信頼がなければ、こうはしなかっただろう。 ) ――――……。 ( 言葉にはしなかったが、確かに豪天寺艶子は大きく二度頷いた。アレックスは私を信じろと言った。だから、私はそれを信じる。何かの形で裏切られても、私はそれを恨んだりはしないだろう。 拘束を受ける。こうして繋がれるのは初めてだ。縄に繋がれた私はアレッサンドラと共に歩き出した。 ) ( 商業地区で会った自警団の人―― 名前は知らないけれど。彼が提案した通りの結果になった。直接働きかけてくれた訳ではないかもしれないが、その方法を考えていた身としては、彼に感謝もしたい。勿論、アレックスやアイゼンリッターにも。 ) …うん。 ( 宿から追い出されてからろくなものも口にしてない。 ) [Sun 24 Oct 2010 00:29:13]
アレックス > ( 封のされた彼女の刀が差し出した掌に乗せられる。 サムライはこれを武士の魂と呼ぶのだそうだ。 ヒロイックな思想を持つセンチメンタリストの艶子もこれをただの武器とは思っては居ないだろう。 腕に掛かる重みはこの鉄の固まり以上のものになる。 もう一方の手も沿えて受け取る。 ) あなたの信頼、確かに預かりました。 すべての準備が終るまで、あなたは吸血鬼化の度合いを測られながらカーンの地下にある牢の中で過ごす事になるでしょう。 不自由をする事になりますが、必ずやあなたの信頼に応えます。 私を信じてください。( そうして、彼女の両手首を前側で拘束するだろう。この期に及んで自分の知る豪天寺艶子が逃げるとは考えないが、対外的な理由で必要だ。 他人は拘束もなしに捕縛されたとは認めないだろう。 そして、これで豪天寺艶子にかけられた手配は失効し、賞金も無効になる。 )――・・・ あなたは本当に馬鹿ですね。( 彼女の手首に縄をかけながら言う―― 言いたい事は沢山あるけれど、言うべきことはそう多くはないのだ。 縄がゆるくない事を確認し、その端を左手に、右手に艶子の刀を持つ ) 行きましょう。 きっと、お腹も減っているのでしょう?身も清めなくては。 あなたは戦いに備え、万全を期すべきです。 [Sun 24 Oct 2010 00:21:12]
艶子 > ( こうなることを全く予期しなかった?いや、そうではない。私はアクセラレーターとの戦いを引き延ばした時、可能性について考えた筈だ。仲間やVHGの人達がそれによって傷つくかもしれないことを。気付かなかったのならばただの愚か者だが、知っててそうしたのならば、私は殺人者だ。私が殺したのだ。アイゼンリッター、やはりお前は病室に押し入った時点で私を裁くべきだった。 ) あいつが、コロセウムに現れるというの? ( それだけ目立つ場所での戦いを望んでいるのか。それだけあいつは私との決着に拘っているのだろう。私自身もそうだ。必ず奴を倒し、自分が犯した罪を償う。この命に代えても償わなければならない。アレックスが数多くの死体を焼き払った後、自らその身に鞭を受けることで罰としたように。 ) …わかった。 …ありがとう。 ( 小さく頷くと、私は瞳を閉じて差し出される彼女の手に刀を乗せ――。 ) …お前が、鼠の軍団の犠牲者になった人達の死体を焼いた時、私は思ったんだ。次は私がもっともっと強くなって、成長して、お前がそんな決断をしなくても済むように助けてやろうって。でも結局――……。 ( 言葉を途切れさせてしまう。結局また彼女の手を煩わせることになった。自分自身への落胆を隠せない。 ) …アレックス、私は必ず勝つよ。勝って、死んだ人達の墓に手を合わせに行く。 ( 或いは私も同じ墓に眠ることで、彼らの恨みの慰めになろう。 ) [Sat 23 Oct 2010 23:59:33]
アレックス > ( 明かされる事件の概要に、艶子の顔がみるみる蒼白になっていく。 お前のせいで20人も死んだ、と言われているのだ、当然か―― ここまで観察し、豪天寺艶子の性質は変異していないように感じられる。 いや―― 己の欲目かもしれない。彼女は大丈夫だと信じたい己の甘えがそう思わせているのかもしれない。だから、だからこそより一層、彼女を信じるに足る根拠を、証拠を求めなければ―― 冷徹な審判者であれと言い聞かせる。 そうでなければ、私が燃やして来た100を越える人々が呪うだろう。 そいつは許すのかと。 )( 自分のせいだ、と今にも倒れそうな様子で何度も呟く彼女は、観念したようだ。 もう逃げる事はないだろうと見る。 ) アイゼンリッターの告発文はこう続きます。 アクセラレーターはコロセウムで決着をつけるべく待っている、と―― 恐らく、他の者が行っても姿を現すことは無いでしょう。 あなたがアクセラレーターを始末しなければならない。 あなたの為にも、その他の為にも。( 結局のところ、艶子とアクセラレーターが望む通りにしかならないだろう。 アイゼンリッターから報告されたアクセラレーターの霧化、飛行などの特異な性質から言えば、余人に捕らえきれるものではない。 舞台を用意する必要がある。 ) 舞台を用意しましょう。 戦いの為の支援もしましょう。 後始末もしましょう―― あなたが勝っても、負けても。 もう無為に逃げ回り、時を浪費する事をやめるのです。( そして、手を差し出す ) 私を信じるならば、武器を預け、投降しなさい。 [Sat 23 Oct 2010 23:44:25]
艶子 > ( 頬の痛みを感じている部分がやけに熱くなって、ぶわっと体中が汗を掻いて空気が冷たく感じる。私はあの病室で待つべきだった。もっと冷静になるべきだった。エリエッタも同じ事を言ったのに、聞かなかった。いや、一時は聞こうとしたのだ。だが目の前に現れた可能性に、私は飛びついてしまった。 ) ………え…。 ( 抑揚の無い声で告げられるその事件の話に、私は目の前が暗くなったような気がした。人が、殺された。20人も。アクセラレーターによって。そして彼らは心臓に杭を打たれ、首を刎ねられ燃やされているのだという。 私は一度、二度、深く深呼吸をし、自らの胸の部分の服を掴み、三度目の深呼吸と共にそれを離した。 ) ――私のせいだ。 ( 誰も知らぬことだけれど、私はアクセラレーターと二度目の対戦を果たし、相手の怪我を理由にそれを引き伸ばした。 ) 私のせいで、20人も…。何の関係もない人が。 ( ショック。絶望。悲しみ。私自身が殺めてしまった人の数が、一気に何倍にも増えた。茫然自失となり、今にも倒れてしまいそうだった。だが、今の私にそんな時間は許されない。辛うじて両足を持ちこたえさせると、おぼろげながらも意思のある瞳で相手をみた。 ) 教えてくれ、アレックス。私の一番賢い友達。私はこれからどうしたらいい? 調子の良いことを言っているのはわかっている、でも…私を助けてほしい。 ( どうすることが最善なのか。 ) [Sat 23 Oct 2010 23:23:39]
アレックス > ( 乾いた音が夜の静寂に響き渡る。 じん、と痺れるような痛みが掌に響く、艶子の頬を打った掌を握り、その痛みを握り潰す。 この程度、痛いものか。 )――・・・ 一昨夜、暗黒街で20余名の惨殺死体が、ある人物の情報提供により発見されました。 情報を提供したのはアイゼンリッターを名乗り、それは吸血鬼アクセラレーターの仕業だ、と告発しています。 ( 艶子が言い訳をするようにぼろぼろと言葉を重ねる。それを聞いてか、聞いていないのか、低く、抑揚のない声で告げる。 冷静さを取り戻すように ) あなたが逃げなければ、彼等は遺体で見つかる事はなかったかもしれません。 今頃は心臓に杭を打たれ、首を切り落とされて火葬されている事でしょう。( パプテス教徒にとって、それがどれだけ絶望的な事か―― あの事件は艶子の逃亡と直接繋がりはしないかもしれない。 だが、艶子とアクセラレーターの物語の中で発生した犠牲だ。 艶子とアクセラレーターがお互いに戦いを望んでいるのならば、それは決戦の前の準備に相違無いだろう。 この英雄は考えた事があるだろうか。 自分の選択によって生まれる犠牲の事を―― ) [Sat 23 Oct 2010 23:07:02]
艶子 > ( 裁判で、死刑宣告か否かを待つ被告人のような気分だった。エリエッタが行った吸血鬼であるかどうかの確認をする時も同じ思いをさせられたが、アレックスが行うそれはもっと大きい。吐きそうになって、気持ち悪くなる。覚悟を決めていた筈なのに、それは脆くも崩れ去る。いっそいきなり刺された方が、何が起きたのか理解できない分楽だったかも。 …しかし、何かが起きる異なるパンは私の額から離され、私は恐る恐る瞳を開く。 ) ―――あ、 のっ それは ( アレックスは怒りを瞳に宿し、捲くし立てるように私を問い詰めてきた。私はそれに言葉を返すことが出来ず、反論のチャンスを失ったまま。そして思い切り手が振りぬかれ、力強く頬を打たれる。思わず身体が揺らいでしまう程に。 ) ( 痛い。 ) ( 聖水や銀に身を焼かれた時より痛い。 ) びょ、病室で…じっとしていられなくて…不安で、気がおかしくなりそうで…。どうしても、このまま吸血鬼になるのが耐えられなくて…ッ。 アクセラレーターだって、私との再戦を望んでる。逃げるわけにはいかない、受けて立たなきゃ。そうしなくちゃ…そうする以外に方法なんて思いつかないよっ! [Sat 23 Oct 2010 22:52:07]
アレックス > ( 聖餅を押し付けても何の変化も起こらないのを確認。皮膚が焼け爛れる事も、聖体が腐り落ちる事もない―― また、艶子も襲い掛かってくるような事はない。 吸血鬼化していないのか? 賞金稼ぎからの報告では、聖水には反応があったと聞いたが、金欲しさの出任せだったのだろうか。 押し付けていたパンをポーチに戻す。 エリエッタからは、黒い色の鼻血を出しており、止まらないようだ報告されている。 吸血痕も確認されているはず―― なりかけのままで居るのか。 さりとて、この段階で「聖剣」を試す事には躊躇いがある―― 保留。 一拍の思案から、不安げな艶子の目をきっと直視する。 ) 艶子さん、あなたは自分の置かれた状況を理解していますか? 何故逃げたのです。 何故待てなかったのです。 何故誰にも頼らずこんな所に居るのです。( 立て続けに問う。 瞳に浮かぶのは、怒りだ。 自分に酔って状況を悪化させているのが分からないのか――ッ! 言葉を重ねるたびに加速度的に怒りの炎は燃え、頭が白む ) 何故ッ! ( 思いっきり腕を振り被り、その顔めがけ平手を振りぬいた ) [Sat 23 Oct 2010 22:35:38]
艶子 > ( 彼女の沈黙が辛い。わかっているんだ、わかってる。でも喋らないと不安の方が先に来てしまう。「恐い」だの「助けてほしい」だの、そういう身勝手な台詞が出てくる前にもっと違うことを喋るんだ。だが、それも尽きて私も沈黙になったころ、アレックスは何かを取り出す。パンだった。 ) ―――んっ ( そしてそれが額に押し付けられる。私は思わず目を瞑った。恐らく、これも吸血鬼に関する何かなのだろう。銀や聖水のように、吸血鬼に対して何らかの反応を見せるのかもしれない。私は息を呑んだ。自らの服を掴んで、じっと耐えた。そして――…。 ) ………。 ( 時間だけが流れていく。 ) ( 豪天寺艶子の額が焼けるようなことはなく、またパンそのものが腐って落ちるようなことも起きなかった。銀や聖水でその肌を焼いても、聖体に対して反応を見せない。何故か。それはまだぎりぎりの所で人にしがみ付いている豪天寺艶子の魂のせいなのかもしれないし、単に束の間に与えられたほんの僅かな時間的な猶予なのかもしれない。希望と呼ぶべきものなのかもしれないし、奇跡と呼ぶべきものなのかもしれない。最後のチャンスと呼んでもいい。 吸血鬼であるか無いか。なりかけなどというものが本当に存在するのか。何によって吸血鬼となるのか。吸血鬼とはそもそも何なのか――。もとより頭の悪い傭兵には理解できない世界であったが、確かなことは辛うじてその一線はまだ保たれているということだ。 ) [Sat 23 Oct 2010 22:14:16]
アレックス > ( しかめっ面で言葉少ない自分に対して、艶子は饒舌。その様子は「今まで」を失う事を恐れ、叱られる事に怯える子供のようにも見えるし、私を騙し、丸め込もうとしている吸血鬼にも見える。 一挙一動も見逃さぬ、とばかりにその落ち着かない様子をじっと見詰め、やがて彼女が沈黙した所で、ポーチから取り出すのは聖体―― 聖別され、クルストの体と定義された一つまみほどのパン。 ) 動かないで。 ( 眉を寄せたまま、それを艶子の額に押し付けようと―― 彼女は異教徒で神を恐れない。聖画を見せようが、十字架を見せようが効果はあるまい。 だがしかし、聖体は邪悪な復活―― 吸血鬼を厭う。 異教徒であろうと無信心であろうと関係ない。 吸血鬼になっているのならば、何らかの反応があるはずだ。 ) ( 反応がない事を祈りながら。 ) [Sat 23 Oct 2010 21:51:15]
艶子 > ( 彼女の声は疲労した私の心によく染みこんでいく。何日ぶりに知り合いの声を聞いただろう。そこに居るのは確かにアレッサンドラだ。まだ離れているというのに薔薇の香りを嗅いだような気がする。こんな状況でなければ、暫く留守にしていた彼女をおかえりなさいと労えたのに。私はもう少しアレックスの傍へと近づく、お互いの顔が良く見える距離まで。 ) 君影の家に残されたメッセージを見た時は少し驚いたよ、こっちに戻って来てくれたんだね。 ( 多分、私とアクセラレーターの事件のことで呼び戻されたのだろう。それを考えると申し訳ない気持ちがある。 ) ………あの…ごめん。…お前には沢山迷惑かけてるんじゃないかって…。お前にだけじゃなく、VHGの人達にも…私の知り合いの人達にも…。こ、これが終わったらみんなに謝って回らないとな。 ( 対する私ときたら、言いたい事を口にしてしまう。そのくせ、回りくどくて本当に言いたい事は中々言えない。謝って回るチャンスなんてひょっとしたらもう無いのかもしれないのに。 ) へへへ、何だか本当に私ったら謝ってばっかりでさ。どうしてこうなる前に賢い選択が出来なかったんだっていう――。 ( 両手を開いたり、肩を竦めたり、首を傾げたり、落ち着かないリアクションと共に口にした言葉は段々少なくなり、最後には沈黙してしまう。 …アレックスの”用”を聞こう。出来るだけ心を落ち着かせながら。 ) [Sat 23 Oct 2010 21:38:13]
アレックス > ( 一昨日、豪天寺艶子は賞金稼ぎにより貧民窟のモグリの宿屋で発見されるも窓を突き破り逃走したという連絡が入り、遺留品の検分の結果、確かに豪天寺艶子の物と思われる鎧一式と西洋式の両手剣が発見され、証拠品として押収された。 そして、怪人アイゼンリッターのサインの入った書簡がVHGに届けられた。 手紙と言うよりも日記の頁を引き裂いたような独白調で書かれたその書面には、アクセラレーターとの遭遇とその場所、彼女による惨劇の内容と伝言が記されていた。 その内容に従い、たどり着いた暗黒外の廃墟では文字通り惨殺された20余名の遺体が雨曝しになっていた。 伝言の内容は、コロセウムで豪天寺艶子と決着を付けるべく待つ、というもの―― 惨殺された20余名の遺体の"処理"は現在もVHGの手により行われている。 状況はどんどん悪化していると言って良い。 )――     ( 呼ぶ声に閉じていた目を開ける。 灯りも持たない夜の闇に浮かぶ人の姿。 ヴェイトス市へ戻った時の笑顔とは比べ物にならないほど憔悴し、疲れ切った豪天寺艶子の姿を睨む様にじっと見つめ、小さく息を吐く。 ) よく、来てくれました。 ( 言いたい事は沢山あるが、言うべき事はそう多くはない。 ここに来たという事は、艶子も分かっているだろう。 ) [Sat 23 Oct 2010 21:25:16]
艶子 > ( 君影の家に残されたメッセージに気付いたのは、宿を追い出され行く当ても無く彷徨っていた夜のことだった。君影に迷惑をかけないと誓いつつ彼女の家に向かったのは、本当に頼る所が無かったからか。もっとも、彼女は今病院に居るはずだから、居ないのはわかっていたのだけど。 私の身に起きていることを考えれば、アレックスがどうするつもりなのかは予想する事が出来る。行けば大勢のハンター達に囲まれることだって考えられる。それでも行こうと決心したのは、単に親友に会い、その声を聞き、疲弊した心の安らぎにしたかったから――というだけではない。 約束したのだ。それは私にとって大事な約束だ。 ) ――アレックス。 ( その場に佇む人影に私は声をかける。そしてゆっくりと近づいていく。刀は手にしていたが、その柄と鞘は包帯によって結ばれ、封印が施されていた。それはクリスティアの聖教会に行った時と同様の封印だ。抜くつもりは無いという意思表示。私には、アレッサンドラに向ける剣など持ってはいない。 ) [Sat 23 Oct 2010 21:05:07]
アレックス > ( 豪天寺艶子に会うために。 ) ( この場所で吸血鬼を擁護する人間に刺し殺される寸前で、割って入った彼女に助けられ 今の私が在る。 彼女に助けられた私は、彼女に自分の物語を語り、純粋な彼女はそれに感化され―― お互いを友と呼ぶ関係となり、私は彼女を自分の分身のように愛した。 あの時、私と彼女は一つだったのだ。 だがしかし、それは思春期にありがちな錯覚であり、現実には一人のアレッサンドラ・クレメンテと一人の豪天寺艶子だった。 私はその現実を受け入れる事ができず、私達は袂を分かつ事になり、それでも彼女に対し特別なものを抱く私は、彼女の堕落―― 今思えば、本来の艶子の有様だったのだろう―― に耐え切れず、彼女を刺した。 二度と剣を振れないように、と呪いさえ込めて。 けれど、それでも彼女は戦い続け、英雄と呼ばれるようになり、いくつかの戦いの後、私達は和解し、今年の初め、彼女を共にクリスティア巡礼の際に彼女を護衛に雇い、目的を達成し、別れ―― そして今回の事件に見舞われたのである。 ) ( これが、私と豪天寺艶子の物語―― 彼女は現れるだろうか。 その選択が、己の死に結びつくと分かっている筈だ。 どちらかが吸血鬼になった時どちらかが必ず葬ると、神の御前で誓ったのだから。 )( それとも、忘れてしまっただろうか。 そんな取るに足らない約束など―― 目を瞑り、息をつく。 出会ったあの時から、時間は流れてしまった。 ) [Sat 23 Oct 2010 20:56:38]
艶子 > ( ここを訪れるのは本当に久しぶりになる。あの日、私は何を考えてこの近くを通ったんだっけ?当時は警邏活動なんてものもやってなかったし、本当に気まぐれにこの道を選んだのだろう。その時は刀なんていう高級な武器も持っておらず、木刀を腰に差していた。髪もまだ長く、右目の視界も見えていた。半分になってしまった視界で見るその道と記憶の中にあるその道はあまり変わっていないようにも思える。ああそうそう、こんな感じだった―― という思いで私はその道を歩く。 …あの夜から、私の中で色んなものが始まり、色んなものが変わった。 ) ( 背中の皮膚がつっぱり、痛みを感じる。それを堪えながら私はゆっくりとその人影の方へと歩いていく。 ) [Sat 23 Oct 2010 20:49:35]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 懐かしい。 』 [Sat 23 Oct 2010 20:44:34]
アレックス > ( 空は曇天、記憶を頼りに訪れたのは貧民窟の路上―― ランドマークになるようなモノはなく、あるのは記憶の中、吸血鬼とその協力者を追って駆け抜けた道順だけ。 ここは私が単独で吸血鬼を追い、協力者に殺されかけた場所―― 生臭い植物の匂いと、殺意だけがフードの中に光る影。 何度夢に見て、悲鳴を上げて跳ね起きた事だろう。 あの出来事は私の心に恐怖ともに深く刻まれる事となり、そして今、改めてこの場所に立っている。 ) ( そして、ここは私、アレッサンドラ・クレメンテが豪天寺艶子に初めて出会った場所―― あの時と同じように私は一人。 共は連れていない。 周辺を監視するようにも命じていない。 私の意志とは関係なく包囲網が張られているかもしれないが、それは私のあずかり知らぬ事だ。 私は今、ヴァンパイアハンターギルド"カーン"のハンターとしてではなく、ただのアレッサンドラとしてここに居るのであった。 ) [Sat 23 Oct 2010 20:39:23]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 路上 』 [Sat 23 Oct 2010 20:39:12]
お知らせ > ブロウンさんが退室されました。 『(なんもいない)・・・もうちっと探すか・・・。』 [Fri 22 Oct 2010 23:54:14]
ブロウン > それにしてもいねぇなぁ・・・どこら辺にいんだ、まじで。まさか家にいましたとかいうオチじゃねぇよな・・・(今頃百夜と一緒にぐーすか寝てたりなんかしたら、時間の無駄でしょうがない。でもまぁ、家の周りは誰かに見張られているだろう。吸血鬼になりそう人間を放っておくわけはないだろうから。ぼりぼりと頭をかきながら道を行く。少し魔力を発動して、浮いて屋根の上をのぞたりもしてみよう。意外と、月明かり浴びてたりしてるんじゃないだろうか、意外なもの見つけるかもしれないけど。) [Fri 22 Oct 2010 23:50:32]
ブロウン > レイの伝言は・・・出来るだけ伝えたくねぇんだけどなぁ〜(ため息を吐きながら少々肩を落として。殺す殺さないという話はあまりしたくはない。しかしながら、本人たちがそういう世界で生きているのならば、外野が口を出すことではないんだと思う。艶子にしろアクセラレーターにしろVHGや大聖堂)レイにジャスティスもひっくるめて、人間ってのはいろいろ厄介な生き物だねぇ。(食われるって思ったら身を守るのは当然なんだけど)艶子もだれかれかまわず襲うんかな?(その辺がいまいちよくわからないところだ。吸血鬼になると血をしたくなる、というよりそれがエネルギー源だという話は聞いた。理性を失うほど血を吸いたくなるものなのか、その辺がまだ理解できないところだ。自分で抑えられるようなら、奴隷でも買って吸うとか、誰かに分けてもらうとか、そういうことすれば敵対関係になったりしないんじゃないだろうか。 人間と吸血鬼の歴史に疎い竜人は、もっと仲良く出来ないものかと思って止まない。) [Fri 22 Oct 2010 23:40:53]
ブロウン > 逃げんのがうますぎると俺が見つけられねぇけどな、ははっ(自分の探索能力の低さに自嘲する。もっとも、建物の中に入られるとどうしようもないのはいつものこと。この近辺の安宿は使ったことあるけど廃屋までは知らない。この時間じゃほとんど明かりがついていないため勝手に扉を開けてみるなんてこともできやしない。)どこいんだろうな〜・・・艶子〜、お〜い。(迷子の子猫でも探すような気分だ) [Fri 22 Oct 2010 23:29:02]
ブロウン > (ややぬかるむ足元。夕方に振った雨の影響が残っているのだろう。貧民窟にまで税金を使うつもりがないのか、足元の水はけは悪い。ところどころ水溜りのできている路地裏を歩く巨躯は今日も今日とて友人探し。逃げ出したという情報をもらってから2週間以上過ぎているわけで、さすがにVHGや大聖堂の方も動いているだろう。見つかり次第捕まえるのは明らかで、だからといっておとなしくつかまったりはしないだろうと思うわけだ。)うまくにげてりゃいいんだけどなぁ(ビチャビチャと足元の泥をはじけさせながら暗い路地を進んでいく── [Fri 22 Oct 2010 23:21:50]
お知らせ > ブロウンさんが来ました。 『範囲ひろげてみるか・・・』 [Fri 22 Oct 2010 23:16:25]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 [Fri 22 Oct 2010 01:44:13]
デュラハン > (一人考えを巡らせていた最中、不意に浮浪者の男から「どこをうろついてるか分からないし、お互い気をつけないとな。」なんて言われれば)えぇ、ソレらしい姿を見かけたら私も一目散に逃げるとしますよ。(そう笑いながら返すだろう。)(ただ、実際のところ自身の経験から考えても噂通りならば複数のヴァンパイアハンターの追跡を受けているのだから、スラムの住人が思っているよりももっと目立たないように行動を取っているだろうし、そんなに言うほど気をつける必要はないように思えて。無論、それでも血を吸う為に他者を襲う可能性はあるのだから、警戒するに越した事はないのだろうが) [Fri 22 Oct 2010 01:43:17]
デュラハン > (竦めた肩を正せば視線を軽く上に向け)あぁ、此処最近この辺りでよく見かける十字架や馬蹄はそれが理由だったんですねぇ。(それからふっと思い出したようにそんな言葉を口にした。自身が聞き屋の待ち合わせ場所としてそれなりに使う廃屋の入り口に馬蹄が掛っていたり十字架がぶら下げられていたりした事から、てっきりVHGがスラムの住人へのパフォーマンスや一種の見せしめとしてスラムに逃げた吸血鬼を追い込んでいる程度にしか思っていなかったのだが、どうやら問題を起している吸血鬼は思っていたよりも大物だったらしい。)(ちなみにこの悪魔からすると馬蹄は見るどころか触れても何ともないし、十字架もただぶら下げられている物を見ただけでは多少気分が悪くなったり胸糞が悪くなる程度の影響しか受けない為にあまり支障は無かったりするのだが。) [Fri 22 Oct 2010 01:32:52]
デュラハン > (浮浪者の男から聞いたのはかつて自身が生まれ故郷に帰る切欠を作ったヴァイオレートによるヴェイトス侵攻、今では「赤の暴走」と呼ばれているその事件を終結に導いたある意味英雄と呼ぶべき一人の女傭兵が何らかの理由で吸血鬼と化した事から賞金を掛けられた挙句、今このスラムに逃げ込んでいるらしいという噂話。男の口ぶりからしてこの辺りでは実際にソレらしき者の姿を見ただのと言う話もあるらしく、また自身もVHGがスラムに逃げ込んだ吸血鬼を追いかけていると言う情報は又聞きではあるが聞いていた為に恐らくはガセでは無いのだろう。) [Fri 22 Oct 2010 01:18:24]
デュラハン > (そこはスラムのどこかにある広場。夜の静けさと闇に包まれるその場所の片隅にポツリと浮かぶ焚き火の明かりの前に人影が二つあった。)そうなんですか?(聞いた老人風貌は肩を竦め)私も名前を聞いた事はありましたが何があったのでしょうかねぇ?(灰色の外套を纏った老人風貌のソレは焚き火を挟んで話している浮浪者の男から聞いた話に驚いた様な様子を見せて。) [Fri 22 Oct 2010 01:10:50]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『壁に並ぶ影二つ』 [Fri 22 Oct 2010 01:04:15]
お知らせ > チンピラさんが退室されました。 『( ―――ラサートの戦いは、始まったばかりかもしれない。 )』 [Thu 21 Oct 2010 03:40:01]
チンピラ > ( その頃一方アリエルは、王子様ならぬ若くして当主の座についた貴族の男と舞踏会。 踊りなど踊れるわけもないが、惚れてしまえばあばたもえくぼモードに入っている男にとっては全部が全部チャーミング。 今夜はラサート君の首を肴に燃えようじゃないかとミナギッテいたが、その夜成功の報はもたらされなかった。 …公園のチンピラでは、やはりダメか。 )   ( ところで… 説明欄に入れていた☆3〜などの文章が見えない事に今気付きました。 全て描写に含まれていますけれど、ごめんなさい。 ) [Thu 21 Oct 2010 03:39:31]
お知らせ > イシスさんが帰りました。 『( 救えなかった命に悔いを残しながら帰路に… )』 [Thu 21 Oct 2010 03:36:22]
イシス > わかった…お主の命、このイシスが預かる。痛い思いをさせて申し訳なかったな。( そう侘びの言葉を告げれば、肩を貸すようにして男を立たせるだろうか。そしてもう一人の男を一瞥すれば思わず顔を顰めてしまう。 )…承知している。お主も無事でな。( 焦るように忠告されても表情一つ変えずに、狙われているであろう海軍の男の走り去っていく姿を眺めながら呟く。 )ほれ、お主もしっかりするぞ。ここで死んでも何の得にもならぬぞ。( ほぼ歩く力のない男を担ぎながら迷路のように入り組んだ路地を追っ手に見つからぬように進んで行った…。 ) [Thu 21 Oct 2010 03:33:52]
お知らせ > ラサートさんが帰りました。 『そのまま足早に去っていこう』 [Thu 21 Oct 2010 03:30:00]
ラサート > (これだけ騒いだのだ。仲間に聞きつけられないほうがおかしい。こちらに近づいてきそうな足音を聞けばそれ見たことかときびすを返し)偽ってなんかねぇーって!とにかく港くりゃ分かるから…それよかアンタもとっとと逃げろ!こんなんで痛い目あったらつまんねーぞ!(尋問とかそんなのはいいから、っと其の場から離れながら言おう。ちなみこの段階でも、あの人魚が黒幕だとは勘付いてはいない。完璧にアホの子扱いしているので、そこまでのしたたかさがあるとまでは思われていなかったのだ要因だ。)ちっきしょう…誰の差し金だ…ぜってー締め上げてやる!(イシスはラサートの居場所は簡単に調べることができるだろう。何せ、ヴェイトスの自警団に協力する形で登録があったこともあるのだ。もっとも、その姿で現れたら青年には刺激が強すぎるかもしれないが…) [Thu 21 Oct 2010 03:28:46]
チンピラ > ( この戦いで、襲撃を無事に切り抜けるも、胸の悪くなる思いをしたラサートには戦闘経験☆3/10を。 安全な場所からの援護だけれど、まだ息のある敵に近付いたイシスには戦闘経験☆2/10を。 おつかれさまでした。 ) [Thu 21 Oct 2010 03:25:56]
チンピラ > ( 問われてゴミ蓋男は、横たわる井戸蓋男の方へ一度目をやった。 今はとにかく死ぬのが怖い。 何でもいいから生きたい。 生きたい。 死に瀕した者の自然な感覚で一心にそう願う。 であれば――― )   …タス ケテ! タスケテ!   ( すがりつく事に、迷いはしなかった。 …ここで 『上から見下しやがってえええ!』 だとか、最後に自棄を起こす者もいるかもしれないけれど… 諸般の事情により2人で☆3、それで限界となれば、そこまでの根性発揮できない。 銃持った相手に挑み、負けた段階で燃え尽きている。 )   ( ―――銃声を聞きつけたのだろう。 少し離れたところから、いくつかの慌しい足音や話し声が聞こえてくる。 )   ( …ゴミ蓋男を問いただしたところで、ラサート殺害を依頼したのが誰なのか、そこまでは辿り着けないだろうけれど。 ) [Thu 21 Oct 2010 03:20:25]
イシス > ( チンピラが止血薬を使うのを確認すれば、安心したかのようにホッと息を吐く。自分が攻撃したとは言え、彼もヴェイトスに生きる者…しかも通り魔までしなければならない最下層の人間…そう考えればこの手で助けなければならないと、考えていた。 )……まぁよかろう。偽りはないと思うが、何かあれば協力を願うぞ。そなたの身元も調べればわかるだろうしな。( 海軍だということがわかれば調べるハードルはかなり低くなる。それならば今しつこく尋問するまでもない。それよりも、とまだ息のある男の前へと歩み寄る。 )長居はせぬ。しかし、救える命は救う。そしてこの者から事件の経緯を問いただす。このような悪に身を落とさねばならぬ理由をな。(振り向くことなく海軍の男に言えば、今度は倒れている男に問いかける。 )素直に投降し着いてくればその傷も看病しよう。そうでなければこれ以上お主を助けぬ。如何? [Thu 21 Oct 2010 03:10:18]
ラサート > …え、これ俺にくれんのか?(井戸蓋男はとっくに絶命している。と、すれば、まぁたいした出血ではないが受け取っておくのが筋か)…本当に心当たりが無いのか、と言われればそりゃ軍人なんかやってっからな。恨みは買うかもしれん。(止血薬を自分の首に刷り込みながら言う。しかし、なんだ、随分と慈悲深い…悪く言えば甘い女だ。まぁ、殺意をむけられていたわけでは無いのだから仕方が無いのかもしれないが…)さて…アンタもこんなトコに長居はしない方がいいぞ。まだそいつらの仲間がうろついてるかもしれねぇ。できればそいつも置いて、とっとと退散するこった。(マスケット銃を背負いなおせば、一刻も早くこんな場所から去りたいとばかりに歩みだそうとするだろう) [Thu 21 Oct 2010 03:02:38]
チンピラ > ( 心を鬼にして殺しておくのが無難なところ。 ゴミ蓋男も殺意満々であったわけだし、一文無しのような有様で、おそらく正式な市民ですらない。 病院に診せようにも誰が金を払ってまで生かすのかという事になる。 これが軽傷であれば、奴隷として使い潰される道もあったかもしれないが。 )   …あ、ああ―――   ( 男は止血薬を受け取ると、おっかなびっくり傷… の、あるあたりに塗り込みはじめた。 痛い、痛いが、これで助かるかもしれないなら。 …死にたくないと、今後の事などさておき、今はその一念である。 ) [Thu 21 Oct 2010 02:53:36]
イシス > ( ベルトに着いている布袋から子袋を一つ出し、それを開く。薬草をすり潰した止血薬であった。 )これを使え。お主もまだ死ねぬ身体であろう…私もお主を殺す気はない…生きよ。そこのお主もだ。( 同様のものを向こうで小さくなっている男へと投げて寄こす。そして「さて…」と言いながら立ち上がり自分の銃を握れば、加勢した男へと向き直る。 )助からぬ命ではない。この者たちが生きたいと思うのなら助かるだろう…一応、連れては帰るがな。( 生きていれば…と付け加え海軍の者だという男の容姿を再度確認する。怪しげなところは一応見当たらなかった。 )追われている理由がわからない、か…ただの通り魔であればいいが、本当に心当たりはないのだろうな?( 念を押すように鋭い視線を向けながら問う。 ) [Thu 21 Oct 2010 02:49:31]
イシス > ( ベルトに着いている布袋から子袋を一つ出し、それを開く。薬草をすり潰した止血薬であった。 )これを使え。お主もまだ死ねぬ身体であろう…私もお主を殺す気はない…生きよ。そこのお主もだ。( 同様のものを向こうで小さくなっている男へと投げて寄こす。そして「さて…」と言いながら立ち上がり自分の銃を握れば、加勢した男へと向き直る。 )助からぬ命ではない。この者たちが生きたいと思うのなら助かるだろう…一応、連れては帰るが、仲間がいるよう [Thu 21 Oct 2010 02:45:21]
ラサート > …自警団??(自警団の女がなんで上半身裸で降りてきたんだ?いや、良いもの見せてもらったとは思うけど…。アングリマーラの親衛隊の洋装など知らぬ青年は混乱するばかり。視線を泳がせる男と目が合えば、こちらも困ったように女に視線を向けて…)あぁー、その…何かすっげーそいつ血とか出てて、とても浅い傷には見えねーんだが…。ま、まぁいいや。アンタが自警団だってのなら助かった。ソイツをしょっぴいてくれるんだな?(自分の見立てではゴミ箱蓋男の方は助かるまいと思っていた。だから、自力でどっか行ってくれないのならばそいつもトドメを刺す必要があったのだが…)俺は海軍のラサートだ。なんでそいつらに襲われたのかは俺も知らん。何はともあれ、助けてくれてありがとな。(そして死んだ男の衣服でサーベルを拭えば鞘に戻し、マスケット銃を拾うだろう) [Thu 21 Oct 2010 02:42:15]
チンピラ > ―――っヒ、ヒィ…!   ( 次、と言われて縮こまる。 弱い立場は哀れっぽいが、因果応報。 この男は可能であればラサートを殺しただろうから。 …だから、神に祈ってぶつぶつ言うのもおこがましい。 しかし、縋らずにはいられない。 振り下ろされるであろう一撃を力なく待って… 不覚俯いたまま、きつく目を閉じて待って… )   ―――ァアアア マリヤァ…!   ( 背に置かれた手に、娘だろうか、名を呼びながらびくびくと肩を跳ねさせた。 …傷は浅い? 浅い? …血で濡れている掌を腹部からそっと外し――― やっぱり見るのが怖いと再び押さえる。 …殺されないのだろうか? おそるおそる、怯えた視線を上げて女を見、次いでラサートに。 ) [Thu 21 Oct 2010 02:32:51]
イシス > ………制圧完了。( 自分の足元に転がるゴミ蓋のチンピラとたった今男の剣によって刺された井戸蓋の男を見据えれば、息をつきながら銃を降ろす。 )威勢がいいのは結構。ただ状況把握はもう少し正確にすべきだ。もっとも…大事はないか、そなた?( 男の問いかけに答えるでもなく男に語る。そして路地の傍らに銃を置けば再度露出の多い鎧を着け、背中の留め金をつける。 )申し送れた。我が名はイシス。自警団のものだ、一応…。( まだ認可が下りていないが故、一応の言葉は尻すぼみに小さくなっていく。そう言えば自分が撃った男にしゃがみながら問いかけ、ゆっくり背に手を置く。 )…理由はわからぬが…傷は浅い。大事無いか? [Thu 21 Oct 2010 02:24:40]
イシス > ………制圧完了。( 自分の足元に転がるゴミ蓋のチンピラとたった今男の剣によって刺された井戸蓋の男を見据えれば、息をつきながら銃を降ろす。 )威勢がいいのは結構。ただ状況把握はもう少し正確にすべきだ。もっとも… [Thu 21 Oct 2010 02:19:38]
ラサート > (もちろんそれは承知済み。死なずとも、熱が出たり傷が膿んだり…いずれにせよ行動に制限を伴うこともあるかもしれない。この相手に個人的な恨みは…いや、いきなし襲い掛かってきた時点で十分恨んでもいい気もするが、とにかく一遍の情をはさむことなく刃をつきたてた。性格はどうであれ、そういう意味でラサートは軍人としては優秀なのかもしれない。)…次!(そしてそのままサーベルを引き抜き、もう一人にトドメを刺そうと振り向いたとき…何かすごい格好の女が降りてきた。え…?どっち狙ってるの?ひょっとして、俺に言ってる??とっさの女の言葉に、一瞬事態が把握できなくなり、思わず自分もサーベルを持ったままだが手を上げてしまった)…あ…えぇっと……助けてくれたん…だよな?(さっきの銃弾はアイツを撃ちぬいてるもん。いや、一発までは誤射かもしれないとかそういう言い伝えもあるが…) [Thu 21 Oct 2010 02:17:17]
チンピラ > ( 錆や汚れは何が付いているか分からない、という事。 切れ味など武器そのものの性能とは別の意味で、そんな物に傷を付けられる、という事が時として命に関わる。 しかしそう簡単に死なれてはたまらない星の元に生まれているラサートは、消毒しておけばバッチリだろう。 井戸蓋男は目的を果たせず――― いや、どちらにしても、最終目標は達成できそうにないのだが。 だから実は、彼的にはラサートの命そのものはどうでも良いのかもしれないが。 いずれにせよその人生はここでお終い。 )   ―――ッ!   ( かひゅっ と喉を鳴らして、胸に刺さる剣を握り締め… しばらく痙攣した後、すぐに動かなくなった。 )   …アア―――   ( 屋上女から銃を突きつけられているのは、ゴミ蓋男の方だろうか。 銃があってもなくても、一度座り込んだ体は立てない。 腹部の傷に手を当てて、盾を杖代わりにしてどうにか体を起こしている状態。 呻き声だか泣き声だかを漏らして、戦意はもうないようだ。 ) [Thu 21 Oct 2010 02:09:44]
イシス > チイッ!( 弾の装填は済んで狙いを定めようとすれば、こちらの警告を聞いていたのか聞いてないのか、保護対象の男に向かって突進していく。予測していた方向とは異なり、舌打ちをしながら外した鎧を拾い上げてアドバンテージであった屋根から飛び降りる。 )止まれ!今度は貴様の心臓を打ち抜く。この距離なら外さなぬ!( 地面へと着地すれば先ほどとは雲泥の差となるほど近い距離で銃を構える。今度は右手一本で。もう片手は拾い上げた鎧を片手に胸を隠していた。 ) [Thu 21 Oct 2010 01:58:57]
ラサート > う…ぐぐぎぎががっっ!!?(男の迫ったナイフが両手を塞がれ無防備になった首に迫る。死にそうなのは自分なくせに死んでくださいとはなんて野郎だ、と思っているうちに、ぐぐっとそれが首に押し当てられ…悪い切れ味でも表皮を破るほどに押し当てられれば、激痛が走り…)だはぁぁっっ!!(そこでようやくそいつを引き剥がせた。首筋がじんじんする。斬られた、というより擦過傷のような状態なのかもしれない。上の援軍の呟きは聞えない。ラサート・カルディスは軍人である。仮に聞えたとしても次の一手は変わらなかったろう。そのままマスケット銃を地面に放れば腰のサーベルを抜き)…うらっっ!!(それを容赦なく、仰向けに転がった男の胸に突きたてんとする。捕虜を取るのでないならば、敵は殲滅すべし…。) [Thu 21 Oct 2010 01:54:47]
チンピラ > ( 言葉も不自由なこの二人は、先に撃った一人よりも格下。 喧嘩慣れしているという程でもないだろう。 しかし根性の☆3。 井戸蓋男は盾をラサートに押し付けて、体ごと盾にのしかかって壁に押さえ込み――― ズボンに挟んでいた安物のナイフを抜いた。 切れ味も鈍そうないっそ物悲しい武器だけれど… 錆びて汚れたその刃は、傷つけられると別の意味で脅威になる可能性がある。 )   ―――ハァ…! ハァッ…! ラ、ラサートサン… シンデ! シンデ クダサイ!   ( ナイフを握る手は肘で盾を押さえつけながら… じりじり、ヘビが鎌首もたげるように、盾の上部、ラサートの顔や、できれば首の辺りを目指して押し上げていく…! 死んでください、死んでください、とうわ言のように繰り返し、血走った目で睨みつけながら。 しかし、撃たれているのだ――― )    ァ、アアッ!   ( 頼みのゴミ蓋男が助けに入ってくれる気配はない。 それどころか、屋根の上の誰かから逆に脅しがかかる。 怖い、怖い、しかし、引けない―――! …決死の覚悟は揺るがなかったようだけれど。 怯えが全くないわけもなく、それに、やっぱりどうしようもなく撃たれていて。 ラサートの気合で、競り負けた。 )   ァー…! ァアァアゥーッ!   ( どちらのものとも判別できない呻き声が二つ。 …脅しのつもりだったのだろうか? 運悪く腹を撃たれてしまった男は座り込んだまま。 弾き返された男は仰向けに転がっている。 ) [Thu 21 Oct 2010 01:43:38]
イシス > …………。( こちらの狙撃も追われていた男の射撃も両方それぞれの相手へと命中。当たったのはよかったのだが、ずらすつもりで狙った腹部へと命中したことには苦虫を噛んだように顔を顰める。 )……死ぬなよ。( 自分が撃った相手へと呟けば、今度はまだ男へと立ち向かっていくチンピラを狙うべく、再度銃身へと火薬を入れ弾を充填する。 )止まれ!止まらねば今度は貴様の命をも狙い撃とうぞ!( 充填にて狙いは定められないものの、高低差という距離を持った相手への有効と思える脅し文句を投げかける。 ) [Thu 21 Oct 2010 01:29:40]
ラサート > (発砲した銃から紫煙をたなびかせながら、何かすっごい悪者になった気分がした。お母さんってマジだったのかよ。と、その一瞬の動揺に弾丸が命中したはずの男が自分に向かって迫ってきた。これは予想外、とっさに銃身を盾にするように構えて男の突進をもろに受ければ…文字通り決死の力とはたいしたもの、そのままどんっと背後の石壁に押さえつけられるようになり)…っぐ…やばっ…!?(一瞬肺の空気が押し出され、視界が暗転する。まずい、反撃できない。このままもう一人の男に攻撃されたら終わりだ。…そんなこと思った瞬間もう一つの銃声。其の瞬間、井戸蓋男の力が弱まった。)…って、だからって俺が死んでたまるかぁっ!!(そのまま蓋ごと正面の男を蹴り飛ばそうと思い切り足を突き出そうとする) [Thu 21 Oct 2010 01:24:04]
チンピラ > ―――ギャッ!   ( 火を吹く銃に二人の男は身を竦める。 銃弾はその片方――― 井戸の蓋を持った男の、蓋を貫いた。 衝撃にたたらを踏む男が奇跡的に倒れずに済んだのは、かあちゃんへの想いがそうさせたのか。 )   ―――ウ、ウタレタ!? シヌノ!? ア、アキラメルイケナイ! オカアサンマッテル! オマエノオカネマッテル!   ( ゴミ箱蓋の声を聞きながら、井戸蓋は呆然と自分の体を見下ろしていた。 暗くてよく見えないが、灼熱感が広がっている。 当たったのだろう。 神様どうしてと思うけれど、いつもこんな感じだししょうがないかと肩を落とした。 助からないかもしれない。 だが、しかし―――! )   …ア―――   ァアアアアアア…ッ!   ( この体はまだ動く、大怪我の痛みはいくらか遅れて本格化する。 ならば今、ラサートさんを殺さなければ…! 故郷の母のために、前へ! 一歩でも前へ! )   …オカアサンニツタエテ! ゴメンナサイト―――   ( 悲鳴のような声を上げて、吶喊。 盾で体当たりするように、井戸蓋男はラサートへ迫った。 それに続けとゴミ箱蓋男が駆け出した時、第二の銃声。 )   …ゴ、ォ―――?   ( ゴミ箱の蓋もせいぜい木製。 盾があるとはいえ足も腕も見えている。 弾丸は狙い違わず胴体へ。 当たり所が悪かったのか… 娘への愛が足りないなんてことはないはずだけれど、ゴミ箱蓋男は盾を取り落とし、その場に膝をついた。 )   ―――ゴンザレース!   ( ラサートに迫る男も、一瞬それに気を取られる。 だって、彼がいなくては誰が報酬を――― ああ、お母さん… ) [Thu 21 Oct 2010 01:13:22]
イシス > ( パチンという音と共に着けていた鎧は一瞬にして外れ胸を露にさせる。自分が親衛隊であった時の格好の時の物がもっとも自分の狙撃のスタイルに合っていたからだ。 )………覚悟。( 正面を切って声を出したためあちらには存在は知られている。しかし、突然のことに動揺し浮き足立っているチンピラたちを狙撃するのは苦に感じていなかった。煙突を背にして銀の籠手を装備した左手で銃身を支え、男を付けねらう後方の男を見据える。 )狙い撃つ!( いつも使っている銃と違うため癖の修正のために男の腹部へと狙いを定めれば、グリップを握る手に力が入り、トリガーに指がかかる。そしてトリガーを引けば破裂音と共に鉛玉が疾り出す。 ) [Thu 21 Oct 2010 00:59:57]
ラサート > それ以上近づくな!後一歩踏み出せば撃つっ!(やばい。何か不法就労者ってだけでも結構やばそうなのに、変な星の元に生まれたって言うか、憑かれた感じだ。後には引けないって奴か。とはいえ、こっちだって余裕もってお相手できるほど武芸に秀でているわけでは無い)うるせー!母のためなら3000万だって一生かけて払えってんだ!そしたら其のドクターだって、其の言葉が聞きたかったって、温情くれてやる……って、近づくなっつってんだろ、死ねあほっ!(男はどんどんとこちらへ距離をつめてきている。必死で説得になっていない説得を続けながらも、其の間合いが後一歩で踏み込める位置まで近づいてきたとき…不意に声がかかる。うわ、俺って何だか知らんけどラッキー…そんなことを思いながら、引き金を引いた。)ずどんっ!!(狙うはより近いほうの男の胴体ど真ん中) [Thu 21 Oct 2010 00:53:02]
チンピラ > ―――イタノ!? ヤッタノ!?   ―――ア、アレ、ハコノナカスニーキングシテルヒトイルハズ!   ―――イナイ! イアニヨドコイッタノ!   ―――イ、イヤイルハズ! ワタシノカミサマイルトイッテアヒイッ!?   ( 路上で間抜けに全身をさらし言い合いしていれば、狙撃手にビューティフォーな感じで一撃必殺されても文句は言えない。 せっかく警告してもらえたのだから、ここはお言葉に甘えて回れ右すべきなのだけれど… それが出来ないのが、そういう星の元に生まれてしまったチンピラ達である。 銃を向ける先… 再び始めた言い合いを悲鳴で遮った二人は、どちらも筋張った筋肉質の痩せた男。 それぞれ井戸の蓋の、集合住宅のゴミ箱の蓋を盾のようにして体の前に持っていた。 貫けるだろうけれど、まだまだ一般的とは言い難い銃の威力に対するイメージがないのかもしれない。 )   ―――ア、アナタオカネ。   ムスメオカネヒツヨウ。 イマヒツヨウ! スグヒツヨウ! モウマニアワナイ!   ―――オカアサンシニソウ。 ドクターカネノモウジャ!   ( 揃いも揃って引けぬ事情があるらしい。 それだけの報酬を提示されたのか。 顔を引き攣らせながら、にじり寄って来る。 必死の形相で。 ひゅーひゅーと緊張に喉を鳴らし、喘ぐように息をしながら。 一歩。 もう一歩… )   ラサーァァァトサァン…!   シンデ、クダサ―――   エ、エ、エ、ダレ!? ダレナノ!? チョットマッテキイテナイヨ! トリコミチュウ! トリコミチュウ!   ( しかし飛び掛ろうと決死の覚悟を決めたその時。 屋根の上から声がかかった。 どちらの銃弾を防ぐべきか――― 防げればの話だが、二人の男は盾を右往左往させて、うろたえている。 ) [Thu 21 Oct 2010 00:42:36]
イシス > ( よじ登った建物の上で今起こっている現状を確認。今確認できるのは追われている男一人と直接的に追う男二人に別ルートで追い込む男が二人…どちらに救う義があるかは明白であった。 )まだ名の分からぬ者よ…そなたを助けるに義を感じるよって、助太刀いたす。( 背負っていた従来よりも長い銃身のマスケット銃を手に取り、長いバレルへと火薬を装填し弾丸を込める。そして徐に上半身を覆っている肌の露出の大きな鎧の留め金に手をかける。 ) [Thu 21 Oct 2010 00:27:00]
ラサート > うぉっ、近っ!!?(顔を出したらいきなりチンピラ二人が居た。何かこっちを見ていなかったような気もするけど、みつけたーと言われれば出て行くしかない。二人…ならば…)動くんじゃねぇっ!(其の場から一歩踏み出して、マスケット銃を構えよう。この距離なら多分外さない。…っていうか銃で格闘しようかとも考えたが、弾こめたまま銃を振り回したりしたらそのまま弾がすっぽ抜けていくし。)さっきの奴がどうなったか見たよなぁ?死にたくなきゃそのまま回れ右して帰んな?(我ながら随分とお優しいことである。さっさと一人を射殺、もう一人を剣で制圧すれば話は早かったのかもしれないが…)(ちなみに接近する猛一人の気配には気づいていない) [Thu 21 Oct 2010 00:25:38]
チンピラ > ―――ラサートサーン   ラサートサァン   ラサーァァァト   ( この辺りに潜んでいると当たりはつけたのか、路地の方々に顔を出しながら、しかし確実ににじり寄って来る二人の足並みは遅い。 …隠れる場所も多いけれど、それは銃を相手にナイフで戦おうとするチンピラにとってもいくらか安心できる要素か。 井戸の蓋や、集合住宅のゴミ箱の蓋を外しているらしい音がするのは、まさかそんな所に潜んでいると思っているわけでもないだろう。 罵り合うのを止めて探す、しばしの間。 )   ―――ィヒィィィハァーッ! ミィィツケタァァアアア!   ( ラサートが顔を出せば見える通りまで来ていた男が、突然奇声を上げて、盛大に木箱を蹴っ飛ばした。 ラサートの事は見えていないはずだけれど、ごろごろ転がった木箱はラサートが潜む路地の前を通り抜けて止まる。 ) [Thu 21 Oct 2010 00:15:52]
イシス > 相変わらず空気が澱んでいるな……。( スラムの一角に足を踏み入れた赤毛のブルネットの女は荒れている街を眺めながら顔を顰めて呟く。まだ無認可である自警団の警備の一環として初めて踏み込んだ領域に、愕然としていた。 )賑やかな街並みもあればここまで貧困に喘ぐ一角もある…光と影…やむを得ぬものだろうか……ん?( 溜息まじりの声は路地を駆ける足音によってかき消されていくだろうか。何か起こっているのではないかと思い、状況把握のため見回す中で一等高い建物へとよじ登りだす。 ) [Thu 21 Oct 2010 00:15:24]
お知らせ > イシスさんが来ました。 『( 警備の一環として訪れたスラムにて… )』 [Thu 21 Oct 2010 00:06:46]
ラサート > …うっそだろ、おい。(ロッドを銃身に突き入れながら悪態をつく海兵。さっきは気づかなかったが、何かとっても不法就労滞在ちっくな雰囲気の連中だ。本来あんなのこそ、自分が取り締まっておかなくちゃならなかった気もするが…)………二人占め…だと?(ロッドを銃身に戻しながら膝をたて、そっと路地を覗いてみる。しめた。二人なら何とかなるかもしれない。…しかし、二人占めって何だ…俺をとって食おうってわきゃないだろうし…まさか、報酬?だれかに雇われたってか?) [Thu 21 Oct 2010 00:02:20]
チンピラ > ( 足音とカタコトの共用語が追いかけてくる。 そのまま進めばラサートを見つける事が出来るルートには二人。 残り四人はここまで追って来る過程で散ったのだろう。 …彼が関わってしまった某人魚というかアリエルの運命を司る星が動員できる戦力の都合、この二人で☆3となるか、合流した後の三〜六人で☆3となるかはまだ分からない。 アバウトだけれど、とにかくどちらにしてもさほど強くはない。 特別な訓練など受けていないが一応肉体労働などして体力はある、うらぶれた大公園で雇える外国人程度の戦力だ。 )   ―――コッチチガウヨ! アンタバカ!? アンタバカ!?   ―――コッチイッタヨ! フタリジメ! フタリジメ! シタクナイノ? バカナノ? シヌノ?   ―――ラサートサンイナイヨ! ミツカラナイ! ミツケニクイ!   ( 仲違いしかけているような雰囲気もあるが、何やら必死である。 襲われているラサートには、その異常さが分かるだろうか。 …公園でひょいと雇われる程度の戦力、次に殺されるのが六分の一の確率でも、命をかけて襲ってきたりはしないのがセオリーのはずだが。 ) [Wed 20 Oct 2010 23:55:46]
ラサート > (軍人なんて職をやってれば恨まれて当然かもしれないが、連中はいきなり殺す気で襲い掛かってきたのだ。いくらなんでもそこまで恨みを買うまねをした覚えは無い。とっさに背のマスケット銃を抜けば、正面の男に発砲。確認はしていないが射殺したかもしれない。一瞬包囲が怯んだ隙にいっきにココまで逃げてきたというわけだ。)…まったく…くそっ…(悪態をつきながらマスケット銃に火薬を装填する。ついで弾をいれ、ロッドを銃身から引き抜いた辺りで…)………!!?(何か声がしてきた!) [Wed 20 Oct 2010 23:45:18]
お知らせ > チンピラさんが入室されました。 『 ドコドコドコ!? ドコイッタ! ドコイッタノ! 』 [Wed 20 Oct 2010 23:43:07]
ラサート > (こんなガラの悪い場所に自ら好んでくるような酔狂ではないつもりだ。わき目も振らず逃亡してきたからこんな場所に迷い込んだのである。一体何から逃亡?…それはこっちが聞きたいぐらいだった。)…はぁ…くそ、まさかいきなしこいつが役に立つとは…(背負っていたマスケット銃を前に抱えなおす。事の発端は、普通に食事でもしようかと街中に向かって歩みを進めていたところだった。不意に、人気の少ない場所で5〜6人…いや、ひょっとしたらもっと居たかもしれない…のチンピラに囲まれた。連中は“海軍のラサートだな?”とだけ確認するように声をかけてくると、いきなり刃物を抜いてきたのだ。) [Wed 20 Oct 2010 23:32:12]
ラサート > ( [Wed 20 Oct 2010 23:27:54]
ラサート > はぁっ!はぁっ!はぁっ!!(スラムに立ち並ぶボロ屋の間を海軍服姿の青年が疾走する。額に玉の様に汗を浮かばせ、コート上の軍服を風にたなびかせながら時折背後を確認するように振り返り…)…だぉっ!!(誰も追ってきていないのを確認すれば、現れた小道…というか建物の隙間に身を滑り込ませた。どっどっどっと心臓の拍動が脳裏に響けば、かぁっと全身に熱がこもるのを感じた。そのまま建物の壁にどっと背を付ければ、ずりりっと座り込んで)はぁ…はぁ…なんだったんだ、一体… [Wed 20 Oct 2010 23:13:52]
お知らせ > ラサートさんが来ました。 『ダッシュで逃げる』 [Wed 20 Oct 2010 23:07:02]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 ―――なんらかの結末がじわじわと近付いている 』 [Tue 19 Oct 2010 23:18:10]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 すでに終っている可能性も否めない。どうか、生きていて欲しい―― 』 [Tue 19 Oct 2010 23:16:04]
アレックス > ええ、閉鎖的な場所では我々が異変を察知する事もままならない上、独自のルールが存在していて我々の理屈が通じにくい―― ままならないものです。( 彼等の為となす事が、彼等にとって害と見做される場合もある。それでも対処をしなくてはならないのが我々なのだが ) 問題ありません。これは、私と豪天寺艶子の物語でもあります。 ( 迷ってはいるものの、いざと言う時の覚悟はできているつもりだ。お互いに吸血鬼になった時は自分が葬ると約束を交わしたのだから―― 忘れるものか。 ふと、英雄譚にご無沙汰だというエリエッタの私生活に言及しようとして口を開きかけ、止める。 彼女は吸血鬼被害者だ、仕事よりも自分の幸せを考えろと言った所で悲しいだけだ。 彼女の身の上には同情している。 何時か、心休まる時が訪れれば良いのだが―― ) 職分を忘れずにいる事を期待しています。危険を感じたら無理せず下がるのですよ ( 目的地に近づく程に口数が減ってゆくか。ドアを開けた途端に襲われるかもしれないのだ、当然か―― 。 やがて「君影」の住所に辿り付き、一通りの手順を踏んで捜索する事になるだろう。 成果は如何程のものか―― どちらにせよ、艶子へのメッセージを残す事になるだろう。 「私があなたに助けられた場所で待つ」と署名入りで。 ) [Tue 19 Oct 2010 23:12:15]
エリー > 地方村は怖いですね。 一度有力者が感染したり、潜伏の上手いタイプが紛れ込んだりすると村全体が非協力的になったりしますし。 ( エニシ、と言ったか。 以前セレニアと共に追い詰めて処分した吸血鬼が居た。 あの時も場所は街から離れた田舎だったし、調査が大変だったのを覚えている。 後味もよくない仕事だった。 ) ―――――最近は御無沙汰ですね。 でも貴女からその言葉が出るとは思いませんでした。 なる程、その筋書きだと当然、貴女の出番も増えますよ? ( 準主役として。 シスター・ジャスティス辺りは言われなくても勝手にキャスティングされるだろう。 先ずはアクセラレーターを片付けるのが艶子を大人しくさせる為にも重要だ。 彼女の処分はその後でもいい。 ) 上手い事そういう風に見えるようにしてますから。 ( どういたしまして、だ。 あまり目立ち過ぎない程度に、能力のアピールはしている。 協力を得られると助かる人や、評価されて置いて損は無い人の前だけで。 それ以外の目には「事務の人」程度に認識をされていれば良い。 内外ともに必要以上に目立つのは仕事に差し支えるし。 ) ( 各班共に、収穫は無いようだ。 これ見よがしに練り歩けば、そりゃあ捕まえられないだろうけれど。 艶子にもアクセラレーターにもアピールをしているだけだ。 貴方達は自由の身ではないんですよ、と。 こそこそと私達のお伺いを立てて逃げ回るか、さっさと顔を出すかの二択だ。 ) [Tue 19 Oct 2010 22:43:40]
アレックス > 「吸血鬼ステアによる連続殺人事件」に関わりがあったようです。豪天寺艶子本人からエルザファームのオーナーが吸血鬼であった、と告発がありました。そのオーナー自体はすでに吸血鬼同士の諍いで滅びた後でしたが――・・・( あの事件も診療所を営んでいた吸血鬼と思われる人物が関係者の援助により姿を消し、口惜しい思いをしたが、個人的な感情はさて置く。エルザファームの関係者はすべて知り合いだろう。艶子の交友関係の中にイチミネ、シャリネ、ナキアの名前が加わる事になる。 ) エリエッタ、貴女はカーンの報告書や資料ばかりでなく、英雄譚も読んだ方が良いのでは? 王道は「仲間の協力を得て、宿敵を倒す」でしょう。( 彼女はそういうのが専門の筈だが、と珍しく冗談めかして控えめに笑う。 しかし、現実は物語のようには転がらない。 ) そういう演出が出来ればいいのですが―― どちらにせよ、後始末をするのは私達の仕事です。( 艶子が勝った場合でも、アクセラレーターが勝った場合でも、手を汚さねばならない。 自分の右手に視線を落とす。 この右手は吸血鬼を消滅させるには十分な術を持つ。 ) あなた有能な人材で助かります。( 既に場所を把握している手腕に、賞賛を贈る。できれば、こんな血腥い仕事で発揮される有能さで無い方がいいのだけど ) [Tue 19 Oct 2010 22:28:25]
エリー > 地方村農場…ああ、資料で読んだ程度には。 エルザファーム、でしたっけ。 ( あの頃私はまだ駆け出しで、ただわけもわからないまま環境に順応する事と吸血鬼を殺す事で頭がいっぱいの新米だった。 大きな事件だったが、当時なにをしていたかは思い出せない。 ) その気質を上手くコントロール出来ると良いんですけれど。 その場その場では話を聞いてくれる方ですし―――ありませんかね、彼女が望む様ないかにもな筋書き。 ( そういうのは私の仕事か。 私が脚本を書いて、主演が何も知らない豪天寺艶子。 助演のアレッサンドラに上手い事、主役を誘導して貰う、と。 ) ( 艶子が有害な吸血鬼になる、という可能性だけがすっぽりと抜け落ちた話だ。 そうなってしまったら、私達はもうあとはただ、出来るだけ上手い事最期を飾ってあげる事くらいしかできない。 英雄的な最期を。 ) そう遠くないですね。 実は最初から行こうと思ってましたから。 ( 予定通りのルートである。 …そういえば、リゼルの家もそう遠く無かったか。 暫く急がしくて、顔を出せていないけれど。 ) [Tue 19 Oct 2010 22:09:00]
アレックス > そういえば―― 地方村農場で起きた吸血鬼事件で関わった人間も居たようです。魔女―― といっても民間伝承の祭事を執り行うアンチクリストではない魔女ですが、その人物の所に逗留していた事が――( 市内で目撃されているため、地方村に潜伏している線は薄く、捜査線を広げすぎる事は人手の足りないカーンにとっては重荷だが、話くらいは聞くべきか。 ) 彼女は騎士とは違います。きっと戦場でこそ英雄的素質は発揮されるのでしょう。( それ以外については言及しないで置く。傭兵の多くが仕事が無ければ武装したロクデナシの類だという事は周知の事実。 エリエッタの分析を聞き、言葉の度に該当する部分が思い出され苦笑する。 ) きっと今も物語の主役気分でしょう。 病魔に蝕まれながらも周囲に害を及ぼさぬよう姿を隠し、一人宿敵との戦いに赴く―― 英雄的思考だと思えませんか?( そして、その思考に酔って自己嫌悪に陥らない英雄的素質があるのだあの馬鹿娘は。 ) ええ、では そうしましょう。 場所のリサーチは済んでいますか?( 先ずは検分し、君影を確保、その後の方針はその結果次第か。 ) [Tue 19 Oct 2010 21:56:40]
エリー > 英雄、ですか…私にはあまりそういう風には見えませんでした。 まぁ、そういうものかもしれませんけど。 ( 何処の英雄でも聖人でも、多分近しい人からすればご近所さんだったり、昔馴染みだったり、子供の頃の馬鹿な話くらいあるような普通の人だろう。 功績や伝聞が英雄を英雄たらしめる部分だ。 正直、その「伝聞」さえあれば、私はこのアレッサンドラ・クレメンテをもっと英雄的な人物として持ち上げる事くらい出来ると思う。 当人が良しと思わないだろうからやめておくが。 ) そうですね。 感情的な揺さぶりに極端に弱い人だと思います。 怖がりで、見栄張りで、自分が舞台の上の理想の主役である事に拘るような。 ( それらを悪いとは言わないけれど。 一つ一つの言葉として豪天寺艶子を分解していくと、どうしてもこういう風になってしまう。 憎めない人なんだろう。 ) どの道ここまで来たのなら、君影さんの自宅も観ておきたいですね。 メッセージの件は――――今回は賛同します。 なりふり構っている暇はありませんから。 艶子さんも気になりますけど、本命はアクセラレーターの処分ですし。 [Tue 19 Oct 2010 21:41:20]
アレックス > 「英雄」の肩書きは伊達ではないのでしょう。事実、ここ数年の戦役には悉く参戦している筈です。( 甘ったれな部分をこれでもかと見せ付けられた自分が、彼女を英雄と呼ぶのは抵抗があるが、行いだけを辿れば紛れも無く英雄なのだろう。 穿った見方だが、自分の世界に入り込み、脳汁を垂れ流せるという意味でもまさしく。 ) そうかもしれません・・・ が、彼女にメッセージを届ける手段のアイデアはありますか?( 自分が呼びかければ、というのは今すぐ実行できる簡単で確実性のある方法のような気がするが、カーンに追われている彼女がのこのこ出てくるだろうか、と一抹の疑問も過ぎる。 ) 人道には反しますが、その「君影」という人物が援助した疑いが強いのであれば、協力者として捕縛し、人質に取る方法もあります。 豪天寺艶子はセンチメンタリズムに耽溺する癖がある。 一連の行動を見れば判るように、彼女は自分の為に誰かが犠牲になる事を見過ごせない。( 君影を餌に艶子を釣るという事だ。 非情だが、有効な手段に思える。 ) 場合によっては、判りやすいメッセージを発する必要もありますね。( この場合、住居の炎による浄化を指す。アレッサンドラ・クレメンテの放火好きは有名だ ) [Tue 19 Oct 2010 21:25:52]
エリー > ( 私の予測では――――そんなに遠からず、豪天寺艶子は姿を現す。 二度、会話をしただけだが、彼女の人物像は単純明快で裏表が――――無いわけではないが、裏も表も丸見えみたいな分かり易さだった。 直ぐに出てくるだろう。 裏切って隠れている事と、友人たちに迷惑をかけているという罪悪感で。 それと同時に、私達同様、漠然とただうろついているだけではアクセラレーターと遭遇できないという焦りから。 ) 包囲網を狭める意味でも無駄じゃあないかもしれませんね。 …スラムが地元なら、もと住んで居た辺りも案外怪しいですね。 地理に明るい場所を寝床にしたいという心理はあると思いますし―――あとは、「君影」さんのお宅、と。 ( 艶子脱走に何らかの手助けをした可能性がある女性だ。 ただ、手足に重度の障害を持ち、単独で何か出来たとは思えないが―――彼女が自宅を艶子に貸している可能性はある。 調べてみれば、君影の為の義肢を艶子が手配してお金まで貸しているという情報が入って来た。 そういうレベルの交友関係だ。 ) …錚々たる顔触れですね。 一番ツテが利きそうなシスターの方は一応、嗅ぎまわってはみましたが限りなくシロですね。 ―――――彼女の…豪天寺艶子の人物を観た感想ですけれど。 案外、貴女が正面から呼び掛ければ、素直に出てくるかもしれませんね。 そういう性格の方じゃあないですか? ( そういう部分を利用するというのは、少しいやらしい感じもするが、優先すべき事は早期の捕獲だ。 アクセラレーターの方をさっさと処分できればもっと早いのだが。 ) [Tue 19 Oct 2010 21:12:37]
アレックス > 共通の知り合いといえば、クリスティア王国軍ヴェイトス市駐留軍、紅鱗騎士団のアイリーン・アルベント卿、剣闘奴隷のレイ・シェリダン、暗黒街のパプテス教会のシスター・ジャスティス、あとは彼女の内縁の夫くらいでしょうか。 このうち、アイリーン卿はその立場故協力するとは考え難いですし、シスター・ジャスティスもシロ――・・・ 内縁の夫の援助の線は考えられますが、自宅に居ない以上、辿る糸は在りません。( レイ・シェリダンについては良く判らない。コロセウム付きの闘士だったはずだが、そこまで親しい仲ではない。 ) [Tue 19 Oct 2010 21:02:23]
アレックス > ( 当面の目標である豪天寺艶子とアクセラレーター両名共に潜伏先は不明。艶子に関しては広く外見も知れ渡り、特徴にも事欠かない上、付き合いが幅広いので幾らか手がかりも得られそうなものだが、アクセラレーターに関しては「白い女」程度しか判らない。 )( 豪天寺艶子の感染を聞いた際の焦燥は時間の経過とともに間延びし、重苦しい憂鬱が私を包んでいる。 こうして探している間は未だ良い。 否、良くは無いのだけど、豪天寺艶子と接触した時の事を思うと気が重くて仕方が無い。 その時、私はどうするべきか。 友人として不幸を悲しみ、慰めるべきか、吸血鬼狩りとして吸血鬼として断じるべきか。 そんな憂鬱も、包帯が覆い隠してくれる。 )―― いくらか小銭を握らせて情報を集めるべきでしょうか。新入りは居ないか、とでも( そんな貧民窟であれ、コミュニティがない訳ではないだろう。逆に、己の身内とそれ以外、という明確な区別を持っていると考える。 潜伏している者も、余所者には違いない。 ) 豪天寺艶子は、以前この区画に住んでいた事がありましたが・・・ もう随分前の話です。個人的に夜警を行っても居ましたが、潜伏先となると想像がつきません。( 豪天寺艶子と、自分の間はある一方で濃く、また一方で薄い。 私は、豪天寺艶子の交友関係を知らないのだ。 友人と言っても、志を共にする戦友のような在り方で、一般の在り方とは異なる。 ) [Tue 19 Oct 2010 20:55:10]
エリー > ( 隣を歩くアレッサンドラ・クレメンテがふと口を開く。 変わり無いようだが―――ようやくの現場復帰がこんな仕事で同情せざるを得ない。 彼女は世間で言われている程血の通わぬ人間ではないし、入院中の私にバラの花束を贈ってくれた頃から私も幾らか見る目を変えている。 ごく一般平均的な良識と、真面目で誠実な人柄を持った一人の女性だ。 友人の不幸に内心心を痛めているだろうと想像出来る程度には。 ) 心に余裕のない人は頑なな上にネガティブになりがちですからね。 お腹が空いていたら授業も耳に入らない、って感じです。 ( スラムの人間は排他的で、頑なだ。 仲間内の結束は強く、自分たちよりも裕福な人間に嫉妬と屈辱感の入り混じった視線を向ける。 施しにでもやってきたのか、と。 彼らが欲するのは衛生でも理想でもなく、富だ。 ) いえ、交渉事に発展する機会も多そうですし、この件は私も少し気になっていますから。 …そうですね、もう少し何か、捜索範囲を狭める一手が欲しいですけれど――――。 ( 情報が足りない。 その為にシスター・ジャスティスにあれこれと質問を重ねたりもしたが、彼女は限りなくシロだ。 あとは、「君影」と「ブロウン」くらいのものか。 近しい人物の意見、という意味ではアレッサンドラの予測も聞いてみたいが。 ) [Tue 19 Oct 2010 20:40:32]
アレックス > ( と、世間では思われているだろう包帯女、アレッサンドラ・クレメンテの姿もそこにあった。 ハンターハント事件の際の消毒と証した焼討ちや、鼠戦争における火葬の実行など、火傷を覆い隠すため包帯に覆われた容貌もあって「狂っている」と思われる要素は多い。 吸血鬼を含め、疫病の温床になりがちな貧民窟を警備するための夜警も、好意的には受け止められてはいないのだろう。 吸血鬼とでっち上げての人間狩りと思う人間も居るだろうか―― ) 住民の協力を得られればもっと事は運び易いのですが―― ( 幾らかの小銭で話を聞くことは出来るが、真偽の程は知れないものだ。 ) すみません、貴女までこんな場に連れ出して・・・ 何か、気になる事は?( 同伴するエリエッタに詫びる。病院を脱走した豪天寺艶子の潜伏先を貧民窟とアテをつけての捜索だが、漠然としている。この事件にかかわりの強い彼女に何かアイデアはないか。 ) [Tue 19 Oct 2010 20:24:43]
エリー > ( その中にはエリエッタ・嘉村の姿もある。 本来その仕事は実働部隊が行動を開始する前に既に終わっている類のものが殆どで、事前調査、作戦前の舞台の地盤固め(物質的、心理的)、ギルドの活動内容を広める広報、世間の心証のコントロール、擁護派と目される人間の炙り出し、といった所。 こういう実戦の可能性のある場所に加わる事自体が異例である。 本人も何度かこういう作戦に加わって、その都度痛い目に遭って、正直前衛は向いていないという自覚はあるのだが―――今回の件、豪天寺艶子とアクセラレーターの捜索に関して、特に関わる機会が多かった仕事だけに直接参加する必要性が出てきたと言う話。 )  [Tue 19 Oct 2010 20:14:16]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 狂信者 』 [Tue 19 Oct 2010 20:13:15]
エリー > ( 活気のない夜のスラム街に人影が躍る。 人影は四方に散り、足音は石畳を叩き、その都度松明の灯りが揺らいでいる。 拠点を作り幾つかの小さな集団で動いているようで、それ自体を隠そうとするどころか、自らが何者であるかを知らしめる様に、時折ハンドベルのような高い音を鳴らしているのが聞こえてくる。 ) ( ヴァンパイアハンターズ・ギルドだ。 賛否両論多い、有無を言わさぬ活動的なギルド。 活動内容が血腥く世間からすれば正体不明なのと、構成員が被害者か狂信者か金稼ぎばかりだからだろう。 大抵の人間は、あまりいい顔をしない。 ) [Tue 19 Oct 2010 20:03:06]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 躍る人影 松明の揺らぎ 鐘の音は響く 』 [Tue 19 Oct 2010 19:55:03]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 そういう台詞が様になるのが、少し腹立たしい。 』 [Tue 19 Oct 2010 00:58:04]
艶子 > ( …正直、私のこの戦い方は勧められない。私がヴェイトスで最も優れた戦士だと尊敬して止まない、紅鱗騎士団のアイリーン様だってそんな戦い方は否定すると思う。絵にはなるけど、だらしない落ちになる事の方が多いと思うし。でも、私はその戦い方でここまで生き延びてしまった。エスカレートしつつある自分の傾向を自覚しつつ、舵を逆にきれないでいる。 ) そうだろうな、アイゼンリッター。私は相手を殺すことも厭わずに戦うけれど、お前はあくまで捕らえることを前提にする。それがお前の戦い方なのだから。 ( それを否定するつもりは無い。人殺しなんて、誰だってやりたくない。 ) それに、私たちの目的は相手を怖れさせることじゃあない。敵にどう思われようが、最終的に誰かを救えればいい。 …ああ、勝つよ。お前やVHGの手は煩わせないさ。 ( 屋根の上へと移動するその姿を見送った。 ) [Tue 19 Oct 2010 00:54:30]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『それは稲妻――それは狂気!!』 [Tue 19 Oct 2010 00:46:04]
アイゼンリッター > 殺す、か。 それは出来ない事だ。 たとえ相手が犯罪者であったとしても。(自分は怪物にならないと決めた、そのための枷としての誓い。 だが、狂気。 その事だけは胸に秘めておくとしよう。 いずれにせよ、自分の在り方は変えられないし、変える気もないのだから。 どんな手を使ってでも勝たなければ、犯罪被害者を救うことなどできない。 だが、うなずける面もあった。 バンクルである自分にとって、自分の死は――あまり実感のわかないものでもあったからだ)……なら、勝て。 ケリをつけろ。 お前がしくじったら私がやる。 あるいはVHGがな。 それだけの話だ。(それだけ言って、鉄化面の男はロープを屋根上に投じ、壁をよじ登り、再び警邏へと戻っていく。 ふと大昔に見た芝居の文句が思い浮かんだ)――――あなたに超人を御見せしよう。 それは―― [Tue 19 Oct 2010 00:45:50]
艶子 > …アイゼンリッター? ( 私は今までこの男が自分を語るところを見たことがない。だから不意に口にしたその言葉に、私は少し戸惑った。 ) …勝つために対策を練ることは悪いことだとは思わないけれど。誰だって生き延びる為の小細工はしているものさ。それでようやっとやれるんなら、それで良いんじゃないかな――。 ( と思うのだが、どうにもそれだけでは留まらないらしい。 俺は、彼は、私は。それが誰を指すのか一瞬わからなかったが、恐らく三つとも同じだろう。アイゼンリッターそのものを指す。 …私は腕を組みながら少し間を置いて、相手が感じていることと、どうしたらいいかを考える。 ) …アクセラレーターは…いや、化け物は、私の何を怖れているのだろう。私とお前の違いは何だろう。単純な強さの差?経験?戦闘スタイル?はっきりしたことはわからないが、大きな差は無いと思う。だが、心当たりならある。 それは狂気だ。たかが人間が、簡単に死んだりする弱い人間が、我が身の安全ばかり考えて、死ぬのをこれ以上にないぐらい怖れている人間が…自分の身を投げ打って――刺し違えてでも自分を殺そうとしてくる。 私がそういう戦い方を選ぶのは、それが化け物と人間の差を埋める手段だと思っているからだ。 ( それが正解かはわからないけれど。 ) [Tue 19 Oct 2010 00:38:16]
アイゼンリッター > ……見ての通りだよ。俺は弱い。(微かに笑って彼――アイゼンリッターか、カイン・グレイホークかはわからないが――は肩を竦めて見せた。 金属鎧の擦れる音が響く)目潰しみたいな小手先の道具用意して、必死に知恵をめぐらせて、馬鹿みたいな金を払って装備を整えて、それで上から奇襲を仕掛けて――ようやっとやってるようなもんでね。 ヒーロー気取りのコスプレ野郎なんてのは、自警団のやつらから前に言われたことのある台詞だけどさ。 そんなノリで犯罪と戦えると思ってるんなら、それこそお笑い種だ。 俺は――あるいは彼は――もしくは私は、三度アクセラレーターと戦った。 だが勝てなかった。 小細工を使って、なんとか撃退しただけだ。 奴に私は舐められている。 だが、お前はそうじゃあない。お前は結果を残している。 実際はどうあれ、怪物に勝利した。 奴らは人間を恐れない。 怪物は人間を恐れない。  人間ではなく、怪物でもない、何かを恐れるのだ。(だから、とカイン・グレイホークはつぶやく。 鉄仮面をかぶって、人間ではない何かになるしかないと思ったのだと)――奴らが恐れるのはお前だ。 豪天寺艶子。 私はお前が羨ましい。 [Tue 19 Oct 2010 00:19:30]
艶子 > VHGの区分だけど、私もそうするようにしている。…だから、病院から脱走したことは私のルール違反。VHGに追われても文句は言えない。 ( 例え吸血鬼でも、何もしていない相手を攻撃するのはどうしようもなく胸が痛む事だ。だから男の反応はある意味当然だろう。 ) 私にはあるんだよ、私のハッピーエンドが。こんな私でも、五体満足で無事に戻ってきて欲しいって願ってくれてる人がいるんだ。その通りになることが、私とその人達のハッピーエンドだ。幸運な事に、これはまだ私だけの戦いだからな。 ( 最悪犠牲者は私一人で済む。アイゼンリッターにとってはそれだけでは済まされないかもしれないが…。 ) …催涙弾、ねえ。確かに吸血鬼に対してよりは、自警団やVHGの人達に使うのが良さそうだ。 …ははっ、思い出すなあ。前に吸血鬼対策の為に、水筒の中にすり潰した大蒜と水を詰め込んで暫く放置した「大蒜汁」を作ったのさ。そしたら同居人がその臭いを嫌って暫く帰ってこなかったり――。 ( そんな無駄な昔話をしていたら、ぼつりと呟く相手の言葉が耳に入る。 ) …羨ましい?私が? …どうしてそう思うんだ。 ( 首を傾げつつ、私は尋ねてみた。 ) [Tue 19 Oct 2010 00:07:01]
アイゼンリッター > それはVHGの区分だ。あるいはお前の区分か? いずれにせよ、私にとっては犯罪者か、それ以外か、というだけだ。(その吸血鬼が人を襲うのであれば、それは犯罪者だとして襲撃を仕掛けるだけの話。 この男の目に映る世界は酷く複雑で、一方で基準はシンプルなのだった)現実に『最後』など無い。 そんなものがあるのならば――(私が欲しいと言おうとして、男は黙った。 そう、ハッピーエンドなんてものがあるのならば、自分は戦う必要などない。 否、そうではない。 ハッピーエンドのために齎される不幸など糞食らえだ。 仮にいつか幸福な結末が訪れるのだとしても、そこまでに犯罪者が暴れ、誰かの人生が踏みにじられるのなら、ハッピーエンドなど不要だ)催涙弾……と私は呼んでいるがな。 実際は、卵の殻に唐辛子と胡椒の混合粉を詰めて、紙で蓋をしたものだ。 吸血鬼に効果があるかどうかは知らん。試したことは無いがな。だが、やつらに目鼻口があるのならば、とは思っている。 いずれにせよ、自警団には通用するだろう。 どうしようもない小手先の、糞みたいな装備だ。 だが、実戦では効果的だ。 使え。(そして再び、鉄仮面の男は押し黙る。 ややあって、ぽつりと搾り出すようにして微かな声でつぶやいた)……豪天寺艶子。 私はお前が羨ましい。 [Mon 18 Oct 2010 23:54:24]
艶子 > ――そりゃあ、まあ… そうだけどさ。 ( 肩を竦めて笑った。VHGはもう少し突っ込んだものの考え方をする。ただ刀を持って歩いている相手が、吸血鬼であるという可能性がある時は、たとえ何もしていなくとも捕まえにかかるだろう。そうしないと吸血鬼の被害を食い止めることができないからだ。 ) 私が言うのもなんだけれど、吸血鬼に対してはもう少し厳しい対応をした方がいいよ。最低限VHGへの通報はするべきだよ。たとえ現行犯でなくってもね。 ( 勿論、何の罪を犯してなくとも後にVHGに滅ぼされる結果になるんだろうけど。そして目の前のアイゼンリッターにそういう行動に出られたら、私は凄く困るわけだ。だから自分で言ってて何だか尻の収まりが悪い。 ) …知ってるよ。でも途中経過はどうであれ、最後はハッピーエンドさ。 ( 男のいう事は正しい。でもそう信じるしかない。だから今言った言葉は私の強がりだ。 ) ――お? っと、 っと…。 ( 放られる白い球体を、胸で受け止め、両手でつかまえる。 ) …なんだい、こりゃあ。 [Mon 18 Oct 2010 23:46:33]
アイゼンリッター > ……………………………………………。(鉄仮面は、沈黙した。 それは躊躇するようでもあり、悩むようでもあり。 言葉を探るように中空をにらんでいた鉄仮面は、ややあって微かに息を吐いた。 嘆息にも似たような、微かに苦笑の混じったような、そんな様子で)……見ただけでそれがわかるなら、苦労はしていない。だから私は、基本的に現行犯しか狙わんのだ。 お前はただ刀を持って道を歩いていただけだろう。 それが犯罪であるのなら、ヴェイトス中の冒険者を狙わねばならん。(そうして、ゆっくりと身を起こした。 警戒を解いたわけではないにしても、臨戦態勢は解いたのは明白だろう。 少なくとも今、この男は貴女に対して敵意――憎悪と言い換えても良い。犯罪者や怠惰な自警団員に向けられる感情――を抱いてはいない。 だが、と首を左右に振った)――そう簡単には行かないぞ。 芝居のようには進まん。 現実というのは、舞台の上に収まるほどちっぽけなものではないからだ。(そう言って、男は無造作にベルトポーチから取り出した白い球体を、貴女のほうへと放った)落とすなよ――酷い目に遭いたくないならな。 [Mon 18 Oct 2010 23:33:49]
艶子 > なるほど。私を倒すことも選択肢に入れていたってわけかい。中々懸命な考え方じゃないか。 ( そしてその事は私の気持ちを少しだけ崖っぷちに追いやる。別に…別に、こいつのことを深く信頼していたわけじゃあないんだから、そんな風に感じることは無いんだ。 ) ( 外套の下で見せる動きは察知できないが、間合いの取り方やその姿勢から相手が警戒し、臨戦態勢を整えていることは理解できた。 ) 正直なところ、自分が洗脳されてるかどうかなんてわかんないよ。お前から見た私はどうだ?正気に見える? ( 私の中で渦巻くアクセラレーターに対するこの執着は、感染した黒い血がそう思わせるのかもしれない。少なくとも、私はアクセラレーターの前で情に近い感情を抱いたことは確かだ。 ) …アクセラレーターは強い。でも私の方がもっと強いに決まってる。大見得切って病院を飛び出してきたんだ、必ず倒すさ。 ( 本当のところは勝算は五分五分。戦いに絶対は無い以上、勝てる保障は無い。だが、傭兵はこういった場面で弱音を吐いたりするのを酷く嫌うのだ。そうして自分の運と実力に頼ろうとする。 ) [Mon 18 Oct 2010 23:21:13]
アイゼンリッター > 突然でなければ意味がない。(奇襲を仕掛けるには、という話だ。 芝居のような――実際、先日まではそのまま舞台衣装だったが――衣装をしているくせに、妙に現実的かつ暴力的な手段を、この男は使っている。 指し示された路地を一瞥し、うなずき、その後について歩き出す――ある程度の間合いをあけて、だ。 狭い路地では徒手空拳の自分が不利だが、距離さえ取っておけば襲われたとしても対処は可能だ。) 両方だ。 (と、問いには至極あっさりとした様子で応じた。 ひそかに外套の下でベルトを探り、ポーチの蓋を開けておく。 いざというときに即応できるようにしておかねば)……私は吸血鬼の専門家ではない。 だが、カーンが動き出したという事の意味は理解している。 同時に、アクセラレーターの危険性もだ。 アクセラレーターは狂っている。策略を用いるとは思わないが、お前が洗脳されているという可能性はある。 吸血鬼になっていないとしてもな。(別段、あの場で上から飛び掛ったって別に良かったのだ、と言外に滲ませながら。 ゆっくりとスタンスを広く取り、腰をわずかに落として身構える。 臨戦態勢だ)倒せるのか? [Mon 18 Oct 2010 23:09:20]
艶子 > ( その灯りに目を細め、その中に混じりたいという欲求を振り切り、再び歩き出す。どうにも人恋しくなってしまっているようだ…気を引き締めないと。――その時だ、突如私の目の前に何かが落下した。反射的に布に包まれた刀に手を伸ばしかけるが、すぐにそれが誰だかわかった。デザインは変わってはいるが、確かにアイゼンリッターだ。 ) ……お前か。相変わらず、突然出てくる男だ。 ( 心臓にも良くない。ふす、と吐息と共に肩を落とすと、ちらりと後方の――さっき通り過ぎていった二人の酔っ払いのほうを見る。遠く離れているため、こちらには気付いていないようだ。私は首で横に走る細い路地を示すと、そちらに向かって歩き出した。こいつと居ると目立ってしまう。 ) …いや、大丈夫だ。今のところ何の問題も――VHGの人達に包囲されつつあるけど、大丈夫。アクセラレーターは私一人で倒す。 …ああ、それとも。手を下すというのは私のことなのかな?私を今ここでやっつける必要があると。 ( つまり、吸血鬼化が進行しきってしまったのではないかと。 ) [Mon 18 Oct 2010 22:58:50]
アイゼンリッター > (貧民窟の街路へと降り立ったのは、黒い影のような外套を纏った鉄仮面の怪人だった。 ――音ひとつ立てず、というわけにはいかない。 外套の下からは金属鎧が、かすかな光を反射して威圧的に煌き、その存在を主張している。 落下音は重く、鈍い。 膝をついて着地した男がゆっくりと身を起こすと、金属の擦れる微かな音が、その動きに追従するように纏わりついた)………………………………。(無表情な鉄仮面が、ジッとそちらを睨み付ける。 貴女の行く手を阻むように立ちはだかった男は、ややあって、ゆっくりと口を開いた)………………手を下す必要はあるか?(その声はひどく低く、冷たく、淡々として、非人間的で――吹き抜ける風の音のように、いやに何処までも通るものだった) [Mon 18 Oct 2010 22:50:59]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『 上空より 』 [Mon 18 Oct 2010 22:43:04]
艶子 > ( これが追われる吸血鬼の立場というのもか。私が仲間だと思っていた人達にとって、私はもうすでに人間ではなく、吸血鬼という認識なのだという事実は、弱った私の心を更に追い詰める。もうこんなことは終わりにして、すぐにでもVHGに出頭すべきではないかという感情がふつふつと沸いてきた。鉄格子越しでもいいから、親しい人達と温かみのある会話を交わしたい。指先だけでもいいから触れ合いたい。きっと私を心配してくれている人達も、それを望んでいるのだろう。 ――だが、そうするわけにはいかない。アクセラレーターとの決着をつけるまで、逃げるわけにはいかないんだ。こうなることをわかっていて選んだ道なのだから。 ) ( 曇り空の下、舗装が行き届いていない薄暗い路地を振り返りながら、私は宿を目指す。仕事の後の一杯の一時を楽しんだ二人の労働者が、肩を組みながら暢気な鼻歌を歌い、そばを通り過ぎる。近くにある酒場からは暖かい光と人々の笑い声とリュートの音色が響いてきていた。 ) [Mon 18 Oct 2010 22:35:16]
艶子 > ( …アクセラレーターとの戦いを前にして、私はすでに精神的な疲弊を感じていた。病院を脱走してから既に3週間が経過しているが、街を歩く度に自警団やVHGの人達に追われているのではないかという緊張感から解放されることは無い。いや、宿で身体を休めている時も同様だ。安い宿だから隣の話し声や足音がよく聞こえるのだが、その度に私の事を密告していないか、私の部屋を目指す足音ではないのかという不安に駆られる。心休まる時が無い。常に周囲を警戒しているので、ここ最近ずうっとご飯を美味しく食べられてない。酔うわけにはいかないのでお酒も飲めない。 そしてここ最近、建物の入り口に馬蹄がかけられているのを目撃する。道の途中に立てられている十字架も見かけた。幸いにして、今の私はまだ馬蹄や十字架を避けねばならない程の状態ではないが、まるで少しずつ自分が追い詰められているような気持ちにさせられるのだ。「お前に逃げ場はないんだぞ」って言われているような気がするのだ。 ) [Mon 18 Oct 2010 22:25:38]
艶子 > ( 生活必需品の調達は、結局暗黒街近辺でする事になった。暗黒街だって人の住むところだ、そういうのが手に入らないわけじゃあないが、品質はどうなのか、騙されてやしないかという疑惑はついてまわる。相場より高い値段で売りつけられたのは、それが品質の証明になるからなのか、それとも単に足元を見られているだけなのか。――しかし、本当ならそういう買出しも避けたほうが良い。帽子を目深に被り、眼帯を外し、刀を布に包んで歩いてはいるものの、片目が潰れているのは近づけばわかるし、棒状のものを布に包んでいればそれが武器ではないかと推察することも容易いだろう。そしてそれがイエロティアの女ならば、豪天寺艶子ではないかと思うことぐらい簡単だ。自警団は大抵制服を着ているのでわかりやすいが、VHGの人達は特にこれといって目立つ格好をしていないので、近くにいてもわかり難い。例え近くに居なくても、お店の人とか通行人が通報したりするかもしれない。刀を宿に置いていけば多少は誤魔化せるかもしれないが、いつトラブルに巻き込まれるかわからない以上、武器は持っておいたほうがいいだろう。 ) [Mon 18 Oct 2010 22:18:15]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 スラムを歩く。 』 [Mon 18 Oct 2010 22:08:54]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『フッと舞台から消える』 [Sat 16 Oct 2010 19:57:03]
ブルーボックス > (よしよし)(回れ右)(決まった決まった)(でも今日は帰ろう)(夢を見るため)(がしゃんがしゃん)(風雨に紛れる騒音)(仮の塒へと) [Sat 16 Oct 2010 19:56:52]
ブルーボックス > (普段は平らな地面がひた続いているだけの景観も)(落ちてきた雲の量だけ様変わり)(たっぷりと吸った水分にぬかるんだ土の薄い窪みに水が流れ込み)(幾つもの水溜りが其処ら中に出来上がっていた)(姿を映す水鏡)(絶えず其処を引っ叩く水の粒を受け止めて)(ゆらゆら盗み取られた姿が鏡面で揺れて歪む)(まだ可愛い水害)(壊れかけの屋根から雨漏りする程度なら)(どうも最近は海の方が物騒という噂)(波が立ったり)(凄く大きい波が起きそうだったり)(神様が怒って人間を皆海水で掻っ攫って綺麗に平らにしてしまった)(何処かで聞いたそんな御話を思い返す)(あんな感じになるんだろうか)(大騒ぎの種はきっと今回も芽吹くのだろう)(流れる水気に曇った青い石が見据える夜半の暗がりに包まれた貧民窟の彼方)(また)(あぶなそうだったら)(どさくさ紛れで外に出てみるのも)(良いかな?)(断片的な思考が一つのルートを形作る)(ざりざり)(濡れそぼった触手で足元を引っ掻いて)(しかくまるまるさんかくばつばつ)(記憶に薄ら残った迷宮への道順を悪戯描き)(確かこんな風な) [Sat 16 Oct 2010 19:55:14]
ブルーボックス > (あめー)(街並の上を覆っている灰色の曇り模様)(すごくあめー)(裏側から押し開けた蓋の隙間からにゅるにゅる天に向けて差し伸べられる二本の触手)(ものすごくあめー)(降り止まない水滴がぬるぬるの粘膜を流れ伝って箱の中に延々と滑り込む)(普段よりも体重増加)(ちょっと身じろぐだけで外殻の裏側で波打つ水面がたぷんたぷん)(スラムの風景に馴染んだ薄汚れた青い箱が窮屈そうな路地に一つだけ)(人気は無し)(きっと雨宿りで皆大変だ)(夏場のなまぬるーい温度から一転して)(本格的な秋の入りとなった降雨はひんやりとするぐらいだもの) [Sat 16 Oct 2010 19:48:50]
お知らせ > ブルーボックスさんが入室されました。 『ざんざんざん』 [Sat 16 Oct 2010 19:45:17]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『 守らなければならない。 』 [Thu 14 Oct 2010 00:37:14]
アイゼンリッター > (飛び立つ天使の姿を、鉄仮面は地に立ったまま見送った。 ほどなくして床を歩き、古びた扉を開け、外に出る。 此処の廃教会は良い拠点になりそうだ。 もう訪れる者もいなかろうし、いざという時のセーフハウスとしても使えるかもしれない。 まあ、もっと慎重に考えなければならないだろうが――)……悪斬。悪を斬る、か。(――そう簡単にいけば、どれほど良いだろうか。 恐らく確実にこの世から犯罪は消えず、スラムや暗黒街も消えないのだ。 だが、それは我々が戦いを止めて良い理由にはならない。 やるべき事をやり続けるしかないのだ。 だが――)……危ういな。(そう思う。 そして鉄仮面の男は、珍しく自分が口元に笑みを浮かべている事に気づいた。 苦笑いに近いそれは、かつて自警活動を始めたばかりの頃、散々っぱら自分に忠告をしてくれた人たちの思いを理解したからだった。 次に逢う機会があれば、自分も彼らに倣うとしよう。 何はともあれ、彼女もヴェイトス市の住人なのだ。 ならば――) [Thu 14 Oct 2010 00:37:05]
お知らせ > アンヘルさんが帰りました。 『( #3 黒い仮面と真白い天使 )』 [Thu 14 Oct 2010 00:31:21]
アンヘル > ( 独善的な考え方だ。己の正義に寄り、そして宗教にその思考と行動は寄っている。だからこそ社会的に見れば迷惑行為であるそれを簡単に褒めてしまえるのだ。 )( ―――普段拘束されている天使のはしゃぎ具合もあるのだろう。それからこうして体が軽い自分というのはこの姿をしている時だけであり、思わず気分が高揚してしまう。とにかく常時ハイなのはそのせいである。 ) そう。けれど悪を裁くのは私の使命でもあります。それは私の責務。やらなければならない事。 ( 危険だと彼は再三口にする。――――弱きものを助ける天使もいる。そして悪を探し滅する天使もいる。私は後者なのだ。故に私は悪を斬り続けよう。絶対的正義の名の下に。 ) あら残念。それを切っ掛けにお友達になれたかもしれないのに。 ( むー、と笑いながら残念だと。――――あらあらいけない、私とした事が。 ) ――――悪斬。悪を斬る天使。名は―――― ( アンヘル・セリアー。天使の名を持つ聖女の小さな唇は自らの名を呟くと、その真白き翼を羽ばたかせて教会を後にする―――― ) [Thu 14 Oct 2010 00:29:58]
アイゼンリッター > ………………む。(と、声が漏れる。 どうも、貴女の反応に戸惑っているようだ。 アイゼンリッターはその性質上、感謝されたり賞賛されたりといった行為を殆ど請けた事が無い。 慣れていないのだ。 たじろぐように一歩、思わず退いてしまう。 ……駄目だ。どうにも調子が狂う。 悪漢を探り、殴り飛ばすのは良い。 けれど、こういったテンションの高い少女の相手というのは――その、なんだ、困ってしまう。 決して悪い気持ちではない。 ないのだが、その感情を自分の中で持て余してしまうのだ)これは私の『顔』だ。 ……其方の装束と同じだと申し上げておこう。(聖職者にとっての十字架、騎士にとっての剣と同じように、この怪人、狂人における象徴である。 これが無ければ、彼はただのカイン・グレイホークでしかないのだから。 だから、触れられなかったのは彼にとっても良い事で、頷いた。 機嫌の良い仕草に、内心で胸を撫で下ろす。 女性の心理状態というのは良くわからないが、先も述べたように明るい少女は嫌いではない。それを損ねずに済んだのは、喜ばしい。)感謝を。 ……やはり危険なのだ、この界隈は。 戦う必要がある。 何としてでも。(そうしてブツブツと呟いていると、不意に彼女の姿が消えた。 思わず鉄仮面の下で周囲を見回すと――彼女は宙に浮かび上がっていた。 宗教画を思わせる光景。 神を信用する事は恐らく二度と無いだろうが、神を信じ続けることのできる「強さ」には胸を打たれるものがあった。 自分はそのお陰で――肉体的に、そして精神的に――救われたことがあるのだから)………………。(問われた言葉に、一瞬の躊躇。自分と関係があることを明かすのは拙いかもしれない。 だが、と頷いた)……大聖堂にいる、知人だ。 彼女が名を私が口にして良いかはわからないから、名は言えない。 すまないが。(そしてふと、やはり問うべきかどうか悩み――ややあって、口を開いた)……宜しければ、其方の名を教えて頂けるかな? [Thu 14 Oct 2010 00:15:53]
アンヘル > ――――あらやっぱり!ゴシップ誌に載っていましたわよ貴方のお話。その姿勢に行為。感心しますわ! ( ジャースティースの為ならば悪い奴はボコにして当然という考えがある危ない天使。ならば彼のしている事が蛮行であっても、それが犯罪者を――ひいては悪を打ち倒すという行為なのであれば、天使には特に咎める理由は見当たらず。むしろどんどんやっちゃえば?と遠慮なく推奨すらしてしまおう。 ) 恐らくは、ではなく確実にだと断言して差し上げましょう。けれどカッコイイですわねー。何これ?自前で作りましたの? ( 興味津々。今にもぺたぺた触りだしそうだが、そこまでしてしまうのは理性で我慢しておくとしよう。なんといってもお芝居を見るのは好きであるから、少なからず彼には興味がある。 ) ( 聖女であり天使の力を己の身に降ろす奇跡を体現した少女。芝居がかった大仰な態度を取る彼にクスリと聖女は笑う。 ) よろしいでしょうアイゼンリッター。貴方の礼節とその衣装の素敵さに免じて、忠告はこの身に受け止めさせていただくとしましょう。 ( 芝居がかった大仰な態度に天使は少しばかし機嫌良さそうに唇に指を当てた。―――朽ちた教会。黒の鉄仮面。清浄にして華麗、優雅なる天使―――それは客観的な目線を想像すると、まるで物語の一幕のようであり、その登場人物であられる私は酷く愉快だ。 ) ――――そういえば、彼女というのは? ( 言葉通りに今日は素直に大聖堂に戻るとしてやろう。――――そういえばと。ふわりとひび割れたステンドグラスを背に浮かび上がる天使はささやかな疑問をついでに訊ねてみるとしよう。 ) [Thu 14 Oct 2010 00:02:34]
アイゼンリッター > ……アイゼンリッター。 そう呼ばれているし、そう名乗っている。 他に同じ名前の奴は聞かない。(誰何の言葉に、淡々と応じた。 有名人――ではあるだろう、恐らく。話ぐらいは聞いた事がある人間も多い筈だ。 それに対する評価はまちまちであるし、自警団やらからは厄介者扱いされているだろうけれど)大聖堂? ああ、そうか。 先日訪れた。 恐らくは私のことだろう。 用事があったが、もう済んだ。 騒がせる気は無かったがな。(天使のようだというのが第一印象、話を聞かない娘だな、というのが第二印象である。 此方の事をじろじろと眺めてくる彼女の視線を、無表情に鉄仮面――酷く実戦的な鎧や装備と異なり、コレは純粋に演劇用の品だ。まあ、相応の防御力はあるが――は受け止める。 ちなみに徒手空拳なので期待には添えそうもないが、ベルトには様々な装備が吊るされている。)――聖女? ……………そうか。(この鉄仮面の怪人、アイゼンリッター/カイン・グレイホークと呼ばれる人間は、酷く敵を作り易い行動をとっている。実際、自警団が悪感情を抱いているのも、彼が自警団を信用しておらず、批判を繰り返した為だろう。 そんな男にとって数少ない例外、尊敬の対象となっている人物のひとりは、大聖堂の聖女である。 鉄仮面の下で、微かに眼が細められた。 バサリとマントを翻し、芝居がかった礼を取る)ならば、重ね重ね失礼した。 だが、警戒して貰いたいのは、事実だ。 ――貴女に何かあれば、私は彼女に逢わせる顔が無くなる。 [Wed 13 Oct 2010 23:35:29]
アンヘル > ――――――………んー………?けどそのとっても目立ちます衣装のお話……何処かで聞きました覚えがあるのですけれども。 ( ――――確かゴシップ誌だ。図書館で見た。何でもこのヴェイトスには悪漢を退治して回る仮面のヒーローがいるという話ではないか。実に感心な話である。………む、これ?噂のひーろー。 ) 其方こそどなた様ですの?――――あ!そういえばうちの大聖堂に仮面の不審者が入っておりましたと聞き及びましたが、ずばりその片割れはあなたなのですね! ( 女の一人歩きを窘める言葉を天使は華麗にスルー。悪い奴?ボッコボコにしてやんよ、の精神なのであり。そもそも悪を斬るのが私の使命なのであり、己の身を案じてばかりでは私は聖女失格の烙印を押されてしまうであろう。 ) ( ふーん、と近付く鉄仮面に臆する様子も無くじろじろとその鉄仮面を見やり――――やだ、なんかちょっと演劇から抜けだしてきた人っぽくて良いかもしれない。これに加えて出来ればござる口調などであれば良かったのだが。もしくはサムライソードを差していたりだとか。 ) 苦労してそうだこと。しかし聖女たる私にまあ何と礼儀のなっていない口の利き方だこと……――――いちいちその程度に目くじらを立てる程に狭量でもありませんが。 ( ならば言わなければよいのにというのは言うなかれ。 ) [Wed 13 Oct 2010 23:25:49]
アイゼンリッター > そうか。悪かった。(朽ちたりといえども、此処は教会だ。聖職者や神々――本物かどうかはともかく、ヴェイトス市には異様に多い。大半はフェザリアンやらの騙りだろうが――がいても奇異ではない。 鉄仮面の男は、変わらず淡々としたそっけない口調で応じた。 其方の事を気にしていないわけではない。 アイゼンリッターは、こういう喋り方なのだ)だが、住人でないなら気をつけろ。 この界隈は治安が悪い。 其方が何者かは知らない。 だが、女一人で歩いて良い場所でもない。(光を吸収するような黒色の外套と、僅かな光源でも艶を発する黒い金属鎧。何よりも異質なのは、頭部の鉄仮面だ。 動くたびに外套と金属音が、影のように付き従い、纏わりつく。 僅かに女の方へと足を進めた。 その翼と白色の戦装束は、どうにも嫌な記憶を呼び覚ましてならない。 まだ彼がカイン・グレイホークであった頃、陵辱されて打ち捨てられた女が、ちょうどそんな姿だった。 髪の色や容貌はまるで違うのだが、何処か雰囲気が似通っている)……あまり、長居をするな。 どうなっても知らんぞ。 此方が間に合うとも限らない。(淡々とした口調に混じる、微かな人間味。 それは、ひどく疲れたような声だった) [Wed 13 Oct 2010 23:09:27]
アンヘル > ( 美麗にして苛烈な印象を他者に抱かせやすい女である。其れは裂日の天使。悪を探し滅する刃。その剣はどんな聖歌の凱歌よりも気高く歌う。 ) ( 信仰の場である教会が朽ちていく様は悲しい。私にある奇跡はただ悪を斬るだけだ。例え聖女と謳われた所でこの手は誰の傷も癒す事はできない――― ) ―――――うわっ!びっくりしました!? ( なんて憂いを帯びた眼差しで考え事に耽っていたら声を掛けられた。ここに誰かがいた事にも驚きだが、その非人間的な口振りや見た目の異質さにもまた驚かされてしまう――――ん?見た目の印象深さなら人の事を大して言えないって?大いなる主の恩寵を受けていられる私は神々しいから良いの。 ) 住人ではありません事。失礼を仰らないでいただきたい。 ( ぷんすか。背中の翼を緩やかに動かしながら、聖画の中から飛び出したような格好をした天使は不満そうに腕を組んで口を尖らせる。 )( だいたい何なのですの、このとっても悪目立ちするような方は―――これがヴェイトスの貧民街に住まう者達のファッションセンスなのであろうか?初めて見るが。 ) [Wed 13 Oct 2010 22:55:32]
アイゼンリッター > ………………。(停滞する事無かれ。 理解しているし、そう決めて、行動し続けている。 休息する暇などない。 だが、どうにも全身を覆う倦怠感が拭えないのも事実だった。 警邏の最中、ふと足を止めて教会にもぐりこんだのも――それが理由だ。 犯罪者を追いかけ、怪物を狙って徘徊し、海辺の異変について調査し、吸血鬼を捜し求める。 そんな日々で精神が疲弊しないはずも無い。 とくに強迫観念に侵されつつある彼にとっては、実際の敵も勿論、眼に見えない敵も多かった)……………ッ!(そして次の瞬間、背後に何かの気配を感じ、漆黒の外套を翻して振り返る。 すばやく身を屈めて、臨機に即応できるよう備えながらだ。 しかし、その視界に入り込んできたのは――燃えるような赤毛の、翼の生えた、女だった)……………此処に住人がいるとは思わなかったな。(掠れた声が漏れる。 冷たく、低い、淡々とした非人間的な口調だった) [Wed 13 Oct 2010 22:36:23]
アンヘル > ( 朽ちた廃教会で赤毛と呼ぶには真紅過ぎる髪をした翼持つ女が舞い降りようとする。――――それは罅割れたステンドグラス、破れた宗教画に描かれた天使を表すかのように、その背には純白の翼がある――― ) ( それはゆったりと、優美さを感じさせるように壊れた窓から教会の中へと入り込みそっと地面に降り立つ―――― )( ―――貧民街。貧しい場所。失われてしまった信仰の象徴に、胸には一抹の寂しさが過ぎり――その中に誰かがいるとは、ましてや鉄仮面を被った際物がいるとは思わない。ただその天災のような惨状に思わず足を運んでしまっただけであるから―――― ) [Wed 13 Oct 2010 22:28:26]
お知らせ > アンヘルさんが来ました。 『―――ふわり』 [Wed 13 Oct 2010 22:17:43]
アイゼンリッター > (蔦の悪魔はホワイティア居住区に多大な被害を齎した。 事態解決後、街は復興したが、現在に至るまで放置されている廃墟もまま存在する――つまりは、この教会のような。 ステンドグラスの名残などを見る限り、かつてはそれなりに信者も集まっていたのだろうが、見る影も無い。 あの騒動の後、立ち退いた住民達が戻らなかった区画だ。 今ではもはや、単なるスラムに過ぎない)…………………………。(その中を外套を翻してゆっくりと歩き、祭壇の前、十字架を見据える位置で立ち止まる。 忌々しい限りだ。 今回の騒動がヴェイトス市に残すだろう傷痕の事を考えると、この程度では済まないかもしれないという、漠然とした予感があった)(また一人、海辺で殺されたのだ) [Wed 13 Oct 2010 21:46:18]
アイゼンリッター > (その屋根上、十字架の傍らに黒い甲冑と外套を纏った、鉄仮面の怪人が立っていた)…………………。(hmmmと微かに声が漏れる。 暗黒街の教会は有名だが、この教会は忘れ去られ、古び、朽ち果てたようだ。 屋根瓦はひび割れ、既に裂け目が出来ている箇所もある。 其処からするりと影のように潜り込んだ鉄仮面は、木製の梁――腐ってやしないかと危惧したが、存外、しっかりとした状態を保っていた――に手をかけて体をぶら下げると、それから静かに礼拝堂へと降り立った。 ガシャリという重い金属音と外套が、その後に付き従って纏わりつく。 割れたステンドガラスの破片を踏みしめながら、建物の内部を検分する。 廃墟といっても、そう古くは無い。ここ数年で荒れ果てたといった感じだ。 原因不明の屋根の裂け目、そして敷石と地面とを突き破ったかのような大穴を見る限り、蔦の悪魔絡みの騒動で放棄されたのだろうと思えた。 大穴の傍には苔と草、僅かながら花が生えていた) [Wed 13 Oct 2010 21:34:12]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『廃教会』 [Wed 13 Oct 2010 21:23:34]
お知らせ > ソードさんが帰りました。 『スラムの自宅へと帰りついた』 [Tue 12 Oct 2010 23:45:14]
ソード > (この時期の魚はその身の太さが魅力。 脂の乗った赤みの大物などを釣り上げれば一財産になるし、地味な色合いの黒い魚や縞模様の魚などは洗練された味…)毒があるけど、膨らむ奴も美味しいよね…(職人に持って行くと大喜びされる一品。黒いしょっぱいソースを最近もらったが魚との相性が抜群で)…うん、海がつかえないと…困るね。(調査に加わったりしたら、立ち入り禁止になってもはいれそうではあるが…荒事に向いているわけでないし、と思い込んでいる黒豹の獣人で…) [Tue 12 Oct 2010 23:40:27]
ソード > (職業は薬草集め… 海のほうがこのまま危なくなると当然立ち入り禁止とかになっていって)…釣りに行けなくなっちゃうね…(育ち盛りが多い… 大物が釣れる季節なのでこの時期は釣りが結構大切な栄養源だったりする家計で…)…でも火山だから…津波以外に何かあるのかな…?(いまいち危険さを認識してない一般人で… 暗いスラムの道…くるりとみわたすもいつもどおりの雰囲気で) [Tue 12 Oct 2010 23:31:40]
ソード > (スラムにある自宅へ向かう道なりを歩きつつ 少し溜息ついたのは獣人の少年風。)んー…海ね…ぇ…?(雑貨を買ったらしく紙袋を抱えて歩きながら呟いたのは先程お店で聞いた海での噂について)…少し前に津波に話は聞いていたけど……海底火山って…何だろ?(海の底の火山?水浸しでダメなんじゃ?と地学は詳しくないらしく…首をかしげていて) [Tue 12 Oct 2010 23:22:20]
お知らせ > ソードさんが来ました。 『色々不穏な噂を聞いたり』 [Tue 12 Oct 2010 23:19:04]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『やはり鍵となるのは海だ。』 [Mon 11 Oct 2010 23:28:05]
アイゼンリッター > 奇妙な武器を持っていた。街を見ているようだった。そして立ち去った。――奇妙な武器、奇妙な武器か。(しばし思案した鉄仮面は、首を横に振る)駄目だな。ヴェイトスには工房が大量にある。見たことのない武器など珍しくも無い。物的証拠にはならん。(だけど彼女は武装していた)そうだ、武装していた。 つまりウォータリアンの集団が何者であれ、武装する必要性がある。(ぶつぶつと独り言を続けながら、鉄仮面のとこは街を歩いていく) [Mon 11 Oct 2010 23:27:56]
アイゼンリッター > まずは事実を並べていこう。始めになったら始めて、終わりになったら終われば良い。どうだろうね?(しばらく立ち止まっていた男は、歩き出すと同時に呟いた。 ガシャガシャという重たい金属音と、黒い外套が影のように纏わりつく)良いだろう。思考を整理する。(と鉄仮面は応じ、頷いた)事の始まりからいこう。それは海辺での異変だ。津波。奇妙な生物の死骸。沖合いでは地震もあった。そして、海から煙が昇った。(足を止める。 顎に手を当ててhmmmmと腕を組んで考える。 それが数十秒ほど続くと、また男は歩き出した。 やはり口調はぶつぶつとした呟くようなそれだ)それで、ウォータリアンの騒動が起きたわけだ。騒動といって良いかはわからないけどね。まあ、彼らによる騒ぎが起きるようになった。……うん、ここまでは確実だね。 それで次に何があった?(一拍おいて、鉄仮面の男が頷いた)私自身が接触した。ウォータリアンとだ。名前はチク。自称シーナイト。女だ。年齢はわからん。 [Mon 11 Oct 2010 23:20:44]
アイゼンリッター > (今夜は晴天。月と星の明かりで見通しは良い。 黒い外套に黒い鎧で街を歩くには些か目立つ嫌いはあるとはいえ。 影に潜んでからの奇襲を多用する分、こういう晩は少し苦手だ)もっとも、地上で行動する時点で奇襲は不可能だが。(建物の強度不足で落下するなど、馬鹿馬鹿しくて笑い話にもならない。 実際、かつて何度かやらかしたことのある失態だ。 その時は幸運にも大事に至らなかったが、いつまでもそれが続くとは限らない。 ただでさえ、普段の行動からして運頼みな面が多々あるというのに)……今重要なのは情報だ。 敵が攻勢に出ている――いや、そうではないのか? 大規模な攻撃であるのならば、集団で活発に動くはずだ。 だが、先日のウォータリアンは単独だった。 他にウォータリアンが徒党を組んで行動しているという噂は聞かない。 だから大規模な事件に発展せず、此方は情報を掴めないし、自警団やシーナイトも警戒に留まっている・・・?(道端で立ち止まり、腕を組んで思案する。 かすかにhmmmmと声が漏れた。 これが自分の妄想なのか、或いは推理なのかは、あまり判別がつかないのだが) [Mon 11 Oct 2010 22:46:22]
アイゼンリッター > (実際、後手に回らなければならないのが現状だ。 攻勢となり、そこ等のウォータリアンを片っ端から叩きのめして情報を吐かせることができれば、どんなにか楽だろうか。 だが、それはできない――正確には「可能だが、しない」という事が重要だ。 それをやってしまえば、自分は『怪物』になる。 辛うじてギリギリのところで踏み止まるため、自らに課した枷だ)……とはいえ、どうしたものかな。 シーナイトは動いているようだが……やはり海辺か。 水中戦闘を考えると、コスチュームは危険だろうが。(手帳を閉じ、ベルトのポーチに収める。 屋根から屋根へと飛び移るべく立ち上がると、ぎしりと足元に木が軋んだ。 さすがに貧民窟の建物だけの事はある。幾ら軽量化されているとはいえ、金属鎧と此方の体重が合わされば、足場としては危険極まりないか)……仕方ないな。(そう呟き、鉄仮面の怪人は路面へと降り立った) [Mon 11 Oct 2010 22:20:02]
アイゼンリッター > (ここ数日の間、暗黒街とスラムとで調査を行っていた。だが、状況に進展は見られない。 ウォータリアン――恐らくは集団であると見られる――が何らかの目的をもって行動しているものという予測はついたが、その行動指針は一環していないように思われる。 現時点でわかる限り、ウォータリアンによる喧嘩、或いは犯罪が増えているという程度しか特徴は無い。 ヴェイトス市における土着のアウトロー組織が動きを見せていない以上、これは犯罪組織による攻勢ではないという事は判断できるが……)いかんな。奴らにイニシアティブを握られているぞ。(貧民窟の屋根上に身を屈め、手帳になにやら認めていた鉄仮面の男は、そう呟いた。 別にそれ自体――相手に先手を取られる――は何時もの事だ。 犯罪者が事を起こしてから、此方はそれを防ぎにかかる。 だが、それは『間に合えば』何とかなるというだけの事だ。手を打たねばなるまい)……シーナイトの自宅にテロ行為が敢行されたという噂も聞くしな。 [Mon 11 Oct 2010 22:05:35]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『状況に変化なし。』 [Mon 11 Oct 2010 21:55:47]
お知らせ > シロ@狼さんが帰りました。 『(きゃっきゃっ。単純なことでも動物は楽しめる。スラムで起きた小さな幸せ)』 [Thu 7 Oct 2010 22:06:54]
シロ@狼 > (汚れ落としに飽きた狼は。はふぅ、とため息をひとつついて行為をやめた。そしてやってきた二匹の猫のうち、シャム猫のほうへと近づいていけば前足で猫の体を横倒しにした。べつにいらだってやったわけじゃぁない。こういう遊びもたのしいからやるだけ、猫も猫でそれが面白いのかしっかり倒れて狼の前足を掴んだりかんだり叩いたり。隣にいた三毛もソノ行為が面白く見えたのか混ざってくる。犬と猫で遊ぶなんていうのは道具も知恵もいらないんだ。) [Thu 7 Oct 2010 22:05:48]
シロ@狼 > 『汚れちゃったからぁ、落とそうかと思って』(今度は石材に体を擦りつけはじめた狼、結果はひどくなる一方。三毛「川で洗ってくればぁ?」シャム「海で洗ってくればぁ?」。2匹とも他人事なので言うことはたいてい適当だ。スラム在住の野良動物は、自分のこと意外はだいたいこんなもんだ。なぜなら他人にかまっている余裕など、この貧民窟にはない。えさを見つければ一人で食べる、他のものが来たとしてもあげたりはしない。飼い狼は、家主の料理をもってきたりすることはあるが飼われていなければやはりみんなと同じような行動をしていることだろう。)『濡れたら濡れたで、ゴシゴシされるからぁ・・・』(三毛「ソードはきれい好きだね」シャム「ソードにくっついて汚しちゃいなよ」。ケラケラわらう2匹は人間にゴシゴシされたことなんてないんだろう。ブラッシングは好きだけど、タオルでゴシゴシされるのは嫌いな狼は口をへの字にして2匹を見下ろす。ちなみに家主を汚すなんていう行為はいつもしてるわけだ(?)) [Thu 7 Oct 2010 21:59:42]
シロ@狼 > (ごろごろと転がったせいか、土ぼこりが体へと付着してしまった。そんなことはおかまいなしなのだが、このまま帰ったのでは家主にタオルでごしごしされてしまうだろう。ちょっと困ったように体を見つめる狼は資材の上で体を資材へと体を擦りつけ始めた)(とれない・・・かな?)(長年雨風にさらされた木材は表面が粗雑になっていてざらざらとしていい抵抗があった。順調に汚れが落ちているだろうとおもったものの、月明かりに照らされた白い毛は灰色へと変色していた)わふんっ!(だめじゃん! 一言吐き捨てるように吼えた。と、そこへやってくる近所の野良猫2匹。三毛とシャム。「なにやってんのー」と足早にやってくるこの二匹は近所付き合いもあるためか、自分の5倍近い大きさの狼にも恐怖を抱いていない様子。) [Thu 7 Oct 2010 21:50:30]
シロ@狼 > (スラムの一角。長年使われていない資材置き場。長く削り取られた木材は既にカビがはえ、きれいに四角く削り取られた石材はボロボロに朽ちている。今はただのゴミ置き場と化している小さな広場の真ん中に白毛の狼は横たわっていた。何をするわけでもなく、誰かを待っているわけでもなく。通りに面したソノ場所で、たまに通る人を見たり月を眺めたりして尻尾を振っている。時折聞こえる無視の羽音、まだ蚊が出ているのだろうか耳の中に入ってこようとするのを耳をパタパタと振って振り払ってみたり、時にはむき出しの土の上で転がってみたりと狼はこれといって目的を持ってここにいるわけではない)くあ・・・(大きな口をあけあくびをしては体制を変えたり資材の上へと移動したり、一人きままな時間を過ごす) [Thu 7 Oct 2010 21:40:42]
お知らせ > シロ@狼さんが来ました。 『(きれいな月を眺めるように──)』 [Thu 7 Oct 2010 21:32:04]
お知らせ > シロさんが帰りました。 『(ゆっくりとした足取りで──)へくちっ!(次の日体がだるくなった──)』 [Tue 5 Oct 2010 03:06:42]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『( ―――成人男性用の服。明日買いに行かなきゃな、なんて。 )』 [Tue 5 Oct 2010 03:04:19]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 嗚呼、頭痛が――、嗚呼、 )』 [Tue 5 Oct 2010 03:03:06]
シロ > う、うーん・・・2〜3日人間だったり狼だったりもしたから、はっきりとはいえないかな・・・(ここ最近は人間でいることが多い狼。もう自由に動けるようになるとどちらのかっこうでも苦にならないから気にしていない。ただ、狼のときは人の言葉をしゃべれないから、いろいろとやきもきするときはあるけれど──と、立ち上がろうとする猫を見やれば腰に抱きつくように手を回そう。見た目よりパワフルなお子様は人間一人押さえつけるくらいは出来るのだ。濡れたティーシャツは筋肉のついた体にぴったりくっついてシルエットが出ているくらいで)ほら、抑えてあげるから、右、左って足出してって。壁に手ついてね(自分がしてもらったことを猫にもする。もうやって少しずつ、4足から2足になれていくのだ。まずはバランスのとり方が大事)おぅ、連れて行くぞ!(にぱっと笑って答えよう。どちらの家にいくにしろ、こうなることは必然だったろうから拒否はしない。そして、家に来てもいいといわれれば間違いなく遊びに行くだろう。こんなおもしr不安の残る相手を方っては置けないのだ。この犬は。犬です。) [Tue 5 Oct 2010 03:01:01]
ナイト > (お子様の役得だということで納得しておこう。う、うらやましくなんかないんだからね!どれだけ情けない体を晒しているのか、自覚は無かった。図体のでかい男を少年と少女に支えられるというのも、随分と大変な図である。職質食らいそうです。) 教えて欲しい、猫はもっと知らねばならない。この姿になったことにも意味があるのなら、猫はそれを探し当てなければならない。 (義務感が生まれるわけも謎だが、猫にはそれが、己に与えられた役割であるように思えて仕方が無いのだ。彼女の気遣いと、思いもかけなかった優しい遭遇に警戒をほぐして、一先ずは――運命の夜を後にしよう。) [Tue 5 Oct 2010 03:00:09]
シャーリー > ( まったくもう、とちっとも反省していない様子のシロくんに私は思わず肩を竦めてしまった。見た目が子供のせいか、少し気を抜くとついつい油断してしまう。子供の見た目な特権を最大限に生かしておる。出来るのう、シロは。 ) ルールを覚える事は大切さ。知らない事があれば教われば良い。教えてもらえばいいんだ。 ( それぐらいなら私も手伝えるよ、と。暫くのあいだ、彼が人の世界に慣れるまでは世話をしてあげようと―――それぐらいなら私でも手に余らないと。少しの間かもしれないが、私は人の姿をした猫さんに屋根を貸してあげる。 ) ―――ととっ。シロくん、良かったらちょっと手伝ってくれる? ( ―――私のお家に連れてくから、と。立ち上がる事にも困難な様子を見せる彼の手を取り、一先ずは私の家へと案内しようと―――― )( シロくんも良かったらちょくちょく様子を見に来てね?と。動物から人の姿になったのは彼が先輩のようだし、色々とナイトくんの助けになるんじゃないかと思うから。彼がこれ以上濡れないように傘を猫寄りに掲げながら、私はちょっと苦戦しながらスラムの路地を進んでいこう―――― ) [Tue 5 Oct 2010 02:44:37]
ナイト > (誤字訂正 ∀→すべて いや、まじで変換できるんだぜ。普段どんな変換してるかばれたね☆)(ヒント:ガ○ダム) [Tue 5 Oct 2010 02:31:20]
ナイト > (つまり元凶は猫なわけだ。把握した。十二歳までなら女湯だって入れるさ!何も問題は無い!) そう、かもしれん。何も持たずとも困ったりはしない。猫はそも、何も持つ必要もない。毛皮と耳だけは猫に属するものだと思っていたのに、それさえも違う。だが、姿が変われば、猫を取り巻く事象も変化する。故に、 (腰へと視線を落とす。服、などとヒトが呼称しているこんな布一枚が、かくも有り難いとは。) ありがとう。シャーリーは猫にルールを一つ教えてくれた。この姿で寒さを凌ぐ方法を。 (もう一度、礼を。猫は急いで、ヒトとしての自分を構成する。人の世のルールを覚えたがる。水分が抜けた髪は幾分か軽くなって、猫は望まずともヒトのそれより眼光の鋭い眼差しで、少年と少女を行き来する。) この出会いも、この会話も、猫の求める答えの一部だろう。ならば、…考えねばならない。今の猫には、屋根が必要だ。 (だから、救いの手があればそれを取りたい。でも、示し方がわからない。) …つまりは、夜が終わればいいのか。シロの言葉を信じよう。 (笑おうと、努力した。こういうとき、ヒトは微笑むものだと知っている。うまくいかずに、頬が少し引き攣っただの表情となったが。) ……助けて、欲しい。 (再び目蓋を伏せる頃には、そんな小声が雨音に紛れて聞こえた。――ねェ狼さん今自分で犬って言わなかった!?)    (背後の壁にもたれて、男は立ち上がろうとしばしもがいた。やがてその作業に伴って滑り落ちていく上着を、反射的に掴む。五指が動く感触に戸惑い、また凍て付く。∀がスローテンポで進んでいく世界。) [Tue 5 Oct 2010 02:30:05]
シロ > うーん・・・オイラは飼われてるっていう感覚はもったことないな。一緒に住んでる、とか一緒にいる、って思うからな。あ、でも、猫は人間にべたべたしないって、近所の友達が言ってたな(その辺はイヌ科とヌコ科の違いなんだろう。人間に恐怖心を覚えるか親愛関係を求めるか。群れで行動することもある狼は仲間がいないと寂しくなるのだ。)最初はねぇ〜、立つの難しいからね。(そんなことよりまずは場所を移動したほうがいいと思うんだ。犬と猫はずぶぬれです。女の子は・・・傘の下だ。)うーん、オイラの場合朝起きるとどっちかになってるからな。多分、ナイトもそんな感じになるんじゃないの?(まだ人間になって日が浅いので実体験を語る狼。実際は自分で返信できるようになるらしい。ちっこい白いもこもこしたの証拠がいるから間違いない。「がんばれば自由に変身できるようになる」なんてアバウトな励ましをしよう。──ちなみに、世界だのなんだのという難しい言葉はお仔様の耳を右から左なのでした。頭はよくないです)えー、でも、オイラわかんないからなぁ(怒られた、とは思っても悪いことをしたという気持ちがない分口を尖らせる少年。その人差し指甘噛みしてやろうか。いや、しないけど。人間的な特徴というものをあまり認識できないこの狼は、セクハラスキンシップで判別をつけるしか方法をしらない。そして、シャーリーが家に連れて行こうという発言をするならば、狼は狼で身を引くだろう。濡れたまま入ると家主に怒られるから、ということも頭をよぎるし。結構頭のつくりは単純なのです。)どうする〜?(人差し指で自分と少女を交互に指差そう。どちらにせよ、連れて行くために肩くらい貸すだろ。歩き方教えたりなんだり──) [Tue 5 Oct 2010 02:20:15]
シャーリー > ( 露出狂の方には少しばかし気を揉んでいたけれど、まさか少年の方がナチュラルに胸タッチしてくるとは思わなかったんだもの。もう一回やったら今度はほっぺたをいーっておもいっきし抓ってやろう。 ) そういう事はめっ!だよ。唐突に胸なんて触ったりしたら、怒る人は本当にとっても怒っちゃうんだからね? ( 当たらずとも遠からず―――割と近い想像をしているシロに、柳眉を逆立てながら窘めるように人差し指を立てて注意する。セクハラっていうのは、した方にその気がなくてもされた側が思えばセクハラなの! ) ――――そう。そうなの。 ( そっと、私は彼の言葉をただ聞いた。彼が口にした言葉。それは私には切ない意味を持っているように聞こえてしまったから。 ) そうだね。キミには何も無い。 だからかな?  ―――――誰かが誰かに優しくするのに、理由なんてそんなにはいらないさ。 ( 尻尾がなくとも、お髭がなくとも。ただ私はそっと見なかった振りをするのが大層苦手なのだ。目の前にいた子が困っていた。私はそれに手を差し伸べる事が出来た。――――ね?そんなに不思議な事でもなんでもない。 ) ――――世界か。そう、なら私もまだそれを信じてしまおう。 ( 大丈夫だと猫は言う。それならば、と私は善意を押し付けるような真似はしない。濡れていた髪を幾分か乾かせる事が出来れば、濡れたタオルを私は再び鞄の中にとしまった。 ) ――――それなら教えてあげようか?少しだけ―――そう、ほんの少しだけしかだけれど。ちょっとぐらいの間ならば、うちに泊まったりもしていいさ。勿論シロくんの所でもね。 ( ――――戸惑い続ける彼。ならば順応する事が大切だ。庇護されるにしても、自分の足で歩くにしても。まあ猫の姿に戻れればそんな必要も無いかもしれない。―――けど彼が今までずっと猫であったとしても、社会はその姿をしている限り、猫を人として扱うのだから。簡単な日常に慣れる程度ならば、まあ私なんかでも助けになれるかもはしれない。 ) [Tue 5 Oct 2010 02:01:03]
ナイト > (触られちゃったよ、おぜうさんなんて素直なんだ。ここはビンタか何かだと思っていたのに。そして、怯えることに手一杯な猫のことにまで気遣いを見せているとは、気づきはしなかったが、少女の優しさには感嘆ものである。) わからない、猫は飼われるということがわからない。或いは飼われていた時期もあったのかもしれない。幾つか、暖かい場所を知っている。何人か、優しいヒトを知っている。だけど――…、 (僅かに声がぶれる。切なさには届かない、曖昧な違和感としか呼べない揺らぎが、矮小な胸を埋めた。) それは猫には属さない。猫は、それだけは分かっている。 (何を、とまた怯える眼差し。怯える仕草。極めて弱い生物たる癖は、そう簡単には抜けない。それでも、彼女の手は、硬直している長躯の髪に触れるであろう。) ―…シャーリーのことがわからない。猫には毛皮も耳も無いのに。 (そう、呟く。愛惜を乞うべき武器は無いのに――どうして優しい仕草で触れるのか、それがわからないのだ。) …問いに答えよう、きっと大丈夫だ。猫は色々な事態に遭遇してきたが、世界は常に答えを用意してくれた。故に、信じるとする。 (アタマを振るうと、髪が幾分か乾いていることに気づく。) 猫はまだ上手く立てない。…体が重たいのだ。シロが羨ましい。同じ時間を重ねれば、いつかは馴れるだろうか? (少女の懸念と、少年の気遣いを感じ取って、猫は迷い、また沈黙へと引き返す。近所の野良猫と違わないのは事実だ。) ―…シロ、狼の姿には戻れるのか?猫も、いつか、戻れるのか? (それを、問う。視線に不安を孕ませる、なんて器用な真似は出来ないけど。) 猫は……庇護されることに、慣れてもいない。 (出方が分からないのだ。社会概念が、ヒトになれた彼らとは余りに違う。) [Tue 5 Oct 2010 01:40:15]
ナイト > (――――――幕間―――――――) [Tue 5 Oct 2010 01:28:52]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『(ちょ、接続…orz)』 [Tue 5 Oct 2010 01:28:33]
シロ > ん?いや、オイラは自分でうまく変身できないからな。今日は人間のかっこうになってるけど、狼の方がオイラは動きやすいな(生まれたままの姿のほうが動きやすいのは明らかで。今はこうして走り回るほどになったが、初めて人間になったときなんぞは匍匐全身すらままならないくらいだった。手の開閉に難ありなほどだった。そして狼は猫の心など知る由もなく非常にフレンドリーな対応をとるのだ。近所の野良猫、野良犬なんかと戯れるのとなんら代わりのない対応。犬猫集団に混ざっている狼は犬や猫はお友達という認識が強い。)オイラ、立って歩くのに苦労したからね!(ちょっと先輩気取りで胸を張る。ちなみにいろいろと言葉足らずなのは見た目も頭も子供だからである。)(一方伸ばした手に伝わる柔らかい感触を確認すれば女であることを理解したようだ。ちなみに胸のない女は男として見る場合が多々ある。人間の区別とかつきにくいのです、はい。裸ならわかります、はい。)そっか、人間じゃないのか。ま、いいけどな!(多分、夜でも見える種族の変身した姿なんだろうと、いつのまにか脳内ではシャーリーを自分たちと同じ立場に置き換えている。コウモリあたりかな、と適当に想像しているのだ。そして、判別をつけるための行為であって決してセクハラではないのだよ!)布団とか、オイラの家に行けばあるけどな。オイラん家は犬と猫しかいないから、そんな心配は要らないぞ。来るか?(シャーリーの気持ちを知ってかしらずか。ぶっちゃけ、そんなにいの回る子供ではないので自分の意見だけ言ってるだけだけれど。居候の身で客人をつれていくのも、近所の野良猫連れて行くのと気持ちの面では代わりはないから、こんな発言だ。) [Tue 5 Oct 2010 01:21:50]
シャーリー > ―――濡れていると余計寒いからね…少し、じっとしてて…ね。 ( 秋の夜長に降る雨は長い。一先ずはその濡れた猫を拭いてやろうと、私は手持ちの鞄からタオルを取り出して、それでそっと彼の長い髪を拭いてやろうとする吸血鬼はゆっくりと手を伸ばす―――― ) ――――どういたしまして。 ( ありがとう、と口にする言葉にどうもと。けれど困った―――そう、困った話しだ。もう少し時期が早ければマシであったけれど、これからはどんどん寒くなってくる季節―――夜に外で一夜を明かすのは、時と場合によっては命にかかわる事もあるのではないかと危ぶんでいる。 ) [Tue 5 Oct 2010 01:14:03]
シャーリー > ――――………!? …失礼だけれど鋭いなあ。 まあ…そうだね。人間じゃないとは認めておくさ。――――………そりゃね、別に可愛いとかそういう自信が有るわけでもないけれど……どっちかわからないか言われたら地味に傷付く……… ( その指摘にギクリと身を強張らせて。否定し過ぎるのもおかしかろう。私はベレー帽を目深に被り直すと迂遠な言い回しでそれを肯定しながら頷いた。………そして続いた言葉にはちょっと胸に棘が刺さった感じでグサッと。お、狼さんだから…わからなかったのはきっとそのせいだから……! ) ――――ひゃっ!? ( 胸とか触られたら思わずびっくりした悲鳴を上げて目を白黒させてしまう。予想外の不意打ちであった。大き過ぎず、しかし決して小さすぎないしっかりとした女性特有の膨らみの感触がシロにはわかったことであろう。 ) ―――――……まっ…たくもう……! ( セクハラを叱り付けようと口をパクパクしたけれど、大声を出すと猫を自称する彼が驚くかもしれない。我慢、我慢。 ) 元から誰かに飼われていた…という訳でもないのかい?けれど―――……ああ、そうか。……困ったな、うん。 ( 猫であったのならば、元の姿に戻れば少しは―――なんて思ったけれど、最初からそれが簡単に出来ていれば猫が思い悩むような事も無かったであろう。 ) [Tue 5 Oct 2010 01:09:35]
ナイト > (何となく分かるのだ。あの少年は猫に近しいもので、ただ、この状況に関連して猫より経験豊富なのだと。彼女も――人間かどうかは問題ではない、重要なのは敵なのかどうかだ。そして、恐らくは違うのだ、と知って、臆病な猫は漸く幾分か緊張感を緩ませた。) ああ、寒い、酷く寒い。ヒトは不便だ。―…シロが自らその姿を選び取っているのならば、猫には理解出来ない。 (あの少年は――狼だ。無害に見えるが捕食者に分類されるだろう。果たして自分はこの状況下、眼前の二人が敵となった場合に逃げ切れるか。猫の関心は専らそこにあった。) …、 (無言、ではあったが、少女の反応には警戒を示す。逃げたりしなかったのはひとえに体が上手く動かない為だ。伸ばされた手が何度かのためらいを経て、彼女の上着を受け取った。そうして、其処から先どうするべきかを忘れたかのように、硬直する。) …きっと追い出される。ヒトは汚れた猫を好まない。猫には今毛皮も耳も無い。 (男は真顔で、少年の答えに反応を示す。) ヒトが猫に庇護を与えるのは、それらの為だ。つまり、今は叶わない。猫は布団を所有していないから。―…屋根もだ。 (一旦口を開けば饒舌であった。枯渇することなく流れ出る言葉に、己が慄く程。) シロはヒトではない。猫も、シャーリーもヒトではない。…だけど、ヒトであることに慣れていないのは、猫だけのようだ。 (自嘲などという高度な感情を知っていれば、今、惜しげもなく使ったであろう。伺うようにゆれた頭髪から、両の眼差しが暴かれ、男は不器用な仕様で膝へと上着を下ろした。とりあえず一番やバイところ隠しとこ!ね!)    (そうして、思い当たる。脳裏から、記憶から、その言葉を拾い上げる。)  …あ、りがとう、 (と。) [Tue 5 Oct 2010 00:59:29]
シロ > うん。狼!・・・お前、人間じゃないだろ。雌か雄か?(だからなんだというわけでもない。どうしても人間の匂いがしない少女が何なのか、あくまでも興味本位で聞くだけ。それでも、人間だと言い張られればこういう匂いの人間だという認識が新たに生まれるだろう。ちなみにいうとこの狼は相手が雄なのか雌なのかの判断が微妙に出来ないときがある。そして今はそんなときだ。おもむろに胸とかさわろうと手を伸ばすだろう。猫に関しては、もうね。全裸だし。見てわかるので手は出さない。)とりあえず、雨に濡れないところに行って、布団に入ればいいとおもうぞ(帰る家のある狼はそんなことを言う。でも、あくまでもこれは狼の意見であって世間一般的には、タオルで拭く、暖かいものを食べる、あっためあう(?)なんていう言葉が出てくるだろう。むしろ狼的には犬猫団子で寒さをしのぐ術を提示するのが普通かもしれないが、目の前にいる男が人間の姿をしているから錯覚しているのだ。と、服を着せる行為を目の当たりにすればその手もあるかと、ちょっと納得してしまう。でも、小さい。自分の服はといえばもっと小さいので貸してもなぁ、といったところだ。)じゃ、お前ナイトでいいんじゃないか?(もうすでに、ナイトと呼ぶ少女。固有名詞のなかったころというのは自分にもあった。名前があると、なんともうれしいものだとという印象は今でも覚えている。てなわけで、ナイトという名前で一段落してもらおう。) [Tue 5 Oct 2010 00:51:29]
シャーリー > そそ。まあよろしく――――え、わわっ!? ( そういう事をしたがる人的には実年齢を考えるにババァ!結婚してくれ!という人種であろうか。突然匂いを嗅がれれば流石に結構驚きドキドキしよう。な、なな何さ唐突に?と。 ) ――――狼……なのかい?シロくん…だっけか、キミが? ( ――――うん、やっぱり人間にしか見えない。 )( けれど二人ともに共通しているのは激しく浮世離れしたその雰囲気だ。それは普通の人と見るには違和感の塊でしかない。その姿形を霧に変えられる自分の身を振り返って見ても、それはまあ、決して有り得ないという次元の話ではないだろう。そうあっさりと信じられる程のものでもありはしないが。 ) そりゃまあその格好なら寒いだろうさね。 ( ―――どうしたものかと。まあ取り敢えずは仕方が無いか。ちょっとサイズは合わないが、と。私は自分が着ているその野暮ったい上着を取り敢えずは脱いで。 ) 服を着なさいな、取り敢えずは。それは寒い筈だよナイトくん。この風と、それに雨の中じゃ、少なくとも人間の肌ならば間違いなく震えるくらいにね。 ( ―――野暮ったい服を好む性格でこの時ばかりは良かった。男の子が着てもそんなには違和感が無い。私は今まで着ていた自分の上着を脱いで、全裸のままでいる自分を猫と呼ぶ彼に手渡そうとする。丈はかなり足りず、いくらか窮屈に感じられてしまうだろうが、取り敢えず全裸でいるよりかは幾分かはまだマシだろう。 ) [Tue 5 Oct 2010 00:36:53]
ナイト > (些か長い沈黙。恐らくはヒトならば自覚しない声帯の震わせ方一つにも、猫には難儀であった。視線を下ろせば其処には長い手足。黒い毛や尻尾や、鋭い爪も無い。) …そうか、ならばきっと、そうなのだろう。 (変態の意味は分からなかったが――まァ、分かっていたらそれはそれで楽しいことになっただろうが――少女の答えは的確であった。更には、二人称を持たない猫に好都合なことに、少年の問いかけを前に深夜の露出狂に名を教えてくれたのだ。) ならば猫はもう猫ではない。シャーリー…、猫は寒い。 (尚も、猫という一人称は変わらず、彼女の名を呼ぶのは、図体に相応しい野太い声だ。客観的には滑稽とも取れる一幕で、猫ばかりは真剣であった。) シロ、シャーリー、この寒さから逃れる方法があれば、教えて欲しい。 (猫に戻る方法か、衣服を入手する方法か、そこまでの具体性は無い。もう一度、両名の名を確かめるように呟く。発音にまた、違和感。) 猫を知るヒトはナイトと呼ぶ。それが名かどうか、猫には判断できない。 (声と、警戒を孕んだ眼差しは真摯であった。大男の外見ではアンバランスであろうと、中身は変化が無い様子。猫は考え、己の手中に余る問題に対して、素直に答えを求める。) [Tue 5 Oct 2010 00:16:31]
シロ > オドリコ?・・・わかんないな、ソレ。シャーリーな。(職業という項目は動物の頭にはありません。そして、おもむろに少女へ顔を近づけて匂いをかごうとするだろう。別にシャーリータンくんかくんかしたいぉ、なわけではない。雨にまみれて匂いが薄くなっているとはいえ、人間のような匂いがしていないこの空間では自分の鼻が一番頼りになるからだ。でも、結局種族まではわからないんだ。吸血鬼という存在を知らないから。)見た目は人間だぞ?(少女と同じ言葉を答えよう。見た目がただの人間に見えるのはこちらも同じことだ。そして、自分のことを「猫」と表現する男の問いに答えるかのように口を開こう)もしかして、オイラと同じか?オイラ、こんなでも元は狼だからな!あ、オイラ、シロ!(二人へ自己紹介するように自分の胸に親指をつきたててニッと満面の笑みを向けよう。猫と違い警戒心はなく、吸血鬼と違い隠すことをしない。少女の目の前にいる二人は体に異常をきたした動物の成れの果てである。世の中あまり知られていない現象だ。信じられないかもしれない。) [Tue 5 Oct 2010 00:12:25]
シャーリー > ( AAまで付けて強調された所で、こんな所でド目立つ露出狂がいればそっちに眼を奪われない訳にはいかず。おまけにそれに声を掛けてしまうぐらいに私という人間は激しくお節介な性格をしてしまっているのだ。 )( 近付いてくる少年―――真剣に錯覚をしてしまったらしい―――になんだ、と声を掛けられて。ふうむ、なんだと問われても、ハイ、吸血鬼☆と答える訳にはいかない身の上。 ) 私はシャーリー、踊り子さ。 ( にっこりと人好きのする笑顔を浮かべて、無礼な様子を気にもとめずにこんばんは、と挨拶をする。 ) ( ―――何に見えるか。そうだなー、とくるりと一つ私は傘を回した。 ) 公衆の面前で裸体を晒す変態さん―――かな。 ざっくらばんに言えば裸の成人男子。――――少なくとも、ボクにはキミが猫さんには見えない所だ。 ( 彼は自分の事を猫だという。それは比喩か、それとも――― ) [Tue 5 Oct 2010 00:02:09]
ナイト > (彼女の声に、また一つ、緊迫が四肢を走る。蓬髪を揺らして、猫は控えめな動作で顔を上げて、今度こそしかりと視線を向けた。)     (常識に考えて十月の雨の夜である。露出狂の上にマゾとかどんな気合の入った変態?少女に声をかけられるまで、「こっちみんな(AA付き)」を脳裏で十回以上繰り返したのは余談。)    (緩慢に、時間をかけて男の唇は蠢き、やがて其処から出てくる人間の声に、激しい違和感が湧き上がる。) ―…わからない、大丈夫かどうか、わからない。 (その単語を定義するところから猫の答えは始まる。きつく、壁に背中を押し当てて、垂れ下がった髪が、色違いの片目を隠して、今度は少年へと向く。) 大丈夫かどうかは分からない。―…問わせて欲しい、猫は、何に見える? (それは畏怖を孕んだ問いかけだった。二人の、ヒトガタの先輩へと向けた。少年の質問は実に難しい。強いて言えば露出狂です。) 猫は猫だ。少なくとも猫だと思っていた。…或いは、子供と同じように。 (「子供」というのは、シロへと向けた二人称だ。猫の有する単語は、極めて少ない。) [Mon 4 Oct 2010 23:44:39]
シロ > (少年の足音は雨音に負けてしまっているかもしれない。速度を落としてゆっくりと近づいてみればなおさら音は小さいだろう。男は人間だ。大人の男。でも、どこか人間とは違う感じがするのはなぜだろう?)・・・・・(首をかしげて無言で近づく少年は男と少女を交互に見比べていた。少女も少女で人間の形はしているが、人間と違う匂いがする。かいだことのない匂いではあったが、多分おそらく、今この場に人間がいないことは直感した)お前たち、何だ?(礼儀という習慣のない動物はぶしつけな質問を二人へと投げかけよう。) [Mon 4 Oct 2010 23:39:03]
シャーリー > ―――へあっ? ( ―――宵闇のカーテンは夜の眷属である私には意味を為さない。夜でも昼のように見えるその眼は、雨の帳の向こうにいる人物の姿に思わず驚きの声を漏らした。 )( ――――そのずぶぬれの男の人はスッポンポンだった。うん、おばあちゃんちょっとこういう控えめに蹲ってる露出狂だなんて珍しい物初めて見たからちょっとばっかし驚きは隠せなかったんだ。 ) ――――― ( 震えている――の、だろうか。大分涼しくなってきた昨今。夜風は冷たく、一糸も纏わないその格好はさぞかし寒かろうと―――。………変態さん…じゃないよね?なんて疑問を抱えながら胸に下げたロザリオを揺らして、猫だった人の願いも虚しく吸血鬼はその彼にゆっくりと近付いていき声を掛ける。 ) ――――……キミ…大丈夫、なのかい? ( ―――向こうの方にいた白い犬が近付いてきているのを眼の端に捉える。私はそれがちょっと遠近感で大きく見えているだけなんだと錯覚していた。だって、だって私も狼がまさか市内にいるとは思ってはいないもの……! ) [Mon 4 Oct 2010 23:29:10]
ナイト > (気配。残念ながらいつもなら素早く立ち上がって警戒を示す耳は、今は行儀よくアタマの両側に収まっている。)     (遠慮することはないぜおぜうさん。全裸だ。大事なことだから三回も言っちゃったよ。思う存分悲鳴を上げれば良い。)    (猫は経験の上知っているのだ。世界の多くが敵意に満ちていることを。故に初対面の相手には最大の警戒を示す。更に不慣れな様子で手足をきつく縮めて、其処だけが妙に光を放つ色違いの眼差しを、雨のカーテンの中より少女へと向けた。もう一つの気配は――然程警戒していない。なぜならそれが、近しいものであろうと、何となく悟っていたからだ。)      (通り過ぎてくれ、と。そればかりを願い続ける。猫は背景、世界の背景。) [Mon 4 Oct 2010 23:20:00]
シロ > (公園へと遊びに行ったのが夕飯を終えてのこと。夜中に遊ぶも昼に遊ぶも、人間のかっこうをしているだけで元は狼な少年には関係ないといったところ。誰もいない公園を散歩していたら雨。雨宿りしていても埒が明かず、走って帰ってきたところ。傘を差す、雨を避ける等の行為をしない狼はずぶぬれになりながら家への道のりを走っていた。)ん?(近道をしようとくねくね路地を走っていれば──裸の男が座っていた。普通の人間なら服を着ているだろうに。そして、その男を挟むようにして少女が近づいてくるのも見える。あっちからもこちらの姿は見て取れるだろう。)) [Mon 4 Oct 2010 23:15:45]
シャーリー > ( なんとなーく苦手な気分になるのは私が吸血鬼だからっていうのもあるだろう。日の光も流れる水も克服した眷属ではあるけれど、やっぱり本能的に身が竦むような気分になる時はたまにある。 )( 海で泳ぐのも平気だから別に本気で苦手ってわけでもないんだろうけどにゃー。まあ雨が嬉しい人はあんまりいないだろうと思いながら、ベレー帽にサングラスの青い髪をした吸血鬼は傘をくるっと一度回してお家へと帰る道をてこてこと歩いていて―――― ) ――――んんっ? ( その歩いていく進路の先。誰かが蹲っているように見えれば私はそっちの方へと視線を注意深く向けながら、その彼に近付くように歩いていく――― ) [Mon 4 Oct 2010 23:12:18]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『( 雨なんだにゃー )』 [Mon 4 Oct 2010 23:04:20]
お知らせ > シロさんが来ました。 『(バシャバシャと走る足音)』 [Mon 4 Oct 2010 23:04:03]
ナイト > (体を縮めて見る、膝を抱えてみる、此処に至るまで色々と模索したが、寒さは解消されなかった。猫の体を覆うていたあのヒトの興味を惹く毛皮が、どれ程重要な意味合いを有していたのが、今更のように知る。此処は安住の地ではない、それは分かりきっている。それで、どうすればいいのだ?今の猫には、軽々と屋根へと飛び上がる健脚は無い。この肉体は重すぎて、慣れていない今では、まともに歩くことすら困難なのだ。着実に体の温度を奪っていく濡れた大気が、悪寒をもたらせる。)     (何時までこの姿のままなのか。もう馴染んだ姿には戻れないのだろうか。闇のほとりより浮き彫りになるその感情の名は恐怖と言う。猫は視線を伏せて、いつか見たヒトの形を真似るように、長い手足を折り曲げて、膝を抱え込む姿に戻る。こちらの都合など省みない世界のルールは、当然衣服など用意してもくれなかった。) [Mon 4 Oct 2010 23:03:35]
ナイト > (猫は――…?)     (猫という自称を使ってもいいのだろうか。ここにいる一匹は間違いなく、それからはみ出た存在だ。だが、猫は自分を示す言葉を、それ以外には知らない。眩暈に襲われて、気づけばこんな姿であった。立ち上がった自分の身長からの視点が高すぎて、一瞬怯んでしまった程であった。しかして、其処までであった。驚いたりはしなかった。身に纏わり付く不快感に関しても、ただ黙して耐えている。心のどこかでわかっていた。これは言わば世界のルール。そのものに相応しい姿が与えられる。己は――此処にいた一匹の猫は、つまるところその領域を超越してしまったのだ。ヒトの姿が相応しいと世界は判断した。そうして、かくの如し。)      (壁に背をあてて、男は色違いの眼差しを雨の中へと泳がせる。その仕草ばかりは、猫の姿の時と変わりもしない。だらしなく広げた足の合間からはっきりと局部が見えていても、恥じると言う感情には至らない。猫は常に裸なのだ。社会はヒトに服を着ることを求めようと、猫にはそれを求めない。問題は、酷く寒い、ということであった。) [Mon 4 Oct 2010 22:56:01]
ナイト > (何時からかは知れ無いが、降り続いていた。世界の音とざわめきとを覆い隠して、冷たい水滴が限りなく地上へと降り注ぐ。雨の匂いは嫌いだった。昔も、今も。)       (嗚呼、アタマが重い。体が痛い。極めて楽しくない状況だ。不快といってもいいだろう。帰らねば、と思う。帰る場所の候補をひとつずつ脳裏に並べて、それに一つずつ×印を付けていく。猫は野良だ、都合よく求めた庇護が、いつまでも其処にあるなんてはずもない。)            (つまりは――、路地の薄汚れた家の薄汚れた軒先。かろうじで雨を凌げる屋根の端の下、長躯で全裸の男が座り込んでいた。) [Mon 4 Oct 2010 22:50:29]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『( 雨が降っていた、 )』 [Mon 4 Oct 2010 22:46:32]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『(鉄仮面は縄を伝って、屋根へ登る)』 [Sat 2 Oct 2010 02:52:14]
お知らせ > カリンさんが退室されました。 『銀髪は地を蹴って、別の屋根へ』 [Sat 2 Oct 2010 02:50:33]
カリン > ( 沈黙が何を意味しているのか、鉄仮面が考えていることは分からないが、彼が銀髪の事を知れば、敵対するものとして見るというのは分かる。 こうして、お礼を言えるのも今のうちかもしれない。 )( そして、鉄仮面の予想は当たっている。 彼が前科を持つきっかけになった吸血鬼であるし、昔にあったハンターハントの事件において、VHを殺した吸血鬼でもある。 ) いえ、あの後、彼…助かりましたから ( だから、十分すぎることだ。 あの後、別の事件で死に掛けたりもしたが、あの時助からなかったら、それすらも無かったかもしれないのだから。 ) ―――もし、一人で駄目な時は読んでください。 人間では、やっぱり無理、です。 それに私は家族のために、ここを見回ってるんです ( スラムに住んでいるわけではないけれども。 ) ―――気が付いていたんですね。 もちろん、です。私はその人を襲う吸血鬼を、探し続けているんですから  ( ロープを屋根に引っ掛けた鉄仮面を真っ直ぐ見ながら、告げる。 さぁ、私はこの後はまたスラムの中を歩き回ろう。 ) [Sat 2 Oct 2010 02:47:49]
アイゼンリッター > ……………………………。(黙考する。 迷い、ではない。ない筈だ。 彼女が自分の認識している情報通り、あの男が前科をおう原因となった吸血鬼であるならば、犯罪者だと認識して良い。 叩くべきか? 否、彼女は此方に協力を申し出ている。 良くも悪くも犯罪者に対して此方の行動方針は広まっているから、あまりにも軽率だといえる。 だが待て、此方を油断させるための方針では? だが、ヴァリス・ファングレーは前科を持っている。 そう、裁かれたのだ。 であれば、彼女も同様か? 判断がつきかねる。 一度、情報を調べるべきか。 今は動くべきではない)…………別に、大した事はしていない。(礼の言葉なぞ、数える程度しか言われたことが無いというのもあって、その言葉は歯切れが悪い。 アイゼンリッターは感謝されることが少ない。 慣れていないのだ。純粋に。 狂人、危険人物扱い。或いは被害者が手遅れである事も多いし、助かったとしてもわざわざ礼を言いに来るほど酔狂な者もいない。 そして腰のロープを引き抜き、屋根上へと放った)私は行く。 君も帰れ。家族がいるなら尚の事、こんな場所をうろつき回るな。犯罪にも手を染めるな。人を襲うな。 絶対にだ。 もしそうなれば、私は容赦しないぞ。 [Sat 2 Oct 2010 02:34:15]
カリン > ( 何故アクセラレーターが逃げるのか。それは結局分からないまま。 でも、逃げているという事実はあるらしい。何故だろう、何か考えがあって。 実を言うと人を傷つけたくない? 何か事情がある? 様々なことが頭の中で飛び交っていく。 ) じゃあ、スラムの中だけで。 彼ら、どこで聞きつけてくるんでしょうね ( 噂を流すのは手伝おう。 行く先で、出会った子供とかに話すのが主になりそうだが。 誰に話しても、スラムならそれなりの速さで出回るかもしれない。 孤児に食事を与えた時とかに困ったものだ。 ) そう、その彼を助けたときに…近くにいたものです ( 鉄仮面が事件に関係するところに到達しようとしているのは気が付かない。 ただ、あの時の人物が鉄仮面だったのかと思えば、噂ほど鉄仮面は狂人ではないのではないかと思う。 ) あの、あの時は…ありがとございました ( そう、あの後彼は一命を取り留めた。 きっと銀髪だけだったらオタオタしていたことだろう。 だから、お礼はキチンと言っておきたかった。 ) [Sat 2 Oct 2010 02:27:15]
アイゼンリッター > 知らん。 私が知っているのは、実際に奴が逃げ出したという事実だけだ。(理由はアクセラレーターのみぞ知る、だ。 目玉泥棒を守る為という可能性はなくもないが、だとしても奴が逃げた事に変わりは無いのだ)スラムだけでも構わない。 奴が貧民窟に出てきたのは事実だし、物乞いの類は耳が聡い。 何処でも噂が広がれば、此方としても文句は無い。(そしてもし、彼女が指名手配犯である事に気づいたら、鉄仮面としては躊躇無く襲撃を仕掛けたろう。 ――そして事実、その情報に彼は近づきつつある。 なぜならば――)…………………。 ヴァリス。 ヴァリス・ファングレー。 覚えているとも。(――彼は、自分がかつて助けた青年が吸血鬼関係で前科がある事を知っているのだから) [Sat 2 Oct 2010 02:20:00]
カリン > どうして、逃げる必要があるの? ( 鉄仮面の言葉に理解ができなかった。 アクセラレーターは恐らく強い吸血鬼だ。 戦ったわけでもないし、戦っているところを見たことがあるわけでもない。 ただ、並ではないと言うのは何となくで分かる。 それが鉄仮面から逃げているということが信じられなかった。 )( アクセラレーターの事、霧化の力も銀髪は知らないし、プライドが高いということも知らない。だから、鉄仮面が言っていることが正しいかどうかはわからないけれども、自分よりも正確な情報ではあるということは信じるしかない。 それを踏まえてだけど ) それは、無理だと思う ( 申し訳なさそうに鉄仮面に告げるだろう。 それは簡単な理由だ。 今の銀髪は表には出ることは出来ない。 仮にも指名手配をされている身だ。 よく表に出ていても気づかれてはいないみたいが、手配書が出回っていることには出回っている。 ) ただ、スラムだけでいいのなら、少しは手伝えるかもしれない ( 今、自由に動き回れるのはスラムくらいだ。 そこでならば、そういう噂を流すことは出来る。 大きく街では出来ないけれども、人を襲う吸血鬼がいるのならば、それをどうにかしたいという思いはある。 ) ――あ、そうだ ( 鉄仮面の姿を見て、思い出した。 ) 前に、スラム辺りで青年を助けたこと、ない…ですか? ( ミックスの青年をだ。 腹部に怪我をした。 ) [Sat 2 Oct 2010 02:14:34]
アイゼンリッター > 奴が、アクセラレーターが私を恐れて逃げ隠れしている。 そういう旨の噂を吹聴して欲しい。(と、切り出す。 時計塔への落書きも含め、ここしばらくの間、彼の戦術はこれで一貫していた。 アクセラレーターが艶子を標的としたのも、自分が『最強』であることを証明するためではないかと踏んでいるが、真実は定かではない)奴はプライドが高い。 自分が侮られていることには我慢できない筈だ。 一度奴を撃退した際にも似たような事を口走っていた。 もっと尾ひれをつけてくれても構わない。 とにかく、この事を流布してくれ。 奴は霧になる力を持っている。 VHGが動き出してはいるが、引き篭もろうと思えばいつまでも引き篭もれる。 このまま逃げられる前に、どうしても出てこざるを得ない状況に持ち込みたい。(生まれも育ちもヴェイトスだ。種族で一々差別していては身が持たない。無論、彼女が人を襲う吸血鬼であれば別だが――もし仮に彼女がアクセラレーターの眷属であれば、この会話を通じて、奴の耳にも情報が届く事になる。 そうでない一般市民であれば、危険な界隈をうろつくこともなくなるだろう。 いずれにせよ、問題は無い)まあ、嘘というわけでもない。 奴は私と決着をつけるのが怖いといって逃げ出したくらいだからな。(そういう理由から、カマをかけておく。 アクセラレーターを挑発するのだ) [Sat 2 Oct 2010 01:53:25]
カリン > ―――訂正する。 簡単には死なない ( 鉄仮面がどんなことを思って、今の事を始めたかは分からない。 それが自分と似ているということも銀髪には分からない。 ただ、違うことといえば、銀髪が今狙うは吸血鬼のみということくらい。 )( 鉄仮面が何か呟きだしたことには、疑問を浮かべた表情になる。 三度やったといっているが、じゃあ何で鉄仮面は生きているのだろう。見逃されたとでもいうのか。 ) 貴方がやって、終わるのならそれでいいけど、終わらないかもしれないんじゃ、意味がない ( もし、あの鉄仮面がアクセラレーターと戦って、死んだとしよう。きっと、鉄仮面が死んだということで噂が立つだろうし、もしその戦いを目撃していたものがいれば、相手がアクセラレーターであるということが広まるかもしれない。 そうしたら、VHが動く可能性がある。 結果的に倒せたとしても、それにはまず鉄仮面という犠牲が出るし、その後に人間の犠牲が増えるかもしれない。 それは銀髪にとっては、許せることではない。 ) 人が――…なに? ( 言いかけた言葉を押し留め、鉄仮面が切り出したことに耳を傾けよう。 引きずり出す為の重要なことといわれれば、気になるじゃないか。 ) 頼み…私に? ( まだ吸血鬼とばれたことには気が付かない。 鉄仮面が何にも分かり易い反応がないからということがある。 大体、ばれれば何かしらリアクションをとられると思っているから。 ) [Sat 2 Oct 2010 01:45:24]
アイゼンリッター > 死なない者などいない。(その言葉をバッサリと切り捨てる。 彼女の思いと彼――アイゼンリッターではない、カイン・グレイホークだ――が初めてコスチュームを着ようとした際のそれと酷似している事には、気づかないまま)…………そうか。 なら、私の方が掴んでいる情報は多いという事になる。 奴とは三度戦ったが……。(そしてブツブツと何事かを呟き始める。 どうするべきか、どう行動するべきか。 彼女という人物と出会えた事は幸運だ。 VHGに長らく存在を確認されず、ようやくハンターがアクセラレーターに対して動き出した今、あの吸血鬼の脅威を認識している人物は得難い存在だった)――いいや。その認識は間違っている。 私が何であろうと。奴が何であろうと。それは一切問題にならない。 奴は人を襲った。 奴は犯罪者だ。 故に裁かれなければならない。  だから私がやる。 それだけの話だ。(勝てるかどうかという事は問題では無い。やるか否かなのだと、男は応じる。 そして不意に沈黙。 彼女の犬歯。 吸血鬼か。 無論、それだけで裁く気はない。 アイゼンリッターの認識は、犯罪者か否かという二極であり、種族は関係ないからだ。 だが、このままでは彼女は引くまい。 であるならば……)…………ひとつ頼みがある。 奴を引きずり出すために重要な事だ。 [Sat 2 Oct 2010 01:29:54]
カリン > 大丈夫、死なない ( だって、もう死んでいるもの。 それにそんな簡単に死ぬ体じゃない。 それは単純な自分の種族に対する過信が入っているのは確かだ。 でも、人よりも死ににくい身体だからこそ、やらなければならないという思いがある。 ) ―――し、知ってるって言っても、一度逢っただけだし、知ってるのは名前と姿くらいで ( 急に言葉数が多くなった鉄仮面に少し引いてしまう。 暗闇の中で、言葉を喋ってすぐに危害を加えてこないというのと、どこか記憶にあるということで、怪しむことなく話をしていたが、さすがに少し怪しいと思ってしまう。 でも、それも先にアイゼンリッターと噂の鉄仮面の名前出されていれば、許容範囲とも言えるかもしれない。 噂の中の彼も狂人だ。 ) ずっと前…それはずっとずっと前から? ( 銀髪が出会ったときにはすでに人を殺したことがあったのだろうか。 血の匂いなんて、吸血鬼ということで気にも留めていなかった。 ) 知っていることは何も無いけど、わかることは一つだけ ( そう今まで出会った吸血鬼の中でも、銀髪に危機感を感じさせる吸血鬼はいなかった。 あのアクセラレーターを除いてだ ) 人間じゃ、勝てない ( 勝てるわけが無い。普通の吸血鬼にだって、人間は簡単に勝つことは出来ないというのに。 暗闇の中で見えるかは分からないが、喋る銀髪の犬歯は異常に発達しているだろう。 ) [Sat 2 Oct 2010 01:20:11]
アイゼンリッター > ………………………。そうして死んだ女性を知っている。(だから帰れと、鉄仮面の男は繰り返した。 女性だから侮るなどといった気は毛頭無い。 だが、女性の方が悲惨な目に合うことを良く知っている。 知りすぎるほどに知っている。 二度と御免だと思いながらも、何度も見てきた光景――そして恐らくは、これから先も見るだろう光景。 不意に目の前の彼女が、先ほど路地裏に見えた女の姿と重なり、頭を左右に振った)………知っているのか!? そうだ、奴だ。 アクセラレーターだ。 奴を私は追っている。 あの忌々しい吸血鬼を。 そうとも、奴は人を襲っている。 ずっと前からだ。 目玉泥棒という殺人鬼とも手を組んでいたし、つい先日も一人の女性を襲って吸血した。 一刻も早く奴を引きずり出して制裁を加えなければならない。 情報が欲しい。 知っている事を話してくれ。(途端、鉄仮面の男の口数が増えた。 淡々とした口調は変わらず、声も冷たいままだが、その様子は尋常ではあるまい。 格好も含め、まともな人間の喋り方ではなかった)――私は、何としてでも奴を引きずり出して、倒さねばならない。 [Sat 2 Oct 2010 01:05:23]
カリン > 危険だから、見回りをしているんです ( 辺りをするりと見渡しながら言うだろう。 暗闇の中で見えるスラムの風景は無法と呼ぶにはあまりにも寂しい風景だ。 悪意すら寂れて、転がっているように思える。 ) そう、ですか―――ぇ、アクセラレーター? ( 記憶に無い。 アイゼンリッターと会ったことないという記憶とは合致する。 でも、会ったことがある。名前を知らなかったか、名乗らなかった、かもしれない。 ) アクセラレーター…白い吸血鬼の? ( 吸血鬼。その単語を聞いても銀髪は引くようなことは無かった。 むしろ、吸血鬼という単語に食いついたような状態だ。 そして、その白い吸血鬼。銀髪はあったことがあった。 会った時は銀髪の精神が酷く不安定だったときというのもあったが、妙な怖さを今でも覚えている。 ) アクセラレーターは人を襲っているん、ですか? ( 人を襲う。それに反応して、足が無意識に一歩鉄仮面の方へと進むだろう。 私が探している人を食った吸血鬼だろうか。 いや、違う。あれはアクセラレーターほどの怖さなど微塵も感じなかった。 だが、違うとしてだ )( 人を喰らう吸血鬼。 探しているのとは違うとしても、今追いかけているものと同じであるということになる。 そして、分かることといえば、このスラムには最低限二人は人を襲う吸血鬼がいる。 ) 無理、です。 それが本当なら ( その為にこうしてスラムに来ているんだ。 だから、いると分かれば、帰れない。 しかも、あの妙な感覚を感じた吸血鬼がいるなら、尚の事。 ) [Sat 2 Oct 2010 00:58:26]
アイゼンリッター > 見回りか。 なら、帰った方が良い。 今は――いや、いつでもか。 この界隈は危険だ。(アクセラレーターに限った話ではない。犯罪者は何処にでもいる。 奴らは決していなくならない。 どうしてこうも無用心なのだろうかと、若干の苛立ちを覚えながらの忠告だった。 誰も彼も『自分だけは大丈夫』と思うからこそ、犯罪の被害にあうまで誰がどうなろうが気にしないのだ。 ――いや、待て。 彼女が襲撃する側の可能性もある。 気をつけろ。 幸いにして装備の補充は済んである。 いつでもやれる)…………いや、記憶に無いな。 だが、似たような奴なら知っている。 アクセラレーターとかいう吸血鬼だ。(白いというのが目前の彼女――そしてあの吸血鬼の印象だった。 左右に首を振って否定しながらも、それが重なったせいだろうか、奴の名前を口に出していた。 少し脅かしてやれば普通の娘なら帰るだろうし、そうでなくともカマ掛けにはなる。 アクセラレーターが艶子の血を吸ったように、吸血鬼は増えるのだ。奴の眷属かもしれない。 アルビノイア自体この街では多いし、白髪赤目なんて兎のライカニアの可能性もある。 一概に何とも言えないが)奴は危険だ。発狂している。この界隈にも出た事がある。 悪い事は言わない。 教われない内に帰れ。 [Sat 2 Oct 2010 00:44:40]
カリン > ( スラムで人を獲物にしている吸血鬼を探しているものの、この大雨で匂いを辿りたくても、辿れないでいる現状。 ) アイゼン、リッター? ( 聞いたことがある名前だ。 別に誰かから聞いたわけじゃなくて、そう、噂話だ。 悪党を殴り倒している奴だ。 そう、鉄仮面だったか。 ) ――――見回り、みたいなものです ( 少し返答に迷った。 普通に吸血鬼を探しているなんてことは言えない。 言っても、まともに聞いてもらえるかも分からない。 そもそも、それとは別の事が頭の中で浮かんでいた。 あの異様な格好のものを見たことがある。 ) あのぉ、どこかで会いました…? ( 件のアイゼンリッター。 探していたことはあったけど、会ったことはなかった。 いや、探してあったことが無いだけで、どこかであったような気がするが、少し思い出せない。 でも、どこかで見た姿だとは思う。 ) [Sat 2 Oct 2010 00:35:25]
アイゼンリッター > (忘れるな、忘れるな、忘れるな、忘れるな。細波のように寄せて返す微かな囁きに、無論だと応じる。 あれは一種の啓示であり、自分が義務を怠った結果であり、また戦う理由でもある。 誰かの人生を踏み躙って笑う化け物を許すな。 絶対に。 絶対にだ。 急がなければ。 艶子を救うにはアクセラレーターを討たねばならない。 ふと自分が貧民窟ではなく、何処かの倉庫にいるような錯覚に陥る。 そう、初めて鉄仮面を被って犯罪と対峙した時のことだ。 あの時は間に合った。 だが、今は――)……………………。(その思考が、不意に響き渡った水音に遮られる。 女性の声。 迂闊だった。この距離に近づかれるまで気付かないとは。忌々しい限りだ)(ゆっくりと水溜りに跪いていた男が立ち上がる。 異様な格好だ。 その無表情な鉄仮面が、真っ直ぐに貴女の方を向く。 発せられる声は、酷く低くて冷たい、けれど良く通るものだ)――アイゼンリッター。 女の一人歩きに向く時間帯、場所では無いな。 用事は何だ? [Sat 2 Oct 2010 00:21:05]
足音 > ( パシャリ。 水溜りを踏む音が雨が上がったばかりのスラムに響く。 出来るだけ、体力を使わないようにするためか、スラムの夜はとても静かだと思う。 )( その踏んだ水溜りは仮面男の視界に入るであろう水溜りだろう。 それを踏んだものは、銀色の髪を後ろで一つにまとめて、肌寒くなってくるのに未だに薄めの服に身を包んだ女だ。 すぅ、と人の気配を感じてか、その女は仮面男がいるであろう方を向くだろう。 その瞳はぼんやり暗闇の中に浮かぶように紅い瞳。 ) ―――誰? ( その女から零れた言葉は短いもの。 ) [Sat 2 Oct 2010 00:15:09]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『水溜りを踏む音』 [Sat 2 Oct 2010 00:11:19]
アイゼンリッター > (だが、伸ばした右手は空を切った)――――――………………。(女性の姿は消え失せている。 其処には何も無い。 誰もいない。 殺された後も弄ばれていた少女の屍体も、何者かによって監禁陵辱されて棄てられた凛々も、目玉泥棒によって刺し殺されたコンスタンツェの姿も無かった。 そもそもコンスタンツェは眼球を抉り取られてなどいない。 奴に目玉を奪われたのは芸能横丁の踊り子の少女だ。 どうかしている)……どうかしている。(言葉を改めて口に出すと、自分でも驚くほど酷くしゃがれた声が喉から漏れた。 不意に不快感を伴って胃から喉元を登る熱を感じ、抗うように飲み下した。 どうかしている。 三度繰り返す。 あの娘――誰だかわからないが――の口元に、尖った犬歯が見えたような気がしたなどとは。 頭が働かない。 水曜日から睡眠を取っていないせいか) [Sat 2 Oct 2010 00:08:30]
アイゼンリッター > (ふと微かに腐敗臭を感じて、足を止めた。 この界隈ではつきもののそれだが、そうではない。 これは違う。忘れられるわけがない。 人間の肉が腐った時に漂うものだ。 周囲を見回し、路地裏の隅に転がるそれを認識する。 女性だった。 青い外套を着ている。 白濁に汚されている。 髪は黒髪にも見えるし金髪にも見えた。 ごろんと転がった頭部には、目玉が無い。 ぽっかりと虚ろな眼窩が此方を睨みつけていた)――――――ッ!(バシャリと水溜りを蹴って一歩を踏み出し、手を伸ばす。 見覚えがあった。 誰なのかはわからない。 だが忘れられるわけもない。 忘れてはいけない。 絶対に) [Fri 1 Oct 2010 23:59:58]
アイゼンリッター > (世間の認識はどうあれ、アイゼンリッターは未だかつて勝利を手にした事は無い。 彼の目的はヴェイトス市からの犯罪の駆逐。 である以上、彼は常に敗北を喫している事になる。 敵は強大だ。 一人では困難だ。 強迫観念に囚われ、その思考は常軌を逸しているとはいえ、その程度の事も認識できないような状態ではない)アクセラレーターは脅威だ。 奴の精神状態は狂人のそれであるし、かつての戦闘も身体能力に頼った戦い方しかしてこなかったが――艶子は敗北した。 アマウラのサムライは強い。艶子は少なくとも、凡百のサムライではあるまい。 彼女が敗北した以上、アクセラレーターはそれ以上の強さを持っている事になる。 以前に一度だけ奴を撃退する事に成功したが、認識を改めるべきだ。 でなければ此方が敗北する。 敗北は許されない。(ブツブツと独り言を呟きながら、足を進める。 今夜は不思議と街全体が静まり返っている錯覚に囚われる。 ヴェイトス市中央部の喧騒も、何処か遠くに聞こえていた。 薄暗い道を歩いている内に奇妙な寂寥感を覚えたが、それを振り払った。 たとえ一人だとしても続ける。 決めたことだ) [Fri 1 Oct 2010 23:52:20]
アイゼンリッター > (路地裏から、暗雲渦巻く空を見上げる。 当然のように月は見えないし、星明りもない。 貧民窟は薄暗い。 この街も――ヴェイトスも同様だ。 何処にも灯りは無い。 誰もが皆、足元を見て歩くので精一杯なのだろう)……それはこっちも似たようなものか。(それがアイゼンリッター或いはカイン・グレイホーク、どちらの呟きであったかは定かでは無いにしても、鉄仮面の怪人はゆっくりと歩き出した。 濁った水溜りを踏みしめ、周囲に目を配りながら、意識を集中させて――微かに左右に肩を揺らし、足音を立てながら) [Fri 1 Oct 2010 23:42:15]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『(大雨の後、曇天の下)』 [Fri 1 Oct 2010 23:27:44]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( 吹き消される蝋燭。 ちっぽけな教会の一日の終わり )』 [Tue 28 Sep 2010 02:04:59]
ドライツェ > ( 繕いかけの表紙を撫でた ) 明日、朝の掃除をする前に先に直しておきますか。 ( 管理人の朝は早い。 教義の意味をまだ知らず、ただ遊びに来る子供達よりも掃除を手伝いに来てくれる誰よりも早く起きて教会を開けておく必要があるからだ ) [Tue 28 Sep 2010 02:03:35]
ドライツェ > ( ――気がついたら。 気がついたら? ――――さあ ) ……。 ( 本当はきっとそうではない。 そこに偶々経典しかなくて、――――記憶を掘り返すまでもないおはなし ) [Tue 28 Sep 2010 01:59:50]
ドライツェ > ( 僧兵のようにメイスや盾を手にしようとは思わない。 聖堂騎士のように祝福を授かった十字剣を取ろうとも何故か思わなかった。 ――冷静に考えると、どう考えても いやそのりくつはおかしい のだが――武器として本は金物に劣る。 防具として本は盾には敵わない ) ( ――――でも、 ) 気がついたらそうなってたんですよねえ…   [Tue 28 Sep 2010 01:56:22]
ドライツェ > ――…。 ( いびつな縫い目を指でなぞる。 何年使ったかはもう忘れたが、自分の持ち物の中では間違いなくこの経典が一番古い。 そう、ある意味親代わり。 ) …その親をへち殴る道具にしちゃってますけども私。  …………、 ( あ、言うんじゃなかった――時既に遅し。 自分ひとりしかいないのに静寂は気まずい沈黙へ ) [Tue 28 Sep 2010 01:48:51]
ドライツェ > ( 夜中にちくちくと繕っていたのは経典の表紙の革の部分。 本来の用途から大きく外れて時に鈍器のように扱うのだから表紙部分は劣化も早いが、(世間一般の観点で言えば)間違った使い方をしている負い目もあって人様に修繕は頼めなかった。 机に本をぱたりと置いて、血で汚れていないのを確かめてからへふりとほろ苦く笑った ) 随分ぼろぼろになっちゃいましたね。 直し方がうまくないのもあるんでしょうけど。 ( 特別器用と胸を張れるわけでもない。 素人同然の手で繕った糸の跡はぎざぎざだった ) [Tue 28 Sep 2010 01:43:27]
ドライツェ > ( うっかり針を刺してしまった人差し指の腹にぽつりと血が滲み出す。 みるみるうちに膨れてそれはすぐに玉になった ) あいたたたたー…  手元が暗いとだめですねえ。 蝋燭をけちった私が悪かった です。 ( おまけに針を落としてしまった。 机の上にそれらしきが見当たらないので椅子から腰をずらし、床を見下ろす。 針に通した黒い糸は目印になってくれなかった ) …血で本を汚すわけにもいきませんし、続きは明日やりますか。 [Tue 28 Sep 2010 01:31:20]
ドライツェ >  あいたっ。 ( スラムの片隅に佇む古い教会の一室で。 間の抜けた声が上がる ) [Tue 28 Sep 2010 01:26:46]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( ぶっすり )』 [Tue 28 Sep 2010 01:25:48]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『逃げ去る小さな影を見送る事しかできなかった』 [Sun 19 Sep 2010 22:39:26]
シェリル > ――――――きゃあっ!!? (奪われる荷物)  (衝撃に零れ落ちる荷物。)    …  …  っ (小さなシスターは尻餅をついて。大きな目を瞬き。) [Sun 19 Sep 2010 22:38:55]
シェリル > (寄りかかる朽ちた板壁。)   … …… あら? (斜向かいの戸口から。視線。)  … (少女は見つめ返し――――) あっ―――― (がたたっ)(少女に気付かれた。それに焦った誰かが立てた物音。)   …あら。 (いた。いらっしゃった。やはり住んでいる方がいるのね。でもどうしていつもは姿をみせないのかしら。今も逃げるようにひっこんでしまわれて。) ―――――… (  そっとそっと。)(少女はその戸口へ近付き。) [Sun 19 Sep 2010 22:36:45]
シェリル > (まあ。いいの。いいのです。) 主のお導きがあれば、お会いすることもあるでしょう―――… (きっと今は天の父たるその方が時期ではないとお思いなのだわ。きっとそう。) ふー……… (何度目かわからない休憩。段々間隔が短くなる休息。ちょっと手が痺れてきたかしら。感覚が曖昧だわ。)(でも頑張った分きっとそのうち力がつくの。きっとそう。だって主はいつでも私達を御見守り下さり援けて下さっているのですもの。) [Sun 19 Sep 2010 22:32:13]
シェリル > ふー―――――… (長く。長く。息を吐いて。) …よ、しっ。 (先輩の教会。尊き父の家まではもう少し。頑張りましょう私。大丈夫。私力はなくても、こうみえてタフなのです。) (先輩の所まではもう迷いません。辺りは相変わらずどこも同じ景色に見えてしまう。でも大丈夫。私意外と記憶力は良いのです。) でも―――― (ちょこちょこ。進む足。廻る視線。)  …  … (相変わらず皆様、恥かしがり屋さんなのでしょうか。教会付近以外で人様のお姿を見る事がないのです。この地区を過ぎて商業地区まで向かえば、色んな人に出会えるのですけど。)(ここにも何方もいらっしゃらない訳ではないと思うのですけれど。少女は首を傾げた。不思議そうに。) [Sun 19 Sep 2010 22:17:12]
シェリル > (両手に抱えた買い物袋。) ――――――買いすぎました わ … … (立ち止まって休憩。ぜはーっとはしたない吐息。その上に降るは月光。)(晴れた夜空に浮かぶ月―――) これではいつかの二の舞に――― (なりそうなのです。そんな嫌な予感。ああ、主よ。ここは違う。違う。地方村ではないのに。いつも通りに買ってしまったから。村の中と街の中では歩く距離が全然違うのに。私ったら。) [Sun 19 Sep 2010 22:05:43]
お知らせ > シェリルさんが来ました。 『   ―――――』 [Sun 19 Sep 2010 21:57:40]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『悲しいね――とても。 ( 吸血鬼―――それは、永劫の罪 )』 [Thu 16 Sep 2010 00:33:54]
シャーリー > ( 雨粒が滴るなか、私はふとステップを踏み始める。たん、たん、とたたん―――雨の音にリズムを乗せて、見る人も共に奏でる人もいない、一人きりの場所で吸血鬼は静かに―――そして華麗に踊り始める。 )( 見る人のいない踊りに価値は無い―――それは吸血鬼の長い長い生と同じ。あの子達は何十年か後にその苦しみを知るだろう。今はまだわからないかもしれないそれ。一人だけ時の流れに置いてけぼりにされていく悲しみ―――その切なさ。 )( それはとても苦しい物。誰かを巻き込んでしまいたくなる子が殆どのように、耐え難く、辛い物――― ) [Thu 16 Sep 2010 00:23:23]
シャーリー > ( ―――問題が無いという事と好きな事は違う。決して私は太陽の光が嫌いなわけではない。けれど――時に胸が締め付けられるような感触に襲われる。あの暖かさは私達みたいなのには、あまりにも不釣り合いなものな気がして―――― )  残念。  ( だから月の光を見るとそっと落ち着く。私達の種族は夜目が利く。月明かり程もあれば、充分に不便なく辺りを見回す事が出来る。―――例えそれを克服していたとしても、明るい日の下よりも、暗い月光の陰に隠れる事を望む事。それが夜の種族の本能か。 ) [Thu 16 Sep 2010 00:06:49]
シャーリー > …………月は見えないか。 ( しとしととした雨音は続き、空を見上げれば真っ暗な夜空しかそこには見えない。 )( デイウォーカー。太陽の下を歩く者―――私は吸血鬼の中でも異質だ。一般的に通じる物が通じず、かといって弱点が無いわけではなく、むしろ数えてみればそれはかなり多い方だ。しかしそれでも、下等なレッサーの身でありながら本来は大敵である太陽を克服しているというのは稀有な部類である。 )( ―――だけどそれでも――― ) [Wed 15 Sep 2010 23:56:31]
シャーリー > ( 私は外に出た―――雨の匂いがする。この間からずっと。 )( 本当の事を伝えるっていうのは残酷な事だ。それは何より聞く側にとって辛い事であり、そして伝える側にとっても相手の心理を想像してしまえば心が痛む物――― ) ( 自宅に呼んだ、成り立ての吸血鬼の子供。ショックだったろう。良く遊んでくれるお姉さんが化け物だった事―――そして、自分もまたそれになってしまったという事。泣き腫らした赤い目をした子供は今はベッドの中では安らかな寝息を立てている事だろう。 ) [Wed 15 Sep 2010 23:48:07]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 [Wed 15 Sep 2010 23:45:03]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『泣き疲れて眠ってしまった子の背中を撫でて』 [Wed 15 Sep 2010 23:33:23]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『(鉄仮面の警邏は続く)』 [Wed 15 Sep 2010 21:56:47]
アイゼンリッター > ……だが、いずれにしても奴は裁かれるべきだ。(であるならば、その為に最善の努力を。屋根の上で脚を止め、遠く水煙に霞む暗黒街の時計塔を見やる。 探しても見つからないのであれば呼び出すか。 どうやって?)…………手を考えねば。(奴を引き摺り出し、打ち倒し、制裁を下す。 重要なのは其処だ。 裁かれるのは奴らであり、それは決して覆らない。 アクセラレーターが吸血鬼だからではない。 奴が犯罪者だからだ。 目玉泥棒が少女だから裁かない? 笑わせるな、奴は殺人鬼だ。裁かれるべきだ。 そこに悲惨な過去があろうが何があろうが、決して其処は揺るがない。 揺らいではいけない。 誰かの人生を踏み躙った奴らが笑ったまま幸福に過ごすなどという事は、絶対にあってはいけないのだから。 他の誰が許したとしても、絶対に自分は許さない。 看過はしない。 妥協はしない。 絶対に) [Wed 15 Sep 2010 21:50:20]
アイゼンリッター > (問題は、奴を見つける方法。奴を倒す方法。そして――奴に、どうやって裁きを下すのか)看過するな。停滞するな。……殺すな。(だが、艶子は殺せと言った。奴を滅ぼせと。それ以外に術はないのだと。 それは、ある意味では正しい。 自分とて、何度も思ったことだ。 多くの人を実験材料に用いたネクロマンサーと対決した時。 目玉泥棒を追い詰めた時。 いや、そんな奴らを持ち出すまでもない。 路地裏で性犯罪に手を染めるような輩なぞ、殺してしまった方が良いと幾度と無く思った。 けれど、それはできないのだ)私は怪物ではない。怪物にはなるな。服装を糺し、らしく振舞え。私はアイゼンリッターなのだから。(ブツブツと呟く。 それは紛れも無く正気を失った男の姿だ。 武装し、鉄仮面を被り、屋根の上を走り、深夜の街を徘徊する。 しかしその目は眼下の道を睨み、あの白い影が現れないものかと周囲を警戒していた) [Wed 15 Sep 2010 21:22:46]
アイゼンリッター > (奴のことだ。自分が追われているという認識もなければ、身を隠すなどという事は考えてさえもいないに違いない。あの無駄に目立つ白装束で、ふらふらと目玉泥棒の自宅周辺を歩き回り、あまつさえ自分の住所だと触れ回っていたくらいだ。――だが、果たして本当にそうなのか? 奴は発狂している。その行動パターンを予測する事はできるのか? いや、果たして自分は奴に勝てるのか? 違う、そうではない。 勝てるか否かではなく勝つのだ。 そして制裁を加える。 奴に殺された人の為にも。 奴に襲われた艶子の為にも。 目玉泥棒に殺された人の為にも。 奴らは裁かれなければならないのだ)(――ブツブツと何事かを呟きながら、鉄仮面を被った男が貧民窟の屋根上を疾走している。 建物と建物の間を飛び越え、路面を見回しながら、彼は警邏を行っていた。 時間は無い。 艶子が隔離病棟に収容されているということは、どう贔屓目に見たところで症状が進行しているという紛れもない証拠だろう。 急がなければ。 急がなければ) [Wed 15 Sep 2010 21:13:34]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『アクセラレーターを捕らえる必要がある。』 [Wed 15 Sep 2010 21:08:58]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『雨の中を再び駆け出そう』 [Tue 14 Sep 2010 23:54:08]
カリン > ( 彼の為、子供の為なら、なんだってやれる。 ) ―――探そっか ( 昨日の吸血鬼を探そう。 殺すか、殺さないかはそれを考えてからだ。 いや、考えるといっても、人に害があるのならば、すでに考える余地は無いかもしれない。 すでに害しているというのは決まっていることだ )( ああいった、吸血鬼がいなくなっていけば、他の吸血鬼が、私が普通に暮らしていくことができるようになるのか。 それに、吸血鬼の相手をすることは、人間が相手にするよりも安全じゃないだろうか。 何ていったって、感染する心配が無いんだから。 ) [Tue 14 Sep 2010 23:50:37]
カリン > ( 殺されると分かっていても、捕まえなければ人は死ぬ。 捕まえて、人に殺されるくらいなら ) わたしが、やるか――― ( 殺されるくらいなら、私自身が殺った方がいいんじゃないかって。 そう思って、少し笑ってしまう。 今、私は吸血鬼を殺すことを、吸血鬼のためだとか人間のためだとか言ったけど、本当のところは、自分自身の為だ。自分の為、家族の為。 そんなことばかりだ。 ) [Tue 14 Sep 2010 23:21:03]
カリン > ( 荒々しく吐き出されていた息が、次第に弱まり、最後は呼吸そのものが止まる。 ) 殺さない、人はもう殺さない ( 私は、もう殺さない。 人を殺さずに、人の為に動くと決めた。 それは人のためというよりも、自分の為だ。自分の為、彼の為、子供の為。 だから、その為に人は殺さない。 )( 人は殺さないと決めた。でも、昨日の吸血鬼は逃がせない。 人間ならば、捕まえて表に出すことはいくらでも出来る。 だけど、吸血鬼は表に出たら殺されてしまう。 それも、普通の殺し方じゃない。ミザリーみたいな殺され方だ。 見世物になって、死んでいくのなんて、駄目だ。 ) [Tue 14 Sep 2010 22:59:30]
カリン > ( 昨日見つけた死体は全て、埋葬した。 埋葬といったって、ただ地面に埋めるだけの事だけど、ただ野晒しにしておくよりかはいいかと思った。 ) はぁ…はぁ…っ ( 降り続ける雨に、全身を濡らしながら、スラムの中を走り回っていた。 荒くなるわけも無い、息が荒くなっている。 一日走り続けただけだというのに、どうしてて―――焦っているのか? ルァを傷つけた奴も見つからず、昨日の奴も見つけられずにいるから。 ) 逃がさないぃ… ( 荒々しい息と一緒に、憎しみに満ちた言葉が吐き出される。 あの男は、ルァを傷つけた。 そして、昨日のやつは人を殺した。 ―――人を殺した…それは、私も一緒じゃないのか。 ) [Tue 14 Sep 2010 22:41:15]
お知らせ > カリンさんが入室されました。 『ずぶ濡れだ』 [Tue 14 Sep 2010 22:27:03]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『唯一五体満足だった人間は、すでに息絶えていた』 [Tue 14 Sep 2010 01:41:01]
カリン > ( 今にも頭を握りつぶしてしまいそうという瞬間だった。 )( さっきまで抱きかかえられて、今は床に伏せていた人間が、動いたように見えて、その一瞬、意識をそっちに持っていかれる。 ) ――生きて…、ぁっ ( その隙を突いて、頭を掴んで拘束していた奴、吸血鬼の爪が突然、眼前に迫ってくる。 それを避けようと後ろに下がろうとして、何か躓いて盛大に後ろに倒れこんでしまって ) ――あっ 待て! ( その倒れた隙を突いて、吸血鬼は廃屋の外へと飛び出していった。 すぐに起き上がって、追いかけようと思ったが ) ――そうだ、人…っ ( まずは倒れている人間。 あれを追うのはそれからだ。 ) [Tue 14 Sep 2010 01:39:06]
カリン > ( その悲鳴がスタートの合図だったかのように、唐突に地を蹴り入り口―――私の後ろだ、そこ目掛けて体当たりに近い形で突っ込んできた。 ) ――待った ( 片腕を前に突き出して、その体当たりを放ってきた奴の頭を掴む形で受け止める。 今すぐにでも、殴り殺してやりたい気持ちが噴出しそうだ。 手が震える。その気持ちを抑える為の震えだった。 ) これは、あなたがやったの? ( 頭を押さえつけた状態で、問いかけるがすぐに答えるような様子は無い。 それに対して、自然と頭を掴む手に力が入ってくる。 頭からミシリと音がしたような気がした。 これは林檎を握りつぶす瞬間に似ている。そんな気がした。 ) [Tue 14 Sep 2010 01:19:14]
カリン > あなた――― ( 吸血鬼。 見間違うことなんてない。真っ暗闇の中でも、見える眼だ。 赤い目、鋭い牙、それを首に突き立てている状況。 間違うなんてことは、ない ) これも? ( 言葉は少なく、足りないもののようにも思えたけど、こんな惨状で血を啜っているのを見れば、全てを言わなくたって分かるはずだ。 意識したわけじゃなかった、それでも、身体の奥底から殺意が湧き上がってくる。 自分では、殺意という形になっているなんて気が付いていない。 ただ、ぐちゃぐちゃに溢れる感情だという認識しかない。 )( 手に持っていた、少年の首を床にそっと置いた。 震えるほどに溢れる感情で煮えたぎりそうになっている頭で出来る理性的な行動だったと思う。 一歩前に足を踏み出すと、その血を啜っていた吸血鬼は小さい悲鳴を上げて、抱え込んでいた人間をどさりと床に落とす。 ) [Tue 14 Sep 2010 00:56:20]
カリン > ( ふと、自分が立てる音とは別の音が耳に入ってきた。 雨音で気が付かなかったが、ここに入ったときから聞こえているようだ。 )( その音がする方向へを暗闇を見通すように見つめる。 廃屋の暗闇の先にあるものが次第に見えてくる ) そこにいるのは、誰? ( 奥に見えてくるのは人の形をしていた。 そして、同じような人の形をしたものを抱え込んで、首元に顔を埋めている。 さらに、よく目を凝らしてみれば、その人の形をしたものの目は赤く輝き、その口元には長い犬歯が見える。 長い犬歯? ) [Tue 14 Sep 2010 00:40:08]
カリン > ( 床に横たわっていたのは、全て人間だった。 身なりからして、このスラムに住む人間だろう。 )( しかし、それが倒れているだけだったなら、こんなにも臭いはしない。 廃屋に入って、最初に漏らした言葉の理由は臭いとは別にある。 ) これ、子供じゃなぃ ( 何体かは分かっていた。 床に転がっている人間は、手足がバラバラだった。 本来くっ付いているはずの手足も頭も身体から離れて、床に転がっていた。 そして、私は転がっているもの、その一つの頭を拾い上げた。 まだ年端もいかない男の子だった。 ) ―――――。 ( もう、どこを見るでもない目が私に向けられている。 こんなものを見て、手にとっても、吐き気も何も起きなかった。あまりにも、血の臭いが濃いゆえに気持ち悪いとは思ったが、この惨状に対しての気持ち悪さじゃなかった。 ただ、その代わりの感情が頭の中、胸の奥に渦巻き始めていた。 それを意味する音が廃屋の中に響く。 牙同士が擦りあい、打ち合わされる音だ。 ) [Tue 14 Sep 2010 00:03:09]
カリン > ( 暗闇の中でどんなに視界が良好でも、雨が降っていればそれなりに見えにくくなるわけで、スラムの廃屋の一つで雨宿りをしようと思ったわけだったのだけど。 ) なにこれ ( 決して広くは無い廃屋だった。 外から見れば、何の変哲も無い廃屋だ。 しかし、その中に入ってみれば、そこは真っ当な場所じゃなかった。 外では雨が降っていて、分からなかったが、廃屋に入った途端、咽返る様な血の臭いが充満していた。 ) ―――酷い、臭い ( 反射的に鼻を手で覆う。 血を糧にしている種族とはいえ、鼻を覆ってしまうような臭いだった。 そして、その臭いの元は床に横たわっていた。何体も。 ) [Mon 13 Sep 2010 23:50:52]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『私は見た』 [Mon 13 Sep 2010 23:40:59]
お知らせ > シャーリー@教会さんが退室されました。 『( 迫害される事を望まない主義の吸血鬼達の集まり――― )』 [Sun 12 Sep 2010 23:06:12]
シャーリー@教会 > ――――私が教えてあげるから。その子達に。 ( ―――それは小さな集まり。『人』に害を為さない様に、そして私達が『何』なのかを理解する為に、そっと暮らしていく為の倫理を学ぶ為のコミュニティ――― ) [Sun 12 Sep 2010 23:04:10]
シャーリー@教会 > ( ―――心の底から申し訳なくなる。吸血鬼全てが悪なのではない。けれど人を糧として生きなければならない限り、決してそれは人の為にならない存在だと私は自覚をしてしまっている。 ) けれど……そう。まだ切実なまでにその子達も渇きを訴えたりはしてないのね。………うん。大丈夫。だから、ね?顔を上げて。今の貴女を見ていると私まで、切ない程に胸を締め付けられてしまう。 ( この老婆とは、彼女が今の私の見た目ぐらいの時からの知り合いだ。だから彼女は私の正体が何なのかを知っている。それでも私と付き合ってくれる心優しい人―――それなのに一生懸命に育て挙げている子供たちが、そんな化け物に変質させられてしまった心の内を想像すると私まで張り裂けそうな思いを感じてしまう。 ) ―――大丈夫だから。ほら、私だってずっとバレていないで生活し続けているもの。『吸血鬼』がなんなのか、それをちゃんと理解させて挙げれば、あの子達だって今までとほんの少ししか変わらずに暮らしていけられるから―――― ( ――――それは刹那の慰め。やがて怪物に変えられた子達は呪うだろう。自分一人だけが変わらずに生き続ける苦痛に。周りの人達が少しずつ、けれども確実に消えていく悲しみに―――― )( けれどそれでも、私は『人並み』の生活をさせてあげたい。だから私はその子達に『吸血鬼』の常識を教えてあげよう。人の輪の中に紛れ―――平穏に暮らしていく為の手段を。そして心構えを。 ) [Sun 12 Sep 2010 23:01:33]
シャーリー@教会 > それも一人だけではなくて………―――― ( 私が呟く前に、老婆はわっと顔を覆い悲しみにくれる。―――悪戯盛りの子供達だもの。何人かでこっそりと門限を破って遊びに出掛けて、そしたら帰りが遅くなって―――その次の日にちゃんと無事に教会に帰ってきてくれはした。けれどその日からなんだか体調が優れないように見受けられて、そして今日、雨が降り始めると一歩も外に出たがらなくなってしまって―――― ) ――――………本当に……ゴメンナサイ。私達の同胞が…あまりにも、酷い事をしてしまって。 ( 慰めるようにその曲がった背中を撫でながら、吸血鬼は痛々しげに顔を歪めて謝罪の言葉を口にした。無差別に、分別なく襲う吸血鬼―――それは間違いなく人の社会の害であり、犠牲になる人達は数知れない。しかしそんな子も同じ吸血鬼の間柄。 ) [Sun 12 Sep 2010 22:50:17]
シャーリー@教会 > それは流石の私でも……少し困りました。 ( 教会兼孤児院。身寄りの無い貧しい子を引き取って育てている老修道女から持ち掛けられた相談に、私もまた思わず言葉を詰まらせてしまった。だって―――もう。 )( 雨粒が窓を叩く音―――修道女の部屋で二人きりになりながら、青い髪の吸血鬼は困り果てたように絶句をする――――― ) 吸血鬼………そう。襲われて……感染してしまったのね。 ( 重々しげに呟く言葉。老婆は沈痛な面持ちを見せながら、なんとか首を縦に振ってその言葉を首肯した。 ) [Sun 12 Sep 2010 22:33:23]
お知らせ > シャーリー@教会さんが入室されました。 『え、えー?』 [Sun 12 Sep 2010 22:27:30]
お知らせ > テッキさんが退室されました。 『( 希望になればと、内心で呟いた。 )』 [Sat 11 Sep 2010 01:47:16]
テッキ > ( 少し待って、と彼女から言葉が投げ掛けられれば。 扉の付近で立ち尽くす事か、部屋中の中を物色するなど、そんな真似をせずに瞳を閉じたまま佇んでいた。 お客様のプライベートをあれこれと見過ぎたり、知り過ぎるのは良くないことだし。 信用に関わる。 )( 万が一の為に、リャンの事を担当医か院長に添え程度に、報告して置いた方が良いだろうか。いや、それはまた後で考えよう。 ) [Sat 11 Sep 2010 01:39:00]
お知らせ > 君影@自宅さんが帰りました。 『( どうなるのだろうか―――艶子――― )』 [Sat 11 Sep 2010 01:31:49]
君影@自宅 > ( 荷造りか―――急だった前の時と違って何か持っていける…と改めて思っても、やっぱり用意するような物はそんなにない。少し待って、と告げてからの病院へと行く為の準備は普通よりもずっと早く終わるだろう。 ) ( リャンも一緒に、というのが認められればこくりと頷いて―――そして後でそっと黒猫に声をかける。 ) ( 艶子の様子を見てきて、お願いねと、そっと黒猫に手紙も忍ばせて――― ) [Sat 11 Sep 2010 01:31:03]
テッキ > ええ―――、…けれど ( 精神的外傷 ) それらを乗り越える事が出来れば、それは貴女の大きな力になる。 ( 実体験した私が保証する、と小言で付け足そう。彼女の腕や脚、失われ過ぎた。その事件を知っているからこそ、下手に踏み込んで良いか躊躇する部分があった。 ) ――…ええ、ごめんなさい。君影さん。 ( それでもテッキは真正面から、君影の吐き出す言葉を受け止める。自分にも不備があったのだから何も言えず、素直がままに謝罪の言葉を。 ) ―――良かったわ。 馬車は表通りに待たしているから、準備が出来ている。 荷造りしたいものとか、… ( リャンも部屋に ) …ええと、病院側が消毒した場合なら認められる筈だったわ――。 ( 現に人間に限らず、亜人や獣人、あまつでさえ竜人まで出入りする大手の病院だ。人間と同じように、消毒でさえすれば五月蠅くは言われないだろう。後は自己責任の形になる、 ) [Sat 11 Sep 2010 01:20:46]
君影@自宅 > そうだな。その点に関しては不安だ。けど経験が無い私は、出来ないとも出来るともそれに関しては何も言えない。 ( 身体能力は高い。が、精神力に関しては不安である。元々情緒不安定な上に例の事件の被害者だ。彼女が危惧するような可能性になる事はは有り得るだろう。 ) ――――そうだぞ。謝れ。 ( ―――こうべを垂れる彼女の姿に少しばかし溜飲が下がった様子で。この勝手な女の言葉を相手が馬鹿正直に受け止める必要もないだろう。ヒス女の言葉なんて話半分に聞いてるだけでも十分過ぎる。 ) ――――………助かる。そうしておいて。うん、じゃあ……その形で。 ( 女性だけにしてくれたという事にホッと胸を撫で下ろして。今すぐに病院に搬送して入院という形でも、私はまあ一向に構わないが――――― ) ―――――……あと、リャンも部屋に連れていかして。 ( じゃなきゃ入院やだやだ。というかじゃないと私は挙動不審な上にまともに他人と話せなくなるから。 ) [Sat 11 Sep 2010 01:10:57]
テッキ > 言っとくけれど、―――筋電義手の技術を用いた上に、負荷の高い鋼製義肢は誰でも扱える訳じゃないのよ。 ( 伴う激痛に心が折れてしまえば、鋼の腕や脚は屍と同じように動かなくなる。心が強くても、肉体の方が負荷に耐えきれなければ、満足に動かせなくなる。何事もバランスが取れていなければならない。―――それだけが心配の種だったが、たったいま明確な意思を聞き出す事が出来た。 ) …ごめんなさい。 ( 彼女の言葉に対し、跪いたままこうべを垂れた。技と彼女を怒らしては、本心を無理矢理に引っ張りだそうとしたのだ。他の作業員のように上手く聞き出せる自信が無かった。未熟だからこそ、言い返せる言葉が何もなく謝った。 ) 分かったわ。 急がば回れ、だけれど―――…。 健康診断から身体検査だけでも、済ませる形で明日から入院する? ( 前以て、大手のヴェイトス病院に赴いた。 ) 担当医や助手は女性限定に選定して置いた。 個人専用の部屋だけれど、構わないわね? ( そっと立ち上がれば、その後はどうしようか、と悩んだ。今直ぐにでも病院へ搬送してしまうか? ) [Sat 11 Sep 2010 00:59:12]
君影@自宅 > ( トラウマに関してはもうこれ以上ないって程に以前の事件で抉られた訳で。今でさえ男性の顔を見るだけで気分が悪くなってくるぐらいにキテるのだから、それ以上悪化する事は恐らくはないだろう。 )( そして想像通りに割と人間単位で嫌いである。艶子ん家の家族と蜷ぐらいだ、例外は。 ) ( ―――何も出来ない自分が一番嫌だ。それじゃ男に屈服するしかないんだもの。強い自分というのがささやかな心の支えであったから。無力でいるという事は、何よりもただ怖いから―――― ) ―――――……… 着けるんだったら、最初っから素直に着けてくれればいいのに。 ( ふんだ、と明らかに気分を害した口調で。激したけれども、その癇癪の波が治まれば先程までみたいに言葉は荒げずに、ただぶっきらぼうに。 ) そう、着けていい。当たり前でしょ。だからこそ探していたんだから。 ( ――――足が欲しかった。ああ、出来れば腕もだが。何かを為す為には、最低でもそれだけは欲しかったから―――その為には、苦痛も大金も代償としては仕方の無い事だ。もちろん出来るなら避けたいけれども、そうでないのならば仕方が無いんだから。 )( だから気に病む事は無い。そう決めたのは、誰かにそそのかれたでもなく、間違いなく自分自身の意思であるのだから。 ) [Sat 11 Sep 2010 00:46:11]
テッキ > ( 魔導式機械鎧はまだしも、鋼製義肢で神経系を繋げる型(タイプ)のものは―――…、無償でない。それ相応の痛みが伴うものであり、精神的外傷を一向に深める危険性があった。 彼女こと君影は――…、男性不審とは少し違うような。人間を毛嫌いする類に入るのだろう。 ) ―――――…。 ( 身体を強張らせ、壁際に下がる君影に何も思わない。自分がしでかした事実に、戸惑いを感じていたのもまた事実だった。 ) そうよ! それを聞きたかった!! ( 心底から本心と呼べる叫びを。 余りにも痛々しい程の、叫びに険しい顔付きになった。 ) ――――…、足でも腕でも何でも着けてあげる!! ( くれるんならさっさと着けて ) ……本当に着けていいのね? ( 罵声を浴びせられ、距離を詰めようとした。 ) 着ける気があるなら、明日の朝からでも準備始められる。 ( 彼女の決心や覚悟が、確認出来れば――…内心で安堵の息を漏らした。同時に罪悪感ですらあった。責め立てるような、追い立てるような真似が許される筈が無い。 ) [Sat 11 Sep 2010 00:34:29]
君影@自宅 > ( ビクッ!? )( そうやって叱られれば体を強張らせて壁際にそそくさと下がる。な、何よ…!と。―――――事実困るのだから仕方が無い。重度の対人恐怖症で男性不信。忍びとしてしごかれた上にその性格の為にまともな仕事を出来る訳もなく、ただただ人を殺す事で生活の糧を得てきた。それが出来なくなって―――代わりに何をして金を稼げと。じゃあ怒るぐらいならばその代案を出してみろ!綺麗事ばっかり抜かすな、ほんっとうに出来ない事は出来ないものなんだ!私にとっては人付き合いがそれ。誰かと顔を突き合わせてする仕事なんて―――気持ち悪い。吐き気がする。けれど手に職持ってるわけじゃない。日々の生活費を練り出す術にだって途方に暮れているのに、どうやって義肢の金を私が捻出したりなんて出来る!! ) ――――…………………………… ( それらの意味を込めてジッと恨みがましく見てやる。実際にそれらの理由をわざわざ口に出したりはしないけど。 )( 言われて――言われて。苛々して。わかってる。いつまで艶子達におぶっているのかと。あいつは気にするなとか言ったりするかもしんないけど、それでもずっとおぶわれていたりだなんて―――まるで赤子だ。あのときみたいに、何にも出来ない小さな子供だ。けれどそれが今の私だ。 ) だから……… ( ギリっ ) ―――――だからっ、欲しいって言ってるんだろ!何も出来ない!立ち上がる事も出来なきゃ、歩ける事も出来なきゃ、自分で自分の事をする事も!艶子の馬鹿の為に何かしてやる事だって出来ないんだから!!欲しいに決まってるじゃないの! 何も出来ないのはやなのっ!足をくれる気がないなら帰って!出てって!!くれるんならさっさと着けてよっ!!! もうっ、なんなのよっ!何しにきたのよっ!? ( ヒステリーを起こしたように感情的に甲高く叫ぶ。―――私の為にも――艶子の為にもだ。足が欲しい理由はそれだ。切実に、悲痛な程に欲しいとも。何も出来ない自分が一番怖くて嫌いだ。 ) [Sat 11 Sep 2010 00:16:38]
テッキ > 豪天寺艶子さんが最強であっても―――…、怪我や病気にもなる。 涙もあれば、笑いもある。 私たちと同じ人間よ。 ( 間を空けてから。 整理しやすいように。 ) 人間は一人では生きていけない。 支え合わなければ、か弱き生き物よ。 ―――…支え合うから、人間は今でも生きている。 ( ―――けれど。 ) 彼女は多くの人を救い続けた、誰しもが憧れる英雄。 ( 尊敬に値する人物であった。 ) 強くなれば強くなるほど、――誰かの助けや支えが求めることが出来なくなっていた。 それをするのは、弱さを見せることであり、民衆を裏切るに近いのだから。 ( 長い、長い、間を置いた。 ) 誰かに希望を運ぶ為に飛び続けた艶子でも―――… 翼が折れる時が来る。 ( 現況こそがそれなのだけれど。 ) 彼女、豪天寺艶子さんは―――助け合い、支え合える人を求めている。 ( そして、 ) 貴女は豪天寺艶子の為に、自力で立ち上がろうと思わないの? 助けて貰うだけじゃない、彼女を助けてあげる側になれないの? ( それは優しくも静かな声色だけれど、説教染みた言葉にも見えてしまうかもしれない。 ) [Sat 11 Sep 2010 00:03:24]
テッキ > 貴女自身の身体であり、問題なのよ。 自分のケツをずぅーっと、誰かに拭かせる気!? ( 彼女、君影に出会った時から――…。 心の何処かに憤りを感じていた。何故なのか、良く分からなかった。 口調が下品気味になっているのは御愛嬌である。 ) 誰かから、手を借りることは素晴らしいことよ。  それは信頼の証であるのだから。 ( 友情や愛情は語らない。そんなものは何も信じられないし、金銭的に得られるものがないのだから。 ) [Sat 11 Sep 2010 00:02:22]
君影@自宅 > 支払いに関して私に振られても困るというのは言っておくぞ。 ( 選んで決定するのは基本的には艶子と蜷だ。その辺りの専門的な話になったとしたらへー、と適当に相槌を打つだろう。まあよくわからんがめんどいってことはちょっとだけわかった。 ) 意識不明で面会謝絶………! ( う…ぅ…… )( それを聞けば酷く動揺する。………無茶ばっかりする馬鹿。馬鹿。だからあいつは馬鹿なんだ。 ) ――――……な、なんだ? ( 一つだけわかること―――それは何かと。 ) [Fri 10 Sep 2010 23:52:30]
テッキ > ( リャンについて語るのは、この辺にしよう。鼻血が出てしまうかもしれない。 まる。 ) それをするほど、落ちぶれていないわ。 毎月、少しずつ返して行くローン払いを設けたのだし。 ( 既に完成した時点で、君影の体格に見合った専用の義肢だ。体重の芯を支えるのは、どの個所が良いのかは、人によって其々なのだ。君影の為の義肢は、他の人に付ける事が出来ない。修理や修復が可能でも、一から分解や溶解する方が余計な手間なのだ。 ) 病院に行って、お話を窺おうとしたけれど、意識不明で面会謝絶だから断られたわ――…。 ( 現在、艶子が目覚めたという情報が入るのは後になるか。 ) 症状や原因は何も分かっていない。 ―――… 一つだけ分かることがある。 ( 身を乗り出す君影を転倒させないように、と君影の傍まで掛けつけよう。跪くような形で君影の視線の高さを合わせていた。 ) [Fri 10 Sep 2010 23:32:47]
君影@自宅 > ( 多分主人より賢い。登録を猫の方にしてもいいんじゃないか?ってぐらいに主従の差は危うい。いや誇張でもなんでもなくマジで。 ) ( だってー、と視線でリャンに抗議をするけれど、めっ、と毅然とした態度を取るリャン。黒猫はテッキの視線に気付くとなーご、と返事をするように鳴いた。餌は貰う。けど付いていかない。リャンにとっても一番大事なのは何より君影なのである。そういう意味ではちゃんと相思相愛。 ) まあ腕の方は金がないからやっぱ付けない、ってなっても文句は言うなよ。 ( その辺りは一応ちゃんと言っておいて。そもそもお金は私は払えない。艶子と蜷が貸してくれるだけなのだ。だからこそ、そう言った事を決めるのは二人にも決定権がある。 ) ( 何の事だか、と悪い知らせに対して特に気構えるでもなく――――しかしその次に聞いた言葉にえっ、と茫然としたように目を丸くした。 ) 入……院?艶子が? ( 教えられたそれを繰り返すようにもう一度呟き。そして――― ) ね、ねえどうして?何があったの?大丈夫なの艶子?え、え?? ( 身を乗り出すようにしながら、大きく動揺したようにして彼女を問い詰める。 ) [Fri 10 Sep 2010 23:19:44]
テッキ > ( ――…リャン。 賢いなぁ。 ) あら…? ( 何やら弾幕があった気がするが――…、可愛らしくも凛々しいリャンの姿に癒されようか。ぺちっ、と君影を説教するかのような、注意を促すかのような。そんなリャンが欲しいが我慢しよう。うんうん。餌付けで付いて来るだろうか、とリャンをじーっと。 ) あ、… そう言って下さると嬉しいわ。 ( 君影からお咎めを受けなければ、安堵の息を漏らしては肩の力を抜いた。 ) ええ――…、 ( 告げるべきか、告げざるべきか、長い長い悩みが――…間を作った。 ) 豪天寺艶子さんが入院した。 ( 意識不明や面会謝絶など、そういった未確定の情報を耳にした。言葉を飲み込むべきだが、ここは仕事上で包み隠さずに告げよう。 ) [Fri 10 Sep 2010 23:09:59]
君影@自宅 > ( だって私のしてる事って一日中リャンと遊んだりしてるか、これからの事考えて途方に暮れてるかの二択なんだよ!?艶子が来たり、あとそれから稀に蜷が来たりするぐらいで、これらの作業が忙しいとか言い出したら日々汗水流して働いている人達に土下座しなきゃいけないかもしれない。しないけど。 ) あたっ ( ぺちっ、とちゃんとお客様の目を見て話しなさいっ、と頭の中がアレな御主人様を叱る黒猫。むーっ…と複雑そうに呻いている姿は、どちらが主人なものやら。 ) ――――そう。それは本当に良かった。大したグッドニュース。嬉しいし、ありがたい。 ( 正しくそれは良き報せだと頷いて―――何せ金が掛かる手術だ。そうそう簡単に決断は出来ないが、それでも将来的には確かに腕も欲しくはなるだろう。そうしてくれたというのならば、次に頼む時はその工程期間を待たずに済むというのは確かに良いお話。 ) ( それで、悪い知らせの方は?と促すように彼女の方をちらっと見上げて。 ) [Fri 10 Sep 2010 23:00:15]
テッキ > ―――…え? ( 礼儀として、声を掛けた積もりが。 意味不明な言葉が飛んできた! ) (取り敢えず全国の忙しい人達に謝らなきゃいけない気がした。) ええ、そうねぇ――… って、 ええ、ええぇ…? ( テッキは自分に問いかけられたのか、と思いや、リャンの方に話しかけている君影を見て絶句した。 どんだけっ。 ともかく。 ) 貴女専用の鋼製義肢は完成したわ。 不便だと思って、左腕のも完成済みよ。 ( 艶子と君影から窺った話では、足のみだった。が、テッキの報告ではどちらも作ったとのこと。どの道に将来は全部付ける事になるだろうと見通してのことだった。 ) [Fri 10 Sep 2010 22:54:06]
君影@自宅 > ( 当然のことであるとそっと自慢げに胸を張って。なにせ私が毎日毎日とっても丁寧に梳いてあげているのだ。元からとても愛くるしいリャンがそれで良くならない筈が無い。 ) 取り敢えず全国の忙しい人達に謝らなきゃいけない気がした。 ( 一日家でだらだらしている人間にその言葉は何の皮肉かと淡々とした感じで。まあ今更気にする程繊細な性格をしてたらヒッキーなんて出来ないから、まるでそれを気にしたりはしていないんだけども。 ) クリスティアジョークにあったな、そんな響きの。あっちだと大抵どんなのを先に聞くのが上手く笑えるんだったっけか? ( ちなみに基本的にテッキにではなく、傍に戻ってきたリャンに話しかけている君影。人と話すのは苦手だもん。 ) それじゃ良いお知らせの方を先に。 ( 特に理由は無い。なんとなくそっちを先でと。 ) [Fri 10 Sep 2010 22:46:22]
テッキ > 御機嫌よう。 リャン、今日も毛並みが綺麗ね。 ( ノックして、暫く待ってから、解錠する音が聞こえた。 扉を開けては、ゆっくりと立ち入ろうか。 出迎えするリャンに、口許を緩ませよう。 ) 忙しい中にごめんなさいね。 二つほどの報告があるの。 良いお知らせと悪いお知らせ。 どちらから聞きたい? ( 仕事が仕事で余計な口出しをせず、お客様の知りたい情報だけを先に提供しようと。 相変わらず漆黒色のゴシックドレスを纏っている。 ) [Fri 10 Sep 2010 22:30:32]
君影@自宅 > ( ノックの音―――艶子だろうか。もしくは久々に蜷とか。そう考えていた私だが、ドアの向こうから名乗るのはそれらとはまた別の人の声。確か―――そう。 ) ―――どうぞ。リャン、お願い。 ( 先日の時と同じように女は黒猫にお願いしてその扉の鍵を開けるようにするだろう。鍵が空いた音のする扉。それを開けば彼女を出迎えるのはやはり家主ではなく尾が二股に分かれた黒猫で。 ) [Fri 10 Sep 2010 22:25:45]
テッキ > ( 君影の知らない所で、色んな人が動き出しては、色んな出来事が引き起こしている。 ) ―――夜分遅くながら、こんばんわ。 ( その出来事は良かれ悪しかれ、前触れなく訪れるのだから神は残酷だ。 ) 以前にお伺いしました、アルテキア・スカーレットと言います。 ( と、簡潔な挨拶をしよう。今日は護衛がおらず、手元のアタッシュケースだけだ。 ) [Fri 10 Sep 2010 22:08:46]
お知らせ > テッキさんが来ました。 『( 妨げるように、ノックが響き渡ろう。 )』 [Fri 10 Sep 2010 22:04:52]
君影@自宅 > ( のんびりと戯れていて。しかし内心はどうしようかなー、なんてことをばかり考えていて―――豪天寺艶子の身に何があったか、という事を知らない女はいつもどおり部屋の中にいる。 )( ふわふわ、もふもふ――――のんびりまったり、黒猫も気持ち良さそうに。 ) [Fri 10 Sep 2010 21:58:49]
お知らせ > 君影@自宅さんが入室されました。 『猫といっしょ』 [Fri 10 Sep 2010 21:42:47]
お知らせ > 君影@自宅さんが帰りました。 『( ぺちんと頭を叩かれる。………臆病で、それで――― )』 [Wed 8 Sep 2010 23:16:55]
君影@自宅 > ( 頭の上に乗った黒猫が慰めるように一声鳴いた。 )( わかってる。あいつらそういう理由で見限る奴じゃないって。けどそんな事ばかり考えてしまうのは私が卑屈な心根を持った人間だからだ。だからなんでっ、て思って、だから―――― ) [Wed 8 Sep 2010 23:14:36]
君影@自宅 > ( 弱い子。何も出来なくて、逆らう事も出来ずに従わされて。 )( 忍になったって、結局は命令をこなす為にある道具でなくてはいけなかった。けれどそっちの時はまだマシだったように思う。だって私生活で我を通せる訳だったし。好き勝手やれてたんだ、基本的には。けど今はそれもない。 ) ………………… ( 仮に艶子や蜷に見捨てられちゃったらどうなるんだろうな、とふと思う時がある。私は駄目人間だ。それぐらいの自覚はあるし、周りに私と同じ性格の奴がいたら、私は絶対に友達にはなりたくない。そんな風に自分でも思えるぐらいアレなのに、どうしてそうならない、なんて言い切れたりできるものか。 ) [Wed 8 Sep 2010 22:55:07]
君影@自宅 > ……………昔に戻っちゃったみたいだ、ねー。 ( なー、と二股の尾を持つ猫は返事する。家から出なくなった事ではない――――いや、それも昔に戻ったというのがあるが、それよりもまた昔の事で―――― ) ( 無くした手。無くした足。無くした目。一人で何も出来ない奴。どうしようもないくらいに無力なの。本当に、ずっとずっと前の、小さかった子供の時のように無力で―――― ) [Wed 8 Sep 2010 22:39:15]
君影@自宅 > ( 好きで引き籠っている訳であって、まったくの事実である。何か反論しようかと思ったけれど特に思い付く言葉はなかったジャパニーズニンジャガール。今日も今日とてリャンと日がな一日お家で戯れている訳であるが―――― ) ( ――――いい加減そうばかりもしていられない、という自覚ぐらいはちゃんとある。生きていく事にお金は必要。だからどれだけ人間嫌いで性格としてアレであったりしても、社会に出て人間は働かなければいけないのである。まる ) [Wed 8 Sep 2010 22:25:00]
お知らせ > 君影@自宅さんが入室されました。 『( 引き籠り引き籠りというが )』 [Wed 8 Sep 2010 22:22:16]
お知らせ > ディーフィール@ラヴさんが退室されました。 『帰り際、スラムの片隅に淫魔が落とした乾パンは早い者勝ちだ』 [Sat 28 Aug 2010 22:58:47]
ディーフィール@ラヴ > ( 屋根まで雑貨がつんであるところを利用して屋根の上に上る。 此処だと景色がよく見える。 そのまま屋根の上を移動。 そこから移動を始める。 犯罪を見つけるのは主目的ではない。 被害にあっている人を助けるのが目的である。 何もなければそれでいい。 犯罪が起きることを望んでこうしてふらふらとしているわけではないのだから ) よし。  [Sat 28 Aug 2010 22:57:24]
ディーフィール@ラヴ > ( 理不尽な暴力から誰かを守ろうとする鉄仮面の気概は評価するところはある。 だが、やり方は今のところ肯定はできない。 どういうやり方を望むか、というスタイルは結局のところ自分で実践してみせるしかないだろう。 奇麗事だと言われていても ) …ん〜 今日のところは平和かな…?  [Sat 28 Aug 2010 22:35:40]
ディーフィール@ラヴ > ( 此処はスラムである。 あちこちで様子を伺うような気配は感じる。 奇抜な格好な少女らしい姿が歩いていればどう反応して良いかも戸惑っているだろうし。 反面、なにかめぼしいものを盗めないかと伺っているようでもある。 自分に此処の人たちに食料を分け与えら得るような財産はない。 できることといえば精々理不尽な暴力から見える範囲で守ろうとするくらい。 奴隷商人にさらわれてしまうのだって、そちらの方が生き残り職を手につけられる可能性もある。 性処理のおもちゃとして使い捨てられる可能性もあるのだが ) [Sat 28 Aug 2010 22:21:39]
ディーフィール@ラヴ > ( 最初から救いようが無い相手なら容赦する必要はないけれど、助けを求めているような相手なら話を聞けるかもしれないわけで。 もっとも、それも鉄仮面と根本的には共通している「自分の判断で相手を一方的に裁く」という行為に他ならないのだけれど ) こうしていても別に必ず悪さしている人に当たるわけじゃないんだよねぇ ( 元々病院勤めだ。 時間にそれほど余裕があるわけでもない ) [Sat 28 Aug 2010 22:08:35]
ディーフィール@ラヴ > ( この間の公演見逃しちゃったなぁとか考えつつ奇抜な格好の淫魔はスラムの中を歩いていた。 悪人をお仕置き、という意味では共通しているものの過剰な愛情(?)を持って悲鳴を上げさせる、という意味では異なる。 ラヴパープルの姿である。 変態仮面とか痴女がいて天国と地獄を見せてくれるとかはうわさになっているかもしれない ) [Sat 28 Aug 2010 22:01:26]
お知らせ > ディーフィール@ラヴさんが入室されました。 『( 街中を歩く )』 [Sat 28 Aug 2010 21:55:37]
お知らせ > ルキアさんが退室されました。 『( しかし怪しさ満点の姿が期せずして自衛になっていたりもしていたり )』 [Sat 28 Aug 2010 00:29:31]
ルキア > ( ルキア・フィンケルは己の力を過信して驕っている。自衛程度ならば訳なく出来ると言う、それは根拠の無い確信だ。未熟、衰えたとはいえ、その程度の事が出来ぬ筈が無い―――そんな傲慢な自信が治安の保証されていない場所であろうと、幼子に平気で足を踏み入れさせる。 ) [Sat 28 Aug 2010 00:29:03]
ルキア > ( こんなものか、と特に改めて購入する必要がある物がないのを確認した幼子はその店を辞退する。 )( …………顔を出していると言っても、チビガキの格好でここに入ったのは初めてだったから随分と訝しげな視線を送られてしまった物だ。ぐぅ。まあ仕方のない事とはいえるのだが、やはりこの格好で普段通りの行動をした時に注がれる奇異の視線には未だに慣れない。 )( 店の扉を閉めて外に出ると、生温い風が頬を撫でた――――実に暑い日ばかりだ事だ。やり辛いなと内心で愚痴を零しながら、フードですっぽりと全身を覆った子供はスラムの路地を歩き始める。 ) [Sat 28 Aug 2010 00:17:16]
ルキア > ( さほど強く惹かれる物ではないな、と本を閉じてそれを書物の棚に戻した。内容的に興味はある―――主に屍術に関しての魔道書であったのだが、それは興味半分で手を出すと火傷をしそうな分野ではある。自らに溢れる魔力の泉、それ自体が枯れかけている今の時では余計な分野に手を出す余裕はない。 ) ――――………その他に特に目新しい物は見当たらないか? ( オレの感覚の中では割とこまめに覗いている事もあってか、以前よりもそれほどに並べられている書物は変わり映えがないような気がする。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:59:02]
ルキア > ――――ふむ。 ( ぺらりと本のページを捲る。知識の収集や魔術の研鑽についてはオレは節操がない。表も裏も境界線はなく、一般的な思考回路であるのならば忌避感を覚えるような事にも、それに興味さえ覚えれば躊躇なく手を出している。 )( その性質は小さくなろうが変わりはしない。幾らかの変調はあったかもしれないが、それでもその本質はアラン・フィンケルのままである。傲岸不遜、自信に満ち満ちた精神と空間を支配する魔道士。それがオレだ。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:44:44]
ルキア > ( それもいわゆる曰くつきの怪しい類の物を取り扱っている店。表通りでは出回らない種類が主な品揃えの本屋。 )( 正確に言うならば、オレが古書店と呼んでいるだけであって盗品屋と呼んだ方が正しくはあるか。つまりは一般的な商業ルートでは捌けない類の色々な種類の物を商品にしている店だ。最もオレが見繕うのはもっぱら書物ばかりであるので、大抵が以前に持ち主のあったものである事からも古書店と呼ばして貰っているが。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:34:49]
お知らせ > ルキアさんが入室されました。 『古書店―――』 [Fri 27 Aug 2010 23:30:50]
お知らせ > ケミーさんが帰りました。 『( 別々の道へ、けれどもどちらも前へ向かって )』 [Fri 27 Aug 2010 05:53:53]
お知らせ > カリンさんが退室されました。 『さぁ、足を進めよう』 [Fri 27 Aug 2010 05:51:09]
カリン > そうだと、いいですよね ( 正反対だからこそやる、か。 私にはまだそう言い切れるほどに自信がないのかもしれない。 ) 簡単じゃないからこそ、貴女の眼鏡があるのでしょうしね。 まぁ、結構単純って馬鹿にされちゃったりもしますけどね。 ( それでも、我慢なら無いことがあるんだ。 子供が出来てからは尚の事。 ) もし、それで全部吹き飛んでくれるなら喜んでこの身体を差し出してもいいと思いますよ ( それで自分の子供が大手を振って暮らしていけるのなら、尚の事だ。ただ、そうなったら子供の成長を自分が見ることが出来ないのが少し寂しいけど、それはきっと家にいる彼が引き継いでくれる。 ) ありがと、私も付けて貰ったとき、覚え易くて喜んだ気がする。 ケミー…貴女もとても呼びやすい名前 ( そう、もう朧気な記憶だけど、付けてもらったときはそれはもう喜んだはずだ。 そして、貴女の名前もとても呼びやすくて、覚え易い。 ) ええ、安全なところまではちゃんと送りますよ ( 街の中心部までは無理だろうけど、それでも朝方だそこまでヒトもいないだろうし、出来るところまで送っていこう。 それに、こうして外のヒトと話すのはとても久しぶりな気がするし。 ) [Fri 27 Aug 2010 05:49:28]
ケミー >  良かった。 ( そう言われれば救いになると、再度頷いて ) けど、それは多分無駄じゃないんだろうなぁ。 ( 正反対だから、やることが違うからこそ、それで良いのだと断言する女は ) 出来たら、私もして貰っているかもしれない。 …でも、実際は簡単には行かないんだろうなぁ。 ───あぁ、なるほど。 ああ、心穏やかに居られない部分は、それぞれか。 ( 身内はともかく、幼い子供に拘るのなら、何か理由があるのかも知れない、と微かに思った ) あぁ、けれど難しいね、すべてを吹き飛ばすなら、自分自身も潰さなくちゃ。 ( 不謹慎な言葉に不謹慎を重ねて、笑った。 何かを変えるには犠牲がつきものだと言うけれど、そのとき自分は不要になるのかもしれない ) ああ、そっか、そうだっけ─── カリン? 呼び易い名前。 私は、ケミー ( 不思議な響きで綺麗だと、本名ではないと知らずに口にして ) それじゃあ、途中まで。 ( 貴女の大丈夫なところまで。 この身を送ると言うのなら、もう少し話したい気分だったから ) [Fri 27 Aug 2010 05:39:44]
カリン > とても、力になります ( もっと頭を使って考えなければいけない。 ただ目の前にあることだけをこなしていても駄目なんだ。 そう、まさに最小限の力で最大限の方法を取らなければならないんだ。 ) 本当、変な感じ ( はは、と銀髪の小さく笑おう。 今自分が行っていることは、貴女のやっていることとは反対かもしれない。率先して、それを見つけようとしているのだから。 ) 簡単にヒトの身体の部分を取り替えられるなら、すぐにでもあげたいくらい ( この身体が他の人間にとって害にならないのなら、だけど。 ) いえ、ね。 別に気にしないで下さい。 どうも、最近は身内や小さい子供の事になるとすぐに頭に血が上っちゃって ( 気にしないで、と手をヒラリと振って応えよう。 普段は穏やかだが、荒れるときは荒れる性分だ。まぁ、そうなったのもつい最近のことかもしれないが。 ) ふふ、いっそのこと、それさえ潰してしまえば、不安の元になるものを全部解消してしまえるくらいのことが起きてしまえばいいのに ( あぁ、不謹慎だ。 多くの膿を出すには大きな傷がいるだろう。でも、その傷跡が癒えるのにはきっと多くの時間が必要になるんだ。 ) 私の苦手な明るい時間帯だ ( 昇り始める太陽に目を細める。 さぁ、真っ当な人々が動き出すまではもう少し見回るが、日がもっと高くまで昇ったら、どこか日陰で身体を休めよう。 明かりに照らされた紅い瞳、銀髪、白い肌、口を開けば見えるかもしれない鋭い犬歯。 それと今までの特徴を踏まえてどう捉えるかは貴女次第。 ) そうだ、せっかくなので名前、宜しいですか? ( その前に自分からは名乗っておこう。 今まで使っていた偽名など全て捨て置いて、名乗るは一つの名。 『カリン』これだ。 名乗れば、アマウラ人みたいな名前でしょ?なんて笑って見せたりもするだろう。 )( あと、帰りの道中、お送りしましょうかとも聞いておこう ) [Fri 27 Aug 2010 05:31:44]
ケミー >  ん。 思いつきじみたものだけど、力になるのなら。 ( それは幸いな事だ、と頷いた。 あげたい衝動を抑えられないのなら、最小の力から最大限の方法を ) うん。 だから、目を向けてるのにそらしてるみたいな、変な感じ。 ( たはは、と弱い笑いを零して頭を掻く事一度、首を軽く傾けて ) ああ、それは、ちょっと、結構、良いアイデアかも知れない。  ( 若干間に受けている節も無きにしもだが、出来るならやってみたい、とつぶやいた。 彼女の言葉に気分を害した風も、ない ) なるほど、そしたらたまたま、そう言う事が重なったわけ、か。 や…私怨でも貴女は一方的な私怨は抱かないような印象を受けたから。 ( 踏み込んだようだったらゴメンなさい、と軽く手のひらで制する仕草 ) えぇ、仕事とはまったく外れてる。 ( 今は ) ……それは、思わないでもないなぁ、正直。 何も起こらないのが一番良いし、今後悲しいことが起きないのであれば、それは嬉しい事だけれど。 何かを起こすんじゃないか、という不安を刈り取る方が、重要な事もあるから。 ( 何も起きないで欲しい反面、それを終わらせる引き金にもなる。 膿を出すのに傷が必要な事にも似て ) …嗚呼、もう、こんな時間。 ( 白んで来た空を見上げて、まぶしげに目を細めた。 次第に明確になってゆく輪郭…目に映して覚えるのは、赤い瞳に、銀髪の ) [Fri 27 Aug 2010 05:12:17]
カリン > ありがと、今度あげるときはそこも気をつける。 ( あげないという選択肢は無かった。 あげることが出来るならば、あげる。 ) ―――ふぅん、確かに見つからない方がいいもの、だね。それは ( 見つからなければいい。 でも、無ければもっといいものかもしれない。 それでも、無くなることは無いだろうからこそ、目を向け続けなきゃいけない。 難しいことじゃないけど、複雑なことに思える。 ) 大変そう…、私の片目分けてあげたいくらい。 半分ずつだったら、使い分けたりできるし…なんてね。 ( 真剣に頷く貴女に対して、クスリと笑いながら言うだろう。 別に貴女の言っていることがおかしかったわけじゃない。 でも、何だか小さい笑いがこみ上げてきてしまったんだ。 日常の中の貴女の姿をちょっと想像したから。 ) んー…確かにある意味で私怨かも。でも、ここを見て回っているのは実のところ前々からだったりもするんだけど ( 言われて見ると確かに私怨だ。 でも、見て回っているのは前からだったりもする。 だけど、少し前まではお休みしていた。子供のことや家にいる彼の事があったから。 それで、再開した矢先に身内がやられた。 ) 普段は街中…か。 じゃあ、今はプライベートってことか。 ( 街中を見て回る人間なんて、普通の住人ではいないだろう。 直接その名前は出てこなかったが、自警団。という奴なのかもしれない。 それも含めてのプライベートかという問いでもある。 ) 何も起きないであって欲しい気持ちはわかります…、でも、不謹慎かもしれませんが、何か起きて欲しいとも思っているんです、私は。 ( それは身内を襲ったものに再び逢うため。 そして、もう一つ。自身を認めさせるために、罪を償う為の証が欲しい。そのため。 本当、望みたくもないことなのだけれど、時折思ってしまう。本当、不謹慎。 )( 気が付けば、少し空が明るんできている。 辺りを覆っている暗闇は次第に薄くなっているだろう。 いくらか、顔は見え易い。 ) [Fri 27 Aug 2010 04:58:01]
ケミー >  多分。 ( 持たせるわけには行かないから、食べ終わるまで見てなきゃいけない。 見つかったら、強い誰かに横取りされてしまうし ) ( 難しいものを抱えているように。 その言葉には、緩く首を横に揺らした ) それほど、難しい事じゃあ無いんだ。 見回りみたいな事をしていたら…うん、嫌な事は起こらなければ見つからないから。 ( それでも、何か起こったら何とかしなきゃいけない。 だから探すのだけれど ) 人の見分けや文字を読むのには、結構苦労するかなぁ…常に焦点を合わせていない感じ。 見慣れた物は何とかなるけれども。 …日中は私は逆に楽だから、使いどころ次第かもしれない。 ( どっちみち視力が良いのは良い事、と真剣に頷くのだった ) 身を隠しやすい真夜中だからこそ、か。 …ある意味での私怨? ( 問いかける言葉は物騒だけれど、表情は妙に朗らかに ) 普段は街中を。 今回ってるのは、私の勝手なんだけども… 何も起きなければよいなって。 ( 自警団、とはっきり言葉に出すのは躊躇した。 場所とか、周りの耳とか、そんな理由 ) [Fri 27 Aug 2010 04:38:55]
カリン > あー、いたら言っちゃうか…。 ( そこは盲点だった。 今度からはそうしよう。出来れば、その兄弟や家族の分も渡してやりたいが、このスラムでは食料を持った住人は目立つだろうから、無理だ。 ) 見つかって欲しくないものか…、何だか難しいもの抱えてるようにも見えちゃうけど ( 複雑。 宝の地図といっても、そこに眠るものが宝物であるかどうかは本人次第。 見つからないから、宝物なのか。 ) ボヤけてしまうのは、不便でしょうに…。 私は明るいのがあんまり得意じゃないので、日中は眩しすぎるくらい…よくは見えることには変らないですけどね ( 不便と言いながらも、そのボヤけるというものがどういうものか、少なからず興味は沸いてしまう。失礼だろうけれども。 でも、どんなに興味が沸いても、普通にしている限りきっと視力が弱くなるなんてことにはならないんだろう。 ) 夜にヒトを襲う輩もいるんです…。ここでフラついているのも、ちょっと身内がやられましてね ( まぁ、場所は暗黒街だけれども、あそこにいるああいう奴はスラムにだって顔を出す可能性がある。それに、守られないここの住人を見ることもしたい。 ) 安心…、もしかして何か見回ることでもしているので? ( 頬を綻ばせる貴女に問いかけよう。 聞き方が少しおかしいかもしれないが。 万が一でも、VHGならば姿を眩ませなければいけないと思ったから。 ) [Fri 27 Aug 2010 04:26:40]
ケミー >  あとはー…出来れば家族や兄弟のいない子、か。 ( いたとしたら二人まとめて、けれど誰にも言わないように言い含めなければならないだろう ) 出来るだけ見つかって欲しくないと思うものは、結構あると思うから。 嗚呼、そっか…そういう方が見つける甲斐がある、と言う人もいるし。 ( なるほどね、と一つ頷いて。 探しに来ているのに、見つからない。 宝の地図は合っても、その場所に宝箱を望まない。 そんな言い回しになったか ) そうなんですわ、大体ボヤけてしまって。 日中に不便をする事が無いなら、少し羨ましいかもしれない。 ( 無いものねだりだなぁ、と吐息をしながら薄く笑み声を零す。 眼鏡を通した狭い視界も、にじんだようにぼやけた世界も、彼女には無縁なのだな、なんて思いながら ) なるほど、確かに夜に見渡せる人の方が有利だし、勝手も利くものね。 …人間は昼に出歩くから、余計に。 ( それは逆に、その時間を狙い定めてニンゲンを狙う側も居ると言う事だ。 だからこそ、そういう存在は… ) ありがたい、と言うと変かもしれないけど、少し安心したと言うか… うん、貴女みたいな人も、うちに居ればいいのになぁ。 ( 頬を、ほころばせながら ) [Fri 27 Aug 2010 04:11:09]
カリン > ( 吸血鬼はその資料が見つかるかどうかは、偶然に任せるしかない。 ただ、可能性はゼロではない。 ) そう…、あげるとしたら誰も見てないところで、こっそり、ひっそりとね ( 小さく溜息をつく。 全員にはあげられない。だから、もし与えるのなら誰も見ていない場所。それでも、その与えた者から別の者へと話が伝わることもあるが、それでも目の前の者を放っておかなかったら、そうするしかない。 そう、この間水と食料を与えた子供とかがそうだ。 わざわざヒトのいない廃屋まで連れて行って与えた。 ) なんだか、面白い。 向いてるかどうかは人それぞれじゃないかな ( 見つからない方がいいものが何かは知らない。 でも、こうして歩きに来ているなら、どうでもいいものでもない。 漠然と宝の在り処に来ているのに、探そうとした無いみたいな。不思議な感じ。 ) あぁ、目が悪いというのもあるんですね。 ええ、暗い中でもくっきりです ( だからこそ、貴女の姿が自分よりも年上に見えて、言葉を丁寧にしなくてはと思った。 距離を詰めて、貴女の顔を今一度よく見てみれば、言ったとおり眼鏡に気が付く。 そうか、視力が弱いというのもあるんだ。今まで無縁すぎたことでその辺りに意識が行かなかった。 ) 夜目が利くからこそ、こんな時間にフラついていたりもするんですけどね。 皆こんな時間は寝てしまうでしょう? その間は誰もこんな場所、見てくれないだろうし… ( スラムの見回り、と言ったら少し違うかもしれないけど。 半分は似たようなことだ。人間一日中見回ることなんて出来ない。 ヒトは夜は寝るものだ。その夜の間、この夜目の利く私ならば、こうして何も光源を持たなくても見て回れる。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:57:58]
ケミー > ( いやいや、と首を左右に揺らしては、口元が和らいだ ) ( 資料整理などの折、偶然見つける可能性も…無きにしも、か ) けど…一人に上げるのを見つけられたら、みんな寄ってくるものね。 ( 眉を寄せて、困惑の色。同じく自分も、直接は何も出来ない。一人にあげれば僕にも私にも、と平等を求めて集まってくる。 無尽蔵にあげていたら…どうなるかなど、想像に難くない ) そう、探さないもの。 見つからない方が良いから。 …宝探しには向いていないね。 ( 家主の存在を想像しては、くす、と笑った。 する気もないけど )  嗚呼…どうだろう、私は視力が弱いから。 眼鏡も、度を少し弱めにしてあるの。 貴女は、夜目が利くの? ( 今は牙よりも顔の特徴を捉える事に一苦労なぐらい。 目を細めないぐらいまで近づいたら、見えるのだろうけれど…一歩距離が詰まって、やっと目を細めるのをやめた ) [Fri 27 Aug 2010 03:43:56]
カリン > ( 納得する貴女に対し、銀髪はお恥ずかしいと、苦笑するだろう。 )( 過去の資料をよくよく見て、見た目と照らし合わせればこの吸血鬼にたどり着くかもしれない。 ) ええ、半分は気になるからかな。 ここで餓える子供とか見てると、なんかね… ( ただ、その先は言わない。 助けたいと言うのは簡単だ。でも、今の自分に助けるだけの力が無い。口に出せない。 ) 探さないものを…? まぁ、廃屋には物が多いから ( 道端にあるもので、価値があるもの使えるものはすぐに拾われてしまうだろう。 でも、多くある廃屋は別。ものが散乱している場合だってある。 ) ―――やっぱり、普通じゃ見えませんか? ( 目を細める貴女を見て、そう問いかけながら、一歩貴女の方へと近づこう。もっと見えるようにと。 その仕草、特徴全てが暗闇の中で見える吸血鬼とは違う。 それが尚の事目の前の人物が人間であるというのが分かる。 )( 必死に目を細めてみる貴女には話す際にちらつく牙見えるのだろうか。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:33:40]
ケミー >  そう、了解。 ( 成る程、と納得一つ。眼鏡の奥で、目を細めた ) ( 自警団でも傷害と殺害の面では絡むかも知れない。 何にせよ現状、詳細まで一致はしない。 何せ、つるっとトコロテン式の脳みそだ ) 通り道か何か、とも違う感じかな。 此処に住む人たちが? ( 貴女が気になるのは、と問いを含めて ) んー、逆かな、探さないモノを。 …探すようなものがある人は、恐らくもっと建物の中も歩き回るんでしょうね。 ( 闇を見通そうとする弱い視力は、珈琲のような濃いブラウン。 暗すぎては相手の銀髪や白い肌の輪郭を捉えられる程度で、時折必死に目を眇めていた ) [Fri 27 Aug 2010 03:18:22]
カリン > あ、いえ…謝ってしまうの、癖みたいで ( つい、謝ってしまう。 出身のせいか、それとも今までの生活からなのか。 )( 最初の手配はもう何年前のことか分からないほどに昔の事。起こしたことは吸血鬼奴隷の障害事件。 そして、もう一つはヴァンパイアハンターの殺害。これがどこまで広まっているかは分からない。最低限、VHGの間では広まっているとは思うが。 ) 私もここのヒトではない、かな。 気になったというよりかは、ただ目に留まっただけだし ( 辺りを気にするように見渡す。 別に秘密の密談や今から襲おうとかそういうのじゃないけど、こういう場所になるとつい気になってしまう。 ) ここのヒトじゃないというと、何か探しものでも? ( 自分も、半分はそうだから、貴女もそうなのかと思っての問い。 紅い瞳で貴女を見ながら問うだろう。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:10:57]
ケミー >  え、否、謝る事は何も。 ( 見通せるとも気づかずに、謝辞を意味する言葉には、意外そうな表情を浮かべた ) ( 近づいて来る姿に、警戒も僅か。 敵対の意思が有るとは見做しておらず、それ故あからさまな対立は示さなかったが )( ヴェイトスに来たのは、3年近く前の事。 ある程度の記録は頭には有るが、それより前ならば記憶には遠い事。 似た特徴も探せば数多。 だから、確実な一致には至らない…まだ ) 実際、ここの人では無いから。 …あなたは此処の? むしろ、私が歩く事で気にさせてしまったら、申し訳ない。  [Fri 27 Aug 2010 02:57:55]
カリン > ( スリや逃げ隠れるもの、獣よりも獰猛な存在であるともいえる。 ヒトを食料にする種、吸血鬼ゆえに。 ) ごめんなさい、こんな夜に動くヒトが珍しかったから ( 数歩歩いてくるヒトに対して、後ろに下がったりはしない。 ただ、見回っていると遅い時間に動き回るヒトを見ない故につい足を止めたといったところ。 ) ここの、ヒトじゃないみたい ( 近づいてくる貴女に、その姿を見た率直な意見を口にする。 暗視の瞳にはその姿ははっきりと映っている。確かにヒトだ。 曇天の夜だが、近づけば、逆に此方の顔は見えてくるだろうか。見えれば、何年も前に張り出された吸血鬼の手配書に似た顔が見えてくるだろう。 表情や髪の長さ。色々と変っている部分はあるだろうけれど。 ) [Fri 27 Aug 2010 02:49:43]
ケミー > ( スる相手を狙う子供か、逃げ隠れる者か、いやさ獣か? ) ( 思いついた幾つかの、どれにもぴったりと当てはまるものでは無かったけれど ) ん、間違いなく人。 多分純血のイエロティア。 ( ふら、と数歩そちらに踏み出した。何故と言われれば悩むけれど、多分深い理由は無い。 過ぎ行くと思っていた翳が留まり、声をかけてきたようで興味を感じたから ) [Fri 27 Aug 2010 02:43:26]
カリン > ( 曇天の夜闇の中、爛々と輝く紅い瞳が視界の中を過ぎっていくだろう。 いや、正確に言えば過ぎるというよりも止まったというべきかも知れない。 ) ――ヒト、か ( 夜の中、スラムの中を飛び回っている吸血鬼。 家の子に危害を加えた暴漢を探したり、この暑さの中死んだ人間を見つけては穴を掘っては埋めて弔ったり、水を与えたり食料を与えたりしている吸血鬼だ。 その中で、この時間に動いている人影を見るのは珍しい故に、立ち止まった。 貴女からはさほど遠くない場所に立っていることだろう。 ) [Fri 27 Aug 2010 02:38:57]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『過ぎった影』 [Fri 27 Aug 2010 02:34:23]
ケミー > ( スラム近くに住んでいる、と言っていた少女の声を、たまに思い出すのだ )( そしてそのまま頭から離れない夜がある。 寒い頃だったから、その娘と会ったのだって、もう二つか三つは前の季節の事だけど ) …思い出した時だけ、なんて言うのも何だか難だけどね。 ( 微妙な苦笑を口の端に浮かべつつ。 その姿が有るんじゃないか、なんて少しの期待も混じらせながら、ふと周りを見回した ) ( 視界の端を、人影がよぎった気がした ) [Fri 27 Aug 2010 02:27:49]
ケミー > ( 夜に月が無ければ、落ちる翳も深い。 色素が濃い分光には強いが、夜目には些か暗さが増すのが難点だ ) 獣じゃあ、無いからなァ。 そこまでよくよく見えるワケでも無ぇ、や。 …と、 ( まぁでも歩きたかったから来てしまったのだから、不満めいた事を漏らすのもおかしいか、と、口を噤んだ ) ───…。 ( 喉で唸る ) [Fri 27 Aug 2010 02:16:03]
ケミー > ( 今年の雨の具合は、どうだったっけか ) ( あまり振っていない気がするのは、やっぱり空を見た時に、それほど雨空を見ていないせいだろう ) …クソ暑いよりは良いのかな。 ( 此処に住まう人々にとってみれば、屋内に篭った熱に殺されるよりは良いのだろうか。 ああそれとも、ぬくぬくと布団に包まっている自分よりは、したたかで頑丈かも知れない ) ( 取りとめもなく思いながら、ゆるゆると間を抜けて行く。 土くれに、足音の硬さを吸い取らせながら ) [Fri 27 Aug 2010 02:08:44]
ケミー >  …それにしても、最近は曇ってる日が多いなァ、最近は。 これはこれで、涼しくて良いンだけども。 ( 窓の外を伺った時に、たまたま雲が空を跨っているだけかも知れないが、見た時は大体が曇天だ ) ( ぐる、と廃墟じみた建物の合間を歩けば、そぞろと並ぶ気配、時折風音に混じる生き物の息遣い ) [Fri 27 Aug 2010 02:04:16]
ケミー > ( 使わなくなって久しい品を、オークションに出品する手続きもそこそこに ) ( 気になっていた場所へと、ふらり。 本来の巡回時に訪れなかったのは、制服て訪れる度胸が無かったからだ ) …自己責任と言われてるとはいえ、なァ。 ( 仕事として優先するように、と言われている場所へ赴かないのも気が引けた、と言う事もあるが。 警邏時よりも幾分からだをちぢこめたような姿勢のまま ) [Fri 27 Aug 2010 01:59:38]
ケミー > ( 警邏と言えば警邏 ) ( そうじゃないと言えば、そうじゃない ) …やっぱり、躊躇うんだよなぁ。 ( 制服未着用=本日非番 ) [Fri 27 Aug 2010 01:48:32]
お知らせ > ケミーさんが入室されました。 『( てくてく )』 [Fri 27 Aug 2010 01:47:37]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『お金かぁ』 [Thu 26 Aug 2010 01:12:26]
カリン > ―――とりあえずはこの子をどうにかしてからかな ( どうにかすると言っても、この孤児が起きたら、この子供が住む場所へと連れて行ってやるくらいしか今の私には出来ないが。 それでも、この場所に一人置いていくわけにも行かないだろう。 ) 本当、どうしようかな…。 ( ルァに危害を加えた男を殴り飛ばすのは決まっているとして、そのあとをどうしよう。 このスラムの人間をどうにかする方法なんてあるのだろうか。 全員は無理でも、せめて子供達だけでも何とかしてあげたい。 )( 何とかしてあげたいのに、私にはその術がない。 あの家を孤児院にするか。いや、そこまでのスペースもお金もない。 ) [Thu 26 Aug 2010 01:06:12]
カリン > ( 銀髪の膝を枕にして眠る孤児はボロボロの服に足の裏も傷だらけ。 腕も街の中や郊外で見る子供よりも全然細い。 ) ふぅ、でもどうしよう ( 一応形だけ持ってきた食料はこの子供に全部食べられてしまった。 別に普通の食事は入らないから別にいいのだけれど、水は補充しておきたいと思う。 自分が飲むというよりも、今のような状況の時せめて水くらい与えてあげたくなる。 ) これで一々戻ってたら、駄目だよねぇ… ( あんまり人が多いところに出たくは無いけど、商業地区で買い揃えよう。 シグリットの顔とルァの様子を見に行きたいという気持ちもあったけど。 ここは我慢だ。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:45:02]
カリン > ( 言ってしまえば、つい反射で助けてしまったんだ。 実際に子供が出来てからというもの、子供を見ると放っておけなくなってしまった。 で、お腹を満たして水分を摂った子供はこうして眠ってしまったわけだが。 ) 助けるなら、こう一斉に助けたいな… ( それこそ、スラムなんて無くなってしまう位に大勢をだ。 昔はスラムの人間を食料にしようとしていた時もあったけど、今は心境も何もかもが違う。 それにそれくらいの人間を一斉に助けるというのは十分に認められることじゃないか。 ) そうだなぁ、例えば食料とか水とか配ったり… ( と、そこまで言って言葉が詰まる。 それは今目の前にいる孤児にしたことを大勢にするだけのこと。一時だけで何にも変りはしない。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:33:19]
カリン > ( 一人の銀髪の膝で一人の孤児が眠っている。 )( ルァに危害を加えた男を見つけるために暗黒街とスラムを行ったりきたりしている中、偶然見つけた倒れこんでいる孤児だ。 )( 多分、倒れる孤児やスラムの住人なんてこの子だけじゃないと思う。目に入ったのがこの子だったというだけのこと。 ) 焼け石に水って言われるのかなぁ ( 結局、目に入った孤児を廃屋の中に連れて行き、持っていた水と干し肉を与えたわけだが。 この孤児一人を今助けても、スラムには同じような人がまだまだいる。それに今助けたところで、その後の孤児が生き延びるわけでもない。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:22:12]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『スラムの廃屋の中』 [Thu 26 Aug 2010 00:12:44]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『これも、試練なのですね、 主よ…!』 [Sat 21 Aug 2010 01:55:58]
シェリル > (散乱する果物)   ―――― (その中心に小さなシスター姿。) [Sat 21 Aug 2010 01:55:04]
シェリル > (ですが。ですが。) わたくし、こんなことでめげませんわ。 (お訪ねする先の先輩に御迷惑をお掛けする事は。とてもとても心苦しいのですけれども。もしかしたらもうお休みになっていらっしゃるかもしれません。) もしそうあるならば――― (どうしましょう。シスター少女は何もない空を仰ぎ。手土産にと持参した果物が両手のうちに沢山あるので食べるものには困らないのですが。) ――――あっ (つん)(曇天を眺めていたせいで疎かになっていた足元。廃材じみたなにかに足をとられて) [Sat 21 Aug 2010 01:53:48]
シェリル > (そのような心構えであるからこのような事態を招いてしまったのかもしれない。) 主よ―――― (紙袋を抱えているせいで余り動かせない手。それでも小さく空を描き十字を切る。どうかどうか至らぬ私をお許しくださいませ。)(本来ならばもっと早くに村からヴェイトス市へ辿り着いていた筈の道中。車輪の整備に不備があったとかで急遽車輪を取り替える事になり。) ―――― (その分到着時間は遅れに遅れた。遅れた分の運賃は返していただいたけれど。ああ、そうだわ。その浮いたお金を、僅かばかりではあるけれど先輩の教会に収めさせて戴こう。) [Sat 21 Aug 2010 01:30:11]
シェリル > (あら?)(大変。大変。私としたことが――) 家、ではない わ … … (教会。教会。先輩の家ではない。尊き父の家なのに。なんと情けない思い違いかしら。) [Sat 21 Aug 2010 01:16:47]
シェリル > (辺りは人目があるどころか、灯りさえも疎ら。いらっしゃるのかいらっしゃらないのか、これではよくわからないと少女は首を傾げた。人の気配なんてものはよくわからない。物音は、こそこそしている気がするのですけれど。皆様恥ずかしがり屋さん、なのでしょうか。) えぇと――――… (辺りはどこも同じ景色に見えてしまう。先輩の家はどこだったかしら。確かこの道であっているはずなのだけど。違ったかしら?) (  うろうろ。迷い足。) [Sat 21 Aug 2010 01:07:18]
シェリル > (すっかり遅くなってしまった。) ―――――― … (曇天の空。星のない夜空。底なしの黒。) (見上げるは情けない顔―――) …よい、しょっ。 (両腕に抱えた紙袋を、意味も無いのにがさっと揺らして抱えなおす。桃が袋から飛び出そうになって慌てて掌で押さえた。強く押したら傷んでしまうからそっと。) … (袋の音が異様に大きく響いてしまった気がして、きょろきょろ辺りを見回す。ここは商業地区の大通りでなく貧民窟と呼ばれる所なのに、まるで同じ有様で。気恥ずかしげに。) [Sat 21 Aug 2010 00:59:07]
お知らせ > シェリルさんが来ました。 『   ―――――』 [Sat 21 Aug 2010 00:46:58]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Fri 20 Aug 2010 01:07:42]
ドライツェ > ( ――――そして翌日、想像以上に世相に詳しい子供の口から怪物図鑑の話題を通じてオークションの噂を聞く。 その中のフィギュアコレクションに仕込まれた  けしからない ギミックの話を聞いて思わず十字を切ったとか ) [Fri 20 Aug 2010 01:07:25]
ドライツェ > ( それにしても、物も金もないスラムで子供たちはどこからああした情報を仕入れてくるのだろう。 …それとも自分が外を知らなさすぎるだけなんだろうか ) ――…。 ( 経典の表紙を撫ぜる ) それは否定しないのですよ。 ( 背後で本を両手に持ち、緩々と教会への道を行く。 図鑑を買ってあげることはできないけれど、明日彼等がここへ来たら怪物話を聞いてみようか ) [Fri 20 Aug 2010 01:05:15]
ドライツェ > ( 大人顔負けに国の名前を覚えている子供やコロセウムの闘士達のランクにやたらと詳しい子だとか、彼らの社会には常に「なんとか博士」が存在する。 それに照合するならばジュリアンやマチスはモンスター博士を目指しているようだ。 そして彼等が口々に言うには、それら怪物をこと細かに書き記した大百科があるらしく、どうにかしてそれを読みたいというわけだ。 ――ぶっちゃけ、こちらを見る目からそこはかとなく買ってくれないかな光線※オーパーツ※が発せられていた気がする ) …そーいうのはだめなんですよ。 ( 皆が皆、怪物図鑑に興味があるわけでもないのだから。 全員が「そう」なら共有資産として財布の紐を緩めないでもないのだけれど ) [Fri 20 Aug 2010 00:56:15]
ドライツェ > ( 日が昇るのが早い分、夏になるとまだ働けない子供たちは朝から晩まで遊んでいる。 倒れでもしてしまわない限りそれは結構だと思う。 何かの流行りなんだろうか、この季節になると子供たちはよく分からない多分怪物の名前を呼んでは一定のルールに基づいて何か勝負をしているようだ。 その昔ヴェイトス市では昆虫を捕まえて戦わせたりもしたらしいが、あれから時代も変わった模様―― 不承不承といった顔でそれぞれの家路に着く細い後ろ姿を見送って、 へふり ) …何でしょうね、 ぺかちゅう とか ウカツダネ とか。 ( 子供たちが呼んでいた多分怪物の名前である。 ――耳聡く聞きつけたマチスが肩越しにそう説明してくれた ) [Fri 20 Aug 2010 00:47:32]
ドライツェ > ( 時刻はもう夕暮れ時。 ――今日も暑い一日だった。 それでも少しずつ少しずつ、日暮れが早くなっているような気はする。 それに気づかず、家族の元へ戻らずにもっと遊ぶと聞かない子供へ ) だめです、だめ。 親御さんが心配しますから今日はもうお帰りなさい。 ジュリアンとはまた明日ここで遊べばいいでしょう、――ね? ( ジュリアンは近所に住む目端の利く少年で、よくマチスの面倒を見ている。 マチスの方が歳は上のように思うがそんな間柄もあるだろう ) [Fri 20 Aug 2010 00:41:07]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『  だめです。 』 [Fri 20 Aug 2010 00:35:24]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『あの男を追うだけでも駄目な気がした』 [Thu 19 Aug 2010 00:04:43]
カリン > ちょっぴり複雑な感じっと ( 路地から、地を蹴って飛び乗っても大丈夫そうな建物の屋根へと飛び乗る。 ) ――いつかは会うか ( あの男を許せないというのはきっと、鉄仮面も許せないはずだ。 ならば、あの男を追っていればいつか会うこともあるだろう。 それに探そうと思って会えるような人物でもないだろうし。 ) ふぅ、こうして屋根の上に上るのも久しぶり… ( 少し高いところから見るスラムは活力とはかけ離れた場所に見える。 今まで訪れていなかった分にその印象が強く感じられてくる。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:57:06]
カリン > はは、私もまだ鉄仮面に殴り飛ばされる方だ ( 今の自分の手配書がどうなっているか分からないけど、未だ手配はされている身だった。 ) ――って、私…鉄仮面に会ったことあるような気がする ( 彼が怪我を負ったときだったか、結局あの時はお礼を言うのを忘れていた気がする。 気が動転していたということもあったけど。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:42:24]
カリン > 何でルァだ… ( 路地の真ん中で立ち止まって、爪が食い込むほどに拳を握り締める。 あの子が何をした。暗黒街のルールに何か逆らったのか。 もし、そうだったとしても許せない。 何万回殺しても殺したり無いほどに許せない。 暗黒街のルールに則ったことには手を出さないと思っていたが、何だこの気持ちは。 ) ―――あの時の私も同じだったか ( 人を殺したときの自分も同じだったか。 あんな風なイカレだったか。 どれにしても、ルァの立場、下される立場からは同じのはずだ。 ) 何をすればいいか…、よくわからなかったけど ( 最低限わかったことがある。 ) 見逃せない ( あれを野放しには出来ない。 ルァに対してやったことへの制裁も与えなければならない。 犯罪者に犯罪者が制裁を加えようとしている。おかしなことだ。 ) 私も制裁を加えられている側なんだけどね… ( 変なの。 少し、笑ってしまう。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:34:10]
カリン > ( スラムの路地をめちゃくちゃに歩いていた。 そして、無意識のうちに牙を打ち鳴らしていた。 今、いやここ最近のことだが、かなり腹を立てているのだ。 ) ぶち殺――― ( 口から出かけた言葉は、思いっきりかみ締めることで表には出てこなかった。 殺しちゃいけない、殺しちゃいけないんだ。 しかし、死ぬような目にあわせなければ、気持ちが治まらない。 それほどに、許せないということだった。 ) あの男、なんなんだ ( そういえば、ルァからそれを聞くのを忘れていた。 家まで特急で送り届けてから、またとんぼ返りで街の方に戻ってきてしまったから。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:22:09]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『ギリ』 [Wed 18 Aug 2010 23:15:03]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『 ―――殺人が看過されて良いわけがないのだから。 』 [Sat 14 Aug 2010 22:18:21]
アイゼンリッター > (アイゼンリッター/カイン・グレイホーク。通称を鉄仮面。 覆面をつけ自警活動を行う人物。 法的には通り魔であるが、主に被害者は犯罪者やゴロツキ、チンピラであり、救った人間も多い。 だが大多数からは犯罪者扱いである。 ――そして、恐らくは狂人だ。 コスチュームを着込み、武装し、夜な夜な街を徘徊し、犯罪者と見れば襲い掛かる人物が正気であるわけもない。 その思考は偏っている。独善的だ。犯罪者、そして犯罪行為を傍観する者への敵意は強い。 だが、強迫観念に自我を侵された人間の常として、その行動は極稀に真実へと行き着く。 考えても見て欲しい。 当たり前の話だが――――) [Sat 14 Aug 2010 22:17:03]
アイゼンリッター > (無論、ヴェイトス市が奴隷達の上に存在している都市だということは認識している。 奴隷を必要以上に虐げる者は、やはり屑だと考えている。剣闘奴隷なぞ、その最たる存在だ。 人が死ぬ様を見て悦ぶのであれば、それは快楽殺人鬼となんら変わりは無い。 屑どもめ。 ――そして無闇矢鱈と奴隷を可愛がる輩も、同様だ。奴隷は別に、彼らの家族ゴッコ用の玩具ではない。――糞、糞。 そういう意味では、犯人の奴隷に同情の余地はある。 だが――)……殺人は罪だ。殺人犯は裁かれるべきだ。 刺された娘の為にも。 その家族の為にも。 友人の為にも。 絶対に。(屋根の上を走る。 蒸し暑く、纏わりつく夜気が不快だ。 こういう事件は嫌だ。 チンピラを殴り倒すほうがよほど楽だし、気分も良い) [Sat 14 Aug 2010 22:04:17]
アイゼンリッター > (ホワイティア居住区で殺人事件があった。 犯人は逃亡中。 奴隷の娘だという。 逃げ込むならばスラムか暗黒街と相場が決まっている。 居住区は自警団や一般市民の目が厳しいが、この辺りならどうだろうか――ヤマを張るしかないのが現状だ。 体力の続く限り、警邏をするより他に手は無い。 チンピラを締め上げたところで、恐らくは何のコネクションも無い奴隷少女の行方なぞ知らないだろう。 或いは「人道的」な人間が、彼女を匿うという可能性もあるだろうが――そんな輩は糞喰らえ、だ)…………………。(逃亡奴隷。 自分の自由の為に、他人を殺した。 そのベクトルは目玉泥棒と同質。 絶対に許せるわけがない。 何をやらかすかわからない。 一刻も早く捕らえる必要がある) [Sat 14 Aug 2010 21:52:29]
アイゼンリッター > (性犯罪を働く輩――というような意味に取って頂きたい。アイゼンリッター/カイン・グレイホークは、ディーフィールが恐らく人外であろうとは見ているが、その種族までは看破していない。 此方のミスであり、本当に申し訳なく思っております)(――ともあれ、メルビル女史のお陰で凛々の状態が持ち直した今、鉄仮面の男は再び警邏を行っていた。 役者としての仕事よりも先に、だ。 彼にとって何よりも重要なのだから。 今までに稼いだ金を、新たなコスチュームの作成に注ぎ込んだ辺り、常軌を逸している。 百万もの大金を使って新型の鎧を作る。しかもその目的は、街の治安維持――誰に頼まれたわけでもなく、自らの意思のみ、端的かつ客観的に言えば『趣味』だ)……………。(屋根の上から、ストリートを睥睨する。 しばらく離れていたが、相変わらず。 屑どもの腸のようにドス黒く染まっている) [Sat 14 Aug 2010 21:26:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――淫魔とは。』 [Sat 14 Aug 2010 21:19:40]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Fri 13 Aug 2010 23:26:06]
ドライツェ > ( …正式な教会の管理人が派遣されてくるとか、仕事で下手を打ったとか。 一年後のタナバタの日に自分がここに居る保証なんか、どこにもありはしないけど。 ) [Fri 13 Aug 2010 23:26:01]
ドライツェ > ( 板の四隅を打ち終える )  ( この真下は丁度自分の部屋辺りで、部屋には小さな星のペンダントがしまってある。 夜空に散らばる星々の「点」に星座の図案を浮かび上がらせるというそれは、琴座と鷲座を描いて子らに見せるにはいい時期だったのだろうけど )  一年後、かなあ。 ( 別の板切れを手に取った ) [Fri 13 Aug 2010 23:24:15]
ドライツェ > ( パプテスの自分が積極的に異教の祭事に手を出すつもりは無論ない。 けれど、ヴェイトス市ではスートリアやミコミコなどの異教の全てを素通りすることは最早できなくなっている。 聖誕祭にミサ曲を歌い、年明けに三つ指ついて餅煮を食べるのが当たり前の生活だと――スラムの「外」では聞いている。 …雑煮、という名称は知らない )  ( スラムの内側でも東国や南方の文化を持って暮らしているひとは少なからず存在して、その中の一部にはタナバタを楽しみにしていた誰かも居たんじゃないかと ) [Fri 13 Aug 2010 23:16:48]
ドライツェ > ( かん。 釘を叩く ) …  、 ( そういえば ) …… 、 ( もうひと月以上も前の話になってしまっていたけれど ) タナバタ、結局やりませんでしたねえ。 ( かん。 釘を打つ ) [Fri 13 Aug 2010 23:06:49]
ドライツェ > …「私は」これでも全然構わないんですけど  ねー… ( 教会の外観に勢を尽くした壮麗さなんて必要ない )( ――…けれど、ひとはやっぱり見た目で印象を決める所が多いから、外観があまりにがっかりだと人は集まらないのかもしれない。 自分のそうした考え方は末端の立場だから言えることなんだろう ) …はー。 もうひと働きしますか。 ( よいせとその場に座り込む。 木槌を再び拾い上げ、屋根に空いた穴に板切れを宛がい、位置を定めて折れ曲がった釘を摘む ) [Fri 13 Aug 2010 23:03:04]
ドライツェ > ( …まあ、悪戯盛りの近所の子供が梯子を隠してしまってもそろそろ普通に飛び降りられそうな気はしてきたが。 ひ弱な自分でしたがブル●ーカーでトレーニングした所以下略経典片手にかけずり回ったりお祓いしたりへち殴ったりの日々の暮らしが普通に適度な運動(?)になっている気はしないでもない。 持久力は人並みだが。 ) 日々が多少ハードでも釘打ちはうまくなりませんものねえ。 修繕したら外観が珍妙になりました、なんてことにはならなければいいんですけど。 ( 何枚か板は打ち付けたがそれぞれ厚みはばらばらだし、釘も真っ直ぐ打てていない。 立ち上がり、真上から見下ろしてみるとそこだけ妙に不自然な ) [Fri 13 Aug 2010 22:55:50]
ドライツェ > ( 頼りないカンテラの明かりの元でみるみる赤くなっていく指に息を吹きかける。 息を吹きかける程度では冷えるはずもないのだが、無意識にそうせずにいられないのは何でだろう ) うああ… 痛い痛い。 やっぱりもっと明るいうちに着手するべきだった――かなあ。 後悔先に立たず、ですけどー… ( からりと傍らに木槌を置く。 置いて冴えない鈍色の空を見上げた。 爪が割れているでもないし大騒ぎするほどのものではなかったが軽く凹むには充分な。 )( でも、 ) 昼間だと隠されちゃうんですよね、 …梯子。 ( へふー。 ) [Fri 13 Aug 2010 22:47:03]
ドライツェ > ………! ( うっかり木槌で自分の指をぶっ叩いた ) …  !!  こ、声も出ない痛みって こういう状態なんです   ねっ…  ( スラムの一画にある古くちっぽけな教会の屋根の上にて人知れず悶絶。 屋根の上などに居るのはサンタ志願や泥棒志願では断じてなく、屋根の穴の修繕中だからのつもり ) [Fri 13 Aug 2010 22:39:01]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( がっ。 )』 [Fri 13 Aug 2010 22:34:50]
お知らせ > ブリッツさんが退室されました。 『 ――そうして歩き回り、寮に着いたのは夜が明ける頃だったとさ。 』 [Fri 13 Aug 2010 01:26:26]
ブリッツ > ( ――が、声を掛けた中年の男性は私をじろりと睨むとぶつぶつと何かを呟きながら通り過ぎてしまった。 ) ……怖い! ( オレは思わず尻込みする。尖った髪の毛も少しだけへんなりと折れた。もう二度とスラムの人に話しかけるのはやめよう。うん、そうしよう。 ) …となると、やはり自力でここから出る必要があるな…。 ええい、ままよ。とにかく歩いていればそのうちどっかに着くさ!ヴェイトス市内は全部道で繋がってるんだ! [Fri 13 Aug 2010 01:13:13]
ブリッツ > ( スラムはどれも似たようなボロの建物が立ち並び、看板とか大きいお店とか目印になるようなものが少ないから、同じ道をずうっと歩いているような錯覚に襲われる。…やはり、勇気を出して人に道を尋ねるべきだろうか?でも、変な因縁とかつけられないかな…。オレ、女の子だし。 …でも、いつまでもこうしていられないし、それにオレは傭兵なんだ!いざって時は自分の身ぐらい守れるさ。 ) あの…。 ( ――と、道行く人に声を掛けてみる。 ) [Fri 13 Aug 2010 01:08:46]
ブリッツ > ( こういう時に雨でも降ってくれれば気持ちが大きくなって明るく振舞えるのだが。…いや、今みたいな状況の時は気持ちは大きくならないほうがいいか…。このまま暗黒街とかいう場所に出ちゃったらもっと最悪だ。この街に越してきて日は浅いが、暗黒街の話は耳にしている。アウトロー達が日々抗争に明け暮れ、住民は全員ドラッグ中毒、化け物が我が物顔で歩き回り、余程腕に自信がある者で無いと生きて帰れる可能性は20%以下だとか。 ) …かなり怪しいけどな、この情報。 ( この話を聞かせてくれた相手は、酒場の酔っ払いだったし。まあ、危険なところという認識にはかわりないだろう。 ) [Fri 13 Aug 2010 01:03:13]
ブリッツ > …しかも、ここ…何かいやーな感じ…。 ( 道端に屯す人達は通りかかる自分をじろりと一瞥して、またすぐに視線を元に戻す。そういう空気が漂っているから、道を聞くこともできなくて。 ) ……こういう所って治安も悪いんだろうな…。不味いなあ、早く帰らないと皆心配するよー。 ( そうやって気持ちばかりが焦るが、焦って早歩きになったところで道に迷ったものはどうすることもできず、運よく見覚えのある場所に出るのを願うしかなかった。こういう時に空を飛べれば道なんて関係なく寮まで戻ることが出来るんだろうが、生憎オレは飛べないのだ。 ) [Fri 13 Aug 2010 00:55:07]
ブリッツ > ( 最初はもっと活気があって人通りの多い場所を歩いていたのに、いつの間にか寂れたスラムのような場所に出てしまった。ギルド地区にあるラングフォードの寮に向かっていたオレは、どこで道を間違えたのか全然違う場所に来てしまった。途中で「あ、こっちは違うな」と思って一度道を引き返したが、どうやらそこで再び元来た道を間違えてしまい、解からなくなってしまったようだ。 ) ……あ、あれれー おっかしいなー。どこで道を間違えたんだろう…。 ( オレはまだこの街に来たばかりで慣れていないのだ。おおまかにどの地区がどの方角にあるかがわかれば、漠然とそっちに向かって歩くことも出来たんだろうが…。 ) [Fri 13 Aug 2010 00:49:03]
お知らせ > ブリッツさんが来ました。 『 …道に迷った。 』 [Fri 13 Aug 2010 00:45:51]
お知らせ > ラヴィパープルさんが帰りました。 『( そして周囲に見られないように帰り着いた家では衣装を破ったことで怒られてしまうのだった 』 [Wed 11 Aug 2010 22:28:32]
ラヴィパープル > ( 数時間後。 所々衣装が破けたラヴィパープルことディーフィールは満足げな表情で廃屋から出てきた ) うーん。 あれだけ搾り取ればしばらくは悪さはしないでしょ。 夢の中でもお仕置きしておいたし、しばらくは夢で繰り返しちゃうかな? ( マスクだけはしっかりと付け直し。 正体はばれないように。 鉄仮面には淫魔と名乗った覚えも、最初にメアリアンを襲っていただけで淫魔と推測できるような行動もしていない淫魔は。 今回はたっぷりと男たちを搾り取った。 もちろん名前はラヴィパープルとしか名乗らず瞳も見られては居ない。 いきすぎて腰を震わせて、精液が出なくなっても気絶するまで責めたのだ。 ちょっとは懲りたと思いたい ) [Wed 11 Aug 2010 22:27:56]
ラヴィパープル > 「俺がいってんのはそんなことじゃなくてだなぁ!!」 ( 男のテンションが上がる。 クスクス、と淫魔は笑みを浮かべて ) なぁに? エッチな事したかったの? 淫売窟に行けばよかったんじゃないの? ( 大の男4人に囲まれているはずなのに尚余裕を見せる少女に得体の知れないものを感じたのか積極的には襲ってはこない男たち。 もしも襲い掛かっていればそれは綺麗なカウンターが決まっていたことだろう ) 「そんな金ねぇんだよ! ああん? お前が出してくれんのかよ!? へへっ10万は出してもらわないとなぁ…?」 ( リーダー格の男はそれに気が付いているのか居ないのか ) よーするに、まじめに仕事をしたくない。 だけど女は抱きたい。 無理やりにでも。 そいうことでおーけー? ( ぴっと指一本おったててリーダー格の男に問いかける ) 「へへ、よくわかってるんじゃねぇか。 何ならあんたが相手してくれても良いんだぜ? なぁ?」 いいよ? あっちの廃屋で、ならね? ( まさか、そんな展開になるとは思っていなかった男たちは色めきだった。 女が抱ける。 そんな単純な思考に縛られて。 異様さもどこかに吹っ飛んでしまったようで ) [Wed 11 Aug 2010 22:21:50]
ラヴィパープル > ( マスクのおかげで目線は隠れているが視界は悪い。 というか明かりが無いと視界は真っ暗に等しい。 それでも平気なのは感覚の鋭さのおかげであり ) 泥棒とかしてないよね? ( 少女がこくこくとうなずく。 少なくてもナイフなど持って居ないようだし、財布をかばんに入れている様子も無い。 完全に無罪なのだろうと判断してその場から離れるように告げる。 あわてて逃げ出した少女の姿を見てようやく男たちが我に返ったようだった ) 「て、てめぇ!! なんてことしやがる! みょうちくりんな格好をしやがって!! 」 ( …ごもっともである ) あはは、面といわれると傷つくなぁ…。 ( なら最初からこんな格好をしなければ良いものを。 すでに遠くに逃げた少女を追うよりは妙な格好をしているとはいえ、この場に留まった淫魔を相手にするほうがやりやすい、と見たのだろう ) 「で、お前はなんなんだ!」 だから、愛の天使、ラヴィパープル、だってば。 ラヴィヴァイオレットの方が語呂が良いかな? ( 少々ずれた会話。 もちろんわざと、である ) [Wed 11 Aug 2010 22:12:12]
ラヴィパープル > ( もともと暗示を篭めた声でけん制していたし。 この突飛な格好で相手の思考はフリーズしている模様。 一番暗示をかけやすい上体で。 この意味のなさそうな衣装もそれなりに効果がある、ということだろう ) はいはい。 そのままそのまま。 動かないでね〜。 はい。 怖かったね。 もう大丈夫だからね〜。 ( なみだ目になっている少女。 突然の展開にこちらも目を白黒とさせて状況が把握できていない様子。 まぁ、こんないかれた格好をした女が急に助けに現れたのなら誰だって思考がフリーズするだろう。 看護師戦隊のノリと天使からの依頼、というわけで家にある服を改造した衣装を引っさげて鉄仮面の真似事をしてみた、という話。 淫魔の場合は暴力反対、ではあるが ) [Wed 11 Aug 2010 22:05:30]
悲鳴 > 止まりなさい! ( いよいよ肉棒が少女の中へ…という所で声が響く。 だ、だれだ!? なんて古典的な反応を返すチンピラにどこに行っても変わらないんだなぁ、なんて感想を抱きつつ ) 愛の天使! ラヴィパープル。 愛に導かれてただいま参上!! ( 白っぽいマスクで目元を覆い、視線は相手には見えない。フリルの付いた上着に紫色のスカート。 背中に羽っぽいショール。 そして紫色のブーツ。 頭には紫色のリボンでポニーテール どこかの魔法少女を意識したような衣装。 年が幾つかなど聞いてはいけない ) ………… ( そしてその場の空気は凍結した ) [Wed 11 Aug 2010 21:59:40]
悲鳴 > 「へっ。 誰も助けにきやしねぇよ」 ( 鉄仮面でも現れない限りは助けなんてくるものか。 鉄仮面が相手でもこの人数ならきっとうまくやれる。 もう一人は見張りにと周囲を警戒していた ) 「なりは小さいと思っていたが、思ったよりも胸はでかいなぁ…」 ( ひひひ、と声を上げながら少女の胸は揉まれ、嫌悪の声が上がる。 下着は取り外され、リーダーの男は性器へと肉棒を近づけ ) 「その様子だと初物かぁ? こりゃ運が良いや。 どれ、たっぷりと…」 [Wed 11 Aug 2010 21:53:54]
悲鳴 > ( 悲鳴の主はまだ幼さの残る少女。 此処で生まれ育っているためか髪もろくに梳かされず、服もぼろぼろではあるが顔かたちはそこそこに整っていた。 「なにしてんだ! やめろ!」 彼女が出会ったのは此処を商館代わりに訪れている男たちであった。 人権など存在しているのか怪しい場所。 複数なら早々正義の味方とやらに遅れをとることも無い。 そう自惚れての犯行。 ふたりが少女の両手を押さえ、 リーダー格の男がニヤニヤと笑みを浮かべて彼女の足を押さえつけていた ) [Wed 11 Aug 2010 21:46:50]
お知らせ > 悲鳴さんが入室されました。 『 スラムの一角に響く悲鳴。 』 [Wed 11 Aug 2010 21:42:49]
お知らせ > エイミィさんが退室されました。 『Rain rain go away Come again another day.』 [Tue 10 Aug 2010 23:48:29]
エイミィ > (髪を整えた所で、腰掛けたトランクからそっと立ち上がる。蝙蝠傘を差して、もう片手にはトランクを。)…さ、帰るかの。(雨、というのは人の…訂正。鬼の心も、その空色の様に曇らせ、鈍い灰色にしてしまうものなのか。)(改めて想起した所で、莫迦らしく思わず笑いが込み上げてしまう。)…ししし。(わらわは鬼じゃ。それが雨如きで何を想うたか…莫迦らしい。) [Tue 10 Aug 2010 23:47:01]
エイミィ > little johnny wants to play …(唄、と呼ぶには少々歪な少女の声。言葉を編み呪文とするかの如く、声は続く。) rain, rain, go to ……go, to, ……(不意に歌詞が止まった。其の一節。)go to …… …go ……go , to ―――何処ならいいんじゃ?雨天を好く者などそうおらんじゃろうに。(疲れた様に頭を振って、妙に髪が纏わり付く事に気が付いた。ツインテールの右尾を解いたままにしていたからだ。)おおっと危ない危ない。髪は女の命じゃからの、大事にせにゃいかんわな。(――手際良く髪を纏めて、リボンを結んでしまう。) [Tue 10 Aug 2010 23:37:38]
エイミィ > (惚けた様に遠くを見て、からからに乾いた息を肺の底から搾り出す様に吐く。空っぽになった肺へ、今度は雨で散々湿った空気を押し込んでみる。)(されども喉の渇きは決して癒えない。また、吐き出した息がからからに乾くだけなのだ。)………rain rain go away……come again another day(…いかんの。血液なんぞそう簡単には手に入らぬ。誰かを襲うか何かして、とにかく乾きを癒さねば。見境無くなる様な事だけは、避けねばならんからの。)(雨を見ていると、無性にこの歌を口ずさんでしまう。理由など特にないが、呪歌とでも想い込んでいるのかもしれない。) [Tue 10 Aug 2010 23:28:39]
エイミィ > (飢えぬ渇きってなんじゃ。癒えぬ渇きじゃ。よほど喉が渇いておるのかのう…。)……………………。(長い、沈黙。)……………独りとは、やはり寂しいのう。(塒には、トリカゴに入れた使い魔も居るには居るのだが。生憎と市街地を歩き回る際には目立つので連れ出せない。だから、部屋に居る時以外は殆ど独りなのだ。)…………………………喉、渇いた。(水とも葡萄酒とも違う物が飲みたい。赤黒くて鉄臭い上に、世の中の何よりも美味で甘い魔法の飲み物を。ぽつりと呟くも、応える者は居ないか。) [Tue 10 Aug 2010 23:20:59]
エイミィ > うー……。(遠くを見る様に瞳の紅色を細めて、脱力したように肩を落とす。)……興が殺がれてしまったではないか、たわけぇ。(何かしようとしていたのか。否、何かしようとしていたのだが、"何を"しようとしていたのかをすっかり忘れてしまったのだ。誤魔化す様に八つ当たるも、当たる対象が空気ぐらいしかいない。)いい加減止まぬかこの莫迦天気め。雨空はもう沢山じゃ。日中出歩き易いとはいえ、誰しも家に引き篭もってしまうし、わらわの服も濡れてしまうし、どんより蒸し暑いし…。(葡萄酒は……まあ飲めたから良いがの。それだけでは飢えぬ渇きもあるのじゃ。)…………はふ。(膝を抱え込む様にして、頭を垂れる。) [Tue 10 Aug 2010 23:16:17]
エイミィ > (トランクに腰掛けたまま、子供みたいに足をばたつかせてみた。)(案の定体勢を崩して、引っくり返りそうになった。ギリギリの所で背もたれにしていた大木へ手を付く。流石にこの天気の中、引っくり返るのは嫌じゃのう。)――わ、わらわは何をしておるのじゃ。カギカッコ二重にまでして…。(激しく自己嫌悪。重々しく息を吐く。) [Tue 10 Aug 2010 23:09:04]
お知らせ > エイミィさんが来ました。 『『ぬわっ!?』』 [Tue 10 Aug 2010 23:08:13]
エイミィ > (場所。スラム街のどこか。大きな樹の根元。目的。雨宿り。)は―――  ふぁぁぁ…んぁ…  おっと、いかんのう。はしたない。(何とも間抜けな欠伸顔を晒してしまった。阿呆みたいに口をぽかんと開け放って、存分に欠伸を堪能し終わってから気が付く始末。だが、周囲を見渡した所で人の気配も無い事だ。)(別に構わぬかのう…。)(真っ赤なユーロトランクに腰掛けて、雨で湿った髪を弄る。金色のツインテール、その右尾のリボンをしゅるりと解いて、手の中で感触を確かめる様に。傘が無い訳ではなく、折り畳んだ蝙蝠傘はトランクに立てかけてある。単純に雨の中を歩き疲れたのだ。)………参った。本当に参ったのう。いい加減止んでくれぬかのう、お天道様よ?このままでは本も満足に借りられんではないか。(トランクに入れて持ち帰ろうにも、そもそもトランクを濡らさない様にするのも大変じゃと言うのに――。)貸し出し図書を汚すと目を付けられかねんし、こんなに湿気が増えると本が駄目になってしまうわ、たわけ…。(形質保持の魔術でも習得するべきかのう?)(そんな事まで大袈裟に考える程度。) [Tue 10 Aug 2010 23:00:03]
お知らせ > エイミィさんが入室されました。 『止まぬ雨音、大地に跳ねて』 [Tue 10 Aug 2010 22:56:20]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Sat 7 Aug 2010 15:58:43]
ドライツェ > ( 問いそびれて、上からの下知にただ従い、そのまま )( …でも。 ) それが不満なわけじゃないのです―― よ。 ( 床をモップでもう一往復 ) いいことも耳に入るんです。 ( 例えば、奪われた髪が無事に戻ってきたらしいとの話とか。 大仰ながら、ひとが救われる話が他より多く耳に入る環境でもあると思う ) …それで充分なのですよ。 [Sat 7 Aug 2010 15:58:27]
ドライツェ > ( 前の補修の時に余った板切れはまだしまってあったろうか。 それとも、冬の頃に割って薪に使ってしまったろうか。 まだ残っていたとしてももう腐ってしまっているだろうか ) …  それとも、 ( その信仰の庭がいつまでもいつまでもみすぼらしくある状態をこそ大聖堂は厭うだろうか。 ――本来、祈りとはどこでもどんな場所でも捧げられるものであって、秀麗にして華美である必要はない。 ないと思う。 けれど、ひとの信仰が集まればそこに金品が集まるのもまた人の世の必定であって、大聖堂の本意がどこにあるのか見極められずにいる末端は結局そこを問いそびれている ) [Sat 7 Aug 2010 15:52:22]
ドライツェ > ( 雨が斑模様を描く礼拝堂の床にモップをぐいぐい押し付けながら ) 修繕して貰えるよう申請すべきなのかなあ。 …頼めばやってくれるとは思うんですよ、大聖堂は。 ( 正直、子供らの遊び場、年寄りの寄り合い場所化しているのが実情とは言え末端ながら布教の場所ではあるのだから。 有難い教訓話なんかどうでもいい、今この場で家族が食べるパンを出してくれれば神様だって何だって信じる――即物的な発想の前に説法や説教が今ひとつ効力を持たないのはその日口にする物にも事欠くこの界隈の住人には仕方のないことでもあり、己の未熟を悔やむところでもあり。 たっぷりと雨を吸い込んだモップを外へと持ち出し、足で踏んで水気を切った ) …そういう場所で、 ( ぎゅう。 水気を切る ) 私だけが「頼めばどうにかしてもらえる」環境にあると言うのもー… ねえ。 ( 外は豪雨で半透明に濁っている。 流石に出歩く人の姿も見えない ) [Sat 7 Aug 2010 15:44:44]
ドライツェ > ( 自室の処置が済んだら次は礼拝堂へ。 こちらもやはりというか何ヶ所かから雨が滴り落ちていて、思わず両手で顔を覆いたくなったがここは元々不特定多数の人が訪れては去って行く場所なので毎日掃除を欠かすまいとも「汚れるもの」だと思っている。 明かりの蝋燭を出す時間ではまだなく、それらは片付けてあったので幸いそちらへの被害もなし。 ) 去年だったか一昨年だったか、補修はしたんですけどねえ。 ( 自ら屋根に上ったものの近隣に住まう子供らに梯子を隠された記憶も同時に甦ってきて一人へっしょりしんなりした。 その子供たちのうち何人かの姿は、もう見られなくなっている ) ええと、モップ、モップ。  [Sat 7 Aug 2010 15:32:36]
ドライツェ > ええと、受け皿、受け皿ー… ( 洗濯用の桶と飲料水を汲み置く為の甕と、それから何があったろう ) ――ああもう、食器もこの際使うしかありませんか。 できるだけ底が深いのを、 ( 慌しく部屋の中をうろつき、受け皿になりそうな物を取り出してはぱたぱたと雨が滲みて落ちてくる真下に置いていく。 自室のベッドの真上の屋根が今の所雨の浸食に耐えているのは不幸中の幸いだったか、それもいつまで持つか分からないが ) それから、本は――… よかった。 無事でしたか。 ( 長らく使い込んだ経典はこの雨漏りとは関係なく随分傷んでいるけれど。 ) [Sat 7 Aug 2010 15:25:00]
ドライツェ > ( 何だかほんの数日前もこんな風に間の抜けた声を上げたような気がするが ) とうとう臨界点突破しちゃいましたか …!! ( 正式な管理人が派遣されるまでの代理として己が預かっているスラムの教会は随分老朽化も進んでいて、おまけに場所柄もあってか、元から建築物としてはお世辞にも立派なものとは言えなかった。 この二点に大雨が重なると時々こんな事故(?)が起こる。 雨漏り。 ) [Sat 7 Aug 2010 15:15:47]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『うわああああ』 [Sat 7 Aug 2010 15:11:55]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 ( 楽しい時間を 過せたら 好いけれど ―― お互いに、ね ) 』 [Fri 6 Aug 2010 00:17:56]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 自制が利いてないと、我ながら思う。 』 [Fri 6 Aug 2010 00:16:34]
リゼル >   棄てた訳じゃないよ。――― 、 ( 好奇心、悪戯だもン。 ) ( 云い掛けて止めたのは、また頬を打たれるのが嫌だッたから。 )   ( 別に、避ける事は出来る けど、 )    ( 言葉が、態度が、 どこか子供ッぽい。 其の様に、小さく息を吐き )   ―― 勝手に決めるなンて、随分勝手だなァ、 ……床は痛いよ。涼しいけど。 ( むうッとした表情は其のままに、歩き出した貴女の後を追う様に 歩む。 )  ( 頬を叩かれるのも、お説教をくらうのも 何もかもが新鮮で珍しい ―― ) (  面白い ニンゲン、獲物。 すぐに食べてしまうのは勿体無いと思うのは、 ――長く続く 退屈な日々の所為か。 ) [Fri 6 Aug 2010 00:15:01]
エリー > ( 多分根本的な、原始的な、本能に根ざす部分が、破滅願望のある私にすらこういう矛盾をさせるんだろう。 本で読んだことがある。 あらゆる生物のあらゆる欲求はその種全体の繁栄の為にあるのだと。 どうやら私はその環の中にぎぎりぎ留まっているようだ。 私自身生きる事を放棄しかけているのに、他人の命は永らえさせる、とか。 ) 貴女、棄てたじゃない。 今。 さっき私が拾ったのよ。 ( 子供みたいな口調で言い返す。 ふん、と見降ろして。 ) 言ったでしょう? 貴女も含めるの。 今日は遅いし泊っていくから。 女将さんに毛布借りて床で寝る。 ( 決めたから。 と言って先に歩きだす。 一晩かけてお説教聞かせてやるんだ。 それから、この子に名前をつけさせよう。 どこから手をつければいいか考えものだけど、片っ端から色んな話をしよう。 ) ( 出来るだけ楽しく。 ) [Fri 6 Aug 2010 00:04:16]
リゼル > ( 他人のを救おうとし、他人の為に怒るなンて ――己から見れば彼女の行動そのものが理解は出来ない。 )  ( ニンゲンッてこういうもの? ) ( ――よく分からない。 )   ――― うーン、そう  か。死にたいなら死ねッて事? 生きたいなら生き延びろ、ッて、  ( そういうこと? なンて、小首傾げ。 ) ( ―彼女はどちら側のニンゲンなンだろう。 死にたいなら嬉々として殺してあげるのに、 )      むぅ、 ( 即答。 若干不貞腐れた様な表情で、 )  それは私が拾ッたのに、 ( 普通に手を伸ばしたッて奪うのは難しい なら、 )  (  ―― 彼女を蹴り飛ばして 転ばせようか? ――あァでも、 )  ( 思考が ぐるぐる廻ッて、 )   ……エリーが其の子を引き取るなら、返さなくて良いよ。 でも、教会とか孤児院に預けるなら 私に頂戴? [Thu 5 Aug 2010 23:52:39]
エリー > ( まるで異生物だ。 こういう事を言い出す時のリゼルは、私が生まれ育った環境では出てくる筈の無いような言葉を口にする。 拗ねた感じでも無く、憎しみを込めるでもなく、自然な口調で。 ) ―――それは本人が決める事でしょう? ( 私の事か? そうかも知れない。 誰が悲しむでも無し――誰か悲しむとしても、もう疲れたと死んでしまう方がきっとずっと楽だ。 ) 駄目。 返さないわ。 ( これは即答。 頭一つ分近くある身長差で赤ん坊を抱えて見下ろす。 奪えるものなら奪ってみればいいとばかりに。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:42:58]
リゼル > ( 痛覚が完全に無いッて訳じゃァ無い。ただ耐性があるだけだから ― ジンジンと痛む頬の感覚は、よく伝わる。 ) ( 頬に当てていた手を離して、 )    ――――――――  そうだね、 ( 感情的な貴女の言葉に、 無感情に近い声音で呟くよに、 )  死ンじゃッたらそれでオシマイ。 でも、悲しむ人が誰も居ない様なニンゲンなら、とッとと死ンじゃッた方が幸せなンじゃないの?  … まァ、此れは私の考えだけどね。  ( ぱン、と一つ手を鳴らして。 くす、と笑みを浮かべれば  )   其の子、  ( ――告げながら赤ン坊を指差して、 )   かえして? ( 玩具の様に、人形の様に 扱う様は変わらない。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:33:08]
エリー > ( 嫌な感触だ。 生まれて初めて叩いた他人の頬。 散々吸血鬼の胸に杭を突き立ててハンマーを何度も振り下ろして串刺しにしておいて、今更だけれど。 拒絶っていうのは、本当に嫌な感触がする。 ) …死んじゃったら終わりでしょう? 後悔したって、怒ったって、その後じゃあ意味無いじゃない! ( 答えになっているかは分からない。 感情的に出た言葉だ。 ―――常日頃から、適当に吸血鬼を巻き添えにして死んでしまおうと思っている人間の口から出る時点で矛盾した。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:21:23]
リゼル >       ――― ッ、  ( 泣き叫ぶ赤ン坊の声に混じり、 ) (  ―― 乾いた音が響く。 )     … ――――――  ( 貴女に肩に伸ばし掛けていた手を、自らの頬に当て、 )  ( 暫し、驚いたかの様に 何度か瞬きをした後、 )   ふ 、 ふ … 、 ( 小さな小さな声を零す。 )  ―― ふふ ッ … 、 ( 叩かれるのなンてどれ位振りだろう。 ―― 熱く感じる頬に手を添えたまま、 )     ―― …  ( 貴女の顔を見遣ろうか。 )   ―― 如何して、 他人にそこまで本気になれるの。 ( 他人の為なのか、其の行動が自分の為なのかは分からない けど、 ― ) [Thu 5 Aug 2010 23:12:48]
エリー > ( 私はいわゆる、母性とか年長者としての自覚とかそういうものが育つ間もなく大人になってしまった様な人間だ。 はっきり言って―――子供なんて好きじゃあないし、上手く話そうとしてもこんな具合だ。 何時まで経っても両親と姉に甘やかされて育った頃の自分を引き摺っているんだろう。 私自身が子供の側にまだ居るつもりなのだ。 ) ―――――――ッ!! ( だからって目の前であんな事をされて見棄てられるわけもなければ、笑えるような人格でも無い。 じんじんと痺れたようになっている手を大きく振り被って、その平手をリゼルの頬めがけて振り被った。 ) ( 私はこういう体罰が嫌いだ。 悲しくなる。 涙が出る。 優しくない。 )  [Thu 5 Aug 2010 22:59:33]
リゼル >       … ――― わあ 、 ( パンパン、と緩やかな拍手をする様に手を叩き合わせて、 ) ( 静寂を引き裂く様な 甲高い泣き声を耳にしながら、 貴女へと近付いていく。 )     ――― 、 ( ぱちり、瞬きを 、 )  そンなに怒ること ? ( 拗ねた様な、不貞腐れた様な そンな表情を浮かべ、 )  ちょッとした悪戯じゃない。  ( 緩やかに貴女の肩に触れようと、手を伸ばそうか 。 )  手の届く範囲なら本当に助けるのかなあ ッていう、好奇心だよ。   [Thu 5 Aug 2010 22:51:23]
エリー > ( 人形か毬かみたいにぽぉんと弧を描いて飛んでいた赤ん坊が、思いのほかずしんと重い衝撃を腕に伝え、半分ずりおちながら泣き声を上げる。 そりゃあそうだ。 人形じゃあないのだから。 軽く見積もっても4、5kgはある。 良く落とさなかったと自分を褒めたいくらいだ。 ) ――――――――っ、は、あ…!! ( 泣き出す赤ん坊を抱え直しながら暫く息が詰まり、完全に行動よりも出遅れていた思考が順番に押し寄せる。 恐怖と、不快感と、疑問と、怒りだった。 ) なんでッ…こんな、度が過ぎるッ!! ( 上手く言葉が出てこない。 言うべき事は沢山あるし、言葉を荒げるべきでもない。 抱えた赤ん坊が私の声と伝わる振動から何かを察して余計に泣き出した。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:44:15]
リゼル > ( あァ確かに、と思う。 ―勝手に自滅する様な脆弱な吸血鬼なら、彼女等が動く必要も無いか。 ) ( 其の物言いに、僅か眉を潜めるのは ― 如何しようも無い。 )     … ふ−ン?良く分からないや。 ( つまらなそうな口調で、放り投げる様に云う。 ) ( 変わらない、なンて 退屈以外の何でも無いのに。 )  ( 放り投げて 数秒 ―― ) ( 夜の空から ぽーン、と人形の様に落ちる赤ン坊は、 )     … 、 ( 駆け出した貴女の両腕ギリギリに 落下をするだろう。 )  ( 落ちた瞬間に、 響くは叫び声にも似た 赤ン坊の泣き声。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:33:52]
エリー > 今までの統計で見る限り、そういうタイプは少ないのよ。 我慢できなくなって暴れ出すか、そういうフリをしているだけか。 そんなに弱い個体は放っておいても良いし。 ( 動物のデータみたいな物言いになるのは意図的な物。 あれを人間と同格に表現するべきじゃあない。 「殺す」のではなくて「処分」するのだから。 ) ( 害獣だ。 ) …そのうち分かるのよ。 あの時ああしてれば、とか、そういうのが溜まってくると。 ( アンバランスな子だ。 子供らしくない物言いをすると思えば、子供だから言うような事も口にする。 知ったような口調で。 ) ――――そうね。 私はそんなに偉くないもの。 出来る事なんてこれが精一杯。 ( 綺麗事は大切だけど、出来もしない言葉を吐くのは嫌いだ。 期待外れの人間にはなりたくなかった。 ) えっ…、あ、ばかっ!!! ( ぞわ、と意味不明の寒気が背筋をかけ上がった。 なんで 考えてる場合 間に合うか 出遅れた 落ちる 怖い 擦り剥いた いいから なんでもいい 跳べ! 2、3秒の間に多分こんな感じでばぁっと思考が駆け巡って、脳に命令されるがままに駈け出した。 ゾッとするような暗い空から、ふわっ、と赤ん坊が弧を描いて落下し始めるのが見えた。 両手を伸ばして、多分、恐らく、ここだ、という落下地点に後先考えず駆け出す。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:24:48]
リゼル >    (  ―― ぽ ぉん、 )   ( 胸に抱いていた眠る赤ン坊を 、 )  ( 空高く、 放り投げた 。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:09:43]
リゼル >    ふーン。なるほど? …減らして無いのに 、ね。 けど案外、血が吸えなくて衰弱死しちゃッたー、とか そンな馬鹿も居るかもしれないよ?  ( くすくすッ、と小馬鹿にした様な笑い声を上げながら、 ゆらり、眠る赤ン坊を僅かに揺らす。 ) ( 一般市民の様に暮らすモノ、奴隷へと堕ちるモノ、吸血鬼としてありのままに生きるモノ ――様々だ。どれが正解かなンて知らないけど、前者は狩人にとッては厄介な部類だろう。 )    …変わらない方が? …そンなの変化を恐れる臆病者の言葉だよ。 ( 変化が有るからこその生なのに、と子供は思う。 不変なモノ等存在しえぬのだから、尚更 ― )   手が届かなかッたら見捨てる?    ( 「貴女も含めて、」 )  ( 言葉に、ぱちり、瞬きをして、 )  アハッ… 、優しいねぇ エリーは。 ( なンて、笑い声混じりに。 )  ねえ、じゃあ  ―― こうしたら、エリーは如何する …? ( にィ、と口許を三日月形に歪め、 ) [Thu 5 Aug 2010 22:09:01]
エリー > 仕事帰りにちょっと寄るには色々準備が要りそうな所だもの。 …最近はだいぶ件数自体は減っているけれど、それ自体吸血鬼の数が減ったっていう風には言えないでしょう? 誰も減らしてない・・・・・・のに数が減るなんて事はありえない。 ( 人間が居なければ吸血鬼も存在足りえないのだ。 忽然と姿を消した吸血鬼達は今も何処かに潜伏していて、ただ、巧くなっただけだ。 以前関わった吸血鬼の中にも、市民の中に紛れて普通に暮らすタイプは何体か居た。 余計に性質が悪い。 ) 変わらない方が良い事も多いのよ。 多少退屈でも。 ( 明日その赤ん坊が突然死んだらリゼルはどう思うんだろう。 ふと、そんな事を思う。 普通の子供とはだいぶ感性のかけ離れた子だと思うし、何処か、こう―――人間性が欠落しているような。 ) ―――どうだろう。 目に映っちゃって、手が届いてしまうから手を出しているけれど。 ギリギリ、自分の手が届く範囲だから? ( 真面目に答えた。 そういう赤ん坊の存在を誰かに聞いただけだったら関わろうとしなかっただろう。 もう手遅れだと思ったらこう積極的にもならなかった。 ギリギリ、手が出るから、だ。 ) …まぁ、それは貴女も含めてなんだけど。  [Thu 5 Aug 2010 21:56:09]
リゼル > ( 愉しげに笑みを浮かべ 貴女の顔を、じいッと見遣り、 )  いきなり其の話? ( なンて、若干の呆れ声。 まァ別に世間話する気は無いけれど。 )  ねえ、仕事は忙しいの?吸血鬼ッてそンな頻繁に活動してる? ( 話をすり替える様に 少し早い口調で問い掛けて、 )  なにも、変わらないよ。 なーン にも。 ( 此方に掛けられた問いには、つまらなそうに溜息一つ。 ) ( 子供扱いなンてされたら、こうやッて会話もしない ンだろうけど、 )  ( ポーチの中身までは分からない。―― けれど、取り敢えずは警戒しておこうか。 )   … ねえ、エリーはこの子を助けたくて様子を見に来ているのかな? ( 名前すら無い子供。可哀想な赤ン坊を ― 真ッ当に成長させる為に?見ず知らずの他人なのに? ) ( 不思議そうに 首を傾げたまま。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:44:42]
エリー > ( 相変わらずの―――人を食った様な物言い。 ただ大人びているだけなのか、見た目に騙されてはいけないのか、判断に迷う。 緊張を覚らせまいとして表情と声のトーンをコントロールする。 ) ―――今晩は。 何度か見に来たけれど…やっぱりあまり良い環境じゃあないと思うわ。 ( 教会なり何処かの世話になった方が良い、という話の続き。 手に職があるならギルドの住み込みだって良い。 リゼルがよくっても赤ん坊に良くないのは明白だ。 ) ええ、今日はもう上がりだから…特に変わりはない? ( 大人ぶった口調だ。 我ながら似合わない。 これくらいの歳格好の子供に対してどういう言葉を使えばいいか、どうにも判断に迷うのだ。 特にこの子は子供扱いされるのを好みそうにない。 ) ( 仕事帰りでも一式の装備を持ち歩いている。 腰のポーチの中には聖水、馬蹄、小さな銀のナイフ。 家族皆殺しにされれば夜に大してこれくらいの過剰なトラウマだって残るっていうもの。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:34:11]
リゼル > ( 赤ン坊は子供の肩に顔を乗せて、 ) ( 再び夢へと旅立とうと、瞳を閉じ始める。 )  ( ゆらりゆらり揺れるランタンに、 ) ( 目の前で誰かに襲われ掛るだとか、面白い事起きないかな ―なンて、思考巡らせながら、 )      ( 貴女の元へと、此方からも近寄ッていけば、 )    ――― おはよう。 ( くすくすッ 、 なンて笑い声と共に、 )  本当に様子を見に来てくれたンだ?  ( こてン、と少しだけ首を傾げる。 )  お仕事帰り?  ( 貴女の全身に視線を這わすのは、 ) ( 若干の 警戒。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:23:49]
エリー > ( 稀に道端で寄り集まって灯りを囲み、酒盛り何かをしている人達も居る。 赤黒い顔と薄汚れた恰好をした老人ばかりで、通り過ぎる人間を露骨に目で追っているが、何かして来るわけでもない。 稀にろれつの回らない感じでからかうような声をかけてくる程度だ。 ) ( こういう所で暮らす子供というのは、どういう風に感じで、どういう風に思うんだろう。 一人二人に手を差し伸べるのは簡単かもしれないけれど、何だかそれは気持ちの悪い欺瞞みたいに感じてしまう。 欺瞞でも良いのかもしれないけれど。 ) ――――…あ。 ようやく掴まえた。 ( まだ少し離れた距離で、見覚えのある姿を捉える。 リゼルだ。 赤ん坊も抱えている。 安心したような、そのくせそれで、会ってどうするのかっていう、今更な戸惑い。 来てしまったし、会ってしまったんだから今更の。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:17:54]
リゼル > ( 「ぐぅ、」 ッて声が足元から聞こえた。 ) ( 生きてた様だ、――まァ関係は無いけれど。 )  ―― 此の辺りの利点は追及されない事だけど、… ( 如何も、場所は好きにはなれない。 ) ( 赤子の背を撫ぜたまま、緩やかな歩調で宿屋へ向かい、 )    ――― ン …、 ( 少し遠くに 揺れるランタン ) ( 己の視界には比較的鮮明に捉えられる距離。 灯りの先に居る女性を じいッと、 見遣り、 )   ―― …人が良いのか、お節介なのか、 ( どこか小馬鹿にした様な、そンな溜息交じりの言葉。 )   [Thu 5 Aug 2010 21:08:48]
エリー > ( 仕事の合間、時間を見てはこの辺りを訪れている。 相変わらずの猛暑の中、ふと涼しげな感じがするのはきっと気のせいじゃないだろう。 人と、物の密度が薄い――――閑散としているのだ。 生まれて今まで清潔で安全な居住区で暮らしてきた私にしてみれば、こんな所に住む感覚は分からない。 気がしれない、とは言えないけれど。 裕福でない人にしてみればこれが普通だったり、此処に流れ着かざるを得なかったりしたのだろうから。 ) ( 薄暗い乾いた道をランタンで照らしながら歩く。 リゼルと赤ん坊の住む宿はもう少し先だ。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:03:19]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 何度目かの訪問 』 [Thu 5 Aug 2010 20:57:37]
リゼル > ( ぴくり、と胸に抱いた赤ン坊が動けば、 ) ( 其方へと視線を落とす。 )    ―― あァ、…おはよう 。 ( 愉しげに笑みを浮かべた表情は其のままに、赤子へと声を掛け、 ) ( グッと、身を元に戻す。 )  さァて、風も気持ちが悪いし ――… 戻ろうか。 ( 宿屋へ、 )  ( こつン、石段を靴音立てて 降りていき、 ) ( ポンポン、と赤子の背を軽く撫ぜながら、 )   ( 石段の一番下、寝そべるニンゲンを、 躊躇無く踏ンで 行こう。―― 生きていようが、死ンでいようが 。 ) [Thu 5 Aug 2010 20:56:23]
リゼル >    … 、 ( 僅か、震えた指先を見遣る。 ) ( 最近あまり生き血は飲ンでいないからか ― 身体中に巡る己の血液が濁ッてる気がする。 )     …… 、 ( 新鮮な、なるべく年頃の、処女の生き血が ――、 )    飲みたい 。 ( 赤ン坊を胸に抱いたまま、 空を見上げる様に 仰向けに寝転ンで、 )    … あ、 ( アレなンて好いンじゃないか、 ) ( 割と何度も宿に訪れてくれてる様だし、 )   ( あの、狩人の ――、 )   くす ッ、 ( 飲ンだら、どンな味がするだろう? ) [Thu 5 Aug 2010 20:42:04]
リゼル > ( そゥ、宿屋の女将に云われても、 ) ( 「大丈夫」とだけ返して ― )    … 、 ( 貧民窟に在る宿屋の傍、石段の上に腰を下ろす。 ) ( 両手で抱えた赤ン坊は、 すやすやと寝息を立てて、 )    … 美味しそう、 ( ポツリ、呟いた。 ) ( まあ、食べないけど。 )  ( ぷくぷくとした頬を見てると噛み付きたくはなる。 ) [Thu 5 Aug 2010 20:32:08]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『( ―子供の出歩く時間じゃないよ、 )』 [Thu 5 Aug 2010 20:27:58]
お知らせ > アウラ@カミさんが帰りました。 『(でも終了だけれども!)』 [Thu 5 Aug 2010 03:13:40]
お知らせ > アウラ@カミさんが来ました。 『(ミス――。)』 [Thu 5 Aug 2010 03:13:12]
アウラ@カミ > この仕事が終わったら、何処かに所属してみようかしらね…。 (家出してヴェイトスに来たものの身寄りなんてなく、今は市内の安宿を転々としている日々。稼ぎといえば、こういった依頼を請け負ってその報酬を受け取るくらいなのだが…。) この依頼は、完全出来高制だものねぇ…。被害者の方の髪を回収しないと始まらないわ…。 (ふぅ、と溜息混じりに周囲に再び気を配り、捜索を再開するのだった。) [Thu 5 Aug 2010 03:11:51]
アウラ@カミ > ま、平和なのは良い事なのだけれど。それならこんな依頼も発たないし、ね。 それに、本音を言うなら――。 (そろそろ金銭面で危なくなってきたから、ね…。 我ながら不謹慎だ事…。) (そろそろ笑えなくなってきた自分の懐事情を苦笑しつつ、つい脳裏を過ぎった考えにクシャリ、と頭を掻いた。) ――でも、本当にそろそろ危ないからね…何とかしないと。 (だが、本当に切羽詰ってきたのも事実だった。) [Thu 5 Aug 2010 03:00:23]
アウラ@カミ > (それには理由がある。 ここ最近、巷で暴れている人のカミを強奪するという化け物の話。私はその化け物とやらの捜索に参加していた。今日はその捜索、なのだが――。) ――こう、わざわざ治安の悪い場所を選んで歩いてみても、中々思うようには行かない、か。 やっぱり、確固たる情報が欲しいかしら…。 (そもそも、カミの化け物って一体どんなのかしらね。人の形をしているのか、本当にただの化け物みたいな容姿なのかも分からないし。) (その進展は芳しくない様子。 化け物や犯罪が起こるなら暗黒街かここ、貧民街の可能性が高いだろうと思い定期的に見回りをしているものの中々、そういった化け物は愚か犯罪すら目撃するには至っていなかった。) [Thu 5 Aug 2010 02:47:39]
アウラ@カミ > (月が煌々と差し込む真夜中。貧民街を歩く人影。 ヴェイトスでは余り見かけないであろう和刀を旅行鞄に刺す様に持ち歩く女だった。) ―――静かなものね。こうも夜が更けると。 (こういうのをアマウラでは何と言うんだったか。草木も眠る丑三つ時…だったか。) (辺りを伺うように夜道を行く…。お世辞にも治安の良いとは言えぬ貧民街を何故こんな時間に?)  [Thu 5 Aug 2010 02:38:30]
お知らせ > アウラ@カミさんが来ました。 『ヘアーハント 2回目。』 [Thu 5 Aug 2010 02:31:09]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『ぅえっくしっっ。』 [Wed 4 Aug 2010 04:05:27]
ドライツェ > ( へふ、ともう一度息をつく。 夜が明けて天気が回復していたら様子を聞きにいってみよう ) ……うぇ、 [Wed 4 Aug 2010 04:05:00]
ドライツェ > () [Wed 4 Aug 2010 04:03:48]
ドライツェ > ( 問題の髪が探し物であったかどうかは後日確認できるだろう。 それが奪還された髪なら久しぶりに奮発して乾杯用のグラスワインでも買ってこようか、無論僧房の奥でのひっそり独り酒になるが ) ご本人のものだといいなあ。 だといいですよねー… ( 実際もし髪をやられていたら泣きながら島外の故郷へ逃げ帰っていたところだ。 そう思うと被害者の心労たるや想像に難くないわけで―― ) …ここまできてフェイクってオチはあまりにも勘弁なのですよ。 [Wed 4 Aug 2010 04:03:42]
ドライツェ > ( 今日の、とは言っても日付が変わってたった四時間しか経っていないが、今日よかったと思えることはこれで早々にふたつめだ。 ――ひとつは何とか経典を雨の被害から守れたこと。 そしてもうひとつは――――確認を待っている所のようだが、「栗色の髪」が無事に取り戻されたらしいこと ) ご本人の髪だといいですよね。 ( ここに来て人間違い、もとい髪間違いもなさそうだが ) 本当に――… ねえ。 楽そうは楽そうなんですが、禿はちょっと厳しいですから。  …いかついおじさんでもない限り。 [Wed 4 Aug 2010 03:56:55]
ドライツェ > ( 両腕に大事そうに抱えていた経典を傍らの長椅子に置く。 と言いながらも、さんざ雨に洗われた後の眼鏡越しでは何も見えたものじゃない。 ただもう長らく暮らしてきた所だから記憶と勘とで椅子の場所の見当をつけ、それが外れなかっただけ )( 出先から教会へと帰る途中で降り出した雨はあれよあれよという間に雨足を強めて桶をひっくり返したような大雨になった。 もう少しで教会に着くという辺りだったので雨の中走って帰ってきたのだが、おかげで全身濡れ鼠だ。 ) ――…経典( ほ ん )は。 ( 手で触れれば本が濡れる。 ものの役に立たなくなった眼鏡を外し、きりきりと双眸をきつく細めて目の焦点を合わせては経典に顔を近づける。 前髪や顎から滴る雨に注意してまじまじと眺めた限り経典は辛うじて雨の被害を免れたらしく、つい安堵の溜息をつく ) [Wed 4 Aug 2010 03:52:36]
ドライツェ > ( っくし。 堪えきれずの唐突なくしゃみで思い出したように頭を左右に振った。 その都度水滴が髪からひとつふたつと飛んで、礼拝堂の床に丸く雫の模様を落とす ) うわー… 随分降られちゃいましたねこれ。 うわ、袖なんかもうびったり。 ( 腕を動かしてみると僧服の袖がぴったりびっちり張り付いてくる。 たっぷりと雨を吸った僧服の袖も背中も生温かくて大層居心地の悪いこと。 ざあざあとした雨音に ) 降られちゃいましたねえ。 [Wed 4 Aug 2010 03:44:54]
ドライツェ > ( ばたん! 後ろ手で閉めた扉が想像以上に悲鳴を上げて思わずびくりと背筋を伸ばした ) …ひ。 ……。 ( そろそろと周囲の気配を伺う。 幸い教会のご近所さんがたから「うるさい今何時だと以下略!」的な苦情らしきは特に聞こえてこなかった ) …ふー。 扉の蝶番もおかしくなってはないですよ――ね。 [Wed 4 Aug 2010 03:39:56]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『 うわああああああ 』 [Wed 4 Aug 2010 03:36:58]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『( 犬は姿を見失っても犯人にたどり着くものだ )』 [Sun 1 Aug 2010 23:38:10]
ディーフィール > ( それは誰かが追いかけているとわかっている場合の話。 見えず、気配も感じ取れない相手をどう警戒するのか。 そして淫魔は普段だれにも見せないような本気である。 別にこちらは見える必要はない。 通り過ぎた残滓? 雨の後だいやというほどに残る。 その中で淫魔は完全に見失うことはなく。 そしてもぐりとはいえ病院に預けられたのを知って、それから帰っていく。 あなたも言っただろう。 私は化け物だ。 それなら人間の常識は通用しないこともある。 雨降りの後で助かった。 それに )  [Sun 1 Aug 2010 23:37:40]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『――腕の中の少女を、守ることだ。』 [Sun 1 Aug 2010 23:31:01]
アイゼンリッター > (彼女は言った。 自警団に突き出されている筈なのに、自由なのは何故?と)(当たり前だが、鉄仮面は毎夜のように街に繰り出し、自警活動を行い、気付かれること無く帰宅している。  凛々を抱えているとはいえ、力も素早さも此方は上回っているし、タフネスに関しては比べるべくもない。 いくら感覚が高かろうが、多くの人間を操れようが、それだけで追跡できるほどヴェイトス市の地形は簡単ではないし、此方は屋根の上を、路地の影を、素早く迅速に移動し続ける))(――では此方も答えよう。 こんな派手な格好をして街を駆け回っているのに、未だに自警団に捕まっていないのは何故か)――Hide-and-seekは得意でね。(グレイホークがそう嘯く)(アイゼンリッターは只管に走る)(目的は、たった一つ) [Sun 1 Aug 2010 23:30:41]
お知らせ > 凛々さんが帰りました。 『( 心も体も――もう、堪えられない )』 [Sun 1 Aug 2010 23:21:27]
凛々 > ( ―――――ふっ、と意識が途絶えていく。そろそろ限界だ。カインの腕の中で私はそっと瞼を閉じる。死者のように硬く閉じられた瞳だが、彼女がまだ生を刻んでいる事はしっかりと確認出来るだろう。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:20:37]
ディーフィール > ( そして走り出したのを見届けて。 そしてこちらも彼の後を正確に追っていく。 それも彼の視界に入らない場所を選んで。 少なくても彼よりは年季は長く。昔は狩もしていたこの場所を迷うことは彼と同様にない。 自分の魔力で溜めたそれはその場に「置いていく」 こうすれば少なくてもまだこの場に立っている、という錯覚は与えられる。 彼が病院まで送り届けるならよし、そうでなければ周囲の人間に強姦魔というレッテルを与え追跡させるという手もある。 気配の探知範囲は最大。 凛の状態は危険だ。 少なくても寄り道をする余裕はないはずである。 彼の一番の誤算は彼の視界にない場所でもその気になれば淫魔はどこまでも追跡できるという事。 自分の体力が尽きる頃には凛の命が消えていてもおかしくはない状況。 寄り道するならそれまでということだ。 鉄仮面。 自分の一番の武器は魔力でも口先でもない。 極端にとがった魔力をも探知できるこの感覚だ )  [Sun 1 Aug 2010 23:18:11]
アイゼンリッター > (魔力か。 口に気をつけろ。 スペルユーザーとは幾度か対決したが、ぐちゃぐちゃと喚き散らしながら意識集中できるような奴には終ぞお目にかかったことがない。 だが油断はするな。 奴は軽々と屋根の上まで登ってこれるだけの身体能力を持っていたし、たった一言で区画一つを操ることができるのだ。  スラムの道は毎晩警邏しているから、把握している。気紛れにフラフラ散策している奴に、遅れを取る気はない。 雨も止んでいる。 問題は、タイミングだ。 ぐちゃぐちゃ喋っている間はダメだ。 そうじゃない。 奴の言葉に注意を割くのは危険だ。 意表をつけ。 相手が隙だと思わない隙を突け。 重要なのは戦術だ。 奴を調子に乗らせろ。 好き勝手に喋らせろ。 凛の状態が不味い。 奴が看護婦だと名乗った以上、病院へ連れて行くわけにはいかない。 ヘンドリックさんなら、治療もできるだろうから……。 ああ、でも、彼女は飴を食べてくれている。 そのことが無性に嬉しくて、鉄仮面の下で微かに口元が緩んだ。 守らなければならない。 何としても。 絶対に)(ミスタ・アイゼンリッター。優先順位を間違えるなよ――)「犯人を家族の前に突き出せばそれでみんな笑顔で笑えるの!?」(――わかっているとも、ミスタ・グレイホーク)(役者でも誰でもそうだが、調子に乗ってる時は一番危うい。 無拍子で脚を踏み切り、跳躍。 蜻蛉を切って距離を稼ぐと共に、空中で身体を捻って方向転換。 着地と同時に走り出した。 しっかりと、凛の事を身体に抱いて。 奴とは正反対の方向に) [Sun 1 Aug 2010 23:09:30]
凛々 > ( こう、自分にとっての知り合い同士が喧嘩してる姿というのは心苦しい。ただそれでも今の私に出来ることなんて何も無い。何かを成すには力が必要だった。私はそれが欲しかった。だけど―――何も、何も手に入れる事が出来なかった私は―――― )( ――――口の中に広がる甘い感触。……なんだか随分と久しぶりな気がする。たかだか一ヶ月か二ヶ月か。その程度の久しぶり程度の筈なのに―――― ) [Sun 1 Aug 2010 23:04:24]
ディーフィール > ( 正直彼が話を聞かずにすぐに逃げることも考慮している。 彼が犯人でなければ連れて行く先は病院しかない ) …答えてない。 あなたはその家族に何をしたのか。 犯人を捕まえて自警団に引き渡して、それで笑顔になったのを確かめたのか!! 鉄仮面!! 笑顔が偽り? 仮初の癒し? それの何が悪いの!? 闇に沈む心すら浮かべようとしないならあなたこそ怪物だよ。 ( そして、絶対に自分の都合の悪いところには触れようとしない。 いくなら早く行ってくれと内心。 もしも彼が去る気がないなら ) …… 私は完全に救えるとは思っていないよ。 ( 少なくても気持ちをやわらげるのが精一杯だ。 それは自覚している ) でも、犯人を殺したところでその人が帰ってくるわけでもない。 それなら今の状況を受け入れて笑顔になってもらうしかないじゃない。 鉄仮面。 答えろ! 犯人を家族の前に突き出せばそれでみんな笑顔で笑えるの!? ( タイミングを与えるような隙は見せてない。 むしろ隙を見せないことが淫魔の最大の武器である。 いかなる行動にも反応する状態を作っている。 その代わり自分からはこの場を動かない ) 鉄仮面。 そしてもうひとつ聞く。 あなたが犯罪者は笑う資格がないと言う。 なら、その犯罪者の家族もみんな泣けば良いというんだね。 罪のない親も、子も、誰であれ泣いてもかまわないと言うんだね。 ( 答えは期待しない。 この分だと狂人扱いされるだけだろう ) ( 魔力はまだ高められている。 そろそろ物理的な圧力になってもおかしくはないほどに ) [Sun 1 Aug 2010 22:58:56]
お知らせ > 凛々さんが入室されました。 『意識は割と朦朧』 [Sun 1 Aug 2010 22:57:05]
アイゼンリッター > (――状態が不味い。 自分の腕の中で女性から命が失われていった事は、かつて体験している。 だが、まだ大丈夫だ。 死んで間もない頃から、腐敗しきった頃まで、死体の有様は邸の中で眼に焼きついている。 片手で凛を抱き上げたまま、片手でポーチを探り、飴を取り出す。 果汁を寒天で固めた、かつてツァラトゥストラ劇場で販売されたものを。 子供相手の接し方がわからなかった頃から、持ち歩いている品だ。 それを一粒、彼女の口へと入れてやる。 気付けのアルコールはあるが……まだ早かろう)自分の家族が、何処の、誰に、どうして、殺されたのかもわからないのに、ただ慰められただけで納得するものか。 それで誰かを救ったつもりだというのなら――――貴様は、ただの怪物だ。(これ以上の会話は無意味だ。 あの女は怪物だ。 全てを都合の良いようにしか捉えない。 力を持つものに典型的なパターン……自分を過信し、それに溺れている。アクセラレーターと同様に。 良いだろう。 タイミングを見計らえ。 凛の身体をしっかりと抱き直す。 いつもの事だ。綱渡りで、そこに自分だけでなく誰かの命もかかっているのは) [Sun 1 Aug 2010 22:46:33]
ディーフィール > ( 少なくてもこの言葉を放っている最中には一切彼の身に異変は起こらないと言うことだ ) [Sun 1 Aug 2010 22:39:49]
ディーフィール > ( 魔力を込める、 まだ、まだ。 相手の動きに集中をして。 そしてその場から動かない ) ああ、何人病院に来たかな? 悲しくてないていて。 それでも慰めて、笑顔になってもらったよ。 ( 彼の言葉にそう答えよう ) 鉄仮面。 あなたの拳で笑顔はどれだけ生まれたの? ( 罵詈造言。 もともと彼は人の話を聞かない人種だと知っている。 だから相手の言葉を明確に否定することはない ) それで、あなたは殺された家族をもった人に何かしたの? ( 言葉を返す。 淫魔はちゃんとしている。と返したのだ ) 疑うなら中央病院に行って聞けば良いでしょ。 ( 少なくても淫魔はそこにいて逃げも隠れもしていない ) 私は逃げも隠れもしていない。 あなたが言うとおりなら私は自警団に突き出されていてもおかしくはないのにこうして自由なのはなぜなんだろうね。 魔法? あの中央病院が私程度の力で支配できるような脆弱なところだと言うつもりなら喧嘩を売ってくると良いわ ( 少なくても言葉に魔法はこもっていない。 こもっていれば多少なりとも経験のあるかれなら身構えている体に異変を訴えるだろう )  [Sun 1 Aug 2010 22:39:09]
凛々 > ( ―――――ぁぅぁぅ。 ) ( 私にとっては二人とも良き友人であるだけに、ここまでいがみ合う関係だとは思っていなかった事もあってカインの腕の中で口籠っている。―――今の私は彼らのいがみ合いを耳に入れる程度の事しか出来なかった。元より凌辱され尽くした体は激しい心身衰弱の状態。頭が回る筈も無く、体もまた動かせず。ただ成り行きに身を任せるトキノミヤコの娘。 ) [Sun 1 Aug 2010 22:35:41]
アイゼンリッター > ――黙れよ、売女。(吐き捨てるように応じる。 口でぐだぐだと何を語ろうが、この女の腹は読めている。 目玉泥棒を庇ったのも、今ここで凛を救うだ何だとペチャクチャ耳障りな声で喚いているのも、結局は同じだ。 笑わせるな。)――お前は単に、コイツを更に犯したいだけだろう? 目玉泥棒はどうした? 人を治すのが仕事なら、奴に殺された連中は放置か? 奴に家族や友人や恋人を殺された連中は? 殺人鬼を自首させるでもなく、ヘラヘラ笑って、優しく優しく適当に睦言でも囁いて抱けば、それで丸く収まるとでも? ああ、それとも目当てはアクセラレーターか。 いずれにしても節操が無いな。 それがお前の仕事だというのなら、淫売窟にでも立てば良い。 看護婦なぞ止めてな(都合の良い台詞を吐く怪物だ。 その舌を捻じ切って、喉の奥に詰め込んでやりたい。 あの小娘が「幸せになりたい」などと言う妄言を吐いたお陰で、何人死んだ事か。 小銭が欲しいから人を殺す。 女を犯したいから人を襲う。 それと完全に同列で、そんな殺人鬼を庇うこいつも同類だ)――女を犯す事しか頭に無い屑に、この娘を預けるつもりはない。(ほらみろ、お決まりの魔法だ。 なに、一度対決した。問題は無い。 ギュッと凛の身体を抱きしめる。 守らなければならない。 命を賭しても。 絶対に、絶対に、だ) [Sun 1 Aug 2010 22:29:48]
ディーフィール > あなた、とうとう誰かを壊すことすらするようになったんだね。 ( それは淫魔は知らないことだ。 先ほどの声は彼の声。 しかし、彼ならば誰かを嵌めるために犯してしまうこともやりかねないと考えていた ) それは私の台詞だよ。 鉄仮面。 凛ちゃんは夢を持っていたし強くあろうとしていたよ。 だから私は応援しようと思った。 それを踏みにじるなら。 あなたを全力で倒す ( 彼は気が付いていない。 普段はまったく異なる存在であるという事が ) もし、あなたがやったのではないと言うなら、その子を置いていって。 もしくはすぐに病院に連れて行きなさい。 私は看護婦、本当に傷ついている人を治すのが仕事よ! ( 冷静になって考えれば淫魔が病院で働いていられるかわかることだろう。 相手の方が体力も力も上だろう。 それがどうした ) ( 爆発的に魔力が開放された。 そしてアイゼンリッターの動きにすべてを集中する。 筋肉の動き。 呼吸の音。 リズム。 自分が勝てる要素はこれくらいだ。 すべての台詞をこぼしてから瞳が金色に染まっていく ) [Sun 1 Aug 2010 22:24:14]
凛々 > ( こうして凌辱された姿の女にかつての勝気な姿はどこにも見当たらない。嬲られ、慰み者にされ、迷宮の餌とされた心身は千切れたようにボロボロであった。 ) ―――― …… でぃー …… ( マフラーで体を包まれ、抱き上げられる。そしてその憤怒の声の先にいる人物もまた知り合いであった。奔放で性に明け透けな―――これもまた、私にとっては数少ない友人の姿。 ) …………あ……… ( ―――そして鉄仮面の彼は彼女に対して苛烈な怒りを示している。何故―――どうしてだろうか。なんとかして、本心ではこの場を穏便に収めれそうな言葉を口にしたいのだけれど、衰弱し疲れ切った心身と元から頭の足りていない事から上手く何かを口に出来ない。娘はただ鉄仮面の腕の中で、口籠るばかり。 ) [Sun 1 Aug 2010 22:21:16]
アイゼンリッター > (微かな声を耳にして、頭の中でカイン・グレイホークはがなりたてていたが、アイゼンリッターとしては――逆に腸の底に氷を突っ込まれたように、冷え切っていた。 怒り――否、憎悪だ。 この街の犯罪者への。 この街の怪物どもへの。 初めて知った。 憎しみは、何処までも冷たく静かなものなのだと。 自分のマフラーを外し、薄汚れた娘の身体を包み、抱き上げた)……………そうか、まだ足りないのか、ディーフィール。(凛は……鈴宮凛という女性は、強かった。 肩を並べて戦ったから、わかる。 槍を手に、浪人と戦った。 最強になりたいのだと語ったのも聞いた。 強い意志を持った娘だった。 だが――連中は、彼女を嬲り者にしたのだ。 犯し、奪い、弄び、その尊厳を、人生を、踏み躙って――放り出したのだ。)目玉を抉って、人を犯して、へらへら笑うだけでは、まだ足りないか。 誰かの人生を踏み躙るのに、まだ飽きないのか。 (――ああ、それでも、連中には足りないらしい。 懲りないらしい。 思い知らせてやる必要がある。 絶対に)これ以上、この娘には指一つも触れさせはしない。(そう、それは――地の底を吹き抜ける風のように低く、冷たい声だった) [Sun 1 Aug 2010 22:10:17]
ディーフィール > ( やや離れた場所。 声が聞こえた。 普通の人なら雨音に消えそうな声でも淫魔は捕らえる。 そしてもう一人の気配に気が付いて急いで路地を駆け、その場面に遭遇する ) …… 凛…ちゃん? ( そしてもう一人 ) ……何をしているの? ( それは怒気を孕んだ声。 今まで彼の目の前で見せていたような飄々とした姿ではなく、感情を露にした姿。 魔力は開放されていない。 瞳は変わらないままだ。 しかし、その視線にこめられた怒気は気の弱い人間ならそれだけで怯えさせる迫力を持っていた ) [Sun 1 Aug 2010 22:01:08]
凛々 > ( ――――大きな声がする。誰かが私の名前を呼んだような。それは―――どっかでかな、聞き覚えのある気がして。 ) ―――――……… ( ゆっくりと瞳を開けた。体も心も深く傷つけられてしまい、意志の折れた虚ろさを漂わせる瞳をその声の主へと向ける。 )  ……… かいん……?  ( ―――それはよく覚えている鉄仮面。掻き消されるようなか細い声でその名前を呼んだ。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:56:58]
アイゼンリッター > (まず最初に疑うのは、怪異の類か否か、ということだ。 半ば以上、強迫観念に支配された男にとって、全ての事象はまず疑念を抱くべきだと考えている。 ――女性、女性だ。 イエロティア。 黒髪の。  この界隈は、他所の連中が考えているほど治安の良い場所ではない。 犯される者も、身包みを剥がれる者も、殺される者だっている。それは日常茶飯事だ。 彼女もそうした一人だろう。だが、それにしても、イエロティアにしては、少しばかり――)――…………?(――背が、高い?)(ゾクリと、背中に寒気が走るのを感じた。 黒髪で、イエロティアで、背が高い。 まさか。 ありえない。 だって、彼女は。 傭兵で。 いや、違う。 そうじゃない。 そんなことじゃない。 考えるな。傍観するな。 行動しろ。 行動しろ。 早く手を動かせ。 脚を動かせ。 行動しろ。 行動しろ。 行動しろ。 動け。 動け!)―――――凛ッ!!(叫ぶと同時、バシャリと彼女の真横へと飛び降りた。 躊躇う事無く抱き上げようとするだろう。 多くの偏執狂がそうであるように、彼の妄想も時には真実を突く。 ――違っていれば良いと願いながら、半ば以上の確信があった。 この娘は、きっと彼女に違いないという) [Sun 1 Aug 2010 21:49:04]
ディーフィール > ( こちらは傘をさしての散歩中、という様子。 この辺りを通りがかったら知り合いの気配を感じ取り様子を見に歩いている、という所。 屋根の上からは傘を差している女性が歩いていて凛へと向かっている、というようにしか見えないだろう。 到着までは1Tほどはかかる ) [Sun 1 Aug 2010 21:47:20]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『 ( この場に現れるもう一人の影 )』 [Sun 1 Aug 2010 21:44:55]
凛々 > ……ぅぁ…… ぁ ……… ( そうして這いずって進んだのは僅かな距離。すぐに力無く項垂れて、泥水を頭から被る羽目になる。 )( ―――やっぱり。…………つかれた。 )( このまま目を閉じたら―――ずっと眠っていられるんだろうか?あんなふうにむりやりにおこされることもなくて――― ) ( ………あしおと……? )( 変な所から聞こえてきているような気がする。けれどそちらへと視線を向ける気力も無い。 )( 鉄仮面の人の眼下には、雨曝しにされてうつぶせになっている裸体の女性の姿が見えるだろう。黒髪で―――女性にしては、随分と背の高い、黄色い肌の女。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:42:21]
アイゼンリッター > (雨粒が次々に身体を打つ。 冷たい水滴は体温を奪うし、あたりに立ちこむ水煙は視界を奪う。 足場は不安定だ。 鎖を巻いたブーツで不安定な屋根上を駆けながら、周囲をうかがう。 こんな夜でも何がいるかわからない。 犯罪者か、怪物か。 この街からそういったものが消える事はないし、何者であろうと襲われることはある。本人でなくとも、家族や友人、恋人が人生を踏み躙られる可能性は零じゃない。 誰だって無関係ではないのだ。)…………。(――そう、誰だって……アイゼンリッター、或いはカイン・グレイホークと呼ばれる人物にとっても、決して)(ややあって、屋根上を走る奇妙な足音が、貴女のすぐ真上にまで近づいてくる。 夜闇の中にあって、かえって裸身であれば目立つかもしれないが、さて。 鉄仮面の男は立ち止まって、周囲と眼下を見回すが――……) [Sun 1 Aug 2010 21:32:19]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――屋根の上を行く。』 [Sun 1 Aug 2010 21:27:34]
凛々 > ( 気休め程度かもしれないけれど、こうして豪雨の中に放置されたせいか、こびりついていた男の精の名残はほんの少しだけ落ちてくれたような気がする――――それでも一ヶ月ものあいだ、湯浴みもせずに男たちや化け物に嬲られた体は酷い臭いだ。行き倒れかただの浮浪者にしか見えない―――いや、むしろ今はまさしくその通りだったか。 )( 本当に全部無くしてしまって。こうして地べたを這いずりまわされている。けれど屈辱も悔しさもなんだか曖昧な感覚だ。ただ――やっぱり、すごくおなかへった。 ) ………ぐ…… っ ……… ( ――――雨が痛い。軒先かどこかにでも避難したかった。萎えた体に残された力を振り絞るようにして、少しずつ這いずっている。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:25:01]
凛々 > ( 降りしきる雨。素肌を打ち付けるそれは容赦無く体力を奪っていった。――――体が重い。動きたくない。………けれど……おなか…へったな………… )( 長過ぎる悪夢から目が覚めた時には捨てられるようにそこにいた。文字通りに身包み剥がされて、何もかもを無くして―――― 一切れの布も纏わない姿のまま、路上に倒れ伏している女。姓は鈴宮。名前は凛。それはイエロティアの娘。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:10:21]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 『 …………  ぅ ………』 [Sun 1 Aug 2010 21:04:11]
お知らせ > 梛子さんが退室されました。 [Fri 30 Jul 2010 01:05:05]
梛子 > ( 流しなれば )  ―――― ( ... 子でも楽しみ食せるかと思案すも )( 此処で流し素麺なぞ )  ... ( しよォものなら、 争いになりそゥ )  ... ゆっくり お食べ、 ( かきこむ様、見咎めて小ィさく ) [Fri 30 Jul 2010 00:59:02]
梛子 > ( ... 雑炊では熱ィ と ) ... ( 不平を云ゥ少女には眉を寄せ ) ... 先日の素麺に 腹にたまらぬと、文句を云ゥたは  何方。 ( 貴女 ) ( でしょゥ... ? ) ( やれ、と吐息と共 軽く額を突きやれば、少女の頬はリスのよに膨れ )  ... ふ ふ、 ( 打ち笑ィて 其をも突く )  [Fri 30 Jul 2010 00:53:56]
梛子 > ( 或る者は匂いに釣られたか、 また或る者は呼び声に釣られたか―― ) ( ... 或いは 此時分になると此処で飯を振舞ゥを心得た常連か )  ... ( 四方八方寄り来る者達へ童女の零すは快活たる笑み――― )   キチリ、 御並びくださィ  ませ―――、  ( ... 横入り仕掛けた少年に ) ( 成りませぬ、と しゃもじが  飛ぶ。 ) [Fri 30 Jul 2010 00:47:03]
梛子 > (  ... お玉で 湯気立つ鍋の側面を、強かに打ち据えた )  炊き出しです よ――――― !! ( 夕餉の刻 )( ―――立ち昇る湯気は 空腹を刺激する雑炊の香 ) [Fri 30 Jul 2010 00:36:11]
梛子 >    (  ―――ガンガンガンッ ) [Fri 30 Jul 2010 00:32:56]
梛子 >  ( 其れは現在より何刻か前 )    ――――… ( 境内に立つ少女の傍らで、もゥと立ち昇る白き湯気――― 額に玉となる汗が頬ォを伝い落ちゆく )  ... ( ...其を 気に留めぬ侭、涼しげな風貌の童女は強かに拳を握り締め――― ... ) [Fri 30 Jul 2010 00:30:43]
お知らせ > 梛子さんが来ました。 [Fri 30 Jul 2010 00:21:18]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Thu 29 Jul 2010 12:52:49]
ドライツェ > ( 漸く頭痛も引きかけてきてシーツの上で身じろぐ。 窓の外に視線を感じ、手探りで眼鏡を拾い、かけて確かめてみると ) …にゃー。 ( 散歩中の真黒い猫が静かに覗き込んでいた ) [Thu 29 Jul 2010 12:52:43]
ドライツェ > ( 小口の辺りがよれた経典 )  ( 結局「あれ」は何なんだろう ) [Thu 29 Jul 2010 12:50:04]
ドライツェ > ( 人手は集まっているという。 ――…だから、一通り探索し終えた自分が尚しゃしゃり出て功を急くつもりはない。 奪われた髪の主の災禍を思うと「頼まれた日数分は働いたので後よろしく!」と丸投げする気になれなくて、それでもう少し探してみようと――そういうつもりなのだけれど ) …。  [Thu 29 Jul 2010 12:46:48]
ドライツェ > ( 案山子を「撲殺せしめた」後、施し直した聖別の跡 ) …髪の毛。 ( まだ取り戻せていないという栗色の、 ) どうなったでしょうか  ねー…   [Thu 29 Jul 2010 12:42:03]
ドライツェ > (「仕事」の後にはよくあること。 もがく挙動で毛布を跳ね除け、ごろりと仰向けに転がった。 屋根を支えるはずの梁がぼやけてぐにゃりと歪んで見える ) ……………、 ( きつく目を閉じて3数えた。 それで痛みが引くわけでもないのだけれど、他にできることもない。 すん、と鼻を鳴らして瞼を押し上げ、依然歪んでぼやけたままの梁を見上げるのをやめた。 薄い扉の向こうでは世間話に花を咲かせる高齢者たちの声が聞こえる。 ――だから、それを中座してしまわないよう口を噤み。 ) …………  ( 縁が朽ちかけているテーブルの上に置いた黒革の経典を横目で見た。 その表紙は灰まみれの、新たに聖別を施した後 ) [Thu 29 Jul 2010 12:38:56]
ドライツェ > 確かにもう慣れてますけど、慣れっこですけどー…。 ( 痛みを無視し得るかと言えば全く別の問題でこめかみの辺りを強く押さえた。 眼鏡は――枕の脇辺りにいつの間にかすっ飛んでいる。 見慣れたはずの狭い部屋の輪郭がぼやけてろくに形も把握できない。 視界がぼやける――歪む。 ) あだだだだだだだ。 ( 心拍に合わせてこめかみが激しく脈打つのが分かる ) [Thu 29 Jul 2010 12:30:26]
ドライツェ > …あだだだだだ。 ( 毛羽立ちが目立つ毛布の塊がもぞりと蠢く。 右にうごうご左にうごうご、ある種の不定形生物じみて毛布の塊が形を変える。 ――昼時。 窓の外では澱んだスラムの空気の中に昼餉の匂いが漂う頃。 一日の始まりの祈りと礼拝堂の掃除を終え、教徒に門戸を――どちらかと言えば労働力足り得ない年頃の子供や労働力足り得なくなった高齢者の茶飲み場だけれど――開き、己の生活空間である奥の私室へ引っ込んで、そこで。 最早慣れっこの偏頭痛に寝台の上に突っ伏した ) [Thu 29 Jul 2010 12:25:14]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 教会の奥 )』 [Thu 29 Jul 2010 12:17:33]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( そしてまた、眠りの無い夜。 )』 [Thu 29 Jul 2010 03:53:03]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 とあるありふれた一日の終わりに 』 [Thu 29 Jul 2010 03:51:43]
ナイト > (懊悩の概念は分からない、だが、彼女の感情が揺らぐ度、それは何らかの形で僅かに猫に動揺を与えるのだ。敏感な生き物として存在する弊害と言っていいのかもしれない。やがて、彼女が行き先を思い出すだろう。猫の役目はただそれを見送ることだ。短く軟い毛並みが彼女の指に絡み、離れた。)    (別れの挨拶に、猫は何も告げない。猫は多弁ではない。先ほど口にしたのが、猫が伝える必要があると思うた唯一のことなのだ。猫は、妙に行儀のいい姿勢のまま、その背中を見送るだろう。猫はきっと彼女のことを忘れはしない。願わくば、この町に無数にいる黒い同類の中より、また彼女が選り出してくれるように。)    (その姿が見えなくなるまで、ずっと、その姿勢のままで。) [Thu 29 Jul 2010 03:48:33]
エリー > ( 少ししたらまた冷静さを取り戻し、同時に酷く寂しさを感じるだろう。 自分が放棄しようとしている人生が実はまるで放棄する必要のない、未だ戻ることのできるものだと薄々理解しつつ、ただ頑固になっているのだ。 理不尽な怒りと憎しみを忘れない為に。 ただひと時、何処にでも居る普通の娘のように猫と戯れただけできっとそんな事を思い出して揺らいでしまう。 猫の背を撫でながら既にそんな事を考え、静かに一つ息を吸い込んで、手を離した。 ) ―――そろそろ行かないと。 ありがとう。 ( じゃあね、でも ばいばい、でもなく。 自然と出た言葉に気付かず、刺激しないようにそっと立ち上がる。 意識はしていないが、次に何処かで黒猫に会ったらきっと、この夜の事を思い出すだろう。 猫の仕草とか、泣き声とか、珍しい眼の色とか。 ) [Thu 29 Jul 2010 03:42:57]
ナイト > (猫効果、凄い単語が出た。アニマルセラピーとか分かり辛い横文字より余程語感的にOK。その矮小で脆弱な生き物は、強靭な肉体と聡明な頭脳の代わりに、造物主より賢明な臆病さと過度な洞察力を頂戴した。故に、ヒトより“見る”ことが少しだけ得意なのだ。この街では、相当な数のヒトが修羅を生きている。猫は既にそれを経験で知っている。眼前の娘もまた、その一人だったのだろうかと、憶測が浮かぶ。考えが過ぎたのだろう、と猫は納得した。猫は単純にできている分だけ、ヒトより幸福になりやすい。)    (長い尻尾を立て、緩やかに左右に揺らいだ。計算しているわけではなく、一時はしつこく猫に構いたがる人間を疎ましく思うこともあった。しかし、此処に至って漸く悟った。猫は愛される為の生物なのだと。憐憫と愛惜を乞う術は、この遺伝子に刻み込まれている。薄く目を開いて、彼女を見上げた。 ――…穏やかな顔が見られた、ような気がした。猫はすっかり満足する。正体の知れなかった存在を一つ解き明かしたのだ、という独善的な結論で。)    (再び大きく開かれる色違いの眼差しは、まじまじと彼女に向けられるであろう。この瞬間の彼女を記憶して置きたいと願う。きっと、―…猫は今の彼女の側が、心地良いのだろうから。) ニャーァ。 (だらしなく伸ばした声。もはや警戒は無い、という意思表示なのだ。今度は挨拶ではなく語りかけであった。明確な、猫の意思表示であった。――猫は貴女に対して敵意を持たず、またこれより先持つつもりもない、という。但しこれは、猫の言語。伝わらないのは分かっている。それでもいいのだ。) [Thu 29 Jul 2010 03:30:58]
エリー > ( 人目の無い所で今現在、エリエッタ・嘉村は意識が緩んでいる。 猫効果かもしれないが。 家族と死別し、今の仕事を選んでからの娘はこういう人間性をあまり見せなくなったし、拾い物の余生でいかに多く吸血鬼を巻き添えにしてから死ぬか、ばかり――――途中でブツリと突然死ぬことを前提に考えている。 自分が殺す側になる事を選んだのだから、同時に殺される側にもなるだろう。 徹底して「らしく」振舞うようにもなった。 のんびりとドン臭い、運動なんてまるで向いてない次女ではなく、有能で、冷静で、無慈悲で、吸血鬼を殺す事ばかり考えているように。 以前黒猫が垣間見たのは、他の誰かの目線を気にしてそういう風に完璧に「役」に没頭したエリエッタだったのかもしれない。 ) ( 人前では見せないような顔、既に意識して思い出せなくなってしまった素の顔で、困った、離れられない、と困って居るんだか悦んでいるんだかわからない顔をして猫を弄る。 こういう時本当、用事があると分かっていても止まらなくなる。 これだけは間違いなく猫の魔法だ。 ) [Thu 29 Jul 2010 03:17:22]
ナイト > (単なる身長の問題ではなく、猫が見ている世界は常にヒトの目に映るそれとは異なる。逆もまたしかり。ヒトが猫の視点を模索することは滅多にないものだが、此処に居る一匹の猫は、ヒトの世界を学ぶのに夢中であった。魂に澱が付き、獣としての自由を失ってまで。黒い毛並みを持って生まれたという事実は、今、猫がこんな奇怪な望みを抱くのに至る原因の一つになったのやもしれない。)  …、 (額に触れる掌に、微かに猫の吐息が乱れた。今更のように、ヒトに触れられるのが大変に久しかったことを思い出す。恐らくはその“猫”生で初めて、――ヒトの掌の感触は悪くないかもしれない、などと考えた。喉を撫ぜられて喜ぶのは本能、寒い夜に抱かれて快適さを覚えるのも本能、だがこれは違う。猫は目蓋を閉ざし、淡く俯き、小さく喉を鳴らしながら彼女の掌へと頭を擦り付けるように動く。ぴくぴくと不規則なリズムで顫動する耳が、時折彼女の指を擽るのだろう。) ミャゥ―…、 (“何か言いたげに、意味ありげに鳴く”のも、もはや得意技能の一つだ。細く、長く、そしてわざとらしく、愛を乞う鳴声を漏らそう。)     (そうして少しずつ、彼女に対してかつて感じた、――面妖とも言うべき気配が薄れていくような気がするのだ。或いは、この町に数え切れないほどいる極普通の娘かもしれないと、そんな考えすら浮かぶ。) [Thu 29 Jul 2010 03:03:40]
エリー > ( 黒、から何を連想するか、といえば――――大抵の国では夜とか、死とか、厳粛とか、何か特別な大きなもの、だろう。 猫はどうだろう? 猫は私達にあまり全てを見せてくれない。 肝心な時に姿を晦ましたり、探している時に限っていなかったり、触ろうとするとするりと避けたり、じっと静かに何処かを見つめていたり、死に際を見せまいとするかのように姿を消したり。 まぁ、ようするに、不思議な隣人なのだ。 総じて「何かありそうな連中」なの、かも? 特に黒いのは。 ) ( 挨拶に挨拶を返せたのは本当に偶然に過ぎない。 その猫が妙に此方をはっきり意識して、自分に対して何かしらの意図をもって鳴いた感じがしたから。 黒猫が一歩踏み出すなら、まぁ大抵の若い娘がそうするように、当たり前のようにその額を撫でる。 丁度掌に収まるサイズと程良い毛並の触り心地が遺伝子レベルでそうさせるんだろうか? 猫の額は撫でるもの。 ) 飼い猫? …ああ、食べるものとか持ってない。 ( 残念そうに言った。 逃げないし行儀が良いし、スラムの野良にしては割と綺麗だ。 半分ひとり言のつもりで呟きながら、暫し猫撫でタイム。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:52:42]
ナイト > (そもそも数ある猫の毛並みの中でどうして黒毛に注目した言い伝えが多いのかは研究に値すべきテーマだと思うわけで。とうの猫達はそんなことなど気にかけず、不幸や幸運をこの街に撒き散らして生きているわけだ。)     (自分の挨拶が通用したことに、猫は驚く。猫を猫として扱わない返事に、意外性を感じたのだ。彼女の名など知らない猫は、この不可思議な女性の正体を知りたがった。少なくとも嫌われていないことが分かれば、もっと大胆に一歩分、距離を縮めてみよう。そうとも、ヒトによく馴れた猫だ。だから警戒せず、もっと触れ合っても良い。そんな誘いを醸しつつ。)   (彼女の表情が変化する。笑った、のだろうか。相手を理解する為にはデータが必要なのだ。故に猫はその足元に、背筋を伸ばしてピンと行儀よく座り、頭を上げた。野良にしては小奇麗にしている黒の毛並みは、数少ない自慢なのだ。――猫はそこにいて、彼女の手が頭か、或いは体に下りてくるのを待つのだ。経験上、きっとそうなると信じていた。) [Thu 29 Jul 2010 02:39:48]
エリー > ( 確かフェアリンだったか。 黒猫が住みついた所には幸運が訪れるとか、見知らぬ黒猫が玄関の前に佇んでいるのは幸運の兆しだとか、黒猫は魔法の猫だから敬意を払うものだとか。 何だか黒猫も勝手に色々プレッシャーをかけられ過ぎで可哀そうな気もするけど。 ) ――――馴れてるのね。 こんばんは? ( 視線を合わせても逃げる気配もない猫の、短い挨拶に僅かに頬を緩めてしゃがみ込む。 猫は基本的に好きだ。 気ままなのが良い。 いちいち面倒なしがらみがなさそうで。 ) ( エリエッタ・嘉村から受ける印象は人によって違うし、その時々でも違うかもしれない。 素顔のぼやけた、実体の見えない女だ。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:31:24]
ナイト > (暴発――、)      (記憶とは随分と違う姿だ、と思う。沈黙はいましばし続き、やがて、)  ニャー、 (と短い一声が、しじまを裂く。それは問いかけではなく、言葉ではなく、単なる宵の挨拶のようなもの。ヒトは挨拶より付き合いを始めるのだと、猫は既に学んでいた。) [Thu 29 Jul 2010 02:24:56]
ナイト > (彼女の記憶に残る程ではない、ありふれた猫の一匹だ。だが、猫の方では彼女を特定するのに然程時間は掛からなかった。何時かの宵、墓地、冷たい風。景色と重なる覚えのある匂い。そして、独特な気配。)    (猫は立ち、しばし彼女を見上げる。この町に住むアマウラ系の住民より受ける扱いで、その言い伝えは有耶無耶ながら知っていた。猫は歩み、彼女に近づく。一瞬だけ小さな影を震わせた畏怖は、とうに消えていた。その悩みや思考まで嗅ぎ取れる程聡くは無いが、以前の出会いで彼女に抱いた興味は消えていない。)    (ただ、真っ直ぐにその顔を見上げよう。さて、記憶とは随分と違う姿だ、と思う [Thu 29 Jul 2010 02:22:28]
エリー > ( 「リゼル」とはあれっきり遭遇していない。 泊っているという宿までこうして何度か顔を出しているが、なにせ家族も無く、あんな夜中に独りで―――赤ん坊を抱えて墓地まで出歩くような娘だ。 未だ捕まえられない。 私に彼女をどうこうする義務も責任も無いし、年長者らしい振舞いなんていうのもわからない。 結局どうしたいのかわからないけれど―――ただ、もう少し話をしたいと思った。 何だか少し常識が欠けていて、拾った赤ん坊を死なせてしまいそうだっていうのもあるけれど。 ) …っわ。 ( 無意識に小さく声が出て、ぼんやりと歩いていた足に急ブレーキがかかる。 目の前でいきなり小さな生き物が音を立てて起き上がったのだ。 ああ、なんだ、猫か、と息を吐いて暫し様子を見る。 アマウラ系の文化じゃあ黒猫は不吉なものだっていうけれど、それは国によって違ったりする。 まぁ、私にしてみれば、猫、かわいい、くらいのものだけれど。 ) ( この黒猫とは以前、墓地で遭遇しているが、記憶に残る程の出来ごとでもないし、特徴的な容姿でもない。 同一個体という認識は無く、ただ、黒猫以外の何者でもない黒猫、である。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:16:11]
ナイト > (世間で恐れられている程に、この区域も剣呑ではない。死に近しいながらも、この通りには日々を暮らしている人たちがいる。大いなる営みの一部に含まれる猫は、至極珍しく、その気配が自分に接近するまで気づかずにいた。故に、――ふと、彼女の存在が猫の世界に割り込んだ時、割と驚いてしまったものだ。ぐり、と大きく開いた色違いの眼差しを、足音の方へと向けて、だらしなく地面にし垂れていた体躯を、四本の足でしっかりと支えて立ち上がった。判断基準は極めて単純だ、彼のヒトは敵か、味方か。危険か、無害か。)    (つまりはそれだけだ。彼女に死を与えるだけの権限も能力も存在しない、矮小な命だ。) [Thu 29 Jul 2010 02:06:19]
エリー > ( あまり一人歩きするべきじゃないとは思ったけれど、しょうがないタイミングだった。 ――――夜遅いのは仕事柄仕方ないのだけれど。 此処暫くちょっと、この辺りに用事が合って出歩いている。 少し前に出会ったとある娘と幼子の様子を見に行きたいっていう―――――それも口実か。 ) ( ギルドからも言われているのに。 単独での危険地帯入りは控えるようにと。 これはゆるゆるとした消極的な自殺の一種。 運悪く痛い目にあってしまったらそれはそれ、なんて他人事みたいな。 もうとっくに死んでいる予定なのに未だ生きている自分に痺れを切らして、自分から一歩踏み出しているだけ。 ) ( まぁ、そう、現実には滅多に怖い事なんてありはしないだろうなんていう―――――中途半端な目算も含む、消極的自殺。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:01:12]
ナイト > (猫はこの広いようで狭い町で生まれた。物心ついたときから、たった一匹で放浪を続けてきた。沢山の人々と出会い、沢山の話を聞いた。そして今も一匹のままだ。――嗚呼、愛しきものはとにかく全て去り行く。) [Thu 29 Jul 2010 01:55:32]
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