ジナイ半島2 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 九栄が帰りました。 『――疾り、森へと城を目指して』 [Tue 19 Sep 2006 01:30:17]
九栄 > ――――思えば、本当遠くまで来ちゃったわよ。(近づく森。遠ざかる海。歪な大地に醜い空。故郷から遠くヴェイトスまで渡った時ですら、此処までの感慨は無かった気がするが。) …これも運命って言うのかしらね。ああ、やだやだ。(森の中。近づく先から、何やら嫌な気配。――早々のお迎えとはご苦労様な事である。) …ま、いつまでも愚痴ってたって仕方ないし。 ―――せいぜいやってやります、わ。(燃え残った煙草を投げ捨てて――) [Tue 19 Sep 2006 01:29:54]
九栄 > (森は遠く、暫くはこの荒涼とした荒地を歩かなければならないだろう。吐息交じりに煙を吐いて、とん、と弾いて灰を落とした。) …森にさえ入れば、高い木にでも登って城とやらを探せるんだけどね。(此処では森に遮られ、視界の確保も覚束ない。…危険に過ぎるという異形の森を突っ切るのには正直嫌気が差すが、仕方ない。せいぜい、近場にあってくれることを祈るしかあるまい。) [Tue 19 Sep 2006 01:24:47]
九栄 > (代わりに広がるは異形の森。嘗て嗅ぎなれた森という概念の気配は微塵も無く、異質な何かが其処に溢れている――そんな感覚だ。 それでも、其処へと向けて足を進めながら) ……ああ、ほんッと気が重い。 (ぼやきながら、心の片隅で辞令を下した誰ぞを恨んだ。志願したのは自分だとか、とりあえずさておけ。) [Tue 19 Sep 2006 01:21:09]
九栄 > (…酔っていたんだろう。酔っていたことにする。) ……さて、此処から。 どうしたものかしら、ね……。(見渡す視界に城は無く、ただ遠くに鬱蒼と森が繁っているのみだ。空は外界よりも赤く、海はまた尚赤い熱気が渦巻いていた。) …噂には聞いてたけど、これはまた想像以上な――。(離れていても危険な程伝わる熱から後退り、水平線…と、呼んでいいのかも判らない赤と赤の境界より視線を外した。) [Tue 19 Sep 2006 01:18:48]
九栄 > (おおっと。) [Tue 19 Sep 2006 01:10:07]
九栄 > (ぐらりと眩暈。踏みしめた地面が柔らかく揺れているような錯覚。――膝を付き、頭を抱えてぼやけた視線が収まるまできつく目を閉じる。) ………何、これ。これが召還酔いって奴?(二日酔いじゃあないんだから。) [Tue 19 Sep 2006 01:09:36]
お知らせ > 九栄が入室されました。 『転移――』 [Tue 19 Sep 2006 01:07:43]
お知らせ > シュラムが退室されました。 『そうして、門の中の影は消えた』 [Wed 23 Aug 2006 02:08:55]
シュラム > (泥人形が叫ぶと、泥人形の赤い目には、一度周りの光が強くなったように見えて。) Gahaaaa!! (泥人形の、腕、頭、体、足。それぞれの泥が、水の中を油が浮いていくように、細切れの泥玉になって、空へと浮かんでゆく。 ぷつりぷつりぷつり、千切れて舞って、往く。 それらは、見えなくなるほどまで飛び上がり、はじけたように、空の中に消えた。) [Wed 23 Aug 2006 02:06:43]
シュラム >  ようや゛く、 よ゛うやぐだぁ! (黒茶けた影から、くぐもった声が響く。待ちわびた世界へいけると、歓喜の声を。 ばかり、と、口が裂けて出来上がり、空へと向けて咆哮を。) がぁぁぁぁ!! [Wed 23 Aug 2006 02:00:07]
黒い影 > (ごぽり、ごぽ、ごぽ。)(その音はリズム良く。人が笑うようにも。 人のような影も、音に合わせて、頭を揺らしている。 その黒い影は、黒茶けたのっぺらぼう。泥人形。)(咽喉の奥から、泡立つ笑いをこみ上げさせて。 体は、狂喜のために揺れている。 門の向こうから伝わってくる、違う臭いを感じて。) [Wed 23 Aug 2006 01:54:41]
黒い影 > (赤く空へと伸びる柱の輝きの中、その中央に、逆光に黒ずむ影がある。 高さは人の丈ほどだが、衣類を身につけているようには見えぬ。陽炎の奥で揺らめくように、影は僅かに揺れていて。 時折、奇妙な音が鳴る。)(ごぽり、ごぽり。)(溶岩が煮えているような、粘着質の音が、零れている。) [Wed 23 Aug 2006 01:48:20]
お知らせ > 黒い影が来ました。 『門の中、に其れは居た』 [Wed 23 Aug 2006 01:44:05]
お知らせ > カロンが退室されました。 『…ついでに宝も探そう。』 [Tue 22 Aug 2006 21:03:35]
カロン > (瘴気ともいうべきか、どことなく嫌な気分にさせる空気…も、今は気にならなかった。めくるめく冒険の予感!)ここなら見た事もねー宝が…!(はっ。)…じゃなかった。見た事もない…(じゃない。)魔方陣を封印する方法が見つかるだろ。早くしねーと、あっちにバケモンが溢れかえっちまう…!(拳を握る。 カロンの名と、進行方向を地面に指で描きつつ。) [Tue 22 Aug 2006 21:03:14]
カロン > (贄の名を持つ彼の転送とは、こう、擦れ違ったのやも。魔方陣付近との記述が骨乱入時には無かったのですようと言い訳しながら。)すげーな、すげー!なんだここ!絵本の挿絵の魔界みてーだ!作者は魔界見てきたのかぁ?(ばっさとローブを剥ぎ取れば、雨の雫が飛び散った。興奮気味に、骨は内陸部への方向へ数歩、歩みを進め。) [Tue 22 Aug 2006 20:55:46]
カロン > (詳しくは知らないが、凄いって話だ。何がってあれが。あぁあれねって。そんなこんなで…)…(呆然としつつフードを取れば、赤々としたトサカが揺れた。あんぐり空けた骨の顎が妙に間が抜けていて。)…すげえ。(目の前に広がる見た事も無い大地に、胸が一杯になる。) [Tue 22 Aug 2006 20:50:59]
お知らせ > カロンが入室されました。 『うおっ、まぶしっ!』 [Tue 22 Aug 2006 20:48:43]
お知らせ > シュラムが帰りました。 『そして、泥人形は、視界を埋める赤い光に辿り着く』 [Sun 20 Aug 2006 16:02:23]
シュラム > (ゆらりゆら。両腕は揺れるまま。 頭の正面中央に据え置かれた赤い目玉は、泥の内側で、常に光の柱を捉える。何かの勢いで、明滅しているように見えるそれを。)(あそこへ行ければよい。アレが何であるかは、泥人形の考えるところではない。 どうでもいいことは、聞こえてきた情報から受け取ることも無く、此処まで来た。)(これからも、己が欲に任せて、道を歩むことになる。 それが、悪意の泥の発生から今に至るまでの活動。 己が、いつ生じたのか、なぜ生じたのか、そのようなものには興味を示さず。 今、ありのままの感情―悪意と欲望で動くだけ。) [Sun 20 Aug 2006 15:48:25]
シュラム > (一歩進むたびに、泥人形の片目の視界は、受ける光を増して。 もう片方の目は、辺りをせわしなく見ている。満たされぬ欲に、赤い目をぎらつかせて。) Gu Gu Gah (ごぽり、ごぽりと泥沼の底からガスの泡が涌くような音を立てて、泥人形は笑う。狂喜と、悪意と、欲望にまみれた笑いを零して。 この道の先に、何があるのかと、想像しながら。歩む速度は僅かに上げられて。) [Sun 20 Aug 2006 15:36:32]
シュラム > (もはや、あの赤い柱が、別な場所へと繋がっている―美味いと聞いた人がいる世界へと繋がる場所だと―泥人形は確信していた。) うまぞうな、匂゛いだぁ (ドロリとした表面を持つ頭の奥から、くぐもった声を出して。 少々注意深くなっていたために止めていた足を、改めて前へ。 空の高くで、ぎゃあぎゃあと喚く鳥の声がうるさい。足元を潜り抜けた蛇のようなものは、先ほど喰らった。) [Sun 20 Aug 2006 15:25:43]
シュラム > (正しく言えば、まだ光の柱にはたどり着いていない泥人形。 それでも、これまでの道程を考えれば、それは、後一歩の距離にあって。 その先が、時たま騒がしいとも気が付く。いつもと違う空気、いつもと違う匂いが、漂っているようで。 それが酷く、悪意の泥の欲を掻きたてる。) [Sun 20 Aug 2006 15:18:13]
お知らせ > シュラムが入室されました。 『後一歩』 [Sun 20 Aug 2006 15:13:52]
お知らせ > シュラムが帰りました。 『扉への道の完成は、まだ遠い』 [Fri 18 Aug 2006 00:46:31]
シュラム > (道なき道を、のっぺらぼうとなった―道という概念があやふやな泥人形の後ろには、奇天烈な『道』が出来ている。 常世の棲家とも言えた樹海より、ただ真っ直ぐに、巨鳥の足跡が残る。無論、全ての足跡が残っているわけではない。  いつ消えるとも知れぬ道。それは確かに、泥人形の後ろに出来ていた。) ま゛っでいろよ (まだ見ぬ世界、まだ見ぬ獲物、まだ見ぬ何か。それらへと向けた、悪意を零して。 一歩、また一歩と、道を作る。) [Fri 18 Aug 2006 00:31:44]
シュラム > (狂喜じみた執念―否、この場では、あるいはこの泥人形にとっては、いつも通りの欲望によって進む道は、一直線。 少し遠くに見える、似たような動きをする何か、も泥人形の目には入っていない。 少なくとも、障害か餌か何かにならぬ限りは、気にも留めないことだろう。 己のように、あすこへ向かう者が他にもいるだろうなどと、余計なことは考えない。 旨い餌が喰らえる、違う世界が見える、それだけが欲望を突き動かし。光る柱へ、蜜に集まる蟲のように、引き寄せられてゆくだけ。) ………… (暑さに辟易してきた泥人形は、愚痴を零すことを止めて、口腔も閉じて。) [Fri 18 Aug 2006 00:14:58]
シュラム > (欲は人の目を晦ます。 ならば、欲と悪意の塊が、欲に取り付かれたときはどうなる。同じく然り。 目的地が近づいてきて、惹かれているものの正体が見えてきて。泥人形の目は、赤い柱へと、ほぼ固定されている。 少なくとも、片方の目は、常に柱を捉えていて。もう片方も、前方しか見ていない。 行く先に、障害物は無いか、餌は無いかと、見回しながら、時たま両の目で柱を捉える。) まだかぁ! まだかぁ! (ぬめる体は、時折震え。 怒気じみた、くぐもった声を零しながら、泥人形の足は進む。一歩、また一歩と確実に。ゆっくりと。) [Fri 18 Aug 2006 00:00:34]
シュラム > (暑い暑いと零しながらも、歩みを止めぬのは、こちらに来ていくらか食事が出来たため。 泥人形の脇腹や首筋に、何者のものとも知れぬ尻尾やら何やらが、突き出て、ぷらりぷらりと、歩みに合わせて揺れている。)  あそこに  あそこが!  きっと『ひとのせかい』! (餌に釣られる、知能の低い生物そのものとして。 体の泥中に溢れる悪意がざわめくままに、己の欲望に従順に。 ただ真っ直ぐに、なかなか届かぬ道のりに、挫ける心など無いかのように。) [Thu 17 Aug 2006 23:44:08]
シュラム > (ようやくに、荒野を抜けた泥人形。 泥人形の赤い目には、赤い柱が明滅するように見えていた。その柱が、本当に明滅しているかは定かでない、泥人形の目には、そう映っているだけである。 そして、泥人形は、光る柱へと惹かれて歩いてゆく。) あ、 あぢぃ!  (泥の奥で、赤い目玉を、いつも以上にぎらつかせながらも。泥人形の、ぽかりと開いた口腔から零れてくるのは、慣れぬ環境への愚痴。) [Thu 17 Aug 2006 23:34:53]
お知らせ > シュラムが入室されました。 『なんだかんだで…』 [Thu 17 Aug 2006 23:25:55]
お知らせ > ジルが帰りました。 『――チッ (舌打ち一つ。貴族はその後に続く。)』 [Wed 16 Aug 2006 16:00:47]
お知らせ > ディントが帰りました。 『( そして、力の奔流にその身を任せた )』 [Wed 16 Aug 2006 15:59:45]
ディント >  ―――。哀しいな。没落だけじゃなくて脳の老化までやってきたのか。哀れんでやる。ゆっくりと老化して――余生を過ごせ ( 残念ながら男はその貴族の名前を聞いたことが無い。所詮は野に解き放たれた獣。世俗になんか興味ない。新聞だって読まない。むしろ、読めない ) 何を言ってるんだ、お前。平和主義者だ? よくこの魔界で生きていけたな。 ―――ああ、それについては安心しろ。俺が金など払うわけがない ( 一息 ) ――店主を殺して全て根こそぎ奪う。 ――まあ、店主にもよるがな ( 何処でも何処でも奪う犯す殺しまくるー )( ちなみにこの魔界に店とかあるかも不安なんだけどどうだろう )( 左腕に感触は無かったが、相手がバランスを崩したことは男の視線の隅で確認した ) ――所詮は没落貴族か。なんのために人間界に行くのかは知らんが。 ――俺にとっては、つまらない男だ ( 〆 )( 男は没貴族を尻目に、光の柱に飛び込むだろう ) [Wed 16 Aug 2006 15:58:47]
ジル > ( なんかそれわかるかmたぶん心の中が覗けたらここぞとばかりに勝ち誇るだろうね。 なんて器の小さい貴族。 あくまで貴族の外見はちょっとカッコいいかな?ってぐらい。 その程度なのにここまで自信過剰になれるのもある意味才能か。 ) 没落言うな! 貴様だってあれだ! えーと…あの…………そうあれだ! あれ!! ( 思いつかなかったらしい。 馬鹿って不憫。 魔界ではそこそこに名が知れています。 没落二代目って。 (もう駄目駄目じゃん。) ) この存在自体がエレガントの塊の私に向かってこの愚か者ぉ! 私は平和主義者だ!! 誰が貴様みたいに途中で払えなくなってあとはツケで勘弁してくださいとか言い出しそうな庶民に喧嘩など売らねばならん!! ( 初っ端からある人に喧嘩売ったせいで左腕ぶった切られたことなんてもう忘れました。 あと何故にそんな下界の風習に詳しいかはつっこんではいけない。 ) ―――のわぁ!? ( まさか其処まで勝負に勝ちたいとは。 身を屈めてなんとか避けることが出来たがバランスが崩れる。 ) くっ。 おのれぇ! この私に命令形とは! ( さすがに無様に転がるなんてことは無いがスピードが落ちた。 相手の方が門につくのは先か。 ) [Wed 16 Aug 2006 15:50:55]
ディント > ( 男はなぜか条件無視でキザ野郎と言うのが嫌いだった。なぜだか解らない。しかし、例えるなら、本当に嫌だが例えるなら ※強調するな ――クラスのカッコイイヤツが居るとムカつきません? 女の子にキャーキャー言われてるような―――嫉妬なのかこれは!!? ) ―――知性だけで頭一杯で殺されるような没落殿には言われたくないな ( 男は喉の奥で笑った。 青筋を浮かべる貴族殿に対して、男は軽く受け流し、さらには肩を竦めてみせた。や、図星だったとは知らなかった。※ちゃんと確認しようよ ) ―――口だけの貴族だろうが!! ああ? なんだお前、それともあれか。俺にケンカ売ってんのかっ? 買うぞ、全力で買うぞ、容赦なく買い叩くぞ? ( なんだか性格変わってません? なんて突っ込みはなしだ ) ――。ボンボン野郎と並びたくねぇ ( 同じ脚力を持っている。それだけの理由で男はいらつく。そして ) ――お前、後から来い ( そういうと、男は左腕を無造作に――貴族へと振るうだろう。なんという卑怯さ! だって悪魔なんだもん ) [Wed 16 Aug 2006 15:35:08]
ジル > ―――ふっ ( バサァっとかっこつけて前髪を払う。 一体いつの時代のキザ野郎なんだろうね。 ほんと。 ) 粗野な者に知性を求めた私が間違っていたのか。 スマナカッタナ。 ( 没落貴族の言葉にこめかみに青筋浮かべつつそんなことを言った。 悪魔も図星を突かれると怒るらしい。 ) な! なにぃ!? この私が似非貴族だと!? いくらぼーんじーんの戯れごとと言えどもそれは決して許せぬ言葉だぞ! ( いや見事に的を射てるんですけどね。 逃げ足が自慢の貴族。 相手が全力で走り出す様子を見ればこちらも全速力で門へと向かう。 ) くっ! 貴様愚民にしてはやるな! ( って素早さ互角だし。 しかし負ける訳にはいかない。 だって貴族だから!(ごめん。自分でも意味がわからない。)) [Wed 16 Aug 2006 15:28:51]
ディント > ――悪いが、俺にはそんな器用なことはできねぇなぁ ( 男は男を視界の隅に捉えながら、言った。 ぎしり、と左腕を鳴らし、その足が速く人間の世界へと向かいたいと疼く ) ――主賓だ主役だってうっせぇ野郎だ。 ( 男は歩きながら、貴族をちらりと見る ) ―――しらねぇな。そんな風に優雅さを求めるから、こんなところにシャシャリ出てくるような没落貴族のような―――って、おい待て。お前 ( 男は自らのセリフと正反対の行動をとる貴族を呆れるように、もしくは呆然とするようにみた。貴族の背中はなぜか、自分の前にある ) −――お前 ( そして、男は呆れながら言った ) ―――わかった。口だけの貴族だな ( めっちゃ失礼なセリフを吐いたと同時、男は全力で地面を蹴りつけるだろう )( え? なに? くやしぃ? 上等じゃないか。 なんだって? ああ、そうだよ。 )( 先に通られたらこの男も悔しい! )( ―――・・・・・超今更だけ※すでにかなり数の皆さんがすでに向うにいるとか言っちゃいけない ) [Wed 16 Aug 2006 15:18:19]
ジル > そう野暮なことは言うべきではない。 ここは気の利いた台詞の一つでも返すべきであろう? ( もったいつけたような言葉を並べる。 ぶっちゃけこの貴族の戦闘力は他と比べたらよwげふんげふん。 ) 無論だ。 主役が立たずにどうやって劇は成り立つ? ( 先に進んだ相手を追いかけるように早足でこちらも歩を進める。 ) ふ…そのように焦るのも無粋というものだ。 ことはすべて優雅に運ばねばならん。 ( そんなことを言いつつ歩みは早足で相手を抜こうと。 目の前で先に門を通られるのって悔しくない? ) [Wed 16 Aug 2006 15:12:43]
ディント > ( 空を飛ぶ――男? 男は眉根に視線を寄せる ) ――疲れるセリフだな。寸劇なら参加しねぇぞ ( 男は貴族のような格好の男を見て、思う。 こいつは、強いのか? ――いや、ここまできてそれを考えたところで意味は無い。というよりも時間の無駄だ。足を光の柱へと向けるだけで、猛者に出会えると言うのならば、ここで戦うことに意味は無い。 ) ―――ここまで来て、そうじゃねぇ、なんてことは言わねぇよ。そういうお前こそ、同じような腹積もりだろうが ( わかりきっている。男はそう言うと、一歩光の柱へと足を向けようとするだろう ) ――そんなにのんびりしていていいものなのか? ――お前も向うに行くと言うのなら、楽しみの前に時間を潰したくないだろう? [Wed 16 Aug 2006 15:04:02]
羽音 > ( 翼が羽ばたく音は貴方の上空から聞こえてくることだろう。 見上げるならばそこには一人の貴族めいた格好をした男が居る。 ) さて――幕開けと行こうか。 この魔界に轟く大舞台の。 ( 自らこそが主賓だと自信に満ち溢れた表情でゆったりと地に降り立つ。 そこで先客に目を向けた。 ) やはり人気だな。 貴様もあの門をくぐろうという魂胆か? ( 特に敵対するという姿勢は見せずに問いかけよう。 ) [Wed 16 Aug 2006 14:59:29]
ディント > ( 男の目は狂気に彩られていた。否、それは歓喜であるのだろうか ) ―――。人間界、と言ったか ( あの赤い悪魔が逃げ出した場所。世界。そして地獄と天国の狭間の吹き溜まり。 天から堕落した者が行き着き、地獄から這い上がった者が居る。 さしずめ、天地の掃き溜め場と言ったところか ) ――― ( 無駄な感情だ。そんなことを考えたところでなにかが変わるわけじゃない。 男はそっと息を細く吐く。 )( 光の柱はすでに目の前だ ) ―――――? ( しかし、だというのに。男は足を止めた。 そして、怪訝そうな視線は羽音のほうへと向けよう ) [Wed 16 Aug 2006 14:54:51]
お知らせ > 羽音が来ました。 『バサリ』 [Wed 16 Aug 2006 14:53:26]
ディント > ( フェルター最後まで吸い尽くす )( 男は最後の煙を一杯に吐き出せば、その足を地面へと接地させた。 ズボンのポケットに手を突っ込み、一息 ) ―――行くか ( その口端を持ち上げ、男は歩いていく。 ゆっくりと、魔界の景色が後ろへと流れていく。 男はフェルターだけになった煙草を指で弾き捨てる。 ) [Wed 16 Aug 2006 14:48:58]
ディント > ( 目の前にあるのは赤い光柱。男はそれを眺めながら、煙草を吹かしていた ) ――― ( ゆっくりと、よれよれでもない、湿気てもいない煙草の煙を大切に吐き出す。 最後の、奪った中では一番上等な煙草だった )( 光の柱の動きが衰えることは無い。 勢い良く、その魔力の流れに沿った奔流は遥か上空の空を穿ち、大地と天を結んでいた ) [Wed 16 Aug 2006 14:41:20]
お知らせ > ディントが入室されました。 『( ―――ついに、この時がやってきた )』 [Wed 16 Aug 2006 14:34:48]
お知らせ > 雪白が退室されました。 『変わらず、赤い力を放出し続ける「門」だけがそこに』 [Sun 13 Aug 2006 21:57:40]
雪白 >  くっ……。 ( 引きずられそうな、弾き飛ばされそうな妙な感覚。狐が一歩一歩足を紅い柱に踏み入れるごとに、その白い身体が薄赤に染まっていくように見える。──そして、九本の尾もその力の中に入り──。 ) [Sun 13 Aug 2006 21:57:25]
雪白 > ( その激しい力が触れそうな位置にまで、狐は近付いた。心地よい瘴気が身に感じられ、ゾクゾクッと身を震わせる。 ) ああ……凄いわね。さすがあの赤い悪魔様の御力。…ん?それとも、門を管理している者の力かしら? ……まあ、どうでもいいことよね。 ( 向こうへ行けさえすれば、それで良いのだ。狐は、その紅い柱に首を差し入れた。 ) [Sun 13 Aug 2006 21:51:26]
雪白 >  ふ、ふふふ……。 ( 紅い力の奔流。それに近付きながら、白狐は笑みを漏らす。そして突然歓声を上げた。 ) やっと! とうとう! 来たのね!! ( そして辺りを見回すと、くっくっと笑い。 ) ……邪魔をする者もいないようだし、案外何事もなくあちらへ行けそうね。 ( そうして、一歩一歩近付いていく。──茶褐色の大地に立つ白い狐は、割と目立つかもしれない。 ) [Sun 13 Aug 2006 21:43:38]
お知らせ > 雪白が入室されました。 『(紅い柱の元へと歩いていく白狐)』 [Sun 13 Aug 2006 21:38:27]
お知らせ > タタンガが退室されました。 『…行かねば。(重い体を引き摺り行くのは、赤い柱の方向。)』 [Sat 12 Aug 2006 22:27:49]
タタンガ > (巨人はすかさず魔物の背中に腕を回すと、互いの手首を握り合う。 締め上げ、締め上げ、魔物がエビ反り。 やがて背骨を折られて痙攣した魔物は、どさりと荒野の地に倒れた。)…(がくりと膝を突く。開いた口からは魔物の嘴と、荒い息。) [Sat 12 Aug 2006 22:23:11]
タタンガ > (振り下ろした魔物の一撃は、開かれた巨人の顎に噛み付かれ止る。 ミヂィ。 石にも匹敵しようかという嘴も、付け根はただの肉に過ぎない。巨人の牙が食い込んだ。 魔物は必死に抵抗するが、巨人に両腕を掴まれ逃げられない。 ブヂッ! 魔物は嘴を無くした口で、ボォォと悲鳴を上げた。) [Sat 12 Aug 2006 22:20:15]
タタンガ > (押すしか知らない両者が押し合いを始めれば、いつかは弱い方が屈するのが道理。それは今は、巨人であった。腰布から伸びる逞しい足を折り、片膝を付く。恨めしげに顔を上げると、刃の驟雨が降り注いだ。ガチガチガチガチ!フクロウ熊の嘴が、鋼鉄の顔面に次々と突き立てられた。だが、傷は付かない。 目玉を抉り出し、鼻を啄ばむはずの無敵の嘴を魔物は疑わない。大きく仰け反り、次の一撃の力を溜めた。) [Sat 12 Aug 2006 22:12:13]
タタンガ > (同じ太さの腕の間から顔を付き合わせるのは、方や大きな大きな面のような顔をした、赤褐色の肌をした巨人。 対するのは、フクロウの頭をした熊。槍の穂先のような鋭い嘴を開き、ホゥと鳴く。鳴き声自体はどこかのどかだが、切っ先を突きつけられたはそんな事を考える余裕は無い。)…ヌウウ。(魔物の方が、僅かに上背があった。 ざり。 裸足の踵が、荒野の土の上を滑り…僅かに引く。) [Sat 12 Aug 2006 22:03:04]
タタンガ > (耳を澄ませば聞こえるであろうか。筋張った、なめし皮を束ねたかのような筋肉が軋む音。血を含んでたっぷりと膨らみ、力を捻り出す音色。)…ヌ…(熊の魔物と仮面の巨人が、手を組み合って激しくせめぎあう。) [Sat 12 Aug 2006 21:58:52]
お知らせ > タタンガが入室されました。 『(ギリッ。ギリ。)』 [Sat 12 Aug 2006 21:55:57]
お知らせ > ヤヴルガが帰りました。 『その姿が… 消え去った』 [Fri 11 Aug 2006 05:28:33]
ヤヴルガ > (やがて、眼球に当たる部分… 其処に存在する顔まで光に包まれれば、視界全体を焼き…覆い尽くす紅い光。) ―――――――ッ !! 『―――― ォ ン ッ!!』 (それに、驚いた様に声を… 咆哮を漏らしながらも、堪える様に… 耐える様にと、身体を前に進めていき―――― そして ) [Fri 11 Aug 2006 05:28:24]
ヤヴルガ > (……… そんな二つの思い。ソレを抱きながら… 暫し、光の前に鎮座していれば、やがて… 顔を、ずいと光の中へと近づけ、て――――) 此処で、ウダウダと悩んでいても仕方ないか。 吹き飛んだら、その時はその時… 吹き飛んだとしても運良く中枢核が無事だったなら、またガラクタで身体を作り直せば良いだけ… 行く、か 『――――』(吐き出すのは、何処か緊張気味な声音。ソレと共に…顔を門へとゆっくりと寄せ、身体も…ゆっくりと前へと押し進め―――― ゆっくりと… ゆっくりと… 必要以上に慎重に、門へとその巨体を飛び込ませようと、して――) [Fri 11 Aug 2006 05:20:28]
ヤヴルガ > ―――― コレが、向こう側… 人間界へ通じる『門』、か 『――――』(呟き漏らして…まるで生唾でも飲むかの様に喉の辺りを軋ませれば、じっと見据えるのは… その光の中心。 あそこに身体を飛び込ませれば…夢にまで見た人間界へと赴けるのだろうか? そう、思えば――作り物の胸に訪れるのは… 期待と、不安) コレが、もし門でなかったら――俺の身体はバラバラに吹っ飛ぶかもしれないな… (期待の原因は人間界の存在、だが―― 不安の理由は、此処に来る途中で認識した『圧力』。 もし、門で無いならば… あの『圧力』の正体である筈のこの光は…一体、何なのだろうか? こんなガラクタの身など容易く消し飛ばすだけの力を持つモノかもしれない―― それが、不安の正体) [Fri 11 Aug 2006 05:12:06]
お知らせ > ヤヴルガが入室されました。 『門前… そうだと推測される紅い光の前に佇み――』 [Fri 11 Aug 2006 05:06:18]
お知らせ > エレノアが退室されました。 『( 世界と切り離されて、一時的に全ての感覚を喪失する )』 [Thu 10 Aug 2006 23:16:16]
お知らせ > グドルフが帰りました。 『(光の向こうにあるものは……?)』 [Thu 10 Aug 2006 23:15:13]
グドルフ > ははは……ジェントルメンにその気使いは無用だよ、エレノア君。私は常に万全だ。レディの前で恥をさらすわけにもいかないからね。 ( 軽くウインクして、渋い笑みを浮かべる。エレノアの手をとって、魔方陣の中心まで移動すれば、紅き光の柱は一気に膨れ上がり、視界を埋め尽くすだろう。 ) [Thu 10 Aug 2006 23:14:55]
エレノア > ( 【からくり】にすれば良かったかな? 器用さ限界1。 さあどっち! ) ―――はい。 彼らも来ます。 あるいは、もう渡った可能性もあるでしょう。 ( 弱肉強食の魔界の大地で、もう何者かに喰われていたとしてもおかしくはないけれど… 不確定な要素に対する、珍しい確信。 彼らの人界での行動にも興味はあるが、協約を結べなかったのであれば距離を置いた方が良いのも確か… それが、少し惜しい ) ―――お気遣い痛み入ります。 魔力残量は十分とは言えませんが、機能に問題はありません。 私よりも閣下のコンディションが気掛かりです。 ( 渡った先に、何があるか分からない。 そうであれば、先に【門】をくぐるのは自分であるべきだと判断するけれど… こんな時、女性型である事を少し不便に思う。 生ある者として紳士に扱ってくれる主に、恥をかかせるわけにはいかない。 貴人にするような浅い礼をして、熱せられた手をそっと重ねよう。 空いた手に、しっかりとトランクを握り直して――― 紅い光柱へと足を ――― ) [Thu 10 Aug 2006 23:04:15]
グドルフ > ( 魔法生物の知力限界は2。かなしいけれどもこれが現実。 ) ブスシ君にディント君……話を聞いただけでも興味がわいてきたよ。彼らが人間界に興味を抱いているのならば、いずれ向こうで会えるだろう。 ( そう、生きてさえいれば。特にこの門の向こう側は、右も左も分からない未知の世界だ。そこへ赴くのにも、またそこで生きていくことにも、覚悟はいる。 ) 長い間魔界を駆け回ってくれたのだ。体のメンテナンスも必要だろう。部下の体調管理と状態把握も、主の立派な勤めだ。 ( それくらい、エレノアはグドルフにとって必要な存在ということだ。相手を信じるという行為が、力でねじ伏せて従わせることに比べてひどく信頼性にかけるこの世界で、彼女は無条件に信用できる貴重な存在だ。 ) では、そろそろ行こうか。 ( エレノアをエスコートするように、片手を差し出す。彼女の手をとれば、ゆっくりと魔方陣の内側へと歩き出す。 ) [Thu 10 Aug 2006 22:50:56]
エレノア > ( 新鮮、という感覚はきっと共有出来る。 そこに抱く感想は熱を伴わないものになってしまうけど、それが主の関心事なら、正体の知れぬその気配を知りたいという欲求は抱くから。 〜知力のチューンナップは暫くお待ちください〜 ←実は致命的 ) ―――勿体無いお言葉です。 閣下ご自身と対話する機会を持てば、彼らも考えを新たにする可能性はあります。 また、ディント様は閣下のお気に召す方かと… ―――心得ております。 ( ハードのスペックすら活かし切れていない状態で、完全で瀟洒とは程遠くても。 諦めないのもまた人形だ。 …門を見つめる主の横顔は揺るがない… やはり、門の安定性など問題では無いかと。 それ以上のネガティブな発言は控える事にする。 全て覚悟の上ならば ) ―――お手数をおかけして申し訳ありません。 ありがとうございます。 ( 今明らかになる魔力補充の真実。 色々な方法があるらしい ) …憤怒の君が拠点としていた【城】があるそうですが、詳細は不明です。 また【門】の先がどのような場所か、ここから特定することは出来ません。 [Thu 10 Aug 2006 22:34:13]
グドルフ > ( 失望などするものか。開いた門から流れ込んでくるこの気は――人間界の気は、どこまでも新鮮で、どこまでも胸を高鳴らせてくれる。エレノアからの報告は、あらかた聞いたばかり。 ) 気にすることなどないぞ、エレノア君。君はよくやってくれた。主の元を離れてなお、立派に、エレガントに指令をこなした。今後とも、完全で瀟洒なメイドを目指して精進したまえ。 ( そうして、また門を見つめる。大地に刻まれた魔方陣は、今も脈打つように輝きを放っている。 ) それよりも、人間界に渡ったらすぐ君に魔力を補充することにしよう。向こうでは何が起こるかわからん以上、状態は常に整えておかなければな。 ( さしあたっては、落ち着ける場所を探すのがいいだろう。 ) [Thu 10 Aug 2006 22:16:25]
エレノア > ( 珍しく飾らぬ歓喜を表す… ように見える、主の傍らで控える人形に、感慨は無い。 ただ路の先が主を失望させるような世界でない事を願うばかり。 魔界仕様の人形にとってはマグマの熱すらサウナ程度。 放熱機能に何ら問題は無く、一滴の汗も伝わせずに粛々と額ずいた ) ―――恐れ入ります、閣下。 遅れまして、申し訳ありません。 ( 二名の魔の勧誘(?)失敗は、報告すれば機嫌を損ねさせてしまうだろうか。 あるいはもう、両名の特徴と共に報告を上げているかもしれないけれど ) ―――現在【門】の出力は安定しています。 もっとも構成術式を維持する魔力の供給源が不明ですので… その稼働時間は不明ですが。 ( 極端に言ってしまえば渡った直後に閉じてしまっても不思議ではないと。 ただ事実を告げる態度に、一片の怯えも無いけれど ) [Thu 10 Aug 2006 22:04:38]
グドルフ > ふふふ……ふははははっ! ついにっ! 待ちに待ったときがきたのだ。人間界へ赴くそのときが。 ( 喚起にみちた声を漏らす。いつもは外部の者を拒むように広がるマグマの熱も、今は体を温め心をたぎらせてくれる。 ) ――エレノア君、君も私の命に従い、よく動いてくれた。まずは満足だ。 ( 傍らに立つメイドサーヴァントを一瞥して、グドルフは笑った。 ) [Thu 10 Aug 2006 21:55:14]
お知らせ > エレノアが来ました。 『( 紅い光の柱… 人界への路を前にして )』 [Thu 10 Aug 2006 21:53:03]
お知らせ > グドルフが来ました。 『(待ち合わせの場所。)』 [Thu 10 Aug 2006 21:52:03]
お知らせ > ヤヴルガが帰りました。 『竜は 進む』 [Wed 9 Aug 2006 04:20:12]
ヤヴルガ > (そして、ズゥンと足を振り降ろし… 魔界の大地を踏みしめながら、ゆっくりと… けれども、気持ち幾らかは急ぎ足で廃棄竜は門へと進んで行くだろう。 少しでも早く、少しでも早く… 門の向こう側へと―― 人間界へと向かう為に  ) [Wed 9 Aug 2006 04:18:53]
ヤヴルガ > (吐き出せば… 暫し沈黙し―― そして、やがて顔に浮かべるのは笑み。) クハハハハハ『ゴ オ ォ ォ ォ 』ハハハハ『ォ ォ ォ ォ』ハハハハハ『 ォ  ォ ォ 』ハハッ!! いや、そんな事はどうでも良いか!俺は、向こう側を待ち望んでいた!それが帰還だろうと旅立ちだろうと、関係は無い! ただ一つ 『望みが叶う』 それだけが!それだけが重要なんだからな!『ォ ン ッッ!!』( やがて、轟音にも似た咆哮と共に吐き出すのは… 高らかな哄笑。 もう、まどろっこしい事を考える必要は無い。見知らぬ地を夢みて魔界の大地に身を横たえる必要も無い。 後は、門を潜り…そして、向こう側へと向かうのみ。 それを、それだけを思えば… やがて、留めていた足をゆっくりと掲げ…) さぁ、行こうか!俺が夢見た大地へ!此処まで来れば、あと少しなのだからな! 『ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ンッ!!』 [Wed 9 Aug 2006 04:08:26]
ヤヴルガ > しかし…実際に実物を目にすると、何だか気が楽になる様な気もするのだが… いや、逆に―― 『――――』(昨日も感じた、あの『圧力』を間近で感じる様な気もするかな… 等と、笑みの形に歪めた顔で、苦笑する様に漏らせば… その瞳をじっと、前方にある門らしき『光』へと向け――) ………… もし、アレが本当に門ならば… 俺は、俺の願いは漸く…叶う事になるのか… 『――――』(見詰めながら吐き出す言葉は… 何処か望郷の色。 初めて『ヤヴルガ』として自我を持ったのは魔界だが…この体を構築する部品の幾らかは向こう側のモノ。 ) 果たして、これは旅立ちなのだろうか… それとも、帰還なのだろうかな? 『――――』 [Wed 9 Aug 2006 03:59:42]
ヤヴルガ > ―――― アレ…か 『――――』(その光を視界に納めれば、廃棄竜はポツリと漏らし… そして、今までの旅路をふっと思い返す。 単に、台地から半島までを―― 普通ならばこんなに長い間、歩く事も無いであろう距離を… 歩いてきただけ。 それだけだが―― 実際に門らしき『光(と認識したモノ)』を目にすれば… 胸に過ぎるのは、妙な程に大きな達成感) ……待ち焦がれた幾年月に比べれば短い旅路の筈なのに… 何でだろうな、永い旅をしていた気分になる 『――――』(まるで、生まれた瞬間から愛しい者に出会うまでの様な…そんな―― 等と、冗談めく様に吐き出し、眼球に供えられた顔を笑みの形に歪めれば… その首を軽く…けれどもブォンと音をさせて左右に揺らし、鉄の喉をガリガリと軋み鳴かせ、て  ) [Wed 9 Aug 2006 03:45:40]
お知らせ > ヤヴルガが入室されました。 『遥か…遠方、視界に映るは… 紅い光』 [Wed 9 Aug 2006 03:40:35]
お知らせ > ヤヴルガが退室されました。 『そして、酷くゆっくりと――――』 [Tue 8 Aug 2006 02:43:17]
ヤヴルガ > (振り下ろせば、地面はゴォンと言う音を立て、もうもうと土煙を上げ… その音と煙を引きつれながら、廃棄竜は真っ直ぐに…真っ直ぐに、前方… 門の方向へと進んで行くだろうか。 その先にあるであろうモノに、希望と畏怖を抱きながら… 真っ直ぐに、真っ直ぐに――――……) [Tue 8 Aug 2006 02:41:48]
ヤヴルガ > ―――― 進むしか、ないだろうな。 今更、後に退ける様な体でも無いのだし… 『――――』(暫し見詰めた後… 口から、そう言葉漏らせば… 高揚に疼く足を掲げ、ゆっくりと… ゆっくりと… 身体を軋ませながら、身体の向きを…圧力の方向へと修正して行き… ) 鬼が出るか、それとも蛇が出るか分からないが… 行くか 『――――』(… そして、目標地点と定めた方向へと、身体を向ければ… 言葉吐き出して、その身体を前へと進め行こうと… 足を掲げて――――) [Tue 8 Aug 2006 02:32:45]
ヤヴルガ > ――…… 『――――』(強張らせ…そして、無言のままに竜モドキの思考が思うは―― この『圧力』の正体。 コレは向こう側から流れてきたモノなのだろうか?それとも、門に何か影響が起きた為に起きたモノなのだろうか? それとも―― 門に、何か強い存在が接触した結果なのだろうか? お世辞にも賢いとは言えぬ思考を巡らせながら… 圧力の方向を凝視し続けていれば、やがて――) …… む、ぅ… 『――――』(漏らすのは、唸り一つ。 自分が憧れていた向こう側は…自分が信じていたモノとは違うのだろうか? そんな疑問に思い至り、顔を更に強張らせる… も―――― 身体の随所から感じる高揚は消えず、足の骨格は…先ほどの圧力を感じてから、まるで留まる身体を前に進めようと疼いて、いて――) [Tue 8 Aug 2006 02:21:06]
ヤヴルガ > ―――― 『――――』(前方… 進行予定進路より、やや西に4.3℃程度ずれた方向から認識出来る『風(の様な圧力)』。 ソレに、竜は軋んだ音と共に首を向ければ… 足を止め、暫し、遠く前方を見詰め――――) 向こう、か… 門は、向こう…なのか? 『――――』(漏らすのは、戸惑い気味の声音。 視力以外の知覚器官が殆ど無いに等しい自分が感じた、『強い圧力』。 それに、門の存在を色濃く認識すると同時に… 自分に、それだけの存在を認識させるモノへ対し、畏怖も抱いてしまえば―― 廃棄竜の眼球…其処に存在する顔は、表情を強張らせ… ) [Tue 8 Aug 2006 02:06:20]
お知らせ > ヤヴルガが来ました。 『ふと、竜は遠く…前方を見た』 [Tue 8 Aug 2006 02:01:16]
お知らせ > ヤヴルガが帰りました。 『「まぁ、何とかなるだろう。 半島まで辿り着いたのだし」 呟き、竜モドキは前に進む』 [Mon 7 Aug 2006 02:10:06]
ヤヴルガ > (大きな音を立てて地面へと衝突する鼻先。 もうもうと立ち上がる土煙が、暫し廃棄竜の頭部を掻き消したと思えば―― やがて、その土煙の中からガラクタで作られた竜の首が起き上がり――――) ふぅ… 少し暴れたらスッキリしたな。さて…と、それじゃあ、そろそろ先に進むか! 『ゴ ォ ン!!』(そう、何処かスッキリした様な声を吐き出し… 同時に竜の顎から軽く一鳴きすれば、半島の大地を踏みしめながら…ゆっくりと前へと進んで行こうとするだろうか。 ゆっくりと、ゆっくりと…亀の如き歩みで――…) [Mon 7 Aug 2006 02:04:37]
ヤヴルガ > (鉄板と骨格と、鉄線で作られた鼻先で、ゴツゴツと地面を叩く度… 土煙と轟音が響き、そして…地面が次第に抉れていき――…) いっそ、誰かが立て札でも立ててくれれば良いんだ!『門はこちら』とか書いて、丁寧に矢印付きで! 『ゴ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ッ!!』(一頻り地面を叩き、それから勢い良く顔を上げれば、空へと向けて大きな咆哮一つ。 張り上げ、それから…駄々っ子の様に掲げた首を地面へと叩きつけんと振り下ろして――…) [Mon 7 Aug 2006 01:53:58]
ヤヴルガ > ――――……… まぁ、半島と言ってもそう広い場所では無かったと… 思うし、前方から認識出来るモノを頼りにすれば―― とは、思うんだがなぁ… 『――――』(そう、思ってはみるものの… この『前方』と言う認識の頼りに無さに、不安を掻き消しきれない様子をありありと浮べてしまえば… 巨大な頭をガクリと項垂れさせ――) …… 誰かに道を聞く…というのもなぁ。正直に答えてくれるか分からないし… それに――――『――――』(小さい相手の場合、気付かずに踏み潰すかもしれないなぁ… なんて呟き…ゴツンゴツンと、鼻先を地面に数度叩き付けて… ) [Mon 7 Aug 2006 01:46:09]
ヤヴルガ > ………方向は、こっちであってるよな 『――――』 (何となく、前方に有るという事は認識出来るが、それ以外は全く分からない廃棄竜は、不安げな様子に眼球の顔を歪めれば… ポツリと漏らし――) こんな進み具合だと…軽く道を間違えるだけでも、致命傷になりかねないからなぁ… 『――――』 (次いで吐き出すのは、そんな不安めいたモノ。 真っ直ぐ目的地に向かったとしても、一日二日は軽く掛かるかもしれないのだ。 道を間違えていれば、更に何日掛かるか分かったモノでは無い) [Mon 7 Aug 2006 01:37:27]
お知らせ > ヤヴルガが入室されました。 『台地と半島の境界線を越えて…一日。未だ、亀の歩み』 [Mon 7 Aug 2006 01:31:15]
お知らせ > シルヴィが退室されました。 『し、しまったああぁぁーーーー…!! (落ちた)』 [Sun 6 Aug 2006 23:52:44]
シルヴィ > ん?どうだ、唯とは言わぬ。汝らの一族郎党、我が配下に加えてやろうではないか。いつの日か我が再び覇権を握った際にはもう世界中が汝ら枯木に埋め尽くされて――― おい、こら聞いているのか。返事くらいせぬか。 (もちろん返事はない。 ふ、と哀れむような笑みを浮かべ、首をゆるゆると振った。) …そうか。 我に下る気は無いと申すか。 仕方ない――― では、滅びるが良かろう。(握り締めた枯木を、まるで花を摘むように、ばきりと握りつぶした。)  ―――愚かな奴め。 …ん? なんだ、起きたのかレスバーグ。どうした?  …うん?我らはこれからどうするのかと?(ふと片手を見る。砕けた枯木がそこにあった。上を見る。崖はまだ、だいぶ遠くだ。)  ………。 [Sun 6 Aug 2006 23:52:15]
シルヴィ > …うむ、枯木よ。 残念だが我の独力ではこの窮状を打開することは叶わぬらしい。とはいえ、このまま手を拱いていては共倒れになることは明白。しかし此処に都合よく助けの手が現れるとも限らぬ… (敵なら出そうだが。死ぬな。脳裏の不吉な想定を振り払い、少しでも枯木に付加が掛からぬよう岩にべったりと張り付いた。じゅうじゅうと音を立てて汗が蒸発していく。火傷まではしないが、随分と暑い。まるで鉄板のようだ。) 熱ッ…! く、こら、もうちょっと冷えぬか…! …く、さて、そこでモノは相談なのだがな。 枯木、お前に仲間は居らぬのか…? 居たら、こう、二人で助けてもらうとかできるのでは無いかと思うのだが、どうだろうか。(とうとう枯木にまで助けを求めだす始末。) [Sun 6 Aug 2006 23:47:33]
シルヴィ > い、いやまて。 おい、そこの枯木。 そう無理は言わん。しかし、もう少し根性があっても、我は構わんぞ? 今までこの劣悪な環境に耐えてここまで頑張ってきたのだろう。この程度の逆境に負けて砕けるとは… (ぴき。ぱしり。むしろ己がトドメになっている。) …っ! 判った!悪かった、そうだな、大変だな。しかし我も大変だ。 ここは一つ、お互いが譲歩しあい、解決の糸口を探ろうと思うのだがどうだろうか。(砕けゆく枯木に必死に説得を試みるも、当然の如く無駄である。岩壁の凹凸に指を掛けるも空しく、片端から砕けては眼下へと落ちていく。 そして蒸発。)  ……!(溶岩とかはよく判らぬが、ひとたび落ちればかなり愉快ではない目に合うのは確実だろう。冷や汗が滲み、頬を伝い落ちた。) [Sun 6 Aug 2006 23:42:24]
シルヴィ > (しかし、未だピンチを乗り切った訳ではない。此処から崖の上に這い上がらなくてはならないのだ。) ふん、この程度。我が力を持ってすれば、簡単に―――  ん? 簡単に…    …。(上がれなかった。何せ転生してからというもの腕力がめっきり衰えているのだ。箸より重いものを持つとグッタリです。) …ぬっ。 くっ…! う、うむ。 おかしいな、この程度の崖が上れぬなどとは。 かつては五海七空を支配したこの我だぞ?(ぐっ、ぐっ。 やはり上れない。それどころか、枯木がぱきりとか嫌な音たてた。)  ――――っ!(ざーっ。青ざめる一瞬。) [Sun 6 Aug 2006 23:36:28]
シルヴィ > (思わず、身体が飛び出していた。はっしと空中で落ちるトカゲを捕まえると、引き換えに自らも落ちていく浮遊感――)  …くっ!(崖脇に生えていた枯木を咄嗟に掴む。こんな劣悪な環境では生えていただけでも奇跡というか、朽ち果てる寸前といった風情だが、とりあえずは助かった。) はっ、はっ…―――こ、これはひやりどころではないぞ。 全く、どういう場所なのだ此処は。無礼ものめ。(ぶちぶちと悪態をつきながら、がっくりと肩を落とす。) [Sun 6 Aug 2006 23:32:18]
シルヴィ > (手の中に、今まであった誰かが居ない。 目をやれば、空中からまっ逆さーまーにー) レスバァァーーーーーグ!? (落ちてデザイアー。) [Sun 6 Aug 2006 23:28:32]
シルヴィ > 眠いのではないのか? ならどうした、元気が無いと心配になるではないか。 側近たるもの主に心配をかけるのは歓心できんぞ?(指で突付くたびにぴくりぴくりと僅かな反応を見せるが、それだけだ。困ったように眉をしかめて、溜息を吐く。その刹那) ―――はっ!?(がらん。足元の崖が崩れ、まっ逆さまに―――) …っく、おのれッ…!(寸前で踏みとどまると、崖の上でしりもちをついて安堵の息を漏らした。) ふう、今のは危なかったな。思わずひやりとしたぞ――――  ん? [Sun 6 Aug 2006 23:27:38]
シルヴィ > (崖伝いに、赤く焼けた岩の流れを眺めながらその脇を歩く。何処まで行っても大して風景に代わりはなく、飽き飽きとした光景である。) …ん? どうした、レスバーグ。 (ふと、肩に乗せたトカゲに視線を落とした。先程からピクリとも動かない。) 妙だな、餌はさっきくれてやったばかりだというのに… 眠いのか?ん?(掌に乗せ、うりうりと突付きながら声を掛ける。当然ながら、その返答は無い。) [Sun 6 Aug 2006 23:21:53]
シルヴィ > ――ふん。(からり、音を立てて崖から転がり落ちた小石が、悲鳴も上げず蒸発して消えた。 此処は、どうやらそういう場所らしい。) それにしても、暑いな…… 居住環境としては劣悪と言わざるを得まい。(それでも、何かしらが棲息してはいるのだろうが。人影が無いを良い事に、ドレスの胸元を肌蹴て手扇にて風を送る。) [Sun 6 Aug 2006 23:18:15]
お知らせ > シルヴィが入室されました。 『 燃え滾る岩 』 [Sun 6 Aug 2006 23:15:38]
お知らせ > ゾゥリズが帰りました。 『「だが、お前の望むモノはもう直ぐ訪れる」 その背へと投げ掛ければ、また周辺の警護に戻って…』 [Thu 3 Aug 2006 22:37:28]
お知らせ > ディントが帰りました。 『( 男は去っていく。赤を背にして、門を背にして。視線の先には荒れた大地 )』 [Thu 3 Aug 2006 22:36:17]
ディント > ―――ああそうかい、甲冑野郎。ゾゥリズだな、まったく ( 男はちっ、と再び舌打ちを漏らした。戦えない。闘えない。決闘えない。死合えない。 )( イラつきは膨れるばかりだ ) ――――。あっそ。しゃあねぇな。つまらねぇがそれしかねぇわけだ。ったく ( 同胞、という言葉を聞けば男は鼻を鳴らした。 同胞ねぇ、と呟いて男は考える。 今まで一人で殺しの世界だけに身を置いていたのだ。今更同胞など―― )( いや、と首を振る。たしかに、いい機会なのかもしれないが・・・・ ) ―――なるほどな、しかし・・・・・。いや、それはどうとも言えないがな。 ( 選ぶといわれても男はどちらでもいいと考えている節がある。 なぜなら、 )( 選ばれなかったら力づくで通ればいいのだから )( しかし、とも思う。逆らえないとなると、「通るな」の一言で通れなくなってしまう。 まったく、忌々しい魂に刻まれた誓約め ) わぁたよ。世話になったな。それじゃあご忠告どおり磨きにでも行って来るさ。まったく――― ( 男はひらり、と手を振ろう。 ) つまらねぇ ( そして、男は名を告げぬまま、離れていこうとするだろう ) [Thu 3 Aug 2006 22:29:31]
甲冑姿 > ふむ… そう、か。 嗚呼、我が名はゾゥリズ… ヴァイオレート様の配下のレッドキャップの戦士だ。(男から笑みが消え、そして苛立ちの様子と共に 「門に手を出さぬ」 と口に出せば、ふと甲冑の奥から向けられていた視線が緩み… 斧を構える格好も、完全に解かないまでも―― 多少は、身体を楽にする様なモノになるだろう。そして…其処まで身体を楽にすれば、眼前の悪魔へと名を告げ、そして―― ) お前が、門に手を出さぬというのであれば、それで十分だ。 時が来るまで、己を磨き…そして、同胞を募ると良いだろう―――― 時が来…そして、その時に、お前が相応しい力を身につけているならば、我が主君かクロウァーテ卿が、お前の事を選ぶであろうからな(それだけ、向こう側に向かうにはソレ相応の実力が必要と言う事だろう… そう、言葉投げ掛けてやるだろう。) [Thu 3 Aug 2006 22:21:02]
ディント > ( ――――そう、あの罪魔の部下に拳を向けると言うことは、罪魔に拳を向けるも同義である ) [Thu 3 Aug 2006 22:11:50]
ディント > ―――――― ( 男の笑みが消えた。口元は引き締められ、視線は甲冑の頭部へと向けられるだろう ) ――――なるほどな。理解した。お前はあの『 赤い悪魔 』殿に仕える者か。 ・・・・・・いや、帰還していることは知っている。しかし、なるほどな・・・・ ( 男は視線を魔方陣へと再び向ける。 何かを考え込むように、男は無言だった )( 逃げ帰った、一歩踏み出せずに帰ってきた、普段の男ならそういった。しかし、 )( 男は階位が上の悪魔には逆らえない )( それは、罪魔といえど例外ではない。 それに、かの有名なクロウァーテとヴァイオレート。この二人はどちらも有名だ。 )( そして、その実力は遥かに男を越え行き、そして男はその二人に逆らえない ) ―――ちっ。つまらねぇ ( 男は口癖の言葉を吐いた ) わぁてる。安心しろ、お前があの、『 赤い悪魔 』殿の部下と言うならお前に拳は向けねぇよ ( ちっ、と男は二度目になる舌打ちを漏らした。 目の前に、目の前に、目の前に。居ると言うのに )( 逆らえない、というのはこうもムカつくものなのか ) ――――いいかげん、イラつくがな。お前さんが手を出すなっていうなら『 門 』にも手がださねぇ。そういうことになってるんだよ、うちの眷属はな ( 他の悪魔がどうなのかってことは、知らない。 だが、男の眷属――つまり男の一族にはそういう決まりがあった。 これだけは、意思でも、意志でもどうにもならない ) [Thu 3 Aug 2006 22:10:00]
甲冑姿 > (良い感情を持っていないのか?と問われれば、YESだろう。 己が近寄っていても笑みを浮べる相手…それに、敵対心は未だに抱かずとも、相手が門を壊さぬか否か分からぬ以上は、警戒は解かない。  そして、男が笑みを更に深めれば… 視線に怪訝そうなモノを僅かに宿らせ―――― っと) 否!我が主君は紅き罪魔ヴァイオレート様、唯一人! 貴様は…ヴァイオレート様が帰還した事を知らぬのか?(不意に、男の言葉に対して…叫び、投げ返すのは不機嫌混じりな怒鳴り声。 その声を投げれば、斧の柄をギリリと強く握り… 見遣る視線をギッと強め――) 無論… 私に刃を向けるならば、未だ幾らかは許せるだろう。 だが、もし…――――( その不機嫌な色の侭の視線を投げ付けた侭、更に一歩…男へと足を進めれば、先ほどの問いを強調する様に… それから、無言の視線を投げ続ける、だろうか) [Thu 3 Aug 2006 22:00:40]
ディント > ―――― ( 相手が鼻を鳴らせば男は笑みを深くした。 相手は此方に対していい感情を持っていない。 )( いいねぇ、強そうで。俺より強そうで、俺なんかを殺せそうだ。男は更に笑みを深くする ) ―――ほほう。主君ねぇ、ここら辺だとクロウ城の主、クロウァーテ卿か・・・・・。なるほど、コレは卿が作ったのか・・・・ ( 男は少しだけ考え込んだ。 男とて悪魔の端くれである。 己より位の高い悪魔には逆らえない。それは男の一つの弱点ではあったが、そんなのは貴族やそこらが多いので今まで気にしていなかった ) ――――あ? 俺か。俺の名前なんて聞いてどうする。答える必要があるのかよ? ( にぃ、と男は笑う。 赤い甲冑が構えれば、男は大袈裟に両手を振ろう ) ―――おいおい、何を構えてるんだ騎士殿? 俺が、お前を、襲うとでも思っているのか? [Thu 3 Aug 2006 21:48:22]
甲冑姿 > ―――― ふん (相手の視線… ソレを真向から受け止めつつ見詰め返せば、見遣るのは男の笑み。 ソレを見て思うの事は 『戦力になりえそうな輩が襲ってきた場合、どの程度まで許されるか』 と言う事、だろうか?そんな事を一頻り思っていれば… やがて、甲冑姿は兜の奥から吐息一つ漏らし――) 私は、主君より門の守護を仰せつかっている者だ。 それで…お前は何者ぞ?(問い掛け、そして此方からも問いを返す。 姿勢は、何時でも斧を振るえる様に… 相手が、自分や門…どちらに対して飛び掛っても対処出来る様に――) [Thu 3 Aug 2006 21:42:06]
ディント > ( 赤い甲冑。 全身自体の防御力は高そうだ、と男は頭の中で呟いた。 )( やるとしたら、己の左腕しか通じないか )( しかし、なによりも重要なのは、その鎧でも盾でも斧でもない )( その足運び。 着慣れているのだろうその甲冑姿。 )( できる、と男は笑みを浮かべた。恐らく、己を殺せるだけの実力者 ) ―――ほほう、まだ開かないのか。そうらしいな、いやいや、見た目からしてまだまだ時間が掛かりそうだなぁ ( 男はにやにやと笑いながら、自分の目の前に立つ甲冑を見よう ) ――――で、お前さんはこんなところでなにをしてるんだ。 [Thu 3 Aug 2006 21:33:35]
人影らしきモノ > ――――― (視線を向け、暫くすれば…近寄る姿が… 兜のみを紅く塗った甲冑姿のヒトガタだと分かるだろう。 そして、右手には斧を… 左手には盾を携えているその甲冑姿も、悪魔へと視線を返せば… 聞こえるのは―― ) ―――― また、か。いや… それだけ、この門は期待されている、と言う事か(… 何処か独り言めいた呟き。 ソレを吐き出せば、また…甲冑姿は前へと足を進め、そして――) 見ての通りだ!門は未だ開かぬぞ!!(掲げられた右手に対して、そんな言葉を投げ返せば… やがて、男の前まで辿り着く…だろうか?) [Thu 3 Aug 2006 21:28:31]
ディント > ――――? ( 男は小気味いい音を聞いた )( それは、なにか固いものが地面を削る音、噛締める音だった )( 男は無言のまま、視線を流す。 その視線の先、それはいた )( 陽炎が生まれるほどの熱気の中で、それでも甲冑をその身に纏うその姿 ) ―――いいね、いいねぇ ( 男は唇の端を持ち上げた。男は咥えていた煙草を吐き捨て、拳を強く握り締める ) ――――よぉ、 ( 男は気軽そうに、右手をあげる ) [Thu 3 Aug 2006 21:24:25]
人影らしきモノ > ――――…… (溶岩の熱により、陽炎の様に揺らめく影… 蜃気楼と見紛うかもしれぬ影は、けれども良く見れば、甲冑を纏った様なそれであり… そして――――) ――――――…… (やがて、その人影らしきモノが近寄る音が…カッ カッ カッ と言う、甲冑の足音が聞こえて来るだろうか。 真っ直ぐ、魔法陣か… 或いは、その近くに立つ、悪魔の傍へ――) [Thu 3 Aug 2006 21:21:07]
ディント > ( 男は両手のナックルを噛みあわせる )( 金属と金属が激突しあう小気味いい音が鳴った ) ―――ああ、楽しみだ。人間ってのは強いらしいじゃないか。美味いそうじゃないか。いいねぇ、人間。どっちつかずの生物ども。俺を愉しませろ、楽しませろ、悦しませろ。 ( 殺し、喰らい、犯し、甚振る。 男はなんでもやる。 魔界での生活はとても楽しいものだ。 しかし、人間界への期待は否応にも、男を興奮させた ) ――――。 ( がちん、と金属が衝突しあう ) [Thu 3 Aug 2006 21:15:31]
お知らせ > 人影らしきモノが来ました。 『見渡す視界の端…移り込むのは無骨な人影だろうか?』 [Thu 3 Aug 2006 21:14:22]
ディント > ( しかし、男に門をこじ開けることも、それを促すだけの力も無い )( ただ、男ができるのは物理的な行動のみだ ) ―――。これを待っているのは、俺だけじゃあないはずだぜぇ ( 男は笑いながら視線を動かした。 一面、草木の生えない溶岩の海に囲まれた半島を見渡すように ) ―――・・・・・・・ [Thu 3 Aug 2006 21:07:57]
ディント > ――――まだか。まだか。まだか。早くしろ、俺を楽しませてみろ、そいつが、この先にいるのだろう ( 門の向こう。 赤い悪魔でさえてこずると言う世界が、そこにある )( 所詮、この身はいまだ若輩の域を出ていない。 しかし、それでも、強き者に惹かれるのは何故だろうか ) ――――早く、早く、早く、早く、早く、早く ( 男は狂ったように呟いた。 早く、早く開け、人間界への門よ。 早く、早く、早く ) [Thu 3 Aug 2006 20:58:57]
ディント > ―――なるほどな ( 男は魔方陣を眺めた後、得心が言ったように頷いた ) ―――門は開ききっていない。だが、開くのも時間の問題か ( 男は興味深げに視線を細くする。 )( この、溶岩の海に囲まれた半島に、それはあった。噂どおり、 )( あちら側への門が ) ―――はン。しかし悠長なもんだ。まだ、開いていないとは ( それはつまり、まだ門が不安定と言うことだ。 しかし、ここまでくれば開くのも時間の問題のように思えた。 )( 男は煙草を咥え、ゆっくりと紫煙をくゆらせた ) [Thu 3 Aug 2006 20:46:45]
ディント > ( 男は空を見ていた )( どこまでも見慣れた空が続く風景を見て、男は小さな溜息を漏らした ) ――― つまらねぇ ( 男はいつもの口癖を吐いて、視線を横へと流した )( どこまでも続く荒野の中、それはそこにあった ) ――――魔方陣。それも、向こう側へと続いてると言うやつか ( 押し寄せるような溶岩の熱気 )( 男はそれすらも心地よいものだというように、笑った ) [Thu 3 Aug 2006 20:40:18]
お知らせ > ディントが入室されました。 『男はゆっくりと仰いだ』 [Thu 3 Aug 2006 20:37:46]
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