タイトル | : そうか。 |
投稿日 | : 2009/03/15(Sun) 21:25 |
投稿者 | : 蜷潜 |
とだけ短く言って女は頷いた。ヴェイトス市忍者ギルド「飛燕」の奥まった一室。
一々確認しないが、自分に直接任が下るからには「どういう死体が上がっても良い」という事だと理解すると、
挨拶もなく女は部屋を去る。いつものことだ。死体の処分から情報サポート、着替えの用意、匿い先まで全てお任せ。
蜷潜と呼ばれる女に出来るのはただ息の根を止めることだけ。
その屍の見目が汚かろうがどこに転がろうが関係はないこと。