| タイトル | ： 拿捕した狐の妖より入手した情報、その他 |
| 投稿日 | ： 2006/09/01(Fri) 02:56 |
| 投稿者 | ： 欧州隊所属、錫音 |
（この情報は、一先ずはアマウラに滞在する者達へと何らかの手で…宿や、関所で等を通して、渡され…
それと同時に欧州隊の隊士達の（結局自分自身もその一人になったのだが…）手によりヴェイトスや各都市の各組織へと伝達されるであろう。そうなる事を、切に願う、イヤもうマブで）
此れは、先日…関所近くで捕縛した狐の妖から聞き出した情報である。
この情報が真実か否かは分からぬが、何らかの形でこれ等の情報が役に立つ事を欧州隊は切に願っている。
先ず、あの紅色の魔法陣を生み出した者の名はヴァイオレートと言う名であるらしく…
そして、門を管理する者の名はクロウァーテと言うらしい。
尚、狐は門を物理的に破壊すれば消滅するのでは？と言う憶測を口にしているが…
実際に門を目にした者としては、そう言うモノでは無いと思われる。
次に、狐から聞き出す事に成功した、此方側に来ていると思わしき魔界の者達の特徴を記させて頂く。
一人は、グドルフ。
オゥルバックに髭を生やし、紅いスゥツを着込んだ風貌で、山羊の様な角を生やしていたと言う。
見た目の年齢は壮年か中年と言った辺りとの事。
一人は、ゾゥリズ。
紅に塗られた兜と全身甲冑を身につけた風貌で、門を開いたと思わしきヴァイオレートに心酔し、ソレの配下の一人と思われる。
また、斧と盾を手にしていたとも証言している。
一人は、名は不確定だがロッツンルートと言うらしい。
胸や尻が大きいという証言から女性だと思われるが、青白い肌の各所に何かしらの文様を刻み、猪の毛皮を被っていたと言う。
他の特徴としては、弓矢を使い、まるで獣の様な言葉遣いだったとの事。
最後の一人は、ルシアと言うらしい。
額に角を生やし、四つの翼を持った白い翼竜から、仮面を被った人型に変化したという証言から、変化の能力を持つであろうと思われる。
人型の時の姿は白髪で紅瞳、だが何にでも変じれるとも取れる証言を口にしている為、現状はどの様な姿をしているかは不明。
彼は前述のグドルフと協力関係にもあるらしい。
また彼らは古城に集まっているとの証言もあり、古城に赴いた者達が彼らと遭遇した時、この情報が何かしらの訳に立つ事を願う。
そして彼女が口にした魔界の情景だが
空は赤茶色で、海は溶岩だと言う。
そして、門がある場所はジナイ半島と呼ばれ、それから草一つ生えていないと言うイーディス台地に続き…
其処から更に、トレント樹海へと続くとの証言。
そして、樹海から見て門とは正反対の方角に城があるらしく、其処がクロウァーテかヴァイオレートの居城ではないかと、狐は証言している。
以上が、欧州隊が手に入れた魔界の情報である。
何分、捕らえた者が魔界で生まれた狐とあっては信憑性に欠けるかもしれぬが、この情報が真実であるならば、皆の助けになると思われる。
欧州隊に所属する我等としては、現状ではこの程度の支援しか出来ぬが、役に立てば幸いである。
（また、此処から先の文章は、陰陽寮や、其れに関連する者のみに伝えられる内容である）
件の狐は、何かしらの手段で以って調伏すれば魔界の道案内や、それ以外の何らかの役に立つやもしれぬので、今だ生かしてはある。
もし、それらの術に長ける者が居るならば、何卒協力を願いたい。