タイトル | : その後のこと |
投稿日 | : 2014/05/28(Wed) 21:35 |
投稿者 | : EM |
◆事件の収束
3人の志願者達と街道警備兵団による作戦は見事成功し、この1ヵ月街道を騒がせた幻獣事件は収束を迎えた。
幻獣の屍は研究材料として様々な機関が興味を示したが、ヴェイトス市とアングリマーラのどちら側にその権利が
あるかというややこしい話になった。腐ってしまう前に保存処理や調査を進めなければならないという意見だけは一致して、
市の介入
出来ないヴェイトス市大学に一時保存されるという事で決着が付きそうだ。暫し学内の話題になるだろう。
今回の件に際して、常世の森に生息するダンプ・ウッド・ゴブリン族やその他幾つかの野生生物が幻獣と同時に
街道に出現している事もあり、森の中で何か異変があった可能性が指摘されている。今後の調査が必要だ。
この件に関しては、傭兵の豪天寺艶子からの報告があり、「灰の梟騎士団」を名乗る不審な一団が森から出てきた
という情報が上がっている。団長はジョン・パーシバルと名乗り、街道周辺の地形や幻獣事件について疎かった事から、
王国側から森を抜けて来たクリスティア人ではないかと推測されている。今回の件と関係のある人物だろうか?
調べによると、ジョン・パーシバルなる人物はヴェイトス市、クリスティ王国、両騎士団には在籍していないとのこと。
◆その後のこと
・幻獣との遭遇で骨折入院したヴェイトス市側街道警備団詰所駐在、グリゼルダ・マクァルパインは無事退院。
街道警備に戻る気はあるが、暫らくはリハビリを続けるようだ。
・アングリマーラに一時避難していたユー・オムニビュス馬車、街道駅馬車御者、ユーリ・コーヴァンは報せを聞き、
ようやく仕事を再開できると胸をなでおろした。休暇の間に随分と日焼けしたようだ。
・レッドケトル語族青年、「耳のよい」アジジの生活は変わらない。今日も精霊の泉で採れた魚を硝石鉱山に持ちこんで
商売をしている。お金を溜めて集落の生活を安定させたいと話した。
・アングリマーラ街道警備軍、アサッド・イブン-ハミド・アル-ラシードは襲撃された馬車に取り残された女性を救い
重傷を負ったが、無事退院した彼を待ち受けていたのは名誉勲章と英雄的行為への称賛の嵐だった。
・ヴェイトス市大聖堂祓魔師、マーゴット・エインズリーは三日連続の徹夜のあと泥のように眠り、自分へのご褒美にと
泊まりがけで宿泊していた温泉宿でマッサージを受けながら、作戦成功の報せを聞いた。
・灰の梟騎士団のジョン・パーシバルなる人物の行方は未だ掴めていない。クリスティア王国騎士団からの情報によると、
「灰の梟騎士団」という騎士団は反社会的宗教団体「ドルーチ派」の幹部であったレオナルド・スコット・パーシバル侯爵
が団長を務めた騎士団であり、侯爵の処刑と共に10年以上前に解散しているという。
◆報酬
幻獣戦に参加した3名は 幻獣★5+イベントボーナス2の戦闘経験ポイント7 と、医療費込みの20万yenをお受け取り下さい。
また、期間内に街道やフリースペース等で関連ロルを回して頂いたPCにも1ロールごとに1点の日常経験ポイントを贈呈します。
幻獣の屍から何か有用な資源が手に入らないか、という事でしたが、今回は大学が研究材料として回収してしまいました。
今の所、そういった用途での目ぼしい発見は無いようです。
以上を持ちまして幻獣討伐イベントを終了とさせて頂きます。イベントに関わって下さった皆様、有難うございました。
ちらほらとバックグラウンドで語られた常世の森の異変についてはまた機会がありましたら語る事もあるかもしれません。
やたらとNPC名が登場しますが、イベント期間中はEMが自キャラを動かせないという事と、
雰囲気作りの一環としての試みでした。登録する程でもないかな?くらいの色んな人を語れて楽しかったです。
一先ず、お疲れさまでした!