タイトル | : メア島上陸部隊への敵襲撃報告 |
投稿日 | : 2010/11/08(Mon) 20:34 |
投稿者 | : ヴィヴィアン |
ラングフォードP.W.M.Cのヴィヴィアンより報告。
11月5日(金)に大空洞で発見したウォータリアンと思しき集団によって襲撃を受けた。
敵勢力は10名余りのウォータリアン、及び全長4メートル程の巨大等脚類。
ウォータリアンの形態は様々で統一性は見られなかったが、武装は統一されており集団として統制されていた。リーダー格は亀のウォータリアンと思われる。
彼等はメア島上陸部隊のベースキャンプである接岸地点から70kmほど南南東の水辺に出現。
哨戒任務に当たっていたラングフォードP.W.M.Cの部隊を襲撃し、交戦の後、撤退す。
襲撃方法は水中で潜伏した状態で巨大等脚類をけしかけ、注意を引きつけた所に横合いから毒針を発射する銃器(葉巻銃)での波状攻撃。襲撃直前に隊員が彼等の鳴き声らしきものを聞いている。
恐らく、中央の水辺から上陸、北上して、ヴェイトス上陸部隊の拠点を襲撃する作戦だったものと思われる。
ラングフォードP.W.M.Cは彼等の襲撃に対し応戦。
巨大等脚類とリーダー格のウォータリアンを逃がすもののこれを撃退す。
撃退した9名のウォータリアンは全て死亡。彼等の使用していた装備を形を残した状態で回収した。
ラングフォードP.W.M.Cは死亡者はないものの多数の負傷者を出す事となり、うち1名は全身打撲の重傷。
この損害により、ラングフォードP.W.M.Cはメア島でのこれ以上の作戦続行を不可能と判断し、11月7日をもってメア島より撤収した。
特記すべき点として2点。
ウォータリアンによって運用されていた巨大等脚類は知能はさほど高くないように思えるが、極めて強固な甲殻を持っており
魔術による攻撃を受けた後、私達ラングフォードP.W.M.Cの保有する150kgの戦闘用ゴーレムによる上空からの落下攻撃にも耐え
自力で海中に逃走という恐るべき生命力を見せ付けた。
再度出現の際には十分に留意されよ。
彼等の使用する毒針を発する銃器の射程は5mほどで連続発射可能。
フレームは甲殻を利用したものと思われる半有機素材で、近接格闘用の銃剣が取り付けられている。
着弾時の痛みは乏しいが、時間の経過によって仕込まれた神経毒によって激痛を発生し、痺れ、腫れ、めまい、嘔吐、発熱といった症状を発症する。症状は被害者の体格や状態にもよるものの、1日程で収まる模様。
残った上陸部隊は襲撃に備えベースキャンプの要塞化を進めており、物資が不足している。
再度の襲撃による被害を抑えるため、物資―― 特に木材と飲用水の輸送を強化していただきたい。
以上。