タイトル | : 古城の外壁に記されたモノ |
投稿日 | : 2006/09/07(Thu) 21:42 |
投稿者 | : Ophelia |
地上からは見上げる位置。
明らかにヒトの手では届かぬ高み。古城の壁にべったりと赤い文字が描かれている。
地上からは遠くとも、近くの窓から身を乗り出すなり、飛行を可能とする目が見れば、こう記されているのが分かる。
『 紅の魔王の膝元にまで 呼ばれじの客の姿あり
紅の魔王に招かれざる客 一人は月読名乗る黒髪のモノ。
王が恋しかヒトも愛しか、王には会いたしヒトも斬れじ
不実の月に違わぬモノの 覇業のさまたげ 警戒せよ
殺すもの殺されるもの 如何な覚悟の一端も無く 魔を侵すものは既に魔性 鏡の中の貌を見ろ 』
侵入者の一人の特徴と、魔の領域を侵すモノ自体を嘲笑うような警句は。
謳うように奇妙な調子で描かれていた。
※古城侵入者(討伐隊)及び魔界PC、どちらの立場の方も自由に取得可能な情報です。