タイトル | : ある恐怖作家の場合 |
投稿日 | : 2009/10/10(Sat) 23:54 |
投稿者 | : グレアム |
私、グレアム・ハンバートが手の甲に滲む染みに気づいたのは、
雨粒が滝のように降り注ぐ、10月10日の深夜の事であった。
作家という職業柄、インクの汚れは絶えないが……。
そういった類のものでない事はすぐにわかった。
――何かが起こっている。
漠然とした予感ながらも、超常的な“何か”を感じた私は、
それが自分の身に降りかかったモノである事を理解しつつも、
事件に首を突っ込む事を決意したのである。
(PL:参加申請になります。どうか宜しくお願いします)