タイトル | : 読めないもの/【5】 |
投稿日 | : 2009/10/16(Fri) 01:28 |
投稿者 | : 蝶 |
侵食値が20を超えると、読めないものが読めるようになります。
各地に残った蝶の気配。
壁の皹、路地の隅、それは探せば簡単に見つかるようなもので、
それでも読めないものには、ただの汚れか落書きにしか見えないでしょう。
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05-街外れ(FS4)
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まず、せいいきをえがく。
ものをたべず、みずをのまず、
ねむりもせずに、みずからをしととなりあわせにおく。
あくりょうにからだをうばわれないよう、せいいきのなかで
こころをしずめ、せいれいのこえをきく。
みずからのたましいがそれいとであい、けいじをうけたとき、
おさなきけものはいちぞくのせんしとなる。
04-ヴェイトス大学(FS4)
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断片的に書き殴られたイメージ。
激しい感情は抑えることを知らず、
ただただ叫ぶように―――
※まだ未体験のフラッシュバックを自由にひとつ選び体験することができる
☆03-居住区(FS4)
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それは奇妙に組み合わさった円形だった。
小石で描かれた、重なり合った三つの円の中心には
拳ほどのちいさな岩が置かれている。
飢えと孤独。死を体験するイメージ。
02-中央病院(FS4)
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いろがちがうから、なかまにはいれなかった。
きらわれて、おいだされて、だけどしにたくなかった。
だから、ずっとみていた。
とおくから、ずっとみていた。
どうすれば、なかまにいれてもらえるのだろう?
ずっとみていたから、わかった。
おとなになれば、きっとなかまにいれてもらえるのだと。
01-大聖堂
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じゃまをされた。
うまくいくはずだったのに。
ふみにじられて、こわされた。
だからしっぱいした。
うまくいくはずだったのに。
ころされてしまった。
しずんでいく。
うかぶように、おちるように。
だからしっぱいした。
あんなもののこえをきくはずじゃ、なかったのに。