タイトル | : やっぱり有名な人の絵は見たいじゃない? |
投稿日 | : 2010/04/21(Wed) 01:45 |
投稿者 | : キャシー |
確かに、あたしは水彩画ばっかり描いてるし、そんなに目が肥えてるわけじゃないけど。
若くして死んだ天才画家の遺作! なんて言われたら、絵描きの端くれの風上に間借りしてる身としては、ね。
それに、ほら、綺麗なものが見たかったからさ。
でも、意気揚々と展覧会場に向かったら、あろうことか絵の展示は急遽取り止めなんだって!
そりゃ、こんな服じゃ――街の洋服ってかわいいの多いけど、高いんだよね――入っても追い出されるかもだけど。
入れるかどうか挑戦するチャンスさえ無いってのはあんまりじゃない?
もちろん、呪いの絵なんて仰々しいモノには近づきたくないけどさ。
無理は承知でアドベンチャラー!ってわけで、危険とかは問題じゃないし。
一回きり見せてくれれば、それであたしは満足するから、お願いだから、ねね、いいでしょう?
なんて、しつこく食い下がってたら本当にペイッと摘みだされてしまった。
だけど世の中ってさ、なんかこう、上手くできてるんだよね。びっくりだ。
あたしが悪態をついてると、向こうから自警団の人が走ってきたんだけど、
何故だか知らないけど、あたしの目の前に絵筆を差し出してきてさ。
つい、こう、反射的に掴んじゃったんだけど、そうしたら――……。
あ、うん、もちろんさ、大変な情況なのはわかってるつもり。
でも、こんな凄い絵に一筆入れられる……ってさ。
物凄く――とっても、最高に――貴重な体験だと思うんだ。
一生涯に一度あるかないか、っていうか、多分無いようなビッグチャンス。
しかも「選ばれた」って響きが耳に心地良いし、おまけに助けを求めてる人がいるのなら!
ここはもう、あたしがやるっきゃないんじゃない?
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アドベンチャラーLV1 キャサリン・ベイツが絵筆に選ばれたようです……というわけで、参加を希望です。
色に関しましては、できれば赤色を頂ければ、と。
それでは、どうか宜しくお願い致します。