タイトル | : イベント終了 |
投稿日 | : 2010/05/24(Mon) 20:35 |
投稿者 | : EM |
エイブラハムの日記より
ふざけている。
あの藪医者め、俺の命はもう長くはないだと。
ようやく俺の才能が認められ、これから全世界にその名を轟かせようというのに!
どうして俺がこんな目にあわなければならないのだ。
どうして俺が苦しんで、他の無能な連中は生きることができるんだ。
こんなのは間違っている。
俺の父親は病で苦しむ俺では家を継ぐことはできないと、関心を示さなかった。
内心ではさっさと死んでくれた方が面倒が無くていいと思っていたに違いない。
こんな病弱な身体に産んだ母親だってそうだ!
心配そうな言葉をかけるだけで、一体他に何をしてくれたというのだ。
他の連中も似たり寄ったりだ。
奴らを見返すために、俺は必死に絵を描いてきたのに。
神はどこまでも俺の邪魔をしたいらしい。
このままでは済まさない。
俺を馬鹿にした連中に復讐してやる。
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調査にあたったマジックユーザーより
エイブラハムは病に侵された事を呪い、理不尽な恨みを撒き散らす為にあの絵を描いたようだ。
エイブラハムは「絵の世界の中に入る」というエンターテイメントの実現の為に
魔術の研究を行っており、今回はその技術を悪用したのだろう。
とんでもない話だ。詳細は確認できないが、絵画の世界で死亡した者もいるとか――。
(No nameへの捜索願は出されておらず、絵の世界で死亡した場合は遺体は戻ってくるが、
名も無き神の遺体がどうなったのかはわからない。戻ってきたのならば、丁重に葬られるだろう。)
しかし、「絵画に心を惹かれた時に」という条件付けや、
最終的に天国に辿りつく事ができれば助かるという、脱出の方法を用意していたことを考えると、
ただの逆恨みだけという話ではなかったのかもしれんな。
いや、今となってはどうでもいいことだが。
絵画は今後誰かが中に迷い込まないように封印をかけ、
魔術師ギルドに保管されることになった。
この絵が人を絵の中に招き入れることはもう無いだろう。
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EMより
No name様はキャラ死亡時の経験値として、PL経験値1点をお受け取りください。
銀嶺様はまだ途中ということで、申し訳ありませんが報酬は戦闘経験ポイント6/10とさせて頂きます。
絵画の世界からは脱出できたという形にして頂いて構いません。
その他の方々は、規定の報酬をお受け取りください。
それでは、イベントの参加お疲れ様でした。
拙いEMでしたが、また何かのイベントでご一緒させて頂ければと思います。