| タイトル | ： 淀みの水面(イベント終了) |
| 投稿日 | ： 2013/06/30(Sun) 20:47 |
| 投稿者 | ： EM |
残念だが、君達の世界は滅びた。
家は焼かれ財産は奪われ、ありとあらゆる文化は破壊しつくされた。
混乱の中で大きな戦争がいくつも起きて、誰が本当の敵で誰が本当の味方なのか、何もわからないまま皆死んでいった。
英雄も何人かいたが、もはや彼らの名前が語られることもない。
君の家族や友人や大事な人は皆死に絶え、夢や希望や幸福は業火の中で灰となった。
化け物や悪党が我が物顔で歩きまわり、既に人が住める環境ではなくなってしまっている。
私か。
私は君だ。
未来からやってきた、君だ。
しかし、この状況を打破しようと努力したが、私の命もまた尽きてしまった。
何故、世界がここまで荒廃してしまったかはわからない。
ある日を境に、奇病でばたばたと人が死に絶え、そうでない者は気が狂い互いに殺し合った。
その原因はわからない、わからないが―― 君のいるその時代、その瞬間から破滅の種は蒔かれていたかもしれないのだ。
どうか私の代わりに戦ってほしい。
そして災厄の原因を突き止め、君自身の時代を救って欲しい。
未来を変えることはできない。変えられるのは、”今”だけだ。
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【更新履歴】
・(7/16)伝言板を設けました。自警団本部にて活用できます。
・(7/8)参加NPCを更新しました。また、NPCの募集を一旦締め切らせて頂いております。
チャットルームを一つ追加しました。
・(7/6)参加NPCを更新しました。【人々、モンスター】の項目に夜会を追加し、自警団の項目を更新しました。
・(7/5)NPC申請時の登録内容を掲示板に書き込ませて頂きました。
【人々、モンスター】の項目に人狼、血族(サングェ)を追記しました。
・(7/3)参加申請やご質問を頂いております、ありがとうございます。質問があったNPC申請の際の、NPCの強さについて追記しました。また、申請の為にテンプレを追記しました。
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【イベントの概要】
現在から先の未来。
ヴェイトス島は滅んでしまいました。
その過酷な未来の「あなた」は、志半ばにして倒れ、土へと還ります。
しかしその魂だけが現在のあなたの元に現れ、あなたを未来へと誘いました。
そして災厄の原因を突き止め、元の時代で進行しつつあるその災厄を断つのです。
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【世界観】
ヴェイトス市の見慣れた町並みは破壊の限りを尽くされ、廃墟が広がっています。
辛うじて形を残している建物もあるでしょうが、それも崩壊を待つ運命です。
雨は数年前から降るのを止め、乾季に強い一部のものを除き、全ての植物は枯れ果ててしまいました。
水や食料は大変貴重なものとなり、それを奪い合って尚も殺し合いが続いています。
海を渡れる大きな船は全て失われ、外からの交易船も途絶えており、島の外がどうなっているかは不明です。
また、旧ヴェイトス市では数多くの化け物がうろついています。
あなたは彼らを食料とするか、彼らに食料にされるかどちらかを選ぶことができますし、後者の選択は容易です。
※★1〜★6まであらゆる脅威が出現します。
こんな世界においても、まだ僅かに生きている人間はいます。
遠からずその全てが死に絶えるでしょうが、その最後の時間を懸命に生きています。
PCとしてイベントに参加し、災厄の原因を突き止めるか。
もしくはNPCとして手持ちのPCの違った姿をロールするか、
またその両方で参加することができます。
ただし、PC側とNPC側の両方で参加する場合、キャラクターは被らないようにしてください。
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【場所】
・ヴェイトス中央病院跡
現代医療の最先端を誇っていたヴェイトス中央病院も、今は見る影もありません。
ですが、貴重な治療用の薬や包帯などの品が見つかるかもしれません。
・旧商業地区
一番最初に略奪の対象となり、様々な品物が並べられていた店の棚は殆ど空です。
ですがまだ手付かずの店があるかもしれません。
また、一部の店ではしぶとく経営を続けているものもあるようです。
・墓地
ここが死者を弔う場所であったことを覚えている者はいるのでしょうか。
一時的に遺体置き場にされていた時期があり、死体の山が積み上げられています。
・大聖堂
混乱の中、神と敵対する者達から真っ先に狙われました。
建物はほぼ原型を留めていますが、聖性は穢され吸血鬼たちの住処となっています。
・コロセウム跡
比較的原型を残したコロセウム跡です。
深夜に何者かが集まり、捕らえた人間と化け物を戦わせるデスマッチが行われています。
滅びの中にあっても、コロセウムは最後までその娯楽としての機能を失いませんでした。
・自警団本部
有志の者達が集まり、この街の秩序を取り戻そうとする、健気で儚い最後の抵抗が行われています。
彼らの目的は秩序の回復ではなく、最後まで人間らしくあろうとすることです。
・ヴェイトス市正門跡
ヴェイトス騎士団は、市内に攻め入ろうとするアングリマーラ軍と勇敢に戦い、そして死んでいきました。
今は崩れた門と、死しても尚街を守ろうとする騎士の不死者がうろつくのみです。
・ヴェイトス市の外
荒れ果てた荒野が広がっています。
クリスティアもアマウラもアングリマーラもティアンも滅び、誰一人生きていません。
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【人々、モンスター】
・襲撃者★2〜★4
徒党を組み、見境無く人を襲い数少ない物資を奪いにくる者達です。
彼らも生きるのに必死ですが、略奪を楽しんでいる節があります。
人の頭をサッカーボールにして遊ぶのが流行っています。
・クリーチャー★1〜★6
突然変異、巨大化、凶暴化した虫や動物です。
彼らは人間を食料と考えています。
・自警団
辛うじて残った自警団本部に食料と武器と有志の人間を集め、
市内の治安維持にあたっている者達です。
彼らは市内のパトロールに出発する際、
それが仲間との最後の別れになるかもしれないことを覚悟しなければなりません。
今ではその数は十数人程度しかいません。
リーダーは藤崎豪人という男です。
・コロセウム
コロセウムを取り仕切る武闘派の一団です。
市内の生き残りを浚っては、化け物と戦わせるデスマッチを行っています。
また、襲撃者の一部は彼らの命令で動いているようです。
・商人
驚くべきことに、この世界ではまだyenに価値があります。
生き残った商人たちが、頑なにyenでの取引に拘り続けているからです。
そうして通貨に価値を持たせることは、つまるところそれを扱う自分達の力を強めることであり、
最終的に生きる手段となると商人たちは考えています。
また、多くの商人はその力で傭兵を雇い、武装しています。
・吸血鬼
彼らはついに世界の覇者となりました。
神の威光は消え去り、夜を我が物とし、人は滅びの道を歩みます。
しかしそんな世界は、彼らにとって価値あるものになるのでしょうか？
・人狼
人間の勢力が衰えた頃、徐々に力をつけ勢力範囲を拡大させつつある者達です。
かつてライカニアを迫害していた人間達への報復なのか、人間に対しては敵対的な行動をとります。
生身で高い戦闘力を持つ彼らは、敵対した場合脅威となるでしょう。
・血族（サングェ)
旧暗黒街東区エリアに根城を構える、銃で武装した集団です。
高い塀に囲まれた土地を確保し、そこで農園を営んでいます。
元はマフィアだったようですが、周りの物資を奪うだけの襲撃者とは違うようです。
・夜会
カルミラ率いる吸血鬼の集団です。聖性が失われた教会を根城としています。
人間に対する直接的な脅威という意味では、
他の人間のコミュニティの方が恐ろしい場合があります。皮肉な話ですが。
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【その他】
【食料、水、武器、薬、物資】
あなたはどうにかして、これらを手に入れなければならないでしょう。
特に細かいルールは設けませんが、これらを手に入れるロールを推奨します。
【カニバリズム】
食糧難が続くこの世界において、それは既に禁忌ではありません。
頑なにそれを拒むものも居ますが、貴重なタンパク源です。
そしてその一線を越えた時、この世界はまだまだ食料に満ちていることに気付くでしょう。
【スタート時の状態について】
きちんと準備を整えた状態で挑んでも良いですし、
着の身着のままでこの世界に連れてこられたという形にしても構いません。
ただしお金だけはどんなに裕福なPCであっても、5万が最大とします。
【アイテムの売買について】
運よく金のある状態で商業地区の商人に出会えた場合、
鉄の鋳造技術や設備は殆ど失われ、鍛冶職人も残っていない為、
購入できる金属類を用いた武器は限られています。
また、水と食料は日持ちしない上にとても高価です。
一日分をまともに食べようとすれば、5万程度かかるでしょう。
その他の武具に関しては、ナイフやショートソード、手斧といった簡素なものしか扱っていません。
これらの値段は幻の水面のルール通りの値段とします。
【チャットルームに関して】
今回、GM様にご協力いただき専用のチャットルームを用意していただきました。
ヴェイトス市→未来へから移動できるので、そちらをお使いください。
リンクが表示されない場合は、F5を押してみるといいですよ。
【イベント期間について】
約一ヶ月程度を予定しております。前後するかと思います。
【EMより】
滅びてしまったヴェイトス市の未来を舞台に、ifの物語を楽しむイベントです。
アドリブと思いつきと勢いで行ってください。
イベントを稼動させる前に、参加申請や質問、要望を受け付ける期間を設けたいと思います。
参加申請自体はできますので、参加して頂ける方はどうぞ！
このイベントに関して何かありましたら、私書箱[hiruda]までお願いします。