タイトル | : ( 一つの不朽体は大聖堂へ ) |
投稿日 | : 2007/09/26(Wed) 19:02 |
投稿者 | : ソレディー |
( 娘はただ、預かった物を返したかった。
ピエール・ホーキンズが無作為に選んだ一人だとは知らず、彼が自分のことを信頼してくれたのだと思えば、街で暮らす仲間としてその期待に答えたい。
ベルゼルガのこと。 ヴァイオリンのこと。
巻き込まれる中でピエール・ホーキンズが正しい人であったのかを疑問に思いもしたけれど、知らないながらパプテスに属しているらしい人と秤にかけてより信じられるほど、ベルゼルガは真っ当な集団ではないと思う。
どこの誰とも知らない彼がパプテスの人=牧師らしいと聞いた翌日。
娘は大聖堂の知り合いを訪ね、事情を知らない彼女の助言に従い預かり物を手放した。
受け取った彼女が 『本当はどうしたか』 を見届けたわけではないけれど、おそらく分割された不朽体の一つは大聖堂に納められただろう。
人一人を殺した責任として、自分で真相に迫ることができないのは残念だけど…
周りの人間を危険に巻き込む可能性が高いと改めて意識すれば、止むを得ない処置。
手にした力に魅せられず、その他の欲もかかなかった。 鈍いのだか正しいのだか分からない、ある意味では普通の娘の、普通の結末。
―――結末?
大聖堂の奥、密室で交わされた話の内容を、ベルゼルガは掴めただろうか?
入ったきり娘は表に姿を現していないが、これで終わりかどうか。
まだ早いかもしれないけれど、とりあえず手元に不朽体は無い。 )
【*せっかく策を練っていただけそうだったのに、すみませんっ…!
進行を早まってしまったかなーと思いつつ… どっしり構えているとピエール・ホーキンズの死んだ場所に不朽体が集まる可能性もあるということで、警戒材料になればー! orz
期日までは関係者のつもりなのですが、期日まで自力で守り通すわけではない、もしかしたら脱落したような状態だと、報酬のロール回数分の日常経験はどうなるでしょう?】