タイトル | : ―――――5月1日 |
投稿日 | : 2008/06/21(Sat) 13:37 |
投稿者 | : エドワード・ランディ |
今日も遺物に掛かりきりだが……実に興味深い。
硝子に似た透明の……円筒形の宝箱のようなものだが、
上部に五芒星が描かれ、内部に球状の黒い物体が納まっている。
不可思議な事に、これは筒の内側に浮かんでいるように見えた。
しかし――この箱にこびり付いた膠のようなものは……何だ?
採取した物を、ケースに入れ、白衣のポケットに入れておく。
白衣をしまっているのは自室か、研究室だ。
私は良く収納した場所を失念してしまうが、これなら安心だ。
日記にも書いておくから、まあ、忘れることは無いだろう。
忘れたとしても、これを見れば探し出せる。
……おっと、もうこんな時間だ。そろそろ寝なければ。
明日はジャネットとの約束だからな。
寝坊して遅れるわけにはいかない。
今日はここまで。
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その紙切れは日記の一ページであったらしい。
乾くと共に、何とか読める状態で文字が現れた。
キミが知っているかどうかはわからないが、
その筆跡は白骨死体の持っていた日記と同一のものであり、
つまりこれはエドワード・ランディの日記である。